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浦井洋 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

浦井洋[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
313位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
925位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
214位
各種会議発言歴代TOP250
185位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
228位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
145位

33期委員会出席(幹部)TOP100
79位
34期委員会発言(非役職)TOP100
89位
35期各種会議発言TOP25
25位
35期各種会議出席(無役)TOP25
23位
35期各種会議発言(非役職)TOP25
21位
37期委員会発言TOP100
88位
37期委員会出席(無役)TOP100
83位
37期委員会発言(非役職)TOP100
73位

このページでは浦井洋衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。浦井洋衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第63回国会 建設委員会 第3号(1970/03/11、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、共産党を代表いたしまして、時間があまりございませんので特に住宅の問題、できれば土地政策、こういうところまで主として大臣にお尋ねをしたいと思います。  御承知のように、政府の総理府が行ないました昭和四十三年十月の住宅統計調査によりますと、建設省の基準二人で九畳、四人で十二畳、こういう基準でいきましてなお三百六十万世帯が住宅難で困っておられる。こういう数字が出ておるわけでございます。特にその傾向は大都会でひどいわけでございますが、私の住んでおりますところの神戸におきましても二人で九畳、それから四人で十五畳というような少し甘い基準でいきますと、ほほ半数の世帯の方が狭小過密住宅に住ん……

第63回国会 建設委員会 第5号(1970/03/20、32期、日本共産党)

○浦井委員 私、共産党を代表いたしまして、この河川法施行法の一部改正について二、三質問をさしていただきたいと思うわけです。  この改正案についてまず考えなければならぬことは、この改正案が国民にとりまして有利なものであるかどうかということが、判断のメルクマールになるのではないかというふうに思うわけでございます。具体的に申し上げますと、この改正案によりまして治水事業が進むのか、あるいは治水事業がむしろ萎縮し、後退するのかというような点から判断していかなければならぬというふうに考えるわけでございます。治山治水事業というのは、直接的に国民の生命、財産にかかわりのある重要な事業でございますけれども、その……

第63回国会 建設委員会 第6号(1970/03/25、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、建設業に従事する労働者の労働災害とそれから職業病、そういうようなことについて質問したいと思うのですが、建設省並びに労働省関係の方にお尋ねします。  ここに持ってきておるのですが、御承知のように、労働省の労働基準局の出しております「安全の指標」、これで全産業の四十三年度の死傷者数を見ますと、大体昭和四十一年度から、それまで減ってきたのが、カーブが横ばいないし鈍化してきておるわけなんです。死亡者だけを見ると、せっかく年間六千人を割っておったのが、四十三年には六千人を再びこえるというような状態になっておりまして、必ずしも喜ばしい傾向とは言えないのじゃないかというふうに思うわけなので……

第63回国会 建設委員会 第8号(1970/04/01、32期、日本共産党)

○浦井委員 いまこの建設委員会にかけられております道路に関する四つの法案ないし一部改正でございますが、それぞれの違いはございますけれども、いずれも有料道路に関するもの、または有料道路に非常に深い関係のあるものでございます。  有料道路が取り入れられてからすでに十数年になるわけでございますが、その間、非常に有料道路というものが発展してきておるわけでございます。ここにちょっと数字を申し上げますと、有料道路事業というものが、道路投資額より見ますと昭和二十九年に二十一億円、それが四十四年には二千六百九十五億円、実に百三十倍になっておるわけでございます。そしてこの額というものは、一般の道路事業に対して四……

第63回国会 建設委員会 第11号(1970/04/10、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、共産党を代表いたしまして、このたびの本州四国連絡橋公団法案について質問をいたしたいと思います。  時間がないのでひとつ簡潔にお願いしたいのですが、本州と四国の間に橋をかける、こういうことにつきまして、これは本州と四国の交通の安全であるとか、あるいは四国の経済発展に貢献するものであるというふうに考えて、私どもの党は、連絡橋をつくるということについては賛成をいたします。そして、この連絡橋のできることによって、四国の四百万住民の生活が一そう豊かになる、そして業者の営業が発展するということが当然なければならないというふうに考えるわけでございます。ところがこの公団法案を見ますと、必ずし……

第63回国会 建設委員会 第12号(1970/04/17、32期、日本共産党)

○浦井委員 私、政務次官にお尋ねしたいのです。  たしか前々回だったと思うのですが、大臣に、道路というものはやはり無料、公開ということが原則ではないかということをお尋ねいたしました。それに対しまして大臣は、それは原則である、しかし、そういうことを守っていたんではなかなか道路ができないというお答えをいただいたわけでございますが、この問題をさらに引き続いて、きょうは大臣おられないので、政務次官にお尋ねしたいのですが、いま提案されておりますところの公社法案によりますと、地方の幹線道路を公社方式で建設し、そして有料にしていく、こういうことになっておるわけですが、そういたしますと、前々回に指摘さしていた……

第63回国会 建設委員会 第14号(1970/04/24、32期、日本共産党)

○浦井委員 私も引き続いて大阪のガス爆発についてお聞きしたいのですが、事故が起こった当初、通産大臣も、この事故は高度成長によるひずみだというふうに言われております。そうですね。だから、そういう意味では、私はやはり人災だというふうに考えるわけです。したがって、この事故でなくなられた方々には非常にお気の毒だと思います。それから、非常な損害を受けられた方もたくさんあります。こういう方々に対しては、やはり公的にできるだけ補償をすべきだというふうに考えるわけなんです。補償の問題につきましてはひとつあとで質問したいと思うのですが、まず最初に、やはりこういう事故が起こった、非常に悲惨な事故なんですが、再び繰……

第63回国会 建設委員会 第16号(1970/05/08、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、共産党を代表しまして、この建設業法の一部改正について二、三質問をさせていただきたいと思います。  まず一番初め許可基準の問題でございますけれども、許可基準の第一に「五年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する者」、こういうふうになっているわけなんですが、これは一体どのようにして認定されるおつもりなのかという点をお聞きしたいと思うわけです。というのは、いままで大工さん、建設業で働いておって腕もみがいてきた、そしてやっと一人前の親方になった、多少のお金もできたので独立した建設業者になりたい、そういうときに、さっき言いましたように五年間の経営業務の管理責任者としての資格の認定を……

第63回国会 建設委員会 第17号(1970/05/11、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、日本共産党を代表して建設業法の一部を改正する法律案に反対する態度を表明いたします。  法案の提案説明では、「施工能力、資力、信用に問題のある建設業者が輩出して、粗悪工事、各種の労働災害、公衆災害等を発生させるともに、公正な競争が阻害され、業者の倒産の著しい増加を招いている」、それゆえ建設業者の資質の向上などのために、従来の業者の登録制を許可制に変えるのだと説明されています。しかし、この制度では、弱小の建設業者の淘汰はできても、業者の質の向上ははかれない、こういうふうに考えるわけであります。なぜなら、資力、信用のない業者の生まれる条件は、もっとほかにあるからであります。  わが……

第63回国会 建設委員会 第18号(1970/05/12、32期、日本共産党)

○浦井委員 私もきょうが最後になりますので、一番問題になります住宅の問題について、主として住宅公団の問題について質問をしたいと思うわけです。住宅公団は、五月の四日に本年度の事業計画を発表されておるわけなんですが、まず最初に、その問題について二、三質問したいと思うのです。  最初、多少家賃の実情を述べさせていただきますけれども、四十五年度の賃貸住宅の平均家賃が一万七千四百六円、これは前年度よりも一一・五%の値上げの見通し、最高は三万円をこすだろうというふうにいわれておるわけですが、三万円をこすというようなことになりますと、これは、もう公団住宅は庶民にとりまして高ねの花ということになるわけで、こう……

第64回国会 建設委員会 第2号(1970/12/08、32期、日本共産党)

○浦井委員 初めに大臣に聞きたいのですが、今度の国会は公害国会だと言われており、この建設委員会にも下水道法の改正というものが出ておるわけなんですが、建設関係ではほかにいろいろ公害があるわけです。地盤沈下であるとか、あるいは建築騒音であるとか、日照権の問題、こういうものがあるわけなんですが、そういうものに対する対策は今度の臨時国会に出されておらない。一体法改正そのほかのどういうような対策を持っておられるのか、特に、大臣には、建築騒音と日照権の問題についてどのように考えておられるのか、この点を最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 騒音と日照権の問題について大臣の見解をお聞きしたわけなんです……

第64回国会 建設委員会 第5号(1970/12/16、32期、日本共産党)

○浦井委員 一番初めに政務次官にちょっと御意見なり感想なりをお伺いしたいのです。  私、つい最近新聞を見まして非常に感じたことがあるわけなんです。それは政務次官も御承知だと思うのですが、ことしの十一月二十三日に、都内で、四畳半の間に親子六人が寝ておって、そしてふとんの中で赤ちゃんが圧死をされたという記事が出ておるわけでございます。その一家は都営住宅に入居申し込みをやって落選した直後だった。非常に象徴的に現在の住宅難の様相をあらわしておるというふうに私ども思うわけでございます。  つい最近、私さらに足立区のほうに行きまして、そして非常に住宅に悩んでおられる都民の皆さん方の実情を見てきたわけでござ……

第65回国会 建設委員会 第5号(1971/02/19、32期、日本共産党)

○浦井委員 私、きょうは都市問題で、時間があまりないので、都市再開発の問題について突っ込んで大臣にお聞きしたいと思うのですが、その前に、これは新聞の報道によるわけですが、本四架橋の問題で大臣が十六日に参議院で答弁されておるわけです。この前の特別国会で、協力をいたしましてこの法案を通したわけですが、そのときに、三ルートについて同時着工ということをしきりに強調されたわけなんです。それが、十六日の大臣の御答弁によると、一斉にスタートするとは言えないというような表現をされておる。こうなりますと、これは新聞報道にもありますように、時差着工ということもあり得るというふうに私は理解するわけです。そこで、この……

第65回国会 建設委員会 第6号(1971/02/24、32期、日本共産党)

○浦井委員 この法案で二、三質疑をしたいと思います。  残っておる問題があまりないようなんですけれども、一番初めに目的の項なんですが、第二の目的として、「水田の宅地化に資すること」というような表現で書かれておるわけなんですが、やはり住宅を建てるというところがおもな目的であって、その前段の「居住環境が良好で家賃が適正な賃貸住宅の供給」というところにおもな目的があるだろうというふうに私は思うのです。そうすると、この第二の目的の「水田」というような表現がこのままでは少し狭くなるのではないか。先ほどからいろいろな同僚委員からの質問がございましたのでおわかりだと思うのですが、たとえば市街化区域の中でも、……

第65回国会 建設委員会 第8号(1971/03/10、32期、日本共産党)

○浦井委員 時間がだいぶおそいので、できるだけ簡単に要点を質問したいと思うのですが、私は、ニュータウンといいますか、大規模団地の問題について少し質問をしてみたいと思います。  初めに例をあげたいのですが、兵庫県の三田市に、現在神戸市と住宅公団が事業主体になって北摂ニュータウンを計画されておるわけでございますが、その中で、区域決定の際に二つの問題が起こっておる。 一つは、溝口地区という、いわゆる同和地区の立ちのきの問題でございます。一つは、西野上地区というところで、農民が長年農業をするのに必要な材料をそこで採取しておる。それが、片一方のほうは立ちのきを迫られるし、片一方のほうは立ち入り禁止という……

第65回国会 建設委員会 第11号(1971/03/23、32期、日本共産党)

○浦井委員 時間がないので三点ほどお聞きしたいのです。  まずお聞きしたいのは、この法案の改正案ができたいきさつについてなんですが、建設省のほうとしては、当初、積み荷の是正というような、権限というだけでなしに、駐車違反とかいろいろな面での取り締まりもやれるようにしたいということであったけれども、警察庁のほうが強くそれに反対をされて、結局いまのような形になったというように聞いておるわけなんです。その辺、なぜ警察庁のほうで反対をされたのかという理由についてお聞きをしたいと思うわけなんです。  それで、そうであれば、建設省のほうとして、今回はこうだけれども、将来は、積み荷の問題だけでなしに、駐車違反……

第65回国会 建設委員会 第14号(1971/05/07、32期、日本共産党)

○浦井委員 宅建業法の改正と、それから積み立て式の両方合わせて質問したいのですが、一番初めにお尋ねしたいのは、先ほどから言われておるように、今度の宅建業法の改正については、一部出てきておる悪徳業者を排除するということが一つの点になっておると思うわけでございますけれども、免許基準の整備をされるということなんですが、今度の改正案の第五条の第一項のところの五番目の項で「不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかな者」が欠格事項としてあげられておるわけなんですが、具体的にはこれはどういうような事例をさすのか、ひとつ教えていただきたい。
【次の発言】 そこで、ひとつ具体的な問題を出したいと思うのですが、こ……

第65回国会 建設委員会 第16号(1971/05/19、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、きょうは、交通騒音の問題について建設省の意見を聞きたいと思うわけですが、道路があって、そしてその上に自動車そのほかのいろいろな交通機関が通るというときに発生する公害には、排気ガス、それから振動、それからテレビ、電話の聴取障害、さらには日照権の問題などがあるわけなんですが、その中でも、特にきょうは、交通騒音といいますか、道路騒音といいますか、この騒音の問題についてお尋ねをしたいわけでございます。  特に、最近の大都会で、道路沿いの住民の方々からいろいろな苦情が持ち込まれておるわけでございます。生活環境が破壊されるという問題が全国至るところで起こっておるわけで、何としてでもこれは……

第66回国会 建設委員会 第1号(1971/07/23、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、静岡県の大崩海岸と、兵庫県の相生の高取峠の、この事故に関連いたしまして、建設行政の問題についてお尋ねしたいと思います。  大臣御承知のように、四十三年の八月に岐阜県の飛騨川で大きな事故がありました。そして、その直後に、局長名で「道路の災害による事故防止の強化について」という通達がされておるわけです。ところが、それにもかかわらず、四十五年九月十八日、これは三十八年に起こったわけですが、高知県の落石事故に関する最高裁の判決があった。それに影響されて、今度は、建設省は、「道路管理の強化について」という通達を出されている。ところが、今度また、七月の五日に、静岡県の百五十号線の大崩海岸……

第67回国会 運輸委員会 第5号(1971/12/21、32期、日本共産党)

○浦井委員 私、関西新空港について大臣とそれから航空局長にお尋ねしたいのですが、十一月の八日から三回ほど飛行機を大阪湾に飛ばされたわけですね。それに関連して大阪湾沿岸の住民、ひいては全関西の住民がいま一番知りたいと思っておることを代表して聞きたいと思います。  まず第一番は、あの三回の試験飛行でこういうことはわかったのかという点です。晩秋から冬にかけてやられたということになるわけですが、春や夏あるいは秋というような気象条件のときに一体音の伝わり方がどう変わるかということはわかったのか。それからそれに関連するわけですが、風向きとか風の速度、こういう影響で騒音がどう変わるのか。それから音の伝わり方……

第67回国会 建設委員会 第1号(1971/11/12、32期、日本共産党)

○浦井委員 なくなられた方に哀悼の意を表するとともに、けがを受けられた方が早くよくなることを祈るわけであります。  今度の実験の大体の前提、ことしもつい九月の台風二十五号で千葉県下だけでもがけくずれで五十六人の方がなくなられた、こういうようなことで、国民的な要望として危険な個所に対する科学的な調査が非常に要望されておった。これにある程度こたえた実験であるということで、実験そのものは技術者の良心に基づいた、非常に精神的な意義を持ったものであるというふうに思うわけでございますけれども、現実にこうして事故が起こってきたということで、その実験のやり方に非常に大きな認識不足があったのではないかというふう……

第67回国会 建設委員会 第5号(1971/12/22、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は関連質問といたしまして、大蔵省と建設省、それから公団、その三つに質問いたしたいと思います。  けさ方からの論議によって、大蔵省の十三日の発言は軽率であるということで、この新聞発表は消えたものだというふうに私理解をするわけです。それはさておきまして、その新聞発表を見てみますと、格差を是正するのだ、それから一般の物価とつり合っておらないから、古い公団家賃を値上げするのだということで、非常にこまかい計画数字をあげておられるわけなんです。私は、この住宅を建てるのは、これは建設省の仕事だ、公団家賃の値上げあるいは値下げをきめるのは、これは建設大臣だというふうにいままで理解をしておったわけ……

第68回国会 建設委員会 第2号(1972/03/08、32期、日本共産党)

○浦井委員 私、きょうは大臣の所信表明に対する質疑として、居住環境、特に日照問題についてしぼってお尋ねをしたいのです。  まず、最初にお尋ねしたいのですが、大臣、WHOというのは御存じでしょうな、世界保健機構。――いやそれで安心したわけですが、WHOが一九六一年に健康な住宅環境の基準をつくっておるわけです。ここで、住宅の基本は四つのファクターだというふうにきめておるのですね。それは何かといいますと、安全性がしっかりしておる、それから二番目は健康性、それから三番目が効率性、四番目が快適性、この四つの性質が完備しておらなければ健康な住宅環境であるといえないというふうにはっきりと言って、これが世界じ……

第68回国会 建設委員会 第5号(1972/03/17、32期、日本共産党)

