このページでは林義郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。林義郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○林(義)委員 私は、いま議題になりました公害紛争処理法案、及び公共用水の法案につきまして若干の質問を行ないたいと思います。 まず、その質問を行ないます前に、副長官に若干のお尋ねをしたいのでございますが、公害の問題というのが起こってまいりましたのは昭和三十年代になってからのことだと私は思っておりますが、ごく最初におきましては、いろいろと複数の企業が集まって害毒を流した、その害毒が集まって公害を起こしたのではないかという観念が流布されていたのではないかと思います。ところが、それがだんだん激しくなりますと、単独の事業、単独の企業におきましても、いろいろと害毒を流してくる、こういうふうなことになり……
○林(義)委員 午前中諸先生から非常に有益なお話を伺って、私も非常に勉強さしてもらって、この委員会としても非常にまた成果のあがるお話がいろいろあったと思うのです。ただ私、きょうお話を聞いておりまして、私は非常なしろうとの立場でございまして、それぞれ私も医学の専門家でもありませんし、また会社の経営にも当たったこともございませんし、そういった点におきましてはしろうとでございますが、若干の質問を行ないたいと思います。 まず最初に、実は千種先生にお尋ねをしたいのですが、千種先生の御発言と宇井先生の御発言と、内容がだいぶ違っておるという私は印象を率直に受けたわけでございます。 で、ひとつ宇井先生に申……
○林(義)委員 いまの始関先生のお話に関連いたしまして、木川田会長にちょっとお尋ねをしておきたいと思います。 先ほどから藤井さん、出光さんのお話を聞いておりますと、低硫黄重油、低硫黄原油の確保というのは、なかなかそう簡単にできるものでもなくて、先般この公害対策特別委員会で各地の視察に回りましたときに、各発電所、またいろいろなところすべて、いや、私のところは低硫黄重油を使います、低硫黄原油を必ず持ってきてありますと、こういうお話が異口同音に返っているのでございます。私はこの問題に関連いたしまして、あした関係官庁の方々にゆっくりと話を聞きたいと思っておりますが、私考えますのに、なかなかむずかしい……
○林(義)委員 私は、先般当産業公害特別委員会で大阪及び四国地区に視察に出ましたその一員に加わりましたのですが、そのときたいへん各地の方々からいろいろと御陳情も聞いたし、いろいろと御説明もいただいた、そういったことで特に、最初に堺鉄工団地を見せていただきまして、泉北のいろいろな新工業都市、さらには新居浜に行きまして住友金属、住友化学を見ました。さらに今治、川之江と参りまして、最後に番の州を見たわけでございますが、いろいろと各会社ともそれぞれの努力はしておられるようでございますけれども、まだ残っておる問題もたくさんあるということを拝見したわけであります。最後は、海上保安庁から派遣された船に乗りま……
○林(義)委員 私は、ただいま議題になりました日本放送協会昭和四十三年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書につきまして、いろいろと質疑を行ないたいと思います。 決算の問題でございますので、この決算というのは、一体国会でどんな決算の審査をする、あるいは決算の検査をするということにつきましては、いろいろと問題があると私は思うのです。放送法の中におきましては、会計検査院が検査をいたします。国会に対しましては、その報告をするというふうに書いてございます。こういった点につきまして、いろいろと法律的な問題があるんだろうと私は思いますが、これはまた別の機会にいろいろと議論されるところでもありますし、立法上……
○林(義)委員 私は、まず山中長官に敬意を表したいと思うものでございます。実はこの臨時国会、公害国会でございますが、十四の法案をまとめられるというのは、私はたいへんな御努力だっただろうと思うのです。公害対策ということでやらなくてはいかぬ。しかも、十四の法案を各省いろいろ持っておられる。その中で、現実問題としては各省でいろいろ権限の争い、意見の相違というものがあって、それをまとめるというのはたいへんな御努力だったと思いますが、当初の御予定、一本欠けましたけれども、とにかく十四法案が出されたことは、私は特筆大書すべき偉大な功績だったと思うのです。しかしながら、実は私も自民党の中で、いろいろ法案の作……
○林(義)委員 きょうは、高瀬参考人においでいただきましていろいろお話をするわけでございますが、質問を始めるにあたりまして、私は、なくなられて遺体を発掘されたところの、中村さんの霊に対しまして、まず御冥福をお祈りしたいと思います。 この政治の場において、私人のそういった遺体の問題を取り上げるということは、われわれ日本人の常識からすると、何か、きわめて残酷のような気がいたしますが、やはり真相を究明するというのが最適の問題である、これはどうしても政治の場においても取り上げていかなければならない問題ではないかと私は思うのでございます。本来なら、私は、学問の場においてこれが取り上げらるべきが筋であろ……
○林(義)委員 この前の当委員会におきまして、高瀬参考人及び小林純参考人をお呼びをいただきまして、いろいろ質疑をしたわけでございます。私はこの問題、中村さんの遺体を発掘してやるということは、日本人の通常の常識からすればきわめて冒涜的な行為であるという感じさえするわけでございます。先般におきましては、できるだけ客観的かつ科学的な問題だけを御質問したつもりでございました。本日は、実はその基本的な考え方のもとに立って、厚生省及びほかの役所の方々に少し御質問をしたいと思います。 基本的な問題といたしまして、死者の墓をあばくということは、私としても非常にいやな感じのするものでございますけれども、やはり……
○林(義)委員 本日、たくさんの法案が議題になっております。私は、先ほどの理事会の決定に従いまして、悪臭防止法案につきまして質疑をいたしたいと思います。 私は、まず悪臭防止法案に入る前に、厚生大臣来ておられますのでお尋ねをしたいと思うのですが、公害関係立法十四法案が昨年の十二月の臨時国会で成立いたしました。本来ならば、この悪臭防止法案も、そのときにおいて審議されるべきような性格の法案だと私は思うのでございますが、この法案がおくれた点につきまして、どういうふうな形でおくれたのか、その点について厚生大臣でもけっこうでございますし、また事務当局でもけっこうでございますから、御説明をいただきたいと思……
○林(義)委員 ただいま議題となりました特定工場における公害防止組織の整備に関する法律案につきまして、私は御質問を申し上げたいと思います。時間がわりと限られておるようでございますので、ひとつ要領よく御答弁をいただきたいし、私のほうも質問を集中的に行ないますので、その点、あまり長々と答弁をされないように、前もってひとつお願いをいたしておきたいと思います。 質問に入ります前に、まず私のお尋ねしておきたいのは、この法律案の第二条の第一号に「政令で定めるもの」とあります。第二号、第三号、第四号にもそれぞれ「政令で定めるもの」というのがあります。この辺につきまして、どういう政令を考えておられるのか、明……
○林(義)委員 連休明けの国会でございます。実は連休の間、私もいなかへ帰っておりました。私の地元のほうに関連のあるところでございます。地元のちょうどお向かいになりますところで、三菱化成の黒崎工場というのがございますけれども、そこから非常なたいへんな害が出ているということでございます。私はこれは少し究明しなくちゃいかぬと思うのです。 黒崎の三菱化成の工場というのは私はまだ行ったことがないのですが、昔からの非常に古い工場でございます。しかも新聞に出てましたのは、たしか四月二十八日と二十九日、いずれも朝日新聞が取り上げて書いておるのです。 そこで、まずこの問題につきまして少し基本的な問題と申しま……
○林(義)委員 十五分で質問をしろというお話でございますので、これはなかなかむずかしい問題でございますが、とても時間がないのじゃないかと思いますが……。 きょうは、たくさんの方に参考人に来ていただきました。特に臼杵市からは、いろいろと問題になっておるところで来ておられますが、いまお話を聞いておりますと、臼杵におきましては、市当局または県当局と住民の側との間においていろいろと紛争がある、どうも手続的な問題でいろいろと紛争があるし、住民のよく納得を得ていないという点があるのではないかという印象を私は受けました。しかし、この問題につきましては、やはりそういった手続の問題でございますので、もう一つ別……
○林(義)委員 いま同僚の先生方の御質問を聞いていまして、ぜひひとつお願いしたい、また御注文をしたいということがあるのでございます。 私は、機械工業の状態を見ますと、非常なピラミッド型と申しますか、網の目型と申しますか、そういった機械工業の構造になっているだろうと思うのです。いろんな部品をつくりまして、それからその部品をさらに組み立てていく、その上にさらにアッセンブリ工業があるというような機械工業の形態ではないかと思いますが、いろいろの機械をつくる場合におきまして、それをつくるところの機械、たとえば工作機械等もありますが、さらにベアリングのような、またナットであるとかいろんなものがございます……
○林(義)委員 私は、公衆電気通信法の一部を改正する法律案につきまして、いろいろと質疑をいたしたいと思います。 今回の法案の大きな改正の目的は、電話と電報の料金の改定が第一点、第二点がデータ通信関係の規定を新たに設けるということだと思いますが、私は、まずその二つに分けていろいろと議論をしてみたいと思っております。 まず最初に、料金関係の改正の問題から議論いたしますが、その前にお尋ねをしておきたい。これは大臣でなくてけっこうでございますから、事務当局からお話を聞きたいのですが、電電公社法の六十二条の第二項でもって、借り入れ金の限度というのが定められております。これは予算をもって国会の議決を経……
○林(義)委員 私は、去る六十五通常国会で、三月十六日、安中のカドミウム事件につきまして、高瀬武平参考人、小林純参考人をお呼びしまして、いろいろと議論したことのその後の状況につきまして、政府にお尋ねをしたいと思います。 当日は、三月十六日は、早朝から夕方おそくまで各党から非常に熱心な質問が続けられました。私としては、非常に大ざっぱな結論を出しますと、高瀬さんのお話と小林さんのお話との間に、相当に見解の相違がある、特にカドミウムとイタイイタイ病との間における関連において非常な見解の相違があったように私は見受けましたし、これは出席をされ、また質問をされた各委員の方々においても同様な感じを持たれた……
○林(義)委員 本日は、五人の参考人の方にはたいへんお忙しいところをわざわざお越しいただきましてありがとうございます。特に斉藤正健教諭は、はるばる宮崎県のほうからお越しいただきましてほんとうに御苦労でございます。小林先生にもわざわざ岡山のほうからお越しいただいたようでございまして、ほんとうに感謝いたしております。小林先生には、特に当委員会にはいろいろな点でごやっかいになっております。この機会をかりまして厚く御礼申し上げます。 いまいろいろと五人の方からお話を聞きましたが、私は時間がありませんので、少ししぼって質問を申し上げますので、お答えもできるだけ簡潔にお願いしたいと思います。 まずお尋……
○林(義)委員 ただいまの松本君からの御質問の中で、環境庁長官のことばに、私ちょっと疑問点がありますので、重ねてお尋ねしたいと思います。 いま松本先生からの話でありました中で、まだはっきりしておらない、いずれにしても萩野先生その他の方々が調べられたものについてははっきりしておらない、それだから調べるんだという話がございました。どうも私、かってでございますが、新聞等を読みますと、もうはっきりしているんだというような印象で聞いております。その辺は、環境庁なり厚生省のほうでどういうふうな形で確かめられたのか。どうも長官の見解と新聞で得たところのわれわれの感じと違うものですから、その点はちょっともう……
○林(義)委員 去る三月七日の日に、当委員会におきまして参考人を招致いたしまして、休廃止鉱山の公害対策につきまして質疑を行なったのであります。私は、その質疑を通じまして、各参考人の辺につきましてきょうはお尋ねをしたいと思います。当日行なわれました問題は、一般の休廃止鉱山の状況、それに対する対策、また鉱山業界の態度、そういったものについていろいろと質疑があったわけでありますが、同時に、宮崎県から土呂久鉱山に関する斉藤正健教諭を呼びまして、その辺の実情も聞いたわけであります。 まず最初に、土呂久の問題につきまして、環境庁はこれからどういうふうなことでこの調査なり対策を進めていかれるのか、この点に……
○林(義)委員 公害等調整委員会設置法案が出ておりますが、この法案は土地調整委員会と公害等調整委員会の二つを合体する、こういうことであります。それと同時に、従来の公害等調整委員会のやっておりました仕事の範囲を拡大するというのが趣旨であるようであります。内容につきましてはたくさんの問題がありますが、いろいろな問題をお尋ねしたいと思いますので、それぞれいろいろ分担が各省にわたっておるようでありますから、ひとつ権限のある方から、その点しかるべくお答えをいただきたいと思います。 まず、新しい機構でありますが、この新しい機構は、いま申し上げましたように二つの委員会を統合するものでありますが、委員会が何……
○林(義)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党及び日本共産党を代表いたしまして、ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する件について、決議すべしとの動議について、御説明いたします。 まず、案文を朗読いたします。 ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する件 ポリ塩化ビフェニール(PCB)汚染の人の健康に及ぼす影響が、わが国のみならず、世界において大問題となっている。 当委員会は、参考人を呼んで意見をきくなど、その調査を進めてきたが、対策を樹立する必要があると考えるので政府においては、次の諸点につき早急に適切な措置を講ずべきである。 一、PCB汚染について実態を把握するとともに……
