このページでは渡辺朗衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。渡辺朗衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○渡辺(朗)委員 渡辺朗でございます。新たにこの外務委員会の一員に加えさしていただきました。新人でございますので、どうかよろしく御指導をいただきますようお願いをいたします。 私は、きょう、三月の二十一日、二日というふうに新聞報道によりますとセットされている日米首脳会談、これと関連いたしまして、さらに五月に予定されているという先進国首脳会議、これの両者につきまして御質問をさせていただきたいと思っております。 なぜ二つのものを一緒にして御質問させていただくかと申し上げますと、私の感じでございますけれども、このたびの日米の首脳会談は先進国首脳会議の下敷き、あるいはまたその準備の一環でもあるという……
○渡辺(朗)委員 私、この農業基金の協定に関しまして御質問申し上げる際に、一つだけ要望をこの委員会にしておきたいと思います。 実は、ここにいらっしゃる委員の方々もあるいはそうではないかと思いますけれども、この協定の案文をいただきましたのは昨日でございます。そしてきょう早速内容についての討議というようなことになりますと、実は十分な内容についての調査あるいは研究ということもなかなかできにくい。したがいまして、今後はそういった場合に、ぜひ時間をいただいて検討をして、それから質問をさしていただくというような段取りをお願いをしたいと思います。私は、そういう意味で、実はこの内容につきまして、まだ協定の各……
○渡辺(朗)委員 前の外務委員会におきまして私幾つかの御質問をさしていただきました。その中で、特に日本政府として今後十年程度のめどで国際的な食糧の需給の見通しという点をお尋ねをしたわけでございます。それにつきまして、国際的な需給関係がこれからどうなるのか。一方においては非常に食糧難という、食糧不足ということが大きな問題として取り上げられております。他方また別の調査、そういうところから見られるものは案外楽観的な見通しも出てきております。技術であるとか、これからの国際的な協力とか、そういうもので急速に食糧生産は好転するのではないか、十年後、一九八五年ごろにはOECDの見通しは過剰生産の気味が出てく……
○渡辺(朗)委員 鳩山外相、このたびは御苦労さまでございました。大変短い期間ですけれども、重要な会談をされたわけであります。つきましては率直にいろいろな点お聞かせいただきたいと思います。 まず私、いま中川議員が御質問をしておられましたその連続でちょっとお聞きをいたしたいと思います。 今回の共同声明を見ますと、中国問題は確かに一言半句取り上げられておりません。ただし新聞で拝見いたしますと、この首脳会談では米中の国交正常化問題が取り上げられて話し合いが行われた、またある新聞では、その際に米国側は日本方式をとらないというようなことを述べたということが報道されております。外務大臣、その点で直接にバ……
○渡辺(朗)委員 外務大臣並びに政府委員の皆さん方、本当に連日遅くまで御苦労さまでございます。またきょうは、昼間の食事を抜きにいたしまして外務大臣に質問ということで、まことに恐縮に存じております。 私は、領海十二海里の問題と、それから漁業水域二百海里、この問題が急遽国会に提出されてきた、あるいは提出されようとしているということに関連して、御質問をさせていただきたいと思います。 今日まで、日本の海洋政策というと大変に一貫性が欠如していたという印象を私は持っております。今日までの海洋法会議におきましても、日本代表が常に経済水域あるいは漁業専管水域、二百海里問題、この動向に対してもノーと言ってま……
○渡辺(朗)委員 それでは質疑をさせていただきます。まず外務大臣にお尋ねをいたします。 先日外務大臣は、ただいま国会で審議がされております領海法案、これの日本国における領海が決定した場合、十二海里になった場合、本協定の中に示されております共同開発区域の線引きの問題に若干の変更が出てくる、これについては、政府としては共同開発区域内のわが国の領海となる区域の範囲と同区域の取り扱いについて、日韓両国の一致した見解を念のためにしかるべき文書によって確認しておくことは必要であるということをおっしゃいまして、恐らくその交渉が行われると存じておりますが、いつごろ文書上、確とした交換公文なりあるいはまた他の……
○渡辺(朗)委員 私は二つの点でお伺いをいたしたいと思います。一つは、日ソ交渉についてでございます。それからもう一つは、アメリカの新しい原子力政策、核政策についてでございます。 第一の日ソ交渉につきまして、まず私冒頭、政府の皆様方が大変むずかしい交渉の中で御苦労しておられること、これに対して本当に感謝を申し上げたいと思います。同時に激励も申し上げたいと思います。 私、第一番目に関連してお尋ねをしたいと思いますのは、今度のむずかしい交渉を激励する意味もございまして、超党派で議員団が訪ソをしたいという決定をいたしました。そうして各党とも代表も決めました。それが十日たち二十日たつということで、た……
○渡辺(朗)委員 大臣初め皆さん、夜分どうも御苦労さまでございます。質問をさせていただきます。日本とオーストラリアの友好協力基本条約についてでございます。 私、一番最初にちょっとお聞きしたいのですけれども、ずっと読ませていただきました。第三条のところでこういう言葉が出てまいります。三条の一項でありますが、「両締約国は、政治、経済、労働関係、人権、法律、」云々、これらの分野において、これからの両国の活動というものを強化し多様化するように努力するということになっております。その場合の「政治」というのは一体どういうことを指しておりますでしょうか、お伺いいたします。
○渡辺(朗)委員 最初に外務大臣にお伺いをいたしたいと思います。 十六日の日付の新聞でございました。政府筋は、四月十五日「領土問題と漁業問題を切り離して話し合おうとしても、ソ連側が領土を絡めてくる以上、日本側としても新たな対応策が必要になるかも知れない」ということから、「領土交渉の当事者である鳩山外相の訪ソが検討される可能性のあることを示唆した。」という報道がなされておりました。この当面の日ソ漁業問題、日ソ間の問題につきまして、今日の時点において鳩山外相、そのようなお考えはお持ちでいらっしゃいましょうか。訪ソの可能性について再度お伺いをいたしたいと思います。
○渡辺(朗)委員 初めに、山本参考人にお尋ねをさせていただきたいと思います。
一九五八年の大陸棚条約締結の際に賛成五十七、反対がたしか三で、棄権が八だったと思います。私、問題にしたいと思いますのは、反対をし、棄権をしたその国々の主張の中に流れる共通のもの、何か特徴がありましたらお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話にもありましたように、資源ナショナリズムというのは年を追ってだんだん激しくなってくる、強くなってくる。したがいまして、海洋分割はその傾向が厳しいものになってくる、こういう世界の傾向であろうと思います。そうした場合に紛争が非常に起こりやすくなる。そうした場合に、二国……
○渡辺(朗)委員 一、二御質問をさせていただきます。私のいただいた時間は十五分だと思いますので、二つの大きな問題についてお尋ねをしたいと思っておりますが、第一番目は先進国首脳会談についてでございます。
まず、ロンドンで近々に開かれることになりましたこれについては、当然外務大臣行かれると思いますが、いかがでございます。
【次の発言】 議題はもうすでに決められたのでございましょうか。
【次の発言】 それからついでにお尋ねをいたしますけれども、今回は総理大臣はもとよりでありますが、随員としては、随行者は何名ぐらいの規模のものでございますか。
○渡辺(朗)委員 先に日本国とモンゴル人民共和国との間の協定についてお尋ねをいたします。 わが国とモンゴルが外交関係を樹立したのは一九七二年でございました。それから五年たっておりますけれども、今回このような協定の内容が提示されたわけでありますが、戦後の両国関係で最大の問題であったと言われる賠償、これは、モンゴル側の方は日本に賠償要求はしないという言明をしたと聞いております。したがって、それにかわる無償の経済協力を日本側として約束した。まず、五年間かかってそういう交渉を行われて、どこに問題点があったのかという点、その交渉の経緯というのをまずちょっと知らしていただきたいと思います。
○渡辺(朗)委員 初めに、外務大臣に一点だけ日ソ漁業交渉につきまして御質問をさせていただきたいと思います。 外務大臣、率直に、いままでの話し合いとそれからまた暫定協定の案文をお読みになりまして、領土問題は本当に日本の主張が貫かれたというふうにお考えになりますか。実を言いますと、たとえば第一条でソ連側の主張を日本側がのんだという形になっており、第二条において大変不明確であり、かろうじて第八条のところでいろいろな解釈ができるような玉虫色というような形になっている。全体として本当に日本の主張というものが盛り込まれたのかということに大変に不安感がありますし、疑義が出てまいります。そういう点、私は外務……
○渡辺(朗)委員 きょうはお三方に、私、御質問さしていただきたいと思います。
