このページでは田中昭二衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田中昭二衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○田中(昭)委員 大臣にお伺いしますが、私も初めてでありますし、いまからお尋ねしますことに対しましては、ひとつわかりやすく、具体的に、親切にお答えいただきたい、こう思うのでございます。御了承いただけるでしょうか。――まず、このいただきました予算の説明書でございますが、私も勉強したいと思いまして、この説明書を早く手に入れたい、こう思っておりましたが、この委員会開会の十八日にいただきまして、その検討もすることもできませずに終わったわけでございますが、今後はこのようなものはひとつ早目にいただけるように要望しておくわけでございます。 次に、今から申し上げる二点につきましては、後日文書でけっこうでござ……
○田中(昭)委員 バナナ関税の引き下げにつきましては、昨日から社会党の先生方からもいろいろお話がございました。私もいろいろ準備いたしておりましたが、ほとんど言い尽くされたようでございます。 この問題につきましては、家庭の中でもささやかなる希望を持っておった。といいますることは、このことにつきまして、バナナが安く買えるのじゃないかというような考えが国民の中にあるのじゃないか、このように思うものでございます。それにつきましてもお答えもございましたし、今後、各省庁のそのことに対します明確なる行政指導、そういうものもお願いする点が第一点でございます。並びに国内果実生産業者に対する圧迫の問題でございま……
○田中(昭)委員 いまの渡辺委員の御発言でございますが、税務職員が足りぬために標準率表によって調整を行なっておる、このような発言に聞き取れましたが、それは、皆さんがおっしゃっていることは、あまりにも税務署の実務を知らなさ過ぎると思うのです。実際、税務職員が、申告指導におきまして標準率で相当の課税をし、その申告を促す、そういう事実があります。そういうものを――私はいままで両方の立場もあろうと思って黙っておりましたが、そのような税務職員五万に対して、足りないとかいうような発言は、私は穏当でないと思います。この問題につきましては、私も質問の機会がございましたらまた後ほど関係の方にお尋ねをしようと思っ……
○田中(昭)委員 石炭対策特別会計でございますが、私も福岡県におりまして、現在斜陽産業といわれております石炭事業につきましては、そのほうの特別委員会もございまして、同僚の大橋議員からもいろいろお願いもしております。 私のほうからは、抽象的な問題になると思いますが、一応特別会計につきまして、その特別会計法の設置につきまする石炭対策に対する政府の経理を見てみますと、このたびは一般会計より分離したということになっております。その分離した目的、並びに基本的方向につきまして、大蔵、通産、両省の所信をお伺いしたい、このように思うものであります。
○田中(昭)委員 私は公明党を代表しまして初めて衆議院に参りまして、私自身も税務二十二年の経験をもちまして、それぞれ委員のお聞きになりました以外のことにつきましてお聞きしたいと思いますが、まず、松隈会長代理に敬意を表したいと思います。 議事録を見ますと、毎年参考人として御出席いただいて、昨年やはり参考人の会だったと思いますが、租税特別措置の問題につきましては率直な意見をお述べになったようでございますが、いろいろな議論が伯仲いたしまして、最後には委員もお断わりしたいというようなおことばでおっしゃっておりまして、御健闘なさっていることを見まして、私もやはり同感でございます。この租税特別措置につき……
○田中(昭)委員 私は公明党を代表して、ただいま議題となっております税制改正の三法案につきまして、所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案に対し反対、相続税法の一部を改正する法律案に賛成の意見を表明し、討論をいたすものであります。 まず第一に、所得税法の一部を改正する法律案については、わが公明党も強く要求してまいりましたところの、課税最低限を百万円までに引き上げることがなされておりません。この改正では、憲法第二十五条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」との規定を充足するにははなはだ遠いものであります。いわゆる生活費には課税しないという原則……
○田中(昭)委員 まず、特別措置法につきましては悪名高きものもありますし、いまから私質問申し上げる中においてはいままで言われてきたこともあるかと思いますが、ひとつ、要をとって簡潔にお答えいただきたい、このようにお願いします。 長官のほうは国税局長会議をやっているようですが、よろしゅうございますか。私のほうは大体いいと思いますので……。 まず初めに次官にお尋ねいたします。 利子配当の特別措置についてでございますが、今回の改正で、ほぼ税制調査会の答申どおり利子配当所得に対する特例税率の引き上げが実現いたそうとしております。しかしながら、この利子配当に対する特別措置の不公平に対する不満は最近と……
○田中(昭)委員 いまのお話がさめないうちに関連したことをお尋ねしたいと思います。
いま出ました問題は、売りさばき人の収入が少なくなるということ、これは今度の改正で現金納付の範囲も大きく改正になりましたし、陳情書が出ているということを私もお聞きしましたが、まず、その売りさばき人が収入が少なくなるという面について、主税局はどのようにお考えになっておりますか、お尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 いままでわずかな収入でやってきた売りさばき人の収入が減らないということになれば、そういうお見通しであればけっこうなことだと思います。ただ、いまお聞きしますと、平均二万一千円ぐらいの収入で来ているとい……
○田中(昭)委員 関連質問をさせていただきます。 ただいま堀委員のお話の中にありました税務職員の定員の中にありながら税務大学に行っているという問題でございますが、これは短期講習並びに税務大学高等科在学生、このことをおっしゃったのではなかろうかと思います。いま長官のおっしゃった普通科の生徒は当然卒業して入ってくるわけでございますが、高等科の入学生は当然税務署の定員におります。その人が高等科に入学すれば、その分の仕事は当然残っている税務署の職員が二重の仕事をやっているという実情をそのときに言ったのではないか、そのように思われます。あわせて、高等科在学の税務大学校生徒、並びに短期講習を行なうその短……
○田中(昭)委員 きょうは主税局長が出席できないようでございまして残念でございますが、そのかわり有能なる結城さんもお見えいただいておりますから、私たちもしろうとでございますから、ひとつわかりやすく、こちらの質問の要点をつかんで御答弁願いますように、まずお願いいたしておきます。 登録免許税法案につきましては、二十三年に改正があったように御案内がありまして、その後改正されなかった。二十三年から約二十年近く改正されなかったという理由と、その間、印紙税法におきましては昭和二十九年に改正になっておりますが、その改正になったときと同時になぜ改正されなかったか、こういう疑問を持つものでございます。 以上……
○田中(昭)委員 私が当委員会におきまして五月二十四日に総理にお尋ねいたしました歳費のみによって源泉還付の申告をしておる問題でございますが、そのときに大臣のほうから、事実はさっそく調査いたしますという御返事をいただいたわけでございますが、その後どのような調査になっておりますか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 大体、大臣も忠実に国税庁に命じてそのような調査をなさっておる、このように・敬意を表しますが、いま私がお聞きしましたのは、歳費のみにて源泉還付を受けておるのはどうなっておるか。これは時間もありませんので私は削って申し上げたわけであります。いまのは雑所得がある場合についてという長官のお……
○田中(昭)委員 関連して。 ただいまの問題は、例の国会議員が税金の横取りした、こういう問題であります。先日私も大臣にその問題につきましてお尋ねしたわけでございますが、政治家なるがゆえになぜそのように違法なものをそのままほっておくか。総理も各大臣も、もちろん法律を守るということは言っておる。そういう所得税法に違反する事件がありながら、それをそのままにしておる。聞くところによれば、署長のところで握っておるというようなことも聞いております。また、これと同じような、政治家でなくて源泉還付について不正を行なった事件が名古屋に起こっておりますが、これは新聞にも報道されましたように、警察権まで発動してそ……
○田中(昭)委員 まず大臣に、久しぶりでございますがお尋ねしたいと思います。 政治家の税金還付についてでございますが、この問題につきましては、大臣も当委員会において、国税庁の申告指導の誤りであった、だから直ちに調査をする、また近く処理されることになっておるとか、また調査ができたので適切な処置をとりたい、このように答弁されております。その後、いままでこの委員会におきましても、大臣から何の説明もされておりません。そこで、先日の税制小委員会で、私の質問に対して泉国税庁長官は、みずから国税庁の指導の誤りである、ミスであったとして深く陳謝しておられました。ここで問題をはっきりするために申し上げるわけで……
○田中(昭)委員 時間もだいぶなくなりましたが、私からは今年の補正予算の財源の問題でございます。
補正予算の財源を見てみますと、相当な税収が見込まれておるのがあるようでございます。この補正予算の収入が年度末において確保されれば幸いでございますが、その内容を検討してみますと、申告数字においては約一八%程度の伸びでありますし、法人税においても一割以上の税収を見てあるようでございます。総体で二千九百億の税収の確保について当局の確信あるお答えを願いたい、こう思います。
【次の発言】 でありますから、もちろん見込みでございますが、当初予算の提示されたときにおきましても、私は予算の歳入面につきましては相……
○田中(昭)委員 私は、まず、ことしは災害が起こっておりますが、ほんとうに悲しいことでございます。この災害につきまして大蔵省としてその救済対策、特に税金の面においてどのようにすればよいか、その基本的な考え方をまず大臣からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 不幸なことが起こりますからこそ、行政をあずかる者としてはそれに対するあたたかい救済の手を考えておかなければならぬ、もちろんのことでございます。
それで、いま大臣からお話を聞きまして、税金の面においては申告の延期とかそういうものを考えておるということでございますが、その救済の方法としてどういうものとどういうものとどういうものがあるか、簡単……
○田中(昭)委員 私は、まず開発銀行総裁並びに政務次官のほうにお尋ねしたいと思いますが、重複する面もあるかと思いますが、何ぶん私も初めてでございますし、ひとつわかりやすく、具体的に説明をお願いしたいと思います。 去る六日の当委員会におきまして、同僚の廣瀬委員から、開銀の使命といいますか、そういうことについてお尋ねがあったわけであります。総裁のほうから、開銀の方針としていろいろお述べになったわけでございますが、現在の開銀の融資目標並びに方針というものを聞いておりまして、現在、この財政硬直化ともいわれる時点におきまして、そのような方針にのっとる開銀の方向というものに対する根本的な考え方につきまし……
○田中(昭)委員 アジア開発銀行の問題でありますが、アジア開銀の業務内容の開始は一九六六年の十二月になっておるようでございますが、翌年の一九六七年の業務内容について詳しくお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、一九六八年、本年度の業務計画はどのようになっておるのでしょうか。
【次の発言】 その六七年度のあと残りました二、三件というのは具体的にどういうものですか。
【次の発言】 続いて、第一回の東南アジア開発閣僚会議において、農林漁業開発に主眼点が置かれる、そういうようになっておりまして、特に農業問題の開発に力を注ぐとの討議がなされておりますが、具体的にはどのような部門に開発の重点……
○田中(昭)委員 私は、本日はひとつ総理に詳しくお尋ねしたい。なぜかならば、去る五日の本会議におきましての私の質問に対するあなたの答弁は、国民にとって重大なる発言があったと思っております。多少の時間を延ばしていただいてもお答えを願いますことをまず約束いただきたい。名委員長である理解ある委員長もその趣旨をお考えいただきまして、許可をお願いしたいと思います。どうでございますか。
【次の発言】 現在重大な時期に差しかかっております政府は、財政硬直化、そういう問題も投げかけておりますが、先日の本会議におきます総理の答弁を、私もう一回ここで読んでみたいと思います。おそらく記憶がないのじゃないかと思います……
○田中(昭)委員 最近心配をされております金並びにポンドの価格の下落につきましてお尋ねしたいと思っておりますが、まだ関係局長がお見えになっておらないようでございますから、途中でその問題に入らさせていただきたいと思います。
まず、関税局長にお尋ねいたしますが、輸入課徴金がガット第二条で全面的に禁止されておるのは承知しておりますが、現在アメリカの輸入課徴金制度の実施は条約違反ではないか、このように思うのですが、この点の見解をお聞きしたい。
【次の発言】 次に、ガットは税を引き下げるということを目的にしたものでありますが、実質的には関税引き上げになる課徴金は明らかに違法であるわけです。協定加盟国が……
○田中(昭)委員 四十三年度の予算の財源収入から、いろいろ税制改正も小幅な改正にとどめてあり、またその減税額も少ないようでございます。いろいろ各委員からいままで討議されましたから、私は簡単に所得税法の改正されました基礎控除の引き上げ、そういうこまかい問題からお尋ねしていきたいと思います。
まず基礎控除、配偶者控除でございますが、これを十六万円にされましたその計算の根拠を御説明願いたい。
【次の発言】 いまの主税局の説明では、私はまだ納得いたしません。もう少し親切に説明していただければけっこうだと思います。いまお聞きしておりますと、十万円の控除引き上げをただばらばらに、基礎控除に一万円、ほかの……
○田中(昭)委員 私は、先日の委員会から質問事項をたくさん残しております関係上、残りました分の一、二の問題を先にやらしていただきたいと思います。
まず、予算の歳入、いわゆる租税収入の見積もりについてでございますが、本年度補正予算の組まれましたときの状況、いわゆる政府のPRによりまして、本年度の後半は景気は悪化し、財政硬直化というような問題も秋ごろから出てまいりまして、その環境のもとに補正予算が組まれたと思っておりますが、その補正予算を組まれたときの状況で、歳入面の租税収入についてどのようなお考えであったか、お伺いしたい。
【次の発言】 具体的にいま法人、所得税についてはその引き締めの効果がま……
○田中(昭)委員 きょうは私、まず物品税の問題から聞いてまいりたいと思います。 物品税が、政府のいつも御答弁なさるように、ぜいたく品にその税の負担を持たせていきたい、こういうことで課税されておるようでございますが、きょうはその物品税が課税されておりまする品目について、事実ぜいたく品に多く課税されておるということをひとつ聞いていきたい、こう思うわけでございます。こまかいことになりますが、まずその点を申し上げて始めたいと思います。 まず、現在の物品税の第三種物品の中に清涼飲料に課税してあるわけですが、この清涼飲料というのは、どういう品目にどういう金額から課税されて、その金額がどのように税収があ……
○田中(昭)委員 私は、公明党を代表いたしまして、所得税法、法人税法、租税特別措置法の一部を改正する法律案並びに物品税法の一部を改正する法律案に対し、反対の意を表明するものであります。 所得税法は、諸控除並びに課税最低限が引き上げられたが、諸外国に比べ、国民所得また課税最低限度額が低いために、国民の税負担感は軽減しておりませんし、ましてや諸物価の上昇、昇給による所得の自然増加に伴い、また現行の累進課税制により、より多くの租税負担となっておるのであります。また、最低税率を〇・五%引き上げ、九・五%にしたことは、最低税率を漸次低くしていくべきだとする正論に逆行するものであります。好ましい状態では……
○田中(昭)委員 私は、酒税法並びにたばこ定価法につきまして質問をいたしますが、まず酒税法の改正につきましてお尋ねしていきたいと思います。 四十三年度の酒税法の改正でございますが、それによりますところの酒税の増徴から見ますと、かなり大幅な、戦後最大の規模であるともいわれております。この酒類の酒税の負担は、同じ間接税であります物品税の税負担と比較してみますとだいぶ高いようでございます。案内のとおりに特級酒で四三・二%、一級酒で三六・五%、ビールで五〇・一%という高率の課税率になっております。ところが、現在酒はほとんど大衆化されておるのではないかと思うわけです。そうしますと、常に政府がPRいたし……
○田中(昭)委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題になりました製造たばこ定価法の一部改正の法律案、酒税法の一部改正案、並びに同修正案について、反対の意を表するものであります。 酒たばこの値上げの理由として、まず酒の価格は所得や物価の水準に比べて安過ぎる、また従量税体系であるために、税負担率は物価水準の上昇に伴い低下しておると言っております。たばこ値上げについては、小売り価格は昭和二十六年以来据え置かれており、その間の所得、物価の水準の上昇や購買力にゆとりがあること等により専売益金の増収をはかるためと述べております。 現在、国民が何よりも関心を寄せているのは物価問題であります。理由は、所……
○田中(昭)委員 大蔵大臣に米価の問題でお尋ねするわけですが、いろいろいままでお話も聞いておりますし、率直にお答え願いたいと思います。
まず、大蔵大臣としましては、米価は大体幾らくらいが妥当な線なのか、そういうことについてお考えを聞いておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、大蔵大臣としては、大体、新聞にも報道されましたように、一万六百円前後でございますか、そういうもので米作農家はしんぼうしろ、財政の運営上、総合予算も組んだ関係上しかたない。ほんとうにそのように思っていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 予算の問題ですが、いわゆる客観情勢並びに政府部内としては財政硬直化というよ……
○田中(昭)委員 まず主税局のほうに、本年分の税収入の見込みについてお伺いしたいと思います。 午前中に村山理事のほうからも質問があっておりましたが、そのときに細見さんは、とにかく本年の税収については予算よりも二千億はふえないだろう、千億はこしてふえるだろう、答えも簡単にお願いしたいためにそのように申し上げるわけですが、簡単にいいましてそういう話がありました。私の見方は、まだそんなことで終わらないのじゃないか。といいますのは、八月末の税収を見ましても、源泉分で前年の同期よりも千九十七億、申告分で二百六十八億、合計千三百六十五億、そのほか法人税でも千十億、法人税についてはすぐ九月決算期を見なけれ……
○田中(昭)委員 きょうは私に与えられた時間が二十分でございますから、ひとつわかりやすくなるだけ親切に答えてください。
本日、大臣の所信表明にもありましたが、わが国の財政上に公債の制度を取り入れたといろいろな公債制度を強調されたわけですが、それによって立て直しといいますかそういうものがなされたその反面、国民の租税負担は税制の不公平というようなもので強い不満を持っておることは事実であります。その不満がさらに深くなっていくのではなかろうか、こう思いますが、大臣はこの不公平についてどのような見解をお持ちですか。
【次の発言】 そこで、そういうお話を一昨日あたりから聞いてきたわけでございますが、現在……
○田中(昭)委員 いま提案になっております二法案は、私で終わるわけでございますが、さきに他の委員の方からいろいろの御質問がありまして、重複する面もあろうかと思いますが、ひとつ丁寧にお答え願えますれば早く終わるかと思います。 まず、最近の国際通貨は、ドルもポンドもフランもマルクも、それぞれ問題をかかえて、戦後二十余年続いたわけでございますが、IMF体制は、いまや崩壊の危機に瀕している、そういう状況であります。IMF体制は、一九三〇年代の無秩序な国際経済に対する反省から、国際協力を基本とする国際通貨体制をつくり出したものでありますが、いまやアメリカの指導力、すなわち、ドルが衰退したために、世界は……
