このページでは中川利三郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中川利三郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中川(利)委員 今回の飼料の異常値上げを招いた政府の責任やその原因、背景についての論議はあとに譲るといたしまして、さしあたって、当面、畜産農家の方々が望んでいます緊急対策についてお伺い申し上げます。
まず、先ほどの政府の答弁の中では、六月前に集中的に四十八年度政府操作飼料を出すのだ、こういうお話でありましたが、いつからどのように出すのか、まず明らかにしていただきたい。
【次の発言】 新聞で見ますと、四月から六月ということに聞いておったが、いまあなたのお話では三月から、つまり来月から、そのことを確認してよろしいですね。
【次の発言】 その売り渡しの方法についてお伺いするわけでありますが、どう……
○中川(利)委員 私は、日本農業のモデルパイロットといわれました八郎潟干拓地の大潟村の営農の問題についてお伺いしたいと思います。 生産性の高い、機械化された農業、そして近代的な農村づくりを柱としてつくられました大潟村は、さすがに幾らかの特徴はありますけれども、その実態はほかの農村地域と無縁ではなくて、年ごとに暮らしが苦しくなって、最近では出かせぎをして生活をささえている者があらわれているのが実情であります。一方、減反のあらしも容赦なく吹き荒れまして、米価の実質的値下げのもとに、今月末には部分竣工が強行されようとしております。幸い五千五百ヘクタールありました未配分地につきましては、四十八年度予……
○中川(利)委員 私は、今回の漁港整備計画の変更の中で、特に太平洋区と日本海区の漁港の問題でお伺いしたいと思うわけでありますが、まず日本列島の地図を広げますとだれでも気がつくことは、太平洋区に比べまして日本海区には漁港が非常に少ないということであります。手持ちの資料によりましても、漁港総数、いろいろ海区はあるわけですが、日本海区と太平洋区の比較でありますと、漁港総数が日本海区で四百十八、太平洋区では八百十七あります。全国比で見ますと、日本海区がわずかの一五%、太平洋区が三一%です。今度の第五次計画の改築を見ましても、日本海区が六十港です。太平洋区は百二十五港です。たとえば一種の採択した今度のあ……
○中川(利)委員 では大臣にお伺いします。 この前、私、質問した際に問題として取り上げたことの中に、日本海と太平洋の漁港の格差の問題を申し上げました。一つの例をとりますと、漁港は日本海区が四百十八ありますが、太平洋区が八百十七、たいへんな格差がございます。これにつきましてお伺いしましたところ、心情的にはいろいろ日本海区に対する同情あるような御発言がありましたが、実際何といいますか、ほんとうに日本海区の漁港を新たに整備し、これに力をつけるというような、確実なそうした政府の御意向は承ることができなかったのでありまするが、この日本海区の問題につきまして、大臣の確信あるこれからのお考えをお示しいただ……
○中川(利)委員 それではさっそくお伺いしますが、四十八年度の加工原料乳保証価格や豚価安定基準価格をめぐりまして、いま全国の農民の方々は死活の問題としてその成り行きを見ているわけであります。 先ほど虎ノ門の久保講堂で開かれました全国農協の代表者大会もそうでありますし、その他各地でそういう集会が開かれているわけでありますが、特に私が申し上げたいのは、北海道の根室、釧路と並ぶ大酪農基地である天北の小林喜代治さんという方でありますが、この方は去る三月六日、おりからの吹雪を突きまして、稚内の宗谷農業会館で開かれた大会に出て、低乳価にあえぐ農民の実態を訴えた。ところが、そのふんまんの声が半ばにして、突……
○中川(利)委員 農地の転用許可基準によれば、第一種農地というのは非常に厳格に仕訳されておりまして、万一これをほかに転用した場合なんかは、補助金や融資、こういうものも返さなければならない、こういうふうに聞いておりますが、その趣旨は一体何なのか。まず前段お伺いいたします。
【次の発言】 農業を行なうために大事な土地である、そういうことで厳格な規制が行なわれておる第一種農地について、この上に秋田県の鹿角郡小坂町というところで、東北縦貫道路が、昭和四十七年十一月二十七日、日本道路公団仙台建設局によりまして、鹿角十和田インターチェンジ、小坂地内の路線が発表されたわけであります。それで、この通過予定を見……
○中川(利)委員 いま角屋さんからいろいろ話がありましたので重複を避けて申し上げますが、一つは、この前私が問題に出しました古々米の放出について、そのワク外米の台つき米についてはどのように御検討になったか、つまり台つき米をこの際別ワクとして払い下げる御用意があるかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 台つき米と称しまして、いま農協のどこの倉庫にもありますが、一番下になっている、つまり床についている米です。これはどういう役にも立たないで、どの農協も非常に困っている。こういうものは別のワクとして払い下げていただくということになればたいへんありがたいということです。
○中川(利)委員 それではさっそく本日の一番バッターを承りまして、これから質問させていただきます。 いま御提案のありました農業金融四法でありますか、農協を含めまして、そういう法案の審議でありますが、これを審議するためには金融論あるいは農協論あるいはいまの農業を取り巻く情勢一般論、こういうものが全部関連してくるのでありますが、きょうは私は、主として当面する農業の全体の中の中心的な問題についてお伺いしたいと思うわけであります。 さしあたって、いまどこでも米をめぐる問題として大きく注目されていますのは、大商社による米の買い占めであります。特に大商社の米の流通市場への介入、買い占め、こういうものが……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、農業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、次の理由をあげて反対の態度を表明するものであります。 その第一は、組合が員外利用制限のワク外で行なうことができる資金の貸し付けを大幅に広げようとしている点であります。 近年に見られるような員外貸し付けの急激な増加は、現行法のワクの中でさえすでに農民の営農資金への貸し付けを圧迫していることを明白に示しているのでありますが、このたびの改正案は、さらに一そう員外利用のワクを広げることによって、この傾向にますます拍車をかけるものとなることは明らかであります。 また、このたびの改正案によって、産業基……
○中川(利)委員 私は、最近、機会がありまして岩手、秋田などの二、三の開拓地を回ってみました。そこで開拓農民や農協の方々とお話しいたしまして、いろんな問題、とりわけ苦しみや悩みを聞くことができたわけでございますが、どの開拓地でも共通しておりますことは、いま論議されたように、借金が非常に多いということです。考えてみますと、まさに借金の焦熱地獄みたいな状況に追いやられておる。しかも開拓民個々の努力の限界をはるかに越えて、どうしても抜け出すことができないというような状態に追い込められているという実態を見てまいったわけでございます。 そこで、まずお伺いしたいことは、借金がなぜこんなに多くなったのかと……
○中川(利)委員 開拓農政が一般農政に移行される、この最後の機会なわけでありますが、ここで先ほど来言われている一番の問題は、何といっても開拓農家の借金の問題であります。 いま前の質問者が借金棒引きという問題を出したわけでありますが、一般的にどの借金も全部棒引きということではなしに、たとえば開拓者資金の、つまり承継債務といいますか、かつて皆さんに政府がセットにして機械を現物で、押しつけたといえば言い過ぎでありますが、そういう使えない機械がいま負債の中で大きい比重を占めておる。これについては、大方の開拓農家の皆さん方は、当然こういうものは棒引きにすべきである、こういう意見がたくさんあるわけであり……
○中川(利)委員 私は、一昨日の四日、水産庁が発表しました魚介類のPCB汚染状況の精密な調査結果について御質問申し上げます。 新聞の報道なんかを見ましても、たとえば「魚が食えなくなる PCB列島沿岸総汚染」あるいは「PCB、ついに魚獲規制 高濃度の八水域」あるいは「魚のPCB汚染進む 八水域で禁魚指導」こういうかっこうで一斉に各新聞も取り上げておるのでありまして、国民にとってはきわめてショッキングな事件であったと思います。しかも調査データが、敦賀湾に見られますように、五月八日、つまり一カ月ほど前に明らかになったといわれながら、水産庁が発表を押えていたという事実さえ出ておるわけであります。その……
○中川(利)委員 最近の新聞やテレビを見ますと、毎日のように、あっちの海で水銀、こっちの海でPCBあるいはヘドロ、まるでもう日本列島全体が汚染され尽くした、こういう状況が報道されているわけでありますが、ちょうどこのような状況については、先ごろの六日に衆議院の公害・環境特別委員会で、参考人として出席した専門学者の一人である白木東大教授のことばを思い出させるわけでありますが、白木教授は、今日の事態について、第三水俣病はもちろん重要だが、水俣湾沿岸で新しい患者がじわじわ発生していることにもっと目を向けてほしい、同時に、水銀だけでなく、PCB、BHC、カドミウムなどのあらゆる汚染物質で全国民が汚染され……
○中川(利)委員 宮城県の県の鳥はヒバリであります。また常磐線の宮城県行きの汽車の中に「ひばり号」という汽車がありますが、こういう名前がなぜつけられたかということについてお考えになったことがございますか、食糧庁長官。
【次の発言】 常磐線の沿線は、麦の主産地でありまして、列車からかつて見た風景は、一面麦畑で、ヒバリが飛んでおった。そういうことであの汽車は「ひばり号」と名づけられて、その行く先の宮城県では県の鳥の名前をヒバリとしたのです。麦とヒバリとの関係、特に麦につきましては、いろいろなわらべうたの中にもたくさん出ております。日本の文学の中にもたくさん出ておりますし、日本人の心のふるさととして……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、次の理由をあげて反対の態度を表明します。 その第一は、信用事業を行なう漁業協同組合、水産加工業協同組合並びに同組合連合会が新たに農林中央金庫等の業務代理をすることができる、とした点についてであります。 このことについては、全漁連をはじめ、漁協系統自体が系統の信用事業の三段階制に混乱をもたらすものであるとして難色を示していたところでありますが、私どもの調査によっても、多くの漁協では、現在でも信漁連のいわば下請機関化し、貯金のかき集めや貸し付け、その回収などに追われ、そのために本来業務に支障を……
○中川(利)委員 それでは、政務次官にお伺いします。 あなたは先ごろ、オレンジの自由化の問題についてアメリカへ参りました。その際、新聞は、あなたを田中首相の密使だ、あるいは和製キッシンジャーだ、こういうことも書き立てておりましたが、新聞その他で、お帰りになってからお話を聞きますと、オレンジのブレンドジュース導入で日米合弁のジュース生産会社を設立する、こういうことがあなたの理想であった、こういうことのように承っておりますが、お聞きしたいことは、あなたがアメリカへ行って、あなたに対してアメリカの偉い人が何をどういうふうに言ったのか、それに対してあなたがどう答えてこういう結果になったのか。この点に……
○中川(利)委員 まず端的にお伺いするわけでありますが、青森県の陸奥湾でかねて問題になっておりました原子力船の「むつ」ですね。これが今度は予定を変更いたしまして、日本海の特に秋田沖、青森沖あるいは北海道沖を結ぶこの地点で新たな出力試験を行なう、こういうことが発表されまして、いま三県の漁業関係者並びに自治体ではこれを最大の問題にしているわけであります。そうしてもしそれを実行するならば、それを強力にやるならば陸奥湾の封鎖も辞さない、こういうことを漁民が決意しておるわけでありまして、この点についてまず端的に科学技術庁に申し上げ、質問をするわけであります。 そのような漁民の反対なりそういう強硬な決意……
