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河村勝 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

河村勝[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
580位
委員会発言歴代TOP500(衆)
309位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
229位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
217位

31期委員会出席TOP100
87位
31期委員会出席(幹部)TOP100
89位
32期委員会出席(幹部)TOP100
51位
33期委員会出席(無役)TOP50
48位
33期委員会発言(非役職)TOP100
96位
33期各種会議出席(無役)TOP25
23位
34期委員会出席(幹部)TOP100
71位
35期委員会発言(議会)TOP50
31位
37期委員会出席(幹部)TOP100
95位
38期委員会出席(幹部)TOP100
91位

このページでは河村勝衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。河村勝衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 運輸委員会 第4号(1967/05/10、31期、民主社会党)

○河村委員 きょう私がお尋ねをしたいのは、海上交通の安全のことであります。  とかく交通安全といいますと、陸上の自動車のことばかり問題になっておりますけれども、最近の海上交通も相当危機に瀕しているように思います。そういう意味で、去る四月二十九日の夜、東京湾の浦賀水道でドイツとインドの貨物船が衝突をいたしました、幸い結果は比較的軽微であったようでありますけれども、事柄が交通安全の本質に関するような事故であるように思われますので、ごくかいつまんで要点だけ、事故の概況と原因をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 当然両船ともレーダーは備えておったと思うのでありますけれども、霧で視界が八百メートルとい……

第55回国会 運輸委員会 第6号(1967/05/17、31期、民主社会党)

○河村委員 先週の本案委員会におきまして、現在京浜運河につくられようとしておりますLPGのバースに関して御質問いたしました。きわめて狭隘な水路でございます。大体二百五十メートルか三百メートル幅の京浜運河の水路でございます。しかも船舶がきわめてふくそうしております運河で、そこに三万トンのLPGタンカーが発着、荷役するものでございまして、万一接触事故等が起こった場合には、たいへんな災害が起こるわけでございます。それで運輸省当局のこれに対する方針をお尋ねしたのでございますけれども、責任のある御答弁を得ることができませんでした。そこで、きょうは運輸大臣に御出席を願いまして、ぜひとも明確な御答弁をいただ……

第55回国会 運輸委員会 第10号(1967/05/30、31期、民主社会党)

○河村委員 船舶整備公団法の改正に関連いたしまして、内航海運対策のことについてお尋ねを申し上げますが、先週のこの委員会で久保委員が詳細な質問をされましたので、重複を避けて要点だけを御質問いたします。でありますから、御答弁になった数字をそのまま使いますから、それでお答えを願いたいと思います。  解撤の締め切りが五月三十一日になってますね。そこで当初の解撤量の目標が五十八万五千トンであったわけです。それが現在の実績見込みでは三十六万七千トンだということでありますけれども、あす締め切りを控えておるわけですが、この実績はこのとおりになっておりますかどうか、それを先に伺います。

第55回国会 運輸委員会 第15号(1967/06/13、31期、民主社会党)

○河村委員 今回提出された法案というものは、こういうものをてこにしまして、今後行政当局はもちろんでありますけれども、関係の労使がほんとうに一生懸命に災害、疾病の防止をやろうというふうに持っていくならば、非常に有効に使われるだろうと思うのであります。しかしながら、ただ陸上産業にできた、だからこっちもつくろうというだけのことでもってつくるというのであるならば、結果はただ外郭団体を一つこしらえたというだけのことに終ってしまって、何にもならない、そういうことに私はなるだろうと思うのであります。それで過去の実績というものを一応数字だけから見てみますと、どうもあまり安全衛生関係、災害防止のことについて運輸……

第55回国会 運輸委員会 第24号(1967/07/12、31期、民主社会党)

○河村委員 初めに、きょうは運輸大臣御出席でないので、政務次官にお伺いいたしますが、公社、公団等につきましては、いま政府の方針としてなるべくこれを減らそう、これから新しくはつくるまいというのが基本方針であるわけです。そこで現在の国際海運界の情勢からいいまして、わが国でコンテナ輸送を開発してコンテナ埠頭をつくるということが、国際競争上緊急の要請であるというのは異存はないわけでありますけれども、しかしこれを公団方式でやるということにつきましては、そういう公団はなるべくつくらない。つくると非常にむだが多いということは間違いないわけでありますから、つくるにはそれだけの必然性がなければならない、それだけ……

第55回国会 運輸委員会 第25号(1967/07/14、31期、民主社会党)

○河村委員 関連して。先ほど造船輸出の問題について、輸銀の融資率が悪くなった、それによる影響が全然見られないという御答弁でありましたので、その点ちょっと伺いたいのですが、最近新聞紙上なんかで読んでおりますと、いま手持ち量は二年半くらいあるようでありまするが、最近の新しい引き合いが減っているというふうに伝えられておりますが、それは事実と相違するわけですか。
【次の発言】 いまの御説明と先ほどの御説明では、ちょっと矛盾するところがあると思うのですが、三月までに急いで契約をしたから受注量がいままでどおりを維持しておるというような返事に聞こえるわけです。だから、もし変化があらわれるとすれば、今後を見な……

第55回国会 運輸委員会 第27号(1967/07/19、31期、民主社会党)

○河村委員 同じく大阪の冷房料金問題ですから、すでに参議院、それからきょうまた議論されておりますので、むだなことは御質問いたしませんが、今回の件というものは明らかに、単に冷房料金だけでなしに、運輸行政全体に対する不信を招くような基本的な問題を含んでおると思いますので、その点についての大臣の所信をお伺いするのでありますけれども、その前に、三点だけ伺っておきたいと思います。  この料金を認可する際に、冷房車というものは何も大阪に限ったことでなしに、全国至るところにあるわけですね。それに対して、もし今後冷房料金についての申請が出た場合に、これだけ騒げば申請するところはおそらくないでしょうけれども、も……

第55回国会 予算委員会 第11号(1967/04/04、31期、民主社会党)

○河村委員 初めに、四月一日夜発生いたしました南海電鉄の事故について少しくお尋ねをいたします。  まず初めに、民社党といたしまして、なくなられた方に対しまして深く哀悼の意を表しますと同時に、けがをされました方々に対してお見舞を申し上げます。  そこで、事故発生いたしましてからすでに三日を経過いたしましたので、諸般の事情がおおむね明らかになったことと存じます。いろいろ報道されることが食い違いもございますので、要点だけ、問題点だけをごくかいつまんで御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 これに関する鉄道側の御説明をかいつまんでお願いいたします。

第56回国会 運輸委員会 第4号(1967/09/11、31期、民主社会党)

○河村委員 いま副総裁から御説明がありました米坂線の復旧について、少しお尋ねしたいと思います。  私も現地を実は見てまいりまして、越後片貝から小国までの間はほとんど橋梁が流失しているだけでなしに、道床も完全に流されて、川の中に入っているものもずいぶん多いようですが、全体の復旧のやり方としては、どういうような方針をとっているか、それをちょっと伺いたいと思います。
【次の発言】 この開通見込み不明になっている区間にも、孤立した部落がかなりあるわけですね。そういうところの市町村長が非常に心配しているわけなんですけれども、冬季間の、道が完全に途絶した場合、どういうふうにその辺を扱われるのか、県のほうと……

第58回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1968/03/19、31期、民主社会党)

○河村委員 だいぶ時間がたちまして、参考人もお疲れだろうと思いますから、二点だけお尋ねをいたします。  第一点は、先ほど御説明のあった共同研究体制についてです。先ほどから話を伺っておりますと、日産、トヨタそれぞれ四十億という相当巨額の安全に対する投資をやっておられるようで、たいへんけっこうでありますが、一般に受ける印象は、どうも自動車業界というのはお互いに国内のシェア競争に狂奔しながら車ばかりふやして、お互い一緒になって安全などということを考える体制にはないという一般的な印象があるわけです。そういう意味で、今度共同研究所をおつくりになるということはたいへんけっこうだと思うのですが、日産、トヨタ……

第58回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1968/04/17、31期、民主社会党)

○河村委員 きょうは幸い関係の各大臣御出席であります。運輸大臣ももうじき見えるでありましょうから、交通安全に対する直接の対策の前に、その基本になる問題を一、二御質問して、あと具体的な問題を二点だけお伺いして、あとの質問者もあるようでありますから、なるべく簡潔に済ましたいと思います。  最初に、今日わが国におきましては、交通戦争と言われるように、非常な、特に自動車を中心とした交通事故が激発をしておるわけでありまして、それに対して関係各省あるいは当委員会等においても一生懸命対策に取り組みまして、着々対策は講じておりますけれども、その効果はもちろんかなりのものがありますが、やはりその根底に、私はどう……

第58回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1968/05/23、31期、民主社会党)

○河村議員 ただいま議題となりました交通安全対策基本法案の提案理由を御説明申し上げます。  御承知のとおり、わが国の交通安全施策ははなはだしいおくれを来たしており、このため陸上交通におきまする事故被害だけでも一日当たりの平均が二千数百名に達する状態であります。まさに交通戦争の名が、それを物語るごとく平和な国民生活を脅かす新たな暴力の発生と理解すべきであります。  このような交通安全の確保に関し、基本的にして効果的な施策のないまま経過するならば国民の生命、財産等の不安はますます拡大され、終局するところ国民の生命、自由、幸福追求権を立法その他国政の上で最大に尊重せよと命ずる憲法に反する疑義さえ生ず……

第58回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1968/07/31、31期、民主社会党)

○河村委員 先ほどから国鉄の事故に関連をしていろいろと過密ダイヤであるかないか、あるいは職場規律がゆるんでいるのがその原因ではないかというような点についての質問がありましたが、それについての大臣のお考えはよくわかりました。  そこで、最近ATSの扱いに関連した事故が多いわけです。ATSというのは、現在、最高ではないかもしらぬけれども、常識的に望み得る一番好ましい保安設備でありながら、それの扱い方をめぐって事故が起こる。そこで一体こういう保安施設を採用した場合に、先ほど、大臣のことばをかりれば、稠密なとか、非常に忙しいわけで、そういうところにおいて、特に人間が、運転士のほうが相当悪い状態にあって……

第58回国会 大蔵委員会 第1号(1968/02/06、31期、民主社会党)

○河村委員 大蔵大臣、予算委員会のあとお疲れのところたいへん恐縮でありますけれども、二、三質問をさせていただきます。  昭和四十三年度予算の編成過程を見ておりますると、どうも一般的にいって政府自体の責任は他に転嫁しておる印象を強く受けるわけであります。それは一方ではポンドの切り下げ、ドル不安というようなことから国際経済環境が非常に悪くなって、そのために国際収支が悪化をしたのだということをにしきの御旗にして、片一方ではいわゆる財政硬直化打開ということを旗じるしにして、それによって予算規模の圧縮と国民生活に耐乏をしいるようなかっこうの予算になっておるような気がいたします。ところが、実際にいままでの……

第58回国会 大蔵委員会 第12号(1968/03/21、31期、民主社会党)

○河村委員 去る三月五日、本会議で、酒、たばこの値上げ、所得税の減税に関する問題について質問したのでありますけれども、そのときの大蔵大臣の答弁がまるきりすれ違いの答弁になってしまって、本会議ではそれ以上追及のしようもないものですから、きょうはほんとうは大臣に直接御質問したいのですけれども、おいでにならないので、データ供給者と見られる事務当局に少し数字についてお伺いをしたいと思います。  そこで、私が申しましたのは、四十三年度予算では約九千五百億近い増収を見込んでおります。そのうちで、所得税の増収分だけで、減税予定分を含めて三千九百二十三億、約四千億近い増収があるわけですね。この増収見積もりの大……

第58回国会 大蔵委員会 第16号(1968/03/27、31期、民主社会党)

○河村委員 最初に、国債の発行条件の改定と、それから別ワク非課税の問題についてお伺いしますが、きのう阿部委員からだいぶ質問がありましたので、重複を避けて御質問いたします。  初めに、すでに二月から――発行条件の改定のほうはよろしいのですけれども、別ワク非課税のほうが国会でなお現在審議中ですね。ところが、実際一般にはすでに二月から別ワク非課税も実施になった、そういうことになっておるようです。そういうことを織り込み済みで新しく発行される国債の発売がされているように思うが、これは一体どういうわけですか。
【次の発言】 実際は二月から実施になってしまっているのだということで、どうもそれで売られているわ……

第58回国会 大蔵委員会 第19号(1968/04/03、31期、民主社会党)

○河村委員 私は、民主社会党を代表して、所得税法、法人税法、物品税法、租税特別措置法等のそれぞれ一部改正に関する法律案に対し、反対をするものであります。  すでに質疑の過程において述べたように、昭和四十三年度予算編成に対する政府の態度に対し、われわれは全く容認しがたいものがあるのであります。  財政硬直化の是正、国際収支の危機打開という名分のもとに、みずから尽くすべき手段を十分に尽くすことなくして、しわ寄せをもっぱら国民生活に及ぼすという性格がきわめて明らかになっておりますが、特に増減税法案についてその性格がきわめて顕著にあらわれております。  所得減税について、いわゆる標準家庭に対して課税最……

第58回国会 大蔵委員会 第23号(1968/04/12、31期、民主社会党)

○河村委員 本論に入る前に、厚生省に一つお伺いをしておきます。  一昨日、四月十日の朝日新聞の夕刊に、たいへんショッキングな記事が出ているわけです。中身が、責任者の実名まであげて書いてありますので、それが事実ならば非常に重大であって、追及しなければならないし、もし事実でなければ、公の場で弁明の機会を与えるという意味がありますから、そういう意味で、事実の有無を答弁していただきたい。  大体お読みになっただろうと思いますが、さわりのところだけちょっと言いますけれども、問題は東京のことで、ある女の人が肺結核でなくなった。そのなくなった場所が民間の貧しい療養所であって、国立療養所に入りたいと最後まで願……

第58回国会 大蔵委員会 第32号(1968/05/15、31期、民主社会党)

○河村委員 関連して。いまの御説明で、国家公務員の共済組合については、事業主としての国の負担のほかに、国庫負担が一五%あるわけですね。それが、バランスの問題は別として、一応社会保険としての性格を持っておるから国庫負担がある。そこで、公共企業体の共済組合については、現在事業主としての国鉄なり電電なりだけが負担をしておって、国庫負担というのはないわけですね。その理由はどういうわけでございますか。
【次の発言】 そうすると、理論的には公共企業体においても公経済負担があるべきだということはお認めになるわけですか。
【次の発言】 たいへん逃げた御答弁で、ちょっと筋が通らぬ話だと思うのですがね。一般的に公……

第59回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1968/08/26、31期、民主社会党)

○河村委員 自賠法の点だけ、時間がないようですから、先にお伺いいたします。  運輸大臣、先ほど運輸大臣は、まだ自賠法の適用はきまったことではないという御説明でありましたが、今回こういう事故が起こったあとで運輸省からあらためて、先ほど大臣の言われた三台以上もバスを連ねていくような場合には有能な責任者をきめろというようなことをはじめ、具体的な項目についての指示をされておりますが、これは従来やっておりました運行の安全対策が必ずしも十分でなかったからこういう指示をされたのだというふうに理解をいたしますが、それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 さっき大臣もおっしゃったわけでありますが、役所が指示……

第59回国会 大蔵委員会 第3号(1968/09/04、31期、民主社会党)

○河村委員 初めに公務員の通勤手当の引き上げに関連いたしまして、免税点の引き上げの問題をお尋ねをいたします。  この春、四月に国鉄の定期運賃が値上げをされてから今日まで、民間では労使間、特に中小企業の労使間で通勤費を一体どれだけ企業が負担をするかということが非常なトラブルになっておる。免税点を引き上げてくれるのか、あるいはいつ引き上げられるのか、そういうことが見当がつかないために、たいへん困っている状況がだんだんひどくなっている。今日でもすでにだいぶおそいと思いますが、たまたま公務員の通勤手当改正が日程にのぼりまして、政府の態度も決定される時期になりました。そこで、一般の通勤費の免税点の引き上……

第60回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1968/12/19、31期、民主社会党)

○河村委員 いま大竹委員からいわゆる交通遺児の救済育英資金の問題について質問がありました。それに対してさっき総務副長官から積極的に検討してみようというお話があったわけであります。  そこで、おっしゃるように交通遺児といっても海難の場合もあるであろうし、飛行機の場合もあるであろうし、理論的にこれだけ別に取り上げるという理由は法律的にはないかもしれないけれども、非常に激増する災害で、この問題は非常に大きな社会問題になっております。ですから自主的に解決する方法があればやりたいという気持ちであろうと思います。政府もそれに対する何らかの支援はなすべきだと思います。そこでさっき大竹さんから自賠法の関係の質……

第60回国会 大蔵委員会 第2号(1968/12/20、31期、民主社会党)

○河村委員 主計局が実はいないので、初めにちょっと聞こうと思ったのですが、政務次官に一つだけお伺いしますけれども、ついこの間あたり新聞紙上で、来年度の公共投資のおくれを取り戻すために伸びを一〇%ぐらい確保するということを、大蔵大臣が事務当局に命じて作業をさしておる、そういうように新聞に出ておりましたけれども、大体いままでの公共投資のおくれから見て、考え方としてはけっこうなんです。一〇%ぐらい確保するのはあたりまえでありますけれども、まだはっきりしたことは言えないでしょうが、大体どの辺の見当を考えて、その場合に民間の設備投資の来年度の伸びをどの程度に想定をして考えておられるのか、それをもしおわか……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1969/03/20、31期、民主社会党)

○河村委員 現行の交通安全施設等整備事業が本年度で終わって、来年から新しく発足するわけでございますが、最初に、現行の三カ年計画の実績は一体どうなっておるか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 一〇〇%完成できる、そう考えていいのですか。
【次の発言】 新しい三カ年計画をつくるにあたって、いままでは国が予算を確定してそれをおろしておったわけですね。それを今度は積み上げ方式で、下のほうから計画をつくらして、その中から選ぶというふうに変えた理由はどういうわけですか。
【次の発言】 積み上げ方式をやるのはけっこうなんですけれども、そういう場合には、心がけとして、従来の基準にとらわれずにもう少……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1969/04/17、31期、民主社会党)

○河村委員 初めに政務次官にお伺いいたします。  前国会で中曽根運輸大臣のころから、自賠責の保険の限度額引き上げ、大体五百万か六百万くらいに上げようという言明がありましたが、その後どういうふうになったか、さっぱり様子を聞いておりませんが、大体運輸省はどういう予定でもって考えておられるか、それを先に伺います。
【次の発言】 まあ料率に関係のあることは事実ですからそれはわかりますけれども、大体どのくらいの日時、いつごろ実現するというめどでやっておりますか。
【次の発言】 その料率算定の作業がおそくとも夏までには終わる、こういうことですか。

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第14号(1969/06/05、31期、民主社会党)

