このページでは森井忠良衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。森井忠良衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○森井委員 都市におきまして緑地を保全する法律というのはいろいろ重複をしておりまして、一般の国民から見ますと非常にわかりにくい仕組みになっておると思うわけです。たとえば都市計画の風致地区、これに対して今度緑地保全地区というふうなものが入ってくるわけでありますし、そのほか、ほかの法律によりまして緑地等を保全する中身がいろいろあるわけでありますが、私はやはり都市におきます緑地の保全の最たるものは都市公園であるという理解をしておるわけであります。本来でありますと都市公園を順次充実をいたしまして、言うなれば今回の緑地保全法等は影をひそめるべきであるという基本的な考え方に立つわけであります。その意味で、……
○森井委員 限られた時間でありますから重点的にお伺いをしたいと思います。 今回の提案で幾つかの目玉があるわけですね。たとえば縦覧に供するとかあるいは免許条件を法定をするとか、追認を許さないとか、環境庁長官の意見を聞くとか、いろいろ目玉があるわけですが、それに沿って、順は不同になりますけれどもお伺いをしたいと思うのです。 私は、今回の公有水面埋立法の一部改正案の幾つかの目玉の中で、特に公有水面の埋め立てと、いままで起きてまいりましたもろもろの公害との関係を考えてまいりますと、政府の提案の中に、公害を防止するんだ、ここにかなり力点が置かれておるようであります。そのことは私どもも多とするわけであ……
○森井委員 私は、今回の屋外広告物法の一部を改正する法律案について非常に懸念をしておりますのは、すでに他の委員からも話がありましたように、憲法二十一条で保障されました言論なり集会なりあるいは結社なり表現なり、そういったものの自由、これは侵すことのできない基本的な国民の権利でありますが、それと屋外広告物法との関連において、権利が非常に侵害をされるというおそれを持たざるを得ないわけでありまして、まず、そういう角度からお伺いをいたしたいと思うわけでありますが、御承知のように憲法二十一条には明確に表現、思想、そういったものの自由が認められております。今回の改正案によりますと、いままですら問題のありまし……
○森井委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、本法案に反対をする立場から討論に参加をしたいと思います。 私ども社会党が本法案に反対をいたしますその第一の理由は、本法案は、水資源確保のためのダム建設または湖沼の水利用の促進をはかる上で隘路となっております周辺地域住民の反対に対し、一定の水源地域整備と生活再建、国の負担の割合の特例を設けるなどによって事業の促進をはかることが目的でありますが、法案の内容を検討いたしますと、水源地域住民にとって最も大きな問題点である生活再建の問題をはじめ、住民の要求にこたえるものでなく、この法案成立の後は、本委員会の答弁でも明らかになりましたように、むしろ住民の意……
○森井委員 おはようございます。 委員長や理事の各先生方の御配慮をいただきまして、まず私は、逓信行政なかんずく電電公社について御質問申し上げたいと存じます。 先般の逓信委員会におきまして、米澤総裁から事業概況の説明を受けたわけでありますが、その中で、四十五年八月に策定をいたしました電信電話拡充七カ年計画、これに伴ないまして昭和四十七年度も一兆九百四十三億円の建設工事の予算を組んでおられまして、すでに十一月の末、九一・六%の進捗率を見ておるわけでありまして、これは支出の進捗状況六二・五%でございますから、建設の工事はかなりテンポが早いと理解をするわけであります。さらにまた大きな眼目といたしま……
○森井委員 さっそくでありますが、三十一日に日銀から発表されました公定歩合の引き上げに関連をいたしまして、おそらく郵政省とされましても郵便貯金の金利等の引き上げをなさるのではないか、こういうふうに私どもも想像いたしますし、また同時に新聞でもそのように報道されているわけであります。 まず最初にお伺いいたしたいのは、公定歩合の引き上げ、まあ高度な経済政策と申しますか通貨政策と申しますか、そういうものでありますけれども、引き上げについて政府とそれから日銀と協議を重ねた結果というふうにあるわけでありますが、一体郵政省はこの公定歩合の引き上げの問題についてはどの程度関与しておられるのか、まずその辺から……
○森井委員 私はきょうは、最近とみに増加しつつありますコンピューターの利用状況、なかんずく、コンピューターとコンピューターを連結いたしまして通信回線を利用するわけでありますが、最近特にシステムオートメーション化といいますか、いろいろな意味で電電公社の通信回線を利用いたしましてコンピューターの活用をはかるという傾向が非常にふえてきておるわけでございますが、そういったことを中心に通信行政の基本的な問題についてお尋ねをしておきたいと思うわけです。 まず現状認識でありますが、コンピューターがずいぶんふえてまいりました。去年の九月末の現在で、わが日本はこのコンピューターの利用状況につきましては、アメリ……
○森井委員 私は、まず当面をいたします春闘についてお伺いしておきたいと思います。 一口に申し上げまして、三月一日のストが近づいてまいりました。率直に申し上げまして、ようやく政府をはじめといたしましてもろもろの関係者が動き出した、こういう感じを持つわけであります。言うなれば、三月一日という設定がなかったら、田中総理はもちろんのこと、長谷川労働大臣もまだまだ腰が重かったんじゃないか。やはりストライキの設定というものがあって、それを回避をしようというそれぞれの動きが実を結びつつある、こういう現状認識に立たざるを得ないわけであります。 その最たるものは二十一日の総理と関係閣僚さらには労働四団体との……
○森井委員 今回の改正は、先ほど来話がありましたように、一つは給付の額のアップ、それからもう一つは、準軍属の範囲の拡大、大ざっぱに言いましてこの二つだと思うわけです。そこで、時間の関係もありますので、私は範囲の拡大の問題に限って御質問申し上げたいと思います。 そこで、まず援護局長にお伺いしたいわけでありますが、今回の改正は、範囲の拡大については旧防空法第六条一項並びに二項の該当者、こういうことになっておるわけですね。これはもうすでにわが党の大原議員をはじめとしまして、長年要望されておった問題でありまして、私どもも評価をしたいと思うわけです。これで厚生省が考えておられます、大体この範囲まで入れ……
○森井議員 私は提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました失業保険法及び労働保険の保険料の徴収等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由と内容について御説明いたします。 昭和三十年代から始まりました政府・自民党の高度経済成長政策は、大資本の側から見れば成功し、GNPは世界第三位になりました。しかし、勤労諸階層から見れば大きな犠牲をしいられたのでありまして 大企業 重化学工業を中心に大規模な産業再編成が行なわれ、公害の多発や農業の切り捨て、炭鉱閉山による大量失業の発生など、絶えず雇用の不安定化をもたらすとともに、多くの労働者の産業、企業間移動を強要してきました。 した……
○森井委員 原爆の被爆者の皆さんが昭和三十一年以来要望し続けてこられました被爆者援護法の制定について、私ども社会党をはじめといたしまして、野党四党、このたびそろいまして、懸案の被爆者援護法を本委員会に提出をいたしました。政府はそれに対しまして、原爆の医療法並びに特別措置法の改正案をお出しになっていらっしゃるわけであります。私は、すでに少なくともここ数年間、被爆者の方々の総合的な援護措置を政府自身において考えられるべきである。また、齋藤厚生大臣あたりの昨年の社会労働委員会等の答弁を分析をしてみますと、やはりもう被爆者の問題は総合的に考えられる時期が来ているのではないか、こういうふうな趣旨の御答弁……
○森井委員 私の場合は去る十一日の社会労働委員会の質問、審議の都合で中断をしておりまして、その続きをさせていただきたいと思うわけであります。 さっそくでありますが、わが衆議院社会労働委員長の野原先生から非常に貴重な資料をいただきました。この「にんげんをかえせ」という詩集でございます。野原委員長は、被爆者の援護の問題について非常に熱心にお考えをいただいておるようでありまして、何ものを贈っていただきましたよりもたいへんうれしゅうございます。ありがとうございました。 そこで若干、これは実態をかなり把握しておりますので、お持ちでありましょうが、御披露したいと思います。「ヒロシマの空」という題で、林……
○森井委員 一般質問の機会を得ましたので、限られた時間でありますから、私からも一点だけ御質問申し上げたいと思います。 お聞きしたいことは、戦艦陸奥、これは山口県の岩国沖の海底に沈んでおりますかつての戦艦でございますが、なぞの爆沈を遂げまして、現在なおたくさんの遺骨が残っておるという問題であります。 最近の厚生省は、たとえば小野田寛郎さんの救出やら、あるいはまた去年はトラック島で沈没潜水艦の遺体の収容やらほんとうにめざましいと申し上げますとおせじになりますけれども、精力的に努力をしておられますことにつきましては、私も評価をしたいと思うわけです。また四十九年度予算、もうすでに予算になっておりま……
○森井委員 私は、労働災害事故の撲滅の問題について御質問申し上げたいと思います。もちろん労災事故というのは全国に多発をしておりますから、その中で、特に国鉄の新幹線工事に伴います労災事故にしぼって御質問申し上げたいと思います。 もう私から申し上げるまでもなく、いま山陽新幹線が建設中でありますし、それに上越、東北両新幹線等がいま建設中でございまして、一口で申し上げますと非常に事故が多くなってきておる。私は許しがたいと思うわけです。ことしの三月末で、山陽新幹線の場合すでに百五十八名というたくさんの方が労災事故でなくなっておられます。また、休業八日以上の重傷者が大かた五千名近く出ておられるわけであり……
