中村俊夫 衆議院議員
23期国会発言一覧

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このページでは中村俊夫衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

中村俊夫[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第70号(1947/12/02、23期、民主党)

○中村俊夫君 ただいま議題と相なりました最高法務廳設置法案について、司法委員会における審議の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。  まず、政府原案の概要を御紹介申し上げます。新憲法の施行に伴い、司法省の任務、あり方がいかにあるべきかについて根本的に再檢討されねばならぬ時期となり、これがため政府においては、警察制度とともに、司法省の改廃問題につき委員会を設けて愼重に審議せられたのであります。この審議において問題となつた考え方は、三権分立の原則が徹底し、司法権が完全に裁判所において行使された後は、司法省は解体してもよいのではないかという考えが一つ。次に、裁判所に移つた事務の残りをもつて、小さ……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第46号(1948/05/07、23期、民主党)

○中村俊夫君 先般大阪・神戸に勃発いたしました、朝鮮人学校閉鎖問題より派生いたしました不祥事件につきまして、司法委員会より山中日露史君、明禮輝三郎君及び私の三名の委員が現地視察に派遣されまして調査をいたしましたその結果を、ここに御報告申し上げたいと思うのであります。  その前に、簡單に調査の径路を御報告申し上げますが、四月三十日に大阪の檢察廳、大阪府廳に参りまして、各関係吏員より事情を聽取いたしました。さらに別室におきまして、共産党の関西地方委員の諸君から意見を聽きました。翌日さらに神戸に参りまして、神戸の地方檢察廳に至り、さらに憲兵司令官、軍政官を訪問いたしまして、次いで兵庫縣廳におきまして……

中村俊夫[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

中村俊夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 国土計画委員会 第23号(1947/11/11、23期、民主党)

○中村俊夫君 ただいま議題となりました六甲山系の治水計画の請願につきまして、簡單に説明を申し上げて御贊成を得たいと思うのでございます。この件につきましては昭和十三年七月三日から豪雨が阪神間を襲いまして、未曽有の大水害を生じまして、このたびの關東の大水害以上の大災害を生じたことは御承知の通りだと存じておるのでありますが、これにつきましては當時政府でも至急これの復舊改修の重要性を認めまして、昭和十四年度から昭和十八年度の五箇年の繼續で、總工費が當時の金で三千四十七萬圓、このうち半額は國庫負擔となつて、鋭意政府と縣竝びに關係町村の負擔とによりまして、工事を進めてまいつてきたのでございますけれども、遺……

第1回国会 司法委員会 第2号(1947/07/09、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は兵庫縣の出身でございますが、――もつともこの提出された法案の内容について、今ここでただちに修正していただこうとかいう意思はないのでありますが、ちよつとお尋ねしたい。この神戸地方裁判所管轄の簡易裁判所の表をおつくりになるについては、神戸の裁判所だけで作成されたのだと思いますが、在野法曹にでも総合的に意見をお求めになつたのかどうかということをお尋ねしたい。その理由は、神戸とある中に美嚢郡がはいつておるわけであります。これは地理的に考えても、交通機関から考えても、当然明石にはいるべきものだと私は考えておるのでありますが、こういう点などは、今後十分在野法曹とも御協議願つてやつた方……

第1回国会 司法委員会 第8号(1947/07/30、23期、民主党)

○中村(俊)委員 簡単に質問を申し上げたいと思いますが、なお他の委員諸君と重複の點がございましたら、簡単にお答え願つて結構でございます。  第一條のなかで特にお尋ね申し上げたいのは、公權力の行使という文字が使われておりますが、この國家賠償法案は憲法第十七條に従つて立案されておるわけであります。ところが憲法第十七條の「何人も、公務員の不法行為により」という、これは必ずしも公務員の公權力の行使のみに限られるような、小さい範圍内における規定でないと私は了解いたしておるのでございます。従いまして權力的作用でなく、經濟的の活動の場におきましても、公務員が職務を行うにあたり不法行為があつたならば、當然憲法……

