このページでは鳥居一雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。鳥居一雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○鳥居委員 まず、建設大臣にお伺いしたいと思いますが、地方自治体の財政をきわめて圧迫させておるものに超過負担があるわけであります。公営住宅あるいは下水道等の建設省所管の事業の中で、特に地方自治体に対する超過負担として地方財政の圧迫の原因となっており、これがきわめて大きなものがあります。それが地方自治体の泣きどころになっているというのが現状でありますけれども、一体いまどのくらいあるのか、実情についてお伺いしたいと思います。さらに、それに対する大臣の考え方、まずそれから伺いたいと思います。
【次の発言】 大づかみでけっこうでありますけれども、現在の所管の中で大体どのくらいになるかこれをお願いしたい……
○鳥居委員 農林省の所管になっております国庫補助で、多額な国庫補助の出ておりますかんがい排水事業についてお伺いしたいと思います。 もともと、これらの事業は、土地改良法に基づきまして農業生産の基盤整備をはかり、農業の生産性の向上を目的としたものであることは言うまでもないわけでありますけれども、現在、考えてみますと、この事業の無効投資がきわめて多いように思うわけであります。幾つかの具体的な典型的な例があるわけでありますが、大阪の光明池というかんがい事業の地域があります。この事業は昭和三十五年着手になりまして、四十年に完了したかん排事業の一つであります。場所につきましては堺、高石、和泉、泉大津の各……
○鳥居委員 大蔵省所管の産業投資特会のほうでありますけれども、昭和四十三年度、四十四年度で日本航空の株式を売り払いまして、その手数料の支払いに予備費を使っております。九月五日に閣議決定をいたしまして、六千四百六十二万円支払っております。その前の年は、やはり日本航空の株式で七千五百万円手数料として予備費から支払っておるわけでございます。 まず、四十四年の九月五日といいますと、国会閉会中に当たるわけであります。売り払いの手数料の支払いに必要な経費を予備費から使用決定している。その使用決定がどの項目に当たるものか、まずお伺いしたいと思います。いかがでしょう。この二項のところに、「国会開会中は、前項……
○鳥居委員 大臣にお伺いしたいと思います。 非常に基本的な問題をお伺いしたいと思うわけでありますが、最初に、日本航空の株式が昭和三十三年度、昭和三十四年度、二年にわたって売り払いが行なわれております。そうして、予備費におきましてこの手数料の支払いをしておるわけであります。手数料の支払いの内容は、数字はきわめて小さいものでありますが、この株式の売り払い収入は五十五億九千万円にのぼる、そういう内容のものです。これを考えてみますと、私は政府の持っている株、持ち株の売り払いについていろいろ考えるわけでありますが、この日本航空の持ち株につきまして、単年度ではなく、二年にわたって売り払われております。そ……
○鳥居委員 この機会に、一九七〇年代はジャンボジェット時代であるといわれておりますけれども、このことに関しまして、航空機の安全性、さらに企業の再編成、それから新たにエアバスの購入をめぐる問題につきましてお伺いをしたいと思います。 このジャンボ時代を迎えまして、これからの見通しを考えてみますと、航空旅客につきましては、これは激増するであろうという見方になっております。さらにまた、運賃の値下げ、あるいは運航整備の技術的な問題、あるいはパイロットの養成、こうした面で航空機の大型化が必至であるわけでありますが、また同時に、同じような理由から国際線、国内線ともに機種を統一いたしまして、そうして安全性の……
○鳥居委員 私は、まず国庫大臣たる大蔵大臣に、かなり間口の広い質問になりますけれども、幾つか伺いたいと思います。 検査院の実地検査個所につきましては、代表質問におきまして私も申し述べましたが、実施率がきわめてわずかでありまして、八%、それから十数年に一度という検査になっておる現状、そうした限られた検査の実態でありますけれども、その土俵の中でさえも今回はまた数々の指摘があります。検査報告を見ますと、昭和四十三年度の決算の検査の結果、不当事項として、収入関係で約五十件、八億四千九百万円、支出関係で見ますと、百二十七件、約三億八千七百万円、不正行為五件、約二千五百六十万円、合計しますと、百八十二件……
○鳥居委員 時間がありませんので、かいつまんで伺いたいと思います。 厚生省がこれまでに製造許可をしてきた薬品、医薬品の数は、昭和四十四年現在、十万五千三百二種類に及んでいるわけです。この中には、いまもお話にありましたとおり、整理をしなければならない薬品がかなりあるように思います。ところが、さきの大臣の答弁の中にもありましたけれども、現在の薬事法の精神からいきますと、内閣法制局のほうの見解は、副作用がなければその取り消しができない。これを考えてみますと、FDAあたり、これは食品薬品庁、こちらのほうでは、きき目のないような薬はどんどん回収して、かなり強い措置をとっておる、こういう観点から考えてみ……
○鳥居委員 まず、ただいまの答弁にもありましたけれども、社会保障制度審議会、それから社会保険審議会におきまして現在検討されておる段階でありますけれども、この中間答申が大体出るのが九月末ごろじゃないか、こういう大かたの見方であります。この点についてはいかがですか。大体、大臣の考えでは八月中だということでありますけれども、その大臣の見通しは間違いありませんか。そして、月に二回の審議状態でずっとやってきたわけですから、その辺、概算要求までできるようなそういう答申をぜひ間に合うように受けていただきたいと思いますが、その点いかがですか。
【次の発言】 わかりました。
大臣に伺いたいわけですが、抜本改正……
○鳥居委員 私は地盤沈下について少々お尋ねしたいと思います。 まず、東京へ大阪などの工業用水等の急速なくみ上げによる地盤沈下がこれまでしばしば問題になってきましたけれども、東京から千葉県にかけます京葉工業地帯の、特に葛南地区の場合、これはいささか事情を異にしているようであります。沈下対策のきわめて立ちおくれた、天然ガスの大量くみ上げによる地盤沈下でありまして、これに焦点をしぼりまして少々お伺いしたいと思います。 すでにマスコミの各紙は県の公害課の測量をもとにいたしまして報道しております。これは御存じのとおりだと思いますが、葛南地区がまるで底なし沼のような勢いで現在沈下をしている。また、船橋……
○鳥居委員 私はパイプライン計画につきまして二、三お伺いしたいと思います。 まず、国鉄のほうで出資いたしております民間会社があります。その中の日本オイルターミナル株式会社、ほか十八社あるわけですけれども、この日本オイルターミナル株式会社につきましては、資本金五億、国鉄の出資額が二億五千万、現在本社が東京都千代田区にありまして、内容を見てみますと、昭和四十三年の決算で、営業収入が八億一千六百万、営業費、営業外損失その他差し引き考えてみますと、この会社は赤字会社になっております。 国鉄としては二億五千万の出資をしているわけでありますけれども、この赤字の原因と今後の対策、これについて総裁から伺い……
○鳥居委員 最初に、有効期限、それから製造年月日の表示の問題についてでありますけれども、先般の七月十日にこちらで開かれました決算委員会で、私はビタミン剤の中の特にドリンク剤について、現在市販の約六百種類あるといわれておりますそのドリンク剤の中のビタミンに関する経時変化が、衛生試験所でこれがはっきりあることがわかった。学者によりましては、ビタミンCが半年、それからビタミンB1が一年半という、そういう数字を割り出しておる学者もおる現状です。ただいまの田中委員のお話にもありましたとおり、またビタミンCにおいては一年たつと九八・七%までがこわれてなくなってしまう、これは政務次官のただいまの答弁の中にあ……
○鳥居委員 浜田委員の質問に関連いたしまして、質疑をさせていただきます。 私は一日夜半、災害救助法の適用されました大多喜町におりました。今回の集中豪雨を見ますと、いろいろなことが言えるわけでありますが、特に山くずれ、がけくずれ、道路の寸断、こういう大きな特徴があります。 考えてみますと、このあたり一帯は、大体国有林が大半を占めておりまして、そうして伐採後の国有林でありますから、非常に幼木でありまして、大体五年の幼木で水を吸うことができない。しかも河川は、昭和三十五年にもはんらんをいたしました河川がそのままの状態でありまして、今日まで捨ておかれております。山間部の過疎地域であることから、投資……
○鳥居委員 私は、東京地区におけるところの超短波放送、FM放送が、すでにFM東京の名において放送開始をしております。本免許を引き続き受けたものですから、もう現在放送事業が始まっております。この免許をめぐる疑惑につきまして、きょうは時間の都合もありますので、ポイントをぜひお伺いしなければならない、こう思う次第です。 まず、この免許申請につきましては、六十社をこえる免許の申請が確かにあったようであります。免許の受付は、昭和二十九年の十月ごろからFM放送の申請受付が行なわれました。 そうしてチャンネルプランを発表した。その後に申請の締め切りをし、そうして六十数社あった中で、独占排除ということから三……
○鳥居委員 一日の予算委員会におきまして安中事件が取り上げられたわけであります。実に悲惨な事件でありまして、人体の内臓の部分からカドミウムが二二、〇〇〇PPM検出された。これは二%に当たる数字だそうでありますが、こうした職場の中でこういう事実が起こっていたことが明るみに出たわけでありますが、こうしたことを二度と起こしてはならない、そういう意味から、労務管理あるいはまた安全衛生の点につきまして幾つかお尋ねしたいと思います。 きょうは予算委員会の総括で大臣がこちらに見えておりませんので、まず、安中事件につきまして、労働省を代表いたしまして、副大臣の立場にある大野政務次官からこれに関する所感を伺っ……
○鳥居委員 関連して一、二お伺いしたいと思うのですが、世間には義務教育における教育権の所在につきましていま論議されておるわけでありますけれども、文部省はこれに対してどういうふうに考えておられますか、伺っておきたいのです。
【次の発言】 もう一つ、文部省のほうでは義務教育における指導要領をあらためて出すそうですけれども、これに対して世間の一部に、これとは別個の指導要領をつくりまして義務教育における参考にしていこう、こういう一つの動きがあるそうですけれども、これに対して、文部省ではどう考え、どう対処していく考えですか。
【次の発言】 以上で私の質問を終わります。
○鳥居委員 最初に、公害問題について、一例をあげまして伺いたいと思います。
