このページでは工藤晃(神奈川)衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。工藤晃(神奈川)衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○工藤(晃)委員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。 質疑に入らしていただく前に、大臣に大変長時間の質疑でお疲れでございましょうけれども、私が最後でございます。与えられた時間も短うございますので、しばらくの間ひとつよろしくお願い申し上げます。与えられた時間が大変短うございますので、お答えは簡潔明快にしていただければ結構だと思います。 最初、失業問題についてお聞きいたしますが、現在、失業者が百万、こういうふうに言われておりますけれども、統計のとり方の相違とか、あるいは稼働率八〇%前後などから類推いたしまして、潜在失業者を加えますと実際はその倍になるのではないかというふうなことも言われ……
○工藤(晃)委員(新自) 私は、人の命を守ることは政治の原点だ、こういうふうに考えております。そういう立場からいまの健康保険法、これをながめてみますと、こういう健康保険法では人の命が守られていないのではないかという大きな疑問を持つわけでございます。健康保険法がつくられた趣旨は人命尊重であり、医学の進歩に伴って医療の近代化ができていくような、こういう対応をしていける制度、これが健康保険法の姿ではないかというふうに考えるわけでございます。しかし、それがそのようになっていないということになるならば、そのビジョンづくりを急ぐことが大変必要な条件になってまいります。厚生行政の最重要政策になってまいるわけ……
○工藤(晃)委員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。 この前、三月一日にこの席でいろいろ質疑させていただきました。その主な内容は、不況問題、それから労災保険の問題、それに伴う診療報酬の問題、それから社会的弱者に対する失業対策、このようなお話を質疑させていただいたと思います。その中で、時間的に短くて各論まで入っていけなかった問題点について、きょうは少し詳しく御返事をちょうだいしたい、こう思いまして質問に立ちました。 さて、この間の質問の中で、「不況の荒波が確実に現在押し寄せてまいっておりますが、現在、労働行政は一歩誤れば大きな社会不安の要因になってまいります。ひとつ真剣に勇気を持って……
○工藤(晃)委員(新自) 工藤晃でございます。
戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、これに関連いたしまして、一、二質問をさせていただきます。
今回の改正に当たりまして、予算策定に当たってその基準をどこに置いて改定をなさいましたか、その点についてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 高齢者が多くなってくることに対する配慮は特別になされているということでございますが、その点は私も指摘したかったわけでございます。このような障害年金とか遺族年金の引き上げも、だんだん対象者が減ってまいりますから予算的には前年度に比べて楽になる可能性もあるわけですから、ばらまきではなくて、特にその……
○工藤(晃)委員(新自) このたび提案されました雇用保険法等の一部を改正する法律案、これについて幾つかの質疑をさせていただきます。 これは労働者の失業の予防を図るため、新たに雇用事業を行うために改正する法律案、中身はそういうことでございますので、それについてお聞きいたします。 ただ、内容については大変結構だと思うのですけれども、これが実効という面になりますと、果たしてどれだけその効果を上げ得るかどうか、疑問な点もございますし、それからまた、そういう救済をするという一つの手段方法が新たな不公正をつくっていくんじゃないかという不安もございますので、そういうことを含めまして大臣及び政府委員にお聞……
○工藤(晃)委員(新自) ただいまいろいろの参考人の方々から北海道の季節労働者の方々の窮状をお聞きいたしまして、胸の迫る思いがいたします。何とかこれを、たとえどのような方法であろうとも解決をしてほしいという切なる願いは私ども痛く受けとめたわけでございますが、その点につきまして國井参考人あるいは岡本参考人に一、二質問をしたいと思います。 もし北海道の方々だけに九十日を付与するということは法のたてまえから平等性を欠くということ、その他いろいろな問題で可能性は薄いという立場になった場合には、それにかわるべき何らかの特例の救済方法というものを、もしそれがどうしてもだめであればこういう方法はどんなもの……
