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阿部昭吾 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

阿部昭吾[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
531位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
539位
委員会出席(無役)歴代TOP500
334位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
386位
各種会議出席歴代TOP250
226位
各種会議発言歴代TOP250
179位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
163位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
142位

32期委員会出席(幹部)TOP100
71位
33期各種会議出席TOP5
2位
33期各種会議発言TOP25
11位
33期各種会議出席(無役)TOP5
2位
33期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
39期委員会出席(無役)TOP100
94位

このページでは阿部昭吾衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。阿部昭吾衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 建設委員会 第12号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 道路の長期計画についてお尋ねをしたいと思うのであります。  昭和六十年度を見通しをして、総延長七十万七千キロ、それからそれに投資する総額五十三兆円、こういう長期計画を持っておられるわけでありますが、七十万七千キロ、この総延長を現在の長期計画で策定しております状態に道路の整備をやっていきます場合に、五十三兆円というこの総金額で確実になし遂げられ得るというふうに見通しをなさっていられるのかどうか、この点をまず伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 大臣が他の会議の日程もあるようでございますから、当面大臣に伺いたいのでありますけれども、いま局長が答弁いたしました六十年までの間に……

第55回国会 建設委員会 第15号(1967/06/09、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 現在の五カ年計画の完了する最終年次におきまして整備される道路の状態は一体どういうことになるのかということにつきまして、先般整備率という形で都道府県別にいずれ明瞭にする、その明瞭にする時期も、先般の答弁ではそんなに遠くない将来、こういうように私ども理解をしておるのでありますが、整備率というのは一体どういうものなのか、お伺いしたいのであります。
【次の発言】 一次改築、二次改築、こういう説明よくわかるのでありますが、端的に言うと、延長で判断をする、それといまの説明との間には相当のずれが生ずることになるのかどうかという点であります。

第55回国会 建設委員会 第20号(1967/06/30、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 若干質問したいと思うのでありますが、今度の収用法の一部改正でありますけれども、地価対策あるいはいろいろな今日的な問題に対応してこの改正をやるということでありますが、この法律案の意味しているものは、国の権力をたいへん強めるということであると思うのであります。したがって、この法律を実際上運用いたします場合、どういうことになっていくのか。私ども現場で用地の交渉等が行なわれている実際の実情をいろいろ見てみますと、収用法以前のいわば任意協議、この段階で大体用地の話し合いというものはまとまるのであります。したがって、この実際の収用法発動という状態になる以前に大半のものは話がまとまる。そこ……

第55回国会 災害対策特別委員会 第2号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 今度の干害についてでありますが、農作物の生産を確保するためにかんがい用の施設を設置する、こういうような問題が非常にふえておるわけでありますけれども、この場合に、農業近代化資金を利用するというような場合に、近代化資金のワクの増大の問題をぜひひとつ考えていただかなければいけないと思うのであります。同時にまた、この近代化資金の場合に、一般的な近代化資金と別に、災害という特殊な関係を持っておるわけでありますから、その金利につきましては利子を補給するような対策があっていいのではないかと思うのでありますけれども、このような考え方についての御見解を伺いたいと思うのであります。

第58回国会 建設委員会 第6号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 それでは、保利大臣にお伺いしたいのでありますが、現在の道路整備五カ年計画、これは私ども、昭和六十年度を目ざして政府が持っておられる道路の長期構想の中の一環として現在の整備五カ年計画がある、こういうふうに理解をするわけであります。そういう観点から考えてみますと、政府が持っておられる長期計画というものがはたして六十年までに達成可能なのかどうか、私ども、四十三年度予算、これは現在の五カ年計画を受けた今年度における事業、こういうぐあいになるわけでありますけれども、これが予想外にきびしいという現状等を見ますと、五カ年計画というものがそのとおりに実施されるのかどうか、こういう点についてた……

第58回国会 建設委員会 第14号(1968/04/11、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 時間がありませんから、たった二つほどの問題なんですが、安井参考人にお伺いしたいと思うのです。  市街化区域の中で農業をやってきておった、しかもそれが優良な、農業の経営に将来とも熱意を持つもの、同時に、将来、農業以外に生計の方法というものを考えることができないという方々がたくさんいるわけであります。この皆さんを一体どうするのかということになりますと、そういう場合における――農業に熱意を持ち、しかも市街化区域の中に農地を持つ農民、しかもそれが一定の相当面積規模を持つ農民、その場合の皆さんに対して一体何で保障するかということになると、分合なり交換なり、そういうことで市街化区域以外の……

第58回国会 建設委員会 第15号(1968/04/12、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は若干の点についてお尋ねをしたいのですが、建設大臣は農業や農政の問題に対しても非常に深い見識を持っておられる、こういうように私ども思っているのでありますが、今度の都市計画法に対して、農業の観点からと、都市そのものの要求する立場からとでは、やはり根本的な立場の違いがあると思う。特に、私どもの党内でもそうなんですが、大都市の都市問題、これと、地方農村の中小の都市問題というのは、内容においてもやはり相当な違いがあるというふうに私ども思っているわけであります。そういう意味で、一つに、はきのうも参考人に若干伺ったのでありますが、地方都市の都市近郊における農業、そして将来とも農業以外に……

第58回国会 建設委員会 第16号(1968/04/17、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 前に引き続いて若干の御質問をいたしたいと思うのであります。  建設省が発表されております長期の建設構想があるわけでありますが、それらの中で、過密過疎の問題、これとの関係で、工場等が一定の地域に集中する、こういう状況を集中しないように措置をする、手だてをしなければいけない、こういうふうに指摘をしているのでありますが、実際上はそういう努力はやられておらないというふうに思うのであります。企業も集中し、それから都市も集中し、あらゆるものが集中する、これに対する一定の規制、一定の計画的な配置というものが必ずしも有効にはやられてこなかったというふうに私ども思うのであります。したがって、こ……

第58回国会 建設委員会 第17号(1968/04/19、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、ただいま議題となりました新都市計画法案並びに新都市計画法施行法案に対し、日本社会党を代表し、その重要な点について反対の討論を行なわんとするものであります。  今日のわが国における都市社会は決定的な行き詰まりと混乱を引き起こし、人間生活の基礎的環境条件を全く喪失し、きわめて深刻な事態にあるのであります。大都市への急激な人口集中は、住宅難、交通戦争、公害、災害の激発、緑地や遊園地などのない今日のこの潤いのない非人間的な都市の姿を現出したのであります。他方において、地方農村社会の人口流出はいわゆる過疎現象を引き起こし、わが国農業と農村社会を根本的崩壊過程に追い込み、大きな打撃……

第58回国会 建設委員会 第19号(1968/04/26、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 簡潔に若干お尋ねをいたしますが、なお私がお尋ねいたしまして明らかにならぬ点について、石川委員のほうから関連質問がありまするので、あらかじめ申し上げておきたいと思います。  今度の水資源公団法の一部改正の中身は、愛知用水公団を水資源の中に吸収する、端的に言うと、こういう内容と言えるわけであります。一昨日の佐野理事の質問に対しまして、宮澤大臣が言われておったのでありますが、五大水系が水資源公団の行なっていく仕事ということになるのでありますけれども、この中で、今回のこの公団法の改正によってやっていくのは、愛知用水の事業の吸収、これだけに局限をしておるというふうに私ども理解をしておる……

第61回国会 建設委員会 第10号(1969/04/04、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 払い下げ分譲の問題ですが、かつて二十六年に公住法が成立を見ました際の審議の経過を見ますると、払い下げをするということについて相当明快な意思表示をされておるわけでありますが、三十四年の改正と今回の改正で、この払い下げ先に対しまして、この法律が成立を見ました当時とは全く逆な関係を規定するということになるわけですが、私どもは、政治の任務は、やはり約束をしたことは守るということが前提だと思うのです。したがって、この払い下げ分譲をする、こういう審議経過がありますものは、その以降、法律をつくってこれをチェックするという場合には、その法律の改正をいたしました以降のことについて、その払い下げ……

第61回国会 建設委員会 第11号(1969/04/11、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 前回お尋ねをしたのでありますが、その後法制局のほうから、公営住宅の使用関係、この法律的性格はどうかということについてて、文書で法制局の見解が示されているのであります。それによりますと、公営住宅の使用関係、法律関係、契約、これは民法、借家法のいわば私法上の関係である、これが原則だ。しかし、公営住宅法において特定しておる事項、たとえば家賃の決定及び変更、入居者の資格及び選考方法、明け渡し努力義務、割り増し賃料等、これらの特定しておる問題については、公営住宅法が民法、借家法のいわゆる私法上の関係に優先する、こういうふうに法制局はその見解を示しているのであります。これは間違いありませ……

第61回国会 建設委員会 第30号(1969/07/02、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 関連。先ほど局長は、七日以内あるいは三週間以内、しかし、間々その期限のうちに確認やそういうものがされていない、こう言うのですが、これはされていないということを認めることができるのですか。法律では、第六条だと思うのでありますが、そこで明確に、その期限内に当該申請者に通知をしなければならない、こうしてあるのです。間々できていないということは、これはどういうことですか。法律違反を局長が認めるのでは話にならぬと思うが、どうでしょう。
【次の発言】 それでは、申請があったのに、理由も何も言わずに一週間たってもナシのつぶて、あるいは特殊建築等の場合に、三週間経過してもナシのつぶて、こうい……

第61回国会 建設委員会 第32号(1969/07/09、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 大上段の問題の提起のしかたになると思うのですが、やはり金をとってその上を使用させるというのは、本来あるべき姿じゃないのじゃないか、こう思うのです。しかし、現状、有料道路というのがずいぶんと広がりつつありますし、また建設省の相当長期の道路計画の中でも、有料道路の持つ意味は相当大きなものになっておると思うのです。その際に今回のこの法改正、これは一体どうい意味を持つのか。今回のこの改正だけで終わるものなのか。将来もまた有料道路の扱いに対していろいろな法規制や手直しが行なわれるというふうに考えなければならぬのかどうか。建設省が考えておる道路計画全体の中で有料道路がどういう位置づけをさ……

第61回国会 建設委員会 第34号(1969/08/01、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私に対する答弁もひとつおもに大臣がやっていただきたいと思うのです。  業法の提案説明を五月の九日に衆議院においてされたわけですね。その際、私が質問をいたしましたが、その質問の速記録はまだ出ておらぬのであります。私はあの質問の問題で現在懲罰動議を出されておる、こういういわく因縁があるのであります。  そこで、今度の改正案というものは、いまも井上委員から指摘がありましたように、何といっても、大手業者を優遇する、そして中小、零細のほうは下請か孫請といったようなかっこうで囲い込んでしまう。それから一人親方といったようなものは、事業家というような立場でチェックをして、そしていわば一人の……