○林(義)委員 議題になっております大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案及び公害に係る事業者の無過失損害賠償責任等に関する法律案につきまして、政府及び提案者に対して御質問をいたします。 両案とも問題となっておりますのは、公害にかかわるところの無過失損害賠償責任の問題であります。無過失賠償責任の問題は、民法の不法行為の特例をなすものである、こういうふうに私は考えるのであります。この点につきまして政府側も提案者のほうも御異論はないと思います。そこで私は、いままで当委員会において議論されました点、いろいろとありますが、やはり両案出ておりますから、この二つの案につきましてやはり相当……
○林(義)委員長代理 加藤君の質疑について関連質問を許します。田中武夫君。
○林(義)委員 私は、自民党を代表いたしまして、まず、本日御出席いただきました参考人に対しまして、厚く御礼を申し上げたいと思います。たいへんお忙しいところをまげて御出席いただいたことに対しまして、また、現在問題となっておりますこの問題、特に生野鉱山の問題、さらにはイタイイタイ病の問題について、私は、若干なりとも寄与することができれば非常なけっこうなことじゃないか、こう考えております。 御承知のとおり、イタイイタイ病の問題につきましては、現在裁判の係属中であります。私は、裁判所で判断される問題はそちらで十分やっていただかなければならないと思いますが、同時に、先ほど来いろいろと議論が出ておりまし……
○林(義)委員 光化学スモッグの問題は四十五年からたいへん問題になっている。いま佐藤さん以下お話を聞かしていただきましたけれども、どこが、どういうふうな原因になっているかというところがなかなかはっきりわかっていないという話であります。私、お話を聞いておりました中で少しお尋ねをしたいと思います。特に東京都の方は本日は東京都議会もあるということで早々に御退席されることでございますから、せっかくの機会でありますから、東京都の方を中心にしてお話をさせていただきたいと思います。 佐藤さんのお話の中で、光化学スモッグは炭化水素、窒素化合物というものが原因である、これが定説になっている、こういうふうなお話……
○林(義)委員 国会の最終日でございますが、時間もありませんので簡単に御質問申し上げます。 先般、当委員会において参考人を招致いたしまして、生野鉱山のイタイイタイ病の問題につき意見の聴取をいたしました。生野鉱山の問題につきまして、なかなか、県当局と萩野医師との問において見解の相違があった、しかもいろいろとそういったことがありますので、実は現地の対策も非常におくれておるように拝察いたしました。私はやはりこの問題は被害者を救済するという観点に立ってまず取り上げるべき問題であろうと考えますが、なかなか医学的究明ができないというのが実情のように思われるのであります。そこで、やはりそういった点からいた……
○林(義)委員 議題になりました日本放送協会昭和四十七年度収支予算、事業計画及び資金計画について質問をいたします。 きょうは、日本放送協会の会長はじめ多数の方々が参考人として来ておられます。たいへん御苦労でございますので、質問の始まります前に厚く感謝申し上げておきます。 今回のNHKの予算書を見ますと、八億二千万円を資本収支から事業収支に繰り入れております。これはいままでにない例であります。本来、むしろ事業収支から資本収支のほうに繰り入れるというのがNHKのあり方だろうと思うのでありますが、こういったことになりましたのは、実態的に申しますと、経常収支の赤ということであります。いわゆる赤字予……
○林(義)委員 ただいま武部委員からお話がありました庶民金融の問題、郵便貯金の貸し付け制度の問題でありますが、先ほどからの委員と大臣とのお話を聞いておりまして私ちょっと気にかかる点があります。預金金利の引き下げを行なう、これは郵政省にとってたいへんなことである、あるいは当委員会としてもたいへんなことであるというお話がありましたが、私はそうではないと思うのであります。私は、この現在の経済状況を見ますと、金利の引き下げをするというのは、これは国内金融情勢からすれば当然のことである。なぜそうなるか。これは貸し出し金利のほうの問題であります。銀行というのは、預金を集めて自分のところの従業員に給料を払い……
○林(義)委員 ただいま議題となりました自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党共同提案にかかる修正案について、提案の趣旨を御説明申し上げます。 修正案の案文はお手元にお配りしてございますので、朗読は省略させていただき、直ちに趣旨の御説明に入りたいと存じます。 有線テレビジョン放送は、国民の文化的日常生活にとってきわめて有用なものでありますが、事実上地域独占になる傾向があるものと思われます。 政府原案では、この独占の弊害を防止し、視聴者の利益を保護する点において必ずしも十分でない点があると思われますので、その徹底を期するとともに、あわせて有線テレビジョン放送の健全な発達をはかるため……
○林(義)委員 本委員会におきましては、去る八月二十二日から議長の承認を得て山口県、広島県、岡山県、兵庫県及び大阪府下の公害対策並びに環境保全状況の調査を行ないました。
時間の都合もありますので、その調査結果の詳細については委員長のお手元に報告書を提出しておきましたので、本日の会議録に掲載されるようお取り計らい願い、この際省略さしていただきたいと思います。
以上御報告申し上げます。
【次の発言】 先ほど私から御報告申し上げました瀬戸内海沿岸の各地における公害対策並びに環境保全状況の調査に関しまして報告書の内容から、さらにふえんいたしまして御質問をいたしたいと思います。
最初に参りましたの……
○林(義)委員 きょうは参考人の方々ありがとうございました。また北海道からはるばるお越しをいただきまして恐縮に存じております。きょうは火力発電と環境の保全の問題について参考人の意見聴取でございますが、いろいろとお話を承りましてありがとうございますが、荘村さんにお尋ねいたします。 これはお配りしてあるでしょうけれども、公害防除刷新方策というのがあります。たしか昨年だと思いましたけれども、電気事業連合会の副会長がおいでになりましてお話ししたことがあるのです。そのときに申し上げたのは、これからの電源立地というものは非常にむずかしくなる。いろいろと地域住民の問題があるからむずかしくなるだろう。その点……
○林(義)委員 ただいま議題になりました公有水面埋立法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質疑をいたしたいと思います。時間の制約がありますので、私も率直に問題を提起いたしますから、御答弁されるほうも簡潔明瞭に御答弁いただきたいと思います。 まず第一にお尋ねいたしますが、公有水面埋め立てのこの法律であります。今回、当委員会にも国土総合開発法というものがかかっております。国土の総合開発をやるのが国土総合開発法でありますし、公有水面埋立法はそれの関連法律で、国土というものは陸地だけではない、日本の主権の及ぶ範囲はやはり国土であろうと思うのであります。そういった意味におきまして、この公有水面埋……
○林(義)委員 ただいま議題になりました四法案につきまして質疑を行ないたいと思います。委員長から法律案の名前が四つほど読み上げられましたので、四つの順番によりまして少し質疑をしたいと思います。 まず第一に、工業再配置・産炭地域振興公団法の一部を改正する法律案でありますが、この法律案は工業再配置・産炭地域振興公団を国土総合開発公団に改組するというのが大きなねらいであります。考えまするに、現行の工業再配置・産炭地域振興公団ができましたのもそんなに遠くないことであります。実はこの法律は、かつてありました産炭地域振興事業団にそのもとを発するのでありまして、たしか昭和三十八年か何かにこの法律ができたの……
○林(義)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、佐野憲治君を委員長に推薦したいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○林(義)委員 私は、いま日本の各方面において問題になっています赤潮問題につきまして、特に典型的な例といたしまして、響灘に起きました赤潮問題を中心にいたしまして、政府の見解その他をただしていきたい、こう考えております。 まず事実関係を申し上げたいと思います。 四十六年の六月に響灘一帯に赤潮が発生いたしまして、八月七日、八日、赤潮が異常発生をいたしました。山口県豊浦郡の黒井におきまして七万五千尾のハマチが斃死し、豊北町の和久におきまして二万尾が死んだという報道があります。被害総額は約二千五百六十万円である。続きまして昭和四十七年の六月九日に、同じく黒井で被害が発生したということがございます。……
○林(義)委員 ただいま岡本委員、また午前中には島本委員からの本問題についての御質疑がありました。私はこれは基本的な問題ですから政府にお尋ねしておきたいのです。 伊達火力の問題はすでに電源開発調整審議会でお認めになったし、通産省もすでに認可しておられる案件であります。その認可をしたときの前提としては、北海道と北海道電力との間で公害防止協定がありました。それで先ほど来お話しになりましたような環境基準化するような協定になっておるということであります。ところが、これからはいままでの〇・〇五PPMというような基準ではやはりよろしくない、健康上問題があるという点で環境庁のほうで基準を少しきびしくする、……
○林(義)委員 きょうは、当公害対策並びに環境保全特別委員会で、水俣病問題に関し、関係者に来ていただきましていろいろと御意見を聴取することになりました。遠方はるばるとお越しになられました参考人の各位に対し心から御礼を申し上げます。特に患者であります坂本フジエさんには、たいへんなところをお越しいただきましてほんとうにありがたく思っています。 私は委員長にぜひお願いをしたいのですが、きょうの午後の委員会は相当に長くなると思うのです。坂本さんはおからだも悪いことでございますから、そこに長々おられると、かたいいすでもありますしあれですから、もしも御気分が悪いとかなんとかいうことがございましたら、少し……
○林(義)委員 きょうは参考人の三先生にはたいへんお忙しいところを御出席いただきまして、ありがとうございました。 いまいろいろとお話を聞いておりまして、私も農学とかあるいは工学についてはしろうとでございますから、しろうととして御質問申し上げますが、実は与えられた時間が非常に少ないのでございまして、しかもまだ原田正純さん、熊本大学の助教授が飛行機の御都合だと思いますが、来ておられませんので、この方に対する御質問の時間もとらなければなりません。したがって、しごく簡単明瞭にお答えをいただきたいと思います。 まず白木先生にお尋ねいたしますが、先ほどのお話では、まさに国民的によごれているということだ……
○林(義)委員 当委員会におきましては、先般わざわざ千葉ニッコーの異物混入事件につきまして現地調査をしたところでありますが、この問題は、四月十一日ぐらいから発生した問題でありまして、現在警察当局その他でお調べになっておるところの問題であります。そういった問題は、私は当委員会であまり詳しい議論をするのはどうかと思いますし、むしろ一般的な問題につきまして、農林省なり厚生省に、どういうふうにやっているかということについてお尋ねをしたいと思います。 油をつくるときにその中にビフェニールという異物が混入したという事件でありますから、いわば事故であります。食品衛生法という法律を持っておられるし、また、農……
○林(義)委員 私は本日は響灘海域の問題につきまして、再度質問いたしたいと思います。 私はこの問題につきまして、昭和四十八年の二月二十三日、選挙後の初国会の最初の委員会で冒頭にこの問題を取り上げてお尋ねしたわけでございますが、そのときには、いろいろの調査が進んでおる、調査が三月ぐらいにはでき上がるからそのときに再度お話をしようということでありました。 私そのときのことを申し上げますと、当時私が質問いたしましたのは、響灘海域環境調査計画というのが六つほど調査があります。一つは、総括調整及び関連開発調査で、第七管区海上保安本部、第四港湾建設局、北九州港管理組合からの聞き取りによるところの総括的……
○林(義)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
委員長が所用のためおくれますので、委員長の指名により私が委員長代理を行ないます。
この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
公害対策並びに環境保全に関する件、特に騒音対策問題調査のため、本日参考人として阪神高速道路公団理事南俊次君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 公害対策並びに並びに環境保全に関する件について質疑を続行いたします。小宮武喜君。
○林(義)委員 本日は延長国会になりまして最初の当委員会の開催であります。私は、延長国会になりましてからがたがた問題がありましたけれども、できるだけ早くこの委員会を開くべきであったろう、こう思うのであります。いろいろと問題がたくさん出てきている。特にこの間におきまして一番大きな問題になっておりますのは、いわゆる第三水俣病といわれる問題であります。有明海におきまして水俣病と同じような症状を呈する病気の方々がおられるというふうな報告がありましたが、これにつきましては政府も調査団を派遣されたし、またその後いろいろな対策を進めておられるように聞いておりますが、私はこの際、この点につきまして質問をいたし……
○林(義)委員 時間がだいぶたっておりますから、先生のお時間の御都合もあるでしょうから、私も簡単にやります。 実は、武内先生にはいろいろとありますが、結論から言いますと、私は、非常に研究費が少なかったという点は非常な欠陥だろうと思うのです。いろいろとまだおやりにならなければならぬ点がたくさんあるだろうと思うのです。その辺はひとつお許しをいただきたいことは、私は、もう自民党を代表してお願いをしておきたいのです。 それで、武内先生のお話と別にして、松野先生にお尋ねをしたいのですが、さっきお話がありました中で、苛性ソーダをつくるときの水銀法ですね、隔膜法、こうありますが、水銀法であると空気として……
