このページでは大原博夫衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○大原博夫君 ただいま議題となりました、議員倉石忠雄君懲罰事犯の件、議員有田二郎君懲罰事犯の件、議員山口六郎次君懲罰事犯の件について、懲罰委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 この三件は、議長の職権によつて、去る五日本委員会に付議されたのであります。本委員会は翌六日開会いたしまして、議長が出席して本事件付託の理由を説明され、続いて事犯者有田二郎君、山口六郎次君の出席を求め、当時の状況につきおのおの弁明があり、続いて速記者、衆議院主事鈴木千代治君、佐藤宗一君、奧野富太郎君、土屋常安君の出頭を求め、当時の状況につき説明を聽取した後、委員諸君より事犯者及び速記者に対し種々質疑が行われ……
○大原博夫君 私は、先日來多数の議員諸君によりまして御質問が行われましたので、重複を避けて、きわめて簡單に質問をいたしてみたいと存じます。 首相は施政方針演説において、戰爭の結果として文化と道徳を頽廃させ、今日なお犯罪の減少を見ないのは遺憾にたえない、民族の血液から凶暴性を刈りとることは、一は國民生活安定の問題であり、他は道義の高揚をはかる教育の問題であると選べておられるのであります。これは第三者の批判として正しいのでありましよう。しかし、道徳の頽廃や犯罪の多いことは社会の罪でありまして、社会の罪の原因は、一にかかつて政治に基くものであると思うのであります。(拍手)凶悪なる凶暴性を生活安定に……
○大原博夫君 私は、社会革新党を代表いたしまして、二十三年度一般会計予算に対する修正案の趣旨弁明をいたさんとするものであります。大部にわたりますので、これが朗読は省略をいたしまして速記に留めることとして、その大綱の御説明を申し上げたいと思います。 われわれは、この予算案を次の四つの観点に立つて檢討いたしました。その第一は、今日日本の当面しておる第一の命題は、何と申しましてもインフレを食い止めることにあるのであります。もちろん、インフレは物資と通貨の関係によるものでありますが、物資の不足をしばらくおけば、その原因は財政インフレである。この予算を実行いたしますれば、必ずインフレは高進をいたすもの……
○大原博夫君 私は、社会革新党を代表いたしまして、冷靜にまた公平な立場に立つて若干の質問を行いたいと思います。 まず第一に解散問題についてでありますが、私はこの問題について、いささか研究をいたしまして結論を得たのであります。法律的解釈も、また七條による解散を認めている学者に対する反駁も、実際から見た解散についても同意ができたのでありまして、第三回國会において、これに関する緊急質問を申し出て、お許しを得ておつたのでありますが、遂にその機会を得ませんでした。今度のこの機会にと存じましたが、時間を長くとりますから、これを一切差控えたいと思います。しかし憲法の解釈は、憲法を制定した國会みずからが論議……
○大原博夫君 御多忙のところ多数の請願書を紹介して恐縮に存じますが、この請願書は十一件で、これを大別いたしますと、賀茂川に關するものが六件、郷川に關するものが、二件、黒瀬川及び中川に關するもの一件、高野川三津大川に關するもの一件、長谷川に關するもの一件、イラスケ川に關するもの一件であります。これはいずれも一地方のものでありまして、その地形も事情も、また請願の趣旨もほとんど同一でありますので、一括して申し上げて御協議いただきたいと思います。一村一川というような小さい川もあるのでありまして、これが河川の改修や水害防除施設等を請願しておるのをふしぎに思われると思いますが、被害はきわめて甚大なのであり……
○大原博夫君 これは賀茂郡西高屋村と東高屋村及び豊田郡の小谷村の三箇村の出しておるものでありますが、これはすでに請願書においてしたためて提出してありますから、簡單に申し述べますと、三箇村は大體高原地帯のような所にありまして、それらから出発する川は、これらの高原地から急に下つてまいりまして、その川の出口は山が非常に迫つております。しかもその河川に沿うて鉄道も通つておりますが、わずか十五町くらいの間にトンネルは二つもはさまつておるという状態で、その河川は非常に屈曲がはなはだしいというので、そうした屈曲地に際會いたしますと、そこがせき止められてそこへ水がたまつてまいります。從つてわずかな水によりまし……
○大原委員 ちよつと石原君にお尋ねするのですが、第一議員倶樂部は政黨と考えられておるのですか、おらないのですか。私の考えでは、これは政黨法という問題に對しても多少の意見をもつております。またこの政黨法をまとめ上ぐるということについては、先般來もいろいろ御意見があつたように、各黨においてこの政黨法をつくろうと思えばそれぞれでき上ると考えております。しかしながらこの政黨法なるものに反對する事柄の中には、政黨と現在認めるべきものと政黨と認めないものとの間に何らかの差異があるかないか、こういう問題であります。この點について、石原君の第一議員倶樂部は政黨であるかどうかということについて參考にお聽きしたい……
