このページでは藤井勝志衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。藤井勝志衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○藤井委員長代理 小川豊明君。
○藤井委員 先刻来議論になっておりますガソリン税の問題について、主税局長にお尋ねいたしたいと思います。 特にこの問題は、最近農業と他の産業との格差の是正ということが政治の大きな焦点になっておることは多言を要しませんが、このガソリン税の増徴は、そういった問題と関連して、政治的にきわめて慎重に取り扱わなければならない重大な問題と私は考えるのであります。なるほど、道路の現在の状態を見ますと、一刻も早くこれを改修しなければならない。そのための財源確保のために、このたびの政府から提案されております内容については了解するものでありますけれも、問題は、これはやはり受益者負担金的な性格を持っておると局長の答……
○藤井委員 ただいま採決をされました関税定率法の一部を改正する法律案に対しまして、お手元に配ってあるはずだと思いますが、次の附帯決議を附したいと思うのでございます。 附帯決議の案文を読みますと、 政府は、関税定率法第九条の二の規定により緊急関税に関する措置をとったときには、遅滞なく国会に内容を報告すべきである。 理由といたしましては、申し上げるまでもないわけでございますが、今回の改正は、最近におけるわが産業構造の変化と貿易の自由化に対処するために、昭和二十六年以来あまり大した改正のなかった関税定率の改正を行なう、わけても今度日本に初めて緊急関税の制度をとろうとするわけでありまして、この……
○藤井委員 今朝来非常に熱心な野党側からの御意見が、農業近代化資金制度をめぐって出ておりましたが、与党議員といたしましても私は一々ごもっともな点があると思います。 そこで、私は特に大蔵大臣の代理としてお見えになっております。天野政務次官に――これは野党側からいろいろ言われてやむを得ずやるというだけでは、政党政治の本節ではないと思うのでありまして、与党委員から一席やらせていただきたいと思います。それに対して積極的な御意見を承りたい。特にきょうは銀行局長も見えておられますが、でき得べくんば主計局長も来ていただきたいと思っておるわけでございますけれども、それも大蔵政務次官が来ておられますので、兼ね……
○藤井委員 大へん時間がおそくなりまして、まことに恐縮でございますが、聞きますと外務大臣の方では多少時間の余裕もあるようでございますので、私は端折って一つ問題を提起いたしまして、当局の御答弁を願いたいと思うのでございます。 私は本日は特にタイの特別円の問題に関連した質問をいたしたいと思うのでございます。同時に、私は、もちろん外交方面については議員生活も非常に浅くていわばずぶのしろうとでございますけれども、昨今の外交論議を予算委員会その他でいろいろ聞き、いろいろな面において問題を感じます。私としては、いずれ次の機会に、総理大臣の御出席も仰いで、外交論議に関する基本的なかまえについていろいろお話……
○藤井委員 時間がないようですから、簡単に、今お話しになっておりましたことに関連して、中小企業金融公庫の総裁、国民金融公庫の総裁、それから中小企業庁の長官にお尋ねしたいと思います。 代理貸しですが、大体今はむしろ代理貸しの方が割合に多い。その場合、私は中小企業金融公庫というものは、性格が中小企業金融という原則に立っているわけですから、代理貸しをやられる場合、利用される金融機関は、政府の直接息のかかっている商工中金、こういったところを中心として、一般の市中銀行よりもそういったところを中心に窓口を利用することが、その目的を達するのに適当じゃないかというふうに考えるのです。従って、そういったことに……
○藤井委員 私は酒税法の一部改正法律に関連いたしまして質問をいたしたいと思います。時間が非常に制約されておるようでございますので、ごく簡単に要点のみ指摘いたしまして、特に大部分がすでに当委員会で問題になった事柄ばかりでございますので、しかもまたその問題は、大蔵大臣の政治判断と申しましょうか、そういったことに深く関係があると思いますので、できるだけ大臣の御答弁をお願いいたしたいと思うのであります。 同時にまた、後刻お話によっては私はもう少し時間をかけて質問させていただきたいと思っている次第でございます。 私からくどくど申し上げるまでもないと思うのでありますが、酒類の産業界というものは、いわば……
○藤井委員 私は与党委員の立場でありますので、審議を急がなければならないと思いますので、ごく簡単に質問をしてみたいと思います。答弁は明確にはっきり願いたいと思います。 このたび提案されております法人税法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、銀行局長にお尋ねをいたしたいと思います。このたび公的年金の補完的な意味をもって、企業年金制度が発足を見ましたことは、福祉国家建設を目ざす近代政治の前進として、まことに喜ばしいことであると思うのであります。従って私はそういうふうな考え方からして、何とかしてこの企業年金を将来発展拡充させていかなければならない、このように思うわけでありまして、そういうために……
○藤井委員 私は、先般特殊な条件に置かれた中小企業問題として、たまたま酒税法の一部改正の法案が出ており、その関連として質問を申し上げたわけでございますが、きょうはそういった点に関連をして、もう一つ見のがしてはいけない問題としておけ取引の問題について一つお尋ねをいたしたいと思うのでございます。制度の問題については主税局長の方からも御見解を承り、同時に、実際の行政面については国税庁の長官ないしは直接御担当になっております間税部長の方から御答弁を賜わらば幸いと思っておる次第でございます。御承知のように、おけ売りというのは、主として清酒の小さな製造メーカーがいわゆるびん詰にして直接市販に出さないで、大……
○藤井委員 今中小企業メーカーとしての清酒業そのほかの税制にからんでの質問だと思うのでありますが、この前私は、西ドイツは、ビール税を施行しておるやり方が、作っておるビール・メーカーの規模によって税金のかけ方を変えておる、そして大メーカーが作っておるビールに対する課税は多く取る、小規模のメーカーに対しては少ない課税をやっておる、こういったことが西ドイツにおいては行なわれておることを、ある専門の雑誌で読んだのでありますが、そういった配慮を、今、堀委員からの質疑の中で、主税局としても一ぺん検討してみなければいかぬのではないか。われわれはもちろん究極的に消費大衆の利益を擁護するという、この大前提を無視……
○藤井委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま採決になりました酒税法等の一部改正法律に対しまして、附帯決議をつけることを提案いたしたいと思うのでございまして、案文はお手元に配布いたしております。 大へん簡単でありますから読みあげます。 酒税法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議 政府は、清酒およびしょうちゅう等の製造に当る中小企業者に対し融資のあっせん等につき万全の措置を講じて、その経常の安定をはかるとともに、現在政令に委ねられている酒類の原料米使用割合等については来年度中にこれを法律化するよう措置すべきである。 このような附帯決議の提案をいたします理由につきまして、……
○藤井委員 河野さんに一つのお伺いしたいと思います。私から申し上げるまでもなく、財政というものは国の運営に直結しておるわけであります。従いまして、その法のあり方というものは、ただ単に学問的な理論で割り切るということのみならず、やはり国政運営の実態に即して考えなければならぬ、そういうところから考えると、河野さんはかつて主計局長あるいは大蔵次官、そういうことをやられながら、またかたわら財政学という著述もなされておる。まことに適役がここに現われたと思うのでありまして、私は一つそういう期待を持って御質問をしたいと思います。 第一点は、先ほど金子さんからもお話が出ておったことに関連いたしますが、財政法……
○藤井委員 私はこのたび上程されております国民金融公庫法の一部を改正する法律案並びに国民金融公庫の農地被買収者等に対する貸付けに関する臨時特例法案に関しまして、質問をいたしたいと思うのでございます。 まず私は、後者の綱島先生外数十名の方の提案による臨時特例法案に対して質問いたしたいと思うのでございますが、その質問の前提といたしまして、昭和二十一年三月、御承知のマッカーサー司令部の指示によりまして、農地改革が断行された当時の日本の農村の実情を、いま一度回顧しなければならないと思うのでございまして、同時にまたそれが行なわれました当時の農地改革制度が含む不合理と矛盾、こういった問題に対して、いま一……
○藤井委員 私は、許された時間内におきまして、塩専売事業につきまして、当局の方から御回答を賜わるべく質問をいたしたいと思うのであります。でき得べくんば大事な点は大蔵大臣出席のもとに明快な御答弁を賜わりたいと思いますが、一応時間の都合もございますので、谷川監理官並びに政務次官からしかるべく御答弁賜わりたいと思います。 今さら私が申し上げるまでもなく、米塩に事欠かないということが政治の要諦であることは、昔も今も変わらないと思うのでありまして、あの終戦末期から終戦直後、塩の不足いたしましたわが国においていかにお互いが苦労したかということは、今なお記憶に新たなことでございまして、従って、われわれはよ……
○藤井委員 今、天野政務次官からいろいろお話がございましたので、私の質問したいという内容はすでにお答えがあったように思うのであります。法は両刃の剣ということをよく言われるわけでありまして、運用のいかんによっては、いわゆる表現の自由を守るということのために公共の福祉が阻害される、反対に公共の福祉を守るということに行き過ぎがあると表現の自由がそこなわれる、この問題に、先ほど来のいろいろな話の結論は結着するのではないかというふうに思うのであります。ただ、先ほど両参考人から非常に貴重な体験に基づかれたお話がございましたけれども、二人ともいゆる憲法論議を中心として、現在のやり方は憲法違反である、こういう……
○藤井委員 簡単に中小企業年末金融について質問をいたしたいと思うのでありますが、時間的に差し迫っておる問題でございまして、新聞紙上を通じて見ますと、通産省、中小企業庁、そういうところが大蔵省とすでにこの問題については折衝をされておって、大体十月中旬ごろには政府の方針がきまるやに仄聞いたすのでありますが、まあすでに中小企業年末金融の問題は年中行事であるわけでございますけれども、ことしの場合は私は、去年とはいわば質的にいろいろ条件が異なっておるというふうに思うのであります。すなわち去年からことしの春にかけましては、まだ非常に高度に生産が続けられておる。そのもとにおいて、一応金繰りが困ったということ……
○藤井委員 私は、先般塩の専売に関しまして、当大蔵委員会でいろいろ御質問をしたのでありますけれども、ちょうど前水田大蔵大臣御不在のためにはっきりした結論の出ない点もありますので、本日はそれを含めて、専売関係を中心として大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思うのであります。時間の制約がきわめて厳重にあるようでございますので、これから要点を指摘してお尋ねをいたしたいと思います。 私は、新大蔵大臣である田中先生に、特に非常な若さと果敢な実行力と非常に明快な判断を持って実行を着々やっておられますので、これからお尋ねしようとする問題は、従来とかく問題になりながらも結論が出ておらない、しかも大切な問題でありま……
○藤井委員 私はただいま堀委員から質問されました問題の関連として大臣にちょっとお尋ねをいたしたいと思うのであります。 ただいま大臣御答弁になりました酒類の、いわゆる価格の自由化という目標のもとに、従来行なわれておりました基準価格制度というものを特殊な酒を除いて取りはずすという方向にいっておる。そのこと自体は全体の日本経済の趨勢から考えて一応理解できない節ではないと思いますけれども、しかし私はここでいろいろ考えなければならぬ現実を忘れてはいけない。第一点は、そういうふうになりますと、必ず末端の生産者ないし販売層において過当競争が行なわれる。それは結局はいわゆる零細な規模を持っておる者が特にしわ……
○藤井委員 簡単に。ただいま佐藤委員から御発言になりました外務省関係給与に関する質問をいたしたいと思うのであります。 私は、海外旅行の経験はきわめて乏しいわけでございますけれども、おととし東南アジアを回りまして、しみじみと痛感させられた点がございます。その点は佐藤委員からも今いろいろ付言されたわけでございますが、外務省というところは、他の省が俗にいう圧力団体といいますか、そういった強力団体の力がないために、予算の獲得というものがまことに貧弱であり、しかも外務省関係の方々は育ちがいいと申しましょうか、非常に品がよくて、がめつい予算折衝をやっておらない。こういう点が結果的にはまことに、海外に働く……
○藤井委員 輸銀の総裁にちょっとお尋ねをいたしたいと思います。輸出増強ということが当面の第一の国是なりということはこの委員会でもしばしば各委員から発言がなされておりますが、そういう観点から考えますと、輸出入銀行の使命たるやまことに重かつ大であると思うのであります。 そこで、私は特にプラント輸出の三割ないしそれ以上を占めておる外国による注文の建造船に関する延べ払い、そのほかいろいろの条件について現在どういう状態になっておるかお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、大体西ドイツや西欧の例を聞きまするに、頭金が大体二割、延べ払い期間十年、こういうことになっておるにかかわらず、日本の場合には頭金が三……
○藤井委員 先般われわれ大蔵委員は品川の税務署の現場視察をいたしたのでございます。そのときにもいろいろな問題で認識を新たにしたわけでございますが、かねてから当委員会においても問題になっております国税職員の宿舎の問題について、もう現段階において予算がすでに衆議院を通過いたしておりますので、これが予算的な問題よりも、執行の面において当局側の現在いろいろやっております実情について御意見を承りたいと思うのであります。 繰り返して申し上げるまでもないと思いますけれども、先年十一月の二十二日の大蔵委員会において、与野党ともに、特に税務職員のその職務の特殊な点、同時にまた、これが窮乏している点、緊急性の点……
○藤井委員 すでに本委員会でしばしば論議されておりますし、時間の制約もございますので、ごく要点のみにしぼって質問を申し上げたいと思いますので、答弁側の関係当局も要点を一つお答えを願いたいと思うのであります。 第一点は、このたびの税制改正の一番大きな山となります問題は、一般減税と租税特別措置法による減税いわゆる政策減税とのかね合いの問題ではないかと思うのであります。昭和三十八年度減税内容を見ますと、一般減税が二百九十六億、いわゆる政策減税が二百四十六億で、合計御案内の通り五百四十二億に相なっておるわけでございます。このうち一般減税の中身を見ますと、所得税が二百七十六億、法人税が十九億、これに対……
○藤井委員 あいにく大臣が御都合で御退席でございますので、主税局長並びに間税部長にお答えを願うといたしまして、私は、いま堀委員の御質問中、基準価格制度については全く相反する考え方を持っております。立場は自由民主党の立場でありまして、計画経済、社会主義経済の政策をとっておらない私が申し上げることは、ちょっと逆のようでありますけれども、基準価格制度というものはマル公撤廃の過渡的暫定的な制度であって、だんだんにこれははずしていくのだという考え方に対して、いささか私は考え方が違います。いささかというより、むしろ根本的に違うわけでありまして、これはいわば専売品に準ずる品物である、こういう認識の上に立って……
○藤井委員 私は本論の質問に入ります前に、いま有馬委員の最後の質問に関連いたしまして、一言あらためてお尋ねしたい。これは主税局長にお尋ねするということはいささかどうかと思うのでありますけれども、やはり関連もございますし、政務次官と一緒にひとつ局長も御答弁できればお願いしたいと思いますことは、いまお話のごとく、公債発行の問題は、時を誤り、また制限なくやればインフレーションというおそれが十分あることはよく承知いたしております。ただしかし、御承知のように、現在日本は工業国としては世界の五大国と申しますか、その中に入ってきておるにかかわらず、国民所得はきわめて低い。そこで、できるだけ減税は毎年続けなけ……
○藤井委員 ただいま堀委員から詳細な質問がございましたので、私は重複を避けます。きょうはたまたま医療を中心とした税制の問題について、いろいろ先日来各委員から質問もありますし、私も先般の大蔵委員会で意見を述べたわけでございますが、この際ひとつ主税局長にお願いをかねてお尋ねをいたしますが、先ほど医師会のほうから参考人として御意見が出た中に、特に相続税、贈与税、こういった問題でもう医者は三代と続かない、こういう実情をるる述べられたわけでございます。私もそうであることを前提に先般質問したわけでございますけれども、主税局長のほうでは、それは少しオーバーな言い方であるというふうな見解でございます。この点は……
○藤井委員 本日の議題中、日本開発銀行法の一部を改正する法律案につきましては、質疑はこれで打ち切られるようにお願いをいたします。
○藤井委員 先ほど国税庁長官のほうから、六月一日、二級酒等基準価格制度の廃止が表明されたのでありますが、私はこの機会に、酒類行政全般について数点の質問をいたしたいと思います。すでにいまいろいろ審議が行なわれましたので、できるだけ重複を避けましてこれからお尋ねをいたしますが、大事な問題については多少関連いたしますけれども、確認をいたしておきたいと思います。 その前に、私は考え方の一つ基礎となるべき問題として、先ほども話が出ておりましたが、自由にして公正な競争、こういうことでありますが、自由というものと公正というものは、必ずしもそれがすなおに結びつかない二つの立場である場合がある。すなわち、自由……
○藤井委員 開放経済体制下の現在の日本経済にとって、公認会計士制度創立の趣旨からかんがみまして、その重要性が非常に深まっていると思うのであります。そういうときにあたって、このたび公認会計士に特別試験を中心として法律の改正がされるにあたりまして、私は問題を試験制度にしぼって、しかもすでに論議が相当尽きておりますので、きわめて簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。 その前に、私も公認会計士制度そのものが、やはり本来の使命を達成するためにはその身分の独立性、その身分の保障、こういう問題について基本的に検討すべき幾多の問題があることを抽象的なことばでありますけれども指摘して、ひとつ今後大蔵当局の御検討……
○藤井委員 原案並びに修正案に関する質疑終結の動議を提出いたします。
○藤井委員 一つだけ新潟地震に関連いたしまして、大臣の御所見を承りたいと思います。 御案内の新産業都市十三地区の指定が行なわれ、この新産業都市建設はすべり出しに入っておるわけであります。ところでこの構想はいわゆる拠点開発という考え方から立地条件のいいところ、その立地条件という中にはやはり自然災害に対するいろいろな配慮も行なわれなければならない、こういうふうに思うわけでございます。すでにすべり出した地区の指定の再検討ということもこれはあまりにも大きい問題であろうと思いますけれども、これが実施にあたっていろいろ配慮しなければならぬ点がいまさらながら痛感されるわけでございます。いよいよ財政措置が四……
○藤井委員 私は葉たばこの関係法の改正に関連いたしまして、葉たばこ生産、収納に関して、若干の質問をいたしたいと思います。 去年の十二月の十三日でございましたか、たばこ耕作審議会で答申が出されて、その線に沿うて政府は大体種類別平均七・五五%の値上げをされたというふうに聞き及んでおります。葉たばの生産が、ただ単に専売法にのっとる専売農作物として、専売益金を政府に納めて、国家財政の一翼をになうという、こういう考え方ももちろん専売公社としては基本でありましょうけれども、同時に最近の政治のあり方というものが、格差の是正、ひずみの是正、そういった点が当面の政治の重大課題になっておる今日、これらに携わる農……
○藤井委員長代理 午後一時より委員会を再開す。ることとし、暫時休憩いたします。 午後零時三十分休憩
○藤井委員長代理 平林剛君。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 これにて宇佐美日銀総裁に対する質疑は終了いたしました。
委員会を代表いたしまして委員長より一言ごあいさつを申し上げます。
宇佐美総裁には、御多用中のところ、長時間にわたり御出席をいただき、貴重かつ忌憚のない御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
次会は、明後二十六日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時十三分散会
○藤井委員長代理 平林剛君。
○藤井委員長代理 次に、瀬川参考人にお願いいたします。
【次の発言】 次に湊参考人にお願いいたします。
【次の発言】 次に武井参考人にお願いいたします。
○藤井委員 このたび提案されております石油ガス税並びに証券取引法の一部改正について若干質問いたしたいと思うのであります。 きょうは社会党、民社党の諸君も質問の予定をいたし、期待いたしておったけれども、まことに残念ながら質問がございませんので、とりあえず私から質問させていただきたいと思うのであります。 石油ガス税につきましては、道路整備の財源確保にいろいろ考慮している政府としては、これが財源補充のために新しい税源を把握されてきたということ、並びにガソリン税との均衡においてプロパンガスに課税をされるという着眼は一応理解できるわけでございますけれども、最近のいろいろ経済界の動き、特にプロパンの原……
○藤井委員長代理 武藤山治君。
○藤井委員長代理 私語はやめてください。
○藤井説明員 私、このたび全く思いがけなく大蔵政務次官に就任をいたしまして、その責任の重大性を痛感いたしております。
私は長年大蔵委員として皆さん方の御交誼を賜わり、御指導、御鞭撻を受けたわけでございまして、仲間の一人としての自覚の上に大いに私は連絡を密にして、政務次官としての職責を全うしていきたい、このように考えますので、どうか皆さん方、日ごろの御交誼、御鞭撻を一そうお与えいただきますようお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 福田財政は、御案内のごとく、蓄積ある企業、蓄積ある家計、こういう意味からいいますと、減税ということが当然その路線につなが……
○藤井政府委員 ただいま議題となりました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 昭和二十七年八月、わが国が国際通貨基金及び国際復興開発銀行に加盟して以来、この二つの国際機関は、わが国経済の発展に多大の寄与をしてまいりましたが、ひとりわが国に対してのみならず、世界経済の復興及び発展のために果たしてきた役割りは、まことに大きなものがあります。 この間、これら両機関は、資金需要の拡大等に伴い、昭和三十四年に増資を行ない、わが国も追加出資に応じましたが、その結果、現在では、国際通貨基金の割り当て……