○工藤(晃)委員(新自) 労働安全衛生法及びじん肺法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、幾つかの質問をさせていただきます。 まず第一に、第五十七条の三の第一項及び第三項の関係、読んでみます。労働大臣は、化学物質でがんその他の重度の健康障害が生ずるおそれのあるものについて、製造し、輸入し、または使用している事業者などに対し、学識経験者の意見を聞いた上で、一定の方法による有害性の調査の実施及びその結果の報告を指示することができるものとすること、こうなっておりますが、この健康障害が生ずるおそれのあるものを製造しておる事業者に対し、どのようにしてそのような化学物質を、時期を失せず、先ほども大臣……
○工藤(晃)委員(新自) 質問いたす前に、いつも私は最後になります。大変早朝から長い時間、大臣、御苦労さまでございます。できるだけ私も簡潔にお聞きいたしますので、それについてできるだけ要点をお答えいただいて、できるだけ早く問題の解決をいたしたいと思います。 国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして質問をさせていただきます。 昭和三十六年、国民年金制度が発足し、国民皆年金体制が整備されましてから十五年になりますが、わが国の各年金制度の間には、その給付水準と負担に格段の差が見られます。また一方では老人人口が急に増しつつあります。それに伴って年金受給者が急激に増加する傾向が予測されておりま……
○工藤(晃)委員(新自) 大変長時間の質疑でお疲れのところ、最後の質問に立たしていただきます。 けさほどから被爆者に対する援護の仕方、方法その他について、大変意見が分かれ、激論が続けられておりますけれども、私も、その根本的な問題について質問をさせていただきたい、こういうふうに思いますので、あるいは午前中からの質問の中で重複する部分も多々あるかと思いますけれども、できるだけそれを確認しながら質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 午前中にも、この私がいまから質問する問題については出ておりましたけれども、改めていま一度御質問申し上げますが、国家補償と社会保障の定義に……
○工藤(晃)委員(新自) 私は質問いたします場合にいつも最後になってしまいまして、大変お疲れのところ申しわけないのですけれども、あと四十分、真剣におつき合いいただきたい、こう思います。 私もけさから皆さん方の質疑を真剣に聞かせていただきまして、いまここに私立っておりますけれども、頭は痛くなるやら肩はこるやら、真剣に聞けば聞くほど大変むずかしい、あるいはまた頭が痛くなるような、肩がこるような問題ばかりでございます。 特に私の場合には、昭和二十七年に医者になりまして、五十にいまなりますが、去年暮れまで実際の現場の医師として医療を担当いたしました。そういう意味から申しましたら、私がここに立ちます……
○工藤(晃)委員(新自) きょうは、けさほどから安宅産業に関連いたします失業問題あるいは社会不安の問題について深刻な話がたくさん出てまいりました。きょうの課題は、そういう意味においては、聞いておりましても大変深刻であろうというふうにとらえております。 きょうの課題とはおよそまた離れまして、私自身が大臣にお聞きいたしたい点は、具体的にあるいは明確にお答えをちょうだいできるような問題ではないというふうには思いますけれども、やはり国民の素朴な心配、こういうものについてどのようにお考えになっていらっしゃるか、政府の御見解を承りたいと思います。 世界経済も不況が強調されておりますし、日本におきまして……
○工藤(晃)委員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。ただいまから、医療問題について幾つかの質問をさせていただきます。
まず最初に、スモン訴訟の東京第二グループ原告団に対する一月十七日の東京地裁和解裁定について、厚生大臣の御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 これは一月十七日に出てまいりましてから、私の承りましたところ、また厚生省の窓口でも一月いっぱいでそれに対して十分なる政治的配慮をして返事をする、こういうふうなことでございました。ところが、いまだに返事がございません。そして昨日も大変お気の毒な方々が国会陳情にお見えになっていらっしゃいます。そのときにも、窓口に対しましても私は……
○工藤(晃)委員(新自) それでは質問に入らせていただきます。 多くの委員から指摘があったように、ただいま構造不況がはなはだ深刻でございまして、こういう認識については、すべての方々の認識は一致していると思われます。特に構造不況業種に対しては、それを救済するための特別措置法を与野党合議の上で解決するための努力を、ただいま、しているわけでございますが、もちろん、そういう問題を踏まえて、構造不況業種の従業員あるいは一般企業からも今後、離職者か増加する傾向をたどることは必然的なものだと考えられるわけでございます。そういう点について、それを受け入れる再就職の場をどのように獲得していくかということは、具……
