このページでは瀬野栄次郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。瀬野栄次郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○瀬野委員 宮脇参考人にお尋ねいたします。時間がなくて急いでおられるようですので、一点だけお伺いいたしておきます。 農協合併の問題が先ほど出ましたが、農業の近代化、構造改善等がこんなに進んでまいりまして、先ほどからお話がございましたように、資本装備と技術陣営を整える必要があるという二点が指摘をされました。現在の農協は、三百ないし五百の農家を持った農協もたくさんございます。御承知のように、三十六年に合併助成法が出まして合併をやってまいりましたが、それからもうすでに九年間たっております。再合併のことが地方ではよくいわれておりますし、また農協としても、中央会としても、農協合併については、昨年十一月……
○瀬野委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案並びにこれに関連して、昨日に引き続き関係当局に質問をいたします。 倉石農林大臣は、昨二十四日の閣議に、四十四年度の農業の動向に関する年次報告と、四十五年度において講じようとする農業施策、いわゆる農業白書というものを報告、閣議の了承を得たと報じておられますが、この農業白書に関連して若干の質問を申し上げてみたいと思います。 農業が自立していくためには、この白書によりますと、米の生産過剰を緊急に調整し、多様化する食生活に適応した農業生産をはかる必要がある。一方、零細規模が多い農業構造を改善し近代化するために、農地の流動性を高め自立農家の規模の拡大を……
○瀬野委員 畜産振興問題について農林省当局にお尋ねをいたしたいと思います。 時間に制限がございますので多くを申し上げることはできませんが、わが党の近江委員が去る三月二日予算委員会で畜産振興事業団について、さらに乳価の不足払いの問題等、一時間余りにわたって佐藤総理、大蔵大臣、農林大臣にお尋ねをしております。こういった問題については、先ほどからも質問もだいぶ出ましたので、時間ももったいないので重複を避けて、若干触れながら多少角度の変わった問題についてこの機会に当局の見解をただしておきたい、かように思っております。 私のほうは熊本の阿蘇を控えておりますが、北海道に並んで畜産の地帯でございまして重……
○瀬野委員 過剰米についてお尋ねをいたしたいと思います。 古米、古々米等の過剰米は昭和四十四年産米だけでなく、概略現在五百五十四万トン生ずる見込みであると聞いております。またことしの秋には七百五十万トンから八百万トンになるといわれておりますが、これはまさに一年分の配給量に当たるわけでございます。この過剰米の処理については四十五年度予算において、当面工業用として十六万トン分七十億円の予算を引き当てておられるようでありますが、五百五十四万トンにものぼる過剰米のうち、四十五年度、何万トン程度の処理を見込んでおられるか。またその処理について具体的な内容はどうなっているか、この点についてまずお伺いをし……
○瀬野委員 先般来農地法の一部改正、農協法の一部改正等について質疑がなされてまいりましたが、大臣の出席がございませんでしたので、若干の点について確認をし、さらに大臣の御見解を承りたい、かように思うわけです。 まず最初にお伺いしたいことは、今回の農地法、農協法の改正が通過いたしますと、農家も、いよいよ実施の段階になるということになりますが、先々心配している問題等がたくさんございます。特に静岡以西、九州等においても最近ミカン等の樹園地造成が果樹振興法等によって促進されまして、かなり大規模の集団栽培がされております。こういったことから、特に九州等ではグレープフルーツの輸入自由化の問題については重大……
○瀬野委員 私は、ただいま議決されました農地法の一部を改正する法律案につき、自由民主党、公明党及び民社党の三党を代表して附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 農地法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本改正法の施行にあたって、農地制度の基本理念である自作農主義を崩すことなく土地の効率的利用が図られるよう左記各項に十分留意し運用の万全を期すべきである。 記 一、小作関係における規制の緩和によって農地取上げ等により耕作者が不利にならないよう十分に措置するとともに、小作料については、原則として全国の農業委員会がその標……
○瀬野委員 昭和四十四年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案について、特に農林大臣に最後の締めくくりとして質問を申し上げるわけでございます。 時間もだいぶ経過しておりますので、要点を申し上げますが、ただいまも質問にございましたように、私も三十数年農業団体に関係をしてまいりまして、職員の給与ということについては特に関心を持っております。特に今回の法改正によって、この法案の目的が「職員の相互扶助事業を行い、その福利厚生を図り、もって農林漁業団体の事業の円滑な運営に資する」ということになっておりますが、私たち承知しているところでは、職員の……
○瀬野委員 私は東京食糧事務所の米の払い下げについての汚職の事実の問題について質問をしたいと思います。 警視庁捜査二課が摘発に乗り出したところの食糧庁東京食糧事務所の原材料米払い下げにからむ贈収賄事件は、十九日までの調べで、配給用の米が事故米として加工用に払い下げられたり、原材料米が配給米に化けていた疑いを持っておるわけでございます。今後たくさんの払い下げが予定されておりますが、古々米の払い下げをめぐって黒いうわさが出ているときだけに、たいへん心配をいたしておるものでございます。 そこで時間の制約もありますので、大臣きょうおいででありますから、重複を避けてお尋ねいたしますが、このことについ……
○瀬野委員 農林物資規格法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに関係当局にお尋ねをいたします。 本改正案は、昭和四十三年消費者保護基本法の制定と、その際付せられたところの消費者保護の強化に関する件の附帯決議により、政府に対する要請を実現するために、国民生活上必要な農林物資を中心に、従来の規格が、食品工業等の健全な発展に重点が置かれて制定されていたものを、消費者保護のため品質表示を適正化して、消費者が選択しやすいようにするなど改正されて提案されておりますが、まず最初に確認をいたしたいことは、この格づけ方法の統一ということと、今回の改正案の最大の目的でありますところの品質に関する表示の制……
○瀬野委員 古米、古々米等の有毒カビ等の問題について当局に質問をいたします。きょうは農林大臣が参議院の審議に出ておられますので、政策的なことについては次の機会に伺うことにいたしまして、留保しておきたいと思います。 このことについては去る四月一日、私が当委員会で当局に対して質問をいたしたところでございます。当局は結論として心配はない、こういうような答弁があったわけでございますが、最近マスコミ等の取り上げるところともなりまして、しかも現在五百五十四万トンの過剰米を保管しておりまして、本年のつゆ明けの七、八月ごろはたいへんな事態になるのではないか、こういって関係者は憂慮いたしております。常識的に申……
○瀬野委員 林業種苗法案について質問をいたします。関係当局並びに農林大臣からの御答弁を承りたいと思います。時間の制約がございますので、簡潔に申し上げますので、よろしくお願いする次第でございます。 今回の種苗法案の改正は、まず三本の柱があるわけでございます。まず一つは、優良な採取源の指定、二つには、生産の事業を行なう者の登録、三番目には、配布の際の表示の適正化等に関する措置を定めることにより、優良な林業の種苗の供給を確保するということでございます。 そこで、逐次質問をしてまいりたいと思いますが、政府が計画いたしております国有林並びに民有林の造林計画、今後の造林の見通し等について、まずお伺いを……
○瀬野委員 昭和四十五年産米価等について農林大臣に質問いたします。 質問に先立ちまして委員長にお願いがございますが、けさの理事会で次回の農林水産委員会が協議、検討されなかったやに聞いております。米価審議会は御承知のように三日から五日まで、六日の朝ぐらいまではかかるやに予想されておりますが、来たる六日にはぜひ当委員会を開いていただきますようにまず要求をいたす次第でございます。 さて、農林大臣に質問を申し上げますが、農林大臣は米審に対する諮問の主文で「昭和四十五年産の米穀の政府買入価格については、生産費および所得補償方式を基本とし米穀の需給事情を考慮して決定することにつき、米価審議会の意見を求……
○瀬野委員 奥秩父、奥日光の国立公園に指定されている国有林の森林計画に基づく伐採について、最近とみに社会問題化しておりますが、これに対し林野庁長官並びに農林大臣に質問をいたす次第であります。大臣がきょうはおいででございませんので、官房長から後ほどお答えをいただきたいと思っております。 御承知のように、わが国の森林資源というものは国土のおよそ六八%を占める森林からなり、このうちに国有林が七百八十四万ヘクタール、二一%を占め、その蓄積が九億七千六百四十九万立方メートルといわれております。森林は林産物の生産及び国土保全その他の公益的機能を通じて、国民経済の発展と国民生活の向上に寄与しておることは言……
○瀬野委員 農産物の流通対策に関連して農林大臣にお伺いいたします。 さきに運輸省においても海運白書で長距離カーフェリー時代の幕あけについて発表しているところでありますが、海のバイパスといわれる日本カーフェリーが宮崎県臨海工業地帯の日向市の細島港と京浜地区の川崎市との間八百八十七キロメートルに昭和四十六年三月一日就航予定で、ターミナル建設にも着手し、着々準備が進められておるわけであります。この日本カーフェリーの計画によりますと、六千総トンの四隻によって上下便とも毎日運航し、積載重量約千八百トン、最大速力時速三十九キロメートルとなっております。このカーフェリーが就航すると、海陸輸送を一体化し、確……
○瀬野委員 飼料原料のトウモロコシに発ガン性カビペニシリウム属等十二、三種類のカビが発生し、配合飼料として製造されている事実について、現在国立予防衛生研究所食品衛生部長、千葉大学腐敗研究所長でありますところの宮木高明教授に試験調査を依頼中でございますが、その毒性の培養試験結果が一週間後には判明することになっておるのでありますけれども、この発ガン性カビペニシリウム属の中にも、きわめて有毒であるものとそうでないものとがあるわけでございますが、いずれにしてもカビが発生したというトウモロコシを主原料といたしまして飼料にして、家畜の体内にこの飼料についたところの菌が残留し、食肉、牛乳を通してこれを摂取す……
○瀬野委員 前橋営林局管内の栃木県宇都宮営林署所管にかかわる日光経営計画、柳沢地区及び外山沢川等の砂利採取の問題について、国立公園内の天然林等の自然保護の上から林野庁長官に質問をいたします。 去る七月十日当委員会で、奥日光国立公園に指定されている国有林野の経営、原生林、天然林等の自然保護について林野庁の基本方針を質問いたしたところでありますが、それぞれ詳細なる答弁をいただきまして一応了といたしたのでありますけれども、当時、私が六月から数回にわたり現地を調査した際、この国立公園の中の日光市奥日光地内外山沢川及び一級河川であるところの柳沢川において砂利採取の現地を発見し、天然林等の自然保護の上か……
○瀬野委員 飼料原料輸入トウモロコシに発ガン性有毒カビが発生し、配合飼料として製造販売されている事実について、国民の保健衛生上憂慮すべき問題として、去る九月十日、当委員会で本員が指摘したところでございますが、再度畜産局長に答弁を求めるものでございます。 さきに国立予防衛生研究所食品衛生部長、千葉大学腐敗研究所長宮木高明教授に、飼料原料としてアメリカから輸入しておるトウモロコシの発ガン性有毒カビについて培養試験を依頼中であったが、このほどその結果が別紙により公表されたのであります。この試験結果は、私はここに持ってきておりますが、後ほどまた見ていただきたいと思いますが、それによると、トウモロコシ……
○瀬野委員 自然公園法の一部を改正する法律案について厚生大臣並びに国立公園部長に質問をいたします。 政府の提出議案となっておりますところの自然公園法の一部を改正する法律案は、改正の要点が自然環境の保護に関する国等の責務、公園内の公共の場所についての清潔の保持、湖沼等への汚水の排出の規制等となっておりますが、いまや御承知のごとく、一九七〇年代は公害年代といわれ、全国土にわたりまして河川汚濁、湖沼、港湾の汚濁が起こりまして、国民は公害に悩まされ、公害列島日本という異名さえ叫けばれておるのであります。このような状態で高度成長がこのまま推移してまいりますと、将来おそるべき状態になることを憂慮するとこ……
○瀬野委員 農薬取締法の一部を改正する法律案について、関係当局に質問をいたします。 今回の改正の趣旨は、御承知のように最近多発化している農薬使用に伴う問題に対して現行農薬取締法が十分対処し得ない事態に立ち至ってきたので、現状に即して改正をし、農薬取り締まり行政の不徹底さを登録制度の改善または使用規制の強化、法律に基づく指導等に置きかえ、その徹底をはかるというのが改正の趣旨でございます。法律が今回の改正によってようやく整備されてくるわけで、その内容については若干問題があるわけでございますが、具体的な事項については今後の運用において、行政庁の判断と実行性が望まれるということになろうかと思うのです……
○瀬野委員 農薬取締法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに農政局長等関係当局に質問いたします。昨日質問をいたしてまいったのでありますが、大臣が所用のために欠席をされましたので、本日引き続きあらためて大臣にお伺いしたいと思います。 まず最初にお伺いしておきたいのは、わが党からお手元に差し上げておりますが、農薬取締法の一部改正の中で、四点にわたって修正を考えておるところでございますが、まずその第一でございます「登録制度の改善」ということで、(記載事項の訂正又は品質改良の指示)というところで第三条の七号、「公共用水域の水質の汚濁が生じ、」という次に「環境が著しく汚染されるおそれがあるとき……
○瀬野委員 本日は参考人の方にはお忙しい中をおいでいただきましてたいへん感謝申し上げます。 農用地土壌の汚染防止等に関する法律案が提案されましていろいろ審議をしてきたところでございますが、いますでに私たちいろいろお伺いしたい点もたくさん出ましたが、時間の関係もございますので若干補足してお尋ねをいたしたいと思います。 まず、小林参考人に最初一点お伺いいたしたいのでありますが、政府の過去の土壌調査の結果から見ますと、カドミ、銅、亜鉛、鉛、砒素によって汚染されている農用地及びそのおそれのある農用地が十ヘクタール以上の集団しているものでも全国で百二十カ所、面積にしましておおむね四万ヘクタールと推定……
○瀬野委員 「農業生産の地域指標の試案」について農林省当局にお尋ねをいたします。 「農業生産の地域指標の試案」は、唐突に農林省が十二月十二日にまとめられて、いわゆる農業の新地図というものが公表されたわけでございますが、十三日の一般新聞に発表され、農業者をはじめ各団体等もショックを受けたことは事実であります。午前中からもいろいろ論議されてまいりましたが、農政の一大転機であり、今後の農政に重要な問題でございますので、来たる六十五通常国会等においても慎重審議することになるわけでございますが、本日若干の点につきまして一応説明を聴取しておきたいことがございますので御見解を承っておきたい、かように思うわ……
○瀬野委員 北海道、東北、関東における凍霜害の問題について、関連してちょっとお尋ねをいたしておきたいと思います。
今回の被害が現在わかっているだけでも三十億三千万円ということで、果樹、桑、苗しろ等の被害がかなり出ているようでありますが、しばしは断続的に起きていることでもありますので、気象庁の予報によって、これに対する指導をどのようにしておられたか。霜害に対しては、かん水を苗しろにするとか、またいろいろ手当てもあったと思うのですが、その点はどんな指導がなされておったか、その点、まず最初にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 次官通達で二回にわたっていろいろ指導されたということでありますけれ……
○瀬野委員 災害対策につきまして、根本建設大臣に質問をいたします。 ただいまは、一九七一年二月九日のロサンゼルス地震に関する政府合同調査のために、調査団長として参加されました福岡参考人から、中間報告がなされました。たいへん御苦労さまでございました。貴重な報告として、われわれも今後十分参考にして検討させていただきたい、かように思います。 本日は、時間がずいぶん制限されておりますので、大臣にはしょって若干の質問をいたしまして、所見をお伺いしたい、かように思います。 まず最初に、政府は、地震予知については、わが日本は最高レベルにある、こういわれ、事実地震対策では、そういわれておるけれども、実際……
○瀬野委員 卸売市場法案について、農林大臣並びに関係当局にお尋ねをいたします。 私は、去る二月十五日に、予算委員会の席上で、特に魚市場の関係を主体に流通の機構の簡素化、合理化というような問題について大臣に御答弁をいただいたわけでございますが、本日はさらに予算委員会ではっきり御答弁をいただけなかったもの、あるいはまた小さい問題等について提起をしてありましたので、そういったことについて順次質問をしてまいりたい、かように思います。 まず最初に、私は主として卸売法案の四十四条、三十七条を中心にお伺いをいたしたいと思います。御承知のように、四十四条は、「仲卸業者の業務の規則」三十七条は、「卸売の相手……
○瀬野委員 卸売市場法案について質問をいたします。 先日、この法案について質疑をしてまいったところでありますが、引き続き関連して質問を続けてまいりたいと思います。 今回の法案の四十四条は「仲卸業者の業務の規制」、すなわち卸売業者に対する規定がこの中にうたってありますし、三十七条には「卸売の相手方の制限」が規定してありまして、仲卸業者に対するところの規定となっておることは先日も申し上げたとおりであります。そこで「農林省令で定める基準に従い業務規程で定めるところにより、」と四十四条にうたってございますが、この法案が通過しますと業務規程というものがいずれできてくることになりますが、この業務規程に……
○瀬野委員 林業問題について、林政、自然保護、昭和四十六年度予算関係、その他の諸問題につき農林政務次官、林野庁長官並びに関係当局に質問をいたします。 国有林野事業は、一口で言うならば国土保全、安い林産物を安定的に国民に供給し、地元経済の助長と住民福祉の向上など、私有林でできない公共的機能を持っていることは言うまでもございませんが、最初に、問題として次の点からお尋ねをしてまいりたいと思います。 すなわら、国有林における標準伐採量と生長量の関係についてお伺いするわけでありますが、戦後日本の森林蓄積というものは十七億立方メートル、石数にして約六十億石、こういうふうにいわれておりましたが、現在の蓄……
○瀬野委員 グレープフルーツ、リンゴ等の果実の自由化、関税率の問題及び全購連と農機具メーカー佐藤造機にかかわる前渡金の焦げつき問題、時間が許せば野菜政策の拡充強化問題等につきまして、政務次官並びに関係当局に質問をしてまいりたいと思います。 グレープフルーツの自由化問題についてまずお尋ねをいたします。政府は四十四年秋にグレープフルーツの自由化を四十六年末までに実施することをきめ、昨年九月には実施時期をことし四月末までに繰り上げる方針を固めておられるようでありますが、このグレープフルーツの自由化は四十四年十月に東京で開かれましたところの日米自由化交渉できまり、その際、日本は、当時の長谷川農相がグ……
○瀬野委員 国有林野の活用に関する法律案について、農林大臣並びに各関係当局に順次質問をいたします。 法律制定の必要性とその効果についてまず最初にお尋ねをいたしますが、国有林野活用については、その基本方針は林業基本法第四条に規定され、政府は、これに基づいて農林事務次官通達、長官通達等をもって必要な措置を講じてこられたのであります。政府は、第五十五国会以来、国有林野の活用について国の方針を明らかにする等により、その適正かつ円滑な実施をはかることとして、本法律案の提案をいたしておられますが、まずこの法律の制定について、現行制度ではどのような点が農業構造改善なり林業構造改善のため支障となって法律を制……
○瀬野委員 国有林野の活用に関する法律案について農林大臣にお伺いします。 昨日、四時間にわたっていろいろ論議をしてまいりましたが、その中で大臣が参議院の予算委員会のほうへ出席されましたので、大臣に対する質問を一応長官に聞いた面もありますが、保留した分について質問をいたしたいと思います。 三条の一項二号についてでございますが、「前号に掲げる事業の用に供することを目的として譲渡された土地で林業経営の用に供されていたものに代わるべき土地として林業経営の用に供することを目的とする国有林野の活用」「当該譲渡をした者で農林省令で定めるもの」こういうふうにありまして、このことについては昨日相当長く論議し……
○瀬野委員 除草剤問題、野鼠対策、ガンの保護問題、飼料関係税制の改正等の問題について、農林省関係当局に質問いたします。 畜産物価格等に関する問題は午前中から審議が続けられまして、論議がされたわけでございますが、生産農家の強い要求を十分取り入れ、こたえられるように特に強く要望いたしておきます。 私は本日時間の制約等もございますので、これまた緊急を要する問題であると判断し、あえて質問をいたすものであります。 最初に、二四五Tなど除草剤の問題につい質問間をするわけでありますが、まず、農林水産技術会議がございますけれども、これは農林省の六階に位置しておりますが、現在主としていかなる研究をやってお……
○瀬野委員 水産三法の中で、水産業協同組合法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに水産庁長官、関係当局に質問をいたします。漁港法の一部を改正する法律案及び海洋水産資源開発促進法案については次の委員会に質問を譲ることにいたしまして、水産業協同組合法の一部改正にしぼって本日は質問いたしたいと思います。 先ほどの答弁で、改正の内容についてはおおむね二点あるということで、組織の面で漁業の実態に即した改正を行なう、もう一点は、民主主義の線に沿って合理的に運営をする、すなわち組合の経営を合理的に運営していく、こういったことが改正の二つのおもな点であると、こういうふうに御答弁があったわけでございま……
○瀬野委員 昭和四十四年度及び昭和四十五年度における農林漁業団体職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案について関係当局に質問をいたします。
まず最初に厚生省の年金局長にお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、世界の福祉国家すなわち先進国と日本の公的年金との関係について比較した場合、どのような位置づけになっておるか、この点からまず御明説を願いたいと思うのであります。
【次の発言】 ただいま説明の中でEEC諸国に対してわが国の老齢人口が少ないという御説明があったのですが、わが日本においても漸次老齢人口がふえてきておる段階に現在あるわけで、今後老人対策が大きな……
○瀬野委員 農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに関係当局に質問をいたします。 農林大臣に最初にお尋ねいたしますが、大臣はさきに農業災害補償法等についての提案理由の説明をいたされましたが、現在の生産調整の実施見込み調査によりますと九五%、転作の進捗状況が三七%で、十八万五千ヘクタールと推定されておるようであります。また、おもなものの中に野菜、豆類、飼料作物、こういったものがあげられておるようでありますが、畜産、果樹への転換をはかっていく、すなわち総合農政の展開の上から本法が十分にこれに対処できると考えておられるか、また本法についての将来の考え方について……
○瀬野委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党を代表して、農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の運用にあたり、本制度が農業経営の安定的発展に一層寄与するよう左記各項の実現に遺憾なきを期するべきである。 記 一 家畜共済における共済掛金の国庫負担割合をさらに改善するとともに、損害防止事業の強化、獣医師の待遇改善について特段の考慮を払うこと。 二 農業共済基金は、会員等に対……
○瀬野委員 農村地域工業導入促進法案について農林大臣並びに関係省庁に質問をいたします。 本法案の目的、第一条に「この法律は、農村地域への工業の導入を積極的かつ計画的に促進するとともに農業従事者がその希望及び能力に従ってその導入される工業に就業することを促進するための措置を講じ、並びにこれらの措置と相まって農業構造の改善を促進するための措置を講ずることにより、農業と工業との均衡ある発展を図るとともに、雇用構造の高度化に資することを目的とする」こういうふうに規定されておりますが、その目的に関連して、以下順次質問をしてまいります。 まず最初に、本法案の工業導入に当たりましてのメリット、デメリット……
○瀬野委員 当委員会で目下審議をいたしております農村地域工業導入促進法案について飯島参考人、菊池参考人、吉田参考人から、それぞれ貴重な御意見を述べていただき、ありがたく感謝いたします。この機会に若干のお尋ねをいたしたいと思います。 最初に、全国農業協同組合中央会常務の吉田参考人にお尋ねいたしますが、生産調整による稲作減反で労力と土地が余り、現金不足で困っておる農村に工場を計画的に進出させる、また工業側も求人難、用地難や都会の過密、公害を緩和するばかりでなく、零細農家の離農と専業農家の経営規模拡大を促し、おくれている日本の農業の構造改善に役立たせる、こういったねらいを持った今回の農村地域工業導……
○瀬野委員 家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案について、政府当局に質問をいたします。 最近におけるわが国の農業は、米の生産過剰に伴う作付制限または農畜産物の輸入自由化攻勢等非常にきびしい環境に置かれておることは御承知のとおりであります。国民食糧消費構造が高度化、多様化してまいっている中で畜産物に対する需要が増大する傾向にあり、第二食管として重要視されていることは御承知のとおりであります。これに対応して畜産物は、今後ともわが国農業の拡大発展の中心的推進役として期待されておるところでありますが、今後の畜産経営はいままで以上に近代化、合理化が要請されております。 そこで、今回の改正で、最近に……
○瀬野委員 政府に対し、物価問題の中で、野菜問題について、流通機構の合理化について、さらに食管、次に森林政策と自然保護等について質問をいたします。 そこで農林大臣、さっそくでございますが、質問の本論に入る前に、私はすでに出しております質問項目のほかに、緊急な問題として、国有農地売り戻しの問題について若干質問を最初に申し上げたいと思います。 この問題は、御承知のとおり佐藤政府の政治姿勢の問題として国民が大きな関心を抱いております。 一昨日、同僚の相沢議員が質問いたしましたが、渡辺政務次官は法律を守るための措置である、すでに四千ヘクタールを売り払い、うち旧地主には二千五百ヘクタールも払い下げて……
○瀬野委員 今次梅雨前線による災害、台風十三号による災害等によってなくなられたたくさんの方々に対して、心から哀悼の意を表すると同時に、また、負傷された方並びに罹災者に対しても、心からお見舞いを申し上げる次第であります。 さて、今回の災害について順次質問をしてまいりますが、六月初旬から梅雨前線の影響を受けまして、六月二日から十日にかけて鹿児島県を中心とした九州南部地方、六月十一日より二十一日にかけて鹿児島県、島根県を中心とした九州、山陰、北陸地方の災害、六月二十五日より二十九日にかけて新潟県、島根県を中心とした北陸、山陰地方、七月一日より六日に至る島根、岡山、秋田県を中心とした東北、北陸及び中……
○瀬野委員 梅雨前線豪雨及び台風十三号による災害並びに台風十九号による災害について、主として建設省当局に質問をいたします。 一昨日の農林水産委員会で、農林漁業関係については十数項目私質問してまいりましたし、時間の制約もございますので、本日は具体的な事例をとらえまして順次質問をしてまいりたいと思います。 本日、熊本県の副知事も陳情に参っておりましたが、今回の集中豪雨並びに台風十九号によりまして、ダブルパンチを受けました熊本市を貫流している白川改修問題について伺いたいと思います。この白川改修問題は多年問題になりまして、建設当局も現在たいへんな努力をしていただいておることも十分承知しておりますが……
○瀬野委員 梅雨前線豪雨及び台風十九号による災害対策について、建設大臣並びに大蔵省当局に質問をいたします。 梅雨前線豪雨及び台風十九号による災害について被害状況調査のため、去る八月十三日から一週間、九州の熊本をはじめ長崎、鹿児島、宮崎と四県を、私も調査員の一員として回ってきたわけでございます。大臣もその節九州に足を運んでいただいて、各県とも感謝をいたしておるわけでございますが、今回の災害調査で各地の現状を見ましたときに、さっきからも若干話が出ておりましたように、特に痛切にいまさらのごとく感じましたのは、中小河川等の最近の治水対策が、道路、住宅等国土開発施策に比して国民的関心が少なく、政治の手……
○瀬野委員 台風第二十三号及び秋雨前線豪雨による被害状況調査のため、去る九月二十日から三日間、三重県に派遣されました委員を代表して、調査の概要を御報告いたします。 派遣委員は、自由民主党の内海英男君、森美秀君、日本社会党の米田東吾君、公明党の私、瀬野栄次郎、民社党の和田耕作君及び日本共産党の津川武一君の六名で、ほかに、同県選出の中井委員長の御参加を得、現地の実情をつぶさに調査してまいりました。 本日は、時間の関係で、詳細な状況、要望等につきましては資料を委員長に提出しておきましたので、御参照いただくこととし、重点的に御報告申し上げます。 八月三十日から三十一日にかけて近畿地方を横断した台……
○瀬野委員 災害対策について政府当局に質問をいたします。 先ほど総理府副長官から、台風二十三号、二十五号、二十六号並びに九月一日―十三日における秋雨前線等について三百二十九号で政令指定をした旨の報告がありました。これらの災害については、本年は例年にないほど連続してやってまいったわけでございます。どうかひとつ早急なる処置をしていただいて、早く地元民が安心して生活できますように、今後とも格段の努力をまず要望いたします。 さらに、北海道冷害については、当委員会でもしばしば論議をしてきたところでございまして、本日も各委員からいろいろ発言がございました。今回の北海道の調査においても、先ほど報告がござ……