○中川(利)委員 最近、米をめぐる情勢の中で、たとえば減反の本年限りの打ち切りだとかあるいはお米の全量買い上げだとか、さらに備蓄やあるいは外国の輸出の問題なんか盛んに流されているのですね。あわせまして、ことしの米価にいたしましても、たとえば大幅米価の引き上げだとかあるいは消費者米価の据え置きなんということまでいわれているわけです。これらの発言がいろいろな政府関係者から出されている。こういう発言がほんとうに根拠があって出されているものなのか。それとも何かほかの目的のために出されているものなのか。やはりこの際はっきりしておく必要があると思うわけであります。 そこで、まず第一にお聞きしたいことは、……
○中川(利)委員 現在、大手不動産などによって森林の乱開発は目に余るような状態になっておるわけでありますが、今回の森林法の改正はこのような乱開発を規制する歯どめになる要素がある、こういうふうにいわれておるようでありますけれども、いずれにしても乱開発はどんどん進んでおりまして、何かおそ過ぎるきらいがあるように考えるわけであります。いまごろになってああだこうだというようなきらいがないでもないのでありますが、このような批判に対しまして、大臣の率直な御意見をお聞かせいただきたいと思うのです。
【次の発言】 いままではそれを規制する何らの歯どめがなかった、したがってこういう事態を招いた、こういうことのよ……
○中川(利)委員 わが党はきのう十八日に「食管制度の厳正実施により、生産者米価を適正に引上げ、消費者米価をいっそう安く安定させ、主要食糧の自給をめざす幅広い運動の発展を」という政策を発表いたしました。この中で政府・自民党に対する要求として、第一番には、食管法を厳正に実施し、生産者米価を適正に引き上げること、第二番目には、消費者米価を据え置くとともに、米を物価統制令の適用品目に復活させ、配給制度を改善すること、三番目には、米価審議会を民主化すること、四番目には、中小米作農民も生産性を高め、安い米が供給できるよう援助すること、五番目には、米作からの自主的な転換が安心してできるよう国の援助を強めるこ……
○中川(利)委員 時間がないから一通り質問させていただいて、一通り皆さんからそれぞれに御答弁いただきたいと思います。 まず森谷さんでありますが、先ほど森谷さんの御発言は、ほとんど国有林に関係した問題であります。いま森林法の改正が論議されておりますが、これは民有林を主として規制しよう、こういうわけであります。問題からいたしますと、日光の国立公園一つとりましても、裏男体スカイラインだとかあるいは光徳の林間学校だとか、たくさんのそういう国有林自体のほうに問題があるような感じもするわけであります。したがって、お聞きしたいことは、そういういろいろのことで今回の森林法の改正のメリットというか、そういうこ……
○中川(利)委員 最近のえさのばか高値といいますか、そういうことについて、実は昨日寝ないで考えた、といえば語弊がありますが、いろいろ考えてみたわけでありますが、たとえばこういう状況というものは、べこがえさを食っているのか、えさがべこを食っているのかはなはだわかりかねるわけですね。とうとうけさまで結論が出なかったわけでありますが、大臣はどうお考えでしょうか。べこがえさを食っているのか、えさがべこを食っているのか、私には結論が出なかったということでありますが、これに対する御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 最近の情勢は、私が先ほど言ったような、ああいう表現をするような切迫した状況だと思うの……
○中川(利)委員 けさの読売新聞でありますが見ますと、昨日の「食管制度を守る連絡会議」との団体交渉で、食糧庁長官が、「四十八年産米が大豊作となったことから「余り米が発生すれば、生産者米価に二段米価を導入するのは当然と考えている」と語った。」と書いてあるが、その、「当然と考えている」という感覚が、はたして政府の公式な考え方なのかどうか、この際次官からお伺いしておきたいと思います。余り米の二段米価が当然だというふうに言っているわけですね。
【次の発言】 三条の価格と別のものだというのは、政府のきめ方であって、農民の責任によらないものなんですね。農民は、一生懸命に汗を流して米をつくったのですよ。農民……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、農政の基本問題について関係閣僚の皆さんに御質問いたします。 先ごろ来、農産物の価格の異常な暴騰につきまして、皆さん方の説明によりますと、この理由を、外国の天気がどうだとか作柄がどうであったとか、あるいは買い付けがどうであったとか言っておるのでありますが、しかし日本人として、日本人のものの考え方として考えた場合、これは海外から一貫して原料資源を輸入し、そして自給ということをずっと狭めてきた、このことに根本的な原因があると私は思いますが、日本人としてこれを何と考えるか。これについて、幸いきょうは三木副総理も来ておりますから、副総理、答え……
○中川(利)委員 今回の豪雪被害の特徴はおしなべて米どころであり、出かせぎ地帯であり、まず過疎地帯であると言っても言い過ぎでないと思いますね。それに今回の豪雪でありますから、その地域の人々の苦しみというものはもうたいへんなものだろうと思うわけであります。そういう点で政府の施策に対する切実な期待を持っているだろうと思うのですが、まず総理府として今回の雪害に取り組む決意のほどをひとつお聞かせいただければありがたいと思います。
【次の発言】 総理府は全力をあげてこれに取り組む、そういうことでありますが、たとえば先ほど来税金の問題が出ておりますが、こういう豪雪地帯からしばしば、所得税に対し豪雪控除制度……
○中川(利)委員 今回の鳥海山の噴火の問題でお聞きするわけでありますが、きょうはもう前の方が二人ばかりやったのでありまして、多少ダブることがあるかと思いますが、ひとつよろしくお願いしたいと思うのです。 最初にお聞きしたいのは、今回の鳥海山の爆発が皆さんの観測所なり地震計がとらえたのではなくて、全日空のパイロットがとらえた、それが発端だといわれているわけでありますが、何か気象庁ともあろうものが全日空が発見するまでわからなかったというようなことはいささか心もとない感じもするわけでありますが、ひとつお答えいただきたいと思うわけであります。
○中川(利)委員 まず果樹被害についてでありますが、昭和四十九年四月二十日、社団法人秋田県果樹協会会長平野兵吉さんが衆議院にあてました陳情書がありますが、それには「有史以来の豪雪により、秋田県農業は約五十四億円の大被害を受けましたが、そのうち果樹の被害は四十九億円余で全体の九〇%を占めると云う大惨害を受けました。特に県南地方の果樹は枝の大半が折れ、幹まで裂け、今後の収穫は七割から九割減となり、その復旧に五年から十年の長年月を要し、当分の間生活が困難な状態となりました。」こう書いてあるわけです。政府は今回天災融資法だとか特別被害地域に指定することだとか、あるいは激甚災害も検討しておる、こういうこ……
○中川(利)委員 先ほど来、三十万ヘクタールの農地転用の問題にからみましていろいろ論議があったわけでありますが、農林大臣は、きょうの所信表明の中でも、新たに、国際的な食糧問題の中で、国内で可能な限り自給を基本とするというような御発言があったわけであります。しかし、一方でそういうように自給を基本にすると言いながら、一方では三十万ヘクタールの農地をつぶしていく。農民であれ、国民の皆さん方であれ、全体として、こういう農林省の姿勢では、あるいは大臣のやり方では信用ならないではないかという感情が起こってくるものだと思うのですが、この辺についての大臣の御意見を伺いたいと思います。
○中川(利)委員 先ごろ、農林大臣は、所信表明の中で、いまの農政はきわめて困難だということで、農産物の国際価格の高騰だとか、農林漁業生産資材の需給の問題なんかを出しているわけですね。そこで、私は、きょうは、農林生産資材の需給の中でも、農機具の問題で質問したいと思うのですが、今日、この農機具の状況を大臣はどう把握し、どう認識しているか。将来の展望を含めて、あなたの御認識を伺いたいわけでありますが、特に、この農機具に対して、働く農民がいかに苦しんでいるかということについても言及していただければ、たいへんありがたいと思うわけです。
【次の発言】 農業用資材の中でも、農機具がどうなるか、これをどうおつ……
○中川(利)委員 先ごろ、私は、この委員会におきまして、農機具に関連して、実際契約破棄が農民対販売会社の間で行なわれておる、ところが、前に契約したものが、それがもうその金ではだめなんだということで、前の契約を破棄する、これがだんだん調べていった場合に、メーカーがそうした疑いがあるということについて、全国的にその例をあげて質問したわけでありますが、これに対して、特に、集中的にバーゲンについては今週中に調べて返答するということでありましたので、当局のとった措置並びにメーカーのとった措置について御報告をいただきたいということと、時間がないようでありますので、メーカーが、自分のやった不当なやり方を認め……
○中川(利)委員 私は、砂糖の問題で御質問するわけでありますが、砂糖はあらゆる意味で先駆者であると思うわけです。この前のあのつくられた物不足、異常な物価の高騰、砂糖の高騰、あるいは企業のその中での暴利、あるいは政府と企業との癒着の疑惑、何よりも高値安定、こういう問題で砂糖が一応先駆的役割りを果たした、こういう状況でありますが、いま、国民は、何とかこの砂糖を暴騰前の昔に返してもらえないかという気持ちを持っておるわけであります。そういうことで、もし砂糖の値下げができるならば、今度はいい意味でやはり先駆的な役割りを果たすであろう、つまり、砂糖は物価の先兵だと、こういうことまで言われているわけでありま……
○中川(利)委員 えさのことで聞くわけでございますが、えさが非常に高い。こういう異常な高値ということに対して、農林当局はやむを得ないものと考えているのか、それとも、これは行き過ぎだというふうに考えておるのか、まず、次官からお聞きします。
【次の発言】 便乗とかなんとかを聞いたのじゃなくて、いまの二月に上げた一万何千円をやむを得ないものと思っているのか、行き過ぎだと思っているのか、と、このことを聞いたのです。
【次の発言】 それはやむを得ないわけだね。行き過ぎじゃないんだね。そうしますと、それで畜産農家はやっていけると思いますか。
【次の発言】 だから、今度基準価格を上げて、それでそういうえさの……
○中川(利)委員 私は先月の十三日、十五日、農機具の問題でいろいろお伺いしたのでありますが、あれからちょうど一カ月、その間農林省や通産省が全国にわたって実態調査をされたという話でありますが、その調査の結果、どういうような成果をあげて、どのような到達点に達しているのか、そこら辺の事情について、まずもって簡単に御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 通産省。
【次の発言】 いまそれぞれからお伺いしたわけでありますが、一つ確認しておきたいのは、いま通産省のほうでおっしゃっておりましたが、メーカーがそれぞれの系列販売店その他の販売店に対して文書を流したが、そんな悪いことはしてはいけませんよ、既契……
○中川(利)委員 沿岸漁場整備開発関係についてお聞きしたいのでありますが、これまでも沿岸漁業等振興法あるいは海洋水産資源開発促進法、あるいはそれらに基づいた第一次構造改善、第二次構造改善事業というものがずっとあるわけでありまして、いまさらなぜこの新法を屋上屋を重ねるようなかっこうでつくらねばならないのか。これは専門家に聞きましても、何のためにこういうものをつくるかわからないと言っているわけでありますので、そこら辺の経緯についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 沿岸漁業等振興法が基本法で、今回の新法がそれの実施法だというお話しでありますが、そうするといろいろ疑問があるわけですね。今回の新法……
○中川(利)委員 大臣、いま、農民の、特に畜産農民の自殺が相次いでおります。せんだっても、わが党の春日正一議員が参議院の予算委員会で自殺した農民の方々の遺言状をお示しになりましてあなたの見解を伺ったのでありますが、その際あなたは非常に暗然とした気持ちだと言われたが、そこまではいいわけでありますが、今後の計画としては生産性を拡大する、あるいは経営規模を拡大する、国際競争力に耐え得るような畜産をやらなければならない、経営努力に見合うようにがんばるんだ、そういう施策をとるんだ、と、こういうことも言っておるわけですがどころが、このような自殺した方々は、ほとんどが零細ではなくて、一定規模以上の方々であっ……