すでに報道されております問題であります。千葉県市川市本行徳の儀兵衛新田と呼ばれる地域でありますけれども、ここ数年来、この埋め立てがどんどん進んでまいりまして、実際には、この埋め立ては行徳の土地改良区の作業として進んできたものでありますけれども、造成されたその土地が、異常な黄色の埋め立て地といわれて報道されているわけでありますが、これについて承知しておりますか。
【次の発言】 それでは、さっそく調査ということになるわけですけれども、これがまたきわめてひどい状況であります。私も実際きのう現場を見てまいりまして、問題の――……
○鳥居委員 公団いらっしゃっていますね。来年度から始まります第二期の住宅建設五カ年計画につきまして、日本住宅公団は四十二万戸の賃貸住宅を建設する予定になっております。新設の住宅の家賃について、たとえば郊外に建てられました団地の五階建て、六階建ての家賃につきまして、これから建てられる分でありますけれども、引上率がきわめて高い。従来一万七千円程度であったものが二万六千円、約五〇%の引き上げ率であります。また、従来二万円以下に押えていたものでも二万五千円前後、また都心部におきましては、3DKで三万円台も普通になるだろう、こういわれているわけであります。こうした大幅な家賃の値上げをしなければならないそ……
○鳥居委員 外務省と日赤のほうにお伺いしたいと思うのですが、予備費をもって難民救済の援助をいたしております。この中で、カンボジアの場合は事情がいささか違うように私どもは受け取っております。カンボジアに対する援助、第一次、第二次の経緯についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 一次、二次の援助の内容について説明願いたいと思います。
【次の発言】 カンボジアの現在の情勢をどういうふうに認識され、どういうふうに評価されていますか。この中に車両が含まれている点、着目しなければならないわけですけれども、外務省ではどういうふうに受け取っておられますか。
○鳥居委員 去る二月の十二日、私は市川市の本行徳における土壌汚染の問題を取り上げました。公害対策本部のほうでは、この点について全くその事実を知らなかった。そのために、調査をして報告することになっておりました。このおよそ四ヘクタールの広大な地域を産業廃棄物をもって埋め立てをやったわけですけれども、この調査の結果についてまず伺いたいと思います。
【次の発言】 この問題は典型的なクロムの公害の問題でありまして、非常に根が深い。調査してそのことがわかってまいりました。これに対する行政指導その他の点でもかなりの問題を含んでおる、こういうふうに受け取っております。
そこで、まず厚生省のほうに伺いたいので……
○鳥居委員 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました予備費使用等の承諾を求める案件につきまして、次の諸事項については承諾し得ないことを申し述べたいと思います。 第一は、運輸省所管の海上保安庁の予備費使用についてであります。 わが国周辺海域は、気象、海象条件がきびしく、そのため発生する海難救助は、過去三カ年で七千八百三十二件、死亡、行くえ不明者は千五百十七名、船体、積み荷の損害額は約五百億円をこえております。 しかも、海上保安庁の航空機による海難救助体制は劣弱であり、事件即応のための常時発進体制をとることはきわめて困難となっております。そのため、海上保安庁は、中距離海難の救助勢力と……
○鳥居委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十三年度一般会計歳入歳出決算外三件に対し、不承認の意を表明し、以下そのおもなる理由を述べるものであります。 ただいま委員長より朗読されました議決案のうち、第三項の「決算のうち、前記以外の事項については異議がない。」という点については、第一項、第二項の指摘事項以外にも数多くの問題点があったことは容易に想像され、議決案は、その一部代表的なものを指摘したにすぎないのであります。 しかも、四十三年度決算審議が終了したとしても、限られた審議日程の中において、各省の全支出項目にわたって審議したのではなく、また将来において指摘事項……
○鳥居委員 まずテレビの波でありますけれども、VHFからUHFへの移行について、かつて小林武治さんが郵政大臣のころ、昭和四十三年にこのお話をされております。十年計画で移行する、そういう考えでありますけれども、それから三年たった今日、基本的な考え方に変わりがないかどうか、まず伺いたいのです。
【次の発言】 具体的な内容を検討中だそうでありますが、この三年間に実際に具体的にどんなことをしてきておりますか。
【次の発言】 いまテレビセットのお話が出てまいりましたので、これで伺いたいのですが、普通の普及型のテレビで、オールチャンネルの設備をするために設備をしなければならないものがあります。これの単価と……
○鳥居委員 私はまず公団のほうにお伺いいたします。 住宅公団としまして今日まで十六年間に六十万戸の住宅を建ててこられました。新たに新五カ年計画で四十六万戸急ピッチで建てようという現在を迎えているわけでありますけれども、決して粗製乱造が許されてよいはずがありませんですし、総裁はこの春就任されまして、もともと総裁はこの畑育ちで二十一年だそうでありますけれども、総裁になられる前は副総裁としてがんばられた方でありますし、この道のベテランでもありますので、なるべく総裁から御答弁いただきたいとも思います。しかし、この問題につきましては、抽象的な議論ではどうにもなりませんので、具体的な事例をあげながら、公……
○鳥居委員 ただいま華山委員から、二度にわたる本委員会の現場視察を行ないまして、その詳細にわたる視察報告がございました。華山委員の報告に尽きているのでありますが、私の立場で補足と強調したい点を取り上げまして御報告をいたしたいと思います。また、去る十三日の本委員会で質疑を行ない、残されていた点をあわせて申し上げまして、欠陥団地等の改善を求めたいと思うのであります。 まず、雨漏りが多発した件で習志野市袖ケ浦団地を視察しましたが、公団側の説明によりますと、雨漏りの実態は、東京支所管内で分譲住宅に限っていうと、八団地、四百四十四戸ということでありました。これは分譲住宅の入居者組合の調査によるものであ……
○鳥居委員 先ごろ医療法人の所得申告に関する調査を国税庁のほうでいたしました。その結果の概要をまず私はお伺いしたいと思います。
【次の発言】 東京国税局管内の医療法人の数はどのくらいありますか。
【次の発言】 そうしますと、調査対象になりました四百一件というのは、不審な点があったと見られるもののすべてと見てよろしいですか。
【次の発言】 そうしますと、医療法人七百十二のうち疑わしいものが四百一件、その四百一件を対象に調査した、その九三%に当たるものが摘発されたということになるわけですね。
【次の発言】 そうしますと、調査対象の二件に一件が不正だったということになるわけであります。不正所得の平均……
○鳥居委員 きょうはたいへんお忙しい中をおいでいただきまして恐縮に存じます。 会計検査院の所管でございますので、本委員会といたしましては最も基本的な問題でもあり、大事なことであります。決算委員会は、予算の使用実績あるいは事業の施行実績、その効率性などにつきまして審議をいたしまして、文字どおり行政府の実績が明確にされていかなければならない、こう考えるわけです。 現行の決算審査のこの制度につきましては、先ほどのお話にもございましたが、憲法の第九十条を根拠といたしまして、会計検査院の検査報告を中心にして審査を行なっているわけであります。そうしたことから、特に基本的な問題になるわけでありますけれど……
○鳥居委員 今回、この一部改正法に関しまして、通勤輸送という大事な問題をかかえているわけであります。ついせんだっての総武線における船橋駅の追突事故、これは予想外の事故でありまして、この法案に関連する重大な数々の課題を投げております。事故にあわれました五百人をこえる皆さんには、まことに申しわけない次第でありまして、心からお見舞いを申し上げるわけでありますが、この事故発生より数日たちましたきょう、この事故につきましての報告を国鉄のほうからお願いしたいと思います。
【次の発言】 この事故によって国鉄がこうむった損害は、概算でけっこうですが、どのくらいにのぼりますか。
○鳥居委員 今回のこの機密文書漏洩の問題でありますけれども、もともとこれは内容からいっても国会に報告されるべき内容のものでありまして、全くその次元は違うわけでありますけれども、公務員法というたてまえからいいまして、電文そのものが外に漏れることは確かにいけないことでありまして、国家公務員法のそのたてまえを守っていかなければならない。その前提の上で伺うわけであります。 三十日に本人が告白をしておるわけです。そうしますと、三十日に告白をされまして昨夜十一時警視庁のほうに移すことになった。その間にあまりにも外務省における時日が長い。非常に政治的に利用された面がうかがわれるわけであります。もともとこの……
○鳥居委員 防衛庁の所管で伺いたいと思います。
防衛庁の物品亡失状況につきまして著しい傾向がありますので、四十二年度から四年間、四十五年度までの物品亡失、損傷件数並びに亡失、損傷額についてまず伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明でありますが、実に注目すべきものでありまして、各年度ともにDASHと魚雷の亡失、損傷額が全体の七割以上に当たるわけであります。海上自衛隊のDASH、魚雷が、戦時下にあるわけではない平時における今日において自衛隊、防衛庁の物品亡失の大部分を占めているということであります。この検査年度が十一月から十月までであるために、ちなみに、四年間の平均値でこれを私が計算……
○鳥居委員 総理にまずお伺いしたいと思うのです。 これはことしの四月二十五日、某紙に載ったものであります。インドネシアにおける国立大学でナンバーワンのインドネシア大学における日本学科が中国学科に吸収合併されてしまったという報道があります。これをよく考えてみますと、外務省が行なう東南アジアにおける対外援助、文化援助、これが非常にずさんである、そうして教科書も送らないし先生も足りない、そういう中で今日まで日本学科があった、こういうことを報じているのでありますけれども、きょう十一時半にスハルト氏にお会いになるそうでありますが、中国学科に吸収されてしまった、そういう背景のある文化援助、これについてま……
○鳥居委員 ただいまの論議に引き続きまして、特に陸運の行政でありますが、タクシーにしぼってお伺いしたいと思います。
まず、乗り合いバスとタクシーは、単なる大きさの違いだけでなくて、機能の上で大きな違いがあるのだろうと思うのですが、法律ではどういうふうにきめられておりますか。
