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黒沢幸一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

黒沢幸一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


このページでは黒沢幸一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。黒沢幸一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 労働委員会 第12号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 私は日本社会党を代表いたしまして、電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規正に関する法律案に対しまして、全面的に反対を表明するとともに、山村新治郎君から提出されました修正案に対しましても反対するものであります。  私の反対の第一の理由は、本法律案が日本の民主主義に逆行する吉田内閣の反動的労働政策の点であります。申し上げるまでもなく、新日本の建設の基調は、民主主義の徹底であります。すなわち日本を無謀なる戦争に追い込み、この破局的敗戦に導いたところの反動的封建的残滓を一掃いたしまして、民主的政治、経済、文化、社会を建設することでなければならないのであります。労働運動の健全なる発展……

第16回国会 労働委員会 第15号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ただいまの御説明で、労務基本契約改訂の経過並びに軍側の案の内容、組合側の主張等は、大体わかつたのでありますが、三月十日の第十六回の三者会議後、三者会議は開かれていないようでありますが、今日まで政府におきましては、この三者会議を再開するためにどのような努力をされたか、組合側でお知りになつておりましたら、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 それではこの本会議が中絶しましてから今日まで、政府と軍の間で何かの交渉が持たれたようなことをお聞きしておるかどうか。

第16回国会 労働委員会 第16号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 労働行政一般につきまして、労働大臣にお尋ねしたいのでありますが、今見えませんので、時間の関係上基準局長にお尋ねしたいと思います。なお、お尋ねのあとで、労働大臣にお尋ねする点がありましたら、その点だけをあとに留保しておきたいと思います。  御承知のように労働基準法は、その第一条に規定してあります通りに、労働者の労働条件の最低の基準を定めまして、これを遵守することによりまして労働者の生活の安定と地位の向上をはかり、わが国産業の正常な発展に寄与することが、本法の根本精神だと私は考えております。従いまして、労働基準法の執行の結果労働者の職を奪つたり、不利益な結果をもたらすがごときことがあつ……

第16回国会 労働委員会 第20号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 中島参考人にちよつとお聞きしたいと思います。第二港湾駐留軍の問題につきまして、昨日齋藤国警長官の御説明と、中島参考人の先ほどの御説明に食い違いがありますので、念のため再度聞きたいと思うのでありますが、七月二十七日のMPとピケ員との問題につきまして、昨日齋藤国警長官は、MPがピケ員に対しまして、手で横によけたのであるというような御説明だけでありまして、その間あなたが申しましたような、MPがピケ員に対しまして暴行のあつたことを、何らわれわれに説明がなかつたように私は承知しておるのでありますが、その点、先ほど申しましたことと相違がないのであるかどうか、お聞きしたいと思うのであります。なお……

第17回国会 労働委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 栃木県藤原町にあります労災珪肺病につきまして、基準局長に二、三お聞きしたいと思うのでありますが、その前に全国に珪肺病患者がどのくらいの数があるか。またそのうち入院を必要とする罹災病者がどのくらいあるかお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、要療三に該当する罹病者が千三百二十八名あるということになつておりますが、ただいまわが国に唯一の珪肺病院に収容され得る施設は百十ベツトと聞いております。ところが現実におきましてこの珪肺病院に入院しております患者は八十名程度にすぎない。それで三十から四十のベツドが現在あいておるという実情を私は聞いておるのであります。全国……

第17回国会 労働委員会 第7号(1953/11/10、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 公労法の改正につきまして、労働大臣にお尋ねしたいと思いますが、十一月六日の読売新聞に、公労法が改正されるという非常に具体的な相当詳細な報道がされておるのであります。ことに現在本委員会において問題になつておりまする裁定、この仲裁裁定の問題につきましても、仲裁委員会の自主性、独立性をなくして、政府の御用機関とするような仲裁委員の任命の方法が考えられておるというようなことが報道されておるのであります。このことが社会において、ことに公共企業体関係の労働者の諸君には、非常な刺激を与えておるように聞いております。かようなことが実現いたしますならば、公共企業体の労働者の諸君は、公労法の制定により……

