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石山権作 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石山権作[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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28期委員会出席(幹部)TOP100
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18位
29期委員会発言TOP50
23位
29期委員会出席(幹部)TOP50
17位
29期委員会発言(非役職)TOP50
18位

このページでは石山権作衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石山権作衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 人事委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○石山委員 公務員の方々が、国家のいうところの公僕としての役目のために、ある面が非常に制肘されておる。これを政府の方々はよく理解しなければならぬということが第一に必要だろうと思います。それからよく吉田さんは、口を開けば、いうところの吏道の刷新とか道義の高揚というような言葉を使うのでございますが、公務員の方方の日常生活がそれに耐え得るような給与体系であるということが第一に大切だろうと思います。政府では現在給与というものを科学的に処理しておるのか、それとも財政経済から見た政治的な意味において給与体系をつくつておるのか、この点を明らかにしていただきたいということと、もう一つは、現在の給与で官吏の方々……

第16回国会 人事委員会 第5号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私は人事院の性格について二、三お聞きしたいと思います。ただいまの期末手当の点、あるいは勧告の点など考えてみましても、われわれが初期に考えていた人事院の設立当時の考え方と、大分変更を余儀なくされているような点もあります。現状は、どういう考え方で問題を進めているかということを把握しなければ、われわれはなかなか問題を進展させるのに協力できない状態だと思つております。具体的に申し上げますと、たとえば労働力をどういうふうに評価するか、金銭で評価する場合もございます。金銭に上昇率というものがプラスされて普通は労働力の評価をしておるのでございますが、人事院の場合はたいてい金銭に評価されるだろうと……

第16回国会 人事委員会 第6号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○石山委員 国家の全般の財政経済がら見ますと、失業者をふやさないように努力をしても、どうしてもふえるような傾向にあるのじやないかと考えます。今までのわれわれの失業者に対する観念と申しますか、性格づけから見ますと、特定の人たちであり、その才能及び肉体的において、いささか常人より欠くるものがあるのだろうというのが、失業者に対する一般的な観念だつたと私は思うのでございますが、最近の失業者を見ますと、そうではなく、国家の責任においてなされたような失業者がたくさんふえておる。そのために、使い道によつては、国家にとつても、あるいは会社にとつても有能な人でさえも、失業といううき目を見ているのが現状だと思いま……

第16回国会 人事委員会 第7号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私は結論だけをお聞きしたいと思います。ということは、私たちは五つか六つの項目を基礎にして、この政府の案件を調査したいと思いますが、あなた方はどういう結論のもとにこれを出されたか。また、このもの全部に対して何か政治的圧力を感じて作業をしたか、あるいは全然そういうことはなかつたかということを伺いたいと思います。
【次の発言】 勧告あるいは調停案、いろいろございますけれども、われわれ調査をする上に、いつでも考えるのは形式の問題でございます。給与の形式になりますと、全額、その内容、その実施というふうに三つにわけられると思います。そうした場合に、期限をつけない形式は非常に誤つていないかどうか……

第16回国会 人事委員会 第11号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○石山委員 議事進行。委員長の時計をひとつ参照していただきたいと思います。時間が十二時を過ぎること十五分以上になつておりますので、一応打切りの動議を提出したいと思います。
【次の発言】 いろいろなお話を伺つておりますと、高校の先生方の言い分は、やはり不公平から始まつているというように私は見ております。この不公平の是正を大きな目から考えた場合には、今回の人事院が勧告した全般から先生方を見るのが、私は至当ではないかと一応考えております。今回の人事院の勧告に対して、われわれもいろいろ意見がありますけれども、人事院が過去一箇年間にわたつて累積し、分析し、集計した案に対しては、われわれは敬意を表しておる……

第17回国会 人事委員会 第1号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○石山委員 人事院の勧告があつてから日数がたつているにかかわらず実現しない、それに対して人事院が今までどういうふうな折衝ないし勧告の裏打ちとして行動したかということを一応説明していただきたい。
【次の発言】 こういうふうに勧告以後の日数が長くなるとすれば、人事院が何を一体基準として勧告案をつくつたかということにさかのぼつて問題を考えなければならぬと思う。たとえば勧告をしつぱなしで、インフレが少しずつ進んでいるような場合であつても、それで間に合うような勧告をしているのか、あるいはその基本になつている現行の給与はそれで間に合つていると考えているのか、どこを一体基準にして勧告をしたのかということをも……

第17回国会 人事委員会 第3号(1953/11/17、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私はきようは技術的な点だけ質問しまして、あとは明日に保留したいと思いますが、今回の人事院の勧告の要素でございますが、そういうことを四つほどお聞きしたいと思います。今回の給与勧告のベースを見てみますと、説明の中に民間の産業の総合の平均をおもに出しているのですが、これに関して事務当局としては、算出方に矛盾を感じてなかつたかという二とであります。総合平均を出して、それが即一般公務員の給与なりとして算定することに、何ら疑惑を感じないでそのまま算定しておつたか伺いたい。
【次の発言】 人事院ができてから相当の年数にもなるのですし、日本の公務員の性格というものが、そろそろ現われなければならぬと……

第17回国会 人事委員会 第4号(1953/11/18、26期、日本社会党(左))

○石山委員 政府側にお聞きいたしたいのは、勧告がすでに三月になされているにかかわらず、公務員の方はさつぱり政府の方で意思表示をしない。意思表示をしないという点を、熟慮とか慎重に研究中とかいう外交の言葉、あるいはよそさまに対するような言葉は、私は委員会の中で聞きたくない。ほんとうを申しますと、やはり真実にこうこういう理由があるのだとか、こうこういう点でどうしてもなし得ない、このくらいの点ならば出すというもう少し進んだ話がそろそろ出てもよろしいと思う。ここにペース・アツプの問題と同時に起きている年末の手当の問題などが、もうすでに日時が逼迫しているのでありまして、何でも一時のがれのようなやり方で政治……

第18回国会 人事委員会 第1号(1953/12/01、26期、日本社会党(左))

○石山委員 ちよとそれについて。数字を御説明なさる場合は、数字に関する資料をお配りになつてから説明していただかないと、結局ごまかしに終つてしまうのです、その点私一番最後に資料の提出方をを要請申し上げようと思つていましたのです。今数字の説明をしようとしても、私らとしてはちよつと聞き取りにくいと思います。
【次の発言】 資料を要望申し上げますが、三日か勧告された時期の給与体系を、一応全般的にパーセンテージを出していただきたい。それから現在政府が勧告を尊重したと言つておりますが、尊重した形がどういうふうな結果に現われて来たかということ、地域給が動いたのでございますから、もしできれば地域給を主体にした……

第18回国会 人事委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○石山委員 ただいま加賀田委員からも言われておるように、人事院の案の件でございますが、政府の提案の一番のポイントを占めるものは、人事院の勧告を尊重してという言葉を使つておる、その尊重の度合いの問題だと思うのだが、たとえば十ある問題を六つくらい否定して、四つくらいを採用した場合は尊重という言葉は使い得ないと思います。尊重という言葉は少くとも十に対して十に近づいたような行為を行つてこそ、初めて尊重という言葉を使い得ると思う。きのうからわれわれ委員がいろいろと質問を重ねて行つている結果はつきりしている点は、尊重という言葉は抽象的な尊重に終つてしまつて、実質的には尊重から非常に遠ざかつた不誠意な行為を……

第18回国会 人事委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○石山委員 淺井総裁にお聞きいたしますが、あなたは一日の本会議にも、勧告は尊重さるべきであると考えるか、勧告は財政上の考慮を加えないので、この点は内閣と国会が云々というふうに答弁している、ちようどきよう岡委員が問うたに対して、あなたは同じような答弁をしております。ところが先ごろ受田委員も指摘しているように、全然財政上の考慮をしないということになりますと、あなたの正しいと信じた、あなたの部下たちのつくつたあの給与準則というものは、何月から施行せよと言うのが、当然のりくつだろうと思うが、あなたはいまだにそういう考え方はかえることはできませんか。期日をはつきり明記して勧告すべきであつたというふうな考……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○石山委員 資料をたくさんいただいて御苦労様だつたのですが、資料を見た結果、だんだん判明して来たことは、だんだんうそがはつきりしたということでありまして、はなはだ喜ばしいというような表現は使えないと思います。一日の小笠原蔵相の社会党の細迫氏に対しての答弁の中に、九・三%の率をもつて上昇させた。今の場合は、この数字は財政措置上から見ると、最大の努力であるというようなことを言つておるのでありますが、この九・三の中の一という数字は、これは大蔵省から示された数字では百三十八円になつておりますが、この数年はまつたく、地域給の是に来年度か今年度かいつか知らぬけれども勧告されるはずの数字であつて、これは必ず……

第18回国会 人事委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私小笠原さんを長くお引きとめすることはいけないと言われているので、簡単に申し上げます。前の国会は救農国会であつたのですが、今回は政府の手足となつて働く多数公務員の給与に関する国会と申しても過言でないと思うのです。特に今回の国会は年末を控えて、来年度の予算を蔵相はすでに頭の中に組み立てておるはずなんです。そうしますと、たとい与えるにしても、押えるにしても、こういう結果であるということを詳細に説明するにいい機会であるのが今回の国会であると思う。しかるに吉田内閣は、特に首相なんかは木で鼻をかむといよような、まことにそそつかしい演説をしているが、それがだんだん大臣諸君にも累を及ぼして来たの……

第18回国会 人事委員会 第7号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○石山委員 ただいま議題になつておる地域給の問題は最終的な段階に入りましたわけですが、それについて、人事院の準備は遺憾なく進んでいると思うのですが、二十九年度の予算に盛る関係もあるので、作業の完了はやはりいち早くなければならないような気がしております。そういう点ではどのくらい自信がある、というと、へんな話ですが、大体成案を得ているかどうかということを、ひとつお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 なるべく早くということは少々聞き飽きましたので、たとえば大体こういうことは言えると思うのです。本年度はもう議会が休みだからというような言い分もあるし、来年の一月二十日か二十一日議会が召集される、……

第19回国会 人事委員会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○石山委員 この問題はつまり特定職の方々の営利企業における職務の兼任をさせてはおもしろくないという意見だと思います。きようも予算委員会で問題になつているのは、その点が非常に政治道徳上から云々というような問題で追究されておるけれども、法的には何らさしつかえないのだからこれはさしつかえない、佐藤法制局、長官あたりは、そういうふうな発言をしているわけです。こういうふうな汚職の問題が出た場合、たとえば特定職は兼任ができるというふうな立場において現在汚職の問題に関して取締役、あるいは監査役をやつた国務大臣がいるわけです。そういう人たちが自分が経験した場合、こういうのがいいか悪いかということは、やはりこの……

第19回国会 人事委員会 第3号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○石山委員 条文のことはあとに譲りまして、一般的な問題を三つ四つお聞きしたいと思います。  われわれの一般の観念からするならば、普通の職業あるいは企業は、この国の習慣あるいはこの国の法律によつて、大体においては自由であるべしというように考えられております。但し一般の良識あるいは習慣に非常に何か不都合があるというふうな場合には、取締りの法律もあるようでございますが、普通われわれが上層部というふうに考えておるこの国の指導階級と考えられているような分野の特定職の方々に、この法律をばあえて適用しなければならないという特別な理由、あるいはこの法律を出さなければならなかつたような直接な動機というふうなもの……

第19回国会 人事委員会 第4号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私先ほど説明された数字的な問題を二、三お聞きしたいのですが、たとえば四級地東京を百とした場合、三級が幾ら、二級が幾ら、一級が幾ら、零級が幾らという数字をもう一ぺん御説明願いたい。
【次の発言】 たいへん地域給が政治的に考慮されているようですが、地域給が設定された当時の考え方をひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 私のお聞きしたいのはそういうふうな手続じやなくて、地域給ができた原因は、つまりインフレによるところのはなはだしい物価の地域差の均衡をとらしめるためだが、そういう給与であるかどうかということをお聞きしたがつたのです。

第19回国会 人事委員会 第6号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○石山委員  この法案が通つた場合、私はその処理に非常に困難を感ずるんじやないか、こういう懸念があるわけです。悪法であるとかないとかいうことは別として、通つた場合どれだけ自信のある処置がとれるか、たとえば教唆扇動、あるいは良識ある公民たるに必要なというその限度というような言葉によつて、この法律が定められておるわけですあなたの方では、たとえば教唆扇動は、こうこういう事項は教育の場においては教唆扇動になるということを、どのくらい想定しておるか、どういう事例になるか、たとえば必要な限度という言葉も、何を越えたら罰せられるというようなことであれば、必要な限度ということもわかるんですが、必要な限度が各個……

第19回国会 人事委員会 第12号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○石山委員 まず加藤国務大臣に質問をいたしたいと思いますが、大臣の提案の御趣旨の中に、四月一日までにこの案を上げたいとあり、大分急がれたようでございます。在来も幾多の重要法案、たとえば教育二法案のような場合、あるいはMSAをわれわれが受取る場合においても、少数政党というか、少数の立場からも相当りつぱな論議が展開されたというように私たちは解釈しているわけなのでございます。しかしこのりつぱな論議が、MSAの場合においても教育二法案の場合においても、何らその中に加味されないで終始してしまつたことはまことに残念なことであります。こういうふうな結果を、普通世間の人は多数横暴という言葉で表現しているわけな……

第19回国会 人事委員会 第14号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○石山委員 本委員会の任務は、公務員諸君の給与、身分等すべての人事の点に関して審議をして、万遺憾なからしめるような結論を出すのが任務だというふうに考えております。たまたまわれわれの審議の対象になつている現在の人事院の改組問題が今論議されておる最中、しかもその人事院の改組が、われわれに言いわしめれば非常に弱体化されつつある。公務員があまりにも大多数の公の犠牲になり過ぎる面が出過ぎてしまつてそれを擁護する分野が非常に薄れて行くというような懸念のある最中において、最高裁において最近四号調整の問題を対象にしまして、労働組合の圧迫と申しますか、四号調整に名をかりて組合脱退を懲通したというふうな点が新聞な……

第19回国会 人事委員会 第21号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私加藤国務大臣にお聞きしたい点がございます。きようは議論とかそういう意味ではございませんが、先ごろ全官公で期末手当〇・二五を出してほしいという要請をば政府に出しているわけなんでございますが、それらの取扱いについて、それから加藤国務大臣はこの問題をばどういうふうにお考えになつておられるか。それをひとつお聞き申し上げたい。
【次の発言】 きよう私は議論を申し上げるという意味ではないと申した通り、きようは別に特別なことは申し上げません。但しこれは機会を見まして、おそらく次の機会に私は正式に委員長からこの問題を取上げていただいて一応議論をし検討してみたいと思つております。そのために専門員の……

第19回国会 人事委員会 第22号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○石山委員 この提案の趣旨はおおむね了解されるのでありますけれども、普通一般いわれておる政府のデフレ政策によつて、賃金をすえ置かなければならないというふうな意見が、民間の知識人の間にも相当あるようでございます。そういうふうな点をどういうふうにお考えになつて、この案をお出しになつたか。政府の一つの方針をばよく遵奉するのが公務員の心の持ち方とするならば、一応政府の方針に従つて、つらいけれども賃金はがまんするという考え方も、ある面にはあつてもよろしいのではないか。それを押し切つてお出しになつたのには相当の深い理由がおありだろうと思いますので、その点を御説明願いたいと思います。

第19回国会 人事委員会 第31号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私毎回ここに出さしていただいて、いろいろ論議して来た結果を見てみますと、是正しましたけれども、かんじんの大きな是正がなされてないということは、東北地方が非常に数字的にも疑義があるんじやないかと思うのです。おそらく委員長は確定案を得る前に、大蔵省その他の関係官庁と御相談をすると思いますが、そうした場合に、私は予算の面がよけいあれば、どうしてもその是正上これが一番大きな問題だと思うんですが、東北地方だけ特に低いのが現われて来ているわけです。そついう点をひとつ考慮に入れながら予算をなるべくとるように御努力を願いたい。それができたら思い切つて東北地方をもう少し優位に見るように確定案の中へ入……

第21回国会 人事委員会 第2号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私は三好国務大臣が非常に誠意を持つて当委員会に答弁されているのを、うれしいことの一つと思います。新しい大臣にはそのくらいの態度が常に求められるのは常識だろうと思つているのですが、ただ一つ御答弁の中で非常に不満な要素があります。それは浅井人事院総裁から、前の加藤国務大臣に対して要望書が出ている、それを知つていたのはよろしいが、そのほかの件に関して引継ぎを求めて行く気持はないというふうにおつしやつたことに対しましては、私は少しく不可解な気持にとらわれます。なぜかと申しますと、われわれが公務員の期末手当ないし給与の問題をいろいろ論議するということは、ただ給与を差上げるというふうなことでは……

