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石村英雄 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石村英雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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委員会発言(議会)歴代TOP1000
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26期委員会出席TOP100
80位
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25位
27期委員会出席TOP100
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27期委員会発言TOP50
44位
27期委員会発言(非役職)TOP50
38位
28期委員会発言TOP100
100位
28期委員会出席(無役)TOP100
91位
28期委員会発言(非役職)TOP100
76位

このページでは石村英雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石村英雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会 第5号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○石村委員 ただ数字的な点をお伺いしたいと思うのですが、朝鮮戦争の特需が二十七年度にどのくらいあつたか。そして、早晩休戦ができると思いますが、その結果特需に与える影響はどうであるか、また特需の推移、見通しはどのようになつておるか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 数日前の新聞に、朝鮮戦争三周年にあたつての資料が出ておりましたが、あれは経済審議庁から出た資料でございましようか。もしそうであるならばわれわれもいただきたいのです。
【次の発言】 さつきの財政投資の関係で一兆九百億円、これは各方面の要望だとありますが、長官の経済演説の中に、こういうようにしたら五箇年間でこうなる、それについては一……

第16回国会 経済安定委員会 第8号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○石村委員 関連して。ただいまそうしたものはないという御説明でございましたが、吉田内閣はたえず自衛力の漸増ということをおつしやつておられますが、五箇年先の自衛力が漸増した結果というものを予想せられておるのではないかと思いますが、それは軍事的ではなくて、保安隊的かもしれませんが、保安隊的でもかまいませんが、自衛力が漸増した形を何かお考えになつておる、このように推察いたしますが、いかがでございましよう。

第16回国会 経済安定委員会 第10号(1953/07/04、26期、日本社会党(左))

○石村委員 せんだつて大臣がお帰りになつたあとですが、特需の今後の見込み、あるいは財政投資の一兆九百億円というような一年次的にそうしたものを出していただくようにお願いしておつて、まだ出て来ませんが、ただいま御答外願えるとたいへん仕合せに思います。
【次の発言】 そういたしますと、特需も大体このくらいあるだろうという、ただ見当にすぎない。それから財政投資の関係も、年次的にどうということはない、ということは、結局五箇年先にこうなるというのは、漠然としたお見通しにすぎない。今年度はこの方面に力を入れてこうして行くとか――一兆九百億円という金は非常に大きな金で、なかなか困難だということが大臣の演説の中……

第16回国会 経済安定委員会 第11号(1953/07/06、26期、日本社会党(左))

○石村委員 ただいまの相当の事業の継続という事業の問題ですが、それは原料、製品の場合、にその事業そのものの相当なる事業の継続ということをお考えになるのですか。たとえば綿紡なんかのように、綿糸の操短をやつて価格を維持するということはそれによつて、綿紡績会社はそれでよいでしようが、その製品によつてつくる下の中小企業の連中は原料は高くて製品は安いということができて、その事業はかえつて継続ができなくなるということがあるわけなのです。また事実綿糸においてはそういう事実が起つて、たいへんな弊害を起していると私は考えるわけなのですが、そういうことも顧慮せられてカルテルの認可をなさるのですか、ただ綿糸なら綿糸……

第16回国会 経済安定委員会 第12号(1953/07/07、26期、日本社会党(左))

○石村委員 関連質問でちよつと……。さつきの通産省の御答弁のところでちよつと確認したいのですが、先ほど昨年の綿紡の操短について今度の改正案から見てもあれは適当であつた、つまり今度の改正茶でああいう操短は認められるというような御答弁であつたと思うのですが、私は昨年の操短というものは、やはり今度の改正案をたとい認めてもけしからぬものだ、認可すべきものでないと思うし、また昨日公取の横田委員長はやはりそうした趣旨の御答弁であつたように聞いているのですが、この点はつきり通産省はやはり今度何なら認められるというお考えですか。
【次の発言】 そうしますと通産省の考え方はそのとき単に生産費を下まわつておればす……

第16回国会 経済安定委員会 第14号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○石村委員 今の岡野さんの御答弁を聞いていると、結局風が吹けばおけ屋が繁昌するというような論法のようにとれるのです。また十大紡の操短の功罪についてはあとでもう少し慎重に検討したい、こうおつしやいますが、せんだつて岡野さんの部下の方から、あの綿紡の操短は今度のこの法案が通過した場合でもやはり認められるというような御発言もあつたのですが、そこでちよつと考え方としてお伺いをいたします。  この今度の改正案を見ますと、関連産業に悪影響があつてはいけないということがあるわけです。従つてこの前、横田公取委員長は、あの綿紡の操短もやはりこうした画から、今後この改正案が通過しても認められないというようなお考え……

第16回国会 経済安定委員会 第15号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○石村委員 公取の委員長にお尋ねいたしますが、二條の七項に、「不公正な取引方法」という規定があつて、それが「公正取引委員会が指定するもの」となつているのですが、これは具体的にどういうようにおやりになるのでございましようか。この條文を読みますと、公正取引委員会が指定しないうちは不公正な取引方法というものは結局問題にならない。公正取引委員会が指定して初めて不公正な取引方法ということになるように思われるのでありますが、この二條の七項の具体的な処置はどういう御方針でされるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 結局これを読むと、不当に他の業者を差別的に取扱つても、事実は不公正でない取引方法があると……

第16回国会 経済安定委員会 第17号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○石村委員 ただいまお配り願いました告示案ですが、この四号にある、「競争者の事業活動を不当に妨害し又は排除するように、」とあるのは、これはこうした行為をする人が、不当に妨害しあるいは排除するという意思を持つてやつた場合なんですか、それとも、結果的に妨害なりあるいは排除するという場合もいけないということになるのでありますか。
【次の発言】 最近こういう事実があるということをちよつと聞いたのですが、石油の販売で卸屋か何か知りませんが、二箇月のサイドがあるということから、金融をつけるという意味で値段をそのまま売る。金融さえつけばいいというので、元で売つている事実が最近非常に現われて来たということです……

第16回国会 経済安定委員会 第19号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○石村委員 先ほどの岡野大臣の御答弁を聞きますと、結局あのとき綿紡の操短でもやらなかつたらもつとひどいことが起つたろう、そうしてあの独禁法のなかつた大正十年の恐慌を例にお引きになりましたが、これはわれわれとはまるで根本的に考え方、見方が違うのであります。それを追究しても結局並行線で役に立たないと思いますから、先ほどの中野政府委員の御答弁についてお聞きいたしますが、あれではこの前の御答弁そのままでありまして、われわれはあの綿紡操短の結果十大紡は助かつたであろうが、中小の織物業者は非常に損害をこうむつた、迷惑を見たということを聞いているわけであります。今後ともそうしたことがあり得ると思うのですが、……

第16回国会 経済安定委員会 第21号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○石村委員 今の、開発会社が調査せられるのは、審議会の方の調査せいという命令でおやりになるのですか。
【次の発言】 くどいようですが、そういたしますと、調査するということは電源開発会社がまず発意するわけですね。従つて電源開発会社とすれば、調査の結果やらないということもありましようが、大体自分のところでやろうという下心があつて調査を発議したというように、これは常識的な解釈かもしれませんが、そう受取つていいでしようか。

第16回国会 経済安定委員会 第22号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○石村委員 さつき山本委員や長谷川委員が耐乏論をおやりになつたのですが、あの話を聞いてみると、結局農家の百姓や労働者は、ラジオも昔のように聞くな、魚も食うな、肉も食うなということになるのですが、しかし奢侈ということと生活をゆたかにするということは全然違つた問題だと思います。その点私が申し上げなくても審議庁の方はよく御存じのことと思いますが、この経済白書にも耐乏生活を強調せられるような文句もありますが、金持ちはこれ以上の奢侈をするな、というと、いかにも現在の奢侈はあれでいい、企業者はあの社用的浪費をこれ以上するなというので、現在はいいというふうな書き方ですが、そこのあげ足とりはやめますが、経済白……

第17回国会 経済安定委員会 第2号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○石村委員 ただいまの御回答で大体わかるのですが、この前の国会で、こうしたことを聞いたとき、賠償問題とか軍備の拡張ということは全然考えないであれはできておるのだ、こういうお話だつたのですが、今最近の情勢の変化でまた案を立てるというようなお話ですけれども、それは賠償あるいは軍備拡張ということを考えて新たなものが何か出て来るということなんでしようか。
【次の発言】 ただいま具体的な構想はかわらないという御答弁ですが、新聞で伝えられておる他出特使の交渉の過程を見ますと、今後平和産業の方にはデフレ政策をとるというようにとれる点があるのですが、そういうお考えがあるとすると、この基本構想もかわつて来るので……

第18回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○石村委員 委員長の互選は、投票を用いず、森三樹二君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 理事はその数を七名とし、先例によりまして委員長において指名せられんことを望みます。

第18回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○石村委員 大体いつごろ案が出そうな見込みなんですか。

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1954/02/06、26期、日本社会党(左))

○石村委員 この推定規定の生れて来た理由なんですが、これは結局、大臣の御説明でも、「現在における学生生徒の生活の実態から考えて妥当であります」こういうふうにありますので、結局学生の住所というものは修学地にある、原則的にそういうお考えからこの推定規定は出て来た、こう解釈してよろしゆうございますか。
【次の発言】 次に、但書の問題ですが、申出があつた場合はこの限りでないとあつて、この推定規定の排除になるので、申し出さえすれば必ず郷里の方で登録するというのはでなくて、そのときは、選挙管理委員会が、申出があつても実態がどうかということを調べた上で、申出を聞くこともあり、聞かないこともあるということにな……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○石村委員 先生の政治教育というものは基本法でやらなければならぬことになつておるが、その政治教育が片寄つたものではいけないということは一応わかるんですが、これは実際問題としてはなかなか困難なことではなかろうかと思う。それでさつきけしかけちやいかぬという非常に砕けたお話なんですが、けしかけちやいかぬということは言われると思うのですが、片寄つた教育をしないためには、先生はある意味においてはどんどんけしかけてくれないとわからないということが起るんじやないか。それは自由党を支持するというようなことをやつちやいかぬというのですが、また反対に共産党介支持しちやいかぬという教育をしてもいかぬということになる……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○石村委員 修正案提出者の鍛冶さんにお尋ねいたしますが、先日の御説明で、こういう修正が出た理由はB案によるのだというのですが、考え方として住所については民法の規定と一致させるのだというようなお話だつたのですが、そうなんでしようか。私の聞き間違いなんですか、どうですか。
【次の発言】 法律は私はあまりよく知らないのですが、民法の住所とは生活の本拠を言う、こういうことだと思うのですが、そういたしますと、民法と一致させるといつても、学生の生活の本拠は郷里にあるのだということは、民法にはつきり書いてあるわけではないのですが、生活の本拠は郷里にあるのだといりお考えはどういうところから出て来るわけですか。

第19回国会 水産委員会 第22号(1954/04/03、26期、日本社会党(左))

○石村委員 主として国連軍関係の漁業による損害に対する補償問題についてお尋ねしたいと思うのですが、まず一般的に、国連軍との行政協定等で、漁場を演習場その他の基地として提供されるような話合いが、どういうふうに進んでおるかという問題と、もう一点は、そういうことになつた場合に損害補償をどのように考えておいでになるか、この二点をまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 では具体的な問題に入つて行きますが、実は英濠軍関係の演習場というものは、全国的にはあまり広くなく、主として山口県の岩国市の沖合いの姫子島付近にほぼ限られておるように聞いておりますが、この姫子島付近というのは現在米軍によつて約四キロ平方……

第19回国会 地方行政委員会 第8号(1954/01/29、26期、日本社会党(左))

○石村委員 この調査に入る前に、ちよつと報告についてお聞きしたいのですが、警視庁の報告と国警の報告とで、事故の発生当時のロープの問題に食い違いがあるのですが、警視庁の方ではこれは高く上げた、皇宮警察官の方の合図があつたと思うから上げたとあるのですが、国警の方では群衆の力に突破されたとあるように思うのですが、これはどちらがほんとうなのですか。
【次の発言】 今のようなことは書いてあるからわかるのですが、問題は警視庁の方では遮断線を上げたのだ、意識的に取上げたのだ、群衆を前に行かせるために上げたのだということに対して、皇宮警察の方では突破されたのだ、してみるとそこに食い違いがあるのでお聞きしたわけ……

第19回国会 地方行政委員会 第17号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○石村委員 地方行政は今度初めてなんですが、今までのほかの委員会の例を考えましても、最初は基本的な問題をいろいろやつておるのですが、その途中で具体的な法律案が出て来る。それと一緒にやるというやり方で審議を進める。そういたしますと、結局その出て来た具体的な法律案の方の審議にとられまして、根本的な問題の解決、検討ということは、うやむやになつて来たように思うのであります。地方行政の委員会におきましても、私は警察法はもちろん重要だということはわかつておりますが、しかし何も今警察がないわけではない。自治警、国警があつて、非常に治安が乱れておるという現状でもない。むしろ今地方財政というものが、どうにもこう……

第19回国会 地方行政委員会 第18号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○石村委員 これは犬養法務大臣に聞くのですが、今もこういうことが規定にあるとかないとか非常に文句が出たのですが、先ほど北山委員の質問に対しても、犬養さんは、昔は治安維持法があつたからそんな悪いことをしたのだ、今度はそういう法律がないから、警察が昔みたいな悪いことをすることはないというような御答弁だつたのであります。治安維持法に対しては破防法があるではないかという論議も起ると思いますが、しかし私考えますのに、今までのわれわれの経験から申しますと、昔の警察は非常に選挙干渉をやつた事実がある、これは天下周知の事実であると思います。しかし選挙干渉をやつてよいという法律は昔もなかつたと思います。法律はな……

第19回国会 地方行政委員会 第21号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○石村委員 私は地方行政は初めてでどうもよくわからないのでありますが、そうなりますと、さきに塚田長官から御説明になりました地方財政の財政計画というものには、単独事業は除いてあるのですか。入つておるとすればその財源も一方では入つていたと思うのですが、その財源は何かどこかで補助金にふりかわることになるのか。そうすると結局補助金だけよけいに収入が多くなるというようにしかしろうと考えでは考えられないのですか、それとも減税でもしろということになるのですか。
【次の発言】 それは規定財政計画の中におそらく入つていると思いますが、その既定財政計画の単独事業に対する一方財源というものを何か見てあつたはずだと思……

第19回国会 地方行政委員会 第28号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○石村委員 最初に遊興飲食税のことについて簡単に伺たいと思いますが、遊興飲食税は遊興した者、飲食した者、あるいはとまつた者が納税義務者ということに法律上はなつていると思う。しかし実際とられている現状は、そうした性格がかわつて、東京なんかはどうか知りませんが、私の方の県なんかは料理屋、あるいは旅館に対して県税事務所の方からこの市ではこれだけの金額を上げるんだというので割当て来て、そうして旅館組合だとか、料理屋組合だとかと相談をして、どこのうちに幾ら出せというように、一種の事業税というような形にかわつて来ておると思うのですが、そうした事実をどう見ておいでになるか、お聞かせ願いたい。

第19回国会 地方行政委員会 第29号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○石村委員 本会議も始まるようですから、事業税について簡単にお尋ねいたしますが、大体大石さんからお尋ねになつたことと同じことで、あらためてつけ加えることもないのですが、事業税の個人事業税と法人事業税というものは、私はあまり学問的には存じませんが、どうも現在では、法人事業税と個人事業税は、事業税という名前はついておるが、性格的には違つておるのではないか。先ほど鈴木さんの御説明では、事業税は物税という御説明だつたのですが、なるほど個人事業税については、そうした本来の性格を持つておるとは思いますが、法人の事業税は、そうした性格がかなりかわつて来ているように思うのですが、その点いかがお考えでありますか……

第19回国会 地方行政委員会 第30号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○石村委員 結局昨日私の聞いた税額が違うではないかというのも、個人事業税はなるほど物税である、しかし、法人の場合も収入金額にかける場合は現在物税でしようが、普通法人事業税の方は物税ではなくなつているのじやないかということことを聞いたわけなのです。先ほどからの御答弁を聞きましても、そういう事実はお認めになつているわけです。将来考えなければならぬじやないかというようなお話なのですが、この問題は、もう将来だとかなんとかいつて延ばし得る状態にはないと思う。大きな法人なんかの場合にはあるいは取立て得ることもあるでしようが、現在の町の小さな業者がどんどん法人にかえておるというのは、結局自分たちの勤労に対し……