まず第一番目に、遠藤参考人にお尋ねをいたします。
大変業界においてもショックを受けられたし、大変に苦悩しておられるお話をいまも拝聴いたしました。これを今後どういうふうにしたらよろしいのか。すでにいろいろな補償その他が行われていると思いますが、まず第一番目に、待機補償あるいは減船補償、こういった問題出漁の遅延のための損失補償、こういった点、現在行われておりますでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 もう一点、遠藤参考人にお尋ねいたします。
特にいろいろな点で御注文かあろうと思いますけれども、遠藤参考人の立場か……
○渡辺(朗)委員 私、きょうは北朝鮮の二百海里経済水域設定に関して主としてお伺いしたいと思いますが、それに先立ちまして、金大中問題につきまして警察庁長官に一、二、お尋ねをいたします。
いま捜査本部は続いておりますね。
【次の発言】 実を言いますと、国民の中に大変疑惑がそのまま残っております。一体どういうふうなことが事実であったのか。そしてまた日本政府が要望し、私どもも要望いたしました金大中氏の原状回復の問題、これは一体見通しがあるのか、ないのか。また捜査が行われていると言うけれども一体どういうことが行われているのか、いま何を中心に特に調査をしておられるのか、そこら辺をひとつ教えていただきたい……
○渡辺(朗)委員 このたび外務大臣は東南アジア訪問をされるわけでございますが、御苦労でございますけれども、ぜひ友好の実を上げていただきたいということをお願いをしておきます。 これに関連いたしまして、ASEAN諸国訪問につきまして、外務大臣に一、二御質問をさしていただきたいと思います。 特に私は、ASEAN諸国というのは、インドシナ半島の政治情勢、これについては重大な関心を持っていると存じておりますが、外務大臣が行かれますと、恐らくベトナムについて、あるいはカンボジアあるいはラオスに対しての日本のあり方、方針、こういったものも質問が出るのではあるまいかと思います。特に私は、インドシナ三国の国……
○渡辺(朗)委員 今晩三十分ほどの時間をいただきまして質問をさせていただきます。
私はこの協定に関連いたしまして二、三の点をまず御質問をさせていただきますが、第一番目には協定の中身であります。これにつきまして、まず、今回のこの協定はユーラトム並みに確保できたということを外務省の方からいただきました説明書では書いてございました。保障措置のユーラトム並み確保ということの中身でございますが、まず具体的に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの点で私はユーラトム側の協定の中身を逐条比較したわけじゃございませんけれども、大体パラレルな形でそれは同じようなことがユーラトム側の方の規定の中に……
○渡辺(朗)委員 私は二十分という時間をいただきましたので、問題一つだけ中心にお尋ねしたいと思います。ベトナム難民の救済問題でございます。 この問題は、過般九月十六日でございましたが、本委員会においてもずいぶん討議がされた点でございます。関連いたしまして、私、幾つかの点を質問さしていただきたいと思っております。 まず第一番目に、去る十月七日に小さな船、日本の船でございますが、第二十三神巧丸、乗組員十三名、これが漂流中のベトナム難民七十名を救助いたしまして香港に運んだということがございました。これについて外務省の方、あるいは担当の方で御存じの方ありましたら御報告をいただきたいと思います。ある……
○渡辺(朗)委員 いただきました時間が二十五分ということでございます。短い時間ですけれども、私、願わくば三つの問題についていろいろとお尋ねをいたしたいと思います。 第一番目は、日中友好平和条約交渉の問題でございます。 実は最近新聞を読んでおりまして、いま中川委員も言っておられましたけれども、大変外務大臣積極的な日中問題解決への姿勢を示されているということで期待をしております。しかし同時に、実はこういう記事を新聞で読みましてちょっとびっくりいたしました。それは、最近日本から大型コンピューターを中国に輸出するという商談が行われていた、そこへパリで開かれたココムにおいて米政府が留保という態度をと……
○渡辺(朗)委員 ソ日の協定に関連してお尋ねをしたいと思います。
十月三十一日からアンカレジで日米加三国による会議が開かれておりまして、太平洋漁業国際委員会と言われるものでございますが、そこで日米加三国間のサケ・マスの沖取りの問題が話し合いをされたと思います。この内容が、恐らく今後のソ連との長期協定、日本が沖取りをするサケ・マスの問題にも非常に大きな関係があろうと思いますので、先に日米加協議の結果はどういうふうになっておりますか、お尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 いままでの交渉の中で、米加両国が現在の抑止ラインを変更しようというような意向は出てきておりますでしょうか。伝えられると……
○渡辺(朗)委員 外務大臣にお伺いをいたしたいと思います。 先ほど外務大臣は、いま私は日中問題に専念しているというふうにおっしゃいました。私はその大臣の決意に大変敬意を表したいと思いますし、同時に、大臣の御努力でぜひとも今日の日中関係前進を図っていただきたいと希望いたします。 そこで質問をさせていただきますが、佐藤大使と韓念竜中国外務次官との会談では、昨日北京で行われた会談におきまして、日中平和友好条約交渉再開に際しては、この問題については中国側はいつでも受けて立つというような意向表明がなされたというふうに伝えられております。ということは、政府としては交渉再開へ踏み出す決断をいま迫られてい……
○渡辺(朗)委員 初めに大臣にお伺いをいたします。それから後で法眼総裁にもお伺いをさせていただきたいと思います。 今回の事業団法の一部改正案、これを審議するに当たりまして、外務大臣の国際協力についてのお考えをお聞きしたいと思います。それに関連いたしまして、ついせんだって外務大臣は中東を訪問してこられました。ですから、中東地域に対する日本の経済協力あるいは技術協力、こういった協力問題につきまして、具体的に私はお伺いしてみたいと思います。 アラブ産油国の国々を御訪問されておられましたが、向こうの方々、政府首脳などの考え方を聞きますと、テクノロジーの導入、日本からは農業、工業、そういった技術の導……
○渡辺(朗)委員 まず大臣に、ECと日本とのこれからの関係及び対策ということについて、お尋ねを申し上げたいと思います。
先般東京で開かれました日本、ECの通商協議の予備折衝、これは伝えられるところによりますと、物別れに終わった、日本のゼロ回答に対するEC側の不満というのは大変強いものがあるというふうに聞いております。この予備折衝について経過をひとつお知らせいただきたいと思いますが、いかがでございましょう。
【次の発言】 今回の交渉について言われるところは、さきの日米協議のときとは打って変わって日本のECに対する態度はきわめて冷淡だった、こういうことが言われますが、このEC側の受けとめ方は、そ……
○渡辺(朗)委員 本日は国際情勢審議の日でございますので、日中問題もぜひやらしていただきたいと思いますが、いまもう一つ重要な国際問題が起こっております。中東の紛争が大変深刻な事態に来ているというわけで、この問題につきまして私、大臣に御質問をさしていただきたいと思います。 まず、アラブ・イスラエル紛争がベギン・サダト会談ということで大変明るい曙光が見えてきたと思いましたけれども、またゲリラ活動、それに対するイスラエル側の報復活動、こういうことで大変あの地域というものは深刻な状態を迎えております。これは私は、国際外交に臨む日本の姿勢を世界各国が注目している今日の情勢の中で、日本政府としてどのよう……
○渡辺(朗)委員 総理大臣にお伺いをいたしたいと思います。私は日米首脳会議、これについて総理にお伺いをいたしたいと思います。
訪米される日程、これは総理、もう詰められましたでしょうか。いかがでございましょう。
【次の発言】 大変いま重要な時期だと私は思います。したがいまして、日本のこれからの外交の中で大きな柱である日米関係、これを調整するということの意味でも、大変大きな意味を持つ首脳会議だと思いますので、ぜひとも懸案事項、十分討議していただきたいと思いますが、どのような問題を総理は具体的に討議をされようといまお考えでございますか。
【次の発言】 私は大変結構なことだと思いますが、その中で、い……
○渡辺(朗)委員 私は、いまジュネーブで開かれている海洋法会議を中心に二、三お尋ねをいたしたいと思います。
まず第一番目に外務大臣にお尋ねいたしますけれども、今回の海洋法会議に臨む外務大臣の姿勢、お考え方、ここら辺をちょっと聞かしていただきたいのでございます。どういうふうにこの会議をいま位置づけておられますか。日本の前途あるいは海洋法会議、五年越しにやってまいりましたが、そういう五年間の経緯を踏まえまして、今回の会議に対しての評価、意義づけというものをどのようにごらんになっておられますでしょうか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 お願いします。