○藤井説明員 私、まだ十分よその国の酒の税率について研究しておりませんので、比較論の話ができないことをまことに遺憾に思いますが、ただ私は、一般論としてやはり酒の場合に、もう少し、特に二級酒、ここら辺を中心に下げる研究をすべきではないか、こういうふうに日ごろ考えております。したがって、いまの御質問に対しては、私個人としては、二級酒中心に、われわれ日本人にとりまして重い感じがする、そういうことでございます。
【次の発言】 まだ大蔵省としてこの問題が一つの結論としての線が出ておりませんので、したがって私は、大蔵省を代表した答弁はいまの時点でできかねる、こういう意味であります。
いまの間接税の問題で……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました、昭和三十八年度一般会計予備費使用総調書(その2)外四件、昭和三十九年度一般会計予備費使用総調書外四件、及び昭和四十年度一般会計予備費使用総調書(その1)外二件の事後承認を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和三十八年度一般会計予備費につきましては、その予算額は、二百億円であり、このうち、財政法第三十五条の規定により、昭和三十八年五月十七日から同年十二月二十七日までの間において使用を決定いたしました百五十九億八千万円余につきましては、第四十六回国会にその事後承認を求める件として提出いたしまして、すでに御承認を得たところで……
○藤井(勝)政府委員 ただいまの御意見、まことにごもっともでございまして、国の財産の維持管理並びに処分、こういったことにつきましては、適正かつ公正に行ならべきでありまして、そういう線に沿うて、事務的な今後改善すべき手続、いろいろな制度の問題については、御意見を十分しんしゃくいたしまして、今後善処いたしたい、このように考えます。
【次の発言】 吉田委員の御指摘の点、全く同感でございまして、実は今度の四十一年度予算編成、これは御承知のごとく、財政政策の大きな転換、すなわち公債を発行してまで財政需要に応じよう、こういう予算編成でありましたので、私も新参者でございますけれども、その内部に参画をいたしま……
○藤井(勝)政府委員 御案内のように、ただいま大蔵大臣予算委員会に出席中でございますので、大蔵省を代表いたしまして藤井政務次官がただいまの御質疑に対して答弁さしていただきます。 補償の問題あるいはまた地元のいろいろな施設をつくる助成の問題について御意見が出たのでありますが、このたびこの古都保存法というまことに時代の要請にこたえられたりっぱな法案が御提案されたことに対して、心から敬意を表するものでございます。ただ、いまいろいろお話がございましたように直轄事業にもいろいろ補助率に種類がございます。したがっていよいよ具体的になります場合には、もちろん所管の建設省から提案をされます案をよく検討させて……
○藤井(勝)政府委員 先刻来建設大臣から、当面の政府の最重点施策の一つとして住宅対策五カ年計画を立てて、四十一年度これが予算措置をしてまいっておることをるるお話がございました。われわれもその精神に沿って四十一年度予算の措置をいたしたつもりでございます。ただ、ただいま御指摘のように、公的資金によるいわゆる政府施策住宅と民間自力住宅との割合が、公的資金による住宅のほうが少ないという点、これはやはり民間住宅を実施するにあたっては宅地の問題等いろいろ無理のない計画を立てていかないと、先ほどおっしゃるようなスラム的な住宅をはびこらすということにもなりますので、民間の受け入れ態勢の実情、こういったものを考……
○藤井(勝)政府委員 ただいま、直接担当の厚生大臣からいろいろ御答弁がございましたように、四十一年度予算編成におきまして、私も側面的に大臣の予算折衝の経緯を承知いたしておるわけでございますが、やはり医療制度の抜本的な改正ということに四十二年度を期して、とりあえず健保財政のささえとして百五十億円、こういうことでございますので、やはり制度の根本的な改正の案が担当厚生省のほうから出されまして、よく協議して制度が円滑に運営できるように善処しなければならぬ、このように考えておる次第でございます。
【次の発言】 この問題は、まず厚生大臣の御意見をわれわれとしては十分尊重して善処するというのが基本的なかまえ……
○藤井(勝)政府委員 先刻来大蔵大臣からいろいろ御答弁がありました中に、御質問の線に沿うたお話もございましたが、すでに岩動委員御案内のとおり、現在の日本の経済の状態は、過去におきまするいわゆる高度経済成長のいわば裏が出たと申しましょうか、こういう点が構造的なひずみとなってあらわれてきておる、これをこのままに存置せんか、日本の経済はいわゆる縮小均衡の方向に転落せざるを得ない、これにてこ入れをする、こういう時代の経済的背景があると私は考えるのでございます。そういう時期に直面いたしまして、四十年度補正予算にあたりまして二千五百九十億円の租税収入等の落ち込みに対処して、これが景気対策を兼ねた手配をしな……
○藤井(勝)政府委員 ただいま意見を含めた御質疑がございましたが、全くお話のとおりでございます。特に福田財政と申しましょうか、福田大臣の基本方針は、かねてからお聞き及びのとおり、国をささえる企業並びに家庭にゆとりをというこの精神は、やはり生活の現場である市町村の財政というものが健全化して初めて国の財政が健全化するという精神、思想に相一致せなければならぬというふうに思うわけでございまして、ことし国が財政制度の大転換期にあたりましては、奥野委員御指摘のような配慮によって適正な財源の配分を考えなければならぬ、これが正しい政治の姿勢であるというふうに考えるわけでございます。
○藤井(勝)政府委員 ただいま農林省のほうから具体的な数字をもって最近の農作物の生産の推移を聞きまして、たいへん激しい移りかわりにまことに驚いておるわけでございます。いま御指摘の問題につきましては、やはり主食はできるだけ自給するという体制が政治の基本でなければならぬ。これはただ単に経済的な問題だけでなくて、大切な私は政治の姿勢であると思うのでございます。ただ、裏作の問題について、麦が非常に減ったということについては、私も専門家ではございませんから受け売りでございますけれども、非常に米は良質で、日本の米にまさるものはない、ところが麦のほうは外国でつくった輸入の品物は品質がよくて非常に安い、こうい……
○藤井(勝)政府委員 委員各位には年末御多用の中、本日、日曜日を返上されまして御審議をしていただきまして、まことに恐縮かつ感謝にたえない次第でございます。 ただいま農業共済、特に果樹共済について御熱心な質疑が行なわれたわけでございますが、私も政治家の立場において、果樹地帯を自分の地元に持っておる人間として、この問題については日ごろ関心を深く持つ一人でございまして、いま田澤委員、岩動委員の御指摘のとおり、先般たいへん果樹地帯が御苦労されたこともよく承知いたしております。いま農林省からいろいろ経過の報告をいたしたわけでございまして、昭和四十一年度にはその結果を基礎として専門家の結論を得て、加入の……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました農業近代化助成資金の設置に関する法律の一部を改正する法律案外五件について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最初に、農業近代化助成資金の設置に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 農業近代化助成資金は、農業協同組合等が農業者等に対して資本装備の高度化等、農業経営の近代化をはかるため必要な長期かつ低利の施設資金を貸し付けた場合において、当該農業協同組合等に都道府県が利子補給を行なうのに要する経費を国が補助するために必要な財源を確保する目的で、一般会計所属の資金として昭和三十六年度に設けられたものであります。 この資……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案外二法律案について、提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 初めに、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。 昭和四十一年度の地方財政は、最近の経済情勢を反映して地方税、地方交付税等歳入の伸びが鈍化する一方、人件費、公共事業費等歳出の増加が見込まれることにより、きわめて困難な財政事情に立ち至るものと思われます。この対策として、政府におきましては、地方債計画において、地方財政特別対策分として政府資金債五百億円、縁故債七百億円、合計千二百億円の特別事業債を見……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりましたアジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案外二法律案について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 アジア開発銀行は、東は日本から西はイランまで、北はモンゴルから南はニュージーランドに至るアジア及び極東地域の経済開発と経済協力を一そう促進するために、エカフェを中心として、ここ数年来設立準備が進められてきた地域開発銀行でありまして、昨年十二月アジア開銀に関する全権代表者会議において、同銀行を設立する協定が正式に採択され、本年一月末までに、域外国十二カ国を含む三十一カ国による参加の署名を得ているのであります。現在この種の地域開発銀行としま……
○藤井(勝)政府委員 先刻来歩積み、両建てをめぐっていろいろ質疑応答がありまして、ただいま春日委員御熱心に銀行局の行政指導のあり方についていろいろ具体的に御指摘があったわけでございますが、私も、御指摘のとおり、当時ともどもに、これは歩積み、両建ての廃止によって特に中小企業金融が実質的に改善されるということに対して努力をいたしてきたつもりでございます。いまお話を聞きますような状態に対しては、真相を確認いたしまして、大臣のもと、積極的にこれが改善につとめなければならない、このように思っておる次第であります。
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、昨年八月「経済の安定的成長に即応する税制のあり方とその具体化の方策」について、税制調査会に諮問いたしたところでありますが、昨年末、同調査会から、最近における経済情勢の推移に応じて、現行税制につき、さしあたって改正を必要とする事項について「昭和四十一年度の税制改正に関する答申」が提出されました。その後、政府は、この答申を中心にさらに検討を重ねた結果、昭和四十一年度におきましては、国民生活……
○藤井(勝)政府委員 実は、構造改善事業の円滑な推進に障害になっている一つの問題点は、補助率の問題――もちろん多いほどいいということもありましょうけれども、それより、やはり土地の所有権の問題、土地に対する私有権絶対の考え方が、もう一歩時代に即応して検討されるべきではないか。やはり、土地を個人に持たすということは、それによって、土地の持っている潜在的な生産力を引き出すという意味において私有を認めておるわけです。しかし、農民の土地に対する気持ちというものは、特別な愛着といいますか、そういう点がございますので、なかなか現実論は簡単にはまいりませんけれども、やはり、将来、土地は国土であるという考え方に……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 物品税法の一部を改正する法律案におきましては、最近における物品税負担の状況並びに経済情勢の推移に顧みまして、健全な消費需要を喚起し、あわせて輸出振興に資する等の観点から、物品税負担の軽減合理化をはかるとともに、納税手続の簡素化等を行なおうとするものであります。 また、租税特別措置法の一部を改正する法律案につきましては、企業の体質の改善強化、輸出の振興、農業構造の改善の促進等の特別の措置を講じようとするものであります。……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました国民金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 第一は、国民金融公庫の理事の定員を一名増加し、七名とすることであります。 国民金融公庫は、昭和二十四年に設立されて以来、銀行その他一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とする国民大衆に対して、必要な事業資金を供給することにつとめてまいっているのでありまして、その貸し出し規模は、国民大衆の資金需要に対処して逐年増加し、昭和四十一年度におきましては、二千七百八十七億円の貸し出しを予定いたしているのであります。 このような業務量の増大に加えて、同公庫において昭……
○藤井(勝)政府委員 ただいま銀行局長からお答えをいたしましたとおりでございまして、通産省側で多少いろいろ個人的な見解が新聞を通じて漏れたのではないか、これは私の推測でございますけれども、一切大蔵省部内においてはそういう話は出ておりません。銀行局長の答弁のとおりであります。
【次の発言】 国際収支の健全化という問題を中心に、ただいま海運の造船計画、建造計画を中心にいろいろ御意見が出ておりますが、私は、やはりこの造船も国際収支改善への一つのささえである、柱である、このように考えるわけでございまして、政府としても総合的にいろいろ施策を進めてきておるわけでございます。こういう海運建造計画、そしてまた……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました関税定率法の一部を改正する法律案外三法律案について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最初に、関税定率法の一部を改正する法律案について申し上げます。 最近における経済情勢の変化に対応し、関税率等について所要の調整を行なうとともに、関税率表における物品の分類のための品目表に関する条約に加入するため、関税率表を同条約の品目表に適合するよう改めるほか、関税の軽減、免除または払い戻しに関する制度を整備し、その他関税についての申告納税制度の採用に伴う所要の規定の整備を行なう等の必要がありますので、この法律案を提出した次第であります。 次に、……
○藤井(勝)政府委員 租税法定主義の原則というのは、お話のとおり、議会政治のたてまえからいっても当然でございます。いろいろ具体的ないま御指摘の問題につきましては、また大臣にも報告をいたしまして、御趣旨に沿うように努力をいたしたい、このように考えます。
【次の発言】 私も、実は、協同組合という考え方が、中小企業者が大企業に対処して経済活動の不利を補正し、発展していく基本的な経済組織であるというふうに、春日委員と同じ認識を持っております。これが、税法上の取り扱いについて、営利を目的とする株式会社と違った取り扱い、協同組合よりも一そう協同体制が完備した企業組合が、協同組合よりも不利な扱いに税制上なっ……
○藤井(勝)政府委員 先刻来、藤田委員から、特に標準献立から見て課税最低限が十分でない、こういう点を中心に、きわめて緻密な御意見をいろいろ拝聴いたしました。私も、やはりできるだけ客観的な、人間生活をささえるたくわえというものを個人に与え、憲法が保障するような生活ができる、また、それ以上のゆとりのある家計というねらいをわれわれは持っておるわけでございますから、そういう面から考えますと、現状はまことに遺憾な状態でありますことを率直に認めざるを得ないのではないかと思うのであります。ただ、問題は、やはりいままでずっと敗戦後から今日までまいりまして、経済を再建して、多くの財政需要を税収によってまかないな……
○藤井(勝)政府委員 武藤委員の御意見ごもっともでありまして、役所側も横の連絡がとかくセクショナリズムで不十分だということはわれわれも体験をしておるわけでありますが、特に国家的利益に直接関係のある問題については配慮しなければならぬことはお説のとおりであります。ただ問題は、新聞のほうも、何かちょろっとかいま聞いたことを、いかにも外務省の見解のごとく報道をするという傾向なきにしもあらずで、これはまだ外務省の熟した意見ではない、このように思うわけでございますが、問題の性質、お説のとおりでありますから、よくこちら側からも横の連絡をとりたい、このように思っております。
○藤井(勝)政府委員 自己資本比率を改善する、このための方策としていろいろお話が出ておりますが、山田委員御指摘のとおり、私も、ただ租税政策によってこれが改善が行なわれて、それで十分だ、こういった考えは通らないと思うのであります。やはり総合的に、特に資本市場、金融市場の整備ということ、こういったことが企業の自己資本比率を高める大きなささえになり得る、したがって、すでに御案内と思いますが、政府管掌の中小企業金融三機関に対して、去年の九月三厘の金利の引き下げをして、それからまた、追ってことしの四月以降再び三厘下げる、半年足らずで六厘、中小企業政府管掌金融機関の金利を下げたということは、ただいまの御指……
○藤井(勝)政府委員 最後にたばこ、酒消費税の問題について御指摘がございましたが、実は、これは以前の委員会で有馬委員からお話がありまして、私、大蔵政務次官として御答弁を申し上げたいきさつがございますので、一言御報告をして御了解を得たいと思うのであります。 実は、私も特に酒の場合は二級酒の減税問題をいろいろ内輪で話をいたしました。何とかひとつ大衆消費税の軽減措置といったことは考えられないものであろうかと、いろいろ検討をしたわけであります。ところが、申し上げるまでもないわけですが、特にたばこ、酒の消費税は保健衛生的な見地という一つの立場もございますし、同時に、最近、酒の場合小売り価格が上がりまし……
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました公認会計士法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 公認会計士は、企業の公表する財務書類について、独立の立場から監査証明を行なうことを業とするものでありまして、投資者に対し企業の内容について正しい資料を提供し、投資者の保護に資することを目的とする有価証券届け出制度のもとにおいて、きわめて重要な役割を果たしております。 特に最近における企業規模の拡大と経営の多角化等に対応して、公認会計士による監査を充実し、企業経理の適正化を期することが一そう必要となっております。このような事情にかんがみ、公認会計士の業務……
○藤井(勝)政府委員 いや、私は、以前平林委員から畦畔の問題をお話しになったときに、大蔵委員として拝聴した程度でございまして、実は実態をよく承知いたしておりません。
○藤井(勝)政府委員 お話のとおり、政治というもののあり方は、素朴な庶民の気持ちに沿うた実施が行なわれなければならない。いろいろお話を聞いて、私も十分理解している点がありますけれども、実は先ほどからいろいろ話を聞いておりまして、御承知のように、環境衛生関係営業に関しては別ワク二百億円を出す、こういう打ち立てを出しておることは御案内のとおりでございます。お話のように、確かに私は、肉屋と、とうふ屋、うどん屋、八百屋、これをあれこれ考えた場合に、なかなか区別しにくいような実態になっていることもお話のとおりだと思うのでございますけれども、やはり行政執行にあたっては、一つの基準といいますか、それに打ち立……
○藤井(勝)政府委員 国税の減税によりまして地方税収がへっこむという問題につきましては、お説のとおり、地方財政の自主財源の確保というこの現実の要請から考えて、ごもっともだと思うのでございます。ただ、税制は、平林委員御案内のごとく、なかなか技術的に込み入っております。しかしながら、お説は全く私も同感でございますので、事務的にさばけるだけ極力ひとつ今後もさばいていく、そして国税の減税は国税限り、こういう線で極力努力いたしたい、このように考えます。
【次の発言】 地方自治体の財政、財源対策、きわめて国の政治の根幹をなすものだと私は思います。そのような観点から考えます場合に、歳入の面では、先刻来いろい……
○藤井(勝)政府委員 ただいまの御意見は、確かに傾聴に値する見識だと思うのでございます。ただ、私がこの御意見を聞きながらちょっと感じたことは、そのように制度的に改正をして、率直に申させていただきますが、それが結局二重の機構になって、屋上屋というとことばは過ぎると思いますが、それがうまく相互牽制の役割りをするかいなかは、制度もさることながら、その関係機関の人たちの心がまえの問題にもやはり重大な関係があると思うのであります。そういうふうに持っていくか、先ほど保険部長から答弁いたしました免許制度によって大蔵省が直接監督をしておるわけでございますから、それに別途公認会計士を加えることによって、より効果……
○藤井(勝)政府委員 先刻も大臣からお答えがありましたとおりでありますが、私も全く御趣旨同感でございます。特に、何しろ四百年間の期間の事実をいろいろデータとしてとって、そしてこの新しい制度を発足しようというたいへん目盛りの長い話でございますので、これが実施にあたっては、考え得る最善の配慮をして、被害の算定基準、こういったこともきめこまかに配慮しなければならない。同時にまた、これが積み立てられる保険料は、やはり別個に積み立てて、いわばノーロス、ノーペイのああいう精神を織り込んでいくべきだ。適正原価主義で、これによって保険会社がもうけるというようなこともまかりならぬわけでありますけれども、同時に、……
○藤井(勝)政府委員 お話のように、できるだけすそ野を広くしていくことが、保険、生保、損保、いずれも御趣旨はごもっともだと思うのであります。したがって、契約者の負担を軽減して保険の普及をはかる見地から、事故率、経費率等の実績をよく勘案いたしまして、政府も昭和三十六年に一回やりましたし、昭和三十九年のときは、千円について二十六円八十銭ですか、こういう手直しをいたしておるわけでございまして、今後も保険料率の引き下げについては、事故率の実績と、合理化努力によって引き続き努力をすべきである、このように考えておるわけであります。特にまた、今度新しく発足いたします地震保険につきましては、純保険料率とそれか……
○藤井(勝)政府委員 先刻来証券局長からいろいろ御答弁いたしておりますように、やはり今後日本の企業がいわゆる開放経済体制に入りまして国際的なレベルで会社の経理内容が公開をされていく、こういう線に沿うには、やはりそれに値するような監査機能が確立されなければならぬ、このように考えるわけでございまして、とりあえず、今度の改正はその趣旨に沿うた一歩前進である、今後またいろいろ具体的な問題に直面いたしまして改善をはかることにやぶさかであってはならない、このように考えておる次第であります。
【次の発言】 私、補佐の役割りを十分果たせなかったことをたいへん申しわけなく思っておりますが、大臣からのただいま御答……
○藤井(勝)政府委員 学校法人に対して公認会計士の監査対象にすべきかどうかという問題につきましては、先般も当委員会で大蔵大臣から前向きの御答弁がございましたことは、御承知のとおりであります。ただいまお話の点、ごもっともでございますが、ただ、学校の場合は、文部省の監督下にあって、そこにしかるべき行政指導、監督ということがなされておれば、ある程度改善の方向が前進するのではないかという面もございますし、関係当局とよく連絡をとって、御趣旨を体して善処いたしたい、このように考えます。