○田中(昭)委員 現在土地問題がたいへん問題になっておりますが、それに関連する問題でございますから、ここに一地方のものでございますが取り上げていきましてお話を聞いていただきたい、こう思うのでございます。 文化庁のほうが、きょう急に来ていただいておりまして時間もないようでございますので、そちらのほうから入らしていただきますが、福岡県の筑紫郡に太宰府という古い史跡がございます。これにつきましていま地元の陳情もいろいろあっておりますが、この問題が土地税制の問題とも関係があるし、また文化庁の方針なりもあわせてお聞かせ願いたい、こう思うわけでございます。 まず、太宰府の史跡の指定につきまして、聞くと……
○田中(昭)委員 大蔵大臣は国有財産のすべてについて総括して責任を持つというようなたてまえになっておりますが、この特別会計に所属します財産について、統一的に総合的に活用するためにはどういう配慮があるものか、次官からでもけっこうでございますからお答えいただきたい。
【次の発言】 少し明確な答弁ではないと思いますが、時間があまりありませんから次に進みます。
この特別会計に入ってくる財産でございますが、提案理由にもありましたように、国有地の利活用の見地から総合的に調整する。それをどういうふうにするのか、積極的に生かそうという見地から進めていかなければならない。そういうことを考えますと、たとえば今回……
○田中(昭)委員 税制改正については、国民が多大なる期待を持って毎年税制改正を見ておるわけでございますが、なかなか主税局のほうでできました税制改正案を訂正されようとしないですね。いま竹本委員のお話もありましたが、私も国会の合い間を見ていろいろの人と話し合ってみますと、特に同じ所得税法でありながら、給与所得者並びにそのほかの事業所得者、その申告納税の実態とあの悪評ふんぷんの利子配当の分離課税、分離課税した上に配当控除までして、法人において所得税の前払いだ何だという理屈をつけて御説明なさいますが、国民はそういうことではかえって税制というものに対して疑問も持ちますし、政府の態度を疑っていくような方向……
○田中(昭)委員 このたびの措置法の改正は、土地税制について、諸般の事情を考えて、高騰を続ける地価対策のためにいろいろな改正が行なわれたようでございますが、この土地税制の改正の基本的な重要課題等につきまして、総括的な御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明では、総括的な説明でございまして、問題は、この土地税制は、いままで改善されましても、いろんな不合理な面、矛盾した面が出てきておるわけでございます。これはまた一つ一つ、こまかいことになりますが、当たっていきたいと思うわけですけれども、いまおっしゃったように、当面、改善できるものだけをやっていくというような点ですね。早期に宅……
○田中(昭)委員 いま提案されております法律案は国益上も大事な法案でございますから、ただいまから質問いたしますが、なるたけ詳しく、要点をはずさないように御答弁願いたい、これをまずお願いしておきます。 まず、わが国の貿易と関税率の問題でございますが、ここ十年間くらい見てみますと、世界貿易は大体年率七%くらい拡大しておるようでございます。この間のわが国の輸出は年率大体一四・六%、このように拡大し、輸入もしたがって年率一一・四%で拡大しております。このような貿易規模が大体三百億ドルに近づいておりますが、世界貿易に占めるシェアも大体六%くらいに達しているのじゃないか。 ところで、輸入と関税について……
○田中(昭)委員 いままでの先輩議員のいろいろなお話を聞いておりまして、私も確かに、この改正法律案の前に予算的措置がなされるということについては、ほんとうにけしからぬ、こういうように思います。その議論につきましてはいま相当なされましたから、別な面から少しお尋ねしたい。 まず、大蔵省のほうですが、大蔵省は財政収支の面から地方財政が好転した、そういうことを理由にして、また財政硬直化の一つの理由になっておりました地方交付税を取り上げております。この交付税の税率の引き下げを大蔵省のほうで考えておったというようなことですが、これはその時点と現在はどうでございますか。
○田中(昭)委員 まず総括的なことからお伺いいたしたいと思います。
いわゆる総合エネルギーに占める石炭の位置づけの問題でございます。今次の答申に至るまでには、年産五千万トンという目標をもって総合エネルギーに占める石炭の位置がきまっておったわけでございますが、今度の新石炭政策にはいわゆるその位置づけがなされていない。一体石炭対策の前提たるべき目標はどう考えていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 まず現在の石炭対策について、客観情勢また自然条件等というようなお話がございましたが、そのためにいままで対策が講じられたんじゃありませんか。その対策の目標である位置づけもなされてないと……
○田中(昭)委員 まず、予算委員会でお尋ねしました東淀川税務署は、全国の税務署の中で特殊なケースで税務行政が行なわれております。この問題は大事な問題ではないか、こう思うわけであります。 そのことにつきまして、予算委員会でお尋ねいたしましたところが――まず、最後の結論のほうから先に言っておきます。大臣から、東淀川税務署の署長さんを特別によく取り調べる、そういうお話がありましたが、そのことはいつ、どこで、どういうふうに取り調べられたのか、その結果についてはまだ御報告をいただいておりませんから、いつ、どこで、どのような取り調べをなさったか、その内容もできましたら教えていただきたいと思います。
○田中(昭)委員 私は、公明党を代表して、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案に対して、反対の意見を表明するものであります。 その第一の理由は、今回もまた、地方交付税から国の一般会計に六百九十億円の貸し付けをしたことであります。 昨年、同法の審議の際、地方交付税より国へ貸し付けることは、四十三年度限りの措置ということでありましたが、今回も同様な措置をとったことは、まさに地方財政を圧迫する何ものでもありません。しかも最近、地方財政は、国の財政に比べてゆとりがあるとの見方がありますが、これは地方財政の実態をあまりにも認識しない考えであります。地方財政が多少伸びを示しているとい……
○田中(昭)委員 私は、きょうは税制問題で、報道されるところによりますと、四十五年度の税制改正についても、税制調査会も始まっておるようでございますが、今国会におきますいろんな税制に関する質問、答弁等を通しまして確認並びに大臣の決意のほどを伺いたいことがありますから、逐次お尋ねしていきたいと思います。 まず、所得税の減税でございますが、これは中間所得者のほうの税負担を軽減するという意味で、いわゆる控除額のアップとそれから税率の改正ですね、これについては、大臣として今度の四十五年度の税制改正にどのような御決意がありますか、お伺いをしたいと思います。
○田中(昭)委員 この租税条約と国内の法令との関連から、このたびの租税条約特例法はどういう目的でつくられたものか、それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 わが国の条約の締結方針ですが、その中で投資所得の制限税率が一五%とか一〇%というようなものをとっておりますが、それはいろんな国別にどういうふうなバラエティーになっておるか、その内容をお聞きしたい。
【次の発言】 この条約を結んでおります国が十七カ国ですか、これに新しいものを入れると二十一カ国になると聞いておりますが、いま先進国と開発途上国とに、制限税率にそういう差がある。その差を設けた理由、それをもう少しわかりやすく具体的に――いま……
○田中(昭)委員 私は、公明党を代表してでございますけれども、党代表ということよりも個人的に、いまの各参考人の御意見を聞きまして、部分的でございますけれども、お尋ねをしたいと思います。 まず、前田参考人にお尋ねしますが、先ほどから御意見をお聞きしました中に、税務署の更正決定に対するいわゆる事前回答制度でございますか、並びに更正の予告でございますか、そういうものは私もたいへんけっこうなことではないかと思います。そうしますと、税法というもの自体が国民のいわゆる財産権を侵害するわけでございますから、結局すっきりした法律になさなければいけない。そういう国税に対する不服の問題に対してこういうりっぱな意……
○田中(昭)委員 提案されました法案につきましては、先輩並びに各党の委員からいろいろ重要な問題の質疑等が行なわれたわけでありますが、私も公明党を代表しまして、幾ぶんか重複する点もあるかと思いますが、何せこの問題は根本問題が明確にならなければいけない、こう考えますから、再度の答弁になりましてもひとつ丁寧にお答え願いたい、かようにお願いします。 問題は、現体制の協議団から不服審判所に移行するという問題が、どうしてもその理由が浅いんではないか。いろいろな納税者の権利救済の改正事項等もございますけれども、それはしいて言えば、現協議団においても、その程度のものであるならば、当然協議団の制度を育成してい……
○田中(昭)委員 補充質問の意味で質問の時間を与えてもらいましたが、時間が少ないようでございますから、いままで問題になっておらなかった小さい点でございますが、お尋ねしてみたいと思います。 今度の改正によりますと、いままでの協議団制度よりも悪いといいますか、いわゆる不服申し立てについて慎重に取り計ろうという点が少しおろそかになっておるのではないかと思う点でございます。いわゆる協議団の制度のもとにおきましても、審理を決定する場合には、協議官三人の協議によって行なうということになっておったと思いますが、その点の改正が今度は審判官の議を経てというふうに改正されておりますが、この点はどのような趣旨でそ……
○田中(昭)委員 私は、久しぶりの大臣に対する一般質問でございますから、専門の税制並びに税務行政につきまして、会期末にもなりましたし、今国会におきまして大蔵大臣といろいろ意見の交換をいたしましたその結果をもう一回まとめまして御意見もお伺いしたい。 なぜ私がこういうことを申し上げるかといいますと、私も国会議員としてはまだしろうとでございます。 自分の率直な意見を申し上げたことが、どうもこの委員会論議等を通じましても、何といいますかその場だけでごまかされたといいますか、極端な言い方をすれば、だまされたような感じを抱く点がいままでありました。それは私のほうの思い過ぎかもしれませんけれども、一応今国……
○田中(昭)委員 長い間でございますが、サラリーマンの減税については相当な世論も続いております。政府も逐次腰を上げたような形になっていますが、しかしまだまだサラリーマンに対する重税であるという声は深いと思うのであります。それは一つは、各所得の種類間において負担が不公平になっておるということが大きな問題ではないかと思いますが、私のほうで所得税の税制総点検をやりまして、それによりますと、さらに所得税の矛盾といいますか、そういうものがはっきりしてきたのではなかろうか、こう思っております。 そこで、その実態調査をしました中で、いわゆるサラリーマンに対する必要経費、こういうものに関するサラリーマンの皆……
○田中(昭)委員 私は、まず財政の問題から少しお聞きしたいと思います。
四十三年度から総合予算主義ということで予算が組まれたわけでございますが、簡単にお尋ねしますと、政府が総合予算主義を唱えたその真意は一体何であったのか、大臣からお答えいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、総合予算主義による予算というものは、歳入も歳出も大体バランスがとれて、変えない、そういうことはわかるのですが、その総合予算主義を採用して政府のやらんとしている目的は何ですか。
【次の発言】 財政硬直化ということばが、一昨年の終わりごろからでございますか、だいぶん言われてきたわけでございますが、政府が総合予算主義を言い……
○田中(昭)委員 私は、まず当委員会で初めて質問させていただきますし、いろいろしろうとの目で足らない点もあると思いますから、ひとつしろうとにもわかるように明確に、簡明に御答弁いただければありがたいと思っております。 さて、新東京国際空港は、諸般の事情によりまして早急なる建設が問題にされております。そこで、新空港建設に伴う資材の搬入問題についてお伺いしたいと思います。 砂利や砂、砕石、鋼材、合計二千三百万トンに達すると思われますが、第一期工事分としては約千六百万といわれております。この資材の陸上運送機関はトラック、鉄道の両機関によってなされると案内があっておりますが、この両機関を使って行ない……
○田中(昭)委員 自賠法の一部改正につきまして、私は、この法律はあくまでも被害者を保護するというようなことは、先ほどから聞いておりますが、実は被害当事者並びに関係者の人に具体的に当たりまして、その中で一番問題になっておる点をお聞きしていきたいと思います。そのために、いままで論議されたことと重複するかとも思いますが、その点はひとつ答弁者のほうで明確に取捨選択していただきまして、事柄をずっと述べていきたいと思います。 まず、自動車局長にお答え願いたいわけですが、死亡及び後遺障害の限度額が昨年の十一月から五百万円に引き上げられました。ところが、傷害のほうが五十万円で据え置きになっております。問題は……
○田中(昭)委員 ただいま提案になっております二法律の一部改正の中で、特別むずかしい改正の法案ではないかと思いますから、この改正の重要な部分について、個条的でもけっこうでございますから、まず担当局長のほうから御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま四点ぐらいについて御説明がございましたが、こういう問題につきまして、いままでの公団が設置されるというようなことにかわって、いわゆる管理者の代行機関として民間事業者に港湾計画の実施をさせる。その場合に、今度の改正案を見てみますと、この法案によりまして具体的に政府の金を投入する項目、いわゆる無利子資金の貸し付けでございますか、こういうものがある……
○田中(昭)委員 私は、まず提案者の方にお尋ねしたいと思いますが、この新幹線法案が審議が始まりまして二日目でございますが、いろいろ質疑を通しましてこの法案の審議がなされておるわけでございますが、こういう段階で端的に申し上げますと、国民のためにはたいへん便利な、とにかくいいことがなされようとしておる。それが議員立法でつくられまして、その間別表を取り除いたとか、いろんな私たちには理解できないような問題を積み重ねてきて、いまもうしろのほうから、新幹線は脱線したのだというような話も出ておるようでございますが、私はもう一回、いままでのいろいろな審議があったことと重複しないようにして、端的に、この法案をこ……
○田中(昭)委員 きょうは時間もあまりありませんから、ずっとしぼりましてお聞きしたいと思います。 まず、先ほどからいろいろ聞いておりまして、わが国の交通問題もたいへん問題の多い状況になっておりますが、その中でも、都市交通のいろいろな問題が中心になっておるかと思います。 そこで、各鉄道事業者、私鉄関係の事業者も、いまの運賃値上げ等も関連しまして、先ほど局長のお話にありましたように、輸送力の増強、それから運転保安を確保するために、運賃問題も関連しておるのでございますが、この輸送力増強と運転保安ということは大事なことであると思います。特にその中でも、運転保安工事が大事ではなかろうか。ところが、こ……
○田中(昭)委員 佐藤内閣は、国政の基本の中で人命尊重ということもうたわれておりますが、最近の状態をながめてみますと、たいへん人命尊重といいますか、人間尊重といいますか、そういうものが裏目裏目に出ているような感じもするわけであります。そこで、きょうは、時間もたいへん少ないようでございますが、大臣もお見えになっておりますが、大臣への質問は一番最後に回しまして、まとめて佐藤内閣の閣僚の一員として責任ある答弁をいただくことをまずお願いしておきたいと思います。 といいますことは、自動車の排出ガスによる大気の汚染の問題でございますが、交通量の増大に伴いまして、年々その被害は大きくなっておる。いまや交通……
○田中(昭)委員 運輸大臣が時間がないという関係で、短い時間になると思いますが、お伺いしたいと思います。 公害等がたいへん問題となっておる反面、物価問題は、佐藤内閣の基本施策として、物価を上げないという方向の姿勢は変わってない、私はこのように信じたいわけでございますが、けさほどの新聞を見てみますと、私鉄運賃値上げの問題でございます。大臣、あなたは大体私鉄十四社、営団地下鉄の値上げ申請を認めておられますが、私鉄の言い分が妥当であると考えておるのか、これが一つ。また昨日、総理が宇都宮の一日内閣で言われた中で、適正な納得のいく範囲で、そのように報道されておりますが、これは大体だれが納得するのか、だ……
○田中(昭)委員 まず、海上保安庁のほうにお尋ねしたいと思います。
先月三十日、東京湾の入口に当たる浦賀水道でタンカーの衝突事故がございましたが、内航タンカーが沈没して七人の死亡者を見たわけであります。幸いにも火災の発生という大事故には至らなかったわけでございますが、この水域は、前々から狭水路としてたいへん危険性が高いといわれたところであります。浦賀水道の船舶航路の現況はどのようになっておるのでしょうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 そのような狭い水路に毎日七百隻以上、八百隻近い船が出入りするということについては、たいへん危険性がありますし、それに応じた事故予防のためにも保安庁の指導がな……
○田中(昭)委員 いま提案になっております交通安全対策基本法については、国民すべての人の注目の的であります。その成立の一日も早からんことを待ち望んでいますが、このことを考えますと、長官をはじめ関係者の皆さんもこのことには御異存があるはずがないと思っておりますが、そうであるならば、現在までこの法案の進捗につきまして、その経過を通し、その重要な点並びにこの法案の中で長官みずから一番重要かつ大事であると思われる点について、詳細かつ具体的にお話を伺いたいと思います。
【次の発言】 さらに、担当の長官とされまして、関係の各省庁ごとのこの問題に対する基本的な考え方を持っておらなければならないと思いますが、……
○田中(昭)委員 山中長官の時間の都合でまとめてするようになりましたものですから、私の質問の趣旨だけを簡単に申し上げて、それに対する長官のお考えというものを聞いていきたいと思います。 交通安全のためにいろいろなことが考えられてまいりましたが、その反面交通事故はふえていくというような悲しい状態であります。そこで、これだけ交通が混乱した中で、道路というものに対する考え方を少し変えなければいけないんじゃないか、こういうことがよくいろいろな専門家等からも言われますが、車歩道、いわゆる車の道路、歩道というようなものについて長官としてはどのようにお考えがあるのか。また、そういう車歩道の区分ということにつ……
○田中(昭)委員 御報告申し上げます。 地方における交通事情及び交通安全施設の整備状況等調査のため、議長の承認を得まして、去る十月十二日から四日間、宮城県及び北海道に派遣されました派遣委員を代表いたしまして、その調査の概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、小柴木彦三郎君、野中英二君、高田冨之君、受田新吉君及び私田中昭二であります。なお、北海道においては委員横路孝弘君の現地参加を得ました。 今回は、第六十三回国会において成立しました交通安全対策基本法の実施状況等、地方公共団体における交通安全対策に関する総合施策の実施状況を調査してまいりました。以下順を追ってその概要を申し上げます。 ま……
○田中(昭)委員 きょうは久しぶりに大蔵大臣にいろいろお尋ねしたいと思っておりますが、大臣が不在でございますから、席をあけておりますから、まず国税庁のほうから順にお尋ねいたしたいと思います。 ずっと以前より私が問題にしてまいりました問題でございますから、当時もいまの長官もいらっしゃいますし、よくおわかりいただいておると思いますが、当委員会でいろいろ税制の問題について議論を重ねてきたわけでございますが、その中で、何といいましても税は公平でなければならないというようなことは一般的にもいわれておりまして、大事なことだと思います。公平であり負担能力にたえられるものであるとかいうことを大臣もおっしゃっ……
○田中(昭)委員 まず大臣にお伺いいたしますが、あなたは運輸行政をあずかる責任者であります。いまこの日本を取り巻く洋々たる海洋を持つわが国の立場を踏まえて、海洋が汚染されていくという将来をどのように考えておられますか。また、現時点より汚染させてはならない処置を講ずべきであると思いますが、その点どのように思われますか、確信のあるお答えをお願いしたいと思います。