第19回国会 地方行政委員会 第32号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○石村委員 事業税のことでちよつとお尋ねします。事業税の請負業なんですが、これがはなはだはつきりしないのです。請負業にはいろんなものが入つております。この間、印刷銅版工の職人といつたらいいかと思うのですが、そういう方に偶然会つていろいろお話してみましたら、そういう方に事業税が、しかも請負業として一種がかかつておるということです。ところでその後四、五日たつて、今度は印刷基本技術団体というところからさらにお話を聞いたのですが、それによると印刷の図案家とか銅版の彫刻家あるいは木版の工芸家、あるいは版下の――これなんか職人といつた方がいいと思うのですが、こうした芸術家と申しますか、工芸家と申しますか、……

第19回国会 地方行政委員会 第34号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○石村委員 今までの現行法なんかをよく知りませんので、はなはだ迂遠なことを聞くかと思いますが、今度の改正によつて、ダムの一部分のある市町村が固定資産税がもらえなくなるというようなことを言つておるのですが、現在どうなつておるのか。それからやはり今度の改正で、直接ダムの一部分がある市町村には、固定資産税が入らなくなるのか、その点お伺いいたします。
【次の発言】 貯水池が二箇村にまたがつてあるというところには、やはり今後もその部分に応じて固定資産税がとれるようになるのですか、それがとれないようなことを盛んに言つて来るのですが、それは誤解なんですか。

第19回国会 地方行政委員会 第38号(1954/04/05、26期、日本社会党(左))

○石村委員 ちよつとさつきの門司さんの質問に関連いたしまして、法制局の方にお尋ねいたしますが、今度の平衡交付金が交付税法というようにかわつたり、あるいは入場税が入場譲与税というように税という言葉が使つてあるのですが、これはわれわれの常識からいうと、税金というものは国民が国あるいは地方団体に義務的に納める金というのが常識だと思うのですが、こういうように税という言葉をお使いになつたことから、法律的にどういう差があるかということです。交付金あるいは譲与金とするのと、入場譲与税ということにし、あるいは交付税とする、そこに法律的な効果の差がどうあるか、お教え願いたいのです。

第19回国会 地方行政委員会 第39号(1954/04/06、26期、日本社会党(左))

○石村委員 関連して……。ただいまの百分の二十の出て来た根拠の御説明では、どうもはつきりわれわれは了解できないのです。それはけさほど門司委員がお聞きになりました吉田内閣総理大臣として議長に出されておる地方財政法第三十条の二の規定による地方財政の状況という報告を見ましても、この中には実は政府自身が自分のおやりになつていることに批判を加えておいでになる。読み上げてみますと、「昭和二十九年度の地方財政の問題点」として七十二ページに、「(1)最近の地方財政の赤字は著しく、二十七年度決算で繰上充用額が一五七億円、実質上の財源不足額三〇〇億円で二十八年度の実質財源不足額は現在三六〇億円に達するものと推定さ……

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/04/12、26期、日本社会党(左))

○石村委員 この前赤字のことでお聞きしたとき、従来は算定漏れになつておつたものを今度百四十九億ですか、今年入れられたということがあるのですが、それを御質問したのです。すなわち二十六年以降の算定漏れの金額が幾らあるかということをお聞きしたのですが、まだ御答弁がないのです。これをぜひ出していただきたいと思うのです。
【次の発言】 たいへん詳しい御答弁だつたのですが、実は私の聞きたいのは、今の御答弁もけつこうですが、今まで財政計画をお立てになるとき当然算定しなければならないのを落しておつたのだということを今度おつしやつておられる、そうすると地方財政の赤字についても今度の大臣の御説明を見ましても、地方……

第19回国会 地方行政委員会 第50号(1954/04/23、26期、日本社会党(左))

○石村委員 小坂さんに簡単なことをお尋ねいたしますが、今度の警察法の改正の政府の意図はどこにあるかは別といたしまして、この改正案を見ますと、これは結局独裁者に対して都合のいい警察になるように思われるのですが、小坂さんがそういうふうにお考えになるかどうか知りませんが、もし独裁者に都合の、悪い現行警察法よりも都合の悪い改正案だというお考えなら、今度の改正案のどの点とどの点が、従来の警察法よりも独裁者に対して都合の悪いものだという点をあげていただきたいと思います。
【次の発言】 さつき大矢さんのお話だと、吉田さんも独裁者になつて来るわけなんですが、そうした論議は別にいたしまして、今度の警察法の改正は……

第19回国会 地方行政委員会 第53号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○石村委員 小坂さんのただいまの御答弁の中に、この職員というのは公安委員も含むという御説明だと聞きましたが、間違いございませんか。
【次の発言】 そうしますと、地方の府県の公安委員の罷免条項にはそんなものはないように思うのですか、どうなりますか。

第19回国会 地方行政委員会 第56号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○石村委員 やれと言うならやりますが、私たちは夕飯も済ましていないのです。会期も大分延びたのですから……
【次の発言】 それではごく簡単にお聞きします。今までずいぶん議論されたことなんですが、今度は警察庁というものは今までの事務部局と違いまして独立の官庁になる。そうして長官は十七条で第五条第二項各号の権限を持つことになる、こういうことになるのですが、これについては国家公安委員会の管理に服す、こういう建前になつておるようですが、これは管理に服すというので、国家公安委員会が今後十四条にあるようなことをどうきめるかこれはわからないかもしれませんが、長官は十七条で国家公安委員会の意見に反したこともやり……

第19回国会 地方行政委員会 第57号(1954/05/08、26期、日本社会党(左))

○石村委員 それではただ一点だけお聞きしておきます。それは警察職員の身分の保障の問題ですが、五十四条、五十五条に関連してお聞きするわけですが、現行警察法では「国家公務員法の規定に基き、」とか、あるいは自治体警察の場合は、「警察職員の任免、」云々は「地方公務員法の定めるところによる。」ということがはつきりあるわけでありますが、今度の警察法では三十四条に、警察庁に置かれる職員の任免ということについては国家公務員法の定めるところによる、こうあるだけで、ほかについてあまり見当りませんが、私の不勉強のせいかもしれませんが、この点どうなつておるのか、お聞かせ願いたいと思います。

第19回国会 地方行政委員会 第62号(1954/05/14、26期、日本社会党(左))

○石村委員 ごく簡単に二点お尋ねいたします。今度の三派修正で地方自治法関係を改める必要があるのではないかと思うのですが、その点いかがでございますか。全然必要ありませんか。
【次の発言】 ところで、これは提案者にお尋ねしますが、長官の任免が総理大臣の承認を得て国家公安委員会がやる、承認を得ない場合には違法だ、こういうお話でしたが、違法ではあるが無効か有効かという点をお尋ねしたい。
【次の発言】 違法だということはさつきの御答弁でわかつたのですが、違法であるが、無効か有効かということです。違法をあえてした場合、その任命が法律的に有効であるかどうかという点をお尋ねいたしております。

第19回国会 地方行政委員会 第68号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○石村委員 関連――今の四十五日という御説明ですが、九十条に、処分を受けた後三十日以内とあるのですが、この処分を受けた後という意味は、十五日以内に、前の四十九条で説明書の交付を受けたということから、四十五日というのが出て来るのですか。もしそうだとすると、説明書の交付を四十九条の二項で受けなかつた場合には、何日で審査請求の期限が切れることになるのですか。それと、今まではこういう十五日という期限がなかつたようですが、今までこうしたことで審査請求が一年後に何件くらいあつたとか、何年後に何件あつたとかいうような例があれば、御説明願いたいと思います。

第19回国会 地方行政委員会 第70号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○石村委員 ただいまの加藤さんの御質問なり、また大蔵大臣の答弁を聞いていますと、実は私はこの国会で初めて地方行政委員会を受持つたので、しろうとであるいは見当違いな感じかもしれませんが、どうも大蔵大臣は非常に再建整備に消極的であつて、そうして加藤さんのお話は反対に哀願せられるような態度なんです。私初めて地方行政を受持つて説明を聞いてみますと、昭和二十九年度の財政計画といたしましても、塚田大臣の説明でも地方財政の赤字の原因は、従来必要経費の算入漏れがあつたのだ、それを二十九年度は百四十九億あげたんだ、この赤字の原因の一つはここにあつたのだ、こういう御説明がありましたし、また吉田総理大臣名での国会の……

第19回国会 地方行政委員会 第76号(1954/07/26、26期、日本社会党(左))

○石村委員 先ほど森永主計局長は、二十九年度の財政計画はきちんとできておる、こういうようなお話ですがほんとうは二十九年度の地方財政計画の根本的な欠陥は、今までの赤字の累積の影響というものを全然見ずに計画が立てられてある、その処理というものを考えずに計画ができておるというところに、根本的の欠陥があるのではないか。もちろん警察費の算定の誤りとかいろいろなものもありましようが、今までの数年間の赤字の累積、これが地方財政に及ぼす影響というものを全然考慮せずに、触れずに三十九年度の財政計画が立てられておるということが、大きな原因ではないかと思うのですが、そういう点、大蔵省はやはりあんなものは別問題だとい……

第19回国会 地方行政委員会 第77号(1954/07/27、26期、日本社会党(左))

○石村委員 今の赤字の問題ですが、既定財政計画を二十九年度は是正された、これは百四十九億のお話だと思うのですが、あの百四十九億というものは二十九年度の財政計画をお立てになる場合に、従来の二十八年度あるいは二十七年度のやり方では、それは漏れたはずのものを今度は入れたのだ、二十九年度だけの金額だ、こういうふうに解釈するのですが、これが二十八年度、二十七年度、また二十六年度というように、過去における算定の仕方の不足分を百四十九億の中に入れているという意味でございますか、どちらでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、従来の平衡交付金制度ということから考えますと、二十九年度より前のそういう算入……

第19回国会 地方行政委員会 第84号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○石村委員 斎藤長官にお伺いします。近ごろ労働組合員なんかのコーラスが各職場で盛んになつておるようですが、私の方の山口で、そのコーラスをやつている人を警察官が、課長か係長のところへ行つて、そのコーラス団に加わつておるのはだれかというように名前を調査した事件があるのです。もう少し前には赤十字病院のある人の転職問題で、そこの看護婦の生徒か何かが騒いだというので警察官が行つて、どこの人間だ、本籍を教えてくれというようなことを事務長に聞いた事件があつたのです。これに対して警察当局から、いや、調べたのではないというような答弁があつたのですが、こうしたことを調べるような通牒でも出ておるのかどうか。また出て……

第19回国会 地方行政委員会 第86号(1954/11/10、26期、日本社会党(左))

○石村委員 わかりました。できるだけ簡単に伺いたいと思います。さつき岡安さんの御説明に、公有水面の利用について相談をした、五月とかの通知のときにも相談した、こう書いてあるということでもわかる、こういうお話でしたが、どういう相談をせられたのか、また相談の結果、区議会の方からそれはよろしいという話があつたものか、相談はしつぱなしで、何と言おうと相手にせずでおやりになつたのかどうか、その点ひとつ内容をお願いしたい。
【次の発言】 その説明会の際に、区側から賛成とか反対とかいう意見も何もなかつたわけですか、それとも反対意見があつても、結果においてそれを無視されたのだと思いますが、何か納得させろような努……

第20回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○石村委員 これは、基準で算出した額の五%の節減ということになつておりますが、この五%というのは何か根拠があるのですか。いろいろ基準を見ますと、物件費もあれば労務費もあるし、給与関係、旅費などというものがあるのでありますが、その総体の五%を節約するということですか。実際それはできることと考えておやりになるのですか。ただ漠然と、このごろは倹約時代だから五%切るというのですか。超過勤務手当なんかも、みな五%引いてしまえというお考えなのかどうか。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○石村委員 文部大臣にお尋ねいたしますが、あるいは技術的に不可能な問題もあるかと思うのですが、文部大臣は大いに復活に努力したい、こういうお話で、国民も非常に期待を持つと思うのですが、しかしその点に対する文部大臣としてのお心がまえなんですが、大いに大蔵省と折衝せられて、だめだったから仕方がないということでは期待はずれになると思うのです。文部大臣として、あるいは職を賭しておやりになる、あるいは民主党を脱党してでもやるというだけのお考えがあっての御努力であったかどうか。その点をはっきりお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私が質問したのは、この五月三十一日まで延ばすという問題ではなしに、本予算のと……

第22回国会 大蔵委員会 第4号(1955/03/30、27期、日本社会党(左))

○石村委員 質問に入る前に、ちょっと資料の提出をお願いしたいのですが、委員長のお取り計らいをお願いいたします。まず国債については、昨日横山委員から資料提出の要求が出たのですが、あれについてつけ加えて申し上げます。内容は、二十九年度の国債の変化の状況について具体的に出していただきたいということと、二十九年度末の保有音別の数字を出していただきたい。  次に、補助金等に関する特別の関係ですが、現在の補助金の実態を詳細に、どういう法律に基いて、幾らの補助を、どこの団体にどう出す、二十八年度あるいは二十九年度について具体的に詳細な資料をお願いしたい。  それから租税の問題では、預金利子に対する金額十万円……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○石村委員 ごく簡単にお尋ねいたしますが、午前中の横山委員の質問に対して、大蔵大臣は、中小企業に対しては、減税問題について金融上に特別な措置をしておるというような御答弁があったように聞いたのですが、具体的にどういう措置をおとりになっていらっしゃるのか、お示しを願いたい。
【次の発言】 ただいま代理貸付とかいうようなお話がありましたが、商工中央金庫には、なるほど今度資金を十億一般会計から出資することになっておりますが、中小企業金融公庫では、二十億、一般会計と資金運用部とで減っておるわけです。国民金融公庫でも同じく六億減っておる。こういうふうに資金量を減らしておいて、中小企業に対しては特別の措置を……

第22回国会 大蔵委員会 第13号(1955/05/28、27期、日本社会党(左))

○石村委員 この国債整理基金に充てる資金の特例の法律案についてですが、これは二十八年度から特別な措置として講じられておって、三十年度もまたこれをこうしよう、こういうのです。この法律案は、表面から見るとごく簡単なもののようですが、しかし一面政府の財政政策の根本に触れる問題ではないか、こう考えるのでお尋ねいたします。提案理由の説明に、「財政の状況にかんがみ」、と単にごく抽象的に書いてありますが、政府は現在の財政状況をどのように判断していらっしゃるのですか、政務次官に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 現在の財政状態から考えて、どう財政状態を考えられたからこの三万分の百十六の繰り入れをやらない……

第22回国会 大蔵委員会 第22号(1955/06/21、27期、日本社会党(左))

○石村委員 政府及び修正案の提出者にお尋ねいたしますが、せんだって春日君でしたか、横山君でしたか、今度の減税について、これは政府案についてですが、たとえば二十万円月収の者について、夫婦及び子供三人では四千六百八十七円という月当りの減税になる。一方月収二万円程度では、百四十一円の減税にしかならないという点から質問があったのです。それに対して藤枝政務次官は、絶対額を比較すべきではなくて、率を考えるべきだ、こういうような御答弁があったのですが、絶対額を比較するというのも、結局率の問題に返ってくるのです。こういう高額所得の減税が絶対額として多いということは、また率の点からいえば、減税率がもう少し低くて……

第22回国会 大蔵委員会 第26号(1955/06/30、27期、日本社会党(左))

○石村委員 ちょっと資料の追加をお願いしたい。ただいま井上さんの資料のうちFOB価格とCIF価格と、それからこちらの市場の卸売価格、小売価格の中心的なもの、この二十六年以降の変遷をお知らせ願いたい。

第22回国会 大蔵委員会 第30号(1955/07/08、27期、日本社会党(左))

○石村委員 通産大臣にお尋ねするのですが、関税定率法の重要機械の免税についてお尋ねしたいと思います。まず税関部長に事実だけを確認しておきますが、この重要機械の免税措置はいつから始まって、その当時種類が幾らあって、現在はどの程度にしぼられておるか、その事実を御説明願いたい。
【次の発言】 通産大臣にお尋ねいたしますが、機械工業では、日本でもどちらかといえば中小企業が重要な地位を占めておると思います。そうして日本の為替レートも、現在においてもなお割高だということもいなめないと思うのです。日本の機械工業の水準が、戦時中の空白で非常にレベルが落ちておるということは、もちろんのことでありまして、従って外……

第22回国会 大蔵委員会 第31号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○石村委員 その動議について申し上げます。時間つなぎにと、こう言ったというので、皆さん憤慨していらっしゃるのですが、その点、しかし理屈を言えば、今するかしないかという問題でありまして、その質問の内容が全く議題に関係ないことを質問したというならば、これは問題だと思います。大蔵委員会として問題とすべき点を質問したならば、これは私は、あえて問題にする必要はないと思うのですが、途中で質問最中に黙って退席したというのは、私も不穏当だと思います。しかし本人もいないこの席で、直ちに陳謝させるとかなんとかいう決議をするよりも、本人を呼んで、理事会等でお話しになったあとでおやりになるのが私は適当ではねいかと考え……