○渡辺(朗)委員 この条約の引き渡し犯罪の規定の方式なんですが、説明書を読みますと、包括主義ということとそれから罪種列挙主義、この両者があるけれども、両国間で検討に検討を重ねた結果、最終的に包括主義を基本とするということになったと、そう言いながら、その基本を踏まえながらも、付表につけてあるように罪種が列挙されている、こういうのはどういうところに起因したのでございましょうか、まずお聞きいたしたいと思います。あるいはその点では、質問がいままで質問された方と重複するかもしれませんが、お願いしたいと思います。
【次の発言】 それから、細かいことですけれども、そのいまの付表の方を見ますと、書き方にこうい……
○渡辺(朗)委員 外務大臣、また担当の方に私は二、三の問題を聞かしていただきたいと思います。 一つは、日中問題に関連いたしまして、最近の日中長期貿易取り決め、この問題に関連して、輸入代金の決済問題で日本側と中国側の問でどうも意見の食い違いがあるというようなことを聞いております。特に最近は、来日中の中国の経済代表団と政府の方は協議をしておられるようでありますが、中国側の方が日本からのプラント輸出に伴う延べ払いの金利の引き下げというのを要望している、それに対して日本側は難色を示しているというような情勢だと聞いておりますが、いかがでございましょうか。
○渡辺(朗)委員 尖閣列島の問題につきまして大臣にお尋ねをいたします。私の持ち時間は八分でございますので、よろしくお願いいたします。 私ども民社党も、尖閣列島はわが国の固有の領土であるというふうに考えております。したがいまして、この事態に対しては大変大きなショックも受けております。中国漁船がどのような意図でわが国の領海の中に入ってきたのか、そこら辺を明確にとらえていただくこと、そしてこの処理に当たっては毅然とした態度と同時に、先ほども大臣は沈着、冷静という言葉を使われましたけれども、そういう態度でこの問題について早く処理を進めていただきたいと私も思います。 中国側が尖閣列島の領有権を主張し……
○渡辺(朗)委員 先般来の尖閣列島問題、これに関連して一、二質問をさせていただきます。十五分の質問時間でございますので、よろしくお願いいたします。 この数日いろいろな方とお話し合いをしておりました。市民の方々でございます。そこからこういう素朴な質問が出てまいりました。私もちょっと返答に困りました。どのように答えたらいいのか、私外務大臣にぜひお聞かせいただきたいと思うのです。尖閣列島は日本の固有の領土である、当然日本の領土であるということを言う、今回の日中平和友好条約については切り離すがごとく切り離さないがごとくこの問題の処理を図っていくという政府の態度を聞いておりますと、果たしてそれでいいの……
○渡辺(朗)委員 私は五十分いただきましたけれども時間も大部遅くなっておりますから、なるべく短く、半分くらいでと思っております。 第一番目に、コンテナーの安全に関する条約の問題に関連をいたしまして、幾つかお聞かせをいただきたいと思います。 この条約に加入がおくれたのは一体なぜでしょうか、このことを聞かしていただきたいのです。それに伴って、フランスが代行して検査を行っていた、検査料もフランス側の方が取っているというふうに聞いておりますけれども、その実態はどうでございましょうか。海運国でございますから、こういう条約というものにはいち早く日本は入るべきであるし、積極的な姿勢を示すべきであると私は……
○渡辺(朗)委員 私は、国際情勢審議ということで、大臣に三つの点でお伺いをいたしたいと思います。 一つは、実は私、個人事になりますけれども、先般社会主義インターナショナルという国際組織で軍縮問題の会議をヘルシンキで開きましたが、それに出席してまいりました。その際にフィンランドの日本大使館、ちょうどそのときに大韓航空のあの事件が起こっておりまして、非常に御苦労をしておられました。その御苦労を多とするものでありますが、私関連してひとつ大臣にお尋ねしたいのです。 聞きましたところ、大使以下タイピストさんも含めまして館員の方はフィンランドにおいて五名である。ですから、こういう事件が起こりました際、……
○渡辺(朗)委員 国連の軍縮総会、これに臨むわが国政府の方針をお尋ねしたいと思いますが、それに先立って一、二、日中関係の問題につきまして、外務大臣に質問をさしていただきます。
先般中国訪問の後、日本に寄られましたブレジンスキー大統領補佐官と、会談を外務大臣はされたわけですけれども、どのような内容で、日中問題お話が何か出ましたでしょうか。ここら辺はいかがでございましょう。
【次の発言】 大変有意義であったというふうに新聞では外務大臣の印象を聞いておりますが、日中条約の問題についてブレジンスキーから何か言及されたようなことはありませんでしたでしょうか。
○渡辺(朗)委員 外務大臣、先般の国連軍縮総会へ御出席御苦労さまでございました。
大臣が出席されて、その際に非常にりっぱな演説をされました。これは、国際的な軍縮問題に対して、これから日本が従来よりもいや増したところの積極的な姿勢で臨んでいくぞという姿勢を国際的に示されたというふうに理解しますが、いかがでございましょう。
【次の発言】 そうしますと、軍縮問題については日本の対策も強化しなければならぬ、国内においても国際的においても強化しなければならぬと私は思いますが、具体的にはこれからどのような強化策をもって臨まれるお考えでございましょう。
○渡辺(朗)委員 私も、中国問題、日中関係につきまして質問をさせていただきたいと思いますが、それに先立って、一、二お伺いをいたします。
一つは、先般の国連軍縮総会におきまして、外務大臣が非常に格調の高い演説をされ、核兵器の廃絶を訴えられたわけであります。その後いかがでございましょうか、国連の軍縮総会においてこの問題は前進しておりますでしょうか、あるいは決議が行われることになっておりますが、草案の起草については進捗状況はいかがでございましょうか、お伺いをいたします。
【次の発言】 ところで、実は大変に戸惑いを感じております。外務大臣が国連で演説をされたその後のころからちょっとおかしくなりまして……
○渡辺(朗)委員 大臣、また外務当局の皆さん方本当に御苦労さまでございました。七二年の九月に発出された日中共同声明、その課題を今回処理されたわけでございまして、その間多くの障害や長い道のりがございました。本当に御苦労さまと申し上げたいと思います。特に外務大臣のお人柄と御熱意がこの成果をもたらしたと存じます。本当に御労苦を感謝申し上げる次第でございます。 さて十五分という時間でございますので、多く御質問ができないのが残念でありますが、私は、今回外務大臣が訪中されていらっしゃる問、先方の首脳の方々とずいぶん突っ込んでいろいろお話をされたと思います。その中で国際情勢についての意見交換は篤とおやりに……
○渡辺(朗)委員 幾つか御質問をさしていただきたいと思いますが、もういままでにかなり重複したこともございますので、重複部分をなるべく避けさしていただいてお伺いをいたします。 先般、本院から調査団に行っていただきました。私も現地の地元選出の代議士の一員でございますので、現地参加をさしていただきました。皆さんのこれからの御支援によりぜひ一日も早く災害地が復旧できますよう、格段の御努力を皆様方にお願いを申し上げたいと思います。と同時に、その前にも震災が起きました際、早速私ども現地に飛びまして住民の方々といろいろとお話をしたときに、一番欲しいものは何かと言ったら、水という言葉が出てまいりました。確か……
○渡辺(朗)委員 諸先生方に大変御教示をいただきましてきょうはありがとうございます。私も多くのことをお聞きしたいと思っておりましたが、時間の関係と、また重複を避けるために諸先生に数問ずつお聞かせをいただきたいと思います。 まず、萩原先生にお尋ねをいたしたいと思います。 先生は今日まで日本の予知体制を進めるために大変に御努力をしてこられました。そしてまた、かなりの前進を見たわけでございます。私、素人でございますので、先ほど言われました諸点につきまして大変に感銘を深くしたのでありますが、同時に疑問も出ております。それは、確かに研究機関なりあるいは政府の調査機関なりというものがばらばらであるとい……
○渡辺(朗)委員 地震に関しての特別立法に関連いたしまして、特に私は観測、予知、その分野を中心に大臣及び関係者の方々にお尋ねをいたしたいと思います。
まず第一番目に、地震の予知研究計画、その中では特定地域あるいは観測強化地域が決められておりまして、先般東北地域でかなり大規模な地震が起こりましたけれども、これは特定地域に入っていたところでございましょうか。大臣、そこら辺はいかがでございますか。
【次の発言】 特定地域というのは、これは地震エネルギーの未解放地域だからあり得るという予想を立てて、地域的にもこれを指定しておられたと思うのです。にもかかわらず入っていない地域に実は大型の地震が起ってい……
○渡辺(朗)委員 ここに静岡県で発表いたしましたモニターの意見書というのがあります。これは伊豆大島近海の地震の際に県の方で二百名の方々をモニターとして、標本数二百人、それで地震対策について要望していることをまとめたものでございます。これに基づいて私質問をさせていただきたいと思います。 このモニターの意見を集約いたしますと、五つぐらいに分かれておりまして、地震対策として第一番目に、情報の出し方や情報網の確立を非常に強く要望しております。その意見が一番多い。それから次には、一般の人たちに地震に対する予備知識の普及を図ってほしい。訓練の実施であるとかあるいは危険地帯の周知、こういうことを言っており……