第61回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1969/03/19、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 前のこの委員会で、第六次選挙制度審議会の委員の任命、これを三月、今月一ぱいに任命を終わりたい、こういう大臣の御意向の表明がなされておったのでありますが、それがもうすでに、三月一ぱいということになりますると全く間もない期限であります。したがって、その任命が現状の段階でどういう状態に進んでいるのか。この任命を三月一ぱいに終わるということと関連をして、従来選挙制度に関する問題でしぼられておりました政治資金規正法の取り扱い、これも前の委員会でもいろいろ大臣の御意向の表明があったのでありますけれども、今月一ぱいに委員の任命が終わり、今次の国会の期間内にどういうめど、どういうスケジュール……

第61回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1969/04/11、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いまの選挙人名簿の登録整備、この問題に関しまして、とかく制度の改定を行ないまするたびに、実際上仕事に携わりまする末端市町村の負担というものが、非常にだんだん重いものになっていく。そういう意味で、こういう制度を整備するのと同時に、金の面でも国のほうでめんどうを見る、十分の手だてをしていくということがなければいけない、こういうふうに思うのであります。この点に関しまして、大臣の誠意のある御見解を承りたい、これが第一であります。  時間の関係で、もう一つ申し上げたいのでありますが、私は、こういう事務的な整備をいろいろと進めましても、それだけでは現在の選挙制度、政治をきれいなものにして……

第61回国会 社会労働委員会 第32号(1969/07/01、31期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いまいろいろ御答弁があったのでありますが、私もこの季節出かせぎ者の問題を申し上げなければならぬのであります。農林省おいでになっておると思うのですけれども、いま就業農民の数が九百六十万、実際は九百三十万くらいになっておると思うのです。これを新全国総合開発計画によりますと、五百万以下にする、こうおっしゃっておるわけであります。したがって、農林省は将来の農業の所得、これは昭和六十年度には昭和四十年度に比較をして四ないし五倍に国全体の総生産は伸びる、こういっておるわけです。その中で一体農業の所得はどうなるのかということですね。それから、経済企画庁がこの新全国総合開発計画を発表しておる……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 建設委員会 第3号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 大臣の所信表明が行なわれました際に、「住みよい国土を建設し、国民生活の向上と国民経済の発展をはかるこ乏あります。」――各般の施策を通じてそういう目標に向かって努力をする、こういう意味だと思うのでありますが、大臣は現在の、たとえば都市の状況あるいは農山村地方における状況、こういう状況が住みよい状況だ、こういう御認識をなさっておるのか、あるいはまた、国民生活の向上と国民経済の発展をはかる、一体この目標はどういうあたりに置いておるのか、お聞きしたいわけであります。七〇年代の日本、これは十五年後にはアメリカを追い抜く、そして世界一の富裕国にするんだということがいましきりにいわれておる……

第63回国会 建設委員会 第4号(1970/03/18、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 大臣もいない、委員長も代理、このままで重大な問題を審議するについてはちょっと問題があるように思いますので、今後委員会として善処してもらわなければならぬと思いますが、大臣は五十六分に到着するということでありますから、それまでの間、主として田村政務次官に対してお尋ねをしたい、こう思うのですが、いままでただされましたように、四分の三、三分の二、さっきからずっと答弁を聞いておりますと、どうも田村さんは政務次官になったら、往年の在野の政治家田村さんらしいところが全然なくなってしまって、まるで局長かだれかに吹き込まれておるテープか何かを繰り返し繰り返し言っておるにすぎない、こう思われるの……

第63回国会 建設委員会 第5号(1970/03/20、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党、公明党、民社党及び共産党を代表いたしまして、ただいまお手元に配付をされました河川法施行法の一部を改正する法律案に対する修正案について、簡潔にその理由と内容を御説明申し上げたいと思います。  まず第一に、治水事業の高率国庫負担の特例措置は、国の長期計画に基づいて緊急に整備を進めるという国の政策のもとに、国及び地方の負担割合を定めたものであります。地方団体の固有事業や施設に対する補助金とは、その役割りと性格を異にしていると思うのであります。したがって、国庫負担率は、理念的にも国の財政捻出などの都合のために、一定の方針もなく安易に引き下げられるというようなものでな……

第63回国会 建設委員会 第6号(1970/03/25、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 関連して。消防庁と建設省との間に、三十六年に団地、こういう場合の基準を緩和することについて合意に達しているわけです。この合意に達したときの情勢については、先ほど説明のように、大体四階建て程度のものだったということなんでありますが、その合意に達した当時の、いわば文書交換がされておる、これをひとつこの委員会に出してほしいと思うのです。  私の記憶では、たしか消防庁予防課長と当時の稗田住宅局長との間に合意に達した文書交換があるはずであります。これに基づいて消防庁は、傘下の各組織に対して一定の指示をしておって、それぞれの消防当局はいまの緩和基準というのを明確にしておるわけであります。……

第63回国会 建設委員会 第9号(1970/04/03、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いま建設省の業務のやり方をずっと振り返ってみますると、従来、建設省が直営で実際の事業をやってきた時代がずっとあったわけであります。現状段階では、これはもうほとんど全部請負に回されて、直営現場というものはほとんどないようになってきておる。そこで今回地方道路公社法、こういうものがだんだん広がっていく。しかも本来有料制の道路という形態にすべきでない基幹的な道路までが、有料制道路になってきつつあるように思うのです。したがって、建設省は、従来の事業をみずからやっていくというシステムから、いわば行政官庁にするなどということをある時期にいわれた。最近は今度経済官庁にするんだ、こういう言い方……

第63回国会 建設委員会 第12号(1970/04/17、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党を代表し、地方道路公社法案に対し反対の立場を表明するものであります。  われわれは、道路については本来無料、公開の原則に立って政府が責任を持つのが当然のことであると確信をいたします。ところが、この原則とは逆に、道路はもう料金を払わなければ車を走らすことは国民にとってできないようなものになってしまう、このような傾向に対し私どもは強く警告をしなければならぬと考えるのであります。  今回の地方道路公社法案は、民間資金の導入について出資することはできない、このことを明確に限定し、出資は地方公共団体でなければできないというこの限定をいたしましたことは、われわれの考え方と……

第63回国会 建設委員会 第15号(1970/05/06、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、この起草に参加をいたしました各党の立場を代表し、この際、政府関係当局の見解を明らかにしておかなければならぬ点があるのであります。以下、それらの点に関しまして簡潔にお尋ねをしたいと思うのであります。  筑波研究学園都市の建設につきましては、すでに八百万坪という膨大な土地の用地買収をいたしておるわけであります。この用地買収は、すでに九九%まで完了いたしておるのであります。しかるに現在の状態は、なかなか学園都市の整備が進捗をしておらない。土地を提供した農民の中には、当時何名かの自殺をした者が出るというような、そういう状態の中で用地確保が行なわれたのであります。しかるに、相当の……

第63回国会 建設委員会 第17号(1970/05/11、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私はきわめて簡潔にお尋ねをしたいと思うのでありますが、いままで各委員によって明らかにされたところでありますけれども、第一は、登録制度から許可制に切りかえるわけです。この理由というものが私は説得力を持っておらぬと思うのであります。提案理由の説明によりますと、一言にしていえば不良業者をチェックするということでございますが、施工能力、資力、信用のない業者の輩出をもたらした原因の一つは現行建設業法の登録制度にある、だから許可制にする、こういっておるのであります。  そこで大臣、いまの業法が発足いたしました昭和二十五年当時に三万人余の登録業者だったのが現在十六万、私は、戦後の二十五年と……

第63回国会 建設委員会 第20号(1970/07/01、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 そこで、いま建設大臣から長々と御答弁がございました。私はちょっと違うと思うのです、ずっと経過からいうと。私が十一日――本委員会で業法が採決される直前の質疑をやった十一日です。そうして十三日に国会が終わった。そうして十四日の新聞に、先ほど与党の天野理事が示した新聞のあれが出た。それで私は梅本局長に、松浦委員とさっそく驚いて電話をした。流れた以上しようがない、こういう答弁でした。それはあなた話が違う。それからさっそく今度は建設省の官房長その他に電話をした、計画局長。何か厚生省のほうから事務当局は相談があったか。いや何にもありません。委員長に今度は――厚生大臣とはしかも同じ選挙区、……

第64回国会 建設委員会 第3号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は簡潔にお尋ねをしたいと思うのでありますが、今度の国会が公害国会といわれ、国民が大きな期待をもって見守っておるわけであります。私どもは、今度の国会において政府から提案された下水道法案については、連合審査をはじめ、各党あまたの質疑を通じまして、その問題点を掘り下げてまいったところであります。そうして、その中から国民の要望にこたえよう、こういう立場で努力をしてまいったわけでありますが、特に私は、この機会に、社会党、公明党、民社党の野党三党がかたく手を握り合いまして、今度の下水道法案に対して国民の望んでおるような考え方を盛り込みたい、こういう立場で実は修正案を準備をしてまいったと……

第64回国会 建設委員会 第5号(1970/12/16、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、本日参考人として出席をお願いしました東京都の建設局長に主としてお尋ねをしたいと思うのでありますが、その前に、都市局長に若干あらかじめ見解を承っておきたいのであります。  いま、わが国の都市はたいへんな過密の状況にあるわけであります。したがって、私ども都市再開発法の審議を通じましても明らかにいたしましたように、今日の都市が再開発をされていかなければならぬということは当然であります。その際に、一体何が一番重要と考えられなければならぬのかという点でありますが、私は、何といっても、その再開発事業の対象地域に住んでおります住民の利益ということが、住民の立場というものが一番守られな……

第64回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1970/12/08、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、短い時間、簡潔にお尋ねをしたいと思うのでありますが、明春行なわれる統一地方選挙を前にいたしまして、先般地方の町村議会議員の皆さんやあるいは町村長の皆さん、あるいはまた選挙に直面をしております市長、市会議員といったような皆さんから、こういうお話をされたのです。  いま農村の過疎地域を中心にいたしまして、ものすごく大ぜいの皆さんが長期の季節出かせぎ者として、選挙人名簿に登録をしております居住地からはるか離れた地域に出かせぎに出ておる。この皆さんの投票が、ほんとうに現行の不在者投票の制度の中で保障されるのかどうかということになると、残念ながら保障されない。そこで、いま私は革新……

第64回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1970/12/10、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 ただいま議題となっております職選挙法の一部改正案に対し、日本社会党を代表し、反対の意思を表明するものであります。  選挙の公正を期すということは言うまでもないことであります。政策文書とは異なる非難、中傷等の文書が大量に配布また頒布をされるというようなことは、規制されるべきことは当然だと思うのであります。しかし政党の政治活動の自由を押えるということは、民主主義の方向に逆行するものだと思うのであります。特に私どもは、昨年の国会において政党の政治活動の自由、選挙活動の自由化のための改正を行なったばかりでありますが、それを朝令暮改もいいところでありますが、十分の見きわめもなされておら……