第22回国会 大蔵委員会 第35号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○石村委員 余剰農産物関係でお尋ねいたしますが、この余剰農産物の協定で、外貨の関係が非常にめんどうくさくなって出ておるわけですが、一応アメリカからドルを輸出業者に払ったということになると、その通知を受けると、日本政府がアメリカの政府勘定に入れたその円を、日本銀行がドルに交換する、そうして交換したドルが、今度は日本政府のドル勘定に入ってくる、そういうふうになっておるのですが、これで、日本銀行のドルというものは結局減ることになるのですか。そうして日本の国全体としてのドルは増減なしということになるのかどうか。
【次の発言】 この余剰農産物のお金は、日本円にして三百六億だと思いますが、このうちの七〇%……

第22回国会 大蔵委員会 第36号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○石村委員 地方債関係が四百六十六億見積ってあるのですが、このうちの大部分は長期的なものかと思うのですが、短期的な資金をどの程度見積っておりますか。
【次の発言】 そうしますと、これは合計が修正の結果千七百十一億九千万円となっておるのですが、これは全部、短期のものは一切入っていないということになるのですか。
【次の発言】 現在地方債関係で、短期のものが資金運用部からどの程度出ておりますか。
【次の発言】 この五十億ないし六十億というものは、名目的には短期でありましょうが、地方財政の現状から考えると、実質的には長期化せざるを得ない、俗にいえば焦げついているという性質の金も相当あるのではないかと思……

第22回国会 大蔵委員会 第38号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○石村委員 証券取引法についてまずお尋ねいたしますが、証券取引法の第二章で、有価証券の募集または売り出しについて届出事項を規定しておりますが、この精神は、すべてこの中にも書いてありますが、公益または投資者保護のため、こういうことになっていると思うのですが、こういう届出制度をおやりになって何か積極的な効果というか、届出に対して、その書類を大蔵省としてお調べになって訂正させるとかなんとか、いろいろそういう具体的な効果があったことがあるかないか、お尋ねいたします。
【次の発言】 そういたしますと、単に形式的な不備とかなんとかという意味でなしに、内容的にも大蔵省としてある程度その書類によってお調べにな……

第22回国会 大蔵委員会 第40号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○石村委員 まず補助金等に関係する法律案についてお尋ねいたしますが、こういう特別な立法をせられる御趣旨は、倫理的な効果があるというお話しを承わったのですが、現在の法規によっても、こうした罰則にあるような処罰はできるのではないでしょうか。特にこういう特別立法を設けなければならぬのはどういう理由があるか、お話し願いたいのです。
【次の発言】 そうしますと、これは刑法の詐欺とか横領とか、背任とかという程度のことにならないものをこれで罰しようという趣旨ですか。
【次の発言】 そうしたねらいがあるので、結局反対も強いということになると思うのですが、それはさておきまして、現在の補助事業というものを性質的に……

第22回国会 大蔵委員会 第41号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○石村委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、まずこうした重要な法律案が会期末に出されたということは、私はさっき小山さんがおっしゃたのと違った意味で、非常に遺憾に思うわけでございます。小山さんは、いかにももしこれが通らないと困るという趣旨で、おそく出たことがいかぬ、こういう御質問でございましたが、私はこういう重要な法律案――大蔵委員会の法律案としては、今回が最も重夢な法律案だと私は考えますが、それを審議をろくにしないで通過させなければならないような、そういうおそくお出しになったということを非常に遺憾に存じます。  ところでただいま小山さんの質問に対して、大蔵大臣は、各方面の意見を聞いたので、それに……

第22回国会 大蔵委員会 第42号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○石村委員 ごく簡単にお尋ねしますが、保険事業というものは、大体共済的な性格を持ったものだと思う。その共済的な事業をすることによって、事業上体である会社は営利団体であるということで、こうした問題が今後ますます大きくなってくるんだと思います。大蔵省では、現在の保険会社を営利的な性格を改めるというお考えはないものでしょうか、どうですか。これを何とか解決しなければ、一方で共済組合を押えようったって、これはとうていできない問題だと思う。必ずこの共済組合は、今後ますます大きくなって、大蔵省としては共済組合の育成という方向に進まざるを得ないと思うのですが、この点いかがお考えですか。

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第12号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○石村委員 黒目参考人にお尋ねいたします。さっき規格統一のお話がありまして、ただいま山本さんからの御質問もあったのですが、規格統一という意味は、結局、現在国産自動車のトヨペットとかダットサンとかいろいろありますが、こうしたものの規格を統一して、たとえばドイツのフォクス・ワーゲンですか、ああいうような形のものにして安くやろう、こういうお考えでございましょうか。それと、もう一点規格統一でお伺いしますか、先ほどの御説明を聞きますと、輸出しておる三分の二は外車の関係の部品だということですが、こういう関係に対する規格統一ということがかりにあるとすれば、それは、国内で作る部品メーカーで、クライスラー向けは……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○石村委員 提案せられました修正案に対して、提案者及び関係の政府当局にお尋ねいたします。  この修正案は、自由党と民主党の提携によって生まれたもので、民主党はゼロ、自由党は四百三十億、そうして、とどのつまりそれを二つに割って二百十五億というようになさったのだと聞いておりますが、政治はあるいは妥協かもしれませんが、しかし、あまりにこれではでたらめで、党利党略の具に供されたということになると思います。世間がごうごうたる非難を浴びせかけておるのも当然のことと存じますが、私はその政治論は別といたしまして、少くとも二百十五億ではありますが、この中にやはり自由党の血が通っておると思います。自由党の血が通っ……

第23回国会 大蔵委員会 第1号(1955/11/29、27期、日本社会党)

○石村委員 年末金融についていろいろ論議が重ねられておりますが、今日の金融情勢から考えまして、こうしたいろいろな方策が効果あるようにするためには、一つの方法として、例の国家の保険制度の拡充ということが必要になるのではないかと思います。今まで銀行なんかに聞いてみますと、一応のワクがはめられている。それで銀行は支店にそれぞれのワクをはめる。従ってワク一ぱいだからどうにもならぬ、こういうようなお話を聞くのでありますが、このワクをふやすような御意思があるかどうか。また信用保証協会というようなものが各県にできておりますが、この資金をふやすようにするお考えがあるかどうか。この二点をお尋ねいたします。

第23回国会 大蔵委員会 第3号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○石村委員 ただいまの井上委員の御質問に関連してお尋ねしますが、さっきから問題になっておりました農林中金の立てかえ払いというものはどういう性質のものになるわけですか。この食管特別会計法の関係で、一時借入金とか、そういう性質のものになるものですか、どうですか。勝手に農林中金が立てかえ払いをしておって、政府の知ったことではないということになるのかどうか、その点の性質をはっきりさせていただきたいと思います。
【次の発言】 法律上の借入金でも何でもないということになると、金利を払うというのはどういうわけですか。農林中金が実際問題として立てかえ払いをするということが起るでしょう。農林中金が、政府から金が……

第23回国会 大蔵委員会 第4号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○石村委員 私は交付税の特別会計法の改正についてお尋ねいたします。  この改正法の主眼というか、ほとんど全部は、借入金を特別会計に認めるという処置だと思う。一時借入金等についてはすでに以前からできておることなんですが、新しく長期借入金を特別会計において認めるというのが、この改正法の根本的なねらいだと思います。ただいまの山手政務次官の御説明では、なぜこの借入金をこの特別会計法によって認めるように改正しなければならぬかという理由の説明はなかったと思うのです。ただ必要だからそうする、こういうだけです。どういうわけで借入金を交付税の特別会計において認めなければならぬかということが――必要だというだけで……

第23回国会 大蔵委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○石村委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題に供せられております交付税等の特別会計法の一部改正の法律案に対して、反対の意思を明らかにせんとするものでございます。  われわれ社会党の主張は、昨日の本会議におきまして、補正予算関係での法律案の改正に対しましても反対の意思は明らかにされておりますので、ごく簡単に要点だけ申し上げておきたいと存じます。  この改正案の内容は、交付税及び譲与税配付金特別会計法に、歳入において借入金の道を開かんとする修正案でございます。特別会計法で、たとえば事業なんかをするような特別会計においては、あるいは借入金という方法も場合によっては考えられるかと存じます……

第24回国会 大蔵委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○石村委員 関税定率法関係でお尋ねをしたいのですが、まず重要機械のことでお尋ねいたします。重要機械をまた一年度関税の免除を延長する、こういうことになっておるようですが、これだけを考えますと、日本の経済の再建に必要な重要機械の関税を免除して輸入を円滑にしよう、こういうお考えはもっとものように考えるのですが、しかしどうでしょうか、大体今日の為替レートの問題は、最近輸出が非常に伸びた関係上、あまりやかましく叫ばれておりませんが、一般的に見ますと、やはり為替レートは割高にきめられておるということは言えると思うのです。そういたしますと、輸入品である重要機械も、為替レートの関係では、やはり割安で日本に入っ……

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○石村委員 大蔵大臣にお伺いいたしますが、大蔵大臣の本会議における財政演説を見ますと、三十一年度の予算で、財政面からのインフレ要因を厳に排除することを目途として編成したという御説明でございますが、インフレ要因というものについては、いろいろ議論もあると存じます。たとえば軍事費のようなものは、それだけを取り出せばやはりインフレ要因だと言わざるを得ないのではないかと思います。お金をどぶに捨てるならば、ただ通貨が減るというだけですが、金を使っていろいろむだたものを作るということは、やはりインフレ要因に結局なってくるということが言われると思います。しかしながら、おそらく大蔵大臣は、現在の千四百七億程度の……

第24回国会 大蔵委員会 第13号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○石村委員 砂糖消費税について、二、三ごく簡単にお尋ねいたしますが、われわれはこの砂糖消費税を提案されたとき、うかつであるというか、御説明で、従来われわれは税金の徴収をもっと縮めろといって、こういう主張をしておったのに対して、その通りになって、今度は平均一カ月半くらいになる、大へんけっこうな改正だ、こう考えおりましたが、この法案をよく読んでみ、また参議院の大蔵委員会での説明をよく聞いてみますと、なるほど一カ月半には現在現実の問題としてはなるかもしれないと思うのですが、やり方がずいぶん変っておる。例えば、今度は従来の引取課税を移出課税に改めたから、翌月の月末において納税すればいい、そうして猶予は……

第24回国会 大蔵委員会 第14号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○石村委員 まず昭和二十八年度、昭和二十九年度及び昭和三十年度における国債整理基金に充てるべき資金の繰入の特例に関する法律の一部を改正する法律案についてお尋ねいたします。これは昨年も出しました一万分の百十六の三分の一相当額というのを一時停止する、あるいは直接繰り入れるとかいう、あれと同様な法律案でございますか。
【次の発言】 質問も昨年通り、答弁も昨年通りで、同じことを繰り返すようですが、これは一回か二回すでにやっていることですが、一向政府の案がきまらないということは困ると思うのです。政府がまとまっていないということですから、結論は出ないと思いますが、減債基金制度というものをどういう方向に持っ……

第24回国会 大蔵委員会 第17号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○石村委員 質疑に入る前に、委員長にお伺いいたしますが、いつか委員長も警告を発せられたと思うのですが、本日もまことに出席状態が悪い。こういう状況で委員会をやっていくということは、果して適当であるかどうか。委員長の所見を一つ……。
【次の発言】 では与党の方の善処を期待いたしまして、質問を続けます。  補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案について御質問申し上げますが、この法律は、最初出されたときには期限をつけずに出された。それを衆議院で二カ年ということの時限立法になって参議院でさらに一カ年に短縮されて決定されたものでありますが、それが昨年期限が来てまた一年延期された今度またこれ……

第24回国会 大蔵委員会 第21号(1956/03/22、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 私語を禁じます。
【次の発言】 ただ一点だけ為替局長にお尋ねいたします。特定物資の関係については、明日また通産省の方に来ていただいてお尋ねしたいと思うのですが、一つお尋ねいたすことは、為替の割当ですが、この割当書または内示書ですね、これは大蔵省とも関係していることですが、これは譲渡できるかどうかいう法律的な問題を一点だけ御返答願いたいと思います。
【次の発言】 具体的なことでなしに、法律的にそういう譲渡が許されておるかどうかということを、為替局長として御存じじゃないかと思うのですが、法律には何ら規定はないのですか。
【次の発言】 そうすると、法律的には規定はないそうですが、性……

第24回国会 大蔵委員会 第22号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○石村委員 特定物資の関係でお尋ねいたしますが、商工委員会で十分審議されているとは思いますが、この特別会計法でなしに、本法の方を見ますと、大部分が実施面については政令にゆだねられているように思うわけです。この間のバナナなんかは入札のような形だったと思いますが、今後のこの法律を見ますと、入札でなしに、政府の方で、政府で一定のそのときの価格によって余剰利益と見るものを取るということになっているかと思いますが、やはり入札で取るんですか、それとも一定の価格をはじき出して、今回の輸入についてはこれだけの余剰利益があるんだといって、それを政令で取り上げるのかどうか、その点御説明を願います、

第24回国会 大蔵委員会 第23号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○石村委員 余剰農産物の法案の審議はきょうが初めてでございます。こんな、重要なものをろくろく審議しないで通すということは、これは国会の権威にかかわる。なるべく長くやろう、こう思っておりましたが、まあ早く早くということでありますから、ごく簡単にいたしますが、先ほど横山委員の質問に、輸入業者から金を早く払わせればよいじゃないかという趣旨の質問があったのですが、それに対する答弁がはっきりしなかったのです。協定の二条を見ますと、アメリカの方から合衆国ドルの支出の通告を受領したときには日本ですぐ金を積む、こういうふうに二条はなっておるのです。何も輸入業者が金を払ったか、払わないということには関係ないよう……

第24回国会 大蔵委員会 第24号(1956/03/30、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 小山君。
【次の発言】 午前中の会議はこの程度にとどめ、午後一時半から再開することとし、これにて休憩いたします。     午後零時十七分休憩
【次の発言】 皆さんにお諮りします。大蔵大臣は三時に参議院の方へおいでになる御用があるそうであります。もし大蔵大臣への御質問の方は、先にやっていただきたいと思います。どなたかありますか。
【次の発言】 では横錢君。

第24回国会 大蔵委員会 第25号(1956/04/03、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、私が委員長の職務を行います。  閉鎖機関令の一部を改正する法律案、旧日本占領地域に本店を有する会社の本邦内にある財産の整理に関する政令の一部を改正する法律案の何法律案を一括議題として決疑を続行いたします。横錢重吉君。
【次の発言】 石野君。
【次の発言】 私、実際のことをよく存じませんが、今度朝鮮銀行が株主に帰属する財産で新会社を作る、こういうことなんです。しかしこの閉鎖機関は、内地の債務、債権を整理して、特殊清算をして、そうして株主に帰属する資産があるということで、それによって新会社を作るということだと思うのです……

第24回国会 大蔵委員会 第26号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○石村委員 私は質問というより資料の要求をいたしたいのですが、この間も、私の質問に対して正示局長の御答弁を聞いてみますと、たとえば朝鮮銀行なんかについても、今度株主に財産をやるということになって、そうして将来朝鮮銀行の最終的清算が行われたとき、もし債務を払うことができないときは、一たん渡してしまった財産を取り戻すわけにはいかないので、結局国の方で補正予算を組むか、あるいは予算外何とかというようなことで払うようになるだろうというような御答弁があったのです。そこで正示局長は、朝鮮銀行などの在外資産の状況は、そういうことは絶対に起らないという確信を持っていらっしゃるようですが、われわれの手元には、ま……

第24回国会 大蔵委員会 第27号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○石村委員 先日資料を要求いたしましたところ、きょう提出されたのですが、この資料についてのお尋ねもしたいと思うのですが、せっかく大蔵大臣が見えておりますから、この法律の根本問題について、大蔵大臣にお尋ねしておきたいと思うのです。私がこの法律で問題にいたしておりますのは、朝鮮銀行なんかに、国内の資産を、債権債務を処理して資産が残ったら第二会社を作らせる、つまり資産を株主に渡すという問題でございます。これまでの正示局長の御答弁を要約いたしますと、この閉鎖機関の清算というのは、あくまでも中間段階の特殊清算で、これが終ったからといって、朝鮮銀行なら朝鮮銀行自体の清算が全部済んだというわけではない、在外……