○渡辺(朗)委員 きょうは参考人の皆様方、ありがとうございます。御苦労さまです。早速諸先生方に幾つかお尋ねをさしていただきたいと思います。 先に土屋参考人にお尋ねをいたします。 いまもいろいろお話がございました。そして情報というものを、情報収集ということは、これは自由なものでないといけないし、同時にそれが自由に流れていくということはまた大変な心理的不安を引き起こすということにもなる、そういうわけで、管理された情報という構想、考え方も出てくるわけでございます。私の解釈では、管理された情報というのは、対策を同時に示した情報というものでなければならぬだろうし、そういう意味ならば大変重要だ、そうあ……
○渡辺(朗)委員 なかなか緊張が高まっていたようでございますので、私は静かにいろいろと外務大臣初め関係各位にお尋ねをいたしたいと思います。 ただ御質問申し上げる前に、いままで長い間かかって交渉してこられた、その間異なる世界観を主張し合う、そういう中で結ばれた今回の平和友好条約である、また、その交渉の中におきまして、私は、日中両方が本当の気持ち、本音をぶつけ合うということであったし、また日本側の粘り、あるいは堂々たる交渉の姿勢というものに対しては高い評価をするものでございます。これはやはり園田外相初め関係各位に敬意を表さなければならぬ、こういうふうに思っております。 さて、そうした大変に重要……
○渡辺(朗)委員 早速お尋ねをいたします。
小麦のごく最近の価格あるいはこれから一年の小麦価格の見通し、ひとつそれを教えていただきたいと思います。
それから、七一年当時の小麦の価格、おわかりでしたらぜひ教えていただきたいと思います。
【次の発言】 七一年度当時はいかがでございましたか。
【次の発言】 そうすると、最近豊作というふうに言われておりますけれども、価格の方はやはり非常に上がっているわけですか、あるいは下がっているわけですか、その辺、御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 提案理由を見ますと、「従前の国際小麦協定に比し、価格帯、供給保証等のいわゆる経済条項を欠いて」いる、こ……
○渡辺(朗)委員 最近、日本を取り巻いている国際情勢の上に大変たくさんの変化や事件が起こっております。この際、外務大臣に幾つかの点で御見解をお伺いしたいと思っております。
一つは、いよいよ日米中の新時代が始まるわけです。いいこともいろいろこれからも出てくるであろうと思います。しかし、たとえば中国との経済関係でこれから日米間に競合関係が生じてくるんではあるまいか、そういうような一部憂慮も聞こえてまいります。まずこの点、大臣はどのようにお考えでございましょうか。お見通しを聞かしていただきたい。
【次の発言】 ひとつその点はいまから十分対処の方法あるいはそういう可能性についても検討しておかれて、ス……
○渡辺(朗)委員 漁業協定問題に入ります前に、外務大臣に私、お伺いをしておきたいと思います。 先日の外務委員会で外相は、米中の国交正常化によって台湾をめぐる事情というものは変わってきた、日米安保条約の第六条、極東の範囲、これに台湾を含める必要かなくなったという見解を表明されました。このことについてもう一度外相のお考えをお聞きしたいと思います。 私は米中の国交正常化、これによりまして極東の範囲の中で台湾の扱いに論議が起こるのは当然のことだと思います。だが、わが国として、その論議の論拠が、台湾地域で紛争が起こる可能性がなくなったとする論議であるならば、これは大変に即断ではあるまいかという点を懸……
○渡辺(朗)委員 中越紛争に関連いたしましてお尋ねをしたいと思います。 新聞、ラジオ、テレビ、そういうのを見ておりますと、実は事態の進捗状況、これについての報道が大変ばらばらと言ったらあれですけれども、見通しについて大変に困惑をいたします。ある報道では戦闘は継続中だ、こう言っておりますし、あるいはまた中国とベトナムの停戦が行われたのではないか、こういう観測も報道される、中国軍は一部撤退も始めたようではないか、こういうようなことも言われる。あるいはベトナム正規軍が北上中である、いろいろなことが言われております。それだけに国民の方は大変憂慮していると思います。いま予想を立てるということは大変むず……
○渡辺(朗)委員 それでは、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約及び市民的及び政治的権利に関する国際規約の両件につきまして質問をさせていただきます。 便宜上、前者を経済権規約、あるいは外務省の方の提案説明によりますと、これをAとしておられます。A規約あるいは経済権規約、こういうふうな呼び名で呼ばせていただきます。後者をB規約あるいは自由権規約、こういうふうに呼ばせていただいて質問を続けさせていただきたいと思います。 まず、外務省の方から説明書をいただきました、これに沿いながらお教えをいただきたいと思います。この規約の成立経緯に関連してでございます。 本年は、人権宣言の採択三十周年……
○渡辺(朗)委員 このたびの交渉は大変厳しいものだったようでございますが、その中で交渉に当たられました関係各位の御努力にまず敬意を表したいと思います。ただ、これからのことを考えますと、何か心配がいろいろ出てまいります。
第一番目に、今回の漁獲枠の決定の根拠になる資源状態、これなんかはソ連が一方的に判断するだけで、何か日本側の方に何にも決定権がないのではあるまいかと思って、今後の交渉というものは、来年度になるとますます大変だろうという心配を私は持ちます。その点はいかがでございましょうか。
【次の発言】 それからさらに、私も心配なことばかり言って申しわけありませんが、漁業協定、これを読んでみます……
○渡辺(朗)委員 初めに労働大臣に二、三お尋ねをいたしたいと思います。 さきの四月三日の閣議決定で、ベトナム難民が一定の数日本にこれから定住ができる、こういうような形になるやに聞いております。そしてまた具体的な措置も講ずることになっている。たとえばそのベトナム難民に対して職業訓練あるいは職業紹介を行っていく。これは大変結構なことでありますが、そうしますと、当然ベトナム難民は日本国民と同じような平等の待遇を受ける、そのようにこれからいろいろ措置が講じられていくというふうに理解してよろしいのでしょうか。その点、労働大臣いかがでございましょう。
○渡辺(朗)委員 それでは早速質問をさせていただきます。 本日は、参考人の皆様方に貴重な御意見を拝聴させていただきましてありがとうございました。時間の点もございますので、一、二だけを各参考人の諸先生にお伺いをさせていただきたいと思います。 一つは、今回の両規約に対しましてA規約の方では留保がある。この留保の四項目については、諸先生ともむしろ撤回の御意見があったように私は聞いております。そして両規約を締結することに積極的に乗り出すべきである、急ぐべきである、こういう御意見でございました。 関連いたしまして、B規約の場合の選択議定書、これがございます。御案内のように、締約国の個人が、人権侵害……
○渡辺(朗)委員 外務大臣、お帰りになってお疲れのところだと思いますので、私も簡潔に二、三の点を御質問させていただいて、締めくくりにさせていただきたいと思います。 このたびの人権規約、この問題は、私は象徴的に、一つは国内では具体的にどういう措置が講じられるのか、こういうことが出てくるのではなかろうかと思います。私は個人的に、国内での人権問題ですぐ目の前にあると言えば同和問題が一つあり、あるいはまた在日韓国人、在日朝鮮人問題、これに対する処遇というものがどういうふうな形で具体的にあらわれてくるのか、ここら辺が注目されるところだろうと思います。第三には、いま問題になっておりますベトナム難民問題、……
○渡辺(朗)委員 私のいただいた時間は二十分でございまして、この二つの協定について質問をさせていただきますが、初めに日米交流計画について二、三点お聞かせをいただきたいと思います。
一つは、この提案理由、そしてまた内容を読ませていただきますと、教育事業計画を今後日米間でやっていくことになっておりますが、具体的にどのようなものをもうすでに作成でございましょうか、お知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 関連してお尋ねいたしますが、いまは留学生の問題ばかりをお話しになっておられますけれども、この資金というものは、また分担金というものは、国内における他の教育事業、こういったものにも使われるわ……
○渡辺(朗)委員 外務大臣は、訪欧からお帰りになったばかりでございます。御苦労さまでございました。それに関連して一、二お尋ねをさしていただきたいと思います。それからその後、いただきました時間の中でいまの金大中氏問題についても幾つか質問をいたしたいと思います。 まず第一番目に、外務大臣、ただいま報告を聞かせていただきましたけれども、その中で私ども心配をしている点が一つ落ちているように思うのです。大変友好的に各国の首脳とお話し合いをしてこられた、大変結構なことでありますが、いま私どもが非常に懸念をしておりますのは、日本とアメリカの間の経済摩擦、本当にこれは火種も消していくことができるのか、その方……
