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森島守人 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

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このページでは森島守人衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。森島守人衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/06、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私はアメリカ政府が重光外務大臣の渡米を拒絶した問題を中心としまして、二、三点重要な外交問題について総理並びに外務大臣の答弁を求めたい、これによって政府に深甚なる注意を喚起せんとする次第であります。  第一に、外務大臣の渡米拒否に関しましては、四日の正午に政府発表が出ております。これによって大体の経過は承知することができたのでございまするが、この渡米拒否ということに関して外務大臣並びに総理大臣はいかにお考えになっておるか、この点を第一点として伺いたいのでございます。
【次の発言】 ただいまの御解釈によりますと、これは延期をしたのだという御解釈のようでございまして、私は北澤君のようには……

第22回国会 外務委員会 第12号(1955/05/30、27期、日本社会党(左))

○森島委員 二、三点について総理大臣並びに外務大臣に対して御質問をいたしたいのでございます。  組閣直後重光外務大臣は、内国人記者、外国人記者とに対し二様の声明を出しました。いわゆる二枚舌問題というものを引き起したのでございますが、内人記者に対する声明はきわめて抽象的なものでありまして、重光外務大臣の委員会における答弁によりますと、閣議の決定を経ておるということでありますが、外人記者に対する分はいかが相なっておりますか、ちょっと伺いたいのでございます。
【次の発言】 そうなりますと、外人記者の質問に詳しく説明されたというのが文章になっておりまして、それは私確実な筋から入手しておるのです。これに……

第22回国会 外務委員会 第17号(1955/06/11、27期、日本社会党(左))

○森島委員 時間もないので、私はほんの一、二点御質問したいのですが、大使を交換することが世界的な風潮になっておる、この御意見は私はある程度賛成できる。しかしアメリカが中南米に全部大使をやっておるから、東アに国をなしておる日本が東アの諸国には大使しか出さぬということは、どうも重光さんの個人的なお好みがあるように思われます。外務省の事務当局の中でも必ずしもこれに対して賛成をしておらぬということも聞いておりますが、この点は別に追究をいたしません。  それで私は、根本問題といたしまして、政令でもって外務省限りでもって御勝手に公使を大使にするというような制度が現存しておるところに、問題の根源があるのでは……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私の質問の趣旨はその点でないのでございまして、政令をもって制定せられた館が、この説明書によりますと五つ六つくらいあります。そのうちの四つは確かに鳩山内閣成立後において、ただ一つイスラエルだけが吉田内閣時代のことになっております。私の質問しようというのは、至急大使館に昇格せしめる必要がないにもかかわらず、政令をもって大使館に昇格するのはどういう理由であるか。もし今後もこういうようなことを放置いたしますれば、行政府限りで自由に公使館を大使館に昇格する。これは私は政令をもってやれるといたしましても、もう二、三カ月待てば国会も開かれるのですから、国会の審議を経て、法律をもって昇格せしめるの……

第22回国会 外務委員会 第19号(1955/06/15、27期、日本社会党(左))

○森島委員 ただいま議題になっております案件につきまして日本社会党を代表しまして所信を申し述べたいと思います。  簡単に結論から申しますと、今回外務省のおとりになった措置については、いろいろ批判すべき点はたくさんございます。われわれといたしましてはその一部を修正すること、また否決することも辞せないと存じておりますが、相手国のあることでありまして、すでに相手国の合意を求められておる関係もありますので、やむを得ざる措置といたしまして大橋委員から提出せられました附帯決議をつけて賛成をする次第でございます。  日本の今後の発展が外交に負うことは申すまでもないことでございまして、これがためには外交陣容の……

第22回国会 外務委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○森島委員 ただいま濃縮ウランの問題につきまして松本委員と重光外務大臣との間に、国会のこの問題の取扱い方について御議論があったようでございますが、私が承知しておるところによりますと、この問題がこんがらかったのは二つ原因がある。一つは、政府の方においては協定と申しますか、何らかのとりきめができた場合に、これを国会の審議に付するやいなやという点が問題になった。この点につきましては、当初重光大臣は、内容のいかんによっては国会の審議に付する、こういう御答弁を数回繰り返された。これが何らかあるのじゃないかというような感想を、委員会ないし国会に与えたものと私は信じております。第二といたしましては、政府のこ……

第22回国会 外務委員会 第26号(1955/07/02、27期、日本社会党(左))

○森島委員 この会社の法案が非常な重要な法案であるということについては異論がございません。私は福田委員、北沢委員の質問によりまして、渡航費の問題その他については、大体政府の態度もわかったので、繰り返して御質問はしないつもりでございます。なお園田政務次官その他の政府委員におきましては、各省間のなわ張り争いとは申しませんが、意見の相違しておる点をはっきりお話になっていただきました。そういうふうな、今なお、政府当局の間に意見が一致していると見られるし一致しないとも見られるような法案を、国会の期間が切れる一週間か十日前に出して、幸いに一カ月延びましたから審議の期間が十分にあるかもしれませんが、一週間や……

第22回国会 外務委員会 第27号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○森島委員 関連質問で、条約局長にお尋ねしますが、これはいずれ大臣にもお尋ねしたいと思うのですけれども、五月三十一日にアリソン大使と重光外務大臣との間で、重要な会見があったことは御承知の通りであります。これにつきましては外務省として、その重要な問題については記録をとっておられると私は信じておりますが、記録がとってありますかどうでしょうか。
【次の発言】 かかる重要な問題につきましては、特に将来の正確を期するために、記録をとるべきものだと私は思う。今チャーチルの例をお引きになりましたが、私は別の例を引きましょう。たとえば、今ビルマとの賠償問題が相当重要になっております。大体妥結圏に来たと伺つてお……

第22回国会 外務委員会 第28号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○森島委員 中日貿易の問題で伺いたい。外務大臣は、この前民間の通商代表部の相互設置には賛成だと言っておられますが、中共側の政治組織からしますと、おそらく官が入ってくると思います。この点をはっきり伺っておかぬと、これからの施策を進めにくいと思いますので、中共側も民間でいいかどうか、この点ちょっとお答えいただきたい。
【次の発言】 それじゃ実際問題の起きましたときに、向うから官の代表者が来ても、日本では黙認する、適当な方法を講ずるというお考えだと存じますので、そういう方針で今後話を進めていくことにいたしますが、その次に問題になるのは、決済の問題です。決済の問題については、いずれ大蔵大臣の出席を求め……

第22回国会 外務委員会 第29号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○森島委員 大体、穂積君と岡田君の御質問によって、趣旨が明らかになったと思います。私簡単に一、二点お伺いしたい。  まず第一点は、日英両分を正文にするということでございますから、仮調印にイニシアルした場合には、英文のみによってやっている。これは非常に権衡を欠いたものである。こういうふうな実例が、外務省の従来の条約等の場合にありましたか。あればお答え願いたい。
【次の発言】 追って従来の条約集等について実例を出していただきたい。そういうふうな実例がないといたしますれば、今度は、日英両文を正文としたものは、日本の外務省として初めてと申していいでしょう。そうしますと、この重要な問題について、英文のみ……

第22回国会 外務委員会 第35号(1955/07/23、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私は二、三点建設的な意味合いでお尋ねしたいと思いますから、明快率直な御回答を求めたいと思います。  ただいまも福田委員からお話のありました通り、外交は、国内的な関係から見れば国内政治の対外的表現にほかならない。その点から来る制約は免れない。この点から考えますと、現在行われておる日ソ交渉につきましては、これは保守合同という動きが大きなファクターをなしておることは争われぬ事実であります。松本全権が非常に心配しておるということが新聞で伝えられましたが、これも鳩山総理の御決心が保守合同によって影響せられるかせられないかという点に大きな関心を持っておるためだと私は思うのであります。この点に関……

第22回国会 外務委員会 第36号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私は機会がありませんからこの機会に御質問申し上げたいのですが、ビルマとの支払細目協定の問題がどういうことになっておるかという点についてお伺いしたいと思います。第一点は、向うのウ・チョウ・ニエン外務大臣は、年に二千万ドルずつ予算に計上してほしいということを言っておりました。これに対して岡崎君は一千二百万ドル、八百万ドルの開きがあったので、このために問題の解決が非常に困難になっておるということでございますが、この点はすでに解決いたしましたかどうか。彼我の合議が成立したかどうか、この点を伺いたいのであります。
【次の発言】 ただいまの御答弁を承わって非常にけっこうだと思うのですが、第二に……

