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大原亨 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

大原亨[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
188位
委員会発言歴代TOP50(衆)
39位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
858位
委員会出席(無役)歴代TOP100
82位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
27位
各種会議出席歴代TOP10
7位
各種会議発言歴代TOP10
6位
各種会議出席(無役)歴代TOP10
3位
各種会議発言(議会)歴代TOP250
164位
各種会議発言(非役職)歴代TOP10
6位

28期委員会発言TOP50
29位
28期委員会出席(無役)TOP50
43位
28期委員会発言(非役職)TOP50
23位
29期委員会発言TOP50
45位
29期委員会発言(非役職)TOP50
35位
30期委員会発言TOP50
40位
30期委員会発言(非役職)TOP50
34位
30期各種会議出席TOP25
23位
30期各種会議発言TOP10
7位
30期各種会議出席(無役)TOP25
18位
30期各種会議発言(非役職)TOP10
7位
31期委員会発言(非役職)TOP100
79位
31期各種会議出席TOP5
1位
31期各種会議発言TOP5
4位
31期各種会議出席(無役)TOP5
3位
31期各種会議発言(非役職)TOP5
4位
32期委員会発言TOP50
22位
32期委員会発言(非役職)TOP50
15位
32期各種会議出席TOP5
1位
32期各種会議発言TOP5
3位
32期各種会議出席(無役)TOP5
3位
32期各種会議発言(非役職)TOP5
2位
33期各種会議出席TOP25
21位
33期各種会議発言TOP25
18位
33期各種会議出席(無役)TOP25
17位
33期各種会議発言(非役職)TOP25
18位
34期委員会発言TOP50
38位
34期委員会発言(非役職)TOP50
25位
35期委員会発言TOP50
45位
35期委員会発言(非役職)TOP50
30位
35期各種会議出席TOP5
4位
35期各種会議出席(無役)TOP5
2位
35期各種会議発言(議会)TOP5
5位
36期委員会発言TOP100
93位
36期委員会発言(非役職)TOP100
75位
38期委員会発言TOP100
65位
38期委員会発言(非役職)TOP100
52位

このページでは大原亨衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。大原亨衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

28期(1958/05/22〜)

第29回国会 社会労働委員会 第5号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○大原委員 たしか昭和三十二年の三月二十五日だと思うのですが、本院の委員会におきまして、超党派的な努力で原爆被害者の医療法が可決されたと思うのであります。その後の実施状況をいろいろと見てみますと、私どもいろいろ現地や被害者団体等において実施状況について聞くところなのですが、広島、長崎を中心といたしまして、約四十万人くらいの原爆の被害者が全国にちらばっております。しかし昭和三十二年度の予算の使用状況、特に三十三年度に入りましてからのその状況というものが、一億六千万余りの予算の中で、非常に消化の状況がよくない、こういうふうにいわれておるのですが、予算のそういう実施状況について御報告いただきたいと思……

第29回国会 社会労働委員会 第6号(1958/06/28、28期、日本社会党)

○大原委員 大臣の所信表明の演説の中で、三番目といたしまして、「今後におきましても情勢に応じて万全を期するとともに、現在の失業対策事業を改善して事業の経済的効果を高めて参りたいと考えておるのであります。」こういうふうにお話しになっておるのですが、しかし今の失業対策事業の実態を見てみますと、仕事から見ましてもあるいは生活の実態から見ましても、終戦直後に占領治下におきましてインフレ時代にわっと押しかけていきました時期とは相当時代が推移いたして参りまして、法律あるいは政府の運営のやり方と、それから事業の実態が非常にかけ離れていきまして、そうして今のような所信を大臣が実行される上におきましては、非常に……

第30回国会 社会労働委員会 第4号(1958/10/08、28期、日本社会党)

○大原委員 最初に大臣に御質問いたしたいのですが、厚生行政の中で、ただいま保育所の問題とかあるいは生活保護費の基準の問題、あるいはろうあ対策の問題、私がきょう主として御質問申し上げようといたします原水爆被害者の援護の問題、それぞれ医療保障や生活保障万般の問題について、非常に国民注視の中で大切な問題をかかえておるわけですが、私ども危惧いたします点は、年金制度の実施に伴いまして、そういういろいろな厚生行政の重大な部面が後退するのではないか、もうすでに後退を始めているのではないか、こういう危惧があると思うのでありますが、大臣のこれに対する御決意をまずお伺いいたしたいと思います。

第30回国会 社会労働委員会 第9号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○大原委員 前回の委員会におきまして自民党の委員の方から非常に貴重な御質問があったと思うのでありますが、その中で中小企業の近代化やあるいは安定の問題、それからそれに関連して労使の関係の正常化、安定の問題、こういう問題についていろいろと御意見が出ておりました。特に私が感銘をいたしましたのは、今の日本の労働組合のあり方が企業別の組合をもとにしております結果、企業の規模が小さくなるほど、組合ができたことによって労使の間が混乱をいたしましたり問題が派生をするというふうな点から考えてみましても、今の日本の実情におきましては、たとえば中小企業におきまして組合ができましたら、非常に封建的な労使の感覚を持って……

第30回国会 社会労働委員会 第12号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○大原委員 ただいま前回の委員会で問題となりました点について非常に明快なる資料をいただきました。ちょうど企画庁長官がお見えになりましたので御質問いたします。ただいまのお話によりましてもはっきりいたすのですが、詳細に格差の問題を分析いたしましたら、これは日本の国民経済の構造を分析する上におきまして、非常に大切な問題がたくさんございます。ただいまもお話がありましたように、最近のこういうような数字が示しておることは、好況不況を通じまして、特に一つ例をとりますと、規模別の賃金格差が増大をしておることであります。私が経済企画庁長官にお尋ねいたしたい点は、前回の委員会でも審議いたしてきたのですが、最賃法案……

第31回国会 社会労働委員会 第2号(1958/12/17、28期、日本社会党)

○大原委員 昨日厚生大臣から東京都の前保険課長を中心といたします厚生省内の保険行政全般にわたる汚職問題についての概要のお話がございました。大臣のお話は表面をさっとなでただけでありまして、ほとんど中心的な問題については触れていない。特に国民健康保険の皆保険の発足あるいは国民年金の発足、こういう大きな問題をかかえまして、私は、この今回起きました保険行政の乱脈をきわめた実態、こういうものを徹底的に真相を明らかにいたしまして、原因を究明することが、ほんとうに国民に奉仕する厚生行政を確立する上において大切な問題であると思うのであります。従って私は、そういうふうな観点から逐次厚生大臣にこの保険行政の刷新の……

第31回国会 社会労働委員会 第13号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○大原委員 それでは、今までいろいろと御質問になりましたので、一点だけ御質問いたしますが、早川参考人の方から前提条件の中で、違法な状態が解消するということが前提条件だというお話がありました。それからILOの審議をめぐりまして予算委員会等においてもいろいろと議論があったところですが、一つは具体的に全逓の問題であります。この件について私は前田参考人にまず一つだけお聞きしたいと思うのですが、解雇された者と解雇されない者、つまり従業員とそうでない者との間における法律上の差別扱いをすることによってやはりいろいろな労使間の混乱があったので、批准に対する一つの問題が起きてきておると思うのであります。というの……

第31回国会 社会労働委員会 第16号(1959/03/09、28期、日本社会党)

○大原委員 関連して労働大臣に二つの点についてお尋ねしますが、労働法ができたこと、あるいは憲法の二十七条と二十八条、それは労働者を集団として、労働者の人権を守っていく、あるいは人格を尊重していくということが、資本主義の発達とともに出てきたのです。だから、その集団としての労働者、労働組合の組織、それと労使間の関係を規制しているのが労働三法です。従って労働者の組織を促進することは、労働組合法にもあるし、労働基準法にもちゃんと第一条に書いてある。この組織については労働省としては、近代的なそういう民主主義の原則に従って促進をしていくという義務があると思うのです。これは職務だと思うのです。ただし、第二の……

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○大原委員 今までの質問の中で触れられなかった点を含めまして簡単に二点だけ御質問いたします。  やはり一つの大きな目標、これは民主主義の徹底とか、人間の尊重だろうと思うのですけれども、そういう大きな目標の中で、この法案の占めている位置について、これがよその方に向いているかその方に向いているかという問題はあると思いますけれども、しかしむしろ最低の問題として、私は今まで言われていた点を含めまして、こういう点はぜひ是正すべきではないかと思うのです。その第一点は、労働基準法との関係を言われましたけれども、共済契約の中で受益者は第三者、労働者でありますか、これに関連をいたしておる点から考えましても、少く……

第31回国会 社会労働委員会 第23号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○大原委員 前の委員会におきまして五島委員からもお話がございましたが、そのときにいろいろと御答弁があったのですが、答弁が不明確でありますので、その点に関連いたしましてなお御質問いたします。  労働協約や就業規則、それとこの退職金共済の政府案による退職金につきまして、いろいろと競合する場合があると思うのです。矛盾を来たす場合があると思うのです。そういう場合に、一連の労働関係法規があるのですが、そういう点について、この法案を作られた基本的な考え方をまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 第十条、第十四条にもございますが、「被共済者がその責に帰すべき事由」こういう表現が二、三カ所に使ってご……

第31回国会 社会労働委員会 第29号(1959/06/10、28期、日本社会党)

○大原委員 ただいまから、ことしの四月一日に出されました労働省、厚生省の共同通達に基くいわゆる失対事業における高齢者の排除、こういう問題につきましてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  最初にお尋ねしたい点は、女子については六十才、男子については六十五才と、こういう年令の線を画して、失対事業から高齢者を排除しようとする、これは生活保護との関係がございますけれども、そういう法律上の根拠を一つお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 今の答弁だけをとってみましても、厚生年金の六十、六十五というのはそういうことなんだけれども、しかし失対に働いている人は今の政府の厚生年金の適用者の範囲からい……

第32回国会 社会労働委員会 第1号(1959/07/03、28期、日本社会党)

○大原委員 この六月十日の質疑応答におきまして、四月一日に出しました労働省の職業安定局長と厚生省の社会局長の共同通達につきまして、今労働大臣の新しく就任されましてからの見解が表明されたわけですが、その中で、問題となりました点について、私も議事録を一応調査いたしまして、政府側の答弁をいろいろと研究をいたしましたが、どうしても私どもが納得できない、許せない点がはっきりいたしておりますので、私は、労働大臣が一応そういう御答弁になりましたけれども、問題点について御質問申し上げますから、一つ実情を理解しながら、今までのいろいろな経過がございましょうけれども、新たなる観点に立って御答弁いただきたい。きよう……

第32回国会 社会労働委員会 第2号(1959/07/06、28期、日本社会党)

○大原委員 大島政府代表に一言だけ御質問いたします。私はあなたが総会で御発言になりました事実について一つだけお尋ねいたします。それは「総会における日本に関する報告」の中に「政府代表は次の如く返答した。政府は、法律の特に労働組合法の第七条によって」云々とずっとありまして「最後に法律にもとづき、労働組合活動を行ったかどで解雇された労働者は、規定された手続によって事実が立証されたならば復職されることができる」こういう発言があるのです。私はこういう事実を指摘をいたしたいと思うのですが、それに対するあなたの考えを……。というのは、藤林あっせん案が出まして、国鉄の役員の交代がなされました。しかし地方におき……

第32回国会 社会労働委員会 第3号(1959/07/07、28期、日本社会党)

○大原委員 関連して。それではなぜ急ぐのですか。なぜ急いでやるのですか。建築士にしろあるいは各団体にしろ、今言われたように非常に了解していない点があり、理解していない点があるのに非常に急いでいる。なぜ急ぐのですか。その急ぐ理由を言って下さい。
【次の発言】 これは一部では、法律が技能検定について昭和三十四年度から実施されるというふうになっておって、予算があるから、予算を使うためにやるのだという人がおるが、それはどうですか。
【次の発言】 十分PRされておりませんが、どんな実益があるのです。一級技能士になり二級技能士になった人はどういう実益があるのですか、抽象的なことでなくて具体的に言って下さい……

第32回国会 社会労働委員会 第4号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○大原委員 関連して。大臣に御質問いたしますが、十カ年計画で三百億円使うと、一年に三十億円使う、こういう方針を自民党でおきめになるのはよろしいのですが、そういう大きな方針についておきめになるのはよろしいのですけれども、しかしその一年間に使う三十億円は予算に計上してもないのですよ。そういう金を自民党に協力する地域、その部落地域に配布する具体的な問題まで、自民党の指図を受けて行政官庁が動く。予算を計上してない今日、そういうどこへ配分するという具体的な問題まで、しかも自民党に協力する地域と、そういうふうに一つの党が――行政の中立性ということがあるけれども、客観的に部落問題を根本的に解決する、そういう……

第32回国会 社会労働委員会 第5号(1959/09/21、28期、日本社会党)

○大原委員 最初に労働大臣にお尋ねするのですが、今多賀谷委員の方から全逓の問題がありました。私はこれから国鉄の労働政策の問題、若干営業上の問題もありますが、それから教組の専従問題について、簡潔に質問したいと思うのです。  労働大臣は国鉄の総裁とか、文部大臣とか、郵政大臣とか、そういういわば使用者側ですね、労働運動における使用者側当局ですね、そういうものに対しては労働法上も設置法上も、第三者の立場にあって、まあそれは内面はどうか知りません、資本家の結びつきがあるかどうか知りませんけれども、第三者の立場に立って、そうして正しい労使の慣行を作る、こういうことについて大きな責任を持っておられると思う。……

第33回国会 社会労働委員会 第2号(1959/11/12、28期、日本社会党)

○大原委員 ただいま伊藤委員からもお話がございましたが、私はこれから、原爆被爆者の医療法を援護法に改正すべきではないか、その問題点でございます治療のワクの拡大や、あるいはそれらを通じて放射能の影響とか、あるいは治療の研究、こういう問題や、あるいは医療の裏づけになる生活保障の問題、遺族の援護の問題、こういう問題を中心といたしまして、広く放射能等の関係もございますから科学技術庁、あるいは原子爆弾の間際法上の問題もございますから外務省の条約局長、大蔵省その他厚生省以外にも関係者の皆さんに対して御質問をいたしたいと思います。  昨年来、橋本厚生大臣、それから坂田厚生大臣、これはバッターの交代するのが非……

第33回国会 社会労働委員会 第5号(1959/11/19、28期、日本社会党)

○大原委員 私はこれから外務大臣に対しまして、終戦以来十四年間ですが、今まであまり本格的に国会で論争されなかった、昭和二十年の八月六日、九日の広島と長崎の原爆の投下をめぐります国際法上の問題に対する日本政府の見解、こういうものについて逐次お尋ねをいたしたいと存じます。  御承知のように広島、長崎の原爆の被害というのは、死者だけで見ましても三十万人であります。その後の、被爆による障害を受けまして、生きる不安におののいておる人がやはり三十万人おります。御承知のようにこの被爆は千万度をこえる熱風と、それから爆発をいたしましたときの爆風、それともう一つは、その瞬間に中性子とかガンマ線とかいう、いわゆる……

第33回国会 社会労働委員会 第7号(1959/11/28、28期、日本社会党)

○大原議員 私は日本社会党を代表して、わが党の提案いたしました原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案(原子爆弾被爆者等援護法案)に関しまして、提案の趣旨及び内容のおもな点を御説明申し上げます。  わが党は今日まで、原爆被害者救援の問題は生きながらにして死の恐怖に直面する原爆被害者を守る運動であり、原水爆禁止の運動は実験による被害を含んで、将来一人の原水爆被害者も作らないという運動であって、この二つは表裏一体であるとの考え方より一貫して努力して参りました。  すなわち原水爆禁止に対する固い決意を前提としてのみ被害者救援の運動が成果をあげ得るものであり、被害者救援の決意なくして原……

第33回国会 社会労働委員会 第14号(1959/12/12、28期、日本社会党)

○大原委員 きょうの河野先生の御質問で、大体問題点は明らかになりました。だいぶん時間も迫ったようでありますが、私若干の問題につきまして、一つ政府に対して御質問いたしたいと思います。  質問に入ります前に、ことしの、一九五九年の十月二十六日でありますか、日本政府からILOの事務局へ報告を出されておりますね。出しておりますね。
【次の発言】 これはこの前の国会の答弁と食い違う点はないですか。
【次の発言】 質問と答弁の食い違いがあったというのだけれども、これは質問に対して答弁しなかったということじゃないですか。そんなことはないでしょう。
【次の発言】 質問にはちゃんと十月となっておるのです。それは……

第33回国会 文教委員会 第5号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○大原委員 だいぶ審議が進んで参ったと思うのですが、最初に私は大臣にお尋ねしたいのです。大臣は非常に自由人であって、教育の中立性の問題についても、その対象の学生とか教授の人権を尊重したような立場でお考えになっております。私はそれが中立性だと思うのですが、この専従問題も、大臣は非常に視野が広くて、ILO条約の問題についても、前から積極的に発言されていると思うのです。その点については私は敬意を表するのですが、しばしば大臣が言明になっておりますように、ILO条約の問題については、御答弁を見ますと、一々あげ足をとりますとまた問題があるけれども、ILO八十七号を批准することは、日本といたしましてはもう来……

第33回国会 文教委員会 第6号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○大原委員 私は専従制限の問題と他の二、三の問題について文部大臣あるいは関係者にお尋ねしたいと思います。  その最初に、けさの新聞を見てみますと、記者会見で文部大臣は二つの要点にしぼった問題について言明になっておる。第一は、ILO第八十七号条約を批准した場合に、公務員に適用すべきかどうかという政府の方針はきまっていない、岐阜県の専従制限の条例はこの条約に抵触しない、こういう見出しがあるわけですが、そのことは、先般の衆議院の文教委員会におきまして、横路委員あるいは堀委員、私の方から御質問いたしましたことに対しまして文部大臣が御答弁になりました。その答弁とは違った見解を表明されていると思うのです。……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○大原委員 先般、中曽根国務大臣に社会労働委員会に御出席いただきまして、放射線の影響研究の問題につきましていろいろ御質問いたしたのですが、あとで会議録をよく調査いたしてみますと、なかなか中曽根国務大臣の答弁は明快なのですが、上手過ぎて、中身がよくわからぬ点もございましたし、あるいは、その後のいろいろな問題等も考えまして、きょうは、文部省、厚生省にも御出席いただき、大蔵省の関係官にも一つ聞いていただきまして、放射線の影響、特に、今まで広島や長崎における原爆の被爆者、あるいはビキニの実験の結果による被爆者、あるいは、最近はサハラでフランスが原爆受験をいたしましたけれども、そのずっと以前まで各国がや……

第34回国会 社会労働委員会 第3号(1960/02/11、28期、日本社会党)

○大原委員 最初に、岸内閣の所得倍増計画というのがあるのですが、初めは非常にはっきりしておりましたが、だんだんとぼけてきました。一番初め池田さんが言われたころには、月給二倍論というのがございました。それから所得倍増論になりまして、最近は所得倍増の基礎を確立するというふうなことになったと思うのです。まあ所得倍増論が起きてきました経過から考えてみましても、労働者の賃金水準、特に低所得の労働者の賃金水準をどう引き上げるかということが、非常に大きな問題だと思うのですが、所得倍増計画の中における労働大臣の御所見を一つお聞かせいただきたいと存じます。

第34回国会 社会労働委員会 第4号(1960/02/16、28期、日本社会党)

○大原委員 私は、これから岸内閣の同和対策について御質問いたしたいと思います。  岸内閣は同和政策につきまして、いろいろと宣伝もございましたけれども、実際上の予算編成を基礎にいたしまして、どういう同和政策をもって対処せんとしておるのか、こういうところを一つ責任者の方から責任ある御報告をまず、最初にしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは今のお話は、厚生大臣が閣僚懇談会を代表して、その意向を責任を持って御説明になり、御答弁になるのですか、その点一つ……。
【次の発言】 岸内閣の、政府の部落対策を進める事務官庁としましては、やはり事務をとる人がいないと、各省にまたがっております事務を総……

第34回国会 社会労働委員会 第11号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○大原委員 先般の委員会で小林委員から、生活保護を中心といたします低所得者の問題につきまして質問があったのですが、私もさらに、若干重複する点があると存じますが、質問申し上げたいと思います。  生活保護の基準を引き上げるとか、あるいは運営を適正化する、こういうふうな問題につきましては、今日までたびたび論義をされてきたところでありますけれども、私どもは、基本的には、所得倍増とか月給二倍とかいうことを政府はたび重ねて主張されておる、あるいは貧乏を追放するということを言われて起るわけですけれども、実際には、政策の上において国民の生、活水準を引き上げていくことに影響がある問題は、何といっても生活保護の基……

第34回国会 社会労働委員会 第15号(1960/03/10、28期、日本社会党)

○大原委員 最初にお尋ねしたい点は、失業保険の特別会計は、これは一本になっていると思うのですが、その内訳の中で、一般の失業保険と日雇い失業保険があると思いますけれども、その大体、赤字、黒字の状況、それを分けてお答え願いたい。
【次の発言】 一般の失業保険の会計と、それから日雇いの失業保険の会計は、これはいわゆるどんぶり勘定というか、一括して失業保険の特別会計と、こういう仕組みになって運営されておるわけですか。
【次の発言】 それで、日雇い失業保険という制度は外国にはございますか。
【次の発言】 今の現状において、日雇い失業保険をやはり作っていくということについては、これは私どもも推進したり賛成……

第34回国会 社会労働委員会 第20号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○大原委員 進行上ちょっと御質問いたしたいのですが、この立法は非常に画期的で、非常にたくさんの問題を含んでいて、しかも時間的に非常に切迫して審議しているわけです。伊藤委員の御質問にありましたように、ほんのちょっと質問しただけでもたくさんの論点があるわけです。しかし一部の情報によりますと、政府の局長かどなたか知りません、労働大臣かもしれませんが、労災病院やその他の関係に、社会党あるいは民社党がこの審議を妨害しているがごとき、そういう宣伝をなしておる人があるのです。そういう宣伝が流れておるのです。これは非常に大切な、歴史的な、しかも社会問題を含んだ立法ですから、私どもはよりよい立法をこいねがって審……

第34回国会 社会労働委員会 第23号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連いたしまして、大臣に一つだけ御質問いたしまして、御意見を聞きたいと思います。  それは本局委員が御発言になりましたことの中からなのですが、この精神薄弱者の十八才以上のおとなの福祉法なんですけれども、その一つといたしまして、税金上の問題を本島委員が質問いたしました。つまり身体障害者、不具者に対しましては、家族や勤労控除についてやはりちゃんと項目を設けて、特別の措置がしてあるわけです。つまり成人の十八才以上の精神薄弱者、白痴とかあるいは痴愚とか、そういうような知能指数五〇以下の者をかかえたら一生涯大へんだ。そういう人々に対して税法上の措置をとる。これは実態を把握して手帳を交……

第34回国会 社会労働委員会 第29号(1960/04/14、28期、日本社会党)

○大原委員 いろいろと質問があったのですが、他の国の法律を見てみますと、ずいぶん罰則がついています。たとえばユーゴスラビアでも、あるいはオランダでも、イタリアでも、あるいはイギリス――イギリスは罰金または三カ月の拘禁、こういうようについているのですけれども、この規制力というのは、やはり近い将来、法を改正してやらなければならぬと思うのですが、どうなんですか。
【次の発言】 民間の大企業その他に対しましてそれを勧奨するためには、倫理規定だけでなしに、たとえば租税特別措置法というのがありまして、日本では一千億円以上も、大きな企業に対しては、貸し倒れ準備金とか退職金の積立金とか渇水準備金とか、そういう……

第34回国会 社会労働委員会 第32号(1960/04/27、28期、日本社会党)

○大原委員 今の問題で、これは法制局長官がすぐ答弁されると、またとちってもいかぬから、私がもう一つ局長とそれから警察庁長官に聞いたあとであなたに質問するから……。  労政局長、今の問題は、大坪先生が政策論を展開されたわけですけれども、これは非常にむずかしいのです。むずかしいのですが、このピケ破りとかそれに伴う就労、就労権とそれから団結権の一部としての説得行為についての権利保障だね、そういうものをどちらを重く見るか、これは憲法の二十五条から二十八条の趣旨からいえば、団結権の一部として説得権を認めているのですから、そういたしまして、もしそれを、就労権の方を優位に置いて、三池の場合を頭に置いてやった……

第34回国会 社会労働委員会 第35号(1960/05/11、28期、日本社会党)

○大原委員 関連してちょっと労働大臣にお尋ねしますが、労働大臣は熊本県で、お隣の県であります。政治家でありますから関連して御答弁いただきたいと思いますが、この第二組合員がたくさんのビラをまいて、その中には、特殊部落から出てこいとか、そういうふうな、分裂というか、基本的な人権を侵害して団結を乱すような行動が行なわれておる。これは謝罪をされたということ、でありますけれども、私はこの問題はやっぱり基本的な人権の問題、差別の問題としては非常に大きな問題であって、労働運動の中においてこういう見方をして、そして分裂支配をする、団結権を精神的にも侵害をしておる、そういうことはいげないと思うのであります。労働……

第34回国会 社会労働委員会 第38号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○大原委員 関連して。亀井労政局長にお尋ねするのですが、今無協約状態なんですね。だから一年の期限というものについての途中交代は認めないという当局の方針を流すのはまあいいでしょう、一応、当局の意思だから。しかしそのことを理由として団体交渉を拒否したりすることは、今の労使間の現状ではいけないと思う。それは公労法の十条、十一条において全都はっきりしていますよ。それを理由として団体交渉の道を閉ざすということは、これは不当労働行為ですよ、そういう方針を示すことはいいけれども。だから交渉委員についてはこれは届出制だし、自主的に団結権の一部としてやれるのです。委任行為もできるのです。だからそれは、そういう中……

第34回国会 内閣委員会 第42号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○大原委員 わかりました。今まで部落問題につきましては、社会労働委員会でもしばしば関係各省に御出席願ってやっておったのですが、しかしその一番大きな欠陥というのは、ばらばらに各省に分かれておりまして、責任の分野が明確でなかったわけです。今回こういうふうに審議会ができたわけですけれども、その事務局の責任者は、これはたとえば事務局長という職名がありますが、これは内閣の担当参事官、たとえば、そういうふうな方が担当して責任を持って運営をされる、こういうふうなお考えですか。それとも今まで次官会議や閣僚懇談会におきましても、いろいろビューローの役目は厚生省でやっておられたのですが、今度この中心部になるところ……

第34回国会 文教委員会 第6号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○大原委員 私はこれから国際条約尊重についての問題につきまして、二、三御質問いたしたいと思います。  その第一は、昭和二十九年九月九日にハーグにおいて署名をしておられます武力紛争の際の文化財の保護のための条約、この条約の取り扱いにつきましてまず御質問をいたしたいと思うのですが、この条約を締結されました際の政府の代表、それからこの条約を国際的に扱っている事務局、そういう点をまずお聞きいたしたいと思うのです。
【次の発言】 わが国を代表いたしましてこの条約に調印する、あるいは批准行為を行なうというのは外務省だと思うのですが、文部大臣と文化財保護委員会との、この条約の批准行為を行なうに至るまでの仕事……

第34回国会 法務委員会 第18号(1960/04/07、28期、日本社会党)

○大原委員 裁判所法の第六十条の改正につきまして御質問いたしたいと思いますが、最初に、今度の改正によりまして、裁判所の書記官は判事の補助機関、こういうことになるのですか、行政上の職務といたしましての、つまり補助機関というふうに規定するのか、こういう点を伺いたい。
【次の発言】 今までの裁判所の書記官の職務と、今回改正になりました書記官の職務の違う点を、念のために御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 今までの書記官というのは、裁判官の補助をしていなかったのですか。先般もいつか問題になりまして、裁判書きの問題等が論議されましたけれども、そういう「裁判官の命を受けて、裁判官の行なう法令及び判……

第34回国会 法務委員会 第19号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○大原委員 最高裁判所法の六十条の改正に関係いたしまして、私はこれから二つの面から昨日に引き続き質疑を行ないたいと思うのであります。  一つは、裁判所の書記官あるいは調査官の職務の内容の面から、もう一つは、その書記官の勤務条件の面から一つお尋ねしたいと思うのです。きのうの質疑を通じて明らかになった点は、抽象的でしたが、いろいろな仕事の割に定員が少ない。私どもが地方の第一線で聞きます場合にも、そういうことがいつも非常に問題になります。裁判が遅帯する、ある場合には忙し過ぎて間違う、こういうことがあります。しかもその少ない定員が欠員を持っているということもきのう大野委員等の発言にもございました。それ……

第35回国会 社会労働委員会 第2号(1960/08/10、28期、日本社会党)

○大原委員 あいさつは抜きにいたしまして、労働行政につきましてはベテランの石田労働大臣でございますので、端的に二、三の点について御質問いたしたいと思います。  これからいろいろ労働政策をお立てになります上において、池田内閣、特に池田大臣は、以前から所得倍増ということを言われておったわけです。最近はいろいろとPRの中では二倍、三倍ということも言われておるようです。そこで、私どもがいつも常任委員会におきまして議論をいたしておりましたのは、つまり上の方がこの所得が大きくなってくると、だんだんと下の方へしみわたってくるのだ、しかしながら国民各階唐の具体的な所得の増大計画というものについては、遺憾ながら……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 社会労働委員会 第2号(1960/12/15、29期、日本社会党)

○大原委員 葛西参考人にお尋ねいたしたいのですが、きょうは自民党の人も言われたわけですけれども、日赤は経営と労務管理がなっていない、こういうことは世論もそうですが、ほとんど全員一致の意見だと思います。私は基本的な心がまえを聞きたいのですが、日赤というのは国際的にも国内的にも人道主義であって、病院経営あるいはその事業活動におきましてもヒューマニズムに貫かれているわけであります。あなたの基本的な御認識を聞きたいのですが、職員の人権を尊重することなしに日赤の事業の人道的な運営はできないと思うのです。私はその点について、お話をお聞きしておりまして非常に奇怪に思うのです。たとえば組合を作るということは働……

第37回国会 社会労働委員会 第7号(1960/12/23、29期、日本社会党)

○大原委員 労働大臣が見えるまでに、最初雇用問題の中で失業対策の問題について質問いたしたいと思います。  失業対策事業における登録者と、それから就労者の最近の傾向について、一つお話をいただきたいと思います。
【次の発言】 政府の今までの本会議あるいは予算委員会の説明を見ますと、雇用状況はよくなっている、こういうお話ですが、しかしながら、中年令層から高年令層にかけての不完全雇用者はしみついておる。だんだんと増大をして深刻になっておる。あるいは臨時工とか社外工とか、そういう不安定な雇用関係の労働者がふえておる。あるいは賃金の格差も増大をしている。こういう一つの特徴を持っていると思うのです。その他に……

第38回国会 社会労働委員会 第3号(1961/02/14、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、主としてILOの関係につきまして、権利の関係、ILO二十六号の最低賃金の問題、それから昨年からことしにかけてILOで論議されております時間短縮の問題、こういう問題を中心にいたしまして政府の見解を聞きたいと思います。  最初に、ILO八十七号条約の批准につきましては、昨年五月の国会に政府は案を出したのですけれども、今次国会ではいまだに条約承認に関する案件を出しておりませんが、これは一体どういう理由であるか、この点について一つ御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 ILO条約についての国際舞台、ILOにおける窓口というか、責任者はだれなんですか。それから国内法の関連法規……

第38回国会 社会労働委員会 第5号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○大原委員 時間もたちましたので、きわめて簡潔に御質問いたしたいと思います。  今のいろいろな討論を聞いておりまして、やはり相当恒久的な見通しの中で当面の対策を立てなければいけない、こういうことがよく私は理解できました。その中で、私は医者ではありませんけれども、しかしそういう医者との関係においては、第三者といたしまして、昭和三十六年から国民皆保険が出発するにあたって、今の討論の中から二つの点について私は特に取り上げて、医師会、歯科医師会がこれから運動を展開されていく上においての御所見をお聞きしたいと思う。  その第一点は、国民皆保険というのは皆さん方の医療の技術というものを公一定価格できめてし……

第38回国会 社会労働委員会 第7号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、だいぶ時間もたちましたが、精神病の問題については法案が出ているのですが、精神病の問題に対する一般的な問題、それからいま一つの前からずっと縣案になっており、厚生大臣も改善命令等を出しております静養院の問題、それからあと時間を見まして原爆被爆者の医療費の問題、これは昨年の五月に一部法律の改正案が出たのですが、しかしこれは国会では審議する時間がなかった。安保国会とかいろいろな問題で審議をしないで法案が通っておる関係もありますので、若干のそれらの問題につきまして簡潔に御質問いたしたいと思いますので、明快な御答弁をいただきたいと思います。  精神病の患者は、全国で大体厚生省で把握し……

第38回国会 社会労働委員会 第8号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○大原委員 日本の医療制度は非常に大切なところにきている、というのは、御承知のように昭和三十六年から皆保険が始まるわけでありまして、今御議論になることを聞きましても非常に明確な点があると思うのです。そして私は別の角度から、若干ダブる点があるのですが、簡潔にお尋ねいたします。  私は労働組合の方からごらんになって、現在の経営で特に改善をすべき点はどういう点であろうか、争議中の労使の関係を中心としてお考えになって。これは医療労働者が中で仕事をしていて人権問題が起きている、生活問題が起きているということは、やはり病院の機能を発揮してないということなので、そういう立場からごらんになりまして、現在の経営……

第38回国会 社会労働委員会 第9号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問で通告しておったのですが、今の議事進行に関連いたしまして、現地調査、並びに本院に参考人を呼ぶ、こういう二つの問題が提起されておりますから私の質問は保留しておくのですが、基準局長の答弁も、労政局長の答弁も、事実ははっきりしておるのですが、きわめてあいまいです。その点を明確にしておかなければ争議は円満に解決できない。そういうことについて私はたくさん意見があるけれども、そういう一切の質問は保留いたしておきまして、そうして今両者から、あるいは与野党から提案されました方向に従って、一つ理事会において処置されることを要望いたしまして、関連質問は保留いたします。

第38回国会 社会労働委員会 第10号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○大原委員 この問題に関連して私、いつも聞いてみたいと思っていたのですが、一言だけ聞きますが、法人所得で一年間に二十億円の所得のある人は、所得倍増で二倍にも三倍にもなるんですね、今までの経済成長の経過を振り返ってみまして……。そういたしまして、一番最低の生活保護が十年後に倍になったのでは、格差はますます増大するということになるわけです。そういたしますと、一年間に一四・四%ずつ上げましても大体今の三倍くらいになる、七・二%で十年間に倍ですから……。そういうふうに考えてみますと、池田内閣の所得倍増計画は下の方を三倍にも四倍にも上げるのだ、こういうふうに池田総理大臣はある場所で答弁をしておられるので……

第38回国会 社会労働委員会 第12号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○大原委員 昨日河野委員からいろいろ国産や輸入品の問題の話があったと思うのですが、今一番国民が問題としている問題は、今島本委員から指摘されました後遺症その他の問題、これは非常に大切な問題です。と一緒に、もう少し安くならぬのかということだと思うのです。非常に高いという問題である。私は医者ではないからそういう点はしろうとですけれども、きのうの御答弁によりますと、国産は一CCが四百五十円という御答弁であります。昭和三十七年で一二百四十五円まで下がるというお話ですが、製薬会社が使う原料はサルのじん臓、こういう限られたものですが、将来ともその問題で国産品が下がる見通しがあるのですか。さらに若干その先を見……

第38回国会 社会労働委員会 第14号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○大原委員 前の質問と若干ダブるかもしれませんが、今日本の国内で、サービス業で百名以下、二百名以下、五十名以下、これの労働者の数は何名ですか。
【次の発言】 その中で三十万人ほど適用されているというと。まことに少ない数ですね。大体年次的にどのくらいの見通しを持ってこれを推進することを考えているのですか。
【次の発言】 私はこの制度については基本的に一つ問題があるわけですが、他の国では、退職共済というな退職金の制度を政府でやっていますか。
【次の発言】 欧米のそういう先進資本主義諸国におきましては、なぜないのですか。
【次の発言】 終身雇用制、年功序列賃金、こういうのが企業内組合とくっついておる……

