このページでは栗田翠衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。栗田翠衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○栗田委員 私は静岡県の駿河湾におきます水銀汚染の問題できょうは質問させていただきます。 六月八日に駿河湾でとれた魚の水銀汚染状況を環境庁が発表されしました。新聞発表でございましたが、その内容というのはたいへんショッキングなものだったわけです。これが四十七年の十月に清水、沼津、御前崎沖それから伊豆半島などの魚市場に出荷されたイナダ、カサゴ、カンパチ、ムツ、カレイ、この五種二十検体を神奈川県の公害センターで調べたところが、総水銀の検出量もメチル水銀の量も同時期の有明海より高かったという結果が発表されました。第三水俣病の出ました有明海よりも駿河湾のほうが水銀汚染がひどいというような結果が出て、県……
○栗田委員 文部大臣に伺いますが、文相は今度就任されて以来たびたび御自分の抱負として、荒れた教育環境を正していくということをおっしゃっております。私も、私を選出しましたたくさんの父母、教師の人たちから、いまの教育環境を正してほしいというたいへん切実な要求を託されてきております。 それで、きょうは国会で初めての質問でございますから、この中で特にいまおとうさん、おかあさんたち、先生たちが最も切実に感じている問題について、二、三質問させていただきたいと思うわけです。 まず、最初の一つの問題ですけれども、これは行き届いた教育を保障するという点です。いま母親たちにとって一番ショッキングな問題として語……
○栗田委員 それでは御質問いたします。 この国庫負担法改正案を拝見しましたけれども、確かに公立小学校の屋体の負担率とか、それから人口急増地の小中学校の校舎建設の負担率は多少引き上げられております。ところで、いまこの引き上げが、ほんとうに部分的なものでありまして、私が地方の実情などを実際に行って調査してみた中では、実際にはこの程度の引き上げではとうていほんとうに学校建設も十分にやっていくことができないという実態が、ごろごろところがっているわけなんです。地方自治体は、そのために超過負担をはじめとしまして、いろいろな形での負担を負って非常に苦しんでおります。それからもう一つ、そのことによって子供た……
○栗田委員 この免許法の一部改正案というのは、あまり重要な法改正だというふうに考えられておりませんで、私もそう思っておりました。ところが、この中身をいろいろと調べてみましたところが、今度の改正というのが非常に重大な、戦後の免許制度を抜本的に変えるような性質を持っているということがわかったわけです。その一番中心部分になっていると思いますのが、十六条の二の一項と二項の改正点でございますが、特に十六条の二の一項の問題でまず質問させていただきたいと思います。 これは、新しく教員資格認定制度を置くということが十六条の二の一項に改正として出されているわけでございますけれども、学校の段階について特定の規定……
○栗田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、教育職員免許法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行ないます。 国民が今日、学校教育に求めているものは、憲法、教育基本法に示されているように、何よりも青少年が、社会と自然についての基本的な事実、基本的な法則を正しく知り、真に自主的、批判的にものを考え、社会の主人公として行動できる能力の基本を身につけ、すこやかに成長することであることは、言うまでもありません。国民の負託を受けて、教師がその責務をりっぱに果たすためには、幅広い教養と深い学問、豊かな情操を身につけ、真理、真実のみに従い、教材や教育計画の決定をはじめ、教育活動を自主的、創造的に……
○栗田委員 私は同法案の一条に関しまして質問させていただきたいと思います。
まず、この一条の中に共同利用研究機関を置くということが書かれております。この共同利用研究機関、高エネルギー物理学研究所その他になっておりますけれども、かつて昭和四十六年第六十五国会で、この高エネルギー物理学研究所が発足するにあたりまして、国立学校設置法の一部を改正する法律案がやはり審議されております。このとき研究所の職員に教育公務員特例法を準用すべきであるという主張をめぐりまして論議がされておりますけれども、このことについては御存じでいらっしゃいますね。
【次の発言】 このときの論議の中心点はどういうところだったでし……
○栗田委員 国立学校設置法等の一部改正案第二条以下について質問させていただきます。 まず最初に大臣に伺いますが、今度の新しい筑波大学に盛り込まれております改革構想につきまして大臣は幾度か言及されていらっしゃいます。たとえば、この前の六月六日の嶋崎委員の質問の最後のときに、こうおっしゃっていられました。いまの大学のあり方に対しては学生の不満がかなりある、この不満を解決していくために各大学は努力しているが、不幸にして、これまでに改革案が出てきたのは東京教育大学だけであった。東京教育大学が困難な中からまとめ上げられた改革案を実現させていきたいということで今度の改革が出てきたのであるということをおっ……
○栗田委員 先生方お忙しいところを御足労いただきまして、たいへんありがとうございます。私、共産党の栗田翠でございます。 きょういろいろ伺わせていただきます一番中心の趣旨は、私どもも大学が建設的に改革されていくということには大いに賛成しているものでございます。ただ、今度の筑波大学建設の問題いろいろ調べてみましたところが、東京教育大学の御意思が十分に反映されていないのではないかということを、私はその調査の中でいろいろ疑問に感じております。特に文部省側は、東京教育大学で練り上げられた構想を基礎にして、教育大学の自主改革のその意思を大いに尊重して今度の新構想を出したのであるということが繰り返し述べら……
○栗田委員 私、共産党の栗田翠でございます。 加藤先生に一言だけ伺いたいと思いますが、先ほどおあげになりました三月十五日の筑波大学についての国大協の御意見の中で大学運営協議会が出しました問題点というのがありますけれども、ここで一般法の改正の問題に触れておりまして、一般法の改正についてはなお慎重を期し、他大学の改革の機の熟するのをまってより広い見地から検討すべきではないかというふうな御意見があると思います。この一般法の改正はまだ時期尚早であるというふうにここでは読めるのですが、国大協の御意見がどんなふうになっておりますのか、もう少し詳しく伺わせていただきたいと思います。
○栗田委員 かなり前の質問者の方とダブる点もありますので、そこらは整理しまして簡潔に質問させていただくことにします。
まず最初に、文部大臣に伺いますが、本改正案の提案理由の中でこういうことがおっしゃられております。「本共済組合が行なう給付については、国公立学校の教職員に対する給付の水準と均衡を保つことをたてまえとし、逐次改善が進められ」努力されているということを言っていらっしゃいます。この均衡を保つという状態ですけれども、どのような状態を目ざしていらっしゃるわけでしょうか。具体的に伺わせていただきたいと思います。
【次の発言】 今回の改正によりまして、私学共済組合の既裁定年金の最低保障月額で……
○栗田委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出予算三案に反対し、野党四党共同提出の予算撤回と編成がえ動議に賛成するものであります。 まず最初に、きょうの総理の四党共同要求に対する答弁は、いままでの予算審議についてほとんど考慮を払わない当初の答弁の繰り返しであり、何の誠意も見られないものです。 外為市場が今週も閉鎖され、通貨危機をはじめとして、商品投機その他、国民生活の不安がますます深刻になっているこの時期に、このような答弁をするとは、全く許しがたいことです。 私は、日本共産党・革新共同を代表して、強く抗議いたします。 さて、いまわが国は、国際通貨危機の深まりの中で、政府の誤……
○栗田委員 私も引き続きまして伊豆沖地震の問題について質問させていただきます。 私は災害の発生しました当夜、九日から十日まで最もなまなましい状態を視察させていただきました。また、十四日の院の調査にも参加しまして、現地の惨状をまのあたりに見てまいりました。すでに幾人かの方たちからの御質問にお答えがありましたので、ダブる部分は省かせていただきますが、まず最初に、地元の要求を中心とした民生安定に対する国の施策について伺うことにします。 南伊豆町は局地激甚災が適用されるということはほぼ確実だというお答えでございました。ただ、これがこのとおりやられますと来年二月ごろに適用になるということでもあるわけ……