第64回国会 農林水産委員会 第3号(1970/12/08、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私はこの間の連合審査の際も倉石農林大臣にお尋ねをしたのでありますが、林野庁におきましては、国有林に大量の枯殺剤、除草剤――農薬を散布いたしておるわけでございます。その際に私どもも、特に私の郷里のある町におきましては、有権者が六千名の中に、四千五百名ほどの皆さんがこの除草剤の散布を中止をしてほしいという署名をもって要請をしたのであります。その署名をもとにして林野庁の出先の関係の方面といろいろ協議をいたしました。その際に、林野庁中央におきましては、地域の住民の反対を無視して強行するようなことはしない、こういう方針でありますと、こう言っておったのであります。しかし、結果的には、七割……

第65回国会 建設委員会 第5号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いま提案をされております農住賃貸住宅に対する利子補給の法律に対して若干お尋ねをしたいと思うのであります。  その前提に、いま浜田委員の質問に対してお答えもあったのでありますが、大臣、政府は日本という国をどういうふうに構想していこうとなさるのか。人口の都市集中というのがたいへんにはなはだしい。なぜ集中が行なわれるかということになれば、経済がそこに集中しておるからだと私は思うのであります。今日の都市は、人間が生活をするのに好適な条件というものはほとんど失われつつある。失われつつあるが、なおかつ都市に人口は集中をする。それは都市に経済が集中するからであります。したがって人口が集中す……

第65回国会 建設委員会 第7号(1971/02/26、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 時間がないようでありますから簡潔に伺います。  いま松浦委員がお尋ねをいたしましたが、都市周辺の「水田の宅地化に資すること」ということを本法の第一条で明らかにしておるわけであります。都市周辺の水田というのは、農地としては、ある意味でいえば平たん地であり、優良農地ということになろうと思います。かりに、水田としての農地利用でなくて、野菜をやるにいたしましても、何をやるにいたしましても、優良農地ということになろうかと思うのであります。したがって、現在法律では市街化区域の中に限定をして今回の農地所有者等の賃貸住宅を構想しておるわけですが、この考え方が、「水田の宅地化に資すること」とい……

第65回国会 建設委員会 第11号(1971/03/23、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 簡潔に質問いたします。  いま井上委員からもお尋ねがあったのでありますが、前の国会において、本委員会において、きわめて強い要望を附帯決議として採択をしておるわけであります。そこで、その内容をあらためて確認をして、その方向に向かっての大臣の決意を承りたいと思うのであります。  いまも御指摘のように、地方団体の財源という問題が大きな問題である。そこで「現行公共下水道十分の四、流域下水道十分の五、都市下水路三分の一を公共下水道流域下水道各四分の三、都市下水道二分の一の方向で大幅に引き上げること。」次には「現行幹線管渠、終末処理場等限定された補助対象を改め、地方公共団体が設置する下水……

第65回国会 建設委員会 第13号(1971/04/28、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 ちょっと関連。  局長、いまのことですが、たとえば完成時の形状とか、そういうものは重要事項の説明の義務があるわけですね。この重要事項は文書にして契約をするということですね。
【次の発言】 関連質問。  局長、私どもは農協が入らぬという認識はしていませんでした。いま、特に都市近郊の農地所有者はほとんど農協の組合員であります。この皆さんが農地を宅地造成をやるとか、いろいろなことが起こってきておる。したがって、農協それ自体がこういう宅地造成なり何なりいろいろなことをやっていくということさえいま起こり得ておるわけであります。 その際に、農協がいまの前金保全措置の指定機関にならないとい……

第65回国会 建設委員会 第14号(1971/05/07、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 宅建業法の問題について、会の答申は、開発業者は二百五十万円、それから売買業者は五十万円、それから仲介を業とする者は十五万円という保証金を求めておるのであります。これに対して、私どもは、今回のこの答申はおよそたいへん控え目な遠慮した答申ではないか、何億という開発事業を行なうような業者が二百五十万円なんという保証金では全く意味をなさない、それから相当大量の高額な額にのぼる売買業者が五十万円なんという保証金では、これもおよそナンセンスである、仲介を業とする者の十五万円も、これも現実には問題にならないという観点から、この非常に控え目な現実にそぐわない答申の内容というものを当面とらない……

第65回国会 農林水産委員会 第30号(1971/05/21、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いま議題になっております家畜伝染病予防法の一部を改正する法案、これもいま畜産というものの持つウエートが非常に重くなってきておるということから、たくさんの要望が出ておるわけであります。  そういう観点から若干具体的な問題でお尋ねをしたいのでありますが、実は私の地域で、あるえさ会社のえさで、養豚、養鶏等を非常に熱心にやっておるグループがあるのであります。ところがこのえさ会社は東北飼料株式会社というえさ会社でありますが、ここのえさを食べさせましたところ、豚が大きく育つのじゃなくて、かじかんで、だんだん縮こまって小さくなってしまう。鶏なども卵の産みがだんだん悪くなる。したがって、いま……

第66回国会 建設委員会 第2号(1971/08/11、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 西村大臣に簡潔にお尋ねしたいと思います。  過般の台風災害あるいは梅雨前線による公共土木災害というものが相当起こっておるわけであります。この災害復旧対策について、地方自治体の中で要望として起こっております問題は、災害が発生する、そうすると、国の補助というのが三カ年間にいわば分割をして決定をされてくる、したがって、県なり市町村段階の立場からいえば、一気に復旧工事をしたい、こういう考えを持つ。特に、この復旧工事が分割をしてやられますために、復旧が行なわれておらぬ間に再びまた災害が起こって傷あとが非常に大きくなる。こういう観点から、何とかこの災害復旧工事というもののスピードアップを……

第66回国会 災害対策特別委員会 第2号(1971/07/22、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 簡潔にお尋ねをしたいと思います。  念のため伺いたいのでありますが、公共の災害復旧事業、これは従来三カ年で完了する、こういうことになっておると思うのであります。現状はどうかということになりますと、三年間で完了しておらない、こういう状況だと思うのでありますが、所管の総理府においてはどのように現状を把握されておられるか、念のため、最初に承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、これは河川局長の答弁なんですが、砂田副長官にお尋ねをしたい。  今回の災害が発生をいたしますると、県当局や地方自治団体から――従来、復旧事業に対して、国の補助というのが何年か刻みでついてくるわけであります……

第67回国会 建設委員会 第1号(1971/11/12、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 ただいま建設大臣、それから大津留官房長から御説明がございました。政府の、今回の起こった問題に対する遺憾の意思の表明、それから事故が起こった状況、経過等について説明があったわけでありますが、第一に、きのう事故が起こった。そういたしますると、報道陣やその他が危険な場所におったからなんだ、こういう言い方をしておるようですね。たぶんあれは、私の記憶によれば、科学技術庁の関係のどこかの部署の人じゃないかと思うのですが、いわば政府関係の立場にある人であります。いま大臣の説明によりますと、どこかで大きなミスがあったんだということであります。したがって調査委員会ということになるのですが、十五……

第67回国会 建設委員会 第5号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いま大臣政務次官から御発言がございましたが、公団住宅の家賃値上げ問題は、ただいまの田中政務次官御発言のように、国会におきましても総理大臣の御発言もあり、また建設大臣の御意向等も明らかにされて、慎重なる審議を行なってきておったわけであります。その際に、建設省がこの問題に、国会の意を受けて、あるいはまた住宅公団におきましても、慎重な取り組みをなさってきたわけでありますけれども、大蔵省が突如として、いわば建設大臣の権限を越え、または住宅公団総裁の意向等をも乗り越えて発表したということについて、遺憾であったという意向の表明があったわけであります。自今こういうような、いわば財政当局はあ……

第68回国会 建設委員会 第2号(1972/03/08、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 そこで、大臣にお伺いいたしますが、今回の四十七年度予算、この中には大尉が所管をされておるたくさんの建設予算が計上されておるわけであります。この予算の性格は、円の大幅切り上げによって日本の経済が停滞をする、そこで、公債一兆九千五百億円を含む大型予算で、特に公共事業を大いに強化をして景気の落ち込みをサポートをする、ここに今回の予算のいわばねらいかあるというふうにいわれておるのでありますが、政府の、何というんですか、政権末期、いわばそういう状況から予算の審議が非常におくれておるという関係で、この予算が目標としております景気浮揚策、これがはたして目的のとおりに機能するだろうかというこ……

第68回国会 建設委員会 第3号(1972/03/10、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 関連でお尋ねをいたしますが、首都圏の防災、首都圏の整備その他、これは建設大臣が所管をするので、したがって――いまそのことを言ったか言わぬか、どうも一言一句までははっきり記憶はないということですから、その先になるのでありますが、私どもは、少なくとも首都圏の防災という観点で立川に行ったとするならば、立川移駐にそういう目標を持っておるならば、これは当然首都圏の整備その他の責任を持っておる建設大臣との間に協議なり意思の統一かなければならぬものと、こういう認識をしておる。先ほどそのことをわがほうの井上委員が建設大臣に質問いたしましたら、江崎長官からは何らの相談もありません、こういう答弁……

第68回国会 建設委員会 第6号(1972/04/05、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 大臣、簡潔にお尋ねをいたします。  いままでもこの法案の審議の過程においていろいろと論議がかわされた点でありますけれども、今回の改正によって、民間デベロッパーがたとえばマンション等を建てるというような場合に、今度公庫の融資対象にするという内容になっておるわけでありますが、民間デベロッパーに対する融資が、今回の改正を機会として次第次第に広げられていくのではないか。このことは、住宅金融公庫法が個人住宅の融資、いわば庶民の住宅建設資金の問題を解決していくという本来のたてまえから、そういう民間デベロッパーという業者を擁護する制度に、次第次第に質的な変化を遂げていくのではないかというこ……

第68回国会 建設委員会 第8号(1972/04/12、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 最初に大臣、道路公団の幹部がいま汚職、贈賄の事件に問われている。それから、元の建設委員長の金丸さんはたいへん栄進をされて、まさに時の人なんでありますが、一昨年私どもは中央高速道の調査に行ってきました。いま中央高速道は地すべりか何かで問題が起こっております。こういう状態でありますが、特に池上という道路公団の名古屋の支社長が汚職事件を起こした。二月であります。その以降いろいろな機会がありましたが、大臣から綱紀の粛正をやるというごあいさつを伺ったこともない。道路公団総裁のほうからも、一体どういうふうにするのかという意思表明もない。現時点でどういうふうに思っていらっしゃるのか、承りた……

第68回国会 建設委員会 第13号(1972/05/09、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 時間がないようでありますから、私の質疑は関連でお願いしたいと思います。  そこで、いまも井上委員から具体的に指摘がありましたが、今度の、林野庁が四十八年度に行なおうとする根本的な諸改革、これは長官も何度も答弁されておりますように、林野庁自体の立場から見ますと銭にならないことを大いにやらざるを得ないようになってくるわけであります。もちろんわがほうの建設サイドの治山治水計画を遂行するという観点からも、やはり今度の改革の段階では、山を荒廃に追い込むようなことにならぬように、皆伐はせぬとか切るのはうんと減らしていくとか、いろいろなことをやらざるを得ない。それから、うんと長期的になって……