○中川(利)委員 いま漁民の暮らし、すなどりそのものは、たいへんな危機におちいっているといわれております。三月十二日のある新聞によりますと、「漁業経営危機突破全道緊急漁民大会」――これは北海道でありますが、「漁民に春らしい春を」という呼びかけの中で、特に「漁網綱、資材が狂騰、魚価は安過ぎ、やってゆけぬ」という見出しで、漁民の絶叫ともいえる叫びを載せているわけでありますが、ちょっと参考までに読みますと、「同大会は冒頭から「漁民に春らしい春を迎えさせないのは誰だ」の激しい声に始まり、漁民代表意見では、漁網綱、資材の値上がりは何%程度どころか何倍にも値上がりしている現状にあり「他物価に比して安過ぎる……
○中川(利)委員 きのうの本委員会におきまして、私は、漁網やロープなどの漁業資材の異常な値上がりが、当局の言うような単に石油危機あるいはユーザーの買い急ぎなどにあるのではなくて、漁網綱大手メーカー数社による談合したやみ価格によって狂乱といわれる今日の状態をつくり出したことを、事実として資料によって明らかにいたしました。またこのような不当なやみ価格行為が、漁網綱大手メーカー業界では今回だけではなくて、価格の平常時、つまりこれまで何でもないとされてきたここ数年をとりましても、毎年大手数社の指導のもとに行なわれてきた事実についても、これをきのう明らかにいたしました。私の指摘に対しまして農林、通産両当……
○中川(利)委員 農業者年金は、あと継ぎに経営移譲をさせて、規模拡大をはかるということがねらいだとされているわけでありますが、このあと継ぎの卵であるところの農業高校の卒業生についてですが、秋田県の能代という農業高等学校で、卒業生に対する親子契約の調印が行なわれたわけです。親子契約というのは、御存じだと思いますが、おやじがかまどを握って放さない場合、それじゃ息子もなかなか農業をやらないわけでありますから、それぞれの分野について、息子に一応の権限を譲るとか、月給を払うとか、こういうやり方であります。これについて、親子契約にはだれも応じる者がなかったというのですね。秋田県の能代の農業高校の実態を、新……
○中川(利)委員 まず、政務次官にお伺いします。
ついせんだって行なわれました参議院選挙におきまして、自民党は、都市だけではなくて、農村でも、たいへんなきびしい情勢といいますか、批判を受けたようでありますが、この理由についてあなたはどうお考えですか。
【次の発言】 明確に断定することができないということでありますが、農村でも大幅に票を減らしたということは、つまり、これまでの農政のあなた方の施策が根本的に批判を受けたものだと思いますが、あなたはそう考えませんか。
【次の発言】 深刻な批判のあらわれだということでありますが、この選挙中の期間も含めまして、全国的に、これからの農業を背負う後継者だと……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出補正予算三案に反対し、野党四党共同提出の政府案を撤回し編成替えを求める動議に心から賛成するものであります。 現在、石油危機を契機として、わが国経済がかつてない深刻な情勢におちいっている事態のもとで、悪性インフレの高進と大企業による生活物資の買い占め売り惜しみの横行によって、諸物価の急騰は際限もなく続き、国民は言いようのない生活不安にさいなまれております。 こうした事態が、歴代自民党政府の対米追随と大資本奉仕の経済財政政策によって引き起こされたものであることは明らかであり、政府の責任はまことに重大といわなければなりません。 い……
○中川(利)委員 八月一日に秋田県、山形県の両県を襲いました集中豪雨、この被害は秋田県で申しますと総額六十九億、とりわけ県南部の集中したところには十四億円、雄勝町というところであります。山形県の損害は二百四十億へ特に集中いたしました新庄市は四十九億円、こういう膨大な被害をもたらしているわけですね。いかにこれが深刻なものであるかということを、たとえば秋田県南部の雄勝町の例で申しますと、ここの町は年間予算が十億円でありますが、十四億という大きい被害を出しておるわけであります。そこで、国では天災融資法による激甚指定をした。このことはけっこうでございますが、私自身あの現地を二つとも見に参りまして、いか……
○中川(利)委員 九月二日に、環境庁の水質保全局が昭和四十八年度のカドミウム及び銅による土壌の汚染調査結果というものを発表しております。この問題については、政府当局はこの数年来いろいろ対策を講じてきたようでありますけれども、この発表によりますと、北は青森から南は九州に至るまで、カドミウム、銅による土壌の汚染というものはまさに全国的な規模で蔓延してきておる。これはもうたいへんなことだと思うのですが、こういう今日の事態に対しまして、きょうは環境庁も農林省もいるわけでありますが、さしあたって環境庁から来ておるようでありますが、これをどうとらえておるのか、この点を簡単にお伺いしたいと思います。
○中川(利)委員 きのう内閣改造があったわけでありますが、わが林野庁長官は一足先に新しく長官の席についたわけでありまして、きょうは新長官になっての委員会の初答弁でありますが、ひとつお伺いしたいのでありますが、いま、資源問題というものが新たに見直されまして、木材需給もその例外ではないわけであります。したがって、新長官は、国際的に注目を浴びておりますところの今後の資源問題、なかんずく木材の需給についてどのような御見解を持っているのか。まずそこからお伺いしたいと思います。簡単にお答えいただきます。
【次の発言】 外材をおもな重点として、その見合いの中で日本の林業を発展させるということでは、そういう資……
○中川(利)委員 せんだっての水島の油の海上流出の問題でお伺いするわけでありますが、まず消防庁でありますけれども、消防庁の報告を見ますと、らせん状の階段が倒れて防油堤に突き当たって、それで油が外へ流れたといいますが、らせん状の階段なんというものがあそこにあったのですか。――それでは消防庁が来たら、またすることにして、来るまでほかの質問をします。 海上保安庁にお伺いしますが、海上保安庁の報告を見ますと――私は農林水産委員でありますから、当該水産問題についてはそれなりに、いつでもできる対応はあるわけでありますが、きょうは災害対策の特別委員会でありまして、それ以外の資源エネルギー庁だとか海上保安庁……
○中川(利)委員 今回の水島の三菱石油の流出事故でありますが、事故発生当時、会社側は二百キロリットルしか海に流れておらないと言い、また、関係筋に対する連絡が一時間も後だった。こういうことがあのような世界的な不測の大事故を起こしたということになると思うのですけれども、これはやはり企業の秘密性だとか独善性だとかいうもののあらわれだと思いますが、この際農林当局と通産当局の御見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私が聞いたのは、あのようなでたらめな情報を流し、また、事故連絡を一時間もおくらせた、これが企業の秘密性と独善性のあらわれとして国民があれだけの大被害を受けたんだ、こういうことに対する見……
○中川(利)委員 ただいま技術部長は、事故を起こしてまことに残念ですという御発言でございましたが、社長は申しわけありませんと言い、常務取締役であるあなたは残念ですと言い、非常にニュアンスが違うわけであります。そこら辺が私は一つひっかかったわけでありますが、とりあえず渡辺参考人にお伺いさせていただきます。 香川県から先ほど御報告がありました「重油流出事故対策の概要」を読ませていただきましたが、その中で、「商工業者等の関連被害対策」という項目がございます。先ほど副知事さんが読み上げたところでありますが、これは鮮魚卸、小売業を初めとする商工業者等の被害額について県が取りまとめたものでありますが、「……
○中川(利)委員 「農振法改正法案について」という昭和五十年一月の農林省発行の資料を見ますと、そこの二十四ページ、二十五ページに農振地域整備計画策定の結果どのように農用地の面積が変わってきたかということが資料統計で出されているわけでありますが、昭和四十九年十一月三十日現在で全国の関係市町村の農用地面積として出されているものが五百八十二万四千ヘクタールあるわけですね。それが線引きをされまして農業振興地域という中での農用地になりますと、五百三十七万九千ヘクタールになっておるのですね。さらにそれが農用地区域ということになりますと、四百四十一万六千ヘクタールになっているのですね。つまり、関係市町村の農……
○中川(利)委員 先ほど近藤委員からの御発言にもありましたように、最近、カドミの汚染米の問題やあるいはイタイイタイ病なんかにつきまして、自民党筋から、因果関係はないんだとか、あるいは一PPm以上の汚染米でも食わせても一向差し支えないんだというような風潮なり論調がずっと出ておるようでありますが、国民の立場からいたしますと、これは大変な安全軽視だといいますか、そういうこととして重大だと思うわけであります。こういう傾向に合わせましたように、私の地元である秋田県、つまり天下の米どころでありますが、ここでは、四十九年産米の中で一PPm以上というふうに烙印を押され、すでに赤札を張られて仕分けされた汚染米が……
○中川(利)委員 わずかな時間ですので、豚価についてお聞きしたいと思うのですが、昭和四十九年度の生産費調査で、豚を飼養した場合の利潤が一頭当たりについて平均百四十八円のマイナスになっているわけであります。
そこでお聞きしたいのは、なぜこのような状態になったのかという、その主な理由が一つと、利潤が出るためには何頭くらいの飼養規模が必要なのかという、この二つの点をまずもってお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 いま御指摘もありましたように、えさの値上げは、生産費の調査期間だけを見ましても、昭和四十八年の九月と四十九年の二月の値上げだけでも六二%も大幅な上げになっているわけですね。ところが、資……
○中川(利)委員 ことしもまた米価の季節がやってまいったわけでありますが、四十九年産米のことでお伺いしたいわけであります。 私は、米どころと言われる秋田県の出身でありますけれども、その秋田市周辺の農協倉庫の中にいまほとんど米がなくなっている。いつもならばどんなに早くても七月ごろからなくなったりするわけでありまして、昔は端境期まで生産地の農協倉庫の米はあったわけでありますが、いまはもうほとんど底をついて、六月早々にネズミの運動会と言うと言い過ぎになりますけれども、そういう倉庫まで出てきておるという状況があるわけであります。したがって、食糧庁は、日本は米が余っているんだ、米があるんだあるんだと言……
○中川(利)委員 まず大臣にお聞きするわけでありますが、飼料の配合割合の表示についてであります。
配合割合を表示することを、基本的にはできればそうさせたいということが政府の立場なのか、全くそういう必要がないということを基本的な立場にしていらっしゃるのか、まず、その前提についてお伺いしたいわけでありますが、お答えいただきます。
【次の発言】 私は基本的な前提を聞いたのですが、現段階においてはこうだというのがあなたの御説明なんですね。ですから、当面はどうだ、現段階ではどうだということじゃなくて、本質的には配合飼料の割合を表示する、できればそうさせたいということが農林省の基本的見解なのか、全くその……
○中川(利)委員 ことしの三月二十八日の日韓のカツオ・マグロの輸入についての当事国の合意議事録というか、合意書によりますと、「韓国産まぐろ類の対日水揚量の調整については、両国水産庁において、今後とも緊密に協議し、一九七五年五月に結論に達し得るよう最善の努力をするものとする。」ということが書かれていますね。これは両者でサインもしてあると思いますが、最善の努力をした五月の両国長官の会談が物別れになって話し合いがつかなかったということであります。しかも、六月にこれが延びて、その六月も、先ほどの長官の答弁によりますと自信があるとは言えないというお話しであるわけです。 二、三日前の日本水産経済新聞を見……
