このページでは幡谷仙次郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○幡谷委員長代理 ただいまから討論に入ります。床次委員。
○幡谷委員 蚕糸局長にお伺いいたします。これはきようごあいさつを願わなくてもけつこうなのですが、あらためて具体的にひとつ御説明願いたいと思うのです。生糸は従来世界的な商品であつたが、これらの生糸の世界的な需要また生産は、どの程度に行つているか、世界の状況と、同時に日本の養蚕業をどうしたならば増産をして行くかという増産計画、こういうことをひとつ具体的に御研究願つて、御発表願いたい。同時に私のお尋ねしたいことは、私としてはある程度の増産はしなければなるまいと思つておるのですが、その増産をするのには、どうしても生産者に厚くしなければならぬ。ところが昨年の晩秋の繭の協定は、ちようどことしの春繭の協定と……
○幡谷委員 時間もすでに二時に追つております。かようにまで全員が大臣の出席を熱望している以上、何とか委員長の力によつて出席を求め、できんければ全員をひつさげて大臣を訪ねて――いやしくも大蔵大臣が東京市内にいる以上は、行方がわからぬというようなことはおそらくないことだと思います。東京市中にきようは必ずいるわけであります。どこにかいる。われわれは全員をあげて、委員長の引率のもとに大臣に会見することが一番適切だと思います。ここでいつまでやつておつてもこれははてしのないことであります。
○幡谷委員 ちよつとお尋ねいたします。先ほどいろいろと御意見を拜聽しましたが、いずれも総合してみますと、技術によつて増産をする、こういうことに拜聽いたしましたが、私はこういうことを考えているのです。おおむね生物は食い物によつて左右される。ことに無知の草木はことさら食糧に左右されるのではないか。そう考えてみると肥料、すなわち作物の食糧ですが、これがはたして完全なものであるか、あるいは幾多の肥料の中でどれが主食であつて、どれが副食であるか、こういう問題が先に解決されて、理想的な増産ができるのではないかというように考えているのですが、諸先生の研究の一端を拜聽できればまことに好都合と存じます。
○幡谷委員 午前中出席しませんで、農地局長の説明を承知しませんですが、限られた予算で広範囲な土地改良をやつておる今日、ことに二十六年度は新規事業には触れない方針で進んでおられるようでありますが、少くとも本年植付可能の地帶がぼつぼつあるのですが、これらの資金に関しては何とか資金融通の道はないか。たとえば六百町歩の植付可能の土地がある。そこの收入から推してみると、わずか三、四箇月のうちに資金さえ間に合えば植付可能で、資金を支拂つてなお余剰が倍も生れるというような、ほんとうに超国家的な有望な事業が多々ある。こういう方面について、当局はどういうふうな考えを持つておられるか。ぜひとも資金面に何とかよい方……
○幡谷委員 ただいま原田委員から法的措置というようなことを申されましたが、私はさらに飼料問題を掘り下げて研究をされて、結局粗飼料でも濃厚にする、有効な飼料をつくる。要するに近代科学の力を利用しまして、あるいはおがくずのようなものでも現在の高度の飼料より有効だ、こういうものをこの際研究させる。そうして飼料問題を根本から解決する、こういう政策を今回の厖大な導入資金を放出すると同時にぜひ取上げてしかるべく対処してもらいたい、こう私は要望するものでありますが、お答えを願います。
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