○渡辺(朗)委員 先に金大中の問題で二、三確かめさせていただきたいと思います。
先日来いろいろやりとりを聞かせていただいておりましたが、率直に言って、素朴に疑問として出てくるものがございますので、大変初歩的なことかもわかりませんが、確かめさせていただきたいと思います。
一つは、先般来のアメリカ国務省の公電問題、百四十四通でございましたか、外務省の方で検討しておられるということでございましたが、もう検討は終わりましたでしょうか。まずそこら辺聞かしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 つまり、まだ検討中であるというふうにいまの答弁は理解をさしていただきます。
そうすると、ここら辺が私わ……
○渡辺(朗)委員 本条約に関連いたしまして、第三次国連海洋法会議第八会期の中で、第三委員会だと思いますけれども、海洋汚染防止に関してどのような審議が行われていたのか、また進捗状況と本条約との関係というのはどういう形で出てくるのか、そこら辺をまず御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話がありました大陸棚の問題でございますけれども、この管轄権の問題で大陸棚の定義そのものが変更される可能性があるやに聞いておりますけれども、これについてはいかがでございましょうか。
【次の発言】 大陸棚のそういう定義も変わってくる、そうすると、特に大陸棚の問題が出てまいりますのは、海底鉱物資源の探査及び開……
○渡辺(朗)委員 ただいままでいろいろ御答弁を聞いておりましたが、いま公団では、急いで日本坂トンネルの改修を進めておられる。そして、一カ月ないしは二カ月後には開通というような形で準備を進めておられるようであります。
その中で、たとえばF字形の標識、トンネル外の標識、そういうものも必要であるというお話がありましたが、たとえばそれは同時に日本坂トンネルのところへつけられるわけでございますか。それも含めた改修工事でございますか。
【次の発言】 それからまた、消火栓の問題で先ほどからお話が出ておりました。入り口にしか消火栓がない。それもどうも今回は使えなかった。六十ミリですか六十五ミリですか、そうい……
○渡辺(朗)委員 本日は、私は南北問題に限りましていろいろお尋ねをしたいと思っております。 その前にいささか幾つかの点で気になることがございますので、まず外務大臣に中越紛争の現状につきましてお尋ねをしたいと思います。 いま外務大臣は、この紛争を大きくしてはならぬという悲願をおっしゃいました。これは同様に日本国民の悲願であろうと思います。私も、拡大をする一つの端緒はソ連が介入するかどうか、そういうことにあるのではないかということで、二十日の外務委員会におきまして、その危険性についてお尋ねをしましたし、それを何とか回避しなければならぬ、そのための御努力を要請したような次第でございます。 本日……
○渡辺(朗)委員 私は、米国とイランのいま非常に対峙した関係ができておりますが、これに関連しでお聞きすること、それからもう一つ、わが国のこれからの中東政策、これにつきまして、PLO問題も含めてお聞きしたいと思います。時間が大分過ぎておりますので外務大臣もお疲れだと思います、またいろいろ日程もあろうかと思いますが、ぜひお願いを申し上げます。 外務大臣、人命は地球より重いと言ったのは、これは日本政府の方でございました。イランにおいてアメリカ大使館の館員が人質になった、やはりこれは人道問題で、人命は地球より重いという次元でとらえて、早急にあの時点で政府としての発言があってしかるべきだと思っておりま……
○渡辺(朗)委員 国土庁長官にお伺いしたいことが幾つかございますが、その前に海上保安庁の方にお尋ねをいたしたいと思います。
先般の台風二十号の被害、各地域に大変甚大なものを残してまいりましたが、一つ私が気がかりなのは、日本近海の船舶の遭難という状態が非常に多かったのではあるまいかと思いますが、実態はいかがでございましょうか、まず聞かせていただきたいと思います。
【次の発言】 遭難された人員その他は……。
【次の発言】 関連して、いまのことについてですが、これは日本人だけでございますか。海外の人もかなり遭難していると思います。
【次の発言】 私も静岡の出身でございますが、たとえばインドネシアの……
○渡辺(朗)委員 まず、このたびの日ソ交渉に当たられました関係者の方々の御労苦に感謝したいと思います。 さて、外務大臣にお聞きした方がと思います。農林大臣、何か参議院の方でのお仕事もおありのようですから、どうぞ御退席いただいて結構でございます。 外務大臣にお聞きいたしますが、このたびの日ソ交渉のさなかでございましたけれども、大平総理が訪中をしておられる。ソ連側に対して外務当局から、このたびの大平総理の中国訪問、これについての内容説明があったと聞いております。また、その際にソ連側から、大規模な経済協力は軍事協力につながるのではないかというような疑念の表明があったということも聞きました。つまり……
○渡辺(朗)委員 きょうは大きく分けて二つのことをお尋ねしたいと思います。 一つは中東の問題であります。もう一つは日米経済摩擦の問題です。一時から本会議でございますが、十分前には必ず終わりますので、どうぞ外務大臣、腰を落ちつけてひとつ御答弁をいただきたいと思います。 早速ですけれども、外務省では、新聞によりますと、八〇年を中東外交強化の年というふうに位置づけておられるやに聞いております。したがいまして、恐らく確かな情報もたくさん持っていらっしゃるでありましょうし、確固とした方針もお持ちのことでいらっしゃる。そういうところを聞かしていただきたいと思います。 早速ですけれども、二月二十日が過……
○渡辺(朗)委員 岡先生にお尋ねをしたいと思います。 非関税障壁、非関税障害をできるだけオープンなものにして、そしてルール化していくというところに今度の東京ラウンドの一つの大きな意義があるかと思います。ただ、一体どんなものが非関税障害と言われるものであるのか、そこら辺の定義といいますか基準みたいなものが明確でないものですから、この辺をどのように先生お考えでいらっしゃいますか、教えていただきたいと思います。
○渡辺(朗)委員 質問に入る前に、外務大臣、零時半までには会議にいらしていただきたいと思いますので、大臣に先に幾つか御質問をさしていただきたいと思います。 長期にわたった難交渉でございます東京ラウンドをようやくまとめ上げられたわけでありますけれども、これにつきましては、関係者の御努力に敬意を表したいと思います。 ただ、そうした御努力をされた割りには、どうも国民の間には、開放貿易体制の基礎固めがこれによってできたとか、あるいは八〇年代の新しい世界貿易ルールがほぼ確立したんだというような満足感といいますか充足感といいましょうか、そういったものが足らないように思われてならないわけであります。これ……
○渡辺(朗)委員 私、幾つか御質問をさせていただく前に、大臣の基本的なお考え方をお聞きしたいと思います。 それは前回の外務委員会でも申し上げたのですけれども、外務大臣はいまのような時代でございますからやはり問題があるというときにはどこにでも飛んでいってもらう、私はこれがやはり大事なことだと思います。先週でございましたが、西ドイツのマットヘーファー経済大臣が日本に来られて、日曜日に来て月曜日にはもう帰ってしまっておられるというようなことでもございます。よその国の閣僚というのは、もっともっとあっちこっちいま飛び回りながらいろいろな動きをキャッチし、かつまたそれを同時に閣議にも諮り、それからまた当……
○渡辺(朗)委員 最後の質問者になりました。皆さんもお疲れでございましょうし、私は三つの条約について質問をさせていただきます。ブダペスト条約、アルゼンチンとの文化協定、日本・フィリピンの友好通商航海条約でございます。時間も相当たちましたので、それぞれお伺いした後、担当の方はお引き取りいただいて結構でございます。 最初に、ブダペスト条約の方からお聞かせをいただきたいと思います。 いままでの説明や答弁を聞いておりまして、なかなか大変大事な条約だということがわかってまいりました。同僚議員の質問とあるいは重複するかもわかりませんが、なるべく避けまして、一、二だけ聞かしていただきたいと思います。 ……
○渡辺(朗)委員 国際情勢について幾つか御質問をさせていただきたいと思います。
その前に、アメリカがイランに対して国交を断絶する、そして日本側に対してそのようなアメリカの政策を支持してくれるよう外務省の方に要請があったやに聞いております。昨日の時点で外務大臣は総理とはお会いになりましたか。
【次の発言】 ただ、その際にどのようなお話があったのか聞かせていただきたいと思うのでありますけれども、大変国際情勢がこんなに揺れ動いている、国民の一人としての受け取り方は、下手をすると日本という国の命取りにもなりかねない、そういう大事なかじ取りがいま必要なときだ、そういうふうな気持ちでいるところに、ある新……
