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永田良吉 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

永田良吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


25期委員会出席TOP50
33位
25期委員会発言TOP50
12位
25期委員会出席(幹部)TOP100
71位
25期委員会発言(非役職)TOP10
7位

このページでは永田良吉衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。永田良吉衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 運輸委員会 第5号(1952/12/02、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は抽象論をおきまして、具体的に一、二お尋ねしたいと思います。まず第一に、地方出先機関の点でありますが、管区海上保安本部が日本の国において今九管区になつておる。これについては政府当局は現在の通りでやはりお進みになるつもりか、何かまたこれについて考慮しておられるか、これが第一問。
【次の発言】 私は現在の九つにおいては無理があると思うのであります。この表でごらんの通り、何ゆえに皆様方は九州を第七管区として、九州の北端の門司に本部を置いておるか、私は九州のごときは南端にも一つくらいは置いてしかるべきものと思う。その理由は第一に、戦争の結果台湾並びに沖縄、鹿児島の奄美大島地方、こう……

第15回国会 運輸委員会 第6号(1952/12/03、25期、自由党)

○永田(良)委員 関連して……ただいま田原君から鉄道の路線の審議会の問題について御発言がありましたが、私もそのことについて大いに共鳴する一人であります。それは鹿児島県において薩摩半島の枕崎線と私の大隅には古江、隼人線があるのであります。これらの問題についてこの間たいへんな錯誤を来したのであります。私は明らかに言いますが、ここにおる運輸委員の鹿児島県の出身の尾崎君が本審議会の内容をどうして聞いたのか知らぬが、鹿児島県の二線は鉄道の審議会において決定したというようなことを私に話をしました。それから私は、そういうことは知らぬ、あなたは自分の選挙区に電報を打つたらどうか、ばか言え、まだ審議会の審議も経……

第15回国会 運輸委員会 第7号(1952/12/06、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は気象の件につきまして、ちよつと簡単な質問を申し上げたいと思います。長い間追放でいなかに立てこもつていたので、近、ごろの事情に通じませんから、あるいは質問の要領等、間違つたことを申し上げるかもしれません。なおまた私はややともしますと興奮するくせがありますので、たまには脱線的な失礼なことも申し上げるかもしれませんが、そういう際におきましては、委員諸君や当局の方でも遠慮なしにおつしやつていただけば、脱線したことはただちに取消しをいたす覚悟を持つていますから、この点を前もつて申し上げておきます。われわれが若いころは、地方の測候所の気象の予報なんか、失礼ですが間々当らぬことが多いの……

第15回国会 運輸委員会 第9号(1952/12/09、25期、自由党)

○永田(良)委員 私も鉄道の未成線のことについてこの間もお願いをしたのですが、きようは未成線のことでありませんけそども、現在運転しておる線路の運転関係についてお尋ねしたいと思うのであります。日本全国の状況はどうであるか、私は専門家でないから知りませんが、最近日本の一番隅つこである大隅の繭端においてさえも、鉄道の貨車の今の運営方法では、地方のバスの動きによつて、われわれの地方の交通量は鉄道の方が年々少くなつてしまつた。そして私営バスの薩州バスのごときは、すばらしい勢いで、一日に十何回も頻繁に回転をして、客を吸収しておる。しかもその運賃たるや、マイル単位として鉄道の運賃よりも高くなつておる。これは……

第15回国会 運輸委員会 第10号(1952/12/10、25期、自由党)

○永田(良)委員 議事進行について申し上げたいと思いますが、私は今日の参考人の御意見を承つてまことに感激いたした次第でありますが、私途中から参つたので、こんな無鉄砲なことをお尋ねするとお笑いになるかもしれませんけれども、私実は今日の委員会でこういうりつぱな方々が参考人としてお話を聞かしてくださることは、まつたく夢のような話で、知らなかつたので、今日は政府側との質疑応答があるものと思つて参つた次第です。初めの天日さんの御意見を聞き漏らしましたが、いろいろ参考人より御覧を伺つたあとで、委員と質疑応答があつたようであります。ところがここで私どもが参考人の御意見を伺い、鉄道当局の御意見を伺つてから政府……

第15回国会 運輸委員会 第11号(1952/12/11、25期、自由党)