○工藤(晃)委員(新自) 長い間、本当に審議御苦労でございます。 国民の健康を守らなければならない厚生大臣が、朝から晩まで座りっ放しで、まことに健康のためにはよくないだろうというふうに推測されます。朝から、とにかく抜本、抜本の応酬で、何か抜本のアレルギーが出てくるのじゃないかと思うくらい抜本の抜本、その抜本ということで何が何だかわけがわからないという形で私のところまできたわけでございます。 大臣、大臣は非常に勇気を持って白黒をはっきりなさるという定評がございますので、どうかひとつ、はっきりおっしゃっていただければ私の質疑も五分で終わっていいと思うのです。ところが、それが出ないと、やはり時間……
○工藤(晃)委員(新自) 私は新自由クラブを代表して、政府提出の健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案に対する修正案及び修正の部分を除く原案に対し、賛成の意思を表明いたします。(拍手) このたびの改正法案は、昭和四十九年度以降五十二年度までの推定一千六百二億円の累積赤字の解消を目的としたものであります。診療内容の向上に資するところが皆無であることに対しては、まことに遺憾と言わざるを得ないものであります。特にボーナス保険料を、政管健保には強制、組合健保には任意とする、このような不公正の拡大は、社会保障の後退であり、社会正義にもとるものであるとの非難に対しても、反論の余地のないものであり……
○工藤(晃)委員(新自) 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、本日は環境庁の方にポイント一つだけをお聞きし、また御見解をお願いしたいと思います。 ただいま行われておりますこの健康被害を補償する考え方の中に、国定発生源と移動発生源、これの負担を八対二で求めているということでございます。その原資は、移動発生源の場合には自動車重量税から引き当てていく、こういう考え方でございますけれども、本来公害を発生するパターンは、主として石油という、こういう燃料を使用する過程において公害が結果的に出てくるということでございますので、だれが負担をどのようにするかという問題についてはいままで……
○工藤(晃)委員(新自) 水質汚濁防止法の一部を改正する法律案の質疑に関連いたしまして、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。閉鎖性水域へ流れ込む産業排水あるいは家庭用雑排水の問題でありますけれども、特に東京湾に流れ込んでくる、そういう問題についてお答えをいただきたいと思います。いまの東京湾の水質汚濁の現状を簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 特に閉鎖性水域と言われております中でも問題になっておるのは東京湾と伊勢湾と瀬戸内海が大きなところでございますけれども、その中で東京湾の場合には、そのほかに比較して特に生活排水の負荷量の割合が非常に大きいと聞いております。結局、その生……
○工藤(晃)委員(新自) 最初に、三人の参考人の方に御足労をかけてまことにありがとうございました。新自由クラブの工藤晃でございます。 瀬戸内の環境保全に関連いたしましてまず第一番にお伺いをしたいことは、水質汚濁あるいは有機汚染、特に赤潮発生などと関係のありますCODに関連しまして、参考資料の瀬戸内のCODの「主要産業別負荷」というところのデータなどを見ますと、瀬戸内の場合、産業別に見ますとパルプ工業の負荷が非常に高くて、四三・五%というふうな大きな負荷を持っているわけです。そういうふうにパルプ工業が瀬戸内の環境汚染に影響する問題は、このデータから見ると非常に大きなウエートを占めているのじゃな……
○工藤(晃)委員(新自) まず山形参考人にお聞きをいたします。 ただいまいろいろ御説明を伺っておりました中で、幾つかお聞きをしたいと思うことが浮かんでまいりましたので、その点をお聞きしたいと思います。 まず第一番に、山形参考人のおっしゃったポイントの中で、健康を保護し得る範囲の中で他のものとの整合性を考慮したNO2対策をしてもらいたいという御発言がございました。そういうことになりますと、健康を保護し得る範囲というものが問題になると思うので、この定義がはっきりしなければ、結局は他のものとの整合性を図れと言ってもできないのではないか。なぜならば、この問題は、すべて人の健康というものを第一義に考……
○工藤(晃)委員(新自) 最後に、短い時間の中で多くの質問はできませんので、きょうは薬害という問題にしぼって厚生省の御意見を伺いたいと思います。「医薬品による健康被害の救済に関する法律(仮称)案大綱(試案)」厚生省薬務局の方からちょうだいしました資料をもとにして多少御意見を承りたい、かように思います。 この薬害という問題は、いま国民の大変重要な関心事でございますし、古くはサリドマイド、最近はキノホルム、その間にコラルジル、クロロキン、ストマイ、クロマイ、ミオブタゾリジン、こういう薬品によって、いろいろな問題が提起をされてまいっておりますことは御存じのとおりでございます。こういうふうな問題が、……