○浦井委員 住宅金融公庫法の改正の問題で質問をしたいのですけれども、その前に、その一番底にございます住宅全般の問題について一、二、大臣に御意見をお伺いしたいと思うわけなんです。先ほどからの、あるいは前回からのいろいろな他の委員の方の御質問で、はっきりしてきたわけなんですが、沢田調査官に、第二次五カ年計画、四十六年度から発足したわけですが、大体御意見を総合いたしますと、やはり民間自力建設部分、四十六年度は落ち込んだとは言われないわけですけれども、何とかしたいということですけれども、少なくとも横ばいである、当初の予定よりはやはり少し低いというようなことになるだろうと思うわけなんですが、大体そういう……

第68回国会 建設委員会 第7号(1972/04/07、32期、日本共産党)

○浦井委員 それでは、下水道事業センター法案について質問をしたいと思います。  まず、藤尾政務次官に最初に確認をしておきいのですが、今度のこの法案は、ここに「目的」が書かれておるわけなんですが、特に下水道の技術者が不足しておる。その中でも十年以上あるいは相当経験を経たベテランの技術者が少ないというのが、下水道事業を促進していく上で一つの大きな隘路になっておる。しかも現在、数少ないそういう技術者も、いままで下水道事業がある程度やられてきておるところの指定都市そのほかの大都市に偏在しておるということでこの目的が一つ唱えられておるわけなんです。それと同時に、このセンターの「設立」の項を見て見ましても……

第68回国会 建設委員会 第8号(1972/04/12、32期、日本共産党)

○浦井委員 私はきょうは、地代家賃統制令が昨年の暮れに告示によって改正をされた、この問題を取り上げてみたいと思うわけです。時間が半時間ということなので、要点だけ、住宅局関係の方並びに大臣にお尋ねをしたいと思います。  私、まず最初に申し上げておきたいのは、この統制令というのは、過去四回も国会に提出をされて、廃案あるいは審議未了という形になった。それだけを見てもなかなか撤廃されないだけの理由がある、存在理由のあるものだというふうに思うわけなんです。しかし一方で、零細な地主あるいは家主さんなどから、統制家賃と統制外家賃との間に格差がある、あるいは統制家賃の額が非常に低いということで不満もある、端的……

第68回国会 建設委員会 第12号(1972/04/26、32期、日本共産党)

○浦井委員 まず最初に治山治水五カ年計画についてお聞きしたいのですが、これは時間がないので数字のほうはこちらで申し上げますけれども、四十七年度を第三次五カ年計画の最終年度とみなすと、そうすると河川とかダムとか砂防、その合計、こういうものの事業費における達成率というのは大体どのくらいになるものですか、ちょっとお聞きしたいのです。
【次の発言】 九七%ということは、三%は第三次五カ年計画が達成できなかったということなんですが、これも非常に遺憾なことだと思うのです。それと同時に、これは事業費でいくわけですが、年々人件費だとか材料費、こういうものが上がっておるわけですから、五年前にきめた金額ということ……

第68回国会 建設委員会 第16号(1972/05/16、32期、日本共産党)

○浦井委員 澤竹さんにたくさんお聞きしたいのですが、いろいろ大阪に関してのお話をお伺いしたのですが、津竹さんは水道の専門家でいらっしゃる。だからこの場合には、淀川下流と大阪府、市あるいは阪神水道企業団、この範囲を含めてひとつお答え願えればはなはだ幸いであると思っておるわけなんです。  まず、工業用水の問題なんですが、工業用水は先ほどのお話しのように、大阪の場合、生産額に比べて非常に使用量の伸びが鈍化してきておる。非常に企業としても努力をしておるというお話なんですが、木村先生がその前に言われたように、大阪の工業用水の場合、回収率がたとえば福岡であるとかあるいは千葉ですか、こういうところに比べて非……

第68回国会 建設委員会 第17号(1972/05/17、32期、日本共産党)

○浦井委員 大臣に初めにお尋ねしたいのですが、三月の末に、マイナス一・五メートル、毎秒四十トンということで三県知事と取りきめをされたということなのですが、私いろいろなものを読んでみたりあるいはお話を聞いてみても、極端に言えば、聞けば聞くほどわからぬようになるわけなんですが、その内容についてひとつお尋ねをしたいと思う。たとえばこういう質問をしたいのですが、滋賀県側の意見を聞きますと、あの取りきめは、マイナス一・五メートルが水位低下の最高限度なんだ、だから大体一メートルくらい水位が低下し出すころから下流のほうにも相談を持ちかけて節約をしてもらいながら、できるだけマイナス一・五に押えたい、二メートル……

第68回国会 建設委員会 第19号(1972/05/24、32期、日本共産党)

○浦井委員 新都市基盤整備法の質問をしたいと思いますが、まず最初に、この事業を全国で八カ所考えておられるというお話なんですが、どういうような自然的な条件のところを考えておられるのか。山林あるいは原野、農地、いろいろなのがあると思うのですが、どういうところを考えておられるか、それをひとつ建設省にお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、その辺はいまのところはまだ地価は比較的安いというふうに考えてよいわけですね。
【次の発言】 そうすると、そういう新都市整備をされまして新都市ができ上がる、あるいは完全にでき上がらない前に必然地価が上がっていくだろうというふうに思われるわけなんですが、その辺のおおよ……

第68回国会 建設委員会 第23号(1972/06/07、32期、日本共産党)

○浦井委員 首都圏にまず最初にお尋ねをしたいわけなんですけれども、今度の法改正を見てみますと、昨年十月に出された第一次の百部圏整備審議会の答申からいろいろな点で後退をしておるように思うわけです。この点を私はそれなりに理解をするわけなんですが、業界からもいろいろな要望が出ておる、あるいは自治体の意見もまちまちであるということで、それなりに私自身も理解はしておるわけなんですけれども、その点について少し意見をお聞きをしたいと思うのです。  たとえば東京都の隣にある埼玉県の川口市の例を取り上げてみます。これはなぜ取り上げるかといいますと、今度の改正で具体的には五百平米から千平米の工場敷地のところが問題……

第68回国会 建設委員会 第24号(1972/06/09、32期、日本共産党)

○浦井委員 労働省に来ていただいていると思うのです。私、一昨年の三月二十五日、建設委員会で、建設業、土木業あるいは運輸業、そういうところで使われておるところの大型の機械車、たとえばショベルカーであるとかブルドーザーであるとかフォークリフトであるとかそれからクレーンカー、こういう大型の機械車に乗っておる人たちの中で、振動が非常にきつい、それから無理な作業姿勢をやっておる、そういうことで新しい職業病が頻発しておるということについて質問をしたわけなんですが、その後特にこのいろいろな機種の中でフォークリフトに乗っておる人たちが何人か、それぞれの地方の労働基準局に、専門家の意見を添えて労災認定をしてほし……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1972/05/25、32期、日本共産党)

○浦井委員 武内先生と村田先生に限ってお尋ねをしたいのですが、私ここに「現代内科学大系」という本を持っております。これは私も医者なんで、先生方も御承知だと思うのですが、内科医に限らず、医師全体がこの本を教科書のように見ておるわけなんです。この六九年度版の中に「イタイイタイ病」という項があります。そこに武内先生が執筆をされておるわけなんですが、ここではカドミウムが第一の引き金である。そして第二の引き金としていろいろな栄養障害、ビタミンDの不足であるとか云々ということが書かれてあるわけなんです。これかきょうの先生のお話では変わったということになるわけなんです。そうしますと、第一点は、これは教科書み……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第28号(1972/06/16、32期、日本共産党)

○浦井委員 生野鉱害について私お尋ねをしたいわけなんです。時間がないので要点をお尋ねします。まず通産省に、きょう初めにお断わりしておきますが、推積場関係についてだけお尋ねをしたい。  この生野の鉱山には宮ノ谷堆積場があるわけなんですが、この堆積場は企業に言わせますと、非常に金をかけて近代的な設備をしたんだということで、崩壊防止という観点、それからカドミウムをはじめとした重金属の流出防止という観点で完全だというふうなことになっておるようでございますけれども、この生野鉱業所を監督指導しておる立場の通産省としては、そのように考えておられるかどうか、この点をまず第一に……。

第69回国会 建設委員会 第4号(1972/09/08、32期、日本共産党)

○浦井委員 建設行政全般についてはひとつ大臣の所信表明を期待して待って、そのあとでやりたいと思うのですが、それがやられない前でも、多くの国民は緊急に何とかしてほしい、特に建設行政にかかわる問題でたくさんの要望を持っておるわけです。そこできょうはその中の一つの問題を取り上げてみたいと思うのです。  それは土地区画整理事業の問題。四十七年の建設白書に、土地区画整理事業についてこういうふうなことが書かれております。「既成市街地における生活環境の整備」、それから「新市街地における良好な住宅地の大量供給」、さらに「新市街地における開発の誘導などを目的として、今後の市街地整備の主導的役割りを」土地区画整理……

第69回国会 社会労働委員会 第3号(1972/10/11、32期、日本共産党)

○浦井委員 時間が二十分なので、一点にしぼってお尋ねをしたいわけなんですが、すでに問答があったように、障害福祉年金を受給しておるところの盲人の母が、次男の児童扶養手当を受けたいということで申請したところ、それが却下された。 これで裁判を起こしたところ、神戸地裁はこれは憲法第十四条第一項に違反するという判決を九月二十日に下した。この問題について、私は主として大臣にお尋ねをしたいのです。  私は、この判決というのは全く当然のものだと思う。すでに六十五国会でわが党の寺前議員もこの問題を取り上げたわけでございますけれども、大臣に端的にお聞きしたいのですが、政府としては、直ちにこの判決に従って、具体的に……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 建設委員会 第5号(1973/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 大臣の所信表明に対して、共産党の三番手として私質問をしたいわけなんです。引き続いて土地問題についてお尋ねをしたい。  いまもお話が出ましたけれども、この所信表明を見てみますと、大臣は、「第一に、土地対策についてであります。」と、同じ文章でありますが、「公益優先の観点に立って、土地が広く公正に国民に利用されるよう、」ということで、いまのお話ではこの後段が問題になっておったわけなんですが、私はひとつ「公益優先の観点に立って、」というのは一体どういうことなのかという点について、しばらく大臣とお話をしてみたいと思います。公益優先の観点をどういうふうに考えられるのか、どういう観点なのか、まず……

第71回国会 建設委員会 第7号(1973/03/27、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 住宅金融公庫法の一部改正案について質問をするわけですが、まず最初に大臣にお聞きをしたいのですが、いまの政府の住宅政策というものが、戦後の公共住宅の建設を中心としたものから持ち家主義に移行しておる、そしてそれに伴っていわゆる民間デベロッパーというような不動産業あるいは住宅産業、こういうものの育成を強めるというような方向にあるということは否定し得ない事実であります。昨年の住宅金融公庫法の一部改正のときにもその点があらわれておりまして、民間デベロッパーに対して、住宅の建設に引き続いて宅造にも融資の道を開くという改正がやられたわけです。建設省からいただいた資料によりますと、四十六年度の金融……

第71回国会 建設委員会 第8号(1973/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私、セメントのことについてちょっと聞きたいのですが、きょうこうやって建設委員会で建築資材について集中的な審議が行なわれておる、ここのいろいろな結論が直ちにあすからの行政に反映するという実り多いものにしなければならぬというふうに私考えるわけです。いままでのいろいろな質問内容を聞いておりますと、非常にまだ問題が残っておるように思うわけです。どうしても緊急にやらなければならぬことが残っておるように思うわけで聞くわけでございます。  まず最初に、きょうせっかく来ていただいたので、国鉄と、それから文化庁にお聞きしたいと思うのです。  国鉄には、中国地方で非常に需給関係のアンバランスが起こって……

第71回国会 建設委員会 第12号(1973/04/17、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 緊急措置法の改正に関連して私も財源の問題をお尋ねしたいというふうに考えておるのですが、その前に、本四連絡橋公団の問題について、ゆるがせにできないいろいろな動きがございますので、お尋ねしておきたいと思うのです。  ちょうど三年前に本四公団法が本委員会で成立をいたしまして、たまたま第六次の道路五カ年計画も同じときに緊急措置法の一部改正という形で本委員会で論議をされたわけでありますけれども、私どもはそのときにいろいろな六つほどの条件をつけましてこの本四連絡公団法の成立に賛成をしたのであります。しかしあくまでもそれは、その当時私たちが主張をいたしました条件がいれられるということで賛成をした……

第71回国会 建設委員会 第15号(1973/05/09、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 地価公示法についての質問をするわけですけれども、これは御承知のように、この四十四年に制定されたときの趣旨からいっても、地価形成の合理化をはかるための施策の一つとしてやられているということになっております。三十八年に初めて当時の宅地制度審議会の答申で正式に提案されてからいろいろと議論をされて、そしてその間、不動産鑑定評価の制度もある程度確立されてきた。そして四十四年の六月に地価公示法が制定をされて、それで四十五年四月一日に第一回の公示価格が発表された。こういうことになって、この経過を見ると、相当長期間いろいろ準備も重ね、また相当慎重なやり方でこの制度が発足したというふうに思うわけでご……

第71回国会 建設委員会 第17号(1973/05/30、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 引き続いて公団、公営住宅の払い下げの問題について建設省並びに公団にお尋ねをしたいと思います。  まず最初に、いまも出ておった問題でありますけれども、五月二十五日に物価対策閣僚協議会で田中総理から指示があった、それについてもう少し大臣から正確な表現でその内容をひとつお答え願いたい。
【次の発言】 私はいまは大臣のお考えを聞いておるわけではないのであって、五月二十五日の物価対策閣僚協議会で田中総理からどういうような指示があったのかということをひとつ正確に大臣に表現していただきたい、こういう質問をしているわけです。
【次の発言】 払い下げるようなものがあれば払い下げよという指示があった。……

第71回国会 建設委員会 第18号(1973/06/06、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に大臣にお尋ねをしたいのですけれども、大臣、この前の委員会でお尋ねしたときに答えていただいたのですが、少なくとも公団、公営住宅の払い下げをやってもインフレ対策、物価抑制には役立たない、大臣はやはりそういう考えでおられる、このことをまず最初に確認しておきたい。
【次の発言】 大臣はきょうの委員会の一番最初に述べられたが、そうしたら、総理の真意の中にある資金の吸収にも役立つものもあるのではないかという御意見と大臣の御意見とは違うものなのか、それとも一緒なのか。
【次の発言】 わかりました。それで、この問題については今回は触れないつもりでおるわけなんです。大臣も意見は違うのだとい……

第71回国会 建設委員会 第23号(1973/06/27、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 公有水面埋立法の一部改正について、すでにわが党の中島委員、それから瀬崎委員が質問をやっておりますが、たくさん保留分が残っております。私は、そういうものを兼ねて、補充をする意味で簡潔に質問をしてみたいと思います。  第一点は、この法の第五条、いわゆる水面に有する権利者の問題であります。これはもうすでに先日の公聴会でも相当お話が出ましたし、この委員会でも論議になっておるわけでございますが、私が言いたいのは、要するに、たとえば大分の例でお話をしますならば、すでに一号地から五号地までは埋め立てが完成をした。現在その一号地―五号地の横に六号地、七号地の埋め立てが実施される予定だ。神崎、ここの……

第71回国会 建設委員会 第28号(1973/07/18、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、屋外広告物法並びにその一部改正案について質問をしたいと思うのであります。  まず最初に建設省にお尋ねをしたい。この法律のそもそもの目的というのは一体何なのかということをお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると、「美観風致」というのは一体具体的にどういうことをさすわけですか。
【次の発言】 どうもわかったようなわからぬような話です。そうしたらさらに引き続いて、「公衆に対する危害」の防止というのは具体的にどういうことなんですか。
【次の発言】 そうすると、二番目の「公衆に対する危害」というのは物理的な危害ということをさすというふうに理解していいわけですね。

第71回国会 建設委員会 第30号(1973/08/29、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出、屋外広告物法改正案及び自由民主党提出の同法修正案に対し、反対の討論を行ないます。  政府原案に反対する第一の理由は、従来、はり紙だけに限定されていた行政庁の除却権限をはり札、立看板にまで拡大する点であります。このことにより表現の自由が侵害され、政治活動、大衆運動に対する不当な干渉、弾圧の可能性をさらに強化するものであるからであります。  法律の目的では、「美観風致を維持し」「公衆に対する危害を防止するため」に屋外広告物に必要な規制を加えることとしております。わが党はもとより、美観を害したり公衆に危害を与えるような広告物が野放しにされる……

第71回国会 建設委員会 第32号(1973/09/07、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 いますでに水の需給計画について論議があったわけですけれども、法案に直接入る前に私もその点をもう一度尋ねておきたいと思うのであります。  建設省にお尋ねしたいのでありますけれども、建設省が八月の末に発表された例の「広域利水調査第二次報告書」を見ますと、昭和六十年における水の年間総需要量が合計千百六十三億トン、内訳は、生活用水二百七億トン、工業用水三百七十一億トン、農業用水五百八十五億トン、こういうことで、昭和四十五年度の実績、年間七百九十四億トンに対して約三百六十九億トンの増加となっておる。それを全国的に見ると、新規の河川水必要量が四百二億トン、それに供給可能量が四百六十五億トンで、……