第38回国会 社会労働委員会 第16号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。  労働大臣、あなたの私語を聞いておるとちょっとわかっておられないところがある。あなたがいないときに議論したのです。それで私どもが考えるのは、中小企業はいろんな事情があって転々とする場合が多いわけです。その際に、他の企業に変わっていった場合でもやはり通算をできるように原則としてすべきで、そうすることによって、賃金のいわゆるあと払い、こういう労働者の賃金と同じような本質的な問題にだんだんと結びつきつつあるそういう現状において、中小企業者の権利を保護することになる。そこでたとえば今の御答弁ですけれども、こういう場合については自己の都合によりというふうに解釈をして通算をしないと……

第38回国会 社会労働委員会 第23号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは精神衛生の全般的な問題につきまして、厚生大臣それから行政管理庁長官、行政管理庁からは、先般二月二十五日に精神衛生行政監察というのが出ておりますので、その問題に関連をいたしまして、お二人の大臣を中心といたしまして質問を続けたいと思います。  行政管理庁の方でお急ぎになる方があるというので、若干質問の順序は変えますけれども、きょうは慎重審議したいと思いますので、十分かまえて一つ御答弁をいただきたい。  私は、行政管理庁が最近いろいろな監察結果について御発表になっておるのは、全部にわたっては見ておらぬのでありますが、行政管理庁が昭和三十五年中に監察された、その結果について報告され……

第38回国会 社会労働委員会 第25号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○大原委員 今のPWの問題なんですけれども、このPW方式を採用する結果出てくる矛盾、こういうものは私はたくさんあると思うのです。そういう出てくる矛盾をあなたらは認めていますか。いかがです。
【次の発言】 私は今までの御答弁を聞いておりまして、全然納得できない。日々雇用の関係で失業対策事業として今日まで約十年間やってきたわけですが、日々雇用の形式で十年間も続いている、そういうところに非常に大きな社会問題が発生をしている、こういう一つの現実があるわけです。それじゃ国がやる失対聖業の本質をどう理解するのか、こういうことになってきて、たとえば生活保護との問題を考えてみると、四人家族であれば、東京では大……

第38回国会 社会労働委員会 第30号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○大原委員 関連。簡単に二点ほど質問いたしますが、大切な点ですから……。  措置入院の際に、今までは二分の一の補助ということだったが、財政上今度は十分の八の国庫負担、こういうことになっておるわけです。そういたしますと、措置入院がいろいろな条件の中でどんどんこの法律案が活用されてふえていった場合には、今回の予算措置で足りない。こういうことが出て参りましたら、たとえば義務支出ということで予備費等から出す。こういうことになりますか。
【次の発言】 この点は私大切なところだと思うのです。今の点の御答弁は、これは義務支出であるから、そういう事例が実際の要求においてどんどんふえてきた場合においては、これは……

第38回国会 社会労働委員会 第31号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連して……。おそらく、一年間期間を延長する問題の一つの理由であると思うのですが、現在手続中の人ですね、査定を終わっていない人、それから今日まで自分は引揚者である、こういうことで手続をとったが却下された人、こういう数がわかっていたら教えていただきたいのです。というのは、いろいろな手続の上で、引揚者であることが確実であっても、手続をとりましても、机の上で処理されまして却下されたという不満を非常に聞くわけです。そういう意味で、一つその点をお尋ねしたい。
【次の発言】 物的証拠について当初あまりにもきびしかったと思うのですね。しかし引き揚げた際、胡蘆島とかあるいは引き揚げの事務を……

第38回国会 社会労働委員会 第33号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○大原委員 雇用促進事業団法案に関しまして質問をいたしたいと思います。  雇用促進事業団法案は、今回政府が、雇用政策といたしまして、最も重点的な施策の一つとして提出された案であります。しかしこれは、今までの既存の事業団やあるいは施策を若干寄せ集めてこられたのでありますが、まず最初にこの問題で一番論議しなければならぬ点は、雇用促進事業団の構想や施策で、これだけで現在の当面いたしておりまする雇用問題の解決はできない、こういうふうに思うのであります。だから、雇用促進事業団を進めて参ります際には、他の政府の施策を総合的に進めていかなければならない。雇用促進事業団自体についても抜本的な検討を要することは……

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問……。私、今途中から聞いたのですけれども、今のあなたの御答弁は労働者の基本的な権利の問題と公共の福祉の問題についてであったと思います。私、聞き間違っておってはいけないからもう一回ちょっと聞いておきたいのですが、いわゆる公共の福祉に違反をする、そういう行為について処罰をすることは当然だ、こういうことを今言ったのですね。
【次の発言】 あなた、言葉をもてあそんではいけないですよ。日本においては戦前はそうであった。アメリカやイギリス、その他におきましても十八世紀まではそうであった。労働運動、ストライキは犯罪の対象であった。あなたのはそのときの考えです。そういう中から基本的人権とし……

第38回国会 社会労働委員会 第36号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○大原委員 最初に、この法律に基づきまして今日までなされました援護の実態といいますか、件数と、それから予算額につきまして、給付項目別に一つお答えいただきます。
【次の発言】 いろいろ御質問したいことがあるのですけれども、できるだけ問題点を集中的に質問したいと思います。準軍属の裁定状況が七二・七%と非常に低いわけですね。それでこの書類その他、申請に対しての裁定ですね、これの実際の裁定になりました件数を、今の遺族年金、遺族給与金あるいは障害一時金、大体こういう二つの区別でお答えいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 今の点は明らかにしていただきたい。私も資料をいただきたいのですが、きょうお……

第38回国会 社会労働委員会 第39号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○大原委員 時間がないから簡潔に答えて下さい。  今回の春闘の処分で、吾孫子さんは先般の委員会におきまして、公労法による処分と日鉄法による処分――公労法は組織上の行動に対して処分するのだ、それから日鉄法は個々の行為に対する責任を追及するのだという答弁をされましたが、それは間違いありませんか。
【次の発言】 だから僕はそのことを質問していた。公労法十七条にある罷業、怠業行為その他というのは組織的な行動でしょう。だから十七条の処分というのは組織上の行動の責任を追及したのだ。こういうふうにあなたはこの前も言った。そうでしょう。
【次の発言】 だからその他というのは例示をしたものに準ずるそういう行為な……

第38回国会 社会労働委員会 第41号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○大原委員 それでは簡単に二点ほど質問をいたします。  第一点は、国民年金法が通りますときに附帯決議があったのであります。その附帯決議は、身体障害者年金についても、内科的な疾患の実態等を十分研究いたしまして、これを身体障害音の年金の中に入れるべきである、こういうことで与野党が一致いたしまして附帯決議をいたしたわけであります。附帯決議がございましたけれども、今回の改正案には一向に姿を見せておらないのであります。結核等で肺などを四分の三くらいとりまして、肺活量が八百ぐらいだ、階段を上るにも、あるいはかぜを引いてもすぐ病気になる、余病を併発しやすい、こういう非常な健康管理をしなければならぬということ……

第38回国会 農林水産委員会 第39号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、漁業権存続期間特例法案の第一条に関連いたしまして、以下申し上げる事実、それから具体的に条文の解釈、こういう問題につきまして御質問いたしたいと思います。  今芳賀委員からも御指摘がございましたように、漁業関係者、漁民の中には、漁業権が本年の八月三十一日に終わるであろう、こういう立場に立って考えておった人があるわけです。そこで、一たん免許が白紙に返りまして新しく再出発するであろう、こういうふうに考えておった人々があるわけです。これは政治的には総合的な全体的な条件を含んで漁業政策が確立されることを望んでおるわけですけれども、具体的にはやはり利害関係者があるわけです。従って、私は、そ……

第39回国会 外務委員会 第10号(1961/10/28、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、主としてILO関係に関する御質問を申し上げたいと思うのであります。  その前に、日本の経済外交の面から質問に入っていきたいと思うのでありまするが、最初に私どもは、日本の政府のILOの問題に対する対処の仕方というものが、たとえば労働大臣なら労働大臣だけ、こういうことであって、政府全体あるいは与党内全体がILOに対しましてどのような認識と基本的な態度を持っておるか、こういう問題につきまして、事例をあげますると数限りありませんけれども、私どもの立場として考えてみますと、非常に疑問があるのであります。社会党といたしましては、本日は外務委員会におきまして、条約の窓口であるところの外……

第39回国会 建設委員会 第10号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○大原委員 道路の整備につきまして、具体的な問題を少しばかりお尋ねしたいと思うのであります。  何と言いますか、陳情整備というか、道路の整備の上でばらばらで合理的でない方針、そういうことがあるために、いろいろ国の税金を使う上においても、だれが考えても合理的だと考えることがスムーズに実現できない、こういうことが相当あるのではないかと思うのであります。で、時間も迫っておりますから端的にお尋ねするのですが、広島―松江間の二級国道の整備についてであります。この二級国道の整備につきましては、五カ年計画の中に触れられていると思うのですが、どういう方針で、そしてどういう場所から重点的におやりになっているのか……

第39回国会 社会労働委員会 第4号(1961/10/05、29期、日本社会党)

○大原委員 それでは、最初に、今八木委員から御質問がありましたことに関連いたしまして、結核予防法の問題につきまして質問いたします。  国民健康保険が一部改正になりまして、世帯主が精神病患者と結核患者について七割負担をする、それから、結核予防法と精神衛生法の一部が改正になりまして、命令入院の制度ができまして、そしてこの人々に対しましては十割の公費による給付、これが十月一日から実施される。この仕組が前より若干改正になりまして、実績主義に基づいてなされる、こういうのですから、予算を割り付けて、この県に何人何人ということでなしに、そういう実績によってやるということになったわけであります。私どもといたし……

第39回国会 社会労働委員会 第8号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、これから前回の八木委員の国民年金に関する質問に続きまして、厚生年金を中心とする諸制度の問題につきまして御質問いたしたいと思うのであります。  恩給にいたしましても、共済組合の公務員の年金にいたしましても、あるいは厚生年金にいたしましても、国民年金にいたしましても、これらは時期、目標等ばらばらにできた経過がございまして、この際これらのものを制度といたしまして合理的に調整をしていくことが、きわめて必要になってきておると思うのであります。特にその中でも厚生年金は、御承知のように、戦争中の昭和十七年に始まったわけでありますが、昭和十七年に始まりまして、二十年掛金をかけますと、初めてい……

第39回国会 社会労働委員会 第9号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○大原委員 この前、年金福祉事業団に関係いたしまして若干質問いたしたのですが、これは特に来年度の予算編成の問題にも関連をするし、重要な問題でありますから、特に年金福祉事業団の運営あるいは政府の各省における全般的な勤労者の住宅政策、そういう問題を、できるだけ年金福祉事業団の運営の問題に焦点をしぼりながら質問をいたしたいと思います。特に今日までいろいろな委員会におきましていろいろな角度から審議をされたのでありますけれども、勤労者の住宅に対する理解と施策というものが非常におくれている、こういうことは私どもといたしましては重大な関心事であります。特に今回の一九六一年のILOの総会におきまして、労働者住……

第39回国会 社会労働委員会 第10号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連。これは労働省に関係深いと思うのですが、やはり厚生省、労働省が密接に連携をとってもらいたいと思う点ですが、盲人の職業分野の確立であります。もちろんこれは教育とも関係いたしますけれども、御承知のように身体障害者の雇用促進法ができておるわけです。この問題につきまして、やはりばらばらのような政策であるだけでなしに、雇用促進法自体が拘束性のない一つの倫理規定のようなものであります。従って、これは身体障害者の雇用促進法のときにもいろいろ議論になったのですが、外国のそういう経験とか、あるいは盲人の職業分野についての科学的な研究、こういうこともやはりあわせて研究していただきまして、盲……

第39回国会 地方行政委員会 第7号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○大原委員 昨日以来、わが党の赤松委員や阪上委員の方から、公安条例に関連いたしまして、いろいろと質問があったのであります。私はこの七月二十八日の広島県における公安条例による全日自労の吉田委員長逮捕事件、こういう具体的な問題を中心といたしまして、具体的な問題から一般的な公安条例の本質論まで含めまして、一つ御質問をいたしたいと思います。  これは一労組の問題だけでなしに、非常に労働運動との関連において重大な具体的な事例でありますので、そういうおつもりで一つ明快に御答弁いただきたいと思うのであります。質問も簡潔にいたしますから、御答弁の方も簡明にやっていただきたい。そういう点を昨日の質問を聞いており……

第40回国会 社会労働委員会 第5号(1962/02/13、29期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、社会党を代表いたしまして、政府の労働施策一般について御質問いたしたいと思います。特に労働者の権利の問題、賃金の問題、労働条件の問題等で重要なる問題につきまして、集中的に質問をいたしたいと思います。  まず第一に御質問いたしたい点は、ILO八十七号条約批准の問題でございますが、端的に質問申し上げますけれども、政府はILO八十七号条約をこの国会に提案をする意思があるのかないのか、こういう点を、まず第一に質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 すみやかに出すという御答弁でありますが、一体いつお出しになるのでありますか。今日までしばしば国会に提案をされましたけれども、国会で審……

第40回国会 社会労働委員会 第11号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。今の点は、たとえば百貨店や特定の企業が、就労に際して差別扱いをする、そういう場合には、労務の紹介は職安を通すわけですから憲法違反ですよ。そういうところには、職安という国家機関としては十分な規制を加えて、職安行政を通じて監督する方法があるのではないですか。局長、いかがですか。
【次の発言】 そういう事実についは、企業主の方はいろいろな理由を設けるわけですから、わからない場合が多いけれども、長い時間で見てみますと、あそこは部落出身者は雇わないということがわかる。そういう事実がわかりましたならば、今大臣もお話しになりましたが、厳重に警告を発して、当然全部の窓口は国家機関である職……

第40回国会 社会労働委員会 第12号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○大原委員 事務的なことを質問いたします。この法律案の改正の中に、公庫の「「理事長」を「総裁」に改める。」とありますが、どういうことなんですか。今度は医療金融公庫総裁ということですか。
【次の発言】 理事長と総裁はどこが違うのですか。また改めました理由はここに書いてないのですが、まあ私ちょっと念のために、これは初めて出つくわしましたから……。
【次の発言】 それは日銀総裁と比べてみて、こちらが低いとか高いとかいうのじゃないけれども、理事長を今回総裁にされた、こういうことですか。それに関連しまして、今度は医療金融公庫の総裁の報酬はどうなっているのですか。

第40回国会 社会労働委員会 第16号(1962/03/13、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問。その工場においていろいろな人員整理があったり、工場が倒れたりする中小企業がたくさんあるわけです。だから、当然それに雇用の機会を与えることが、憲法二十一五条の精神です。働く能力のない人は、例外的だけれども公的扶助、能力のある人には、働く場所を与えるということも国の責任です。そういうことから失対事業が起っているのですか、そういう雇用の機会を、この場合に限って封ずるということはいけないでしょう、いかがですか。
【次の発言】 関連質問。今の問題にはたくさん問題があると思うのですが、本質的な問題はあとでゆっくり質問をいたしますが、つまり今日ではILOの問題の審議等を通じて、憲法の解……

第40回国会 社会労働委員会 第18号(1962/03/15、29期、日本社会党)

○大原委員 医療の機会均等という角度から、まず最初に二、三の点を御質問したいのであります。国民皆保険ということで国民年金を全部実施いたしましたが、一つの問題は無医地区の問題だと思うのですが、この無医地区の実態と、それからそれに対する対策、これを簡潔に御答弁いただきたい。
【次の発言】 終わりの方がよくわからなかったのですが、無医地区に対しまして今六百五十カ所ぐらいは医療の施設がない、こういうお話だったと思うのですが、それに対しまして、実際には、常識的に言って、健康保険をかけていて、そうして病気もあるだろうけれども、医療の機関がない。だからその皆保険をやる場合には、そういう医療機関に対して、やは……

第40回国会 社会労働委員会 第19号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○大原委員 郵政大臣に、労働省のこの前の答弁と関係しておりますから、関連して御質問いたします。これは地方の公共企業体等労働委員会は事実認定をし、中央の兼子一さんが会長をやっている公共企業体等労働委員会は、その事実認定に基づいて、法律の解釈を中心としてやっている。だから郵政当局からあげました三つの理由は、全部ひっくり返って、不当労働行為であるということになって、取り消し命令が出たわけです。そのことについてははっきりどこが不当労働行為の理由として取り消されたか、どういう理由で事実と法律の面において取り消しを受けたか、こういうことについてやはりはっきり認識しなければいけませんよ。ちっとも認識していな……

第40回国会 社会労働委員会 第23号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○大原委員 労働大臣とそれから国鉄の副総裁の方に、私は簡単に、今までの質疑応答の上に立ちまして質問をいたします。  最初に労働大臣。今までの質疑応答で明らかになりましたように、国労と国鉄当局との間におきましては団体交渉が継続中であります。そこで私は労働大臣、この労使関係、公労法の関係については、労働大臣が監督官庁の長としてこれを正常化するということは、やはり法律の解釈に基づいて、これを忠実に国鉄の当局に履行させるということが大切であります。従って、私が質問いたします点につきまして、簡潔に、ノーかイエスか、こういう点について一つお答えいただきたい。あなたは常識を備えておられる人でありますから、あ……

第40回国会 社会労働委員会 第24号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○大原委員 それでは私から国民年金法の一部改正に関連をいたしまして、今いろいろと議論になったと思うのですが、共済年金やあるいは大改正に直面いたしております厚生年金、そういう問題を統一的にとらえながら、一つ御質問いたしたいと思うのです。主として、時間をかけるのは厚生年金についてであります。私は、先般の船員保険法の一部改正等におきましても質問いたしたいと思っておったのですが、この問題は、国民年金に関連をして質問をするということで問題を保留いたしておきました。それから国民年金と厚生年金に関連をしておる問題は、積立金の運用の問題であります。それらの問題を、きょう一つ時間のあるだけ質問をいたしたいと思い……

第40回国会 社会労働委員会 第28号(1962/04/12、29期、日本社会党)

○大原委員 時間もだいぶ迫っておりますので、簡潔に質問いたします。今までいろいろと議論されました点と若干重複しておる点もございますが、簡潔に御答弁いただきたいと思います。  この法律も、制定以来年数がたつに従いまして、戦傷病者戦没者遺族などということで、援護法等ということで範囲も非常に広くなってきて、関連する法案も出て参りました。そこでこの援護法で関連する問題とも含めまして、この適用の対象となっておる人々の対象別の名前を最初にずらっとあげてみて下さい。関連した問題を含めまして、対象になっているものをずらっとあげて下さい。
【次の発言】 それで援護法で最初からきびしく言われておりました公務という……

第40回国会 社会労働委員会 第29号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○大原委員 関連。簡単に言えば、こういうことになっているのだ。大体労働大臣が労働省で予算折衝しまして、大蔵省からひっくくられる。それで査定を受けまして、そうして四月に大体PWがわかってくると、この同一地域における同じ職種の賃金が出てくるわけだから、そのバランスを見てまた下げていくわけだ。実際にはこうならなければいけないわけだ。今までの政府がずっと言ってきたことから言えば、PWによって平均――基準局長は平均は関係ないと言ったけれども、平均が一つ出てくる。予算単価が出てくる。それで上がったところも下がったところもあるから、それを四月の予算執行のときに配分するということになれば、一応あなたの方の筋は……

第40回国会 社会労働委員会 第37号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。きょうは官房長官が見えてないから、吾孫子副総裁と労働大臣に質問しますが、例の動力車労組その他の組合との妥結の問題が社労で問題となったときに、吾孫子副総裁は最後にどういう答弁をしたかというと、これは河村君はおられなかったかもしれないけれども、労組法の精神に従って、国鉄との間において国鉄の要求に基づいて団体交渉が妥結した際には、大多数の労働組合との間において妥結した問題について、その他の少数の組合との間においてもその効果は及ぶのだ、こういう労組法の精神というものは、これは労使の間における正常なる労使関係の確立、団結権尊重の建前から、そういう議論の中から、当然国鉄と当局との間に……

第40回国会 大蔵委員会 第33号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、先般の四月四日のガリオア・エロアの問題に関連をして、外務委員会におきまして総理大臣あるいは外務大臣が御答弁になりました問題の中で、産投特別会計の一部の改正の中で、これに関連をして、ぜひこの機会にお聞きしたい、こういう問題点を一、二しぼりまして簡潔に質問いたしますから、一つ明快な答弁をいただきたいと思います。これはぜひこの際私の方でお聞きしたいという点だけに限定いたして質問いたします。  この四月四日の田中幾三郎委員が質問いたしました事項に総理大臣が答えまして――田中委員の質問は簡単に言えば、原爆被爆の戦時請求に関連をして、日本の政府はもう少しはっきりした態度で、この際日米関係……

第41回国会 社会労働委員会 第3号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、社会党を代表いたしまして、新しく大臣になられました大橋労働大臣に対しまして、雇用問題、雇用政策、賃金問題、賃金政策、それから労働者の権利の問題、特にILOの問題、こういう問題につきまして御質問いたしたいと思うのであります。  その前に一言いたしておきたいと思うのですが、きょうは最初であります。が、与党の諸君や政府委員諸君の出席の状況が非常に悪いのであります。非常に時間がおくれまして、私ども定刻に来て待っておったのでありますが、一つその点は、将来、委員長におきまして社労の運営上十分考慮していただきたい。  それから、最初に私は雇用問題について質問いたしたいと思いますが、その中で……

第41回国会 社会労働委員会 第6号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○大原委員 関連。吾孫子副総裁は、最近の問題だけれども出しておるわけです。その都度その都度においでだれが希望して試験を受けた、あるいはだれが昇格したということはわかっておる。そういう点については調べられないことはない。この問題は問題の核心なのです。水かけ論しないで、実際問題で客観的な事実に基づいて処理する、こういう判断をするということからいえば、きわめて大切な問題です。そのことはできることで、できないというふうなことを言うのはけしからぬと思う。吾孫子副総裁に御答弁いただきたいのですけれども、この問題はきわめて大切な問題であるから、今申し上げました資料を提出することは不可能なことじゃないのですか……

第41回国会 社会労働委員会 第11号(1962/10/23、29期、日本社会党)

○大原委員 前の福永労働大臣が、失対事業につきまして失業対策問題調査研究会に諮問をされたのを契機にいたしまして、失対問題が非常に大きく社会問題となって参りましたが、御承知のように、答申案が九月の二十九日に出てきたようであります。私ども社会党といたしましては、本日、山中委員会の各委員に出席を要求いたしまして、答申案についての問題点を一つ明らかにしていきたい、こういうふうに考えておったのでありますが、先ほどの理事会でいろいろお話がございましたが、山中委員会の各メンバーが出てこれない、こういうことであります。従って、次の十一月の十日前後の委員会にはぜひ出るように委員長の方で責任ある措置をとる、こうい……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第7号(1963/07/05、29期、日本社会党)

○大原委員 関連質問ですから簡単に申し上げます。  文部大臣の質疑応答を聞いておりまして、文部大臣はこういうようにお考えだと思うのです。質問を展開するためにちょっと聞いておくのですが、つまり団体交渉の当事者は任免権者である当局だ、任免権者が当事者だ、あなたのいままでの演説や他の議事録を見てみますと、そういうふうにお答えです。そうですね。
【次の発言】 つまりあなたの御答弁は、任免権者が団体交渉権の当事者だということです。  今度はひとつ自治省関係にお尋ねします。政府委員でよろしいですが、地方公務員である学校の教職員は、実質上知事が予算権や財産権を握っているわけですね。だから、任免権者である教育……

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/01/31、29期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連して……。  大臣、あなたは誤解されていますよ。失業という社会的な事項に対してちゃんとした失業保障、失業手当の制度があれは――失業対策事業というものは大体あまり外国でもないわけですよ。日本では失業保険制度がある、あるいは失対事業がある、あるいは生活保護があるというのは、年金、生活保障いろいろな所得保障、その一つとして失業保障がないから失対事業がある。つまり、昭和二十四、五年の企業整備のときにやったわけです。だから失業に対する保障なんですから、それを政府の施策としてやっているのですから、やっていることは労働ですけれども、制度としては失業保障なんですよ。従って、社会保障です……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○大原委員 大臣、あなたはお疲れになったと思いますが、これは大切な問題ですから、企画室でつくった厚生省の案、それらをも参酌しながら、全体の諮問機関である社会保障制度審議会は去年答申を出したわけですね。だから、これは政府全体の社会保障の十カ年の展望を出したわけで、社会保障を重点施策にしておるわけですから、これは厚生省だけでやるというのではなくて、政府全体がこれだけはやるべきである。そういうふうにしてやらないと、金鵄勲章の一時金を出したり、二千八百五十億円も地主補償をしたり、そういう戦後処理だとか、党利党略で、てんでんばらばらにとられてしまう。その際には、貧しい人にやるのだ、地主の中で困っている人……

第43回国会 社会労働委員会 第10号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。小林委員から賃金問題で非常に有効な発言があったわけですが、私も、最低賃金制についてどういうふうに日本においては考えてやるべきか、こういう問題について、これは次の機会に時間をいただいて徹底的にやりますが、きょうは関連質問ですから、この点を一点だけ職安局長にお尋ねしたいのです。先般、私は党の決定で広島に豪雪地の視察に参りました。広島とか、岡山とか、兵庫県とか、九州とか、今まで予期しなかったところ、そういう備えのないところで豪雪を受けましたところにおける失業問題ですが、このことだけを一点質問したいと思います。つまりそういうところでは炭がまがこわれる、あるいは道路その他の日雇い賃……

第43回国会 社会労働委員会 第12号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○大原委員 労働大臣、非常にお待ちいただきました。労働大臣が今までお聞きいただきました中で非常にはっきりいたしておる問題ですが、つまり部落差別の問題はいわれない差別でありますけれども、しかし民主主義以前の問題として、人権に間しましては非常に深刻なる問題であります。そういう部落差別の問題が現存いたしているということが、就職の問題雇用の問題に非常に大きな影響があるということについて、私はどのように認識されておるかということについて聞きたいのです。しかしこれは賢明なる労働大臣は、今まで同僚委員のいろいろな質疑応答によって御理解になっているところだと思うのですが、さらにまた他の委員からも質疑がございま……

第43回国会 社会労働委員会 第13号(1963/02/26、29期、日本社会党)

○大原委員 関連して。今の質疑応答の中で、あなたの方は、いうなれば労働の量について問題にしていけば、質の問題はおのずから解決できるという考え方です。これは池田式の考え方です。大資本家がもうければ、だんだんとおしめりが下の方に及んでくる。ニンジンを前にしておいて、よくなるぞよくなるぞといって引っぱってくる。そうでなしに、各国の労働統計がやっているように、完全失業者と不完全失業者についてきちっと基準を設けて、それに基づいて今度は労働の質の面から実態を把握して、これは客観的な資料なんですから、そうい資料をもとにして対策を立てる。その対策にはいろいろな方法があるだろう。今あなたが言われたような、池田総……

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○大原委員 私は、日本社会党を代表して、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律の提案説明をいたします。  昭和三十二年、政府は、ビキニの水爆実験による被害を一つの契機として、国民の中よりほうはいとして起こった原水爆禁止と被爆救援の国民の世論の中で、原爆被爆者の医療等に関する法律を提案、実施し、その後若干の内容改善がなされたのであります。  しかるにその医療法は、給付が医療の範囲に限定されており、五千万度の熱風と放射能による人体の被害による原爆症治療のための栄養費や生活費の裏づけがなく、特に原爆による外症、内科的疾患による身体障害者に対する所得補償など、緊急かつ未開拓の分野が残さ……

第43回国会 社会労働委員会 第23号(1963/03/26、29期、日本社会党)

○大原委員 この国会で同僚委員から厚生大臣に対しましても、あるいは予算委員会等におきましても、社会保障全体の長期計画についていろいろ議論がありました。池田内閣の所得倍増計画というのは、大体月給二倍論から出てきたわけですけれども、しかしいろいろと国会の論議の中におきまして、自由経済を建前としておるのだから、月給二倍論とか所得倍増計画といっても、毎年々々計画的にどうやるのだということを具体的に政策の裏づけでやるのではなしに、全体として所得を上げていくのだ、こういうばく然たる説明が池田総理大臣からあったわけです。しかしながら、社会保障の問題につきましては、本委員会でしばしば議論がありましたように、昭……

第43回国会 社会労働委員会 第31号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○大原委員 質問の順序を一部変えまして、きょうは建設省の出席を求めておりますから、建設事業における災害につきまして、最初に質問したいと思います。  本法をつくる目的は、非常に災害が多い業種を指定いたすということになっておるわけですが、問題は、建設業界の災害の一つは、今日非常に大きな労働災害の問題であると思います。建設業界において、労働災害が非常に多いという原因は一体どこにあるのか、こういう点につきまして私は逐次質問をしていきたいと思うのですが、その点について、それほどこまかな答弁を求めるわけではありませんが、なぜ建設事業界において災害が多いか、こういう点についてひとつ概括的に、まず労働省のほう……

第43回国会 社会労働委員会 第33号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○大原委員 関連をいたしまして。大蔵大臣には税関のこともありますし、それからこれは非常に超党派的な議論で、来年のオリンピックを控えまして国際的な関心もあることで、日本が麻薬の天国だというふうにいわれているわけですけれども、そういうことから、特に機運が熟したときに徹底的な施策をやる。予算は相当増大いたしておりますが、しかしこの予算の編成や、あるいは将来の運営においてやはり重大な問題がたくさんあることは、審議の過程でわかっております。したがってそういう問題は、全体を通じて大蔵大臣は一つよく聞いておいてもらって――聞いてもらうだけでも非常に薬になると思うのですが、それはともかくといたしまして、時間に……

第43回国会 社会労働委員会 第40号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○大原委員 最後に大臣に簡単に質問いたしますが、失業保険を認定する際に、結婚という事態の変化があった際に、その結婚を就職の意思がないというふうに一方的に認定をするということは――時間がないから私は例を指摘いたしませんが、そういうことは失業保険運用の精神からいいましても、憲法の精神からいいましても、結婚いたします婦人の立場を無視するものであると思うのですが、そういうことの絶対にないように行政上の指導をしてもらいたい。これは事実あることでありますから指摘いたすわけですけれども、その点について簡潔にお答えいただきたい。
【次の発言】 それから山林労働者や漁業や建築労働者に対しまして、日雇い健保や失業……

第43回国会 社会労働委員会 第43号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○大原委員 それではこれから野党質問に入るわけですが、社会党といたしましては、この法律案は、日本の失業問題をどうするかという、そういう政策の特徴的な問題を含んでおりますから、したがって私ども社会党といたしましても、社会党の政策や方針が失業と貧乏をなくしていく、あるいは資本主義の害悪である貧乏と疾病や社会悪をなくしていく、こういう基本的な政治の課題として取り組んでおりまして、私は第一陣で質問をいたすわけでございますけれども、これから引き続いて十二名の同僚委員と、さらにそれぞれの専門家の出席を求めまして、社会党といたしましては、各方面から徹底的に審議をいたしたいと思っておるところであります。  委……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○大原委員 最初に、三公社五現業の今問題となっております労使関係につきまして御質問をいたします。  公労協の労使関係の問題は、毎年春の時期にいろいろと混乱を起こします。しかも、この問題は、国際的にも非常に大きな影響を持ち、ILO八十七号条約の批准に関連いたしておることからも、きわめて重大な問題であると私は思います。しかしながら、三公社五現業各当局のこの労使関係に対処する姿勢や、あるいは政府全体の考え方の中に、欠陥をたくさん持っておるということから、この問題がこじれて参りますと、不当な混乱を招く結果になります。従って、公労協における労使関係を正常化するために、特に十五日を前にいたしまして、昨日の……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 社会労働委員会 第6号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○大原委員 日本の経済は非常に重大なときにきておるわけですが、そういう中におきまして、労働行政の基本的な姿勢につきまして最初に一つ質問をいたしたいと思います。  これは原則的な質問のようですけれども、大切な問題ですから端的に所信を明らかにしてもらいたいと思うのですが、労働省とか労働大臣というものは一体何のためにあるのか、これは労働大臣はじめ政務次官、各局長にずっと一貫して質問いたしますが、労働省や労働大臣は何のためにあるのか、こういう点につきまして労働大臣より確固たる所信をひとつ披瀝してもらいたい、こう思います。
【次の発言】 雇用労働者の数も増加いたしますし、それから技術革新等、好むと好まざ……

第46回国会 社会労働委員会 第11号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、きょうは厚生行政全般の問題について質問いたしたいのですが、その問題は、逐次各論から総論へ行くということで結論のほうへ持ってまいりまして、きょうは最初に薬事行政全般の問題につきまして質問をいたしたいと存じます。  大体、厚生省における薬務行政については、私は患者の立場や国民の立場に立って考えてみますと、しっかりした方針がないのではないか、こういうふうに感ずるのでありまして、逐次具体的な問題について御質問いたしたいと存じますが、厚生大臣の薬事行政に対しましての簡単な所信のほどを最初にお聞かせいただきたいと存じます。
【次の発言】 きわめて率直でよろしいのですけれども、しかし、事は……

第46回国会 社会労働委員会 第12号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○大原委員 労働関係の基本施策ということですが、きょうは、総務長官、官房長官それから労働大臣、厚生大臣、防衛庁長官その他関係各省大臣に対して部落対策の問題につきまして逐次これから質問いたしてまいります。  まず最初に、私は労働大臣の所管につきまして質問いたしたいと思いますが、時間の関係もございますから、ひとつ問題点に触れまして質問いたすわけですが、先般の国会におきまして大問題となりました失対二法案の関係についてですけれども、先般来の質問で逐次触れておりますけれども、職安法によりまして就職促進の措置がきまるわけです。しかし緊急失対法の第十条の第三項によりまして、失業の多発地帯における例外措置につ……

第46回国会 社会労働委員会 第14号(1964/03/03、30期、日本社会党)

○大原委員 簡単に御質問をいたします。  第一は、国際労働機関憲章の第十九条の第八項に、「いかなる場合にも、総会による條約若しくは勧告の採択又は加盟国による條約の批准は、條約又は勧告に規定された條件よりも関係労働者にとって有利な條件を確保している法律、裁定、慣行又は協約に影響を及ぼすものとみなされてはならない。」こうあるわけですが、いまいろいろとお話がございましたように、条約の批准をめぐりまして、関係国内法で意見の対立がありまして、そうして政府を代表いたし、使用者側を代表するということではございませんが、国会に提案されますると、議院内閣制度の与党である自民党が、いわゆる政府を代表して倉石代表を……

第46回国会 社会労働委員会 第30号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○大原委員 最近、また生ワクの使用に伴うていろいろな事故が起きたのが新聞その他で報道されているわけですが、先般私が名古屋に参りましたときに、二件ほど問題が持ち上がっておりました。この問題につきまして厚生省はどういうふうな調査をし、かつ、その調査の結果についてどういうふうな判断をいたしておるか、こういう点につきましてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 一件については小児麻痺の症状の疑いがある、こういうことなんですけれども、その一件というのは加藤君のことですか。――それは大体どういうことが原因で小児麻痺を起こしたのですか。少し専門的に、しかもわかるように答えてください。

第46回国会 社会労働委員会 第33号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○大原委員 関連。労働大臣、非常に重要な問題です。労働大臣の御答弁は、非常に頭脳明晰で筋が通ったようだけれども、さか立ちしておるのです。というのは、つまり労使関係の問題、特に賃金という労働条件の中心問題を解決する際において、団体交渉の段階で交渉することが一つです。それから、公労委の調停段階において公益委員を加えて労使双方の合意を得るような、こういう手続をとることが一つですね。それから、それが合意できない場合に仲裁裁定をとることが一つなんだ。しかしこれは、郵政省や運輸省の次官も見えているし、全体の監督官庁としての考え方においても重要な問題であるから申し上げるのだが、とにかく公労協の労使関係という……

第46回国会 社会労働委員会 第50号(1964/06/03、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、先般四月三日に衆議院の本会議におきまして、全会一致で可決されました原爆被爆者援護強化に関する決議、この決議に基づく政府側の措置につきまして、主としてこれを中心として質問をいたしたいと思います。  相当時間もたっておりますし、特に歴代の厚生大臣に私からもしばしば予算委員会、社労委員会で要請をいたしました。ぜひ西村前厚生大臣あるいは小林厚生大臣におかれては、現地に実際に行ってひとつ実情を見た上で対策を立ててもらいたい、こういうことを要請をいたしておったところでございますし、「一日厚生省」というそういう機会も設けられましてお行きになったわけですが、その「一日厚生省」に厚生大臣が行か……