第21回国会 人事委員会 第7号(1955/01/19、26期、日本社会党(左))

○石山委員 前内閣における公務員制度の改正については、私らの受ける印象では、公務員の数を減らすというところに集中的にやられた傾向があったわけです。今考えられておる点は、前内閣で出発した当時と同じだということは、そういうことが非常に強く打ち出されておるということ、それから最初説明されたことは――私は前の方と違うのでいささか内容が異なるかもしれないけれども、当時は公務員制度と行政機構という問題が相当からんでおった。たとえば人事院の機構の問題、権限の問題、それらを合せてこの問題に対してはわれわれは慎重に進まなければならぬと思っておりますが、前内閣当時の考え方が今もそのまま継承されるというふうにおっし……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 行政監察特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○石山委員 動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いずに、篠田弘作君を委員長に推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事は、その数を七人としまして、委員長において御指名あらんことを希望いたします。

第22回国会 社会労働委員会 第22号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私、この金属鉱山を非常に関係のある秋田の出身で、特にこの争議に関しては注意深く見守っていた次第ですが、十二日と十三日、だれから頼まれたというわけではないですけれども、秋田県の産業全般に与える影響が非常に重大なのでありまして、私個人で視察をしてみたのでございます。これは争議の状態というものよりも、むしろその厚生設備の状態、あるいはその事業場における作業のあり方、その安全度、こういうふうなものが守られておるかどうか、それにからみ合せて、現在における金属鉱山の諸君の労使というふうなものをながめてみたのでございますが、私の見た秋田県の事業場における作業の状態、作業場における保安の状態、設備……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私たち昔から納税の義務ということを何回も何回も頭にたたき込まれているので、大いに納税の成績は上げたい。しかし納税の成績は上っても、使い道によってはいろいろともんちゃくがあるというのは当然だと思います。今回の民主党内閣の場合、特に第二次内閣ができる場合には、大蔵大臣はいろいろなうまいことを言っておりました。たしか八合目においてミルクを飲ましてやるとか、いろいろ減税をするとか言っていたようでございますが、今回の予算全般を見ますと、どうもわれわれの方の税金とにらみ合せて見て、不要不急の面が多々あるように思われてなりません。特に六ヵ年計画経済をやるというような触れ込みでございましたけれども……

第22回国会 大蔵委員会 第15号(1955/06/02、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私は国税庁の方に退職手当の件についてお尋ねしたいと思います。  終戦以後、例の過度経済力集中排除法、独禁法によりまして、おのおのの大きな会社が分割されたのでございます。その結果、分割されたのを契機にしまして、退職所当を形式上清算したという場合もあったのでございます。しかしその後労働組合法が施行されまして、前に清算されたものが継続するというふうな労働協約を結んだ会社も多々あるのでございますけれども、実際最近のように退職者が出た場合、地方の税務所においてはそれをば通算しない。集中排除法によって分割された前歴をば認めないという形によって課税をされているというふうに聞くのでございます。その……

第22回国会 大蔵委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))

○石山委員 私、かつて民主党の予算案に対しましては総括質問をいたしまして、大体了承したわけなんですが、それ以後民自両政党によって予算案がおびただしく修正を見たのでございます。当時の感じといたしましても、いうところの計画経済による地固めの予算としては、三十年度予算というものは非常に力が弱い。この予算は一体どこを目途にしていくのかと、われわれは不安に感じておった。しかも民自両党によって修正されたのを見ますと、特に四百三十億を二つに割って、二百十億云々というようなやり方は、古風で、まことに腹がまえがよくていいように見えるけれども、少くとも私たちのように数字を扱って、国の予算は数字によって運営されなけ……

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○石山委員 大臣が本会議で財政演説をやった順序に従っておおむね質問してみたいと思います。  大臣は非常に自信がおありであったとみえまして、鳩山内閣に列して以来、私大臣の演説を三、四回くらい聞いておるのですが、今回は一番張りもあったし、内容も演説のうまい鳩山さんよりはうまかったような気はしております。その中で一番彼はやっぱり気が強いなと思ったのは、「今や、われわれが、かねて強調しておりましたインフレなき経済の拡大が実現しつつあると言っても、決して誤まりではありません。」ここのところで、彼はちょいと胸を張ったくらいに大いに強調したわけなんですが、このインフレなき経済の拡大というものは、実体は何をさ……

第24回国会 大蔵委員会 第12号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○石山委員 私、主税局長に関税の問題をちょっとお伺いしたいのですが、御承知のように日本は大へん外国から物資を買い、それを加工して輸出しておるというふうにやっている国でございます。皆さんの方で関税率を設定される場合、どういうことを構想に入れて率を設定されるかをお伺いしたい。
【次の発言】 相矛盾する二つの考え方ということは、結局国内産の物価安定ということで、これを特に強く要望しているのは、私は農林関係だと考えております。しかし私は、この場合農林関係だけを考えて、日本の国全般の財政を大蔵省は考えてはいかぬのではないかということを力説したい。特にこの前の本委員会でも、強く私たちの方の井上委員から詳細……

第24回国会 大蔵委員会 第35号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○石山委員 私は物品管理法案について、大臣がいるうちに、大臣に関係する点を三つばかりお尋ね申したいと思います。  この物品管理法案の提案の趣旨にもあるように、これは明治二十二年以降のいろいろな法律を集約したような法律案でございます。たとえば、物品管理法の規則、あるいは会計法、国有財産法、会計検査院法、財政法等を寄せ集め、あるいはその体系を一貫したものであります。私は大臣にお聞きしたいのですが、これによって、官庁の中でも一番に汚職があるといわれている大蔵省の管理の問題などは、こんな法律によってうまく直るものかどうか、そういう意図があってこういうふうな法律を作ったのか、これを一つお聞きしたい。

第24回国会 大蔵委員会 第37号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○石山委員 この法案は、おもにあなたの方で担当して立案されたんですか。
【次の発言】 先ほど隣席の内藤委員から、社会党はもっぱら官公労の諸君をば非常に甘く擁護している、こういうふうなことが言われておるのでありますが、もちろんわれわれ例の人事院の廃止問題その他にからんで、またそれだけでなく、私たちは官公労に対しては相当擁護をしてきた、こういうことは一般の定説だと思う。それだけ私たちは、いわゆる官吏の善意と申しますか、あるいは良識のある、能率を上げる勤勉な官吏というものを求めているわけなのですが、そういう点から見まして、この法案は、なるほどそういう点では、いい法案の格好だと言えると思うのです。しか……

第24回国会 大蔵委員会 第45号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○石山委員 大臣は今まで日本の経済安定というふうなことをしょっちゅう言っておられたのですが、この安定は低物価につながる安定をお考えになっておられますか。
【次の発言】 大臣は、大蔵省に来られる前には非常に金が唯一なもので、絶対権威があるのだというふうに考えられて、やはり低物価税をとっていたと思います。今の貿易の問題なども、去年の暮れあたりから、大きな新聞の論説などでも非常に言われていたことですが、為替管理法などといっても、官僚のやり方はまずいのだ、もうそろそろ改めるべきだ、いたずらに国内物価を高くする、プレミアをつける、そのために汚職が限りなく起きる、イモ、砂糖、バナナというふうな問題も次々に……

第24回国会 大蔵委員会 第46号(1956/08/10、27期、日本社会党)

○石山委員 銀行局長に聞きますが、私は大蔵当局と日銀の日本の経済に関する見方がいつでも統一されておればよろしいのでございますが、ある観点が、金融というような面から見て異なる場合もあると思う。しかし大蔵当局の中でおのおの考え方が異なるということはゆゆしい。ことに最高の大臣と、それを補佐しなければならない次官の周に意見の相違がもしかりにあるとすれば、私はこれはあまりいい傾向ではないと思う。日銀と大蔵当局の場合はたまにあってよろしい。しかし大蔵当局の中でかりにそういうものの見方の相違があって、事ごとに対立し、発表などもされるとすれば、私は行政機関としてまずいことだと考えております。先ごろ大蔵大臣は東……

第24回国会 大蔵委員会 第47号(1956/08/11、27期、日本社会党)

○石山委員 私のきょうの課題は、おおむね為替関係なのでございますけれども、大臣がおいでになるし、大臣が先ごろ東北地方を回りまして、特に秋田県の八郎潟など視察されて、いろいろ有意義なことをば知事初め地方自治団体に暗示を与えている点がありますが、それに関しまして、少しく内容がわからない点などもあるので、地元を代表する代議士として一応聞きただしておきたい、こういう点もございます。それからきのう銀行局長から説明を承わった、金融の貸し出し過多に関して抑制する、この考え方が、いざさか事務当局と大蔵大臣との間に、これは事務の手続上のいき違いかどうかわかりませんが、そこに相違があるかのように新聞紙上では発表さ……

第26回国会 大蔵委員会 第34号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○石山委員 国有財産法の一部を改正する法律案につきまして二、三御質問申し上げたいのですが、私、昨年当委員会の委員を勤めておるとき、夏でごさいましたが、淺香委員を班長といたしまして、北九州の大蔵省関係の行政を視察したことがございます。そのとき私の方として報告孝の中で、税務に関しては、末端では非常に一生懸命やっておるけれども、密造摘発の費用には大へん欠けるものがあるということを報告しております。それから財務関係に関しては、非常に一生懸命やっているようだけれども、これまたおのおの部課において異なった資料を出す、つまり熊本と北九州とでは資料の根拠の点が違う、こういうような指摘して、正確な経済運営をなす……

第26回国会 農林水産委員会 第14号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○石山委員 林野庁長官にお尋ねする件は、最近官公労の賃上げについて三公社五現業がそれぞれ争議行為に入っております。一般の農事関係はじみな仕事でございまして、特に森林、山林というようなものは一年や二年、三年や四年で問題が解決がつかない業種であります。しかし日本の全般の産業とかあるいは工業の面から見ますと、森林、林業の占める経済的なウエートと申しますか、そういう点は最近は非常に重大さを加えてきておるというふうに私は思っており。ますそういうときにそれに従事する職員の方々がいろいろな点で不平不満を感じて話し合いの外で実力行使をするというふうな段階は、これはあまり好ましい現象ではないと思っております。今……

第26回国会 農林水産委員会 第17号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○石山委員 農業の問題につきましてはいろいろと政府では心を配ってたくさんの法律を用意して擁護しているように見えます。しかしその反面考えてみますと、問題がいつでも分散されるような傾向があるのではないか、こういうふうに一般的に印象つけられてなりません。たとえば土地の問題一つ取り上げて見ても、いろいろな費目でそれぞれ援助方法などをしているようでございます。しかし外から見ますと、たとえば土地改良法あるいは振興法というふうに、一つでいいようなものが二つ三つというように分離されておる。たとえば開拓の問題、干拓の問題、分離すれば分離してもいいかもしれませんけれども、大きな目で見れば、それも土地改良の一端にな……

第26回国会 農林水産委員会 第18号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○石山委員 きのう一般的に御答弁をいただきまして、大へんにいいような印象を受けたわけですが、ゆうべ少しくこまかいところを見ていきますと、皆さんの方で非常にいいとして集約されて、大体のものを一本化するというような気持は、法文上ではよく通っていると思うのです。その半面に、局長が民主的に運用していきたいという土地改良組合は、むしろ非常に制肘を受ける面が著しく出始めたということ、こういう点は、たとえば総代の選び方とか、そういうものを人数を制限する、あるいは理事の年限などもきめる、こういうふうな点からしてもそろそろかた苦しいような印象を受けている。特に私ども地方に帰ってものごとを運営いたしてみますと、画……

第26回国会 農林水産委員会 第30号(1957/04/18、27期、日本社会党)

○石山委員 私はこの法案を通読いたしまして第一に受ける印象は、伐採量をふやすということに非常に意を用いましてその跡始末にいささか手抜かりがある、こういうふうな印象を第一に受けるのです。それはもちろん造林とか何かに指導員云々とかあるけれども、実際から受ける面からしますと、伐採だけはきちんとしましてそのあとに来るものは――もちろん税制とか何とか、少しずつ改良されたようでございますけれども、新しくいざ実際に造林しようとして乗り出したときに、いろいろな障害に当っているのではないでしょうか。たとえば地方公共団体のうち、うちの方は秋田県で、これは全国でも有数な山を持っている県でございますが、秋田県が五カ年……

第26回国会 農林水産委員会 第32号(1957/04/20、27期、日本社会党)

○石山委員 昨十九日に私たち森林法の一部改正の法案を通しました。そのとき森林育成に関しまして七つの問題をば掲示しました。それは与野党ともに共同の付帯決議をつけたわけですが、おそらく大臣は最近少し忙しいので目を通していないかもしれません。しかしこの付帯決議の中身をしさいに検討していきますと、おおむね予算的裏づけがなければこれは遂行できない。そういうふうな面から見て、きのうの閣議で仲裁裁定が決定を見ているのでございます。それで、三公社五現業ではそれぞれ団交などを開いて、これは組合と相互で問題を提示するだろうと思いますけれども、農林大臣は閣議でどういうふうな格好でこの仲裁裁定をのんできたか、これを一……

第26回国会 農林水産委員会 第43号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○石山委員 世界の食糧関係などを見ますと、大きな戦争のあった場合など、食糧は戦前より相当ふくれておる傾向がありました。今次太平洋戦争を終って以後の内外の食糧事情は、われわれがかつて経験したよりも非常に早い速度で回復が行われておる。むしろ統計上から見ると、アメリカなどは過剰の傾向にある。しかし日本の食糧事情と人口を比較してみますと、残念ながらその比率は合っておらないという傾向もございます。しかしMSA協定によるアメリカの余剰農産物の輸入等をからみ合せて、食糧は不足しておりながらも何となく食糧が余っておるというふうな印象を消費者が最近持ち始めているということも事実だろうと思います。そうした場合に政……

第26回国会 農林水産委員会 第47号(1957/06/05、27期、日本社会党)

○石山委員 この二日に井出農林大臣は某新聞社と単独会見してなかなかおもしろいことを発表しております。その中から特に食糧に関することだけを私は引き抜きまして、時節柄あなたが米価に対しあるいは食糧対策に対してどういう構想を持っておるかを一つお聞きしたいと思います。あなたはパリティ計算によって麦や米の価格は上るだろうというふうに言っております。パリティ計算の通りいけば、ここに試算表が出ていますから明確に数字が出てもいいと思うのですが、ただ上るだろうというふうに濁しておきまして、価格の数字が今の倍になっても、たとえば調査会がどうだとか米価審議会がどうだとかいろいろ言っておりますが、このこと自体は、やは……

第26回国会 農林水産委員会 第55号(1957/09/11、27期、日本社会党)

○石山委員 赤城農林大臣に初めてお目にかかりますので、おめでとうと一言申し上げます。というのは、私昭和二十八年に初めて議員になってきたとき、ちょうど大臣は人事委員の与党の理事をやっておられまして、大へんある点では指導を受けたというような経緯もございます。赤城さんはその当時から保守党の方としては大へんものわかりのいい方で、その当時の人事委員長は与党の今の川島幹事長が人事委員長で、私この方も、もっとも回数が十回以上も出ているので、大へんものわかりのいい方だと思っておりましたが、だんだん偉くなると、どうもものがわからなくなるのか体裁がいいのか、わからなくなるというのが真実なのかちょっとわからぬけれど……

第26回国会 農林水産委員会 第56号(1957/09/27、27期、日本社会党)

○石山委員 前の委員会のときはたしか十一日だと考えておりましたが、そのとき私赤城農林大臣に、みんなが食べる米だからこの価格決定に当ってはたくさんの意見を参照することが一番大事なことではないか、こうお聞きしたら、私ほど大臣になってからたくさんの人に会って、いろいろな意見を聞いている人はおそらくないだろうというような説明もありました。しかし私たちが前委員会であなたにたくさんの意見を聞くようにと、こういうふうに要望したあとで、どういう団体に会ったかよく知りませんけれども、第二十九号でございますか、この広報に載っている限りにおいては、主婦連に対して公開状の質問に答えております。それによりますと、食管制……

第26回国会 農林水産委員会 第57号(1957/09/28、27期、日本社会党)