【次の発言】 私の答弁が、ことばが足らなくて再度の御質問でございます。学校法人――宗教法人もそうでございましょうが、そう……
○藤井(勝)政府委員 ただいま御発言のございました二つの項目、それぞれ重要な問題だと思います。特に、中堅幹部が給与の関係その他において、一番役に立つころになってよそに出ていくということは、税務行政上もまことに憂うべきことでございまして、そういう点から、かつての税理士法改正という問題も一つの考え方としては検討に値する問題であろうと思うのでございますが、まあ、いろいろこの問題については、簡単にすぐきめ手が見つかるものでもないし、総合的に判断して御趣旨の線を生かしていきたい、このように思います。 第二の点は、これはもう具体的に家が確保できればいいのであって、私もいまおっしゃった御意見と全く同感でご……
○藤井(勝)政府委員 ただいまお話を聞きましたが、木村先生御本人がそうおっしゃっておられるわけでございますから、間違いのないことだと思うのであります。佐藤総理は、お立場上相当費用がかかるだろうという推測も、一応木村さんの生活体験を通じておっしゃっておるこの事実は、これまたすなおにわれわれとしてもお聞きできる御意見だと思います。
【次の発言】 どのくらいですか、例の袋に書いてありますね。大体お互いがもらっておる毎月のあの線が中心でございます。
【次の発言】 私も、自分のことをよく知る意味においても、御要望に沿って処理いたします。
○藤井(勝)政府委員 ただいま議題となりました租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案外一法律案について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 初めに、租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府は、最近における地価の急激な上昇に対処するため総合的な対策を講ずることとしておりますが、その施策の重要な一環として、土地収用に関しその補償額算定の時期を原則として事業認定の告示のときに改めること等を内容とする土地収用法の一部を改正する法律案をさきに提出いたしました。これに対応して税制上におきましても、社会公共のために行なわれる土地収用に伴う譲渡所得に……
○藤井(勝)政府委員 おっしゃる御趣旨は十分わかるのでありますが、税法のたてまえとして、所得のあるところに課税するということの原則と、いまおっしゃったように、せっかく、政府が十分ではないが、報いを差し上げる、それをまた同じ政府が取り上げる、こういったことは、一見、おっしゃるとおり常識的にちょっとおかしいという印象は私も受けるわけでございますけれども、反面、いま申しましたような所得のあるところに課税するという税の原則から見てやむを得ない、このように考えておる次第であります。
【次の発言】 武藤委員の御意見、農林年金の問題との均衡上、このたびの共済年金、特に廃疾年金については、二十年の勤務年限の制……
○藤井(勝)政府委員 日本語というのはなかなか表現が……。
【次の発言】 答弁を求められたから立って言いかけたら、何ですか、言わなくていいんならやめます。
【次の発言】 これは、内閣委員会において安井長官が答弁された答弁と同じ答弁をせよという前提の答弁なら、私ちょっとできにくいと思うのです。同時に、一応安井長官は政府の立場において御意見を述べられた事実を私は否定するものではない。ただ問題は、結局は先立つものは金なんです。そこで、安井長官としてみれば、政府の一つの立場においてできるだけこれが実現をはかりたい、こういう願望の意思表示だったと私は思う。それに対して、やはり大蔵省の立場において鳩首協議……
○藤井(勝)政府委員 社会保険に対する国庫負担に関する問題が先ほどからいろいろ出ております。国民健康保険が七割給付がもう具体化しておるわけですから、その線に合わせて、均衡を失しないように調整しろという御意見はしごくごもっともだと思うのでございまして、この問題につきましては、臨時医療保険審議会においても検討するという運びになっておるわけでございます。その答申を待って早急に善処いたしたい、このように考えております。
【次の発言】 私は、堀委員のいまの御意見に対して、私の先ほどの答弁をもう少し補足させていただきたいと思います。
国民健康保険は、先ほども給与課長から答弁がありましたように、地域保険と……
○藤井(勝)政府委員 現実の運営について私よく承知いたしておりませんので、政府委員のほうから答弁いたさせます。
【次の発言】 先刻来、事務当局からいろいろ御答弁いたしておりますように、いわゆる著しい諸事情の変動を総合勘案してという、こういう基本的なかまえでございますし、同時にまた、恩給法にならって今度新しく調整規定を設けたわけでございまして、事務的に、この法案が成立して後いろいろなデータを勘案し、諸外国のよき例も他山の石として検討していくということになるのでございますので、むしろ私は、この時点において来年あるいはさ来年というお答えは無理かと思いますし、それが事務的に怠慢だからやっておらないとい……
○藤井(勝)政府委員 お答えいたします。
中心は、やはり国民健康保険ないし日雇い健康保険の場合は、いわゆる低所得階層、これが中心の層をなしておる。ところが、国家公務員の共済制度の場合は、端的にいえば、いわゆる中産階級と申しましょうか、そこいら辺を中心にした層である。これが一番事情の異なった内容ではないか、このように考えております。
【次の発言】 私は、相対的な比較論で話をしたので、いささかことばが足りなかったと思いますので、補足的にお答えをさしていただきますが、いわゆる、あるべき日本の社会における中産階級という面からいえばまだほど遠いという、こういう見方もあろうかと思うのでありますけれども、……
○藤井(勝)政府委員 今朝来いろいろ御質問があり、当局から御答弁いたしておりますように、この銀行の発足する歴史的な沿革、同時にこれがねらいとする経済開発、経済協力、こういう面から見て、私はせっかく小林委員の御意見でございますけれども、これはやはりものの見方――裏からいろいろ見る場合と、すなおに表から見る場合と、いろいろ解釈は各自違うと思うのでありますけれども、われわれは小林委員のような解釈はとらない、あくまで前向きで経済協力、すなおな運営を私は期待いたしたい、このように考えるわけでございます。
【次の発言】 米州銀行の運営がどのようになされてきておるか、私は詳しく御説明を申し上げる勉強をいたし……
○藤井(勝)政府委員 たいへんおしかりを受けまして恐縮に存じますが、この法案が非常に重要な意味を持つ改正だけに、最後の段階に至るまでいろいろ意見が活発にたたかわされておるということ自体、非常に熱心なこの問題に対する御心配でございまして、ただ御指摘のごとく、一応われわれの立場としては、党の正式の機関を通じて政府原案を出しておりますので、この原案をひとつ十二分に御審議いただきたい、このようにお願いするわけでございます。
【次の発言】 十分まとまる見通しがあると私は信じ、かつ、期待いたしております。
【次の発言】 酒類業界の近代化、わけても零細規模のしょうちゅう業界においては、お説のとおりいろいろ問……
○藤井(勝)政府委員 地方財政健全化に占める公営企業の財政の問題は、御説のとおりきわめて重大な問題と心得ます。所管大臣からそれぞれ御答弁がございました趣旨を十分検討いたしまして、極力御趣旨に沿うように善処いたしたい、このように考えます。
○藤井(勝)政府委員 ただいま防衛庁長官から詳しく御答弁ございまして、私もそのように考えております。
【次の発言】 退職金制度の不均衡是正の問題につきましては、自衛官の問題はただいま所管大臣よりいろいろお話がございましたが、その緊急性、特殊性の度合いの違いは多少あっても、その他の領域におきましてもいろいろ検討をしなければならない問題があるように考えます。特に終戦前あるいは終戦後間もないときと、それから後において給与体系が相当大きな変化をもたらした。こういった同じ職場の中においてそういう大きな変化があったこの人たちが、この退職金の問題についてもいろいろ問題があることは十分承知いたしておりますので……
○藤井政府委員 農林政務次官から御答弁がありました点、私も全く同感でございまして、なたねに例をとり、あるいは大豆に例をとった場合、こういう作物しかできない地帯の農民の保護という点については、私は、政治の姿勢として熱意を持って配慮すべきであると思います。ただ問題は、先ほど先生御指摘のごとく、昭和三十六年に大豆、なたねの自由化、それでよその農産物がどっと入ってくる、その輸入によって国内の関係耕作農民が大きな打撃を受けないようにやっていこうという、いわゆる大豆なたね交付金暫定措置法という法律は、そのような激変を防ぐための不足払いをとりあえずやっていく。でき得べくんば、暫定という気持ちは、そういうこと……
○藤井政府委員 先刻来総裁から答弁されておりますように、社会経済構造が大きく変化し、それに対応する販売網の整備ということに対しては常時検討され実施をされておるわけでございますが、ただ、取り扱う品物が専売納付金につながるという特殊な品物でございますので、これが乱立をして取り扱い上のいろいろ混乱を起こすとか、いろんな問題点も十分考えなければならぬ、販売秩序というものを維持しながら、消費者の側に対するサービスも考える、こういう点で公社では苦労しておる。しかし、従来のような、既存のものだけで新規販売店の要求を不当に押える、こういう考え方は改められて、いわゆる弾力的な配慮がなされておる、このように承知い……
○藤井委員長代理 只松祐治君。
【次の発言】 佐藤観次郎君。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 次会は、来たる十月十九日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時十一分散会
○藤井委員長代理 次会は、明後十二日、金曜日、午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後五時二十五分散会
○藤井委員長代理 本会議散会後再開することとし、この際、暫時休憩いたします。 午後一時二十七分休憩
○藤井委員長代理 御静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 只松祐治君。
○藤井委員長代理 田中昭二君。
【次の発言】 次回は、来たる七月四日、火曜日、午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時十二分散会
○藤井委員 ただいま議題となりました両修正案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 修正案の案文は、お手元にお配りしてありますので、朗読は省略させていただきます。 御承知のとおり、公務員関係の年金制度につきましては、昭和三十一年に公共企業体職員等共済組合法が施行されたのを契機といたしまして、三十四年には国家公務員、さらに三十七年には地方公務員についても恩給と共済制度を統合した共済組合方式による新制度へと移行し、自来、今日まで共済組合制度につき幾多の検討、改善が加えられてきているところであります。 本年度におきましても、恩給法等の改正の内容に準じて、既……
○藤井委員 本日は、国会延長でたいへんお疲れのところを、所管大臣並びに関係当局御出席いただき、すでに長時間にわたって福家委員より詳細な質問がありまして、問題点の解明はほとんど尽きたと思うのでございまして、私はごく簡単に関連して質問をいたしたいと思います。 話の順序として、まず運輸、建設両大臣並びに関係当局に確認しておきたいことがございます。私は話を簡単にするために、ルートを三つに、具体的に明石―鳴門ルート、それから児島―坂出ルート、尾道―今治ルートと三つのルートについて、この五月の十九日、先ほどからお話のありました土木学会本州四国連絡橋技術調査委員会の調査の結論、これを確認いたしておきたいと……
○藤井委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
質問を続行いたします。竹本孫一君。
【次の発言】 広沢直樹君。
○藤井政府委員 華山委員の御趣旨十分に理解いたさなければならぬ問題でございまして、いわゆる備えあれば憂いなしで、特に今後日本がアジアに占める役割りということを考えます場合、やはり東南アジアに対する開発輸入その他を中心にしました経済協力、こういった方向への転換、そのほか特需のなくなることを一日も早くわれわれも平和な国際社会という意味からいって切望いたしておるわけでございますので、それも含めてひとつ通産省といたしましても十二分に対策を考えたい、このように思っております。
○藤井政府委員 お説のとおり、砂利採取に伴う公害防止は、一刻の猶予も許さない重大な社会問題であるわけでございまして、先般来、この問題については当委員会でも御熱心な御討議があり、現地視察までしていただいたわけでございまして、各省の意見調整を現在行ないまして、現在のところ、法制上の問題点が若干詰めが済んでおらないということでございますが、われわれとしては、できるだけ早く出したい。お説のように、この臨時国会にでも出したいということで、当局は努力しておったようでございまして、私も着任早々でございますが、この臨時国会にはあるいは間に合いかねるかもわからない、しかしながら、少なくとも通常国会には間に合わし……
○藤井政府委員 ただいま御紹介を受けました通産政務次官の藤井でございます。
御案内のごとく、先般の内閣改造で、はからずも通産政務次官の重責をになうことになりました。考えてみますと、まことに経験の浅い微力者でございます。皆さま方の格別の御指導、御鞭撻を切にお願いを申し上げまして、ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 ただいま田中委員から特許行政に対する深き御理解の御発言がございました。私も実はごく最近に事務内容について説明を聞いたわけでございますが、全く田中委員のお説と私も同感でございました。ぜひこの際、たいへん滞貨のある特許行政に対しては人員をふやすべきであるという結論……
○藤井政府委員 先刻来佐野委員の中小企業金融を中心とされました中小企業対策についての御熱心な御質問を拝聴いたしまして、全く私も同感に思います。 先ほどから話が出ておりますように、日本の中小企業はかつてなき大きな構造改革の時代に突入をしておるというふうに思うわけでございまして、そのような国内情勢とあわせて、御承知のごとく最近の国際経済情勢も大波が取り囲んでおるわけでございますから、これはたいへんなことでございまして、先ほどしょっぱなに、倒産件数を前提としていろいろ御心配の御議論でございました。私も倒産をされる中小企業者の立場から考えると、まことにお気の毒にたえない状態でございまして、最小限度に……
○藤井政府委員 御指摘のとおり、このたびの新法が施行されますと、都道府県に対する事務量が増大してくることはお説のとおりでございまして、それに対するいわゆる基準財政需要額に対しての国からの交付税、そのような財源措置をひとつ怠りないように万全の措置を講じたい。われわれとしても大蔵省によくその点は話を申し入れる予定でございます。
【次の発言】 ただいま鉱山局長からお答えを申し上げましたとおりでございまして、現に中小企業庁とも具体的にこれが出資の方策について打ち合わせをいたしております。
【次の発言】 大蔵省の担当課長の立場でいまこの場で明言するということはちょっと困られるのではないか、こう思いますの……
○藤井政府委員 先般の当委員会で広瀬委員の御質問に対してもお答えを申し上げたわけでございますが、いま局長から経過の報告がございましたけれども、事の性質上、税制面からもぜひ優遇措置を考えなければならぬ、私も積極的に努力いたしたい、こう考えます。
【次の発言】 ただいま御発言のございました趣旨は、その事業の公益性という点に着目されましていろいろお話ございまして、私も御趣旨の点全く同感と思います。現在ガス部会において検討を急いでおるわけでございますが、ひとつ一日も早く結論を得て法の万全を期したい、このように考えております。
○藤井政府委員 先日来各委員から御熱心な御質疑、並びに本日はまた田中委員から該博な知識のもとにいろいろ貴重な御意見を伺いました。私は政務次官就任早々でございますけれども、この委員会の審議の場を通じて非常にいろいろな面で勉強さしていただきました。 御説の点、全く同感でございまして、特に激しく移り変わっておるこの社会生活、いわば社会構造の変化に沿うていろいろな制度、法制が改められなければならない。特にいまガス供給の事業が、プロパンが国民生活に密着してすばらしく伸びております。特に導管供給と都市ガスとの調整問題は、各局においていろいろ現場の声がそれぞれ反映し、ニュアンスにおいて御説のように違う点も……
○藤井政府委員 アメリカの輸入制限措置に対して対抗的にわが方が輸入制限をもってこれに報復するという、このような相互に門戸を閉ざし合うというこういう方向は、これからの時代、国際化時代という大筋からいいますとまことに不幸な現象でございます。したがって、そのような世界の今後の趨勢に逆行するようなことはひとつないように相互に極力つとめる、しかしながら、いま御指摘のように、万一アメリカさんがそういう世界の大勢に逆行するような措置をとるということになれば、これはまことに不幸な事態でございますけれども、それに対してはやはりわが国益を守るという点において最善の配慮は怠ってはならない、このように思っておるわけで……
○藤井政府委員 私はこのたび椎名通商産業大臣のもとで政務次官を拝命いたすことになりました。たいへん経験も浅く、特にまた石炭行政に対してはずぶのしろうとでございます。皆さん方の格別の御指導と御鞭撻を切にお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)
○藤井政府委員 私もまだ就任早々でございまして、十分勉強が足りません。ただ、先ほども企業局次長から御答弁いたしましたように、いわゆる表現、思想の自由という、こういった業界みずからの自主性を重んじなければならないという特殊な事業でもございますので、あまり通産省が中に入り込んでいろいろやるのにやりにくい、なじみにくい仕事の領域である、このようなことがあろうかと思うのであります。しかし、広告関係が企業に占めるメリット、デメリット、功罪については、いろいろ検討しなければならぬ問題が多々あろうと思うのでありまして、私も今後十分勉強していきたい、このように考えております。
○藤井説明員 ただいま議題となっております昭和四十一年度通商産業省所管の経費の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳出決算につきまして、御説明いたします。 昭和四十一年度歳出予算現額は八百四十三億六千六百万円でありまして、これを歳出予算額八百一億四千万円と比較いたしますと四十二億二千五百万円の増加となっておりますが、これは総理府所管から移しかえを受けた額四億二千三百万円、大蔵省所管から移しかえを受けた額一億八千五百万円、前年度よりの繰り越し額三十六億一千六百万円による増加であります。 歳出予算現額に対しまして、支出済み歳出額は、七百七十五億三千五百万円であり……
○藤井政府委員 お話しの点は私も全くごもっともと考えます。とかく日本においては原理原則的な発見は戦前からあっても、それが実用化しない、こういう点がございます。そのためにすでに大久保先生も御案内のように、おととしから大型プロジェクトというのを技術開発の大きな柱にいたしておりまして、いつでも研究室の段階から企業化する過程を政府で援助していこう、補助していこうというかまえ、これが私はいままで欠けておった。それがいま御指摘のような問題にも直接関係をしておると思うのでありまして、交通安全の技術開発のために、いまのようないわゆる芽ばえは、ひとつ大いに今後政府もバックアップしなければならない、このように思い……
○藤井政府委員 公害問題は、公害基本法の制定を見るまでもなく、当面の、解決を急がなければならぬいわゆる国民的課題だと思います。したがっていまお話しのような、各省間における意見の調整に手間どっておるということが、いかにも意見の対立のような印象を与えておることも、見方によっては、一部事実だと思いますけれども、そのような重要な問題なるがゆえに、ひとつ最善を尽くしてりっぱな法律をつくり上げようと、目下意見の調整を急いでおる、こういう状態でございまして、決して通産省が企業側に味方して抵抗していると、こういうことは断じてない。問題は、一つ目的に向かって、日本政府として最善の努力をいします。
○藤井政府委員 このたび、工業立地適正化法案が提出の運びに至らなかった事情につきまして、お答えをいたしますが、適正化法案は公害と過密の大きな原因をなしております。いわゆる工場の無秩序な立地を規制するということがまず前提でございますが、それと同時に、工場の分散を進めていく、誘導していく助成、それからあらかじめ工場用地を確保するという、こういう前向きの施策、こういったものをひっくるめたいわゆる総合的な立法でございまして、通産省としては、昨年末来、、このような法案は当面の公害対策を考えた場合に、また公害基本法の精神を具体的に具現する道としてぜひ必要であるというので、いろいろ関係方面と意見の調整をして……
○藤井政府委員 御指摘の趣旨は、全く私もそのとおりだと思うのでありまして、ちょうどこれは、先ほど部長からお答えをいたしましたように、港湾管理者が設置する公衆便所といいますか、いまお話しの廃油処理施設、これは国が相当な補助をして都道府県知事がやる。これが全国で六カ所、とりあえずここいら辺が大がかりなタンカーが出入りする地帯でございます。ところがその後、石油精製施設というものは、新産業都市を中核として、次々新しいものが出ておりますので、一々国が全部めんどうを見るということもいかない。したがって精製業者も応分の負担をし、都道府県もあるいは国も、この三者でひとつ需要に当てる、こういうことの必要性は、私……
○藤井政府委員 先ほど来お話があったごとく、イタイイタイ病の病気の本態とその発生原因については、昨日、正式に厚生省から見解が示されたことは御承知のとおりでありまして、われわれは、その発生原因は当然、厚生省の見解に従う――政府としては当然、その見解に従うということは、これはもう多言を要しないことでございまして、新聞紙上を通じて、いかにも厚生省、通産省がばらばらな見解を述べているように印象をお与えしているとするならば、これは非常に遺憾なことでございまして、少なくとも、ただいまから申し述べる私の見解が通産省の正式の見解である、このようにお聞き取りを願いたいと思うのであります。 ところで、ただ、御理……
○藤井政府委員 ただいま議決されました附帯決議につきましては、政府といたしまして、ただいま厚生大臣から述べられたとおり、十二分に意思を尊重して、御趣旨に沿うて公害対策の推進に万全を期したい、こう考えております。
○藤井政府委員 御地元からの御陳情も受けましたし、一応心得ておるつもりであります。
