このページでは池谷信一衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○池谷信一君 ただいま議題と相なりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五條のニの災害及び同條の規定を適用する地区を定める法律案について、司法委員会における審議の経過並びに結果の概要を、委託により私から御報告申し上げます。 まず、政府原案の要旨について御説明申し上げます。さきに罹災都市借地借家臨時処理法の一部改正により、火災、風水害その他の災害のため滅失した建物がある場合にも同法の適用を見ることとなり、かつ同法の規定により、適用の地区を災害ごとに法律で定めることと相なつております関係上、この法律案が提出せられたものでありまして、本案におきましては、終戰後最近までの火災、風水害等の災害により全……
○池谷信一君 ただいま議題と相なりました民法の改正に伴う関係法律の整理に関する法律案について、司法委員会における審議の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。 まず、政府原案の要旨について御説明いたします。御承知の通り民法において、戸主、家族その他家に関する規定及び家督相続に関する規定の削除、両性の本質的平等に反する規定の改正、親族会の廃止、口語化書きおろしのための多くの整備等が行われたので、他の法律中從前の民法の規定を前提としている幾多の規定をこれに適合するように整理する必要があり、さらに民法改正と並行して、他の法律中の家族制度に関する規定もまたこれを憲法の基本原則に適合するように整理す……
○池谷信一君 ただいま議題と相なりました、民事訴訟用印紙法及び商事非訟事件印紙法の一部を改正する法律案、日本國憲法の一部を改正する法律案、應急的措置に関する法律の一部を改正する法律案、裁判所職員の定員に関する法律の一部を改正する法律案、法務應設置法等の一部を改正する法律案の四件は、司法委員会に付託され一括して議題とし、審議いたしましたので、その法律案の要旨及び委員会における審議の経過並びに結果の概要を、委託によりまして、ごく簡單に御報告申し上げます。 まず、民事訴訟用紙法及び商事非訟事件印紙法の一部を改正する法律案について申し上げます。 民事訴訟用印紙法、商事非訟事件印紙法により訴訟などに……
○池谷信一君 昨日の各新聞紙の報ずるところによりますると、法務政務次官の田中角榮君が、石炭國管案反対にからんで多額の運動資金を受取つたところの容疑をもつて、東京高等檢察廳から家宅捜索を受けたということでありまするが、われわれは、まことに遺憾千万と考え、かつ心外にたえないところであります。事件は現在未だなお捜査の段階にあるのでありまして、從つて事件の内容そのものについての詳細は知り得べくもないのであります。御本人は現在まつたく身に覚えがないことであると言明しているそうであります。もし御本人の言明が事実であるとするならば、今回の檢察当局のとつた態度、この家宅捜索は、まつたく檢事フアツシヨの現われで……
○池谷委員 先ほどから森證人及び間島證人の證言が非常に問題になつておるようでありますけれども、證人の證言の信憑性というものは、その人の人格、人柄、職業、平素の行動等によることが多いと思います。この意味におきまして佐藤證人にちよつと伺いたいと思いますが、森さん及び間島氏は平素いかなる職業に從事しておる人でありましようか。またこの人たちがいわゆるブローカー的存在ではないのでありましようか。この點についてちよつと承りたいと思います。
【次の発言】 數萬圓の自分の金を出して國家のため、あるいは農業會のために奔走するということは、どうもこの二人の證人の態度とか、今日までの行動から、われわれは納得しかねる……
○池谷委員 私からも調査の結果を簡單に御報告申し上げたいと存じます。私も本委員會から九州地方の隱退物資のことについて調査を命ぜられまして、明禮委員と打合せの上行くはずでありましたけれども、明禮委員がすでに先發されておりましたので、十七日にそのあとを追つて福岡に行き、福岡地方の經濟安定局に參つたのでありますが、當時明禮委員はすでに鹿兒島に行つて、鹿兒島から應援の電報が參つておつたのであります。しかし私は主として福岡地方の情報を入手してきた關係上、鹿兒島へは參り得ませんで、あとからついてまいります野本委員と協力して、主として福岡縣、佐賀縣地方の調査をするはずでありましたけれども、結局野本委員が參り……
○池谷信一君 ただいま永井議員からも御説明がありまして、大體私の申し上げんとするところも同じようなものでありますが、今さら申し上げるまでもなく、今日のようにインフレーシヨンが高進し、物價の高騰しております際におきましては、一定の収入しか得られないところの官公吏その他の一般俸給生活者の生活が、非常に困難であるということは、各位が十分御承知になつておられるところでありますが、殊に恩給生活者の生活はさらに困難であり、むしろ悲惨であると思うのであります。長い間國家社會のために貢献した人々が、その老後の生活を恩給に託して細々ながらも何とか安定した生活をしたいと念じておりましたのも、今やまつたく一朝の夢と……