○栗田委員 私、関連して質問させていただきます。 私は、静岡県の最も代表的な温室園芸でありますメロンの実態を調べ、それから、また、静岡県下で東洋一の漁港を持っております焼津へ行きまして、その遠洋漁業の実態を調べてまいりまして、今度の石油危機がどんなに農漁業に大きな影響を与えているかということをあらためて思ったわけでございます。そこで、いま、当面、農民、漁民にとって緊急の石油を手に入れる方策としては石油あっせん相談所があるだけでございます。ですから、これが非常に期待されているわけなんですけれども、この問題について伺いたいと思いますけれども、通産省がまだおいでになっていないようですので、まず、こ……
○栗田委員 大臣は今度の所信表明演説で、「養護学校の義務制を昭和五十四年四月一日から実施することといたしましたが、今後は計画的に実施の諸準備を進めるとともに、」云々ということで「きめこまかな努力を傾けてまいる所存であります。」と障害児教育の問題について述べていらっしゃいます。私はきょう、この五十四年養護学校の義務化の問題に伴って、障害児教育の問題でまず質問させていただきたいと思います。 五十四年に義務化をするという問題については、昨年の暮れ十一月二十日に養護学校の設置義務とそれから就学義務をきめる政令が出されて、かなりはっきりしたものになってまいりました。いままでこの問題は幾度も幾度も繰り返……
○栗田委員 おとといに引き続いて質問させていただきます。 障害児問題のことについての引き続きの質問ですが、最初に、先日伺いました養護学校建設の数字がどうも私、ふに落ちませんので、その点だけあらためて伺わせていただきたいと思います。 先日のお話ですと、安嶋局長がおっしゃいましたのは、昭和四十七年に十七校建っている、四十八年に三十二校建っているというお返事でございました。ところで、私の持っています資料で、これは文部省の初等中等教育局が出しました「特殊教育資料」、昭和四十七年度の資料の一六ページを見ますと、養護学校、国公私立全部を含めたものの数が本校で二百二十九校、分校で五十七校、四十七年度にあ……
○栗田委員 私は、今度の国立学校設置法によってつくられます三つの医大の参与の問題を最初に伺います。 これはいままでの審議の中で幾人かの委員の方が質問していらっしゃいますが、去年の筑波大学法案の審議の経過もありますし、この参与が置かれるということがいま非常に大きな世論を呼び起こしておりますので、この内容をはっきりさせていくということはやはり国民に対する責任だと思っております。 それで、まず伺いますが、先日以来の御答弁の中で、この参与というのは筑波大学に置かれている参与会とは別のものであるということを幾度かおっしゃっておりますが、そのとおりでございますね。
○栗田委員 私は、まずこの定数の標準法の中で、学級編制基準について、その第三条にかかわる問題で伺いたいと思います。 先日、馬場委員の御質問に対して大臣が、四十人にクラス編制を下げるということは検討課題であるというふうにおっしゃっていました。私などは、いままで四十五人を四十人にすることの教育上の効果ということについては、もうみんな意見が一致しているけれども、その他のいろいろな事情で、施設だとか教員養成だとかいろいろありますが、それでできないでいるのだろうとばかり理解しておりました。ただ、大臣は検討課題だとおっしゃっておりますが、教育上の効果についてもまだ検討課題が残っているのでしょうか。その点……
○栗田委員 私は、浜岡原発の問題について質問いたします。
八月十三日から試運転を開始しておりました浜岡の原子力発電所で、十月の下旬に異常が発見されて、いま運転をとめて調査中になっているはずでございます。まず、ここで起こりました異常というのはどんな異常だったのか、またどのような検査によって発見されたのかということをお答えください。
【次の発言】 バイパス配管の溶接部だけを検査されたのは、どういうわけでしょうか。
【次の発言】 アメリカのドレスデンの事故などの原因になっているものは、応力腐食割れであるというふうに聞いておりますが、そうですね。
○栗田委員 先ほど国土庁長官が、国土が守られていないから災害が起こるということをおっしゃっていましたが、私も今度の八号台風の災害を見ましてまさにそのとおりだということを感じております。私自身静岡市にあの日におりまして、午前零時ごろ腰までつかる水の中を家へやっと帰りました。その翌日から調査に入りまして、委員会の調査にも参加させていただきましたし、またその前後県下百カ所近くにわたって視察、調査をしまして、被害の深刻さというのをあらためて感じております。 今度の静岡県の被害の特徴を見ますと、まず第一が中小河川のはんらん、堤防決壊による被害、もう一つが山くずれ、がけくずれ、鉄砲水などによる被害が大体……
○栗田委員 私は、七月七日の第八号台風の被害のあと始末について、関連という形で質問させていただきます。 これは、そのあとどのようにこの災害は自治体財政を圧迫しているかということ、国の補助の制度などが不備であるために市が単独でどれだけ負担していなければならないかという、そういう問題についての質問でございまして、静岡県の清水市を例にとりますけれども、これは一清水市の問題ではなく、静岡県全体の問題でもあり、また全国共通の問題だし、八号台風ばかりでなくて、その他の災害にも共通する問題だと思って、そのような観点で質問させていただきます。 まず清水市の場合ですが、この市の一般会計総額は今年度百五十八億……
○栗田委員 たいへん長くなりましたが、最後の質問者としまして、あと二、三伺わせていただきます。
先ほどから東海沖地震のことを、しばしばお話くださっておりますが、特に東海沖地震について、二月二十八日に東海地域が観測強化地域というふうになりました。特定地域から特に強化地域になりましたその辺の理由、根拠、地震の起こる可能性というものについて少し詳しく伺いたいと思いますが、宇津先生よろしくお願いいたします。
【次の発言】 重ねて宇津先生に伺いますが、この遠州灘沖地震が起こった場合に予想される地震の規模なんですけれども、どのくらいになるかということや、それからたとえば震源地から百キロメートルくらい、二……
○栗田委員 十月二十一日の朝日新聞を見ますと、第三次の教員給与一〇%アップは来年度は予算化見送りという記事が出ております。これは大蔵省方針で、春闘へ自粛の姿勢を示しているのだ、こういうことになっておりますけれども、まず大蔵省に伺いますが、これはほんとうでしょうか。
【次の発言】 七十二国会で人材確保法が成立しましたあの経過は、最初はいろいろ心配な問題もありまして、論議がされましたけれども、最後には文部省とそれから日教組との話し合いを背景にして、全会一致で修正案、それから附帯決議が通過したと思います。
そこで、文部大臣に伺いますけれども、あの論議の中でもいろいろ言われておりましたけれども、たと……
○栗田委員 私は、故紙再生業であります中小の製紙工場が、排水またはスラッジなどでPCBの問題がいま出ておりまして、その問題について伺いたいと思います。 二月三日に水質汚濁防止法の排水基準を定める総理府令の一部が改正されました。これはPCBの排水基準が〇・〇〇三ppmというふうにされました。ですが、この府令の附則によりますと、「古紙を主原料とするちり紙及びトイレットペーパーの製造を行っているものに係る排出水については、この府令の施行の日から起算して一年を経過する日までは適用しない。」こうなっておりまして、つまり一年間の猶予期間があるわけですけれども、こういうふうになりました理由はなぜでしょうか……
○栗田委員 私は、いま全国の銀行で働く女子行員の労働条件の問題を伺おうと思います。 皆さん方、昔紡績いま銀行という言葉があるのを御存じでしょうか。昔紡績と言えば、これは女工哀史で有名な過酷な労働をあらわしておりますけれども、そういう過酷な労働条件がいま銀行の中にある、こういうことなんです。 実際、最近の高度成長政策の中で銀行資本というのは非常に大きく成長しましたけれども、特に機械などがどんどん導入されている中で、それに見合った銀行員の数というのがふやされておりません。特にこれは地方銀行を見ますとひどい状態ですが、一例として静岡銀行を挙げてみますと、一九六七年から七四年までの七年間、預金残高……
○栗田委員 私は、きょうはマグロ、カツオ漁業をめぐりまして、特にこれに関して輸入の問題などでいま大変大きな問題になっておりますので、こういうことを質問させていただきたいと思います。 先日も、たしか三月十四日でございましたけれども、清水港で外国船水揚げ阻止全国カツオ・マグロ漁業者大会というのが開かれております。また、きょうも日鰹連の主催で同趣旨の全国の総決起大会が開かれているわけです。いま韓国それからパナマの籍を持ちましたいわゆる外国船、これがカツオ、マグロの輸入を非常にしていまして、このことが問題になっているわけです。 そこで、まず水産庁に伺います。外国人漁業規制法の第一条を見ますと、「わ……
