このページでは田中六助衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田中六助衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○田中(六)委員 政府に、中小企業関係の五法案を中心にして質問を申し上げます。 昨年暮れから最近にかけて、三月危機が懸念されておりました。しかし年末における財投三百億、買いオペ二百五十億の政府のそういう対処並びにこれに引き続き政府金融機関三公庫に対する追加財投百二十億、中小企業向け特別買いオペ百億の実施、また大蔵省から最近銀行局長通達で、中小向けの融資を配慮してもらいたいということを一般市中銀行に出しております。そういう前向きの政府の態度によって、この三月危機は一応何とかのがれているような形でございますが、しかし春需要の四、五月ごろの決済並びに春闘による賃金圧迫の傾向も見られて、やはり三月危……
○田中(六)委員 ただいまから、社会党提案になります中小企業者の事業分野の確保に関する法律案について、若干の質問を試みたいと思います。
まず、田中議員にお尋ねしたいのでございますが、田中議員は、この中小企業、中小企業者の範囲をどのような定義づけをなさるか、ちょっと聞きたいと思います。
【次の発言】 この中小企業者の事業分野の確保に関する法律案の目的を見ますと、一定の業種を中小企業の分野として指定しておりますし、その業種への大企業の進出を一切禁止しようとしているようでございますが、このような条件をのむとしますと、現在中小企業が占めている分野を中小企業のものとして固定してしまいますと、中小企業の……
○田中(六)委員 私は、最近の中小企業問題並びに、主としていま審議に入ろうとしております中小企業信用保険法の改正法案を中心に質問したいと思います。 最近中小企業問題をめぐって非常にシビアーな情勢をかもし出されておりまして、特に山陽特殊鋼などは倒産の羽目になりまして、これをめぐる下請業者を中心とする倒産が相次いでおりますが、最近のこのような現状をはたして政府はどういうふうに見ているか、大臣にお聞きしたいのですが、大臣がおいでになって、これをまたもう一度議題としたいと思いますが、特に中小企業庁長官、この現実認識をどういうふうに考えておりますか、これを伺いたい。
○田中(六)委員 下請代金支払遅延等防止法の一部改正法律案について、政府改正案を中心に質問したいと思います。
最近の経済情勢から見まして、景気は一応下降線をたどっておるのですが、下請受注額というものは、いろいろな倒産があるにもかかわらず伸びておるというような傾向もあるようですが、現時点におけるそういう現状認識についてお伺いしたいのですが、大体最近の下請受注額はどの程度ありますか。
【次の発言】 この質問は多少無理な点があるのでしょうが、私が考えるのは、受注額の問題もさることながら、受注単価がどのように全体的に下請業者に反映していっているかという大まかな点をちょっとお聞きしたいのです。
○田中(六)委員 ただいま三木通産大臣と小平労働大臣から、最近の炭鉱災害を中心とする政府の方針並びに御決意について非常な理解ある御発言がございまして、私ども委員会としても非常に喜んでおります。しかしそういう決意もさることながら、これが実行に移されなければ何にもなりませず、ことしになりましていままで三つの大きな災害がわれわれの前に展開しております。山野の場合は特に黒字経営がむしろ大きな悲しいデータとなっている状況でございまして、これらにつきましても私どもも責任を痛感いたしております。国会でたびたびこういう問題について討議が行なわれたにもかかわらず、保安面に対していろんなそごがあったのじゃないかと……
○田中(六)委員 私は自由民主党の田中六助でございます。本日は両先生まことに御苦労さまでございます。私は、ただいま御三人の参考人の方々に非常に貴重なる御意見を伺いまして、ありがたく思います。これからこれらのお残りのお二人の方に私の意見も交えつつ御意見をさらに深く掘り下げてお伺いしたいと思います。 私どもは、この日韓条約に関連する諸問題につきましては、どうしても善隣友好という大きな使命のもとに何とかりっぱに批准しなければならないという強い決意で臨んでおります。しかるに、一般の、社会党をはじめ、この条約に反対する人々のまず第一の意見といたしましては、なぜこの日韓条約を急ぐのか、内容が非常に食い違……
○田中(六)委員 商工委員会は、委員長が全部いままでやっていたわけです。今度は逆に、理事にもときたまやらしてもいいじゃないかという声があるのです。それできょうは理事にお願いする、そういうことじゃないですか。
○田中(六)委員 中小企業信用保険法の一部改正案と中小企業信用保険臨時措置法案の両法案につきまして、法案の細部につきましてはわが党の同僚が後刻また質問申し上げますが、私は最近の中小企業の実態について若干の質問をいたしたいと思います。
中小企業庁長官にお尋ねしたいのですが、現在非常に倒産がふえておるわけでございますが、最近の中小企業の倒産の実態を簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今後の倒産の、増減というのはおかしいですが、政府のいろいろな施策によって倒産が減っていくというふうに現在の情勢で思いますか。
【次の発言】 いま倒産の実情と今後の見通しということが大まかな線でわかったわけ……
○田中(六)委員 現在提出されております独禁法の改正法案に関連いたしまして御質問したいと思います。 最近の経済界の諸情勢は、高度成長散策のひずみということからかなり深刻な状態になっておりまして、各企業のこうむるいろいろな被害が結局独禁法と非常に関連がございまして、カルテルそのものは不況と必ず結びついておるというふうに思われますし、この不況カルテルをめぐって、あるいは生産調整あるいは勧告操短、そういうような問題があらゆる産業別の部門に出ておりまして、この点私どももこれをほうっておくわけにはいきませんし、これに対処する通産当局あるいは公取などがほんとうに真剣に取り組んで問題を処理しておるというこ……
○田中(六)委員 御出席の参考人の方々御苦労さまでございます。ただいま委員長が申し上げましたように、時間が非常に限られておりますので、まず大阪にお帰りの方々に質問を一括してしますので、そろって御答弁願いたいと思います。
関連公共事業のことはいろいろ参考人の方々から申されましたのですが、大阪府、兵庫県、大阪市のそれぞれ公共事業の関連事業がどのように推進されておるか、具体的にお述べくださることをお願いいたします。
【次の発言】 私はこれを非常に心配しているのです。実はほとんどの外国の博覧会場の都市というものを私は見てきておるのですが、こういう都市と大阪府市を比べるときにほんとうにこれが万国博とし……
○田中(六)委員 茅先生にお聞きしたいのですが、このテーマが文明の多様性を主体にしてお考えになっているのですが、これが具体的にどのようにこれらの計画と結びつけておられるか。それからその進捗の構想をちょっとお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 アンコールワットなどの写真の拡大を展示したいという御希望のようでございますが、今度の万国博は、アジアでは百年間くらいの間に初めての博覧会でございますし、多様性というような点から、アジアの特殊性というものを出す一つの考え方としてアンコールワットが出ておると思うのですが、アジアといいますと、やはり中国文明というものが大きく代表されると思うのです。こういう点、……
○田中(六)委員 鵜崎知事や田坂会長、原田委員長、藤井市長、堀坂理事、本日は御苦労さまでございます。 ただいま皆さまの御意見を聞きまして、私どもが考えており、いままでこの委員会で問題を提起してきたそのままを皆さまがおっしゃって、私どもは、疑問点というよりも、われわれの信念あるいはいままで討議してきておった問題意識をますます強めたわけであります。 まず第一に私がお聞きしたいのは、政府に対してでございますが、ちょうど進藤政務次官並びに井上局長が来ておられますので、どちらでもけっこうでございますが、いま参考人からいろいろ問題の指摘をされましたが、政府としては産炭地域の現時点における状態をどのよう……
○田中(六)委員 委員の方にはいろいろと長い間御苦労さまでございまして、私どもも、その熱意と、いままでの経過については、逐一報告を聞いたり、審議したりいたしまして、ある程度認識しておるのでございますが、答申案がいよいよ出てみますと、やはりもの足りないものを感じますし、これでほんとうに石炭の抜本対策になるかどうかという大きな疑問がどうしてもわいてくるわけでございます。したがって、私もほんとうはうんと時間をもらって御質問したいのですが、委員長から、三問か四問、二十分にしてくれというワクがございますので、大まかな柱だけをお尋ねして、また細部にわたっては他日に譲りたいと思っております。 いままで、答……
○田中(六)委員 石炭鉱業合理化臨時措置法及び石炭鉱山保安臨時措置法の一部を改正する法律案に関連して二、三点質問を大臣に申し上げます。 第一点は、石炭鉱業審議会の答申案が出まして、これを閣議決定したわけでございますが、この内容につきまして石炭業者並びに各界からいろいろな論議が出ております。政府はこれを抜本策だというようなことを断定しておられますが、一千億の肩がわり、それから閉山交付金の値上げ、いろいろな点がうたわれておりますが、全体的に見まして、これは石炭企業のあすからの再出発になるという前向きの案ではなくて、ただ過去の債務の返済、そういうことに重点が置かれているというような批判がありますが……
○田中(六)委員 いま理事から私は途中で呼ばれて行っておったんですが、事務総長の手落ちではなく、ぼくのほうの落ち度でした。すみません。
○田中(六)委員 ただいま上程されました臨時石炭鉱害復旧法の一部改正案につきまして、数点政府に質問申し上げたいと思います。
いままで政府は石炭政策をいろいろやってきましたが、私どもはこの石炭政策そのものを見ておりますと、非常に、大曲線で、政府の努力にもかかわらずこの問題は中心に政策そのものが到達していないという印象を受けておるわけでございます。いまさら言うまでもないと思いますが、まず私がただしたいと思いますのは、いままで政府は石炭政策の重点をどこに置いてきたかということをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 いまスクラップ・アンド・ビルドの徹底策からくるのが石炭対策の基本方針で、それから波……
○田中(六)委員 本件は、われわれ国会議員の身分に対する重要な問題でございます。きのうの秘密会で十分討議したわけでございますので、わが党といたしましては、個人の情においては忍びないものがございますが、關谷勝利君の逮捕の許諾に応ずる考えでございます。 きのうの討議の中にもございましたように、憲法第五十条は、不逮捕の権利というものを国会議員に与えております。その点を十分分析しましたが、検察庁側の、あるいは政府の答弁による逮捕の必要性、相当性または緊急性、各点から見ましても非常に不十分であります。 また、国会議員の職務の権限、そういう観点から見ましても、もしも現在のような、この許諾請求にあります……
○田中(六)委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によることなく、多賀谷真稔君を委員長に推薦いたしたいと思います。何とぞ諸君の御賛成をお願いいたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○田中(六)委員 ちょっと待ってください。中嶋さんが先ほど申しましたように、他の委員長に、内容にわたって次々に究明していくということは、議運の委員会でそれほどまで追及するとは思わなかったから私は賛成したんですが、あまりにも行き過ぎの点がそろそろ出てきたような気がいたしますので、ちょっと御注意申し上げます。
【次の発言】 反論というわけでなくて、私どもの見解を申し上げます。
三つに分かれると思います。一つ一つについて言いますが、見解の相違といえば相違ですが、根本的な概念が、この問題に対して私どもと先ほど中嶋さん、安宅さんあたりから聞いておることと違う点があると思います。
第一から言いますと、……
○田中(六)委員 足立、寺尾、駒村、三参考人、本日はお忙しいところを私どものために御出席くださいまして、まことにありがとうございます。 私のまず質問したいことは、現在国の内外で非常に問題になっておりますアメリカの輸入付加税、つまり国境税と課徴金の問題でございます。 課徴金は、寺尾参考人がいま申しておったように、国境税のほうは別といたしまして、輸入課徴金制度というものがほとんど十中入、九――五月からになるか六月からになるかは明らかではありませんが、大体実施される公算のほうが強い現実でございます。実は、きのう、アメリカ大使館のある者に聞いたら、やはり輸入課徴金のほうは実現の可能性がきわめて強い……
○田中(六)委員 私は自由民主党を代表する意味ではございませんが、各党の方々がそれぞれなさっておりますので、重複しない程度に御質問をしたいと思います。 宮崎参考人もこの課徴金と貿易制限の問題でアメリカにお行きになって、私も党を代表いたしまして向こうに参って、全く宮崎参考人と同じようなことを感じて帰ってきているわけでございます。ただ私が思いますのに、今回のアメリカの措置というものは、やはり何と申しましてもベトナム戦争と、それから選挙の年であるという二つのことがバックグラウンドにあると思うのです。したがって、輸入課徴金とかいろいろな輸入制限措置法案というものが日本に向けてなされたかどうか。これは……
○田中(六)委員 私どもの持ち時間が一人十五分というふうにきまっておりますので、せいぜいうまく質問できて四問くらい、へたすると三問で終わる可能性がございますので、答えは簡単にしてもらいたいというふうに考えております。 同僚議員もたくさんおられますし、合併のメリット、デメリットについては新聞や雑誌あるいはいま二人の参考人が述べましたようにいろいろございますので、私ばその点を省きまして、まず稻山社長のほうにお聞きしたいのですが、私も輸入課徴金の問題でちょっとアメリカに行ってまいりました。そのときちょうど稻山さんあたりと入れ違いになったわけでございますが、ニューヨークタイムズやワシントンポストを飛……
○田中(六)委員 現地調査の報告をいたします。 去る一月二十日、北海道美唄炭鉱で発生いたしました爆発事故についての現地調査の結果を概略御説明申し上げます。 当調査に参加いたしましたのは委員長堂森芳夫君、多賀谷真稔君、田畑金光君、大橋敏雄君と私田中六助の五名であります。私ども一行は二月五日午前九時三十分千歳空港に到着、直ちに災害地美唄炭鉱に向かい、途中美唄市役所におきまして約二時間にわたって札幌通商産業局、同鉱山保安監督局及び北海道労働基準局より災害の状況等について、それぞれ説明を、また美唄市長より要望を聴取いたしました。その後、災害が発生いたしました美唄炭鉱二坑坑口に参りまして、犠牲者の御……
○田中(六)委員 社会党から、石炭鉱業国有法案と公社法案が出ておるわけでございますが、非常に御苦心をなさって、しかも党の方針として打ち出しておりまして、私ども深く敬意を表する次第でございます。ただ、わが党といたしまして、この国有化法案については、根本的に理念が違うわけでございまして、社会党のあらゆる部門で社会党といたしましてはこの問題を提起しているはずだと思いますが、特に一九六八年三月号の「月刊社会党」の「第三〇回定期全国大会決定集」というこの版の「石炭鉱業国有化方針」の最後の、「闘いの進め方」というところを読みますと、「この闘いは院内と炭鉱労働者だけの闘いではない。この闘いは党の重要産業国有……
○田中(六)委員 ただいま議題となりました石炭鉱害賠償担保等臨時措置法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨の御説明を申し上げます。 案文はお手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 要旨を申し上げます。 今回の改正案により創設される石炭鉱害事業団の役員の中に専務理事を一名置くことになっておりますが、本修正案は、これを副理事長に改めるということであります。 簡単に理由を申し上げます。 当該事業団は本部を東京に置くことになっておりますが、御承知のとおり、鉱害の大部分は北九州に発生いたしておりますのが現状であります。かかる実態に照らし、当該事業団の業務を円滑に推……
○田中(六)委員 ただいま大槻、木曾、舟橋、三参考人から、るるそれぞれのお立場から御意見の開陳がございました。私どもも非常に参考になったのでございます。皆さまがおっしゃるように、現在石炭産業というものが国の内外において大きな問題になっておりますし、ドイツあたりでも現にラインシュタール法案も一応可決の状態になっておりますし、わが国におきましても、現状のままではいけない、何か体制の変革をしなければならないということは、三参考人も申し述べておりますように、私どもも痛感しております。御承知のように一次、二次、三次の答申案が出ている。抜本策と銘打っておりながら、少しも抜本対策にならない。今度は、このたび……
○田中(六)委員 山本、早立、佐藤、三人の参考人、本日はお忙しいところをわれわれのために出席してくださいましてありがとうございます。 ただいま三人の方々からるるとして御説明がありまして、私どもも現在の石炭産業の将来というものを憂慮しているだけにその立場は皆さまと全く同じでございますし、十分皆さまの説明でわかったところもございますが、質問の点で多少ダブる点もあると思いますので、御了承願いたいと思います。皆さまの説明をさらに確認をするという意味で、皆さまの説明の中にもうすでにある点をさらに質問する場合もありますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 まず第一にお尋ねしたいのは、植村試案とか……
○田中(六)委員 ちょっと関連質問で大臣にお尋ねというよりもむしろお願いしたいわけでございますが、篠栗線と油須原線を結ぶ話をしましておるわけでございますが、結べばその距離が約三・七五キロ、しかも予算は十億程度というふうにいわれていますけれども、非常に平たん地でそう障害もないので、私は七、八億円ぐらいで済むと思います。問題は油須原線が田川のほうにございまして、いずれにしても全部筑豊地帯でございます。御承知のように炭鉱はほとんど閉山になっておりまして、離職者ということだけを考えましても、現在田川で九カ町村あるのですが、日本一生活保護者が多いといわれておりまして、ある町などは二軒半に一軒は生活保護者……
○田中(六)委員 本日は暑いところを各委員とも非常に御苦労に思います。 御承知のように、災害が頻発いたしまして、私ども衆議院の特別委員会でもいろいろ頭を痛めているわけでございますが、私どもこの災害は天災と人災と両方から来ていると思いますが、こういう点、国民も、どうしてこんなに石炭関係で事故が起こるのだろうかというような不安感と、それから大きな注目をしておると思います。これはたまたまけさの朝日新聞の投書欄、「声」欄に、一番先に載っている投書でございますが、見出しは、「炭鉱災害に賠償請求を」、「会社の保安無視を追及せよ」という見出しでございまして、東京都の岡村さんという二十六歳の弁護士でございま……
○田中(六)委員 ただいま植村審議会会長の御意見を承りましたが、時間は非常に切迫しておるということをおっしゃっておるわけですが、これは私どもに言わせますと、いまさらそういうことをおっしゃること自体がおかしな話で、四月からずっと討議されておりまして、ほんとうは八月末日にこの答申案は出るのが当然な措置で、現在もう十一月も上旬をそろそろ過ぎようという段階でございまして、本来ならば、私ども当初予想したのは、十一月にこの答申案がいまだに出ないというようなことは、全く予想していなかったことでございます。各委員が外国に行っておったとか、いろいろなことがおありでしょうが、やはり大きな責任がかぶさっている審議会……
○田中(六)政府委員 このたび政務次官を拝命いたしました。よろしくお願いいたします。(拍手)
○田中(六)政府委員 内閣委員会がちょうどあっておりますから、大臣はそちらのほうに行っております。しかし、それは委員会の決定でいいですが……。
【次の発言】 私、このたび外務政務次官を拝命いたしましたので、よろしくお願いいたします。(拍手)
○田中(六)政府委員 大村委員にお答えいたします。
このジェット機の訓練場を設ける動機からいたしまして、これは日本でやったほうが経費の面でもいろいろな面で節約できるというような観点から、民間の練習飛行場としての発想から出発したものでありまして、政府といたしましては、あくまで民間用のジェット機の練習場として使うという方針には変わりなく、将来ともこれを軍事目的に利用するという考えは全くございません。
【次の発言】 政府といたしましては、もちろん琉球政府と緊密な連絡を現在もとっておりますし、仰せのように、現地の住民の感情というものはやはり何よりも大切でございますし、それも含めまして検討し、先ほども……
○田中(六)政府委員 これは外交折衝の問題の範疇には属さないと思っております。
【次の発言】 基本的な考えはそのような考え方であります。
【次の発言】 関知する必要はないということではございません。
【次の発言】 まあ沖繩は、私どもは本土復帰という問題をかかえておりまして、アメリカにとりましても普通の第三市場とは違うし、私どもは沖繩も同じ日本人だという考えでございますので、観点はおのずから米を売りつけるという普通の商売の見方とは違ったもので判断でき得ると考えておりますので、方向といたしましては先行き徐々にふやさなければならない、あるいはふえるであろうというような感じを持っております。
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりました国際水路機関条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 全世界の航海を一そう安全かつ容易にするためには、世界の海運国の水路官庁間の協調、水路業務に関する情報、資料の交換及び水路図誌の国際的統一等の国際協力がきわめて重要であります。この目的を有する国際機関といたしましては、一九二一年以来国際水路局が存在しておりますが、その設立基本文書たる国際水路局規約は、同局の内部規則にすぎないため現状に適合しなくなり、かつ業務遂行上若干の不便の点がありました。この条約は、国際水路局を改組して国際水路機関を設立し、同局規約の不備を……
○田中(六)政府委員 先ほどから両局長から答弁しておりますように、SDRは国際的な流動性ということが大きな眼目でございますし、各国もその点からこれに協調しているわけでございます。したがって、これを利用する段階において利用するのであって、無理やりにまずこれを取り上げていくということでなくて、やはり要はインフレにならないように、デフレにならないようにということだというふうに思っております。各国の、たとえばポンドにつきましても、御不安があることは事実でございますが、御承知のとおり、イギリスの場合でも、経済の底というものは、外貨の保有高が少なくても、各個人あるいは国の持っている財産を投げ出しますと相当……