第68回国会 建設委員会 第22号(1972/06/02、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いまの新都市基盤整備法案の審議も大詰めに来たのでありますが、従来新住法その他都市の再開発のいろいろな問題を出してきておるわけでありますが、実際問題として、こういうやり方を建設省がいろいろ出してみましても、根本的には地価対策なり土地対策なりの根本が解決されないと、現場のほうがこれを受けとめる自治体なりそういうところまでまいりますと、全部しわが寄っておってなかなか簡単にいかない。したがって、根本的には土地対策、地価対策、住宅政策、こういうものの基本的なところにしっかりしためどを立てていかなければ、こういう手法というものを矢つぎばやに出しましても、必ずしも十分な成果をあげるというこ……

第68回国会 建設委員会 第24号(1972/06/09、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 簡潔にお尋ねいたしますが、今回のこの五カ年計画、この措置法と都市公園法との関係、これがすかっとつながらないものがあるわけであります。たとえばいまも議論になりましたレクリエーション都市、こういうような問題などでもありまするし、本来、この五カ年計画の措置法の中にいろいろなものが盛られてくる場合に、本法の都市公園法の整備、これをやっておかなければならないというふうに思われるのであります。そういう個所が幾つかあります。したがって、本法といまの都市公園措置法との関係を一体のものとして整備をする、こういう必要があると思うのであります。私ども実は前提としては、修正案を出そうというふうに思っ……

第68回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1971/12/30、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、岡崎英城君を委員長に推薦したいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されんことを望みます。

第69回国会 建設委員会 第4号(1972/09/08、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 木村大臣と大平外務大臣にお尋ねをしたいのでありますが、いまの、米軍の相模補給廠からベトナム戦線向けの戦闘車を搬出する問題について、道路のいろいろな法令等々の関連でこの搬出がチェックされておる。ところが建設大臣はこれに対して許可を与えられております。このいきさつを簡潔に御説明をいただきたいということと、それから、これとの関連で、建設大臣は相模補給廠というものを廃止をする、こういう申し入れをなさった。ところが外務大臣のほう――外務大臣直接かどうかわかりませんが、とにかく外務省が、それはいかぬ、こういう意思表示をなさっておる。この辺の経過、これもぜひひとつ外務大臣のほうから簡潔に御……

第69回国会 建設委員会 第5号(1972/10/11、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 大臣、私は大臣と同郷でありますし、同郷の大先輩の大臣が、舌禍事件かどうかわかりませんが、いろいろ出ますと実はたいへんつらいのであります。ぜひひとつ自重をこの上ともお願いしたい。  そこで、大臣は時間の制約があるようでありますから大まかなことだけ大臣の考えを伺いまして、具体的な点は道路局長のほうからお願いしたいと思っておるのでありますが、第七次道路整備五カ年計画、これは六次計画が本来四十九年までということになっておったわけでありますが、普通の場合ですと五カ年計画の最終年、五年目が次の段階の五カ年計画の初年度にスイッチをしていく、これが従来の慣例であったわけであります。今回はこの……

第70回国会 建設委員会 第1号(1972/11/08、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 簡潔にお尋ねをいたします。  前に鹿島の工業開発の問題についてお尋ねをしたのでありますが、あの当時問題になりましたように、いま鹿島の工業用水の一期工事から二期工事に入っておるわけであります。この二期工事にからんで、建設省に用地関係者に対する土地収用の事業認定の申請が昨年の暮れに出たわけであります。これに対して建設省は事業認定の承認を与えた。与えましたが、いま目下それに基づいて茨城県の土地収用委員会において審査が行なわれておるのである。この審査の過程の中で実はいろいろな問題が起こってきておる。したがって、私がお尋ねしたいのは、建設省への土地収用に関する事業認定申請というものは一……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 建設委員会 第12号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いま道路の新しい五カ年計画がスタートをいたします。従来、主要地方道の国道昇格という問題は大体四年ないし五年に一度、まとめて格上げ措置をしておったわけでありますが、最近の情勢の変化は非常に大きいわけであります。そうでありますからまた今回も、四十九年までの六次計画の期間がありましたのに、第七次計画を二年間繰り上げ発足さしたという経過があると思うのです。ちょうどこの時期でありますから、主要地方道の国道格上げというこの願望は各地方団体の中で非常に大きくなっておる。したがって、この時期に主要地方道の国道昇格という問題を取り上げるべきではなかろうかと思うのですが、大臣からこの点を伺いたい……

第71回国会 建設委員会 第16号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 地価公示法、その目的とするところは、究極のところ適正なる地価の形成というところにあるわけであります。しかし、今日まで地価公示制度というものが適正なる地価の形成にほんとうに役立ったかどうかということになると、役立っておらないということが実態であります。そこで、今回行なわれようとする改正によりましても、この地価公示制度でほんとうに適正なる地価の形成が保障されるであろうかということになると、保障されないという判断が一般的に行なわれるわけであります。政府は、地価公示制度というのは、これだけで適正な地価形成というものはできない。したがってこれを一つの指標として、目安として、他のいろいろ……

第71回国会 予算委員会 第6号(1973/02/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、内政問題、特に、国民が生活と深いかかわりのある問題として関心を持っております土地対策の問題、あるいは列島改造論によって引き起こされたいまの混乱、崩壊しつつある農村社会を一体どうするのか、都市社会の行き詰まりは一体どうするのかという問題、そして議会制民主主義の根本である選挙制度、政治資金、政治の基本姿勢、こういった問題について御質問したいのであります。  総理は、新潟県、越後から出かせぎに来ておるのだ、こういうことをよく言われておるのでありますが、総理の郷里である農村の現状は一体どうか。たいへんな状況になっておるわけであります。この間岡山県の備中町という町に行ってまいりま……

第71回国会 予算委員会 第23号(1973/03/13、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党を代表し、昭和四十八年度予算政府三案に反対し、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党が共同で提案いたしております組みかえ動議に賛成の討論を行なうものであります。  まず第一に、われわれはこれまで政府に対し、大企業優先の経済成長政策から国民の生活と福祉を重点とする政策に転換することを繰り返し強く要求してきたところであります。  しかるに、政府自民党は、口では福祉優先を唱え、高福祉社会の建設を宣伝しながら、大企業優遇、国民不在の政策を変えようとせず、事態を一そう悪化させてきたのであります。物価は絶え間なく上がり、生産と資本の集積、集中が進み、富と所得の格……

第72回国会 災害対策特別委員会 第11号(1974/05/09、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 先般山形県の最上郡大蔵村赤松地区で山くずれによる十七名のとうとい人命を失うという、また大ぜいの負傷者やあるいは住宅を全壊をするあるいは半壊をする、こういうような大惨事が発生をいたしました。いち早く林野庁は、私が現地に調査に参りましたすでにその前に林野庁の長官以下現地に飛んでおりまして、対策に取り組んでおられました。たいへんスピーディーな努力に対して、私はじめ地元の皆さんもたいへんに感激をしておるどころでございました。  そこで、この災害に対して中央防災会議が現段階で大まかにどのような対策を進めておられるか。相当広範なひどい災害でありますから、おそらくまだ調査も途中であろうと思……

第72回国会 社会労働委員会 第19号(1974/04/23、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 今回のこの雇用保険制度というもののねらいは一体何か。一つには農村の皆さん、これをこの制度から徹底的に圧迫をするというねらいが一つ。それから女子を圧迫する。それから青年労働者をこの制度から圧迫をする。そうしてそのむちの半面、高齢者にちょっぴりあめをしゃぶらす。これが大体今回のこの改定の根幹だとこう見ますがどうですか。
【次の発言】 いまの大臣の御答弁、私が予算委員会で論議をしたのとちょっと違うのです。私はいまの政府の見方、日本を締めくくっておる財界や、そういう皆さんの基本的な考え方は、不況あるいは倒産、こういうので相当な失業者が出る、あるいは合理化をもっと徹底しなければこの不況……

第72回国会 予算委員会 第5号(1973/12/10、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党を代表し、昭和四十八年度補正予算政府三案に反対し、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党四党の共同提案の組みかえ動議に賛成の討論を行ないたいと思います。  まず、討論に入る前に、憲法第六十六条二項の文民に関するわが党楢崎委員の質問に対して出された政府の確定解釈について、その取り扱いに対するわが党の考え方を明らかにしておきたいと思います。  憲法第六十六条二項の文民に関して出された今回の政府統一解釈については、なおいろいろの疑義があり、今後さらに論議を深め、国会としても解釈を確定すべきである、このことを明らかにしておきたいと思います。  私は、今日のわ……

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/02/02、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いままで、商社の非常に行き過ぎた行為が指摘をされました。私も、観点を変えてひとつ問題を提起しなければなりません。  商社が系列会社をつくる。その場合に株式の大半を持つというやり方、あるいは金融を通じて支配の目的を遂げられるようにする、あるいは商品を流通させる過程の中で、取引の中で、系列体制を確立する、いろいろなやり方があるのであります。今回の場合は、十大商社の中にランクされております安宅産業という会社、これが系列会社をつくりました。そういたしますと、この系列会社の株式を四分の三持っておるのである。ところがこの系列会社に対していろいろな問題があったのだと思うのでありますが、系列……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/02/25、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、商社の土地問題についてお尋ねをしたい。  丸紅さん、あなたのところは、農業関係の法規に基づく農業者になっていらっしゃいますか。
【次の発言】 農地法あるいは農業基本法その他の農業関係のたくさんの法律があります。この法律に基づく農業者に、丸紅さんはいつおなりになりましたか。
【次の発言】 丸紅さんは、会社の定款その他に、農業を営む法人、こういうぐあいに規定されておりますか。
【次の発言】 そこで、お伺いをいたしますが、岡山県備中町という町がございます。この備中町に西山地区という地域がございますが、大体、戸数にして二百戸余り、この皆さんの持っております土地、これが大体千七百……

第72回国会 予算委員会 第29号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 さきに田中総理に対して、いろいろな政策を展開する土台に土地の問題がある、すべての政策が土地の完全なる把握、この上に立たなければ政策の展開はできない。そこで政府は、現在、このわが国の土地の現状というものを正確に把握をしておるか。そこで、少なくとも今日の福田大蔵大臣の言う狂乱経済、この土台も、私はこの土地の投機、ここから始まったと思います。この土地投機の土台に、田中総理の言う列島改造論、これがあったことは明らかであります。  そこで、当面、前回の質問の際に、上場会社の持っておる土地の状況、このくらいのものは正確な資料が出なければうそじゃないか、こういうふうに申し上げましたどころ、……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 政府は、わが国の土地の実態を把握していない。そこで私は、前の総括質問の際に、総理に対して、特に上場会社の保有土地の実態について報告を求めたのであります。これに対して総理は、上場会社の保有土地という限定なら、有価証券報告書もあることでもあり、すみやかに誠意をもって調査をして報告する、こういう御答弁があったのであります。  それ以後、二月十五日ごろだと思いましたが、報告が参りました。その報告書は、建設大臣が、まことに申しわけないと言っておわびをしながら持ってまいった報告書であります。上場会社に対してアンケート調査を行ない、その中で、わずか三百数十社の皆さんが土地を持っております、……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十九年度一般会計補正予算、同特別会計補正予算及び同政府関係機関補正予算三案に反対し、日本社会党、公明党、民社党の三党共同提案の昭和四十九年度補正予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成し、あわせて、日本共産党・革新共同提案の動議に反対の討論を行なうものであります。  以下、反対の理由を五つにしぼって簡潔に申し述べます。  その第一の理由は、インフレ下で苦しんでいる弱者の救済が放置されていることであります。  老齢福祉年金受給者は、今年も余すところ旬日といった押し詰まった年の瀬を迎えながら、一カ月わずか七千五百円……