第17回国会 労働委員会 第9号(1953/11/24、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 労働大臣にお尋ねしたいのでありますが、まだ見えておりませんので、安井政務次官にお尋ねしたいと思うのであります。現在わが国は三百万を数える失業者が農村に都市に充満しているのであります。しかもこの厖大な失業者は、減少するどころか、かえつて増加の傾向をたどつておるのであります。十六国会におきましてスト規制法が施行せられまするや、炭鉱におきましては、たくさんの解雇者を出して来ておるのであります。あるいはまた、政府におきましては行政機構の改革、あるいは人員の整理ということが、今日伝えられておるのでありますが、新聞の報道によりますならば、政府は公務員に対して一割の整理をするということを、われわ……

第18回国会 労働委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 予算委員会の関係等もありますので、人事院の勧告及び仲裁裁定につきまして、緒方副総理に一点だけお尋ねいたしまして、政府の善処を要望したいのであります。  事態が今日の状態に至りましては、私はいまさら副総理に詳細な点についてお伺いしようとは考えないのでありますが、ただ私は、緒方副総理に、目を静かに院外に向けていただきたいのであります。現在中央、地方の公務員、公共企業体労働者約三百九十万、その家族を合せまするならば、まさに一千万に近い人たちが、人事院の勧告、仲裁裁定の完全実施を要望いたしまして、国会の成行き、また政府の態度を凝視しておるのであります。御承知のように、公務員の諸君は、憲法に……

第18回国会 労働委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいまの三公社五現業の仲裁裁定に対し、持永義夫君提出の議決案に反対いたし、山花秀雄君提出の議決案に対して全面的に賛成の意を表すものであります。  三公社五現業の労働者の諸君は、公共の福祉を阻害するという理由のもとに、憲法二十八条に保障せられておりますすな労働者の基本的権利であります団体行動権を、公共企業体等労働関係法の制定によつて剥奪されたのであります。しかし、公共企業体等労働関係法は、その代償として仲裁裁定制度を設けたのであります。争議権な奪われた公共企業体の労働者の諸君は、この仲裁裁定制度に全幅の望みを託して、法の前に涙をのんで服従して参つた……

第18回国会 労働委員会 第6号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 時間がないようでありますから、簡単に一点だけお伺いしたいと思います。ただいま山花委員からも申されましたように、失対事業の労務者の諸君は、完全就労いたしましても一箇月五千七百七十五円にしかならない。この程度の収入によりまして最低の生活ができるかどうかというようなことは、これは申し上げるまでもなく、よく政府当局においてもおわかりになつておることと思うのであります。今安井政務次官は、失対事業の特殊性、その性格を非常に強調しておりますが、しかしながら、今日の失対事業の労務者の諸君は、長い間固定しておりまして、ほかの労務者の諸君と、そこにけじめをつけるべき性質のものではないと私は思うのであり……

第19回国会 労働委員会 第5号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 先ほどの多賀谷委員の質問に補足いたしまして、労働行政一般について、労働大臣にお尋ねしたいと思います。先ほど労働行政一般に対する諸種の説明をされたのでありますが、労働大臣は、二十九年度の予算の編成にあたりまして非常に御苦心をされて、労働者の福祉増進をはかるために、相当思い切つた予算措置を講じたということを強調せられたのであります。しかしながらこの程度の予算ではたして二十九年度の労働行政一般に対する運営が支障なくできるかどうか、そういうことについて、私は若干疑義を持つものであります。労働大臣がおつしやられましたように、二十八年度の労働省関係の予算は二百四十二億一千二百八十五万五千円であ……