○栗田委員 私は、きょう、お茶の問題について伺います。 いま、世界的に農産物の生産が需要に対して足りなくなるんじゃないかということが言われるようになりまして、国内で自給できるものはなるべく自給率を高めるべきだという声が一般の世論になっております。これは当然なことだと思います。それで、農林省もそう考えていらっしゃると思うのですが、特にきょうはお茶の問題ですが、日本の緑茶というのは、世界的に見ても大変品質がよろしいし、国内では需要も大層高く、歴史的にも輸出産業であるわけでございます。言ってみれば、日本の特産物というふうに国際的に言えるのではないでしょうか。こういうお茶をできる限り一〇〇%国内で自……
○栗田委員 きょう私は、最初高等学校の教育の問題について伺いたいと思います。 三木内閣が成立して以来、三木総理もまた永井文相も、教育を特に施策の中で重視するということを言っておられます。特に、文部大臣の所信を先日は伺いましたけれども、これを拝見いたしますと、いわゆる新制高校、高等学校の教育について余り触れていらっしゃらないと思うのです。これは後期中等教育の非常に重要な部分をなしておりまして、いわゆる六・三・三制、初等中等教育の最後の完成ともいうべき部分が高等学校だと思うわけです。これについて余り触れておられないように思うのですけれども、文部大臣は、この高等学校の教育ということをどのように位置……
○栗田委員 私学共済法の改正につきまして、かなり前に質問された方とダブる点がありますから、その辺は割愛しながら伺うことにいたします。 最初に私が問題にしたいのは、これは毎年毎年国会で改正されておりますが、そのたびに附帯決議がついております。七十一国会でも、また七十二国会でも大体同じ中身で短期給付の国庫補助の問題、それから長期給付百分の二十にせよという問題、それから給与スライドの問題、毎年ついているわけなんです。毎年つきながらこれが実行されていないという、ここのところが大体第一に大変問題だと思います。附帯決議を一体どう見ておられるのか、こういうことがあるわけなんですね。ここを、まず私はその姿勢……
○栗田委員 共産党の栗田でございます。 時間の関係がありますので、幾つかの質問をまとめてさせていただきます。 まず伊藤先生に伺いますが、先ほどのお話の中で、今度の改正とも関連しまして、特に連合大学院の構想との関連でお話しくださいましたが、修士を終えた人の入れる博士課程、大学院の道を開くということをおっしゃっておられました。今度の大学院設置基準の制定を見ますと、修士課程と博士課程の目的というのがはっきりと分けられておりますけれども、こういう状態の中で果たして修士から博士課程への道が開けるかどうかという辺のお考えをひとつ伺いたいと思います。 それからもう一つは、大学設置審議会が幾つかの報告や……
○栗田委員 私は、きょうは、準要保護児童、生徒の就学援助制度について伺います。
まず最初に、いわゆる生活保護世帯よりもやや所得の多い、しかし準要保護と言われている世帯の児童生徒にこういう制度を置きましたその精神は、どういうところから出てきているかということを伺います。
【次の発言】 それでは、この準要保護世帯の基準なんですけれども、この上限はどんなふうにして決めているのでしょうか。
【次の発言】 文部省はここ数年、この就学援助費などについて研修をやっていると思います。いつごろからそういう研修を始めたかということと、それからいまおしゃいました基準というのは、その研修の中で恐らく指導上出されてい……
○栗田委員 私、先日質問しました準要保護児童の問題、いわゆる就学援助費の問題の補足的な質問をさせていただきます。 時間がありませんから、もう前置きは抜きにして中身に入りますけれども、この間伺いましたときにも、この準要保護児童生徒の家庭の認定の手続は市町村に任せてあるというふうにお話しになったと思います。直接教育委員会に父母が申請して認定する場合とか、それから学校が書類を父母に渡し趣旨の説明をして、父母がそれに書き込んで学校に出すといったような形とか、いろいろあると思いますけれども、一般的に全国で行われています認定に至る手続は大体どんなケースがあるのですか。
○栗田委員 いま八月は概算要求の提出の時期でございますが、当然文部省としても文教関係のさまざまな検討をされておられると思います。この中で、私ことしの三月に、七十五国会の中で高校増設問題を質問しております。このときに、全国の高校増設の要求の高まりや、また非常に困難な現状なども、いろいろ現状も出してお話しをいたしまして、それで大臣も、高校増設に国の補助金をつけるという問題について、非常に重要な課題として検討していくということをたしかお答えになったと思います。 それで伺いますけれども、その後どのように検討され、またいまの要求の時期に向けましてどういう態度をお決めになっていらっしゃるでしょうか、それ……
○栗田委員 去年の七夕災害で静岡県は大変大きな被害を受けておりますけれども、またことし十月七日、八日の豪雨で被害を受けております。 去年は、あの七夕災害は激甚災に指定されたような大災害でして、死者四十三名初め全半壊の家が二千七百六十五戸、床上、床下浸水で七万五千戸以上という大被害でございました。金額で千二百四十六億数千万円という被害を受けているわけです。ことしの被害はそれに比べれば規模としては小さいものですけれども、しかしやはり死者六名、全半壊の家屋をたくさん出し、浸水家屋も非常にたくさん出ておりまして、七十六億三千五百万くらいの被害を出している。言ってみれば、毎年毎年雨が降るたびにこのよう……
○栗田委員 いま法制審議会で民法の改正問題が論議されておりまして、それが民間でも大きな関心を呼んでいろいろ論議になっております。また、ことしは国際婦人年であったということで、例年になく婦人問題がよく取り上げられていたと思います。婦人年はもうあと一カ月足らずで終わりますけれども、婦人年でないからといってそれがとまるわけではなく、本来婦人の実質的な平等の権利を保障していくということを法制上、行政上もますます努めていかなければならないときだと思うわけでございます。 ところで、民法ばかりでなくその他のいろいろな法規なども洗ってみますと、これはかなり男女平等の権利を侵すものではないかとか昔の家夫長制の……
○栗田委員 国連大学に関する協定について質問いたします。
この国連大学が日本に設置されるについてのいろいろな特権、免除が協定や条約などでも決められておりますけれども、出入国に関して、国籍による差別は当然ないものと思います。さてこの問題について、それでは日本と国交を樹立していない国の関係者が出入国する場合にどのように扱われるかということをまず伺います。
【次の発言】 国交を樹立していない国でも同じ扱いだということでございますね。
【次の発言】 それでは、たとえばPLOのような非政府組織がありますけれども、こういうところの出入国についてはどうでしょうか。
○栗田委員 私は、七月十日から十二日にかけて起きました集中豪雨での静岡県の被害をめぐって質問いたします。
伺いたいことはたくさんありますので、私もなるべくまとめて伺いますが、お答えはぜひ簡潔にお願いいたします。
まず最初に伺いますが、被害の復興ということで、何といっても予算問題があります。補助金の見通しなど、やはり地元から強い要望がありますが、全国激甚災の適用の見通しはいかがでしょうか。
【次の発言】 局激のことをいまおっしゃいましたが、伊豆などの、特に河津、下田、松崎それから南伊豆町、ここで局地激甚災適用の見通しはどんなふうになっておりますか。
○栗田委員 大臣に伺いますが、大臣は、今度の主任の制度化の目的としまして、学校の管理、運営の二本の柱の調和をとって、管理面だけが強調される中で起こるきしみをなくすものであるということを言っておられました。それから、きょうの所信表明を伺いましても、「調和のとれた学校運営の実現を目標」とすると言っていらっしゃいますが、この目的でやっていらっしゃるのだと思います。 ところで、それでは本当にきしみをなくしていくためにどうしていったらいいかということですけれども、それは何といっても、やはり管理者と現場の先生たち、父兄の方たちが十分に新しい制度について納得し、冷静な討議を重ね、実態に即した対応ができるよ……
○栗田委員 きょう私は、高校増設問題について主に伺おうと思いますが、その前にひとつ大臣に伺っておきたいことがあります。 いま、ロッキード疑獄をめぐりまして国民に大きな波紋を投げかけております。税金の申告期になって、税金の申告をするのもいやになったとか、そういった意味でのさまざまな声も上がってきておりますけれどども、また、子供たちの中にも大変影響があるのです。 私のところへ寄せられる電話とか投書などを見ても、テレビを見ていて、あの証人の証言の現場を子供にどう説明してよいかわからないという親の声がずいぶんあります。そればかりでなくて、各方面からの先生方から伺うのですが、子供がうそをつくことを平……
○栗田委員 それでは、高専問題で二点ほど関連の質問をさせていただきます。
一つは、教宮の昇任問題なんですけれども、いま国立高専の教官の昇任について審査をしている機関はどこでしょうか。