第71回国会 建設委員会 第33号(1973/09/12、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、水源地域対策特別措置法案に対する反対討論を行ないます。  第一に、この法案は水源地域の指定は知事の申し出に基づいて内閣総理大臣が行ない、水源地域整備計画は、案を知事が作成して内閣総理大臣が決定するとなっています。  われわれは、この法案で、地域指定における住民の異議の申し立て、地方議会の議決、計画案作成への住民の参加などを規定すべきであると強く主張するものであります。  第二に、水没地域住民の生活再建及び水源地域における地域的な再建措置が全くあいまいであるという問題であります。  この法案では、生活環境施設として公共住宅の建設、宅地の造成、造林……

第71回国会 建設委員会 第34号(1973/09/19、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 大臣にお尋ねをしたいわけなんですが、非帯によいお返事をいただくと早く済むと思うのです。  ことしの六月八日に、私は高知県の大渡ダムのダム対策協議会の方々と一緒に大臣にお会いをして、そのときに大臣から、地域の住民が非常に勇気づけられるようなお返事をいただいたわけです。それを地元の新聞で見てみますと、代表の方々は「一時間四十分にわたり、当初より今日までの経過を具申した。席上建設大臣は、一、強制収用をしてはならない。二、協定書は立派に有効である。三、協定書に基いてダムを進めるので協力してほしい。ということであったというが、これもまた当然過ぎるほど当然のことである。」具体的な説明は大臣もよ……

第72回国会 建設委員会 第5号(1974/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に、大臣の所信表明を前回の委員会でお聞きしたわけですけれども、その中の二、三の問題について大臣に直接お聞きをしたいというふうに考えております。  大臣のしゃべられたことの中で、非常に重要なことを言われておるわけなんです。ちょっと読み上げてみますと、「私は、この際新たな視野のもとに、そのより重点的かつ効率的な整備をはかることが必要であると考えます。このような観点から、大規模事業の新規着手について、当面抑制措置を講ずる反面、国民生活に密接な関連を有する事業については、積極的に推進し、良好な生活環境を確保して」云々、こういうふうに述べられておる。そのあと、大臣のしゃべられた順序は……

第72回国会 建設委員会 第9号(1974/03/29、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 生産緑地の法案について総論的な質問をしてみたいと思うのです。  まず第一番は、すでに昨年の暮れに、田中総理が、例の三十万ヘクタールの農地を一挙に住宅用地や工場用地に転用するという方針を明らかにし、それを受けて、新聞報道によりますと、農林省あるいは建設省ともすでに具体的な作業に入ったというようなことが伝えられておるわけです。ですからこの生産緑地法案も、そういう大きな政府の施策の中の一つ、その作業の一つの具体化として考えられるというふうに私、思わざるを得ないわけなんですが、一体三十万ヘクタール構想の総合的な作業として、現在、どういうような内容で、どういうような見通しを持って作業を進めて……

第72回国会 建設委員会 第12号(1974/04/09、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 あまり時間がございませんようですから、簡単に各参考人に、最初に私から指名をさしていただいて、一括して問題を提起いたしますので、ひとつお答えを願いたいと思います。  まず最初に、池田参考人あるいは吉田参考人、どちらからでもけっこうでございますけれども、端的に聞きますけれども、いまのお話によりますと、修正するなり、あるいは問題点を明確にして成立させてほしいということでございました。逆にいえば、修正できないような場合、あるいは問題点がまだまだ残って農民の不安を解消できないような場合に、一体、農協中央会なり農業会議としては、どういう態度をとっておられるのかということを端的にお聞きしたいと思……

第72回国会 建設委員会 第15号(1974/05/08、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 ただいま、天野光晴君外三名の提案された草案、国土利用計画法案に対してわが党の柴田委員が幾つかの点について質問をしたわけでありますけれども、私は、その質問の中でもある程度明らかになったように、この国土利用計画法案の草案では、国民が求めておるところの生活用地の確保、それから土地の取引の規制も、とうてい望めないと思うのであります。  私ども日本共産党・革新共同は、いままで、生活用地が確保ざれ真に土地取引の実効ある規制が行なわれるよう法案の作成に努力してまいりました。そして確信ある法律案をつくり上げたのでありますけれども、これは予算関連の性格を持つ法律案であるために、まことに残念ながら国会……

第72回国会 建設委員会 第16号(1974/05/10、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は都市計画法の一部改正案についてお尋ねをしたいと思うのですが、最初に建設大臣と総理府総務長官にお尋ねをしたいと思います。  先ほど、日本列島改造という問題について、特に総務長官は一方ならぬうんちくを傾けられたわけでございますが、「日本列島改造論」という書物は、すでにあまり人から顧みられないといっても過言でないほどの状態になっておるわけでございますけれども、それと関連をして、列島改造構想というものについて、両大臣、はたしてこれを断念されたのか、軌道修正をされたのか、それとも今後とも進めていかれる所存なのか、その辺を明快に、まず建設大臣から、その次に総務長官にお尋ねしたいと思うのです……

第73回国会 建設委員会 第2号(1974/08/09、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 建設大臣に、まず最初にお伺いしたい。  この間出された四十九年度の建設白書を見ますと、こういうふうに書かれているわけです。産業基盤の整備を中心に進められてきた建設行政は構造的な転換期を迎え、こういうふうな認識に立って、そこで公共投資においては立ちおくれの著しい生活環境施設の整備への資金の重点的配分をはかるとともに、事業の選択に十分配慮し、資金の効果的活用をはかっていく必要がある、こういうように書かれておるわけなんです。これを文面どおりに解釈いたしますと、いよいよ建設省は決意を固めて、国民の生活福祉に直結する事業というものは思い切って率先してやっていくんだという決意を建設白書の中で披……

第74回国会 建設委員会 第1号(1974/12/25、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず、自治省に聞きたいのですけれども、地方自治体が公共事業について契約をするときの手続と、それからその法的な根拠を簡単にひとつ言ってみてください。
【次の発言】 建設省にお伺いをしたいわけなんですけれども、今度は国が公共事業について業者と契約するときに、たとえば特定の建設業協会というようなものが間に入って競争入札をゆがめるというようなことがあるのかどうか、建設省に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 そういう団体によって左右されることはないという官房長のお話なんですが、これはまあ当然のことなんです。  自治省にお伺いしますけれども、地方公共団体の公共事業に関する契約の場合に、外……

第75回国会 建設委員会 第1号(1975/02/12、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 非常に先ほどから住宅公団の経営とか理事者側において無計画的であるとか、あるいは非能率的であるとか、ずさんだとか、そうしてその矛盾が出てくると、入居者などに十分な説明をせずにきわめて秘密主義的であるとかというような批判が出てきたわけです。私も全くそのとおりだと思う。たとえば最近私が調べた話では、例の入居者の方から第二家賃というふうに言われておる共益費の問題などもまたぞろことしの四月から上げられるといいますか、自治会の活動の弱いようなところは共益費を上げるというような形、そうしてその上げる根拠を問うと、全く住民の納得を得られないようなばかにした理由を述べておるにすぎない、こういう事例が……

第75回国会 建設委員会 第4号(1975/02/21、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 国土庁にもらった資料によりますと、奄美群島の島民の所得が四十三年と四十七年とを比べてみますと、四十三年が対県、本土の鹿児島県、八五・一%、対国が四五・八%、それから四十七年になりますと対鹿児島県が八七・八、対国が五四・二、確かにちょっと上がってはおるのですけれども、まだまだ所得格差が非常にひどい。だから、今回一部改正でありますけれども、この振興開発法というものはそういう郡民の所得格差を引き上げるということが非常に大きな目的でなければならぬというふうに思うわけです。  今回は道路の国道昇格に伴う措置だけでありますけれども、果たして去年できたこの法律がこのままでよいのかどうかという問題……

第75回国会 建設委員会 第8号(1975/03/19、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に建設大臣にお聞きをしたいのですけれども、大臣も御承知のように、第二期住宅建設五カ年計画がいよいよ終盤を迎えておるわけです。建設省からいただいた資料によりますと、最終達成率の見込みが非常に悪いわけです。特に、公営住宅七六・五%、公団住宅が六三・五%ということで、当初の目標を大幅に下回っておる、こういうことであるわけなんですが、このことについて、私は、こういうこと一つを見てみましても、第二期住宅建設五カ年計画というのが完全に破綻したというふうに思わざるを得ないわけなんです。ひとつ大臣として、どのようにこの五カ年計画を評価しておられるのか、この実情をどのように考えておられるのか……

第75回国会 建設委員会 第11号(1975/04/17、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 梶浦先生にお尋ねしたいのですが、先生は五つの論点を挙げられたわけですが、その中で三つが基本的な問題だということなんで、その最初の三つについてそれぞれお尋ねをしたいわけです  新公団に限らず、大規模な開発宅造によって、既存の大都市がむしろいまのやり方では肥大化するのではないか。そして一点集中型を拡大させるこれはいままでの当委員会での新公団法の質疑の中でも政府もやはりベッドタウンにならざるを得ないだろうというようなことで、私はそうなるだろうと思うわけです。そこで、そうなってきた場合に先生は、鉄道が敷かれる、スプロールが進行する、あるいは既存の大都市の特にターミナル部分が非常に過密化して……

第75回国会 建設委員会 第17号(1975/06/04、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私たちは、防災の意味での再開発であるとか、あるいは住環境整備というような場合の再開発事業は、これは必要だというふうに考えるわけです。ところが、いまの質問にもありましたように、一般的に市街地再開発事業というのは、他の公共事業に比べて進んでおらない。だから、住民の望む、国民の望む再開発というものはどういうふうにすれば促進をすることができるのかというような立場でひとつ質問をしてみたいというふうに思うわけです。  まず最初、再開発事業が、いまも話が出ておりましたように、いろいろなところで住民の反対に遭って進まない。その原因を除去すれば、その事業が適切であれば再開発はスムーズに進むわけです。……

第75回国会 建設委員会 第19号(1975/06/13、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 四十七年に下水道事業センター法が成立したときには、これは、そのときの趣旨説明にもありましたように、自治体に対する技術援助などが業務の中心になっているわけですね。ところが、今回それが改正になって事業団ということになると、今度は下水道の建設、それが主な業務、しかも見ると、下水道の維持管理というような項目まで入っておるわけなんです。  まず最初に、時間が限られておるようでありますので、維持管理の問題について、これはやはり長く維持管理するというわけではなかろうと思うのですけれども、なぜこの維持管理の項を入れたのか、どういうような場合に維持管理をするのか、維持管理の中で、事業団などが維持管理……

第75回国会 建設委員会 第21号(1975/06/20、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に、新所沢団地のことをお聞きしたいと思います。  ここは、私も行ってきたわけなんですけれども、確かに居住環境としてはすばらしいというふうに私は思うわけなんです。ところが一たん住宅の中に入りますと、非常に狭い。特に昭和三十六年入居ということですから、子供さんがどんどん大きくなる、それからお年寄りが同居をしておられるような場合には、全く狭い。本が置いてあって、その本がずっと並んで、とにかく公団サイズですからね、だから六畳あるいは四畳半といっても、普通の概念よりもぐっと狭いということで、そこの公団の方々、団地の良治会が、ここに私持ってきておりますけれども「公団住宅テラス建増し実現……

第75回国会 建設委員会 第23号(1975/07/02、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 前々回の分の中で、時間の関係で保留になっている分だけ簡単に尋ねておきたいと思います。それは都市防災問題で、特に都市関係の河川の問題であるわけです。  まず第一番は、これは簡単に聞きますから答えていただきたいと思うのですが、都市小河川、これは四十五年にこの制度が発足して、現在都市数にして三十都市、それから五十年度予算が百二十二億七千万、初期に比べると非常に量的に拡大されてきておるのですが、問題はやはり大都市が相対的に薄いのではないかという意見が大都市関係の自治体から出ているわけです。だから、もっとやはり事業量をふやすために採択してほしいという要望があるわけです。ひとつ今後の見通しをお……

第76回国会 建設委員会 第2号(1975/11/19、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、反対の討論を行います。  今回の道路財源についての特例法案は、大企業に奉仕する五十年度当初道路予算に特例を設けて、道路財源の補充を図ろうとするものであり、反対であります。  日本共産党・革新共同は、五十年度当初の道路予算について、それが大企業奉仕の性格を持っているため反対してきたところでありますが、補正予算ではその内容をさらに悪化させています。  補正予算における、一般国道と地方道との予算配分比率を、当初予算に比べ一般国道をより高くしており、国道優先、地方道路軽視の傾向を一層強くさせています。  また、一方では財源の不足を理由に国民の福祉を切り……

第76回国会 建設委員会 第4号(1975/12/05、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 高野参考人にお伺いをしたいのですけれども、今度の法改正、特に防災避難施設の部分については、私たちの考え方からいけば、相当に限定され、費用とかいろいろな面で配慮して限定されたかっこうで取り上げられて、しかも緊急性のあるものからやれということで、私はこういう改正の要旨は適切ではないかと思うわけなんです。その点について、先ほどからずっと御発言やお答えの中で出ておりますけれども、もう一度改めてこういうことが必要だということについての御意見をお伺いしたいと思うのです。  それから、先ほども述べられたけれども、遡及適用といいますか、これも妥当だと思うわけなんですが、この点についてももう一度はっ……

第76回国会 建設委員会 第6号(1975/12/12、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、建築行政について具体的な二、三の例を挙げながら質問をしてみたいと思うわけです。  まず第一番の問題は、この間八王子で起こりました秀和レジデンスのガス爆発の件、これはまず住宅局長にお伺いをしたいのですけれども、福岡県の公団日の里団地で爆発が起こった。この間八王子の秀和レジデンスで爆発が起こった。この日の里団地の場合は在来工法であった。今度の場合にはフジタ工業施工のHPC工法である。この二つを比較してみて、工法上の観点から相違点とそれからよく似ておる点とをひとつ教えていただきたいと思います。
【次の発言】 相違点についてでありますけれども、これは建設省よく御承知のように、日の里団……

第76回国会 商工委員会 第9号(1975/12/17、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、きょうは大規模小売店舗、特に大型小売店舗の進出の問題について質問をしたいと思うわけです。  大規模小売店舗法が一昨年に成立をしたとき、反対したのはわが党だけだったわけなんです。そのときには、私ども共産党は、この法律が大規模店舗、特に大スーパーなどの大型小売店舗の進出に何の歯どめにもならずに、むしろ中小業者の経営を困難に追い込む、こういうことは目に見えておるということで反対をしたわけです。今日になってみますと、私たちが予見をしたように、この法律が制定をされ、実施をされていく中で、私どもの警告した事態が全国各地に頻発をしておる、こういう状態であるわけです。だから、私どもはこの国会……

第77回国会 建設委員会 第2号(1976/03/03、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 国土庁長官に最初にお尋ねをしたいのですが、非常にりっぱな所信をお伺いしたと一応申し上げておきたいと思うのです。ところが、それを実行されるその一つの大きな柱である三全総の策定の問題について、これも国民の期待にこたえてりっぱなものに仕上げたいという御決意のようでありますけれども、大臣、りっぱなものをつくり上げるということになればやはり過去を振り返ってみなければいかぬ。そうすると、三全総をつくり上げるということになりますと、やはりいままで生きております新全総がやられてみて、実行してみてどうであったかということを真剣に見直すべきだと思うわけであります。一昨年から各項目別について中間報告が出……

第77回国会 建設委員会 第7号(1976/05/12、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております下水道整備緊急措置法及び下水道法の一部を改正する法律案に対する修正案についての提案理由及び要旨を御説明いたします。  案文はお手元に配付してあります。  今回の改正案は、第四次下水道整備五カ年計画を定めるとともに、工場等からの悪質下水に対する規制及び監督を強化する内容を持っていますが、第四次五カ年計画を見ると、下水道の整備が諸外国からも大きく立ちおくれ、生活環境の整備や公共用水域の水質保全を図る上で、大幅な公共投資が必要とされている中では、不十分なものと言わざるを得ないものであります。  また、下水道法の改正では、工……

第77回国会 建設委員会 第8号(1976/05/14、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております住宅金融公庫法改正案及び自由民主党並びに民社党提出の修正案に対し反対の討論をいたします。  改正案が既存住宅の購入資金の貸し付けや比較的規模の大きな住宅の新築に対し、これらを新たに貸し付けの対象とした点に関しましては、国民の要望にこたえる改善であると評価するものであります。  しかし、私たちが改正案に反対しなければならないのは次の理由によるものであります。  その第一は、新制度による金利は七・五%と予定されており、一般金融市場における金利よりは低いとはいえ、現行制度による金利に比して著しく高い率であることであります。……