○田中(六)政府委員 曽祢先生のおっしゃるとおり、全くごもっともな御理論で、私ども十分その意向をくみまして、科学技術庁、防衛庁、外務省、関連各省十分配慮研究の上、対処したいと思います。
【次の発言】 曽祢先生のおっしゃるとおり、全くごもっともな御理論で、私ども十分その意向をくみまして、科学技術庁、防衛庁、外務省、関連各省十分配慮研究の上、対処したいと思います。
○田中(六)政府委員 ただいま説明員から申し上げましたように、初年度と二年度の繰り越しの合計が十四万円あるそうでございまして、これは現在協会の手元に保管されておりますが、これをあなたにお渡ししておる帳簿に載せていないということは、まさしく手落ちでございまして、私どもも行政指導の面から反省はしなければならないと思っておりますが、直接政府がこれに責任があるということは、全体として言えないのではないかと思います。ただ、協会の責任をやはり問わなければならないし、今後十分気をつけなければならないというふうに考えます。
【次の発言】 宣伝費の五十万ドルの使途でございますが、これは伊藤委員のおっしゃるように……
○田中(六)政府委員 借款はいままでこの例のほかにたくさんございますし、法律上許されております。国会でごまかすために借款の分は出さないということではなくて、どうせ借款と贈与という二つのものがあることは、委員御指摘のとおりでございますし、これは明るみに出ることは当然でございますので、私どもはいままでの慣例に従ってこういうふうにしたわけでございます。別に意図があったわけではございません。
【次の発言】 すぐにでも手続きをして、出す方向に持っていきたいと思います。
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国との間の条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 わが国と連合王国との間には、昭和三十七年九月四日に署名された所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための条約が締結されていますが、近年連合王国が行ないました税制改正に伴い、同条約の規定を整備し、あわせて ○ECDモデル条約案に沿った修文を行なう等の全面的改訂を行なう新条約締結のための交渉を昭和四十三年四月以来ロンドン及び東京において行……
○田中(六)政府委員 いま戸叶委員が申されましたように、沖繩の全軍労ストに関連しての負傷者のことにつきまして、事実関係だけを簡単に申し上げます。 全軍労が、六月五日の午前零時から六十カ所の米軍のキャンプゲートで、三千名を動員いたしましてピケを張って実力行使に入ったのは、戸叶委員のおっしゃるとおりでございます。ところが、このゲートの警備に当たっていました米側のMP三名が、五日午前九時ごろ激励のため第二兵たん司令部城間ゲートを訪れました社会大衆党の議員団を、カービン銃で道路の反対側に排除しようといたしました。ところが、この際、安里委員長が左手と胸と肩に軽傷を負いまして、このゲートの近くにいました……
○田中(六)政府委員 基本的には、各国平等に経済交流、文化交流をやらねばならないという基本原則はあるわけでございます。したがって、この租税条約そのものも、結局経済交流、文化交流という基本的なベースはあるわけでございますので、そういう方針で政府としてはまいりたいと思っております。
【次の発言】 客観情勢といたしましては、できるだけ早い機会にそういうことをやりたいと思っておりますが、穗積委員も御承知のように、いろいろ政治的な関係がございまして、それがどうしても経済交流並びに文化交流に波及しておりますので、スケジュール並びに展望という質問に対しましては、はっきりとした御答弁ができない現状でございます……
○田中(六)政府委員 せんだってから中川委員長の御指示もありまして、この在日米軍電気通信料金問題について、外務省と郵政省が協議の上、次のように対処することになりましたので、一応統一見解として読み上げたいと思います。 二月十三日の衆議院決算委員会において、浅井委員の質問に関連し、中川委員長から御指示のありました在日米軍電気通信料金問題については、外務省、郵政省協議の上、次のとおり対処することといたします。 米軍が使用している通信回線のうち、日本政府が終戦処理費並びに安全保障諸費をもって建設した専用線設備の使用料金問題については、合同委員会で協議を続けてきましたが、昭和三十五年以来、日米両国政……
○田中(六)政府委員 第一点の格は、大体現在設置されております外務審議官と同格の大使級を当てる予定でございまして、四十四年度で国賓の来日する予定は現在のところアフガニスタンの国王とそれからインドのネール首相が来られる予定でございます。
それからこれらの人々の国賓の滞在の日程でございますが、そう長くおるということはほとんどなく、約一週間から長くて十日間程度でございます。
第三点につきましては、ちょっと他の政府委員のほうから答弁させます。
【次の発言】 古内委員も御承知のように、いままでは儀典長といいますと政令職によるものでございまして、格が非常に低い。日本はこのごろ近代化してどんどん外国の使……
○田中(六)政府委員 お答え申し上げます。まず、現状に対する見解でございますが、あくまでこれは事実関係というものを十分調べての上でないと問題は解決しないという一つの前提がございます。特に外交特権という大きなワクがございます。したがって、韓国大使館が外交特権を破棄するかどうかは問題でございますが、その底流には、先ほど申しましたように、事実関係があるかどうかということから出発しなければならないという見解でございます。したがって、第二の問題になりますが、事実関係を現在調査しておりますが、きのうからけさにかけて、いろいろ韓国の大使館とアプローチしておりまして、けさほど向こうの姜公使と外務省の担当局長で……
○田中(六)委員長代理 曽祢益君。
○田中委員長 これより会議を開きます。
国際情勢に関する件について調査を進めます。
この際、愛知外務大臣から発言を求められております。これを許します。外務大臣愛知揆一君。
【次の発言】 先般、北方領土及び安全操業に関する国際問題調査のため、北海道に委員を派遣いたしました。
この際、派遣委員から報告を求めます。永田亮一君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
派遣委員各位にはまことに御苦労さまでございました。
次に、まず北方領土及び安全操業に関する国際問題について質疑を行ないます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。村田敬次郎君。
○田中(六)委員 大臣に一、二お尋ねしたいと思いますが、御承知のように石炭問題は、大きなカンフル注射をしつつ手術しなければならないというようなきわめて特殊な事情にございまして、ほんとうは、わが国のエネルギー資源の中の石炭の位置づけ、あるいはこれをどのような体制で、どういうふうにもっていくかということをお聞きしなければあまり意味がないような気がするわけです。しかし、石炭鉱業審議会でいまちょうど体制問題を研究しているさなかでございますので、この問題は差し控えまして、当面の問題を二点だけお聞きしたいと思います。 一つは、四千万トンを四十五年度確保するということで出炭量をきめているわけでございますが……
○田中(六)委員 さきに実施されました石炭対策特別委員会現地調査北海道班の概要を御報告申し上げます。 私ども一行は、八月四日現地におもむき、札幌通商産業局並びに札幌鉱山保安監督局より管内概況の説明を聴取し、さらに北海道及び関係諸団体代表より陳情、要望などを聴取した後、八月八日に至る間、住友奔別鉱、北炭幌内鉱、北炭夕張新鉱の開発地点、三菱大夕張炭鉱及び新日本製鉄室蘭製鉄所等をそれぞれ視察してまいったものであります。 なお、参加委員は現地参加を含めて九名であります。 北海道地区は、豊富な埋蔵量に恵まれ、また、優良炭の産出が多いのでありますが、その反面、ガスの湧出量が九州の二倍もあり、さらに炭……
○田中(六)委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によることなく、鬼木勝利君を委員長に推薦いたしたいと思います。何とぞ各位の御賛成をお願いいたします。
【次の発言】 この際、動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○田中(六)委員長代理 曽祢益君。
○田中(六)委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選につきましては、その手続を省略して、委員長に鬼木勝利君を推薦いたしたいと存じます。何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
【次の発言】 この際、動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。委員長は、都合によりお見えになりませんので、委員長の指定によりまして、私が委員長の職務を行ないますので、何とぞよろしくお願いいたします。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。岡田利春君。
【次の発言】 相沢武彦君。
【次の発言】 田畑金光君。
【次の発言】 田代文久君。
【次の発言】 大臣、予算委員会からたびたび出席要求がございますので、答弁は明快に、簡単にお願いいたします。
【次の発言】 田畑金光君。
【次の発言】 相沢武彦君。
【次の発言】 参考人出席要求に関する件についておはかりいたし……
○田中(六)委員 ただいまは徳永、倉持、天日、稲葉、田坂五名の参考人、御多忙中のところ御意見を聞かしていただきまして、私どもは非常に参考になりました。しかも、皆さまがそれぞれの立場において、全力投球をなさっておることが十分うかがえまして、感謝いたします。五人の方々にすべて御質問したいと思いますが、時間も限られておりますし、また同僚の諸兄もおられますので、私は三人の方に質問をしたいと思います。 産炭地域振興臨時措置法の一部改正案の十年延長というのは、徳永小委員長の御努力もあり、通産省御当局の努力もあって、大蔵省や企画庁では、半分の五年間というようなことで、かなりの抵抗をしておったわけですけれど……
○田中(六)委員 産炭地振興ということは非常に重大なことで、しかしこれは大幅な仕事でございますし、今回も約十年の延長ということですが、なかなか労多くして実りが少なく、産炭地関係に非常に迷惑もかけ、政府並びに所属する地方自治団体も、それぞれ負担金などもあってたいへんでございますけれども、この法案が十年延びるということにつきましては、私ども全面的に賛成でございます。 ただ、まずお聞きしたいのは、非常に気になることでございますが、石炭対策、つまり石炭特別会計そのものが石炭プロパーにだけ関係があるんだという考え方をしている人が、少なくとも炭鉱関係、特に経営者には多い。たとえば安定補給金とか坑道掘進費……
○田中(六)委員 産炭地域振興臨時措置法の約十年間延長になる法案を、私ども審議しているわけでございますが、さきに石炭鉱業審議会が中間答申を出しております。これは、石炭鉱業の体制に関する当面の諸対策ということでございますが、これは昨年の十一月に出したわけですが、その後もう三月の終りですが、私どもは、ずっと意義のある、非常に有意義な答申が重ねられてきておるとは思いますが、私は時代の先取りとか、非常にいま情報社会で、未来学とかいろいろなことがいわれておりますが、この審議会のメンバーがちょっと気になるわけでございます。と申しますのは、一次答申から四次答申、いま五次目が行なわれんとしているわけですが、ほ……
○田中政府委員 このたび、政務次官を拝命いたしました田中六助でございます。何とぞ委員長並びに各位の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。(拍手)
○田中説明員 為替変動ということは日本にとっては、ちょうどいま藤井委員も指摘されましたように、二十二年ぶりのことでございますし、いわば処女で、外国は、一応西欧諸国はみんなベテランの、切り下げたり切り上げたりする経験を持った、いわばやり手ばばあみたいなもので、そういうところから考えますと、初めてのことでございますので非常にこんとんとして、ですからみずから進んでこれに対処するというかまえがなかった点は反省いたしますが、といってアメリカのいうように、いま日本の円がそれだけ強いかということを提起した場合に、はたしてそうだろうかという反省があるわけです。したがって、そう悪いことをしたような覚えはない。処……
○田中(六)政府委員 昭和四十四年度大蔵省主管一般会計歳入決算並びに大蔵省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び各政府関係機関収入支出決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、一般会計の歳入決算について申し述べます。 昭和四十四年度の歳入決算額は、六兆八千三百五億六千二百二十一万円余でありまして、これを歳入予算額に比較いたしますと千五百九十一億八千七百三十五万円余の増加となっております。 以下、各部について簡単に申し述べます。 第一に、租税及び印紙収入でありますが、その決算額は、五兆八千七百四十三億四百六十一万円余で、これを予算額に比較いたしますと八百八十三億四……
○田中(六)政府委員 お答え申し上げます。
出資法に触れるかどうかということは、今後の十分な検討をいたしたいところでございますが、法律に触れる触れないは問題外でございまして、道義的には大きな責任があると思いますので、私どもは十分調査の上に調査を重ねまして、御意向に沿いたいというふうに考えております。
【次の発言】 お答え申し上げます。
全く坂井委員のおっしゃるとおりに私どもも恥ずかしい思いをいたします。同じところに歴代の署長がそういうふうに就職しているということは、やはりどこから考えても私ども反省すべきことで、本人たちにも自粛を勧告はしておりまして、おっしゃるとおり三名になっておりますが、……
○田中(六)政府委員 内閣に対して独立の地位を保ってあり、そのためには検査する人の自由な配慮ということがやはり要求されると思います。しかし、鳥居議員御承知のように、予算のワクがきまっておりまして、この点から私どもも頭を痛めておるわけでございます。しかし、だんだんそういうところにウエートを置きまして、四十五年、四十六年になりますと、概算要求と実行予算との差が縮まっているのは、数字上にあらわれておりますし、私どもは、毎年旅費の増額については、よその省よりも頭をひねっておるということは言えると思います。
【次の発言】 概算要求、つまり要求どおりにすることが一番いいという鳥居委員の御指摘でございますが……
○田中(六)政府委員 現在四十七年度予算を鋭意大蔵省としては検討中でございますが、御承知のように景気は非常に沈滞しておりまして、財源、税収、そういう点で財源の面で頭を痛めておりまして、したがって事務当局といたしましては、財源になるものはないかということでいろいろな総ざらいをしておる段階でございまして、総ざらいをしておる中に、懸案事項の一つといたしまして公団住宅の古いほうの値上げの問題ということがあるのは事実でございますし、それもワン・オブ・ゼムの中に入っておると思います。それは昨年来、建設省や住宅公団あたりの事務当局と話し合いを進めておった問題でございまして、まだ上のほうには来てないのでござい……
○田中(六)政府委員 島本委員御指摘のように、すでに二億は計上しておりまして、本年度もそういう精神にのっとって、これからの小児ガンの対策並びに研究については同様に、私どもは、十分とは言えませんが、研究に必要な金というものを考慮して、配慮していきたいというふうに考えております。
【次の発言】 大蔵省といたしましても、せっかくこの制度ができておりますので、この制度を生かすためにも、この裏づけとなる金が問題でございますので、その点は十分この制度が生きるように配慮していきたいというふうに考えております。
【次の発言】 四十三年から四十七年までの整備五カ年計画でございます。計画はどうしても計画倒れという……
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案外二法律案について、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 初めに、租税特別措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府は、アメリカ合衆国における輸入課徴金の賦課等の国際経済上の調整措置の実施により、事業活動に支障を生じている輸出関連の中小企業者に対して総合的な措置を講ずるため、国際経済上の調整措置の実施に伴う中小企業に対する臨時措置に関する法律案を提出して御審議を願っているところでありますが、これとの関連におきまして、税制上、純損失または欠損金の繰り戻しによる還付制度の特例等を設けることと……
○田中(六)政府委員 物価問題には何も大蔵大臣も触れていない、政府も触れていないということで、何をしておるかというおしかりでございますが、物価をどうするかということは、もう表に出す出さぬにかかわらずいつも政府の頭にあることでございまして、今回の補正予算における措置の全体の構想の中にも、所得税減税あるいは国際均衡、国内均衡という観点からも、国際均衡では変動相場制、国内均衡では金融、財政面から、そういうものをあわせまして、こういう際にこそ物価問題とつながってすべてを考えるべきだという考えのもとに出発しております。
【次の発言】 さようでございます。
○田中(六)政府委員 景気浮揚ということが前提でございますから、まず何よりも早いということで緊急だと思います。
【次の発言】 大臣の答弁はそういうことであったのですが、しかし大臣の意図も、景気が浮揚して税金を取り立てられる条件が整うならば、またそういう減税をする方向にある気持ちは底流にあったと思います。
【次の発言】 私どもは何とか景気浮揚を一日も早くということに考えておりまして、来年のことははっきり言えというとちょっと因るのですが、見通しとしては、来年のいまごろからは何とか景気は上向くのではないかという見通しを持っております。
【次の発言】 年度内減税というものは最初から打ち出しておりました……
○田中(六)政府委員 発想の転換ということ、まあ政府が言っておるということをはっきり私も意識しておりませんが、発想の転換をせなければならないという根拠は、いままで民間主導型の経済政策であったのを、財政主導、つまり政府主導型の経済にもっていかなければならぬ、いままで国際収支などに焦点を合わしてきておりましたが、社会資本の充実というようなことでいくということだと思います。
【次の発言】 小林委員のおっしゃるとおりに、そういう方向でこれから行こうという方針でございます。
【次の発言】 いま小林委員は各国の消費支出のパーセンテージを指摘しておりますが、これは御承知のように、日本の場合、逆の意味で、結局……
○田中(六)政府委員 貝沼委員のおっしゃるように、災害が発生してからいろいろするよりも、事前にするという根本趣旨は、政府としてもそういう方針でございますし、そういう観念でございますので、あくまで前向きに対処していく所存でございます。
【次の発言】 最近の傾向として、大学の研究所よりも民間の研究所、それならばまだいいのですが、頭脳の流出等、外国に有能な人がどんどん行ってしまう。これは日本にとっても大きな損失でございますし、研究機関の整備並びにそういう大学の研究所におる人々の給与、そういう面については十分配慮しなければならないというふうに考えております。
○田中(六)政府委員 総理が、これから発想の転換をして輸出重点主義を変更するということを言ったわけですが、それは政府全体の考えでございまして、外貨準備がどれだけあったらその国に十分かということは、いままでいろいろ議論がなされておりますが、御承知のように、百四十億ドルもあるような外貨というのは非常に異常でございまして、これが数年前まで国際収支のことにだけ頭を持っていったということがやはり問題でございますので、その間国内の情勢はどうかといいますと、つまり社会資本の充実という点では、GNPでは世界で二番とか三番とかいわれておっても、下水道の普及率とか公園の整備あるいは緑地あるいは道路の舗装率などから……
○田中(六)政府委員 輸出振興ということから一応奨励はしてきたと思います。
【次の発言】 日本は輸出ということが至上命題になっておりますので、その点いままでジェトロなどを通じて情報の収集とか、あるいはマーケットの調査、開拓というようなことを指導してきて、できるだけいい方向にという指導はしてきた点の責任、それは結局輸出奨励ということに私はなると思います。そういう責任はやはり政府にありますし、それだけにこういう対策を講ずるような措置を現在行なっておるわけでございます。
【次の発言】 それが非常にむずかしいところで、いま私企業ということと、それから行政指導といいますか、ほとんど海外の場合はジェトロを……
○田中(六)政府委員 地元とも十分話をつけた上でこういう措置をやっておりますので、そういうことも地元の意向を十分くんで対処できると思っております。
【次の発言】 いや、地元というか、地元の当局と十分詰めていくという意味です。
○田中(六)政府委員 ただいま銀行局長が申し上げましたように、国際的にも平価調整というようなことで大きな均衡を迫られておりますし、国内的にも、三十年から十数年たっておる現状で大きな転換期に来ておりますので、そういう点を十分配慮して、国民金融公庫につきましてもそういう基盤を十分考えて対処していかなければならない時期に来ているというふうに確信しておりますので、そういうような観点からライトを浴びせて再検討する必要が十分あるというふうに考えております。
【次の発言】 平林委員御指摘のとおり、事務当局といたしましてはいま財源がない関係上いろいろなものを洗いざらいする仕事はするわけでございます。しかし、そ……
○田中(六)政府委員 御承知のように、景気が沈滞しております。したがって、税収の伸びが思うようにまかせない。その結果、自治省の要求する予算どおりにうまくいかない。通称一兆円のギャップがあるというふうにいわれておりますが、私どもといたしましては、国の施策が財政主導型で、公共事業費その他福祉施設、公害などに予算を組んでいくという一つの方針を持っております。この、国の方針は、即地方の方針でもなければなりませず、財政の裏づけがなければ、かえって地方、国も困るということで、この一兆円のギャップをどのようにして縮めていくか、どのような話し合いのもとに進めていくかということを鋭意事務折衝しておりまして、だん……
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりました昭和四十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その二)外三件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十五年度一般会計予備費につきましては、その予算額は一千億円であり、このうち、財政法第三十五条(予備費の管理及び使用)の規定により、昭和四十五年五月一日から同年十二月二十二日までの間において使用を決定いたしました金額は八百七十三億六千三百九十四万円余であり、すでに第六十五回国会にその事後承諾を求める件として提出いたしまして、御承諾を得たところでありますが、その後、昭和四十六年一月二十五日から同年……