第24回国会 大蔵委員会 第29号(1956/04/17、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 この際御報告いたします。国家公務員共済組合法の一部を改正する法律案に対しまして、黒金泰美君外二十五名提出の修正案が委員長の手元まで提出されておりますので、これを印刷して諸君のお手元に配付いたしてお遂ました。この際提出者より趣旨の説明を聴取いたします。黒金泰美君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終りました。
【次の発言】 ただいまの藤枝君の動議に御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって両法律案に対する質疑はこれにて終了いたしました。  討論の通告がありますので、両法律案並びに恨金泰美君外一十五名提出の修正案を一括して討論に付します。横山利秋君。

第24回国会 大蔵委員会 第31号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○石村委員 金融制度調査会法案について、大蔵大臣にお尋ねいたします。実は、従来この法案が委員会に付託せられまして、いろいろ論議が重ねられてきたのでございますが、大体断片的な論議にすぎなかった。それで、もう大体与党の方では早くあげたいというようなお考えもありますので、一つ総括的な質問をいたしましてわれわれの態度をきめたい、こう考えておったのでありますが、けさの新聞を見ますと、大蔵大臣はこの金融制度改革について、相当具体的に腹案を述べていらっしゃいます。現在大蔵委員会でこの法案を審議しておる最中、しかもほぼ最終段階に来ておるというときに、こうしたことを新聞に御発表になった理由はどこにあるのでござい……

第24回国会 大蔵委員会 第33号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○石村委員 有馬君の質問を聞きまして、いろいろと疑問の点が出てきたのですが、時間の関係もありますし、また大蔵大臣や石橋大臣が御出席になっておりませんから、私はあまり関連質問はいたしません。それとさっき有馬君が要求しました外資審議会での議事録あるいは関係書類の御提出を待って十分お尋ねしたいと考えますが、先ほどの小島外資課長の御答弁で、この外資導入が問題になったときに、日本の産業が支配されてはいけないという観点から、カナダの会社が日本軽金属の支配をしないという文書を出したので許可したというような御趣旨の御答弁がありました。そういう文書も出たと思いますが、では大蔵省では、どんなことが産業の支配になる……

第24回国会 大蔵委員会 第34号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○石村委員 資料の提出をお願いしたいと思いますが、それは、この提携のときの日軽金の株主名簿とその持ち株数及び現在の株主名簿と持ち株数。それといま一つは、小島外資課長がせんだってのこの委員会で、向うの会社は、日本の日軽を支配する意図はないという文書を取り付けておるから安心だというような御説明があったのですが、これは、大蔵省へ出ておるのかどうか知りませんが、その文書の写しの御提出を願いたい。以上でございます。

第24回国会 大蔵委員会 第36号(1956/05/15、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 次に外国為替に関する件について質疑を続行いたします。春日一幸君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は来たる十七日午前十時より開会することとし、これにて散会いたします。    午後一時五分散会

第24回国会 大蔵委員会 第39号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○石村委員 まず渡邊さんにお尋ねいたしますが、税理士法によりますと、ああいう業務は税理士でなければできない、こういうことになっておりますが、その業とするという意味ですね。たとえば計理士というようなものがある会社、あるいはある個人の会計の整理の委託を受けていろいろやっておる。従って当然に税務署へ出す税金についての書類を、本人の委託によって出さなければならぬ、こういうことになった場合、それはやはり税理士法による業とするものということになるのですか。これは計理士としての業をしておる結果付随的に起ることでして、何も税理士法に禁じられる業務ではないように考えられるのですが、その点、どういう御解釈ですか。

第24回国会 大蔵委員会 第41号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○石村委員 政府提案として物品税法の一部を改正する法律案が出ておりますが、社会党としては、御承知のように、現行物品税法は撤廃すべきであるという意見を根本的に持って提案をいたしておる次第でございますが、しかしなかなかそこまでには立ち至らないというので、大蔵委員会でも物品税全体についていろいろ検討を加え、あるいは当面の措置として免税点の引き上げとか、政令改正とかいうようなことで話し合いをしておるわけで、法律改正にはなかなか手を触れることはむずかしいというので、そこまで至っておりませんが、政府として、附則の改正ではありますが、少くともテレビについてのみこういう法律改正をおやりになった理由はどこにある……

第24回国会 大蔵委員会 第42号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○石村委員 接収解除と申しますか、保管解除と申しますか、その覚書の提出をお願いしたいんです。それだけです。

第24回国会 大蔵委員会 第43号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○石村委員 大蔵省にお尋ねしますが、例の講和条約の発効までの占領軍によっての沖縄住民の損害に対する補償と申しますか、この問題が出ておるわけなんですが、これは当然お払いになることだと思うのですが、払うとすると、これは補正予算を組まなければならぬのじゃないか、こう考えますが、いかがですか。
【次の発言】 ちょっとと開き取れなかったのですが、大蔵省としては、講和条約発効までの損害に対して、払うべきものだという考えがまだきまってないのですか。
【次の発言】 この問題はどうしてそういうことになるのですか。そこの説明を願いたいのです。しろうとが考えますと、講和条約発効後は、当然アメリカ政府の方でそういう補……

第24回国会 大蔵委員会 第45号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○石村委員 渡邊長官にお尋ねします。法人税法の三十一条の三ですが、同族会社のいろいろな行為について否認をできるようになっている、「法人税の負担を不当に減少させる結果となると認められるものがあるときは」政府が否認をする。この「法人税の負担を不当に減少させる」という不当の基準はどういうところで不当だと判断せられるか。
【次の発言】 そうしますと、行為否認でよく問題になるのは、同族会社の社長、重役、あるいは家族の使用人に対する給与に対して、税務署で、この給与は取りようが多過ぎるといって、頭からそれを削減して、重役の傷心には、それを認定賞与として法人税をかけるような措置を講ずるということが地方ではしば……

第24回国会 大蔵委員会 第46号(1956/08/10、27期、日本社会党)

○石村委員 先般北海道から東北にかけて金融事情その他の調査に行って参ったのですが、金融関係で特に問題になりましたのは、中小企業金融公庫などの貸付金が非常に少いという問題でございました。特に国民金融公庫のある所長の人の話によりますと、自分たちで審査して貸し付け得ると判断したものの半分程度が資金関係上貸付ができない、こういうような実情のお話もあったわけですが、これについては、国民金融公庫なり中小企業金融公庫の資金計画等の問題になってくると思いますから、これは明日大蔵大臣の御出席のもとでお伺いしたいと思うのですが、まず中小企業金融公庫についてお尋ねします。今年度の資金計画は三百億になっておりますが、……

第24回国会 大蔵委員会 第47号(1956/08/11、27期、日本社会党)

○石村委員 時間がありませんので、先般北海道、東北地方を国政調査で歩きまして、いろいろ陳情を受けましたので、そのお取り次ぎをしておきたいと思うのです。しかし、お取り次ぎと申しましても、われわれとすれば、その陳情は一応もっともな考え方だ、こう考えてお取り次ぎをするわけですから、時間があればゆっくり大蔵大臣とも詳しく意見の取りかわしもしたいと思うのですが、時間がありませんので、ごく簡単に申し上げておきます。  北海道、東北地方の金融関係で一般的た意見は、中小企業金融公庫及び国民金融公庫の資金量がまず問題になりました。資金量が非常に不足しておるということ、従って資金をもっとふやしていただきたい。国民……

第24回国会 大蔵委員会 第50号(1956/09/11、27期、日本社会党)

○石村委員 関連して。ただいまの御答弁中、第二・四半期が国民金融公庫は資金繰りがかなり窮屈だったというお話があったと思います。窮屈だったということは、何か資金需要に対して窮屈という意味ですか。それとも当初計画の資金源に狂いがあって窮屈だったという意味ですか、どちらかはっきりさせていただきたい。
【次の発言】 それからせんだっての委員会で東北、北海道のことでお尋ねしましたが、特に青森県の中小企業金融関係が、第一・四半期に対して第二四半期が特に減ったという理由、これはどういうことになっているのか御答弁をお願いします。
【次の発言】 そうすると、第二・四半期の計画が修正されたということなんですか。

第24回国会 内閣委員会 第34号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○石村委員 まず先に基地関係で、ごく簡単に調達庁の方にお尋ねして、それについて一点だけ倉石国務大臣のお考えを聞きたい、こう思っております。  それは山口県の秋吉台という国、定公園があるんですが、そこが昭和二十四年から軍事基地になっておる。ところが当時山口市にアメリカの部隊がいたんですが、朝鮮戦線の関係で、前線に出て、その後アメリカの軍隊は山口に駐在してない。その結果、秋吉台という基地はアメリカ軍によって使用されないで、現在では自衛隊がこれを使っておるんですが、アメリカが自衛隊に又貸しをするということはできるんですか、この点をお尋ねいたします。

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○石村委員 お答えいたします。租税特別措置法と簡単に申しておりますが、正確に申せば、法人税、所得税にも関連いたしてきております。しかし、政府が財政懇談会に提出しております資料によりましても、租税特別措置法関係の期限の定めのあるもので、政府の数字だけで九百八十五億に上っております。これは昨年の例でありまして、御承知のように、昨年の秋以来、法人は非常な高収益に恵まれておりますから、実質的にはこの九百八十五億以上の減税を受けておるとわれわれは推定いたしております。この中で、われわれとしても、輸出所得の特別控除とか、あるいは海外支店の施設の特別償却、あるいは新築家屋の登録税の軽減、あるいは新築家屋の特……

第25回国会 大蔵委員会 第2号(1956/11/16、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により私が委員長の職務を行います。  去る十三日当委員会に審査を付託されました内閣提出にかかる在外仏貨公債の処理に関する法律案及び昭和三十一年度の食糧管理特別会計の借入限度等の特例に関する法律案並びに同日参議院に提出され、予備審査のため本院に送付されて当委員会に予備付託となりました国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件の三案を一括議題として審査に入ります。  まず政府側より順次提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官山手滿男君。

第25回国会 大蔵委員会 第3号(1956/11/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により私が委員長の職務を行います。  在外仏貨公債の処理に関する法律案、昭和三十一年度の食糧管理特別会計の借入限度等の特例に関する法律案及び国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件の三案を一括議題として質疑に入ります。横山利秋君。
【次の発言】 井手以誠君。
【次の発言】 参考人招致の件についてお諮りいたします。税制に関する件について、臨時税制調査会の代表者を参考人として出頭を求め、同調査会の審議状況等について説明を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。

第25回国会 大蔵委員会 第5号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○石村委員 食糧庁長官にお尋ねしますが、せんだっての委員会で井手君の質問に対して、この概算金は消費貸借の性格を持っておる、こういう御説明でしたが、つまり消費貸借の性格があるから金利をつけて返させなければならぬ、こういう考え方に当然なってきたのかと思うのですが、そうなんですか。
【次の発言】 ただいまの御答弁を聞くと、金を渡したからイワシを買っただろうということから消費貸借だという御説明だろうと思うのですが、そんな答弁は、この性格は何かという質問に対して、金をもらった者がいろいろなものを買ったりするかもしれないからというようなよけいなことをつけ加えて答弁されることは、どうも合点いかないのですがね……

第25回国会 大蔵委員会 第8号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○石村委員 今までいろいろ質問してきたのでありますが、おもに法律論で、不可抗力による場合に利子を取るのが適当か適当でないかという点でございましたが、それでは一つ具体的に第二条について、政府の考え方をお尋ねしたいと思います。この第二条の冒頭に「政令で定める地域内に住所を有する米穀の生産者」とありますが、その政令で定める地域というのは、おそらく災害程度のことを問題にしているのではないかと思いますが、どの程度の災害について、この政令に定められる地域になるのでございましょうか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 ちょっと聞き漏らしたのですが、最後の属さないというのはどういうこと……

第25回国会 大蔵委員会 第11号(1956/12/13、27期、日本社会党)

○石村委員 理財局長に、時間もだいぶんおそくなりましたから、ごく簡単にお尋ねいたしまして、早く食事ができるように……。  新聞の伝えるところによりますと、預金部が今度買いオペを始めるとか、市中銀行の持っておる金融債なんかを年末に当って――年末とも限らないでしょうが、近ごろ金融が引き締ってきたので、債券を買い上げるという御意向があるようでありますし、きょうの新聞では、日銀総裁もこれに賛成だという意思表示があるようですが、この間の経緯を一つ御説明願いたいと思いおす。
【次の発言】 そうすると、これは預金部とすれば、一時的な措置としておやりになる。従って金融が緩慢になれば、買い上げた金融債を今度はま……

第26回国会 大蔵委員会 第1号(1957/02/08、27期、日本社会党)

○石村委員 ただいま原主税局長の御答弁の中に、この法律案が二月に回ったことについて、国会をやらないかというような、国会の責任のような(笑声)御説明があったのですが、これは臨時国会の終りに私がこの問題を取り上げて、もし政府においてやろうとされるならば、年末の忙しいときでも国会はこれを通す用意があるんだがと言って質問したんですが、そして、それに対していろいろ御答弁があった。国会の方は、こんなものを一月にさかのぼってやらなければならぬような事態を起さない用意があるんだぞ、こう言っておるのに対して政府の怠慢で今日になったのを、きょうの説明では、国会の方の責任でこういう事態が起ったというような原主税局長……

第26回国会 大蔵委員会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○石村委員 大体予算委員会なんかで論議されることは、なるべくこちらでは省きたい、こう考えておりますが、ごく簡単に一般的なことをお伺いしたいと思います。しかし、それに入る前に、一つ大蔵大臣にお尋ねしますが、昨日株の値が非常に上っておる、最近株界はいささか投機的ではないか、このように受け取れるのですが、大蔵大臣としてどのようにお考えですか。
【次の発言】 大蔵大臣は投機的でないという御判断のようですが、世間一般の話を聞いてみますと、やはり今度の予算を原因とするかしないかは別として、三十二年度は相当インフレ的になるのじゃないかという懸念が強いわけでございます。そして、せんだっての予算委員会でも、こう……

第26回国会 大蔵委員会 第4号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○石村委員 政府委員があまり見えていないようですが、大体きょうは足立さんが全部お答えできるとは思うのですが、――それでは政務次官に万一御答弁願います。  それでは、産投特別会計の法律案ついてお尋ねいたします。これは、結局三百億円をことし資金として産投に入れて、そうして百五十億円は明年度に使い、残りの百五十億円は明後年度に使う、こういう趣旨の資金を作ろうというように理解しておりますが、その通りでございますか。
【次の発言】 結局、ことし使いもしないものを今資金として入れておくということは、三十一年度の予算編成のときには、こうした状態は全然予想していなかったのに、資金に予想外の自然増収があったから……

第26回国会 大蔵委員会 第6号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○石村委員 補助金等の臨時特例等に関する法律でお尋ねします。 この関係で文部省の方、見えておりますか――いらっしゃらなければいいです。  今度の臨時特例は、昨年のように一カ年間小さな補助金を打ち切って、補助を出さないようにして約十億円の節約になる、こういうことですが、この中で去年の分と違うのは、国立公園関係だけだ承知しておりますが、国立公園関係の補助金は、全部今度復活することになったわけですか。
【次の発言】 復活して予算に計上された金額は、どのくらいでありますか。

第26回国会 大蔵委員会 第7号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○石村委員 所得税法その他についてのごく具体的な問題は、主税局長にお願いすることといたしまして、大蔵大臣が見えておりますから、先日横山君の代表質問に対する御答弁を中心にしてお尋ねしたいと思います。  まず第一点は、池田大蔵大臣は、法人擬制説について詳細にお答えになったのですが、どうも会議録を読んでみましても、真意が捕捉しにくいのです。大蔵大臣は、法人擬制説は理論的にはいいようである、ところが実際問題でそうもいかないというので、今度の改正をしたのだ、そこで、今法人実在説に帰るわけにはいかぬ、すぐそこに踏み切るわけにはいかない、やはり税制というものは、時代の流れによって徐々に変えていくのが、経済界……

第26回国会 大蔵委員会 第11号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○石村委員 まず委員長におねお尋いたしますが、三月一日に大蔵大臣は、物品税はぜいたく品を主としてとっておる、こういう御答弁でした。本会議の御答弁を、さらにここでもはっきりとおっしゃったわけです。そこで大蔵大臣の直接監督のもとに、物品税についてぜいたく品と大蔵大臣が判断せられるもの、それに対する税収が幾らあるかということを作業させて資料を出していただきたいと申し上げたのです。委員長からは善処いたしますという御発言があったのに、一向出て参りませんが、これは委員長としてどうしていらっしゃるのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 ただいま委員部の方からもらいました。それでは主税局長にお尋ねしますが、今……

