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島本虎三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

島本虎三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
239位
委員会発言歴代TOP50(衆)
16位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
244位
委員会出席(無役)歴代TOP500
351位
委員会発言(議会)歴代TOP10
6位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
14位
各種会議出席歴代TOP250
125位
各種会議発言歴代TOP50
15位
各種会議出席(無役)歴代TOP100
89位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
14位

29期委員会出席TOP100
75位
29期委員会発言TOP50
29位
29期委員会出席(無役)TOP50
34位
29期委員会発言(非役職)TOP50
22位
29期各種会議発言TOP10
6位
29期各種会議出席(無役)TOP25
22位
29期各種会議発言(非役職)TOP10
6位
31期委員会出席TOP100
70位
31期委員会発言TOP10
6位
31期委員会出席(無役)TOP100
87位
31期委員会発言(非役職)TOP10
5位
31期各種会議出席TOP25
21位
31期各種会議発言TOP10
8位
31期各種会議出席(無役)TOP25
20位
31期各種会議発言(非役職)TOP10
8位
32期委員会出席TOP50
22位
32期委員会発言TOP10
4位
32期委員会出席(幹部)TOP100
62位
32期委員会出席(無役)TOP100
90位
32期委員会発言(議会)TOP10
1位
32期委員会発言(非役職)TOP10
3位
32期各種会議出席TOP25
19位
32期各種会議発言TOP10
8位
32期各種会議出席(無役)TOP25
14位
32期各種会議発言(非役職)TOP10
6位
33期委員会出席TOP50
27位
33期委員会発言TOP10
3位
33期委員会出席(幹部)TOP50
27位
33期委員会発言(議会)TOP10
1位
33期委員会発言(非役職)TOP10
2位
34期委員会出席TOP100
57位
34期委員会発言TOP50
36位
34期委員会出席(幹部)TOP100
63位
34期委員会発言(議会)TOP10
7位
34期委員会発言(非役職)TOP50
41位

このページでは島本虎三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。島本虎三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

29期(1960/11/20〜)

第37回国会 社会労働委員会 第3号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○島本委員 関連。ただいま日雇い労務者に対しての石炭手当については実現をはかる方針で進めておるというような御答弁でございます。これはまことにけっこうであると思いますが、この方法がやはり問題になるのではないか、はたしてこの方法の一つとして、現に足りないながらも、生活安定にはならないけれども、生活保護法の適用者には石炭手当並びにそれに該当する項目でこれが出されておる。日雇い労務者の場合には、どのような方法でこの制度化を考えられているのかというようなことが、これは大きい関心事だと思います。今実現をはかる方針であるということを承りましたが、その方法等について、制度化の問題について若干御発表願いたいと思……

第38回国会 社会労働委員会 第6号(1961/02/21、29期、日本社会党)

○島本委員 この際、私は大臣に、大体の失業事業関係についての基本的な考え方と運営について伺いたいと思います。  まず、最近の経済情勢については、一般に公表されております通りに、総理あたりもよく言っておられまするように、好況であるという反面に、やはり貿易の自由化や産業の合理化または技術革新に伴うところの労働力の需要のアンバランス、こういうようなことによって、一般に好況であるとは言いながらも、失業問題については一そう深刻化してきているのじゃないかと思われる面が露骨に現われてきておる、こういうように思うのでございます。現在の緊急失業対策法、この関係法律ですけれども、これの制定は昭和二十四年の戦後の混……

第38回国会 社会労働委員会 第7号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○島本委員 時間が制限されてはなはだ残念でございますけれども、要を得た質問をいたしたいと思いますから、答弁の方も簡単に、なおかつ明瞭な答弁でお願い申し上げたいと思います。  二点ございますが、まず第一点は、これは御承知だと思いますが、先年のあの安保国会で国民の住目を浴びた問題の一つに、ロッキードの機種の選定の問題があったわけでございます。これは大臣も十分御承知の通りだと思いますが、あれは防衛費の中でこれを購入し、自衛隊が使用するようになったものであろうかと私どもは伺っておるのでございます。今度の予算の中では、国民生活に与えるきめのこまかい予算を組んだということが、総理並びに大臣の自慢とするとこ……

第38回国会 社会労働委員会 第8号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○島本委員 橋本さん、岩崎さん、両方に私は医療機関における労働争議に関する基本的な考え方を具体的に伺いたいと思います。  今説明を聞いておりました中で、私自身も賛成し、なおかつ若干疑義の点もあったのは事実でございます。その中で、どうしてこの問題がこじれているのか、この問題についていろいろ理由を探索してみた結果、私は、日本病院協会会長の橋本さんが言って下さった、日本は法治国であるんだ、従ってこの中でいろいろと問題を解決すべきが妥当であるというふうに滝井さんにいろいろと答弁をされた。あの言葉は私も賛成なんです。そういうような立場に立って、私としては労使の問題の解決のために一、二こういうような方法を……

第38回国会 社会労働委員会 第9号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○島本委員 関連して。今そのような答弁がありましたが、それは会社と言われましたが銀行でしょう。そっちの方面からの直接の雇用によるものであろうと思います。今ここに職安局長並びに基準局長がおられますが、当時その場所で、まことに法を侮辱し、皆さんをないがしろにしているような行動があったわけです。そのことは、基準法なんというものは中小企業で守っているところなんか一軒もないんだ、銀行だけ守るという理由はないのだ、これは法を犯してもけっこうである、罰金を払っても何でもいいんだ、すなわち法にもとる行動をどんどんやれ、こういうようなことを公言しながら、団体交渉を拒否したり、好き勝手なことをやったりしている。こ……

第38回国会 社会労働委員会 第10号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○島本委員 今五島委員に答えられた南方の外国領土に在住して、今次戦争のために財産はもちろん、生活の根拠を失った引揚者に対して給付金の恩典に浴し得るように現行法の一部を改正してくれるようにという質問に対して、今後研究するという言葉があったのですが、私としてはそれはまことにけっこうだと思う。ただいま五島委員に対して大臣が答弁されたその研究を深める意味におきまして、次の一点だけを質問したいと思います。大臣も時間がないようですから、簡単に率直に答えて一下さい。  これは以前から問題になっておりました北方の引揚者の季節労務者の分なのですが、カムチャッカや千島列島の漁場で働いていた季節労務者に引揚者給付金……

第38回国会 社会労働委員会 第12号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○島本委員 予防接種法の一部を改正する法律案のいろいろな重要な問題について、きのう河野委員から質問があり、厚生省の方からも答弁がありました。御存じのように、昨年の五月以来北海道の夕張に端を発しましたいわゆる小児麻痺の流行で、関係当局がずいぶんと厚生省初め北海道が努力したはずでございましたけれども、昨年の状態では急速な蔓延状態を示しまして、そして十月以降やや減少したかのように思われましたが、その総計で大体千六百五十名、またそれ以外の数、千六百六十九名という数の報告もございます。大体千六百五十名というようなこういう罹災者並びにこの死者百六名、こういうような数が出たわけでございます。また百五十五地区……

第38回国会 社会労働委員会 第16号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○島本委員 中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案について、大臣の法律案の説明を読んで、その前文において私はほんとうに共鳴を感じた点がある。それは大臣が明確にここでデーターを示して、今日までの普及の度合いの状態については、昭和三十六年一月末で企業数が二万二千六百九十七、それから従業員数二十七万八千百二十三名という実績をあげた。こういうふうに明確に報告されたあとで、この制度が中小企業の労働福祉対策の柱の一つとして今後一そうの普及と発展をはかるべきものであることにかんがみて、現行制度には中小企業の実情に照らして若干の改善すべき点があると考えられるということで、改正する点を述べておられます。私は……

第38回国会 社会労働委員会 第20号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○島本委員 今上程されております結核予防法の一部を改正する法律案、精神衛生法の一部を改正する法律案、これに関連いたしまして、順次質疑を試みたいと思います。  まず、結核及び精神衛生対策として、昭和三十六年十月から結核命令入所及び精神措置入院患者の医療費を原則として全額公費で負担する、こういうようなことに今回の提案ではっきりなったわけでございますけれども、この国庫補助率を八割に今度引き上げる、だれしも上げることについては、物価の値上げは悪いけれども、補助率の引き上げはまことに心から敬意を表するところである。こういうような場合に、大がい期限は法律通過の日から実施する建前になっておりますが、今回は、……

第38回国会 社会労働委員会 第22号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○島本委員 失業保険法の一部を改正する法律案が自民、社会両党から出され、これが審議されることに相なったのでございます。私はとりあえず内閣が提案いたしましたところの失業保険法の一部を改正する法律案につきまして、労働省に一応政府案についてこれを質問いたしていきたい、こういうように思うわけでございます。  まず今回のこの失業保険法の改正の理由として、「日雇労働者の賃金の実情にかんがみ、日雇労働者に係る失業保険の給付内容を改善する等の必要がある。」こういうふうに説明されておるのでございますが、いわゆるこの「等」という言葉があるところが、いろいろな意味でこの法律案のある場合には深みになり、ある場合にはい……

第38回国会 社会労働委員会 第23号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○島本委員 精神衛生法の一部を改正する法律案について、私がまず質問したいと思いますのは、今度の改正理由の中に明確に載せております「精神衛生対策の推進を図るため、精神障害者の入院措置に要する費用についての国の負担率を引き上げる等、その実施を円滑にする措置を講ずる必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。」こうはっきりと載せておるわけでございますが、この中で、まず精神障害者と明確にいっておりますこの精神障害者の範囲を、きわめて具体的に、ここからこれまでというふうに明確にしてもらいたいことと、この中に「国の負担率を引き上げる等、」ということがありますが、この等はどの辺まで含めた等であるのか……

第38回国会 社会労働委員会 第25号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○島本委員 ただいま五島虎雄委員の方から質問されまして答弁がありましたが、それに関連して一、二具体的に伺いたいと思います。  その一つは、昭和三十五年十二月二十八日ですか、いろいろと措置するように通牒を出された。その中で病気のある者の健康診断、それから施設の改善の問題または空気の湿度並びにいろいろな問題、それから保護具を完全に使用する問題等について、それぞれ措置をされたようですが、それ以前にも、このような措置をしないままに、こういうようなきわめて重要な、労働者には危険を伴うようなおそれのある作業に従事をさせておったのかどうか。あらためてこういうような通牒を出さなければならないように初めて認識さ……

第38回国会 社会労働委員会 第26号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○島本委員 私は今ここに具体的な事実に基づいて、どうしても緊急性を要しますから、早い機会に文部省、労働省、厚生省、この三省が協議してはっきりした対策を講じてもらいたい、こういうような意図で、初め職安局に就職の状態、雇用の状態、こういうような点について聞いたあとで、児童局にその実態についての報告を求めたい、こういうように思っておったわけです。 しかし審議の都合もございますから、私は委員長に協力する意味において児童局の方からお伺い申し上げていきたい、こういうように思います。  児童福祉の面に入るわけでございますが、戦前の児童保護行政と申しますか、これはもうすでに御存じの通りに、はっきり区分されてい……

第38回国会 社会労働委員会 第28号(1961/04/25、29期、日本社会党)

○島本委員 関連して。これは大臣がおられなければちょっと困るのじゃないかと思うのですけれども、ただいまの質問に対しての御答弁がありました、その答弁に関連して、私としては労働省のはっきりした指導方針を伺ってみたい、こういうふうに思うことが二つあります。  まずその一つは、以前に私どもが港湾労務者の雇用安定に関するいろいろな施策を問いました際に、その必要を認めて雇用促進事業団、この法案の中で、いろいろの港湾労務者に関するその生活に関するその生活の安定を含めたところの政策も考えて行なわせるものである、こういうように伺っておりました。まずその考え方の上に立って一つ聞きたいのは、この雇用促進事業団、この……

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○島本委員 労働基本権に関する問題につきまして、特に過日行なわれましたところの電電公社関係の処分が、解雇十六名、停職八十四名を含めた約八千名に及ぶ、かつてないような処分を施行したのであります。こういうようなことにつきましては、まことに労使双方ともに十分な反省の上に立って、今後の運動を進めなければならないことは申すまでもございませんが、ことにこの処分を発しましたところの電電公社等におきましては、なかなか……。
【次の発言】 公社では今回解雇十六名と停職八十四名を含んだ約八千名に及ぶ大量の処分をなしたことは、総裁初め皆様十分御存じの通りです。ところが今回のこの処分に対しては、参議院、衆議院ともに逓……

第38回国会 社会労働委員会 第36号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○島本委員 まず質問する前に、前会に引き続きここで同じような状態で質問しなければならないわけでございますけれども、本日のこの政府委員の出席を見まして、前会と同じような状態でないことはまことに遺憾に私は思います。こういうような状態では、前会にこれは全部やらなければならないはずのものであり、こういうような状態で議事を進めることは、理事がそれぞれ話し合いの結果でございますから了解はいたしますけれども、これは断じて本来の約束された姿ではない、こういうようなことだけは私は断定して、前会に引き続いて残されている部分の質問を展開して参りたいと思います。  大体処分の問題で、今回の処分は、総裁も政務次官も――……

第38回国会 社会労働委員会 第41号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○島本委員 厚生省の方で今回はっきり出している方針の中で、行政的に大きく脱皮するいわゆる新しい方策の一つとして、今回は公害問題を取り上げられて、その行政的ないろいろな機構の点でも画期的な手当をされたように聞いておるわけでございます。それと同時に、各官庁の方でも、公害関係の調査研究費が計上されておりまして、厚生省でも公害防止の調査会が設立されて調査活動を展開されておる、こういうように承っておるわけでございます。従ってこの公害という範囲と今後のはっきりした一つの見通し、確信がなければ、せっかく作ってもこれは何にもならないことになるんじゃないか。ことにこの点は大臣に明確に伺っておかなければならないわ……

第38回国会 逓信委員会 第22号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○島本委員 まず、ただいまの井手委員の質問の最後にございました、今回の処分は予防処分の傾向が明確じゃないかということに対しまして、大臣の見解を先に伺ってから、処分の具体的な問題についてお伺いいたしたいと思います。  今回の処分は多分に根拠が明確ではないままに、時期を急いで出した、まことに不確定的な認定を含むところの予防処分の傾向が明確じゃないかと思いますが、そういうような傾向は全然ございませんですか、お伺いします。
【次の発言】 まずこの処分のあったその日に、われわれとしては総裁と責任者の職員局長に、誤認がある場合にはどうするのであるか、これをいかなる方法で改めるのか、改めないのか、こういうよ……

第38回国会 逓信委員会 第27号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○島本委員 昭和三十六年四月二十一日の逓信委員会の席上で、いろいろと、電電公社関係の処分の問題で、公社側が不当だと思われる処分を行なったのではないかという私の質問に対して、公社の総裁初め幹部の人は、そういうようなことがありましたならば是正するのにやぶさかではない、こういうような御答弁がございました。当日の議事録も手元にございますけれども、それによってその後いろいろと調査された面もあるのじゃなかろうかと思いますが、この件について四月二十一日から現在まで調査し、是正しました点につきまして御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 副総裁の方からは、大体客観的情勢の変化があるならば考慮したいのだ、そ……

第38回国会 逓信委員会 第28号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○島本委員 関連して。これは当然別表十によって非常事態発生時の場合における加入電話または公衆電話による市内通話の優先確保順位によってやった、こういうようなことだと思うわけです。そのまっ先に載っている気象機関というのは第一順位のトップにあるわけです。これは何としても残さなければならないはずなんですが、ただいま下平委員がおっしゃったように、こういうような機関ということになりますと、それがどのような状態にあろうともそういうような業務をつかさどるものは機関として認めて残してやるのが第一順位の建前ではないかと思う。特に公社側でもこのうちの一、二を残したそうではございますけれども、われわれの調べによると、……

第39回国会 運輸委員会 第9号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○島本委員 表記の命題で若干質疑を申し上げたいと思います。これは私が言うまでもなく、昭和三十二年から発足した国鉄の第一次の五ヵ年計画、これが、計画そのものの規模または資金の不足、輸送需要に応じ切れない、こういうようないろいろな事情が重なりまして、今度国の長期経済発展に対応して、今度は経営の安定をはかるという命題のもとにあらためて第二次の五ヵ年計画が策定されて、三十六年度から四十年度までにわたる予算が九千七百五十億、こういうように組まれて、もうすでに通っておる。これは私があえて申し上げる必要もなく、はっきりした事実なんであります。しかし、これによりますと、主要幹線の線路増設と車両増強を主眼として……

第39回国会 災害対策特別委員会 第3号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○島本委員 私は、去る二日から六日まで五日間にわたりまして、あの第二室戸台風の災害実情を、新潟県、富山県、石川県、福井県と北陸地方全域を調査して参りましたので、以下、その概要を報告申し上げたいと思います。  北陸地方は、すでに御承知のように、本年当初のあの豪雪、六月から八月に至る集中豪雨、さらに地震等と、大災害を受け、その復旧半ばにして今回の第二室戸台風のじゅうりんするところとなったわけでございまして、この地域に与えた被害は想像以上のものがあったのでございます。豪雪寒冷の季節を目前に控えたこの地方に対しましては、国の施策は一日も早くなければならないということを痛感して参りましたことを、まず冒頭……

第39回国会 災害対策特別委員会 第5号(1961/10/12、29期、日本社会党)

○島本委員 大臣も忙しいようですから、簡単に二点だけ質問させていただきます。  これは角屋委員が昨日官房長官に対して質問したその答弁に、はっきりした資料がまだ整わないからそれによって考慮したいという意向がありました。それは北海道の登別を中心とした道南の集中豪雨、この問題に関連して具体的に私は聞きたいと思う。それは、御存じのように台風二十三号の余波による低気圧、これが六日に北海道の南西海上に荒れ狂った、こういうような結果によるところの暴風雨であります。その被害が意外に多いのが本日判明したわけです。と申しますのは、人的被害が、死者が十名です。それと行方不明が六名、負傷者が七名、計二十三名という人的……

第39回国会 災害対策特別委員会 第6号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○島本委員 官房長官にお伺いいたします。きのうまでで結論を得ないので、どうしても、政府を代表する長官の立場から――きょうはこれで私も三回になります。ぜひとも長官に結論を出してもらわなければならない。こういうような質問を申し上げたいと思います。角屋委員が十日の災害特別委員会の席上で、北海道の登別を中心にしたあの災害に対する対策を長官に聞いたところが、資料も整っておらないし、実際を調ベた上でそれに対して善処したい、こういうような答弁で、そのままになっておった。きのう建設大臣が参りまして、その実態について明らかにしたデータによって、再び政府に対してその対策を問うたわけです。ところが、建設大臣としては……

第39回国会 災害対策特別委員会 第10号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○島本委員 被害地の悲惨な状態にありました文教関係のことについて、被災児童生徒に対する何か特別な措置ということを考えられておるかどうか。ことに、この問題については、おそらく人災であるといわれたり、いろいろいわれておりますけれども、この要保護者またはそれに準ずるような階級の児童のいろいろな対策というものは、おろそかにできないと思う。外的ないろいろな復旧はよろしゅうございます。大体わかりました。内的な児童を中心にした、この種の自活できるそれ以下の人たちの対策ということは、これは重要だと思います。こういうような特例措置(または特に措置)として考えられておる点がありますか、大臣に伺っておきたいと思いま……

第39回国会 災害対策特別委員会 第11号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○島本委員 おもな部分二点に限って、大臣に、時間の関係もございますから要約して、念を押すために質問したいと思います。  今回のこの災害の問題については、すでに皆様が知っている通りですからすべて省略いたしますが、その被害が意外に多かった、その被害の多いことは、とりもなおさず罹災者の窮状が深刻であるということ、それは地方自治体自身の財政を圧迫するものであって、これは相当地方自治体には深刻な様相を呈しておる。その立ち直り、復旧が困難な事情にあるところの自治体も相当程度見受けられる。こういうような状態にあるわけでございます。そして早急な立ち直りと申しますか、この災害復旧対策、恒久対策の強化措置というこ……

第39回国会 災害対策特別委員会 第14号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○島本委員 ただいま上程されました法律案につきまして、当局に若干質問を申し上げておきたいと思います。  この法案の表題並びに内容の中には、九月までの風水害に伴うところのいろいろな特例に関する条件を載せてありますが、十月の災害は、この委員会等においても考慮することに決定されております。聞くところによりますと、北海道の十月災害、道南方面を襲った水害、集中豪雨等によって、億をこえる被害があった、こういうようなことなのでございますが、この関係被害に対して何らここにはうたっていないということは、まことにわれわれの方としては遺憾きわまりない。従いまして、ここでもし入れないで何ら措置しないと、これはせっかく……

第39回国会 災害対策特別委員会 第16号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○島本委員 小松委員の質問の角度が、今度ちょっと変わるそうですから、その前に、今までの答弁で疑点が一、二ございますので、その点を、この際、関連質問としてお伺いしておきたいと思います。  今までの報告の中で、がけくずれが続発して、特に集中豪雨のため地盤がゆるんで発生した事故である、こういうふうにはっきり報告書にあるのですが、その道路がもう国道であり、県道であり、市町村道である場合、がけそのものの所有者が別な管理者である場合が多いけれども、下の方のそれぞれの道路は国道であり、それぞれの管理者は違うけれども、りっぱな道路であるという場合に、道路さえ完全であれば、あとはもう何をしなくてもいいのだという……

第40回国会 災害対策特別委員会 第4号(1962/01/31、29期、日本社会党)

○島本委員 私は約二点ぐらいにしぼって聞きたいと思っております。  まず第一番に、ただいまの中小企業の関係についてちょっと質問したいわけですが、その前に念のために聞いておきたいことがあるのです。これは委員長も十分御存じの通り、今回のこの災害特別委員会の一つの特徴と申しますか、今度の災害の復旧に対しては、原形復旧を改良復旧にした、こういうようなことが一つの特徴だと思う。この観点に立って、われわれが災害対策委員として視察した部分のうち、摘出して二つだけの面について、どのように扱っておるのか、まず聞いて、それから進めたいと思います。  一つは、石川県の金沢市の中央部を貫流して、大水になるといつもあふ……

第40回国会 災害対策特別委員会 第6号(1962/05/07、29期、日本社会党)

○島本委員 私の場合は、おもに北海道を中心にして質問を展開してみたいと思います。委員長の方から、なるべく簡単にということですから、その趣旨にこたえて、大体五点に集約して質問します。  まず第一点ですが、この四月の三、四日の北海道に発生した融雪による出水被害、これの報告がありました。これによりますと、人的な被害はございませんが、罹災世帯数が六百三十八世帯、罹災者の概数が二千四百十二名、ことに一番多いのは、床上浸水が五百九十一棟、床下浸水が千二百九十棟、こういうようなデータがはっきり出ておるわけです。この中心になるのは石狩川です。石狩川がいつでも融雪の際の災害の中心になっており、また同時に、集中豪……

第40回国会 災害対策特別委員会 第7号(1962/07/07、29期、日本社会党)

○島本委員 二点にしぼって要領よく聞きますから、お願いします。  今までの先輩に対する答弁で大体わかりましたが、ここで一つ重大だと思うのは、これは災害救助法の適用を受けて、もうすでに関係町村の住民が数百名避難しているということも、はっきり事実になって示されておるわけです。そうすると、これは農産物が全滅しているか、またはそれと同じような状態になっている、これじゃ開拓農民の生活はどうして成り立たせるのかという点は大きな問題だと思います。ことに当面の対策はまことに不安、調査だけで、具体的なものは何もできておらない。ことに現地の空気は、これは依然として亜硫酸ガスが多くて居住がむずかしい。そして含有量は……

第40回国会 社会労働委員会 第1号(1961/12/16、29期、日本社会党)

○島本委員 私の方は、時間の関係がございますから、失業対策事業に限って質問します。  おもに私の聞きたいのは三点、まず一つは現在の失対労務名に対する待遇の改善をどのように考えているか、これを一つ。それから期末手当並びに石炭手当等について、これを考えているかどうか、この点三つをお聞きします。
【次の発言】 労働省の方としては、大体そういうような基本的な考え方の上に立って、どれほど値上げをしてやった方が妥当だと認めておられるのか、また、石炭手当をどれほど支給された方がこれは適当だというふうに考えておられるのか、その基本的な考え方とその額の点をお示し願いたい。

第40回国会 社会労働委員会 第3号(1962/02/07、29期、日本社会党)

○島本委員 まず、私の質問する三点だけははっきり申し上げておきたいと思います。一つは、拠出、無拠出によるところの国民年金の考え方の問題、それからもう一つは、今度厚生省の方で局を作って大きく発足し、本年から重大な決意を持って実施することになった公害の問題、それから、その中に無水部落を解消する計画があるようですが、この具体的な問題、三つについて伺うことをまず申し上げておきます。  今回私が先にやることになりましたのは、国民年金法の一部を改正する法律案について、当然これは本会議で質問する予定でございましたが、きのうのような問題または前からこれが提案されておったような問題、その他の問題を勘案して、委員……

第40回国会 社会労働委員会 第5号(1962/02/13、29期、日本社会党)

○島本委員 関連して一つだけ伺っておきます。  今一婦人問題の中で、いろいろ論議されて私もほんとうに拝聴していました。また、卒業期になりまして、温泉地やその他に大量に、若い中学校や高等学校を出た一部の人が集団で女中さんに就職していったり、またはいろいろな関係で家庭の方に女中さんとして入っていくような人も相当数ある。ことに東北、北海道のようなところからは集団で参りまして、まあ、ある場合には賞賛され、また、トラブルのもとになったりする場合さえあるわけです。賞賛とトラブルのもととは反対なんです。中で働く人の状態を見ましても、女中さんの場合には、放任されたままの状態で、何ら指導がないのじゃないかと思う……

第40回国会 社会労働委員会 第14号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○島本委員 今のに関連して郵政大臣にちょっと……。今この簡保の福祉事業団の問題で、医療行政全体から見ていろいろな点が質問されておるわけです。今私どもの方で、ついでにこの問題だけはぜひ所管大臣に聞いておかなければならない。現在いる人は国家公務員である。ところが、今度事業団になられた場合には身分がはっきり変わることになるじゃないか。その場合には労働条件も明確に変わるのじゃないか。今まではなんですけれども、今度は理事長というものができ上がってしまう。理事長のもとにすべてこれが握られるようになるのじゃないか。その場合の労働条件というようなものに対しては、現在より上がっても絶対下がらないものである、賃金……

第40回国会 社会労働委員会 第16号(1962/03/13、29期、日本社会党)

○島本委員 前に二回ほど逓信委員会で年末にかけてのいろいろな処分の問題についてそれぞれ質疑し、御答弁があったわけでございますが、中には重大な労政上の問題と思われる点が多いわけです。従いましてここで労働省と郵政省と立ち会いの上で明確な一つの基準をここに出してもらわないと、今後の組合運動の点におきましても若干危惧される点がある、こういうように思って本日ここに質問するものでございますから、その点両大臣とも十分お含みの上で、誠心誠意間違いのないところで、自信を持ってお答え願いたい、こういうように思うわけでございます。  まず第一番に、昭和三十七年三月一日でございますけれども、いろいろ処分の追及が行なわ……

第40回国会 社会労働委員会 第19号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○島本委員 皆さんそろっていますから、私が今質問する前に、防衛庁長官とそれから特にただいま申されました林長官から、先ほどの五島委員の質問に対しての答弁に関連して、一つだけ決意を伺っておきたいことがあるのです。それは防衛庁長官の答弁を聞いておりますと、ほんとうに日本の労働慣行を十分先方に説明して今後これを調整していくのだ、これはまことに労働省に聞かしてやってもいい言葉だと思います。それと同時に、林長官は、今後唯々たる態度で交渉に臨み、対等の立場でこれを行なう、ただしつもりである、こういうようなことのようでした。私はそういうような言葉の中から一つ心配な点があるのですが、最近、日本政府と調達庁の態度……

第40回国会 社会労働委員会 第25号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○島本委員 林調達庁長官にちょっと伺っておきたいのですが、今の御答弁によりますと、これは証人がいないということである。撃たれたのは日本人では運転手にあたる中尾何がしがただ一人であるという。それがまた戒厳令ならざる箝口令がしかれて、一切こういうようなことは外部に出さないような処置を講じたということで、いろいろな点から、これは今も長官が御心配なさっておるように、十分調査の上でこれに善処できればいいが、あやふやになったら大へんなことになるのではないかという点がちょっとおそれられるわけです。日本人がただ一人しかいなくて、こういうような事故が起きて、証人が幾ら探しても出てこないというような場合には、これ……

第40回国会 社会労働委員会 第26号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○島本委員 ほんとうは大臣に意向を伺ってから事務当局の方へ質疑を展開して参りたいと思っておったのですが、きょうは大臣は見えません。しかし優秀な政務次官がおりますので、この際政務次官の御意見等も伺いながら安定局長、労政局長、基準局長、この三局長を中心にして質問したい、こういうふうに思うわけであります。  まず、これは大臣に質問したいところなのですが、本年に入って五島委員の方から日雇いの賃金に関連してPWの廃止の問題についていろいろ質問が展開されたことは御承知の通りであります。その結果によりますと、これは三月一ぱいかかる、従ってそのころに集計が完了する、こういうようなこと。もうすでに四月に入ってお……

第40回国会 社会労働委員会 第29号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○島本委員 午後はちょうど労働大臣が参議院の方に行っていないそうでありまして、それから基準局長の方もおらないそうでございます。もうほとんど関係者は参議院の方に参りますので、若干ここでその関係の分だけは先にやらしていただくことを御了承願いたいと思います。前回私の行ないました顧問に引き続いて私はこれから展開していきたいと思いますから、その点よろしく御了承願います。  まず、労働大臣の方にお願いというか、御答弁願いたいことは、この前――今議会ですけれども、五島委員が大臣に対して質問されたことがある。それは八月のあの職種別の調査の集計が三月一ぱいかかる、職種別、各県別のいろいろな集計に手間がかかってい……

第40回国会 社会労働委員会 第32号(1962/04/24、29期、日本社会党)

○島本委員 関係大臣がそろっておりませんので、大体において厚生省関係を主にして、その次には通産省関係、通産大臣が見えてからその方面を質問したい、こういうように思っておる次第です。よろしく御答弁願いたいと思うのです。  四月十日に、このばい煙の排出の規制等に関する法律案が本会議で提案理由の説明があって、四月十一日に委員会に付託されて、きょうが最初の審議の日に当たったわけでございます。従って、厚生省としても、今までの経過を十分考えまして、このばい煙の排出の規制等に関する法律案については、十分将来をおもんぱかって対処されていることだと思うのです。今大臣に私が聞きたいと思うのは、公の害、いわゆる公害と……

第40回国会 社会労働委員会 第33号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○島本委員 武見会長に御質問申し上げますが、先ほどの報告の中で、一点私がぜひ聞いておきたいことがございます。三十六年の三月一日に社会保障制度審議会からの答申があった。その答申に基づいて、いろいろと今回のこのような事件とは申しませんが、いろいろなトラブル発生の原動力があったようですけれども、その前半はただいまは賛成しておられる。基本的に医療制度を近代化する必要があると認められた、こういうような点はその通りであると思う。ただそのあとで大事であると思いましたのは、会長が党の三役と厚生大臣並びに医師会、歯科医師会、薬剤師会と取りかわした約束がほごになった。しかしながら、これは医療保障の建前からこの四つ……

第40回国会 逓信委員会 第6号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○島本委員 私は、まず有線放送の公社線との接続について、もう一つは農村電話、この二つに限定して若干質問させていただきたいと思います。  有線放送の電話の試験接続が昨年度実施されまして、全国で五ヵ所、神奈川県、栃木県、山梨県、広島県、と北海道空知の北長沼、この五ヵ所で実施されておるわけですが、全部布設は終わったものであろう、こういうふうに思っております。この件につきまして、試験実施の結果どうなのか。大体この試験実施の結果について、御報告願いたいと思います。
【次の発言】 データがまだはっきり集まっておらないという報告のようでございます。逓信委員会におきまして、郵政大臣の所管事項説明資料をちょうだ……

第40回国会 逓信委員会 第12号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○島本委員 郵政大臣にちょっと考え方から一つ御披露願いたいと思います。今までいろいろと大臣の意見を聞いておりまして、ほぼ大臣の考え方、郵政省の考え方というものもわかって参りました。大体労使の関係についての具体的な基準というか、考え方というものを、具体的な質問に入る前に、一つお聞かせ願いたいと思う。私どもの方でも、いろいろとこれに対して経験者であったという建前から、本来労使関係の樹立と申しますか、正常なる労使関係というものは、お互いの人格を深めるというか、信頼し合うというか、そういうようなすべて信頼の上に立った労働慣行、こういうようなものを樹立、運営していくのでなければならないし、いつもそういう……

第41回国会 災害対策特別委員会 第2号(1962/08/16、29期、日本社会党)

○島本委員 時間が限定されておりますから、項目に限って二、三点質問いたします。  先ほど建設政務次官からいろいろ懇篤な答弁がありました。それを総合して、今回の北海道の九号、十号の災害については、査定は可及的すみやかに終わるものであるという希望をわれわれは持っておるわけであります。ただ、現在の状態でいかに急いでも、これを実施するまでの間には、予算要求をして着工するまでの間には、現実の問題として二カ月以上はどうしてもかかる見込みになるわけであります。そうすると、全部のこの災害市町村に対する補助金額が決定して、それがわかって、工事に着手してもいいということになるのは、十二月に入ってからである。こうい……

第41回国会 災害対策特別委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本社会党)

○島本委員 前の委員会で、開発庁と建設省との答弁が、調査のため保留されていたわけでありますが、その関係当局が来ておられましょうか。
【次の発言】 では、開発庁当局にお伺いを申し上げたいのですが、長官自体が答弁しませんで、皆さんの方で調査した上でこの委員会で再び答弁するということに前委員会ではなっております。その概要はもうすでに御存じの通りですが、あえて申し上げますと、今大久保委員からいろいろ詳細な調査報告がありましたうちで、特に緊急を要するものの一つでございますが、余市川の上流の大江橋が決壊によって流され、その付近に住家が十数戸、しかも家、リンゴの木、田畑もろとも流されてしまった。昨年災害にあ……

第41回国会 災害対策特別委員会 第5号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○島本委員 私の話はおもに北海道に限定いたします。それも北海道の九号、十号台風の措置に限定いたしますから、その限りにおいて――以前私はこれに対してはほとんど尋ねてきましたが、その中で一、二大事な点が落ちております。その点について少し掘り下げて皆さんにお伺いしてみたい、こういうふうに思うわけです。  それは、河川局長あたりからこの問題の答弁がありまして、十分われわれも了知したのですが、現在の北海道の石狩川のような原始河川をそのままにしておいては、これはいつでも雨の降るたびごとに災害が起きることは、もうだれしもが認めるところです。それをなくするためには、開発庁長官も、建設大臣も、ともどもに、築堤を……

第41回国会 社会労働委員会 第9号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○島本委員 駐留軍の労務者の権利侵害の問題について、私は関係当局者に逐次質問を申し上げたいと思います。関係当局者としては、調達庁長官並びに労務関係の方、それから自衛隊関係のどなたか、それと労働省関係の方、おってもらいたい。  これは、私が今私自身の質問をする前に、一つ経過を長官にお伺い申し上げたいと思います。それは、昭和三十七年の三月二十八日、小林進委員が、当時社会労働委員会の委員長は、今委員をしておりますけれども中野四郎委員長でしたが、そのもとで、駐留軍労働者の権利侵害の問題について、長官に対して、駐留軍労務者の休憩時間、この休憩時間中の自由が保障されていない点について、基準法違反のおそれも……

第41回国会 社会労働委員会 第11号(1962/10/23、29期、日本社会党)

○島本委員 時間の関係で端的に大臣に伺いたいと思います。賃金の問題を中心にして、大原さんと滝井さんがそれぞれ質問し、答弁されましたので、私はそれと若干関連しますが、角度が変わっております。一つ端的に答弁願いたいと思います。  この答申書の一番最後で、「最低賃金制度と完全雇用政策ならびに社会保障制度の合理的な作用がなければ失業対策の効果は期し得ないから、広くこの面についての政策の推進を図るべきである。」とはっきり結んであるわけです。いろいろ答弁されましたが、私も端的に聞きますが、この政策の推進結果がない以上、失対打ち切りはしないというこの報告書のようでございますが、大臣は、この点については私と同……

第41回国会 社会労働委員会 第12号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○島本委員 関連して山中先生に一言だけ伺いたいと思います。  いろいろとやった期末手当についても、わかったようなわからないような、ちょっと困る現象になっていますが、そのほかに現在、北海道では冬になったら六カ月間石炭手当という制度が――まだなりませんが、補完的に石炭手当に見合う額として支給されている額が三十円あるのです。こういうようなものに対しては全然言及されておりませんが、この問題に対してはどういうようにしようとする御意向でしたか、伺いたいと思います。
【次の発言】 大臣の時間だけは制限されておりますが、私の場合は、ほんとうは大臣と防衛庁長官と林長官の三人だけはぜひいてほしい。それでないとこの……

第41回国会 内閣委員会 第13号(1962/10/10、29期、日本社会党)

○島本委員 関連。ただいまの十勝太のロランCの設置の問題に対する条件、長官から今のような努力目標だけは示された。今私は関連に立ったのだが、そういうように努力してできるような問題であるならば、私はあえてここで言う必要はないと思う。長官、よく考えてみて下さい。あなたの方と米軍と両方で所管している駐留軍のいろいろな問題で、あなたも社会労働委員長から直接注意を受けている事項に対しても、努力すると言うだけで、まだでき上がっておらないという事態が現在あるでしょう。就業規則の問題、労働協約の問題、こういうようなものはちゃんと委員長からの注意も受けて、努力します一辺倒で今まで通ってきた。今の問題とはまた別に、……

第43回国会 災害対策特別委員会 第4号(1963/02/12、29期、日本社会党)

○島本委員 特に私の場合には、豪再地帯における緊急措置の面に重点を置いて各般にわたってお伺いしたい、こういうふうに思います。  今までは、いろいろと中村委員や赤澤委員から、雪のない地帯に降雪があった被害の状況の報告がなまなましくなされたのです。ところが、ふだんから雪がある地方では、なおそれ以上の豪雪に現在悩まされておる、この実態は、惨たんというか、われわれは雪になれておりますけれども、私自身としてもその言葉が出ないほど驚き入ったわけです。現に私どもが見て、二階よりも高い小路がつくられておる、そして電柱の線をまたぎながら歩いているのが市道であるという実態です。これが三条市の実態であったわけです。……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○島本委員 大臣、政務次官が来ておりますが、そのほかいろいろ関係ある水の問題、騒音の問題等もございますので、きょうは煙の問題を主にした公害の問題について大臣の所見を承りたい、こういうふうに思うわけでございます。  大臣も十分この問題に対しては、みずから飛行機に乗って研究されたりして知っておられる通り、公の害、いわゆる公害という問題が最近大きくクローズ・アップされて参りまして、昨年の十一月ごろから、これは東京その他の工業都市に発生したスモッグの問題、それからまた名古屋、あの辺の一帯では人権侵害の訴えのうちの大部分がいわゆるこの公害の問題であった、こういうような問題があるわけです。総件数が八百五十……

第43回国会 社会労働委員会 第7号(1963/02/12、29期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、大臣と一対一でゆっくりと御所見を伺わしていただきたいと思います。  まず私は、直接議事録で――十月二十三日、この席で、ちょうど失業対策問題調査研究報告に関連して大臣に質問したその経過を思い出してもらいたいと思います。その一つは、この一番末尾の二行に、「最低賃金制度と完全雇用政策ならびに社会保障制度の合理的な作用がなければ失業対策の効果は期し得ないから、広くこの面についての政策の推進を図るべきである。」これが最後にあるけれども、これをトップにして、こういうような社会保障ができない以上、失対問題については打ち切るべきじゃないのじゃないか、こういう質疑を私がしているわけです。そ……

第43回国会 社会労働委員会 第10号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○島本委員 今の不当労働行為につきまして、いろいろ小林委員が質問して答弁がございました。私は関連して、一、二点大臣に伺いたいと思います。  それは、この間の日曜日の午後六時から放送討論会がありまして、そして政府側から大臣が出ました。そして副幹事長でございます鈴木善幸さんが、自民党側から出ました。社会党側からは横山さんが出られ、それぞれ出て討論された。その中で大臣の意見として、交渉を煮詰めさして、十五日のように突発的にやるのではなくて煮詰めて、それで解決をはかればいいんだという御意見、これは表現は妥当だと思うのです。その通りです。ところが、いろいろ私どもの方で、これは困るのではないか、こういうよ……

第43回国会 社会労働委員会 第16号(1963/03/05、29期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、大体、時間の関係もございますから、基準行政と給与関係を中心にした労働省関係の問題と、それから国会の付した附帯決議の実施状況に関した電電公社の現在の労使のあり方について、この二つの問題にしぼってやりたいと思います。現在まだ労働省が見えておらないので、電電公社の方を先に質問さしていただきたいと思います。委員長の方でよろしくお願いしたいと思います。  まず、電電公社の方に伺いたいと思うのです。これは私が言う必要もないほど皆さんの方では十分御存じだと思うのですが、国会で法律案が通る場合には、附帯決議がその問題に対してつけられることは、大がい今までの慣例――という言葉は過ぎた言葉か……

第43回国会 社会労働委員会 第19号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○島本委員 関連。今河野委員が質問した中で、重大な問題があると思いますので、二点だけ労働省並びに林長官の方に伺いたい。  アメリカの会計検査院から指摘を受けた六一年度のよけい使ったという金額は、私どもでは、人員じゃなくて二百七十万ドルである、こういうようにも聞いておるのです。そういうような問題については、今、労務者の方に影響ないというお話ですが、これは影響ないということをはっきり認められるのかどうか、どうして二百七十万ドルよけい使ったと言われるようになったのか。これは新聞には出ておりませんが、一つこの辺の事情を明確にしておいてもらわないと、ただいまの河野委員の質問の裏づけにならないと思いますの……

第43回国会 社会労働委員会 第31号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○島本委員 労働災害の防止に関する法律案の概要について、いままでそれぞれ質問がありましたが、私自身、この法律案の中で若干疑義があります点を解明するために逐条的にお伺いしていきたい、こういうように思うわけです。  その前に、ただいままでの吉村委員の質問に関連して、大体の考え方だけをひとつ伺いたいと思います。それは、基準法の実施に全力を尽くしているというような答弁がいままであった。大臣もいまつけ加えて、今回のこの法律案はそれ以上の措置を行なうためにやったのだ、こういうような御答弁があったわけです。まことにそうだとまさに答弁として完ぺきであって、それ以上のものはない、こういうように私どもとしては思う……

第43回国会 社会労働委員会 第33号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○島本委員 三十七年度の厚生白書の麻薬対策の中で、年間二千三百件の発生件数がある、それと八五%がヘロインの関係である、はっきりこう述べられてあるわけですが、半数以上が、組織を持たない船員や船客などによって輸送される。これは厚生白書の三五ページにはっきり載っているわけです。その方法として、この密輸の地点が横浜、大阪、神戸、こういうような貿易港からだんだんこれがほかのほう  へそれてきた。こういうようにはっきり言われているわけです。これがそれてきたということになりますと、これは裏日本関係やそのほかいろいろあるようでございますけれども、この問題については、一体どういうふうに入ってくるルートが変わって……

第43回国会 社会労働委員会 第42号(1963/06/10、29期、日本社会党)

○島本委員 近藤先生、それから正田先生、それと同時にそれに関連して中西参考人にもお聞きしたいと思います。  近藤先生にまず聞きます。いろいろと御議論がございました中に、冒頭に今回の法案には賛成するということを前提にいろいろ示されたわけでございます。その理由をいろいろ承りまして、そして先生のことばで言うと義憤を感ずるような表現もあったわけでございましたが、その中で今回の基礎になった失業対策調査研究報告、ここに五人の先生が名前を連ねてやっております。その報告書の一番最後に、最低賃金制度と完全雇用政策並びに社会保障制度の合理的な作用がなければ失業対策事業の効果は期し得ないから、これはもう両面を相唱え……

第43回国会 社会労働委員会 第43号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○島本議員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました港湾労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由の説明をいたします。  戦後における日本の経済は、資本主義のメカニズムとしての不可避の起伏を経ながら、矛盾を内包しつつも一応発展の一路をたどっているのであります。またこの経済発展と密接に関連する国際貿易においては、対米依存の不安定な貿易構造でありながらも、貿易量は年々増大しているのであります。  ところが、わが国の港湾労働者の労働条件は、前近代的な諸慣行のもとに置かれて、職安行政の不備による手配師等の存在によって、労働賃金のピンはねは常識化し、就業の不安定となって悲惨な生活環境に呻……

第43回国会 社会労働委員会 第46号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○島本委員 この地域指定がおくれている理由はどういうわけですか。
【次の発言】 いま最も大事な新産業都市の指定を一生懸命になって受けようとしておりますが、そういうふうになった場合は、当然公害としていろいろなものの発生が予想されます。これに対しての防除対策というようなものを新産業都市建設促進法の中になぜ盛らなかったのか。これから漏れたものに対して、今後各都市で条例を制定してやろうとする動きが当然出ると思う。これとの関係をどういうふうに思うか、お伺いしたい。
【次の発言】 どうもうるさいので、やじにこたえて少し質問を簡単に急ぎますから、もう少し的確に答弁してください。  いまの地域指定をやって――……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1967/03/24、31期、日本社会党)