【次の発言】 最近、大都市の周辺、特にベッドタウンにあたる、まあ千葉県でいいますと総武線の沿線、それから常磐線の沿線、これらでもう著しい傾向が見られるわけですが、タクシーがバスと同じように乗り合いで動く、こういう現象があります。しかも夜の九時過ぎの時間、終電車前後の時間、これはもうたいへんな問題になっております。この問題……
○鳥居委員 最初に、医師不足がいろいろ論議されまして久しいのでありますけれども、医師不足、これはもちろん絶対数の不足、それから医師の偏在による不足、大きく分けまして二とおりあるように思うわけです。人口急増地におきまして非常に深刻な事態が現出しております。そこで、まず医師不足対策ですけれども、どのような目標で進んでおられるのか、現状につきまして……。
【次の発言】 そうしますと、厚生省が持っている現在の増強計画はどのようになっておりますか。
【次の発言】 歯科医についてはどうですか。
【次の発言】 この医師不足の現実ですけれども、非常に深刻であるわけです。具体的に逐次あげたいと思いますが、現状に……
○鳥居委員 公団並びに建設省に伺いたいと思います。
日本住宅公団の公団家賃の改定でありますが、宅地審議会のほうで、古い公団に居住しておる皆さんの家賃と、四十年代、特に最近できました団地の家賃との間にバランスがとれない、こういうことから、不均衡を是正すべきだということで協議が今日まで重ねられたそうでありますけれども、この改定につきまして現在どうなっておりますか、総裁いかがでしょうか。
【次の発言】 このうわさが出ましてからかなり日時が経過しておるわけなのですけれども、その後の検討はどういうふうな現状になっておりますか。たとえばこの改定の問題につきまして、手続上は建設大臣と公団総裁の間できまる形……
○鳥居委員 まず、三木前総理が、事件の捜査が終了したらば、その段階で全容を国会に報告をしたい、このように公約をいたしております。福田内閣になりましてから、ことしの一月二十日ころ全容を公表すると言いながら、その後二転三転、そうしてやっと先般第二次中間報告という形式だけの報告、こういうことになって、一次にしましても二次にしましても、ほとんど見るべき内容はないと言うしかないわけですけれども、今後、二次に続きまして三次、四次の中間報告というのを考えているのかどうか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 大臣、いかがですか。
【次の発言】 第一次、第二次の中間報告、ともにPXLについてはほとんどその内……
○鳥居委員 引き続きまして、証言を求めたいと思います。 こうしたロッキード事件のような不祥事が起こりまして、国会議員を証人として呼び出さなければならない、こういう事態は大変残念なことであります。国会議員の立場は、公僕としての国民に対する義務、また一点の曇りもないという清潔な政治姿勢が要請されるものであります。国会議員として疑惑を抱かせる、そのことに重大な反省を持たなければならないと私は思います。また、さらに国会の権威また名誉、これを損なう結果になっている責任を私は感じなければならないと思いますし、中曽根個人にありましては、私はその疑いを一つ一つ晴らす、その挙証責任を持つことになると思うのです……
○鳥居委員 逓信省所管の大変幅広い分野でございますが、本日は、幾つか伺いながら大臣の御所見を伺いたいと思います。
最初に、郵貯について伺いたいと思います。
郵便貯金の位置づけ、これをはっきりさせたいために、幾つか基本的な数字をまず伺いますが、一番新しいデータで郵貯の残高、これはどうなっておりますか。
【次の発言】 この一年間の伸び、これはどうでしょうか。
【次の発言】 そうすると、これは増加率ではどのくらいですか。
【次の発言】 いまの郵貯の残高、この大きさを見てみますと、よく引き合いに出される数字でありますけれども、都銀の中のトップクラスの第一勧銀、これの四倍に相当する大きさである。また……
○鳥居委員 引き続きましてNHK予算に関しまして質疑を行いたいと思います。 久保委員の質問の中にもございましたが、災害時におけるNHKの対応、重複を避けながら伺いたいと思っております。 まず災害基本法の指定公共機関になっておるわけでありますけれども、これまでどんな連絡、協議を行って、NHKの対応としては、その災害の内容を、どんなような対応の種類と、当面する――私たちが心配するのは、東海地震かいま懸念されております。そしてマグニチュード七あるいは八という激甚というような事態を考えましたときの対応が十分行われるものであろうかどうか、こういう点心配するものですから、その点につきまして論議をしぼっ……
○鳥居委員 これまでの質疑の中にマリサット計画がございました。まず、いま始まりましたマリサットシステムによる海事衛星通信について少々伺いたいと思います。
いま船舶局の数は五万少々ございますけれども、五万局からある船舶局の中で大体どのぐらいをめどにマリサットの船舶地球局を開局しようとされているのか、その辺の見通しをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、いますでに設備がされて交信ができるような形になっている鞍馬丸、それからKDD丸、この局なんですけれども、実験局として始まり、いま実用化試験局という段階ですね。これが正式に免許を取れるというそれはどういう運びになるわけですか。もうす……
○鳥居委員 最初に、電電公社の総裁がお見えですから、官公需につきましてお伺いしたいと思います。 電電公社の電気通信工事について伺いますが、昭和五十年度でありますけれども、各省庁別の官公需の総実績で見ますと、電電公社のそれは一兆三千億円を突破しておりまして、各省庁及び政府関係機関のトップを占めております。これは全体の官公需の総額六兆二千億円という中に占める割合が約二二%で、大変大きなシェアであります。 政府は毎年中小企業に対する官公需の受注の機会をなるべくふやすようにということで閣議決定を行ってきておりますけれども、公社の中小企業に対する受注の機会というものがきわめて限られており、こういう点……
○鳥居委員 公明党の鳥居一雄です。
まず、大臣に伺いたいのですが、けさの朝刊、それからきょうの夕刊では、もうほとんど各紙に掲載されているようでありますが、「日本IBMを調査 不公正取引の疑い 未発表機を売り込み通産省・公取委」、この記事を大臣ごらんになっていますか。
【次の発言】 通産省の調査で事例が挙がっているようでありますが、どんな内容でしょうか。
【次の発言】 要請をしたのはいつですか。それから、手元にある事例、具体的にどういうペーパーセールスが行われたのか。
【次の発言】 公正取引委員会の調査で明らかになったことを、ひとつここで明らかにしていただきたいと思います。
○鳥居委員 大変長時間の委員会審議でございますが、電電公社のさまざまな部門がございますが、私はまずデータ通信部門につきましてお尋ねをしたいと思います。 ちょっと変わった角度からでありますが、六次五カ年計画を迎えようとするときでもあり、また、赤字が言われてまいりまして大変久しいものがございます。データ通信部門につきましては四十三年から始まっておりますけれども、実際には五次五カ年計画の四十八年から部門としての収支が明らかにされるようになっております。その意味で、この五次五カ年計画を、五十二年度についてはまだ決算が出ておりませんが、六次の前といういまの段階でこれを検討しなければならない。そういう大……
○鳥居委員 在日米軍軍人、軍属及びその家族が保有しておりますテレビの受信料につきまして伺いたいと思います。
まず、法制局に伺いますが、地位協定とそれから放送法の関連から、契約義務についてどうなっておりますでしょうか。
【次の発言】 NHKに伺いますが、そうなりますと、在日米軍基地関係の軍人、軍属、その家族の推定の契約義務数というのはどのくらいございますか。
【次の発言】 防衛施設庁に伺いますけれども、軍人、軍属、その家族の、施設庁としてつかんでいらっしゃる数字を伺いたいと思います。
【次の発言】 それは、居住のために建物を提供している戸数ですか。
○鳥居委員 郵政省の関係する公益法人でありますが、三つの団体がありますが、特に、財団法人簡易保険加入者協会を中心にいたしまして少々伺いたいと思うのです。
それで、郵政省はこの簡保加入者協会に対してどんな指導、監督を行っていらっしゃいますか。
【次の発言】 「郵政大臣の所管に属する公益法人の設立及び監督に関する省令 昭和四十八年一月十日」というのがありますが、この中で、「設立当初の事業年度及び翌事業年度の事業計画書及び収支予算書」について大臣は提出を求めて、そしてそれに許可を与えるというふうになっておりますけれども、現在ではこれはやられておりませんか。設立当初だけですか。
○鳥居委員 郵便貯金法の一部改正案につきまして野口委員や島本委員からの質疑がございましたが、この新設される教育ローンをめぐりましての議論はもう御指摘のとおりであると私は思うのです。 重複を省きまして内容について伺いたいと思うのですが、まず、積立期間が一年以上三年以内、一回の積立金が一万円以上四万円以内というのは、積立期間を五年なり十年なり、もうちょっと大幅な緩め方はできないかということと、また、一回一万円というのではなくて、三千円あるいは五千円という形のものにできないか。 これは零細な貯金者のためのローンでなければならない要素が非常に大きいだろうと思うのです。つまり、進学に当たってローンの……
○鳥居委員 御苦労さまでございます。 わが国と海外諸国との間の関係性というものはますます深まる一方であります。国際電気通信の重要性の度合いもそれにつれて高まっているわけでありますが、特にまた海外への旅行者がどんどんふえている現状において国際通信というものを考えましたときに、従来のように特定の企業が国際通信を使い、あるいは特定の人々によって使われるというような時代ではなく、大変重要な役割りを持っているということを改めて認識せざるを得ない状況にあります。 こういう状況を背景にしまして、新聞紙上等でも、昨年来の円高ドル安によって国際電電の電話料金が、番号通話の場合には、同じ日米間で、米国からかけ……
○鳥居委員 円、ドルの関係で、百九十円時代を迎え、きょうあたりは百八十二円という交換率が出ております。それで、国民的なサイドから、いわゆるKDDの抱える差益問題が私どもの大きな課題だと思いますので、国際通信にかかるもの、またその他KDDのいわゆる差益問題につきましてきょうは取り上げたいと思うのです。
閣議で大臣はKDDにかかる差益をどのように説明されていらっしゃいますか。
【次の発言】 大臣は閣議でKDDの差益は幾ら幾らですというふうに説明されていませんか。もし説明されていれば、五十一年度は幾ら、五十二年度は幾らとお示しいただきたいのです。
○鳥居委員 お尋ねしたいと思います。