○石山委員 委員長から言われました昭和三十二年産米検査の適正実施に関する件について決議申し上げたいのでございますが、まず案文を読みます。    昭和三十二年産米検査の適正実施に関する件  早場米の出荷最盛期をむかえ、現地食糧事務所の中には検査官の手不足、超過勤務手当、旅費の不足等のため産米検査に不円滑を招来し、生産農民と集荷関係者に不測の混乱と損害を与えるおそれのある地方がある。よって政府は、遅滞なく所要の措置を講じ、もって本年産米検査の適正な実施につき万全を期すべきである。  右決議する。   昭和三十二年九月二十八日       衆議院農林水産委員会

第27回国会 農林水産委員会 第5号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○石山委員 私今度は赤城農相にでもお聞きしようかと思ったのでありますが、政務次官がせっかくおいでになったのでお聞きしますが、政務次官は大臣の代理が、一省を代表しておやりになるというふうに思うわけなのです。しかし法制上からいうと、ちょっと疑義を受ける。たとえば大臣の代理であれば、赤城さんが外国へ行ったあと代理として指名されるくらいの権限があれば、政務次官というものは非常に有効で、いつでも代理として十分論争をかわしても何でもないと思うのだけれども、どうも政務次官の性格は場当り式に御答弁をしていればそれで終りだという印象が大へん強い。一つのお役所の機構からして、そういう意味からするならば、むしろ政務……

第28回国会 農林水産委員会 第4号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○石山委員 昨年の八月二十一日でしたか、これは赤城農林大臣が大臣になって早々の抱負の一端として述べられたいわゆる農林白書なるものが初めて出たわけでございます。私たち去年も臨時国会等でこの白書の問題を論じたのでありますが、あれから約半年以上たちます。日本の経済も、いうところの神武景気から神武以来の不渡り手形の出たという不景気の方向に転落をした。そういう点から考えてみますると、当時の白書の考え方というものが、今年度の予算の中でそのまま受け入れていいかどうかという疑問もおのずから出てくるわけでございます。その当時の白書の骨子になっているのは、第一には、他の鉱工産業に比べますと、農業が立ちおくれている……

第28回国会 農林水産委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○石山委員 私たち地方へ帰りますと、米の値段と肥料の値段を比べてみると、どうも肥料の値段が高い、これは農民の方々に会うたびごとの言葉でございます。私は資本主義がいいとか社会主義がいいとかというそういう話でなく、現実の経済の運行の中において、合理化なら合理化、あるいはコストの引き下げなり流通過程の問題なりはいい方向へ行われる要素があるものだ、こういうような観点のもとに質問をしたいのでございますが、たとえば肥料の原価計算ということになりますと、それからお米の原価計算というふうになりますと、お米の原価計算は私は非常にやさしいと見る。これは普遍的なものなんです。たとえば国民の中に四割なら四割という農家……

第28回国会 農林水産委員会 第16号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○石山委員 私はこの掛金の表をいただいているのですが、算定基準は年金というものの計数から拾われたのでございますか。そういう点を一つ……。
【次の発言】 各種の農業団体は、政府の補助金あるいは農林行政の末端機関としてそれぞれの農林行政に協力しておりますから、民間の団体でありましても特殊な性格を持つ団体だろうと思います。ただ私特に奇異に感じられるのは、その私学の共済に近づける、こういう面が非常に私は強く出ているのではないか。私はなぜ民間団体に準じて農協の団体を見ているかといいますと、いわゆる負担能力の問題が非常に――事業主の負担能力ですよ、事業主の負担能力というものがこの場合大へんに尊重されていい……

第28回国会 農林水産委員会 第20号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○石山委員 私大野さんに理事の点についてお伺いいたします。もちろん御出資の金は、利子をかけた大へん大切なお金だから、それを管理するために理事を置く。そこで出資高からすれば、政府は五億という金を出資するわけです。そうすると、ある意味でいえば、国会の意見を背景にした、いわゆる農林省の御意見にまかせても、出資金の比率からいえばいいような格好になるのではございませんか。その点はいかがでございますか。
【次の発言】 というと、各業者一名という気持ですか。これで見ますと、一口二千万円くらいで九千五百万円くらい出すという予定になっているが、そのうち一口一名の理事を出すということですか。

第28回国会 農林水産委員会 第22号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○石山委員 これは政務次官にお聞きします。基金法の方式で酪農振興をおやりになる、それとも通常の予算で酪農振興をおやりになるのでは、私は考え方がだいぶ違ってくると思うのです。今回の場合、十二億というて、五億を基金のやり方によって酪農振興をはかる。将来もこの形式で酪農振興をおやりになる意図のもとでこれをお出しになっているかどうか、これを伺いたい。
【次の発言】 その他に酪農振興でもそれぞれお使いになっている金額があるということは、おそらく補助金の小団地の土地改良費用の六十五億などをさしているのではないか、こう思っておりますけれども、このお金をさしているわけでございますか。

第28回国会 農林水産委員会 第23号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○石山委員 これは公庫の総裁にお聞きしたいのですが、小団地の土地改良事業基金として六十五億を預けますね。この六十五億は一般経理と区分して整理される、そして資金運用部に回されて云々というようになっておりますが、その場合に公庫は全くのトンネル的な存在でありますか、あるいはこれに関する利害関係事務、そういうふうなものはどういう関係でございますか。
【次の発言】 これは経済局長でもよろしいし、主計官でもよろしいのでございますが、その出資金六十五億を資金運用部に預託をする。そのかわりじゃございませんでしょうが、資金運用部から三十五億を借りると言っておりますね。これはどうなんです、これは同じように六十五億……

第28回国会 農林水産委員会 第24号(1958/04/05、27期、日本社会党)

○石山委員 農地の問題と米価の問題をまじめに考えますと、農村全部の問題に関連していくだろうと私考えております。私は、そういう意味では固定した問題でなく、努めてそういう問題を関連さして聞きたいと思いますがそういう意味では、農村問題はそもそもなどというふうな開き直った意味でなくお聞きしたいのです。  ふだんわれわれが新聞とかあるいはそれぞれの学識経験者などの意見を聞きますと、最近食糧事情がよくなってから、どうも政府の、特に保守党政府の最近のやり方は、農村の産物を踏み台にして、農民諸君の生活をかなりに犠牲にし始めてきている、こういうふうに言われておりますが、それはどうでございましょうか。


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 内閣委員会 第7号(1958/07/31、28期、日本社会党)

○石山委員 人事院の今回の給与引き上げは、資料を今初めて手にしておるので、詳しく内容を調べておりませんけれども、新聞紙とそれから官公労の組合の諸君から意見を聞きますと、人事院がせっかく骨を折って相当意欲的に公務員の給与の改訂を今回行なった、こういうふうな気持とは大へん違ったような批判が行われておるわけであります。人事院が一番力を入れて、ここのところは手前みそ、ここのところは自信を持ってやった、こういうような個所が必ず二、三カ所あるだろうと思います。そういうふうな点を一つ説明していただいて、官公労が二、三反駁している点にもこたえるような格好で、給与局長あたりから詳細な説明を一つ承わりたい。

第29回国会 内閣委員会 第8号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○石山委員 きのうの続きをお伺いするわけですが、一番の欠点と申しますか、理解に苦しむ点が一つございます。それは何月何日からこの勧告を施行するようにしなさいという意味の勧告が、ちっともなされていない点でございますが、それは何か特別な理由でもございまして期日を明示しなかったのでございますか。総裁にお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、やり方によっては政府が御都合のいいとき、この案をば六割か七割ぐらい受け取ってもよろしいというふうな、独自な解釈がどこかに行われてくる可能性があるわけでございます。やはり人事院は、勧告したものが正しい数字であり、これが公務員の給与、業績に絶対に必要な関連性があ……

第30回国会 社会労働委員会 第8号(1958/10/17、28期、日本社会党)

○石山委員 私、多賀谷委員からいろいろ質問されておるうちに、大臣に対して三、三何か疑問を持ったのです。大臣の答弁の中で特に私疑問を持ったのは、労働省の立場というようなもの、労働省は一体この場合労働者の味方なのか、サービスのお役所なのか、それとも指導機関なのか、それとも弾圧といってはおかしいが、説教する機関なのか、いろいろ考えさせられる節がございました。特に私大臣にお聞きしたい点は、王子問題についていつの日でしたか、閣議で何かおっしゃった。ホスゲンだかモルゲンだか、薬の話が出たので、王子がそんなものを発明したのか、モルゲンだから、おそらくこれは洗たく用の粉か何かかと思っておったら、そうではなくて……

第30回国会 内閣委員会 第6号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○石山委員 七月十六日に人事院の勧告が出て、私たちは八月一日等を経ていろいろと問題を論議したわけでございますが、政府としましては、十月二日に期末手当を〇・一増額する、こういう案をお出しになったわけでございます。特に私、長官がおいでになればなおさら趣旨がはっきりする点もありますけれども、提案の説明の語句の中でちょっと私たちには理解に苦しむ点がございました。その点をお聞きしたいのですが、それはこういうことでございます。「従前の例にならい、各庁の長が既定人件費の節約等によりまかない得る範囲内で定める割合により支給する」とございましたが、この場合の「範囲内で定める割合」ということがのみ込みにくいのでご……

第30回国会 内閣委員会 第7号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○石山委員 総理府の方にお聞きいたしますが、先ごろ私公務員制度の答申案に対して、政府はどのくらいの検討が進んでいるかということを質問申し上げたわけですが、少しく御答弁が私のところまで明瞭に響きませんでしたので、はなはだ気の毒に思いますけれども、もう一ぺんこの制度がどのくらい検討なされて具体化の方向に進んでいるのか、政府が眼目として特に力を入れて研究されている事項は那辺にあるか、こういう点を一つついでに御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 これは長官がおいでになると大へん聞きいい問題でございまするが、機構問題はどういうふうな話し合いが進められているか。たとえば防衛庁云々、内政省をお作り……

第30回国会 内閣委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○石山委員 調査員を五名ふやす。これは私は大したことではない、全く事務的な問題だと思うのです。御承知のように憲法問題に関しましては、社会党は今の憲法は当分いじってはいかぬというふうな建前でいるものですから、もし問題をからませるとすれば、五人調査員をふやすという事務的な問題が、ある意味ではさらに政治的な意味を持ってくるわけです。そして時あたかも憲法に非常に抵触するような法律、警職法のようなものが突然出されておる。あるいはやがて問題になるだろう日米安保条約のいわゆる共同防衛の範囲によっては、憲法に重大な危機がくる。こうなりますと、問題は簡単に見えても、調査会そのものを否定している社会党のわれわれか……

第31回国会 内閣委員会 第7号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○石山委員 通産の方に鉱区の問題と国立公園、天然記念物の指定、そういうような関係についてお聞きしておきたいのですが、秋田のようなところは鉱業県として有名なんですが、ことに、たとえば同和とか三菱、ああいうのは別にして、中小の鉱山がたくさんあります。特に硫黄鉱山などは中小の代表でございますが、これは例の北投石等の関係、それから国立公園等の関係で、究極において鉱区の権利がどこかに押しつけられてしまう。そうかといって、あるいは文部省等でこの鉱区権を適当に評価して補償するかというと、そういうこともなされない。通産省の場合には掘つてもよい、権利を与えておいて、その乏しい資金の中で採掘所を経営して二年か三年……

第31回国会 内閣委員会 第10号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○石山委員 農林省の設置法によって職員その他が五人増される。五人はどういう役職をお持ちになる方だか、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 私は増員五人の役職名を聞いているのです。たとえば局長さん一名ふえる。何々課長さん、何々課を設ける、こういうことを聞いているのであります。
【次の発言】 そうすると五人の増員のうち四人まで高級の役職というふうになるだろうと私は思うわけです。そうしますと、私表面から見ると、何か高級官僚を作らなければ、役職名を作らなければならなくて、事務所を事務局に格上げしなければならないというような印象にこの説明の中では受け取れるわけです。必要度というよりも、何か皆さんのグループの……

第31回国会 内閣委員会 第13号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○石山委員 大蔵省関係でございますが、特に私この問題が起きた当時大蔵委員でありまして、紙幣をば硬貨にかえる問題についての大蔵当局のいろいろな答弁の中で、紙幣よりも硬貨が国家財政上から見て非常に有利である、こういう御説明がありました。反面また当時みつまた生産者が非常に不遇な中で、国とのお約束のために無理をしてみつまた生産に尽したという経緯があります。そうした場合に、もし簡単に紙幣から硬貨に、国家の財政上有利だ、通貨政策上有利だという建前で、すぐそういうふうな政策を変更するとすれば、言うところの民生安定に非常に影響するところが多いのではないか。その場合いろいろ論議した結果、大蔵省でもその点を了解い……

第31回国会 内閣委員会 第15号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○石山委員 大蔵省に簡単にお聞きします。ここ四、五日の日銀の帳じりはどのくらいですか。こまかい数字は要らない、千億台ぐらいでいいです。
【次の発言】 第三次の公定歩合を下げたのですが、それに影響する歩合は四千億とすればどのくらいになりますか。
【次の発言】 そうしますと一厘、日歩だと四百万ですね。そうなりませんか。
【次の発言】 私、こういうことを書いたいのです。たとえば公定歩合を引き下げるということは、市中銀行の率も引き下げるのだ、そういうことをねらっておやりになると思うのですが、なかなか市中銀行が下げない。そうすると、公定歩合を一厘引き下げるということは四百万ずつだ。それは市中銀行に利益を……

第31回国会 内閣委員会 第16号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○石山委員 受田委員が自治庁長官に質問されたとき、自治庁長官は自治省を早く作りたいせいか、見当違いな、自治省の内容を一生懸命説明したことが冒頭にございましたが、それほどあなたは熱心に、自治省を作ればいわゆる地方自治が非常によくいくのだという一つの目標があるわけでしょう。それからもう一つは、国家消防本部を昇格して消防庁にする、この二つが大きなもくろみだと思います。自治省の中で、国家公安委員あいるは警察、こういうものは切り離しておきたい、こういうあなたの御意見は、私はある意味では正しいと思うのです。そういうふうにしてもらいたいものだと思う。ただこの場合気になるのは、消防庁を外局として含めれば、すぐ……

第31回国会 内閣委員会 第17号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○石山委員 宮内庁の方にお尋ねいたします。先ごろ私たち内閣委員として皇居を見させていただきました。見て、一言に申しますれば、私たちがふだん考えているよりも大へん質素なあり方、特に清宮さんなどは前の侍従の方々のいられたというところに入っておられて、勉学だけでなくそれぞれの日常の炊事なども勉強されていられるという話、そしてそのうちなどもじかに見まして、ある意味では私たち安心をいたしました。同時に昔のイメージというものが消えた。これもまた私はいいことだと思って参りました。私たちが考えているような方向にだんだん大勢は向いているのだろうというふうに、私は印象として受けたのです。今度皇太子さんが御結婚なさ……

第31回国会 内閣委員会 第18号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○石山委員 関連して。北海道苫小牧のことが、いかにも治安を非常に乱して、自衛隊を対象にしなければならないような同僚議員の質問は、私問題を非常に複雑にすると思うのです。特に自衛隊の性格を複雑にすると思う。(高橋(禎)委員「そうじゃないと言った。」と呼ぶ)そうじゃないと言うのは、あなたは前職が前職だからことにそういう言いわけをしているのです。それじゃいけません。そういう方向に自衛隊を巻き込むことは、何とかかんとか最近自衛隊が国民の中である種の認定を得ております。これは皆さんの側からいえば、認められつつあるというような希望観測にも通ずるのですが、それが今高橋委員みたいな質問の中にいい工合に入ってきて……

第31回国会 内閣委員会 第19号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○石山委員 私、今までの論争を聞いていまして、国民の一人として大へんびっくりしたのであります。その一つは、日本の国の憲法は、ある種の自衛力は認めるけれども、攻撃的であってはならぬ、この防御と攻撃というふうな問題も、私はかなりに論争の種になると思いますが、一応常識的に言ってよろしい。その場合、総理のお話によると、外国軍隊は水爆その他を持ち込んでも、それは何ともならないことだ、こうおっしゃっております。私はなるほどと思うけれども、あるいは今までの経緯からして、なるほどと思うけれども、問題を突き詰めてみますと、ずいぶんへんてこなことだと思うのです。われわれ自身は攻撃的であってはならぬと言っていながら……