○林(義)委員 私は、ここ最近急速に巻き起こっております水銀の汚染問題、PCBの問題につきまして質疑をいたしたいと思います。 質疑に入ります前に、一つ委員長にお尋ねをしたいのでありますが、先般来、国会が審議拒否によりまして流れてしまった。当委員会も残念ながら開会に至らなかったようなことがあります。問題は王制云々という話でありますが、これの発言はよその院で行なわれた発言であります。私は、王制問題もさることながら、やはりわれわれがいま考えなければならないのは、国民の健康を守り、福祉を高めていくことであります。そういった点からいたしますと、やはり当委員会におきましては、いろいろな問題があるにせよ、……
○林(義)委員 ただいま島本委員、岡田委員から現地の状況につきましていろいろとお話がありました。私も聞いておりましたが、結果から申し上げますならば、何人かの負傷者が出たということはきわめて遺憾な事態であることは私も同感であります。しかしながら、私は、この事態がそれぞれ一つ一つの行為として考えてみるときには、これは長い問題でありますから、一つの行為が悪かったからといって、全体の行為をノーだというわけにはいかないと私は思うのであります。先ほど来警察庁のほうから御答弁がありましたが、どうも議論の焦点は過剰防衛なりやいなやという話であります。これはその後の具体的な事実をやはり議論してみないとわからない……
○林(義)委員 ただいま小澤委員の御質問を聞いておりまして、私も非常に同感であります点がたくさんあります。小澤先生と同じ山口県でありますし、瀬戸内海は非常にきれいな海であります。この海の中で、こうした水俣病の類似症状が出たということは非常に遺憾なことでありますし、そこで私は、単に水俣病だけの問題ではない、やはり瀬戸内海全体をきれいにしていかなければならないという考え方で、議員立法を進めなければならない、こう思っておりますが、この話は別にいたします。きょうは水俣病に集中してお話を申し上げますから、そのことはまた別の機会に政府当局にお尋ねして、お話を聞きたいと思います。 まず第一点は、先ほどの話……
○林(義)委員 昨日の各省からの御説明につきまして、細部にわたりました質問を行ないたいと思います。 昨日、また一昨日でありますか、厚生省のほうから食べられる魚の安全基準につきまして資料の発表があり、その資料が訂正されるという事態がありました。私は、国民の健康を守るためには、公害対策を、健康を最重点にして進めなければならないことは当然のことであるが、同時に、魚というのは、わが国国民にとって五二%を占めるところの有力なたん白資源であります。魚が安全に食べられるかどうかというのは、単に公害病問題だけではない、国民全体の保健、栄養という観点からしてもたいへんな問題であります。その点につきまして、厚生……
○林(義)委員 参考人の三先生にはいろいろと貴重な御意見、どうもありがとうございました。現在当委員会におきまして、瀬戸内海環境保全臨時措置法というものをやっておるわけでありまして、いまお話を聞いておりまして非常に得るところも多かったし、またこれからやらなければならない点も当委員会としてもたくさんあるだろうと思いますが、言うならば、きょうは私のほうは立案者というか、の立場で、まあお話も少し申し上げなければならないと思うのであります。 この法案を考えますのに、私は自民党でありますが、自民党の中でもいろいろとありました。各党ともそれぞれみんな考えておられるわけです。私は、この瀬戸内海の環境をきれい……
○林(義)委員 お手元にお配りしてあります案文につきましては、九月八日から十日まで三日間、瀬戸内海地区に委員派遣を行ない、現地の調査をし、また九月十一日には参考人として学者、関係者等七名の方々に御出席を願い、意見を聴取してまいりました。 さらに数回にわたり理事会及び理事懇談会を開き協議をしてまいりましたところ、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の間におきまして、それぞれ検討を続けておりましたところ、このほど意見の一致を見るに至りましたので、便宜私からその立案の趣旨及び内容の概要を御説明いたします。 古来、瀬戸内海は澄みきった水、変化に富んだ海岸線等、比類のない美……
○林(義)委員長代理 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 島本虎三君。
【次の発言】 ちょっと申し上げておきますが、御答弁は簡単にひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 岡本富夫君。
【次の発言】 岡本君、建設省は中野街路課長が来ておりますが……。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 土井たか子君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後二時五十七分散会
○林(義)委員 ただいま議題になりました日本放送協会昭和四十八年度収支予算等につきまして、私は質問をいたしたいと思います。
まず最初に郵政大臣から、このNHKから出されました四十八年収支予算等に付されました郵政大臣の意見の趣旨をごく簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 まず最初の問題であります収入の確保の問題であります。
新聞報道によりますと、たいへんなことが書いてある。意見書が出される前に、ここにコピーをとってまいりましたけれど、「大口契約目こぼし郵政省が実態調査へ」「二百六十八万台が末契約バカみる?一般家庭」「大口に甘くて個人に厳しい NHKの受信契約」「NHK予算また“……
○林(義)委員 私は、先国会また前々国会におきまして、引き続き懸案になっておりました問題につきまして質問を行ないます。 言うまでもなく、公害の問題の中でありますのは、大気汚染の問題で、亜硫酸ガス等によりますぜんそく性疾患の問題が一つであります。第二番目は、水銀水俣病、カドミウムイタイイタイ病あるいは砒素中毒の問題等、長年の工場または鉱山の活動によりまして起こったところの問題であります。第三番目の問題といたしましては、赤潮ないしは油濁の問題であります。第一番目の問題につきましては先国会におきまして健康被害補償法というのができておりますので、この法律によってある程度の目鼻がついております。第三番……
○林(義)委員 第七十二国会の当委員会の審議の最初にあたりまして、環境庁長官にいろいろと御所信を承りまして、これにつきまして、私ももう少し突っ込んだ大臣のお話を聞かせていただきたい、こう思って質問に立った次第であります。 その前に一つ、私は、委員長にお願いをしておきたいことがあるのです。 当委員会、いままでずっと継続して私も出ておりましたけれども、政府側の答弁を聞いておりますと、問題につきましては、よく検討しますとかというような答弁が非常に多いわけであります。ところが、その検討いたしますというのは、単に検討するにとどまりまして、全部ができているかどうか、なかなかこれははっきりしてない点が私……
○林(義)委員 きょうは参考人の方々、御遠方からお越しになった方もありますし、また国際会議などというお忙しいお仕事を持っておられるにもかかわらずお越しいただきました方もございまして、ほんとうにありがとうございます。 三月八日の朝日新聞に「企業が公害資料隠す」「東邦亜鉛の対馬カドミウム汚染」というのが出ておりました。ただいま参考人からもお話がありましたけれども、みんなびっくりした、こういうふうなお話であります。私はどうも、ほんとうにびっくりしたのかどうかという点が一つ問題ではないか、こう思うのですけれども、会社のほうは、ほんとうにそうだったのかどうかという点、私は若干疑問に思っている節があると……
○林(義)委員 富士地域環境保全整備特別措置法案につきまして質疑を行ないたいと思いますが、この法案は、すでに第七十一国会におきまして提案されましてから、ほとんど一年近くたっている法案であります。その間におきまして、わが党からは二人ほど御質問を申し上げたところでありますが、なかなか法案の審議が進んでいない。私は、委員の一人といたしまして、非常にこの点を残念に思っておるのです。この富士地域保全法は、この法案の第一条に趣旨が書いてありますけれども、「富士山が、わが国のすぐれた自然の象徴であり、かつ、世界に誇る国民的資産として、その恵沢を国民がひとしく享受し、後代の国民に継承すべきものである」こういっ……
○林(義)委員 私は、苫小牧の総合開発計画、いわゆる苫小牧東部工業基地開発の問題につきまして、質疑を行ないたいと思います。 実は、この問題は国会におきましても、衆議院でも昨年の十二月十六日に連合審査委員会で質疑が行なわれました。本年の二月二十三日に予算委員会でも質疑が行なわれておりましたし、当環境委員会におきましても三月八日に質疑がなされております。この質疑を私はずっと調べてみましたところが、いろいろと相当問題があるようでありますから、この点につきまして、少し質疑を行ないたいと思います。 まず第一に、苫小牧東部工業基地開発に関して、北海道開発庁の作成にかかるところの基本計画、いわゆるマスタ……
○林(義)委員 同僚委員の質問に関連いたしまして、一言委員長にお願いをしておきたいのです。 カドミウムの問題は、カドミウムが経口汚染によってじん障害を来たし、さらに骨障害を起こす、こういうふうなことが定説であるということになっておりましたが、先ほど来の質問及び答弁によりまして、だいぶ学界の御意見も相当に違ってきておるように見受けられます。 私も、この問題につきましては、過去三年か四年ぐらいずっと当委員会においても議論したところでありますし、やはり問題は学問的また科学的な究明というものをしなければならないだろう、こう思うので、かつて行ないましたように、カドミウム関係の学者に当委員会に御足労い……
○林(義)委員長代理 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 島本君の質疑はこれにて終了いたしました。
次回は、明四月十二日金曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時三十分散会
○林(義)委員 四人の参考人には、たいへんお忙しいところを御来院いただきまして、ありがとうございました。心から御礼を申し上げます。国会の都合で、最初に予定しておりました日時と違いましたことに対しまして、私からも深くおわびを申し上げておきたいと思います。 私は、自由民主党を代表いたしまして、富士地域環境保全整備特別措置法案につきまして参考人の方々に御意見を聞くわけでございますが、時間の都合で、あまりたくさんのお話をいただくわけには、なかなかいかないだろうと思いますので、私もポイントだけにしぼりましてお尋ねをしたいと思いますから、よろしくお願いしたいと思います。 知事さんのお話でございますけれ……
○林(義)委員 私は、自由民主党を代表して、内閣提出の公害紛争処理法の一部を改正する法律案に対し、賛成の態度を表明するものであります。 以下、その理由を申し述べます。 公害紛争処理法は、公害対策基本法第二十一条の趣旨に基づき、公害紛争を迅速、適正に解決するために、和解の仲介、調停、仲裁等の紛争処理制度を設けたものでありますが、これは、一つには、従来の行政機関による公害紛争の和解の仲介の制度を統合充実したという点において、また、一つには、民事紛争である公害紛争を包括的に取り扱う準司法的機関を創設したという点において、重要な意義を有していたのであります。 これによって、公害紛争処理制度の基礎……
○林(義)委員 五月五日の新聞を見ますと、各紙それぞれ発表しておりますが、環境庁は、島根県笹ヶ谷鉱山周辺の慢性砒素中素患者について、公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法に基づく認定患者とすべき旨の結論に達したと報道しておりますけれども、まず環境庁から、健康被害者の状況を中心に実情を御説明ください。
【次の発言】 次に、通産省から、笹ヶ谷鉱山の歴史とその稼働状況につきまして、簡単に御説明ください。
【次の発言】 周辺住民の砒素中毒は、先ほどのお話でもありましたが、大気汚染、水質汚濁等ありますけれども、大体いつごろどういった原因で起こったものと考えられるのか、環境庁のほうで詳しいものがあれば……
○林(義)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております富士地域環境保全整備特別措置法案に対する修正案について、その趣旨を御説明いたします。 修正案は、お手元に配付いたしてありますので、案文の朗読は省略させていただき、その要旨について御説明いたします。 本案は、第七十一回国会から継続審査となっている法案でありますので、本法案で引用している自然公園法及び自然環境保全法が第七十一回国会において、一部改正されたことに伴う字句の整理等、所要の修正を行なおうとするものであります。 以上が修正案を提出いたしました趣旨と内容であります。 何とぞ、委員各位の御賛同をお願いいたし……
○林(義)委員 四人の御参考人の方には、たいへんお忙しいところ御足労いただきまして、ありがとうございました。 いまお話を聞いておりますと、四参考人とも今回の大気汚染防止法の一部を改正する法律案で、大気に関する総量規制をやることについては賛成である、こういうふうなお話でございました。ただ、具体的にやる場合におきまして、いろいろと問題がありますから、いろいろな御注文もついたようでございます。 その中で私、ちょっと順番を追ってお聞きしたいのですが、大塩参考人からお話がありました中で、政省令の中で特に監視体制を強化する必要がある、こういうふうなお話がありました。私も確かにそうだと思うのです。総量規……
○林(義)委員 参考人各位には、早朝から御出席いただきましてありがとうございました。 商社と銀行との問題に関連いたしまして私は質問を行ないますが、総合商社は、戦後十九万五千円の資本金で出発しました。 戦後の歴史を見まするに、自立経済の達成をする、このときには、貿易業の振興が大いに叫ばれていました。その後、高度成長の時代には、わが国の貿易の先兵として、プラント輸出の先兵として活躍されました。しかし、いまや時代が変わってきておる。成長から福祉へというのは、国民的なコンセンサスになってきている。私は、その際に、新しい時代にふさわしい商社のあり方というものを探っていかなければならない。ここを明確に……