第22回国会 外務委員会 第37号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私は土曜日に、北澤委員の質問に関連しまして、いわゆる重光外務大臣の対外声明に対して御質疑したわけでございます。それに対して御答弁もいただきましたが、私としては納得がいかぬ点が多々ございますので、会期も切迫しておってはなはだ恐縮ですが、きょう重ねて私は重光外務大臣の御所信を伺いたい、こう存じておるのであります。  第一に、これはあまり注意を引かなかったのですが、このレファレンスの五十号に、中国との国交調整問題の翻訳が載っております。これによりますと、「われわれは、イデオロギーの如何に拘らず世界の全ての国と友好関係を結びたい希望であることを留意せられたい。従ってわれわれは相互に受諾でき……

第22回国会 外務委員会 第38号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○森島委員 私、関連しまして二点だけお伺いしたいのですが、ただいま条約局長から、一国の中に二つの正統政府は認めるわけにいかない、これは純法律論としておっしゃった。しかし中共と台湾の問題のごときは、むしろ法律論よりも大きな政治的な問題として取り扱うべきものだと私は信じております。その点から行きますと、もし日本が中共を承認した場合には、今台湾の政権との間にある政治的な条約その他の条約は自然に効力を失うものだ、こう私は了解しておりますが、その通りでございますか。大臣から一つの御答弁を願いたい。
【次の発言】 その点につきましては、大臣から明確なる御答弁を得ないことははなはだ遺憾です。これは国際情勢上……

第22回国会 外務委員会 第39号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○森島委員 政府委員のどなたでもよいのですが、御質問いたします。私実は二十七日に御質問しようと思っていたのですが、そのときに上程されている問題の範囲外だということで、委員長の御注意もありまして質問を留保いたしました。それはジェット機の内地生産の問題でございますが、私はこの問題に気のついたのは六月の七日の日本経済に載ったときでございます。この記事によりますと、両三日中に調印されるということがあったのでございます。二十七日に内閣委員会で飛鳥田代議士の質問に対しまして防衛庁から御回答がございました。これは一体いつ調印されておりますか。交換公文らしいですが、その日付を一つお知らせ願いたい。

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○森島委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいまの動議に対して全幅的の賛成を表明する次第でございます。十年以上異国の土地に抑留せられておる方々の御境遇に対しましては、衷心より同情を禁じ得ないのでありまして、ただいま木村委員からお話のありましたことにつきましては、私大体全幅的に賛成をいたします。私も最近イワノボとハバロフスクの両収容所を見て参りましたが、ただいまもお話のありました通り、ドイツ人に対するドイツ国からの贈りもの等に比べますと、非常な差のあることは事実でございます。ドイツ人からおすそ分けを受けて、下着類を着たり洋服を着たりしている人も非常に多いようでございます。また土地柄、新鮮……

第23回国会 外務委員会 第3号(1955/12/05、27期、日本社会党)

○森島委員 私は、日ソ交渉について二、三点お伺いしたいと思います。政府はこれまで日ソ交渉に関する方針を具体的に明確にしたことはなかったと思います。重光さんや、鳩山さんからは随時国会で説明がございましたが、具体的な方針は発表していません。ところが、十一月十五日、保守合同後の新党におきまして、緊急政策の名のもとに日ソ国交の合理的調整というものを発表しております。政府はこの方針を遂行される決意であるかどうか。この点を第一にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もっと明確に御答弁を願いたいと思うのですが、この方針を支持し、これに従ってやるという御意向かどうかを、はっきり一言でお答え願いたい。

第23回国会 外務委員会 第7号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○森島委員 今外務大臣の説明を聞きますと、日本には観念上戦犯という考えはないのだと、はっきり明言されましたけれども、私はここに証拠を持っているのです。重光・ダレス会議に関する日米共同声明というものがございますが、これはむろん大臣がおやりになっておるので、責任をお持ちになると思いますが、この中に、はっきり戦争犯罪人というものに関する話し合いが出ている。私は読むと、「外務大臣は米国の管轄下におる戦争犯罪人の早期釈放を要請した。」こうはつきり日米両方で声明のうちに書いておる。これでもなお戦犯という観念はお認めにならぬのか、英米両国に対しては認めて、ソ連に対しては認めぬというお立場をおとりになるのか、……

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○森島委員 時間の制限がありますので、私は外交上の根本問題、国際的信用という問題を中心としまして、一月二十六日の鳩山首相の新聞記者に対する会見及びいわゆるドムニッキー情報一というものの取扱い方についてお伺いしたい。私は見解の相違とかあるいは解釈の相違という問題ではなしに、事実に基いた質問をいたしますから、はっきりお答えを願いたい。  日本の外交が二元的になっておるということはもう定説でありまして、別に私から説明するまでもない。そこへ河野さんが出てきて三元的になっておる。そのために海外における日本の国際的信用を非常に失墜しておるというのが現在の事態だろう、こう思うのであります。一月三十一日の参議……

第24回国会 外務委員会 第4号(1956/02/11、27期、日本社会党)

○森島委員 ちょっと一点だけお伺いいたしますが、韓国の関係を外務省当局としては非常に重要視されておるような印象を私は受けたのです。事実問題として、韓国が介在しなければ日本におる朝鮮人を北鮮に帰すという問題はどういう点で実行ができないのか、この点に対する見解を承わりたいと思います。
【次の発言】 今のは送還の方法の問題ですが、これは何か別個にお考えになって、外務省が積極的にあっせんをされて、赤十字社をして送還させるという方法はとり得ないものですか、何か別個の方法がありませんかどうですか、お見通しをお開きしたい。
【次の発言】 今のようなお話なら、事実三つの間で話をす、そうすれば、今平壌で話し合い……

第24回国会 外務委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○森島委員 時間もありませんので、南千島の問題だけに限って御質問いたしたいと思います。南千島の問題が日ソ交渉の山になっておるということはある意味で言えると思います。政府の御意向は大体池田代議士に対する政務次官の答弁、それから大臣の国会の各所における御答弁で明らかになったと思いますが、私はその答弁は大体沿革的な理由と歴史的な理由をあげられたにとどまっておる、こういうふうに見ておるのであります。しかし南千島の帰属をはっきりさせるためには、私はサンフンシスコ講和条約当時の状況からいたしまして、地理的な関係並びに行政的な関係が大きな要素をなす、こう信じておりますが、その点に対する御見解をまず承わりたい……

第24回国会 外務委員会 第8号(1956/02/18、27期、日本社会党)

○森島委員 先ほど政務次官から原爆の実験禁止に関する要望という国会の決議を伝達してそれに対する各国の反響を御報告いただきましたが、国会の決議と申しますと、参議院と衆議院と両方御伝達になったのですか、この点、念のために伺っておきたいと思います。
【次の発言】 私はここに原文を持っていないのですが、参議院と衆議院の決議はその内容において異なっておったと私は記憶しております。衆議院においては、国際取りきめによって実験の禁止を実行せよというふうな趣旨だったと記憶しております。それから参議院の方は、国際的取りきめの成立のみならず、それが成立前においても実験の禁止をしろという趣旨であったと私は記憶しており……

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○森島委員 私は実は重光外務大臣の出席を得まして、南千島の問題をもっと深く掘り下げて御質問したかったのでありますが、御出席がありませんし、それから韓国の問題等についても、私はもっと御代見を聞きたかったのでありますが、きょうは関係の政府当局がおいでにならぬので、南千池川勇人 三本武夫 太平正芳 鈴本善幸 小曽根康弘の問題につきまして、いま一応技術的な点から、次官並びに条約局長の御意見を伺いたい。  第一に私が申し上げたいのは、資料の御配付がございました。この資料というのは、サンフランシスコの講和会議における吉田全権の発言でございます。南千島とか歯舞、色丹は日本の領土であるという主張をしておられま……

第24回国会 外務委員会 第12号(1956/02/25、27期、日本社会党)

○森島委員 私はこの委員会で前後二回にわたってこの問題について質問をいたしました。しかし両回とも委員会の散会直前で五、六分の時間しか与えられなかったので、きょうは政務次官も下田条約局長も法眼参事官もおられますので、御質問したい。いずれ私は外務大臣及び総理大臣の出席を求めて、御両人立ち会いの上で御質問をするつもりです。その前提として御質問いたします。政治的なことは私は大臣に御質問いたします。  第一にお伺いしたいのは、前回の委員会でも私は明らかに申しました。下田条約局長はクーリールというものと千島とは見解を異にしている、一致していない、全然別個の問題だということをはっきりこの委員会で明言しておら……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○森島委員 ちょっと簡単にお尋ねしたいのですが、この説明書によりますと、従来行われておった制度を成文化したということが書いてございますが、従来はどういうふうな手続でおやりになっておったのですか、ちょっと伺いたい。
【次の発言】 最近、衆議院から松田竹千代さんが行かれ、私、名前を忘れましたが、参議院からもどなたかブラジルに行かれたと思いますが、これは国会法との関係をどういうふうにお取り扱いになっておるか、念のために伺いたい。
【次の発言】 今度明文化せられましても、会議員に関する限りは、このただし書きで取り扱うというのが外務省のお考えでございますか。