第46回国会 予算委員会 第16号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○大原委員 私はきょうは、昨年の十二月七日に出されました東京地裁の古関判決、原爆判決についてお尋ねいたします。この問題につきましては、国際的にも相当大きな反響があるわけでございます。したがって、今日までいろいろな機会に、戦後十八年間国会で論議をされてきたのですが、この十二月七日の東京地裁の古関判決は、私は一つの時期を画する問題であるというふうに考えるのでありまして、この判決文の内容等の問題点を中心といたしまして、法務大臣、外務大臣、大蔵大臣、厚生大臣、総務長官、官房長官、防衛庁長官、それぞれ順序よく質問いたしますので、ひとつ誠意のある簡潔な御答弁をいただきたいと存じます。  この十二月七日の原……

第47回国会 地方行政委員会 第1号(1964/11/18、30期、日本社会党)

○大原委員 いままで同僚の議員からいろいろと質問があったわけですが、私はその中で納得できない点や、あるいは十分触れられなかった点を中心といたしまして、事態の真相を究明したいと思います。  ただいまの江口長官とそれから局長の答弁の中で、私は表現の違いがあったと思うのですが、現実に生命、身体、財産に危害があった、それから道交法違反の問題と、そういう二つの問題についてどういう現状の認識をしているのか、その点について最初に江口長官のほうからひとつ明確な答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 道路交通法違反の問題については、いろいろあいまいな答弁があったわけですが、道路交通法の七十七条のどの条項の……

第48回国会 運輸委員会 第5号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○大原委員 新計画に関連いたしまして、具体的な問題で恐縮なんですけれども、非常に大切な問題ですから、いろいろと質問をいたしたいと思います。  というのは、これは一地域の問題ですが、桟橋の新設、改修をめぐりまして、これはやはり法律のたてまえ上、黙っておるわけにいかない、こういう問題が起きておると私は思います。したがって、その問題を中心といたしまして、政府の助成政策、政府の補助金を出してやる仕事についての考え方を、どういうふうにお考えになっているかということを重点に置きながら質問を進めていきたいと思います。  その前に、そういう港に対して桟橋をつける、あるいは位置を変更する、改修するというふうな事……

第48回国会 建設委員会 第13号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○大原委員 地方住宅供給公社法案、こういうのが出たのですが、これを中心といたしまして、住宅政策をお聞きするわけです。  世上、この公社は日本住宅公団の小型の公団、つまり豆公団、あるいはあまり内容のないトンネル会社だ、あるいは役人のうば捨て山だ、一部でそういう批判があるわけであります。私は、全体の住宅政策の中でこれがどういうふうに位置づけられるのか、こういうことが、住宅政策の上できわめて大切な問題ではないかというふうに思うわけであります。これは持ち家につきまして発表されましたときの最初の構想とだいぶん変わっておるわけであります。  最初にお尋ねしたい点は、初年度に大体何万戸建てて、それで各県の地……

第48回国会 建設委員会 第14号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○大原委員 前回の委員会で、住宅供給公社法案について審議をいたしておりました問題点は、供給公社という一つの政策、法律案だけで、これが単なるサラリーマン住宅というふうな選挙対策になったのではだめなんです。やはり総合的な住宅政策の中で、どのように供給公社の法律案を位置づけるか、こういう問題について議論を進めてきたわけであります。それで、前会の質問でなお、残っている問題等を中心に、質問を続けていきたいと思います。  それで第一は、前会も質問いたしたのですが、宅地政策であります。宅地政策については非常に問題がある。特に供給公社を実施する場合におきましては、三年ないし五年後に実際に住宅を供給するというこ……

第48回国会 社会労働委員会 第12号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○大原委員 戦後二十年たったわけですが、最初にこの戦争の、つまり犠牲者の実態について、第二次大戦で軍人、軍属、準軍属の死没者と傷病者の実態をまずひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 私は軍人、軍属、準軍属と三つに分けて言ったのですが、資料はないですか。一般戦災者はまた質問するから……。
【次の発言】 これは死没者ですか。
【次の発言】 傷病者は幾らですか。
【次の発言】 第二次大戦の軍人、軍属、準軍属という国との雇用関係あるいは命令関係等についての被害が出ていないのですか、もう少し確実なもの、それをぼくはあらかじめ言っておいたのだから、他の省のほうの資料なんか入れて、私は、いろいろ問題……

第48回国会 社会労働委員会 第18号(1965/04/13、30期、日本社会党)

○大原委員 原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の改正案が出たわけですが、昨年の衆参両院の本会議での特別決議もございますし、その前の東京地方裁判所の判決もあるわけでございますが、特に本年は被爆二十周年という戦後二十年目を迎えておる時期でもございますし、政府の法律上あるいは予算上の措置にも若干注目すべき点がございますので、この際、午前中の藤本委員の質問もございましたが、重複を避けながら私のほうから逐次問題点につきまして質問を申し上げたいと思います。  第一番目は、被爆の実態でございますが、いままでの国会における討議や政府側の答弁を聞いてみましても、原爆による被害の実態というものが十分把握されていな……

第48回国会 内閣委員会 第39号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○大原委員 総理府では、各省でやってない行政をやっておるわけですが、人事については、各省にわたる事項については、どのようなことをどのような法律に基づいてやっておられるか、これをひとつ伺います。
【次の発言】 その公務員制度調査室は、給与その他の立法事項をやる。人事院が直接出て法律の説明その他はしないわけですから、公務員制度調査室が公務員についてはやるのですね。それで今度ILO関係の国内法が出てまいりましたら、公務員制度調査室との関係はどうするのですか。これは大体通ることになっているのでしょう。
【次の発言】 それから公務員制度調査室あるいはそれ以外のところで、一般的に公務員の規律あるいは綱紀粛……

第48回国会 内閣委員会 第40号(1965/04/30、30期、日本社会党)

○大原委員 厚生省設置法の改正案は、提案の理由にもありますように、相当広範な所管がえやあるいは新しい機構の設置でありますが、厚生行政のこれらに関係する基本姿勢につきまして質問いたしたいと思うのです。いろいろと機構をつくりましても、やはり当面の問題、特に医療問題等に対する適確な処置がなければ、これは決して国民が納得できる税金の使い方ではない、こういう観点で逐次ひとつ質問を続けてまいりたいと思います。  質問に入ります前に、厚生省の綱紀粛正の問題ですが、設置法をやる際には、私はぜひともその問題はどの省においても取り上げるべきであると思うのですが、御承知のように、前回の参議院選挙では、厚生省では相当……

第48回国会 内閣委員会 第41号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○大原委員 第一の質問は、建設省の綱紀粛正ですが、建設者の高級公務員がその地位を利用し、あるいはそういう行政上の権限をもって金を集めたり票を集める、票を割りつける、こういうふうなことは、私は公職選挙法あるいは公務員法の法律に違反をすると思うのです。参議院選挙戦がいよいよ本格化しておるのですが、これにつきまして大臣のお考えをひとつはっきりさしてもらいたい。これは、農林省でも、通産省でも、どこでもあるわけです。最近そういう情報がどんどん出ております。建設省につきましては、これは前科があると言っちゃ何ですけれども、いわく因縁のあるところですから、その点をひとつこの際、機構の改革ということも問題ですけ……

第48回国会 予算委員会 第7号(1965/02/06、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、ただいまから、医療問題を中心といたしまして総理大臣ほか各関係閣僚に質問いたしたいと存じます。  まず最初に佐藤総理大臣にお尋ねいたしますが、現在、御承知のように、中央医療協、社会保険審議会、社会保障制度審議会、あるいは健保連の行政訴訟その他、それぞれの場面を通じまして提起されておりますように、九千万の国民の生命と健康を守るところの医療保険の問題が非常に大きな政治問題となっておるのでございますが、私は、この問題を解決をするにあたって、総理大臣としてのこれらの諸問題に対する基本的な考え方につきまして質問をいたしたいと思うのであります。  私は、まず第一に、中医協をめぐる問題の中で……

第48回国会 予算委員会 第8号(1965/02/08、30期、日本社会党)

○大原委員 前回の予算委員会の散会まぎわに神田厚生大臣から問題の覚え書きにつきましてお答えがあったのであります。その覚え書きの原文とおぼしきものを私は持っております。若干違うところもあるのですが、大体同じです。最初に、自民党三役と厚相、蔵相の医療費値上げに関する覚え書き、こういう見出しがきちっとついておるようであります。  そこで、時間を効果的に使いますために、お手元にそれぞれ参考資料を配付いたしましたが、このいわゆる神田メモなるものはなぜ重要であるか、なぜこういう大きな問題になったのか、こういう点をかいつまんで明らかにして、そして質問に入っていきたい、こういうふうに思うのであります。  そこ……

第48回国会 予算委員会 第14号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○大原委員 神田厚生大臣の答弁はおかしいのです。田中大蔵大臣の答弁と違うのです。それから、この間指摘したことをあなたは聞いてないのです。私は、二つの点だけ審議を後退させないために申し上げておくのですが、あなたのいまの答弁は、党内での決定ですと、こういう答弁をしておる。内輪の決定ですと、こういうふうに言っておる。しかし、大蔵大臣は、横路質問に対しまして、二月一日に、政府と党との間においてきめましたと、こういうことを言っておるのです。あのメモにつきましてきめましたと、こういうふうに横路質問にに対しまして答弁いたしております。そこで予算との関係が出てくることが一つです。  それだけでなしに、一月一日……

第48回国会 予算委員会 第16号(1965/03/01、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、第三分科会におきまして議論いたしました問題点につきまして、あらためてここに質問をいたしまして、関係大臣の所信をただしたいと存じます。  最初に質問をいたしたい点は、二十七日の土曜日の支払い側と政府与党代表との間におきましてかわされました了解事項をもちまして、一応事態は新しい段階に入ったという状態にあるわけであります。私どもが振り返ってみますと、九・五%の緊急是正をめぐりまして、厚生大臣は違法・不当なる職権告示を強行いたしまして、そして、中央医療協あるいは社会保険審議会などの三者機関、これを無視いたしまして、いまだかつてない未曽有の混乱状況におちいりました。私どもは、このような……

第48回国会 予算委員会 第19号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、委員長からお話がありましたように、本日は、非常に、重大な事態になっております医療問題を中心といたしまして、総理大臣、関係大臣の所信をただしたいと存じます。その質問に入ります前に、これらの問題を処理するために重大な関係がある若干の点につきまして総理大臣に御伺いいたします。その一つは、佐藤総理の手による内閣改造でありますが、内閣改造を近く行なうというふうに世間では考えておるし、言っておるわけでございますが、一体いつ内閣改造をおやりになりますか。ひとつ総理大臣の考えをお聞きいたします。
【次の発言】 私が内閣改造の時期について質問するのは、後に質問することと深い関係があるからお伺い……

第49回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/08/02、30期、日本社会党)

○大原委員 大きな声で質問いたしますから、よく聞こえるようにお願いします。  それでは、簡潔に御質問をいたすのですが、農林大臣はおられませんが、建設大臣と、それから防災会議を主宰しておる総務副長官が列席の上でいま質疑応答なされておるので、統一見解、ぴしっとした政府の見解であるというふうに思うのですが、念のために私最初に御質問いたしたい点は、激甚災指定について、六月十九日に熊本、広島、以降七月二十二、二十三日の中国の一連の災害については、これは激甚法による当該災害として指定をしていく、こういう方針の決定を政府としてはされて、それに従っていろいろな資料を整備されておるのかどうか、この点につきまして……

第49回国会 予算委員会 第5号(1965/08/07、30期、日本社会党)

○大原委員 きょうは、私は二人分ほど質問いたします。これは、質問者が二人のところを一人になりまして、二人分やりますから、要領よくひとつ簡潔にお答えいただきたい。  第一番目は、公務員、公共企業体の労使関係について、労使の関係を正常化する、ルールへ乗せる、こういう基本的な観点に立ちまして、逐次質問をいたしたいと思います。  最初に、人事院勧告についてでありますが、人事院勧告につきまして、これは人事院総裁、勧告をいつお出しになりますか。いままでの例を調べてみますと、勧告の時期は八月の七日から十日前後、こういうふうなのが慣例になっておるのでありますが、少なくとも人事院の勧告は、公務員に対する労働基本……

第51回国会 社会労働委員会 第22号(1966/04/14、30期、日本社会党)

○大原委員 だいぶ審議も煮詰まってきたわけですが、私は、いままでの質疑応答を振り返って、ひとつ締めくくりをしながら問題点についてさらに明らかにしていきたい、中間総括をしながらやっていきたいと思っております。  大体、鈴木厚生大臣は一応まじめにやっておられるわけです。まじめにやっておられるというふうに私も思うのですが、しかし、実際まじめにやっておって、自分がほんとうに、いまの停滞と混迷を続けておる医療保険について、どういう確信と良心と信念を持ってこれを打開していくか、こういうことについては、なおたくさんのイントロケーションマークが残っておるわけです。  そこで、第一番目に私は大臣に対して質問をい……

第51回国会 社会労働委員会 第45号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○大原委員 最初に厚生省にお尋ねするのですが、戦傷病者戦没者遺族等援護法が制定されましてから、軍人軍属、準軍属というふうにそれぞれ範囲が拡大されたわけであります。軍属についても先般の改正で相当拡大をされました。準軍属につきましても御承知のとおりであります。そこで、最初に質問いたしたいのは、総動員法関係で準軍属として処遇をされておるその対象になった人、これをひとつあげていただきたい。
【次の発言】 それでは、警察庁の官房長が見えておるわけですが、若干時間の都合もあるようですから、そのほうにまいりたいと思うのです。私は、戦争犠牲者の救援にあたって、本援護法の第一条の精神からいって、防空法関係をぜひ……

第51回国会 社会労働委員会 第48号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○大原議員 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  過ぐる大戦におきまして戦闘その他公務により死亡し、あるいは障害を受けた軍人軍属及び準軍属に対しましては、恩給法は別としまして、戦傷病者戦没者遺族等援護法、戦傷病者特別援護法等により援護の措置がとられておるのでありますが、その援護の対象となる軍人軍属及び準軍属につきまして逐次その範囲が拡大されつつあるのであります。  このたび政府が提案しております戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正案でも「満洲等において旧国家総動員法による総動員業務の協力者と同様の事情のも……

第51回国会 内閣委員会 第10号(1966/03/03、30期、日本社会党)

○大原委員 昨年の八月に、科学技術庁は予算を相当ばく大に使われまして、中性洗剤ABSの毒性や公害問題についていろいろと調査をなさった、その結果を昨年八月に発表されておるわけです。大体予算を幾ら使って、どのくらい年数がかかってやったのか、この点を最初にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 千五百四十六万円ですか、違ってないですか。それは科学技術庁だけが使ったもの、それとも厚生省その他部会に研究してもらった費用を含むのですか。
【次の発言】 科学技術庁というところは、いま設置法の問題を議論になっておりますが、ここは日本の科学行政について大体責任を持っているところだろうか、私はこういう疑問を……

第51回国会 文教委員会 第15号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○大原委員 簡潔に質問しますから、ひとつはっきりと明確に答弁してください。  私が質問をいたすのは、義務教育関係の老朽校舎及びすし詰め教室解消のための予算、起債に関係いたしまして、文部省と自治省に質問をいたしたいと思うのです。四十一年度の老朽校舎をなくするための予算と改築の坪数は幾らですか。
【次の発言】 これは文部大臣に質問したいことですが、次官からお答えいただきたいのですが、これは一般論であります。来年は御承知のように統一地方選挙なんですが、やはり学校建築や起債をめぐりまして、たとえばPTAに集まってもらう、そうしていろいろ説明をする、陳情を受けるというようなかっこうをとって、そして地方財……

第51回国会 文教委員会 第20号(1966/04/22、30期、日本社会党)

○大原委員 時間がありませんので、ひとつ簡単に。  これは、いま皆さん方が御意見を述べられたように、あらゆる制度に関係している。特に、皆保険下の医療の研究、技術の研究、あるいは教育体制をどうするかという根本問題に関係していると思うのです。ですから、私は、千葉医大の病院の鈴木さんを責めようとはしない。それを糾弾しようということだけの立場ではないわけです。しかし、今回の千葉医大のチフス、赤痢菌の事件を中心といたしまして、医療保険制度あるいは研究教育体制の問題全体がやっぱり議論されていることは事実です。私どもは国会においても議論をしておるわけです。そこで、ぜひ、直接皆さんのような当事者にこの機会に、……

第51回国会 予算委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、今日までの社会党の各委員の質問を受けまして、主として、非常に微々たるものですが、減税の影響を受けない、逆に物価の値上がりあるいは公共料金の値上げの追い打ち、そういうものの深刻な影響を受ける国民の低所得階層、これらに対する具体的な政策についてひとつ質問をいたしたいと思います。  この問題については、総理の御答弁にも、あるいは福田大蔵大臣の財政演説にも、あるいは藤山経済企画庁長官の御答弁の中にも、これは重ねて出てきておる問題であるわけであります。したがって、これはおざなりの議論で、私どもは、いまのような重大な生活問題について国民が関心を持っているときに、これを見のがすわけにはいか……

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/02/11、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、ただいまから社会保障、住宅政策等を中心といたしまして質問いたしますが、質問に入ります前に、社会党の私どもの機関の決定に従いまして、新潟県知事の問題につきまして質問をいたします。  新潟地検は、新聞も伝えておりますように、あるいは一般もそういうふうに承知いたしておりますように、知事選挙前に自民党県会議員四十五名に対しまして、二十万円プラスアルファをばらまいた、これはやはり選挙前の事前運動である、買収である、こういう常識に従って捜査を進めて起訴を決定をした、こういうふうに内定いたしたと、そのことを新聞でも伝えておるわけであります。これも世間の注目の中で行なわれておることですが、新……

第51回国会 予算委員会 第20号(1966/03/03、30期、日本社会党)

○大原委員 私は第五分科会その他の分科会で問題になった、この際特に予算を審議する上において明らかにしておきたい、こういう問題点につきまして二、三の問題を集中的に取り上げまして質問いたします。  第一に厚生大臣に、生活保護者の住宅扶助の問題について聞きたい、こういうふうに思うわけですが、その前にお尋ねしたい点は、生活保護者の中で非稼働世帯の一日一人分の食費は一級地において幾らか、四級地において幾らか、こういう点についてお答えいただきたい。御承知のように、本年の予算では、大蔵大臣その他との質疑応答でも明らかなように、生活保護費を二二・五%値上げをしたということでございますが、しかし、いま生活保護の……

第52回国会 予算委員会 第2号(1966/07/19、30期、日本社会党)

○大原委員 私は、ただいまから内政問題一般について、当面の国民の重大関心事につきまして逐次質問をいたしたいと思うのですが、回答はひとつ簡潔にお願いいたします。議事妨害にならぬように、長い演説をしないように、ひとつやっていただきたいと思います。  第一は、新長期経済計画に関する問題であります。政治にはやはり目標がなければならぬと思うのですが、池田内閣の所得倍増政策は、高度成長政策の結果として、弱肉強食の所得倍増、いや物価倍増、こういう結果になって、ひずみが拡大をいたしました。そこで、このひずみの是正と物価安定を期するために中期経済計画を策定いたしまして、佐藤内閣はこれを一度閣議決定をいたしました……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 商工委員会 第15号(1967/06/02、31期、日本社会党)

○大原委員 私は、去る五月の二十九日午後四時四十五分、広島市の大竹市東栄町にあります三井ポリケミカル大竹工場、これが爆発事件を起こしたのでありますが、これは死亡者こそなかったのですが、重軽傷者を含めて、あるいは民間の家屋の損壊を含め、あるいは被害の及んだ範囲が一キロ以上もあるというふうなことで、これは非常に大きな不安をかもしておるのであります。特にこの問題に関連をいたしまして、きょうはそれは主体ではありませんけれども、岩国、大竹、特に岩国地区にはアメリカ軍の基地がございまして、一日に三百機以上のジェット機が離陸をいたします。大竹の上空を通ります。したがって、大竹、岩国地区の石油コンビナートの安……

第55回国会 文教委員会 第15号(1967/06/14、31期、日本社会党)

○大原委員 私は、本日は、これは文部省では主として大学学術局に関係したことですが、昭和二十年広島、長崎に原爆が投下されました直後に撮影をされました、いわゆる世上まぼろしの原爆記録映画、こういうふうにいわれておりますが、この問題に関係をいたしまして、これから逐次御質問をいたしたいと思うのであります。  大臣の時間の都合もございますが、このまぼろしの原爆記録映画の返還問題は、今日までも非常に国民的な関心でありました。あらゆるところで議論をされ、あるいは返還についての要求があったのでございますが、最近に至りまして、五月の中旬にAP電報によりまして、この原爆フィルムがアメリカの国務省に保管をされておる……

第55回国会 予算委員会 第4号(1967/03/23、31期、日本社会党)

○大原委員 私は、本論に入ります前に、社会党の今朝の国会対策委員会で決定いたしましたことにつきまして、まず最初に佐藤総理、続いて自治大臣に引き続いて質問をいたしたいと存じます。  と申しますのは、今朝の各新聞にも報道いたしておるところでございますが、東京の都知事選挙にかかわる問題であります。かつて昭和三十八年の都知事選挙におきましても、社会党が推薦をいたしました坂本勝候補に対抗し、これを混乱させるために橋本勝というまぎらわしい泡沫候補が立候補したことがあるのであります。これは、その当時怪文書とか、にせ証紙とか、あるいは某団体による演説会場の撹乱とか、あるいはいろいろな形の買収、こういう問題とと……

第55回国会 予算委員会 第17号(1967/07/13、31期、日本社会党)

○大原委員 私は、当面一番大きな政治問題になっております健康保険、医療保障の問題を中心に、社会保障の問題、それから人事院勧告を中心にいたしまして公務員労働者の生活、権利の諸問題、それから引き続いて公安条例に最後に関係いたしまして、それぞれ質問をいたしたいと存じます。  佐藤内閣は、社会開発、とにかく社会保障を中心に人間尊重の政治をやるんだ、こういうことで出発をされたわけであります。しかし、最近は総理大臣は、てれくさいのかどうか知りませんが、あまりそういうことを言わなくなられました。現実が非常に離れておるために、言わないようであります。私見ますのに、いままでここ十年間を振り返ってみまして、今日く……

第56回国会 社会労働委員会 第6号(1967/11/09、31期、日本社会党)

○大原委員 ただいま西岡委員との一問一答をお聞きいたしまして、その上に立ちまして、原爆被爆者援護に関する問題について論点を集中しながら質問いたします。  いまの質疑応答を聞いておりますと、主として問題となっております実態調査の評価、こういう問題について世間でたくさん批判があるわけですが、それにこたえて厚生大臣、厚生省として、たとえば、誤った点は誤っておる、あるいは足りない点は足りない、あるいは結語において表現がまずかった、こういう問題等について率直に御答弁をしていただきたい。やはり何と申しましても、昭和三十八年十二月の東京地裁の古関判決、原爆は国際法違反である、しかし、個人請求については否定す……

第57回国会 予算委員会 第5号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○大原委員 最初に、大蔵大臣にひとつお尋ねいたします。というのは、これはある主婦から手紙を私はいただいているのですが、私が読み上げますから、この手紙に私を通じてお答えをいただきたい、こういう趣旨であります。  問題は、どういうことかといいますと、「私は、昭和三十七年二月、一生懸命働いてたくわえた十万円の金で山一証券の投資信託(ユニット)を買いました。そのころは、新聞の半面一ばいに、「銀行よさようなら、証券よこんにちわ」とか、「五年で倍増します」という証券会社の広告があり、十万円を二十万円にして三十坪くらいの土地を求めたいという希望に燃えていました。ところが、五年たったことし五月、いろいろな不安……

第58回国会 社会労働委員会 第26号(1968/05/16、31期、日本社会党)

○大原委員 重複を避けながら能率的な質問をいたしますが、いまの質疑応答を聞きまして、私、一つ思い出したことがあるのです。  というのは、死没者調査というのは非常に重要である。ただし、重要ではあるがなかなかむずかしいというのはよくわかる。たとえば国勢調査、人口調査でやろうとすると、これは事実上できない。一億人に当たらなければならぬということになりますから、極端に言えば。しかしながら、爆風、熱風を受けて瞬間的に死没した人以降について、いま山田委員が指摘されたようなことについて、たとえば原爆症というふうに認定をされる、そういう病気によって死没をした人、こういうものについて調査できるかどうかということ……

第58回国会 大蔵委員会 第32号(1968/05/15、31期、日本社会党)

○大原委員 私は、広島県の竹原市にあります大久野島における戦争中の毒ガス工場の被害救済問題について質問をいたしたいと思うのです。  これは、御承知のように旧陸軍造兵廠の忠海兵器製造所においてイペリットその他毒ガスを製造しておった問題であります。国際法違反の毒ガスをつくっておったのですから、これは表面化するわけにいかぬということで、戦争のときには地図からも島を抹殺いたしました。今日は大久野島というのがありますが、抹殺をいたしておったわけであります。  そこで、その兵器工場において毒ガスをつくるために従事をしておった従業員の人数あるいはまたその従業員の身分といいますか、直接に雇用された者あるいは徴……

第58回国会 文教委員会 第15号(1968/05/08、31期、日本社会党)

○大原委員 本論に入ります前に、二、三の点についてひとつ文部大臣その他に質問いたします。  この教職の特別手当の法律の立法の過程において、たくさん問題があると思うのですが、あとで逐次労働大臣が見えましたら質問いたしたいのですが、私は直接文教委員会にいままでおりませんでした点もあるのですが、外から見、あるいは新聞を見ておりまして、私は非常に遺憾なことであると思うのは、いままでの剱木文部大臣や中村文部大臣当時、国会において答弁をされたことがあるわけであります。これは超過勤務手当の実態調査や処理をめぐりまして御答弁があったわけであります。で、先月の二十七日でありますか、私はちょうどその日文教委員会に……

第58回国会 文教委員会 第16号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○大原委員 石井会長に若干の問題について質問をいたしたいと存じます。よろしくお願いいたします。もちろん会長は、この基準審議会の選挙によって選出をされた方ですから、審議会の全体の意向を無視してはお答えいただくわけにはいかないだろうと思いますが、委員長から御紹介があったように、参考人として御出席をいただいたのですから、基準法や労働法の権威者として、ひとつ率直な御見解を表明していただきたいと存じます。  最初に、この基準法の性格ということですが、やはり大勢といたしましては、最近国際的な最低賃金制その他の問題が大きくなりましたので、やや尊重される度合いというものが若干違ってきたようですが、全体といたし……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/02/26、31期、日本社会党)

○大原委員 日米会談以来の佐藤内閣、特に私は、きょうは昭和四十三年度の予算編成、これを通じての問題点を中心といたしまして、社会保障の問題などについて質問をいたしたいと思います。  昭和三十九年でありますが、佐藤総理大臣が総理大臣になられる前に、総裁に立候補を決意されたときに、正式に記者会見をされております。そこに二つの重要な問題について決意の表明をされておるのですが、それは憲法の問題と人間尊重の問題でありました。  それをやや具体的に申し上げますと、高度成長政策の行き詰まりに対して、私は池田君のいわゆるひずみ是正などということではなしに、人間尊重、社会開発を政治の中心とするのだ、そういうふうに……

第61回国会 社会労働委員会 第15号(1969/05/07、31期、日本社会党)

○大原委員 簡明に質問しますから、ひとつ簡明に答弁願います。  第一番は、放射能に起因する認定被爆者ですね、これは現在何人で、それから特別被爆者の中の放射能に関連する特別被爆者、これはちょっと質問がわからなかったらもう一回質問しますが、これは何人いますか。
【次の発言】 私が言ったのは、認定被爆者、つまり放射能に起因する認定被爆者四千二百九十三人、これはよろしゅうございますね。それから、特別被爆者の二十五万八千七百八十五人の中で、法律政令で、放射能に起因するんじゃなしに、放射能に関連する被爆者として拾い上げた人が何人おるか、これはひとつ調査しておいてください。いま答弁はあとにしてもらいます。海……

第61回国会 社会労働委員会 第28号(1969/06/18、31期、日本社会党)

○大原委員 最初に、社会保障の長期計画について質問いたします。  社会保障の長期計画については、いままでいろいろ議論したことがあるのですが、ここであらためて、厚生大臣はどういうお考えを持っておられるか、確かめておきたいと思います。
【次の発言】 いつまでですか。
【次の発言】 一両年の間、あなたはずっといますか。
【次の発言】 それは、前の園田厚生大臣や、その前の坊厚生大臣の答弁と違いますよ。あなた、大臣がかわったら答弁変わってもいいのですか。
【次の発言】 では、前の園田厚生大臣、あるいは坊厚生大臣は、責任を持っていなかったのですか。

第61回国会 社会労働委員会 第29号(1969/06/19、31期、日本社会党)

○大原委員 昨日は、社会保障の長期計画の中における所得保障、国民年金の問題について質問をいたしておりました途中で時間が参りまして、中断をいたしました。  ここで大臣にお尋ねするのですが、昨日、経済企画庁あるいは大蔵省、各省関係と質疑、討論をかわしながら、長期計画の問題について論点を進めてきたわけでありますが、厚生大臣、私は率直に申し上げましたように、園田厚生大臣や坊厚生大臣は、自分の任期中に社会保障の長期計画をつくります。それから佐藤総理大臣は、議事録を政府委員の人はお読みになっておると思うのですが、決してパンよりもバターよりも大砲を重視するような政策は、人間開発、人間尊重、社会開発の政策から……

第61回国会 社会労働委員会 第33号(1969/07/02、31期、日本社会党)

○大原委員 関連。厚生大臣の答弁をずっと前から聞いておりますと、非常にしどうもどろです。頭脳明快な厚生大臣にいたしましては、答弁を聞いておりますと、理解できないようなしどうもどろの答弁です。  当時、三月四日の予算委員会におきまして、予算関係法案である健保特例法案、重要な政府の政策の柱の特例法の延長の法律案の構想について、国会に提出をされていないときに予算を議了することはできないではないか。これは当然の議論ですから、その問題から局面が発展をしておるわけですが、そのときに、予算に関係すると一緒に、特例法の審議に関係する抜本対策についてあなたのほうが見解を示したわけだが、もしそのときにそういう見解……

第61回国会 社会労働委員会 第34号(1969/07/03、31期、日本社会党)

○大原委員 関連。私もいずれ御質問するわけですが、いまの厚生大臣のは非常に重要な点ですね。というのは、診療報酬の引き上げがあるわけですね。これは私は技術尊重のたてまえで、医者や歯科医師や薬剤師等の技術は尊重するたてまえで思い切って上げるべきだ、こういう理論です。しかし、技術を尊重するということと、薬でもうける、薬を売れば売るほどもうかる、こういうことと、概念は全く別なんですよ。つまり売薬医療を克服しなければいけないということは大きな課題なんです。あなたは標準報酬の赤字や収入の問題についていろいろ話がありましたけれども、その根本に対して、はっきりした考え方を持たなければいけないわけです。幾ら保険……

第61回国会 社会労働委員会 第35号(1969/07/08、31期、日本社会党)

○大原委員 きょうはここで議論は申し上げるというつもりは全然ないわけですが、二点にわたりまして御質問いたしたいと思います。  その前に、いろいろと特例法の審議についての御意見がございましたが、その中で共通いたしておりますのは、政府がやるべきことをやっていない、非常に無責任だ、これはみんなの人が言われるわけです。それから抜本改正も非常にお粗末だ、こういう意見も出たわけであります。そういう点で政府は、与党を含めまして、この問題については当時者能力を失っておるのではないか。たとえば佐藤総理は一年ごとに厚生大臣をかえるわけです。これじゃ、何をやろうと思いましても、できっこないわけです。実際にはやる気が……

第61回国会 社会労働委員会 第36号(1969/07/09、31期、日本社会党)

○大原委員 関連。つまり厚生大臣の告示で、いろいろなへ理屈をつけるけれども、一方的に保険料を簡単に上げることができれば、国会でこんなに大もめをしなくてもよろしい、そういうことが一つある。  それからこのたびのあなたたちのほうで出している法律案にあるように、分娩費にかこつけて千分の一の保険料を上げておる、そういう考えでいろいろなことを考えながら安易に保険料を上げている、こういうこともできる、非常に政策的に都合がよろしい、こういうことじゃないですか。  それからもう一つは、私は関連質問だから根本的な議論は別にするが、財政法三条違反じゃないか、団体協約にも関係するが、財政法三条違反じゃないか。

第61回国会 商工委員会 第33号(1969/06/17、31期、日本社会党)

○大原委員 特許法の改正について質問するわけですが、私がきょう質問いたしますのは、大体化学製品の物質特許の問題でございます。御承知のように、現在の制度は製法特許というふうにいわれておるわけですが、私も専門家ではないわけです。そこで、野党の皆さん方はもちろんですが、与党の委員の皆さん方も、私の質問の途中で、あまり妨害になってはいけませんが、関連質問はどんどんしてもらいたい。そういうことで、これは自由にひとつ議論をして、特許法改正にあたってかなり本質的な問題であるということに気がつきましたので、慎重に結論を出してもらいたい、こういう気持ちですから、委員長ひとつその点はお含みの上で、私もそういうつも……

第61回国会 予算委員会 第2号(1969/02/03、31期、日本社会党)

○大原委員 ただいまの質疑応答を聞いておりますと、吉田書簡は条約とかあるいは協定に相当するような拘束力を持つものである、それを、台湾政府のほうの蒋介石主席がはっきりした見解を示している以上は、この問題について、その見解の内容とその形式について、政府は確かめて、吉田書簡に対するはっきりした統一見解を本委員会に示してもらうことが、この委員会の権威のために絶対必要であると私は思う。だから、そういう事実とそれに対する考え方に対する統一見解を、はっきり佐藤総理のほうから示してもらうということが一つと、そしてそれにつけ加えて、吉田書簡の内容を公表してもらいたい、全文を公表してもらいたい、こういうことを議事……

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/04、31期、日本社会党)

○大原委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、締めくくりの総括質問をいたしたいと思います。序論、各論といきたいところですが、きょうは締めくくりですから、ひとつずばりと本論に入っていきたいと思います。  第一は、大学問題についてでございますが、佐藤総理は、解散含みの政局に対処するために今国会に大学正常化のための、言うなれば大学新秩序法案、こういう法律案を出せ、こういうことを幹事長、党三役を通じて御指示になったということでございますが、その真意を最初にお伺いをいたします。
【次の発言】 解散を避けるということではないわけですが、まあ、あと逐次申し上げますが、従来佐藤総理や坂田文部大臣は、本会議や……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 決算委員会 第17号(1970/05/19、32期、日本社会党)

○大原委員 きょう参考人の人々からこんなに長く各方面から御意見を聞く機会、こういうことは最近一両年の間にはなかったわけです。これは濱野委員長はじめ、丹羽理事や高橋理事や与党の理事さんや、そしてわが党の華山さんや各関係理事の御努力でありまして、これは非常な抵抗、妨害があったと思いますが、これをやっていただいたことについては、出席されました参考人に、私は委員長にかわってやるわけじゃないけれども、非常に感謝いたしております。今後とも、委員長、ぜひともこういう機会を、さらに議事録を精査いたしまして質問が発展できるような、そういうことにおいて取り運びをいただきたい。  というのは、昭和四十四年の話があり……

第63回国会 決算委員会 第19号(1970/07/10、32期、日本社会党)

○大原委員 時間がないですから、ひとつ簡潔に御答弁願います。  いままで大臣に何回もずっと質問してきましたけれども、やはり十月ごろにまた大臣かわるんじゃないですか。佐藤内閣の四選にあなたは賛成ですか、反対ですか。
【次の発言】 四選のことについては答弁がなかった。  赤字が政府管掌については千八百五十億円、日雇健保も一千億円近くあるそうですね。四十五年度の見込みですが、千八百五十億円の赤字解消、これのためには健康保険法の改正を来年やるのですか。つまり保険料を上げるのですか。
【次の発言】 それでは、いままで予算委員会その他で議論してきましたが、だいぶん時間も詰まったわけですが、抜本改正について……