第1回国会 司法委員会 第9号(1947/07/31、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ニ、三質問いたしたいと思います。今般の刑法改正案の中では、われわれが双手をあげて贊成をいたしまするいわゆる改善の點もニ、三あるのでありまして、執行猶豫を擴張された點あるいは刑の消滅についての規定を新しく入れられた點などは、われわれはその細末な點において異論はありましようけれども、まことに結構な改正案だと考えているのでございます。  そこで、まず最初にお尋ねいたしたいのは、この草案によりますと、現行刑法の第五十五條、連續犯の規定が削除になつているのでございます。憲法第三十九條によりまして、一般に被告人に不利益な再審が許されないということになつているのであります。從つてこれを實體……

第1回国会 司法委員会 第10号(1947/08/01、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ただいまの關連事項について政府にお尋ねいたしたいのですが、昨日私のこの件に關する質問に對する政府の御答辯として、特に皇室に對する特別の犯罪をなくした以上、なおいつそ外國の使臣に對する九十條ないし九十一條も當然削除せらるべきだという御意見のように承つたのであります。從いまして今お尋ねいたしたいのは、この九十條竝びに九十一條の削除は、皇室に對する特別犯罪と何らの關連なくして、獨自に、國際法上その他の點を勘案されて削除になつたのか、それとも皇室に對する特別の犯罪をなくする並行上九十條及び九十一條を削除になつたのか、その點をお尋ねいたしたいのであります。

第1回国会 司法委員会 第12号(1947/08/04、23期、民主党)

○中村(俊)委員 これははつきりしておることでございますが、近き将来において、政府としては罰金刑まで執行猶豫が認められてきたのでありますからして、短期自由刑の弊害を避けるという趣旨から申しましたならば、さらに科料拘留に對しても、執行猶豫の制度を與えるのが理論的には趣旨一環していくのでありますが、これに對する政府としてのお考えを承りたいと思います。

第1回国会 司法委員会 第14号(1947/08/06、23期、民主党)

○中村(俊)委員 百八十三條の姦通罪の削除に関しましては、新しい憲法が布かれる以前より、すでに刑法学者の間におきましては、日本の在來の姦通罪の規定が公平を缺くというような見解から、あるいはこれを両罰にすべしという議論もありますし、またこれは全然廃止すべきだという議論がここにおいてすでになされてきておつたのでありますが、今般の新憲法の施行によりまして、こういう百八十三條削除の案が提出されたのでございます、両罰にすべきであるか、全然罰しないか、どちらが進歩的な見解であるかというような議論から申しますと、一般のといいますが、多數の学者の言つております通りに、法治国の現在における進歩的な見解だとされて……

第1回国会 司法委員会 第21号(1947/08/14、23期、民主党)

○中村(俊)委員 あらかじめお断り申し上げておきますが、もしも私の質問について重複の點がございましたならば、政府委員においてきわめて簡單に御答辯願つて結構であります。まず民法改正案の第一條の「私権ハ總テ公共ノ福祉ノ為メニ存ス」この規定については、おそらく他の委員からも御質問があつたことだろうと思いますが、憲法第十三條によりますれば「せべて國民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に對する國民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の國政の上で、最大の尊重を必要とする。」という規定になつているのでございまして、私権はあくまでも個人の権利でなければならぬのでございます。しか……

第1回国会 司法委員会 第30号(1947/08/30、23期、民主党)

○中村(俊)委員 簡單です。
【次の発言】 私のお尋ねしたいことは、憲法第三十五條と本案第二條の關係をお伺いしようと思つたのですが、ただいま佐瀬委員から御質問があつて、政府の御答辯もあつたので、私のこれに關する質問を省きたいと思いますが、ただお尋ねいたしたいのは、經濟安定本部監査委員會規程の第二條の第一號の經濟違反取締の基本方針についてですが、とにかく提案理由はいろいろとあるけれども、本案の目的は主眼を經濟違反の取締りにおいておられることは間違いないと思うのであります。從つてどういう方法で經濟違反の取締りをなさるのか。言いかえますと、今日本全國の業者で、おそらくやみの取引をしていない業者はなか……

第1回国会 司法委員会 第38号(1947/09/25、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は民主黨を代表いたしまして、ただいま提案になりました裁判所法の一部を改正する等の法律案に對する修正案に賛成をいたしたいと思います。提案理由は御説明の通りでありまして、殊に裁判官の待遇は、過去において、常々われわれもその薄きを非常に遺憾としておつたのであります。從いまして、ただいまの修正案は、きわめて妥當であると思うのでありまして、賛成をいたします。