第31回国会 内閣委員会 第21号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○石山委員 あなたは北海道開発庁長官を兼任されて、受田委員の言い分を聞けば非常に実力者であって副総理格だ、こうおっしゃっておるのですが、私もその通りだと思う。事北海道に関する限りは人員の配備を見ても、あなたは自分のところだけはちゃんとやっておる。これは実力者でなければ自分のことだけでもやれないのが現状ですから、自分のところだけでもえらいと思う。それから例の石炭手当も御自分のことだから、あなたは閣議で大あばれにあばれて、そこだけでもまた半トン分多く取ろうというような御努力をなさっておられたと私は想像するのですが、公務員制度、定員の問題、あるいは行管等から見た場合に給与を自分のところだけやったら、……

第31回国会 内閣委員会 第23号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○石山委員 防衛問題を考えてみたり、それから安保条約、日米行政協定、その前のサンフランシスコの平和条約等を見てみましても、私らの受ける憲法と日米の条約は、皆さんの意見を聞きますと、これは憲法を無視しているのじゃないのだ、憲法の精神を侵しているのじゃない、これは全く質が違うのだ、異質のものであるからという、これは林法制局長官がうまくごねごねと回してしまって答弁していますが、異質のものであっても、受け取るわれわれから見れば、憲法はこういう範囲内だということは、片方ではその範囲をどんどん越えて、いろいろなことがやられているわけですね。この点だけは皆さんの方でも感じたと見えまして、今度の基本条約も、あ……

第31回国会 内閣委員会 第25号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○石山委員 大へん時間がないというので、日本の国にとって大切な法案の審議が、すらっと頭と顔をなでたくらいでこの委員会を通っていくという姿を見ると、私はこれはやはり正常なものじゃないと思うのです。ここにこそ、われわれは国民の負託を受けて、全勢力を傾けて論議をした結果、ほんとうに疲れ果てて採決という段階になれば国民も理解すると思うのだが、全くこれは――私は憎まれ口をききたくないのですが、もっとわれわれは努力をして、これはわれわれにも責任があるのでしょうけれども、与党の諸君が特にこの責任を痛感しなければならぬと思う。ほんとうですよ。今度はこういうことのないように、一つ時間を与えてくれることをまず第一……

第31回国会 内閣委員会 第26号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○石山委員 年金局の設置にからんで少し御質問したいと思います。  年金法を通す前に、十一日に公聴会を開いたのですが、その公聴会の意見をまとめてみますと四つくらいになるようでございます。これに対してどういう御答弁がいただけるかということですが、第一には年金給付費が少し低過ぎて社会保障にはならないのではないかということ、それから保険料の徴収がこんなやり方では十分にできそうもないではないか、それから三が障害年金に改善の余地が多い、これは自民党で推薦した中村さんが発言をしております。これにどうお答えになるか。それから第四、年金事務費をもっと充実しなさい、こう四つくらいがおもな点として公聴会では言われて……

第31回国会 内閣委員会 第28号(1959/04/07、28期、日本社会党)

○石山委員 これはあなたの方の大先輩である綱島氏からも聞かれて総理大臣が答弁されたけれども、あなたは答弁されなかった。綱島先輩がどういうことを言っておるかというと、社会的問題とはどういうことでありますかと言っておる。第二に、もし調査審議した結果、社会的に打ち捨てがたき事情が明らかとなった折は、一定の補償金か善後措置を講ずる気があるかどうか、こういうふうに聞いております。特にこの前段の場合は、岸総理の答弁は、これは両岸だからやむを得ないのですが、やるようなやらないような、結局何をしゃべっているかわからないような答弁です。この社会的という言葉は、何だかぼさっとしていて、どこにでも逃げていくようなこ……

第32回国会 内閣委員会 第5号(1959/10/05、28期、日本社会党)

○石山委員 給与のことについて質問申し上げたいのですが、私たち八月九州へ国政調査に行ったわけですが、こまかいことは、あるいはもっと突っ込んだようなことは臨時国会になってからお聞きしたいのでございますが、きょうは一般的な臨時国会等にあるいは来年度の予算を組む、それらの腹がまえについて、政府やあるいは事務当局の方々の御意見を聞きたいのでございます。  それで九州に行って七月でしたか、勧告案が出たのに対して各組合の方々にお集まりを願って意見を承わる、こういうふうな集会をば福岡の人事院出張所の方々の努力で持ったわけですが、その中で今までであれば、勧告の内容に対してそれぞれ見解が披露されたわけでござまい……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○石山委員 別に開き直った意味じゃないのですが、最初に一つ申し上げておきたい。  約束したことは努めてそれを守っていただかないと困る。私も内閣委員を兼任している関係がありまして、今問題になっておる機種問題をきょうやる予定でございました。そしてこっちの方は午後からだというので、都合がいいなと思っておったら、こっちの方は午前やる――こっちは一番先に私が質問するというふうにお約束をしておるのですから、委員会としてはこういうことはあってはいかぬと思うわけです。最初の構想が今現われてきたわけです。午後からやれば、そういうことはなかった。お急ぎかどうか知らぬけれども、変更されたからやむを得ないと思うのです……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、28期、日本社会党)

○石山委員 岸総理にお伺いしたいのでございますが、私過日秋田県の一部、青森県、宮城県の一部等を遊説に回ったのでございますが、そのときいろいろと安保の問題等についての質疑応答の中で、こういうことがよく聞かれております。たとえば今度の戦闘機種のグラマンからロッキードへ変わった点は、あまりにもあざやかな身変わりぶりだ、これは一体どういうことか、ずっと東京から遠いところにおるわれわれとしてはわからぬ、こういうような質問。その次にはベトナム賠償などというものを、ああいうふうな暁の国会を三日も四日もやって、無理に打ち切らなければならぬ理由は一体どこにあるか、そのときの岸さんの写真はまことににこやかな、きれ……

第33回国会 内閣委員会 第8号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○石山委員 初めに淺井総裁にお聞きいたします。私たちがこの前国政調査として九州に派遣されました報告書を当委員会に提出をしております。その報告書はおそらく淺井総裁も読んでいただいただろうと思いまするが、重ねてその要点を申し上げまして、御意見を聞いておきたい、こういうふうに思います。  いろいろ要求がたくさん公務員の方方からあったわけであります。これは福岡を中心にした組合の方々の御意見を要約したわけですが、その中の要約の一つとして、私の方ではこういうふうに申し上げております。人事院の勧告が、つまり精密な科学的な要素を持って合理的な方法で勧告したものであるとするならば、その限りにおいては方法は納得の……

第34回国会 内閣委員会 第3号(1960/02/12、28期、日本社会党)

○石山委員 これは大臣用の予算説明だと思います。委員会用としましてはもう少し詳しくなければ、質疑応答の資料としては私は不足だと思うのです。たとえばこれに対するもっとこまかい資料をお出しになる用意があるかということ、それから準備ができているかというふうなことをお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 今度国会に安保問題に関する特別委員会が設置されました。当委員会でこの前の国会までおおむね力を込めて討論されている戦略戦術論の問題、こういうふうなものはここでは努めて省かれるような格好になるのじゃないか。政府与党でどうしても防衛問題というものは確固としてやっていくということならば、われわれが非常に反対……

第34回国会 内閣委員会 第4号(1960/02/16、28期、日本社会党)

○石山委員 赤城長官に予算編成当時のことをお伺いしたいのですが、ことしは伊勢湾台風等があるから防衛費はふやさないのだ、こういうふうなことが大蔵省筋から流されて、これは国民一般の納得を得た一つの宣伝だったと思うのです。それをあなたが、年末年始休まないで、粘りに粘って百二十五億よけい取ったということは、国民の期待を裏切ったと思うのです。あなたは何でそんなにがんばって取らなければならなかったのか。そこら辺の局長さんににらまれて――あれはよくあるのですね。大臣が浮くとか浮かないとかいうのは、そこの省の予算をよけい取らなければ浮くという話を私聞いているのだが、あなたは国民の世論よりも、そこら辺に並んでい……

第34回国会 内閣委員会 第6号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○石山委員 きのう私の方の同志の受田さんから話があったのですが、総務長官の立場と国務大臣というような問題とからんで、やはり給与というものは大へん公務員にとって大切なものである。公務員にとって大切なことであるということは、これはとりもなおさず国の行政にとっても非常に勘案しなければならない重要事項の一つになると思います。そういう意味で私の方の社会党としましては、前の経緯もありまして、この際給与担当の大臣を置いた方がいろいろな点でよろしいのではないか、こういうような建前で政府の方へ申し入れしているわけですが、実際に渦中におられる総務長官はどういうふうにこれを処理しておられるか、その間の政府内部の事情……

第34回国会 内閣委員会 第7号(1960/02/23、28期、日本社会党)

○石山委員 私今の兒玉君の質問に関連して、二、三お伺いしたいのです。防衛庁のあり方に対して、国民の中でわれわれを初め非常に危惧を持っている国民はたくさんいるわけです。そういう中において、こういうふうな国民の一部の財産あるいは人畜に被害を与えられるかもしらぬという不安、こういうことが起きた場合に、私はほかのことと違って、賠償問題なんかもほんとうに迅速にやる必要があると思うのです。それがまだ研究調査の段階でいるようでは、私は非常に残念だと思うのです。自衛力を進めていく建前からしても……。平穏であるところへ、演習をなさらなければ、そんな被害は起らぬのですからね。国民の一部の反対を押し切って自衛力を増……

第34回国会 内閣委員会 第9号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○石山委員 この前私の方で、給与問題というのは国の行政上から見ても大へん大切な問題でもあるし、他省との関係等もあるから、どうしても給与担当大臣を置く必要があるのではないかという質問に対して、慎重に考慮をしているというような御答弁でしたが、結果はどういうふうになっているか、その点をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そういう点でも、給与問題なんというのは尊重しないのか、あるいは避けたがっているのか、一体給与問題というものは大切だとお考えになっているわけですか。尊重々々と口では言うけれども、あまり尊重しないような、そういう点が見えてならないのですよ。たとえば給与問題の今の国務大臣の問題にしましても、……

第34回国会 内閣委員会 第12号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○石山委員 きょうは責任者がいないような格好ではなはだ残念ですが、事務的なことからお聞きしたいと思います。  水産庁関係をお聞きします。官庁の用語というものはおもしろいものだと思うんですが、提案理由の中にこういうことを言っておるのです。「放流等に関する事務を国の事務として実施する必要がなくなったため、」というのだが、ああいう仕事が事務というような仕事になるわけですか。いわゆる十和田のサケ、マスの放流する仕事、あれは事務というふうなものになるわけですか。
【次の発言】 この事務ということが法律用語であれば私はあえて聞かぬわけなんです。官庁用語であればこんなものは直さなければいかぬと思うのです、わ……

第34回国会 内閣委員会 第13号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○石山委員 農林省の設置法一部改正に関して、林野庁にお伺いいたします。端的に申せば、為替の自由化に伴う林野行政というとちょっととっぴな感じだと思いますが、しかしそれは実際上お聞きしたい要点なんです。きょうは時間がないといいますから、私はおもに質問の要旨を申しておきまして、少し研究しておいて数字等も取りそろえておいて、あとで詳しくお伺いしたい。大ざっぱなところをお伺いしたいのですが、たとえば山林の場合には、治山治水あるいは建築用材あるいは化学工業用材というふうに分れていくと思うのですが、私のお聞きしたいのは、いわゆる化学工業用材としての林野行政に問題をしぼって、きょうはお聞きしておきたいと思いま……

第34回国会 内閣委員会 第15号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○石山委員 この前中曽根長官からいろいろ説明を聞いて、非常に文化的な方向に進んでいるというようなことを承っていささか安心をしておりますけれども、最近の空の科学というものは、すぐ何か兵器と戦争に脈々とした連絡があるというふうな実績があるわけです。特に私この前長官にも要望を申し上げたように、日本の国は、いわゆる経済的にも生活的にも非常に民度が低い。その中にずっとおおらかな空を見ているようなこの問題は、ある意味では非常にいいわけでありますけれども、われわれとしてはある意味では非常に不満を持っているわけです。そういうお金があればというような考え方を持ちます。現在科学技術庁でおやりになろうとする問題に、……

第34回国会 内閣委員会 第16号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○石山委員 大綱は私の党の書記長から質問があったのですが、その大綱の一つとして、副総理がせっかくおいでになっておりますから、給与担当大臣としての心がまえを一つお聞きしたいと思います。  私の党の淺沼書記長からは、ILOの批准もやがてなることでしょうから、公務員の給与問題に関しましては、普通のような雇用者と労働者という関係で話し合いをさせて給与をきめたらどうだ、こういうふうに言ったわけですが、現実の法律としてはそれができていないわけです。ここで問題になるのは、先ほども申し上げたように、人事院総裁からも過去十二回勧告があった。その中の六回は普通のいわゆる一律べース・アップであった。あとの六回は部分……

第34回国会 内閣委員会 第18号(1960/03/18、28期、日本社会党)

○石山委員 行政管理庁にお伺いしたい点があります。それは法案のことではございません。私たち内閣委員として地方を回りまして各所の行政監察の方々とお会いして、一生懸命やっているということは見てきております。かなり一生懸命やっているだけでなく、実績も上がっているように思っております。私たちは今のように官僚機構が非常に複雑多岐にわたっていますれば、やはり行政上の問題では、たとえば行政管理庁が非常に強化されなければならないというふうに考えております。強化される面はこういうこともあるのではないかと思うのです。たとえば非常に勉強されて、ある出張所によれば自費をもって調査に行かなければならないような境遇もある……

第34回国会 内閣委員会 第30号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○石山委員 質問の初めに、委員長にこの法案の取り扱い方について御意見を承っておいた方がいいのではないかと思うのです。それはわれわれは毎国会ごと内閣委員会としては、各種設置法というのをたくさん取り扱います。しかし今まで取り扱ったうちで大きなのは、局を設けるあるいは官房を設けるくらいのところでございました。ですから一省のあるいは一官庁の中における組織の一部変更あるいは定員増ぐらいのところが、おおむねの設置法でございました。その次には普通いわれている学識経験者その他の民間の御意見を拝聴いたしましょうというので、各種調査あるいは審議委員会等を設ける、これは設置法のわれわれの経験でございましたが、今度の……

第34回国会 内閣委員会 第32号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○石山委員 公務員の給与を考えますと、私たちはすぐ、給与に伴うところの公務員の、国家の福祉に奉仕するということと同時に、国民の一人としての権利、こういうふうなものも総体的に考え合わされるわけです。それから労働条件というふうな問題については、どうしましても公務員の数、いわゆる定員というふうなものもにらみ合わされる、こういうふうなことは断ち切れない問題だと思います。給与の問題ということと公務員の権利、義務というふうな問題、公務員の数、こういうふうなものはまあ一体となっているわけですが、今回の給与の問題につきまして、私が給与担当の大臣である益谷大臣にお聞きしたい点は、先ごろ三公社五現業の方々に対しま……

第34回国会 内閣委員会 第34号(1960/04/28、28期、日本社会党)

○石山委員 これは人事院が勧告をなさって、それを政府が人事院の意見をば尊重いたしまして今回法律として提案したわけですから、人事院と政府と両者の立案あるいは共同責任というふうなことになるだろうと思いますが、今度の給与改善あるいはそれに伴うところの法律改正を見てみますと、給与の面だけ直接に言いますと、非常に、俗語で言えばなから半端だという言葉を私の方で使うわけなんです。あるいは帯に短したすきに長しという言葉等にも通ずると思うのですが、政府の思いやりがあって、いわゆる七百四円というふうな昇給は、そういう意味では高給者に対しても満足を与えていないのはもちろんでございますが、一般の職員に対してもちょっと……

第34回国会 内閣委員会 第35号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○石山委員 政府が一つの行政機構を考えながら、いわゆる税金等を考えれば、やはり格安というふうな言葉が使われるのは私は当然だと思うのですが、費用をかけないで、そして能率的な機構にするというのは、これはだれしも考える一つの構想だろうと思う。そうした場合に、ともすれば機構の拡張が行なわれ、それと同時に機構の末端において一つの混乱が起きておる。この混乱をわれわれはなわ張り争いと呼んでいるのです。今回の自治庁をば自治省に昇格さす、これを政府が意図している、いわゆる能率というものと、費用を少なくかけてやるということと、それと同時に拡張された場合における末端の混乱、こういうふうなものをば、今回どういうふうに……

第34回国会 内閣委員会 第37号(1960/05/10、28期、日本社会党)