【次の発言】 そのような御認識であることはわかりますが、お聞きしておりましても、これは重大なことでございます。この海洋汚染について真剣にひとつ実効ある施策をとることこそが、世界第一位を占めております造船国、また海洋国日本の立場としましても……
○田中(昭)委員 私はきょうは、先日産業公害特別委員会で質問いたしました自動車の排気ガスの問題につきまして、そのとき聞き漏らしたことがございますので、それをやっていきたいと思います。 まず、排気ガスの問題につきましては、運輸省が諮問しております運輸技術審議会自動車部会から受けました「自動車排出ガス対策基本計画」というものがございます。これにのっとって努力しておるものと思いますから、この中を読んでみますと、まず「大気汚染と自動車排出ガスとの関連の究明」というような項目がございまして、その中に、大気汚染について早急に汚染物質及び環境汚染の実態を把握する体制を確立すべきである。これは、運輸省そのほ……
○田中(昭)委員 運輸大臣を呼んでください。運輸大臣が来てから始めますから。
【次の発言】 大気汚染によります環境の破壊が進行し、先日も川崎市では公害病認定患者が窒息死し、死の恐怖がひたひたと押し寄せてきております。大気を構成する酸素一つにしましても、人類は産業、交通機関によって大量の酸素を消費し、大自然がたくわえたこの重要な資源を減らし始め、やがて人類は酸素の欠乏で窒息し、死に絶える以外ないだろうと予測さえされております。また、これと同時に、亜硫酸ガス、鉛、一酸化炭素、ばいじんなどの汚染も急速に進行している。これらの人体への影響は、言うまでもなく、工場地帯や自動車の交通がひんぱんなところでは……
○田中(昭)委員 わが国の交通事情も年々たいへんな混乱を来たしております。さらに交通事故の件数もたいへんな増加でありまして、車両の状態も飽和状態ではないか。そこに起こってくる問題は欠陥車問題排気ガスの公害問題等が起こってきて、アメリカでもマスキー法案のようにきびしい規制を考えております。モータリゼイションに対する警告になっておるわけでございますが、ここに自動車整備事業の重要さというものが新たに認識されなければならない。この整備のための車検制度は、イギリスとわが国がやっておるわけでございまして、この状態を見ますと、この車検制度を定着して確保たる車検制度をつくらなければならない、こう思っております……
○田中(昭)委員 前回から引き続き質問をさしていただきます。時間がたいへん短いようでございますので、短い時間で限られておりますから、私にもよく理解でき、またこの法案の問題点を明らかにしていきながら審議を進めたい、このように思います。きょうはまだ大臣がお見えになっておりませんから、まず、事務的なことから先にやらしていただきます。 今度の法案の中で一つ重要な項目は、自動車修理工場のいわゆる認証工場というのがあるわけでございますが、この認証工場から直ちに指定車検場とする道が開かれておるわけでございますが、現在の既存の認証工場は、零細企業がたいへん多いようであります。十人前後の従業員をかかえた零細企……
○田中(昭)委員 わが国の海運はたいへん発展を遂げて、造船においても世界で第一位というようになっておりますが、この間技術もたいへん進歩して、近代化、合理化が進んでおります。また資源の之しいわが国は、貿易国としても船腹量もたいへんふえております現在、海技従業者の任務もたいへん重要になってきておるわけでございます。そこで、その水準のアップが当然考えられなければならない。この意味では、わが国は海運国としてたいへん誇り得るものがあると思うわけであります。 そこで、この船舶職員法の法律の中で、船主と船舶海技従事者の関係において、問題点がいろいろいままで指摘されておるわけですが、これらの関係の状況を、大……
○田中(昭)委員 きょう参考人の皆さまから、たいへん率直な意見をいろいろお聞きしまして、私どもも現場のことにつきましてはたいへんふなれなことで、また知らないこともたくさんありまして、たいへん参考になると思いますが、そういう意味で、まず皆さんがたいへんなお仕事をなさっており、わが国の現状から申しましても、海に囲まれた資源の乏しい国、そういう国がこのような成長を遂げたその原点は、私は全部皆さん方の関係の当事者にある、このように敬意をまず表しまして、私もしろうとでございますから、質問は重なるようなことがあるかと思いますが、その点をお許しいただいて、教えるというような意味でお答えを願いたいと思います。……
○田中(昭)委員 最近たいへん激増しております自動車、それに伴ってたいへん増加しております事故の発生、それに対する保安の観点からも、今国会においても多くの問題が論じられてきたわけでございますが、当委員会の審議におきましても、道路運送車両法の一部改正によって民間車検場の拡大等をはかり、車両の整備を強化して、それがひいては車の事故を防ぐというような目標に向かって努力を重ねておるわけでございますが、この車検業務について、最近の新聞に掲載をされていることで少しお伺いしたいと思います。 それは茨城県下の民間車検場等を行政監察局が立ち入り調査した結果、違反並びに不正事件が報道されておったようでございます……
○田中(昭)委員 この法案は大事な法案でありまして、委員長のもとに慎重に審議が続けられておりますが、まず私は、いままでの質問を通しまして、委員長にお願いと要望をいたしておきたいと思います。 その第一点は、こういう簡単な法案でございますから、私の質問もいままでの質問者と重複する点があるかもしれませんが、これはどうかそのままさしていただきたい。また答弁のほうもそういう点を考えてしていただきたい。二番目には、いままで聞いておりますと、この法案がたいへんつくる意味がないような結論が出たような感じもしますが、そういうもとでさらに質問を続けなければならないということも、これもたいへん私も残念に思います。……
○田中(昭)委員 二月二十四日の予算委員会の第五分科会で、私の質問の中で、国鉄の志免炭鉱のボタ山処理と仲原農協の融資問題をめぐりまして、疑惑のある手形の裏書き人が、元運輸大臣の某氏であると受け取られる発言は、私の本意ではなく、誤りであります。手形の裏書き人は全然別の人物であり、某氏はこの手形の件については全く関係がありません。これに関する私の発言は取り消しますと同時に、このことについて、元運輸大臣の某氏にはたいへん御迷惑をおかけしましたことを深くおわびするものであります。 また、この件について、予算委員長、理事、委員の各位に御迷惑をかけましたことをあわせて深く遺憾の意を表するものであります。
○田中(昭)委員 きょうは、新しい大臣になられて初めて質問する委員会でございますから、私のような者が小言を申し上げるわけではございませんが、きょうの委員会で大臣の基本方針の発表があったわけですが、いままでこれは慣例としまして――慣例になっておるかどうか知りませんが、大臣が初めて御説明なさる場合には、説明のプリントをいただいておったわけです。今度は、前日からまぎわまでいろいろ私もそのことを知りたいと思って要求しましたけれども、そのお渡しがないし、また当委員会においてもそのプリントがない。こういう実情は、大臣がいまお述べになったように、委員会の協力を得て国政の円満なる遂行をやっていきたいということ……
○田中(昭)委員 きょうの成田空港に関します問題で、いろいろ御答弁を聞いておりますと、佐藤内閣は人間尊重というものを旗じるしに発足した内閣でございますが、成田空港問題についても殺傷害が続発しまして、過去に六千名にも及んでおるというようなことを聞いております。こういうことを聞いておりますと、法治国家でありますわが国の中において、これはただ起こったという問題だけでは済まされない。先ほど木原委員の発言にもありましたけれども、空港をつくるために何千名にも及ぶような人命が傷つけられるということは、私は、佐藤内閣の表題にも合わないことではないか。全閣僚がこういう問題については、ひとつしっかりした確信を持っ……
○田中(昭)委員 このたびのタンカーの事故によります油の流出という、いわゆる公害も引き起こすような事故を起こしたわけでございますが、わが国がこういう海洋国で、また原材料を輸入しなければならないというようなそういう状態も考えてみますと、こういうタンカーの事故というものは当然起こり得る、またいままでも起こりましたし、そういうタンカーの油流出事故というものに対する政府の基本的な考えを一応お聞きしておきたいと思います。簡単に具体的にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 今度の事故が起こりまして四日間たったわけでございますが、この問題はいろいろ取り上げられまして、マスコミの批判また専門家等のいろいろ……
○田中(昭)委員 時間をいただいておりますので、超過しておりますけれども、簡単に……。 ただいま新聞報道等で運輸省関係の運賃値上げが盛んに報道されております。これはやはり佐藤内閣始まって以来、物価の高騰ということについては国民は悩まされてきたという現実がありまして、ことさらにまた最近一挙に運輸省関係の公共料金を値上げしたいというような状況になっておりますが、ほんとうにこういう値上げの要望を受けて運輸省としてはどういうお考えなのか。まあいろいろな言い方はあると思いますが、報道されておる中にも、集中的値上げ攻勢だ。そういう状態が出てきますと、これは国民生活に及ぼす影響も、その集中豪雨的なものに見……
○田中(昭)委員 大臣にまずお聞きいたしますが、佐藤内閣が発足をしまして、第一番に掲げたいわゆる物価上昇の抑制というような政策、この七年間この問題がたいへん繰り返されておりますが、それがなかなかすっきりしない批判を受けておる、私はこう思うのです。これだけ生産も所得も上昇する中で何も一切の料金を値上げしないというのはこれまたどうかと思います。しかし、また昨年の公共料金の一年間の抑制の閣議決定があったあと、公共料金が徐々に上がったものもございますし、また最近は年が明ければもう運輸省関係の料金でも集中的に国鉄からバス、タクシー、地下鉄、ほんとうにメジロ押しに値上げが予想されておる。交通はほんとうに国……
○田中(昭)委員 昨日、大臣の所信表明をお伺いいたしまして、その中で、小さい問題でたいへん恐縮でございますけれども、大事な問題かと思いますから、観光行政についてお伺いしたいと思います。 きのうのお話の中で、この観光行政問題も真剣に取り上げられるというように、私、期待しておりましたのですけれども、たった一行程度で終わっておりますのは一体どういうわけだろうかと、たいへん私も疑問に感じ、残念でならないのであります。 御承知のとおり、先日、白浜の椿温泉ホテルが全焼したのでありますが、痛ましい事故でございます。泊まり客が三人死亡し数人の人がけがをしたという現状でございますが、不幸中の幸いに、なくなっ……
○田中(昭)委員 きょうは参考人として御出席いただきまして、貴重な御意見をお伺いできましてたいへんありがとうございました。そこで私も一つだけ基本的なことをお聞きしてみたいと思います。 この法案が提案されます前に、何とかして大都心の輸送を緩和したいというようなことでいろいろな話があったように聞いております。そこでこういう法案によって輸送力増強のための一助としていきたいということになったと思います。そういうことで、民鉄協会としてはいままでにない国の助成ということを辞んでいるようでございますが、私はそういう国の助成を喜ばれる気持ちもわかりますけれども、そのこと自体がほんとうに大都市の輸送、交通の……
○田中(昭)委員 ただいま議題となっております公団法の一部改正の内容に入ります前に、私は素朴な質問をまずしてみたい。といいますのは、国民の皆さんは、鉄建公団が行ないます国鉄のいままでの新線建設、それから国鉄の現状というようなものを報道機関を通していろいろ知るわけでありますが、そこで起こってきます素朴な感情は、当初から鉄建公団の設立の趣旨、状況というものはいろいろありましょうが、現在鉄建公団が行なっております建設工事、それから国鉄の状態、さらに鉄道の混雑、輸送の困難といいますか、そういう問題を率直に、敏感に庶民が感じて抱きますことは、たとえばいなかのほうにできます新線が、当初から赤字経営を続けな……
○田中(昭)委員 ただいま提案になっております道路運送車両法の一部を改正する法律案でございますが、これはいわゆる車検行政の問題でございます。この提案理由の説明を読んでまいりますと、まず軽自動車の保有台数が著しく増加した、こういうことが基本になっておると思うのですが、車検制度が必要であると同時に、私は、こういう検査協会を設立して、そしていままで車検を行なってなかった車に対して新しく車検を行なうということであるならば、その客観情勢といいますか、それからそれが行なわれた場合にどういうことを目標にしておるのか、また効果があるのか、こういう点を中心にまずお尋ねしたいと思います。 そこで、提案理由の説明……
○田中(昭)委員 きょうのこの委員会、たいへん夜おそくなりまして、予定の質問も、私、同僚にかわりまして行ないます関係上、通告もしておりませんし、そういう面で満足した質問の答弁ができないものに対しましても、ひとつ親切丁寧に、簡単に答弁していただきますことをお願いしておきます。 そこで、この国鉄の再建という問題で、当局も政府も言っておりますことは、順序は違いますが、国のいわゆる財政援助、それから次に国鉄の企業努力といいますか、そして国民の協力というふうに聞いております。これは政府も当局もそういう御答弁をなさっておりますが、私は、この三つの中で、当局としては国鉄の企業努力がまず優先されなければいけ……
○田中(昭)委員 私はこの二法案に対しまして前回保留いたしました質問を許していただいておりますから、まずそれから入るわけでございますが、私、まず当初にお断わりしておきたいことは、時間も制約されております、しかし前回お尋ねした問題も未解決でおそらく調査はできておりませんし、また現状はわからないというような状況でございますから、そういう点を踏まえましてひとつ答弁は、そのほかの問題も簡潔にしていただきたい。これはひとつ委員長のほうからも再度御注意願いまして円満なる審議を進めていきたい、こう思いますからお願いしておきます。
【次の発言】 そこで、前回大臣から御答弁いただいた福岡県の古賀駅構内周辺に関す……
○田中(昭)委員 きょうは私は航空行政全般といいますか、基本的な問題について、現状をただしながらお聞きしてみたいと思います。ほんとうは大臣の御出席をいただかなければ、この問題は残る問題があるかと思いますが、それはそのまま残しまして、質疑の過程の中で必要であれば大臣に対する質問を留保いたしまして、ということをここで前もって申し上げておきます。 わが国の航空の需要というものは急速な増大の状態を見ておるわけでございますが、政府はこの現状に即しまして、四十五年の十一月の閣議におきましても、航空の大量高速輸送、こういうことを踏まえまして、その閣議了解事項ができたわけでございますが、この了解事項のできま……
○田中(昭)委員 きょうは時間もあまりございませんから、問題に直ちに入らせていただきますが、私がお聞きしたいことは、きょうは、福岡市におきまして油の流出事故があったのです。そのことでございますが、場所は福岡市中央区一丁目荒津石油基地でございます。そこで、当初海岸で油の流出がありまして、その発見は、その辺の民間人が通報いたしまして、関係当局がそれを知りまして、油の汚染ということを発見したわけでございます。
まずそういう汚染事故の原因と経過措置につきまして、状況報告をお願いしたいと思います。
【次の発言】 いまの概略の説明がございましたが、私は海の汚染をあずかる海上保安庁の報告にしてはあまりにも……
○田中(昭)委員 私は、きょうはまず最初に車の排気ガスの問題について少しお尋ねしたいと思います。 車がたいへん世間の注目を集めて、車に対するいろいろな問題が山積しておるわけでございます。特に車が出します排出ガスによりますところの大気汚染、これは一昨年の公害国会でも強く取り上げられたわけでございますが、そのときにはそのときなりの、大気汚染を何とかしなければならないという方向での答弁もあったようでございますけれども、それから二年になろうとしておる段階でたいへんに心もとない。そうして実際は大気がよごれてみんなが困っておる、被害が続出しておるというような事態になっておることは、私がここでるる述べる必……
○田中(昭)委員 きょうは各委員の先生から、航空問題がたいへん焦点になってお話しになっています。私も聞いておりまして、いま時代に合った航空の需要供給といいますか、これがたいへんな変動というか、そういうものが見受けられると同時に、不幸なことにはこれに関連する事故、そして航空機、エアライン同士の醜いといいますか、私たちには常識で考えられないようないろんなうわさ、であればいいのですけれども、そういう話を聞きます。 そういう環境のもとで、まだ国会も開かれておりませんが、休会中に当の航空行政の責任者である航空局長、あなたはせんだって欧米の航空事情を視察されたと聞いております。航空問題は諸外国とも関係深……
○田中(昭)委員 昨日は人命にかかわる重大な二つの大きな事故がございました。私は、まず公明党を代表し、心配された国民の皆さんとともにこの事故の関係者の方に御同情と、またなくなられた方に対しましては哀悼の意を表するものでございます。 最初にハイジャックの事件でございますが、これは一応全員救助されたということで、関係者の御努力に対しては敬意を表し、国民とともに喜ばしいことでございます。昨日はもう朝から夕方までほとんど国民の目はテレビに集中し、ほんとうに一喜一憂しながら心配したわけでございます。 まず私、このハイジャックの問題から入っていきますが、あれがもしも犯人が単独でなくて複数で行なわれ、そ……
○田中(昭)委員 ただいま都市モノレールの整備促進に関する法律案が成立されようとしておりますが、私はこの「都市における交通の円滑化を図り、もって公衆の利便の増進に寄与する」ということはたいへん喜ばしいことだと思いますが、これに関連いたしまして、一、二御質問なり要望を申し上げておきたいと思います。 これが都市市街地にモノレールを設置することになりますと、当然周辺の住宅及び市街地におきましていままでにない騒音の問題が生ずることもあろうかと思います。この騒音対策並びに日照権の問題も起こるのではないか、こう心配しておりますが、これらに対してはひとつ十分なる配慮をお願いしたいと思いますが、御見解はいか……
○田中(昭)委員 私は、公明党を代表して、政府提出の補正予算三案に反対し、日本社会党、公明党、民社党三党共同提出による組替え動機に賛成するものであります。 以下順を追って、政府案に反対の理由を申し上げます。 われわれは、さきに田中総理が組閣早々に、日中国交正常化の成果をあげられたことに対しては、賛意と敬意を表した次第でありますが、以後の田中内閣の姿勢は、われわれの期待を裏切るものが多く、特に今国会における本会議及び予算委員会の質疑応答によって、従来の政治路線と同じく、国民世論に背を向けたものであることが明らかになったと思うものであります。 以下、幾つかの問題について、要約して述べたいと思……
○田中(昭)委員 私は、きょうは本年の七月末の福岡県の集中豪雨についてまずお尋ねするわけでございますが、本論に入ります前に、先ほど楢崎委員から御質問がありまして、それに対します総理府の御答弁を、確認の意味でもう一ぺんお聞きしたい。その御返事いかんによっては、私のあとの質問がだいぶ省けますから、ひとつ午前中の御答弁をそのとおりしていただきたいと思います。 それは、総理府副長官のお話では、今度の福岡県の集中豪雨の被害の状況をよく現状把握をして集計し、査定が終われば、ことしの水害、これは七月以前の被害、また昨年等の被害等から見てみても、激甚地の指定がなされる可能性もある。特に各市町村においでは、そ……
○田中(昭)委員 私久しく大蔵委員会に出ておりませんから、いろいろ前の大蔵委員会で論議されたことを全部承知しておりませんし、そういう意味で包括的なことからお尋ねしますから、重複するものがあればひとつ適宜取捨選択してお答え願いたいと思います。 まず最初に、私、現在の日本の税制の中で、まず所得税、所得税というのは、収入のあるところから税金を取るという行き方になっております。そういう意味では、先進国の中でも一番重要な税制になっております。そういう意味ではたいへんりっぱな税法だと思っております。その反面、間接税の消費税、物品税等を見てみますと、わが国の税制の中でも、たいへん大衆収奪といいますか、収入……