【次の発言】 いまお答えのありました文部省内にある選考委員会、学識経験者が担当していらっしゃるということですが、どんなメンバーで、何人くらいがやっていらっしゃいますか。
【次の発言】 ただいま基準についても高専設置基準でやっておるというお話でもありましたけれども、こういう中でも業績判断というものは当然入ると思うのですけれども、それはどんな中身でやっていらっしゃいますか。
○栗田委員 就学援助の制度について、私は去年の七十五通常国会でも二回質問しております。そのときに、この制度を実際に適用していく中で現場ではいろいろな問題が起こっているということを申し上げて、またそれに関係する調査もお願いしてまいりました。その中の一つに、文部省がいままでいろいろとこの実施について指導していかれるに当たりまして、担当者の会議などで研修をやっていますけれども、所得均等割りの階層を所得の面から言えば準要保護と見るのが妥当であろうといったような見解がおおむね出されていたと思います。それについて、そうしますと生活保護基準よりも低いところでも所得割りになるような地域が出てきて矛盾があるとい……
○栗田委員 私は、主任の手当と人事院勧告との関連について質問いたします。
まず最初に、人事院に伺いますけれども、人事院は勧告に当たりまして主任手当という制度を新設されるおつもりでしょうか。
【次の発言】 三月一日からの実施ということを文部省は言っておられまして、勧告も少なくとも三月半ぱには出さなければならないと思うのですけれども、主任手当という制度になるかどうかまだ決まっていないということでございますが、文部大臣に伺いますけれども、大臣は主任を制度化するということを省令化されました。いままでも全国の学校には主任というのがありましたけれども、それは制度化はされていなかったわけです。これに手当を……
○栗田委員 私は、地震対策について質問させていただきます。 遠州灘沖地震が問題になりましてから、二年前から東海地方は地震の観測強化地域に指定されておりますが、最近、この遠州灘沖地震よりももっと陸寄りに震源地があるのではないかというような学説も出始めました。場合によっては、すっぽり駿河湾内が震源地になって、静岡市、清水市など都市部を初め駿河湾周辺からその他、マグニチュード八ぐらいの地震がいまにでも起こるかもしれないという説が出ております。たしかきょうも午前中学会で、東大の石橋助手がこの学説の発表をしているはずでございます。 さて、この説の評価については、これからいろいろと研究もされ、固められ……
○栗田委員 私も引き続いて地震の問題で質問いたします。 前回の十月八日に私はすでに駿河湾地震の問題でいろいろ伺っておりまして、その中で感じましたことは、これだけ地震がいろいろと取りざたされているのに、予知体制も防災体制も非常に貧弱なものだということを感じたわけでございます。特に駿河湾地震がもし起きたとすれば、静岡県ばかりでなくて東京都を初めとする首都圏にも大きな被害があるでしょうし、新幹線網、そして高速道路網などずたずたになれば、その影響も非常に大きいわけで、これは全国的な問題として考えなければならないというふうに思います。 まず最初に、地震の予知を強めていくための観測網の強化のことですけ……
○栗田委員 私は、最初、障害児教育の問題について質問させていただきます。 五十四年からの養護教育の義務化についてはすでにいろいろと論議もされておりますし、私自身も、第七十二国会でもこの問題を取り上げて、二回にわたって質問しております。それで、この問題で永井大臣にお伺いするのは初めてですけれども、五十四年からの障害児教育、養護教育の義務化という問題は、憲法や教育基本法に保障されています、すべての国民にひとしく教育を受ける権利を与える、これを国が保障していくという立場に立ってやられていくものだと思いますが、まず、この問題についての大臣の理念と御抱負を最初に伺いたいと思います。
○栗田委員 それでは、関連して質問させていただきます。
教科書の無償制度を有償化するという問題ではすでに午前中も討議がありまして、大臣も十分努力をするとお答えになっていらっしゃいますので、私は、十分努力をなさるその中身についてもう一歩踏み込んで伺いたいと思います。
改めて伺いますが、この教科書の無償制度の趣旨の基本はどこにあると大臣はお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 ちょっと大臣のお答えが私の伺ったことと違っておりますのでもう一度言いいますが、無償の制度がつくられた趣旨ですね。教科書が無償にされたという、その趣旨の基本はどこだとお考えかと伺ったのです。制度の趣旨でございます……
○栗田委員 私は、先日二月五日の予算委員会分科会で富士ライオン・サファリの問題を取り上げましたけれども、きょうはその内容を続けて質疑をさせていただきたいと思っております。 富士ライオン・サファリの建設、開園をめぐって、地域の住民の皆さんが何に不安を感じていらっしゃるか、またどんな問題点があるか、未解決の問題も数々多くあるということなどについては先日私は申し上げまして、大臣もすでにお聞きくださったはずでございます。富士山の自然の保護ということは、これは全国民の願いであり、特に私は静岡県民でございますから、美しい富士の姿と富士山ろくの自然を守っていくということについてはことさらの要求を持っており……
○栗田委員 私は、東海地震に関係をいたします地震問題について質問したいと思います。
まず初めに国土地理院に伺いますけれども、国土地理院が出しておられます「地震予知連絡会会報」というのがございますね。その一九七七年発行の第十七巻に収録されています駿河湾一帯の水平ひずみに関する図が、ことし二月の第二十三巻では訂正をされている事実があると思いますが、そのとおりでしょうね。
【次の発言】 これは一体どのような誤りだったのでしょうか。
【次の発言】 この水平ひずみに関する地図は、東大の石橋助手のいわゆる東海地震説の中で、あす地震が起きても不思議ではないという地震の切迫性を論じた学説がありますけれども、……
○栗田委員 ことしは養護教育義務化二年目の年でございます。それからまた、来年は国際障害者年と決められておりますので、まず初めに、私は、障害児教育の問題について伺いたいと思います。
その初めに厚生省に伺いますけれども、一九七五年国連で障害者の権利宣言や決議が行われておりまして、そして国連の決定として来年からの障害者年がすでに決められております。それに向けてどのような準備や取り組みがされておりますか、伺いたいと思います。
【次の発言】 いま参加と平等とおっしゃいましたが、障害者がハンディキャップを克服して社会生活に参加していけるように、またその権利の点でも平等にということで、これは大変なことだと……
○栗田委員 初めに、今度の国立学校設置法は浜松医科大学その他に大学院を設置するということになっておりますけれども、大学院という格にふさわしい予算の配分がされているかどうか、学術研究ができるようになっているかということで相当いろいろな問題がございます。 私きょうは時間がありませんので、ほんの幾つかにしぼって伺いたいと思います。たとえばこの浜松医大大学院設置に伴う特別要求額のうち、設備費が大学側から一億五千八百七万三千円要求されていると思いますが、このとおりでしょうか。これに対しまして実際にはどのくらい予算をつけられているんでしょうか。
○栗田委員 オリンピックセンター法の審議というのは過去すでに三年間にわたって続いておりまして、私もいままでの議事録全部を読ませていただきましたけれども、いまだに解決していない問題 きょうなども質疑がされていてもまだ釈然としない問題がずいぶんあるようでございます。
初めに行政改革との関係で伺わせていただきますが、これはさっきも御質問が出ていたようですが、行政改革の一環としてこのオリンピックセンターの直轄化はされるわけでございますね。
【次の発言】 昨年十二月の閣議決定を見ますと、オリンピックセンターの直轄化、それから日本安全会、給食会の統合、そしてそれ以外にも一法人の整理を文部省関係の特殊法人……
○栗田委員 引き続いて質問をさせていただきます。 先ほどからの御答弁を伺っておりますと、人口急増地については三年間は据え置いて、五十八年以後は学年進行でやっていくということを幾度か御答弁になっていらっしゃいます。また、先日出されました文部省からの資料を見ましても、十二年計画、九年計画といろいろ出ていますが、十二年計画の場合、五十八年からはいずれも学年進行方式によるというふうに書かれております。これは九日の委員会で山原委員が質問をしましたときには、学年進行で進めるということを余りはっきりおっしゃらなかったように思うのですけれども、学年進行で五十八年以後進めるということは、かなりはっきりと確定的……