○工藤(晃)委員(新自) 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案の質疑に関連いたしまして、本日は援護行政について幾つかの質問をさせていただきたいと思います。
まず最初に、遺族年金等の四回払いが今度行われてくるというふうに聞いておりますけれども、受給者の方からすれば盆、暮れに、ぜひそれをもらいたいというような御要望が強いように承っておりますけれども、それについて何か御配慮なさっておるかどうか承りたいと思います。
【次の発言】 それはいつごろから行われるかということが一つと、それから、それをできるだけ多くの方々に通告をするというか、知ってもらう手段、方法については、どのように考えてい……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案について幾つかの質問をさせていただきたいと思います。 最初に、政府の方からちょうだいいたしました「勤労者財産形成促進制度の現状について」という冊子の中に「近年の経済成長により勤労者のフローとしての所得については改善がみられたが、貯蓄や持家といった資産の形成面では著しく立ち遅れている現状に鑑み、勤労者の豊かな安定した生活のために、勤労者の自助努力による資産形成を促進することが雇用の安定、社会保障の充実と並んで重要である。」こういうふうな御趣旨のことを書いてございます。これは御趣旨については全く賛成でございます。しかしな……
○工藤(晃)委員(新自) 最後の質問をいたします。どうぞお気軽にお答えをいただきたいと思います。きょうは決して言質をとって云々するつもりで質問をいたしません。と申しますのも、高齢化社会を急速に迎えようとしております日本の現在、生命の保障それから生活の保障、生きがい、こういう三つのものは、二十一世紀へかけての重要な政治課題でございますと同時に、日本の一つの理想を掲げた政策を論じなければならない問題だと思いますので、どうかひとつ、そういう意味において大臣も、しゃべったから、それが言質をとられたという形を、どうぞお忘れいただいて、私も、きょう、そういう長期的展望の上に立った問題点について質問をしたい……
○工藤(晃)委員(新自) 職業訓練に関連いたしまして幾つかの質問をさせていただきたい、かように思います。 いま日本は、産業構造の質的な変化あるいは年齢構造の変化で非常に長生きをするようになった、こういう二つの大きな流れの中で、雇用問題が深刻な状況を醸し出しながらも、新しい次の世代への模索をしている時代ではないか、かように考えるわけでございます。 私は常日ごろから申し上げているのは、やはりいまから二十一世紀へかけて、健康の保障をどうするかということが一点、生活の保障をどうするかということが二点、三点目は生きがい、この三つをどう付与していくかという、こういう問題の総合的な解決を図っていかなけれ……
○工藤(晃)委員(新自) きょうは、日本の今後の検疫の問題について幾つか質問をしたいと思います。 先月、大変世間をにぎわしました横浜港に流れ込みます鶴見川の流域におけるコレラ汚染という大変大きな社会問題を踏まえて、今後の検疫及び防疫体制についてお聞きをしたいと思うわけでございます。 本来ならば、いろいろ質疑した後で、最後に大臣に今後の展望をお聞きしたいと思っていたのでございますけれども、大臣の御都合もおありのようでございますので、冒頭にそういう問題についての幾つかのお考えを伺いたい。 その最初にお伺いしたいと思うことは、いままでのような過去の検疫体制は、主に船を利用して海外からいろいろな……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、化学的合成品である食品添加物について幾つかの質問をさせていただきます。 現在、食品添加物として許可をされている品目は三百三十四種類、それが大分前から再点検をされている、こういうふうな現状につきまして、その現況などについてお聞きをしたいと思います。ただ、現在は全くすべて生活環境の中におきましては、呼吸器を経て、あるいは経口的に、あるいは経皮的に多くの有害物質を吸収しながら生きているわけでございまして、一言で表現すれば公害の山の中で埋もれながら生活をしている、こういう状況下に置かれていると思います。その中で特にきょうは、その食品添加物についての再検討をされている……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、身体障害者あるいは母子家庭の御婦人、そのような社会的に弱者と言われる方々の雇用の問題について質疑をさせていただきたいと思います。 六月四日の朝日新聞に大きく「障害者にも仕事の場を」という見出しで、今日のこういう障害者に対する雇用の問題をクローズアップさしているわけでございまして、その中で最初に書かれている部分の要点を読んでみたいと思います。 障害者が、不自由な身をこらえながら作り上げ た製品をもっと利用してほしい、仕事の場もふ やしてほしい――障害者のこうした声を背景 に、全国社会福祉協議会や各地の授産施設が中 心となって「障害を持つ人にも就労の場……