○田中(昭)委員 きょうは大臣の所信表明に対する質問でございますが、私も当委員会に初めて参りまして、郵政事業につきましてはずぶのしろうとでございます。その意味では大臣もなかなか人格的にも評判のいい方でございまして、私はきのうの審議を見ておりましても、そういうしろうとを郵政官署が聞き入れるというような立場にならなければ、いろいろな面が改善できないではないか、こういうふうにも思いますし、きょうはひとつ大臣と郵政事業のしろうと同士が――まあ大臣はしろうとでないかもしれませんが、そういう意味で、いままでの慣行とかいうものにとらわれずに、わかりやすく、国民から見ても郵政事業がすっぽりして、明確に今後進展……
○田中(昭)委員 NHK予算案につきまして質問申し上げます。 昨日から、各委員の質問なり、郵政大臣をはじめ前田会長のそれに対応する御答弁を聞いておりまして、私は、この四十八年度のNHK予算案に対しまして一般国民が寄せておりますものの一つの重要な論点というのは、やはりこのNHKのあと地売却問題、これが重要な要素になっておる、このように思いますし、これに関連いたしまして起こりました世論というもの、並びに選挙後のいわゆるこの問題のクローズアップ、またこれに対する各関係者のいろいろな努力、また特に昨日から聞いておりましても、郵政大臣もたいへんこの問題についてはほんとうのところ心配されておった、このよ……
○田中(昭)委員 委員長、定数を集めてください。
【次の発言】 私は、きょうはまず前田会長さんにお尋ねしていきますが、いわゆるあと地の売買につきまして、NHKと三菱地所との売買契約ができましたときに、これはたいへん社会的に問題だということで、マスコミも相当取り上げまして、いろいろ騒いだわけでございますが、NHKの言い分としては、自由経済のもとにおきましてはこの商行為は正当であるというような、正当性をもってお述べになっておったようでございます。そこで、会長さんがこのように言われたと私は聞いております。高く売れるということは国民にとってもたいへん利益になることだし、高く売れたいわゆる売却益を国民に……
○田中(昭)委員 私、まず郵政大臣にお尋ねしてみたいと思いますが、いまの森井委員からも公定歩合の引き上げにつきましての質問がございましたが、聞いておりましても、私たいへん――郵便貯金金利の引き上げというのがきょうの審議会できまろうとしておる段階において、世間では新聞等でいろいろ報道なされておる。それに対してこの国会審議の場で言えるとか言えないというようなことで、この委員会が何かしらぬ対立的なムードになることはよくないと私は思うのです。たいへん国会軽視の云々というようなことが最近はやっておりますけれども、そういうことになっては、私は国会だけの問題ではなくて、国会の外におられる国民大衆から見れば、……
○田中(昭)委員 私は、まず簡易生命保険の全体的な、一般的なことからお尋ねしてみたいと思います。
この簡易生命保険は国営の事業として行なわれておるわけでございますが、そのことにつきましては一応の説明はございましたけれども、ひとつ、いままでの質疑等を通しまして、これが国営事業としての基本的な当局のお考えはどのようにお考えになっておるのか、もう一回聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま当局から、法第一条の目的をお述べになると同時に、国民経済の安定と福祉の増進ということを考えなければならない、そういうことは一応わかったわけでございますが、現状としまして、この加入者の状態を見ており……
○田中(昭)委員 郵便切手類の売りさばき所に対する手数料を引き上げますところの今度の法律の改正でございますが、私まず現在の社会経済情勢等から考えてみまして、特に田中内閣になりまして、以前の経済成長、産業の高度成長というようなものの行き方を変えるというために、変える方向に田中内閣は進むべきである、そういう国民世論を背景としまして努力されておると思いますが、聞くところによりますと、相当経済の実質成長も高いようにも現在聞いております。こういう中で国民が一番求めておりますのは、何といいましても物価高の問題、物価の急騰並びにそれに関連します一切の経済活動、社会問題、また最近特に目立ってきましたものは投機……
○田中(昭)委員 昨日に引き続きまして、国際電電の皆さんにおいでいただいて、御質問申し上げるわけでございますが、大臣が所用がありましておくれておりますから、大臣の質問時間をあとに回しまして、菅野社長さんをはじめ国際電電の方々にお尋ねしたいと思います。 国際電電株式会社の創立は二十年前になるわけでございますが、この事業の性質上、聞きますと、専門的なことも要します関係上、郵政省出身の方がKDDの重要な部門を占めるということによりまして、ほとんど郵政省関係出身者によって占められておった。そういうお役人さんが出発当時あったわけでございますが、今日二十周年を迎えまして、大きな発展を来たしておることは私……
○田中(昭)委員 きょう私は具体的な問題に入ります前に、わが国のこのような経済発展の中で、経済的な問題でいま一番問題になっておるのは物価の急騰、これがたいへん異常な状態であります。市民生活をたいへん脅かしております物価の問題につきましては、いろいろな総合的な角度もあろうかと思いますけれども、私は物価の上昇がどういうことで続くかということよりも、その物価上界の続く中で、利用者なり消費者が納得のいく料金、物価の上昇であるならばまた納得してもらわなければならない問題もあるか、こういう考え方で、そういう面でこの物価上昇の続く中では、利用者、消費者の安定感といいますか、不安感をなくするような方向には努力……
○田中(昭)委員 本日、日本放送協会の昭和四十五年、四十六年決算報告につきまして質問を申し上げる前に、昨日から前田会長からいろいろ御発言をいただいておりますが、私もその御発言を聞いておりまして、会長が二十数年間いろいろ自分の信念に基づいて今日までの放送協会を盛り上げてこられたということに比較しまして、私はまだそれに比べれば一年生でございまして、たいへんそういうために、本年度の予算審議の段階においても失礼なことを申し上げたかもしれないと思って自分で反省すると同時に、いままでの会長の御功績に対しては万感の感謝を申し上げ、さらにまた今後はおからだに気をつけられまして、今後の御活躍を心から期待申し上げ……
○田中(昭)委員 私は最初に、現在の郵政事業のうちで、特に郵便事業の実態はすなわち人力に依存する事業でありますゆえに、客観情勢いかんによってはきわめて弱い部分があると認識しております。国民へのサービスが完全に行なわれない、したがって郵政省としては事業の将来のために、また国民のために、何か現行制度に対して抜本的な改革をするべきであり、郵政省あげて英知を集め、考える時期が来たのではないかというふうな感じがしてならないのです。以下、そういうことを踏まえまして二、三の御質疑を行ない、郵政省の御見解を伺いたいと思います。 まず、郵政事業の中で特に郵便事業は、宿命的にいま申しましたように人力に依存する事……
○田中(昭)委員 私はきょう最初に、昨日も問題になりました簡易保険の団体払い込み問題につきましては、いままでも当委員会におきましていろいろその問題点が議論になり、われわれ日ごろ心配もしておったわけでございます。たまたまきのう委員会でたいへんな問題が論議されまして、それを聞いておりまして、この問題はただ委員だけで論議していく、また当局側の御答弁を聞いておりましても、ほんとうにこの問題について改善すべきものは改善するというような強い決意が薄いのではなかろうか、こういう感じがしてなりませんものですから、この問題につきまして最初にもう少しお尋ねしてみたいと思います。 事件の内容についてはきのうも論議……
○田中(昭)委員 私は、去る日曜を利用いたしまして、先ほど岡本議員から申し上げましたように、公明党の調査団の団員の一人といたしまして現場にお伺いしてまいりました。 そこで、まず宮崎参考人にお尋ねいたしますが、新聞報道によりますと、あなたはこの事件で告発が起こりましてから、元所長の神出所長の発言を確認に行かれた、簡単にいえばですね。元所長が悪いことをやった、それを新聞発表した、それがほんとうだったのだろうかどうだろうかということをあなたは現場へ確認、そのほかのこともあって調査に現場におもむかれた。間違いございませんね。そうして、あなたは九日に、私のほうの調査団の一員と、そこにいらっしゃる県の局……
○田中(昭)委員 私も福岡県の新宮で起こりました新宮奇病というものにつきましていろいろお尋ねしたいと思います。時間があまりございませんから、ひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思います。 まず、この問題につきまして厚生省のほうから一応の概況報告をいただいておりますが、この中から一、二お尋ねしたいと思います。 まず、事故の概要の中で「患者宅の井戸水のみが、アムモニヤ性窒素や過マンガン酸カリウム消費量等に特異な反応がみられたので、」云々という ふうにございますが、この点は、こういう薬物があることは健康上はどういうことになりましょうか。
○田中(昭)委員 初めに、大臣の財政演説並びに本会議等におきます政府答弁を聞いておりますと、今般の異常な事態を招いた政府の政治責任について、政府にみじんも反省の色がうかがえないということを、私非常に憤りをもって感じておるのでございますが、時間も少ししかございませんから、一、二の点について御質問申し上げます。 本国会が再開されましてきのうまで、また当委員会におきましても、最近の異常事態につきましてはいろんな論議がかわされてきましたが、この現在の経済の混乱の状態と政府のその施策の失敗の数々は、さらにここでいろいろ繰り返すまでもございません。この政府の失政の結果は、いわゆる弱い立場の人々の賃金収入……
○田中(昭)委員 きょうは大蔵委員会にお忙しい三方に来ていただきまして御意見を聞かしていただきますことを、たいへんありがたく思います。ただ、いままでの質問と重複する点もあるかと思いますが、ひとつなるたけその点しんしゃくされまして、御意見を聞かしていただきたいと思います。 わが国の経済運営の目標は、従来の経済の量的拡大から、国民生活の質的充実に重点を置く方向に転換を遂げつつあるわけであります。その中にあって、金融面におきましては、このような経済運営の転換に即応して、産業に重点を置いた金融の中で形成されてきました慣行を、今後は福祉を優先した社会に適合するものへとっくり変えていくことが要請されてお……
○田中(昭)委員 ただいま提案になっております割増金付貯蓄につきましては、けさほどから各委員のいろいろの質疑等、また政府の答弁を聞いておりまして――私も質問を繰り返すところがあるかと思いますが、これはいままでのことを聞いておりますと、この法案は、たいへん善良な国民の貯蓄に対する考え方というものに対して、いままでにないことを行なおうとしておる。先ほどの政務次官の答弁の中からも、これはあまりよくないから差し控えたいけれども、とにかく物価抑制のためにやらしてもらいたいというようなものであるということを聞きました。また、政府のそういう考え方を私聞いておりまして、政府が考えたことはとにかくやるんだという……
○田中(昭)委員 質問を続けさせてもらいます。 割増金付貯金につきまして大臣にお尋ねするのは初めてでございますが、時間の関係、諸般の事情がありまして、簡単に質問を進めてまいりますから、どうかひとつ的確なる御答弁を期待しておきます。 まずこの提案理由の説明を見ますと、確かに、現在の混乱した状況の中で、一つの施策として貯蓄の奨励が重要な問題であることは私もわかるわけでございますが、その結果、国民のいわゆる堅実なる消費生活が実現する、前にそういう目標があるわけですね。そうすれば、政府としては、貯蓄の増強がなされたとして、健全なる消費生活というのはどういうものを描いておられるか、大臣からお答えを願……
○田中(昭)委員 割増金付貯蓄法案につきましては、いろいろ審議の途中で政府の考え方を聞いてまいりますと、賛成する部分がたいへん少ないし、勉強すればするほどいろんな重要な問題が浮き彫りにされてきたと私は思っております。そこで、私もまとめてひとつ政府の考え等をお聞きしながら、また意見も交えながら簡単にお聞きいたしますから、ひとつ私の意のあるところをくんでいただきまして、それを確認するというような意味も含めて御答弁いただければありがたいと思っております。 わが国は、昭和三十年代半ばから経済のいわゆる高度成長が続いてまいりまして、物価は長期的、持続的上昇を続けてきたわけでございます。簡単に申し上げま……
○田中(昭)委員 印紙税法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を承ったわけでございますが、その最初に、「最近における経済取引の推移等に顧み」と、こうございます。そこで、これは抽象的なあらわし方でございますが、こういう間接税の一部であります印紙税を改正するということが、この経済取引の推移ということによって考えられるとするならば、その経済取引の推移というのは、どのような推移を見て印紙税の改正をなさるおつもりですか、それをまずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 確かに国民経済が大きくなっておるということはわかるのですけれども、それがただ大きくなればいつでもやっていいかという疑問も残るわけで……
○田中(昭)委員 中東戦争に端を発しました石油危機から、世界のたいへんなインフレ、不況、こういうものと同時に、食糧の、不足、異常気象によります食糧危機の顕在化、こういうものが世界的大変動期になっておる現在におきまして、わが国の利害も対立し、その解決の道はたいへんきびしいものがある状況でございます。 そういう中で、この通商交渉においてもたいへんな困難があろうかと思いますが、昨年、東京宣言によりまして新国際ラウンドの開始が告げられて、自由貿易の拡大のために、関税率の引き下げ、非関税障壁の軽減、撤廃を求めて、その調整交渉が進められておるのでありますが、各国の関税水準を平準化せよ、EC等の諸国からは……
○田中(昭)委員 私は、きょうは税の取り過ぎが数兆円あるという問題を中心にして、お尋ねなり意見をただしていくわけですが、せんだって、私、党を代表いたしまして本会議で福田大蔵大臣に質問をいたしました。そのときに大臣の御答弁があんまり簡明過ぎたところもございまして、私としてはたいへん残念に思っております。きょうはひとつゆっくりその点を詰めていきたい。 まず最初に、これはもう当然のことだと思っておりますが、わが国の予算は、歳出予算額が大体きまりますと、それをまかなうための税収その他の収入によって歳入予算もきまっていく、これはもうこのとおりでございますね。お認めいただいておるようでございますが、そう……
○田中(昭)委員 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました公明党提出の臨時超過利得税法案に賛成し、自民党提出の会社臨時特別税法案、社会党提出の会社臨時特別税法案並びに共産党提案による臨時超過利得税法案について反対の討論を行なうものであります。 異常な諸物価の高騰によって、国民生活は破綻の危機に瀕しているといっても過言ではありません。 この物価高騰が、基本的には、政府・自民党のこれまでとってきた高度成長、大企業優先の経済政策の誤りによるものであることは言うまでもありませんが、特に、昨今の狂乱状態ともいわれる物価高騰は、さきの当院予算委員会等で明らかにされたように、石油危機やインフ……
○田中(昭)委員 私最初に大臣の意見につきまして、簡単にお伺いします。 原田新郵政大臣の意見がここに付されておりますが、その中で、最初に、ことしもまた同じくこのNHKの予算については「おおむね適当である。」というようになっております。しかしNHKの四十九年度予算は経常収支で――先ほどから話がありましたが、重複しますけれども、ひとつなるたけ詳しくまた御答弁いただきたい、また大臣も変わった点から御意見をまぜながらお答え願いたい。経常収支で四十五億五千万の支出の超過。このために大事な三十四億九千万円の事業安定化資金を全額使用するということとなっておりますが、このような物価高騰のおりでございますし、……
○田中(昭)委員 私は、きょう提案になっております二つの法案に関連いたしまして、まずお尋ねしたいと思います。 わが国の高度経済成長という政策が、昨年あたりからたいへん経済の混乱を招いておるわけでございますが、こういう中で、ことしになりましてから、保険行政並びに民間の保険会社等につきましても、このインフレが続いていきます経済情勢の中で、何とかいままでと違ったものを出していかなければならない、いわゆる保険行政の転換といいますか、保険業界の体質変化といいますか、そういうものが行なわれておるようでございます。また、大蔵省もそういうことを考えていろいろ指導もなさっておるようでございますが、こういう環境……
○田中(昭)委員 私は公明党を代表いたしまして、簡易生命保険法の一部を改正する法律案に反対の意思表明をいたすものであります。 簡易保険に割り増し金をつけるということは、厳格に見て割り増し金をつけることにはならないこの制度に反対せざるを得ないのであります。 いま、この狂乱物価、インフレの対策として、国民のささやかな資金の吸収は的はずれであります。さらに、国民の射幸心をあおり、投機的行為で行なうことは、政府が財政金融政策における失政の責任をたな上げにして、インフレ、物価高の責任を国民に押しつけるものであります。 第一に、生命保険に割り増し金をつけて行なうということは、生命保険の根本精神からも……
○田中(昭)委員 きょうは国際電電の社長さんをはじめ幹部の皆さんに多数おいでいただきまして、多忙のおりに時間を拝借するわけでございますが、私たち国際電電のことをよく認識できないこともございますから、どうか十分教えていただきたいということをお願いいたします。 最初に、本年度になりまして国際電電の概況説明を見せてもらったわけでございますが、これが実は私の手元に昨日参りまして、いろいろ勉強することにおいてたいへん勉強が足りない点もあったような経緯がございますので、やはりこういう事業概況報告並びに事業計画等につきましては何日か前にいただくのがほんとうではなかろうかと思います。今年度のこの事業報告書が……
○田中(昭)委員 逓信委員会もこれが最後になるかと思いますからいろいろな問題をお聞きしますけれども、委員長におかれましても、答弁者におかれましても、ひとつ十分その点を配慮いただきたいということをまずお願いします。 質問申し上げます項目をまず最初に申し上げておきますと、最初に郵便料金等の値上げ問題、これを最初にお伺いしたいと思います。次に人命尊重と船舶の安全、緊急発信装置といいますかSOSブイについて、三番目に、これに関連し電波法の改正についてお尋ねし、最後に記念切手の発売についてお尋ねしたい、このように思います。 簡単にお尋ねしてまいりますが、今月に入りましてまた、いまの狂乱物価がまだおさ……
○田中(昭)委員 いま検査院のほうのお話によりますと、やはり会館の建設については計画がきちっと実行されるのが一番いいというような御発言でありますが、いまおあげになったのが福岡の会館のことで、私いつも福岡の会館のことで会長さんにお願いするなり何度か申し上げたわけでたいへんあれでございますが、そういうNHKが財政的にもたいへんな状態がもう昨年あたりから出ておる。そこで先ほどからも資産を再評価したらどうかというような話も出ている。しかしまた別な面からいえば、先行取得という、私はNHKがそういうために先行取得することがどうかということはNHKの経営上の問題だろうと思いますけれども、福岡の場合で見ますと……
○田中(昭)委員 私は最初に郵政省所管の特別会計、一般会計が赤字になっておることにつきましてお尋ねをしていきますが、いままでの御質問と重複することもございますが、ひとつなるべく親切に教えていただきたいと思います。また変わった面での、立場でのお話も承りたいと思います。 最近のわが国の経済は、政府の産業第一、高度成長政策によります悪性インフレーション、この進行の中で、特に昨年来の狂乱物価による経済の混乱と国民生活破壊は目にあまるものがあります。そして、本年の参議院選挙前後の政府・与党の公約も物価高については有名無実であり、さらに悪化しておる現状であります。この政府の高物価政策の中で、公共料金であ……
○田中(昭)委員 最初に、大臣の都合で要約して御質問いたしますから、そのつもりで御答弁いただきたいと思います。 現在のこのような狂乱物価に引き続きます物価高騰の中で、特にまた最近は不況の中のインフレという状態の中で、公共料金の最たるものであります郵便料金が、このように国民の苦しむ生活の中で上げられようとしております。これはいま土橋委員からも御質問がありましたが、私も基本的に郵便法第一条に掲げてありますことと、今度の料金値上げを見てみますと、国民に対してはたいへん過酷なる値上げではないか、このように思うわけであります。 そこで、先ほど大臣からのごあいさつの中にも今回の値上げについての御説明が……