○河村委員 先般、本委員会で中央高速道路の安全の問題について視察をいたしました。その際、いろいろな状況を見たわけでありますけれども、やはり特に問題になることは八王子以遠の道路が対向二車線であることであります。高速道路で対向二車線というのはほとんど常識外であって、本来こういう道路を構築すべきものではない。私も日ごろ小田原――厚木線という対向二車線の高速道路をしばしば利用しますけれども、きわめて危険であって、できることなら通りたくないという気持ちになるのでありますが、中央高速道路の場合対向二車線であってもかなり安全の面で配慮されているところは、努力はわかりますけれども、もともとつくるべき性質のもの……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第23号(1969/07/23、31期、民主社会党)

○河村委員 道路を中心とする公共投資の問題を先に聞こうと思ったのですけれども、関係者が来ておりませんので、総務長官お困りになると困りますから、ほかの問題から先に入ります。  最初に、具体的な条文についてお尋ねをいたします。この基本法案を見ますと、どうも作成の過程でいろいろな方々の圧力その他があって、必ずしもすっきりした法案になっていないように思われるわけです。その中で二、三どうも不可解な条文がありますので、それについて先にお伺いをいたします。  第一番に、法第三十七条「国は、前八条に規定する措置を講ずるに当たつては、国民の生活を不当に侵害することとならないように配慮するものとする。」というのが……

第61回国会 大蔵委員会 第2号(1969/02/17、31期、民主社会党)

○河村委員 大臣、予算委員会から引き続きましてお疲れでしょうから、簡潔に質問をいたします。  先ほども本年度の予算規模が景気刺激的であるかないかという質疑応答がかわされましたけれども、私がことしの問題について非常に奇異に感じますことは、従来は常に予算規模を取り上げて議論されてきたものが、ことしに限って政府の財貨サービスの供給、この伸び率が一二・三%であって、GNPの伸び率よりも低いということを特に取り上げて、きょうの所信表明演説にも入っておりますけれども、ことしの予算規模が一五・八%の伸びで、経済成長率が政府の予測よりも高いということから特にこれを取り上げたという気持ちはわかりますけれども、何……

第61回国会 大蔵委員会 第6号(1969/02/28、31期、民主社会党)

○河村委員 SDRと一DAの関係は一応質疑が終わった形でありますが、ちょっと質問の機会がございませんでしたので若干伺いたい。それとIDAの関係で経済援助の関係を少し……。  一昨年の秋十一月にポンド危機があって以来今日まで、相次いで各主要国でいろいろな形で通貨不安が起こってまいりました。それにはいろいろ事情はございますが、その原因は流動性ジレンマももちろんありますけれども、一方で固定レート制の矛盾があって、それがからみ合っていろいろな形であらわれておるのだろうと思います。そういう意味でSDRを創設することによって、どの程度かわかりませんが、何がしか流動性の増加と一いう面の効果はあると思いますけ……

第61回国会 大蔵委員会 第7号(1969/03/04、31期、民主社会党)

○河村委員 いま問題になっております国の庁舎等の使用調整等に関する特別措置法と、それから国有財産特殊整理資金特別会計法、この二つができたのは昭和三十二年であります。それから十二年たっているわけでありますが、その間、さっきの御説明だと、六次にわたって、特定庁舎等整備計画ができておるということでありますが、それに基づいて処分をされた土地建物の金額、それからこの特別会計から一般会計にそのために繰り入れた金額、それからこの整備計画に基づいてできた庁舎等それの金額、これはいくらになりますか。
【次の発言】 いや、私が質問しているのはそうじゃなしに、いままでにこの法律に基づいて処分をされた土地、建物の金額……

第61回国会 大蔵委員会 第11号(1969/03/14、31期、民主社会党)

○河村委員 きょうは土地税制に関する質問をいたします。  私から言うまでもなく、地価の非常な暴騰が直接国民大衆にとっては持ち家の夢を奪う、あるいは一般的には社会資本の充実を非常におくらせる、同時に、一般物価の上昇にも非常に大きな基因をしておる。そういう意味で土地問題というのは非常に大きいわけですね。今度土地税制の改正を取り上げられたのもそういう意味であろうと思います。  しかし土地政策の中で税制が果たす役割りというのはあくまでも補完的なものであり、誘導的なものである、それは事実であります。それだけに一般の土地政策との関連が非常に大事なわけですね。ところが、今回やられております改正の要点を見ます……

第61回国会 大蔵委員会 第16号(1969/03/31、31期、民主社会党)

○河村委員 砂糖の問題について少しお尋ねいたします。  日本人は世界じゅうで一番高い砂糖をなめておるということは定評がありまして、それがまた各種の税金、課徴金等によるものであるということも一般によく知られておるところでありますが、今回砂糖の関税率が若干下がるような項目がありましたので、非常に注目すべきことだと思っておりましたら、それは簡易税率で旅行者の持ち込みの氷砂糖、角砂糖なんかが下がるだけであって、一般の税率はそのまま据え置きになっております。 そこで、一体現行のレート、一キログラム四十一円五十銭というのは、現在の実際の輸入価格に対して、税率に引き直すと、大体何%くらいになるのか、それを先……

第61回国会 大蔵委員会 第21号(1969/04/16、31期、民主社会党)

○河村委員 先ほど阿部委員が質問いたしまして、通行税というものは、昭和十五年に戦費調達のためにできたものだ、だから、もういいかげんにやめたらどうだという質問に対して、大蔵大臣はさっき、税制の体系上問題はあるけれども、もう少し宿題にして残してくれ、こういう答弁でありました。ところが、過去数年前から福田大蔵大臣みずからが、予算委員会その他で、早急に検討するというような答弁をされておるわけですね。それからもうすでに何年もたっておるわけですから、いまから宿題というのもたいへん言い古しのようでありますが、一体どのような検討を今日までされておるか、それをお伺いいたします。

第61回国会 大蔵委員会 第23号(1969/04/22、31期、民主社会党)

○河村委員 私は、民社党を代表して、通行税法の一部を改正する法律案に対し、反対の意見を申し述べます。  通行税法は、元来戦時立法でありまして、昭和十三年、戦費調達のため創設されたことは、いま話に出たとおりでございます。戦後その課税目的が失われた現在、当然廃止さるべきものであります。政府もまた、かって国会の審議において、しばしば再検討を約しながら一向にそれを実行することなく今日に至っておることは、はなはだ遺憾であります。  今回行なわれようとしている国鉄運賃値上げが、大きな社会問題として取り上げられていることは、一にかかって政府の物価政策の貧困に基づくのでありますから、実質的に運賃負担の一部を構……

第61回国会 大蔵委員会 第26号(1969/05/07、31期、民主社会党)

○河村委員 私は、民社党を代表して、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案に対して、反対をいたします。  もうすでに、本法案の前提となっております地方交付税総額についての特例措置に対して、われわれは、地方財政が幾ぶん楽になったとはいっても、なお地方における公共投資のおくれ、そういった現象がはなはだしい現在において、なおこのような措置は好ましくないという理由で反対をいたしております。したがって、それに対応する措置であるところの本法案について、反対をするものであります。(拍手)
【次の発言】 どうも時間を守らない人ばかりおるものですから、私に与えられた時間がわずかになりましたので、……

第61回国会 大蔵委員会 第37号(1969/06/13、31期、民主社会党)

○河村委員 今回の租税に関する権利救済制度の改善の政府の提案を見ますと、より客観的に公正であろうという意欲がないとは申しませんけれども、端的に申して、きわめて技術的な手直し程度にとどまっておりまして、ほんとうにりっぱなものをつくろうという意欲があるかどうか、非常に怪しいという感じが強くします。結局そういうことになったことは、一番根底にあるのは、課税庁側と納税者との関係、これが一体どういう関係にあるのか、それの認識をはっきりしませんと、結論もおのずから違ってくるのだと思います。  そういう意味で、大蔵大臣、あなたは、課税庁と納税者との関係というものがきわめて友好的な関係にあるのか、あるいは普通の……

第61回国会 大蔵委員会 第45号(1969/07/08、31期、民主社会党)

○河村委員 最初に、恩給年金制度のスライド制の問題についてお聞きをいたします。いままでの議論が大蔵大臣との間にかわされておったので、大蔵大臣がおられないでほんとうは都合が悪いのですが、やむを得ませんから政務次官に御質問いたします。  過去すでに何回かこの問題については議論がかわされ、また、そればかりでなく数年来の問題でありますが、この間からの大蔵大臣の御答弁を聞いておりまするというと、どうも納得のいかぬ点が多々ありますので、その点について質疑をいたします。  大蔵大臣は、もっぱら物価政策との関連で、物価に対するスライドということについて抽象的には賛成だけれども、実質的には消極的であるというよう……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1970/04/08、32期、民社党)【議会役職】

○河村委員長代理 横路孝弘君。
【次の発言】 ただいま審議されております交通安全基本法は数日のうちに成立するであろうと思います。それはたいへんけっこうでありますが、この種の性格の法律というものは、法律が制定されること自体けっこうなことではあるけれども、それ以上に大切なことは、こういうものを契機にして政府がどれだけの意欲をもって取り組むかということにおいて大半が決定されるといってもよろしいわけです。そこで、先ほど横路君の質問に対して総務長官は、第六次の道路整備五カ年計画に対応するところの交通安全施設整備計画を新しく明年度くらいからやりたいという発言をされました。私はそういう意欲に対しまして敬意を……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第17号(1970/10/09、32期、民社党)

○河村委員 御報告申し上げます。  地方における交通事情及び交通安全施設の整備状況等調査のため、議長の承認を得まして、去る八月二十三日から五日間、福岡県、山口県、岡山県及び大阪府に派遣されました派遣委員を代表いたしまして、その調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、丹羽久章君、佐藤守良君、後藤俊男君、横路孝弘君及び私河村勝であります。そのほか、山口、岡山県、大阪府に委員長受田新吉君、福岡、山口、岡山県に加藤六月君、大阪府に佐藤恵君、福岡県に田中昭二君、山口県に宮井泰良君ら委員の現地参加を得ました。  今回は、第六十三回国会において成立した交通安全対策基本法の実施状況等、地方公共団体にお……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第18号(1970/11/09、32期、民社党)

○河村委員 長時間にわたりまして参考人もお疲れのところでありますから、私はしろうとでありますから、技術的なことをお伺いしたいとは思いませんが、特に、この調査団の仕事の進め方についてのことを伺いたいと思います。  大体航空事故のような性質のものは、今回の場合もそうでありますけれども、関係者全員が死亡してしまって、その上に機体が大破をしてしまう。でありますから、原因の究明というのは非常にむずかしいわけであります。そのために、いろいろな推定が成り立つけれども、なかなか証明がしにくいと思う。そういう意味で、それだけに調査の結果も大切でありますけれども、その過程で公正で綿密な調査が行なわれていること、そ……

第63回国会 予算委員会 第7号(1970/02/27、32期、民社党)

○河村委員 きょう私は、内政の問題、特に物価と佐藤内閣のいわゆる社会開発の問題、この二つを中心に質問する予定でございますが、それに先立ちまして、二点だけ御質問さしていただきます。  その一つは、繊維問題でございまして、またまた下田発言に関連するわけでございますが、昨日の夕刊をすでに外務大臣もごらんであろうと思います。これは、二十五日のアメリカにおける正式の記者会見の内容でありますから、これは外務大臣もよもや内容を否定されることはなかろうと思います。  その中身の要点は、今度の場合、下田大使もだいぶ慎重になりまして、最初は、アメリカ側の意向はこうであるという趣旨を述べておるのですが、それは、この……

第63回国会 予算委員会 第9号(1970/03/02、32期、民社党)

○河村委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案されております昭和四十四年度一般会計並びに特別会計補正予算案に対し、反対の討論を行なうものであります。  反対の第一の理由は、政府の予算に対する無責任な態度についてであります。  すでに述べられたように、政府は一昨年、われわれの反対を押して総合予算主義を採用したのでありますが、早くも昨年にして補正予算の提案を余儀なくされ、総合予算主義は崩壊したのであります。にもかかわらず、政府は今年度の当初予算においても総合予算主義の堅持を予算編成の基本方針としているのであります。この観点から、政府は公務員給与費、食糧管理特別会計繰り入れ等の追加補正をな……

第63回国会 予算委員会 第17号(1970/03/20、32期、民社党)

○河村委員 私は民社党を代表して、昭和四十五年度予算三案について、政府に対し、政府案の撤回を求め、わが党の組みかえ案に基づき、予算案を組みかえの上、再提出することを要求する動議を提出するものであります。  わが党が、政府予算案に対し組みかえを要求する理由は、大別して次の三点であります。  第一は、いわゆる七〇年代のビジョンに欠ける点にあります。  わが国経済は、いまや国民総生産において世界第三位に位し、国際収支の黒字もまた定着しつつあります。この時期においてこそ、経済成長の成果を住宅、社会保障、生活環境整備等の拡充、物価安定、大幅減税の推進に振り向け、真の高度福祉国家建設への第一歩を踏み出すビ……

第64回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1970/12/16、32期、民社党)

○河村委員 初めに、建設省にお伺いします。  ことしの夏に当特別委員会で、九州福岡県から岡山県に至るまで、交通安全対策についての現地視察をやったわけでありますが、その際、各県の対策の実態を見てまいりまして、県あるいは地建、それに警察も協力をして、非常に熱心によくやっているということについては、私たちも感心したくらいでありますけれども、しかしなかなかいろいろな事情で、ほんとうにわれわれが期待するほど、特に歩道の面などについては進行がおそいような気がいたします。  前国会のこの委員会で質問をした際に、いまの道路局長ではないけれども、前の道路局長は、現在の道路整備五カ年計画が完了するときまでには、国……

第65回国会 運輸委員会 第4号(1971/02/16、32期、民社党)

○河村委員 昨日、予算委員会で国鉄再建問題を質問いたしましたが、時間の関係でだいぶ伺い残したことがありますので、それについてお伺いをいたします。  一番初めに、きのう私が赤字ローカル線の廃止について、国が決定すべきものじゃないかという質問をした際に、大臣は、ヨーロッパの国はみんな国有国営だから国がきめるので、日本の場合とは違うというような意味のことをおっしゃいましたが、あれは大臣、勘違いであったということはおわかりであろうと思います。そういう前提に立って、もう一ぺんお考え直しになる余地はないかどうか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いや、私も赤字線を片っ端からみんなやめてしまえと……

第65回国会 運輸委員会 第13号(1971/03/19、32期、民社党)

○河村委員 もうすでに説明があったと思いますけれども、現行旅行あつ旋業法における登録業者数は何人ありますか。
【次の発言】 今度、旅行者保護の見地から新しく法改正する際に、その中で整理に値する、整理すべき業者というのは、一体何人ぐらいありますか。
【次の発言】 看板を上げて仕事をやらないというのは、別段旅行者に被害を与えているわけではないわけですね。もともとやる能力がないと、そういうことですか。
【次の発言】 いままで旅行者に被害を与えた実例それは一体この四千くらいの業者の中で、どのくらいがそういう実際に被害を与えた実例があるのですか。

第65回国会 運輸委員会 第22号(1971/07/07、32期、民社党)

○河村委員 今度の事件はほんとうに残念な事件でございます。これの原因の究明については、これからいろいろな角度から技術的に研究されて、おそらくは操縦の、ミスとか機械の不備とかあるいは原因不明とか、そういったような結論が出るんだろうと思いますが、しかしそういうことは別にして、今度の事件の本質的な原因というのは二つに尽きると思います。  その一つは、言うまでもなくローカル空港の保安設備の非常に不完全なことというのが一つであって、いま一つは、これはすでにさっきからいろいろな議論が出ておりますように企業性と安全性の問題。安全第一にいろいろ指導しているというお話であるけれども、現実はどうもそう思われない。……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1971/02/19、32期、民社党)

○河村委員 いま宮井委員が、欠陥ドライバーのことを実例をあげていろいろおっしゃっておられましたが、交通局長、免許を与える前に適切なる判定をする方法はないということを言われましたが、私は、それはないんじゃなしに、免許を受けるのが数が多いですから、それに間に合うようなものがない、そういう意味じゃないかと思うのですが、そうじゃないですか。
【次の発言】 それで、たとえば国鉄でやっておる運転考査かありますね。あれは精神機能検査をやる。あれでもって落第したらもちろん機関士や運転士にはしない。それの少し程度の悪い、合格はしても程度の悪いのは、やはり事故を起こす危険が多いですね。だから全部はとてもできないで……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1971/02/26、32期、民社党)

○河村委員 いま建設大臣が、五カ年計画などにはこだわらないで弾力的にやるから、あなた方も、計画対実績が狂っているなんということはあまり言うなという、たいへんりっぱな御発言がありましたが、さっき後藤委員が、歩道の設置の計画がちょっと足らぬから、もうちょっと弾力的にして、高速道路のほうは減らして、そっちに回したらどうだと言ったときには、それはとてもだめだというので、どうもちょっと話が矛盾してはしないかと思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 高速道路には高速道路の機能があることは知っております。だから後藤さんも、高速道路の一本や二本は多少おくらしてもというのは、一つの例示であって、歩道の設置が……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1971/03/12、32期、民社党)

○河村委員 尾崎さんに一点と冨永さんに二点伺いますので、簡単でけっこうでございますが、尾崎さん、先ほど運転台を低くしてもコストは安くなるはずだというお話でありました。それで安くなるはずであるのにかかわらず、大体の車が高いところに運転台をつくっているのは、運転車の好みが支配するものであるかどうか、その点の御見解。  それから冨永さん、外国で安全ベルトをつけた場合に保険を増額したり、あるいはつけない場合に減額したりする例があるというお話でありましたが、それは法律によるものか、保険約款によるものか、それが一つと、いま一つは運転者だけじゃなしに同乗者も含むか。  それからもう一つの問題は、スキッドの訓……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1971/03/19、32期、民社党)【議会役職】

○河村委員長代理 これより会議を開きます。本日は、委員長所用のため出席できませんので、指名によりまして私が委員長の職務を行ないます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  まず、富士急行列車脱線事故の概要及び踏切事故防止対策について政府より説明を求めます。山口鉄道監督局長。
【次の発言】 次に須藤交通安全対策室長。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。加藤六月君。
【次の発言】 後藤俊男君。
【次の発言】 宮井泰良君
【次の発言】 土橋一吉君。

第65回国会 予算委員会 第12号(1971/02/15、32期、民社党)

○河村委員 私はきょうは、非常に立ちおくれている社会資本のおくれをどうやって取り戻していくかということについて、政府の基本的な考え方を伺いたいのと、いま一つは国鉄再建問題をお聞きしたいのでありますが、その前に、社会資本の問題に関連をいたしますが、いま問題になっております国有農地の旧地主に対する払い下げについて、農林大臣並びに法制局長官にお尋ねをしたいと思います。  もうすでにこの委員会でも同僚議員から取り上げられております。また世間のごうごうたる非難は十分農林大臣もお聞きであろうと思います。われわれの感じでは、最高裁の判決がなるほど出たけれども、それを奇貨として、もうさっそくああいう措置をきめ……