○田中(六)政府委員 お答えいたします。西宮委員御指摘のように、GNPの一%を海外援助に向けるということを七五年つまり昭和五十年までに完成するということは非常に困難でございますが、一九七〇年の実績を見ますと、民間、政府ベースを含めまして、GNPの比率にしましで〇・九三%を実行しておりますし、それは前年度の〇・七六%に比べますと、かなり上回っております。七一年はまだ数字が出ておりませんが大体そのベースでいきますと、何とか五十年つまり一九七五年までにはGNPの一%はいくのではないかという見通しを持っておりますし、わが国の経済の現状並びに見通しから考えましても、昭和五十年までには一%の目標に向かって……
○田中(六)政府委員 昭和四十五年度大蔵省主管一般会計歳入決算並びに大蔵省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び各政府関係機関収入支出決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、一般会計の歳入決算について申し述べます。 昭和四十五年度の歳入決算額は八兆千二百七十一億八千五百五十六万円余でありまして、これを歳入予算額に比較いたしますと二千百三十四億四千八百九十七万円余の増加となっております。 以下、歳入決算額のうちおもな事項について簡単に申し述べます。 第一に、租税及び印紙収入でありますが、その決算額は七兆千七十七億七千二百八十八万円余で、これを予算額に比較いたしま……
○田中(六)政府委員 勝澤委員の御指摘のように、現地ではわれわれが想像する以上に実生活に直結しているだけに苦しい立場にあると思われます。幸いに大蔵、外務両事務当局では、現地建て通貨に返済を切りかえるという根本的な基方本針がきまっているようでございますので、勝澤委員のおっしゃるように二、三日うちにということはどうかと思いますが、原則がきまっている以上、早急に実行に移さなければならないというふうに思っておりますし、そういうふうにしたいと思います。
【次の発言】 専売公社の総裁並びにいま監理官がお答えしましたように、私どもといたしましては、根本的には運営その他の改善は必要な場合があると思いますが、専……
○田中(六)政府委員 古内委員御指摘のように、下水道利用率、そういうものにつきましては日本は全く先進国並みに達してないどころか、そういう点では非常に後進国並みでございまして、GNPが二番とか三番とかいっておる割合にすると全く恥ずかしいことでございます。最近たまたま外貨保有高も百六十億ドルをこえておりますし、国内の社会資本の充実とかあるいは社会保障制度の充実という観点から大きく発想の転換を迫られております。したがって、下水道あるいは公園、緑地、道路、こういうものを近代国家並みにする、先進国並みにするということは、私どもの至上命題でございます。財政もそういうふうに持っていくことが非常にいいことでご……
○田中(六)政府委員 先ほど事務当局から申し上げましたように、国庫補助率の弾力的調整、あるいは二千百九十四億というようなたな上げで、一般会計からそれを補てんするというようなことを勘案いたしますと、山下委員御指摘のように、政府の財政という観点からもやはり限度があると思いますので、五%というのがほどほどだろうという考えでございまして、一部新聞に載りましたように一〇%というような考えは持っておりませんで、私どもは原案どおり五%でいきたいというふうに考えております。
【次の発言】 いま厚生大臣が申し上げましたように、私どもはこの法律が通らないというようなことをもちろん前提にしておりませんし、何とかして……
○田中(六)政府委員 いま自治大臣がお答えいたしましたように、私どもとしては十分研究、検討をすべき事項でございます。しかし大蔵省といたしましては、いますぐこれを確約しろというようなことはできませず、今後とも十分自治省と相談をして検討していきたいというふうに考えております。
【次の発言】 集積の利益を受けておる工場に付加税を課すべきじゃないかという、簡単に言えばそういう御質問だと思いますが、まさしく大蔵大臣が本会議でお答えしましたように、そういう適当な税目があるならば、私どもはこれを考えて地方財源に充てたりあるいはそういう過疎過密地帯の解決をはかりたいというように考えております。
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案外一法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 初めに、関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして御説明いたします。 最近における内外の経済情勢の変化に対応し、国民生活の安定、自由貿易の推進に資する等の見地から、生活関連物資を中心に関税率の引き下げをはかる等関税率について所要の調整を行なうこととするほか、関税制度につき所要の整備を行なうため、関税定率法、関税法及び関税暫定措置法について改正を行なう必要がありますので、この法律案を提出することとした次第であります。 以下、この法律案の概……
○田中(六)政府委員 山中委員御指摘のように非常にわかりにくい法律になっておりまして、これは法制局とも一緒になって十分検討しなくちゃいかぬ事項でございますが、委員の意向をいれて今後対処していきたいというふうに考えております。
○田中(六)政府委員 けさ一部の報道に松尾委員がおっしゃっておるようなことが載っておりますが、大蔵省といたしましては、長期的な見方としてはそういうことを考えておりますが、現在ああいう記事そのものを検討しておるというようなことはございません。まず、私どもといたしましては、いま提案しておりますこの関税定率法の一部改正法案を完全に成立していただいて、その実施後、外貨のたまりぐあいなども見まして、当然これには対処していかなくちゃならぬ問題でございますので、その後で次の関税についての対策というものを進めていく、当然進めていかなくちゃいけないという方針でございます。
○田中(六)政府委員 中島委員御指摘のように、一応航空機の保護育成ということはほぼ目的を達したのじゃないかと思う。しかも、この事業は、国際的に見ましても、将来発展の段階にございまして、これが衰微するという方向は見られないと思います。問題は、航空機関係の整備、それから保安、それからこれに対する騒音とかいうような公害がございますので、それに対する対策として今回新税を設けたわけで、これとても、こういう措置をしなければ結局航空機の発達にはなりませんし、これを阻害するというのじゃなくて、航空機関係の将来、そういうものを見通しまして、これを発展させるという見解からこういう考えを持ったわけでございます。
○田中(六)政府委員 運輸省の担当でございますので、大蔵政務次官が答えるのはどうかと思いますけれども、私は政府を代表いたしまして一応お答えいたします。 第二次五カ年計画で五千六百億計上しておりまして、これは空港整備とかあるいは保安あるいはその他いろいろありますが、要は整備員の養成あるいは操縦士の養成ということが基本問題だと思います。これがなければどんなことをしてもこれはたいしたことにならないというふうに考えます。したがって、整備員、操縦士の養成こそ基本問題であるならば、これに焦点を合わせていくことが問題でございますので、政府としてはそういうことを中心に今後ともいかなければならないというふうに……
○田中(六)政府委員 未来学からいけば、情報社会とか、あるいは日本の場合、経済成長率というものが問題になりますし、そういうものから勘案しますと、航空機の発達並びに航空機関係の将来というものは、むしろ各国とも、歴史をたどりますと、保護してきておりますし、そういう過程を日本がいま経てきたと思うのです。将来性を思いますと、この航空機の発達はどうしてもやらなければならないし、飛行場の整備、たとえば羽田などは二分間に一台ずつ飛行機が一日発着しているという状態は世界まれに見る状態でございますし、そういうことを勘案しますと、ぜひとも空港の整備、それから保安、それからそれに伴う公害というものを勘案して対処しな……
○田中(六)政府委員 たびたび、阿部委員御指摘のようなこともあるかもわかりませんけれども、私どもといたしましては、税制は一つの産業にだけ片寄ってこれを保護するということではなくて、たとえば公害対策とかあるいは寡婦あるいは老人、そういうような対策についても税の面で住宅とか、そういうことも配慮して公平の原則には反しないような基本的な考えを持っておるわけでございます。 国会を無視してないか、最後の判定を下すのは国会なのにということでございますが、私どもは、手順といたしましては税制調査会とかあるいは各党のそれぞれ税に関係する審議会あるいは会議で資料を要求されて社会党にも出しておるわけでございまして、……
○田中(六)政府委員 堀委員の意見を十分参酌して検討していきたいと思います。
【次の発言】 十分検討させ、参考資料を出すようにいたします。
○田中(六)政府委員 広瀬委員御指摘のように、慢性化しあるいは既得権化するということが一番おそろしいことで、その点は十分配慮して発想の転換ということを現実に移していかなくちゃならぬというふうに思っております。 ただ、具体的な例を一つ申し上げますと、たとえば最近、日本人の可処分所得の二一、二%は貯蓄性向で貯蓄に向ける、これは世界一ですが、そういうふうになっておるから、貯蓄の面でもそう特別措置をはたして講じていいかどうかという疑問がまさしくあるわけです。それで私も、小口を除いてはそういう面のいろいろな特別措置というものはどうかという疑問を持ちますが、反面、たとえばこれは大企業だけに集中するという……
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりました労働保険特別会計法案外二法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 初めに、労働保険特別会計法案につきまして御説明申し上げます。 労働者災害補償保険事業及び失業保険事業につきましては、労働保険の保険料の徴収等に関する法律が第六十二回国会において成立し、本年四月一日から施行され、その保険料の徴収の一元化が実施されることとなりました。 これに伴いまして、現行の労働者災害補償保険特別会計及び失業保険特別会計を統合して新たに労働保険特別会計を設置することとするため、この法律案を提出することといたした次第であります。 次に、この……
○田中(六)政府委員 福祉国家としてそれを志向していく場合に、高福祉高負担という一つの考え方もあるでしょうし、企業の社会性から見れば、企業がこれを全部負担する、あるいは福祉国家そのものを標傍する限り、国がこれをめんどう見るのは当然だというような考え方、いろいろありまして、それらがミックスして一つの社会政策というものが成り立つのじゃないかというふうに思います。したがって、事務費を国が見るのは当然じゃないかということも、それは当然、外国にも例がありますし、日本としてもその方向としていくんじゃないかという気持ちはいたしますが、それは何を申しましても、予算との関係その他がございますので、早急に実施でき……
○田中(六)政府委員 堀委員のおっしゃるとおりに、保険料というものはやはり原則的には保険業務あるいは保険の経常的運営のために使用さるべきものであって、その他の支出は、国のそういう施設というようなもの、あるいは地方公共団体の施設というようなものに運用されるべきものではないというふうに考えられます。
【次の発言】 いま正確な御答弁はできませんので、十分検討させるということをお約束したいと思います。
【次の発言】 安易な計上をすることは極力避けていきたいというふうに思います。
【次の発言】 先ほど堀委員にもお答え申し上げましたように、やはり根本原則といたしましては、保険料は保険の経常費などに使うべき……
○田中(六)政府委員 補償というものは非常にきめのこまかいものになるということから、いよいよ実行面というときにおいて予算がうまく使われないのじゃないかと思うのです。したがって受けざら、つまり制度というようなものを非常に整備して、それが消化できるような体制をとっておかなくてはならないのじゃないかと思いますので、この点十分配慮して、予算を組んだらそれが消化できるという体制をぜひともとっていきたいというふうに思っております。
○田中(六)政府委員 先ほどから砂田副長官が御説明申し上げているように、沖繩の企業並びに県民が困らないようにという配慮を前提といたしまして、先ほどからるると説明申し上げておりますように、振興開発金融公庫に対して四百五十億の貸し付け準備をしておりますし、これがまた金利などについても砂田副長官のほうと十分連絡をとり、さらにきめのこまかい措置をとっていきたいというふうに考えております。
○田中(六)政府委員 産炭地の住民、特に筑豊地帯の住民の中では千人に三百人が生活保護者である。現実に福岡県の田川郡の糸田町、金田町という町が指摘されたわけでございますが、まさしくそういう観点から見ますと取り残されるおそれがありますので、十分政府としてはこういううしろ向きの政策にもあたたかい目を向けていくべく、委員の御指摘のとおり十分配慮してまいりたいと思います。
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案外一法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 初めに、日本開発銀行法の一部を改正する法律案について御説明いたします。 日本開発銀行は、昭和二十六年設立以来、経済の再建及び産業の開発を促進するため、民間金融機関が行なう金融を補完、奨励することを目的として、長期資金の供給を行なってまいりました。設立当初におきましては、日本開発銀行の融資は、経済の再建を基本的な目的とした基幹産業中心に行なわれておりましたが、その後経済社会の進展に伴い、漸次変容を遂げ、最近では、都市再開発、流通近代化、公害防……
○田中(六)政府委員 いつまでも基幹産業が、電力、鉄鋼、造船というようなことでいっておるというようなことは過去のことでございまして、やはりこれから発想の転換とかいろんなことが要請されておるさなかでございますので、基幹産業あるいは何が大企業であるかというようなことを洗い直すことも当然必要だというふうに考えます。 ただ、大企業といいましても、これまた大企業の中身が問題で、その傘下にはかなりの大きな企業体が含まれておりますので、財投が大企業だけに浸透しているかどうかということも問題でございますので、いずれにしてもそういう両面からこの企業の内容、産業の内容を洗い直すべき時期に来ておるということは、私……
○田中(六)政府委員 そのとおりでけっこうでございます。
【次の発言】 ただいま近藤銀行局長が申し上げましたように、開銀法四十二条にそういう規定がありますし、その趣旨に沿って十分やっていきたいというふうに考えております。
【次の発言】 そのとおりだと思います。
【次の発言】 そのとおりだと思います。
【次の発言】 憲法によって就職の自由ということはありますので、その点は考えなければいけませんが、ただ、いま堀委員の御指摘のように、監督すべき立場の者が出向したり、その地位を利用して就職をしたということが現実的にあるならばこれは問題でございますし、当委員会の問題とともに十分問題になり得るというふうに……
○田中(六)政府委員 堀委員御指摘のように、金融機関の公共性ということを肝に銘じて、政府といたしましてもその観点から十分行政指導してまいりたいと思います。
○田中(六)政府委員 原発の開発にはやはり安全性の確保ということが大事だと思いますし、したがって藤田委員の指摘のように、その安全性の確保が確立してない限り、これを進めていいかどうかということは、国民の命の問題として十分検討しなければならないと思いますので、私どももその点から配慮していかなければならないと思います。 ただ、事務当局が指摘しておりますように、安全性の、保管、貯蔵の年限が五、六年は十分だということを、私も実はこれはあまり詳しくないのですが、いま答弁で聞いたのですが、そういうことを考えれば、その間に何とかそういう方向で検討をしていけばいいんじゃないかという気がしますし、いずれにしても……
○田中(六)政府委員 論理的には確かに堀委員の言う面もあると思います。
【次の発言】 今回そういう区別はいたしておりませんが、考えの中にそういう考えは浮かぶと思います。
【次の発言】 堀委員が御指摘のように、基礎控除、配偶者控除は二十万円ですし、それ以外の控除でいま最高の控除額になっているのが特別障害者控除十六万円、そういうようなものを勘案しますと、この程度でいいんじゃないかというのがわれわれの考えで、将来また十分考える余地はあると思います。
【次の発言】 財産債務明細書、これはまず私どもとしては高額所得者に提出させるということが第一でございまして、そのあとこれをどうするかという裏づけになるこ……
○田中(六)政府委員 大臣は物価と課税との関係をはき違えて言っているのではないかという御質問ですが、これは先ほど局長が言っておるとおりに、水田大臣は年内減税のこれは繰り上げ減税であって、いわば四十六年度に二年分の減税が行なわれたことと同様のことであって、したがってそういう計算からしますと、結局四十五年に対して二年分の減税が行なわれて、結局四十七年度はどうなったかという観点から判断したことでございまして、こういう観点から見ますと、四十五年度に対し四十七年度はちょうど消費者物価が一一・七%と上昇しておる。課税最低限は給与所得者でいいますと、独身者で一七・八、夫婦子二人で一七・九というような引き上げ……
○田中(六)政府委員 ただいま議題となりましたアジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 アジア開発銀行は、アジアにおける開発途上加盟国の経済開発の促進に寄与するため、昭和四十一年末に発足した国際開発金融機関であります。同銀行の業務は、昭和四十三年ごろから本格化し、その後、業務の規模は急速に拡大して、域内開発途上国の経済発展に大きな役割りを果たしつつあります。 わが国は、域内最大の二億ドルの出資をもって同銀行に加盟し、域内先進工業国として同銀行を積極的に支援してまいりました。 同銀行の当初加盟国の出資の払い込みは、昭和……
○田中(六)政府委員 ア銀の役割りとして経済開発というものが主目的でございますが、それを基盤といたしまして教育その他全般的に広げて、それでその目的を達成していきたいというふうに考えます。
【次の発言】 ただいま議題となりましたたばこ耕作組合法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
政府は、最近におけるたばこ耕作及びたばこ耕作組合をめぐる諸情勢の推移にかんがみ、たばこ耕作組合の運営の円滑化をはかるため、ここにこの法律案を提出した次第であります。
以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げます。
まず、地区たばこ耕作組合及びたばこ耕作組合連合会……
○田中(六)政府委員 この問題は、専売という大きなワクがあるためにいろいろ諸矛盾が感じられるということが一つと、もう一つは、法案そのものに旧憲法下にあった精神が非常に流れておるという二つの前提があるので、矛盾を感ずると思うのです。したがって、この二つの、専売ということと旧法のそういう意識が、権利義務関係で、保護というものと責任というものからいろいろな矛盾を感ずるのじゃないかと思いますが、しかし法律が厳然としてある限り、やはり法を守るという精神で、独法式ではなくて英米法式で、運用ということに重点を置いてやっていかなければならないと思います。しかしこの諸矛盾が、相矛盾がある限り、これは国会で改正を……
○田中(六)政府委員 年間に二十二万円もの差がつくというような、具体的にそういうような事例ですが、こういう差がつくような両者の関係というものは、やはり十分考えなくちゃいかぬ。しかし、私どもといたしましては、こういう基本的な問題を十分検討して、両者に差のないように十分考えていきたいというふうに思います。
【次の発言】 まさしく満州やシナ大陸あたりの関係のものを十分私どもも陳情を受けておりますが、そのたびに戦後は終わらないというような気持ちを抱いております。いま各現業の担当者が答えましたように、実態調査、いずれにしても科学的なそういうものが必要でございますので、それを十分にした上、適用期間の問題も……
○田中(六)政府委員 短期給付の掛け金の問題だと思いますが、これは原則論といたしましては、社会保障制度の一環である共済制度の原則という観点から見て、掛け金について特別の措置をとるということは、どっちかというと考えものでございますが、沖繩につきましては、堀委員御指摘のように、本土との格差がいろいろございまして、五年間でこういうでこぼこを調整するという大原則もございますし、一応審議会等の問題もございますけれども、私どもといたしましては、卒直に申しまして、沖繩を見るとすると、今度は離島その他日本のいままでの本土とのかね合いで難点もございます。しかし、沖繩の特殊性、そういうものを十分考えて検討しなけれ……
○田中(六)政府委員 大蔵省としては、一般の並みの金融機関と郵便貯金のいわゆる金融の取り扱いとは別のように考えていくのが筋道じゃないか、という御趣旨だと思います。 金融全般ということから考えますときに、私はやはり、金利体系とかそういうものを含めまして金融機関という大まかな線の中には、一般の市中銀行もあるいはその他の金融機関、それから郵便局で扱う金融、そういうものは含まれると思いますが、あなたのおっしゃるように、それを細目にずっと分けていくということになりますと、確かに、一般の金融機関と庶民の零細な金を扱っておる郵便局とはおのずから違ってくるのじゃないかということはいえると思います。
○田中(六)委員 質問をお願いいたします前に、大臣と政務次官にお願いがあるわけでございますが、石炭に対する考え方が、ともすれば私ども他の同僚からいろいろ聞きますと、年間に一千億に近い予算をとるのはどうかという疑問をいつも投げかけられるわけでございます。それをちょっと聞いてみますと、炭鉱の坑内外の関係者は四万人くらいであるのに、一千億前後の国費をこれに充てるのは全くおかしいという意見があるのは事実をつかんでいない、御承知のように、原油関係の十二分の十を予定しているわけでございますが、これは全くの誤解でございまして、たとえば筑豊地帯だけをとりましても、対象が約七十四万人おるわけでございます。七十四……
○田中(六)委員 大臣の時間が非常に限られておりますし、それに六人の質問ということで、私、簡単に質問を申し上げたいと思います。 貯炭対策あるいは鉱害の問題などもございますが、同僚議員が同じ問題を質問すると思いますので、大臣にはひとつこういうことを御質問申し上げたいのです。 石炭対策、石炭全般の問題はもう非常に錯綜しておりまして、このままではどうにもできない。すでに五次答申が出ておりますけれども、五十年度に二千万トン以上ということになっておりますが、これとても非常にあぶなっかしい。しかも、今度は逆に、貯炭が非常にたくさん出てきておるというような変な現象もございまして、これはやはり一つの石炭の……