○石山委員 官房長官にお尋ねしますが、官房長官の御答弁がいつもやわらかで幅の広いものだから、私の方で理解するに苦しむものだからつい長くなるという格好で、そのものずばり言っていただけば早く問題が済むだろうと思います。  お聞きしたい点は、これは本会議でも討論の課題になった問題ですが、国家公安委員長と今度の大臣との関係について兼任をさすという構想でいるのか、その点を一つ承りたい。
【次の発言】 そうすると、現在のところは組織的にも法律的にもそれが定まっておるものだ、定めるようにする、こういう考え方はないということですね。
【次の発言】 私は官房長官に前々から申し上げた点の一つとして、庁を省に昇格さ……

第34回国会 内閣委員会 第38号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○石山委員 ただいま議題になっている国家公務員災害補償法は、提案の中にもありますが、在来よりも働く人たちにとっての条件がかなりに有利になった、こういうことが言われております。しかしこれはもちろん比較的に有利になったということでございまして、私たちから見ればかなりな不備も拝見されます。たとえば、社会労働委員会で本法が通ったわけですが、このことを通じて考えてみても、今度の国家公務員災害補償法の中身が非常に多岐多様にわたっているということでございます。こういうような厚生事業はおおむね公務員であろうともあるいは  一般の民間人であろうとも、男でも女でもというふうな工合で、国民という立場から見て一本化さ……

第34回国会 内閣委員会 第39号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○石山委員 赤城さん、お久しぶりに見るわけですが、全く御苦労様です。安保問題は日本の国の安危にかかわる大問題であるとともに、保守党の政権維持にも大へん関係あるといわれていますし、その次には、あまり芳しくはないけれども、岸三選につながるともいわれています。しかし保守党政権の安定とか、岸三選ということとは別に、日本の国の安危にかかわる問題なものですから、ひまがある限り毎日安保を傍聴に行っております。全く御苦労様ですが、岸さんはだんだん人相が悪くなってきたようでございます。藤山外相はあの白髪の、銀色ですか、光が薄れて、童顔がおばあちゃんに変わってきた。わが赤城大臣は笑顔を忘れてきて、しわがずっと多く……

第34回国会 内閣委員会 第41号(1960/05/16、28期、日本社会党)

○石山委員 きょうは岸総理大臣という職名よりも、むしろ国防会議の議長としての岸さんをば、われわれ考えているわけですが、しかしせっかくおいでになったのでございますから、万般のこともお聞きしたい、こう思っております。  毎日新しい安保条約の問題で、政府も、国会議員の方々も、それぞれの立場においてほんとうにまじめにずっとやっているわけですが、まことにそういう点は御苦労様だと言わざるを得ません。しかし政府が一生懸命御答弁になっている割合に、岸さんがアメリカにおいでになってこの条約を調印された直後に発表された、いわゆる日米の新時代が来た、こういうふうなことをおっしゃっていたわけですが、説明を聞いていても……

第35回国会 内閣委員会 第3号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○石山委員 四月五日の安保特別委員会で赤城さんが、軍をこうしたいと言っております。たとえば陸上十八万、海上十八万トン、航空機千三百機、これに要する費用は国民所得の約二%、この骨子は今日においても変わっておりませんか。
【次の発言】 そうしますと三十六年度の想定としまして、自民党政調会の国防部会と防衛庁は打ち合わせをしたということが新聞に出ておりますね。それが今年度の防衛庁の予算は百二十五億の増でした。それが来年度になりますと四百億増になります。千九百億、防衛庁がかねがね念願している二千億にいま一足というところに来ているわけなんですが、これは部内としてはほとんど固まった形の費用でございますか。

第35回国会 内閣委員会 第4号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○石山委員 それでは質問の関連からして、給与担当の高橋国務大臣の立場というものと総理府総務長官の立場、実際の操作は総理府でやられる、あなたはその責任の立場で御答弁していただく、そういうのでございますか。
【次の発言】 人事院総裁にお伺いします。何かおからだが悪いそうですが、私が質問中でも工合が悪かったら、合図していただけばやめますから……。せっかくおいでになりましたから、大まかなことだけでもあなたから御答弁を聞きたいと思います。  あなたの御説明を聞いていると、そこには政治的意図はないのだと、私はそういうふうに感じ取っているのですが、その通り解釈してよろしいでしょうか。


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 内閣委員会 第2号(1960/12/14、29期、日本社会党)

○石山委員 総務長官がいるからお伺いしますが、給与担当大臣は新しく婿入りなさった方で、前の経緯はあまり御存じないので、むしろ公務員室長の方がおわかりだと思うので、大臣に聞く政治的問題はあと回しにして、努めて実際的の問題をお伺いしたいと思うのです。  政府は人事院勧告の問題を調査研究なさったと言うのですが、調査研究なさる当面の機関はどの機関でなさったのですか。
【次の発言】 その調査研究の範囲でございます。施行期日も調査研究の範囲ですね。それから給料表自体の問題、こういうふうなものが研究調査の範囲だと思うのですが、その範囲は限定されておりませんですか。

第37回国会 内閣委員会 第3号(1960/12/17、29期、日本社会党)

○石山委員 人事院総裁にお伺いしますが、私は今度の給与表をば、人事院は一つの理論体系からもって、非常に確信をもって勧告なさったと思っていますが、これは普通一般にいわれている科学的というふうな言葉をそのまま認めてやっておられるのでございますか。
【次の発言】 私は科学的ということが、ただ普通いわれている、学問としての科学的あるいは理論的ということであれば、何ら懸念がないと思うのですが、それが一つの実生活と直結する科学的である、理論的である、これが給与問題のむずかしさだと思うのです。こうした場合に、たとい今までの勧告の例を見ましても、人事院の科学的というのは、冷酷である科学的だと私は思うのですが、……

第37回国会 内閣委員会 第4号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○石山委員 在外公館のことについてでございますが、ここで感じられることは、何か数多く大使館をお作りになって、館員の昇給をば実施する。私はそこに目的があるような気がしてなりません。必要性が提案理由の中にあるわけでございますが、私は外国のことはよくわかりませんけれども、ここにナイジェリアとコンゴの貿易額がついておるわけでございます。ナイジェリアの方は四千七百五十万ドル、コンゴの方は輸出額が六百二十万ドルで輸入額が三十五万ドルというふうになっております。私これと給与の問題と結びつけて考えると、どうも多く商売をなさっている国に赴任なさる方の方がコンゴの方よりも少ない、これは慣例とかなんとか特別な事情が……

第37回国会 内閣委員会 第5号(1960/12/22、29期、日本社会党)

○石山委員 新しい西村長官にお伺いいたしますが、あなたの腕の見せどころであるところの三十六年度の予算編成の時期が近づいたわけですが、当委員会あるいは参議院の予算委員会等の質疑応答を見ますると、第二次防衛計画というものが明確化を欠いておるようでございます。それについて来年度の防衛庁が、予算請求する中で、今年度より特異なもの、あるいはそのことによって自衛隊の性格というふうなものにおおむね変革を及ぼすようなものがあるのかどうか、たとえば地上、航空あるいは海軍、こういうふうな三軍が、航空に主力が注がれるというふうな変革が行なわれるのかどうか、こういうふうなことを一つ御報告願いたい。

第38回国会 商工委員会 第11号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○石山委員 私は、きょうおいでになった四人の方々のうち、特に労働組合の方々にお聞きしたいと思いますけれども、せっかくわが国でも石油関係では唯一の民族資本であられる出光さんなどもおいでになっておりますので、アラビア石油についてもこの機会にお聞きしたい点があります。  私は秋田でございますけれども、秋田は御承知のように石油がかなり出るわけでございます。かなりといっても、これは使う方の側から見れば、問題にならぬほどの量でございますけれども、国内資源としては最右翼にいる県であります。しかし、ここで見てみますと、掘る方は非常に不安を感じておる。これは会社側でも労働者側でも非常に不安を感じておる。精油会社……

第38回国会 内閣委員会 第5号(1961/02/21、29期、日本社会党)

○石山委員 まず最初に長官のお心持をお聞きしたいのですが、こういう書類形式ですね。これはあなたの方で総合的なことはこういう書類でやっているのかしらぬけれども、私のようにまじめにやっておる者に対して縦書きと横書きの書類が出るということは、まことに困ることなんですけれども、この困ることなんだということが、事務能率から見れば非常に繁雑、複雑化する一つの要素になるわけです。それでこの横書きしたのを見てみますと、初めて出たのが自治省から出た設置法、今度はあなたの方と二枚目なんです。それをとじ込んだ場合、縦書きのものはこっちから見、横書きのものはひっくり返して反対から見なければならない。大体国会に出す書類……

第38回国会 内閣委員会 第6号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○石山委員 今予算委員会で予算の大筋が大体煮詰まってきたようですが、地方税の問題についてまだ何かもやもやしたところがある。そのもやもやの中で飲食税の問題がまだはっきりしない。たとえば飲食の中で考えられる点は、お酒なんかはもうすでに税を取っているわけです。そのほかにまた何ぼ食べたからそれ以上にまた課税する。二重、三重の課税になるような形式ですから、普通からいえば飲食税などは高級料理屋以外は取ってはならぬというふうな考え方はだれしも持つだろうと思う。しかし上げるなら早く上げればいいし、どういう理由でまだもたもたしているのですか。はなはだわが池田内閣は、低姿勢も低姿勢かもしれぬけれども、少しふがいな……

第38回国会 内閣委員会 第13号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○石山委員 ただいま本委員会をば満場一致で通過した原子力委員会設置法の一部改正の法律案につきまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党の三政党の合同による附帯決議をばこの際つけておきたいと思いますので、原案をば最初読み上げます。    原子力委員会設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議  原子炉の安全確保の重大性にかんがみ、原子力委員会は、原子炉安全専門審査会の機能を十分に活用するとともに、これが調査審議の結果を尊重すべきである。   なお、審査委員は厳選し、少数精鋭によってその権威を高めることに留意すべきである。   右決議する。  簡単にこの附帯決議の理由をば説明申し上げたいと思いま……

第38回国会 内閣委員会 第14号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○石山委員 池田内閣は倍増計画とか所得の格差をなくするとか言っておるようですが、倍増計画を考えてみますると、これからネックになるのは交通運輸だろうといわれております。それから学者先生やその他の意見を考えてみますると、地域開発が行なわれなければおそらく倍増計画というものはだめであろう、絵にかいたもちに終わるであろうというふうに言われているわけです。ですからこの法案の中で伊勢湾地区港湾の緊急設備をはかるために部を設けることは、それはそれでよろしいと思う。ただ私たち裏日本の側から見れば、たとえば第二の東海道線を敷く。私はそれもそれでよろしいと思う。それから皆さんの方で運賃の値上げに対して強い要求を持……

第38回国会 内閣委員会 第16号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○石山委員 外務大臣にお伺いしますが、昭和三十四年三月十一日に、あなたの前任者である藤山さんに対して、設置法の出たときに受田委員より、どうも大使をあまり作り過ぎるのじゃないかという質問がなされておるわけです。むしろ公使なんというけちなものはやめてしまって、全部大使にしたらどうかというようなことまでおっしゃっておるわけでありますが、これに対して藤山さんは、現在のところ大使、公使というものは、実際には区別は必要ないのだ、こういうような御意見でありますが、あなたもやはりそのような考え方でたくさんの設置法の改正をばお出しになったのかどうか。三十四年度には委員会としては、少し大使昇格が多過ぎるのじゃない……

第38回国会 内閣委員会 第17号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○石山委員 地域経済のことについて二、三お聞きして、こっちの要望を申し上げたいと思います。  国土総合開発法がありまして、そこでいろいろやるようでございますけれども、今までの例からすると、国土総合開発というのはある意味ではおもに農業的な立場から多く見ているような傾向があったと思っております。新しくやるためにはこういう新しい考え方も必要になってきただろうと思うのですが、ここで私たち実際やる上において注意をしていただきたい点は、たとえば後進地だといわれている北海道、東北に対して法律を作りました。金融公庫も作りました。そして間もなく、三年くらいたちましたら、御承知のように九州、四国、中国というふうに……

第38回国会 内閣委員会 第19号(1961/03/31、29期、日本社会党)

○石山委員 私は各省の局設置法について、おもに労働省関係についてお聞きしたいと思いまするが、その前に総務長官にお聞きしたい点があります。  政府では今臨時行政調査会設置法案を出しているわけでありますが、ここには、聞くところによりますと、総理大臣級の方をば委員長ですか、議長でございますか、据えまして、大がかりな行政機構をば検討する、こういう建前でいるわけですね。僕らから見ますると、各省の局の設置あるいは昇格などは、機構上から見ればかなりに重要案件だと見ているわけです。しかも今回出されているのは四つございます。建設、労働、厚生、大蔵それぞれごもっともな理由をば申し立てておるわけですけれども、私たち……

第38回国会 内閣委員会 第21号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○石山委員 総務長官にお聞きしますが、新聞等によりますと、仲裁裁定を完全に政府は実施なさるということが報じられておりますが、政府の態度としては、今度の公共企業体の労働組合が仲裁裁定に服した。それについて政府は完全実施をするという建前が明確にきまりましたか。
【次の発言】 あえて念を押しますが、完全実施をするという建前は決定いたしましたか。
【次の発言】 入江総裁にお聞きいたしますが、去年の八月に勧告なさった公務員の給与につきましては、今もってあの勧告はまことに――これは浅井総裁がそうおっしゃっておりましたが、科学的にも正しい、こういうふうな言葉で表現して自画自賛をしておったわけですが、今振り返……

第38回国会 内閣委員会 第22号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○石山委員 数字的な問題その他のことに関しましては、石橋委員から質問がございましたけれども、まだふに落ちない点がございます。もちろんこれは早急の事件なのでございまして、皆さんの方でもそれぞれ努力をなさってその原因を突きとめようとしているだろうと思うのですが、わからないというのが真実だろうと思います。その点は私はこれ以上、資料の集まらない以上は質問は差し控えますが、ただここで気になることは、どの新聞を見ましても今度飛んだ飛行隊の方々は、優秀な方々だというふうに言っておることです。この優秀な方々がどうもこういう事故を起こすということについて、私はなぜ優秀だといわれる方々がこういうふうに死ななければ……

第38回国会 内閣委員会 第24号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○石山委員 私は総理が今度渡米されるにつきまして、日本の経済とかあるいは極東の平和とか、いろいろな問題をばお考えになって渡米されることと思いますが、私たちが気にしています点は、日本の防衛を考えた場合、どうしましても今度の安保条約の問題が浮かんできてなりません。この安保条約は、どうしましてもある特定の国を仮想敵国として考えながら結んだ、こういうふうに思われるわけです。ですから首相が渡米される場合におきましては、必ずアメリカは日本の極東に対する判断を第一に聞くのではないかと思います。それから第二には、その判断に基づいて日本の国はどういう格好でアメリカに協力するか、その協力の体制をもかなり強く明細に……

第38回国会 内閣委員会 第25号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○石山委員 私、人事院総裁と政府にもう一ぺんこの前の寒冷地手当に関しての質問を繰り返したいと思います。というのは、この前のときは一般論でありまして、少しく時間にも制約されたものですから、私の方の意の満たないようなところがあったのではないかと思います。それからきょうわれわれとしては努力をいたしまして給与関係二法案をば通過さしたいというふうに考えておりますが、このためにも与野党、民社を含めまして、三党が共同で提案をする附帯決議等の問題もありますので、少しく実情的に掘り下げた問題を人事院からお答えをいただきたいわけです。  第一に、私さきの委員会で申し上げました寒冷地手当の問題でございます。寒冷地手……

第38回国会 内閣委員会 第27号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○石山委員 小澤長官にこの組織法に入る前に、ちょっとお聞きしておきたい点がございます。  それは最近公団等の半民半官の組織によって、いろいろなものが遂行されていっているわけです。今までは農林省等では、たとえば愛知用水公団などという案がありまして、ああいうふうになりました。今度ちらほらこれは新聞などで見ますと、つまり建設関係は建設関係で公団組織を作る。利用は利用としてまた別の公団組織を作る。ですから一つの水が二つの公団に分離される。しかも大義名分から見ると、いかにもなるほどと思われるような分け方をするわけですが、実際からすると、そのお役所の完全な勢力範疇によって区分するというところに問題があると……

第38回国会 内閣委員会 第31号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○石山委員 朝早くから夜おそくまで、九時間以上毎日質疑応答をしておるので、長官初め政府委員の方々はだいぶお疲れのようにも思います。それでゆうべなどの質疑を聞きますと、私の方で懇切丁寧に質問をしているにもかかわらず、御答弁はぶっきらぼうであって、堂々めぐりである。それでは理解しにくいのでございます。それでも私けさ、ここ一週間ぐらいにわたった質疑応答の中をば集約してみました。それで長官がゆうべぐっすり休まれて、頭の感覚の新しいところで一つ答弁をいただければ、あるいは私が間違って考えている点が是正されるのではないか、こう思うので、四点ばかり、今まで私どもが質疑応答の中で感じた点をば申し上げてみます。……