第24回国会 外務委員会 第15号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○森島委員 関連質問。今御答弁がありましたが、私はこの前も政務次官に対して、衆議院と参議院の決議の趣旨は違っている。衆議院の方は、今局長がおっしゃったように、国際的取りきめの成立を要望したような文句を使っておった。しかし参議院ははっきり国際的取りきめができる前においても禁止自体を目標とした決議をやっている。それであるから、私は外務省としては参議院、衆議院いずれの要望を伝達したかということもお聞きし、それに対する各国政府の反響をも、個々にわたってお知らせ願いたいということを要望したのです。この点について、二つ分けて、明確に御答弁願いたい。

第24回国会 外務委員会 第17号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○森島委員 私過日の委員会で、下田条約局長からこのような重大な御発言がありましたので、さっそくこの問題を取り上げて御質問した。そのときのあなたの答弁は、自分の意見じゃないのだが、参議院がおそらくそういうばかなことまでは要求しているのではなかろうという発言できわめて詭弁的な御答弁があった。そこで私は速記録を調べた上でいずれ問題といたしますということをあなたにはっきり申し上げておいた。速記録を調べてみますと、あなた御自身の発言となっておって、当日あなたが私に答弁なさったような参議院の意向をそんたくするような答弁じゃなかったような気がする。今取り消されるという以上は、あなたの自己の発言としてこういう……

第24回国会 外務委員会 第18号(1956/03/10、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいま御答弁がございましたが、このような重要な問題につきましては、文書を用意するとともに、文書に間逆しまして出先大使が日本国政府並びに国会の決議を十分に説明するのが私は慣例だと思います。その点はどういうふうにお取り計らいになりましたか。
【次の発言】 文書でお出しになりましたならば、これはもうパラフレーズでけっこうですから、これも一括して英国の回答と同様に資料として御提出にならんことを、委員長を通じて私御要求いたします。
【次の発言】 このイギリスの回答は幾日付で参りましたか。日付は書いてないのですか。
【次の発言】 接受されたのは昨日でございますか。

第24回国会 外務委員会 第22号(1956/03/17、27期、日本社会党)

○森島委員 簡単に御質問いたします。重要な点は質問済みですから、ただ一点だけ私のお伺いしたいのは、この間この委員会で、矢口局長の御説明にあったと思いますが、教育の問題に関してでございます。矢口局長は多分今のところは教師等の問題を考慮する必要はないだろう。しかし追って学校等の問題も考慮しなければならぬ時期がくるだろうということを、御答弁になったと私は記憶しておるのでございます。この問題は、私はカンボジアの同化政策の点から考えますと、非常に重要な問題であると思います。ブラジルあるいは北米等におきまして、しばしば日本人学校問題というものを起して、これが移民のために、不利益なる影響を来たしておることは……

第24回国会 外務委員会 第24号(1956/03/29、27期、日本社会党)

○森島委員 日ソ交渉が非常に重大な段階に立ち至りましたことは御承知の通りであります。この委員会に鳩山総理は初めて御出席になったのであります。私は鳩山総理の御所見をこの際伺いたい。重光外務大臣は別の機会に御意見を伺いたい、こう存じておるのであります。  鳩山総理は、無期限中断に至った点について、交渉はなお継続中である、あるいはデッド・ロックに乗り上げたのではないという、形式的な答弁ばかりやっておられるわけでありまして、この中断に至った責任については、痛感しておられるところがないと私は信じておるのであります日ソ交渉は、御承知の通り、先回の選挙に臨んだ際の鳩山総理の最大公約の一つで、しかも参議院にお……

第24回国会 外務委員会 第25号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○森島委員 オランダとの見舞金支払いの議定書に関連しまして、先ほど下田条約局長からオランダだけで、ほかにはこの種の国はないのだとお話しになりましたが、事実はその通りでありますが、しかしこれに類する例は相当ほかにある。私の知っている限りでも、スウェーデンがスウェーデン・マッチ会社等で問題を起しております。ノルウエー、デンマーク、イタリアもある。それにスペイン、それからポルトガルがチモール島の不法占拠を中心にした賠償金の要求をしておったことは事実だと思う。これらの点につきましても、オランダとの問題には直接の関連はありませんけれども、この機会にお許しを得まして経過を伺っておきたいと思います。そのほか……

第24回国会 外務委員会 第26号(1956/03/31、27期、日本社会党)

○森島委員 私、昨日条約局長にお伺いしたのですが、平和条約の調印国以外に、当時の中立国、わが方の同盟国、敵国、大体三つのカテゴリーに分けて、個人の賠償関係の問題があると思いますが、その点につきまして、きわめて簡単でよろしゅうございます、いずれ別の機会にお伺いすることといたしますから、簡単に各国との交渉経過の概要だけお答え願いたいと思います。
【次の発言】 その今御指摘になりました諸国の中には、英米を含んでおりますか。どうですか。
【次の発言】 ただいまの英米関係のは主として東亜戦争、日華事変当時のものと思いますが、その通りでありますか。

第24回国会 外務委員会 第31号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○森島委員 日ソ交渉の問題につきまして、閣僚の金高諸君から各般の方面にわたって質疑がかわさ水ましたので、私はきわめて簡単に二・三点お伺いいたしたいと思います。  百千烏の問題が非常に重要問題であることは、私が申すまでもないと思う。そこで政府は十月に至ってアメリカの政府に対して、国後、択捉の地位に関して問い合せをした。それは松本君が交渉を六月一日に事実やっておきながら、十月に至って初めて米国に照会するなんという手を用いるところを見ると、政府は南千島の地位に関しては、きわめて明確なる観念を欠いておる、確信を持っていなかったというこれほど明らかな証拠はないのだ、こう思うのであります。私が資料の要求を……

第24回国会 外務委員会 第33号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○森島委員 二、三点簡単に御質問いたしますが、私はこの委員会に全部通じて出席したわけではないので、あるいは質問が重複します場合には御注意を願いたいと思います。  前回の討議を見ておりますと、外務省ではこれは国際復興開発銀行の姉妹機関だというふうな観点から、十分な事務的な勉強をしないで、ぼやっとこれを委員会に出されたというふうな感じが私はしてならないのです。委員会の討議の模様を見ましてもその点はうかがい得るのです。こういう点を別にしまして、原加盟国と加盟国との区別がありますか。原加盟国と加盟国は待遇において何らか異なるところがありますか。

第24回国会 外務委員会 第34号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○森島委員 条約局長にお伺いしたいのですが、河野さんが二十一日に出発して行くということは先ほどお話の通りですが、河野さんは国務大臣であるとともに議員です。議員が政府代表として行く場合には、両院の一致した議決が必要だと私は信じておりますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 その点につきましては、やはり外務省員として行かれる――そうなりますと、外務省としても関係があると思うので、もし国務大臣あるいは農林大臣として――所管が違うから私は最後的な回答は求めないつもりですけれども、お考え願いたいのは、農林大臣として行く場合には、何らそういう制限を受けないのだという法的な根拠がなければならないと私は思う。……

第24回国会 外務委員会 第42号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○森島委員 私ただいま岡田君の質問に関連しまして一、二点お伺いしたいのです。  第一には、交渉開始以来外務省へ、正確なる情報が来ていない。今大臣の説明を聞いてみましても、こういうふうな模様だとか、こうらしいとかいうことでは、大臣の責任は果されないのじゃないか、もっと河野さんに正確なる情報を即刻送れという訓令をお出しになることはできなかったのですか、この点を私は伺いたい。
【次の発言】 私は、従来の外務省の交渉のやり方からいたしますと、そんなにぼやけた、非常に疑問になるような情報が来るものじゃないと思う。私は大臣と所見を異にしますが、もっとそのつど的確なる情報が来て、そして最後に締めくくりの応報……

第24回国会 外務委員会 第44号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○森島委員 先ほどから伺っておりますと、安全操業に関することについ  て、新聞では紳士協定ということを伝えておりますが、これも何らか文書になったものに河野さんが調印せられたのであるか、この点がはっきりいたしておりませんでございますから、一つ御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 それは文書自体の正確なるテキストはまだ外務省へ来ていない、しかし何らかその内容を伝えるようなものでもあったのでございましょうか、その点も一つお伺いしたいのです。
【次の発言】 これは松平大使もついていっているので、事務的な取扱いについては万遺漏がないと私は信じておるのですか、今までお話を聞いたところでは、日本の業者……

第24回国会 外務委員会 第48号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○森島委員 その点に関連して……。私も委員長は非常にりっばな方だと思いますが、資料提供の点において、私は非常な不満を持っている。たとえば日ソ交渉の問題につきましても、私は数度資料の提供を、委員長を通じて正式に要求している。しかしこれまでほとんど一回も資料の御提供はなかった。それでこのたびは一つしっかりやっていただきたい。これは資料の提供ばかりでなく、大臣の出席についても、一つ委員長から十分に御勧奨していただきたい。