○瀬野委員 グレープフルーツの自由化問題並びにイグサのけい肺病の問題、さらに物価統制令の適用除外の問題等について質問をいたします。 時間の関係で、午前中はグレープフルーツ自由化問題にしぼって農林大臣に質問いたし、午後一時から再びイグサのけい肺病問題、さらには物価統制令適用除外の問題等について質問をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 本日は、全中、全販連、日園連等の主催で果樹農業危機突破全国生産者大会が開かれ、共立講堂において二千数百名に及ぶ生産者代表等がかってない盛り上がりを見せて、今回の自由化問題について抗議大会を開いております。このことは昨年来からいろいろと問題とされ……
○瀬野委員 梅雨前線豪雨等による災害、台風十九号による災害並びにその他の問題等について、農林大臣、関係当局に質問をいたします。 質問に先立ち、今次集中豪雨及び台風十九号によりましてとうとい生命をなくされました多くの方々に対し心からおくやみを申し上げると同時に、数多くの重軽傷を負われた国民の皆さん並びに罹災者の方に対して、心から厚くお見舞いを申し上げる次第でございます。 おもに六月上旬から、全国各地に集中豪雨によって、大別しまして前期と後期に重点的に大災害をもたらしたのでありますが、本日十時から総理府において中央防災会議が持たれ、これら災害に対して、梅雨前線豪雨等による災害として一本化するこ……
○瀬野委員 農林大臣に御見解を承ります。 まず最初に、ただいまもお話がございましたように、十一日から十六日の帰国予定で訪ソされる農林大臣、たいへん御苦労でありますが、私といたしましても、今回の下交渉において十分な成果を得ていただきますように、特に日ソ漁業条約の問題、また安全操業の問題、今後におけるいろいろ北方領域の問題等もあるわけですが、当面の問題についてひとつせっかく努力をしていただいてお帰りいただきますように心からお願いをすると同時に、御希望を申し上げておく次第であります。 きょうは、大臣が時間の制約があるので、きまりました時間の範囲内で、去る九月の十三日から十七日に至る間、当委員会で……
○瀬野委員 十一月三十日の新潟港外で発生したリベリア船籍のタンカー、ジュリアナ号の座礁による原油流出の事故について、若干の質問をいたします。 時間が詰まってまいりましたので、はしょって質問を申し上げますから、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。言うまでもなく、災害対策基本法に基づいて、広範囲にわたり多数のものに被害を及ぼすということで、当然災害としてこれを取り上げていろいろと対策をとるべきだという考え方から、私は以下質問をいたすものでございます。 ジュリアナ号の座礁に伴う油の流出事故は、かってない、わが国で経験した大惨事となったわけで、現在流出した油は六千トンにも及ぶ、こういうふうにいわ……
○瀬野委員 本日の委員会におきまして米の生産調整、米価、食管、物統令の適用除外の問題、規格外米の買い入れ及び野菜対策等についていろいろ質問の準備をしてまいりましたが、時間の制約をされておりますので、主要事項をはしょって質問を申し上げますので、明快に御答弁をいただきたい、かように思います。 赤城農林大臣は二十九日の閣議で、四十六年産米の収穫量について、十月十五日現在、全国で水稲が一千七十五万一千トン、陸稲十万七千トン、計一千八十五万八千トンという予想収穫量で、作況指数が九三%と報告しておられます。これはここ数年来続いた豊作型から見まして、二十九年九二%という作況指数から見ましても、二十九年以来……
○瀬野委員 本年も予算編成時期にあたりまして、いよいよ忙しい毎日でございますが、当面の予算編成に関して、問題がたくさんございますので、時間の制約もございますし、またこの機会に政府の対大蔵との予算折衝のための激励もしておきたいし、また重点施策についていろいろと予算獲得に努力もしていただきたい、かように思いまして、若干総花的になりますが、質問者がわが党一人に限定されております関係から、諸般の問題について今後の御見解また決意のほども承りたい、かように思って質問を申し上げます。 まず最初に、昭和四十七年度農林漁業関係の予算概算要求の中で農業、林業、水産、特に今回の対大蔵との予算折衝について、基本的な……
○瀬野委員 休廃止鉱山の公害対策等につきまして参考人の皆さんには貴重な公述をしていただきまして、たいへん感謝いたします。私から、各委員からいろいろ質問がありました以外の問題で、来たる十日に公害対策特別委員会が開かれますので、その節、また政府の見解をただすわけでありますが、その際の参考にぜひしたいのでございますので、若干のことを各参考人にお尋ねしたいと思います。 まず最初に高野参考人にお伺いしたいと思うのでございますが、先ほどの公述の中で、休廃止鉱山の基本制度として、昨年十月発足したところのいわゆる基金があるわけでありますが、毎年二億円で今後五カ年計画で約十億円、関係の会社が二十七社、こういう……
○瀬野委員 宮崎県の西臼杵郡高千穂町土呂久の亜砒酸公害、松尾鉱山の問題点について、環境庁並びに通産当局にお尋ねをいたします。 御承知のように宮崎県の五カ瀬川の上流で、この川の支流になっております岩戸川、これは有名な天の岩戸のすぐ川上になりますが、 私も本年の一月二十日から二十二日、また二月三日から五日まで、合計六日間二回にわたって現地をつまびらかに調査をしてまいりました。三月七日には岡山大学の小林教授をはじめ五人の参考人も呼んで事情をお聞きしたわけでございます。各大学の教授または現地学識経験者等の意見を聞きましても、まあ現在四日市ぜんそく、水俣病、あるいは富山のイタイイタイ病とたくさんありま……
○瀬野委員 三月十日の農林水産委員会における農林大臣の所信表明に対し、農林大臣並びに関係当局に質問をいたします。農林大臣は所信表明の中で「とりわけ、最近におきましては対外的には、円の切上げや農産物の輸入自由化の要請など、わが国の農業問題が単に国内だけでなく、常に国際関係の中において考えていかなければならない事態に立ち至っているのであります。このような状況に対処して、わが国農業の健全な発展をはかるためには、何よりもまず、わが国農業を、国際競争裏において競争できるような近代的な農業として確立することを目途としてその体質の改善をはかることが基本的に重要であることはいうまでもありません。」と、このよう……
○瀬野委員 乳価、豚価の問題について農林省当局に質問いたします。 畜産物の価格安定等に関する法律に基づいて、明日の年度末までに乳価、豚価を決定すべく、畜産振興審議会に諮問し、二十八日には豚食肉部会、二十九日には酪農部会を開いて、それぞれ答申を受けられ、いよいよ明三十一日一政府は価格を公示するという重要な時期に来ておるわけでございます。よって、以下質問申し上げるわけでありますが、政府が十分検討されて、対大蔵折衝を行なわれ、日本農政の柱の一つである畜産農家の安定と再生産が確保できるよう十分に配意を願いたいことを当初申し上げるものでございます。先ほどから乳価問題についていろいろ論議がされてまいりま……
○瀬野委員 土地改良法の一部を改正する法律案について、農林省当局に質問をしてまいります。 農林大臣が、本日は参議院の予算委員会で、出席でございませんので、これは明日あるいは明後日の大臣出席のときに質問することにしまして、その点だけは留保させていただきます。 土地改良法は、提案の趣旨にもありますように、昭和二十四年に制定して以来二十四年を経過しておるわけでございます。その間に数次にわたる改正を経て今日に至っておることは御承知のとおりであります。総合農政の一環として土地改良事業の新たな推進をはかることになるので、われわれも一歩前進であるというふうに理解をいたしておりますし、さらには、昨年、事業……
○瀬野委員 佐藤参考人、八幡参考人、鷲尾参考人、たいへん忙しいところきょうは貴重な御意見を承りましてたいへんありがとうございました。 若干時間をいただきまして、今後の審議に関しましてぜひお聞きしたい点をお尋ねいたしたいと思います。 まず、佐藤参考人にお伺いいたしたいのでございますが、先ほど佐藤参考人の供述の中で、農業用水は地域用水として考えないと国の将来の方向を誤る、こういう趣旨がありまして、パイプラインの話等がございました。地域的に効果をもたらすものである、こういったことの開陳がございましたが、このことについてもう少し具体的に、簡潔にひとつお答えをいただきたいと思います。
○瀬野委員 土地改良法の一部を改正する法律案について農林大臣に質問をいたしたい。 本法案については、去る四月四日、私も二時間にわたって農地局長なり農林政務次官に質問をいたしてまいったのであります。また一昨日四月十一日には、参考人を呼んで参考人の陳述をいただき、質疑を行なって諸問題を詰めて明らかにしてきたところでございます。本日は最高責任者である農林大臣の出席を得まして土地改良に対する質問をいたすことになったわけでございます。時間の制約がございますから、たくさんの問題について大臣の御所信を承りたいので、ひとつ大臣においては簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 まず最初に、今後農政を展開して……
○瀬野委員 漁港法の一部を改正する法律案、中小漁業振興特別措置法の一部を改正する法律案並びに漁業協同組合整備促進法を廃止する等の法律案、この三案について当局に質問をいたします。 先日来、いろいろと論議がかわされてきておりますので、若干重複する点もあろうかと思いますけれども、一応この三法について質問をいたしまして、さらにこれに関連して、私は、海上交通安全法案がきょうから上程されて審議されるということでございますので、これに関連して、農林省当局のいろいろお考えをお伺いしておきたい。さらには、先般三月の十八日、予算委員会で質疑をいたしました有明海天領区の今後の漁業操業問題について、また農林大臣管轄……
○瀬野委員 農林大臣並びに国税庁等関係当局に一般質問をいたします。 私は、第一に、物価統制令適用除外後の米価の値上がり問題について、第二に、グレープフルーツの組合貿易並びにオレンジジュースの緊急輸入並びに四十七年度五百トン割り当てについてお伺いをし、第三に、元全購連の佐藤造機問題、第四に、元全購連に対する国税庁の特別調査問題について、順次質問をいたしたい、かように思います。 まず最初に、去る四月一日、物価統制令適用除外後の米価の問題について、農林大臣並びに農林当局は、食糧庁をして、四月十四日と思いますが、第一回調査を行なった。すなわち、米の小売り価格調査として調査結果を現在まとめておられる……
○瀬野委員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案について政府当局に質問をいたします。 本法は、三十四年一月一日に施行以来、数次にわたる法改正が行なわれ、特に三十九年、四十一年、四十四年及び昨年の四十六年度に改正が大きく行なわれました。その内容も、次第に国家公務員共済の一般的な水準に接近する状態にまで改善されつつあることは私たちも認めるわけでありますが、日本の年金制度の中心になっておりますところの厚生年金との関係あるいは各種公的年金制度との統一、調整等の問題がまだ数多く残っているのが実情でございます。昨年も本法の改正にあたって種々議論をしたところでございますが、本年度もかなりの改……
○瀬野委員 私はただいまから、熊本営林局管内川内営林署に起きた国有林の不正事件並びに埼玉県秩父営林署に起きた不正事件について、林野当局に質問をいたします。さらに、時間が許せば、凍霜害の問題について若干蚕糸園芸局長、国税庁に質問をいたしたい、かように思うわけです。 大臣がちょうど渉外事務で、アメリカ大統領補佐官のエバリー氏との会見のために中座されましたので、大臣に対する質問は後日に譲ることにいたしまして、さっそく問題の焦点に入ってまいりたいと思います。 ただいまもいろいろ論議されてまいりましたが、林野庁長官も福田長官にかわられて、本年度の林業白書を見ますと、かつてないきびしい内容となって、国……
○瀬野委員 農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案について当局に質問をいたします。 去る五月三十一日から六月二日まで、熊本、大分方面の第一班として国政調査に参ったわけでございますが、その節、現地からもたくさんの要望または将来の本法に対する要請等がなされてまいったわけであります。先ほど報告がございましたとおりでございますが、本日の審議にあたりまして、以下、将来のためにも本法に対する質問を申し上げておきたい、かように思うわけです。 御承知のように、昭和四十三年度以降、果樹保険臨時措置法に基づいて果樹共済の制度化のための試験が行なわれて、いよいよ昭和四十七年度をもって終了するわけ……
○瀬野委員 昭和四十七年産の生産者米価及び消費者米価問題、二番目に畜産関係、三番目に熊本及び長崎県の漁業紛争問題について農林省関係当局に質問いたします。農林大臣が参議院のほうへおいでになりましたので、ひとつ関係当局においては責任ある答弁をお願いしたいと思います。 第六十八国会もあと八日間を余すのみとなりまして、本日と来たる十五日の米価問題審議をもって日程が一応本国会では終わるということになるわけですが、本日は特に、去る五月三十一日から六月二日まで三日間当委員会で現地を視察いたしました熊本県、大分県等からの要請等もたくさんございましたので、その中の若干を質問申し上げたい、かように思うわけでござ……
○瀬野委員 昭和四十七年六月ないし七月の断続して発生した梅雨前線豪雨による災害について、本名総務長官をはじめ関係当局に質問いたします。 今次災害で犠牲になられた方が数多く、また遺体の発掘が済んでいない方もたくさんあるわけですが、まずもって心から御冥福を祈ると同時に、数多くの重傷、軽傷者の方の一日も早い御全快と被災者の皆さん方の早急な御再起を、心からまずもってお祈りいたす次第であります。 私は、特に今次災害で最大の人的被害を受けました熊本県について重点的に質問をいたしたい、かように思うわけであります。 私も、去る六日の夜から九日に至る四日間急遽現地へ参りまして、熊本県下一円並びに鹿児島の一……
○瀬野委員 昭和四十七年六、七月梅雨前線豪雨による災害について、建設大臣並びに関係当局に質問いたします。 七月十二日、個人災害等の緊急な問題等についてはすでに当委員会で質疑をして現地へ参ったわけですが、きょうは時間の関係がかなり制約されておりますので、はしょって質問いたします。 当委員会においては、熊本県に去る七月十三日から三日間にわたって、被害状況の調査のため委員を派遣していただき、本員も現地参加をいたしまして調査をしてまいったのでございますが、今次災害で最大の被害を受けました熊本県について、いろいろと具体的な問題を質疑をしてまいりたい、かように思います。 御承知のように被害総額が三百……
○瀬野委員 昭和四十七年産米の政府買い入れ価格等の問題について農林大臣に質問をいたします。 田中内閣成立以来、農林大臣の農政に対する基本方針等をまだ伺っていないわけで、わが党としてもすでに質問主意書でいろいろ伺った点でありますが、本日は米価審議会のあとを受けまして、緊急な問題でございますので、時間等の制約もございます関係から、直ちに米価問題に質問を展開してまいりたい、かように思うわけでございます。 先ほどからいろいろと質疑がなされておりますが、私は最初に今回の答申につきまして――農林大臣も各委員から昨日詳しくいろいろと御意見を聞いた、大いに参考になった、こういうふうに先ほどお話もございまし……
○瀬野委員 私は、まず農林大臣に、農政の基本方針を最初にお伺いしまして、午前中から論議されております農産物の自由化問題を中心に質問をいたしたい、かように思います。 去る七月二十七日の米審後の当委員会におきまして、米価問題等を農林大臣に質問いたしたわけでありますが、その後、本年度生産者米価が七%ということで一応の決着を見たわけであります。その際は米審の問題が主体でありまして、時間がございませんので、まず冒頭に、農林大臣に、就任されてから約一カ月余を経過しておりますが、この間、懸案とされておりました米価も一応決着を見たということで、来年度の農政展開の基本方向を大臣もるる検討しておられたわけであり……
○瀬野委員 消費者米価問題並びにいわゆる農産物の輸入自由化問題等について質問をいたします。 時間の制約がございまして、農林大臣がきょうは米価審議会のほうに出席をしておられて午後こちらに来られるということで、午前中の時間がわずかで、午後大臣に対する質問の時間が若干ございますので、午前中は消費者米価問題についてしぼり質問申し上げ、午後農産物自由化問題等について質疑をいたすということにいたしたい。もちろん米価問題についても農林大臣に質問することは当然でございます。 まず最初に、消費者米価問題でございますが、昨日、本日と米審が開かれまして、今回八%値上げの諮問がなされております。消費者物価の上げ率……
○瀬野委員 参考人の皆さんにはたいへん長時間お疲れのところ御苦労ですが、もうしばらくでございますので、よろしくお願いしたいと思います。また坂本フジエさん、患者を代表しておいででたいへん御苦労でございますが、よろしくひとつお願いしたいと思っております。 公害の原点といわれ、しかも世界史上初めてといわれるような今回の水俣の被害でございます。先般来たびたび私も現地へ参りましていろいろ現地の皆さん方にお世話になってまいりましたが、三月二十日裁判がおろされて判決が出まして今日に至っておりますが、今回の水俣病を見ますと、何と申しましても患者の皆さん方が一万人以上という数の多いことから、熊本県、鹿児島県、……
○瀬野委員 石炭対策について、通商産業大臣並びに労働大臣の所信表明に対する質問を行ないます。 まず最初に、所信表明の中に「政府におきましては、一昨年来石炭鉱業審議会の場において、今後の石炭対策のあり方につきまして、審議を重ねてきたところでありますが、昨年六月にその成果が同審議会の答申として政府に提出されております。政府といたしましては、この答申の趣旨を尊重し、昭和四十八年度から昭和五十一年度までを対策期間とする新しい長期的石炭対策を推進する所存であり、昨年七月にはその旨の閣議決定を行なったところであります。」こういうように、五項目にわたって述べられております。本日は、時間の制約もあるので、特……
○瀬野委員 石炭鉱業合理化臨時措置法等の一部を改正する法律案について政府に質問いたします。 政府は、新たに石炭合理化事業団の業務として、経営改善資金、いわゆる運転資金の貸し付けを行なうこととしておりますが、その運用について、貸し付け事由が非常に限られており、さらに貸し付け期間も三ないし六カ月ということで、現状は、石炭の取引減、特に電力用炭の急速な減少による異常貯炭増加、あるいは貯炭引き当て借り入れ金の返済が企業の資金を圧迫しているような現状でございます。 そこで、先日来審議が続けられてきたところでありますけれども、さらに私は若干の質問を政府にいたすわけでありますが、委員会が連日競合しており……
○瀬野委員 三菱大夕張炭砿問題並びに常磐炭砿の坑内火災について通産大臣にお伺いいたしたいと思います。
大夕張炭鉱について先ほど大臣は、閉山のやむなきに至った、今後は民生安定等の施策を行なう、こういうふうに言われたわけですけれども、私はことばじりをとらえるわけじゃありませんが、現時点においては、先ほど局長はヒヤリングをして検討しておるところである、こういうふうに答弁しておられるのですけれども、すでに現時点で政府は閉山、こういうふうにきめておられるのか、その点をまず最初に大臣から再度見解を明らかにしていただきたい、かように思います。
【次の発言】 まだ現時点では存廃問題についてははっきりと政府は……
○瀬野委員 農林大臣に大豆、飼料、ミカンの問題等当面緊急な問題について質問を申し上げます。時間の制約もありますので、柱だけはしょって質問いたしますので、ひとつ御答弁は簡潔にお願いしたいと思います。 まず、大豆の問題でありますが、わが国の大豆市況は、本年の一月下旬に入りましてにわかに急騰したわけでございます。一俵当たり五千円弱が半月の間に三倍の一万五千円になったわけでございまして、とうふ、みそ、しょうゆ、納豆の高騰にもつながり、国民生活に影響すること甚大でありまして、たいへんな社会問題になっていることはもう周知の事実であります。ことに零細なとうふ製造業者等にとっては死活問題であるということで、……
○瀬野委員 林野庁長官に対し、木材価格の急騰に対する対応方針、並びに国が行なう民有林野の分収造林等に関する制度的措置に関連して質問いたしたいと思うのです。 本日は時間の制約がございますので、森林の基本であるところの地域施業計画及び地域森林計画については、来たる三月六日、農林大臣に質問をいたすことにいたしておりますので、当面の若干の問題についてきょうはお伺いをいたしたい、かように思うわけでございます。 まず最初に、政務次官にお伺いいたしますが、今回の木材価格の急騰の原因、これはいろいろいわれておりますけれども、政務次官はどのような原因で木材価格が急騰したと思われるか、簡潔にひとつお答えをいた……
○瀬野委員 去る二月二十二日、昭和四十八年度農林関係予算の説明と農林大臣の所信表明があったわけでございます。当委員会は、本日は農林大臣の所信表明に対する質問ということでございますので、限られた時間の中で、特に私は農業、林業、漁業に対して基本的な問題をとらえ、細部については次回委員会等でまた論議をすることにいたしまして、農林大臣に見解を承りたい、かように思います。 まず最初に、農林大臣の予算説明の中で、「第一に、高能率農業の展開に関する予算について申し上げます。 わが国経済の発展とその急速な国際化の進展に対応して、国民経済の一部門としての農業の均衡ある発展をはかるためには、その体質改善を急速……
○瀬野委員 漁港法第十七条第三項の規定に基づき、漁港整備計画の変更について承認を求めるの件について当局に質問をいたします。 この計画の中で「前項の計画方針に基づき、昭和四十八年度以降五年間に四百二十港の漁港について、それぞれの漁港に適応した外郭施設、係留施設、水域施設、輸送施設および漁港施設用地等を整備する。」こういうふうに五つのことが述べられておりますが、あとあとのために確認する意味でも、この「外郭施設」とは具体的にはどういうことを対象に考えて計画されておるのか。同じ理由で「係留施設、水域施設、輸送施設および漁港施設用地」これを分けてひとつ明確に最初にお答えをいただきたいと思います。
○瀬野委員 昭和四十八年度の乳価、豚肉価格の問題について農林省当局に質問いたします。 三月二十六日に虎の門久保講堂において全国農協代表者大会が行なわれまして、乳価、豚肉価格要求がなされたわけでございます。私も当日、党を代表してごあいさつを申し上げてきたわけでございますが、この大会は例年にない活気に満ちた、また北海道、熊本、九州の酪農地帯から多頭飼育をやっている方、また農協の代表の方というように、すごい熱気のこもった大会でございまして、各党からもそれぞれごあいさつがあったわけでございます。 きのう、きょうにわたっていろいろ質疑がありまして、ほとんど問題の焦点がしぼられて質疑がされておりますが……
○瀬野委員 昭和四十四年に閣議決定された新全国総合開発計画において広域農業総合開発計画が指定されておるのは、御承知のとおりです。北海道の根室、熊本県、大分県にまたがる阿蘇・久住・飯田高原、岩手県の北上、福島県の阿武隈等でございますが、このことについては、一昨年、また昨年においても、予算委員会等で私これが推進について当局の見解をただしてきたところでございますけれども、この大規模畜産基地建設事業ともいうべき広域農業総合開発についていろいろお尋ねをしたい、かように思うわけでございます。 そこで、まず最初に、肉資源の枯渇しておる現在、その増産が叫ばれておるときでございますが、この計画が現在どういうふ……
○瀬野委員 乳価の保証価格について農林大臣にお伺いいたします。 三月の二十七日、二十八日、二十九日と三日間にわたって、当農林委員会で私も当局をはじめ大臣に前後七回にわたって乳価の保証価格について質問をしてきたところであります。特に三月二十九日は夜の十時近くまで審議をいたして、大臣にも出席を求めて再三論議をしたところでありますが、その中で大臣は、答申に期待している、また答申を尊重しながら私として努力しなければならない点が残っている、さらによく検討して、まだ努力が残っているので期待にこたえるというような答弁をしばしば行なわれたわけでございます。その節、私は多分にこれは政治加算を意味するのではない……
○瀬野委員 食糧問題について農林省当局に質問をいたします。 特に本日は、モチ米の未検査米の大手商社による買い占めの問題を中心に質問をいたすわけでありますが、いま茨城、福島両県警本部において、昨四日丸紅東京本社を食管法違反の容疑で今週中にも一強制捜査に踏み切る方針をきめております。強制捜査に踏み切るということは、今回が初めてのケースでございます。去る三月二十三日、食糧庁が未検査のモチ米、やみ米、計八百十五トンを扱った悪質な業者として警察に告発したわけでありますが、その中で八件、六業者のほとんどが大手である丸紅に関係している。しかも丸紅が中小業者を間に立てて、やみ米を買い占めておるという事実であ……
○瀬野委員 日ソ漁業交渉等に基づく問題並びにスケソウダラの問題等について、水産庁当局に質問をいたします。 今年のサケ・マス、ニシンの漁獲量をきめるところの第十七回、日ソ漁業交渉が東京で開かれ、またカニ、ツブの漁獲量をきめる政府間交渉がモスクワでそれぞれ三月一日から開かれたわけでございます。御承知のように、日ソ漁業交渉は昭和三十二年第一回交渉以来、ソ連側が漁獲量の規制と休漁区の拡大によりわが国を北洋漁場から締め出そうというようなことで、資源の悪化を強調して今日きびしい規制等を迫ってきております。本年は日本も一昨年の水準並みでということで交渉に入ったわけでありますが、国民の重要な動物たん白源であ……
○瀬野委員 飼料や米穀等の売り渡し価格についての時限立法が間もなく提出されるということで、かねがねから畜産農家をはじめ各団体等も強い要求をしておったわけでありますが、この立法の前に農林大臣に若干の質問をしておきたいというように思うわけです。 もちろん今回の立法措置は四月―六月の時限立法ということになっておりますが、先ほどから説明がございましたように、今回昭和四十五年以前の産米すなわち古々米に対する四十万トンの払い下げ、政府操作飼料として麦等二十万一千トンの払い下げということでございますが、当初農業団体やわれわれが古々米五十万トン、政府操作飼料二十五万トンを払い下げてほしいということで強く要求……
○瀬野委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案、農林中央金庫法の一部を改正する法律案、農業近代化資金助成法及び農業信用保証保険法の 一部を改正する法律案、農林水産業協同組合貯金保険法案、いわゆる金融四法について農林大臣並びに当局に質問をいたします。 まず最初に、農業協同組合法の一部を改正する法律案から逐次質問してまいりたいと思います。 金融機能の拡充ということでございますが、今回の改正によりまして、単協に対しては手形の割引、債務保証、内国為替取引、有価証券の払い込み金の受け入れ等、さらに農林中央金庫、信農連等の業務代理といったような新たな能力が付与されておるわけでございますが、事業能力……
○瀬野委員 農林大臣が参議院の農林水産委員会に出席されて、当委員会で議員立法しました古々米四十万トン及び政府操作飼料の二十万一千トンの審議に入っておられるということでございますので、中尾政務次官に主として緊急な問題として次のようなことを質問いたしたい、かように思います。本日は、私いろいろ質問通告をしておりましたが、けさほど通告しました問題からまず当局のお考えをただしていきたい、こういうように思います。 きのう実は金融四法の審議をいたしまして、その中で、農業協合組合法の一部を改正する法律案の中でレンタル制の問題等をいろいろ一時間近く論議したわけでありますが、その中で今後の土地の買い占め、乱開発……
○瀬野委員 農林中央金庫法の一部を改正する法律案等いわゆる金融四法について、本日は参考人においでいただきまして、貴重な意見開陳をいただきました。私も若干の点を各参考人にお尋ねいたしたいと思います。
まず農林中央金庫法の関係で片柳参考人にお伺いいたしますが、今回の改正にあたりましては、五十年ぶりの改正でありますが、中金としてはどういう性格をもって今後対処されるのか。われわれも十分承知しておりますけれども、この機会に、冒頭あらためて意思の表明をお願いしたいと思います。時間の関係で簡潔にお願いします。
【次の発言】 片柳参考人にさらにお伺いしますが、農林中央金庫が五十年の存立期間を満了して再出発す……
○瀬野委員 農林大臣並びに林野庁当局に対して、去る四月十九日当委員会で私が追及いたしました田中総理の発言問題並びにマツクイムシ防除対策等について質問をいたします。 農林大臣にまず最初にお伺いいたしますが、本日も物価問題等に関する特別委員会が開かれて、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案が審議されております。御承知のように、商品投機、土地暴騰が非常に問題になって、当委員会でも過日連合審査を開くと同時に、たびたび委員会で明らかにしてきたところでございますが、去る四月十九日、当委員会で私がお尋ね申し上げました田中総理の発言に対して農林大臣に伺うわけでありますが、去る十六日……
○瀬野委員 農業協同組合法の一部を改正する法律案並びに農林中央金庫法の一部を改正する法律案について、農林大臣にお伺いいたします。 この両法案については、私は去る四月十八日に当委員会で二時間余にわたって質疑をいたしたところでございますが、その中で特に問題となった点について総括的に質問をいたしたいと思うのであります。以下の御質問は将来必ず問題点となると考えられますので、ひとつ明快にお答えをいただきたいということを、最初にお願いをするわけでございます。 農業協同組合法の一部を改正する法律案のほうでございますが、この中の第十条の九の一として「地方公共団体又は地方公共団体が主たる構成員若しくは出資者……
○瀬野委員 オレンジ、果汁の自由化問題について、農林省当局に質問いたします。 日米通商協議が御承知のように事務レベルで五月七日からワシントンで開かれております。日米経済戦争がますますエスカレートしてまいりまして、今回の協議では、米国側が農産物など、特にオレンジ、果汁、牛肉について強力な自由化を迫ってくる、こういうふうにいわれて、関係農民はたいへん危惧をいたしておるところであります。来たる五月十六日には、東京の北の丸公園の日本武道館で、オレンジ、果汁自由化阻止全国生産者大会が二万人を結集して日園連主催のもとに開かれるということで、早くもこの自由化に対して阻止運動が展開されておるところでございま……
○瀬野委員 開拓融資保証法の廃止に関する法律案について、農林大臣並びに農林省当局に質問いたします。 戦後、緊急開拓事業の実施以来、開拓者に対して特別の施策を政府は講じてきたところでありますが、四十七年度に開拓農協の実態調査、保証制度運営実態調査等を行なった上で、四十七年十月、開拓融資保証制度を農業信用保証保険制度へ統合することとし、その案を開拓者団体に農林省は指示されたわけでございます。 一方、開拓者団体のほうは、従来から開拓融資保証制度の存続強化を組織決定してきたところでありますが、ついに涙をのみながら、やむを得ないということで、今回農林省案に対し要望事項を付してこれを受け入れるという態……