第38回国会 内閣委員会 第33号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○石山委員 今度の設置法を見ましても、たとえば建設省と運輸省が競合するような問題がかなりございます。道路なども一体どっちにウエートが置かれているかというようなこと、たとえば道路をお作りになる場合は、そこの交通量とか都市の将来性とか、いろいろ御勘案になってお作りになるだろうと思うのです。しかし、たとえばそこを走る自動車の問題は皆さんの方から離れまして、運輸省の陸運局等で自動車の許可権その他が執行されておるように思われます。そういうふうな点で、おのおの不便を感じていられるだろうと思うのです。われわれはたから見ると非常に不便のように感じておりますが、そういう不便なことのないようにする。たとえば最近は……

第38回国会 内閣委員会 第35号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○石山委員 多目的ダムの管理はあなたの方でありますか。
【次の発言】 法律によって管理しているという御意見だけれども、多目的ダムは文字の通り治山治水もあるわけでしょう。工業用水もあるわけです。農林関係、いわゆる灌漑用水としてもある。洪水というような関係もあるわけです。委員長、時間がないというようなところから、だいぶざわざわしておりまして、質問がうまくいきません。
【次の発言】 こんなやり方ではいかぬと思うのです。われわれ質問に立っておるのは大事に思ってやっておるのですから、大事に聞いてもらわなくては困る。  そういうことからすると、出先機関で管理するにはいろいろな不都合が出るようであります。た……

第38回国会 内閣委員会 第37号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○石山委員 今度、関税のお仕事が大へん多くなったというので、主税局の中の関税部を関税局に昇格をしたいという考えのようでございますが、それについてまず第一にお聞きしておきたい点は、おそらく仕事の量がふえたということが最大の原因だと思います。仕事の量がふえて、仕事の内容を整備するということも考え方の中にあると思うのですが、為替の自由化によって仕事の量がふえたということが第一の原因だと思います。そこで為替・貿易の自由化によってふえたという具体例をやはりこの際お示ししていただかないと、ただ仕事の量がふえたというだけではわかりませんので、具体例を二、三お示しを願いたいと思います。

第38回国会 内閣委員会 第42号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○石山委員 この前の続きでございまするが、ガットの総会が開かれたようでございます。新聞に小さく、三十五条はどうもあまり論議の対象にならないで終わってしまったというふうに出ていますが、実際の経過はどういうふうになっているのですか。
【次の発言】 その問題が作業部会に移行されたことは、日本にとって有利に展開するかどうかということが大へん問題だと思うのです。もう一つは、秋になった場合、日数ですよ。どのくらいのめどでその問題が明示されるかということ、われわれ一般常識的に見ましても、日本の成長している経済状態が秋になると非常に問題が起きてくるということだと思うのです。秋に問題が起きてくるということは、も……

第39回国会 商工委員会 第7号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○石山委員 関連して。先ほど次官がおっしゃった中で、鉱山対策については自由化をしないような工夫をしたい。これは私ども東北地方に住む者として、この地下産業については特別の関心を持っているわけなんです。特に中小企業等の関係等を見ますれば、私はいつか新しくたくさんの時間をいただいて大臣や皆さんに、この問題について真剣に御討論をお願いしたいと思っておりますけれども、きょうはそういう時間がないようでございますが、先ほど聞きました中で、関税問題等とからみましてお聞きしておいた方がよろしいのではないかと思っているわけです。きのう、私ども内閣委員会で大蔵省の設置法を一つあげました。その設置法は関税局の新設でご……

第39回国会 商工委員会 第12号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○石山議員 ただいま議題となりました金属鉱産物価格安定臨時措置法案につきまして、提案者を代表し、その提案理由の説明を申し上げます。  御承知の通り、金属鉱産物は、重要な基礎的原材料であり、重要な国内資源でもあります。それにもかかわらず、今日に至るまで、金属鉱業政策といわれるようなものは何一つ見られず、激しい国内外の競争場裡に放置されているのが、現状であります。わずかに銅については、銅安定帯価格制度がありますが、これとて、民間の自主的制度であり、価格に著しい変動を来たした場合、この制度が強力なささえとなるとは、とうてい考えられないのであります。  一般に、わが国の金属鉱産物が国際的に見て割高であ……

第39回国会 内閣委員会 第6号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○石山委員 関税局設置について、関税の問題を、特に鉱山関係等の問題についてお聞きしたいと思うわけですが、最初に、為替・貿易の自由化については、池田内閣はかなりな自信と、それからかなりな強い力でこれを乗り切っていこう、こういう意図を示して、産業界あるいは経済界の内外にいろいろな旋風を巻き起こしたわけですが、最近の経済情勢等からでしょうか、何となく調整を施そうとする気配が見えておる、ということは、まあ弱気になったという例かもしれません。そこで私は、非鉄金属の輸入の問題についてお聞きしたいわけです。これはたとえば農産物の場合に特例を設けるように、第一次産業的な性格を非常に持っている非鉄金属の輸入の問……

第39回国会 内閣委員会 第9号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○石山委員 給与大臣に御質問申し上げますが、来月行なわれる日米経済会議に、大臣は経済閣僚の一人として、そのメンバーになる予定でございますか。
【次の発言】 最近の日米経済の傾向を見ますると、大へんに輸入がふえております。そして輸出が非常に減っておる。やはり議題はここにしぼられていかざるを得ないのではないか。何でもお話を聞いておりますと、そういうあまりこまかいことはやらないで、何かトップ・レベル同士で抽象的にお話をし合いたいという儀礼的なものにもなるような意見もございますが、われわれ国民としましては、そんな儀礼的なお話ならば、この際何らやる必要がないのではないか。この日本の経済の難局、日米経済の……

第39回国会 内閣委員会 第11号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○石山委員 川島長官が就任あいさつと申しますか、就任に際して「行政監察月報」にお言葉を述べられておりますが、このお言葉が大体行管の業務内容をさしているであろうし、それから今度の七人委員会の方向なども大体大ざっぱであるが、意図する方向を書いておるように思われます。ただ私なりの文章上のあげ足をとるわけではございませんが、たまたま公務員の問題と官公庁の機構というものとからみ合わせて新聞談話をなさった場合に、公務員の能率というふうな問題が出ておりました。しかしこの言葉の中には、なかなかえらいものだと思いますが、文章にすればそういう言葉を出さないというところに妙味があると思うのですが、これにはこういうふ……

第39回国会 内閣委員会 第16号(1961/12/01、29期、日本社会党)

○石山委員 長官、予算編成期が近づいて参りましたので、私どもの考えている点を申し上げて、それに一つ協力をしていただきたい、こうようことでございます。  私ども去る二十日から約一週間ぐらい視察に参りました。その国政視察の中で関係は、陸も海も空もかなり念入りに私は視察調査をしたと思っております。それについてようよう感じたこと、あるいは要望された点等を結び合わせてみて、そうして皆さんが今大蔵省と折衝しているもの、あるいは皆さん自体が今考えている予算の格好というものとの比べ方になるだろうと思いますが、その端緒として、今一体目新しい部門で金額はどのくらいを考えていられるか。大ざっぱでいいですよ。オープン……

第40回国会 商工委員会 第38号(1962/05/06、29期、日本社会党)

○石山委員 自由化に直面する金属鉱業危機打開に関する決議案について、賛成討論を申し上げたいと思います。  この決議案をお作りになるまで与野党の小委員はそれぞれ知恵を傾けまして、現下の鉱業対策打開についていろいろと御討議をなすったようでございまして、その結果このような決議案になったわけでございますが、私があえて申し上げるまでもなく、日本の金属鉱業というものは近代産業の先駆をなした産業部門でございまして、わが国の資本の蓄積、産業の発達に資することが大へんに多かったと思っております。それが最近の自由化のあらしでいささか打撃を受け、これからもまた強い自由化のあらしに打撃を受けようとする場面に直面してお……

第40回国会 内閣委員会 第2号(1961/12/21、29期、日本社会党)

○石山委員 これは私どもが前々から申し上げている公務員の皆さんの手当の簡素化をはかる、こういうふうな大きなところに立って、今回とりあえず暫定手当を整理してみよう、こういうようなお考えでございましょうか。
【次の発言】 給与体系全般から見ると、たとえば農家であれば生産性補償方式といって、農民の生産力をば補償する米価というふうな言葉を使っているわけですが、それと同じに、たとえば公務員の皆さんのいろいろな仕事の面に対し、そういうふうな面で補償するという考え方ですが、人事院が先ごろ勧告された給与の面、それが低いと、どうしても手当の面で加減しなければならぬという操作を行なうのは当然だと僕らは思っているわ……

第40回国会 内閣委員会 第5号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○石山委員 国会が開かれると奇妙に航空事故が起きるというのは、何か変な感じがいたします。私ども、ときどき視察に参るときに、防衛庁に御便宜をはかっていただいて飛行機に乗せてもらうわけですが、その際、長官機よりも、今度事故を起こしたP2Vの方がずっと安全だ、こういうふうに言われていたわけです。何か落下傘のひもを引っぱれば簡単に開くとか、これをやれば酸素が出るとか、このひもを引っぱれば海に色が着いてということで、まあまあ死ななくても済むようである。しかも、陸軍の場合はそうでもないが、海軍の場合は、割合に複雑なものを着せるわけですね。なかなか厳重でいいことだと思っておりましたが、今度こういうふうな事故……

第40回国会 内閣委員会 第6号(1962/02/13、29期、日本社会党)

○石山委員 きょうは、大臣が来られたら、大ざっぱな経済外交というふうなものと、普通いわれている外交というものの区別を、ちょっとお聞きしたいなと考えておりました。今の小坂さんの、あるいは外務省の考えているのは、どっちが重いか怪いかというふうには単純にいかぬと思うのだが、主力を一体どこに注いでいるのだろうか、こういうふうなこともお聞きしたがったのです。こういう点は、大臣が来られないというので、お聞きすることができなかったのですが、技術的な問題として解決できることはなるべく解決をつけておいて、法案の整理に当たりたい、こう思うわけです。僕たちはしょっちゅうたくさんの各省の設置法を調べているわけですが、……

第40回国会 内閣委員会 第7号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○石山委員 労働省でいわゆる賃金部を設けられるということ等については、それから労働行政等については、いささか後日質疑をいたしたいと存じますが、きょうは人事院勧告についてだけ質問申し上げたいと思っております。  私ども内閣委員会の一つの任務として、たくさんの審議会等の問題を議論しておりますが、調査会あるいは審議会で結論が生まれても、今までの例を見ますと、政府は御自分に都合のいいものは採用なさるけれども、御自分にあまり思わしくない、しかも金がかかるなどということになりますと、ごもっともな理由をつけまして、審議会、調査会の答申というものをば骨抜きにしてしまう、そういう例がたくさんあるわけなのです。で……

第40回国会 内閣委員会 第8号(1962/02/19、29期、日本社会党)

○石山委員 私ども、当委員会で、毎国会各省の設置法をばそれぞれ検討しているわけでございます。そのたびにいつも言われていることは、各省の設置法は、各省だけの目で国民に奉仕をする、行政の能力を上げるというふうな傾向が強いのじゃないか。国家全般から見た能力の問題、機構の問題をどうも伏せておいて、俗にいう官庁のなわ張り行政に堕落をしている傾向がある。だから、行管はがんばって、もっと行政査察をば厳格にすべきであるし、機構の研究ももっと進めて、それを政府に提案すべきである、こういうふうにしょっちゅう申し上げていたわけですが、その現われの一つとして、もちろん、これは前々からの査察等からもきておりましたし、わ……

第40回国会 内閣委員会 第9号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○石山委員 先ごろから、川島長官等にも、少し強い言葉で私質問などをいたしましたが、幸いにして、第二回目の調査会において、長官の御努力等によって、国会の審議過程あるいは附帯決議の要旨が、この三つの申し合わせの中に表われておるというふうに考えます。私ども、長官がお知りのようにこの臨時調査会ができることにはほんとうに賛成をしたわけなのです。努めて自由な立場において野の人の声を聞き入れる、こういうふうなことは強く言っているわけでございます。たまたまあの問題が出まして、国会で討論などをしたために、大新聞の一部では、社会党は初っぱなからどうも委員会を制肘するような立場で問題を進めていると報じておりますが、……

第40回国会 内閣委員会 第10号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○石山委員 予算のことは、日を改めて、来年度の国防計画とあわせて論議の対象にしなければならぬと思いますが、当面の飛行機事故の問題について、私の方でやってほしいという点を二、三申し上げておきたいと思います。  この前、P2Vの場合も、その優秀性とコメット機を対象にしたわけでありますが、コメット機は器材の耐久力の認定に欠点があった、こういうことが発見されて、それ以来、コメット機は世界的に名誉を回復して、優秀な成績をおさめているわけであります。いろいろ苦労があると思いますけれども、一番優秀だといわれており、金額にしましても七億円をこえておるP2Vでございますから、やはり整備をちゃんとなさって点検をし……

第40回国会 内閣委員会 第11号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○石山委員 去年の日米経済会議のときの話、この前もちょっと触れたわけですが、日米経済会議のとき、日本の賃金問題について、専門家合同委員会の設置方をアメリカが要望したと聞いております。それにつきましては、日本の政府の強い反対でさたやみになったが、日本の低賃金に対するアメリカの疑心は、そのことによって決して吹っ飛んだものではない、こういうふうなことがいわれているわけですが、なぜアメリカの申し出に対してこたえなかったのか、否定するような立場をとったのか。一説に、最近の繊維の問題の、二重課税のような賦課金の問題等も、せんじ詰めていくと、日本の繊維労働者の低賃金に対抗する立場で、この問題が起きたというふ……

第40回国会 内閣委員会 第12号(1962/03/02、29期、日本社会党)

○石山委員 建設大臣がかつて大臣におなりになる前に、主要な工業港を作る、おもに構想の中に東京湾埋め立てをだいぶ熱心に進めていくという構想を持って、工業臨海法をお出しになっていましたが、あの構想は、おそらく形が変わっても進められているだろうと思うのですが、今でもやっぱり東京湾を主体にしたものの考え方で臨海工業地帯発展を建設大臣はお考えになっているか、その点一つお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 よく太平洋ベルト・ラインというような言葉をわれわれのような東北地方の連中はうらやんで使うわけです。私どもたとえば東京湾の繁栄発展というものを喜んでいるものの一人です。ただ、黙っていても非常に立地……

第40回国会 内閣委員会 第13号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○石山委員 政務次官はかぜを引かれているとすれば、あまり御答弁いただきません。なるべく官房長の方から御答弁をいただくわけですが、答弁は、きょうは時間がないので、あるいは提案みたいに終わるかもしれません。  そこで、提案の中で、地方公務員共済制度の実施に伴って必要となる職員を増員しようとするものであるという件について、この法案は、地方行政委員会に共済制度はかかる予定でございますから、私、そのもののよしあしをここで大いに論じようとは思わないのでございます。ただ、地方から上がってくる実態というものを自治省が把握しているかどうかということを一つ考えているわけなんです。たとえば私の手元に、今仙台市、新潟……

第40回国会 内閣委員会 第14号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○石山委員 今度の自治省の設置法の中で、共済関係に関して定員増がされるわけですが、これに関連して、共済問題について一応質問したいと思います。  前の予算委員会の場合にも、大臣に出ていただきまして、こういうふうな欠点と要望があるが、それらの点を十分考えて法案を出していただきたいと申し上げておきましたが、どうも私が申し上げた点がなかなか直っておらないというふうに考えているわけです。それで、先日の当委員会で、自治省の官房長にも私はその点を指摘いたしまして、既得権を尊重するのが日本の政治、経済の機構の根本をなしておるのだ、それから新しい制度を出すからには、その期待にこたえるようなものでなければならない……

第40回国会 内閣委員会 第15号(1962/03/09、29期、日本社会党)

○石山委員 この前の当委員会のとき、中村建設大臣においでを願いまして、東北地方その他の後進地域に対して、鉄道はどうも最近非常につれない措置をとっておる、これをカバーするにはどうしても自動車道路をば整備する必要があるのではないか、こういうふうに申し上げまして、大臣にもその通りだというふうにおっしゃっていただきました。それで、私も、もうこれで質疑を打ち切ってよろしいと思っておりましたが、地方からきのう参りました新聞を見ますと、東北地建で今度の予算等を試算してみますと、どうも建設省の今度とられている措置は、太平洋ベルト・ラインと申しますか、今すぐ効率的な経済関係のあるところに大部分を投資している、こ……