第1回国会 司法委員会 第39号(1947/09/26、23期、民主党)

○中村(俊)委員 この法案の末尾につけてある別表の文句についてでありますが、これは法律案ではりませんから、修正という形で出す必要もないと思いますので、私の意見を申し述べて、御意見になるならば、この文句を適當に直していただけないかと思うのであります。それは投票用紙はほとんど無知識な大勢のの有權者に讀まれるということを、まず前提として考えなければならぬと思うのですが、そのうちの「罷免を可とする」という言葉は、大衆にはその意味がほとんど分からぬのだろうと思うのです。「罷免を可とする」という言葉は、非常にむずかしい言葉だと私には思われるのであります。しかも次に來るべき衆議院議員の總選擧にこの投票が行わ……

第1回国会 司法委員会 第56号(1947/11/14、23期、民主党)

○中村(俊)委員 この簡易裁判所の設置について一言政府委員にお尋ねいたしたいと思いますが、現在豫定されておる簡易裁判所の數が滿たされていないのであります。おそらくそれが豫算はあるけれども、職員の關係で設置ざれないというのではないかと思うのでありますが、現状竝びに近き將來において職員がそろうとか、あるいは條件がそろえば、なおその豫定數の簡易裁判所を豫定數まで達せられる思意が政府にあるものであるかどうかということをお聽きしたい。あるいはもう全然豫算がないのでやれないというのか、その點を詳しく知りたいのであります。
【次の発言】 もう一點お伺いします。聞くところによれば、今般議會に提出されております……

第1回国会 司法委員会 第63号(1947/11/27、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ただいま司法大臣から提案理由の御説明になりました。國の利害に關係のある訴訟についての最高法務總裁の權限等に關する法律案について、お尋ねしたいと思います。この第一條に、「國の當事者又は参加入とする訴訟については、最高法務總裁が、國を代表する。」という一條がありまする、提案の理由から、あるいはこの提案されましたる趣旨から考えまして、この案は、國内における訴訟に關して國が代表をする場合に、法務總裁が國家を代表されるという趣旨であつて、たとえば國際的な紛爭を解決するための國際司法裁判であるとか、仲裁裁判であるとかにおいて、法務總裁が國を代表するという趣旨ではないと了解して差支えござい……

第1回国会 司法委員会 第64号(1947/11/28、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は民主黨を代表いたしまして、ただいまの修正になされました修正案に反對の意見を表し、原案に贊成をいたします。その理由は、宇旬の訂正につきましては、いろいろと議論もできるだろうと思いますけれども、提案の内容に、何ら影響もなく、また強いてこれを訂正しなければならぬという必要を認めないと考えております。内容の修正に關する點につきましても、原案の内容でその目的が遂げられることだけを考えます。從いまして、冒頭に述べたような意見で修正案に反對し、原案に贊成いたします。

第1回国会 司法委員会 第65号(1947/11/29、23期、民主党)

○中村(俊)委員 民主黨を代表いたしまして、ただいま提出になりました各派共同提案の修正案に全面的に贊成いたします。

第1回国会 司法委員会 第68号(1947/12/03、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は民生黨を代表いたしまして、原案に贊成いたします。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第32号(1947/11/10、23期、民主党)

○中村俊夫君 ただいまお取上げ願いました武庫郡の特殊性を有しておる實情に即しまして、これを都市同様にお取扱い願いたいという陳情について紹介いたしました關係上、私から一應簡單に御説明申し上げたいと思います。  この地理を御承知の方には多く申し上げる必要はないのでありますが、あたかも東京と横濱との間のごとく、神戸と大阪との間は一帶をなしておりまして、形式的な行政區畫上は神戸市、芦屋市、西宮市、尼崎市という市がありまして、その間に町村があるのでありますけれども、實情は、これらの市と陳情いたしております町村との間には文化の點、經濟の點、風俗の點、習慣の點に何ら變るところはございません。しかもこの行政區……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第33号(1947/11/13、23期、民主党)