○栗田委員 私は、民法及び家事審判法の一部改正案については、かねがね多くの人たちが妻の座の向上という立場での配偶者の相続分の引き上げなどを要求していた点など組み入れられておりますので、そういう意味で改善の部分が非常に多いという立場から質問をしたいと思います。 まず最初に、先ほど以来問題になっています法定相続人の寄与分の問題でございますけれども、この寄与分には今回は上限が決められていないように思います。ところが五十一年四月に最高裁判所が家庭局長書簡という形で出された文書を見ますと、その前年アンケートを家裁からとっていらっしゃるようですけれども、中間報告を見ると、上限を設けなくてもよいというとこ……
○栗田委員 共産党としましても今度のガス爆発事故当日から対策本部をつくりまして、被災者の救援と調査に当たってまいりました。たくさんの問題点を把握したし、また法改正の必要も感じてまいりましたが、時間の関係できょうはそのほんの一部だけを質問させていただきます。 まず最初に政務次官に伺いますけれども、今度の災害は都市災害でございます。自然災害でないために弔慰金法の適用などがされておりませんが、今後都市災害というものはどんどん広がっていくのではないだろうかと思われます。都市災害の特徴は、たとえ原因者がはっきりしている場合でも、都市という構造によって被害が広がるためにその原因者が負担能力を持ち切れない……
○栗田委員 私は、八月十六日に起こりました静岡駅前ガス爆発事故について、質問させていただきます。 この問題は、事故が起こってからすでに二カ月たっておりまして、二度とこのような災害を起こさないためにという立場で、いままでも商工委員会、地方行政委員会などで私は質問をしてまいりました。しかし、残された問題がまだまだたくさんありまして、きょうもこの場で質問をさせていただきたいと思っております。 まず、最初に国土庁に伺いますけれども、このガス爆発事故の結果を見ましても、また、いま予想されています大規模地震の状態を想像してみますのに、ガス事業というものが、そういう大きな地震とかその他の都市災害などの中……
○栗田委員 私は、八月十六日に起こりました静岡駅前のガス爆発事故に関連しまして、その後の問題も踏まえて質問したいと思います。
まず、先日警察庁は、あのガス事故の原因について中間検討結果を参議院の商工委員会で報告していらっしゃると思いますが、その中身を見ますと、この原因は、「第一回目の爆発は、第一ビル地下湧水槽部分に滞留した可燃ガスに何らかの火源により引火爆発したものであろうと思われます。」というふうに述べられておりますが、その地下湧水槽部分からの爆発であると断定なさった根拠は何でしょうか。
【次の発言】 この「可燃ガスに何らかの火源」云々とありますが、マスコミなどの報道によりますとかなりメタ……
○栗田委員 この放送大学をめぐりましては、大学の自治、学問の自由の問題を初めさまざまな問題点がございます。同時にまた、実際に学生が受講をして単位を取って大学を卒業していくということにかかわる具体的な困難、いろいろな問題もあります。私は、それらを含めて質問したいと思いますけれども、まず初めに、具体的な細かい問題からいろいろ伺っていきたいと思います。 この放送大学の計画案などを拝見いたしましても、そして、いままでの国会での文部省の御答弁を伺っておりましても、文部省は、学習センターというものを、放送大学の成否の一つのかぎとして大変重要視してこられたと思いますが、そのとおりでございますね。
○栗田委員 私は、日本共産党を代表して、放送大学学園法案に対する反対討論を行います。 わが党は、従来より放送という大量伝達手段を活用し、民主的な大学教育を広く国民に普及すること、同時に、この大学教育が放送という一方通行的手段によって広範な国民に強い影響力を発揮し得ることから、一般の大学教育にも増して学問の自由と教育の自主性が守られ、学ぶ者も教える者も研究する者も真実と真理にのみ忠実で、他のいかなる強制にも服さないということが制度上からも確保されることの重要性を強調してまいりました。 本法案の審議に当たっても、こうした立場から、文部省直轄型の大学、学園でなく、全大学人、放送関係者などの総意に……
○栗田委員 私学共済の問題について、いままで先輩委員の方々がいろいろ質問されましたので、私は、重複する問題は省いて伺いたいと思います。
附帯決議が幾度も出されておりまして、その中身などについても、繰り返し皆さんから質問が出ておりましたが、附帯決議でいままでよく載せられていたものの一つに、退職手当制度のあり方についての検討を速やかにやるようにというのがありました。これは検討機関も設置されて、しかも調査費が百八十万ぐらいついていると思いますけれども、この検討の内容が現在どうなっているのかということについて伺いたいと思います。
【次の発言】 いままでの提案された中身が非常にむずかしい、では、検討の……
○栗田委員 私は、震災対策についてきょうは質問させていただきたいと思います。
まず最初に、五十六年度の予算も決定いたしましたけれども、この予算の中で震災対策関係予算というのは幾らになるのでしょうか。
【次の発言】 私が伺う内容をあらかじめ御存じで御答弁があったような感じがいたしますが、五十六年度予算、いまの震災対策関係予算として見ましても、前年度に比べて二十九億減っておりまして、これからいよいよ震災対策を強めなければならないときに、この予算が減っているということ自体ゆゆしいことだと思います。
そしてもう一つ、いまおっしゃいました四十七年以来の区分の仕方ですけれども、この予算の区分の仕方にか……
○栗田委員 初めに、臨調の事務局に伺いたいと思います。
臨調の答申で地域特例の見直しとかかさ上げ分のカットが言われているわけですけれども、なぜこの地域特例がこの対象になったのかということをまず聞かせていただきたいと思います。
【次の発言】 時限立法の本来の趣旨にかんがみてとおっしゃいますが、継続されるときにはまた継続されるだけの理由があってされているわけです。それから地域特例の場合、それぞれの法体系があり、またそれぞれの目的を持ってつくられているのであって、これを一律に、臨調答申などという形で手直しをしていくということが一体許されてよいのかどうかという問題があります。
こういう法体系、目的……
○栗田委員 私はきょうは北海道の水害問題、それから小貝川決壊に伴う問題、静岡海岸問題など、質問させていただきたいと思います。 当委員会の調査で北海道に参りまして、被害の甚大さに大変心を痛めております。被災された方には心からお見舞い申し上げます。 そこで、最初に石狩川の計画高水流量の見直しの問題でございますけれども、これは先ほど岡本委員の御質問があって、見直しが検討されているというお答えが出ております。もう少しこの点を詰めて私は伺いたいと思っているのですけれども、最初これは毎秒九千三百トンの流量で計算をしていたものが、五十年の災害で一万一千トンに見直した、ところが今回の出水ではそれをまた上回……
○栗田委員 初めに私は、鳴門教育大学の問題で質問いたします。
一昨日二十五日に山原議員が、現職教員の大学院入学の問題をめぐりまして、愛知教育大学の例を挙げて文部省の見解をいただくことになっておりましたが、その後どうなりましたか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、愛知教育大学の実情については、まだ御調査の途上だということはわかりましたけれども、私たち主張しておりますのは、五十三年の上越・兵庫の問題をめぐっても突っ込んだ論議がされているわけですけれども、派遣される現職教員の数はそれほど多いものではないということ、それから試験時期は八月から九月で、その後の人事異動のための時間……
○栗田委員 私は、きょうは一般質問ということで、いま審議されております私立学校法及び国立学校設置法の一部を改正する法律案の質問はいたしませんが、初めに一言だけ委員長にお願いしておきます。 いまやりとりを伺っておりますと、この私立学校法及び国立学校設置法の一部を改正する法律案は、非常に重要な内容を持っていると思います。で、この法案のうちの私立学校にかかわる部分といいますのは、五十一年に提出されて、そしてたった一日の審議で採決をされまして、当時、慎重審議をせよという野党の決議が上がるような経過もありまして、野党全党が反対をした、そういう経緯を持ったものでございまして、十分な審議が保障されるよう委……
○栗田委員 初めに行政改革との関連で今度の健康会法を問題にしたいと思います。
学校健康会は、行政改革の一環として法案として今度出されてきたわけですけれども、閣議決定を見てもわかりますように、放送大学学園の設置が前提になって二つの法人を統合することになっているわけですね。
【次の発言】 閣議決定の文書を見ましても「日本学校給食会と日本学校安全会とを、昭和五十五年十月に予定される放送大学学園設置の時に統合する。」というふうになっております。
この放送大学学園設置の時期がいまずれているわけですけれども、そういたしますと、いま放送大学学園については、まだ参議院で審議中でして、成立するかどうかのめど……
○栗田委員 私は、山原委員と時間を分けて伺わせていただきますので、前半、私学に関する問題で御質問いたします。