○田中(昭)委員 私も久しぶりの大蔵委員会でありますが、当委員会の各委員の先生方が、税法の改正ということについていろいろ熱心に御討議なさっておることを聞きまして、私も心強く思ってきょうは質問さしてもらうわけでございます。 いまも東中委員からお話があっておりましたように、税務行政の中には大変むずかしい問題が存在しておることは私もわかるのですが、いろいろな議論をいたしましても、この委員会における税法改正についての野党の立場での意見というものが、その年の税法改正に反映したというのはほとんど見たことがない。そういうことも、ほかの国会審議と並べてみて、どうも私は納得がいかない。大蔵省にはきつい言葉です……
○田中(昭)委員 今国会始まって最初の、大臣に質問申し上げる委員会が再開時刻に至ってもなかなか定数がそろわないということは、私は本当にばかにしたことだと思うのです。今後こういうことのないようにひとつ委員長に取り計らっていただきまして、委員長のたっての質問をしろというお勧めでございますから、始めていきます。 所信表明を読ましてもらいますと、その中に最初に、いまの厳しい経済社会情勢の中で公共の福祉の増進に努めるということがございますが、これは当郵便事業について、大臣としてどのように具体的に施策をお考えになっておりますか、まずお聞かせ願いたいと思います。
○田中(昭)委員 昨日に引き続きましてNHKの幹部の皆さんおいでいただきまして大変御苦労さまでございます。 まずNHK会長さんにお伺いいたしますが、協会の経営の基盤ということにつきましてお伺いいたしたい。 五十年度の予算を見てみますと、受信料の収入の伸びは大体四・一%というような状態で、頭打ちの傾向があるといわれておりますし、そういう状況もわかりますが、片や支出の方は大変な伸びで、また激しいインフレの影響を受けました中で大体一七%程度。もう抑えようがないような状態ではないか。このままでは経営が行き詰まるのは火を見るよりも明らかでありますし、そのために番組の内容にいろいろな問題が出てきたり、……
○田中(昭)委員 日本放送協会の予算の審議に当たりまして、先ほど発言がありましたように、私の質問に対して間違いがあったそうであります。いま訂正の御発言をいただきましたが、問題は国内放送費の額であったわけでございますが、この問題については、いまの数字で了解いたします。 そこで、私、こういう間違った数字のために保留しておりました質問、関連のある質問でございますから、少しさせていただきたいと思っております。 その前に、私、いつもNHKの方には申し上げておりますが、受信契約の数、その把握というものについて特にお尋ねをしたり指摘をしたりしてきたわけでございますが、これは現在のNHKの経営基盤の上にも……
○田中(昭)委員 今回の郵便料金の値上げの審議に当たりまして、ただいま理事の先生方を初め、委員長を中心に理事会が行われまして、聞くところによりますと、この辺で料金値上げの審議もひとつ終わらしてもらいたい、こういう話もございまして、この審議がこの国会の委員会の場で審議されておりますことについては国民も大変強い関心を持っております。私たちもこのたびの料金値上げは大変な大幅なものであり、いままでの審議を通じてみても納得できない点が多々ある。そういうことでいろいろな資料の要求がありまして、その資料もいまただいま見せてもらうというようなことで、今後の審議に私はさらにまた慎重を期さなければならない。その意……
○田中(昭)委員 簡易生命保険法の改正に当たりまして、基本的なことから、私、現場の状況等をまず最初いろいろお尋ねしまして、本論に入っていきたいと思います。 この簡易生命保険法の改正で私もいろいろな勉強をさせてもらったわけでございますが、ここに簡易保険の第一線で働くセールスマンの基本的なものを書いてあるのを私読ませてもらいました。その中から順序に従ってお尋ねしていくわけですが、まず最初に、簡保事業としても企業努力が必要であるということが掲げてあるわけでございますが、現在簡保事業は四千八百万件近い契約者を持っておって、この「多数の契約者からの信託を担っている」、こういうふうに最初に書いてあります……
○田中(昭)委員 四十八年度の日本放送協会の決算についてお尋ねするために、会長さんを初め幹部の多数の皆さんの御出席を得てお尋ねをするわけでございますが、まず私は、四十八年度の収入支出の決算表を見まして、そこからお尋ねしていきたいと思いますが、その前に、NHKのこの決算というものから何が引き出せるだろうか。もちろん会計検査院の検査も受けてあるわけでございますが、特にわが国の経済の成長の混乱期でもありますし、そういう中で四十八年度の決算が今後のNHKの実際の運営について、幾つもあると思いますけれども、その中でもどういう点を今後の参考といいますか、今後のために資していくものがあっただろうかと、こうい……
○田中(昭)委員 先週に引き続きまして、貯金法の一部改正でお尋ねするわけですが、貴重な時間でありますからいままでの議論を踏まえて抽出してお聞きしていきたいと思います。
その前に、このたびの貸付額を二十万から三十万に引き上げる、こういう改正でございますが、この引き上げなければならない理由はどういうことでしょうか。
【次の発言】 この郵便貯金の現在高等に関連してでございますが、郵便貯金の口座が大変多くなっておりまして、人口の二倍以上の二億四千万口からの口座に上っておるのでございますが、これはどういう事情によるものでしょうか。
【次の発言】 この郵便貯金は庶民のささやかな金を貯金するという趣旨で設……
○田中(昭)委員 きょうは、延長国会になりましてその会期も終わりになろうとしているときに電電公社を初め国際電電の皆さんに多数来ていただきまして大変感謝しておるものでございます。 私はきょうは一般質問ということで、特に現在の物価に対する国民の心配、こういうものを中心にお答えを聞きたい、このように思っておったわけでございます。郵便料金についても国民の立場に立って私たちは反対の線で審議も尽くしてきたわけでございますが、それに引き続いて電電公社の料金値上げの問題も問題になりましたけれども、政府の指示によって一応電電公社の料金値上げは凍結ということに聞いておったわけでございますが、電電さんとしましては……
○田中(昭)委員 現在の経済情勢の中で、特に国際的にも大変な経済の不安という状況がございますが、わが国のこのような経済的な景気の落ち込み、それから不況下のインフレも懸念されております中で、最近の政府の施策の中で一番問題ではなかろうかと思いますのは、今回の金利の引き下げの問題であります。 時間も余りございませんから、簡単に、先日からの委員会での議論を再び繰り返そうとは思いませんけれども、そういう意味において端的にお尋ねいたしますから、有効な答弁をひとつお願いしたいと思います。 今回の金利の引き下げに関連して郵便貯金の利率まで引き下げたことは、大衆の預金者にとってはインフレによります貯金の目減……
○田中(昭)委員 郵政大臣の所信表明に対する質問を行う前に、私は、いま世界を初め、わが国の政治、社会全般にわたりまして混乱をもたらしましたロッキード事件、これはどうしても真相究明を図らなければなりません。 そこで、当委員会でも関係のある電電公社の経営委員である小佐野賢治氏について政府の釈明が先日ありましたが、どうしても納得がいきません。村上郵政大臣は、公社を監督する立場でもあり、わが国の民主政治の中でも長年の功労者でもあります。さて、この事件について三木内閣は、日本の政治の名誉にかけて解明すると国民にも約束しております。その内閣の国務大臣であるあなたは、現状のこの政治危機を打開し、国民の疑惑……
○田中(昭)委員 きょうはNHKの公聴会に諸先生方参考人で来ていただきまして、心からありがたく思います。時間が大変短く制限されておりますから、早速お伺いするわけでございますが、まず北沢先生にお尋ねしたいと思います。 二点ございまして、一つは国民の意向をNHKの経営事業にどのように反映するかということでございまして、御存じのとおり日本放送協会は、申すまでもなく放送法によりまして公共放送としての存在基盤があるわけでございますが、現在までそのような使命に立って全国に放送事業を行ってきたわけであります。しかし、最近に至って内外を問わず、放送法の精神、設立の目的とは大分異なってきたとの批判、批評がござ……
○田中(昭)委員 NHK予算について、当局の幹部の皆さん、遅くまで御苦労さまでございます。私の質問が最後になるかと思いますが、ひとつ明快な納得のいく御答弁をいただくように前もってお願いする次第でございます。 各委員から広範な御意見なり、当局から御答弁があったようでございますが、重複する点もあるかと思いますが、その点については私がまだ納得いきませんからお尋ねするわけでございまして、あらかじめ御了承を得ておきたいと思います。 そこで最初に、私、このNHKのことをいろいろ勉強します中で、何といいましても当局のいままでNHKの経営に当たってこられた方々、また関係者の方が衆知を集めて努力してつくられ……
○田中(昭)委員 きょうは参考人の先生方には御苦労さんでございます。時間の関係で、まず竹内参考人にお話をお伺いしたいのです。 先ほど電電公社は公共企業体であるという原則をお述べになりました。私も大変貴重な御意見だ、同感であります。その公共企業体の公共料金であります電話電信料金の改定に当たっては、他の物価に比べて安いからということはとるべきじゃないということは大体ほかの先生方もそのような御意見でございましたし、私もそう思います。さらに家計費に影響を与えないからということでございましたけれども、これも私は先ほど先生がおっしゃったようにその倍率が二倍とか三倍とかということはやはり消費者に与えます影……
○田中(昭)委員 今臨時国会におきましては、御案内のとおり国鉄の運賃値上げ法案、電電公社の値上げ法案、この二つと財特法が重要法案になって国会も動いておるわけでございますが、その中で逓信委員会もきょうは定例日ということで、先ほどの理事会で、野党の私としましては、この値上げ法案については直ちに賛成はできませんし、絶対反対の立場を私たちは貫いてきました。といいましても審議はしなければなりませんし、その審議については慎重審議を強力に理事会で申し上げましたけれども、まだその確約もないまま議事の進行上、私がただいまから申し上げることは電電公社の認可料金の問題でございますが、その前に一言委員長にお願いをして……
○田中(昭)委員 まず委員長に強い抗議を申し上げます。 この重要法案に対しましては、きのう、きょうとたった二日間の審議で値上げ法案を上げようとする、その中で私たちは反対の立場から慎重審議ということだけを頼りにいろいろな慎重審議の条件を申しましたけれども、全部踏みにじられた。きのうの委員会での私の質問も、全部委員長が御存じのはずです。私はうそは申し上げません。委員長はこの場で――議事録に残っております。だけれども、私先ほど委員長に対して質問をお願いしましたけれども、打ち切られました。 こういうことを言っておりますと、せっかくの総理に対する時間がなくなりますから、その意味で質問を続けます。 ……
○田中(昭)委員 郵便貯金法の一部改正の問題から先に御質問申し上げたいと思います。 いま、各先輩の先生方から貯金会館の問題についていろいろお尋ねがありました。法案自体の改正は昨年の国会におきまして問題になった問題でございますから、なるたけ議論を省略いたしまして、一つ最初にお聞きしたいことは、今度のこの改正によりまして貯金会館の設立並びに運営についての法的根拠というものをつくってきたわけでございますが、私はこういう問題の中でそういう外形的なことだけをつくればいいということには賛成できないのです。もちろん法律的な裏づけも当然必要でございますけれども、この財団法人の設立、運営等を考えますと、この貯……
○田中(昭)委員 今国会始まりまして最初の大臣の所信表明に対する質問でございますが、きょうは朝早くからずっと審議が連続しております。大変お疲れだろうと思いますが、ひとつ大臣の体のことも心配しながら質問いたしますから、簡潔にひとつ具体的に御答弁をお願いしたいと思います。 また、自治省の方からおいでいただいておりますが、ちょっと前もって大臣に専門に聞いてまいりますから、それまでお待ち願いたいと思います。 郵政大臣、あなたは福田内閣の目玉として、若い郵政大臣として誕生になりました。また、それを自分で自負なさっておるようでございますね。そこで、そのあなたの国民の世論にこたえる意味においても斬新な施……
○田中(昭)委員 きょうは参考人の皆様御苦労さまでございます。放送事業につきましていま起こっておりますいろいろな問題国民の心配しております問題等をここで代表としていろいろお尋ねするわけでございます。 けさほどからずっと、いま問題になっておりますオリンピックの放送について、皆さん方のお話も聞いておりまして感じておりますことからまず確認しながらお尋ねしていきたいと思いますが、オリンピック放送を放送事業者の方がやっていただく、このことに対する国民の期待といいますか、こういうものは本当に全国民挙げて健全なる放送がなされなければならないというように思っておると私は思います。このオリンピックというものが……
○田中(昭)委員 郵便貯金は、郵便貯金法によりまして、簡易で確実な貯蓄の手段をあまねく公平に利用させることによって、国民の経済生活の安定を図り、その福祉を増進さぜることを目的としております。事業の運営は当然この趣旨に沿って行われなければならないものと考えますが、郵政当局ももちろんこの趣旨に沿うような努力はしていると思います。しかし昨今マスコミを通じて郵便貯金に関する報道が広く行われ、一つは総額制限額が励行されていないとか、高額所得者の脱税の温床になっておるとか、税務調査の聖域になっておるというような非難も相当あるように思われます。 国営事業は、国民の理解と支持があって初めて運営し得るものであ……
○田中(昭)委員 私も、引き続きまして、まず公定歩合の引き下げの問題につきまして、大臣にいろいろ教えていただきたいと思います。 大臣は、金融のことは専門であると思います。この前当委員会で、預金をすれば十年後には金利が幾らになるかという質問に対して、局長よりも先にいい答弁なさったから、金利のことについてはこれはもう当然大臣としましてもいろんな御見識があろうかと思いますが、まず公定歩合の引き下げをやらなければならないというわが国のいまのこの現時点の状況、こういうことについて、郵政大臣であるとともに国務大臣でございますから、そういう立場でひとつ現在のわが国の経済状況、公定歩合の引き下げ、こういう問……
○田中(昭)委員 今国会の逓信委員会におきます一般質問も最後の機会かと思います。そこで、今会期中に問題になりました点、特に私が大臣にお尋ねした点、その中で不十分な点を再度確認をしながら質問を進めてまいりたいと思います。 最初に、まず郵便貯金の金利の引き下げ問題でございますが、このことにつきましては郵便貯金の性格上、当委員会においてもそれぞれ議論もし政府の考え方も聞いてまいりました。また、その中で国民のいわゆる生活の実感から出てきます郵便貯金に対する考え方等を、私は国民を代表してこの場で郵政大臣にもお尋ねしたわけでございますが、その結果大臣は郵便貯金については慎重に取り行っていくとか白紙である……
○田中(昭)委員 最初にオリンピック放送に関連をしましてお聞きしておきたいと思います。 その前に、前回私質問いたしましたときに、放送界のいわゆるテレビ関係の放送業者、業界のことをいろいろ将来のことについてもお尋ねしたわけですが、その中で大臣は、現在のテレビ放送業界は混乱はないのか、こういうふうに私が言いましたら、そういうのはないんだというような御発言があったわけです。いままでずっと昨日の審議等も聞いておりますと、やはりいまもきょうの答弁でも大臣は、放送業界ががたがたしているというようなことをおっしゃったようですが、私はそれがどういうところに原因があるか、大臣はどういう認識を持っておられるか、……
○田中(昭)委員 私は少々の時間をちょうだいいたしまして、大蔵省の方が都合があるそうでございますから、そちらから先に質問を申し上げてみたいと思います。 最近のわが国の状況は、私が申すまでもなく大変な国家財政の危機で、そして国民は、その中での不況の脱出、企業の倒産、失業の増大ということで大変に苦しみ、問題になっております。そういう中で、いま時の問題となっております増税か公債の増発かという問題があるわけです。 そこで、たまたま増税の問題に関連しまして、昨晩NHKでニュース解説がありました。大蔵省の方もそのニュース解説を見ていたかどうかしりませんが、取り上げられた問題は医師の優遇税制ということで……
○田中(昭)委員 御質問を申し上げます前に、午前中の二人の委員の質問、答弁等を聞いておりますと、私たちも逓信委員会でずっといつも指摘しておりました事故防止ということについて、何かしらん責任を感ずるといいますか、もう自分ながら恥ずかしいというような気持ちもして、これはどうなるものだろうかという心配も起こったわけでございます。でありますけれども、一応事件の問題につきまして質問を詰めてまいります。 いまわが国の状態というものは確かに不況で、生活が大変苦しい国民が、その防衛手段としてささやかな貯金をして、その金利で何とかやりくりしているという現在のこの社会経済環境のもとにあって、昨年は二回の郵貯金利……
○田中(昭)委員 御苦労さんでございます。 けさほどから各委員の質問を聞いておりましたが、現在の放送界の中で、公共放送のNHKや民放がそれぞれいままで努力をしてまいられて、特に、公共放送であるNHKのいま置かれております環境は、意見書等にもありますように、大変厳しい環境であるという認識があるわけでございます。それに対して先ほどからいろいろな意見交換が行われておりますが、NHKを育て、また指導もしていかなければならない郵政省の考え方が先ほどから問題になっておりますが、大臣の意見書という形で出ておりますが、それに対して私はまず一点もう一回簡単に聞くわけですが、いままでの議論を聞いてみますと、いわ……
○田中(昭)委員 初めにお願いしておきますが、時間が限られておりますから、ひとつ簡潔に要領よくお答え願いたいと思います。
まず、最初に郵政大臣の方にお尋ねしますが、先日大臣の所信表明をお伺いいたしましたが、その中で、テレビ放送が国民生活に必要不可欠なものになっているというふうに言われておりますが、そのような認識のもとで、今後どのように対処していこうとされるのか、簡単にお答えをお願いします。
【次の発言】 テレビが二十五周年を迎えた。このテレビ放送の記念すべきときに例の電波ジャックが起こりました。これで、一部ではありますが、国民に大変不安を与えたことははなはだ残念なことです。
このような重要……
○田中(昭)委員 私は、きょうは前回の委員会で保留になっておりました問題についてお聞きしていきたいと思います。 先日のこの委員会で郵便貯金と脱税問題について取り上げまして、大臣に聞いたわけでございます。簡単に申し上げますと、その一つは、第一線の郵便局の現場などにおきまして貯金の勧誘が行き過ぎておるならば重大であるということ、また、二つ目には、課税当局のおとり捜査というようなものがあればさらに重大であるということ、こういう二点を指摘したわけでございますが、御答弁が少し明確を欠いておったのではないかという感じが私はしておりますから、改めて大臣の御答弁をお願いしたいと思います。
○田中(昭)委員 最初に、いま上程されております法案とはちょっとそれますけれども、郵政省にも大いに関係のございます困った事件が起こっております。いわゆる成田空港事件でございますが、そのことを最初に大臣にお伺いしたいと思います。 三月二十六日のあの空港乱入事件で、報道されるところによりますと百六十五人の逮捕者が出ておるようでございますが、このうち身元が確認された者の中に公務員が十四名もおる。さらに、その十四名の中に郵政省職員が残念ながら六人含まれておる。電電公社の職員が四人おる。合計しますと郵政省関係で十人を占めておるということでございます。しかも、管制塔に乱入した六人のうち二人が郵政職員であ……
○田中(昭)委員 きょうの議題になっております特定郵便局長の不正事件は重大な事件でございまして、当委員会におきましても例にない集中審議まで行ったわけでございますが、いまから私が申し上げることは、この重大な事件に関して集中審議まで行いました中での当局の御答弁、認識等において間違いがあったり、疑問が持たれるような不穏当な答弁が大変多いようでございまして、それをこのままにしておきますことはよくございませんし、本当ならば当局の方からこういう間違いについては進んで訂正なりをするというのが当然だと思いますけれども、それを求めてもいたしませんから、きょうは私はこの時間をかりましてそういう問題からまず入ってい……
○田中(昭)委員 まず、最初に、大臣に教育ということについてお尋ねをしてみたいと思います。