第24回国会 外務委員会 第50号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○森島委員 私は日比賠償の問題につきまして、重光外務大臣及び高碕長官に二、三点御質問申し上げたいと存じております。八億ドルの金額につきましては、ただいまも総理大臣からお話がありました通り、これは五億五千万ドルがほんとうなんだとか、いろいろ御答弁がありましたが、私はこの交渉全体の経過から見まして、これはどうしても八億ドルをのんだものと、こう了解せざるを得ないのです。この点につきましては、いずれ機会を見て総理に再び質問することにしまして、この際は私は御質問申し上げません。  高碕長官は、一昨日の答弁におきましても、日本の負担能力から見て、大体最高限度は一億ドルだ。従ってその一億ドルの中には、ビルマ……

第24回国会 外務委員会 第52号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○森島委員 船田さんが内閣委員会で非常にお忙しいところをわざわざ御出席をいただいたので、簡単に御質問したいと思います。今月の二十五日に参議院の内閣委員会でわが党の田畑君に対する御答弁で、現在アメリカには陸海空三名の防衛駐在官を置いておるが、ことしはさらに欧州へ一名駐在官を置く考えである。欧州に置く場合にはフランスが適当だと思うが、最終的にきまっていない。次いであなたは、将来は東南アジア各国にも防衛駐在官を置きたいという希望といいますか、願望といいますかを御表明になっておる。私は何らか確固たる御構想があるのか、あるいはどの国にいつごろ置くのかというふうなことについて、あなたとして、――高碕さんも……

第24回国会 外務委員会 第57号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○森島委員 これに関連しましてジュネーヴの両国、中国と日本との総領事の間の話がその後どういうふうに進展しておりますか、最近の様子をちょっと聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 ジュネーヴの会議で取りしげられた問題は、主として戦犯と申しますか、抑留邦人の帰国の問題だったというふうに聞きますが、ただいま局長の御説明に上りますと、今回日本に三百数十人の帰国が決定した、これは起訴を猶予されたと申しますか、起訴を免除された者というような御説明がありましたが、どっちなのでございましょうか。
【次の発言】 ただいまの御説明で判断いたしますと、大体戦犯の容疑者として抑留されておった人々は大部分帰るの……

第24回国会 外務委員会 第60号(1956/07/23、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいま日ソ交渉の問題について、非常に重要な質問応答があったわけでございますが、この問題にも劣らない程度において、私は原水爆の実験の禁止等の問題は、世界の平和に至大な影響を及ぼすものと存じておるのでございます。ことに最近十六日のソ連最高会議における外相の発言、イーデン英国総理大臣の発言等とも関連いたしまして、国際政局の全般にわたって私は質問を行わんとした。五分間ではとてもこの重大な問題をやることはできませんが、幸いに明日総理大臣の出席を得まして委員会を開くことに御決定になっているようでございますから、私の質問はその際に留保いたします。

第24回国会 外務委員会 第61号(1956/07/28、27期、日本社会党)

○森島委員 私は高碕外務大臣代理と申しますか、高碕さんに御質問する前に、一言ただいま論議になりました事務次官を呼ぶか呼ばぬかの問題について所見を述べたいと思います。事務次官を呼ぶことが必要になったのは中共行きの旅券の問題だと私は拝察しておりますが、旅券の問題になりますと次官会議において最後の決定をします。閣僚会議で秘めるか認めぬかということを事実上は次官会議において決定を見る。その意味からいって移住局長の出席だけでは不十分です。次官会議における決定の内容等について質問をする場合には、この際特にほかの例は別としても、事務次官の出席を求めることが私は絶対に必要だと思う。委員長においてこの特殊な事態……

第25回国会 外務委員会 第2号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○森島委員 簡単に一、二問だけお尋ねしたいと思います。  日ソ国交回復になりますと、親善関係を増進する上からいたしましても、双方の国民が相手国の情勢、内外の事情について正確な認識を持つ必要がある、これは申すまでもないことであります。従って新聞記者の相互駐在という問題が必ず起ってくると思います。これに対してはどういう御方針でもっていかれるか、腹案でもございましたら承わりたいと思います。
【次の発言】 言葉の上では相互主義というのは非常に聞えがいいのですが、言論界の構成が日ソ両国で違いますから、必ずしも相互主義でいき得るものとは私は考えていないのです。たとえばソ連を例にとりますれば、タスとイズヴェ……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第6号(1956/11/24、27期、日本社会党)

○森島委員 日ソ共同宣言等について御質問をしたいのですが、大体同僚の委員諸君が、大綱のことについては御質問が済んでおります。私は、重複を避けまして、二、三の重要問題だけについてきわめて簡単に御質問しようと思いますから、もし重複の部分がありましたら、その旨御指摘をいただければ、けっこうと存じておる次第であります。  第一に、私がお聞きしたいのは、共同宣言の内容を見ますと、日ソ間を規律すべき重要事項は、大体漏れなく網羅しておるように思うのでありまして、平和条約を引き続いて継続審議するということになっておりますが、将来締結さるべき平和条約の内容と共同宣言の内容について、何らか相違があるかどうか。私は……

第26回国会 外務委員会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○森島委員 昨日の委員会でわが党の松本委員から全般的な御質問がございましたが、私は今日、二、三の具体的な問題について具体的にお尋ねしたいと思います。  大体中日貿易を中心とした質問をしたいと思いますが、質問に入るに先たちまして、一点だけ日韓問題の経緯についてお尋ねしたいと思います。昨日岸外務大臣は、大村収容所における抑留者とわが方の抑留漁夫との相互釈放のことについて、大体話し合いがついたと述べておられます。同時に、一点だけ双方の間で了解のつかぬ点があるとおっしゃいましたが、この点を一つ明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話ですと、外交上の交渉に支障を来たすおそれもある……

第26回国会 外務委員会 第6号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいま移民行政の問題について大臣からお話がございましたが、この点についてちょうど移住局の方もお見えになっておりますから簡単にお伺いします。いずれ詳しいことは別個の機会に譲ります。  昨年移民振興会社ができましたときは、大臣もご承知だろうと思いますが、農林省、大蔵省との事務当局の間に相当な意見の食い違いや確執があったことは御承知の通りであります。しかるに昨年から農林省の側においては再び農業協同組合のような形式で、農家の二、三男を移住させるということで何か対策が行われておるようです。この点についても外務省との間で相当大きな意見の食い違いがあったように聞いております。結局これは移住振興……

第26回国会 外務委員会 第7号(1957/02/27、27期、日本社会党)

○森島委員 第一にお聞きしたいのは、同僚の田中委員から倭島公使のことについていろいろ御批評がありました。私は個人的なメリットというもの以外に、倭島公使の地位自身が相当問題になると思います。倭島公使はインド駐在を命ぜられて、インドネシアに出張しておられるということを聞いておりますがその通りでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、従来フィリピンやその他の国交未回復の場合にそういうような事例がありましたかどうですか、この点もちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それではインドネシアの場合に限って――インドネシアでもうすでに問題になっておるということを私は確かな筋から聞いておる。ど……

第26回国会 外務委員会 第8号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○森島委員 私も岸外務大臣に伺おうと思ったのですが、話が出ましたから、ついでに関連して条約局長に伺いたい。  岸外務大臣が満州国の要人だったことは御承知の通りだが、その時代に満州国と北支との間で通車通郵協定というものが成立いたしました。これは政治的な問題でなしに、純然たる業務協定だという趣旨のもとにできたもので、通車というのは、山海関を通って北京と奉天間に自由に汽車を走らすという協定であります。それから通郵は、中国においては満州国を承認しないという建前で、久しく、満州国から出します郵便物については北京の郵便局で別に印紙を張っておったが、そういうめんどうなことはやめようじゃないかということで通郵……

第26回国会 外務委員会 第11号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○森島委員 私は日本国とポーランド及びチェコ両国との間の国交回復の協定、共同宣言について御質問したいと思います。主として条約局長にお伺いすることになると思います。  両国と日本との間の戦争、これが発生しました政治的な原因は私は問いません。法律的に戦争に入ったこの原因についてお伺いをしたい。私の了解するところによりますれば、日本は別に宣戦の布告というふうな措置には出ていない。ポーランドとチェコの方から日本に宣戦布告したということになっておると記憶しておりますが、その点の事情を簡単に御説明願いたい。
【次の発言】 私がかくのごとき質問を政府当局にいたしますのは、日ソ交渉の過程におきまして、日本の民……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○森島委員 岸兼摂大臣が各種の委員会に出席せられまして、比較的率直に意見を表明せられておることは、私はこれを多としております。しかし、同時にそれ以上に必要なことは、すでに国会で与えられた言明、国民に対する公約を機を逸せずして実行に移す決意があるか、誠意があるかという点が、さらに重要な問題であると思う。この見地から見ますときに、岸外務大臣がこの席において日韓交渉の再開の問題、あるいは指紋に関連する通商使節団の設置の問題等に関して言明せられたことが、今日まで何一つ実行されておらぬのでありまして、私はこの点に対していささか不満の意を表せざるを得ない。現に岸さんはニ月十二日の委員会において、同僚の松本……