年末の時期の郵便取り扱いというのは、きわめて重大な意義があると思います。それで、現在、滞留の状態が先ほど御説明がございましたが、年賀郵便と一般郵便に分けまして、特に一千百九取扱局の中の五百五十局での状況、これをもう少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 それで、これまでに懸念をされていました滞留によって起きてくる大変な事態がございます。
すでに報道をされていることでありますけれども、送金した三千万円が届かないために不渡りになってしまったという事件が発生しております。これは、辛うじて銀行側が救済したために、速達の手形十枚が遅配であったけ……
○鳥居委員 都市受信障害につきましてお伺いしたいと思います。 昭和五十年八月でありますが、テレビジョン放送難視聴対策調査会の報告書がまとめられまして、この中で、将来にわたって受信障害が非常に大変な趨勢にある、こういう予測をいたしております。ちなみに取り上げてみますと、五十年一月一日現在、全国の主要都市における四階以上の建物が十七万八千余棟でありますけれども、このうち東京都だけで四万九千棟、二八%である、さらに東京都内におきましては、十一階以上の建物の年間増加率が五五%にも達しており、このまま推移するとすれば、昭和五十五年には十一階以上の建物が約二万棟になる、こう指摘をいたしております。 そ……
○鳥居委員 公明党の鳥居一雄です。
私ども、今回の交渉経過を見ておりまして、電気通信機器本体に係る問題につきましては非常に事を急いでいる印象を受けるわけです。短兵急過ぎて、慎重な検討がなされなければならないのに、何か軽はずみに進んでいるように思えてならないのですが、総理はどう受けとめていらっしゃいますか。
【次の発言】 開放に伴う問題点、これは数えれば大変数々指摘できるわけです。製造会社により構成、構造あるいは設計思想が違うために多種の機器が混在することになってしまう、これによってサービスの質を低下させることになる。あるいは開発に協力した製造会社がどんどん蓄積している製造上のノーハウが競争相……
○鳥居委員 法案の質問を行いたいと思います。 この機構の業務を見てみますと、BS、CSだけの管理運用を行おう、そういうことであります。現在、衛星を考えてみますと、気象衛星、気象観測を目的とした衛星あるいは科学衛星、さまざまございます。現在上がっているものだけで十七個、東大が十個持ち、あるいは電離層観測衛星ということで郵政が持ち、政府各省庁にしてもそれぞれがそれぞれの目的を持ってこの管理運用を行う、こういう形になっているわけでありますが、効率的な運用ということを考えてみた場合に、一元的な運用ができないものか、こういう疑問がございます。それで政府として、この一元的な運用という点については検討がな……
○鳥居委員 電波法の一部改正の御質問を申し上げたいと思うのですが、この法案に関連いたしまして、船舶のいわゆる五百KCワッチ、これに新たに人命救助のたてまえから法律の上で整備をし、さらに強化をしていこう。特に海上における船舶の緊急通信あるいは非常通信につきまして、こうした措置が大変重要な役割りを果たすであろうことが考えられるわけでありますが、最近いわゆる不法電波、これが漁船の通信を非常に妨害していることが問題になっております。 最近のマスコミ、これを見てみますと、今月に入りまして五月八日、NHKのニュースセンター九時、これの特集で、北海道における漁船、特に二十七メガ帯、十トン未満の漁船において……
○鳥居委員 まず、今回の値下げにつきまして伺いたいと思います。 公共料金であり、非常に公正な料金体系というのが要求される国際通信料金であります。今回の値下げ幅も世論の非難をかわすための単なる見せかけである、こういう批判がすでに起こっているわけでありますけれども、確かにどんな検討が進められたのか全く不明であり、これまで同様の密室の決定である、こういうふうに言われているわけでございます。 しかし、改定はできるんだという一つの実証ができたわけです。 昨年、ドル建てドル払い、この中にいわゆる差益が数十億あるという指摘を私自身いたしました。しかし、差益があるだけでは還元という形にはなり得ないだろう、……
○鳥居委員 民鉄線の鉄道路線免許について伺いたいと思います。 鉄道建設に関しましては、免許申請、受理、こういう形式を踏んだ手続がとられておりますが、これは認可を前提として事前にさまざま協議がなされている点を考え、つまり間もなく認可――一定の時間が必要でしょう。しかし、認可をするんだという前提で申請がなされる。申請したけれども、しっ放しで認可にはならない、こういうようなことは路線の免許決定というこの行政の中にはない、私はこのように実は受けとめているわけであります。ですから、むしろ申請は必ず認可になるからその手続をとる。申請前に見通しが持てるような話し合いがなされて、そうして免許の申請がある、こ……
○鳥居委員 KDD事件、昨日郵政幹部二人逮捕という重大な局面を迎えたわけでありますが、許認可の実態特に国際専用線の認可をめぐる問題、これについて少々伺いたいと思います。
四年間に三百三十件ほどの許認可の申請があったといいますけれども、具体的に五十二年度、五十三年度、五十四年度、KDDから申請があった件数、それが認可の件数になるだろうと思いますが、どうなってますでしょうか。
【次の発言】 内容はどんな内容でしょうか。
【次の発言】 そうすると、その五十二年度の百二件、五十三年度の九十二件、内容がわかるような資料いただけませんでしょうか。
○鳥居委員 NHKの五十五年度予算案を見ますと、受信料の二四%値上げということが見込まれておりますけれども、民間の場合、エネルギー危機やその影響を受けまして厳しい減量経営を強いられているのが現状です。必死になって努力をしている。そういう中で、NHKは赤字になったからといって簡単に値上げに頼るということが許されるとすれば、余りにも安直過ぎると思うのであります。今回の値上げに当たりまして、NHKとして経営の効率化あるいは経費の節減にどんなふうに努力をされたのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 向こう三年間の方針、考え方、いま説明されたわけでありますけれども、それだけでは赤字と値上げという繰り返……
○鳥居委員 捜査当局から捜査の経過、概要について報告がありました。事情聴取千三百人、KDD関係者六百人、その他関係者七百人、こう示されたわけでありますけれども、その他関係者の七百人というのは、どういう範囲でしょうか。
【次の発言】 けさの新聞報道によると、政治家の事情聴取が行われたとありますけれども、その事実はあったのでしょうか。
【次の発言】 この七百人の中に政治家がいたかいなかったか、この点についてはどうでしょうか。
【次の発言】 いいえ、けさの新聞は別として、七百人の中に政治家はいたのかいなかったのか。
【次の発言】 そうすると、七百人の中に郵政省関係者幾人、政治家幾人、これを答えていた……
○鳥居委員 電気通信政策局の活動がございますが、最も重要な課題の一つと言われているデータ通信行政、これについて伺ってまいりたいと思います。 最近の一連の新聞報道によりますと、仮称データ通信法案、これが国会提出また見送り、こういう報道です。これまで出るぞ出るぞと鳴り物入りで言われながら、五十三年に機情法が成立をし、そしてその後を追っかけるようにしてデータ法案が準備され、五十四年の通常国会で流れ、その翌年また提出を見送り、そして今回こそと、こういうふうに業界その他では見てまいりましたけれども、一体これは見送りを決定したのでしょうか。どうなんでしょう。
○鳥居委員 郵便法の一部を改正する法律案について御質問をしたいと思います。 今回のこの法案の大幅な引き上げ、そして消費者物価指数をどういうふうに押し上げるのか、寄与率で〇・〇四%と説明されてまいりました。これは十月一日から実施とした場合の数字が〇・〇四%で、もっと違う数字が出ているはずだと思うのです。それから、公共料金の、しかも重要な独占度の非常に高い、これは国鉄あるいはたばこの場合とは全く違っていわゆる信書の送達というのは独占で、その公共料金の大幅な引き上げ、それに伴います心理的な波及効果、便乗値上げ、こういうのが全くない数字がはじき出されているわけですけれども、この点どういうふうに数字を……
○鳥居委員 引き続き伺いたいと思います。 総理に伺いますが、ことしの一月二十五日、自民党の総務会におきまして、郵便料金の値上げ法案を差し戻された経緯がございます。そのときの総務会長がたしか現総理でいらっしゃるわけですが、ともかく公共料金の値上げ、これは厳正な公共料金政策上好ましくないということで戻されたはずでございます。合理化、効率化、ごれも評価すべきものがないと、私この記事を見て思うのでありますが、その後一月二十五日の後二月六日、条件をつけてこの値上げ案を了承された。このとき総務会長をお務めになっていらっしゃいましたが、現在総理大臣というお立場で、この辺は、お気持ち、考え方、この上でどうい……
○鳥居委員 先ほど沢田委員の方からも指摘がありましたが、大臣の発言で、慣例を踏まえてあえて異議はない、こういう旨の発言がありました。これは会計制度上から出てくるのではないかと思うわけでありますが、いずれにしても農政の位置づけはきわめて大事だと思いますので、農政に対する基本的な考え方を大蔵省に聞いておきたいと思います。 現在、わが国の農業は、米作を初めとする主要農産物の相対的な過剰という問題、それからまた輸入圧力、生産者価格の抑制、それに加えて気象の異変でありまして、昨年は冷害、またこのたびの豪雪、こうした農業を取り巻く環境は未曽有の危機に直面しているというのが現状だろうと思います。また、この……
○鳥居委員 どうも遠方から御苦労さまでございます。 引き続きまして伺いたいと思うのですが、従来の日本酒というのと全く概念の違う、強いて言えばお酒でないお酒ということになるだろうと思うのです。たとえば酒税法の二条の中に、薄めるという表現で、それで一度以上だから酒であると。ところが薄めるというのは濃いモルトを水をもって薄めるという、すでに液体であるということだと思うのです。それで参考人御自身がこれをお酒だとお認めになっていらっしゃるのかどうか。粉として料理に使う調味料である、こういう規定をした場合には全くお酒ではないわけなんですけれども、この点いかがでしょうか。
○鳥居委員 私は、公明党・国民会議を代表しまして、ただいま議題となりました酒税法の一部を改正する法律案につきまして反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 まず、反対する理由の第一であります。今回の酒税の引き上げが、その提案理由でも明らかになったように、財政再建を進めるためのものとされております。われわれも、財政再建を推進することについては異論をはさむものではありません。しかし、政府の財政再建の方法は、国民生活に負担増を一方的に押しつけるものと言わざるを得ないのであります。 たとえば、政府の昭和五十六年度予算案及び税制改正案を見ても、所得税減税の見送りによるいわゆる見えざる増税二兆七……