第26回国会 大蔵委員会 第13号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○石村委員 本会議も定刻に始まるそうですから、ごく簡単に名義貸しの件について、関連的にこの前の質問を補足したいと思います。  ただいま渡邊長官の御説明ですと、証券会社は帳簿を別にしているということですが、証券会社として、名義を貸しているのだからというので配当金を受領して、証券会社の収入をあげるわけにはいかぬでしょうが、これは企業経理上は、当然仮受け金くらいにはしなければならぬはずのものだと思う。これを別個の帳簿で内緒で書いておくのは、いわゆる二重帳簿の一種で、証券会社が意識して、犯意があって共同で脱税をやっているということになるのではないかと思うのですが、いかがですか。

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○石村委員 ただいま議題となりました物品税を廃止する法律案の提案の理由を御説明いたします。  物品税は、周知のように戦時中に立法されたいわゆる戦時立法でありまして、現在七十数品目を残すのみとなりました。物品税が課せられている七十数種の品目の中には日用生活必需品があり、きわめて不公正かつ不均衡な課税となっております。この際このような物品税を全廃し、新たな見地から高級品、奢侈品に限って税を課す必要があると思います。これがこの法律案を提出する理由であります。  次に、酒税法の一部改正する法律案について申し上げます。  現在酒類に対しましては、相当の重税が課せられている現状にありますが、このたび大衆酒……

第26回国会 大蔵委員会 第15号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○石村委員 関連してちょっとお尋ねしますが、今度の人格なき社団の問題は、われわれにもはっきりしなくて、さっぱりわからないので一つの例をお尋ねしますが、一般の人が団体を作って会費を納める。そうしてその会費によって音楽家だとか劇団等を呼んできて演劇を鑑賞する、あるいは音楽を聞く、その経費は会費の中から出す、こういうやり方をする場合に、これはきちんと会費通りに必ず劇団の費用がカバーできるとは限りませんし、ときには余ることもある、ときには足りないこともある。それも一年たった大蔵省で判断する決算期に、かりに会費の一時的な残余が生れたとき、これは収益事業として課税されることになるのですか。会員以外の一般の……

第26回国会 大蔵委員会 第20号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○石村委員 さっき大蔵大臣から、株の名義貸しにつきまして、きよう省議をまとめて、名義貸しは五万円までを報告させる、ただし三十二年度は十五万円以上を報告、こういうようにおきめになったという御説明がありました。私は、大蔵大臣にお尋ねしたいと思っておりましたが、大蔵大臣が参議院の方へいらっしやる関係で、これはやむを得ないと思うので、政務次官にお尋ねいたしますが、五万円とし、あるいは十五万円とせられた理由を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 なるほど津律改正が行われまして、所得税法六十一条で、名義貸しをしておる証券会社等が報告をすあ義務が発生いたしました。しかしごのことは、配当所得についての課税……

第26回国会 大蔵委員会 第22号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○石村委員 建設大臣に先に簡単にお尋ねしますが、春日委員の質問に対して、十カ年計画はできておる。閣議では決定はされていない、こういう御説明でございましたが、先日当委員会での道路局長の御説明では、十カ年計画はまだできていない、こういう御説明だったのです。またあなたのただいまの答弁中の途中の言葉では、立案中だ、こういうお話です。立案中とできておるということとはたいぶ違うと思うのですが、一体できておるのがほんとうですか。またできていないという道路局長の御答弁及び立案中という言葉の意味、これを御答弁願いたい。
【次の発言】 それなら、まだできていないという局長の御答弁は間違いですか。建設省案としてはで……

第26回国会 大蔵委員会 第33号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○石村委員 準備預金制度に間する法律案についてまずお尋ねいたしますが、第二条第一項の金融機関のうち「政令で定める」ということで、いろいろ具体的な名前があげてありますが、これは除く方を聞いた方が早いと思うのですが、この法律の適用をしない金融機関にはどんなものをお考えになっているか、お尋ねいたします。
【次の発言】 それから三項にやはり一、(外貨預、金その他の政令で定める預金を除き、」とあるのですが、この政令の内容はどうお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 次に四項の「期限の定がある預金で政令で定めるもの」というのは、何を指しているのですか。

第26回国会 大蔵委員会 第34号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○石村委員 関連。ただいま石山君の質問の秋田県の払い下げ問題ですが、ここにある陳情書を見ますと、期間内売買譲渡を許さない、こう書いてあるのですが、先ほどの局長の御答弁によりますと、転売を受けておる者がある、ただその価格が不当な利益を受けておる場合には、それを国庫に返してもらうということですが、そうすると、この陳情書にある期間内の売買譲渡を許さないという条件は間違いなんですか、最初からもう転売を認めておったわけなんですか。
【次の発言】 そうすると、売り払い価格は普通の競売等による価格と同様であるということである。従って用途指定をつけたのは間違いであった、だから勝手に売ったってかまわないのだ、こ……

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○石村委員 日銀総裁にお尋ねいたしますが、ただいま春日委員の質問で大体のお考えはわかりましたが、まず第一にお尋ねすることは、日本銀行の金融政策というものは、これが日本の経済に及ぼす影響が非常なものがあるということは言うまでもありませんが、しかし日本銀行の金融政策は、質的な点を配慮してやるということよりも、量的な政策ということが主眼にならざるを得ないのじゃないか、少くとも結果において。もちろん中小企業とかなんとかいう特殊な産業に対して、日本銀行としても金融梗塞が起らないように配慮はせられるでしょうが、結果においては、一般的に言えば、そういう質的な面よりも量的な政策を主眼に置いておやりになるより手……

第26回国会 大蔵委員会 第37号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○石村委員 ごく簡単にお尋ねいたします。金融関係の四つの法案が出ておりますが、準備預金の法案以外の三つは、不当契約にいたしましても、また何とかいうものにいたしましても、いずれも大蔵省のお役人の無能力を告白せられた法案のように考えますが、いかがでございますか。
【次の発言】 私は人を責めることがきらいですから、この程度にしておきます。  そこでお尋ねしますが、まあ無能力ではないと思いますけれども、今度こういう金融状態になりまして、またがってのように両建、歩積みというのが行われるのではないか。これは、今まで金融が緩慢なときでも絶無ではなかったわけですが、これが再び以前のように盛んに行われる傾向が出……

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○石村委員 この準備預金制度については、制度自体について、これを読みましておそらく反対する者はいないと思うのです。ただわれわれの懸念するのは――目的なんかはっきりしておりますし、またそのやり方が日本銀行への預け金、こういうようになっておるので、この法律自体に反対はいたしませんが、ただ懸念するところは、こういう制度を作りまして、これを一角として今後公債なんかを準備に加えるというような、単なる通貨調節だけでなしに、公債政策にこれが悪用されるおそれがありゃしないかということを懸念するわけでございます。諸外国の例を見ましても、こうしたものに公債を入れておるという場合がありまして、特に日本では、そういう……

第26回国会 大蔵委員会 第39号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○石村委員 ごく簡単にお尋ねしておきます。それで、御答弁も簡単にお願いしたいのですが、この接収貴金属は、米軍が接収した総量というものがわかっておって、その通りの数字が一応あるのですか、その総量はわからないのでございますか、最初接収したときの。
【次の発言】 マレー大佐事件とかなんとかいう事件もあったようですが、完全に接収されたものが、少くともものによって変っているものもありましょうが、向うへ預金にしたとかというようなこともあり、またIMFの方へ出したということもあるのですが、総体の数量においての変化はないのですか。
【次の発言】 完全に返っているのですか。この間からの御説明を聞きますと、管財局……

第26回国会 大蔵委員会 第41号(1957/05/21、27期、日本社会党)

○石村委員 昨年の三月二十三日に、特に羊毛の輸入関係について外貨の割当を受けて、これを転売をしているという問題についてお尋ねをいたしましたところ、当時の通産局長及び直接答弁はありませんでしたが、為替局長等から、転売は黙認も承認もいたしておりません、もしそういう事実があるならば――これは通商局長の板垣さんの御答弁ですが、外貨割当の譲渡の件につきましては、至急調査するという御答弁があったのですが、その後何らの御報告もありませんので、今年の三月一日に再びその点についてお尋ねをいたしましたところ、繊維局長の小室さんから、やはりわれわれとして十分に調査するという御答弁であったのですが、最近の新聞を見ます……

第26回国会 大蔵委員会 第42号(1957/06/10、27期、日本社会党)

○石村委員 通産省繊維局の方にお尋ねしますが、せんだっての二十日でしたか二十一日かの委員会で、十分まだ御報告の資料が整っていない、こういうことだったのですが、要点は、つまり羊毛の外貨の割当の転売問題、割当を受けて、それをプレミアムをとって売っておるという問題に関連しまして、繊維局の方でその実態を相当御調査なさったようでありますが、それに対する調査の結果の御報告をお願いいたします。
【次の発言】 はっきりしたことはわからないにしても、割当商社の三百八十四社の中でまず半数近いものが横流し――意思があったかないかは別として、横流しになっているのではないか。数量的にも、十六万俵の輸入の中から約七、八万……

第26回国会 大蔵委員会 第43号(1957/06/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 これより会談を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により私が委員長の職務を行います。  参考人招致の件についてお諮りいたします。横山委員より、専売事業に関する件について参考人を招致して意見を聴取したいとの要求がありますので、来たる七月十一日の委員会に参考人の出頭を求めて意見を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさように決しました。  なお参考人の氏名については、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさように決しました。

第26回国会 大蔵委員会 第44号(1957/07/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 これより会議を開きます。委員長が不在でありますので、指名により、私が委員長の職務を行います。  まず参考人招致の件についてお諮りいたします。中小企業金融に関する問題について、商工組合中央金庫理事加藤八郎君を参考人として本日の委員会に出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、金融に関する件について調査を進めます。本日はまず当面の中小企業金融対策について、御出席の国民、中小両公庫並びに商工中金の各当局者より、おのおのその資金計画並びに貸し出し計画について説明を……

第26回国会 大蔵委員会 第45号(1957/07/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○石村委員長代理 これより会議を開きます。委員長が不在でありますので、指名により私が委員長の職務を行います。専売事業に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。井上良二君。
【次の発言】 内藤君。ちょっと申し上げますが、参考人をお呼びして待たせておりますから、ごく簡単にお願いします。
【次の発言】 横山委員。
【次の発言】 愛知製塩株式会社専務取締役、判治初一さん。
【次の発言】 愛知塩業組合理事長池川駒平君。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて、下さい。神田君。
【次の発言】 次に、税務行政について質疑に移ります。沖田君。

第26回国会 大蔵委員会 第46号(1957/08/12、27期、日本社会党)

○石村委員 先ほどから各委員の質問並びにそれに対する大蔵大臣の御答弁を聞いておりますと、終始各委員も追及せられましたように、ごく抽象的で、具体的な、今日国民がこの委員会から政府の対策を聞きたい、こう期待しておる――だからこうしてマイクなんかも持ち込んでおる、大蔵委員会には珍しい状態になっておるわけですが、それに対して大蔵大臣はごく抽象的なことばかり答弁していらっしゃって、何の役にも立たないと思うのです。冒頭に内藤委員がごく具体的な問題を聞きましたが、それに対しても、何もはっきりした御答弁がない。つまり北海道のサケの漁夫が、金がもらえないために郷里に帰れないで、北海道に現在なお滞在して、きよう金……

第26回国会 大蔵委員会 第47号(1957/08/13、27期、日本社会党)

○石村委員 関連して、先ほど大月さんの御説明の数字ですが、少し違うんじゃないかというような気がするんです。大蔵大臣と懇談したときにわれわれが問題にしたのは、結局中小企業金融公庫にしても、国民金融公庫にしても、資金が足りない、従ってこういう情勢に応じて資金をふやせ、従ってこれは当然財政資金と申しますか、資金運用部の資金をもって資金をふやすということになって、あの数字が出て来たと私は理解しております。しかし先ほどの大月さんの説明では、資金運用部の金をふやすというのと、公庫が自分で持っている回収金の増加とかなんとか含めた金で十九億になったとかなんとか、そんな御説明で、これでは最初の懇談会の趣旨と違っ……

第26回国会 大蔵委員会 第48号(1957/09/10、27期、日本社会党)

○石村委員 専売公社、大蔵省側にお尋ねいたしますが、現在塩の問題について、公社側が今後の方針なり何なりを業者にお示しになって、いろいろ折衝を続けられておるようでございます。また与党内部でも、小委員会を作って、いろいろ検討されておるようですが、現在塩の問題は、私よく存じませんが、めくらのかきのぞき式に見ると、どうも公社だけで解決のつかない大問題に逢着しておるのではないかというふうにも考えられるのですが、そういう根本的な論議は別といたしまして、まず第一にお尋ねいたしますのは、三十二年度の国内塩の生産見込量及びそれに対する塩田の面積、また食料塩の需要額というものを一応どのように組んでいらっしゃるか、……

第26回国会 大蔵委員会 第50号(1957/10/04、27期、日本社会党)

○石村委員 まず中央会会長の平野さんにお尋ねしますが、公社が流下式を皆さんにお勧めをした、こういうときに、皆さんとすれば、一応収納価格を前提としいろいろ計算せられて、見合うとか見合わぬとか、もうかるもうからぬをおきめになったと思うのですが、最初の皆さんのお見通しは、流下式を採用した場合に、一ヘクタール当りどのぐらいの生産量が上る、このようにお考えになってこの公社の勧めに応じられたものかどうか、皆さんのお見込みですね、おやりになった現実は違うかもしれませんが、お見込みはどの程度につけられてお始めになったのですか。
【次の発言】 しかし企業ですから、公社が勧めるから、これは自給するのが国策に沿うこ……

第26回国会 大蔵委員会 第51号(1957/10/05、27期、日本社会党)

○石村委員 まず副総裁にお尋ねしますが、これは、私は大蔵大臣か総理大臣がいらっしゃった方がいいと思うのですが、一つ副総裁も、政府の方針を御承知だという意味でお答え願いたい、こう考えておるのです。塩については、昭和二十五年ですか、食料塩については国内塩をもって自給するという方針が一応確立されたようですが、現在でもそういう自給の方針というものが、政府においても公社においても、やはり依然として認められておるかどうか、また将来もそういう方針でいかれる御予定であるかどうか、この点、御返事願いたい。
【次の発言】 まあ食料塩についての自給という方針は変らないというように承知をいたしましたが、従って、食料塩……

第26回国会 大蔵委員会 第52号(1957/10/10、27期、日本社会党)

○石村委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、午前中、私、ちょっと用事があって春日君の質問に対する御答弁をよく聞いておりませんが、同僚委員から聞きますと、今日問題になっておる中小企業の年末金融につきましては、それに対する措置をどうするかということは、まだ大蔵省としては御決定になっていない、目下考慮中だというような御説明だった、こう聞きましたが、その通りでございますか。
【次の発言】 世間では、この中小企業の年末金融に対してはどんなことになるだろうか、大へん不安を持っておるということは、大蔵大臣もお認めではないかと思うのです。世間には、そんな不安はない、みんな年末は楽々と越せる、こう楽観しておるとは……

第27回国会 大蔵委員会 第6号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○石村委員 もう時間がありませんから、ごく簡単にお伺いいたします。正示さんのただいまの御回答ですが、この不動産銀行をほんとうに中小企業の不動産銀行としてやらせる気なら、春日君の言うような方法をとらざるを得ぬと思っておる。従ってこれを春日君の言うようにするとすれば、資金運用法ですか、あの法律の三項だったか何だったかと思いますが、これを改正しなければとても手は打てないと思う。あれには例の五割とか六割とかいう制限があるのですね、資金運用部が引き受けることのできる金融債というものは。これを変えて中小企業専門の不動産銀行という表現をするかどうかは別として、そういうものに対しては、実質的には、中小企業を専……

第27回国会 予算委員会 第3号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○石村委員 まず岸総理大臣にお尋ねいたします。昨日の御答弁の中に民主政治の確立という御趣旨のお話があったわけですが、あの中に私は一つ欠けていることがあるのじゃないかと考えるのです。それは、民主政治の確立という場合に、必ず政治家がその政治的責任を負う、これをはっきりするということが民主政治の確立には必要ではないかと思うのでありますが、岸総理はいかようにお考えでありますか。
【次の発言】 岸総理大臣からただいまのような御答弁を聞きまして私も大へん心強く感じております。そこで私はきょうはおもに財政金融についてお尋ねしたいと思います。  それで大蔵大臣にまずお尋ねします。きわめて素朴な質問ですが、今日……