○森井委員 私は最初に、先般お出しになりました郵政省の「昭和四十八年度 通信に関する現状報告」、いわゆる第一回通信白書といわれるものについて御質問申し上げたいと思います。 この白書は、郵政省とされましては初めてお出しになったわけでございます。お尋ねをしておきたいのは、これは非常にいいことだと思うわけでありますが、郵政省がお出しになったその意図についてまず明らかにしておきたいと思うのでありますが、私の理解を若干申し上げますと、政治は国民生活の現状を認識をいたしまして、その認識の上に立って政策を立案、実行する、そのための白書であるというふうに考えるわけであります。ですから、今回お出しになったもの……
○森井委員 私は、きょうは瀬戸内海の埋め立てについて具体的な事例をもとにしながら御壷間をいたしたいと思います。 最初に、建設大臣、きれいなパンフレットがございまして、御理解をいただきますために一部お渡しをしておきます。――具体的に申し上げますと、広島湾の中の海田湾という湾がございますが、ここの埋て立ての問題でございます。 御承知のように、昭和四十八年に公有水面坪立法の改正、あるいは瀬戸内海環境保全臨時措置法、そういった新しい法律ができまして、言うなればずいぶん埋め立てに関する、あるいは環境保全に関する世の中が変わってきておるわけでありますが、本日提起をいたします問題は、依然として明治時代の……
○森井委員 まず最初にお尋ねをしたいのは、この法律、昭和三十四年にできておるわけでありまして、かなり古いわけでありますが、もう一度初心に返る意味で、法制定の目的等についてお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 そんなことはわかっていますよ。だから、法律の条文を読めと言ったのじゃないわけでして、つくったときの目的、具体的な大企業との関係等で、退職金の面についてもかなりおくれているというふうなことが判断できるわけでして、そういった点について、この法律をつくってどういうふうな政策目的で実施をしようとするのか、その辺についてはっきりしてもらいたいと思うわけです。
〔大野委員長退席、竹内(黎……
○森井委員 私が質問をしたいことは、きょうの一般質問の中では一見ささいな問題のようでありますが、労働組合の運営にとりましてはきわめて重要な内容を含んでおりますので、ひとつ労働省の前向きな御答弁をお願いしたいと思います。 話は少し古くなるわけでありますが、昭和四十一年の時点でありまして、問題は、住友海上火災保険株式会社にまつわります労働組合の組織状況と、それから派生をいたしました労働者にとっては死刑に等しい解雇問題について、労働省のお考えをただしたいと思うわけであります。 まず最初にお伺いしたいのでありますが、住友海上火災保険株式会社にはいま幾つ組合がありますか。
○森井委員 いまわが党の中村委員の最後の質問、つまり野党が出しております被爆者援護法案について厚生大臣から御答弁がありました。一口で言いますと、現行の二法の枠内でやっていくということでありまして、きわめて野党四党案に対して否定的であると思うわけです。 私は去年の齋藤厚生大臣、もちろんきちっと事務引き継ぎをしていらっしゃいますから、田中厚生大臣と方針は変わらないと思うわけでありますが、参考までに申し上げますと、齋藤厚生大臣の答弁とかなり違っておるわけです。野党四党案に対する評価等が違っておりますので、この際厚生大臣の姿勢を占います意味でも、明確にしていただきたいと思うのです。 齋藤厚生大臣はい……
○森井委員 私は、日本社会党を代表して、本案に反対の討論を行います。 以下、その理由を申し述べます。 その第一は、ことしは被爆三十周年に当たり、全国の被爆者やその遺族などから原爆被爆者援護法を制定してほしいという要求が強く大きく出されているとき、本案はそれにこたえていないということであります。 本来、医療、特別措置の、いわゆる現行原爆二法は社会保障の枠内で制定されたものであり、国家補償の精神に基づいておりません。もともと対米請求権を放棄した日本政府は、国際法違反の原子爆弾で被害を受けた方々に、国家の責任において補償すべきであります。 したがって、死没者への弔慰金はもちろんのこと、全被爆……
○森井委員 時間が三十分と限られておるようでありますから、私は問題をしぼりまして御質問いたしたいと思いますが、簡潔に、しかも親切に、わかりやすい答弁をあらかじめお願いをしておきます。 まず第一は、沖繩の被爆者の援護の問題でございます。 御案内のとおり、被爆者援護法をつくれという要望は、広島といわず長崎といわずあるいは沖繩といわず、全国津々浦々に満ちておるわけでございます。しかし、沖繩の皆さんは、歴史的に考えますと本土よりもさらにおくれた被爆者対策となっておるわけでありまして、一日も早く沖繩のおくれた部分については取り戻したい、こういうふうな立場から御質問を申し上げるわけでございます。 沖……
○森井委員 会期末でございまして、時間がきわめて短縮をされておりますので、ずばりお伺いをしたいと思います。 二つございまして、一つは、旧逓信省の雇用人の遺族の年金の問題、もう一つは、昭和四十九年に新たに旧防空法六条一項、二項によりまして、警防団、医療従事者等の準軍属の扱いにつきまして確認をされましたが、それに漏れている問題、この二つについてお伺いをしたいと思います。 まず最初に、旧逓信省の雇用人の遺族の年金に対する要望につきましては、もう昭和四十三年ころからずっと当委員会で問題になっておりまして、先ほど自民党の橋本委員からも、戦後三十年たった今日なおこういう問題があるという御指摘がございま……
○森井委員 私は、日本社会党を代表して、本案に反対の討論を行います。 以下はその理由であります。 その第一は、この一年間も、被爆者やその遺族、被爆者援護を願う諸団体から、国家補償の見地からの手厚い援護措置を要求する運動が展開され、政府はその要求を十分承知しながら、本案は全くそれにこたえていないということであります。 本来、医療、特別措置のいわゆる現行二法は、政府も答弁しているとおり、社会保障の枠内で制定されたものであります。これでは死没者への弔慰金はもちろんのこと、全被爆者や遺族への年金、被爆二世の健康や生活への不安解消など、国民的な課題は解決されるはずがありません。 もともと、対米請……
○森井委員 労働大臣、今度の二つの法律の改正については、かなり努力の跡が見られるわけでありまして、率直なところ評価を申し上げたいと思うのです。ですが、たとえば私の手元に四十九年度の身体障害者の皆さんの就職状況等がありますけれども、有効求職申し込み件数が四万六百四十一件で就職者数が二万一千二百五十七件、就職率は五二・三%、まだ二人に一人は断られている。しかも、これは文字どおり有効求職申し込み件数でありまして、潜在的なものはずいぶんある。申し込んでもだめだという層が非常に多いと思うわけです。また、中高年齢者の求人状況につきましても、ほぼ同じようなことが言えるのでありまして、これも四十九年度でありま……
○森井委員 いま自民党の瓦委員から電電公社なり郵政省が料金値上げをしなければならない理由について説明をしておられるのを聞きましたけれども、私は最初にそのことについてお伺いをしたいと思うのですが、端的に言って料金値上げをしなければならない理由、逆に言いますと赤字の主な原因、このことについてまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、率直に言いまして、諸外国と比べて技術水準は高くなったけれども、そのわりに料金は安い、こういうことですか。
【次の発言】 公社の場合は、都合のいい場合は外国の例をお引きになりますし、後で申し上げますが、都合の悪い場合は外国の例をお隠しになるということ……
○森井委員 割り当てられた時間があと三十分くらいですから、私はずばり本州と四国の架橋の問題について、いわゆる本四架橋についてお伺いをいたしたいと思います。
あらかじめお伺いをしたいわけでありますが、建設大臣、本四架橋につきましては御視察願ったことがございますか。
【次の発言】 運輸大臣、いかがでございますか。
【次の発言】 郷里といいましても、ルートはいまのところ三つ考えられておるわけでありまして、恐らく私の理解では全部見ていらっしゃるとは考えられません。
実は、いままで本四架橋につきましては、まあどちらかというと夢のかけ橋ということで、メリットばっかり宣伝をされてまいりました。しかし、私……
○森井委員 初めにお願いをしておきたいのですが、お見かけのように大臣、それから政務次官もおられませんが、きょうのこの議論は、いま出席の政府委員で正確に大臣に伝えていただきたいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 いや、これから私がする質問についても同じかどうかということが聞きたいのです。
【次の発言】 いまから三年前になりますが、四十九年の四月の四日、本院の本委員会におきまして、戦傷病者戦没者遺族等援護法の採決が行われまして、その附帯決議でこういう項目がございます。「戦後三十年近くも経過した今日、なお残されている未処遇者について早急に具体的な解決策を講ずること。」これは御案内のとおりだと……
○森井委員 大臣、これは民間の調査機関ですけれども、また企業倒産がふえてまいりました。ついせんだっての三月の企業倒産、これは一千万以上の負債でありますけれども、千七百件、これは史上最高の倒産というふうに報道されているわけです。今度の雇用保険法の改正案は、大まかな言い方でありますけれども、私ども見ておりまして、なるほど雇用安定資金等の創設等ありまして、労働省の御努力のほどは私どもも理解をいたしますけれども、一体これでいいんだろうか。もちろん失業者はいまどんどんふえている実情ですけれども、基本的に、こういった次々倒産件数がふえているという状態、これはいつまで続くのか。いきなりでありますけれども、大……