○鳥居委員 大蔵大臣に冒頭伺いたいと思うのですが、野党の社会党、公明党、民社党で減税の要求をいたしております。これは単に予算委員会ペースということではありませんで、全党的な取り組みでこの要求をいたしておりますことをすでに御承知だと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 われわれはこの要求の内容はきわめて妥当な線だと思っておりますが、また歳入にかかわる点がございます。事と次第によっては大蔵委員会に籍を置くわれわれの立場として重大な決意をしなければならないとも思っております。きょうは大体五時をめどに回答があるんではないかと思うのでありますが、どんな御用意でございましょう。
○鳥居委員 まず小倉参考人に伺いたいと思うのですが、先ほども指摘がございました、きょうの午前中参議院の本会議におきまして鈴木総理はさきの中期答申に相矛盾する明確な答弁をされているわけであります。 大型消費税導入を五十七年度はやらない、こう明言されております。また一方、大蔵大臣もこの委員会におきまして大型消費税導入をしたくない、やりたくないと明言されております。そうなってまいりますと、税調でこれまで大型消費税導入を土台にして答申をしてこられましたから、この作業をおやりになってきたことが全くちぐはぐな結果を露呈しているだろうと思います。この後、どんな手続になりますでしょうか。五十七年度の税制改革に……
○鳥居委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました内閣提出、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し、また修正案に対し反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 まず、所得税法に関し反対する主な理由は、政府が所得税減税を見送り、勤労者を中心とする国民生活に巨額な実質増税を強いていることであります。 政府は昭和五十六年度を財政再建元年としていますが、国民の前に示された具体的な対応策は、行政改革や補助金整理など歳出削減、不公平税制の是正が置き去りにされたままで、所得税減税見送りによる実質増税、中……
○鳥居委員 財確法について質問をいたします。 まず特例公債の発行についてでありますが、政府は、赤字国債の発行、これを五十九年度にゼロにする、それを財政再建のめどにされているわけであります。その一つの方法として、本年度国会に提出をいたしました「財政の中期展望」、これによりますと、五十六年度の予定発行額が五兆四千八百五十億円、これを五十七年度以降五十九年度まで毎年度一兆八千三百億円程度減額をして、それで五十九年度においてゼロにしよう。この毎年度均等割りで減額をしていく、これは一つの見識であろうと思うのですが、大蔵省の考え方、こう受けとめてよろしいでしょうか。決定的なものでしょうか。
○鳥居委員 臨時通貨法の一部を改正する法律案について、何点か御質問申し上げたいと思います。
まず大臣に率直に伺いますが、インフレでお金の価値が下がったから五百円玉を出されるのか、五百円玉を出すからインフレになってお金の価値が下がるのか。五百円玉発行の別の角度から伺いたいと思うのです。
【次の発言】 この百円玉が新しく発行されることになりましたその当時と、いま五百円玉を発行しようという今日と、物価を比べてみますと、まず百円玉発行の当時、ビールで申しますと一本百二十五円でございました。つまり五百円と申しますと、この当時四本買えた。それがいま酒税の値上がりですから、一本半という形になっているわけで……
○鳥居委員 三十四法案、各種手数料に関する引き上げを図ろう。それで、ただいまの戸田委員の指摘もありましたが、CPIに直接は寄与しないかもしれませんが、この波及効果というのはいろいろな面で数字に出てくるだろうと思うのです。確かにマーケットバスケット方式の品目の中に手数料というのはない。ないために直接は寄与率として数字にコンマ幾つ幾つというような形では出てこない。しかし、これが上がることによって引き続き地方自治体における手数料に波及するであろうと思いますし、あるいは民間のこの種のものの引き上げということはその効果たるや幾つも挙げられるだろうと私は思うのです。そのうちの一つ、今回の三十四法案には入り……
○鳥居委員 銀行法案の提出の経過を見てまいりまして、大変後退に次ぐ後退である、これで果たして国民が納得できるのだろうか、こう思うわけであります。最低評価してよい線というのは、やはり金融制度調査会の答申の線だろうと思うわけであります。その後退の理由というのは、大蔵省、銀行、自民党、この三つどもえの利害調整でめっためったになってしまった、結局銀行法を見直さなければならない、こう言ってまいりました第一次オイルショック後の銀行経営のあり方、この教訓は大骨、小骨が抜かれたと言っていいんじゃないかと思うのです。この金融制度調査会の答申と今回の銀行法案との間の乖離、それを後退と受けとめる国民の見方、それに対……
○鳥居委員 御苦労さまです。同僚委員からさまざまな角度の質疑がございました。視点を変えまして、私はきょうの質問で多重放送などを含めたニューメディアにつきまして、その展開、これをお尋ねをしてまいりたいと思います。
個々のメディアに入る前に、郵政省とNHKに対しまして、八〇年代を展望して放送技術の新しい開発、これにどのように取り組んでいかれるのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 音声多重放送でありますけれども、昭和五十二年に開始されまして以来この新しいサービスの改善に取り組んでこられましたNHKや民放各社、非常にその御努力を高く評価するわけでありますが、現状におきましては、放送時間が非常……
○鳥居委員 現在わが国農業というのは大変な課題を背負っているわけであります。主要農産物の過剰基調であるとかあるいは農産物の輸入圧力、生産者価格の抑制が続いてまいりました。また、資材の価格の高騰、これに加えまして二年続きの冷害、こういう踏んだりけったりという状況の中で農業関係者は、農業は一体これから先どうなるのか、大変強い不安、いら立ちを持って事態の推移を見守っているわけであります。
財政当局として、今日の段階でわが国農業をどのように位置づけし守っていこうというお考えであるのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 確かに、国民経済の立場から見れば、農家の方々にも農業の生産性の向上について御……
○鳥居委員 まず、土地税制と土地政策について伺いたいと思います。 これまでの土地税制を十数年見てみまして、ざっと猫の目税制の繰り返しで非常に評判の悪いところでありますが、これまでの譲渡税は、四十四年に緩和、四十七年後は二年刻みに小幅強化、五十一年には大幅の重課税方式に切りかえ、五十四年に再び一部緩和、こういう様子。これは税制がくるくる変わるということに対して、特に土地税制を考えましたときに、税制緩和は近いんだから土地の放出は待とう、こういう心理的な影響というのが、特にここのところ二年、三年の土地供給量の減少という形で出ているように私には思えてならないのです。 そこで、土地税制と土地政策、こ……
○鳥居委員 参考人の皆様には大変御苦労さまでございます。引き続きまして質問をさせていただきます。順次伺ってまいりますが、まず小倉参考人に伺います。 今日、総合的な土地、住宅政策というのは、国土利用法であるとか都市計画法、こんな程度のもので見るべきものがない。そういう中で、土地税制だけを頼りにして、土地の供給あるいは地価の安定を図っていこうというような意味合いの政策がとられる、こういうことに非常に疑問を抱くものであります。 かつて、昭和四十三年の政府税調の答申の中にこういう部分があります。あくまでも土地税制というのは補完的、誘導的なものにとどまること、そして土地政策全般との整合性において、そ……
○鳥居委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 まず反対する理由の第一は、法人税の延納制度の縮減が大企業に比べ資金調達能力の弱い中小企業の経営を圧迫することであります。特に、中小企業の景気は底ばいで、倒産も依然として高水準で続いている現状では、ますます中小企業を苦境に陥れることを懸念するものであります。 同時に、この制度改正は、税収入の面から見ても五十七年度限りの一過性のものであり、財政再建に寄与しないことから、糊塗策としか言えませ……
○鳥居委員 大島委員が、中期展望についてはもうこれで破棄する、こういう御発言でありまして、私も、前提がこんなに大きく狂っているものを前提にしなければならないということを大変複雑な気持ちで伺うわけであります。 まず、五十九年度で赤字国債脱却、こういう財政再建のめどが示されているわけです。その一つの脱却の方法として中期展望では、五十七年度の特例公債の発行予定額三兆九千二百四十億を五十八年、五十九年、この二年にそれぞれ一兆九千六百億円減額して五十九年度ゼロ、こういう前提に立っているわけであります。この二年度均等割で減額、これはどうなんでしょうか、それをそのとおり実行しようとされているのでしょうか、……
○鳥居委員 大変長い時間御苦労さまでございます。引き続きまして御質問を申し上げていきたいと思います。 ここ数年、サラ金をめぐる悲惨な事件がマスコミ紙上またテレビ等で報道されまして、特にサラ金に絡む悪徳商法、これが大きな社会問題になってまいりました。サラ金の適切な法的規制を求める声が日増しに高まっているわけでありますが、実は今日まで三回廃案、二回継続審議、いま大変な山場を迎えたというわけです。 私は、問題は大きく見て三点にしぼられているだろうと思うのです。 その第一は利息が著しく高いこと。金銭消費貸借における利息の上限、これは利息制限法によって明確に規定されております。元本が十万円未満の場……
○鳥居委員 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となりました自民党、新自運二党が共同して提出した貸金業の規制等に関する法律案及び出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行います。 昭和四十年代半ば以降、貸金業、中でも消費者向け金融を中心とするいわゆるサラ金は著しい増加を示してまいりました。それに伴って、サラ金をめぐり債務者との間に紛争が激増し、大きな社会問題となってきたのであります。 サラ金で特に問題となるのは、年率一〇〇%にも達するほどの高金利と過剰貸し付け及び返済不能の場合の度を超した厳しい取り立て行為等であります。サラ金にお……