第28回国会 運輸委員会 第18号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○石村委員 大臣に簡単なことでまずお尋ねしておきたいと思うのですが、今日鉄道の輸送に当りまして、木材とかまきとかの輸送の超過料金を、非常に鉄道はきびしくお取りになるという問題でございます。御承知のようにまきあるいは木材というものは、乾燥度合いによって非常に重量の違うものですが、これを十五トン車へ積んで送る、そうすると途中で鉄道の方でお調べになって十五トン半あった、そうすると五百キロというような運賃はないからというので、これを一トンに切り上げ、そうして罰金的な四トン分の追加料金をお取りになる、こういうことで大へん業者の方ではやかましく不平を言っておるわけなんですが、これに対する大臣のお考えをお尋……

第28回国会 大蔵委員会 第2号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○石村委員 ごく簡単に。これもだいぶ古いことですが、渡邊さんが長官時代に、例の法人成りとかなんとか大蔵省は言っていらっしゃるのですが、中小企業なんかが、個人営業であったやつが法人になるということが非常に盛んに行われておるのですが、その場合に、税務署が行為否認をなさる。その行為否認をなさる例として当時の渡邊さんにお尋ねしたのは、小さな商売かもしれませんが、とにかく法人になったら社長になる。そうすると、その社長の給料が、お前のところはそれは高過ぎると言って、うんと下げて、給与として認めない。こういうやり方をなさっていらっしゃるようですから、一体国税庁は、行為否認をなさる場合に、何か基準があるのかと……

第28回国会 大蔵委員会 第3号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○石村委員 ただいまの米穀の所得税の臨時特例の件ですが、内藤委員から地方税についての御質問があったのですが、この地方税については、やはり地方税法に特例が出ておるわけなんですか、地方税の税法関係はどうなっておるのですか。
【次の発言】 そうすると、ただいまの内藤委員に対する御答弁から考えると、そういう排除の規定はない、こういう御答弁だと理解してよろしいわけですね。
【次の発言】 地方税の問題はそれでわかりましたが、所得税について、これは主税局長にお尋ねしますが、これは毎年出てくる特例で、事新しいことでもないのですが、一部には、やはりこういう特例を認めることがどうかという意見があるわけです。それで……

第28回国会 大蔵委員会 第5号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○石村委員 私は質問でなしに、資料の要求をちょっとしておきたいと思うのですが、三十一年から三十三年までの国民総支出に対する財政規模の関係、これは財政金融統計月報の七十三号に三十二年までは出ているのですが、もう三十一年の決算もできておりますから、三十一年度は決算額により、三十二年、三十三年は予算額で財政規模を出していただきたいと思います。もちろ三十二年度については、補正予算による分、財政投融資の繰り延べ、あるいは復活された最後の数字で出していただきたい。それからいま一つは、郵便貯金の三十二年度の現在の実績と、三十二年度中の増加見込み、これだけを出していただきたいと思います。

第28回国会 大蔵委員会 第6号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○石村委員 大へん関連質問が長くなって、横山さんに恐縮ですが、ごく簡単にお尋ねします。この通達は結局経営者がだれであるかということを判定するための通達ではないかと思います。そうなのですか。
【次の発言】 そこで、ただいま亀徳さんの説明にも、一町以下とか一町以上とかいう言葉があつて、またこの通達を見ましても、四ページの二の「会社、官庁」というところにただし書きがあつて、「その農業が相当の規模であつて」云々とあるのですが、それなら、なぜ一町以上とか一町以下とかいうことで制限をする必要があるのですか。実際の問題を考えると、むしろ大きい一町以上の方が、他の官庁に主人が勤めておる。そういう人こそ、その農……

第28回国会 大蔵委員会 第11号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○石村委員 関連して。外貨の割当に対して転売してプレミアムを取るという問題、これは、一昨年の通常国会のとき、羊毛に関係して私が申し上げ、またその間に脱税が行われておるというのは、これも国税庁がよく調べて追及するようにということも申し上げ、昨年のやはり二、三月ころにも、羊毛並びに綿花の関係で、このプレミアム問題をやつたのですが、大蔵省も通産省も国税庁も、一向これに対して明らかにしておらない。新聞を見れば、莫大なプレミアムをもって相かわらず取引をされておる、またその間の徴税関係もはっきりしていない。一つこの機会に、政務次官、徹底的に今国会中に明らかにしていただきたいと思います。

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○石村委員 外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案について、お尋ねいたします。まずきわめて幼稚なことからお尋ねしていきたいと思うのですが、このインドネシアに対する債権を棒引きにするということは、財政法の八条ですか、「国の債権の全部若しくは一部を免除し又はその効力を変更するには、法律に基くことを要する。」とある。あの財政法の関係は、議定書を国会が承認することによって十分である、こういうことになるのかと思うのですが、そうですか。
【次の発言】 そういたしますと、今度ここに出ておる資金特別会計法の改正案というものは、債権を棒引きにすることから生じたこの特別会計の損失をカバーする、始末する経理的……

第28回国会 大蔵委員会 第13号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○石村委員 神田委員の質問に関連して、ごく簡単にお尋ねしますが、六条の三の規定、六条の五の末尾の「調整資金二充ツル為一般会計ヨリ之ヲ繰入ルルモノトス」この関連ですが、八条の三は「損失ノ額ヲ限度トシテ当該資金ヲ減額シ処理スルコトヲ得」こうありますから、これは、損失の額というものが、その調整資金より以下であるということを前提として作られた法文であろうと思うのです。これをこす場合のことではない。損失の額がそのときにある調整資金より少額の場合に、この条項が考えられて作られておる。従って六条の五の「調整資金二充ツル為一般会計ヨリ之ヲ繰入ルルモノトス」というのは、損失の額が調整資金より多いということが予想……

第28回国会 大蔵委員会 第14号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○石村委員 まず食管の特別会計に資金を設置するという法律案ついてお尋ねしますが、この資金というものは、結局食管特別会計の運営の健全化に資するため、こう提案理由にあるわけです。つまり、これは三条に損益の処理という点がありまして、利益があったときには資金に繰り入れる、損失があったときには、その額を限度として資金を減額する、こういうことがあるわけですが、従って、この資金というものは、食管においていろいろ運用するということではなしに、ただ積んでおいて、食管会計に利益が出たらその資金につけ加える、損が出たら、それを減額するという役割だけを果す資金であるかどうか。つまりそういう決算が済むまでは、その資金と……

第28回国会 大蔵委員会 第15号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○石村委員 外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案に関係しまして、外務大臣にお尋ねいたします。この法律は、申し上げるまでもなくインドネシアのいわゆる焦げつき債権の棒引きの処理の法律であります。ところでインドネシアにつきましては、一方では二億二千三百万ドルの賠償があるわけですが、その賠償とこの債権の棒引きとが関連があるのではないか。国民の間では、この債権の棒引きは賠償の変形したものではないかという疑問を持っておるわけでございます。ところで、従来の予算委員会、あるいは本委員会での政府の御答弁では、債権の棒引きは、賠償ではございませんという御答弁でございますが、なるほど賠償は、平和条約において……

第28回国会 大蔵委員会 第16号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○石村委員 通産大臣に、時間がないようですが、二、三お尋ねします。ただいまの石野君との応答を聞いていますと、結局通産省というものは、獲物を追う者が山を見ぬというような話で、輸出さえできれば、あとはどうでもいい――どうでもいいと考えているわけじゃないが、あまりその方は考えない。輸出さえできればいいという態度でやっていらっしゃるようで、まことに日本の貿易を通産省にまかせてはおけないというような感じがせざるを得ないわけでございます。アルゼンチンなんかの例で見ましても、これも、あそこの市場を開拓する、鉄鋼を輸出するというので、羊毛を一四・六六とか高いもので買って、鉄鋼を出して、結局焦げつきが出ておじゃ……

第28回国会 大蔵委員会 第17号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○石村委員 まず相続税法の改正案についてお尋ねをしますが、今度の相続税の改正は、一般的には減税になると思うのですが、相続財産の多少によって、増税になるのではないかと思うのでありますが、大体どの辺の限度までが減税になって、どの程度から以上が増税になるのか、その境目をお示し願いたい。
【次の発言】 お説のように、相続税は相続実体によって非常に変ってくると思うのです。そこで、今度の改正案によって少し調べてみたのですが、そういたしますと、全般的には下りますが、その中で特に配偶者、妻の税額は全面的に上るように見えるわけなんです。私は計算を個人的にやったことで、検算も十分にいたしておりませんから、あるいは……

第28回国会 大蔵委員会 第18号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○石村委員 関連して。理事平岡君から質問があり、委員長から御答弁があったのですが、私たちも、この委員会にしょっちゅう精励恪勤の方が、ときに会議中に所用があって中座せられる場合を文句言うのではありません。しかし、ただいまでもそうですが、開会のときにはうしろの方におられた方が、もういらっしゃらない。こういう方は、いつも出ていらっしゃる方じゃないのです。ただ委員会を開く定足数が足りないというのでちょっと顔だけ出してどこかへ行ってしまう。そういうやり方は、全くむちゃなやり方だと思う。少くとも差しかえられて委員として出た以上、その委員会がその日散会になるまでは、ちゃんと義務を果すべきだと思う。ただ初めの……

第28回国会 大蔵委員会 第19号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○石村委員 租税特別措置法の貯蓄控除の問題でお尋ねいたします。実は、この点は、むしろ大蔵大臣に御出席を求めてお尋ねすべきだとは考まえすが、なかなか大蔵大臣の御出席がないし、また一萬田さんは御出席がないけれども、有能な政務次官が御出席になっておるのでありますから、政務次官にお尋ねいたします。このように減税までして貯蓄を増強しようという目的ですね、それはどこにあるか。もちろん第一義的な目的は、貯蓄の増強だということだろうと思うのですが、減税までして貯蓄を増強して、そうしてどうしようとするのか。貯蓄するという立場からいえば、あるいは将来の不時の出費に備えると、いろいろなことで貯蓄をするであろうと思い……

第28回国会 大蔵委員会 第21号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○石村委員 開発銀行の問題について、横路君が資料要求をしたことですが、これの扱いの相談は、理事会で勝手におやりになっていいと思う。ところが、その内容を発表するとかせぬとかいうことになると、第一、横路君は理事じゃないですよ。私も理事じゃない、しかし、この問題については非常に関心を持っている。ところが、理事でない者にはさっぱりわからない。要求者の横路君も理事でないから、それにもわからぬ。横路君がかりに了承しても、それなら私があらためて資料要求をせざるを得ないということになる。理事会で扱いの相談はけっこうですが、発表は理事会だけに限るというようなおかしな決定をしてもらっては、とどまるところなしに資料……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○石村委員 総裁には時間もないようですから、一、二点だけお尋ねしますが、総裁の御説明によりますと、生産調整、こういうことを大きく言っていらっしゃるわけですが、生産調整という言葉は、端的に今日の貿易、輸出の状況という前提のもとにおいて考えた場合に、現在の国内の生産状況をもう少し下げるということが生産調整になるという意味なのですか、少し抽象的でわかりにくいですから、具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 抽象的に御説明になれば、そういうことになると思うのですが、現在の時点で生産調整と言われるときには、一定の目安があるのじゃないかと思うのです。その目安というものを、たとえば、鉱工業生産の生……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○石村委員 酒の問題については、あとでやるということで、あまり長く申しませんが、一言大蔵大臣に申し上げておきたい。大蔵大臣は、事務当局からの、原価が上つたから上げなければならぬという意見をそのままいれておるようですが、中小企業の方の意見は、むしろ下げてくれ、こういう意見なんです。税金が下れば、当然それだけはすつかり下げてもらつた方がいいというのが業者の意見であつて、これを一部かすり取ろうというのは、大企業の意見にすぎないわけなんです。そのことは、よくお考えを願いたいと思います。  次に、相続税についてお尋ねいたします。今度の相続税法は、だいぶん減税になっております。相続税についての減税のいい悪……

第28回国会 大蔵委員会 第24号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○石村委員 私は、実に小さなことのようですが、税法全体に対して非常に重要な問題をお尋ねしたいと思います。しばしば申し上げておることですが、税法は非常にわかりにくく書いてある。幾らか税法についての知識があるわれわれが読んでも、さっぱりわからぬ。まして一般の人には、さっぱりわけのわからぬように書いてあるわけなんです。わざわざその目的をもってお書きになったわけでもないでしょうが。  そこで、例をあげて一つ申し上げるのですが、ごく簡単な一、二の例です。昨日通過しました租税特別措置法の中におきましても、たとえば四十一条の二の貯蓄控除の問題ですね。これは、比較的わかりいいのですが、しかし、しろうとが読んだ……

第28回国会 大蔵委員会 第36号(1958/04/18、27期、日本社会党)

○石村委員 ごく簡単に古荘さんにお尋ねしますが、三十年の一月に大蔵省の検査を受けられて、いろいろと指示をお受けになったと思うのですが、その指示の中に、貸し増しを今後してはならないという条項もあったかと思うのですが、それは大体何件くらいで、総体の金額はどのくらいありましたか。
【次の発言】 大体の見当くらいは……。
【次の発言】 御記憶がなければやむを得ませんが、その中に、坂内関係も入っておるわけなのですか。
【次の発言】 ちょっと大蔵省関係の答弁と違うわけなんですが、まあ絶対に一銭一厘もふえてはならぬという意味ではないかもしれませんが、大筋において、この関係については今後あまりふやしてはならな……

第28回国会 大蔵委員会 第37号(1958/04/22、27期、日本社会党)

○石村委員 ただいまの外国為替関係のことで、だいぶ前に通産省の方に報告をお願いしておいたのですが、今もって報告がないのです。その内容は、昨年の六月でしたか、江商が為替管理法の違反が何かやって、つまり一日にいえば、日本に円資金を積み立てておいて、貿易の輸入価格あるいは輸出価格を故意に下げる、そういう操作をして、国内にも円資金を置いて、それを外国から来る人に使わせる、いろいろな詐欺的な行為をやったということで、昨年の六月、たしか江商が警視庁が検察庁の取調べを受けて、それぞれの処罰を受けておると思うのですが、そういうような会社に対して、その後どういう処置をとっておるかということを通産省の方に報告言を……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 大蔵委員会 第7号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○石村委員 それでは、ごく簡単に大蔵大臣にお伺いいたします。  まず第一点、議会政治の根幹に関する問題であります。それは佐藤大蔵大臣が選挙中に選挙区でお話しになったことに関することなんです。選挙中におっしゃったと申しましても、佐藤さん自身が御演説をなさったわけではないですが、代理者として、しかし一時的なにわかに作られた代理者ではない。最初の五日から最後まで終始変らない代理者の演説ですから、これは佐藤さんの演説だ、お考えだと理解していいと思うのです。今日大蔵大臣としてのお考えを聞きますと、財政政策というものは、非常に慎重というか渋いというか、そういう政策をとっていらっしゃるのですが、選挙中のあな……

第29回国会 大蔵委員会 第9号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○石村委員 では、大蔵大臣が見えませんので、大月さんに金融についてお尋ねいたします。  大蔵省や日本銀行はしきりに金融の正常化ということを言っていられるわけですが、せんだっての日銀の公定歩合の引き下げも、これは正常化の一つだ、こういう御説明なんですが、大体大蔵省として金融を正常化させるという方向はどのようなことをお考えになっていらっしゃるか、御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 一応御説明を聞きますと、一々ごもっともなお考えのようですが、しかし、金利の高いということが日本の経済に悪影響を及ぼしておるということは、だれも異存のないところだと思うのです。しかし、金利が単に外国から比較して……

第29回国会 大蔵委員会 第11号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○石村委員 塩の件につきまして、専売公社の総裁にお伺いします。  まず、簡単に一つ今年の塩の需給状況についてお話を願いたいと思います。
【次の発言】 われわれの手元にきておる三十二年度予算の説明書を見ますと、三十三年の塩の購入、製造数量として内地塩が百十三万六千トン、これは何ですか、ただいまの数字とちょっと違いますが、この内地塩の、ただいま百九万四千トンとおっしゃったのは、ことしの生産高という意味なんですか。こちらの予算の説明の買い入れというのはとにかく買う数字だ、こういう趣旨なんですか。
【次の発言】 塩について、特に食料塩は、二十八年ごろにも、前専売公社の総裁は、食料塩だけはぜび自給したい……

第29回国会 大蔵委員会 第13号(1958/09/10、28期、日本社会党)