○田中(六)委員 私は、最近の円問題、わが国の円はいまフロートしておりますが、この問題をマクロ的に取り上げて、三つぐらい質問したいと思います。 大蔵省の方、どなたか来ておりますか。藤岡さんという人は来ていたはずだが、まだ来ていないですか。――そうしたら通産大臣にお聞きしたいと思います。ほんとうは外貨の保有高がどの程度あるのか、あるいは公称百八十億ドル前後といわれておりましても、その構成のぐあいなどによっては二百億ドルをはるかに突破しておるというふうにいろいろいわれておりますので、その点をちょっとお聞きしなければ質問の入りぐあいがちょっと問題だと思いましたが、おいででないようであります。――藤……
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、委員長所用のため、その指定により、私が委員長の職務を行ないます。
内閣提出、金属鉱物探鉱促進事業団法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。竹村幸雄君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
この際、関連質問の申し出がありますので、これを許します。中村重光君。
【次の発言】 内閣提出、金属鉱業等鉱害対策特別措置法案を議題といたします。
【次の発言】 この際、提案理由の説明を聴取いたします。中曽根通商産業大臣。
○田中(六)委員長代理 野間友一君。
○田中(六)委員長代理 午後二時三十分から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後一時三分休憩
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、来たる四月三日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時二十四分散会
○田中(六)委員長代理 神崎敏雄君。
【次の発言】 午後二時から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十九分休憩
○田中(六)委員長代理 渡辺三郎君。
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、委員長所用のため、その指定により、私が委員長の職務を行ないます。
この際、連合審査会開会申し入れに関する件についておはかりいたします。
物価問題等に関する特別委員会において審査中の内閣提出、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案及び松浦利尚君外三名提出にかかる生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する規制措置等に関する法律案について、同委員会に連合審査会の開会の申し入れを行ないたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、連合審査会の開会日時に……
○田中(六)委員長代理 渡辺三郎君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 以上で両案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより中小企業信用保険法の一部を改正する法律案について討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
中小企業信用保険法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
【次の発言】 次に、本法律案に対し、稻村左近四郎君外四名より、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党五……
○田中(六)委員 ただいま提案いたしました附帯決議案につきまして、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 総合研究開発機構法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、次の諸点について万全の措置を講ずべきである。 一 機構に対する民間出資者が特定の企業、団体にかたよることのないよう指導するとともに、機構の役員及び研究評議員の人選については、機構の中立性が確保されるよう、慎重を期すること。 二 機構における有能な人材の結集体制を確立するため、研究者の身分、処遇等について定款その他により明確にさせるとともに、研究者の待遇及び海外との……
○田中(六)委員長代理 国会審議にできるだけ間に合うように提出するようにいたします。
【次の発言】 必ず問に合うように努力いたします。
【次の発言】 それはいまなさるわけですか。
【次の発言】 それではあとでそれを出したらいいでしょう。
あとでこの資料を提出するようにいたします。
○田中(六)委員長代理 岡田哲児君。
【次の発言】 午後二時から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後零時三十分休憩
○田中(六)委員長代理 次回は、明二十七日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時二十五分散会
○田中(六)委員 ただいまの修正案につきまして、提案者を代表して趣旨を御説明申し上げます。 修正案はお手元に配付いたしたとおりであります。 修正の第一点は、第一条の目的におきまして、「工場立地の適正化に資するため、」とありますのを「工場立地が環境の保全を図りつつ適正に行なわれるようにするため、」に改めることであります。 第二点は、第六条の届け出の規定中、第一項第六号におきまして、汚染物資の最大排出予定量及びその予定量をこえないこととするための措置を届け出ることになっておりますが、その「措置」を「当該汚染物質に係る燃料及び原材料の使用に関する計画、公害防止施設の設置その他の措置」に改めるこ……
○田中(六)委員長代理 午後一時から委員会を再開することとし、一この際、暫時休憩いたします。 午後零時十五分休憩
○田中(六)委員長代理 以上で参考人の意見の開陳は終わりました。
【次の発言】 なお、これより参考人に対する質疑に入りますが、三浦参考人は所用のため十二時三十分に退席いたしますので、御了承願います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。塩崎潤君。
【次の発言】 加藤清二君。
【次の発言】 中村重光君。
【次の発言】 野間友一君。
【次の発言】 松尾信人君。
【次の発言】 議事進行について発言を求められております。加藤清二君。
【次の発言】 はい、わかりました。
以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。
参考人各位には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただきまして、まこ……
○田中(六)委員長代理 答弁者の方々に申し上げます。答弁はできるだけ簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 荒木宏君。
【次の発言】 荒木委員にお尋ねいたしますが、あなたの質問の焦点をしぼりますと、無籍者からなぜ納付金を取るかということだと思いますが、どうですか。
【次の発言】 それの答えはいいですね。なぜ無籍が……。ちょっと整理をいたします。私の言うとおりにしてください。
【次の発言】 加藤さん、ちょっと待ってください。
【次の発言】 ちょっと待ってください。荒木宏君。
○田中(六)委員 ただいま議題となりました中小企業者の範囲の改定等のための中小企業基本法等の一部を改正する法律案について御質問を申し上げますが、その前に、大臣にまず二点ほどお聞きしたいのです。 その一つは、総理大臣は現在の日本の経済情勢をインフレーションじゃないというふうなことを言明なさったわけでございます。しかし、現実に日本の経済学者のおもな人たち、下村治先生を除いては、インフレーションの内容について、コストプッシュインフレーションだとかデマンドインフレーション、スタグフレーション、その他各角度からインフレーションであるという見解を持つ学者がほとんどでございますし、国民生活の立場から見まし……
○田中(六)委員長代理 午後二時三十分から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。 午後零時三十三分休憩
○田中(六)委員長代理 次回は、明二十九日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時五十九分散会
○田中(六)委員長代理 中村重光君。
【次の発言】 次回は、来たる二十六日午前十時理事会、午前十一時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十四分散会
○田中(六)委員長代理 加藤清二君
○田中(六)委員 最近の石油問題をめぐる諸情勢は、非常にわが国に深刻な打撃を与えております。御承知のように、原油の九九・七%を日本は輸入しなければなりませんし、そうなりますと、家庭の灯油から大きくは工業用の生産まで響くわけで、まさしく文字どおり経済危機あるいは民生の不安定、そういうようなものにまで波及しているのが現状でございます。 こういうものをバックグラウンドにいたしまして、二、三点大臣にお聞きしたいと思いますが、大臣は数ヵ月前、私が現在の経済情勢をどう見ておるか、つまり田中総理大臣はインフレではないということをいまだに固執しているわけでございますが、大臣にその質問をしたら、大臣は、インフ……
○田中(六)委員 石炭審議会の答申を、昭和三十八年の第一次答申から昨年夏にかけて五回やっているわけですね。しかもそれは、一次から五次まで、ほとんどそのとおりに、時間切れで次の答申ということはないわけで、今度の五次答申も最終年次が次の初年度になっているというような状態ですが、このように石炭全体の答申が、まるで米価審議会みたいに、二年に一回くらい平均ですが、毎年起こるというような答申ぶりでございます。こういう原因、それはいろいろ石炭、それから経済の不足なこと、いろいろ石炭の持つ性格もございましょうが、こういう原因はどういうところにあるのかということにつきまして、局長はどういうふうにお考えですか。
○田中(六)委員 私は一点だけ各参考人にお聞きしたいと思います。 先ほどから六名の参考人、非常にお忙しい中をわれわれのために国会に出席していただきまして、まことにありがとうございます。 今回の石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正法案の中で、管理委員会というものが設けられまして、かなりの強力な力を持っておるわけでございます。しかしながら、各参考人のお話を聞いておりますと、エネルギー資源を確保しておかなければ、特に二千万トンを下らざる線で石炭を五十年まで確保しておかなければ大きな後悔をする、しかも里谷、道下両参考人の意見によりますと、二千万トンを下らざるということもすでに現実に崩壊しておる、さら……
○田中(六)委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案の修正案について御説明を申し上げます。
案文につきましては、すでにお手元に配付されておりますので、朗読を省略させていただきます。
修正案の趣旨は、本法律案の附則第一項第一号の、石炭及び石油対策特別会計法の一部改正規定の施行期日が「昭和四十八年四月一日」とされているのを、すでに期日が経過しておりますので、「公布の日」に改めようとするものであります。
何とぞ委員各位の御賛成をお願いいたします。
【次の発言】 石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案に対する附……
○田中(六)委員 この報告は、いま委員長が申し上げましたように、六月四日に私どもが行った報告で、その後十二日にこの同じ炭鉱で火災が起こっておりますが、その分ではございませんので、あらかじめお断わりしておきます。 常磐炭砿株式会社西部炭鉱の災害現地調査の結果を御報告申し上げます。 日程は、六月四日、現地西部砿業所におもむき、直ちに、常磐炭砿株式会社並びに常磐西部炭砿労働組合、同職員組合から説明並びに要望等を承ってまいりました。 派遣委員は、田代委員長をはじめ、多賀谷真稔君、多田光雄君、瀬野栄次郎君、安里積千代君と私の六名でありまして、上坂昇君が現地参加されました。 まず、西部砿業所の概要……
○田中(六)委員長代理 どなたですか。
【次の発言】 加藤清二君に申し上げますが、だれに質問するかということを言ってくださると非常に審議がうまくいくと思います。
【次の発言】 全員に、これまたたいへんだな。
【次の発言】 神崎敏雄君。
○田中(六)委員長代理 近江巳記夫君。
○田中(六)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。神崎敏雄君。
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、委員長所用のため御出席されませんので、その指定により、私が委員長の職務を行ないます。
通商産業の基本施策に関する件、経済の計画及び総合調整に関する件、私的独占の禁止及び公正取引に関する件並びに鉱業と一般公益との調整等に関する件について調査を進めます。
公正取引委員会委員長から、昭和四十八年度における公正取引委員会の業務概要について説明を求めます。高橋公正取引委員長。
【次の発言】 この際、通商産業大臣から、通商産業の基本施策について所信を承ることにいたします。中曽根通商産業大臣。
○田中(六)委員長代理 市川事業局次長が来ております。
【次の発言】 午後一時五十分から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後一時八分休憩
○田中(六)議員 伝統的工芸品産業の振興に関する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 御承知のとおり、わが国においては、古来、数多くの伝統的工芸品の産業が存在し、民衆の生活の中ではぐくまれ、受け継がれてまいりました。しかし、近年、社会経済情勢の変化により、これらの伝統的工芸品の産業は、幾多の困難に直面し、後継者の確保難、原材料の入手難、さらには伝統的な技術または技法の消滅のおそれ等、その存立の基盤を喪失しかねない実情となっております。伝統的工芸品の産業は、関係者の努力、伝統的工芸品に対する情熱があってこそ、初めて維持、発展し得るものであり、一たび崩壊した場合、その……
○田中(六)委員長代理 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。加藤清二君。
【次の発言】 野間友一君。
○田中(六)委員長代理 答弁を簡単に願います。
【次の発言】 午後一時三十分から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午前十一時五十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。野間友一君。
【次の発言】 善処いたします。
近江巳記夫君。
○田中(六)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。宮田早苗君。
【次の発言】 中村重光君。
【次の発言】 塩川正十郎君。
【次の発言】 大蔵省はどうですか。――岩瀬審議官。
【次の発言】 割引手形のことについては十分御勉強願います。
次回は、来たる二十二日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時四十分散会
○田中(六)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。米原昶君。
【次の発言】 加藤清政君。
【次の発言】 次回は、明後二十九日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時三分散会
○田中(六)委員長代理 渡辺三郎君。
【次の発言】 板川正吾君。
○田中(六)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。加藤清二君。
○田中(六)委員長代理 松尾信人君。
【次の発言】 次回は、来たる九日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時三十三分散会
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長所用のため、委員長の指定により理事の私が委員長の職務を行ないます。
連合審査会開会申し入れに関する件についておはかりいたします。
外務委員会において審査中の内閣提出、国際協力事業団法案について、同委員会に連合審査会の開会の申し入れを行ないたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、連合審査会の開会日時につきましては、委員長間において協議の上決定いたしますので、御了承願います。
【次の発言】 参議院から送付されました内閣提出、計量法の一部を改正する法律案を議題といたし……
○田中(六)委員長代理 松尾信人君。
【次の発言】 資料がいまなければ、あとで十分取りそろえて、あればいま……
【次の発言】 あらためて資料は提出するようにいたします。
【次の発言】 荒木宏君。
【次の発言】 次回は、明後二十六日午前十時から理事会、午前十時三十分から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時五十八分散会
○田中(六)委員長代理 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時三十一分散会
○田中(六)委員 ただいま参考人の方々からいろいろ御説明を聞きましたが、まさしく現在、私は皆さまの御意見をちょっとメモしたわけでございますが、非常な繊維産業の危機だということで、私どもも正直いって頭を痛めているわけでございます。特に大正九年以来の大不況だというふうにいわれておりますし、丹後の産地でも非常な大問題になっておりまして、丹後織物工業組合が四月二十八日から向こう一カ月間実際休業したというようなことも非常に私どもショックを受けているわけでございます。休業しなくても、それに似たようなことがあちらこちらで起こっているんじゃないかと思いますが、ただ私は、こういう原因が政府の金融引き締めとか、そ……
○田中(六)委員長代理 次回は、明後十日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後四時五十八分散会
○田中(六)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。岡田春夫君。
○田中(六)委員長代理 渡辺三郎君。
【次の発言】 野間友一君。
【次の発言】 次回は、明後二十四日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後九時四十一分散会
○田中(六)委員 磯部参考人はじめ三人の方、非常にお忙しいのにたいへんありがとうございました。 磯部先生に二点だけお尋ねしたいのですが、まず第一点は、先生の構想の五千万トンをキープするにはやはりいまから十年かかろうというふうにおっしゃっておるのですが、いま炭鉱労務者というのは約三万人前後だと思いますが、五千万トンを十年間にキープするには大体どの程度の労務者が必要なのかというそのお考えと 閉山炭鉱を復活するにはとうていもう民間ではだめだ、準公営かあるいは公営にしなくちゃいくまいというお考えですが、一方石炭を、コストは別にして、まず政府が基幹産業であるということを内外に声明しなければいかぬ。そう……
○田中(六)委員 兼重、正田教授にはいろいろ御苦労さまでした。時間の制約がございますので、できるだけ私も簡単に質問いたしますから、簡単にお答え願います。 まず第一は、いろいろお話を承りまして、先ほど正田教授が申されましたように、いままでの答申にかなりの問題があるようでございます。したがって私は、この五次答申に至る間、ほとんど石炭鉱業審議会のメンバーが変わっていない。少しも責任を感じていない。しかも、これは非常に失礼ですが、頭がだんだん古くなって、新しい時代に即応しているのかどうか疑問でございますし、やはり新しい皮袋には新しい酒を、新しい酒を盛るためには新しい皮袋というものが必要だと思うのです……
○田中(六)委員 稲山、田口両氏には、非常に多忙のところ、われわれのために時間をさいていだだきまして、まことにありがとうございます。いまエネルギー問題で、私にいわせれば、わが国は有史以来の画期的な、どうしたらいいかという大きな立場に立たされているのではないというふうに思っております。 まず稲山会長にお尋ねしたいのでございますが、昭和五十年度で八百万トンの取引量、第五次答申ではそういうようなことになっておりますが、ユーザーの引き取り価格を経済性を無視してやられてはもちろん困りますが、マキシマムどの程度のところが考えられるのでしょうか、ちょっとその点をお聞きしたいのでございます。
○田中(六)委員 有吉社長には、今回石炭協会の会長になられて、エネルギー問題が日本において大きなターニングポイントに立たせられておるさなかに非常に重要な地位に就任いたしまして、私は御苦労に思いますと同時に、その責任を十分果たす意味でも、一そうの御努力をお願いしたいと思います。 先ほどから会長の御説明をお聞きいたしましたが、先だっての参考人の中に北大の磯部教授がおられまして、そのときに石炭の位置づけと関連いたしまして、政府が幾ら金がかかってもいいからこれだけ掘れということを言ってくれることが一番いいということをおっしゃっていました。私はまことにそのとおりだと思いますが、御承知のように国の予算に……
○田中(六)委員 ただいま議題となりました決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 新石炭政策の確立に関する件(案) 昨年秋の中東紛争を契機とする石油危機に直面し、国産エネルギー源の重要性が再認識され、新たな見地からその確保が求められている。かかる実情にかんがみ、石炭をはじめとする、国産エネルギー源の供給力を拡大し、将来にわたつて、一定の水準を確保することは、わが国経済並びに国民生活の安定を維持するための重要課題となつて来た。 このため、政府は、従来の石炭政策を抜本的……
○田中(六)委員長代理 前段の四項目について、小山次長。
【次の発言】 午後二時から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後一時七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。板川正吾君。