○鳥居委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十七年度における国債整理基金に充てるべき資金の繰り入れの特例に関する法律案について、反対の討論を行うものであります。 以下、本法案に反対する理由を申し上げます。 その第一の理由は、政府が財政再建計画を破綻させたことであります。政府は、五十六年度に引き続き五十七年度も経済財政運営に失敗し、巨額な歳入不足をもたらしております。この巨額な歳入不足は、政府も認めざるを得ないように、五十九年度に赤字国債から脱却する計画を完全に破綻させております。今日まで、財政再建の名のもとに国民に負担と犠牲を強いながら、簡単に公約を棚上げす……
○鳥居委員 引き続きまして、大臣に伺ってまいりたいと思います。 財政運営で当面最大の課題の一つが所得税減税だと思うのですね。これまでの議論で、個人消費の拡大が内需への波及、景気浮揚に多大な波及効果をもたらす、これはもう理論上明白なわけであります。政府は減税をするために一体努力をしているんだろうか、これが国民の見る非常に厳しい目だと思うわけです。昨年議長裁定を受けまして、大蔵委員会の減税小委員会がさまざま協議をしてまいりました。大臣も大蔵省も、つまりこれにおぶさり切りで、財源として一体どう手当てをし、減税をやろう、こういう検討が全くないと言っていいんじゃないかと思うのです。どういう努力をこれま……
○鳥居委員 補助貨の回収準備資金の取り崩し、これに係る造幣特会の一部改正でありますが、取り崩しのそもそもは、やっぱり減税財源に充てるべきだということであったわけですね。それが政府・与党の財政運営の失敗、その穴埋めに実は回ることになった。私たちは、減税財源に充てるべきだと言いまして、それで取り崩しができるという意味でこれを主張をしたわけでありますが、もちろん国民の信認の維持にかかわる重大な問題がここにあるわけですけれども、よって来るところは減税財源ということの要求でありました。この点につきましては、大臣に後ほどまた伺いたいと思いますが、経済企画庁においでいただいておりますので、まず五十八年度の政……
○鳥居委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました造幣局特別会計法の一部を改正する法律案に対し、反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 本法案は、わが国財政が巨額な歳入不足を抱えながらも、赤字国債の発行をできるだけ抑制することを主な目的とするものであります。われわれも、赤字国債の発行を抑制するために、特別会計の特殊性などに配慮しながら、特別会計を全面的に洗い直し、余裕金及び剰余金等について一般会計へ繰り入れることを否定するものではありません。したがって、本法案の趣旨については評価する点もないわけではありません。 しかし、振り返りまするに、昨年われわれは、本法案と……
○鳥居委員 大臣に順次伺ってまいりたいと思うのですが、財政運営のあり方、基本姿勢、これを私思うのでありますが、現在、五十八年度予算案が参議院の予算委員会におきまして審議中でありますけれども、非常に場当たり的な財源あさりというのが各所にある。およそ財政運営の健全な姿と言えない面が多々見受けられるわけであります。予算案は表向き帳じりが合っているわけでありますけれども、一度めくってみますと、各所にあらがある。マイナスシーリングということでやりましたけれども、恐らくは来年度予算案においてこれはもう通らないだろうと思うし、こういう財政運営を具体的に幾つか申し上げたいと思うのであります。 たとえば、国債……
○鳥居委員 きょうは御苦労さまでございます。引き続きまして御質問申し上げたいと思います。 一番最初に、ただいまもさまざま議論の俎上にのったグリーンカード制度の今回の延期措置、具体的に法案として現在審議中でありますが、税調の五十五年の年度答申の中で明確にこの制度の位置づけがなされ、そして、その後法案が成立いたしまして今日までの経過がございました。それで、いよいよ五十八年一月一日からカード交付、こういう事態でずっと推移してきたわけでありますけれども、税調会長個人のお立場で、この今回の三年延期ということについて、どんなような所感を持っていらっしゃいますでしょうか。
○鳥居委員 ただいま議題となりました製造たばこ定価法及び日本専売公社法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨とその内容を簡単に御説明申し上げます。 御承知のとおり、たばこの消費の低迷、経営形態、貿易摩擦など、わが国のたばこ事業をめぐる経営環境は一段と厳しいものとなっており、たばこ事業関係者には、その将来に大きな不安を与えております。 このような現状にかんがみ、この附帯決議案は、政府並びに日本専売公社に対し、今後の事業運営等に関し、次の諸点について、努力、検討を求めるものであります。 なお、これらの諸点につきましては、いずれも法案審議の際、質疑応……
○鳥居委員 午前中に引き続きまして質疑をさせていただきます。 最初に、財政改革計画について伺ってまいりたいと思います。 国債整理基金特別会計の資金でありますけれども、これまでの政府の答弁によりますと、六十一年度以降残高がゼロになる特会の資金にかわりまして、理論的には、第一に歳出のカット、第二に借換債、第三に負担増、これは増税並びに社会保険料の引き上げ、この三つのいずれかあるいはその組み合わせによるものである、こう答弁されておるわけであります。 歳出カットでありますけれども、財政審議会あるいは税調、臨調などの答申では、いずれも歳出の伸びは名目成長率以下にすることを言っております。これは、逆……
○鳥居委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました昭和五十八年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 反対する理由の第一は、政府が公約していた五十九年度の赤字国債からの脱却を、完全に破綻させたことであります。 政府は、増税なしに五十九年度に赤字国債から脱却することを公約し、そのための具体的方法として、マイナスシーリング等で歳出の削減を進めております。とりわけ、文教、社会保障関係では、防衛費等に比べ削減幅が大きく、福祉の後退を押しつけられております。同時に、所得税減税の見送りによる実質増税で大幅な負担増も強……
○鳥居委員 それでは、引き続き伺ってまいりたいと思います。 公的年金は八つございますけれども、いま国民皆年金の制度ができまして国民の一人一人がいずれかの年金に加入するということになっているわけですが、この皆年金の制度それから公的年金という性格から、長い期間加入をし保険料を積み上げてくるわけでありますから、年金に対する既得権、期待権というのは非常に大きなものがあると思いますし、これは断じて揺らぐようなことがあってはならないと思います。特に、時代の推移とともに給付の水準がどんどん下げられる、そういう事態は避けなければならないと思いますし、また、負担の面においても期待権というのは厳然と私はあるだろ……
○鳥居委員 法案の提出の過程を見てみますと、どうもおかしい。昨年の七月十四日に今井委員会が意見書を取りまとめましたね。この七月に相前後して、厚生大臣の諮問機関であります社会保障長期展望委員会が同じように答申を出す、臨調の基本答申が出る、三つ続いて出まして、九月の二十四日に閣議で、この法案のもとになります国公共済と公企体共済の統合一本化するという、そういう方針の決定をする。これが実は全く逆転していると思うのですね。 従来は、法律改正、制度改正というときには、正式な審議会というのがあるわけでありますから、社会保障制度審議会また一方の公務員共済制度審議会に諮問をいたしまして、答申を得て後に閣議決定……
○鳥居委員 午後の質問に入りたいと思います。 我が国社会は二十一世紀に向かいまして現在大きな転換のときに直面をしている、こう言われております。例えば経済審議会長期展望委員会は先ごろ「一〇〇〇年の日本」というレポートを出しておりますけれども、副題として、二十一世紀へ向かいまして「国際化、高齢化、成熟化」この三要素を実は挙げております。この成熟化ということがとりもなおさず高度情報社会、こう読みかえていいのだろうと思うのです。こういう時代にありまして、NHKに課せられましたその使命、責任、これはまことに大きいものがあるだろうと思います。私は、この点に関しまして、NHKが今般策定をいたしました経営計……
○鳥居委員 先ほども同僚委員の方で問題提起されたわけでありますが、まず有線音楽放送につきまして何点か伺っておきたいと思うのです。 この問題は、さかのぼりまして昭和五十二年、三年当時からさまざまな角度から対策を検討し、ようやく立法化ができ上がり、そして昨年の十二月一日から施行という段取りになったわけでありまして、極めて今、重要な時期に差しかかっているだろうと思うのです。郵政省の対応も違法業者は見ているだろうと思いますし、今どういう手が打たれるのかということが極めて重要だろうと思うのです。 それで、私はまず伺いたいのですが、昨年の十二月一日の施行後、違法業者の無断添架がその後ふえてきている、こ……
○鳥居委員 引き続きまして、BS2aに関する故障について伺ってまいりたいと思います。
五月の十四日に故障対策委員会が設置された、その後、故障原因についての中間報告がなされたと伺いましたが、中間報告の内容について御報告願いたいと思います。
【次の発言】 それではNASDAの理事長に伺いたいと思いますが、A系統において推定七カ所、特定はまだできないけれどもという御発言がありました。並びにR系統については三原因と推定される。この内容について伺いたいと思います。
【次の発言】 R系統についてはどうですか。
【次の発言】 それで、R系統の故障については、「先般来異状を生じているA系統の現象とは異なり、……
○鳥居委員 きょうは御苦労さまでございます。引き続き、お伺いをしてまいりたいと思います。 ただいまのお話にもございましたけれども、アメリカにおける電気通信事情、これは競争原理が導入されましたし、分割が一月一日から行われましたし、こうした状況というのは、我が国の将来を見る上で非常に重要な、さまざまな出来事が実は起こっているのだろうと思うのです。MCIの、いわゆるAT&T回線に比較して四五%値段が安く抑えられ、四五%値引きという状況の中で、AT&Tの方は下げようとしても下げられない状況にある。そして、マイクロウェーブ回線をほぼ全国主要都市に張りめぐらしまして、そして競争相手になって対抗している。……