将来のこの日本を担っていく青少年の教育というものについて、基本的にどのように大臣はお考えになっているのか。未来を持つ青少年の教育というものについては国家に重大なる責任があると私は思いますが、大臣のお考えを聞いておきたいと思います。
【次の発言】 日本の将来の重大な役目を果たす教育については、いま大臣がお述べになったことは間違いないことと思いますが、そういう教育というものに対する国家の一つの使命の遂行といいますか、教育環境の整備といいますか、そういうことについてはどのようにお考えになっておりますか。
○田中(昭)委員 大蔵大臣、お忙しい中を大変御苦労さんでございます。 いま米田委員の方から、郵便貯金法をもとにして逓信委員会で議論をしてきたこと等を考えて大所高所から話がありました。時間も制約されておりますから、私自身もまだ聞きたいこともございますけれども、その点については最後に時間があればお伺いすることにいたします。 最初にお聞きしたいことは、大臣も十分御存じのとおり、いまのわが国の状態の中では、特に教育に金がかかる、特に入学等においては多額な金がかかるということが背景に走りまして、昨年ですか、簡単に申し上げれば郵政省の方でこの進学ローンの構想を打ち出しました。私は、大変収入も少なくて生……
○田中(昭)委員 今日は私は最初に電電公社関係の御質問を申し上げ、その後郵政全般についての御質問をいたしたいと思います。 わが国の電電公社は世界的にも大変優秀な公営企業と言われますし、その公社を所管する郵政大臣は、この公社はいままで誇りある実績を残してきている、そういう実績を踏まえながら、今後の公社に対する国民の期待に十分こたえるため指導監督をしていくというふうに所信を述べられております。 これはいろいろあると思いますが、具体的には公社の第六次の計画による事業を推進するということにあると思いますが、その計画の中で特にどういう施策が重要と考えておられますか、お伺いしたいと思います。
○田中(昭)委員 NHKの決算についての審議でございますが、その前に緊急事態についての御質問を申し上げます。
まず、今度の電電公社の通信回線切断という事件が起こりましたが、この経緯とその後の対応について御説明を承りたい。
【次の発言】 前回の三月二十六日の成田事件と、そして三十一日には電話線を切断されたということで、公社はその対応策として相当の費用もかけて綿密にやっておる。報道によりますと二億円くらいかけて関連施設を守るために十分の処置をとったというふうに報道されておる。しかし、いま報告があったように、また二十日の開港を控えて万全の処置をとっておったはずですけれども、二十日未明にさらにまたよ……
○田中(昭)委員 私は、きょうは、現在郵政省の中で大変な発展を遂げてきました電電公社の問題から最初に入っていきたいと思います。 先ほどからも述べられておりますように、公社が第一次から第五次までの計画を終わって、そして公社の職員の皆さんの大変な努力によって発展してきた公社が、現段階におきまして大きな転換期にも差しかかっておる。そこでいろいろな問題を考えなければならないというようなことが言われておりますし、また、私たちもそういう考え方で問題の提案といいますか、意見の交換等もしてまいったわけです。 そういう中で、きょうはそういう問題からまず入りますが、ここに公社の今後の行き方についての報道がなさ……
○田中(昭)委員 私はきょうは郵便事業と電電公社の問題の二つお聞きしたいと思いますが、まず郵便事業の方から入っていきます。 郵便業務も大変な繁忙期を迎えておりますが、これは私が言うまでもなく国民生活に重大な影響があり、密接な関係があります。そういう中で郵政省を挙げて大臣以下大変な努力をしていただいております。職員の大半の人は正常な業務の遂行に努力しておられると思っております。特に現場管理者等においては大変で、私もよく機会がありまして参るのですが、朝七時とか八時とかに出勤してがんばっておられるようでございます。しかし、一部には、郵便法という法律によって国民の信託を受けてこの業務を行っておるとい……
○田中(昭)委員 私、大臣が就任以来初めての質問でございます。郵政大臣の所信表明いただきましたが、郵政事業の二年引き続き国民または利用者に対して大変遺憾な事柄が述べられておりますが、これはいままでの郵政事業にないことであろう、こういうように私は思っております。 そこで、その問題とはちょと違いますが、昨日はまた郵便局が二局強盗に襲われた。金融機関のそういう事件に対して、私は国民は大変な心配をしておる。何か聞くところによりますと、昨日本省でそのための対策会議が行われたということでございますが、そういうときに限って毎日、またきのうなんか二件もそういうことがあったということがさらに不安を増しておる、……
○田中(昭)委員 大臣を初め郵政省また参考人の方、大変お疲れと思いますが、私が最後でございますからよろしく協力をしていただきたいと思います。 NHKの五十四年度の予算につきまして各委員からいろいろ質問がございました。NHKの今後の経営、財政基盤云々等についての質問が多かったようでございますし、私も、この問題については国会の議員としてというよりも、国民に開かれた委員会、そしてNHK――いつも話に出ます受信料を基盤にして国民のための公共放送と言うならば、やはりそういうたてまえで聴視者また国民に対してわかりやすく、今後のことを言ってはいかぬとか、これはこういう場では言えないとかという前提を置かれる……
○田中(昭)委員 私は、この法案に対する質問が終わりの方になりました関係で、いまからお尋ねすることが前の質問と重複するかと思いますが、その点あらかじめ御了解を得まして質問していきたいと思います。
まず、このたびのこの通信・放送衛星機構でございますが、この機構を認可法人にしたというその理由はどういうものであったのかお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 いま御説明を受けましたが、この機構をつくるまでには、聞くところによりますと衛星の実験等を四十八年から行っておるわけですが、そうしまして、いずれにしろその実験が実用化の段階ではこういう機構というものを想定しながら準備を進めてこられた、こう思う……
○田中(昭)委員 私は、いま提案になっております二法案に関連しまして、まず昨年できました進学ローンの問題からお尋ねしたいと思います。 進学ローンを昨年つくったわけでございます。大体いきさつは御存じかと思いますが、大臣も新しく就任されたことですから簡単に申し上げますと、進学ローンをつくりますときには、一昨年の予算折衝の段階で、郵政、大蔵両省間の対立といいますか、郵政省がやろうとするとそれに対抗して大蔵省がやる、自民党もまた促進議員団をつくって応援団も出てくる、社会党は社会党で独自の案を出していただいたというようなことで、その当時の状況としましてはだれのための進学ローンだという批判があったわけで……
○田中(昭)委員 NHKの五十一年度の決算の審議でございますが、この五十一年度というのは、受信料の改定等も含まれまして大事な年だったと思っております。そこで、受信料を見ましても翌年以降の受信料の収入がどういうふうに増加していくか、そういう中でいわゆる事業支出は一定額はふえていく、そういう収支状況であったと思うのですが、またこういう中で続けていきますと料金改定という問題が起こってくるわけでございますが、五十一年当時から見れば何年か過ぎたわけでございますし、そういう中での協会の具体的な何かお考えになったことございましたらお教え願いたいと思います。
○田中(昭)委員 今日的課題でありますこの財政再建でございますが、いろいろ議論されておりますが、残念ながら確実なめどが立ったと言えない現状ではないかというふうに私は思います。 そこで、財政の原則であります入るをはかって出るを制すということについては御異論はないかと思いますが、きょうはそういう予算の歳入の中で基本になります税金の問題について、昨年政府が税の世論調査を行っております。私はこういうものを持っておりますが、「税金に関する世論調査」五十四年十一月、これは総理府でやっておるようでございますが、内容は大蔵省の方で提供してあるようでございますからお答えを願いたいと思います。 まずこの世論調……
○田中(昭)委員 きょうは最初にKDD事件につきまして、捜査の状況からお尋ねをしたいと思います。
昨日の報道によれば、郵政省の幹部が二人逮捕されましたが、これは海外旅行の便宜供与ということですが、こういう単純収賄罪ということでしょうか、そのほかに国内での問題はなかったのでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 ほかにも局長級の人を含む複数の幹部が、同じような海外旅行等で旅費の肩がわり等行って収賄の疑いがあるという報道がございますが、これについて調査をしておりますか。また何人ぐらい事情聴取等行っておりますか。
【次の発言】 余り知らぬとおっしゃると困るのですが、仕方ありません。
そこで、こ……
○田中(昭)委員 委員長に申し上げます。
ただいま御注意がございましたが、私はそれの前に委員長にぜひひとつお願いしたいことがあります。午後からの委員会が再開しまして、このようなありさまです。これでは私は委員会の開会も審議もできないと思うのです。どういうふうに取り計らわれますか。
【次の発言】 最初に、放送事業並びに行政一般についても責任があります郵政大臣の政治姿勢の問題からお尋ねをしてみたいと思います。
先ほど大臣から御報告がありましたが、このたびの郵政省の異例な人事というのは、報道もされておりますとおり今度のKDD事件の責任をとってのことではないか、このように言われておりますが、この構想……
○田中(昭)委員 まず最初に、KDDそれから大臣に総括的に御意見を聞いておきたいと思います。
KDDは公共的な業務を独占的に行うということでございますが、その場合、その独占事業の使命というか、そういうことについてはどのようにお考えになっておるか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 社長さん、それはもちろん法律に規定してあるとおりでございましょうけれども、それがどういうふうに国民とのかかわり合いを持っていくかということが大事であろうと思います。
またつけ加えて答弁いただきますが、それでは、そういう法に決められた目的というか使命というか、このたびの事件を考えてみますと、そういうものに大……
○田中委員長 この際、一言ごあいさつを申し上 げます。 ただいま、委員各位の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。 本特別委員会の使命の重要性にかんがみ、その職責の重大なることを痛感いたしております。 委員各位の御支援、御協力を賜りまして、円満なる委員会の運営に努める所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時二十八分散会
○田中委員長 これより会議を開きます。
理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの林大幹君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、
委員長は、理事に
浜野 剛君 林 大幹君
水平 豊彦君 安田 貴六君
沢田 広君 永井 孝信君
草川 昭三君 玉置 一弥君
を指名いたします。
【次の発言】 次に、閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。
交通安全対策に関する件につきまして、閉会中もなお審査を行いたい旨、議長に申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
○田中(昭)委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま委員長より提案されました昭和五十二年度決算につきましての議決案に対し、反対の意を表明するものであります。 議決案第一項においては、本委員会での決算審査の際各委員より指摘され、政府の速やかにして厳正な処置を強く望まれたものばかりであり、毎年のことながら、政府の不明確な行政に強い憤りを禁じ得ません。政府は、当委員会の意図するところを十分にくみとられ、国民の負託にこたえるべきであります。 第二項においては、「会計検査院が指摘した不当事項については、本院もこれを不当と認める。」との個所は、私も同意するにやぶさかではありませんが、会……
○田中(昭)委員 戦後のわが国の農政は、一部においては大変評価するものがあるかと思いますが、また反面、批判されておるものもあるかと思います。私は専門家ではございませんから、その点、あしからずひとつ大臣から簡潔、要領よくお答えいただきたいと思います。
その農政の中で批判されることで私たち久しく聞いておりますのは、ノー政、何もやらないのじゃないかという話、それからネコの目農政とか言われますが、大臣、そういうことにつきましてどういう御所見をお持ちでしょうか。
【次の発言】 観点を変えてみますが、いま問題になっております財政再建ということは大変政治の重要な課題になっております。先日から鈴木総理も、何……
○田中(昭)委員 大変な政治課題になっております財政再建に取り組もうとされております大蔵大臣として、同じことを聞くようでございますが、まず五十六年度の一般会計予算の大枠といいますか規模といいますか、そういうものについてどのようなお考えをお持ちでしょうか。
【次の発言】 けさほどからずっと言われておりますし、金額的に報道もされておりますから、いまから私の申し上げることで、これは大きく違うというものがあれば教えていただきたい。
報道等によりますと、全体の規模が四十六兆六千億とか言われております。端数は別にしまして、それではまずその中身としましていまから申し上げますが、大体当たらずとも遠からずです……
○田中委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま、委員各位の御推挙によりまして、再度私が本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。
委員各位の御支援、御協力を賜りまして、委員会の円満な運営を図りたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの浜野剛君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
浜野 剛君 林 大幹君
水平 豊彦君 安田 貴六君
沢田 広君 永井 孝信君
草川 昭三……
○田中委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として日本道路公団理事森田松仁君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安田貴六君。
【次の発言】 先ほどの文書の提出はいいですね。
【次の発言】 次に、沢田広君
【次の発言】 午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時十三……
○田中委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として日本鉄道建設公団理事浜建介君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安田貴六君。
【次の発言】 次に、永井孝信君。
【次の発言】 次に、新盛辰雄君。
【次の発言】 次に、草川昭三君。
【次の発言】 次に、玉置一弥君。
○田中委員長 これより会議を開きます。 交通安全対策に関する件について調査を進めます。 本日は、自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する問題について、参考人として国立市長谷清君、財団法人日本自転車普及協会会長新井茂君、社団法人日本自転車工業会理事長黒岩登君、日本自転車軽自動車商協同組合連合会理事長関口清治君、財団法人自転車駐車場整備センター理事長渋江操一君、社団法人日本損害保険協会会長平田秋夫君、以上六名の方々に御出席をいただいております。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 参考人各位には、御多用中のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます……
○田中委員長 これより会議を開きます。 交通安全対策に関する件について、調査を進めます。 この際、自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律案起草の件について、議事を進めます。 本件につきましては、理事会等におきまして協議を行ってまいりましたが、その結果に基づきまして、安田貴六君、沢田広君、草川昭三君、玉置一弥君、中路雅弘君及び伊藤公介君から、各派共同をもって、お手元に配付いたしておりますとおり、自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律案の草案を成案とし、本委員会提出の法律案として決定すべしとの提案がなされております。 この際、その趣旨について説明を求めま……
○田中委員長 これより会議を開きます。
この際、請願取り下げの件についてお諮りいたします。
本委員会に付託されております請願中、第一七五六号、交通事故管理士法制定に関する請願につきまして、去る十二日、紹介議員田中伊三次君から取り下げの願いが提出されております。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております交通遺児対策等に関する請願の取り扱いにつきましては、先ほどの理事会において協議いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することとなりましたので、さよう御了承願……
○田中(昭)委員 私は、きょうは時間が大変少のうございますから、三つの点につきましてお尋ねしますが、明確にお答えをいただきたいと思います。一つは、登記所の統廃合と行政改革、二つ目は、司法内部の例の不祥事件に関係して、三つ目には、難民条約の問題等についてお尋ねしていきたいと思います。
まず最初に、国民の生活にも大変密接な関係のあります登記事務を行っております登記所の統廃合がこの十年間進められたようでございますが、その経緯と、現在どうなっておるのか、概略をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 その廃止になった五百十八庁の地域の住民の立場から考えますと、これが答申されました中にもありますよう……
○田中(昭)委員 まず、第一次臨調から今度の臨調が始まりまして、行政監理委員会の最終提言がなされております。その中でいろんなことが言われておりますが、まず長官、この第一次臨調の経過から反省しまして、どういう問題が最終提言に載っておりますか、御存じでしょうか。
【次の発言】 そこで、その提言の中で、この行革を推進する推進機関、そういうものが必要である、その中には関係閣僚のほか政党及び民間人の代表を加えるべきではないか、こういうふうな意見がありますが、これに対してどう思われますか。
【次の発言】 ちょっと勘違いしておられます。今度の臨調の出発に当たって、いわゆる今度の臨調の答申を受けて行革を進める……
○田中(昭)委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書等の承諾を求めるの件について、不承諾の意思を表明するものであります。 わが党は、これまで予備費使用については、財政の国会議決主義の原則にかんがみ、基本的かつ重大な問題を数点にわたり、第八十国会以来指摘してきたのでありますが、政府は依然として姿勢を改めようとはせず、きわめて遺憾と言わざるを得ません。 さらに、予備費使用に関して政府の姿勢を指摘しておきたい。 その第一は、昭和五十五年度一般会計予備費使用総調書(その1)における小売価格安定運動推進事業に必要な経費についてでありま……
○田中(昭)委員 まず、私は電電公社の不正経理問題についてお尋ねします。
検査院の方から、空出張、超勤または架空名目による会議費の支出等及び未払い金、基準内外給与の流用等について、その責任の所在を明らかにして、綱紀の粛正を期すべきと考えますが、公社はこの問題についてどのように受けとめておられますか。また、処分の状況はどうなっておりますか。
【次の発言】 公社は空出張等について、自主的な調査と判断によりまして自主弁済を行ったと聞いておりますが、これはどういう考え方でそういうことをやったのか、またその内容はどうなっておるのか、その金はどこにあるのか、どうするつもりなのか、並びに検査院の検定結果は……