○森井議員 私は、ただいま議題になりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、その提案理由の御説明を申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。 この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に破壊、殺傷するものであるだけに、その威力ははかり知れないものであります。 たとえ一命を取りとめた人たちも、この世の出来事とは思われない焦……
○森井委員 渡辺厚生大臣は、厚生大臣に就任をされましてわれわれと一層深いつき合いが始まったわけでありますが、大原委員も言われましたように、率直なところ、いい点と悪い点と私はあると思うのであります。 ついせんだってはいい点を見せてもらいました。朝鮮人被爆者の方が大臣に陳情いたしました。十五分という約束でしたけれども何と三十五分、誠意を持って話をしてくれました。いや、大したものです。しかもずばり、現在、外国人被爆者等が置かれている現状について、それに対して日本の現在の法制がどうこたえているか。たとえば戦傷病者戦没者遺族等援護法で、外国人の方々は、特に朝鮮人被爆者の皆さん、かつて日本人でしたけれど……
○森井委員 私は、去る十月二十日、本委員会で御調査をいただきました、瀬戸内海の大型埋め立てと言われます海田湾の埋め立てについてお尋ねをいたしたいと思います。
まず最初に、事務的なことからお聞きしたいわけでありますが、この案件は、広島県から運輸省に対していつ認可申請がなされ、そしていつ審査が終わり、環境庁へはいつ送付をしたか、その辺をまずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 それでは、続いて環境庁にお伺いしておきますが、いま、審査状況はどうなっていますか。
【次の発言】 私どもで聞いております範囲では、本事案の審査をする前に、何といいましても環境庁というのは非常に仕事が忙しくて、審査案……
○森井議員 私は、ただいま議題になりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、その提案理由の御説明を申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。 この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に、破壊、殺傷するものであるだけに、その威力ははかり知れないものであります。 たとえ一命をとりとめた人たちも、この世の出来事とは思われない……
○森井委員 参考人の皆さん御苦労さまです。早速ですが、時間がありませんから質問も簡単にいたしますけれども、答弁もひとつできるだけ切り詰めていただきたいと存じます。勝手なお願いですけれども、よろしくお願いいたします。 まず、城参考人にお伺いをしたいわけでありますが、先ほど、埋め立てば原則禁止ということで御答弁をいただいたわけでありますが、瀬戸内海で将来考えられる埋め立てとしては、たとえばヘドロをしゅんせつしたものを、その置き場として埋め立てるというふうなものあるいは廃棄物、これは山に捨てるわけにはいきませんから、アセスメントを十分にした上で埋め立てるというふうなもの、私が考えますと、この二つぐ……
○森井委員 労働大臣は、公共企業体等関係閣僚協議会の有力なメンバーでありますが、このたびのあなたの所信表明を伺いますと、スト権について一言も触れていらっしゃいません。これは一体どういうわけですか。
【次の発言】 閣僚協議会の事務局にお伺いをいたしますけれども、一体この基本問題会議の答申は、あるいは意見書の提出はいつになりますか。時間がありませんから日程だけ、ざっと御報告を願いたい。
【次の発言】 大臣、お聞きのように、まあ急に解散があったり、福田内閣が大幅改造して、あなたがおやめになるのならばともかくといたしまして、予想される範囲では、あなたのまだ任期中に基本問題会議の一定の意見書が出るという……
○森井委員 お聞きをしたいことは山ほどありますが、三十分しか時間がありませんので、一、二点しぼってお伺いをいたします。
まず最初は保育所の問題であります。お尋ねをいたしたいのは、いま五十三年度予算審議中でありますが、原案どおり通過をいたしますと、新年度では新しい保育所は幾つ建ちますか。
【次の発言】 予算書を見ますと、社会福祉施設整備費でぶっ込めで計上してあるわけですね。これは五百四億じゃありませんか。――四百九十億、まあいずれにいたしましても、そう大差はないわけでありますが、問題は、この中で保育所が幾つ、あるいは障害児・者の施設が幾つ、お年寄りに関するものが幾つというふうに分けてありますか……
○森井委員 私は、第一に朝鮮人被爆者の皆さんの処遇の問題についてお伺いをいたしたいと思います。
御承知のとおり、きわめてのろいテンポでありますが、戦傷病者戦没者遺族等援護法は年々歳々中身が充実をされてまいりました。しかし、古くて新しい問題といいますか、朝鮮人被爆者あるいは朝鮮人の戦争犠牲者の皆さんに対する援護措置というのは皆無であります。一体どこに原因があるのか、まず、そのあたりからお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 理由は恩給法に書いてありますという言い方でありますが、恩給法の所管の役所に聞きますと、これは厚生省所管の援護法と同じでございますという答弁が返ってくるわけであります。確か……
○森井委員 森福祉部長はドイツに滞在しておられたそうですが、財形に関しては非常に参考になったんじゃないかと思うのですけれども、日本のそれと比べていかがですか。
【次の発言】 西ドイツの制度の理念を参考にしたということでありますが、本当に幸せなことに担当の賃金福祉部長さんがドイツで見てきておられるわけでありますから、今回の改正案は、その意味ではかなりいいものが出てくると私は実は期待をしておりました。ついでに申し上げますと、いまの心境は白けた気持ちでありまして、余りに宣伝が大きくて中身が少ない、ちょっと水を差すような言い方で恐縮でありますが、私はそう感じるわけであります。
いまの御答弁ですとドイ……
○森井委員 大変な時代になりまして、雇用・失業の情勢というのはまことに厳しい。衆議院の社会労働委員会で現地調査をいたしました愛媛県の今治市、それから私ども社会党が現地調査をいたしました北九州市、私の場合この二カ所を見てまいりましたけれども、大変な状況でございます。きょうは、そういうことで私どもが具体的に調査をいたしましたものを中心にいたしまして若干のお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、造船不況、それにまつわりますところの雇用不安の問題でありますが、質問の第一に挙げたいのは、愛媛県に参りましたときに、県知事も地元の今治市長も、せめて佐世保重工並みの援助をしていただきたいと、私どもが受け……
○森井委員 大臣は、たしか三月の十七日に、広島や長崎の被爆者が東京に陳情に見えまして、厚生省の政府委員室でお会いになりました。森滝市郎先生ほか何人かの被爆者の皆さんとお会いになりました。その席に大原亨代議士、それから社会労働委員会の理事をしております私と村山富市代議士と、参議院の同じく社会党から出ております社労の理事の片山甚市さんとがおるところで、お会いになったわけでありますが、大臣は非常に熱心に陳情をお聞き願いました。紹介をいたしました私どもも非常にうれしく思っておるわけでありますが、そのときに大臣は、被爆者援護法の制定について、かなり前向きなお答えをなさいました。これは放送局に聞きませんと……
○森井委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 職業訓練法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、現在の長期にわたる深刻な雇用失業情勢にかんがみ、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一 職業訓練を受講希望する者の意思を尊重し、入校時期等の弾力化を図り、希望者が訓練を受けられるよう態勢を整えること。 一 特に、中高年齢離転職者、婦人労働者及び身体障害者のための職業訓練については、職種の開発をも含めて、……
○森井委員 原爆医療法は昭和三十二年にできました。特別措置法は昭和四十三年に成立をいたしました。いずれにいたしましても、制定以後かなり長い年月を経過しています。その間、たとえば昨年の本委員会におきます附帯決議、あるいはことしの最高裁判所の判決等々、いろいろ言うなれば世の中は変わってまいりました。
そういうことで、この際現行二法を一本化いたしまして、名称も原子爆弾被爆者等援護法にしてはどうか、こういうふうに私どもは考えているわけでありますが、大臣の見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 現行の特別措置法でいきますと、諸手当の中には、もう年金と同じように扱われているものがあります。たとえば……
○森井委員 労働大臣、ぶしつけな質問で大変恐縮ですけれども、戦後昭和二十三年ころは、失礼ですけれども何をしていらっしゃいましたか。
【次の発言】 党派はどこか属しておられましたか。
【次の発言】 国民協同党は、三木前総理大臣も同じように国民協同党でございました。労働大臣も、いまお聞きいたしますと国民協同党であられたようであります。
スト権を議論いたします場合に、このことはどうしても触れておかなければならぬと私は思うわけでありますが、当時の国民協同党は、マッカーサー書簡あるいは政令二百一号、そして公労法、こういった一連の動きに対して、特にスト権を剥奪することについては国辱的だという言葉を使って……