第26回国会 外務委員会 第18号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○森島委員 大臣の御出席を得て質問をする予定でございましたが、大臣がお見えになっておりませんので、事務当局に対して、大臣に対する質問の前提として二、三点お伺いいたします。  御承知のように、百中貿易の拡大ということについては、政府においても非常な力こぶを入れておられる。この問題に関連して、問題は小さいようですが、通商代表部の問題、それに関連し、指紋の問題が非常に大きい問題だと存じております。大臣は二月の十二日にこの席で私の質問に対してはっきり答えておる。法律は無視するわけにいかぬけれども、関係の向きと協議して、言葉は善処と、われましたかどうか、はっきり記憶しておりませんが、ともかくも関係の向き……

第26回国会 外務委員会 第21号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○森島委員 ただいまの御説明によりまして経過は大体明らかになったと思いますが、私はイギリスにのみ提案が行っておって、日本に来てないというふうなことを懸念いたしたのでございますが、この点は明らかになりましたので、今の説明で満足いたしますが、しかしこれは非常に重要な問題でございまして、私は外務大臣に対してもまた条約局長等に対しても幾多の質問を行わなければならない、こう思っておるのであります。これは一言でいいまして、条約局長に伺いますが、パリでいろいろな会議が開かれた、その結果何らかの具体的な決定に達した場合には、これは国際的な協定というべきものだと思いますが、この点を一言だけ伺っておきたいと思いま……

第26回国会 外務委員会 第25号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○森島委員 同僚の山本委員から日韓問題については御質問がありましたが、私きわめて簡単に補足的な意味で御質問したいと思います。  実は岸さんが相互釈放を渡米前にやるとおっしゃったのは、四月五日で私の質問に対してです。当時時間的の余裕もありますので、関係業者、ことに抑留漁夫の家族等においては安心しておった。これは実行できるのだろうというふうに考えておりましにが、その後東南アジアの御訪問が発表になりましにので非常に焦慮の念を抱いておることは事実です。これはお考えに入れていただかなければならぬ。そこで私のお尋ねしたいのは、岸さんは今でも日韓交渉、相互釈放の問題は、事務的なレベルにおいて話し合いをしたい……

第26回国会 外務委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○森島委員 今後いろいろ外務委員会等で機会があると思いますので、こまかい具体的な問題は一切省きまして、藤山さんが外交を進められる上において前提条件となるべきものについて率直にお伺いいたします。  けさほどもいろいろ具体的な問題がありましたが、政府と野党との意見の相違は、結局世界情勢に対する認識が一致しているかいないかという点に帰着している、こう思っております。岸さんもこの点については渡米される前に、議会において、今後の日米両国がとるべき政策を論ずるに当っては、現在の国際情勢と今後の動向についての認識を一にすることがぜひとも必要である、こう言っておられるのであります。おそらく岸さんの意向では共同……

第26回国会 外務委員会 第27号(1957/09/06、27期、日本社会党)

○森島委員 時間も非常に制限されておりますので、きわめて局限した問題、中共貿易を中心とした問題について二、三点簡単にお伺いしたいと思います。  大臣も御承知の通り、この中共貿易、これに関連する通商代友邦の設置等の問題は二年間にわたっておる問題であります。これと申しますのも、当時協定の締結に当った民間の代表において政府と十分な連絡をとらなかったという点も一つの原因となっておりますが、大半は日本政府が貿易の増進をはかると言いながら、何一つ今日まで具体的の決定をしなかった。主として政府の責任に帰すべきものと私は信じております。現に岸さんも二月二十一日か二日と思いますが、外務委員会において指紋の問題そ……

第28回国会 外務委員会 第3号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○森島委員 今朝外務省予算に関する分科会が開かれました。その席上でわが党の岡田春夫君がいたしました質問に関連して、これを確認する意味で外務大臣に御質問申し上げたいのです。第一点は、私の了解するところによりますと、岡田君に対して、ソ連側から平和条約の話し合いを始めたいという申し入れがありました場合には、これに応ずるのだという御答弁をなさったと了解しておりますが、それで差しつかえありませんでしょうか。
【次の発言】 私が出席しておらなかったのですから、いずれ速記録を見まして、その上で質問をする権利を留保しておきます。  第二点といたしまして、もしソ連が安全操業の問題を平和条約の問題とからませてきた……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○森島委員 時間の制約があるそうですから、一、二問簡単にお聞きしたいと思います。大臣にお聞きしたいのは、日韓会談の最近の状況がどうなっておるかという点でございます。昨年の議会の演説におかれましても、日韓会談はいかにも直ちに完結するような御演説がございました。この点につきまして行き悩んでいるのは、外務事務当局として非常な不手ぎわを繰り返しているものだと私は信じております。大臣はその辺はいかにお考えになっておるか、お聞きいたしたいのであります。
【次の発言】 ただいまの経過は大体新聞等で私承知しておりますが、問題の根本にさかのぼりますと、北鮮へ帰国しようという人を日本が北鮮へ帰すんだということにつ……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 外務委員会 第4号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○森島委員 日中貿易問題は非常に重要な段階に達しておると思うのです。その問題について補足的に御質問したい。すでに御承知のように社会党といたしましては、いわゆる低姿勢で、不必要な刺激を与えぬというような見地からなすべき質問も控えておったということは御承知の通りです。すでに予算委員会におきましても、また当委員会におきましてもそれぞれ質問がございましたので、私は補足的な意味で御質問をしたい。  藤山さんは赤城官房長官の新聞における談話を個人的な談話だということで、政府の統一ある見解は外務大臣のみを通じて発言せられるのだということをおっしゃっていることは御承知の通りなんです。しかしその後に至りましても……

第29回国会 外務委員会 第5号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○森島委員 先ほど井上外事部長のお話を聞きますと、北鮮系と南鮮系の人々に対して差別待遇があるというお話があった。南鮮系の人たちはすでに仮釈放されておる人々もあるが、北鮮系はそれがないというお話でございましたが、その通りでございますか。
【次の発言】 それでは法務省の当局にお聞きしますが、いかなる根拠に基いて、差別待遇をしておるのか、北鮮系に対しては仮釈放の措置をしてないのかという点を一つお聞きしたい。
【次の発言】 ただいまのお話では、赤十字の方と法務当局の御説明の間に非常な相違がある。これをあらかじめ明らかにすることが質問を進める前提条件だとも考えますので、それらの点について正確な資料を一つ……

第29回国会 外務委員会 第6号(1958/07/04、28期、日本社会党)

○森島委員 私はここに提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりました日中両国間の緊急事態打開に関する決議案の趣旨を御説明申し上げ、委員各位の御賛同をお願いいたしますとともに、政府においてもこれが趣旨を了とせられ、すみやかに適切なる措置を講ぜられんことを要望するものであります。  まず決議案を朗読いたします。    日中両国間の緊急事態打開に関する決議案   本院は、政府が従来の態度を一新し、バンドン会議で決議された十原則を基調とする平和友好の精神に立脚して、日中両国間の第四次貿易協定の完全実施、漁業協定の継続、邦人帰国の実現並びに文化、技術の交流等の諸問題をすみやかに解決するよう積極的措置……

第29回国会 外務委員会 第10号(1958/07/30、28期、日本社会党)

○森島委員 一昨日来、中東の問題につきましてはいろいろ論議がありました。特に本日川崎委員の御発言は、われわれの問わんとするところを率直に問うたものであります。私は、与党の委員として川崎委員の所見に対しまして敬意を表します。  私が一、二点伺いたいのは、第一に、日本政府は当初において基本的な問題と方法論とを混淆しておった。外国の国内問題に対する干渉はいけない、これは基本的なものです。しかしそれからひいて世界平和を脅かすかどうかという重要問題が根本にあった。この基本的問題に対する政府の態度をまず明らかにするのが至当だったと思うのでありますが、外務省は直ちにアメリカの撤兵をいかにして実現させるかとい……

第30回国会 外務委員会 第1号(1958/10/03、28期、日本社会党)