○田中(昭)委員 きょうは通産大臣も御出席いただいて石炭の問題についてお尋ねするわけですが、大臣と同じく旧産炭地問題等大変いろいろな問題を抱えておりまして、この問題につきましてはまた法案の審議においてお尋ねするとしまして、きょうは所信表明に対する質問でございますから、それらの中の小さい問題ですけれどもお聞きしていきたいと思います。 まず、エネルギー問題が大変な問題であることは同様でございますし、石油の代替エネルギー、その中でも最大の供給源は石炭であるというように所信表明の中でお述べになっております。その石炭の液化について、日本、アメリカ、西独の三国で国際共同開発する大型石炭液化プロジェクトに……
○田中(昭)委員 私は、きょうは産炭地の問題と国鉄の再建ということについてまずお尋ねをしていきたいと思います。 産炭地の振興と国鉄の再建も無関係ではないという立場に立ってお尋ねをするわけですが、まず、いまの国鉄の状況はこのままの状態ではいけないし、もちろん再建を図らなければならないという前提には立っております。しかし、このたびの特定地方交通線の問題につきましては、いわゆる地方のローカル線を廃止するということでございますが、この廃止の地域のローカル線については、いまや八〇年代は地方の時代とも言われるときでございます。この地域のことを考えますと、わが国のいわゆる中央集権的な、中央に大変国民サービ……
○田中(昭)委員 まず大臣に聞いていただきたいのですが、わが国の貴重なエネルギー資源であります石炭、これが見直されておるということで、そういう中でのこのたびの重大な事故を起こしました夕張新鉱、ここでは良質な原料炭を出しておると聞いておりますが、そこで大臣は、炭鉱について広い御見識をお持ちであります反面、素人であります私、また国民の立場にも立たれまして、ひとつきょうは、簡潔な中にもわかりやすい大臣のお考えをお聞きしたい。 そこで、この夕張新鉱の事故を通しまして、いままでいろいろ御説明になっておりますけれども、この事故を通しましてどのような大臣として御見解をお持ちなのか。また、今後の政府の石炭対……
○田中(昭)委員 私は、公明党・国民会議を代表しまして、ただいま委員長から提案されました議決案件に対し、反対の意を表明するものであります。 議決案第一項におきましては、本委員会での決算審査の際、各委員から政府に対して問題が指摘され、政府の速やかにして厳正な措置が強く望まれた事項が挙げられており、わが党としても賛成するところであります。したがって、政府は、本委員会の意図するところを十分に酌み取り、国民の負託にこたえるべきであります。 第二項におきまして、「会計検査院が指摘した不当事項については、本院もこれを不当と認める。」としていることについては、私も同意するにやぶさかではありませんが、会計……
○田中(昭)委員 まず私は総務長官にお尋ねをしていきたいと思います。 総理府の設置法を見ましても、総理府の任務が最初に出ておりまして、その中で、四つぐらいそれぞれの任務がございます。その中で大変重要で困難な問題は、いわゆる「各行政機関の施策及び事務の総合調整」ということがございます。 そこで、最初、この問題についてお尋ねをするわけですが、この問題、言葉では言えましても大変むずかしい問題を抱えている。そこでまず、きょう質問通告をしてない事柄の、行政全般の前提となる総務長官のお考えからお尋ねをしていきたい。ひとつ常識的に、気楽にお答え願いたいと思います。 わが国が近代国家になりまして、明治以……
○田中(昭)委員 まず向坂先生にお尋ねいたします。 重ねてのお尋ねで恐縮でございますが、第七次答申で、将来においては二千万トン体制というふうに言われております。いまいろいろ述べられましたように、わが国の採炭についてはますます深刻な状況といいますか、深部化、奥部化、またいろいろな特殊な環境、そして劣悪な条件にある採炭であるというふうに聞いております。今回の夕張の事故等を見ておりますと、北炭の関係は当初のとおりの出炭が可能かどうかというようなこともございます。そういう中で、現在の千八百万トン体制を維持するということは困難ではなかろうか。そういう状況のもとに、いまのわが国の特殊な事情を考えますと、……
○田中(昭)委員 大臣は、第七次答申を尊重して、将来における二千万トン体制の生産水準の達成を目指す考えである、このように所信表明で言われておりますが、わが国の採炭は、御存じのとおりにますます深部化、奥部化されておりますし、そういう特殊の環境、そして劣悪な条件の中での国内採炭であるわけです。せんだっての夕張の事故等で、北炭関係でも当初のとおりの出炭が可能かどうか大変危ぶまれておりますし、そういう中での現在の千八百万トンも維持が困難と見なければならない、そういうふうに言われております。わが国の特殊事情を考慮いたしますと、将来の達成といえども現在より大きく上回る出炭目標は、いろいろな面もございますが……
○田中(昭)委員 本日は、各参考人におかれましては、遠いところまた御多忙の中をおいでいただきまして、また切実な御意見陳述もいただきまして、心から敬意を表します。 わが国の重大なエネルギー問題についての石炭について、先日から審議会、そして企業の、さらには働く皆さんの代表に来ていただきまして、いろいろ御意見をいただきました。きょうは、また地元で一番御支援をいただかなければならない責任のある方々の御意見でございますし、ひとつ率直に具体的にお教えをいただければありがたい、このように思っております。 また、昨日は、法案の審議に当たりまして、この石炭産業の一番基盤と言われます安全、保安上の問題等につい……
○田中(昭)委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となっております石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案につきまして、賛成の討論を行います。 御案内のとおり、わが党は、従来、石炭鉱業の合理化政策には反対の立場に立ってまいりました。その理由は、一貫して流れてきた消極的かつ後ろ向きの閉山合理化政策が、わが国の総合エネルギー政策における安定性を損ない、エネルギー供給構成の脆弱性を形成してきた大きな原因になってきたと思われるからにほかなりません。 しかしながら、二次にわたる石油危機の経験を踏まえ、わが国の総合エネルギー政策の基本的な考え方が大きく変化してまいりました……
○田中(昭)委員 まずお断りしておきますが、重ねての質問にもなるかと思いますが、よろしくお願いします。 まず最初に、大臣に率直にお尋ね申し上げたいと思いますが、このたびこの法案が出まして、今後十年間で鉱害を本当に最終的に処理することができるのかどうか。というのは、前回の四十七年の延長のときにも十年間で処理を終わるとしておったわけでございます。ところが、今日さらに延長が必要となってきておる。政府は石炭鉱業審議会から今後十年間で鉱害を最終的に解消するようにとの答申を受けておられますが、どのような考え方で今後の復旧を進めていかれるつもりなのか、大臣の決意と御所信をお聞かせ願いたいと思います。
○田中(昭)委員 きょうは、参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。また、長時間にわたっておりますが、よろしくお願いします。 まず、重ねての質問になって恐縮でございますが、加藤先生に端的にお聞かせ願いたいと思いますことは、この審議会で、期限の延長そして対応についての答申が出たわけでございます。その中で、先ほどから問題になっております十年間で最終的処理が本当にできるのか、こういう問題を、ほかの参考人の方の意見を聞いておりまして、私も思うわけでございます。 それはそれとしまして、いろいろな議論の中で、こういう鉱害それから損害等の復旧というのは、予算的措置にしましても、重点的にやれるものはや……
○田中(昭)委員 まず、先日の参考人の意見を聞きました折に、このたびの答申に出ております鉱害の量、この鉱害量が六千数百億出ておるわけでございますが、それに関連して参考人からは、その鉱害量にまだ入ってない鉱害がある、端的に言えばですね、そういう意見陳述がありました。佐賀県知事の香月知事からは、その内容としまして、たとえば農地の追加工事等は入っておるが金賠の物件や中小炭鉱に係る鉱害で賠償義務者が賠償しようとしないものは入っていないというような、そのほかにも多々入ってないという意見が述べられました。それを聞いておりまして、ああそういうのがあるのかなと、私も詳しくわかりませんでしたからそういうふうに思……
○田中(昭)委員 北炭夕張の事故以来大変な社会的問題になったわけでございますが、ようやくこの再建に向かっての管財人の推薦が行われたわけですが、それまでの努力に対しまして敬意を表するものでございます。 この管財人の推薦の中で重ねての答弁を求めることになって恐縮でございますが、先日から報道されております石炭協会からの管財人の推薦でございますが、何といいましても業界にそれなりの協力ということを求めてこられたわけですが、その中で管財人の推薦をするに当たっての業界、そしてその当事者であります北炭の関係に対する支援といいますか、金融機関といいますか、そういう関係での話し合いといいますか、大変難航したと聞……
○田中(昭)委員 重大な事故を起こしました北炭夕張の事故原因の究明について、伊木先生を初め関係者の方が御努力をいただきましたことに対しまして、またこのような原因の究明がなされたことに対しまして、心から敬意を表するものでございます。 時間も制約されておりますから、私は、いまの岡田委員の質疑応答を聞いておりまして、岡田委員みたいに専門家でございませんもので、端的にお尋ねをしていきたいと思います。 その前に、いまの岡田委員の発言等を聞いておりまして、素人ながら思いますことは、この事故の原因の物理的な面、いわゆる科学的には、この報告書にありますとおりでございますし、いまの御意見等を聞いておりますと……
○田中(昭)委員 この北炭夕張の問題で、それぞれきょう御出席の皆さんがいろいろ御苦労なさっておりますことには敬意を表します。最初にお願いしておきますが、時間が制約されておりますから予定の質問を順序を変えまして、いままで三人の委員からいろいろ意見を聞かれました。それに対する参考人の率直な御意見なりお考えを聞いて、私もその点に触れながら、その点を中心にしながらまずお聞きをしたいと思います。 それで、三人のそれぞれ専門的な立場からの話の中で私も同様な感じがしたのは、あの爆発事故が昨年あって以来、大変な問題として私たちも現地調査にも参りましたし、いろいろな手を尽くしたつもりでおりますが、その後、会社……
○田中(昭)小委員 所得標準率の問題でございますが、前回のこの委員会におきまして、ある程度論議はし尽くされているということでございますが、私はそのときに出席しておりませんでしたものですから、そのことにつきまして、一、二長官に今後の標準率に対する考え方をお尋ねしたいと思います。
まず、標準率なるものを今後とも税務の第一線においては採用していくかどうか。簡単に、するかしないかだけでけっこうです。
【次の発言】 そうしますと、標準率は、現在まで公開したと同じようなものについては、今後も残して公開していく、それ以外については、標準率作成もしない方向で国税庁は考え方を持っており、するにしても、より以上……
○田中(昭)分科員 大蔵大臣に租税の自然増収についてお尋ねいたします。 まず、ことしの二月末の租税の収入状況を見てみますと、約三兆百九十億、このようになっておるようでございます。前年度の三月の収入状況から見ましても当然三千六百億程度の収入があっておりますし、本年の三月の収納状況は、少なく見ましても四千億程度になることは明らかであります。そういたしますと、自然増収は約二千二百億程度になるわけでございますが、四十一年度の約千六百億の自然増収よりも約七百億も増加することになります。この事実は大蔵省部内においてもいわれておることでございまして、その自然増収は二千億前後であるというふうなことがいわれて……
○田中(昭)小委員 まず大蔵省のほうに、いまの税収の伸びの問題でございますが、四十一年度の分につきましても、だいぶ税収の伸びがいいために当然増が相当出るのではないかというようなことを再三お尋ねしましたが、大蔵省といたしましては二千億以下になるのだ、千六百四十億という数字が出ておりましたが、結局歳入決算面につきましては二千億以上の当然増が出てきたということで、先ほど平林先輩のお話を聞いておりまして、少ししろうとにも、私たちのような幼稚な者にもわかるように――現段階において、四十三年度の予算も各省から予算要求が出ておりますし、それと国債をどう見るかによって税収の負担割合が出てくるわけですけれども、……
○田中(昭)小委員 政治家の税金還付の問題でございますが、この問題はだいぶん事も済みまして処理されておると聞いておりますが、まずこの問題の出発点は、法律の趣旨に適合しないような事案が起こりまして、国税庁の見解並びに申告指導に誤りがあった、ミスがあったということはいままでの経過で大体明らかであります。その被害をこうむってマスコミの表面に踊らされたのは議員でございます。議員が一番悪いようなことに世間で言われておる。これはこれとして、納税者である国民に対しても、その責任上、その問題が起こった出発時点にもう一ぺん立ち戻って、重要な点だけでけっこうですから、その状態を簡単に説明願いたいと思います。
○田中(昭)分科員 私は、先ほど同僚議員の広沢議員からも申されましたし、大蔵大臣からも大事な、貴重な御返答をいただいたようでございますが、まずその面から入らせていただきたいと思います。 現在、財政硬直化ともいわれまして、たいへんなときになっておりますが、先ほど広沢議員が、今度の税制改正につながるたばこの値上げ、こういうものについて、たばこの値上げに財源を求めなくても、ほかに財源があるのではないか、そのようなことを中心にお聞きいたしましたところが、大臣のほうから、それはたばこのほかにも財源があるのだけれども、いろいろな事情でたばこに財源を求めているのだ、このような御返答があったということを聞い……
○田中(昭)小委員 主税局長に一、二お尋ねしますが、税の見通しが大体現段階では立たないというようなことですが、現在までの税の収入歩合を見てみまして、大体予算額をオーバーするものが幾つかあると思うのです。それはどういうものですか。
【次の発言】 そうしますと、四十三年度の税収というのは大体予算額を上回るという見通しはできませんでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、大体ふえるだろうと思われるものが来年度も減税という――村山委員からもいろいろ話が出ましたが、それに対してまだ見通しがつかないというようなことでしたから細目的にお聞きするわけですが、所得税の中で源泉と申告とありますが、これは大体いまの……
○田中(昭)小委員 私は、きょうは専売のたばこの小売り業者の問題についてお尋ねしておきたいと思います。 たばこは御存じのとおり、いわゆる小売り価格に対して一定の手数料というような形できまっておりますが、その手数料に対する税金の所得の算出のしかたに、少し国税庁としてあたたかい姿勢を欠いていないかという点を指摘するわけです。といいますのは、小売り業者に対してはいわゆる差益率に従って標準率というものも設けてあると思うのですが、こういうたばこ小売り業者に対して国税庁としてどういうふうな所得の計算をしておるか、またどういうふうな方法で課税をしておるかということからお聞きしたいと思います。
○田中(昭)分科員 私は、大臣を前に、建設行政のことをしろうとからいろいろ言うことはどうかと思いますが、全国的にもいろいろだいへんな問題があるように聞いております。もう引き続きお疲れのことでございますから、私は一問にいたしまして、すぐ終わりにさしていただきます。 何かといいますと、私の地元の問題で、これが建設行政を代表するような、いわゆる地域住民が困っております問題でございますからここに取り上げてみるわけでございますが、御存じのとおり、九州縦貫自動車道の筑紫野町二日市地区、これが三十八年から計画されまして、四十八年の完成を目ざしていま進行しておりますが、その計画が九分九厘まできた段階において……
○田中(昭)分科員 いまから私お尋ねする問題は、福岡県の零細な農民らが貯金いたしました預金が、不正に使われまして、その不正な金が多額な金であります。そういうようなことで、地元の住民、農民の方々がたいへん心配しておりますから、そういうことにつきましてお尋ねするわけでございます。 この問題は大臣も詳しくは御存じないかと思いますが、まず当局のほうから説明をいただきたいと思います。福岡県の粕屋郡というところがございまして、そこに仲原農協という単位農協がございます。この仲原農協の不正融資事件について、その詳しいてんまつを知りたいわけでございます。この問題は、地域住民の多大なる不安もあり、根強い疑問も残……
○田中(昭)小委員 時間も制約されておりますからなるべく簡潔にお願いします。
まず、佐藤内閣になって、税制といいますか、徴税政策がたいへんきびしくなって、いわゆる租税負担率も高くなっておる。これでは国民の税負担に対する不満がだんだんふえていくのではないか、こう思いますが、その点についてはいままで言われたことですが、簡単に主税局長か政務次官、どちらでもけっこうですから……。
【次の発言】 租税負担率は確かに上がっておるのですよ。政務次官そこまでこまかいところは知らなかったかもしれないが、それを指摘いたしまして次の問題に入ります。
いまお話の中で直接税という問題が出ました。これでやはり一番問題……
○田中(昭)委員 現在の交通事情は、関係当局の努力にもかかわりまぜず、さらに事故、災害は拡大しておるわけでございます。このときにあたりまして、私たちの責任も重かつ大であると確信しております。その見地からすれば、このたびの道交法の一部改正は、早急なる成立とその実施効果が待たれておると痛感するものでございます。ただ、このたびの改正でも、先ほど関係の局長さんから、不十分な点もあるというふうな御発言もございましたが、交通安全という目的に向かってさらに努力をしなければならないわけでございますが、今後改正を要すると考えられます点等をまず、簡単でけっこうでございますから、お述べいただきまして、その中で特に早……
○田中(昭)分科員 大臣は昨年に引き続き、またことしも学校教育の責任者としてたいへん情熱を持ってがんばっていただいておりますが、私から申し上げるまでもなく、子弟の教育ということは国家百年の大計の上からも大事なことであり、特に最近問題になっております大学のいろいろな問題等もたいへん御苦労なさっていることもわかりますが、その大学の内部においてたいへん困った問題があるということは、はっきり言いまして、予算が足りないとか、大学で勉強している子弟が、たいへん悪いことばでございますけれども、貧乏な立場に立たされておるとか、そういうことをいろいろ聞くわけでございます。そういうことにつきまして特に私がいまから……
○田中(昭)分科員 まず最初に長官のほうに基本的なことをお伺いいたしますが、在日米軍基地の返還に関しまして、政府の基本的方針をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先ほどから話もちょっとあっておりました米軍の板付基地でございますが、この基地と同じく福岡市内に雁ノ巣空港というのがございますが、この二つの米軍基地についてどのような御見解をお持ちでしょうか。
【次の発言】 ただいまの発言の中には、私は大事な問題があるように思います。といいますのは、予備基地という解釈ですね。予備基地にするというようなことは、米軍からの何かはっきりした証拠でもあるんですか。それが一点ですね。
それからいまのお話……
○田中(昭)分科員 昨年から公害問題がたいへん国会でも取り上げられるようになりましたが、これに対する対策も国をあげて取り組んでおるわけでございますが、私の出身であります九州に九州大学がございますが、この九州大学が昨年暮れ近くに公害問題を起こして報道されております。おもに医学部、薬学部の地区、いわゆる大学から出ます汚水排水処理が問題になっておりますが、このことにつきまして文部省はどのように御存じなのか、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 いまの答弁で、その実情を聞いたということでございますが、私は、このような問題が起こりました場合に大事なことは、そのいわゆる事情聴取並びに現状の把握、どう……
○田中(昭)分科員 大臣もせっかくお見えになっておりますから、大臣のほうにまずお答え願いたいと思います。