○瀬野委員 開拓融資保証法の廃止に関する法律案について、本日参考人に御足労いただきましたので、若干の点をお尋ねしたいと思います。 本法案は、御承知のように、開拓融資保証制度を農林信用保証保険制度に統合するための承継契約の締結、その他手続の方法等について規定しているものでありますが、御承知のように、戦後、マッカーサー指令等によって、失業対策また食糧増産ということで、希望によって開拓者が入植し、国民の食糧供給に大きな力を尽くして、今日まで二十数年間努力をされたことに対しては、私たちも敬意を表しております。したがって、国の責任において行なった開拓行政を、最後もりっぱに国の行政によって総仕上げしてい……
○瀬野委員 水俣病対策並びに第三水俣病等につきまして、環境庁をはじめ関係各省庁に質問いたします。 水俣、新潟に続きまして有明海に第三の水俣病が発生していたという報告が、去る五月二十二日、熊本大学第二次水俣病研究班班長武内忠男医学部教授から熊本県の沢田知事に提出されまして、世間は驚いてこれを受けとめたわけであります。この報告は、同研究班が熊本県の委託を受けて四十六年から二年がかりで行なった「十年後の水俣病に関する疫学的、臨床医学的ならびに病理学的研究」の最終報告となっておるわけでありますが、事実、私たちも、まさかと思ったことが報道されましてショックを受けたわけであります。その間の経緯はテレビ、……
○瀬野委員 漁船損害補償法の一部を改正する法律案、漁船積荷保険臨時措置法案、水産業協同組合法の一部を改正する法律案、いわゆる水産三法並びに当面問題になっております水俣病並びに第三水俣病について、農林大臣はじめ環境庁と各関係省庁にお伺いをいたします。 去る五月二十二日、武内教授の報告によって、熊木県は第三水俣病の発生によって一大ショックを受け、われわれもたいへんな驚きを持ってこれを迎えたわけであります。 そこで、わが党としては直ちに五月二十三日、三木環境庁長官に、汚染源の調査、安全基準、健康調査、漁業補償、さらには汚泥処理など七項目の申し入れを行ない、そのほとんどを早急に実施すると環境庁長官……
○瀬野委員 麦価問題について農林省当局に質問いたします。 四十八年産麦の政府買い入れ価格、政府の標準売り渡し価格をきめる米価審議会が来たる十九日、午前十時から農林省三番町分庁舎で開かれることになったわけでありますが、農林省の諮問案作成にあたり、抜本的な解決策を十分に検討し、対策を織り込んでいただきたいのであります。 中尾政務次官に最初にお尋ねいたしますが、麦作はまさにここ一番という重大なところに来ていることは十分承知だと思いますが、本年の麦価大幅決定いかんにかかっている、私はこういうふうに言っているのであります。すなわち、政府が四十八年秋まきに力を入れるかいなかによって百万トンへの回復もこ……
○瀬野委員 世界の穀物不足と日本の食糧問題、並びにオレンジ、果汁等の自由化問題と、チルド、冷凍果汁工場問題、さらには全農関係の指導監督問題等について農林当局に質問いたします。 まず最初に、世界の穀物不足と日本の食糧問題についてお尋ねするわけでありますが、これは来たる六月二十七日田中総理に当委員会に出席を求めて、土地、米対策、自由化問題について総理の見解をただすわけでございますので、その前提として当局に若干の問題について見解を承りたい、かように思います。 御承知のように、干ばつ、冷夏暖冬、洪水など、世界的な異常気象がにわかに食糧不足ということで表面化してきております。穀物輸出国であるところの……
○瀬野委員 橘参考人、長畑参考人、比嘉参考人には忙しいところ本法の審議にあたっておいでいただきまして、冒頭感謝申し上げます。 本法の審議にあたっていろいろ参考にしたいので、要点をはしょってお伺いいたしたいと思います。 まず橘参考人にお伺いしますが、先ほど畑作物共済及び園芸施設共済に関する臨時措置法案に対しては第一歩を踏み出したということでは評価しているというお話がございました。まことにそうだと思うのですが、橘参考人は将来の本法のあり方についてはどういうふうにお考えであるか、葉菜、根菜等もあるわけですが、その点も含めてこの際御意見を承っておきたいと思います。
○瀬野委員 畑作物共済及び園芸施設共済に関する臨時措置法案について農林省当局に質問いたします。 北海道は昭和二十八年、二十九年に連続冷害を受けまして、これを契機に三十年から北海道庁が冷害恒久対策の一環として畑作物共済制度調査委員会を設置し、検討に着手してまいったわけでありますが、まず最初に、北海道における畑作物実験共済事業は、道が定めた畑作物実験共済実施基準と農共連の定めた畑作物の実験共済実施要領によりまして、昭和四十一年から四十三年の三年間実施してこられたわけですけれども、この試験実施の結果について当局はどのように評価しておられるか、経過はいいとして結論的なものをひとつ最初にお答えいただき……
○瀬野委員 大豆並びに飼料等の問題について米国政府が輸出規制を行なったことについて、主として農林省並びに大蔵省当局に質問いたします。 私は本件に関し、去る六月三十日、農林大臣に直接お会いしまして、緊急に重要な四項目の申し入れを行なったわけであります。あらためて本日は当局の見解を明らかにしたい、かように思うわけでございます。 冒頭申し上げますが、米政府は六月二十七日、日本時間二十八日に、自国内の肉類等の高騰対策の必要から、大豆、綿実並びにこれらを原料とする全製品に対し、既契約分を含め輸出規制を実施することを発表し、その具体的な規制方法、輸出割り当て量などについて、七月二日までに公表することに……
○瀬野委員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、農林大臣、当局に質問をいたします。
まず最初に局長にお尋ねしますが、衆議院の農林水産委員会で昨年五月十八日、私たち本法の審議をいたした際に、五項目の附帯決議を付しております。先ほど大臣からも若干の答弁があったようでありますが、まず局長から具体的にこの附帯決議にどのようにこたえて今回本法案を出したか、かいつまんで冒頭お答えをいただきたい、かように思います。
【次の発言】 厚生年金から分離独立した公的年金制度として、御承知のように、昭和三十四年一月から農林年金ができたわけでありますが、御存じのように、この年金は足どめ年金、こ……
○瀬野委員 大豆輸出規制並びに飼料、牛の奇病等の畜産問題、全農についての質問を、農林省、大蔵省、厚生省当局に質問いたします。 本件については、一昨日当委員会で、七月三日でございましたが、私、質問をいたしまして、従来からもしばしば当委員会で質問してきたことでございますが、時間の関係上、若干問題が残りましたので留保しておりました関係から、そういったことを含めまして本日は質問申し上げたいと思います。 まず最初に、飼料問題を冒頭お伺いします。新しい乳牛用のえさとして最近富山県で売り出された石油化学合成飼料を食べた乳牛が相次いで死んでおる。事態を重く見た販売元、同県の経済農協連は、県畜産課の指示を受……
○瀬野委員 飼料問題並びに麦作振興の問題を若干と、さらに、去る七月三日以来質問をしておりましたチルドジュース工場の一元化問題、この三点にしぼって質問をいたします。 まず最初に、七月三日以来四回にわたっていろいろ質問してまいりましたが、その後詰めてない問題等もございましたので、若干補足的に質問をいたしたいと思います。 まず最初に、飼料問題で、アメリカのデント商務長官が、七月五日の発表によりますと、さきに輸出規制を発表した大豆及び同製品ほか、その他の飼料、動物油脂及び食用油など四十一品目が輸出規制の対象品目に加えられ、これら四十一品目が、六月十二日以前のものは成約どおり船積みできるが、六月十二……
○瀬野委員 森林法等の一部を改正する法律案、土地、米対策、農産物自由化問題について田中総理に伺います。 ただいまから七、八点について質問をいたしますが、農林省は、大蔵省農林局とこういわれるように予算が少ないし、予算獲得が十分でない、こういうふうにいわれて、田中首相も農家の出身であり、農林水産業については十分認識をしておられると思うのですが、こういったことを踏まえまして、今後農林水産業に十分なる新年度予算に対して対処をしていただきたい、こういうことを含めまして、以下、質問をいたすのであります。 国民生活の中における森林の役割りというものをまず最初にお尋ねしますが、わが国の森林及び林業を取り巻……
○瀬野委員 森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに林野庁長官、関係当局に質問いたします。 農林大臣に最初、数点について、総括的な問題として質問申し上げます。 田中首相が、去る七月十一日当委員会に出席された際、私、数点にわたって質問をいたしたわけでありますが、それに関連してまず農林大臣にさらにひとつお伺いをいたしたいと思います。 最初にお尋ねしたいことは、国民生活の中で森林の果たす役割りということについてお尋ねをするわけでありますが、わが国の森林及び林業を取り巻く情勢というものが、いままでは国の森林、林業政策が木材生産等の経済的機能を発揮するようなことで……
○瀬野委員 宮脇参考人、池田参考人にはたいへん貴重な御意見ありがとうございました。さっそくですが、宮脇参考人に若干お尋ねします。 米価問題は、今後の農業の位置づけを決定づける従来にない重大な今回の米価決定とわれわれは考えておりますし、また会長もそのようにお考えだと思います。そこで、すなおに生産費・所得補償方式を出していただきたいということは、先ほど陳述されまして、逆算米価によって例年行なわれているということを指摘されましたが、われわれも同感です。 そこで、今回の平均十キロ当たり二千百八十五円、これに対して米価対策本部長として全農家を代表し、いかなる対抗手段でこれに臨む決意で、またどういうふ……
○瀬野委員 森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案の審議にあたりまして、本日は全森連の専務理事の喜多参考人、田村参考人、船越参考人また森谷参考人、お忙しい中をおいでいただきまして貴重な御意見ありがとうございました。十分参考にして今後審議をしてまいりたいわけであります。 御存じのように、昭和四十四年、四十五年から自然保護問題が急激に国民的要請によって活発になってまいりました。当時日光をはじめ全国各地を回りまして自然保護の推進にいろいろと努力してまいったのですが、その節たいへんお世話になりまして、この席をかりて厚くお礼を申し上げます。 きょうの貴重な御意見をもとにしていろいろまた検……
○瀬野委員 飼料、乳価問題、消費者米価、生産調整、沖繩及び鹿児島南西諸島におけるサトウキビ生産者価格対策、干ばつ対策及び輸入果汁割当、チルドジュース一本化構想等について、先日来質問通告をいたしました問題につき、農林大臣並びに関係当局にお尋ねします。 御承知のように、第七十一回特別国会は再延長となりまして、一カ月余にわたる空白が続いたために、八月上旬には米価審議会が行なわれましたが、それらを含めましてたくさんの問題が山積いたしております。 ときあたかも農林省においても、各省、概算要求の時期であり、これらに関連してわが党でも七月二十四日に、農林大臣に直接二十五項目についての当面の来年度予算に対……
○瀬野委員 森林法の一部を改正する法律案について、ただいま問題になっております保安林に関連して、農林大臣はじめ当局に質問いたします。 自衛隊が合憲か違憲かの論争で注目されておりました長沼ナイキ基地訴訟は、去る九月七日に札幌地裁第一部で、自衛隊は戦力であり憲法違反であるとの自衛隊に対する違憲判決を下したわけであります。政府は直ちに上告ということでいろいろ手続をなさったわけでありますが、法的決着は上級審でこれを行なうということになるにしても、この中で保安林解除が根本的な問題であることは御承知のとおりでございます。 そこで、私は、本日、憲法論議は、別な機会ということで、しょうとは思いませんが、森……
○瀬野委員 オレンジ、果汁等の農産物自由化並びにチルドジュース工場の問題について、農林省当局に御質問いたします。 このことについては、去る六月二十一日、七月十日、また七月十一日は特に田中首相に質問したわけでございます。最近では八月二十九日に、四度質問を申し上げてまいったところでございますが、この間総理からもいろいろ答弁がございましたし、また特に本日出席の中尾政務次官には、九月までにチルドジュース工場の一元化については必ず解決するというようなことも言われた経緯があるわけでございまして、これを踏まえてただいまから質問してまいりたいと思います。 まず最初に、順序といたしまして、昭和四十七年度のミ……
○瀬野委員 飼料価格及び畜産経営問題等について、緊急事態が起きておる本日、井田、根岸、彦坂、松村四参考人には貴重な御意見をいただきまして、たいへん有意義な参考になったことを、冒頭お礼を申し上げます。 午後、本委員会でもこういった問題について政府にその考えをただし、皆さんの要求を実現するために質問を続行することにいたしておりますが、この際ぜひ承っておきたいことが若干ございますものですから、若干の質問を申し上げます。 まず最初に、全農の井田参考人にお伺いいたしますが、御承知のように、九月七日閣議に報告されましたところの飼料緊急対策については、二つの問題が提起されております。その中で畜産経営特別……
○瀬野委員 消費者米価問題並びに沖繩及び鹿児島南西諸島のサトウキビ問題、この二点にしぼって櫻内農林大臣に質問いたします。 まず、今回の消費者米価問題から質問をいたしますけれども、やがて米審から大臣も帰ってくるように聞いておりますので、その間政務次官にお伺いいたします。 御承知のように十一月七日から米審が開始されまして、いよいよきょうは答申が出るという段階でありますが、今回の米価諮問にあたっては、消費者並びに消費者団体等の国民の強烈な反対にもかかわらず、米においては一三・八%、麦においては三五%の諮問がなされております。新聞紙上その他等を見ましても、すでに自民党内においてもこれらの問題をとら……
○瀬野委員 国際協力事業団法案について、去る四月二十六日外務、農林水産、商工、三委員会の連合審査で関係閣僚に対して質疑をいたしたところでありますが、大平外務大臣に対する保留分数点について質問をいたします。
まず第一に、わが国の経済協力政策の転換とあわせ、政府開発援助をどのように量的にも質的にも改善していく方針であるか、まず最初にこの点、大臣の御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 先進国並みにレベルを上げていきたいというような御答弁でありましたけれども、伝えられるところによりますと、アメリカの下院が第二世銀への予算支出を否決したと聞いております。さらにまたわが国の大蔵大臣の発言にもう……
○瀬野委員 各参考人には、たいへん忙しい中を、貴重な御意見をありがとうございました。 本日の参考人の御意見を承っておりますと、さすが各団体の会長さん、または重要な位置にある方であるだけに、きょうは、かつてない熱意のこもった開陳がなされまして、日夜混乱の中に、油の供給にあたって昼夜を分かたず腐心しておる姿をよく承知しておりますが、たいへん御苦労だと思っております。 明日は、農林水産委員会を開いて、これらの問題を総まくりに質問いたすことにしておりますが、以下、各委員から質問の出なかった点等をかいつまんでお聞きしたいので、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 まず、全中の松村さんにお伺いしま……
○瀬野委員 農林漁業用石油等の需給適正化対策について、農林省、通産省、外務省、運輸省当局に質問いたします。 まず、最初に、政務次官にお尋ねいたしますが、今回商工委員会に提案されております石油需給適正化法案は、現在審議中でございますが、来たる十五日ないし十七日の間に大連合審査等が行なわれる予定で、その機会にもいろいろと正式にお尋ねいたす所存でありますけれども、その前に、農林省の考えをお聞きしておきたいという意味から質問いたしたいと思うのであります。 「石油供給目標」の第四条によりますと、「通商産業大臣は、石油の輸入動向、石油の在庫状況その他の事情を勘案して、通商産業省令で定めるところにより、……
○瀬野委員 全農問題について、農林大臣並びに国税庁当局に質問いたします。
十二月の十三日に、当委員会で、農政の基本問題並びに油に関係する問題等を質問いたしてまいりましたが、本日は、時間の制約がございますので、全農の問題にしぼっていまから質問をいたしたいと思います。
まず、最初に、農林大臣にお伺いしますけれども、全農に対する指導、監督及び監査の姿勢ということについて、大臣はどう対処されておられるか、その点を承りたいと思うのであります。
【次の発言】 昭和四十七年三月に全購連と全販連が合併をして全農となったわけでありますが、資本金が六十億円以上となった場合は、特管法人として、当然国税局の特別調……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明に対する質問を行ないます。
農林大臣は、去る二月六日の所信表明の中で、冒頭、「最近のわが国経済社会は、石油の供給削減と物価の著しい高騰等により、これまでにないきびしい局面を迎えております。農政の分野におきましても、農産物の国際価格の高騰、農林漁業生産資材の需給、価格の問題、地価の値上がりによる農業開発用地の取得難等、きわめて困難な事態に直面しております。」と述べているが、どのようにきわめて困難な事態に直面していると感じておられるか。現状認識を、冒頭に具体的に述べていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、大臣の所信表明に対していまから逐次質問をしてまいりま……
○瀬野委員 国が行なう民有林野の分収造林に関する特別措置法案並びに森林法及び森林組合合併助成法の一部を改正する法律案について、政府並びに芳賀委員に質問をいたします。 本法案の審議にあたりまして、最初に政府当局に若干の質問をいたしたいと思いますが、まず、林野庁長官にお尋ねしますけれども、林野庁において、現在、定員内の職員が何名いるか。定員外作業員、すなわち常用作業員といいますが、これが何名おるか。さらに、現在常用化闘争を行なっている中に、定期作業員及び臨時作業員がおるわけでありますけれども、これば何名いるか。このことを冒頭お尋ねいたします。
○瀬野委員 畜産問題、なかんずく緊急を要する飼料問題について、政府当局に質問をいたしてまいります。 私は、結論としては、最後にまた申し上げることでありますけれども、今回の畜産危機は、何といっても日本農業の根本的な転換をはかると同時に、自給率を真剣に取り組んで考え直す、自給率を上げていく、これ以外にない、こういうふうに断定するわけでありますが、以下順序を追って質問を申し上げて、政府の見解を最後にただしたい、かように思います。 二月の十四日の当委員会で、農林大臣の所信表明に対する質問を、私は冒頭に二時間近くにわたっていたしました。本日は細部にわたって質問をいたすわけでありますが、御承知のように……
○瀬野委員 畜産危機の重大なときにあたりまして、諸問題について政府当局に質問をいたします。 畜産問題、特に飼料問題については、さる二月二十一日、当委員会で、畜産振興審議会の懇談会が開かれるということで政府にきびしく追及したところでありますが、二月二十五日、かつてない畜産危機のもとで懇談会が持たれたわけであります。懇談会では、飼料値上がりによるところのコスト上昇は価格で吸収すべきであるという意見が大勢を占めておるようでありますが、さらに、異例のこととして、五項目からなる要望書が、二十六日、農林大臣に手渡されております。この要望書なるものはまさに異例の措置であると私は思うのでありますけれども、政……
○瀬野委員 畜産危機が叫ばれているときでありまして、畜産農家がたいへん心配をいたして、ここのところ数回にわたって畜産危機突破大会が行なわれております。来たる十四日にも、また、日本武道館で全国五千名を結集して畜産危機突破全国大会が開かれるということで、いまだかつてない異常なときを迎えておりますことは皆さま方御承知のとおりでございます。そういうさなかで、農政問題もたくさん問題がありますけれども、私も先日来、五、六回にわたってこの問題を取り上げてまいりましたが、本日は、畜産問題等を中心にして、時間が許せば農薬問題等、二つにしぼって質問を展開していきたいと思います。 まず、最初に、政務次官にお尋ねし……
○瀬野委員 農用地開発公団法案について、農林省はじめ関係当局に質問いたします。 本法審議にあたり、冒頭申し上げたいことは、阿蘇・久住飯田等、広域農業開発事業の全国四カ所及び畜産基地建設事業二十九カ所の農用地開発を推進することは、農畜産物の安定的供給と農業経営の合理化の上からも欠くべからざるものであるが、新公団が予算の概算要求時と比べて、その性格が、従来の受注公団から発注公団と著しく変わり、将来に重大な問題を残すことになるので、この際、公団職員五百五十四名、定員外職員百五十五名、計七百九名の身分については十分に念頭に置き、その保障について対処するのはもちろんであるが、これら七百九名の職員をして……
○瀬野委員 農用地開発公団法案の審議にいま入っておりますが、本日は、農地開発機械公団理事長小倉謙君と農地開発機械公団労働組合中央執行委員長村勝吉君のお二人に忙しい中をおいでいただきまして、どうもありがとうございました。私も、昨日二時間余にわたって本法の問題点を浮き彫りにして、今後の、将来のために政府当局に見解をただしてまいりました。詳しいことはまたいずれ会議録を見ていただきたいと思うのですが、来週には農林大臣を出席せしめ、きのう審議しました内容、また、本日の参考人の意見を踏まえて、当局に、また大臣にお考え等をただして、円満な今後の開発と運営ができるようにしたい、かように思っておるところでござい……
○瀬野委員 畜産危機突破対策、日ソ漁業交渉問題、蚕糸業危機突破対策並びに都道府県有線放送問題等、当面緊急を要する問題について、農林省、郵政省、関係当局に質問いたします。 本日午前十時三十分から、日本武道館において、全国農家の代表五千余名が結集し、全国農業協同組合中央会及び畜産一酪農対策中央本部主催のもとに、畜産危機突破全国農協代表者大会が行なわれ、午後一時前に終了、ただいまデモ行進が行なわれておるところでございます。また、十一日から始められた畜産振興審議会に対し、各部会の開催日及び月末の畜産価格決定告示まで強力な要請活動が続けられることになっております。私は、先ほどの大会で激励のあいさつを送……
○瀬野委員 漁業三法について、きょうは参考人の皆さんにはたいへん貴重な御意見を開陳していただきますわけで、ありがたく感謝申し上げます。 沿岸漁場整備開発法案について、まず、最初に、池尻参考人にお伺いをいたしたいと思います。 本法は、端的に申しますと、一つには漁場をつくる、二つには公害で悪くなった漁場の回復をはかる、三つには、つくった漁場で人工ふ化をして養殖をする、こういうことであろうかと思うのですが、全漁連としては、先ほどからのいろいろな意見開陳の中でも若干出ましたが、本法に対してどういう点を盛り込んでもらいたかったか。たくさんおありだと思いますけれども、特に盛り込んでもらいたかった点につ……
○瀬野委員 沿岸漁場整備開発法案等、水産三法について関係当局に質問いたします。 第二条に、「この法律において「沿岸漁場整備開発事業」とは、優れた沿岸漁場として形成されるべき相当規模の水面において水産動植物の増殖又は養殖を推進するために行う魚礁の設置、消波施設の設置及びしゅんせつ並びに沿岸漁場としての効用の低下している水面においてその効用を回復するために行うたい積物の除去その他の政令で定める沿岸漁場の整備及び開発の事業で、政令で定める者が実施するものをいう。」となっておりまして、この第二条にあらゆる定義が含まれています。水俣病関係ももちろんそうでありますし、水俣病の漁場整備の問題等、いろいろ含……
○瀬野委員 水産三法について農林大臣に質問をいたします。 昨日二時間近く当局に質問をしてまいりましたが、大臣に対する質問を保留しておりましたので、はしょって若干の質問をいたしてまいりたいと思います。 まず本論に入る前に、昨日質問の中でいろいろ論議してまいりました日ソ漁業交渉の問題と、日中漁業交渉の問題等を冒頭に質問申し上げたいと思います。 御承知のように、日ソ漁業交渉がかなりきびしいものがあるわけでございますが、水産庁は一日に、日ソ漁業交渉でソ連側が操業してきたサケ・マスの漁業規制区域について、三月三十日発表したソ連側規制案の地図は誤りで、規制区域を実際の提案より広目に発表していたので訂……
○瀬野委員 てん菜最低生産者価格問題並びに麦作振興問題等について、農林省当局に質問いたします。
最初に、てん菜問題を質問いたしますけれども、まず、国内における甘味資源の国際的な位置づけ、これをどういうふうに当局は考えておられるか。昨年も当委員会でいまごろこういった問題について論及したところでありますが、本年度も相当いろいろと情勢が変わってきております。そういった意味で、その点からまず御答弁をいただきたい。
【次の発言】 甘味資源については自給率を高めていきたい、国内自給率を二〇%から二六%ぐらいに目標を持っていきたいという答弁でありますが、その中でいま問題になっております、主として北海道のて……
○瀬野委員 保安林整備臨時措置法の一部を改正する法律案について、農林省並びに環境庁に質問をいたします。
本案は、保安林整備計画の実施状況及び最近における保安林にかかる諸情勢の変化にかんがみ、保安林整備臨時措置法の有効期間を十年延長しようというものでございますが、農林省は、最近における保安林にかかる諸情勢の変化についてどのように考えておられるか、冒頭伺いたいのであります。
【次の発言】 保安林の諸情勢の変化についての農林省の認識をお聞きしたわけですが、あとこれと関連しての質問をいたしてまいりますので一応お聞きをいたしまして、さて、保安林の質的充実の問題を次にお尋ねをしておきたいのであります。
……
○瀬野委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに関係当局にお尋ねをいたします。 農業年金の加入状況についてまずお尋ねしますけれども、政府の調査によりますと、四十七年度末現在の加入資格者を約二百二十万人と見込まれまして、さらに現在農業者年金への加入予定者を二百万人程度見込んでおられるということが答弁でも明らかになったわけでありますが、四十六年の一月一日に本事業が開始されましてからの加入状況を見てみますと、四十八年度末は、加入対象者数が百八十一万三千人、現存被保険者数が百五万五千人、予算措置としては百八十五万人ということになっておりまして、加入率が五八・二%、半分よりも……
○瀬野委員 バッツ米農務長官、ヒューム海外農業局長との日米会談、ミカン暴落対策、米価問題等について、政府関係当局に質問いたします。
バッツ米農務長官とヒューム海外農業局長が、去る四月十三日に来日をいたしまして、同十八日午後帰国されるまで六日間、いろいろと日米会談が行なわれたわけでありますが、われわれが承知しているところでは、世界の食料需給情勢や日米間の農産物貿易問題について日本側と話し合うために来日したわけでありますけれども、その間の日米会談の交渉内容について経過と結果についてまず答弁を求めるものであります。
【次の発言】 バッツ米農務長官との会談の内容を具体的に述べていただきましたが、今回……
○瀬野議員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案の提案にあたりまして、趣旨を説明いたします。 ただいま議題となりました日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党共同提出の農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 農林漁業団体職員共済組合の現状は、他の年金に比して低い給付に加えて、ここ数年来の異常な物価上昇、特に、昨年来の狂乱物価のもとで、受給者の生活は極度に逼迫しております。この際すみやかに制度を充実強化し、本共済組合員及びその遺家族が、退職後あるいは遺族となった後、人間らしい生……
○瀬野委員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、土岐参考人、春日参考人より貴重な御意見を開陳していただきまして、厚く感謝を申し上げます。 昨日、本法に対する質疑を私も約二時間近くいたしたわけでございます。その質問の過程でいろいろ明らかになってきたわけですけれども、本法は、一口にして言えば、最高に高い掛け金で最低に低い給付ということで、われわれも、例年のこととはいいながら、農林年金の改正にあたっては重大な関心を持ち、このままではけしからぬということで、将来早急に改正をせねばならぬ数点を昨日は指摘したところでございます。 そこで、昨日のいろいろの質問を踏まえまして、まず……
○瀬野委員 飲用向け乳価問題並びに昭和四十九年産米の政府買い入れ価格等に関して、農林省当局に質問いたします。 まず最初に、飲用向け乳価問題に関して質問いたしますが、各指定団体は飲用向け乳価の大幅引き上げ要求を現在いたしているところであります。すでに全乳対指令によりまして実力行使の計画がなされまして、第一段階では時差出荷及び出荷一時停止、第二段階では出荷先変更及び乳量カット、第三段階では全面的出荷停止、こういうような三段階に分けた実力行使の計画がなされました。実施時期も交渉の進展状況に応じ戦術を詰めていくということで、現在交渉団体である酪政連においては、乳業メーカーに対して昨八日と本日九日には……
○瀬野委員 肥料価格安定等臨時措置法の一部を改正する法律案について、農林省、通産省、運輸省、関係当局に質問いたします。
農林大臣に最初にお伺いしますけれども、日本農業が続く限り、肥料は当然永久に必要なものであります。そういったことから、今回の本法提案にあたって、臨時措置法の一部改正で五年間をめどに延長するということになっておりますが、本法を恒久法にしなかった理由はどういうふうにお考えであるか。あえて冒頭に御見解を承りたいのであります。
【次の発言】 中国等において、将来四、五年もしたならば大型プラントができるということも言われておりますし、最大の大手輸入国といいますか、中国あたりのプラント工……
○瀬野委員 昭和四十九年産米の米価並びにAF2問題について、農林省及び厚生省当局に質問いたします。まず、最初に政務次官にお尋ねしますが、政務次官はしばらく農林委員会に出席しておられませんでしたけれども、きのうから私は政務次官の元気な顔を見て、いよいよ審議に本気に加わっていくという決意を見たわけでありますが、まず、冒頭に、政務次官は、重大な農業の危機、米価問題を控えて、決意を新たに当委員会に出席をして今後臨んでいかれると思うのですが、その辺の決意をひとつお聞きしておきたいと思うのです。
【次の発言】 農業の危機とも言われ、また亡国農政とも言われて、農家もたいへん心配しているときであります。重要な……