第19回国会 労働委員会 第6号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 私はただいま国会に提案されております二十九年度予算のうち、労働省関係の予算につきまして、数点安井政務次官その他政府委員にお尋ねいたしたいと思います。  労働大臣は、この前の本委員会におきまして、昭和二十九年度の労働行政一般に対しまして所信の説明をされたのでありますが、そのときに、わが国の完全失業者は昨年の三月には六十一万、八月には四十三万、十一月には三十七万というように、漸減の一途をたどつておると申されたのであります。また委員の質問に対しまして、潜在失業者は二百五十万から三百万であろうという数字も発表されたのであります。しかしさすがの労働大臣も、昭和二十九年度の失業者に対しましては……

第19回国会 労働委員会 第8号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○黒澤委員長代理 次に労働基準に関する件について調査を進めます。質疑を許します。多賀谷真稔君。
【次の発言】 本日はこの程度とし、次会は公報をもつてお知らせすることにいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時四十二分散会

第19回国会 労働委員会 第9号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 基準局長にお尋ねしたいと思うのでございますが、それは本年二月二十七日の読売新聞その他の報ずるところによりますと、前橋警察署におきまして、群馬、茨城、千葉、神奈川、長野、埼玉六県の労働基準局におきまして、昭和二十二年九月から昭和二十八年末にかけて労災保険加入者の温泉保養申請書を偽造して、保養券を発行いたし、国から支払われた温泉療養費二百九万六千余円を接待費、会議費、遊興費に消費した疑いによりまして、去る二月二十六日群馬労働基準局長藤原敏行外、茨城、千葉、神奈川、長野、埼玉各労働基準局の課長級を含む四十一名及び東京労働基準局元労災補償課長望月良雄ら計四十三名を虚偽公文書作成、私文書偽造……

第19回国会 労働委員会 第10号(1954/03/05、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○黒澤委員長代理 それでは午後質疑を継続することとして、一時半まで休憩いたします。     午後零時十四分休憩
【次の発言】 林野庁関係につきまして安井政務次官、妹尾参考人にお尋ねしたいと思うのでありますが、御承知のように、林野庁の職員におきましては、常用出来高給の労務職員、期間労務職員、また日雇い労務職員、これら公労法の適用を受けない職員労務者が約十万からあるのであります。もちろん公労法の適用を受けないのでありますから、仲裁裁定も適用を受けないことになるのでありますけれども、しかしこれらの職員に対しましても、仲裁裁定の線に沿うてベース・アツプをされることが妥当ではないか、そういうふうにわれわ……

第19回国会 労働委員会 第14号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ただいま月光事件の荷物の積込みの状況を聞いてみますと、積込みの荷物の数が約三百五十個あつた、そのうち積み込んだのが三百九個。そうしますと、残りが四十一個ということになるのでありますが、この四十一個は、その後どういうふうな積込みの処置をとりましたか、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この月光の発車時間と、ただいまお答えになりました積残りの荷物を積んだ列車の時刻は何時でございますか。
【次の発言】 朝何時の……。
【次の発言】 いずれにいたしましても、月光に積み残つた荷物が積まれたのは翌朝でありますから、その間に大した時間はかからなかつたと思うのでありまして、そのことが正……

第19回国会 労働委員会 第15号(1954/03/31、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ただいま当事者双方から事情をお聞きしたのでありますが、重要な点において、たくさん食い違いがあるように見受けられるのであります。組合側の御説明によりますと、組合におきましては、十二月一日よりの闘争に対しまして、当局と話合いの上で、どうして闘争を進めようかという努力が真剣にされたように承つたのでございますが、その結果十二月一日から三日間の賜暇休暇を五十名とろうとしたのを四十三名にした、そういうことについて了解ができた。また重要貨物列車、旅客車についても、発車の確保をするというように話合いもついたようにお聞きしたのであるが、そうした話合いが、当日になりまして当局の一方的なやり方によつて破……