○島本委員 ちょっと一点だけお答え願いたいと思います。  それは、いまの厚生大臣と通産大臣の公害問題に対する基本的な考え方について、私の理解の不足なところがあろうかと思いますが、厚生大臣の説明で、人を対象にして今度いろいろ公害対策を行なわんとする趣旨はわかった。いまの大臣の場合は、工業並びに産業を中心にしてのいろいろな説明がいまありました。しかし、人間を対象にした基本法でありますから、動物や国土や水産資源の保全の問題まで含むのじゃないか、こう思うのですけれども、通産大臣――農林大臣は来ておりませんからこれはやむを得ないとして、それを代表して通産大臣は、これは人間だけに限定するのか、他の動物また……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1967/03/28、31期、日本社会党)

○島本委員 まず、委員長に、きょうせっかく委員長のほうに質問の通告をしながら時間がおくれてしまいまして、これはゆうべの飛行機が午後から突風のために出ませんでした。そのためにけさの一番で千歳から来てこの時間でございます。この点、おわび申し上げます。なお、委員の皆さんにこの点はほんとうに御迷惑をかけておわび申し上げさせていただきます。  それと同時に、これから質問を展開していきたいと思いますが、若干岡本委員の御質問の点とダブる点がございますが、やはり質問を進めるために必要でございますので、ダブる答弁でございましても、一応御容赦願いたい、こういうふうに思うわけでございます。  最近、公害問題が非常に……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1967/05/17、31期、日本社会党)

○島本委員 厚生大臣にお伺いしますが、閣議の決定によって公害基本法もできたようでございます。その間にはいろいろと紆余曲折もあったかのように報道され、聞いてもおるわけです。いま出た公害基本法に大臣は満足されておるのですか、不満なのですか、その点をちょっとお漏らし願いたいと思います。
【次の発言】 第一次、第二次、第三次と、いわば厚生省原案というものも拝見させてもらったのですが、私どものところにまだ正式に議案としてここではかかっておりませんけれども、その際にはゆっくりやらしてもらいまするけれども、私どもの入手した範囲においては、厚生省原案よりももっと悪くなって、まさに不肖の子にもなっているのじゃな……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1967/05/24、31期、日本社会党)

○島本委員 私は、産業公害について特に坊厚生大臣にお伺いするのですが、水質汚濁と漁獲の問題もこのあと当然あるわけですから、運輸大臣退席されることは困るのであります。三時までということでよろしゅうございます。  それでは坊厚生大臣にお伺いいたします。私が聞きたいのは、いま基本法が出され、今後は大いに公害の問題について議論をわかすことに相なろうかと思うわけです。本委員会は産業公害特別委員会であります。産業公害の点につきましては、それぞれの立場から、基本的な考え方から、今後はいろいろと議論の展開があろうかと思うわけであります。しかし、いま私が聞きたいのは、産業公害とともに都市公害の問題がいよいよまた……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1967/06/14、31期、日本社会党)

○島本委員 きょうは船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案について、いままでいろいろ委員各位からの質問がありましたが、もうそろそろこれをまとめる段階になりまして、いままでいろいろ質疑応答のございました中でまだ明確に私どもが理解し得なかった点、新しい事態はもちろんありますけれども、一そうこれを明確にしておきたい、こう思いまして、これから数点にわたって質問申し上げたいと思いますので、そういうような意味において的確にお願いしたいと思います。  まず第一番に、ただいま補足説明として鈴木さんからなされた答弁がございました。これは原則として、米海軍の場合はもう条約締結国であり五十海里を離れて捨ててい……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第11号(1967/06/22、31期、日本社会党)

○島本委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表いたしまして、船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案に対する附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案に対する附帯決議   政府は、この法律の施行に際し、次の事項について措置を講ずべきである。  一、各種廃油処理施設を早急に整備するため、予算措置の充実に努めること。  二、巡視船艇、航空機等を整備強化して、強力な監視、取締体制の確立を図ること。  三、わが国の実情に即応した適用船舶の範囲について検討し、船舶の油による海水の汚濁の防止に……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第13号(1967/07/05、31期、日本社会党)

○島本委員 これは厚生大臣というよりも、内閣自身の責任者である総理大臣に伺うのが正しいと思うのですが、いまの状態ではこれがなかなか困難でありますので、閣員の一員として責任ある立場にある厚生大臣にこの点をはっきり伺っておいてから、その内容についての質問に入りたいと思います。  その一つは、社会保障制度審議会が、ちょうど六月二十一日ですけれども、総理府で総会を開きまして、政府の公害対策についての意見書をまとめ上げて、大内会長のほうから過日総理に対して手渡したということは、大臣すでに御存じのとおりだと思うのです。これは政府の基本法提出を一応歓迎しながらも、同法案が公害審議会の答申から後退しており、公……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1967/07/17、31期、日本社会党)

○島本委員 総理に二点だけ、短時間でございますから簡単直明にお答え願いたいと思います。  その一つは、公害関係金融機関の調整と機能の充実の問題であります。御存じのようにこれは中小企業金融公庫並びに公害防止事業団、これは通産省と厚生省と共管でございまするけれども、公害の関係は三年間六分五厘、四年以降は七分という利息でこれは融資することになっておるのであります。通産省専管の中小企業振興事業団ではこの事業費の八割までは無利子ということになっておるのであります。これは都道府県四割、振興事業団が四割、これが無利子、そして残りの二割はこれは公害防止事業団から融資するということになり、いわば足りないところを……

第55回国会 社会労働委員会 第9号(1967/05/16、31期、日本社会党)

○島本委員 林野庁長官にいま加藤委員がいろいろ質問しておりましたが、林野庁関係の分だけそれに関連いたしますので、その意味でお答え願いたいと思います。  林野庁の場合には、えてして低賃金であり、こま切れ雇用であり、そして重労働に一そう拍車をかけるようなこういう現状をどうしても打破できない、こういうようなことが結局は作業の面にも全部影響してきておる、こういうようなことがいわれておるわけです。私はその原因についていまここでゆっくり長官に聞きたいのです。いま林野庁職員の低賃金といわれるこういう実態をあなたはお認めになるのか、またはこれを認めるならば打開する方策というものをお持ちか、この三点についてまず……

第55回国会 社会労働委員会 第11号(1967/05/23、31期、日本社会党)

○島本委員 関連。いま田邊委員の質問に対しての答弁の中で、管理者手当支給の基準について答弁がありましたが、年末年始、こういうような繁忙に際していろいろ管理者手当が出されておる。この管理者手当の西宮の分と吹田郵便局の分、この二つの分の管理者手当の額をお知らせ願いたい。
【次の発言】 あとでこれを出していただきたい。  これは巷間伝えられるところによりますと、西宮と吹田は同じような局舎規模である。そして吹田の局は年末業務繁忙をよくやった、西宮もよくやった。しかしながら、何がゆえにこれだけ差がついたのか、いまだに疑問であると言われている配分だそうであります。ただ一つ、吹田の局の場合はりっぱな慣行によ……

第55回国会 社会労働委員会 第15号(1967/06/01、31期、日本社会党)

○島本委員 答弁側の方がそろっておりません。  そろっておりませんけれども、大臣のみに関する点はございません。いや、あり過ぎて、大臣のみでこれらは完全な答弁ができるというような問題はまずないのであります。したがって、この点では補佐陣営は十分だとは思いますけれども、そろってからやりたい、こう思います。しかし先ほどの山本委員からの引き続きの問題がありますから、その分等につきましては全部そろっておりますので、それから入りたいと思います。順序は若干不同になりますけれども、この点は委員長においてもう十分に配慮をしてもらいたい、こういうふうに思います。  では、大臣にひとつ聞きたいと思います。大臣にまず聞……

第55回国会 社会労働委員会 第17号(1967/06/07、31期、日本社会党)

○島本委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、この審議に入っておりますが、私もこの内容にわたって十分聞いてまいりたいと思います。  その前に、前から申し入れて、もう準備されてあると思いますけれども、厚生大臣に最近起こっておる事象について伺いたいと思います。  それは、東京をはじめとして、名古屋、大阪、その方面に発生し、現在北海道、札幌にまで蔓延しておる幼児自閉症、こういうようなものがあるようでございます。これは、ある日突然に子供がしゃべらなくなってしまって、名を呼ばれても返答もしなくなり、ほとんどのことに無関心を示すようになる、こういう病気だそうであります。そうして自分のから……

第55回国会 社会労働委員会 第19号(1967/06/13、31期、日本社会党)

○島本委員 いま議題になっております駐留軍関係離職者の問題について次の数点にわたって具体的に聞いてまいりたいと思います。私が聞きたいのは、観念的な問題じゃなく、具体的な問題にきょうはなりますので、できたら数字をもってお答え願いたいと思うのです。  まず第一番に、二十有余年間の基地労働者の中で、人員整理その他によって相当職を離れている人があるわけであります。これに対して、政府も相当手を打っているものである、こういうふうに思っておるわけでございます。現在、離職した人の数と再就職した人の数を具体的にお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 そのほかの十三万有余の数は、どういうふうになっていますか。

第55回国会 社会労働委員会 第25号(1967/07/04、31期、日本社会党)

○島本委員 私は、郵政大臣、郵政政務次官並びに人事局長はじめ皆さんに、私が三回にわたって調べた結果とデータによって疑問とするところを解明したいと思うわけでございますので、ひとつよろしく御答弁を賜わりたいと思うわけです。  五月の二十二日に大阪郵政局前の抗議集会がございました。この集会について、情勢は全部報告が来ていると思います。私どもも参りましたが、面会拒否でございました。このいきさつについてどのように思っていなさるか、これは人事局長から御答弁を賜わりたいと思います。
【次の発言】 私はまことに遺憾だったと思います。六月三十日に労働省前に全日自労を含む日雇いの人たちが約一万人ほど、やはり集会を……

第55回国会 社会労働委員会 第29号(1967/07/12、31期、日本社会党)

○島本委員 きょうは私は、総理府長官に今回の特例法に至るまでのいろいろな諮問案に対する考え方をまず伺って、そのあと、大蔵、労働、厚生の順序でその実施段階についてそれぞれお伺いを進めたいと存じますから、その点あらかじめ御了承おき願いたいと思うのです。  私がいま総理府にお聞きしたいと思うのは、総理府ではそれぞれ諮問委員会、審議会を持っております。その審議会からの答申、これを総理府ではどのように考えておられるか、それをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 総理府社会保障制度審議会からの答申または意見については、総理府ではどのように思っておりますか。

第56回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1967/10/11、31期、日本社会党)

○島本委員 過日、産業公害対策特別委員会の委員派遣が行なわれましたが、その結果について報告申し上げたいと思います。  去る九月六日から、議長の承認を得て、三重県、大阪府、兵庫県及び岡山県下における産業公害対策状況等の調査をいたしてまいりました。以下、順を追ってその概要を、私が代表して御報告申し上げます。  まず、三重県について申し上げます。  県当局の説明によりますと、四日市地域で主として問題となっている公害は、大気汚染と水質汚濁の二つであり、大気汚染による公害は、重油専焼火力発電所を含む石油精製、石油化学の工場群を発生源とする典型的な産業公害であります。  亜硫酸ガスについては、平均的濃度は……

第56回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1967/11/10、31期、日本社会党)

○島本委員 いま丹羽委員のほうから、ほんとうに心髄をえぐるような政府の公害基本法に対する、いわば姿勢をついたいい意見の開陳を含めた質問があったわけであります。私はその点はまさに同感でありまして、政府全体の姿勢であり、これは窓口が厚生省であり、事務局も主管省も厚生省であるとするならば、この姿勢については、厚生大臣の出席を求めた以後において開かなければなりません。まだ要求している厚生大臣が来ておりませんから、この問題については、厚生大臣が来てから触れることにさせてもらいます。私は丹羽委員のその質問だけで満足するものではございません。その意味を初めから申し上げておいて、それまでの間、出席されておりま……

第56回国会 社会労働委員会 第6号(1967/11/09、31期、日本社会党)

○島本委員 ただいま田邊委員からいろいろ質問がありましたが、慎重なるりっぱな質問でございまして、なかなか傾聴しておりました。私はそれに一つ二つだけからませて、自分の質問をする前に答弁を願いたいと思うのです。  これは企画庁や郵政当局では公共料金の値上げにからんで慎重にこれに対処したいという意向、具体的には一〇%くらいしか考えないという、そういうような案さえも出た。そうなりますとなかなか値上げにからんでデリケートな状態になっているわけであります。公社側ではこのような状態であっても値上げというものを強行したいお考えですかどうか、まず公社にお伺いしておきたいと思います。

第57回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○島本委員 きょう私は、原子力発電の問題と、学校公害、この二つの問題にしぼって、政府の考えを問いただしたい、こういうように思って準備してまいった次第です。しかし、予算委員会等で、十分時間が得られないわけでございます。とりあえず時間的に拘束されております。文部省関係の学校公害の問題に関連して、質問をさしてもらいたい、こういうように思います。  まず第一に、けさほども、伊丹をはじめとして、各関係市長から、航空騒音の問題で陳情がございました。航空騒音の問題でまず被害を受けておるのは、住民であるとともに、学校の児童でもございます。飛行場の騒音で、勉学上の支障が当然生じ、進学率も下がっておるデータさえも……

第57回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1967/12/22、31期、日本社会党)

○島本委員 時間の関係等がございますので、まず通商産業大臣に要点のみをお尋ねしたいと思います。  ただいまの通商産業大臣の所信表明の中にもございますように、現在、工業立地適正化法の制定を準備中であるということは、まことに私はこれを心から期待いたします。早くこれを出すように、大臣としても十分この点を心がけていただきたいと思うわけであります。それと同時に、最近の砂利採取に伴う公害防止対策の強化の件は、これはまことに大きい問題になって、いま現象としてあらわれております。これに対しても、砂利採取法の抜本的改正案を準備中である、このようなことの報告があったわけでございまして、これは心から歓迎をいたします……

第57回国会 社会労働委員会 第3号(1967/12/20、31期、日本社会党)

○島本委員 労働大臣、島本虎三と申しますから、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 大臣にちょっと伺いたいと思います。前大臣が国会で約束をされましたことを、大臣がかわった場合には、その趣旨はどういうふうに了解したらいいものでしょうか。大臣の見解をまず承りたいと存じます。
【次の発言】 官僚的の答弁でも、それまで明確に理解しておいていただいて、私は次の質問をしていきたいと思います。  昭和三十八年にいわゆる失対二法が改正されました際の労働大臣は大橋さんでございました。大橋さんがその説明をした中には、現在いる失対労務者の分は決して悪くはしない、それから就職については、もっとよいところに就職させ……

第58回国会 災害対策特別委員会 第8号(1968/05/17、31期、日本社会党)

○島本委員 ただいま田澤委員からも詳細な質問があったわけでございます。若干は、考え方の点で、また深さの点で、同じ問題に触れると思います。しかしおおよそ違います。的確にお答え、お知らせ願いたいと思います。  今回の一九六八年五月十六日午前、十勝沖地震、これはマグニチュード七・八、大正十二年九月一日の関東大震災に匹敵する規模だ、それほどの激震であった、こういわれております。被害地域も広いのであります。昭和三十九年六月十六日の新潟大地震、これに比べましても比較にならないほど広いのであります。そういうような一つの特殊性があることであります。いますわっておられます芳賀委員長も被災地出身でございますから、……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1968/03/06、31期、日本社会党)

○島本委員 大臣は厚生大臣だけのようでございます。  まず園田厚生大臣に伺いますが、私はこの産業公害対策特別委員会の委員として、また理事として、前回からの継続において、いろいろ問題点があるわけでございます。その問題点の大きい点、それだけ一、二御所見とあわせて伺いたいと思うわけです。  そこで、以前の高度経済成長政策、いわば所得倍増計画という名でアピールしたのが、いまはなき池田勇人前総理大臣であった。そのあと人間尊重、社会開発、このふれ込みで、また現在その衝に当たっているのが佐藤総理である。そうすると、その違いは何だ、こういうようなことになりますと、経済成長のもたらすひずみ是正であり、具体的には……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1968/04/03、31期、日本社会党)

○島本委員 大臣はまだ見えませんけれども、見えるまでの間、特に私は、いま石田委員の高邁なる質問を聞いたり、またこのあとに岡本委員も質問があるわけでございますが、公害という問題がいま、派生的な問題じゃなくて、重要な解決案件として、政治上の課題になっている。基本法はできた、実施法がもうすでにできている段階である、こういう中で、各省のこれに取っ組む態度に対して、私自身ちょっと伺ってみたいと思うのです。しかし、残念ながら答える人がいないのです。いないのは残念ですけれども、いる人によって答えてもらいたい。  公害部門、いわば行政的な公害担当部門は、厚生省においては公害部があるわけです。それから通産省にお……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1968/04/17、31期、日本社会党)

○島本委員 私は、いま提案を予定されております公害実施法につきまして、橋本委員が質問されました中で、初めから各省の態度と立法に対する熱意の問題に対して、若干お聞きしたいことがあったのです。せっかく橋本委員が触れましたから、その問題を突破口にして、次々と質問させてもらいたいと思うのです。  いま通産政務次官並びに建設政務次官、厚生政務次官のほうからそれぞれ意思の表明がありました。その中で、工場立地規制法の問題、これは考え方として、過密と公害の問題に対処するための法律案である。初めからこの問題は、公害基本法ができたあとで、どうしてもこれに対処する姿勢でなければ、今後の過密状態の対策にはならない。そ……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第7号(1968/04/18、31期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長が所用のため、出席がおくれますので、その間、委員長の指名により、私がその職務を行ないます。  産業公害対策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。岡本富夫君。
【次の発言】 以上をもって、岡本君の質疑は終わりました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    正午散会

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1968/05/08、31期、日本社会党)

○島本委員 いよいよ大気汚染防止法案と騒音規制法案が出されたわけであります。会期ぎりぎりの現在までこれをとめ置いたということは、まことに残念であります。しかし、出されないよりも出したほうがまずいいのでありますけれども、会期ぎりぎりまでこれをとめ置いたということは、何か含みがあるのかどうか。こういうような審議の状態で、もうすでに来週に入ったらどうかというような状態も予想されるのに、この重要法案をいまごろ出してきたということは、少し不見識じゃないか。これに対して、何か含みがあったならば、その点を明確にしておいてもらいたい。私は、そういうようなことをはっきりさせた上でないと、今度審議に入ることに対し……

第58回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○島本委員 いま騒音規制法案と大気汚染防止法案、これがいよいよ重大な段階に来ておるわけであります。もちろん、総理はもう御存じのように、公害基本法にかかる実施法でありますから、この中には、公害にかかる紛争の処理及び被害の救済制度について、公害基本法にもすでにこれを規定されておったのであります。最近は特にその必要の度合いがずっと高まってきておること、私が言わなくても御存じのとおり。本制度については、中央公害対策審議会で検討中でありまして、厚生大臣も、被害者救済の重要性から、本法案だけはぜひ次の国会に出したい、そのために努力する、こういうふうに言明しておるところであります。イタイイタイ病のカドミウム……

第58回国会 社会労働委員会 第3号(1968/03/05、31期、日本社会党)

○島本委員 私いまここで質問しようと思いますのは労働省並びに郵政省についてでありまして、その概要は、最近発生、勃発しておりますところの郵政関係の不当労働行為類似の事件、それに対しましての官側の態度、これを法的にあるいは行政的に解明してみたい、こういうふうに思うわけでございますから、これはある場合には具体的になりますけれども、的確にお答え願いたいと思います。  まず郵政省にお伺いしたいと思います。最近の郵政省当局の傾向を見ますと、全逓との労使の関係をわれわれが調査に行く場合、地方の郵政局側では、何かしら国会議員に対して故意に避けようとするのか、または礼を失すると思われるようなことが一再ならずある……

第58回国会 社会労働委員会 第8号(1968/03/19、31期、日本社会党)

○島本委員 きょうは私はおもに、北海道地下資源開発株式会社、この廃止に関する従業員の待遇の問題、処置の問題、この方面に重点を置いて質問を展開していきたいと思いますので、よろしく願いたいと思います。  まず、北海道開発庁関係では、きょう大臣も政務次官も出られませんので、責任者に直接お伺いいたしますので、この点はひとつ明確にお願いしたいと思います。  きょうの衆議院の公報によりますと、自民党の政調会の商工部会で午後四時半から、北海道地下資源開発株式会社法を廃止する法律案について一応事情説明を受けるように、これが発表されておるわけであります。これは具体案がいままでできておらなかった、こういうような様……

第58回国会 社会労働委員会 第11号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○島本委員 まず、開発庁のほうに特に質問をしておきたいと思いますが、一九六八年二月七日、社会党の中央執行委員長の勝間田清一より、この地下資源開発株式会社廃止についての二つの要件を質問しております。文書によって回答すると、このように開発庁の長官が申しておりましたが、これに対する返答が具体的になされたかどうか、なされたとするならばその内容を御発表願いたいと思います。
【次の発言】 馬場さんも、本日は政務次官が入院中でどうしても来れない、長官が参議院の総括質問でどうしても来れない、したがってそのかね合いを十分了解の上で責任ある答弁をするということできよう来てもらっているわけです。これは少なくとも、長……

第58回国会 社会労働委員会 第14号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○島本委員 時間もございませんから、私は、質問をなるべくまとめて個条書きにして、これを質問する形式をとりたいと思いますので、ひとつ答弁のほうも、そこを考えながら簡明率直に願いたいと思います。  まず第一番に私が質問したいのは、最近、郵政省と全逓との間に全国的に発生し、集中的にはいま北海道に発生しておりますところの、いわゆる不当労働行為に関する問題であります。私は、まず前提条件として三つの点だけを――労働大臣、郵政大臣は……。
【次の発言】 じゃ別室で審議しておる間、基本的な問題だけで質問いたします。  郵政省の考え方をまず先に伺っておきたいと思います。それはストということについてなんです。まず……

第58回国会 社会労働委員会 第17号(1968/04/19、31期、日本社会党)

○島本委員 委員長の権威において、委員会を開催する場合においては、はっきり統制を保ってもらいたのです。大臣が来なかったならば政務次官をなぜ呼ばぬ。大臣が来れないと言ったら、呼ばなくとも政務次官来るのが代行じゃないですか。(「入院中だ」と呼ぶ者あり)ちゃんとそれも言わないで、ただ来れない、来れないで、何ですか。(「要求してないんじゃないか」と呼ぶ者あり)これは要求してあるんですよ。了解なしにそんなことをしてはいけません。
【次の発言】 労政局長、来ておりますか。――これはあえて私が要求していないことを言うなら、無理押しでしょう。要求してあるのに、かってに政府委員室のほうで必要ないだろうと言って、……

第58回国会 社会労働委員会 第18号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○島本委員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました、港湾労働法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由並びに内容について御説明申し上げます。  港湾労働法は御承知のとおり、昭和三十年代の日本経済の発展に伴う輸出入貨物の増大によって、港湾荷役の重要さが一段と高まったのに引きかえまして、港湾労働者は、低賃金、長時間労働、非近代的な労働環境のために、不足を来たしてまいりましたため、この労働力不足に対処し、港湾の健全な発展を達成するという観点から、日雇港湾労働者の常用化を目ざして昭和四十年に制定されたものであります。  しかるに、制定以来二年を経過した今日でも、当時主要な問題とさ……

第58回国会 社会労働委員会 第19号(1968/04/24、31期、日本社会党)

○島本委員 関連。これは労働大臣、前回の委員会のとき、大臣がいろいろ所用があって行ったり来たりしておりまして、私の場合には行ったきりで帰ってこなかったのです。そういうようなことがあって、肝心の大臣に対する質問があとに延びてしまいました。結論を得られない点が二点あるままで後日に持ち越した。きょうはその二点にしぼって、具体的な例ですから、これはもう大臣に伺っておきたい、こう思うわけです。  それは、いま八木委員がいろいろ申されましたが、職業安定法の一条、二条に関連して、ここに具体的な一つの例があります。それは東京の池袋の職安の例なんです。一人暮らしの三浦ふみという七十歳になるおばあさんがおるのです……

第58回国会 社会労働委員会 第20号(1968/04/25、31期、日本社会党)

○島本委員 厚生大臣と自治省関係のお方もおられるようですが、ただいま山本委員のほうからまさに核心に触れるようないい質問が出ておったのであります。私はその質問の中で、これからの清掃関係の方向が感ぜられたわけでございますけれども、その中でも補助ペースが五年間で千三百三十億という計画、それも四十二、四十三年度は百八十億くらいしか見られておらないのに、厚生省は二百七十八億を推定する。この主管庁はあくまでも厚生省じゃないかと思っているのですけれども、この主管庁である厚生省の責任ある推定が自治省のほうとどうしてこう差があるのか、私は残念ながら理解に苦しむものであります。もう一回的確な御説明を承りたいと思う……

第58回国会 社会労働委員会 第24号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○島本委員 国立光明寮設置法の一部を改正する法律案について若干質問をいたしますので、よろしく御答弁を願います。  この国立更生援護施設、こういうようなものは全国で幾つございますか。
【次の発言】 大体、この国立光明寮、これに収容しなければならないいわゆる視力障害の人たちは、全国でどれほどおりますか。はっきりしたデータがございますか。
【次の発言】 それに対して国立のいろいろなセンターが少ないというのはどういうわけですか。
【次の発言】 ことに視力障害関係について適職研究部門、こういうようなもののいわば充実強化がいまや必要な段階じゃないかと思うのです。おそらく、政治が日を当てるというのは、こうい……

第58回国会 社会労働委員会 第28号(1968/05/23、31期、日本社会党)

○島本委員 いま公害の問題で大臣から意見が出されました。私はそれを納得して激励しておきたいと思います。なおこの意見につきましては、もうすでに大臣が公害対策特別委員会ではっきりしていたところですから、それに対してあらためて聞きません。ただ御承知のように、公害関係二法が上がる十日の日に、今後の紛争処理と被害者の救済の案は園田大臣が次期国会に出したいという意向だけれども、総理はこれに対してどうだと言ったら、所管大臣と同じだ、急いで出します。じゃ次期国会かと言ったら、そのとおりだと言っていますから、総理大臣も認めておることですから、これは厚生大臣においても、自信の上になお一そうの自信を重ねて、次期国会……

第58回国会 逓信委員会 第10号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○島本委員 私は、会長にこれから順次質問してまいりたいと思いますが、諸先輩のいろいろな御支持を得まして、一時間五分の予定でありますけれども、答弁いかんによっては四十五分で済む予定でございますので、しかるべく御協力をお願いして質問をさしていただきます。  まず第一に、第三次の長期構想の件でございますけれども、今後はUHFによる放送、カラー放送の充実を骨子とした案を持っている、こういうようなことを聞くわけでございます。そこで、四十三年度はとりあえずカラーテレビジョンの充実に力点がある、こういうように伺っているのでありますけれども、長期ビジョンというものは、最近の一つの傾向でございまするけれども、い……

第58回国会 逓信委員会 第15号(1968/04/12、31期、日本社会党)

○島本委員 準備して、系統的にきょうはずっと質問したかったのでありますが、大臣がおりませんし、その分だけはあとへ回さなければならない状態になりました。  あらかじめこれは委員長に申し上げておきたいと思います。これは過日の本会議の本件に対する質問に対しまして、私が考えたこととの間に相当ズレがございました。これはどうしてもたださなければなりません。これをただす機会だけは、どうしても大臣との間でなければできませんので、この点はひとつ運営上全きを期してもらいたい、こういうように思うわけでございます。若干と申しましたが、若干多いようでございますが、この点も少し含んでおいてもらいたいと思います。  総裁も……

第58回国会 逓信委員会 第22号(1968/05/15、31期、日本社会党)

○島本委員 二つだけ関連させて、特にお許しを得て質問してみたいと思います。  いまいろいろ御論議がございました。そのうちでも、十三年間その道に尽くしまして格調高い質問をされました森本委員の質問の中にもございましたが、これは決して私はちょうちんは持ちません。持ちませんけれども、大臣、いかに優秀でありましても、電電公社の総裁がこの審議の場に来る場合には説明員なんだ。ほんとうの政府委員としての責任者は郵政大臣なんです。そうして通信に対する専管は郵政大臣なんだ。そうなりますと、これはやはり他の自治省次官だとか農林省云々だとかいいましても、その専管事項に対しては、あなたの高邁なる見識によることははっきり……

第59回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1968/09/10、31期、日本社会党)

○島本委員 委員長、きょう残念ながら大臣の出席を得ることができませんし、聞いてみましたら、万やむを得ないような事情のようであります。本来ならば大臣に出てきていただいて、この席上ではっきりお伺い申し上げたいことなのでありますけれども、いません。いま各局長さんが出ておられますが、大臣の答弁と同じような重さを持つということに私は満足いたしまして、その点、答弁をしてもらいたいことをお願いして、質問に入りたいと思いますから、委員長、そこはよろしくお願いしたいと思います。  まず、私は最近の問題であ然とした問題がございます。それは東電の東京大井埠頭のいわゆる重油火力発電所の建設問題に関しての都知事と東電社……

第59回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1968/10/11、31期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 山崎始男君。
【次の発言】 これは農産課長になりますか、上田資源課長になりますか。
【次の発言】 では、次は三木喜夫君。

第59回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1968/11/07、31期、日本社会党)

○島本委員 技術庁長官それから厚生大臣、長官の場合は時間的な限定があって、この問題は石田先輩がやったほうが一番適確だからやってもらったが、私はどうしてもいま厚生大臣とあなたにお聞きしておきたいことがある。また決意を伺っておきたいことがあるのです。それは水俣病、阿賀野川、この調査報告に対しての政府見解、最終決定、こういうものに対しては、今回の場合は、政府内で、補足説明か補完的な意味か厚生省は出しましたけれども、しかしやはり意見の食い違いがあったのではないかという疑惑だけが残念ながら残った。両方で政府見解として出される、こういうようなことがあってはまずい。それで、これは科学技術庁長官に、特に私から……

第59回国会 社会労働委員会 第1号(1968/08/09、31期、日本社会党)

○島本委員 これからの質問は、北海道開発庁長官と行政管理庁長官と兼ねた木村長官に対しての質問にも相なろうかと思いますが、その点は行政管理庁長官のほうに重点を置いてお考え願いたいと思います。  まず一つは、いま理事会で報告されまして、今回議事録に載ることに承認されました国政調査の報告が、田川委員以下六委員によりまして七月二十二日から約一週間にわたって行なわれた報告がなされました。その二十三日に、現地で厚生、労働各部門の説明を聴取したその時点に始まるわけでありますけれども、労働省関係、厚生省関係並びに北海道庁、この三者の説明を受けた際に、いろいろ委員から質問がありました。二十三日の日です。その中で……

第59回国会 社会労働委員会 第7号(1968/11/12、31期、日本社会党)

○島本委員 だいぶ時間もたっておりますから、あまり長広舌にわたらないよう原稿によって質問いたしますから、答弁のほうも簡明率直に願いたいと思います。  私は、きょうは母子対策に重点を置いて質問申し上げたいと思います。と申しますのは、これから生まれる赤ん坊は三十二年後には二十一世紀を迎えることになります。そして社会の中堅として活動する人になるわけでありまして、われわれの世代では、じょうぶですこやかな子供にすることが当然の義務であります。したがって、これは母親のみにまかせるような問題ではなくて、国民全体の責任においてこれを解決してやる必要が当然あろうかと思います。したがって、身体の不自由児や、精神の……

第60回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1968/12/18、31期、日本社会党)

○島本委員 通産大臣来ておりますか。
【次の発言】 山崎委員長のもとに、産業公害対策特別委員会がいよいよ有終の美を飾ろうとしておるわけであります。いま新大臣によって、いわゆる所信表明を聞かせてもらうことができましたが、私は、今回特に現在問題になっている点を、大臣の所信としてもう少し聞きたかったわけです。しかし内容等にわたって、ことばはりっぱでございますけれども、いままでの大臣の所信と、やはり美辞麗句においては大差がない、こういうふうに思ってまいりました。問題は、今後の誠意のいかんによるわけであります。ことに、きょうの新聞報道によりましても、四十二年度の国民総生産、これについては、やはり西独を抜……

第60回国会 社会労働委員会 第2号(1968/12/19、31期、日本社会党)

○島本委員 新任の大臣で初めてでございまするけれども、きょうは栄養改善法等の改正の必要に関する質問、これを展開してまいりたい、こう思っておるわけであります。  まず、給食の衛生管理について、文部省の方来ておられると思いますので、その方面から逐次聞いてまいりたい、こういうように思いますので、ひとつよろしく御答弁願いたいと思います。  まず、私のほうでは総体的に大臣にお伺いしておきたいのです。それは厚生省では、公衆衛生関係の栄養改善法によって、集団給食施設における栄養管理、こういうようなものがはっきりきめられてあるわけです。しかしこれは義務規定ではなく、必置条件もございませんので、ある場合には、こ……

第60回国会 社会労働委員会 第3号(1968/12/20、31期、日本社会党)

○島本委員 まず、原健三郎労働大臣、小山省二労働政務次官の就任に対しまして敬意を表して、今後この複雑なる労働行政運営のためにひとつ御健闘願いたい、このことを心からお願いして質問をいたさせてもらいたい、こう思うわけでございます。  まず、きょう質問したいことは、日雇い関係の問題と機構改革に関する問題、二つでございます。あまり駄弁を弄しないで、一つ一つ片づけてまいりたい、こういうように思いますので、そういう意味でよろしく御答弁願いたい、こう思うわけであります。  まず、昭和三十八年のころに職安法と緊急失対法、いわゆる失対二法の改正が行なわれたわけであります。その際に、当時の大橋労働大臣が、今後の運……

第60回国会 逓信委員会 第1号(1968/12/20、31期、日本社会党)

○島本委員 まず、河本郵政大臣並びに木村政務次官の就任に対しまして、心から敬意を表しますと同時に、他の委員会には見られないような大ものぞろいの当逓信委員会を通じまして、今後逓信行政の円満な運営を期してもらいたいことを心から希望し、御健闘を祈ってやまない次第であります。  まず私は、いま金丸委員が申しました電信電話料金の件について、それの足りないところについて、今後順次大臣と総裁に聞きただしてまいりたいと思う次第であります。  その第一点は、公社のほうでは、いまいろいろと各方面に対しまして発言し、また説明をしておるようでありますが、いまだ国会に対しては説明らしい説明もないようでございます。しかし……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1969/02/18、31期、日本社会党)

○島本委員 ただいままれに見るりっぱな質問がなされたのでありまして、そうして、それに対する今後の一つの示唆も、われわれとしては受けたわけであります。それで、総理府にしぼって、私もその点について、大臣は必ず知っておられると思いますけれども、一応申し上げておきたいことがあるのであります。それは公害のいわゆる紛争処理法案について、かつて基本法を論議した際に、総理が、実施法の中で――体系的には基本法に入れられないけれども、被害者に対しての無過失賠償制の問題とあわせて、救済の問題等についてはできるだけのことをして、行政一元化はうたわなくても、それ以上の効果のある方法をとらせたいと思う、大体この趣旨で発言……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1969/03/19、31期、日本社会党)

○島本委員 いわゆる公害関係二法が、大体政府案も野党案も出されて、もうすぐこれが審議の状態になろう、こういうような段階にあります。したがいまして、私は、いまここで、それに入る前に片づけておかなければならない諸般の案件があるわけであります。その件について、総まとめ的に大臣に伺っておきたい、こういうふうに思うわけであります。ひとつこの点をよろしく御答弁願いたいと思います。  まず大臣にお伺いしたいと思うのですけれども、十年ほど前に起こった、有毒重金属類を流して、そのうち有機水銀によって水俣病が発生したという第一次の水俣病は、御存じのとおり、公式には患者百十一名、うち四十二名死亡、そのほかにも未認定……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1969/04/02、31期、日本社会党)

○島本委員 おもにこれは経済企画庁にお伺いしますが、その前に、せっかくいい結論がいま出たわけでございまして、かねて今後の公害の問題等につきましては、いわゆる第二次の廃棄物に対していろいろな疑念がありましたが、いま河上委員によってその一端は開かれたわけであります。その中で、特に大臣と通産政務次官がそろっておりますから、ひとつ私からも強く要請しておきたいと思います。  それは、新国土総合開発計画の第四次案なるものができ、もうすでに討議されておりまして、通産省の強力な意向や厚生省の意向なんかをいれて、いわゆる重工業地帯と目される太平洋ベルト地帯並びに各地域開発の拠点、こういうようなところに公害の対策……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第7号(1969/04/04、31期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 藤波孝生君。
【次の発言】 ちょっと関連。その所得制限の金額は、何に基づいて制定されたのか。それから総理府発表の勤労者統計というものが出ている。この勤労者がかかった場合は、所得制限に全部ひっかかるわけです。これはそういうようなのを見込んでやったのか、その根拠をこの機会にはっきりさせておきたいと思います。

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1969/04/11、31期、日本社会党)

○島本委員 関連して。いま河上委員が大臣に質問したのは、これは要点としてやはり的確な点を指摘したのです。法律として現在出されているこの三つの法律、その一つは紛争の処理、被害者の救済と水質保全の関係、三つ出してある。やはり出した以上、スタイルの一貫性がなければだめだ。かてて加えて、公害罪の設定に対していま法務省でもいろいろ部会内でこれを討議されておる、こういう報告もありました。その中でも、伝えられるものと、いま言われたものは若干の違いはありますけれども、必ずしもこの方向が一つとは思えないから、この点は法のスタイル上どうなんですかという質問を行なっておるわけです。これはいまのような答弁は私は大臣と……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1969/04/16、31期、日本社会党)

○島本委員 公共用水域の水質の保全に関する法律の一部改正法案、これに主眼点を置いて、後ほどには、当然この法律の一部改正に伴って発生してくると思われる微量重金属、いわゆる毒性金属物質、これらの規制に関する法律案とかね合わせて、逐次質問してまいりたい、こういうふうに思うわけであります。  まず大臣にお伺いしておきたいと思いますが、昭和四十二年八月に制定された公害対策基本法、これは法律第百三十二号でありますが、これの制定までのいきさつ並びにその後の経過並びにその実施法の制定、こういうようなことについて、大臣はすべて御了解のことだと思いますので、私はそれにはもう触れません。そしていま、その中で特に実施……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第11号(1969/04/23、31期、日本社会党)

○島本委員 だいぶ、きょうの質疑に対しては、時間の制約とそれぞれの部署の繁忙によるところの調整も必要なようであります。おもにきょうは紛争処理についての基本的な問題について、いままでいろいろ委員との間にそれぞれ解明のための論争がありましたが、深くその問題について入ってみたい、こういうように思っているわけであります。  その前に、特に先般渡良瀬川の問題についてうんちくを披露していただきました藤尾正行政務次官には、現在若干の時間、忙しさをさいて出席してくださいました。私はこの中で、やはり今後改正した上で、再びあの足尾銅山の廃水についてのような事件を起こしてはいけない、こういうような観点に立ちまして、……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第12号(1969/05/07、31期、日本社会党)

○島本委員 議事進行について。  午後引き続いて行なわれる質問の順番が私であります。文部関係並びにその他の関係について、私も政府委員の出席を要求しておりませんでした。しかしいま加藤委員並びに委員長からの質問によりまして、またここに重大な事実が出てまいりましたので、引き続いてこの方面にも言及しますので、きょう出た委員の人、あわせて全員今後出てもらいたい、委員長から適宜の措置を取り計らわれんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 きょうは前回に引き続きまして、公害紛争処理法案の内容等について伺いたい、こういうふうに思っておりますが、その前に、前々回資料の提出の要求をしておきました「防衛施設の運……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第14号(1969/05/14、31期、日本社会党)

○島本委員 関連して。いまの答弁、そのまま私は了解しがたいのです。では、人間よりも魚のほうの基準というものが強い、きびしい、だから人間ばかりではなく、魚に対する、いわゆる物に対する相互の調和をはかったほうがいいんだ。そうならば、具体的な例として、網走川、常呂川、前回から言ったやつは、ああいうふうにして両方農業と漁業とが協和し合って、どうにもできなくて、日ソ漁業協定にも違反せざるを得ないような状態にまで追い込められ、その河川の基準は全部が守っているんだ、そして全部は守るけれども、サケは遡上できないほどまでにもう川の水が濁ってしまう、そういうようなことはないはずです。ないはずなのに、ではどうしてそ……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1969/06/04、31期、日本社会党)

○島本委員 いま鶴崎施設部長のほうから、加藤委員に対して、基地公害に関するいろいろな問題点についての質問があり、答弁がありました。その問題を若干私も聞いておきたいと思うのです。  いま、窓口は施設庁である、すべての問題は周辺整備法で処置できない、こういうような答弁がありましたが、これは周辺整備法で処置できないとすると、いかなる法律によって処置できるのですか。これは先ほどの答弁に、ちょっと私、委員として納得できない点がありますので、私のほうからこれを確かめておいて、本題に入らしてもらいます。
【次の発言】 そうすると、私がいままでいろいろやった中で、基地としても、米軍基地、それから自衛隊基地、ま……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第17号(1969/06/06、31期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、おもに公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法案を中心にして、いままで各委員がいろいろ質疑されておりますが、それとあわせて十分皆さんの意見をただしたい、こういうように思うわけであります。  その前に、大体、公害紛争処理法案、公共用水域の水質の保全に関する法律の一部を改正する法律案、この二法も並行審議をされておるわけであります。それぞれ明らかになった点は浮き彫りにされつつあるわけであります。ことに公害紛争処理法案、この中では、いわゆる基地周辺に対するところの法律と申しますか、特損法または周辺整備法、これにかかわる場合には、これは立ち入り検査を含むところのいろいろな条件を含……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第18号(1969/06/11、31期、日本社会党)

○島本委員 公害紛争処理法案、この中から軍事基地、いわゆる特損法、周辺整備法、この適用を受ける基地周辺を除いた、このことは憲法十四条に違反するおそれがあるのではないか、こういうような点で質疑がいままで展開されてまいりました。その質疑の過程で、三つの大きい点が答弁されておったわけです。  一般産業公害に比較して相当進んだ手だてを積極的に講じておる。特損法、周辺整備法、こういうような法律によって救済するから心配はない、現在のところ相当運用の妙を発揮しているので、何ら心配とすべき点がない。第三番目には、他の法律よりはるかに手厚い措置を講ぜられるようになっておる。――まことに私どもとしては待望してやま……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第20号(1969/06/25、31期、日本社会党)

○島本委員 いよいよ公害に関する三つの関係法律案も最終段階に相なってまいりました。この際、公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法案について、次の点について私は大臣に明確なる確認をいただきたいと思うわけであります。  いわゆる埋葬料と申しますか、葬祭料と申しますか、本案にはこの規定がないのでございまするけれども、これは来年度新たに設ける必要は当然ある、こういうように思われるのであります。これに対していかがでございましょう。
【次の発言】 いろいろ問題点もありますけれども、しかし前向きにこれを設けるということは、とりもなおさずそれを規定する、こういうようなことに相なろうかと思います。必ずその方……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第22号(1969/07/23、31期、日本社会党)

○島本委員 私の言うことは、特に一、二を除いては、新しい質問にはならないのです。いままでの質問のあるいは繰り返しになりますが、総理答弁をはじめとして、保留になっておる点で、この場所で、もう会期末も近づきましたし、もうそろそろ意思の統一をはかっておかなければならない、こういうような点で、一、二質問をしてみたい、こういうように思うわけであります。  それで、本来ならばこれは大事な公害対策でございまして、大臣がここへ参るという一つの慣習があるわけです。しかし国会末でもあり、参議院等の関係もあり、特に私どもが要請して、これは厚生、通産両政務次官ともに、これはもう大臣と同等もしくはそれ以上の見識と力があ……

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第23号(1969/08/01、31期、日本社会党)

○島本委員 いま塚本委員のほうからの質問は、委員長から若干の補足はございましたけれども、基本的にこれは重要な示唆を含んだ質問なのです。この問題に対しては、通産、厚生を問わず、いずれの省でも、この問題の対策には今後熱を入れなければならない重大な要素を含んでいます。しかし答弁そのものを聞いていると、まだ机上のブランのような感じがしてならない。やはりこれは私は具体的に聞いてみないと、今後の園づけにならないような気がします。塚本委員はほんとうにいい質問をしておりました。もう一回重ねて聞きますが、水の汚染をどのようにして今後規制するのですか。同じ質問をしますから、私にも答えてください。

第61回国会 産業公害対策特別委員会 第24号(1969/11/10、31期、日本社会党)

○島本委員 浮遊粉じんの調査結果についての対策をまず聞きますが、まず先に承っておきたいのですが、公害対策基本法ができて三年ですか、それから四日市の四日市ぜんそく、それから水俣病またカドミウムによるイタイイタイ病、こういうようなものが公害病として認定されてから二年ですか、それぞれもうその対策に腐心して、その効果が十分あらわれなければならないはずのものであり、それを国民が当然期待しているわけですが、最近の厚生省の発表によると、八日ですか、これは七つの大きい都市で国設の大気汚染測定網の四十三年度の測定結果の発表というのがありました。これによりますと、ちょっと意外なんですが、亜硫酸ガスなどの硫黄酸化物……

第61回国会 社会労働委員会 第4号(1969/03/18、31期、日本社会党)

○島本委員 大臣に、ちょっと最近の労働情勢についてお伺いしておきたいと思います。  きょうは、失対労務者の問題に重点を置いて、いわゆる石炭手当というか、冬季加給の問題を含めて、二点にしぼって質問いたしますから、決して重大な発言ではございませんので、ひとつ心から誠意を持って遠慮なしに答弁願いたいと思います。  まず第一に、最近、昭和三十八年以降、大臣も御存じのように、いわゆる失対関係二法の改正がありました。それ以後、三十一万から二十三万、二十三万から二十万、それから今度は十五万六千人、本年に至っては十四万七千名、特ワク三千名、大体こういうような予算のワクになってきているようです。当初から見ますと……