第63回国会 建設委員会 第18号(1970/05/12、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、きょうこれは第一回目の質問にしたいと思うのですが、これは他の委員会でもやろうと思いますが、実は広島市の戦後の大きな区画整理を今日振り返ってみまして、都市計画の中における区画整理法の運営のあり方について非常にたくさんの問題がある、こういうふうに思うわけであります。これらの問題点を私どもが一つ一つについて重要な点を分析をし、あるいは解明をするということは、今後の都市計画を進めていく上において、あるいは法律一般の運営においてきわめて重要である、こういうふうに私はいろいろと研究いたしまして痛感をいたしました。特に広島市は原爆を受けておりまして、都市計画が今日残っておる地点が、いままさ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1970/06/10、32期、日本社会党)

○大原委員 きょうは簡単に御質問いたしますが、最初、川又さんのほうへお願いいたします。  自動車の関係ですが、私ども国民の立場に立って、きのう以来いろいろな議論を聞きながら、端的に感ずることがあるわけですが、これはいままでも質問がございましたので、重複を避けまして御質問いたしたいと思うのです。  これは、やはり石油関係もそうですが、鉛の公害に対する認識というものが、そういう専門に鉛の問題を扱っておられる方々に、なぜいままでこの認識がなかったのだろうか、こういう率直な疑問が一つあるわけです。それは、うらはらの関係では、これから、では、鉛を含めまして自動車の排気ガスの無害化について、やはりほんとう……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1970/06/11、32期、日本社会党)

○大原委員 私も若干同じことを言うようですが、きょうはきのう、おとといの言うなれば締めくくりをやる公害特別委員会だと思うわけですね。ですから、それぞれいま議論があったように、公害対策会議のメンバーが全然いないで、それ以外の者だけで議論するというのでは私はあまり意味がないのじゃないかと思う。きのう、おとといの真剣な午後八時ごろまでの討議を締めくくってやるわけですから、湊総務副長官と大竹法務政務次官がお見えになっておりますが、あとの方に私は聞いてみたいのだが、あとの、チンピラとは言わぬけれども、それぞれ各省において協議をして、きのう、おとといの討論を踏まえて、それぞれの各大臣の意思を体して出てきて……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第19号(1970/09/08、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、きょうは海水の汚濁の問題、特に瀬戸内海全域の汚染の問題について、その中で赤潮の問題は非常に大きな問題になっておりますが、特に具体的な環境基準の設定が九月一日の閣議であったわけですが、大竹・岩国地区、そういう地域を中心にいたしました、以上申し上げたような総合対策についてひとつ質問いたしたいと思います。  瀬戸内海の赤潮は、たとえば宮島ですが、大竹・岩国地区からうんと広島寄りなんですが、宮島の沿岸から広島、呉、岡山のコンビナートに至るまで、ずっと青い海ということではなしに、しょうゆのような海、赤い色をし、黒ずんだ海になっているわけですから、たとえば宮島にいたしましても、もう観光地……

第63回国会 文教委員会 第17号(1970/04/24、32期、日本社会党)

○大原委員 先般の衆議院における著作権法の審議にあたって、具体的なこの問題についても論議をすることが著作権法の審議を進める上において必要だというふうには考えておったわけですが、議事進行に協力いたしまして、理事会の計らいできょう質問することになりました。  最初に、通産省の人、見えてますね。 これから質問する中で、通産省は万博の監督官庁というか、所管官庁ということになっておりますが、きょう私が質問いたしますのは、政府館とか、あるいは企業館とか、テーマ館とか、地方自治体館、こういうふうに国内の展示がなされておるわけですが、その中で著作者との関係でトラブルが起きているのは、地方自治体館だけですか。

第63回国会 予算委員会 第6号(1970/02/26、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、これから、大体三点について質問をいたしたいのであります。  その第一点は、経済社会発展計画、この新しい長期計画を策定いたしておりますが、その策定における問題点。それから第二の問題は、その中において、先般の国民生活白書でも問題を初めて提起いたしましたが、国民の生活の中身と環境、生活行動水準と生活環境水準というふうにいっていますが、そういう観点から見た長期計画や高度成長政策、特にその中身である社会保障の欠陥の問題。それから第三点は、最近アメリカやヨーロッパでも非常に大きな消費者問題となりました食品や薬品の公害、つまり食品添加物、チクロなどのようなそういう問題から、残留農薬の問題、……

第63回国会 予算委員会 第14号(1970/03/10、32期、日本社会党)

○大原委員 関連して……。
【次の発言】 これは以前国会で議論されて問題となった点で、政府の言明もあることですから、本予算委員会としても、その経過と、これから文部省がどういうふうな措置をとられるかということについて私は討議をする必要があると思うのです。したがって、理事会においてこの問題は協議するように委員長において計らってもらいたいと思います。
【次の発言】 それだったらもう一回文部大臣、これは前から問題になっておることで、突然出した問題じゃないわけです。ですから、一両日中にひとつこれは調べてその経過を報告してもらいたい。

第63回国会 予算委員会 第18号(1970/03/30、32期、日本社会党)

○大原委員 質問に入ります前に、先般来非常に国民の関心を集めておりますが、ソビエトの爆撃訓練の問題であります。このことについての説明は省略をいたしますが、これは日本の国民の一つの合意であります。爆撃訓練を、公海自由の原則があっても、やはり公海において事業を営み生活を営んでいる、こういう関係国民の利害を無視してこのようなことを一方的にやることはいけない、そういうことでありますが、この問題に対しまして、政府は二十七日、駐日ソビエト大使に対しまして、訓練中止の口上書を渡したといわれておりますが、ソビエトとの交渉の経過について、外務大臣からお答えいただきたい。

第64回国会 運輸委員会 第3号(1970/12/08、32期、日本社会党)

○大原委員 時間が短時間ですから、端的に質問いたします。  最初に条約と法律の関係なのですが、新しく改正された条約に基づいて法律を改正するわけですが、条約と法律で内容的に違っておる点を答弁してください。
【次の発言】 原則的にない点を国内法できめるというのは、問題ないと思うんですね。ただし、同じ条約にきめておる基準を国内法で強化をする、こういう場合には、条約と法律の効力の関係はどうなりますか。――別の質問をしましょうか。条約の効力のほうが法律よりも優先するわけでしょう。その場合に、そういう問題についての疑義が起きてきませんか。問題は起きてきませんね。

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1970/12/08、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、これから公害対策基本法案、政府が提案いたしておりまするその法案を中心に、わが党が、環境保全基本法――三野党で出しておりますが、そういう問題を対比しながら、基本的な問題とあわせて関連のある具体的な問題の二、三について質問いたします。  先般、私ヨーロッパの公害調査をいたしたわけですが、その前に大々的な調査団を編成をされた、村上孝太郎君が団長でやられたのがありますが、その報告の中に掲げておる中で、私がそういう点に関する限りにおいては全く意見が一致すると考える点があるわけですが、それは公害対策というのは、結局は二つの点が重要である。その第一の点は企業責任を明確にすること、それから第……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、きょうは最初に佐藤総理にお伺いいたしたいと考えておりましたのは、佐藤総理は、いままでの戦後の総理大臣の中で一番長期の総理大臣ということになっておるわけであります。いままで与党の中では三選、六カ年間ほど政権の座についておられたわけでございますが、私は、四選ということは自民党だけでなしに、国民の立場から見ましてもきわめて重要な問題であると思います。したがって、いままでの締めくくりをしながらこれからの決意を聞く、いままでのバランスシートを明らかにしながらこれからの決意を聞きたい、こういうのが国民の願いであると思いますが、この冒頭の質問は、これは私は最後に回したいと思います。  そこ……

第65回国会 外務委員会 第12号(1971/03/25、32期、日本社会党)

○大原委員 最初に質問いたしますが、このILO条約の問題はどこが主管をしておるのですか。実質的にどこが主管をいたしておりますか。
【次の発言】 この是非の論議は別にいたしましてでは労働省は具体的にはILOの機構の中にどちいうふうに入り込んでいるのですか。
【次の発言】 労働省はだれを出しているのか。
【次の発言】 労働省から常任理事を出しておるわけですね。それからILOの総会には労働大臣が政府代表に出るわけでしょう印そうですね。
【次の発言】 外務省で、ILOの出先で担当している大使はだれですか。
【次の発言】 それで、日本はILOについて非常に不熱心だ、国際的にこういう世論があるわけです。い……

第65回国会 社会労働委員会 第10号(1971/03/11、32期、日本社会党)

○大原委員 第一は立法の趣旨についての問題ですが、昭和四十三年に医療法を改正しまして特別措置法が出たわけですが、そのときに本委員会において審議をした際に、附帯決議の中に、原爆被爆者援護審議会の設置――現在の医療審議会を援護審議会にかえる、そういう附帯決議をいたしたわけであります。その中身は何かというと、これは医療面だけでなしに原爆の被爆者、放射能の被害者、そういう特殊事情を考えて――この本質論はあと若干の時間でやりますが、考えて、医療面だけでなしに、生活の裏づけのあるそういう対策をとれ、こういう強い要望があったわけです。したがって全然別の法律で援護審議会を設置するということが趣旨であったわけで……

第65回国会 社会労働委員会 第12号(1971/03/18、32期、日本社会党)

○大原委員 いままで議論がありましたことで、大きな問題は別の機会に譲りまして、こまかな問題で所得制限の問題ですが、所得制限は扶養義務者の所得が百八十万円ということになっているわけですが、その運営の問題です。たとえば、きょうだいがいますね。長男が親を養う場合もある、あるいは次男、三男が養っておる場合もある。しかしその場合に、私はそういう場面に直面するわけですが、多くの場合きょうだいや縁のある人々が七十歳以上のお年寄りに対しての生活費はみんなが出し合ってやっている。世帯は同一のような世帯のかっこうをとっているけれども、そういうお互いに金を出し合って、家の都合で、最近は住宅難その他があるから、あなた……

第65回国会 社会労働委員会 第19号(1971/04/28、32期、日本社会党)

○大原委員 大まかなことだから初めから厚生大臣に。  年金は何のためにつくっているのですか。
【次の発言】 経過的には年金は、たとえば恩恵的または論功行賞的な考え方もあるのですね。長い間つとめていただきまして御苦労さんでした、こういう趣旨が経過的に一つあると思うのです。もう一つは、こういう近代的な社会において社会的な事故――いま大臣が言われた趣旨はそのほうに近いと思うのですが、社会的な事故に対して国の保障、国民全体が責任を持つということで、生活保障の原則に基づいて生活を保障していく、こういう考え方があると思うのですね。ですから、それは後者のほうというふうに解釈してよろしいですね。

第65回国会 社会労働委員会 第21号(1971/05/10、32期、日本社会党)

○大原委員 関連して。  きょうは労働大臣も副長官も大蔵省もおられる。それで、一言だけ関連質問するんですが、政労協関係の職員が非常に不満に思っているのは、私は二つあると思うのです。その一つは、総裁とか理事長とかいう名前がついておりますね。それは民間の企業の給与に匹敵するような高い賃金を取っているわけです。これは主として天下りです。関連企業へ高級公務員が横すべりをしているんです。それは、同じような企業やあるいは公務員のベース以上の給与をもらっているわけですよ、総裁や理事は。だから、それの天下りとかそれの特別待遇、それは、公務員の年金をもらいながら高い給与を取っているんですよ。総裁も理事もそうじゃ……

第65回国会 社会労働委員会 第22号(1971/05/12、32期、日本社会党)

○大原委員 児童手当の問題につきまして、いままでかなり質問が進んだわけでありますが、いままでの質問に重複しない範囲で逐次質問いたしてまいります。同じような質問でございましても質問の角度を変えて質問いたしたいと思いますから、率直にお答えをいただきたいと思うのです。  児童手当の問題は、大臣、諸外国の立法の例からいいますと、第一次大戦以降もかなりできておりますが、第二次大戦以降、世界の各国においては、社会保障制度を確立していく基礎的な条件の問題として児童手当の問題を取り上げてやってきたわけです。しかしながら日本におきましては、世界各国に比べまして、特に最近の十数年来の経済成長は目ざましいわけですが……

第65回国会 内閣委員会 第18号(1971/04/27、32期、日本社会党)

○大原委員 今回の改正案の中に第三項があげてありまして、「援護局の業務のうち戦後処理業務の縮小に伴い、管理体制の整理を行なう」ということで次長を廃止されておりますが、戦後処理の問題で問題となっておる点を、この際ひとつ私のほうで取り上げて、そうして見解を聞きたいと思います。  その一つは、原爆被爆者の問題に関係をいたしまして、原爆被爆者特別措置法あるいは戦傷病者戦没者遺族等援護法、そういう法律の審議に関係しまして取り上げました旧防空法関係の犠牲者の問題があるわけです。これは非常に問題があるのに政治的に放置されておった問題です。この問題は数年来私のほうで取り上げて、資料を全部洗いざらい説明いたしま……

第65回国会 内閣委員会 第28号(1971/05/19、32期、日本社会党)

○大原委員 厚生大臣、国会もいよいよ最後になりましたが、私は、この国会の議論を通じて厚生大臣に所見をお伺いしたいのです。  第一は、あなたも一年有余にわたって厚生大臣をおやりになったわけですが、明けても暮れても、厚生省は医療保険の問題に取り組んで、これに忙殺されている。しかも、医療保険に対する対策というものは、まるで後手、後手であって、赤字対策に終始をしている。そういうことで、児童手当等で若干の端緒を、いままでの懸案について若干の前進の足がかりをつけたけれども、しかし全体としては社会保障というものが非常に停滞をしておる。医療保険の問題に足を引っぱられて、そして全体の社会保障の前進は遅々として進……

第65回国会 法務委員会 第20号(1971/05/18、32期、日本社会党)

○大原委員 私の都合で時間が少しなくなりましたが、私はこれからひとつ野党三党の提案にかかる、事業活動に伴って人の健康に係る公害を免じさせた事業者等の無過失損害賠償責任に関する法律案、これにつきましてひとつ率直に質問いたします。野党提案に対しまして、野党的な質問があるかもしれませんが、ひとつ御了承いただきます。  この野党の提案が出ましてから各方面できわめて活発な議論が起きてまいりました。この三野党案につきましては、私どもがいろいろと検討いたしてみましても、必ずしも十全であるとはいえないという点があると思います。その点を時間があればやはり明らかにしていただきたいと思いますが、そういうことと一緒に……

第65回国会 予算委員会 第7号(1971/02/04、32期、日本社会党)

○大原委員 私の質問にも関係をいたしますが、最初質問に入ります前に、最近続発をいたしております火災における焼死事件、昨日は桐友学園という精薄の施設におきまして五人の死亡者が出る、こういう事件が出ております。その前には宮城県の小島病院におきまして、火災で入院中の精神病患者が六人焼死する事件が起きておりますし、特に昨年来この社会福祉施設の火災事件が続発をいたしておるわけでございます。で、集団的に住んでおりますところに火災が起きますと、非常に被害が大きくて、特に昨年一カ年を見ましても、正確な資料を持っておりませんが、千五百名以上の焼死者が出ているというふうなことでありますが、そういう事件が次から次へ……

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、日本社会党)

○大原委員 厚生大臣、官房長官、大蔵大臣、私はくどくどと繰り返しませんけれども、今日までの経過で、これまで押し詰まって、しかも重要な予算関係法律案が出ていないというのは、これは総合対策について政府の方針がきまっていないからです。しかも健康保険法案は田邊委員が指摘をいたしておりまするように、患者の一部負担が入院、通院においてふえるだけではないのです。弾力条項という千分の七十からあるいは千分の八十、言うなれば私どもからいえば歯どめのないような、白紙委任状をこの保険庁長官、保険料負担にまかしておるわけだ、そういうことはいままでの特例法の経過からいって絶対に了承できない、そういうことで議論になっておる……

第65回国会 予算委員会 第14号(1971/02/17、32期、日本社会党)

○大原委員 委員長もよく御承知のとおり、理事会におきましての決定は各党承知ですが、官房長官が言われた各党間の政審会長、その趣旨はありましたが、しかし予算審議を実質あらしめるために、総括質問が終わる二月の五日までに、理事会としては、予算関係重要法案は国会に提出する、そういうことにつきましては理事会における確認といたしまして政府に要求をいたしたのであります。しかし、そのことは全党一致の要求でありましたが、いろいろの経過の中から、十六日までには予算関係法案は出す、こういうことを官房副長官からも内田厚生大臣からも本院におきまして報告並びに答弁があったわけであります。そういう経過を踏まえてみまして、ただ……

第65回国会 予算委員会 第17号(1971/02/27、32期、日本社会党)

○大原委員 佐藤総理、問題はこういうことだと思うのですよ。ジョンソン次官の発言について、日米共同声明では、向こう側の解釈とこちらの解釈があったわけですね、問題になりました。そのときには、政府側は強引に日本の解釈を信じてください、こう言った。日米共同声明の場合は、これは非常に抽象的な表現ですから、そういう解釈はあり得るのです。しかしこれは具体的に――極東における軍事行動はアメリカ軍がイニシアをとってやっているのですから、これは軍事行動の具体的な問題について事実を述べている。しかもサイミントン委員会の出席者を見てみますと、軍事専門家も外交官も、あるいはいま楢崎委員が指摘をいたしましたジョージ在日米……

第66回国会 社会労働委員会 第7号(1971/10/12、32期、日本社会党)

○大原委員 厚生大臣は、先般沖繩へ視察に行かれたわけですが、沖繩の社会保障や社会福祉をごらんになりまして、いままでのそういうアメリカの軍政下の政治についてどういう感想をお持ちになりましたか。私は先般実際に行って、五日間ほど調査いたしましたが、まず、いままでのあり方についての意見をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 私も実際に現地に行ってみまして、アメリカが百万の沖繩の同胞に対しましての生活問題について、いかに無関心であるというか、差別的な意識を持ってやっておったかということがはっきりいたします。たとえばアメリカの軍人や軍属や家族に対しましては、伝染をしたり影響のあるようなハンセン氏病とか性病……

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/21、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、内政の当面する最大の課題である保険医総辞退をめぐる医療制度の改革の問題につきまして端的に質問いたしますので、総理以下明確に答えていただきたいと思います。  第一は、私がこの質問に入ります前提として厚生大臣にお聞きしたいと思うのですが、現在厚生大臣は国民注視の中で斎藤・武見会談――いや、そうじゃなしに武見・斎藤会談をやっておられるようでありますね。保険医総辞退の真意は国民にはよくわかってないのですよ。武見医師会長は、最初は中医協に政府が出しました審議用メモを撤回せよということを言っていた。その次には、医療費値上げが目的ではないかというふうにいわれておった。だんだんと変わってきて……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号(1971/12/11、32期、日本社会党)

○大原委員 昨日の社会労働委員会との連合審査におきまして、沖繩の内政問題の中では一番おくれておる部面である社会保障、社会福祉、特に国民健康保険や、あるいは被用者を対象とする健康保険等の移行措置につきまして質問をいたしておったのであります。私が取り上げました点は、沖繩の復帰に伴う特別措置法に関する法律案の第百五十六条に関係いたしまして、政令に委任をいたしました法律があるわけでありますが、この百五十六条は、これは法律をもって政令に委任をするところの限界を越えておる違法かつ違憲の疑いのある措置である、こういう点を結論的に指摘をいたしまして論議を重ねました。昨日の論点を政府側で整理をいたしまして、今朝……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1971/11/10、32期、日本社会党)

○大原委員 私はきょうは、広島、長崎にありますABCCといいますが、原子爆弾傷害調査委員会の問題につきまして、私の質問の論点は、いままで日本の政府機関といたしましては厚生省の予防衛生研究所、公衆衛生局がタイアップしておったわけでありますが、もちろん科学技術庁の放射線医学総合研究所も関係をいたしておりますし、また文部省の大学学術局関係の広島大学あるいは長崎大学の関係研究機関も研究面においては関係をいたしておりますから、これからの展望、この問題を含めまして本委員会において質問申し上げることが適当である、こういうことで質問の機会を与えていただいたわけであります。  第一は、このABCC、広島、長崎の……

第67回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/12/01、32期、日本社会党)

○大原委員 私はきょうは、先般の衆議院予算委員会における瀬戸内海の公害防止の総合対策についてさらにこまかい質問をいたしたい、こういうふうに考えておりました。その中に、瀬戸内海において石油コンビナートを中心に重化学工業地帯があるわけですが、石油タンカーその他の事故というものは、瀬戸内海の池のような性格上これは非常に大きな問題であるという点で、バラストの処理の問題その他質問をいたすつもりでしたが、御承知のように、昨日新潟におきましてあのような座礁事件が起きてまいりました。そこで最初にそのことにつきまして、海上保安庁、運輸省に対しまして御質問をいたしたいと思います。  質問の第一は、その前提となるこ……

第67回国会 予算委員会 第1号(1971/10/23、32期、日本社会党)

○大原委員 本格的な論戦に入ります前に、この補正予算自体の問題につきまして重大な疑義がございますので、これにつきまして率直に質問をいたしたいと思います。  申し上げるまでもなく、今回の補正予算は通常の補正予算とは違いまして、内政、外交ともに重大な転換点に立っておるわけであります。ですから、今回の補正予算に対する論議というものは、これを取り巻く内政、外交の諸問題についてと同じように、補正予算自体について、私は十分解明をしておくことが必要であると思います。  私は、従来からの、佐藤内閣が成立いたしまして以来からの記録でありますが、国会における本会議、予算委員会等関係委員会の論戦を、議事録を通じて調……

第67回国会 予算委員会 第2号(1971/10/25、32期、日本社会党)

○大原委員 ただいままでの質疑応答を聞いておりまして、われわれは、国民の立場から考えて全然納得できません。つまり、政府は、いままで、来年の四月一日には返る、こういうことを愛知さんがわざわざパリまで行って演出したことがあるのです。そして、それは本年度内のことでしょう。本年度内のことなんです。ですから、いままでの質疑応答を聞いておりまして、沖繩に核があることは、沖繩の県民は現実に確認しておるのです。これは事実だ。それから、大統領の権限云々ということはアメリカの側の主張である。そして、現に返還問題で私どもが、核抜きという、いままで政府が公約したことについて集中的に議論しているときに、三億二千万ドルの……

第67回国会 予算委員会 第6号(1971/10/30、32期、日本社会党)

○大原委員 いよいよ補正予算の質問も最後になりまして、予算委員会、予算の審議としてはこれが佐藤内閣の最後になるかもしれません。(発言する者あり)かもしらぬと言ったじゃないか。  そこで、いままでの予算委員会はきわめて重要な問題について議論をしてきたわけであります。その審議の中におきまして重要であると思われる数点につきまして、ここで、最後の質問の機会に、総理大臣以下各関係大臣に質問をいたしたいと思いますから、答弁のほうも簡潔に、ひとつ中身のある答弁を最初に要望いたします。  第一の問題は、日中国交回復の問題であります。これは、本予算委員会の審議中に、劇的な国連の総会のアルバニア案の三分の二多数の……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1972/05/30、32期、日本社会党)

○大原委員 法案審議に入る前に、いまのことなんですが、このことは、大石長官の在任中に前向きに非常に努力をされたことは認める。その結果は、これはどう出るか、まだわかりません。われわれも、かつて私も田中委員長も予算委員会におりましたときに、かなり重要性を認めて調査をいたしまして、佐藤総理等が指示をいたしました経過もあります。したがって、私は大石長官が在任中に――あなたはかなり永遠に在任されると思いますけれども、この国会中ですね、委員長にもお願いしたいのですが、瀬戸内海の汚染対策についての問題を集中的に議論してみる、こういう委員会の運営をして、いままでの議論や討論の結果をひとつ具体的にどう処理するか……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1972/06/02、32期、日本社会党)

○大原委員 前回の委員会におきましていろいろと議論をいたしてきたことや、またいままで本委員会において各委員から質問があった問題を頭に置きながら、できるだけ簡潔に集約的に質問を進めてまいりたいと思いますので、お答えいただきます。  先般の質問のときも申し上げたのですが、質問に入りますまでに一言聞いておきたいことがあります。大石長官はいまストックホルムに行っておられるわけですが、小澤次官は次官の中では非常に熱心であり、かつ経験の豊富な次官として公害問題については自主的に取り組んでこられたわけですから、小津次官並びに関係各省にも出席をいただいております。経済企画庁、通産省をはじめ関係省出ておられます……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第27号(1972/06/13、32期、日本社会党)

○大原委員 関連して。  いま岡本委員から、英断を持って答えてもらいたい、こういう話がありましたが、私は一言、関連してぜひともこの際聞いておきたいのですが、いままで議論になりましたように、経済企画庁の政務次官お見えでございますが、新全総をやり直す、これは十二日と、いまの質疑応答の中でありました。それから新経済社会発展計画をやり直すのも年末。総合的にいままでの経済成長政策をもう一回見直す、こういうことでありますし、いまそれに関連して自然保護法案をやっておりますが、ひとつ環境庁長官に英断を持って答えてもらいたいのは、最近、重化学工業や経済に深い関係のある田中角榮通産大臣が、日本全土大改造、工場大分……

第68回国会 社会労働委員会 第4号(1972/03/09、32期、日本社会党)

○大原委員 それでは関連質問で簡単に申し上げますが、いまの斎藤病院、私も現地へ行って府、市や関係者の調査をいたしましたが、斎藤病院長自体――昭和四十三年に、これは病院を開設をいたしておりますが、自体もさることながら、そのもとに村上某、村山某という、つまり医師の免許を持っていないにせ医師が診療行為を行なっていたわけです。これはお話があったように、救急病院に指定しているわけです。そのことによって死亡者やたくさんの被害者が出ておるわけです。その被害者はにせ医師によって手術をされたり、注射を打たれたり、あるいはほうっておかれたり、そういうふうに放任状況にされて医療行為を受けなかった、こういう状況にあっ……

第68回国会 社会労働委員会 第9号(1972/03/23、32期、日本社会党)

○大原委員 逐次質問を申し上げたいと思いますが、第一番は、広島、長崎に投下されました原爆による放射能の影響調査、原爆症に対する治療法の研究、さらに被爆者に対する治療、こういう機関は今日厚生省、科学技術庁あるいは文部省関係の大学あるいは公的医療機関、そういうものが多数あるわけでありますが、これらのチームワークが十分にとれていない。それぞれ独自の角度から問題を取り上げている。戦後二十八年間、被爆者の立場や市民の立場で納得できるようなチームワークを、より強化するような方向における問題のとらえ方が今日必要であると思います。  そこで、私はこの問題に入るにあたって、いま広島、長崎のABCC、これはアメリ……

第68回国会 社会労働委員会 第18号(1972/04/20、32期、日本社会党)

○大原委員 私が四、五年来取り上げてまいりました、いわゆる防空法関係の犠牲者に対する援護措置の問題でありますが、最初に政府委員のほうからお答えいただきたいのだが、警防団あるいは医療従事者あるいは防空監視員に対する対策の現状、人員等ですね、これが現在の段階でどうなっているか、弔慰金の問題です。
【次の発言】 防空監視員はどうですか。
【次の発言】 戦争犠牲者の援護の公平という議論がずっとなされておるし、先般、別の法案についても議論したわけですが、厚生大臣は防空本部の幹部であったわけでありますが、いつごろまでやっておりましたか。
【次の発言】 昭和二十年の三月から終戦までということになりますと、こ……

第68回国会 社会労働委員会 第19号(1972/04/21、32期、日本社会党)

○大原委員 関連。関連ですから簡単に言いますが、厚生大臣、あなたは基本的に、医療保障については保険主義をとるのですか、保障主義をとるのですか。それが一つ。基本的な問題ですよ。あなたの説明を聞いておると、長い説明だけれども、ぐるぐるあっちいったりこっちいったりしている。それが一つ。それから、三百名以上の事業体について組合方式を許可しないのは、どこが許可しないのですか。  もう一つこれに関連をして、昭和四十二年の特例法のときに二百二十五億円出したでしょう。二百二十五億円の国庫補助を出したのです。その率は当時何%になっておるかということは非常にはっきりいたしておりますが、その後そのつまみ銭で全然ふえ……

第68回国会 社会労働委員会 第21号(1972/04/26、32期、日本社会党)

○大原委員 いままでの二人の質問に引き続いて質問をいたします。質問の内容については重複をできるだけ避けて、繰り返し蒸し返し同じことをやるというようなことはいたしませんが、しかし、けさからの質問を聞いておりまして、質問に答えていない、そういう答弁がたくさんあります。何というか賢問愚答と申しますか、そういうものがかなりあるわけでありますから、そういう点は重複するかもしれない、そういうことをあらかじめ通告をしておきます。審議は時間をかければいいというものではないわけでありますから、討論を通じて中身が前進をしていかなければ大臣がここへ出ておる意味もないし、その受け答えができないような大臣であれば資格が……

第68回国会 社会労働委員会 第22号(1972/04/27、32期、日本社会党)

○大原委員 問題は二つあると思うのです。厚生省で社会福祉施設についての五カ年計画をつくって、政府は、これは新経済社会発展計画では認めない、こう言って認知しなかったわけでしょう。厚生省がきめておったやつを、実際上大蔵省との折衝に駒いて――大蔵省が、そういう厚生省の中に存在しておるということを認めてやっておったわけだ。これは政府全体の計画で閣議決定してやるべきではないかという議論が一つあったわけです。そうでないと、大蔵省を拘束してやるわけにいかないので、いまのお話のように、ばくちのテラ銭をかき集めてやっておったわけだ。そういういびつなことをすれば――こういうことが一つ。これをぴしっとやれ。  もう……

第68回国会 社会労働委員会 第23号(1972/05/09、32期、日本社会党)

○大原委員 関連して。この十一条の条文で、「勤労婦人が育児のため一定期間休業することを認める措置をいう。)の実施その他の育児に関する便宜の供与を行なうように努めなければならない。」この便宜の供与の中には給与とか手当とかいうふうなものの便宜を含めておるのかどうか。そういう問題を含めて、やってもよろしい、こういう意味かどうか。いまの島本委員の質問に、法文に即して逆に質問するわけです。便宜の供与という中には、給与あるいは手当を給付することを含めて便宜を供与するという意味に解してよろしいか。
【次の発言】 関連。いままで赤字問題を何回も議論してきて、そういう認識はおかしいですよ。大蔵省もおかしい。つま……

第68回国会 社会労働委員会 第24号(1972/05/11、32期、日本社会党)

○大原委員 いま川俣委員の質問で非常に実態がはっきりしたと思うのですが、大臣、大体これは総理大臣が出て答弁すべき問題ですよ。総理大臣か大蔵大臣も来られて――あなただけで不足だというわけじゃないけれども、いままでずっと審議いたしました経過からいうと、そうです。  つまり、いま非常にはっきりしたのは、保健所の人的なスタッフの充実状況がどうか、問題はないか。それから、いま議論にはならなかったけれども、保健所自体の物的な設備、だんだんとこれは古くなって荒廃しているのですよ。戦後できた建物ですけれども、占領以来できた施設ですけれども、どこへ行っても非常に荒廃しておるのです。  それからもう一つは、運営が……

第68回国会 社会労働委員会 第25号(1972/05/12、32期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連して。  後藤委員の質問は、いままでの質問から見ますと、別の方向から問題を提起したわけです。いままでの質問とは違った方向なんです。しかし違った方向から問題を提起いたしましたが、厚生大臣はきわめて重要な答弁をいたしておるわけです。つまり、従来私どもが国会で議論をいたしました点は、五人未満の未適用の労働者に対しても、政管健保を適用する方向で議論しておったわけです。そういう決議をしばしばしておったわけです。しかし、厚生大臣はそれにストップをかけた、こういうわけである。これは全体の国保と政管健保の制度のあり方について重大な問題があるからストップをかけた、こういうわけである。後藤……

第68回国会 社会労働委員会 第26号(1972/05/16、32期、日本社会党)

○大原委員 関連して。労働大臣、これは簡単に申し上げるのだが、労働者の立場に立ったら――政労協の中には、金融関係もあれば、技術畑で道路その他建設関係もあるのです。みなそれで同一労働同一賃金という相場ができておるのです。だから、ほんとうに労働意欲を燃やして働くという点からも、問題が一つここにあるわけです。  もう一つは、労働者の立場に立てば、理事やその他天下っておるわけですが、それはかってに政府がきめておるじゃないか。公務員の賃金以上にきめておるじゃないか。しかも一生懸命働いたって、そこでそういう幹部になるという道は、天下りということでかなりふさがれておるわけです。ですから、労働基本権が周知のと……

第68回国会 社会労働委員会 第27号(1972/05/18、32期、日本社会党)

○大原委員 関連。  三つしか書いてないのは、独占的な排他的に決定できる価格、料金について、つまり税金と同じようにやれる、こういうように書いてある。ただし、保険料は最初は健康保険からずっと発生してきたのです。それで皆保険になったのです。だから国民はどこかに入っていなければならないわけです。国民健康保険では保険税、こういうのです。政管健保、組合健保等と含めてですが、源泉徴収するのです。だから税金と同じなんです。皆保険になったから、税金と同じようになった。昭和三十六年からなっておる。当時の時間的な関係から、財政法には列挙してなかった。だから特例法でどういうことをきめてあるかということは、私はわから……

第68回国会 社会労働委員会 第28号(1972/05/19、32期、日本社会党)

○大原委員 関連して。後藤委員の指摘された点、私もこの前質問をしたわけです。それで問題は、抜本改正は抜本改正で、赤字対策をまずやっていってくれ、抜本改正はやりますからそのときにやります、厚生大臣はそういう答弁です。しかしいままでの答申や議論の筋というものは、それは違うじゃないかという議論をこの前からしたわけです。というのはどういうことかというと、生産手段を持っている自営業者を中心とした地域保険と、腕一本すね一本、いま例にありましたようなそういう労働者の立場に立てば、医療給付以外に、医療に伴う生活手当が要るわけです。政府管掌健康保険ができたとき以外に、だんだんとそういうふうに就業構造が変わってい……

第68回国会 社会労働委員会 第29号(1972/05/24、32期、日本社会党)

○大原委員 いままでいろいろ議論をしてきたわけでありますが、それらの問題の中で残っておる問題、さらに質問を重ねて問題点を明確にする問題、これは五点ぐらいありますけれども、その問題を含めて、これから質問をいたします。  きょうは大蔵省、経済企画庁、その他全部見えておるわけですが、企画庁長官は外国に行っておるそうであります。最初に、これはこの根底で議論をされている問題で、われわれは、医療の問題は必ずしもイデオロギーを出発点として、あるいは帰着点として議論をしているわけではないけれども、保険主義か保障主義かという問題が常にあるわけです。ただし、この問題については、この保険主義か保障主義かという問題に……

第68回国会 社会労働委員会 第32号(1972/06/01、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、いま提案になっておる三つの法案についてやるわけですが、みなに関係があるということであります。  けさほどから身体障害者の福祉法についていろいろ議論がずっとあったわけでありますが、身体障害者の福祉立法については、最近議員立法による身体障害者福祉基本法ができたわけですが、できたメリットがどこにあるかということも問題だと思いますが、それらの上に立った今回の改正の利点は非常に重要な点ですから、これ自体については、提案になっていることの意義を十分認識をいたしておるわけです。ただ問題は、基本法がそれらの立法の上にできたように、身体障害者の福祉対策について総合的な、または長期的な政策が欠け……

第68回国会 社会労働委員会 第35号(1972/06/08、32期、日本社会党)

○大原委員 ただいま竹内委員のほうからごみ処理を中心にやったわけでありますが、私はごみもさることながら、これはあとの同僚委員の質問にもありますから、屎尿の処理を中心に質問いたしたいと思います。  今度の四カ年計画による廃棄物処理施設整備計画によりますと、屎尿あるいは一般廃棄物あるいは産業廃棄物全体を通じまして、四カ年で昭和五十年までに一応当面の目標を達成しよう、こういうことでありますが、それには具体的な問題を検討いたしてみますと、たくさん問題はあると思います。  そこで、端的に質問をいたしてまいりますが、建設大臣との関係でありますが、公共下水道の整備計画が昭和四十五年度末の実情からいいますと千……