○工藤(晃)委員(新自) 十分間で質問をするわけですから、多くのものは期待できません。一、二お聞きをいたします。 本日、三公社五現業等の争議権の問題について質疑がなされてまいりました。私は、いままでの委員の方々が、こういう公共性の事業に関与する労働者の基本的権利であるスト権を付与しようという立場からの御意見が多かったようにお見受けするわけでございますけれども、一方においては、この公共性と、それから、そういう部門に関与する労働者のスト権という立場から言えば絶対に相入れないであろうという問題について、いささか公共性という立場から、これをながめてみた場合の考え方も必要ではないか、かように考えるわけ……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、大蔵大臣、厚生大臣、会計検査院の方々に、ただいま非常にいろいろと物議を醸しております医療問題について率直な御意見を伺いたい、かように考えます。 社会保険診療報酬の所得計算の特例、いわゆる医師優遇税制、これにつきましても、五十三年度以降において何らかの手直しをしていくのだという、こういう御発言がございます。それにつきまして、この問題が非常に大きく社会で取り上げられているわけでございますけれども、これが、先ほども申し上げましたように、医師優遇税制と言われるその点について、何をもって優遇と言うのか、あるいはまた、何をもって不公平税制と言うのか、その点について大臣に……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、「水俣病の認定に係る業務の促進について」という昭和五十三年七月三日の環境庁事務次官通知に関連して質疑をさせていただきます。 まず第一番目に、話を進める上から、再三にわたって各委員の質問に対して答えておられる点について改めてお答えをちょうだいしていかなければなりませんので、その点についでお聞きするわけでございますが、この昭和五十三年七月三日の新次官通知と、それから四十六年以降、大石長官の国会答弁を含めまして、出されております幾つかの通知とは全くその趣旨において変わりはないのだ、こういう御見解を述べておられたように承っておりますが、その点について改めてお聞きをい……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、特定不況地域離職者臨時措置法、この案件について関連して質問をさせていただきたい、かように考えるわけでございます。 まず第一番に大臣にお聞きをしたいと思いますのは、この法案も、すべて雇用の確保という目的から、臨時措置法案も緊急措置として提案されてきたものだと認識しております。しかしながら、一方においては、日本の産業構造の変化が非常に深刻な、こういう雇用の問題にまで影響しているという実態がございます。問題は、雇用の確保の前に、日本の産業構造の変化がスムーズに行われて、景気浮揚というものがそれに伴って上昇してこなければ、逆に雇用の確保というのは大変困難である。その……
○工藤(晃)委員(新自) あす社会労働委員会におきまして、ただいま社会労働委員会にかかっております健康保険法等の一部を改正する法律案が採択されることに予定されております。これが継続になるか廃案になるか、こういうことについてあす決まるわけでございますけれども、本日は、この法律案についていささか質問をしてみたいと考えております。 まず第一番に、大臣にお聞きいたしますけれども、この法律案が先国会、八十四国会の末に急遽出されてまいりました。一回の審議も行うことなく継続という、それも議運において継続という、社会労働委員会までおりてこなかった、こういういきさつがございます。しかしながら、その前から、健康……
○工藤(晃)委員(新自) ただいま社会労働委員会では薬事法それから医薬品副作用による被害の救済基金法の二法が盛んに審議されているわけでございます。その端緒は、スモンという大きな薬害が発生したということが一つの大きな誘因になってそういう法律がつくられようとしているわけでございます。言えば、犠牲者が出なければこういう問題もなかなか改善されていかないという行政上の一つの欠点を明らかにしている問題であろうというふうにとらえているわけでございます。これも大きな目で見れば一つの公害でございます。そういう意味を含めて、今後の環境行政の中でいろいろ問題があることは私もよく存じておりますけれども、きょうはそうい……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は大臣に雇用と第三次産業、特に環衛業の関連について、しぼった質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、大臣の所信表明の中で「雇用・失業情勢は、完全失業者が百万人以上の高水準で推移し、また有効求人倍率も最近やや上昇傾向が見られるもののなお求職超過の状態にあり、依然として厳しい状況が続いており」、「構造不況業種等における雇用問題など不安要因もあって、雇用・失業情勢は、いましばらく楽観を許さない状況が続く」こういうことをおっしゃっておられます。それから、そういう意味で、雇用問題の解決は現在国政の最重要課題だということも指摘されておられるし、それから雇用の改善の……