○池谷委員 二、三の點について御質問申し上げたいと存じます。 まず第一に、第二十九條の堕胎の罪が何故に廢止せられなかつたかという點について承りたいと存ずるのであります。元來堕胎罪についてはこれを罰しなければならないという理論的根據がないのでありまして、ただキリスト教的人道主義と國家主義的な見地からいたしまして、これを認めてきたと思うのでありますけれども、敗戰の今日いたずらなる人口の増殖は、國家のために決して喜ぶべき現象ではないのでありまして、冷靜に批判されなければならないのでありまするが、さらに優性學的見地からいたしましても、個人の經濟生活の面から考えましても、なお子供の將來の幸福の點から考……
○池谷委員 二、三の點についてお伺いしたいと思います。まず權利の濫用の禁止の點についてお伺いいたしたいと存ずるのでございますが、これまでのわが國民の多くは法律的に無知であり、權利の上に眠ることが多かつたのでありますが、今や民主主義時代となり、新憲法の實施によりまして、基本的人權が尊重せられ、確立せられることと相なりまたことは、まことに喜びにたえない次第であります。しかしながら、いまだ民主主義的に十分の訓練を經ておらないわが國民は、この基本的人權の確立と民主主義的の風潮にのつて、今後各目の義務の履行を怠りながら、いたずらにその權利の主張のみをなし、權利の濫用の弊に陷るおそれが大いにあろうと考える……
○池谷委員 修正意見を提出いたしたいと思います。裁判所法の一部を改正する等の法律案について出されました參考資料を讀みますと、昭和二十二年法律第六十五號の第三條によりますと、地方裁判所の判事は、その報酬が一級及び二級となつておりますけれども、これに添附されております裁判所豫定人員表によりますと、地方裁判所の判事のうち、一級俸を支給せられますのは、所長であるところの判事四十九人だけでありまして、その他の一般判事六百十四人につきましては、二級俸が支給せられるようになつておるのでありまして、結局一級俸を支給せられるのは所長だけであり、普通の判事はすべて二級俸を支給せられることになつております。今後地方……
○池谷委員 この災害の範圍であるとか、あるいは地域の指定というものは、どういう標準によつてなされたのでありましようか。また先般の關東及び東北地方の大水害等につきまして、これが災害地の指定を受けておらないようでありますけれども、それはどういう關係にあるのでありましようか。また今後こういうことがあるべきところの水害であるとか、あるいは火災であるとか、震災等につきましては、本法を改正するという方法をとるのでありましようか。またあらためて本法と同様な單行法を出すのでありましようか。その點について御説明を承りたいと思います。
○池谷委員 小委員の補欠選挙につきましては委員長に御一任申し上げたいと存じます。
○池谷委員 先ほどから承つておりますと、法務廳から閣議に提出せられまして原案によりますと、本俸においてこの原案よりか六、七千円高いものであり、さらにその上に時間外手当も支給されるように承つたのでありますが、さようでございますか。
【次の発言】 そうしますと、現在ここに提出せられております原案は、本俸において六、七千円削減せられ、しかも時間外手当をとられているのでありますから、実質においては、ほとんど半分以下に削減せられたと思うのであります。先ほどから法務総裁の御意見を承つておりまして、よくわかつておるのでありますけれども、これでは判檢事の特別の地位、身分あるいは責任等に鑑みまして、あまりに低き……
○池谷委員長代理 会議を開きます。
行政代執行法の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案について審査を進めます。鍛冶良作君。
【次の発言】 それでは午後一時まで休憩いたします。
午後零時九分休憩
【次の発言】 日本社会党は、原案は必要にして欠くべからざる改正と存じますので、原案に賛成いたします。
○池谷委員 三十九條の弁護人と被告人との接見の点についてちよつと伺いたいと思うのでありますが、弁護人が立会人なくして接見したり、書類もしくは物の授受をすることができるというこの規定は、弁護人の人格を重んじ、弁護権を尊重し、また一方被告人の防禦権を十分行使せしめるために設けられた新しい規定であると思うのでありますが、これはかえつて弁護人の立場から申しますと、立会人がないために被告に対して罪証の隠滅を教唆したりする事実がないかというような点を誤解を受けるもととなるのではないかと思うのでありまして、弁護人としてはかえつて好ましくない規定ではないかと思うのでありますが、この点に対するお考えいかがであり……
○池谷委員 今回の刑事訴訟法の改正は必ずしも万全なものでないと思うのでありますが、新憲法の施行に伴いまして、本法を相当大幅に至急改正しなければならない必要に迫られていると思いますので、足らざる点につきましては、近き將來においてさらに檢討し、徹底的に改正することといたしまして、この際社会党を代表いたしまして、各党共同提案になりますところの修正案に賛成し、岡井委員提出の修正案に対しては反対し、その他修正部分を除いたところの部分につきましては、政府原案に賛成するものであります。