○森井委員 従来、業種別に指定をして特定不況業種に対する措置をやってきておったのを、今度の法案は、地域を限定して地域ぐるみでやるという点では、私は一歩前へ出たものだ、こう評価というほどは申し上げにくいのでありますが、とにかく悪いことじゃない、あえて言えば遅きに失したという点もありますが、とにかく、率直なところ、一定の評価は申し上げたいと思うわけであります。 ただ問題は、今回の一連の特定不況地域に対する施策というのが、労働省先行型でなくて、通産先行型だというところに、私はきわめて遺憾な点を感じるわけであります。第一、順序が、すでにこの法案が出る前に、通産省の方では、八月二十八日でしたか、とりあ……
○森井委員 本会議との関係で時間が逼迫をしてまいりまして、私の時間もうんと削減をされたわけでありますが、簡単に幾つかの問題について御質問を申し上げたいと思います。 第一は、大規模年金保養基地の問題でございます。御案内のとおり、これは全国の年金生活者あるいは現役の勤労者、さらに一般の人々、そういった方々から一日も早く完成を望まれている施設でございますけれども、なかなかこのテンポが遅うございまして、いつできるものやらわからないという状態であります。まずお聞きをいたしますが、今日までの大規模年金保養基地の進捗状況はどういうふうになっておるのか、まずこの辺からお伺いをいたします。
○森井委員 大平内閣の発足によりまして、橋本新厚生大臣が生まれました。いままで厚生行政に対しまして、あるいは大きく社会保障問題につきまして熱心に取り組んでおられました大臣だけに、党の違いはありますが、私どもといたしましても、これからの御活躍を期待いたしたいと思うわけであります。 きょうは厚生大臣の所信表明に対する質疑でございまして、聞きたいことは山ほどあるわけでございますが、二点にしぼってお聞きをすることにいたしました。 なかんずく医療保険制度、健保改正案の問題につきましては、厚生行政の基本に触れるきわめて重要な問題でありますし、すでに予算委員会等でもこの問題をめぐって議論がなされておるわ……
○森井委員 今回の改正案、私ども詳細に見せていただきました。少しずつよくなっていっておるわけでありまして、その点についてはあらかじめ評価を申し上げておきたいと思うのです。ただ、戦争犠牲者の問題につきましては、先ほど来同僚、先輩の議員からも指摘がありましたようにまだまだずいぶん問題が多いわけでありまして、その意味では戦後が終わっていないと私どもは断ぜざるを得ない問題がたくさんございます。 去年は満州に対する青年移民の皆さん方、なかんずく昭和十四年以前の方々に対する救済措置ができました。対象人員は少なかったと思うのでありますが、私はある意味で一つの前進であったと思うわけであります。しかし、今回の……
○森井委員 先ほど来の議論を聞かしてもらっておったわけでありますが、栗原大臣、いま所管の仕事で、雇用をどう確保するかというのが非常に大切なポイントだと思いますし、大臣は予算委員会その他でいろいろ答弁なさっておられますが、いま大臣として一番積極的に取り組みたい問題というのは、一口で言いますと何でしょうか。
【次の発言】 国会が長期間開かれておるわけでありまして、これは当然やむを得ないことなんですけれども、百五十日の通常国会というのは、これはもうちゃんと決まったことでどうしようもないわけであります。大臣はかねがね、積極的に労働行政については指導を徹底させたいとおっしゃっておられて、いまもそういう御……
○森井委員 ことしの原爆被爆者対策について、率直なところ、かなり前進がございます。たとえば特別手当の大幅な増額でありますとか、あるいは沖繩の被爆者に対しますほぼ解決に近い措置でありますとか、あるいは健康診断項目の追加でありますとか、幾つか私どもとして評価できる点があると思うわけでありまして、この点につきましては橋本厚生大臣の御努力を多といたします。 しかし考えてみますと、前進した面はありますが、まだまだこれから強く改善をお願いしなければならない問題もこれまた多いわけでございます。特に最も遺憾といたしますところは、去年現行二法の見直し、これは去年の三月三十日に最高裁の判決が出されまして、単に医……
○森井委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、両案にそれぞれ附帯決議を付すべしとの動議について御説明申し上げます。 それぞれ案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 医薬品副作用被害救済基金法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、次の事項につき格段の努力を払うべきである。 一 医薬品の特殊性を十分考慮しつつ、本救済制度に無過失責任を導入することについて、今後とも検討を続けること。 二 中央薬事審議会の判定部門については、委員の常勤化、事務局の充実その他の適切な方法をとることにより、……
○森井委員 ただいまの提案につきまして、若干確認をしておきたい点がございますので、各党の御同意を得まして、私から御質問申し上げたいと思います。 第一は、医学、医術の進歩は、これを国民の医療の上に反映させてこそ大きな意義を持つものであると思うのでありますが、その意味で、腎臓移植の普及は、腎不全に苦しむ多くの患者にとっての強い願いであろうかと思うのであります。 このような観点から、われわれは、今回、角膜及び腎臓の移植に関する法律案を全党一致で提案したわけでありますが、医療行政を担当する立場から見て、まず厚生大臣の所見を承っておきたいと思うわけでございます。
○森井委員 厚生大臣は、御就任になられましてその最初の記者会見のときに、これは各紙とも同じだと思うのでございますが、福祉の後退はあり得ない、こうおっしゃいました。そのとおりですか。
【次の発言】 それから、まことに失礼な言い方でございますが、大臣は、実際はそうじゃないのでございますが、私は素人でございますから、したがって、過去の経緯に余りとらわれないで、あるべき社会保障等の姿をこれから模索していくという意味の御発言をなさいました。これも変わっておりませんか。
【次の発言】 私も、大臣が御就任になりまして、早速懸案の事項につきましてある日話し合いをさせていただきました。いま御答弁がありましたとお……
○森井委員 今回の戦傷病者戦没者遺族等援護法の改正案を拝見いたしまして、率直なところ十分とは言えないにいたしましても、年々金額の増額等が行われまして、それだけ援護の厚さが増してきておるという認識に私どもも立っております。したがいまして、お出しになりました法案そのものにつきましては、私ども、別に異論はございません。財政の許す限り、さらに一層充実をしていただければそれで結構だと思うわけでございます。 問題は、この援護法の周辺にまつわる問題がまだまだかなり残されているわけでございます。同僚の金子議員等からも指摘がございましたけれども、周辺問題を何とか一つ一つ一日も早く解決をしていきたい、こう私ども……
○森井委員 今回の改正案は、年金等の増額を受けまして、被爆者の皆さんの諸手当を増額するという内容でございます。もちろん金額がこれでいいというわけではありませんが、年々物価の上昇等に合わせまして、諸手当の金額を増額をしておられます姿勢については、私どもも厚生省の御努力を多といたします。しかし、私どもは一日も早く被爆者援護法をつくってもらいたい。被爆者の皆さんやあるいは平和愛好家の皆さんと一緒に要求してきた立場からいたしますと、ことしもなお原爆被爆者援護法が制定されていないことにつきましては、きわめて遺憾であると申し上げなければなりません。しかし、昨年六月から、社会保障制度審議会やあるいはまた本委……
○森井委員 私は、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党・革新共同及び民社党・国民連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 昭和五十三年三月の最高裁判所判決などにより、国家補償の精神に基づく原爆被爆者援護法の制定を求める声は、とみに高まっている。このため政府は、社会保障制度審議会の答申及び国会での附帯決議に基づいて、昨年六月、原爆被爆者対策基本問題懇談会を発足させ、制度の基本的なあり方について、再検討を……
○森井議員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党・革新共同及び民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました定年制及び中高年齢者の雇入れの拒否の制限等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 わが国はいま、本格的な高齢化社会の到来を迎え、中高年齢者の雇用確保が最大の社会問題となっていることは御承知のとおりでございます。 いまや五十代は、精神的にも技能的にも、最も成熟を遂げた働き盛りであります。にもかかわらず、五十五歳定年制、六十歳未満定年制が、人生五十年時代の明治時代の遺物のごとく、いまだに多数の大手企業に存在しているのは、時代錯誤もはなはだ……
○森井委員 公衆衛生局長にお伺いをしたいのですが、「厚生行政が内閣の先頭に立つか、あとに立つかだ。社会の変化の落ちこぼれを救済するという慈善事業では厚生行政はつとまらない」これはある新聞の記事でございますが、公衆衛生局長、だれの発言だと思いますか。
【次の発言】 困りましたね。
それでは今度は田中医務局長にお伺いします。「(自民党内には)さきの通常国会での修正のための自、社、公、民四党間の合意は、自民党が選挙で強くなったから関係ない、という意見もある。しかし、政治家として考えれば環境が変わったからといって合意はなくてもいい、という理屈にはならない」これはだれの発言ですか。