○瀬野委員 農林大臣に、米価問題、飼料問題について質問をいたします。大臣もいろいろ用事があるそうですから、時間の許す範囲内で御答弁いただけばけっこうでございます。 きょうは、私の質問のあとで四十九年産米価の問題について決議をしようということになっておりまして、いま決議文をいろいろ検討しておるところでございます。質問の途中で意見がまとまれば当委員会で決議を採択していただくという運びにして、私は質問に入りたいと思います。 まず、最初に農林大臣にお伺いしたいのですけれども、私は、四十九年産米価について、去る四月二十五日、五月九日、五月十六日と、三回にわたって、当委員会で数時間にわたりいろいろ論議……
○瀬野委員 米価問題並びに緊急な問題として、熊本県阿蘇郡阿蘇町の圃場整備問題、さらに蚕糸業の問題、生糸輸入規制の問題等について農林省当局に質問いたします。 まず、最初に、米価問題でございますが、昭和四十九年産米の価格等の問題で、米作農民は、物価、生産資材等のかつてない高騰によりまして生産の維持が困難に追いやられ、当然の結果として、生産者米価の大幅引き上げ、前年度産米の追加払い等を強く要求し、その実現のために重大な決意をしておるところでございます。しかるに、田中首相は、農民の早期決定の要求を無視し、選挙向けに、生産者米価は大幅に引き上げる、追加払いを検討する等と宣伝をしておきながら、選挙が終わ……
○瀬野委員 昭和四十九年度米価問題について、農林大臣に質問いたします。 私は、去る七月十一日に農林省当局に種々質問してまいりましたが、大臣の出席がなかったので、特に農林大臣に対して、重要な問題について若干質問をはしょって申し上げたいと思います。 まず、最初に、先日七団体からいろいろと農林大臣に対しての要請がありまして、大臣も病気でたいへんからだがふぐあいの中を七団体の大衆行動の前に出て、いろいろとあいさつがございました。そのあいさつの内容があまりにも簡単だということで、七団体の三人の要請に対しての御返事が全然なかったということであのような紛糾が起きまして、さらに、本日は、当委員会においでる……
○瀬野委員 私は、田中総理に対し具体的な質疑をする前に、政府が暫定予算を提出せざるを程なくなった責任について伺いたいと思います。 次年度の予算は、前年度中に成立させることがたてまえであることは言うまでもありません。来年度予算案の審議は、例年になく早く始められたにもかかわらず、十日間の暫定予算を編成しなければならなくなった理由は、当面するインフレ、物価狂乱の事態が、大企業のもうけ第一主義の悪徳商法と、それを野放しにした政府・自民党の責任であるにもかかわらず、政府・自民党は自己の責任をうやむやにするため、野党が一致して要求した大企業の代表者を証人喚問する主張を強引に退けたために、予算委員会の空白……
○瀬野委員 昭和四十九年台風第八号及び梅雨前線豪雨による災害対策について、西村国土庁長官並びに関係各当局に質問いたします。 まず最初に、今次災害でとうとい生命をなくされた多くの犠牲者の皆さまに、つつしんで哀悼の意をささげるとともに、負傷された皆さまの一日も早い御全快を、心からお祈り申し上げる次第でございます。 国土庁長官官房災害対策室並びに中央防災会議事務局が行なった七月三十一日十八時現在の調査によれば、三十二市三区二十九町二村、六十六団体に被害が及び、死者百三十四名、行くえ不明二名、負傷百九十九名、罹災世帯数が八万五千五百六十八世帯、罹災者数三十万二千九百二十八人となっておりまして、施設……
○瀬野委員 消費者米価、ミカン対策、てん菜、阿蘇山噴火による農作物の被害対策及びカントリーエレベーター問題について、農林省をはじめ関係当局に質問いたします。 本日は時間が制約がありますので、休会中多くの問題があるわけでありますが、細部にわたっては後日の委員会であらためて追及することにいたしまして、五点についていろいろとお伺いをしてまいります。 消費者米価は、九月六日に、物価狂乱と言われる異常インフレの中で、十月一日から三二%と大幅に引き上げられることになったが、この結果は、政府案の三六%より四%の政治減算になったものの、上げ幅は終戦直後の混乱期を除けば最高であり、早くも米関係で消費者物価指……
○瀬野委員 ミカン等果樹対策並びに主要問題について、農林大臣、通産省、公正取引委員会等関係当局に質問いたします。 九月十日、当農林水産委員会で、本年度ミカンの生産につきまして、表年に当たる過剰問題等を取り上げ、ミカンの生産状況、さらには需給関係、また、ミカンの消費拡大の問題、ミバエ等害虫に対する対策、その他ミカン全般にわたる問題等について、農林省当局の見解と対策について質問してまいったわけでありますが、御承知のごとく、現在、愛媛、和歌山、静岡、佐賀、熊本県等、特に主産県をはじめ西日本のミカン生産地ではたいへんな過剰問題をかかえて、深刻な悩みを深めておるわけであります。ミカンについては、四十五……
○瀬野委員 阿蘇地域の火山活動に伴う農林業被害、阿蘇・久住飯田地域広域農業開発事業に関する畜産業並びにミカン問題、協同果汁対策及び飼料問題等について農林省並びに通産省関係当局に質問いたします。 国政調査のために当委員会を代表して、去る十月十五日から十月十八日までの四日間にわたりまして、大分県、熊本県、鹿児島県管内における農林水産業に関する実情、特にミカン産業、阿蘇・久住飯田地域広域農業開発事業に関する畜産業、土地改良事業、さらに阿蘇、桜島両地域の火山活動に伴う農林業被害等の実情を中心に調査してまいったのであります。 現地でも、各市町村長から、また、関係当局からいろいろと陳情がございましたよ……
○瀬野委員 緊急な問題として、水島コンビナート基地からの重油流出事故について、農林大臣を中心に質問をいたします。 御承知のように、十二月十八日の二十時四十分に倉敷市三菱石油水島製油所タンクから流出した重油は四万キロリットル以上と言われる流出となりまして、現在、鳴門海峡を抜け、一部は紀伊水道に入り、これらの油による汚染地域は瀬戸内海の岡山、香川、徳島、兵庫の沿岸四県下に及び、汚染距離は約百キロ以上にも達していると言われております。また、和歌山県でも対策本部を設けて、今後の対策が憂慮されているという状況になっておりまして、今後被害はかなり広範囲にわたるものと考えられます。 そこで、重油は毎時一……
○瀬野委員 昭和五十年の梅雨前線豪雨による災害について、特に熊本県を中心に関係各省に質問します。 質問に先立ち、今次災害で不幸にして亡くなられた方々に、心から哀悼の意をささげるとともに、負傷された方の一日も早い全快と罹災者の皆様の速やかなる復旧ができますように、心からお祈りいたすものであります。 九州北部地方は、ことしの六月四日に入梅したわけでありますが、六月十六日までは晴天が続きまして、田植え期を控えて水不足が大変危惧されたほどでございました。ところが、去る六月十七日から突如降り始めた大雨は、二十六日まで断続的に降り続き、県内各地に多大の被害をもたらしましたが、特に熊本市を中心に雷を伴っ……
○瀬野委員 三菱石油水島製油所重油流出事故について、農林大臣初め関係当局に質問いたします。 水島製油所の重油流出事故については、昨年の十二月の二十四日に当委員会で農林大臣に数点にわたっていろいろ質問をいたしておきましたが、今回は原因者がはっきりしておるので、原因者負担の原則によって補償をさせていくということがしばしば述べられたわけでございます。 さて、そこで、本日は、本会議でいろいろとこれらの問題は論議されるわけでありますけれども、現時点でいろいろと政府当局の御見解をただしておきたいという点数点について質問をいたしたい、かように思います。 水島製油所のタンクの亀裂で流出しましたところのC……
○瀬野委員 農林大臣に、所信表明に対する質問をいたします。 安倍農林大臣は、昨年末の大臣就任に際して、攻めの農政を展開するとおっしゃっておられたわけでありますが、大臣が幾ら守りの農政から攻めの農政へと転換を叫んでみても、その裏づけがない限り、しょせん看板倒れに終わってしまう、と、私はこのことを指摘するわけでございます。 日本の農業の現今の病状というものは、これはもう軽症ではなくて、大手術をせねばならぬような重症に陥っていると言っても過言ではございません。いま必要であることは、農業を国の基幹産業として抜本的な農政転換を図るということが一番大事であると、私はかように思うわけです。そのためには、……
○瀬野委員 三菱石油株式会社水島製油所重油流出事故に伴う漁業被害問題等について、参考人並びに政府当局に質問いたします。 まず、最初に、重油流出事故に伴い莫大なる被害を受けられました瀬戸内海関係漁民の皆様に心からお見舞い申し上げると同時に、対策に日夜当たってまいられました関係者の皆様方に真心から敬意を表する次第でございます。 そこで、まず、森岡消防庁次長にお伺いいたしますけれども、今回の事故の原因についてはいろいろ調査中で、いろいろ取りざたされておりますけれども、きのうの時点で、この原因は明らかに二百七十号タンクの基礎に原因があったのだというふうに言われておりますが、その点についてはいまどう……
○瀬野委員 農業振興地域の整備に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに関係当局に質問をいたします。 農林大臣に冒頭お伺いしたいのでありますが、農業振興地域整備法は、地域農業に対する基礎条件の整備のための優良農用地の確保と総合的施策の計画化、未利用地の農業上の利用の積極化という、わが国農政推進の上に画期的な措置として昭和四十四年に制定されまして、例年農業振興地域の指定及び同整備計画の作成が進められてきたことは御承知のとおりであります。 昭和四十九年度をもって、当局が説明をされておられますようにおおむね所期の目的を完了するという段階に来ておるわけでありますが、しかしながら、そ……
○瀬野委員 畜産物の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに農林省、通産省当局に質問をいたします。 本法については、いずれ本法の審議の過程で与野党合意の上で一部修正をして、四月一日から指定食肉として制度化し、発足をぜひやっていただくようにしたい、かように実は冒頭申し上げる次第でございます。 そこで、まず、最初に農林大臣にお伺いいたしますが、今回の改正により、かねてわれわれが要求しておりましたように、牛肉が豚内と同様に指定食肉に追加され、事業団の売買操作を通じてその価格安定措置が講じられようとすることはまことに結構なことで、肉用牛経営の安定的発展のために一歩前進と……
○瀬野委員 農振法の一部改正に当たりまして、各参考人には貴重な意見を陳述していただきまして、心から感謝申し上げます。 去る二月二十五日、私も本法について政府当局に二時間有余にわたって質疑をしてまいりましたが、その中で特に問題となっておる点について数点お伺いしたいと思います。時間が制約されております関係から、簡潔に要点をお答えいただけば幸いでございます。 まず、最初に、東畑参考人にお伺いいたしますが、今回の改正は、農地法によらないで、農振法の一部改正を行い、いわば基本法制である農地法に穴をあけようとするような改正でございます。従来から農地法の廃止論または農地法の存置論というものがたびたび論議……
○瀬野委員 復旧治山事業、予防治山事業、さらには普通林道についての不正について、林野庁長官並びに会計検査院に質問をいたします。 まず、最初に林野庁長官にお尋ねいたしますが、ただいま申し上げましたように、復旧治山事業及び予防治山事業、さらには普通林道等で国の補助事業になっている工事が、県の設計書に違反して、たとえば砂防堰堤で強度が要求される関係から現場練りのコンクリートを使うようになっているにもかかわらず、手抜き工事をし単価を安く上げるという関係から、民間の生コンを使って施工するというようなことがあった場合に、こういう砂防堰堤等は――特に九州等では雨量も多いし、集中豪雨等によって九州山脈はしば……
○瀬野委員 蚕糸業問題、地下水対策及び農林業機械のガソリン無鉛化対策について、農林省、建設省、環境庁等、関係各省にお尋ねをいたします。 まず、蚕糸業問題についてお伺いをいたしますが、昨十一日十三時より、両国日大講堂において、全養連、日本製糸協会ら蚕糸生産者七団体主催のもとに、全国六千人の代表者が参加して「蚕糸業危機突破全国生産者大会」が行われたのであります。昨年の大会も同じ三月十一日に持たれまして、ちょうど満一年目を迎えたことになるわけであります。 御承知のように、蚕糸関係の価格というものは、繭糸価格安定法により、安定上位価格は法四条によって、また、安定下位価格は同じく法第四条により、さら……
○瀬野委員 農林大臣に対して、先ほどの小委員会に引き続き質問をしてまいります。 まず、最初に、加工原料乳についてお伺いをしたいのでありますが、加工原料乳の不足払い制度は、農家に対する保証乳価は再生産を第一義として決められるべきであるわけでございまして、当然そのようになっているのですけれども、実際はそうじゃないというのが現状でございます。過去の実績から見てまいりますと、メーカーが支払う基準乳価が幾らになるかによって保証乳価の水準が決められるというのが現在までの実情であります。 そこで、過去の実績から見てまいりますと、メーカーが支払う基準乳価が幾らになるかによって国がいろいろと試算をされるとい……
○瀬野委員 家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに農林省当局に質問いたします。
まず、本法の提案に当たりまして、第二条第一項、第十七条第一項、第二十一条第一項関係で、豚の水胞病関係を追加することになっておりますし、二つには、牛のブルセラ病及び結核病に係る検査体制を合理化するために、第三十一条第一項関係が改正する要点でありますが、これについて政府の提案の内容を簡潔に農林大臣からお答えいただきたいと思う。
【次の発言】 次に、農林大臣にお伺いしますが、三月二十三日に発見されたものでありますが、東京都西多摩郡羽村町において、農家一戸で、二百十七頭飼養中六十九頭が豚の水胞病に……
○瀬野委員 株式会社協同果汁工場問題並びにサッカリンの規制緩和問題について、農林省並びに厚生省当局に質問いたします。 本件については、私も過去十二回にわたり、特に協同果汁問題については昨年の十月並びに十一月にも質問してまいりましたし、その前にも四、五回にわたっていろいろと政府見解をただしてきたわけでありますが、この協同果汁は、御承知のように、果樹振興の消費拡大の一環として、農林省が調整役となって、チルドジュースの生産販売会社としてできたもので、去る四十八年十月六日に農協出資による株式会社協同果汁の創立総会が持たれ、場所は東京大手町の農協ビルで開かれたわけでありますが、資本金二億円、授権資本八……
○瀬野委員 飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに農林省、厚生省当局に質問いたします。 現行の飼料の品質改善に関する法律は昭和二十八年の第十五回国会において成立したものであるが、現行法に基づく飼料取り締まり行政は、家畜等に対する飼料の栄養効果の確保という観点からの品質問題に重点が置かれ、飼料の安全性の確保の面はもっぱら行政指導に基づき実施されてきたわけであります。 今回の改正は、飼料の安全性確保の見地から、題名を飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律と改め、目的規定を整備し、飼料をめぐる諸情勢に対応しようとしておるわけでありますが、一つには、食品衛生……
○瀬野委員 外国人漁業の規制問題について水産庁長官に質問いたします。 まず、最初に、去る四十九年の四月と五月に、水産業の振興に関する決議を衆参両院農林水産委員会で行っておりますが、この決議に基づいて水産庁はどういう対策をとってこられたか、概略御説明をいただきたいと思います。 と申しますのも、御承知のように、本日当委員会が開かれたのも、かねがね外国人の漁業規制問題が大変問題になっておりまして、各党一致の上で今回委員長提案による法律を出すということでいま検討して、本日の午後もまたさらに検討を進めることになっておりますが、そういったことは今後各党検討の上で進めてまいるわけでありますけれども、今後……
○瀬野委員 飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案について参考人にお伺いいたします。 まず、最初に、東大農学部教授藤巻参考人にお尋ねいたしますが、藤巻教授は東大においても食品学を専攻しておられますし、また、厚生省所管の食品衛生調査会の委員でもあられる立場であります。今回の法案は国民にとって大変重要な影響を持つ飼料の品質改善の法案でございますが、私は、将来の国民の健康と安全に影響する重大な法案であるということで先般来農林省に見解をただしてきたところでありますが、時間の関係もございますので、若干はしょってお聞きしますが、教授の御意見をお聞かせいただければ幸いであると思います。 まず、……
○瀬野委員 飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問いたします。 本改正法案について、去る五月二十九日に私は農林大臣に二時間にわたって質問を申し上げましたし、また、昨三日も参考人に対して質問いたしてまいったのでありますが、これを踏まえて三点について大臣にお伺いをいたしておきたいと思います。 まず、最初にお伺いしたいのは、飼料の安全性の確立の土台となるべき飼料等の、特に飼料添加物の毒性の問題でありますけれども、先般からたびたび質問申し上げておりますように、発がん性、催奇形性、変異原性、遺伝的諸影響などについての基礎データがほとんど研究されていないためにデータも……
○瀬野委員 グレープフルーツ、レモン等の違法添加剤検出問題並びに農業近代化資金の融資問題について、農林省並びに厚生省当局に質問いたします。 この件については、去る五月二十二日の当委員会で質問を留保しておいたものでありますが、まず、最初に、グレープフルーツ問題からお尋ねしますが、ことしの二月に輸入を再開されました米国フロリダ産のグレープフルーツから、日本では許可されていない合成保存剤オルトフェニルフェノールが大量に検出されました。これは農林省蚕糸試験場の重松農学博士が検出したものでありますが、最大検出量は一六・九二ppmに達したと言われておりまして、グレープフルーツは昨年夏のミバエ問題で輸入を……
○瀬野委員 農林年金の一部を改正する法律案について、農林省及び厚生省当局に質問いたします。 本案は、農林漁業団体職員共済組合による給付に関し、他の共済組合制度に準じて、一つには既裁定年金の額の改定、二つには年金の最低保障額の引き上げ、三つには標準給与の月額の上下限の引き上げ等を行おうとするものでありますが、法案の中身に入る前に、まず厚生省に若干お尋ねをいたしたいと思うわけであります。 わが国の年金制度について、公的年金の基幹である厚生年金及び国民年金も財政再計算期に入り、本来であれば昭和五十二年度が再計算の時期であるわけでありますけれども、経済情勢の変動の激化で二年も待っていられないという……
○瀬野委員 農林年金の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問いたします。 本法については、昨六月十七日に当委員会で農林省並びに厚生省に全般にわたって政府の見解をただしてまいったところでございますけれども、特に重要な点をはしょって農林大臣にお伺いいたしたいと思います。 局長から一応の答弁はいただいた点もございますが、大臣が本日出席されましたので、特に重要な部分について質問するわけでありますが、まず、最初に、わが国の年金制度は経済情勢の変動の激化で長期的な社会変動に対応できる制度の設計が要求されておるわけでございますが、このときに当たりまして、一年早めて昭和五十一年度には総合的な見直しが……
○瀬野委員 昭和五十年産生産者米麦価について農林大臣に見解を求めます。 五十年産米価についてでありますけれども、政府は、税収入の伸び悩み、また財政状態の悪化等を理由に生産者米価を抑制しようとして、厳しいことが伝えられ、また、一般の報道機関にもそのことが報道されております。すなわち、先制攻撃をしかけられていると言っても過言ではありません。こういった背景を踏まえまして、ことしの米価は一般に厳しいというようなことが頭の中に植えつけられているような感じがしてならないのでありますけれども、反面農家の立場を見ますと、事実、実質所得が一・六%の微増にとどまっておりまして、生活は改善されていないのが現在の日……
○瀬野委員 米価及び麦価について農林大臣に質問いたします。 昭和五十年産米価、麦価については、去る六月十九日に当委員会で私は政府の基本的な方針を伺ってきたわけでありますが、いよいよ六月二十五日、二十六日には米審が開かれ、麦価が審議されるわけです。また、先般も質問でいろいろただしたわけですが、七月の十日前後になろうかと思いますけれども、米価を決定する米審が開かれるということが当然推測できるわけでありますが、本日は麦価を決める米審前でございますので、麦価を中心に農林大臣に伺いたいと思うわけです。 その前に、昨二十三日に公明党から米麦価に対する申し入れを井出官房長官、大平大蔵大臣及び農林大臣に行……
○瀬野委員 三善食糧庁長官に対して、昭和五十年産麦価について質問をいたします。 昨二十五日に米価審議会が開かれまして麦価が諮問されたわけでありますが、大麦三類二等、五十二・五キログラムに対して四千七百一円、前年対比四百三十四円増、裸麦三類二等、六十キログラム六千三百八十円、前年対比五百八十八円増、小麦が二類二等、六十キログラム六千百二十九円前年対比五百六十五円増と、おおむね一〇・二%の諮問がなされて、そのとおりの答申が出たわけであります。 米価審議会は昨日十時過ぎから開かれましたけれども、私も農林省三番町分室に、午前八時半から答申がでました二十二時過ぎ、そして記者会見を終わる二十二時三十分……
○瀬野委員 サッカリンの規制緩和に関して政府当局にお伺いいたします。 サッカリンの規制の大幅緩和に関する申し入れを去る五月十四日に田中厚生大臣に行ったわけでございますし、さらに、去る五月二十二日に当委員会で農林省並びに厚生省に対して私は質問いたしましたが、次いで私はサッカリン問題に関する質問主意書を六月十六日に政府に対し提出し、その答弁書を六月二十四日に受け取りました。ところが、この答弁書を読んで私の疑念は晴れるどころか、実はますます疑念を深めたわけでございます。 結論から申しますと、まず、私の質問にまともに答えていない。すなわち、都合の悪い質問に対しては回答はないわけであります。また、回……
○瀬野委員 昭和五十年産米価について農林大臣に質問をいたします。 今年度米価諮問を見ますと一三・一%のアップ、一万五千四百三円ということで諮問されております。内容についてはいまから逐次質問するとして、昨日から農林省三番町分庁舎でいよいよ米価諮問の審議が始まったわけですが、昨日の農林大臣に対する農民団体の要請の中で、大臣が陳情書を受けました。その陳情を受けた際に、農民の怒りが爆発して大臣に米を投げつけ、また、怒号をもって大臣にいろいろと要請をしましたが、農民がまじめに今後の日本国民のことを思い、国民の食糧を生産するためにも、また、国の自給率を上げるためにも一生懸命がんばろうとして純真な気持ちで……
○瀬野委員 総合食糧政策、災害対策及びミカン対策問題等について、農林省当局に質問をいたします。 農林省は、八月二十二日に食糧の自給率向上を目的とした「総合食糧政策の展開」と題する八項目からなる基本政策を発表しております。これはことし四月、農政審議会が答申したところの、昭和六十年を目標に食糧自給率向上を目指す「農産物の需要と生産の長期見通し」に基づいて出されたもので、世界的食糧危機時代の到来という背景に対処をしたものであると私は思っております。と同時に、来年度予算に対する安倍農林大臣の攻めの農政の姿勢の基本方針である、かように私は認識し、受けとめておるわけでありますが、農政審の答申は、世界的食……
○瀬野委員 日本国と中華人民共和国との間の漁業に関する協定、いわゆる日中漁業協定について、宮澤外務大臣並びに水産庁長官に質問をいたします。 本論に入る前に、誘拐事件と拿捕事件の二件について当局に通告いたしておりましたので、若干質問をいたします。 十一月七日夜十時三十分に、フィリピンのミンダナオ島サンボアンガ市沖のバシラン島の東にあるカウランガン島付近で起きました日比合弁のシゲト漁業会社の漁船スール四号事件でございますが、これについてもいろいろ質問申し上げる予定にしておりましたが、ただいまもいろいろ論議されましたので、私、一点お伺いしておきます。 この事件についてはただいま当局から答弁もご……
○瀬野委員 昭和五十年度産サトウキビの最低生産者価格等について質問をいたします。大変時間が制約をされておりますし、重要な問題でありますので、要点を申し上げますから簡潔明快にお答えをいただきたいと思います。 まず最初は、生産費所得補償方式によってぜひ本年度産のサトウキビの価格を決定していただきたい。最低生産者価格の決定はぜひとも生所方式でということで、しばしば政府に対しても、またわれわれ国会議員に対しても現地の屋良知事を初め、各種団体、農協等から要請があったことは十分御承知だと思いますが、この生所方式については去る八月二十二日、政府は新しく「総合食糧政策の展開」というようなテーマで新しい今後の……
○瀬野委員 財団法人日本動物愛護協会、略称はJSPCA、こう言いますが、この協会の問題について農林省当局に質問いたします。 財団法人日本動物愛護協会は同協会内に付属動物病院を持っております。この協会は寄付行為ができることになっておりまして、昭和三十年十一月二日農林大臣が認可し、さらに昭和三十二年七月十七日一部変更農林大臣認可となっているもので、東京都渋谷区千駄ケ谷三丁目一番地に所在しておるのであります。 戦後マッカーサー総司令官夫人や日本駐在の英国外交官夫人らが主唱者になって設立されたものであります。この協会は、戦後の混乱がおさまっていない昭和二十三年五月発足したわけでありますが、食うのに……
○瀬野委員 宮澤外務大臣が本日世界首脳六カ国会議に出席されるので、いま国民の食料確保の上から緊急の問題となっております日ソ漁業について質問いたします。 時間が厳しいので、はしょって質問いたしますが、領海十二海里の宣言は、日本政府が一方的に宣言し、世界に公知せしめることによってできるわけであります。今日の国際政治から見て、領海十二海里は世界の趨勢でありまして、いま世界で領海三海里を宣言している国は三カ国であるというふうに私は理解しておりますが、まず第一にお伺いしたいことは、宮澤外務大臣に、領海十二海里宣言がやれない理由、これはどういう理由であるか、そのネックは何か、改めてひとつ冒頭伺いたいので……
○瀬野委員 山地酪農、松生丸事件、生糸の一元化輸入制度の恒久化等について農林大臣及び当局に質問いたします。 まず本題に入る前に、わが国の飼料需要というものが畜産の生産拡大に伴い年々増加いたしております。昭和四十九年には濃厚飼料の場合二千百十四万トンにも上っておりまして、約七〇%以上がアメリカを初めとする海外からの輸入によって賄われているのが現状であります。一方、国内産の自給飼料の生産は、増大する飼料需要に即応する積極的な対策がほとんどないまま今日に至っているという現状でございます。特に濃厚飼料につきましては、国内での自給対策に力を入れず、いたずらに海外依存度を深め、今日世界の飼料貿易量の約一……
○瀬野委員 農薬禍問題について農林大臣、法務省、内閣法制局、厚生省に対して質問いたします。 奇形児激増とその対策について、まず最初に厚生省にお伺いをいたします。 国立がんセンターの統計によると、最近の傾向として小児がんの発生率が異常に多くなり、これに加えて奇形児、一つ目、手足の指の曲がった者、肛門のない子、心臓奇形など、さまざまな異常な後期死産がふえ続け、この二十年間に十一倍というまことに戦慄するような奇怪な現象が発生しております。過去に比べてこのような悪性疾患が激増していることについて、厚生省当局はどのような見解をお持ちであるか、またそれに対してどういう対策をとっておられるか、最初にその……
○瀬野委員 サッカリンの規制緩和問題について、田中厚生大臣並びに関係局長等に質問いたします。 厚生省が昨年五月十四日に人工甘味料サッカリンの使用基準を、それまでの三倍、すなわち体重一キロ当たり一日三ミリグラムに緩和することを決定し、五十年七月二十五日にこの新基準を告示し、実施に移しましたが、このサッカリンについては催奇形性、発がん性の疑いが一向に晴れぬまま規制緩和に踏み切り、厚生省当局の食品行政のずさんさが浮き彫りにされ、ますます国民の疑惑を深めていることは御承知のとおりであります。 このサッカリンについては、世界各国の学術雑誌等に発表された関係論文でも約二百三十編あり、その中には突然変異……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明に対し質問をいたしたいと思います。
安倍農林大臣は就任後二年目を迎えられたわけであります。大臣が主張する攻めの農政、この実現に向かっての正念場とでも申しますか、私は今年の予算を期待して見ておったわけであります。御承知のように、世界的な食糧危機等を背景に農業を見直し、食糧自給率向上が叫ばれておるわけですが、五十一年度新農林予算の編成に当たって、大臣の予算に対する評価並びに五十一年度への決意、これを冒頭に伺いたいのであります。
【次の発言】 大臣は、昨年まとめた総合食糧政策の確立に完全な基盤ができた、こういうふうに高く評価されておられるようでありますけれども、実際の……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明に対する三月二日の質問に引き続き、昭和五十一年度農林漁業関係予算に関連して、本日は特に林業、漁業について、農林省、外務省、運輸省、海上保安庁当局に質問いたします。
林業関係について最初にお伺いいたしますが、林野庁は昭和五十一年度林野関係予算の特色はどのように説明されるか、まず最初に伺いたいのであります。
【次の発言】 五十一年度林野関係予算の特色というべきものをおっしゃっていただきましたが、このほかにあえて申し上げれば、大規模林業圏の開発林道等がございますが、これもことしは一四四・三%の伸びでありますけれども、事業量は十七・六キロメートルということで、前年度十七……
○瀬野委員 土地改良法の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問いたします。 本日は、昭和五十一年度予算が国政上かつてない状況で、国会が正常化されていないため、国民生活安定のため四十日間の暫定予算を組むということで、きわめて限られた時間の範囲内で土地改良法の一部改正案の審議をすることになったのであります。本法案は重要な点がたくさんございますが、時間の制約もあるわけでございますので、若干の点について質問を行い、細部についてはいずれ国会正常化の上で質疑をさらに行うということを留保して、ただいまからはしょって質問をいたしたいと思います。 本案は、国営土地改良事業のうち、特別会計事業の範囲を拡……
○瀬野委員 全森連の植田参考人にお尋ねします。
本日は大変貴重な御意見ありがとうございました。時間の関係がございますので、簡潔にお尋ねします。