【次の発言】 神崎敏雄君。
【次の発言】 この際、おはかりいたします。
先般、産業経済の実情を調査するため、第一班岐阜県、愛知県及び静岡県に、第二班岡山県及び広島県に、第三班沖繩県に委員を派遣いたしました。
派遣委員から、それぞれの報告書が委員長の手元に提出されておりますので、これを本日の会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありません……
○田中(六)委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、田代文久君を委員長に推薦いたしたいと思います。何とぞ各位の御賛成をお願いいたします。
【次の発言】 この際、動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、委員長が都合により出席できませんので、委員長の指定により、私が委員長の職務を行います。
この際、理事辞任についてお諮りいたします。
理事板川正吾君から理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
これは先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、委員長は、佐野進君を理事に指名いたします。
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
松岡委員長は、病気療養のため、しばらくの間委員会に出席できませんので、この間、私がその指名により委員長の職務を行います。
通商産業の基本施策に関する件、中小企業に関する件、資源エネルギーに関する件、経済の計画及び総合調整に関する件について調査を進めます。
この際、大協石油株式会社四日市製油所灯油タンク炎上事故について増田資源エネルギー庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。増田長官。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので順次これを許します。佐野進君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたしま……
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
内閣提出、高圧ガス取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。
提案理由を聴取いたします。河本通商産業大臣。高圧ガス取締法の一部を改正する法律案
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 通商産業の基本施策に関する件、中小企業に関する件並びに私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中村重光君。
【次の発言】 板川正吾君。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
ただいま板川正吾君より御要望……
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
通商産業の基本施策に関する件、資源エネルギーに関する件、経済の計画及び総合調整に関する件並びに私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。米原昶君。
【次の発言】 渡辺三郎君。
【次の発言】 次回は、来たる二十八日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時三十一分散会
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
通商産業の基本施策に関する件、資源エネルギーに関する件、経済の計画及び総合調整に関する件並びに私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岡田哲児君。
【次の発言】 午後一時から委員会を再開することとし、この際一暫時休憩いたします。午後零時十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。神崎敏雄君。
【次の発言】 まだ来ていないけれども、事務局がいるから。
【次の発言】 近江巳記夫君。
○田中(六)委員長代理 上坂昇君。
【次の発言】 板川正吾君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。質疑を続行いたします。米原昶君
○田中(六)委員長代理 次回は、明後二十八日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後六時二分散会
○田中(六)委員長代理 本日はこれにて散会いたします。 午後四時五十一分散会
○田中(六)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続行いたします。石野久男君。
○田中(六)委員 独禁法がいよいよ私どもの審議の過程に上ったわけでございますが、非常におかしなことがあるわけで、大体独禁法そのものの精神は自由主義、資本主義、そういうものをいかにみずみずしいものにするか、活力あるものにするかというのがそもそもこの独禁法なのに、財界とか、非常に残念ですがわが党の一部に、自由主義の根幹に触れるとか資本主義の根幹に触れるものでおかしいと、こういうものと本当は反対の立場にある野党の人々さえこれに賛成しているのに全くおかしなことが展開しているわけで、こういう点に関して、せっかく植木長官も高橋公取委員長も非常に御苦心をなさってつくり上げられた、こういうしろものでございます……
○田中(六)委員長代理 次は、米原昶君にお願いいたします。
【次の発言】 次は、近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、来る二十四日火曜日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時四十四分散会
○田中(六)委員 ただいま提案いたしました附帯決議案につきまして、提案者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、今後、一般消費者の利益を確保し、国民経済の民主的で健全な発達を図るため、公正かつ自由な競争を促進することが益々重要であることにかんがみ、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 経済政策の運営における独占禁止政策の位置づけを明確にし、産業政策としての行政指導のあり方を再検討するとともに、行政指導にあたつては独占禁止……
○田中(六)委員長代理 野間友一君。
【次の発言】 政府提出、石油備蓄法案を議題といたします。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、参考人の人選及び出席の日時につきましては委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。近江巳記夫君。
【次の発言】 近江巳記夫君に申し上げます。大臣は本会議との関係上、半までには必ず参ります。
○田中(六)委員長代理 次回は、明二日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後六時二十八分散会
○田中(六)委員 近く第六次の石炭の審議会の答申が出るということに一応なっております。その中で炭鉱離職者対策がうたわれてないのじゃないかという懸念を、非常に皆さんがしておるわけでございますが、その点につきまして、これは通産省に聞いた方がいいのかとも思いますが、やはり労働省の方にちょっとお聞きしたいのですが、大臣、どうでございましょうか。
【次の発言】 二千万トン以上をキープするという至上命題がはっきりするならば、やはりそこに働く労務者、炭鉱労務者というものが中心になっていくわけでございますから、いずれにしても、そういう炭鉱関係の人々の処置、離れる者あるいはこれに就労する者、そういう者の処置には……
○田中(六)委員 ただいま四人の参考人の方々から、第六次答申につきまして種々、非常に参考になることをお聞きいたしまして、特にそれぞれ忙しい中をお繰り合わせ願いまして、ありがとうございます。 この六次の答申でございますが、非常に新しい答申だと円城寺社長もそうおっしゃる。皆さんもそういう意味のことを言っておるのですが、私どもがいろいろ聞いておる意見は、必ずしも新しいとは言わないわけです。というのは、体制問題が依然として、そのまま私企業の温存ということになっておるから、そういう印象を強く与えておるのじゃないかというふうに私、考えます。円城寺社長は、十六年間の経験に非常に自負を持っておられるのですが……
○田中(六)委員 北炭夕張新炭鉱の災害実情調査並びに石炭鉱山等の実情調査に関する報告書。 去る七月六日、北炭夕張新炭鉱で発生した災害の現地調査並びに北海道地区の石炭鉱山等の実情調査の概要を御報告申し上げます。 報告に先立ち、今回の災害で死亡された五名の犠牲者並びに御遺族の方々に対し、衷心より哀悼の意を表明する次第であります。 本調査のため、派遣されました委員は、委員長田代文久君、田中六助、多賀谷真稔君、松尾信人君の四名でありますが、このほか、篠田弘作君、岡田春夫君、渡辺惣蔵君、多田光雄君が現地参加されました。 本調査の日程は、七月十七日から二泊三日でありまして、この間、北炭夕張新炭鉱の……
○田中(六)委員長代理 宮田早苗君。
【次の発言】 次回は、明十二日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後六時三十九分散会
○田中(六)委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、委員長が都合により出席できませんので、委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。
内閣提出、中小企業信用保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐野進君。
【次の発言】 中村重光君。
【次の発言】 中村委員が要求しております信用保証協会関係の資料その他要求資料は、よろしく提出をお願いいたします。
【次の発言】 次回は、明十九日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時四十一分散……
○田中(六)委員長代理 宮田早苗君。
【次の発言】 ただいま提案いたしました修正案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。
案文はお手元に配付いたしております。
この修正案は、中小企業信用補完制度を拡充して中小企業者の資金調達を円滑ならしめるため、無担保保険の付保限度額を現行の五百万円から八百万円に引き上げようとするものであります。
何とぞ、委員各位の御賛同をお顧い申し上げます。
○田中(六)委員長代理 松尾信人君。
○田中(六)委員 三菱高島炭鉱の災害現地調査の結果を御報告申し上げます。 日程は、十一月九日、十日の二日間でありまして、現地では、病院に負傷者を見舞った後、福岡鉱山保安監督局、三菱石炭鉱業株式会社、労働組合、職員組合、長崎県、高島町当局から、それぞれ説明並びに要望等を聴取してまいりました。 派遣委員は、田代委員長、多賀谷真稔君、多田光雄君と私、田中六助の四名でありましたが、松尾信人君、小宮武喜君が現地参加されました。 まず、三菱高島炭鉱の概要について簡単に申し上げます。 当鉱は、長崎港外約十五キロに位置し、約二百七十年前に石炭が発見されるという古い歴史を持っております。その後、明治十四……
○田中(六)委員 ただいま北海道炭礦汽船の幌内炭鉱の爆発問題につきまして、調査委員の多賀谷さんから御報告がございましたが、この件、私もまことに遺憾だと思いまして、遺族並びに負傷の方々に厚くおわびを申し上げたいような心況でございます。 こういう事故が起こるたびに、私ども頭を去来するのですが、日本の石炭政策というものに結びつけ合わせまして、これはどういうことだろうかという思いがするわけで、まず、そういう一つの概念から、私は数問にわたって質問してみたいと思います。 第六次答申では、二千万トンという数字を一応、目安にして挙げているわけです。目的を設定するということは、私ども政治家もそうですか、可能……
○田中委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつ申し上げます。
私、このたび各位の御推挙によりまして、はからずも当大蔵委員会の委員長に就任いたしました。
内外経済情勢の厳しいとき、財政金融を担当する当委員会の使命は、まことに重大なものがあると存じます。各位の御協力のもとに、その職責を果たしたい所存であります。
何とぞ御鞭撻のほどを切にお願い申し上げ、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
先般理事でありました伊藤宗一郎君、浜田幸一君及び村山達雄君が委員を辞任されましたので、現在理事が三名欠員になっております。その補……
○田中委員長 これより会議を開きます。
国の会計、税制及び金融に関する件について調査を進めます。
この際、大平大蔵大臣より、財政金融の基本施策について所信の説明を求めます。大平大蔵大臣。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 次に、先般大蔵政務次官に就任されました唐沢大蔵政務次官、細川大蔵政務次官より発言を求められておりますので、順次これを許します。唐沢大蔵政務次官。
【次の発言】 細川大蔵政務次官。
【次の発言】 次回は、来たる三月二日火曜日、午後五時理事会、午後五時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後七時二十分散会
○田中委員長 これより会議を開きます。
国の会計、税制及び金融に関する件について調査を進めます。
これより質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。山田即日君。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 次回は、来る五日金曜日、午後五時理事会、午後五時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後七時四十三分散会
○田中委員長 これより会議を開きます。
関税暫定措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、政府より提案理由の説明を求めます。大平大蔵大臣。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 本案につきましては質疑及び討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
関税暫定措置法の一部を改正する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありません……
○田中委員長 これより会議を開きます。
国の会計、税制及び金融に関する件について調査を進めます。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小林政子君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記再開
小林政子君。
【次の発言】 十分慎重審議の上、善処したいと思います。
【次の発言】 澄田総裁に一言申し上げておきます。
いま小林政子委員の資料の質問がございますが、可能な限りの資料を提出するよう注意しておきます。
【次の発言】 坂口力君。
【次の発言】 竹本孫一君。
【次の発言】 武藤山治君。
○田中委員長 これより会議を開きます。
昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案及び昭和四十二年度以後における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
これより両案について、政府より提案理由の説明を求めます。大平大蔵大臣。
【次の発言】 木村運輸大臣。
【次の発言】 これにて両案の提案理由の説明は終わりました。
両案に対する質疑は後刻行います。
○田中委員長 これより会議を開きます。
昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐藤観樹君。
【次の発言】 本会議散会後再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時四十七分休憩
【次の発言】 山中吾郎君。
【次の発言】 次回は、明七日開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後七時三十三分散会
○田中委員長 これより会議を開きます。
昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。荒木宏君。
【次の発言】 荒木宏君の留保の質問について、高橋主計局次長の答弁を求めます。
【次の発言】 次回は、来る十日月曜日、午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後九時五十二分散会
○田中委員長 これより会議を開きます。
昭和五十年度の公債の発行の特例に関する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。松浦利尚君。
【次の発言】 どうですか、いまの答弁。
【次の発言】 松浦利尚君、質問……。
【次の発言】 松浦利尚君に申し上げますが、問題の重要性は十分わかっております。ただその指摘しておる冊子というのは、部内の問題で、それはフリートーキングという形でやられておると思うのです。あなたのおっしゃったように、トーキングですね。したがって、いろいろな意見が出たと思うのです。しかしその意見の結果、高橋次長が言っているように、一つのこういう法律にきちんと意見が出るまでは、それはいろいろ……
○田中委員長 これより会議を開きます。
昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。広沢直樹君。
【次の発言】 本会議散会後再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時四十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。高沢寅男君。
【次の発言】 わかりました。実行いたします。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 次回は、明十二日水曜日午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後八時十八分散会
○田中委員長 これより会議を開きます。
昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案を議題といたします。
まず、参考人出席要求に関する件についてお諮りいたします。
すなわち、本案について、本日、日本銀行副総裁前川春雄君に参考人として出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、大蔵大臣より発言を求められておりますので、これを許します。大平大蔵大臣。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松浦利尚君。
○田中委員長 これより会議を開きます。
この際、参考人出席要求に関する件についてお諮りいたします。
金融機関の週休二日制に関する小委員会において、明二十日午前十時、金融機関の週休二日制に関する件について、金融制度調査会会長佐々木直君、全国銀行協会連合会会長中村俊男君、全国銀行協会連合会事務局長中林哲太郎君に参考人として出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 次に、経済協力開発機構金融支援基金への加盟に伴う措置に関する法律案、アフリカ開発基金への参加に伴う措置に関する法律の一部……
○田中委員長 これより会議を開きます。
日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。横山利秋君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。佐藤観樹君。
【次の発言】 小林政子君。
【次の発言】 関連、質問で増本一彦君。
【次の発言】 坂口力君。
【次の発言】 竹本孫一君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
日本輸出入銀行法の一部を改正する法……
○田中委員長 これより会議を開きます。
まず、先般新たに就任されました旦関税局長等よりそれぞれ発言を求められておりますので、これを許します。旦関税局長。
【次の発言】 岩瀬理財局長。
【次の発言】 安井証券局長。
【次の発言】 後藤銀行局長。
【次の発言】 田辺国税庁長官。
【次の発言】 国の会計、税制及び金融に関する件について調査を進めます。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐藤観樹君。
【次の発言】 増本一彦君。
【次の発言】 坂口力君。
【次の発言】 大臣がおられますから……。
【次の発言】 竹本孫一君。
○田中委員長 これより会議を開きます。
まず、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
国の会計に関する事項
税制に関する事項
関税に関する事項
金融に関する事項
証券取引に関する事項
外国為替に関する事項
国有財産に関する事項
専売事業に関する事項
印刷事業に関する事項
造幣事業に関する事項の各事項につきまして、今会期中国政に関する調査を行うため、議長に対し、国政調査承認要求を行うこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○田中委員長 これより会議を開きます。
昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案を議題といたします。
本案につきましては、さきの第七十七回国会におきまして本院において議決され、参議院において継続審査となり、本日、参議院より送付されたものでありますので、この際、提案理由の説明は省略し、直ちに質疑に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐藤観樹君。
【次の発言】 増本一彦君。