○石村委員 大臣に十分ぐらい聞けということですが、十分が五分でも、十分な御答弁がいただければ、それでけっこうなんです。もし不十分なら、委員会は明日もあるわけですから、明日やはり大蔵大臣に御出席願いたいと思います。何か特別な事情があって御出席できないものなら、それは、人間のことですから、あしたの日にちがあるからぜひ出ろというわけにもいきませんから、こういうわけで出席できないのだという御説明をお願いしたいと思います。委員長としてただいけない、いけないじゃ困るわけなんです。まあそんなことを言っていると時間がなくなりますから、その点だけは委員長にお含み願って、明日にも物理的に出席できないということが起……

第29回国会 予算委員会 第2号(1958/06/23、28期、日本社会党)

○石村委員 選挙後特別国会が開かれまして、われわれとしては、政府としてはっきりした今日の経済の見通しなり、あるいはそれに対する対策なりが、この特別国会で明らかにされるであろうと、こう期待いたしておりましたが、残念ながら岸総理大臣も単に所信表明程度でお茶を濁された。社会党が施政方針演説をやれ、こう言えば、ただ題だけを書き変えてごまかすというような、きわめて国民に対して不熱心な、不誠意な態度である。また大蔵大臣なり、あるいは経済企画庁長官なりから、経済財政についてのまとまった御意見、御方針の発表があると思ったのですが、それも行われない。まことに今日の自民党政府は、国会を無視しており、民主政治を語る……

第31回国会 大蔵委員会 第2号(1958/12/17、28期、日本社会党)

○石村委員 先ほどから横山君の質問もあり、また前臨時国会でも相当この問題は論議されたと思いますから、私は最後の機会に念を押す意味で簡単にお尋ねいたしますが、この三千万ドルの外債を発行するという趣旨は、結局の第一目的というものは、円資金を必要とするという意味であるのか、それとも日本の外貨準備のためを一つは考えておるのか、どちらに重点を置いてこの外債の募集に乗り出しておるのか、この点をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 もちろん外債ですから、外貨準備にもかわってくるということはわかるわけなんですが、ただこの外債を三千万ドル発行しようという第一目的ですね。これは並列的なものではなしに、やっぱり……

第31回国会 大蔵委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○石村委員 せっかくの委員長のお話もありましたし、大体もう田万君から詳細にお尋ねがありまして、業者の方方の御意見もよくわかりましたから、私はあらためて伺うことはやめたいと思います。ただ、委員長に申し上げておきたいのですが、この虚業の問題は非常に重要なる段階に立ち至っておる。そしてこの際軽率なやり方をしては、また大へんなことが起る。これは公社はいろいろな考えがあるようですが、しかし、公社の根本方針というものは、今までの委員会でもわれわれにははっきり示されておりません。また大蔵省、政府自体の考え方もはっきりいたしておらないわけでございます。私としては、この際あまり軽率な処置をしない方がいいじゃない……

第31回国会 大蔵委員会 第4号(1958/12/23、28期、日本社会党)

○石村委員 きょうの委員会の議事のやり方については、理事会でいろいろきまっておるようですから、ごく簡単に公社及び大蔵省関係にお尋ねしますが、塩田の整理問題について、虚業審議会に付議して答申を待っておる、こういう総裁なりあるいは大蔵大臣の御説明だったのですが、その答申は大体いつごろ出るお見込みなんですか。
【次の発言】 諮問しておられる内容については、まだ正式にお伺いしておりませんが、やはり塩田を整理するという前提での諮問が行われておるわけなんですか。
【次の発言】 そうすると、答申の内容によっては塩田整理ということが行われるかもしれない、あるいは答申の内容によっては整理が行われないかもしれない……

第31回国会 大蔵委員会 第25号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○石村委員 塩業整備の法律案に関連しまして、私も以前から大蔵委員をしておった関係上、塩の問題は相当頭に入っておったつもりであったのですが、この整備法案を読んでみると、結局何が何だかわからないということになってしまいましたので、かなり重複する点もありますが、ごく簡単にお尋ねをしたいと思います。従って、特に断わらない場合には事務当局の御答弁で差しつかえありません。必要のある場合に、大蔵次官なり総裁なりにお尋ねいたします。  まず第一点としてお尋ねしますが、現在の昭和三十三年度、これは暦年度でもどちらでもかまいませんが、昭和三十三年の許可数量は幾らであるか、それから生産実績が幾らであるか、このことを……

第31回国会 予算委員会 第9号(1959/02/12、28期、日本社会党)

○石村委員 私は、今から明年度、三十四年度の予算に関連いたしまして、政府の財政経済の基本的な考え方についてお尋ねしたいと思います。  前もってお断わりいたしておきますが、私はいつものことですが、なるべく政府の考え方をはっきりさせたい、こういう考えでお聞きしますので、いろいろな角度からお聞きしますので、場合によっては最初聞いたことと次に聞くことが、あるいは矛盾しておるというように見られることがあるかもしれませんが、政府の考え方がはっきりいたしませんので各方面から見るということで、そういう点は御了承お願いしたいと思います。  先に基本的でない――と言っては語弊がありますが、少し予算について具体的な……

第33回国会 地方行政委員会 第12号(1959/12/24、28期、日本社会党)

○石村委員 警察当局にお尋ねいたしますが、ことしの秋十月か、九月かだったと思うんですか、山口県の宇部市で警察官が二人の人を自動車ではね飛ばして重傷を負わしたという事件がありますが、御承知でございますか。
【次の発言】 この問題は御承知ということですが、警察官が職務時間中に泥酔して、しかも自動車の運転は無免許で、しかも自動車は無灯火で宇部市内を運転しておった。そうしてまっ暗なやみでぶつかってはね飛ばした、こういう事件です。ところで、こういう二人の人に重傷を負わした。一人の人はたしか脳底骨折のために意識不明だということであります。いま一人の人もなおやはり病院に入っておるという状況であるわけですが、……

第34回国会 大蔵委員会 第5号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○石村委員 大蔵大臣は御用事があるようですから、一言ごく簡単にお尋ねします。  大臣も地元に関係があって御承知の塩田の整理の問題ですが、塩田の整理が行なわれまして、失業者がそろそろ出てきたわけです。これに対する対策を何か政府として特別にお考えになっていらっしゃるかどうか。
【次の発言】 ところで、塩業者自体は国から補償金がもらえるし、また、直接塩田に従事しておった労働者は、きわめて不十分とはいえ、退職金をもらえるのですが、関連産業の失業者に対しては、見舞金を出そうかという話はあるようですが、全然これはないわけですね。ところで、従来特殊な例として聞きましたが、塩の輸送をしておった業者またそこに従……

第34回国会 大蔵委員会 第6号(1960/02/25、28期、日本社会党)

○石村委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、今度の財政演説でも、金融のことにお触れになりまして、金融の正常化というようなことをおっしゃっておられるわけですが、大体、大臣として、また今の政府として、現在の金融情勢なりあるいは明年度の金融情勢というものをどのように判断をしておられ、そうしてそれをどういう形で正常化しようとなさるのか。よく正常化正常化と言われますが、正常化の内容が実はさっぱりわからないわけでありまして、一つ構想をお示し願いたいと思います。それと、現在及び三十五年度の金融情勢の見通し、あわせてそれに対するいわゆる正常化の方向、そういうものをお示し願いたいと思います。

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/01、28期、日本社会党)

○石村委員 ちょっと事実上の取り扱いのことを関連してお尋ねしますが、中小企業の人たちは、よく大企業の方から中古機械を買っておるのです。ところが、大企業の方ではもう償却済みで帳簿価格はほとんどゼロです。これを買ってくる。モーターのようなものでも五万円か六万円で買ってくるというときに、その耐用年数、償却を認めるのはどういうなにでやっておるのですか、実際上として。
【次の発言】 もちろん、大企業が償却してしまったというのは、税法上、耐用年数がすでにフルになってゼロになったということばかりでなしに、あるいは大企業が特別の償却をしてしまって、帳簿価格がゼロになっておるということがあるかもしれませんが、い……

第34回国会 大蔵委員会 第9号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○石村委員 まず、原主税局長に税収見通しのことでお尋ねしますが、三十四年度の当初予算のときの雑酒の税収見通しは九万六千キロリットル、百六十億という見通しだったわけですが、それが今回三十五年度は七万二千四百キロリットルで百十九億、約百二十億で見通した。この雑酒はほとんどウイスキーだと思いますが、その見積もりが少なくなっておるのは、何か特殊な理由があるのですか。
【次の発言】 それは三十四年度の当初見通しが間違いであったということで、それを是正した。補正で確かにそのように減ってはおります。ただ、常識から考えると、ウイスキーなんて大へん近ごろたくさん飲み出した。それが三十四年度当初より少なくなったの……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/10、28期、日本社会党)

○石村委員 ごく簡単に一、二点お尋ねします。  先ほど平岡君や山本さんからも触れられたことですが、日本のレートが、実勢ではあるいは二百六十円、あるいは三百二十円というのが、三百六十円にきめられておるということは、結局日本の商品を大まかに見てそれだけ外国に対して安売りしておるということになるのじゃないですか。場合によれば百円あるいは四十円の、いわば一種の輸出奨励金が為替レートの関係でつけられておるのではないか、こう考えるのですが、そうなると、そのような輸出奨励が為替レートによって行なわれていながらも、なおその上輸出奨励の何らかの方法を今後とらなければならぬとすれば、どんなことが考えられるか。一括……

第34回国会 大蔵委員会 第12号(1960/03/17、28期、日本社会党)

○石村委員 私は補助金等の臨時特例等に関する法律についてお尋ねいたします。  これは、御承知のように、二十九年からその後毎年のように繰り返して出されておる法律と思いますが、二十九年当時より今日は、ずいぶん日本の経済、財政の状況も違ってきておると思うのです。これが相変わらず毎年一年の時限立法でお出しになるわけですが、その点をお尋ねしたいと思います。まず政府の提案理由の説明を見ますと、こういう法律を作る理由が、「国の財政の健全化をはかる等の目的から、」ということに書いてあります。財政の健全化をはかるということは、わかり切ったことで何のことかわかりませんが、「等」とまた複数になっているわけですけれど……

第34回国会 大蔵委員会 第13号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○石村委員 大へん急いでおられるようですから、ごく簡単にお尋ねします。  まず、政務次官にお尋ねしますが、この提案理由の説明の中に、なぜ出すかという理由説明が全然ない。こういう法案でございますという内容の説明はありますよ。しかし、なぜこういう法律案を出すかという説明が提案理由の中に全然ない。法律案についておる理由を見ましても、「引き続き講ずる必要がある。」という理由だけなんです。「必要がある。」という理由は理由になりません。なぜ必要があるかという説明がない。こういうおかしな提案理由の説明というものはわからないのですが、この提案理由の中のどれがこれを出す理由なんですか。一万分の百十六の三分の一の……

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○石村委員 神近委員の質問に関連して少しお尋ねします。  治山特別会計というのが今度できることになったのですが、多目的ダムの特別会計がこれに切りかわったのだといえばそれまでなんですが、問題は、近ごろとかく特別会計というものがどんどん乱設される傾向にあることは、その一つ一つを取り上げていえば、しいて問題ではないかもしれない。しかし、それが集積されたときに問題が起こってくるということになると思う。そこで、その点大蔵大臣もよく御承知のことですから、しいて論議しませんが、この治水特別会計を今度どうしても作らなければならぬという積極的な理由はどこにあるか、お尋ねするわけでございます。

第34回国会 大蔵委員会 第15号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○石村委員 関税暫定措置法案についてお尋ねいたします。  まず、二条関係で、五要機械について免税をすることになっておりますが、現在、三十四年度でけっこうですが、機械類の関税収入が一五%の適用の分についてどのくらいあるか。それと、機械類の中で工作機械についてどれだけの関税収入があるか。また、二条関係の重要機械という意味で現在も免税になっておると思うのですが、この免税額がどのくらいになるか。ごく大まかでいいですから、簡単に数字を御報告いただきたい。
【次の発言】 そうすると、結局工作機械としてはわからないわけですね。
【次の発言】 一五%という基本税率を機械についてかけておりますが、この関税の趣旨……

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/04/12、28期、日本社会党)

○石村委員 法務大臣にお尋ねしますが、あなたの訓示された中に、資本蓄積に籍口する等の巨額の脱税事犯、とありますが、この資本蓄積に籍合する巨額の脱税事犯というのは、具体的にはどういうことなのですか。
【次の発言】 資本蓄積に名をかりておるということですが、これはどういうことなのでしょうか。調べてみたら、その脱税した者の答弁が、資本蓄積に回したのだという答弁で、藉口しておるということなのか。それとも、法規を知らないというようなことで、たとえば償却なんかを過度にする、詐されている以上をやっておって、帳簿にはちゃんとそのように書いて出しておる、しかしそれは法規違反だというので脱税になるという意味か、ど……

第34回国会 大蔵委員会 第19号(1960/04/19、28期、日本社会党)

○石村委員 ごく簡単に関連質疑をしたいと思います。ただいまの大蔵大臣の御答弁を聞いておりますと、三十六年度では減税をしたいというお考えのようですが、もちろんまだはっきりきまったことではない。個人的なお考えのようですが、それでけっこうですが、減税をかりになさるとすれば、どういう点についての減税を大蔵大臣としてお考えになっておられるか、これを明らかにしていただきたい。
【次の発言】 減税は一般国民の要望でもありますし、また減税は将来の国民生活に非常にいい点もあると思うのです。しかし、これは一般論として申し上げるのですが、今日の日本の社会保障というものは全くお話にならぬ程度だと思うのです。このことか……

第34回国会 大蔵委員会 第22号(1960/05/10、28期、日本社会党)

○石村委員 関連して。  今の奥村次官のお考えは重大な考え方だと思います。私見ではありますけれども、政務次官という肩書の私見でありますから、これは政府の今後の施策に大きな影響を与えると思いますので、お尋ねしておきたいと思うのですが、奥村政務次官のお考えは、農林中金の金を農林漁業金融公庫の方へ回そうというお考えと今聞いたのです。それに似た意見は世間にもあるわけです。ずいぶん農林中金の金が遊んでいる、余裕金がある、しかも系統外に出しているじゃないか、けしからぬ、一方農林漁業金融公庫の資金は不足だ、そこで、これを公庫の方へ回そうというお考えかと思います。しかし、そのとき問題になるのは、農林中金は金利……

第34回国会 地方行政委員会 第3号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○石村委員 この問題につきましては、昨年の臨時国会で少しお尋ねしておいたわけですが、その後あの事件の経過はどうなっておりますか、御報告を願います。
【次の発言】 一応その事件としては円満に解決したということで大へんけっこうですが、その経費はだれが出したのですか。
【次の発言】 その加害者自身には実は金がないので、おそらくお父さんから金を出したのだろうと思いますが、これは健康保険に入っておりますから、病院の治療費は健康保険の方で一応負担しているように思うのですが、その内容はどうなっているのですか。
【次の発言】 その程度でやむを得ず満足したかどうか知りませんが、いずれにしてもたまたまお父さんが金……

第35回国会 大蔵委員会 第5号(1960/09/08、28期、日本社会党)

○石村委員 まずこの委員会に対する大蔵大臣のお考えを聞きたい。大蔵大臣は御就任になってからこの委員会にはあまり御出席になっていない。きょうもこの大蔵委員会があることは早くからきまっておって、大蔵大臣もわかっておったと思う。一月に一回しかやらない大蔵委員会で、きょうも一時ごろまでに大蔵大臣は遊説関係でどっかへ行かなければならぬ、質問なんかやめてしまえというような話ですが、一カ月にたった一回の大蔵委員会に顔を出して、一時間か二時間かで私は出ていきますというような態度はどうかと思うのです。少なくとも朝早くからなり、二日でも、あるいは晩おそくまででも、この委員会に出て、当面の大蔵大臣の関係の問題につい……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 大蔵委員会 第3号(1961/02/07、29期、日本社会党)

○石村委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。  政府は、今度の三十六年度の経済の見通しとして、九・八%ですか、そういう成長を見込んでいらっしゃる。それが九%以上になるかならぬか、実際問題としてはいろいろ論議が分かれるでしょうが、いろいろな前提のもとにこういう数字が出ている。従って、こういう前提がくずれれば、こういう成長はしないのではないかというふうに常識的には一応考えるのですが、せんだっての特別国会で、池田総理大臣の御答弁を伺うと、たとえばアメリカのドル防衛によって日本の国際収支に大きい影響があるのではないかという質問に対しても、そういう影響があることは認める、認めるが、しかし、むしろ、だからこそ……