○工藤(晃)委員(新自) きょうは、昭和五十四年一月二十五日都道府県知事あてに厚生省保険局長から「保険診療適正化のための指導、監査の推進について」という通達か出されております、その通達について質疑をさせていただきたい、こう思います。
まず、この通達の目的はどういうところにございますか、大臣からひとつお答えをいただきたい。
【次の発言】 それに関連しまして、私の手元にございます雑誌にこういうことが書かれているのです。「厚生省は、橋本厚相と武見日医会長との合意にもとづき、二十五日付で「保険診療適正化のための指導、監査の推進」、二十六日付で「健康保険組合の医療費通知及び不正請求告発運動」についてそ……
○工藤(晃)委員(新自) 大臣、大変お疲れのところ恐縮ですが、私が最後ですからもうしばらくお願いをいたします。 きょうは日本の労働行政の基本的な質問から入らしていただきたいと思うのですが、非常に低成長であり、産業構造の変化に伴う産業の質的転換を急いでやっていかなければならない。一方では高齢化社会が急激に訪れてまいっております。ヨーロッパ先進国では百年から百五十年という長い成熟期間を経て高齢化社会が参っておりますが、日本の場合にはその三分の一ぐらいの速さでいま訪れようとしている。そこに雇用の問題は大変深刻な影を投げかけているわけでございます。もちろん構造不況とはいえ、世界の不況のあらしの中にす……
○工藤(晃)委員(新自) きょうは、戦傷病者戦没者遺族等援護法に関連する質疑をいたす予定でおりました。しかし、その前に、人命をどう扱うかということについての関連で、ちょっと気になる新聞記事がけさ目に映りましたので、その点をまず最初にただしたいと思うわけでございます。 きょうの読売新聞の朝刊にこういう記事が出ております。見出しは「年中無休の二十四時間病院神奈川進出、国会で論議 「大変結構」と厚相 地元医の阻止、行き過ぎ」こういうタイトルで記事が出ておりまして、簡単に部分的に内容を読みますと、 「年中無休、二十四時間オープン」ということで注目を集めている医療法人「徳洲会」(徳田虎雄理事長、本……
○工藤(晃)委員(新自) きょうは年金に関連した質疑をさせていただきます。 まず最初に、わが日本が急激に高齢化社会へ向かおうとしているという現実、がございまして、これは社会構造にいろいろな形で対応を迫ってきているわけでございます。それも、ヨーロッパ先進国におきましては、百年あるいは百五十年という長い年月を経まして高齢化社会というのが成熟してまいった歴史がございますけれども、日本においては約半世紀でこれを達成し、なおかつ世界最長寿国にランクされたわけでございまして、今後ともに、そういう傾向はより増強されることはあっても減少されない、こういう形であろうと思います。あと十五年たちますと平均年齢が八……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、港湾労働法の一部を改正する法律案の質疑に関連いたしまして、港湾輸送機能の近代化と、それからその将来並びに港湾労働者の今後の雇用関係の展望について質疑をさせていただきたい、こう思います。
まず最初に、港湾労働法の一部を今度改正される法律案の提案が出てまいりましたけれども、その背景になるようなものを簡単で結構ですから御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 一言で言いますと、提案理由説明の中にもありますけれども「近年、コンテナ輸送の増大等港湾における輸送革新が著しく進展し、港湾運送業務における日雇労働者への依存度が逐年低下しています。このため、登録日雇港湾労……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は金田、坂本両参考人、大変体のぐあいの悪いところをお出ましいただきまして、心から感謝を申し上げます。また、石館参考人もお忙しいところをお出ましいただき、熱心に御討議をいただいて、感謝いたします。 私に与えられた時間は十五分でございます。その中でこのような重要な問題についてお聞きをするということでございますので、十分なことは当初から望めないと思いますが、ただ皆さん方のお立場からの御意見というものが今後どのように反映していくかということについての私なりの質問をさせていただきたい、こういうふうに考えるわけでございます。 第一番に、医薬品副作用被害救済基金法の問題に関……