第68回国会 大蔵委員会 第21号(1972/04/21、32期、日本社会党)

○大原委員 きょうは開発銀行法の改正についての質問をいたすわけですが、開発銀行は財政投融資の中でも今日までかなり重要な役割りを果たしてきたわけでありますが、しかし、これが軌道修正、資金の流れについて再検討を加えるということは、全体の中において非常に必要な問題として提起をされながら、具体的にはどうこの問題を扱っていくか、こういうことにつきましては非常に問題がたくさん残っておるということを、この開発銀行法の問題を通じまして私は感ずるわけであります。今回の改正は、一言で言えば従来の惰性に流れた行き方であって、この問題は幾つかの点において重要な問題があるのではないか、こういう意見を私は持っておるわけで……

第68回国会 予算委員会 第21号(1972/03/30、32期、日本社会党)

○大原委員 総理大臣に質問するのにちょっとセーがないのですけどね、セーがないというのは値打ちがないということですね。  そこで、私どもは佐藤内閣が成立いたしましてから八年間にわたっていろいろと論議をしてきたわけですが、しかしいまや内政、外交にわたって一大転換をするときである、国民はひとしくそういうことを期待しているわけです。 佐藤内閣がそのような国民の負託に沿うような、内政、外交にわたって国民が合意をし、共感をするような、ふるい立つような方針を示し得るかどうか。こういうことについて、私は多くの期待は持っていないのが率直な現状であると思うのです。最近の情勢を見ればわかるわけであります。しかし、佐……

第69回国会 外務委員会 第2号(1972/08/10、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、きょうはアメリカが広島、長崎に設置をいたしております原爆傷害調査委員会、ABCCですが、このABCCの日本における活動の法的な根拠、それからこれからの組織や活動のやり直しに対する日本の政府の態度、こういう問題に集中して質問をいたしたいと思います。この問題は科学技術特別委員会あるいは社会労働委員会等で今日まで一昨年以来議論を重ねてきたところでありますが、いよいよ日本の政府がどのように腹をきめるか、この問題に対してどう対処するかという結論を出す段階にきたと思いますので、いままでの議論を踏まえながら質問を進めていきたいと思います。  その第一は、ABCCの存在については、法的には昭……

第69回国会 災害対策特別委員会 第3号(1972/07/27、32期、日本社会党)

○大原委員 午前中ずっと質問があったわけでありますが、できるだけ重複は避けまして重点的に質問をいたしたいと思います。建設大臣も御出席ですから、建設大臣からもひとつ積極的な御答弁をいただきたいと思います。  午前中あったわけですが、一つは改良復旧か原状復旧かということで、原状復旧を原則とするけれども積極的に改良復旧を取り入れる、こういうふうな建設省の答弁でありました。これは先般――建設大臣、これはあなたに聞きたいのですが、総理大臣から改良復旧を旨としてやれと、こういう指示が閣議であった、こういうことは新聞に報道されたとおりであります。しかし、私どもが実際に災害地の第一線に行ってみますと、その趣旨……

第69回国会 社会労働委員会 第3号(1972/10/11、32期、日本社会党)

○大原委員 きょうは具体的な問題と、それから時間のある限り社会保障全体の政策の問題について逐次質問いたしますが、最初具体的な問題からひとつ入っていきたいと思います。  それは最近出ておるいろいろな問題について質問いたすわけでありますが、この委員会あるいは他の委員会でも議論になりましたが、外国人の原爆被爆者の救済の問題で、しばしばニュースにもなっておるわけでありますが、またこの委員会でも議論をされたことがあるわけでありますけれども、この問題については、先般大平外務大臣がやや注目すべき発言をいたしております。これは外国人被爆者の救済の問題で、特別立法を考慮したい、こういうことであります。この中には……

第70回国会 商工委員会 第2号(1972/11/08、32期、日本社会党)

○大原委員 私は、きょうは広島市への三越百貨店の進出をめぐりましてかなり最近情勢が緊迫いたしておりますので、当面のそれをめぐる通産省の見解、これからの方針、そういう問題を、中心に簡潔に質問をいたしたいと思います。  まず第一に、広島市に三越が進出する問題については――十合もバスセンターに出てくるわけでありますが、従来ありました福屋百貨店、天満屋百貨店、これの売り場面積の拡大、こういう問題をめぐって数年来いろいろと小売り商、中小企業との間においてトラブルがございまして、昨年も通産大臣の認可をめぐって訴訟問題が起きておるということであります。  中小企業対策というのは、今日の段階では政府の施策の中……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第47号(1973/09/11、33期、日本社会党)

○大原委員 各参考人に簡単に質問いたしますので、簡潔にお答えいただきたいと思います。  きょうはどうも御苦労さんでございました。  中国工業試験所の所長の福田参考人にお尋ねするのですが、私どもは、この法律、臨時措置法をつくる前に、保全法というのを出しておるわけですが、そのときに考えましたことは、環境行政と研究、公害研究調査についての、つまり一元化ということを主張いたしたわけです。大体環境庁がやるべきであるということです。つまり中国工業試験所が瀬戸内海の大型模型をおつくりになるということで、まあ失礼ですが、たとえば通産大臣が、これはいけないぞ、発表するなとか、この研究は延ばしておけ、あと回しにし……

第71回国会 災害対策特別委員会 第1号(1972/12/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が委員長の重責をになうことになりました。まことに光栄に存じます。  本委員会に課せられました任務は、災害から国民の生命と財産を守り、福祉時代にふさわしい災害対策の諸制度の整備等まことに重大なものがあると存じます。誠心誠意その職責を果たしてまいりたい所存でございます。  また、委員会の運営につきましては、まことにふなれでございますので、練達な委員各位の格別なる御協力によりまして、円満なる運営を行なってまいりたいと存じます。  何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

第71回国会 災害対策特別委員会 第2号(1973/02/22、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  まず、小委員会設置の件についておはかりいたします。  災害対策の基本問題について調査を行ない、必要な対策を樹立するため、本委員会に小委員十名よりなる災害対策の基本問題に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  次に、小委員及び小委員長選任の件についておはかりいたします。  小委員の各会派割り当ては、自由民主党六名、日本社会党二名、日本共産党・革新共同一名、公明党一名とし、小委員及び小委員長は委員長において指名いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。……

第71回国会 災害対策特別委員会 第3号(1973/03/29、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  まず、おはかりいたします。  先ほどの理事会におきまして、火山噴火等による災害対策及びダム災害防止対策の実情調査のため、鹿児島県に委員を派遣することに協議がととのったのでありますが、理事会の協議のとおり、委員派遣の承認申請を行ないたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  つきましては、派遣の期間、期日、派遣委員の員数及びその人選並びに議長に対する承認手続等に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

第71回国会 災害対策特別委員会 第4号(1973/04/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  まず、火山噴火等による災害対策及びダム災害防止対策の実情調査のため、去る九日から二日間、鹿児島県に委員派遣を行ないましたので、現地に派遣されました委員から報告を聴取いたしたいと存じます。高鳥修君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。  派遣委員各位には、まことに御苦労さまでございました。
【次の発言】 次に、特別豪雪地帯等に関する件について政府当局から発言を求められておりますので、これを許します。経済企画庁山村豪雪地帯振興課長岩渕道生君。

第71回国会 災害対策特別委員会 第5号(1973/06/06、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。宇田國榮君。
【次の発言】 次は、村山喜一君。
【次の発言】 関連質問の申し出がございます。これを許可いたします。宇田君。
【次の発言】 次は、金丸徳重君。
【次の発言】 次は、高橋繁君。
【次の発言】 次は、柴田睦夫君。
【次の発言】 質問の通告がございます。宇田國榮君。
【次の発言】 次は、村山喜一君。
【次の発言】 次は、高橋繁君。
【次の発言】 次は、村山喜一君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  先ほどの理……

第71回国会 災害対策特別委員会 第6号(1973/06/14、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件、特にダム災害防止対策について調査を進めます。  本日は、参考人として、東京大学教授高橋裕君、広島大学教授金丸昭治君、広島県山県郡加計町議会災害対策特別委員長中本五一君、ダム災害全国被災者団体連絡協議会事務局長国実明君、鶴田ダム被災者同盟連絡協議会会長松崎仁君及び関西電力株式会社常務取締役吉田登君、以上六名の方々がお見えになっております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中にもかかわらず当災害対策特別委員会に御出席いただき、ありがとうございました。  本日、参考人各位から御意見を聴取いたし……

第71回国会 災害対策特別委員会 第7号(1973/06/22、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件、昭和四十八年六月十七日根室半島沖地震による災害対策について調査を進めます。  まず、被害の概要につきまして、政府当局から説明を聴取いたします。総理府総務副長官小宮山重四郎君。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安田貴六君。
【次の発言】 次は、島田琢郎君。
【次の発言】 承知しました。  次は、高橋繁君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後零時四十六分散会

第71回国会 災害対策特別委員会 第8号(1973/07/03、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  この際、活動火山周辺地域における災害対策について、災害対策の基本問題に関する小委員長から、小委員会の調査の経過並びに結果につきまして報告したい旨の申し出があります。これを許します。災害対策の基本問題に関する小委員長宇田國榮君。
【次の発言】 これにて小委員長からの報告は終わりました。
【次の発言】 次に、活動火山周辺地域における避難施設等の整備等に関する法律案起草の件について議事を進めます。  本草案の趣旨、内容につきましては、ただいま小委員長の報告にありましたので、説明を省略いたします。

第71回国会 災害対策特別委員会 第9号(1973/07/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  この際、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の五派共同をもって、ダム所在河川の災害防止対策に関する件について本委員会において決議されたいとの動議が提出をされております。  この際、提出者より趣旨の説明を求めます。高鳥修君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 別に発言の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  高鳥修君外四名提出の動議のごとく、お手元に配付いたしてあります案文を本委員会の決議とするに賛成の諸君の起立を求めます。

第71回国会 災害対策特別委員会 第10号(1973/08/30、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  去る二十四日、本委員会に付託になりました参議院提出の災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。参議院災害対策特別委員長秋山長造君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 本案について質疑、討論の申し出はありませんので、直ちに採決いたします。  災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、本案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長……

第71回国会 災害対策特別委員会 第11号(1973/09/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件、特に地震対策について調査を進めます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  いわゆる地震対策につきましては、最近あらゆる方面から問題の提起がなされ、いまや非常に重要な問題となり、対策が急がれております。特に本年は関東大震災から五十年目にあたり、去る九月一日の防災記念日には、東京都などにおきましては、地域住民参加のもとに大がかりな防災訓練が行なわれました。また、六月には根室半島沖地震が発生いたしましたが、一たび大きな地震が起これば、過密化した大都市における被害は想像以上のものがあると存じます。  本委員会といたしましても、この機……

第71回国会 災害対策特別委員会 第12号(1973/09/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件、特に地震対策について調査を進めます。  本日は、参考人として東京大学名誉教授高山英華君、日本大学教授金井清君及び東京都総務局長赤羽嘉郎君に御出席いただいております。  この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  いわゆる地震対策につきましては、最近あらゆる方面から問題の提起がなされ、いまや非常に重要な問題となり、対策が急がれております。  特に、本年は関東大震災から五十年目に当たり、去る九月一日の防災の日には、東京都などにおきましては、地域住民参加のもとに大がかりな防災訓練が行なわれました。また、六月には根室半島沖地震が発生い……

第71回国会 災害対策特別委員会 第13号(1973/09/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 次に、神門至馬夫君。
【次の発言】 次に、諫山博君。
【次の発言】 それでは、島田琢郎君。
【次の発言】 金丸徳重君。
【次の発言】 次は、高橋繁君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午後三時三十七分散会

第71回国会 社会労働委員会 第11号(1973/03/29、33期、日本社会党)

○大原委員 いままでの質問を受けまして、また別の観点から質問いたします。  第一は、いままでこの被爆者に対する国としての措置をどうするか、あるいは政策の中でどう位置づけるかということを私もずいぶん長い間議論してきたのであります。それで大体国の責任として、国が国家補償の精神に基づいてやるべきだ、こういう議論もいたしてまいりましたし、なお残っておるわけであります。  それから第二は、これは放射能という人類最初の原爆という物質による被害というものの深刻性から考えてみると、これに対する人道上の措置をとる、こういう考え方で進んできたのが、この第二の問題であります。それがやや具体的であります。そこで、この……

第71回国会 社会労働委員会 第13号(1973/04/05、33期、日本社会党)

○大原委員 私のほうからは、いままで本委員会においてもしばしば議論はしたのですが、きょうは大体二つの点について質問をいたしたいと思いますが、一つは戦傷病者戦没者遺族等援護法の中にある準軍属として扱われております国民義勇隊、この問題と、それから従来から議論をいたしておりました防空従事者の問題、それが一つでありますが、これはかねてからの質問で懸案のことであるし、原爆被爆者特別措置法等の附帯決議も出ておることであります。その詰めの質問をいたしたいと思うのですが、もう一つは、戦争中広島県の忠海、これは池田さんの生まれられた近くでありますが、そこに大久野島という毒ガスの島がありまして、そこに動員学徒等が……

第71回国会 社会労働委員会 第14号(1973/04/12、33期、日本社会党)

○大原委員 この前の社会労働委員会で、戦傷病者戦没者遺族等援護法に関して私のほうから質問をいたした問題について、いろいろ理事会で議論にいただきました。そこで私の保留分について結論的な質問を二、三いたしたいと思います。  私どもは、この戦傷病者戦没者遺族等援護法を今日まで毎年議論をして改正をいたしてまいりました。ご承知のように軍人については恩給法等の関係で、これがワク外に出てまいりましたが、軍属、特に準軍属については、法律の第一条の精神からこれを逐次拡大をしてきたわけであります。これは先般も申し上げましたが、昭和二十七年の制定法のとき以来、被徴用者、総動員業務協力着、動員学徒、女子挺身隊員、戦闘……

第71回国会 社会労働委員会 第20号(1973/05/10、33期、日本社会党)

○大原委員 関連質問。去年もこの問題は非常に議論をして、若干の前進はあったわけです。今度は定率で一〇%ということでやったわけですが、しかしいままでの議論の問題は、厚生省も私は悪いと思うのです。きちっとしなければならぬ。大蔵省も、まるで自分の金みたいなことを考えておるけれども、考え方をきちっとするのにどこが問題かというと、あれほど皆保険下において話のとおり議論になって、政府が管掌しておる中小企業を対象としている政管健保、たとえば大きな企業のほうは五十五歳が大体定年だったわけですよ。五十五歳じゃだんだん寿命が延びているから、六十歳、六十五歳まで働いているわけです。それはどこで働いているかというと、……

第71回国会 社会労働委員会 第21号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○大原議員 私、一言補足的に、簡単に。私のいまの質疑応答、あとに議事録に残るわけですから、それでこれを読んで、またこの政府案に対する質問も発展させなければいかぬ。  一番の政府案の欠陥は――いいところも今回のはあるのです。それは賃金の過去についての再評価を一応しようという姿勢で見たわけです。それでその賃金の六割を保障するということをうたって制度をつくってみたわけです。これは非常にいいわけです。  しかしこの制度が、いろいろ検討をいたしてみますと、賃金の六割を保障するかに見えるけれども、そのこと自体も問題があるんですが、これからずっとまた離れてくるわけです。これはやはり昭和四十二年に一万円年金を……

第71回国会 社会労働委員会 第24号(1973/06/07、33期、日本社会党)

○大原委員 関連質問。  大臣、この議論は、いま家族の五割、今度六割給付の残りについて三万円以上の高額医療負担について給付措置をしよう、こういう制度があるわけですね。そのこと自体はいいわけですよ。給付率を上げていけばもう解決するのですけれども、その暫定措置としてやっているのです。  しかし、いま質問がずっとありましたように、差額ベッドとか付添看護婦に対する患者の負担というものは、いまの矛盾の中で急速に拡大しておるわけです。 民間医療機関等で、べらぼうにいい設備をやっておるところ、そういうところである程度請求しているということは、これはやむを得ない場合を含めて患者側の合意であるからですが、公的医……

第71回国会 社会労働委員会 第28号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○大原委員 ちょっと関連して。  関連ですから簡潔に申し上げるんですが、いま田口委員が指摘をされました点は、いままでの議論の中では初めての議論です。第十八条ノ八の改正は、これは大蔵省の要求でやったんだと思うのですね。大蔵省が歯どめをかけたんだと思うのですね。この中身の議論についてはいままでずっと村山あるいは山本、各委員からもずっと質問があった議論です。そこで、その質疑応答を進じていま田口委員が質問で指摘をいたしましたように、たとえば人事院勧告ということが、いまのような物価や生活水準が上昇しているときには、あらかじめ想定されているときには予備費の中へ入れるわけです。予備費の中で、最近は、五%ない……

第71回国会 社会労働委員会 第33号(1973/06/25、33期、日本社会党)

○大原委員 所定の時間があと二十分になりましたので、私はできるだけこの時間の範囲内で私の質問のめどをつけたいと思います。  きょうは、各省からたくさん来ていただきましたが、できないかもしれません。その点はまた場所をあらためて質問いたすことにいたします。私はいままでの質問を踏まえて時間の中で二、三詰めて質問をしたい、こういうことがございますので、順序を変えまして質問をいたしたいと思います。  いままで社会党の、わが党の田口委員が初めてこの問題について質問をいたしまして以来、各委員からたび重ねて質問があったわけでありますが、この点について、最初に衆議院の法制局の見解を聞きたいと思います。  これは……

第71回国会 文教委員会 第16号(1973/05/09、33期、日本社会党)

○大原委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、これから順次質問をいたしたいと思います。  この質問に入ります前に、この法律案の中身はもちろん筑波大学の問題ですが、設置法改正の中には、いま問題となっておる医科大学、医学部の増設の問題がかなりのウエートを占めておりますし、あるいは医療従事者の教育についても若干の問題となる点が出ております。パラメディカルの養成の問題ですが、いま社会労働委員会におきましては、健康保険の改正問題をめぐりまして、医療の供給体制をどうするかという問題があるわけです。これは数年来の大問題であります。  それから、大体今回の改正案が出てまいりました一つの動機は、……

第71回国会 予算委員会 第9号(1973/02/09、33期、日本社会党)

○大原委員 昨日、経済審議会から新長期計画、つまり経済社会基本計画、この答申が総理大臣に出されたわけでありますが、閣議の決定はいつになりますか。また、これを一通り読んでみますと、日本列島改造論は雲散霧消したというか、大体新全総ベースじゃないか、こういうふうに思います。私は全部読んでおりませんが、大体そういうように思います。しかし、雲散霧消したということでもなしに、新全総と列島改造論の関係がもちろん深いわけでありますが、この問題について、私が指摘をいたしました点について、閣議決定の問題と一緒に総理のほうから御答弁いただきたい。
【次の発言】 この新計画は、九%程度の成長率を予測いたしておるわけで……

第72回国会 社会労働委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本社会党)

○大原委員 ぼくは、これは具体的な問題ですけれども、非常に大切な問題であるのは、やはりこの身体障害者の雇用の問題で一応答申が出ておるわけですが、それから参議院の社会労働委員会でも集約した決議をしておるわけですけれども、やはりその目標はここにもうたっているのですけれども、やはり強制雇用の制度を確立する。つまり、身体障害者の問題は今度は老人問題に次いで大きな社会問題なんですね。それから交通の問題から考えてみても、あるいは公害、環境破壊の問題から考えてみても、これは、西ヨーロッパには社会連帯意識が戦争犠牲者の問題で出ている、こういう議論、日本はそういう条件がまだない、こういうことなんですけれども、そ……

第72回国会 社会労働委員会 第4号(1973/12/20、33期、日本社会党)

○大原委員 簡潔に質問をいたします。  問題は、項目は一つですが、広島、長崎にある原爆傷害調査委員会、ABCC、御承知のように、トルーマン大統領の命令でできたのがあるわけですが、この問題の、調査研究を継続するか、あるいはどのような形でやるか、こういう問題については、いままでかなり長い間、国会でも議論をし、あるいはそれぞれ関係者の間において論議を重ねてきたところですが、その問題について一定の段階にあると思われるので、この問題に対する政府の取りまとめた簡潔な見解を聞きたいと思います。  第一は、五十年規模で原爆被爆の影響調査をやるということなのですが、いままでのABCCのように、加害者あるいは占領……

第72回国会 社会労働委員会 第6号(1974/02/14、33期、日本社会党)

○大原委員 それでは厚生省の全般的な問題について、時間は限られておるのですが、要点的に質問してまいります。  大臣は四十九年度の予算はほんとうに福祉優先である、こういうふうにしんから思っているのですか。その論拠をかいつまんで、あなたは何十ぺん演説をしたと思われるので、ひとつ御答弁を簡潔にお願いしたい。
【次の発言】 総需要抑制によってインフレをおさめて、その中で福祉の予算を確保する、こういうことで福祉優先を実現するんだ、こういう大体の筋書きであると思うのですが、この議論はまた別の機会に譲るといたしまして、三七%ほど前年度比厚生省の予算が大きくなった、これは未曽有のことだ、こういうことであります……

第72回国会 社会労働委員会 第12号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○大原委員 けさほどからいろいろと各委員から質問があったわけですが、それらを頭に置きながら質問をいたしたいと思います。  前半は総括的にお尋ねするのですが、第一は、いままでもありましたが、この戦傷病者戦没者遺族等援護法の立法の趣旨なんですが、これはけさほども答弁があったように、軍属と準軍属の範囲は、国との雇用関係があるということが一つと、あるいは公権力、行政力がそういう被害者との間に介在をしておる、こういう二つの理由があげられたわけですね。  そこで第一に、外務省その他法制局等からも来ておられますから、それに焦点を合わしてやるのですが、お尋ねをしたい当初の問題は、軍人や軍属や準軍属の第二次大戦……

第72回国会 社会労働委員会 第14号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○大原議員 お手元に配付いたしましたプリントの一部修正がありますが、これは私がここで申し上げるのが正文でございます。  私は、ただいま議題となりました原子爆弾被爆者援護法案につきまして、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原子爆弾は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。  この原爆による被害は、放射能と熱線と爆風によるものであって、たとえ一命を取りとめた人たちも、この世のできごととは思われない焦熱地獄を身をもって体験し、生涯消……

第72回国会 社会労働委員会 第21号(1974/04/25、33期、日本社会党)

○大原委員 いままでの質問を受けまして、重複を避けながら問題点をまとめて質問いたしますから、明確に、しかも簡潔に御答弁いただきたいと思います。  社会党はじめ野党四党が原子爆弾被爆者援護法をいろいろ討議の過程を経まして提案をいたしました。森井委員はじめ各委員の質問に対しまして、厚生大臣は、遺族関係についてはかなり問題である、しかし医療と医療に伴う手当から、現在現存の被爆者を中心とした援護制度の問題については、熱意をもって取り組みたい、こういう意味の御答弁があったと思います。  そこで私は、もう一回原点に返って簡明に問題点だけをひとつ指摘をして見解を聞きたいと思うのですが、野党四党案は、戦傷病者……

第72回国会 社会労働委員会 第28号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○大原委員 私の質問に入る前に、いままで金子委員との質疑応答でありましたことで、答弁で非常にわからない、言うなれば独断的な答弁が私はあったと思います。というのは法律の十四条を見て今回の改正案を考えてみますと、いまの「重度の精神又は身体の障害の原因となる疾病又は欠陥を有しているおそれが著しいと認められるもの」こういう文章があるわけですね。その「重度の精神」という中に社会的な背景、その中にさらに経済的な条項、こういうものが含まれておるというふうなそういう解釈が、いまの議論聞いていまして、この法律からどこから一体出てきますか。もう少し主観的でなしに法律的に明快に答弁してください。そんな法律がいままで……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、日本社会党)

○大原委員 昨日来の論議を受けまして法律問題とそれから事実問題、これを踏まえまして、われわれが納得できない、審議を通じて納得できない、このように考えておる問題につきましてひとつ焦点を合わせて質問をいたしますから、質問をそらさないように、ひとつ簡明率直な答弁をいただきたい。  きのう指摘をいたしました法律問題の中で、この優生保護法は、第十四条におきまして現行法律に類例のない規定をいたしております。それは第十四条の「社団法人たる医師会の指定する医師」、これは都道府県単位でありますが、「(以下指定医師という。)」、こういうふうに、社団法人たる民法上の法人に政府の人工中絶できる医師の認定を、指定権を委……

第72回国会 内閣委員会 第27号(1974/05/09、33期、日本社会党)

○大原委員 私は、自衛隊の基本姿勢、特に、これは自衛隊記念日で行なわれました広島市の市中自衛隊パレードの問題ですが、これは関係の広島県、岡山県だけでなしに、全国的な問題になっておりますので、自衛隊の基本姿勢の問題といたしまして、私のほうから二、三の点につきまして、防衛庁長官の見解をただしたいと思います。  質問に入る前に、自衛隊で市中パレードをやっておる、そういう記念行事があるのかないのか、私は、まあないというように承知いたしておりますが、この実情について、政府委員のほうから簡単に御答弁いただきます。
【次の発言】 この中央のパレードやあるいは各方面隊のパレードで、特に第二方面隊などは、そうい……

第72回国会 予算委員会 第5号(1973/12/10、33期、日本社会党)

○大原委員 いよいよ最後でありますが、いままで本会議や予算委員会の論戦を通じまして、私が限られた時間の中で指摘をいたしたい点につきまして、質問を順次いたします。  国会の論戦はそれぞれの政党の政策や立場があるわけですが、しかし、事実については論戦を通じて合意をするというところがないと、議会の政治というものは国民の信頼をつなぐことはできぬと思うわけでございます。したがって、そういう観点で私は幾つかの問題につきまして指摘をしながら質問をいたしたいと思います。  最初に、質問に入る前でございますが、いままでの論戦を通じまして、たとえば日本の消費者物価の一五%の上昇あるいは卸の二〇%の上昇、これはいず……

第72回国会 予算委員会 第19号(1974/02/21、33期、日本社会党)

○大原委員 所定時間は三十分ですから簡潔に質問をいたしますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  いままでのこの予算委員会の議論を通じまして、いまの日本のインフレがクリーピングからギャロップしておる、こういう狂乱の状況にある。したがって、インフレをおさめるのが先である、こういう議論がありまして、その狂乱のインフレの状況、悪性インフレの状況に対応して、所得の不公正な分配をどういうふうに公正にするか、こういう議論は原則的にはいままで議論をいたしまして、そういう方向についてはあらかた合意があると思います。しかしながら、これを具体的にどういうふうに施策の上に反映させるかということは、今日非常に……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、日本社会党)

○大原委員 自動車排気ガスの五十一年規制の問題を中心に最初に質問いたします。  この質問に入る前に、私は大臣に見解を聞いておきたいと思うのですが、光化学スモッグの問題以来、その一番の大きな原因は自動車の排気ガスで、しかもその中でNOxである、こういうことが議論としては学者の間においても統一的な意見になりつつあるので、今回の自動車排気ガスの五十一年規制という問題は、これは問題の処理の経過と結論において国民が納得できるようなものでなければならぬ、それから科学的にも技術的にもデータの根拠のある結論でなければならない、こういうふうに基本的に私は思います。  これは非常に政治に対する信頼の問題だ。あなた……

第73回国会 社会労働委員会 第5号(1974/10/30、33期、日本社会党)

○大原委員 きょうは最初一般的な問題について質問をいたしますが、最初は厚生大臣、総需要抑制のもとにおいて、言うなれば社会保障の予算をどのような方針で来年度は組んでいくのか、確保するのか、そういう基本的な考え方について、国務大臣である齋藤邦吉君に質問をいたします。
【次の発言】 しばしば社会保障制度審議会からも意見の具申があるわけですが、二回にわたってあるわけですが、インフレによって、資産所得と、言うなれば都市銀行等の金融機関を持っている大企業、言うなれば商社、そういうものと一般国民勤労階層との間に非常に大きな不公平が生じている。インフレのもとにおいては、その不公平を是正をして、所得の再配分をす……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1977/04/12、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 私は、高速自動車道、つまり公共事業の実施に伴う環境問題、防災問題、そういう問題について総括的な議論もいたしたいわけですが、時間の関係もありますから、具体的な問題について考えながらひとつ質問をいたしてみたい、こういうふうに思います。  私が取り上げます問題は、長官も御承知だと思うのですが、宮島の対岸に広島県佐伯郡大野町というのがありますが、大竹市と並び広島市の西側でありますけれども、そこに広島−岩国バイパスを建設するという問題をめぐりまして、長い間住民との間において問題が起きまして、裁判の訴訟にもなっておるわけであります。その間、だんだんと住民運動が大きくなってまいりまして、八……

第80回国会 社会労働委員会 第3号(1977/03/10、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 きょうは限られた時間ですから、質問は大体三点ぐらいを頭に置いて質問いたしますから、簡潔な御答弁をいただきたいと思います。余り長い答弁がいいとは限らぬわけですから、中身のある答弁をひとつ期待をいたします。  第一は薬害問題で、いまだかつてなかったことですが、大きな問題であるスモンの問題、第二は医療改革についての方向、第三は社会保障に対する基本的な姿勢の問題、この三点にわたりまして、時間内で質問をいたします。  各論の方から先にまいります。  去る一月に東京地裁でスモンに対する裁判長の和解勧告があったわけであります。質問の前提としまして、和解を求めるグループとそれから判決を要求す……

第80回国会 社会労働委員会 第8号(1977/04/08、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 大蔵省、それから援護局長、後で質問いたしますけれども、資料があるのですが、こういうことを知っているのですか。ちょっと二人に聞いてみます。  船舶運営会、これは準軍属でなしに軍属になっている。そこでは船舶義勇戦闘隊を組織しておる助けです。義勇戦闘隊を組織いたしましたら軍の直接指揮下に入る。それから職域で義勇戦闘隊を組織しているのは、これは、いま森井代議士から話があったように、鉄道は義勇戦闘隊を組織している。それからもう一つあるのです。これは逓信の義勇戦闘隊を組織しているのです。戦闘隊を組織しましたら、直接軍の指揮下に入るのです。各省の行政官庁から、当時は逓信院総裁、それから運輸……

第80回国会 社会労働委員会 第14号(1977/04/21、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 厚生大臣、まず第一に、金子委員から質問がありましたいまの問題ですが、これから年金の制度を改革していく際に、やはり厚生年金主導型の年金改革の構想を立てる必要があるであろう。いままでの既得権を無視いたしましては、年金改正は事実上官僚が大体仕事をやるのですから、そのやっておる官僚がいろいろ文句を言うたり、いろいろなへ理屈をつけて反対いたしますから、そこで、厚生年金主導型の年金改正と一元化をやるべきじゃないか、私はこういう考えを持っておるわけですが、いかがでしょう。あなたの御所見はどうですか。
【次の発言】 国会でやった方がいいという話ですが、これも一つの見識です。しかし、制度の整合……

第80回国会 社会労働委員会 第16号(1977/04/27、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 最初に、原爆二法案とそれから五党提案の原爆被爆者援護法案、この法律案が提案をされておるわけですが、質問の前に、いままでずっと論争してきましたが、社会保障の概念で考える施策は何か、それから国家補償の精神に基づく法律体系とは何か、こういう議論が基本的になされてきたわけであります。しかし、この中身、概念の内容というものが必ずしも明確でない。そういう点について、厚生省はどのような理解を持って社会保障と国家補償についての使い分けをいたしておるのか、こういう点をひとつ最初にお聞きいたします。
【次の発言】 それでは、原爆の二法が昭和三十二年以来できたわけです。特別措置法が四十三年にできた……

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/03/02、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 きょうは労働大臣が病気だそうですか、質問に入る最初に企画庁長官にお伺いしますが、いままで何回も議論があったと思うのですが、いま経済は中だるみだ、こういうふうに言っておるわけですが、しかし、これは本格的な不況ではないか。中だるみではなしに本だるみではないか、こういう議論があるし、主張があるわけですが、それについては経済企画庁長官はどういう見解ですか。
【次の発言】 それは一昨年以来、昨年の春ごろもそうですか、福田前副総理、現在の総理大臣もずっと言ってきましたけれども、当たったことはないわけです。当たらなかったわけです。そこで、この二つの相反するような政府統計が出ておるわけですが……

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/27、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 さきの通常国会におきまして、健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案はほとんど審議をされない状況において継続審査になったわけです。  そこで最初に、ずばり質問するのですが、橋本委員長から各党に政府提案の修正案として出された要綱がありますが、厚生大臣はそれに対しては、どういう見解ですか。
【次の発言】 私が質問いたしましたのは、あの中身はもう議論して、かなり内容はわかっているわけですから、政府原案の修正、修正意見でもいい、正式に各党に対して検討を要求しているわけですから、そこでその修正案について厚生大臣は、この案が国会で通れば行政機関ですから当然、有無はないと思うのですけ……

第83回国会 社会労働委員会 第1号(1977/12/07、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 私は、社会党、公明党、民社党、新自由クラブ各党を代表いたしまして、若干の質問をいたします。  質問をいたします点は、これはすでに新聞や報道で承知のとおりに、修正案について各党幹事長、書記長会談で方向づけがなされて、政策担当者におきまして改正案について論議があったわけであります。しかし、ただいま提案になりました健康保険法案の赤字対策について、前国会以来の衆参両院を通ずる議論は、小手先細工だけの赤字対策を幾ら重ねてもだめではないか。患者の立場や国民の立場から、国民的な合意を得るような医療改革について、あるいは構造赤字と言われる赤字の根本原因について、その原因を究明して対策を立てる……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1978/03/28、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 本委員会におきまして、先般の瀬戸内海環境保全臨時措置法の後継法に関する参考人からの意見聴取を受けまして、この問題にしぼりまして質問いたしたいと思います。  瀬戸内海環境保全臨時措置法の三年の期限を二年間延長いたしましたその期限が、本年の十一月初めに来るわけです。政府は全体として後継法を出すということを約束をしておるわけですが、いつまでにお出しになりますか。閣議の了解事項等もあるわけです。  また、それに関連いたしまして、環境アセスメント法につきましても、前国会以来食言が続いているわけですが、これに対する提出の見通しを最初にお答えいただきたい。

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1978/04/27、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 社会党は、後継法につきまして、瀬戸内海環境保全特別措置法という後継法の法律案の大綱をつくりまして、大体準備をしたわけでございます。  それを大体頭に置きながら、最初は二、三点質問いたしますが、第一は、今回のこの後継法の第三条にございます基本計画についてでありますが、これは法律的な問題です。それで臨時措置法の中には、先般の一般質疑のときにも指摘をしておいたのですが、この第三条は、言うなれば、当時議員立法をつくるときにほうはいとして起こる、瀬戸内海だけでなしに、日本全体の国民の世論を代表する非常に憲章的な高いレベルの規定を設けよう、そうして、それに従って基本計画を策定をするという……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1978/05/08、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 政府案についての御意見を聞いておるわけですが、私、社会党ですけれども、社会党の方では後継法についての法律案の要綱を決めまして、いま立法作業中ですけれども、政府案をもとにいたしまして手直ししよう、こういう考え方でやっておるわけです。  そこでお二人の方からは、それぞれ目標年度、目標をきちっと決めて計画的にやってもらいたいという話があったわけですね。しかし、政府の今度の後継法によりますとそれがないわけですね。私どもの法律案の要綱での作業、これはほとんど完了いたしておりますが、それは昭和三十年現在を目標にいたす。ただし、これにはいろいろな議論がございまして、三十年当時の客観的な科学……

第84回国会 社会労働委員会 第2号(1978/02/16、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 国会審議に入るに当たって、若干基本的な問題を質問したいと思います。厚生大臣は、ふさわしくはないと思うが、総理大臣になったつもりで最初は答弁してください。  第一、この予算の編成状況を見ていると、これは高度成長に逆戻りをしたのではないか。あなたも予算委員会の審議を通じて討論をお聞きになっておると思うのですね。はしょって話をするわけです。が、あなたの親分筋に当たる田中内閣のとき、昭和四十六年にドル危機があったわけですね、ドル危機がありまして、そして、やはりドル減らしの政策をとったわけです。その政策のときには列島改造という超高度成長型の公共投資をいたしましたが、それとあわせて、昭和……

