このページでは師岡栄一衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○師岡榮一君 國民の飢餓に瀕する状況は、刻々目前に迫つております。從つてわれわれは單なる議論の展開ではなくして、即刻実施でき得るような具体的な対策をもつて、眞劍に討議を進めなければならぬと考えておる次第であります。私どもは、從つてごく簡單に、大体実行でき得ると考える二点を申し上げてみたいと思うのであります。 食糧危機は、今日目前に迫つております。しかもこの危機の原因は、今日発生したものであるかどうかと申しますならば、断じて今日発生した事態ではないということが言えると思うのであります。その原因、その危機の芽生えは、すでに昨年の十一月、すなわち昭和二十一年米穀年度の初めにおいて、その兆しがあつた……
○師岡委員 大體今政府の説明を伺いまして、私はもつと具體的な事象についての御説明を願いたいと考えるのでありますが、その第一点は不均一な、各個ばらばらの中古衣類に対しまして政府は責任をもつて妥當公正な公定価格を決定することが可能であるかどうかということをお考えになつておるかどうか、その点をお伺いしたいと思うのであります。 第二点は流通秩序の確定が公定価格維持の絶對的な要件であると思つたのでありまするが、政府はこの点についてどういう具體的な方途をおもちになつておるか。また講ぜんとするか。その二点についてまずお伺いしたいと思うのであります。
○師岡委員 政府委員の先ほどの御答弁によりますと、積極的な医学的効果を認めることができないということが、大体禁止の理由になつているようでありますが、積極的な医学的効果が上らぬということはどういうことを指すものであるか。たとえば医学的には何らの効果がないというふうにお考えになるのか、その点を明確に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまお話がありましたように、住宅問題は非常に深刻でありまして、何分にも戰災によりまして非常に多数の住宅が失われたことでありますし、また戰爭中にその供給もとだえておつた。それに加えまして引揚者の増加、また日本の住宅の本質として木造でありますので、だんだん腐朽し……
○師岡委員 同僚の委員によりまして、かなら廣汎にわたつた御質問が行われておりますので、私はなるべく重複を避けて主要な点だけをお尋ねしたいと思います。 第一は医藥分業の問題でございますが、この問題は医師及び藥剤師の業権問題として考えておるのではなくして、私どもはあくまでも両者の機能をそれぞれの分野において活用いたしまして、医療内容の向上をはかることに重点が置かるべきものであつて、医療制度の改善の基本的課題であると考えますが、これに対しまして政府はどういうふうなお考えをおもちになつておるか、伺いたいのであります。さらに政府は今ただちに医藥分業制度を実施することのできない理由の一つといたしまして、……
○師岡委員 私は第八條と第九條に関連して二三お尋ねします。第九條の民生委員審査委員の方は社会事業の実施のほかに兒童労働に関次のある者となつておりますがこれが推薦委員の方にないのはどういうわけですか。
【次の発言】 推薦委員をきめるには市町村の意見を聽くことになつており、審査委員の方はそうではないのはどういうわけですか。
【次の発言】 最後に一つお聽きしたいことは、第七條の推薦会の推薦した者が適当でないと認めるときは、民生委員審査会の意見を聽いてとありますが、この意見を聽くというのはどのくらいの範囲を言うのですか。
○師岡委員 こまかい点は出盡しておると思いますので、急所と思われる点をお伺いしたいと思います。大体向井部長はこの請願が國会を通過しておることを知らなかつたために、こうした通牒を出したというように私は承つたのですが、國会を通過しておるということが確実になつた今日、なおそういうお考えを継続しておもちになつておるかどうか、こういう問題について御答弁を願いたいと思います。それともいま一点は、公定價格設定にきわめて困難な事情にある中古衣に対しまして、結局実行もできそうもないような新しい方法をまたその上に加えていくということは、かなり煩瑣にたえないと思うのであります。取締りの面におきましても、あるはまた價……
○師岡委員 この法律の目的の点で、第一條において「中小企業を育成し、及び発展させ、且つ、その経営を向上させるに足る諸條件を確立することを目的とする。」というふうになつておりまして、「育成し、及び発展させ、」というふうにありますのは、既存の企業のみを対象とするような感じを強く受けるのであります。世界の経済情勢が変つてまいりますと、新しい企業体というものはまた続々できるということが一應想像されるのであります。さらにそれについて第三條の第四号で「中小企業における新規で有益な製品又は製法等を奬励する」ということになつておりまして、これは非常に結構な方針であると思います。これによつて企業家を非常に刺激し……
○師岡委員 自轉車競技の施行者が都道府縣であるということがはつきりしておるので、実施に当つては恐らく自轉車振興会がこれをやると思います。ところで第四章において各府縣ごとに二箇所以内と決定したのはどういう理由か、十條の所で第一項の金額及び第二項の金額を、先ほど梶川さんが言われたように、振興会の性格がきわめて漠然としておると思います。実際の場合施行者が自轉車振興会だと思う。この振興会の性格を明確にしないと、競馬において非常に大きな問題を起しておるような、いまわしい事態の起らぬようにしていく必要がある。振興会の性格いかんによつて非常に困つた方向に使用される。小ボスの利権運動的な方向にもつていかれると……
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