まず第一点は、今回森業改善資金助成法が提案されておりますけれども、五十一年度枠として資金枠が二十億予定されていますが、こんな二十億台では、全国四十県として一県に五千万円ぐらいが一つの基準になろうかと思いますけれども、こういう金では大変少ないわけですが、将来この資金枠はどのくらいを希望しておられるか、お考えがあればまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 現在、参考人もおっしゃっているように、要間伐林分面積は約百六十万ヘクタールを数えており……
○瀬野委員 林業改善資金助成法案並びに漁業三法について、農林大臣並びに林野庁長官、水産庁長官等、関係当局に質問いたします。 本法案は、新たに林業従事者等に対し無利子の中、短期の資金の貸し付け措置を講ずることによって、林業経営の健全な発展、林業生産力の増大及び林業従事者の福祉の向上に資することが目的とされておりますが、以下順次質問してまいりますけれども、その前に、去る四月二十八日、全森連の植田会長を参考人として当委員会に招致し、いろいろと参考意見を伺ったわけでございます。いろいろ内容はたくさんございましたが、その中で、冒頭特に農林大臣にお尋ねしたい点は、いま一番林業者並びに木材業者が心配し要望……
○瀬野委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案並びに農林年金の一部を改正する法律案の二法案について農林省、関係当局に質問いたします。 農林大臣が参議院の方の審議に出席していられますので、農林大臣に対する質問は明十三月午前中に質問を留保することにいたしまして、事務的な諸点について政府に見解を求めるものであります。 まず最初に、農業者年金について質問をしてまいりますが、農業者年金加入の実態と状況についてお伺いをいたします。 本法制定の当初は約二百万人の加入を予定しておったわけですけれども、本年度の予算措置を見ましても、百六十五万人が予定されているにもかかわらず、五十年三月末現在で百十五万……
○瀬野委員 農林年金並びに農業者年金、二法について農林大臣に質問いたします。 昨五月十一日、この二法について農林省関係当局に質問いたしてまいりましたが、農林大臣が参議院の審議のために当委員会には出席ができませんでしたので、本日は農林大臣に対して特に重要な諸点についてお伺いをしてまいります。 まず最初に、農林年金の方からお尋ねしてまいりますけれども、第一点は、既裁定年金の年金額の引き上げの問題でございますけれども、御承知のように、農林年金の場合には他共済と同様公務員給与によるスライド方式が事実上導入されております。昭和四十年以降、毎年法改正による改定が行われてきたわけでありますが、今回の改正……
○瀬野委員 野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案並びに農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案について農林大臣並びに大蔵省当局に質問いたします。
野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案から逐次お伺いしてまいりますが、本論に入る前に、冒頭、野菜の定義として、どういう定義づけをしておられるか、農林大臣にまず御見解を承りたいのであります。
【次の発言】 野菜の定義を最初にお伺いしましたが、逐次質問に入ってまいります。
まず最初に、指定消費地域が現在の十三地域から今回七地域ふえて二十地域になるわけでございますが、二十地域に指定されるに当たって今回七地域のみにしぼった理由はどうい……
○瀬野委員 昭和五十一年産米価、農業白書、財団法人日本動物愛護協会、小豆の異常暴騰対策並びに国有林の林地崩壊問題等について、農林大臣及び関係省庁に質問をいたします。 米審の日程について農林大臣にお伺いいたします。国会の会期延長、ロッキード事件の捜査、政府高官名の発表、解散総選挙絡みで予想しにくいとの声もありますが、また一面、総選挙前になれば生産者米価の大幅値上げをせざるを得ないということで、ことしはできるだけ早く決めたいとの意向であるやに聞いております。また昨日、本日の動き等を見ますと、かなり総選挙の時期が早くなるのではないかという予想もされるというようなことから、ことしの米審はまさにどうな……
○瀬野委員 昭和五十一年産米価、麦価、小豆の暴騰対策その他について、農林大臣並びに国税庁に質問いたします。 昭和五十一年産米麦価については、昨二十一日に農林大臣に七項目の申し入れを行ったところでありますが、麦価米審は明六月二十三日、二十四日に決定をされております。生産者米価に対しての米審の日程については、米価の算定基礎資料が七月四日ないし五日ごろにまとまるということから、それ以後ということになるわけでありましょうが、生産者米価については少なくとも七月十五日の盆前にはぜひ決定していただきたい、かように申し入れたところであります。従来から、田植え前にぜひ米価審議会を開いて米価の決定をするようにと……
○瀬野委員 昭和五十一年産の米価について農林大臣に質問いたします。 米価問題については去る六月の二十二日、当委員会で農林大臣を初め政府当局に算定要素のとり方その他についてるる質問をいたしてまいったところでございます。そこで、私は大臣にまずお伺いしたいことは、けさほどから米価審議会が始まって、諮問がなされました。五・二%という低米価の諮問でございます。われわれの予想したとおりでございました。 けさ私も八時から三番町に詰めておりましたが、委員会が始まるので十時前にこちらに参りましたけれども、農林大臣もけさいち早く、八時半ごろでしたか米審会場に着かれて、たくさんの農民の歓迎を受けられたわけです。……
○瀬野委員 米価、ミカン対策等について農林大臣並びに大蔵省に質問いたします。 農林大臣にお伺いいたしますが、政府は、今年度生産者米価六・四%に対して、消費者米価は二けた台の一〇・二%と決まり、再米価のコスト逆ざやは現行より六・二%縮少したのであります。政府のこのような一連の決定を見ますときに、はっきり言えることは、食管離れ、脱食管政策を一段と推し進めていることでございます。すなわち、米価については逆ざや不拡大から逆ざや解消に向けて大きく踏み出したと言えるのであります。さらに政府は、売買逆ざやを五カ年計画で解消するとの方針を打ち出しておりますが、これが次年度以降も着実に実施されるとなると、二重……
○瀬野委員 災害対策特別委員会の委員派遣第三班として高知県、徳島県について去る九月二十七日から三日間の予定で、詳細台風第十七号による被害状況を調査してまいりました。膨大な調査でございますので、個々にわたっての問題はその都度現地に随行しました政府委員にもいろいろと意見を申し上げ、対策を迫ってまいりましたので、時間の制約もあることでありますし、全部をここで申し上げることはできませんけれども、一口にして言えば、私たちもいまだかつて経験しないまさに大災害であった、かように印象をもって帰ったわけでございます。地元民の、緊急な対策、そして一日も早い生活の安定というものを願っている姿を見ましたときに、ただこ……
○瀬野委員 東日本を中心とした冷害対策について、農林大臣並びに関係当局に質問いたします。 本員は、第一班として十月四日から三日間、北海道の調査を行ってまいりました。詳細は団長から本日報告のとおりであります。これに先立ちまして、私は八月二十一、二十二日にいち早く山形、福島県の冷害調査をいたしまして、当時農林省にもいろいろその警告を発したわけです。もうそのころは歴然とした冷害が見受けられました。さらに九月六日から八日にかけて岩手県、青森県、宮城県の調査を党の調査団長として調査をしてまいりました。その結果、九月八日に帰りまして九日に直ちに井出官房長官を通じて三木総理に十九項目の冷害対策の申し入れを……
○瀬野委員 台風第十七号災害対策について、農林大臣並びに関係当局に質問いたします。 この件については、去る九月三十日、災害対策特別委員会、昨十月七日農林水産委員会において、各大臣を初め関係当局に種々質問をしてきたところでございます。激甚災害法並びに天災融資法に基づく天災資金の早期貸し付け等の問題について、三十四項目についていろいろ質問をしてまいりましたが、本日は時間の制約がございますし、この二回の質問で積み残した問題、特に熊本県を中心にした問題等若干農林大臣に質問を申し上げたい、かように思うわけでございます。 まず最初に、農林大臣にお伺いしたいのでありますが、激甚災害法の指定について、本日……
○瀬野委員 飼料問題、動物、薬種商対策、ミカン、生糸並びに海洋法に関して、農林大臣初め関係当局に質問いたします。 飼料にもみがら混入で裁判となっている飼料異物混入事件が昭和四十一年に宇都宮地裁に問題が持ち込まれ、いまだ決着がつかないまま今日に至っております。最後に農林大臣にこの件について所見を伺いますので、事件の内容を十分承知していただきたいと思います。 事件の概要を申し上げますと、原告は、ロッキード疑獄事件で問題になっております丸紅株式会社の直系である丸紅畜産飼料株式会社がつくった飼料を販売していた商社で、同じ丸紅系統の日産丸紅商事であります。被告は、鹿沼市石橋町千三百十一番地、栃木県養……
○瀬野委員 漁業、畜産、大規模圃場整備事業等について、農林大臣及び関係当局に質問いたします。
去る十月十三日、当委員会で種々質問をいたしたところでございますが、その節保留したもの等を伺ってまいりたいと思います。
それに先立って、冒頭に農林大臣にお伺いいたしますけれども、領海十二海里について、大臣は昨日次の特別国会に法案を出す、こういうことで積極姿勢を示されておられます。これは、国連海洋法会議の結論を待たずして出すということでございますが、当委員会としても確認をしておきたいので、まず冒頭その点を農林大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 農林大臣のいまいろいろ答弁ございましたが、政府は……
○瀬野委員 全国漁業協同組合連合会会長理事の及川参考人、大日本水産会副会長の高橋参考人、全日本海員組合組織局次長の麻生参考人には貴重な参考意見を陳述していただきまして大変ありがとうございました。引き続き若干こういう機会に三参考人に質問いたしまして今後の資料にしたい、かように思います。 実は去る十月二十日に当農林水産委員会で、本日の皆さん方の意見を聞く前に、私もたくさんの問題を質問しております。海洋法問題、十二海里の早期宣言問題、最近における農林大臣の十二海里宣言に対する発表等がありましたので、それに対する追及等もいたしました。また、今後の海洋法会議の見通し、二百海里のいわゆる漁業専管水域の設……
○瀬野委員 参考人の皆さんには大変貴重な御意見を陳述していただきまして、ありがとうございました。 明六月五日、日曜日でございますけれども、外務委員会と農林水産委員会の連合審査をいたすことになっておりまして、日ソ漁業暫定交渉のいわゆる協定の審議がいよいよ大詰めになってきております関係で、以下若干の質問を三参考人に申し上げたいと思いますから、ひとつ簡潔にお答えをいただきたい、かように思うわけでございます。 まず全国漁業協同組合連合会専務理事の池尻文二参考人にお伺いします。 同僚委員からもいろいろ質問がございましたが、先ほど池尻参考人は、余剰原則ということで、釣り堀方式がとられ、漁船の隻数、操……
○瀬野委員 四月十二日公表による農林省統計情報部の「昭和五十一年十二月以降の降雪及び低温による農作物被害概況」が明らかになりました。 これによると、降雪及び低温による農作物被害は、被害面積が二十四万九千二百ヘクタール、被害見込み金額が四百八十二億円ということになっております。 特に西日本を初め、果樹の被害が大きいわけでございます。今回の樹体損傷面積を見ましても、樹体の損傷面積が二万八千五百ヘクタール、果樹が二万五千ヘクタール、うちミカン、ナツミカン、その他柑橘、リンゴ、こういうふうにありまして、桑が六百四十ヘクタール、お茶が二千八百三十ヘクタールというように報告されたわけでございます。 ……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明に対する質問を行います。 わが党は、農業の位置づけを民族生存のための基盤産業というように位置づけまして、総合農政の発想の大転換を図り、自給率の向上を目指す。端的に言えば農業で食える農政を推進する、かように主張し、訴えてきております。 農林大臣は今回新しく就任されて、今後日本農業を背負う立場で農業を推進する決意を持っておるわけでありますが、時あたかもソ連の一方的な二百海里通告によって、まさに日本の食糧は大変な問題を抱えてきたわけでございます。そういった意味で、大臣は就任されて、まず農業に対してどういう決意で臨まれるのか、位置づけはどういうように考えておられるか、……
○瀬野委員 松枯れの原因について各参考人にお尋ねをいたします。 林業試験場のデータや学者、研究者等の調査の結果では、一つには、研究の積み重ねで、運び屋マダラカミキリによるマツノザイセンチュウ説、すなわち松くい虫説、今回本法の提案されている主な内容であります。二つには、吉岡金市龍谷大学教授が言っておりますように大気汚染説。三つには、複合原因論。四つには、林の移り変わりの過程で起こる平常な姿とする説。五つには、これらをひっくるめまして、遠因、近因、直接、間接いろいろ複合し合って起きているとも言える。大別して五つぐらいになると思うのですが、きょうはせっかく参考人五人そろって来ていただきましたが、い……
○瀬野委員 松くい虫防除特別措置法案について、農林大臣並びに関係庁に質問いたします。 松くい虫の被害は五十一年度見込みで、被害材積は年間百万立方メートルを超え、これは住宅建設で五万戸に匹敵するといわれております。さらに被害面積は約四十五万ヘクタールに及び、北海道等を除きまして全国三十七府県にまたがっておるということは御承知のとおりでございます。さらにこの被害が等比級数的に増加の傾向にあります。日本の重要な森林資源である松林の四分の一以上が松くい虫による被害をこうむっている状況にありまして、被害の直接の原因はマツノザイセンチュウであり、その運搬役を演ずるのがマツノマダラカミキリであるというメカ……
○瀬野委員 日ソ漁業交渉問題並びにOPP、養蚕、有機農業問題等について農林省及び厚生省当局に質問いたします。 水産庁長官がおくれているようでございますので、予定を若干変更いたしますけれども、時まさに日ソ漁業交渉のたけなわでございまして、重大なときでございます。私は冒頭、政府を督励する意味も兼ねて日ソ漁業交渉に対して質問を申し上げたいと思っておりましたけれども、農林大臣並びに水産庁長官がおくれて来るようですから、予定を変更しまして、まずOPP問題から質問に入らしていただきたい、かように思います。 厚生省当局にお尋ねいたしますけれども、米国産グレープフルーツやレモンに使われるカビ防止剤オルトフ……
○瀬野委員 松くい虫防除特別措置法案について農林大臣並びに環境庁長官に質問いたします。 去る三月十六日に長時間にわたって質疑を重ねてまいりましたが、いよいよ最終段階になりまして、内容的に大変問題もございますので、限られた時間で全部をお聞きすることはできないと思いますけれども、修正点、または附帯決議等踏まえて次のような点、ぜひ総括的に確認をしておきたいという意味で若干の質問を申し上げたいと思います。 まず、環境庁長官が見えましたが、お忙しい時間でございますので、わずかな時間に三点長官にお伺いしたいと思います。 まず第一は、松くい虫防除特別措置法の「目的」のところで、第一条に「この法律は、松……
○瀬野委員 畜産物政策価格問題、有機農業及び果樹、茶等の雪害、冷害対策等について、農林省に対し質問をいたします。 昭和五十二年度の畜産物政策価格については、去る三月八日に私は党を代表して鈴木農林大臣に申し入れをいたしました。また去る三月十八日には畜産振興審議会の飼料部会が開催されたわけでありますが、畜産小委員会を当日開きまして、飼料を中心に政府の見解をただしたところでございます。また一方、去る三月二十二日十三時、東条会館で畜産物政策価格要求全国農協代表者大会が行われ、私も出席していろいろと見解を述べたつもりでございます。さらに本日二十四日十時からコープビル六階で全国開拓畜産代表者大会が盛大に……
○瀬野委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議を代表して、政府原案に対し反対の討論を行うものであります。 政府原案については、先ほど馬場委員からもるる三党の修正案が述べられておるとおりでありまして、その内容については重複をいたしますので、全部は申しませんけれども、私たちはこの松くい虫防除特別措置法に対しては、本日まで数回にわたって政府の見解をただしてまいりましたが、この防除を行うことについては、当然マツノザイセンチュウ、その運び屋であるマツノマダラカミキリを駆除することについては各党も異論ないところでございますけれども、その範囲が百五十ヘクタール以上ということになっておりますが、その周辺のい……
○瀬野委員 農業改良助長法の一部を改正する法律案、農業改良資金助成法の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問いたします。 農業改良助長法の一部を改正する法律案は、一つには協同農業普及事業の拡充、二つには協同農業普及事業にかかわる助成規定の整備であり、農業改良資金助成法の一部を改正する法律案については、貸付金の限度額の引き上げ、二つには償還期限の延長が法案改正の要旨でございますが、先日来しばしば審議を続けてきたところでございますので、本日は総括的に、特に重要な点について農林大臣にお伺いをいたしたい、かように考えております。 第一点は、普及事業のあり方でございます。先ほどわが党の吉浦委員……
○瀬野委員 公明党・国民会議を代表して領海法案について、農林大臣並びに関係各省庁当局に質問をいたします。 最初に日ソ漁業交渉について質問申し上げます。 特に、今回の日ソ漁業交渉に当たっては、鈴木農林大臣、国務大臣の資格でおいでになったわけですが、並びに岡安水産庁長官には、大変御苦労が多かったことと思います。心からその労を多とするものであります。また、政府が二月以来対ソ漁業交渉で努力してきたことに対しても、一応敬意を表したい、かように思うわけでございます。 モスクワで今月上旬から行われていた日ソ漁業交渉は、領土問題で折り合いがつかずに、十四日の鈴木農相・イシコフ漁業相会談を最後に一たん打ち……
○瀬野委員 六人の各参考人には国民の代表として各階層から貴重な御意見を陳述いただきましてまことにありがたく存じます。本二法案の審議に当たって十分参考にして、今後国民の期待にこたえたい、かように思います。 いまいろいろ陳述いただきましたが、私はまず最初に西日本を代表して見えました社団法人日本遠洋底曳網漁業協会会長の徳島喜太郎参考人にお伺いしたいと思います。 漁業水域に関する暫定措置法案が本日午後の本会議で提案をされることになりました。このことはもうずいぶん前から予測されておったことでございますが、本日の参考人にぜひ西日本代表をということで私から提案をして、長崎県知事とともにお二方をお願いした……
○瀬野委員 領海法、漁業水域に関する暫定措置法について、福田総理に質問をいたします。 去る四月十九日から今日まで十数回にわたって質問をしてまいりました。本日は限られた時間の中で、総括的に福田総理に対して問題点を指摘し、法案の修正をぜひともやるべきだ、かようにわが党は主張しておりますので、その線に沿って法案の修正をお願いしたい、かように思うわけでございます。 まず、領土問題と漁業問題は切り離して日ソ漁業交渉をすべきだというのは、わが公明党もそういう主張でございますが、現に事態は、領土と漁業問題を切り離しては進展しない状況になっているのは御存じのとおりです。特に二、三日前からそのような状態が顕……
○瀬野委員 公明党・国民会議を代表して、漁業水域に関する暫定措置法案に対する修正案を提案申し上げます。 修正の第一は、「第三条第三項中「及び政令で定める海域」を削る。」 修正の第二は、「附則第一項中「三月」を「一月」に改める。」であります。 修正の第一点については、漁業水域二百海里の線引きから特定の海域を設けて除外することは、当該海域で操業する国内漁業者の権限に制限を加え、差別扱いすることになるからであります。 修正の第二点は、世界的な食糧危機が懸念される中にあって、わが国の漁業を取り巻く諸情勢は、日ソ漁業交渉の難航に象徴されるごとく、かつてない危機に直面しております。施行期日が遅くな……
○瀬野委員 獣医師法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに文部省、厚生省等関係当局に質問いたします。 獣医師が具有すべき知識及び技能の水準を高め、かつ、これを多様化することが要請されている現在におきまして、獣医師の資質の向上を図るために、獣医師国家試験の受験資格を、大学において獣医学の正規の課程を修めて卒業し、かつ、大学院において獣医学の修士の課程を修了した者に引き上げるというのが今回の法案でございますが、昭和二十四年に新制大学制度が施行されて以来、関係者の長期にわたる要望であったことは御承知のとおりであります。また、私たちも、この六年制についてはまさに遅きに失した、かように思ってお……
○瀬野委員 日ソ漁業交渉及び漁業問題、麦価、動物薬事行政について、農林省当局に質問してまいります。 まず最初に、日ソ漁業交渉でございますが、いよいよモスクワにおいてもその大詰めが来ております。本日もまたソ連側の要請で予定が一日ずれたようなことになっておるようでありますが、まず今回の日ソ漁業交渉、閣僚会談の内容についてでございますけれども、特に今回の交渉の最重要の問題でありますところの第一条、第二条について、現地ではかなり突っ込んだ話し合いが行われておるようでございます。その経過と現状について、まず日本において、当該水産庁においてはどういうように受けとめておられるか、国民も重大な関心がある問題……
○瀬野委員 農用地開発公団法の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問をいたします。 昭和四十九年六月五日、法律第四十三号によって農用地開発公団が設立されて、旧農地開発機械公団の業務を継承し、今日に至っておりますが、今回の改正によって、農用地開発公団の業務の範囲を拡大して、新たに国営干拓地において公団事業が行える道を開いたこと及び八郎潟新農村建設事業団を解散して、その一切の権利義務を承継し、その業務に係る賦課金、譲渡対価の徴収業務を同公団が行うという二点が骨子となっておりますが、総括的に農林大臣に質問に入る前に、まず最初にお伺いしたいことは、第七十二回国会において、農用地開発公団法の審議……
○瀬野委員 米価、麦価等につきまして、農林大臣並びに農林省、大蔵省当局に質問をいたします。 米の政府買い入れ価格は農林大臣が決定することになっておることはもう御承知のとおりでありますが、その決定に当たって、当然ながら米を販売する生産者の意見を組み入れて決定していただきたいというのは、わが党のかねてからの主張でございます。ことしも米価シーズンを迎えまして、御承知のように目前に迫った参議院選という絡みもございまして、国会も終盤になりまして重大な時期であるがゆえに、本日は米麦価に対する集中審議を行っておるわけでございますが、この米価審議会を前にぜひとも政府の見解をただし、ことしは農民の期待にこたえ……
○瀬野委員 日ソ漁業暫定協定については、本日の本会議に上程され、趣旨説明が行われることになっておりますけれども、これに先立って長期間日ソ漁業交渉に当たられた農林大臣に、当委員会として冒頭若干のことを質問し、見解をただしておきたい、かように思うわけでございます。 来る六月五日、外務委員会と当農林水産委員会の連合審査が行われて、具体的な問題等についてはその際外務省当局にもお聞きする予定でありますが、その前提として、事実交渉に当たられた鈴木農林大臣に、今回の日ソ漁業協定につきましてぜひとも前もって伺っておきたいことがございますので、時間の制約上簡潔にその精神をお答えいただいて今後の審議の資料にさし……
○瀬野委員 農林大臣並びに大蔵省当局に、五十二年度産生産者米価について見解を求めます。 昭和五十二年産生産者米価については、大臣も御承知だと思いますが、要求米価実現全国農協代表者大会が、去る六月七日、参議院選を前に、全国六千人の代表が日比谷野外音楽堂に結集して盛大に行われて、参議院選前に大臣に強い要請がなされました。さらに、去る七月十四日、日本武道館に全国の農協代表者一万人が結集して、要求米価実現のために要請がなされて、いまだかつてない熱気を持った大会となったわけでございます。さらに、昨日より農林省三番町分庁舎に多忙な中、暑い中に、ただいまも農林大臣が申されたように、青空集会を大臣も受けられ……
○瀬野委員 鈴木農林大臣は、日ソ漁業交渉のため、明二十七日に出発されまして訪ソをされるわけであります。二月二十八日、三月一日と、ソ連イシコフ漁業相と会談が持たれるわけでございますけれども、これに先立って、ソ連が一昨日、二十四日に二百海里を三月一日に実施すると発表したことは、鈴木農林大臣の出鼻をくじかれたと言っても過言ではありません。今回の訪ソは日本にとってただでさえ厳しい漁業交渉となることをかねがね予想しておったわけでありますけれども、そこへ追い打ちをかけられたと言うべきでありましよう。 農林大臣は、今回の一方的措置に対していかなる受けとめをしておられるか、まず御見解を承りたいのであります。
○瀬野委員 有珠山噴火による災害対策並びに活火山法等について国土庁並びに関係省庁に質問をいたします。 私も、党の調査団長として、八月、爆発直後五日間にわたって現地をつまびらかに調査してまいりました。その後再度調査をし、せんだって当委員会においても質問を展開してきたわけですが、確認の意味もあわせて、限られた時間でございますのでいろいろはしょりまして質問をしてまいりますので、簡明にお答えをいただきたいと思います。 まず最初に、局地激甚災害の指定の問題でございますけれども、現在、農林省、建設省と十月をめどに査定をされて精力的に詰めておられることはよく承知しておりますが、政府としては、十月中には間……
○瀬野委員 昭和五十二年産いも、でん粉基準価格、てん菜最低生産者価格、大豆基準価格等について農林省当局に質問をいたします。
まず、これから価格の告示までの日程について、当局から明らかにしていただきたい。
【次の発言】 第一に、いも、でん粉の基準価格等についてお伺いいたします。
農業団体は、昭和五十二年産原料基準価格については再生産と所得補償を旨として算定していただきたいということで、すでに当局に対してもカンショ三十七・五キログラム当たり千百六十円、トン当たり三万九百三十二円、バレイショについては六十キログラム当たり千百五十円、トン当たり一万九千百六十七円、でん粉買い入れ基準価格については、……
○瀬野委員 漁業水域に関する暫定措置法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに運輸省関係当局に質問いたします。 本法審議にあたり、農林大臣に最初にお伺いいたしますけれども、本年六月十日、日ソ漁業暫定協定の発効以来九月末日までの約百日間において、ソ連の水域内においてソ連監視船の臨検を受けて罰金を徴収されたわが国漁船の隻数は一道十四県に及び、すでに九十五隻、たびたび論議されましたが、その金額は約八千四百二十六万三千円に達しておることは御承知のとおりであります。一方わが国漁業水域内において拿捕したソ連漁船は四隻で、その担保金が二百万円となっておりますけれども、ソ連監視船による罰金徴収はいかな……
○瀬野委員 砂糖の価格安定等に関する法律第五条第一項の規定による売渡しに係る指定糖の売戻しについての臨時特例に関する法律案について、農林大臣並びに労働省当局に質問をいたします。 農林大臣に最初にお伺いいたしたいのでありますが、本法提案の理由、背景についてお伺いするわけでございます。私は、本法提案に当たっては、後ほどいろいろ述べることにいたしておりますが、本法は本則六条及び附則から成っておりますけれども、本法において特に需給調整を主としたところの部分等については、私たちも評価いたしておりますと同時に、本法の必要な点についても十分検討いたしてまいりましたが、現在のこの時期に当たって農林省も相当苦……
○瀬野委員 米需給均衡化対策について、農林大臣に質問いたします。 農林大臣は、米需給均衡化対策を打ち出し、向こう十年間で水田利用の再編成を行うとともに、年間言七十万トン、四十万ヘクタールの生産調整を行い、農産物の総合的な自給力の向上を図るため、長期的視点に立って農業生産構造の確立を期するとしておりますが、本員は日本農業の構造の大転換ともいうべき重大な問題としてこれを受けとめております。 農林大臣は、過去の農政の失敗、見通しの誤り等その責任を明らかにし、そして反省の上に立ってこの問題を提案したのか、その点をまず国民の前に見解を明らかにしていただきたい。私は、その反省なくして今回の計画は国民は……
○瀬野委員 砂糖の価格安定等に関する法律の臨時特例に関する法律案について、各参考人から貴重な御意見を開陳していただき、ありがたく拝聴いたしました。 私は去る十月二十六日、二時間近く本法に対する質疑をいたしまして、参考人が述べられたような事項については事細かに政府の見解をただしてまいりましたが、さらに焦点をしぼって、当面重要な問題でございますので、各参考人に時間の範囲内で若干お聞きしたい、かように思いますので、要点を簡潔にお答えいただければ幸いでございます。 まず、全国砂糖労働組合会議議長塚本光三参考人に伺いますけれども、端的に言って労働組合は、この法案は需給調整に名をかりた首切り法案である……
○瀬野委員 米需給均衡化対策、すなわち米の新生産調整について、農林大臣並びに大蔵省当局に質問いたします。 今回、農林省が計画を発表した米の新生産調整は、十カ年のうち、昭和五十三年から向こう三カ年間は、年間百七十万トン、四十万ヘクタールの生産調整を行うというものであるが、これは戦後の日本農業の構造の大転換を図るものであり、農林大臣も、今回の生産調整は農地改革にも匹敵するものであるというふうに言っておられるのであります。このように画期的な大転換をするところの計画でございますが、この実施については、生産調整の規模、実施の開始時期、具体的手法について見直しを図ることを含め、生産者、消費者の代表、学識……
○瀬野委員 原材料の供給事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律案について、当局に質問いたします。 まず、この法案の提出に当たりまして、先ほど鈴木農林大臣から提案理由の説明がございまして、その最後に、臨時国会の延長の、しかも、もう法案審議日はきょう一日しかない時点において、一日で議了するというあわただしい審議になったわけですけれども、これに対して農林大臣から、まことに遺憾であると遺憾の意を表されたわけでございますが、今回のこの法案の提案については、今後二度とこういうことのないように十分当局は反省をして、十分審議ができるように提案され……