○中村俊夫君 この請願は各省にわたつておりますが、さいわい本日は、厚生省關係の政府委員がお越しになつておるそうでございますので、本請願の第三と第四、甘味ズルチンを市なみに、武庫郡の重要性に鑑みて同等に扱つてもらいたいという一項と、第四は、生活保護法による生活扶助料が大阪、神戸と非常な開きがある。これは先般數字をあげて申上げたのであります。甲區は神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市、乙區は姫路市、明石市、洲本市、伊丹市。相生町、御影町、鳴尾村、住吉村、本山村、魚崎町、本庄村となつておるのであります。阪神間の特殊性に鑑みて、この乙を甲に上げていただきたいというのが、この請願の重要な點であります。この點に……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 議院運営委員会 第19号(1948/03/24、23期、民主党)

○中村俊夫君 皆さんの御意見を承りたいと思いますが、さいわいに國会法の改正が今論議されておりますけれども、先般のあの首班選挙について参議院でその投票にいろいろ疑義が起つた。それについて私調べてみたのですが、憲法の第六十七條には「内閣総理大臣は、國会議員の中から國会の議決でこれを指定する。」という條文がはつきりあるわけであります。ところが衆議院規則の十八條では「内閣総理大臣の指名は、記名投票で指名される者を定め、その者について議決する。」という言葉があるから、ああいう問題が起つてきたのだと思います。指名されればそれを当然指名すべきであつて、議決されたその者について議決するというようなことは、私ど……

第2回国会 議院運営委員会 第32号(1948/04/28、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は司法委員をいたしておりまして、同時に神戸に在住して、その実情を経過的によく知つておりますので、本日の司法委員会の席上において、これは至急に司法の威信のために、あるいは今後日本人はもちろんのこと、連合軍以外の外國人にも法律を嚴守せしめるという意味から、これは徹底的に調査したい。浜松事件とは異なつて、一團体と朝鮮人との私的乱闘ではない。これは教育行政の問題に発して、檢察当局の処置よろしきを得ていなかつたとわれわれは考えるのですが、さらに朝鮮人ならばいかなることをやつても法にも触れなければ、行政命令にも解ける。そこに日本人と非當な区別があるということが、法を守つていく点において……

第2回国会 議院運営委員会 第37号(1948/05/24、23期、民主党)

○中村(俊)委員 問題は結局こうだと思うのです。憲法に書いてある、院の許諾を求める云々という趣旨は、発付の條件として認めておるのか、執行の條件として認めておるのか、この点さえはつきりすればよいのではないかと思う。

第2回国会 議院運営委員会 第39号(1948/05/28、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私はこれより元の方がいいじやないかと思う。その理由は憲法の五十條に「國會の會期中逮捕されず、」という言葉が使つてあり、國會法の三十四條にも「會期中その院の許諾がなければ逮捕されない。」とあつて逮捕條件ということは間違いないと思う。一般人は令状を發することによつてその條件が滿たされるけれども、國會議員に對しては、さらにその院の許諾を得なければならぬという特例があつて、その二つの條件がそろわなければ、令状を發しても院の許諾が得られない場合にはだめになつてしまうから、これはどうしても令状を發した後に、さらに院の許諾を求める方が正しいのじやないかと思う。

第2回国会 議院運営委員会 第47号(1948/06/10、23期、民主党)

○中村(俊)委員 「委員長の職を辞せしめる」としてはどうですか。

第2回国会 議院運営委員会 第63号(1948/06/30、23期、民主党)

○中村(俊)委員 先般彈劾訴追委員長から彈劾法の改正案を提出いたしまして、御審議願つたのでありますが、私は両委員を兼ねております関係上、これにつきまして彈劾訴追委員会の方で問題が出ましたので、それを申し述べて、皆さんの御意見を承りたいと思います。それは参事その他を雇い入れるときに、両院議長の同意並びに運営委員会の承認を得るという言葉が修正として出たようであります。ところが彈劾裁判所並びに彈劾訴追委員会は独立した委員会である。從つて議長の同意を得るということは了承するけれども、議院運営委員会に関係のないこの委員会の行動について、運営委員会の承認を得るということは問題だという意見が出ております。議……