第77回国会 建設委員会 第10号(1976/05/21、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 日照の部分についてお聞きをしたいと思うのですが、これは各自治体なりそれからいろいろな住民運動の意向を入れて、非常に大幅に修正をされてこれが成立するならば、われわれも賛意を表するわけなんであります。そういう観点から、ひとつ念を押す意味で二、三の点の点を質問したいと思います。  一つは、条例で定めることができると実質的にはなっておるわけなんでありますが、そうすると、自治体としては条例を定めなくてもよいのか。それからもう一つは、たとえば一種住専の場合に、ここは日影が三時間、この地域は日影が五時間でもよい、こういう形でもう少し細かく区域に分けて定めることができるのかどうか。これは修正案の解……

第78回国会 建設委員会 第2号(1976/10/13、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 国土庁長官がおられる。――厚生省は来ておられますか。厚生省が少し参議院の方の用事もあるので、先にこの問題、災害救助法の問題をひとつやらしていただきたいと思います。  長官は本国会の予算委員会で、災害救助法はかなり不十分なところがある、だから改正も考えるというようなことを言われた。そこでよく聞いておいていただきたいわけですが、こういう問題点があるのです。災害救助法では、救護班なんかを出す場合に日赤に協力義務がある。だから、日本赤十字社の方ではふだんから何個かの班をすぐ編成できるようにして、そして要請があればすぐ出動できるという体制があるわけなんですが、ところが過去の例から見まして緊急……

第78回国会 建設委員会 第4号(1976/10/27、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初の問題は都市水害でありますが、この間委員会として調査視察に行きました姫路でも、いまも話が出ましたが、市長から「暗渠災害改良事業 今次災害の実情に鑑み、災害の防止を図るため、公共施設と交差する水路の暗渠改良事業に対し、特別の公共事業ないし、財政援助制度の新設と、施工等の簡略、迅速化について、格別のご配慮を賜わりたい。」こういうことでありますが、確かにそうでありまして、河川と他の公共施設が交差をして、これが原因で、特に新開地といいますか、新しく開けた市街地で今回非常に大きな湛水などの災害が発生しておるわけです。姫路なんかでも、国道二百五十号と山陽電車、こういうものが東西に走る、……

第78回国会 災害対策特別委員会 第4号(1976/10/06、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 関連で質問をさしていただきますが、主に兵庫県の河川の問題についてであります。  ちょっと読み上げてみますと、台風十七号によるところの兵庫県の被害というのは、死者、行方不明十九名を含めて人的被害が五十八人、被災家屋が七万二千六百三十五戸、被害総額が一千百五十億円、いずれも一戦後最高であります。その内容も、非常に著名になりました一宮町の山津波あるいは大河川であるところの千種川の決壊、そのほか数知れない中小河川の決壊、溢水、それから都市水害、姫路や赤穂、こういうところの特に内水の浸水、それから家島、急傾斜地の住宅損壊、こういうようなかっこうで、考えられるすべての災害のパターンが兵庫県では……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 社会労働委員会 第2号(1977/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 労働大臣はこの間の二十二日に当委員会で所信表明を述べられたわけです。そこで「労働者の福祉の増進を図るため手厚い対策を講じることこそ、今日の労働行政が果たすべき責務である」こういうふうに言われている。そこで私はきょうは、労働者の生命と健康を守るべき労働省の災害補償と安全対策についてひとつ質問をしてみたいと思います。  まず、具体的な事例を申し上げたいのですけれども、ことしの一月に、三菱重工神戸造船所で働いているところの斉木福右衛門さんなど七人の労働者が職業性難聴障害として九級から十四級に認定をされ、労災補償の給付が行われることになった。三菱重工神戸造船所では職業性難聴による労災補償が……

第80回国会 社会労働委員会 第5号(1977/03/16、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 大臣にひとつお尋ねをしたいんですが、二月二十二日の所信表明の中で、午前中から言われておるわけですが、「国民すべてが「福祉の心」を社会連帯の基調とすることによって初めて名実ともに備わった福祉社会の建設が可能になると信ずるものであります。」だから、そう言われるからには、厚生省の長である大臣は非常に十分な福祉の心を持っておられるだろうと思うので、きょうはひとつ砒素ミルクやらスモンの問題を通じて大臣のテストをしてみたいと思うわけであります。  まず、砒素ミルクの問題であります。厚生省の方はよく御承知のように、昭和四十八年の十二月の二十三日に、守る会と森永と厚生省の第五回の三者会談が行われた……

第80回国会 社会労働委員会 第8号(1977/04/08、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 大臣によく聞いておっていただきたいのですが、大変御苦労さんです。  まず第一点は、今回改正された部分というよりも、改正をされ、しかも新規の部分があるわけなんですが、新たに平病死の遺族年金の支給範囲が拡大をされたということになるだろうと思うのです。ところが問題は、拡大された部分について年金の額が九万円という、新しい、より低いランクをつくられたわけであります。従来から支給されておった部分の年金額というのが十万円で、しかもことしの八月からは十二万円に上がるというふうになっておるにもかかわらず、なぜわざわざ低いランクといいますか、ランク外の九万円というようなものをそういうかっこうで新設をさ……

第80回国会 社会労働委員会 第9号(1977/04/13、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に、雇用保険法の改正案と同時に並行審議をされておる三党共同提案の雇用保険等臨時特例法案に関連いたしまして、失対事業で働く労働者の皆さんの賃金の問題についてお尋ねをしたいわけです。  大臣もすでに御承知だと思いますけれども、四月一日から改定された失対賃金は、すべて時間給になっているわけです。それをしさいに見てみますと、重労働を伴うところの乙事業のB1が四百十七円、それから主として軽労働だと言われておる甲事業の(イ)ランクが四百五十二円、(ロ)ランクが四百三十四円、だから、重労働を伴うところの乙事業賃金の方が時間給として低くなっておる、こういうことであります。  私は、神戸であ……

第80回国会 社会労働委員会 第11号(1977/04/15、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 参考人の皆さん、どうも御苦労さんです。共産党の浦井でございます。  まず、岡本参考人にお伺いをしたいわけでありますが、先ほど、北海道の専業的な季節労働者に対する失業給付が特例一時金になって五十日になった、そのために、たとえば家出をされた例であるとかあるいは自殺をされた例であるとか、悲惨な事態が発生しておるという御意見があったわけでありますが、ひとつ皆さん方の仲間の中で起きているような問題少しリアルに、もう少し補完的にお話をしていただけば幸いだと思います。
【次の発言】 先ほどの話の中に、国の機関である北海道開発庁でも季節労働者の解雇をやっておるというお話が出たと思うわけでありますが……

第80回国会 社会労働委員会 第12号(1977/04/19、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず、労働安全衛生法の改正案に関連して質問したいわけですが、五十年度の労働白書によりますと、最近の労働災害の動向は、件数は減少ぎみであるけれども、しかし死傷者一人当たりの労働損失日数は増加しておる、だから、被害が大きく重くなっておるというのが一つの特徴である。それから二番目の特徴は、大企業と小企業の事故発生の格差というのが相変わらず縮小せずに、百人未満の事業所の発生件数というのが全体の七八%にもなっておる。それから三番目の特徴としては、職業性疾病といいますか疾患が多様化しておる。こういう三つの特徴を労働白書で挙げられておるわけなんですが、これは、やはり何とか早く解決をしなければなら……

第80回国会 社会労働委員会 第13号(1977/04/20、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 国民年金法等の一部改正案に関連をして質問をしたいわけですが、大臣に聞いておいていただきたいのです。  ことしの二月十八日の朝日新聞の「声」欄に、鎌倉市の六十歳の方でありますが、「初めて老齢年金をもらってこれが税の対象になると聞かされて驚き入った。老人の救済を叫ぶ一方でその片足を引っ張るとは当局はどういう考えなのか。」こういう投書が出ておるわけでありますが、この年金に課税をされるという問題についてまず最初にお伺いをしたいわけです。  まず、社会保険庁であろうと思うのですが、厚生年金の老齢年金の部分について受給者から源泉徴収を行った、いわゆる課税対象者が四十九年から五十二年度まで一体ど……

第80回国会 社会労働委員会 第14号(1977/04/21、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 生活保護の問題についてお尋ねをしたいと思います。  いまの生活保護の受給状況というのは、世帯数にして大体七十万前後、その人員が百三十万人台、こういうことになっておる。そうすると全人口に対する比率、いわゆる保護率というのは大体一・二%、こうなるわけですね。この一・二%という数字が、ヨーロッパやアメリカのいわゆる先進資本主義国の数字に比べると一体高いのか低いのか、大臣御存じですか、お尋ねをしたい。
【次の発言】 イギリスとアメリカの数字、多少制度、仕組みが違うからということでありますが、いずれにいたしましても日本の保護率が現在のところ一・二%前後というのは、かなり低いというふうに言わざ……

第80回国会 社会労働委員会 第19号(1977/05/17、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 神戸港に発生をした白ろう病の問題について簡単に質問をしたいと思うのです。  大臣も午前中に聞かれたと思うのですけれども、神戸港では数年前から、まず第一にフォークリフトに乗って運転しておる方のフォークリフト病という職業病、今度は腰痛障害が出た、骨筋肉の障害、今度はチェーンソーを使っておる労働者の中で白ろう病が出た、港湾関係者はもとより、市民が非常にショックを受けておる、いま大騒ぎをしておる、こういう状態であります。  そこで、先ほどの一人の患者、実は私の病院の患者でありますが、この方を私の病院で診断をしたところ、筋力も低下をし皮膚温も低下しておる、こういうことで、これは明らかに振動障……

第81回国会 社会労働委員会 第1号(1977/08/01、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 今度の大阪の大正区の飯場の大量焼死事件について質問をしたいわけでありますが、二十五名おられた労働者の中で十二名が亡くなられた。非常に深刻であり痛ましいわけです。そういう点と、それからもう一つは、亡くなられた方の身元がなかなかわからなかったというような問題が、今回の非常に不幸な特徴だろうというふうに思うわけであります。  だから、先ほどからいろいろ論議をされておりますように、建設業その他で常習的に現実に存在しておる重層下請の問題で、労働者がきわめて悪い労働条件で働かされておる。それから労働法規による保護もないというようなことを端的に示しておるだろう。私も関西でありますが、九州、四国、……

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/27、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 初めに申し上げたいのですけれども、私はけさの理事会で、健康保険の改正案審議をするということに反対の意を表明したわけでありますが、この健康保険改正案というのは、今度の国会で非常に国民から注目をされておるわけであります。現にいまこの瞬間でも、議員面会所であるとかあるいは議員会館あるいは国会の周辺に、その成り行きを非常に注意をして、心配をして見守っておるたくさんの方がおられるわけなんです。であるにもかかわらず、肝心の審議をしておるこの委員会の委員の出席状況は、ごらんのとおりであります。特に一いま入ってこられたわけでありますが、与党の委員の出席の悪いのは、これはどういうことなんですか。まず……

第82回国会 社会労働委員会 第4号(1977/11/22、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に、じん肺の問題でお尋ねをしたいのです。  ことし、じん肺が改正され、やはりじん肺という病気が不可逆的で、一たんかかると原因を取り除いても、それ以上はよくならないということもあるし、さらに、最近では特に石綿の粉じんが発がん性がある、肺がんの原因になるということで注目をされております。ところが、いろいろ調べてみますと、非常に疑惑に満ちた、非常にけしからぬ事例が見つかったので、あえて、ここでひとつ取り上げ大臣の御意見なり善処方を要望したいと私、思うわけです。  具体的な事例を申し上げますと、埼玉県の羽生市にあります曙ブレーキ工業、それから、その下請でありますクロス工業であります……

第83回国会 社会労働委員会 第1号(1977/12/07、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 委員長、議事進行について……。
【次の発言】 非常に重要な、国民の注目を集めておる法案であるし、まして修正案が出ているわけなので、わが党は合意しておらぬけれども。だから、私は、質疑も、それから討論の通告もしたのだけれども、少なくともこの時点で、各党意見があるわけなんだから、討論ぐらいはやはり委員長でやらすべきではないか。このことを私は提案したい。

第84回国会 社会労働委員会 第3号(1978/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 時間が余りないようでありますから少し早口でしゃべりたいと思うのですが、大臣並びに基準局長にお尋ねしたいと思う。  わが国には零細な自営商工業者が本人で三百万、家族で六百万というたくさんの方がおられるわけであります。これらの人は社会的にも経済的にもかなり重要な役割を果たしておられるにもかかわらず、行政的な保護は最も受けておらない層だと言っても過言ではないのであります。ですから、大きな企業であるとか大資本がプレッシャーをかけてきた場合ほとんど無権利の状態に置かれておる。しかも、こういう人たちは概して高年齢者が多いということで、こういう人たちの生活や営業を守っていくということが、国の施策……

第84回国会 社会労働委員会 第4号(1978/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 引き続いて、私もスモンの質問をしてみたいと思うわけであります。  きのう判決が金沢でありました。けさ方来、同僚議員の方からいろいろスモンの問題について質問があったわけでありますが、それをまとめてみますと、大臣並びに薬務局長は、控訴をするか、あるいは判決を受け入れるか慎重に考慮したい、時間をかしてほしい、こういうことです。しかし一方では、いままで民事上の責任はないと思っておった、しかし患者さんのことも考えて和解の道をとったということを言っておられる。しかし大臣は、きのうの判決で薬事行政の上で一大転機がやってきたというような趣旨のことを言われたと思うわけです。こういうような時期に、いま……

第84回国会 社会労働委員会 第8号(1978/03/28、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 沖繩の駐留軍離職者に関連をして雇用問題についてお尋ねをしたいと思うわけですが、すでに労働省でも御存じのように、沖繩県の駐留軍労働者は、四十七年の本土復帰当時が約二万人であった。それが五十二年十一月末現在が八千三百六人、四割ぐらいに減っておるわけです。そうですね。それで、この解雇された人員を見てみますと、四十四年以降で累積一万七千八百五十四人、それから四十七年以降では累積人員が一万三千百六十四人、これは沖繩県の資料によるわけでありますが、こういう形であります。いま審議されておる法律によって、この解雇された労働者に対しては再就職が援助されてきたということであるわけなんですけれども、そこ……

第84回国会 社会労働委員会 第10号(1978/04/06、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初にお尋ねをしたいのは、積立金の還元融資の問題であります。被保険者住宅の融資について質問をしたいわけですが、最近これは被保険者の住宅融資の場合、事業主を通じてということになっておりますので、事業主などを通じて年金の転貸貸し付けが不可能なというか、困難な人たち、言うたら中小零細企業に勤めておる勤労者でありますけれども、この方たちが財団であるとか社団であるとか公益法人であるとか、あるいは厚生大臣の承認を受けたものというような、いわゆる民法法人を通じて融資の申請をするケースがふえておるというふうに聞いておるわけなんです。そこで、まず年金福祉事業団の理事の中村さんにお伺いをしたいので……

第84回国会 社会労働委員会 第15号(1978/04/19、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に、五十一年度に発足をいたしました救命救急センターの問題についてお尋ねをしたいと思います。  数字を確認したいのですけれども、この救命救急センターは五十一年度四カ所、五十二年度十三カ所発足をしていて、現在十七カ所あるということだそうでありますが、間違いないですか。
【次の発言】 もう一つ数字をお尋ねしたいのですけれども、この救命救急センターに対する運営費の補助基準額は、現在二十床で幾ら、三十床で幾らになっていますか。
【次の発言】 一番初めに指定をされた神戸市の中央市民病院に聞きますと、二十床で三千二百五十三万二千円ということになっておるようであります。  そこで問題は、そ……

第84回国会 社会労働委員会 第16号(1978/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 労働組合法の一部改正案に関連をいたしまして、主として公労協のスト問題について、まず最初に大臣に二点ほど意見を聞いておきたいと思うわけです。  先ほどからのやりとりを聞いておりますと大臣は、日本の経済情勢は、高度成長の時代は終わったんだ。減速経済なんだ、低成長の時代なんだ。そこへもってきて不況が深刻なんだから、民間の回答状況なども見ながら、われわれとしては三・八%の回答をしたんだ。これは誠意を持ってやったんだ。だから公労協の諸君も誠意を持って調停の場に臨んでほしい、ルールを守ってほしい。こういうようなことを言われておるようでありますが、しかし大臣も御承知のように、福田内閣の不況克服の……

第84回国会 社会労働委員会 第17号(1978/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 現在、政府提出の原爆二法の一部改正案と野党が共同提案しております被爆者援護法案について並行審議がされておるわけでありますから、まず大臣の所信をお伺いしておきたいと思うわけでありますが、私は、結論から申し上げると、前国会から継続審議になっておりますが、野党が共同提案をいたしました被爆者援護法の制定に野党とともに政府・自民党は力を尽くして、この際、踏み切っていくべきだ、このように考えておるわけであります。  言うまでもなく原爆投下というものは明らかに国際法に違反しておるし、当然そこで賠償についての請求権が出てくるわけであります。ところが、その請求権についてサンフランシスコ条約で日本政府……

第84回国会 社会労働委員会 第19号(1978/06/01、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 きょうは医薬品問題について質問をしたいと思うわけです。  厚生省の推計によりますと五十三年度の国民医療費が十兆四千億円、こういうふうになっておる。そのうち薬剤費がどれぐらいになるかということ、これはデータが出ておらないわけでありますが、たとえば現在の政管健保の医療費中に占める薬剤費の比率三七・三%、これを掛けてみますと三兆七千億円というような形になるわけでありますが、こういう金額あるいは比率というものは、巷間言われておるほど高くはないにしても、やはり諸外国に比べて高率だと言わざるを得ないわけであります。また、医療費の増加の要因となっておる薬剤費については、保険によるところの薬価基準……