○渡辺(朗)委員 先ほどからお話を聞いておりますと、本国に帰られた和田大使、任地へ戻られる日取りはまだ未定のようであります。ただ、新聞その他で拝見しておりますと、和田大使が、イラン政府の一部にある柔軟な姿勢を配慮してわが国の対イラン措置を決めるべきだと政府の方に要請したということがありますけれども、それがわが国のいまとっている態度、あるいは、それに基づいてとっているのがわが国の現在の方針というふうに理解してよろしいのでしょうか。
【次の発言】 イラン政府の内部にある柔軟な姿勢、一応そういう要素があることを評価しておられますか、いかがでございましょうか。
○渡辺(朗)委員 外務大臣御苦労さまでございました。最後の質問者でございます。また持ち時間も少ないですから、お願いをいたします。 幾つか確認をさせていただきたいと思うのです。 今回外務大臣はECのメンバーではない日本の代表としてEC外相会議の理事会に出られたわけでありますが、どんなステータスにするのか、あるいは今回出席されるに当たってどんなステータスであるべきか、そういう点については何らかの話し合いを先方側とされたのでございましょうか。招かれざる客ではなかったと私は思います。頼もしい客分として待遇をされたのかもわからないし、あるいはまたハムレット日本の代表という感じで受け入れられたのかもわ……
○渡辺(朗)委員 初めての機会でございますので、外務大臣に基本的な幾つかのことをお尋ねさせていただきたいと思います。
第一番目に、鈴木内閣の成立後、わが国の外交方針に関しましては、鈴木総理もまた伊東外務大臣も大平外交を継続発展させていきたいという旨言っておられるやに聞いておりますが、その意味するところ、具体的に中身はどういうことであろうか、ここで、伊東外交というものを打ち立てられるに当たりまして基本的にどのような方向で進めていかれようとしているのか、お示しをいただければありがたいと思います。
【次の発言】 現時点で非常にたくさんの問題が起こっていると思いますし、解決を急がれていると思います。……
○渡辺(朗)委員 先ほどからいろいろお話を聞いておりまして、アフガニスタン難民について、冬場を迎えるのに私ども大変心配しておりましたが、外務大臣に先般申し上げましたところ、早速早い対応を示していただきまして感謝にたえないところであります。まず御礼申し上げます。 さて、私は、イラン・イラク紛争について幾つか質問をさせていただき、御見解を聞かしていただきたいと思います。 去る十三日でございましたか、外務省ではイラン・イラク両国に対してホルムズ海峡の安全航行に関する申し入れを行っておられます。そこでお聞きしたいのでありますが、この時期にわが国が両国に対してこうした申し入れをされたねらいはどこにあ……
○渡辺(朗)委員 このたび日本は国連の安保理事会の非常任理事国に当選いたしました。しかも、百四十一票という満票に近い票数であります。私は、この時期に日本が非常任理事国になったということは大変重要な意味があろうと思っております。これに関しましては同慶にたえないところでありますが、と同時に外務当局の方々も大変努力をされたと思います、感謝を申し上げたいと思います。 そこで、この時期にこのような重要な任務を日本が背負った。外務大臣は、これは記者会見でございましたか、世界の平和と安定のために積極的かつ建設的に貢献するという言葉を言っておられます。そこで、任期はもちろん一月一日から始まるわけでありますけ……
○渡辺(朗)委員 大臣、御苦労さまでございました。 一昨日の参議院の予算委員会あるいはきょうの衆議院における外務委員会で、同僚、先輩議員からほとんどいろいろな問題は質疑され尽くしたようにも思います。ですから、私、これから幾つかお尋ねいたしますが、どうかリラックスしてひとつお答えをいただきたいと思います。 いかがでしょうか、外務大臣、今回アメリカに行かれる意図、目標、これは首相の訪米の地ならしということであったわけでございますけれども、その役割りは、意を尽くしたし、そして十分果たしてきたというふうにお考えでいらっしゃいますか、率直な御感想を聞かしてください。
○渡辺(朗)委員 外務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 去る四月の六日でございましたか、日英外相の間で定期協議が開かれました。レーガン政権が発足した、あるいはポーランド情勢が非常に緊迫している、また、ECとの間で日本がいま貿易の問題などの摩擦を懸念している等いろいろな問題があるときでございますだけに、実力者である両国の外相がお話し合いをされたことは大変重要な意味を持つものではなかろうかと私は思います。どのような問題をお話し合いになったのか、手短で結構でございますから、焦点になりました点をお知らせいただければありがたいと思います。
○渡辺(朗)委員 今回の米原潜の衝突事故といい、またさきのソ連の原潜の事故といい、日本近海あるいは日本の周辺海域における軍事力の対峙している姿というものは大変なものだなと、いまさらながら思いをいたしたわけであります。
これについて二、三外務大臣にお伺いをいたしたいと思いますが、もし事故直後に日本政府の方に連絡があった場合には救援できた、そして行方不明者を出さないということも可能であったのにという思いはお持ちではございませんか。
【次の発言】 海上保安庁から出しておられる「海上保安の現況」、これは五十五年八月版でございますが、毎年このような白書のような形のものが出ております。この五十五年度版を……
○渡辺(朗)委員 大臣、どうも御苦労さまでございました。お疲れのところ、早速幾つかの問題をお伺いさせていただきたいと思います。
率直なところ、大臣、今度行かれまして、この首脳会談をどういうふうにお考えでございますか、印象をお持ちでございますか。大成功だったというふうにお考えでございますか、期待どおりうまくいったというふうにいまお思いでございますか、率直な感じをまず聞かしてください。
【次の発言】 私、いまの御説明を聞いて一つには安心したのですが、それは、十分の意思あるいはこちらの要望事項、見解、そういうものも開陳された。しかし、大臣、どうでしょう、共同声明の形にはそれが、事務的な前後左右のず……
○渡辺(朗)委員 きょうは園田外務大臣にいろいろお聞かせいただきたいと思っております。特に、実際問題として内外ともに大変な時代だということが国民の実感でございます。近日中にもミッドウェーは横須賀に入ってくるでありましょう。こういった問題もありますし、それから国際的にもつい最近バングラデシュでああいうふうな事件がございました。あるいはイラン・イラクでまだ戦闘が続いているであろうと思います。さまざまな問題が日本の周辺にある。ここにおいて新たに外務大臣としての重責を負われた。これからの日本の外交のかじ取りをしていかれる外務大臣に対しまして、きょうは園田外交の真骨頂あるいは基本方針というのをひとつ聞か……
○渡辺(朗)委員 外務大臣は先般来、故サダト大統領の葬儀に参加され、また、その際に各国の首脳とも会談をされる、大変積極的な活動をされました。また、飛んで帰ってきてPLOのアラファト議長とも会談される。大変活動していらっしゃることに対しましては、心から敬意を表したいと思います。 さて、いまの中東情勢についてでございますけれども、日本の国民として大変心配しているのは、新聞紙上あるいはテレビ、そういうもので報道されるサダト大統領暗殺事件以降、ますます何か非常に緊迫しているのじゃないか。北アフリカも含めまして、中東情勢というものがとても身近なものとして緊迫感をもって映っております。しかし、情勢という……
○渡辺(朗)委員 外務大臣は最近、訪米して帰国されましたので、当面する日米関係あるいは日欧関係、それらにつきまして質問させていただきたいと思っております。 それに先立って、中国残留孤児問題あるいはつい先般も東京地裁において請求棄却の判決がございましたけれども、元日本兵台湾人補償問題につき、二、三質問をさせていただきたいと思います。 これらの問題を見るときに、いまだ戦後は終わっていないというふうに思うのでございます。外務大臣として、特に私がお聞きしたいのは、元日本兵台湾人補償問題についてでございますが、どのような方向で解決すべきだとお考えでございましょうか、お尋ねをいたします。
○渡辺(朗)委員 まず初めに、外務当局の方にお尋ねをしておきたいと思います。
先ほどもミッテラン大統領訪日の日程のお話が出ました。続いて四月、五月、六月、訪日される各国の首脳はどのような方々がいらっしゃいますか。かつまた、それはいつごろの時期に訪日されるのでしょうか。この二、三カ月の間の日程だけを聞かしてください。
【次の発言】 ブッシュ副大統領の四月下旬の訪日予定、これはどのような目的といいますか、テーマを持って来日されるのでしょうか。同じように趙紫陽中国首相の五月末に訪日されるのはいかなる目的を持っての訪日でございましょうか。
【次の発言】 いずれもサミットの前であることがわかりました。……
○渡辺(朗)委員 それでは質問をさせていただきたいと思いますが、その前に、先ほどは本会議場におきまして渡辺武三さんに大変御丁重なる御弔辞をいただきましてありがとうございました。謹んでお礼を申し上げます。 三条約それから国内における実施についての法案、これを審議さしていただく前に、一、二お聞きしておきたいと思います。 一つは国連憲章でございますが、国連憲章をよく読んでみますと核兵器に一音半句触れられておらないわけでございます。憲章というものの性格からいって、今日の時点から見るならば当然それが盛り込まれていいのではないかと考えます、素人考えでありますが。今日の国連憲章起草に際してその問題が考慮……