第2回国会 司法委員会 第4号(1948/03/24、23期、民主党)

○中村(俊)委員 当軽犯罪法案に関する質疑につきましては、先般鍛冶委員から詳細な御質問がありましたので、私はきわめて簡單に重複を避けてお尋ねいたしたいと思います。ただあらかじめ委員長にお願いいたしておきますが、もし鍛冶委員の質問と同様の点がありましたならば、御注意願えれば結構だと思うのであります。  この法案の内容につきましては、文字通り軽犯罪でありまして、取立ててわれわれの方で問題にすることはないと思います。結局この法案に関してわれわれが重大だと思うのは、先般各委員から御質問があつたように、この法を濫用して他の犯罪搜査に用いるという点が、過去における警察犯処罰令にも顯著な事実がありまするので……

第2回国会 司法委員会 第12号(1948/04/13、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ただいまからお尋ねいたします点は、むしろこれは政府の見解として本廳総裁によつて伺うことの方が妥当ではないかと思つておるのでありますけれども、今政府委員の御説明の冒頭に触れられましたので、奥野政府委員の個人の見解でも結構ですから、ひとつお答え願いたいと思います。それは憲法七十七條の解釈なのであります。実は私もこの七十七條につきましては、非常に疑問をもちましたし、こういうようないわゆるルール・メーキングパワーというものが最高裁判所に與えられたのは、画期的な憲法條章であります。從いまして、私も二、三資料を集めてみたのでありますけれども、未だにその結論を得ていないのでありますが、憲法……

第2回国会 司法委員会 第20号(1948/05/21、23期、民主党)

○中村(俊)委員 動議を提出いたしたいと思います。本案については、この程度で質疑を打切つて、討論に入られんことを望みます。
【次の発言】 民主党を代表いたしまして、原案に賛成いたします。

第2回国会 司法委員会 第21号(1948/05/27、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は民主党を代表いたしましてただいま御提案の修正案に賛成いたします。

第2回国会 司法委員会 第27号(1948/06/08、23期、民主党)

○中村(俊)委員 本案の中に裁判所規則という文言が見えるが、本案にあたつて規則制定委員会は進行しているのか。
【次の発言】 本案第七十六條と同じく四百七條とを比較してみると、上訴権回復については救済されるが、上告趣意書提出期間については救済規定がない。殊に上告趣意書が不可抗力のため期間を失つた時には、救済規定が必要ではないか。

第2回国会 司法委員会 第28号(1948/06/09、23期、民主党)

○中村(俊)委員 本日は、今議題となつております刑事訴訟法改正法律案の全般にわたる問題について、二、三法務総裁、あるいは政府委員の方々にお尋ねいたしたいと思うのであります。  まず最初に憲法十四條のすべて國民は法のもとに平等であるという重大な一節と、このたびこの改正案の中に盛られておりまする尊属親に対する告訴、告発の禁止の撤廃について、政府の御所見を伺いたいと思うのであります。この尊属親に対する告訴、告発の禁止の撤廃に関する御説明によりますると、現行刑事訴訟法に尊属親に対する告訴、告発の禁止があるのは、かつてのわが國の思想として淳風美俗によるのだ、その趣旨から告訴、告発の禁止というものが規定さ……

第2回国会 司法委員会 第37号(1948/06/21、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私はただいま議題となつております刑事訴訟法の各條について、若干の質疑をいたしたいと考えております。  まず第一條でありますが、すでに御承知の通り、このたびの刑事訴訟法の全面的改正は、新憲法の精神に基いて、これが示すところの根本理念を具体的に表わしたものでありまして、特に個人の基本的人権の保障ということが、全文を通じて各所にその規定がなされておるのであります。この点に関しましては、まことに結構な規定であると考えております。從つて提案理由を見ましても、日本國憲法の精神に則り、個人の基本的人権の保障という言葉が先に來て、その次に公共の福祉を維持、全うするためとなつております。私はこ……

第2回国会 司法委員会 第39号(1948/06/23、23期、民主党)