第40回国会 内閣委員会 第16号(1962/03/13、29期、日本社会党)

○石山委員 八日に開かれました全国の次席検事合同会議において、交通事犯を根本的に検討されるように植木法相が訓示をしたのでありますが、その中で、私もこの前大臣に申し上げた点でございますが、「一部国民の間に脱法的手段によって刑責を免れようとし、刑罰法規の存在すら無視しようとする傾向が増大しているが、」この点に関して、一つの傾向を御説明していただきたいと思うのです。われわれ国民は、法規を順法していることを望んでいますし、国民はそういうふうに考えているのではないかと思うのですが、法務大臣がこういうふうにおっしゃっていることを見ますと、かなりに国民は法を無視したようなやり方が顕著だ、こういう言い方だと思……

第40回国会 内閣委員会 第18号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○石山委員 たとえば、今度の池田内閣の経済政策の中心をなすものが、高度成長政策であると同時に、為替貿易の自由化を機軸にする、こういう考え方だろうと思う。それはそれとしてよろしいと思うのです。ただ、そのことによって非常に優位な立場をとる産業と、そのことによって非常に苦労をしなければならない産業とが、顕著に現われてきている。この現実は理屈ではいかぬおけです。現実的に出ているものをどういう格好で救済するかということだろうと思うのです。今までおおむね、私ら聞いておりますと、池田さんにしても、おれにまかせておけと言うし、池田さんの経済政策の基本をなす開銀理事の下村さんなんかも、いまだにもって非常に強気で……

第40回国会 内閣委員会 第20号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○石山委員 長官がおいでになりましたので、この機会にお聞きしておかないと、おいでを願うにまた手数をかけるものですから、お聞き申し上げたいのですが、公務員の制度をば調査する室がございます。それを長官は管轄なさっているわけですが、公務員の制度を裏づけするのが給与、賃金であるわけでございます。それについて、昔は公務員の方々に年度末手当という項目がございましたが、この習慣は公務員の方々にとっていい習慣でございましたでしょうか。それをどういう理由でいつごろからおやめになったかという、この二つをお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、公務員に関する限りは、制度としまして、法律以外には一……

第40回国会 内閣委員会 第21号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○石山委員 経済企画庁で総合的に水資源等を開発するためですか、あるいは調整するためでございましょう、水資源局をお作りになるのは、一応理解できます。ただ、僕らいつも考えていることは、こういうふうな経済的な関係のあるものは、どうも大都市中心からはずれていけない、地方へ伸びていけない、そこにいろいろな問題について難点を示しておるわけなんです。今回の場合も、事の起こりは、結局利根川、淀川というふうなところから問題が起きた。しかも、それが日本の官僚のいいところでもあるが、悪いところでもある、いわゆる仕事を一生懸命したい、よそ様を押しのけても自分は仕事をしたい、こういうなわ張り争いと世俗で言っているむだを……

第40回国会 内閣委員会 第23号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○石山委員 科学技術庁の設置法の一部を改正されるわけですが、これは新しく科学分野がますます細分化する反面、その総合的推進が要求されている、こういうのが眼目になって、新しい局を新設なさろうとしております。その名前も研究調整局という名前ですから、細分化に対しての研究、総合的推進に対しての調整という名前に落ち着いたのではないかと思っているのですが、僕らみみっちい生活条件を見ているものからすると、ときどき日本の化学のアイデアなど聞いていると、奇想天外なおもしろい点もあるわけなのです。なんとなくほのぼのとする点もある。ただ、ここで僕らいつでも気になるのは、今研究していることが国民生活に役立つ可能性という……

第40回国会 内閣委員会 第24号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○石山委員 賃金の問題が労働省から設置法として出ているとき、時あたかも労働界では春闘でございます。大へんいろいろな形で賃上げ闘争が行なわれております。一部の新聞の社説等によりますと、その組合のやったことに関するよしあしの批評もございますけれども、一般的な問題として労働省が考えていられるだろうと思われる節が一つございます。それは、一般の労働組合が戦後十何年ずっとやってきているのですが、言うところのスケジュール闘争というふうなものは、こういうふうな経済情勢の場合には考え改める必要があるのではないかというふうな示唆に富んだ社説が出ておるわけです。スケジュール闘争をやるとかやらないとかいうのは、もちろ……

第40回国会 内閣委員会 第26号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○石山委員 法案に関係のあるところになるべく触れておきたいと思いますが、最近の株の値下がりというものが、たとえば資本主義経済の実態をある面で表わしておるというふうになれば、池田内閣のもとにおける経済状態、経済指導、こういうようなものに甲乙丙と点数をつければ、一体どれに値するだろうか。皆さんは、おそらく来年の春くらいになればよくなるだろうといって、乙くらいつけられるかもしれぬ。しかし、そうではなくて、現在の場所に立って見た場合に、高度成長経済というものは、株価に現われた面では、どんな点数をつけたらよろしかろう、これを大臣にお聞きしたいのです。

第40回国会 内閣委員会 第28号(1962/04/18、29期、日本社会党)

○石山委員 この前、大蔵省設置法の一部を改正するときもお話し申し上げたわけですが、そのお話の続きに大蔵大臣が約束の通りおいでをいただきまして、その点は感謝を申し上げます。  それで、特に大臣にお聞きいたしたい点は、暫定手当を去年の十二月十四日に人事院が勧告しているわけでございます。その額も、公務員に関しては六億程度でございましたけれども、これが予算化されないというのは、大蔵省側で疑義があるために予算化されないというふうなもっぱらの評判なのでございます。ただ、私そのとき感ずるのは、十七日の閣議で、公企労の方々の仲裁裁定は、大臣は簡単に御賛成になっているわけなんですね。しかも、その金額は、国鉄の百……

第40回国会 内閣委員会 第29号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○石山委員 このたび恩給法の一部が改正されまして、それと同時にベース・アップも行なわれるようになりまして、恩給該当者の希望がかなりな角度で達成されようとしておりますが、ただ、ここでちょっと気になるのは、かつて、古い文句でございますけれども、日本の財政経済から見れば、一千億をなるべくこえないようにしなければならぬというふうなことでしょっちゅういわれておりまして、それがわれわれの耳の底にこびりついているわけです。しかし、国家の財政規模がだんだん大きくなり、国民の生活水準が高まったということも事実なのでございますが、恩給局から出していただいた表を見ますると、三十九年度、四十年度がピーク時でありまして……

第40回国会 内閣委員会 第32号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○石山委員 私どもの先輩である片山さんが平和憲法を論じたあとで、私どもが社会悪のような、あるいは私どものからだの中のできもののようにも考えられる自衛隊戦力というようなことを話し合わなければならないことは、非常に残念に思います。しかし、当委員会の任務は、現実に即して日本の国民の平和というもの、あるいは民生安定というものをやはり守り切らなければならないという任務を持っておると思っておりますので、直接に防衛の問題に入りたいと思います。  一昨年、日米安保条約が制定されまして、岸総理の次を池田総理が継いだわけです。同じ保守党内閣のことでございますから、安保条約の解釈については相違はないだろうと思います……

第40回国会 内閣委員会 第33号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○石山委員 話が非常に遠いようにあるいは長官感じられるかもしれぬけれども、これは一番われわれに近い問題だと思う。ゆうべの日本の時間では午前二時、クリスマス島においてアメリカが大気圏内の核実験を行なったのですが、これは平和利用じゃないわけです。せんじ詰めて言えば、最大の武器の実験でございます。私、よく軍備というふうなもの、もっと下がって自衛力というふうなもの等を考えてみると、いつの場合でも、そういう問題と犠牲者の問題を私はにらみ合わせ工考えざるを得ない。自衛力という問題も、推し進めていけば、自衛力という名のもとで戦わざるを得ない、これは現実だと思う。政府は政府として、あの通り毎度同じようなまくら……

第40回国会 内閣委員会 第35号(1962/04/28、29期、日本社会党)

○石山委員 最近、年末等になりますと郵便物が非常にたまる、こういわれておるのですが、これにもいろいろな原因があるだろうと思っております。昔だと、これは汽車もそうのようですが、日本の郵便事業というものは非常に正確迅速だ、こういうふうに規定づけられていたそうですが、最近どうも郵便物が一番おくれるものの代名詞に使われているようでございます。残念でございます。その理由は一体何だろうか、皆さんの方でお考えになっている理由というのはどういうことでございましょう。
【次の発言】 あなたの御答弁の中に機械という言葉が一つも入っておらぬ。郵便物というものは機械で処理されないというふうな観念を持っているのじゃない……

第40回国会 内閣委員会 第37号(1962/06/01、29期、日本社会党)

○石山委員 アメリカ軍隊がタイに駐もしたことについて、わが国ともかたりに深い関係があると私たちは考えているわけです。特に日米安保条約締結以後におけるわが国の立場というものは、アメリカ軍の行動について非常に微妙な影響を受けざるを得ない立場にあると思いますので、先ごろ、衆参両院の外務委員会において、それぞれ討議が進められているのでございますけれども、当委員会としましては、防衛に直接関係があるのでございまして、その意味で深い関心を私どもは持っているわけです。外務省では、新聞等によれば、今回の場合は事前協議の対象にならぬなどとあっさり問題を割り切っていられるようでありますが、いずれにしましても、一応の……

第40回国会 内閣委員会 第38号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○石山委員 期末手当が終わりますと、例年のごとく人事院の勧告をする月が迫ってきたわけです。公務員の諸君はいろいろな批判をしているようですけれども、やはり何といっても、人事院勧告というものについては関心を持ち、期待を持っているだろうと思うのです。せっかく今誠意御調査中でございましょうから、詳しいことをお聞きするのも不細工で、ある意味においては失礼に当たるだろうと思いますけれども、公務員諸君が期待しているのですから、それに大まかなアウト・ラインで、人事院はこんな考えでいるのだというぐらいは、この際示していただいた方が相互理解のためにはいいのではないか、こう思っております。せんだって新聞などちょっと……

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/02/17、29期、日本社会党)

○石山委員 私が質問するのは、おおむね臨時行政調査会の件につきまして、川島大臣を主体にして質問いたしたいと思います。  この臨時行政調査会は、川島さんのお知りのように、かなりに難航した法案でございます。大臣も小澤さんから川島さんに引き継がれ、国会も二つ経過してできた法案でございます。この法案のよさは、少人数で日本の行政機構というものをじっくり考え、そうしてこのできたものに対しては、政府は責任を負うて強力にこれを行政面に現わしていく、こういうふうなやり方でございまして、しかも選ばれた七人は、川島長官等が大へんに心を込められて選んだ、現代における七人の賢人と言ってもいいほどの人選だというふうに一部……

第41回国会 内閣委員会 第6号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○石山委員 給与担当大臣に御質問いたしたいと思います。  給与の問題につきまして、いろいろこれから実施なさるまでお話し合いをしなければならぬわけですが、大臣が御就任なさったとき、某新聞の紹介欄に、大臣は、かつて戦時中か戦前か、よくそこら辺はわかりませんけれども、給与問題をば取り扱った経験があるというようについていたと思うのです。そういうふうに給与問題を一応やられた経歴をお持ちになっていると、数字の問題なんかも出して話が割合にスムーズに進むだろう。あまり御経験のないところにやたらに数字を出すとお互いに話がこんぐらかって、うまいこといかぬということになる場合もあるわけでございますから、そういう意味……

第41回国会 内閣委員会 第8号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○石山委員 大臣がどこかへおいでになるそうですから、大臣のいるうちに、大臣に御答弁いただきたいことをおもに申し上げたいと思います。  この法案は、前国会へ出されましたが、論議の対象にならないで終わってしまった法案でございます。それはなぜかと申しますと、農業というものは、いろいろな見方があるだろうと思うのですが、実際からいえば、地方に密着し、その土地に密着し、水に密着し、林に密着しなければならぬわけです。それを意図しながら地方局をおつくりになるということは逆だ。農林省の主張なさることは、農業の適地適正化をするために地方局をつくるのだと言っているけれども、こんなものをつくれば逆だ。その反対の雄たる……

第41回国会 内閣委員会 第13号(1962/10/10、29期、日本社会党)

○石山委員 総務長官にお伺いをいたしますが、給与担当大臣が大橋さんでございますけれども、大橋さんを補佐していろいろなものを研究なさっているのはあなたの方の関係ですけれども、公務員室関係がおもに給与問題をやっておりますので、概略のことをお聞き申しておきたいと思います。  この月初め早々に、人事院勧告に関しまして政府は態度を決定して閣議決定する、こういうふうなことが言われておりましたのですが、今日まで閣議決定が延期になっておる。それがきのう閣議決定になったというふうに漏れ承っておりますが、閣議決定になった要旨をばこの際御説明いただきたいと思います。

第41回国会 内閣委員会 第14号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○石山委員 きょう政務次官がおいでになったから、あと回しにしようと思ったけれども、ほんとうはこれが一番大切な問題なものだから、お聞きしておきたいと思います。  それは、十月二十二日のキューバ問題に端を発して、自衛隊がそれに反応した態勢の手続等から承っておきたいと思うのです。あれは新聞紙の報ずるところによれば、在日米軍の渉外担当者から電話があって、至急に首脳部会議を開いて、そうして全面戦争に対応するために――ためにというような言葉を使っておるのですが、警戒態勢をした、こんな格好で新聞紙を要訳してもよろしいと私思う。  第一にお聞きしたいことは、たとえばちょっとアメリカの渉外関係の方からお電話があ……

第43回国会 内閣委員会 第3号(1963/02/26、29期、日本社会党)

○石山委員 私、今度の勧告についていろいろ思われるのですが、まず第一に、給料というものは複雑怪奇であってはいかぬということなんです。総裁は新しい人だけれども、局長に申し上げたい。給与というものは、簡明直截で、自分の取り分は何ぼだ、今度の昇給は何ぼあるという建前でなければいかぬですよ。それが民間と官公の格差が何%、さしあたりの昇給は七・一%しまいになりますと九・三になるんじゃ、こんなむずかしい論法はいかぬということです。これはそこに大蔵省の給与課長もいるわけなのだが、組合に対しては、最終的には九・三%昇給させますよと言い、当分の金の出し前はそれほど要らぬよ、こういうやり方なんだ。うまく二面作戦や……

第43回国会 内閣委員会 第5号(1963/03/05、29期、日本社会党)

○石山委員 政務次官せっかくおいでになったので、敬意を表しまして質問を申し上げます。  二月二十日に、各省庁の政務次官がお集まりになって会議を開かれたんですね。そのとき、労働問題と申しますか、綱紀粛正の要領をお話し合ったということです。私のお聞きしたい点は、よその省庁のことでなく、労働省のことをお聞きしたい。たとえば能率が上がらないということの意見が、かなりこの中で論議をされておる。能率を上げるようにしなければならぬ、こういうことを言っておるわけです。言葉をかえて言えば、いうところの人事の責任体制がうんと論じられたようです。あなたの所管される労働省はどうなのです。皆さんが論議されたような内容に……

第43回国会 内閣委員会 第6号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○石山委員 北海道、東北の開発は、公庫の役目も、ある意味で非常に後進地といわれている地方の開発に役立つだろうと思うのですが、特殊金融機関である公庫の皆さんの貸し出しを通じて見た産業の実態というもの、大ざっぱでよろしゅうございますから、どの産業に投資したら非常に効率的であって、この産業はどうも最初思った通りに実績が上がってこない、こういう例証があったら、その例証を二、三お示しを願いたいと思います。
【次の発言】 私、金融機関というものは、一つのワクの中で最良ということを中心にして操作をなさっていると思うのです。ですから、資金量が不足かどうかということになると、これは銀行の方自体としては言わぬと思……

第43回国会 内閣委員会 第7号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○石山委員 経済企画庁長官が先ごろ知事選挙で仙台へ行かれまして、新産業都市指定につきまして、かなり明確に御発表になったようでございます。その明確に発表なさったことが選挙に大へん影響した、こう世間でもっぱら言われているのですが、僕らとしましては、非常に後進地の東北に住んでいるわれわれとしては、長官の発言に対して常に関心を持っているわけなんです。地域格差を是正してあげますよとしょっちゅう言われているものですから、御発表になったのを私は直接聞かぬで、新聞等で見たわけですが、やはり今度の新産業都市指定には、東北ブロックでは仙台、塩釜、それから新潟、こういうふうにきまったのでございますか。