○林(義)委員 私は、自動車の排出ガス規制の問題なかんずく言われております五十一年度規制の問題につきまして若干の質疑をいたしたいと思います。 当委員会におきましては閉会中にもかかわらず、この前には自動車会社の代表の方々に来ていただきまして質疑をしたわけであります。その質疑を通じて得られたところの大体の結論というのは、技術的な問題で非常にむずかしいという答弁が各社からあった。その技術的な問題につきましてどうかということにつきましては、私の感じで申し上げるならば、政府のほうに検討してもらう、こういうことだと思うのであります。 ところで、新聞を拝見しておりますと、七大革新首長会というのがありまし……
○林(義)委員 私は、十月二十三日の当委員会で、五十一年自動車排出ガス規制問題について質問いたしました。それに引き続きまして、五十一年度の自動車排出ガス規制問題につきまして質問を行ないます。 先般の質問の中で私が指摘しましたのは、排出ガス規制を行なって〇・二五グラム・パー・キロメートルという目的を達成するために各社ともいろいろ技術的な開発をしておられる。この技術の中で触媒を使うという技術が一つありますが、この触媒の技術については問題がありまして、熱が九百度も出る。町のまん中で九百度も出るようなものを走らせるのはどうか、こういうふうなことで御質問をしたわけであります。そのときには、御当局のほう……
○林(義)委員 参考人の各位には、年末御多忙のところ御出席をいただきましてありがとうございました。心から御礼を申し上げたいと思います。 ただいまの御陳述の内容、非常におもしろい問題がたくさんあったと私は思います。ただ理事会の申し合わせで時間も限られておりますから、私も要点のみにつきまして御質問申し上げます。したがいまして御答弁のほうも、まことに恐縮でございますが、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 八田先生にお尋ねいたしますが、自動車公害専門委員長でございますから、私は、自動車の公害はこの排出ガス規制の問題だけではない、自動車騒音の問題があると思います。環七などというものはまさにそうい……
○林(義)委員 環境庁の決算の問題を審議するに当たりまして、私は、カドミウムによる汚染米の問題、なかんずく、これが原因であるイタイイタイ病の問題につきまして質疑を行いたいと思います。質疑の前に改めて申し上げますが、委員長から御発言がありましたとおり、時間が限られておりますので、政府の方の答弁も簡潔にお願いをしたい。 実は、文芸春秋の一番最新号で見ますと、「イタイイタイ病は幻の公害病か」こういうふうなタイトルで出ております。この問題に関連して私は少し質疑を行いたいのでありますが、まず農林省にお尋ねいたします。 カドミウムの汚染地域というのは、現在のところ生野鉱山周辺その他二十地域が指定をされ……
○林(義)委員 和達参考人、八田参考人、家本参考人には、大変御多用中のとおろ、御出席いただきましてありがとうございました。きょうお越しをいただきましたのは、昭和五十一年度自動車排出ガス規制問題についてということでございますが、私は、この規制問題全般ではなくて、むしろ審議会での運営が公正に行われたのかどうか、こういった点を中心にいたしまして質問をいたします。 新聞その他ですでに御承知のことでございますけれども、家本さんのメモが出た、こういうふうな問題がございましたので、この辺につきまして、まず家本さんにお尋ねをしたいのでございます。 家本さんは、どういう気持ちでいままで審議会の専門委員をやっ……
○林(義)委員 参考人の各位には、御遠方、大変ありがとうございました。 実は中野さんおくれられた。お話を聞きますと、新幹線でこうおくれた、こういうふうなお話であります。私はちょっと聞きたいのですけれども、恐らく名古屋なり大阪なり先生方おいでになる。平素はやはり皆新幹線をお使いになっておられるのだろう、こう思うのですけれども、それで新幹線を使わないで東京へ来るとかということになりますと、飛行機で来るか、あるいは鈍行か普通の汽車で来るか、どちらかだと思うのです。お互いやはり新幹線を使うというのは、もう日常のことになりましたし、一つの便益なんですね。その便益が一方ではダメージをもたらす、損害をもた……
○林(義)委員 新幹線騒音問題につきましては、当公害対策並びに環境保全特別委員会で、去る五月十六日、参考人八人をお招きいたしまして、質疑をいたしたわけであります。その質疑に先立ちまして、各参考人から意見を聞いたわけでございますが、私がその印象を率直に申し上げますと、もう少しきつい基準を考えるべきであるという御意見の方もありました。それから、いまの基準で十分であるし、また現在、暫定基準としてつくられているところの基準でやっていいのではないかという御意見もありましたし、各種各様の御意見があったわけであります。私は、この問題は、参考人の方々の意見が非常に分かれておりますのと同じように、非常に国民的な……
○林(義)委員長代理 木下元二君。
○林(義)委員 この国会もいよいよきょうで終わりになります。終わるに当たりまして、当公害対策並びに環境保全特別委員会で長い間、議論いたしましたことを、私は謙虚に振り返ってみたいと思いますし、振り返った上で、政府に対して、いろいろと新しい環境行政の発展のために要望しておきたいことがあるので、若干の質問をいたします。 大きく申しまして、この国会で三つあったと思うのです。一つは水島事故を中心といたしますところの瀬戸内海の問題であります。第二番目は、先ほども問題になっておりましたけれども、新幹線騒音の問題であります。第三番目は、自動車の排気ガスの規制の問題であります。 瀬戸内海の問題につきましては……
○林(義)委員 参考人各位には、お忙しいところ御出席をいただきまして、ありがとうございました。当委員会では、きょう参考人の方々の御意見を聞き、明日は政府に対し質疑をするということになっております。また、たくさん聞きたいことがありますが、時間の都合もありますから、全部を聞くわけにいかない。そこで、私は若干の問題につきまして、事実関係を中心にしてお話しを聞きたいと思います。判断の問題とか政策の問題は、きょうはやる時間がありませんから、次の機会に譲らせていただきたいと思います。 まず第一に、日本化学工業の社長、棚橋さんにお尋ねしますが、新聞を拝見いたしますと、八月十四日の記者会見では、「住民に被害……
○林(義)委員 大変、遅くなりまして申しわけないと思っておりますが、若干の時間いただきまして、質疑を行います。 まず、小沢大臣にお尋ねしますけれども、きのう来、いろいろと議論がありました。午前中には関係の参考人を呼んで話を聞きましたし、午後は学者の話を聞きましたし、きょうは朝から各省の方々に、長時間にわたり御質疑をして答弁をしてもらったので、だんだん問題がはっきりしてきたと思います。問題は私は、はっきり申しまして、一つには労働災害の問題である、一つにはやはり廃棄物処理の問題だろう、二つに分けて考えたらいいと思うのです。 クロムの問題でありますが、長官、クロムという物を御存じだと思うのです。……
○林(義)委員 ここに一つのおもちゃがあるんです。ごらんになっていただきたいと思いますが、これは昨年の夏、自民党の独占禁止法の調査団でアメリカに参りましたときに、私子供に頼まれました、アメリカでゲームを買ってきてくれと。ニューヨークのおもちゃ屋に行きまして、いま一番売れているおもちゃは何だろうか、一番売れているゲームは何だろうか、こういうふうなことを売り子に聞いたんです。そうしましたら、持ってきましたのがこのアンチモノポリーというおもちゃです。昨年来日本でも大変独占禁止法の改正の風潮が強くなってまいりました。また、これはアメリカでも同じことだと私は思うのです。これは具体的にアメリカの国内で大企……
○林(義)委員 いまの問題に関連いたしまして、私は、東京のような過密地帯におきましては、東京都内の交通の流れをよくすることが一番大切だと思うのであります。そのためには何をするか。私は、東京都におけるところの物の流通、物的流通というものについては大改善をする必要があるだろうと思います。これにつきましては、岡先生は大分その方の専門ですから、岡先生はどういうふうに考えておられるか。余り時間がありませんので、恐縮ですが、簡単かつ明瞭にお答えをいただきたい。
【次の発言】 私は、この問題は議論したら大変時間がかかるだろうと思うので、別の委員会でやらせていただきますが、五十一年規制で問題はまだたくさんある……
○林(義)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、渡辺惣蔵君を委員長に推薦したいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○林(義)委員 去る十一月二十七日に出されました大阪高等裁判所の控訴審判決、いわゆる大阪空港騒音訴訟の問題につきまして質疑を行います。
運輸大臣がまだ来ておられませんから、事務当局の方から少しお答えをいただきたいと思いますが、大阪空港について、いままで国が行ってきた騒音対策、これにいままで、ずいぶん大変な金をつぎ込んできたと私は思うのです。具体的にどうなっているのか、時間の制約がありますから、簡単に要領よくお答えください。
【次の発言】 国は本件につきまして上告をしていると聞いておりますが、私は上告の理由につきましては、後でいろいろとお尋ねもしたいし、私の意見も申し上げたいのです。しかし、大……
○林(義)委員 私は、先般来、問題になりました塩化ビニールモノマーの問題につきまして、質問をまず行いたいと思います。 私は、内容に入ります前に、少し新聞記事で出た内容について、現在どういうふうな取り扱いになっているのか、主として労働省だろうと思いますので、労働省の方から、お答えをいただきたいと思いますが、新聞資料によりますと、まず大きな問題としては三井東圧の名古屋であります。新聞報道いろいろありますが、たとえばNHKの報道によりますと患者が三十七人である。死者六人、患者三十一人、こういうふうな報道があったわけであります。ところが、それだけのたくさんの労災の指定がしてあったのかどうか。どうも労……
○林(義)委員 私は、特定化学物質あるいは有毒物質と言われるところの問題で、まだ片づいていない問題が大分ありますので、この問題につきまして御質問いたしたいと思います。 まず最初に、PCBの問題でございますが、静岡県の富士地区に、ちり紙工場があります。ちり紙工場というのは、全国でも、わりと地域的にまとまって工場がありますが、御承知のとおり、ちり紙というのは故紙を使って製造をするわけであります。そうしますと故紙の中にPCBが入っておる、こういうこともありますし、その富士地区では、ちり紙をつくる際のスラッジその他から、やはりPCBが出るのではないか、こういうふうな問題がございまして、大分、問題にな……
○林(義)政府委員 先生のお話の中で二点ほど御指摘があったと思います。 一点は経済計画の問題でございますが、ここに資料を持ってきておりますから、内容は詳しくこれを読んでいただけばいいし、御答弁でそれを全部お話しすることもないと思いますが、この中で考えておりますのは、交通体系は、これは先ほどお話がありましたように相当大きく展望の変更があるだろう、その中で特に国鉄の占める地位というものは大量交通機関としての役割りがますますふえるだろうということでございますから、財政再建問題を片づけるとともに、経営状況、サービスの水準等を勘案しまして、これから国鉄の占める地位というものは相当大きなものがあるという……
○林(義)政府委員 岡田先生に御答弁いたします。 先生に御答弁いたします前に、一言ちょっとごあいさつだけしておきたいと思います。 この委員会では私も大変お世話になりました。かつて、いろいろとお世話になって皆さん方とやりましたことを、この機会に厚く御礼を申し上げておきたいと思います。 いまのお話でございますが、電源開発促進法というのは、かつて日本で電力をつくろうというときにつくった法律でありまして、基本計画に組み入れるというときには、ここに伊達火力がある、どこがあるというふうなときに、この計画はどうだろうか、地元でいろいろ問題があるだろう、そのときに、それをどうしますかという大ざっぱな話を……
○林(義)政府委員 ただいま御紹介いただきました、経済企画政務次官に旧臘就任いたしました林義郎でございます。 経済が大変にむずかしい状況にあるそのときにこうした職務を与えられましたことに対し、皆様方の一層の御鞭撻、御叱正を心からお願いいたしまして、簡単でございますがごあいさつといたします。(拍手)
○林(義)政府委員 今回はからずも経済企画政務次官に就任いたしました林義郎でございます。 当委員会では経済企画庁大変御厄介になると思いますが、私も前次官あるいは歴代の政務次官同様ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。 私は実はこの委員会にひとつ入れてもらいたいということでお願いをしておったことがあるわけであります。拝見しておりますと、大変皆様方学識経験また理論に非常にお詳しい方々ばかりでございますので、ひとつよろしく御指導、御鞭撻をいただきたいと思います。 私も皆さん方のいろんな御議論に対しまして率直に私の考え方を申し上げる機会を得ましたことを本当にうれしく思っております。当委員会を……
○林(義)政府委員 お答えいたします。 担当は通商産業省でございますし、私は経済企画庁の政務次官でございますから、私から直接に電気事業の問題につきまして公聴会はどうだと言うのは少し越権ではないかという気もいたします。いたしますが、一般論として私申し上げますと、公聴会という制度は、電気事業のように公益事業をやっている場合におきましては、先生御指摘のとおり、広く国民大衆に大変な影響のあるところでありますから、その電気料金の査定に当たりましてはたくさんの人々の意見を聞いて査定をするのが筋だろうと私は思うのです。 御指摘のように、各県それぞれでやるとかいうような話もありますが、先ほど通産省の部長か……
○林(義)政府委員 副総理がきょう出席できませんので、政務次官の私から、かわりましてお答えをいたします。 卸売物価の問題につきましては、確かに数字を見ますと、ことしの一月、二月、三月と、わりと早いテンポで上がってきていることは事実でございます。しかし、これは昨年来石油の原油の値上げがありましたり、ロイター通信なんかで見られますように、海外市況が相当に上がってきている、それから生産調整で値上げをある程度までしてきたというようなものでありまして、卸売物価の動向については注意はしておかなければならない、注目はしておかなければならないけれども、また大変なインフレになるのだというふうな心配は実はしてな……