まず最初に、尾形典男先生に伺いますけれども、先ほどの冒頭の御陳述の中で、今度出された法案は基本的には了解できるというお話だったと思います。いままでですと、設置審を通れば大学がつくれたわけですが、これからもしあの法案が通りますと、法令によって抑制されることになりますが、法令によって大学の設置を抑制するという点についてどうお考えになりますでしょうか。
【次の発言】 大臣が認められるかどうかというそこを通過しなければならないわけでございますが、それでは、そのことに関連しまして、私大関係の御……
○栗田委員 前回、四月二十二日の審議のときの大臣の御答弁について先ほど改めてお答えを伺いました。五十四年十二月の閣議決定の趣旨は現在も変わっていないという御趣旨だということをきょう承りました。その点はわかりました。 そういうことであるということを確認させていただきますが、一つだけ、それに関して伺いたいのですが、いま放送大学法が参議院で審議されているわけで、きょうあたりは連合審査をしていらっしゃると聞いております。あれは今国会では参議院で先議されておりますが、修正案その他が出た場合、また衆議院に回ってくるという段取りになるわけで、会期は五月二十日までになっているわけですから、時間的に見ても、今……
○栗田委員 初めに、この法案の提案者に伺いたいと思います。 五十年に私大の抑制の問題が出ましたあの審議の中で西岡先生が発言をしていらっしゃるのですけれども、要するにわが国の高等教育機関を、このまま量的に野放図に拡大させていっていいのか、ここではしばらく足踏みをして、その間、五年の間わが国の高等教育のあり方について考えてみるべきではないだろうかというのが、この発想の基本にあるということを当時おっしゃいました。しかし、いま再び引き続いてこの法案が出てきているわけでございますが、五年間で大学マップの計画はできなかったとお考えになっていらっしゃいますか。
○栗田委員 自民党提出の法律案に対しましては山原委員が後でいろいろと細かく質問をいたしますので、私は多くは社会党提出の法律案について伺いたいと思います。 最初に、先ほどからたびたび皆さんも質問なさっていらっしゃいますが、なぜ今度の社会党提出の法律案では、この放送大学の形態を国立大学とそれから放送局と分離させたかということについて御質問がずいぶん出ております。ですから改めてこのことについては伺いませんけれども、ただ一つ、五十三年十二月の小委員会での嶋崎小委員長の報告を拝見いたしますと、その当時は特殊法人大学に放送局を開設するということになっておりまして、それを採用された理由として、特殊法人大学……
○栗田委員 私は、きょうは初めに、最近大きな論議を呼んでおります教科書をめぐって質問をさせていただきたいと思います。 この教科書についての批判は各方面からなされておりますが、共産党も、教科書というのは子供たちの学力を決める非常に重要な要素となっている問題でもあり、教育の成否にかかわる重要な問題だと考えております。また、戦前の国定教科書のあの歴史的教訓から見ましても、教科書のあり方が、それによりましては国民の思想、文化、社会の将来にとってきわめて重大な影響を持つというふうに考えているわけでございます。 私たち日本共産党は、教科書問題でかねてから政策を発表しておりますけれども、その政策の骨子を……
○栗田委員 私、先日に引き続きまして、教科書問題で残りの質問をさせていただきます。 まず初めに、文部省が調査を約束しておられます事実についての結果をお答えいただきたいのです。 一つは、「疑問だらけの中学教科書」の「あとがき」に書かれていた、文部省が見本本を特定グループに渡したかどうかという事実についてもう一つは、原発、商社問題について文部省が参考意見を言ったと言っていらっしゃいますが、どなたがそれをお伝えになったかということ。それから三つ目に、正誤訂正表を再度提出していただけるようにお願いしましたが、それについての結論、これを伺いたいと思います。
○栗田委員 私は、きょう、いま問題になっております高等学校の「現代社会」の検定の問題について質問させていただきたいと思います。 ことしの春の通常国会で中学校の社会科の教科書が正誤訂正されたことで問題になりましたが、次の来年四月から使われる高校の「現代社会」は、検定が終わって見本本がつくられて、もうすでに閲覧されているわけです。全部で十六社二十一冊あると言われておりますけれども、きょう私は、そのうちから七社の「現代社会」を比較対象しました問題でいろいろ伺うわけです。 七社と申しますのは、資料としてお分けしてあると思いますけれども、お渡ししてある二つの資料の薄い方の表紙の一番左側にあります「調……
○栗田委員 文相の所信に対して質問をいたします。 文部大臣は、先日なさいました所信表明で「教育、学術、文化の振興を図ることは、国政の基本であると考えます。」というふうにおっしゃいまして、「特に、これからのわが国の教育は、一方では、変化する社会環境の中で生涯にわたってその個性、能力を伸ばし、他人を思いやる心の温かさと社会的な連帯意識を有し、往きがいのある充実した生活を送ることができるような国民の育成を目指し、他方においては、進展する国際社会の中で信頼と尊敬を得るような日本人の育成を図っていかなければなりません。」というふうにおっしゃっております。全体を通しまして、二十一世紀を展望した青少年の育……
○栗田委員 法案の問題で重複するところは避けまして、関連して質問をさせていただきたいと思います。
私は、昨年の通常国会の文教委員会でも、子供たちの突然死予防の問題で、心電図健診について質問をいたしました。続いてその問題について伺いたいと思いますけれども、この心臓疾患の早期発見に、心音それから心電図の健診が大きな効果を上げているわけでございますが、これまでに実施している全国の自治体はどのくらいあるのかということ、また、その際の経費負担はどうなっているのかということをまず伺います。
【次の発言】 いま出ましたパーセンテージというのは、全部の市町村をお調べになって出たものですか、それともサンプル的……
○栗田委員 初めに、提案者に伺います。
今度の法改正で三年延長の、この三年という期間の根拠は何ですか。
【次の発言】 助成の期間を延ばしていわゆる学校法人化するための猶予期間を延ばすという考え方に立ちますと、六十年で切るということは、園によって三年延びるところ、二年のところ、一年のところ、中には全く延びないところ、五年間で六十年に達してしまうところ、いろいろ出てくるわけです。ですから、園の側の立場に立った猶予期間としますと、非常にアンバランスで不公平とでもいいますか、あと三年の猶予があるところ、全然猶予のないところが出てくるわけです。その辺をどうお考えになるのか。
そしてもう一つは、この間……
○栗田委員 本日は、お忙しいところを参考人の先生方御出席いただきましてありがとうございました。専門の先生方においでいただいて、伺いたいことが数々ございますが、十分間という時間ですので、一番伺いたい点だけをしぼって伺わせていただきたいと思います。 最初に、青柳先生に伺いますけれども、青柳先生の最初のお話を伺いますと、この法案に対してはむしろ否定的なお考えのように承りました。そしてその中で、三年延ばしても果たして学校法人化促進になるのかどうか疑問だというふうにおっしゃっておられましたが、どういう点で特に疑問をお感じになっていらっしゃるのか。また、いま学法化していないところに対しては、別の方法をと……
○栗田委員 私学共済法案について伺いますけれども、もうすでにたびたび皆さんからも質問の中で出されておりますように、今度の法案の最も問題の点は、既裁定の退職年金等の額を五十七年五月から引き上げることにして一カ月おくらせているわけです。この一カ月おくらせる理由については、先ほどからの御答弁で、他の共済との横並びということを言っていらっしゃいます。
私、一歩突っ込んで伺いたいと思うのですけれども、この横並びをさせなければならない理由というのは何ですか。
【次の発言】 できる限りの均衡を図るとおっしゃいますけれども、もう一歩進んで、事務手続上とかそれからたとえば私学共済に入っておられた方が身分がかわ……
○栗田委員 この法案は、最初に出されたのが五十五年二月で九十一国会だったわけですが、それからすでにまる二年、六国会を経ておりましてまだこの状態です。つまり大変問題の多い法案で、国民の支持を得られない法案であるためにこういう状態になってきているわけだと思います。
ところで、この法案の内容は、五十四年十二月二十八日に閣議決定をされた「昭和五十五年度以降の行政改革計画の実施について」に基づいていると思いますけれども、この法案に係る部分はどんなことがこの中で言われているでしょうか。
【次の発言】 それじゃ、よろしいです。閣議決定で、つまりこの法案に係る部分で決められているものがどんなことかということ……