第43回国会 内閣委員会 第9号(1963/03/14、29期、日本社会党)

○石山委員 宮津さんにこの前二、三残しておりますし、自治省から関係の方がおいでになっているというので、関係の部門として一つだけお聞きしておきたいと思いますが、これは、企画庁でお考えになっておる、たとえば新産業都市指定の問題等は、どうしても今までの区域的な行政では間に合わぬ、こういう考え方なんです。それに対応して自治省ではどういうふうなお考えを持っていられるかということが一つ。その対案として、経済企画庁の考え方に対応する意味でいうところの広域行政とかなんとかいう案をお出しになったのかどうか。それとも、そういうことは別にして、自治省自体で見た、地方自治体のいわゆる行政能力を上げるために、そういうふ……

第43回国会 内閣委員会 第10号(1963/03/18、29期、日本社会党)

○石山委員 今度在外公館について新しく昇格される個所等が設置法として出されております。内容は詳しくはわかりませんけれども、政府でお考えになっている経済外交等を通じて、昇格等もこの際やむを得ぬのだ、こういうふうに思うわけですが、その中で、今当面問題になっている韓国に、何ら代表部なり総領事なり代表機関を置くというふうな提案をなされていないのは、非常に不可解に思うわけなんです。それはどういう意味なんでしょうか。
【次の発言】 まあ、こういう渉外関係ですから、相手の心持をよく理解していろんなことをやるということは大切だと思います。大切だと思いますが、先ほど私どもの石橋委員の質問などを聞いてみると、どう……

第43回国会 内閣委員会 第14号(1963/03/29、29期、日本社会党)

○石山委員 運輸大臣にお聞きするというよりも、かなりわれわれ東北の人たちのお願いのこもった質問というふうに解釈していただきたいと思うのでございます。  運輸大臣は国鉄を監督指導なさっておるわけですが、国鉄についてあるいは東北地方の産業開発について格差があるといわれるが、それはやはり交通量、運輸関係が一番おくれているために、せっかく開発される産業も開発されないでいるというのが現状です。それから、今度の新産業都市指定の条件としまして、港湾の設備云々という条項が非常に重要に取り扱われているわけですね。その意味でも、東北地方は新産業都市指定に漏れそうなんです。たとえば東北地方といわれると、新潟と仙台は……

第43回国会 内閣委員会 第18号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○石山委員 池田内閣の高度成長経済のあと始末といいますか、高度成長経済の途中における締めくくりの時期にきたと一般にはいわれているし、われわれもそのとおりだと思うのです。それで手がけたのが、いわゆる関税・為替の自由化、それと同時に行なわれている金融措置の問題と思うのです。金融措置のうちの、世界でもなかなか類例のない公定歩合の操作というのは独特のものだと思う。そして独特の中において相当の効果をあげているという声がかなり出ているので、その点は田中さん気持ちよくしているかどうか知りませんけれども、効果をあげているというわけです。しかし、そのあげている中においてわれわれの奇異に感じていることは、公定歩合……

第43回国会 内閣委員会 第19号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○石山委員 中間報告という手続上の問題を承ったようなわけでして、内容的にはさっぱり了解に苦しむわけです。ただ、私らとしては、あまり立ち入って問題の内容を詳しく聞くというたてまえではないけれども、こういう問題が中心になったとか、この問題はまだなかなか解決に至らないとかいうことがいささかわかっていないと、幾ら手続上了解して中間報告だといいましても、いささかもの足らぬのでございます。ですから、大まかでよろしいのでございますが、いままでの手続上と経過の問題に付加して、もう少し内容等に触れていただきたいと思います。
【次の発言】 一週三回問題を検討するという委員会は、私どもの関知する限りはないようでござ……

第43回国会 内閣委員会 第25号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○石山委員 きょうは総務長官に御出席をお願いしておりました。それは、たとえば国会で附帯決議をつけた場合、政府はそれに対してどういうふうに処理なさってきたのか、それから処理なさろうとしているのか、そういうことは、やはり担当の長官なり大臣でないとよくお答えいただけないと思いますので、その点はいまは省きまして、いずれ法案等を通すとき長官がおいでになるでしょうから、これをお聞きしたいと思います。このことは副長官に言っておいたほうがよろしいと思いますけれども、前の大蔵委員会でつけた決議は、格差は多くなるであろうという予想をしたことに対して、そういうことのないようにというふうな気持ちの附帯決議がついている……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私は表日本の港湾施設について、港湾局長から御説明を承りたいと思ます。私たち一般に物事を考える場合に、やはり課税に対しては公平な国家施設が必要だろうというふうな見地に立つのであります。その点から申しますと、裏日本の港は設備において非常に政府の息がかかつておらないというふうな印象を受けておるのであります。たとえば、伏木、直江津、新潟、酒田、秋田というような諸港は、表日本から比べますと、非常に手当が遅れておる。今回の予算にこれら裏日本の河川港と申しますか、日本海の荒波にさらされておる港に対して、港湾局はどのくらいの手当をしておるかということを御説明願いたい。

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/25、26期、日本社会党(左))

○石山委員 大蔵当局にお伺いしますが、去る十六日の人事委員会に、私たちより人事院の当局に、いろいろ地域給の問題についてお伺いをしたのであります。その場合に、人事院としましては、べース・アツプの問題もあるので、地域給云々ということをあまり論議されると、非常に微妙な段階にあるので、この地域給のいろいろな問題は少しく差控えてもらいたい、いずれ旬日を出でずして、その体系を明らかにして勧告する予定である、その勧告以前に、少くとも人事委員の皆さんには御説明を申し上げるから、それまで待つていただきたい、こういうような御答弁があつたのでございますが、先ごろの二十一日の閣議によりますと、地域給に触れておる。しか……

第17回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/11/27、26期、日本社会党(左))

○石山委員 最近の輿論の喚起と申しますか、そういう点につきましては、現在いろいろの報道機関があるうちに、私は新聞記事が一番中心にあるように思うわけであります。特に新聞の場合には、今も言われたように、非常に誤報もあるようでございますけれども、大体中心をついておるような場合が多いと思います。ですから、そういう点では、新聞はやはり信用もあるし、いろいろの点では世道人心の指導的役割を果すというのはもちろんだと思います。ただ最近賃金問題が出ますと、すぐ賃金のみがインフレの要因になるやの表現が多く使われるということは、非常に残念だと思います。それから特に国民生活に直接関係のある塩でも、あるいはタバコでも、……

第19回国会 地方行政委員会人事委員会法務委員会連合審査会 第1号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私は、数字的なことあるいは条文的なことは時間がかかりますので努めて省きたいと思います。行政措置といたしましては常に常識的であることが、一番大切だと思うのでありまして、この常識を逸脱した場合、横暴という言葉も出ますし、独裁という言葉も出るようでございます。私は人事委員として国家公務員の個人の身分を擁護するという一つの建前と同時に、公に奉仕しなければならない公務員の立場というものをば常に考えている者の一人でございます。そうした立場において今回の警察法案をばながめた場合、どうひいき目に見ましてもいささか行き過ぎがあるのじやないかというふうに考えられるのでございます。提案の説明の中には、占……

第19回国会 内閣委員会人事委員会連合審査会 第1号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○石山委員 私は定員法というものとは給与法というものとは非常に関係があるというのであります。ということは普通民間においてはたとえば企業整備、あるいはコストの問題などに関しますると、どうして人員を整理して、利得を得ようとする考え方、これは民そういうような考え方になるのだろうと思うのですが、年々歳々、たとえば人員整理をするなどと発表されれば、国家の公僕である官吏諸君に与える人心の影響というものは、莫大なものだと思う。吉田首相がこの人員整理をすす払いの程度だというようなお言葉を用いておるところを見ますと、最近は衛生思想が高まつておるのかどうか知らぬが、日本としては、年二回の衛生掃除をやる。そうします……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○石山委員 石炭協会の副会長の方にお聞きしたいのですが、今の基幹産業のうちで、一番お困りになっているのは石炭業界だというふうに私たち見ておるのであります。何と申しましても、基幹産業の興廃というものはその国の産業に非常に影響するものでございますから、私たちは特に心配せざるを得ない。今回の関税の査定に当りまして考えられることは、税収入と国内産業の保護ということが、やはりこの場合非常に大切なのでございまして、帝国石油などは一〇%くらい関税をしてもらえると大へん助かる、こういうふうな意見も出ております。先ほどプラス・アルファというようなお話も承わったのですが、もし一〇%の関税が重油に付与されるとなると……

第22回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○石山委員 一般会計であったアヘンが今度特別会計に繰り入れられた要素、つまりうま味は那辺にあるかということを一つ御説明願います。
【次の発言】 食管法初め特別会計になりますと、政府が資金を運用するに当って、政府側と申しますか、時の与党側などに有力に使用された経緯をわれわれ見ているわけで、特にアヘンでございますから、うまく特別会計で流用などやられたのでは大へんな問題になると思いますが、政府が今出されている法案の内容によって、そういう不明朗さがなくして、きちんと特別会計としての面が出るということが期待できますか。
【次の発言】 それでは厚生省関係の方にお伺い申し上げますが、アヘンその他の麻薬は、国……

第24回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○石山委員 農林漁業金融公庫のことについて質問いたします。この説明書の中に、「農林漁業の生産力を維持増進するために必要な資金を、長期かつ低利で融通して参りました」というふうなことと、農林中金の立場というものをあわせて考えてみた場合、現在の立場から見て、この金融公庫と農林中金の両者は、われわれから見ると、やや同じような性格を持っているように考えます。一つは政府機関、一つは民間機関というふうに区別はできるけれども、同じような性格を持っておるものではないか、こう思っておりますが、どういうふうにお考えになっていられるか。
【次の発言】 これの窓口営業はどういうふうな系統を通じてなされておりますか。

第26回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1957/01/21、27期、日本社会党)

○石山小委員 東南アジアに関する資料は何をおもに集めるのですか。
【次の発言】 先生が考えておられるのは、一般的な資料でございますか。
【次の発言】 それは最も新しいのですか。
【次の発言】 政治、経済を主体にして、すぐ役に立つものとなると、大蔵省に談判してもいいと私は思いますね。
【次の発言】 風俗とか文学とかいうようなものはこの次にしても、まず政治、経済に関するものだけは、この際ぜひやってもらいたいと思います。
【次の発言】 跡始末を考えずに、ばさばさやってしまうわけですね。

第26回国会 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第2号(1957/06/12、27期、日本社会党)

○石山小委員 私大川先生のお話を承わって、おおむねのところはわかったような気がいたしますが、この答申は大体は経済的に割り切って処分をするものだ、こういうふうな気持でおったのですが、あまり実情をよくお知りになっていたために、あるいは先ほど川俣委員が言われるように、政府のやり方が上手であったためかどうか知りませんけれども、非常に政治的な表現で答申がなされているというふうに思われてなりません。私たちが望んでいたところとは少しく相違があるのではないか。もう一つは、これは間もなく開会されるであろう米価審議会に御遠慮をいたして、そういう分野を侵してはならぬというふうな配慮があまりに強過ぎてこういう表現をと……

第26回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○石山委員 私大蔵委員とし二年ばかりいて、大蔵省のお役人さんの気質というふうなものをちょっとうかがっているのでございます。どうも性格上やむを得ないと思うのですが、集めることに一生懸命熱心でございまして、しかも集めた範囲内で何でも物事をやるというのですから、どうもそこには愛情とか将来性とかいうことをあまり考えない傾向がお金の面ではたくさん現われている。たとえば徴税の場合は大へん熱心で、一人当り二百万集めろ、三百万集めろというようなやり方をやる。今さらそういうことを言ってもしようがないけれども、この法律を見ますとそういう印象がますます濃厚にあると考えます。これに賛成した方方も変だと思うのです。農家……

第27回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第1号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○石山權作君 私、次官にお願いいたしますが、農林省側では林野庁が主体になっておりますが、これは生産の方の側でございます。通産省の方は、消費の力を受け持つという立場だろうと思います。林野庁で出している資料を見ますと、三十一年では、概算七百万石くらい不足ですが、あとは三十二年、三年、四年、五年と、概して毎年一千百万石、二百万石、三百万石というふうに、百万単位くらいずつ年々不足を告げていくという計数が出ております。この不足分は、使用量の全体から見ますと、一割にも当っておりません。ですから、やり方によっては、これはカバーできるのではないか。特に、今通産省がとっておられる施策、たとえば都市のガス化、その……

第27回国会 農林水産委員会林業に関する小委員会 第2号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○石山小委員 一昨日長官からいろいろ説明を承わったうちに、数字を出して説明をいただきました。たとえば参考書類のうちの九ページの八表の中でだれでも理解のできるような格好でその伸張度及び必要量、それに対する現在の需給量と不足量というような工合でよく収集されているわけでありますが、私この数字そのものにちょっと疑義を持つものであります。たとえば昭和三十一年、三十二年あるいは三十三年というふうに近い数字をとってみましても、私は疑義を持つ、というのは、林野庁の方々が割合にやりいいような形でこの不足な一千万石ないし七百万石というふうな数字を出しているのではないか。たとえば三十年が七百万石の不足である、三十二……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 外務委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○石山委員 私外交問題についてあまり勉強していなかったわけですが、こういう機会に、自民党の外交政策、特に経済界から出て、経済外交をば一つの旗じるしとして外務大臣を勤めていられる藤山さんのお考え等を聞いておきたいと思っております。  藤山さんが内閣にお入りになるとき、世間ではいろいろなことが言われておりました。名門出の経済人が、何を好んで、常にごてごてしている政界などに足入れをするのだろう、こういうことも一般の話し合いだったと思っております。そのとき藤山さんは、何かぞうきんのお話をなさったようですが、ぞうきんというやつは、われわれ階級からしますと、ハンカチの生地と全然違うのですね。ぞうきんという……

第31回国会 内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会 第2号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○石山權作君 林野の関係を一つお聞きしたいのですが、今林業試験場というのはどこどこにありますか。
【次の発言】 林業試験場というふうになりますと、内容的に見まして材質を調べるというのも一つのテーマであります。それから全国にわたる木の種類と土壌の関係をお調べになるというのも仕事だろうと思います。それから試験場の中で、あるいは林業の将来の一つの方法論というふうなものもやられているかと思いますが、その内容もお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 よくお話がわからないのですけれども、説明書に書いてあることによりますと、いい苗を作りまして、生長年限をきわめて短時日にして不足の分を補うという趣旨だと思……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○石山分科員 長官、大へん長らくお待たせいたしまして御苦労ですが、予算が上りますと、給与問題は、実際からいって、幾ら論じられてもこれは響きがうといわけでございます。きょうは、岸内閣が大へん前々から心がけていた最賃法が三年がかりで衆院を通過した。それらの関連もあって、公務員の給与というのは、ある意味では、私は別な目で見直される時期にきているのではないかと思う。将来の問題については、内閣委員会等で内容等も突き合せて御説明を伺えばいいのでございますけれども、きょうはとりあえず予算と密接な関係のある人事院勧告を政府が受け取った理由というふうなものをまず一つお聞きしたいのでございます。今までは人事院勧告……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 運輸委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1961/03/23、29期、日本社会党)

○石山委員 企画庁官長に伺います。池田内閣になってから為替貿易の自由化のために産業界はまるで旋風か突風に見舞われたように混乱をしております。そこにかつて加えて、不用意なような態度で公共料金の値上げ等を行なうのでございますから、これはまたひいて国民生活に大へんな不安定をもたらしておると私たちは見ております。一説にはこういう説がございます。一千億減税をば六百億程度で押えたということは、インフレを防ぐ一つの魂胆があるのだ、もちろんこれは財政投融資を大きくするという見方もあると同時に、もう一つは公共料金の値上げというものによって、たとえばそれが物価に反発をしなかった、影響を与えなかったということになれ……

第40回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第4号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○石山小委員 先ごろ東京で国連アジア極東経済委員会が開かれて、アジア方面に対していろいろ経済に関心を持つ有能な人たちがたくさん日本を訪れたわけです。その中で、いろいろ言われているうちで、特に注目される話の中でこういうのがございました。日本の経済の成長はまことにすばらしいものがある、しかし日本の経済には安定性が非常にないという欠点がある、その安定性の欠けている時期に今際会しているんだ、こういう場合に自由化のあらしの中に日本経済をさらすことがはたして利益なのかどうか、こういうふうな言い分です。私はそういうふうな意味で日本経済全般の話を進めるつもりではなくして、不安定の時期に今際会しておる、そうした……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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