○鳥居委員 ただいまの需給調整について、まずお伺いをしておきたいと思います。 事業法案の第九条で、第一種電気通信事業者の許可について規定されておりますね。それで、これを受けまして十四条におきまして、電気通信役務の種類等の変更について規定をされております。これは当該区域において、第一種事業者の過剰設備、つまり共倒れを防止するためだ、そしてあらかじめ明確に予見される場合に限って調整を行うことができる、こう受けとめております。しかし一見、競争原理の導入ということとこの需給調整ということはなじまない事項だと思いますし、これは極力介入を避けるべきだろう、そういうふうに考えるわけです。 そこで、第一種……
○鳥居委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、科学技術委員長に選任されました鳥居一雄でございます。 御承知のとおり、我が国の科学技術の発展は、原子力を初めとするエネルギー開発、宇宙・海洋の開発、ライフサイエンス等、多くの分野でまことに目覚ましいものがあります。特に、来年は国際科学技術博覧会が筑波研究学園都市におきまして開催されるなど、国際的にも注目を集めております。来るべき二十一世紀に向かって、人類の発展に貢献し、同時に我が国の国民生活の向上に寄与するため、効果的な科学技術政策を展開する必要があります。したがいまして、本委員会に課せられました使……
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
竹内国務大臣から科学技術行政に関する所信を聴取いたします。竹内国務大臣。
【次の発言】 次に、昭和六十年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。宇賀官房長。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時十八分散会
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件、特にレーザー科学の研究開発の問題について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として大阪大学教授難波進君の御出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、難波参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は御多用中のところ本委員会に御出席くださいまして、まことにありがとうございます。
本日は、レーザー科学の研究開発の問題につきまして、忌憚のない……
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。平沼赳夫君。
【次の発言】 次に、小澤克介君。
【次の発言】 だだいまの案件につきましては、理事会で協議をしていただきまして一定の結論を出せるようにいたしますので、引き続き御質疑をお願いしたいと思います。
【次の発言】 矢追秀彦君。
【次の発言】 遠藤和良君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。村山喜一君。
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件、特に情報科学の研究開発の問題について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として東京大学教授石井威望君の御出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、石井参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は御多用中のところ本委員会に御出席くださいまして、まことにありがとうございます。
本日は、情報科学の研究開発の問題につきまして、忌憚のない御意見……
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として動力炉・核燃料開発事業団理事大町朴君、同再処理部長小泉忠義君及び日本原子力研究所副理事長福永博君の出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。塚原俊平君。
【次の発言】 関晴正君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午前十一時三十八分休憩……
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として動力炉・核燃料開発事業団理事長吉田登君、同理事植松邦彦君及び同核燃料部長渡辺昌介君の出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。辻一彦君。
【次の発言】 申し上げますが、理事会において協議したいと思いますので、御了解いただきたいと思います。
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件、特に創造科学技術の研究開発の問題について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として東北大学教授西澤潤一君の御出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、西澤参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は御多用中のところ本委員会に御出席くださいまして、まことにありがとうございます。
本日は、創造科学技術の研究開発の問題につきまして、忌憚のな……
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件、特に我が国科学技術の国際的影響の問題について調査を椎めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として日本放送協会放送総局特別主幹磯村尚徳君の御出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、磯村参考人に一言あいさつを申し上げます。
本日は御多用中のところ本委員会に御出席くださいまして、まことにありがとうございます。
本日は、我が国科学技術の国際的影響の問題……
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として動力炉・核燃料開発事業団理事福原元一君、宇宙開発事業団副理事長園山重道君、同理事寄水義雄君、理化学研究所副理事長中根良平君及び日本電信電話株式会社取締役岩崎昇三君の出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小澤克介君。
○鳥居委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
平沼赳夫君外三名から、自由民主党・新自由国民連合、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の四派共同提案に係る科学技術振興施策の強化推進に関する件について本委員会において決議されたいとの動議が提出されております。
提出者から趣旨の説明を求めます。渡部行雄君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
採決いたします。
平沼赳夫君外三名提出の動議のごとく、科学技術振興施策の強化推進に関する件を本委員会の決議とするに賛成の諸君の起立を求めます。
○鳥居分科員 二月二十日に報道されました東京法務局管内で起こった登記事務をめぐる不祥事につきまして、概要の御報告をお願いしたいと思います。
【次の発言】 どんな善後策を講じられましたでしょうか。
【次の発言】 登記事務につきまして香川局長は大変権威でいらっしゃいますし、その意義について御説明いただきたいのですが。
【次の発言】 それで、今度のこの二月二十日に報道された事件、これはささいと言えばささいな事件かもしれません。しかし、一体どういうわけでこういう事件が起こったのか、これは大変大きな問題が背景にあるように思えてならないのです。法務当局では、こうした不祥事を起こさないためにも、この事件の原……
○鳥居分科員 都市モノレールにつきまして、大臣並びに皆さんの御意見を伺いながら進めさせていただきたいと思います。
都市モノレールの整備の促進に関する法律が議員立法でできまして、都市モノレールの計画が進んでいるわけでありますけれども、全国的に見て、いま大体何カ所でどんな進みぐあいになっているか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 都市モノレールとして北九州がまず先鞭をつけて、いろいろ教訓があるだろうと思います。後を追っかけるようにして、現在千葉市のモノレール計画というものが新年度予算の中に出てきております。それで、この千葉市の事業計画の進捗状況について、御説明いただきたいと思います。
○鳥居分科員 国有財産の処分につきまして何点か伺いたいと思います。
大蔵大臣の諮問機関であります国有財産中央審議会、三十人で構成されているそうでありますけれども、この筑波移転跡地小委員会、これはどんな身分の人たちで、どういう構成になっていますか。
【次の発言】 一般的に言って国有財産の払い下げ、これは大蔵省の基本的な方針はどういうことですか。
【次の発言】 筑波跡地につきまして審議会での審議経過、概要はどういうふうになっておりますでしょうか。
【次の発言】 四十八年の七月二十日、当時建設大臣の金丸大臣が、都市の生活に緑は欠かせないので、跡地は緑地や公園として利用していくようにしたい、こういう……
○鳥居分科員 公害対策基本法第十九条に基づきまして公害防止計画指定地域、これは第一次から第七次まで延べ五十地域で実施されています。私は、これらの地域のうち、昭和五十三年度が計画期限の千葉臨海地域の計画のおくれにかんがみまして、同計画の見直しと期間の延長が絶対に必要であるという考え方に立ちまして、さまざまな課題を取り上げ、伺ってまいりたいと思います。 五十二年度に第二次及び第三次の十一地域の中間見直し作業を進めていますけれども、この中で大分地域、鹿島地域は、計画期間が終わったので、五十二年六月に計画の見直しをし、五十二年度から五十六年度までの新計画が決定しています。その理由は何でしょうか。
○鳥居分科員 まず、第五次治水事業五ヵ年計画の中で都市河川のおくれについて伺いたいと思うのです。
一時間当たりの降雨量五十ミリメートルにたえ得る河川改修、これは五十一年度末までで金額にして全体の一四%、これを五次五カ年計画中に二〇%まで上げようとしておられますが、この補助事業のうち都市河川と一般河川の改修状況でございますが、五十一年度末までの実績で都市河川改修率二六%、一般河川の改修率一一%、これは計画終了時それぞれ何%でしょうか。