第66回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1971/07/23、32期、民社党)

○河村委員 十分だけ時間をいただきましたので、先般来の航空機事故について一点、それから道路事故について一点だけ疑問の点をお尋ねしたいと思います。  一点、「ばんだい号」事故の直後に運輸委員会で私がお尋ねしたことに関連するのですけれども、そのときに、フライトプランを決定する際に、気象状況については運輸当局は一応ノータッチであるという御返事であったので、それではあまりにも無責任であるということで不審を抱いてお尋ねをしたところが、気象状況について一定の安全基準をつくっておいて、その安全基準のワク内である場合には、自由にディスパッチャーと機長にまかせる、安全基準を越えるものについては、それをチェックし……

第66回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1971/08/10、32期、民社党)

○河村委員 二、三参考人にお伺いいたします。  さっき松田参考人は、航空管制の一元化について、金と人さえあればできる、意欲さえあればできる、自衛隊の緊急発進を除いて、こういうお話でしたね。そこで、一番最初に朝田参考人から、航空管制一元化について、アメリカのFAA、連邦航空局のシステム、これがいい例ではないかというお話があって、松田参考人から、それは形式はよさそうであるが、どうもそれは中身が伴っておらなくて、実際にはだめなんだ、こういうような御説明がありました。その点、問題は指揮命令系統であろうと思うのでありますが、朝田さんからでも松田さんからでも、どちらでもよろしいのですが、FAAの航空管制の……

第66回国会 大蔵委員会 第2号(1971/09/01、32期、民社党)

○河村委員 すでにいろいろな角度から議論されておりますので、なるべく重複を避けてお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に、今度のニクソンのやり方というものは、われわれとしても非常に不愉快きわまる措置だと思っております。先ほどから議論がありますように、ドルの凋落というのは、これは第一次的にとにかくアメリカの責任であって、それにもかかわらずアメリカ自身がやり得る体質改善ということを何にもやらずに、そうして黒字国に責任を全部転嫁しようというやり方はほんとうに私どもも憤激にたえないところであります。でありますが、同時に政府にも責任がないとはいえないのであって、今度の場合も非常なショックであったよう……

第67回国会 運輸委員会 第5号(1971/12/21、32期、民社党)

○河村委員 数日前に総合交通体系についての閣議決定が行なわれたようであります。そのことについて経済企画庁と運輸省に若干お尋ねをしたいと思います。  きのうこの総合交通体系についての閣議決定の内容を初めてもらって読ましてもらいましたけれども、正直のところ非常に失望をいたしました。なかなかもっともなことが書いてあるようであるけれども、ありがたいお経のようなものであって、肝心なところはみんなただ修身的な訓示のようなものが書いてあって、行政措置をそれに基づいてやれるような具体的なスケールというものが何にもないわけですね。  そこで、一体どういう理由で経済企画庁がこの総合交通政策というものを取り上げてそ……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第8号(1971/11/22、32期、民社党)

○河村委員 きょうは、わが党といたしましては、ほんとうはわれわれの友党であります社会大衆党の安里積千代君に質問をしてもらうつもりでおりました。ところが、安里君はこの委員会に出席をして質疑をやる意思がないということで、私が急遽立って質問するわけでございます。一体、なぜ安里さんが質問に立たないか、それを、総理、私はお聞きをいただきたいと思うのです。  それはなぜかと言いますと、今回の強行採決が行なわれまして、きょう一応本会議から委員会に移されて、ここでもって質疑が行なわれるわけでありますけれども、安里氏にしてみれば、これは、どう考えても、自民党のやった強行採決のていさいを整えるためにやる、そういう……

第68回国会 運輸委員会 第2号(1972/03/08、32期、民社党)

○河村委員 昨日、運輸大臣から所信表明演説を伺いました。いつもの運輸大臣の所信表明に比べるとたいへんボリュームがあって、たいへん長文のものでございました。別段長いからいいというわけではありませんけれども、少なくともたいへん意欲的なものであるというふうに考えまして、これにつきましてお尋ねをしたいと思います。  最初に航空関係でありますけれども、大臣はこの所信表明の中に「航空につきましても、世界各国との航空交渉を通じ、わが国国際航空路線網の整備をはかることとしております。」、航空についてまっ先にこれが書いてございますが、具体的にどういう計画をお持ちで、どういう見通しでやっておられるか、それを伺いた……

第68回国会 運輸委員会 第7号(1972/03/31、32期、民社党)

○河村委員 先ほど国鉄総裁から、総武線事故の原因についてきわめて簡単な説明がありましたが、それを聞いておりますと、ATSの操作に気をとられて、確認ボタンを先に押してしまって、ブレーキの取り扱いを怠った、こういう説明でありましたが、その後あとから停電との関係が出てきましたが、停電は事実あって、それが影響したことは間違いないのですか。
【次の発言】 われわれから考えると、普通常識じゃわからないような事故なんですね。とにかくATSが鳴っておる。それに気をとられて全然前方を見ないで、それでATSを直そうとしたかどうかわかりませんが、いじっておった、そういうことになるのですか。

第68回国会 運輸委員会 第8号(1972/04/04、32期、民社党)

○河村委員 今度の問題につきましてはもうすでに事務当局からは一応話を聞いております。ですから大臣に伺いたいことだけを、ポイントだけを申し上げますから、要点だけ御答弁をいただきたいと思います。  いま井岡さんから都市計画と通勤施設との結びつきについて、いつもあとから追っかけていってたいへん因るじゃないかという話がございました。まあ確かにそのとおりだと思うのですけれども、宿命的に輸送施設というのはそういうところがあるわけですね。これからもそれをなかなか簡単に直すわけにはいかないと思うのです。今度私鉄が通勤施設をつくる負担を軽減するために、こういう公団で肩がわりする方式というものには私も原則的に賛成……

第68回国会 運輸委員会 第11号(1972/04/12、32期、民社党)

○河村委員 この法律の一番最初制定されたのが昭和二十六年の六月になっております。その際には軽自動車もこの検査対象に含まれておったはずであるが、その翌年の昭和二十七年の四月の第一次改正で、今回対象範囲に入れた軽自動車を対象からはずしているわけですね。そのはずしたときの理由はどういうわけですか。
【次の発言】 いや、それだけの理由なら、なぜ最初の昭和二十六年の法律のときに軽自動車を入れたのですか。最初入ったんでしょう。最初入っておったのが二十七年に抜けたのでしょう。農初になぜ入れて一年たってそれを抜いたのですか。
【次の発言】 二輪車というのはただ形式ですね。二輪車ならばなぜ除いたのですか。

第68回国会 運輸委員会 第15号(1972/04/19、32期、民社党)

○河村委員 けさほどから、今回の再建十カ年計画の長期収支が問題になっておりますが、私もさっきこれをいただいたばかりであるけれども、確かにこれを見れば非常に無理だということがおわかりのはずで、大臣は、この再建計画には絶対の自信を持って出したのだ、そうおっしゃいましたけれども、いままでの議論の経過をずっと聞いていて、いまでもなおそう思っておられるかどうか、まずそれを伺います。
【次の発言】 ほかに方法がないとおっしゃいますけれども、しかし、そんなに大きな国の財政負担を要しないで、ことしでもできるはずのものはあるのですね。この収支を見て、累積の赤字ももちろんであるけれども、五十六年に運賃値上げをして……

第68回国会 運輸委員会 第16号(1972/04/25、32期、民社党)

○河村委員 北海道の特殊事情というものを基礎にして、いろんな有益な御意見を伺いましてたいへん参考になりました。ありがとうございました。  そこで、三好さん、村岡さん、それから葛西さん、三人の方にお伺いをしたいと思います。三好さんと村岡さん。三好さんは主として北海道の総合開発の立場から、赤字線整理ということはやめて、赤字線といえども存続するのはもちろん、今後総合開発に必要なものは、赤字であってももっと建設をすべきであるという御意見だったと思います。それから村岡さんの場合には、北海道の経済基盤が非常に脆弱でまだ完全独立までいかないから、貨物運賃についても割引制度を存続をせよということと、三好さんと……

第68回国会 運輸委員会 第17号(1972/05/08、32期、民社党)

○河村委員 お二人に、時間もありませんからまとめて質問をいたします。  最初に岡野さんにお伺いいたしますが、条件つき賛成の、その三つの条件のうちの一つの中で、国鉄の労使間の協力体制をつくって、そこに責任を持たせてやるという意味のことがあったと思います。現実にこれから再建をやろうとする場合に、そういうことが望ましいことでありますが、これを言われたのは一体具体的に何か制度的に新しい構想を持って、こうやればよろしいのだという意味で言われたのかどうか、単に教訓的な意味で言われたのか、その点を伺います。それが一つです。  それから村木さんにお伺いいたします。先ほどから差別運賃をやめろ、それから階級的運賃……

第68回国会 予算委員会 第22号(1972/04/03、32期、民社党)

○河村委員 けさほどわが党の佐々木書記長から総理に対して、今日、日本の国会の権威がだんだん失われつつある傾向がある、国民にもまた、国会はどうもたよりにならないという空気がびまんをしつつある。その一つの大きな原因の中に、国会において真実が語られない、ほんとうのことが語られないということが大きな原因になっているという所信表明がありました。 今日、応答を聞いておりましても、いみじくも福田外務大臣が、今回の交渉経過について、お答えできませんと言えばいいのに、承知しておりませんと言ったのは、国会がそれによってごたごたしてはたいへんだと思ったから、そういうことを配慮して、お答えできませんということを言わな……

第69回国会 運輸委員会 第3号(1972/09/12、32期、民社党)

○河村委員 きょうは私も、日本列島改造論、それから交通政策の関連を大臣にお聞きしたいと思っておりましたが、たまたま久保さんが国鉄再建計画との関連で質問をされたので、時間の節約上一応ポイントだけをお伺いしたいと思います。  大体のお考えはわかりましたが、一番大きな問題は、この日本列島改造論というのは、さっきも話が出ましたように、昭和六十年で三百兆のGNPを前提として、それでいろいろな需要予測をして、それに基づいていろいろな計画を立てているわけですね。ところが、昨年運輸省あるいは経済企画庁、全部総合してでありますけれどもつくられた総合交通体系は、六十年で二百兆です。二百兆のGNPを前提にしているん……

第70回国会 運輸委員会 第1号(1972/11/07、32期、民社党)

○河村委員 このハイジャックの問題について、すでにいろんな角度から質問がなされておりますが、その中で、警察庁の答弁でちょっと合点がいかないところがあるのでそれを聞きたいと思います。  それは、さっき犯人がどうしてゲートを通ってしまったかということに対して、この凶器探知器の性能には誤りがないけれども、大ぜい一ぺんに通るときにはごたごたしているものだからどの人間が対象の人間だかわからないから、込みで大ぜいを一ぺんに調べるわけにいかぬので、まぎれて通ってしまったんであろう、こういう答弁がありましたが、この探知器はそんなに不特定、対象人員がどれであるかわからぬほどに、そういう意味で不正確なものであるの……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 運輸委員会 第4号(1973/02/27、33期、民社党)

○河村委員 きょうは運輸大臣の所信表明に関して御質問をするわけでありますが、特に新東京国際空港についてお尋ねをしたいと思っておりますが、それに入る前に二、三、前回の質疑を通じて多少問題のある点について大臣にお伺いをしたいと思います。  一つは総合交通体系の問題でありますが、昭和四十六年の七月に運輸政策審議会で、総合交通体系に関する答申があって、それに基づいて運輸省並びに政府決定がありまして、それから総合交通体系というものが今後の運輸行政を進めるにあたっての一つの基本的な構想になっているはずであります。ところが、どうも昨今少しそれが曲がってきたような感じがするので、その点を少し大臣にお伺いしたい……

第71回国会 運輸委員会 第6号(1973/03/06、33期、民社党)

○河村委員 今度の港湾法改正におきまして、港湾の環境保全それから廃棄物処理、そういうものについての施設の整備というのが一つの大きなテーマになっておりますが、そこで国が一部の補助ができるということになっておって、これが法案の中身を見ますと、公害防止のための環境整備施設については十分の五以内、それから廃棄物埋め立ての護岸、それから廃棄物処理施設、こういうものについては十分の二・五以内ということになっておりますが、具体的には一体これをどの程度補助をしてやっていこう、そういう構想がおありだったら、まず先にそれを伺います。
【次の発言】 そうすると環境保全のほうの緑地はわかりましたが、そのほかの廃棄物の……

第71回国会 運輸委員会 第7号(1973/03/07、33期、民社党)

○河村委員 けさほど久保委員から船舶に乗り込む従事員の時間外勤務の問題について質問がありました。この問題については、いま海員の労使間の紛争の種になっておる問題でありますから、私も引き続いて若干質問させていただきます。  けさほどの船員局長の説明によりますと、問題となった三十七年の質疑応答で、当時の船員局長の若狭君が答弁した内容は説明不足があって、船長の公法上の権限と管理的立場の権限とを混清した説明があったということでありましたね。 確かに六十七条と六十八条とを若干混清した答弁もあったには相違ないけれども、そうした条文を離れて、当時の船員局長が言いましたことばの中で基本的なことが述べられてある。……

第71回国会 運輸委員会 第8号(1973/03/13、33期、民社党)

○河村委員 今回の国鉄労使の紛争というものは国民大衆に迷惑をかけることこれ以上大きいものはないのでありまして、きょうの上尾の事件などはそれこそ緊急事態ともいうべきものであります。さっき政務次官の報告で、労働大臣のあっせんでやや前途に好転のきざしが見られるというような説明でありまして、そうなることが望ましいと思います。とにかく一日も早く解決しなければならない問題だと思います。しかし同時に、この問題を労使間で適当に妥協して済ませたらよろしいという問題ではないと私は思う。もしいいかげんな片づけ方をすれば何度でも起こって、ますますこれがエスカレートすることは間違いないと思いますから、ほんとうに抜本的な……

第71回国会 運輸委員会 第9号(1973/03/16、33期、民社党)

○河村委員 まず運輸大臣に伺います。  去る十三日の当委員会で運輸省並びに国鉄関係者から本件について事情を聴取いたしました。そのときに明らかになった事実として、今回の順法闘争に入るにあたりまして、動力車労組が二人乗務の問題それから全踏み切りを立体交差にしろというような問題を含めて膨大な要求を三日に提出をして、五日にすでにこの闘争に入っておる。実際の交渉は五日から始まっておる、こういう事実がある。いま一つ、一番最大の問題だといわれておる二人乗務の問題、これは昭和四十一年から係争が続いて六年間かかっておる。その間に調停の段階を経て最終的に労使が妥結したのは昨年の春である。そういう長い懸案のものが、……

第71回国会 運輸委員会 第20号(1973/04/24、33期、民社党)

○河村委員 国鉄運賃法並びに国鉄再建促進法の質疑に入る前に、きょうから始まって、来たる二十七日から公労協の統一ストという形で、七十二時間ストが計画されているようであります。国民生活に対して非常に憂慮すべき事態が存在しているわけであります。このことに関して、今後の経過についてちょっと伺っておきたいと思います。  国鉄総裁・昨日国鉄はじめ三公社五現業の当局から有額回答がなされたわけでありますが、いまの段階で有額回答がなされた以後、労使間で妥結に至るまでの条件が整ってないことは、これは労使双方とも知悉をしているはずであります。そこで、当然調停段階に入ることになるんだろうと思いますが、一体その辺のこれ……

第71回国会 運輸委員会 第22号(1973/05/08、33期、民社党)

○河村委員 亀山さんと、それから石黒さんにお伺いをいたします。亀山さんのさっきの公述の中で、提言という項目の中で二つお伺いしたいことがあるんです。一つは、現在の状態では国鉄は大企業の負担すべき費用を負担をしていると、これを直さなきゃならぬというのが一つありましたね。それからもう一つ、再建の考え方として国民福祉ビジョンとの結合がなければならない、こういうことを言われましたね。これは一体具体的にどういうことを言っておられるのか、ちょっと伺いたい。
【次の発言】 そのあとの国民福祉ビジョンとの結合というのはどういうんですか。
【次の発言】 すると、別段大企業でなくともいいわけですね。要するに大企業と……

第71回国会 運輸委員会 第29号(1973/06/12、33期、民社党)

○河村委員 運賃値上げと物価の上昇との関係につきましては、いままでだいぶ質疑が繰り返されておりますけれども、やはり国民全体の関心がここにあるわけでありますから、私も若干お尋ねをしたいと思います。  いま国民の素朴な感情として、運賃を絶対に上げちゃいかぬというようなことではなしに、このインフレのさなかになぜ運賃を上げなければならないんだろう、一体これでインフレの先行きはどうなるだろう、そういう心配なんですね。確かに物価上昇の勢いはどんどん加速されております。まだ進んでいる時期ですね。さっきも話が出ましたが、今月の御売り物価の上昇率は前年比一一%をこえました。消費者物価も東京あたりは一一%をこえま……

第71回国会 運輸委員会 第33号(1973/07/11、33期、民社党)

○河村委員 きょうは、最近頻発をしておりますカーフェリーの事故、それに関連をして、一体、カーフェリーの免許あるいは監査、それからさらに具体的な災害の起こった場合の救難体制、そういう問題について若干質問をいたします。  このカーフェリーの事故というのは、四十二年度からカーフェリーが急増するのに伴って……(「議事進行が先じゃないか」「不規則発言だ」と呼び、その他の発言する者多し)委員長、質問中は静かにさしてください。
【次の発言】 委員長、静粛にさしてください。
【次の発言】 特に、六月、七月の事故の発生率というのは異常でありまして、その中には、幸い人命に損傷はないけれども、これは性質からいうと、……

第71回国会 法務委員会 第44号(1973/08/24、33期、民社党)

○河村委員 今回の金大中事件というものはわが国の主権に関する重大な問題でございます。特に韓国との関係でありますから、これをあいまいな形で処理することがあれば、それは今後の日韓関係に破局的な影響をもたらすほどの重大な影響がある。それをわれわれは非常に憂慮しております。  そこでわが党としましては、二十日からわが民社党の春日委員長を団長とする調査団をたまたま韓国に派遣をしておりまして、私もその一員として行っておりました。そこで当然われわれの使命としましても、この金大中事件を究明し、わが国としての主張すべきことを主張するのが重大な任務となったわけでございます。そうして韓国の朴大統領、金首相をはじめ政……

第71回国会 予算委員会 第14号(1973/02/21、33期、民社党)