○渡辺(朗)委員 外務大臣、早速お伺いをいたします。
先日、外務大臣のアメリカにおけるカウンターパートであるヘイグ国務長官、突然辞任をされました。私などはびっくりした方でありますが、外務大臣はいかがでございます。予想しておられましたですか。
【次の発言】 実は私は、六月の二十五日に予算委員会で総理に御質問をいたしました。そのときに、実は日本国民がいま一番知りたいと思っていることは、何か世界ががたがたしているように心配でならない、経済も政治も軍事上の紛争すら各地に起こっている、だからそのときに民主主義先進諸国においてどのような結束があるのか、その点についての御印象はいかがかというふうにお伺いし……
○渡辺(朗)委員 このたびの教科書問題、これにつきまして北京の日本大使館はわが国政府の訓令に基づいて説明をし、その中で中国政府の申し入れに関しては謙虚に受けとめるというふうに述べておられると聞いております。この謙虚に受けとめるということは一体何を意味しているのかお聞かせいただきたい。特に、中国政府側の意見というものを聞いてそれに基づいて行動するということなのか、単に耳を傾ける意味での謙虚さなのか、ここの点をしかとお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 私は漢和辞典の解釈を聞いているのではなくて、わが国の基本的な姿勢そのものをお聞きしているわけでございます。
お聞きいたしますけれども、た……
○渡辺(朗)委員 早速外務大臣にお伺いいたします。 前回外務委員会が開かれましたのは七月三十日だったと思っております。そのとき私は、現在の時点において中国あるいは韓国その他の国々から日本に対して教科書問題についてのどのような申し入れがあったのかということをお尋ねいたしました。特に、まず中国側からの申し入れについて、これは抗議ですかというお尋ねをいたしました。そうしましたら、そのときに政府側答弁は、これは抗議ではありません、プロテストではありません、強い関心、意図が表明されたと受け取っております、これは議事録をここに持ってきておりますが、そのようにお答えがありました。 さて、それから一週間以……
○渡辺(朗)委員 民社党の渡辺でございます。お疲れだとは思いますけれども、いろいろお伺いをさせていただきたいと思います。 特に、私は、今回はサミットあるいは国連軍縮特別総会その他の外交案件に関連した問題に集中してお伺いをしたいと思っております。しかし、その本題に入る前に一、二総理にぜひ御所見を、あるいはお考えのところを聞かしていただきたい点がございます。 それは、恐らく日本国民がみんな心配している問題だと思いますけれども、近ごろ世界全体が政治、経済、軍事、あらゆる問題でがたがたしている。その中で総理は、たしかオタワ・サミットにも出席されました。カンクンにも会議に出られました。今回で三度目で……
○渡辺(朗)委員 このたびの日ソ、日米漁業協定交渉に当たって御努力されました関係者の方々に感謝申し上げたいと思います。 最初に、日ソ、ソ日の協定について一、二お聞かせいただきたいと思います。 長官は先ほどから、このたびの交渉の中でソ連側は非常に厳しい十項目にわたる要求を出してきたと繰り返し言っておられました。去年のことを思い出しますと、たしか長官は大変厳しい六点の要求をソ連側は出してきた。今回の場合、その十項目のうちどういう点が本当にソ連側のねらいだったのでしょうか。前回は六点のうち幾つかの点だけは譲歩をしたのですが、これはやはり向こうの方もどうしてもこれだけはというものがあるから出してき……
○渡辺(朗)委員 幾つかお尋ねを早速さしていただきたいと思います。 この三、四日のアメリカの動きを見ておりますと、何か国民としては大変不安になってくる。先ほどからもお話が出ておりますように、上院の外交委員会では対日防衛費の、対日防衛力の増額の決議が行われる。あるいは下院ではいわゆる部品調達法案、ローカルコンテント法案が通過する。日本はこれはいま大変な状態に置かれているんじゃなかろうか、これから大変になるんじゃなかろうか、だからどうしたらいいだろうか、こういう大変な不安感があると思うのです。 ところで、お聞きしますけれども、このアメリカの上院、下院で通った質の違うもの――一方では防衛力です。……
○渡辺(朗)委員 この租税に関しての二つの条約を議論さしていただきますが、関連して幾つかまずお尋ねをしたいと思います。 このスウェーデンとの条約、これは古いいままでの条約を新しくつくり直した。それは、基本的にOECDのモデルに従ってつくり直した。西独との条約の方は、OECDのモデルに沿ってつくったものはいままであった。しかしながら、国際運輸に使用されるコンテナ等のリース料の取り扱いに関する規定を修正補足しなければならなかった、だから、これがいまここで審議されている、こういうふうに理解をするわけであります。 そうすると、ドイツとの条約を見る場合に、OECDのモデルではいま国際商取引状況からい……
○渡辺(朗)委員 初めに、船舶による汚染防止条約に関連して幾つかお尋ねをいたします。
まず、本議定書を締結することによって、現行条約の汚染防止規制のうち、主としてどの点の規制が強化されることになるわけでしょうか。また、規制が強化される結果、公害防止の分野においてどのような効果というものが期待されるものになるでありましょうか。そこら辺についてお聞かせいただきたい。
【次の発言】 いまのようないろいろお話が出てまいりましたが、特に、たとえばいままである条約、そういうようなものによってこのたびのペルシャ湾のあの海上油田あるいは海中油田の流出問題、あの汚染問題、深刻な状態、これにどういうふうにこれは……
○渡辺(朗)委員 本題に入る前に私も一、二お聞きをしておきたいと思います。 けさほどの新聞で、いまもお話がありましたけれども大変ショックを受けました。昨日起こった自衛隊機の痛ましい事故であります。犠牲者の方方には本当に心から哀悼の意を表したいと思いますが、先般の自衛隊の輸送機の事故といい、そのときにはこのような事故の再発を何とか防止したい、そのために全力を注ぐという関係者の談話もございました。にもかかわらず、またこのような事故であります。国民の方も大変ショックを受けておりますけれども、この際、訓練至上主義といいますか、それが優先して安全が軽視されているのではあるまいかという懸念がございます。……
○渡辺(朗)委員 総理、サミット出席を前にされまして、アジアの一員としての立場を持ちながら出席されるという言葉を言っておられましたが、それは非常に大事なことだし、結構なことだと私は思います。ただし、具体的にそれではどういうことがアジアの一員としての立場なのかということになりますと、私はいま一つまだ明確に理解できない点があります。そういう点で、その立場から、先般アジア歴訪されましたそのことについてお尋ねをさせていただきたいと思います。 一つは、ASEAN諸国のリーダーの方々といろいろ政治的あるいは経済問題その他の問題につきまして議論をされました。当面する情勢についてもお話があったと思います。安……
○渡辺委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました。 沖縄問題に関しましては、昨年、第二次沖縄振興開発計画が策定されまして、各般の施策が実施されているところでございますが、振興開発上の諸問題、基地問題等の多くの問題が山積しております。 また、北方問題に関しましては、多年日本国民の悲願である北方領土復帰実現という大きな問題がございます。 本委員会の使命はまことに重大であると存じます。 幸い、委員各位は練達堪能な方々でございますので、微力ではございますが、委員各位の御協力を賜りまして、円満なる委員会運営を行ってま……
○渡辺委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
初めに、沖縄及び北方問題に関する政府の施策について順次説明を求めます。安倍外務大臣。
【次の発言】 中西国務大臣。
【次の発言】 この際、外務政務次官北川石松君、総理府総務副長官堀内光雄君及び沖縄開発政務次官大城眞順君から発言を求められておりますので、順次これを許します。外務政務次官北川石松君。
【次の発言】 総理府総務副長官堀内光雄君。
【次の発言】 沖縄開発政務次官大城眞順君。
【次の発言】 この際、沖縄及び北方関係予算について、順次説明を求めます。大岩沖縄開発庁総務局会計課長。
○渡辺委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件につき調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。國場幸昌君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 青山丘君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 いかがですか、その問題については。
【次の発言】 委員長の方から申し上げます。