第84回国会 予算委員会 第14号(1978/02/16、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず私は最初に厚生大臣にお聞きをしたいわけであります。  大臣もよく御承知のように、最近寝たきり老人であるとか、あるいはひとり暮らし老人が非常に大きな社会問題になってきている。たとえば火事で焼け死んだり、あるいは肉親が看病や介護に疲れ果てて心中をするとか、非常にテレビや新聞で暗いニュースが続いておるので、私も非常に心を痛めておるわけであります。とりわけ寝たきり老人、非常に不況が続いておるので介護者のいないような寝たきり老人が最も悲惨な状態に置かれておるというふうに私は思うわけであります。  さらにその上、わが国の状況を見ていきますと、急速に高齢化している。こういう老人に対する福祉対……

第85回国会 社会労働委員会 第3号(1978/10/17、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 今回特定不況地域離職者法、昨年は特定業種の離職者法という形で、法の制定が行われていっておるわけであります。もちろん離職をされた人に対する十分な配慮は必要であるわけなんですが、その場合に前提として大切なことは、企業、特にこの場合私が強調したいのは大企業でありますけれども、そういうところが離職者を出さないように努力をするということが非常に大事だ。だから、そういう点で政府としても、失業予防にもっと力を注ぐべきではないかと私は思うわけであります。大臣の御答弁を冒頭にちょっと聞いておきたい。
【次の発言】 ところが、そういう中でいろいろなひずみが起こってきておるわけなんです。いま特に大企業が……

第85回国会 社会労働委員会 第4号(1978/10/19、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 大臣にちょっと初めにお話をしたいのですが、私は、ことし八月いっぱい、兵庫県下に八つの国立病院、療養所があるわけですが、それを悉皆調査というようなかっこうで調査に回ったわけなんです。それで、大臣は、国立医療機関の使命は不採算医療をやることだとか、あるいは高度な、先駆的な医療をやることだというふうに思っておられるだろうと思うのですが、確かに不採算医療をある程度引き受けておるということは言えると私も認めるわけでありますが、高度とかそれから先駆的医療をやっておるとはちょっと考えられぬ、そういう結論になったわけです。やはり事務屋さんの管理職の方がそれについてかなり意欲がないわけですよ。それか……

第87回国会 社会労働委員会 第3号(1979/02/20、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 大臣は所信表明の中で、けさ方から言われておるわけですが、「雇用問題の解決は現在国政の最重要課題となっており」云々、しかもきのうは財界首脳と会われるというようなことであるし、労働省もことしの予算案の目玉、目玉という表現が適切かどうかわかりませんが、雇用対策を掲げておられるわけであります。しかし、またいろいろ私、見ていきますと、かなり基本的なところでぴったりと現在の状況に照合しておらないというか、ぐっと言えばきわめて不十分なものであると思わざるを得ないわけであります。  そこで、この問題に関連をいたしまして、去年の十月十七日に三菱重工神戸造船所の、いわゆる玉突き解雇ではないかということ……

第87回国会 社会労働委員会 第6号(1979/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 戦傷病者等援護法の一つに戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法、これも今回改正をされるわけでありますが、五十年には六十年を目指して二十万円で十年国債ということであったのが、今回は五十四年三月三十一日以前の失権者に対して十二万円、六年国債、こういうふうになった経緯を簡単に説明してください。
【次の発言】 そうすると、直接それと関係はないのですが、五十四年四月一日以降に失権をした人はどうなるのですか。
【次の発言】 対象にならないことは読めばわかるわけなんですが、一体どうするのかということを聞いているわけなんで、押し問答になってもあれですから、私、提案をしておきたいのですが、いままでの……

第87回国会 社会労働委員会 第8号(1979/03/20、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 雇用保険法の改正に関連をいたしまして、いま問題になっております中高年雇用の問題、さらには身障者雇用の問題についてお尋ねをしたいと思うわけです。  非常に深刻になってきておるのが中高年、特に高齢者雇用問題であります。けさ方来、いろいろと企業主に対するいろんな奨励金のことも話に出ました。これは確かに、それも必要だと私も思うわけでありますけれども、しかし、現在ある制度をもっと厳格に適用といいますか、運用をしていくということが必要だろうと思うわけです。中高年齢者の雇用促進に関する法律、この中で雇用率が義務化されておらない、いろいろと努力規定が入っておるわけですが、その一つに、高年齢者雇用率……

第87回国会 社会労働委員会 第11号(1979/04/10、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 港湾労働法の一部改正案に関連をいたしまして、港湾労働の問題について質問をしたいと思います。  けさ方来ずっと聞いておりますと、労働省の方は、ILO条約百三十七号はその精神においてわが国ではほぼその方向で努力をされておるということなのですが、しかし、私どもがいろいろ調べたところによりますと、登録日雇労働者はもとより、常用の港湾労働者の実情というのは、むしろILO条約の精神とどちらかと言えば逆行しておるというひどい状態がはっきりしておるわけであります。  たとえば神戸港の実情でありますけれども、神戸港では、常用労働者について見ても、昭和五十一年に四千百八十人であったのが、現在は三千人を……

第87回国会 社会労働委員会 第12号(1979/04/24、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず特定不況業種の離職者法についてお尋ねしたいと思うのですが、労働省の方から少し数字を教えてほしいのです。現在離職者手帳の発給を受けた離職者の現状はどうなっておるか、簡単にひとつ。
【次の発言】 きのう労働省の方からいただいた資料によると、雇用保険の失業給付が過ぎて、それから離職者法の就職促進手当あるいは待期手当などを訓練手当も含めましてもらわずに、結局就職指導を受けておるというだけの方が二千六百八十二人というふうな数字をいただいておるわけですが、この二千六百八十二人の人は離職者手帳を持っておるわけですから、この人々に対してどういう援助措置をとっておられるのか、ちょっと聞いておきた……

第87回国会 社会労働委員会 第13号(1979/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 これは、各党の委員からけさ方来いろいろ質問があったのでありますが、一応私の方からも尋ねておきたいと思うのです。  今回の社会保障制度審議会の、この改正案に対する諮問の中で出ておる問題でありますけれども、一般的に言って、政府はどう対応しようとしているのか、もう一度大臣から見解を聞いておきたい。
【次の発言】 もちろん、これは厚生大臣の私的諮問機関という形になるだろうと思うのですが、その検討事項の問題で、戦時国際法の精神に反するというところから、そうなるかどうかというのは審議を見てみなければわからぬわけですが、ですから、そういうところから出発していけば、当然、現在は社会保障的なもの、そ……

第87回国会 社会労働委員会 第14号(1979/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 坂本さんにお尋ねをしたいわけでありますが、私どもは、長年被害者として非常に苦しんでこられて、しかし皆さん方が被害者として結集をされて、裁判を起こされて、四つの地裁で判決もあり、またきのうは三企業と国との間で直接交渉をされるというようなことで、皆さん方の運動も、まだジグザグではあるけれども、だんだん成果が出てきておるというふうに思うわけであります。また、国会に対しても、集中審議をやってほしいというような御要望もあったことを私も十分承知いたしております。きょうは非常に貴重な機会でありますから、先ほどもお聞きしますと、体調も余りよくないということだそうでありますけれども、ひとつ思い切り被……

第87回国会 社会労働委員会 第16号(1979/05/24、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に、スモン被害者の救済問題についてお尋ねをしたいと思うのですが、先ほどからの質疑の中で大臣並びに薬務局長は、田辺が和解という線を出してきたので研究会レポートの既発生の部分については現実性を帯びてきた、こういうふうに言われたわけですね。それで私も、当然スモンを初めとした既発生の部分についてはこの基金法の中で救済の対象とすべきだというふうに考えて主張をするわけでありますけれども、修正ということになると具体的には議会の問題でこれから現実になるわけですが、たとえば附則の修正をやって既発生を含める、そして救済給付の内容についてはそれぞれの当事者間の合意に基づいて必要な部分は政治処理で……

第87回国会 予算委員会 第18号(1979/03/03、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 各大臣に質問をするわけでありますが、主に労働大臣にお尋ねしたいと思います。  いま非常に雇用問題が深刻になっておるわけでありますけれども、それの主な原因というのは、この間労働大臣も財界の首脳に会われたようでありますけれども、減量経営、人減らし、こういうことがやはりいまの非常に不安な状況を呈しておる雇用問題の原因の一つの主要なものだというふうに思うわけであります。現にこの減量経営をやることによって、三月期決算を見てみましても、経常利益が前期よりもぐっと向上しておるという状況であります。だから雇用対策の最も重要な課題というのは、こういうような大企業の反社会的な減量経営、人減らしというも……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 社会労働委員会 第3号(1980/03/04、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず最初に、ダンプカー運転者の問題についてお尋ねしたいわけでありますが、このダンプカー運転者の、端的に言えば労働者性の問題でありますが、これはすでに昭和五十三年の八月に労働省はその結果を発表されておるわけであります。一方総理府の方も五十三年十月に一定の結果を発表されておるわけでありますが、この総理府の資料を見てみますと前書きの中に、「行政が今後できる限り速やかに応えてくれることを期待するものであります」ということをつけ加えておるわけであります。ところが、大臣も御承知のように、最近の険しい経済状況の中で、ダンプカー運転者の実態というものはこの五十三年当時に比べるともっとひどくなってき……

第91回国会 社会労働委員会 第7号(1980/03/27、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 去年のこの改正案の昨年度の通常国会での審議のとき歌心私、原爆医療法制定時から現在までの認定疾患が約八千件あるということで、その疾病の名前であるとかあるいは被爆距離なんかを整理すべきだというふうに申し上げた。当時の田中公衆衛生局長は、五十四年度中に事例集をつくるということを約束されたわけですが、その作業進行状況はその後どうなっていますか。
【次の発言】 五十四年度の仕事でありますから、年度内に届くわけですか。
【次の発言】 それともう一つ、いま四十八年から五十四年の六年間の五百例、こういうことでありますが、やはり死亡された方も含めると約八千件、こういうことになって、聞くところによりま……

第91回国会 社会労働委員会 第14号(1980/04/22、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 この労災保険法の一部改正について、いろいろ、特に調整の方を中心にして論議が交わされてきておるわけでありますが、私はひとつ大臣に私の話をよく聞いていただいて、主として大臣と問答をしたいというふうにあらかじめ言っておきます。  まず、第一の質問は、最近非常に労災事故に関連をいたしまして、いわゆる労災裁判というものが多く提起されてきておるわけであります。数字を申し上げますと、五十三年度末現在で千百九十三件裁判が提起をされておる、こういう現象が起こってきた原因は一体何だ、大臣はその理由は何だと思われますか。
【次の発言】 こういうことは言えませんか。損害賠償請求の裁判を起こすことによって、……

第91回国会 予算委員会 第15号(1980/02/20、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 田中議員の関連で質問を続行したいと思います。  まず厚生大臣にお伺いをしたいのですが、昨年来金銀の価格の異常な高騰で、医薬品関係では、歯科材料であるとかあるいはレントゲンフィルムの購入価格が、健康保険で決められている基準価格を非常に大幅に上回っておる、逆ざや現象が起こっておる、そしてレントゲンフィルムについては売り惜しみさえも起こっておるという報告を私は受けておるわけなんです。だから、検査であるとかあるいは治療をやればやるほど赤字を生むということで、非常な困難を来しておるわけです。昨年の十一月に厚生省は一定の基準価格の手直しをやったわけなんですが、このままでほっておくならば、歯科補……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 社会労働委員会 第2号(1980/10/16、36期、日本共産党)

○浦井委員 大臣に、まず最初の問題としてスモン患者の問題を要望したいわけであります。  大臣が前に厚生大臣になられたのはちょうど十三年前。そのときに、このスモン問題というのが発生しておるわけです。それ以後スモン患者の方々が長い聞苦しんでこられて、やっと各地裁で裁判に勝ち、また去年の九月確認書方式による和解が行われたわけです。そこでは五十四年内にこの和解を全部完了させるということになっておったわけです。ところが、なかなかそれがうまいこと進んでおらぬ。このままであると五十五年度内に進むかどうかもわからぬ、こういう状況になっておるのはよく御承知のとおりだと思う。その最大のポイントは投薬証明がないとい……

第93回国会 社会労働委員会 第5号(1980/10/30、36期、日本共産党)

○浦井委員 園田大臣、私しばらく保険局長その他と数字のやりとりをしてみたいと思いますので、大臣も、もちろん御存じの数字だろうと思うのですけれども、その上で、ひとつ大臣に御意見をお聞きしたいというふうに思います。  まず昭和五十四年度の政管健保の決算を見ますと、保険料収入が二兆一千三百五十二億、これはもちろん保険料率は千分の八十、こういうことですね。
【次の発言】 そこで五十四年度と同じ環境だということで保険料率が千分の九十一に上がった場合には一体、保険料収入はどれだけ増加するわけですか。
【次の発言】 もう一つ、今度は二つ一緒に尋ねます。  保険料率が千分の八十二になった場合、保険料率が千分の……

第93回国会 社会労働委員会 第7号(1980/11/07、36期、日本共産党)

○浦井委員 私は、日本共産党を代表いたしまして、内閣提出の健康保険法等の改正案並びに、ただいま議題となりました二つの修正案に対し、いずれも反対の立場から討論を行います。  重要法案である本法案に対し、委員会で十分な審議を尽くすのは当然のことでありますが、わが党が要求をいたしました連合審査、公聴会、総理質問も行われないまま、自、社、公、民四党の協議が合意に達したからといって、修正案を検討する時間も全く保証せずに、修正案質疑も拒否をして採決をしようとすることは、議会の民主的運営に著しく反するものであります。討論に先立って厳重に抗議をするものであります。  さて政府提出の健康保険法案は、初診時、入院……

第94回国会 社会労働委員会 第4号(1981/03/19、36期、日本共産党)

○浦井委員 北村先生どうも御苦労さんでございます。わざわざ御出席をいただきましてありがとうございます。  きょうは日赤病院の問題について少し質問をしたいと思うのですが、厚生省の方も、もちろん参考人も御存じのように、日本赤十字社というのは、日本赤十字社法という法律による認可法人で、たくさんの方が社員として社費を納めておられるし、国からも補助金が出ておるというようなかっこうでありますが、日赤の出しておられるパンフレットの中にも、その事業の一つに医療事業があって、「赤十字病院は、地方自治体病院などとともに医療法によって公的医療機関に指定され、地域医療推進の中心となって救急医療、ガン治療など高度の医療……

第94回国会 社会労働委員会 第8号(1981/04/14、36期、日本共産党)

○浦井委員 中退金の審議、審査でありますが、私も、けさ方からずっと言われておりますように、この制度というのは中小企業に働く労働者に退職金を保障する、しかもそれに国が補助をするという点でそれなりに評価できる制度だと思っておるわけです。だから、けさ方から強調されておりますように、もっと普及をさせていく必要があると思うわけなんです。そういう点で、普及という点で一体どういう対策をとっておられるのか、簡潔にお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 一応月並みな努力、月並みと言われると労働省怒られるかもわかりませんが、されておるようであります。しかし現実には、午前中にも言われておったように、事業者数で言……

第94回国会 社会労働委員会 第9号(1981/04/16、36期、日本共産党)

○浦井委員 国民年金、特に最初に福祉年金の一番問題になっております老齢福祉年金の問題について、いろいろと私の意見を交えながら大臣並びに厚生省当局の御意見をお伺いしたいと私は思うのです。  今度の老齢福祉年金の場合に、後で詳しく申し上げますけれども、引き上げの幅が低いということだろうと思うのです。いままでは大体物価スライド率よりも上回るテンポで伸びてきておったのが、今回物価上昇率が大体五月になったらわかるそうで八%ぐらいだと言われておりますけれども、二万二千五百円が二万四千円であるとしても六一七%、これはまだもう一つ線を引いて二万三千円の層ができるわけでありますが、これで計算してみると二・一%と……

第94回国会 社会労働委員会 第15号(1981/05/14、36期、日本共産党)

○浦井委員 医師法に関連をして、具体的に医師のモラルの問題についてちょっとお聞きをしたいのでありますが、大臣も御承知のように神戸市の北区の近藤病院の十一億六千万円に上る脱税事件、これは医師の犯罪事件として国会でも大きく取り上げられたし、あるいはマスコミでも大きく取り上げられておる。これは大臣もよく御承知だと思う。ところが、神戸地検の調べによりますと、これに関連をしてぞろぞろといろいろな問題が出てきた。保険請求を本来チェックすべき支払基金が、ここの専任審査委員数名、これはもちろん医師ばかりでありますが、近藤病院から金品を受け取ったりあるいははなはだしい場合には香港に夫婦二人で海外旅行に招待された……

第94回国会 社会労働委員会 第16号(1981/05/21、36期、日本共産党)