○河村委員 冒頭に、御答弁をいただく総理並びに閣僚にお願いを申し上げておきます。  わが党に与えられた持ち時間は一時間二十分だけでございます。でありますから、できるだけ有効に使わしていただきたいと思います。それで特に総理にお願いいたしますが、ごく手短に御答弁をいただきたい。それをお願いしておきます。  きのうからの論議を聞いておりまして、だんだん総理並びに政府のお考えがわかってきたような気がいたします。きのうから再切り上げを避けるということ、それに対する相当なる責任だと言われたこと、それについての総理の御説明がありました。それを聞いておりますと、再切り上げを避けると言ったのは、公定歩合を上げる……

第72回国会 運輸委員会 第3号(1973/12/18、33期、民社党)

○河村委員 きょうは、この間日曜日の石油二法案の連合審査の際に、大臣に少しだけ石油危機に対処する運輸省としてとるべき施策について質問をいたしましたが、あのときは時間がなかったもんですから、ほんの入り口だけで終わってしまったわけであります。きょうは引き続いてお尋ねをしたいと思います。  その前に、さっき久保委員と政府委員とのやりとりを大臣お聞きになってどういう感じをお持ちになったかということなんです。聞いておりますと、私も運輸省の方々に危機感がちっともないという気がするのです。なるほど石油対策本部というものをおつくりになったそうでありますけれども、さっきの答弁を聞いておりますと、実際輸入された石……

第72回国会 運輸委員会 第6号(1974/02/13、33期、民社党)

○河村委員 ただいまもタクシー運賃の問題が出ましたが、けさほどからタクシーの暫定運賃の問題について各党の代表から質問がございました。私も、一月二十九日、六大都市を皮切りにして各都市でこの暫定運賃がつくられたことについて非常に遺憾に思っております。大臣は先ほど、こういう事態になることを避けるためにあらゆる努力をやったけれども、しかし力足らずしてこうなったので了解してもらいたいというお話がありましたが、一体どれだけほんとうに努力をされたかということについて疑問に思っております。原油価格というものはこれから下がる見込みはありません。だからいつまでも上げないで済むとは私も思っておりません。しかし、とに……

第72回国会 運輸委員会 第8号(1974/02/19、33期、民社党)

○河村委員 参考人各位には午前中から長い間たいへん御苦労さまでございます。もう予定された時間が過ぎてしまいましたので、私は両知事に一点だけお伺いをして質問を終わりたいと思います。  それは、お二人ともおっしゃっておることでございますが、新しい空港ができて、それで古い空港を片づけなければ問題は片づかない、そのとおりだと思います。それと同時に、お二人ともおっしゃっておることでありますけれども、この新空港決定にあたっては、現在の空港に関する被害者の対策、これが完全に行なわれなければ、新しい空港の決定についても賛成するわけにはまいらない、こういう趣旨の御発言がございました。気持ちとしてはたいへんよくわ……

第72回国会 運輸委員会 第9号(1974/02/26、33期、民社党)

○河村委員 ただいま派遣委員の報告がありましたように、去る二十日、私ども大阪空港の現地に参りまして、つぶさに調査をいたしてまいりました。その際に、実際被害を受けている住民の方々から事情を伺いまして、現在の大阪空港周辺の状態というものが、単に生活上の機能をそこなうというだけではなくて、肉体的にも各種の障害を受けているという実情を、非常に苦悩に満ちた話を伺ってまいりましたし、また同時に、われわれも実際現地で住民の方々から話を聞いております最中に、二分あるいは三分おきに百ホン以上の航空機が離着陸するわけでありますので、とうてい住民の方々の話も存分に聞けないような状態でありまして、いまさらのごとく、少……

第72回国会 運輸委員会 第11号(1974/03/05、33期、民社党)

○河村委員 先般この法案について質問をいたしましたときに問題の点が残りましたので、審議の終わりにあたりまして、その点だけ確認をさしていただきたいと思います。  先般私が申し上げたことは、この航空機騒音障害を防止するために一番有効な手段として、機数の制限、それから機種の制限、こういうものがあることは御承知のとおりであります。ところが今度の改正案で見ますると、第三条によって航空機が離着陸する際の経路、それから時間、その他その周辺における航空機の航行の方法については指定をして押えることができるけれども、機数、機種については明文がない。そこでせっかく法案を改正する際であるから、この機数、機種を制限でき……

第72回国会 運輸委員会 第12号(1974/03/06、33期、民社党)

○河村委員 私は、公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律の一部を改正する法律案について、賛成の討論を行ないます。  以下その理由を述べます。  この法案は、近年とみに深刻化した航空機騒音問題に対処するために、従来の法律による対策の不備を補おうとするものであって、それなりの効果を持っているとして評価するが、それは政府の言うがごとき抜本的対策を可能にするものとは言いがたい。しかしながら、その欠陥の多くは、本法律外の問題あるいは法の運用にかかる問題であって、政府当局の決意いかんによっては相当な効果をあげ得るものと考える。ゆえにわが党は、特に左の諸点について政府の誠意と努力を……

第72回国会 運輸委員会 第14号(1974/03/12、33期、民社党)

○河村委員 いま松本委員の質問の中で、三百トン未満の海難の統計がないというのを、ただ別段、損害保険会社からの圧力でもない、あるいは海上保安庁の統計が五百トン未満になっているというだけの返事で、全然統計がわからぬというのは、これはほんとうはたいへん重大なことで、わかりませんで済むはずのものじゃないですよ。これから小型鋼船を新たに加えて、それで保険業をやろうというわけでしょう。そうであれば、三百トン未満の海難事故がどの程度あるのかというのはすべての基礎であって、それをもとにして一定の保険数理によって――保険料率というのはそうべらぼうに大きく動かせるものではないんだから、それを計算して、その上で大体……

第72回国会 運輸委員会 第17号(1974/03/20、33期、民社党)

○河村委員 戦後わが国では、戦後の復興の時期から今日までずっと産業を育成して、それで特に国際収支の改善を重点に置いていろいろな手厚い助成措置を講じてまいりました。この海運、造船についても特に手厚い助成措置が講じられてまいりました。これはこの数年来対外的にも非常に大きな問題となっておりますが、それなりに今日までは日本の戦後の復興と国際収支の改善に役に立ってきた、そういうメリットがあったことは間違いありませんし、とらざるを得なかった方法であるということも間違いがありません。しかし、同時に、いつまでもそういうことをとっていくのがいいのかどうかということは、最近の日本が福祉経済への転換をはかっていく問……

第72回国会 運輸委員会 第18号(1974/03/22、33期、民社党)

○河村委員 大臣が三十分までしかおられないそうですから、要点だけ三点、最終的な確認の意味で、お尋ねをいたします。  第一は、もうすでに再三論議があった問題でありますが、半年運賃の値上げを延ばしたあとをどうするかということで、わが党としては昨年の運賃法の改正のときに態度を明らかにしましたように、国鉄運賃を値上げしなければならないという必然性は認めるけれども、このインフレのさなかに、実質的な影響力もさることながら、心理的な影響力の非常に大きい国鉄運賃の値上げを、なぜそういう時期にやらなければならないのか。だから、このインフレが鎮静をして物価が安定するまで延ばしなさいというのが反対の理由であったわけ……

第72回国会 予算委員会 第32号(1974/03/29、33期、民社党)

○河村委員 まず、中曽根通産大臣にお尋ねをいたします。  私は、昨年の十二月の十六日の石油二法案の連合審査の質疑の際に、あなたにこういう提案をいたしました。それは、ちょうどそのころ、それまで大体安定しておった大企業製品の卸売り物価が上がり方が顕著になっている時期であって、しかも、石油の輸入が大幅に削減をされるであろうという、その後そうでないことがわかったけれども、そういうことが常織になっている時期であります。そこで、私はあなたに対して、現在のような供給力不足、需要超過という条件がある限り、大部分の大きな企業が、コスト増加をすぐに価格に転嫁できる条件が生まれておる。そうすると、いわゆるインフレ利……

第73回国会 運輸委員会 第4号(1974/11/26、33期、民社党)

○河村委員 最初に日本人の海外旅行者の行動の問題についてお尋ねをいたします。  私、この十月に二十日ばかり東南アジア諸国の技術協力の実態調査に行ってきたのでありますが、各地で日本の技術の専門家それから青年協力隊のボランティア活動、こうしたものが非常にりっぱに行なわれておりまして、特に山間僻地まで入って、それで現地の農民と一緒に暮らして、どろにまみれて稲作の指導をやったり何かをして、それで技術を教えるのと一緒に、地域住民との連帯感を深めて、それで日本とそれらの諸国との関係をよくするのに非常に役に立っておるのです。  ところが、一たびマニラとかジャカルタというところに帰ってきますと日本の観光客の目……

第75回国会 運輸委員会 第2号(1975/02/14、33期、民社党)

○河村委員 運輸大臣、この前の委員会での所信表明演説の中で、一番先に交通安全の確保という問題を取り上げておられます。そこの中で、一番冒頭に、海上交通については、東京湾等特に船舶の航行がふくそうする海域の安全対策ということを強調しておられる。航行管制システム、航路標識等交通環境の整備の推進を図る等々のことが述べられておりますけれども、具体的にはどういう方針でやるつもりであるか、まずそれを伺います。
【次の発言】 きょうは一般的なことを伺っている時間はありませんから、具体的な問題について聞きますが、そうした基本的な方針はそれはそれとして、現実に去年の十一月、パシフィックアリスと第十雄洋丸が東京湾で……

第75回国会 運輸委員会 第8号(1975/03/14、33期、民社党)

○河村委員 一番最初にお伺いをいたします。  今度の雫石事件の判決の中で、ジェットルートの性格について一つの争点になって、それがはっきりしないまんまで終わっているわけです。検察側の方はジェットルートは中心線から両側十六キロ、それから被告側、これは防衛庁ですね、これは両側への飛行制限空域九キロも単なる自粛内規であるということであって、判決は結局それに直接触れずに、条理上この自粛内規と称せられる各九キロというところの中に入ってはいけないんだ、そういうような結論になっておるわけであります。そこで、この事件の後で自衛隊の訓練空域を海上に離してつくりましたから、だから最近はそうした問題も余りないのかとも……

第75回国会 運輸委員会 第11号(1975/03/26、33期、民社党)

○河村委員 民社党の河村勝でございます。  高山さんにお尋ねをいたします。先ほども、もちはもち屋に任せたいので、なるべく早く民営に移管をしたいというようなお話がございましたが、しかし、こういう過疎バス問題を解決するのに、なかなか民営ではできないようなやり方もおやりになっているようで、非常に興味ある形態ではないかと思っておりますので、少し実態をお尋ねしたいと思います。  先ほど、車掌はパートでやっておるというお話で、運転手は委託という言葉を使われましたけれども、委託というのはどういうことでございますか。
【次の発言】 そうすると、管理費に該当するものですね、これは一応計上してないのでしょうけれど……

第75回国会 運輸委員会 第14号(1975/05/06、33期、民社党)

○河村委員 鉄道建設公団ができてからちょうど十年になるわけでありますが、この十年間に公団でつくったいわゆるAB線の建設キロ数並びにそれに投資した予算の総額は幾らですか。
【次の発言】 この四百四十五キロのAB線をつくったことによる国鉄の年間の赤字は幾らですか。
【次の発言】 この予定線、鉄道敷設法別表の予定線の中でAB線に該当するものは幾らありますか。キロ数。
【次の発言】 いや私が言っているのは、そのすでに基本計画に入っているものだけではなくて、敷設法別表にある予定線全部で幾らになるのだということを聞いているのです。
【次の発言】 もしこの予定線を全部建設をしたとした場合、一体国鉄に生ずる赤……

第75回国会 運輸委員会 第15号(1975/05/23、33期、民社党)

○河村委員 初めに二、三条約とそれから法律との関連で疑問のあるところを伺います。初めに第二条の三、「油」ということについて、「原油、重油、潤滑油その他の蒸発しにくい油」と書いてあります。これは「政令で定める」というから、それで具体化されるのでありましょうが、その中で条約の方にも「重油」という言葉が使ってあるが、「重油」の定義については統一的な解釈が国際的にありますか。
【次の発言】 そうするとA重油はこの重油の中には入らないということですか。
【次の発言】 そこで、それが国際的に統一をされているかという点はどうなんですか。
【次の発言】 それから、同じくこの二条の八「一単位 純分千分の九百の金……

第75回国会 運輸委員会 第21号(1975/06/27、33期、民社党)

○河村委員 先般、近海海運問題が非常に深刻になったのに伴いまして、当委員会で問題を提起したところが、運輸省当局で非常に短期間に応急対策としていろいろな方策を講じられたその努力については大いに多とします。しかしまだまだ根本問題が将来に残っていることは言うまでもありません。  そこで、この中間報告を読みまして、私は、現象的に問題をとらえて当面の対策は考えておるけれども、本質的な問題を回避しているのではないかという印象が非常に強くいたします。というのは、この中間報告を読みますと、近海船問題が発生した最大の原因は、南洋材輸送需要の激減と近海船腹過剰であるというとらえ方をして、それで念書船その他の外国船……

第75回国会 予算委員会 第6号(1975/02/04、33期、民社党)

○河村委員 外務大臣にまず伺います。  最近の新聞の報道によりますと、ごく最近、イランがインドネシアに対して二億ドルの借款、これは西ジャワの肥料工場の建設に関するものでありますが、これを供与した。同時にインドネシア側では、日本がこれまで同じ肥料工場に対して六千万ドルの借款供与の約束をしていたものを、これはもう要らぬと言って破棄をしてきた、そういう報道がなされておりますが、それは事実ですか。
【次の発言】 三木総理、あなたは一昨年の暮れ、石油危機に当たりまして、中東諸国に特使としておいでになって、大変苦労なさいました。そうしてかなり多額な借款の供与を約束されたわけであります。イランについては、こ……

第76回国会 運輸委員会 第3号(1975/12/10、33期、民社党)

○河村委員 官房長官、お急ぎのようですから最初にお伺いをいたします。  今度のストライキに当たって、違法なストライキの圧力に屈してスト権を与えるというような回答を出さないという政府の態度は、私は正しいと考えます。しかし、それまでにそういう事態をつくったことについての政府の責任というものは非常に重大だと私は思っている。四十八年の春闘以来、これは田中内閣であるけれども、それからことしの春闘に至るまでの間春闘のたびごとに政治ストは違法だと言いながら、最後には、ストを収拾するために、このスト権問題について俗に言う玉虫色の回答を繰り返してきた。そうですね。その結果、もう一押し押せば前向きの回答が出るであ……

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/10/27、33期、民社党)

○河村委員 最初にスト権問題についてお尋ねをいたします。  政府では、早くからこの秋に結論を出すということをしばしば明言をされております。この一日、二日前、総理もそういうような趣旨の談話を発表されたようであります。この春ごろにこの秋に結論を出すというのであれば、それは一応わかりますけれども、もうすでに秋たけなわであります。だから、いまごろ今秋結論を出すと言うのは、発言としては余り意味がないと思うのでありますが、一体具体的にいつまでに結論を出すつもりでありますか。
【次の発言】 それでは答えにならないのでありまして、少なくとも今秋結論を出したいという意向を表明されて、田中内閣の際の言明であるかど……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、民社党)

○河村委員 私は、民社党を代表し、ただいま提案されております昭和五十年度政府提出の補正予算三業並びに日本共産党・革新共同の組み替え動議に対し、一括して反対の討論を行いたいと思います。  政府補正予算案に反対する第一の理由は、その作成時期が余りにも遅く、不況の深刻化と長期化を招いたことであります。すでにわが党は、昨年の十月以来、わが国の経済が中小企業雇用を中心に非常な危機に直面している現状にかんがみ、経済運営は物価の安定、不況克服の二正面作戦を展開すべきことを強く主張してまいったところであります。しかるに、不況の深刻化については、政府はきわめて楽観的な態度をとり続け、三木総理は、さきの通常国会で……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1976/05/24、33期、民社党)

○河村委員 先ほど安原刑事局長は、今回の事件の捜査の対象は、アメリカ側からの上院での証言等から起こった事件であることもあって、四十七年以降のその事実が対象になる、こう言って、その後四十六年にもわたって調べているという答弁があって、さらに四十四年ころからの問題については背景事情として調べているかもしれないというような答弁がありましたが、この背景事情という意味がわれわれにはよくわからない。しかし、その意味いかんによっては非常に重大であります。この背景事情というのはどういう意味ですか。
【次の発言】 非常に慎重に言っておられるけれども、結局は時効がはっきり成立しておるか、あるいは仮に金銭の授受関係が……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/05/27、33期、民社党)

○河村委員 トライスターの関係をお聞きいたします。  昭和四十五年十月二十一日、運輸政策審議会の「今後の航空輸送の進展に即応した航空政策の基本方針について」という答申があって、これに基づいて十一月二十日に「航空企業の運営体制について」という閣議了解ができておりますね。そこで、国内航空のジェット化、大型化を推進するという方針が打ち出されています。この運輸省の方針に基づいて全日空においては経営五カ年計画を策定して、昭和四十七年の後半から大型ジェット機三機の投入を計画した。それで日航においても四十七年度にボーイング747三機を国際線から転用、四十八年度には大型ジェット機六機を投入するという計画をした……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第6号(1976/06/09、33期、民社党)

○河村委員 あなたのこれまでの証言によりましてわれわれが疑問としているところの大筋がわれわれにもよくわかりました。なお疑問の点を二、三お尋ねをいたします。  先般の国会における証言の際に大庭全日空の前社長は、四十五年の三月に自分はダグラス社に対してオプションを行った、それから、そのときには自分がそれをやったのであって三井物産の人は通訳として立ち会った、それと同時に、その場所は全日空の社長室である、こういう証言をされておりますが、あなたの証言によれば、それは大庭氏の記憶違いであって、実際に行われたのは四十四年の七月である。それで、そのオプションの主体はこれは全日空ではなくて三井物産である。それか……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/06/16、33期、民社党)

○河村委員 このロッキード事件が公になった時点で、全日空がロッキード社から購入する予定のトライスターは二十一機であったと思いますが、そのうち十四機が購入済みで、なお残りはまだ引き取っていないということだと思いますが、その後、一体この飛行機の引き取りの状態はどうなっておりますか。
【次の発言】 その後の経過で、このロッキード問題に関連をして、児玉譽士夫が一九七三年七月に手数料契約を結んで、七機以降のトライスターの全日空が購入することについて、一機当たり五万ドルずつの手数料を払う、それから、ほかに年間五千六百万円のコンサルタント料を払う、こういう契約を結んでいることは御承知だと思います。であれば、……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第10号(1976/06/23、33期、民社党)

○河村委員 法務大臣にお伺いいたします。  アメリカの嘱託尋問の完了を待たずに、昨日、国内で独自捜査に踏み切られたわけでありますが、嘱託尋問は、それにいたしましても、現在でも重要な要素であるというふうに伺っております。先ほど法務大臣は、六月の二十五日に嘱託尋問を開始できると思うが、その成否は五分五分である、そういうふうにおっしゃいましたが、その不確定な方の五分、それはどういう理由でございますか。
【次の発言】 大体二十五日というのは、連邦高裁のその結審を予定しておられるのだろうと思いますが、延びる可能性というのは、最高裁までいく可能性が残っているということですか、それとも連邦高裁の結審が延びる……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第11号(1976/06/24、33期、民社党)