○田中委員長 これより会議を開きます。 この際、申し上げます。 本委員会に付託になりました請願は百三十四件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会において慎重に検討いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、さよう御報告いたします。 なお、本会期中、参考送付されました陳情書は、拘束預金禁止法の制定促進に関する陳情書外十二件であります。 この際、暫時休憩いたします。 午前十一時四分休憩
○田中(六)委員 この際、動議を提出いたします。 理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○田中(六)委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、岡田春夫君を委員長に推薦をいたしたいと思います。何とぞ各位の御賛成をお願いいたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○田中(六)委員 大臣の時間が二時までだそうでございますので、一、二問簡単に大臣にまず質問したいと思います。 御承知のように、この石炭問題につきましては、昭和三十八年の第一次答申から四十八年までの十年間に五つの答申案が出ておりまして、最初の四つはスクラップ・アンド・ビルド、最後の五次答申は、御承知のようにエネルギー問題、オイルの危機がございまして大きく政策が転換しております。五次答申の内容は、結局、総合エネルギー対策から国内炭の見直し、国内炭並びに輸入炭を中心にして石炭を確保しろということが基本理念でございます。 したがって、私どもはそういう方針で来ておりましたが、今回の五十二年度の石炭特……
○田中(六)委員 通産大臣と労働大臣せっかく御出席でございますので、一問ずつ御答弁を願いたいと思います。 まず通産大臣に対してでございますが、先ほどから同僚の議員が触れておりますように、今月の一日、また昨日、連続して炭鉱事故が起こっておるわけでございます。私どもがこれらの法案を整備しようというさなかにこういう事故が二件、一週間もたたないうちに連続して起こっているわけでございますが、きわめて皮肉なことでございますが、不思議と、過去を見ましても事故は連続して起こっております。そういう点で、十分保安面についての配慮を願いたいのですが、改めて通産大臣の御決意をお願いしたいと思います。それが通産大臣。……
○田中(六)委員 質問を申し上げます。 参考人のお名前を事前にまず言えということでございますので、事前にお答えをいただきたい参考人のお名前を言いますので、よろしくお願いします。北大の磯部教授、東大の伊木教授、日大の笹生教授、石炭協会の有吉会長、それから日炭の委員長でございます里谷さん、福岡県の山崎副知事、それから全国石炭鉱業関係町村議会議長会の原口会長、よろしくお願いいたします。 午前中から午後にかけまして参考人の貴重な御意見を拝承いたしておりましたが、学者は机上での、あるいは多少の裏づけがあっての御発言、実態論としての組合の意見、それから市町村長関係の御意見、経営者の御意見、それぞれ違っ……
○田中(六)委員 参考人の各位には、一時間以上もお待たせいたしまして、恐縮に思います。衆議院の本会議が長引いたためにこういう結果になりまして、言いわけしつつ、おわびを申し上げたいと思います。 私に与えられた質問の時間は三十分でございますが、技術的なことは、私も技術者ではありませんのでわからない点が多いので、質問となりますと、全部が質問しなければいかぬような状態でございますが、私の理解できる範囲について御質疑を続けたいと思います。 エネルギー危機ということを、私どももう長い間、口を開けばそういうふうに言っておるわけでございますが、エネルギー危機というのはどういうことであろうか。これには国際政……
○田中(六)委員 通産大臣に一言ちょっと。先ほど、石炭の見直しについてわが党の山下議員にお答えがあったのですが、最近、外貨の保有高が非常に多くなって、外貨減らしというか、そういう対策上からという一つの案を日本商工会議所会頭が提示しておった問題について伺います。 この問題は、具体的に申しますと、海外の石炭の鉱区をそれで買ったらどうかということでございますが、これはいろいろ考えますと、政府は買うわけにいきませんが、民間で買うといった場合、鉄鋼会社は原料炭が主体ですから、ほとんど一般炭のことを言っていると思いますが、電力会社あたりでそういうことを具体的にするならしなければいかぬのですが、そういうこ……
○田中(六)委員 斎藤、古賀、小山、鈴木、伊木参考人、お忙しいところを私どものためにおいでいただきましてありがとうございました。 時間がありませんので、早速質問に入ります。 その前提といたしまして、鉱山保安監督局、まず三つ政府当局に聞きたいのです。頻発災害と重大災害はどういうふうな区別をしているのか、それから自主保安という言葉を各参考人使っているのだが、これはどういう意味かということと、それから、鉱山保安法の三十九条に「保安技術職員の国家試験を行い、及び保安技術職員の資格に関する事項を調査審議するため、通商産業省に鉱山保安試験審査会を置く。」と言っておるのだが、この三十九条は具体的にはどう……
○田中国務大臣 歴代内閣を通じまして、政府、行政、そういうものに対する国民からの信頼ということは、一生懸命努めてまいったわけでございます。ロッキード事件が発生いたしまして以来、これらの歴代内閣は、汚職防止、そういうような案件を決定いたしまして、一生懸命その実現に当たってきたわけでございまして、三木内閣、福田内閣を通じまして、閣僚協議会とかあるいは民間人も含めました懇談会などを通じて、一生懸命その対策を練ってまいったわけでございます。 大平内閣といたしましても、御承知のように、信頼と合意というキャッチフレーズで参っておりますし、新内閣も国民の信頼ということを第一モットーとしておりますので、その……
○田中国務大臣 お答え申し上げます。 第一点の政府専用の航空機の購入問題でございますが、前内閣のときに一応購入したらどうかということで閣議で話題になったと聞いております。具体的な話は完了してなかったわけでございまして、大平内閣になりまして一応そういうことを引き継いだような形になったわけでございますが、御承知のように政府が専用機を持つということの理由は、総理を含めまして政府関係の国際的な交流が非常に頻繁となっておりますので、外遊をする場合あるいは外から人が来る場合、そういう場合に使うということ、それから、いろいろな問題が国際的にあり、トラブル、紛争があったときに在留邦人を運ぶのに民間の航空機あ……
○田中国務大臣 大平内閣になりまして、文化の時代あるいは田園都市構想、地球化時代、大平総理の考え方の底流には自然環境を大事にする、そういうことが大平哲学の中にあるわけでございます。国際会議におきましても、上村環境庁長官が、環境問題について各国ともども重大な問題として指摘しているわけでございまして、内外の規定が自然環境の保護、維持というものにあることは痛いほど身にしみてわかっておるわけでございます。したがって、それならばこれを法制化するアセスメント法案が四回ももたもたしているのはおかしいじゃないかという島本議員のお話でございまして、私ももっともだというふうに考えます。 しかし、全国一律にこれを……
○田中国務大臣 高齢化社会を控えて年金制度をどういうような機能でどうするかというようなことでございますが、現在、年金制度の改革の方向につきましては、近く年金制度基本構想懇談会というものから意見が出るということになっておりますので、政府としてはその意見を踏まえて対処していきたいというふうに考えておりますし、この年金制度全体の総合的なあるいは体系的な見直しにつきましては、大原議員御承知のように、総理府に公的年金制度調整連絡会議というのがございますので、その会議の場を活用しながら、政府が一体となって改革機能を進めていきたいというふうに考えております。
○田中国務大臣 どういうことでしょうかという意味は、どういうことでしょうか。
【次の発言】 この事態は十数年前のことのようでございますし、いま、たまたま私は官房長官になっておりますので、こういうことに答えていいのかどうか、ちょっと疑問でございますけれども、しかも私は、告訴をしたのは官房長官としてではなく、一衆議院議員田中六助として告訴したわけでございますし、私の呼び出しは官房長官ということなんでございますが、その辺が私自身ちょっと割り切れませんが、せっかくのお尋ねでございますので申し上げますが、私は、いろいろなところで問われれば申し上げているのですが、こういう事実は全くありません。
○田中国務大臣 昨日の武藤委員の質問でございますが、総理大臣から御指示がございましたので、お答えしたいと思います。 きのう正午ごろ塚田徹議員に電話をいたしまして聞きましたところ、塚田氏は、記憶が現在定かではないので年月はわかりませんが、大体七、八年前、海部と共同でお尋ねの土地を購入いたしました。この購入価格は約一千四百万円である。塚田氏としては、当初手付金二百万円を支払い、その後資金の工面をして、残金五百万円を支払った。この支払い時期は現在よく記憶していないということでございます。 それから、五十二年七月ごろ、運輸省に対し約六千万円で売却した。塚田氏は売却代金として約三千万円を受け取ったと……
○田中国務大臣 そういうことは聞いておりません。
【次の発言】 私といたしましては、塚田さんの私事にわたることでございますし、稲葉委員のおっしゃるとおりをそのまま伝えることはできますけれども、いろいろそれを強制して調べるというようなことはどうかと考えております。
【次の発言】 ただいま申し上げましたように、これはやはり塚田氏にとってはプライベートなことでございますし、同僚議員としてそれを伝えることはできますけれども、私として塚田氏にそういうものを調べろということはちょっと無理ではないかと考えられます。
【次の発言】 あなたからそういう要望があったということを塚田議員にお伝えいたします。
○田中国務大臣 塚田徹議員にけさお会いいたしましてお聞きしましたところが、自分は何らやましいところはないから、稲葉議員のお申し越しの四項目については何らお答えする理由はないという御返事でしたので、それでは余り答弁にならないかもわからぬよというお話を申し上げましたが、本人はそれ以上言うことはないということで、時間は十五分から二十分かけたわけでございますが、そういうことでございましたので、それ以上の御返答はできないわけでございます。
○田中国務大臣 和田委員にお答えいたします。 田園都市構想という大平内閣のキャッチフレーズの一つでございますが、この田園都市構想というのは、総理もたびたび本会議あるいはこの委員会で申し述べておりますように、いままで過去長い間、わが国は近代化を目指して国際的に追いつけ追い越せというような気持ちでずっときておりまして、つまり、それは物の面で非常に豊かになったと思います。しかし、その長い間忘れておったものは何かということを自問自答いたしますときに、やはり精神面、質的な面あるいは心の豊かさ、そういうものが等閑視されておったのではあるまいかということから、心のふるさとと申しますか、そういう一つの田園都……
○田中国務大臣 安宅委員のそういう発言を総理大臣にお伝えいたします。
○田中国務大臣 お答え申し上げます。
貸金業者が非常に不当な圧迫を一般の庶民に加えておる、一般の国民が非常に迷惑をしておるということは平林議員御指摘のとおりで、私どもも心を痛めておるところでございます。したがって、政府といたしましても何とかこれを打開するために、政府案とするか議員立法とするかは別といたしまして、今国会にこの規制する法律をぜひとも出したいというふうに考えております。
【次の発言】 御承知のように、各党ともこれの規制についてのそれぞれの案を持っておりますし、いま調整中の様子でございます。しかし、政府としてはただいま申し上げましたように強く責任を感じておりますので、これを政府提出と……
○田中国務大臣 池田委員にお答えいたします。 二月九日の総理に対する委員の御質問、それからそれ以前二月一日に塚田議員に電話連絡をしまして、九日は私自身お会いしました。実は土曜日から塚田議員との連絡を申し上げているのですが、選挙区にお帰りになっておりまして、きょうお会いしたいということを申し上げましたら、電話でということで、東京にお着きになっているかどうかまだ疑問でございますが、幸いに電話の連絡はとれたわけでございます。そうしますと、塚田議員は、せんだって申し上げたとおりのことで、それ以上何も申し上げるところはないというお答えでございましたことを、総理に対する委員の御質問としてお答えするわけで……
○田中(六)委員 石炭鉱業審議会の第六次答申が出てすでに五年になりますが、いままで第六次答申が出るまでは十余年間あるわけですね。その後、この答申案の内容が多少ちぐはぐになっているんじゃないかと思うと同時に、石炭をめぐる現状という、つまり総合エネルギーを中心にいたしまして、石炭の位置づけというものを第六次答申で言っているわけです。しかし、この五年間ずいぶんエネルギー問題の政府のアプローチの仕方、それから環境、そういうものは変わっておると思いますが、第七次答申ということでもないんですけれども、何かそういうものについて新たな考えがありますかどうか、お尋ねしたいと思います。
○田中(六)委員 せんだっての質問に引き続いて、今回は労働大臣初め皆さん御苦労さんでございます。 産炭地、特に私は筑豊地帯の出身でございますが、筑豊地帯は福岡県の中にあるのですけれども、人口が約六十七万前後でございまして、ちょうど島根県とか鳥取県とか、そういうところの人口と等しいのじゃないかと思います。二十数年前から閉山に次ぐ閉山、スクラップ・アンド・ビルドというような名のもとにやってきておりまして、そのつめ跡が二十数年たっても非常に深く、強く、住民に悪い影響を残しておるわけでございます。 それで、住民の人たちが産炭地振興、産炭地離職者対策、いつも産炭地、産炭地と言いますので、そうじゃない……
○田中(六)委員 四人の参考人の方、非常にお忙しいところをありがとうございます。 早速質問に入らせていただきます。 先月の二十六日、二十七日、フランクフルトでベネチアサミットの準備会議があったわけでございます。東京サミットでも、やはり中心課題はエネルギー問題、特に石油の割り当ての問題が、個別にするかトータルでするかという大きな問題になったわけでございますが、イタリアのサミットでも、やはりエネルギー問題が中心課題のようです。フランクフルトの準備会議ではエンゲルマングループ、エンゲルマンという人は西ドイツの経済省のエネルギー総局長でございますが、その人の提案によりまして、石油というものをどうい……
○田中(六)委員 亀井知事初め、参考人の皆様非常にお忙しいところ私どものために御出席いただきましてありがとうございます。四人の参考人の御意見をいま拝聴いたしましたが、その前にちょっと石炭部長に政府側、大臣もいないからお聞きしておきたいのですが、この産炭地域振興臨時措置法の第一条「目的」の中に「この法律は、産炭地域における鉱工業等の急速かつ計画的な発展と石炭需要の安定的拡大を図ることを目的とする。」これはいいのですが、第二条の「産炭地域の範囲」という条文でございますが、「この法律において「産炭地域」とは、石炭鉱業の不況による疲弊の著しい石炭産出地域及びこれに隣接する地域のうち当該石炭産出地域にお……
○田中(六)国務大臣 このたび通商産業大臣を拝命いたしました田中六助でございます。よろしくお願いいたします。エネルギー情勢など流動的な内外諸環境のもとで、次のような諸対策を重点的に進めてまいりたいと思います。 まず、石油安定供給確保、石油代替エネルギー対策、特に原子力、石炭の開発、導入、電源立地の円滑化丁省エネルギー対策を強力に進めてまいりたいと思います。 物価のほかに、景気の動向の把握にも一層の注意をもって臨み、情勢の推移に応じて適切かつ機動的に経済運営を行ってまいりたいと存じます。 通商摩擦の回避、総合的な経済協力、エネルギー外交の積極的な推進なども努めてまいりたいと思います。 ま……
○田中(六)国務大臣 静岡駅前ガス事故に関する報告をいたします。 過日、静岡駅前の地下街におきまして、多数の死傷者を出すというまことに痛ましい事態が起きましたことは悲しみにたえないところであります。不幸にして今回の事故で亡くなられた方々に対しましては心から弔意を表しますとともに、負傷された方々につきましては、その速やかな御回復を心からお祈りいたします。 これからその静岡駅前のガス事故に関しまして、御報告いたしたいと思います。 去る八月十六日午前十時前、静岡駅前の地下街において、これまでの関係当局の調査によりますと、ガスの引火によると推定されます爆発事故が発生し、その結果現在までに死亡者十……
○田中(六)国務大臣 このたび通商産業大臣を拝命いたしました田中六助でございます。何とぞよるしくお願いいたします。 厳しいエネルギー情勢に対応いたしまして、わが国の石油依存体質の改善を図ることが緊要の課題となっております。 石炭につきましては、代替エネルギーの重要な柱といたしまして、世界的に見直しが進められておりますけれども、わが国といたしましても、その利用拡大及び海外炭の開発輸入を強力に進めてまいりたいと思います。 また、国内炭につきましては、貴重な国産代替エネルギー資源であるという観点から、今後ともその生産の維持に努めることといたしまして、国内石炭鉱業の経理基盤の安定、保安の確保など……
○田中(六)国務大臣 お答えいたします。 新聞に報道されましたように、三井物産の八尋社長がIJPCの事業、工事を継続することについて自信のないような発言、それが経済的効果、そういうような面から考えまして自信がないというような意味の発言でございまして、社会的にも全体的に大きな波紋を呼んでおったわけでございます。したがって、真意はどういうことだろうかということで、八尋社長とそれからICDCの社長、つまり山下社長、二人に通産省に来てもらいまして、どういうことだということを確かめたわけでございます。私が二人を呼んだのは、戦争がいま継続しておりまして、これは御承知のようにナショナルプロジェクトとして政……
○田中(六)国務大臣 私どもは石油の販売、流通、生産、そういう面におきまして、流通機構の整備ということは常に頭にあるわけでございますけれども、石油会社あるいは石油精製会社が便乗値上げを現在しておるとは思いませんし、将来とも売り惜しみ、買いだめあるいは便乗値上げ、そういうものがないように、都道府県あるいは通産局あるいは本省においてチェックをしていかなければならないと思っておるのでございまして、昨年、ことしにかけて便乗値上げあるいはそれに類するものはないものというふうに判断しております。
【次の発言】 転ばぬ先のつえで、社会情勢、そういうものを考えましてそういう通達は出しました。また、これから先も……
○田中(六)国務大臣 第九十三回国会における商工委員会の御審議に先立ちまして、通商産業行政に対する私の所信の一端を申し述べます。 わが国経済は、第一次石油危機以降の相次ぐ石油価格の上昇にもかかわらず、欧米諸国に比して順調な成長を遂げてまいりました。物価動向や雇用情勢も比較的安定しております。このような過去におけるわが国経済の実績は、諸外国からも高く評価されております。 しかしながら、今後のわが国経済をめぐる環境は決して楽観してよいものではありません。世界経済はいまだ景気停滞や物価上昇に悩まされているほか、エネルギー問題、南北問題など世界が解決すべき課題は山積しております。国際政治情勢は今後……
○田中(六)国務大臣 原田委員御指摘のように、中小企業の倒産件数は九月で負債額一千万円以上が千六百四件あるいは七件、それから鉱工業生産の生産、出荷、在庫、こういうのをながめましても景気の動向にかげりが深く影を落としておるという判断は成り立つと思います。したがって、これに対する対策というものを私どもは考えねばなりません。しかし一方物価の面を考えますときに、卸売物価、消費者物価とも、消費者物価は前年同月に比べると八%台を続けておりますし、まあまあとはいえ、これも警戒しなければならないというような非常にむずかしい情勢でございます。したがって、政府も物価と景気の両にらみという政策を堅持しておるわけでご……
○田中(六)国務大臣 消費者物価を本年度六・四%に目標どおり抑えるということにつきましては、あくまで私どもはこの目標に向かって物価を鎮静化させるべく万全の努力をいたさなければなりませんけれども、現状といたしましては七月が前年同期比七・七%、八月が八・七%、九月が八・九%と、そのトレンドがまあまあ安定化の方向にあるということは言えますけれども、ちょっとレベルが高い。したがって、これに対する対策としては河本企画庁長官非常に御苦心なさっておられますし、私どもも、御承知のように冷夏というようなことで野菜の値上がりなど一時的なものもありますので、そういうものを加味して、それから将来の展望、そういうものを……
○田中(六)国務大臣 私は、去る十月二十九日から十一月六日まで、オーストラリア、シンガポール、インドネシアの三カ国を公式訪問いたしてまいりました。今回の訪問におきましては、オーストラリアのフレーザー首相、シンガポールのシアーズ大統領、インドネシアのスハルト大統領ら各国の首脳と終始友好的な雰囲気のもとに、率直な意見交換を行ってまいりました。私自身、今回の訪問は各国との相互理解の一層の推進、経済関係の拡大、発展を図る上で大きな意義があったと確信している次第であります。本日、本委員会において、私の出張報告を行う機会が与えられましたことは、私としても大変喜ばしく思っております。この機会を利用させていた……
○田中(六)国務大臣 現在の小企業と申しますか中堅企業と申しますか、非常な倒産件数から見まして、特に十月なども千六百六十件をオーバーしておるというような事態は、私自身頭を痛めている問題でございまして、こういう問題と関連していま粟山議員御指摘の大型店舗、つまり大型の小売店舗の問題はどうしても考えざるを得ない。その周辺に与える影響というものは甚大なものがございますし、この大型店舗は消費者のニーズにこたえるという一面もございますけれども、やはり何と申しましてもそういう多数の小売店に対して被害を与えておるのも事実でございます。したがって、店舗法の三条、五条、そういう問題に絡んで私どももいろいろこれをチ……
○田中(六)国務大臣 ガス事業は、薮仲議員御指摘のように独占事業、公益事業であるだけに慎重な上にも慎重を期さなければなりませんし、あらゆる観点から十分行政指導をしなければならないというふうに思っております。
【次の発言】 いま事務当局が説明いたしましたように、きのうガス事業大都市対策調査会の調査が出ておりますし、その線に沿って、具体的な案ができておりますので、まずそれを実行しつつ、両当事者間の話し合いが進むように私どもも行政指導していきたいというふうに考えております。
【次の発言】 横手議員御指摘のように、長期エネルギー需給暫定見通しでは、わが国の石油依存度を十年後に少なくとも五〇%にするとい……
○田中(六)国務大臣 ただいま申し入れのありました金属鉱業安定対策に関する件につきましては、御趣旨に沿いまして誠心誠意努力していく覚悟でございますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