第61回国会 社会労働委員会 第14号(1969/05/06、31期、日本社会党)

○島本委員 関連。白ろう病に対しての関連です。
【次の発言】 一点だけ。これははっきりさしておいて、他日またこの問題について結論を得たいと思います。  いままで白ろう病が現に起きている問題については、いま政府委員からの答弁によって、われわれもはっきり理解することが、その程度ではできるのです。大臣もいらっしゃいますけれども、これはいまに始まった問題じゃございません。もうすでに職業病として認定をされておる。最近の公害関係の病気も、公害病として認定された以後数年間は、まだその治療の開発もできておらない、それからまた同時に予防するための技術の開発も行なわれておらない、これが現状であります。ことに公害の……

第61回国会 社会労働委員会 第27号(1969/06/17、31期、日本社会党)

○島本委員 ただいま労働大臣から、前回六月十日のこの委員会におきまして、いろいろ答弁に不穏当な点があった、こういうような意味で釈明があったわけであります。実のところ私もそれをあくまでもきょうは追及したい、こういうように思ってやってきました。  ところが、冒頭においてもうそれをやられた、こういうようなことでございまして、その冒頭において陳謝の意を表した、その意味は十分了解できるのであります。  ただ、昭和四十四年一月十八日に労働省の職業安定局失業保険課長、この差し出し人によるところの通達が出されております。この内容等について、それに付加して若干聞いておきたい、こういうように思うわけであります。 ……

第61回国会 社会労働委員会 第34号(1969/07/03、31期、日本社会党)

○島本委員 関連。ただいまの田邉委員の関連質問に対する大臣の答弁、百人ほどの調査官の不足、これを認めながら、資格要件がきびしくてこれを満たし得ないのだという答弁がいまあったわけです。資格要件がきびしくて満たし得ないものを百人も水増しして要求していたということはどういうことですか。これは国民を侮辱しておることになりませんか。同時に国会を欺瞞しておることになりませんか。こういうようなやり方は許されません。いまの答弁が間違いですか、大臣。これは重要です。いままで全然満たし得ないものを要求していたという結果になりませんか。これからの努力じゃないのです。いままでの欺瞞なんです。これは許されません。大臣、……

第61回国会 社会労働委員会 第35号(1969/07/08、31期、日本社会党)

○島本委員 私も、いま意見聴取にあたりまして、貴重な意見を拝聴いたしまして、ここで相反する意見についてのみ私はひとつただしておきたいと思います。  その一つは小池先生でございまするけれども、薬剤一部負担の問題については、これは負担をはずしてもらいたい、こういうような御意見の開陳があったわけであります。そのあとで加藤参考人のほうからは、薬剤一部負担、この分については修正すべきではない、これは有効な手段である、むだの診療をありがたがる傾向がある以上これは当然だ、このような意見の開陳がございました。これは相反するのでありまして、私は、この点に集中して小池先生と加藤先生からひとつ御意見を賜わりたい、こ……

第61回国会 社会労働委員会 第41号(1969/10/09、31期、日本社会党)

○島本委員 先ほどの田邊委員の質問に全部関連いたしますけれども、一つ一つまた別な観点から答えてもらわなければなりません。その一つとしては、次官にお伺いいたしたいのですけれども、ここで山本人事局長が答弁をし、それが人事行政として、郵政省の中で全部行なわれるのが私はたてまえだと思っております。しかし、山本局長がいかに答弁し、行政しても、それの上に立って、また何らかの指導が行なわれるような事実があるのかないのか。また、そういうようなことがもしあったとしたならばどういうことになるのか。どうするつもりなのか。政務次官、この問題はまさに大きい問題になりますので、まず概念としてこれは伺ってから、次の具体的問……

第61回国会 逓信委員会 第8号(1969/03/17、31期、日本社会党)

○島本委員 日ごろ私もNHKに関心を持っておりますし、今回の昭和四十四年度の収支予算を見まして、一応これに対しまして私もざっくばらんに聞いてみたいと思いますので、大臣及び会長のほうの時間の関係上、簡明に願いたいと思うのです。  大臣にまずお聞きいたしますが、前大臣のころから、十年後にはVHFからほとんどUHFに全面移行する構想だという発表があったようですが、河本大臣もやはりその意味で今後電波監理行政を実施されますかどうか、それをお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 その基本方針に基づいて、ではNHKの会長にお伺いしますが、昭和三十三年以来、経営の総合近代化計画を進められておるようであり……

第61回国会 逓信委員会 第12号(1969/04/03、31期、日本社会党)

○島本委員 公衆電気通信法の一部を改正する法律案がいま提案されておりますけれども、私は、まずその基本的な面と具体的な面に分けて質問したいと思います。すべて私のほうでは書いてありますから、ある場合には、時間の節約をはかるために読む場合が多いと思うのです。それで簡単明瞭に答えてもらいます。  昭和四十二年の四月だったと思いますが、電電公社の十年後のビジョンという構想について、これは部内に発表したということであります。私は不明にして見ておりませんが、部外にも発表したものであるならば、その内容等についても知っておきたいと思うわけですが、その内容等についてお知らせ願いたいと思います。

第61回国会 逓信委員会 第15号(1969/04/17、31期、日本社会党)

○島本委員 上程されております簡易生命保険法の一部を改正する法律案につきまして、本来これに挺身すべき現場労働者に対する不当労働行為に対して、事業遂行上重大なる支障があることをおもんばかりまして、次に質問を展開せんとするものであります。  まず、大臣にお伺いしておきたいと思いますが、公式の場合に公式の発言を前大臣がした場合は、現大臣は当然責任を持つものでなければならない、こう思います。きわめて常識的なことですが、河本郵政大臣、こういうように私は信じておりますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 山本人事局長もおられますが、昭和四十一年五月二十四日付で郵人管九〇号が出されました。これは残念な……

第61回国会 逓信委員会 第21号(1969/05/15、31期、日本社会党)

○島本委員 沖繩における郵便貯金の奨励及び簡易生命保険思想の普及に必要な施設及び設備の設置及び無償貸付けに関する法律案、いままでの法律案の中でもこれは長い名前の法律案のうちの一つじゃないか、こういうように思うわけでありまして、やはりこういう長い名前をつけざるを得ない理由として存在するのであろうと思うわけであります。したがって、この際、いつも閣議に列席されておられる河本郵政大臣に伺っておきたいのですが、この質問に入る前に、即時無条件復帰を叫んでおりました屋良主席が当選された現在ですが、やはりいつごろ復帰されるような可能性と見通しを持ってこれをお出しになっておられましょうか。総理に聞くのが当然であ……

第61回国会 逓信委員会 第31号(1969/06/25、31期、日本社会党)

○島本委員 簡易郵便局法の一部を改正する法律案について、まず大臣に、私の最も不明とする点、どう考えてもわからない点について、内容に入る前に伺っておきたい、こう思うわけです。  これはまず事務当局のほうにお伺いいたしますが、簡易郵便局法をまっ先に提案したのはいつでございましたか。
【次の発言】 簡易郵便局法の一部を改正する法律案であります。
【次の発言】 そうすると、今回では三回目ということになると思います。この内容は、前々回と比べて改正されている点がありますか。
【次の発言】 大臣、少なくとも、前回、前々回二回ともこれは廃案になっている法律案であります。廃案になっている法律案を一言一句も改正し……

第61回国会 逓信委員会 第33号(1969/07/02、31期、日本社会党)

○島本委員 簡場郵便局法の一部を改正する法律案について、いままで疑問としております各点についてただしてまいりたいと思います。やはり簡易郵便局法の一部を改正する法律案、この内容は十分きわめるつもりでおります。その前に、この連営はやはり労使の間で行なわれるのであります。したがいまして、この労使の関係がきちんとなっていないところの運営はいつも乱れがちであります。そういうような観点からして、前回の質問に引き続きまして、大臣に基本的な考え方等について一、二伺っておきたいと思います。現在いろいろ労働組合、すなわち全逓との間に機械の導入の問題々含めてトラブルがあるようありますが、紛争以後、大臣は全逓に会って……

第61回国会 逓信委員会 第35号(1969/07/07、31期、日本社会党)

○島本委員 簡易郵便局法の一部を改正する法律案、この点につきまして、いよいよこの法案も最後の段階になってきたようであります。それで、委員長並びに大臣に伺っておかなければならない点が一つあります。  新しい質問ではないのでありますが、先般の私の質問に対して、当局は調査をいたします、こういうような答弁が五つあったわけであります。このままにして採決をしてしまうということになりますと、行政当局の責任体制としてこれは妥当ではないんじゃないか、こういうように思量するものであります。したがって、この調査を進めているのかどうか、その結論はどうなっているのか、この点について、採決の前にはっきりしておかなければな……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/03/20、32期、日本社会党)

○島本委員 公害の紛争処理法案の提案理由の説明が行なわれました。私もそのあとで行なわれた社会党提出の公害紛争処理法案、この対比におきまして、いま公害の紛争が激化しておる情勢の中で、全国民がこの点は注目しているのじゃないか、こういうふうに思うのでございます。そういうような観点から二、三、社会党提案者でございます角屋議員に対しまして、また政府のほうの案に対しましても、同様に若干質疑を試みさしてもらいたいと思うわけです。  まず第一点として伺いたいのは、前々回の国会におきまして、双方の紛争処理法案が最終段階において大幅の修正がなされたわけでございます。そして社会党案もだいぶ取り入れられた、こういうよ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第7号(1970/04/03、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、紛争処理の関係と、公害のいわば全体的な通産省の関係について、これをひとつ中心にお聞きしたい、こういうふうに思うわけであります。  残念ながら、ほんとうの準備は、きょうは水であったわけでございますが、水の点は、大臣が忙しくて見えませんので、それは次回に譲ることにいたしまして、まず、そのために本年の三月二日、ルーズな管理を正せということで、危険汚染の都市河川について、行政管理庁では勧告を建設省その他に行なったようでございます。その内容について、まずつまびらかにしておいていただきたいと思います。それから入らしてもらいます。

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1970/04/08、32期、日本社会党)

○島本委員 総理府長官に一、二お尋ねしておきたいと思います。  それば前回四月三日金曜日の当委員会で、公害紛争処理法案の審議に入りました際に、公害対策基本法に基づいて私が一つの質問をいたしました。厚生省と通産省の間で足かけ四年にわたってまだ解決を見ていない点があったわけであります。と申しますのは、公害対策基本法で第三条に「事業者の責務」がございます。それを受けて、事業者は、国、地方公共団体が実施する公害の防止の施策に協力する責務を持つということがはっきり三条でうたわれてございまして、その二項には、これまたわりあいに具体的にそれをうたっております。事業者は、公害発生の防止に資するようつとめなけれ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1970/04/10、32期、日本社会党)

○島本委員 どうもほんとうに貴重なる御意見ありがとうございます。  その中で一、二ちょっと伺いたいことがあるのです。このシンポジウムに参加されました各国の学者でございますが、終わってからまたいろいろな施設や町を視察された、こういうようなことも聞いておるのであります。いまおっしゃいましたように、いわば公害の先進国である日本であります。こういうようなことから、いわば外人の、経済学者の目に映った水俣病やイタイイタイ病や富士市の大気汚染による公害、こういうようなものに対して、どういうふうに映って、これをどういうふうに理解して、これに対してどういうふうなアドバイスを残されたのか、これをちょっと伺っておき……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第11号(1970/04/15、32期、日本社会党)

○島本委員 経済企画庁長官に、前回の水の問題に関してのいろいろな質疑に引き続きまして、その残余の部分についてこれを明らかにしておきたい、この点について質問を申し上げます。  前にも申し上げましたとおり、昭和四十五年三月に出されました行政管理庁行政監察局からの「都市河川に関する行政監察結果に基づく勧告」、これが出されておる。その中の「3、都市河川の整備に関連する諸対策の推進について」、この中の「(1) 総合排水計画の策定について」がございます。そしてその(2)には「下水道との調整について」、これが勧告されているのであります。この「下水道との調整について」、この中身は、「(ア)河川と下水道の機能区……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第13号(1970/05/08、32期、日本社会党)

○島本委員 ちょっと関連。関連でまことに失礼ですが、いま聞いていまして、私もいわゆる有害古々米というものの存在についてがく然としたわけです。これも国民の公害にまさに関係のある一つの問題だけじゃなく、外国にまで輸出されたこういうようなことについていまその指摘を受け、あらためて新聞等の記事も見たりいたしました。われわれもこの問題をおろそかにしてはならない。現在までこういうようなものが、何百万トンまだ残っているのだ。そしてこういうようなものが発生した場合に、専門の技術屋、またはそれを調査するものは、農林省なのか厚生省なのか、またそういうような有機的な連絡はどうなっているのか、これもはっきりしておかな……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第14号(1970/06/09、32期、日本社会党)

○島本委員 議事進行について発言をいたしますが、土井議員のほうからも出席要求をした人は、十六名のそれぞれの責任者を呼んであるわけであります。しかし、ここでこう見ますと、呼ばれているのはいわゆるわれわれが言う事務的な官僚のみでございまして、まさに責任をもってやる、そういうような人はいま見渡したところ二人くらいしか見えないのであります。公害に対するこういうような政府の態度は、まことに私は現在の公害増発のおりから遺憾であると思います。これはとりもなおさず委員会を通じ委員長自身も軽く見られている、こういうようなことに相なりますれば、国民に対してこれは重大な責任を負わなければなりません。なぜこういうよう……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1970/06/10、32期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 関連質疑の申し出がありますので許します。浜田幸一君。
【次の発言】 関連質問ですから、この辺で御遠慮願いたいと思います。
【次の発言】 特に認めて、一問だけにとどめていただきます。
【次の発言】 宇井参考人のほうを先にあなたから要求しましたから、順序どおりに答弁いたします。
【次の発言】 河合参考人――河合参考人にお伺いいたしますが、チッソの関係の質問でありますけれども、特に日本鉱業の社長というような資格で河合参考人のほうに要請あったものだと思います。この問題について答えるのは自由でありますが……。  いま浜田幸一君が質問をとりやめましたので、答弁はけっこうです。

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1970/06/11、32期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 大原君、あと五分です。
【次の発言】 せっかく大臣も出てみえましたが、実はこれはきのう、おととい、三日間続いた公害対策特別委員会なんであります。そしておもに有機水銀の問題や、カドミウム中毒による被害者のいままでの救済の状態や、これからの被害をいかにしてなくするか、この問題に集中されたのであります。しかし、残念ながら大臣は、この三日間の間できょう終わるという最後の日にようやく見えたのであります。したがいまして大臣に対する質問は残っておるのであります。私は初日から、二日目の参考人を控えて本日まで、大臣の出席を毎回、毎日のように促してまいりましたが、ついにようやくいまにしていわば御……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第17号(1970/07/10、32期、日本社会党)

○島本委員 総理府長官、ただいまの答弁、ほんとうに実のある答弁である、私はそう思って聞いておりました。ことに政治の姿勢を正すためには敢然とやるという決意、それと国民の信頼をかち得なければならない、初心に向かって進むためには公害優先でやる、そして自分が中へ入ってまとめなければならない立場だ、はっきりこうおっしゃっていただきましたことは、いままでにない一つの決意とともに、前進だと思う。  それについても一つだけ私自身はっきり聞きただしておかなければならない点がある。というのは、これはやはり中へ入ってまとめる、初心に向かって進める、国民の信頼を得る、これらを通してみましても、まずやった業績はこれから……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第19号(1970/09/08、32期、日本社会党)

○島本委員 いま一番問題になっております公害に対しましての対策、またはそれを協議するのは、臨時国会が開かれない限り本公害対策特別委員会のはずなんですが、どうも大臣の出が悪い。悪いだけではなしに、来ても次のほうへすぐ行ってしまう。伺うと、法務大臣は、心臓移植の問題一つで朝からくぎづけになっているそうじゃありませんか。この大事な公害対策特別委員会、臨時国会にかえられるようなこういうような委員会に対して、大臣来ているからいいけれども、そのほかの大臣どうして来ないのか。これはやはりいろいろな観点から、副本部長である山中長官のほうから、厳重にこの点は申し入れておいてもらわなければならないと思うのです。こ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第20号(1970/09/09、32期、日本社会党)

○島本委員 竹山知事に集中して、時間の関係でやることになりますので、ほんとうは全部関連するのでございますけれども、ひとつ部分的になる点はお許し願いたいと思います。  いま始関委員にいろいろ御答弁がございましたが、その中で、事務的にはどうにもならない。各省の違った意見を調整してくれたおかげで、今回これができるのだ、こういうような御意見があったようです。そうなりますと、どうにもならなくなっているこの事態、これは国の責任だというふうに相なろうかと思うのでございまするけれども、この点についての知事のお考えを承りたいと思うのです。
【次の発言】 先ほどの御意見の開陳の中で、政府の指示を受けながらこの問題……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第21号(1970/10/06、32期、日本社会党)

○島本委員 まず、先ほどいろいろ参考意見の御開陳がありました。その中で若干私が理解しにくかった点がございますので、その点を先に質問し、あとからまた本論に入らしてもらいたいと思います。  まず先に木川田参考人から、排煙についていろいろ御説明がございまして、集じん装置を完備さして八〇%以上ばいじんを吸収することができるような施設を持ちたい、そのために方法として煙突を高くして、二百メートルの煙突、二百二十メートルまでいって、二百五十メートルを研究中である、そういうような御説明があったわけであります。おそらくはそれでよろしいという考えではないだろうと思うのでありますけれども、そうなりますと、当然広拡散……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第22号(1970/10/07、32期、日本社会党)

○島本委員 厚生大臣、通産大臣を中心にして若干お伺いいたしたいと思います。  先般、公害対策特別委員会が大阪、兵庫、それから四国の愛媛、香川、これらを視察してまいりました。その中で、行政上これでいいのかと思う点が若干あったわけでございます。その点等について直接お伺いいたしたいと思います。  まず、四国の香川県の、いま瀬戸の大橋を予定しております香川方のそのつけ根でございます。そこへ番の州工業地帯をつくっておって、その中に三菱化成坂出コークス工場ほかもう数社ができ、運営しているわけです。そしてその場所は瀬戸内海国立公園であります。そしてその国立公園の中で海の水をよごすおそれのあるようなこういうよ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第23号(1970/11/12、32期、日本社会党)

○島本委員 国会が二十四日に開かれることになりまして、法案がすでに準備されている、またすでにでき上がっておりますが、審議するための基本的なかまえ、この二、三点をこの際聞かしてもらいたい。そのあとで具体的な問題に触れさしてもらいたいと思います。大体これが今回の一つのやり方です。  まず第一番に伺っておきたいのは、法律ができてもこれが単なる世論対策であってはいけない。実効をあげるためにはきびしくこれに臨まなければならない。したがって、政府の姿勢もいままでと同じであってはならないし、重大な決意をもってこれに当たらなければならないのは当然だと思うのですよ。私はそれを今回の国会に期待したいと思う。そのた……

第63回国会 社会労働委員会 第2号(1970/03/05、32期、日本社会党)

○島本委員 農林政務次官も要請してあるのですが、まだ見えておりません。これはやはりイエスかノーか、はっきりした態度の表明も必要でありますので、事務的な段階だけの問題ではないのでありますから、出席を要請してあったのであります。可及的すみやかに来るように、委員長のほうからもその点十分に要請しておいてもらいたいと思います。  御存じのように、食用にも有機水銀使用の、いわば有毒バレイショが出回ったということで、だいぶ新聞をにぎわしておるのであります。そして、それだけではなく、関係者がそれぞれ送検騒ぎまで惹起されております。そして、いわば有毒ジャガイモといわれるものが市販されているほかに、学校給食や養護……

第63回国会 社会労働委員会 第3号(1970/03/10、32期、日本社会党)

○島本委員 私は、今回特に駐留軍労働者の人員整理と雇用安定対策の確立及び離職者対策、との三つに重点を置いて以下質問を展開してみたい、こういうふうに思います。  念のために申し上げますが、余分なことばを省くために、これは全部原稿にしてありますから、答弁のほうも的確に願いたい、こういうふうに思います。  まず、去年いろいろ事件がございましたが、駐留軍の労働者に大量の人員整理が発生しておったということはもう御存じのとおりでありますが、この人員整理は、昨年の七月のニクソン大統領のいわばドル防衛政策の施行に伴う海外基地の縮小、要員一〇%の削減、レアード国防長官の軍事費三十億ドル削減、こういうようなことに……

第63回国会 社会労働委員会 第5号(1970/03/18、32期、日本社会党)

○島本委員 田邊委員や山本委員から、いろいろ現在起こっている郵政省当局の労使間の問題についてのはっきりした質疑を通じて意見の開陳があったわけです。いままで黙って聞いておりましたが、聞いておりますうちに、ややわかるような気がしながらもはっきりわからない点がまた出てくるわけであります。私は、この問題はやはり原点に立ち返ってお互いによく考え合うのがいいのではないかと思うわけです。それで私自身も前からいろいろ経験がございますので、簡単なことなんですけれども、たとえば団体交渉を拒否するとか、人権侵害をしないとか、労働組合無視の態度はよろしくないとか、労働慣行の一方的剥奪の行動はよろしくないとか、そういう……

第63回国会 社会労働委員会 第9号(1970/04/07、32期、日本社会党)

○島本議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由並びにその骨子について御説明申し上げます。  御承知のように、この法律案はわれわれが数回にわたって提案してまいったものでありますが、残念ながらいまだ成立を見なかったのであります。しかしながら、われわれが再三再四にわたってこの法律案を提案いたしました理由は、この法律案が駐留軍労働者の雇用の安定と生活確保のために必要欠くべからざるものと判断しているからであります。  これまでも強調してまいりましたが、駐留軍労働者の地位はきわめて不安定であります。昭和三十五年から四十四年までの十年間に、……

第63回国会 社会労働委員会 第12号(1970/04/13、32期、日本社会党)

○島本委員 私は、社会党提出の家内労働法案、それと最低賃金法案並びに内閣提出にかかります家内労働法案、この三案につきまして若干の質問を行たいたいと思うものでございます。  まず、ただいま提案説明をされました社会党案の提案者でございます田邊議員に、私も委員の立場から一点お伺いいたしたいと思います。  御存じのように、政府は、ようやくその長い腰をあげまして家内労働法案が提出されるに至ったわけであります。それと同時に、社会党案が、ただいま提案の説明のごとくに出されました。どういうようなお考えで政府案に対して対案をお出しになったのか、その提案理由の説明を聞きまして、なるほどと、こう思う点が多々あるので……

第63回国会 社会労働委員会 第14号(1970/04/24、32期、日本社会党)

○島本委員 大臣がいまおりませんので、その間、直接大臣に関係はありますけれども、その他にも関係のある問題について、この際明らかにさせてもらいたいと思います。  いよいよ家内労働法が発足する日も近いわけでありますけれども、家内労働関係でやはり危倶されている点が若干あります。その若干ある危倶されている点、こういうような点は何としても解明しておかなければなりません。家内労働手帳が今後出されることになっても、何らそれに対して恩典がないではないか、恩典がないままに発行するのでは無意味じゃないか、こういうような声があるわけであります。これはまさに、家内労働手帳を発行するためにしかるべき恩典があるということ……

第63回国会 社会労働委員会 第16号(1970/04/28、32期、日本社会党)

○島本委員 国鉄を除いて二公社五現業の当局は、きのうの二十七日に、政府了承に基づいてそれら労働組合に対して有額回答を出したということを報ぜられている。このことは自主解決を目ざして組合も自主交渉を続けるということになって目下期待をかけられている、こういう事態にあるわけですが、春闘も考え方によっては静かなる変化というものがあるのじゃないか、こういうふうに期待されているのです。だが、労働省の立場はそこでまことに微妙であるが、いまや一つの重要な状態を示しているわけです。ちょうどそのときなんですけれども、私としては慨嘆にたえない事態がいま惹起しておる。このことを大臣にはっきり申し上げ、その善処を求めなけ……

第63回国会 社会労働委員会 第18号(1970/05/07、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうは提案されております衛生検査技師法の一部改正法案並びにもう一つ、保健婦助産婦看護法の一部を改正する法律案、この二つが同時に提案されたわけであります。また審議も同時審議であります。そういうような状態からして私どもは、先ほどからいろいろな質疑を通じまして、この中でやはり大臣に聞いてみなければならないと痛感した点があるわけであります。  大臣は、この二つの法律案を一人でお読みになったわけです。提案理由の説明もはっきりなされたわけであります。そこで私が感じたのは、片や衛生検査技師法の一部を改正する法律案、この中には従前のいわゆる高卒二年の検査技師、こういうようなものは知事免許であった……

第63回国会 社会労働委員会 第20号(1970/05/11、32期、日本社会党)

○島本委員 自然公園法の一部を改正する法律案につきまして、若干の点で質疑を申し上げたいと思います。  先般政府のほうから出されました「観光の状況に関する年次報告」いわゆる観光白書であります。これによってみましても、「余暇や観光は、人間の本質に基づく不可欠な行動であって、単なる暇つぶしや物見遊山のためのものではない。」とはっきり言い切っているわけであります。そして「人間の生存条件の一つとさえなっている」、こういうようなことを明確にうたわれているのであります。今後この自然公園の必要なことは、経済の発展とともにますます人間環境が破壊される現在、これが最も重要なものの一つにならんとしていることは論をま……

第63回国会 社会労働委員会 第21号(1970/05/12、32期、日本社会党)

○島本委員 一問に限定されておりますので、かいつまんで申し上げておきたいと思います。  大臣も御承知のように、港湾労働法による港湾労働者は登録者になっておるわけであります。現在は六大港で昭和四十五年一月の調べで、登録労働者数、九千三百六十五名になっております。ほとんどが日雇健保適用者であります。それが就労日の平均が一三・七日ということになっておるわけでありまして、これはなかなか私どもとしては理解に苦しむところであります。平均して十五日から十六日でないと受給要件を満たさないものであることは、御承知のとおりなんです。ことに港湾労働法で縛られておりまして、職安へ登録してありますから、職安へ出頭の義務……

第63回国会 社会労働委員会 第22号(1970/05/13、32期、日本社会党)

○島本委員 労働省に緊急の事態についてちょっとお尋ねしておきたいと思います。  私の手元にいま、一通のこういうようなパンフレットがある。また読売新聞その他地元新聞もこれを報じておることでありますけれども、今どきこんな会社があるのか、第二の近江絹糸事件ではないか、こういうような問題です。これは茨城県筑波郡谷田部町片田、呉飼糧会社関東試験場、この労働組合と会社の間の争議であります。「呉飼糧の会社は、労働基準法ができて二十二年になるのに、労働者を朝、暗いうちから夕方、暗くなるまで働かせながら、時間外労働の割増賃金を、勤続年数の長い人は十年以上も払わず、年次有給休暇も与えず、賃金から三%の預り金という……

第63回国会 社会労働委員会 第24号(1970/07/10、32期、日本社会党)

○島本委員 大臣もこの問題はよく聞いておいてもらわなければならない問題ですが、労働大臣の場合は特に請求をしておりませんでした。  私は今回は国税庁とそれから全国税の労働組合との問題について、基本的な問題で伺っておきたい、こういうふうに思うわけであります。その労使の関係でありますから、前からずいぶん問題になった問題です。昭和三十七年十二月にはこれは参議院で亀田議員が社労で質問されておりますし、また衆議院でも横山利秋議員がやはりこの問題を指摘しておるのであります。その後国税庁では、現在の労使関係について、あるいは通達を出したといい、あるいはその後態度が全面的に変わったといわれておるのでありまするけ……

第63回国会 社会労働委員会 第26号(1970/09/10、32期、日本社会党)

○島本委員 関連。公害の重要なことは、田邊委員がいま言ったとおり、これはまことに省をあげてやらなければならない重大な問題になっている。それから、大臣のいまの考え方、これはわれわれとしてはそれを支持するのにやぶさかではない。念仏のようにただ唱えればいいというだけの問題ではなく、実行しなければならない段階に来て、もうすでに衆議院の中でも公害対策特別委員会をほとんど毎日のように開いてやっている。きのうで証人喚問を終わったところです。この委員会に来ると大臣の御尊顔を拝されるが、公害対策特別委員会のほうに行けば全然出てこないという理由はあなたはどう説明されるのですか。もちろん、委員長もりっぱであり、理事……

第63回国会 社会労働委員会 第27号(1970/10/09、32期、日本社会党)

○島本委員 これ一つだけ注意しておきたいと思います。押したり押されたり一時間も二時間もかかるような、千日手になるような答弁だけはやめてもらいたい。ひとつこれだけは私から厳重に御注意申し上げる。私は十分間で終わりたい、模範質問をしたいんだから、労政局長もそこを考えてがっしり腹を据えて答弁してもらいたい。  労組法ができてから二十一年たっています。基準法ができてから二十三年たっているんだけれども、しかしまだ幼稚な労働争議というか労使慣行がほんとうに平気で行なわれている。たとえば善良なる労使慣行をかってに破棄してやるとか、それから、もう使用者が暴圧的な態度に出て、それをもとに首を切るとか、こういうよ……

第63回国会 社会労働委員会 第28号(1970/11/09、32期、日本社会党)

○島本委員 さっそくでありますが、私もいままでの質問を全部聞いており、答弁も全部熟知しております、その上に立って新たに、この際でありますから、私もぜひひとつ解明していただきたいことがあるのであります。もちろん、小渕政務次官のほうからは愛情をもって対処するということばがございます。また人事局長のほうからも、不当労働行為であるならば、そんなことは断じてさせないのだというようなこともあった。しかし、これはことばだけで済まないということであります。  私はそういうような点からして、北海道で、いみじくもいまのこういうような状態の中から、名寄郵便局の保険課外勤の兵藤勇君という人が十月七日の朝に自殺している……

第63回国会 逓信委員会 第8号(1970/04/01、32期、日本社会党)

○島本委員 大臣が来ている予定なんですが、まだ来ないので、大臣が来たらあとで集中的にやるようになっておりますけれども、しかし、その場合は前後いたしますので、ひとつ――私の場合もそういうことでやればいいのかもしれません。しかし、ここに優秀なる小渕政務次官もおりますから、能力は大臣並みであり、またそれ以上であるということも聞いております。そういうことから、大臣が来るまでの間、ひとつ大臣にかわって、確信のある答弁が求められましょうかどうか、小渕政務次官にちょっとお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 簡易郵便局法改正は、若干修正してお出しになったのでしょうか、前回と同じでしょうか。

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○島本委員 今回の公害対策基本法の一部を改正する法律案と環境保全基本法案、この二つの法律に対しまして、貴重な御意見を賜わりまして、私もそれを聞いておりまして、まことに得るところが多いのであります。それで、順にちょっとお伺い申し上げていきたいと思いますので、この点よろしくお願いしたいと思います。  まず、和達先生にお願いいたします。  先生は、いわゆる環境保全基本法、これは日本の将来の姿として望ましい、よろしい、政府案も現実的に効果あるものである、こういうようなことから、これは現実的に効果あるものだとして、これをとっておられたようでございます。そういうふうに受け取りました。実際この環境保全基本法……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1970/12/10、32期、日本社会党)

○島本委員 御存じのように、今回提案されました公害対策に対しましてのいろいろな法律、この審議の過程並びに現在までの状態を見まして、予算措置は、次の通常国会で十分これを講じなければならないし、また十分それに当たる、こういうふうな答弁でございました。当然、補正予算を含めまして積極的にこれは措置すべきものである、そして公害対策について国民の前に、言明のとおりに実を示すべきである、このように思います。総理の御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 総理も御存じのように、当産業公害対策特別委員会で、きのう参考人の意見を聞きました。その意見を聴取した四人の参考人、すなわち中央公害対策審議会会長の和達清夫……

第64回国会 社会労働委員会 第6号(1970/12/11、32期、日本社会党)

○島本委員 前回、北海道の、ことに名寄局の兵藤勇さんが自殺をした件で、労働行政とからんで郵政省内部の運営のしかたが明朗を欠くのじゃないかという点で私は皆さんに申し入れをしておきました。その際小渕政務次官、あなたの答弁があまり常識的な答弁だったので、そういうような答弁ではだめじゃないか、こういうことを言ったときに、あなたは、表現はそうだけれども、私自身、別な決意をしておりますということを込めておられました。労働大臣もいままでずっと聞いておられたとおりなんです。少なくとも一つの労働行政が、あなたの手の及ぶところと及ばないところがあるという。労働省は無視されておるのです。郵政省の中でかってな労働行政……

第65回国会 外務委員会 第11号(1971/03/24、32期、日本社会党)

○島本委員 開闢以来、外務委員会は私は初めてでありますから、委員長はじめ、どうぞひとつよろしくお取り計らい願いたいと思います。  いままでの格調の高い質疑やそれに対する応答を聞いておりまして、私自身も一、二、ちょっと本題に入る前に触れておきたい案件があるのでありまして、その点に対して懇切にお知らせ願いたいと思います。  まず、西堀国連局長にお伺いしますが、ILO条約批准ということは、日本の立場を国際的によくすることなんですか。たいした変わりばえのないものなんですか。あるいはそういうようなことに対してはあまり考慮しなくてもいいものなんですか。この辺のかね合いをまず伺いたいと思います。

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1971/03/03、32期、日本社会党)

○島本委員 いまいろいろと不当労働行為の問題に入りまして、東洋曹達、東洋エチル、いろいろな問題の御論議がありました。質問がありました。いろいろ疑問があります。その中で、産業公害の関係についてひとつあまり触れられないような、よそ行きの答弁が多かったようでありますが、この点はひとつ私のほうからぜひとも質問さしていただきたいし、答弁してもらいたい。いまいった東洋曹達、この方面の徳山地帯一体に対しての廃液のデータ、塩化ビニールの廃液の処理、こういうような問題で公害関係で何らいままで指導していなかったのか、おったのか。こういうような問題が全然あったのかないのか。この問題についてひとつ通産省御答弁願いたい……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1971/03/09、32期、日本社会党)

○島本委員 関連。ただいまいかだの上に学生が乗っておったという報告であります。われわれの調査したところによりましても、学生は乗っておりません。そういうような報告はどこから出たのであるか、乗っていたのは何名であるか、この際はっきり答弁していただきたい。
【次の発言】 ただいまの資料の提出についてはよろしゅうございますか。資料はそのまま提出するように、いいですね。――資料の提出の点、よろしゅうございますか。――速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  土井委員の要請については、理事会を開いてそれを検討することにいたします。善処いたします。

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1971/03/16、32期、日本社会党)

○島本委員 高瀬参考人に、私は医者の立場ではなく、長い間この産業公害対策委員会の中で公害に対処してまいりました一人の人間としていろいろ先生に聞いてみたいと思います。この点は意外にもしろうと的な質問になりますから、その点わきまえて懇切にお教え願いたいと存じます。  まず、その前に、今回の中村登子さんの霊に心から哀悼の意を表して質問を展開いたします。  まず先生にお伺いいたしますが、先般四十六年三月七日に「安中市故中村登子氏遺体カドミウム検出問題について」という中毒症鑑別診断研究班からのこの発表がございます。これによりますと「厚生省、群馬県、東邦亜鉛株式会社安中製錬所嘱託医等から提出された資料に基……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1971/03/26、32期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が所用のため、その指定によりまして本日は私が委員長の職務を行ないます。よろしくお願いいたします。  この際、細谷治嘉君外七名提出の環境保全基本法案、並びに細谷治嘉君外八名提出の公害に係る被害の救済に関する特別措置法案、及び公害紛争処理法案を議題とし、順次提案理由の説明を聴取いたします。阿部未喜男君。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。  各案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 産業公害対策に関する調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。中島源太郎君。

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1971/04/13、32期、日本社会党)

○島本委員 午前中の林委員の質問に大臣は答弁されて、この悪臭防止法の提案のおくれた三つの理由を大体申されたようであります。私もそれを初めに聞いておきたいと思っておったところなんですが、いわゆる公害国会といわれた昨年の十二月のあの国会で、十四法案が整備されて出されて、みんな成立した。当初、政府が悪臭防止法を含めて十五の法案を準備していたはずなんです。いわゆる昨年の十二月の公害国会に、どうしてこの悪臭防止法を提出しなかったのか、おくれた理由じゃない、おくれた理由はわかっておる、提出しなかった理由をちょっと聞きたい。
【次の発言】 その規制権限の市町村長または都道府県知事、これの理由をもう少し深く聞……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第10号(1971/04/14、32期、日本社会党)

○島本委員 きのうに引き続いて、大臣に悪臭防止法案の内容全般について伺いたいと思うのです。  個々の内容についてはきのうある程度承りました。総体的にこの法案を通じてどういうように解釈していいのか、実際上わからなくなってしまった。この法案全体は、規制が強いようでまた全然弱い。弱いのかと思えば、そうでもなさそうに思うのですが、この法案の立法の立場からして規制力は強いのか、わりあいに弱い法律なのか、大臣、どういうような立場でこれをおつくりになったのですか。
【次の発言】 自民党員内田常雄ということでいろいろやって、その内容は不完全なものだけれどもどうだと座談の中で言うのはわかる。ただ、厚生大臣という……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第11号(1971/04/26、32期、日本社会党)

○島本委員 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律案、これがいま出され、審議中でありますが、産業構造審議会の産業公害部会の「事業者の産業公害の防止体制の整備に関する中間報告」が昭和四十六年二月十六日に出されておるわけであります。それに基づいてこれはできた、こう思うのです。この関係はどういうふうになっておるのですか。
【次の発言】 それならこの中間報告は「産業公害防止体制確立のための方策」ということで、「1企業内産業公害防止体制の整備」、それから「2公害防止のための事業者間協力の推進」、「3 国および地方公共団体による指導体制の整備」、こういうような三点を指摘しておるわけですが、こういう……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第12号(1971/04/27、32期、日本社会党)

○島本委員 きのうはこまかく政令の問題について疑点をただして、今回は、その総体的な政令の、または省令の規定見込み事項、こういうようなものに対して、提出があったわけであります。それをもとにしてまた若干の質問を展開することに相なりますが、この法律をつくるに至った根本的な一つの要因をなしている産業構造審議会産業公害部会二月十六日の答申案、これは中間報告ということで出されておりますが、そのうちの、昨日も申し上げましたとおりに、法律部分になったのは、これはI、II、そのうちのIIの「産業公害防止体制確立のための方策」、これまた「企業内産業公害防止体制の整備」これが1。2は「公害防止のための事業者間協力の……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第13号(1971/04/28、32期、日本社会党)

○島本委員 二点にわたって確認をしておきたいと思います。  いよいよ特定工場における公害防止組織の整備に関する法律案がここで質疑も終わって、委員会の態度を決定することに相なります。これは産業公害の現状からして発生源対策を強化する一助として、われわれとしてはこれは十分に留意しておかなければならない種類のものであって、今後も運営の全きを期さなければならない種類のものであります。  本法においてはきわめて重要な部分が数多く政省令にゆだねられておるのであります。十八カ条のうち政令事項が十九、省令事項が十二、計三十一の政省令事項がございます。したがって、この運営は政省令にまつところ大なわけであります。 ……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第14号(1971/05/07、32期、日本社会党)

○島本委員 大体いまの問題と同じなんでありますが、発ガン性の高い染料の中間原料、ベンジジンとベータナフチルアミン、これによる膀胱ガンと腫瘍の患者が、北九州市八幡区の三菱化成黒崎工場に集団発生した、こういうようなことであります。いろいろ申されましたが、それについて私自身、行政当局のこれに対する取っ組み方、これがあまりにも場当たり的であって無責任だ、こういうように一つ一つ言わざるを得ないと思います。解明願います。  いまいろいろと言ったのは、皆さんにはまことに答弁しやすいような質問であったようです。しかし、そんなばかなことじゃいけない。いま通産省の答弁、何ですか。問題があったときに企業側を十分指導……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1971/05/14、32期、日本社会党)

○島本委員 ちょっと参考人に伺いますが、通産、厚生両省所管でいままでは公害防止事業団をそれぞれ指導し、管理しておるようですが、初代理事長はどなたで、現在はどなたですか。
【次の発言】 その前職は何ですか。
【次の発言】 初代の原さんも同様ですか。
【次の発言】 いろいろと公害関係の、公害を醸成するような、こういうような方面に対して融資をしてやったり、また中にはその意図を疑われるような融資をしておったり、いろいろなことが新聞種になっておる。しかし、大体が警察または警視庁関係だ。そういうのでなければ、この公害防止事業団、いま非常に重要な要素と使命を帯びておる公害防止事業団の使命が、警視総監でなけれ……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第17号(1971/05/18、32期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が所用のために少々おくれますので、委員長が参りますまで、その指名により私が委員長の職務を行ないます。  産業公害対策に関する件について調査を進めます。  本日御出席の参考人は、セメント協会専務理事田中巖君、公害追放臼杵市民会議議長小手川道郎君、臼杵青年会議所理事後藤国利君、臼杵風成婦人会議議長亀井良子君、東京大学教授増田閃一君、宇部市市民部次長越村禄郎君及び滋賀県公害課課長補佐西川丑郎君、以上でございます。  この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中のところ、本委員会に御出席いただきましてまことにありがとうございます……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第18号(1971/05/21、32期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  植松審議官に、今後時間におくれないように、要請されたとおり来るように強く要請いたします。土井たか子君。
【次の発言】 きょうは、公害関係のうちでも、水に関連していままでの締めくくりをつけておきたいと思います。  公害対策委員会では、前回では加藤名委員長のもとに、今回また小林名委員長のもとに、具体的な問題をとらまえながらその解決に努力してまいりました。しかし、公害の問題は、ことに原則と現実のズレ、これだけはどうしても是正しなければならないのであります。前提としてまずきれいな水、きれいな空気、したたるような緑、これは自然が人……

第65回国会 社会労働委員会 第7号(1971/02/25、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうの私の質問は一つにしぼります。それは栄養関係であります。  まず第一に、大臣、あなたは厚生省で健康関係のほうを担当しているわけでありますが、健康ということはどういうことですか。どういうように考えて行政を指導していますか。
【次の発言】 厚生省の公衆衛生局の栄養課のほうで編さんしている著書の中にも、これはてきぱきと五つに分けて規定しているようでありまして、長生きすること、活動的な行動力を持っていること、それから環境適応能力、抗病力、回復力の強いこと、それから身心爽快、気力が充実していること、快適な頭悩活動ができること、こういうようなものが健康の要素である、こういうようにあなたの……

第65回国会 社会労働委員会 第8号(1971/03/02、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうは大体分けて二点であります。一つは最近の雇用と失業状態、この全般について一つ。それと資料もお願いしておきたいと思います。  二番目は、いままで懸案になっておりまして、まだ解決の兆が見られない岩手県の信用保証労働組合の不当解雇、不当処分問題についての経過、この二つにしぼってきょうは質問を申し上げ、皆さんの御高見を拝聴したい、こういうように思うわけであります。  まず職安局長、最近は御存じのように、きょうも沖繩関係を含めまして駐留軍の労働者のスト、こういうようなのが見られておるのであります。雇用不安ということ、これは私どもも身をもって感ずるわけでありますが、これは産業の二重構造か……

第65回国会 社会労働委員会 第11号(1971/03/16、32期、日本社会党)

○島本委員 大臣にお伺いいたしますが、勤労者財産形成促進法案ということで出されましたが、これは勤労者の財産の形成であって、労働者ではないような表現なんですが、労働者ではなくて勤労者のみの財産の形成という意味なのか、労働者と勤労者の相違を考えての名称なのか、この点がよくわかりません。皆さんが扱っている法律そのものは労働法でありまして勤労法ではないのに、これだけは勤労者という名前をつけた、この高邁なるゆえんをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 同じものであるのに、別々な名前で、複雑な表現をなぜ使うのか。一つのものにやったほうがわかりやすい。しかしながら、そういうような点でまだ若干疑義があるほかに、大……

第65回国会 社会労働委員会 第16号(1971/04/21、32期、日本社会党)

○島本委員 三月九日に、衆議院の本会議でこの中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法案がかかったのであります。それ以来、法案を中心にしていろいろな疑問と、また猜疑心と申しますか、これがいま交錯して渦巻いている状態である、こういうふうに言っても差しつかえないと思います。  それで大臣にお伺いいたしますが、ちょうど一つの区切りとして、かつて昭和三十八年ごろにいわゆる失対二法も改められましたが、その際にも、政府のほうでは失業対策問題調査研究会といういわば私的なグループを設置して、その意見に基づいたとして失対二法の改正を強行したわけです。今回の場合も、労働大臣の言明に見られるように、同じ名前の私的研……

第65回国会 社会労働委員会 第21号(1971/05/10、32期、日本社会党)

○島本委員 春闘というその中で、いま民間と公労協その他を問わず重大な段階になってきておるわけであります。  きょうこの委員会で労働大臣並びに関係の皆さんにお伺いしたいことは、国が指導している政府関係特殊法人労働組合協議会、いわゆる政労協というのでありますけれども、公庫、公団、事業団約三万名を擁しておるところであります。そういうような事業体で、だんだん年を経るごとに争議がふえ長期化してきている。今回の場合も、四月の二十八日に十単組がストをやっておる。五月の十二日にも二十単組以上がそういうような計画を持たれておる。二十日には、これまたいよいよ最後の詰めに参りましても政府側の体制がどうしてもきつけれ……

第65回国会 社会労働委員会 第23号(1971/05/13、32期、日本社会党)

○島本委員 児童手当の問題についてもいろいろ議論が進んでいるようであります。もうすでに尽きているようであります。大臣も、私が質問台に立ったのでそろそろ安心しているようであります。しかし、まだまだ安心するのは早い。私自身も大臣に、ほんとに聞きたい点は皆さん全部聞いていることかもしれません。しかし私は、これだけはぜひとも大臣に対で話して、そして守ってもらわなければならぬ、またやってもらわなければならない問題だ、こう思って、きょうはぜひ大臣にお伺いするわけであります。  もういろいろ出されました。出す努力、それから今後に及ぼす影響、これを考えますと、皆さんが期待しております、しかし、これで万全だとは……