○大原委員 私は國民協同黨を代表して簡單に申し上げますが、國民協同黨といたしましても、「同一黨派の各所屬國會議員數の比率による政治的實勢」という文句については、相當問題があるのでありますが、これも實際に振り當ててみますときには、いろいろ考究いたしましたが、あまりいい案が浮んでまいらないので、從つてこういう状態による以外に結局その途がないかと考えまして、今小島君の提案せられた修正案に贊成の意を表するものであります。
○大原委員長 それではただいまから懲罰委員會を開會いたします。私、はからずも委員長に御指名を受けました。もとより微力、殊にこうしたことに、まつたく經驗をもたない者でございますが、またこの懲罰委員會は、活動をしないことが、何より結構だと存じますが、萬一事のありました場合には、誠心誠意、そしてまた公平に事に當りたいと存じます。何とぞよろしく御援助御指導にあずかりまするよう、お願い申い上げまして、私の御挨拶といたします。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 森君の意見に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。それでは
井伊 誠一君 中村……
○大原委員長 これより開會をいたします。
議員倉石忠雄君、有田二郎君、山口六郎次君の三君の議長宣告による懲罰事犯の件を付議いたします。まず右三君に對する懲罰事犯は議長の宣告でありますから、議長の御説明を求めます。
【次の発言】 次に事犯者倉石忠雄君、有田二郎君、山口六郎次君の出席を求め辯明を求める件をお諮りいたします。
【次の発言】 發言中でございますから、お靜かに願います。
【次の発言】 ちよつと申し上げますが、本會は議長によつて宣告されて、ここに付議された議案でありますから、ただいまの議長の御説明に基いて審議して差支えないのではないかと存じます。從つてこのまま続けてまいります。
次に事……
○大原委員長 これより開會いたします。
倉石忠雄君、有田二郎君、山口六郎次君、三君の議長宣告にかかる懲罰事犯の件を付議いたします。
【次の発言】 委員長の見解は、公報の到著せざる場合は、今までもしばしばあることでありますから、これをもつて委員會が無效であつたという解釋はできないと思います。
【次の発言】 高橋君にお答えいたします。これは當日は早く大體の要求書だけは出してあつたので、その手績は書記においてはつきりやつております。
【次の発言】 要求書を出しておつても、それは諮つた上でなければ、證人を喚問しないのですから――だからその點を諮つたのですから……。
○大原博夫君 廣島縣賀茂郡下野村に郵便局設置のお願いでございます。この下野村は面積約一平方里で、戸數は六百四十戸、人口二千九百餘人でありますが、郡下で第四番か第五番の比較的大きな村でありまして、隣接の郵便局への距離は、現在取扱つております竹原町の郵便局に約三十町、また賀茂郡の信野村の郵便局には一里二十町、豐田郡吉名村の郵便局には約一里を隔てておりまして、各局とも往復大體半日を要するという状態にあります。また産業は主として農業でありますが、氣候温暖で地理に惠まれておりますのと、また人の氣質が至つて勤勉でありまして、多角形農業を營み、米、麥、葉タバコ、あるいは柑橘、葡萄、甘藷、馬鈴薯、野菜あるいは……
○大原博夫君 五つも紹介しておりますので簡單に理由を申し述べてお願いをいたしたいと思います。 まず音戸漁港修築の請願でありますが、これは廣島縣安藝郡音戸漁港は、音戸瀬戸の咽喉を扼して呉、廣島両市へも一時間以内の位置を占め、立地的にも好個の漁港であります。終戰後引揚者、軍需工場閉鎖により漁業に轉ずる者が増加しましたので、漁業の開発が急務となり、年來改修の要望のあつた本港の修築工事を速やかに施行されたいというのであります。 次は三津漁港修築の請願でありますが、これは廣島縣加茂郡安藝津町三津港は、内海沿岸の中心に位し、藝南諸島の漁獲物集散場として発展して來ましたが、戰時中は漁港の補修はまつたく顧……
○大原委員 地方財政中の事業税についてお伺いいたしたいのであります。今ごろいかなる税も大したよい税のあるはずはないのでありますが、私は事業税なるものは最も惡い税の一つだと考えております。農業にかけるにいたしましても、これはすでに供出したものに対してはかけないということでありますから、問題がなくなつたのでありますけれども、農業は植付等についても、ちやんと政府の方から命令をしてそれぞれ植付反別もきめ、あるいはそれに対してでき上つたものは供出もさせ、價格も政府においてきめているというようなことで、ほとんどこれは國家管理と同じ状態にあるのであります。これが供出についてはかけないということになれば、事業……