○中村(俊)委員 八十八條の解釈についてなお一点お尋ねいたしたいと思うのであります。  今度の改正刑事訴訟法によりますと、八十九條において原則として保釈は権利だということに定められたことは、非常に結構なことだと考えておるのでありますが、三百四十三條、三百四十四條の規定によりますと、一審判決があると、この二つの條文によつて、せつかく保釈を許されておる被告人がまた收監される。しかも第二審においては八十九條の適用がないことになつておるのであります。これに関しましては今般私どもの党から修正案を出しておるのでありますが、八十八條の請求保釈だけは第二審においてもなし得るのであるかどうかを特に明らかにしてお……

第2回国会 司法委員会 第44号(1948/06/28、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ぼくも出席する。

第2回国会 司法委員会 第46号(1948/06/30、23期、民主党)

○中村(俊)委員 民主党を代表いたしまして、ただいまの修正案に賛成いたします。
【次の発言】 私が先般の質問の中で、大体刑事訴訟法全般を通じて使われている用語として、訓辞規定か、強行規定かというような部分があるのですが、先ほどの前の質問において私が述べましたように、刑事訴訟法のごとく効力が外部に及ぶような法律案に対しては、絶対に訓辞規定というものはあり得ないという考えをもつておりますが、これに対する政府の答弁が留保になつております。それから二條の條文についても訓辞規定であるか、強行規定であるかということをお伺いしたのでありますが、私の考えが妥当であれば、次の質問に対してお答えを願う必要はないの……

第2回国会 司法委員会 第47号(1948/07/01、23期、民主党)

○中村(俊)委員 詳細な点は後日伺いたいと思いますが、ただいま配付になりました少年保護制度概念図、この図の中に犯罪少年、虞犯少年、不良少年の三つに区別がされておるのであります。犯罪少年の意味はよくわかりますが、虞犯少年と不良少年との限界をどこにつけるかということは、非常にむつかしい問題だと思うのでありまして、厚生委員会からのいろいろな御意見も、この限界がはつきりすれば、問題は解決すると思います。この限界がはつきりしていないために、こういうセクシヨナリズム的な意見が、法務廳と厚生省との間にあるのではないかと思うのであります。なお兒童福祉法の第四十一條に「その他環境上養護を要する兒童」という言葉が……

第2回国会 司法委員会 第48号(1948/07/02、23期、民主党)

○中村(俊)委員 民主党を代表して本案に賛成いたします。

第2回国会 司法委員会 第49号(1948/07/03、23期、民主党)

○中村(俊)委員 動議を提出いたします。ただいま少年法と少年院法が当委員会を通過いたしたのでありますが、私は終戰後の青少年の犯罪の防止につきましては、まことに心配いたしておるものでありまして、このままに推移いたしますならば、あと十年先に日本の國の再建の第一線となるべきこれらの青少年が、今のままに放置されるならば、私は國家の將來がどんな恐るべき方向に進んでいくかということを思うときに、実に慄然として膚に粟を生ずる思いがいたすのであります。つきましては、さいわい昨年は兒童福祉法案が通りまして、この四月一日から施行されておりますが、それと相まつて、ただいま通過いたしました少年法の施行と同時に、両々相……

第2回国会 司法委員会 第50号(1948/07/04、23期、民主党)

○中村(俊)委員 一点だけお尋ねいたします。第六條と第七條とはもちろんこれは両方とも非適格である條件になるのでありますが、四十條にはいわゆる除斥に関する規定があるのであります。かりに四十條の規定によつて、審査会長が審査員に対してその資格などを聽いた場合に、それを述べなかつた場合に、拒否ができ得るというような制度がなければならぬのでないか。それが欠けているのではないか。  それからもう一点は、この除外されるという中に、告訴告発人、被告訴告発人と審査員との間に、第七條に掲げてあるもの以外の事情にして、しかもなお偏頗な審査をなすおそれがあるような事情、たとえば親分と子分の関係、その他密接なる雇主と雇……

第2回国会 司法委員会 第52号(1948/10/08、23期、民主党)