第65回国会 逓信委員会 第13号(1971/03/25、32期、日本社会党)

○島本委員 公衆電気通信法の一部を改正する法律案につきまして、若干の点で大臣、総裁その他皆さんに疑義をただしておきたい、こういうように思います。  それで、いま私が聞きたいと思います一つは、最近のいろいろな情勢から、急にデータ通信、その扱いそのものに対して焦点が合わされてまいりました。なるほど、いままでの高度成長の原動力である重化学工業、七〇年代はそれにかわって、今度は情報産業通信、こういうような面からして大きい意義を持つのじゃないか、こう思われます。それで、本案に入る前に先立ちまして、郵政大臣として、電気通信政策の将来展望、これに対してはっきりした構想がおありのように承っておりますが、この際……

第66回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○島本委員 環境庁が七月一日に発足いたしまして、二代目の環境庁長官に現大石大臣が就任されましたことは、国民の期待にこたえる今後の活躍を大いに私どもはこいねがって、心からお祝いを申し上げたいと思います。御健闘もあわせてお祈りいたします。  四局十九課一室、これはなかなか大きなものであります。それと同時に、長官を中心として、今度は総理や各省庁の大臣とともに、その協力体制に入らなければ実をあげることができない。いままでのいろいろな生みの苦しみを十分知っておられる皆さんですから、このことは言わなくてもおわかりのとおりなんです。広範であって多面であって、そして、公害行政上の実施機関として性格が以前の発想……

第66回国会 公害対策特別委員会 第4号(1971/08/10、32期、日本社会党)

○島本委員 大石大臣も歴戦奮闘中であります。今後も一そう暑さに負けないで、国民の命と健康を守るためにも、環境保全のためにも健闘しなければならない義務もあるし、私はそれを祈ってやみません。  いつも私は言うことばがあります。それは、農業基本法ができて以後、農業はいよいよ斜陽化してきたというこの事実、中小企業基本法ができて中小企業の倒産が一そう増大してきておるというこの事実は否定すべくもない。公害基本法ができて、残念ながら公害がますます増加してきているというのが日本の実態でもあります。ここに環境庁ができて、環境が破壊されてはいけないのであって、この一言だけは、われわれ委員もそうです、政府の閣僚の一……

第66回国会 公害対策特別委員会 第5号(1971/10/08、32期、日本社会党)

○島本委員 長官はもうすでに実践しておられますからおわかりだと思いますが、私は常に、公害は関係法令ができても行政が後手後手になってはいけないし、またやろうと思えばそういうようにもなり得るものだと、これを心配しておりました。しかし、最近やはり行政に先取りというようなことで、先にいろいろとやっておられるような傾向がありまして、法律の精神並びにこの行政を生かす意味においても、私は最近の傾向はよいと思っております。よいと思っておりますとは、失礼いたしました。しかし、もっともっとやってもいいと思っています。  この新潟の水俣の、いわば御存じのような患者側の全面的な勝訴という判決がございまして、大多数の国……

第66回国会 社会労働委員会 第2号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○島本委員 国民の迷惑を早く解消するために斎藤大臣も関係各位のほうでも一生懸命に寧日なく努力されておる。この点についてはほんとうに御苦労に思います。大臣は、大体この収拾策、解決のめどをどこに置いて現在交渉し、いろいろと努力をされておられましょうか、そのめどをお聞かせ願いたい、こう思います。
【次の発言】 日にち。
【次の発言】 この解決の方法もいろいろあろうと思います。 それで現在大臣も知っており、またあいさつもなすっておられますけれども、総理大臣の諮問機関である社会保障制度審議会にも諮問してございます。それから保険審議会のほうにも諮問しており、ともに鋭意その解決を急いでおる。社会保障制度審議……

第66回国会 社会労働委員会 第3号(1971/07/24、32期、日本社会党)

○島本委員 去る七月の十七日に、北海道の住友石炭鉱業歌志内炭礦において、石炭事故史上まれだといわれる切り羽のガス突出による崩落による事故によって、死亡者が三十名、重軽傷者が十七名という多数の罹災者を伴う重大災害の発生を見たわけであります。これはいままでの数限りない炭鉱災害の中でも悲惨でございまして、遺憾であります。同時に鉱山保安行政の重要性を痛感するとともに、とうとい人命をまたしても三十以上もこれまた失うようになったということには、胸が詰まる思いがするのであります。きのうも衆議院の石炭対策特別委員会で、労働大臣として所信の表明がございましたが、その中ではっきり労災補償の早期支給と遺家族の援護に……

第66回国会 社会労働委員会 第4号(1971/08/03、32期、日本社会党)

○島本委員 この際でございますので、私自身はそうでありますけれども、国民もこの点はぜひとも聞きただしておきたいということばを耳にします。その一、二を聞きたいと思います。それと、そのほかに二つばかり新たな構想として伺いたい、こういうような発想でお伺いします。  まず、その一つでございます。それはいままで七月の十三日、それから七月の二十日、二十七日、それから二十八日、それぞれ会談を厚生大臣並びに、最後は総理と会談をしてございます。保険医の総辞退という、こういうような名目で、総理との会見で解決を見たのが二十八日でございました。そうして、私どもはやみ取引はしないし、政治的解決をするつもりはないのだ、ま……

第66回国会 社会労働委員会 第5号(1971/09/03、32期、日本社会党)

○島本委員 関連。当局の態度で、いままで皆さんがいろいろ聞いた中で、現地を私も調査した中で、これでいいのだといういままでの副総裁の答弁に最後まで納得できない一つのことがあります。いまの後藤委員の質問に関連して、このこと一つだけは労政局長並びに副総裁のほうからはっきり御答弁願いたい。  これは、五名でも第二組合をつくりなさいというメモを持っておった。そのメモの中には具体的な事実として、遅参、早退、ポカ休のチェックの強化、それから給料日の早帰り、その他保線や電気などの勤務状態は駅からスパイして報告せよ、こういうものまではっきり書いておった。私が入ったその現場の中は、いわゆる組合が違っておった。その……

第66回国会 社会労働委員会 第6号(1971/10/11、32期、日本社会党)

○島本委員 午前中に引き続いて、国鉄当局と各労働組合に対しましてのいわゆるマル生運動によるところの不当労働行為、この問題について、私は手元にある資料によってこれを具体的に解明し、そして今後国鉄再建の一つの示唆と資料にしてもらいたい、こういうように思って、以下私は質問を展開してみたいと思います。  まず、マル生運動と不当労働行為、これはもう次元においても方法においても異なるものである、こういうようなことを午前中総裁から逐次これはもう解明がありました。私は、公労委の決定を受ける段階でそういうように総裁がお考えになったのか、初めからそれを、以前からそう思って各下部を指導しておったのか、その考え方の一……

第66回国会 社会労働委員会 第7号(1971/10/12、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうは私の場合は特に産業廃棄物及び清掃に関する法律の実施、これを中心にして厚生省並びにその関係省庁の皆さんの意見も聞いておきたい、こういうふうに思って出てまいりました。  まず厚生大臣でございますが、厚生大臣の場合には、特に私が言う必要はございませんが、公害の問題は、環境庁ができるまでの間、ほとんど業務は厚生省がやっておったわけであります。そしてその他それぞれの各省庁に対して公害に関しての、いわば指導権というようなものがあえてあるとすれば、厚生省が持っておった、まさに重要な地位にあったわけであります。環境庁ができてから、現在、それぞれのスタッフをその方面に送りました。ただ大事な点……

第67回国会 公害対策特別委員会 第2号(1971/11/11、32期、日本社会党)

○島本委員 大臣も見えておりますが、まだ十分そろっておらぬようです。私のほうで聞きたいのは、ことに環境庁を中心にしてひとつ所信を承りたいのです。  アムチトカ島で、広島に投下された原爆の二百五十倍もあるような、五メガトンの地下爆弾の実験をした。これは何と言っても大ショックであります。世界じゅうほとんどの人が反対している。その中でアムチトカ島の実験が強行された。しかし、気が違ったのじゃないか、または特定の国が、それも一握りの人たちがかってにこんなことをやっていいのか、地球を汚していいのか、こういうような声さえも出ておったようであります。私どももこういうような憤りがだんだん広がってきている。たとえ……

第67回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/12/01、32期、日本社会党)

○島本委員 関連して。  いま長官が言ったことは、海洋汚染防止法を審議するにあたってわれわれが言ったことなんです。それをいま長官が得々として大原委員に対して答弁をしていなさる。ですから、われわれはその必要性、これじゃのろいぞ、したがって一年もほっちゃらかしておいて、その間いいのか、またこれは抜けた点もあるぞ、抜けた点に対しては、これはすぐ修正をする必要があるぞと言ったのです。それでやれると言ったのは運輸省――それで聞きますが、この際に、法案作成の段階で運輸省の原案では石油業者などへ廃油処理施設の設置を義務づけるという規定を削除したままで法案を出してきたのですね。ですから、まず第一段階としてこれ……

第67回国会 公害対策特別委員会 第4号(1971/12/15、32期、日本社会党)

○島本委員 私の場合は、特に最近のオイルタンカーの事故、それに伴う油の流出によるところの漁業被害、こういうようなものを含めて、問題惹起したそのものに対する対策と、あわせて将来事故を起こさない対策をどのように指導するのか、考えているのか、ここに重点を置いてきょうはひとつ皆さんの御高見を承りたい、こういうふうに思う次第であります。  まず新潟のジュリアナ号座礁並びに油の流出のその後の状況はどうなっているか、同時に被害に対する対策はどのようにとっているか、この惹起したものに対する対策をまずお伺いいたします。
【次の発言】 対策はわかりました。いままでの努力はやはりわれわれも行って視察し、調査してまい……

第67回国会 公害対策特別委員会 第5号(1971/12/17、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうは政務次官に御出席願いまして、ほんとうに御苦労さんでございます。  きょうは、特に前回の委員会の引き継ぎ、ペンディングになっている点をここで解明したいと思いますので、大臣でなければほんとうはぐあいが悪いのです。しかし、私は、それにかわって出てまいりました次官でこれは十分検討してもらいたい、こう思うわけでありますので、一応その点お含みおき願いたいと思います。したがって、今度は次官にお伺いしますけれども、あなたが答弁する場合、これは大臣にかわるのであるから当然大臣と同じである、私はそういうふうに理解します。また、そうでなければならないと思います。その場合、ここであなたが約束された……

第67回国会 公害対策特別委員会 第6号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○島本委員 まずこれは長官にお伺いして、順次入ってまいりますが、長官は先ほど加藤委員から、まことにおほめのおことばをちょうだいいたしました。おそらくは満足であろうと思います。しかし私が言うのは、そういうような発想とそういうような努力、これは当然買います。当初、長官が就任された際に、無過失賠償責任の立法については、これは身をもって行なうことを宣言いたしましたし、その際には、被害者に対しましては漁業権を含む財産権も当然対象に入れてしかるべきだ、こういうような強力なりっぱな発言がありました。しかし、その後二度、三度質問すると、その辺がぼけてきておりまして、なかなか杳としてつかみがたいようなことになり……

第67回国会 社会労働委員会 第1号(1971/11/09、32期、日本社会党)

○島本委員 この問題は特に労働省全体の問題として大臣に承りたい事項に属します。せっかく政務次官もお見えでございますので、大臣にかわって見解を明らかにしてもらいたい、こう思います。というのは、失対行政であります。あの中高年齢者等の雇用促進に関する法律案ができてから、当時までは人手不足、こういうようなことが前提であったわけですが、一年たつやたたずや、もうすでにドル・ショックその他のたび重なるこういうような経済情勢の変動が起こりまして、そしてかつての人手不足というような状態も、もうすでに中学卒業生また高校卒、こういうようなものの就職さえもままにならないような状態になって、変わってきておるわけでありま……

第67回国会 社会労働委員会 第3号(1971/11/30、32期、日本社会党)

○島本委員 数年来のいわば全逓の中のいわゆるマル生運動といわれた不当労働行為、いままでも何回も議題に供され、それぞれの答弁を承ってきました。新しい大臣になりまして、今回またわれわれの調査した結果に基づいて、ここにいろいろ質問が展開されております。答弁ではだんだんよくなっているはずの労使関係が、意外に悪くなっている。場合によってはこれは不当労働行為というよりも、刑事事件にまでなっている問題があった。こういうようなことで、答弁だけで済まそう、こういうような段階ではもうない。大臣もこの際十分決意して、いわばあなたが全郵政官僚を押える立場にありますから、労働問題はやはり労働省もここに現存しておりますの……

第67回国会 社会労働委員会 第6号(1971/12/14、32期、日本社会党)

○島本委員 大臣だけであります。したがって、大臣にひとつ所信をただしたい。就任の際の所信表明は、私も印象にあるわけであります。アメリカの労働省が週休三日を検討中である、しかるにわが国においては二日にも及ばないような状態になっておる、せめて週休二日にしなければならない、このような一つの名言があったわけであります。これは自由主義の国でGNP第二位の日本の労働施策の中で生きることばだ、そういうふうに思っておるわけであります。この構想についてどう進めているのか。当然これに対してはいろいろな意見もあろうかと思いますが、その進め方、構想を大臣に承りたいと思います。

第67回国会 社会労働委員会 第7号(1971/12/16、32期、日本社会党)

○島本委員 時間が制限されておりますので、答弁は率直に要領よく願いたいと思います。  きょうは小児ガンの問題についてお伺いしたいのですが、現在のところ小児ガンといわれる病気、これはどのような、幾つぐらいございますか。
【次の発言】 その場合は先天性心疾患、これは中に入ってございますか。
【次の発言】 こういうような問題についても、やはり今後の問題としては慎重に考えてやる必要があるのじゃなかろうか。特に、多くの場合には手術するにしても、多大の金がかかる、こういうような状態でございます。いまやはりこういうような問題もその解決が迫られ、子の親としては、なかなか苦労も多いようであります。せっかく小児ガ……

第68回国会 公害対策特別委員会 第2号(1972/02/02、32期、日本社会党)

○島本委員 ちょっとお伺いしますが、日本じゅうの休廃鉱、現在どれほどございますか。
【次の発言】 休廃止鉱山の場合には、それがかってに許可や届け出をしないで廃止していいのですか。それでわからないのですか。届け出かまたは許可を得て廃止をしているのならば、わかっていなければならないはずです。なぜそうばく然としておるのですか。
【次の発言】 そうして、現在そういうようなのを含めて五千ですか、六千ですか、七千ですか。
【次の発言】 間というようなのは、それだけはっきりしないでかってにやめているところが千ぐらいある、こういうことですか。そういうようなのがほかにたくさんあるということがおそろしいのです。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1972/03/07、32期、日本社会党)

○島本委員 一時が本会議でありますので、それまでにあと残る三人の人全部やってしまわなければなりませんから、要点のみちょっと、漏れた点を質問いたします。  まず斉藤参考人、先ほどからいろいろ不満を表明され、たとえば問診の問題でも検診の問題でもいろいろ行き届かない点が多いようであります。そういうような不備な点を意見として出しましたかどうか。もし出したとするなら、どういう機関にこれを出して取り上げられなかったのか、これをひとつ伺いたいと思うのです。それからもう休廃山に対しては鉱山保安局ではきびしくこれをチェックしていなければならないことは法できまっております。しかし行政当局に対する態度は、まことにこ……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1972/03/10、32期、日本社会党)

○島本委員 前回の三月七日十時十五分から参考人の意見の聴取が、いわば休廃止鉱山の公害対策の一つとして行なわれました。その意見がいろいろ開陳され、関係者からの意見もあわせて十分問いただしてみたのでありますが、この中では、ことに通産省、行政当局の怠慢ぶりが、目に余るようなものが出てきている。私は一つ一つこれをあげて、この対策についてきょうは聞いていきたい。厚生省来ておりますか。それから自治省も来ておりますか。  まず通産省。確かにこれは鉱山保安局の指示どおりやっておらないようですが、これは下部のほうでは製練所には堆積場の両側にみぞをちゃんと掘って、水が変にため池その他に流れ込まないように指示してい……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/03/15、32期、日本社会党)

○島本委員 三月七日に参考人が参りまして、意見の聴取がありました。それからいろいろ施策について承ってまいりましたが、私は、いま林君も同じような質問をしておりましたけれども、現行の休廃止鉱山に対しましていままでとってきたいろいろなやり方に対する批判、それから新たに休廃止鉱山の対策をどういうふうにすればいいのか、同時に、それに対しての通産省内の体制はどうなのか、あわせて資金対策をどう考えるか、この辺に重点を置いて聞きたい、こういうふうに思うわけであります。  その前に環境庁長官も見えておりますし、これとあわせてぜひ聞いておきたい点が二、三ありますから、それに触れさせてもらいます。  世界的な大きい……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1972/03/17、32期、日本社会党)

○島本委員 まず環境庁の長官出ておりますが、最近問題になってきておりまして、その対策等も国民から大いに期待し要望されておりますPCBの公害について対策を伺いたい、こういうように思うわけであります。  前回も、前々回も、私どもは、すでにこのPCBにつきましてのいろいろな現象を取り上げ、その対策を要望してまいりました。通産省では、その製造については十分考慮するようになり、害のあると認められるものについて製造の禁止、抑制、これに踏み切ったようであります。しかしそのあとでその滞貨並びに製造中のものに対してはまだまだその対策は不十分である、こういうふうなことになっておるのでありましたけれども、残念ながら……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1972/03/23、32期、日本社会党)

○島本委員 長官が来ておりますが、今回提案されております公害等調整委員会設置法、設置法と実体法、これは正式には紛争処理法の一部改正法案になろうかと思いますが、いままでは設置法と実体法のいわゆる改正法案は別々にこれを出しておったのです。沖繩国会以来どうもこういうようなものを一まとめにして出してくるような傾向が生じてきておる。今回の場合も設置法と実体法を一本にして、従来の慣行を破って提案されてきた。ここだけかと思ったら、今度逓信委員会関係のほうにも同じような、あれは電話債券の関係の法律もそれ一本で提案されていたものが、今度同じ時期に改正される特例法二つをまぜて、三つ全部を一本の法律にして出してきた……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1972/04/04、32期、日本社会党)

○島本委員 前回の引き続きでございまして、まず一つあらためて聞いておきたいことがございます。  いま加藤委員からいろいろ質問がございましたが、中央公害審査委員会の裁定委員、こういうようなものを含めての人選という点にいろいろ焦点が当てられております。ことばで言うと、いわゆる人格、識見、能力兼ね備えたりっぱな人、確かにそれはそのとおりであります。しかし、実際に行なわれる場合にいまでも考えられている点は、まず住民に一番密着しているのは地方行政機関なんです。中央が権限を持っていてはしようがないから地方に落としなさいという当時の世論によって、権限委譲が一昨年の暮れ――当時、公害十四法、いま十六になってお……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1972/04/07、32期、日本社会党)

○島本委員 特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案、もともとこれは渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の保護に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の条約、こういうようなものに基づいて国内法としてこれが出されたように思います。いまアメリカとの間の両国間の条約に基づいたということを了承いたしました。他のソ連やその他の国の日本に渡り鳥が入ってくるこれらの国との条約をやらないで一国だけとやったというような、この発想はどこにありますか。
【次の発言】 その関係はもうすでにソ連との間にもできているのじゃありませんか。了承を得ているのじゃありませんか。それを出さないでアメリカのほうだけ先に出し……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1972/04/11、32期、日本社会党)

○島本委員 先般、いわゆる特殊鳥類保護法の説明の中で、環境の保全をしなくてはならない。それでなければせっかくそういうふうな鳥類を保護しても何もならなくなる、その環境は、日本は世界一よごれている、この環境の整備が先ではないか、こういうような質問をした。その答弁は私としてはまだ十分納得し得ないままに終わっておるわけであります。  それで最近の報道によりますと、環境庁でもそういうような点を考慮して、PPM排出量だけでは規制は困難であるから、いわゆる総量主義に徹してそれを規制しようとする動きがあるかのように報道されているのであります。これはかねがねの主張であり、現在の環境を整備するためには、この環境容……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1972/04/18、32期、日本社会党)

○島本議員 ただいま議題となりました公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案につき日本社会党、公明党、民社党の三党を代表いたしまして、提案の理由及びその内容の概略につき御説明いたします。  今日、わが国の公害は、一部の地方、地方にとどまらず、全国的に深刻な問題となってきております。東京、大阪、瀬戸内海などの水や空気が人の許容限度を越えて、太平洋沿岸はもはや漁場としての価値がなくなるほど破壊が進んでいます。一方、陸上においてもプラスチック等産業廃棄物が処理の見通しがつかないまま捨てられております。DDT、BHCの汚染をはじめPCBの汚染が進み、国民の体内には、これら有害物質が蓄積され……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1972/04/21、32期、日本社会党)

○島本委員 長官にまず、この特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案の内容をきょうは十分に詰めさしてもらいたいと思いますから、その点ではひとつ簡直に答弁を願います。  まず第一番。渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の保護に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の条約、この条約に基づいて、いま両国間の渡り鳥協定が外務委員会のほうに付託されておりますが、その審議の状態はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 これは念のために、その協定がもし国会のほうで認められなかった場合、それに基づいて、この特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律案が通る場合があるとすると、その関係等については何も……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1972/04/26、32期、日本社会党)

○島本委員 ただいま提案のありましたポリ塩化ビフェニール、いわゆるPCB汚染に関する決議につきまして、私は日本社会党を代表して賛成の態度をここに明らかにしたいと思う次第であります。  周知のように有害物質、いわゆるPCBは、西日本一帯で起きたカネミ・ライスオイル事件によって有名にされましたが、それも事件当初はPCBとは直接関係がないかのようなことで全然問題にもされませんでした。その後PCBの猛毒性が明らかにされる中で、人体汚染が全国各地に深刻な広がりを見せていることが明らかになってまいった次第であります。  人体から検出されたのは、九州・福岡の第一薬科大学が分析した母乳の〇・〇二PPMが最初で……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1972/05/09、32期、日本社会党)

○島本委員 今回の場合は、特に大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案、こういうような名称で無過失賠償責任法案、いわば佐藤総理三年前の約束はいよいよもって実現の運びになったわけです。いままで始関委員その他の質問によっても明らかになってまいっておりますけれども、これはまことに不完全な法律案だと、こういわざるを得ないのであります。長官の場合は特に国民からこの問題に対してははっきり期待を持たれておる人でありますから、不完全なままで出すということは少し見識に欠けるんじゃないか。なぜこれをこういうような状態で出したのか、また出さざるを得なかったのか、出すことによってどういうようなことになる……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1972/05/12、32期、日本社会党)

○島本委員 前回、意を尽くせぬままに、時間その他の理由によって退席の余儀なきに至りました。その際、どうしても聞いておきたい点が若干残りました。若干の時間ですが、それをひとつ解明しておきたい、こう思います。  まず、法案の適用範囲の点になります。この適用範囲は、生命、健康被害に限定され、大気と水の汚染の被害に限定され、原因物質も、これは排出規制の有害物質に限定され、また原因行為も、これも不遡及の原則、こういうようなことによって、排出行為も限定されておるわけであります。こういうようにして見ますと、やはり規制対象物質の被害、こういうようなことに対しては、十分また長官、これは考えなければならないような……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1972/05/16、32期、日本社会党)

○島本議員 大体そのように思います。ただし最近の情勢は、許された範囲の行動そのものが大いに重たりまして、そのあとに法に準拠しながらも、法に準拠した行為そのものの蓄積が何ら過失でないにかかわらず損害を与えているという事例が多々あります。そういうような点からしてやはり無過失であっても、法の体系をここに変えても被害者の救済をどうしても急ぐ、そういうような点に立脚したところの法制化も必要である現状がいまである、こういうように私どもは強く認識しております。
【次の発言】 当然そのようにわれわれは理解しております。
【次の発言】 最近の公害問題の中で、ただいま質問なさいましたいわば複数公害と申しますか、こ……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1972/05/17、32期、日本社会党)

○島本委員 まず我妻先生にちょっと伺いたいと思います。  先ほどいろいろ御意見が表明されまして、現在のところ、この政府案では、いろいろあるけれども、ないよりあるほうがいいのじゃないか、これを基点にして、今後はこれを充実させたらいい、こういうような御意見だったように私、拝聴いたしました。いろいろと他の委員からも意見が出されましたが、ただいまの民法の七百十九条の共同不法行為に対しての連帯責任で先生のおっしゃった例からして、政府が出している現在のこの法律案によりますと、複合汚染の場合のしんしゃく規定を入れたいわば過失相殺の考え方をこれに盛っておるわけであります。そうすると、これはもう結局、共同不法行……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1972/05/24、32期、日本社会党)

○島本委員 いま履行確保のための基金制度は今後急いでやるというはっきりした意思表示があった。その前提になる無過失責任の問題にからんで、私は一つだけ伺っておきたいのです。  二十五条の三、この賠償についてのしんしゃく規定の中に、「天災その他の不可抗力が競合したときも、同様とする。」という一項があるわけであります。この天災というのはどの範囲のものを天災と見ているのか。特に野党案では、この問題では厳重に不可抗力以外のもの、「異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるときは、この限りでない。」したがって、不可抗力はこの程度にしてありますが、第二十五条の三の中にも「天災その他不可抗力が競……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1972/05/25、32期、日本社会党)

○島本委員 公害対策の委員をやっておりますが、医学的なほうの知識は少し不足なようでございますので、その点はあらかじめ、よく教えるように御答弁願いたい、こういうように思うわけであります。  武内参考人、カドミウムの人体侵入から、じん臓障害を起こし栄養不良になり骨軟化症になる、この経路の御説明はよくわかりました。これは体内ビタミンDの不足というような点はわかったのでありますが、そうすると、あとから村田参考人と思いましたが、レントゲン写真でその経過をよく説明していただいたわけであります。  それで、萩野先生のほうでは、以前と以後の問題に分けまして骨の変化についてどういうようなお考えであったのか、私ち……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1972/06/02、32期、日本社会党)

○島本議員 野党案の趣旨としては、やはり共同不法行為という概念から現在の公害の発生の状態、被害の状態から複合公害の複合原因者の責任、こういう表現についてはっきりこれをあらわしておるわけでありますけれども、この複数企業間の責任については事業相互間の共謀ないしは共同の認識、こういうようなものを要しない。汚染の状態の形成に客観的に寄与しているならば、これはすべて連帯責任を負うべきである、こういうような観点に立って立案したものであります。従来の判例にいたしましても、共同不法行為はすべて例外なく連帯責任とされてきている実例もございますし、そういう原則を変更する必要はないと考えて、複合原因者に対しましては……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1972/06/07、32期、日本社会党)

○島本委員 いわゆる光化学スモッグの発生、またその対策、これは重要でございます。窒素酸化物と炭化水素、それに太陽の光線が合してこういう現象を起こす。それは自動車と工場、こういうふうに存じておりますが、ただいま岩本参考人の御意見等によりましても、自動車、近所の工場のみではない、南東の微風が起こるその際に一番多い、こういうような発言でございます。 そうすると、いままでにまっ先に光化学スモッグ現象が起きたのは、これまた立正高校でございまして、それは岩本参考人のおられる場所であります。南東の微風の吹いてくる根源は川崎であります。そうすると、東京都内の工場や自動車のほかに、川崎の工業地帯のこういうような……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1972/06/08、32期、日本社会党)

○島本委員 いま、いよいよ大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案、いわゆる無過失賠償責任制度に関する法律案の審議が一番最後の段階になったわけでありますが、私は、この修正、附帯決議その他、この公害に関する重大な法律案を審議する際に、本年の六月一日の新聞の切り抜き、これは囲みでありますが、これに異常なる一つの行政に対する不安を覚えたわけであります。それを読んでみますと、「知事の愛情」「十年ひと昔。地域開発という言葉が、明るい未来を意味すると、思い込まれていたころのこと。毎日新聞の開発取材グループは、故三木行治岡山県知事と、いざこざを起こした。三木さんが打込んでいた岡山・水島工業地帯……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第27号(1972/06/13、32期、日本社会党)

○島本委員 今回、この自然環境保全法が出されました。本来ならば審議はきょう一日よりないのであります。実質的にはきょう一日であります。その一日という限られた時間に、このような環境基本法とも思われる、また憲章とも思われるような重要な法律を出してきたという態度は、ほめられた態度ではございません。もっと国民のためにはっきり審議して、その完ぺきを期待するという態度こそ、国民の前にも、佐藤内閣の中でも人気のある大石長官の姿勢でなければならないはずなんです。最後になってからこれを出してきた、その時間も限られている、これではほんとうに残念であります。ですから、この間に、どういうような内容であるのか、その内容を……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第28号(1972/06/16、32期、日本社会党)

○島本委員 自然環境保全法案、その確認だけははっきりしておきたい点二点について質問いたします。  それは附則関係でありますけれども、附則の第二条にいうこの政策そのものを本案に繰り込まなかったその理由と、もう一つは、これに必要な法律はいつごろ立法する予定なのか、その基本的な内容をどのように考えているか、この際ですから、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 次に、五月十五日を期して沖繩も今後は本法の適用を受けることに相なろうかと思いますけれども、沖繩そのものの荒廃はもうすでに相当の域に達しておることは、長官御存じのとおりでありますが、特に西表島の自然林の破壊、これはもう目に余るものが……

第68回国会 社会労働委員会 第1号(1972/01/24、32期、日本社会党)

○島本委員 関連して……。  田邊委員のほうから大臣に対して、出処進退を明らかにするのが閣僚たるものの責任である、こういうふうにはっきり言ったのでありますけれども、それに対しては全然触れられません。しかし、大臣はこの際、もう一回思い起こしてもらいたいことがあります。それは古いのですが、昭和二十三年十月十五日に成立した吉田内閣の当時の大蔵大臣泉山三六。やはりこれは酔っぱらった上で女代議士にちょっとトイレでいたずらがあったと報道された。しかし、それが酔いがさめたあと、直ちに辞任して、議員までやめてしまった。そのあとの選挙には、やはりその謙虚な事例を認めたのか、高位当選でカムバックした、こういうよう……

第68回国会 社会労働委員会 第6号(1972/03/14、32期、日本社会党)

○島本委員 関連がありますから……。いま田邊委員に答えられた中で、組合によって差をつけ、区別をつけることをやらせるとたいへんだと思う、陰惨なじめじめしたものになる、それから、もし間違った指導を局長がしているのであればすぐ是正させる、大体こういうようなことが大臣から田邊委員に答弁があったようですが、これはそのまま受け取ってよろしゅうございますね。
【次の発言】 この三月六日ですけれども、参議院議員の横川正市さん、これは参議院の前逓信委員長です。それと私並びに調査団が国際郵便局へ参りました。その際に、議員だけしか入れない、こういうふうに言ってきたから、おかしいと言ったら、そのことは組合に言ってあっ……

第68回国会 社会労働委員会 第7号(1972/03/16、32期、日本社会党)

○島本委員 ただいま後藤委員のほうから高級マンションの、いわば日の当たるすばらしい環境の質問があったわけでありますが、私の場合は、いまどき一つの国の中で、少数先住民族をいまだに公式に土人として呼ばわっているような、こういうような文明国はまずないはずなのに、それが現存する。その状態打開のために、厚生大臣はじめ法務省の皆さんに、これから若干の質問を展開したい、こう思うわけでございます。  それで、北海道をはじめとして、アイヌの数はどれぐらいございますか。
【次の発言】 あるいは二万という答え、あるいは一万六千といい、あるいは九千、こういうふうにいわれてさえおる。人数さえはっきりしないのであります。……

第68回国会 社会労働委員会 第12号(1972/04/04、32期、日本社会党)

○島本委員 国有林の現状についてひとつ農林省並びに林野庁に今後の方針をただしたい、こういうように思っておるわけです。それとあわせて労働省関係には労働関係の現状について、それぞれ具体的に伺っていきたい、こういうように思っていますから、その点よろしくお願いいたします。  国有林の役割り、こういうようなことはふだんからいわれております。特に国土保全、森林資源の維持、培養、それから地元産業の振興、木材の安定的供給、こういうようなことでその公共的機能、これが十分期待されておるはずであります。ところが最近は、それがどうもおかしくなっているのじゃないか。ことに紙パルプ業中心の原木要請にこたえて、安上がりの木……

第68回国会 社会労働委員会 第14号(1972/04/12、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうは労働大臣並びにその他に、公労協を中心として、また民間を含めた春闘全体についての状態についてまず聞いてまいりたいと思うのであります。  その前に、春闘の一環としても国鉄関係では特にエキサイトしておるような状況、この問題については、後ほど後藤委員によって詳しくこの問題の解明を迫るはずでありますが、その一環として、自動列車停止装置、いわゆるATS、この問題に端を発して、けさほどもまた動力車のいわゆる紛争が一そう深刻になり、管理上のミスが特に目立ってきておる。パンタグラフの上げ下げできないような欠陥車を発進さしておる、こういうような例さえ出ておるのであります。ことに最近は、当局の業……

第68回国会 社会労働委員会 第20号(1972/04/25、32期、日本社会党)

○島本委員 まず労働大臣に伺いますが、労働安全衛生法、これをあえて基準法から別にして制定したという根拠はどこにありますか。
【次の発言】 そうすると、結局は改正前と改正後、これははっきり区別をして、改正後においては効果絶大なものがある、こういうような確認の上にこれを提案した、こういうようにはっきり理解しておいて間違いないものですか。
【次の発言】 そうすると結局は、私が聞きたいのは、いままでのあり方はともすれば企業とべったりであるとか、あるいは企業のほうは利潤を追求するために、ある程度の被害があっても、従業員にそれが及ぼされる場合には単なる配置転換またはいろいろな企業内の操作によってこれを隠し……

第68回国会 社会労働委員会 第23号(1972/05/09、32期、日本社会党)

○島本委員 この勤労婦人福祉法が提案になり、この内容等につきましても一応説明をいただきました。しかし、まず二つの点だけを先に伺っておいて、それに基づいてあとは大臣に質問したい、こう思うのです。  その二つの点というのは、これは勤労婦人福祉法案であります。これを所管するのは労働大臣であります。勤労と労働とは違うものでしょうか。婦人のほうが勤労福祉法であって大臣は労働大臣、この労働と勤労というのはどういうふうなお考えでございましょう。  それと、勤労婦人というのはどの程度までを考えておられたのか。先ほどの御質問で、確かに農村婦人は家庭の婦人というよりも勤労婦人に該当するのじゃないかと思いますが、勤……

第68回国会 社会労働委員会 第27号(1972/05/18、32期、日本社会党)

○島本委員 健康保険法及び厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案、これを細部にわたりまして、それぞれ質問してまいりたい、こういうように思いますが、それに入る前に、直接関係あると思いますけれども、計数には入っておりませんけれども、この十三日に大阪の千日ビルの火災がありました。あれはもう驚いたわけなんでありまするけれども、それと同時に、また考えなければならない点が厚生大臣にもあるのじゃないか。七分間に一件、一日平均二百十九件の火災があって五・五人の焼死者、三一・三人の負傷者、そして二億六千九百万円が灰になっておる、こういうような計数も出ておるそうであります。  それはそれといたしまして、まず大臣……

第68回国会 社会労働委員会 第28号(1972/05/19、32期、日本社会党)

○島本委員 きのう午後七時過ぎまでかかりましたけれども、弾力条項そのものについて、それを実施することは、財政法第三条の「租税を除く外、国が国権に基いて収納する課徴金」は「すべて法律又は国会の議決に基いて定めなければならない。」という条項にもとるのじゃないか、こういうような質問に対して、もとらないという答弁がなされましたが、まさに支離滅裂であったわけでありまして、統一見解を求めたまま今日に至りました。この件について大臣は、はっきりした見解がまとまったのですか、まだですか。
【次の発言】 順次、これはきのうから残しておいたままになっている点に重点を置いていきますが、では、社会保障制度審議会の答申そ……

第68回国会 社会労働委員会 第35号(1972/06/08、32期、日本社会党)

○島本委員 せっかく大臣も見えておりますので、この廃棄物処理施設整備緊急措置法、これが提出されていま審議中でありますが、いろいろな観点から、これはまことに重要な法律であります。したがって、廃棄物一般、こういうような見地からしても、おそらく厚生省だけの手には負えない。また通産省自身も業界をただ単に監視、指導するだけでも手に負えない。全内閣の問題、政府の問題にもなるのじゃないかとさえ思われます。このような廃棄物による環境破壊、これはいまも地球的な問題でありまして、ストックホルムでいま盛んにこの問題等を通じまして論議の集中しているところであります。生態系の循環システムの分断、いわゆる自然還元サイクル……

第68回国会 商工委員会 第28号(1972/06/06、32期、日本社会党)

○島本委員 自民党の人たちを集めるために休憩したのに、こうやってみたら、野党が集まって自民党の人が減っているという現状でございまして、この点は本末転倒でございます。どうも私自身遺憾に思う次第でありますが、一応質問をさしていただきます。  熱供給事業法案、これが提案されました。先ほど石川委員からいろいろ鋭い質問もございました。私はそれを聞いておりまして、今後、都市計画や住宅計画並びに環境保全等の関係から各大臣並びに環境庁関係とよく打ち合わせをしてやるのだ、こういうような話があったわけであります。もっともだ、こう思って聞いておりました。この法案の中に、大気汚染防止または環境保全ということばが幾つ入……

第68回国会 逓信委員会 第9号(1972/04/19、32期、日本社会党)

○島本委員 まず私は、電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律等の一部を改正する法律案、こういうようなことで法律がいま提案されておるわけです。私は、この内容に入る前に、二つばかりの点についてひとつ大臣の意見をはっきり聞いておきたい、こう思うわけです。と申しますのは、私は廣瀬大臣を尊敬しております。どちらかというと好きな形の大臣であります。したがって、私は、いま佐藤内閣の落陽のうき目をささえている二本の柱の一つは廣瀬郵政大臣であり、一つは大石環境庁長官である、こういうようにさえ思っておるのであります。その大臣が、あなたは郵政大臣なのか、逓信大臣なのか、あなたはどっちの大臣ですか。

第68回国会 予算委員会 第13号(1972/03/09、32期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、私は、公害立法に対しましての政府の姿勢、それから現在起こっているいろいろな公害に対処する政府の所信、こういうふうなものについて逐一聞いてまいりたいと思います。  まず、公害立法に対する政府の姿勢であります。  私が申し上げるまでもなく、委員の皆さんも十分いままで知っておられるとおりでありますが、昭和四十五年九月の宇都宮市の一日内閣、一高校生を通じての企業の無過失責任立法を国民に公約した、この件であります。四十五年の十二月、いわゆる公害国会でございまして、公害基本法を含めて十四の法律案が、あるいは改正あるいは立法化されたのであります。それにもついに無過失賠償責任立法は見送ら……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1972/08/10、32期、日本社会党)

○島本委員 まず環境庁長官に一応所信を承っておきたいと思うわけでありますけれども、その一つは、御承知のように、きのう、三井金属の控訴棄却という、歴史的な判決があったわけでございます。それに対して、いろいろ所信の発表その他によって、おおむね私どもはそれを理解できたわけであります。しかし、いままでの経過を大臣、たどってみますと、いろいろな集積があるわけです。あるいは法律の制定、あるいは住民運動の発生、あるいはまた国会その他における討論、いろいろなことがございました。しかしながら、事態は必ずしも政府のほうが考えていたとおりではなかったわけであります。いわばこれは天の声だと思います。  その判決の内容……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1972/08/22、32期、日本社会党)

○島本委員 いま外務大臣に、初め十分だけ質問をいたします。  三沢基地のオートバイの騒音の問題で、いまいろいろ安保条約の関係について委員長から質問があったと思います。あれはそのとおりなんです。私はその具体的な事実についてもう少しはっきりさせておいたほうがいい、ほんの二、三点についてただしておきたい。  米軍基地については、これは治外法権なのですか、それともやはり日本の国土であるから米国であるといえども日本の法律に準拠してこれを行なわなければならない義務があるのか、この辺の考え方を明確にしておいていただきたいと思います。
【次の発言】 安保条約に基づいて駐留する米軍人、それから軍属、それから家族……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/09/12、32期、日本社会党)

○島本委員 第二班の瀬戸内海を中心としての調査が一応終わりましたいま、総合する立場から、本来ならば一番具体的にまっ先に問いたかったのがあとになりました。いろいろ事情も込んでございますから、私自身長官に初めと終わりに集中いたしますから、そのつもりでひとつ御答弁願いたいと思います。  まず二、三点。長官のほうではすでに御存じのとおりでありますが、前の大石長官はチッソの本社の前にすわり込んでおりました水俣病患者の七の問題に取り組んでまいりまして、そのあと大石長官が去りまして、四月の二十日、七回目の話し合いが行なわれて以来、チッソと患者との間に話し合いが中断されたままになっている。新長官はいま脚光を浴……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1972/10/11、32期、日本社会党)

○島本委員 まず、きょう出席されました皆さんに心から敬意を表する次第でございますが、特に荘村参考人に、公害防除刷新方策、これを出されておりまして、見ました。なかなかよくできていると思います。答えは簡単でいいのです。この中で、いままでいろいろ言われた中の目新しいものは、この長期対策のうちの公害患者に対する救済の充実というのが新たに出てきた。あとはほとんどが前から言い尽くされておったようなことをあらためて強力にこれを推進するという意図のように思われますが、これではたして抜本的な改正として強力にやれるのかどうか、私どもそういうような点で若干、いままでの経過を考える場合には疑義がありますので、これに対……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1973/02/23、33期、日本社会党)

○島本委員 いま林委員からもいろいろうんちくのある質問が展開されたのですが、この際やはり環境優先、公害対策優先という見地から、このように赤潮発生やその他で被害を与え、環境が破壊されておる世界の公園である瀬戸内海、これに対して瀬戸内海の環境保全を政府ははっきり考える御意思があるのですか、ないのですか。そういうような考え方に立っておるのですか、おりませんか。まず、これを環境庁長官、聞かせてください。
【次の発言】 国民の世論としてもその方面は強いものがあります。したがって政府は、検討の段階ではもうおそいです。与野党とも立法化しておるのですから、こういうような場合は積極的にこれを受け入れて、制定のた……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○島本委員 私どもは、二十四日、二十五日、二十六日と三日間、長官も先般来関心を持っておりました瀬戸内海並びに響灘、この方面の海域並びに水質汚濁、漁民被害の状態、こういうような問題を調査してまいりました。それで私どもとしては、やはりこの点についてはどうしても長官の意をただし、行政当局に解明しておかなければならない数点について感じましたので、いまこれを解明させてもらいたい、こういうように思ってまいったわけです。  まずその一点ですけれども、やはり先ほどからの質問もあったと思いますが、瀬戸内海のよごれは依然としてひどいものがあります。ことに昭和三十三年に工場排水の規制法や関係立法二つ一緒に出ましたが……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○島本委員 これは環境庁のほうへ伺いますが、環境庁ができるときの決議並びに方針等によって、環境外交の推進のためにアタッシェとして今度加藤三郎君を発令し、海外派遣、こうなっているという報道が最近なされました。その後、あえてこれを打ち消していないようであります。否定していないのは当然そのとおりになるものじゃないか、こう思いますが、環境外交の推進というものはどの程度の任務を持って、どういうようなことを海外で行なうものであるのか、どういういきさつで選考されたものか、その任務とその範囲、こういうような点について少し伺っておきたいと思いますが、これは所管は外務省ですか、環境庁ですか。

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1973/03/09、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、大体、PCBとPCTの問題並びに響灘の埋め立て並びにこの水質汚濁の調査について、この二つについて伺います。  まず、響灘の埋め立てと水質汚濁についてでありますが、前回の委員会で、ちょうど調査を終えました私どものほうで、一応は、住民の声なり当然重要だと思う点について質問をいたしました。その際、文書においてこれを明確にしたほうがよろしい、こう思いまして、文書を調査資料として要求したのであります。その結果きのう私の手元に参りました。そして、響灘の埋め立て問題については自由に変更できるようにいっているが、局長の説明と異なる点がある事情を調べて報告されたい、こういうようなことであり……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1973/03/13、33期、日本社会党)

○島本委員 きょう私はおもに霞ケ浦その他の湖水の水質保全と長野県の霧ケ峰の環境保全、これに重点を置いてひとつ政府の態度を伺いたい、こういうように思います。  まず、その前に昨年制定された自然環境保全法、これは一年以内ということでございますが、いつから実施される予定ですか。
【次の発言】 その施行までの間は、自然公園法、これはもう四十七年改正されて、この分は施行されておるわけでありますけれども、国立公園、国定公園、都道府県立自然公園、こういうようなものに対しては、環境庁としては今後これを減らす考えですか、ふやす考えですか、現状維持でいる考えですか。

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1973/03/27、33期、日本社会党)

○島本委員 まず私は、水俣裁判以後の政府の行政責任並びに十九日の視察等によって、今後の川崎のコンビナート、それらに対する対策、この二点にしぼって、長官を中心にして意見を聞いておきたい、こう思うわけです。  まず、政府は、今回の場合、特に二十日の水俣の判決によって、政府の公害行政自身が裁かれたものである。この点は特に私はそれを感じたわけです。大臣もこの点はまあ十分記者発表、そういうようなことで申し出ております。私としては、この病気の原因を当時追及しようとする学者をはばんだり、そして人やネコの狂い死にをおおい隠したり、そして水銀のたれ流しの量のうその報告を認めたり、企業を指導してきた行政責任という……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1973/04/03、33期、日本社会党)