第19回国会 労働委員会 第17号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 東京管理局の解雇の理由につきましては、前委員会から本日にわたりましていろいろ双方からお聞きいたしまして、その真相が明らかになつて参つたのでありますが、ことに三三列車の七十分遅延の理由が、組合側の責任ではなくて、当然当局の責任に帰すべき事由であるということがはつきりして参つたわけであります。ことに、私遺憾にたえないのは、かような労働者を断頭台に上せるような解雇の理由につきまして、この事実の真相を明らかにするための当局の努力が何らなされていないということであります。局長は、いわゆる運転遅延の報告書その他の報告書を見ていない、だからわからない、これから調査をしてみる、そういうふうな簡単な……

第19回国会 労働委員会 第19号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 国鉄総裁にお尋ねしたいと思うのであります、昨年の年末闘争によりまして、国鉄におきまして十八名の解雇の言い渡しがあつたのであります。その解雇の理由は、一つは、当局でいわれております組織上の責任、もう一つは、実行行為の責任、この二つの責任を問われて、十八名の人たちが解雇の言い渡しを受けたのでありますが、私は最初に、中闘の指令がどういう方法によつて決定せられ、どういう方法によつて下部に発令せられたものであるか、その点を当局ではどういうふうにお考えになつておるか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 どうも私の質問に対するお答えとちよつとずれておると思うのであります。それでは私の方からな……

第19回国会 労働委員会 第21号(1954/04/23、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 一昨日、労使の担当の責任者から、いろいろ事情をお聞きしたのでありますが、わからない言葉が私にありますので、この機会にお伺いしたいと思うのです。それは予備船員でありますが、これの雇用関係はどうなつておるのでありますか。
【次の発言】 そういうことではなく、会社と予備船員の雇用関係がどういうふうになつているか、それかお聞きしたいのです。いわゆる予備船員とほかの船員との間に、雇用関係の相違があるかどうかということなんです。
【次の発言】 いただきました資料中のに「雇止め」という言葉が使つてあるのでありますが、雇止めと解雇とは相違があるかどうか、お尋ねいたします。

第19回国会 労働委員会 第27号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ただいま議題となりました失業対策につきまして、労働大臣にお尋ねしたいと思うのであります。  労働大臣は、本年の二月十七日の本委員会におきまして、昭和二十九年度の労働行政一般について、その方針を述べられたのであります。その中で雇用及び失業の状況につきまして次のように述べておるのであります。「昨年は完全失業者数は三月六十一万、八月四十三万、十一月三十七万のごとく、むしろ、減少の傾向をたどつているのでありますが、明年度は超均衡予算の実施等に伴い、必ずしも楽観を許さない実情にありますので、公共職業安定所の機能を一層強化してこれが能率的運営をはかるとともに、失業対策事業及び失業保険制度の円滑……

第19回国会 労働委員会 第31号(1954/07/28、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 安井政務次官に一点お尋ねしたいと思うのであります。私は近江絹糸の実情あるいは今回の争議についての経過等につきましては、新聞、ラジオ等の報道機関を通じて知つておるのみでありますが、それを通じまして、この近江絹糸におきましては、人権蹂躙、労働組合法の違反、労働基準法違反、そうしたものがたくさんあるように承知して参つておるのであります。これらの問題につきまして、ただいま当局から今日まで努力されて来たことを承つたのでありますが、こういう事態が今日の民主社会において存在することそれ自体が、われわれは奇怪にたえないのであります。ちようど大正年間の女工哀史時代の工場が今日存在しておる。しかも新憲……

第19回国会 労働委員会 第32号(1954/07/29、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 会社側にお尋ねしたいと思うのでありますが、組合の配付されました資料によりますご、帝国酸素の資本金の九〇%がフランス資本であるということになつておりますが、このフランス資本が帝国酸素に入りました経緯につきまして、最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまお聞きいたしますと、帝国酸素のフランス資本は、これは組合の資料によりますとフランス液体空気会社、そこの所有になつておるようでありますが、フランス液体空気会社と帝国酸素は、どちらも独立した会社になつておるのです。先ほど組合の参考人の陳述によりますと、何かむずかしいことになるとパリで聞いて来い、こういうような非常にパリ本国のフ……