○工藤(晃)委員(新自) 本日は、薬事法の一部を改正する法律案と医薬品副作用被害救済基金法案、この二法案の質疑に入らしていただきますが、その前に、私自身に与えられた質疑の時間は本日は七十分の予定でございました。しかし、大臣の大変大事な御用がございますそうで、時間を二つに分けまして、本日は四十分、あす三十分というふうに分けさしていただきます。それについて、本来言えば、この二法案がセットで出てまいりましたように、この問題の質疑に対しましてもやはりセットで質疑する方が非常に効果的でございますが、しかし、そういうふうに分けられましたので、本日は特に薬事法の一部を改正する法律案についての質疑を重点的にや……
○工藤(晃)委員(新自) きょうは薬二法について質疑をさせていただきますが、この前の委員会の質疑は、大臣がスモンの救済のために大変大事な用事が突発したのでぜひ便宜を図れということで、私は質疑を中断いたしました。その残りの部分の時間をきょうやるわけでございます。そういうわけでございまして、きょうの質疑は、薬事法の改正についてこの間一部やり残した部分と、それから医薬品副作用被害救済基金法案、この二つについて、時間の許す限り質疑をさせていただきます。 まず第一番に、薬事法の改正については、一言で申せば目的規制の中に医薬品の有効性、安全性の確保という言葉が一切入っていない。これはぜひ入れるべきであっ……
○工藤(晃)分科員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。 本題に入る前に、私いままで職業は医師でございましたので、その立場からちょっとお聞きしますけれども、この部屋の空気が大変濁っていると私は思うんですよ。それで、朝からこの部屋に換気をされたかどうかちょっとお聞きをしたいのですが、どうでしょう。――それじゃ結構です。私それを質問いたしましたのは、精神身体医学の上から、委員長を初めとして大臣も大変お気の毒だと思うんですよ。というのは、朝早くからこうやって、私はいつも一番最後なものですから参りますと、大変熱心に質疑されておられる。しかし人間の能力には限界がございますし、そういう意味において……
○工藤(晃)分科員(新自) 最近のニュースに赤ちゃんあっせんで大変世論をにぎわしておりました菊田医師が起訴される、こういう報道がなされております。 冒頭、私は誤解を生まないために、まず私の立場を明確にしながら、未成年養子の基本的人権あるいは福祉について質疑をさしていただきたい、かように思うわけでございます。 まず第一番に、菊田事件が起訴されるということは、これは法治国家において違法行為をされた方は公平に裁かれるのは道理でございます。そういう意味において、私は菊田さんを支援するとか応援するという立場では毛頭ないわけでございます。しかし、菊田事件が起訴され、それによる判決が下って一応事件は解決……
○工藤(晃)分科員(新自) この間の二月二十日の予算委員会の一般質問で、私が大蔵大臣、厚生大臣に、いわゆる医師優遇税制に関連した問題点について質疑をいたしまして、その中に昭和五十一年度決算検査報告、会計検査院の報告書について、二八%の問題について質疑を申し上げましたが、時間の関係上いろいろお聞きするわけにもまいりませんでしたので、本日はそれに引き続いて御質問を申し上げたい、かように考えたわけでございます。 まず最初に、社会保険診療報酬の所得計算の特例について、いわゆる医師優遇税制と言われておる問題でございますが、これが会計検査院の「特に掲記を要すると認めた事項」の中に含まれておりますが、この……
○工藤(晃)分科員(新自) 二月二十日の予算委員会の一般質問で、大蔵大臣及び厚生大臣に、いわゆる医師優遇税制、すなわち社会保険診療報酬の所得計算の特例についていろいろ御質問をいたしました。また、その問題に関連しまして、その周辺のいろんな医療に関する問題点についていろいろと質疑をし、また御答弁をいただいたわけでございます。それに関連いたしましてきょうは大臣に、よりその問題を前進させた質問をし、また御回答をいただきたい、かように考えるわけでございます。 きょうはどういうことを御質問申し上げるかといいますと、この間、とにかく二八%は五十三年度限り、五十四年度からは何らかの手直しをしていくのだ、こう……
○工藤(晃)分科員(新自) この前、二月二十日、予算委員会の一般質問でやはり村山大蔵大臣に御質問をいたしました。その主たる内容は、いわゆる医師優遇税制と言われております社会保険診療報酬の所得計算の特例について御所見を承ったわけでございますか、本日はやはりそれに関連しまして、時間の都合で十分討議されなかったので、また時間の許す限りそういう問題について討議をさしていただきたい、かように思います。 ところでこの間私が質問申し上げました要旨は、いわゆる医師優遇税制と言われているものが、何をもって優遇と言い、何をもって不公平税制と言われているのかという、そういう素朴な質問をいたしました。先ほどの田中委……