○中川(利)委員 全農の永松参考人にお聞きするのでありますが、まず、全農のよって立つ基盤は農業協同組合法だと思うのですね。したがって、全農がいろいろとおやりになる事業もそういう精神に立脚しているものだと思います。つまり、一人一人の農民は非常に弱い立場でありますが、これが団結いたしまして、現在農業にいろいろな面で障害を起こしている資本の攻撃に対して太刀打ちしていこうじゃないかという考え方の基礎の上に全農の事業が位置づけられているのだと私は考えておるわけでありますが、この点についての永松さんの御見解はいかがでしょうか。簡単で結構です。
【次の発言】 いま問題になっております配合飼料の割合の公表です……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由を説明いたします。 畜産飼料の品質が優良であるかどうかは、畜産物食品の安全を確保するためにも、また合理的な畜産経営を行うためにもきわめて重要な意義を持っています。ことに、抗生物質などの多量の添加物が飼料に混入されていたり、また、原材料の配合割合が表示されていない現状のもとでは、添加物の規制強化と配合割合表示を求める要求が消費者と畜産農民の強い運動として高まっているのは当然であります。 政府案はこの要求と運動によって余儀なくされたものであり、一定の改善を含んでいます……
○中川(利)委員 ただいま同僚議員からの質問にもありましたが、同時諮問をすべきではないということはもちろんわが党の方針でもあり、ただいま聞きましたら、公明党の皆さん方も民社党の皆さん方も一致してこの点は主張しておるわけでありますが、かたがた、聞くところによりますと、きょうは全国の農民が集まって同時諮問をすべきではないということのために大会を開くということも聞いているわけであります。同時諮問をすべきではないということは、消費者や生産者を問わず、この国会の中でもこれだけ大きな声となって集中してきておるのであります。 そこでお聞きしたいことは、安倍農政の攻めの農政というものの中身はそれらの声や要求……
○中川(利)委員 先ほど長官から、米価の算定については非常に正しいやり方をしているのだという御発言がございましたが、きょうは米価算定の中での原生産費についてお伺いします。 政府買い入れ価格の算定に当たりましては、価格決定前の前三年の各年の米販売農家の十アール当たり平均収量をとるわけでありますが、たとえばこのでんでいくと、昭和四十九年の生産者米価の場合は四十六、四十七、四十八年度の三年間の十アール当たりの原生産費を出して、そのそれぞれに評価替えしたものを基礎として算出するということになると思うのですね。 そこで、私は、一つの例として、四十九年生産者米価試算の基礎の一つになりました四十八年の原……
○中川(利)委員 先ほど同僚議員から、小麦の一日当たり家族労働報酬がわずかに二千四百六十五円だ、世の中にこんな低い価格があるかということで質問があったわけでありますが、まず、私が聞きたいことは、昭和四十六年度の農業白書の中に、このときの麦作の一日当たりの労働報酬が、出かせぎ賃金と比較した場合にも小麦でわずか二五%ということを指摘しておるわけでありますが、昭和四十九年度には何%なのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 昭和四十六年度で出かせぎ賃金のわずか二五%だが、相対的な傾向としてはこれを上回っているのか下回っているのかということぐらいはおわかりだと思うのですけれども、いずれにし……
○中川(利)委員 林野庁長官にお伺いします。 せんだっての豪雨災害によりまして秋田県の受けた災害の総額が九十六億円ということを書いてありますが、とりわけ私が問題にしたいのは、その中でも集中的に被害を受けた秋田県の北秋田郡の比内町です。ここだけで三十九億円。ここの年間予算が一年間で十三億円でありますから、大体三年分があっと言う間に、本当に一息の中でそれだけ大きい災害をこうむっておる。その背中合わせの鷹巣の明利又というところも同じような状態でありますが、地元の人々にお話しを聞きますと、このような災害は、全く国有林の皆さん方が木を切り過ぎた、しかも切った後を非常に乱雑にしておって、それが小さなダム……
○中川(利)委員 きょうは農業問題、とりわけ農業近代化の中核的な役割りを果たしております農業機械についてお聞きするのでありますが、前段、いま問題になっているのは、一つは自給率の拡大であり、それに伴う農地の拡大であり、さらには価格保証、こういう問題があるわけでありますが、しかし、幾らどのような施策をやりましても、農用資材、とりわけ農業機械が非常に高かった、こういうことでは何にもならないわけですね。国がこういう重要な近代化、機械化を位置づけていながら、そういう問題がいま発生しておるわけでありますが、一方では大メーカー、主要メーカーが大変なもうけを上げているということも言われているわけですね。そうい……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の昭和五十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算に反対し、また社会党、公明党提出の同予算組み替え動議に反対し、及び民社党提出の同予算組み替え動議に反対し、日本共産党・革新共同提出の同予算賛成の立場から討論を行うものであります。 今国会での予算案審議を通して明らかになったことは、まず何よりも三木内閣の本質及びその性格が、田中前内閣以上の対米従属、大企業奉仕、国民犠性をその特徴としているという点であります。しかも、これらの実態が表面上のあれこれの飾りたてに覆われているだけに、国民にとって一層罪深いものとなっているという……
○中川(利)委員 いまの質問にもありました市原のゴルフ場の土砂崩れの問題でありますが、十二月二日の新聞によりますと、千葉大研究室の資料ではこの地域は最危険地帯だったということで、かねがね警告をしておったという事実が記載されているわけであります。 簡単ですから読みますと、「先月二十九日、八人もの死者を出した千葉県市原市月出の「加茂ゴルフ倶楽部」のゴルフ場造成での土砂崩れ事故は、工事方法などをめぐり人災の疑いが強まっているが、千葉大理学部応用地学研究室では、この地区一帯が五百メートル四方当たり百か所以上のがけ崩れが集中するという“最危険地帯”であると指摘、千葉県に市原地区の災害予測地質調査を行う……
○中川(利)委員 ことしの産米につきまして、政府が当初見込みました以上の、つまり生産調整一一四%の超過達成をしたわけでありますが、それでもなおかつ一〇六の大変な豊作、きのうの委員会でこれを政務次官は豊作米ということを言いましたが、そういう状況になったわけであります。つまりこのことは、このことの今後の処理を含めて農民自体に責任は全くないものだと考えますが、この点について政務次官の御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いずれにいたしましても、政府が当初生産調整というか、転作奨励をやったわけでありますが、これだけやってくれれば単年度の需給は大丈夫だ、こういうことで政府が責任を持って示したの……
○中川(利)委員 まず初めに農林大臣にお聞きするわけでありますが、かねて全量買い入れについては、この前の委員会でも私強く発言したわけであります。ことしの超過米に絡みまして、農協や全農においては、農民に迷惑をかけるわけにいかないということで、銘柄米には一万二千円、普通米には一万一千円の概算払いをやっているわけでございますが、それについていま大きい問題になっていることは、これに伴う金利、倉敷料の負担の問題であります。今回の超過米は、農民が生産調整に協力して、なおかつ多くとれたものでありますから、先ほどの御発言にありましたように、超過米そのものも農民の責任でないとするならば、これらの金利、倉敷料その……
○中川(利)委員 今日経済不況は全般的な業種、業界に広がっておるわけでありますが、とりわけ私の地元である秋田県の能代、山本かいわい、ここは木林業界が町、市の経済の大部分を占める重要な地域でございますが、たとえば十月二十一日の地元の新聞を見ましても「ドロ沼不況に沈む木材業界 秋需要も期待外れ 増える借金 金利倒産の不安も」なんというようなことで「お先まっ暗の状態の中で逆に手形の期限は長期化し、各工場では借金で経営を維持するのがやっと。借金の額は雪ダルマ式に増えており、どの業者も一様に緊張した面持ちを見せている。」ということをずっと書いておるわけでありますが、このような木材業界の状況に対して、林野……
○中川(利)委員 耕土培養法という法律がございますね。土を耕す、土を培養する。農民のためには大変いい名前の法律であります。これが今度、地方財政法の改正で、国が補助を義務づけられている、そこから外される、廃止されることになりましたが、これは、伝えられるところによりますと、この法律の事業が機能しなくなった、つまりほとんど意味がなくなった、こういうふうに言われていますが、それに間違いありませんか。
【次の発言】 あなたは農林省ですか、自治省ですか。
【次の発言】 なぜ機能しなくなったんですか、こんなに大変りっぱな名前なのに。
【次の発言】 なぜ機能しなくなったかということについてですけれども、この法……
○中川(利)委員 農林大臣にお伺いするわけですが、農業基本法農政の柱として自立経営農家の育成ということが挙げられていますね。その意味で、政府が、第一次構造改善事業に引き続きましていま行われている第二次構造改善事業、この成否いかんは農政の全面目をかけられてやられているものだと考えるのです。二次構として昭和四十五年度にスタートして以来五十年度にかけまして事業を着手した地区の数は全国で千二百六十八地区です。そのために投下した総国費が千五百二十六億七千七百万円。膨大なものです。その中でいま四年を一期とした事業完了地区、つまり卒業生が次々と巣立って、その動向はまさに農基法農政の試金石として国民から注目を……
○中川(利)委員 きょうは参考人の皆さん、本当に御苦労さんでございました。 先ほど来いろんな率直な御発言を聞かしていただいているわけでありますが、まず最初に私も大日本水産会の森澤さんにお伺いします。 端的に言って、日本の漁業外交ですね、これに対する認識はどうかということです。先ほど来あなたのお話の中にもありましたけれども、対ソ、対アメリカの漁業交渉が中心的な課題になるわけですね。しかしいままでのそういうものを見ますと、日本はもう守勢一方だ。いつも言うことは、資源は何も減っていないんだとか、実績がこれこれだからということだけ。実際は押しまくられてしまっておる。ソビエトなんかの状況を見ますと、……
○中川(利)委員 前段、山の問題でお伺いします。 自民党政府の高度成長政策のもとで、木材は外材が優先され、国内林業は放置に近い状態におかれてきた。このため、自給率は昭和四十五年から四十九年のわずか四年間に一〇パーセント余りも減少し、三四・九パーセントにまで落ち込んでしまった。 政府は、国有林においては「生産増強計画」「木材増産計画」などの木材供給に力点をおい た諸計画にもとづいて、一貫して全面積皆伐など森林の成長量をはるかにこえる乱伐をすすめてきた。その反面、新植、改植、育林、治山、治水の事業量は、きわめて低い状態にとどめられてきた。山の荒廃は、こうしたなかでおこるべくしておこってきた……
○中川(利)委員 農林年金についてお聞きしたいわけでありますが、今回修正積立方式という新しいかっこうで掛金計算その他をやったわけでありますが、それでさえも千分の二の負担増が新たにかかるという結果が出ておるわけであります。それに対してことしはともかくといたしまして、これからますます受給者がふえる、あるいはインフレその他によりますところの給付金を前向きに改善していかなければならない、こういう問題を抱えているとするならば、今後ますます負担増が大きい問題になってくると思うのです。 私、せんだって秋田の地元へ帰りまして、農協へ寄ってきたわけでありますが、こう言っているのです。非常に善意的な声であります……