○田中(六)国務大臣 第九十回国会における衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭政策につきまして私の所信の一端を申し述べさせていただきます。 御承知のように、近年、国際石油情勢は、OPECの相次ぐ原油価格引き上げ、イラン・イラク紛争の勃発等厳しさを増しつつあります。 また、中長期的なエネルギー情勢を展望いたしますと、国際石油情勢の根底には、産油国の資源温存政策の強化や政治的不安定性など楽観を許さない要因が存在しております。IEAその他の予測によっても、中長期的に国際石油需給が逼迫化の方向に向かうことは避けられないものと見られます。 こうした状況を踏まえ、昨年六月の東京サミットに引……
○田中(六)国務大臣 委員会の御審議に先立ちまして、産炭地域振興審議会の答申につきまして御報告申し上げます。 御案内のとおり、産炭地域振興対策の基本法であります産炭地域振興臨時措置法の有効期限が来年の十一月に参ります。このため、今後における産炭地域振興対策のあり方につきまして、本年六月二日、産炭地域振興審議会に御検討をお願いいたしておったところ、この審議会におきましては、笹生仁日本大学教授を座長とする小委員会を中心に、約五カ月間調査審議を賜った結果、去る十一月十日答申をまとめていただきました。 通産省といたしましては、今後、この答申を尊重いたしまして、法律の延長を初め、産炭地域の実情に即し……
○田中(六)国務大臣 塚田委員御指摘のように、私も長い間、長い間どころか、当選以来一度も石炭特別委員会から席を外したことはないわけでございまして、自分なりにいろいろやってまいりまして、くしくも担当大臣にいまなっておるわけでございます。 過去十九年間を翻って考えてみますときに、一生懸命やってきたつもりでございますけれども、どうにもうまくいってないような点は反省しておりますが、条文そのものによる法律の施行という点を考えますときに、そういう御指摘の欠陥があったことは認めなければならないと思います。しかし、問題はやはりそれだけではなくて、私は、手厚い予算というものが十九年もあって、それの施策の欠点も……
○田中(六)国務大臣 石油の需給状況につきましては、いま永山参考人からつぶさに業界としての見解をお述べでございます。多少ダブると思いますけれども、政府では、先ほどから申しておりますように、民間備蓄は多少一日か二日切れましたけれども、それでも民間と政府備蓄合わせまして百十一日あるいは百十日という備蓄をやっております。 それから灯油につきましては、九月末で私どもは六百五十万キロリットルを予定しておりましたけれども、それが八月末、一月早くその目標以上を達成しまして、十月末の数字は七百二十万キロリットルあります。したがって、先ほどの話にもありましたように、むしろだぶついておるというようなこと。 そ……
○田中(六)国務大臣 お答えいたします。 本会議場でもしばしば述べましたように、日本のいま現在備蓄が、政府備蓄、民間備蓄を合わせまして、七月末、八月初め現在で百十一日分あるわけでございます。イランはもうすでに七月から来ておりません。イラクは九月の二十三日からストップしておるわけでございます。ちょうどイラクからの輸入が一日三十九万バレルでございますが、それでございますので、それが全くないということが当然言えるわけでございまして、そういう場合に百十一日分から三十日分を取り崩しますと一年分もてるわけです。倍の六十日分取り崩しますと二年ということでございますので、少なくとも私ども現在二年は大丈夫だと……
○田中(六)国務大臣 大内委員にお答え申し上げます。 日ソ関係は、いま総理が申し上げましたように、両国の平和、世界の平和というような観点から友好関係をあくまで維持していかなければならないと思っております。 ただ、私どもの経済の面から見ますと、輸出が日本から二十四億六千万ドル、それから輸入は十九億ドルございまして、合計約四十四億ドルの貿易量がございます。こういう観点から、さらにシベリア開発に原料炭の開発プロジェクト、それからもう一つの問題は第三次森林開発ということがございますし、これも輸銀ベースで融資をすでに日本にある通商部に通告しておりますし、経済面からあくまで日ソ関係の交流、平和維持ある……
○田中(六)国務大臣 今日の敦賀発電所のこういう不測の事態はまさしく監督官庁といたしましての責任はあると思います。ただ、計画に基づく規定の基準というものがございまして、そういうものの報告を受けて管理監督をするわけでございますので、別に私どもが責任がないということを言っているわけではなくて、十分な報告がなされていなかったということに遺憾の意を感じます。 しかし、こういうことは原子力発電所の安全性それから将来の原子力発電所に対する――わが国経済、民生、エネルギー状態などあらゆる点から申しまして、各国と同様に原子力発電所の設置というのは焦眉の急でございます。したがって、こういうことのないように十分……
○田中(六)国務大臣 ICDCの件につきましては、多分最近やめるとかやめぬとかいうことを言っておることを指摘していると思いますが、そういう相談を受けたことはございませんし、したがってそれに了承したというようなこともございません。
それから、将来の展望といたしましては既定方針どおり、この案件はイランの政府、イラン国民も望んでおることでございますし、ここまで来ておることでございますので、私どももこれをギブアップするというような考えはございません。
【次の発言】 この案件は、五月の中旬以降に株主総会みたいなのがあるようでございます。それはイランでやってもいい、日本でやってもいいというようなことも聞……
○田中(六)国務大臣 冒頭に、閣議でおくれましたことを深くおわび申し上げます。 昭和五十三年度通商産業省所管の歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入歳出決算につきまして御説明いたします。 通商産業省主管の歳入につきましては、当初予算額は七十四億八千四百五万円余でありますが、予算補正追加額二十六億九千二十万円の増加がありましたので、歳入予算額は百一億七千四百二十五万円余となっております。 これに対しましで、収納済み歳入額は八十八億六千六百四十二万円余でありましで、これを歳入予算額と比較いたしますと、十二億七百八十二万円余の減少となっております。 こ……
○田中(六)国務大臣 第九十四回国会における商工委員会の御審議に先立ちまして、通商産業行政に対する私の所信の一端を申し述べます。 八〇年代は、わが国にとって、新たな試練と課題への挑戦の時代であります。それは同時に、われわれのたゆまぬ努力と英知を結集することにより、わが国が世界をリードし、明るい未来への足固めを行う時代ともいえます。 私は、通商産業大臣拝命以来、世界十五カ国を訪問いたしました。イラン・イラク紛争など依然不安定な国際政治情勢、流動的な石油需給、インフレ、失業などに悩む欧米経済、累積債務や人口、食糧問題を抱える発展途上国など、私は、今日の世界が当面する問題を、一連の諸国訪問を通じ……
○田中(六)国務大臣 お答えいたします。 日中の関係は、日中長期貿易取り決めという取り決めで決まっておるわけでございまして、これは一九七八年から一九九〇年までの長期取り決めでございます。わが国の方は、この長期取り決めで大型プラントの輸出というものが中心課題になっておりまして、向こう側は、原油の輸出と石炭の輸出、つまりエネルギー問題が中心でございます。 御承知のように、中国側から、その中の石油化学についての三つのプラント、それから鉄鋼関係が一つというようなものを、自分のところの近代化の調整をやらなければいけないからストップだということを言ってきておるわけです。それから、もちろん原油の輸入につ……
○田中(六)国務大臣 所信表明の中に倒産という言葉がないのじゃないかということでございますけれども、「活力ある中小企業の育成」というところに中小企業については述べておりまして、非常に不況下の中にあるということは明記しているわけでございます。また倒産件数などの具体的なことについては触れておりませんけれども、この対策についての私どもの考えは述べておるわけでございます。御指摘のように、五十五年の一月から十二月までは総倒産件数が一万七千八百八十四件、また御指摘のように、一月の倒産件数は千三百十三件という史上最高の倒産でございまして、私どもも頭を痛めておるわけでございます。 この中小企業対策につきまし……
○田中(六)国務大臣 石油備蓄法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を説明申し上げます。 石油備蓄法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 石油ガスは、全国の世帯の約六割、タクシーの約九三%で使用されているほか、中小企業を主とした工業用、中小都市ガス用、化学原料用等に幅広く使用されており、いまや年間千四百万トンの需要を持つ重要なエネルギー源の一つになっております。今後におきましても、クリーンで取り扱いが簡便なことから、その需要の増大が見込まれているところであります。 一方、石油ガスの供給について見ますと、輸入量、輸入比率とも年々増大してきて……
○田中(六)国務大臣 エネルギーの暫定需給見通しでございますけれども、私どもは、これの見通しが現状で大変わりだからどうとかというような考えはなく、結論といたしましては、この需給見通しの目的につきまして、これを現在のところ変更する考えはありません。
【次の発言】 SRCIIは、この前予算委員会で中村重光先生にお答えいたしたとおりで、その後の発展は見られませんし、私どもも現在のところ正式にどうということはございませんので、これを協議して結論を出すとかいう段階には至っておりません。
【次の発言】 御承知のように、SRCIIは昨年度すでに金を使っておりますし、今年度は百五十億円を予算に計上しております……
○田中(六)国務大臣 お答えいたします。 私ども、長期エネルギー暫定見通しという計画のもとに、昭和六十五年、つまり十年後、約十年ですが、五〇%まで石油依存率を下げると同時に、反面を言いますと、代替エネルギーで五〇%を済ます。ちょうど七億キロリットルを全部で予定して、その半分、つまり三・五億キロリットルを頭に置いているわけでございます。したがって、いま島村委員が御指摘のように、いざイラン・イラクというようなところで紛争が起こった、非常に依存率が高いペルシャ湾岸諸国でございますけれども、それでは非常に不安定なことになるという観点から、エネルギーの分散ということをもちろん頭に置いておりまして、イン……
○田中(六)国務大臣 石油ガスはクリーンで取り扱いに便利だということから、今後の需要も非常に多く見込まれるわけでございます。したがって、私どもといたしましても、これが指導には万全を期さなければならないと思っております。石油を中東に依存しておったということでイラン・イラク紛争がかなりのダメージを与えておりますし、ホルムズ海峡の通過の問題とかあるいは沿岸諸国の問題とか、石油と同様にいろいろ考えざるを得ないわけでございまして、やはり中東に石油を依存しておったことに対する学習的態度というものが考えられます。このLPガスにつきましても、やはり供給地を分散あるいは多様化するということを当然考えておかなけれ……
○田中(六)国務大臣 まさしく御指摘のように、米国を初め先進国はもちろん、発展途上国の中にも保証協定を結んでいるところがあるのですけれども、わが国は御指摘のようにたった一カ国でございます。せんだって総理がASEAN諸国を回ったとき、あるいは私も回りましたが、投資保証協定の結んでない国々ばかりで、これらの投資を促進しようということの話し合いは進めてきましたけれども、わが国が近代国家になってまだ非常に日が浅いし、投資の実情は世界四番目でございますけれども、そういう風土と申しますか、土壌というものが十分日本にはなかった、余りにも近代化あるいは経済成長率が高過ぎて、端的に申し上げますと、そういう余裕も……
○田中(六)国務大臣 後藤委員御指摘のとおりでございまして、金と物だけで、その国の、あるいはその民族、人種、そういうもののすべてを買うことはできません。 私もASEAN諸国、総理もASEAN諸国を回ったのですが、そのときのテーマといいますかドクトリンといいますか、そういうものにつきましては、エネルギーの問題は取り上げましたけれども、日本の中小企業の関連の伝統ある経験からそれを育成しよう、それから原材料だけの取引じゃなくて、それを製品化した輸入の拡大、それからもう一つは人づくりというようなことを提唱してまいったわけでございますが、日本の経験ある中小企業の育成とかあるいは人づくりというものは、ま……
○田中(六)国務大臣 植竹委員にお答え申し上げます。 御指摘のように、非常に景気が停滞しておりまして、私どもも、物価と景気の両にらみという体制をとってきましたが、物価の方は、御指摘のように、まあまあ卸売物価、消費者物価とも安定の方向に行っております。しかし景気の方は、たとえば中小企業の倒産件数、まさしく非常に大きなもので、五十五年度を見てみますと、ちょうど一万八千二百十二件、これは年度で見ますと、まさしく史上最高でございます。この一月になりましても負債金額一千万円以上の倒産が千三百十三件、二月が千三百二十七件、三月が千五百九十七件というような状態でございまして、私どもも非常に頭の痛いことでご……
○田中(六)国務大臣 いま、地方の時代と特に言われておりますが、地場産業の育成ということについては、私どもは十分配慮をしなければなりませんし、その地方の雇用の拡大とかあるいは所得の向上という面についても、私は、地場産業の育成、強化、発展というものについては就任以来鋭意努力をしたつもりでございますし、今後ともそういう観点から育成への務めを果たさなくちゃいかぬという決意でございます。
【次の発言】 先ほどの答弁にさらに私の考えをつけ加えますと、私は、日本経済そのものを支えているのは、私の持論といたしましては、大企業もさることながら、九九・四多にわたる中堅企業ないし零細企業というふうに考えておるわけ……
○田中(六)国務大臣 このたびの日本原子力発電の敦賀発電所における事故につきまして、私どもは、通産省から職員を現地に派遣いたしまして、この徹底的究明に努力をしております。
日本原子力発電関係の原子力発電所については、抜本的な点検をしなければならないというふうに考えておりますし、その結果を踏まえてこの問題に対処すると同時に、私どもといたしましては、大いに反省をして、国民の信頼にこたえるべく、原子力発電の発展に努力していかなければならないという決意でございます。
自余のことにつきましては、事務当局から御報告させます。
【次の発言】 委員の御指摘の点について、十分頭に入れて今後対処して検討してい……
○田中(六)国務大臣 このたびの日本原子力発電株式会社の敦賀発電所における事故は、原子力発電所に対する国民の信頼を裏切ったこととして、まことに皆様に済まなく思って、おわび申し上げます。 現在、四月十日と三十日に立入検査の結果を一応報告しておりますが、私どもは、同社から提出されましたてんまつ書、それから私どもの調べました立入検査の両方を踏まえて、同社に対する措置並びに安全管理行政についての検討を早急に行っております。 特に、ただいまこの委員会からの報告書を私もお聞きいたしましたが、この点も十分踏まえて早急な結論を出していかなければならないという決意でございます。 私も、国会の皆様の御同意が……
○田中(六)国務大臣 ただいま議決をいただきました決議に対しましては、その趣旨を体しまして対処してまいりたいと存じます。
【次の発言】 御指摘のように、日加の貿易関係は向こうの方が出超でございまして、そういう貿易量トータルで文句を言われる筋合いはございませんし、また、日加の自動車問題につきましても、一一・何%かの高関税率をカナダはアメリカと違ってとっておりますし、貿易全体といたしましては、私ども、いろいろカナダとの関係はそう悪くはないと思っております。
ただ、御指摘のCANDU炉の問題につきましては、日本の原子力委員会がこれを一応拒否した形でございますけれども、わが政府といたしましては、カナ……
○田中(六)国務大臣 第九十四回国会における衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭政策につきまして、私の所信の一端を申し述べさせていただきます。 御承知のように、現在、エネルギーの大宗を占めている石油をめぐる国際情勢は、さきのOPEC総会の決定に基づく原油価格の引き上げ、イラン・イラク紛争の長期化などにより依然として流動的な状況にあります。また、中長期的にも、産油国の資源温存政策などから国際石油需給の逼迫化傾向は避けられないものと見られます。このような状況のもとにあって、ベニスサミット等の諸合意に見られますように、石油代替エネルギーの開発、導入が世界各国の共通の課題となっております。……
○田中(六)国務大臣 第七次答申がことしの夏ごろ、つまりことしの中ごろまでに石炭鉱業審議会の結論が得られるという私どもの見通しでございますが、この七次答申と関連しまして、私ども現在、エネルギー政策の中心となっております長期エネルギー暫定見通しというものを持っておりまして、これは、十年後に石油の依存率を五〇%まで下げる、逆を言いますと、代替エネルギーというものを五〇%まで持っていくということなんでございますが、この代替エネルギーの中枢に石炭というものがあるわけでございまして、これを私どもは一億六千三百五十万トンという、国内、海外炭を含めましてそういう予測をしているのでございますが、その中に、一応……
○田中(六)国務大臣 いま国会で御審議をお願いしております産炭地振興法の十年延長ということを契機に、ここで内容を、つまり精神的にもそれから外部に対しましても衣がえをしなければならない大きな節目であるというふうなことは、中西委員御指摘のように、私も痛感いたしております。したがって、この再スタートに当たって、はっきりしたものを確認しておくことは非常に大切だ、私も過去の経験からそういうふうに思っております。 一つは、もちろん私ども国会あるいは政府の責任もございますけれども、産炭地のそこの住民、それからその関係者という人たちがりフォメーションと申しますか、精神革命をまずしてもらいたい。皮肉な話でござ……
○田中(六)国務大臣 そのとおりでよろしいと思います。
【次の発言】 私は、産炭地の社会的経済的な疲弊の状況を完全に回復するという目的が私どもの考えでございますし、この法律の趣旨ではないかと思います。したがって、中が一般会計あるいはその他に分かれておろうがおるまいが、その趣旨は貫かなければなりませんので、カットする場合には、こっちをカットする、こっちは守るというような考えはなく、これの完遂に、あるいはカットするというようなことのないように私どもはやろうというふうに思っております。
【次の発言】 過去二十年間の法律でございまして、いまから十年間の延長をお願いしているわけでございますが、六条指定、……
○田中(六)国務大臣 塚田委員にお答え申し上げます。 確かに、現在のエネルギー情勢というものは、見方によっては全く混沌としておるというような見方が成り立ちます。これは、たとえば石油につきましては産油国、OPEC、それから消費国、そういうようなものの立場が全く違うということが、根本的な問題になろうかと思います。 政府といたしましても、長期エネルギー暫定見通しというものを立てておりましたけれども、これをやはり見直さなければならないというような段階にもなっておりますけれども、基本的には、わが国のエネルギーというものは、塚田委員も御承知のように石炭は二千万トン体制。これは二千万トンと申しましても、……
○田中(六)国務大臣 本日の御審議に先立ちまして、石炭鉱業審議会の第七次答申が出ておりますので、一言ごあいさつ申し上げたいと思います。 私ども、この第七次答申につきましては、昨年の八月六日に石炭鉱業審議会に対しまして御審議をお願いいたしまして、この四日にその答申を受け取ったわけでございます。 御承知のように、エネルギー事情が大幅に変わりまして、私は通産大臣就任後、二回のIEAのパリの会議に出席いたしました。その間サミットもございましたが、これらの会議におきましては、エネルギーの見直しということの中心に石炭が置かれたわけでございます。石炭の見直しは各国ともやろうということでございまして、私ど……
○田中(六)国務大臣 御指摘の件でございますけれども、通産省といたしましては、独自の立場からそれぞれ関係者に事情聴取をいたしまして、それが武器であるというはっきりしたことは言えないのでございますけれども、ただ、武器等製造法による武器ではあるまい、輸出貿易管理令に違反するところはあるというようなことで、きょう法務省の方を通じまして神戸地検に通達しておりますし、それと同時に関係武器業者と申しますか、そういう者に対する注意の通告、それから鋳造メーカー、こういう者に対しても政府の従来の方針にのっとる勧告と申しますか、通達を出したばかりでございます。
○田中(六)国務大臣 日本製鋼所が堀田ハガネを通じて大韓重機工業から武器用のものの受注の話し合いを受けた。しかし、それについてはお断りをしたという報告は受けております。
【次の発言】 非常に悪いことで、私も実は初耳でございまして、その内容につきましてひどいことが起こっているものだというふうに考えておりまして、悪いことだと思います。
【次の発言】 もちろん、通産省としては徹底的にこれを調べるということのお約束は申し上げます。しかも、それはできるだけ早い機会にしなければならないというふうに思います。
しからば、武器等製造法上どう見るかということでございますけれども、やはり先ほど総理が申しましたよ……
○田中(六)国務大臣 配慮が欠けておった、あるいは単なるフィーバーで行っておったような結果もあるのではないかという御質問でございますけれども、やはりプロジェクトでございますし、理外の理とでもいったようなところがあるわけで、そう簡単にこれらを進めておるのではないと思います。 ただ、向こう側の意向は、宝山の製鉄所あたりの破棄は正式に通告してきておりますけれども、その他のことにつきましてはペーパーだけで、正式に破棄というようなことを通告してきておるというようなことは確実にはつかまれていないのです。したがって私どもは、向こうの国内情勢も心配しておりますけれども、国内のことにつきましてもおいおい関係者……
○田中(六)国務大臣 いまの御質問は、SRCIIの石炭液化のプロジェクトの問題だと思います。 これは御承知のように、西ドイツ、日本、アメリカ三国共同開発のプロジェクトでございまして、当時の大平首相がカーター大統領とお約束して、日米科学協定に基づいてでき上がったものでございまして、すでに十四億ドルを決めまして、その中はアメリカが五〇%、日本が二五%、西ドイツが二五%というシェアで発足するというアグリーメントも出ておりますし、すでに五十五年度の予算では、日本もいま中村議員御指摘のような予算を使っておりますし、五十六年度も計上しているわけでございます。 私ども、新聞報道でそういうことをアメリカが……
○田中(六)国務大臣 輸出保険の問題につきましては、もちろん保険でございますからいろいろ考えなければなりませんけれども、現在のところ、この保険が必要だというような事態は聞いておりませんし、私どもは事態の推移をじっと見守っておるところでございます。