○栗田委員 外国人教員任用法案に関連して質問いたします。 学問に国境はなくて、わが国の学術研究を充実発展させていくためにも、国際的な学問の交流というのは一層広く進められなければならないと思います。そういう意味でも、この法案はこのような世論にこたえたものだと考えております。 ところで、けさほども先日の京都大学への委員派遣調査の報告がされておりましたけれども、この中で、「京都大学においては、教育、学術の国際交流について特に努力をしており、欧米、アジア諸国からの研究者の受け入れ状況は、」云々ということも書かれておりますし、また、研究者の中にどのような国からの研究者を受け入れているかということで、……
○栗田委員 まず大崎局長に伺います。
時間がありませんので端的に伺いますけれども、中国に行っていらっしゃいまして、中国側が日本の文部省に対して具体的に求めていることはどういうことなのでしょうか。
【次の発言】 それは伺っておりますが、もう一歩進んで伺ったわけです。
たとえばさっきの御報告を伺っておりますと、検定制度に干渉する意思はない、これはわかります。それで、内容が中国にかかわることについて中国が発言するのは当然である、そして基本的態度は変わりはないのだというお話でしたね。この基本的態度なるものですが、そうしますと、その後で、日中共同声明の精神が教科書に反映している点について日本と中国側……
○栗田委員 私は、まず初めに、二月の九日に起こりました日本航空の航空機事故問題について、安全衛生上の問題から伺います。 今回の事故は、二十四人の方が亡くなり、残る方も重軽傷を負われまして、本当に心からお悔やみを申し上げます。しかも、今度の事故の原因の調査が進むにつれまして、事故原因が機長の異常操縦であったという事態の特異さが浮き彫りになって、いま注目を集めております。機長の責任、そして副操縦士を初めとする乗員の責任を追及する声も高まっているようですけれども、果たして乗務員だけの責任追及で終わっていいのかどうか、会社の責任が大きいのではないだろうかと私は思っております。 今回の事故に関して運……
○栗田委員 私は、浜岡原発三号炉をめぐる問題についてきょうは質問いたします。 すでに中部電力は、浜岡原発の三号炉を建設し始めておりますが、もともとこの位置が東海大地震の震源域にあるということで、こんなものをこんなところに建設するのは危険ではないかとかねがね反対をしてまいりました。また、原子力発電所の安全性がまだ本当に保障されていないときに建設をしていくことについて、共産党は反対をしております。そういう意味でも、これを許した政府の責任は重大だと考えておりますが、さらに、今度三号炉敷地の安全性について、政府の安全審査結果に重大な疑問が出てくるような事実が発見されました。それで私は、これに関係して……
○栗田委員 私は最初に、大臣の文教行政にかかわる所信について伺いたいと思います。
いままでもすでに各党からの御質問に答えられて、大臣は、文教行政は憲法と教育基本法の精神に沿って進めていくというふうにお考えを述べられておりますが、そのとおりでございますね。
【次の発言】 私、大臣がお書きになられたもの、それからいろいろなインタビューにお答えになったもの、かなりいろいろ読ませていただきました。そして、その中で感じましたことは、大臣が一貫して言ってらっしゃるのが、現行憲法は占領軍に押しつけられたものであるというお考えが貫かれているように思いますが、大臣はそのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○栗田委員 このたびの法案の中で、急増地の補助金が継続してかさ上げを続けられたことはいまの事情から考えて当然だと思いますが、問題になるのは、政令指定都市など一部が七分の四にされたことです。この理由についてはもうたびたび質問の中でお答えになっていらっしゃいますので、私は伺うのを省きます。
そこで、まず伺いたいと思いますけれども、児童生徒の急増地区の全事業量に対して政令指定都市が抱えている事業量はどのくらいの割合になるでしょうか。
【次の発言】 かなり多い量だというふうに思います。
政令指定都市それから不交付団体が抱えている事業量が全体としてまだ非常に多いということ、それから、いままで長いこと……
○栗田委員 私の持ち時間は大変少ないものですから、お答えはぜひ簡潔にしていただきますように最初にお願い申し上げます。 さて、獣医学教育はすでに獣医師法の改正で学部四年、修士二年の上積みになっておりますから事実上六年制に移行しているわけですけれども、今回の改正が医学や歯学と同じように学部としての履修課程を六年間にしようとするものですから、六年一貫教育に道を開くということで私は前進だというふうに考えております。そこで、今後六年一貫教育にふさわしく医・歯学部と肩を並べられるような教育研究条件を整えることが不可欠になると考えますので、まずその立場から質問いたします。 第一に、教育研究費についてです……
○栗田委員 最初に提案者である馬場先生に伺います。
障害児教育、障害児学校の定数法の改正案といいますのは、第八十四国会で共産党も社会党と共同で一度提案したことがございます。いま審議されていますのは社会党単独提案のものでございますけれども、これはその当時のものとどこがどう違っているのでしょうか。
【次の発言】 それでは次に訪問教育について伺います。私は、五十五年の九十一国会で、同じ衆議院の文教委員会でございましたけれども、訪問教育の充実の問題を取り上げて質問したことがあります。そのとき幾つかの問題を実際に調べた中で指摘をいたしましたけれども、たとえば一週二回、二時間の訪問授業というのは時間数が……
○栗田委員 私は、きょうは、七月以来問題になっています小中学校、高等学校の児童生徒の名簿や顔写真が警察へ提供されていた問題について質問をさせていただきたいと思います。私の持ち時間は大変短いものですから、お願い申し上げますが、簡潔に要領を得た御答弁をいただけますようにお願いいたします。 まず最初に、この問題は、児童生徒また父兄のプライバシーの侵害ということで大きな問題になりましたけれども、同時に、非行や校内暴力に対処するについての教育のあり方、その根幹にかかわることとして大変深い関心が持たれております。私は、そういう立場できょうは伺わせていただきたいと思います。 まず、文部省に伺いますけれど……
○栗田分科員 私は文化財保護の問題で質問をさせていただきます。 最初に文化庁長官に伺いますけれども、特に埋蔵文化財の問題ですけれども、埋蔵文化財といいますのはわが国の祖先が残しました貴重な文化遺産でございまして、そしてこれは日本の歴史を解明する科学的な資料としてかけがえのないものでございます。また、これを一度こわしたらば二度と復元できないという性質も持っている遺産でございます。 ところが、最近、あの新全国総合開発計画とか、日本列島改造計画などに沿いまして、この文化財が続々と破壊されているという現状が出てきております。日本考古学協会の調査によりましても、昭和四十年から昭和四十三年までのたった……
○栗田分科員 私は、団地の造成によります交通渋滞に伴う施策について伺いたいと思います。
まず最初に伺いますが、静岡市には一級河川安倍川が流れております。この安倍川の中流にあります狩野橋の右岸上流に安倍口団地という非常に大きな団地ができておりますが、これは安倍川の河川敷を払い下げて埋め立ててつくった団地だと聞いております。このことについて、この経過を最初にちょっとお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 これは国の管轄であります一級河川を払い下げてつくったものだということは確かでございますね。
【次の発言】 それでは、この団地がどんな戸数でどのくらいのふえ方をしているかということですが、資……
○栗田分科員 私は、長距離通学の問題について質問いたします。
ただいま、小中学生の適正通学距離というのは、小学校で四キロ以内、中学校で六キロ以内というふうに大体されておりまして、それ以上を通学している子供たちは、長距離通学ということになっていると思います。
ところで、最近、この長距離通学をする児童生徒の父母から、通学費が非常にかさんでたまらないという声をたいへん聞きますけれども、この点について文部省は、どのように措置しておられるでしょうか。
【次の発言】 補助または交付税の対象として遠距離通学の通学費を考慮に入れているということは、教育的な見地からはどのような精神でそれをやっていらっしゃる……
○栗田小委員 最初に江上先生、林先生それから山本先生に伺います。 開発に伴う発掘の許可制の問題なんですけれども、考古学協会でもまた学術会議の勧告でも都道府県の教育長、教育委員長の要望書でも許可制にすべきであるというふうに述べられております。先ほど江上先生は事前協議制も不適当であるということもちょっとおっしゃっておられました。今度の改正の検討案を見ますと、原則として届け出制、そして公共事業の場合には事前協議制というふうになっておりまして、これをめぐる論議の中で届け出制よりは事前協議制の方が強化されているのだというふうな文化庁の説明もあったわけでございますが、しかし不適当であるという御意見もある……