○浦井委員 私は、日本共産党を代表して、まず、ただいま議題となっております原爆被爆者に対する特別措置法の一部改正案に対し、賛成の討論を行います。  本改正案は、以前から要求されてきた原爆小頭症手当を創設しております。また医療特別手当の創設は現行の特別手当と医療手当を合併したにすぎませんが、これまで両手当にかけられていた所得制限を外した点は改善であります。健康管理手当など手当額の引き上げは、老齢福祉年金の引き上げの横並びで当然の改正であります。  以上の改正は現行法の一定の改善であり、わずかではありますが現在よりよくなるものでありますから、わが党は本改正案に賛成をするものであります。  しかしな……

第94回国会 予算委員会 第18号(1981/02/26、36期、日本共産党)

○浦井委員 まず、委員長にちょっとお願いしたいのですが、大臣にお見せする数字の表をちょっと私、渡させていただきたいと思うのです。
【次の発言】 時間が余りございませんので単刀直入に質問をいたしますので、端的にお答えを願いたいと思うわけであります。  早速、具体的な問題に入りますけれども、まず第一の問題は、いまいろいろ取りざたをされております私立の医科大学の問題であります。これは文部大臣も厚生大臣もよく御承知だと思うのですけれども、私立の医科大学が多額の寄付金を取って裏口座を設けてみたり、あるいは入学者の選考とその寄付とが絡み合っておったりというようなことで、私立医科大学のあり方が非常に世間の注……

第95回国会 社会労働委員会 第2号(1981/10/22、36期、日本共産党)

○浦井委員 まず大臣にお尋ねしたいのですが、大臣もよく御承知だと思うのですが、現行の老人医療無料化制度、これはどうやってできたか、私はこう思うのです。  一九七〇年代の初めにいろんな立場の方々が、もうお年寄りやらお年寄りを抱えた家庭の方あるいは住民の方たちが非常に強い要望を出され、それが運動になって、まず東京などの革新自治体から老人医療の無料化運動が起こり、条例が制定をされる。それがまたたく間に全国に広がって、そして現在ただいま全国の八割以上の自治体でこれが実施されるようになった。こういうものが背景にあって、そして国が一九七三年に現行制度を発足させたという経緯があるのは、大臣もよく御承知だと思……

第95回国会 社会労働委員会 第3号(1981/10/29、36期、日本共産党)

○浦井委員 どうも大臣、御苦労さまです。  前回に引き続いて保健、ヘルスの方の問題について質問をしたいと思うわけです。  最初に、要綱の段階では保健事業というのはすべて市町村が主体でやるということになっておったわけなんですが、出てきた案を見ますと、市町村は国保並びに被用者保険の被扶養者、こういう人が対象になる、被用者本人は原則として職域でやるということになって、非常に一貫性がなくなった感じがするわけなんですよ。本来の姿としては、やはり市町村が責任を持って全住民きちんとやるというのが望ましいのは皆さん方もよくおわかりだと思うのですが、なぜこういう形に後退をしたというか変化をしたのか、その辺のこと……

第96回国会 社会労働委員会 第4号(1982/04/01、36期、日本共産党)

○浦井委員 まず最初に大臣に、きょうの昼ごろ報道があったのですけれども、注目されておりました日本医師会の会長選挙の結果がわかりました。大方の予想を裏切って、激戦の末花岡という人が次の日医の会長に就任をするということが決まったわけでありますが、この結果を見てひとつ大臣の御感想をお伺いしたい。
【次の発言】 それでは法案の審議に入りたいと思うのでありますけれども、先ほども問題になっておりましたように、この援護法、それから各種の年金、それから原爆特別措置法、さらにさかのぼれば恩給、すべてスライドの実施時期が一カ月おくらされる、これは非常にけしからぬわけであります。一カ月おくらしたのはなぜかというふう……

第96回国会 社会労働委員会 第5号(1982/04/06、36期、日本共産党)

○浦井委員 大臣の所信表明に対する一般質問ということでございます。  まず最初に、今春闘でも、各労働団体いずれも、労働時間の短縮というのを運動の柱の非常に大きなものにしておるわけでありまして、労働時間問題についてお尋ねをしたいと思います。  それに応じられたのでしょうが、大臣のこの間の所信表明の中でも「労働時間対策を推進するため、従来に引き続き、週休二日制等労働時間対策推進計画にのっとり、週休二日制の普及等に積極的に取り組んでまいります。」というふうに言われておるわけなんです。これは、週休二日制であるとか残業の規制、あるいは有給休暇の完全消化というようなことを柱にして、トータルで年間総労働時間……

第96回国会 社会労働委員会 第7号(1982/04/13、36期、日本共産党)

○浦井委員 朝から大分いろいろ議論がございまして、多少私も重複するかとも思うのですけれども、この法案についていろいろ疑問点を大臣以下労働省の幹部の諸君にお伺いをしたいのです。  まず、当初、昭和三十年代から、労働者の財産形成を推進しなければならぬということで、西ドイツの財形制度などを参考にしながら、労働省としてはかなりの意気込みを持ってこの法案の作成に当たられたというふうに聞いているわけであります。ところが、朝方から、いろいろ不十分である、しかも今度はまた二百九十億削られて、十五年後にやっと二百四十二億つくんだということを、大臣、初めて知って驚いておられるようでありますが、そういうことできわめ……

第96回国会 社会労働委員会 第8号(1982/04/15、36期、日本共産党)

○浦井委員 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律案に反対、五野党共同提案の修正案に賛成の立場から討論を行います。  現在年金受給者は千五百万人余にも及び、年金は、お年寄りや障害者など経済的に弱い立場にある方々が生活していく上で大きな支えになっております。  今日、勤労者の生活が、実質賃金の低下で苦しくなっている状態の中で、それよりも水準の低い年金生活者は一層苦しい生活を強いられており、一日も早く年金額が引き上げられるよう強く望んでいるのであります。  ところが本法案は、昭和五十三年より定着してきた年金のスライドの実施時期をおのおの一カ月おくらせようとしており、これは、年……

第96回国会 社会労働委員会 第11号(1982/04/27、36期、日本共産党)

○浦井委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております原爆被爆者に対する特別措置法の一部改正案に反対、野党五党の提案に係る原子爆弾被爆者等援護法案を実現させる立場で討論を行います。  本改正案は、医療特別手当などの諸手当額を老齢福祉年金の横並びで引き上げようとするもので、これは当然の措置であります。問題は、その実施時期を例年より一カ月おくらせている点であり、政府は財政難をその理由としておりますが、軍事費伸び率七・八%と突出させた軍拡予算を組んでいるのでありますから、財政難は全く理由にはなりません。わが党の小沢和秋議員が質疑の中で明らかにしたように、被爆者への諸手当は国家補償的な意……

第96回国会 社会労働委員会 第12号(1982/08/09、36期、日本共産党)

○浦井委員 まず最初に委員長に申し上げておきたいのです。  定例口外というよりも、水曜日とか金曜日にやったことはあるけれども月曜日にこういうことをやるというのは異例中の異例、ハプニングだ。そういう点で私は委員長に、こういうことはやるべきでないということを強く注意を喚起しておきたいと思うのです。  そこで質問でありますけれども、まず修正部分についてお聞きをしたいと思うのです。  いまの田口理事の質問の中で出てきたわけでございますけれども、この修正案の最後にも書かれておるように、これに要する費用、具体的には施行年度の翌年度において約八十八億である、こういうことでありますが、その計算の根拠というのは……

第98回国会 社会労働委員会 第3号(1983/03/03、36期、日本共産党)

○浦井委員 単刀直入にお聞きをしたいのですが、二月一日から老人保健法が実施をされて、その直前に診療報酬改定、特に老人特掲診療料というものが設けられて、そこでここ数日間新聞をにぎわわせておるのですが、入院中の老人の患者の追い出し現象であるとか、あるいはお年寄りの患者の入院を拒否するという現象が各地で起こっておる。 そういう現象の中で、老人の患者と医療機関の中に一種のパニックのような状態が起こっておるということは、大臣もいろいろなところから聞いておられると思うのです。  私はその問題を論議する前にお断りをしておきたいのは、いま大臣や委員長にお渡ししたメモですね、これは厚生省が十二月十日に中医協全員……

第98回国会 社会労働委員会 第6号(1983/03/24、36期、日本共産党)

○浦井委員 午前中同僚委員から、この改正案についていろいろ御批判があったので、余りダブるところは省略をいたしますけれども、肝心の障害年金だとか遺族年金、こういうものの引き上げが見送られておるわけですね。去年一カ月おくれの改正案が出てきたわけですが、そのときに前大臣の森下さんに私、尋ねたのですが、そのときに彼は「決して一カ月おくれを固定するつもりはございません。もとに戻すように全力を挙げたい。」こういう御返事であったわけです。ところが、もとへ戻すどころか元も子もなくなった、こういうことで、午前中大臣のお話しを聞いておりますと、今度はなかなか知的な表現になりまして、ノーマルな形に戻す方がよいとかい……

第98回国会 社会労働委員会 第10号(1983/05/19、36期、日本共産党)

○浦井委員 まず最初に、森井委員にお尋ねをしたいのです。  私も社労になって足かけ八年になるのですが、原爆二法が通常国会に提出をされなかったというのは、少なくとも私が社労になってから今回が初めてであります。今回は、きょうのような異例の形で、野党が共同して提案しております被爆者援護法の審議を通じて、被爆者の皆さんの御意見を国会に反映せざるを得ない。なぜこうなったのかという点について、筆頭提案者でございます森井議員に一言お尋ねしたい。
【次の発言】 そういう御意見を大臣も肝に銘じておいていただきたい。  それから、森井議員に一つ提案でございますが、きょうは被爆者の皆さん方も傍聴に来ておられるようで……

第98回国会 商工委員会 第13号(1983/04/27、36期、日本共産党)

○浦井委員 二十分足らず時間をいただきまして、この法律の中の薬事法改正案の部分について厚生省にお尋ねをしたいと思うのです。  のっけからもう法案の内容に入りますけれども、私は、この法改正をきっかけにいたしまして、薬品の安全性とか有効性というようなものが必要以上にこれから緩和されないかという危惧を持っておるわけであります。  具体的にお尋ねいたしますけれども、まず、臨床試験について三点ほどお尋ねしたいのですが、一つは、臨床試験の第一相、フェーズ1は、外国で日本人を使ってやるというふうになっておりますが、ある報道によりますと、第二相、第三相まで外国で日本人外を対象にしてやれるようにするんだというよ……

第100回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(1983/10/06、36期、日本共産党)

○浦井委員 私は、最初にちょっと委員長に申し上げたいのですが、各委員にお配りした質問要旨を見ていただいてもわかるように、「増税なき財政再建」についてということで、政府の意図を酌んでいまいろいろと増税の具体策を練っておる税調の会長の小倉さんに理事会を通じて参考人をお願いしておったわけでありますが、これが非常に残念ながら出席できないということになった。いろいろな理由があるのでしょうけれども、やはりこれは政府・自民党の増税隠しというようなことが有形無形に響いておるのではないかという感じがして仕方がないわけであります。そういう点で、まず冒頭に委員長に強く抗議をしておきたいと思うわけであります。  そこ……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会 第3号(1984/03/27、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 坂本大臣と、それから赤松さんにまず最初にお伺いをしたいのです。  きのう男女雇用平等法に関する婦少審の建議が出されて、今朝来、法案がいつつくられるかということが論議をされておるわけでありますけれども、率直に申し上げて、先日出ました公益側のたたき台というようなところを一つのメルクマールにして、労働省は男女雇用平等法のようなものを出してこられるんだろうというふうに私は想像、予測をいたしておるわけであります。これについては御意見は聞きません。  そこで、この建議を見てみますと、やはり婦人の保護規定の削除というところが非常に大きな問題であって、そのほかにも問題点はありますけれども、例えばけ……

第101回国会 社会労働委員会 第8号(1984/04/17、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 朝から大臣、大変だろうと思うんですが、私が最後のようでありますから、頑張っていただきたいと思います。  大臣に最初に端的にお伺いしたいんですが、けさ方から他の委員の方々も言われておりますが、大体論点が同じようなところに来ておると思うんです。これはもう今度の雇用保険法、あえて改悪と申し上げますが、これはもうこんなひどいものはないだろう、朝からそう思われておるんではないかと思うんです。ひとつ虚心に反省をして、もう一遍出直しをされたらどうですかと思うんですが、どうですか。
【次の発言】 反省がまだ足らぬようでありますが、御指導をしていただきたいということであれば、やはり我々の言うことも聞……

第101回国会 社会労働委員会 第12号(1984/05/09、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 お三人の方、どうも御苦労さんです。  私の持ち時間が十分しかございませんので、もう全部初めに聞いてしまいますから、ひとつお答えを願いたいと思うのです。  まず、岡村さんと中根さんにお聞きをしたいのでありますが、お二人とも社保審の委員をやっておられるわけで、今度の改正案が正式に社保審に諮問される直前に、療養費制度の改正、特定療養費の項が入ってきたといういきさつがある、これはよく御承知だと思うのですが、そのいきさつは一体どうなのかということをもし御存じであればお教えをいただきたい。  それから、療養費制度の改正、特定療養費の項について、岡村さんは冒頭陳述のところで多少言われたわけですが……

第101回国会 社会労働委員会 第13号(1984/05/10、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私も、まず最初に、怪パンフとか怪文書とか言われておるこのパンフレットを少し問題にしたいのですが、早速この新版を取り寄せてみました。今保険局長言われたように、新しい版は大きくなって「厚生省保険局」、こう書いてあるわけです。さらに余分にこういうのが入っております。大臣、御存じですか。これが余分に入っておりますけれども、中身は全く変わってないわけですね。先ほどもいろいろと御意見があったようでありますけれども、例えば私が指摘したいのは5審とか6番の辺ですね。特に漫画が悪いです。わざわざ漫画をこう書いて、例えば5のところでも、サラリーマンの本人が十割給付でたばこを吸って寝そべっておるのを、そ……

第101回国会 社会労働委員会 第14号(1984/05/15、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 雇用保険の審議が三巡をいたしまして、大分内容が極めて明らかになってきたわけでありますが、私は、今度のいわゆる改正案の内容というのは、給付水準の引き下げであるとか給付制限の強化であるとか高齢者の勤労権の否定、こういうことを柱とした大改悪案であるというふうに言わざるを得ないのであります。大岡裁判で三万一両損という言葉がありますけれども、この案では、政府、財界は一両の得、失業者だけが二両の損というひどいものであるというふうに言わなければなりません。その意味では、戦後政治の総決算を目指す中曽根内閣の福祉やあるいは社会保障、こういうものの切り捨ての重要な一環をなすものであって、私どもとしては……

第101回国会 社会労働委員会 第19号(1984/06/28、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず委員長にお断りしておきたいのですが、四月段階で健康保険のいわゆる改正案なるものを審議するときに、我々はまだまだ不服でありますけれども、当面社労委員一人当たり二時間半という枠を決めて、与野党がその限りでは合意したわけであります。我が党の残り時間は一時間五十五分でありまして、きょう私が三十五分を消化いたしますから残りは一時間二十分ですかになるわけであります。そういうことで、私は残り時間一時間五十五分を消化するということで、きょうは質問をしたいと思うわけであります。  そこで、これは保険局長か、もし御存じなければ説明員の方でも結構でありますが、乙表の場合初診料というのは何点といいます……

第101回国会 社会労働委員会 第24号(1984/07/12、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 自民党の方から、第三次の修正案なるものが我が党にも提示をされております。保険局長にお尋ねしますが、厚生省で十分検討されたと思いますが、これによって国庫の支出の増減は一体どうなりますか。少額医療費だけでなしに全体。
【次の発言】 言えばごくわずかであって、私どもは既にこういうものは検討に値しないということで突き返しておるわけでありますけれども、まさに、今度の健康保険のいわゆる改正案というものが、国庫の支出を減らすという点では、今度の第三次修正案というものはその根幹を揺るがすというか、大骨を抜くというようなものではないということをこの数字は示しておると思うわけであります。  それから、……

第101回国会 社会労働委員会 第25号(1984/07/17、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 田辺先生と中島先生にお伺いをしたいのでありますが、私はやはり、今度の政府の出してまいりました法案というのは、実効性のない男女雇用平等といいますか、機会均等法という名前になっておるが、しかも女子保護規定の撤廃というような労働基準法の改悪が密接不可分でひっついておる、こういうところに最大の問題があるだろうと考えておるわけであります。だから、大阪市大の本多先生なんかが、この法律案がもし成立をすると、まさに男女雇用平等法でもなし、機会均等法でもなしに、パート労働者の大量創出法になるだろうし、男女差別促進法になるだろう、こう言われておる。私もほぼ同感でありますけれども、そういう点で、今の貴重……

第101回国会 社会労働委員会 第26号(1984/07/19、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 この改正案というのは、いろんな手当を二%引き上げるものでありますけれども、去年引き上げをやらなかったわけで、その間、物価は四・八%上がっておるわけです。例え実施時期を二カ月繰り上げしても、明らかに目減りをしておるわけなんですよ。だからそういう点で、被爆者の方々は、臨調がどうのこうの言うより、やはりこういう値切られることについては強い怒りを覚えておられるわけです。だからそういう点で、私ども共産党・革新共同は、この改正案に反対であるということをまず冒頭にはっきりと申し上げておきたいと思います。そして、何よりも一日も早く、今までも野党から出されております国家補償の精神に基づく被爆者援護法……