○瀬野委員 林業問題並びに財団法人日本動物愛護協会問題について、政府当局に質問をいたします。 昭和四十九年、法律第三十九号によって森林法等の抜本改正を行ったのであります。 さて、森林組合は、森林の保続培養と森林生産力の増進という公益的性格と、森林所有者の社会的、経済的地位の向上という協同組合的性格とをあわせ有し、その役割りが広範にわたっておることは御承知のとおりでございます。このため、今後その広範な役割りへの制度的対応を図るために、森林組合制度を森林法から分離独立せしめ、その根拠法として新たに森林組合法(仮称)を制定すべく、附則第二条の規定に基づき、単独法化について森林組合制度等検討会等に……
○瀬野委員 日ソ、ソ日両漁業暫定協定につきまして、外務大臣並びに農林大臣に質問いたします。 最初に農林大臣にお伺いいたしますけれども、今回の日ソ漁業交渉は、日ソ両国二百海里内での来年の割り当てと漁業区域の拡大が最も重要な問題であったわけでございます。結果的には日本八十五万トン、ソ連六十五万トンと決まり、日本の割り当て量が不当に少なく、これは政府の見通しの甘さからこのような結果になった、私はかように思っております。 言うまでもなく第八十四通常国会に、日ソ、ソ日漁業協定の承認を得て、来年一月以降わが国の北洋漁業に打撃を受けないための事情があったとはいえ、過去における日本の漁獲実績を見ても、ソ連……
○瀬野委員 鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案について、環境庁長官並びに関係当局に質問いたします。 五月十日からバードウイーク、すなわち愛鳥週間が始まり、週間の中心である明十三日には、群馬県前橋市において第三十二回全国野鳥保護の集いが行われ、まさに記念すべきときに本法審議をするということは、意義が深いわけでございます。明日は恐らく環境庁長官も御出席なさるのじゃないか、こう思っております。そこで、本法は特に狩猟者の資格等の諸点において改善充実されてはいるものでありますが、法改正に当たっては、こういった記念すべきときにもかかわらず、五年もの歳月をかけたわりには、抜本改正と言える内容……
○瀬野委員 各参考人には貴重な御意見を陳述いただきまして大変ありがとうございました。 最初に萩原参考人にお伺いいたします。 御承知のように、伊豆大島近海地震の被害をきっかけに、福田総理は十七日の閣議で、将来予想される大地震に備えまして、予知に基づいて非常体制をとるような特別立法をつくるよう指示されております。その後、国土庁を中心にいろいろ検討されておるわけでございますが、この特別立法について地震予知連絡会として、また地震予知連絡会の会長としてどういうふうにお考えであるか、また特に強く要望される点はどういう点であるか、改めてひとつお伺いしておきたいと思います。
○瀬野委員 大規模地震対策特別措置法案について、国土庁長官並びに関係省庁当局に質問いたします。 大規模地震対策特別措置法の目的、第一条に、「この法律は、大規模な地震による災害から国民の生命、身体及び財産を保護するため、地震防災対策強化地域の指定、地震観測体制の整備その他地震防災体制の整備に関する事項及び地震防災応急対策その他地震防災に関する事項について特別の措置を定めることにより、地震防災対策の強化を図り、もって社会の秩序の維持と公共の福祉の確保に資することを目的とする。」こういうふうに規定づけられておりますが、まず冒頭お伺いしたいことは、大規模地震とはどの程度を指すのか、お答えをいただきた……
○瀬野委員 農林大臣の所信表明について質疑をいたします。 日本農業はいまだかつてない厳しい試練にさらされておることは御承知のとおりでございます。国内にあっては、今年から高圧的姿勢で強行される米の新生産調整問題があり、また外圧として農畜産物の自由化、枠拡大を強く迫られているわけでございます。 その一方で、低成長時代に入って所得の伸びが余り期待できないとあって、事実安い農畜産物の安定供給を求める消費者の要請があり、まさに内憂外患の中にあります。したがって、明るい見通しは何一つ見当たらない状態でございます。しかも、その打開策を打ち出すべき肝心の食糧農業政策が場当たり的でございまして、長期的な展望も……
○瀬野委員 畜産関係諸施策並びに基準繭糸価格等について、農林省当局に質問いたします。 昭和五十三年度畜産物政策価格を審議する畜産振興審議会の総会が十五日開会されまして、引き続き二十二日は飼料部会、二十八日に食肉部会、二十九日に酪農部会を開き、諮問に対する答申を得て、三月三十一日までに五十三年度畜産物価格を正式決定することになるわけでありますが、今年は政策価格をめぐる環境条件が例年になく厳しいものとなっておりますけれども、五十三年度の価格決定に当たって農林省としてはどう対処する方針で検討されているか、まず見解を最初に承りたいのであります。
○瀬野委員 森林組合合併助成法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに林野庁長官に質問いたします。 農林大臣にお伺いいたしますが、森林組合合併助成法は、昭和三十八年に制定され、昭和四十三年三月三十一日までに同法の適用を受けて九百六十組合が合併に参加し、主として市町村の区域を地区とする三百十六の合併組合の成立を見て第一期の合併を終了したわけであります。すなわち、市町村単位の地域を地区とする組合への合併を推進することがねらいでありました。 第二期の合併は、市町村の区域を超える地区を範囲とする広域合併を志向し、昭和四十九年五月一日から昭和五十三年三月三十一日まで行われることになり、この結果……
○瀬野委員 昭和五十三年度加工原料乳保証価格及び豚肉、牛肉の安定基準価格等について、農林大臣に見解を求めるものであります。 三月十七日、当委員会で、畜産価格問題で政府の諮問を前に見解をただしたわけでございます。その後、三月二十三日には畜産酪農政策・価格要求全国農協代表者大会が行われ、さらに翌二十四日には全青協全農婦協の大会等も行われました。さらに三月二十七日には、大臣の出席がございませんでしたけれども、午前中には六人の参考人を迎えて長時間にわたる質疑を行い、午後はさらに政府の見解をただしてまいりました。この間、私は四時間半にわたって質問してまいりましたが、重要な価格決定を前に、農林大臣に対し……
○瀬野委員 北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法及び南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案について、農林大臣に質問をいたします。 本法は、北海道及び鹿児島、宮崎県の南九州の畑作営農改善資金の使途の範囲を拡大するとともに、その貸し付けを受ける資格の認定申請期限を昭和五十八年三月三十一日まで五カ年間延長しようとするものであり、略してマル寒法にあっては昭和三十四年発足以来五回目の延長であります。鹿児島、宮崎を対象としたマル南法では二回目の延長でございまして、要綱による貸し付けを含めて、両者とも二十年近くを経過しておるわけであることは御承知のとおりです。 そこで、現在推進……
○瀬野委員 森林組合法案について農林大臣並びに林野庁長官に質問いたします。 この法案は、森林法に包含されていた森林組合及び森林組合連合会に関する規定等を同法から分離独立させるとともに関係規定について所要の整備を図り、新たに森林組合制度の根拠法としようとするものであり、今後の森林組合のあり方というものが問題であるわけですが、森林法の目的である森林の保続培養と森林生産力の増進に努めるとともに、他方においては林業基本法の目的とする林業の発展と林業従事者の地位の向上を図るためのものであることが要請されるなど、二つの面が問われることは御承知のとおりでございます。現行森林法は全規定が二百二十七条でありま……
○瀬野委員 日ソ漁業協力協定交渉について、農林大臣の所信を求めるものであります。 農林大臣は政府を代表して、四月十一日から十六日まで六日間、懸案の日ソ漁業協力協定交渉のため訪ソされるわけでございますが、出発に先立ち、緊急質問によって数点お伺いをいたしたい、かように思うわけでございます。 日本側とソ連漁業省次官による第二回会談でソ連側が行った三つの提案、すなわち、一つは、ソ連二百海里水域を除く北西太平洋水域公海における今年度の日本サケ・マス漁獲割り当て量を三万五千五百トン、すなわち昨年の六万二千トンに比べると四三%の大幅削減であることはもう御承知のとおりです。二つには、漁期も五月一日から七月……
○瀬野委員 森林組合法案について、農林大臣臨時代理安倍官房長官並びに林野庁長官に質問いたします。 森林組合法案については、先週の四月五日当農林水産委員会で二時間余にわたって、農林大臣並びに林野庁長官に対し政府の見解をただしてきたところでございます。すなわち、森林組合法案は、現行森林法全規定二百三十七条から百二十三条が単独化として新しく生まれるのであり、今世紀最後の団体法であります。このような大きな団体法は今後まず生まれてこないと言われているわけで、歴史的な法案と言えるのであるから、本法に対し最後的に総括してさらに政府の見解を明らかにするものであります。 森林組合法はいよいよ本日、単独法とし……
○瀬野委員 農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに関係当局に総括的な質問をいたします。
昭和五十一年五月十三日、本法審議に当たり、農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議八項目を決議したが、本法提案に当たりどのように尊重し検討の上立法化され提案されたのか、まず最初にお伺いをいたしたい。
【次の発言】 附帯決議八項目に対するそれぞれの答弁を一応いただきましたが、本法は、本日、本会議後採決をして参議院に送る予定にいたしておりますが、今回の提案は従来に見られない画期的な内容が提案されていることは、十分われわれも評価いたしておりま……
○瀬野委員 漁船積荷保険臨時措置法の一部を改正する法律案について、政府当局に質問いたします。 本法は、漁船に積載した漁獲物等について生ずることのある損害を適切に保険する制度の確立に資することを目的として、漁船積荷保険臨時措置法に基づき、昭和四十八年十月から五年間の予定で漁船保険組合が漁船積荷保険事業を行い、漁船保険中央会が漁船保険組合の負う保険責任を再保険する事業を試験的に実施しておるわけでありますが、今後さらに五カ年間試験実施を継続し、新たな情勢のもとにおける保険設計に必要なデータの蓄積を図ろうとして本法提案に及んでいるわけですけれども、試験実施を延長する理由について、まず政府の見解を冒頭……
○瀬野委員 農薬行政の基本問題等について政府に質問いたします。 私は、昭和五十年十二月十七日、第七十六国会の農林水産委員会において農薬行政、なかんずく農薬禍について、農林大臣を初め法務省、内閣法制局並びに厚生省に対して質問をし、見解を求め、その後機会あるごとに関連して政府の考えをただしてきたところでございますが、この農薬問題は、昨年の松くい虫の空中散布による特別防除でも、国会における白熱の論戦に見られるように、国民の健康と人命尊重の立場から、ますます重大な、しかも深刻なものとなってきていることは御承知のとおりであります。 そこで、本日はさらにその後の経過を踏まえて順次質問をいたしたい。 ……
○瀬野委員 日ソ漁業協力協定等について、農林大臣に質問いたします。 農林大臣が政府を代表して四月十一日から二十三日まで懸案の日ソ漁業協力協定交渉のため訪ソをされる出発に先立ち、去る四月七日、緊急質問をいたしたのでありますが、果たせるかな、その交渉の結果は漁獲量、操業区域、期間についても想像に絶する結果となり、残念至極と言わざるを得ません。このまま推移すれば遠からず北洋締め出しとなる意図が明らかじゃないか、こういうふうに国民は大変憂慮にたえないところでございます。 いろいろ答弁を求めたいのでありますが、同僚議員からも質問ございましたし、時間の制約もございますので、はしょって、どうしても聞いて……
○瀬野委員 農業者年金並びに農林年金、いわゆる年金二法の審議に先立ち、中野理事長及び吉田理事長から参考人として貴重な陳述をいただき、ありがたく承りました。本法の審議に当たり、さらに参考にいたしたいので、両理事長に数点ずつお伺いいたします。 まず、農業者年金基金理事長の中野和仁参考人にお伺いいたします。 農業者年金の加入者は少ないようでありますが、もっと加入促進のためのPRをやるべきではないかと思うわけであります。特に若い人の加入を促進するべきではないかと考えておりますけれども、どう考えて対処しておられるか、まずお答えをいただきたいと思います。
○瀬野委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表して、農業者年金基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 農業者年金基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本年金制度が国民食糧の生産の担い手としての使命を有する農業者の老後の保障と後継者の確保等に果たす役割の重要性にかんがみ、本制度を公的年金として位置づけ、制度の一層の整備充実が図られるよう左記事項の実現に努めるべきである。 記 一、農業者老令年金については、農業者の老後の安定……
○瀬野委員 国有林野事業改善特別措置法案について、農林大臣、林野庁長官並びに大蔵省当局に質問いたします。 本法第二条には、「農林水産大臣は、昭和七十二年度までに国有林野事業の収支の均衡を回復する等その経営の健全性を確立するために必要な基本的条件の整備を昭和六十二年度までに完了することを旨として、昭和五十三年度以降十年間(以下「改善期間」という。)における国有林野事業の改善に関する計画(以下「改善計画」という。)を定め、これに従って国有林野事業を運営するものとする。」と規定し、二項に「改善計画は、次の事項について定めるものとする。」として五つの事項が定めてありますが、この改善計画の内容について……
○瀬野委員 国有林野事業改善特別措置法案について政府当局に質問をいたします。 本法については、昨五月十日午前、当委員会で二時間余にわたって農林大臣並びに大蔵省等関係当局に本法全般にわたって私は政府の所信をただしてきたのでありますが、昨日時間の関係で留保した問題について、昨日に引き続き政府の見解を求めるものであります。 本法の第四条によりますと、「政府は、改善期間における国有林野事業特別会計法第五条第一項の規定による借入金に係る資金の貸付けについて、資金事情の許す限り、特別の配慮をするものとする。」と規定されておりますが、昨日もこの問題について若干触れておきましたけれども、御承知のように、昭……
○瀬野委員 農林漁業金融公庫法等の一部を改正する法律案について、農林大臣並びに武田農林漁業金融公庫総裁に質問いたします。
本法の一部改正案は三条と附則から成っておりますが、第一条、第二条、第三条、それぞれ「規定の適用については、当分の間、」と規定しておるわけでございます。この「当分の間」の真意をまず農林大臣から述べていただきたい。
【次の発言】 そうしますと、たとえば今年末公定歩合の事情が変わると、またことしの末改正するというようなことに理解していいですか。そういうことなんですか。
【次の発言】 本日は前全国農業協同組合中央会会長の宮脇朝男氏の葬儀が青山斉場で午後二時から執行されますし、また……
○瀬野委員 農業基本法問題、米麦価、生産調整並びにミカン対策等について、政府当局に質問いたします。 中川農林大臣は、五月十五日、日本農業新聞主催の藤田全国農協中央会会長との対談で、農業基本法の改正問題に触れ「国民にも農業を理解してほしいし、農業の方も消費者のことを理解する。これがどうしても必要な時代ではないか。こうしたことから農業基本法を見直してみようということで、この中で農業の意義づけをきちっとし、その上で何をやるか考え直してみようということだ」と述べ、農基法を消費者対応の面からも見直しをする意向を明らかにされたようであります。これに対して藤田会長も「農業基本法については、まずたたき台とし……
○瀬野委員 農産種苗法の一部を改正する法律案について、農林省並びに特許庁等関係当局に質問いたします。 農産種苗法は、過去、昭和二十二年の第一回特別国会において成立し、二十四年五月三十一日第一回改正以来、昭和四十五年六月一日の第七次改正まで七回の改正をしてきたわけであります。本法を見ますと、第一条には目的規定を設けるものとし、「指定種苗の表示に関する規制、品種登録に関する制度等について定めることにより、種苗の流通の適正化と品種の育成の振興を図り、もって農林水産業の発展に寄与することを目的」としております。さらに、本法の中身を見ますと、最近における種苗の育成、流通の実態等に即応して、品種育成者の……
○瀬野委員 農産種苗法の一部を改正する法律案について、農林大臣に最終的に総括的な質問を若干いたします。
優秀な新品種の育成と良質な種苗の流通が農林水産業の振興の基本であり、その果たす役割りはまことに重要であることは言うまでもございません。かかる意味で、農林大臣は、本法によって十分な役割りを果たすことを確信して提案に及ばれたか、まず総体的にその所信を冒頭承っておきたいのであります。
【次の発言】 昨日も長時間にわたって農産種苗法の一部改正案についていろいろと質問してまいりましたが、わが党としても特に次の点、政府の考えをただしておきたいと思います。
「農林水産大臣は、指定種苗の「表示規定」およ……
○瀬野委員 養鶏問題について、全国農業協同組合連合会常務理事永松英二参考人、全国養鶏経営者会議会長能登谷喜代衛参考人、農林中央金庫理事山根滋参考人、ヒヨコのイセ株式会社取締役社長伊勢彦信参考人の四名の方にお忙しい中おいでいただき、貴重な御意見を陳述していただきまして、ありがとうございました。 この養鶏問題については、本年三月、公明党の吉浦委員が当委員会で政府の見解をただしたことが一つの発端となりまして、いろいろ今日論議をしてきたわけでございますが、私も本問題について数回質問をしてまいりまして、政府の見解をただしてきたところでございます。 鶏卵の生産調整が国会の場で政治問題化したということは……
○瀬野委員 昭和五十三年度産米価並びに西日本干ばつ対策について農林大臣に質問いたします。 政府は、今月十九、二十日の両日に、米麦の生産、需給、流通、消費全般にわたって問題点を討議する前広の米価審議会を開いた後、政府買い入れ麦価、すなわち生産者麦価を二十二日の米審に諮り、二十三日に政府決定し、二十五日に告示をする。また、生産者米価は、七月六日から八日ごろを予定し、俗に七夕米価と言われておりますように、七月七日前後に米審を開き、さらに消費者米価、消費者麦価については七月下旬を予定しておるようだが、それは七月十六、十七日にボンの先進国首脳会議に出席する福田首相の日程が確定するか否かによって若干の流……
○瀬野委員 東京ラウンド、ミカン対策、輸入オレンジ問題等について政府当局に質問いたします。 東京ラウンド、すなわち多角的貿易交渉でございますが、この交渉は七月合意に向け大詰めの段階に来ていることは御承知のとおりでございます。米国は、先月二十四日の牛場対外経済担当相とストラウス米大統領通商交渉特別代表との会談を行い、さらに二十五日のクレプス米商務長官の発言などから農産物をめぐる攻防が最大の焦点となってきているのであります。特に牛肉のほかオレンジの輸入拡大に固執し、農産物での日本の譲歩が交渉妥結の条件との厳しい姿勢を示しておるようであります。これまで牛肉がやり玉に挙げられてきたわけでありますが、……
○瀬野委員 農業基本法問題、農産物輸入、北洋漁業の減船に伴う漁船乗組員救済等について、農林大臣に質問いたします。 農林大臣は去る五月十五日、日本農業新聞主催の藤田全国農協中央会会長との対談で、農業基本法の改正問題に触れ、「国民にも農業を理解してほしいし、農業の方も消費者のことを理解する。これがどうしても必要な時代ではないか。こうしたことから農業基本法を見直してみようということで、この中で農業の意義づけをきちっとし、その上で何をやるか考え直してみようということだ」と述べ、農基法を消費者対応の面からも見直しをする意向のようでございますが、これに対して藤田会長も「農業基本法については、まずたたき台……
○瀬野委員 昭和五十三年産生産者麦価問題について農林大臣に質問いたします。 私も質問に先立って大臣にお伺いいたしますけれども、六月十九、二十日の両日、東京九段南の分庁舎で、七月上旬の本格米審に先立つ事前の米価審議会を開かれたわけであります。生産、消費、流通、集荷、配給の現状などを説明されて、幅広い意見を求められたということでございますが、われわれは、この米価審議会はまさに米過剰を理由にした米価据え置き、いわゆる外堀どころか内堀を埋めると言われている事前米価審議会であって、据え置きの地ならしを策すところの異例の事前米審、こういうふうに見ておるわけでございます。昨年の米価審議会の結果を踏まえてい……
○瀬野委員 米価問題について参考人四名の各位には貴重な意見を陳述いただきましてたいへんありがたく拝聴いたしました。私もさらに五十三年産米米価決定に当たりまして皆さん方に重ねて意見をお伺いし、きょうの午後並びに明日の当委員会における農林省に対する質問、また政府の考えをただすための参考に資していきたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願い申し上げたいと思います。 私は、まず最初に全国農業協同組合中央会農畜産部長小口芳昭参考人にお尋ねをいたします。 政府は四日、今年度生産者米価、すなわち政府買い入れ価格を、六日から始まる米価審議会に据え置き諮問することを正式決定しました。このため米価は今後政……
○瀬野委員 日中平和友好条約は、本年七月二十一日より北京において日中両国交渉代表団の間で交渉が開始され、八月八日最終的に妥結し、八月十二日に日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約が署名調印されたわけで、この条約の締結により日中両国間の友好関係を一層発展させるための基礎が築かれ、両国間の友好関係が長期にわたり安定的なものとして確保されることは、アジア及び世界の平和と安定に貢献するものと期待されるものであります。すなわち、今回締結された日中平和友好条約は、一九七二年の日中共同声明に盛られたすべての諸項目を最終的に完結し、平和の諸原則を日中両国が確認し、ざらに発展させようとするものであって、わが……
○瀬野委員 水俣病対策について、環境庁長官並びに政府関係当局に質問いたします。 水俣病については、熊本県側といたしましても、一歩前進ということで、不本意な点も多々あるわけでございますが、県債発行等の関係もあり、議員立法の成立を強く要請されているところでございます。 そこで私は、本日の質疑の答弁を得て対処したい所存でありますので、答弁は問題の核心をとらえ、要点を簡潔にお答えいただきたいことを最初に申し上げておきます。 五十三年七月三日の次官通知をめぐる水俣病認定に関する問題でございますが、水俣病の認定審査は大幅におくれ、昭和五十三年七月末現在で申請者総数が六千六百十一人、うち熊本県分六千百……
○瀬野委員 水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法案について、提案者並びに環境庁長官、政府当局に質問いたします。 この臨時措置法案については、熊本県側としても一歩前進として、いろいろ意見があるわけでございますけれども、たとえば県債発行の問題等ございます。しかし、議員立法の成立を強く要請しておられるところでございます。そういったことで、私は、去る十月十三日、環境庁長官に対して一時間半にわたっていろいろと質疑をし、政府の見解をただしてまいったところでございますが、いよいよ本日は本法の採決を目前にして、最終的に若干の質問をいたしたい、かように思います。 まず、提案者にお聞きする前に環境庁長官に……
○瀬野委員 昭和五十三年七月上旬以降の干ばつによる農作物被害等について、政府に質問いたします。 本年三月以降の雨不足、また今夏の猛暑と引き続く少雨の異常気象により、全国的に農作物に対する干害が発生し、農業者は被害防止のためあらゆる手段をもって応急対策に努力いたしたところでありますが、その被害はかつてなく膨大な額に達したのであります。 七月上旬の梅雨明け以降、全国的に降雨量が少なく、高温多照に経過したために、北海道、東北、北陸の各地方で八月中旬、九州などその他の地域では九月中旬まで干ばつ状態が続いたことは、先ほど政府からも報告のあったとおりでございまして、皆様の御承知のとおりでございます。こ……
○瀬野委員 昭和五十三年産芋、でん粉基準価格、てん菜最低生産者価格、大豆基準価格等について農林水産省当局に質問いたします。 まず、きょうは農林水産大臣が所用のために出席できませんので、基本的な問題として政務次官に一、二点冒頭お尋ねをしておきたいと思います。 畑作農産物は、競合する外国農産物の無秩序な輸入等によりまして、現在問題になっております東京ラウンドもそうでありますが、オレンジ、果汁にしてもその他農産物についても大変農民は不安におののいておるわけでございます。そういったいわば需給の調整ができずに、私たちはつくられた過剰、こういうように言うのですけれども、いわゆる現在の生産調整等に悩む農……
○瀬野委員 日米農産物交渉、東京ラウンド、昭和五十三年産米対策及び温州ミカン対策その他の問題について、農林大臣並びに文部省当局に質問いたします。 今国会の最後の委員会になるわけでございまして、農政上の重要な問題がたくさんございますけれども、限られた時間でありますし、本日は大臣が出席でございますから重要な点をはしょって、時間の範囲内で数点伺いたいと思いますから、要点をかいつまんで答弁を承りたい、かように冒頭申し上げておきます。 日米農産物交渉すなわち東京ラウンドについて伺いますが、昭和五十二年度の農業白書の中で、五十ページから五十六ページにわたって述べてあるところでございますけれども、「内外……
○瀬野委員 東京ラウンド、日米農産物交渉、コレラ集団発生事件、養鶏問題及び林業問題等について、農林大臣並びに関係省庁に質問いたします。 東京ラウンド、日米農産物交渉については、第八十五国会で去る十月十九日、当委員会で農林大臣にその見解を一時間にわたってただしたところでありますが、オレンジ、果汁、牛肉は本年一月の日米通商協議で従来の三倍程度に輸入を拡大し、大幅譲歩しており、その上本年九月に農林大臣が訪米してのワシントン交渉が物別れに終わり、十月の予備交渉も五日間交渉したが物別れ、さらに十一月六日、七日も物別れに終わっております。国民は一体どうなっているかという疑問を持ち、批判の声が強いわけであ……
○瀬野委員 日ソ、ソ日漁業交渉について外務大臣並びに農林水産大臣に質問いたします。 外務大臣にお伺いしますが、日ソの協定の有効期間の延長に関する議定書の第一条二項には「千九百七十九年十一月十五日までに会合し、協議する。」と協定しているにもかかわらずイシコフ漁業相の来日は健康上の理由から、十一月に入ってから日本側からの呼びかけにもかかわらずソ連側は何ら具体的な対応を示さず、一時は東京会議は無理との推測がなされ、十一月十日になってイシコフ漁業相から魚本駐ソ大使に対し、交渉はモスクワで開催したい旨が伝えられたが、結果的にはイシコフ漁業相のかわりにクドリャフツェフ漁業省次官が代表として、予定よりも三……
○瀬野委員 建設大臣並びに国土庁長官の所信表明に対し質問いたします。
建設大臣は所信表明の中で「昭和五十四年度予算の編成に当たり、適切な内需の拡大により景気の回復基調の定着を図るため、需要創出効果が大きく、かつ国民生活充実のための基盤整備に資する公共事業について、財政事情の許す範囲内において、できる限りの規模の確保を図ったところであります。」このように述べておられますが、この中で、どのように規模の確保を図られる考えであるのか、まず大臣から承りたいと思います。
【次の発言】 さらに建設大臣は所信表明の中で「特に人間中心の考え方を基本に置き、住宅・宅地対策、都市対策、道路整備、国土保全、水資源開……
○瀬野委員 宅地促進法について建設大臣に質問いたします。 建設大臣に冒頭お伺いいたしますが、本法律案は、特定市街化区域農地の宅地化を促進するために行わるべき事業の施行、資金に関する助成、租税の軽減その他の措置につき所要の改正を行い、三年間延長を図ろうとするものでありますが、本法は昭和四十六年度の地方税法改正、昭和四十七年度の地方税法改正、昭和四十八年度の地方税法改正並びに特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法の制定、昭和五十一年度の地方税法の改正並びに宅地促進法の改正が行われ、そして本法については第八十七国会に三たび地方税法改正法案並びに宅地促進法改正法案が提……
○瀬野委員 奄美群島振興開発特別措置法について、国土庁長官並びに各関係省庁に質問いたします。 本法は、有効期限を昭和五十四年から昭和五十九年三月三十一日まで五カ年間延長し、法第二条で、奄美群島振興開発計画の内容について、四十九年からの計画期間を現行法の「五箇年」から「十箇年」に延長し、所要の規定の整備を行うものでありますが、国土庁長官は、去る二月二十八日、本法の提案理由の説明の中で「奄美群島につきましては、昭和二十八年の本土復帰以来、復興特別措置法、振興特別措置法及び振興開発特別措置法のもと、復興計画、振興計画及び振興開発計画に基づき各般の事業を実施し、これにより奄美群島の基礎条件の改善とそ……
○瀬野委員 所信表明について環境庁長官に質問いたします。
公害、環境汚染の現状認識についてお伺いいたしますが、所信の中で長官は、「公害対策基本法制定以来十余年を経た今日、国、地方公共団体、国民の一体となった努力の結果、かつての危機的な状況の克服には、かなりの成果を上げることができました。」このように所信表明の二ページに述べてあり、このようなことを自負しておられますけれども、「かなりの成果」とは具体的にどの程度
の成果を上げられたのか、その点からまずお答えをいただきたい。
【次の発言】 長官並びに両局長から答弁ございましたが、私もある程度の成果のあったことは認めておりますが、多大の予算と労力……
○瀬野委員 水俣病判決について、環境庁長官並びに法務省当局に質問をいたします。 私は、今時水俣病の判決は、空洞の二十年と言われますように、まさにむなしい結果になっております。しかし、判決の内容については評価すべきものもございますし、いろいろわが党でも検討をいたしてまいりましたが、要するに、患者の心を大事にして、今後いかに水俣病患者救済に政府が積極的な最大の努力をしていただくか、またそうあらねばならないという観点から、環境庁長官並びに法務省当局の反省を含めた御見解を、将来のためにも数点ぜひ承っておきたい、かように思うわけでございます。 メチル水銀を含む工場排水を熊本県の水俣湾にたれ流し、水俣……
○瀬野委員 環境行政について環境庁長官並びに通産省、外務省当局に質問いたします。 経済協力開発機構、OECDの第二回環境閣僚会議は五月七日、八日の二日間にわたりパリのOECD本部で開かれ、先進工業国における八〇年代の経済活動で環境政策はいかにあるべきかをテーマに討議されたわけであります。その結果、これまでの対症療法的公害対策、環境保全措置から一歩進めた「予見的環境政策に関する宣言」を採択し、八日閉幕したのでございます。 今回のOECD第二回環境閣僚会議では米、仏、西独などに比べ日本の立ちおくれが目立っている環境アセスメントの法制化義務づけのほか、三つの理事会の勧告等も採択されまして、五年後……