○永田(良)委員 ちよつと申し上げます。私は今の委員長の御態度に、率直に言うと不満があるのです。われわれは、各党の理事の方あるいは幹部の方で、どういう協定をなすつたか知らないけれども、私どもは、委員として政党政派を超越して、この交通問題では、他の政党の方がどんなに長い質問をなさつても、正直に拝聴しております。また関連質問は、地方的な問題もありますから、政党政派を超越して、今何議員が質問なさつた、ここにも非常に関連した質問がある、こういう場合は、その機会にやつた方が効果的であると私は思う。何もわれわれは、他の社会党や改進党の方が発言なさるその演説を妨害しようというような非立憲的な考えは持つており……

第15回国会 運輸委員会 第12号(1952/12/12、25期、自由党)

○永田(良)委員 委員長は、きようの委員会は午前中で打切るのか、午後も引続いてやられるのですか。
【次の発言】 それならば時計は何時ですか。一時半であります。人間は食うべきときには食わなければならぬ。そのくらいのことは委員長は考えなければならぬ。委員長は何と思つておられるか。
【次の発言】 重要な議案であればあるほど、休んでゆつくり飯を食つて慎重にやらなければならぬ。
【次の発言】 私は午前中に議事進行について委員長にお願いしたのですが、どうも委員長少し御迷惑だつたようであります。朝の十時の開会がきようは十一時になつても始まらない。私が申し上げるのは、少し失礼かもしれませんが、時間を励行せぬと……

第15回国会 運輸委員会 第13号(1952/12/13、25期、自由党)

○永田(良)委員 さきにわが党を代表して關谷君が詳しく賛成の意を表されましたが、私もつけ加えて本案に賛成の意を表明したいと思うのであります。  その前に、私どもは長くいなかにおつた関係上、こういう法案等については、たいへん認識が薄かつた。法案が上程されて以来、各委員の方が熱心に御質問をなさり、また当局としても詳細にわたつて説明があつたのであります。われわれはその質疑応答の間露ける両方のまことに真剣な態度について、心からある意味の喜びと感謝を持つている一人でありますが、この法案がいよいよ最後の決定を見んとするにあたつて、今まで私どもが数日にわたつて討議した間に、私のごときまずい者が、誤つて委員長……

第15回国会 運輸委員会 第14号(1952/12/16、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は海運再建の見地から、ただいま日本各地にある海運局の配置状態についてひとつお尋ねしてみたいと思います。私は日本全国に幾つあるか、全部は知りませんけれども、特に私は九州の者でありますから、九州方面の海運局の配置について当局にお尋ねしたいと思います。  現在門司に海運局があつて、これが九州全体、あるいは山口県も含んでおるかもしれません、管轄はどうなつておるか知りませんが、あそこでいろいろ指導をしておられる。そして全国の各海運局の人の数なんかも、表によつて拝見しますと、大体門司の九州の海運局などは二千何百人で、一番人数が多い。これはむろん門司は日本の関門で、ああいう大事な場所です……

第15回国会 運輸委員会 第15号(1952/12/20、25期、自由党)

○永田(良)委員 ただいま關谷さんから詳しく御質問がございましたから、よけいなことはお伺いいたしませんが、ただ一、二少しわからぬことがありますから教えていただきたいと思います。この休職者のうちで、結核性の疾患で休職になつておるのは、先ほどちよつとおつしやいましたけれども私聞き漏らしてしつかり覚えておりませんが、休職者の数のうちの幾らぐらいになつておりますか。
【次の発言】 次にもう一つお尋ねしておきたいのは、一万四千名の休職者の全体の鉄道従業員の数に対するパーセンテージ、それとほかの官公署の公務員と休職者のパーセンテージの比例はどういうふうになつておりますか。鉄道は特にこういう休職者が多いので……

第15回国会 運輸委員会 第16号(1952/12/22、25期、自由党)

○永田(良)委員 この根占港は、旧藩政時代においては天然の良港として、大分うたわれて来たよき港であつたのでありまするが、その後上流の方から土砂を毎年押し流して来て、現在では満潮時でも船が入れぬというようなさんたんたる光景になつておるのであります。根占港の周囲には、ごらんの通り大隅半島の官有林、民有林等の林産物、特に粗材、木炭等も相当あるのであります。それらが、ごらんの通り鉄道の便もないし、よき港もないので、例年この天然の入江を通して外に持つて行くことができないという苦しい状態にあるのであります。そういう意味で、この根占港を来年度予算において少上でも国の方から手を加えて、ひとつ開発していただきた……

第15回国会 運輸委員会 第18号(1953/02/19、25期、自由党)