第101回国会 社会労働委員会 第27号(1984/07/24、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 日本共産党・革新共同を代表して、政府の男女雇用機会均等法案に対する修正案の提案理由及び内容の概要を説明いたします。  本来、雇用における男女の平等とは、国の民主主義の問題として、母性の保護を当然の前提とし、雇用機会、賃金、昇進昇格等職業生活のすべての面で男子と同等の機会、権利を保障するものでなければなりません。  それは、婦人労働者の人格的尊厳の確立に資するとともに、社会的生産活動において、女子の能力の全面的な開花、発揮を保障し、民主主義の発展と社会進歩に貢献するものであります。  ところが、今国会に提出され、審議されている政府の男女雇用機会均等法案は、長年の婦人労働者の願いと期待……

第101回国会 社会労働委員会 第28号(1984/07/25、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 今度の改正案で交付金方式に変わる、しかし特定財源だということで、補助金という形で比べてみますと国からのお金が削減される都道府県はないわけですね。それはありますか。
【次の発言】 ないと考えますと言っても、実際にはあったら困るのですよ。だから、ないようにいたします、こうならなければいけない。
【次の発言】 それはやはり絶対にあったらいかぬのですよ。  それから、もう一つの問題は、それに関連して、去年農水関係の予算で協同農業普及事業負担金が交付金となった。ところが、ことし五十九年度の予算額は去年と同額で据え置かれておる。だから、ことしはふえたふえたと言われているけれども、来年以降ふえる……

第101回国会 社会労働委員会 第31号(1984/08/02、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 どうも御苦労さまでございます。  端的にお三人の参考人の方にそれぞれお聞きしたいのですが、今も話が出ましたけれども、公的社会保険方式をとる限り、国と使用者と受給者と、給付をひねり出す財源はそれなりの、それぞれの国によって違いますけれども、分担をしなければならぬだろうというふうに思います。そういう観点で見ていきますと、ちょっと日本の場合は使用者の負担、国も問題でありますけれども、使用者の負担が軽過ぎるのではないか。そのやり方として、労働団体などで折半を七、三にせいとか、あるいは六、四にせいとかというような意見がありますけれども、例えばフィンランド、丸尾先生はスウェーデンが御専門だそう……

第101回国会 社会労働委員会 第33号(1984/10/31、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず人勧問題について大臣にお尋ねをしたいのですが、十一月一日からILOの結社の自由委員会が開かれる。この委員会の報告では、団体交渉権またはストライキ権のような基本的権利が禁止され、または制限の対象となる場合には、労働者を十分保護するため適切な保障が与えられなければならない、こういうふうになっておる。日本政府のこの委員会に提出した見解も、政府は、公務員の労働基本権制約に対する代償措置の一つである人事院勧告を尊重するという基本方針を堅持しており云々とある。だからこの立場からいけば、人勧の早期完全実施というのは当然だと私は思う。何か三・四%でというようなことが出ていますけれども、六・四四……

第101回国会 社会労働委員会 第34号(1984/11/20、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 どうも皆さん御苦労さまです。私が最後でございますので……。  今度の年金改正法案というのは、一言で言えば給付を引き下げ負担を引き上げるという点で、私ども共産党は反対をしておるわけでございます。ただ、先ほどから議論になっておりますように、国年、厚年の二%スライド条項であるとか、事後重症その他の障害者の皆さん方の部分で改善されておる部分、改善される部分があるので、それは早く取り出して別の法案にして提出をしたらすぐに通してあげましょうというふうに主張いたしておるわけであります。  そういう観点で、時間もございませんので、雇用されておられる方あるいはかつて雇用されておられた方の代表として、……

第101回国会 予算委員会 第10号(1984/02/22、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 補正予算案審議なので、人勧問題から質問をしたいと思います。  藤井人事院総裁、来ておられますか。――まず最初に、人事院総裁に二つほどお尋ねをしたいのであります。  五十七年度人勧が凍結をされる、それから五十八年度は六・四七の勧告が政府によって二%に引き下げられる、こういうたび重なる異例の措置について人事院総裁はどうお考えかということが第一点であります。特に五十八年度人勧については、政府が俸給表を勝手につくり変えるというようなことをして、いわば人事院は土足で座敷に上がられたというような格好になっておるわけで、まさに人事院の存在理由が問われておると私は思うわけであります。だから、この政……

第102回国会 社会労働委員会 第8号(1985/03/07、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず中間施設についてお聞きをしたいわけであります。  大臣の所信表明の中にも一行、家庭医とともに触れておられる。今審議中の予算案の中にも約三百万円余り金額がついておるということであります。しかも時あたかも一月二十四日の制度審の建議の中にも割に具体的に中間施設について書いてあるわけです。  大臣にお聞きしてもよいし、担当局長でも、まあ大臣に答えていただく方がよいのですが、制度審の建議の方向、考え方として、ほぼこれと同じような方向でこれから検討を、もちろん検討会をつくられるわけでしょうけれども、厚生省としてはこれと同じような方向でいきたいと思っておられるのか、ちょっと聞きたいと思う。

第102回国会 社会労働委員会 第11号(1985/03/28、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は大臣に冒頭お尋ねしたいのですけれども、中曽根内閣になってから医療保険は大改悪をするわ、それから年金保険も今大改悪をやろうとしておる。今度は児扶法の大改悪でありますから、これはもう隣の第一委員室でやられておる高率補助金の一律カットの問題と同じように、いよいよ中曽根内閣は弱者の切り捨てといいますか、弱者いじめといいますか、こういうものに乗り出してきたというふうに思うわけであります。  朝から議論をされてきておるように、所得制限の強化であるとか、手当の二段階制の導入であるとか、支給年限の短縮であるとか、未婚の母子世帯に対する支給の廃止であるとか、例の別れた父親の年収六百万円による支給……

第102回国会 社会労働委員会 第12号(1985/04/02、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 いろいろ大臣も御苦労さんでございますし、それから傍聴されておる全総訓の労働組合の皆さん方も御苦労だと思うのでありますけれども、理念問題についてちょっと聞きたいと思いますので、できたら主として大臣に答えていただきたいと思うわけであります。  第一次の職業訓練基本計画で、ちょっと抜粋をいたしますと、「労働者が職業生活の全期間を通じて必要な段階で適切な職業訓練を受けられるよう生涯訓練の体制を実現する」ことを目標にしておる。それから、現在やられておる第三次基本計画でも、これはもう副題の中に「生涯訓練体制の整備」を掲げておられるわけなんです。この「生涯」というところが目立つわけなんですね、「……

第102回国会 社会労働委員会 第16号(1985/04/18、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 私は、国年法等の一部を改正する法律案に限って、短時間質問をしたいと思います。  まず内容を見ますと、今度の改正案というのは、改定しておるのはよいのですが、改定措置の特例としてということで、上昇率が五%以下であるけれども三・四%引き上げるというようなことになっておるのですが、三・四というようなけったいな数字が出てきた根拠は何ですか。
【次の発言】 それは趣旨説明に書いてあるわけでありますが、これはもう当たり前の話であります。去年のときに、五十九年度のスライドを我々は物価上昇に見合う四・四%上げなければならぬということで、強く要求をしたのでありますけれども、結局二%の案が通ってしまった……

第102回国会 社会労働委員会 第17号(1985/04/19、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 我々はこの法案の成立を断固阻止ということでありますが、もしこれが成立して施行されますと、少々修正されても、今派遣されておる派遣労働者の労働条件が向上して労働者保護、これは労働省の任務ですから、労働者保護がより進むと思われるかどうか、まず山口労働大臣に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 それなりの役割を果たすと言うても、これはプラスとマイナスがあるわけですから、マイナスの役割を果たすということも山口労働大臣としては危慎をされておるのではなかろうかとその発言を受け取っておきたいと私は思うのです。  そこで、労働条件が向上して労働福祉に何がしかの変化が起こるというのですが、一番の問……

第102回国会 社会労働委員会 第19号(1985/04/25、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 年金問題を中心にしてお尋ねをしたいのですが、今、御承知のように福祉年金受給権者が老齢福祉年金を含めまして約三百四十万人おられる。この方の請願が出ているのですが、この年金受け取りに当たって、受給権者あるいは家族等の代理人が、その都度、判を持って国民年金証書を持って郵便局に行って支払いを受ける、いわば無通知主義、こういうことになっておるわけでありますが、これはなぜ口座振り込みなどができないのか。長野県の県議会の請願では、口座振り込みを希望する受給権者に対してはこの方法を取り入れてほしい、こういうことになっておるわけなんで、これはやはりやっておいた方がよいと思うのですが、どうですか。

第102回国会 社会労働委員会 第22号(1985/05/23、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 特別措置法と被爆者援護法が今議題になっておりますので、私はまず被爆者援護法案について森井先生に一言お聞きをしたいわけであります。  被爆者援護法制定に向けて先生が常日ごろ並み並みならぬ決意と熱意を持って頑張っておられることに私は心から敬意を表するわけであります。ちょうどことしは被爆四十周年であります。今ずっとお話が出ておりますように、現実に被爆者の方々も高齢化してきておる。しかも援護法の制定はかなりたくさんの自治体で決議しておる。まさに国民の声になっておると言っても言い過ぎではないと私は思うわけであります。国際的にも反核運動が盛んになってきておる。だから、ことしは援護法の制定をぜひ……


各種会議発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1970/03/17、32期、日本共産党)

○浦井分科員 きょうは土地問題について二、三お伺いしたいと思いますが、御承知のように非常に住宅難でございます。その住宅難の大きな原因に、やはり用地の取得の困難性ということがあると思うわけなのです。私、東京都へ行ってまいりましたのですが、やはり非常に東京都でも、都営住宅その他の建設で用地難で困っておる。ある場所に都営住宅を建てるとき、いろいろな公害があるという環境の悪い場所、みすみす公害があるとわかっておっても、そこに都営住宅などを建てざるを得ないのだというような実情も伺ったわけなのでございます。そこでクローズアップされてまいりますのが、やはり米軍基地の問題でございます。実は一昨年の八月八日、五……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1971/02/25、32期、日本共産党)

○浦井分科員 私は、空港周辺の航空公害、特に騒音の問題にしぼってお尋ねしたいと思うのですが、まず大臣に基本的な問題についてお尋ねしたいと思います。  御承知のように、現在伊丹空港の騒音の問題で、大阪の地裁で裁判が行なわれておるわけなんですが、その裁判記録を読んでみますと、残念ながら、運輸省は大体一貫してこういう精神で臨んでおられる。被害と騒音との相関関係というものははっきりしておらないというような前提で、たいした被害はないんじゃないかというような態度をとっておられるように私はお見受けするわけなんですが、しかし、実際に訴状を読んでみましても、被害を受けている住民の側からはいろいろと問題が出ておる……

第68回国会 地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1972/04/26、32期、日本共産党)

○浦井委員 もう、他の委員からいろいろ質問がありましたので、私、重複を避けて、少し違った角度から質問をしたいと思うのですが、この公有地の拡大の推進に関する法律案は、公共用地の取得が非常に困難になってきておるから、それを打開するために出されたというふうに思うわけですが、私も、特に、市街化区域内の土地の先買い制度というものは必要だと思うわけです。しかし、先ほどお話がありましたように、非常に微温的であるといいますか、この程度のやり方ではたして公有地が拡大できるものかどうか、効力がどれくらいあるものかという点が、これを検討すればするほどはなはだ疑問になってくるわけなんです。そこで、先買い制度の問題を取……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1972/03/23、32期、日本共産党)

○浦井分科員 私は、建設省、兵庫県、芦屋市、日本住宅公団、兵庫県住宅供給公社、日本建築センター、こういうところが主催をして今回実施しようと考えております工業化工法による芦屋浜高層住宅プロジェクト、この問題について建設省その他の御意見をお伺いしたいというふうに考えておるわけです。  このいただいた「提案競技募集要項」によりますと、この競技の趣旨というものは「市街地における高層住宅団地において、住宅等の工業化工法の開発を促進し、良質な高層住宅のコスト・ダウンを図るとともに、あわせて住環境の向上に必要な施設の整備を図り、」云々と、こういうふうになっておるわけなんですが、この点は間違いないですね。

第69回国会 建設委員会土地及び住宅問題に関する小委員会 第1号(1972/07/12、32期、日本共産党)

○浦井委員 私は、この決議案の第一項から第四項までは賛成なんでございますけれども、問題が第五項にあると思います。「民間宅地開発事業について、住宅金融公庫による公共公益施設整備資金の融資を検討すること。」ということになっておるわけでございますけれども、この住金から関連公共施設に対して融資をするということによって、大きな建設業者あるいは宅造業者がいままで以上に利潤をあげられるというようなことになるし、さらに低利の公庫の資金を融資するということになって生ずる利益をそういう大きな業者が取得できる、こういうことになるわけでございますので、本来住金は設立の趣旨からいって個人の小口融資を本来の目的としておる……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 建設委員会公聴会 第1号(1973/06/25、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 どうも公述人の皆さん御苦労さまです。  ひとつ質問をさしていただきたいと思うのですが、まず最初に井戸先生にお尋ねしたいのですが、先ほどからのお話によりますと、新しい空港をつくる場合に海上につくるのが望ましいという御意見だったというふうに思いますけれども、現在大阪湾では神戸沖あるいは泉南沖というようなところがちらちらと話題にのぼりまして、自治体の長、議会並びにいろいろな住民組織の方々が猛反対をされておるわけでございます。これは私当然だと思うわけで、いまの運輸省の考えておる計画でいきますならば、陸上並びに海上、それから海全体の環境の保全というようなことがほとんど考えられておらない、そう……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1973/03/02、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 私は、スーパーチェーンストアで働くチェッカーの人たちの問題についてお尋ねをしたいわけなんです。  非常に過酷な労働条件、作業環境の中で働いておられる人たちに職業性疾患が多発しておるというふうに私は見ておるわけでございますが、現在労働省のほうでは何か作業環境基準のようなものを出すという意向を聞いておるわけでございます。スーパーチェーン労働組合の連合会のほうからも、統一要求という形で、作業環境であるとか、あるいは労働条件であるとか、あるいは職場の健康管理の問題、こういう点についてぜひ早く出してほしいと、強い規制を望んでおる。高校卒業した非常に若い婦人の労働者がほとんどでございますが、……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1973/03/08、33期、日本共産党・革新共同)【議会役職】

○浦井主査代理 次に、和田貞夫君。

第71回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 私はきょうは、工場の移転に伴って移転させられる労働者の問題について聞きたい。  確かに、過密地の場合、そういうところから工場を移転させるということは必要だし、また、特にその工場が公害工場である場合に、住民の命と暮らしを守るという点でこれは緊急な措置が必要だと思うわけなんです。政府でも、そういうような特に過密地の世論にあたかも対応するかのように、昨年の十月から工業再配置促進法が施行されたわけだし、公団が発足した、こういうことになっておるわけなんですが、そういう中で、確かに、昨年の日立製作所であるとか十条製紙、こういうような企業の移転が発表されたとき、いかにも企業が住民の願いに沿って……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 私は、きょうは、保険医あるいは保険医療機関が患者さんを見て、その明細を提出し、そこで審査をし、支払いをするところの診療報酬支払基金のあり方、特に審査の問題を重点にして二、三お聞きをしたいというふうに思います。  診療報酬支払基金の現状についてはいろいろな見方があるだろうかとも思うわけですけれども、こういう意見が非常に強いわけなんです。現在診療報酬支払基金は適正審査をやっておるということになっておるわけですが、実際に審査をされている側にとってみますと、経済審査であるとしか言いようのないむちゃなケースが多々ある。その結果、非常に不当な査定減点をやられるとかいうようなことで、多くの、医……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 まず入港料の問題についてお聞きしたいのですけれども、運輸省の出された四十九年度の運輸白書によりますと、主要八大港の収支を企業会計方式であらわすと、四十六年度が四七%、四十七年度が四八%、金額にして七十七億円の赤字だということだそうでありますけれども、これは八大港の話で、港湾全体としても相当財政的に窮迫しておるというふうに聞いておるわけですが、港湾全体としての実情をひとつ簡単にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 苦しくなってきておるだろうということで、そこでそういう状況であるわけですから、昭和二十九年に改正をされた港湾法の四十四条の二、入港料の問題、港湾管理者としては非常に貴……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 診療報酬支払基金の業務についてお尋ねをしたいのですが、これは大臣よく聞いておっていただきたいのですが、虎の門病院であるとかあるいは日赤医療センターにしても、済生会にしても、そういう大病院が、昨年来大病院財政危機問題連絡会というのを発足させて病院財政の窮状を許えておるわけなんです。この「社会保険旬報」の昨年の九月十一日号の資料を見てみましても、大病院が軒並みに赤字である。虎の門病院は、四十八年度四億五千万、四十八年度までの累計赤字が七億一千四百万、こういうようなかっこうで、赤字で非常に悩んでおられるわけなんです。この赤字である、経営が苦しいということは、中小病院であるとか、あるいは……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 大臣にひとつよく聞いておっていただこうと思うのですが、御承知だろうとは思うのですけれども、五十一年度より、日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団の三つの建設関係の道路公団で、民家などを含んだ防音工事に助成がされるという制度ができたわけです。これは私も前から、こういうことは最低やるべきだということを主張しておりましたし、むしろ遅きに失したくらいで、やることはよいことだというふうに思うわけですが、その実情を見てみますと、かなりいろんな問題を含んでおるように思えて仕方がないわけです。  そこで、建設省と、それから主として阪神高速道路公団の方に私は質問をしたいと思うのですが、ま……