○河村委員 渡辺さん、今回全日空の幹部が三名逮捕されたその対象となった事件、御承知のように三千三十四万円という裏金がロッキード会社から全日空に流れたという問題ですね。この点について、私は二月十六日の一番最初の証人喚問のときに、若狭証人に対してこの事実の有無についてお尋ねをいたしました。それに対して若狭証人は、そういうものは一切ございません、さらに重ねてその後お尋ねしましたのに対して、そういうものは絶対にございません、これだけ明確に否定をしておられます。先週のこの委員会で、私は渡辺さんに対してこの事件を再度お尋ねをして、もしあなた方が潔白であるという自信がおありならば、進んでロッキード会社を名誉……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第13号(1976/07/07、33期、民社党)

○河村委員 先般、総理はアメリカにおいてフォード大統領にロッキード事件の糾明について協力を求めて話し合いをされたということであります。  現在ロッキード事件の解明に直接役に立つことは、当然いまのアメリカにおける嘱託尋問をいかに促進をして、それが日本において活用できるかということが最大の問題であります。嘱託尋問を促進するというこの具体的な問題について、あなたは一体フォード大統領とお話しになったのかならないのか、もしなったとすれば、どういう話をされたのか、それをまず伺いたい。
【次の発言】 あなたはいま、フォード大統領との会見の際はまだこの嘱託尋問が行き詰まっておる状態でないとおっしゃったけれども……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第14号(1976/07/08、33期、民社党)

○河村委員 四十六年の二月から六月ごろにかけての運輸省の行った行政指導、先般これに関して当時の航空局長であった内村君を証人として喚問をして事情を聞いたのであります。その際、運輸省がこれまで述べてこられた、その行政指導のいきさつについて大筋は一致しています。これは当然、事件が起きてから何回も、証人としてでなくとも答弁に立っておるし、打ち合わせも十分やっておられることだから、大筋が一致するのはあたりまえであるわけでありますが、しかし、その中で幾つか問題点について疑問を投げかけるような種類の発言があるわけであります。  その二、三の例を挙げますと、たとえば、この行政指導に当たって、エアバスの導入延期……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第17号(1976/07/22、33期、民社党)

○河村委員 法務大臣、俗に言う灰色高官名の公表問題、これについてお尋ねをいたします。  あなたは、今日までしばしば当委員会においても、このいわゆる灰色高官名の範囲あるいは公表の方法、そういうものについては、捜査終了の段階で決めればよろしいという発言をしておられます。いま官房長官も坂井委員の発言に対してあいまいな答弁をしておりました。あなたは今日の段階、いまの段階においても、なお捜査終了の段階でもって灰色高官の範囲あるいは公表の方法、そういうものを決めればよろしい、そういうふうにお考えですか。
【次の発言】 現実の問題としまして、この灰色高官名の公表というそれ自体については、今日までのいきさつか……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第20号(1976/08/05、33期、民社党)

○河村委員 法務大臣、あなたは先ほど、あなたが所々方々で発言をされたことに対する新聞等の取り扱いに対して自粛を要望された。しかし、安原刑事局長がさっきマスコミに対して自粛を要請したのは相当な理由があると思いますが、あなたの発言についてはどうも余り同情の余地がないのです。先ほど松永君がこの一日の高松における発言についてあなたに忠言をした際に、あなたは、民間にもありそうだ、これもまたしたたかなあれなんですというような種類の発言は、ただ民間だけを言ったのではなくして、民間とか政界とか官界とかに限らずに、田中前首相の逮捕だけで終わるものではなくて、これはまだまだ山を越したものではないのだ、そういう趣旨……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第23号(1976/08/18、33期、民社党)

○河村委員 初めに、今回の田中前総理起訴の対象になった五億円について、刑事局長、さっきのあなたの五億円についての答弁を確認をいたしますが、五億円の使途については犯罪として成立するものはないから、これで捜査を打ち切るという説明でありましたが、そうであれば、当然使途そのものは捜査によって明らかになっているということですね。
【次の発言】 ですから、私が言っているのは、犯罪として成立しないという心証を得るためには、事実がわからなければ成立しないということが言えるわけはないのです。ですから、事柄の性質はともかくとして、事実についてはわかっていなければならないはずだということを聞いたわけです。それはそれ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第24号(1976/08/19、33期、民社党)

○河村委員 法務大臣、いま何か耳打ちがあったようですが、何か発表になったんじゃありませんか、連絡があったんじゃありませんか。
【次の発言】 そうですが。  前回の委員会の際に、いまアメリカで行われている嘱託尋問について大分難航しておるようであるというところから、単なる事務当局同志の交渉ではなくて、もう少し大きな手を打たないと解決しないのではないかという意見を申し上げて、それでそういうふうにやっておるというようなお話でありましたが、最近アメリカからの報道によりますと、いままで以上に難航して、九月六日予定の尋問、クラッター、エリオットの尋問すらどうもできそうもない情勢であるというような報道がなされ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第27号(1976/09/01、33期、民社党)

○河村委員 いま法務大臣は、捜査の途中、それからいまの段階において灰色高官の公表の基準その他を論ずることは時期尚早という、そういう紙に書いたものをお読み上げになりましたね。しかし、それは大分古いものでしょう。大分古いものをお読みになったはずであって、現実にいま児玉ルートの究明は、これは検察庁で精一ぱい努力をしておられるかもしれないけれども、しかし、かなり延びる。それで、すぐには逮捕者等が出る状態にはない、国会議員にですね。したがって、全日空ルート、丸紅ルートについては一応強制捜査は終わったということは確認をされておられる。そうであれば――強制捜査を終わったということは確認しておられるはずです。……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第29号(1976/09/08、33期、民社党)

○河村委員 法務大臣、きょうは有力な補助者がいませんから余りお聞きしないつもりですけれども、一つだけ、前もって御連絡しておいた件をお聞きします。  これからいよいよ灰色高官なるものの定義や公表の方法について与野党の折衝が委員会で始まるわけです。そこで、この前あなたはいままでの答弁を翻して、それについて意見は言わないとおっしゃったけれども、同時に安原刑事局長が、意見は言わないけれども、このロッキード事件の金の流れ、それからそれに伴う金銭の授受、それについての分類、どういう種類のものがあるかということについての資料は出します。こういう答弁をしたのですね。いよいよその時期になったので、いつ出していた……

第77回国会 運輸委員会 第4号(1976/03/05、33期、民社党)

○河村委員 運輸大臣の所信表明演説について二、三点お尋ねをいたします。  初めに国鉄関係でありますが、国鉄再建問題はいずれ提案されるでありましょうから、そのときに改めて質問をさせていただきますが、とりあえず物の考え方についてお尋ねをしておきたいと思います。  この日本国有鉄道再建対策要綱という五十年十二月三十一日の閣議了解によりますと、国鉄財政の再建は昭和五十一年度及び昭和五十二年度の二年間で収支の均衡の回復を図るということになっています。それで、ことし名目五〇%の運賃値上げの申請をされているわけであります。そうすると五十二年、明年で収支を均衡するためには、明年度は何%の運賃値上げを予定してい……

第77回国会 運輸委員会 第5号(1976/04/14、33期、民社党)

○河村委員 根室本線の事故について、疑問の点を二、三伺います。  北海道の、特にツンドラ地帯の場合には、凍上が終わる時期に合わせて軌条の遊間整正が計画的に行われているはずであるが、それは今度の場合、通常のスケジュールよりおくれているのか、正しく行われているのか、どっちですか。
【次の発言】 三月二十三日というと、もう二週間以上前ですね。すると、その危険な状態にあるという測定がなされたところが、それがやっときのうぐらいになって作業が行われるというふうな順序になっておるのはどういうわけですか。
【次の発言】 脱線後の測定の数値が出ていますが、これは脱線した場所そのものではないけれども、軌道狂いの最……

第77回国会 運輸委員会 第6号(1976/04/23、33期、民社党)

○河村委員 一番最初に、総裁にちょっと御注意申し上げておかなければいけないのですが、さっき総裁は、仲裁裁定を守るかという質問に対して、それは政府の考えることだというお話がありましたね。しかし、これはまだ政府ないしは大蔵省の立場を離れていないので、まだ国鉄総裁におなりになっておらぬということではないかと思いますので、御注意をしておきます。  公労法の三十五条には、仲裁裁定に対しては、「当事者は、双方とも最終的決定としてこれに服従しなければならず、また、政府は、当該裁定が実施されるように、できる限り努力しなければならない。」とあって、十六条で、予算上、資金上支出不可能な裁定には政府は拘束されないと……

第77回国会 運輸委員会 第7号(1976/05/07、33期、民社党)

○河村委員 逐条的に何点か質問をいたします。  今度の改正案で、四十二条に新しい条文が設定をされて、危険物の流出があった場合に対するいろいろな措置が規定をされていますね。これは従来もやっていたはずであるけれども、それはどういう準拠法規によってやっておったか、それを先に伺います。
【次の発言】 一般的にそうでしょうけれども、今度の場合の、危険物が流出して海上火災が発生した場合のその地域からの退去命令であるとか、さらに海上火災が発生した場合の財産の処分というものはいままでの海上汚染防止法にはなかったはずですね。それで、現実には第十雄洋丸のような場合には、実際に潜水艦や駆逐艦を持ってきて撃沈するとい……

第77回国会 運輸委員会 第10号(1976/05/14、33期、民社党)

○河村委員 新しい港湾整備五カ年計画をつくられるわけでありますが、いまは非常に経済情勢が流動的で見通しのつきにくい時期でありますが、しかし、長期計画をつくられるからには、それなりに今後の港湾の貨物取扱数量の推移というものを想定して、それに基づいてつくっておられるはずであります。  つい昨日か一昨日ぐらいに政府の新経済計画の――これは長期ではなくて五年たけてありますが、それの試案のようなものができているが、それとこの計画との関連はどういうふうになっているのか、それをまず聞きます。
【次の発言】 運諭省の当初の案は五兆五千億であったというふうに聞いております。それが今回の案で三兆何がしかになってお……

第77回国会 運輸委員会 第15号(1976/06/15、33期、民社党)

○河村委員 大蔵大臣は時間の都合がおありだそうですから、二点だけ伺います。  大蔵大臣、先ほどからあなたは二つの法案の通過のめどがつかなければ金を貸すことができないとおっしゃって、そして、その通過のめどということについては、とにかく臨時国会が開かれるというめどが一応つかなければならないというようなことをおっしゃっておりますが、この夏期手当についてそういう状況がつくられるというのは、それは非常な間違いだと私は思う。  そこで、二つの点についてあなたにお尋ねをしたいが、一つは、先ほどから言われているように、この夏の手当というものは月給の一部であります。三月期の業績手当ということであれば、これは業績……

第77回国会 予算委員会 第14号(1976/02/16、33期、民社党)

○河村委員 いまも話が出ましたけれども、コーチャン氏とあなたがお会いになったときに、コーチャンに対する応対について委員長から最初に質問がありまして、後で東中氏からまた質問がありました。委員長の質問に対しては、コーチャン氏からトライスターを全日空に売り込むことについての工作を依頼されたが聞き流した、と委員長の質問にはそうおっしゃいました。それから東中氏の質問に対しては、わかりましたと言ったが、それについて何もしなかったと、こうおっしゃっているのですね。  これは、聞き流したということと、わかりましたと言ったがそれについて何もしなかったということは、証言の内容に非常に大きな違いがあるのです。おわか……

第77回国会 予算委員会 第15号(1976/02/17、33期、民社党)

○河村委員 いまのに関連してちょっと伺います。  先ほどあなたは、丸紅としては外国で活動する場合には裏金は一切使わない、そういう答弁がありましたが、国内では使うこともある、こういうことですか。
【次の発言】 本当ですか。
【次の発言】 先ほどあなたは、正式のサインであるにもかかわらず会社の稟議を経ずにサインしたのは間違いであったとおっしゃったように思いますが、そうであれば、あなたのサインされたのは正式のサインですか。正式のサインをなさったのですか、このユニットという書面について。
【次の発言】 サインペーパーではなくて、じゃ先ほど正式のサインであるにもかかわらず稟議をしなかったのは間違いだった……

第77回国会 予算委員会 第17号(1976/02/26、33期、民社党)

○河村委員 初めに総理にお尋ねをいたします。  三木さん、あなたは総理大臣であると同時に自民党の総裁であります。それも、少なくとも衆議院では絶対多数を持っておる自民党の総裁であります。これはいつでもそうでありますけれども、今回の事件に関してはこのことが特に重大であります。それは今回の事件が、少なくとも疑惑が自民党の中に向けられている、そういうことですね。ですから、もし疑惑が本当のものであれば、その場合には自民党の中に各種の複雑な事情が生ずることは、これは私は不思議ではないと思うのですね。  それで、今回の事件が起こってから、民社党としましては、当初から特別委員会を設置して、そこで腰を据えて徹底……

第77回国会 予算委員会 第20号(1976/03/01、33期、民社党)

○河村委員 初めに、先ほど証言がありましたけれども、あなたがおやめになるときの経過を念のために確認をさせていただきたいと思います。  あなたのさっきの証言では、名鉄の社長から、松尾当時の日航社長に話があって、それが五月の下旬ですかにあって、それがその次に取締役会に諮られた、こういうふうに聞きましたが、大体そういうことでよろしいのですか。
【次の発言】 そうしますと、取締役会では一回あなたの留任が決まっておった、それが後から覆された、そういうことになるわけですか。
【次の発言】 欠席されていたかどうかは知りませんが、その取締役会では、あなたの社長留任が決まっておったわけですか。

第77回国会 予算委員会 第25号(1976/03/29、33期、民社党)

○河村委員 私は、民社党を代表して、昭和五十一年度暫定予算案に対し反対の討論をいたします。  まず第一に私が述べたいことは、この予算案を一切の質疑を省略して採決をしてよいものであろうかということであります。  言うまでもなく、本来国会は審議の場であります。現在、不幸にしてロッキード事件をめぐる係争のために国会は停滞しておりますが、これは常態ではありません。去る二十四日、年度内予算不成立による経済の混乱を避けるために、与野党の政治休戦が成立をして、ロッキード問題と切り離して暫定予算の審議を行うことに全党の合意が成立をしたのであります。しからば、許された日時の間、与野党を問わず、国会は本来の任務を……

第77回国会 予算委員会 第27号(1976/04/08、33期、民社党)

○河村委員 私は、民社党を代表して、昭和五十一年度一般会計予算案、同特別会計予算案並びに政府関係機関予算案三案に対し、反対の討論をいたします。  本年のわが国財政の直面する課題は、私から申すまでもなく、第一に不況から脱出して安定成長の軌道に乗せることであります。しかし、同時にそれ以上に大切なことは、累積する膨大な国債を抱えてこの不況を脱却したとしても、かつての高度成長期はすでに終わって、見通し得る将来にわたって減速経済の時代に入る、そういう時期に対応する財政計画の基礎をつくらなければならない年だと、そう考えております。  一体、そういうむずかしい時代に対応するだけの厳しい姿勢がこの予算案にある……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/10/13、33期、民社党)

○河村委員 法務大臣、十五日に行われる予定の中間報告について一点だけ、もうところどころで発言がございましたけれども、重要な部分でありますから、改めて確認をさしていただきたいと思います。  それは、今回の中間報告の中でロッキード事件に関連をして金を収受した者、しかしいろいろな条件があって刑事訴追は受けない者、この者についての類型別の資料というものを私が出すようにお願いをしたのは、言うまでもなく、国会としては政治的道義的責任を明らかにする義務がありますけれども一、しかし、現実の問題として捜査資料というものはわれわれは持っておらない。だから、今後のいわゆる灰色高官名なるものの基準をつくるにしましても……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/10/15、33期、民社党)

○河村委員 先ほどから議論になっております。田中前総理に渡ったという五億円の使途のことでありますが、先ほどからの刑事局長の答弁を聞いておりまして、やはりこれは納得がいかないのであります。というのは、私は、きょうはこの委員会での議事録を持ってきておりませんけれども、安原局長の答弁はそのときと違っておる。私が、刑事局長がこの五億円の使途については刑事事件としては立件できないということになって、捜査はこれで終了をした、そういう答弁に対して重ねて、刑事事件として立件できないと言うからには、この金の出、使途、これが全部はわからなくとも、相当程度使途がわからなければ刑事事件として立件できないと言い切ること……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/11/02、33期、民社党)

○河村委員 中間報告に基づく政治的道義的責任追及についての質問は、私の質問で最後になると思います。  それで総理にお尋ねをいたしますが、いままでずっと総理の答弁を聞いてまいりまして、本当に私はむなしい感じがいたします。この事件が始まった当初から、総理はこのロッキード事件の解明に自分の政治生命をかけるということを言っておられた。政治生命をかけると言っておられる限りは、総理としては、総理大臣としても自民党総裁としても、そのいずれにおいても強いリーダーシップを働かして、そうして政治生命をかけると言われるだけの努力をなさるべきはずだと私は思う。しかし、現実に私は、あなたが総理大臣としても自民党総裁とし……

第78回国会 運輸委員会 第3号(1976/10/06、33期、民社党)

○河村委員 大臣、まだ就任早々で事情をよくお聞きになっていないかもしれませんが、いま運輸省関係の当面する一番大きな問題がこれから審議に入る国鉄の問題であることはもちろんでありますけれども、そのほかに大きな問題が幾つかあります。いま話が出ておりました成田空港の開設問題もその最も大きな一つであります。これは、空港がいつ開港できるかという告示あるいは宣言をした大臣だけでも勘定するともう八人ぐらいになるのですが、いまだかつてそれがそのとおりいったためしがなくて、じんぜん今日に至っている。これはもう日本の国内的な重要な問題であるだけでなくて、国際的な信用を失うことは多大なのですね。これはたとえれば多少差……

第78回国会 運輸委員会 第4号(1976/10/08、33期、民社党)

○河村委員 総理大臣、あなたはさっき、国鉄財政を二年で収支均衡するという自信があるかという質問者の問いに対して、来年の運賃値上げは運賃値上げの影響と財政事情等を考慮して決めるという返事をされましたが、これは完全にすれ違いの答弁でありまして、答えになっていないのですね。政府であなたが総理大臣として昭和五十年十二月の閣議了解でお決めになったのは、「国鉄財政の再建は、昭和五十一年度及び昭和五十二年度の二年間で収支の均衡の回復を図り、以後健全経営を維持することを目標とする」と天下に公約をされている。ですから、そのことに対する答弁をあなたはなさらなければいけない。その方針は変わっておりませんね。


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 運輸委員会 第4号(1977/03/02、34期、民社党)