第84回国会 社会労働委員会 第5号(1978/03/17、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 昨年の戦傷病者戦没者遺族等援護法で附帯決議をいたしたわけです。その附帯決議の第一項は「第二次大戦末期における閣議決定に基づく国民義勇隊、」これは現行援護法の第二条第三項第三号「昭和二十年三月二十三日の閣議決定国民義勇隊組織に関する件に基いて組織された国民義勇隊の隊員」これがあるわけですが、「国民義勇戦闘隊の組織、活動状況及び旧義勇兵役法・」これは六月で、昨年は法律、勅令、国会審議の議事録も全部出して一部引用いたしました。「国民義勇戦闘隊員に対する陸軍刑法等の適用に関する法律の実施状況を明確にし、公平適切な援護措置をとりうるよう検討すること。」こういう附帯決議をいたしたわけです……

第84回国会 社会労働委員会 第9号(1978/03/30、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 日本の社会保障の柱の大きいものは年金と医療ですが、厚生大臣は就任に当たって、自分の任務は、年金と医療の大改革に直面しておるから、これをやり遂げることだ、こういう意味のことを発言をされたことがあります。高度成長あるいは狂乱インフレ、オイルショック以後の低成長、人口の高齢化、こういうポスト高度成長の内外における情勢の中で、いろいろな制約が出てきたわけであります。厳しい制約がある中で国民生活の安定の基礎である社会保障をどうするか。こういうことはきわめて大きな政治の課題であります。  大体、この福田内閣の政策が後手後手に回って、その効果が上がらないで、最後の手段だと言われた公定歩合引……

第84回国会 社会労働委員会 第11号(1978/04/11、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 けさほどから労働大臣から、雇用情勢について深刻であると受けとめておる、こういう御答弁がありましたが、ただいまは村山委員や、あるいは川本委員から労働基準法の一部改正と雇用対策法の一部改正について提案がありました中にも明らかなように、潜在失業者が一千六十五万人というふうに、言うならば不完全雇用が、完全失業者百三十六万の背景にある、こういう提案の趣旨説明がありました。  そこで、最初に質問いたしたいのですが、統計に出てまいります日本の失業者の概念は、労働力調査実施の月末の一週間、収入を伴う仕事に一時間以上従事しなかった者、加えて就業可能で、就業を希望し、求職行動をとった人、こういう……

第84回国会 社会労働委員会 第13号(1978/04/13、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 けさほどから質問があるのですが、いま最後に厚生大臣から御答弁がありましたが、各党で十分協議をして意見がまとまるならば、当然、立法府の意見を尊重して、厚生大臣としても処理したい、その趣旨に従って尊重して処理したい。こういうことですね。これは私の要請であるわけですが、各党といいましても大体四党ですか、五党ですか、これは全部一致しておるわけです。各党で一致していないのは与党、自由民主党でありますから、政党内閣の大臣である厚生大臣は、与党である自由民主党に積極的にあなたの意見を出していただきまして、強く要請していただきまして、そして政府と国会が一体となってできるように、ひとつ格段の努……

第84回国会 社会労働委員会 第15号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 私は、きょうは屎尿の海洋投棄の問題を中心に質問をいたします。  下水道施設の普及率を引き上げていって、終末処理を含めまして、それらの施設を整備することは非常に大きな日本の政治課題でありますが、きょう私が屎尿の海洋投棄の問題を中心に質問をいたしたいと思いますのは、やはり、それらの全体の計画や施策というものを円滑に進めていく必要があるのではないか、こういう観点からであります。  第一点、屎尿の海洋投棄の全国的な実態及び瀬戸内海各県の屎尿の海洋投棄の実態はどういうふうになっておるか、ひとつお答えいただきます。
【次の発言】 屎尿の海洋投棄については、海洋汚染防止法等の法的な根拠法規……

第84回国会 社会労働委員会 第19号(1978/06/01、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 最初に、健康保険法の改正案につきまして質問いたしますが、第一は、道路でよくキャッチフレーズに「そんなに急いでどこへ行く」というキャッチフレーズがありますね。知っていますか、あなた。知っていますね。  国会が会期延長になりまして、しかも、言うなれば社会保障制度審議会や社会保険審議会等でかなり手厳しい批判を受けて、撤回要求に近いような批判を受けながら、若干の手直しをいたしまして急遽提案をされた。これは異常なことでありますが、なぜ、このように急いで提案をして、将来どういうようにしようと思っておるのか。「そんなに急いでどこへ行く」、そういう理由を最初にひとつ明快に解明をしてもらわない……

第84回国会 文教委員会 第14号(1978/04/14、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 関連質問いたしますが、最初に、いまの質疑応答を聞いていまして、養護教諭の養成ですね、今度養成所を廃止して学校の中の一課程でやろうというのですね。教育の荒廃ということが言われておる。それから医療の荒廃ということが言われておる。医療の荒廃はやはり医学教育の荒廃ですね。特に私立の大学。私立の大学は文部大臣の管轄下ですが、学校教育法の管轄下ですけれども、この前も言ったのですが、その接点は私立の医学部の荒廃にある。もちろん国立でも大阪大学の入学試験の不正事件がありましたね。そういうふうに入学については激烈をきわめるわけだ。五千万円も出してやるのですが、その教育の荒廃と医療の荒廃の接点が……

第84回国会 予算委員会 第21号(1978/03/06、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 私は、史上最大といいますか、世界最大の薬害問題でありますスモンの訴訟が新しい段階にまいりましたことに対しましてスポットを当てて、日本の医療の改革について、限られた時間で議論をいたしたい、こう思います。  スモンの患者が発生いたしましたのは昭和二十八年当時でありますが、そのスモンの患者が発生いたしましてから若干の年数を経まして、昭和三十五年ごろから昭和四十五年に至るまで、爆発的に患者が増大いたしました。末端神経が麻痺する、あるいは針の上に座っておるようにきりきり痛む、上半身が麻痺する、失明する、あるいは色の識別ができない、死ぬる、こういうふうな悲惨な事態が次から次へと発生いたし……

第85回国会 社会労働委員会 第4号(1978/10/19、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 私は、今日の段階、特に来年度の予算編成あるいは法案の提出等を控えまして、厚生行政の基本姿勢について質問をいたしますが、その前提で、減速経済あるいは高齢化社会と言われているのですが、ポスト高度成長の中で社会保障をどのように位置づけるか。  経済の転換ということを言われておるわけですが、経済の転換というのは、構造型の経済から新しい質的な転換をどう図っていくかということが問題であります。しかし、経済の福田と言われている福田総理大臣も、大蔵大臣をやりあるいは政権をとってまいりましたけれども、経済については、これはほとんど見るべきものはない。厚生大臣、そう思うでしょう。いまどき福田総理……

第85回国会 内閣委員会 第3号(1978/10/18、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同、新自由クラブ、各党を代表いたしまして、三点につきまして、いままでの内閣委員会あるいは同和対策に関する小委員会の審議を踏まえまして、政府を代表する総務長官に、まとめて質問をいたしたいと存じます。  ただいま同和対策事業特別措置法の有効期限が三年間延長されることになったのでありますが、私が第一点に政府に対しまして確認を求めたい点は、先般来申し上げましたような、当委員会、小委員会等における質疑、意見開陳等を通じまして、各省庁の見解をそれぞれ、昭和四十四年に特別措置法が実施されまして以降の実態を踏まえて質問をし、そして……

第87回国会 社会労働委員会 第4号(1979/02/22、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 きょうは、本日の午前十時に広島地方裁判所におきまして、金沢、東京、福岡の判決を受けまして四回目の地裁判決が出たわけであります。もちろん東京地方裁判所におきましては和解の勧告が出まして、それぞれ関係者において努力をいたしておるところであります。  しかし振り返ってみますと、厚生省が初めてキノホルムを製造許可いたしました昭和三十一年一月十七日から、二十数年たっておるわけであります。その間患者は、手がしびれあるいは針のむしろに座るようにちくちく痛み、そして中枢神経を麻痺させ、視力障害やあるいは歩行障害等を起こしてきたわけでありますが、その原因等をめぐりまして遺伝説やウイルス説があっ……

第87回国会 社会労働委員会 第6号(1979/03/01、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 法案の審議にいよいよ入るわけですが、法案の審議が大臣、これは議会の本場ですから、きちっとやってくださいよ。  それで、戦傷病者戦没者遺族等援護法は、国が第一条にある国家補償の精神に基づいて措置をしている法律はたくさんあるわけですが、戦争犠牲者に対する措置として言うなれば戦後いち早く立法化された法律であります。  最初に、これについての部門別の適用状況をひとつお答えいただきたい。
【次の発言】 ちょっと質問の仕方が悪かったのですが、軍人軍属、準軍属のうち、軍人については恩給法へ移していった、軍属についてはすでに概念は決まっておる、問題は、順次拡大をいたしまして軍人と準軍属の差を……

第87回国会 社会労働委員会 第10号(1979/04/09、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 先日の質問内容は一応私も検討いたしておるのですが、若干ダブる点もありますけれども、質問いたしたいと思います。  人口が急速に、言うならば革命的に高齢化に向かって進むわけですが、そして経済情勢も高度成長時代とは一変いたしておるわけですが、それに対応する社会保障の総合対策をどう立てるかということは、非常に大きな課題であります。従来、日本の行政の欠陥は、言うならば中央集権的な画一的な行政、あるいは企業の生産を助長する助長行政、縦割り行政、こういう行政のあり方が非常に問われておると思うわけです。たとえば、厚生省でも縦割り行政がないわけではないのであって、薬務局には医薬品産業があるわけ……

第87回国会 社会労働委員会 第13号(1979/04/25、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 森井委員からいろいろ質問がありましたのに対して政府の答弁があったわけです。ちょっと初めの部分は、交通事情で私、おくれてまいりましたから聞いていないのがありましたですが、大体は調査室から聞きました。そういうことで、重複を避けながら、重要な問題について、非常に重要な段階ですから質問いたしたいと思います。  私も社会保障制度審議会の委員であります。これは自民党からも出ておりますし公明党からも出ておる。ただしこれは、党を代表して出るというよりも、制度審議会は御承知のように学識経験者を中心とする専門家あるいは経験者の会ですので、三者構成ということではありませんから、あるいは党をストレー……

第87回国会 社会労働委員会 第14号(1979/04/27、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 スモン患者の両参考人にお尋ねいたします。  最初に坂本参考人に伺いますが、問題は、いま両参考人からお話があったように、これから基金法とそれから薬事法の改正を扱う際には、世界で全く類例のないほどの大規模なスモンの問題の完全解決をしなければいけない、それがその法律の中に含まれているかあるいはそれが前提でなければいけない、こういう力説をされました。  そこで、それに関係をして、恒久対策の問題にしぼってお話をお聞きするのですが、金田参考人もそうですが、坂本参考人も、いま実際にスモンの患者の皆さんの実態が非常に深刻で、厳しいということがわかります。いままで長い間苦しまれた上に、これから……

第87回国会 社会労働委員会 第16号(1979/05/24、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 先日来の質問に引き続きまして質問を続けたいと思うのですが、ポイントにつきましてはかなり審議が進んでおるというふうに理解をいたします。そこで、別の観点あるいは新しい観点で続けていきたいと思います。  最初に、いまの薬害副作用被害者の救済法と薬事法の改正、この問題を審議するに当たって、大臣の意見を聞きたいのです。  総括的に、日本では、サリドマイドでとどまらないで、スモン病という、歴史的にも国際的にも類例のない薬害事件がなぜ発生したのであるか。欧米のスモンの薬害被害の例を想定いたしましても八十四、五件でありますが、日本は一万一千も政府の統計だけでもある。ということは、一体どこに原……

第87回国会 地方行政委員会 第9号(1979/04/24、34期、日本社会党)

○大原(亨)委員 きょうは市町村の合併特例法に関係いたしまして地方交付税の関係、それから合併問題に関係しまして広島市の政令都市をめぐるいろいろな問題点、そういう点に論点をしぼりまして質問を続けていきたいと思います。  第一は、市町村合併特例法が昭和五十年に十年間延長になりました。十年の時限立法であったわけですから四十年に合併特例法が始まったわけですが、そこで地方交付税についての合併に伴う特例措置が決定をされたのであります。これを昭和四十三年以来問題を提起をして政令都市を目指していろいろ今日まで経過をたどってきた広島市に適用した場合に、昭和五十三年度のこの特例措置による広島市の財政に対する影響が……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 社会労働委員会 第4号(1980/03/06、35期、日本社会党)

○大原委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について質問いたすのですが、第一条に、国家補償の精神によるというふうにうたっておるわけです。その根拠法規を見ますと、軍人軍属についてはそれぞれ法律があるわけですが、問題は、準軍属の範囲についていままでかなりたくさんの議論があり、これを修正してきたわけであります。国家補償の精神によるという問題は、被爆者援護法でも問題になるわけですけれども、この法律は国との権力関係を前提としておるわけですが、まず、質問に入る前に、軍人軍属、準軍属の本法適用対象者の実情についてお答えいただきたいと思います。これは亡くなる人があるわけですけれども、法律の適……

第91回国会 社会労働委員会 第7号(1980/03/27、35期、日本社会党)

○大原委員 きょうは参考人といたしまして、広島大学の原研の大北先生、放影研の玉木先生、それから科学技術庁の放射線医学総合研究所の熊取所長の御出席をいただいておりますので、これらの皆さんに対しまして新しい立法の基礎的な資料の問題につきまして参考意見をお伺いいたしたい、こういうふうに思います。  質問に入ります前に、いままで話がありましたように、社会保障制度審議会の答申を受けまして被爆者救済の基本的な理念を明確にする、こういうことで七人委員会が発足いたしまして、これはプライベートな委員会ですが、非常に良識を代表する方々である、こういうことは衆目の一致するところでありまして、いままでの国会の議論等を……

第91回国会 社会労働委員会 第15号(1980/04/24、35期、日本社会党)

○大原委員 第一の質問の項目は、野党の修正案に関係をいたしまして、老齢福祉年金千円アップに関係をいたしましてお聞きをいたします。  第一に、基本的な問題といたしまして、福祉年金と五年年金のことを経過年金というわけですが、経過年金については、これは各審議会の議論等、あるいは本委員会の決議等によっても、これの引き上げについては、年金再計算期等において、あるいはスライドの時期等において十分底上げをしていくという方針になっておるわけですが、本年は、財政危機を理由にいたしまして、きわめてシビアな改善の仕方にとどまっておるわけであります。私は基本的に、経過年金についてはいろいろな工夫をして引き上げるべきで……

第91回国会 予算委員会 第4号(1980/02/02、35期、日本社会党)

○大原委員 質問の最初に、昨日政府としましてはオリンピック参加の問題に初めて発言をいたしたわけであります。このオリンピックの参加の問題は、私どもは、歴史的に見ると、長い間戦争と平和、オリンピック、こういう深いかかわりのある問題といたしまして、政治はできるだけ最小限度の意見を言うにとどめてオリンピック委員会の自主性を尊重する、そういう原則でなければならぬと思うわけです。  そこで、伊東官房長官が発言されたわけですが、官房長官から真意をお伺いしたいわけです。つまり、いま世界の情勢は、八〇年代、言うなれば非常に多極化の時代において新しい対立時代を迎えておるわけですが、しかし、後で同僚川崎委員からも質……

第91回国会 予算委員会 第13号(1980/02/18、35期、日本社会党)

○大原委員 質問の最初に、一歩まかり間違えますと狂乱インフレの事態を招く、こういうことはいろいろな指数が示しておると思うのです。日本銀行の公定歩合引き上げについていよいよ判断の段階に来たと思うのですが、大蔵大臣はどのような見通しを持っておられるか、お伺いをいたします。
【次の発言】 これはもちろん日本銀行が、言うなれば経済や政治の基本である通貨の権威を保持するという責任を負うておる点から考えて、自主的な、中立的な判断をする、これが最後には決めるということは当然のことですが、財政、金融と深いかかわりがありますから、もちろん政府は無関心ではない、相談があったということであります。世上言われているわ……

第91回国会 予算委員会 第16号(1980/02/21、35期、日本社会党)

○大原委員 中医協というのは、つまり診療側と保険者側の保険契約に基づく医療費の言うなれば合意の機関、そこで協議して合意をする。そして公益委員というのは――中医協は国会承認人事です。公益委員は国会承認人事として中医協において公益を代表して保険者側と診療側の中に立って、そうして決める機関ですね。それが医療経営の実態調査をやっておるわけですから、医師会がどうしても聞かない場合には公益委員が招集をして、欠席のままでもいいから問題の処理だけをしておいた方がいい。すべきですよ、国会承認人事だから。  それから、阿部委員の質問の事項は、実際上はバルクライン九〇とか、つまり実態調査の仕方で、われわれは加重平均……

第91回国会 予算委員会 第18号(1980/03/03、35期、日本社会党)

○大原委員 最初に、いま最後に大蔵大臣がお答えになりましたが、昨日、日銀と大蔵省が協力いたしまして円防衛措置について若干の手を打たれたわけであります。いまいろいろ議論があるわけですけれども、卸売物価は二月には年率で二〇%、三月には三〇%にいくだろう、こういうふうに言われておるわけですね。物価と円安の悪循環を断ち切るということで防衛措置をしておられる、国内的な原因とも関係しておるわけですから。そうすると、一ドルを幾らの円相場を目標にしていま政策を打ち出しておる瀞という点について最初にお答えください。
【次の発言】 一ドルが二百五十円というのは安過ぎるということで、いままでの議論からもそういう点は……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 社会労働委員会 第9号(1980/11/18、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 いままでの質問を受けまして、続けたいと思います。  全体的なことですが、国際障害者年を国連で決定いたしまして勧告を出しましたことに基づいて、国内においても、それぞれ施策を進めておるわけですが、その中で雇用の問題もあるわけですけれども、その国際障害者年の大きな事業といたしまして、国内において長期行動計画をつくる、こういうことに相なっておるわけであります。日本におきましては、長期行動計画は何年から始めまして、どのような構想でおつくりになるのか、お答えをいただきたい。
【次の発言】 あなたは、どういう資格で、そういう御答弁になったのですか。

第94回国会 社会労働委員会 第11号(1981/04/23、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 中村委員の質問に対しまして園田厚生大臣から、いままでの答弁もそうですが、重ねてかなり前向きな見解が表明をされておるわけです。園田さんは外務大臣をしておられたときに、先ほどのお話にありましたように国連の総会でも述べておられますが、唯一の被爆国である、あるいは非核三原則、そういう原則を守りながら日本は軍事大国にはならない、こういうことを国連の軍縮総会でも演説をされて、原爆の問題について一定の見解を示されたわけです。  ただ問題は、園田厚生大臣の見解が政府の見解になるかどうかということが一つです。予算委員会とか衆議院の本会議、参議院の本会議で繰り返し鈴木総理大臣は、これはその一カ所……

第94回国会 予算委員会 第6号(1981/02/09、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 補正予算の審議に入るわけですが、いままでの審議全体を通じまして鈴木内閣の議会政治に対する考え方というものが、一問一答を通じて明らかになったと私は思うのですが、私はここで、質問に入る前に念のためにお聞きをいたしておきますが、議会制民主主議というのは少数意見の尊重あるいは多数決原理、こういうことであることは当然であります。しかしながら、審議の過程を通じまして、予算委員会の総括質問において総理以下が答弁をしたことは、これは内閣も与党も責任を持つべきである。このことは、自由民主党も国民の支持から言うならば半分を超えていないわけですから、審議を通じて真実や国民の願いや国民の合意を追及す……

第94回国会 予算委員会 第18号(1981/02/26、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 最初は官房長官ですが、きょうは、御承知のように二月二十六日で、二・二六事件の日であります。ちょうどきのうまでは雪が降っておりましたが、きょうはローマ法王のせいか天気になっておる。一九三六年ですから昭和十一年の二月二十六日でありますが、この国会の周辺は、陸軍の第一連隊、第三連隊、近衛第三連隊、千四百八十名というふうに言われておりますが、青年将校を中心に決起いたしました。  その背景には、北一輝とか、そういう日本改造法案を掲げまして、農村の疲弊、失業、人身売買、そういう背景を受けて政治が乱れておる。陸軍の中は皇道派と統制派、コントロール派と分かれて、皇道派が決起をした。政友会の一……

第95回国会 社会労働委員会 第2号(1981/10/22、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 最初に、いままでの老人福祉法は、御承知のように昭和三十八年、歴史的な法律として制定をされたわけでありますが、老人福祉法と今度提案をされております老人保健法、名前はよく似ておるわけですが、この法律の関係はどういう関係でありますか。基本的な問題ですから、ひとつお答えをいただきます。
【次の発言】 老人保健法をつくって保健と医療とを一体としてやる、こういう考え方でありますが、老人福祉法は、御承知のように昭和四十八年に改正いたしまして老人の医療の無料化をやったわけですね。つまり、老人福祉法でも医療と保健と福祉があるわけです、いままで関係しておったわけです。そこはそういう経過があるわけ……

第95回国会 予算委員会 第1号(1981/10/03、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 鳴り物入りで臨時国会が開かれまして、行財政改革に政治生命をかける、こういうふうに総理も言っておられるわけでありますが、出てきました行革の特例法案は、いままで質問がございましたように、三十六の法律案に手を加えておるわけでありますが、しかしその内容といたしましては、国の負担を引き延ばす、こういう措置を中心にいたしまして、その中で大部分は厚生年金あるいは共済年金の積立金の問題にかかわる問題であります。  そこで、この一括法案について、合計いたしまして、いろいろな数字が出ておりますが、財政効果というのは総計幾らになりますか、行管庁長官。

第96回国会 社会労働委員会 第8号(1982/04/15、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 第一の質問は、いま政府の間において行われておる、年金に関係いたしました各種の諮問機関、審議機関があるわけですが、それらについて、厚生年金、国民年金、船員保険等の年金の大部分を掌握している厚生省は全体の各委員会の審議状況についてどういう考えを持っておるか、こういうことを中心に、それぞれの担当者が来ておりますから、質問をいたします。  臨時行政調査会、出ておりますね。年金というのはこれから高齢化社会の非常に大きな課題であって、現状のままではいけないわけでありますが、いままで社会保障制度審議会が出しました「皆年金下の新年金体系」、これはすでに出ております。それから、厚生大臣の諮問機……

第96回国会 社会労働委員会 第10号(1982/04/22、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 基本的な問題は最後に回しまして、各論的なところから入っていきます。午前中森井委員から基本的な問題についてかなりあったわけでありますが、私もそれらを踏まえまして最後に質問いたしたいと思います。  これはその質問に入る前ですが、私は予算委員会の分科会でも質疑応答をいたしました点をさらに詰めてみたいと思います。それは健康保険法、国民健康保険法、共済組合法、そういう一般保険法と、老人保健法と、それから原爆医療法の三つの法律関係であります。  老人保健法については、十月に実施するということで、審議も順調に行けばこの国会で通す、こういうことでやっておられると思うのですが、老人保健法が通ら……

第96回国会 予算委員会 第13号(1982/02/19、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 第一番目にお尋ねしたい点は、予算の編成の仕方の問題であります。  五十七年度予算編成に当たりましては、周知のように、昨年の八月の概算要求までゼロシーリング、こういう方針を出しまして、防衛費その他若干の例外を設けました。そして、行革国会、秋の臨時国会におきましては行革特例法を出したわけですが、これをもって言うなれば行財政改革の突破口にするんだ、そして三カ年の間に完全に赤字国債をなくする、こういう方針をしばしば繰り返しまして、鈴木総理大臣も政治生命をかける、こういう話があったわけであります。  しかし、これらの予算の編成の仕方を振り返ってみますと、これは言うなれば今日の財政危機の……

第96回国会 予算委員会 第14号(1982/02/20、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 昨日に続きまして重要な問題につきまして順次質問いたしますが、大臣の連絡の都合上順序を変えまして、最初に、中曽根長官に地方事務官の問題、分権の問題、この問題につきまして質問をいたしたいと思います。  そこで、いま行財政改革に取り組んでおるわけでありますが、そのときに財政上のつじつまを合わせることよりも行政の内容を、高度成長が終わって低成長に入っておるわけですから、その情勢に対応いたしまして国民の立場からどのように改革するか、こういうことであると思います。  そのときの原則は、やはり中央集権から地方分権へと、こういうことが一つの方向であるというふうにわれわれは考えておるわけであり……

第97回国会 予算委員会 第5号(1982/12/17、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 私は、行革と医療改革、行革と年金改革、二つを焦点として質問をいたしますが、最初に、それらをめぐる政治姿勢の問題につきまして質問をいたします。  一つは、これはいろいろといままで、神戸市の近藤病院とかあるいは京都市の十全会病院とか、たくさんの病院で社会問題が発生いたしましたが、埼玉県の芙蓉会富士見産婦人科病院のことであります。富士見産婦人科病院に対しましては、厚生省も医療法上、医師法上あるいは保険法上の措置をとっていると思いますが、どういう措置をとっておりますか。
【次の発言】 いままで各委員から政治姿勢の問題が質問になったわけでありますが、ただ一つ残っておるのが副総理格の齋藤……

第98回国会 社会労働委員会 第3号(1983/03/03、36期、日本社会党・護憲共同)

○大原(亨)委員 五十分間ですから、時間を有効に使って質問いたしますので、答弁もひとつ簡潔にお願いします。  第一は、最近国会の外、自治体等におきまして優生保護法の改正をめぐりましてかなり議論をされておるわけでありますが、しかしこの問題は、昭和四十七年当時あるいは昭和二十三、四年当時の法律改正の状況を見てみましても、あるいは国際的ないろいろな国々におきましての人工妊娠中絶の問題についての議論を見ましても、非常に大きな政治問題になる可能性があります。ですから、国会においても日ごろから十分こういう問題については議論をすべきでありますが、しかし、これはあくまでも慎重かつ冷静に議論をすべき問題であると……

第98回国会 社会労働委員会 第10号(1983/05/19、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 いま白川委員から非常に興味のある質問がありました。この議論をいたしますと、いままで二十年間も議論したことをもう一回やることになりますし、この問題をやりますと時間がかかりますが、簡潔に触れておきます。  いま戦時国際法の話が出ましたが、私も本当の専門家ではないのですが、戦時国際法は勝者だけに適用するのではないのであります。負けた人の立場も考えて国際法はあるわけであります。それが戦時国際法であります。  たとえばソビエトが北方領土を占拠いたしまして、これは表面に出ておりませんが、ヤルタ協定、大国の太平洋戦争後の領土分割の話し合いが背景にあることは御承知のとおりですが、日本は歴史的……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 科学技術委員会 第12号(1984/04/24、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 議事進行。  今の質疑応答を聞いていまして、だんだん表現も違っておるし、原子力局長と事業団双方の答弁も違うんですよ。私どもが我が方の提案のときにも申し上げておりますように、根本的には陸上で先行させるべき基礎研究がやはり全体として欠けておるのですがね。それでずるずるやって事故を起こしたということなんですから、そういう点の責任の所在については明確にする必要があると思うのです。ですから、進行上の議論ですが、このまま続けましても時間がたつだけでございますから、そこで質問者の方から質問を保留してもらって、理事会で交通整理をして統一見解をきちっと出す、こういうことで進行してもらいたい、こういう……

第101回国会 科学技術委員会 第14号(1984/05/10、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 多面的なお話なんですが、最近、日本の経済摩擦、貿易摩擦の問題があります。従来からアメリカ初め各国が一定の実績を持っておるマーケットに日本が入っていきますと貿易摩擦を起こしますが、これは非常に多面的で、基礎と応用が非常に密接しているというお話がありましたが、新しいマーケットとしては、計数的な測定はできませんが、日本のこれからの将来を考えた場合には、発展性について、マーケットの広さについて競合するしないの問題等について、先生の御意見があればお聞かせいただきたいのと、もう一つは、科学技術庁の行政に対する評価とか期待があればひとつお聞かせ願いたいと思います。

第101回国会 科学技術委員会 第16号(1984/06/28、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 今のに関係した問題ですが、地質調査所というのが出てきますが、これは工業技術院の中の調査機関ですね。だから、通産省ですね。それから金属鉱業事業団というのも、これも通産省の管轄ですね。だから、民間企業や鉱業資源の探査と関係をして、通産省は一定の実績の積み上げがあると思うのです。例えば「しんかい二〇〇〇」というのは地質調査所の所管ですか。また、東海大学は非常に海洋開発に関係があるようですが、そういう大学の研究機関との関係とか、そういう研究調査の体制をもう少し整備をして、そして予算も一定の予算を計上してやれば、日本もそれだけの技術や頭脳はあるはずですから、これはかなりいくはずですけれども、……

第101回国会 社会労働委員会 第17号(1984/06/21、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 原爆二法案につきまして質問をいたしますが、被爆者の中や関係者の中では、政府の原爆二法案については賛否いろいろ議論があるにしても、この問題については国会では今まで一定のルールを確立している。この審議がおくれて実施がおくれますと、そうすると七月から諸手当のスライドがおくれるわけですね。そういうことに影響するんではないかという議論があります。  これは大体健康保険法案にいたしましても、きょうも理事会で問題になったらしいのですが、政府は案を出しながら、政府の原案についてはだれも賛成とは言わない、大臣を含めて賛成とは言わない、与党もそう言っている。撤回か修正かの議論を実質的には政党レベルでは……

第101回国会 社会労働委員会 第26号(1984/07/19、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法は、昭和二十六年に制定をされまして、二十九年に恩給が抜け出したわけですが、そこで、軍属と準軍属を対象にしました援護立法であるわけであります。  限られた時間ですから、この法律案の問題点を的確に質問いたしまして、的確な御答弁をいただきたいと思うのです。  第一の問題は、戦争中、大臣は若いから承知されているかどうかわからぬが、大久野島の毒ガス工場があったわけであります。軍の工場がありました。これは御承知のように、その当時の地図からは大久野島というのは抹殺いたしまして、毒ガスの製造をいたしたわけです。そこには御承知のように数千名の人が働いておったわけです。その中……

第101回国会 社会労働委員会 第29号(1984/07/26、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 これから歴史的な審議に入りますが、入る前に、前年金局長である山口さんが非常に努力をされました。今この席におられぬわけですが、質問に入る前に、私は、心から冥福をお祈りいたしたいと思います。  きのうおとといでありますか、私の部屋にも厚生省の文書が入ってまいりまして、この国会で成立をしないと昭和六十一年四月実施に間に合わない、こういうふうな、私はやわらかに申し上げておりますが、脅迫的な文書が回っておりました。  厚生大臣、私は考えてみますのに、私どもは、年金については非常に歴史的な国民的な課題ですから徹底的に審議をする、こういう気持ちであり、主張をしてきたわけです。しかしながら、健康保……

第102回国会 科学技術委員会 第8号(1985/04/23、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 参考になるお話を伺いましたが、簡単に言いますと、半導体についての専攻の学部とか大学の研究所が韓国の方はもう既にできつつありますし、研究費の問題もそうですが、文部省のそういう創造的な研究について受け入れる態勢が、いろいろな批判が科学技術庁にも出ておるようですが、欠陥があるのですか、それともどういうところに問題があるのでしょうか。これが一つ。  それから、お話によりますと、大学が種子で、科学技術庁が苗で、通産省が収穫だと言われておりました。だから、科学技術のスタッフの積み上げは通産省が非常に大きい歴史を持っていると思うのです。だから、科学技術庁は今の御指摘のような機能を果たしていない。……

第102回国会 社会労働委員会 第14号(1985/04/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 今までかなり各委員から突っ込んだ御質問があったと思うのですが、私も独自の立場でひとつ質問を続けていきたいと思います。  私は大体二つに大きく分けまして質問をいたしたいと思いますが、昭和三十六年に児童扶養手当の制度ができたわけですが、その児童扶養手当ができた立法の趣旨と、それから児童扶養手当の対象となる項目と人員の現状につきまして答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 後段の答弁で明らかなように、今は生別の母子世帯、離婚の問題を中心に議論をしておるわけですが、制度が昭和三十六年に法律が施行をされました当時は、つまり日本において一応は皆年金体制ができて、そして遺族年金、母子年金も……

第102回国会 社会労働委員会 第19号(1985/04/25、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 最初に質問をいたしますことは、援護法と深い関係のある軍人恩給その他恩給法、恩給と密接な関係があります共済年金、そういう関係の調整をこれからどうするかという問題につきまして第一点は質問をいたしたいと思います。  本年度の予算につきましては、その予算に関係する予算案と法律案はここで提案をされておるとおりであります。しかし、これから、昨日衆議院で最終的に成立いたしました新しい年金と共済年金との関係を考えながら、申し上げましたそれらの法律案のことを考えてみますと、かなり問題があるように思われます。  そこで、第一番目に質問をいたしたいのは、臨時行政調査会の答申と、それから社会保障制度審議会……

第102回国会 社会労働委員会 第22号(1985/05/23、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原委員 最初に具体的な問題から入っていきたいと思うのです。  第一は、今も質問がありましたが、従来から繰り返して本院で附帯決議といたしまして議決をされている問題点の中かち重要な問題を拾い上げまして、まずこれを質問いたしたい。それから第二は、今の森井質問とダブリますけれども、被爆四十周年を期して、死没者の調査を含めて原爆被災白書をこの際政府の手でつくるべきではないか、こういう問題。第三は、援護法制定についての私どもの主張を集約的に述べて見解を聞きたい。こういうことで順次質問いたしたいと思います。  被爆四十周年であるとともに、増岡厚生大臣は前の前の総選挙のときには非常に不覚をとられまして、今……


各種会議発言一覧

29期(1960/11/20〜)

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○大原分科員 私はこれから原爆被爆者の医療対策、そういう問題を中心にいたしまして、全部ではありませんが、できるだけ部分的に突っ込んで御質問いたしたいと思います。  原爆医療につきましては、御承知のように、昭和三十二年に医療法が制定されたのであります。簡単にいえば、その当時はいわゆる認定被爆者という、原爆被爆者にワクをかけまして、その人に対しまして国が治療を見ていく、これが大体三、四千名――現在四千二百六十七名、四千名余り、これではとてもいけない、こういうことで、御承知のように昭和三十五年、昨年の変則国会のさなかに改正案を提案いたしまして、いろいろな理由がありまして、それで特別被爆者という範囲が……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○大原分科員 きょうはILO二十六号に関連をいたしまして、最低賃金の問題、あるいは青年婦人労働の問題、それとILO関係の若干の基礎的な問題について質問しようと思ったのですが、大臣がからだの工合が悪いということでありますので、きょうはこれから、私どもがいろいろと国会で審議をしていきます際に非常に大切な問題であるILO条約の問題に関連をいたしまして、二、三の点を御質問申し上げたいと思います。  井堀議員からも、日本の労政のあり方についていろいろ議論がありました。国内の問題につきまして、ILOの舞台においてこれを持ち出していろいろ討議することについて、各方面からの若干の意見があるようであります。ひど……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは次の諸点につきまして文部大臣に御質問いたしたいと思います。  第一番目は、文部省が管轄いたしております不動産の中で、広島県の厳島に文部省道路といわれておるのがあります。これは他に例があると思うのですが、この問題を中心といたしました若干の問題。第二は広島大学に併置されることになりました放射線医学研究所の問題。第三は、授業料の値上げが非常に大きな問題になりましたが、私学に対する財政上の措置の問題。これは小、中、高等学校に至るその実態と考え方について。第四は、これは日の当たらないところなんですが、盲ろう学校の寄宿設備、特に寮母の問題、第五番目に、文部大臣の御軍門のILOの問題。……


30期(1963/11/21〜)

第48回国会 予算委員会公聴会 第2号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○大原委員 両先生にちょっと質問いたしたいのですが、中村先生はちょうど勧業銀行で土地の値段等にも深い関係があるところですが、両先生にお伺いしたい点は、一つは、社会保障と貯蓄と土地の値段、地価、宅地の暴騰、こういうことが非常に問題になっておるわけですが、日本は、貯蓄率は先進国では世界で一番だという。民間貯蓄の活用につきましてお話しいただいたのですが、貯蓄率が非常によいということなんですが、そのことの原因は、やはり社会保障が貧困であるということです。生きる上において、あるいは老後において非常に不安が多いから、非常に苦労して耐乏生活で切り詰めてやるという大衆貯蓄が起きておると思うのです。その大衆貯蓄……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは、総理府関係で沖縄問題と、それから組織暴力を中心とする問題、こういうふうに二点にわたりまして質問いたしたいと思います。  最初に沖縄問題ですが、これは時間の関係でできるだけ具体的な問題にしぼって質問をいたしたいと思いますので、簡潔にお答えいただきたいと思います。  先般、私沖縄へ行ってまいりましたときに、沖縄の同胞諸君のお話では、沖縄の方が外国に旅行をいたします際に、外国へ行きました際に非常に戸惑う。アジアへ行きましても、ヨーロッパへ行きましてもそうです。というのは、旅券の問題です。旅券の記載事項の中で国籍という欄があるわけですが、あるいはいろいろな手続の際に、国籍という……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1965/02/25、30期、日本社会党)