第75回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1975/05/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 いまわが党の選挙制度の特別委員長であります大先輩の山本先生の方から御質問がございました。そこで私は総理に対する質問でありますから、ごく限定をした重要な問題をお尋ねをしたいと思います。  一つは今度の選挙法改正の中に連座制の問題が改正案として出されております。それから選挙違反というものに対するあり方、こういう問題について、たとえば今度改正をやったと言っておるのでありますが、これは全くざる法なんであります。言うまでもなく今度の改正ではこれは改正とは言えない。現行の連座制では、刑事裁判で総括主宰者等の刑が確定した後、検察官による当選無効訴訟が提起され、その判決によって当選無効が決ま……

第75回国会 予算委員会 第8号(1975/02/06、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、三木総理に最初にお伺いしておきたいのでありますが、三木さんが総理大臣として登場されたその当時は、従来の保守政治の形と変わったものが出てくるであろう、こういう期待を国民はみんな持ったと思います。しかし、二カ月間経過をしたわけでありますが、総理大臣になる前と、三木内閣が誕生してから以降の三木総理のいわば物の言い方、対応の仕方、これがだんだん総理になる以前とは違ってきておる、従来の自民党のいろいろ問題を持っておる体質そのままであるという印象を国民は強く受けてきておるのであります。私どももそう感ぜられてならないのであります。  確かに、いま起こっておりますインフレにしても、ある……

第75回国会 予算委員会 第14号(1975/02/17、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 先ほど伊原参考人が、いわばふるさとづくりにどう貢献をするか、これが地方銀行の使命だ、こういうふうに思っておられる。また佐々木参考人からは、国民のニーズにどうこたえるか、これが都市銀行の使命、こういう意味の御発言がございました。私は、かねてからこの土地政策あるいは土地問題、不動産、こういう問題点について心を砕いてまいった者でありまして、一つずつお尋ねをしたいと思っておったのでありますが、時間がございませんので、まとめて問題点を申し上げて、今後のこの金融機関としての対応の仕方、あり方というものをお尋ねしてみたい、こう思うのであります。  一つの例を申し上げますると、これは岐阜の十……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は日本社会党を代表し、ただいま議題となりました政府提出の昭和五十年度一般会計予算、昭和五十年度特別会計予算及び昭和五十年度政府関係機関予算案に反対、日本社会党、公明党共同提案の三予算の編成替えを求める動議に賛成、日本共産党・革新共同及び民社党提案の同編成替えを求める動議に反対の討論を行います。  今日のわが国経済の深刻な不況と高物価インフレ、その原因は、歴代の自民党政府の失政にあることは言うまでもありません。二十年に及ぶ高度経済成長政策を改め、経済の基本的転換、経済運営の根本的転換を行わない限り、現在の苦境から脱出する道はないのであります。しかるに政府は、総需要抑制策に金科……

第76回国会 予算委員会 第7号(1975/10/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 法務大臣にお伺いをいたします。  人身被害等の公害を起こすということをあらかじめ知っておってその企業が操業したという場合に、一体どういう罪に問われることになるか。
【次の発言】 環境庁長官、また通産大臣にお尋ねをしますが、六価クロム公害でいま問題になっております日本化工、この会社が韓国の蔚山に進出をしております。これが八月一ぱいあたりで竣工したのではないかと思います。この韓国に進出をした日本化工に対して、かつてわが党の同僚議員が公特の委員会等において、日本においてこのように六価クロム公害を出しておる日本化工が、これが明らかでございますのに韓国蔚山に進出をした、したがって、かの……

第77回国会 予算委員会 第8号(1976/02/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私は、一つは選挙制度の問題、それから予約限度超過米の問題を中心とする農業政策の問題、それから住宅政策の問題、さらに石油政策の問題、そして最後に新国際空港の問題、いわゆる成田空港の問題を中心にしてお尋ねをしたいと思います。  前国会で公職選挙法の改正を行いました。この際、衆議院の定数のアンバラを是正するということをやったわけであります。ところが、その際に、参議院の定数是正の問題あるいは全国区制度の問題、こういう問題は積み残しになったのであります。当時、三木総理は、この公選法改正審議の際に、食い逃げはいたさない、参議院の定数是正の問題を食い逃げするようなことはいたしません、今度の……

第77回国会 予算委員会 第18号(1976/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 成田空港の情勢が、御案内のように非常に緊迫をしてきておるのであります。そこで、前の委員会の際にも指摘をいたしましたように、成田空港は九五%完成をしてほんのわずかが残っておるという段階ではなしに、まだまだこれからなんであります。前回申し上げましたように、これからの方がむしろ大変なんであります。私の計算では、大体二兆数千億を成田空港及びその関連のことに費用をかけなければ、国際空港として機能できる状態にはならない。  たとえば、前の航空局長で現在日本航空に天下りをして成田担当の常務をやっておりまする手塚良成さんという人、この人は去る二月十八日の東京地裁の証言の中で、いまもし成田空港……

第78回国会 災害対策特別委員会 第8号(1976/11/04、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私の郷里の酒田の今回の大火につきまして、各方面から大変な御支援、御援助をいただきましたことに感謝を申し上げます。  そこで、政府に要望したいのでありますが、この復興をどうやっていくかということについて、政府の各省庁にまたがっていくわけであります。したがって、ぜひひとつ政府の中に一つの窓口をつくっていただきたい。災害対策でありますから、国土庁が中心になって、そして建設省なり通産省なり大蔵省なり労働省なり、すべての方面に適確な、総合的な復興対策ができるように、ぜひひとつ統一された窓口をつくっていただきたい。これと、市及び県との間に一つの太いパイプで対策が進められるようにしてほしい……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1977/03/02、34期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 若干の御質問をいたしたいと思いますが、選挙の違反事件その他、あるいは選挙の当選無効にかかわるような訴訟事件、こういうのがずいぶんあるわけであります。しかし、たとえば、衆議院のように任期いっぱい解散なしでという選挙ではない地方の普通の選挙などの場合に、裁判の決着というのはなかなかそう簡単にまいらない。したがって、相当当選無効にかかわるような内容でありながら、任期中には事実上ずるずるとそのままでいってしまうという例が非常に多いのであります。これはやはりある意味で言うと、議会政治、選挙制度、民主主義、こういうものに対する国民の、あるいは住民の信頼を失う一つの問題というふうになってお……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 総理大臣、 施政方針演説の中で、現代の認識につきまして、根本的な転換をしなければいけないということを強調されました。しかし、いまこの委員会で審議をしております予算、どこを見ましても、根本的な転換をしたというふうに思われるものはどこにも見当たらぬのであります。私は、資源有限時代に入った、いろんな面で根本的な転換をと強調されておるわけでありますから、予算の中身もどこか相当本格的な転換をしようとしておるのではないかという観点から、ずいぶん検討してみたのであります。どこにも根本的な転換というのが見当たらぬのであります。結局、福田内閣というのも、いままでと同じで、言葉はあるけれども、マ……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 運輸大臣に最初に資料を要求いたしたいと思います。  新東京国際空港公団法二十六条によって、「公団は、毎事業年度、事業計画、予算及び資金計画を作成し、当該事業年度の開始前に、運輸大臣の認可を受けなければならない。」、この二十六条の関係の認可をいたしました資料を御提出をいただきたいのであります。  同じく公団法二十七条の毎事業年度、財産目録、貸借対照表、損益計算書、これを作成し、当該事業年度の終了後三カ月以内に運輸大臣の認可、これもぜひひとつ資料として御提出を願いたい。  それから、航空法の五十五条による工事実施計画の認可申請書及び認可書、これを添付書類を添えてお出しをいただきた……

第80回国会 予算委員会 第18号(1977/03/03、34期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 運輸大臣、空港公団は成田空港の用地に供すべく、公共用地の取得に関する特別措置法、特措法と呼んでおりますが、による強権的な土地収用のため先行した事業認定、これは土地収用法によるものであります、に係る起業地の一部のみを起業地とする特定公共事業認定を、特措法第三章第四節の同一事業の規定の適用できる事業として申請したわけであります。先行する事業認定の起業地の一部を起業地とする特定公共事業は、特措法上同一事業としては扱われないにかかわらず、なぜ空港公団は特措法に違反してまで同一事業としての手続をとったのか、このことをお聞かせいただきたいと思います。

第82回国会 予算委員会 第6号(1977/10/15、34期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 最初に、大出委員が指摘をいたしましたファントムの墜落、この原因がエンジントラブルではないか、したがって日米合同委員会において十二分な調査をする。ところが、もうすでに伝えられておりますようにエンジン部分はアメリカに送ってしまった。日本側は合同で調査をするということを強く申し入れをしておった。しかし向こう側がすでに向こうに運んでしまった。これでは本当の意味の原因の調査というものは困難なわけであります。したがって、これを送り返さすということをやるのかどうかということをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いままた赤軍を名のるバスジャックというのが起こっておるそうであります。何か今……

第84回国会 法務委員会 第24号(1978/05/12、34期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 私は、一番新しい、一番小さな社会民主連合という政党でありますが、全くの素人であります。ほとんど重要な点がいままで質疑の中で取り上げられましたので、若干の点だけお伺いをしたいと存じます。  裁判の中でもめておるのは一体何かということになりますと、訴訟指揮とか、あるいは期日の指定の問題が一番混乱をするもめの原因になっているのではないかというふうに思います。その中で、週の間に二日間の期日指定ということをかねがね、この特例法が日程に上るようになりましてから、これは裁判所側も、法務省の方も、また弁護士会の方も、そのあたりでいろいろな議論がございました。そういたしますと、弁護士というお仕……