○永田(良)委員 私はこの新年度の建設費九十億円の各路線の割当と年度制、これをたいへんごめんどうですが、もしわかつておればひとつこの際説明を聞かせていただきたい。まずそれからお尋ねいたします。
【次の発言】 たいへん御丁寧な御答弁ですけれども、われわれ六線に関係のある地方民としては非常に心配をいたしておる。九十億のうち六線に対する大体のお見込み、たとえば本年度は六線に対して各線に測量費とかいろいろな費用でも、どの程度くらいはというあらましのお見込みは御説明できぬものでしようか。
【次の発言】 ただいまの御説明で、着手していただくということですが、そうすると実地測量の費用だけしか本年度には出せぬ……

第15回国会 運輸委員会 第19号(1953/02/23、25期、自由党)

○永田(良)委員 ちよつと議事進行について……。航空問題は必要ですから、今日は本会議が始まるならば、これでやめてくださつてけつこうですが、私はこの次も引続いてたくさんの質問を持つておりますので、どうか今日で打切らぬように願います。

第15回国会 運輸委員会 第20号(1953/02/24、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は国内線の航空路の延長について、大臣の御意見を承つておきたいと思います。ごらんの通り国内線の幹線は、北は北海道の千歳、南は博多の板付になつている。これにつきまして、私は幹線を九州南端の鹿児島まで延ばしていただきたい。その理由は、現在日本国際航空会社がやつている博多線の航空路は、今鉄道と航空機との連絡がついていない。私はたびたび乗りますけれども、ここ定時半に立つて行くけれども、博多に行つた際には、鹿児島行の十二時十五分かの汽車には間に合つていない。これはあなたも九州の御出身だから特に御承知だと思うが、私の鹿児島や宮崎、それから熊本、長崎県の方面は、あれに遅れますと、夜の急行の……

第15回国会 運輸委員会 第23号(1953/03/05、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は国内のローカル線の問題について、まず第一着にお尋ねしたいと思うのです。さきの航空局長の説明によりますと、相当の計画はしておられるとおつしやいまして、われわれとしてはむろん国際航空並びに国内航空の幹線の発達も大事であります。私は世界に取残された日本の民間航空を発達せしめるには、国内のローカル線を迅速に開発せられることが、たいへんけつこうなことじやないかと思うのです。しかるに最初航空審議会なんかでおきめになつた予定の計画が、一例を申し上げますと、私たちの鹿児島の航空路のごときも、たしか七千万か八千万か、飛行場をつくるについての予算も組んであつたようだけれども、それらもまだ達成……

第15回国会 決算委員会 第3号(1952/12/08、25期、自由党)

○永田(良)委員 今この事件についての報告を承りまして、私は非常に物足らなく考えます。私は追放でいなかに六、七年間しやがんでおつたのでありますが、このたび久しぶりに中央に参りまして、人の動きやその他いろいろな点を観察をした場合、やはり上のなすことが一般の民衆に深い影響が及ぶのでありますから、特に会計検査院等において、地方においでになつたときのいろいろな調査とか検査についても―むろん厳重にやつておられるものと思うけれども、今の地方裁判所の例のごとく、疑いを受けた者がすぐ保釈になる。昔のように非常に謹慎して相済まぬというような反省の念が薄らいでおるようなことを、われわれは地方でも中央でも至るところ……

第15回国会 決算委員会 第4号(1952/12/10、25期、自由党)

○永田(良)委員 私もこの問題に関連してお尋ねしたいと思います。先ほど寄附金のことについて会計検査院の答弁が、私どもにはどうしても了解できない。私はいなかものだから法律のことは何も知らぬけれども、多年地方政治や中央の政治問題において、何か国家の施設か県の施設をする際に、政府当局や県当局が地元に対して、悪くいえば寄附の強要ぐらいなことをやつて、お前のところで土地か建物を寄附するならば、裁判所もつくつてやろう、学校がほしいというならば、よし、敷地か建物の一部を寄附でもすればつくつてやる、そういう無理な交渉の結果、日本全国至るところに寄附金のあとがふしまつになつた例がたくさんあるのであります。それら……

第15回国会 決算委員会 第5号(1952/12/15、25期、自由党)

○永田(良)委員 関連して――終戦処理費の中で、私は年度関係はよく記憶しておりません、これは事実あつたことでありますが、お尋ねさせていただきます。私は鹿児島県の大隅海軍航空隊の飛行場に関係いたしておりませんが、厚木と鹿屋の飛行場に米軍が最初に進駐して来た。約一年半ぐらい三千五百の空軍とか海兵隊が駐屯しておつた。当時海軍の航空隊並びに工廠の所有物であつた飛行場から建物、倉庫、格納庫、一切米軍が占領しておつた。ところが一年半ぐらいしてから、米軍が一応鹿屋の駐屯地を引揚げて、その後鹿児島とか福岡方面、各地にアメリカの進駐軍は駐屯したわけですが、その駐屯をしたあとにしばらくだれもいなかつた。その間に国……