○栗田小委員 日本共産党・革新共同を代表して今改正についての意見を述べさせていただきますが、その前に今度の改正案につきまして、運用面についての質問を二、三させていただきます。
まず第一に、現行法がいままで実情に即していないために、現実的には運用面が先行して成果もいろいろ上がってきております。今度の法改正に際して、全国各地で進められているこういう運用上の措置を損なうことなく積極的に生かしていくようにすべきだと思いますが、その点はどうお考えでしょうか。
【次の発言】 埋蔵文化財は陸上ばかりでなくて水面下にもかなりありますが、今度の法律は、この水面下のものも埋蔵文化財として適用いたしますね。
○栗田分科員 私も、ただいまの御質問と同じような趣旨の中身もありますが、建設業界が大変複雑な機構になっていまして、元請、又請、下請と何段階かにもなっている、そのためにさまざまな問題が生じていることについての行政指導の強化について質問いたします。 一つの例を挙げますと、先日浜松市の市有地に産業廃棄物の不法投棄がされまして、市がその投棄した人をつかまえてたどっていってみたところ、何と元請までに八段階入っていたというような大変な例も出ているわけでございまして、しかも運搬をした当事者には産業廃棄物を捨てるための予算など全く渡っていなかったといったような例も出ているわけでございます。また、そのような機……
○栗田分科員 私は、東亜燃料清水工場の増設問題について質問いたします。 昨年十二月の三菱石油水島製油所の石油流出事故はいま大変大きな問題になっておりますし、またつい先日は四日市でやはり大協石油のタンクが炎上したりしております。この中で、消防庁の調査でも一万キロリットル以上の石油タンクなどを調査されまして、欠陥タンクが四百十七基、不等沈下が百九基、七百三十五カ所に欠陥が発見されたという大変な事態にもなっているわけです。 まず総括的なことを消防庁に伺いますけれども、現在こういう事態の中で、防災保安の上からも石油基地の総点検とか、規制基準の抜本的改正が必要だと思いますけれども、こういう点はどんな……
○栗田分科員 おとといの東亜燃料清水工場の増設問題を続いて質問させていただきます。 いま国土地理院からお話のありましたとおりでございまして、そのおとといの質問の要旨は、東燃清水工場がPR紙として出していました「東亜橋」という宣伝紙の中で、地盤の問題でもそれから耐震構造の問題でも、これこれであるから安全であるといろいろ書いてあったわけですが、その中で、関東大地震の二倍の強さ、つまり地震係数〇・四五以上に耐えるものとして設計してあるから大丈夫だと言っていたわけです。松代地震といいますのは比較的小さな地震が幾度も起きたというふうに思われていますが、加速度の点ではいまお話がありましたように、あの国土……
○栗田分科員 文部大臣は、今度新しく大臣の職につかれまして、大変意欲を燃やして教育改革に携わろうとしていらっしゃると思います。大臣の所信を伺いましても、特に教師の問題で、「学校教育の成果は、究極において、それに携わる個々の教員の資質と意欲のいかんにかかわっている」ということをおっしゃっています。しかも「教育界にすぐれた人材を得て、その情熱を安んじて教育に傾注していただけるような条件を整備することが何よりも大切であります。」というふうにおっしゃっているわけでございます。 ですから、この所信に沿って大臣は、大臣の地位についていらっしゃる間、積極的に努力なさるであろうと私は思うのでございますが、そ……
○栗田分科員 私は、静岡県裾野市につくられる富士ライオン・サファリの問題について伺いたいと思います。 これはすでに着工の許可が出た当時から大変問題になっておりまして、もう三月末にも開園かと言われておりますけれども、いまでもその不安は取り除かれず、新しい問題もまたいろいろ出ているということです。これについて私、時間がありませんので、ごくかいつまんで質問させていただきたいと思います。 まず第一の問題は、水汚染の問題ですが、これはサファリの建設予定地が柿田川の水源地にございます。柿田川というのは、沼津、三島など五十万人の人たちの飲料水を供給している大変透明度の高い川でございまして、地元の人たちは……
○栗田分科員 私は高速道路のトラック駐車場の問題についてきょうは質問させていただきたいと思います。 昨年の夏の日本坂トンネルのあの大事故以来、安全運転の必要性ということが特に強調されて、運転者のマナーが問題になっておりますけれども、私は運転者の側から見てマナーを守ることのできる施設、設備などの条件が本当にあるのだろうかという立場で、ことし二月の四日に深夜調査をいたしました。午前一時から六時まで、静岡インターから入りまして浜名湖インターまで走って、往復して帰ってまいりまして、実態を目の当たりに見てきたわけでございます。その中で、高速道路における駐車場その他の設備の拡充の必要性を痛感してきたわけ……
○栗田分科員 私は、いま問題になっております静岡県浜岡につくられる原子力発電所三号炉の問題、また東海大地震を予想して新しい基準で再審査されたと言われております一、二号炉の問題について伺いたいと思います。
まず最初に、科学技術庁の長官に伺いますけれども、昭和三十九年に原子力委員会から原子炉立地審査指針というものが出されて、原子力発電所の立地条件の基本的な考え方を述べておりますけれども、特にこの中で原則的な条件と言われているものはどういうことでしょうか。
【次の発言】 この浜岡の原子力発電所がつくられるところというのは、いまおっしゃられた一の条件、大きな事故の誘因となるような事象が過去においてな……
○栗田分科員 私は、まず最初に、静岡県清水港におきます指定保税地域の管理の問題について伺いたいと思います。
この指定保税地域における管理の形態というのはどんなふうに決められているのでしょうか。
【次の発言】 関税法基本通達によりますと、いまお答えがありました国または県などの公共的な管理者と、もしくはその管理のもとに利用者の組織する事業協同組合が運営する場合もあるというふうに書かれておりますが、そうですね。
【次の発言】 そういたしますと非常に公共性の強い性格を持っているということだと思いますけれども、事業協同組合というものが管理をした場合、組合そのものの持っているゆるがせにできないような性格……
○栗田分科員 私はきょう保育行政にかかわる問題について初めに質問いたしたいと思います。
五十七年度の予算案を見ますと、保育所関係予算が九十六億九千七百万円減らされておりまして、特に措置児数が五万一千人減と見積もられていますけれども、その根拠はどういうところにございますか。
【次の発言】 その見込みの根拠なんですけれども、それはどういうところにありますか。
【次の発言】 ところで、全国で保育にかける乳幼児の数というのは何人ぐらいおりますでしょうか。厚生省はつかんでいらっしゃいますか。
【次の発言】 そうしますと、それは人数にしますとどのくらいになりますか。
○栗田分科員 私、初めに国がつけています原発広報等安全対策交付金の使途について質問をさせていただきたいと思います。
この交付金は、五十五年、五十六年それぞれ八億円台が予算計上されておりますし、五十七年度予算でも八億九千九百万円が計上されていると思います。この使い道なんですけれども、交付規則に基づいて交付はされていますが、もっと使途について細目を定めているわけですか。
【次の発言】 そうしますと、ある程度地域の実情に沿った裁量というのが許されると思うのですけれども、しかし、その裁量の範囲というのはやはり目的に沿ったものであるということですね。
○栗田分科員 私は三つのテーマできょうは質問させていただきたいと思っております。 一つは、東富士演習場における日米合同実動演習をめぐる問題、それからもう一つは、昨年起きましたブルーインパルスの事故の問題、そして三つ目は、アメリカ艦載機の訓練施設調査費をめぐる問題でございます。 時間がありませんので端的に伺ってまいりますが、まず最初に、去年十一月に東富士演習場で日米合同実動演習が行われました。これはその東富士基地の地元であります御殿場の住民にとっても、また静岡県民にとっても大変大きな問題でありましたけれども、それに先立って通信訓練などもことを使ってやられておりますので、この基地が今後恒常的に……
○栗田分科員 きょう私は中小企業対策について伺いたいと思っております。 中小企業が日本経済に占める大きな役割りというのはもう申し上げるまでもありません。家族を含めますと、日本の人口の約三分の二が中小零細企業人口だと言われているぐらいですから、いまの景気の浮沈の問題もここの対策に大きくかかわってきているというふうに思います。 この間、大臣は予算委員会の総括質問の中での不破質問に対しまして、中小企業対策の行政上の中心は税と金融に尽きるというふうにおっしゃったと思います。ところが、実際には金融面でまだまだ十分ではない実態がございまして、いま強い要望が中小零細企業者から出ている問題を一つ取り上げて……
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