竜野喜一郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

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竜野喜一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは竜野喜一郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

竜野喜一郎[衆]本会議発言(全期間)
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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第9号(1950/12/05、24期、自由党)

○龍野喜一郎君 私は、自由党を代表いたしまして、今回提案せられましたる地方公務員法案に対し全面的に賛意を表するとともに、その理由を鮮明にし、ここに本員の所信を申し述べたいと存じます。(拍手)  地方自治法附則第一條第二項の明文によりますれば「別に普通地方公共団体の職員に関して規定する法律は、昭和二十三年十二月三十一日までに……
【次の発言】(続) これを国会に提出しなければならない。」と規定せられておりますることは、すでに各位の御承知の通りであります。しかるに……
【次の発言】(続) 荏苒今日まで、片山社会党内閣においても、また芦田民主党内閣におきましても、いかなる理由か提案を躊躇いたしておつ……

竜野喜一郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

竜野喜一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 地方行政委員会 第2号(1949/03/23、24期、民主自由党)

○龍野委員 ちよつと委員長にお伺いいたしますが、本日の委員会は大体どういうお心組みで進行されておるのでありますか、本日はこの地方財政のことばかりでございますか、そのほかにも何かありますか、また何時ごろ終る予定でありますか。

第5回国会 地方行政委員会 第3号(1949/03/26、24期、民主自由党)

○龍野委員 ただいまの御発言ごもつとものようでもあるのでありますが、先ほどから聞いておりますと、局長は今までの経過をありのままを報告しておるという再三の御説明があつたようでありまして、地方財政委員会の委員長、あるいは大藏大臣のこれに対する所見というような点は、まだ承つていないようでありまするから、そういうような最高の責任者の報告あるいはお考えを述べてもらつた後に、そういう問題に触れてもおそくないように思いますが、どうでしようか。
【次の発言】 私は先ほど発言したのを固執するわけではありませんが、先ほど橋本委員からお話がありました通りに、今まではただ地方財政委員会の事務局長のお話を承つておつたと……

第5回国会 地方行政委員会 第6号(1949/03/31、24期、民主自由党)

○龍野委員 ただいま出先機関の廃止に伴うて、國政事務を大幅に地方公共團体に委讓するというような問題が、当面の問題としていろいろ論議せられているようでありますが、この問題は私はよほど愼重に考えなければ、思いがけないような問題を生ずるのではないかと存ずるのであります。と申しますのは、今日の府縣は、御承知の通り完全なる自治体であります。もともと自治体は、いつかも話がありました通りに、相談づくで、自分たちのことは自分たちできめよう、國からはあまり拘束されないでやつて行こうというような建前からできているわけであります。しかるに國のやるべき統制事務その他の出先機関を廃止いたしましてこれを地方に移す場合に、……

第5回国会 地方行政委員会 第7号(1949/04/06、24期、民主自由党)

○龍野委員 ただいま川上委員から報告によつて、この事実を調査するために、本委員会としてあるいは調査團を派遣し、あるいは証人を喚問するというような方法によつて眞相を糺明したらどうかというような御意見があつたのでありますが、これが警察権の正当な行使であるか否かというこの問題はなるほど重大なる問題でありまして、この問題の眞相を國民に知らしめるということは、まことに大事な問題であろうということについては、私いささかの疑義を持たないのであります。しかしながら靜かに考えてみますれば、今日の警察は旧憲法時代と違いまして、國の警察権と自治体の警察権とが画然とその間に権限の区分がある。そこに今日の警察の特徴があ……

第5回国会 地方行政委員会 第10号(1949/04/15、24期、民主自由党)

○龍野委員 私はただいままでの木村國務大臣の御説明によつて、大体その苦心の存するところは了解いたしたような氣もいたしますが、事非常に重大でありますし、なお二、三の点についてお伺いいたしたいと存ずるのであります。第一番は、配付税の特質と申しますか、本質と申しますか、そういうものについての大臣のお考えであります。私の考えをもつてするならば、本日の委員会の冒頭において大臣並びに局長から御説明がありました通りに、この配付税というものは、國が地方財政を助けるためにやり出したものではない。そもそもが、それぞれの地方公共團体が、自分の財源の一つとして持つておつたものを、これを國において引受けて、そして地方團……

第5回国会 地方行政委員会 第13号(1949/04/19、24期、民主自由党)

○龍野委員 ごく簡單に御質問申し上げたいと思います。地方財政の窮乏のあまりPTAが寄付金募集に力を注ぐようになつておるということは、自然の趨勢で、まことにいたし方ない点もありましようが、PTAに対する文部省の指導方針について伺いたいと思います。と申しますのは、先般の木村國務大臣の寄付金に対する答弁につきまして、寄付の強制割当のごときは、なるべく避けたいというような御趣旨の御答弁があつたのであります。文部省におかれましては、PTAの活動が、寄付金の強制割当というような態度をとつた場合に、どういうふうな指導をされるおつもりであるか、その辺のところを承りたい。