第15回国会 決算委員会 第6号(1952/12/17、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は直接これに触れた問題ではありませんけれども、疑義を抱いておる点がありますので、お伺いいたします。これは所官でないからと皆さまがつつ放してしまえばそれまででありますが、これは過去の二十五年度における処分でありますけれども過去から現在にかけて、私ども地方で事めんどうに及ぶことをたくさん見ておる。これは現在でも、また将来もあり得る問題です。一例は今保安隊のいる越中島の建物です。あれは、元商船学校であつた。それが米軍に占領され、それから警察予備隊が入り、それが保安隊と名前がかわつて今入つておる。これは国有財産になつていると思う。使用料を出しているわけではないだろうと思います。あの……

第15回国会 決算委員会 第7号(1952/12/19、25期、自由党)

○永田委員 関連して……。私も今鈴木さんの質問通り特に人事院に関係のある地域給の引上げの問題、これが全国一万有余の市町村の市町村長、それから議長、議員から毎日のように電報も来ますし、それから書類も出します。その上はるばる鹿児島県からもここに押し寄せて来ております。この事実は鈴木さんのおつしやるように、ほかの補助と同じように、中央の官庁から末端の市町村に関係した少額の金額の補助まであまりに複雑になつた結果、今こういうふうに末端から始終東京を目がけて上京せられる陳情の関係が多いのです。これはたいへん悪く言えば、かえつて市町村を助けはしないで、鈴木さんのおつしやるように、市町村の行政自体を麻痺せしめ……

第15回国会 決算委員会 第8号(1952/12/22、25期、自由党)

○永田(良)委員 この決算委員会に知事さんの御意見を承るような機会を得ましたことはたいへんわれわれ国会の進歩だと思います。私はこの点から委員長に、今回は二人でしたけれども、もし明けましての正月、二月、三月のころにおいては、全国のたとえば九州地方とか、北海道、各地方々々に関係のある決算の問題が起つた場合には、ほかの知事さんからもいろいろ意見を承る機会を得たいものであるということを希望しておきますが、これはたいへん進歩だと思います。  なお私はこの機会に、こういう考えを持つておるので、これをお尋ねしたいと思うのです。これは幸い両県知事から、地方の自治体を監督しておられるのだから、そういう意味で私の……

第15回国会 決算委員会 第9号(1953/02/06、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は九州方面においてこの問題と関連したことについて質問をしたいと思いますが、委員長お許しくださいますか。
【次の発言】 それでは簡単でありますからお尋ねしたいと思います。これは調達庁と会計検査院の方にお尋ねしたいと思うのでありますが、それは大隅の鹿屋海軍航空隊のあの終戦処理の物件の問題であります。ごらんの通り、あの飛行場は進駐と同時に米軍が占領しました。そして米軍が引揚げてから、あの建物やいろいろのものを日本政府にまたもとして参つたわけであります。それでただいまのところは、私、官庁関係はよく存じませんが、この物件の処理は調達庁で主としてやられておられたか知りませんが、私は大蔵……

第15回国会 決算委員会 第10号(1953/02/09、25期、自由党)

○永田(良)委員 今の質問の御答弁のうちに、事実に照して符合しない点があるからして、ひとつ重ねてお尋ねしたい。今あなたは自分の手元とか、大きな官庁のところにはそういう目が届いておるから失態がないというようなことをおつしやいましたけれども、ここに明らかに事実があります。名古屋の百四十四万、大阪も百八十万ですか、たまには私の鹿児島のごときも百十六万というのがありますが、この点はあなたの説に同意するけれども、さつきの説明と符合しない点はいかがなのですか。
【次の発言】 一体検察庁として、まことに予想外にこういう犯罪事件がたくさんあるということは、これは国政の上にまことに遺憾な点であると思います。しか……

第15回国会 決算委員会 第11号(1953/02/11、25期、自由党)