第84回国会 法務委員会 第31号(1978/06/14、34期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 昨日質問を予定しておったのでありますが、地震のためにおくれまして、まことに申しわけありませんでした。  この法律でありますが、裁判が非常におくれる、だからこういう特例法をやらなければいけないということでありますけれども、ある意味で言えば、裁判制度の根幹を動かすような内容のものだと思います。したがって、この裁判制度の根幹を変えようというような場合、つまり司法のあり方の根本を変えようというような場合については、法曹三者の間に十分な話し合い、協議をする、こういう国会決議もあるわけでありますが、いままでもいろいろ議論がこの問題について行われたように思います。しかし、政府側の見解は何か……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 農林水産委員会 第4号(1980/02/20、35期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 大臣の所信をよく拝聴いたしました。また去年の前の大臣の所信演説、あるいは農業基本法をやったころの周東農林大臣の所信演説、歴代の演説というものを私ずいぶん見比べて読んでみたのであります。  ところが、今度の武藤大臣のこの所信演説によって日本の農業、農山漁村がどのように変わるであろうかということについて、ああこのように変わるなということを感じたのは、これは決していやみで言うんじゃありませんよ、減反を強化する、これは明瞭だな。あとのところは、確かにこの厳しい条件下で小まめないろいろな努力を農林省、全然やってないとは私言いませんよ、言いませんが、全体から言うと減反が強化になる、それだ……

第91回国会 農林水産委員会 第20号(1980/04/17、35期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 今度の三法の一番のねらいは、農用地利用増進ということではないかと思います。その提案説明によりますと、大臣は、「わが国農業は、国民の必要とする食糧を安定的に供給するとともに、国土と自然を保全し、活力ある地域社会の形成に資するという重要な役割りを果たしております。」こう言われておりますが、しかし実際は、その次の方が実際なのではないか。「しかしながら、今日のわが国農業は、農産物需給の不均衡、経営規模拡大の停滞等の厳しい諸問題に直面しております。」わが国農業が国民の必要とする食糧の安定的供給という任務を果たしておるかということになれば、穀物の六〇%以上を海外に依存せざるを得ない状況、……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 商工委員会 第7号(1980/11/21、36期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 私は、商社の土地問題、私の言葉で言うと土地買い占め、土地転がしというか、これが暴力団絡みになっているという問題、それから絹織物業者の直面しておる問題、わが国の石油、この直面しておる問題をお尋ねしたいのでありますが、その前に、時間の制約がありますので、商社の土地問題については資料を準備しておりますので、委員長の方から許可をいただいて配付をしていただきたいと思います。  そこで大臣、時間の御都合がおありのようでありますから、最初に一問だけ。たとえば西陣織のような伝統工芸と言われるもの、いま御案内のようにいろいろな増税の議論が行われております。こういう場合に通産大臣としては、この伝……

第94回国会 商工委員会 第16号(1981/06/02、36期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 時間が大変遅うございますから、ごく簡単に三点ほどお尋ねをいたしたいと存じます。  農林省、おいでになっておると思いますが、先般来わが国の生糸の問題で事業団がパンクするのじゃないか、こういう状況にありまして、大変な問題になっておる。一方、私の調査によりますと、この近年新しい桑園の造成、植栽事業が相当広げられております。そうすると、蚕糸事業団というのは、ある意味で言えば、農林省側と通産省の側に政策課題としては緊密にかかわっていると思います。蚕糸事業団の方はなかなか大変、一方ではこの近年どんどん桑園の造成、植栽が進んでいる。この関係は一体どこでトータルとして掌握をしてやっていくとい……

第96回国会 運輸委員会 第15号(1982/04/21、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 若干大枠的なお尋ねをしたいのでありますが、運輸省というところでやっておる仕事は、たとえば陸運であるとか海運であるとか航空であるとか、いろいろあるわけであります。しかし、いまその中でも特に交通全体の動きと運輸省がやっておるいろいろな任務、仕事、こういうものがほとんどになる。そういう中で交通全般のことに対しては、運輸省は一体どういう組織、どういういろいろなところとの組み合わせで対応しておるということになるのか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 密接な連携をとりながらやっておられる。ところが実際問題は、いま国鉄問題の論議が当委員会においても非常に長期、真剣に行われて……

第96回国会 災害対策特別委員会 第9号(1982/08/12、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 いままで皆さんからいろいろな角度からお尋ねがございましたので、ごく簡潔に御質問いたしたいと存じます。  激甚の指定、それから天災融資法の発動につきましていままでお話がございました。御答弁もございました。そこで、私はこう感ずるのでありますが、もうちょっと実際発動するのを早めることができないのかという気がするのであります。従来だと災害が発生をいたしましてから、特に農林災害あるいは公共土木被害等につきましても、ちょっとこの発動までの時間がかかり過ぎるのではないかというふうに思います。もうちょっとこれを早める手がないのか。もちろん、だからといって被害の実態というものを正確に把握しなけ……

第96回国会 農林水産委員会 第4号(1982/02/24、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 大臣にお尋ねをしたいのでありますが、所信表明演説をお聞きいたしまして、私は田澤大臣と同じように、今日非常に厳しい状況にあります東北の農村に政治運動の基盤を持っておりますわけで、今回同じように厳しい東北農村の現状の上に長いキャリアを持っておられる田澤農林水産大臣が誕生された、非常な期待をしておるわけであります。  ところで、今度の所信表明演説をお聞きして、いまの日本の農業、あるいはその農業をどのように展開させていこうとするのか、その大枠はわかりました。だけれども、いまのこの現状をどう変えていこうとするのか。農村の方々に対してどのような希望の道を切り開こうとなさっておるのかという……

第96回国会 農林水産委員会 第9号(1982/03/23、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 ちょうど農業基本法が実施をされて二十年超えたわけでありますが、あの当時選択的拡大生産であるということで畜産の部面に大いに力を入れ始めた。ある意味で考えると、わが国の農業生産の中における畜産というのは実際問題としては非常に後発の分野であると思います。そこで、農業基本法に選択的拡大生産、したがって畜産である、あるいは今度の水田利用再編、減反、こういう面からもこの畜産という問題に対して、生産現場の農村の皆さんに対して政策的にある意味では非常な奨励策をとってきた、こう私は認識をいたします。  私は、つい昨年の秋に北京で開かれましたアジア十八カ国の国連の人口会議に出てまいりましたが、そ……

第96回国会 農林水産委員会 第14号(1982/04/14、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 今度の農用地開発公団が海外業務に手をつけていくということにつきましては、基本的にいいことだと私は思っております。  いま第三世界、開発途上国は、一つは、急激な人口増の問題で苦しんでおります。もう一つは、飢餓と栄養失調で苦しんでいる。そしてもう一つは、文盲の問題、教育の問題で第三世界は非常に苦しんでいる。こういう中で、農用地開発公団が今回海外に、第三世界、開発途上国に対して新たな業務を展開しようということについては賛成をいたします。  そこで問題は、外務省、いま国連の人口基金を通し、またバイラテラルな関係で世界の人口問題に対して日本が協力しておる総枠は一体どのくらいでしょうか。

第96回国会 農林水産委員会 第23号(1982/07/13、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 いままで各委員から、今度の米価に関する質疑がいろんな角度から出ました。したがって、私は、若干ただしてみたいと思うのでありますが、大蔵省。  実は、私、第三世界、開発途上国のいろんな皆さんと最近お話をする機会がございました。 この皆さんが、日本はいまや世界でダントツに穀物を輸入する国である。そのために、第三世界は御案内のように飢餓と栄養失調に苦しんでいる。日本がどんどん世界の穀物市場に群を抜いて買いに出るというような事態になりましてから、第三世界の側ではなかなか食糧困難で苦しんでおるわけですが、金はなし、いろんな条件はない、従来のようにアメリカ大陸その他からどんどん食べ物を送っ……

第96回国会 農林水産委員会 第25号(1982/08/19、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 時間が大変おくれておりますから、ごく簡潔にお尋ねをしたいと思います。  大臣、実は青森県も同じだったと思うのでありますが、去年、おととしの冷災害、この場合に、おととしよりも去年の方がはるかに被害はひどかったのであります。減収の実態というのも、農林省の調査によっても一昨年よりも昨年がはるかにひどかった。ところが、農業共済の共済金の方は、一昨年に比べると、私の山形県で言うと、ちょうど三分の一以下である。これは、制度の運用、いろいろな面に確かに問題があります。青森県などでも、このような状況に対して大変いろいろ問題がございます。東北各県、ほとんど同じような大変な問題になりました。  ……

第98回国会 災害対策特別委員会 第6号(1983/06/16、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 建設省にお伺いいたしますが、今度の地震災害で一番被害の大きいものの一つに、住宅の損壊、住宅の被害が非常に大きかったわけであります。これに対して、災害住宅の復興に対する限度は七百三十万、この限度の枠をもうちょっと広げよう、こういう検討がいま行われておるということでありますが、いま住宅公庫のみならず、住宅公庫との関連で、従来建設省の住宅政策の中に、厚生年金の加入者に対しては公庫の融資限度とまた別途に融資をする制度がある。それから国民年金の加入者、これに対しても住宅公庫の直接の限度枠以外に融資をしておりますね。これは公庫直でありますけれども、そして住宅を建てようとする者の家族に老齢……

第98回国会 農林水産委員会 第3号(1983/03/02、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 水田再編は、五十八年度は六十万ヘクタール。ところが、第二期水田再編の最終年でありますが、六十万ヘクタールの水田再編というのが定着しておらない、米からの転換というのが定着をしておらないと思います。農林水産省におかれて、水田再編という、この米からの転換というものがどういうふうに転換しておると理解をされておるか、これは大臣でなくて局長で結構ですが、御答弁いただきたい。
【次の発言】 努力をしておるとおっしゃるのですが、六十万ヘクタールの中で、米から転換して大体これでいけるという状況になっておるのはどういう作物で、どの程度の面積か、主要なものを挙げてみていただけませんか。

第98回国会 農林水産委員会 第15号(1983/05/18、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 金子農林水産大臣が就任された直後であったと思いますが、いまの水田再編事業の直面しておる問題点について大臣の所信を伺ったわけであります。  そこで二、三お尋ねしたいのでありますが、前提として、いま第一期、第二期、そして今後の第三期、そして将来の水田再編という仕事をどういうふうに持っていこうとお考えになっておられるのか、いわば一つの枠組みというか、これに対する大臣の所信を最初にぜひお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 第三期の水田再編というのは、いまの第二期の最終年の規模、大体この程度でやっていかなければならぬというふうにお考えになるわけですか。

第98回国会 農林水産委員会 第17号(1983/07/13、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)委員 いまの自主流通米、この自主流通米は、私どもの理解では、当時食管制度の根幹を骨抜きにする、こういう認識を持ちました。しかし、現状、自主流通米は大きなウエートを持つようになってきた。この自主流通米というものを、今後、まあこのあたりでいいというふうに考えておるのか、もっと自主流通米というものを広げようというふうに考えておるのか。政府の長期的な、特に金子大臣の今後の米をめぐる政策の基本的なあり方としてこの問題をどういうふうにやっていこうと考えておられるのか、お聞きしたいわけであります。
【次の発言】 大臣、いまの事務当局の説明、米というものを従来の食管制度に対して市場原理を入れていく……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 決算委員会 第7号(1984/04/18、37期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 一番最後でありますから、簡単に御質問申し上げます。  我が国の入札制度というのがいろいろ議論になっております。しかし、実際は、現場の段階では具体的に変わったか、今までの入札制度を再検討して合理的な新しいやり方が始まったのかというと、実際はこの数年来、現在の入札制度に対していろいろな議論は起こりましたが、ほとんど変わっていない。これは何も建設省だけの問題ではなくて、各方面にみんな関係のある問題なんでありますが、その中でも建設省という役所は、国土の建設なりいろいろな問題を所管されておりますから、この入札という問題は大変深いかかわり合いを持っておられる。そういう面で、この数年来議論……