【次の発言】 具体的な事例で比較したいと思います。補助事業の五十一年度末現在一四%をこの五年間で二〇%にしようということですけれども、これは全国の平均値です。さ……
○鳥居分科員 人口急増地における大変な教育施設の立ちおくれ、この問題をテーマにして伺ってまいりたいと思います。
それで最初にまず大臣に伺いたいのですが、人口急増の責任というのは一体だれが負うのか。国なのか、県なのか、それとも住民なのか。いかがでしょうか。大平内閣の国務大臣という立場でひとつ反省を込めて所信を伺いたいと思います。
【次の発言】 五十二年十一月に閣議決定をされました三全総、これによりますと、七十一ページに、「人口急増地域の生活環境の整備は、緊急の課題である。」そして「特に、東京圏・大阪圏の義務教育該当年齢人口は、昭和六十年において約七百三十万人となり、五十年に比べ約百五十万人の増……
○鳥居分科員 公害防止計画について具体的な事例を挙げて御質問申し上げたいと思いますが、千葉臨海、この地域の公害防止計画は昭和五十三年度で終了いたしまして、新たに五十四年度からこれを初年度といたしまして五カ年計画が策定されようとしている。今月中旬ごろにはという予測もございます。前回の公防計画では、民間の努力目標の達成率に対しまして国、地方自治体の行う事業の達成率が大変におくれました。このことが引き続き防止計画を策定することになった大きな理由でありますけれども、この中で大気汚染に関して、工場等の固定発生源についてはほぼ当初の目標どおり改善を見た、その一方で、新たな発生源といたしまして、人口急増によ……
○鳥居分科員 人口急増地における医療不足が大変深刻な問題になっております。私は、さまざまな指標がございますけれども、この中から端的に一般病床あるいは不足病床地区の実態、こういうのを例に挙げながら厚生省の対策を強く要求してまいりたいと考えております。
まず大臣に伺いたいのですが、大平内閣の有力な閣僚、国務大臣というお立場で、人口急増というのは一体だれの責任なのか、国なのか、県なのか、まずお考えを伺いたいと思うのです。
【次の発言】 国に大変大きな責任があったと私は指摘せざるを得ないわけです。これは後に指摘いたしますが、医療法の中で公的医療機関の整備をしていく上において国の負わなければならない責……
○鳥居委員 御苦労さまでございます。 いまの累積赤字をなくし、また単年度でも収支を改善させる、このためには平たく言えば、一つには通数をふやす必要がある、もう一つは料金の値上げをしてそして収入をふやすんだ、それからもう一つは合理化、効率化を進めてむだを省く、こんなことを言われているのですけれども、特に利用者に大きくかかわる大口利用という立場から大儀見公述人に伺いたいのでありますが、どうしたら通数をふやすことができるだろうか。いま意見はなるべく差し控えたいと思うのですが、大体国民一人当たり一年、通数が百十二通がわが国でありまして、スイスあるいはアメリカの大体四分の一程度の通数で、数字に対する評価……
○鳥居小委員 鳥居一雄でございます。きょうは大変お忙しい中、ありがとうございます。いろいろ御陳述をいただきましたが、私は最初に大森参考人にお伺いしたいのです。
昭和四十一年の全面見直しに当たりまして、視聴者の意向を十分に反映できるようにということで、世論委員会ということで法制化の動きがございました。現在NHKの場合には視聴者会議がございますが、当時考えていた世論委員会なるものの役割りをこの視聴者会議そのものが現在果たしているだろうかという点、疑問に思うわけですが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 それで、先ほども実は現行の免許制度、免許のあり方について御議論がございましたけれども、考……
○鳥居分科員 地震災害対策につきまして、現在国土庁の方で防災基地防災センターを、モデル地区の指定をいたしまして、それでこのモデル事業をおやりになっていらっしゃいます。一方、建設省の方で都市公園等整備の第三次五カ年計画を五十六年度からおやりになろうとしております。一方、消防庁の方でも震災対策室がやはりその観点から重大な関心を寄せられ、三者協議の形でこれまで進んできているわけでありますが、オープンスペースを利用して、そして防災公園としてその機能を十分に発揮できるようにしていこう、こういう目標であることは間違いないだろうと思うのです。 それで、まず最初に伺いたいのでありますが、国土庁がこれまでモデ……
○鳥居分科員 国際障害者年ということで、「完全参加と平等」、こういうテーマ、大変大きな壮大なテーマでありますけれども、まず大臣に所信、抱負をお伺いしたいと思うのであります。
厚生省に並びまして労働省、大変な大きな計画をお持ちだろうと思います。所管大臣として抱負をひとつお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
それで、この身体障害者の皆さんの雇用促進、これは雇用促進法ができまして現に具体的に進んでまいりました。この三年振り返ってみまして、大変お寒い現状であることを実は私の手元の資料は物語っているわけです。ちなみに取り上げますと、雇用数が千人以上という大法人、こ……
○鳥居小委員 限られた時間でありますが、何点か伺わせてもらいたいと思います。 銀行の週休二日制につきましては、銀行法で休日が「日曜日その他政令で定める日」、こうなりましたことから、週休二日制の完全実施に向けて一歩前進したものだ、こう思うのであります。この銀行の週休二日制の実施につきましては、時期はともかく、社会の大勢でもありますし、最近のマスコミ報道等を見ましても、労使双方ともに前向きに取り組んでおられる様子が報道されております。 そこで、行政当局として、この基本姿勢というのはどういう立場をとられるのか。労使当事者の自主性にゆだねていくとか、あるいはまた積極的にリードしていこうとされている……
○鳥居小委員 きょうは大変御苦労さまでございます。順次お伺いをしてまいりたいと思っております。 外国旅行をいたしますと、まず、日本は土曜日休みなし、本当に働きバチで一生懸命働いて、製品をどんどんつくって外国へ輸出をする、そのために失業がどんどんふえてわれわれは困っているじゃないか。実際に労働時間について比べてみますと、そんなに差がないのに、実際にそういう制度がないために感情的な貿易摩擦の原因になっている、こういうことをしばしば私たち感ずるわけであります。労働行政の上からいっても、また日本における社会の仕組みからいきましても、金融機関の週休二日制というのは非常に大事なポイントであろうと思います……
○鳥居小委員 私は、まず税調の木下参考人にお伺いしたいんですけれども、利子配当所得の従来の源泉分離課税制度、これが総合課税制度に移行されて、それに伴いまして限度額管理をカードによって実施をしていこう、こういう所得税法の改正、この法律改正によりまして、五十五年の改正で五十九年一月一日から実施されるという既定方針どおりずっと進んでまいりました。政府税調として、この総合課税化への移行、それから新しくできる限度額管理の制度、これをどういうふうに評価されておりますでしょうか。
【次の発言】 そうすると、利子配当所得の源泉分離課税制度が不公平税制の最たるものであった、ですから総合課税化へ移行せざるを得ない……
○鳥居分科員 科学技術振興ということで、いまビッグプロジェクトが三つございますね。海洋開発、原子力、それから宇宙開発。私は、宇宙開発、特にロケット開発につきまして何点か伺ってまいりたいと思うのです。 振り返ってみますと、月に第一歩をしるしたその当時は、万年筆型のロケットが打ち上がっていた。こういう時代から、いまNII型ロケットの開発を終え、いよいよCSを今年度の予算の中で来年二月には打ち上げをやろう、一定の技術開発、その評価は惜しむものではありません。昨年はアメリカにおきましてシャトルが実験に成功いたしまして、いよいよこの実用化の段階を迎えた。シャトルにつきまして、宇宙開発委員会あるいは科学……
○鳥居分科員 六十年の四月に開学を予定しております特殊法人立の放送大学につきまして、現況並びに六十年開学への準備状況あるいは問題点、こういうことについて少々伺ってまいりたいと思います。 放送大学につきましては、大学教育に関する政策課題のうち特に教育の機会均等、まあ大量の学生を受け入れられるようにしなければならない、一般社会人の受け入れ機関の確保の必要、あるいは今日マスプロ的な教育が横行する中でこの解消策として大きな意義を持つものである、あるいは学歴偏重社会の中で入試地獄にあたら青春をむだに過ごさなければならない、そういう中での解消策、あるいは大学間格差の是正のための一つの方策、こういうさまざ……
○鳥居分科員 私は、まず地域医療計画につきまして伺ってまいりたいと思います。 地域医療計画は、すでに昭和四十八年以来各都道府県に対しまして非常に厳しい策定の要求を重ねてまいりまして今日に至っております。この地域医療計画の策定というのは、これはもう至極当然のことだと思いますし、そろばん勘定だけで医療というのをやっていた時代から、医療の偏在があってはならない、あるいは医療圏を設定いたしまして、診療所あるいは病院の間の連携を密にとっていくという、小規模な単位から、あるいはがん対策のように都道府県が一体となってこれに対策を講じていく、そういういわば今日的な医療の課題を解決していくべき基本的な青写真と……
○鳥居分科員 私、三大都市圏、特に東京圏の通勤の足、具体的に東京DIDの中で非常に人口急増の著しい千葉、ここに焦点をしぼりまして少々伺ってまいりたいと思います。 それで、現在建設中の国鉄京葉線、並びに民鉄でありますけれども第三セクター方式によりまして計画されております東葉高速鉄道、これは地下鉄東西線の勝田台までの延伸計画であります。この問題について伺ってまいりたいと思うのであります。 このところ、運輸省あるいは国鉄がつかんでいらっしゃる数字、これを見てみますと、非常は著しい伸びでありまして、国鉄総武線の複々線化、これではもうとても対応のできないような朝晩の通勤時のラッシュ、県境におきます流……
○鳥居委員 きょうは、公述人の皆さん御苦労さまでございます。公明党の鳥居一雄です。 電電三法に関しまして、大変貴重な御意見をいただいたわけでございます。何点か伺ってまいりたいと思うんです。 まず、小林公述人に伺いますが、この長期構想の座長を務められたというお立場、また今日まで情報産業の中におられたお立場で伺いますが、外資規制というのが当面なくなったわけです。今予想されるのは、例えばIBMのINであるとかあるいはATTのNET一〇〇〇、そういうのが恐らくは我が国に入ってくるだろうと見られます。これから我が国の技術との対決ということになるわけでありますけれども、日本の技術が一体大丈夫なのだろう……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。