○永田(良)委員 私も一、二お尋ねしたいと思います。会計検査院長さんはいろいろ欧米各国のことにお詳しいと考えておるのであります。私は終戦後追放になつて今度ようやく復活したのですが、われわれは国内の事情、世界の情勢にまつたく盲であり、この意味からこの機会にあなたに真剣にお尋ねしたいと思います。一体敗戦国に一千何百件ものこういう不正な忌まわしいことが起るというのは、私ども生れて初めて聞くことです。われわれが前に代議士なんかしておつたときはこんなことは少かつた。私の鹿児島あたりでは、田尻さんなどが会計検査員をしておるときにはずいぶん官紀は振粛されて、こういうことなんかわれわれ決算委員会にいたときには……

第15回国会 決算委員会 第12号(1953/02/13、25期、自由党)

○永田(良)委員 これに「月額坪当り五円」とあつて、それに「一〇」と書いてありますが、この一〇というのは何を意味しておりますか、私にはちよつとわかりませんから、よく説明してください。
【次の発言】 この五円十銭とあるのは、この時期における一般の民間会社等の一坪当りの使用料との関係はどうなつておりますか。やはり一般もこのくらいであつたのですか。これも御承知ならば聞いておきたい。
【次の発言】 この徴収料は六百五十坪に対して三千三百十五円で、ばかに金額が少いのだが、そのかわりに寄付金としては二百万もとつておられる。この寄付金はどういう理由でおとりになつたのですか。さきに説明があつたと思うけれども、……

第15回国会 決算委員会 第13号(1953/02/16、25期、自由党)

○永田(良)委員 不当不正事実が二十五年度において千百十二件、二十六年度が千百九十八件、実は私追放で、久方ぶりで再び議員として出て来て、敗戦後の状態とはいえ政府の役人が、こういう不当不正なことをなさつたことを、決算委員になつて知つてまことに驚きました。まだ心臓の鼓動がやまぬ。大蔵大臣よく聞いていただきたい。私の地方には国有林なんかがあるが、それ木のを一本切つても罰金や懲役に処せられて泣いている人がたくさんある。金額に見積つたならばわずか十円か百円以下であると思う。われわれ辺鄙な地方の純良な国民は、納税においてわずか千円か二千円の滞納があれば、地方の税務署が踏み込んで来て差押えをして、無理な徴収……

第15回国会 決算委員会 第15号(1953/02/20、25期、自由党)

○永田(良)委員 ただいまの御報告によりますと、五千万円のうちまだ三千万円近く未回収のようでありますが、三千万円というと大した金です。こういう損害を与えておつて、まだ回収を今督励しておられるというけれども、今の説明によると、あとの四つの会社は縁を切つたのであるというのだから、なかなか縁を切つた讐んは処分がむずかしいんじやないかと思うのです。それで今はただ金の回収のみを督励しておるようであるが、その監督者等の責任者の処分はどうなつておりますか、それをお尋ねしたい。
【次の発言】 戦争の跡始末に、国の財産を取扱つておる皆さんのうちで、大蔵省の財務局ほど悪いことをする役人はおらぬ、こういう悪いことを……

第15回国会 決算委員会 第16号(1953/02/23、25期、自由党)

○永田(良)委員 私は癩病院のことについてお尋ねしておきたい。先般熊本に九州全体の癩患者を収容するために、大きな計画のもとに建築をなさつたと聞いております。私は寡聞にして実際の収容状態を知りませんが、巷間伝うるところによれば、熊本にはなるほど大きな計画のもとに建築をなさつた。ところが実際の患者の収容はその計画に満たない。しかるに南九州の敬愛園においては、これは熊本県より先に、かく申し上げる永田が命がけであそこをつくつた。そこにはもはや患者が入る病床もない。しかも厚生省は地方の患者の心理状態をきわめず、また家族に対する同情も考えずに、ただ図面の上でかつてに患者数を調べて、熊本が九州の中心だという……

第15回国会 決算委員会 第18号(1953/02/27、25期、自由党)

○永田(良)委員 この買上げ澱粉の管理の方法は、食糧庁としてどういうことをやつたのか知らぬが、澱粉のごときは、粗製でお買上げになれば水分の含まれておるものもあるから、長持ちしないことはわかつておるのであります。それでこれを精製して貯蔵したのでしようが、その地方によつて、その原料を一手に集めて精製せられるのには、大分運賃等で混乱を来すものである、しかしいずれにしても澱粉の処置は並たいていでないと思う。しかしこういうことが一年や二年で済むものではない、食糧問題の対策はわれわれ子孫永遠の計だと思う、だから澱粉のごときはその主要な産地、たとえて申し上げれば、千葉県だの、私の鹿児島県のごとき澱粉の主産地……

第15回国会 決算委員会 第19号(1953/03/04、25期、自由党)