○中川(利)委員 私は日本共産党・革新共同を代表して、農業者年金基金法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。 反対する第一の理由は、本改正案が、今日の深刻な不況、インフレのもとで営農と生活を脅かされている農民に対し、過酷な保険料引き上げを強いるものであるからです。保険料を現行の一・四八倍に引き上げ、引き続き段階的に二倍にまで引き上げるというこの改正案が通ると、農家負担は三千二百九十円となり、昭和四十六年の制度発足当時と比べると、実に四・四倍という負担の増加となるのであります。しかも、農業者年金制度は、国民年金の上積み制度であり、加入者は当然国民年金の定額部分、比例部分の……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、野菜生産出荷安定法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由を説明いたします。 修正案の朗読は省略させていただきます。 野菜が国民の食生活に占める重要性にもかかわらず、近年野菜生産農家の減少と都市近郊産地の壊廃の急増等によって野菜生産は依然停滞を続けています。 一方、野菜の消費者価格は異常な乱高下を続けながら高騰し、その消費量の減少とも相まって大きな社会問題となっています。 本改正案は、このような野菜をめぐる情勢に対処し、現行の野菜価格安定制度を一歩前進させようとするものであって、わが党はこれを評価するにやぶさかではありません……
○中川(利)委員 米価シーズンになりまして、私も地元の米価要求大会なんかに大分出たわけでありますが、そこでは農民の方々のいろいろな怒りの声が上がっているわけであります。とりわけ特徴的なことは、米価決定に当たりましては、政府は勝手に、まず自分の都合のいい米価を決めて、肝心の算定方式なんというものは後からそれに見合うようにつじつまを合わせ、こじつけをする、こういうやり方をしておるじゃないか、だからこんなでたらめは許されない、われわれは長い間これでだまされてきた、こういうことがどこの大会でも聞かれるわけですね。これは農民の、いまの米価を決定する政府のやり方に対する共通の実感としての怒りの叫びだと思い……
○中川(利)委員 いま庄司議員からもこのような不当な諮問では許せない、再諮問せよ、こういう御発言もありました。さらに大事なことは、けさほど農林水産委員会の理事会がございまして、米価問題で決議を上げようじゃないか、まだこれは案でございますが、この案の中にさえも、試算米価は生産農民の要望と期待にこたえたものではないということが一応われわれの仲間で、自民党を含めて確認されておるような状況ですね。 さらに、いま庄司議員から農村の婦人の実態のお話がいろいろございましたが、私の方の農協婦人部の女性の方々も私にたくさん手紙をよこしていただきまして、さわりだけ読みましても、「本当の農家の実態を知り理解してく……
○中川(利)委員 大臣がお昼飯を食べに行ったようでありますが、その間大臣の答弁を要求しない問題についてお伺いしたいと思います。 米価問題が先ごろ農民の心にも深い傷跡を残しただけでなくて、消費者にも大変な負担をかける、こういうかっこうで終わったわけでありまして、それがやがていまの時点になりますと、出来秋を迎えまして、今度は政府がどれだけ買ってくれるだろうか、こういう問題に農民の関心が集中しておるわけでありますが、これは、ことしもまた大量の超過米が予想される、こういう状況があるからだと思うのです。 この経過を振り返ってみまするならば、いままではどっちかと言いますと毎年の生産調整、この生産調整の……
○中川(利)委員 三木総理にお伺いしますが、この前の総括質問で不破議員から、今日の農業の危機というものがエネルギーの危機と並んで日本経済の土台を揺るがすような大変な状態になっているという指摘があったわけでありますが、とりあえず私は、きょう、その最も端的な例として後継者の問題、農業の後継ぎ問題でお聞きしたいと思うわけであります。 農業後継者というものは、御承知のとおり、この人々が喜んで農業に従事することができるかどうかということは、将来にわたって国民食糧を安定的に国民に供給すること、その役割りを果たすことができるかどうかという、まさに将来にわたっての大問題だと思うのですね。ところが、実際は大変……
○中川(利)委員 まず前段に、酒田の大火の問題でお聞きするわけでありますが、十月二十九日の火事がありまして、朝まで燃えたわけですが、私はその朝早く現地に入りまして、ちょうどまだ燃え盛りでございましたが、燃えている部分がたくさんありましたが、もう何といいますか、戦争の後のあの焼け跡を見るような惨たんたる現状をこの体でも、眼でも見てきたわけでございます。 そういう立場でお聞きするわけでありますが、時間の関係もありますから問題点をしぼって「お聞きしますと、ちょうどこの焼けた朝の当日、わが党は十項目にわたる政府に対する申し入れをしたわけでありますが、その中で、被災者救済のための応急仮設住宅の設置を急……
○中川(利)委員 まず大臣にお伺いいたしますが、今回の冷害を受けた地域はおしなべて山間高冷地帯あるいは沢部です。そういうところの農家はほとんど零細農でありまして、農業それ自体では暮らしていけない、したがって第二種兼業、そういう状況になって手間取り仕事なんかをやっておるわけです。これはあなたが一番よく御承知だと思います。ところが天災融資法、自創資金いろいろ見てみますと、この第二種兼業農家はこれに該当しないわけです。一番冷害を受けて困っていらっしゃる沢部の方々、これが該当しないというのが法律のたてまえになっておりますので、この点は大きい矛盾だと思いますが、この点について大臣はこういう現状にかんがみ……
○中川(利)委員 先般、私は冷害に関連いたしまして技術論あるいは手続論、そういう具体的な問題で二、三発言したわけでありますが、きょうはその根本的な原因である政治論、加えて若干の具体論に入ってまいりたいと思うのです。 まず私がお聞きしたいことは、さっき同僚議員の発言の中にもありましたように、今回の冷害はやはり米づくり農業に対する非常な軽視があった、こういうことは一体どうかと言うと、大臣は私も同感だとおっしゃるのですね。あるいは米は日本農業のやはり基幹作物である、それだけに大事にしなければならないというような意見に対しても同感だ、いつも同感なわけですが、しかし問題は、はっきり言わしていただきます……
○中川(利)委員 最初に全漁連の及川さんにお伺いして、その後で一括してあとのお二方にお伺いします。 まず及川さんでありますが、先ほどお話がありましたとおり、十二海里宣言については衆議院、参議院合わせて八五%の賛成であったということでしたが、わが常の場合は、この十二海里宣言には一〇〇%賛成しているわけでありますが、あわせて一月の閣議決定、さらには二月の三木総理大臣の言明等、いろいろな状況から見まして、その気になればすぐできるはずですね。これがいま言ったとおり逆戻りになってきた、また海洋法待ちになってきた、これはけしからぬということをあなたは先ほど力を込めて言うておりましたが、このような政府のあ……
○中川(利)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、藤田高敏君を委員長に推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を九名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○中川(利)委員 きのう大平総理が所信表明の中で、当面の最大の政治課題は政治に対する信頼であるということを言いましたが、今回三年間固定のこの問題を大幅に変更したことは、当面最大の政治課題であるその政治信頼とどうかかわるのか、簡単にお答えください。
【次の発言】 この大幅な変更というのは、省議決定を越えて閣議了解だと承知しておるわけでありますが、そうであれば、内閣全体の責任にかかわる問題だと思うのです。このような重大な変更に対しまして、農林大臣の先ほど来の釈明はお聞きしたわけでありますが、問題の性質上から言いますならば、まず総理大臣がこの農林水産委員会の場だとかあるいは本会議で釈明し、国民に了解……
○中川(利)委員 今月の六日、七日に秋田県の全土を襲いました融雪災害についてお聞きするのでありますが、この被害は、昭和四十七年の米代川流域を襲った大水害に次ぐ災害で、大きいつめ跡を残したわけであります。その特徴は大雨と、それだけでなくて、ちょうど融雪期に入りましてこれが重なったというかっこうで、秋田県の県庁四月十八日現在の調べでも、被害総額が百四十四億六千九百五十万円、内訳は、農業災害で二十八億、林業で二億、土木で百十二億、こういう大きいつめ跡を残したわけですね。 私は、この十一日に被害の最も多かった県北部の米代川流域の能代、二ツ井、合川、こういう現地に入って、目の当たりに被害の状況をいろい……
○中川(利)委員 養豚生産農家の深刻な危機状態については、前回この委員会でわが党の中林さんもお聞きしたり、あるいは参議院あるいは政府申し入れなどいろいろやっておりますが、その後どのように対応したかということについて農林当局からは公式には私たち承知しておらないわけであります。したがって、この機会に、いろいろなことは聞いておりますけれども、いまの対応状況についてひとつ御説明をいただければありがたいと思います。
【次の発言】 いま初めて公式に法に基づく豚肉の調整保管の政府の考え方をお聞きしたわけであります。それはそれなりに、やらないより前進している部分だとは思いますけれども、畜安法に基づく調整保管よ……
○中川(利)委員 私は、いわゆる全共連問題についてお聞きしたいと思います。 去年の三月、全共連内部での怪文書、そういうものに端を発しまして、その後いろいろマスコミなんかも参加したかっこうで、全共連問題というのが全国民的な注目を受けたわけでありまして、その結果として先ごろ会長さん以下総辞職をした。そしてあさって新しい執行体制ができるということでありまして、私はそれに非常に大きい期待を持っておるわけであります。 しかし、問題は、この一連の事件といいますか問題、これからどれだけ多くの教訓を学びとって、今後の共済なり農協の発展のために尽くすか、そういうことが一番かなめであると思うのであります。総退……
○中川(利)委員 私の質問時間は十五分でありますから。問題は4つありまして、前二つを藤田会長さんに、それから後半をひとつ山口さんにお願いしたいと思います。 まず、前段の一つでありますが、それはえさ米、つまり飼料用穀物の問題でありまして、全中は「八〇年代農業の展望」の中で、二十万ヘクタールの飼料米を作付するということを検討しているということを書いていらっしゃいますね。農民の問では、えさ米の開発にかける期待は大変大きゅうございます。そこで、一方農林省はどうかということを考えてみた場合に、自分からは実験事業に取り組まないで全農に肩がわりさせている、こういうかっこうでありますし、また、当面転作面積に……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となっております農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由について御説明申し上げます。 政府の改正案は、果樹共済について、共済掛金の割引や全相殺方式のてん補の改善を行い、また、このほかにも農家の実態を反映させている面を持っており、蚕繭、家畜共済についての改善、充実を含め、全体としては前向きのものとして評価できるものであります。しかし、果樹共済では、農家や共済団体から最も要望の強い樹園地ごと引き受け方式は実施されておりません。また、新たに導入される半相殺方式では、実質的にてん補を引き下げる内容になっており、無……
○中川(利)委員 政府は今度の畜産物の価格決定に当たりまして、実勢市場の状態、つまり安定基準価格をさえ大きく下回って、豚一頭出荷すれば一万円おしりにつけてやらなければならない、そういうことを含めた市況相場に大きなウエートを置いて算出をしているわけでありますが、このような市況相場がなぜ起こったのかということを考えてみますならば、たとえば昨年あれだけ大きく下がっても畜安法の買い出動はしない。いまも大筋では基準価格より低いわけです。そういう問題について手をこまねいてきた、その中で起こった市況だということを考えてみますならば、つまり人為的につくられた市況としてああいう値段があるわけであります。価格算定……
○中川(利)委員 農林年金問題に入る前に、大臣並びに経済局長にお聞きしたいのですけれども、二月二十日の農水委員会で、私は全共連の問題、いま大臣もお話ございましたが、これに触れまして、特にその核心である不稼働不動産、この実態として具体例を蓼科高原の問題にしぼってお聞きしたわけでありますが、その際、私が聞いたことと経済局長の答弁とは重大な食い違いがあるように見えますので、ちょっと読みますが、その際私が手を挙げて、ナンバー二の資料を示した、それからの質問です。「ナンバー二を拝見いたしますと、文書問題に関する理事会調査結果というものですが、これにも非常に遠慮しがちにこう書いてあるんですね。「将来の開発……