○島本委員 「自然保護に関する行政監察結果に基づく勧告」が行政管理庁から出され、この報告をただいま受けました。自然公園審議会に諮問中の道路問題についての経過報告を環境庁長官からただいま受けました。これについて、それぞれの見解に対しての質問が行なわれておるわけでありますが、私はいままでの報告、この価値を高く評価するのです。同時に、いままでの所信の表明の中に十分解明のできない点がまだ多々あることを遺憾とするのです。私は内閣を代表する両長官ですから、この際にやはりはっきりさしておいてもらいたいと思います。あくまでもこの「自然保護に関する行政監察結果に基づく勧告」、これは私は高く評価します。それで、企……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1973/04/06、33期、日本社会党)

○島本委員 去る三日に行なわれた行政監察結果に基づく勧告によるところの環境保全のあり方、それと水俣病患者の処理についての申し入れについての回答、それと公害等調整委員会のあり方について、それから伊達火力発電の今後の対処のしかた、この四つに重点を置いて質問いたします。  まず長官に先に伺いますが、去る三日に長百のほうから、自然公園審議会に諮問中の道路問題についての経過報告、福田行政管理庁長官からは「自然保護に関する行政監察結果に基づく勧告」、これが同時になされ、それぞれ質疑が行なわれました。すべてこれは木に竹をついだような、まことに非理論的な答弁しか得られなかったのであります。たとえば環境破壊と環……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1973/04/11、33期、日本社会党)

○島本委員 参考人の皆さん、ほんとうに御苦労さんでございます。  私の場合は、特に馬場昇委員のほうから具体的に全部質問することになっており、その前段の問題でぜひこれは市長と社長に聞いておかなければならない問題がございますので、その点に限ってひとつお答え願いたいと思います。  市長の場合には、いろいろ参考意見の開陳がございましたが、裁判をきらっておったという、こういうようなことを私ども耳にしておりまして、そして裁判の前に水俣市会で控訴するなという決議をしたということも伺っておるのであります。これはもうそうだとすると、私はまことに重大だと思いますが、日本国憲法三十二条に「何人も、裁判所において裁判……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1973/04/12、33期、日本社会党)

○島本委員 ほんとうに参考人の皆さんにはたいへん忙しいところ感謝にたえません。  私もいまの報告に基づきまして、若干繰り返しになり、また教えていただく点もあろうかと思いますが、特にこの点お願いしておきたい、こういうふうに思うわけです。  いま白木参考人の御意見を聞いておりまして、東京湾や瀬戸内海や大阪湾、それに伊勢湾はもちろんでありますけれども、水銀を含んだヘドロが滞留されているという報告がわれわれにはなされておるわけです。その点は琵琶湖も同じなんであります。他方、最近牛やネコ、こういう家畜に至るまで、奇形や中枢神経がおかされてまともに歩行もできないものもあらわれてきているという新聞報道を見た……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○島本委員 長官にまず伺います。  大体きょうは吉野川のカドミウムを中心としての質問でありましたが、これはいろいろな関係で次回に延ばします。したがって、環境保全一般、それから伊達火力に入りまして、私はこれで岡田委員に引き継ぐ予定になっております。  最近の重要な問題の一つとして、大臣にぜひこの際承っておきたいことがあります。それはアメリカのマスキー法が一年延期された、そして大臣もこれに対して所見を発表された、こういうようなことがあります。しかし、日本も再検討すべきじゃないかという、三木環境庁長官の談話に反発した業界からの意見もあるかのように伺っておるのであります。しかしこれはまた国際的にも重大……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○島本委員 いまの答弁では、これは厚生省怠慢になるじゃありませんか。PCBの三分の一程度の毒性だということがわかっているのです。そのほかに慢性については九分の一程度の影響力しかないということを言っております。それならばなぜ、分解しにくい、排出しにくい、こういうようなことまでわかって、そしてPCBとの対比までできておって、発ガン性の問題であるとか催奇性の問題であるとか、または繁殖試験の問題であるとか、それから胎仔試験であるとか慢性毒性の試験であるとか、こういうものをきちっとして、そしてこれを熱媒体として使ってもよろしいということで許可しないのか。PCBの場合には国会ではっきりこの問題は決議までし……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1973/04/20、33期、日本社会党)

○島本委員 千葉ニッコーの問題につきまして、先般当委員会としては調査に入りまして、その調査の結果、いろいろな問題点が摘発されましたので、以下それに従いまして皆さんにお伺いしたいと思います。  まず第一に環境庁長官に伺っておきたいのであります。最近、公害の問題と環境保全の問題がうらはらになって発生する度数が、以前よりも急ピッチになってきたように感ぜられます。環境庁ができましてから、この方面の行政にそれだけ一生懸命にやっておられたということも想像されるのでありますが、しかし、実際出てくるいろいろな事故を見ます場合には、あるいは手抜きであるとか、あるいは怠慢であるとか、あるいはまた、いろいろな状態で……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1973/04/25、33期、日本社会党)

○島本委員 いろいろ聞きたいことがたくさんあるのであります。ただその中で、ただいまいろいろ御高見を私も拝聴することができたわけであります。大分の現況、私も見てまいりました。おそらく長官も御存じだろうと思うのです。私が予想していた以上にたいへんな状態でございまして、このままではおそらくは第二の四日市のような状態になり、再びまた違った観点から裁判を起こされる可能性さえ私は見出してきたわけであります。長官のほうには何か直訴状が来ていたそうですね。こういうものでしょう。これも全部やりましたが、しかし、もうこれだけかと思っていましたらそうでもないですね。以前の大石長官のころにも同じ趣旨の陳情書が届いてい……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1973/05/08、33期、日本社会党)

○島本委員 自然環境審議会の委員が新たにきまったわけです。そして午前中には参考人として中央公害対策審議会の答申についての説明をそれぞれ伊東彊自、鈴木武夫両君から承ったわけです。それに三木環境庁長官からその施策についての意見の聴取があったわけであります。私どもは、そういうふうにして見て、一回、一回出されたそういうような諮問や答申、こういうようなものに対して次々と対策だけ新たに練る――それはあと追い行政だ、そういうようなことじゃなしに、もっとこの際、自然環境審議会の委員も任命されたことですから、いまある法律を改めて、再びあと追いだ、このようなことがないように、今後は大臣としては、調整権もあるわけで……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○島本委員 長官はきょうだいぶ疲れておるようであります。九日、十日、二日間水俣へ視察に行かれたようでございます。ほんとうに労を多とする次第でございます。ほんとうに御苦労さまでした。  それで、実際見てこられたので、私は率直に伺ってみたいと思います。  まず私ども心配したのは、裁判が終わってから依然としてまだあの中のしこりが解けない。怨念、こういうような考え方も解決していないのじゃないか、こう私どもは心配しているわけなんです。まして患者、被害者、こういうような人も水俣ではやはりまだべっ視されておる、村八分の傾向があるのじゃないかということをこの東京で心配していたのです。そうだったならば、これから……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○島本委員 五月二十二日の午後熊木大学の第二次水俣病研究班武内忠男班長の報告によつて、ここに第三水俣病というのが明らかになったわけであります。  そこで私は環境庁長官並びに通産省の責任ある皆さんにはっきりここで伺っておきたいのであります。それは、この対策は直ちに政府も五月二十三日から現地に調査班を向けまして、各省それぞれ打ち合わせの上で対策を樹立したはずであります。それと同時に私どもは五月二十三日から二十四日にかけて、また他のそれぞれの政党も調査をしここに政府に要請をしてあるはずであります。これらの問題をすべて対策の中に入れてもう具体化を急がなければならない段階じゃないかと思うのでありますが、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1973/06/05、33期、日本社会党)

○島本委員 環境週間に入ったようでありますが、環境週間に入って行事というか、こういうようなものについてはっきりした何かありますか。
【次の発言】 少なくとも環境週間に入り、環境の保全ということは、もうすでに新聞あたりでは報道されているように、公審が最近は全国的にひどくなってきて、PCBではもう日本は完全に汚染列島になっている、そういうようなことからして、公害の防除と一緒に環境の保全、これは両全のもので、両方とも一緒にやらなければいけない、そういうような際に、ともすれば環境保全も不十分、公害対策も不十分、それがどうも環境庁のようです。最近、公害白書のあのあり方なんか、まさに企業べったりの書き方を……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○島本委員 武内先生と上田先生にお伺いしたいと思います。  ただいまのいろいろな報告、ほんとうに肝に銘じて聞きました。その中で熊本大学の第二次水俣病の研究班の長としていろいろ検討なさいました武内教授は、メチル水銀の〇・五PPM、これが魚介類に微量でも摂取されると、一年以上これを食べると水俣病的症状の危険性がある、こういうようなことでございました。したがって、長期微量摂取の危険ライン、これは不明であっても、それ以下は安全という意味ではない、こういうような御報告があったと思います。上田先生のほうでは、これは特定の場所は別にして、長期であってもそれはもうたいして気にせぬでもいいのだ、毎日でなければい……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○島本委員 長官にまず一言、姿勢の問題から具体的な問題について、やはりいままでの答弁とつなぎ合わしてはっきりここで申し上げておきたい。  確かに二階堂官房長官それから三木環境庁長官を中心にして、きょうの閣議で推進会議ですか、これをきめられたようであります。しかし、この有明湾沿岸それから水銀の汚染患者の発生、いま質問に出た徳山湾での汚染の表面化、こういうようなことの一つ一つがあと追いになってはならない、あと始末では困るという環境庁であります。今度ももうはっきりした対策をつくる、私はこれはあくまで心から期待いたします。しかし、対策に乗り出したというようないまの環境庁であっては困るのであります。環境……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○島本委員 いま長官を呼んであるのです。警察庁長官は時間はちゃんととって、理事会の了解もとりつけてあるのです。しかしまだ来ないのであります。私はこういうような状態の中でこのことに触れることだけはちょっと困るのでありますが、まあその間に来ると思いますから、一応環境庁長官並びに通産省関係の質問から始めさしてもらいます。  すでに長官も御承知のとおりに、環境が破壊されるからということで地元住民から建設中止を求める環境訴訟が出されておるわけでありまして、その伊達火力発電所建設については、北海道電力はついに十四日午前五時に道警機動隊を導入して強行着工をはかったのでありまして、これはいろいろな意味できわめ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第27号(1973/06/19、33期、日本社会党)

○島本委員 自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律案、これがいま出されて審議に入ったわけであります。まず、これを審議するにあたりまして、ついに先般これは本法が衆議院を通過したばかりでございます。直ちにこれが改正法案として出てきたのであります。これは当時の原法があまりにも荒っぽくてまだまだ不完全なことがあって、これからじゃんじゃんとこういうようなのが出るのか、やむを得なくてこういうようなものを出されたのか、この問題についてやはり今後の問題もありますから、一応長官に御意見を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 じゃ今度事務当局に聞きますが、まだまだこういうようなのは山積しているのです……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第28号(1973/06/20、33期、日本社会党)

○島本委員 この自然公園法や自然環境保全法の一部改正法案につきましていろいろ貴重な御意見を賜わりまして、私どもほんとうに感謝にたえません。それで、なお今後の法案の改正並びにわれわれのこれに取り組む姿勢として、私は二、三お伺いしておきたいという点があります。  まず鳥取県知事の石破参考人からお伺いしたいのでありますけれども、なるほど公園の特別地域が相当の面積にわたって買い上げられているというような点、これは私どもまことに重大な問題だと思います。それは法そのものの中にも、特別保護地区と第一種の特別地域というように指定されている。この点は、おっしゃるような今後国が買い上げるという対象の地域になってい……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第30号(1973/06/22、33期、日本社会党)

○島本委員 前回の宿題が二つありまして、一つは北海道の沼田の演習地の面積と、その使用計画の中にある保安林の問題についての計画書、これらについての資料提出であります。もう一つは、雲仙天草国立公園周辺の県立自然公園の保守の問題です。私としては、この二つの問題についてだけは、資料提出とともに意見を留保しておったところであります。私はいまここでその問題を先に聞いてまいりたいと思うわけであります。  まず第一番に、天草の国立公園周辺の自然公園で、天草五橋のかけ橋があるその第一の天門橋のあたりの橋げたの島がすっかりえぐられておる。この問題は重大でありまして、少なくとも国立公園の周辺であり、それを保存しなけ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第31号(1973/06/26、33期、日本社会党)

○島本委員 いま、ここに具体的に、自然公園法や自然環境保全法の改正法案についての抜け道というか、しり抜けになっている、そういうような可能性を阿部君が質問したわけですが、私の場合は、これがきわめて具体的になっている点を指摘して、今後環境庁としてもこれに重大な決意を持ってもらいたい点があるわけです。  前の、参考人として意見を聞いた際にも、第一種の特別保護地区だけはこれは買い上げはよろしい。第二種、普通地域はこれはだめだということになってしまっているところに問題があるわけです。  北海道開発庁、おりますか。――じゃ、行政管理庁、おりますか。

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第33号(1973/06/28、33期、日本社会党)

○島本委員 各省庁の皆さんにまず私が個々に質問してまいります。  その前に、何ら罪も責任もない漁民が休業している、加害者たる企業がフル操業を続けている。このような姿が異様に映らなかったほどにいままでは政治の良心が麻痺しておったんだ。そして汚染魚として工場が買い上げる。食べられない魚をとるのはもはや漁業ではないし、それをやるのは漁民ではないんだ、あたかも香港フラワー、造花に水をやるようなもので、こんなばかげた話があるか、これが漁民のことばなんです。そのような漁民対策を融資だけでお茶を濁してはならないし、同時に貧しい漁民に対して借金をしいることは政治でも行政でもない、これがいまの実態であります。そ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第35号(1973/07/06、33期、日本社会党)

○島本委員 委員長も御存じのように、先般公害特としていろいろ有明、水俣の調査に入りました。それと同時に、その後また各党としてもそれぞれの調査活動を展開しているわけであります。その調査の中で、特に私どもとしても最近の傾向をはっきりつかむことができるわけでありますが、その傾向の中で、環境庁長官に一つはっきり伺っておかなければならない問題があるのであります。  と申しますのは、最近経団連の首脳が、政府の水銀汚染対策に対して、苛性ソーダや塩素の生産をやめたりすると物価高になるという牽制的な発言をした、それに対して小坂経済企画庁長官が、関係官庁に伝えておく、こういうふうに言ったということ、これは何か最近……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第36号(1973/07/10、33期、日本社会党)

○島本委員 公害健康被害補償法がいよいよ出てきたんですが、だいぶおくれてしまって、内容も不備であります。答弁によっていま盛んにその内容を明らかにしつつありますが、この問題はなかなか重要であります。ただ私のほうでこの問題に入る前に、やはり公害に対する事犯というようなものは通産省が幾ら気をつけるといっても次から次とあとを断たないようなこの実態、まずその姿勢について副総理である三木長官にこの際はっきり聞いておきたいのです。  七日に発生した徳山市の出光石油化学徳山工場のエチレンプラントの爆発事件が、いまでもまだ燃えつつあるという、五十九時間も燃え続けているという、これはやはり問題だと思うのです。この……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第37号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうはほんとうに御苦労さんでございますが、私も笠松参考人にまず一つ伺っておきたい。  労災法をこれに取り入れたということについては、私も感を同じくいたします。そして私自身もこの問題については、やはり労災法の中に精神的な損害だとか慰労、慰謝、こういうようなものも含まれているのか疑問でありますし、まあ六割という、それでは、平均賃金の中をとったというこの考え方、こういうようなことであります。なるほど労災の場合には契約関係がありますけれども、公害の場合は住んでいたというだけの被害であって一般の就労とは違うのでありまして、本人はこれによる利益は一つもない状態でこれを根拠にしたということは、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第39号(1973/07/17、33期、日本社会党)

○島本委員 長官、具体的にこの問題に入って質問させてもらいますが、ほんとうに生業補償をこの中へ盛り込むという決意は変わらないですか、まずそれを伺っておきたい。
【次の発言】 それをもって二転、三転と言う。初めこの中に生業補償を入れる、そして名前も公害被害損害補償法という名前だった。それがいつの間にか公害健康被害補償法になり、いまこれを聞いてみたら、この中に入れないこともあり得る、こういうようにまた変わってきた。変わったんじゃなくて、初めからあなたは入れる意思がなかった。この第一条目的のところを見ても、もう官僚のほうでそういうようにつくってしまった。そうでないと言ったって、そうなっている。まず、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第40号(1973/07/18、33期、日本社会党)

○島本委員 質問が断続的になり、これで三回目でありまして、まとまってやるといいのですが、ある程度前後したりするため、前回のとぶつかる点もあろうかと思いますが、そのような点はよろしく御配慮願いたいと思います。  まず条文一つ一つでやっていきたいと思うのですが、きのうも条文をやりましたけれども、結局その考え方の問題はどうなのかということに最後のところはぶつかりました。それは、全部労働者の平均賃金の八割を単位にしている考え方では、これは不十分だ、上のせするどころか二割の収奪だ、こういうような考え方についになってしまったのであります。しかし、何としてもこの政令の委任事項が多いということについては、法律……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第41号(1973/07/19、33期、日本社会党)

○島本委員 これは長官もおりますが、今回この公害健康被害補償法案を提案した。いろいろいわれておりますが、時期が切迫してから出した。長年月、たとえば二年間ぐらい猶余があったにもかかわらず、そういうような状態で出した。出されたそのものを見ても、これはもう性格がはたして被害者の救済に重点を置いているのか、加害者の共同防衛組織的な自衛組織のほうに重点を置いているのか、いままでの質疑を聞いておっても何か私はもう疑問を感ずるようになってきた。この真の目的はどちらにあるのですか。長官。
【次の発言】 早く救済したい、迅速に救済したい、裁判にかければ長くなるから、そのために低い率で、そしてこれでがまんせいとい……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第42号(1973/07/20、33期、日本社会党)

○島本委員 いろいろ公害健康被害補償法の議論が進んで煮詰ってきたわけですが、なおいろいろな点で疑問があるわけであります。われわれもいまただしてみましたところが、やはりいい点は多いのであります。まだ改正すべき点はそれよりも多いのであります。したがって、その一つ一つはこれから詰めていかなければなりませんので率直に聞いていきたい、こう思うのです。  まず一つ、公害病患者というのは、これは自分で好んでなる人は世界に一人もいないわけです。そういうような実態から、今度新しくこの公害健康被害補償法ができたといたしますと、その運営は世界注目の中にあるわけであります。それで、障害補償費、介護加算、療養手当、この……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第43号(1973/08/28、33期、日本社会党)

○島本委員 だいぶ間がたっております。したがって、公害対策その他について、七月二十四日以前のいろいろな政府の対策、それが現在どうなっておるのか、これは私どもの気にするところであります。したがって、第三水俣病が発生して、六月十五日に三木環境庁長官を柱にして、それぞれ十一項目にわたる対策が発表されました。一、魚介類の安全基準の設定、二、有害物質関係工場の点検、三、水銀の排出規制、四、各種調査の実施、五、ヘドロの対策、六、漁民対策、七、関連企業対策、八、原因者の追求、九、水俣病等治療対策、十、監視体制の強化、十一、職場環境汚染対策等々であります。これらについては、それぞれ当初の決定のとおりに対策は進……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第44号(1973/08/30、33期、日本社会党)

○島本委員 まず通産省、いまおった人はそのままおってもらいたい。  いまカドミウムの問題でいろいろ質問があったわけですけれども、鉱山の汚染に対する責任とその対策、これだけはあいまいにしてはならないわけです。あいまいにしないために、休廃止鉱山も含めて、その対策として金属鉱業等鉱害対策特別措置法案、これは衆参両院を通ってもう成立しているんです。この対策等については今後手抜かりなく万遺憾なきを期するとはっきり言っていたんです。言っていながら、なおPCBの問題ではなかなか理解できないような答弁がいまあったわけです。私もそれに対しては残念に思うわけです。しかしながら、やはり法律がもう成立しているのですか……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第45号(1973/08/31、33期、日本社会党)

○島本委員 公害健康被害補償法案は、いよいよ最後の段階になってきたわけであります。それで、特にきょうは細部にわたってこれを検討することになるわけです。その細部の一番末端は、これは政令委任事項になるわけです。五十四というかつて類例のないほどの政令委任事項があるわけです。したがって、この公害健康被害補償法案の命運はかかってこの政令委任事項にある、こう言っても過言でないほどであります。政令をつくるのは政府の態度いかんによるわけでありますから、これはなかなか重要だと思います。したがって、今後この公害健康被害補償法案に命を入れるためには、大臣自身もこの問題を十分検討なすっておるとは思いますが、何としても……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第48号(1973/09/13、33期、日本社会党)

○島本委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、両修正案いずれにも反対、原案に反対するものであります。以下その理由を申し上げます。  すでに御存じのように、内容を見てもこれが政府の行政と政治の反省の上に立った公害立法であるかと、こう思うほどであります。公害損害補償法というふれ込みで出したその法律案がいつの間にか公害健康被害補償法となり、歴代の大臣が財産被害、生業補償を常に口にし、その救済を本法によって行なうと言っていたのであります。しかるにかかわらず、それらを入れる余地は全然なくなり、健康の被害のみにとどまったのであり、まさに羊頭をかかげて狗肉を売るような法律案であったことをまことに遺憾とする……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第49号(1973/09/14、33期、日本社会党)

○島本委員 私は、この際、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表いたしまして、確認のため、簡単に五点にわたり発言いたしたいと存じます。  まず、政令、総理府令、規定見込み事項についてでありますが、本法第二条第一項の瀬戸内海の海域に含める政令で定める海面というのは、どのようなところを予定しているものであるか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 第二に、本法第二条第二項の関係府県に含める政令で定める府県としては、これはどのようなところを予定しているのであるか、これは京都、滋賀県、これらのものも含まれるものであるかどうか、その見解を問いただしたいと思います。

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第50号(1973/09/18、33期、日本社会党)

○島本委員 まず私は、長官に基本的な意見はただしてまいりましたが、いま二度、いま日本列島改造計画なりいろいろな各種開発が行なわれようとしておりますが、その場合は、前例によるとすべてが環境破壊につながります。すべてが、開発は公害をまき散らしております。そして、そのあと始末に忙殺されたのがいままでのやり方でありましたが、今後それに対してはやはりはっきり是正をしなければならないし、その考え方を改めなければならない、こういうような立場に長官もあろうかと思います。まして、今後の重大な開発に対して、環境破壊を伴わない開発ということ、またそういうようなことがあるのかないのか。それから、日本列島改造計画なりこ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第52号(1973/10/09、33期、日本社会党)

○島本委員 私は、まずきょうは、エリザベス女王訪日とあわせてコンコルドの成層圏並びに環境に与える影響、それとともに野鳥、渡り鳥の大量斃死問題、この二つにしぼって三木環境庁長官にひとつ意見を賜わりたい、こういうように思う次第であります。  まず長官、十月の二日に、訪英中の田中首相が、二日正午過ぎにバッキンガム宮殿でエリザベス女王に約三十分間お会いになった。その中で、女王とエジンバラ公の訪日問題を女王に申し上げた。これは日本大使館がこれを明らかにしたようであります。しかし時期等については、公式発表が出るまでは言えない、こう述べていることからして、訪日は事実上確定したのではないかと、こういわれておる……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第53号(1973/11/13、33期、日本社会党)

○島本委員 私といたしましては、ここで、最近続発しておりますコンビナートの災害の実態とその対策並びに石油危機と電力の問題、これに焦点を合わせまして、公害対策、環境保全という立場から、政策的な論議になるわけであります。しかし、大臣がまだ見えませんし、環境庁政務次官がお一人見えられるようでありますので、事務的な質疑とともに環境庁のこのような問題点をひとつお伺いしておきたい、こう思います。  まず、続発するコンビナートの災害の実態とその対策の問題であります。本委員会においては、いままで再々、環境アセスメント、これを実施するように要請しておったわけであります。同時に、コンビナートに対しましての災害の発……

第71回国会 社会労働委員会 第2号(1973/02/06、33期、日本社会党)

○島本委員 関連。そういうようなことじゃない。これを一つだけはっきりさしていただきたい。ジェンクス提案によって、正規の話し合いの最中にこういうような処分をしなければならないという理由はどこなんだ。そうすると結局はもう提案した人を侮辱したことになる。もう一つは、現在話し合いに入っていた人の顔をさかなでするようなことになる。こういうようなことをしなければならない理由はどこにあるのかということを聞いておる。これをはっきりさしていただきたい。両大臣、そこです。
【次の発言】 はっきりしてない。何のために出したのだ。
【次の発言】 何のために万やむを得なかったのか。

第71回国会 社会労働委員会 第3号(1973/02/22、33期、日本社会党)

○島本委員 最近問題の石油たん白の問題で、当委員会でこの問題の決着を明確にさせたい、こういうように思いまして、関係当局に以下御質問を申し上げたいと思いますので、ひとつよろしく御答弁を賜わりたいと思います。  まず、消費者団体からの反対で石油たん白の企業化、この問題は、意欲的であった大日本インキ化学工業、これが突如として企業化中止を発表したことによって、局面は転回をしたように思われるわけです。他の五社も同様の発表であるようです。すなわち、協和醗酵工業、旭化成、三井東圧化学、三菱瓦斯化学、帝人、これら合計六社は断念したかのような発表があるわけであります。しかし、その中でも大手の鐘淵化学工業、これは……

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○島本委員 大臣いる間にちょっと重大なことを伺っておきます。  先般の国会でも労働災害の点で、だいぶこれは重要視しておりまして、法改正さえしてこれに対処しております。それで頸肩腕症候群、こういうような病名が新たに出てきたのですが、大臣は頸肩腕症候群というのを知っておりますか。
【次の発言】 この頸肩腕症候群、これも新しい病気のように思いますが、実はこれは新しくないのであります。ここに罹病者の語った悲しいことばも、大臣、あるのであります。その手記がたくさんありますが、そのうちの二つ。「去年の夏から右手首が痛く、八カ月の子供をおんぶしようとしたとき右肩に激痛を感じ、畳に放りだしました。泣き叫ぶ子供……

第71回国会 社会労働委員会 第6号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○島本委員 私の場合は、ことに職業病のうちでも、かつて四十年から四十一年、それが第一回目で、職業病としての認定問題で物議をかもした白ろう病の問題であります。第二回目はたぶん四十四年だと思ったのですが、治療その他の方法について、四十八年の現在になっておりましても、この白ろう病の対策が不十分ではないだろうか。私自身は先月の二十八日から三日間にわたりまして、北海道の北見のまたその奥の置戸という町の四十キロほど山の中へ入って、そのやまこと一緒に生活をしながら、この白ろう病の実態を調査してまいりました。まだ労働省、林野庁その他においても、この問題に対処しなければならない重大な問題点がありますので、今後そ……

第71回国会 社会労働委員会 第10号(1973/03/27、33期、日本社会党)

○島本委員 まず大臣にお伺いしますが、駐留軍労務者とアメリカの軍人とどちらを大事に考えておりますか。
【次の発言】 そうですか。答弁ないということは、日本人の労務者を大事に扱うのは当然の義務だ、こういう考えなんですね。議事録に残すためにもう一回それを……。
【次の発言】 大臣はわりあいにしろうとにわかる答弁をしてくれるのですが、今回の場合は少し国際的な情勢を勘案してか、よくわからない。しかし、やはり駐留軍労務者であろうと、労働者が日本人である場合には、大臣としてやはり日本人を先に考えるのだ、こういうような態度をとってしかるべきであります。そこなんです。間違いありませんね。

第71回国会 社会労働委員会 第12号(1973/04/03、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうの本会議では、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案、これの提案理由の説明が大臣から堂々と行なわれたわけであります。その内容、質疑の中でいみじくもまた出てまいりましたのが郵政省関係、電電公社のマンホール事故であります。私もそういうような中で、きょうは何としても、労働省では所管事務でありますから、他の官庁に対しても労働安全に関しては十分主導権を発揮するのでなければならないし、指導力を持つものでなければならないと思います。大臣はその点は十分肝に銘じておかなければなりません。その見地から、私はここに大臣に一、二伺ってみたいと思います。  従来は労働基準法の中に特に第五章として、……

第71回国会 社会労働委員会 第22号(1973/05/31、33期、日本社会党)

○島本委員 日雇健康保険法の一部を改正する法律案、その審議に入るに先立ちまして、大臣に一つだけ、医療の立場からどういうように考えているのか伺ってみたいと思います。  きのう来本朝にかけて、医師会の武見会長が三十日の夕方齋藤厚生大臣をたずねて、公費負担医療の請求事務を一本化してほしい、こういうような問題についていろいろ話し合った。そして医療のスライド制の導入をめぐり、会長不信任の問題等についても話し合った、そして今後は、六月の一日に再会談の予定である、こういうような記事が載っておるのであります。もちろんわれわれとても、医療関係のこの重大な政府管掌の健康保険法、これを審議しておるさなかにこういうよ……

第71回国会 社会労働委員会 第23号(1973/06/05、33期、日本社会党)

○島本委員 今回、港湾労働法の一部改正の法案が出されて、審議が進んでいるのであります。この内容を見ますと、幾多疑義と疑問が山積しておるのであります。私はそういうような状態からしてここに逐次解明していかなければならないと思いますので、ひとつ答弁のほうもよろしくお願いを申し上げたいと思います。  まずその第一。いま問題になっている港湾労働法の改正法案と昨年六月のILO第五十七回総会で「新しい荷役方法による社会的影響」というのが条約、勧告案として採択されたようでありますが、当然、本年六月、第五十八回総会では条約として採択されるということでございましょう。本改正案と条約との関係は一致しているのか一致し……

第71回国会 社会労働委員会 第28号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○島本委員 これは、大臣、いろいろ熱心に討論されているのを見ると、私も中に入りたくなるのであります。  それで、先ほど伺いましたところが、午前中にも重大な論議があったようであります。それはやはり医療福祉施設、それらの問題が川俣理事によってだいぶ追及があったようでございましたが、私自身もこれを納得させてもらうために、やはり社会保障、社会福祉を今度重点にした予算である、こういうようなことでございますので、あまり内容は多岐を要しませんが、一、二だけを聞きたいのであります。  医療福祉施設のうち、第二びわこ学園、それから島田療育園、それから砂子療育園これらに働いておる人たちの労働条件が過酷なようであり……

第71回国会 社会労働委員会 第41号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○島本委員 いま田口委員がいろいろ言ったのは、大臣もよく考えなければなりません。と申しますのは、いかに大臣が言いましても、以前魚の問題で軽々しいような事例が世に悪評を買っているわけです。したがって、これは今度人間の生命やまた健康に重大な影響があるような、こういうようなものに対して軽々しいようなことをやってはいけないという、まことに神の声、天の声でありますから、十分肝に銘じておかないとだめなんであります。偶然にも斉藤実盛の名前が出ましたが、名字も同じでありますが、そういうようなことがないように十分これは気をつけてもらわなければなりません。私は過去の追及はあまりしたくないのでありますが、しかしここ……

第71回国会 社会労働委員会 第42号(1973/07/17、33期、日本社会党)

○島本委員 いま塚田委員が指摘されたように、相当この貸し工になるものの存在が多いようなことを聞いて、私自身もびっくりしたわけであります。私自身もこの函館ドックの現状を見てまいりましたが、はたしてこういうような状態があっていいのかなと思う状態が一、二散見されました。  それは、いわゆる社外工といわれる貸し工という名前が存在するわけです。お菓子をつくる職工かと思ったら、貸し借りをする職工のことだそうであります。そしてそれも、下請会社は六十社にも及ぶ。一千名をこえる貸し工がいるということ。そうなりますと、これはまことに重大な問題であります。いわゆる社外工、貸し工です。そうした下請労働者といわれる者が……

第71回国会 逓信委員会 第10号(1973/04/05、33期、日本社会党)

○島本委員 さすがに逓信委員会では、森井忠良委員や田中昭二委員のうんちくを傾けた質問を聴取いたしまして、私も大いに感ずるところがあったわけであります。  きょうは私は郵政関係、電電公社に対しましての若干ただしてみたいという質疑と、そのあとで最近惹起されております下請による電電公社の死者を含むところの事故の増大に対する対策、これを質問させてもらいたい、こう思う次第であります。時間内にとどめたいと思いますので、この点委員長にも心から御協力をお願いしておきたいと思います。  まず電電公社の関係について、私の疑念をお伺いさせてもらいます。ただいま森井委員、田中委員からも質問がございましたが、公定歩合の……

第71回国会 逓信委員会 第24号(1973/06/21、33期、日本社会党)

○島本委員 やはりいろいろな問題があるようでございますが、この郵便の遅配であるとか、あるいは暴力行為であるとか、あるいはストライキであるとか、こういうような現象だけをとらえて、その処分であるとかその措置にのみ没頭しても労使の正常化にはならない。やはりその辺が根本的な省としての考え方でなければならないと私は思うのです。私どもはこの問題に対して深い関心を持っております。したがって、郵政労使が今日のような不信状態になった原因はどこにあるか。この点について十分心しなければこの問題の解決にはならぬのです。現象だけやって、処分ばっかり追って歩いて、どうしてこれらの解決になりますか。考え方を改めないとだめだ……

第71回国会 逓信委員会 第31号(1973/09/19、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、まず先に大臣の考えを聞きたいと思うのですけれども、最近の顕著な事例と申しますか、それは公害と労働災害の激増だ、こういわれているのですが、これには共通のものがありまして、公害は四十五年の十二月以来法改正してそれに対処しておりますが、依然として激増の一途をたどっておる。労働災害についてもこれまた新しい労働災害が続々としてあらわれておる。頸肩腕症候群という名前も新しいこういうような一つの労働災害もあらわれておる。こういうようなこと御存じのとおりでありますが、何としてもこの予防対策が必要だ。と同時に、一度罹病した者に対しては徹底治療を行なう。この二つの原則が必要だと思うわけです。……

第71回国会 予算委員会 第15号(1973/02/24、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうは環境問題、公害対策にしぼって質問をしたいと思います。  まず三木環境庁長官にお伺いいたしますが、最近の心境その他報道によりますと、環境保全か開発かについては、長官としては、二者択一の論はとらない、新しい環境の創造もあり得るということを言っておられるようでありますが、これはなかなか哲学的な意味でもあろうかと思いますが、いかなることを意味するのでございましょうか、その解明をまずお願いしたいと思います。
【次の発言】 開発にも環境保全という考えが優先するものである、まあこういうような意見として伺いました。そうすると、国土総合開発法案がもうすでに準備されておるようであり、提案されて……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1973/12/14、33期、日本社会党)

○島本委員 まず私は、秋田の米代川流域のカドミウム汚染米に対する問題、それと上高地の環境保全を中心としたいわゆる観光公害、この二つの問題につきまして、われわれとしては、十一月の二十九日から三十日まで二日間は秋田へ直接参りまして、調査をしてまいりました。その他上高地へも行ってまいったのでありまするけれども、それらの点について小林信一委員とともに質問申し上げ、皆さんの意見をただしたい、こう思っているわけであります。  なお、委員長にこの際お願いしておきますが、一緒に同行し、調査をいたしました川俣健二郎君と佐藤敬治委員、この二名が関連に立ちますから、私の時間内でこれをお認め願いたい。このことをあらか……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1974/02/19、33期、日本社会党)

○島本委員 大臣の時間も限定されておるようでありまして、質問が限定されることは、まことに遺憾なのでありますが、委員長の仰せのとおりに従いまして、逐次質問を展開してまいりたいと思います。  まず環境庁長官の所信表明、これを見まして、書かれている字句がわりあいに優秀であるということに対して私は敬意を表しました。ただ、この中で、いままでは環境庁がある以上環境保全を先にした、環境をおかされたものの公害対策はそれの次に来ておった。したがいましてアセスメントということばも出てき、それに対する対策もこう載っているわけであります。今回は公害の対策を先にして、一番最後にこの「美しい国土、豊かな自然を保護し、」と……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1974/02/28、33期、日本社会党)

○島本委員 委員長の許可を得まして、若干基本的な問題について長官並びに関係当局にただしてみたいと思います。  きのうの大阪地方裁判所の判決、まあ率直に言いまして、私は十年前の判決を聞いているような気がしたわけであります。しかし、それにいたしましても、その後の長官のこの談話の発表並びに本日ここに手元に配られましたこのような記事等につきましては、私どもはこれを評価して、早くその実現を急いでもらいたい、このことを希望しておきます。  ただ長官に一つ申し上げたいことがあるのです。いま確かにこれは現在出ました。昭和四十九年二月二十八日にこれをちょうだいいたしました。あらためてこれを出したのでありまするけ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○島本委員 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案、ついにこれが出されたわけであります。 長官もこの点は十分御存じだと思いますけれども、これは前からだいぶ問題になっておりまして、いわば画期的な一つの意味を持つ法律でありました公害健康被害補償法、これの一つの補完的な役割りをつとめる、補完どころかこれは重要な部分であります。そういうような点等からいたしまして、前回からの公害健康被害補償法案、これらの関連が無視できない法律であります。そういうような立場からして、以下若干長官の御意見を承っておきたい、こう思うのであります。  まず、本補償制度の実施時期は以前からだいぶ問題になっておりましたけれども、……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○島本委員 私もいまの問題に若干触れながら、三木長官と委員長に一つの要請と質問を申し上げたいと思います。  今度の場合は、長崎県対馬、厳原町の東邦亜鉛対州鉱業所のいわば対馬カドミウム汚染問題、こういうようなことのようです。その内容はつまびらかではございませんが、新聞によりますと、企業が所長命令で公害のたれ流しを隠匿しておった事実、またそれを命令によって行なわしていた、まさにこれは、つくられた物不足だとか操作された物価高と同じようなもので、今度の場合は、企業によって振り回された環境行政、こういうようなことさえ感じられるのであります。ことに休廃止鉱山法がもうすでに実効あるものとして出ているわけであ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1974/03/12、33期、日本社会党)

○島本委員 新幹線騒音問題の実情調査のため、議長の承認を得て、去る三月九日一日間、愛知県に派遣されました派遣委員を代表して、その調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、委員長角屋堅次郎君、田中覚君、羽田野忠文君、米原昶君、岡本富夫君及び私島本虎三の六名でありました。  調査団は、九日午前愛知県に入り、名古屋市役所において名古屋市公害対策局長から東海道新幹線公害に関して市内における新幹線の概況、騒音及び振動等新幹線による公害関係の苦情の概要、沿線における住民運動の経過、名古屋市と国鉄との折衝経過及び今日までにとられた対策等について説明を受けた後、関係者を交えて忌憚のない意見の交換を行ない……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1974/03/15、33期、日本社会党)

○島本委員 当委員会としても、この九日に現地へ行って、その実情について詳しく調査してまいりました。本日は、なお干草参考人、山田参考人からもいろいろ事情を聴取いたしまして、国鉄当局からも意見の開陳があったのでありますが、私、そのうちで若干疑問な点一、二を先に聞かしてもらって、そのあと本題に入らせてもらいます。  干草参考人に伺いますが、先ほど国鉄当局のいろいろな意見の開陳によりますと、振動はその強度を考えて買収を行ないたいと考えておる。その補償についても同様な意見の開陳があったわけであります。ことに現在名古屋地区で、干草参考人をはじめとして多数の人が訴訟にまで決意されていると伺っているのでありま……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○島本委員 三月八日の質問に引き続きまして、大規模工業基地計画、苫小牧東部の環境影響事前評価報告書、すなわち環境アセスメント、この報告書について質問を続けたいと思います。  これは言わなくても御存じのとおりでありますが、苫小牧東部の環境影響評価は、去年の十二月十日の関係十一省庁連絡会議で環境庁が報告書を認めて港湾計画の決定に同意をしてしまった、こういうようなことからして、ここではっきりさしておかなければならない問題が、長官あるのです。というのは、環境庁が、環境影響報告書、これを認めてお墨つきを出さなければ、港湾審議会に苫小牧東港の計画をかけて、そして港湾計画を決定することは不可能であったわけで……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○島本委員 大体前回の残りでありますから、私はこの機会に公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する締めくくりにしたい、こう思うのであります。  まず、この母法にあたるのが公害健康被害補償法であります。それには五十四の政令事項等ございまして、この実施期間を含めて政令の進捗状況はどのようになっておりますか。この機会に明確にさしていただきたいと思います。
【次の発言】 当時、二十一カ条にわたっての附帯決議がついてあります。これは可及的すみやかに政令を制定して実施するように、こういうような附帯決議がついているわけです。長官、これは急がせないと、せっかく、法律ができたのは四十八年九月の十三日でござ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○島本委員 ただいまの土井委員の質問に関連して、ただ一点だけ伺っておきたいと思います。本題は後ほどにいたします。関連ですから一点。  それは東富士有料道路。日本道路公団が国道百三十八号線の第二次開設としてすでに路線が指定されているいわゆる東富士有料道路が、建設大臣に工事の認可と実施の計画の認可、こういうようなものを申請したということでありますが、これはどういうようになっておりますか。建設関係から、この点を伺います。
【次の発言】 では、その百三十八号線、いわゆる東富士の有料道路建設についてのいままでの経過について発表してください。
【次の発言】 そうすると、所定の手続の一端として、現在各省庁と……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうは私は、環境アセスメントについて国鉄新幹線、航空並びにこれから大規模の開発をする際に、どういうような状態で政府は、環境庁はこれを行なおうとしているものか、現在行なわれているものに対しての措置を順次聞きたい、こう思っておるわけであります。  その問題に入る前に、一応環境庁長官に大意を伺っておきたいと思うのです。  三月八日、三月二十二日と、世界に類例を見ない巨大なるコンビナート、すなわち苫小牧東部大規模工業開発についてのアセスメント、これが不備であることを指摘してまいりました。しかし環境庁は、今後やはりこのアセスメントに対しては主要なる役割りをつとめるのであります。この行ない、……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1974/04/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 これより会議を開きます。  角屋委員長が海外旅行中でありますので、その間、私が、委員長の指名によりまして委員長の職務を行なうことになりました。よろしくお願いいたします。この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。内閣提出の富士地域環境保全整備特別措置法案審査のため、参考人の出頭を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 代理御異議なしと認め、よって、さように決しました。なお、参考人の人選、出頭日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第18号(1974/04/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 これより会議を開きます。前回に引き続きまして、私が委員長の職務を行ないます。公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡本富夫君。
【次の発言】 岡本君の質問は終わりました。  次は、米原昶君。
【次の発言】 次回は、来たる四月十六日火曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時二十二分散会

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1974/04/24、33期、日本社会党)

○島本委員 まず、西山参考人に……。都市工学をおやりになっているということを聞きまして、いままでの参考意見、供述されました内容を興味深く伺いました。そうしてその中に、ほんとうに私自身ずいぶん教えられましたことを率直に申し上げておきたいと思うわけです。  西山参考人は、ただいま、本法案については、保護より利用が重点、開発のための法案というにおいがする、それから、自然環境保全法と相まって自然環境を保護するということであるから、こういうようなことでは、相まってということばからして、わが国の自然を守り得るかどうか心細い、保護と利用、こううたわれているが、こういうようなことは外国にない、こういうようなこ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1974/04/26、33期、日本社会党)

○島本委員 初めて総理府総務長官の来臨を仰いで、ここに質問する機会を得たのでありまして、身に余る光栄だと思います。私は、そういうような点からして、締めくくり的になるかもしれません、自分の意見をまじえながら、ひとつ長官の公害紛争処理に対する含蓄の深い真意をただしたい、こういうふうに思うわけであります。  第一番に長官に聞いてみたいのは、裁定の問題です。紛争処理法、これは当初提案されたときには、政府案の中に裁定はございません。社会党案として、当時、現委員長である角屋委員の名において別案を提案しているのであります。それによると、紛争処理法案、政府提出のものよりも数等りっぱなものであったわけであります……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1974/05/09、33期、日本社会党)

○島本委員 いま林委員が質問されました笹ヶ谷鉱山、この事故についての質問になるわけです。実は、休廃止鉱山全般について今後こういうような事故が起こらないようにという配慮で、これはもうずいぶん対策を講じたはずなんです。ところが、法律を出して対策を講じても、あとからあとからと事故が出てくる。一体通産省は対策をやっているのかやっていないのか。いつも業者保護の観点から一歩も出ないような、いままでと同じ体質なのかどうか。これはやはり問題だと思っています。この休廃止鉱山に対する法律案が法制化されて以後、全国の休廃止鉱山にどのような措置をとったのか、まずこれを概略説明願いたい。

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1974/05/14、33期、日本社会党)

○島本委員 もうすでに最後の総締めくくり的な部分に入ってまいりました。それで、これはおもに大臣を中心にして、その意見を聞きたいと思っているのです。ただ、この中でどうしても納得できない一、二点は、これは専門的に関係部署から答弁してもらいたい。  まず、富士地域の相当部分ですが、これはいままでの質疑によって明らかになりましたように、国立公園に指定されておる。それと同時に、自然公園法に基づいて、現に自然の保護と利用の促進がはかられているわけであります。また、自然環境保全法によっても、近く一部については自然環境保全地域の指定が行なわれて、そして自然の保護をはかられるように当然なると思うわけであります。……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1974/05/17、33期、日本社会党)