○森井委員 この際、確認をしておきたいことがございますので、以下、御質問を申し上げます。 質問の第一は、労災保険給付と民事損害賠償との調整問題につきましては、これまで議論を重ねてきたところでありますけれども、特に民事損害賠償がなされた際の労災年金の支給調整問題は、労災年金受給者にとって、とりわけ影響の大きい問題でありますので、被災労働者及びその遺族の実情や、年金たる保険給付の特質をも考慮し、慎重に対処されるべきではないかと考えるのであります。 民事損害賠償がなされた際の労災年金の支給調整に当たっての基本的考え方について、大臣の所信をお聞きしておきたいと存じます。
○森井委員 大蔵省が十月八日に出した「一般歳出の伸びをゼロとした場合の問題点」よくゼロリストと言われておりますが、この中に厚生省の該当する項目がかなり出てくるわけでございます。この国会で、きょうから健康保険法の審議が始まるわけでございますが、いま私どもと与党の皆さんとのネックになっております例の政管健保の国庫負担の問題についても、そのやり玉に挙がっているようでございます。いきなりの質問で恐縮でございますが、ゼロリストに対する厚生大臣のお考えはいかがなものか。特に厚生省は六十数項目の中で大方、三分の一近くゼロリストに載せられているようでございます。その点も含めて、ひとつお答えをいただきたいと思い……
○森井委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、さらに民社党・国民連合を代表いたしまして、確認の意味も含めまして若干の御質問を申し上げたいと思います。
最初の御質問は保険外負担の解消の問題でございますが、現在、健康保険は種々の問題を抱えておりまして、特に保険外負担の問題については、国民が強く、その解決を求めている問題であります。まず、この問題の解決について大臣の決意を承っておきたいと存じます。
【次の発言】 保険外負担の問題の一つである、いわゆる差額ベッドの問題について、これは非常に重要な問題でございますが、どのようにして解決をなさろうとされるのか、その具体的な方策を示していただきたいと存じ……
○森井委員長代理 次に、小沢和秋君。
【次の発言】 内閣提出、雇用に係る給付金等の整備充実を図るための関係法律の整備に関する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。藤尾労働大臣。
【次の発言】 これにて趣旨説明は終わりました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後五時四十一分散会
○森井委員 盛りだくさんの質問を抱えておりますが、余り時間のかからないような問題から御質問を申し上げていきたいと思います。 最初に、原爆被爆者の援護対策についてお伺いをいたしたいと思います。 御承知のとおり、昨年の十二月の十一日、原爆基本問題懇談会の答申が出されました。率直に申し上げまして、一年数カ月かかったわけでございますけれども、結論といたしましては残念ながら、あるいはきわめて遺憾なことに、被爆者の皆さんの期待を裏切るものになっておりました。戦後三十数年にわたって吟味し続けてきた被爆者の皆さん、すでに年齢的にも平均年齢恐らく六十歳を超していると思いますが、老齢化が進み、一刻も早く国家補……
○森井委員 この際、確認をしておきたいことがございますので、幾つか御質問を申し上げます。
その第一は、今後の高齢化社会への移行及び低成長経済のもとでの雇用情勢に対応していくためには、各種給付金の見直しというだけでなくて、雇用対策全般についてそれを見直し、改善を図る必要があると考えるのでございますが、所見を承っておきたいと存じます。
【次の発言】 高年齢者あるいは心身障害者の雇用を促進する上で、これらの方々の就労を容易にするための施設設備の整備、これらの方々に適した職種の開発等により就労分野の拡大をより一層進めるべきであると考えるわけでございますが、今後の方針をお伺いしたいと存じます。
○森井委員 けさほど来外国人、なかんずく朝鮮人の方々に対する国家補償の問題について、大臣お聞きのようにいろいろの角度から意見が出てまいりました。拝聴をしておりますと、のどから手が出るほど、確かにおまえらの言うとおりだといふうなことがうかがえるくらいでございましたけれども、しかし最後は現行法の壁にぶつかってどうもできない、こういうことで推移をしておるわけでございますが、もうこの辺でそろそろ決着をつけるという意味で、私も若干朝鮮人の方々に対する援護措置についてお伺いをしたいと思うわけです。 最初に、直接の所管ではないわけでございますが、年金局長さん、例の難民条約の締結に伴う国内法の整備の問題がご……
○森井議員 私は、ただいま議題になりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ及び社会民主連合を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。 この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に破壊、殺傷するものであるだけに、その威力ははかり知れないものであります。 たとえ一命を取りとめた人たちも、この世の出来事と……
○森井議員 私の記憶では、野党案を提出いたしまして与党から御質問をいただくということは初めてでございまして、きわめて光栄に存じます。 御質問がずいぶん長うございましたから、正確に全部お答えできないかと思いますが、骨子につきましては明確にお答えしたいと思っております。 与党の方では、現行二法を年々充実をしてかなりな成果を上げているじゃないか、こういう御指摘がございました。私もそれを否定するものではありません。すでに厚生省の原爆関係の予算も九百六十億に近くなってまいりまして、対前年の伸びもたしか一四%ぐらいでございまして、それなりに努力をされました跡については私どもも一定の評価をすることにはや……
○森井議員 政府が提案しております今回の特別措置法それからもう一本の医療法両法を通じて言えますことは、現行法が総じて社会保障の精神に貫かれておるという点でございます。したがって結果としてどういうところが出てくるかといいますと、被爆者の皆さんあるいは死没者の遺族の皆さんがしばしば要求しておられる点でありますが、たとえば亡くなられた方に対する弔慰金あるいはその遺族に対します遺族年金、そういったものが現行法におきましては支給することができない。それが一つであります。 それからもう一つは、よくあります、たとえばケロイド症状の非常にひどい方、すでに症状は固定しておりまして医療を加えても治癒の方法がない……
○森井委員長代理 午後二時十五分より再開することとし、この際、休憩いたします。 午後一時五十五分休憩
○森井委員 確認のために、私から二点ほどお尋ねをしておきたいと思います。
最初の御質問は、今回の御提案は要するに不快用語の追放にあるわけでございますが、単に用語上の問題じゃなくて、根本的には障害者対策の充実が大切であると考えるわけでございます。特に、ことしは国際障害者年でございますけれども、この年に当たって、厚生省として障害者対策をどのように推進していく所存なのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 二番目の質問は、残された不快用語と言われる言葉のこれからの処理の問題でございます。
たとえて申し上げますと、不具あるいは廃疾、そういった言葉がまだ残っておるわけでございますが、この種の用語につ……
○森井委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 国家補償の精神に基づく原子爆弾被爆者等援護法の制定を求める声は、一層高まってきた。また、原爆被爆者対策基本問題懇談会の意見書も、被爆者の援護対策は、広い意味での国家補償の精神で行うべきであるとの立場をとつている。 政府は、原爆被害者が高齢化し、事態は緊急を要するものであると……
○森井委員 この際、確認をしておきたいことがございますので、以下御質問申し上げます。 ただいまの委員長の御提案によります第十九条の三、これは売店等の設置の許可等の規定でございますけれども、この規定によりまして寡婦についても母子家庭の母に準じて優先許可を与えるよう努めることとされておるわけでございますが、この規定の運用に際しては慎重な配慮が必要であると考えるので、この点に関し確認をしておきたいと思うわけでございます。 お尋ねの第一は、母子家庭と寡婦では母子家庭の方が就職が困難ではないか、こう考えられるわけでございますが、この点についてどのような指導をなさるのか、お伺いをしたいと存じます。
○森井委員 桜井参考人にお伺いいたしますが、クレスチンを御審査なさったときには、癌治療学会基準というのがあって、それでおやりになったということですね。今度の場合、丸山ワクチンの場合は、この基準でおやりになったのかどうなのか、お伺いいたします。イエスかノーだけで結構です。
【次の発言】 よくわからないのですが、もう一度お伺いしますが、そうすると、クレスチンと条件が違っておるのですね。
【次の発言】 そうすると、再度お伺いしますが、クレスチンの場合は比較臨床試験というのはやらなかったということですか。
【次の発言】 二重盲検法というのが先ほど来出ております。丸山ワクチンの場合はあなたの方はそれをお……
○森井委員 総理と行管庁長官がおくれておられるようでございますから、総論は後にいたしまして、早速厚生年金等の国庫負担の減額の問題についてお聞きをしたいと思います。 過去二回、二日ほど本委員会は行われたわけでございますが、どうも大蔵大臣の年金の国庫負担を返すという返事は非常に歯切れが悪い。本当に返すのかどうなのか。よく、うそをついておりますと、相手の顔を見るとうそがばれる。うそ発見器がありますと、これまたちょっと警察庁で借りてきますと本当のことがわかるのですけれども、率直なところ、これまで二日間の質疑を聞いておりまして、本当に国席負担の減額分は運用利益も含めて返すのかどうなのか。私は一抹の不安……
○森井委員 この際、確認質問をいたしておきたいと存じます。
第一の質問は、一部負担の問題でございます。