○河村委員 きょうは、先般の運輸大臣の所信表明演説に基づきまして、五十二年度に抱えております運輸関係の諸問題について基本的なことをざっと伺いたい、そう思っております。  一番最初に、新東京国際空港の開業でありますが、所信表明演説の中では「年内にその開港を達成すべく」「全力を挙げて対処している」というお話でありましたが、開業の日取りは決まりましたか。
【次の発言】 もういよいよ大詰めに来まして、いままで何人も、六人ぐらいの大臣が、いつごろ開業できるだろうと言ってことごとくそのとおりにならないで十年くらい経過をしましたから、慎重になられる気持ちはわかりますが、この辺まで来たらもうめどはついているは……

第80回国会 運輸委員会 第15号(1977/04/22、34期、民社党)

○河村委員 この十年来、国鉄の再建計画というものがもう何回か国会でも審議をされましたけれども、この計画というものはすべて途中で挫折をして、ほとんどつくられてから一年ないし二年のうちにこわれてしまって、一度も成功したためしがないのであります。それはすべて計画そのものが初めから非現実的なものであって、運賃値上げと組み合わせて、運賃値上げを合法化するためと、それから何がしかの財政援助を受けるためのその財政援助の理由づけ、その二つの目的のためにつくられたものであって、本当に地についた、これで再建が成るというような性質のものではなかったから、こわれたのはあたりまえであったと思うのです。しかし、もうここま……

第80回国会 地方行政委員会 第15号(1977/04/18、34期、民社党)

○河村委員 先ほど大蔵大臣は、地方交付税率の改定につきまして、現在は国の財政がきわめて異常な状態だから、異常な状態から脱却するまでは改定ができない、こうおっしゃいましたね。それでその説明として主計局次長が、異常な状態から脱却するということは国の公債の中で赤字公債がなくなって、それから公債依存度が五ないし一〇%ぐらいまで下がらなければ脱却とは言えないのだ、こういう説明でありましたが、そうなると、このとおり公債依存度が五ないし一〇%程度にまで下がるまでは交付税率の改定はやらない、こういう御返事ですか。
【次の発言】 抽象的な御返事はわかりましたが、さっき五%から一〇%ぐらいに公債依存度が下がらなけ……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、民社党)

○河村委員 きょうは私は、当面の経済問題を中心にお尋ねをするつもりでありますが、冒頭に、領海十二海里と国際海峡の問題について少しお尋ねをいたします。  きのうの藤田議員と外務大臣との質疑応答を聞いておりまして、全く異なる立場ではありますけれども、ただ政府は、今回の国際海峡の領海を三海里という世界に類例のない異常なやり方で設定をして、それについてなぜそうしなければならないかという質問に対して全く正面からお答えにならない。大体こういうこそくなやり方というものに対して非常に不満を持っております。  そこで、まず外務大臣に伺いますが、あなたは、日本の立場として、国際海峡のより自由な航行を主張しているん……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、民社党)

○河村委員 先ほどから政府側では、政府の予算提案権ということを非常に強調しておられます。そうして、きょうの見解におきましても、憲法の規定から見て、国会の予算修正は内閣の予算提案権を損なわない範囲内において可能と考える、憲法の規定から見てというふうにおっしゃっておりますが、憲法七十三条は、ただ内閣の職務という項目の中で、いろいろな権限と並んで第五項に「豫算を作成して國會に提出すること。」内閣の職務としてこれが書いてあるだけですね。 それにもかかわらず、まるっきり同一性を失わせるような、そういうような修正というならともかく、国会の修正に対してきわめて制限的に、さっき総理は、ささいな手直しならよろし……

第80回国会 予算委員会 第20号(1977/03/05、34期、民社党)

○河村委員 福田法務大臣の問題になっております発言は、二つの部類に分かれるのですね。一つは、先ほどから議論になっておりますように、国会で灰色高官についての定義、範囲等を決められて、要請があった。だからそれに対して秘密会を条件にして出した。ところが国会は約束を破って公表してしまったから、今後一切資料は提供しないのだという発言ですね。これは事実誤認に基づく。  もう一つは、あなたの考え方の根底に、議長裁定というものは刑事訴訟法の法の立法趣旨を曲げるものである、どうもそういう発想があるのですね。 それで、そのためにそういう精神が方々にちらちら出てくる。だからそういうことでは今後が思いやられる。過去の……

第80回国会 予算委員会 第23号(1977/03/16、34期、民社党)

○河村委員 初めに、過般来問題になっております韓国の地下鉄、それから電化の問題について、車両の購入価格が高いかどうかという問題に関連する問題についてお尋ねをいたします。  この件は、政府が借款を韓国に供与して、その借款によって地下鉄の建設と、それから電化というプロジェクトをつくる、こういう約束であります。したがって、ただ金を出せばよろしいというものではなくて、その供与された借款によって地下鉄ができ上がり、電化が完成をする、そういうことについて日本側においても責任があるはずであります。したがって、この借款によって納入されるレールであるとか車両であるとか、こういう種類のものが法外に値段が高くなれば……

第82回国会 運輸委員会 第1号(1977/10/28、34期、民社党)

○河村委員 総理に質問する前に、鉄監局長の先ほどの発言について一言聞いておきます。  さっき聞いておりますと、あたかもやる気なら四〇%の値上げができるのだというような返事に、回答にとれたと思います。物価上昇率に見合うコストの上昇分、それを前提とし、そして運賃値上げによる利用減を経営努力によって吸収する、そういう前提に立って、仮に計算上という言葉があったにせよ、それから二年閥運賃値上げをやらなかった場合という前提にせよ、四〇%をやればできるというような、そういう考え方をとるならば、私どもは、修正案をつくり上げたけれども、もう一遍修正案の再修正を考えなければならない。返事を聞きたい。

第82回国会 予算委員会 第3号(1977/10/12、34期、民社党)

○河村委員 きょう私は、現在の深刻な不況をどうやって打開をして安定成長の軌道に乗せるか、その問題を中心にしてお尋ねをいたします。  昨日の総理の答弁を聞いておりますと、現在の不況の実態認識について比較的楽観的な見方をしておられると思います。全体としての経済は平均としてはよろしいけれども、残るものは構造不況業種であって、これが景気感の足を引っ張っている、こういうような見解であったと思います。そうしますと、総理はかねてから、この不況は全治三年と言っておられたわけですね。ですから、全治三年といいますと、すでに今日は三年も過ぎて、普通ならもう退院をして、それでひとり歩きができるという段階になっているは……

第83回国会 予算委員会 第2号(1977/12/17、34期、民社党)

○河村委員 参考人の方々、御苦労さんです。  ソウル地下鉄並びに国鉄電化に関連する車両問題、これについてお伺いするのでありますが、大体いままでの質問で一般に疑問とされたところの輪郭、最後の具体的ことだけはわかりませんけれども、あとは大体わかったと思います。そこで、あと若干疑問の点を数点お尋ねをしたいと思います。  最初に外務省に伺いますが、先ほど三菱の田部さんから、仮に借款協定ができ上がった後でもなお有力な国が出てきて、それでその借款協定が変わってしまうという危険がなお残っているのだという発言がありましたが、そういうことがあり得ますか。

第84回国会 運輸委員会 第4号(1978/03/10、34期、民社党)

○河村委員 どうも長い時間御苦労さまです。  私どもも、いまの造船不況を乗り切るためには、一方で当然設備廃棄その他の構造改善を進めていかなければなりませんけれども、その間三年くらいのつなぎの需要創出をやらないことには、とてもやっていけないということをよく承知しておりますから、きょうこうして皆様方にお話を伺っているのも、これから緊急に何か対策を講じていかなければならない、そのための御意見を伺っているわけであります。  そこで第一番目に、先ほどから話の出ております四百五十万トンの需要の創出をしてほしいという話でございますが、時期的な問題が一番大きいと思いますが、先ほどから六月ないし七月が危機である……

第84回国会 運輸委員会 第5号(1978/03/17、34期、民社党)

○河村委員 どうも長時間御苦労さまです。  一、二簡単にお尋ねをいたします。  私どもも、いまの深刻な造船不況に対処をするためには、過去の責任がどこにあるかということは別にいたしまして、向こう最小限度三年くらいつなぎの需要をつくっていかなければ、構造改善をするにしても何をするにしても、とても雇用不安が大きくなってだめである、そう考えているわけでございます。  そこで、先般造船業界の代表からお聞きしましたところでは、ことしで言えば輸出で大体二百五十万トンくらい確保できる、あとスクラップ・アンド・ビルドで百五十万トン、官公庁船の繰り上げ受注で五十万トン、合計四百五十万トンくらいの手当てをして何とか……

第84回国会 運輸委員会 第7号(1978/04/19、34期、民社党)

○河村委員 大臣は先ほど、運輸省は非常に困難な問題をやらなければならない密命にあるように思われるとおっしゃいましたけれども、宿命という言葉ははなはだ不穏当であって、本当は重大なる責任があるんですね。造船業は自由企業ではないのです。造船法に基づいて建造設備をつくるのは運輸省の許可が要る。五百トン以上の船は全部。それから臨時船舶建造調整法では二千五百トン以上。だから、いずれにせよ、大多数の船がこうして政府の許可によって設備もつくられている。したがって、一般の企業とは違うのです。それにもかかわらず、現在千九百万トンの設備能力ですね。そして昭和五十五年の運輸省の推定が、六百五十万トンくらいあれば足りる……

第84回国会 運輸委員会 第9号(1978/06/06、34期、民社党)

○河村委員 成田空港の、主として警備関係についてまずお尋ねをしたいと思います。  先般成田空港が、一回挫折をしましたけれども、ともかく無事に開港できて大変結構だと思っております。そのために私どもは、過激派等の妨害排除の一助になる立法として新しく安全確保に関する緊急措置法というものをつくったわけであります。しかし現実には、二、三の団結小屋等に使用禁止の命令が出されただけで、どうもそのままになっているようであります。もともと私どもも、この法律がどんどん発動されるというよりも、これが抑止力となって制圧ができれば一番望ましいことだと思っておりますし、かつ一万人以上の警備陣が現にある間は、恐らくこの種の……

第84回国会 予算委員会 第9号(1978/02/07、34期、民社党)

○河村委員 まず初めにお尋ねをいたします。  先ほど出ております経済審議会の暫定試算、それから大蔵省の財政収支試算、あれに書いてあります。五十七年度で赤字国債を解消するということは、政府の決定した方針でしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 単なる試算だというお話でありますが、大蔵省の方の財政収支試算は、なるほどいろいろなケースをつくって計算をしておりますが、「昭和五十五年度経済の暫定試算について」という経済審議会企画委員会の資料、これは「特例債解消の目途を一応五十七年度におき、それまでに相当程度の税負担の引上げが行われるものとして試算を行い、」こう書いてありますが、この委員会では、五十七年……

第85回国会 予算委員会 第3号(1978/10/03、34期、民社党)

○河村委員 私は、民社党を代表して、補正予算案を中心に総理並びに関係閣僚に質問をいたします。  私は、きょうは主として景気対策を中心に経済問題について質問をいたすつもりでございますが、初めに、いま問題になっております有事立法問題について、一言お尋ねをしておきたいと思います。  私は、有事立法問題というような最も冷静に処理をしなければならない問題が、あたかも緊急事態が発生しているかのような非常に騒がしい雰囲気の中で論議をされていることは、きわめて好ましからざる事態だと思います。有事に対応する法制の不備というものがいままであったことは事実であります。政府はそれを長い間放置をしてきました。その責任は……

第87回国会 運輸委員会 第16号(1979/08/15、34期、民社党)

○河村委員 参考人の皆さん、大変お疲れだと思いますが、いましばらくごしんぼういただきたいと思います。  最初に石油部長に、少しくどいようですけれども、問題を整理するために一、二確認をしておきたいと思います。  計画出荷をいまやっておられる計画出荷量のうち、それから先ほど出てまいりました五月対前年同期比九・三%増、六月七・六%増というこの販売実績ですね、これにはいずれも業転物と称するものも含まれている、そう理解してよろしいですね。
【次の発言】 先ほど供給総量としては大体需要にマッチをしているのかどうかという質問に対して、あなたは、七月の対前年同期比九・三%増というものには仮需要というものがずい……

第87回国会 予算委員会 第7号(1979/02/07、34期、民社党)

○河村委員 きょうは、私は主として経済問題を中心にお尋ねをしたいと思っておりますが、初めに二点、今回のグラマン、ダグラス問題に関連をしてお尋ねをいたします。  まず、総理に、昨日公明党の坂井委員の方から、五十一年のちょうど予算委員会の最中、ロッキード事件の起こったときですね、あのときの国会正常化に対する衆参両院議長裁定を引用しまして、「本件にかかわる政治的道義的責任の有無について」国会の国政調査権を行使する際には、「事態の推移をみて、刑事訴訟法の立法趣旨をも踏まえた上で事件の解明に最善の協力を行う」という文書を引用して、それに対する総理の見解を求めたのに対しまして、あなたは、法令の許す限り政府……

第87回国会 予算委員会 第9号(1979/02/09、34期、民社党)

○河村委員 関連して。いま古井さんおっしゃったように、議長裁定には、刑事訴訟法の趣旨を踏まえてと書いてあって、刑事訴訟法四十七条ただし書きとは書いてございません。それは、そういうことをちゃんと承知の上で、一昨日私が総理に質問しましたのは、この刑事訴訟法の立法趣旨を踏まえてということは、具体的に言いますと四十七条ただし書きを適用するということになるのです、だから、そういう前提に立って、法令の許す範囲で協力をなさる、そういう御返事ですねと言うのに対して、総理は、そのとおりです、そういうお答えがあったのです。ですから、その立法趣旨を踏まえてだけではなくて、四十七条ただし書きを適用するということを明確……


35期(1979/10/07〜)

第89回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1979/11/13、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました。  復帰後、八年目を迎えました沖繩につきましては、振興開発に関する諸問題、基地問題等多くの問題があります。  また、北方につきましても、多年全国民の悲願である北方領土の復帰実現等、大きな問題が山積いたしております。  当委員会に課せられた使命は重大なものがあります。  微力ではございますが、委員各位の御協力を賜りまして、円満なる委員会運営を図ってまいりたいと存じます。  何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)  本日は、これにて散会いたします。    午後二時……

第89回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1979/11/16、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 これより会議を開きます。  まず、理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの越智通雄君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は       越智 通雄君    國場 幸昌君       住  栄作君    村上 茂利君       上原 康助君    安井 吉典君       玉城 栄一君    瀬長亀次郎君       部谷 孝之君 以上九名の諸君を理事に指名いたします。
【次の発言】 この際、国務大臣小渕恵三君、総理府総務副長官愛野興一郎君及び沖繩開発政務次官伊江朝雄君から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許しま……

第90回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1979/11/26、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上原康助君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は       越智 通雄君    國場 幸昌君       住  栄作君    村上 茂利君       上原 康助君    安井 吉典君       玉城 栄一君    瀬長亀次郎君       部谷 孝之君 以上九名の諸君を理事に指名……

第90回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1979/12/07、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 これより会議を開きます。  沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。國場幸昌君。
【次の発言】 大城眞順君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 午後一時三十分から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。     午後零時三十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。玉城栄一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  きょうの質問の範囲としては、いつまでもこれを続けていくことはむだだと思いますから、もう一言……

第90回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1979/12/11、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 これより会議を開きます。  請願の審査に入ります。  今会期中、本委員会に付託されました請願は、本日の請願日程に掲載してありますとおり一件であります。  本請願を議題といたします。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  本請願の内容につきましては、文書表等ですでに御承知のことと存じます。また、先ほどの理事会におきましても慎重に御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明聴取等は省略し、直ちに採決を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  これより採決いたします。  本請願は、採択の上、内閣に送付すべ……

第91回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1979/12/21、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上原康助君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は       越智 通雄君    國場 幸昌君       住  栄作君    村上 茂利君       上原 康助君    安井 吉典君       玉城 栄一君    瀬長亀次郎君       部谷 孝之君以上九名の諸君を理事に指名い……

第91回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1980/02/22、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  この際、沖繩及び北方問題に関する政府の施策について説明を求めます。大来外務大臣。
【次の発言】 次に、小渕国務大臣。
【次の発言】 次に、沖繩及び北方関係予算について、順次説明を求めます。宮島沖繩開発庁会計課長。
【次の発言】 次に、小宮山北方対策本部審議官。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時二十六分散会

第91回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1980/03/07、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 これより会議を開きます。  沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。  この際、北方領土問題の解決促進に関する件について決議をいたしたいと存じます。  本件に関しましては、各党代表者間におきまして御協議願っておりましたが、協議が調い、案文がまとまりました。  まず、案文の朗読をいたします。     北方領土問題の解決促進に関する件(案)   本委員会は、第八十七回国会において北方領土におけるソ連の軍事的措置の速やかな撤回と北方領土問題の早期解決を求める決議を行ったが、事態は一向に改善を見ないばかりでなく、ソ連は、日本国民の総意を無視して、わが国固有の領土たる国後、択捉両……

第91回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1980/05/09、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 これより会議を開きます。  理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、山花貞夫君を理事に指名いたします。
【次の発言】 岡田利春君外四名提出に係る北方地域旧漁業権者等に対する特別交付金の支給に関する法律案を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。岡田利春君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終了いたしました。

第91回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1980/05/14、35期、民社党・国民連合)【議会役職】

○河村委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大城眞順君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 榊利夫君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。     午後四時十二分散会

第91回国会 地方行政委員会 第6号(1980/03/06、35期、民社党・国民連合)

○河村委員 午前中の三谷委員の質問を聞いていまして、私も初耳でありましたけれども、例の広島県の空出張問題に関する政府側の答弁というのは私はどうも腑に落ちない。共産党と私のところはおおむね意見の対立することが多いのですけれども、本件に関する限り、私は共産党の主張の方が正当だと思うのです。地方自治体のやみ給与に対してペナルティー的な措置をとって、それで広島県の場合にはなぜやる意思がないというのか、もう一遍理由を説明してください。
【次の発言】 全部把握できないからそういう措置をとらないというのは理由にならない。一罰百戒、どろぼうだって、どろぼうというのはたくさんあるけれども、つかまった者が処罰を受……

第91回国会 地方行政委員会 第9号(1980/03/25、35期、民社党・国民連合)

○河村委員 午前中のやりとりを全部聞いておることができませんでしたので、多少お聞きするのが重複するところがあるかもしれませんから、あらかじめお許しをいただきたいと思います。  私の聞いておりました限りにおいてもこの法律は、新たに犯罪被害者を何かの方法で救済しようという意欲は大変結構でありますけれども、新しい法体系としてはどうも整合性を欠いているところがあって、せっかくつくるのにこういう形でもってスタートするというのは決して好ましいことではないので、せっかくの機会ですから、もう少しこの委員会の審議を通じて修正すべきところは修正をしてりっぱなものにしてもらいたい、していきたい、そう思っているわけで……