○森島委員 私は先日は総理大臣の施政方針演説、藤山外務大臣のいわゆる旅行報告というものを拝聴いたしました。そうしたところが台湾海峡に直面する日本の重大危機にもかかわらず、ワルシャワ会談の成功を祈る、あるいは平和的解決を望むのだというだけでございまして、何ら具体的な方針を政府は明らかにしておりません、今朝もまた引き続いて藤山さんの報告を承わりましたが、安全保障条約その他の点につきましては、相当詳しい御説明がございましたにもかかわらず、ことさらに台湾海峡等の問題については説明を回避するがごとききらいのありましたことは、きわめて遺憾であります。私は国民とともにこの点に非常なる失望を感ぜざるを得ないの……

第30回国会 外務委員会 第8号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○森島委員 その問題に関連して一問だけお聞きしたいのですが、ポルトガル領のチモール島を日本軍が不法に占領しまして、これに関して賠償問題が起きておったはずでありますが、その後の状況はどうなっておりますか。事務当局でけっこうでございますから御回答願いたい。
【次の発言】 この問題に関連しましてポルトガル領のマカオにおいて暴動が起きまして、日本の福井という領事が射殺されておる。この領事の問題につきましては私も当時ポルトガルにおりまして賠償を要求しろということでございましたが、私は賠償は要求すべき筋合いじゃないということで、自発的にポルトガルから慰謝料を出すということで話し合いがついております。ただし……

第31回国会 外務委員会 第2号(1958/12/22、28期、日本社会党)

○森島委員 先日来の質問応答で、大西君や佐々木君、戸叶さんから内容にわたって相当詳細に御質問がありましたので、私は安保条約問題、改正に対する政府の基本的といいますか、総合的な立場をお伺いしたいと思います。  第一にお伺いしようと思ったのは、ただいま戸叶さんからお話のありましたフォーマルな形で交渉を始められたか、インフォーマルな形であるかという点でございますが、この点につきましては、藤山外務大臣の御答弁を伺っておりますと、実質的な話し合いには入ってないというふうな言葉もあり、あるいは問題点を取り上げておるので、これまでは正式な話し合いには入っていないのだというふうなお話もあって、政府の基本的態度……

第31回国会 外務委員会 第7号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○森島委員 だいぶ古い問題でして、私もその当時御質問したいと思ったのですが、今日まで機会がなかった。情報文化局長の御出席も海外出張やその他でなかったので、今日機会を得まして御質問するのですが、実はブラウン記者に対する岸首相の記者会見の問題です。私は会見の内容についてきょう御質問するわけではございませんが、一つは外務行政運営上における根本的な問題だと思いますし、また一昨日か穗積委員が質問のうちに言及されまして、岸首相は中華人民共和国を金門、馬祖両島の問題に関連して侵略者だと断定したというのが、ブラウン記者の発表したものなのです。これは岸首相は国会において全面的に否定しておるわけです。しかしその会……

第31回国会 外務委員会 第10号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○森島委員 いずれ大臣に質問する前提として政務次官にお聞きしたいのですが、新聞報道によりますと、井上外事部長は釜山に抑留中の日本人の送還問題を優先的に取り扱いたいという趣旨の言明を新聞記者の会見談でやっておりますが、これは事実でありますか。
【次の発言】 それなら話し合いを進められる上において私は非常にけっこうだと思います。昨日ですか、一昨日ですか。藤山外務大臣も帆足君の質問に対して、北鮮へ朝鮮人を帰すという問題に随伴して韓国抑留者を日本へ帰すという問題を井上君に託したという御説明があったので、これらの問題の取扱いというものは、実際問題として非常に機微な関係がありますので、その点もお含みの上善……

第31回国会 外務委員会 第18号(1959/04/27、28期、日本社会党)

○森島委員 私は簡単に英国との間で結ばれました動力協定の問題について御質問したいと思います。この問題につきましては、それぞれ委員会において専門的な立場から質問、討議がなされたのでございますが、質問の大体の要点、安全性と経済性のいかんということが中心になっておったと思います。私たちもその当時から、何ゆえに安全性や経済性について政府として確たる見通しがないにもかかわらず、それを取り急いで結ばなければならぬかという点について疑問を持っておったのでありますが、その点につきましてまだ私たちの疑問を解明するに至っておりません。ところで私が最近入手しました確実なる情報によりますと、政府は原子炉の買い入れとサ……

第32回国会 外務委員会 第2号(1959/07/10、28期、日本社会党)

○森島委員 外務大臣にお尋ねしたいのですが、今大西君のあげた協議の問題です。これは予算委員会においても加藤勘十委員から、また当委員会におきましては穗積委員からも御質問がございました。しかし、あなたの答弁はきわめて不満足である。協議という以上は、断わることもあるのだから、よもやアメリカが日本のいやだということを押しつけてくることはないだろうというふうな御説明だった。国際信頼の上からもそういうことはないだろう――これは岸さんも大体同様な答弁をしておりましたが、あなたのおっしゃる通りの解釈であるといたしましたならば、あなたの発言が条約の効力をきめる上においていかなる力を持っておるかということを、私は……

第33回国会 外務委員会 第8号(1959/11/16、28期、日本社会党)

○森島委員 私はベトナム賠償問題に関連しまして一般的な質問を行ないたいと存じますが、これに入るに先立ちまして、先般来の外務当局の答弁その他から考えましても、外務当局としては非常に準備が不十分だ、むしろ国会を軽視しておるという傾向が非常に顕著でございますので、この点につきまして一言触れてみたいと存じておるのでございます。  穗積委員がさきに賠償の実施状況について資料の提供を要求しておりますが、これにつきましては小田部賠償部長が、多少ひまは食うかもしらぬが、なるべく早く御提出いたしますということを申しておるのでございます。なお一昨日でございましたか、政府からお出しになりました賠償の資料なるものは、……

第33回国会 外務委員会 第18号(1959/12/24、28期、日本社会党)

○森島委員 私、藤山外相が渡米せられる前に、ぜひ委員会を開いていただいて、いろいろ懸案になっておる問題についてお話をしたいと思ったのですが、今日が最後の機会じゃないかと思いますので、きょう御質問したいと思います。  第一に、私はこんなことは実際言いたくないのです。外務事務当局かあなたか知らぬけれども、資料の要求を私は数カ月前からやっておる。この間ベトナム問題に関連しましても、その資料の要求をいたしました。藤山さんもこれは出すとおっしゃった。高橋条約局長のごときは、特に私に了解を求めて、出すとおっしゃっておる。内田官房長も出すとおっしゃっておる。すでに五カ月かかっております。私、これをそんたくい……

第33回国会 決算委員会 第7号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○森島委員 ただいまコールダーホール型の原子炉の問題について、いろいろ重要なる御意見の開陳がございましたが、この問題につきましては、もう一つ奇々怪々な事実がある。  昭和三十三年から三十五年の二カ年にわたる日英貿易協定が昨年調印されました。その際におきまして、コールダーホール型の原子炉をを輸入するのと引きかえに、日本側からサケ、マスのカン詰百万ポンドを増加輸出する、こういうふうなやみ取引があったのでございます。この点につきましては、私が四月二十七日の外務委員会、並びに七月十日の外務委員会におきまして外務大臣並びに関係当局に対して質問をいたしたのであります。当時牛場局長は御出席になられなかった。……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第2号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○森島委員 私は、従来から、条約に関する議案の提出のやり方、さらに広く申しますと、条約審議にあたりまして、国会が憲法上有する権限について疑義を持っておったのでございます。従来政府がとっておりましたやり方によりますと、私は憲法上における国会の権限が著しく侵犯されておったというふうに解釈しておるのでございます。私はこの点を主として御質問申したいと存じますが、その前に、一、二点御質問をいたし、条約案の責任者としての外務大臣、外務行政全般に関する最高責任者としての外務大臣の御答弁を承りたいと存ずるのでございます。  まず第一は、今日までこの重要な問題が国会の問題となりませなんだのは、一つには平和条約以……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第35号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○森島委員 先ごろの公聴会におきまして、福島ジャパンタイムス社長は、斎藤博大使の言を引きまして、アメリカは良識の国だ、こう言ったと言っております。それから川村中央大学教授も、プライスの「コモンウェルス」の言葉だと思います。が、これを引いて、アメリカの特徴は三つあるといって、一つは国際法を順守するということを言っておりましたが、私は、大体において、この観点を同じゅうしております。また、岸総理大臣は、民社の受田委員の質問に答えられた中で、アメリカは条約を守る上において信頼するに足る国だと、こうおっしゃっておりますが、私は、この後段の岸首相の御発言に対しましては、必ずしも同感を表することができないの……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 外務委員会 第6号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○森島委員 私は、本年度の重要問題としましては、アフリカの問題と並んで中国関係の問題が大きくクローズ・アップしてくる、こう存じておるのであります。ところが自民党のやり方を見ておりますと、池田さんの演説でもうかがわれるように、国際情勢の動く中で、自主的に弾力性のある政策をとるという一言に尽きておりまして、今日まで予算委員会その他の委員会における質疑応答を見ましても、変転する世界政局に対処すべき政策の片りんをも伺い得ないことは非常に残念に存じておるのでございます。ことに池田さんは、今回経済成長というふうな点で、経済政策に重点を置かれることは了解ができますけれども、とかく外交問題を軽視しておられる傾……