第38回国会 大蔵委員会 第4号(1961/02/08、29期、日本社会党)

○石村委員 ちょっと関連。  先ほどから税務行政について権力的な点を是正していくというようなお話があって、非常に長官もそのことを認めていらっしゃるようですが、その税務行政の中から権力的な徴税ということをなくする一つの前提は、税務署の方々が責任を負うということだと思います。こう申し上げると、あるいは何のことかわからぬとおっしゃるかもしれませんが、いろいろ実際のことを聞いてみますと、納税者と税務署は、いろいろ帳簿なり何なり、やり方、税金の出し方について、いろいろな相談をしょっちゅうして、やっているわけであります。ところが、係官は一年か二年かでおかわりになる。かわられたあとの係官が何かごきげんを損じ……

第39回国会 大蔵委員会 第3号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○石村委員 私の質問はきわめて事務的なことで、そうしてその内容は与党といえどもおそらく反対ではないことだと思います。お答えは事務当局でけっこうでございますが、最後には、政務次官として、民主政治家としての確信のある御答弁をお願いしたいと思います。  今日の膨大な日本の予算について、この予算がわからないというのが世間の声であり、その分からぬ根本原因は、積算の基礎が予算書の中に明示されていない。従ってずいぶん前から、積算の基礎を予算書の中にはっきり書くようにということが天下の世論でもあるわけであります。ところが依然としてそれはほとんどなされておりません。また単に世論であるばかりではなく、予算決算会計……

第39回国会 大蔵委員会 第4号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○石村委員 時間がありませんので、簡単に、しろうととして不審に思っておる点をお尋ねしたいと思います。  実は、社会党としては、日銀総裁にはこの際大いに言いたいことがたくさんあります。まあ先ほど堀君なり横山君なりが申しましたが、この前、金融制度調査会が日銀の問題について答申を出したときに、又工的な答申を出しましたが、あのとき社会党は日銀の中立性の堅持という意見を強く出した、そういう社会党としていろいろ申し上げたいことがたくさんありますが、時間がありませんから差し控えまして、冒頭申しましたように、私の不審に思うしろうとの考えを専門家のあなたにお聞きしたいと思います。  それは、今度の日銀の公定歩合……

第39回国会 大蔵委員会 第5号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○石村委員 この農業近代化助成資金の設置に関する法律案についてお尋ねします。この資金というものは財政法の四十四条に基づいた資金だと思いますが、そうなんですね。
【次の発言】 現在財政法の四十四条に基づいてできておる資金というのは、ほかにどんなものがありますか。
【次の発言】 これはみんな四十四条に基づく資金だということですが、この財政法には資金とはどういうものかという定義がないのです。現在それぞれ置かれておる資金というものから、資金とは何ぞやというものを明らかにするよりほかしょうがないと思いますが、大体この財政法にいう特別資金の性格と申しますか、定義と申しますか、そういうものをちょっと御説明願……

第39回国会 大蔵委員会 第9号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○石村委員 租税特別措置法についていろいろお尋ねしたいことがたくさんあるのですが、その前に委員長に、税法に関する審議についての大蔵委員会の運営の仕方ということについて、御注文と申しますか、お願いと申しますか、私の気持を申し上げ、また同時に大蔵省の事務当局にお願いがしたいのであります。  私は長い間大蔵委員をやっております。従って税法については大体わかっておる、こういうふうに自分では考えておったのですが、たまたまことし病気をしまして通常国会はほとんど休みましたが、病床にあっていろいろな税法のことについて天井をにらんで考えたのですが、自分自身としてわかっておると思っておったことは大間違いだというこ……

第39回国会 大蔵委員会 第14号(1961/11/29、29期、日本社会党)

○石村委員 大蔵大臣にお尋ねします。もう通常国会も間近に迫ってきましたが、この三十七年度予算についてはいろいろのお話がありますが、三十六年度の第二次補正と申しますか、そういうものについてどの程度のことを考えていらっしゃるのですか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今年度の予算の方針は一応それでわかりましたが、しかし具体的にこういうものだけは補正予算を組むんだということはあるのじゃないですか。もちろん景気調整の意味で、金がありさえすればどんどん使うというようなことはしない方針という意味ではわかりましたが、例の医療費の問題だとか、あるいは石炭対策の問題だとか、いろいろあると思います。そういうものに……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○石村委員 関連質問。条がちょっとあとへ戻りますが、ただいま横山君の質問をしました納税申告の修正の問題と更正の請求の問題ですが、つまりもっとよけい納めなければならぬという場合には修正申告をしろ、それから申告が多過ぎたというときには更正の請求をしろ、こういうことだと思いますが、そういたしますと確定申告を出したときに間違ってよけい書いて出した、出したあとで過大だということがわかって、今度は更正の手続を申請するわけなんです。そうすると、税務署長が更正をするまでは最初自分が誤って出した過大な申告に基づいて納税をどうしてもしなければならぬという問題になる。これはどうなりますか。

第40回国会 大蔵委員会 第31号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○石村委員 財政法の一部を改正する法律案が出ております。これは本則としては二十九条だけの改正ですが、政府においてはこれ以外に現在の財政法あるいはその関係法規について改正を考慮しておられるかどうか、そういう点があるかないか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 まず財政法関係の質問に移りますが、財政法三条についての特例法がありますね。あれは今日そのまま生きておるようですが、あの廃止をするようなお考えはないのですか。
【次の発言】 どうも御説明の御趣旨がよくのみ込めないのですが、財政法の第三条というものは、憲法の租税法定主義と申しますか、その精神に基づいた法律であって、きわめて重要な法律だと私……

第41回国会 運輸委員会 第12号(1962/12/07、29期、日本社会党)

○石村委員 関連でお尋ねしますが、先ほどの石油課長の答弁の中に、石油会社の利益の問題についての御答弁に、利益があるのではないのだ、タコ配だ、こういうような御答弁があったように聞きましたが、私の聞き間違いかどうか、もう一度はっきりさせたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、その配当なるものは、過去の利益の蓄積、配当準備金のようなもので配当したのだ、こういう意味のことをタコ配だとおっしゃったのですか。タコ配といえば、普通、利益のないものをあるようにして配当した場合をタコ配だという。あなたのタコ配というのは、それじゃ、ただ変動のために蓄積しておいた準備金をもって配当したのだ、こういう意味なんで……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会公聴会 第1号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○石村委員 武藤さんにお伺いしますが、ただいまのお話の御趣旨はよくわかりました。再販売価格にいろいろ問題があるということは、よくわれわれも承知いたしておりますが、日本鋼管の勤労部長、使用者側の立場の方としておいでになつて、さつきの経団連の福島さんがおつしやつたことと非常に矛盾しておるのじやないか。ただいま武藤さんは再販売価格維持契約は大衆に迷惑をかけるものとおつしやいましたが、この迷惑のかかる大衆のうちに、やはり中小企業者が入つておる。大資本家の方が、自分たちのカルテルはやつてよろしい、これはさつきの経団連の方の御主張であります。ところが、問題はあるにしても、小さな連中のやることはいけないとい……

第16回国会 経済安定委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○石村委員 さつき中村委員がしきりに政務次官にお尋ねして――あるいは私が聞き漏らしたのかもしれませんが、綿紡績の操短について中小業者、織物業者が非常に困つた、倒産者もたくさん出て来たという点をお聞きしたと思うのですが、これに対して、そういう事実をはつきり認めておいでになるかどうか、御答弁がなかつたように思うのですが、その点について中小業者に及ぶ影響をどのように考えておるか、はつきり御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 今の問題ですが、そういたしますると政務次官は、操短の結果綿糸が上つて、一方製品安で困つたという事実は認めておいでにならない、ほかの理由で中小業者は困つたのだ、このようにお考え……

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○石村委員 松本先生に伺いたいと思います。あるいは私の聞き違いだつたかと思いますが、実は今度の改正法で私が疑問に思つておりますのは、国家公安委員会と警察庁との関係でございます。この法案では、警察庁は国家公安委員会の事務部局、こういうようにはつきり規定してあります。先ほど先生は、事務局のようなものだと思うがというようなお話があつて、そうして国家行政組織法との関係を御論じになつたと思いますが、これは私の臆測であるいは間違いかもしれませんが、従来事務部局である。現在におきましてしも、国家公安委員会を離れて警察本部というものが一人歩きをしておるのじやないかという感がいたすのであります。今回の改正法によ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 地方行政委員協議会 第3号(1955/11/07、27期、日本社会党)

○石村英雄君 ちょっとお尋ねいたします。交付税の問題ですが、地方交付税を地方財政の方に対して引き上げるというようないろいろ意見もあるようですが、引き上げる、引き上げないは別としまして、現在非常に窮乏しておる地方団体に交付税がいかないところがあるわけです。いかないから富裕団体だということになったのですが、実質は富裕団体でないにもかかわらず交付税がさっぱり出てこない。例をあげて申し上げますと、山口市とか佐賀市なんかは出ておらないのです。自治庁当局の方は山口市や佐賀市の現状を御存じかと思いますが、山口市なんかはもう四十年も前から岡本一平が行って漫画を書いたときに言ったのですが、あるのはふろ屋の煙突だ……

第26回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○石村委員 西野さん、寺尾さんにお尋ねいたしますが、いろいろ重要な問題もありまして、ただいま有馬君も申しました、金融問題と関連したこともあるかと思いますが、時間がありませんことと、またあなた方とこの席で議論するということもよろしくないと思いますから、ほんの簡単なことをお尋ねいたしますが、実は特別償却の点は、社会党の案においては、現行のまま据え置くということになっておるのです。これは党内にもいろいろ意見もありますが、その点においては、おそらく西野さんも、社会党はなかなかいい、こういうことになるだろうと思います。これについて詳しく社会党の案を申し上げるいとまもありません。特別償却とおっしゃったので……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第6号(1957/09/06、27期、日本社会党)

○石村小委員 先ほど西山生産部長から肥料問題について、そういう事実はないだろうというような御説明があったのですが、公社としては、現在のタバコ耕作組合を監督していらっしゃるのでよくおわかりだと思うのですが、過去三カ年の余にわたりまして中央会を通じての肥料のあっせんですが、それをメーカー別、商社別、そうしてめんどうでしょうが、われわれが現実の問題を調べる上に必要ですから、府県別くらいにして出していただきたい、そうして、価格はもちろんのことですが、各中央会、あるいは各連合会、あるいは各末端の組合の手数料というものもあわせて出していただきたいと思います。


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○石村分科員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、時間の関係がありますので、ごく簡単に、この前一般質問をしたときのことを主としてお尋ねいたします。一般質問の最後に、国民金融公庫あるいは中小企業金融公庫に対する貸付金が、そのワクと申しますか、貸付額はもちろん年々増加はしておるわけですが、増加率が下っておるということを申し上げたところが、大蔵大臣は、毎年の貸付計画額と申しますか、貸付額は大体五%ずつ平均ふえているというやり方をしておって、お前の言うようにだんだん増加率が減るというような、そういうことはないのだ、ないというか数字のとらえ方が違う、こういう御答弁であったわけでございます。なるほど貸付計画とい……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○石村分科員 せっかく農地局の方がいらっしゃいますので、簡単な事実ですから、関連して一言だけお聞きしておきます。  大へん農地局は干拓に御熱心なようですが、山口県の阿知須町というところで干拓が行われておりまして、ほぼ完成に近づいてきていると思うのでありますが、地元の人に聞くと、あれはできましても、水がありませんから何にもなりませんと言っているのですが、そういう事実を御存じですか。また、御存じならば、それに対する対策はどのようにお立てになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 別に水利の対策というものは考えられていないわけなんですね。

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○石村分科員 農林大臣にお尋ねしますが、私は農林行政については全くしろうとで、何も知らないものでございます。しかし地方をいろいろ歩いてみて、農林政策と申しますか、農業政策と申しますか、こういうものを見た感じからいうと、きわめて印象的な批評になるかもしれませんが、現在の農村に対して、あまりに商品生産に重点を置き過ぎておるのではないかという感じがいたすのでございます。たとえば今後の農業は酪農でなければならぬ、こういうと、あっちでもこっちでもみんなてんやわんやで乳牛を入れてくる、入れたと思うと、すぐいろいろ経済変動でどうにもならなくなる。今日の農村は、見ようによれば、全く乳牛で農民が食い殺されておる……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○石村分科員 私は、通産大臣には先般一般質問で、今度の予算の重点が資本蓄積に置かれておるという観点からいろいろお尋ねしましたが、先ほどの井手君の質問に関連して、一言お尋ねいたします。  今度の財政投融資計画を見ますと、開銀、電発、輸銀、この三つに対する財政投融資計画というものは、三十三年度に比較しますと約六一%強増加いたしております。一方、中小企業金融公庫とか、国民金融公庫、あるいは信用保険公庫、商工中金、不動産銀行、こういう主として中小企業と考えられておる方面への財政投融資は七・八%弱しか増加しておりません。しかも、この中小企業関係の三十三年度の――今のは当初計画を比較しての話ですが、三十三……

第34回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第2号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○石村小委員 横山君の質問の前に、ちょっと一言前の委員会に関連したことでお尋ねします。  この前三月の幾日だったか、日にちは記憶しませんが、村山さんが主税局長になられる前の話ですが、例の関税暫定措置法の審議のときに、重要機械の免税について、たとえば工作機械なんかでこういう精度を有するものは免税にするとある、そんな精度か実際にあるかないか、政府の方では現実にその機械を免税するときに調べておるかどうか、こういうことを聞きましたところが、税関部長だったか、どなたでしたか忘れましたが、いやそれは調べておりますという話だった。それなら、たとえばアメリカのグレーという会社の八ミクロンとかいうような精度を有……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1960/02/27、28期、日本社会党)

○石村分科員 三十五年度の税収見積もりに対して、少しお尋ねしてみたいと思います。これは大臣に御答弁いただければそれに越したことはありませんが、事務当局でけっこうであります。実はこの税収見通しというものは、われわれ野党のしろうとには手のつかないもので、幾らつついてみたってわけがわからないので、従来私はさじを投げておったのです。昨年も少し調べてみたいと思って、いろいろやったところが、やはり経済企画庁が出す国民所得の見通しについても、暦年度、あるいは四半期ごとの三十五年度の予想というようなものでも出していただかないと、われわれには手がつかない、こう考えて、たしか宮川さんが企画庁の官房長でおられたと思……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 大蔵委員協議会 第1号(1961/07/21、29期、日本社会党)

○石村委員 まず、為替局長にお尋ねしますが、外貨の準備高は現在どのくらいありますか。
【次の発言】 この中に短期的なものがあるのじゃないかと思うのです。例のヨーロッパの金だとか、あるいはユーザンス残だとか、そういうものはどのくらい含まっておりますか。
【次の発言】 そうじゃない。この内容なんです。ユーザンス残がどのくらいあるとか、あるいはユーロー・ダラーがどのくらいあるとかいうことなんです。
【次の発言】 この短期といわれる中には、例の綿花借款とか、それから、僕はよくわからないのですが、スタンドバイ・クレジットだとか、そういうものを含めて六億なんですか。

第39回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第3号(1961/11/28、29期、日本社会党)

○石村小委員 ちょっと最近の金融事情についてお尋ねします。米の代金の支払いというものは、金融に非常に関係のあることは言うまでもありませんが、ことしの米穀代金の支払いはどういう状況になっておりますか。それは食糧証券を発行して、払っておると思うのですが、その発行の状況と引き受け状況、どこが引き受けておるかということを……。
【次の発言】 では、次に大月さんにお尋ねいたしますが、はなはだ迂遠なことを聞くようですが、現在金融引き締め政策がとられておるということは別の人からお伺いいたしました。従って、こう苦しいから引き締めは手直ししてくれという要求も起こってくるわけですが、金融引き締め政策ということが私……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第7号(1962/02/26、29期、日本社会党)

○石村分科員 私はごく事務的なことをお尋ねしたい。内容自体は皆さんから見ればきわめてわかり切ったことかもしれませんが、しろうとのわれわれにはわからないことをお尋ねするわけです。  私が申し上げることは、残念ながら国会の審議の過程では、皆さんの方からお出しになっておる予算書あるいは予算の説明その他では、予算というものがさっぱりわからぬということです。われわれは、予算が政府できまりますと、新聞社の方が勉強せられて、いろいろ予算の解説をなさる、それを見る、あるいは国会が始まって、各関係省の担当官を呼んでいろいろお教えを請う。そういう知識によって、初めてこの予算はどうなっているかということがばく然とな……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

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