○島本委員 この機会に、環境庁が発足いたしまして、いままでのような日本公害列島にしないために環境を優先する、そして環境とまさに並列の意味で地域開発を認め、どうしても公害防除ができない場合はストップする、このはっきりした条件を確立して、いま発足して動いているわけです。そのためには、やはり現在までのようないろいろな公害の状態を繰り返さないためにも、アセスメントというものが一番必要である。これなしには、やはりいままでと同じようなあと追いになってしまう。このことをかねて申し上げてまいりました。そしていろいろ答弁の中にも、われわれもそれを伺ってまいりました。  それで長官に直接伺いたいのは、今後やはり新……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○島本委員 忙しい中を各参考人の皆さんから、大気汚染防止法の改正案についての貴重な意見を賜わりましたことを、心から感謝申し上げます。  一、二点だけ、ちょっと私流に理解が不十分な点があろうかと思いますので、その点を聞かしてもらいたい、こう思うわけです。  まず私は、逆順に参りまして、伊藤参考人のほうからお伺いしておきたいと思います。  伊藤参考人に伺いたいのは、三点でございます。  その一点は、石油危機が叫ばれました。そしてアラブ関係の石油が、なかなか入手困難になった時期もございました。当然良質の油をたくということが一つの流れであり、指導であったわけでありますけれども、約束どおりの良質の石油を……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第27号(1974/05/24、33期、日本社会党)

○島本委員 大気汚染防止法の一部を改正する法律案について、私どもはいままでの質問を顧みてダブらないけれども、重要な点は一、二再びこれを記録にとどめさせておいてもらいたい。したがって答弁は的確にして、あまり冗漫な答弁にしないように初めから要請しておきたいと思います。  まず、環境保全を優先させるということ、それから人間優先、人間尊重の立場から、環境公害対策は未然防止の立場からの対策の先取りでなければならないのだ、これが最近の一つのやり方であります。まさに、それは自明の理ということであります。環境庁設置法の改正法案も、きのう内閣を通り、きょう本会議に上程になります。そしてまた、誇り高い環境庁長官と……

第72回国会 社会労働委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうは失対の問題若干とあとは職業病である頸肩腕症候群の蔓延しているこの状態に対する労働者の指導とそれから対策を伺う次第であります。  まず、これは職安局長にお伺いしますが、ことしの春闘は民間平均相場二〇・一%、一万五千百六十円という春闘史上の最高を示しました。失対労務者のベースアップは何%を示しましたか。
【次の発言】 初め一三・二%、それから十月に是正して一三・七%でしょう。
【次の発言】 そんなにいっていない。もう一回。
【次の発言】 それで、民間平均は高いわけです。おそらく失対の場合は一日千五百円程度、そうしてみると、低い上になおさらパーセンテージが下がっているというのが現……

第72回国会 社会労働委員会 第10号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○島本委員 わが尊敬する委員長の前に、尊敬する長谷川労働大臣に質問を申し上げますことを光栄に思います。きょうは、私自身も、皆さんに伺うという態度で若干質疑を申し上げたい、こういうように思いますので、ひとつよろしくこの点を取捨選択の上で回答願いたい、こう思うわけであります。  先月の終わり、それから一日、また三日と、春闘に際しましては、御存じのように、今回の場合は、特に低所得者層、それを中心にして――いままでの場合は、やはり賃上げ一方でありました。今度の場合は、幾らやってもまた次から次と物価の値上がり、インフレ高進、こういうようなことでは、もとのもくあみになってどうにもならない、それで一番しわ寄……

第72回国会 社会労働委員会 第16号(1974/04/08、33期、日本社会党)

○島本委員 雇用保険法案、この問題について、私も、きょう、与えられた時間の間、十分に皆さんの真意をお尋ねし、この法案に対して国民にこれを知ってもらいたい、こう思う次第であります。まず、私自身も本案の内容にすぐ入るつもりでおりましたが、大体大臣のこれに対する決意を先に聞いておかなければならない問題がございます。と申しますのは、この中にいろいろ答申を受けてございます。総理府の社会保障制度審議会の答申、それから中央職業安定審議会の答申、その他の答申を受けておるのであります。大臣としては、この答申に対してどのようなお考えを持って本法案の立案に当たられたでしょうか。この答申というものに対する受けとめ方に……

第72回国会 社会労働委員会 第24号(1974/05/14、33期、日本社会党)

○島本委員 作業環境測定法案、これがいま提案され、審議に入らんとするのでありますけれども、まず大臣に、はっきりしたこの背景と今後の決意を聞いておきたい。  昭和四十五年の十一月から十二月にかけて、いわゆる公害国会といわれるあの国会で、十四法案がそれぞれ新たに制定または訂正されたわけです。それで、公害は出てからではだめだ。職場の中からそれを規制するのでなければ万全ではないんだ。したがって、職場内の作業環境測定をまさに完全に正確に行なうことの重要性、これはいまに始まったことじゃないわけであります。それにもかかわらず、四年たった現在、ここに作業環境測定法なるものを制定しようとする理由、何のためなのか……

第72回国会 社会労働委員会 第28号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○島本委員 ちょっと大臣に、質問に入る前にぜひ伺っておきたいことがあります。  ただいま村山委員の質問に対して、診療報酬の改定の時期に対しての考え方を申し述べられました。診療報酬は公共料金のうちに含まれるものでしょうか、含まれないものでしょうか。大臣のお考えをちょっと聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、電力料金の値上げに対しては、きのう認可が通産大臣から出たようであります。  やはりこれはあくまでも公共料金である。しかし診療報酬の面を考えると、これによって――大臣が認可しなければ現行どおり、認可するとすれば、これが大衆に直接影響を与えないものであるならば、それはいいと思……

第72回国会 商工委員会 第38号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○島本委員 発電用施設周辺地域整備法案について、私はおもに原子力発電の安全性の問題、火力発電の公害防除の問題、この二つに重点を置いて、若干の質問をさしてもらいたいと思います。  まず、通産大臣にお伺いしたいと思いますが、この法案についての説明書です。この中に「近年発電所の立地は、地元住民の反対により難航することが多く、電気の供給力は、計画を大幅に下回っています。」とありまして、これは理由の第二にあげておるようであります。そうなりますと、やはりこの難航することが多い理由の中には、国民が公害をおそれ、同時に安全性の問題に対して危惧を持っている、こういうようなことに相なろうかと思います。  本法案に……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/08/21、33期、日本社会党)

○島本委員 毛利新長官の初めてのあいさつと意見の表明があったわけです。私は、それを聞いて、やはり今後の環境行政に対する一つのはっきりした把握がことばの上では、長官、はっきりわかりました。問題はやる気であります。前には大石長官、また、あなたの前には三木長官でありますが、すばらしいと申しますか、一つの人生観を持ってこれに対処しております。私もいまいろいろと意見を聞いた上で、ひとつ長官にはっきりとしたことを伺いたいと思います。  まずやる気が十分あるかどうか、十分それに対して配慮しなければなりません。環境庁、これ役所としては、その設置法の中に――第六条です。長官は「必要があると認めるときは、関係行政……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/09/11、33期、日本社会党)

○島本委員 毛利環境庁長官が先般八月二十一日の当委員会で、公害、環境行政をき然と行なう必要がある、とかく業界と行政機関との癒着等の疑惑を今後避けるためには政治姿勢を正す、これをはっきり言い切ったのであります。そうして環境行政を行なう上に関係業界からの政治献金は受けてはならない、これをきっぱり断言したのであります。  かつての参議院議員の選挙の際に、特別会費四億八千万円、それぞれ自動車工業会会長豊田英二氏の名において割り当てて、国民協会へそれぞれ寄付されたようでございます。トヨタ、日産それぞれ一億円をこえていたようでございます。しかし、自動車メーカーといたしましても、社会的責任を自覚して環境保全……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、日本社会党)

○島本委員 公害対策並びに環境保全状況の実情を調査するため、議長の承認を得て、去る九月十七日から二十一日まで五日間、三重県、奈良県、大阪府、岡山県及び香川県に派遣されました派遣委員を代表して、その概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、委員長角屋堅次郎君、土井たか子君、木下元二君、橋本龍太郎君、小林信一君、坂口力君及び私島本虎三の七名でありまして、ほかに現地参加として、委員田中覚君及び委員前田正男君並びに地元選出議員多数の参加を得たのであります。  調査団は、九月十七日、まず三重県に入り、四日市市役所において、三重県当局及び四日市市当局から四日市地域を中心とした大気汚染及び水質汚濁の概況並び……

第73回国会 社会労働委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本社会党)

○島本委員 労働大臣も十分御承知だと思うのですが、基準法から安全衛生関係法が独立をしましたのは二年前、四十七年です。いままでの抽象的な文言から具体的措置にこれは変わったはずであります。そこに進歩のあとが見える、こういうふうに思ったわけでありまするけれども、それは常に職場環境は良好でなければならないという一つの前提があると思います。労働安全衛生上の配慮は、各職場に対して十分な指導をしておりますかどうか、これをまず大臣に、立法の精神を踏まえてひとつ説明を賜わりたいと思います。
【次の発言】 それでは郵政省、いまのような状態で、職場のほうは労働省が指導をおろしているようであります。いま郵政省のほうで……

第73回国会 社会労働委員会 第4号(1974/10/29、33期、日本社会党)

○島本委員 私の場合は、前回大臣から貴重な答弁がありました職業病の問題ことに頸肩腕症候群、それと模写伝送機受電に際して塩化ビニールから塩化水素を発生する、これに対する危害を及ぼした問題それからアルキルナフタリンがPCBの代行として使われたそれ以後の問題、それから失対問題、こういうようなことについて前回伺いましたが、それについての三つぐらいはっきり大臣にいま確認しなければならないことがございますので、その確認を先にさしていただきたい、こう思うのであります。  大臣は前回――この前回は九月十日午前十時三十分からの社労委員会です。そこで、基準法から安全衛生関係法が独立したのが四十七年、いままでの抽象……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/12/18、33期、日本社会党)

○島本委員 全参考人にお伺いいたします。  二回ずつに区切ります。答弁はわりあいに簡単に願いたいと思います。  それでは八田参考人から先に伺います。  八田参考人 自動車公害専門委員会報告書、これの五十一年規制の二年間延期と暫定規制の数値、この数値についての技術的な理由、そういうふうなものに対してはどうなっているのか、これはできないのか。これはもうまことに不明確であって、十分国民を納得させるような説明がなされておりません。また、七大都市自動車排出ガス調査団の報告、これとは大きく見解を異にしているわけです。ただいままでいろいろ議論の対象になりました東洋工業のようにNOxの〇・四グラム、これも可能……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○島本委員 小沢環境庁長官の就任を私どもは心から期待し、お祝いを申し上げるとともに、今後の奮闘を願ってやまない次第であります。  何代目の長官か、長官おわかりですか。あなたはちょうど六代目になるわけです。まず山中長官が暫時でありましたけれども初代であります。その後、大石長官、小山長官、三木長官、毛利長官、その次が小沢長官、こういうようなことになっております。  それで、代々この長官の場合にはジンクスがあります。うんとやるかと思ったらそうでない、うんとやるかと思ったらそうでない。あなたはちょうど上がり目の長官なんだ。したがってここであなた自身、大いにこれを自負し、大いに確信を持ってやってもらわな……

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本社会党)

○島本委員 大臣がまだお見えになりませんので、その間一問だけちょっと皆さんに大略の問題として、保険行政全体の問題について一つお聞きしたいことがございますので、その点賢明なる政務次官をはじめとして皆さんから御答弁願いたいのでありますが、四十八年のたぶん通常国会のときだと思いますが、政管健保で定率一〇%の国庫補助を新たにつけた際に、弾力条項を発動すればそれに従って国庫補助も増加させることができる、こういうような一項があったように存じております。本年は二月と十月に医療費の引き上げを行ないましたし、二回も一年に上げるのは、これはまさに異例なことでございまして、弾力条項は百分の八まで、これは社会保険審議……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/01/23、33期、日本社会党)

○島本委員 ただいま三菱石油株式会社の社長並びに水島製油所所長、それぞれの参考人から、いままでの経過とそれに対するいろいろな報告がなされたわけであります。私は順次いまなされた報告に基づいて真意をただしてみたい。今後のために必要だと思いますので、ぜひそれに対する的確な御答弁を願いたいのであります。  まず、政府にお伺いいたします。  去年の暮れ十二月二十二日にわれわれは第一回の調査に行ってまいりました。それに基づいて社会党としても政府に四項目の申し入れを二十五日に行いました。環境庁の長官にもこれをなしたのでありますが、緊急対策本部を設置すること以下四項目でありまするけれども、これらは全部そのよう……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1975/02/14、33期、日本社会党)

○島本委員 家本参考人にちょっと伺います。  要旨、メモ、配付されたものと、以前議題になりましたこれらの議事メモ、やや一致しているということはわかりました。中央公害審議会の大気部会、自動車公害専門委員会の議事、これは非公開のものであったはずであります。その非公開のはずのメモ、国権の最高機関である国会にさえも出さないメモ、そしてそれは一切関係者以外には――審議を深めるために国会にも出さない、もちろん公表もしない、こう言ってきたはずのメモが一部業界に漏れたということについて、そのメモは扱いが遺漏であったのか、計画的であったのか。遺漏なのですか、計画的なのですか。その点、イエスかノーかではっきり答え……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1975/02/18、33期、日本社会党)

○島本委員 先般、環境庁長官の所信表明がありましたし、今回また、昭和五十年度の総理府所管一般会計の環境庁予算案についての説明や関係省庁の昭和五十年度の環境保全経費等の説明がなされました。続いて公害調整委員会からの報告もあったわけであります。私は、これを総じまして、環境庁長官が、この所信表明にあります内容について、どういうような決意を持っているのか、数点についてひとつただしてみたいと思う次第であります。  まず第一に聞きたいのは、いまのような日本の公害列島になったこの原因と、その手段、手続等を見ます場合に、やはり不足しておりますのは環境影響評価が制度化されていなかったということであります。今回長……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○島本委員 大臣、十日に告示をする動きが察せられました。そして十四日の衆議院の公害環境特別委員会がこの問題を審議する、その前にやるのは考えものであるということで延ばしました。十九日に参議院で同様の委員会があったわけでありますが、それを終わったいま、遂に自動車の排ガス五十一年度規制の告示がなされました。その問題について、考え方の二、三と、その内容について少し触れてみたいと思うのであります。  大臣には前からも私ども一、二尋ねましたが、いま参議院で野党共同提案になって大気汚染防止法の一部を改正する法律案が継続審議になり、議題になっているわけであります。参議院先議でありまして、参議院の方では、これを……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○島本委員 まず、生越参考人にちょっと伺っておきたいと思いますが、先般のコンビナートの点検の結果、不等沈下が百九基、四%あった、それからタンクの本体自身の不良個所があるものが三十一基もあった、中に重油漏れしていたのがあった、それと同時に防油堤の亀裂しているものが三百十八カ所もあった、自動消火設備で役立たないものが百三十七基もあった、こういうようなことであります。そうなりますと、田尻参考人が申しましたように、コンビナートそのものやタンカー、巨大タンク、こういうようなものは危険と不安を内蔵しているようなものであって、安全性というものは営利追求を妨げない程度のものでしかないというような気がするわけで……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○島本委員 まず、長官にお伺いをいたしますが、環境行政の基本施策、この根幹に触れて確認しておきたいことが二つあります。したがって、この問題だけははっきり長官の口から聞きただしたい、こう思いますから申し上げます。  その一つは、きょうの新聞によりましても原子力委員会の稲葉委員が辞意を表明した、これは「むつ」などの責任をとるのだ、こういうようなのがちゃんと出ております。また、いままで自動車の排出ガス五十一年規制の問題をめぐって、中公審の自動車公害専門委員会また大気部会、この方面におきまして、もうすでに二人の方が辞意を表明されているようです。同時に、これは長官の認可を得ないままに、環境庁の行政側が勝……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1975/05/16、33期、日本社会党)

○島本委員 まず私は、いま、いろいろ貴重な参考意見の御開陳がございましたが、そのうちで特殊騒音専門委員長であります楠本参考人と高村徳山市長さんと、それから久保井日弁連の公害対策委員、この御三人に、一つの基本的な考え方についてお伺いしたいと思います。  それは特殊騒音専門委員会では、今度専門委員会の結論として、科学的な技術的な見地からの結論である、こういうようなことで、騒音振動部会の方では、新たに社会的、経済的角度から吟味してみる必要がある、こういうようなことになり、そしてそれがいま審議中である。もし、私が聞いていることで間違いあるならば、訂正してもらいたいと思いますが、私はそういうような感触を……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1975/05/23、33期、日本社会党)

○島本委員 まず、基本的な姿勢について、環境庁長官に伺いたいと思います。  五月の十六日、これは金曜日でしたが、当委員会で渡辺委員長主宰のもとに、新幹線騒音問題で参考人を招致して、中公審の特殊騒音専門委員会委員長であります楠本正康参考人以下八名の人から、貴重な意見を賜ったのです。その意見をもとにして、やはりわれわれとしては、どうしても国民的な立場から、環境庁と国鉄当局に対して、要望を含めて、ぜひこれは伺っておかなければならない、こういう問題がたくさんある。したがって、その姿勢についてまず、長官にひとつ伺って、それから総裁以下国鉄当局の御意見を賜りたいと思うのです。  これは当然、いまの日本経済……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1975/06/03、33期、日本社会党)

○島本委員 時間の関係で、ほんの一、二問にしぼります。  いまの場合、赤潮は直接工場排水の被害だという結論が、中公審以外は学術的には出ていないわけです。今度の公害等調整委員会の結論でも、これはもう工場排水が一因となり、徳山の水質汚濁、漁業を営む漁民の漁獲減になったということの補償になっているわけです。しかし、皆さんに率直に伺いたいのは、この原因ですが、こういう現象だから間違いないのだという、皆さん自身がいままでずっとやってきたその現象だけ、ちょっと  知らしてください。それが一つです。  それともう一つ。赤潮の厚さがどのくらいになるのか、これもいままでの経験で、それだけ知らしてください。午後の……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1975/06/17、33期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、公害と裏表になっている自然環境の破壊、この問題に対して大臣をうんと激励する、この意味も含めて、私は若干質問を展開していきたいと思うのです。  まず、林野庁の方にお伺いしておきますが、この恵庭岳を初めとして冬季オリンピック大会終了後の跡地は完全に整備するということになり、緑化の整備を完全にするということになっておりますが、その後の整備の状態は進んでおりますか。
【次の発言】 そのほかの回転コースその他、恵庭岳以外にもあるはずですが、その方面はどうなっていますか。
【次の発言】 スキー場として、どなたが利用しているのですか。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1975/06/20、33期、日本社会党)

○島本委員 すでに御承知のように、きのう、石油コンビナート等災害防止法案の連合審査が、商工、地方行政並びに災害、公害環境特別委員会等によって開かれました。その席上で、やはりいろいろ環境的な問題についての論議が積み残されたのであります。その点について、いまこの機会に環境庁長官にお伺いしたい、こういうふうに思うわけであります。  まず第一番は、石油コンビナート防災法、その法体系は、これは開発計画法の下請法的な、こういうような域を脱していないのではないだろうか、きのうはそういうふうに思いました。その条件を整えれば、その場所の開発を促進されるという、こういうような下請法的な域を脱していないような感じが……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1975/06/24、33期、日本社会党)

○島本委員 私は、今回の新幹線の鉄道騒音に係る環境基準設定について、環境庁並びに国有鉄道当局に、今後の問題を含めて若干伺いたいと思います。  まず長官、新幹線の騒音に係る環境基準についての中公審の答申は、いつごろ出る見込みですか。どういう予定になってございましょうか。
【次の発言】 決してそうではないし、いままでの会議の運びなどを見ていたら、新聞報道がわかっていて、長官がわからないわけはないわけであります。  では事務当局にお伺いいたしますが、いままで何回この関係部会を開いておったかというようなことについて、おわかりになりませんか。
【次の発言】 どうも一回一回聞かないと日にちまで言わないよう……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第18号(1975/07/01、33期、日本社会党)

○島本委員 ただいま山本委員の方からも公共事業、ことに道路の建設に対して重大な喚起、提起がされました。私もやはり同じような状態の環状七号線の公害問題と西武池袋線の環境対策問題、この二つに触れたいと思って参りました。ただ、いま山本委員が質問されたこの問題に対して、意外に環境庁も建設省も道路公団も重大なことを、これは知っておらないのではないか、こう思って唖然としているのです。建設省、運輸省、昭和四十七年六月六日の「各種公共事業に係る環境保全対策について」の閣議了解事項というものを知っておりますか。これは重大なんですよ。建設省、運輸省それから公団の責任者、簡単に知っているか知っていないか、それを発表……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1975/08/08、33期、日本社会党)

○島本委員 北海道の千歳飛行場の滑走路移動の問題並びにこの騒音被害の問題と、あわせて新幹線の告示以後の問題について、三点にしぼって質問したいと思います。  まず、防衛庁にちょっとお伺いいたしますが、防衛庁長官、来ておりますか。
【次の発言】 そうすると、大臣を要求していたのに参事官が出てきて、では責任ある答弁できますか。要求しているとおり出てこないで、勝手に逃げの手ばかり打たれるのでは困るのです。平井参事官おりますか。では、大臣にかわって、はっきりした答弁申せますか。イエスかノーか言ってください。
【次の発言】 責任ある答弁の出ない場合には別途、講じますけれども、しかし、ここではっきり答えても……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1975/09/09、33期、日本社会党)

○島本委員 時間の制約がございますから、答弁の方は簡単に率直に願いたいと思います。  まず私どもも、いろいろ日本電工の栗山並びに徳島を視察いたしました、調査もいたしました。なお日本化学工業のいろいろな視察もさしてもらいました。その中で、いま一、二ちょっと気になることがございますので、この際、お伺いしておきたいと思います。  まず棚橋参考人にお願いしますが、参考人は鉱滓の被害については、ただいま参考愚見の開陳の中で、ないものだと思っておるし、家族に健康上の被害があらわれていない、付近の住民に健康の被害もあらわれておらない、また一般の住民も健康被害がないのだ、聞き及んでおらない、こういうような御答……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1975/09/10、33期、日本社会党)

○島本委員 私は、きのうの午前十時から午後遅くまでかかって、十人の参考人と二名の説明員から六価クロムの鉱滓を含めてのいろいろな被害についての参考意見を承りました。それで強く感じたのは、行政が企業を甘やかしているのではないか、行政があることによって、企業がうそをついているのじゃないか、この姿勢は私は許されない、こう思いますので、一応そういうような前提に立って、せっかくきょうは長谷川労働大臣と小沢環境庁長官もいるわけでありますので、この意見を中心として、ひとつ皆さんのこれに対する考えを承りたいと思うのであります。  と申しますのは、きのうは、このクロムの鉱津に対しての被害、これに対しては社長は、言……

第75回国会 社会労働委員会 第1号(1975/02/08、33期、日本社会党)

○島本委員 ただいま田中厚生大臣から厚生行政についての所信、それと厚生省事務当局から所管に係る予算の概要を承ったわけであります。いろいろ困難な中でも、今後の健闘を心から望んでやまない次第であります。  それで、ただいま所信の表明が行われましたけれども、それについて、私も意見を交えながら若干質疑をさせてもらいたいと思う次第です。  社会保障の計画的拡充の必要性についてであります。確かに大臣は、インフレの後追いにならないように安定対策には積極的に取り組むと、この姿勢を示しておるのであります。多分これは四十八年の第七十一回国会で、われわれの先輩であります大原亨議員が、経済社会基本計画は社会保障の計画……

第75回国会 社会労働委員会 第5号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○島本委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、これについて数点にわたって私は大臣にこの対策の今後の問題等についてひとつゆっくりお聞きしたいと思うわけであります。  まず第一番に、今回のこの改正では、戦没者の遣族に二十万円の特別弔慰金を支給するとしておるようであります。戦後、すでに三十年もたっておって、このような時期に改めて戦没者の遺族対策を行うという趣旨、これはどこにあるのでしょうか。この点を明確にしてもらいたい、こう思うわけであります。いままで対策がおろそかだったのか、それともこれで打ち切るのか、それとも何か他に意図があるのか、この点いかがでしょう。

第75回国会 社会労働委員会 第18号(1975/05/29、33期、日本社会党)

○島本委員 厚生省当局並びに大蔵、労働関係各省に伺いますが、先般、五月十四日でありますが、私どもは高崎市にあります国立コロニーを調査したわけであります。福祉施設の実態調査として、私どもとしては貴重な調査資料を得たわけであります。障害児並びに障害者の障害施設として、国が誇りとする施設なわけです。こののぞみの園は、昭和四十六年に約二十六億円の巨費をもってつくって、標高二百メートルの丘陵地帯につくられてあります。これは心身障害者の共同生活施設であり、二百二十万平米の敷地で広大なものであります。現在約五百四十三名、全国から集められてそれぞれ生活しているのでありますが、初め設立した当時の趣旨と現在の運営……

第75回国会 社会労働委員会 第20号(1975/06/05、33期、日本社会党)

○島本委員 前回に引き続いて、五月の十四日に国立コロニーを私どもは調査いたしました。調査した人たちは、村山富市議員、田口一男議員、森井忠良議員、それに山口鶴男議員であります。参議院からは片山甚市議員、それから茜ケ久保重光議員、それに私を加えて七名、これでいろいろ調査し、前回五月二十九日には質問をいろいろ展開したわけでありますが、具体的な問題について積み残しがございました。その件について同志の皆さんの愛情ある取り計らいによって、きょう四十分間の制限はございますが、その中で膨大な具体的な問題を詰めたい、こう思うわけであります。もし、皆さん方の方でくだらない答弁を長くされたら一回で時間がなくなります……

第75回国会 逓信委員会 第9号(1975/04/16、33期、日本社会党)

○島本委員 ただいまは田邊委員の方から格調の高い質問がございました。いろいろ答弁もございましたが、私ども大分わからない点が多かったのであります。その点一、二を通じて解明願いたいと思うのであります。  まず第一に大臣に率直に聞きますが、きわめて率直であります。それは、この提案理由の説明の中にも、四十九年度当初から相当の不足を生ずる状況となり、このまま推移すると収支の不均衡はますます大きくなることが予測されるので今回の値上げをやった、こうなっておる。それは、提案の理由としてはわかりました。では、来年度はするのですか、しないのですか。それだけひとつきちっと聞かせてください。私どうもわかりませんでした……

第75回国会 農林水産委員会 第12号(1975/03/12、33期、日本社会党)

○島本委員 私は、この機会に、ただいままで井上議員もいろいろ皆さんに承っておりました振動病の問題について、林野庁並びに労働省を中心にして根本的な問題について詰めてみたいと思う次第であります。  この二月十一日から十三日にかけて三日間、私も、社会党の林業労働者振動病現地調査団の団長といたしまして、高知県の宿毛市、それから土佐清水市の林業労働者の振動病の実態を調査してきたわけであります。そして、私自身その惨たんたる状態に驚いてきたわけです。また、これと同時に、大分、宮崎の両県にも調査団を派遣して調査してまいりました。そして、林業における振動病の発生状況はきわめて深刻なものだということをはっきり認識……

第75回国会 予算委員会 第13号(1975/02/15、33期、日本社会党)

○島本委員 私は公害と環境問題に論点をしぼりまして、数点にわたって質問するつもりでございます。まず、真っ先に伺いたいのが一つあります。最近の瀬戸内海の汚染の状態はひどいのでありますが、瀬戸内海環境保全臨時措置法が三年間の時限立法として、もう成立しているのであります。しかし、最近のああいうような石油事故のために、すでにもとへ戻ったような状態であります。これは何ともできない状態であるといいながらも、これは環境庁を初めとして、公害、環境に対する取り組みがまだ不十分である、こういうような点からして、まことに残念だと言わなければなりません。  それだけではないのであります。つい二月の十一日に、香川県の高……

第75回国会 予算委員会 第18号(1975/02/21、33期、日本社会党)

○島本委員 十五日の質問につきまして、いわゆる伊達火力の問題で、警察官並びに海上自衛隊、この警備過剰による公害行政で、総理の考えている理念と発言とが完全に無視された、こういうような事態が判明いたしましたので、特に総理並びに関係の皆さんにこの点の解明を願いたい、こう思って参った次第であります。  環境権裁判の伊達火力の強行着工、これは当時の環境庁長官でありました三木総理が一番よく知っているはずであります。北海道と北海道電力に対して、昭和四十八年六月の十三日ですが、着工に当たっては絶対流血の惨を避けよ、そしてこの際忍耐強く話し合いを行いなさい、こういうふうにして指示されたはずであります。当時の二階……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/11/11、33期、日本社会党)

○島本委員 環境庁の長官に、この際ですから、敬意を表しながら若干、伺いたいことがあります。  と申しますのは、九月の九、十、二日間、六価クロムの問題で当委員会で集中審議を行いました。その六価クロムの問題も、いわば労働災害の段階、それを伏せられたままで住民からの告発によって公害として指摘をされ、それが判明したという状態。今度の場合には、またしても同じような塩化ビニールモノマーの問題が発生してまいりましたが、これもまた同じような状態であります。やはり最近の調査によりまして、十一月七日、新潟市の大気汚染研究全国協議会においても、横浜国立大学の環境科学研究センター加藤助教授によって、それがもう本当に微……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1975/11/20、33期、日本社会党)

○島本委員 答弁は、だらだらしないで端的に答えてもらいます。  環境庁長官、この環境影響事前評価、これについては長い間、問題になっておりますが、もうすでに検討の段階に入っており、いつの日にかこれを提案する、国会に出す、こういうようなことになっているようであります。準備はどのように進んでいるのですか。それと同時に、いつ提案する予定になっておりますか。その点を明確に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 その気持ちはわかるけれども、だから、どの辺まで準備しているかということです。
【次の発言】 いろいろ問題が発生してから後追いのように、これをつくるというのでは、もうすでに公害対策としては遅過ぎる……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1975/12/05、33期、日本社会党)

○島本委員 時間の関係がありますから。率直にお伺いいたしますが、十一月二十七日の大阪高裁判決、これは両大臣もすでに十分、御了知のとおりでありまして、いま、いろいろ御討論がありました公共性よりも人格権尊重という住民サイドに立った判決というので、いまや注目されております。環境庁もかなえの軽重が、いまや全国民から注目の目をもって見られている、こういうような状態であります。したがって長い間、公共性の名のもとに環境悪化による健康被害、生活妨害に悩まされ続けた住民の切なる悲願が、ようやくいま認められつつある。いままでの政府の環境行政に対して、受け入れながらも厳しく批判して、直ちにその姿勢を改めよと求めたも……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/12/09、33期、日本社会党)

○島本委員 私の場合は、きょうは特に前回、十分詰め切れなかった塩ビモノマーの人間の体に及ぼす影響を含めた汚染の問題、それともう一つは、先般、環境庁から出された窒素酸化物対策、この二つの問題に限定して、きょうは十分詰めてみたい、政府の意見も聞いてみたい、こう思う次第であります。まず、その順序としては、いま林委員の方からも塩化ビニールモノマーの問題で質問がありました。したがって、その方からいった方がいいと思いますから、便宜そうさしてもらいます。しかし主眼点は、窒素酸化物の対策問題でありますから、すぐ、そっちの方へ移らしてもらいます。  ちょっとお伺いいたしますが、前回、私がいろいろと塩化ビニールモ……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1975/12/23、33期、日本社会党)

○島本委員 本臨時会における公害環境特別委員会の審議は、いよいよこれが一番、最後になったわけです。最後のしんがりでありますが、私は今回、特に環境庁自身の最近のいろいろな事象からして感ずること、こういうような問題を中心にして、総括的に質問を展開していきたい、こういうように思っております。  まず、それに入る前に、ただいまも、ちょっとありましたクロム公害、この問題に対する考え方、私としては若干、違う点がございますので、この点を解明して、同時に行政措置をここに伺っておきたい、こう思うわけであります。  クロムによるところの人体被害、この問題は当然、当委員会においても九月の九日、十日、二日間にわたって……

第76回国会 社会労働委員会 第3号(1975/11/18、33期、日本社会党)

○島本委員 大臣もいま枝村委員の質問をお聞きのとおり、スト権の問題と雇用問題がいま重大な焦点になってきております。この高度経済成長の、いわば自由主義国第二位の日本の経済ですが、戦後三十年、倒産と解雇の状態は最近まことに目まぐるしいものが生じてまいりましたし、この一月から六月までには二百九十万人が離職しているという報告がされております。失業者は百万人を超えておる。求人倍率は最悪。二月のピーク時の〇・五の状態である。雇用は昨年同月比五三%減、特に新卒者はだめである、こういうようなデータであります。中高年齢者やパートタイマー、ことに婦人の場合は深刻でありますが、こういうような問題に対処して、労働大臣……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1976/03/02、33期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 次に、各省庁の昭和五十一年度環境保全経費等について、便宜、環境庁から説明を求めます。柳瀬企画調整局長。
【次の発言】 以上で予算の説明は終わりました。
【次の発言】 次に、公害等調整委員会の公害紛争の処理に関する事務概況について説明を聴取いたします。小澤公害等調整委員会委員長。
【次の発言】 大臣が来る予定のところを、まだ来ておらないのですが、政務次官、よろしゅうございましょうか。
【次の発言】 ちょっと不足なように思いますが、大丈夫だというならば、まあ結構です。では質問いたします。(越智政府委員「大臣の方はできるだけ後にしていただいたら、すぐ参ると思いますから、不足の部分は……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○島本委員 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案が、いま提案されているわけでありますが、これは何回目の改正になりましたか。
【次の発言】 この原案、真っ先に出された公害健康被害補償法ですね、二回改正される前のもの。これを出すための基礎、諮問機関か、または委員会というようなものは、どの委員会でございました。
【次の発言】 そうすると、中央公害対策審議会がいろいろ審議した結果、皆さんが立法化した、そして提案された、こういうようなことになるわけです。この中央公害対策審議会、これはまともに行われているのですか。
【次の発言】 その問題の中央公害対策審議会自身がまともに運営されているのですか、このこ……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1976/03/29、33期、日本社会党)

○島本委員 公害健康被害補償法の一部改正法案、それを、いよいよ年度内に成立させなければ重大なことになるということで、いま審議の対象になっているわけであります。もちろん、この法律案そのものの内容等を見ましても、私どもとしては、まだまだ、これを練らなければならない、こう思われる点がたくさんあります。  ことに公害健康被害補償給付金給付に要する費用のうち自動車負担分、いわゆる移動発生源による分、これは八十七億九千万円でしょう。これは自動車重量税の一部から交付する措置を四十九年、五十年、二年間はとる、それまでの間に完全な法律をつくる、こういうようなことになっていたのを、できないから、もう二年延長してく……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1976/04/23、33期、日本社会党)

○島本委員 四月二十一日に国会正常化に対する衆参両院の議長裁定がございました。六項目にわたって、いろいろな裁定がなされ、いよいよ国会は正常化第一歩というところであります。それで、きょうは公害環境特別委員会におきまして、この裁定にのっとって、最近の環境公害行政、これに対するいろいろな取り組み、この点をひとつ具体的に三点にわたって聞きたいと思います。一つは、環境庁長官に対して基本的な問題、姿勢、もう一つは産業廃棄物処理の問題、それから最近のカドミウム中毒、これに対しましての見解。いろいろございますが、さしあたって重要だと思われます。この三つの点、順次お伺いしていきたいと思います。  まず小沢長官に……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1976/05/07、33期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 参考人に申し上げますが、もう少し声を大きく、ひとつ御発言願います。
【次の発言】 まず、亘理参考人と二村参考人にお伺いしたい。  西宮の小田助役さんから、新幹線の問題に関して指針ではなくて規制基準にせい、沿線住民の被害は目に余るものがある、こういうような参考意見の開陳があったわけです。また、伊藤参考人の方からは、これは防止の目標を与えてもらったところに意義があるということで、目標ととらえているわけであります。それと同時に、また尼崎の公害部騒音課長の桜井参考人は、新幹線は指針値ではなくて規制基準の対象にしなければだめだ、これを強く要請いたしました。  それでお伺いいたしたいので……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○島本委員 振動規制法、この法律ができ上がりますと、公害対策基本法による典型七公害の、いわば関係法律案いわゆる受けざらと思われる実体法ができるわけです。しかし、やはり法律はできたけれども環境庁の姿勢はますます強くなった、毅然たる態度を示すようになった、こう言われてあたりまえだ。法律はできたけれども弱体化した、後退した、こう言われるとあっては、何のために法律をつくったのだ、こう言われることになりますから、これはやはり大臣としても、そこを十分考えておいてもらわないとだめなんです。  最近、経済不況に藉口して、よく、この対策をサボる傾向が出てきたのです。また口にのる財界等の言葉によっても顕著に、それ……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1976/05/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 慎重に御答弁願います。
【次の発言】 越智政務次官、こっちの方へ着席願います。
【次の発言】 ただいまの質問は、次回に留保することにしておきます。  では土井たか子君のきょうの質問は、これで終わりました。  次回は、五月十四日金曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時四十二分散会

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1976/05/14、33期、日本社会党)

○島本委員 ただいま、それぞれ修正案が説明されましたが、そのうち自民党、日本社会党、民社党提出の修正案、この内容について、その二十四条一項の条文等の内容、これらについて質問したいと思います。  すなわち、あくまでも条例は地方の実情に即して制定されたものであり、尊重しなければならないものだと認識しております。したがって、地域指定についての指導について長官は、どのように考えるのか、この際、明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 さらに、この修正案に言う、いわゆる「別の見地」とありますけれども、どういう意味であるのか。この際に、この点についても明確にしていただきたいと思うのであります。

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1976/05/18、33期、日本社会党)

○島本委員 環境庁長官、昭和五十一年四月二十三日金曜日の公害対策並びに環境保全特別委員会の議事録でありますが、自民党から出された、あのカドミ汚染問題に対する報告書、これに対する長官の答弁、この中で「十分それぞれの所見について検討を加えなければならないと思います。」と「検討を加えなければならないと思います。」で全部、終わっているわけであります。私は、そういうような点から環境庁長官に、この際でありますから、この問題に対して、きちんとしておいてもらいたい。そうでなければ、また世界の笑われ者になっては大変なんだ、こういうような考え方から一、二お伺いして、そして今後の善処を心から期待したいと思います。 ……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1976/07/16、33期、日本社会党)

○島本委員 私の場合は、特に最近の環境庁の姿勢も含めて、環境影響事前審査この必要性と、現在の北海道苫小牧の東部大規模工業開発、これについて、その問題点を若干お伺いしたい、こう思っております。  それは六月の十六日ですが、十二省庁連絡会議がありまして、苫東の環境事前評価の合意が成立した。これを受けて十八日の閣議の前に開かれた三省庁責任者会議、福田開発庁長官、木村運輸大臣それに小沢環境庁長官、この三閣僚会議で苫東の着工を正式に決定した。これによって苫小牧東部開発は、その一歩を踏み出すことになった。こういうふうに報ぜられておるわけであります。  この決定の仕方にも、まず十分納得するものではございませ……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○島本委員 建設労働者の雇用の改善等に関する法律案、いよいよこれがかかったわけであります。しかし、この内容等を見まして、われわれとして幾多の疑問があります。と言うより、足りない点で不満を感じます。少なくとも基本的人格権を中心にしてりっぱな憲法がある。そのもとに国民の福祉充実、こういうようなものが行政の主目標になって唱えられている。行政もそういうような状態になっているのに、一つ取り残されている存在が、いまこの対象になっている建設労働者です。そういうようなことからして、劣悪な労働条件のもとで働いている労働者のこの状態を見る場合には、労働行政の立ちおくれだ、そう私ははっきり指摘せざるを得ないわけです……

第77回国会 社会労働委員会 第11号(1976/05/18、33期、日本社会党)

○島本委員 廃棄物処理及び清掃に関する法律及び廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律、問題はこの二つに及んでいるわけでありまして、この点等においてはその性格上、清掃は一つであるけれども、性格が違うものを二つ組み合わされている法律であります。したがって、これはいろいろな点からして相反するような措置をとらなければならない場合もあります。  そこでまず、私は、廃棄物処理施設整備緊急措置法、この面から先にちょっと聞いていきたいと思います。  五十一年四月九日に本法案に基づいて整備計画の閣議了解が作成されておりますが、これはどういうような割合と実施の状況になっておりますか、一応ちょっと簡単に報……

第77回国会 逓信委員会 第10号(1976/05/19、33期、日本社会党)

○島本委員 しばらくぶりで、公衆電気通信法の一部を改正する法律案につきまして、私も若干疑義をただしていきたい、こう思うわけであります。  まず、その前に、大臣にちょっとお伺いしたいことがあるのであります。前からもいろいろ問題になっておって、一回や二回ではございませんが、村上郵政大臣は逓信大臣も兼務しているのですか。どうもこの点わからないのでありますが、郵政大臣でしょうか、逓信大臣でしょうか。
【次の発言】 その点等におきましては、昭和三十三年三月第二十八国会、三十回国会昭和三十三年九月、それから三十一国会昭和三十四年一月、ずっとこうあるのでありますけれども、いまだにまだ逓信大臣と郵政大臣が併立……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○島本委員 いま土井委員の方から厳しく、いま日本や関係各国を覆っておりますところの構造的な汚職というか政治の汚れがロッキードによって証明された。しかし、私も公害対策の点からして、国土を覆わんとする環境破壊の根本を解明するために若干質問をさせてもらいたいと思うわけであります。  まず、環境庁長官にお伺いしますが、昭和四十七年の六月の閣議了解事項があります。国の行う公共事業、地方公共団体の行う公共事業に対しても環境影響評価を行う、これが閣議了解事項になっております。中公審報告の環境庁案は、制度化を図る必要がある、こう言っているのでありますが、政府としては法の制度化を考えているのか、それとも行政指導……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1976/10/12、33期、日本社会党)

○島本委員 大臣並びに政務次官の就任につきまして、今後の活躍を心から期待するものです。たとえ短期でありましても、人間死ぬときに一番その直前には光を放つものであります。ちょうどいい時期に大臣になり、政務次官になったのではないか。いままでの生命の火、世紀の生命の火でありますから、これを高々と掲げて後世にまで、その業績は残してもらいたい。  さて、そのためには最近の環境行政、これを見ますと、大臣、精彩を欠いておるように見えませんですか。不況を理由にして公害規制の緩和を迫る産業界の攻勢に、たじたじのていたらくであります。一方、住民運動側からは、被害者の立場に立って行政をするという環境庁発足当時の意気込……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1976/10/15、33期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。  委員長所用のため、その指名により私が委員長の職務を行います。  質疑を続行いたします。岡本富夫君。
【次の発言】 岡本君の質問はこれで終わりました。  次回は、来る十九日火曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後二時二十一分散会

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/10/19、33期、日本社会党)

○島本委員 大臣、きょう理事会の決定によりまして、伊達発電所のパイプラインに関する統一見解が、環境庁が中心になって経済企画庁、通商産業省と合議の上で決定され、いま提案になっております。この問題に対しては二十六日に内容について具体的に詰めて、この正否をただしたい、こう思うわけであります。  それにいたしましても、きのう、きょうのいろいろな報道等によりまして、最近の環境破壊、それと同時に今度は林業労働者の白ろう病の問題、これはかつては死に至るほどの問題でもあるまいと思われておったのが、もう死者まで出ておりまして、部分的疾患だと言われておる問題も全身疾患であるというふうに認識されるようになってきたわ……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1976/10/26、33期、日本社会党)

○島本委員 伊達発電所パイプラインに関する統一見解、これが環境庁が中心となって経済企画庁、通商産業省それぞれ、ここに知恵をまとめて出されたようであります。これは小沢前長官の時代で、いまの長官は、その当時はこれに関していなかったわけでありますが、この統一見解は前回われわれの方にちょうだいすることができましたが、これに対して環境庁長官は責任を持って、この統一見解を出されることを指導されたのですか。
【次の発言】 この統一見解は、いろいろまだ疑義な点がたくさん残されたままに、ふわらっと真綿で包んだような見解のように受けとめられます。順次この問題に対しては解明さしてもらうことにして、まず本年の十月十一……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1976/11/04、33期、日本社会党)

○島本委員 去る十月二十九日の瀬戸大橋の建設に関する陳情、これに関して不穏当な言動があったということで本人からの釈明、そして二度と繰り返さないという決意の表明もあったわけです。それに加えて丸茂環境庁長官からも遺憾の意の表明がありました。私は、それについて了解したいと思います。  ただ、二点に限って、この際ですから、きちっと歯どめをかけておかなければならないと思います。それは確かに不用意の発言であります。しかし、基本的な考え方が、この中にあってはならないと思うのです。この問題については本当に不用意なのか、基本的な考え方なのか、この辺について私ははっきりしておきたいと思うのです。  なぜかというと……


34期(1976/12/05〜)

第79回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1976/12/25、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が委員長の重責を担うことになりました。  申し上げるまでもなく、わが国の公害対策と環境保全の問題は、数多くの試練の中から幾多の関係法の制定を生み出すとともに、健康を守り、良好な環境を保全しようとする国民の大きな願望によって、その成果も次第に上がってまいったところでありますが、今日、生活の多様化あるいは経済の不況という状態の中で、その実行をいかに推進していくか、真価を問われる時代に入ったと申し上げることができると存じます。  また一方、いまだに悪化の傾向をたどりつつある生活排水や産業廃棄物対策を初めと……

第80回国会 決算委員会 第8号(1977/03/16、34期、日本社会党)