第38回国会 外務委員会 第9号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○森島委員 三月一日の当委員会における議事録に関しましてお尋ねをしたいと思います。  三月一日の議事録を拝見しますと、私が池田首相の言に言及しまして、「たとえば中立政策をとっておる国が一がいに――国と断定したり、」というところがございますが、この点から――という二字を私に了解なく削除してございますが、この点は委員長において御了解を与えられたものかと存じますが、いかがでございますか。委員長に御所見を伺いたい。
【次の発言】 当日の私の発言は、池田首相の直接の発言じゃないのです。私が批判的に引用しただけであって、私自体の発言です。私は私自体の発言を委員長の了解なくあるいは事務局において勝手に改ざん……

第38回国会 外務委員会 第14号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○森島委員 私がその問題を特に持ち出しましたのは、当委員会における発言の自由に関して不当な圧迫ないし阻害があることをおそれたからでございまして、別に他意はございません。従って、委員長のただいまの御説明並びに今後の取り扱いに関する釈明によって、私は本委員会に関する限りにおいてはこれを了承いたします。  しかし、依然として国会の発言の自由の問題が残っておりますので、委員長において適当なる機会に常任委員長会議その他に持ち出されまして、ただいま御説明になったような慣行を国会全体として確立されるように特に御努力を願うことを条件といたしまして私は了承いたします。これに対する委員長のお答えを求めたいと思いま……

第38回国会 外務委員会 第16号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○森島委員 関連して。私は、この種の問題につきましては、数回本委員会においても政府当局に対して質問をいたしております。従来の条約局長の解釈によりますと、この憲法にいう条約というのは、条約という名前を使っても使わないでも、協定という名前を使ってもよろしいが、いやしくも国民に権利義務を生ずるものを実質的に条約と見て、これに対して批准を求めてきたということでございます。国会もその通りにやってきたと私は思いますが、その点が明らかでないので、私は形式上の問題と実質上の問題に分けて何回も質問いたしました。条約局長の答弁は、安保その他の条約を通じましても、この点については一貫しております。しかし、ただいまの……

第39回国会 外務委員会 第5号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○森島委員 関連質問ですから、きわめて簡単に一点だけお伺いしたい。  ドミニカの移民の問題が出ましたがこの点について、御質問したいのですが、私は関連しまして、外交青書の問題にドミニカの問題が一言も出ておりません。これは一体どういうところに原因があるのか。外務省としては、外交政策のあり方よりも外交の進め方ということについて、個々の事実を明らかにするのだという建前をもって外交青書というものを発行された。しかるに、ドミニカの移民については一言半句も触れていないのですね。私は、外務省は自分に都合の悪いことは国民から隠しておくというふうな現われではないかというふうに、考えておりますが、一言も触れてないの……

第39回国会 外務委員会 第9号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○森島委員 私きわめて簡単に御質問いたします。ベルリン問題をめぐる危機に関しまして、日本の安全上大きな問題があると思っておるのですが、それに先だちまして、一間だけ、六月二十二日の共同声明の中にある文句についてお尋ねしたいと思います。  従来私の承知しておるところでは、東南アジアという文字は外務省の文書の中にたくさん見えました。今度初めて、この共同声明の中に東南アジアという字を特に使っておるのでございます。その意図がどこにあるか、またその国々がどこであるか、外務大臣のお考えをお尋ねしたいのです。
【次の発言】 お尋ねしたいのは、特に東南アジアのことについては何ら触れていない。特にこの際東アジアと……

第40回国会 外務委員会 第3号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○森島委員 審議に入るに先立ちまして、一言速記録の訂正方を委員長にお願いしたいと思うのです。と申しますのは、昨年の十月二十七日の当委員会におきまして、私は東アジアの問題について質問をいたしたのでございます。私の質問は、東アジアという表現を初めて用いたのじゃないか、そこには政府として何らか意図されるところがあるのではないかという趣旨で御質問を申したのでございます。しかるに、この速記録を見ますと、「この共同声明の中に東南アジアという字を特に使っておるのでございます。」、こうありますが、私の発言は、「この共同声明の中に東アジアという字を特に使っておるのでございます。」ということでございましたので、字……

第40回国会 外務委員会 第5号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○森島委員 本委員会において審議せらるべき条約、法律案等の日程表は事務当局からお出しの通りでございます。そのうちで、すでに提案説明のありましたアルゼンチンとの通商航海条約に関しまして、私は質問したいと思います。  小坂外務大臣は、昨年の暮れアルゼンチンの外務大臣が参りました際に、通商航海条約のみにとどまらず、その他に二、三の取りきめ並びに協定等に調印をせられたと私は了解しておりますが、この点はいかがでございますか。
【次の発言】 別にあげ足はとるつもりはないのですが、もう一つ取りきめに御調印になっておりませんか。
【次の発言】 私は、二つの協定と二つの取りきめに調印された、こう了解しております……

第40回国会 外務委員会 第8号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○森島委員 関連質問と申してよいかどうかわかりませんが、ただいま大久保委員の発言中、社会党が、安保特別委員会の席上におきまして、中共に賠償を払えという趣旨のことに賛成しておるというふうな御発言がございましたが、そのような発言は絶対にございません。絶対に事実に反しておりますから、委員長におかれては、議事録をごらんの上、適当に修正されんことを望む次第でございます。

第40回国会 外務委員会 第17号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○森島委員 私は、タイ国との現在問題になっております特別円協定について質問をするのでございますが、勢い、この協定の基礎となりました昭和三十年の協定にさかのぼって質問せざるを得ないのでございます。  と申しますのは、旧協定が国会において論議されましたときには、当時あたかも日ソ国交回復の問題が最も重大なる問題でございまして、国会の注意も主としてその点に集中しておったのでございます。そのほかに、もう一つは、この旧協定の第二条、すなわち、「日本国は、両国間の経済協力のための措置として、合意される条件及び態様に従い、九十六億円を限度額とする投資及びクレディットの形式で、日本国の資本財及び日本人の役務をタ……

第40回国会 外務委員会 第18号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○森島委員 お話の次第もございましたので、一番先に大平さんと風早さんのお二人にお伺いをしたいのでございます。  阿波丸事件の請求権放棄等の問題につきましては、政府は、これを国会の審議に付きなかった点について、事前の授権であるという解釈をとっておりますが、私は、事前の授権というものがはたしてあるかないか、非常な疑問を持っておるのでございます。もし事前の授権があり得るとするならば、憲法上に明確な規定がなければならぬ、こう私は思っておるのでございます。政府が事前の授権だと言っておるのは全く言いのがれにすぎないと思うのでありますが、純粋な法律学者としてのお立場から、憲法に明示なき事前の授権というものが……

第40回国会 外務委員会 第19号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○森島委員 私は田村先生に一問だけお伺いしたいと思いますが、先ほどお話がありましたが、タイの特別円の廃棄通告と申しますか、終了を通告した文書がございますね。これは、昭和二十年の九月十一日付の、タイ国外務大臣発、駐タイ日本大使あての書簡でございますが、この点について先ほど御言及になりました。この点につきましては、実は本委員会における質疑におきましても問題になったことがございました。言に、外務省においては、現在インドに行っております服部公使が当時タイとの交渉に当たった。このときに、特別円関係は、将来のものも、また過去のものも全部御破算になったのだという見解に立って交渉をしたことがあるのでございます……

第40回国会 外務委員会 第23号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○森島委員 ただいま御説明のありましたパキスタン、イタリア、インドネシア三国との間の航空協定について御質問をいたしたいと存じます。  きょう説明がありましただけで、時間的の余裕がなく、十分検討する余裕を持っておりませんことは御承知の通りであります。しかし、御説明中にもありました通り、従来わが国が締結いたしました英、米その他の諸国との航空協定と内容においても形式においてもほぼ同様だというお話でございますので、ただいまから質問いたしたいと思います。  内容にわたって質問をいたします前に一つ伺いたいのは、日本とソ連との航空協定締結の交渉がいかなる状態にありますか、大臣より御説明をいただきたいと思いま……

第40回国会 外務委員会 第27号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○森島委員 本委員会もしくは予算委員会等において朝鮮の問題、韓国の問題が数回論議に上りました。合法性の問題だとかあるいは安定性の問題だとか、さらに請求権の問題等について相当しさいな論議が行なわれたことは御承知の通りであります。  私は、今簡単に質問したいのは、私としましては日韓協定のようなものが今現実の問題として持ち上がることは好まない。私は今進められております日韓交渉がこわれることが日本のためにいいと思うのですが、あるいは将来、池田さんのタイでやったようなやり方もありますから、がむしゃらに総理一人の考えで日韓交渉を取り結ぶという可能性も全然ないことはないと思いますので、将来質問をする前提とい……