成田空港の建設についてでございますが、いわゆる強制代執行が行なわれておりますが、きょうの状況はまたたいへん悲惨な状況が報道されておりますが、これをひとつ御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 それじゃ大臣、きのうも運輸委員会のほうでこの問題、成田空港の建設については問題がございましたが、きのうも大臣は、犠牲者が絶対に出ないようにしたい、こういうことでございましたが、現実にいまの報道を見てみますと、ガードマンそれから少年行動隊の中の少年が数人けがをした。こういう事態は私は政治家として……
○田中(昭)委員 今回沖繩が返還されるにあたりまして、私たちが喜んで迎え入れるとともに、沖繩の県民の皆さんとともに、喜んでもらえるようにすることが大事なことであると思いますし、また、そのための努力をすることについては、だれびとも異論はないと思います。運輸関係の問題にしましても、ただいまの質疑者の質問もありましたように、まだまだ港湾、海運につきましても、また海上保安の問題につきましても、海洋日本国がいままでの守備範囲の相当な拡大による責任、こういうことも考えられます。また、陸上交通ではただいまの質問のほかにも、まだいわゆる県民の皆さんが、すぐあしたから、返還のその日から問題になります陸上交通の問……
○田中(昭)委員 まず、角本先生にお尋ねいたしますが、今度の運賃値上げは条件つき賛成というような主体の上でのお話でございます。そこで、そういう立場に立っての御意見にしましても、私はちょっと先生の御趣旨が、現実の国鉄の企業の実態と、それを監督します政府と、それからそのまたバックにおります与党の考え方というものを、いままでの国鉄の経営、再建、運賃値上げ、過去に行なってきた運賃値上げ等を考えてみましても、先生の御意見をいろいろお聞きしまして、それが具体的にどう実行できるものだろうかと、これは失礼な言い方になりましたが、私は、現在のいろんな法律でも、いろんな法律に基づいて行なわれる仕事にしましても、そ……
○田中(昭)分科員 貴重な時間を拝借いたしましてお尋ねするわけですから、ひとつ答弁のほうも要領を得て簡単にお願いしたいと思います。 さしあたって大事な問題だと思いますことに、沖繩の返還、それに伴う那覇空港の返還、これの全面返還が危ぶまれております。大臣も御承知かと思いますが、この空港の返還ということと関連しまして、空港の機能といいますか航空管制、この航空管制の中では電気通信の問題、いわゆる電波の無線等の問題がたいへん大事なことでございます。そういう意味におきまして、聞くところによりますと、那覇空港の返還がたいへんなことになるようなことも聞いております。またきのうの閣議でも――結果的に申し上げ……
○田中(昭)分科員 きょう、私は農林大臣並びに林野庁長官並びに環境庁の局長にお尋ねいたします。 福岡県に三郡山という山がありまして、そこにあります国有林がものすごく自然破壊がなされて、そしてその国有林は水源涵養保安林ということでありますが、市民の生活権を脅かすような水の枯渇の問題、水不足の問題、並びに国有林伐採にかかる林道工事のために環境が破壊されておる、こういう問題をお聞きしていきたいと思いす。 御存じかと思いますが、きょうの新聞等にも農林漁業の第三次産業に関する調査研究会、こういうもので、これは政府の経企庁でございますか、国土に緑の空間を取り戻さなければならないというような考え方、いま……
○田中(昭)分科員 私は、きょうは国有地、公有地の問題について一、二お尋ねをしたいと思います。 国有地、公有地というものがたいへん大事な存在になってきておることはもう御承知のとおりでございますが、特に、公有地の中でも、国有地の管理といいますか、これに伴ういろいろな問題がたいへんな問題提起をされ、そしてまた、その処理といいますか、問題解決の促進については、国民から見てもはなはだ納得のいかない点が多いように感じられます。今国会で取り上げられた問題もたくさんございます。また、私も、国鉄の財産等をいろいろ調べてみますと、国鉄の財産の中にたいへんいろいろな問題があって、これがどうも、政府のお手元の管理……
○田中(昭)分科員 私は、きょうは法務省の管轄します施設、といいましても膨大なものがございますから、それをある程度範囲を縮めまして、全国にあります――少年少女が罪を犯しまして、その人たちが更生のために強制的な機関に入れられておる。いまからという幼い少年少女があやまって罪を犯し、そういう機関に入っております。これは、日本の将来を考えてみましても重大な問題であると思いますから、そういう関係の施設がいまどのような状態になっておりますか、どのように掌握しておられるだろうか、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 どのように掌握しているのですか。
○田中(昭)分科員 私は、まず最初に、きのうの逓信委員会で時間的にちょっと足らなかった点で理解しがたい、またもう少し詰めたいことがございますから、その問題からまず入らしていただきます。 といいますのは、日本と中国との間に通信関係の海底ケーブルを敷設するということにつきましては、いままでの当局の努力とまた関係業者の熱心なる熱意によりまして事が運んでおるように聞いておりまして、そのことにつきましては、私はこの通信というものは、かりに国同士の紛争中といえども、いわゆる敵国同士としましても通信はとだえさせないというような重要なものであるというように聞いておりますし、そうであろうと思っております。そこ……
○田中(昭)分科員 時間もたいへん制約されておりますから、端的に本題に入っていきますが、世界に誇る新幹線が三十九年に開通をして以来、国民経済と生活に与えてきましたプラスの効果もたいへん大きいものがありますし、路線が延びるにつれまして、年とともにマイナス面が増大してきました。いまやそのマイナス面がたいへん多くあらわれて、プラスの効果が色あせたものになっております。このマイナス面である新幹線公害は、一日に新幹線通過が二百本以上になり、健康、環境のはなはだしい侵害となっておるわけでありますが、列車の通過は一瞬だから問題ないといっておりますが、その一瞬も約七秒かかります。それが五分おきに長時間、いな一……
○田中(昭)分科員 時間もたいへん制約されておりますから端的にお尋ねしますので、ひとつ要領よくお答えいただきたいと思うのです。
まず、通産省で、三月の石油輸入量でございますが、石油事情の好転見込みということから電力の消費規制を大幅に緩和する方針を一応出されたわけでございますが、実際にその成果を見ましたところ、今度の電力規制を見ると、基本的にはあまり変わっていないようでございます。最初に打ち出されました方針とはだいぶん違ってきているわけですが、何かこれは見込み違いがあったのでしょうか。いかがでしょう。
【次の発言】 このことはまたあとでお聞きします。
次に移りますが、そこで端的にお伺いいたし……
○田中(昭)分科員 大臣、時間が短うございますから、ひとつ簡潔にお答えいただきたいと思います。私も簡潔にお尋ねしますが、まず、国道の直轄工事で歩道を設置してあります。その目的は何でしょうか。
【次の発言】 この歩道工事に関しまして、国道に面した住民がおられますが、この工事が行われることによりまして直接的にも間接的にも、経済的または人身の損傷事故その他の損害を受けた場合には、国は補償しますか。
【次の発言】 この歩道設置のいわゆる側溝といいますか、側溝工事が行われますが、その場合に、国道に面した住民に受益者負担ということで、側溝のふたの改良費用として負担をさせたり、または負担をさせない場合もある……
○田中(昭)分科員 本日は、私は福岡空港の問題をまず質問いたしますが、限られた時間でございますので、簡潔にお願いしたいと思います。
第二次空港整備五カ年計画によって福岡空港の整備をおやりになったと思いますが、いままでの投下されました金額並びにどんな整備がなされたか、御説明願いたい。
【次の発言】 五十年度で終わる第二次空港整備で、それでは全国の空港整備計画の進捗状況といいますか、どのくらいの進捗率でありますか。また、福岡空港が九割だとすれば、あと残された一割はどういうものなのか。
【次の発言】 大臣、福岡空港はおかげさまでいまのような整備が進んでおりますが、これが民間空港として九州、西の方で……
○田中(昭)分科員 私、まず石炭問題からお尋ねしたいと思います。
一昨年の石油ショック以来、エネルギー資源の確保はわが国の存続にもかかわる大問題として提起され、種々の施策が講じられてきておりますが、その中で、長い間わが国の経済の礎として大きく貢献してきた石炭産業も、エネルギー資源の見直しとともに、再び重要な課題になってきておるのであります。このときに当たり、産炭地域に対する現状の把握並びに今後の施策について、どのようなお考えがありますか、お述べをいただきたいと思います。
【次の発言】 重ねてお尋ねしますが、いま述べていただきましたことは、いわゆる戦後自民党政府が高度経済成長に突っ走ったその落……
○田中(昭)分科員 本年度の経済もゼロ成長の中で不景気が続いておりますが、そのために企業の資金繰りも悪い。その影響を受けてでしょう、企業の法人税の納入が大変低下しておる、落ちておるというように聞いておりますが、また先日からは「税収の伸び、大幅に鈍る 歳入欠陥生じるか」、こういう大きな見出しで新聞記事が出ておりますが、これについて、落ちていることを認めていただければ結構ですが。
【次の発言】 そういう不況の中で、昨年末に大型の補正予算を組んで、法人税の税収も大きく増大を図られました。この理由は何ですか。私が言うたことに答えてくださいよ。一般的なことは要りませんから。
○田中(昭)分科員 大臣も委員長も皆さんも、遅くまでどうも御苦労さんでございます。 政府当局のいままで行ってきました産業優先の高度経済成長のひずみというのが至るところに出ております。それが人類の生存を脅かし、国民生活の環境破壊とともに生命の尊厳まで侵されておる。その事実の中の一つの例としまして、きょう私はアルコールによる中毒関係者の増大という問題を取り上げてみたいと思います。 そこで、まずわが国の飲酒人口、それから大量飲酒者数、そしてアルコール症といいますか、これは病気だそうでございますが、アルコール症並びにアルコール精神病者、肝硬変、この患者数を昭和四十三年から四十九年までまずお聞かせ願……
○田中(昭)分科員 きょうは自治大臣に、警察庁関係でございますが、銃砲刀剣類所持等取締法に関係する問題で、まず当局の方からお答えをいただきますから、お聞きいただいておりまして最後にお願いしたいと思います。
最近各地で銃砲による事件が頻発しております。特に、警察の許可を受けた猟銃が犯罪に用いられるということが、国民に非常に不安感を抱かせております。警察が把握しております銃砲等、特に猟銃を使用した犯罪の発生状況はどういうふうになっておりますか、簡単にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 大臣、これは大変人命が傷つけられておるという問題でございますが、全体的にこの事件が増加しておるというような……
○田中(昭)小委員 テレビの難視の問題につきましては、ただいま阿部委員からも大体全体的な問題が提起されたと思います。 そこで、私の質問は部分的になりますが、このテレビの難視聴問題というのはやはり四十年ごろから起こった問題でありましょうが、この逓信委員会におきましてもここ七、八年毎年問題が提起され、そして関係者もそれなりの努力をされておると思うのです。そこで、ここにありますテレビジョンの放送難視聴対策調査会の報告書というものが出たわけですが、この報告書に問題点はほとんど網羅されていると私は思うのです。 そこで、問題は、この報告書に提起されておるような問題を考えながら、行政は行政として、放送事……
○田中(昭)小委員 きょうは参考人の皆さんには大変長時間にわたって御苦労さんでございます。 私の時間の中で、民放連の方の御都合で余り時間がないようでございますから、順序を変えまして民放連の杉山さんに最初にお尋ねをしてみたいと思います。 朝からずっとこの委員会で議論を聞いておりますと、私も余り知識がないわけでございますが、先ほどから鈴木委員もいろいろ指摘しておりましたが、現在のテレビ、そしてテレビの番組内容についてはいろいろな問題があろうと思います。番組内容のいい悪いはいろいろ問題があろうと思いますが、テレビ放送につきましても、先進国であり、また先輩でもありますアメリカ等のテレビに対する対応……
○田中(昭)分科員 御苦労さんでございます。 最初に、これはもう言うまでもありませんが、防衛庁は国民の生命と財産を守る、そういう責任を持っておると思いますが、いまから具体的に空港の問題でお尋ねしていきます。 千歳の空港でございますが、この空港の管制は自衛隊が預っておるはずでございます。具体的に、二月三日でございますが、この千歳空港におきます管制情報によりますと、朝六時ごろから夜二十三時十五分まで空港が使用できない状態であった。いわゆる気象の悪条件ということと、それから積雪のために滑走路の使用不能という、こういう二つの事態があったそうでございますが、この二月三日の具体的な条件がどういうふうに……
○田中(昭)分科員 村山大臣には大変御苦労さまでございます。時間が短いので端的にお尋ねしますから、ひとつ明快にお答え願います。 まず、不公平税制の是正でございますが、はっきり申し上げまして、福田総理のこの問題に対する対応は、はなはだおかしい、疑問が残ると言わざるを得ないのですか、国民も大変理解ができないという声が多いわけでございます。 そこで、簡単に進めていきますが、わが国の税制の中で一番不公平と、国民からも指摘をされ、行政当局もその是正の必要性を認めてきた、社会保険診療報酬の特例でございます。これはもちろん健康保険の抜本改正と関連があるわけですが、その詳しい事情は省きまして、この診療報酬……
○田中(昭)分科員 私は、きょうは、福岡県庁舎の移転の問題と、それから水の問題、二つをお尋ねしたいと思います。 まず最初に、県庁移転の問題でございますが、現在、地方の時代と言われます中で、地方都市の発展ということも大変重要なことだろうと思っておりますが、現在までは福岡市の中心にありました福岡県の県庁舎が、市内随一の公園と言われます東公園の中に移転するために、事実上は、この由緒ある、市民のためにもレクリエーションの上にも大変親しまれておりました公園が、つぶれることになってしまいました。その後の対応について、建設省としてもどういうお考えをお持ちになっておるのか、お聞かせ願いたいと思います。
○田中(昭)分科員 私は、きょうは文化行政と、青少年の犯罪について時間があればお尋ねしたいと思います。 まず、文化行政の中で、最近有識者の中で、二十世紀は物質中心の社会を形成して、最近は大変発達し過ぎた物質文明は破局への前奏を奏で始めており、それに伴い、二十一世紀は精神文化の時代になるだろうというふうに言われております。 その文化の時代の元年とも言われます歩みがもう始まっております現在において、文化庁の役割りは大きいものがあり、心ある人たちは大いなる関心を寄せております。ここで、文化行政の長期基本計画、方針として何を重点に置いておられますか、簡単にお述べいただきたいと思います。
○田中(昭)分科員 本年度の予算案につきまして、老齢福祉年金及び児童手当等につきまして、多くのいろんな議論がなされてまいりましたが、そういう議論と社会的背景の中で、いわゆる制度の見直し論や、それから所得制限の強化等もこれあり、大臣としては大変なる御努力をなされたと聞いておりますが、その重点はどこにあったのか、御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 いまお述べのとおり、大変造詣の深い大臣に恐縮でございますが、老齢福祉年金は、設立の経緯といいますか、その趣旨から見ましても、受給者の方々は、わが国の一番大変な時期に、いまでは想像もできないような御努力によって、今日のわが国の発展の基礎を築いてこら……
○田中(昭)分科員 大変、お互い御苦労さまでございます。 まず、端的に所得税減税のことについて、大臣も毎度のことだと思われるかもしれませんが、ぜひひとつ聞いていただきたいと思います。 所得税減税を政府がやりたくないという大まかめ理由を私なりに整理してみますと、一つは、借金財政を繰り返しておる。二番目には、税の自然増収も案外少ないだろう、足りない、こういう言葉が適当であるかどうかわかりませんが、三番目は、そこで財政支出も大変縮小したのだ。そのほかにもあると思いますが、このような政府の説明は、私たちは大変納得しにくい。 野党各党はいま減税要求を出しているわけですが、これは国民の多くのサラリー……
○田中(昭)分科員 私は、青少年問題についてお伺いします。
いまも論議なされておりましたが、まず、小中学校におきます校内暴力が最近目立っておりますが、一部にはその問題に対して警察力の導入などという憂慮すべきこともあるようでございます。また先日は、この校内暴力対策について安孫子自治大臣は、警察の力を十分取り入れて対策を講ずべきであるというような趣旨の御発言を任されておると聞いておりますが、この考え方について文部大臣の御所見をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ですから、そういうことに対して文部大臣として何をいま考えておられるかということをお聞きしたわけですけれども、とにかく先ほどから言われ……
○田中(昭)分科員 私は、福岡県の福岡市の出身でございます。長官は東京の方でございますし、福岡の片田舎のことでございますからおわかりにくい点もあろうかと思いますが、簡単に申し上げますと、福岡市は地理的に東北部に面した辺が海でございまして、そして反対側の南西が小高い山に囲まれております。それで、そういうところの狭隘な地帯に戦後急激な人口の増加があるというようなことでございます。そして、この博多というところは、博多というのが一番通称で言われておるのですが、もう長官も御存じかと思いますが、わが国の国家の成立以前から那之国、那の津と言われまして、大変住みよいところであるというようなことでございます。そ……
○田中(昭)分科員 時間が大変制約されておりますから簡単に質問をいたしますが、ひとつ明確にお答え願いたいと思います。 まず、外国人の登録問題からお尋ねをしていきたいと思います。 わが国では、九十日以上滞在する外国人には、法によって外国人登録証明書の携帯が義務づけられておるようですが、その際、証明書には指紋を押させる制度になっております。ところで、その指紋を押すことを拒否しておる方々がおられるようでございますが、これらの実態をどう法務省として把握していられますか。これが一点。 二点目は、その人たちの指紋押印に反対の理由の基本は、自分たちを犯罪人視する屈辱的な扱いだ、こういうふうに主張してお……
○田中(昭)分科員 まず、いま新聞等で報道されておりますが、台湾の方々の旧日本軍人及び軍属としての補償の問題、これからお伺いしたいと思います。 太平洋戦争中に日本人と同様に戦地等で犠牲となった方々が戦後補償を求めて訴訟を起こしておられるようでございますが、裁判に持ち込まれて、先日、裁判の結果、救済する法的根拠がないというような判決になったと聞いております。その内容がいろいろ報道されておりますが、一言で言えば、この問題は国の国際的外交処理ないし立法政策にゆだねられるべきである、こういう指摘がされておるようでございます。私は、本来これは裁判以前の問題であろう、日本政府による決着を図るべき問題であ……
○田中(昭)分科員 大臣、大分肩もおこりになったと思いますから、一般的な肩のこらない問題から先に。 大蔵省は税の収納ということで、そういうことじゃなくても一般的にも適正、公平ということは大事なことでございますが、社会秩序の上からも特に政治におきましては公平だというのは本当に基盤であろう、こういうふうに思います。その公平を一番求められる税の収納ということで大変皆さんが御苦労なさっておるということはわかるわけでございますが、せっかく苦労して公平に努めておりながら、それが不公平の方向に走っておるとすれば問題であろう、こういう提起をするわけです。大臣の所信をお聞きしたい。
○田中(昭)分科員 現在の病気の中で、がんとか脳卒中及び心疾患等は常時死因の順位の上位を占めておりますが、そういうことで国民の関心も非常に高くなっております。ところが、その中で肝炎に関しては、肝炎という病気のこわさが一部において近ごろ大変認識されておるにもかかわりませず、その社会的関心はいま一つと言えるような状況でございます。私は、この場をかりましてこの肝臓病に関する諸問題を取り上げ、これにより国民の肝炎に関する知識の高揚に資することができるかと思っております。 そこで、最近わが国では肝臓病による死亡者がふえておりますが、肝臓病は二十一世紀の国民病と言われるようでございますが、肝臓病はどのよ……
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