第84回国会 商工委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1978/03/31、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井委員 まず、私は、この法案については基本的に二つの大きな問題点があると思うわけであります。  一つは、これはわが党の工藤議員も先般の商工委員会でそういう意見開陳をやったわけでありますけれども、この法案を見ると、法定が予定されておる四業種その他となっておるわけでありますが、その法定予定の四業種に典型的に見られるように、現在設備過剰になっている業種は、いずれもオイルショック後に設備投資を強行したものばかりである、しかもその設備投資のやり方のパターンというのは、現在は非常に批判をされておるいわゆる列島改造型のものであった。ということは、要するにそういう業種の親企業であるとか、あるいは関係した金……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1978/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 まず、国立療養所の重心施設、重症心身障害児施設について大臣にひとつお尋ねをしたいわけなんです。  私、この間、茨城県の東海村にある晴嵐荘病院に行ってきたわけであります。これは国立です。国が開設をしておる重心病棟があるわけなんです。ところが、実情はきわめて憂慮すべき状態で、これでは重症心身障害児の人々が人間として尊重をされて、心身の発達、成長を助けられて人格を高めていくための施設にはほど遠いというふうに遺憾ながら感じたわけです。その大きな問題としては、医師の問題であるとかあるいは勤務人員の問題などがあるけれども、同時に、早急に改善をしなければならぬ施設の問題、設備の問題があるわけで……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第2号(1979/02/21、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井小委員 給付やら負担の内容を、他の社会保障制度、年金であるとかあるいは社会福祉、生活扶助というようなものとも総合でとらえないと、一律にどっちがどうだというようなことは、これだけでは判定しがたいというふうに思うわけです。  そこで、フランスと西ドイツが社会保険制度をとりておるんで、その二つの国についてちょっと質問したいのですが、いまもずっと出ておりますように、資料として出していただく部分が多いかとも思うのです。一まず、フランスについてですが、傷病手当金制度がこの表に全部抜けておるわけです。これはドイツもそうですけれども、傷病手当金制度が一体どういうふうになっておるのか。これは社会保険の制度……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第3号(1979/03/07、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井小委員 総論的な質問をしたいのですけれども、まず医療保険というものをどう位置づけるかという問題です。  さっき小林課長が言われたように、四十六年、五十二年の社保審の意見書なんか見ても、要するに医療保険というのは病気になったときの生活破壊を防ぐための相互扶助措置なんだ、だから生計を破壊しない範囲で、あるいは受診抑制にならない範囲で自己負担もやむを得ないというような考え方が貫かれておるように考えられるわけですが、これをまず確認しておきたい。果たしてこれが適切なのかどうかという問題があるわけなので、私はやはり社会保障の一環として、医療保険も医療保障の中に位置づけて考えられるべきだというふうに思……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第4号(1979/07/10、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井小委員 質問と、それからもし手持ちの資料がなければ後で資料提出をしていただきたいと思うのですけれども、内容を列挙しますので一括してお答え願いたいと思います。  一ページに関連をしてですけれども、この中の循環器疾患検診・保健指導というところに関係をするのですけれども、この中で、特に医療費の増高に関係をして、いま問題になっておるのは腎臓疾患の人工透析がありますね。それが、いろんな推測によりますと、もう五年もすれば八万人くらいが人工透析をするようになる。そうすると、ざっと試算をしても、それだけで二、三千億円というような形になるわけで、よきにつけあしきにつけ、やはり医療費問題としては重大な問題だ……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 まず、公営住宅の問題について、大臣並びに住宅局長にお聞きしたいのですが、一つは、公営住宅の中に特目住宅があるわけです。母子、身障、同和、老人世帯というようなかっこうで各自治体で活用されておるわけであります。最近、原子爆弾被爆者の方々から、被爆者を含む世帯として、ひとつぜひ公営住宅に優先入居をさしてほしいという声を各地で聞くわけであります。だから、この特定目的の中に被爆者を入れるか、あるいは特目並みに扱えないものかということについて、私は当然の願いだと思うので、建設省の意見を聞いておきたいと思います。
【次の発言】 指導をしていただきたいと思うのですが、何か別途通達でも出されますか……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第1号(1979/12/06、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井小委員 私は、この小委員会を持つことに反対であるわけなんです。しかも、運営委員になっておるわけですが、いま委員長が言われた経過報告の中でちょっと大事なことが抜けておるのですね。  一つは、やはり委員会の運営の仕方で、原則として公開して、そして議事録をつけるということが確認されたはずです。  もう一つは、現在、政府によって出されておる健康保険の改正案について、この審議は本委員会でやることで、この小委員会は関係ないのだということを確認しておるはずです。  この点はもう一度はっきりと確認していただいて、今後の運営に資していただきたいと思います。

第91回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第1号(1980/03/05、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井小委員 いま御説明を願ったので、意見と質問を三点ばかりしてみたいと思うのです。  この二ページの表でいきますと、やはり前に私指摘したのですが、学校法人が、差額ベッドが相変わらず非常に高いわけです。説明では〇・九あるいは〇・八改善されたということのようでありますが、率も少ないし、全体としては学校法人が非常に高いわけです。ところが、どうも実際上これ以上ではないかというふうに思えるわけです。私、兵庫県ですから、兵庫県に私学が一つあるわけです、兵庫医科大学が。これの差額ベッドの実情を調べてみますと、ここはもちろん一人部屋から六人部屋まであるのですよ。その中で差額を取っておらない部屋というのはゼロ……

第91回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第2号(1980/03/19、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井小委員 老人保健医療制度なんというようなものは、いままでも、いま議論されていたように、公費医療であろうと社会保険であろうと、そういう制度、それから医療そのもの、それから福祉、こういうものがミックスされておらなければならぬわけですね。それがこの間いただいた老人懇の意見書にもそういう精神で貫かれておるというふうに思うわけですが、そういう観点でちょっとお尋ねしたいのです。  いまも話を聞いておりますと、竹中審議官、形式的には白紙かもしらぬけれども、なるべく早く答申がいただけるようなというような話で、何かマジックみたいな、魔術があるんかいなというような感じがするわけですが、少なくとも政府の態度と……

第91回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第3号(1980/04/09、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井小委員 中山さん、どうも御苦労さまです。  この小委員会は健保改正案に触れないという申し合わせで、私も先生にいろいろ御質問をしたいと思うわけです。  先ほどの先生の御意見の中でプライマリーケア、これは人間尊重の医療だ、 ヘルス・イコール・メディシンだ。いわゆる包括医療という中に含まれるんだ。具体的には病気の起こる前に、予防というところに力を入れて、家庭の中でも力を入れ、それをさらに広くしていけば地域の中でとらえるんだ。その場合に、開業しておられる第一線のお医者さん方は地域の住民と十分なコミュニティーを持っておる。当然その中では、いまも他の委員から言われたように、チーム診療といいますか、チ……

第91回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 谷垣文部大臣によく聞いておいていただきたいと思うのです。病院の差額ベッド、差額徴収をするベッドというのは御存じだろうと思うのですが、私は差額徴収をするのはやはり望ましくないと思う。これは厚生省の保険局長も文部省の大学局長も通知を出されておるわけなんです。  最初に聞きたいのは、事前にお願いをしておいたのですが、この差額徴収のベッドの多いのは文部省所管の私立大学の附属病院なんですね。そこで、慶応大学医学部、東京女子医科大学、それから私、兵庫県ですので、兵庫県には私立は兵庫医大というのがありますが、この三つの差額ベッドの状況を調べていただいておりますか。答えが出ますか。


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 運輸委員会地方行政委員会社会労働委員会環境委員会連合審査会 第1号(1981/04/15、36期、日本共産党)

○浦井委員 運輸大臣にお尋ねしたいのですが、いま連合審査をやっておりますセンター法案、この目的、もちろん法律に書いてありますが、運輸大臣としてどう心得ておられるのか、ひとつ最初に簡単に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 いみじくも運輸大臣は港湾の秩序ある発展、こういうふうに言われたわけなんですが、厚生大臣、免活環境審議会の答申を受けて、厚生省としては法案作成にいろいろ努力をされたわけです。その中で、私、改めてこの答申を読んでみましても、港湾というような文字は一言も出てきておらぬわけなんです。しいて跡地利用というような項目のところを見ればこう書いてあるわけなんです。「また、跡地の利用につい……

第94回国会 建設委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/04/22、36期、日本共産党)

○浦井委員 この法律で交付金が交付されるというふうになっておるわけですが、これの性格をまず聞きたい。  午前中に論議になったとは思うのですけれども、これは本四架橋に伴う損失に対する補償という意味なのか。そういうことであれば、その基準としては昭和三十七年に閣議決定をされた公共用地の取得に伴う損失補償基準要綱に基づいて、こういうことになるわけで、その辺の見解を、これは建設省ですか、まずお尋ねしたい。
【次の発言】 いまのお答えでは損失補償ではないのだ、公共性があり、いろいろな免許その他の制限がある、国家的プロジェクトである、だから助成をするのだ、要綱は参考にする、こういうことだろうと私は思う。まあ……

第94回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1981/02/27、36期、日本共産党)

○浦井分科員 最初に御紹介をしておきたいのですが、議運委員長やら第一分科会の主査の許可を得まして、盲導犬に導かれました視覚障害者の母さん方がきょうは傍聴に来ておられるわけでございまして、御紹介をしておきたいと思います。  館長並びに国会図書館の方も、視覚障害者の問題について質問をいたしますので、ひとつ誠意のある御回答、御答弁をお願いをしたいというふうに思います。  まず最初に、館長にお尋ねをいたしますけれども、ことしは国際障害者年で、これは全面参加と平等ということで、雇用の問題、教育の問題、もちろん発生予防、早期療育、社会生活、いろんな面でノーマライゼーションということが言われております。やは……

第94回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本共産党)

○浦井分科員 まず建設大臣にお尋ねをしたいのですけれども、三月で第三期の住宅建設五カ年計画が終わるわけでありますけれども、公営住宅が七三%、公団住宅五五%というようなことで、相変わらず目標達成にはほど遠いということであります。この目標に対する達成状況について、大臣はどうこの結果を見ておられるのか、どう評価しておられるのか、まず総論的に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 よく建設省筋では、住宅の戸数はほぼ需給バランスができたのだというような話があるわけなんで、建設省の統計資料を見てみましても、空き家率が七%あるというようなことをよく言われておるわけなんです。ところが、建設省の調査でもよく御……

第96回国会 社会労働委員会高齢者に関する基本問題小委員会 第2号(1982/04/07、36期、日本共産党)

○浦井小委員 議論も大分出ていますから重複した部分は避けますけれども、委員長、追加資料として、いま国際比較の問題なども出ていましたが、たとえばこの資料に応ずる失業者数、失業率それから定年制とか、そういうものがどうなっているかという資料をひとつわかりやすいかっこうで出していただきたいと思うのです。それが一つ。  それから、最も単純に言えば、雇用による所得がなくなれば次は所得保障というかっこうで年金に移るわけですね。ところが日本では厚生省と労働省に所管が分かれておって、そのコンジャンクションのところがなかなかうまいこといかぬわけなんですが、こんな機会ですから、労働省でも厚生省でもいいのですが、諸外……

第96回国会 社会労働委員会高齢者に関する基本問題小委員会 第3号(1982/04/21、36期、日本共産党)

○浦井小委員 初めはちょっと、字句の解釈みたいなことですが、ドイツの場合、そこにあるように「病院需要計画による規制を承認する病院」、西ドイツの場合にそういうような文句が三ページにありますね。それはどういう病院なのか。その割合はどうかということ。  それからフランスの場合は、この白い紙の表ですが、フランスの場合には保健地図、これは前にも聞いたことがあるのですが、保健地図というのはどんなものなのですか。  それからイギリスの場合で言えば、これは少し大まかなのですが、一九七四年に保険法の内容がかなり変わったというふうに聞いておるのですが、なぜそれは変えたのか、どういうふうに変えたのかというようなこと……

第96回国会 社会労働委員会高齢者に関する基本問題小委員会 第4号(1982/05/14、36期、日本共産党)

○浦井小委員 貴重な御意見をお伺いしているわけですが、特に金井参考人と増子参考人にお聞きしたいのです。  数年前から訪問看護というようなことがあちこちで試行錯誤的にあるいはボランティア的にやられていって、その蓄積されたものを全部トータルいたしますと膨大な量と質になるだろうと思うわけです。この辺でかなり大きな、県単位の自治体であるとかあるいは国としても、訪問看護をどう見、それをどういうふうに制度化していくかということがだんだん迫られてきておる段階だろうというふうに私は思うわけですが、ちょうど金井さんと増子さんのお話を聞いていて、その中の二つの傾向といいますか、福祉というところから入っていって保健……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1982/02/27、36期、日本共産党)

○浦井分科員 まず最初に、今回の羽田沖の日航事故についてお伺いしたいのです。  いま事故調査委員会がその原因を究明しておるわけなんですが、異例とも言える中間報告が行われた。そして、パイロットの操縦に原因があるのではないかというようなことが言われておるわけなんですが、いろいろ調べてみますと、五十二年九月にクアラルンプールで日航機が事故を起こした、その際の事故調査報告書の中に、これは英文なので少し英語がまじりますけれども、その中に、セーフティーリコメンデーション、勧告という項があって、それをちょっと読み上げてみますと、JAL、日航は、フライングパイロット、これは操縦士でありますが、フライングパイロ……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1982/02/27、36期、日本共産党)

○浦井分科員 税関の問題について聞きたいのですが、政府の方は非関税障壁をいわゆる改善するということで、その一環として、税関輸入手続の省略化、簡素化、こういうものを処理方針のトップに掲げておるわけです。それを見ますと、新たに事後審査制の導入であるとか包括審査制の新設であるとかあるいは書類の簡素合理化、検査体制の改善、分類の不統一の防止というようなことを言われておるわけなんですが、現場の人たちにいろいろ聞いてみますと、さまざまな問題点があるようなんです。  そこで、まず最初にお聞きしたいのは、現在の日本の税関の平均した輸入の場合の通関日数がどれぐらいなのか。その日数、その数字は、国際的に見て一体遅……

第98回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1983/03/04、36期、日本共産党)

○浦井分科員 阪神高速道路公団、来ておられますか。――長官もよく御承知のように、大阪と神戸の間に国道四十三号線がある。その上に阪神高速道路公団の道路が二階建てで乗っておるわけです。そこで、これはもう御存じだろうと思うのですが、低周波公害が発生しておるというふうに私は思うのです。阪神高速道路公団としてはこの点についてきちんと認識をしておるのかどうか、それを最初に聞いておきたい。
【次の発言】 そういう問題があるということは認識しておられる。逆に言えば、後で議論しますけれども、それが低周波に基づく公害だという認識ではないわけですか。
【次の発言】 いま言われたわけですが、西宮、尼崎、大臣によう聞い……

第98回国会 予算委員会第八分科会 第3号(1983/03/07、36期、日本共産党)

○浦井分科員 明治以後にできた近代洋風建築物の再生と保存ということで、建設省とそれから文化庁が来ておられるので、お尋ねをしたいと思うわけです。  私、最近「日本近代建築の歴史」という本を読んだのです。東大の村松貞次郎という教授が書かれておるのですが、たとえば東京でも、百年たつと七十年、八十年、九十年ぐらい前にできた明治以後の建築物ですね、近代建築物がほとんどない。世界でも、こういう珍しい例はないというほど様相が一変しておるわけです。その教授も「私はここに痛恨の念をもって建築の滅びを記さねばならない。百年の栄光も、うたかたの如く消え去る今日このごろの私の心境である。」だから、「その滅びを起死回生……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第八分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本共産党・革新共同)

○浦井分科員 高齢化社会と住宅問題というようなことで少し大臣にお聞きしたいと思うのです。  まず大臣に、これは大臣もよく御承知のように、高齢化社会が今急速に、幾らかひずんだ形で日本ではやってきておるわけですね。これは大臣も異議ないと思うのですが、老人問題、高齢者問題といいますと、医療、年金、雇用問題、で、よく忘れられるのが住宅問題である。しかし、この医療、年金、雇用問題と並んで高齢者の住宅問題というのは、これから政治の大きな課題になってくるのではないかというふうに私は思うわけです。恐らく大臣もこの点では異議ないと思うのですが、それでは現状認識でありますけれども、高齢者の方々が住宅に関してどうい……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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