○島本委員 大変しばらくでありました。  北海道の季節労務者、雇用保険法の施行に伴う特例一時金の制度ができてから、働く意思と能力と気力を有しながら、生活保護世帯に転落しかねない状態がいま起きておるわけであります。この就労と生活の実態について、労働省では実際係官を派遣して、この実態を調査したわけであります。その調査の結果に基づく今後の差し迫った対策を、この際、大臣に明らかにしてもらいたいと思います。  きのう実は百万の署名を携えて国会へ来たのです。東北、北海道の、季節労務者でありますが、これを見た際に、このままにしておいていいのだろうかどうか、これはもう一回考え直さなければならないし、その実態こ……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1976/12/30、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、臨時会に引き続き、私が委員長の重責を担うことになりました。  委員会の運営に当たりましては、皆さんの御支援をいただきまして、万全を期してまいりたいと思います。  どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。  理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいまの島村宜伸君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       染谷  誠君    登坂重次郎君       林  義郎君    向……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1977/02/24、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  まず、環境庁長官から環境行政に関する所信を聴取することにいたします。石原環境庁長官。
【次の発言】 以上で石原環境庁長官の所信表明は終わりました。  次に、昭和五十二年度環境庁関係予算の説明を求めます。金子官房長。
【次の発言】 次に、各省庁の昭和五十二年度環境保全経費等について、便宜環境庁から説明を求めます。柳瀬企画調整局長。
【次の発言】 以上で予算の説明は終わりました。  次に、公害等調整委員会の公害紛争の処理に関する事務の処理概要について説明を聴取いたします。小澤公害等調整委員会委員長……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1977/03/01、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。本件について、本日、参考人として日本道路公団理事伊藤直行君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。阿部未喜男君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて
【次の発言】 速記を始めてください。  阿部君。
【次の発言】 阿部未喜男君の質問はこれで終わります。  次に、馬場昇君。

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1977/03/10、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件、特に大阪国際空港の公害問題について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。永田亮一君。
【次の発言】 土井たか子君。
【次の発言】 この際、午後一時二十分まで休憩いたします。     午後零時四十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、土井委員の発言に関し、環境庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。石原環境庁長官。
【次の発言】 質疑を続行いたします。岡本富夫君。
【次の発言】 長官の答弁の前に、橋本大気保全局長から先ほどの答弁の補足をしたいとい……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1977/03/15、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会の申し入れの件についてお諮りをいたします。  ただいま農林水産委員会において審査中の松くい虫防除特別措置法案について、農林水産委員会に連合審査会の開会を申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会の開会日時につきましては、委員長間において協議の上、追って公報をもってお知らせいたしますが、一応明十六日を開会の予定とし、協議しておりますので、御了承願ます。
【次の発言】 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありま……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1977/03/22、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。  去る十日、理事中井洽君が委員を辞任されました結果、理事が一名欠員となっておりますので、これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。  それでは、中井洽君を理事に指名いたします。
【次の発言】 私も十数年、産業公害対策特別委員会のころから、また名称が変わって公害対策特別委員会、それから公害対策並びに環境保全に関する特別委員会、ずっと理事をやらしてもらってきたのであります。し……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1977/04/07、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林義郎君。
【次の発言】 林君に指名する前に、誤解を受けるような言葉はなるべく発しないように御答弁願いたいと思います。  林君。
【次の発言】 林義郎君の質問は終わりました。  次に、土井たかこ君。
【次の発言】 関連質問の申し出がありますので、これを許します。水田稔君。
【次の発言】 土井たかこ君の質問は終わりました。  次に、古寺宏君。
【次の発言】 古寺宏君の質問は終わりました。  次回は、来たる十二日火曜日、午前十時理事会、午前十時三十分……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1977/04/12、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本件につきまして、本日、日本道路公団理事大塚勝美君、日本鉄道建設公団総裁篠原武司君及び同公団海峡線部長松尾昭吾君を参考人として出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林義郎君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  橋本局長。

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1977/04/19、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林義郎君。
【次の発言】 林義郎君、水産関係ではなく、いま田中農政課長が来ておりますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 林義郎君の質疑は終わりました。  次に、阿部未喜男君。
【次の発言】 阿部未喜男君の質問は終わりました。  次は、坂口力君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午後零時五十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。馬場昇君。

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1977/04/21、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。水田稔君。
【次の発言】 関連質問の申し出がいま出ましたが、時間がありませんので、一問に限ってお許しをいたします。土井たか子君。
【次の発言】 岡本君に指名する前に、一応本日の本会議が一時から予定されております。開会がおくれまして発言時間はそれぞれ減耗されておりますので、両方とも十五分ぐらいずつ減耗されておりますから、その点をおもんぱかって、十分簡単にして要を得た質問の得意な岡本さんでありますから、それをしてもらいたいと思います。岡本富夫君。

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1977/04/26、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  まず、連合審査会開会申し入れの件についてお諮りいたします。  ただいま外務委員会において審査中の日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚の北部の境界画定に関する協定及び日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚の南部の共同開発に関する協定の締結について承認を求めるの件について、外務委員会に連合審査会の開会を申し入れたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会の開会日時につきましては、委員長間において協議いたしますので、御了承願います。

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1977/05/13、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。  去る四月二十六日理事中井洽君が委員を辞任されました結果、理事が一名欠員になっておるのであります。これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。  それでは中井洽君を理事に指名いたします。
【次の発言】 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本件につきまして、本日、日本鉄道建設公団総裁篠原武司……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1977/05/17、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、土井たか子君外四名提出の環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案及び古寺宏君外二名提出の環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案を議題とし、順次提案理由の説明を聴取いたします。土井たか子君。
【次の発言】 次に、古寺宏君。
【次の発言】 以上で両案の提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  本件につきまして、本日、日本道路公団理事吉田喜市君を参考人として出席を求め、その意見を聴取したいと存じますが、御……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1977/05/19、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡本富夫君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。  岡本君に申し上げますが、いま政府委員が到着をいたしましたから、いまの質問をもう一回繰り返してやってください。
【次の発言】 関連質問の申し出がありますので、これを許します。土井たか子君。
【次の発言】 東中光雄君。
【次の発言】 この際、午後二時三十分まで休憩いたします。     午後零時五十六分休憩

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1977/05/24、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山本政弘君。
【次の発言】 山本政弘君の質問はこれで終わりました。  次に、土井たか子君。
【次の発言】 時間になりました。  なお、環境庁長官、いまの答弁でわかりましたが、言っている言葉の中に、命と健康は最優先させたい、しかし、経済に響くのであるから、それも考慮しなければならないという言葉があるのは、これは紛らわしゅうございますから、もう一回、そこははっきりさせてください。
【次の発言】 この際、午後四時まで休憩いたします。     午後零時五……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1977/05/26、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  まず、請願の審査に入ります。  本委員会に付託されました請願は二件であります。本日の請願日程全部を議題とし、審査を進めます。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  各請願の内容につきましては、文書表等によりすでに御承知のことでありますし、また、先刻の理事会においても協議いたしましたので、紹介議員よりの説明等は省略し、直ちに採否の決定に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、よって、さよう決しました。  採決いたします。  本日の請願日程中、第一の請願は、採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませ……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1977/06/09、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  この際、委員長より御提案申し上げます。  水質浄化の推進に関する件について決議をいたしたいと存じます。  本件につきましては、理事会等におきまして協議を願っておりましたが、その協議が調い、案文がまとまりました。  便宜、委員長から案文を朗読いたし、その趣旨の説明にかえたいと存じます。     水質浄化の推進に関する件(案)   最近における水質汚濁の状況は、総体的には改善の傾向がみられるが、望ましい水質環境に達していない水域も数多く残されている。   漁業水域二百海里時代を迎えて、我が国におけ……

第81回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1977/07/27、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き委員長の重責を担うことに相なりました。  委員会の遷宮に当たりましては、皆様の御支援をいただきながら、万全を期してまいりたいと存じます。  どうぞよろしく御指導のほどをお願い申し上げる次第です。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。  理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいまの向山一人君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       染谷  誠君    登坂重次郎君       林  義郎……

第81回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1977/08/01、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。  第八十回国会土井たか子君外四名提出の環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案  第八十回国会古寺宏君外二名提出の環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案 並びに  公害対策並びに環境保全に関する件 以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中の委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。  閉会中審査案件が付託され、委員派遣の必要が生じました場……

第81回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1977/09/12、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、去る九月五日から四日間、公害対策並びに環境保全状況の実情調査のために委員を派遣いたしましたので、派遣委員の報告を聴取いたします。土井たか子君。
【次の発言】 以上で派遣委員からの報告聴取は終わりました。  お諮りいたします。  ただいまの土井たか子君の御提案のとおり、調査報告書を本日の会議録に参照掲載することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 本委員会は、いま土井委員より報告がございましたように、公害対策並びに環境保全状況の実情調査のために、九月五日から八日まで、北海道並びに青森……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1977/09/29、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 この際、一言あいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き委員長の重責を担うことになりました。  今後とも円満なる委員会の運営に努めてまいりたいと存じますので、委員各位の御協力を切にお願いする次第であります。  はなはだ簡単でございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。  理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいまの向山一人君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       染谷  誠君    登坂重次郎君      ……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1977/10/07、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。  瀬戸内海環境保全状況の実情調査のため、議長に対し、委員派遣の承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、派遣委員の人選、日時、派遣地等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時五十五分散会

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1977/10/25、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、去る十九日から二日間、瀬戸内海環境保全状況の実情調査のため委員を派遣いたしましたので、派遣委員の報告を聴取いたします。水田稔君。
【次の発言】 以上で派遣委員からの報告聴取は終わりました。  お諮りいたします。  ただいまの水田稔君の御提案のとおり、調査報告書を本日の会議録に参照掲載することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 次に、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件、特に公害健康被害補償に関する問題について、明二十六日、経済団体……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1977/10/26、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件、特に公害健康被害補償に関する問題について調査を進めます。  本日、お招きいたしました参考人は、経済団体連合会環境安全委員会委員長代理徳永久次君、尼崎市環境保全局環境部長佐竹三木夫君、横浜市公害研究所所長助川信彦君、名古屋保健衛生大学医学部教授梅田博道君、岡山大学医学部助教授青山英康君、日本弁護士連合会公害対策委員会副委員長鈴木繁次君、以上六名の方々であります。  なお、本日は、議事の整理上、午前中は徳永参考人、佐竹参考人、助川参考人からまず御意見を承り、続いて、各参考人に対し質疑を行うことといたします。  また、午後か……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1977/10/27、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。永田亮一君。
【次の発言】 なお、この際、環境庁長官に一言委員長として申し上げます。  先般、十月十九日、二十日、二日間の瀬戸内海の視察におきまして、参加された全員が、赤潮対策のための研究費を含む対策予算に対しては、これは党派を超えて努力を惜しまない、このような申し合わせをいたしました。やはり二百海里時代に対処するたん白資源のためにも、ぜひともこの問題は長官を通じて内閣に反映してもらいたいことを要望いたしたいと思います。  以上で永田君の質問は終……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1977/11/01、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。友納武人君。
【次の発言】 友納武人君の質問は終わりました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件調査のため、新東京国際空港公団総裁大塚茂君、同公団理事角坂仁忠君及び日本道路公団理事平野和男君、以上の方々を本日参考人として、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、平野参考人につきましては、……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1977/11/11、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会申し入れの件についてお諮りいたします。  ただいま運輸委員会において審査中の内閣提出、特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法案について、運輸委員会に連合審査会の開会を申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会の開会日時につきましては、委員長間において協議の上、追って公報をもってお知らせいたします。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時三十五分散会

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1977/11/15、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。森井忠良君。
【次の発言】 不規則発言は慎んでもらいます。
【次の発言】 森井忠良君の質問は終わりました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件調査のため、本日、参考人として森林開発公団理事大塚武行君から意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1977/11/17、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林義郎君。
【次の発言】 林君の質問は終わりました。  次は、木原実君。  なお、木原実委員に申し上げますが、要請しておりました厚生省の森下環境整備課長が向こうを出ているのだそうであります。しかしまだこの場所へは見えておらないようでありますが、それ以外のことから始めていいなら始めていただきます。
【次の発言】 なお、木原委員に申し上げますが、厚生省の森下環境整備課長が参りましたから、今後の質問はそれに触れても結構でございます。

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1977/11/22、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。矢山有作君。
【次の発言】 理事会でこの問題は諮って、いま矢山君も要求されたその趣旨については十分検討してみたい、そして結論を出したい、こう思います。
【次の発言】 消防庁の田中次長、いま矢山委員から再三要求がありました、木原委員長の訂正したそのいきさつの個所だけ文書でと、こういうような要請なんですが、いまの発言で十分伝えるということでありますけれども、この部分だけに限っても矢山委員の要請に応ずることはできないものですか。委員長からもそれをお伺い……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1977/11/24、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 これより会議を開きます。  まず、閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。  第八十回国、土井たか子君外四名提出の  環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案  第八十回国会、古寺宏君外二名提出の  環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案並びに  公害対策並びに環境保全に関する件以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、御報告申し上げます。  今国会、本委員会に付託になりました請願は、琵琶湖の水質保全等に関する請願七件であり……

第83回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1977/12/07、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き委員長の重責を担うことになりました。  今後とも円満なる委員会の運営に努めたいと存じますので、委員各位の御協力を切にお願いする次第であります。  はなはだ簡単でありますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。  理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいまの池田行彦君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       相沢 英之君    池田 行彦君       登坂重次……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1978/02/17、34期、日本社会党)

○島本委員 先般、環境庁長官の所信表明がございました。まさによい文句でありまして、私も二回以上は読ましてもらったのでありますが、所信表明を勉強したことは、かつて余りありませんでした。今回、できはわりあいにいいようであります。  長官に、この件についてあえてお伺いしておきますが、この所信表明は、単なる長官の考え方だけじゃなくて、この実行について大臣が国会と国民に約束したものである、私はそういうふうに受け取りたいのでございますが、そのとおりでよろしゅうございますか。
【次の発言】 これを読んでみまして、前回の長官の所信表明と大体似ているところもございますが、斬新だと思われる点がございます。それは連……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○島本委員 いわば日本人の心のふるさとと申しますか、象徴である霊峰富士山ろくにアフリカの動物の放し飼い計画が実行に移されようとしておる、こういうようなことを聞いているのでありますが、環境庁はこの事情を知っておりますか。
【次の発言】 この計画に対して、自然保護団体二十以上の反対並びに周辺の御殿場市や三島市や沼津市など県下の自治体も反対に立ち上がっているんだ、こういうようなことを聞いておるのであります。この計画の内容というようなものはもうすでにきちっとし、関係方面の手続も終わっているのじゃないか、こう思うわけであります。これは一般の企業の進出と異なりまして、車公害を招くばかりじゃなく、富士山ろく……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1978/03/17、34期、日本社会党)

○島本委員 大臣、きょうは公害健康被害補償法の一部を改正する法律案の審議にこれから入るわけであります。この審議に入る前に、公害健康被害補償法が提案されて、そして一部改正されて、また改正されて今回出されることになったわけでありますが、なぜそういうことにならなければならないのか、このことはまことに重大なのであります。それで、二月十日金曜日ですが、本委員会で大臣の所信表明がありましたが、この大臣の所信表明はこれは私も高く評価しておるのであります。いままでのような「応急措置的な環境保全行政から脱却して、環境汚染の未然防止を図ってまいる」、ただこれは、代々の大臣も言っているのでありますが、実現されなかっ……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1978/03/24、34期、日本社会党)

○島本委員 私の後で同僚が二人、具体的な問題でやりますので、私の場合は、三人に考え方と現実の問題について一、二を、ちょっと一問で問いただしておきたいと思いますが、要領よく具体的にお願いしたいのであります。  まず、古賀参考人にお伺いいたしますが、先ほどの御意見の開陳、よく聞かせてもらいました。その中で、瀬戸内海の環境保全が必要だ、しかし経済全体の中で生かし、活用するのが筋道だ、こういうふうにおっしゃられました。経済の中で活用するのが筋道だとすると、まくら言葉は環境保全であっても、結局は利用するという立場を離れてはだめなんだというふうに聞こえてくる。それが環境破壊につながるおそれがないか。ここが……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1978/03/28、34期、日本社会党)

○島本委員 長官にこういうことを何回も言うのはマンネリズムみたいになってしまったのですけれども、委員会があるたびごとに、逮捕者を出したり、そんなことばかりやっているのですが、またきのう三人くらい逮捕者を出した。中には一メートル何ぼのやつを越えて入っただけで建築物侵入罪ということでやった。それは水俣の患者なんですね。患者がそういうふうにするというのは、基本的に何か足りないものがあるのじゃないかと思うのです。岩垂議員に長官は、話し合うことにイニシアチブをとりますと、前回のときそういうふうにおっしゃったようですが、これはどういうことなんですか。長官は、約束はしたけれども全然やらないで、逮捕者を出した……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1978/04/18、34期、日本社会党)

○島本委員 環境庁長官もきょうはわりあい顔色がいいようでありますが、周囲の声としては、その顔色にかかわらず腰が弱いという批判が強いのであります。私も長い間環境庁に関係するいろいろな仕事というものを見てまいりまして、環境庁だけはいままで順調に育った官庁だ、こう思っていたのであります。今後もそうあってほしいのでありますが、腰が弱いという批判の声に対しては長官としてどのように受け取っておられましょうか、ひとつそのお考えをお漏らし願いたいのであります。
【次の発言】 議事録には、いままではやはりそういうのが載っているのであります。しかし、ようやく関係法案で顔を出しつつあり、またすぐ出すであろうと思われ……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1978/04/25、34期、日本社会党)

○島本委員 ただいま二法について提案理由の説明があったわけであります。いまその提案理由を聞いて、また想を新たにした次第でもございますが、それは後日に譲ることにいたしまして、きょうは一般質問として火力発電所関係、この環境と公害の問題にしぼってお尋ねしたいと、こう思っている次第であります。  まず、長官、今度の場合は、いわば十五カ月予算だ、そして、公共事業重点の景気波及効果を上げるための牽引車になる予算だ、こういうふうに言われておるのであります。当然、これは環境影響評価は完全にやる必要がある、こういうように考えているのでありますが、いわばこの十五カ月予算と言われ、三十四兆円を超えるこれらの予算を前……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1978/04/27、34期、日本社会党)

○島本委員 具体的な問題に入る前に、まず、提案されたことに対して、私は、その努力に一応敬意を表します。これは昭和四十八年、三年間の時限立法で、議員立法として成立した法律案であるということは、長官を初め皆さん十分御承知のとおりであります。この三年以内に瀬戸内海環境保全臨時措置法の条項に従って基本計画を立てて、後継法をつくって、いまから二年前にこの法律はすでになくなるはずのものであったのでありますが、それが環境庁の手でできなかった。そして二年間延長して、ことしの十一月までにこれをつくらなければならない、こういうことになっている法律なのであります。したがって、これは議員立法であるということ、二年間延……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1978/05/08、34期、日本社会党)

○島本委員 参考人の皆さん、御苦労さんでございます。  私が社会党の本番ではないのであります。私の次に控えておる人が本番でありますので、私の場合は五分ぐらいに限って、各参考人の意見供述に対して、ちょっと私としては疑義を感じた点がありますので、その点を三つだけただしておきたい、こう思うのであります。これは三人の参考人に対してございます。  まず、後継法。臨時措置法から今度は特別措置法になるわけでございましょう。しかし、全体にこれをながめてみて、手ぬるいと思う、もっときちっとやればいいと思うか、まずこれが大きいところでしょう。三人ともまずそれをかちっとひとつお答え願いたい。  それから長浜参考人。……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1978/05/11、34期、日本社会党)

○島本委員 瀬戸内海環境保全臨時措置法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案、この扱いについてのいよいよ終盤を迎えることになったのであります。それで、ここに各省庁の責任者である皆さんを交えて疑念の二、三について質問し、政府の意向をただしたい、こういうふうに思うのであります。  まず真っ先に環境庁長官、きょうはいろいろ要請があって、長官も御存じのように最後の締めくくり。これは重要法案でありましたから当然、本会議説明を要求し、総理に対する質問があったのであります。遅く出たのと緊急性を有するということですぐ委員会へおろしてこれの審議を始めました。審議の日程は、まさに遅くまでこれを組んでおりまして、……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第18号(1978/05/12、34期、日本社会党)

○島本委員 さすがに超党派議員連盟の、自然保護議員連盟の幹事長岩垂君だけありまして、格調の高いりっぱな名質問でございました。それにこたえる環境庁の態度、少し押されぎみだったように思いますが、しかし大いに意気を上げていこれからがんばってもらいます。大臣もまた政務次官も外交官の誉れ高い人であるということを聞いているのであります。それがいまちょうど鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案を提出して審議しておるのであります。私どもは聞くのでありますけれども、ヨーロッパでは都市の公園にすむ小鳥の数、その種類でその都市の文化性をはかるバロメーターにしているのだ、こういうようなことを聞くのであります……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1978/05/26、34期、日本社会党)【議会役職】

○島本委員長代理 この際、午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。     午後零時十二分休憩

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1978/05/30、34期、日本社会党)

○島本委員 この鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律、本法は明治以来の狩猟法の手直し、また手直し、こういうふうにして現在に至っておる法律のようであります。いろいろ資料によりましても、いわば狩猟が主体な法律であって、それが時代の要求に応じて、それだけではまかり通らなくなり、手直しを加えて現在に至っている法律のようであります。鳥獣保護というその保護の概念、基本理念を明確にして、その理念を明定させるような法律にするべきではないのか、私ども常にそう思っておるのであります。法律の体系を整備するということに対してのお考えは、大臣どのように持っておりますか。

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1978/06/13、34期、日本社会党)

○島本委員 長官に伺いますが、以前に窒素酸化物の環境基準を環境庁がいろいろ検討しておって、その意向等が固まった際に、東京都の方から、窒素酸化物の環境基準緩和に対して、根拠が非科学的であり、手続的に中公審に諮問せず、これは違反だ、こういう意味の抗議といいますか、何か文書が環境庁の方へ来た。それからまた、昭和五十三年五月九日に、日本弁護士連合会から「二酸化窒素に係る環境基準改訂問題についての意見書」が出されて、ちょうど東京都と同じような見解に基づいて、環境庁の態度について再考を求めておりますが、これを読んで長官はどのように感じましたか。
【次の発言】 答申を聞いているのじゃありません、意向を聞いて……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1978/06/23、34期、日本社会党)

○島本委員 参考人の皆さん、御苦労さんでございます。与えられた時間が三十分でありまして少のうございますので、初めに端的に問題点だけをお三人の方にお伺いいたします。その結果によって再質問になろうかと思いますが、あらかじめよろしく願います。  まず、山形参考人に四点について伺います。  その一つは、冒頭のお言葉の中に公害に対しての考え方が出ていたようであります。雇用、物価、エネルギー、産業政策との整合性などが重要であって、公害はただ少なければよろしいという考えは修正を要する、大体こういうような冒頭の切り出しがあったようであります。すると、これは現在のような不況、雇用、エネルギー対策からして公害は出……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1978/07/05、34期、日本社会党)

○島本委員 長官は、きのう公害連の皆さんとお会いになった、こういうようなことを新聞で承知しましたが、この問題につきましては、長官はどういうような考えで対処いたしますか。
【次の発言】 健康のことを考え、健康に影響のないような環境基準、こういうようなものをつくりたい、こういうようにやったならば、現在はNOxの環境基準はもう目標でありまして、行政目標です。それに対して罰則もないのでありますが、それをあえて改正する必要はないではありませんか。口ではそういうふうにして国民の健康を守る、そういうような立場であると言いながらも、窒素酸化物の環境基準をこれまた大幅に緩めるようなことは、言うこととやることは別……

第84回国会 逓信委員会 第5号(1978/02/22、34期、日本社会党)

○島本委員 簡単に率直に申し上げまして、逓信委員会の質問はいままで二回にわたって私は聞かせてもらいましたが、まことに格調が高いのであります。私は委員長のせいだと思いまして、心から敬意を表する次第であります。  それにいたしましても、私も初めてでありますから、この点少し皆さんにお教えを賜りたいというような考えで、少ししとやかに質問を申し上げたいと思う次第であります。  大臣にお伺いしますが、大臣、あなたは逓信大臣と呼ばれることがございますか。
【次の発言】 この逓信大臣及び逓信省令を援用している法律が郵政省関係の中に莫大にあるのであります。郵便為替法、それから電波法、日本電信電話公社法、電話加入……

第84回国会 逓信委員会 第7号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○島本委員 連日のNHKに対しましてのいろいろな質問を拝聴しておりましたが、現在のNHKの経営は、重要な公共放送の使命を帯びて、国内外に対策が山積しておる。そして、兵糧とも言うべき財源がじり貧の状態になっている。そして、努力するけれども成果は上がらず、いわば笛吹けど踊らずで、不払い件数はますます増大の傾向を帯びているわけであります。  大臣は企業努力を要望するのでありますが、しかしながら、現在の状態は一種のがん体質的な状態にだんだん移行しているのじゃないか、早期の切開手術か、あるいはまた従来どおりの対症療法か、いわばそのピンチにあえいでいるのじゃないか、そして名医の的確な診断を待つという、こう……

第84回国会 逓信委員会 第10号(1978/04/05、34期、日本社会党)

○島本委員 簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律及び資金運用部資金法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、なかなか長たらしいのでありますが、いままでいろいろ議論のありました点を後で集約だけはすることにして、るる省略したいと思うのであります。  しかし、本題にも関係がございますのでこの際どうしても大臣に聞いておかなければならないことは、従来から数年間にわたって郵政関係の法律の中に、「逓信大臣」及び「逓信省令」ということを引例をしている法律や政令が依然として残っているのであります。逓信大臣及び逓信省令は読みかえ法があるからそれでいいという見解のようでありますが、読みかえ法はあっ……

第84回国会 逓信委員会 第14号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○島本委員 郵便貯金法の一部を改正する法律案について、提案された順序に従って、私もその真意なり疑問をただしたいと思うのであります。  けさほど私は、二つ、三つ、これを審議する前提条件が重大な段階にあるということを知ったわけてあります。それと同時に、これに対処する大臣の姿勢がどうなのかということに対して重大な関心を持ったのであります。私は、この内容よりも今後の姿勢が大事だと思いまして、大臣にその姿勢について一、二聞きたいと思うのであります。  その一つは、起きてすぐ見たテレビについてであります。ここにいる理事者の皆さんは全部早くこの法案を通してもらいたいと思っているでしょうし、恐らく大臣もそうい……

第84回国会 逓信委員会 第19号(1978/05/24、34期、日本社会党)

○島本委員 私は、今回の本題に入る前に、理事会の申し合わせ等によりまして、最近の東京航空管制部関係の回線障害について公社側及び大臣にまず一応お伺いしておきたいと思いますが、公社側もこういう機会でありますからいろいろな点で問題がふくそうしていますので、今後に疑いを残さないようにきちっとしておいた方がよろしいと思います。  五月二十日の午前五時五十五分に、東京航空交通管制部所沢−新宿間の回線障害のために全国の空港の離着陸が不能になり、直ちに迂回ルートへの切りかえ等を開始して、同日午前八時十五分に東京航空管制部−所沢間は回復し、同時に新宿間は八時十二分に回復したという報告が届いておるのであります。 ……

第85回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1978/10/19、34期、日本社会党)

○島本委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブを代表いたしまして、ただいま議題となっております水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。  修正案はお手元に配付してありますので、案文の朗読はこの際省略させていただき、その要旨について御説明いたします。  修正の第一点は、第一条の本法の目的に「水俣病にかかった者の迅速かつ公正確実な救済のため、」という字句を加えたことであります。  修正の第二点は、第四条の臨時水俣病認定審査会の委員の要件を「水俣病に係る医学に関し同慶の学識と豊富な経験を有する者」であることと明確化したこ……

第85回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1978/11/21、34期、日本社会党)

○島本委員 長官、年々悪化しております海や湖沼、河川の汚濁、これはいろいろな問題を発生さしておることはもう御承知のとおりであります。これは放置できない状態であります。水質汚濁激化の原因は、たとえば瀬戸内海のような閉鎖性水域においてもいろいろ議論されております。家庭下水と工場排水に大方の原因があるということが言えると思うのです。この対策として、いま大規模流域下水道として全国でこれが建設が促進されているわけであります。これを産業政策の一環と見るのですか、それとも水質保全環境対策の一環として見ておりますか、長官にお伺いいたします。
【次の発言】 これは環境公害対策として欠くことのできない問題だ、こう……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○島本委員 今回の八十七回国会での環境庁長官の所信表明、この中には、ある方面からは、余りにもりっぱな、哲学的な要素を持った表明である、こういうような言葉さえ出ているのであります。それは決して悪いことではございませんけれども、新しい「田園都市構想に対応する環境保全施策の展開を図る」こういうふうに述べて、田園都市構想、どのような仕組みなのかよくわかりませんけれども、存在するのであります。そして、その対応として「自然公園や長距離自然歩道の適正な整備」を挙げているのでありますが、これは環境行政の中で、一たん破壊された環境あるいはまた自然を再び回復することは至難であります。  こういうふうなことを念頭に……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1979/03/02、34期、日本社会党)

○島本委員 環境庁、ことし四回目のアセスメント法案の提出を意図し、予定法案、こういうようなことでわれわれは期待しておるのでありますけれども、経団連や電事連、あるいはまた通産省及び自民党内での反対のために、国会提出は難航をきわめておるような気配でございます。  その反対の理由の主なものは、まず科学的な知見というか、基準が未確立であるということ、第二番目は、住民運動を激化させるということ、第三番目は、景気浮揚の足を引っ張るということ、第四番目は、最新の技術を駆使した自前のアセスメントを実施している、こういうようなことであります。最新の技術を駆使した自前のアセスメントを実施しているから、こう言われる……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1979/03/23、34期、日本社会党)

○島本委員 けさほどからの質疑の中で、環境庁のいまの姿勢はもう一回検討して、いわば正すべき時期なのだ、こういうようなことを私、率直に感じたわけであります。  本問題に入る前に、まず朝からの質疑とその答弁の中で、たとえば瀬戸内海環境保全特別措置法、これはもうできて機能しておるはずなのでありますけれども、埋め立て問題なんかでは運輸省が主導して、環境庁は、せっかく環境庁があるのでありますけれども、形式を通す、そういうような点にすぎないような姿、残念でありまして、したがって、認識は不十分である。アセスメントの点、各委員からもいろいろ追及ありましたけれども、通産省自体業界と一緒になって策謀、その結果がも……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1979/06/01、34期、日本社会党)

○島本委員 きょうは、環境白書を中心として最近の環境庁の姿勢、ここに重点を置いて、いわゆるアセスメント法、そして環境破壊と思われるようなスーパー林道の問題その他に言及して政府の姿勢を問いただしたい、お聞きしたい、こう思っている次第であります。  まず、環境影響事前評価法でございましょうか、いわゆるアセスメント法であります。この問題についての政府の姿勢を官房長官に一応きちっとお伺いしておきたいと思います。  一九七九年五月七日から八日までパリで開かれたOECDの会議、それと同時に、一月二十五日に第八十七回国会の大平内閣総理大臣の施政方針演説が行われたのであります。これはすでに皆さんの方ではっきり……

第87回国会 社会労働委員会 第3号(1979/02/20、34期、日本社会党)

○島本委員 まず労働大臣、先ほどからの質問もございましたが、今度の年賀郵便のああいうような状態、これはやはり今度の争議に対する一つの特殊性、国民生活に密接な関係を持つ郵政事業であるという、人的依存度の高い特性を持つ郵便事業であるということであります。そして、そのために安定した労使関係の確立こそ、また相互信頼の上に立った正常な労使関係が確立されることが特に必要な、こういうような事業体であるということであります。そういうようなことからして、全逓の争議に対する見解、ことに、この所管大臣は郵政大臣でありますが、これは労働問題を管轄するというような立場に立って、かつてないような異様な労使関係に対して大臣……

第87回国会 社会労働委員会 第11号(1979/04/10、34期、日本社会党)

○島本委員 港湾労働法の一部を改正する法律案、この内容には、国際的ないろいろな意味が含まれているように私は拝見したわけであります。しかし、その前に、今後の問題もありますので、大臣にひとつ見解をただしておきたいと思います。  毎回言われることでありますが、これは附帯決議についての考え方なんです。附帯決議、いわゆる決議の決定、これは内閣を拘束するのかしないのか。そして、大臣としてはこれを守るのか守らないのか。守らないとは当然言わないのでありますが、いつも竜頭蛇尾なんであります。この点に対しては、毎回のことながら、大臣にこの辺の見解をきちっとしておいてもらわないと、この審議、それからその後始末の問題……

第87回国会 社会労働委員会 第14号(1979/04/27、34期、日本社会党)

○島本委員 まず石館参考人に、先ほどの意見の開陳の中で、この救済基金法は賠償責任でなく社会的、道義的な責任、こういうふうなことを言っておりますが、これでいいと思うかどうか。それと同時に、製薬企業の責任についてはどう考えるのか。それと、医師、薬剤師はこの医療と製薬の責任を持つべきじゃないと考えているのかどうなのか。この点、きちっと意見を賜りたいと思うわけです。  次に金田、坂本両参考人に伺いますが、皆さんの文書によるいろいろな意見の中に、今度の救済基金法の中の基金の評議員会には製薬メーカー、こういうようなものを入れないようにしてくれという意見書があるわけでありますが、これはいかなる見解に基づいて……

第87回国会 社会労働委員会 第16号(1979/05/24、34期、日本社会党)

○島本委員 厚生大臣に、先般行われましたあの札幌スモン裁判の件について、いま提出されております薬関係二法にのっとって質問を展開さしてもらいたいと思う次第です。  その第一は、今回の北海道スモン訴訟の判決、これは十日の午後二時、ちょうどこの日に質問を予定しておったのでありますが、ダグラス、グラマン関係の証人喚問問題で暗礁に乗り上げてきょうになったわけであります。したがって、この質問は当時準備されたその質問にのっとって、患者や国民の声をそのまま質問にかえて、厚生大臣の善処をお願いしたいと思っている次第であります。  この判決はいままでと若干の違いがあるようであります。患者数六十名全員についての請求……

第87回国会 社会労働委員会 第17号(1979/05/29、34期、日本社会党)

○島本委員 大臣も、せっかくきょうはこの振動病についての認識を深くされておりますが、私も今回、五月十一日から十二日、二日間にかけまして、和歌山県一帯の振動病の調査に行ってまいりました。  この実態調査の中で、私も意外に思ったんです。それは大臣、この点なんです。  国の振動病に対するこういうような施策が徹底しているのかどうか。そして、県の行政機関の認識や取り組み、そして使用者の意識、こういうようなものも十分なのかどうか。せっかく温泉地帯でありますけれども、リハビリテーションにこれが利用されているのかどうか。法令の改正がございましてそれぞれ指示も、政令によるところのきちっとした規則の変更も行われた……


各種会議発言一覧

29期(1960/11/20〜)

第38回国会 災害対策協議会建設小委員会 第6号(1961/08/30、29期、日本社会党)

○島本小委員 それについては異議ありませんが、終わる前に一言建設省当局に聞いてみたいと思います。  災害地をずっと回ってみたところ、割合村費または町費河川によるところの被害が多かった。そういうような状態から、今度、町村長の中には、建設省当局として今後考えてもらいたいことは、未然にこれを防ぐことであるけれども、その方法として、国がブルドーザーを、大型なり中型なり小型なり、それぞれ必要な町村長の保管のもとに配属しておいて、平常の場合は、北海道の場合には防雪または春秋の豪雨の際に、自然に床が高くなっている河川のいろいろな補修にこれを使うならば、今後発生することが予測されるような水害の場合には相当防御……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1961/02/27、29期、日本社会党)

○島本分科員 私の場合は二点にしぼってであります。その一つは日本消防協会、その運営機構並びに綱紀の粛正の問題、もう一つは消防組織法の運用の問題、この二つで、これはおもに大臣に明確な見解を伺いたい。  まず消防組織法の問題ですが、今回裏日本一帯にかけて大雪に見舞われて、交通機関が途絶したり、国道でさえも何十日か開通不能になったという事態があったことは御存じの通りです。そういうような場合に、消防組織法二十四条の二によると、都道府県知事は地震と台風、水害、火災等の非常事態において、緊急の必要ありと認めるときは、市町村長、市町村の消防長、または水防法に規定する管理者に対して、災害防御の措置に対して必要……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○島本分科員 私の方は大体二点にしぼって聞きたいと思いますから、その点よろしくお願いいたします。  まず一つは、ただいままでの答弁で、岡本鉄道監督局長が料金改定等の問題に対しまして、公共性に立って行なう、損のいく仕事でもやるべきであるものはやる考えであるという表明があったのですが、大臣もこういうような問題については、経済の発展の隘路打開のためにも、今回の料金改定はやらなければならないものである、こういうように言っておられるようですが、その意味は産業の振興も考えた上で、このような料金の改定は行なったものであるというふうに理解してもよろしゅうございますか、一応御答弁を伺います。

第38回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○島本分科員 私も今質問に入るわけですが、その前に、今質問に対して大臣の答弁がございましたが、答弁そのものが私としてはまことに了解できぬ点が多いのでありますけれども、一つだけこれは確認して、質問に入りたいと思います。これは正常化されていないのじゃないかということに対してなんですけれども、超勤拒否なんかして、これはもう違法ではないかと思われるような意味にとられるような発言があったわけです。私ども考えるには、当然労働協約を結んで、それによってやっていなければ、それはもう違法ということになります。しかしやはりこれはまだ結ばれていない現状では、こういうようなことに対しては、あえてこの問題に対しては違法……

第40回国会 社会労働委員会商工委員会連合審査会 第1号(1962/04/24、29期、日本社会党)

○島本委員 関運質問。先ほど当局に伺ったら、通産省の方から、これは今の電気、ガスの施設の関係のいわゆる特定有害物質の排出する基準について、これは全部適用除外が二十八条できまっておるが、この法律の関係で十分やっていけないのじゃないか、セーブする必要があるのじゃないかと言ったときに、セーブする必要はない、なぜならば、これよりきつく許可制をもってこれをやっておるから、現状においても差しつかえないのであるという答弁があった。ところが今聞いてみますと、現実においては、人畜に被害があるどころか、テレビやラジオの聴視まで困難を来たすような状態だ。これがいかに許可制であっても、こういうようなものを許可をしてや……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1962/02/19、29期、日本社会党)

○島本分科員 せっかくの機会でございまして、この農林関係予算のこの説明をよく拝読いたしました。この中で私は特に一点大臣に率直に聞いておきたいことがあるわけです。  今度、経済高度成長政策に見合った倍増計画、こういうようなものを基本にしたいろいろな予算が組み立てられておる中で、意を用いて、特に、「農業経営担当者の養成確保と農業従事者の就業促進及び福祉の向上」という点を設けて説明されておる。この細則を見ますと、開拓地の振興と僻地の農山漁村の電気導入政策、こういうようなものも取り入れて、はっきり、この中には、電気導入事業については三十七年度においては五カ年計画の第三年度として所要経費の二億三千九百万……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1962/02/24、29期、日本社会党)

○島本分科員 通産省所管の予算の説明について、まず大綱について伺って、私のおもに聞きたいのは電力の関係でございますから、そこに重点を置いて御答弁願いたいと思います。  この予算書の中にも、三十七年度予算のうちの政策事項を五つあげておりまして、その中にもはっきりこの問題がうたわれておるわけでございますが、ほかに第五の点に列挙して、産業の適正配置及び産業基盤の強化費について、「今後におけるわが国経済の高度かつ均衡ある成長を達成するため産業の適正配置をはかりますとともに、地域格差の是正をはからなければなりませんので、前年度対比十一億九千四百万円増の三十八億五千八百万円を計上いたしております。」大臣は……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○島本分科員 まず私は、三十七年度の国有鉄道の予算説明書によって、これを実施する場合の国鉄としての大まかな考え方を総裁に承りたいと思うわけですけれども、その前提として、支出としての報告の中の二千三十五億円を工事勘定に繰り入れるほか、借入金等の償還三百十四億円、帝都高速度交通営団等への出資七億円を予定しております。こういうようになっておりますが、これは年々帝都高速度交通営団の方へは出資が五億円だったと記憶しておりますが、出資七億円として二億増になっておりますが、この二億増の件については、これはいかなる方面の予算であるのか、これをまず一点お聞きした上で総裁の御意見を承りたいと思います。これは何の費……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○島本分科員 時間が四十分でございますので、私の方でも質問の要点をできるだけまとめましたから、大臣の方でもその趣旨で御答弁願いたいと思います。  ただいま私の前に質問した兒玉委員も、きのうの夕方から、都市交通の状態、ことに麻痺しているようなあの状況を心配されて、夜おそくまでいろいろと調査されてきたわけでございまして、その結果によりますと、意外にこの状態がひどいということでございます。それはるる今まで言われたことですから、おわかりの通りなんです。ことに同乗したわが党の河上委員長も、つぶさにその状態を調べた結果、これは根本的対策を樹立する時期が今なんだ、そうでないと、これはとんでもないことになって……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第7号(1962/02/26、29期、日本社会党)

○島本分科員 私の質問の方は、大きくなって、最後にはほんとうに針の先のように小さい質問になりますから、それをあらかじめ御了承願いたいと思います。  ただいまの予算分科会におきましての大臣の予算説明の中にございました宇宙通信の開発研究に要する経費一億七千七百万円、国際放送の拡充強化に要する経費一億九百万円、こういうような説明があるわけでございますが、現在の宇宙通信の開発研究に要する経費一億七千七百万円、こういうような構想について、この際大臣明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁にございましたように、アメリカではケネディ大統領が議会にこの通信衛星法案を送った、こういう……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1963/02/20、29期、日本社会党)

○島本分科員 私は基地問題について三点にしぼって、長官並びに皆さんにお尋ねしたいと思います。  まずその第一点の、北海道の支笏湖畔の米軍の訓練場、これは千歳市のモラップの支笏湖の一部を在日米軍の基地に提供することが三十七年十二月二十一日の閣議できまった、こういうような報道がございました。そして北海道方面では、全く地元としてこの問題に対しては知らなかった。そしてその場所も、国立公園であり、また現に道内の有数のキャンプ場であって、レクリエーションの場所として道民に親しまれておる。この場所にどういう施設ができるのか。立ち入り禁止区域の設定なんか行なわれると、これは大へんなことになるのじゃないか、こう……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1963/02/18、29期、日本社会党)

○島本分科員 どうも皆さん御苦労さんです。私で最後ですから、がんばってもらいたいと思います。  私は端的に質問しますが、果樹と畑作物の共済制度の問題について、すでに大臣も十分御存じだと思うのですが、昨年の夏、一昨年の夏、秋の集中豪雨、本年の豪雪、こういうふうにしていろいろと被害が算定されておりますちらで一番多いのは、農家に対する個人被害です。それを見ましても、これはそのままにしておけない部門が、やはり今のように、私が指摘するようにして残っていると思います。これは御存じだと思いますが、昨年の八月二十四日にちょうど災害対策特別委員会が第一委員室であったとき、この畑作物の共済制度の問題に関連して、私……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○島本分科員 私は、公害除去の問題に重点を置いて、通産大臣のこれに対する決意を順次聞いていきたいと思います。  まず、その前に、厚生省が来ておりますから伺いたいと思います。  最近、十二月ごろまでの間に、スモッグの問題が都民を悩ましまして、そのほかにまだそれだけじゃなしに、騒音や水質汚濁の問題などについて手に余って、まだ十分対策もできないような状態に放置されておるようです。こういうことはまことに遺憾だと思いますが、このうちでも、ことにスモッグの問題については、ロンドン型とかロスアンゼルス型とか、いろいろ言われております。とにかく不快な殺人スモッグであるということの一語に尽きるのじゃないか、こう……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1963/02/18、29期、日本社会党)

○島本分科員 時間が限られておりますから簡単に質問いたします。  まずNHKの問題について大臣の意見を聞きたい。  これは迫水郵政大臣のころに、昨年の六月一日に、一斉にテレビと電波の切りかえがありました。その場合には四つの方針を立てまして、教育、それから教養、これを重点的に行なわせるように許可をいたしました。その許可方針が現在もその通り継承されておりますか、大臣の御意見を伺います。
【次の発言】 FM放送についての波の割当は全部完了しましたか。
【次の発言】 結局VHFの波だけでは足りないということになるんじゃないかと思うのですが、現在難聴区域と いれわる個所が何ヵ所くらいありますか。

第43回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○島本分科員 ちょっと関連して――具体的にということですが、具体的な問題については方々にあると思います。そのうちでも不合理だと思われる点を今山口さんがついたと思いますが、現に関西の兵庫県と大阪府の間に川西市と池田市がありますが、川西市の場合には兵庫県、池田市の場合は大阪府になっております。川西市へ電話かけるのは池田の何番ということで川西市の方に電話が行くようになっておるが、これは地域住民の感情としては、こういうような問題に対してはなかなか承服しかねておるわけでございます。しかしもしこういうような事実をそのまま認めたとすると、住民の意思にも沿わないんじゃないか、こういうように思われます。そういう……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1963/02/20、29期、日本社会党)

○島本分科員 大体事務的な方面だけ、先に河川関係の方を伺いたいと思います。  ことに本年の豪雪の場合には、雪解け災害が見込まれ、警告されておるような状態であります。そのほかに、御存じのように、融雪洪水の恐怖におののく川が十三河川ある、こういうような報道もあるのであります。この中に去年、おととしと連年災害を受けている北海道の石狩川、こういうようなところは、また融雪災害のおそれがあるという危険信号が発せられておるわけです。いつもこういうような状態で、冬は豪雪に悩み、雪が解ければ融雪災害に悩み、夏になれば集中豪雨に悩み、秋になればまた集中豪雨に横びんたを張られる、こういうような状態では、おそらく立つ……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○島本分科員 私は自治省関係は初めてでございまして、よろしくお願いします。  まず、いろいろな観点から聞いておきたいことがございますので、丁寧にお願いしたいと思います。やはり清掃関係でございますが、以前この清掃整備十ヵ年計画というものが、三十四年か五年に立てられたということを聞いていたのですが、こういうような経過について一つ御発表願いたいと思います。
【次の発言】 閣議決定されていない、厚生省の立案によるものであるかもしれない、するとこれは所管外ですから厚生省の方だということになります。そうすると、今度はまた緊急整備五ヵ年計画というようなものも、これは考慮中であるということを聞いておりますが、……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第8号(1963/02/25、29期、日本社会党)