○中川(利)委員 通産省にまずもってお聞きします。 矢野発言と言われるものは、御承知のとおり二年間生産をストップすれば養蚕農家は生糸が売れなくなって全滅する、その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか、こういうだれが見ても疑うことのできない明白な発言なわけです。この発言を暴言だという人もいるわけでありますが、私は真意そのものだと思うのです。その証拠に、最近、財界や大企業の代表である経団連の公式な方針の中でも、たとえば農業過保護論だとか農産物の自由化論だとか、そういうものを進めるために具体的なステップを示すべきだ、こうおっしゃっているわけですね。まさにぴったりじゃありませんか……
○中川(利)委員 大臣にお伺いしますが、今日の深刻な農地問題を考える場合の基本的前提といいますか、要因といいますか、一体何だとお考えでありますか。大分抽象的な質問でありますが、大臣の政治哲学でも結構ですからお聞かせいただければありがたいと思います。
【次の発言】 いまのような大臣の発想、考え方、私は根本的に視点が違うだろうと思うのですね。最近の政府発表の統計によりましても、「農地の移動と転用」という資料ですが、一九六〇年から六五年代、つまり昭和三十年代から四十年代までは耕地面積は大体六百万ヘクタールを維持しているわけですね。その以後ずうっと急激な減少を強めて、一九七八年になりますと五百四十九万……
○中川(利)委員 参考人の皆さん御苦労さんでございます。 いま統制小作料の問題でお話がありましたけれども、谷本さんと梶井先生にお聞きしたいのです。 秋田県の事例をちょっと申し上げさせていただきますと、統制小作地が五十五年一月調べで六千二百三十八ヘクタールあるのですよ。同時に、その小作人が三万六十人いるのですね。全農家戸数が十二万戸ですから、四分の一がこの状況の中にいる、こういうことでありまして、九月にこれが撤廃されるということは死活問題にかかわる大問題だ、こういうことになっているわけであります。 そこで、先ほど来の論議の中で谷本先生からは、統制小作料はいままでの歴史的経過から見まして延長……
○中川(利)委員 農業委員会法でお伺いしますが、農業委員会の選挙による委員の定数の上限を減らしているわけでありますが、これは法設立の責任者である大臣に聞きたいのですが、農業委員会の下からのそういう要請だとか要求だとか、そういうものをくみ上げてこのように改正につながったのかどうか、この点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 農業委員会法を改正するのに、下からの農業会議なんかの御意見を必ずしもくみ上げなかった、こういうことですね。そして法改正だ、こういうわけでありますが、私が聞くところによりますと、農業委員会が要求したことはそんなことではないのだ、しかるにわれわれの要求したことは何も聞かないで……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、農用地利用増進法案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。 政府案の最大の問題点は、農地の所有権移転を同法案に取り込み、農地法三条による規制の適用除外としたことであります。これらは、農地法の空洞化と廃止に一歩足を踏み出し、大資本の農地支配を容易にするものと言わざるを得ないのであります。 わが党は、農用地利用増進法案が、農用地の有効利用を図る上で一定の活用の可能性があることを否定するものではありませんが、同法案には、選別的な構造政策の推進に対する歯どめがないこと、また、耕作者の経営の不安定さを拡大するなどの問題点があります……
○中川(利)委員 きのう津川議員から問題提起されました山形県の新余目農協の女子定年差別の問題でありますが、きのう塚田審議官からは、現地に派遣した担当官の報告を聞いて対処する、こう答弁しておりますね。きのうの夜遅く帰ってきたようでありますけれども、どのような報告であったのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま担当官の報告を聞いたわけでありますが、それによりますと、おおむね従前どおりの給与だと。しかし、一体身分はどうなのか。首切られて退職、後臨時、そういうかっこうの中で、ただ従前どおりの給与をもらったってしようがないわけですからね。ただし期間は一年間だということであれば、いままで……
○中川(利)委員 五月十日付の朝日新聞の地元秋田版を拝見いたしますと、「ほ場整備事業費が“蒸発”」ということで、秋田県能代市の浅内黒岡土地改良区の中でお金が蒸発した問題が出ているわけです。ちょっとその前段を読みますと、「能代市浅内の浅内黒岡土地改良区(渡辺健四郎理事長、組合員百二人)が、五十一年度まで四年間にわたって行ったほ場整備事業で、国や県から交付された補助金の一部約六十万円が、同改良区理事の個人名義で銀行に預金されたうえ、その後今年三月までの間に五回にわたり計約四十八万円が引き出されていたことがわかった。しかも、だれが引き出したのか分からず、引き出された金の使途も不明。このほど開かれた同……
○中川(利)委員 けさの毎日新聞を拝見いたしましてびっくりしたのでありますが、「魚カラ取引、地方へ飛び火」、見出しだけですが、「きょう名古屋で強制立ち入り 農水省」「最大手の荷受け会社 道漁連と六回、三億円動く」というようなショッキングな記事ですね。ちょっと読ましていただきますと、「総額千七百億円にのぼる北海道漁連(兼平純吉会長)の魚カラ取引事件で、農林水産省は十四日午前、名古屋市中央卸売市場に係官を派遣し、カラ取引に関係したとみられる同市場トップの荷受け会社を卸売市場法四十八条違反の疑いで強制立ち入り検査する。同省は三月十二日に東京・築地の都中央卸売市場で四大荷受け会社の立ち入り検査をして……
○中川(利)委員 農林水産省が認可した公益法人の中に農漁村協会という団体が虎ノ門にありますけれども、この中の理事、役員として名を連ねている方々はどういう方々か、お知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、登記簿上理事、役員として名を連ねている人は、赤城さんと言えば元の農林大臣、大坪さんというと元農林水産省の経済局長、及川さんは元農林事務次官、坂村さんは元経済局長で元の衆議院議員、桧垣さんは元の農水省の次官で現在の参議院議員なわけです。そうですね。
それではお伺いしますが、この社団法人、公益法人の農漁村協会というのは、これは皆さんの方からいただいた資料、皆さんの部内資料だと思い……
○中川(利)委員 今度の閣僚の資産公開に当たりまして、総理は施政方針演説で、さきの総選挙における国民の皆様の審判を厳しく受けとめ、深い反省のもとにこの倫理の問題に取り組む、その一環としての資産公開だ、こういうことでございましたが、しかし、実際行われた資産公開は、国民が強く期待した本人の資産は当然として家族名義のものや事業資産など本人に関係するすべての資産公開ではなくて、非常に制限され限定された公開にすぎなかったために、これでは資産公開ではなくて資産隠しの勧めじゃないか、こういう声もあったことは御存じのとおりです。 そのようなしり抜けの事例といたしまして、大変失礼でありますが、稻村国土庁長官の……
○中川(利)委員 航空救難隊の問題と人工衛星の軍事利用の問題についてお伺いするのでありますが、前段、航空救難隊についてお聞きいたします。 おたくの資料によりますと、航空救難隊は全国で九つある。ところが、新潟を除きますと、ほとんど戦闘機と一緒になっていらっしゃるのですね。併設といいますかね。例えば、千歳救難隊はF4ファントム、松島はF104、百里はF4、新潟はないわけですが、浜松はF104ですね。小松はF4、芦屋、これはすぐ近くの築城にF4、新田原はF15と14がありますね。那覇はF104ですね。 こういう一連の流れを見ますと、結局、戦闘機部隊、それに準ずる部隊の一部として救難隊が置かれてい……
○中川(利)委員 福島交通の退職金問題についてお聞きいたします。 福島交通は、昨年八月以降の退職者六十一人の退職金総額四億六千万について、今月三日やっとその二分の一に当たる二億三千五百万円を支払ったということです。しかし、残りについてはまだ支払いのめどが立っていません。福島交通は、御存じのように、福交不動産を初め関連会社に巨額のトンネル融資を行い、福交不動産一社で五十億円とも百億円とも言われる使途不明金を出し、そのあげくに資金繰りができないなどとして退職金の支払いを拒否している会社でございます。 これは労働行政上ゆるがせにできない問題ですが、このような状況の中で、先月末現地の労働基準監督署……
○中川(利)委員 私、国立大阪外国語大学の用地取得問題でお伺いいたします。 国立大阪外国語大学は、昭和五十四年大阪府箕面市粟生間谷へ移転、新築されたものでございます。この用地総面積十三万九千平方メートル、四万二千坪でありますが、そのうちその主体となったのは十一万二千百五十平方メートルでありまして、この分は昭和五十年三月八日、箕面市土地開発公社を通じまして、当時の土地所有者であった阪急電鉄から買い入れ、残余の土地二万六千八百七十六平方メートルについては、同じく三月八日付で同公社が民間の個人地主から別途契約に基づいて購入したものでございます。 私がお聞きしたいのは、同大学用地として阪急と公社間……
○中川(利)委員 去る十三の当委員会で、私は、福島交通が自民党の政治資金団体である国民政治協会に昭和五十一年からことし三月まで政治献金を行ってきたことは、一つに国、県からの補助を受けている会社であることから、二つには三事業年度以上にわたって継続して欠損金を計上していることからも、その違法性は免れないと指摘してまいりました。 きょう午前、福島交通の代表者が記者会見を行いまして、政治資金規制法で禁止されていることを知らずに納入し続けてきた、そのための誤納であったとして国民政治協会に対し返還請求を行い、同協会からは四月十六日返納を受け、あわせて四月十八日同協会を脱会した旨を述べたのでありますが、献……
○中川(利)委員 厚生省が監督し所管しておりますところの公益法人の一つ日本分栄協会という法人についてお聞きいたします。 日本分栄協会の業務内容というものを持ってまいりましたが、この冒頭、これは昭和五十七年一月三十日、財団法人日本分栄協会理事長佐藤義信の名前で、最初のところにあいさつがついておるのですが、こう書いてあります。「財団法人日本分栄協会は、「良質で廉価」な住宅を勤労者に供給することを目的として、昭和四十二年一月厚生大臣の認可により発足いたしました。」と書いてあって、さらに、「年金福祉事業団還元融資事業の厚生年金被保険者を対象とした住宅建設を手がけて今日に至っております。」こういう書き……
○中川(利)委員 郵政大臣の所管に属する公益法人の一つ郵政互助会についてお聞きするのでありますが、この「財団法人郵政互助会寄附行為」、つまり定款を拝見いたしますと、その第三条「目的」に、「本会は、郵政省職員の相互扶助を行い、もって郵政省職員の福祉増進と郵政事業の発展とに寄与することを目的とする。」こう書いてあるわけであります。同時に、そちらからいただいた資料によりますと、この公益法人郵政互助会についてでありますが、「設立」「昭和二十九年十月一日」、「事業」「退職給付事業」とありまして、「会員から毎月俸給の三%を掛金として徴収し、退職又は死亡のさい給付金を支給。」「加入者数二十六万二千人」「加入……
○中川(利)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となりました予備費等承諾案件のうち、昭和五十六年度一般会計予備費使用調書(その2)、昭和五十七年度一般会計予備費使用調書、同特別会計経費増額調書の三件、及び昭和五十六年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書について、不承諾の意を表明いたします。 予備費使用等調書でありますが、これらの予備費使用等の主なものは、災害経費、退職手当、スモン等賠償金、社会保障関係費、選挙経費、農業者年金助成経費などであり、その使用目的、予備費使用の理由はおおむね妥当なものであり、承諾できるものが多数であります。 しかしながら、本予備費使用等のう……