【次の発言】 前段の御質問に対してお答えを私のほうからさしていただきます。御承知のように、この公害というのは、発生源と被害との因果関係がなかなか究明できないという特殊な事情が多い。したがって、その原因が究明されないままにじんぜんと日を過ごすということは、これは私は政治の姿勢として許すべからざることだと思います。私はまだ日が浅いわけですが、就任早々そのことを特に強調いたしまして、やはり何といっても本人の不摂生でなくしてこの病気が起こった、歴然とイタイイタイ病が起こっておる、こういう事実ははっきりしておりますから、……
○藤井政府委員 先ほど来の吉田委員のたいへん御熱心な、しかも理屈の通った御質問、まことに同感でございます。ところが、いま長官から答弁いたしましたように、相手があり、制度はできておるが、人がこれに当たって運用しているということで、われわれがこうありたいと思っても、なかなか簡単にいかない。すでに銀行局長から、去年の八月でございましたけれども、保証つきの金利は下げるように指導しろ、こういう通達を、財務局長並びに銀行協会、それぞれの団体の長にあてて出しております。なかなか思うようにまだいっておりませんけれども、私は御趣旨の点はごもっともと思います。したがって、これが実施にあたって、もう一度よく内輪で体……
○藤井政府委員 たいへん日本の経済を取り巻く国際環境のきびしい変動特にアメリカの課徴金問題の動きに引き続いて、例のゴールドラッシュの問題は、御指摘のとおり通産省としても輸出振興を経済政策の一番大きな柱といたしておりますから、重大な関心をもって見守らなければならぬ、このように考えております。特に金の二重価格制採用によるわが国への影響について、特に貿易並びに中小企業にいかなる影響を及ぼすかという点でございますが、わが国への影響については、今後の国際経済金融情勢の推移を慎重に見守っていかなければならない必要があることは申すまでもございません。当面、貿易面では、アメリカ経済の景気上昇傾向の鈍化、輸入課……
○藤井政府委員 アメリカはEECの意向を中心にして、日本など大して意に介しておらない、しかもその日本が経済的な被害というのは一番大きいではないか、いま貿振局長が答えましたような問題では、かまえとしてきわめて遺憾である、不十分である、こういう御意見でございますが、これは、もともとアメリカが課徴金制度を考え出したというのは、EECが国境税、こういったものをかけたというところから端を発しておる。したがって、相手はそういういきさつがございます。ただ、おっしゃるとおり、とばっちりを受けるのは、日本の繊維、雑貨という中小企業が集中的に大きな被害を受けるということは御説のとおりでございます。したがって、この……
○藤井政府委員 よき制度のメリットは、広くこれが効果を全般に普及すべく努力するというのは、これはもう当然のことでございます。ただ、この投資育成会社は、たとえば新株引き受けの場合の選定基準が五つほどあることは御承知のとおりでありますが、そういう点並びに申し込みの件数に応じて総体的な投資をきめる、こういう点から見て、結果的に、御指摘のように地域によって全然ないという結果が出ておるわけでございまして、私は、政府のとった政策が失敗であるという、こういう御指摘はちょっと酷ではないかというふうに思うわけであります。御趣旨の点もよくわかりますので、すでに会社では投資先の開発部門を担当する部を置き、出先に相談……
○藤井政府委員 ただいま鉱山局長から御答弁をいたしましたように、最近の非鉄金属需要の急増、こういったことから、ただいま国内だけでなくて国外にも資源開発を急がなければならない、こういうことから、このたび御提案をいたしております金属鉱物探鉱促進事業団法の一部改正によって、海外資源の開発もはかる、この基本的な考え方は、先ほど御指摘のとおり、去年の八月の鉱業審議会の答申、これがわれわれの施策の基本姿勢でございます。先ほど局長からお答えをいたしましたように、最近の鉱物資源を取り巻く状況の激しい変化、この変化に一口に申しまして対応して、低廉かつ安定的な鉱物資源の供給確保、これが基本姿勢である、このように考……
○藤井政府委員 通産省の立場、すなわち貿易政策の面から見た発展途上国、東南アジアへの日本の今後の政策の進め方についてお答えをいたしたいと思います。 東南アジア諸国との貿易は、数年来輸出においてわが国の総輸出額の三分の一、輸入額においては六分の一というような状態にふえてまいっておりまして、わが国にとってはきわめて重要な市場であることは申し上げるまでもございません。特にごく最近の御案内のようなジョンソン大統領のベトナム和平提言ということもあって、これからますます東南アジアが平和な姿で経済の総合発展をはからなければならぬ、こういう局面に向かうわけでありますから、そういう点についてわれわれはますます……
○藤井政府委員 昨今の人手不足というのは、御案内のとおりあらゆる分野に深刻な問題として提起されております。ただいま御指摘の点は、しごくごもっともな御意見でございますが、いま局長からお答えをいたしましたように、鉱業界というのが、いまのところ大学当局とは歴史的に密着をして人材の確保につとめてきた、こういうことでございますけれども、もう一歩堀り下げて、いわゆる各職域における人材、特に技能者の養成をどうするか、こういったことは、いわゆる国の文教政策の基本でなければならぬ、このように思うわけでございます。御趣旨は十分そのとおりでございまして、今後御発言の意を体して人材の確保、特に今後伸ばしていかなければ……
○藤井政府委員 万博のねらいは、先ほど御指摘のごとく、世紀の大事業として、しかもアジアにおける最初の万国博覧会でございまして、経済、社会あらゆる分野においての総合的な大事業でございます。したがって、国民ぐるみの体制でなければならぬ。しばしば御指摘のありましたように、国民不在の万博であっては相ならぬ、同時に責任不在の万博であっては相ならぬ。このように考え、時間的な日程に多少のずれはございましかけれども、今後ひとつその目的に沿うて、もういよいよ中盤戦になっておるわけでございますから、最善の努力をいたしたい、このようにお考えております。
【次の発言】 万博を成功させるための核心的な問題の一つとして、……
○藤井政府委員 日本万国博覧会の最終責任はどこにあるかという、こういう問題の御質問だと思いますが、これは先般も簡単にお答えをしたわけでございますが、御承知のように国際博覧会に関する条約の第四条に二種の博覧会を規定しておりまして、公の博覧会と公に認められた博覧会、公の博覧会というのは国いわゆる政府あるいはまた公法人が直接主催する博覧会でございますけれども、このたび大阪で開催される予定の博覧会は公に認められた博覧会、この分類に入るわけでございます。したがって、この大阪の博覧会は準備あるいは開催並びに運営の責任というのは、第一義的に万博協会がこれをになう、こういうたてまえになっておるわけでございます……
○藤井政府委員 御指摘のとおりだと思います。その具体的な方法は今後検討にまたなければなりませんが、いろいろ御質疑を通じ私の頭に浮かぶことは、やはり消費者が現に生活しているその地域の市町村、市町村行政、こういった面とタイアップして、協力を仰いで万全を期すべきではないか、このように考えます。
【次の発言】 おっしゃるとおり、これはたいへん実用的でない、ただ契約をしたという一方的な書式になっておること、御指摘のとおりでございます。したがいまして、今度改正する一つの大きな要点は、その定款を通産省ではっきりひな形をきめて、それに沿ったものでやらす、それによって許可してやっていただく、こういうことになるわ……
○藤井政府委員 御説のとおり、土地、建物は、いまわれわれの日常生活にとって一番要求の大きい問題であり、しかも物価問題に直結している大事な問題でございますので、建設省とも十分連絡をとって、可及的すみやかに御趣旨の線を生かしたい、こういうように考えております。
○藤井政府委員 先ほど河川局次長から答弁がありましたが、問題が、通産省、建設省相互に相談をしなければならぬ問題に関係がございますが、御趣旨の点はよく理解ができます。ただ、どういう形でこれを進めていくか。公共投資を、道路をやって、そして業者にこれを採算ベースに乗させてやらすという、このやり方ですね。これにもいろいろくふうが要ると思うのです。問題は、砂利不足の解決、しかもそれがむしろ河川保全にも役立つ、こういう観点からの御指摘でございますので、十分検討さしていただきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 御趣旨の点はよく了解をいたしました。ただ単なる検討でなくして、御趣旨の線に沿うて、ひとつ……
○藤井政府委員 原料用炭の海外開発の問題につきましては、先ほど石炭局長からもお答えをいたしましたとおり、実は私突然なことを申して恐縮ですが、大東亜戦争中ボルネオ、ジャワ、その辺にも行っておりまして、やはりただ石油資源だけでなくして、石炭資源の手近なところの自給の計画、こういうものについては積極的に取り組んでいくべきであることは同感でございます。せっかく御指摘でございますし、努力いたします。 それから価格の問題につきまして、御指摘の趣旨はよくわかります。公益性のある電力事業でありますから、公共料金である電力料金にはね返らないというこの前提は申し上げるまでもないことでありますから、また井手委員そ……
○藤井政府委員 先刻来非常に貴重な御意見を拝聴いたしまして、たいへん私自身ありがたく思うわけでございまして、御指摘のとおり、私も現下の、いわゆるエネルギー革命下における石炭産業のあり方、最近のことばで言いますと、再編成問題、こういった点については、先ほどからお話がございましたように、やはり原料炭の海外依存度の比率は年とともに大きくなってくる、こういうことからもうかがわれるごとく、広くわれわれはいわゆる国際的な視野に立って問題を考える、いわんや一企業のサイドでものを考えるべきではない、全国民的経済の視野に立って問題の解決を急がなければならぬ、このように考えるわけでございます。したがって、私はただ……
○藤井政府委員 御指摘の点は、限られた予算、しかも石炭企業が直面しておる困難な諸問題、こういったものを考えた場合、予算執行にあたっても効率的な使い方をせよという、うしろ向きな金の使い方は極力控えろという、こういう御趣旨だと思うのでありまして、御趣旨の点は全く同感でございます。うしろ向きということばは適当であるかどうか。いわゆる公害対策とかいろいろな問題がございますけれども、これも実はほうっておけない問題でございまして、こういったものをひっくるめまして、これもまた石炭鉱業審議会の場においていろいろな角度から御意見を拝聴して御指摘の点に沿うように今後も善処していきたい、このように考えております。
○藤井政府委員 五月十二日夜、北海道美唄炭鉱で坑内火災が起こり、入坑中であった労働者のうち六名死亡、七名が行くえ不明という悲惨な災害が発生いたしました。美唄炭鉱では、去る一月にもガス爆発事故により、十六名の死亡者を出しており、たび重なる災害の発生を見ましたことは、まことに遺憾にたえない次第でございます。 私は大臣の命を受けまして、去る十二日夕刻、北海道美唄市にある美唄炭鉱において発生した災害について、その状況調査及び諸対策の推進をはかるため、同日設置された美唄炭鉱調査団の団長として、鉱山保安局石炭課長を同行して十三日現地におもむき、すでに現地に先行していた鉱山保安局所属の鉱務監督官と合流し調……
○藤井政府委員 御指摘の点はよく了解できるわけでございます。一日も早く正常な運転ができるように関係機関全力をあげなければならない。仲裁裁定、一日も早くいい結論が出るように、われわれのほうの立場からも、過去のいきさつにこだわらないで善処したい、このように考えます。
【次の発言】 御趣旨の点は私もそのとおりだと思うのであります。特に先ほど局長から御答弁いたしましたように、石炭鉱業審議会の結論自体が八月末ということで作業は進めてもらっておりますけれども、絶えず局長と会うたびに私は間に合うか、間に合うかということで、促進するつもりで言っております。その結論が出て、いまおっしゃるように、これが立法化され……
○藤井政府委員 御案内のごとく、最近大型企業の合併の問、題が冨士、八幡の合併、王子製紙系統の合併問題で世論に浮かび上がっておりますが、このような問題についての通産省の基本的な考え方を御質問になったわけでございまして、現下のいわゆる経済の国際化というこの時代に対処するためには、やはり企業の合併等、いわゆる集約化が必要であるというのが基本的な考えでございまして、その理由を具体的に申し上げますと、まず資本自由化によりまして、国際間の競争はいわゆる資本力の競争という面が強くなってまいっておることは、御案内のとおりでございます。したがって、この国際競争力強化のために、まず企業規模の拡大が必要である、これ……
○藤井政府委員 労働力不足の深刻化の問題を、具体的な織物、織布企業を例にとられて御発言がございました。お説のとおりと思うのでありまして、現段階の織物企業を取り巻く労働力の不足というのは、特に産地産業、地場産業であるだけに、より一そう深刻な問題を含んでおること、御指摘のとおりでありまして、ただ単に通産省の施策だけでなくして、労働省はじめ、あるいはまたその外郭団体である雇用促進事業団等の関係機関がこのような問題を総合的に解決を急がなければならぬ、このように考えておるわけでございまして、御指摘のような線に沿うて、今後関係機関とよく連絡をいたしまして問題の解決に処したい、このように考えます。 第二点……
○藤井説明員 通産省の立場は、御承知のごとく、公害を発生する源の企業の行政担当省として、企業側の意見もいろいろ身近に聞くわけでありますけれども、このたび、いま御意見に出ております環境基準問題をめぐっての産業界の意見の批判的であるということも聞いております。しかし、われわれは企業側の立場と密着はしておるけれども、決してそれに左右されない自主的な立場で総合的に判断をして、実現可能な基準をつくって、ひとつ公害が防止されるように最善の措置を講じたい、このように考えておるわけでございます。
【次の発言】 ちょっと私のことばが足らなくて、十分意をお伝えできなかったことと思いますが、私が申します実現可能とい……
○藤井政府委員 御指摘のとおり、中小企業問題はよく言われますように古くして新しい課題であるという、こういった感じを御質問を通じてしみじみ痛感いたすわけでございます。わけても最近中小企業を取り巻く内外のきびしい環境の変化に対処するためには、よほどこの際思い切った政府の施策が予算的に裏づけられなければならぬ、このように思うわけでございまして、ときあたかも、各省八月末を目途に現在予算編成に努力しておる最中でございまして、ただいま御指摘になりました御意見、十分しんしゃくいたしまして、これが予算措置に反映をいたしたい、このように考えます。 税制の問題につきまして、ただいま個人事業税の問題、私も地方議会……
○藤井政府委員 御指摘の趣旨は私もわからないことはありません。ただ、人為的にいかにして産業の分野の交通整理をしていくかということはなかなか技術的にむずかしい問題がある、それは委員も御理解の上での御発言でございますが、大臣が言われたことに関連いたしますが、私は実は先染め産地の出身なんです。織物の先染めですね。これは各種類、品数、いろいろ多種多様です。だからマスプロでは不適当である。こういう種類の織物は中小規模がふさわしい、こういう点で中小規模で現在もやっておる。白生地ものはマスプロでやる、こういう点に触れて大臣は答弁されたと思うのです。ただいま御指摘のような、国の政治のあり方、政策の持って行き方……
○藤井説明員 再販制度が発足した当時の事情や、その必要性といったものについては、すでに中村委員も御存じのとおりでございますが、そういうことを前提にしながら、なおこれが廃止をしたらどうかという御意見につきましては、要するところ、物価対策という当面重大な経済政策から見て洗い直し再検討ということで、いろいろ御意見を出されておるわけでございましょう。私は、ときどき地元へ帰りますが、総合的に考えまして、やはりこれを全部廃止するということは、結局消費者のためにもかえって不便を来たす、いまもお話が出ておりますように、専門店ですね。化粧品を扱っている専門店は、スーパー的な大きな総合販売店に、いわゆるおとり商品……
○藤井説明員 せっかくの御要望の御発言でございますので検討はさしていただきますが、先ほど長官からお答えをいたしましたように、この特別小口保険制度の性格からして、原則的には納税要件と居住要件というものはやはり一応守っていく、そしてその原則をそこなわない範囲において、たとえばいま特別控除でずっと税金は納めなくなった、均等割りだけというようなところくらいに広げてきたわけでございまして、これを一切なくしてしまうということになると、この制度の性格との関係において、この原資の性格からいって、やはりちょっとむずかしいという感じがいたしますけれども、御趣旨の点はよくわかりますし、ほんとうに零細な庶民の、金に困……
○藤井説明員 平和炭鉱災害調査の報告を申し上げます。 去る七月三十日、北海道炭砿汽船株式会社平和炭鉱において坑内火災が発生し、坑内に三十一名が閉じ込められているとの報に接しまして、通産省といたしましては、鉱務監督官を現地に急行させ、行くえ不明者の救出に全力をあげるとともに、調査団を編成して現地調査に当たりました。 私は、調査団長を命ぜられ、七月三十日午後四時ごろ災害現場に到着いたしました。現場は坑道が崩落している上に、煙の発生が多いため、救護隊による救出作業は困難をきわめており、当時は七名の遺体が収容されましたが、なお二十四名の方々が行くえ不明になっておりました。その後二名の遺体が収容され……
○藤井説明員 石炭問題につきましては、きわめて範囲が広く困難な問題を含んでおることは御承知のとおりでありますが、お説のとおり一刻も早く抜本策をつくらなければならぬということは、もうだれしも同じ考えでございます。さらばといって、問題の性質上拙速でもいかず巧遅でもいかないという、なかなかこれはむずかしい問題だと思うのであります。実は内部でも盛んに審議会の各委員にいろいろ資料を送り連絡はとっておりますが、いつごろというめどがこの時点に立ってこの委員会において発表できないということはまことに申しわけない次第でございます。大臣が、先般の委員会において秒読みの段階に入っておる、こういう御答弁があったやに私……
○藤井委員 たいへん時間が制約されておりますので、きわめて要点をしぼってお尋ねをいたしますから、お答えいただく先生も、私は全部の先生にお尋ねしようと思ったのですが、残念ながら内田先生と正田先生にお尋ねをしぼってお願いをいたしたいと思います。 最初に、私は内田先生のほうにお尋ねをいたしますが、先ほどお話しになった要求書、三月九日ですね、その中に、「競争とは市場に登場する何人も、自分の望む方向に価格を動かすだけの力を持たないことを意味する。」という、こういった内容を拝見いたしたわけでございます。われわれ自由民主党に立場を置く者は、自由主義のよさというものをよく承知いたしておるわけでございまして、……
○藤井委員 外部からおいでになった参考人にはたいへん長時間まことに恐縮でございますが、先ほど来御意見並びに各委員の質疑を通じまして、特にぜひ繊維局長並びに染色協会の方々にひとつ精力的な御努力を願いたい、私この場においてこのことを確認しておきたいために発言をちょっとさしていただきたいと思います。 それは、一口に申しまして、取引関係の改善に関する件でございまして、先般来織物関係ではずっと構革が進んでおります。しかしながら、今度新たに染色整理加工が構革の対象になるわけでございますけれども、現在ところによっていろいろ幅は違い、様子は多少違いますけれども、いわゆる加工賃、織物屋で言えば繊維製品のメーカ……
○藤井委員 本日は、先般の板橋の不幸なガス爆発事故に関係する方々を参考人として、ただいま三者のほうから一応の事情のその後の経緯、並びに今後の対策について、また心がまえについてお話がございました。災害を受けられた罹災者はもちろんでございますけれども、きょうおいでの三者ともに、広い意味において罹災者といいますか、たいへんお気の毒なお立場だと私は思うのでございます。 先般私は、実は商工委員会の一行とともに現地に行き、現場を見せてもらいました一人として、先ほど御陳述がございました問題点を含めまして、この前現地で見ました私の印象、こういったことを中心として、各お三方の参考人の方々に質問をいたしたいと思……
○藤井委員 議事進行に関して発言を求めます。 とりあえず、各委員に議席へ着いてもらうように慫慂願います。
○藤井委員 ちょっと関連。いまの問題、私は今後の進め方について重大な問題でありますから、一言簡単に関連質問さしていただきます。 独禁法五十三条の三に御承知のごとく同意審決が出ております。民事訴訟でいえば和解制度というのがある。私は今度の合併が、先ほどから指摘されておるごとく、これから結論が出て、これが違法かどうかという問題が確定するわけで、カルテル違反とか、すでに違反事項が起こった事案とは合併事案は違う。こういうことから言えば、むしろもう十カ月以上も事前審査をずっとやっておるのだから、激しく移り変わる国際情勢に対処して、基本的には規模の拡大ということがいいことは冒頭に述べられたとおりなんです……
○藤井委員 鉱業政策に関する小委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本小委員会は、鉱業に関する諸問題を審議するため、去る四月一日に設置され、五月六日に小委員長及び小委員の選任が行なわれたのでありますが、当面硫黄問題が最も緊急な課題となっている実情にかんがみ、まず硫黄対策の審議を行なうことといたしました。 御承知のとおり、わが国における硫黄の需給関係は、回収硫黄の増大により急速に過剰状態を呈しているのでありまして、この結果、硫黄鉱山存立の危機を招来しているのみならず、今後回収硫黄、鉱山硫黄を含め過刺硫黄の処理のいかんによりましては、硫化鉱はもとより、非鉄金属鉱業全体に深刻……
○藤井委員長代理 中村重光君。
【次の発言】 玉置一徳君。
○藤井委員長代理 吉野参考人には、御多用中のところまことにありがとうございました。御退席いただいてけっこうでございます。 引き続き質疑を続行いたします。広瀬秀吉君。
○藤井委員 私は、ただいま議題となりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案に対する附帯決議について、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党を代表いたしまして、その提案理由を御説明いたします。 附帯決議の案文はお手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 日本開発銀行の設立目的は、第一条に明記されておるとおり、わが国経済の再建と産業の開発を促進することにありますが、すでに経済再建の目的は完了し、一九七〇年代に予想される経済社会の急激な変化と発展に対応いたしまして、その要請にこたえなければならぬ時期に到達いたしておりますことは、しばしば本委員会においても指摘されたとおり……
○藤井委員 私は、本日、まず第一に、先般来すでに質疑応答をなされた問題でございますけれども、法律的にいろいろ疑義を生じている問題数点につきまして、政府当局の見解をただしたいと思うわけでございます。 まず第一点は、今回中央会が行なうことにされております転換給付金ないし転廃給付金のこの事業は、全部の清酒製造業者を対象としておるわけでございます。ところが、中央会なるものはいわゆる任意加入の組合であるわけですから、これが全体の清酒業者を規制する、すなわちアウトサイダーまで範囲を広げるということは行き過ぎではないかという意見が、もうすでにこの委員会でも出ております。一応私は、こういった問題について念の……