第91回国会 地方行政委員会 第15号(1980/04/14、35期、民社党・国民連合)

○河村委員 先ほどから地方財源不足額の補てんの五十年度以来やっている対策についていろいろな角度から質疑がありましたが、正直言って満足なお答えがない。とうていきょうここでどうこうという問題にもなるまいと思いますので、余り細かい質問は避けますが、大蔵大臣の答弁で、多少少しでもこれから何か解決の展望でもできるきっかけにでもなるような返事があるのかと思って一生懸命聞いていましたけれども、どうも言葉のあやだけでさっぱりなさそうであります。  おっしゃるのを聞いていますと、国の財政難に籍口するような政治姿勢はとらない、それから、地方自治の本旨というものは大切にせねばならぬ、そこまではいいけれども、地方財政……

第91回国会 地方行政委員会 第20号(1980/05/08、35期、民社党・国民連合)

○河村委員 最初に、いま質問の中で大分明らかになってきたライフル射撃場の取り扱いについてお尋ねをいたします。大分お答えの中身が変わってきて、私の聞いている限りにおいては、一体それで法律をいじらなくてもいいのかなという感じがするくらいでありますが、それをもう少し確認をいたします。  新法の九条の六で、教習射撃場を設置する者は、射撃教習の用途に供するため必要な猟銃を備えつけておかなければならない、設置者が備えつけるというのが法律の条文ですね。そして九条の七で、「備付け銃の管理は、教習射撃場を管理する者が行う。」ということになっております。ところが、いまだんだんと話の中身が変わってきまして、設置者が……

第91回国会 予算委員会 第17号(1980/02/22、35期、民社党・国民連合)

○河村委員 私は、きょう、行政改革、とりわけ国の出先機関の整備、この問題を中心にしてお尋ねをいたします。  私どもは、この行政改革というものがいま国の行うべき最大の課題だと思っておりますから、したがって、今回の予算案に対するわが党の賛否、これは、きょうの政府側の御答弁に大きくかかわりがあるということをまず申し上げておきたいと思います。  そこで、国の出先機関の問題でございますが、政府が今回特に話題の中心になりました特殊法人をまず取り上げたということはそれなりの理由があるし、それなりの努力をされたと思います。しかし、本格的に行政の簡素縮小、行政機関の減量経営をやろうというのであれば、膨大な国の出……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 運輸委員会 第12号(1984/06/22、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 まず運輸大臣にお尋ねをいたしますが、港湾運送事業法は、戦争中は総動員法に基づく勅令だったと思いますが、戦後、二十六年に届け出制で出発をして、それから二十八年、三十四年、四十一年と三回改正をして、今度が四遍目の改正だと思います。これまでは、とにかく戦後復興して輸送量がどんどんふえてきて、近代化も進んでいくということで、それに対応できるように労働力を確保し、荷役機械をふやし、そうした輸送量の増大あるいは近代化に対応できるように積極的にやっていこうという趣旨で、それなりの改正の意味があったと思うのですね。しかし、今度の法改正というのは、どう考えてもこのくらい無目的な法改正はないという印象……

第101回国会 運輸委員会 第14号(1984/07/17、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 労働省は見えていますか。――まず労働省にお伺いをします。  今度の雇用平等法の関係については、労使、公益それぞれの側が意見が対立してまとまらなかったという異例の立法過程ですから、問題が方々にあることは当然でありますが、一番大きなのは、定年と退職、解雇については、一応罰則はないけれども、強行規定になっている。だけれども、募集、採用については均等な機会を与えるというだけの努力義務、それから配置、昇進については均等な取り扱い、これも努力義務ということで義務規定にはなっておらない。そこが一番問題なんだろうと思いますが、それの救済策といいますか、実効あらしめるために労働大臣は事業者が講ずるよ……

第101回国会 運輸委員会 第17号(1984/07/25、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 亀井委員長にお伺いする前に、さっき亀井委員長の発言の中にありましたことを国鉄にちょっと確認しておきたいと思います。  国鉄総裁でなくても結構です。太田常務理事、さっき亀井委員長が、大阪駅の掃除要員を、掃除を請負に出したらそれに充当していた人間を監視要員にして残した、それから三ノ宮駅では手荷物を請負に出したら、これまたその要員をそのまま監視要員として残したという御指摘がありましたが、本当にそんなことがあったのですか。
【次の発言】 事実そんなことがあったのでは、これは外に向けていかに合理化に努力をしていると言ったって通用するはずじゃない。これは五十六年度のことですから、最近の話ではな……

第101回国会 外務委員会 第3号(1984/03/02、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 きょう私は主として日ソ関係、特にソ連に対する経済制裁に関する問題をお尋ねするつもりでありますが、その前に、今、アメリカに対する武器技術供与の新しくできた取り決めについて同僚議員から質問がございましたが、それについて一、二お尋ねをいたします。  先ほどからの御説明で、この取り決めは、武器技術のみに限って、武器技術以外の防衛分野における技術、汎用技術、これについてはこの取り決めに含まれていないということはわかりました。それにもかかわらずこの取り決めの交換公文の中には、最初の項目の方で、この関連で、日本国政府は、武器技術以外の防衛分野における技術の日本国からアメリカ合衆国に対する供与が、……

第101回国会 外務委員会 第5号(1984/04/04、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 先般、中曽根総理が訪中をされて、外務大臣もそれに同行をされたわけですが、今度はわき役だったと思います。わき役であっただけに、かえってお互いのやりとりの中から、いわば本音みたいなものが聞き取りやすい立場にあったんだと思うのです。そういう目から見て、一体今後の日中をどう考えるかということを伺いたい。  今度の訪中によって日中友好のきずながさらに強くなったということは、大変喜ばしいことだと思います。さっき安倍外務大臣は、趙紫陽首相が日本と中国とはこれだけ体制が違いながらこんなにうまくなっている関係はないと言ったことを非常に礼賛あるいは評価されましたが、事は必ずしもそう簡単ではないのであっ……

第101回国会 外務委員会 第6号(1984/04/11、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 外務大臣は、けさ来日したイランの外務大臣と会見をされて、きょうまた夕方から会談をされるそうでありますが、今度の来日は、さきに外務大臣がイラン、イラクを歴訪した際にイラン、イラク両外相を日本に招致して、それぞれ一緒ではないけれども別個に話をしてイラン・イラク戦争の解決に、向けて何らかの努力をしたい、その一環として今度来日したものと考えてよろしいですか。
【次の発言】 イラクの外務大臣が来るのはまだ決まってないのですか。
【次の発言】 日本は特に、調停、仲裁するような力はないかもしれないけれども、イラン、イラク両方に友好的な関係を持つ数少ない先進国であるばかりでなくて、戦後復興には相当……

第101回国会 外務委員会 第11号(1984/04/27、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 今度の民間航空機貿易に関する協定の改正によって九品目が新しく追加をされて既存の五十品目の中の十三品目について対象範囲を拡大をするという内客でございますが、これで部品全体の中の免税措置をとられるウエートが九〇%から九五%に上がったという説明がありましたが、残された免税措置をとられないものというのは一体、大体どういうものがとられないことになっているのですか。
【次の発言】 関税暫定措置法によって輸入に関しては国内で免税措置がとられているわけですが、これには航空機部品に対して全面的な免税になっておりますか、その中身はどうなっていますか。

第101回国会 外務委員会 第12号(1984/05/08、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 大変厳しい環境の中で大変御苦労されたと思います。しかし、今まで議論されたように、内容を聞けば聞くほど厳しい内容であって、一体今後どういうふうになるかということについて大きな懸念を持たざるを得ません。そういう意味で、今後の問題を含めて若干質問をしたいと思います。  初めに、さっき外務大臣から、今度の交渉が四月二十日と異例におくれてスタートしたということについて、なぜおくれたかという説明がありましたが、よく聞き取れなかったのですけれども、何と言われたのですか。
【次の発言】 これは外務大臣じゃおわかりでないでしょうが、外務省なり、むしろ水産庁の方でしょう。技術的におくれたというのは一体……

第101回国会 外務委員会 第13号(1984/05/09、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 一般的な国際情勢についての質問の前に、一つだけSAR条約の批准の問題についてお尋ねをいたします。  このSAR条約は一九七九年に国際海事機構、IMOで採択された条約で、海上捜索救難に関する国際条約というものであります。この名前のとおり、国際的な海難救助の共同組織をつくって海難に万全を期そうという内容であります。  これは十五カ国以上批准をしますと発効することになっておりまして、既にフランス、イギリス、アメリカ、西ドイツ、カナダ、スウェーデン、オーストラリアその他十四カ国が批准をしておって、あと一つ批准をすれば発効するというところまで来ているわけです。中国もソ連も既に批准を前提にして……

第101回国会 外務委員会 第15号(1984/05/18、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 私、せんだって総理がインド、パキスタン訪問から帰られたすぐ後の「総理にきく」というテレビの番組をたまたま見る機会を持ちました。そこであなたは、インドでマハトマ・ガンジーの七つの原則というものを引かれて、その中で、プリンシプル、原則のない政治は最大の罪だという言葉に非常に感銘を受けた、そういうことをしゃべられて、私の耳に誤りがなければ、対話の相手が、あなたの原則は何ですかと聞いたら、直ちに、私の原則は均衡と抑止だといきなり言われたと思います。安全保障や何かの議論のときならそう驚かないのですけれども、政治原則は何だと聞かれて、いきなり、均衡と抑止だと言われたのには少しびっくりしたのです……

第101回国会 外務委員会 第18号(1984/08/01、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 安倍外務大臣は、先ほども話が出ましたけれども、創造する外交ですか、創造的外交というのか知りませんが、というものを提唱されたそうでございます。何か総裁公選を若干意識されたような発言だそうでありますが、仮に意識されたとしても、動機はともかく、私は大変いいことだと思っております。日本がこれだけ経済大国になったんですから、政治、外交についていつまでも受け身でいるわけにはいかない。ですから、現在のようにいろんな種類の紛争や国際的な行き詰まりがありますから、それを打開するためにイニシアチブをとろうという行動は、私は非常によいことだと思います。  イラン・イラク戦争の調停は、事柄の性質上ちょっと……

第102回国会 運輸委員会 第1号(1984/12/21、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 運輸大臣、けさテレビを見ておりましたら、運輸省と大蔵省とで来年度国鉄運賃を四%余り値上げをするという合意が行われたという報道をしておりましたが、それは事実ですか。
【次の発言】 運輸大臣、これは事務当局の問題じゃないのですけれども、一体、今国鉄の運賃を値上げした方がいいと思っておりますか。私鉄運賃との開きというのは、異常なほどに大きく開いていますね。それで国鉄の旅客、貨物の客離れというのが、運賃が上がるたびにふえているわけでしょう。一体、今運賃値上げをやるべきだと、あなたお考えになっていますか。
【次の発言】 やむを得ないと言えばそれっきりの話だけれども、それでは運輸省というのはあ……

第102回国会 運輸委員会 第3号(1985/02/22、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 去る一月二十八日に起きました長野市での三重交通のスキーバス転落事故については、今朝からいろいろな角度から質問がございました。大変痛ましい事件で、私も心から哀悼の意を表させていただきます。  ただ、けさほどからの質疑の中で、建設省、警察庁、労働基準局、それぞれの立場から、事故に直接関係をした事故原因あるいはそれの対策、そういうことについて御説明がありましたが、運輸省からはこれに基づいて通達を出したという話だけであって、この事故に対して一体運輸省としてはどういう見解を持ち、かつどういう責任を感じているかについては何もなかったように思います。特別監査をおやりになったということでありますが……

第102回国会 運輸委員会 第5号(1985/03/26、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 今全国で路線トラック事業者の数は三百幾つかあるということでありますが、そのうちで東京に乗り入れている事業者は幾つありますか。
【次の発言】 百三十二社のうちこの日本自動車ターミナルのバースを利用している事業者は幾つですか。
【次の発言】 国が出資をし、東京都が出資をするという特殊法人であって、非常に強い公共性を持つゆえにこういうものをつくったわけですね。ところが実際百三十二社乗り入れていて五十社しか利用していない。その理由はどういうわけですか。
【次の発言】 満杯であるとしても、公共性を持つ機関であれば、その選別を公正にやらなければこうした基本法をつくった目的を達成できないわけです……

第102回国会 運輸委員会 第6号(1985/03/29、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 私どもは、この法律案については軽貨物タクシーの弊害にかんがみて、これに賛成の立場でこれから臨もうと思っております。ただ、やはりこの法律案にはかなり疑問がありまして、第一に、この新しくできる法律は、一回限りの有償の運送行為に対して輸送施設の使用停止さらには事業の停止を命ずることができる。法律の常識から言うと異常ですね、過酷に過ぎる。だからよほどの法律的な妥当性がなければ認められないはずだと思うのです。その点はどう考えておりますか。
【次の発言】 法の運用でやるから法律は厳しくてもいいんだという理屈は成り立たないのですよ。だから、あなたの今の話によれば、一回限りのことではなくて、メータ……

第102回国会 運輸委員会 第8号(1985/04/12、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 今度の法改正によって大阪と福岡の空港周辺整備機構二つを一つにするということでございますが、これは一つにすることによって一体どんなメリットがあるのか一向にわからない。一体何のためにこれはやるのですか。
【次の発言】 今三つ理由をお述べになったけれども、どれも余り根拠はないように思われるのです。  第一に、仕事量の平準化というお話であるけれども、緑地造成なんというものは計画的に行われるべきものであって、騒音防止工事のような緊急を要するものではないのです。ですから、やろうと思えばこんなものは計画的にできるので、そのために仕事の波動が起きるというようなことは全くないはずであると思うのですが……

第102回国会 運輸委員会 第12号(1985/06/07、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 亀井参考人、どうも御苦労さまです。  今もお話が出ましたが、国鉄の持っている長期債務の棚上げ、政府に肩がわりしてもらうというのが、金額は別にして最大の問題で、もしこれができなければ、いかに分割しようが民営にしようが、それはもう決して自立できるものではございません。それはよく御認識いただいていると思います。  先ほど、自分では大蔵省とやっておらぬけれども、感触としては大変だというお話がありましたが、それはもう当たり前の話であって、事務当局同士の話でこんなものはまとまるわけはないのです。ですから、亀井委員長自身が乗り出すべき時期だと思うのです。これは通常の大臣同士の話し合いだってできる……

第102回国会 運輸委員会 第14号(1985/08/20、37期、民社党・国民連合)

○河村委員 質問に先立って、この事故で犠牲になられた方々に心から弔意を奏させていただきます。  先ほど運輸省の方で事故原因の推定について非常に慎重な答弁がありました。事故原因調査が進んでおる最中ですから、それは当然であると思いますが、諸般の情勢から考えて、当初はR5のドアの損壊だと言い、その後、後部のプレッシャー・バルクヘッドの破壊と言い、いろいろな見方があるようですけれども、少なくともこの事故が後部の方の胴体の外壁が損壊をして、それによって垂直尾翼が破壊をされて、そのために起きた事故である、どの部位が最初に壊れたかということは別にして、とにかく大まかに言ってそういう原因であるということだけは……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第58回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1968/03/18、31期、民主社会党)

○河村小委員 四点だけ御質問申し上げます。  第一点は、先ほどの武藤委員の質問に関連いたしますけれども、ユーロダラー対策で、ユーロダラーの今後の金利の推移を見て考えるというお話でございましたけれども、確かに流出の危険性は私は相当あると考えておりますし、現在取り入れ残高が十四億ドルくらいじゃないかと思いますが、非常に金利に敏感なものでございますから、対策としたら公定歩合を上げるより以外にちょっと方法が見当たらないような気がいたしますが、今後の推移をごらんになってというのは、今後のユーロダラー市場の状況を見て、そっちの金利が上がり出したならばわがほうも公定歩合を上げるということも考える、こういう意……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1968/03/14、31期、民主社会党)

○河村分科員 私が一番最後かと思いましたら、まだあと一人おるそうでありますが、朝から大臣はじめたいへんお疲れでありましょうから、私も国鉄財政の問題をお伺いいたしますけれども、重複を避けてごく簡潔に御質問いたしますから、大臣も率直にお答え願いたいと思います。  先ほどから、ついさきごろ物価安定推進会議から提案をされた国鉄の経営再建特別委員会設置について、大臣も非常に積極的に取り組むという御返事があったようでありますけれども、実はいままでこの数年来、この種の委員会とか審議会とかいうものは幾つか持たれ、そこでもって大体いろいろな材料は出尽くし、対策も出尽くした感があるわけですね。おそらく今度おつくり……

第61回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1969/03/20、31期、民主社会党)

○河村委員 企画庁長官に初めにお伺いを申し上げます。  国鉄運賃値上げの問題が今日これほどの問題になっておるということは、一にかかって政府の物価政策が貧困である、そういうことに原因するものだといわなければなりません。大体、公共事業といえども一般物価の上昇と無関係にはあり得ないし、また同時に、その経営体としての存立の条件があるわけでありますから、今日国鉄の問題にいたしましても、国鉄の財政から考えて、通常の状態であるならば運賃値上げは当然あってやむを得ない問題だと私は思います。でありますけれども、例年六%近い消費者物価の上昇が続いておる今日、物価問題というのは非常な緊急性があるわけでありますから、……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1969/02/28、31期、民主社会党)

○河村分科員 住宅問題と土地問題について少しお尋ねをしたいと思います。  昭和四十四年度は政府の住宅建設五カ年計画の第四年目となるわけでありますが、今日までの進捗状況はきわめて不満足な状態であります。そこで、初めに、昭和四十四年度予算を通じまして進捗状態並びに今後の見込しについてお伺いします。
【次の発言】 抽象的にはたいへん見通しがいいようなお話でありますが、主としていわゆる政府施策住宅について伺いたいのでありますけれども、今年度五十七万三千戸、これはかなりの努力ではあろうと思いますけれども、なお計画完遂までには七十七万四千五百戸足りないわけです。これは来年一年でつくらなければならない。それ……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 地方行政委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1970/04/23、32期、民社党)

○河村委員 今度の改正案の主要な点、幾つかの点についてかいつまんでお尋ねをいたしたいと思います。  初めに、さっき交通局長の答弁の中にも、すでに今後の課題として出てまいりましたが、都市交通の規制について今回若干の改正が提案されておりますけれども、基本的には、現在、今後車両の通行の禁止、制限についての根拠法規としては道路交通法七条以外にはない、そう考えてよろしいわけですか。
【次の発言】 大臣にお尋ねいたしますが、今日の車の増加の趨勢、すでに今日においても大都市において相当包括的な自動車の乗り入れ制限をやらなければならぬ時期に到達しているのではないかと考えますが、大臣のお考えはいかがですか。

第63回国会 予算委員会公聴会 第1号(1970/03/03、32期、民社党)