○瀬野委員 六月二十六日から七月二日までの間の豪雨による災害について国土庁長官並びに関係省庁に質問いたします。 日本海西域にある低気圧から黄海に延びる前線が南下し、六月二十六日から雨が降り始め、その後梅雨前線は南下、北上を繰り返す状態となりまして、七月二日まで西日本を中心に断続的に大雨が降り続き、その結果、二府二十一県にわたり死者二十六名、行方不明三名、負傷五十二名、家屋浸水など相次ぎ、全国で一千六百億円に及ぶ被害を生じたわけでございまして、またその後の調査で被害額の増加が見込まれておることは御承知のとおりであります。 特にこの席をかりまして、今次災害でお亡くなりになりました二十六名の方の……
○瀬野委員 食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案について、大蔵省、農林水産省、外務省当局に質問いたします。 米の需給事情についてまず最初にお伺いしますが、米の一人一年当たりの消費量は、昭和三十七年度の百十八・三キログラムをピークに減少を続け、五十二年度には八十三・四キログラムにまで落ち込んでおります。総需要量も三十八年度の千三百四十一万トンをピークとして、五十二年度には千百四十八万トンとなっております。一方、わが国の米の生産量は、四十年度までは需要量を満たすことができなかったわけでありますが、四十二年度以降は生産量が需要量を上回るという事態となったことはもう御承知のとおりでございます。 ……
○瀬野委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、委員各位の御推薦によりまして、私が委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意、円満なる委員会の運営に努めたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。 はなはだ簡単でございますが、就任のごあいさつといたします。(拍手) 本日は、これにて散会いたします。 午後二時五十七分散会
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいま塚原俊平君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は
伊藤宗一郎君 小沢 一郎君
小宮山重四郎君 塚原 俊平君
石野 久男君 日野 市朗君
貝沼 次郎君 中林 佳子君
及び 吉田 之久君
以上九名を指名いたします。
【次の発言】 次に、このたび科学技術庁長官及び科学技術政務次官に御就任になりました長田国務大臣及び夏目政務次官より、それぞれ発言を求められておりますので、これ……
○瀬野委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
このたび委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいま塚原俊平君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は
伊藤宗一郎君 小沢 一郎君
小宮山重四郎君 塚原 俊平君
石野 久男君 日野 市朗君
貝沼 次郎君 中林 佳子君
及び 吉田 之久君
以上九名を指名いたします。
……
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 次に、田畑政一郎君。
【次の発言】 午後一時四十分から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時四十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。木内良明君。
【次の発言】 次に、貝沼次郎君。
【次の発言】 次に、中林佳子君。
【次の発言】 次に、瀬崎博義君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後三時五十七分……
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査申し出に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興対策に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
本日は、これにて散会いたします。
午前十一時一分散会
○瀬野委員 農林水産大臣に農政問題について質問いたします。 昭和五十五年度水田利用再編対策について農林水産大臣は冒頭説明をされましたが、その中で、強力な農政の推進を図ってまいります、こういうふうに所信を述べられました。申すまでもなく、わが国の農業は米を初めとしてミカン、牛乳、鶏卵が生産調整に追い込まれ、さらに豚価も現在は基準価格を大幅に下回り、養豚農家は大変な不安におののいております。こういった中で、日本農業の未来がどこにあるのか、また出口がどこにあるのか、出口なき農業ということが農家では大変声を大にして言われておりまして、将来の不安になっておるわけでございます。 さらに、第二の石油危機の……
○瀬野委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
このたび、委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいま玉沢徳一郎君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、
伊藤宗一郎君 小沢 一郎君
小宮山重四郎君 塚原 俊平君
石野 久男君 日野 市朗君
貝沼 次郎君 中林 佳子君
及び 吉田 之久君
以上九名を指名いたします……
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
まず、長田国務大臣から科学技術行政に関する所信を聴取いたします。長田国務大臣。
【次の発言】 次に、昭和五十五年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。下邨官房長。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時六分散会
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
まず、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事日野市朗君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、理事の補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に上坂昇君を指名いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
科学技術の基本施策について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。狩野明男君。
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興に関する件、特にエネルギー研究開発問題について、参考人の出頭を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、参考人の人選、出頭の日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 次に、内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に……
○瀬野委員長 これより会議を開きます。 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。 本日は、エネルギー研究開発問題調査のため、参考人として、午前中、株式会社三菱総合研究所取締役副社長牧野昇君、システム技術研究所長槌屋治紀君、池島新燃料研究所長池田憲正君、日本学術会議エネルギー・資源開発問題特別委員会幹事中島篤之助君、以上四名の方々から御意見を承ることにいたしております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多用中のところ、本委員会に御出席くださいまして、ありがとうございました。 本委員会といたしましては、かねてより、二十一世紀を展望して、石油にかわる各……
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案及び石野久男君外四名提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。上坂昇君。
【次の発言】 午後一時から再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十一時四十七分休憩
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
この際、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
理事吉田之久君委員辞任により、理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に米沢隆君を指名いたします。
【次の発言】 内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑は、すでに去る三月二十七日に終局いたしております。
これより討論に入り……
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 午後一時三十分から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。木内良明君。
【次の発言】 中林佳子君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こして。
中林君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後三時二十三分休憩
○瀬野委員長 これより会議を開きます。 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。日野市朗君。
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案及び石野久男君外四名提出、日本原子力船開発事業団法及び日本原子力研究所法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
まず、政府及び提出者より順次趣旨の説明を聴取いたします。長田国務大臣。
【次の発言】 次に、石野久男君。
【次の発言】 これにて両案の趣旨の説明は終わりました。
両案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
次回は、来たる二十三日水曜日、午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後三時四十六分散会
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案及び石野久男君外四名提出、日本原子力船開発事業団法及び日本原子力研究所法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
両案審査中、必要に応じ、日本原子力船開発事業団役員の出頭を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順……
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案、及び石野久男君外四名提出、日本原子力船開発事業団法及び日本原子力研究所法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。瀬崎博義君。
【次の発言】 ただいまの瀬崎委員からの要求に対しては、いずれ理事会を開いて協議をして決定することにいたします。
【次の発言】 田畑政一郎君。
【次の発言】 次回は、来る五月七日水曜日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時三十七分散会
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、日本原子力船開発事業団法の一部々改正する法律案、及び石野久男君外四名提出、日本原子力船開発事業団法及び日本原子力研究所法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。日野市朗君。
【次の発言】 はい、示してください。
【次の発言】 中村重光君。
【次の発言】 午後二時から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後一時十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。木内良明君。
○瀬野委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案及び石野久男君外四名提出、日本原子力船開発事業団法及び日本原子力研究所法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
両案審査のため、参考人の出頭を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、参考人の人選、出頭の日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○瀬野委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、日本原子力船開発事業団体法の一部を改正する法律案及び石野久男君外四名提出、日本原子力船開発事業団法及び日本原子力研究所法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。 本日は、両案審査のため、参考人として、東京商船大学教授竹村数男君、日立造船株式会社代表取締役社長木下昌雄君、前むつ市長菊池渙治君、長崎県議会議員速見魁君、日本原子力研究所労働組合中央執行委員長井坂正規君、全国造船重機械労働組合連合会産業対策局長中川幹雄君、以上六名の方々から御意見を承ることにいたします。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、……
○瀬野委員 昭和五十五年日ソ、ソ日漁業暫定協定について議定書の承認を求める件につきまして、外務大臣、農林水産大臣並びに水産庁長官に質問をいたします。 日ソ双方の二百海里水域内での昭和五十五年の漁獲割り当て量を決める日ソ、ソ日漁業暫定協定交渉は十一月二十日より開始され、十二月十五日に妥結したわけであります。ソ連二百海里水域内での対日漁獲割り当て量七十五万トン、日本二百海里水域内での対ソ割り当て量六十五万トンとすることで合意に達したことは御案内のとおりですが、しかし、実質的な中身を見ると多くの問題をはらんでおります。これまでの交渉経過及び合意事項を含んでの交渉の率直な感想を、まずは外務大臣からお……
○瀬野委員 北西太平洋における千九百八十年の日本国のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書の締結について承認を求めるの件について、大来外務大臣並びに武藤農林水産大臣に質問いたします。
大来外務大臣に最初にお尋ねしますけれども、アフガン問題に関連して、日ソ両国間の国際関係は必ずしもよいとは思われない中でのサケ・マス交渉であったわけでございますが、このような国際間の状況が今回の交渉にどのような影響があったと判断しておられるか、まず見解を承りたいのであります。
【次の発言】 大来外務大臣にさらにお伺いしますけれども、このサケ・マスの政府間交渉については、過去昭和五十三年以前は百日交渉とも言わ……
○瀬野委員 恩給法等の一部を改正する法律案並びに本法に関連し、戦後ソ連に強制抑留された者に対する処遇改善について、内閣官房長官、総務長官並びに法制局、外務省、厚生省当局に質問いたします。 第八十八国会、昭和五十四年九月六日、当内閣委員会において、一、恩給の実施時期について、二、恩給の最低保障額について、三、扶助料について、四、加算年の事務処理について、五、戦地勤務に服した旧陸海軍看護婦救済措置について、六、恩給受給者に対する老齢福祉年金の支給制限を撤廃することについて、以上六項目の附帯決議を付しているが、本法提出に当たりどのように改善措置を講じたか、まず総務長官に答弁を求めます。
○瀬野委員 特殊法人日本中央競馬会の出資による日本発馬機株式会社の不正事件について、武田参考人、増田参考人並びに農林水産当局に質問をいたします。 本件については、去る十二月六日当委員会で第一回の集中審議をしたわけですが、今年最後の委員会ということにもなりますので、私から若干の質問をしておきたい、かように思うわけでございます。 まず武田参考人に伺いますが、中央競馬会から日本発馬機に貸し付けたいわゆる三億七千万円中、昨年一億五千万円が返済されたわけですから、二億二千万円は返済期が十二月末ということで、これについては若干の延納もやむを得ないという考えのようでございますが、所有の発馬機などを担保に……
○瀬野委員 農林水産大臣の昭和五十五年度所信表明に対し、農業、林業、漁業の政策推進の上から、重要な点について質問し、答弁を求めます。 世界の食糧需給と日本の関係について、農林水産大臣に冒頭お伺いをいたします。 米国の対ソ穀物輸出制限などをきっかけに、戦略物質としても重視されるようになってきた食糧について、世界的に高値不安定の時代に入りつつあるという見方が広がってきております。農林水産省は、このほど農政審議会に提出した報告の中で、こうした判断を示すとともに、穀物市場は脆弱な構造に変化しており、米ソ両国の生産が同時に急減した場合は最も危険な需給状態に陥ると警告しております。一方、国連食糧農業機……
○瀬野委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案につきまして、農林水産大臣に見解を求めます。
まず、最初に、離農給付金支給業務の延長等について逐次お伺いしてまいります。
政府は離農給付金の支給効果については、本制度が構造政策の推進に果たしている役割り等について効果があったと言われておりますが、過去十年間、厳密に言うとちょうど九年二カ月ということになりますが、構造政策上どのような効果があったか、まずその点から明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 農林水産大臣に伺ったのだから、冒頭から局長が出てきて答弁するのじゃなくて、大臣もしっかり勉強して答えてもらわぬと困りますね。
引き……
○瀬野委員 昭和五十五年度畜産物価格決定に当たり、農林水産当局並びに関係参考人に質問申し上げます。 本日は、全中農畜産部長の小口芳昭参考人、全農常務理事永松英二参考人、日本乳製品協会会長山本庸一参考人、北海道農民連盟副委員長松川牧夫参考人、忙しい中おいでいただきまして、午前中から貴重な御意見を開陳いただき、本年度の畜産物価格決定に当たって大変有意義な参考になる御意見ありがとうございました。厚く御礼申し上げます。 御承知のように、昭和五十五年度畜産物価格決定に当たって、畜産振興審議会は明日三月十四日に総会を開き、三月十九日飼料部会、三月二十七日に食肉部会、三月二十八日には酪農部会、そして三月……
○瀬野委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案について、農林水産大臣並びに農林省関係当局に見解を求めます。 農林水産大臣に冒頭お伺いしますけれども、本法提案に当たりまして、特に果樹共済の場合の加入が少ないということで問題になっておるわけです。果樹共済制度は、昭和五十四年度においても、収穫共済で二六・四%、樹体共済で七・七%ときわめて低い水準で推移してきております。制度の維持発展を期する上からは、当然多くの果樹栽培農家の加入を図っていくことがもう第一に大事なことであることは言うまでもございません。そこで、加入の実態から見て技術水準の高い専業的果樹農家の加入が少ないということは例年言われてきて……
○瀬野委員 蚕糸振興対策について、農林水産省当局並びに通産省関係当局に質問いたします。 まず最初に申し上げたいことは、いよいよ二十九日には政府において基準糸価及び基準繭価等が決定をするということで、蚕糸業関係生産者は重大な注目をしていま見守っておるところでございます。そういった意味で、きょうは農林水産省の考えを含めて、時間の範囲内で質問をしてまいりたい、かように思います。 まず最初に、政務次官にお伺いしますけれども、日本の養蚕業の位置づけと将来の見通しについてはどういうふうに農林水産省はお考えであるか、その辺から明らかにしていただきたい。
○瀬野委員 日ソのサケ・マス漁業に関する政府間交渉が、政府代表として佐野海洋漁業部長ら二十名で昨四月二日よりモスクワで開始されたわけでありますが、例年のことではありますけれども、今回は日本政府としてはいかなる方針で交渉に臨んだのか、政府の考えをまずお伺いしたい。
【次の発言】 昨年は四月三日に交渉開始、同二十日に合意、四月二十一日に署名調印したわけでありますけれども、今年の政府間交渉の見通しはどういうことになっていますか。
【次の発言】 日ソ両国は昭和五十三年四月調印の日ソ漁業協力協定に基づいて、毎年一月末に前年のサケ・マス漁獲量などの資料を交換することになっております。しかし、ことしは事務手……
○瀬野委員 農地法の一部を改正する法律案、農用地利用増進法案、農業委員会等に関する法律等の一部を改正する法律案、いわゆる農地三法について農林大臣に質問いたします。 申すまでもなく、この農地三法は農地法制上きわめて重要な提案であるので、本員は公明党を代表して総論並びに各論について政府の見解をただし、本法審議には三十時間を予定してありますので、その中で疑問点または付属する問題等については若干質問を留保して、細部について次回にまた質問することといたしたいと思っております。本日の通告の全部をとても消化し切れないと思いますので、その点あらかじめ御了解をいただくべくお願いをしておきます。 政府は、農地……
○瀬野委員 日ソのサケ・マス漁業に関する政府間交渉が、四月二日からモスクワで開始されてから、十二日目という異例のスピードで四月十三日妥結を見たのであります。 この日ソのサケ、マス漁業政府間交渉については、去る四月三日午前の当委員会で、種々政府の見解をただすとともに、強力な交渉を要請したところであります。 そこで、ことしはアフガニスタン問題等をめぐる両国関係が冷え込む中での交渉であっただけに、見通し的にはいろいろ懸念する向きもあったわけであります。昨年は十八日間という交渉でございましたが、ことしは昨年よりも六日間も早く妥結したということになるわけで、この点については一応評価できるわけでござい……
○瀬野委員 農地法の一部を改正する法律案、農用地利用増進法案、農業委員会等に関する法律等の一部を改正する法律案、いわゆる農地三法について農林大臣に質問いたします。 この農地三法については、本法審議の初日である四月九日に、総論的な問題と各論について政府の見解をただしたところであります。申すまでもなく、農地法制上きわめて重要な提案でありますので、四月九日に引き続き、留保した問題について本日さらに政府の見解を求めるものであります。 農地法の一部を改正する法律案についてまず最初に伺いますが、四月九日当委員会で一時間半にわたって総論と本法について政府の見解をただしてきたところでございますが、その中で……
○瀬野委員 農地三法の審議に当たりまして、各参考人には貴重な時間を割いて意見陳述をいただき、心から感謝申し上げます。 早速でございますが、各参考人に質問申し上げます。 全国農業会議所専務理事池田斉参考人にお伺いします。 農業委員会の制度改善について、構造政策の中における農業委員会の果たす役割りと市町村行政の中における位置づけを行う場合、農業委員会と市町村長との関係をどう調整していくかが問題でございます。 このことから、農業委員会の構成、委員の選出方法、所掌事務等をこれらの関連でどう考えるかなど、地方行政制度との調整が問題と考えるわけでございますが、この点について、忌憚のない御意見をまずお……
○瀬野委員 農地法の一部を改正する法律案、農用地利用増進法案、農業委員会等に関する法律等の一部を改正する法律案、このいわゆる農地三法について、私は去る四月九日及び四月十六日の二回にわたって数時間政府の見解をただし、さらに四月十八日には五人の参考人に対する質問を通じ、審議を進めてきたところであります。本日は、いままでの当委員会の審議を通して、この農地三法について最終的に疑問点をお伺いし、総括的に明らかにして、本法に対する修正を含めて、農林水産大臣の御見解をさらに求めるものであります。 四月九日の当委員会において、私は、本法が施行された場合、将来農地の流動化を図るとなると一つの大きな問題は、生産……
○瀬野委員 連作障害対策について政府に見解を求めます。 私は、日本農業の基本となる農地の問題について、現状を憂い、将来をおもんぱかって、昭和五十年以来しばしば政府の見解を伺ってきましたが、その主なものを挙げますと、昭和五十年十二月十七日農薬禍問題等について、昭和五十二年三月二十四日有機農業及び堆肥センター設置について、昭和五十三年四月二十日農薬行政の基本問題等について、それぞれ農林大臣並びに関係当局に見解を求め、さらに昭和五十四年四月十一日食品衛生監視行政に関する質問主意書を提出し、昭和五十四年四月十八日農薬行政に関する質問主意書を政府に提出しました。それぞれ総理から四月二十日、四月二十七日……
○瀬野委員 昭和五十五年産米価問題、農薬対策及び森林害虫対策について、農林水産大臣に質問いたします。 昭和五十五年産米価についてお伺いしますが、いよいよ米価シーズンになってきたわけであります。来る六月二十九日の参議院選挙後の米価審議会まで恐らく当委員会の審議日程がとれないのではないか、かように予測されますので、本日、政府の諮問案作成前に大臣の見解を求めておきたい、かような意味で質問を申し上げる次第でございます。 御承知のように、全中では来る五月二十二日に要求米価を決定し、六月四日に全国米価要求大会を日本武道館に八千名を結集して行うことになっております。政府としては参議院選挙後に、大臣は七月……
○瀬野小委員 イモでん粉等価格対策に関して質問をいたします。 南九州、長崎及び北海道など国内産のイモでん粉が安定的に生産され、また販売をされ、適正な価格が形成されるとともに、でん粉工場の近代化を促進する総合対策を樹立すべきであるということが現在最も緊要なことでございます。 午前中に引き続いて、昨年決議を見ましたところの七項目についてもるる答弁がございまして、一応問題点はほとんど出尽くしておるように思いますが、北海道をはじめ、南九州等イモでん粉の主産地であるところの生産農家は、御承知のように貿易の自由化、資本の自由化、さらには米の生産調整と相まって、最近動揺が著しいのでございまして、このよう……
○瀬野分科員 国土開発幹線自動車道の中で五道がありますが、九州縦貫自動車道について建設大臣にお伺いしたいと思います。 申すまでもなくわが国経済の高度成長、最近の産業構造の高度化、また所得水準の向上に伴って自動車輸送の伸展は著しく、道路整備が今日ほど急務とされておるときはないのでございます。特に九州縦貫自動車道は、九州地方のおくれている開発促進のため早期にこれを建設する必要に迫られておるわけでありますが、政府では昭和四十年十一月一日福岡―熊本間の基本計画の決定を最初として、現在までに約二百六十三キロメートルの施工命令が出されております。この九州縦貫自動車道についてその進捗状況をまずお尋ねいたし……
○瀬野分科員 沖繩の諸問題について、山中総務長官にお尋ねをいたします。 沖繩の祖国復帰を前に、四分の一世紀という長い間異民族の支配下にありまして、きょうあることを沖繩県民は望んでおったわけであります。私も昨年の十月と十一月に、二回にわたり沖繩に約二週間余りつまびらかに調査に参りまして、地元の方からいろいろと問題点を聞いてまいりました。このことについて、十一月の九日に、十八項目にわたって山中総務長官のほうへ申し入れをいたしたわけでございます。これは、いずれも現地の強い要望でございました。 御承知のように、沖繩には外交、内政問題たくさん山積しておりますが、私は角度を変えまして、復帰を前に地元の……
○瀬野分科員 九州縦貫自動車道について建設大臣にお伺いいたします。
申すまでもなく、九州縦貫自動車道は、北九州市を起点とし、熊本県を経由して鹿児島市及び宮崎市を終点とする総延長四百四十一キロとなっておるが、工事区間の進捗状況並びに基本計画区間、整備計画区間等の対処方針についてまずお伺いをいたしたいのでございます。
【次の発言】 ただいま御答弁いただきましたが、熊本県側は、第一次区間、南関―熊本間の三十七・七キロのうち、植木―熊本間が十三・八キロございますが、四十六年七月に供用開始の予定であり、また南関―植木間二十三・九キロが四十七年十月に供用開始の予定の運びになっております。第二次区間の熊本……
○瀬野分科員 九州新幹線、熊本新空港、熊本新港並びに国鉄新線の高千穂線について、運輸大臣並びに関係局長に質問をいたします。 九州新幹線について最初にお伺いします。昭和四十六年一月十三日に第五十三回鉄道建設審議会において、東北の東京―盛岡間、上越の東京―新潟間、成田の東京―成田間の三線の基本計画を答申、同時に「東京・富山・大阪間」すなわち北回り新幹線及び「盛岡・札幌間、福岡・鹿児島間の各新幹線については、早急に基本計画への組み入れについて、所要の措置をとることを適当と認める。」旨の建議がなされております。さらに四十六年二月五日第五十四回鉄道建設審議会において、基本計画三線の整備計画等答申がなさ……
○瀬野分科員 広域農業地域の総合開発について、農林大臣並びに関係局長にお伺いいたしたいと思うのです。
農林省は、大規模な未開発地域について、畜産を中心とする広域的総合的な開発計画を策定するために、総合四地区、一般が四地区の、八地区を広域農業開発基本調査として進められておりますが、まずこういった広域農業地域の総合開発について、政府の対処方針をあらためてお伺いをいたしたいのであります。
【次の発言】 そこで、九州では、高原地帯農業開発として阿蘇、久住、飯田地区の広域農業開発が調査を進められておりますが、この地域は阿蘇、久住、由布火山群の活動によってできたところのおおむね標高二百五十メートルから一……
○瀬野小委員 昭和四十六年産カンショ及びバレイショの原料基準価格並びにでん粉及びカンショなま切り干しの政府買い入れ価格等について、政府当局に質問をいたします。ただいまから質問いたしますことにつきましては、言うまでもなく、イモ作農家の経営の安定向上をはかるために、イモ作農家、でん粉生産者及びでん粉の需要者、さらには消費者のためにもいろいろ政府で対策を練っていただいて、特にこういったイモ作農家に対する経営安定ということをはかるために、逐次質問をしてまいりたいと思うわけであります。 そこで、昨年の十月の七日、八日にいも、でん粉の小委員会が開かれまして、当委員会でもいろいろと論議をされたことでありま……