○林(義)委員 大臣がお見えになりませんから、大臣に対する御質問をちょっと後にいたしまして少し話を進めさしていただきます。余り時間がないようでございますから、きょう全部できるかどうかわかりませんけれども、できるだけ簡単に問題点だけ出しまして御質問申し上げます。政府の方もひとつできるだけ簡単に要領よく御答弁のほどをお願いしておきます。 この大陸棚協定、大変長く国会にかかっております。もう早く上げなければならないということは確かであると思いますが、いろいろな議論が私はあると思うのです。一つの議論といたしまして、わが方の国会承認がこれ以上遅延する場合には、韓国の日本政府に対する不信感が高まり、わが……
○林(義)委員長代理 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 島本君、お約束の時間が参りましたので、質問をおまとめいただきたいと思います。
【次の発言】 水田稔君。
○林(義)委員 石原長官、体制内革新ということでいろいろと新しい考え方を持っておられますし、きょうは特に公害委員会で、これからの公害行政は一体どういうふうにあるべきかという問題意識で御質問を申し上げたいと思うのです。 それは、四十六年に公害国会というのがございまして、十四の法律を非常な短期間で成立させました。当時は高度成長の終えん期というか、その時期にありまして、高度成長のひずみというものが非常に言われておった。そうしたところに対するひずみ是正ということから、公害対策を早急に充実していかなければならない、こういうふうな考え方でスタートしたわけであります。自来六年間たったわけであります。その間……
○林(義)委員 先日の質疑に引き続きまして、NOxの環境基準の問題を中心にいたしまして、公害行政の基本問題とも言うべき問題について質問を行いたいと思います。 この前の質問のときに、環境庁の行った環境影響調査につきましては、そのデータの信頼性、有症率との関係につきまして、大臣から、それはサゼスティブであるというようなお話またはシグニフィカントであるというようなお話がありまして、そういった点が私も御指摘申し上げましたとおり問題になっているところだと思いますし、また、WHOの報告につきましてもいろいろ議論がある点を御指摘申し上げました。 その問題に関連いたしまして、〇・〇二という環境基準値でござ……
○林(義)委員 私は、この前から引き続いてNOxの問題を中心といたしまして、環境基準の問題を議論をしてまいりました。私は、少し具体的な例を挙げて、この前お話を申し上げましたことにつき、政府当局の御見解を承りたい、こう思うのです。 それは、先回の最終のときに申し上げましたとおり、日本においては石油危機という問題が大きくクローズアップされてきております。むしろ石油危機の問題というよりは、エネルギー危機の問題だろう、こう思うのであります。一週間ほど前の新聞でございますが、電力需給が非常に逼迫をしてきておる状況にある、特に北海道それから中部というのが非常にむずかしい状況にあるということでございますが……
○林(義)委員 永田委員からの御質問がありましたから、私はそんなに長い御質問はいたしません。
この八日から十七日までの間、隔日ごとに五日間にわたってエアバスのテストフライトを実施したのです。このエアバスという大型機の導入に伴う環境に及ぼす影響の評価が実施されたが、恐らく私は環境影響評価という形でこんなに大がかりなことが行われたのは世界で初めてのことだろう、こう思うのです。環境庁、もしもほかでエアバス導入についての環境影響評価をやったという世界的な事例があったかどうか、お知りでしたら御答弁ください。
【次の発言】 今回の問題は大気汚染の問題ではなくて、むしろ騒音問題と大気汚染の問題との関係をど……
○林(義)委員 先般来、当委員会でNOxの問題につきましていろいろ御質疑を申し上げました。その問題について再度議論をいたしたいと思いますが、たびたびの長官の御答弁では、問題は、健康の問題をどうするかということだったと思うのです。健康を第一にこれからの政策を推進していかなければならないということは当然のことである。私は、この健康というのは一体何であるかということを少し取り上げてやってみたいと思うのです。これと関連しますので、NOxの問題を離れまして、まずカドミの問題について若干の質疑もいたしておきたいと思うのです。 公害問題では、カドミなり、最近長官が水俣に行かれましたけれども、水銀の問題もあ……
○林(義)委員 一昨日、私も質問申し上げましたが、もう一つNOxの問題について落としたところがありましたので、この点をもう一遍確認をしておきたいと思います。 それは、四月十二日にも質問いたしましたが、環境濃度の測定器の精度の問題であります。そのときの答弁では、フルスケール〇・一ppmのものができているというお話がありました。しかし、調べてみますと、どうもこれはまだ実用化の段階になっていない、もちろん量産化をしているわけではないのでありまして、相当誤差の大きい測定器では、〇・〇二などというようなきわめて微細なものをはかるのにはなかなかむずかしい問題があると私は思うのです。したがって、その誤差の……
○林(義)委員 独占禁止法の改正案が、政府提案及び野党の方からも提案がございます。野党の方の御提案につきましても私は拝見しておりますし、これにつきましてのお考えもまた聞かせていただきたいと思っておりますが、きょうはそこまでの時間がどう考えてもないようでございますから、まず、政府案の方から質疑をさせていただくことにしたいと思います。 質疑に入るに先立ちまして委員長にお願いがあるのですが、本法案は五十年の国会におきましても審議がされました。私もそのときに質問に立ったわけでございますが、そのときには私は質問を留保にしてあるのです。私は留保にされたままで実はあの委員会で採決をされたというようなことに……
○林(義)委員 参考人各位にはきょうはわざわざお越しいただきまして、貴重な御意見をいただきまして、心から御礼を申し上げます。 独禁法というのは経済憲法と言われておりますとおり、お話も大変に哲学的な話からいろいろと御意見がありまして、私も非常に注意深くお話を聞いておりました。 私は、まず委員長にお尋ねをしたいのですが、本日の委員会の日程についてであります。 きょうは参考人に来ていただいてこれだけ貴重な御意見を聞きました。参考人を呼んで聞くということは、当然、これを委員会の審議に反映させるということだろうと思うのであります。ところが、新聞を読みますと、何か、きょうにはもう話し合いがまとまった……
○林(義)委員 いまの委員長のお話でございますと野党の御提案は下げられたというお話でありますが、実は、きょう私は野党の方にお尋ねをしたい、また御意見を伺いたいと思っておりました。本当は国会でいろいろ議論をした方がこの独占禁止政策というのはいいと思っておったのです。そういうふうな機会がなくなりましたのは非常に残念でございますが、これは今後またこの商工委員会を通じまして私はいろいろ議論をしていかなければならない大問題だと思うのです。 したがいまして、この法案の審議にかかわらず、日本の経済体制、自由経済体制の中におけるところの競争対策の取り上げ方というものは当委員会として十分に議論していかなければ……
○林(義)委員長代理 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
○林(義)委員 今国会におきます当委員会での質疑を始める前に、私もきょうは具体的な問題で質疑を行いたいと思っておったのですが、昨今の新聞に石原長官の御発言がいろいろとにぎにぎしく報道をされております。公害対策基本法の中での経済との調和条項をやったことは間違いであったとかいう話とか、大臣という仕事はくだらないとか、いろんなことを新聞で書かれておりますが、私は、新聞でいろいろ書かれていることは書かれていることで、その報道自体がどうだということを言うわけではありませんが、やはり環境行政を進めていくについて基本となる考え方というものはあるだろうと思うのです。それはやはり法律的には公害対策基本法だろうと……
○林(義)委員 参考人各位には、お忙しいところわざわざ御出席いただきましてありがとうございました。質問を始める前に、まず心からお礼を申し上げたいと思います。 陳述の順序でお尋ねをいたしますが、徳永参考人にお尋ねをいたします。 先ほどちょっとお話がございましたが、経済界では、現在の不況下で、本制度の重い負担にたえがたくなっているという不安もあるというお話がありました。私もそういうお話は聞いておりますが、経済界を代表する立場から、一体この点をどういうふうにお考えになりますか、という点が第一点です。 次には、NOxを賦課金の対象とすることにつきまして、いろいろと御意見がありますが、この辺につい……
○林(義)委員 きょうは私は、公害健康被害補償制度についで若干の質問を行いたいと思います。 この制度につきましては、当委員会でも、いろいろと問題のあるところが野党の諸君からも種々論議をされてきたところであります。 そもそもこの制度は、被害救済の迅速化を目的として、昭和四十八年の十月に制定され、以来環境庁並びに関係各位、各方面からのいろいろな御努力によって、指定地域内の多数の認定患者に対する補償給付等を通じて、疾病の軽快、治癒の促進が図られてきたことは、環境行政に関心を持つ者として、非常に喜ばしいことだと思うのです。率直に言って、この制度は、世界的にも例を見ないような制度でありますけれども、……
○林(義)委員 日韓大陸棚の法律案に関しまして質問するに当たりまして、まず通産大臣に最初にお尋ねいたしたいのですが、きょうの東京為替市場、相場が幾らになりましたか、御存じでございましょうか。
【次の発言】 私の知っておるところでは、寄りつきが二百四十六円五十銭で、昨日のニューヨークの市場の相場と同じでありますが、始まりまして、終わり値は二百四十七円五十銭と少し持ち直しておるということであります。ただ、大変に為替相場が変動しておる。早急に円対策でいろいろおやりにならなければなりませんが、基本的には、国際的に為替市場が動いているというのは国際経済が非常に動乱をしておることだろうと私は思うのです。そ……
○林(義)委員長代理 次回は、来る十五日火曜日午前十時理事会、午前十時三十分から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後五時五分散会
○林(義)委員長代理 中江局長。(馬場(昇)委員「外務省じゃないですよ。ぼくは国務大臣たる田中さんに聞いているんですよ」と呼ぶ)委員長からの指名に基づいて発言をしてください。――ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。
田中大臣。
【次の発言】 午後二時から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十分休憩
○林(義)委員長代理 参考人各位には、御多忙中のところ本委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございます。心から御礼申し上げます。御退席いただいて結構でございます。
【次の発言】 鹿野道彦君。
○林(義)委員長代理 この際、岡本富夫君の関連質問を許します。岡本富夫君。
【次の発言】 次に、長田武士君。
○林(義)委員 私は、ただいま議決されました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブを代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たって、次の諸点につき適切な措置を講ずべきである。 一、昭和五十五年以降における費用徴収方法については、汚染の原因者負担の原則にのつとるとともに、発生源の公害防除の努力が十分反映されることを重点においた方策の確立に努めること。 二、第一種地域におけ……
○林(義)委員 瀬戸内海法は五年前に議員立法でつくった法律です。当時は緊急措置法ということでつくりまして、全体で千七百トンのCODがありましたのを、その中で三百五十トンの生活排水は除いて、残り千三百五十トンを半分にしようということで始めたわけです。五年間で大変な成果が上がったと思うのです。現在では約五百トンが産業排水、四百五十トンくらいが生活排水のCOD負荷量だと思うのです。 これから進めていくためにはいろいろなことを考えていかなければなりませんが、生活排水、産業排水それぞれのいろいろなことを考えていくに当たりまして、何のためにやるのかということを私たちは考えなければならないと思うのです。そ……
○林(義)委員 瀬戸内海を昔のようにタイやサワラが銀鱗をはねて躍るような海にしたい、これはひとしく瀬戸内海沿岸に住む住民の願いであります。そういった気持ちから、昭和四十七年に公害対策並びに環境保全委員会で委員長提案という形でもって瀬戸内海環境保全臨時措置法を策定いたしました。当初の法案は、私も当時の立法に参画いたしましたけれども、その当時は瀬戸内海は死の海になるのではないかという危惧さえありましたし、お互い国会議員として環境問題に熱意を持って取り組んだわけであります。法案は、まさに臨時措置法でありまして、三年の間において実施をすべきことについて緊急性のあるものだけを取り上げてやった法案でござい……
○林(義)委員 きょうは、当委員会におきましては、窒素酸化物、NOxの環境基準の問題について各党から質問をするということに相なっております。 この問題は、長年の懸案であり、実は環境行政の基本問題に関することだと思うのです。政府の方におかれましても、この環境基準の見直し作業を、時間をかけて、中央公害対策審議会に付議して判断条件その他の問題を議論していただかれましたし、今度は政府の方の問題として、中公審の答申を受けて政策的な判断を下すべき時期にいまや来ていると思います。 そうした意味で私は、まず大臣にお尋ねをしたいのですけれども、いままでの環境行政の中で一番問題が紛糾していた問題はこの問題であ……