一部負担は医療機関ごとに支払うこととされておるわけでございますが、せめて総合病院において二以上の診療科にまたがる場合は、一部負担については配慮すべきではないかと考えるわけでございます。大臣の所信を承っておきたいと存じます。
【次の発言】 次は、歯科保健対策についてでございます。
歯科保健対策については、若いうちから積極的取り組まなければ手おくれになる可能性があると思うわけでございますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 次は、老人保健を進めていく上の必要なデータの収集の問題でご……
○森井委員 森下厚生大臣はお気の毒なことに厚生省最大の受難の年に厚生大臣におなりになりました。もう一度申し上げますが、お気の毒でございます。 これはあなたのときじゃございませんでしたけれども、早々と厚生省は予算編成で退却をいたしまして、去年の夏には何と年金のスライド時期を五カ月ないし六カ月おくらす概計要求をいたしてまいりました。結果として、御案内のとおり一カ月おくらされたわけでございます。厚生省関係の年金等の一カ月おくれに要する費用というのはざっと百億でしょう。P3Cという飛行機がありますが、あれ一機が百十九億です。ざっと百二十億です。あれ一機をやめて、全国のお年寄りの年金のスライドの時期を……
○森井委員 今度の法案はいい点も非常に多いのですね。物価の値上がりが四・五%でございますから、五%以下でも法案の提出をなさったわけでございますから評価ができるわけでございます。ただ、玉にきずと申しますか、一つだけ悪い点があるのですね。それは例のスライド時期の一カ月おくれの問題です。これさえなかったら私どもはもろ手を挙げて賛成するところなんですが、残念でございます。なぜ一カ月おくらすのですか。
【次の発言】 いまぶすぶすっと返答がありましたけれども、それは理由にならないと思うのですね。よその恩給、年金等が一カ月おくれましたから私のところもおくれました、これではもう全く自主性がないじゃないですか。……
○森井委員 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び日本共産党を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。
修正の要旨は、昭和五十七年度における障害年金、遺族年金及び留守家族手当等の額の引き上げの実施時期を、昭和五十七年五月から同年四月に繰り上げること。
以上であります。
何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
【次の発言】 三月十八日に私から質問をいたしました国民健康保険の十一カ月予算の件について、検討されたことと思いますけれども、その結果をお聞きをいたしたいと存じ……
○森井委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ・民主連合及び柿澤弘治君を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、適切な措置を講ずるよう配慮すべきである。 一 本格的な高齢化社会の到来を迎えた今日、中高年齢者の雇用の改善との連係を図りつつ、公的年金制度全体の抜本的改善を図ること。特に制度間の不均衡の是正など体系的な整備充実に努めるとともに、年金制度の長期的安定化方策につき検討を行い、……
○森井委員 本日は、これから勤労者財産形成促進法の一部改正案について採決が行われるわけでございますが、それに先立ちまして、この際確認しておきたいことがございますので、幾つかの御質問を申し上げたいと存じます。 その第一は、今回制度改善に当たって、従来から多くの勤労者が活用してまいりました住宅貯蓄控除制度が廃止されたわけでございますが、これに伴って勤労者に実損が生じるようでは制度の後退につながるわけでございます。既契約者に対する措置はもちろんのこと、財形政策全般において、そういったことのないよう十分な措置を講ずべきであると考えるのでございますが、所見を承っておきたいと存じます。
○森井議員 戦時国際法というのは、戦争が始まりまして、そしてその交戦国を拘束する覊絆、法律でございます。したがいまして、もちろんこういった国際的な条約が締結をされる場合には、通常平和時に締結されることが多いわけでございますが、あくまでも紛争が起きた場合にお互いにこれとこれは守ろうではないかということで戦時を想定して戦時国際法というのはできたものでございます。したがいまして、交戦国の間では全く意味をなさないという議論には至らないと思っておるわけでございます。 それから今度の場合、私どもは原爆は国際法違反だと明確に位置づけておるわけでございますが、それは例のヘーグの陸戦法規、それを根拠にいたして……
○森井委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法というのは、局長さん、これは国家補償法ですか、社会保障法ですか。
【次の発言】 確かにそのとおりですね。そうしますと、去年一年間に物価は三%弱上がっておるのです。なぜ諸給付を引き上げないのですか。
【次の発言】 国家補償法は、先ほど局長から答弁があったわけですが、要するに国の行為によって国民に損害を与えたわけですね。したがって、その償いで戦傷病者戦没者遺族等援護法というのはできたのでしょう。そうしますと、国の都合で相手に損害を補てんするとかしないとかというのはおかしいじゃないですか。やはり少なくとも物価が上がっただけは、この法律に年金給付、特別給付金等もあ……
○森井議員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 近年、わが国の経済は高度成長を遂げ、工業生産力はヨーロッパの先進諸国を追い抜き、アメリカに次いで資本主義国の中で第二の地位を占めるに至りました。しかしながら、労働条件においては、なかんづく婦人労働者の労働条件においては、欧米の先進諸国に比べて著しく立ちおくれているのが実態であります。 特に、解雇、昇進、昇給等々の労働条件において、わが国では婦人が大きな差別を受けております。この性による差別は、解消される傾向にあるどころか、雇用の不安定化……
○森井議員 お答えをいたします。 まず、白川委員前段の平和憲法等に関します認識の問題については、特に憲法の平和主義等にお触れになりましたけれども、私も同感でございます。 しかし御質問の中で、戦争というのは政府の統治行為であって政府の責任において起こすものである、それもそうだろうと思うわけでございますが、そのためには国民の合意が必要ではないか、事実、第二次世界大戦もしくは太平洋戦争は国民の合意に基づいて行われたのではないか、こういう御趣旨と承りましたけれども、私はそうは思いません。それこそ一握りの軍国主義者が仕掛けて起こした戦争でございまして、国民は合意をするどころか、全く相談も受けていない……
○森井委員 行政改革の問題につきましては、数次にわたりまして答申がなされました。総理の意図もかなり伝わりまして、世は行革行革、こうなっておるわけでございます。 私どもも、行革に対しましては国民的な立場から行革の案を持っているわけでございますけれども、どうも振り返ってみますと、臨調は解散をいたしましたけれども、一体本当の意味で、まあ金がないのだから、あるいは改革が必要だから痛み分けをしなければならぬというふうなことだろうと思いますが、そういった観点からいきますと、どうも考えてみると、社会保障は大幅に削られておる、一方におきまして、財界に関しますものはほとんど切り込まれていない、そういうふうな感……
○森井委員 不満ではありますけれども、了承いたします。
○森井議員 私は、ただいま議題になりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党・革新共同及び社会民主連合を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。 この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に、破壊、殺傷するものであるだけに、その威力ははかり知れないものがあります。 たとえ一命を取りとめた人たちも、この世の……
○森井議員 野党は、被爆者援護法案を昭和四十九年以来ほとんど毎年提出をしてきておるわけでございます。おっしゃいますように、今もって国家補償の精神に基づく被爆者援護法案が成立を見ていないということは極めて遺憾だと思います。実は、この法律は奇妙なことに一度も否決をされたことがないのであります。政府案の対案としてしばしば出してまいりましたけれども、そのときにはどちらを先に採決するか、与党の方は政府案から先に採決、全野党は野党が提出しております被爆者援護法案を先に採決、こういうことで、どちらを採決するかを採決いたしまして、政府案が採択されて野党案が自動的に廃案になったという経過があるわけでございます。……
○森井委員 二月二十五日に本法案が提出をされまして、四カ月を経過したわけでございます。国会で相当熱心な議論が行われました。しかし、今度の健康保険法の改正案は、国会での審議も行われましたが、国会職員でないものが院の外で事実上の修正談議をするという、まことにふらちな状態が起きてまいりました。詳しい追及につきましては、後刻中曽根総理に対します質問のときに我か党から考え方を明らかにいたしますが、ともかく今度の場合、自民党から第一次修正案、第二次修正案そして第三次修正案と出されましたけれども、三次の修正案に関する限り、これは水面下から表に出てまいりまして、そして関係団体と自民党とで修正の詰めをする、その……
○森井委員 正直なところ、もうこれくらいにしてくださいと言いたい気持ちでございます。政府提出の特別措置法の改正案、それから全野党提出の原爆被爆者等援護法案、御存じのとおり、健康保険法の改正案と同時に付託になり、趣旨説明がされてまいりました。結局、健康保険法改正案の審議の道具にされた感じでございまして、素直に質問するわけにいきません。しかも昨日の理事会におきましては、まだ採決ができない。委員長も御存じのとおり、過去二回、健康保険法の審議のまあ私に言わせれば合間を縫って、二回審議が続きました。そして、健保の方はとっくに参議院に送られているわけでございます。 考えてみますと、この法案の審議の行方を……