○大原分科員 最初に質問を申し上げます点は、長野県と広島県に設けられるといわれております。地下実験の観測所に関する件でございます。あらかじめ質問を通告しておきましたから、質問の内容は御承知だと思いますが、長野県の松代地震観測所のほうは、気象庁でございますが、広島県高田郡白木町の白木山は、東大の地震研究所が関係しているやにいわれております。これは文部大臣の関係であります。したがって、最初は文部大臣のほうからいわゆる地下実験の観測所なるものについて、どの程度現在進んでおるか、この現状を簡単にお答えをいただきたい。
【次の発言】 質問に対しまして簡潔にお答えいただきたいのです。  いまのお答えにもあ……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○大原分科員 簡潔に質問いたしますから、簡単明瞭に御答弁いただきたい。第二議員会館ができつつあるわけですが、これは一体いつごろできますか。
【次の発言】 もっと早くできぬですか。
【次の発言】 それでは、いままで同僚、先輩の委員から、いろいろと国会の職員の勤務条件の改善その他につきまして質問があったわけですが、私も、国会が最高の議決機関としてそれにふさわしい職場、こういうものが確立されることが必要ではないかと思う。ですから、国会における職員の勤労条件を改憲をすることは、事務総長はもちろんですが、やはり国会議員の全部の責任ではないか。言うなれば国会の主人公みたいなものですから、国会の全部の責任で……

第48回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○大原分科員 私は、これから所定の時間の中で、できるだけいままでの質問と重複を避けまして、簡単にお尋ねをいたしたいと思います。  二つあるのですが、一つは国土縦貫道に関する問題です。それからもう一つは、住宅政策の中でいままで触れられなかった点につきまして若干お尋ねいたしたい。  国土縦貫道につきましては、いろいろと関係都道府県や市町村が大きな関心を持っておるところでございますが、昭和四十年度から着工その他どういうふうな進捗状況で仕事を始めていくか、こういう問題について簡潔にひとつ最初にお答えいただきたい。
【次の発言】 国土縦貫道は大体どのくらいの年次でやるという現在の段階における見通しを立て……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1965/02/22、30期、日本社会党)

○大原分科員 私はこれから、地方住民の負担の問題につきまして、地方税につきまして若干と、それから国民健康保険その他の問題につきまして質問いたしたいと思います。  その前にちょっとお聞きしておくのですが、大蔵省の主計官でもだれでもいいですが答弁していただきたいのです。  御承知のように、いま九・五%の医療費値上げで、主として政府管掌健康保険で健康保険法が問題になっております。その他各共済組合健康保険、船員、日雇い、国民健保その他で全体的に大きな問題になっておるのですが、公務員の非現業の共済組合の被保険者の負担の問題ですが、たとえば健康保険法では総報酬制や薬価の本人半額負担、二千円頭打ちというふう……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○大原分科員 私は、いま河野さんから質問がございましたが、別の角度からひとつ当面のかぜ薬の問題を中心といたしまして、薬務行政全般、医療保険の中における薬務行政がでたらめであるがために、どんなに国民が被害を受けているかという事実、これに基づいて私は質問をいたしますから、はっきりとお答えをいただきたいと思うのです。  この問題につきましては、私は昨年二月でありましたか、社会労働委員会におきまして、前の小林厚生大臣に質問をいたしたのであります。私は議事録を持っております。そのときに小林厚生大臣の御答弁よりもさらに率直な御意見を表明されておったわけです。しかるところ、事故はどんどん出るし、神田厚生大臣……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○大原分科員 私は雇用、賃金の問題について石田労政の考え方、こういうふうなものをお尋ねしよう、こういうふうに思っておったのでありますが、労働大臣はおられませんから――もっとも労働大臣に聞きましても、大体各大臣は五月にはみなやめるわけですから、きょうここで一生懸命議論しておっても、やりますやりますと言ったところで、大臣、次官がかわってしまうと、これでは話はまた、議事録には残っておるが、消える可能性もある。 次にまた大臣になったときをねらってやろうということにもなるし、非常に問題だと思う。これはまたあとで予算委員会等で――私は岸さんの弟の佐藤榮作はけしからぬと思っておる。こんなに一生懸命議論して、……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○大原分科員 労働省、労働大臣に対する分科会の質問は非常に手薄でございまして、厚生、自治のように十分徹底して質問が行なわれていないのです。そこで、あとの厚生関係の質問が残っておりますから、労働省に対しまして私のほうから集中的にひとつ質問をいたしたいと思います。  この前は次官が出席になりまして、各局長に本年度の施政方針、決意をそれぞれお述べいただきつつありましたところが、二人しかお見えになっておりません。しかしきょうは関係いたしましたことは局長に答えていただきますが、主として労働大臣に集中的に質問をいたしたい。  問題は最低賃金制の問題であります。最低賃金制の問題につきまして、労働大臣は労働行……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○大原分科員 私はきょうは二つの問題につきまして質疑をいたします。  一つは豚の集団飼育に伴う公害の問題、豚の集団飼育の政策上の問題と公害の問題、それから開拓政策につきましてお伺いしたいわけです。  その第一の質問は、豚の集団飼育、これに伴うていろいろと公害が発生をいたしておるわけです。選択的な拡大ということで畜産を奨励をするという政府の方針ですけれども、最初に質問したいと思いますが、全国的に見てみまして、豚の集団飼育、こういう実態といいますか、私があらかじめ質問通告をいたしておりますが、そういうふうなところが全国的にございますか。
【次の発言】 具体的なことから入ったほうがかえって能率的です……

第51回国会 予算委員会公聴会 第1号(1966/02/21、30期、日本社会党)

○大原委員 非常に明快な御意見をお聞きいたしました。  私は簡単に二つの点をお尋ねするのですが、佐藤内閣は、中期経済計画というものを閣議で、去年の春、一たんきめました。これは御承知のように、おととしの一月に、池田総理大臣のときに諮問いたしまして、一年間ぐらいかかって、各界の、特に政府部内の知能を動員したといわれているのですが、これは破って捨てたわけであります。それはやはり二、三大きな目標や条件、そういうのがくずれたというのですが、たとえば公債を発行しないというのが公債を発行する、それから物価が押えられるというやつがべらぼうに上がる、こういうことで、まるで計画したことが実行できなかったわけであり……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○大原分科員 私も、いま楯分科員からお話しになりましたことについて、平生から考えておる点をひとつここで議論をしたいと思います。  大臣もお話しになりましたように、国土開発のために、高速自動車道の時代に入っておるのである、こういうことであります。これは各国の例を引かれて、お話が質疑応答の中で繰り返されたわけですが、私どもはそういうふうに思います。したがって、何といっても、第二次大戦までは富国強兵政策で、国土の開発や住宅その他、公共投資に対する投資がおくれておるわけでありますから、そのしわ寄せが、今日過密都市あるいは交通戦争というような問題にもなっており、あるいは都市と農村との格差の問題になってお……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1966/02/28、30期、日本社会党)

○大原分科員 私は運賃の問題は少しですが、全日空の問題、航空問題と、それから海運行政、船員の養成問題、こういう問題について質問いたすのですが、最初に、運輸大臣、あなたの運輸行政は、空を見ると全日空の問題があるのです。陸を見ると運賃値上げで、国民の監視、注視の的ですね。それから海行かば海上保安庁の問題が出てきました。あらゆる面において国の政治の中で今日重要な問題をひっかついでいるようなのが運輸大臣の立場です。あるいは国民の注目、怨嗟の的になっているかもしれない。しかしただ一つ、最近国民の中で非常に喜ばれている問題があるのです。それは運輸大臣、国鉄総裁、どういうことを喜ばれているかあなたたちわかり……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○大原分科員 関連して質問します。  気象庁、これは農業災害ではないのですが、例の全日空の事故のときに――ボーイング727は上がるときはぴゅっと上がるわけです。下がるときも、他の飛行機に比べて降下率が非常に高い、こういうふうにいわれております。その上に、同時に羽田に降下すると機長が判断をして行動したときに、空に雲があった、あるいは雨が降っていたというのですが、そういう気象関係について影響を及ぼすような問題があるわけです。気象庁は、そういう航空安全ということと結びついた的確な気象観測やあるいはその結果の連絡通報、こういう仕事についてはどのような立場にあるのですか。

第51回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○大原分科員 簡単に、新しい中期計画というのですか、その問題と、それから消費者行政のあり方と、それから生活協同組合、この三つにつきまして質問をいたしたいと思います。最初に、この前もいろいろいままで議論があったのですけれども、中期経済計画を閣議で破棄した。こういうことはどこに理由があるのですか。もう一回ひとつここであらためてお聞きしたい。
【次の発言】 高度成長政策のしりぬぐいをする、あと始末をする、そして安定成長へ持っていく、ひずみを是正する、あるいは農業や中小企業の近代化を促進するとかいうふうなこと、これと物価を安定させるというようなことは同じだと思います。当時中期経済計画が池田内閣の末期的……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1966/02/28、30期、日本社会党)

○大原分科員 三つほどの問題を質問したいのであります。  第一は、いろいろと学者や巷間で議論をされております中性洗剤の問題でありますが、中性洗剤につきましては厚生省の環境衛生局、企業の育成につきましては通産省が監督指導の立場にある、こういうふうに思うわけです。そういうふうに私は理解をしている。それは間違いありませんね。
【次の発言】 その中性洗剤につきましては、食品化学とか、そういう家庭生活、日常生活に関係深い問題の観点からは、法律上若干微妙な点があるのですが、これはまた、私は法律上の厚生省関係の欠陥でもあると思っているのですが、それは別にいたしまして、通産省で監督指導する権限というか、根拠法……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○大原分科員 私は漁業、特にカズノコの問題と、それから時間がありましたら農薬の公害問題、この二つについて質問をいたします。  最初に、農林大臣、あなたはカズノコを食べられるかどうか知らぬが、昔はカズノコが肥料の中にまざっておったわけです。ニシンの肥料の中にですね。いまは食料品店に行ってもなくて、宝石商の窓に行かぬとない、こういうふうに言われているわけですが、あなたはよくそれを知っておられますか。
【次の発言】 それでは、戦前の生産高とそれから戦後の日本国内におけるニシンの卵、カズノコの生産高について、ひとつ特徴的な数字があればお答えを願いたい。


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1967/04/21、31期、日本社会党)

○大原分科員 物価の問題に関係をいたしまして、これから二、三具体的な問題を質問いたします。  第一は再販制度の問題であります。公取の人見えてますか。――それでは水産庁。というのは、これは水産物の輸入に関係いたしておりますから。カズノコのことです。  まず、水産庁にお尋ねをしたいのですが、昨年、私は、農林水産の関係で、分科会で、いろいろカズノコの生産量と輸入量との関係を議論をしながら、ニシンの捕獲をする漁民の保護と、それから国民の消費者の立場と、そして貿易、特に沿岸貿易、シベリア貿易等、当時の情勢を例に引きながら、貿易拡大、輸出入拡大という観点からの国の利益の問題、そういう貿易の問題の三つから考……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○大原分科員 まず第一の問題は、昨年の五月にできました国土開発幹線自動車道建設法についてでありますが、いままでの政府答弁によりますと、この国土開発幹線自動車道の建設は二十年間で完成する、こういうふうに答弁していたと思うのですが、大体最終年度はいつから起算していつになるのか、これが一つです。  もう一つは、その中で、青森から鹿児島まで突き抜ける、いわゆる五道縦貫道、これの貫通目標年次、これについてもいろいろと議論があったわけですが、従来どおり変わりはないか、こういう点について、まず二つの点についてお伺いいたします。
【次の発言】 国土開発幹線自動車道、国土開発ということですが、やはり幹線だけでな……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1967/04/21、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は、昭和十九年から二十年にかけまして、本土決戦――大体外地で戦争に負けまして、本土決戦の段階における民間防空体制、そういうものから出ております当時のいろいろな権利義務の関係につきまして、時間のあるだけひとつ質疑応答を進めまして認識を深めてまいりたい、こう思うのです。  というのは、本土決戦の段階で――その当時自治大臣は何しておられたかわからぬのですが、防空総本部を内務大臣が中心で設けたのでありますが、内務大臣が防空総本部長になりまして、次官その他が副本部長で、当時内務省でしたから、自民党の参議院の会長の斉藤君等も局長でやっておられたのであります。そして陸海空が中心で、第一線は警……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1967/04/21、31期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは時間もなんですから、身体障害者の雇用問題と、それから、時間がありましたら内職の問題、さらに時間がありましたら全般の問題、こういうことであります。  第一は、身体障害者なのですが、身体障害者の実態と、それから身体障害者は増加の傾向にあるわけですが、その状況、これについて、どなたでもけっこうですから、御答弁いただきたい。
【次の発言】 その前との比較でいいのです。四十年八月以前の増加の傾向。
【次の発言】 身体障害者の中で、就業している人と就業していない人ですね、仕事をやっている人と仕事をやっていない人、これをひとつ……。

第55回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1967/04/22、31期、日本社会党)

○大原分科員 第一の質問は、インターン制度の問題であります。三月十二日から始まった医師国家試験のボイコットの問題があったわけですが、受験資格者と実際に受験した人との人数は何人ですか。
【次の発言】 志願をした人が千七十九名で、実際に受けたのが四百四名、三七・四%というのは、四百四名がそれに当たるのですか。
【次の発言】 これは三千百四十六名が卒業生で、受けたのが四百四名、それが三七・四%。文部省の局長は算数がわからないのですか。わしみたいなものだってわかるのに……。
【次の発言】 では三千百四十六名の中で、四百四名しか受けてない、こういうことですね。

第58回国会 文教委員会文化財保護に関する小委員会 第1号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○大原小委員 関連ですから簡単に質問いたしますが、史跡の指定をされた広島城址の現状を変更して大本営を復元するということが一つ問題になっているわけであります。これにつきまして、文化財保護委員会の経過と見解を簡単にお答えいただきたい。
【次の発言】 問題はいろいろあるのですが、史跡として指定してあるのは広島城址ですね。
【次の発言】 広島城址の本丸に旧大本営を復元するという問題は、たとえば、新聞にも出ておりますが、師団司令部とか連隊の司令部等、そういう軍関係の設備を含めて復元されたという前例があるのですか。
【次の発言】 史実として正確なものが出されておりますか。あるいは文化財保護委員会としては、……

第58回国会 予算委員会公聴会 第1号(1968/03/06、31期、日本社会党)

○大原委員 簡単に一問だけお尋ねいたしたいと思うのですが、日本の政府がつくりました長期的あるいは短期的な経済計画は、つくった片っ端からこわれるわけです。つくったら、その年の中ごろ、終わりごろにはもうこわれているということです。その原因が一体どこにあるんだろうかということを、簡単にひとつお答えいただきたいと思うのです。  たとえば、所得倍増計画は三十六年から四十五年までですが、二年くらいでだめになりました。二年待たないでだめになりました。中期経済計画も、池田内閣のときに、ひずみ是正でつくりまして、佐藤内閣は閣議決定したのですが、これも一年あまりでだめになりました。経済社会発展計画も、経済成長、設……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○大原分科員 いまの田中委員の再販売価格維持契約に関する制度について、若干ダブるかもしれませんが、質問いたします。  洗い直すということですが、これから一カ月ということですが、いつごろまでにやるのですか。
【次の発言】 何品目の中でどのくらいを指定から削除するわけですか。
【次の発言】 半分くらいあるというのですけれども、それは新聞その他にも出ておるわけですが、大体どのくらいですか。
【次の発言】 いわゆる再販の指定品による小売り販売価格は、全小売り販売価格の幾らくらいですか。
【次の発言】 いままで指定をしたのを洗い直すというのですが、指定をしたのは、届け出があったものについては、これは無条……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は、時間の範囲内で警察官の超過勤務手当の問題を中心にひとつ質問いたします。  警察官は国民の生命、財産を守る、人権を守る、こういうことが役割りですが、最近しばしば治安問題で大きな問題になっております。しかし善良な警察官は、駐在所や交番等の第一線で働いているわけであります。あるいは交通その他の整理や取り締まりに当たっているわけでありますが、やはり警察官のそういう生活や人権が尊重されないと、ほんとうに国民のための警察官というか、国民の人権を尊重することはできないだろう、こういうことを私は痛感するわけです。  そこで、警察官の超過勤務の実態あるいは超過勤務手当の実施の状況、これについ……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○大原分科員 いままでの質問と若干ダブるところもあるかと思うのですが、ひとつ簡潔に御答弁願いたいと思います。  最初、河川敷の利用の問題ですが、これは、御承知のように数年前から非常に社会問題、政治問題になってきたところですが、しかし、その中からおのずから結論が出てきたわけです。  それで、全国の河川の中で河川敷をゴルフ場に利用されておる面積はわかっていますか。お答えをいただきたい。
【次の発言】 それから、契約期間が満了したもので、なお処理されていないというものがありますか。
【次の発言】 つまり、期間が満了して、ゴルフ場その他に使うことが利権化しているということで問題になっておりました。そし……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は、きょうは昔の逓信省、昭和二十年当時は逓信省で電電公社も一緒だったわけですが、当時の原爆による広島、長崎の被害者の処理の問題についてひとつ質問いたしたいと思うのです。  最初に、電信電話局は長崎では直接原爆の下になかったわけですが、広島は御承知のとおりあったわけで、たくさんの人が死亡したわけです。その中にいろいろな身分の人があったわけですけれども、その被害の実態について把握されているところを、御答弁を最初にいただきたい。だれでもよろしい。
【次の発言】 その資料は、原爆が広島、長崎に六日、九日とそれぞれ落ちたときに、瞬間的に死亡した人だけですか。その後も原爆の影響によって、今……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○大原分科員 財政硬直化ということが昨年急転直下言われ出しまして、本来硬直性を持っておることは当然なんですが、社会保障の予算に対しましても圧力がかかってまいりました。しかし、日本の社会保障の現状は、大蔵大臣などもしばしば言うように、言うなれば貧乏におちいったときにこれに救済の手を差し伸べるという救貧政策であります。これが中心であります。佐藤総理は社会開発などというような大きなことを言いながら、実際にはこれに対しては不熱心であることは御承知のとおりであります。だが、その救貧政策から防貧政策へ、こういうことがやはり大きな日本の社会保障の課題であるべきでありますが、これが依然として停滞をしているとい……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は第一に、清掃法、労働基準法、職安法に関連をして、最近やかましくなっている国やあるいは公団や地方自治体におけるそういう法律問題、それからもう一つは、機構改革に伴う安全衛生局廃止、それに伴う問題、これらの問題を中心に簡単に質問いたしますので、ひとつ簡潔にお答えいただきたいと思います。  第一は、国鉄の問題でもいろいろ議論になっておるわけでございまして、労働力の需要が非常に多くなって供給が困難になってきますと、いろんな関係で労使関係の近代化に逆行するような事態が方々で発生をしておることはまことに遺憾であって、労働省は、その点では憲法や労働三法の趣旨に従って、き然たる態度で臨んでもら……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は、時間の関係もあるのですが、肉牛の飼育、特に大規模草地の問題と、それから農民年金と、時間がありましたらカズノコの問題、これを質問いたしたいと思います。  第一は肉牛の問題ですが、戦後の経済変動の中で出かせぎや兼業がふえ、そして農業も機械化するということで、役牛が急速にいなくなったわけです。しかし、一方では、肉の値段が上がって、食糧自給という立場もありましょうし、選択的拡大で構造改善事業の中で、乳や卵や肉、こういう問題の占める位置についていろいろ議論があるわけでありますが、この肉牛の育成、それから食糧政策の自給度の向上の中におけるその位置づけ、こういう大きな点について、ひとつお……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は万国博の政府館の中に原爆館あるいは原爆資料展示場を設置するかどうか、こういう問題を中心にひとつ質問をいたします。  通産大臣は万国博の担当大臣でありますが、本論に入る前にお尋ねするのですが、政府出展懇談会というのがありますね。茅さんやあるいは吉永小百合さんや坂本九あるいは学者やいろんな、これは集めた構想としましてはなかなか新奇なところがあるわけですが、この政府出展懇談会の性格ですね、これは一体どういうものですか。
【次の発言】 担当大臣がお知恵を拝借する諮問機関だ、こういうことですが、これは一部に報道されましたが、その委員のメンバーである五島昇さんから、この万国博の政府館を見……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○大原分科員 皇室関係の質問者が一人もなかったもので、私、これは予算審議だからと思いまして……。ところが、あとから質問者が出てまいりましたので、簡単にひとつ……。  第一は、新宮殿が御承知のように百三十一億円ででき上がったわけです。りっぱな新宮殿ですが、私どもは、新宮殿を含む宮城内の管理運営につきまして日ごろから感ずるのですが、たとえばデンマークのコペンハーゲンなどに参りますと、宮殿の中に市民が自由に出入りしている、全く開放状況であります。あまり国民と隔絶をいたしまして神秘のベールに包まれるということは、新憲法の精神でないと私は思います。人間天皇ですから、そういう点で、新宮殿を含む宮城の管理運……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は三点あるわけですが、荒木国家公安委員長の放言問題が一つ。それから第二は春闘共闘委員会のデモ申請に関する問題であります。これは官房長官の御出席を願っておりますから……。それから過疎問題と駐在所、駐在所の妻に対する手当の問題、この三点につきまして、質問をいたします。  二月の十四日の新聞によりますと、「荒木さんまた高姿勢」――「また」とありますが、これは五回も六回もですから、「また」というらしいのですが、またまた高姿勢。この文章によりますと、たとえば、閣議後の記者会見で、大学の先生の中に、警察アレルギーをひけらかせて――ここらが荒木さん流ですが、ひけらかせて進歩人ぶりを示している……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は昨年の予算委員会の分科会でやりました問題について、もう一回大臣がかわられたことではあるし質問をいたします。  問題は、昭和二十年八月六日あるいは九日に広島、長崎に原爆が落ちたときに、広島の中央電話局やあるいは逓信局等を中心に、当時は逓信省として電電公社も一緒でしたが、そこで犠牲者となった人のうち放置をされておる人がおるのは、法的にも、あるいは事実上も不公平じゃないかという議論をし、いろいろと資料を集めて研究をいたしたわけであります。これはむろん原爆だけでなしに、焼夷弾等による旧逓信職員の中にも若干の犠牲者がやはりあると思いますが、これらにも関係をしてくる問題であります。二十四……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1969/02/28、31期、日本社会党)

○大原分科員 青森から鹿児島までの高速縦貫自動車道につきましての整備計画がいまだできていない地域と、縦貫道の完了はいつごろを目標にしているのかという点をお答えいただきたい。
【次の発言】 それから、整備計画ができていない地域の整備計画ができ上がるのはいつか。それから、工事の完了目標が五十一年といういままでの御答弁だったのですが、五十二年に延びたのですか。その二つの点につきまして……。
【次の発言】 それで、空白地帯の整備計画はいつ……。
【次の発言】 四十四年中に調査を完了して、四十五年には整備計画をつくる、こういう大体めどでございますか。

第61回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は二つの点について質問をいたしたいと思います。  一つは、戦後の占領という特殊事情の中で、全く放置されておりました旧防空法関係の犠牲者の問題であります。もう一つは、最近問題になりました薬務行政の問題であります。時間の関係もありますので、以上二点にしぼりまして質問をいたします。  第一に旧防空法関係の犠牲者の問題については、この二、三年来政府の各省庁における資料を総ざらいしていただきまして議論をしてきたところであります。これは、ちょうど都合のいいことには、きょうは主査が赤澤さんです。赤澤さんが自治大臣をやっておられまして、消防庁の所管でございましたときに議論をした問題でございまし……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○大原分科員 議事進行について。  いまの質疑応答を聞いていますと、質疑応答は時間を過ごせばいいわけじゃないわけですから、十分疑義を解明しなければなりません。そういうことから、前の岡田質問にもございましたが、この分科会の質問が終了するまでに、この疑義の解明をきちっとしてもらいたい。できない場合には、主査の報告があるわけですし、いままで前例としまして主査報告に対する質疑をやりましたから、そういう機会等を持つことについて、理事会において取り計らいをしてもらいたい。そういう議事進行上の希望ですから、要求ですから、主査のほうで発言を願いたいと思います。

第61回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○大原分科員 私は、戦争中の毒ガス製造工場における患者の被害問題につきまして、主として質問いたしたいと思います。  これは、大体御承知のように、私の選挙区じゃないわけですが、広島県の豊田郡忠海町にございます大久野島というところで、昭和二年ころから工場が開かれまして、昭和二十年戦争が終わるまで毒ガスの製造をいたしておりました。その毒ガスの製造を陸軍の忠海工場がやっておったわけでございますが、これは毒ガスであるという性質上、一般の地図からも大久野島という島は抹殺をされまして、秘密裏にやっておったわけでございます。したがって、事後の処置におきましても、毒ガスの製造であるということと、日本が全面的に敗……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会公聴会 第1号(1970/03/03、32期、日本社会党)

○大原委員 中村公述人と正木公述人に、それぞれ二問ずつ、一括して御質問いたします。  これは、中村公述人のほうにお願いしますが、日本の予算編成のときに決定いたします経済見通し、経済運営の基本的な態度ですね。これは閣議決定でございますが、この経済見通しと実績が毎年非常に開きがあるわけであります。見通しは、GNPでも、国民所得――まあ、当然にそうなるわけですが、特に問題になっておる民間設備投資にいたしましては、非常に見通しと実績が開きがあるわけですね。これは、たとえば大蔵省なんかは、税収の見積もりを少なくするためにGNPの成長見通しを少なくするというふうに、一つ例をあげてみますと、そういう一つの操……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○大原分科員 こういうことです。大切な問題は、教育の場において宗教教育をどういうふうに考えるかということですね。内村鑑三さんの書物がずっとここに例示されておりますね。私も読みまして、内村鑑三はキリスト教の一宗派の信徒の立場でなしに、キリスト教徒では無宗派の宗教論、平和論を展開された人ですね、簡単に言えば。そこで、創価学会と公明党との関係が議論になっておるのですが、宗教の中では神とか仏ですから絶対性を問題にするわけですが、政治の世界では相対性が問題ですね。そこでこの問題が、議論がずっと発展しておるわけです。  そこで、教育の場において、たとえば末尾に、内村鑑三とかその他のレポートなんかについては……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○大原分科員 先年、総理府の青少年局が青少年対策本部に切りかえられたわけですね。これは一つは朝令暮改の一種ですけれども、今度は本部長は、官庁名簿を見てみますと、総理大臣が本部長で、それで山中総務長官が副本部長で、次長が今村武俊氏でありますね。大体これは、政府委員でよろしいのですが、本年度の予算はどのくらいで、何を重点にお仕事をされておるわけですか。
【次の発言】 山中長官、総理府は、あなたがいつも言われるように、各省の調整をやるのだ、そういうことで青少年問題の調整、特に非行少年の問題等が大きな社会問題となっておるときに、文部省だけでなしに他の省全体でやるのだということで、総理府に青少年局を設け……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1970/03/17、32期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは、分科会の質問は最後になりましたが、帰国問題の一点にしぼって、いままでいろいろな質疑応答がありましたが、実質的には非常に大きな権限を持っておられる法務省の管轄の問題を中心にいたしまして、これから質問をいたします。  第一番目は、国連で採択されました世界人権宣言がありますね、法務大臣。この世界人権宣言、人権に関する世界宣言はどのような法的な効力を持っておるか、あるいはこの問題に対して日本の政府はどのように理解をし、考えておるか、こういう点について最初にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁のように、大臣、これは多数国間の条約として、まあ条約と同じような効……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○大原分科員 私は、簡単に三点にわたって質問いたします。  順序は不同ですが、一つはバス料金のきめ方の問題、それからもう一つの問題は駅弁当の質と値段について、これが第二、それから第三は国鉄の赤字線の問題についてであります。  第一のバス料金のきめ方については、具体的な問題を私はきょうは議論いたしませんが、バス料金のきめ方の原則上の問題についてお尋ねをしたいと思うわけです。総選挙が済みましてから、総選挙前に政府・与党が宣伝をしておりましたこととは打って変わりまして、どんどん上がっておるわけですが、このバス料金のきめ方の原則的な問題について、まずお答えをいただきたい。

第63回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○大原分科員 これから大体二点にわたって質問いたします。最初は重要な問題ですが、これはいままで議論した問題ですから、簡単に質問いたします。  第一の質問は、去年並びに一昨年の予算委員会の分科会でずっと議論をいたしまして、河本前郵政大臣その他各大臣が前向きで善処するというふうに約束をされたわけですが、そういう問題が一つあるわけであります。これはあらかじめ御承知だと思うのですが、広島あるいは長崎の原子爆弾で、特にこれは広島の場合ですが、原爆が落ちました中心地域に電報電話局が広島においてはあったものですから、あるいは逓信局もございまして、山口という逓信局長は赤い自転車に乗って通勤の途上で殉職をされた……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○大原分科員 最初に医療保険の問題ですが、総医療費の問題です。保険料や公費や自己負担で国民が支出をしている総医療費についてまず最初にお尋ねしますが、昭和四十三年、それから四十四年は推定、実績見通しが出れば実績見通し、あるいは四十五年の推定、これがわかる範囲でひとつお答えいただきたい。
【次の発言】 それで四十五年のこれは医療費値上げの問題ですから、医療費の値上げを含めての推定だと思いますが、これは二兆五千億円ですね。そうしますと、政府管掌の健康保険の赤字は幾らになりますか、そういうふうに伸びた場合こ……。
【次の発言】 それで医療費の値上げの問題について、二段階で九・七%の値上げですけれども、……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○大原分科員 私は都市計画税の問題を中心に、具体的な問題を例に引きながら質問したいと思います。  秋田自治大臣は新しく自治大臣になられたので、道義的には前の自治大臣の責任はないと思うのですね。しかし政治的にはあると思います。それですから、誤ったことは誤った、こういうふうに私は言ってもらいたい。それはこれから自治体行政のあり方、税金のあり方について具体的な問題を議論するということは無意味なことじゃないと思いますので、そういう点をひとつ率直に希望いたしておきます。  まず第一点は、私がこれから質問いたしますことは、昭和四十四年九月二十二日付で、広島県佐伯郡大柿町の議会議長有重勝という人が、自治省行……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○大原分科員 短時間ですから二点にわたって質問します。一つは、かつて予算委員会で問題になりましたが、農業用ガソリン、それに関連をして農免道の問題、もう一つは、豚の集団飼育に伴う公害の排除の問題、この二点について質問いたします。  第一は、農免道に関連をしまして、農業用のガソリンというのは――この話のもとはガソリン税というのは目的税ですね。しかし道路を使用しない農業用のガソリンについていままで議論になったことがあるわけです。これは倉石さんが前農林大臣のころだったかその前ですね。それで農業用のガソリンというのは、推定でいいと思うのですが、大体どのくらい使われているものですか。脱穀機その他たんぼで使……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○大原分科員 私のほうから二点にわたって質問いたしたいと思います。  第一点は、同和対策の予算の全体の問題でございますが、説明は省略をいたしまして、特別措置法ができましてから十カ年の計画で行政上の差別を全廃する、こういう方針で法律やあるいは予算上の措置が進んでおるというふうに私どもは確信をいたしておりますが、財政当局の責任者である大蔵大臣は、この点についてどのような見解をお持ちか、まずお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 数年前に予算を計上いたしまして実態調査をやったことは御承知のとおりですね。その当時、実態調査をいたしましたときには、県はともかくといたしまして、市町村は、自治体は、同和……

第65回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1971/05/10、32期、日本社会党)

○大原委員 社会党の大原です。簡単に具体的も問題でお聞きしたいと思います。  和達先生は中央公害対策審議会会長をしていらっしゃいます。きょうの毎日新聞のコラム欄で、この前出ました記事の中から東京湾の問題をとらえております。その中で「経済企画庁長官の諮問機関である水質審議会が、東京湾などの水質環境基準を決めた。東京湾全体を十八の水域に分けて、最低「不快感がない」海にしようという基準だが、」これはA、B、CのCランクですね。Cでありますが、「いったいいつきれいな海が実現するのか、はっきりしない。というのは、今度は目標だけを決めて各工場の排水基準」等については見送っておる、こういうわけですね。そこで……

第65回国会 予算委員会公聴会 第2号(1971/02/12、32期、日本社会党)

○大原委員 簡単に御質問いたしますが、結論的に両公述人にお聞きしたいのは、予算の前提、いろいろな議論がございましたしあるいは物価、公害等ございましたが、土地問題について結論的にずばりどういう考えを持っておられますかということであります。というのは、公害の議論がいまもずっとあったわけですが、私どもも国会で、臨時国会以来ずっと公害問題をやってきたわけですが、この国会では物価の問題が議論されておりますが、佐藤内閣のいままでの政策で、公害、物価の政策で一番欠けているのは総合政策がないということ、すべて政策が場当たりである、こういうことだと思うのです。瀬川公述人も言われましたが、公害問題はやはりコンセン……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1971/02/20、32期、日本社会党)

○大原分科員 私は三つほど質問したいのですが、一つは傍聴人心得あるいは傍聴人の処遇について、それから第二は国会図書館の機能について、第三は議員並びに職員の健康管理について、この三つについて簡潔に進めていきます。  この傍聴人心得はいつできて、改正されたのはいつで、どういう点を改正をしたのか、こういう点をひとつ最初お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 だれか知っている人、だれでもいい。昭和三十年に改正をしたのですが、どういうことを改正したのですか。
【次の発言】 それはいいのです。これは昭和二十二年に制定して、三十年に改正されておるのですが、改正はどこを改正をしたのだろうか、こう思って……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1971/02/25、32期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは、同和対策についての御質問をいたします。  最初に、昭和四十六年度の同和対策事業の国の予算と、それを裏づけとする地方の予算の規模、それから、これと並んで、――自治省見えていますね、昭和四十五年度の各地方自治体における同和予算の状況、総額、それと、地方自治体で予算措置が少なかったために、いわゆる超過負担ですね、超過負担額の概要、これをひとつそれぞれお答えいただきたい。
【次の発言】 それで、大阪府と大阪市の同和予算は非常にモデル的なわけですが、昭和四十五年はどうなってますか。
【次の発言】 そこで総務長官、昭和四十二年の実態調査に基づいて十年計画をやっておるわけですが、実態……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1971/02/20、32期、日本社会党)

○大原分科員 私が質問するのは、瀬戸内海という非常に広域の海水域の総合的な汚染防止の計画、こういう問題について、公害立法があったわけですから聞きたいと思うのですよ。つまり、この公害、東京湾とか、あるいは伊勢湾とか、大阪湾とか、特に瀬戸内海とか、内海というか、湾の海洋汚染、これの総合的な汚染防止、浄化の計画というものは、どこの責任でどういう分担でなされるのかということを、私どもはやはり国会で議論しなければならぬと思うのですよ。これは一つの盲点だと思うのですね。  そこで、その前提として、瀬戸内海の水産資源について、いまのままの汚染状況が続くとすればどういうふうに水産資源はなっていくのか。日本の食……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○大原分科員 二、三御質問いたしますが、第一は、国土縦貫自動車道はどのくらいの進捗状況ですか。
【次の発言】 これはいつが完成目標ですか。
【次の発言】 中国縦貫道はどのくらい進んでおりますか。
【次の発言】 岡山県の落合から広島県の千代田間の工事の進捗状況はどうですか。
【次の発言】 これはいつが完成目標ですか。
【次の発言】 千代田以西の山口県の鹿野までの整備計画は、いつ決定になりますか。
【次の発言】 長い間調査がかかったわけですが、調査が完了してきておるということですが、これは審議会はいつごろ開くのですか。
【次の発言】 ことしの六、七月ごろには審議会が開かれて整備計画が発表になる。着……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○大原分科員 いままで予算案審議の中で、総括質問や一般質問で議論をしてきたのですが、きょうは医療の供給面につきまして、これを中心にまず質問をいたしたいと思います。  われわれがいままで議論をして、医療保険の抜本改正にあたって、保険料や患者負担などの需要面だけでなしに、供給面を総合的に改革しなければならぬ、こういうことを主張してきたわけであります。それについては抜本改正の第一歩であるというふうな、言うなれば、厚生大臣はじめ総理大臣は今回の健康保険の改正案について非常におざなりな答弁をしてきたわけですが、そういう点で、もう少し具体的な問題について論議する時間がなかったので、供給面を中心に議論をして……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1971/02/25、32期、日本社会党)

