このページでは竹内克巳衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○竹内委員 きようの日程以外のことでございますが、ちよつとお取次願いたいと思います。ただいま加藤委員からお話がありましたが、蒋介石主席の終戰後における聲明というものにつきまして、われわれは非常に感謝しておるのであります。話はちよつと違いますが、本委員會における言論というものは外交上非常に重大性をもつております。お互いの言論がどういう方面に刺激があるかということを考慮して質問その他をしなければならぬ點があることは十分心得ております。この蒋介石の聲明と同一線上にあるかどうかは知りませんが、最近行政院長の張群がなされた講和會議に對する拒否權の問題、これは本委員會としてはきわめて重大性をもつておる。私……
○竹内委員 先ほど外務大臣のお話によりまして、原則としてこの私有財産が賠償のうちにはいらなければならぬというお話のあつたことを記憶しておりますが、このお話によりまして私たちは非常にうれしく思うと同時に、先ほど大臣には軍需補償の打切りと私有財産とが扱い方が同じであるというようなお話もちよつとあつたように記憶いたしまするが、軍需補償の打切りと海外同胞の私有財産とは、いささか性質を異にしておるのであります。原則として私有財産を何とかしなければならぬという話が合つたのでありまするから、これは全部とは申しませんが、將來何らかに形において國家が認めるという希望だけでも、この際與えてやつていただきたいという……
○竹内委員 貿易廳そのものが思惑で物をお買いになるということはないのでありますか。貿易廳にはそういうことをなさる権限がおありになるのでございますか。たとえばたぬきの皮をたくさん買入れる、そういう権限が貿易廳におありになるのでしようか。
【次の発言】 最近商社がいくつか許可になるということを聞いておりますが、その商社をおきめになる場合に、いろいろの方面から話を聞きますと、従前の經驗ある人ということにあまりに重點をおおきになる結果、やはり三井とか三菱とかの、いわゆる財閥關係の人が、それらにもぐつて各方面にはいつてくる。いわゆるそういう方面の延長になさるという傾向が多分にあるということを聞いておるの……
○竹内委員長 一應御質疑はあとにまわしまして、文部省の報告を求めます。文部省政府委員。
○竹内委員 ごく簡單にちよつと提案したいのですが、ここには安本長官もおいでになるので、関連もあると思います。昨日から本会議で植原君の外資導入について質問があり、その前にすでに外資導入に関する小委員会を開いたらどうかということを、われわれは委員長まで申し上げておいたのでありますが、外資導入というものが日本においては少し上すべつておるように感じます。それで本委員会において外資導入の問題の小委員会を開いて、少し実のある研究をしたらどうか。それには國際法の関係もありましようし、労働法に関する関係もありましよう。委員会を開いて御研究をしていただきたい。殊に最近は栗栖さんも御存じのように、ダンロツプ・モー……
○竹内委員 この條約は非常に簡單な條約で、これの書き方は私はまことに結構なことだと思います。しかしここで一應御注意申し上げたいことは、外務委員会の任務というものは條約が第一でございます。その次に外務省の予算でございます。一番初めに出された初めての條約、これのお取扱い方が私非常に遺憾だと思います。もつともお急ぎでございますから、事情やむを得ない点はあつたと思います。しかも結構なことであり、簡單なことでございますから、私は即座に賛成はいたしますが、今後こういうお取扱いであつてはいけない。殊に枢密院のない今日、この外務委員会が枢密院の今までとつた條約に関する方法をとらなければならないのでございます。……
○竹内委員 昨日も私申し上げたのでございますが、私の考えを申しますると、加入した方がよい。かつ進駐軍の好意もあつてのことでございますから、この際加入した方がよい。但し、ただいまお話がありましたように、各委員の意見というものは、昨日私が申し上げた線にあるのではないか――ただいま植原君とも話したのでございますが、植原君も同樣な意見でございました。この案をここで可決いたしますると同時に、この委員の言わず語らずのうちにみな思つておることを條件としてこの際可決するということを、委員長から特に外務当局にお話おきを願いたいと思います。もう一つ、私附け加えて申し上げたいのは、ただいま七十三條第三項の云というよ……
○竹内委員 この問題は憲法上における天皇陛下の御位地と、その前途ということについて將來非常にお考えにならなければならぬ問題でありますが新憲法上における天皇の御位地というものが現在のようにきまつた以上、天皇のメツセージというようなものは、外務省並びに外務委員会等において愼重に審議されて、そうしてこれが声明はなさるべきが当然じやないかと考えております。その取扱いもなく、ちようどこの前の第一回の條約御審議のときの外務省のやり方とちよつと似たようなお取扱いが、この天皇のメツセージに対してあつたんではないかと私は考えるのであります。この点特に將來もあることでありまして、よく外務当局においても御注意なさつ……
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