○田中(六)国務大臣 ただいま総理が申し上げましたように、武器輸出三原則と政府方針にのっとって、しないことになっておりますし、それから昭和四十三年ですか、四月五日ですか、衆議院外務委員会に海外協力についての取り決めがございますし、そういうことにのっとって韓国への武器輸出というものはやらないようになっております。
【次の発言】 もちろん韓国も、そういうふうなことは知っておるんじゃないかと思います。
【次の発言】 非常にむずかしいことだと思うのです。というのは、私どもの方では、申請を受けてそれを承認するという形です。税関の方では、その承認を確認するという方式ですね。それに違反しておったら貿管令上罰……
○田中(六)国務大臣 政府は、ただいまの委員長の御発言の御趣旨に沿い措置いたします。
【次の発言】 岡田委員御指摘の三つのそういう問題につきましては、私どもも、いまも詳細な調べあるいは報告を行うよう指示しておりますけれども、今後十分な調査あるいは報告を受けたいというふうに思っております。
【次の発言】 お答え申し上げます。
国鉄が大赤字を抱えていることは国民の大きな負担でございますし、この整理統合というようなことは至上命題としてやらなければならぬと思います。しかし、一方、エネルギーの安全確保という点からしますと、わが国のエネルギーというもので大きな位置を占めるのはやはり石炭だと思いますし、こ……
○田中(六)国務大臣 お答えいたします。 このタスクフォースは、川俣委員御承知のように、米国のジョーンズ・レポートとも言われておりまして、昭和五十四年一月のレポート、ジョーンズさんは五十五年の九月にも第二次レポートを出しておりますけれども、その中で、いま川俣委員御指摘のように、日本はアメリカにとって重要な農産物の輸入国であるから大事にしなければいかぬというようなことを書いておりまして、個々の問題については私どもも不満がございますけれども、アメリカの議会で初めて日本のそういうものについて触れて、その分析といろんな問題点について指摘した点でございますし、必ずしもこれが悪いとは言えませんので私ども……
○田中(六)国務大臣 ただいま天谷審議官を米国へ派遣しておりまして、まだ帰国しておりませんので、その報告は受けておりません。ただ、日米間の自動車をめぐる経済摩擦は、神田委員御指摘のように非常に深刻な段階に来ております。しかし私どもは、ことしの一−三月の輸出台数を、昨年の四十六万一千台を四十五万台以下に抑えようという方針は考えておりますけれども、それでは問題の解決の糸口にはなっても、まだまだ大きく問題が尾を引いておるわけでございます。 そういうような客観情勢でございますので、総理が訪米する予定になっておりますので、そのときに向こう側から、具体的ないろんな問題が出るのじゃないかという気がいたしま……
○田中(六)国務大臣 御指摘の開銀融資、つまり制度融資でございますけれども、五十三年度、五十四年度両年度で約一千七百件ぐらいございまして、国立病院関係は十二件、全体の約一%程度が現状でございます。
【次の発言】 日中貿易の長期取り決めにつきましては、ただいま伊東外務大臣からお答えがございましたが、私もこれを非常に気にしておりまして、御承知のように日本も、一昨年の八月には長期エネルギー暫定見通しというものを立てておりますし、昨年の十二月にはまた代替エネルギーの供給目標というものをつくっておるわけでございます。したがって、この計画に大きな狂いを来しはしないかということでございますが、現在、中国の原……
○田中(六)国務大臣 イラン・イラク紛争は御承知のように目下継続中でございまして、五回の爆撃を受けておりまして、私どもの日本側の方は全従業員八百名がすでに引き揚げておりまして、詳細な被害の状況はまだわかりませんけれども、できるだけ向こう側の調査、そういうものを実行していただいて調べたいと思っておりますけれども、現状のような状態ではその詳細がわからないのが事実でございます。
【次の発言】 合弁事業でございますので、いま三井側と向こう側とが何回も往復してお話を進めておるようなわけで、その間、御承知のように金利のたな上げとか政府出資の問題が出ております。しかし、私どもは何らかの便宜は図らなければいけ……
○田中(六)国務大臣 経済摩擦、特に自動車摩擦につきましては、もう対米だけではなくてEC諸国にもこれが現実に行われておることは事実でございます。まさしく小渕議員御指摘のように、フランス、ベルギーなどにおきましても現在自動車摩擦がございます。特にフランスなどは、年次の型式の証明問題をめぐりまして、一応通関はしておるわけでございますけれども、そういう年次の型式についていろいろどうとかこうとか言って、結局それが埠頭とかそういうところでたなざらしになっておる事実があるわけです。というのは、フランスは三%にシェアを抑えられておるのですけれども、それ以上あるということで、そういうふうになっていると思います……
○田中(六)国務大臣 いまの世の中で、民主主義、基本的人権のようなことを標榜している時代にそういう企業があるということはきわめて遺憾でございまして、これからももちろんそういうことのないように行政指導もしていかなければなりませんけれども、私といたしましては、そういう企業につきましては厳重に対処していくと同時に、今後そういうことが全くないように強い行政指導をさらに一層深めていきたいというふうに思っております。
【次の発言】 御指摘の調製食用油脂、これが中心でございますが、私どもは貿易の自由化ということがあくまでたてまえでございますし、そういう観点からこれにライトを浴びせなければいけないというように……
○田中(六)国務大臣 お答え申し上げます。 中小企業の全体の予算は御指摘のように約二千五百億、正式に言えば二千四百九十七億でございますけれども、それは御指摘のように前年度比二・六%のアップでございます。この予算の中に、中小企業事業団によります共同廃棄事業費といたしまして毎年二百十五億円ぐらいあるのです。それが今回五十六年度からゼロになっておりまして、その二百十五億円があった――つまりそれはなくなったわけでございますけれども、それがあったために非常にアップしておったのですけれども、これが五十六年度から全くゼロになっております。したがって、本当のアップ率は一二・五%ではないかと思います。したがっ……
○田中(六)国務大臣 お答え申し上げます。 電力料金、これは電力九社、それから石油会社は三十五社ございます。私ども、上期と下期に分けておるわけでございますけれども、上期の決算におきましては、石油業者三十五社で約三千五百億円の円高差益があると思っております。九電力につきましては約五百億円、これは武部委員はどのような計算で円高差益がそのように莫大になっておるか、ちょっと私どもと食い違っておりますけれども、私どもはそのように思っております。計算上そう出ております。ただ問題は、上期だけが現在出ておりまして、下期がどうなるかということが決算が出ておりません。したがって、トータルのことは言えませんが、一……
○田中(六)国務大臣 SRCIIの問題は、私ども、アメリカの年頭教書あるいは付属書で合成燃料公社に変えるということを聞いておりますし、正式の通知を受けておりますけれども、川俣議員御承知のように、これは協議並びに合意に基づいて協定されたものでございますので、アメリカと日本、アメリカと西ドイツという方式をとっております。したがって、合意、協議ということが先に控えておりますので、そういう余裕が十分ありますので、その点の向こうどの協議、合意ということを向こうもはっきりそれによって正式に決めるという段取りでございますので、そういうようなことを今後やっていきたいと思います。
○田中(六)国務大臣 〇・二%のオープンの金利というのはほとんどないと私は思います。
【次の発言】 知りません。
○田中(六)国務大臣 大内委員のおっしゃるとおりに、中小企業は、大内委員はパーセンテージで指摘しておりますが、まさしく事業所にして五百八十一万件、従業員にして三千四百三十万人という関係者が実はおりまして、家族を含めますと日本の人口の膨大な人たちが中小企業に属しておるわけでございます。したがって、これに対する対策は日本経済の安定という意味から大きな問題になるわけでございまして、私どもも十分考えておるところでございます。ただ、御指摘のように農業と一緒にするというようなことは、現実に土地の実情とかあるいは法律の施行とかいうようなことで、同一にはできません。 それから、大内委員のおっしゃるように、私……
○田中(六)国務大臣 自転車振興会関係でございますが、これは地方自治体が地方自治体の財源としての施行でございまして、これを国庫納付する、競馬と一緒にしろということは、どだい根本から仕組みが違っておりますし、無理な話で、さきの公営競技問題懇談会への諮問につきましても、これは答申が昭和五十四年六月に出ておりますけれども、現在の仕組みでいい、ただ運用をうまくやれというような答申が出ておりまして、私どもはあくまで地方自治体が公営企業並びにその他の企業に割り振って個別に運営していくことがいいというふうに考えております。
【次の発言】 お答えいたします。
政府といたしましては、武器輸出三原則並びに政府統……
○田中(六)国務大臣 私の方は産炭地振興法という法律がございまして、これは十年延長になったわけでございます。これに関連いたしまして、八道府県に対しまして地方債の起債を許しておりまして、これを産炭地振興法の十条で利子補給をやっております。それから十一条で政令都市、たとえば北九州市とか福岡市、こういうところに事業の促進のためのかさ上げ制度という二つの制度を設けておりまして、それは六分の一だけいままでの補給金あるいはかさ上げ制度を縮小するという案でございます。
【次の発言】 先ほど申しましたように産炭地振興法の八道府県などにそういうものはございます。
○田中(六)国務大臣 実は非常にむずかしい問題でございます。と申しますのは、現在の経済情勢というのは、一方で物価が安定、雇用がまあまあ世界で一番確立しておるというようなことがございますけれども、他方で景気が非常に不振で、素材産業などはどうにもならないというような状態でございまして、そういうさなかで財政再建という大きなテーマがあるわけでございます。財政再建は、御承知のように国債の発行を少しでも減らそう、特に赤字国債については、何とか数年以内にこれを消そうという至上命題がございます。つまり、二律背反の政策をどういうふうに一つにまとめていくかという現状ではないかと思います。 したがって大蔵大臣も、……
○田中(六)国務大臣 せんだっての御質問にお答えいたしましたように、現在、私は、まず遺家族並びに罹災者の救済に万全を期すること。それから、その当時、いまもそうでございますけれども、まだ行方不明者というものが四十九名います。したがって、これらの人々の人命尊重、人命第一ということで対処してほしいということ。それから、すでに死亡を確認しております、そういう人たちの家族並びに遺族対策については万遺漏なきようにということを指示しております。 現在のところ、まず原因究明が第一だ、そういうふうに思っておりまして、それにつながるものは、やはりいかにこの炭鉱をうまく再開できるかということでございまして、原因究……
○田中(六)国務大臣 十分御意見を伺いましたので、その点を加味して検討していきたいと思います。
○田中(六)国務大臣 ただいま総理からこの痛ましい事故についての遺憾の意の表明がございましたが、私ども政府といたしましては全く遺族の方々、被災者の皆様に非常に済まなく、心から哀悼の意を表したいと思います。 お尋ねの第一点でございますが、五十九名の遺体につきましては、私ども一日も早くこれを収容しなければならないという方針に変わりはございませず、三十三日から注水しております。それがなかなか一進一退で思うようにまいりません。ガス並びに発火というようなことが果たしてどうなっておるかということが定かではございませんが、あと一日、二日すればこのこともはっきりするだろうと思います。その後、揚水、それから取……
○田中(六)国務大臣 夕張新炭鉱の突出事故の災害の被害の状況につきまして御説明を申し上げたいと思います。 夕張新炭鉱のガス突出事故は、十月の十六日十二時四十分に坑口から三千メートルの地下において発生いたしまして、直ちに救助作業に当たって今日に至っております。現在のところ、三十四名の遺体収容、十名の死亡確認、四十九名の行方不明という現状でございます。 政府は、直ちに、政府の部内に夕張新炭鉱のガス突出事故対策本部を設けまして、私が本部長になりまして、あと、通産政務次官、労働政務次官、国土庁の政務次官が副本部長になり、関係各省の職員を本部員とする本部をつくりました。 私は、十七日の午前、東京を……
○田中(六)国務大臣 素材産業がほとんど現在、非常に苦況にあるわけでございます。私どもも、川下の方でこれらの産業が及ぼす影響は非常に大きゅうございますので、種々苦慮しているわけでございまして、産業構造審議会において各部会の答申を待っていろいろな対処をしているわけでございますけれども、御指摘のように、電力料金はよその国の、特にアメリカなどの三、四倍コストがかかっているわけで、電力多消費産業にとっては致命傷でございます。したがって、これについての対処というものが何とかなるまいかということで、現実に実は内々九電力の幹部にもそういう点の配慮ということをお願いしておるし、行政指導の面で、料金の面で何とか……
○田中(六)国務大臣 お答えいたします。 私も、実はこの大店舗法につきましては、商工部会長をし、また商工委員もやっておりましてタッチをしておりましたが、まあまあこの法律で私はいいというふうに思っておりますし、問題はこの運用いかんにあると思うのです。したがって、この運用をどういうふうにしていくかということを主眼として私どもは検討する。しかし、法律でございますし、時代というものもあるし、時代の推移、将来の展望というものもありますので、それは客観的な諸情勢によって、環境の変化によって、私は法律がいつまでも同じものであらねばならないという考えは持っておりません。そこで、運用をやってみてそごを来す場合……
○田中(六)国務大臣 北炭夕張新炭鉱のガス突出事故の概要と、その後の状況について御説明申し上げます。 夕張新炭鉱のガス突出事故は、十月十六日の十二時四十分に、坑口より地下約三千メートルの地点において発生いたしました。発生と同時に万全を期す努力をしておりますが、現在までのところ、死者四十四名、行方不明四十九名という現状でございます。 政府は、直ちに、通産大臣である私を本部長といたしまして、通産省政務次官、国土庁政務次官、労働省政務次官を副本部長とする夕張新炭鉱ガス突出災害対策本部をつくりまして、各省庁との連絡をとる準備をすると同時に、万全の措置を指示したわけでございます。 本部長である私は……
○田中(六)国務大臣 いつごろ専門的な技術調査団を派遣するかということでございますが、私ども、遺族並びに罹災者の人々のことを考えますと、本当に身を切られるような思いでございます。したがって、年の暮れもだんだん迫って年がわりになるわけでございますので、少なくともその前に、ことしが暮れる前に、私どもは一生懸命努力しなくちゃいかぬというふうに実はひそかに思っているわけです。したがって、少なくとも一カ月以内には私は調査団というものを派遣しなければならぬというふうな考えを持っております。 それから、いろんなつなぎ資金、それから現実に直ちに金が要るようなこともございますが、それは炭価アップのアップ分の金……
○田中(六)国務大臣 十六日に事故が起こりまして、十七日に私は現地に行ったわけでございますけれども、まず会社側それから労働組合側、もちろんその前に札幌保安監督局長から概要を聞きまして、労使双方、職員組合も含めましで事情聴取をいたしまして、その後遺体を引き上げた家族の一部の方、それからまだ遺体が埋没しておる人々の家族とお会いし、また酸欠で救済されてそのまま病院に入っておる九人の人のお見舞い、それから夕張市の代表の方々にそれぞれ非常に短時間ではございましたけれどもお会いしまして、いろいろな各方面からの事情を聴取したわけでございます。 いずれにしても、私どもまず遺体の収容ということ、それから原因究……
○田中(六)国務大臣 お答えいたします。 越智委員御指摘のように、確かに中近東は、わが国の油の依存ということでは非常に重要な国々でございます。御指摘のように私どもの油の中近東依存率は七〇%を超しておりまして、イラン・イラク紛争が起こりまして、多少の減り方はございますが、それでもサウジアラビアを中心に大きな依存度を確保しておるわけでございまして、そういうことのないように多様化しなければいかぬということで、いろいろあの手この手を私どもやっております。 御指摘のように油の代金は五百億ドル以上、五百五十億ドルと見てもいいのでしょうけれども、膨大な金を支払っておるわけであります。中近東ばかりに依存し……
○田中(六)政府委員 田原先生の御説、ごもっともな説でございまして、私も外務政務次官はもちろん初めてでございますが、将来外務大臣になったらこうしょうという案をいま非常に勉強しておりまして、鋭意勉強中でございますが、語学練習生の語学別の人事配置というものは行なわれていないと思います。ただ、いまのノルウェーかどこかの大使になっておる島内さんが非常に英語がうまくて、ノンキャリアでそういうところに行った。これは一つのいい例で、そういうふうに語学がうまくてキャリアでなければ出世しないというような体制はぜひとも、将来私、特に外務大臣になったら打破してやろうというような気持ちを持っておるわけでございます。そ……
○田中(六)委員 先ほどから同僚議員の質問で、沖繩返還というものが非常に秒読みの段階に入ったということを意識するわけでございます。沖繩返還に伴う政府の三原則というものはあくまで貫くという総理の御方針がはっきりしたわけでございますが、本土並みということにつきまして、私はこれは精神面と物質面、そういう二つの面があると思うのです。精神面という点を強調しますと、ちょうど十七世紀、慶長十四年の薩摩の琉球入り、それから明治に入りまして十二年の琉球処分、それから大正九年やっと権利義務の法的地位が沖繩の県民に確立しているわけでございますが、そのあと戦争、それから平和条約、それから今日でございますが、こういう面……
○田中(六)政府委員 細谷委員御指摘のようなことが昨年議論されまして、十分政府も考えたわけでございますが、新税をつくる、一つの目的税をつくるということは非常に大きな問題でございますし、私どもも昨年の十二月十七日に臨時総合交通問題閣僚協議会というものの結論をまって対処したいというふうに考えておりましたところが、その閣僚協議会で特別会計をつくることは当分見合わせたい、つまり検討事項にしたいという結論が出ましたので、私どももそのとおりに一応見送ることにしたわけでございます。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、臨時閣僚協議会で、総合交通体系については、特にいままでの交通体系を見てみると、公団と……
○田中(六)政府委員 昭和四十七年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明いたします。 まず、一般会計歳入予算額は、十一兆四千六百七十六億八千万円でありまして、これを前年度予算額に比較いたしますと一兆八千八十六億八千百万円の増加となっております。 以下、歳入予算額のうちおもな事項について、その概要を御説明いたします。 第一に、租税及び印紙収入は八兆八千四百八十五億円でありまして、これを前年度予算額に比較いたしますと一兆二百七十九億四千二百万円の増加となっております。 この予算額は、昭和四十七年度の政府経済見……
○田中(六)委員長代理 島本虎三君。
【次の発言】 青木局長に申し上げますが、この件についての資料の提出をあとからお願いします。
【次の発言】 坂口力君。
○田中国務大臣 法的な戦争終結というのは、国際法上平和条約の締結ということで戦争が終わったということになるわけでございます。日ソ間のそういう状態は、昭和三十一年十二月十二日の日ソ共同宣言というもので一応戦争は終結したということになるわけでございます。
【次の発言】 瀬野議員がいまおっしゃっておるとおりに、私どもといたしましてはポツダム宣言の第九項によります、いま委員お読みの条項でございますが、それによります見解でございますので、ソ連の抑留というものは、ポツダム宣言の第九項に違反するというふうに思っております。
【次の発言】 事務当局から答えさせていただきます。
○田中(六)委員 石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に関する法律案の審議でございますが、脱石油ということは、来る六月のベネチアのサミットでも大きな議題になることがすでに予備会談で討議されておりますし、昨年の東京サミットもエネルギー問題に大きく左右されたわけでございますが、特に石油のほとんど全部を外国から輸入している日本にとっては、国内だけの問題じゃなくて国際的にも脱石油ということは大きな責任もあるわけでございます。 したがって、この法案の持つ性格あるいは重要性、そういうものは十分政府並びに私ども審議する者としても認識しておるわけでございますが、この石油代替エネルギー法案、附則がついておる……
○田中(六)国務大臣 昭和五十六年度通商産業省関係予算案等の予算委員会分科会における御審議に先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。 私は、通商産業大臣拝命以来、世界十五カ国を訪問し、今日の世界が当面する問題を目のあたりにするとともに、各国からわが国に対し、強い期待と国力にふさわしい責任の遂行を求められていることを痛感した次第であります。 一方、国内の経済運営に目を転じますと、わが国経済は、二度にわたる石油危機を克服し、欧米諸国に比し良好な成果を上げております。 しかしながら、政治的にも経済的にも揺れ動く世界情勢のもとで、資源を持たず、貿易立国たらざるを得ないわが国が、今後とも乗り越え……
○田中(六)国務大臣 この石油業界は、まさしく御指摘のように特約店から末端の販売店に至るまで非常に数が多うございまして、不安定であると思います。特に石油価格は対外的に原油が決まってまいりますので、その点を加速度をかけた面もございます。したがって、元売りから特約店それから販売店、私どもは販売店の協業化、共同化というものを進めてきておる政策を推進しておりますので、できるだけその点は理解を持ってこの政策を進めたいと思いますし、特約店と販売店とが十分話し合って協業組合についての理解を特約店が深めていって、円満な事業の運営ができるように私どもも十分な行政指導をしていきたいというふうに考えております。
○田中(六)国務大臣 このたびの北炭夕張の炭鉱事故はまことに遺憾と思いますし、心から被災者に対して弔意を表したいと思います。
現在のところ、四十三名が死亡しておりまして、五十名がいままだこれを救助作業中でございまして、詳細のことについては、私ともども参りました事務当局の局長からお答えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 第一の、生産第一主義をやっておったんじゃないかということでございますが、御承知のように、この夕張新鉱は、昨年の八月火災が起こりまして以来数カ月、私どもは再開について慎重に慎重を重ねていって再開計画を立てたわけでございます。したがって、保安につきましては、生産第一主義よ……
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