○大原分科員 最初に、これは質問通告になかったのですが、いまの新経済社会発展計画、これが設定されて日にちは浅いのですが、条件が変わって関連の数字も違ってきていると思うのです。これは、いままでの前例に従って再検討をやるのですか。
【次の発言】 どういう点が再検討の対象なんですか。
【次の発言】 成長率の一〇%は、目安はともかくといたしまして、物価については、三%程度という目標はいまのままでは達成できない。三%程度というのは最終年度における安定目標であるのか、あるいは平均値ということはないけれども、その点はどうなんですか。
【次の発言】 それは、最終年度にこそっと三%になっても三%程度ですか。

第65回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○大原分科員 厚生省見えてないですか。――いわゆる身体障害者という範傭に属する人は何人ですか、それから身体障害者の中で働く意思と能力のあるそういう人は何人ですか、政府委員でいいですから……。
【次の発言】 失業が六千人というのですが、未就業の六十三万人、その中で働く意思と能力のある者、装具とか設備をつければ働くことができる人、そういうようなものは調査ありませんか。
【次の発言】 就業者は百四万の中で四十一万人ですが、未就業者の六十三万人の生活実態というか、たとえば義務教育課程とか高等学校というような程度の場合には生活問題等は直接ないわけですが、労働力人口の範疇で考えるか、それは別にいたしまして……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○大原分科員 日本で使っている塩ですが、食料用あるいは工業用に使っているわけですが、塩の総量は一体幾らですか。そして、その内訳は幾らですか。
【次の発言】 食料用と工業用では……。
【次の発言】 この塩の専売の会計ですけれども、会計は特別会計だと思うのですが、専売ですから。その専売制度についていままで塩業審議会の答弁が、中間報告とそれから今回、一月二十六日に答申が出ておるわけですが、これは塩の専売制度をやめるということについて、勧告、答申をしているのですか。あるいはこれに対して大蔵省はどういう態度をとっておりますか。
【次の発言】 その塩の新しく国内の生産技術として採用されておるイオン交換膜製……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○大原分科員 私の質問は在外公館の調査機能、国際的な情報収集の機能、そういう問題を中心に質問いたしたいと思うのです。  大体在外公館で外務省のプロパーの人は、いままで関心がやはり何といっても国際情勢とか外交情報とかそういうふうなもの、それからもちろん、ことばは武器ですから大切なことですが、そういうものに伝統的に集中している。そういうことで、たとえば最近国際的な公害情報とかあるいは社会保障とか医療問題、労働問題、物価の問題、経済問題、そういうふうな国民生活に関係の深い問題について、私どもが在外公館をずっと訪れてみましても、定員が不足してなかなか忙しいということもあるし、国会議員がよく行って無理な……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1971/12/10、32期、日本社会党)

○大原委員 夜もだいぶおそくなりましたが、ひとつ目のさめるような質疑応答をやりたいわけであります。ただし、私の分担はきわめてじみな問題です。  最初に、山中総務長官にお尋ねいたしますが、沖繩の本年度の予算の規模は幾らであるか。それから類似県の予算の規模は大体どのくらいであるか。第三に、昭和四十七年度の各省の概算要求の合計は幾らであるか、これをひとつ明快にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 総務長官、これは議論するわけじゃないのですが、大蔵省が出しました昭和四十七年度の各省の概算要求の合計は二千九百九十三億円でありますね。これはどちらがほんとうですか。

第68回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1972/05/18、32期、日本社会党)

○大原委員 最初に、廻神公述人が指摘をされました問題で非常に重要な問題があると思いますので、小山公述人その他の方々にお聞きをしたいと思います。  赤字対策にいたしましても、支出面を含む総合対策にいたしましても、患者とか国民一人一人の立場に立って考える、こういうことが私は必要だと思います。最後の公述人の御意見もそのとおりだと思います。そこで廻神公述人は、地域的なつまり県による医療費の支出の格差を指数で言われたわけですが、昭和三十六年に一三六%であったものが、昭和四十四年には一六八%。一人当たりの医療費でいいますと、高いところは五万円をこえておるが、低いところは三万円に下がっておる。その原因は一体……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○大原分科員 私は、医学教育のことをちょっと質問いたします。その前に、医者はそれぞれのとり方があるわけですが、医師、歯科医師の需給状況というか、不足が幾らくらいだというふうに厚生省は考えておりますか。
【次の発言】 人数はどのくらい足りない……
【次の発言】 文部省が、医学部については国公立、私立についての定員を決定するわけですが、文部省は、医者の需給状況を勘案して国公立の医大、私立の認可等をやっているのですか。
【次の発言】 いま厚生省の医務局長の御答弁の中には非常に問題が多いわけですが、いまの答弁  では、私はこれは了承しているわけではないのです。というのは、昭和三十五年から皆保険をやりま……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○大原分科員 木内長官、私は、前任長官の平泉長官のときに、科学技術特別委員会でいろいろ議論いたしたのでありますが、これから質問するのは、原子力の影響研究に関する問題ですが、これは、広島、長崎のABCCの問題であります。この問題について、現在は厚生省が実質的に主管をいたしておるわけでありますが、先般の科学技術特別委員会におきましては、厚生省、外務省、科学技術庁、それから文部省、それぞれ御出席をいただきまして、ABCCの問題につきまして、今後のあり方の問題について議論をいたしました。その際に、平泉前長官は、その議論を踏まえながら、国務大臣としてアメリカとの交渉に当たって、アメリカ側もいろいろな要求……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1972/03/23、32期、日本社会党)

○大原分科員 最初にローカル線の問題について質問いたしたいのであります。ずばりと質問いたしまして、ローカル線の廃止については地方自治体の承認を得る、そういうことについて与党がそういう方針を決定し、運輸大臣、国鉄もそのことを了承している、こういうことなんですか。
【次の発言】 つまり、自治体の意思を無視して、ローカル線が赤字線であるからという理由だけで――赤字線が何かという議論はありますが、そういう理由だけで廃止はしない、こういうように考えてよろしいか。
【次の発言】 たとえば、私は国鉄の最近の経営のやり方について問題があると思うのですが、今福線を通しますと――広島県と島根県の浜田、今福線であり……

第68回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○大原分科員 大臣は三重県出身です。私もこの同和問題についていまの話と重複しないような範囲で質問したいと思いますが、部落問題は、大臣は、どういう歴史的な経過の中から生まれた、その点についてどういう理解をされていますか。
【次の発言】 厚生大臣は前も厚生大臣をやられたわけですが、同和対策審議会の答申を読んだことありますか。
【次の発言】 私の質問に対して、部落はどういう歴史的な経過、原因でできたか、こういうことについて、大臣の御答弁が私は非常にあいまいだと思うのですけれども、よくわかっていない。同和対策審議会の答申はお読みになっていないのじゃないか、私はこういうような感じがいたします。 また、お……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○大原分科員 私は、きょうは農業者年金の問題につきまして質問をいたしたいと思います。  この農業者年金の問題については、私もいささか因縁がありまして、昭和四十三年に、予算委員会におきまして、倉石農林大臣の当時、厚生大臣と農林大臣に対しまして、あるいは佐藤総理に対して、農民に恩給を出す、こういうことを前の四十二年の総選挙のときに、佐藤総理が方々へ行って、農民の票を集めるために吹きまくりましたものですから、それをとりまして、ほんとうに農民のための年金をつくるのか、こういう質問をいたしたのであります。これは児童手当の問題と一緒にいたしました。それは選挙のときに言ったことですから必ずつくります、こう言……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○大原分科員 私は財政投融資問題について質問いたしますが、財政投融資は、昭和三十年当初は大体三千億円台でありましたけれども、昭和四十七年の財政投融資は、前年比三一%もふくれまして五兆六千億円台になっておるわけでありますが、これは、高度成長の中でばく大にふくれていったという、そういう客観的な数字ですが、逆に言うならば、日本の高度成長を推進をしていく上において財政投融資が大きな役割りを果たした、こういうことであると思うわけです。しかしながら、財政民主主義の原則で、憲法やその他の条章はあまり引用することはありませんが、その中のほとんどの資金というのは、国民大衆、庶民大衆の零細な資金から出ておるわけで……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1973/06/19、33期、日本社会党)

○大原委員 私の時間、五分間ですから、ひとつ……。  財政投融資、積み立て金の運営の問題ですが、いまお話がありましたように、政府のいまのペースでずっといきますと、昭和八十五年の一つの老齢人口のピークにかかるときには、積み立て金が四百十一兆円ほどになります。だから、いま五兆円、六兆円、八兆円というのは問題にならぬわけですけれども、四百十一兆円ございまして、そして計算いたしますと利子が二十四兆円出てまいります。それから国庫負担が二十四兆円。あと九十兆円くらいを保険料、その年に払うほとんどの保険料で財政負担するということになって、そこから賦課方式になってまいります。賦課方式に急速度に傾斜いたします。……

第71回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)

○大原分科員 私は、広島市の赤字線である宇品線に対する運輸省、国鉄の態度、それからもう一つは、最近方々で始まり出しましたが、広島駅の小荷物、手荷物の民間委託の問題、この二つにしばって質問をいたします。  最初に、きょうは建設省の出席も願っておるわけですが、宇品線と関係があるから言うわけですが、最後に旧広島市内における区画整理の地点として残っておる段原地区の区画整理が非常に大きな問題になっておるわけですが、これは原爆が落ちた爆心地から反対側で、比治山の東側の残った地域がスラム化しておるわけですが、消防車も入れない、何とかしょう。しかし零細な地主が非常に多い。借地借家人その他の利害が錯綜している。……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原主査代理 次は、寺前巖君。
【次の発言】 次は、新井彬之君。

第71回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○大原主査代理 次は、田中美智子君。

第71回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○大原分科員 いまカネミライスオイルの油症問題について質疑応答があったわけですが、大臣の御答弁をお聞きいたしますと、第一は、企業側が責任を持って処理する、これを督励する。それから第二は、認定の範囲の拡大、その他を見計らいながらさらにその被害者の実態等も考えて、政府としてもひとつ対策に手落ちがないようにやっていく、これを急いで結論をつけて実行していきたい、こういう御答弁でございます。  そこで問題は、私も現地を弁護団その他と行って見たわけですが、因果関係はカネミライスのときに使ったPCBであることは間違いない。油症とそれからPCBとの因果関係ははっきりいたしておる。その点は明確であるかどうか。こ……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○大原分科員 私は身体障害者の問題について質問いたしますが、最初に、身体障害者の原因別の分類、どういう原因で身体障害者になったかという実態を、雇用政策を進める上において把握しているかどうか。
【次の発言】 それから、身体障害者の分類のしかたはいろいろあると思うのですが、軽度、中度、高度、こういう分類による比率。
【次の発言】 それから中度、軽度は。
【次の発言】 身体障害者の年金ですが、あなたは専門ではないけれども、たとえば厚生年金、これは大体一級、二級の重度ですか、あなたは労働省だから、それは把握していないかもしれないけれども……。

第71回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは、大体時間の範囲内で、一つは含み資産の問題と、時間があれば百貨店法の改正の問題。だれかひとつ関係者は、最後のほうにちょっとおってください。  いままで予算委員会でいろいろ議論になりましたが、そこで含み資産の実態についてのいろいろな論議があったわけでありますが、これは和光証券の調査推計がよく引用をされていたわけであります。大蔵省はきょうは証券局長出席願っているわけですが、通産省や大蔵省はこの実態を把握しておられるかどうか、この点についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 大臣、そういう答弁ですが、これは和光証券だけの推計ではないわけですが、各方面で出ているわけです。これは、……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○大原分科員 私は円の再切り上げと経済見通しの問題について質問をいたします。  円の再切り上げは、大体一般的な見通しは、共同変動為替制に移行するといういろいろな問題があるのですが、大体二〇%以上、こういうふうに最近はいわれておるのですけれども、大体いまの情勢では、経済企画庁はそのくらいは見通しを持って、これからの経済の総合的な運営をやるべきではないか、こう思いますが、どうですか。
【次の発言】 現在は一ドル幾らで大体動いておりますか。買いささえ等はしてないと思いますが。
【次の発言】 十何%ですか。
【次の発言】 最近の情勢では、実際にはやはり一七、八%から少なくとも二〇%ぐらいにはなるだろう……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)

○大原分科員 私が質問しようと思った点は、一つは、きょう午前中安井委員のほうから、生命保険の問題について、契約金のスライド制の問題については話があったと思うのです。この生命保険の問題は、たとえば百万円の契約で二十年後に支払うという場合に、貯蓄部面の貨幣価値の変動ということを推定してみても、一カ年間に五%程度上がるといたしましても、二十年後には百万円の価値というものはどのくらいになるかということは、計算すればすぐわかることでありますから、ですから、これは年金の議論のときに貨幣価値の絶対額の減少、つまり物価への自動スライドというのを厚生年金や国民年金、その他の改革でやろう、これは最低限としてやろう……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは私は私立の小中高等学校の教育の位置づけ、これに対する国としての助成措置の問題について質問をいたします。  最初に、私立の小学校、中学校、高等学校で就学している児童生徒の数を教えていただきたい。数と比率をついでに言ってください。
【次の発言】 小学校は五万人で中学校が十四万人で、高等学校が百二十九万人、これは私立であります。そこで、小学校、中学校の数は、まあこれを見てみましても一%ないし三%ですが、高等学校は三一%になっている。これはまあふえておると思うのです。そこで、これに対する政府の地方財政計画の中における財政上の助成措置は本年度はどのようになっておりますか。昨年度との……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○大原分科員 恩給局の恩給法の関係ですが、日本の公的な年金の中で、障害年金というそれぞれの制度の中に、所得保障があるわけですが、それは恩給局が、総理府が主管をしている恩給法の解釈というものが基礎になっておる、こういう意味で、集中的に質問したいわけですが、特にその中で、私が質問いたしますのは、この障害者年金というのは、外科的な症状、両眼、両手、両足あるいはいろんな機能障害、こういうふうなものがはっきりしている場合は、これはそれぞれ項症に分けてランクづけがしてあるわけでありますが、きょう私が主として質問をいたしたいのは、内科的な疾患についての取り扱いの基準に関する問題です。特に戦後昭和三十二年に初……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○大原分科員 私は、広島空港へのジェット機乗り入れの問題に関係いたしまして若干質問をいたします。  最初お尋ねするのですが、先般の大阪空港の判決の問題でありますが、大阪空港は、御承知のように昭和三十九年からジェット機の乗り入れをやったわけですね。三十八年以前には、公害問題が住民の間で起きていたかどうかということと、三十九年以降、判決を読んでみますと、難聴とか胃腸障害とか高血圧とか流産とかノイローゼなどというふうなのを判決文は指摘をいたしまして、その事実を認めて五十万円以下大体十万円以上ぐらいで、あとから入った人の三人ぐらいを除きまして、二百何人かに補償金を判決で出したわけだと思います。そういう……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○大原分科員 私はいわゆる同和対策事業についての自治省の基本的な考え方についてお尋ねしたいと思うのですが、特にその中で各省にまたがるそれぞれ同和対策事業に対する補助金は、これは総理府が全体として掌握をしておるわけですが、しかし、地方財政という観点からいうと府県や市町村の独自の負担がかなりあるわけであります。もちろん特別措置法には第九条で起債等の特別措置をきめておるわけですけれども、自治体の独自の負担がだんだんとふえているけれども、これを同和対策事業の全体計画の中ではどのように理解をするのか、こういうことにポイントを置いて質問をいたしてまいります。  そこでまず実態でありますが、同和対策事業を通……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○大原分科員 第一の質問は、今回政府がやりました生活安定の緊急特別措置の問題ですが、その支給対象の範囲の中で老齢特別給付金の受給者が漏れておるわけですね。これは対象になっていないわけです。福祉年金は対象になっております。七十歳以上は対象になっておりますが、老齢特別給付金の対象者は、六十七歳以上の人は対象になっていないわけですね。これはぜひ対象にすべきではないのですか。これは第一の問題ですが、いかがでしょう。
【次の発言】 しかし、市町村で把握しようと思うと、大都会等はかなりむずかしいですけれども、しかしいまはその宣伝はかなり行き届いておりますから、いままでの質疑応答で明らかなように一定の期限を……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○大原分科員 私は限られた時間ですから、医薬品についての体質改善の問題、特に物質特許への移行、それからもう一つの資本の一〇〇%自由化と医薬品産業、こういう二つの点から、当面の医薬品行政についての質問をいたします。  日本の医薬品産業は将来どういう位置づけをされるのか、これは中曽根通産大臣に私はお聞きしたいのですが、これはちょっと大きな問題ですけれども、よく省エネルギーとか省資源とかいうことをいいますね。知的な集約型とかいうことをよくことばではいうわけです。しかしなかなかそういう産業構造の軌道修正は簡単なことじゃないわけです。既成事実があるわけですから、重化学工業中心から移行するというのはなかな……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○大原分科員 所定の時間があるわけですが、私は、これから医療従事者の教育、こういう問題を中心に質問をいたします。  文部大臣、あなたは何でもよく知っているのですが、医療従事者といえば何種類ぐらいあるか知っていますか。専門職としての医療従事者というのは、どのくらいあるか知っていますか。
【次の発言】 それで、医師とか歯科医師、薬剤師というのは、どういうふうに考えるのですか。
【次の発言】 いま健康保険の審議を通じまして、医療供給面の抜本改革ということが議論になっているわけですね。それで、その中で問題は、私は、前も議論したことがあるのですが、医療担当者を、国民の医療需要に応じて医療の保障の機会均等……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1977/03/14、34期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 二つの点について質問したいと思うのですが、第一は、社会保障制度審議会のこれからの運営を含めての問題について、二点だけひとつ長官の御意見をお伺いしたいと思うのです。  私も社会保障制度審議会へ先般から出ておるのですが、これは自由民主党からも、あるいは社会党、公明党まで今度は出ております。学識経験者で、つまりこれは専門家の、あるいはいろいろな経験を持っておる人の総理大臣に対する答申、勧告の機関であることは御承知のとおりであります。これは三者構成ではありませんから、いろいろな答申や勧告等につきましてはいままで一本にしてやっておるわけですが、これは昭和三十六年当時であったと思うので……

第84回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 瀬戸内海環境保全臨時措置法が昭和四十八年の十月二日に施行されまして、三年間の時限立法でございましたが、これが二カ年間延長されたわけであります。 ことしの十月で五年間が終わるわけであります。つまり、法律の内容に基づいて瀬戸内海環境保全についての基本計画その他を策定するということが臨時措置法で規定づけられておるわけであります。法律に規定された跡継ぎ法については、これをいつお出しになるか、その構想はどういう構想であるかという、二つの点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いつ国会に出されますか。
【次の発言】 この種の法律は、当時、昭和四十八年の国会においても、……

第84回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 電話の自動化ですが、これはいつから始まっていつ自動化が完了するのか、現在、自動化の達成率というのか、普及率というのか、大体何%か、最初にお伺いいたします。
【次の発言】 それから、全部の国民世帯に対しまして、電話が普及しておる率は何%ですか。
【次の発言】 いまの数字以外に、商業用というのですか、事業用があると思うのですが、それは別にいたしまして、電話はいまやほとんどの世帯に普及いたしておるわけです。したがって、これはぜいたく品でもなければ、もう生活に密着をいたしておるわけですね。  そこで、それであるだけに、最近、料金問題で何とかならぬか、内訳がわからぬかという議論があり……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 私は二つの点について質問いたします。一つは公定歩合引き下げと年金積立金の運用利子の関係、もう一つは、これは時間の関係もありますからずばり質問するのですが、政府が考えておる一般消費税、それから、最近御承知のように社会保障制度審議会が答申いたしました年金税、これについての考え方、こういう二つの点について質問いたします。  その第一は、公定歩合引き下げの時期が近づいておるといういろいろな報道があるわけですが、大蔵大臣は、近く公定歩合を引き下げる、そういう考え方があるのかどうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 いまの御答弁のとおりに、公定歩合引き下げをいたしますと、連動いたしまし……

第85回国会 内閣委員会同和対策に関する小委員会 第1号(1978/10/17、34期、日本社会党)

○大原(亨)小委員 ちょっと関連して一言。  自治省、いまあなたの方の御答弁を聞いていると、残事業を調査していないということが一つと、それから同和対策事業は、あなたが指摘をされた四五%を含めて国庫補助の対象にすべきである、こういう見解を言われたわけですよ。だから、そういう見解に基づいて、たとえば二年、三年でちょん切ると、挙げて自治体の負担になるわけですよ。ですから、事業を遂行する自治省の立場でこの問題の調査を、期間延長が議論になっているときにやってないということは、私は、自治省は非常に怠慢だと思うのです。自治省は怠慢です。調べようと思えばできるんです。こんなことは。だから、ことしの春以来いまま……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第2号(1979/02/21、34期、日本社会党)

○大原(亨)小委員 いまの相沢委員の話ですが、一人当たりの一年間の医療費、それから一件当たりの医療費、いまのはそういう点の比較で、円の単位に換算して……ひとつよくわかるようにね。  それから、二つほど制度上の問題について。  ボーナスの制度というのは外国にはほとんどないんだ。つまり、これは年金との関係もあるが、それは別にして、総報酬で保険料の計算をしているのか、月給から出しているのか。  それから、いつも一番問題ですが、日本では点数出来高払いだけれども、アメリカはちょっとなんだが、西ドイツ等を中心にして、点数出来高払いに相当する診療報酬の支払いのやり方についてですね。  たくさんあるが、その二……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第3号(1979/03/07、34期、日本社会党)

○大原(亨)小委員 あとで同僚委員からも、一回りしまして質問が行われますが、私から三、四点質問いたします。  日本医師会の武見氏も負担と給付の公平ということを言っているし、それから齋藤幹事長と武見会長の第二項にもそういうことを言っているわけです。これについては原則的に私は異議ないのですね。小沢厚生大臣のときも言っておりました。ただ問題は、長い演説はやめますけれども、つまり所得に応じて個人や法人から税金で保険料を取って保険財政を賄って、今度は必要に応じて公平に給付をしていく、こういう制度から言えば、保険制度ではなしに保障制度が好ましい、いまのように負担と給付の公平ということになれば。そこで、武見……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第4号(1979/07/10、34期、日本社会党)

○大原(亨)小委員 いまのこういう資料の検討の仕方等についても、もうちょっと運営委員会等で論点をまとめて、焦点をしぼってやらないと、無限にこれは続くわけですね。  それはそうといたしまして、私の発言はこういうことです。  小委員会は、当初「医療保険制度の体系に関する問題」を第一として、第二は「給付と負担に関する問題」これはいまやっているわけですが、そして三は「医療費に関する問題」、四は「医療供給に関する問題」、五は「健康管理に関する問題」で、例の昨年以来の衆参両院での附帯決議や、あるいは政府が代表して「このことを年次を決めてやります」と、それで十四項目ですか、そういう大きな柱で分類をして、それ……

第87回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 私は、瀬戸内海の赤潮の問題について伺いたい。  瀬戸内海環境保全臨時措置法が改正されまして、恒久立法が昨年でき上がったわけであります。その際の議論におきまして、一番大きな一つの問題は赤潮対策であります。  瀬戸内海の赤潮は、言うなれば瀬戸内海全体の汚染度というか、環境のバロメーターのようなものとして議論をされただけでなしに、二百海里時代の沿岸漁業の非常に重要なウエートを占める瀬戸内海の水産資源の確保の問題や、自然景観の保持の問題、そういう瀬戸内海環境保全特別措置法を立法いたしました基本的な政策目標の中の最も重要な象徴的な課題である、こういうことで今日まで議論をいたしてきたわ……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1979/03/01、34期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 私は、広島市を中心とする公共大量輸送機関を中心に質問いたしたいと思うのです。  現在の国有鉄道は、言うなれば国民のための公共輸送機関として、どうあるべきかということを考える点においては、そういう判断力とか、そういう要請にこたえる機能を果たしていない、果たす能力がないのではないか、私は、こういう疑問を持っておるわけでございます。運輸大臣もそう思いますか。  問題は、たとえば広島市には新幹線以外に旧山陽本線が通っているわけです。しかし、広島市を中心に広島駅そして横川駅それから西広島駅、市内にこういうふうにあるわけですが、この広島駅からは芸備線が出ていまして山陰につながれておる。……

第87回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 予算審議中でありますが、私はきょう、原爆被爆者の現行制度の認定問題につきまして、具体的な例を挙げまして、政府のこれに対する見解をお聞きをいたしたいと思います。  私どもは昭和三十二年に国会で決議をし、また原爆被爆者の認定制度を発足させたわけであります。当時厚生大臣は、恐らくお父さんが厚生大臣をしておられた後の年であると思いますが、当時は橋本厚生大臣、お父さんではなかったのでありますけれども、それ以来かなり時間が経過をいたしておりまして、この制度を運営いたしてまいりました結果を反省いたしてみますと、四十三年に特別措置法ができまして、医療法と二つ合わせて原爆二法で原爆対策を進め……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会公聴会 第1号(1980/02/13、35期、日本社会党)

○大原委員 時間もありませんので、二、三点佐藤先生にお願いいたします。  お話がありましたように、数年間も引き続いて三〇%以上の国債を出しておる。景気がいいときに国債を減して不況のときに国債をふやすとか、そういうふうな弾力的な操作がほとんどできないような硬直した状況になっておるわけです。この点についてお伺いしたいのですが、これは一つは予算の編成のやり方で、大蔵省主計局がいまやっておりますね、大蔵大臣ベース、主計局ベースでやっておるあの予算の編成のやり方、スケジュール、ここに問題がないだろうか。  たとえば、大臣も国会議員ですから、大体全体のことはある程度皆知っておるわけですが、しかし一年ごとに……

第91回国会 予算委員会公聴会 第2号(1980/02/14、35期、日本社会党)

○大原委員 どうもありがとうございました。  最初、矢野公述人にお願いいたします。  あなたの御意見で、中小企業の問題で住宅問題に触れられて、土地問題に非常に思い切った発言がありました。住宅問題は、やはり中小企業の仕事の分野と非常に深いかかわりがあると思います。建築自体だけではなしに、建築に伴ういろいろな施設の整備その他で非常に大きな広がりを持っていると思います。その場合に一番大きな問題は、やはり土地問題である。土地の問題を解決しないと、住宅ローンにいたしましても、公営住宅にいたしましても、狭くて悪いということと関係いたしまして、だんだんと庶民からは手が届かない、住宅政策に公共投資の中で力を入……

第91回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1980/03/07、35期、日本社会党)

○大原分科員 広島の政令都市が四月一日から発足することになったわけでありますが、人口が急速に増大いたしまして百万都市になるわけです。そういう場合に、通信交通機能を整備をするということが非常に大切でありますが、特に通信交通の中で郵便とそれから電信電話の問題で、一両年来いろいろと住民や自治体の意見を代表いたしましてやってまいりましたことについて、きょうは集約的に確認を含めてお答えいただきたいと思うのです。  全体のことは、特に国鉄、運輸省がひどいのですが、縦割り行政というのは、大平さんが地方の時代と言いましてもなかなか住民本位に行政サービスの切りかえができない、こういう非常にむずかしいことだという……

第91回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1980/03/04、35期、日本社会党)【議会役職】

○大原主査代理 これにて上原康助君の質疑は終了いたしました。  次に、新井彬之君。
【次の発言】 これにて新井彬之君の質疑は終了いたしました。  次に、村山喜一君。
【次の発言】 これにて村山喜一君の質疑は終了いたしました。  次に、宮地正介君。

第91回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○大原分科員 きょうは児童手当、児童扶養手当、母子福祉年金の問題と軽費老人ホームの問題ですが、質問に入ります前に、児童の出生率の低下の問題について最初質問したいと思います。  日本の年金の制度とかあるいは雇用計画等は、夫婦二人で出生率が大体二・一ぐらいでコンスタントに上下するという見通しで計画を立てておるわけだと思っておりますが、それが実際には昭和四十九年前後から出生率が急速に低下する傾向、これは一つは石油危機が契機のように思われますが、そういう傾向にありまして、二・一人が一・七人台まで落ちている。これの傾向は長期的なものであろうかということが一つあるわけですが、もう一つは、大体どこまで下がる……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 二つほど質問いたすのですが、一つは、高齢化社会に対応する住宅政策、きょう新聞等で報道いたしておりますが、住宅基本法、これの中身の一部について質問いたします。それからもう一つは、災害復旧の問題であります。  最初に、高齢化社会に対応する住宅政策ということに関連をいたしまして、懸案の住宅基本法をしばしは、議事録をひもといてみますと、この国会に出すというお話でございましたが、このことはいかが相なっておりますか、大臣からお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 この国会にお出しになるわけですね。私は、約束は果たしてもらいたいという、そういう気持ちと一緒に、基本法ということになり……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 きょうは二つの点について御質問いたします。  第一は、被爆者対策に関する件でありますが、それは本年度予算案に答申を受けまして調査費の四百万円を計上いたしておるわけであります。この基本問題懇談会の答申の中で非常に特徴的な点は、最後の節におきまして、「原爆投下以来三十五年を経た今日、」というふうに書き出してございまして、これはこの前のパラグラフにもあるわけですが、つまり繰り返して「特別の犠牲」、こういう問題を強調いたしまして、「必要の原則」を述べながら、たとえば多量の放射線を被曝したと推定される近距離被爆者に対する対策を述べております。最後のところで、「原爆放射線の身体的影響に……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 きょうは経済見通し、景気問題について時間の範囲内で御質問いたしたいと思います。  最初に、二月の東京都の区部の消費者物価が出たと思うのですが、これを伸ばしてまいりますと、本年度の消費者物価上昇率はどれほどになりますか。
【次の発言】 少しずつ強含みといいますか、消費者物価が横ばい以上に若干でも上がるということになれば、七・八ないし七・九になるのではないか、こういう見通しがあるようですが、いかがでしょう。
【次の発言】 七・八という見通しですが、そのうち国会が進むにいたしましても、衆議院の予算審議が終わるころにはまだこの数字は変わらぬと思うのですが、七二八という数字になります……

第96回国会 予算委員会公聴会 第2号(1982/02/13、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 きょうは、公述人の皆さんには御出席をいただき、非常に有益な御所見をいただきましてありがとうございました。私の持ち時間の範囲内で御三方に順次御質問をいたしたいと思います。  第一は、村上公述人でありますが、先生は非常に保険数理に詳しい方で、最近は非常にショッキングな警告を出されております。四点ほど御質問いたしまして、関連したことがございますので一括御答弁いただきたいと思いますが、いま民間では、年金に関係いたしまして三十万円年金というようなことも言われております。これは厚生年金あるいは共済年金等含めての話でありますが、第一は企業年金についての位置づけであります。  いまもお話しの……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1982/03/01、36期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 私は、昭和四十七年災害の復旧問題、原状復旧、改良復旧、それで現在なお残っていてかなりむずかしい問題等を含めまして、二、三点にわたって質問をいたします。  それは、当時の建設大臣は木村武雄さんでありますが、四十七年に広島県だけでなしに岡山県、鹿児島その他物すごい災害がございまして、私はちょうど災害後の四十八年に衆議院の特別委員長をやっております。したがって、全国各地を四十七年災害の問題について調査をして回ったことがありました。そういうことで、きょうは広島県関係について御質問いたしたいと思います。  当時、木村建設大臣は非常にはっきりした威勢のいい人でありまして、原形復旧だけで……

第96回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1982/03/01、36期、日本社会党)

○大原(亨)分科員 最初は、一般健康保険法と老人保健法それから被爆者の医療法、この三つの法律関係について質問をいたしたいと思います。  いま参議院で継続審議中の老人保健法でまだ十分審議されなかった点でありますが、附則に決めてある老人保健法と原爆被爆者医療法との関係について、関係法文を読み上げてその趣旨をお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 一般国民健康保険とか政府管掌とか共済組合の短期給付ですが、それとの間においては一般保険が優先する、原爆医療法との関係は優先する、従来こういうふうに規定があったことは承知しております。原爆医療法における一般疾病はなぜ特別な措置をとったのか、その立法の趣……

第98回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1983/03/04、36期、日本社会党・護憲共同)

○大原(亨)分科員 医師の過剰問題というのがありますが、医師の養成と医療の改革と医師の需要、こういうものは密接に関係をしておるわけであります。そういうことで、限られた時間でこの問題を中心に質問をいたします。  このままで参りますと、振り返ってみますと、昭和四十五年以降は私立の医科歯科大学が非常に増設をされまして、特に私立の医科大学等におきましては比較的金のある開業医の二世とかあるいは建設業者の子供とか、そういう者が金を持ち込んで入る、こういう一つの流れが出てまいりました。一方では、これは私の方は当然だと思うのですが、国立医大を各県に一カ所ずつつくる、こういう方針が実行されてまいりました。  そ……

第100回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1983/10/04、36期、日本社会党)

○大原(亨)委員 最初に厚生大臣に、引き続いて大蔵大臣に御質問いたします。  数日前から行革特別委員会におきましても、租税と社会保障費用の言うなれば負担の限界、こういう問題が議論になっております。現在、御承知のように二四%プラスアルファが税金でありまして、そして社会保険料が、いろいろな計算の仕方がありますが社会福祉費用が一〇%、合計いたしまして三五%であります。きのう瀬島さんは特別委員会に出席をいたしまして、最高の限度額は四五%、でき得るならば四〇%程度に抑えたい、こういうふうな発言があるわけです。そういたしますと、現状から残るところは一〇%であります。きょう閣議で報告された厚生白書にもいろい……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1984/03/10、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原分科員 先般の石橋委員長が本会議で質問をいたしましたことに対しまして、中曽根総理大臣が答弁した事項があるのですが、それは人種差別撤廃の条約の問題であります。百二十二カ国が批准をいたしまして加入をしているにもかかわらず、日本がいまだに署名をしてない。したがって、批准もしていない、これは一体どういう理由ですかと政府の方針をただした事項がございます。これに対しまして中曽根総理大臣は、「我が国といたしましても、あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約の趣旨については、十分理解もできるし、賛成の立場を基本的には持っておるものであります。ただ、本条約の締結、批准に当たりましては、事前に国内法の整……

第101回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原分科員 限られた時間ですから、順次質問いたします。  国民健康保険税、国民健康保険料、それから国民年金保険料、これらは自治体が窓口で徴収をしておるわけであります。このうち、国民健康保険の場合ですと、国民健康保険税という税の形で取っておるのが約九割、国民健康保険料という形式で取っておるのが一〇%、この二つがあるということもちょっと問題でありますが、しかし、国民健康保険については市町村の事務でございますから、保険者は市町村ですから、国が統一的な基準を設けて、その費用を保険料があるいは保険税として負担する。収入を得る。それと一緒に総医療費に対しましては四〇%プラス五%の交付金を出す。今度は健康……

第101回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1984/03/10、37期、日本社会党・護憲共同)

○大原分科員 きょうは、原爆被爆者対策予算に関係をして具体的な問題についてお尋ねをいたします。  第一の問題は、新しい予算の項目としまして、原爆被爆者保健福祉施設運営費の中に、原爆被爆者実態調査準備費というのが二百万円計上されております。これは従来からいろいろと国会でも長い間議論をされてまいりましたことでありますが、これに関係してお尋ねをいたしたいのは、広島、長崎の原爆による死没者の人数、実態について、現在政府としてはどういうふうに事実を認識されておるかという点をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 その死没者は、八月六日と八月九日の両日の被爆の瞬間的な死没者ですか。それとも原爆による数千度、……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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