○林(義)委員 参考人各位には大変にお忙しいところを当委員会のために御出席いただきまして、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。 時間が余りありませんので、簡単に御質問申し上げますが、まず山形参考人にお尋ねをしたい点は、先ほどいろいろお話ございましたが、現在、鉄鋼業というのは約一億トンぐらいの生産規模であり、設備能力一億五千万トンぐらいであります。でありますが、これ一体、将来、世界的に鉄鋼というのはどうなるのかという点。やはり日本の鉄鋼業というものは日本の産業を支える上におきまして大変重要な役割りを持っていると私は思いますし、いまでこそ非常に国際競争力があるということでありますが、……
○林(義)委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま提出されました決議案に対し、反対の討論を行おうとするものであります。 決議案の趣旨は、現在、審議会に諮問されている事項につき、委員会の決議をもって適切でないということにあり、これがその論旨の骨格となっていると考えます。 そもそも畜産物価格については、立法府の意思により、すでに法律をもって、農林大臣は審議会の意見を聞いた上価格決定をすべきであるとしているにもかかわらず、本決議案によると、審議会の意見を拘束することにもなりかねないのであります。これは立法府の意思が矛盾した二つの意思を表明することになり、このような不見識なことを当委員会として決……
○林(義)委員長代理 芳賀貢君。
○林(義)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため、その指名により、私が委員長の職務を行います。
国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
すなわち
一、農林水産業の振興に関する事項
二、農林水産物に関する事項
三、農林水産業団体に関する事項
四、農林水産金融に関する事項
五、農林漁業災害補償制度に関する事項
以上の各事項について、衆議院規則第九十四条により、議長に対し、国政調査の承認を要求することといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○林(義)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が所用のため、その指名により、私が委員長の職務を行います。
農林水産業の振興に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島田琢郎君。
【次の発言】 芳賀貢君。
【次の発言】 野村光雄君。
【次の発言】 神田厚君。
【次の発言】 津川武一君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、島田琢郎君外五名から、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブの共同提案に係る昭……
○林説明員 今般、はからずも大蔵政務次官を拝命いたしました林義郎でございます。 大変なときでございますし、職責の重大さをひしひしと痛感しております。浅学非才、微力でございますが、全力を傾けて職務の遂行に当たる所存でございます。よろしく御指導、御鞭撻のほどを心からお願い申し上げます。(拍手)
○林(義)政府委員 貝沼先生のお話でございますが、いま通産省の方から答弁がございましたように、大体骨格はできておりまして、法制局やその他のところと打ち合わせをする、どちらかというと法文のささいな点につきましての相談をするということでございまして、この国会で産地中小企業対策臨時措置法を出すことにつきましては、政府の方としては確定しておりますし、三月の上旬には出せる、こういうことでいまやっておるところでございます。 法案の取り扱いにつきましては、従来からもそうでございますが、租税特別措置法は、いつも三月三十一日というのが大体期限切れの法案ということでございますし、同じ国会で出す法案では、後で法案……
○林(義)政府委員 私からお答えしますが、大島先生もそうですが、私も井藤先生の財政学をかつて学んだことのある生徒であります。井藤先生の御説もありますが、やはり法人税というのはいま主税局長から御説明しましたように、経済の実態に合ってやらなければならない。一つには、日本の成長ということになりますと、技術革新その他のもので相当なものが要るということがある。それからもう一つは、累進課税をとりますと法人の数を非常にたくさんにしてしまう。大きな会社を税を免れるために小さくして分割してしまうということも可能である。そういった点からして実際問題としてなかなかできないのではないだろうか、それが先ほど局長から答弁……
○林(義)政府委員 ただいま食糧庁長官及び農林政務次官からお答えをしたところに尽きると思うのです。やはり米というものが国民の基本的な食糧である。これが非常な価格の高騰を来したり、その生産が非常に変わったりするということは、日本の国民生活を守っていく上におきまして非常な重要問題だと私は思うのです。そうした意味で、やはり政府が食糧管理制度の基本を維持しながらこの体系をずっと維持していくということは非常に大切なことだと思うのです。そうした意味で、やはり物的な意味での需給の調整というものも必要でありましょうし、またプライスの面におけるところの調整というものもやっていかなければならない。そうした意味で、……
○林(義)政府委員 いまの先生のお話、私も聞いておりまして、特に最近、公務員の中でぽっくり死んでしまうという方が多いのですね。仕事が非常に激務であったということがありまして、急に亡くなってしまうという方も大分出ているようであります。それから亡くならないまでも、心身に対して相当な影響を受けるというようなことがあります。やはり現代病というかストレスというような問題をどうするかというのは、私は新しい医学でいろいろ解決をしていかなくてはならない問題だと思いますし、いま人事院の方から素因という話がありましたけれども、やはりいろんな点で素因というものを考えていくことが必要だろうと思いますし、やはり病気の因……
○林(義)政府委員 池端さんの本会議での御質疑は、私も注意深く聞いておりました。 基本的な考えとしては、税負担の一般的な引き上げというのは国民の理解を求めなければならないことは当然のことでありますし、その前提として、歳出の合理化と税負担の公正確保に従来にも増して厳しい態度で取り組み、政府みずからが財政健全化に取り組む決意と姿勢とを、具体的な事実をもって国民に示さなければならないことは当然のことだと考えております。 このために、歳出の節減合理化につきましては、今年の予算におきましても種々の努力を払ったところでございます。また、税負担の公正確保につきましても、格段の努力を払っておりまして、先般……
○林(義)政府委員 大変尊敬しております竹本先生から御質問でございますので、私も誠意をもって申し上げたいと思うのです。 財政の状態は本当に大変な状況にありますし、この前からの当委員会でのいろいろな御質疑を通じましても、一歩間違えばインフレの谷間に落ちるし、一歩間違えば国民に大変な負担を及ぼすというような状態であると私は思いますし、この財政の運営こそがインフレ対策の中で一番大きな問題だろうというふうに考えております。数字を挙げますと非常にむずかしい状況ばかりでございますが、これを何とかやりのけて、国民の生活の安定のために最大の努力を傾けるのがわれわれの責務であろう、こういうふうに思っております……
○林(義)政府委員 いまいろいろお話がございましたし、たばこが健康に有益であるなどということはないと思うのです、有害だというのですが、これはいろいろ私は考えていかなければならない問題がたくさんあるだろうと思うのです。ニコチンタールその他の問題がありますし、それからきのうも参考人の意見がありましたけれども、NOxの話があったりいろんな問題がありますから、そういったものを私は総合的に考えていかなければならない、これはやはり公衆衛生という立場からいろいろ考えていくべき問題だろうと思うのです。 ただ現実の問題としては、これは長い間吸われているものでありますし、この委員会でも、この審議をしておる間でも……
○林(義)政府委員 伊藤さんのお話でございますが、年金は国家公務員や地方公務員、公共企業体、それぞれあるわけであります。それを一堂に集めてやるということで今回、この懇談会が設けられましたし、お話しのように非常に精力的なお話し合いがあったと思います。 御説のように大変多くの人を相手にしている年金の制度でございますから、国民的なコンセンサスを求めるということはぜひ必要でありますし、審議を十分尽くしていくということは考えていかなければならない、こう思います。また、これからどうするかというような問題につきましても、私は基本的にはやはり前向きに考えていっていいのじゃないかと思うのです。ただ、それぞれの……
○林(義)政府委員 いまの御質問でございますが、銀行の検査というのは、やはり信用の維持という観点もございますし、その結果を全部公表するということは、先生もよく御承知のとおりなかなかむずかしい問題があると思います。そういった意味で、どういう形で御報告するか、その点も含めまして検討させていただきたい、こう思います。
【次の発言】 沢田さん、いまお話を聞いておりまして、実はかつてゴルフ場法というのをつくろうというふうな話がありましたですね、あのときもそんな議論をしたことがあるのです。私は銀行でどれだけの資産に評価するかどうかというような問題は、もう少し――一律に会員権だからどうだという話になかなかな……
○林(義)政府委員 私は特許庁に勤めたことはございません。ただ、いま弁理士と弁護士との関係、それから公認会計士と税理士との関係を御質問でございますが、見ておりまして、先生御承知のとおり、特許事務というのは非常に法律になじむものが多いのだろうと私は思うのです。私もいろいろと民間の方に特許庁に話をしてくれとかいうことがよくありますが、大体弁理士さんなり弁護士さんにお願いをしてやっていただく。非常に法律的にむずかしい問題がたくさんございますから、そういった仕事の内容からいたしまして、弁護士は当然に弁理士の事務ができるのだ、こういうふうな形になっているのだろうと私は思うのです。公認会計士と税理士という……
○林(義)政府委員 お答えいたします。 先生御指摘のとおり、税理士審査会というのは大変重要な役割りを果たすのだろうと思います。これの第一条の目的にありますような税理士の使命を規定いたしましたし、税理士がりっぱな使命を達成するためにいろいろやっていかなければならない。しかも、そのことに対して違反をした場合に懲戒処分をするわけでございますから、やはり税理士の職業にもよく精通しておるし、また一方におきましては、税務行政その他にも通じておるというような人を当然選ばなければならない。また、本人自身としても大変人格高潔であるということは当然のことであろうと思いますが、そういった観点からこの任命はいたさな……
○林(義)政府委員 阿部先生御指摘の問題でございますし、現総理の大平さんが予算委員会で答弁したことも承知申し上げております。それから、前々政務次官、前政務次官から、いろいろとこの委員会へ出まして御審議を賜っておることもよく承知しておりますが、査定というのは、いまのところでは、やはり郵政当局といろいろと御相談をしながらやっていく、こういうことでございまして、何しろ財政が大変な赤字のときであるから、各方面にいろいろ御理解をいただいてやっておるわけでございますし、一般の会計の伸び率ないしは一般のこういった種類の経常費の伸び率よりはるかに高いものを出しているということはぜひ御認識を賜りたい、こういうふ……
○林(義)政府委員 田中先生、この問題大変御熱心にやっていただきまして、新しい制度ができておりますし、この制度、実は当初予想された以上にわりと使われているので、私自身も喜んでいるところなんです。 いま郵政省の方からお話がありましたように、大学の範囲を拡大する、国民金融公庫法の施行令の改正をいたしまして、盲学校、聾学校、養護学校の高等部それから専修学校につきましてローンの対象学校になるようにいたすということと、また農業者大学校、水産大学校、海技大学校、航空大学校、職業訓練大学校、職業訓練短期大学校等につきましても同じような措置をするということでございます。 それから保証の問題、これも先ほど郵……
○林(義)政府委員 引き続きまして御説明を申し上げます。 次に、昭和五十二年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに昭和五十二年度国有財産無償貸付状況総計算書を、会計検査院の検査報告とともに第八十七回国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和五十二年度国有財産増減及び現在額総計算書の概要について申し述べます。 昭和五十二年度中に増加しました国有財産は、行政財産一兆三百四十五億六千四百二十五万円余、普通財産九千九百四十六億三千百四万円余、総額二兆二百九十一億九千五百二十九万円余であり、また、同年度中に減少しました国有財産は、行政財産二千六百五十八億五千百二十一万円……
○林国務大臣 このたび厚生大臣を拝命いたしました林義郎でございます。社会労働委員会の開会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。 今日のわが国は、経済の低成長下、本格的な高齢化社会の到来を目前に控えており、厚生行政を取り巻く環境にはきわめて厳しいものがあります。このような状況を踏まえて、二十一世紀を展望しつつ、高齢化社会を支えることのできる、バランスのとれた、有効で安定した社会保障制度の確立に努めることが必要であります。 私は、委員各位の御指導、御鞭撻を得ながら専心努力し、社会保障制度に寄せられる国民の期待と信頼にこたえてまいりたいと考えております。 何とぞ、御理解と御協力を賜りますようお……
○林国務大臣 稲葉先生は大変に難病問題に御関心を持っておられることも承知しておりますし、敬意を表する次第でございます。 難病対策につきまして、やはり厳しい財政事情の折でありますけれども、御指摘のように、難病というのですから非常にむずかしい病気である、なかなか原因もわからなければ治癒方法もなかなか確立されないという病気でありますから、当省といたしましてもこれの増額には一生懸命これからも努力をしてまいりたい、こういうふうに考えております。 調査研究費のお話が出ました。調査研究費につきましては定額でやっておりますが、新しい病気を次から次へと取り上げてやっていく、こういうことでやっておりますので、……
○林国務大臣 金子委員御指摘のとおり、有料化を二月からやるということになりますが、対象となる人は約七百十万人というふうに見ております。