○藤井議員 ただいま議題となりました貸金業者の自主規制の助長に関する法律案について、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。 貸し金業につきましては、昭和二十四年に貸金業等の取締に関する法律が制定せられ、当時の金融梗塞に伴い乱立した暴利をむさぼる悪質な貸し金業者を取り締まり、その公正な運営を保障するため、大蔵大臣への届け出制等が設けられたのであります。 しかしながらこの届け出制は、昭和二十九年に出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律が制定されるとともに廃止せられ、単に貸し金業の実態を把握するための届け出制ということに改められて今日に至っておるのであります。 したがって現行法……
○藤井委員長代理 これより会議を開きます。
議事に入る前に、本日就任されました大臣官房長並びに理財局長から発言を求められております。これを許します。高木大臣官房長。
【次の発言】 相澤理財局長。
【次の発言】 国の会計、税制、金融及び証券取引に関する件について調査を進めます。
本日は、参考人として、日本銀行総裁佐々木直君が出席されております。
まず、当面の経済情勢について、参考人から御意見をお述べいただきたいと思います。佐々木参考人。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。広瀬秀吉君。
【次の発言】 堀昌雄君。
○藤井委員 時間がきわめて制限されておりますので、たまたまいま堀委員が質問されました清酒の問題にしぼって一、二質問をいたしますが、まず、いま答弁がありました公取委員長にひとつお尋ねをいたしたいことは、私は清酒業のカルテルの性格というもの、これは申し上げるまでもなく、価格カルテルではなくして、いわゆる構造改善のための生産カルテルであり、しかもただ単に不況カルテルという狭義の意味ではなくして、やはり構造改善をして企業の生産性を向上していく、こういったところに清酒業のカルテルの特質があり、特徴がある、こういうふうに理解しておりますが、公取委員長としてはどのようなお考えでしょう。
○藤井委員 私は、このたび十九億にのぼる巨額な不正融資が行なわれました富士銀行の不祥事件をめぐって、参考人として御出席をいただいております岩佐頭取にお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。日ごろ尊敬しておる岩佐さんに、あなたが頭取をされております富士銀行の不祥事件について質問をしなければならぬことはまことに残念に思うわけでございますけれども、是非をただすことは、現在の事件の推移から見まして、当委員会の責任であり、同時にまた、岩佐さんは全国銀行協会の会長という御立場でもありますので、むしろ御本人もこういった機会を得てはっきりその是非を明らかにしたいというお気持ちであろうと思うのでございまして、……
○藤井委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。松尾正吉君。
【次の発言】 ただいま春日委員から論理明快に、清酒製造業の生産カルテルの問題をめぐっていろいろ御質問がございまして、先般来、当委員会でこの問題をめぐっていろいろ質疑応答を続けてきております関係の一人として、特に私は先般国政調査で四国に参りまして、四国班の一員として関係業界から陳情を受けまして、きょうその国政調査の報告が手元に配られたわけでございますが、この内容をいろいろ検討する前に、私の基本的な姿勢と申しますか、これについてまず前提をお聞き取りを願って、質問をいたしたいと思うのであります。
やはり法律、……
○藤井委員 本日は大蔵大臣御出席をいただきまして、目下四十六年度予算編成が大蔵省においては着々進んでおると思うのでございまして、非常にお忙しい中であり、しかも公害国会では、先立つものは金でありますから、常時大蔵大臣の出席も要請されておると思うのでありますが、大蔵委員会に対しての大蔵大臣の御熱意といいますか、姿勢に対して、私は敬意を表する次第でございます。 ところで本日は、先ほど触れましたように四十六年度予算編成のさなかでございまして、年内予算編成を予定されておると承っておりますので、やはり先立つものは金でございますが、先立つものは金であるそのまた前提の日本の現在の経済の見通し、行くえをいかよ……
○藤井委員長代理 貝沼次郎君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 これにて参考人に対する質疑は終了いたしました。
参考人各位には、御多用中のところ貴重な御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時五十七分休憩
○藤井委員 先ほど松本委員から御質問のありました自動車関係の税制、道路財源をめぐってのお尋ねに対しての大蔵大臣の御答弁に関連いたしまして、簡単にひとつ結論をお尋ねいたしたいと思います。 私は、自動車関係の消費税、物品税を含めまして、非常に目につくでこぼこがある。これを調整して、そしてある程度財源確保の一助にすべきではないかということでございます。もうすでに大臣は十分御承知だと思うわけでございますが、バス、トラック、ダンプ、こういったものに対する課税のあり方が、乗用車、こういったものとの均衡において非常にへっこんでおるということでございまして、端的に申しますと、そういったバス、トラック、ダンプ……
○藤井委員 先ほど竹本委員からの預金保険制度に関連した質問の中で、金融機関が預金者に対して、この保険制度をよりどころに預金金利をできるだけ上げるサービスをしない、逆にいうと、今度は貸し付け金利は高くする、こういうふうなことになってはいけないが、一体銀行局長、大蔵省はどういうかまえでこれを指導するか。これに対して一応お答えがあったわけでございますけれども、ただ抽象的な精神規定といいますか、行政指導では事はおさまらない。これは庶民の感覚から見て、絶えず当委員会においても意見が出ておりますけれども、もともと金融機関というものは産業に奉仕すべきものである、それがいわゆる金融資本と称して産業を系列化して……
○藤井委員 このたびの輸出入銀行法による貸付金の利息の特例等に関する法律案に関連しまして、二、三意見を述べながら質問を申し上げたいと思うのです。 まず、何よりも、今度の輸出入銀行法による貸付金の利息の特例等に関する法律案につきましては、このインドネシアの対外債務処理の経緯ですね、特に、元ドイツ銀行総裁のアプス氏のプランというものがもととなって、そして最終的には七〇年四月のパリ会談において取りきめが七項目ですかにわたって取りきめられて、そしてすでにそのいわゆるアプス案なるものによって具体的な結論が出て、それに沿って、オランダ及びフランスはすでに二国間協定を締結し、その後、債権国会議参加国も近く……
○藤井委員 ただいま広瀬委員から塩の専売制度の存廃論をめぐって質問が出たわけでありますが、この問題はたいへん重大な問題で、もう長い間国民生活に定着しておる制度であります。世の中は、敗戦当時のことを考えるとたいへんな変わり方が現在われわれの周囲に出現をしておって、米は余り過ぎて生産調整に踏み切らなければならないという状態です。しかしながら、私はこの米、塩というものは国民生活に欠かせない重大な要素だと思うのです。特に塩の専売というものは、この制度があるがゆえに幾ら山間僻地でも都会地でも同じような価格で手に入るということは、専売制度の大きな貢献だと思うのです。したがって私は、この塩の専売については単……
○藤井議員 ただいま議題となりました貸金業者の自主規制の助長に関する法律案について、その提案の理由及び内容を御説明いたします。 貸金業につきましては、昭和二十四年に貸金業等の取締に関する法律が制定せられ、当時の金融梗塞に伴い乱立した暴利をむさぼる悪質な貸金業者を取り締まり、その公正な運営を保障するため、大蔵大臣への届け出制等が設けられたのであります。 しかしながら、この届け出制は、昭和二十九年に出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律が制定されるとともに廃止され、単に貸金業の実態を把握するための届け出制ということに改められて今日に至ったのであります。 したがって現行法のもとにおき……
○藤井委員 最近の報道関係でちょくちょく気がかりな点がございますので、きょうはそういった基本的な問題を中心に、時間の制約がございますので、大蔵大臣に対して御質問申し上げて、その大蔵大臣の御答弁をきょう御出席の関係者はひとつよく聞いていただいて、方向づけと申しますか、方向づけに対してひとつ具体的な御検討、御研究を願いたい、こういう意味で、ひとつこの問題点を一つ一つ取り上げてみたいと思います。 一つは、日本の国というのは貿易立国であるということは、これは多言を要しないわけでございまして、四つの狭い島の中に、非常に資源の乏しい、しかし一億以上の優秀な勤勉な民族というもののバイタリティー、これはやは……
○藤井委員 ただいま大蔵大臣から所信表明を承り、特に水田大蔵大臣は豊かな経験を持たれて、この大転換期に処しまして、わが国の台所の総元締めとしてはまことにりっぱな大臣が就任され、同時にただいまの所信表明、おおむねわれわれが日ごろ考えておりますことを簡明直截に指摘をしていただきまして、非常に心強く思うわけでございます。 ただ私は、従来所信表明がしばしばこの委員会で、私も何回か聞かされたわけでございますけれども、この実施、実行という面におきまして、なかなか理想が現実まではいかなくとも、もうちょっと前進していいではないかという、こういったうらみをいつも持つわけでございまして、きょうは幸い大蔵大臣のも……
○藤井委員 問題の性質きわめて重大である当委員会の本日、時間の制約極端でございまして、私は質問をそのものずばりいたしますから、答弁をしていただく側もひとつ内容をずばりお答えいただいて、審議の能率に御協力を願いたい。 ただいま大蔵大臣からお話がございましたことを聞きまして、二十三日の大蔵委員会開会は、事の性質上やむを得なかったというふうに私は了解をいたします。 ところで、二十八日から変動相場制に移行して、やはり、どのような説明をいたそうとも、円は実質的に切り上げられたというのが経済の常識的受け取り方ではないかと思うのでございます。円の平価は堅持するということを繰り返し政府は強調されて今日まで……
○藤井委員 ただいま両参考人から非常に貴重な御意見を承ったわけでございますが、私は下村参考人にちょっとお尋ねをいたしたいのですが、やはり通貨調整はじっくり腰を落ちつけて対処しなければならぬであろう。現実は持久戦に入っているような、最近の十カ国蔵相会議後の情報では御承知のとおりでございますけれども、私はやはり、ただいま鶴田参考人から御指摘があったごとく、今度の国際通貨問題が起こったということの中心は、円という問題に現実動いている。これは理論的な反発とか、いろいろあると思うのです。おっしゃるようにドルの弱さと円の強さ、そういったことがからんでおりますけれども、現に政治は現実に立脚して対策を立てなけ……
○藤井委員長代理 午後三時三十分より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。 午後一時十一分休憩
○藤井委員長代理 午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。 午後零時三十一分休憩
○藤井委員 私は与党でございますから、本来ならばこういう委員会で開き直った質問は常識的には差し控えなければならぬということも考えましたけれども、特に繊維協定の問題につきましては、経緯が党の考え方からいっても一応やむを得ない事情であったようでございますけれども、党自体も見切り発車をされたというようなこういういきさつになっておることは通産大臣百も御承知のとおりでございます。 ところで、この十月十五日ケネディ特使と通産大臣がいろいろ苦心惨たん交渉された結果、大臣としてはあのとき米側も当初案より内容上幾つかの重要な点についてかなり大幅な譲歩を示したというようなことがいわれておりますが、これは一体どの……
○藤井委員 先月の下旬にローマでの通貨調整に大蔵大臣出席をされまして、また明日から引き続きワシントンにおもむかれるわけでありまして、お役目柄たいへん御苦労千万に存じます。 申し上げるまでもなく、戦後初めての対外的経済政策としては一番根幹の大問題でございまして、当委員会はこの問題をめぐっていろいろ理事会においては心配をいたしておるわけでございますけれども、時間の都合で、明日出発を控えてきわめて限られた時間での質問でございますし、事柄の性質上、また公の論議のできないような性質のことも多いと思いますけれども、やはり日本が外貨建て取引がもうほとんどであるという特殊性、同時に、来年度予算編成を目前にし……
○藤井委員 竹本委員から問題の指摘がございまして、私は関連をいたしまして一、二点お尋ねをいたしますが、このたび沖繩振興開発金融公庫法案が初めてこの大蔵委員会で審議されることになりました。時間的に非常に短い日程において結論を出さなければならぬ、このように思うわけでございます。したがって私は、この公庫は非常に地元の要請にこたえ、いわゆる政策金融機関を一元化して強力な産業開発をやろう、こういうことでスタートしたことは、先般長官から趣旨説明をお聞きしたとおりでございます。したがいまして、私も実は現地に行きまして、本土並みというのだから、各機関が別々に地元へ行く、商工中金なり国民金融公庫なりいろいろ行く……
○藤井委員 時間がございませんので、ひとつ大臣のほうも極力簡単に御答弁いただきまして、私も余談は極力避けまして、保有しておる外貨の活用問題に問題をしぼって御質問いたしたいと思うのであります。 役所というのはやはり既成の秩序にこだわるというわけではないでしょうけれども、やはりそういったものを踏まえるわけで、かねがね財政政策の発想を根本から転換して、現時点における国民経済の要求する施策を果敢に行なってもらわなければならぬということは去年のドル・ショック以来各方面からも強い要請があり、当委員会においても、あれは九月十七日ですか議決もしたようなわけでございますが、そのような考え方を踏まえて、外貨とい……
○藤井委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。松尾正吉君。
【次の発言】 藤田高敏君。
○藤井委員 ただいま議題となりました沖繩振興開発金融公庫法案に対する修正案につきまして、提案者を代表し、私より、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、修正案でございますが、案文はお手元に配付いたしておりますので、朗読は省略をいたし、ます。 沖繩振興開発金融公庫法案は、前国会に提出されまして、この国会に継続案件となっております。 そこで、本案につきましては、法律番号に関する字句の整理及び今回の国会で租税特別措置法の改正に伴う条文の整理が必要となったのであります。 以上で修正の趣旨の説明を終わります。 何とぞ各位の御賛成をお願い申し上げます。
○藤井委員 最初に東畑先生に御質問をして、あと東畑先生、どうぞもう質問は終わりましたので御退席願うとして、あとお二人の先生方に質問さしていただきます。 第一は、最近自民党の有力な国会議員である大平さんから、五千億くらいは年内減税、そして景気の立て直しという、こういったことが新聞を通じて発表されておりますが、私も実は基本的にこの考え方に、五千億がどの程度になるかは別として、ともかく日本の経済が、現在GNPまきに二千億ドルという、これはちょうどアメリカの昭和二十六年前後ですかの経済力になっておる。あの当時アメリカは独力で海外に対して戦後の復興と安定のために努力した。こういったことを考えると、私は……
○藤井委員 ただいま細田委員から適切な御質問がございましたので、また時間の制約もございますから重複を避けまして、特に私は個人災害については、先ほどお話が出たことを繰り返すようでございますけれども、やはり発想を転換をして、やはり何とか制度化しなければならぬということを、今度災害地を回りまして痛切に感じました。まあ火災関係ですね、こういう場合は共済制度、保険制度、いろいろなものがありますけれども、水害に関する制度は、いわゆる自主防衛も制度的に行なわれておらない。特に水害の場合は火災と違う。火災は建物は焼失しますけれども土地は残る。ところが、水害の場合には土地、建物もろともに失われてしまう。こういう……
○藤井委員 質問に入ります前に、私は委員長に一言お願いをしたいと思うのでございますが、それは、災害復旧対策ということにつきましては、事柄の性質上、従来のように政府の提案によって初めて議会がいろいろ審議するということでは、時間的にも間に合わないこともございますし、同時に、役所が従来の考え方の上にものを処理しなければならぬ、あるいは他とのバランス論、こういったことで、とかく適切な措置がとられがたい実情にあることを考えますときに、きのう小委員会においてもいろいろ議論をしたわけでございますが、ぜひ時期を失せず、ひとつ当委員会において立法府のたてまえを大いに発揮して、議員立法の線に積極的に御努力願いたい……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
今回はからずも外務委員長の重責をになうように相なりました。外務委員会は、国会議員として私は初めての経験であり、かつまことに微力でございますので、練達なる委員各位の特別の御協力を得まして、大過なきを期してまいりたいと存じます。何とぞ各位のあたたかい御支援、御鞭撻をお願い申し上げます。
簡単ではございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
理事の員数は、十二月二十二日の議院運営委員会決定の基準に従いまして、その数を八名とし、先例により委員長において指名するに御異……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
この際、大平外務大臣及び水野政務次官より発言の申し出がありますので、これを許します。外務大臣大平正芳君。
【次の発言】 外務政務次官水野清君。
【次の発言】 国際情勢に関する件について調査に入ります。
質疑の申し出がございますので、順次これを許します。鯨岡兵輔君。
【次の発言】 石井一君。
【次の発言】 堂森芳夫君。
【次の発言】 岡田春夫君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時五十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、会議を開きます。
国際情勢に関する件について質疑を続行いたします。瀬長亀次郎君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
この際、連合審査会開会の件についておはかりいたします。
本委員会において審査中の沖繩国際海洋博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法案について、沖繩及び北方問題に関する特別委員会から連合審査会を開会したい旨の申し入れがあります。これを受諾し、連合審査会を開会するに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。
なお、連合審査会の開会日時につきましては、沖繩及び北方問題に関する特別委員長と協議の上決定いたしたいと存じます。
【次の発言】 次に、沖繩国際海洋博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法案を議題とし、審査……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
この際、理事補欠選任の件についておはかりいたします。委員辞任に伴いまして、現在理事一名が欠員となっております。これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは金子満広君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XXVI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件及びアフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、それぞれ政府から提案……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
沖繩海洋博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法案を議題とし、審議を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。瀬長亀次郎君。
【次の発言】 簡明に……。
【次の発言】 岡田春夫君。
【次の発言】 渡部一郎君。
【次の発言】 岡田春夫君。
【次の発言】 本案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
次回は、来たる三月十六日午前十時より理事会、午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後六時二十六分散会
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XX VI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。加藤紘一君。
【次の発言】 堂森芳夫君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時三十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一……
○藤井委員長 これより会議を開きます。 この際、外務省当局に御忠告を申し上げます。 衆議院の外務委員会は、本日定例で、しかも前の理事会ですでに予定をはっきり決定いたしておったわけでございますし、特に本席は、外務大臣出席の時間も委員会において、また理事会においてこれが確認をしておったわけでございまして、しかるに特殊な事情があったのかもしれませんけれども、衆議院の外務委員会への出席が非常に遅延したことは、委員長として今後の委員会運営にたいへん支障を来たすことを心配いたしておりますので、当局側に厳に今後こういったことのないように、ひとつよく衆議院の外務委員会の委員部と密接な連絡をとっていただくよ……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XX VI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。河上民雄君。
【次の発言】 金子満広君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、来たる四月四日水曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時七分散会