○永田(良)委員 これに関連したことですが、今委員長から百九十二ページ、四九〇「収納未済が多額のもの」「林野庁管下各木炭事務所収納未済額一、一五五、一三八、五七六円のうち、一、一三一、三五八、八六九円についてはまだ収納の報告に接していない。」と書いてあります。これの報告はきよう配付になつた書類に書いてあると言われますけれども、この数字以外には何も書いてないではありませんか。それでは質問者は何もわかりはしません。こういう多額の、木炭事務所の十一億の未済があるというのだが、この内容について私どもは説明を願いたいのです。林野庁からだれか来ておられますれば御説明を願います。

第15回国会 法務委員会 第2号(1952/11/11、25期、自由党)

○永田(良)委員 このフイリピンであるとか濠州方面にまだたいへんいらつしやつて、お帰りになれぬ気の毒な人方に対して、あるいは政府もしくは親族関係からでも差入れ等については何か御考慮になつたことがありますか。これの話を聞いてみますと――私も先日巣鴨に行つて、いろいろ鹿児島県出身の戦犯者から承つたのでありますが、向うに入つておる者は待遇もあまり芳ばしくないというようなことも聞いたのであります。こういう方に対してはたいへんお気の毒でありますから、何か政府の方からひとつこういう差入れ等については便宜をはかつていただくということが、もしなかつたとすれば――今後あり得るならば、どうかそういう方法を大いに考……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 内閣委員会 第2号(1953/05/27、26期、自由党)

○永田(良)委員 私は保安庁関係についてちよつとお尋ねしておきたいと思うのです。最近新聞紙でも盛んに伝えられておる、たとえば内灘の射撃場問題、また富士の裾野における問題等、いろいろアメリカ軍の射撃場問題でごたごたを来しておるようであります。これは将来の日米親善の国際関係から見ても慎重に考慮せんければならぬ問題だと思う。私は鹿児島県の大隅の者ですが、私の鹿屋市にも保安隊がいる。私どもは保安隊に協力して演習地も案内をして決定をしておる。それで現在演習しているのですが、きよう郷里から送つて参りました新聞を見ますと、その演習地の鹿児島県の牛根村というところでも、射撃演習のために――これは米じやないけれ……

第16回国会 内閣委員会 第13号(1953/07/10、26期、自由党)

○永田(良)委員 私が質問したいことはみな他の方がなさつたから申し上げませんが、私は今度北九州の水害見舞にみずから行つて、保安隊の方が非常な働きをせられたことを心から感謝いたしておる一員でありますが、但しその際に多少不安に感じた点がありますので、ただ一言このことについて長官の御意見を承りたいと思います。私が感じた点は、至るところ罹災民は保安隊に来ていただいて非常に心から感謝しておりましたが、ただ今度の事件では二千億の巨額に上る災害をこうむつておるのであります。人も一千五百名以上死んでおる。負傷した人を加えると三千名の多きに及んでおる。ああいう状態から見て、九州地方の災害であるからまず九州にある……

第16回国会 内閣委員会 第15号(1953/07/15、26期、自由党)

○永田(良)委員 ただいまの高瀬さんの御意見は、ごもつともな点もありますけれども、ここには辻先輩もおられますが、私もかつて軍隊生活をした経験があるのですが、将校と兵との間には下士官、准士官というものがあつた。軍隊のことをいうと失礼だけれども、やはりその間に多少の差異はおいていただいた方が、今恩給局長のおつしやつたように、実際にあてはまりはせぬかと思います。あなたのお説はまつたくよい話だけれども、失礼だが何も軍隊の実際生活には御経験がなくての御意見じやないか、恩給局の方が今やつておられるこの制度くらいが適当ではないかと思うので、これは私の過去の経験から申し上げるのですから、どうぞ気を悪くしないよ……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、26期、自由党)

○永田(良)委員 ちよつと関連して……。旧大島郡、あの地方に内地の鹿児島県などの者が山林等を持つておつた。その所有権は、やはりまだ権利はあると思いますが、それには課税はどうなつておりますか。ちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 私は、この大島の復帰問題等も非常にやかましくとなえられておる際でありますが、今、フイリピン辺の戦犯の関係等たいへん調子よくなつて、平和的になつて来たという際において、沖縄や大島とかいう、こういうところの役人は、今辻さんがおつしやつた台湾とか沖縄とかの軍人の恩給等の関係も恩典に浴せしめられたいということで、そういう財源はむろん日本の政府から出すわけであります。こういう……

第16回国会 内閣委員会 第17号(1953/07/20、26期、自由党)