○森井委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法の審議をしますたびに、戦争のつめ跡を思い出すわけでありますが、この法律に適用される皆さんは、それなりに国家補償の精神に基づいて救済措置がとられているわけであります。しかし、まだちまたにはなお戦争犠牲者の救済についていろいろな意見が出ております。要望が出ておるわけでありますが、そういった方々に対しましては、戦後処理問題懇談会ですか、そういうものがあるわけですね。 まずお伺いをいたしたいわけでありますが、この戦後処理懇は審議の状況はどういうふうになっておるのか、主なテーマは何か、そういったことについてお伺いをしたいと存じます。
○森井委員 同じく長友さんにお伺いをするわけでありますが、今までは、国民年金に加入をしていれば四十年掛けた場合は一人七万八千円、合わせて十五万程度受け取れるはずだったわけです。二十五年掛けても約五万円、夫婦で十万円です。また四十年掛けて十五万程度なら、これは辛うじて暮らしていけると思うのです。今度はそれが一人五万円、夫婦でも十万円、こういうことになるわけですね。これはどうでしょうか、暮らせますか。
【次の発言】 暮らせるかどうかという御質問をしたわけですが、暮らせないですよね。このままでは、他に収入がなければ、夫婦十万円というのは私の常識ではとても暮らせる金額ではないわけで、国民年金加入者の立……
○森井委員 去る百一国会から本法案の審議は始まったわけでございますけれども、どうも私は、今もって、この法案が成立をいたしますとこれでいいのだろうか、相当な不安を感じておるわけでございます。審議を詰めれば詰めるほどなお問題が多く出てくるという今までの審議経過からいたしますと、そういう感じがしてなりません。 例えて言いますと、基礎年金であります。我が党は、かねてから御案内いただいておりますように、基本年金構想というのを出しております。財源につきましては、社会保障制度審議会の建議を参考にいたしましてつくったものでありますが、我が党の基本年金、単身者六万円、そして夫婦十万円という形にしてありますが、……
○森井委員 増岡厚生大臣は広島の御出身でございます。私などよりはるかに被爆者問題についてはお許しゅうございます。また、被爆者の方々の悲惨な状況等につきましても熟知をしていらっしゃるわけでございます。そういう意味では、ことし被爆四十周年を迎えておるわけでございますが、被爆者の方々は年々お年を召しておられまして、恐らく被爆五十周年というのはもうあり得ないというくらいの気持ちで被爆者援護法をつくってもらいたい、そういう切なる要望があるわけでございます。 この際、質問の冒頭になりますけれども、そしてまたこの問題につきましてはこの国会で原爆特別措置法を御提案をしておられますから、細かい議論はいずれその……
○森井議員 私は、ただいま議題になりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党・護憲共同、公明党・町民会議、民社党・国民連合、日本共産党・革新共同及び社会民主連合を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。 この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に破壊、殺傷するものであるだけに、その非人道性ははかり知れないものがあります。 たとえ一命を取りとめた人たちも、この世……
○森井委員 今回、政府が御提出になっております特別措置法の改正案は、被爆者の皆さんの諸手当を引き上げる内容となっておりまして、結構なことだと思うわけでございます。ささやかであってもそれぞれの手当が引き上げられるわけでありますから、私どもも異論のあろうはずはございません。できることなら、せめて人事院勧告どおりの金額を満たしてもらうようにしてほしかったわけでありますが、その点がないのは極めて遺憾であります。しかし、冒頭に申し上げておきますが、内容については単純に手当を引き上げるものでありまして、その点については私どもとしても全く異論がないということを申し上げておきたいと思います。 ただし、ことし……
○森井分科員 先ほど次官から農林省の新年度の方針についてお伺いしたわけでありますが、私は限られた時間でありますので、その中でしぼって水産関係とそれからできればあとかんきつの振興対策についてお伺いしたいと思います。 まず水産関係の問題についてお伺いをしたいと思いますけれども、私の住んでおりますのは広島県でございまして、いうなれば瀬戸内海のちょうど中心部に住んでいるわけでありますが、最近は瀬戸内海の異常な汚染によりまして水産動植物に対する非常に数多くの被害が出ておるわけでありまして、ハマチにしろカキにしろ、さらにはまたそのほかの養殖にしろずいぶんと被害を受けてきております。一口に申し上げますと、……
○森井分科員 私は、まず昨年の忘れもしません九月の二十六日の衆議院の本会議で本格的にきまりました瀬戸内海環境保全臨時措置法、御案内のとおり十一月からいよいよ施行になっておりますが、まずこの問題についてお伺いをしたいと思います。 申し上げるまでもなく、これは三年間の時限立法であります。したがいましてその三年間に、環境庁としては基本的な方針を樹立されて、文字通り死の海と化しつつある瀬戸内海を生き返らせる、そういう段取りになっておるわけであります。これはざっと二千万人といわれております沿岸の住民あるいは九万人に及ぶ漁民、非常にたくさんの国民から期待をされておるわけであります。しかし、そうは言います……
○森井分科員 私からは、限られた時間でありますから、端的に二点について御質問申し上げたいと思います。その一つは公有水面の埋め立てについて、他の一つは有料道路の開放について、この二点についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、公有水面の埋め立ての問題についてお伺いをするわけでありますが、昨年の九月、七十一国会の大詰めでありましたけれども、公有水面埋立法の改正案が公布をされました。衆参両院を通過いたしまして改正案として公布をされ、この三月十九日に施行されるわけであります。公有水面埋立法の改正案のおもな点はたくさんありますけれども、たとえば埋め立ての免許基準を明確にしたこと、あるいはまた住……
○森井分科員 それでは私は少しじみでありますが、国民健康保険の問題についてお伺いをいたします。 まず、概括的な質問になるわけですが、率直なところ国民保険事業を行なっております保険者は、それぞれ深刻な財政難でいま困っておると思うわけです。なかんずくこの二月から医療費の値上がり、さらには高額療養費の負担の問題、かてて加えて一般的に老人がふえておりますけれども、老人の公費負担制度の確立、そういった問題で、ある意味で国民健康保険というものが曲がりかどにきておるのじゃないか。何らかの形で抜本的な対策を立てないと、非常に困った問題になる。特に、私が申し上げるまでもなく国民健康保険の被保険者は、たとえば社……
○森井委員 いわゆる通信白書を見ますと、四十九年版でありますが、百四十一ページに住宅用電話につきまして、二十年代までは「ステータスシンボルとみられたものが、今やシビルミニマムとしての地歩を占めるまでに至っている。」こういうふうに書いてあるわけでありますか、これは具体的にはどういうことですか、時間の関係がありますから、郵政省、一言で御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 かつては電話はいわゆる特権階級的な者が使っていた、最近はそれが庶民にまで至っておるということの表現であろうというふうに理解をいたしますが、そういたしますと、庶民の電話、いま事務用電話と住宅用電話と二通りあるわけであります……
○森井分科員 「わが国のみならず世界においても比類のない美しさを誇る景勝地として、また、国民にとって貴重な漁業資源の宝庫として、その恵沢を国民がひとしく享受し、後代の国民に継承すべきものである」これは瀬戸内海環境保全臨時措置法第三条の文章の一つであります。私は、ずっと幼いころから瀬戸内海の潮風にはぐくまれて大きくなってまいりました。 現状はもう御案内のとおり、瀬戸内海はうんと汚れてまいりまして、何とかしなければならない。これは私個人でありませんで、沿岸住民ざっと二千万人でしょうか、それから海で漁業をして暮らしている方々ざっと九万人、まさに国民的な課題として瀬戸内海をもとの海に返そう、そういうこ……
○森井分科員 私がこれから取り上げる問題は、昭和四十三年以来国会でしばしば問題になったことでございまして、戦争中の共済組合の規程の不均衡に伴います、法のもとに平等という鉄則がいまもって破られているという実情の問題であります。 説明が煩瑣になりますから、大臣のお手元に資料を差し上げました。一番左端に、逓信共済組合あるいは国鉄共済組合等々と組合の名前が書いてございます。結論から申し上げますと、一番上の逓信共済組合の甲種組合員の一部に限って一番右端の家計の維持要件というものがありましたために、いまもって遺族年金がもらえず、遺族が泣いているという問題でございます。 広島では、原爆が投下されまして、……
○森井分科員 私は瀬戸内海の埋め立てに関する問題につきまして、これから御質問申し上げたいと思います。 御案内のとおり、瀬戸内海環境保全臨時措置法は、昨年の十一月で時限立法としての期限が切れるところでございましたけれども、政府が後継ぎをつくらなければならないという義務を怠りましたために、結局、現在瀬戸内海環境保全法は二年間延長されて生きておるわけでございます。 申し上げるまでもなく、この法律は、瀬戸内海をあの昭和三十年代後半からの高度経済成長政策によります汚染からそれ以前のもとのきれいな海に戻すという趣旨の法律でありまして、瀬戸内海は、日本だけでなくて世界に誇るべき景観の地であり、また欠かす……