○工藤(晃)小委員(新自) ただいまいろいろ御説明いただいた資料ですけれども、日本の健康保険制度と比較するということは、この資料からでは私は困難だと思うのですね。ただ、社会的な背景も違えば他の社会保障的な制度もすべて違うでしょうし、それからそういう福祉社会のあり方も違うでしょうから、その中に置かれている医療制度だけを比較するということは、現在この資料ではむずかしいと思いますし、また幾ら詳しく説明いただいたとしても、比較にはできない、参考にはなっても比較にはならない、こういう感じを受けているわけです。この制度、どの国も、ああこれはいい制度であるというふうに感心できるようなものじゃないというふうに……
○工藤(晃)小委員(新自) 給付と負担の問題に関する考え方ということで、大変いろいろ資料が出ております。すべて不公平のかたまりがここに書かれているわけで、その中に整合性とかあるいは公平とかいうところを見出すのは大変困難なこういう状況の中で、これをどうするかという問題になりますと、一つ一つを討議しておりますと大変な時間とあれがかかるし、結論的に言って、こういう不公平というものをどう解決するかということが一番問題じゃないかと私は思うわけですね。その手段がどうであるかということが私は問題だと思う。 そこで一例を挙げて御質問申し上げますけれども、同じ制度の中に置かれている政管健保と組合健保、これだけ……
○工藤(晃)小委員(新自) 余り時間がないようですから、簡単に……。 まず一ページの表で、結核対策が三歳のところで線が切れておりますが、この切れている理由が一点。それから成人病対策のところで、循環器疾患検診・保健指導については四十歳から六十四歳で切れているという理由。後の部分については、これは六十五歳以上もずっとやっておられるようになっているんじゃないかと思いますけれども、そこら辺のところの説明をまず一遍していただきたい。 それから、六ページの注のところの「保健施設費の金額は、九百七十四億八千万円である。」、これは五十二年度の施設費ですが、これは過去さかのぼって、わかるだけ、年度ごとの施設……
○工藤(晃)分科員(新自) 大臣、きょうは大変長時間質疑を真剣にやっていただきまして、さぞかしお疲れだろうと思いますけれども、ただいまから私が申し上げることは、国家百年の大計をどう考えるかという大変次元の高いお話をいたします。それについて、あなたの判断とそれからあなたの決断とあなたの選択が、大きく健康社会の創出という問題についてどう影響するかという大変大きな問題に取り組んで私は質疑をさせていただきたい、こう思いますので、かっと目を開いてひとつ御答弁いただきたい、こう思います。 そういうところで一つお聞きいたしますが、それほど肩を張って申し上げるわけではございませんので、ぜひ、いつも言い古され……
○工藤(晃)分科員(新自) きょうは、構造不況業種並びにその周辺に起きております雇用の問題について質問をさしていただきたいと思います。 現在、特定不況業種離職者臨時措置法第二条第一項の政令で指定する業種、こういう一覧表を見ますと三十六業種、百五十万人ぐらいの対象者がこの中に含まれているわけでございます。平電炉、アルミ、化学肥料、塩化ビニール樹脂、段ボール原紙、繊維、造船あるいははしけ運送業、こういうふうないろいろな業種の中で、こういう構造不況というのは大変問題になっておりまして、今国会の中心的課題であることは皆が認識している問題でございますが、この前の質疑のときにも私は申し上げたのですが、昭……
○工藤(晃)分科員(新自) 最初にまず、現在の日本の置かれている産業界の現状あるいは未来について大臣がどのような基本的なお考えを持っていらっしゃるかについてお聞きをしたいと思うのです。 まず第一番に、構造不況と言われているような業種を含んで産業構造の転換をしていかなきゃならないという大きな境目に来ているということが一点と、もう一点は、急激に訪れてまいります高齢化社会、この高齢化社会に対応する雇用の問題を含めて、こういう産業構造の転換をするという大変大きな作業を一方でしながら雇用の確保をしていくということと、それから、特に高齢化社会に対応する中高年齢層の雇用をどう確保していくか、こういう問題は……
○工藤(晃)分科員(新自) 本日は、大蔵、厚生両方からひとついろいろと御意見を承りたい、こう思うわけであります。 その内容は、急激に訪れてまいります高齢化社会、それに対応するために健康の保障をどうするか、あるいは生活の保障をどうするか、あるいは生きがいをどう見つけるか、こういうふうな国民的課題をどのように解決していくか、あるいはそれに対してどのような誘導をしていくか、これは大変大きな政治の課題だと思うのです。同時に、国民のいま最も不安に思っているところでもございます。そういう高齢化社会に対応するというこの大変むずかしい対応に対しては、多くの既成の事実の上に立った発想よりも、大きな発想の転換を……
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