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際労働機関憲章の改正に関する文書の締結について承認を求めるの件、電離放射線からの労働者の保護に関する条約の締結について承認を求める件の、機械の防護に関する条約の締結について承認を求める件、右各件を議題とし、順次提案理由の説明を聴取いたします。水野外務政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
各件に対する質疑は後日行なうことといたします。
【次の発言】 国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一君。
【次の発言】 石原慎太郎君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XXVI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上二件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉田法晴君。
【次の発言】 岡田春夫君。
【次の発言】 金子満広君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 影井国連局長。
【次の発言】 次回は、来たる十一日水曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、こ……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XX VI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。柴田睦夫君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午前十一時四分散会
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XX VI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。金子満広君。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 条約の審査はこの程度にとどめ、次に、国際情勢に関する件につき調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。河上民雄君。
【次の発言】 山田久就君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XXVI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。石野久男君。
【次の発言】 条約の審査はこの程度にとどめ、次に、国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一君。
【次の発言】 河上民雄君。
【次の発言】 柴田睦夫君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します、石野久男君。
【次の発言】 本件についての審査はこの程度にとどめ、次に、国際労働機関憲章の改正に関する文書の締結について承認を求めるの件、電離放射線からの労働者の保護に関する条約(第百十五号)の締結について承認を求めるの件、機械の防護に関する条約(第百十九号)の締結について承認を求めるの件、右各件を議題とし、審査を進めます。
各件は、去る四日提案理由の説明を聴取いたしております。
質疑の申し出がありますので、順次こ……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XX VI)によって採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。石野久男君。
【次の発言】 渡部一郎君。
【次の発言】 それでは、この際、委員長から政府に一言申し上げます。アフリカ開発基金設立協定における附属書Aの1に規定されている「千五百万アメリカ合衆国ドル」について、本委員会において種々の角度から質疑が行なわれまして、「アメリ……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百七十一年十二月二十日に国際連合総会決議第二千八百四十七号(XXVI)によつて採択された国際連合憲章の改正の批准について承認を求めるの件、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題といたします。
両件につきましては、去る四月二十五日に質疑を終局いたしております。
まず、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について承認を求めるの件について議事を進めます。
これより討論に入ります。
討論の申し出がありますので、順次これを許します。西銘順治君。
【次の発言】 河上民雄君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。 国際労働機関憲章の改正に関する文章の締結について承認を求めるの件、電離放射線からの労働者の保護に関する条約(第百十五号)の締結について承認を求めるの件、機械の防護に関する条約(第百十九号)の締結について承認を求めるの件、右各件を議題とし、審査を進めます。 本日は、右各件の審査のため参考人として吉村一雄君、安養寺俊親君、塩路一郎君、慶谷淑夫君、佐藤進君に御出席を願っております。 なお、本日出席予定でありました野村参考人は、病気のため欠席されることになりました。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多忙のところ御出席いただ……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡田春夫君。
【次の発言】 河上民雄君。
【次の発言】 小林正巳君。
【次の発言】 金子満広君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際労働機関憲章の改正に関する文書の締結について承認を求めるの件、電離放射線からの労働者の保護に関する条約(第百十五号)の締結について承認を求めるの件、機械の防護に関する条約(第百十九号)の締結について承認を求めるの件、以上各件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡田春夫君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 河上民雄君。
【次の発言】 柴田睦夫君。
【次の発言】 沖本泰幸君。
【次の発言】 午後三時再開することとし、これにて休憩いたします。
午後二時二分休憩
○藤井委員長 これより会議を開きます。 国際労働機関憲章の改正に関する文書の締結について承認を求めるの件、電離放射線からの労働者の保護に関する条約(第百十五号)の締結について承認を求めるの件、機械の防護に関する条約(第百十九号)の締結について承認を求めるの件、以上各件を議題といたします。 各件につきましては去る六月一日に質疑を終局いたしております。 これより各件について討論に入るのでありますが、別に討論の申し出がありませんので、順次採決いたします。 まず、国際労働機関憲章の改正に関する文書の締結について承認を求めるの件について採決いたします。 本件は承認すべきものと決するに賛成の諸君……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堂森芳夫君。
【次の発言】 河上民雄君。
【次の発言】 午後一時から再開することとし、これにて休憩いたします。
午後零時一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
物品の一時輸入のため通関手帳に関する通関条約(ATA条約)の締結について承認を求めるの件、職業用具の一時輸入に関する通関条約の締結について承認を求めるの件、展覧会、見本市、会議その他それらに類する催しにおいて展示され又は使用される物品の輸入に対する便益に関する通関条約の締結につ……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。石原慎太郎君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
本件の審査に資するため、参考人の出頭を求め、その意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議あり……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので順次これを許します。柴田睦夫君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 午後一時三十分より再開することとし、これで休憩いたします。
午後零時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、私から政府にお尋ねをいたします。
去る六月十七日未明、東ドイツ領内で自動車事故により日本人二名が死亡、……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
この際、小委員会設置の件についておはかりいたします。
海外子女教育等に関する調査を行なうため、小委員十字名よりなる海外子女教育等に関する小委員会を設置することといたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、各小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長において指名いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
それでは小委員に
石井 一君 稻葉 修君
加藤 紘一君 ……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。柴田睦夫君。
【次の発言】 午後六時再開することとし、これにて休憩いたします。
午後四時五十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。渡部一郎君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。渡部一郎君。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 ただいま石野委員の御指摘の問題、すなわちこのたびの具体的な問題としては、供給ワクの拡大に関する政府間取りきめの問題については、別途理事会で御相談をして方針をきめたいと思いますから、この問題についての御質疑は一応この程度にしていただきまして、次へひとつ御進行願います。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。瀬長亀次郎君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後一時四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。渡部一郎君。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 次回は、来たる四日水曜日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 委員長から外務大臣にお伺いいたします。
今後本協定第九条にいう濃縮ウランの供給量のワクの変更について、日米両国政府間に合意が行なわれた場合には、それが交換公文であっても外務省より外務委員会理事会に報告を願いたいと存じますが、そのように取り扱う御用意がありますかどうか、御所見を承りたいと存じます。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。瀬長亀次郎君。
【次の発言】 石井一君。
【次の発言】 河上民雄君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 次回は、来たる十三日金曜日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時四十一分散会
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百六十一年の麻薬に関する単一条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件及び千九百七十二年の国際ココア協定の締結について承認を求めるの件、以上二件を議題とし、順次政府から提案理由の説明を聴取いたします。外務大臣大平正芳君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
両件に対する質疑は、後日行なうことといたします。
【次の発言】 次に、国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堂森芳夫君。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 石井一君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。 千九百六十一年の麻薬に関する単一条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件、千九百七十二年の国際ココア協定の締結について承認を求めるの件、以上両件を議題とし、審査を進めます。 まず最初に、委員長より一言御報告申し上げます。 ただいま議題となりました国際ココア協定は、参議院より本院に送付されておりましたところ、小協定に関し、昨十九日の外務委員会理事会において、外務省より、一九七三年六月三十日までにての憲法上の手続に従ってこの協定を批准し、受諾し、または承認するように努力することを約束し、かっこの協定を暫定的に適用する旨を国連事務総長に通告する……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百六十一年の麻薬に関する単一条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。渡部一郎君。
【次の発言】 これにて本件に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
国際情勢に関する件について調査のため、本日、宇宙開発事業団副理事長松浦陽恵君を参考人として出席を求め、その意見を徴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
千九百六十一年の麻薬に関する単一条約を改正する議定書の締結について承認を求めるの件を議題とし、議事を進めます。
本件につきましては、去る二十四日質疑を終了いたしております。
これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出がありませんので、直ちに採決いたします。
本件は承認すべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって本件は承認すべきものと決しました。
【次の発言】 次に、千九百七十二年の国際ココア協定の締結について承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。
この際、委員長として一言申し上げます。
当外務……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一君。
【次の発言】 岡田春夫君。
【次の発言】 柴田睦夫君。
【次の発言】 渡部一郎君。
【次の発言】 次回は、来たる十二日水曜日午後二時三十分理事会、午後三時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時十七分散会
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堂森芳夫君。
【次の発言】 河上民雄君。
【次の発言】 柴田睦夫君。
【次の発言】 次回は来たる十九日水曜日午前十一時理事会、午前十一時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時十五分散会
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、大平外務大臣より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡田春夫君。
【次の発言】 簡単に……。
【次の発言】 石井一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 渡部一郎君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。午後二時三分散会
○藤井委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今国会において、本委員会に付託になりました請願は全部で九十一件であります。
これより日程第一から第九一までの各請願を一括して議題といたします。
まず、審査の方法についておはかりいたします。
各請願の内容につきましては、請願文書表等によりましてすでに御承知のことと存じます。また、先刻の理事会におきまして慎重に御検討いただきましたので、この際、各請願についての紹介議員よりの説明等は省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
それでは、本日の……
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。河上民雄君。
【次の発言】 鯨岡兵輔君。
【次の発言】 金子満広君。
○藤井委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石井一君。
【次の発言】 河上民雄君。
【次の発言】 いまの河上委員の御意見ですが、理事会にはかりまして、取り扱い方、御要望に沿うように努力したいと思います。
【次の発言】 米田東吾君。
【次の発言】 金子満広君。
【次の発言】 沖本泰幸君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後零時三十五分散会
○藤井委員 ただいま参考人から貴重な御意見を承りまして、特に土木工学の御専門の高橋参考人、金丸参考人には、専門の立場からきわめて示唆に富んだ御発言をいただきまして、ありがとうございます。 時間がたいへん制限されておりますので、また、きょうは参考人に対する質問ということが主体でございますから、ダム操作規程を洗い直そうではないかということは、先年の七月二十七日だったと思いますが、当災害対策特別委員会として、私も発言いたしましたし、いま委員長になっておられます大原先生からもお話がございましたが、これはおそらく相当前に建設省は結論を出しておられると思いますから、こういう建設省に対する質問がほんとうは……
○藤井委員 第二分科会の審査の経過及び結果を御報告いたします。 第二分科会の審査対象は、昭和四十九年度総予算中外務省、大蔵省及び文部省所管のものでありまして、去る三月五日より九日までの五日間、慎重に審査いたしました。 まず、各省ごとに予算の説明を聴取した後、質疑を行ないました。質疑者は延べ六十二名、質疑時間は約三十六時間余に及び、いずれも貴重な質疑応答で、分科員各位の御協力により円滑に審議を進めることができました。 その詳細は会議録でごらん願うこととし、ここでは簡単にその概要を報告することといたします。 最初に、外務省関係では、アラブ外交について、今回、三木副総理をはじめ、中曽根通産大……
○藤井委員 きのうに引き続きまして、不況脱出、雇用安定、こういった題をめぐって集中審議が行われる第二回目、本席は金融機関の関係の方々並びに税制の専門の参考人の方々、一応問題を金融と税制にしぼりまして質問をさしていただきたいと思います。大変御多用のところ、まことに御苦労に存じます。 まず私は、金融関係につきましては、銀行協会の連合会の会長さん並びに地銀、相銀、信金、こういったところで、一応私の質問に対して、相互銀行、信用金庫の場合は、もし補足説明をしていこうというお気持ちがあればひとつお願いしたい。私が指摘した場合はまた別でございます。そのようにひとつあらかじめ御用意願いたいと思います。 御……
○藤井国務大臣 このたび、内閣改造により労働大臣に就任いたしました藤井勝志でございます。 社会労働委員会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げ、委員各位の御理解と御協力をいただきたいと思います。 労働行政にとって現在、最も重要な課題は、厳しい経済情勢のもとでの雇用の安定であります。このため、すでに本年十月一日から発足した雇用安定資金制度を活用し、積極的に失業の予防に努めるとともに、積極的な求人開拓と適切な就職指導、機動的な職業訓練の実施等により、離職者の円滑な再就職の促進を図ってまいりたいと存じます。 構造不況業種からの離職者対策につきましても、現行の制度を活用して失業の予防と離職者の……
○藤井国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ち、当面の労働行政について所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を得たいと思います。 現在、わが国の経済は非常に厳しい情勢にあり、労働行政にとって雇用の安定が緊急かつ重要な課題となっております。このような情勢のもとで、勤労者の生活の安定と福祉の向上を担う労働行政は重大な使命を負っておると考えます。 私は、こうした認識に立って、関係各省庁との密接な連携のもとに、当面、次のような事項に重点を置いて各般の施策を推進してまいる所存であります。 第一は、現下の厳しい経済情勢のもとでの雇用問題の解決であります。 政府は、長い不況からの脱出を図り、雇用の……
○藤井国務大臣 労働時間短縮の問題につきましては、去年の暮れ中央労働基準審議会から、公労使一致した建議がございまして、労働時間対策の進め方について、これから行政指導によって環境整備をして、そして労働時間の短縮の方向に向かうようにという声がございまして、この不況のときの災いを転じて、やはり勤労者、労働者の生活の向上、労働条件の改善、こういった点から行政指導としては積極的な姿勢を示す必要がある。何とならば、やはりお互いがこの世に生を受けて人生に生きがいを感ずるという、こういったこと。それから御承知のように、最近の円高の背景には、いわゆる外圧という国際的な摩擦要因がある。日本人の働き過ぎという、こう……
○藤井国務大臣 ただいま議題となりました駐留軍関係離職者等臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。 駐留軍関係離職者につきましては、昭和三十三年五月に制定されました駐留軍関係離職者等臨時措置法に基づき、特別な就職指導及び就職促進手当の支給を行うなど各般の施策を講ずることにより、その再就職の促進と生活の安定に努めてきたところであります。 しかしながら、駐留軍関係労働者につきましては、今後においてもなお離職の事態が予想されますので、政府といたしましては、現行の駐留軍離職者対策を今後引き続き実施する必要があると考え、この法律案を作成し提案した次第で……