それから、負担が個人にとりましては非常に少ない負担でございますが、その負担の合計額は、五十七年度の計算でやりますと約四百八十億でございます。老人医療全体の費用が三兆円でございますから、それの中の約一・六%、こういうふうに御認識いただければありがたいと思います。
【次の発言】 お答えいたします。
老後の不安というのはいろいろあると思いますが、私は、一番不安に思うのはやはり健康の問題だろう、こういうふうに考えております。
○林国務大臣 お答えいたします。 仮に物価スライドということで考えまして、三%ということで実施をいたすことにいたしますと、昨年と同じような形でいろいろな供給をするということになりますと、年金関係で三百六十四億円、その他の恩給、年金、手当その他全部入れまして九百三十九億円程度が要ります。それから生活保護基準の問題、要するに生活保護世帯でございますが、これをいま幾ら上げるかということはまたいろんな問題がございますから検討していかなければなりませんが、仮に一%上げるというふうにいたしますと、一%当たり約三十四億円、こういうふうに計算をしております。 対象人数は、年金が千六百四十万人、児童扶養手当……
○林国務大臣 大原議員にお答えいたします。 昭和五十五年の九月に、医療法人芙蓉会富士見産婦人科病院理事長の北野早苗さんが、無資格で診療を行っておったということの疑いで埼玉県警に逮捕されました。その後いろいろな捜査が行われましたし、また厚生省といたしましても監査を行ったりいろんなことをしておりますが、同病院は五十六年の九月に休止届を出して、現在も休止中でございます。 具体的な内容につきましては事務当局の方から詳しく御答弁させますが、私といたしましては、こういった事態が起きましたことは大変遺憾なことである、今後ともこういったことがないように十分指導監督を強めてまいりたい、こういうふうに考えてお……
○林国務大臣 昭和五十四年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして御説明申し上げます。 まず、一般会計の歳出決算額につきましては、歳出予算現額七兆六千九百八十一億三千十二万円余に対して、支出済み歳出額七兆四千七百十五億三千二百五十万円余、翌年度繰越額五百三十四億四千百二十八万円余、不用額一千七百三十一億五千六百三十三万円余で決算を結了いたしました。 以上が一般会計歳出決算の大要であります。 次に、特別会計の大要について申し上げます。 第一に、厚生保険特別会計につきましては、健康、日雇健康、年金、児童手当及び業務の五勘定を合わせ、一般会計から一兆百五十五億二千三十万円を繰り入れま……
○林国務大臣 ただいま御決議のありました厚生省所管の保険医療機関等に対する指導監督の実施につきましては、御指摘の点に十分留意して、その強化充実に努めてまいる所存であります。
○林国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ち、厚生行政について所信の一端を申し述べてみたいと思います。 二度にわたる石油ショックは、全世界に大きな影響をもたらし、アメリカを初めとする先進諸国もこれに対処するため、大きな努力を払ってまいりました。しかしながら、慢性的な経済の停滞は引き続き、社会の活性をいまだ取り戻すに至らず、いわゆる先進国病に対する適切な処方せんはなかなか書くことができない状況にあります。 わが国の経済社会は、欧米諸国に比べ比較的柔軟に石油ショックを受けとめてまいりました。わが国はこれまで欧米へのキャッチアップを目指してまいりましたが、石油ショックを経た今日、欧米の模倣の時代……
○林国務大臣 長野議員の御質問にお答えを申し上げます。 医療についてのビジョンを、こういうふうなお話でございますが、人口が非常に高齢化を進めております。また、医学医術というものが非常に進歩をしてきておることも事実であります。一方、経済は低成長というものを余儀なくされておる。こういう場合におきまして、どういうふうな国民医療をやっていくかということを本当に考えていかなければならないという御提言は全くそのとおりだ、こう思います。 そこで、あるべき国民医療の理想像につきまして、私一人が私の考え方を申し上げるのもどうかと思いますし、医療関係者や国民一人一人の医療に寄せる御期待を十分に酌み取りながら、……
○林国務大臣 森井議員の御質問にお答えを申し上げます。 森井先生は長く社会労働委員会でベテランとして御活躍でございまして、敬意を表する次第でございますが、先生御指摘のように長年おられて今回初めてだ、こういうお話しでございました。先ほどのお言葉にありましたように、最もけしからぬのは人勧凍結であるとお話しがございましたが、その最もけしからぬことをやらなければならないような財政状況にある、全く異常な状態にあるわけでございますから、そのほかの恩給の関係も停止をする、年金の関係も停止をする、一連のものにつきまして停止をするという、これは全く異例の措置だろうと思うのです。私はこういったことは長くなっては……
○林国務大臣 本法案につきましては、政府としては特に異存はございません。 本法案の成立の暁には、建設大臣とも協力しつつ、制度の適切な運用に努め、生活環境の保全及び公衆衛生の向上のために、施策の一層の推進を図る所存でございます。(拍手)
○林国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を尊重し、社会福祉協議会の一層の発展のため努力してまいる所存でございます。
○林国務大臣 ただいま議題となりました医療法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 現行医療法は、昭和二十三年にわが国医療の基本法として制定されて以来、医療体制の充実を通じ、国民医療の確保、向上に大きな役割りを果たしてまいりました。 しかしながら、わが国の医療体制については、病床の増加等、量的には相当程度の整備が行われてきた反面、病院、診療所などの医療資源が地域的に偏在している、あるいは医療施設相互の機能の連係が十分でない、といった指摘がかねてよりなされているところであります。また、近年の一部医療機関における不祥事は、医療に対する国民の信頼を揺る……
○林国務大臣 大原先生はこの問題、長年国会でも御議論をしておられるところでありますし、恐らく二十年にわたってこの問題に対して御議論をしておられるのじゃないかと思うわけでございます。長い歴史の上に立っての御議論は、私も傾聴をしておったところでございます。 最初の毒ガス、生物化学的兵器、こういうふうなお話しで、国際法上どうなのか、こういうふうなお話しでございますが、私は、国際法というのは実定法的なものもありますし、自然法的なものもある、世界人類が理性に基づいていろいろなことを行動していかなければならないところをやはり示しているものだろう、こう思います。 原爆の問題につきましては、先生御指摘のと……
○林国務大臣 お答え申し上げます。 先ほど来、橋本議員からいろいろとお話がございました。大変厳しい財政の状況でありますし、歳出構造をやはり是正していかなければならないという御意見がありまして、私もそういったことを真剣に考えてこの問題に取り組んだわけでございまして、基本としては、真に必要な福祉施策というのはどうしても確保していかなければならない、また、削減をしなければならない点もありますし、合理化をしなければならない点もある。先ほど竹下大蔵大臣からいろいろとお話もございましたが、私の方といたしましては、単に削減をするだけでなくて、国民年金の国庫負担の平準化措置というものも工夫をいたしました。そ……
○林国務大臣 矢野議員の御質問にお答えいたします。 総理からもたびたび「たくましい文化と福祉の国」ということで申し上げておりますし、われわれとしても福祉政策の充実をやっていかなければならないということは十分に考えているところでございますし、特に、今回の予算におきましては、老人保健の充実の問題であるとかあるいは在宅老人の手当て等について、大変厳しい財政事情の中でございましたけれども、これを拡充を図ったりいろいろな施策をやっておるところでございます。特に、御指摘のように、頼るところのないお年寄り、こういった人につきましては、私たちも非常に意を払いまして、本当ならば在宅でやってもらうことが一番いい……
○林国務大臣 佐藤議員にお答え申し上げます。
突然の御質問でございますので数字等は持っておりませんが、私の方は、厚生行政は全国にいろいろな福祉施設その他がございますから、できるだけ各地の御要望に沿うようにやっておりまして、特に新潟県どうだということは考えておりません。
【次の発言】 お答え申し上げます。
いま資料をいただきまして、厚生年金保険法の第一条と国民年金法の第一条のところにわざわざマークをしてありまして、私も読んで、この辺の統合をすることというのは、大変これからわれわれが考えていかなければならない大きな問題だろう、こう考えておるところでございます。その点については意見は全く同一でご……
○林国務大臣 年金担当大臣としてお答えを申し上げます。 現在、三月を目途にいたしまして、国鉄、専売、電電と国家公務員の共済とをまとめていこう、こういうことで鋭意事務当局で話を詰めておるところでございます。中間的な話は聞いておりますが、国鉄の問題につきましてもいま御指摘のようないろいろな問題がございます。だけれども、全然払わないとかなんとかというような話ではないだろうと私は思いますが、大変に共済が苦しい事情は先生御指摘のとおりの状況にありますし、これをどういうふうにするかということになれば、やはり国鉄の当局の方も、また、これから年金を出す方の方も、また、これからもらう方もお互いに協力してやって……
○林国務大臣 川俣議員にお答えいたします。 医療法は、御承知のとおり昭和二十三年に制定されまして、その後十八回にわたって改正が行われておりますが、この中で、昭和二十五年に医療法人制度の導入をいたしましたし、昭和三十七年に議員立法で公的病床規制の導入をしたのが大きな改正でございまして、今国会に改正案を出すとなると、それから約二十年ぶりの改正をいたしたい、こういうふうに考えておるところでございます。 御指摘のように、園田厚生大臣が五十五年の十一月に検討する旨を発言いたしましてから、鋭意関係方面と意見の調整に努力をしてきたところでございますが、医療関係団体との調整など残された問題があったことから……
○林国務大臣 市川議員の御質問にお答えを申し上げます。 川崎病というのは、確かに川崎市におられる方にとっては非常に困る名前だろうと思うのです。 ただ、いま御指摘がございましたように、川崎病というのは昭和四十二年に川崎富作先生によって報告された疾病でありまして、それで川崎病と呼称されるようになりましたが、実はもうすでに学会でもこの名前が川崎病ということで定着をしておりますし、国際的にも広く用いられているところでございます。カワサキディジーズ、こういう名前になっちゃっているものですから、この名称を変更するというのは非常に困難であろうと思いますが、名前をどうつけるかというのは基本的に関係学会にお……
○林国務大臣 川俣議員にお答え申し上げます。 先生いま御指摘のとおり、従来までは呼吸停止、心搏停止、要するに脈が、心臓が動かぬ、瞳孔が散大する、目があいちゃってどうにもならぬ、こういうことだったのですが、いまお話のありましたように、いろいろな形で脳波と脳死に関する委門会というのが、日本脳波学会というのでいま議論されていることでございます。新聞等でもこれは大変にいろいろと出ておりますが、御指摘のように、死んだときの後、遺産相続をいつ、どうするかというような判断まで出てくるわけでございますから、私たちとしては、この問題につきましてはいろいろと考えていかなければならない問題があると思います。それは……
○林国務大臣 小林議員の御質問にお答え申し上げます。 優生保護法の改正につきましては、私もここへ持っておりますが、日本母性保護医協会を初めといたしまして、たくさんの方々から反対のお話がございます。与野党を超越して婦人議員の方々も私のところにお越しいただきましてお話がございましたが、いま先生御指摘のように、やはり一つには、婦人の自己決定権というものを尊重すべきではないか、安易な中絶をすることによりまして母体の健康を傷つけることがあってはならないではないか、教育の問題であるとか、その他いろいろな諸施策を講じた上でやっていくべきではないか、こういうふうなことが大体主な反対の御理由ではないかというふ……
○林国務大臣 小林議員の御質問にお答えいたします。 ただいま外務大臣から御答弁がありましたことで大要は尽きておるわけでございますが、私も今週の初めに孤児のところへお伺いしまして、来日の目的が達成されるように心から期待をいたしますし、厚生省としても一生懸命努力をするということを申し上げました。お会いしまして、本当に私はこの三十何年という形で別れておって望郷の念やみがたいというお気持ちをひしひしと胸の中に感じまして、私がお話を申し上げたならば涙を流しておられる、私も本当に胸のつかえるような思いがしたわけでございます。 だから、そういった形で、これは全くヒューマンな話である、全く人道的な考え方で……
○林国務大臣 川俣議員の御質問にお答え申し上げます。 がんは、いまや死亡率第一位というところまでなってきた病気でございますし、総理からも御指示がございましたし、私も、がんの対策は早急に立てていかなければならないとかねがね思っておったところでございます。 そうした意味で、いま方向を鋭意検討中でございますが、私が考えますのに、これは行政庁だけでがんばってみたってできる話でもない。やはりお医者様とか研究者という方々の御協力をいただくことが必要でありますし、また、民間にもいろいろな団体がございますから、そういった方々と一体になりまして対策を推進していかなければならない、こういうふうに考えているとこ……
○林国務大臣 安井議員からお話がございまして、財政が大変むずかしいときの財政のための切り捨てではないかというお話だと思うのです。 確かに財政も大変苦しいときである。苦しいときでありますが、いま一兆円ずつ医療費が毎年毎年伸びている。またお年寄りがふえていく。医療技術もだんだん進歩してくる。進歩してくれば医療費がトータルとして伸びていくことは私はやむを得ない、またそれはどうしても国民にやってもらわなければならないことだと思うのですね。それは当然のことだと思いますが、そのときに、だれがその費用を負担するかという話になるだろうと思うのです。いまは社会保険制度でやっておる。社会保険制度というものは、医……