○河村委員 両公述人に簡単にまとめて御質問いたします。  両公述人の間で、いわゆる国民経済計算ベースによる政府の財貨サービス購入が、政府ではGNPの伸び一五・八%に対して一四・七%、下回っているということで景気刺激的でないというのが政府の主張ですが、それに対して中村公述人は肯定的にお答えになって、それから正木さんは否定的なお答えでありました。それについて中村公述人に対しましては、この財貨サービス購入の計算には、資本支出の中で、日本の場合、特に非常に大きなウエートを占めております用地並びに用地補償費が入っておりません。これが伸び率が非常に高いわけですね。ですから、これを含めてかりに計算したら一体……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/03/12、32期、民社党)【議会役職】

○河村主査代理 この際、暫時休憩いたします。    午後二時二分休憩

第64回国会 地方行政委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1970/12/07、32期、民社党)

○河村委員 今回の道路交通法の改正案を見ますと、最初に大臣に伺いますが、関係条文の中に「交通の安全と円滑を図り」という文句のほかに、ただ「交通公害の防止を図るため」という文句を加えただけであって、あとは大気汚染防止法、騒音規制法の関係条文との対応規定を入れただけで、実体的な中身というものはまるきり変わっていないわけですね。でありますから、現在程度の規制をやろうというならば、こんなものは改正せぬでも一応間に合う。ほんとうに自主的な規制をやろうと思えば、条文上はなはだ不備だ、そういう性格を持っていると思うのです。かたがた、交通麻痺が大都市にこれだけひどくなっている現状で、全体をコントロールする改正……

第66回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第3号(1971/10/13、32期、民社党)

○河村小委員 項目はいまお二人が言われたので尽きていると思います。それで基本的に賛成です。ですから日にちを切って、臨時国会十六日から始まるわけですから、始まって二週間以内くらいには詰める作業をやらなければ、時間的に間に合わないと思いますので、このくらいに日限を切っていただいたらどうかと思います。

第67回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第2号(1971/10/26、32期、民社党)

○河村小委員 私のほうから、国鉄再建についての案を説明させていただきます。時間の関係がありますので演説は省略をいたしまして、考え方の骨子だけ申し上げて、あとは資料をお配りいたしましたので、それをかいつまんで御説明をいたします。  国鉄は、過去から引き続いた債務が非常に膨大であって、それがこれからの再建の最大の足かせになっていることは間違いございません。その点はいま久保委員の言われたことと同じでありますので、この際、過去の債務については全額たな上げあるいは政府債務に肩がわりする、そういう考え方をとります。それから、その上で広義の公共負担、いろいろな種類の公共負担を是正して、それで競争条件、自由な……

第67回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第3号(1971/12/17、32期、民社党)

○河村小委員 自民党さんのほうに逆に伺いたいんだけれども、別段これは五十三年度に建て直せるものをわざわざ五十六年度までに延ばすつもりはないだろう、そう思ってよろしいですな、できるものならばね。
【次の発言】 ですから、私どものお答えを申し上げれば、長期の収入の試算表を出してある。ごらんのとおりです。政府の施策がこのとおりやられれば五十三年で償却後黒になる、そういう推定ですということです。
【次の発言】 ちょっと公明党さんに伺いたいと思うのですが、私どものほうだって、運賃値上げをやって、国が再建施策を何もやらぬということであれば、これは運賃値上げは反対ですよ。だけれども、国がこれだけ助成をやって……

第67回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第4号(1971/12/22、32期、民社党)

○河村小委員 朗読する前に一つ。  この案は直すとしても、これに各党の案をくっつけて報告するのですか。その点はどうなんですか。これだけ報告するのですか。それによってずいぶん違いますよ。
【次の発言】 それは審議の過程で削られたの。
【次の発言】 これじゃ扱い方が不親切でわけがわからない。だから内容を弔う少し正確に書いて、社会党案についてだけは公共負担法を考えているということをつけ加えればそれでよろしい。内容はもう少し明確に整理してほしい。ここでもって一々文句は言いませんから。
【次の発言】 対照表を添付するからいいようなものですが、雑然としていて日本語としてこれではさっぱり意味をなさないから、……

第68回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1972/04/27、32期、民社党)

○河村委員 角本さんと清水さんと高橋さん、お三方に質問いたします。まとめて申し上げます。  角本さんに、新幹線の運賃をコストの倍くらい取っておるということは明らかに矛盾である、これは安くしろということだろうと思いますが、その場合、さっき松本委員の質問に対してちょっと触れられたようですが、よくわかりませんでしたが、そういうことになりますと、完全総原価主義はやめてしまって、完全な線区別運賃方式を、取れ、そういうことであるのかどうか。それとも不採算線区を大幅に切り捨てろという意味なのか。その辺のところの見解をお聞きをしたい。  それから、清水さんは、旅客運賃についてはペイをしているにもかかわらず、貨……

第68回国会 商工委員会地方行政委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1972/04/21、32期、民社党)

○河村委員 私は、いま審議されております石油パイプライン事業法というのはこれは天下の悪法だと思っているのです。  そこで伺いたいのですが、およそ事業法で四省共管という事業法が存在したことがありますか。
【次の発言】 日本は科学技術においても世界一流なんですよ。たかが石油をパイプで送るというだけのことで、そんなたいへん新しいものだから各省寄ってたかって主務大臣になって監督せなければならぬなんというそういう理由は全くない。こんなものは大体出すほうがそもそも役所のなわ張り根性のあらわれ以外の何ものでもない。こんなものはやめるべきだ。  一つ伺いますが、地方鉄道法というものがある。ここで貨物を扱ってい……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1973/04/27、33期、民社党)

○河村委員 菅原さんと木村さんにそれぞれ二問ずつお尋ねをいたします。  菅原さんの御意見として、国鉄の場合利用者負担が原則であるけれども、市場原理にゆだねるのには限界がある、そこで、通勤先行投資、それからローカル線のようなシビルミニマムともいうべきもの、こういうものに対しては財政援助とそれから政府の補償措置、そういうものが必要だという御説がありました。財政援助の点についてはお触れになりましたけれども、補償の面についてはあとお触れにならなかったのでありますけれども、今度再建計画を進めていくのにあたって、あとで収入面のことをもう一つお尋ねいたしますが、これは収入に関連をいたしますが、先ほどから議論……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1973/03/07、33期、民社党)

○河村分科員 ウンシュウミカンの暴落対策のことでお伺いをいたします。  四十七年度産のウンシュウミカンの価格暴落に伴いまして、ミカン農家が非常な窮迫状態にあることはもちろんでありますが、現在困っているだけでなしに、これから先のことについて、全くお先まっ暗で、非常に暗たんたる気持ちでおるというのがいまの状態であると思います。  そこで、まず、ことしの暴落対策としてとっておられることとして、三十万トンを隔離をして、ジュース、かん詰めに持っていくとか、そのほか制度資金の返済条件の緩和というようなことをやっておられるようでありますが、その実施している経過とその実績、それをまず伺いたいと思います。

第72回国会 外務委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1974/05/07、33期、民社党)

○河村委員 今回の日中航空協定交渉に関する問題点というのは、けさほどから質問がありましたように、一つは台湾との関係であって、台湾との断絶が不可避であったかということが一つ。いま一つは、この実務協定としての航空協定が、これが平等性が保たれていたか。この二点であろうと思います。  そこで、第一点でありますが、私どもはこの日中航空協定の成立というものが、単に航空路が開設をされるというだけではなくて、これは日中友好のシンボルともいうべきものであって、このアジアの情勢が米ソ中三極均衡で維持されている中で日中間のきずなというものが太くなるということは、日本のこれからの多角的な外交の外交力を強める、そういう……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、民社党)

○河村委員 初めに経済企画庁長官にお伺いしたいことは、明年一月から三月の経済情勢、特に卸売り物価並びに消費者物価が一−三月の間にどういうふうに推移するかということについて、どういう認識を持っておられるかということであります。十一月の卸売り物価はついに対前月比三%をこえ、三%以上の上昇という状態になってまいりました。おそらく十二月に入ると対前月比五彩をこえるという状態になるのではないかということが予想されるわけで、そうなればこれは戦後の朝鮮事変当時の最悪の状態をさらに越える形勢すらあるのですね。非常に異常な状態であります。だから、ここまできて、もう単に、きわめて憂慮すべき物価の高騰などということ……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/03/08、33期、民社党)

○河村分科員 去る一月下旬の日米安保協議会、あれについての合意事項の発表がありまして、私も読んだのですけれども、率直に言って、きわめて失望いたしました。それはなぜかといえば、とにかくいまのアジアの情勢、これはベトナム以後ずっと変わったはずですね。ベトナム戦争がとにかく停戦になって、おさまらないまでも、局地化をすることは確実。それから中ソ対立というものをてこにして、そこで米中接近が行なわれ、米ソ接近が行なわれて、とにかく台湾問題というものは事実上解消した。そういう状況の中で、アメリカの極東戦略というものも当然変わるべきであるし、そうであれば、極東戦略の中における日本における米軍の基地の性格、これ……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第2号(1975/05/07、33期、民社党)

○河村小委員 民社党の河村勝でございます。清水さんと八十島さんにひとつお尋ねします。  清水さんのお話の中で、これからの再建計画を抜本的に転換をしなければならぬという中で、従来国鉄が産業資本に隷属をして過大な投資をやっておった。それが経営を非常に圧迫をしておる。だから、これからは経済構造というものに、交通体系との間に有機的な組み合わせをつくらなければならぬというお話がございましたが、そういうことは本当にできるんだろうかということなんですね。元来、交通機関というのはげたみたいなもので、履く人があればそろえなければならぬし、げたの方からあっちへ行け、こっちへ行けと命令するわけにいかないものですね。……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第4号(1975/06/11、33期、民社党)

○河村小委員 一点だけ、それぞれお三方にお答えをいただきたいと思います。  三十九年まで国鉄は黒字でありまして、それまでは国の補助も何にも受けていなかったわけです。もしそれから今日まで、物価政策とかあるいは選挙政策などの犠牲にならずに、一般物価に見合うような形で常識的に運賃値上げがされていたと仮定してみたならば、現在国鉄は黒字でなくても収支はペイできていたとお考えであるかどうか。角本さんの言うように、ローカル線までペイするような運賃に決めるのは望ましくないというそういう政策論は別にして、もしペイしないとお考えであるならば、その原因は何と何によるものであって、それが赤字に寄与するウエートというの……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第5号(1975/06/13、33期、民社党)

○河村小委員 食事抜きで長時間にわたりまして、時間も大変おそくなりまして、お疲れであろうと思いますので、富塚さんと惣田さんに一点、それから坂東さんに一点お尋ねをいたします。  一つは生産性向上の問題ですが、国鉄の大赤字は、運賃が政策的に不当に抑えられたのと、国の援助が足りないことが主たる原因であって、国鉄自身の合理化には限界があるということは私も承知をしております。ただ、一般国民として国民の税金で国の援助を求めるというのならば、国鉄自体も経営努力をし、合理化を精いっぱいやってほしいというのが一般の気持であります。そこで、生産性向上の俗にいうマル生とかあるいは生産性向上運動と言うようなものと離れ……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第7号(1975/07/01、33期、民社党)

○河村小委員 きょう御説明いただいた資料について二、三質問をいたします。  いま松本さんから外国との比較で七ページの助成の問題を伺いましたが、イギリスは単年度の欠損そのまま補てんする、西ドイツは二年前の欠損を補てんするということのようですね、フランスは大体とんとんで行っているようだから。そうすると、これら主要国の国鉄の場合には、いわゆる累積欠損というのは西ドイツで二年分の欠損が滞留しているだけで、あとはないと考えてよろしいのか、これが一点。  それからもう一つ、累積債務については、イギリスでは助成を適用して七千百億の肩がわりをやっておるということでありますが、他のドイツ、フランス等について累積……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第9号(1975/08/08、33期、民社党)

○河村小委員 民社党の河村勝でございます。  参考人からも御意見があり、先ほどから皆さんが質問されておるように、運賃値上げや人員削減だけで再建はむずかしいということはそのとおりだと思いますが、それに関連しまして、人の面で、私は関西の私鉄はよく知らないのですけれども、関東の私鉄を見ておりますと、勤務時間あるいは定員といいますか、そっちの問題でかなり組合側の方も弾力的に対応して、具体的な例で言いますと、年休が二十日あり、週休と全部合計して幾らになるかちょっとはっきりしないが、その場合、週休、祝日休というものに対する予備員は手当てをするけれども、年休二十日についての予備員までは見ないで、年休をとる人……

第75回国会 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1975/04/15、33期、民社党)

○河村委員 先ほど建設大臣からなぜ公団をつくらなければならないかということについての答弁がありましたけれども、しかし、どうもそれだけでは余り理由にならないという感じであります。と言いますのは、現在政府でも公社、公団等の設置は原則としてやらないという方針をとっておられますね。現実に、これからいよいよ財政硬直化している時分に行政簡素化という意味からも公団等は減らさなければならない、そういう時期に来ているのですね。さっきの大臣の御答弁だと、住宅公団には住宅をつくるために必要な宅地造成だけにとどめてそっちに専念させたいというお話であった。それは一つの理由かもしれないけれども、必然性というのが何もない。……

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/02/10、33期、民社党)

○河村委員 初めに牛嶋さんと吉田さんにお伺いをいたします。  お二人ともさっきの公述で、今度の予算というものは総花的な積み上げ方式であって、重点的な施策が行われていない、したがってそこには政策的な意欲というものがないという欠陥を指摘されておりまして、それでは効果が上がらないだけではなくて、来年度以降の予算に財政硬直化の原因をつくる、そういうような御指摘があったと思います。御説のとおりだと思いますが、それにしましても、重点的に施策をやり、あるいは社会保障を充実をするにしても、これからの低成長時代で税の自然増収が非常に少なくなってくるということを前提に考えますと、いわゆるいまの硬直化の主たるもので……

第77回国会 予算委員会公聴会 第1号(1976/02/07、33期、民社党)

○河村委員 もう時間が大変遅くなりましたから、簡単に名古屋の藤田さんとそれから木下さんにお尋ねをいたします。  減税のことで藤田さんにまずお伺いいたしたいことは、先ほど年度内の所得減税をやれというお話でありましたが、その意味は、これからの消費支出の動向、そうしたものを見ながら今後の情勢いかんによってやれ、こういう意味であるのか。それから、もしそうであるとすれば、それはさかのぼって年度の初めからやれ、そういうようなどういう手法でおやりになるのか、これが一つですね。  それから中期財政計画という問題で、これは木下さんも単年度主義はもうだめだというお話で何かお考えのようであります。藤田さんの場合も、……

第77回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○河村分科員 きょうは、御承知だと思いますが、神奈川県にキャンプ渕野辺という米軍の基地がございます。それの跡地利用をめぐって、地元の県あるいは市等の要望、それと大蔵省の考え方とが相当大きく食い違っておりまして、係争になっておるわけです。その件についてお尋ねをするのと、もう一つは、それと関連をいたしまして、あの相模原周辺の米軍基地の整理縮小のことについて外務省の方に若干お尋ねをしたい、そういうつもりでございます。  そこで、最初に、返還財産の処理について三分割案と称せられるものがあって、現在、国有財産審議会の返還財産処理小委員会等でそれが検討されておるということでありますが、その三分割案というの……

第78回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1976/10/07、33期、民社党)

○河村委員 高橋さんにお尋ねをいたします。  先ほどの公述で、今度の再建案に入っております過去債務の二兆四千億のたな上げ、それから地方交通線区に対する補助、それから運賃水準、この三つについては賛成であるというお話でございましたが、そこで、ことしで結論が出る問題ではありませんが、一体、この程度の政府の財政的な援助を前提として今後他の交通機関とバランスのとれた運賃が――今後上げるにしてもそういうものが出なければならぬはずですね。これが著しくアンバランスであれば、これは経営的に成り立たないわけですから、この程度の政府の援助で、今後そういうバランスのとれた運賃を持つことによって収支均衡していくことが可……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1977/04/21、34期、民社党)

○河村委員 山本さんと津上さんにお尋ねをいたします。  この法定主義緩和の範囲ですが、物価スライド制のほかに百分の十五まで認めるということについて、山本さんは物価変動率に見合うものは別として、百分の十五の方は五十四年度均衡ということを考えれば理解できる、それから津上さんは、五十四年度均衡というものを前提として、過去の赤字を解消するというためにはやむを得ない、お二人とも大体似たようなお考えであったと思います。数字的につじつまを合わせようとすれば当然そうなると思いますが、先ほど山本さんも、昨年の五〇%値上げ以後、国鉄離れというものが出てきて、それが一過性のものとは考えられないということもおっしゃっ……

第80回国会 予算委員会公聴会 第1号(1977/02/21、34期、民社党)

○河村委員 大分時間もたちましたから、一点だけ稲川さんにお尋ねをします。  いま中小企業の実態は非常に苦しい。さっきのお話でも、倒産続出して累卵の危機にあるということでございます。そこで、本質的な回復というのはいろいろなことが必要でありますが、私どもは現在の金利というものに非常に関心を持っております。四十九年公定歩合引き下げが始まってから、金利もだんだん下がっておりますが、しかし金融が緩んでいるわりあいにはまだ高いように思われる。私どもは部分的にしか知りませんが、そのために特に中小企業の下請、第二次下請以下のところが非常にその現象が強いのですけれども、仕事はあってもマージンの非常に少ない仕事を……

第80回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1977/03/11、34期、民社党)

○河村分科員 私はきょう、箱根のような国立公園の自然保護とそこに長年住んでいる住民の生活、その環境保護と住民生活とのかかわり合いについて少し質問をいたします。  初めに環境庁長官に、こういう箱根のようなところは自然環境と景観を保護するというのが環境庁の役目ですね。それは大いにやってほしいし、これからもやってもらわなければなりませんが、環境を保護するというのは人間を離れてあるべきものではないので、外部からのいろいろな開発によって環境が破壊されるのを防止するのが役目であろうと思う。だから、そこに長年住んでいる人間は、長くそこに平穏無事に住んで、いわば自然と共存しているわけです。そういう古くからいる……

第87回国会 予算委員会公聴会 第2号(1979/02/13、34期、民社党)

○河村委員 公述人各位には大変お忙しいところを御苦労さまでございます。  前川さんと肥後さんにお尋ねをいたします。  われわれもいまの段階で雇用というものが一番心配であります。基本的にわれわれは、個別対策だけでは雇用問題は解決しないのであって、やはりなるべく高目の成長率を維持しないというと雇用の改善というのは望めないし、逆に悪くなるのではないかということを一番懸念しております。そういう意味で、最近、企業の減量経営が進んで企業収益が回復をしているから、五%くらいの成長でもいいのだというような意見が支配的で、今度の予算もどちらかというとそっちに傾いているものだと私は思っております。  前川さん、企……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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