○中村(俊)委員 まず京都市及び京都府下の視察結果より報告いたします。京都少年審判所長宇田川潤四郎氏に面会の上、詳細に少年院、保護施設に関して次の報告を聽取いたしました。  (一) 附設機関、鑑別部、職業補導部  (二) 收容機関、宇治少年院  (三) 少年保護團体   (1) 和敬学園 女子のみ收容 一四名   (2) 大照学園 男子のみ收容 二五名   (3) 京都六華園 男子 一一名   (4) 京都少年保養院 男女 二八名   (5) 青葉学園 男子 四名   (6) 安上寮 男女 十四名  (四) 協力機関   (1) 少年保護相談所   (2) 少年保護協会   (3) 京都少年保……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 議院運営委員会 第4号(1948/10/14、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私の見解は、この案件という言葉は、議会の働きの方面の言葉であつて、議会の体制を整えるという問題は案件にならない。從つて議員の辞員の問題を決するのが先だと思います。

第3回国会 議院運営委員会 第5号(1948/10/16、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ほかに何もありませんでしたら、この際ひとつお願いしたいことがあります。これは昨年の先例もあるのですが、今月末の二十九日から十一月三日まで第三回國民体育大会が行われますので、実は昨年は参議院では院議にかけて参議院の代表ということで三名行きましたが、衆議院では院議まで行かずにこの運営委員会で議長代理ということで一名だけ私が参加いたしました。できるならばこういう大きな國民の祭典でありますから、正式に本会議でもつて適当な代表を数名選んでいただきたいのでありますけれども、現在の状態では本会議にかけることはできませんから、やはり昨年と同じように衆議院の議長を代表して若干名派遣方を御協議願……

第3回国会 法務委員会 第3号(1948/11/11、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私も一点簡単のことをお伺いいたしますが、この法律案の第十四ページの神戸市の簡易裁判所の管轄のところでありますが、この中で現行の表は、神戸の裁判所の管轄区域内に美褒と垂水とあるのを、垂水を二つにわけて明石簡易裁判所に近い町を御変更になつていることは、非常にけつこうなことだと思つております。ところが美嚢郡なのです。この前に現行案の発表が出ましたときにも私は質問をしたでありますが、さらに神戸の簡易裁判所について、どうして美嚢件を神戸の簡易裁判所の管轄にしたもかということを私は確かめてみたのですが、正確な返事を得られなかつた。ただ美嚢郡の町村長は、神戸は縣廳の所在地だから、神戸の方が……

第3回国会 法務委員会 第4号(1948/11/12、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ただいま上程になつた下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案について、ちよつとわからない点がありますからお尋ねしたいのですが、この家庭裁判所は少年法によつて定められておるのでありますが、これは裁判所法を改正しなければならぬのではないかと思うのですが、このままでいいのかどうか、御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 今のお答えによると、ただいま上程になつております下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案と並行して裁判所法の一部を改正する法律案が出るということであります。そういうことであれば、われわれはこの法案について審議を進めて行……

第3回国会 法務委員会 第5号(1948/11/15、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ただいまの委員長の御意見通り、理事の数を追加して四名とすることに賛成いたします。なお追加すべき理事は、委員長において御指名されんことを望みます。
【次の発言】 私は民主党を代表いたしまして、ただいま一括上程になりました二つの法律案に対しまして、この改正案通り賛成いたします。
【次の発言】 大体ただいま予備審査に付されていますこの法律案は、昭和二十二年十二月十九日に通過いたしました、副檢事は、この法律施行の日から一年以内に限り、檢察廳法第十八條第二項の規定にかかわらず、副檢事の職務に必要な学識経驗のある者で副檢事選考委員会の選考を経たものの中からもこれを任命することができる。こ……

第3回国会 法務委員会 第7号(1948/11/19、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は裁判所法の一部を改正する法律案について、二、三総括的にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、その前にちよつとお尋ねいたしたいのです。本日御出席になつておる最高裁判所の御答弁を願う方は、どの地位の方がお越しになつておられるのす。私の伺いたいのは、少し総括的に最高裁判所の監督その他の問題についてお尋ねいたしたいので、各條についての質疑は私は後ほどいたしますが、その点について責任ある御答弁が願える方がおいでになつていられるかどうかを伺いたいのです。
【次の発言】 私はこの際意見を申し上げたいのですが、当委員会が開会されて今日まで重要な法案が相当出ているにもかかわらず、法務総裁は……

第3回国会 法務委員会 第8号(1948/11/20、23期、民主党)