○藤井国務大臣 御指摘のように、この財形法が制度化した当時の日本の経済社会情勢というのは、いわゆる高度成長を背景とした情勢でございまして、そういう面からいいますと、経済的に恵まれたときに生まれた、こういうことであります。 それから現在の厳しい環境に入り込んできておりますけれども、そのような環境の変化にかかわらず、勤労者財産形成促進の理念は昭和四十八年の答申において、その理念が明確にされたわけでございまして、勤労者の自主努力を国と事業主がバックアップして、そして勤労者のいわゆる資産形成を充実していこう、こういう考え方、これは微動だにしない。幾ら困難な客観情勢であっても、これを貫き通していくとい……
○藤井国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重し、関係各省庁とも協議の上、措置いたしたいと存じます。
【次の発言】 もうすでに御承知のごとく、政府といたしましては、何としても長く続いております不況を脱出して景気の回復を図ることによって雇用の安定を確保したい。こういう大前提のもとに、公共事業を主軸にいたしまして積極的な財政運営をやることによって七%実質経済成長を遂げたい。こういう目標で、現在すでに予算を通していただきまして、きょうも閣議において公共事業等施行推進本部の具体的な進め方について大蔵大臣から詳細な御報告がありまして、着々予定の線で進んでおるわけ……
○藤井国務大臣 現在の経済が依然として不況が続いておりますし、また追い打ちのような円高が現在日本の経済を揺り動かしておる、そういうことで雇用情勢も非常に厳しさが続いております。二月現在の完全失業者が百三十六万人という、その前の月よりも十万人もふえておりますし、完全失業率二・〇八%、有効求人倍率は〇・五四倍、こういう状態でございますけれども、われわれは何としても、公共事業を主軸にして積極果敢な財政運営によって、日本の経済の実質成長率を五十三年度には七%台にぜひ持っていきたい、そういうことによって雇用の安定の背景をつくりたい。このように考えるわけでございます。 同時に、失業が多発しておる地帯、特……
○藤井国務大臣 御指摘のことは私も全く同感でございます。いま局長からお答えいたしましたように、今度の改正の方向は御理解いただいておるわけだと思いますが、その方向づけを裏づけるものは、雇用促進事業団の今後の職業訓練の財政的裏づけを、いまおっしゃったような方向に向かうように配慮する。同時にまた職業訓練のあり方というものを、やはり産業構造の変化に対応して労働者の配置がえが求められておるきょう今日でありますから、それに対応できるように、職業訓練をまさに弾力的、機動的にやっていけるような体制を整えていく。それには何といっても指導員の資質の向上も必要ですし、またその組み合わせが、従来のようなことだけでなく……
○藤井国務大臣 ちょっと御質問の趣旨をもう一回、恐縮ですけれども。
【次の発言】 御指摘のように、このような大規模のストが実行されるということは、現在、不況にあえいでいる日本の産業のこうむる打撃はもちろんでありますが、国民生活全般に対して大変大きな悪影響をもたらすわけでございますから、一刻も速やかにストを中止してもらって、そして、ルールに従って事情聴取に公労協は参加してもらい、また私鉄関係は、自主交渉で労使がいま懸命の努力をしてもらっておりますから、これまた一刻も早く労使の決着がつくように期待したい、このように考えておるわけでございます。
○藤井国務大臣 ただいまの社会保険労務士制度の改善に関する御決議につきましては、労働省としては、その趣旨を尊重し、社会保険労務士の団体の育成と、社会保険労務士の一層の資質の向上等を図るよう努力する所存であります。 また、御決議のありました失業対策事業就労者に対する就労日数の増加の措置については、昭和五十二年分所得税の特別減税に対応するものであるとの性格にかんがみ、やむを得ないものと考えますので、政府といたしましては、その趣旨に沿って、できる限り速やかに措置いたしたいと存じます。
○藤井国務大臣 御指摘の問題、確かに大切な基本認識につながる問題でございまして、最近おかげさまで景気が、その指標において明るさを示し出したということでございます。これが本当に産業構造の基調がいわゆる安定成長の線に乗って明るい方向へ行き出したのか、一時的な現象であるかということは、これは私は、まだ今後の推移を見守っていかなければならぬ、このように考えておるわけでございます。 公共事業によって雇用の安定を図る、これは基本的な背景としては、どうしてもこの際、公共事業の積極的な施行推進というのが必要である。しかし、これで能事終われりとすべきではないという点においては、御指摘の考え方は十分配慮しなけれ……
○藤井国務大臣 先般のILO六十四総会に労働大臣として出席をさせてもらいまして、その際、総会において所見を発表すると同時に、関係者と会いました。ブランシャール事務総長、あるいはまた帰途、OECDのバン・レネップ事務総長、同時にアメリカのマーシャル労働長官等に会いまして、やはり労働問題は国際的な視野で考えなければならぬという認識を、まさに百聞は一見にしかず、身をもって体験をいたした感じがいたします。しかし私は、これを通じて結論として感じますことは、労働問題は中心は労使関係でありますが、労使関係は人間関係であるということ、人間関係は信頼関係であるということ、この前提を確立することが一番基本でなけれ……
○藤井国務大臣 激励を込めたお気持ちのにじみ出る私への最初の中村委員の質問、ありがたく受けとめてお答えをいたします。 まさに私は、就任以来、労働行政が従来のような労働省の枠組みだけで問題は解決できない、こういうことで、やはり雇用の安定のためにはいかにして需要を拡大をするかということ、この問題抜きには解決ができない、こういったことで終始今日まで来ておるつもりでございます。 先般も三月二十五日、経済対策閣僚会議でいろいろ協議をいたしましたときも、先ほど運輸大臣からもいろいろお話がございましたが、私自身、自分のなわ張りからはみ出したようなことではあるけれども、たとえば解撤事業の問題、あるいはまた……
○藤井国務大臣 このたび労働行政を担当することになりました藤井でございます。 石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭鉱業における当面の労働問題について一言所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力を得たいと思います。 今後、わが国が安定した経済成長を維持し、国民福祉の向上を図っていくためには、エネルギーの安定的供給の確保が不可欠の前提条件であり、しかも、この問題の緊迫の度合いは近年とみに高まっているところであります。 政府におきましては、総合エネルギー政策の一環として、国内炭の生産維持等を柱とする新石炭政策の推進に努めているところでありますが、これを円滑に推進するためには、石炭鉱業の経営……
○藤井国務大臣 石炭鉱業の合理化が激しかった昭和四十六年ごろまでは、御承知だと思いますが、年間一万人を超える新規離職者が発生しておりましたけれども、ここ数年、国内炭の生産維持等の新石炭政策、ただいままた通産大臣から石炭の見直しといいますか、そういったお話もございまして、減少する方も大分少なくなってきておりますし、やや明るい方向も出ておるわけでございます。しかし、炭鉱離職者は他の産業離職者に比較いたしまして再就職が非常に困難だという事情がありますから、従来から炭鉱離職者臨時措置法に基づく三年間にわたる就職促進手当の支給によって生活の安定を図りつつ、各種就職援護措置を活用して再就職の促進に努めてき……
○藤井国務大臣 労働省ではわかっておりません。これは事業所管別にある程度数字が出るかと思いますけれども、労働省としては、公共事業を拡大して、そして沖繩地域中心のいわゆる失業多発地帯並びに特定離職者臨時措置法からの離職者を、これまた特定地域に公共事業として四〇%、沖繩方面のは六〇%、こういう構えでございまして、具体的な数字を労働省としてはつかめない状況でございます。(発言する者あり)
【次の発言】 労働大臣として、また労働省として具体的に数字をつかんでいない事情を職安局長から説明をさせます。(発言する者多し)
【次の発言】 補足して私から……(「所管官庁はどこだと聞いている」と呼ぶ者あり)これは……
○藤井国務大臣 お答えいたします。
雇用保険の対象失業者の数字につきましていろいろお尋ねがございまして、おおむね具体的な数字は私が心得ているのと同じでございまして、詳細は政府委員をして答えさせます。
【次の発言】 この問題、確かに効果はあると私は思いますが、ただ、数字的にどういう効果かという具体的な面については、まだこちらの方で詳細は承知いたしておりません。経済企画庁を中心にいま公共事業施行推進本部、本部長は大蔵大臣でありますけれども、関係者が数字を詰めておるというふうに聞いておりまして、労働省として、公共事業に対してどのような失業者がこれに配置されるか、動員されるか、こういったことに、制度……
○藤井国務大臣 お答えいたします。 造船不況を反映しまして、造船関係の雇用情勢は御指摘のごとく大変厳しい状態でございまして、政府は去年の十月発足いたしました雇用安定資金制度を活用してまいったわけでございますが、ことしの一月、御案内のごとく特定不況業種離職者臨時措置法、これによって雇用の安定、失業者の生活の確保あるいはまた再就職の促進、こういった努力をしておるわけでございますが、万一就職できないというような場合には、御案内の求職手帳というものを給付いたしまして、その人たちに対しては雇用手当の九十日延長、こういった制度……(藤田(高)委員「そこはわかっている、そんな中身を聞いているんじゃない」と……
○藤井国務大臣 ただいま正木委員から御指摘のございました労働災害、公共関係、建設関係、御指摘のような数字になっておることは私も心得ております。したがいまして、今度は相当公共事業拡大をされたわけでございますから、特に労働省といたしましても、公共事業の建設現場に労働災害防止のための監督を重点的に配置する、こういう手配も現在準備しておるわけでございまして、今後やはり大型プロジェクトという場合は、特に死亡者の多い現状、また同時に、いま御指摘のごとく日雇い、臨時雇い、こういったところに災害の発生が多いということも事実でございまして、これは、この監督についてはなかなか苦労いたしておりまして、就労の経路がい……
○藤井国務大臣 公務員の持ち家住宅融資制度の利用が非常に少ないという御指摘でございまして、まさに……(「少ないんじゃなくて、ないんだ」と呼ぶ者あり)いや、公務員の場合はありますよ。(「労働省はあるかい」と呼ぶ者あり)労働省はございません。 そこで、実はこれは労働省としては去年、前労働大臣が、委員会において御指摘がございまして、現在、担当者を決めて、いよいよことしから実施するように準備を整えております。 ただ一つ、これは言いわけではございませんけれども、公務員の場合、共済組合による融資制度というのがありまして、これは率直に言いますと、その方が有利だということを労働省の方の関係者はある程度知っ……
○藤井国務大臣 労働省は表に、新聞なんかの記事には出ておらないようでございますけれども、御説のとおり雇用の安定ということに重大な関係がございますから、われわれとしてはこの法案の成立の過程において目下鋭意熱心に協議を進めておるところであります。
【次の発言】 御説ごもっともでございます。ただ問題は、どういうふうな表現の仕方をやるか、歯どめをするか、これはいろいろいま事務方で詰めておる最中でございます。
【次の発言】 雇用の安定という観点から、これが歯どめについて十分配慮いたします。具体的な歯どめの方法につきましては、いま事務方で詰めておる最中でございますから、それを踏まえて御趣旨の線を生かして努……
○藤井国務大臣 農林大臣からも言及をされましたが、特に陸上の産業部門に職業転換を希望されるならば、御承知の漁業離職者臨時措置法、これによりまして訓練手当、訓練待機手当、こういつたことによって離職者の生活の安定と再就職の促進を図る、こういったことで体制を整えておりますが、本人側から、やはり船の生活をずっとやられておりましたから、陸上の産業部門に再就職したいという意思表示がまだ職業安定所へ届いておらないというのが現状でございまして、いずれこの体制を整えまして、特に現地の実情に対応をして、そして職業のあっせん、再就職のための職業訓練を積極的にやっていく。それと、何と申しましても、やはり農林大臣から言……
○藤井国務大臣 御指摘のように大変長い不況と、特に製鉄関係では輸出が制約を受ける、こういったことでやむを得ず減産体制に移らざるを得ない、こういったことでございまして、この二月の一日から七月三十一日までとりあえず高炉製鉄業については景気変動に伴う雇用調整事業の支給対象にいたしました。そして現在事務を進めておりまして、これは休業でなくて訓練支給、こういったことでやるわけでございまして、どの程度の金額になるかといった問題は、今後の生産の推移を見て結論がはっきりすると思います。
【次の発言】 御指摘のごとく製鉄関係には、非常にすそ野が広く、関連した下請、外注、こういったものがあるわけですから、それが減……
○藤井国務大臣 企業におきます過剰労働がどれだけあるかというこの状況判断は、なかなか把握がむずかしいというふうに考えざるを得ないのでありますが、ただ、生産と雇用との対比から考えますと、一般的には、最近の企業における過剰労働の状況は、五十年が底で、それからややよくなっておるということを、客観的な数字が示しております。ただ、先ほど通産大臣からお話がございましたように、現在の稼働率、それに大変な平電炉、そのほか構造不況業種の現状を考えますと、企業間において過剰労働力が非常に多いという感じはぬぐい去ることはできない、非常に厳しい状況である、こういうように判断せざるを得ないと思うのであります。
○藤井国務大臣 現場の事実関係でございますから、政府委員をして答弁させます。
【次の発言】 寡婦、未亡人の雇用対策でございますが、従来からきめの細かい配慮をしてきておるわけでございまして、特に寡婦の場合、子供の保育というような家庭生活の制約でありますとか、あるいはまた男子に比較して職業能力が乏しい、こういう面がございまして、従来から特に寡婦に対して雇用奨励手当、雇用奨励の制度を設けておりますことや、あるいは職業訓練に対する手当を出す、こういったことでいろいろ配慮しておるわけでございます。
ただいま御指摘の、雇用率制度によってこれを制度化するという問題でありますけれども、寡婦、未亡人の場合はこ……
○藤井国務大臣 それでは簡単に。 公共事業への失業者の吸収問題につきましては、従来も関係省庁と連絡を密にしておりましたが、ただいま大蔵大臣から御発言がございました線に沿い、御案内の公共事業等施行推進本部、この場を通じまして関係省庁と密接な連絡をとって、失業者の多発地帯の状況をよくその場に反映をする。それから府県段階におきましては、府県段階で労働主管部局と連絡を密にして、そしてまた県段階における事業関係部と密接な連絡をとり、町村段階におきましては、原則は職業安定所単位に、県の出先機関とそして市町村、これと地域の雇用協議会をつくりまして、そして公共事業への失業者の吸収を図るように万全を期したい、……
○藤井国務大臣 この一月から三月、毎年季節的な、雪が降ったりそういった要因と、特にことしは景気の上向きぐあいがどうなるかということが影響いたしますことは御案内のとおりでありまして、そこら辺がまだ十分把握できておりませんから、ただ非常に厳しい情勢であるということと、去年の三月は御案内の百二十七万人、こういう三月末の失業者の状況でありましたから、去年よりは厳しいと、上向くと、こういう認識を持っております。
【次の発言】 われわれの現在の手元での推定は約一割、したがって百三十万台という考えでございます。
【次の発言】 ことし三月の大学卒業生の就職の状況は、おおむね去年の三月のときの状況と同じようにわ……
○藤井国務大臣 大変残念な事件が起こりまして、労働省といたしましては早速、去る二十日に責任者を労働省へ呼びまして事情を聞き、雇用の安定、同時に労働条件の確保についていろいろ万全の指示をいたしたわけでございます。これから後、本省はもちろんでありますが、出先の機関、これが永大産業との関連下請企業の実態をよく把握し、その後の推移をよく見守りたい、このように考えておりまして、状況によっては現地に担当官を派遣する、こういったことも考えております。同時に、雇用安定資金制度の対象業種としてこれが指定をすることについても準備を進めておるところでございます。
○藤井国務大臣 ただいま議題となりました特定不況地域離職者臨時措置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 わが国におきましては、景気は緩やかながら回復の兆しが見られますが、雇用失業情勢は依然として厳しい状況が続いております。 しかも、いわゆる構造不況業種の問題が特定の地域に集中的な影響を及ぼしており、その地域全体が疲弊するとともに、一時に多数の離職者が発生すること等により深刻な雇用問題を招くに至っております。 このような深刻な雇用問題を招いている特定不況地域については、企業の経営の安定を図るための措置等と相まって、特定不況地域離職者等の職業及び生活の安定を図る……
○藤井国務大臣 御指摘のように、特に造船業が一番厳しい環境だと思いますけれども、構造不況業種が集中しておる地域は地域ぐるみ、その地域の企業の経営の状態、同時にまた、雇用環境が大変厳しい状態であるとわれわれも認識をしております。
それで、具体的にそういう地区の代表として、本年八月の常用の有効求職倍率で申しますと、室蘭安定所では六・八二倍、尾道安定所では四・七二倍、佐世保安定所管内では二・五六倍、こうなっておりまして、全国平均一・八一倍を大きく上回っておる、大変厳しい雇用情勢でございます。
【次の発言】 特定不況地域の指定基準につきましては、これは非常に大切な問題でございまして、この基準設定は、……
○藤井国務大臣 特定不況地域の離職者臨時措置法案を通していただきましたら、もう早速関係の審議会を経まして、これが地域指定の政令を決定いたしまして、早急に御趣旨の線を体して努力したい。 ただ、御案内のように、この地区指定の基準設定は通産省と共同で決めるという、これが法律の基本でございまして、それを踏まえながら――いま御指摘のように北九州市の雇用情勢は非常に厳しい状態であります。ただ、北九州市という全体から見て事業活動といったものがどういうふうになるか、そこら辺をあわせ考えながら、御趣旨を十分踏まえて検討いたしたい、このように考えます。
○藤井国務大臣 お答えをいたします。
最近の賃金動向、労働省の毎月の勤労統計調査によって見ますと、賃金改定が行われた本年の四月から八月までの平均の現金給与総額は、前年同月に比較いたしまして六・九%増しております。消費者物価の上昇を差し引いた実質賃金では二・八%増となっております。
【次の発言】 何といってもこの景気を早く回復の軌道に乗せるという背景が大前提でありますけれども、とりあえずいま雇用創出対策いろいろやっておること、御指摘のとおりでありまして、こういったことによりまして、これから本年度就業者、年度平均といたしまして前年度よりも約八十二万人の就業者増が見込まれる、こういう予定をいたして……
○藤井国務大臣 お答えいたします。 いま御指摘のように、現在のところ十六地域でございますが、これから新しく地域指定は政令によってやるわけでございまして、その政令は通産省と労働省が協議して共同で決めるわけでございまして、政令決定の間においては、その地域の経済あるいは雇用情勢、こういったものの実態の変化を十分把握して、実情に合うような地域指定をいたしたい、このように考えておりますから、十六地域よりも広がることは当然予想されるわけでございます。
○藤井国務大臣 高度成長時代には、経済政策が適切に行われますならばおのずから雇用問題は解決をするという、こういった路線で行けたわけでございますけれども、御案内のような低成長時代になってきたきょう今日は、やはりこの雇用の安定に十分配慮した経済政策の展開が必要である、そういう観点から、公共事業一本調子よりも、同時に同じ公共事業をやるにも生活関連の事業をやり、あるいはまた福祉関係施設、それによる雇用の拡大、こういったことを総合的に考えるべきである、こういう意見も述べたわけでございまして、そういう内容に補正予算もなっておると私は考えておるわけでございます。
○藤井国務大臣 政府は、景気の着実な回復を図るために、御案内のように公共事業を積極的にやりまして契約を上半期に集中する、こういった施策を進めておるわけでございまして、そのようなことによって安定所の建設業新規求人者が非常にふえております。本年八月の対前年度同月比は二九・二%ふえておりまして、建設業就業者数は昨年末以来五百万人台がずっと続いておるわけでありまして、月を追って増加する傾向にあり、本年八月には五百三十六万人で、前年同月に比べて三十七万人増加しているわけでございます。 それにはいわゆる失業者吸収率制度の効果も出ておるわけでございまして、先ほど具体的なお話がございましたが、これは本四架橋……
○藤井小委員 関連して。今の問題ですが、これはどうして銀行のみに限るという考え方が出てきたのか、そのいきさつをちょっともう一ぺん聞かしていただけませんか。
【次の発言】 銀行局長にちょっと承りたい。重複して恐縮ですが、もう一度……。
この問題は地方の自治体にとっても、それからそれぞれの金融機関にとっても大へんな重大な問題をはらんでおると思います。これはやはり地方の中小企業を育成している機関が、地方の自治体と深く関連しながら健全な経済の発展をはかるという面から言うと、むしろ窓口を広げるという考え方をこそすれ、これを狭めて銀行にしぼるという考え方は不適当である、従ってこういった考え方は、従来やっ……
○藤井小委員 各委員から大へん貴重な意見が出たわけでありまして、私から蛇足を加える必要はないと思うのでありますが、一、二お願いを申し上げて研究をしていただきたいと思いますことは、私も先ほど来の御意見全く同感でありまして、保証協会というものの作られた趣旨が、実際の運営において生かされておらないということを現場においていろいろな面で痛感をいたしておる一人であります。先ほどいろいろお話がございましたが、私は中小企業者の担保力を補うということだけではほんとうの趣旨が徹底しない。やはり中小企業者は大企業よりも低利な資金を貸さなければならぬ。こういう面においては、現在では保証協会の保証料だけ、中小企業者は……
○藤井小委員 どうもいろいろありがとうございました。私は、金融並びに証券に関連する数点の質問を簡単にいたしたいと思います。 第一は低金利政策についてであります。銀行局長にお尋ねいたしたいと思います。政府は、御承知のように八条国移行ということで、貿易為替の自由化、こういったことに備えて日本のいわゆる金利水準を国際の金利水準にまあ近寄せる、こういう準備体制をされて日本の企業の国際競争力を強めていく、こういったことで先般、あれは二月二十日過ぎの経済新聞でありますか、この四月には公定歩合を一厘引き下げる、こういう報道がされており、そのためには三月の上旬に金融機関、証券代表者を集めていろいろ低金利政策……