第101回国会 決算委員会 第14号(1984/07/11、37期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 私は、最後の質問者でありますから、ごく簡潔にお尋ねをしたいと存じます。  運輸大臣、七月一日から運輸省の機構改革が行われました。今、運輸・交通というものを考えますと、そのあり方で経済も、社会もあるいは文化というか全般にわたって根本的に左右される、このぐらい運輸・交通というものが現代社会において果たしておる役割というのは大変に重大だと思うのであります。そういう中で私思うに、道路、鉄道、航空あるいは海運、このうち道路を除く三つは全部運輸大臣が責任を持っていらっしゃると思います。道路だけは、自動車その他の方は運輸大臣が責任を持っておられるけれども、道路をどうするかというものは主とし……

第101回国会 文教委員会 第12号(1984/05/09、37期、社会民主連合)【政府役職】

○阿部政府委員 先生御指摘の内規でございますが、内規と称するものと申し上げた方がいいかと思いますけれども、これにつきましては文部省に対する提出方を再三求めたわけでございますけれども、学外に出さないという方針であるから提出できないということでございまして、最後に、それでは文部省限りにしていただけるならば出しますということで、私どもも内容を承知をしておきたいという観点から、文部省限りにするという約束で提出を得たというものでございます。したがいまして、現物を先生にお示しすることは、ひとつお許しをいただきたいと思うわけでございます。
【次の発言】 その怪文書なるものは私どものところへは送ってきておりま……

第102回国会 決算委員会 第10号(1985/06/12、37期、社会民主連合)

○阿部(昭)委員 きょうは大変遅くなりましたのでお疲れかと存じますが、もう若干お願いをいたします。  最近、市場開放、政府の国際公約、そのアクションプログラム、行動計画の政府指針がまとまったと大変大きく伝えられてございます。これは通産省だけでというわけにはいかぬ、いろいろなところに、各省に関連をしていく問題だと思うのでありますが、私は、通産省はある意味で言えば自由化をどんどん進める立場、それもよくわかるのであります。しかし、実際上は事はそう簡単かというと、そう簡単でないこともたくさんあるわけであります。  今度の政府指針の中で、例えば植物検疫、これを緩和するというようなことがございます。これは……

第102回国会 決算委員会 第11号(1985/06/18、37期、社会民主連合)【政府役職】

○阿部政府委員 小学校、中学校、それから高等学校についても、大臣からお答えした中身で同じように考えておるわけでございます。特に最後に大臣からお答え申し上げましたように、アメリカ、イギリス等の国の方々をいろいろお招きしたりなんかしておりますのは、高校では特にそういう点に重点を置いてやっているということでございます。


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第58回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、農業生産法人の問題についてお尋ねをしたいのであります。  三十七年に農協法の一部改正を行なって農業生産法人、特に農協法による農事組合法人の組織というものを制度としてつくられたわけでありますが、現在、この農事組合法人がわれわれの地方におきましても進んできているわけであります。この進んでいる背景には、私の山形県などでは、米作日本一になった。その一つには耕うん機からトラクターに移行したということがあると思います。また同時に、一定品種を一定面積に統一して集団栽培をやっていくというやり方なども、米作日本一をつくり上げた背景になっていると思うのでありますが、そういたしますと、耕う……


32期(1969/12/27〜)

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/04、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 ただいまの小林議員の質問のうち、環境基準の問題に関連をして、特に私は施設環境基準についてお尋ねをしたいと思うのであります。  国民が良好かつ快適な環境を保障されることを、今回の公害対策に望んでおるわけであります。そういう立場から、下水道あるいは廃棄物の処理、あるいは公園、緑地、道路、交通等、こういう施設環境の整備に対して、今回の公害対策が大きな実を実らすであろうことを期待しておるわけであります。  そこで、きのうのわが党の島本議員の質問に対しまして、この基準は政策の目標であって、必ず達成をしようといったものからは若干後退をした答弁のように国民は受け取っておるのであります。私ど……

第65回国会 大蔵委員会地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1971/05/14、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 最初に根本大臣に伺いたいのですが、本来、新しい五カ年計画の財源不足、これが契機になっていまの重量税の問題か提起をされてきた、こういうふうに認識をしておるのですが、この認識、間違いないかどうか。
【次の発言】 大蔵大臣にお伺いいたしますが、いまの重量税というこの財源に対して虎視たんたんとしてねらっておるのはどことどこか。これを見ますと、「道路その他の社会資本」、こういっておるわけであります。その他の社会資本というやつは、先ほどの答弁では明瞭でないように思うのであります。したがって道路以外にこの重量トン税に対して虎視たんたんたるものが幾つかあるように思うのでありますが、大臣は、い……

第68回国会 地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1972/04/26、32期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 渡海自治大臣にお伺いしたいのでありますが、前の建設大臣根本龍太郎氏が、いわゆる土地政策に関する根本構想というものを発表したわけでございます。私ども、当時、あの根本構想について、ちょっぴり前向きなポーズをとりながら、内容的には、きびしい現状に対して必ずしも多くの効果をあげることは困難じゃないかという感を抱いたわけです。特に、都市周辺その他における法人所有地というものを構想の対象から全くはずして、もっぱら農地とか山林とかいうようなものを対象にしたという意味で、根本構想は、実質的には、都市化現象で激動しておる現状には対応し得ないものの、それにしても、まあ若干の意味はある。こういう認……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1972/03/24、32期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、土地収用法と環境庁のいわば権限、かかわり合い、こういう問題でまずお尋ねをしたいのであります。  土地収用法による収用の基準というのは、言うまでもなく、公共性、公益性に基づいて個人の土地の使用権なり所有権なりいろいろなものを収用していく、こういうことになるわけでありますが、いま開発事業が行なわれておる。その場合に、開発に伴ってどんどん有害物質や汚染物質を大量に排出をしていく。こういう場合に公害をどんどん出すような現状というのが、はたして土地収用法でいっておるところの公共性、公益性と合致するものなのかどうか、合致しないではないか、こういう問題が随所に起こっておるのでありま……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 国鉄の御当局おいでになっていると思いますが、この間の新しいダイヤの関係でありますが、なかなか各方面でダイヤの問題があるのであります。丹羽運輸大臣はこの新ダイヤにつきましては固執をしないで手直しをする、こういう御意向を表明されておられるのでありまして、私ども実情に即した手直しをぜひやってもらいたい、かように考えておるのであります。  そこで、私のほうでも若干の資料を準備しておるのでありますが、たとえば、私の地域は羽越線、ここから東京にストレートで入ってまいります急行列車が何本かあるのでありますが、特に夜間の寝台列車、これはいままでたった一本しかなかったのであります。私などもと……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 三点ほどにわたってお尋ねしたいと思うのでありますが、一つは土地改良事業でありますけれども、最近、土地改良事業の農民の負担がなかなかきついというのでいろいろな意見が出ておるのであります。そこで、特に土地改良基盤整備を進めます場合に、一番事業費のかさむ部分というのが農道と水路、こういう工事費が一番かさむのであります。したがって、農道や水路工事部分については農民の負担というものを全廃をすべきではないか、そして個々のいわば圃場、そういうものの費用、これはまあ現在程度の補助率というような考え方が合理的ではないかという考え方なんでありますが、そのことが一つ。  第二は、現在県営事業や国……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1972/03/23、32期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、さっきの原子力の問題とは違って、いま当面のエネルギーの根本であります石油の問題でお尋ねをしたいのであります。  大臣、実は大臣の御郷里の新潟県、私の郷里の山形県、秋田県、この三県はわが国における石油産油地でありましたが、陸地のほうがだんだん細ってまいり、つい最近に至ってやっと阿賀野川沖で大陸だながどうやらうまくいきそうだ、こういう状態になっておるのです。そこでいま阿賀野川沖を掘さくいたしました「第二日竜号」、これは石油公団の石油の掘さく船でありますが、わが国ではこういう大陸だな開発に対応できるような掘さく装置というものをほとんど持っておらない。いま通産省のほうでは、遠……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1972/03/24、32期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、現在労働省が進めていらっしゃる雇用促進対策について、まずお尋ねをしたいと思うのであります。  いま雇用促進事業としていろいろな施設をつくったりなさっておるわけであります。あるいはまた職業訓練の問題でありますとか、相当多方面にわたった事業をやっていらっしゃるわけでありますが、この中では職業訓練、このことはいろいろな意味でたいへん効果をあげておるのじゃないか。しかし、たとえば旅館のような施設を事業団でやっていらっしゃるが、ああいうものは、どう考えましても雇用促進対策事業という性格からいって、必ずしも効果をあげておる事業だとはいえないというふうに思うのであります。そういう意……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会公聴会 第1号(1973/02/22、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 最初に矢野先生のほうにお尋ねを申し上げたいのでありますが、先ほど土地問題に触れられまして、土地問題は決着がついた、大企業が土地を買い占めて、その意味では決着がついたというふうに私は受け取ったのでありますが、問題は、しかしここから始まるのではないか。たとえば四十八年度のいま審議をしております予算を執行していく段階でも、道路の敷地、公共用地の確保こういう問題の予算で見込んであるもの、これと、実際に用地取得の作業を進めてまいります場合に、たいへんなトラブルが至るところで起こるのであります。これはやはり土地が営利の目的として、投機の対象として、金もうけの手段として押えられておるという……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1973/03/02、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 最初に労働大臣にお伺いいたしますが、いま日本の大都会、人口密集地帯の大都会の都市建設の事業、こういう事業の中で、労働力というものはほとんど農村の季節出かせぎの労働力に依存をしておる。ある意味では、いまのこの農村の季節出かせぎの労働力がなかりせば――都会にはホワイトカラーは非常に多い。しかし、地下鉄の工事であるとか、あるいは下水道の工事であるとか、都市改造の事業であるとか、こういう事業に直接従事をするような労働力は、いまの都会には非常に少ない。ほとんどが農村の季節労働力に依存しておるといって過言ではないのであります。  そういう現状の客観的な諸関係から見て、この季節出かせぎの……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 時間が制約をされておりますので、端的にお聞きをしたいと思います。  大臣、いなかの十万ぐらいの小さな町、最近人口が、町がどんどん開かれていっておるような地帯の直面しておる問題です。地方におきまして、農村の集落などになりますと、コミュニティーを推進するための集会所でありますとか、公民館でありますとか、あるいはそういうものがなくとも、神社に集まるとか、あるいはお寺に集まるとかいった、そういう場所があるのです。しかし、最近の都市化されつつあるそういう場所になりますと、そういう集まりを持つ場所がないのですよ。私の住んでおるところも、町になってちょうど六年ぐらいたつのですが、そのとき……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 時間がございませんので、端的にお尋ねをしたい。  都心において都市街路の整備などを行なう。この場合には実際の道路の路面工事よりも、道路に面しております商店なり何なり、そういうもののいろんな整備のための事業費のほうが約十倍くらいかかっておる。ところが土地改良基盤整備、これを行ないます場合、その区域内に市町村道なりそういう道路がある。土地改良基盤整備をやるのでありますから、当然その中を通っております町村道も、カーブをいろいろ改良したりいろいろなかっこうで改良、改善をしなければならぬわけであります。そういたします場合に、土地改良、つまり農民の側が、この土地改良区域内にある市町村道……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 大蔵大臣、御案内のようにいま季節出かせぎ者というものが非常に多い。この率節出かせぎの労働力というものがいまの日本社会においてどういう役割りを果たしておるのであろうかと考えてみますると、大都会、都市社会にはホワイトカラーが非常に多い。しかし地下鉄の工事にしても下水道工事にしても、都市の改造の事業にいたしましても、そういうどろんこになって働くという労働力は都市社会に非常に少ないのであって、この部面はほとんど農村の季節労働者によって担当しておる。もしいま農村の季節出かせぎ者というこの労働力がなかりせば、もう日本の建設工事、都市改造、こういった事業全般に大きな問題が起こってくる、こ……