ただいまの瀬長君の資料要求につきましては、理事会で協議したいと思いますので、御了承いただきたいと思います。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十八分散会
○渡辺委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。川崎寛治君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 青山丘君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 質疑は終わりました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時三十一分散会
○渡辺委員長 これより会議を開きます。
この際、後藤田総務庁長官及び堀内総務政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。後藤田総務庁長官。
【次の発言】 総務庁長官、御用事もおありでしょうから、御退席になって結構でございます。
次に、堀内総務政務次官、お願いをいたします。
【次の発言】 次に、沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。國場幸昌君。
【次の発言】 仲村正治君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十四分休憩
○渡辺委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件につき調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。中川昭一君。
【次の発言】 奥野一雄君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 青山丘君。
【次の発言】 岡崎万寿秀君。
【次の発言】 次回は、来る八日水曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時四分散会
○渡辺委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今会期中、本委員会に付託されました請願は、北方領土返還促進に関する請願一件であります。
本請願を議題といたします。
まず、審査の方法についてお諮りいたします。
本請願の内容につきましては、既に文書表等で御承知のことと存じます。また、先ほどの理事会におきましても慎重に御検討願いましたので、この際、紹介護員からの説明聴取等につきましては省略し、直ちに採決を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
これより採決いたします。
本請願は、採択の上、内閣に送付すべ……
○渡辺(朗)委員 水産庁の長官を初め関係者の皆さんの今次対ソ交渉に当たっての御努力、感謝を申し上げたいと思います。 さて、従来の日ソ漁業交渉では、漁獲割り当て量というのは、実務的なあるいは技術的な話し合いの中で、ことしまでは五年連続日本側が七十五万トン、ソ連側が六十五万トン、それを維持してきております。しかし、今回の漁業交渉でわが国はソ連漁船の小名浜港寄港を認めた上、昨年の漁獲量割り当て五万トンを譲っておりますし、ソ連側も前年度比一万トン減、日ソ双方ともに縮小均衡型で交渉の妥結をしたということが言えると思います。 毎年言われてきたのは、ソ連側が厳しい態度であった、むずかしい交渉であったとい……
○渡辺(朗)委員 本日の日程では最後の質問者になりました。総理初め閣僚の皆さんもお疲れであろうと思いますが、大所高所からのお考えを、幾つかの問題についてお聞かせいただきたいと思います。 一つは、まず総理にお伺いしたいのですが、日本とソ連、これは好むと好まざるとにかかわらず、引っ越すことのできない隣人であります。そのソ連に新しい書記長が登場いたしました。早速にも総理は、この新しい書記長の体制に対しまして、事態打開のチャンスを期待する旨表明しておられます。このソ連という国とどのようにつき合ったらいいのか、つき合えるのか、つき合い方についての総理の御認識を私はお聞きしたいと思うのです。 アメリカ……
○渡辺(朗)委員 まず先に、外務大臣にお聞きしたいと思います。 このたびの有効期間を三年とする日ソ漁業協定の締結に当たって、関係者の御努力には大変感謝を申し上げたいと思います。ところで、現今の日ソ関係の中でこの漁業協定を締結されたこと、これをどう位置づけ、どういうふうに評価したらいいものだろうか。そういう日ソ間の政治情勢なりあるいは風向きなりというものと全然関係ないものとして考えたらいいのか、あるいはまたソ連側の対日姿勢に何らかの変化があることを期待しているわけでありますけれども、それとの関連でどのように見ることができるのかということを私はお聞きしたいと思います。外務大臣、いかがでしょう。
○渡辺(朗)委員 きょうは限られた時間ではありますけれども、四つぐらいの問題点、そこに焦点を置いてお聞きをしたいと思っております。一つはサミットであります。それからもう一つは日米貿易摩擦。三番目にイラン・イラク紛争、そして今日の情勢、日本の対応策。さらには四番目に、カンボジア問題についても聞きたいなと思っております。 お聞きする前に一つ、けさほど新聞を見てびっくりしたのですけれども、東ドイツのポツダムにある米軍の連絡事務所の将校がソ連兵に射殺される、公務中射殺されるという事件が報道されておりました。冷やっといたしました。大変壊れやすい今日の東西関係の中で、これは一体どういうことになっていくの……
○渡辺(朗)委員 この条約を読んでいくうちに、それからまた今までの同僚議員さんの質疑、質問をお聞きしているうちに、本条約というのはまことに重大で、歴史的な意義を持つものだという感じを今非常に強くしているところであります。国際的に人権を尊重していく、女性の解放、女性の地位向上、それのみならず、今言われているようにこれが単なる女性だけの憲法とみなされるのではなくて、それ以上に社会的な変革のよりどころというような意味合いを持っていく性質の条約ではなかろうかと私は思います。したがいまして、我が国において国内法をどう整備するかという問題はもちろんありますが、この条約が国際社会の中でどういうふうな位置づけ……
○渡辺(朗)委員 この条約を読んでみますと、本条約が女性の憲法だと言われるゆえんがよくわかってくると思っております。そしてまた同時に、これから恐らくいろいろなことをやらなければならない。今日までも、いろいろ努力をしてまいったわけでありますけれども、特に現状とのギャップというものがまだまだあるように思います。今後、立法、司法、行政あるいは生活慣習、いろいろな分野においての変革が恐らく進められていくに違いないだろうし、また、そのような社会ができていくだろうというふうに思います。それと同時に国際的にも、基本人権あるいは国際平和、こういったものを基礎にした世の中をつくっていこうとする動きが、この条約を……
○渡辺(朗)委員 私、民社党の渡辺朗でございます。ただいま政府の閣僚の方々を先頭に大変困難な日ソ漁業交渉に取り組んでおられます、御心労のほども大変だと思いますが、どうかがんばっていただいて、その際に原則を曲げることなく、本当の意味での国益のために御奮闘をいただきたいと思います。その点、御苦労に対しまして心から感謝を申し上げます。 きょうは、領海の問題に関連いたしまして幾つか関係の方々にお尋ねをいたしたいと思います。 私、日ソ交渉が原則を曲げてはならないと同じように、領海というもの、領域というものを決定する場合に、やはり変則的なものであってはならないと思うのです。その点で、今回の領海法につき……
○渡辺(朗)分科員 渡辺朗でございます。 私は、去る一月十四日でございましたが、東海地方特に伊豆半島を直撃いたしました大島沖地震に関連いたしまして、質問させていただきたいと思います。 非常にたくさん問題があるわけでございますけれども、その中で特に私は持越鉱山のシアン流出問題、これをまず取り上げさせていただきます。 御存じのように、大変多量の鉱津が川の中に流れ込みました。そしてまたその中には多量のシアンが入っているということで、住民たちは大きな不安に見舞われたわけでございます。しかも、この狩野川という水系には、実を言いますと十二市町村ございまして、この流域の人々というのはこの川によって生活……
○渡辺(朗)委員 吉田議員の後を受けまして、お尋ねをいたしたいと思います。 総理が訪米からお帰りになりまして、その後一連のさまざまな事態が起きました。これにつきましては、実は内外の新聞にも大きく報道されております。中には、その論調の中で、こういうことによって日米間の亀裂が生じるのではあるまいか、あるいは信頼関係が揺らいでいくのではあるまいか。そしてまた、外国の新聞を見ておりましたら、こういうことすら言っていて、私はまことに残念に思いました。それは、日本の記者クラブかどこかでのお話のときに、総理に向かって、うそつきという言葉すら使われた、一国の総理に対してそのような言葉が使われるというのは、こ……
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