○藤井分科員 私はこの委員会におきまして、総務長官に対して農地被買収者問題につきまして若干の質問をいたしたいと思うのでございます。 この問題の性質上、最終的には総理の高い政治的判断のもとに結論をお出しにならなければならぬ問題ではないかと思いますけれども、このたびの昭和三十八年度予算において、農地等被収者に関すす調査に必要な経費が一億八千数百万円計上されておりまして、それが総理府の所管に相なっておるというふうに心得ておりますので、一応調査をやられる心がまえにおきましても、農地被買収問題に対する考え方というものに対して、はっきりとこの場で確認をしておきたいと思うのでございます。と申しますのは、農……
○藤井分科員 私は、本日農林大臣の御出席を求め、特に第一番目の問題である農業災害補償制度につきまして、質問をいたしたいと思っておったわけでありますが、大臣御欠席でありますので、一応本日は政務次官より御答弁を願いまして、後刻また大臣にはあらためて機会を得たいと思っておる次第であります。 申し上げるまでもなく、農業災害補償制度は、農民を不時の災害から守るただ一つのいわば社会保障制度として、その制度の重要性については万人の認めるところでございます。このたびの三十八年度の予算措置におきましても、このような農業共済保険制度の拡充措置として、特に共済団体職員の給与の改善と申しますか、こういった措置がとら……
○藤井小委員 いま長官の先日に引き続く問題点の答弁がございました。私は賞与であるとかあるいはまた旅費云々、水増し給与、こういった問題につきましても質問をいたしたいと思ったのでありますけれども、これは一応長官の答弁で今後の事件の推移を見守りたい、このように考えるわけでございますが、実は小委員長が冒頭に述べられましたことについて、この委員会の審議を進める進め方、広くいえば当小委員会のあり方について非常に私はいろいろな面から憂慮いたしますので、きょうはその後いろいろ発言を求められておるのでございますから、冒頭に私の意見を開陳する機会をお与えいただきたいと思うのであります。 実はいわゆる飯塚税理士事……
○藤井小委員 ちょっと私、中座さしていただきます関係から、関連質問を途中でさしていただきます。 先ほど来参考人のお三人の方から非常に貴重な御意見を承って、私が常日ごろ感じておりますことに対して、了解をはっきり裏づけていただいたとしう感じがいたします。ただ先ほどから各委員から御熱心に質問がされておりますが、結局いまの日本経済が国際化していく。そこにお話のごとく産業構造の構造的改革というこの課題に対して、どうスムーズにこたえていくか。こういう場合、われわれは基本的に自由主義経済を原則に考えておる立場、特に金融界ないし証券界はその先端であるべきはずだ。それはへたな人為的な手を加えることによって、い……
○藤井政府委員 政府側の立場で一言申し上げておきたいと思うのです。いま春日委員からお話しの点は、金融、銀行経営そのもののあり方とか、根本的な問題に触れて貴重な御意見があり、私もそのお話を聞いて共鳴するところきわめて多々あります。ただ問題は、私はこの前からの金融証券小委員会の推移を思い起こし、また特に最近の吹原産業事件を契機として非常に融資ルールの確立という問題が当面の問題として出たから、たまたまこのいわゆる銀行融資に関する共同準則、この各論がついたために大事なものが抜けているじゃないか、こういうおしかりがあったと思うのです。したがって、これはいささか本論から言えば順序は逆になっておりますけれど……
○藤井政府委員 たいへん法律解釈論の、裁判所でも二つの意見に分かれているような微妙な問題であろうと思うのでありまして、私は実はいま初めてお話を聞いたわけでございますが、最初の更正決定のときの理由付記のその次の段階における補完の程度といいますか、こういったところでケース・バイ・ケースといいますか、そこに事案の判断の分かれ目があると思うのでありまして、私はもう少し内容的に事件の真相を私自身が勉強しなければ、何とも判断ができません。横山先生言われることも、私は一応わかります。親切な納得のできる観点からいうと、更正決定のときできるだけ詳細にその更正される理由を納税者に教えるということは当然なことだと思……
○藤井(勝)政府委員 ただいまの横山委員の御意見、私も、今度の事件を通じまして、当面、脱税者に対するできるだけの方策を講じなければなりませんが、このような世の中で、ちょうどいい薬ができて、今度また病気が一そう深い病気になる、いままでの人間の知恵ではある程度これでやっていけたはずのものが間に合わない、現実が一歩進んできておる、まあ、人間の悪い面の知恵が進んでおるわけでございますから、貸金業法の金融上の問題、それから税制の、先ほどからいろいろお話がございました問題に対して、どういうふうにこういう事態を捕捉して税の公正を期するか、新しい事態に対処して、衆知を集めて最善の努力を払いたい、このように考え……
○藤井(勝)政府委員 いま御指摘の資料の問題は、後刻直税部長に話しまして、できるだけ御趣旨に沿うように進めるよう努力をいたします。
○藤井政府委員 この問題は私もかつて与党の大蔵委員としていろいろ皆さん方の御意見を聞き、経過を心得ておるつもりでございます。おっしゃるとおり、でき得れば減税が一番筋が通っている、これはもう多言を要するまでもないことであります。ただ問題は、具体的にこれが減税をする方法について、あの当時いろいろ当局から説明を聞きまして、次善の策であるがやむを得ない。そして政治は、あくまで現実の上に立って総合的にプラスマイナス考えて、一応農免道路を中心とした還元方式、こういうことに相なって、ここに二年の歳月を経過しておる。農免道路だけではございませんけれども、一応こういうことで、一つの事実問題として定着したというこ……
○藤井小委員長 これより財政制度に関する小委員会を開会いたします。
まず、財政制度審議会の審議経過等について説明を聴取いたします。岩尾主計局次長。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
引き続き質疑に入ります。
通告がありますので、これを許します。横山利秋君。
【次の発言】 広瀬秀吉君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後一時三十四分散会
○藤井小委員 ちょっと簡単に上枝参考人にお尋ねしたいのですが、その前提として、いろいろ非常に貴重な御意見をお二人から聞かしていただきまして、特に資本の自由化、それと公債発行という重大な金融財政制度の変化に直面して、私は金融制度のあり方について従来のいきさつ、沿革を十分考えなければならぬけれども、いわゆる抜本的に検討すべき時期だというふうに思います。 その話は別として、この公債の市中消化の問題について、市中銀行消化というお話がございました。そのとおりだと思うのですけれども、この公債を直接個人消化にもっていくためには、郵便局の窓口利用、これは非常にいいことだと思うのですが、これはなぜできなかった……
○藤井小委員長 これより会議を開きます。
財政制度に関する件について調査を進めます。
財政上の問題点について政府より説明を聴取いたします。相沢主計局次長。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
引き続き質疑に入ります。通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることといたしまして、本日はこれにて散会いたします。
午後零時四十八分散会
○藤井小委員長 これより会議を開きます。
私、このたび鉱業政策に関する小委員長に選任されました。皆さん方の格別の御協力をお願い申し上げます。
鉱業政策に関する件について調査を進めます。
まず初めに、硫黄に対するきょうまでの政府の施策について説明を求めたいと思います。中川鉱山石炭局長。
【次の発言】 それではこれから直ちに懇談に入りたいと思います。
懇談に入ります前、一言私のほうから申し添えさせていただきますが、ただいま硫黄山の現況、また通産省が硫黄対策として一応現在打っておる概要の報告がございましたが、当小委員会としては、一番焦眉の急務は、すでに社会党、民社党から硫黄対策については具体……
○藤井小委員長 これより会議を開きます。
鉱業政策に関する件について調査を進めます。
前回の小委員会で御協議のとおり、私が、この小委員長としての試案をつくれということでお手元に配付いたしております「硫黄対策の確立に関する件」の試案を取りまとめておりますので、ごらんいただきたいと思います。
この際、政府に対して質問がございましたらお願いをいたします。岡田君。
【次の発言】 了承いたしました。
玉置一徳君。
【次の発言】 岡本富夫君。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。
すなわち、硫黄対策の確立に関する件を本小委員会の成案として決定いたしたいと存じます。
案文を朗読いたします。……
○藤井小委員長 これより金融及び証券に関する小委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
今般、各位の御推挙によりまして小委員長に就任いたしました。各位の御協力を得て職責を果たしたいと存じますので、何とぞよろしくお願いをいたします。
金融及び証券に関する件について調査を進めます。堀君。
【次の発言】 ただいま堀委員より御意見が出ておりますが、御意見ごもっともでございまして、金融関係も従来はいわば狭義の金融機関を中心に当小委員会は活動してきたわけでありますけれども、生保を含め、また農業関係の金融の範囲も含めて、日本経済全体をささえるいわゆる血液の役割りをしている金融機……
○藤井小委員長 これより会議を開きます。
金融及び証券に関する件について調査を進めます。
まず、歩積み・両建てについて政府より説明を求めます。近藤銀行局長。
【次の発言】 次に、谷村公正取引委員会委員長。
【次の発言】 それでは次に進ましていただきます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 次に、証券行政の現状について政府より説明を求めます。志場証券局長。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。松本十郎君。
【次の発言】 堀君。
【次の発言】 田村元君。
【次の発言】 次回は、七月六日月曜日午前十時三十分から開会することとし、本日……
○藤井小委員長 これより会議を開きます。
金融及び証券に関する件について調査を進めます。
まず、金融制度調査会の答申について政府より説明を求めます。近藤銀行局長。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します高橋清一郎君。
【次の発言】 私のほうにお尋ねがございましたので、一言、お答えという意味でなく所見を述べたいと思いますが、きょうの質疑応答によって貸し金業の問題点がはっきり浮き彫りにされたと思います。貴重な御意見を賜わりまして、たいへんありがたく思うわけでございまして、先般来自民党のほうで貸金業者の自主規制の助長に関する法律案が準備されたわけでありますけれども、このような、小……
○藤井小委員長 これより会議を開きます。
金融に関する件について調査を進めます。
この際、最近の金融行政等について政府から発言を求められておりますので、これを許します。近藤銀行局長。
【次の発言】 本日は、金融制度調査会の答申にかかる一般民間金融機関のあり方等について、参考人から順次意見を求めることといたしております。
御出席を願う参考人は、東京銀行取締役頭取原純夫君、全国地方銀行協会会長伊原隆君、信託協会会長有光茂夫君の各位であります。
ただいま東京銀行取締役頭取原純夫君が御出席いただいております。
原参考人には、御多用中のところ御出席いただき、まことにありがとうございます。本件に……
○藤井小委員長 これより会議を開きます。 金融に関する件について調査を進めます。 本日は、前回に引き続き、金融制度調査会の答申にかかる一般民間金融機関のあり方等について、参考人から順次意見を求めることといたしております。 この際、御報告申し上げます。 本日御出席を予定しておりました全国銀行協会連合会会長岩佐凱実君が、急病のため出席できないこととなりました。つきましては、かわって前会長横田郁君から意見を求めることといたしましたので、さよう御了承を願います。 本日御出席を願う参考人は、全国銀行協会連合会前会長横田郁君、日本興業銀行取締役頭取正宗猪早夫君、日本証券業協会連合会会長瀬川美能留……
○藤井小委員長 これより会議を開きます。 金融に関する件について調査を進めます。 本日も引き続き、金融制度調査会の答申にかかる一般民間金融機関のあり方等について、参考人から順次意見を求めることといたしております。 本日御出席を願う参考人は、全国相互銀行協会会長加藤廣治君及び全国信用金庫協会会長小原鐵五郎君の両君であります。 ただいま全国相互銀行協会会長加藤廣治君が御出席いただいております。 加藤参考人には、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。本件について忌憚のない御意見をお述べいただきますよう、お願いを申し上げます。加藤参考人。
○藤井小委員長 これより会議を開きます。 金融に関する件について調査を進めます。 本日も引き続き、金融制度調査会の答申にかかる一般民間金融機関のあり方等について、参考人から順次意見を求めることといたしております。 本日御出席を願う参考人は、第一銀行取締役頭取井上薫君及び神戸銀行取締役頭取石野信一君の両君であります。 ただいま、第一銀行取締役頭取井上薫君が御出席いただいております。 井上参考人には、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。本件について忌憚のない御意見をお述べいただきますよう、お願い申し上げます。井上参考人。
○藤井小委員長 これより会議を開きます。
金融及び証券に関する件について調査を進めます。
まず、証券取引審議会専門委員会の中間報告並びに株式市場の動向その他の問題について、政府より説明を求めます。志場証券局長。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。松本十郎君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 次に、前回の小委員会におきまして、金融に関する諸事項につき政府の報告を求めることといたしたのでありますが、この際、政府より説明を願います。近藤銀行局長。
【次の発言】 一緒にやってください。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後零時四十二分散会
○藤井委員長代理 ちょっと公述人の方にお願いをいたします。時間の制約がございますし、あとにまだ質疑者が残っておりますので、お答えをできるだけひとつ簡潔にお願いを申し上げたい、このように思います。
【次の発言】 藤田高敏君。
○藤井小委員長 これより会議を開きます。 金融及び証券に関する件について調査を進めます。 本日は、最近の金融及び証券問題について、参考人から順次御意見を承ることといたしております。 御出席を願う参考人は、東京銀行頭取原純夫君、日本証券業協会連合会会長瀬川美能留君、商工組合中央金庫理事長高城元君、日本軽工業製品輸出組合理事長十場久三郎君の各位であります。 ただいま東京銀行頭取原純夫君、日本証券業協会連合会会長瀬川美能留君が御出席になっております。 まず、両参考人から御意見を求めることにいたします。 原参考人、瀬川参考人には御多用中のところ御出席いただき、まことにありがとうございます。……
○藤井委員長 これより外務委員会沖繩及び北方問題に関する特別委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、私が委員長の職務を行ないます。
【次の発言】 この際申し上げます。
質疑時間につきましては、理事会の協議により決定いたしました時間を順守していただきますようお願いを申し上げます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。上原康助君。
【次の発言】 承知しました。石井一君。
【次の発言】 山原健二郎君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 安井吉典君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 連合審査会は終了いたしました。
これにて散会いたします。
午……
○藤井主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
私が、本分科会の主査をつとめることになりましたので、何とぞよろしくお願いをいたします。
本分科会は、外務省、大蔵省及び文部省所管につきまして審査を行なうこととなっております。
審査の方法は、お手元に配付いたしております日程により進めたいと存じます。あらかじめ御了承を願いたいと思います。
昭和四十九年度一般会計予算及び昭和四十九年度特別会計予算中、文部省所管を議題とし、政府から説明を求めます。奥野文部大臣。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。
ただいま、奥野文部大臣から申し出がありました、文部省所管関係予算の主要な事項……
○藤井主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
昭和四十九年度一般会計予算中外務省所管を議題とし、政府から説明を求めます。大平外務大臣。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。
ただいま大平外務大臣から申し出がありました、外務省所管関係予算の主要な事項につきましては、その詳細な説明を省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 以上をもちまして、外務省所管についての説明は終わりました。
【次の発言】 この際、分科員各位に申し上げます。
質疑の持ち時間はこれを厳守され、議……
○藤井主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
昭和四十九年度一般会計予算及び昭和四十九年度特別会計予算中文部省所管を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。楢崎弥之助君。
【次の発言】 この際、村山富市君の関連質問を許します。なお、楢崎君の持ち時間内で御了承願います。村山富市君。
【次の発言】 約束の時間が来ていますから、ちょっと急いでください。
【次の発言】 馬場昇君。
【次の発言】 栗田翠君。
【次の発言】 もう時間が来ました。簡潔に願います。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 玉置一徳君。
○藤井主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
昭和四十九年度一般会計予算及び昭和四十九年度特別会計予算中文部省所管を議題といたします。
質疑の申し出がありますので順次これを許します。大原亨君。
【次の発言】 この際、土井たか子君の関連質問を許します。
なお、大原君の持ち時間内を厳守の上御発言願います。
【次の発言】 佐藤敬治君。
【次の発言】 正森成二君。
【次の発言】 山田太郎君。
【次の発言】 寺前巖君。
【次の発言】 以上で、文部省所管の質疑は終了いたしました。
この際、午後二時まで休憩いたします。
午後一時八分休憩
○藤井主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
昭和四十九年度一般会計予算中大蔵省所管、昭和四十九年度特別会計予算中大蔵省所管、昭和四十九年度政府関係機関予算中大蔵省関係を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上普方君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。清水徳松君。
【次の発言】 安宅常彦君。
【次の発言】 佐藤敬治君。
【次の発言】 大野市郎君。
【次の発言】 湯山男君。
【次の発言】 以上で、大蔵省所管の質疑は終了いたしました。
これにて、外務省、大蔵省及び文部省所管に対する質疑は全部終了いたしました……
○藤井国務大臣 労働省といたしましては、まことに受け身の立場でありますけれども、いま御指摘の具体的な事実、これは雇用安定資金制度というものを積極的に活用する、同時に、先般実施されました特定不況業種離職者臨時措置法、この効果的な活用によりまして、まず失業の予防、生活の安定、やむを得ず失業した方、離職される方々に対しては職業転換といった面、それから地域によりましては雇用率、失業者の吸収率制度、こういった万般の処置を講じて、生活の不安のないように、そして再就職の道を積極的に応援する、こういう考えでおります。
【次の発言】 たまたまけさの閣議で、これは総理府がまとめられた数字でございますけれども、就業……
○藤井国務大臣 昭和五十三年度一般会計及び特別会計予算中労働省所管分について、その概要を御説明申し上げます。 労働省の一般会計の歳出予算額は四千二百八十三億九千九百五十二万七千円で、これを前年度当初予算額三千七百五十四億三千百五十二万二千円と比較いたしますと、五百二十九億六千八百万五千円の増加となっております。 次に、労働保険特別会計について御説明申し上げます。 この会計は、労災勘定、雇用勘定、徴収勘定に区分されておりますので、勘定ごとに歳入歳出予定額を申し上げます。 労災勘定は、歳入歳出予定額とも一兆百七十一億百五十九万三千円で、これを前年度予算額九千八百四十二億八千六百三十八万三千……
○藤井国務大臣 太田委員から、社会的に非常に気の毒な、しかも社会的弱者の立場にある寡婦の問題について大変御熱心な御発言をいま聞きまして、全く私もその思いは同じでございます。 局長からいろいろ御答弁いたしましたが、やはり何といっても寡婦の就業を妨げている要因としては、すでに御案内のように、家庭の事情、子供を連れておるという、こういったことに対して、これを補完する保育所の施設であるとか、あるいはまたどうしても職業能力が乏しいという、こういったハンディキャップを補うためには、きめ細かい職業訓練とか、こういった寡婦の持つ弱点を補っていって、そしていまおっしゃるような寡婦の就労の機会、また、職業の内容……
○藤井小委員 私は、実は質問する予定は考えておらなかったのですけれども、最初から皆さん方の質疑応答を拝聴いたしまして、一言、お許しを得て質問というより要請を申し上げたい、私はこのように思っております。 皆さん方、週休二日制を踏まえて、金融機関の週休二日制の問題に対して大変御苦労をされて、おおむね結論が、大体計画として練られているというこの状況を見ました。特に、最後の信用組合中央協会の会長さん、また特に農業協同組合、これは信用事業だけでなくほかの事業をずっとやっておるという農業協同組合中央会においても大勢に従うという、こういったお答えがありました。これは天下の大勢は、先ほど最後の発言者である正……
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