○島本分科員 大臣とは、本会議でヤジで激励する以外、委員会では初めてでございます。今後ともよろしくお願いいたします。  大体昨年度で、私どもがいろいろ関心を持っておりました国鉄が、法の改正によって、運輸以外に基盤を確立するために関係する事業を行なってもよろしいということに法の改正ができ上がりました。昨年はターミナルや上屋その他で、別段それ以外の方針は示しませんでしたが、本年三十八年度以降、国鉄としては、大臣は、今のいろいろなお考えの中にあったように、その経営基盤の確立と独立採算制のために、どのような関連事業をこれから強力に行なっていこうとするものであるか、大体その御意見を伺いたいと思います。

第43回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○島本分科員 きょうの厚生大臣に対する質問は、普通の社会労働委員会のと違いまして、清掃問題一本にしぼって、納得いくまで聞いてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。なお、午前中は地方行政の関係、これを取り扱う法的な立場を、一応篠田自治大臣から明らかにしていただきました。特にこれを提案する西村厚生大臣から、実施するために必要ないろいろな要件がありますので、その要件を一つ一つ聞いていかなければならないと思います。従って、若干時間が超過いたしましても、主査の慈愛ある扱いによって、よろしくお願いいたします。  まず、厚生省では、昭和三十五年ころ清掃施設整備のための十カ年計画を立てた、こういうよ……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第7号(1963/02/23、29期、日本社会党)

○島本分科員 きょう私の方では労働大臣に、安全衛生の関係でいろいろと質問をして参りたい、こういうように思っているわけですが、その焦点としては、最近問題になっている屎尿とごみ、この関係の従業員の安全衛生の関係にしぼってお尋ねしたいと思います。そのために、まず第一番に厚生省関係並びに自治省関係のこの対策を先に聞いた上で、その労務対策をいろいろと論ずるのでなければ、切り離してはやれないので、政府委員の出席方を要望しておったのでございますが、今聞いてみますと、まだそろっておらないようです。今ここに労働の面だけをもっていっても、ちぐはぐな面が若干できるのです。けれども、それも承知の上であるならば、これか……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 運輸委員会産業公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1967/06/30、31期、日本社会党)

○島本委員 公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律案、この説明書を見たわけでございます。私どもも航空機による騒音、その被害という点、公害対策の点から、これはまことに重要なものがある、このように考えている次第でございます。したがって私は、人が不快を感じ、情緒的、身体的に何らかの障害が起こる、この音がすなわち公害の根源である、こう考えているのです。これを物理的に表現すると、高周波音で六十ホン以上の音圧レベルの音波、こういうようなことに相なろうかと思うのです。したがいまして私は空港や軍事基地から飛び立つジェット機、こういうようなものによる被害は明らかに百ホン以上のものがある……

第55回国会 産業公害対策特別委員会公聴会 第1号(1967/07/14、31期、日本社会党)

○島本委員 公述人の皆さん、ほんとうに御苦労さんだと思います。いろいろ有意義な御意見の開陳を感謝いたします。その中から、私は、基本法制定にあたりまして、考え方の基本的な問題で理解に苦しみました若干の問題についてだけ伺わしてもらいたいと思います。  島津公述人にお願いいたしますが、先ほどのいろいろな御意見の開陳の中に、経済の発展は福祉の向上につながるりっぱな政策である、こういろふうなおことばがあったわけでございます。そのとおりであります。それは否定する何もございません。この基本法の中でいま問題になっているのは、その結果なのでございまして、国が、いわゆる政治と政策の面で取り上げました高度経済成長政……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○島本分科員 私は長官に対して率直に答弁をお願いしていきたいと思います。それは、私はどうも政府の考えがわからないから、この際、一目瞭然ではございませんが、すぐわかるように御説明を願いたい。  昭和三十九年の九月でしたかの臨調答申の民間移行というもの、それに対して行管庁は、特殊法人として存続。そうなりますと、昭和四十二年の八月、これは行管委の答申の事業団への統合に対して、今度は行管庁は、廃止、民間改組、二階堂前長官は、北海道開発審議委員会で大いにこの存続を強調されましたし、われわれも賛意を表しましたが、今度木村新長官は廃止、そうなりますと、いままでどの省におきましても、大臣がかわっても、前の大臣……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○島本分科員 ただいまいろいろと前委員の方の質疑を聞いておりまして、私も打たれるものがあるわけでございまして、後進地域である北海道、この方面にも思いをはせまして、なお富山県の神通川の管理の問題、ことに鉱害の関係等の問題がございますので、この方面に触れて、与えられた時間の間だけ的確に質疑を繰り返したいと思いますので、大臣はじめ御協力をお願い申し上げたいと思います。  まず、いまはなばなしく架橋の問題が議論の焦点になっております。なるほど、世界一のりっぱなものが世界注視のうちに行なわれるわけであります。これはいずれにきまりましても、その成功を望んでやみません。私は、こういうようにして何本かで争う、……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○島本分科員 四点にわたって大臣に質問を申し上げたいと思います。  第一は、青函トンネルの問題であります。これは日本鉄道建設公団の手によって、現在調査試掘中である、こういうように承っております。現在までの試掘坑での調査の状態から、その見通しについて伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、あと一、二年というと、四十四年度までにはこれは大体において調査が完了するものである、こういうように理解できると思いますが、そのとおりですか。
【次の発言】 大体、その場合において大きな断層ということでございまするけれども、その断層に対する手当てと、それを克服して十分に完成させる見通しがあるものであ……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○島本分科員 郵政省関係と電電公社関係の予算審議にあたりまして、若干の点について大臣にお伺いしたいと思います。  まず第一番に、時間が制限されて、この分科会はまことに厳格でございまするから、個条書きによって質問をさしてもらいたいと思いますが、この点よろしくお願いしたいと思います。  小笠原諸島が返還されたあとの通信計画については、これは万遺漏なきを期しておかなければならない、こういうふうに思いますが、計画その他御発表を賜わりたいと思います。
【次の発言】 その際一つ懸念されることがございます。最近の傾向として、独立採算で、収支が採算に合わないことはなるべく手をつけないような傾向がございます。そ……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○島本分科員 厚生大臣にお伺いしたいと思いますが、先日の堀委員の質問に対して大臣はまことに明快な御答弁がございました。一番気に入った答弁でございまして、それは、血液は人間の身体の一部であるから売買の対象にならないものであり、してはならない、こういうように決意を表明されたのであります。私は全くそのとおりだと思います。大臣は、やはり血液は人間の身体の一部であるから売買の対象にしないという方針を持って今後の血液行政に対処する決意だ、このように思いますが、その件についてお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 やはり現在でも献血運動が行なわれておりますし、それが労働組合等によりましても、いまもう全……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○島本分科員 私は短時間でございますから、失対問題を主にして、いわゆる全逓の不当労働行為と思われる見解について、この二つに焦点をしぼって質問をいたします。  まず労働大臣にお伺いしておきたいと思います。  最近の失業者、この数でございますけれども、昭和三十年の七十六万から最近三十九年の三十七万、いわば三十年をピークにして若干下がっておるわけでございます。しかし四十一年から一挙に四十四万人にこれが急増してきた。そして四十二年には、完全失業者が八十五万という激増ぶりを示してきた、こういわれてきておるのでありますけれども、これは総理府の発表です。しかしながら、これはやはり重大な問題だと思うのでありま……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○島本分科員 ただいま長官から岡本委員に対していろいろな答弁がございまして、私もそれを聞いておりましたので、ダブらないように始めてまいりたいと思います。  私も同じような立場で、この水質保全の問題について、最近高くなってきた公害の発生率からして関心を持っておるわけなんであります。それで、前回からもすでに長官には一部私の微意を漏らしておいたのでありますけれども、昭和四十二年十一月二十五日に、長官は内閣改造で経済企画庁長官に留任されました。そして十二月二十二日に産業公害対策特別委員会に参りまして、その所信の表明を行なっているわけであります。その所信の表明の中で、最後に、「先般の国会で公害対策基本法……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○島本分科員 私も、大臣に決意を伺って、それから本題に入らしてもらいたいと思いますが、先般産業公害対策特別委員会においでになりました際に、大臣のほうからその決意の一端を表明されました。 それは「発生源である企業等に対しては、規制措置等を一段と拡充、強化する必要があります。このためには、基本法」公害対策基本法でございまするけれども、「基本法に基づく環境基準の策定を行なうほか、ばい煙規制法、工場排水法等に基づき、逐次規制措置の強化をはかるとともに、騒音、悪臭等未規制公害の防止対策を拡充強化することといたしております。」こういうように言っているのを御存じだと思います。私は、これはなかなかりっぱだ、こ……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本社会党)

○島本分科員 私の場合は大体公害の問題一つにしぼって、いま法務省で考えられているいろいろな立案の根拠やその進行の状態等についてお聞きしておきたい、こういうように思うわけでございます。  まず、公害というものの特質について、法務省のほうでも今後いろいろな点で、この多難な問題の処理に当たられることは言うまでもないわけであります。いろいろ私どもも委員会でこの問題を扱ってまいりましたが、幾つかの特徴をあげることができます。  この特徴の第一は、侵害の規模が意外に大きくて被害の範囲が広いということ。第二番目は、加害者らしきものが存在するが、これを特定しがたいことが多いということ。第三番目は、加害と損害の……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○島本分科員 総理府長官に、いま成案を得つつあります公害紛争処理についての基本的な考え方について、今後のために十分これは伺っておかなければならない、こう思って再び立ったわけであります。  前回、ほんの五、六分の間でございましたが、意図するところは、そのほんの少しだけはわかったわけです。まだ十分ではございません。それで長官にお伺いしたいんですけれども、このいわゆる、国民がいま熱望しております公害紛争処理法案ですか、この内容ですが、準司法裁判所的な権能を持つ行政委員会にして紛争の処理に当たるべきである、これはわれわれがいままでずっと主張してきた点なんです。これがいわゆる、何というんですか、三条委員……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本社会党)

○島本分科員 私はきょうは大臣に、産業公害的な立場から、自動車の規制について、それを中心にしてあと二、三点伺ってまいりたい、こういうように思っているわけです。ちょうど建設省からも道路局長が見えておりますので、道路局長にも、申し上げてはおきませんでしたが、緊急でございますし、重要ですから、どうぞ三十分間帰らないように願っておきたいと思います。  大臣、先般、産業公害対策特別委員会が二月十八日に行なわれました。そこでいろいろ問題点を指摘して質疑討論があったわけであります。自動車の排気ガスの規制に触れた際に、通産省では、アメリカの輸出向けのCO、これが一・五%で、国内用は三%の規制、これは逆じゃない……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○島本分科員 きょうはおもに大臣と総裁に、いままで堀議員が聞いてまいりましたデータ通信をはじめとして、放送関係の若干について質問したい、こういうふうに思っております。時間も限られておりますので、答弁のほうは要領よく願いたいと思います。  堀議員のほうからの質問で、データ通信の概略はわかったわけであります。しかし大臣、私はその前段がわからないのであります。  と申しますのは、これは去年、四十三年十月十日ですけれども、日本経済新聞で米澤総裁が、データ通信は公社の独占が望ましい、妥当であるということを大きく新聞発表してございます。御存じのとおりでございます。そうして本年二月の四日に、ただいまいろいろ……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本社会党)

○島本分科員 私は、きょうはしぼって大臣とここで対話をしてまいりたい、こういうように思っております。その対話の案件は、労災保険と港湾労働法、この問題に関連します二つだけであります。  まず第一点の対話、労災保険についてですけれども、古い話です。つい最近、私ある機会に見ることができたのですが、昭和四十二年八月十八日のテレビの案内欄にこういうのが出ておりました。「NHKテレビ「現代の映像」労災審査官の調査活動」、「NHKテレビ今夜の「現代の映像・第61号労災審査請求事件」は、ワンマンバス運転手の死をめぐる労災審査官の調査活動を追い、ワンマンバス労働の実態と労災保険制度の意味を考える。労働者の負傷や……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1969/02/28、31期、日本社会党)

○島本分科員 きょうは社会労働委員会に引き続いて、重要な公害の問題ことに水俣病その他の問題について具体的に質問する予定でおりました。しかし、皆さんの誠意を期待して、具体的な問題についてはここではやめます。それと同時に、大臣にいま重大な問題について一、二質問したいと思います。  それは、公害被害者の救済のための特別措置法案に対して、社会保障制度審議会から附帯意見を付されて、これがお手元のほうへ回送されてきているようであります。大臣もそれを了解されたようでございます。私としては大いにけっこうだと思っておるわけです。附帯決議は何本あって、それについて大臣はどのように表明してこられましたか。決意をまず……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○島本分科員 大臣にちょっとお伺いいたします。  これは新全国総合開発計画、経済企画庁から出されて、第三次案まで出ておるようであります。この中で、計画の主要課題、その一に新ネットワークの形成、こういうようなものがございます。その中には、「中枢管理機能の集積と情報を含めた物的流通の機構を広域的に体系化する」新しいネットワークを整備する、そして、なお情報通信網の形成を詳しく載せてあるわけであります。先ほども河本郵政大臣に聞きましたところが、その主要な部分をなす昭和四十年度を基準年度にして、六十年度を達成目的にしている、この中で取り上げている情報網の確立、こういうふうな中の一つとして、データ通信、こ……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本社会党)

○島本分科員 長官にお伺いしたいと思います。  第二航空団千歳基地司令藤沢信雄という人が、二月二十二日午後、新聞記者会見で、次期主力戦闘機F4Eファントムについて、まだ配属はきまっていないが、ただ有力な候補地に千歳が入っていることは確かである、こういうふうにすでに断言しておるわけであります。これは国会等においても問題になったことは大臣も御承知のとおりですけれども、次期主力戦闘機のF4Eファントムの配属は千歳にもうすでにきまっておるのですか。
【次の発言】 そうすると、千歳が配属される有力な候補地になっておるということは、そのとおりですか、うそですか。


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 農林水産委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1970/04/27、32期、日本社会党)

○島本委員 熱心な答弁に敬意を表して、私が最後でありますので、若干締めくくり的な意味を含めてここで皆さんに疑念をただしたいと思います。  先ほどからいろいろ議論されましたその最たるものは社会保障的な意味であり、またその運用についてであります。それで、これも大臣をはじめ、この社会保障の実施、これは近代国家の不可欠な要件になっておる、そういうようなことからしていろいろ考えられたのじゃないか、こう思うのであります。  この社会保障ということは、常識的に言えば、社会の構成員が疾病、それから老廃、失業、多子、こういうような生活過程に生起する諸事故によって所得能力あるいは所得機会を失い、もしくは不事の出費……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1970/03/17、32期、日本社会党)

○島本分科員 法務大臣になりましてから、小林法務大臣にはこの席初めてでございます。御健在で何よりであります。  大臣も御承知と思いますが、世界でも初めての、社会科学者たちによる公害問題国際シンポジウムが十二日に、公害なき環境の享受は基本的人権である、こういうような東京宣言を採択して終わったようでございました。しかし、私この記事を読んで、ちょっと心に触れたものがあるわけです。このシンポジウムの討議を通じて、日本側と外国側の参加者、この間に大きなみぞが見られて、最後まで埋め切れずについに終わった。それは公害反対闘争への関心と評価についてであって、孤立したまま加害企業と苦しい戦いを続けなければならな……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○島本分科員 時間の関係で具体的に質問申し上げていきたいと思います。題名は放送大学構想でございます。  今回の場合は、特に郵政省のほうで調査費として予算を三百九万円組んだようであります。また、文部省のほうではその関係費として千百八十万円も組んである。文部省のほうでは新構想大学として三千三百八万円も組んであるようであります。こういうような予算からして、この放送大学という一つの構想、こういうものに対していま世間でもだいぶ問題にするようになりつつあると思います。まだ具体化しておりませんから、固まらないうちに私が若干危惧する点なんかをここで聞いておきたいと思いますので、以下質問を申し上げたいと思います……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○島本分科員 大臣にお伺いしますが、義務接種することによって法に定められた行為をした、それによって副作用を起こしてそのまま生まれもつかないようなかたわになった。こういうような人のいることで国の態度をはっきりせい、こういうようなことで、去年の四十四年二月二十八日、これはやはり委員会においてこの問題を追及したのであります。当然この結果においては予防接種法第三条の定める義務によっても、同法第十条の一で「生後二月から生後十二月に至る期間」の間に種痘しなければならないし、それを行なわなければ親は三条によって罰を食らうことになるわけであります。これをしたところが生まれもつかないような、今度は種痘後には脊髄……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○島本分科員 いま古寺分科員のほうからもいろいろと質問がありまして、私も拝聴しておりました。いろいろと出かせぎ対策、今後これは万全を期さなければならない大きい農政上の問題点をかかえておるのであります。またその解決も十全を期しておかなければなりません。安定所長からも、安定所経由は三〇%もある。就労前の講習等を考えて心がまえをちゃんとつけて、そしてよい求人を集めるように努力しておる。また供給地の安定所でも手帳をつくり、そして指導、監督をはかっているということ、まことに私もけっこうであります。こういうようなことから、事故がないように、うまくいくように願ってやまない次第です。それと同時に、いま基準局長……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○島本分科員 私はきょうは、白ろう病に対する対策の万全を期してもらいたい立場から、この問題にしぼってその具体的な対策の点をお聞きしてまいりたいと思います。  この問題は、いわば林野庁におる山林労働者、この人たちがいわゆる生命と健康に重大な危機を感じながら仕事をしている、こういうような白ろう病に対する問題でございます。いろいろといままで団体交渉やそれらを通じまして十分成果はあがっておる、こういうようなことを聞いているわけであります。この予防、治療、アフターケア、こういうようなことに対しましてどういうふうになっておりますか、まず概要をお聞かせ願いたいと思います。

第63回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○島本分科員 これはスイスのカップ博士、先般の公害問題国際シンポジウムに東京へ参ったスイスの人でありますが、その方が最後に、世界で最も急速な経済成長をした日本には、環境破壊のあらゆる実例がそろっており、初めて公害問題国際シンポジウムを開く場所として、まことにふさわしいものであることがわかった、こういうように言っておるのであります。また、それに参加したある学者は、日本に来てよかった。この教訓を見て、自分らの危機感も杞憂でなかったという確証を得たと言っておるわけであります。そうしてみます場合には、現在の日本の高度経済成長、これのもたらす影響というものは手放しでもちろん喜べない。それは国民に還元され……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1970/03/17、32期、日本社会党)

○島本分科員 まず私は、大臣に、私の間違いであればと、こう思う点が一カ所ございますので、その点を問いただして、それから本来の質問に入りたいと思うのです。  昭和四十五年二月二十一日の衆議院予算委員会で、わが党の江田書記長が質問した際に、公害の問題で総理と大臣が答弁なすっておるわけでありまして、宮澤大臣の答弁の中で、いわゆる公害の責任問題に論及した際に、企業は社会の構成員であり、社会に対して責任があるとの考えを定着させたい、しかし、すべての責任を企業が負担するのはむずかしいので、国は財政、税制の面で援助する、これは議事録と新聞を読み直してもこういうようなことだったように私は思っておるわけです。こ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、日本社会党)

○島本委員 いよいよこの連合審査会も、全部でやるのは終末に近づいてまいりました。私は、いままでの審議を通じまして、総理に率直に、その結論的な考え方で一つ一つ伺ってまいりたい、こういうように思います。  その前に、きょう来る直前に――公害の問題をわれわれがいろいろと審議している。その際に、はたしてこのイタイイタイ病、水俣病、四日市ぜんそくといわれる人、この被害者の数が現在どうなっておるのか、調べてもらいました。イタイイタイ病の場合には、二百五名患者がおって、ほかに百十八名死んでおるのだ。水俣病の場合には、百十六名患者がおって、四十六名、現在死んでおるんだ。四日市ぜんそくでは五百九十六名で、死んだ……

第65回国会 地方行政委員会産業公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/03/23、32期、日本社会党)

○島本委員 まず総理府長官にしばらくぶりでお伺いいたしますが、昨年の暮れに公害関係の立法が十四でき、今回また悪臭防止法が出てまいりまして、法律の体系も一応そろってまいりました。しかし、それ以前に可及的すみやかに制定したような範囲の法律で、手直しをしなければならないようなものもぼつぼつ出ておるようであります。ことに、公害に関する被害者に対しては医療扶助だけでありまして、もっと広範にこれを見なければならないような状態にもう遭遇しておると思います。それで、この際まず先に――全面的に法律を当然見ていると思います、環境庁もすでにできることもはっきりしましたから、見ておると思います。そのうちで特に被害者の……

第65回国会 内閣委員会産業公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/12、32期、日本社会党)

○島本委員 いま公害列島とさえ言われる日本でございますけれども、GNPは自由主義国第二位である。このもとに国民がいま自分の悩みの中から期待を持って環境庁はいまでき上がろうとするわけであります。そうなりますと、何としても発足当時の姿勢というようなものはまことに大事じゃないかと思います。これに対して大臣もいろいろ検討されておることだと思うのですが、事務はどこでやるのか、もう検討済みなのかどうか。初めからばらばらであっては行政もばらばらになるおそれがあり、またせっかくそれを統括して一本にしてやる姿勢が当初からくずれるということがあっては、国民の期待を裏切ることになるのであります。私は発足当時のこの姿……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○島本分科員 まず、順次お尋ねいたしますが、総理府総務長官、公害の問題について。  これは臨時国会で成立した十四の関係法律、その政令、省令委任事項並びに地方自治体の権限委譲の件等について、それぞれ準備は指導的に進められていることだと思います。それで、かねて問題になっております無過失賠償責任、この問題についても以前から検討中であります。水俣病等の公害病患者に補償解決を容易にするためにも、すでに何回も議論されておりますとおりに、原子力の賠償法、鉱業法それから自動車損害賠償保障法、こういうようなものは、もうすでに無過失賠償責任を取り入れて行政の円滑なる運営をしております。こういうような状態の中で、京……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○島本分科員 大臣にちょっと伺いたいと思います。  それはまず郵便料金の改正の問題です。これはもうすでにかかっておりますが、九月二十八日の大臣の諮問に対して、十二月七日に郵政審議会から答申が参りましたので、それに基づいて二八・八%の増収を期待する料金の改定が提案されておるわけであります。そのいろいろな理由は承りました。その中でやはり一、二、気になる点もないわけではありません。それは、八〇%ぐらいが人件費で占められておる現在の事業の実態、それから、企業努力による事業の順調な伸びにかかわらず、財政は急速に悪化しておる。それから最後の結びに、郵便事業の独立採算制と受益者負担のたてまえから今回これをや……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○島本分科員 せっかくこの機会でございますので、道路の建設の問題でいろいろ伺いたそと思います。  その前に、大臣、昭和四十四年七月二十三日、衆議院の商工委員会で、硫黄対策の確立に関する件という附帯決議が通っているのです。それの中に「石油精製業界の硫黄対策への協力を促進するため、低硫黄化対策の積極的推進に必要な助成並びにアスファルト需要の拡大等総合的な措置を確立すること。」これがあるわけです。私どもも、いま公害の問題を通じまして、関係各省庁との間でいろいろ連絡をとってやっておるわけであります。諸外国の施設に比べて、日本の道路行政というものはもう少し総合的に見てこれをやる必要がある。たとえば、これ……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○島本分科員 時間があれば三点、なければ二点にしぼって大臣の考えをただしてまいりたいと思います。  まず、けさほどわが党の堀委員のほうからの質問にもございましたように、今回血液、すなわち献血によるところの血が二百cc千五百五十円から千八百六十円に値上がりしたということ、これはまことに私としては納得でき得ないところであります。まして献血によるものでありますから、これは人間のからだの一部分であります。人間のからだの一部分を献血してあるのに、金を高く取ってそれを売り渡す。シャイロックではありませんけれども、こういうような行為は私は許されないと思います。したがいまして、先ほど御答弁にあったようでござい……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○島本分科員 この際、予算委員会に移りました一月二十九日壁頭の石橋委員がいろいろ質問いたしまして、そしてその質問が終わったあとで、一つの命題として三つの点にわたって内閣の意見を求められ、内閣ではその趣旨に沿って今後の行政を進める、善処するということでありました。  その一つは、あの石原産業の海の水やその他の水質の問題について、今後何としても監視体制、測定体制の重要性を申されまして、連続的な自動監視の促進をはかるべきである、こういうようなことをはっきり申したわけであります。  それともう一つは、企業内の公害防止監視体制を整える必要もある、その義務づけの必要もあるのだということをはっきり言っておっ……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○島本分科員 労働大臣にお伺いしますが、一九七〇年は公害に明けて公害に暮れた、こういわれる年でして、労働省もその点は十分配意されて、四十五年の九月には基準監督関係の監督官を総動員して、いわゆるシアンやアルキル水銀や砒素並びに四アルキル鉛ですか、それからカドミウム、こういうような公害発生源、これに特に関連のある有害物質の取り扱い状況、こういうようなことを十分調査された。このことは私どもは好意を持ってこれを迎えました。ことに、こういうようなことは日常から十分調査し、また監督を厳重にしておかなければならないはずの場所なんです。労働省がこれを実施したこのことは、事のいかんにかかわらず、私ども、これはり……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○島本分科員 だいぶ米の問題で問題点が集約されてきておるのでありますが、私の場合は、特に米になる以前の問題で農林大臣に、今後の農林行政のために二、三点にわたって伺っておきたい点があるわけであります。  先般、暮れの国会で、農用地の土壌汚染の防止に関する法律が通過いたしました。今後の米を中心にした農政の上にこれは一つの大きい改革であろうと思います。ただこれができておっても、そのまま政令、省令並びにそれに類する行政指導がない場合には画竜点睛を欠くわけであります。そういうことからして、あの中には地域の指定や常時監視または農用地汚染対策事業計画の策定、こういうような問題を含んだところの土壌の汚染の防止……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1971/02/25、32期、日本社会党)

○島本分科員 大臣は先般の産公特別委員会の席上で所信の表明がありました。私はその所信の表明を注意深く聞きました。公害規制の強化、公害対策の推進等国民生活の質的充実をさらに推し進めることである、こういうふうに言っておったわけでありまして、その結びとして、今国会に環境庁設置法案が提出されるが、公害問題を含めて環境保全対策の強化がはかられることになる、こういうような意味のこともいろいろ申されたわけでありますけれども、はっきり大臣にお伺いしたい一、二の点があるわけであります。  大臣の言っているこの所信表明の中で、所管の分野において各種の指導、助成、調査、技術開発を強力に推進するほか、企業内部における……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○島本分科員 これは施設庁長官のほうに相なろうかと思いますが、順次これは防衛庁長官のほうにも御高見を拝聴しますが、在日米軍の施設の整理統合計画、またそれに伴うところの駐留軍の従業員の解雇状態及び今後の見通しを、再就職をも含めてもう十分調査になっていると思います、この機会に御発表願いたいと思います。
【次の発言】 そういうふうになった場合の再就職を含めて聞いたわけですけれども、この解雇された者、それに対しましてもうそれぞれ打つべき手は打っていると思うのです。再就職はそのままされているのかどうか、これがちょっと気になります。当然それらの措置もあろうかと思います。これを含めた質問なんです。

第68回国会 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1972/05/17、32期、日本社会党)

○島本委員 私は琵琶湖の総合開発特別措置法、これの内容、おもに公害対策と環境保全、この点に重点を置いて、農林水産、厚生の関係に若干質問したい、こう思う次第であります。  大臣ももう御存じのとおりであり、すでに質問も終わったかと思いますが、念のためにお伺いしますが、この琵琶湖の総合開発特別措置法をつくるにあたって、環境保全に関して環境庁と十分意見の調整をはかりましたか。それをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 琵琶潮は、北湖のほうは環境基準AAに属する部分があるわけですが、環境庁はこういうような観点に立って、水質の汚濁の関係で、この計画を進めるとどのように変化するかという調査を十分なされたか……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1972/04/13、32期、日本社会党)

○島本委員 鐘淵化学の大橋さんにちょっとお伺いいたしますが、感圧紙は四十六年二月に中止、開放性のものは昨年の末で中止した、それから閉鎖性のものはこれから規制する、そうして環境汚染を自主的に解決しようとする努力を、六月の末までに全部生産を停止するというただいまの報告がございました。私は、この報告に基づいて、去年からまた本年、また六月までに規制するというならば、この毒性がわかった現在、なぜ即刻に中止しないのか、いまから六月までの間生産したものを何に使うのか、閉鎖系で使ったもののあとの責任はどうなるのか、当然これが疑問になるわけであります。したがって、その点に対しまして大橋参考人と采野参考人にこの点……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第2号(1972/04/14、32期、日本社会党)

○島本委員 じゃ、私のほうから……。ただいま、昨日の参考人のいろいろな意見の開陳に合わせて当局に質問を展開しているわけであります。私もいままでの質問と答弁を通じましてどうしてもふに落ちない点があります。まず、ただいま通産省のほうから電機用のものまた熱媒体のもの、あるいは感圧紙、こういうふうにしていろいろ発表がございました。しかし回収が不可能なものも感圧紙が一万七千トンあるということであります。こういうふうにして見ますと、これは重大な問題であって、先ほど鐘淵にも年間六百トンの処理能力がある、三菱モンサントには年間二百トンの処理能力がある、こういう発表があったわけでありますが、私どもが聞いたところ……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○島本分科員 総務長官にお伺いします。それと同時に、あとから、沖繩関係の失業者、失対問題の質問に入りますから、労働省の両方にお願いしたいと思います。  まず総務長官に伺います。  復帰時には一ドル・三百六十円換算で表示する、これは伺いました。なお、円の切り上げ幅が一六・八八%である。総理は、これに対して、県民には被害を及ぼさない、こういうように言っておられますが、おそらくはこの問題で、現在の労働争議あたりも、春闘を控えながらなかなか解決を見ない一つの焦点、接点になっていると思います。これに対する具体策がありましたら、伺いたいと思います。

第68回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1972/03/23、32期、日本社会党)

○島本分科員 ただいま昭和四十七年度の総理府所管の一般会計のうち、環境庁予算案についての説明が行なわれたわけです。私は、この環境庁所管の諸案件のうちで、まず政府の姿勢を通じまして若干の問題について伺いたい、こういうふうに思う次第です。  たぶん三月の九日だったと思いますが、大石長官から、政治生命をかけても無過失損害賠償法の成立にはこれはもう責任を持つという貴重な発言があったわけであります。国民の期待はそれの一点に集中した、こう言っても差しつかえないのであります。しかし、今度出されるいろいろな立法のその本質を見ますと、民法の特例法としての大ワクのものではなくて、普通立法のこの中の一部改正法案とし……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○島本分科員 だいぶお世話になりますが、よろしくお願いいたします。  まずきょう私が質問したいと思ってまいりましたのは、今度予算の大綱の中の柱ということで、以前には社会保障について重点的に扱うというふうに大体閣議できめられておったのでありまして、その線に沿うてやはり運輸予算なりまた国鉄関係なりも当然考えておられなければならないはずである、こういうふうに思量するわけであります。予算に重点を置かれているそれも、当然それに反するような発言をしたために、以前は原健三郎前労働大臣も罷免のやむなきに至ったということはあるわけでありまして、これはなかなか重要な意義があるのであります。  そこで、ちょっと聞い……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1972/03/25、32期、日本社会党)

○島本分科員 きょうは私は、郵政大臣もおられまして、いままで他の人の質問も聞いておりまして、きょうはこのことは言わないほうが、どうかなと思いましたが、やはり念のために一言だけ触れておいたほうがいいと思います。  それは、不当労働行為、いわゆる組織介入、われわれ何回も大臣と折衝し、その成り行き等について注目をいたしております。また同時に、そういうようなことはもうなくなったはずなんですが、この点の周知徹底は完全ですか。大臣はどう思っていますか。いまいろいろこれに対する疑問が出ましたが、大臣の考えていることが具体的に下部末端まで伝わらないんではないですか。こういう機構に対して、いままで取り上げたのは……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1972/03/23、32期、日本社会党)

○島本分科員 いろいろ含蓄のある質疑並びにその応答を聞いておりまして、私も質問の機会があまりございませんので、ひとつ大臣に、要請すべきは要請し、また、いろいろ教示を受くべきは受ける、こういう態度で、エネルギー政策についてお伺いしてみたい、こう思うのです。それと最後に、残留しておりますあのPCBの措置の問題についてお伺いしたい。この二つでございます。  まず、大臣もいまいろいろ申されましたが、若干それに関連いたします。日本の今後のエネルギー対策については、日本の国内の電力需要は十年後には現在の三倍になるといわれておりますが、二十年後には六倍になるのだ、また、八千八百億キロワットというような額にも……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会公聴会 第1号(1973/07/16、33期、日本社会党)

○島本委員 まず、ほんとにきょうは御苦労さんでございます。  私自身この公害健康被害補償法、この立法の過程においてぜひ皆さんの意見を伺いたい、こう思っておったのでございましたが、きょうは十分それを聞かしてもらうことができたのでありまして、この点、心から感謝を申し上げる次第です。  一、二これに対しての私自身日ごろ考えておることと、そして疑問に感じたことについて解明を願いたい、こう思った次第であります。  まず、伊東公述人にお伺いしたいのですが、伊東公述人も本法案については医療給付については数段前進したことは評価に値する、このようなことでございます。もちろん私どももそう思うのであります。これはや……

第71回国会 商工委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/03/27、33期、日本社会党)

○島本委員 通産大臣も来ていらっしゃいますし、そしていま休廃止鉱山の鉱公害対策の確立について法案が出され、これを審議している段階でございます。私どもも昭和四十七年の六月十六日、衆議院の公害対策並びに環境保全特別委員会で上げた「休廃止鉱山の鉱公害対策の確立に関する件」という決議案件、これにのっとってそれぞれ立法化が促進され、ここにでき上がったわけであります。この決議の線に沿うて逐次お伺いしてまいりたい、こう思うわけであります。  それは言うに及ばず、大臣も出ていらっしゃいますが、とりあえずイタイイタイ病のカドミウム中毒、それから水俣病の有機水銀中毒、それと四日市等のいわゆるばい煙による公害被害、……

第71回国会 商工委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/09/12、33期、日本社会党)

○島本委員 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律案も、現在の激増する公害対策の一つとして立案されていたその経過等については、私どもも存じております。  それで、この際ですから大臣にひとつ所見をまずもって伺いたいと思うのです。何ら罪も責任もない漁民は休業しているし、加害企業はフル操業を続けている。この姿が異様に映らないほどに政治の良心は麻痺しているのか。汚染魚として工場が買い上げる食べられない魚をとるのは、もはや漁業ではない。造花に水をやるようなもので、こんなばかがいるか。第三番目には、漁民対策を融資だけでお茶を濁してはならない。貧しい漁民に借金をしいることは、政治でも行政でもない。これは……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○島本分科員 農林大臣に、この際はっきり伺いたいと思います。  それは先般、私も二、三日、北海道の北見の置戸という町の山の中へ入って、いわゆる白ろう、レイノー患者の実態をよく見てきたのであります。その患者の実態の中には、いま労働省からチェーンソーは二時間程度で、常時使ってはならないということになっておりますが、実際の状態としては、娘を嫁にやらなければならない、ちょうど高校へ上がる子供を持っておった、こういうふうな状態から五時間、六時間とチェーンソーを使っておったのであります。そうして、その人はついに病気になってしまいました。その後会っていろいろ話を聞いてみましたけれども、やはり白ろうになってし……

第71回国会 社会労働委員会地方行政委員会大蔵委員会公害対策並びに環境保全特別委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○島本委員 ただいま健康保険法の一部改正法案についていろいろ質疑がありました。その中で、やはり私は一つだけ大臣に確かめておきます。と申しますのは、かつて何回か出したということを大臣はいまおっしゃっておられましたが、今回の場合特にお聞きさしたいのは、いろいろ健保連の反対のありました財政調整方式、それから医師会のこぞって反対のありました再診料の一部負担、こういうようなものを全部削除して、対象を被保険者にしぼったような形で今回は提案されたのが健康保険法の一部改正法案であります。  そうすると、いままで何回か出したということと、これはなかなか異質のものである、こういうようなことにも相なりかねないのであ……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、日本社会党)

○島本委員 田中内閣では、石油危機に直面した十一月の十六日でありますが、石油緊急対策要綱を閣議決定した、そしてその中には総需要の抑制、公共投資抑制、これらの政府方針を出した、こういうようなことを聞き及んでいるのであります。その後何か態度の変更がありましたら、またこれに加えて何か決定がございましたならば、この際お伺いいたしておきたいと思います。これは経済企画庁長官にお伺いいたします。
【次の発言】 そういうようにして、石油危機に直面していわば石油緊急対策要綱はきまりました。いわゆる石油両法案、政府もいよいよこれを提案していま審議中であります。電力や石油の消費規制も考えておられるようであります。通……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○島本分科員 ただいま上原君が空の環境保全、音の公害対策に対して鋭い格調の高い質問があったのであります。したがいまして、私の場合もやや相似た点から出発いたします。というのは、新幹線の場合の騒音、それと現在よごされた港湾に対するしゅんせつ等の工法の問題、ここに限りまして若干の時間でありますが、ひとつ質問したいと思います。  大臣、最近新幹線に対しての騒音公害ということが急にやかましくなってまいりました。環境に対してのいろいろなアセスメントもなかなか重要性を帯びてまいりました。この新幹線、何ホンまでいいのか、これもいろいろともうすでに考えられておると思います。  その前に、新幹線その他国鉄の在来線……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○島本分科員 きょうは私の場合は、おもに郵政省関係、電電公社の職員の頸肩腕症候群、またその一連の救済策、これにしぼってひとつお伺いしたいと思っております。  まず第一番に、先般、「電電公社における頸肩腕症候群に関する医学的究明について」という、いわゆる頸肩腕症候群のプロジェクトチームの答申が総裁になされたようでありますが、各職業病がいま激発しております。白ろう病、腰椎症、頸腕症、頸肩腕症候群並びにじん肺、こういうような点が多うございます。電電公社もやはりその中に位置しているわけでありますので、今後その対策はまことに重大だと思います。このプロジェクトチームの答申について公社ではどのように思ってお……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○島本分科員 自分の都合で集中石炭の問題の審議から、ちょっと午後のほうに入らしていただきました。私で集中石炭シリーズは最後になるわけであります。  それでまず通産大臣に直接伺いたいと思います。それはこの二月二十七日に日本社会党委員長の成田知巳、それから石炭政策闘争本部長勝間田清一の名で、石炭政策に関する緊急対策の申し入れをいたしました。五項目に分かれております。「一、労働力の安定確保対策をすみやかに実施すること。二、一切の閉山は行なわないこと。三、新石炭政策の確立までは一般炭の輸入は行なわないこと。四、買い上げ、封鎖鉱区、未開発鉱区について、試錐を含む具体的調査を行なうため、財政措置を講じ、直……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○島本分科員 私は、最近のはやりになっております職業病、頸肩腕症候群から腰痛症に至るまで、いろいろと各階層からこれが蔓延してまいりました。ことに、林業労働者の中には振動病の大量発生の問題について憂慮すべき問題がございまして、七十一国会では、実態調査の結果を踏まえて、労働大臣それから農林大臣の見解をただし、予防と治療と補償対策の万全を期することを確認してあったわけでございます。  その後一年たちましたが、国有林及び民有林における振動病患者の発生状況はどうなっているのか、ブレーキをかけるような状態になっているのか、それとも、大いに促進するような状態になっているのか、その数をお知らせ願いたい。

第75回国会 地方行政委員会商工委員会災害対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/19、33期、日本社会党)

○島本委員 この内容に入る前に自治大臣にちょっとお伺いしておきたいのです。  石油コンビナート等災害防止法に関係しておる省庁のいかに多いかびっくりしたわけです。消防法は消防庁、高圧ガス取締法は通産省、労働安全衛生法は労働省、電気事業法は通産省、ガス事業法は通産省、それから石油パイプライン事業法は消防、通産、運輸省、海洋汚染防止法は運輸省、それから港湾法は運輸省、海上保安庁法は運輸省、消防組織法は消防庁、災害対策基本法は国土庁に消防庁、それから毒物及び劇物取締法は厚生省と、大体こういうふうになっておるように承知しました。 しかし、あの水島の事故以来、縦割り行政がばらばらにぶつかっているために、三……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○島本分科員 きょうは、私は主に建設省全体の不当労働行為の面と業者関係に対する癒着の問題について少し触れてみたいと思うのであります。  三十分では時間が少ないのでありますけれども、その中でも大臣に、この前の一般質問で二点ばかりちょっと残しましたので、その点に対する基本的な考え方を二つだけ聞いておきたいと思うのであります。  というのは、これは二月の十五日の予算委員会の一般質問でしたけれども、国土利用計画法の土地利用基本計画と環境影響評価、この問題について私質問したわけであります。いまの日本の公害行政と環境行政、これについては土地利用こそが原点である、こういうふうに言われているのでありますけれど……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○島本分科員 私の場合は、きょうは大臣の御高見を十分に拝聴したい、こう思ってやってまいりましたが、いろいろなコンビナート、大規模な工業開発、こういうようなこととあわせて、ひとつ大臣にこの際――いろいろな石油、重油の流出事故その他コンビナートの爆発だとか火災、こういうようなのが最近ずっと相次いでいるわけであります。報道されないものを含めると、ほとんど毎日のような事故じゃないかと思うのでありますが、最近のコンビナートの爆発、火災を含めて、または重油の流出、こういうようなのを含めて、このコンビナートに対しての安全性ということに対して、どういうふうにお考えでしょうか。現行法そのもの、そのままでは、今後……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 農林水産委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/03/16、34期、日本社会党)

○島本委員 今回提案されております松くい虫防除特別措置法案につきまして、私は環境、健康への影響、これを主にしてお尋ねしたいと思うのであります。  林野庁長官も、数ある私の疑問に対しまして一々メモしながら「島本虎三先生からの質問事項に対する見解」として、長官みずからがメモで答えてくれたわけであります。その労に対しては感謝するにやぶさかではございません。私も三月の一日から三日までの間、姫路、岡山を視察してきておりますが、その結果をもとにして、見解に沿うて順次質問を行いたい、こう思うのであります。  まず、林野庁長官にお伺いしますが、二月二十五日に私の手元へ長官から一緒に持ってまいりましたこの私の質……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1978/03/01、34期、日本社会党)

○島本分科員 私は、主に積雪寒冷地冬期雇用促進給付金、これを中心にして労働大臣の意向をお聞き申し上げたい、こう思っております。  大臣御承知のように、先般雇用保険法が制定されて失業保険制度が根本的に変わりました。北海道のごとき積雪寒冷地帯は雪の中で、不況の中の季節労務者にとってはまさに生活の問題であり、命の問題であります。そしていま重大な関頭に立っているわけであります。この点は、局長、課長を初めとして大臣も十分実態を御承知だと思うのでありますが、この点、大臣はどのように考え、今後は対処するつもりでございましょう。
【次の発言】 北海道の季節労働者の問題については、従来の失業保険九十日給付、これ……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1978/02/27、34期、日本社会党)

○島本分科員 いま田口委員がいろいろ原子力発電の問題に関連して質問を展開されたようでありますが、偶然にも私の方もそれに関連するのでございまして、この点、大臣から率直な御意見を承りたいのでございます。  まず、政府の原子力発電の長期開発目標、現在の原子力発電に関する長期の開発目標規模、こういうふうなものが発表されてございますが、昭和五十二年八月に通産省の総合エネルギー調査会の基本問題懇談会が中間報告した数字がございます。これは昭和六十年度下限二千六百万キロワットから上限三千三百万キロワット、六十五年度には六千万キロワットにする、こういうような構想のようでありますが、これはそのとおりですか、ちょっ……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○島本分科員 大臣と林野庁長官おそろいでございまして、きょうお二人に篤と農林行政のことについてひとつ私の意見を聞いていただいて、そしてまた御教示を受けたい、こう思っておるわけであります。  私、大臣にまず考え方を聞きますが、いま営林局の統廃合の問題、このような問題で大いに北海道は揺れているのであります。しかし、私はこういうような形式の問題じゃなく、林野行政そのものの内容の問題じゃないか、こう思っているのでありますが、しかし、形式を揺する余り、内容が粗略になってはとんでもないことになる。これこそ画竜点睛を欠くことになるおそれもある。この際、こういうようなやり方をもう一回考え直して、もう一遍熟慮の……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○島本分科員 これは道路行政と文化財の保存の面とがかち合って、どうにもできない問題について、それぞれの立場から指導性をちょっと伺いたい、こういうように思って、きょうは特に文化庁と建設省こういうような関係でお伺いするわけであります。本来ならば、これは文化庁主体の方がいいのじゃないか、こういうような陰の声もあるのです。しかし、やはりその方面で幾らやっても、らちが明きませんし、最近は少し、ほのぼのとした解決のめどもついてこないわけでもない。いまこの際だ、こう思って、建設省を主体に文化庁がそれを推し進めるような形で、ここで質問をさしてもらいたい、こう思ってきたわけなんであります。  北海道庁が事業主体……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○島本分科員 通産大臣にきょうは日米貿易不均衡是正の問題についてひとつはっきり承りたいと思っております。  まず、ガット東京ラウンドが最終段階を迎えていると思いますが、その中で特に政府調達物資の問題に関しては電電公社の資材調達について大きく政治問題化しているようであります。あたかも電電公社の市場閉鎖性が日米間の貿易不均衡解決の焦点である、こういうように指摘さえされているようであります。しかもわが国の政府はこのようなアメリカの主張に追随するような姿勢をとるやにも見受けられるわけでありますが、この問題について昨今のマスコミ報道によりますと、電電公社に譲歩させ門戸を開放する動きが顕著になっているし、……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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