○森井分科員 私は、五十三年度で期限が切れます同和対策事業特別措置法の建設省における実施状況についてお尋ねをしたいと思います。
まず最初に、すでに法施行以来今日で九年が経過をしておるわけでありますが、建設省の今日までの同和行政についてどの程度進んでいるか、その辺からお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 ちょっといきなりの質問で恐縮でありますが、たとえば災害危険地域、たとえて言いますと急傾斜地の崩壊対策、これは全国で同和指定地域以外にもずいぶんあるわけでありますけれども、大体どのくらいあるものでしょうか。その中で同和地域がどれくらい入っているものか、お伺いしたいと思います。
○森井分科員 救仁郷住宅局長は去年も住宅局長でしたね。去年もこの分科会であなたを初め河川局長さんなどに御質問をいたしました。しかし、残念ながら、これから私が質問しようとすることはどうも約束が守られていないし前に進んでいないということで、大臣申しわけないのでありますが、昨年とほぼ同じ趣旨の質問をこれからさせていただくわけでございます。中身は同和対策事業特別措置法に基づきます事業の執行に関するもろもろの問題であります。 建設省の事業を考えます場合に、地区数でありますとか実態調査、そういったものが当然問題になりますので、まず最初に総理府にお伺いしたいと思うわけでございます。 御承知のように、去年……
○森井分科員 私は、ガット東京ラウンドの政府調達問題についてお尋ねをいたします。 大臣、これは大変なことになったと私ども思うのです。日米の貿易の不均衡というのは、私の理解では永久に続くものじゃない、いずれは均衡を回復するものだろうというふうに理解をせざるを得ません。その意味では、あくまでも一時的だと思うのです。ところが、いま問題になっています電電公社の物資の調達を一たん許すと、これはわが国の中枢神経に対しまして外国の具体的な物資が入ってまいりまして、たとえが悪うございますが、血も濁りますし、百年の大計を誤るんじゃないかと、私は大きな心配をしておるわけであります。 まず、この問題についての大……
○森井分科員 まず最初に、私はちょっとむかむかしておることがありますので、失礼かと存じますが、大臣にお聞きを願いたいと思うのです。 去年の十二月二十日、私は、これから質問をしようとすることにつきまして、大臣のもとに陳情者を連れてお邪魔をいたしました。ところが、私は、おかげさまでこのバッジをつけておりますと、国会はどこでも通れるようになっておりますが、環境庁へ入ろうといたしましたら、入り口でとめられてしまいました。そして今度、建物の中に入って陳情者を連れていこうとしたら、連れていった私もそれから一緒に行った陳情者も、すべて守衛にちゃんと届けをしなければ入れない仕組みになっておりました。 長官……
○森井分科員 私は、建設省所管の同和行政についてお伺いをいたしたいと思います。 予算で見ますと、対前年比で一〇・一四%の増という形になっております。いろいろな意見はありますが、まず冒頭に感じておりますことを申し上げますと、特別措置法が単純延長になりまして、あともう二年しか残っていないわけでありますが、そういう観点からいきますならば、予算の状況というのは決していい状態ではない、もっとふやしてほしかったという感じがするわけでございます。そしてまた、大切な要求が幾つか欠落をしておると思いますし、さらにまた、予算の組み方そのものについても問題を残していると思います。 そこで、最初にお尋ねをしたいの……
○森井分科員 瀬戸内海は言うなれば世界の公園ということで、その景観やあるいはまた海は特別に措置する必要があるということで、御案内のとおり瀬戸内海環境保全特別措置法ができているわけでございます。しかるに、このたび広島県の竹原市周辺で大規模な火力発電所の集中立地が計画をされております。ゆゆしい問題でございまして、現在でもすでに、たとえば松枯れでありますとかそのほか幾つかの環境破壊が出されておりますときに、事もあろうに三カ所に集中して、しかも既設のものも入れますと三百七十万キロワット、これは中国電力が現在の最大発電量が七百七十万キロワットでございますから約五割アップ。とにかく半径六キロ以内の非常に近……
○森井委員 最初に建設大臣にお伺いをしたいのですが、御承知のとおり、財政再建ということで大蔵省はゼロリストを発表するなど、かなり財政状態が逼迫をしておるわけでございます。そういった中におきまして本州―四国を結ぶ連絡橋は最終的には三つのルートででき上がる予定でございます。いまも新たに伯方・大島大橋が起工式を終えたばかりでございますけれども、しばらくの間一ルート二橋でありましたものがまた一ルート三橋という形になりました。関係の地域以外の皆さんから言いますと、一体四国に橋が三本もかかることについていかがなものかという議論が、率直なところこういう財政事情でありますからあるわけでございます。そういった見……
○森井分科員 ただいまは空の問題でございましたが、私は海の問題についてお尋ねをしたいと思います。本四架橋に伴いますところの諸問題です。
まずお伺いしたいのですが、この国会に法案をお出しになりますか。
【次の発言】 どうも運輸省と建設省の考え方が違うようで困るのですが、建設省いますか。――建設省は法案の準備はどうなっているのですか。
【次の発言】 来ないようになっていますか。――それでは何かの手違いでしょう。私のところへ質問取りにも来ましたけれども。
いないようですから、私の方からお伺いをするのですが、建設省は、法案の要綱その他要綱に近いもの、概要とかそういったものも含めて、いまもってできて……
○森井分科員 私は、部落解放行政、役所流に言えば同和行政でございますが、同和行政のうち、建設省所管の問題についてお伺いをいたしたいと思います。
まず最初に、内閣委員会におきます附帯決議、三項目ございましたけれども、なかんずく一項目、二項目について、建設省としてどのように今日まで措置をしてこられたか、お伺いをいたします。
【次の発言】 各都道府県から建設省はヒアリングをしているということなんですが、実態把握というのは文字どおりそのとおりでして、都道府県の窓口等から実情を聞くというだけじゃないと思うのですね。たとえば現地の調査についても、私は去年もおととしも申し上げましたけれども、建設大臣なり建……
○森井委員 郵政大臣、五十七年度、五十八年度、五十九年度三年間、単年度別に四分の一減額をした場合に金額は幾らになるのか。 それから、後で返すということですが、従来のやり方でいきますと、五十七年度も五十八年度も五十九年度も、いわゆる国庫負担分に相当する額は利回りも含めて運用できるわけですね。今度は、その間運用は凍結されるわけでしょう、財政再建期間中は。郵政特別会計から国庫負担に相当する分を入れないわけですね。入れないとなると、単年度、単年度の運用ができないわけですね。三年間凍結をしておいて、先ほど聞きますと、利子が十何億という御返事でありましたけれども、これはおかしいのであって、むしろ国の措置……
○森井小委員 一番最後のページ、高年齢者雇用の四本柱ということなんですが、一番上の「定年延長の促進」というところで、「大臣名による要請」というのがありますけれども、どの程度効果があるのかということを少し疑問に思うわけで、この点、具体的にはどういう形で、いつお出しになるのか。きのうもちょっと答弁出ておったようですけれども、御説明していただきたい。 それから、こういう行政指導もだけれども、六%の雇用率の達成というのは、やはり精神規定ではだめだと思うのです。だからそこで身障者と同じような、つまり納付金等の事実上のペナルティーを科すような方法を考える時期にも来ているんじゃないかということが一つ。 ……
○森井委員 それぞれの公述人の皆様、きょうはお忙しいところ、それぞれの立場から御意見を聞かせていただきまして、どうもありがとうございました。 まず最初に、小関公述人にお伺いいたしたいと思いますが、国家行政組織法の改正案が出されておりまして、御存じのとおり各省庁の官房や局等が、今度は法律によらないで改廃ができることになるわけでございますが、これはいままで一つの局とかあるいは一つの官房とか、具体的に申し上げますと、防衛庁設置法等々の改正もいままで出されまして、さまざまな形で国会で議論が行われました。議論が多いものにつきましてはなかなか成立がしにくい、それだけ意見が多いというようなことで、国会で議……
○森井委員 大蔵大臣と厚生大臣並んで座っていただきまして、これから年金の議論をするわけであります。
政府の年金行政は、頭が二頭立てでも困るわけでありまして、年金行政全般について聞きますと、最終的にはどちらの責任になるのでしょうか。
【次の発言】 厚生大臣、そうですか。
【次の発言】 いろいろありますが、年金のこれからの旗振り役と申しますか、年金についてのいろいろな改革が行われるわけでございますが、そういたしますと、その場合は最終的には厚生大臣が判断をなさる、もちろん中曽根内閣という一つの内閣でございますから、最終的には御相談があるにいたしましても、推進役は厚生大臣であるというふうに理解をして……
○森井委員 新聞に、あるいはテレビによりますと、労働基本権あるいは争議権がこの問題の今、焦点になっておるという感じでございます。本来でございますと国民のための電気通信ということで全般的なお尋ねをしなければならぬわけでございますが、時間が四十分余りと限られております。したがって私は、労働基本権、それから労災保険、さらに年金、大要この三点についてお伺いをしたいと思うわけでございます。 まず最初に労働基本権の問題でございます。 今度の法案を見てびっくりしたわけでございますが、労調法の中に中二階ができておるわけですね。公益事業の場合は、もう御案内のとおりでありまして、争議を行おうとすれば十日前に予……
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