第19回国会 労働委員会 第33号(1954/07/30、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ただいま大蔵当局の御答弁によりますと、厚生年金保険の積立金が、たいへんに労働者方面に融資されているというような御答弁でありますが、私が十九国会の厚生・労働連合審査会におきまして草葉厚生大臣の御答弁を求めた中に、今年の五月末で積立金が八百三十数億ある。そのうち労働者関係の住宅、病院、それに流用している金が昭和二十七年、八年、九年、今年度までで約八十億円程度である、そういうような答弁を得ておるのでありますが、八百三十教億あるうちの一割程度しか労働者の直接の必要には利用されていないのであります。それで労働金庫に対する融資が非常にむずかしいような御答弁でありますが、現在各都道府県にあります……

第19回国会 労働委員会 第34号(1954/07/31、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 大蔵政務次官にちよつとお尋ねしておきたいのですが、七月二十七日の朝日新聞の朝刊に、小笠原大蔵大臣は、二十六日改進党の三浦政策委員長らと会見いたしまして、その席上、次のように述べたということが載つておるのであります。その要点は、失業対策費は本年度予算で昨年度より五%増の失業を見込んで計上してある、来年一月から三月分を今年内に支出すれば、少くとも今年末までは切抜け得ると思う。しかし、失業対策費は必ずしも十分と思つていないから、今冬の通常国会で必要な補正予算を出したい、こう述べておるのでありますが、  この点につきまして政務次官は御承知であるかどうか。それからまた大蔵省当局としては、さよ……

第19回国会 労働委員会 第37号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 その点ですが、ただいま井堀委員からも申されましたように、本日労働大臣が見えないことは、非常に遺憾に考えるものであります。実は本日の委員会は、労働大臣の御出席願いまして近江絹糸に対する労働大の御報告を賜り、またいろいろ労働大臣から聴取するということで、本日委員会は開くことになつたと思うのであります。ところが労働大臣は、今委員長からお聞きしますと、佐世保の方においでになつておるようであります。もし労働大臣が万が一出られないようでありますならば、政務次官なり事務次官なりが、当然本委員会に出席すべきであると考えるのであります。労働大臣は、最近国警本部長官などを兼任いたしまして、労働委員会に……

第19回国会 労働委員会 第39号(1954/10/05、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 失対関係につきまして、労働大臣にお尋ねしたいと思います。過ぐる第十九国会におきまして、政府の誤つたデフレ政策によりまして、中小企業の倒産等を通じまして、莫大失業者が出るのではないかということについて、労働大臣の所見を承つたのでありますが、それに対して労働大臣は、失業問題については、楽観もしなければ、悲観もしないという楽観論を述べたことを記憶しております。それから半年過ぎました今日、ただいま労働大臣は、失業問題は楽観を許さない情勢にあるということを述べておるのであります。このことは、私はそうした楽観もしなければ悲観もしないというような誤つた見通しのもとに、政府の失業対策を立てたという……

第19回国会 労働委員会 第40号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 簡単に参考人にお尋ねしたいと思うのであります。山本参考人にお尋ねいたします。どうも今まで山本参考人の御答弁を聞いておりますと、非常は真実を曲げたような感じがするのであります。先ほど山本参考人は、私は自分の都合のいいことを言うというような前置きをして述べられておるのでありますが、そういう自分の都合のいいようなことを言うという考えでこの席上で御答弁されては、非常に困るのでありまして、事実を事実として、御答弁願いたいということを、前もつて申し上げておきます。  最初に、あなたは塚田木工製作所の書記長であつたのでありますが、ただいままでの御答弁を聞いておりますと、自分では労働組合の仕事に経……