第72回国会 社会労働委員会地方行政委員会農林水産委員会建設委員会連合審査会 第1号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 私はあらかじめ委員長に申し上げますが、答弁がよろしきを得ますれば、私に与えられております持ち時間を大いに短縮をして、簡潔に質問をしたい、こう思っております。  そこで労働大臣にお伺い申し上げますが、私の手元にも全国の各地から、こういうものが来ております。「失業保険法の全面改正に関する要望書」「政府は「失業保険法」を廃止し、新たに「雇用保険法」を制定して、昭和五十年四月から施行しようとしております。  雇用保険法が施行されますと、出稼ぎ農民にとっては、保険料の負担が増大するばかりか、従来最低九十日分給付されていた保険金が三十日分に引き下げられるなど、極めて改悪となるばかりであり……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 いまちょうど三月十五日を期限とする税の申告が行なわれておるのであります。この場合に各市町村の税当局者が非常に苦しんでいる問題がある。それは出かせぎ所得に対する課税の問題であります。出かせぎ所得というものはなかなか押えにくいのであります。一定以上のものは、源泉所得課税というので、出かせぎ先の税務署から、その住居税務署に対して源泉徴収票が送付をされてくる。これに基づいて、各市町村の税務当局者が、住民税と同時に税の申告業務を指導するわけである。これはわりと議論の余地がないのである。しかし、源泉課税対象にならない出かせぎ者の所得、これは所得金額を把握するのに各市町村当局者がなかなか……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 労働大臣にお伺いいたしますが、私どもは、これは若干主観的な面も含めまして、わが国就業構造の六十何%を占めておる労働者を保護する、これが現在の労働省の任務だ、こういう認識をしているのであります。いま労働災害などが起こる、ところが起こった労働災害に対応する労働省の、たとえば監督署の活動、これが必ずしも十分ではない。私どもの調査によりますると、監督署には機動性が非常にないのであります。全国の監督署の中で車などを持っておらない役所が非常に多い。この目まぐるしい現代の車社会の中において、監督署あたりに自動車の一台も配置されておらないという状況のところさえもあるのであります。こういう状……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は三十分までで、きちっと終わります。  内田長官のところでは、わが国の電力、いわば日本の産業構造の非常に重要な問題を大きく掌握をされておられるわけでありますが、現在電源開発調整審議会で建設を決定をしたこの発電所の建設が、電調審では決定を見ましたけれども、順調に建設が進んでおらぬというところが全国にたくさんあるのであります。  この状況をどういうふうに把握をされていらっしゃるか。私どもの承知をしておるのでは、十二月の電調審決定の以前の段階で三百万キロワット以上の発電所建設がなかなか順調に運んでおらないというふうに承っておるのであります。現状段階でどういう状況にあるかというこ……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 前に予算委員会の総括質問のときに、中小企業の金融対策についてお尋ねをしたのであります。当時中小企業庁の御判断としては、年末から一月ごろにかけて相当きびしい状況が出るのではないか。ところが思ったよりは案外であった。こういう状況。ところが、三月、四月あるいは五月という状況は必ずしもそう楽観を許さぬのではないか、こういう感じを持っておるのであります。その中で、通産大臣から、年末の特に三機関に対する特別融資ワク、これと同じ程度のものを当面の情勢に対応してさらに考えておる、こういう御答弁があったのであります。  その以降、それがどういう状況のもとに、どういう時期に、どういうふうに具体……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 農林大臣、私は予算委員会の総括質問の際にも申し上げたのでありますが、その際に、私ども、まだはっきりした御答弁をいただくまでに至っておらなかったと思っておりまする畜産対策の問題について、まずお尋ねをしたいのであります。  二月の初めのころと現時点では、わが国畜産農家の置かれておる状況は、あれから一カ月余、ますます深刻の度を加えております。現状の段階で、畜産農業者がいま農林大臣のほうに、政府に対して求めておるたくさんの課題があるのでありますが、この課題を大筋に、農林大臣としては、どういう問題がいま大きな問題だというふうに受けとめていらっしゃるか、お聞かせを願いたいと思うのであり……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、いまの瀬野分科員の御質問ともかかわるのでありますが、文化財という問題、これが、一人の市民が文化財の埋蔵地域に住宅の建築をしたいというので、長い間働いてたくわえました資金でもって用地の取得を行なった、そして建築の許可申請をいたしましたところ、そこには貝づかがある、したがってまがりなりません。それはそれで一つの筋である。一方において、たとえば高速国道のようなものをつくるという場合になりますと、文化庁のほうはなかなかはきたる態度をとらぬ。私は、やはりこのあたりに一定の基準というものを、一人の市民の場合には文化財ですということでびしっとやっていく、そして高速国道のような場合に……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 私は、当第五分科会の副主査でもありますから、なるべく簡潔にいたしたい、こう思うのであります。  そこで国鉄総裁、私は長い間国会で、またがって地方議会で建設行政というものに携わってきました。したがって、道路政策その他にいろいろなかかわりを持ってまいりました。そういう観点から見ますと、国鉄はいまの再建の方策というものを三方一両損でやろう、こう言っているわけであります。しかし、道路の方は全部税でやる、これがたてまえですね。最近有料道路なども出てまいりましたけれども、原則的には税で全部やるのであります。したがって、いま国鉄というのが私鉄とは違いまして、余りもうかるところはやってはい……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 簡単にお尋ねをしたいと思います。  電波行政を担当していらっしゃる郵政省当局に伺いたいのでありますが、新しい建造物などが建つ、そういたしますと、電波障害でテレビがよう見えないというような状況が起こります。私ども、この場合に、いまの公害関係の法律的な土台であります加害者負担の原則というものが、いまの電波障害のような場合でも貫かれなければならぬのではないか、こう思うのでありますが、これはどうでしょう。
【次の発言】 それから、電波障害でテレビがよう見えぬようになった。この場合に、NHKの受信料というものを、見えなかったテレビに対して払う義務があるのかどうか。

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 戦争で傷ついた方に対して現在恩給法によって年金の支給が行われておる。この支給のあり方について、私は非常な疑問を感ずるのであります。  それは、戦没者については、いわば遺族の資格というか、それが確認されますと、この制度が始まった段階にさかのぼって給付が行われる。しかし、傷痍軍人あるいは軍属というかこういう皆さんについては、申請主義という立場で、その申請された要件が全部内容を整えておって、そして政府の方で決定をされた段階から給付が行われるのであります。  そういたしますと、どういう状況が起こっているかといいますと、戦争による障害でありますから、いまから三十年前のことであります。……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 農林大臣、総括質問のときに引き続きまして、霞ケ浦高浜入り干拓の問題についてお尋ねをしたいのであります。  大臣、私は山形県出身で、何で茨城県の霞ケ浦の問題をばかみたいになって一生懸命やるのだと、御疑問かと思うのでありますが、霞ケ浦には鹿島開発というのが行われた。ここの開発の企業のメーンになっていっておりますのは住友でございます。私の郷里の酒田開発というのも住友が中心である。そこで、農工両全と言われた鹿島開発が、住友を中心としてどのように行われておるのかということに深い関心を持って、この七、八年間、鹿島の地域、霞ケ浦の周辺に、実は大変な関心を持ってきたわけであります。  そこ……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○阿部(昭)分科員 最初にお伺いいたしますが、昭和四十八年分の農業所得税、これはどの程度徴収されたか、お伺いいたしたいのであります。それから、今度の五十年度予算の中に、昭和四十九年分農業所得税、これの歳入の見込みをどの程度に盛っておられるか、これもお伺いしたい。
【次の発言】 そこで大蔵大臣、でかいところの税金は非常にいろいろな面で緩やかに扱われておる。しかしこの農業課税などは大変に厳しいのであります。私の調査によりますると、昭和四十八年分農業課税――この農業課税の場合に、これは大臣は専門家ですから釈迦に説法だと思うのでありますが、税法では申告納税ということになっておる。しかし実際上は、青色申……

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/02/07、33期、日本社会党)

○阿部(昭)委員 野尻公述人にお伺いをいたします。時間がございませんので、三点ほど簡単にお伺いいたします。  一つは、税金の問題ですが、しばしば私どもも非常な不合理ではないかと思いますのは、出かせぎによる所得、これと野尻さんの場合で言いますると、五十アール程度の農業経営、これにわずかばかりの山森、年収、出かせぎ所得を含めて百三十万ということでありますから、税金問題は余り問題には感じていらっしゃらないかもしれません。しかし、この出かせぎ所得と、小なりといえども農業所得が機械的に合算されて課税されておる。この問題について、最近農村の出かせぎは、比較的二ヘクタールあるいは二・五ヘクタール、三ヘクター……


36期(1980/06/22〜)

第96回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1982/02/27、36期、新自由クラブ・民主連合)

○阿部(昭)分科員 選挙の問題と、それから地方事務官の問題についてお尋ねをいたします。  まず、選挙の問題でありますが、来年は地方統一選挙。この統一選挙につきまして、たとえば統一選挙の日取りに合わせて、その前後にあります市町村議員の選挙の投票日を仮に四月の何日かに定める。そういたしますと、従来三月に任期の来るもの、これを四月に選挙をやるというわけにはいかぬでありましょう。しかし、五月ないしはそのあたりにあるような選挙は一つにまとめよう、こういうようなことが毎回の選挙のときに起こってくるのでありますが、今度の場合もちらほらそんなような動きが伝わってまいります。自治省としてはどういうような対応をし……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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