○中村(俊)委員 私は民主党を代表いたしまして、本法案に賛成いたします。
【次の発言】 幸い本日は法務総裁がこの委員会に出席しておられますので、一言だけお飼いいたしたいと思うのであります。昨日私は裁判所法の一部を改正する等の法律案について、総括的に二、三の質問を最高裁判所の説明員にいたしたのでありますが、そのうちで特に私がお尋ねいたしましたのは、この改正法律案の中に最高裁判所の裁判官に新しく秘書官を設けるということと、それから高等裁判所の長官に秘書官を置くという改正案があるのでございます。すでに昨日も申し上げたように、前内閣は申すに及ばず、過去におけるすべての内閣は、いわゆる行政整理をその政策……

第3回国会 法務委員会 第9号(1948/11/26、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ただいま森委員から第二條二の三年というのを二年にすることについていろいろ質問がありましたが、政府の方でこの三年を非常に堅持されておるようでありますが、先般われわれが條件つきの意見を付して通過せしめました副檢事の任命に関する特例の法律案の一年延期の問題について、彼此対照いたしますと、こういう特例というものは一時も早く廃止してもらわなければ困るのだ、いわゆる檢察官の素質の問題??今日の朝日新聞にも出ております通り、檢察廳内部の粛正という問題が今大きく社会に浮び上つておりますが、そういたしますと今の政府の見解は、こういう副檢事などの任命の資格についてはなるべく應急の措置を講ずるよう……

第3回国会 法務委員会 第10号(1948/11/27、23期、民主党)

○中村(俊)委員 福島刑務所は、そもそも福島班政時代にいわゆる牢屋としてあつたものが、その後幾多の変遷を経て、行治十五年市の最北端である信夫山麓に移轉され、大正十一年刑務所と呼ばれ、さらに昭和六年宮城刑務所福島支所と改称され、現在に至つておるのであります。爾來六十有余年をけみしておるのですが、福島市は、遠くは明治二十一年町制施行し、さらに同四十年に至り市制実施となりました。近くは昭和二二十年近郊部一町五箇村を合併するに及び、その区域は七十平方キロ、人口八万九千余を算する都市となつたのでありますが、刑務所はこれがために市の中央に位することとなり、將來の大福島発展上阻害を來すことになつたのでありま……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 法務委員会 第2号(1948/12/10、23期、民主党)

○中村(俊)委員 理事の補欠は委員長において御指名願います。
【次の発言】 ちよつとお伺いいたしますが、現在の二千九百二十一円ベースによると、たとえば最高裁判所長官は四万円になるのですが、税を引いた手取りの金額をいつていただきたいと思います。
【次の発言】 少しは上りますか。

第4回国会 法務委員会 第3号(1948/12/11、23期、民主党)

○中村(俊)委員 ただいま上程されました刑事補償法を改正する法律案に関しまして、二、三お尋ね申し上げたいと思います。  今回の刑事補償法の改正法律案は、現行刑事補償法に対する改正ということになつておりますけれども、新憲法にのつとるむしろ新しい立法だと見る方が正しいのだと考えておるのであります。おのずからほとんど全面的な改正になつておりますが、まずお尋ね申し上げたいのは、本改正法律案は憲法の四十條「何人も、抑留又は拘禁された後、無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、國にその補償を求めることができる。」という、この基本的な條章から立案されていることは申すまでもございません。私は常に考……


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各種会議発言一覧(衆議院23期)

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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会司法委員会連合審査会 第3号(1948/06/17、23期、民主党)

○中村(俊)委員 一点だけ政府にお伺いいたしたいと思うのであります。それは新しい実に不愉快な事実を最近私が知り得ましたので、この点を中心として政府の意図が那辺にあるかということを伺いたいと思うのであります。  元來経済査察廳法案は、さきの國会におきまして、きわめて簡單なこれと同種類の法案が司法委員会に出まして、われわれはその法案の内容について調査いたしました結果、とうていこれは新憲法下において、かくのごとき法案を通過せしめることは、時代錯誤だという考え方が、多くの司法委員を支配いたしまして、遂にその案は審議未了となつたのでありますが、今般形をかえてこの厖大な組織を前提とする経済立法が國会に提出……



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データ更新日:2023/02/05

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