第41回国会 外務委員会 第2号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○森島委員 時間が非常に制限されていますから、一、二問補足的な意味で質問させていただきたいと思います。  第一に私がお聞きしたいのは、昨日から始まっておる交渉は、予備交渉の段階であるか、あるいは正式交渉の段階に入っておるのですか、この点を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、私がもう一つお伺いしたいのは、七月十九日の新内閣成立後の首相の第一回の新聞記者会見において、池田さんは、日韓交渉を始めるについては韓国に日本の代表部を置くことが必要である、日本も積極的にやらなければならぬが、韓国も積極的にやってほしいということで、代表部を置くことが必要だということを明言されております……

第41回国会 外務委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本社会党)

○森島委員 ただいま上程されました二件につきましては、昨日提案理由の説明を徴したのでございますが、今日まで十分検討するひまがなかったことは御推察の通りでございます。その上、事柄はきわめて専門的な事項にわたることのみで、私らの知識をもってしては十分検討するだけの資格はありません。しかし、私は、この提案理由の説明をやった大平外務大臣も、ただいま御出席の政務次官も、これはお答えになることはできぬだろうと思っておるのであります。両件とも日本の通商貿易にとってはきわめて重要な案件であります。私は、しろうとなりに、しろうと立場から御質問をしようと思いますが、きわめて常識的な質問をいたしたいと思いますので、……

第41回国会 外務委員会 第7号(1962/10/15、29期、日本社会党)

○森島委員 日韓問題については、今、戸叶委員との応酬において、外務大臣は非常に慎重なる表現方法をとっておられたと思うのですが、私は、この点につきましては、前国会における池田総理大臣の所信表明演説を承りますと、日韓問題についてはきわめて上手な言い回し方をしておると思う。諸懸案の解決を通じて正常化をはかる、通じてというお言葉を使っておられるのですが、これは一体何を意味しているのか、もう少し私は具体的に承りたいと思います。
【次の発言】 それでは、もう一つ伺いますが、諸懸案が完全に解決した後で国交の正常化をはかる、こういう趣旨と承って差しつかえございませんか。

第41回国会 外務委員会 第9号(1962/11/06、29期、日本社会党)

○森島委員 キューバをめぐります米ソの緊迫した状態につきましては、二十七日の本委員会で取り上げられましたが、外務大臣の出席時間はわずかに一時間半で、十分な論議を尽くすことができませんでした。その上、外務省側の答弁を見ますと、まるで肩すかしを食わすような答弁で、真意をつかむことはできかねたわけであります。ここに、私は、前二十七日における質問を補足する意味におきまして、重要な点二、三点について質問しないと存じます。政府でも一つ十分誠意のある答弁をされるよう私は要望してやみません。  第一にお伺いしたいのは、米、ソ、キューバの三国から国連に対してそれぞれ決議案が出ているととは承知しております。しかし……

第43回国会 外務委員会 第2号(1963/02/18、29期、日本社会党)

○森島委員 私、質問に入る前に、外務省の外務行政全般の問題について一言だけ触れてみたいと思います。  池田さんは、国会における所信表明演説の中で、日韓問題は国民の納得のいく線で解決するということをはっきり言っておられます。外務大臣も同様の所見を繰り返しておられますが、はたして現在のやり方で国民が納得しているかいないか、私は非常に疑問だと思う。外交上の秘密だとか、交渉中の過程では答弁ができないということをしばしば繰り返されておる。しかも、池田さんは、交渉の折衝中においてはそういう問題に触れることは百害あって一利なしとまで極言されておるようでございます。また、自民党においては、PR要綱をも決定して……

第43回国会 外務委員会 第3号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○森島委員 ただいま上程されました三件につきまして一括して御質問いたしたいと思います。  この種の条約は、大体ほかの国との間にすでに締結されました同種の条約に範をとっておるようでございます。関係各省の専門家が審議にも参加せられたことと存じますので、大した質問はない。しかも、技術的な方面に関する問題のみでございますので、私が一覧いたしました結果思いついた二、三点をお伺いしたいと思います。  第一点は、政府側の提案理由の説明、特に英国との間における条約に関する提案理由の説明を見ますと、この交渉は通商航海条約の締結交渉と並行して昭和三十一年以来五、六年にわたって行なわれてきたようでございます。ほかの……

第43回国会 外務委員会 第15号(1963/05/15、29期、日本社会党)

○森島委員 私は主として原子力潜水艦の日本寄港問題等を中心にして御質問いたしたいと思います。  この問題につきましては、さきに帆足委員が本会議で緊急質問をやっております。また、当委員会におきましても、両三回論議しておりましたが、いずれも政府から明快なる御回答を得てないと思う。私が第一に質問したいのは、日米両国間に、四、五回と外務大臣は言っておられましたが、何回くらい往復がございましたか。口頭、書面あわせまして何回くらい応答がありましたか。ひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 すでに数回日米両国政府間で応酬があったものと見るのですが、これを何ゆえにそのつど御発表にならないのですか。

第43回国会 外務委員会 第22号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○森島委員 議事進行でございますから、きわめて簡単に御質問したいと思います。  五月の十五日に、私から日米両国間で交換せられた文書について資料の提出を求めたのでございます。委員長も、前回の理事会において、文書をもって外務省に要求するという御趣旨でございましたが、その文書とは一体いかなるものでございますか。委員長から外務省に要請されました資料提出に関する文書でございますが、その内容を簡単にお示し願えたらけっこうでございます。
【次の発言】 私は、文書でも口頭でもどっちでもけっこうなんですが、それに対して外務省のお出しになったものは、昨日外務委員会を通して私たちに配付せられましたこの書類でございま……

第43回国会 外務委員会 第26号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○森島委員 この問題につきましては、各方面から、十分とは言えないかもしれませんが、幾多の質問がありまして、外務省の御方針等も明らかになりましたので、私はほんの補足的に二点だけお伺いしたいと思います。  第一点は、外務省の中南米諸国に対する人事についてでございますが、基本的な方針としてどういうふうなお考えでおられますか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 この前、東海林君の質問に対しまして、外務大臣は、出先においては移住事業の運営等について外務省として十分な人はない、しかし基本方針その他は外務大臣としてきめるのだから責任は持つ、仕事をやる人はおらぬということをおっしゃいましたが、この点私も……

第43回国会 外務委員会 第28号(1963/06/26、29期、日本社会党)

○森島委員 私、きわめて簡単に質問したいと思います。ビルマの協定と議定書の問題につきましては、私らとしては反対はしておりません。進んで御協力申し上げたいという気持で一ぱいでございます。ただ、ここに私がこれに関連して一、二問お聞きしたいのは、第一に、ビルマが再検討条項を持ち出することはないだろうかという心配は私たちも長年持っておりました。それで、重光外務大臣以来歴代の自民党政府に対しまして、そのおそれはないかということを警告もし、また注意も求めたのでございますが、そのつど、歴代の自民党内閣は、そのおそれは全然ないんだという答弁をもって終始してきたのでございます。しかし、いまここに協定ができるとい……

第43回国会 外務委員会 第30号(1963/07/05、29期、日本社会党)

○森島委員 私、一問だけお聞きしたいのですが、いま戸叶さんからお話のありました日本の公船に対する韓国の不法行為、これについては、いまアジア局長から、日本で書面をもって抗議を出したということでございますが、私はその抗議の内容を明らかにしていただきたいと思うのでございます。全文は要りません。どういう項目を御要求になっているかということをはっきりさせていただきたい。
【次の発言】 大体そういうことだと思いますけれども、この種の事件を再発しないようにということになりますれば、外務大臣がとっておられるいまの交渉のやり方と違う、再発すれば交渉は進めぬということになると私は思うのです。この点に重点を置いて、……


各種会議発言一覧

28期(1958/05/22〜)

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会公聴会 第2号(1960/05/14、28期、日本社会党)

○森島委員 私は、国際法の権威としての田村先生に御質問を申したいと思いますが、第一にお伺いしたいのはU2機の問題でございます。田村先生は、先ほどブライスのアメリカの三大特徴という点をお引きになりまして、国際法を守る、条約を守るのがアメリカの一大特徴である、こうおっしゃいましたが、私は、今回アメリカ政府が発表いたしましたU2機に関する声明を見ますと、必ずしもあなたの御議論には賛成できない。第一に私がお伺いしたいのは、他国、第三国の領空に、その国の同意を得ないで勝手に飛行機を飛ばすということは、はたして国際法違反であるがないかという点をお聞きしたいと思います。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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