○中川(利)委員 テクノポリスの問題につきまして、まず文部省にお聞きをしたいと思います。 テクノポリスの重要な柱の一つの中に産学協同の問題がございます。文部省が五十八年五月十一日に出したこの産学協同の取り扱い規定といいますか、「民間等との共同研究の取扱いについて」という文書でございますが、この中にはいろんな今の問題点が、私は、大学院の運営についての、大学のあり方についての問題があるように存じておるわけでありますが、例えばその第三項の(2)で申しますと、「民関機関等は、共同研究遂行のために、」「国立学校が負担するもののほか、特に必要となる謝金、旅費、消耕品費等の直接的な経費を負担するものとする……
○中川(利)委員 本日、当委員会で国公労連、全司法労働組合の運動方針の内容について質問した委員がございます。この質問は、憲法の思想、信条の自由、結社の自由、労働者の団結権の各条項を全く無視した発言であると思います。
改めて官房長官にお聞きしますが、日本国民は、何人も思想、言論、集会、結社の自由が認められていると思うが、どうか。何人も共産主義、科学的社会主義を信ずることや日本共産党に入党することなど全く自由であると思うが、どうですか。
【次の発言】 国家公務員であれ労働者には団結権が認められており、労働組合を自由につくることができるし、また、労働組合がどのような運動方針を持とうとしても、憲法上……
○中川(利)委員 私は、気象衛星「ひまわり」についてお伺いします。 天気予報と言えばまず「ひまわり」の画像を連想するほど国民生活に浸透した衛星業務でありますけれども、御承知のように、本年早々この二号の故障によりまして打ち上げ後七年も経過した一号が再び観測する、そういう事態になったわけでありますね。しかし、老朽化したこの一号は故障が頻発いたしまして、六月の末にはまたもや二号による一日四回観測を実施するという事態になっているわけであります。近代的な気象業務の代名詞的存在であった静止気象衛星でありますけれども、今回の故障を通じまして幾つかの問題点が改めて浮き彫りにされていると思います。 その第一……
○中川(利)委員 初めに、核問題と随時協議のことでお聞きするのでありますが、核兵器の搭載可能な米艦船の日本寄港問題については午前中の本委員会の論議にもあったようでありますが、外務省は日米安保条約第四条に基づく随時協議を日本側から求めることを明らかにしました。その随時協議について具体的にお聞きしたいのでありますが、日米安保条約で言うところの随時協議では一体核の持ち込みはノーであると言えるのかどうか、また核の有無についても確認できるのかどうか、この点を端的に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 ですから、私が聞いたのは、今の答弁でも答えているようでありますが、随時協議では核の持ち込み……
○中川(利)委員 ただいま同僚議員から自動車重量税の問題で御質問ございましたが、私の手元に一枚の注文書がございます。これは日本自動車ユーザーユニオンから持ち込まれましたものの一つでございますが、この注文書の中には神奈川県座間市の関根菊枝さんという方が五十八年の九月三日町田市のケーユー商事、町田市では中古車販売業界のトップ業者と言われているわけでありますが、ここから中古車を購入したわけでありまして、その注文書であります。その際、既に前の所有者が支払っておりました車検のときの例の重量税を、今度次の車検までの期間だということで不当に二重取りされた、こういうことで五十九年三月に町田警察署長に被害届を出……
○中川(利)委員 私は、農林中央金庫の経営姿勢についてお伺いいたします。 御承知のとおり、農林中金は農林中央金庫法という法律に基づいて設立されている金融機関で、信濃連、つまり全国信用農業協同組合連合会を初め信漁連、森林組合連合会などの農林漁業団体を構成因休として、協同組合金融において全国的な資金の相互融通を図る組織としてつくられているものでございます。したがって、設立当初は政府の出資比率も高く、半官半民的な性格を強く持っている金融機関としての特殊法人でもございます。 農林中金の資料によりますと、五十三年三月末現在の法人出資者数、これは農協及びその連合会で五千二法人、漁協及びその連合会で二千……
○中川(利)委員 豪雪地帯というのは押しなべて過疎地帯でありまして、集落の防雪体制が極端に弱まっているわけであります。したがって、豪雪そのものが災害であるという認識があらゆる問題の前提に立たなければならないと存じます。この点につきまして、昭和五十六年二月二十三日にわが党の近藤忠孝参議院議員の質問に対しまして、当時の原健三郎国務大臣がこういう答弁をしているのですね。「その被害の結果だけでなく、その豪雪の中に住んでおる、現に住んでおるんですからね、それは大変なことで、それ自体が災害である、」つまり豪雪即災害だという認識をはっきりさせたわけでありまして、そういう立場から、あらゆる対策が現行法の中にお……
○中川(利)委員 きょうは造成宅地の軟弱地盤問題でお聞きしたいのでありますが、その前段に、国土、建設省に一通り聞いておきたいのは、宅地とは何なのか、宅地の定義についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 国土庁はどういう理解を持っていますか。
【次の発言】 宅地とは、今建設省、国土庁からお話をいただきましたが、単なる土地じゃないということが一つありましたね。それから住宅、そういうものを建てる、いわばその構造物が安全でなければならないというのは当然御答弁の前提にあることだと思いますが、そういう前提を置いて本論に入らせていただくのであります。
造成宅地の軟弱地盤問題、これはたまたま地震騒……
○中川(利)委員 六月九日付の南日本新聞によりますと、この前日の八日の午前、国会内で鎌田鹿児島県知事の桜島噴火対策陳情を受けた稻村さんのいろいろなお話が出ておるわけであります。例えて申しますと、「鎌田知事が噴火被害のひどさを説明すると、いちいち大きくうなずき「今回はひどい。政府も本腰を入れないと。地震が予知できる時代に、噴火が予知出来ないはずはあるまい。予知体制等も含めて、被害を最小限にとどめる策を考える」と、歯切れのよい発言がポンポン。」と、大変結構であります。「揚げ句は「国土庁は予算を持たないといって、小さくなっていてはいかん。な一に、国土庁は、大蔵とか建設とか農水省とか、金持ちの下請け会……
○中川(利)委員 どうも御苦労さんでございます。全く素人でございますからあるいはピント外れになるかもわかりませんが、あらかじめ御了解いただきたいと思います。 まず、高橋参考人にお聞きするわけでありますが、小さいことで、来年、再来年、当面の日本の稲作はどうなるだろう。先ほど先生は、日本というのは地理的に非常に長い、ですから、いろいろばらつきがあるようなことを言っておりましたけれども、いずれにしても日本の稲作地帯と言えば、どう言っても東北や北陸ですね。こういうことを中心にして見た場合に、気象庁は、先ごろ、ことしの夏は短い、こういうような予報を出したようでありますが、同時に、先ほど浅井参考人が、い……
○中川(利)委員 ここに一冊の本がございます。「わだつみのうた」という本でございますが、これは昨年の五月二十六日、あの秋田県の男鹿半島加茂青砂海岸であっという間に十三名のいたいけな子供たちが波にのまれてしまった、その子供たちをしのんだ鎮魂の本でございますけれども、御承知のとおり、あの秋田沖地震の中ではそうした子供たちを含めまして百四名のとうとい犠牲者が出ました。あれから一年を超えたわけでありますけれども、秋田ではお盆を迎えようとしております。私は、あの子供たちや犠牲者の心からの冥福をお祈りするとともに、再びあのようなことはあってはならない、こういうことを念頭に置きながら、二、三の問題について当……
○中川(利)委員 時間の関係もございますから、簡単にお三人の先生に一問ずつお聞きさせていただきます。 まず初めに、浅田先生でありますが、先生の著書を私いろいろ拝見させていただいているわけでありますが、まず発想の転換がなければならないということを先生非常に力説されて、私非常に共感しているわけでありますが、例えば天気予報は、宇宙からひまわり衛星で見て、地上には豆をまき散らしたように観測所があり、気象庁職員五千人が携わっている。そして、百年の歴史がある。ところが地震は、ルーチンでやっている者は気象庁に百人くらいで、大学の先生を入れてもわずか二、三百人を超えないだろう。これではとても地震予知に、地震……
○中川(利)委員 政府は米の作況あるいは農業共済の基準収穫量を出すに当たりまして、統計情報部の一・七ミリの網目をベースにして割り出していますが、一方米の生産者、農家は、良質米づくりをやれという国からの働きかけだとかあるいは産地間競争などもありまして、大方は一・八ミリまたは一・八五ミリの網目でふるいにかけている、そういう実態がございます。そのためいつでも問題になるのは、政府がこれだけの米が生産されているはずなんだ、こう言いましても、農民の側からは、政府はない米まであると言っておるというぐあいに、政府の言う作況と農民が実感として受けとめる作況とのずれがございます。私はどっちの網目がいいか悪いかはと……
○中川(利)委員 三月五日の決算委員会で、私は、閣僚の資産公開問題に絡んで、稻村国土庁長官の地元石川県羽咋市にある自宅、事務所所在の土地の例を挙げて、その資産形成の過程に重大な政治的道義的疑惑があることを質問いたしました。 簡単にその内容を申しますと、今度の資産公開の中で事業用資産として非公開とされたその土地は、羽咋温泉稻村センター社長稻村佐近四郎氏が政治生命をかけて福祉の整備を図るという信頼と約束を基本前提として、昭和四十五年八月、当時の羽咋市長との間で売買契約書を取り交わし、払い下げを受けたものでありますが、しかし、福祉施設の整備拡充どころか、その後その土地の一部が二度にわたって切り売り……
○中川(利)委員 時間がございませんので、答弁は簡潔にお願いいたします。 外交文書の公開問題について総理にお聞きいたします。 おととい、第八回目の外交文書が公表されました。ところが、日米行政協定や日韓会談あるいは日華平和条約など当時の最重要案件を含む十一件が非公開になっております。この外交文書の公開、非公開の判断については、総理は当然外務省から報告を受け、了承されたものだと思います。 そこでお聞きするのでありますが、今回総理が非公開として了承した中に日米行政協定が入っております。総理はこの文書を非公開として了承したのはどのような理由なのか、明らかにされていただきたいと思います。
○中川(利)委員 まず初めに環境庁長官にお聞きいたします。 ことしは国際森林年でございますが、担当省庁は林野庁だということは承知しておってお聞きするのでありますが、地球的規模で森林の消滅と荒廃がどんどん進んでいることに対しまして、国連食糧農業機関。つまりFAOの理事会が昨年十一月に、人間社会は、世界の森林資源に対するこれ以上の損害とその荒廃を容認することはできない、こういう趣旨で国際森林年が設定されたものだというふうに聞いているわけでありますが、あなたは自然環境保全についての最高の責任者でございますので、本年のこの国際森林年に対する御所見を、簡単で結構ですからひとつお話しいただきたいと思うの……
○中川(利)委員 私は、三沢の米軍基地における核疑惑の問題を最初にお聞きしたいと存じます。 ここに写真がございまして、三沢の米軍基地の正面ゲートを入って滑走路へ行く途中、滑走路寄りのところに「ネーバル・エア・ファシリティー・ミサワ」、つまりこういう看板を掲げた米海軍の施設がございます。この施設の正面玄関を入りましてすぐのところに、今度はこういうまた新しい入り口がございまして、その右側に黄色い標識でEOAという看板、看板というか表示が出されております。 このEOAの表示の下には、「エマージェンシー・オペレーション・エリア」、つまりその頭文字がEOAになっておるわけでありますが、これは略して申……
○中川(利)委員 最初に、金の先物取引で問題になっております豊田商事の商法についてお聞きするのでありますが、今月の十八日に豊田商事の系列会社の一つである鹿島商事、そこの社員三名が警視庁及び神奈川県警によりまして逮捕されました。