○永田(良)委員 関連質問。ただいま癩病の療養所につきましてたいへん同情ある質問をいただいて私どもは一面において感謝をしておりますが、実は私どもはもう二十年前から救癩のことについては相当苦心をした一人であります。そうして私の鹿児島県の大隅に敬愛園ができたのでありますが、あそこに今でも千数百名収容されておる。その内容は、全国のは知りませんが、私の近くにありますから、よく内容等も知つておるのですが、ただいまあなたが御質問になつたこの患者が、今度の癩の予防法案の改正についてたいへん不満を持つておることは事実であります。但し私はあれは少し患者の方でも自覚反省せんければならぬ点があることを認めております……

第16回国会 内閣委員会 第19号(1953/07/29、26期、自由党)

○永田(良)委員 港湾及び通関行政の一元化に関する請願、請願者鹿児島県議会議長田中茂穂、本請願の要旨は、現在、港湾及び貿易に関する官公署は、税関のほか、海運局、海上保安庁、港湾建設局、植物防疫所等その数は十指に余り、しかも所掌する職務とその権限は互いに交渉するところ多く、同一対象に対して数機関の権限が錯綜し、公務の能率は阻害されているばかりか、諸手続上においても不利不便が大である、ついては、人員、施設等の節減の上からも、すみやかに港湾及び通関行政を一元化されたいというのであります。  これについては相当困難な点もあると思うのでありますが、この際当局の意見を承つておきたいと思うのであります。

第16回国会 内閣委員会 第20号(1953/08/05、26期、自由党)

○永田(良)委員 ただいま北海道方面の総合開発に関する請願について政府の説明がありましたが、私はこの総合開議について、関西並びに九州方面における総合開発の面で、政府のこれに関する諸施設がはなはだ怠慢であるということを感ずる一人であります。御承知の通り、関西の総合開発の最根元地はわが南九州であつたのであります。それがだんだん北九州とか、中国、四国等がこれに加入して、なお近畿までも加入してしまつて、あまりに広範囲にわたつた結果、最初の出発点の南九州の総合開発についてははなはだ緩慢な感があるのでありますが、これについて政府当局は何とお考えになりますか、御答弁を願いたい。

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/06、26期、自由党)

○永田(良)委員 ただいま漁民の保護について、フリゲート艦とか、また対馬へ保安隊を出す。私はこればかりではだめたと思うのです。一番大事なのは、空を守ることにある。また漁民の保護も、船だけではだめだ。やはりそれに対応する飛行機がなくては、遭難船の捜索とか、漁船の保護はできない。その点から見て、今までわが国の保安隊においては、ただ国内の治安、つまり日本の本土上に住まつておる人の治安の点に重点を置いて来た。たまたま李ラインの問題が起つて、今度はフリゲート艦をどうしようとか言われるが、それよりももつと大きい問題は、やはり飛行機の問題だ。今わが国でもつて、皆さんがやつていらつしやるアメリカの練習機なんか……

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、自由党)

○永田(良)委員 議事の進行について。われわれは一時内閣委員会を開会するという公報によつて、ここに参つたが、何ゆえに一時の開会が四十五分も遅れましたか。一体われわれ国民の代表たる国会議員は、日本の再建にあたつては時間の励行が一番大事であります。しかるに委員長みずから時間を延ばしておつて、何らの通告を発しない。その理由を説明されたい。
【次の発言】 何ゆえかその理由がわからないということがありますか。理由なくして委員会を延ばす理由はない。明瞭に遅れた理由を御発表願いたい。それが委員長の責任であります。
【次の発言】 そんな無責任なことがあるか、われわれが委員長として推薦した以上は責任があるのじや……

第19回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/17、26期、自由党)

○永田(良)委員 保安隊のことにつきましては、昨年からの国内の災害等に対しては、私どもも親しく水害の場所に行つて実情を調べたことがあるのであります。そういう際において、保安隊の方がたいへん勇敢に災害民の救援等について活躍してくださつたために、最近保安隊が国民に非常な好感を持たれるようになつたのは、まことにわれわれは喜びとしておつたのであります。これは長官も皆様方も御承知のことと思うのであります。たまたま今回こういう不祥事件が起りまして、まことに残念に思う次第でありますが、私はこれらについては多少保安庁内部の機構の一部について、昔のことを申し上げるのは失礼ですが、われわれもかつて軍隊におつたこと……

第19回国会 内閣委員会 第14号(1954/03/23、26期、自由党)