○林国務大臣 吉田さんのお話のようなことは、私は現実問題としてあるのだろうと思うのです。そういった点は積極的に改めていかなければならない、こう思います。 先ほど総理からも御答弁がありましたように、いろいろな事業をしていくときに効率性というものを考えていかなければ、しょせんは皆の、お互いの税金に返ってくる話でございますから、私は、やはりその辺は十分考えていかなければならないと思います。ただ、ごみ処理の問題というのは汚いものを片づけるわけですから、やはりきれいにしてもらう、途中でこぼしたりなんかするようなことがありましたらこれは大変ですから、そういったことがないような業者にやってもらわなければな……
○林国務大臣 医療金融公庫と社会福祉事業振興会の統合につきましては、さきの臨時行政調査会の答申及び行政改革の具体化方策に関する閣議決定、新行革大綱の趣旨を踏まえまして、昭和五十九年までに統合することとし、所要の法律案を次期通常国会に提出すべく、現在、統合に伴う種々の課題につきまして事務的に鋭意検討を進めておるところでありまして、先生の御趣旨を十分に体しましてやっていきたいと考えております。
○林国務大臣 いろいろなことを出しておりますが、いま手持ちの資料を持っておりません。組合保険、健康組合ですね、これは大企業のところですから相当高い貯蓄率だと思います。それから政府管掌保険のところは、中小企業ですからそれよりは少ない。もう一つ申し上げますならば、国民健康保険はもっと少ない、こういうことだろうと思います。
正確な数字はちょっと持っておりませんから、後でお答えいたします。
【次の発言】 岡田議員にお答え申し上げますが、一口でしゃべるというのはなかなかこれはむずかしい話でございますが、改革を図っていかなければならないのは、いま先生からお話がありましたように、差額ベッド、付き添いの問題……
○林国務大臣 去る二十六日の森井委員の御発言に関し、大蔵大臣と厚生大臣と同意の上、次のように申し上げます。 一、第九十五回臨時国会における政府答弁を踏まえ、行革関連特例法による年金国庫負担金の減額分については、積立金運用収入の減額分を含め、将来にわたる年金財政の安定が損なわれることのないよう、特例適用期間経過後において、国の財政状況を勘案しつつ、できる限り速やかに繰り入れに着手するとの考えに変更はない。 二、行革関連特例法は、特例適用期間中の特例措置を定めるものであり、その特例適用期間経過後は、本則に戻る。 以上でございます。
○林国務大臣 金子議員、医療改革をぜひやらなければならない、大変であるという御認識をいただいておりまして、私も心から感謝を申し上げるわけであります。先生は社会労働委員会におられまして、その方のベテランでもありますので、私は、いろいろな点で御議論を賜ればありがたいと思っておるところでございます。 今年最初に社会労働委員会がありましたときに、私の所信表明を申し上げました。私はその中で、わが国独自の創造力に基づく新しい福祉社会の建設を目指す時代が来た、すでに欧米の模倣の時代は終わったということをはっきりと申し上げておりまして、これからどんな形で建設していくかにつきましては皆様方の御意見も聞きながら……
○林国務大臣 簡単にお答えしろ、こういうふうなお話でございますから申し上げますが、当委員会におきましてもたびたび申し上げておりますように、毎年一兆円ずつ医療費がふえてきておる。これは、米が大体三兆円でしょう、その三分の一ずつ毎年毎年ふえてきているということは大変なことなんですよ。これをどうしてやるかということをいま考えていかなければ将来にわたっての、日本が持っているところのこのいい医療保険制度を崩壊に導きかねない。 そこで、私はいろいろと考えてきました。先生も社会労働委員会におられますから知っておられると思いますが、私はかつて社会労働委員会で最初に冒頭所信表明演説をしました。そのときに、先進……
○林国務大臣 お答え申し上げます。
難病対策につきましては、調査研究の推進、医療費負担の軽減及び医療機関の整備を三つの柱として、これからも十分やっていきたいと考えております。
稲葉先生、大変に御熱心でありますことを、この機会をかりましてお礼を申し上げておきます。
がん対策は、いままでいろいろなことをやっておりますが、さらに、がん対策十カ年戦略というのを立てまして、本態の究明等をこれからもやっていきたい、こういうふうに考えているところでございます。
【次の発言】 御指摘のありました各種審議会、お話のようなこともあると思いますが、それぞれやはり事情も異なるようでございますので、活動状態等を十……
○林国務大臣 大出委員からのお話でございますが、私は思いますのに、三K赤字というのがございます。健康保険の問題も一つの問題であると思うのです。毎年一兆円ずつ医療費がふえているというのが実情でございます。これを社会保険料で賄っておる。そういった中で、その中の一部を国庫で負担をしているというのもこれはまた事実であります。私は、そういったことで毎年毎年一兆円ずつこの医療費が伸びていくという事実は大変なことだろう、むしろこの辺をどう考えていくかということを考えていかなければならないのではないかというのが基本的な考え方であります。 それで、現在の医療保険制度を見ますと、組合健康保険は本人十割、家族七割……
○林国務大臣 お答え申し上げますが、まだちょっと御質問の御趣旨が必ずしもよくわからないのですが、私は、これからの医療問題というのは、確かに先生御指摘のように、給付を削減するか、保険料を上げるか、あるいは国庫負担をどうするかという、結論はそういうことかもしれません。しかし、考えていかなければならないのは、医療費が毎年毎年一兆円ずつもふえてきているというこの事態であります。これはだれにもとめようがないことである。それをどういうふうな形でもって合理的に処理をしていったらいいかということをやはり考えていかなければならないのではないか。単にことしの財政状況でどうだということではない、やはり中長期的に考え……
○林(義)委員 ただいま向山先生からのお話でございますけれども、私は、公害対策のまさに中心になるのは、環境基準の問題、また排出基準、排水基準というのがございますが、こういったのが一番の問題になる中心点だろうと思うのです。これについて政府がどういうふうな考え方でやるかというのが、一番の大きな問題ではないかと私は考えております。 法律の形としましては、いろいろ考えてみました。私も考えてみたのですが、現在の政府提案のように、閣議決定や総理府令云々というようなかっこうに、政省令に譲っておられるというかっこうでございますが、法律の形としては、どうもこれよりほかにしょうがないと思います。しかしながら、政……
○林(義)小委員 いま参考人から非常に有益なお話を聞いたのでありますが、まずお尋ねしたいのは、番組向上委員会というのは、各局の放送番組を一体具体的にどの程度までデータを集めて審査をしておられるのか、いろいろと、あの番組はここは少しおかしいとかどうだというお話をされるのでございましょうけれども、どの程度まで集めて、いいとかどうとかいっておられるのか、その辺についてひとつお尋ねしたいと思います。確かに映画のほうには、いま映倫というのがございますけれども、映倫ではかかる映画というものはほとんどみんな一応かけてみて、おかしなところだけをあとでピックアップして審査委員会の先生方に見てもらうというような形……
○林(義)小委員 貴重なお時間をいただきましてまことに恐縮でございますが、一、二の点につきまして、せっかくの機会でございますからお尋ねをしておきたいと思います。 電通の方が来ておられますからお伺いしたいのですが、私はテレビのコマーシャルの問題だけではない、一般の広告の問題について一体どういうように考えておられるのか、その辺を聞きたいと思うのです。とにかくこういった大衆消費時代になってきましたし、相当大企業のいろいろな商品を売っていくときには、どうしても広告というものが必要だというのは経済的な原則だろうと思うのです。しかも物を売っていくときにいろいろ広告していけば当然にまたいろいろと出てくると……
○林(義)委員 浜田委員の質問に関連いたしまして、簡単にお尋ねいたします。 時間もありませんから、できるだけ簡単にお答えいただきたいと思いますが、宇井さんからお話がありました中で、PCBの代替品というのが非常に問題であるというような話がありました。トリフェニールとかアルキルナフタリンというような代替品があるけれども、そういったもののほうがかえって毒性が強いのではないか、しかも、これはわからないという話であります。この点につきまして、大橋さん、采野さん、こういった問題を企業家の立場としてどういうふうに考えられるのか。おそらく両社ともりっぱな技術陣を持っていられることでありましょうから、その辺に……
○林(義)委員 国鉄運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案の審議にあたりまして、私は、国鉄御当局及び運輸大臣に公害及びこれに関連する問題につきまして若干の質問を行ないます。 最初に騒音公害、振動公害でございますが、新幹線公害について苦情が一体いまどのくらい出てきておるのか。数字を把握しておられると思いますから、現在ありますところの東海道新幹線、山陽新幹線、それから建設中の山陽新幹線、東北新幹線、それぞれに分けて数字をお持ちでございましたら、各県別にどういうふうな苦情が出ているのか御説明いただきたいと思います。
○林(義)委員 六人の公述人の方々から非常に貴重な御意見をいただきまして、たいへんありがとうございました。 実は、先ほど来斉藤さんからも西村さんからもまた菊池さんからも、それぞれ瀬戸内海につきまして非常に学問的なお話をいただきました。私は瀬戸内海でとれた魚を食って育った人間であります。実は瀬戸内海につきましては現在自由民主党、私のほうでも案をつくりまして、各党に呼びかけをいたしまして、瀬戸内海の特別立法をつくらなければならない、こういうふうなことを考えておるのです。単に埋め立ての問題だけではない、瀬戸内海の工場から流れ出るところの汚水をカットする必要がある、さらには生活排水その他についてもカ……
○林(義)委員 先ほど来の御質問を私は聞いておりまして、非常にもっともな御質問であるという感じで皆聞いておったのであります。この法案ができましたのは、何と申しましたところで、水島の三菱石油の事故で早急に対策を立てなければならないということでやったということでありますから、災害防止法と書いてありますが、私をして言わしめれば、災害防止のための暫定措置に関する法律というふうに名前をつけるべきではないかというふうな感じのする法律である。日本の石油コンビナートというのは大体臨海にあると思うのです。石油というのは海外から持ってくるのですから、臨海に置いておいた方が一番よろしい。ところが、見てみると海上保安……
○林(義)政府委員 借金を幾らでもしたら次から次へとやっていくということは、私は国民の風潮として非常に嘆かわしい話だと思うのです。先ほど只松さんからもお話がありましたが、入るをはかって出るを制すという東洋の思想がありますね、そういったやはり基本原則というものがどうも狂っているのじゃないかという感じが私はしてならないのです。その辺は、行政当局ではなくて、お互い政治家がやはり考えていかなければならない問題だろうと思います。自立心というか自己というものを立てていくというのは、そういった一つの規律というものが私は必要だろうと思いますし、先生の御説まことにごもっともなお考えだと思って、PRの点、一生懸命……
○林説明員 お答えいたします。 先ほど電電さんからもお話がございましたが、東海道・山陽につきましての通話地域、これにつきまして、開業当初につきましては東京だとか大阪、名古屋、この三地域でございましたが、その後山陽新幹線が延びるに従いましてサービスエリアを拡大させていただいております。これは電電さんと私どもとの相談といいますか、話し合いの中で、電電さんが主体になってサービスエリアの方をお決めになっておられますが、だんだん拡大してきております。また、このサービスエリアの拡大ということとその後の列車本数の増大、この両方が重なりまして列車公衆電話というものが非常に込んでまいっております。特に東海道側……
○林国務大臣 昭和五十八年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算の概要について御説明申し上げます。 昭和五十八年度厚生省所管一般会計予算の総額は九兆六百十四億円余でありまして、これを昭和五十七年度当初予算額九兆百六十八億円余と比較いたしますと、四百四十六億円余の増額、〇・五%の増加率となっており、国の一般会計予算総額に対し一八%の割合を占めております。 御承知のとおり、最近におけるわが国の経済情勢及び財政事情はまことに厳しいものがあり、明年度予算も引き続き財政再建を強力に推進し、その対応力を回復することにより経済の着実な発展と国民生活の安定、向上を図る基盤を確立することを目標に編成されたとこ……
○林国務大臣 井上先生からの御質問にお答え申し上げますが、あの「恍惚の人」というのは、ずいぶん前ですから、私も先生と同じように、これは大変な問題だな、いやな問題だけれども、私らでもそういうことになるのかね、そうしたときには、これは困ったことになるがなという印象を非常に受けたことを覚えております。 むしろ私は、高齢化社会がだんだん進んでいきますと、やはり健康で生涯を送らなければならない。そのときに、家庭の中におきましてお年寄りが健やかに最後まで生きていただくということが非常に望ましいことでありますが、やっぱり人間の体でありますから、どういう障害が出てくる、どういう疾病が出てくるということは、予……
○林国務大臣 国務大臣として厚生大臣の職務を行うように言われたと同時に、年金問題についての調整を行うという形で、いわゆる年金担当大臣というので私が総理から御命令をいただいたところでございます。したがいまして、竹下大蔵大臣からお話しされたとおりと御理解いただいて結構でございます。
【次の発言】 年金の総合調整をやっていくのは私の仕事でございますから、最終的にというお話がございましたが、私がやはり年金の統合化、一元化に向かって努力していく責任を持っているというふうに考えております。
【次の発言】 公的年金制度につきましては、政府としては、昨年の九月及び本年の五月の閣議決定に基づきまして、公的年金制……
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