そこで、警察庁にまずお伺いするのでありますが、鹿島商事の社員はどのような容疑で逮捕されたのか、このことを明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 今警察庁から御説明がありましたが、飯田橋の第一支店と横浜第二支店の社員が行った詐欺商法ですね、今の御答弁の中で共通しておることは、この支店のどっちの支店とも公務員を装っているということですね。いわば新宿区役所の職員……
○中川(利)委員 ロッキード事件の被告である田中元総理の退院問題について、まず法務大臣に聞きたいのであります。 この問題は、単に田中元首相が入院先の病院を抜け出したとか、あるいは病状がどうであったか、こういうことだけではなくて、これに派生する問題として要人警護のあり方や、入院先の病院長がうその発表を強いられたことや、あるいはいろいろな事情があるにせよ、こうしたうその発表に一部の閣僚や有力政治家が合唱に加わったことやら、非常に遺憾な問題が派生いたしておるわけでありますが、このような事態について法務大臣はどのようにお考えになっているか、まずお聞きします。
○中川(利)委員 特定郵便局の問題でお聞きするわけであります。 郵政省の資料によりますと、五十九年九月末現在、全国の郵便局の数は一万九千百二十七局、このうち一万七千八百七十七局が特定郵便局となっておりまして、全国の郵便局の大部分がそうです。いわば町の郵便局でありますが、特定郵便局は普通郵便局と違いまして、小規模で職員の数も少なく、局長を頂点とした家族的な雰囲気で仕事を行っているわけでありますが、同時に、この特定郵便局は全国津々浦々に設置されまして、郵政省の事業である郵便や貯金、保険の業務を通して地域住民と密接なつながりを持っております。国民の日常生活に深いかかわりを持つ郵政行政の業務を推進す……
○中川(利)委員 まず、通産省にお聞きするのでありますが、マルチ商法、連鎖販売取引とはどういうものかということであります。通商産業省の資料によりますと、「マルチ商法は、いわゆるネズミ講(全面禁止されています。)に商品販売を組合わせた販売形態であり、次々と新規の会員(販売員)を勧誘・加盟させながら組織を拡大させていくところから「ネズミ講式商法」とも言われています。」 この資料の中には、マルチ商法でなぜ被害が出るかということで、勧誘の際に、特異な成功例の引用や多大の利益が得られると信じ込ませる等不当な手段がとられる例が多いとか、一般的に商品は市価より高く、思うように売れないことが多いとか、加盟者……
○中川(利)委員 最初に大臣にお聞きするのでありますが、秋田県警本部運転免許センターを舞台にした免許証偽造事件は、昭和五十九年五月十八日に発覚して以来、翌未明主犯の三浦を含む三人の逮捕者を出したのを皮切りに、六月二十八日の捜査本部による事件終結宣言までに四十七人もの大量の逮捕者を出した。しかし、終結宣言後も関与していた者が出現し、七月二十一日、秋田地検はさらに四人を加える五十一人を一括起訴したなどと報道されているわけでありますが、まさしく秋田県警始まって以来の一大不祥事件といたしまして、全国的にも注目されたわけであります。 古屋大臣の前の段階、去年のことでありますから就任前でございますが、大……
○中川(利)委員 本日の質問に入ります前に、委員長と大臣にそれぞれ資料を準備してまいりましたので、御披見いただきたいと思います。 私、きょう、自動車の販売業界、とりわけ中古車販売、この悪徳業法といいますか、まさしく目に余るものがあると思うのですね。何とか商事の問題が今大きい社会問題になっておりますが、まさにそれなんか足元にも寄らないような、構造的に根が深い大変な悪徳ぶりだと思うわけでありまして、今お渡ししました資料の一枚目、自動車販売業界における悪徳商法の例として、その手口の種類並びにユーザーがそのためにどんなに年間被害を受けているか。例えば自動車重量税の二重取りだとか、自動車取得税の詐取だ……
○中川(利)委員 国立大学の学長や臨教審委員のあり方でお聞きするのでありますが、まず最初に外務省にお聞きいたします。
御承知の世界基督教統一神霊協会、いわゆる統一協会、あるいは原理運動と言っていますが、その教祖の文鮮明、韓国人でありますが、この方が昨年七月、アメリカで刑務所に収監されたわけであります。どんな理由で収監されたのか、外務省が把握しておりましたならばお答えいただきたいと思います。簡単で結構です。
【次の発言】 その際、アメリカで彼は、おれの方は宗教団体だから脱税には該当しないんだと、大分抵抗したのですね。しかし、アメリカは、最後は連邦最高裁でありますが、それを認めなかった。とんでも……
○中川(利)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でございますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの渡辺秀央君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、中村茂君が委員長に御当選になりました。
委員長中村茂君に本席を譲ります。
○中川(利)委員 私の質問のメーンテーマに入る前に一つだけ長官にお聞きしたいのでありますが、この冬の豪雪対策について、私のところにも新潟県だとか、あるいは選挙区の市町村長からたくさんの要請が来ておることは、除排雪の費用に対する特交措置ですね。同時に、特に市町村道の除排雪経費への特例補助を何とかやってほしい、こういう要望がたくさん来ておるのであります。雪国の苦労あるいはハンディ、そういうものを十分に認識して前向きの取り組みをひとつお願いしたいと思いますが、前段、大臣からこの面の御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、岩石の採取についてお聞きしたいのであります。
御承知のように、今……
○中川(利)委員 大都市の震災対策について、まずお伺いするのでありますが、国土庁は南関東地域地震被害想定調査というものを五十六年から始めまして、これは五十七年度末までを目途として実施することになっております。 南関東地域といいますのは、御承知のとおり、一都三県、つまり東京都、千葉県、埼玉県及び神奈川県にかかわる地域でございますが、このことは我が国の中枢部である首都圏の地震対策にとりまして極めて重要であると思うわけでありまして、その点につきましては行政管理庁の五十七年九月の勧告の中でも、国土庁では昭和五十六年度から南関東地域における地震被害想定調査を実施しておると大きく評価をしておるだけでなく……
○中川(利)小委員 水銀等による水産動植物の汚染に係る被害漁業者等に対する資金の融通に関する特別措置法案に対しまして、共産党の見解を申し述べてみたいと思います。 もともとこの問題については、あの深刻な水銀汚染、PCBその他によって受けた漁民の被害をどう早急に回復するか、救済するか、こういう趣旨でありまして、角屋小委員が出されまして以来、わが党はそれなりに漁民の立場に立って問題をより深め、より手が届くようなかっこうで修正案を出したわけであります。 その趣旨といたしましては、これは融資というよりも損害の代払いだ、こういう前提に立ってその性格づけを試みたわけであります。その中身は、たとえば先ほど……
○中川(利)分科員 私は稲の単作地帯として知られる秋田県の選出でありますが、ここではまた、出かせぎの日本一、こういうありがたくない名称もちょうだいいたしておるわけでございます。そこでの特徴は、何よりも百姓ではままが食われない、めしが食えない、こういうことから、半年もの間、あるいはそれなりの期間、家族や妻子と別れて、災害や自分の健康のことやらいろいろなことを心配しながら都会へ出て労働しておる、こういうことでありますが、一方残された農村を見ますと、過疎と荒廃が進行しまして、秋田県の中でも、六十九町村がありますが二十一市町村がすでに過疎指定を受けておる。出かせぎの悲劇もあとを断たない。それだけではな……
○中川(利)委員 出かせぎ農民は四月十五日に帰らなければ、種もみを準備したり、土起こしをしたり、苗しろをつくったり、そういうことができないわけですね。今度の法案が成立することによって、この出かせぎ農民が失業保険の受給資格を持つためには、この方々はいつごろふるさとを出発しなければならないのか、お教えいただきたいと思うのです。
【次の発言】 私は頭が悪いからもう一回聞くのですが、四月十五日前後に帰らなければ農作業の準備ができない、この方々がこの新法で失業保険をもらうとすれば、ふるさとから何月何日に出れば初めてその資格になるのか、このことを聞いているのですから……。あなたはあまり回りくどく言わないで……
○中川(利)分科員 私は、公立小中学校の統合の問題についてお聞きをするわけでありますが、三十一年の通達に比べまして、昭和四十八年、昨年の九月二十七日に出した通達によりますと、これまでの小学校、中学校の統合合併について、いろいろな留意事項がついているわけですね。たとえば、「学校規模を重視する余り無理な学校統合を行い、地域住民等との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることは避けなければならない。」こういうことが書いてあるわけでありますが、このことは、そういう留意事項、つまり避けなければならない事項がたくさんある。そういうふうな状態に該当する場合は、学校統廃合をしないのだ、やめるのだ、……
○中川(利)委員 四先生に順番に一通りお伺いしますので、それぞれお答えいただきたいと思います。 まず金森先生でありますが、先ほどあなたは、消費者教育の問題につきまして、行政主導型の消費者教育というのはとかく消費者を甘やかし過ぎる、そういう問題があるのだ、こういう御発言をされましたが、ひとつその具体的な中身として、行政主導型の甘やかしの問題点といいますか、どういうことがあるのかということについて、まずお伺いしたいと思います。 それから二番目には川上先生でありますが、最近のインフレ、物価高につきまして、一般に政府・与党の人々の言うことは、主にその要因を海外要因説といいますか、外国の油の問題なん……
○中川(利)分科員 まず、林野庁長官にお伺いしますが、木材業、特に製材業者の不況の実態につきまして、林野庁が不況業種に指定をしたわけでありますが、この裏づけと、しからば今後一体いつごろどうなるか、こういうふうな見通しなんかにつきましても、ひとつお聞かせいただければありがたいと思います。
【次の発言】 それでは、通産大臣にお伺いいたしますが、いまお話しありましたように、木材業界、木工業界が異常な不況だ。そこで不況業種に指定されているわけでございますが、そういう指定されたということにふさわしい措置が、通産行政の中にとられているのかどうか、この点について、通産大臣の所見を聞かせていただきたいと思いま……
○中川(利)分科員 国際エネルギー機関、IEAでの石油火力の建設が原則的に禁止になったわけでありまして、日本はそれに見習った、こういうことで、わが国は石炭火力を検討するという本格的な大規模な発電が、あなたの選挙区であるところの、そしてまた私の選挙区でもありますこの能代石炭火力発電所だと思いますが、この点はどうですか。
【次の発言】 つまりわが国最大規模の石炭火力発電所が能代石炭火力発電所としていま検討の俎上に上りているわけでありますが、大臣は先ごろ、去年の十一月でしたか、ふるさとへ帰りまして記者会見した席上で、秋田湾の開発などに含めまして悔いを後世に残さない、そういう開発をすべきだと思う、こう……
○中川(利)分科員 秋田県には昼間の定時制があるということを大臣は御存じですか。
【次の発言】 つまり、定時制課程というのは普通は夜だというふうに理解されがちでありますが、秋田県の特殊事情からして、たとえば農繁期には一定期間休む、こういう生徒のために、非常に前向きな施策として出された昼間定時制構想だったわけです。ところが、いまは農業自体にもそういう問題がなくなりまして、全くこの課程の生徒たちは全日制の皆さんと同じに学ぶ条件があるわけですね、昼間の定時制ですから。同時に、定時制は四年ですけれども、この昼間の方々は三年課程で高校卒業単位を履修する条件にあるということも同じことなわけですね。ただ、残……
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