○池谷委員 本日本委員会に付託せられました請願につきましては、日程第一三の姦通に対する男女両罰の刑法制定に関する請願は議院の会議に附するを要せざるものとし、その他の請願は採択の上、内閣に送付せられんことを望みます。
【次の発言】 社会党を代表いたしまして、少年法を改正する法律案の修正案に賛成し、修正部分を除いたところの他の部分につきましては、政府の原案に賛成するものであります。
○池谷信一君 紹介議員として一言御説明申し上げます。 昭和二十二年十二月に公布をみましたところの重要資材使用制限規則によりまして、重要資材使用制限の範囲を拡大せられました結果、漆の使用もまた二十三品目にわたつて禁止せられたのでありますが、該禁止品目のうちげた、鏡台、針箱、建具、机、飾だな、額ぶち等はいずれも靜岡市の重要特要品でありまして、かつ当市は去る十五年の大火に見舞われたる上、いくばくもなくしてまたまた先般の戰災に遭い、業者が極度に疲弊困憊しております折から、ここに最も主要資材たる漆の使用禁止にもひとしき制限は、これに関係せる幾多の中小商工業者の糧道を絶つにもひとしく、その及ぼす影響はき……
○池谷信一君 ただいま加藤君から詳細にわたりましての御説明がありましたので、私はごく簡略に申し上げたいと思うのであります。先般のアイオン台風によりまして、靜岡縣下全体にわたる農産物に対する被害はいかに甚大であるかということは、当委員会からもすでに親しく委員を御派遣になり、あるいはる次にわたるところの陳情團の陳情等によりまして、当委員会におかれましても十分なる御認識をもつてくださることと思うのであります。從いましてくどくどしく申し上げる必要はないのであります。あの被害と申しますものは、まつたく言語に絶する未曽有の、かつ稀有な被害でありまして、縣下農民の半歳にわたる粒々たる苦心の結晶が、わずか一瞬……
○池谷委員 私はあえてこの事実を本委員会において究明することに反対するものではないのでありますけれども、私の想像するところによれば、これは河井委員も申しておりましたように、單なる市井のかご抜け事件にすぎないと思うのでありまして、かような事件で一々総理大臣であるとか官房長官を本委員会に出すということは、あまりに事を重大視するものではないかと思うのでありまして、これはむしろ直接事件に関係しております上原蕃及び上杉達夫、この両君こそ、最初に本委員会に唆問して取調べることが先決問題であり、それによつて官房長官なり、あるいは秘書に出てもらう必要があれば、そのときに初めて出てもらえばいいのでありまして、私……
○池谷委員 清水純氏に、証人はこの事件についてどんなふうに話しておいたのか。また石川氏が清水に会つて、その場合に証人もいたようであるが、何と言うて清水氏を連れて來たのであるか、その点お聽きしたいと思います。
【次の発言】 そのときにどんなことを話しておつたのか、そのときに三人の方々が会つたときに、何と言つて清水氏をひつぱり出して、清水氏に話したのであるか。
○池谷委員 文書による証言だけでは不十分だと思いますから、一應文書による証言を求めて、不十分、不明確な点については、短かい時間でよろしいから、親しく臨床尋問をすべきであると考えます。
○池谷委員 理事の数は三名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○池谷委員 下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案についてちよつと承りたいと思います。第二国会におきまして、各地から簡易裁判所設置等についていろいろ請願が提出されておりまして、その大部分は採択されておると思うのであります。今回の改正案にその採択された請願が全部織込まれてありますかどうか、その点を承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと岩井町とか、兒島市とか、そういうところにつきましては、來年度あたり予算が確保されましたならば、実現できると考えてよろしいでしようか。
○池谷委員 杉山俊夫さんにちよつとお伺いしたいのですが、進歩的な學生について輿論調査したところが、家督相續廢止に對する贊成が四五%、反對が二八%ですか、あつたという話ですけれども、同じく學生と申しましても、その學校の種類等によつて進歩性の度合が違うじやなかと思つております。農學校の生徒、師範學校の生徒、高等學校の生徒というように、全般的にやつたわけではないでしよう、特定の師範學校なら師範學校にやつたのではないか、またこれは輿論調査した人數によつても違うと思います。あるいは三百の學生、五百の學生、千人の學生に對して調査をすることによつて、そのパーセンテージも違つてくるじやないかと思いますが、その……
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