○永田(良)委員 私はこの検察庁の人員整理の状態を見てみますと、今年は大分数もふやしておられるように見受ける。われわれが当今の時局の様相から見て、何ゆえにこういう矛盾したことをなさるのか。今議会も何もかも汚職汚職で大騒ぎしているこの際に、話を聞くと、検察庁の検事の方なんか、もう何日も調査にぶつ通しで目が赤くなつて、少し頭が変になつていらつしやる方もおられるように聞いたのです。たいへん気の毒な至りです。こういう際に、あなた方の予算の組み方なんかというものは逆にやつていらつしやる。またさきに辻さんからお話がございました通り、皆さん中央の人は相当考えておられるかもしれぬが、日本の地方の分部局、この点……

第19回国会 内閣委員会 第16号(1954/03/25、26期、自由党)

○永田(良)委員 ちよつと関連して。私は納税者に対する取扱いについてお尋ねしたいと思います。日本全国の中で、まず東京付近のことは私どもはいろいろ見聞きしておりますが、たいへん適当な処置になつておるようでありますけれども、皆さんの目の届かない東北とか九州の南方方面においては、ずいぶん非難になつておる問題がある。これは簡単な例ですけれども、納税方面においては多少の脱法行為とか違法行為がある。具体的に申しますと、私の大隅地方などにおいて、交通の不便な、汽車も自動車も通わぬような大隅の東海岸の辺には何里も距つて三十戸、五十戸と部落がございます。そういう部落では、悪いことですけれども、いもでこうじをつく……

第19回国会 内閣委員会 第34号(1954/05/17、26期、自由党)

○永田(良)委員 私もただいま大村さんのおつしやつたようなことについて、地方の実情においてたいへん困り抜いておる体験をたびたび持つておる。それで、皆さんは中共におられるのでありまして、むろん地方のこともおわかりだと思うけれども、これが勝ちいくさであつて、昔の通り陸軍省や海軍省があり、地方にも連隊区司令部があるのならば別ですが、私は終戦当時市長をしておりましたが、あなたがこの間おつしやいましたように、市町村役場では重要書類はみな焼いてしまつた。そのために調査が困難だということをこの間三橋局長はおつしやいましたが、私はもつともだと思います。けれども、私はそのとき少し怒つて、思い切つてもう少し困難な……

第19回国会 内閣委員会 第37号(1954/05/21、26期、自由党)

○永田(良)委員 航空審議会について一、二を簡単に御質問しておきたいと思います。内容を見てみましていろいろ各省に関係がある、たとえて申し上げますと文部省とかあるいは通産省、運輸省、保安庁とか、各関係があるからこれを統一してやりたい、それももつともだと思うのですが、私はそれでもまだ足らないのがありはしないかと思う。たとえて申し上げれば気象関係等の測候所は農林省関係ではないか、レーダー等の関係から見てもつと――ごく簡単な質問ですが、国防会議の会員の数と航空技術審議会の人の数を発表していただきたい。それを聞いてから質問いたします。
【次の発言】 ただいま人数を私は聞いておるのです。審議会の会員の数が……

第21回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/16、26期、自由党)

○永田(良)委員 さきの下川君の質問に関連したことですが、防衛庁で新しい施設をされる場合に、さきの下川君の話の通りに机上の計画でそれの実施に当つた場合にたいへん相違する場合がある。それは具体的に一例を申し上げますと、たとえば海上の航空隊でも設置する場合にそこにガソリン庫をおつくりになる。一般の例としては地上におつくりになるのが普通ですけれども、ある地方においては終戦当時の防空壕が何千とあるのです。それを利用になれば、さきに下川君のおつしやつた通り、危険もないし火災の心配もない一挙両得な方法もあるのであります。それらについて今ただちに調査をして近く実現されるような話を聞いておりますが、やはり防衛……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1954/03/27、26期、自由党)

○永田(良)委員 農林の機構について二項目質問いたします。現場の制度についてですが、人員はあまり整理していないからけつこうですけれども、食糧の足らない際であるから、この点は積極的にいろいろ研究していただきたいと思います。それで現場の機構、いわゆる試験場等は全国で何箇所ぐらいあるか、何か具的体なものがあれば伺いたいと思います。
【次の発言】 今の試験場の配置状態から見て、農林省のやり方は少しへんぱ的だと思うのです。沖繩は米軍の管轄下に入つたからまずしかたがないですけれども、大島が復帰して来た。それが九州でも北九州の福岡にあつて、一体亜熱帯的に関係のある南九州方面には何もないということは、これは少……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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