○瀬野委員 藤島公述人にお尋ねいたしますが、午前中の公述で公用地暫定法案について述べられたのでありますけれども、公用地暫定法案は、米軍布令の本土持ち込みという意味になるではないかということにつきまして、この点もう少し詳細にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 同じく藤島公述人に、さらにもう一点お伺いをいたしておきたいと思います。
在日米軍基地の二十年の期限が明年七月に切れると言われたのでございますが、この公用地法案等とどのような関連があるのかということについてでありますけれども、つまり、自衛隊の基地等強制収用法を新たにつくるねらいがあるのではないかと思われるのであります。現在立川基地……
○瀬野委員 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案について質問を申し上げます。運輸大臣並びに国鉄総裁に質問申し上げますが、時間の制約がありますので、ひとつ簡潔に御答弁をいただきたいと思います。 国鉄運賃の無謀な値上げに私は反対するものでありますが、四十六年度末の国鉄財政の見通しは八千億円の累積赤字になるといわれておることは御承知のとおりであります。このため運輸省と国鉄は、新財政再建十カ年計画によりまして、昭和四十七年、五十年、五十三年の三回にわたって国鉄運賃を一五%ずつ値上げすることにより赤字を解消すると強調しておられるわけでありますが、しかし、国鉄の新再……
○瀬野委員 琵琶湖総合開発特別措置法案について、関係各大臣に質問をいたします。私は、この琵琶湖総合開発については、百年の大計のために賛意を表する立場で以下質問をいたしたい、かように思います。 第一条には目的が掲げられまして、第二条には琵琶湖の総合開発計画の内容たるべき事項を規定し、「琵琶湖及びその周辺地域の開発及び保全に関する基本的な方針」について定められております。その中で、水資源開発事業により生ずべき琵琶湖の水位変動が琵琶湖の水産業に及ぼす影響の重大性にかんがみ、適切な考慮が払われたものでなければならない旨の規定がなされておるわけでございますが、私は農林水産委員会の立場で質問をいたすわけ……
○瀬野分科員 自然保護問題等について、環境庁長官並びに関係当局にお尋ねをしてまいりたいと思います。 昨年の十二月七日と思いましたが、自然公園審議会が環境庁で総会を開いて、北海道の日高山脈・えりも、青森の津軽、秋田の男鹿、新潟、福島の越後三山・只見、和歌山の熊野枯木灘、大分、宮崎にまたがる日豊海岸、熊本、宮崎両県の九州中央山地、奄美群島、こういったものを含めました八地域を新たに国定公園候補地に指定するとともに、金剛生駒、これは大阪から和歌山にありますが、それから新潟の佐渡弥彦両国定公園の区域拡張をきめて長官のほうへ答申しておるわけであります。 環境庁は、この答申に基づいて関係各省庁と協議をさ……
○瀬野分科員 建設大臣並びに関係当局にお尋ねをいたします。 まず最初に、熊本市を貫流しております一級河川白川がございますが、このことについては昭和四十四年以来委員会でもたびたび質問を申し上げてまいりましたが、この一級河川白川の河川改修がたいへんおくれているということで、地元でも心配をいたしております。あの史上最大というどろの水害、二十八年の六・二六水害がございまして、あれからいよいよ二十年目を迎えましたが、災害は二十年周期ともいわれまして、あってはいけませんけれども、いよいよまた災害に見舞われるんじゃないかということで、地元はたいへん不安におののいております。建設省はじめ県、市とも一体となっ……
○瀬野分科員 熊本県阿蘇郡の南郷谷を中心とした一帯に、骨腐病という原因不明と思われる風土病がございまして、現在たいへん心配をされております。これは骨がだんだん腐っていくような、激痛を覚える、からだの骨が変形して縮んだり、歯がぼろぼろとなってしまうような奇病でございまして、その病状は、軽症と重症とがございますが、重症にあっては、高熱が三十九度ないし四十度出ますし、全身の関節痛、筋肉痛を伴い、不眠、食欲不振、ときには悪寒を併発して、感冒その他、神経痛、リューマチと合併することもあるといわれております。 特に集中的に見られるのが、熊本県阿蘇郡高森町の色見という地区であります。これは阿蘇山の高岳、根……
○瀬野分科員 広域農業地域総合開発についてまず最初にお尋ねをいたします。
昭和四十四年の五月に閣議決定いたしました新全国総合開発計画の大規模開発プロジェクトの構想に従って、大規模未開発地域を対象として総合四地区、一般四地区の八地区を広域農業開発基本調査として進められておりますが、九州では高原地帯の農業開発として阿蘇、久住飯田地区の広域農業開発が計画されておるところでございます
そこで、四十七年度はどういうふうに進められる予定であるか、具体的に農林省の方針をまず最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで、ぜひこれは推進をはかってもらいたいわけですが、面積が約三十五万ヘクタールという膨大……
○瀬野委員 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案について、運輸大臣、国鉄総裁並びに関係当局に質問いたします。 まず運輸大臣にお伺いしたいのでありますが、今回の国鉄財政再建方針は、昭和五十七年度までに四回にも及ぶ大幅な値上げをもくろんでおるわけでありますが、国民生活に重大な影響を及ぼすことは言うまでもなく、特に私たちは農林水産を担当しておりますけれども、農林漁業物資については大いなる打撃を受けるわけであります。したがって、大幅値上げを認めることはできないわけでありまするが、今度の国鉄貨物運賃の値上げ幅は、国鉄の資料によりますと、米が小牛田―隅田川間で二九・……
○瀬野委員 公有水面埋立法の一部を改正する法律案について質問いたします。 公有水面の埋め立てが、今日ほど土地が最も重要な問題として取り上げられておるときはないわけでありますが、土地を新しく生産する唯一の方法であるわけですけれども、環境保全の上からも問題がたくさんあるわけでございます。軽々にこれをきめるということは問題があるわけで、十分慎重にやっていただきたい、かように思うわけです。 そこで建設大臣に、今回の法改正は埋め立て手続法というふうなことになっておりますが、埋め立て公害防止によるところの環境保全、安易な埋め立て計画による利権化の問題規制等がございます。関係住民の意見も十分聞いて慎重に……
○瀬野委員 厚生年金保険法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。 本日は社労、地方、大蔵、農水の連合審査でございますので、農林水産で毎年いろいろ審議をしている問題等の中から、時間の制約もあるので重大な問題だけを質問申し上げたいと思います。 農林委員会で毎年質問しましても、厚生省または厚生大臣に相談しなければ、なかなか解決できないということをよく言われますので、きょうはひとつ厚生大臣に全部答弁いただきますように期待してまいっておりますので、ひとつよろしくお願いをしたい、かように思います。 まず最初に、通算年金制度の改善の問題ですが、農林委員会でもこの問題がしばしば論議されるので……
○瀬野小委員 イモでん粉等価格対策に関して、農林省当局及び大蔵省当局に質問いたします。
きょう、明日じゅうには、イモでん粉の原料基準価格、また買い入れ価格等の決定がなされるということで、例年十月二十日までにこれらの決定を見るわけでありますが、重大なときになっておりますので、以下、若干重複もありますが、系統立てて逐次質問してまいりたい、かように思うわけであります。
そこで、まず、日本のでん粉の総需要は、どのように見通しを立てておられるか。その辺からひとつ答弁をいただきたい。
【次の発言】 昭和四十八年は、おおむね百二十万トンちょっとの需要があるという答弁である。われわれもそういうふうに理解い……
○瀬野小委員 水銀等による水産動植物の汚染に係る被害漁業者等に対する資金の融通に関する特別措置法案について、わが党の見解を申し述べます。 水産業被害対策小委員会は、今日まで七回開かれてまいりまして、熱心な討議を続けてまいりました。特に七月二十日第三回の小委員会においても、本特別措置法案のあり方についての考え方等具体的な問題が提起されまして、会を重ねてまいったわけであります。この中で、先ほどからも話がございましたように、直接地域、間接地域の問題、また政府の債務保証の関係、利子、融資額の問題等に焦点がしぼられてきたわけでありますけれども、何と言いましても、今国会の会期が九月二十七日までで、余すと……
○瀬野分科員 熊本刑務所内における不正事件並びに綱紀粛正等について、法務大臣及び人事院総裁、各関係局長にお伺いする。
熊本刑務所は、実刑八年以上の者を収容している長期収容施設であり、本所及び四つの支所で六百名余の方が収容人員となっております。
法務大臣にまずお伺いいたしたいのでありますが、刑務所の収容者を使役する場合の作業収入については、賃金が国庫に入るものとそうでないものとがあるわけであります。念のために、まずこの点を明らかに御答弁いただきたい。
【次の発言】 そこで、時間の制約もあるので、問題提起の意味で申し上げてお尋ねいたしたいのでありますが、熊本刑務所東側外べいに沿った道路の東側に……
○瀬野分科員 建設大臣並びに関係局長に下筌ダムのひび割れ問題ほか数点についてお尋ねをいたします。 蜂之巣城といってずいぶん全国を騒がせました下答ダム、最後まで反対し続けてついになくなられた室原さんがおられたわけですが、その方の霊がたたったともいわれて地元ではずいぶん心配しておりますけれども、この下筌ダムは、御承知のように昭和四十七年熊本県と大分県の県境を流れる津江川に完成した多目的ダムでありまして、この貯水池周辺の熊本県阿蘇郡小国町黒渕、室原と対岸の大分県日田郡中津江村一帯にたいへんな地すべりが起こりまして、山林、田畑、家屋、農道及び県道等、地割れが生じて危険な状態にあるわけです。このことに……
○瀬野分科員 熊本県の阿蘇郡に起きております火山灰病、一名骨腐病といいますが、この対策並びに水俣病に対しての大臣の見解、さらにはハンセン氏病に対する対策、最後に戦没者遺骨収集の問題について齋藤厚生大臣にお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、熊本県阿蘇郡の阿蘇谷を中心とした一帯に原因不明といわれる火山灰による風土病、一名骨腐病が発生して問題になっているわけであります。これは骨がだんだん腐っていくような、激痛を覚える。さらに、からだの骨が変形して縮んだり、歯がぼろぼろと欠けていくような奇病でございまして、その病状は軽症と重症とがございますが、重症にあっては高熱が三十九度ないし四十度出ますし、全……
○瀬野委員 国際協力事業団法案について関係閣僚に質問いたします。 外務大臣が午後おいでになるということで、外務大臣に対する質問は午後に留保しまして、農林大臣に対する質問を先にいたしたいと思います。 まず最初に、昨年は世界的に最高の豊作が伝えられたにもかかわらず、不作の影響がいまなお尾を引いておりまして、異常気象に見舞われた西アフリカ諸国は、干ばつによる飢餓状態から離脱し得ないまま停滞しておるのでございます。凶作や飢饉から脱出しようという欲求は人間の生存権の問題でありまして、生活水準向上への意欲は単なる物欲の追求とは異なりまして、人権確立への悲願でもあるとするならば、先進国としては開発途上国……
○瀬野委員 生産緑地法について、建設大臣並びに自治省、農林省、関係当局に質問いたします。 本法の第一条には「目的」として、「この法律は、第一種生産緑地地区に関する都市計画及び第二種生産緑地地区に関する都市計画に関し必要な事項を定めることにより、農林漁業との調整を図りつつ、良好な都市環境の形成に資することを目的とする」と示されております。「農林漁業との調整を図りつつ」とありますけれども、市街化区域内の生産緑地地区制度について、都市の中で特に市街化区域における農業経営の基本的なあり方についての見解をまず最初に農林省当局から御答弁をいただきたい。
○瀬野委員 雇用保険法案連合審査にあたりまして、主として農林大臣並びに関係当局に質問いたします。 農林大臣が農林年金法案の審議のために時間が限定されておりますので、主として農林大臣関係を先に質問しまして、後ほど十六時五分から労働省、建設省関係を主体に質問申し上げたい、かように思うわけでございます。 まず最初に、六十万人ともまた八十万人ともいわれる出かせぎ労働者は、建設業はじめ他産業においても低賃金で下働きに従事し、産業側は大いにこれを活用してきたわけでありますが、このような出かせぎ労働者に対する給付を締めつけ、切り下げを行なうことは冷たい仕打ちであり、問題である、私はかように指摘するわけで……
○瀬野小委員 参考人の皆さんにはたいへんお忙しいところをきょうは貴重な御意見をありがとうございます。 畜産振興審議会の会長である片柳参考人には、時間がないそうでございますので、後ほど他の四参考人にいろいろお聞かせをいただくことにしまして、一、二点だけはしょってお尋ねをしておきたいと思います。 まず、一点は、今回の畜産危機は、かつてない、農家がいままで経験したことのない重大なときでありまして、参考人も、重大な転機に来ているということをいま陳述されましたが、十分認識をされておるものと私もただいまの見解を聞いて了解いたしました。そういう理解のもとに真剣に審議会に取り組んでいただいていると私は思い……
○瀬野分科員 環境庁のあっせんで、熊本県水俣湾の水銀ヘドロ処理について、三木環境庁長官、徳永運輸相、沢田熊本県知事は、二月四日東京霞ヶ関の総理府内で三者会談を開き、事業主体や費用負担問題等について話し合い、その結果、水俣湾ヘドロ処理問題に関する政府と熊本県の基礎的合意事項として合意されたことは、すでに新聞で報道されておりまして、私も一応の評価をするわけでありますが、この合意事項の中には、まだまだ重要な問題が今後残されております。よって、この基本的合意事項を、当委員会で冒頭明確にしていただくために、まず明らかにしていただきたいのであります。
○瀬野分科員 熊本県の白川改修について冒頭お尋ねします。 熊本市の中心部を貫流しております一級河川白川がございますが、二十八年の大災害によって熊本市はたいへんな災害をこうむったわけでございます。この河川改修が、たいへん工事がおくれているということで、地元ではたいへんな心配をいたしております。本件につきましては、私も昭和四十四年以来すでに当委員会でも例年質問をいたしまして、四回ほど質問をし、さらに災害対策特別委員会でも三回にわたっていろいろと対策を講じてきたところでございますが、大臣も御承知のごとく、建設省においては昭和四十七年から五十一年に至る治水第四次五カ年計画を樹立して、これに伴い、この……
○瀬野分科員 熊本県民が注視の中に、重大な問題となっておりますところの塚原古墳群の保存問題と、熊本地方裁判所移転問題にかかわる保存の問題について、文部大臣並びに大蔵省、建設省当局た質問をいたします。 まず初めに、塚原古墳群の保存問題について建設省のほうからお伺いしてまいりますけれども、この塚原古墳群は、熊本県の下益城郡城南町に所在しておりますが、九州縦貫高速道がこの中央を通過するということで、たいへん地元ではこの保存について心配をいたしておるところでございます。昭和六十年までに七千六百キロのハイウエー網が完成を目標に、高速道路、すなわち国道、幹線自動車道でありますが、建設が進められているわけ……
○瀬野小委員 昭和四十九年産てん菜糖買い入れ価格について、農林省関係当局に質問いたします。 去る九月十日、農林水産委員会でてん菜糖買い入れ価格について質問をいろいろ申し上げたわけでありますが、いよいよ価格決定を目前にいたしまして、再度政府の見解をただし、十分に検討の上、再生産ができるように、てん菜耕作農民が要求しておりますトン当たり一万五千円の価格にぜひ決定されるように冒頭要望し、以下質問に入りたいと思います。 いろいろ先ほどから質問が出ておりますが、私はこの機会に総体的に問題点をあげて当局の見解をただし、今明日決定する価格についての慎重な検討の資料にしていただくようにお願いをする次第です……
○瀬野小委員 昭和四十九年産サトウキビの生産者価格等について、関係当局に質問いたします。 十月二十八日の当小委員会でも、てん菜、サトウキビ等の価格問題については私からもるる質問いたしたところでございます。その後、十月三十日午後二時から、東京九段会館でサトウキビ要求価格貫徹沖繩県農民東京大会が開かれまして、一千余名の方が、約一億円以上の旅費を使って、台風の余波によるしけの中を船酔いをしながら、往復九日間にわたって陳情がございました。これは昨年に引き続き二回目の大型陳情でございますが、御承知のように、沖繩は戦後四分の一世紀という長い間異民族の支配下にあって、まさに、本土における米にかわる主幹作物……
○瀬野小委員 去る十五日に畜産振興審議会の総会が開かれ、畜産物価格が三月末までに法に基づいて決定されることになるわけで、これから各部会が逐次行なわれるわけであります。最終的には二十八、九日ごろ価格が決定されると予想していますが、来る三月二十八日にさらに畜産小委員会を開いて政府の姿勢をただすということにいたしております。 審議会が始まったばかりでありますので、政府としても内容については即座に答弁できない面もいろいろとあろうかと思いますけれども、畜産農家が危機に瀕している現状にかんがみて、以下いろいろ質問申し上げてまいりますので、ぜひ再生産ができるよう、今後畜産農家の要求に応じた畜産諸価格の決定……
○瀬野小委員 農林大臣が午後出席をして、小委員会からさらに本委員会を開いて決議等を行い、当面の畜産価格の決定をするということでございますので、その節いろいろ詳細質問をいたしたいと思っておりますが、去る三月十七日の小委員会でもいろいろ指摘しておりましたし、各委員からも質問がございましたので、時間の関係もあり、省略して、数点資料に基づいてお尋ねをしておきたいと思います。 ただいま質問がありましたが、実は、乳価の問題等について、政府は四十九年十一月から五十生一月の労賃を基準にしていろいろと算定しておるようでありますが、四月一日以降でありますと、いわば一年前の労賃ということになるわけでございますので……
○瀬野小委員 農林省は、二十一日に、農林省分庁舎で畜産振興審議会食肉部会を開き、新たに指定食肉となった牛肉安定価格の政府試算価格を諮問したわけでありますが、今回新たに畜安法が通りまして、今後、将来の日本における畜産の自給率を上げるためにも重要な価格を決定する最初の段階であるということで、本日の小委員会でもこのことを重要視してわれわれも政府の見解をただすわけであります。 まず、最初に、先日、五十年度指定食肉についての諮問に対して片柳畜産振興審議会会長の答申が出ておりますけれども、この答申をどういうように受けとめ、今後この答申に従ってどういうように実行していく決意であるか、畜産局長からその点を冒……
○瀬野分科員 水俣病認定促進並びに水俣湾ヘドロ処理事業等について、環境庁長官並びに国土庁、運輸省、自治省当局にお尋ねをいたします。 水俣病の認定審査は、昨年四月、前期の第二次審査会委員が任期切れとなった後、第三次の新委員の確保で難航し、申請患者は二千七百七十九人にもふえているのに、現在まで一年近くもたつのに、未発足のままになっておることは御承知のとおりでございます。 この間、昨年夏には九州五大学などで集中検診を実施してまいりましたが、検診のあり方をめぐって患者の間から、ずさんであるとか患者切り捨てだとか、こう言って激しく批判があったことも御承知のとおりであります。 また第三次審査会も、昨……
○瀬野分科員 熊本市の中心部を貫流している一級河川、白川の改修問題について、大臣並びに関係当局にお尋ねします。 白川改修は昭和三十一年河川審議会で国の直轄に決定しておりまして、昭和六十年度、毎秒二千五百立方メートルの河道の流量に対応できる工事として進められておることは御承知のとおりであります。八十年に一回の大洪水にも対処できるような計画になっておるわけです。この白川改修については、三十一年当初計画によりますと、二百五十七億七千二百万円で計画が立てられまして、それに対して昭和三十一年から四十八年までの間に八十八億四千万円、昭和四十九年に八億一千万円、合計九十億五千万円の予算で今日まで改修が行わ……
○瀬野分科員 阿蘇群発地震対策並びに大規模林業圏開発事業等について、農林大臣並びに国土庁に質問いたします。 阿蘇群発地震対策をまずお尋ねいたします。熊本県阿蘇地域を襲った阿蘇群発地震は一月二十二日発生以来、多数の重軽傷者を出し、また家屋の倒壊、破損、農地、道路の破壊及びがけ崩れ等により、二月十八日現在で、十二町村関係しておりますが、被害総額八億五千万円に上っておりまして、現在は小康状態にあるとはいえ、一月二十二日から約四週間にわたって発生した地震の回数も、一月二十三日震度五を筆頭に七十数回に及んでおるわけでございます。 地震回数の遠のきとともに、住民も一応落ちつきを取り戻したところでござい……
○瀬野委員 日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚(だな)の南部の共同開発に関する協定について、外務大臣並びに関係当局に質問いたします。
海洋法会議の結果、日韓大陸だな南部共同開発地域に関する交渉において、日本政府及び韓国政府の当初主張した立場及び理論のいずれが大勢となりつつあるのか、冒頭外務大臣からこの点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 外務大臣、そこでこの海洋法会議の論議においては、みぞを隔てて向かい合う二つの大陸だな国家においては中間線をもって境界とするということが明らかになっておることは御承知のとおりであります。そうであるとするならば、日本側の支配すべき境……
○瀬野委員 日ソ漁業暫定協定につきまして、外務大臣並びに農林大臣等に質問いたします。
日ソ漁業暫定協定の表題及び前文、さらには第二条に、三カ所にわたって「地先沖合における」と条文が定められております。また、第一条には「ソヴィエト社会主義共和国連邦沿岸に接続する海域における」こういうように「沿岸」ということが二カ所に条文が定められております。そこで、私はさらに確認をする意味であえて質問をいたしてまいりますが、この「地先沖合」と「沿岸」となぜ異なるのか、その相違点は何であるか、この点からひとつ外務大臣、明らかにしていただきたい。
【次の発言】 外務大臣おっしゃったように、なるほど本件については、……
○瀬野小委員 畜産振興審議会の飼料部会が本日開かれて、会長片柳眞吉氏から「昭和五十二年度飼料需給計画について」の答申がなされ、それによると、先ほど大場畜産局長から御説明がありましたように、「昭和五十二年度飼料需給計画については、これを適当と認める。」そして三項目の決議がなされておるわけでございます。 そこで、畜産振興審議会でいろいろ問題になっただろうと思うのであえてお伺いするわけですけれども、政府の配付されているこの資料によりますと、「昭和五十二年度飼料需給計画(案)説明資料」三ページ、昭和五十二年度の飼料総合需給表というのがございますが、これによると、ことしの五十二年度飼料需給の推算のとこ……
○瀬野小委員 畜産物の政策価格がいよいよ大詰めになっておりますが、先日来、数回にわたって政府の見解をただしてきたわけです。本日は特に畜産物価格に対する決議案をぜひともわれわれはまとめて政府に出したいということでいろいろ検討を進めておりますが、きのうまでいろいろ論議した中で一番問題になるのが家族労働費の評価の問題、これが一番のネックになっておるわけです。そういったことで、限られた貴重な時間を割いて特に政府の見解をただして、危機に直面している畜産の現在の状況を打開すべく、どうしても畜産農民の要求にこたえたい一念でわれわれは今日小委員会を持ったわけであります。この後本委員会を開いて決議ということにぜ……
○瀬野小委員 農産物の価格等に関する小委員会、本日が第二回目の小委員会でございます。私は冒頭申し上げておきたいのですけれども、五月の十八日に当小委員会を設置したゆえんのものは、各党とも、地元においては農産物の価格というのが最も大事である、また米麦にかかわらず、主要農産物の価格というものを適正に決定しなければ、日本の国民の食糧の確保、また将来にわたって大変これは憂慮すべき問題であるということで、あらゆる機会に各党とも真剣に訴えておることは事実でございます。そういった観点で、今回のこの小委員会が、米麦はもちろんのこと、主要農産物の価格を真剣に討議しながら今後検討していこう、当面差し迫っております六……
○瀬野分科員 石原環境庁長官は、去る二十六日の当予算委員会で私が質疑を行った際、四月にみずから水俣市を訪れ、ともかく現地を見てからあらゆる方向で検討したい、こういうふうに答弁されましたが、聞くところによると四ないし五日の日程で行くというような御意向を述べておられるようでありますが、四月のいつごろを予定されるのか、予算委員会も十八日ごろにはおおむね上がるだろうということが大体めどが立ってきておりますが、現地でも大変期待いたしておりますので、めどはいつごろになりますか、お答えいただきたい。
【次の発言】 必ず行くということは、間違いなく確約できますね。
○瀬野委員 特定不況産業安定臨時措置法案に対する連合審査に当たり、通産、労働、農林、運輸各大臣に質問いたします。 農林省当局に最初にお伺いいたしますが、合板業界は特に昭和四十九年以降在庫を抱え、価格は低迷し、操業休止、工場閉鎖が多く、四十九年以降六十三社が倒産をしております。すなわち、四十九年二百六十五工場あったのが五十二年十二月末は二百二十二工場になり、現在は百八十八工場になっておりまして厳しい状況下にございます。一方、不況カルテルも日合連はすでに十回行い、今回五十三年四月から九月にかけて十一回目を行う予定になっております。この中には四月ないし六月はアウトサイダーも含まっておるわけでござい……
○瀬野小委員 各参考人には貴重な御意見を陳述していただきまして、大変ありがとうございました。午後政府当局に、皆さん方の参考意見をもとにして、さらに政府の考えをただす予定でございますので、以下、若干参考に御意見を承りたい、かように思うわけでございます。 まず最初に、片柳参考人にお伺いいたしますけれども、昭和五十二年度の加工原料乳の限度数量超過分の問題でございますが、ことしの畜産価格決定に当たってはこの限度数量超過問題が最重要課題というふうにわれわれは認識をいたしております。いまさら形式上の変更の手続をとることは避け、その発生原因をよく調べ善処をすべきであり、その考え方を探るべきだ、こういう趣旨……
○瀬野分科員 戦後ソ連に強制抑留された者の補償等に関する諸対策について、安倍内閣官房長官に答弁を求めます。 私は、昭和二十年八月十五日、当時の満州国新京で終戦を迎え、その後幾多の苦境に遭遇し、辛酸をなめながら、同年十一月三日、満ソ国境である黒竜江に仮設された鉄舟による架橋を、千五百名の将兵とともに黒河からソ連のブラゴエに渡ったのであります。その後、バイカル湖を過ぎ、ウラル山脈を越えて十一月十七日アバカン地区第三十三収容所に到着し、さらにクラスノヤルスク地区第三分所に収容されたのであります。 このように、ソ連に強制拉致され、数年にわたる強制労働に従事し、主なる作業としては森林伐採を初め、工場……
○瀬野分科員 熊本港建設、熊本空港整備、国際空港化問題、国鉄豊肥本線高架化と新駅設置並びに白川ダム、白川改修、竜門ダム建設等について、福永運輸大臣、建設省等関係当局に質問いたします。 熊本港は、物資流通の拠点である熊本都市圏に総合的な流通機能を充実させるためにも、また企業立地による所得の向上、雇用機会の増大に寄与するとともに、中国、東南アジア等の外国貿易に対する窓口を開くためにも必要不可欠のもので、本事業は、第五次港湾整備五カ年計画に組み入れられており、また第三次全国総合開発計画にもその整備促進がうたわれているもので、その重要性にかんがみ、一日も早い開港が望まれているところであります。 ま……
○瀬野主査代理 次に、正森成二君。
【次の発言】 これにて正森成二君の質疑は終了いたしました。
次に、長谷雄幸久君。
【次の発言】 これにて長谷雄幸久君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして昭和五十三年度一般会計予算、昭和五十三年度特別会計予算及び昭和五十三年度政府関係機関予算中運輸省所管についての質疑は終了いたしました。
次回は、明三日午前十時より開会し、郵政省所管について審査いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後七時五十一分散会
○瀬野主査代理 これにて後藤茂君の質疑は終了いたしました。
次に、田中美智子君。
【次の発言】 これにて田中美智子君の質疑は終了いたしました。
次に、大成正雄君。
○瀬野分科員 戦後ソ連に強制抑留された者に対する補償等に関する諸対策について、国務大臣田中官房長官並びに政府当局に見解を求めます。 私は、戦後ソ連に抑留され、昭和二十三年十月十三日、ナホトカ港から舞鶴港に復員し、本問題について長年にわたり検討を進めてきたところであります。 本員は、昭和五十三年二月二十七日、当予算委員会第一分科会で、九項目にわたり当時の国務大臣安倍官房長官等に対し、戦後三十三回忌を期して政府の見解を求めたところでありますが、その後一年間にわたり会議録を検討した結果、政府の見解に対し疑義があるので、ここにさらに政府の見解を求めるものであります。不思議と言おうか因縁と言おうか、……
○瀬野分科員 大規模年金保養基地の問題についてまず最初にお伺いをいたします。 大規模年金保養基地は、厚生年金保険、船員保険及び国民年金の受給権者が生きがいのある有意義な老後生活を送るための場を提供するとともに、これらの制度の被保険者等の健全かつ有効な余暇利用に資することを目的として昭和四十七年に厚生省がその基本構想を打ち出したものであるが、その後、昭和四十八年と五十年と二回に分けて全国で十一カ所の基地指定を行い、それぞれの基地推進をされているところでありますが、この十一の基地の中で現在工事に着手したところは、昭和四十八年度先発組の兵庫県の三木基地及び北海道の大沼基地の二基地のみで、あとは基本……
○瀬野分科員 戦後、ソ連に強制抑留された者に対する補償等に関する諸対策について、国務大臣伊東官房長官並びに政府当局に見解を求めます。 昭和二十年八月十五日、太平洋戦争終結に際して、不当にソ連邦に抑留された旧日本軍将兵、一般邦人の処遇について、本員は、昭和五十三年二月二十七日及び昭和五十四年二月二十七日の二回にわたり政府当局に質問し、見解を求めてきましたが、その際、留保した疑問点についてさらにお伺いをしたいのであります。 最初に、ソ連抑留者の法的地位について伊東官房長官にお伺いいたします。 昭和五十四年二月二十七日、当予算委員会第一分科会で、本件について私の質問に対し、当時の国務大臣田中官……
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