このページでは中野武雄衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○政府委員(中野武雄君) 大藏大臣はただいま予算会議に行つておりますので、政務次官がかわりまして答弁いたします。 更正決定につきましては、政府の方針といたしましては、眞に入るところの所得に対しては税金を課するのでありますが、不当なる課税は絶対いたしません。將來も收入の適正をはかつて、その上に公正なる税金を徴收する考えであります。 その次に審査請求については、この審査請求について小さい数字のあやまちだとか、あるいはその重複だとかは、すぐさま変更をいたし決定いたしますが、審査の請求ということに相なりますと、個人の收入については相当あらゆる方面を研究せねば相ならぬので、つい幾分なりとも延長いたし……
○中野政府委員 昭和二十一年度の決算を説明いたします。 昭和二十一年度決算の説明。昭和二十一年度歳入歳出総決算及び同特別会計歳入歳出決算並びに特殊財産資金特別会計歳入歳出決算を会計檢査院の檢査報告とともに国会に提出いたしましたので、この大要を説明申し上げます。 総決算に計上いたしました歳入の決算額は経常部三百二十三億四千五百十七万余円、臨時部八百六十五億五千三百八十九万余円、合計千百八十八億九千九百七万余円でありまして、これに対して歳出の決算額は経常部百十二億二千五百六十七万余円、臨時部千三十九億八千百三十四万余円、合計千百五十二億七百二万余円でありますから、歳入歳出差引三十六億九千二百四……
○中野政府委員 産業設備営團の業務上の損失に対する政府補償等に関する法律案について、提案理由を説明いたします。 産業設備営團につきましては産業設備営團法三十九條の規定に基きまして、これまで政府は予算外國庫の負担となるべき契約に関する件によりまして、昭和十六年度から昭和二十一年度までに同営團が受けました業務上の損失を、約二十四億円を限度として補償する旨の契約をしたのであります。この補償契約に從いまして、毎年度同営團に対して補償を実施して來たのであります。 その後同営團は、昭和二十一年末に閉鎖機関に指定されましたが、その特殊清算は意のごとく進行せず、このために政府がただいま申し上げました契約金……
○中野政府委員 造幣局据置運轉資本の増加等に関する法律案提出の理由を御説明申し上げます。 この法律を制定しようといたします理由の第一点は、造幣局特別会計のすえ置き運轉資本の不足を同会計資金より補足いたしまして、同会計の運営を円滑にいたそうとするものであります。 造幣局の從來のすえ置き運轉資本は、昭和十七年度末におきましては四百万円でありましたが、昭和十八年度以降漸次同会計資金から受入れまして、昭和二十年度末におきましては三千万円と相なつたのであります。しかるところ同会計の作業資産中、原材料の黄銅貨幣材料地金が物價の上昇によりまして騰貴いたしましたのと、廣島支局におきまして熔解から檢査まで一……
○中野政府委員 貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案提出の理由を、御説明申し上げます。 今回改正しようといたしまする目的は、貿易資金の不足を補足するため應急措置を講じようとするものであります。まず第一は、貿易資金の不足を補充するため、借入金または融通証券の発行限度額の引上げであります。現行法定限度額は二百五十億円と相なつているのでありますが、昭和二十二年度末において六十六億円借入済みとなつておりますので、昭和二十三年度における限度額の余裕額は、百八十四億円であります。しかして最近の民間貿易の発展によりまして、昭和二十三年度中における輸出物資の買入れ等に要する資金の支拂額は、約千九十五億二……
○中野政府委員 ただいま議題となりました公認会計士法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を説明いたします。 今回公認会計士法の一部を改正しようとする理由の第一は、同法の施行後の実情に照し、公認会計士制度公正円滑な運営をはかるため二、三の点について所要の改正を行う必要があるからでございます。以下その改正点につき簡單に御説明いたします。 改正の第一点は、会計士管理委員会の委員を、公認会計士以外の者のうちからも任命できることといたした点でございます。現行法によりますと、同委員会の委員は公認会計士のうちから大藏大臣が任命することになつておりますが、特に公認会計士だけに資格を限定いたします……
○中野政府委員 昨日本委員会におきまして、國有鉄道事業特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、御説明を申し上げました際に、改正の点の第五といたしまして、欠損金の処理方法について申し上げたのでありますが、その中に、欠損金を一時調整勘定に計上いたしまして、同鉄道に引継ぎ、將來資産の再評價による評價益をもちまして償却するのを適当と認められますので、これに関する措置を講じようとするものであると申しましたのは、一部の誤りでありましたから、欠損金を一時調整勘定に計上いたしまして、同鉄道に引継ぎ、將來これに関する措置を講じようとするものでありますと訂正するものであります。どうかよろしくお願いいたします……