○大原委員 私はお尋ねしたいことがたくさんありますが、時間が少いので、簡單に列挙してお尋ねして、最後に私見を述べてまたお答えを願いたいと思います。お尋ねいたしますのは、大臣でもあるいは他の政府委員の方でも、適当にお答えを願いたいと思います。 農家は主食の價格の引上により、また商工業者は物價の引上により、勤労者は賃金の引上によつて、それぞれ收入の増加することは事実でありますが、農家にしても、商工業者にいたしましても、小規模でありますので、増收はいずれもわずかであります。勤労者も引上げられたといつてもやはり僅少であります。各農家の平均の反別から、今度米價がかりに三千二百円に引上げられたとして、そ……
○大原委員 私は社会革新党を代表して、修正案の説明をいたさんとするものでありますが、相当大部にわたりますので、朗読を省略して速記に止めることにして、その大綱の説明をいたしたいと思います。われわれはこの予算を次の四つの観点に立つて檢討いたしました。 第一は今日日本の当面しておる第一の命題は、何といつてもインフレを食い止めることにある。もちろんインフレは物資と通貨の関係にありますが、物資の不足はしばらくおくとして、その原因は財政インフレである。この予算を実行すれば、必ずインフレが高進する。ゆえにぜひとも予算の削減を行わなければならぬ。予算の総額をそのままにしておいて、そのわくの中で予算をいじくつ……
○大原委員 私は本会議で大きな問題は質問いたしますから、小さい問題だけを数項お尋ねいたします。去る八月、予算委員として中國、四國の方面を調査して参りましたが、その結果、昨年は水増しの割当を各財務局にしておるというような議論がありました。これは水増しをしておるかいないか、おそらく多少はいたしておると思うのでありますが、しかしながら大体におきまして大した影響はなくして、それよりも実際の税額の方が多くなるというような結果になつておつたのであります。その調査でまわりましたところによると、大藏省から割当てた目標よりは徴税額の方が確かにふえる、税の方が多いということであつたのであります。この多い税は、どの……
○大原委員 私は社会革新党を代表して討論を行わんとするものであります。 このたびの追加予算は、その中心をなすものは新給與に関する一連の予算及び災害復旧費である。労働運動の中には、日本の現状を無視して、常軌を逸した行動のあることを認めます。同時に公務員法の改正案がやや過当な束縛であることも認めざるを得ないのであります。この改正案が不当な束縛であればあるほど、公務員に最低生活の保障を與えなければならぬことは言うまでもないのであります。しかるに政府原案が、政府みずから最低の生活を保障し得ないようなものを提出しておつたことは、まことに遺憾とするところであります。この新給與が檢討に檢討を重ね、野党が修……
○大原博夫君 忠海港は廣島縣でございますが、尾道・呉間の中間に位した港湾でありまして、ずいぶん古い港で、昔から四國並びに瀬戸内海島嶼部との連絡、物資の中継輸送地として貢献してまいりましたが、昭和九年四月、時の政府はその実績と重要度とを認められて、指定港湾として決定せられました。爾來三呉鉄道開通とともにますますその眞價を発揮して、港湾の施設完備に努力してきたのであります。しかるに事変勃発とともに軍の使用するところとなつて、戰時中もつぱら軍の物資の輸送、格納に全力をあげて活用されてまいりました。昭和二十年八月終戰とともに、港湾の元のごとく町の使用に帰し、平和産業の物資輸送に、また食糧輸送に一大轉換……
○大原博夫君 廣島縣賀茂郡西高屋村大字檜小字西山にその源を発する入野川は、その上流の河積が小さく、昭和二十年の大水害に水源部の山腹が大崩壊して流砂はなはだしく、河床にこれが堆積して天井川を形成し、爾來出水ごとに沿岸一帶に大被害を及している。ついては該川は改修工事を施行されたい。
【次の発言】 廣島縣豊田郡豊栄村に源を発する椋梨川は縣下第一の急流で、一度出水となると数百貫の岩石を流下して一雨ごとに河床に変動を來している。もしこのまま放任しておくときは、一瞬にして七百戸を流失することは火を見るよりも明らかである。ついては速やかに本河川の改修工事を施行されたい。
○大原委員 外務省から今いただいた資料と、本予算の中の外務省の予算と違つておりますが、これはどこからどういうようにしてもつてきたのでしようか。
【次の発言】 近ごろ官公立の大学や専門学校の生徒が、同盟休校をやつておるようであります。その行為そのものの批判は別として、日本全体の情勢から見ると、ああした短期間に、ああしたたくさんの学校が寄り集まつて同盟休校をやるというようなことは、思想上においても、種々なる問題が起ると思います。これらの学生について聴いてみるというと、やむを得ずここに至つたのである、それは文部省に何回か交渉したけれども、とにかく文部省のいろいろな問題に対する回答について、遂にやむを……
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