第19回国会 労働委員会 第41号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 失対事業の就労者の体力検定並びに公共事業に失対事業の労務者を吸収する問題につきましては、本委員会において、労働大臣等に御質問申し上げたのでありますが、なお二、三の点について安定局長の方に聞きたいと思います。  こういう強制的な体力検定、強制紹介、こういうことを政府がやるようになりましたことは、政府の労働政策のあやまち、なお昭和二十九年度の失対事業に対する予算編成についての見通しのあやまちが、こういう問題を起した原因じやないかと考えるのであります。先ほども申し上げたのでありますが、昭和二十九年度の予算におきまして、失対事業費が若干昨年度より増額されましたけれども、その失対事業の対象と……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 島上委員の質問に関連しまして二、三長官にお伺いしたいと思うのです。  この秋田の自衛隊の労働組合の調査は、今長官の申されるところによりますと、長官の指示された施設の調査によつてなされたのである。そうしますと、秋田の自衛隊がかような労働組合の調査をやつたことは、長官の指示を忠実に守つたものである、そういうふうに解釈してよろしゆうございますか。
【次の発言】 そうしますと、長官が指示しました指示の内容には、かような労働組合の調査も含まれておるものである、そう解釈してよろしゆうございましようか。
【次の発言】 そういたしますと、秋田の自衛隊の労働組合の調査は、長官の指示に基いてやられたも……

第19回国会 労働委員会 第44号(1954/11/17、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 島上委員の御質問に関連するのですが、労働組合がストライキを行うことは、申し上げるまでもなく、業務の正常な運営を阻害するためにやる行為であります。そのためにピケ・ラインを張りまして、正常な業務を行おうとする者の出入を阻止する、そのために団結の威力、集団の威力によつて説得するということは、これは法律上さしつかえないと思うのでありますが、その点どういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 ピケ・ラインを張りまして、お互いにスクラムを組み、歌を歌う、そうした集団的な威力を示すことは、これは何らさしつかえないと思うのでありますが、法律上どういうふうにお考えになりますか。

第19回国会 労働委員会 第45号(1954/11/18、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ただいま参考人の陳述をお聞きしておつたのでありますが、委員長から御注意がありましたように、非常に抽象的なことで、これではどうも審議をするのに私の方では困るのです。たとえば、組合に加入した者に対して離脱を説得されたとか、未加入者に対して個人的に組合加入をしないように説得をしたとか、組合をつくろうとしたために解雇をされたとか、そういう場合に、使用者のだれが組合員あるいは非組合員に対して、いつ幾日にどういうことを言われたかと、そういう具体的な事実でないと、われわれはちよつと審議をして行く上に困るのでありまして、そういう点をひとつ明瞭にしてもらいたいと思います。それから細谷参考人から、労働……

第19回国会 労働委員会 第46号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ただいま委員長の、質問に対しまして、総監は、労働次官通牒は事前に知らなかつた、新聞等に発表されて承知したということを言われたのでありますが、昨日労働大臣は、本委員会におきまして、次官通牒を出す前に検察庁、警察とも連絡の上通牒を発したということを明言しているのですが、その点どうでしよう。
【次の発言】 ただいま総監は、東証ストに対する警官の実力行使につきまして、百五十名を現場に出動させたということをおつしやつておられるのでありますが、ただいま組合から出されましたその当時の写真を見ますと、百五十名どころではない、厖大な数であるのではないかと私は見たのであります。その点、間違つているんじ……