○中野政府委員 ただいま議題となりました通信事業特別会計法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 本年六月におきまして逓信省が郵政省及び電氣通信省に分離することになりました関係上、その分離のあかつきには現在の通信事業特別会計を廃止して、新たに郵政事業特別会計及び電氣通信事業特別会計を新設する所存でありますが、それまでの間、通信事業特別会計に新たに郵政勘定及び電氣通信勘定を設けてこれを経理し、もつて新旧会計間の事務の円滑なる引継ぎ並びに当該会計の予算及び決算の適正を期する必要がありますので、この法律案を提出した次第であります。何とぞ、御審議の上すみやかに御賛成あらんことを希望い……
○中野政府委員 專賣局特別会計等の昭和二十四年度の予算の特例に関する法律案提出の理由を御説明申し上げます。 本年六月一日から、日本專賣公社及び日本國有鉄道が設置せられ、また逓信省が郵政省及び電氣通信省に分割されることになりました関係上、專賣局特別会計及び國有鉄道事業特別会計についてはこれを廃止し、また通信事業特別会計についてはこれを廃止して、これにかわる郵政事業特別会計及び電氣通信事業特別会計を、設置することになるのでありますが、これに伴いまして、昭和二十四年度の予算は、專賣局、國有鉄道及び通信事業の各特別会計につきましては、四月、五月の二箇月分の予算を作成し、六月以降十箇月分については、日……
○中野政府委員 米國対日援助見返資金特別会計法案提出の理由を御説明申し上げます。 この法律を制定しようといたします趣旨は、ガリオア資金及びイロア資金による米國の対日援助の見返り円資金をもつて、米國対日援助見返り資金を設置し、この資金を國債及び公私企業に対する資金に運用し、また國債の償還に関する費途及び公企業に対する資金に使用し得ることといたしまして、もつてわが國経済の再建に資せしめようとするものであります。 米國対日援助見返り資金は、貿易特別会計からの繰入金すなわち米國対日援助物資のドル貨による價額を、一定の換算率により換算した円貨の價額に相当する金額の繰入金並びにこの資金の運用收益金、運……
○中野政府委員 ただいま議題となりました開拓者資金融通特別会計において貸付金の財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案提出の理由を、御説明申し上げます。 開拓者資金融通法による農地の開拓者に対する開拓上必要な資金の貸付につきましては、開拓者資金融通特別会計を設けまして、経理いたしておりますが、この貸付用資金は、從來この会計で公債を発行し、または借入金を行つて、調達して参つたのでありますが、健全財政の見地から妥当でないと思われますので、昭和二十四年度におきましては、一般会計からこの会計に繰入金をいたしまして、この貸付財源に充てることといたしたいと考える次第であります。しかして本年……
○中野政府委員 ただいま議題となりました國立病院特別会計法案提出の理由を御説明申し上げます。 今回この法律を制定しようといたしますのは、國立病院の円滑なる運営とその経理の適正をはかるために、特別会計を設置いたしまして、一般会計と区分して経理をいたそうとするものであります。國立病院は、適正なる医療を普及いたし、もつて國民の健康なる生活を確保するため、昭和二十年十二月一日より発足いたしたのでありまして、現在全國に九十八箇所の病院を有し、その病床数は約二万四千に上つているのであります。 元來國立病院は元陸海軍病院を引継いだのでありまして、発足当初は当然元陸海軍病院時代より入院しておりました患者が……
○中野政府委員 政府に対する不正手段による支拂請求の防止等に関する法律の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明いたします。 昭和二十二年九月十二日付連合國最高司令官からの日本政府あて政府支出の削減に関する覚書の発出に伴いまして、政府はやみ價格と不当な高賃金による支拂いから免れ、直面している財政の危機を打開突破しようという異常な決意をもつて、同年十二月第一回國会に法律案を提出し、御審議並びに議決を得まして、この法律を制定せられましたことは御承知の通りでありまして、政府は爾來一年余りこの法律の円滑な運用につきまして非常な努力をいたして参つておりますが、施行の実情にかんがみまして、法律の改正にま……
○中野政府委員 これより説明いたします。 國民金融公庫法案の提案理由を御説明いたします。一般の金融機関から資金の供給を受けることが困難な國民大衆に対して、その生活の再建をはかるために必要な資金を供給し、民生の安定と社会秩序の維持をはかることの必要なことは、あらためて申し上げるまでもないところであります。しかして從來右のような金融を担当しておりました庶民金庫と恩給金庫は、金融機関再建整備法による最終処理の結果、庶民金庫についてはその資本金の全額を、恩給金庫についてはその資本金の九割を損失補填のために切捨てられたため、かような金融を担当する能力を失つたのでありまして、その機構の整備を必要とするに……
