このページでは唐木田藤五郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○唐木田委員 先ほどから熱心な一問一答を承つておりまして、私の感じたことは貿易廰とうい立場が非常にむずかしいものだと思います。まんざら役人氣質でいかず、さりとて商人になりきれず、非常にむずかしい立場だと思います。そこで問題は法文解釋のとかあるいはしちめんどくさいことを考えないで、あるいは立場が惡かつたならば、外務委員會というようなものに質問されるとかされないとか、言葉じりをつかまえられるということを考えないで、もつと大らかな、朗らかな氣持でそちらから呼びかけてこられて人民代表の名においてどんどんとこちらがお手傳いをしていく、協力していくという態勢をとつていくことが、非常に大事なことではないかと……
○唐木田委員 今政府委員の御説明を承ると、中小工業の振興策が貿易再開において大きな役割を演じているということでありますが、私もその通りだと思つております。ところが中小工業者の実情を直視いたしますれば、政府の企圖するところは私どもの見たところとは全然反対にいつている。と言うのは、これは商工省の問題だ、いやそれは農林省だ、いやそれは大蔵省だとやつている。大きな会社で、大きな設備で、多くの人を使つて完全な運用をしているところは差支えありませんが、いわゆる中小工業者は、自分みずからそういうことを一々やつておつたら日が暮れてしまうという実情であります。いろいろな行きがかりや因縁からこうなつているとは思い……
○唐木田委員 国民協同党といたしましては、一言賛成の意見を申し上げたいと思います。 昭和十二年にきめられた貿易組合法が、この十年間のめまぐるしい、驚くべき大転換の跡を顧みれば、もはや残骸であることは言うまでもありません。貿易組合法の廃止は、当然過ぎるほど当然であると思います。この意味において、私は賛成いたします。ただ心配は、この貿易組合法が廃止されると同時に生まれてくるところの貿易公団というものが、いかなる角度に立ち、いかなる心構えをもつて、何をしようとするかまだ未知数で、楽しみでもありまするが、実に不安にたえないものがあります。従つてかつて大政翼賛会というものが生まれようとするときに、私は……
○唐木田委員 先ほどから委員諸君より非常に適切な御意見、御議論がございまして、私ことごとく傾聴いたしまして、いまさら蛇足を加える必要はありませんけれども、長官の答弁と委員の質問を承つておりますと、實に微に入り細をうがつてその極を尽しております。私はいまさら法の枝葉末節について云々する必要は認めません。ただ法は法なきをもつて法の理想と申され、むしろ法三章をもつて治めるがよい政治だと申されるのでありますが、あまりにしちめんどう臭い法律がたくさんありますために、よい政治をやろう思つてもできない状況にあるということを先ほど来しみじみと感じておるのであります。文字というものを並べて法律をつくり、豫算がで……
○唐木田委員 参考法令は今拜見しておりますが、臨時設置法案のプリントがあるのですか。
○唐木田委員 最初の日にちよつと申し上げましたように、公聽会の場合にも農村及び漁村関係の口述人がなかつたので、その方面の意向がこの法案に反映していないというおそれが多分にありますので、この際特に事業者團体法案に対する農村関係諸君の意向をまとめて、いささか意見を申し上げ、御質問申し上げたいと存じます。 卒直に申しますと、このたびの事業者團体法というものが、事業体系の実情に即しておらないということを言われておるのであります。それは日本の経済再建の基本が、各方面における中小商工業の発達を促すことであるということは言うまでもないし、その中小商工業の中核をなすものは生産加工の企業であること、また言うま……
○唐木田委員 逐條審議を皆さんやつておられますので、私、法のこまかい枝葉末節に触れようとは思いませんが、先ほど官房長官が見えて一應の説明をして行かれましたが、どうしてもあのことが納得行かないのであります。それはこの國家行政組織法の一部を改正する法律案提案理由の説明の一部を改正する法律案提案理由の説明の中に、はつきりと書いてあります。それは、今期國会に各省等の設置法案を提出して、本法を明年一月一日から施行すべく連絡を進めて参つたのでありますが、御承知のごとく、本期國会は國家公務員法の改正を中心として、その会期も短期に定められたのであります。よつて政府は今期國会に各省等の設置法案を提出することはこ……
○唐木田委員 本日はこれにて散会し、明日午後一時から委員会を開催されんことを希望いたします。
○唐木田委員 いささか出しおくれの感はありますけれども、たしか一昨日配付されました郵政省設置法案及び電氣通信省設置法案の提案理由に関する説明を拜聽しますと、逓信大臣は、申すまでもなく今日行政簡素化が考えられておるときに、二省が一省になるのならともかく、一省が何ゆえに二省になる必要があるか、こういう疑いが起るのでありますが、しかしながら私は逓信省の内部に入りましていろいろ調査した結果、これは当然二省にわかれなければならないということを感ぜざるを得なかつたのであります、と前置きして、一昨年の三月以來、GHQの○OSの涙ぐましい調査に出発して、日本政府も逓信省も共同研究を続けて、去る七月二十二日のマ……
○唐木田委員 先刻関係方面と長々懇談いたしましたときに、私はきわめて率直端的に、ざつくばらんに、今日までの日本の役人の考え方では、必要以上に体面にとらわれ、ざつくばらんに虚心担懐に人民の声を聞く雅量がなかつた。もし一度誤つて出た法律は、あくまでたいていのことでかえせません。このゆえに本法案のごとき文化國家の原動力とも言うべき法案を、短期間に審議することは國民の負託に沿うゆえんではないかと考えないか。皆さんはどう考えるか、教えを請うて参りました。ところがそれに対して、われわれはそれぞれ專門的立場から確信をもつて本案を支持したい。もしこれを実施して一年もたつて改善すべき点を見出したならば、遠慮なく……
○唐木田委員 本日は説明を聽取したのみに止めて、明日から質問をいたしたいと思います。
○唐木田委員 ちよつと参考に申し上げておきたいのですが、この公述人の職業、氏名を拜見いたしますと、大体商工業に関係した人はたくさんおりますが、農業関係の者はほとんど見当らないのであります。これでは農業関係の人たちの意見はほとんど聽かれない、こういう懸念がありますが、いかがでありますか。
【次の発言】 決して固執するわけではございませんけれども、それが偏つたことで農業者の声が聞えないような場合、不平が出た場合を懸念するのです。
【次の発言】 それでも結構です。
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