第19回国会 労働委員会 第47号(1954/11/26、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 遠山参考人にお聞きしたいと思うのでありますが、遠山さんは日興証券の理事会の議長をやつておるのですか。
【次の発言】 日興証券の会長をおやりになり、なお東京証券取引所の会長でございますね。
【次の発言】 そういうお立場にありまして、あなたのもとにある従業員の人たちが労働組合をつくる、この労働組合に対して、どういうお考えをお持ちになるか、ちよつと答えていただきたいと思います。
【次の発言】 実はここに従業員の人たちの連名で、入所時に、東京証券取引所の小林理事長さんからいろいろ御注意があつたということが提出されておるのであります。  それによりますと、小林理事長さんは、昭和二十四年の五月……

第20回国会 労働委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 ちよつと全専売の参考人にお尋ねしたいのであります。組合におきましては、全専売の生産か昨年度よりは五%程度上昇しているんではないかというようなことを聞いてはおるのでありますが、その通りでありますかどうか、また公社当局はそれをお認めになつているかどうか。また調停委員会におきましてはどういうお取扱いをしておりますか、わかつておりましたらお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一点続いてお尋ねしたいと思いますが、この調停案の作成にあたりまして、民間企業の実態調査の資料が非常に重大な要素を含んでおると思うのであります。この点につきましては、先ほど他の参考人もお述べになりましたように、調停……

第21回国会 内閣委員会 第3号(1955/01/21、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 大村防衛庁長官にお尋ねをしたいと思うのでありますが、それは宇都宮市駒生町にありまする宇都宮駐も部隊駒生射撃場の射場の問題であります。この射場は明治四十四年に設置されまして、元の第十四師団の射撃場として使用せられて来たのでありますが、終戦後警察予備隊、保安隊、自衛隊と引続いてこの射場が使用せられて参ったのであります。十四師団の射場として使用せられておりました当時におきましては、この射場において射撃する場合にたまたま小銃弾が飛来するということがあったようでありますが、終戦後警察予備隊、保安隊、自衛隊が使用するようになりましてから、ロケット弾、曳光弾、爆雷、十ミリ機銃弾、小銃弾、こういう……

第21回国会 労働委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 鳩山内閣は、成立しましてわずか一週間にしかならないのでありますが、この間鳩山内閣は、いろいろな政策を発表いたしまして、われわれから見ますならば、ほとんど実行のできないようなから手形にひとしいような政策が発表されて参つておると思うのであります。またただいま労働大臣からごあいさつがあつたのでありますが、労働行政一般についての所見の発表と思うのでありますけれども、今多賀谷委員が申されましたように、われわれは現在の鳩山内閣に対しまして、そうした一般的な政策等には、何ら期待を持つていないのであります。そればかりではなくて、鳩山内閣は選挙管理内閣であります関係上、来るべき総選挙までの内閣である……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 厚生委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 厚生年金保険法案につきまして厚生大臣に二、三お尋ねしたいと思うのであります。  申すまでもなく厚生年金保険は社会保障制度の一環として行われるものでありまして、この制度を通じまして被保険者の最低の生活を保障するということが目的だと思うのであります。今日かような社会保障制度を行わなければならなくなつたその原因は、何といいましても、これは今日の社会組織でありまする資本主義の矛盾の現われであるというふうに私たちは考えておるのであります。この資本主義の世の中におきましては、好むと好まざるとにかかわらず、そこに経済的には営利追求の行き方が当然行われて参ります。またその結果は弱肉強食の事態も起つ……

第19回国会 文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○黒澤委員 あとにたくさん質問通告者がありますので、簡単に文部大臣にお伺いしたいと思います。  教育二法案が政府から提案されまして、そのためにこの法律案に対しまして反対の空気が今日全国的に巻き起つておるのであります。それはただ単に五十万の教職員の諸君ばかりではなくて、学者、文化人あるいは言論機関、全国の中央地方の新聞が数百あろうと思うのでありますが、この法律案に賛成しておる新聞は数紙にすぎないということもわれわれは聞いておるのであります。また先ごろの文部委員会における公聴会におきましても、公述人九名のうち七名は反対の意見が述べられたというようなことも聞いております。かように各方面に非常な反対の……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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