○中野政府委員 ただいま議題となりました國営競馬特別会計法を改正する法律案提出の理由を御説明申し上げます。 さきに第二回國会におきまして、公正な競馬を行うため新たに競馬法を制定し、從來日本競馬会の行つておりました競馬を國営とするとともに、競馬に関する経理のうち、勝馬投票券の発賣に関する歳入歳出は、一般会計と区分してこの会計において経理することといたして参りましたが、國営競馬全体の收支を明らかにいたしますためには、國営競馬の業務に関する歳入歳出をも、この会計において経理することが一層適当であると考えられ、今回國営競馬特別会計法に所要の改正を加えようとするものであります。 すなわち從來この会計……
○中野政府委員 企業再建整備法の一部を改正する法律案提出の理由を御説明申し上げます。 今回改正しようといたします点は、新勘定に損失のある特別経理会社が、整備計画により第二会社を設立することのできるようにいたしますための規定を設けることであります。現行法におきましては、特別経理会社が第二会社に資産を出資いたします場合、新勘定の債務をこれに承継せしめるとともに、その債務に相当する資産を讓渡しなければならないことになつておりますが、新勘定に損失のある会社は債務に相当する資産がありませんので、このような場合には例外といたしまして、第二会社の承継せしめる債務のうち損失に相当する額については、資産を讓渡……
○中野政府委員 ただいま議題となりました塩專賣法案について提案の理由を御説明いたします。 日本專賣公社法が第三回國会において可決せられ、本年六月一日から施行されることとなつておりますので、日本專賣公社法の実施に伴い、その根拠法である塩專賣法の改正を要する次第であります。 現行の塩專賣法は直接政府が專賣品の收納、販賣、取締り等の事業を行うことに規定してありますので、公法人である日本專賣公社をして專賣事業を行わせるためには、ほとんど各條にわたり字句を修正する必要がありますことと、なおあわせて從來省令で規定されていた事項のうち、重要なものを法律の中に織り込むとともに、制度の民主化と法文の平易化を……
○中野政府委員 ただいま議題となりました日本專賣公社法の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたします。 日本專賣公社法は、第三回國会において可決せられ、当初本年四月一日より施行することとなつておりましたが、本國会の開会早々日本專賣公社法の一部を改正する法律案について御審議を願い、とりあえずこれを六月一日から施行することに延期した次第であります。しかるに日本專賣公社の発足及びその業務運営の円滑を期するためには、專賣事業審議会の委員の構成等についても改正するのが適当と思われますので、さらにこの改正法律案を提出することとしたのであります。すなわち專賣事業審議会の構成委員中、專賣事業関係……
○中野政府委員 ただいま議題となりました保險組合に関する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 現行保險業法によれば、保險事業を行うことができる者は、株式会社または相互会社に限られているので、保險業法を改正して組合組織による保險事業を認めることは、多年要望せられていたところでありますが、今國会に中小企業等協同組合法案が提出せられておりますので、この法案が成立公布せられることによつて、保險協同組合による保險事業が可能となるわけであります。 ところが右法案によりますと保險協同組合の組織に関する規定が設けられているだけであつて、その行う保險事業に関する規準及び監督等の規定は、別の法律……
○中野政府委員 ただいま議題となりました郵政事業特別会計法案、及び電氣通信事業特別会計法案の両法案の提案理由を、一括して御説明申し上げたいと存じます。 本年六月一日をもちまして、逓信省が郵政省及び電氣通信省に分割されることになりましたので、同日を期しまして現在の通信事業特別会計を廃止し、新らたに郵政省の所管に屬します事業に関しましては、郵政事業特別会計を設置し、また電氣通信省の所管に属します事業に関しましては、電氣通信事業特別会計を設置しまして、それぞれその経理を行う必要がありますので、この両法案を提出いたした次第であります。 しかし両法案の内容は二者ほとんど同一でありまして、しかも現在の……
○中野政府委員 酒類配給公團法の一部を改正する法律案の提案理由について、御説明申し上げます。 まず改正の第一点は、酒類配給公團の事業年度、予算及び決算に関する規定の改正であります。從來酒類配給公團の事業年度は、一箇年を前期及び後期の二期にわかち、その人件費及び事務費は國庫交付金によつてまかない、剩余金は各期ごとに國庫に納付していたのでありますが、公團等の予算及び決算の暫定措置に関する法律の施行に伴いまして、いわゆる独立採算制をとり、公團の事業年度は年一回となり、その予算及び決算は、本年度分から國の予算及び決算の例にならつてこれを作成し、國会の議決を受け、それに從つて実行することとなつたことは……
○中野委員 異議なきものと認めます。よつて水田三喜男君は委員長に当選されました。(拍手)本席を委員長水田君にお讓りいたします。
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