第5回国会 地方行政委員会 第17号(1949/05/06、24期、民主自由党)

○龍野委員 私は委員長にお尋ねするわけではありませんが、この委員長の修正案の、諮問機関を議決機関にするという問題と関連して、今までの地方行政委員としていろいろ職責を果す上において、非常に困難を感じたことは、主管大臣であられる木村國務大臣の地位であります。それは地方財政委員会の議長としての立場と、國務大臣としての立場というために、同じ人が責任の所属が二分いたしまして、立場から申しましてわれわれは一体どこにその責任を問いただしたらいいかという場合に、疑いを持つ場合が非常に多いのであります。從いましてこのたびかりにこの諮問機関を議決機関にいたす場合には、私は議決機関は何らの拘束を受けない独自の見解に……

第5回国会 地方行政委員会 第19号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○龍野委員 本法案は一見すると、いかにも事務的な法案のように見えるのであります。しかしながらその中には警察活動の根本をゆさぶるような條項があるのであります。それは提案理由の説明の中にもあります通り、第三條の規定であります。この点につきましては、門司委員もちよつと触れられたのでありますが、この第三條はいわゆる警察電話の大部分が逓信省に移管されることになると御説明になつておるのでありますが、この問題は、警察活動上の非常な重大問題ではないかと考えるのであります。いやしくも警察に経驗のある人々は、おそらく警察電話の主管が他の省に移つた場合に、はたして敏活に命令できるやいなやということについて非常な疑念……

第5回国会 地方行政委員会 第20号(1949/05/12、24期、民主自由党)

○龍野委員 本法案につきまして二つの点についてお伺いしたいと存ずるのであります。その第一点は第一條の古物及び古物商の範囲についてであります。元來新憲法によりまして、日本人はことごとく営業の自由を持つておることは疑義のないところであります。從いましてこれを制限することはよくよくの場合でなければならないということもあたりまえだろうと存ずるのであります。古物が犯罪と非常に関係がある。從つて犯罪の防止あるいは檢挙取締という面からこの古物を取扱う古物商に対して、ある程度の制限を加え、また警察官に対する権限を與えることはまことにやむを得ない次第で、この点もわれわれは了承いたす次第であります。しかしながらこ……

第5回国会 地方行政委員会 第21号(1949/05/13、24期、民主自由党)

○龍野委員 私昨日荻田政府委員にお尋ねいたしたのでありますが、今般本案で住民税、地租、家屋税等の現行税目の若干の賦課率の引上げということが、はたして今やらなければならぬ緊急なものであるかどうかということ――先ほど木村國務大臣からもお話がございました通りに、シャウプ博士が來られて、國税、地方税の全般にわたつての体系を整え、國民負担の公正を期するということが、目前に控えておる今日、そういうものに手を触れるということが、そのシャウプ博士の日本に対する勧告を待つ時間がないほど緊急であるかどうかというお尋ねをしたのでありまするが、これに対しては、すでに府縣市町村は予算編成の都合もあつて、何とかつじつまを……

第5回国会 地方行政委員会 第22号(1949/05/14、24期、民主自由党)

○龍野委員 質問に入りまする前に、ちよつとお尋ねいたしたいことは、先ほどの大臣の御説明によりますると、各國の例でも大部分は右側通行であるというようなお話でありましたが、各國の例では、その右側通行はやはり全國通じてやつておるのでありますか。あるいはニユーヨークとかロンドンとかパリとかベルリン、そういつたような大都市はそういう制度になつておるけれども、いなかの道までも含んでおるかどうかというような実例をちよつと知らしていただきたい。  それからその次は、日本における道路交通取締法というものは、道路という道路は全部これが取締りの適用になつておるかどうか、あるいは一定資格以上の道路に対してのみ、この取……

第5回国会 地方行政委員会 第23号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○龍野委員 私は民主自由党を代表いたしまして、修正案を含めた原案に賛成の意を表するものであります。  私が申し上げるまでもなく、政治の理想は安居樂業にあるのであります。われわれ政治家たる者は、國民がその途に安んじて、明朗なる社会國家を建設するに努力しなければならぬことは当然であると存ずるのであります。しかるに今日の世相は、敗戰の結果によるとは言え、まことに嘆かわしいような状態にある。人を見たらまさにどろぼうと思えというような、いやな言葉を、われわれは認めなければならぬような実情にあるのであります。たとえば停車場において、ちよつと便所に行つておる間に自分のトランクが盗まれる。またちよつと家をあけ……

第5回国会 地方行政委員会 第24号(1949/05/17、24期、民主自由党)

○龍野委員 これは税金と直接関係があるかないかわかりませんが、目下の競馬についてであります。ただいまの競馬は國または府縣が行つてあるのでありまして、それ以外の私で行うことを許さないという建前なのであります。しかしながらこの競馬のごときは、これは戰前ならば軍馬改良というような一つの公益的な目的があつたのでありますから、それらに対して課税をするというのはいかがであろうかという節も、一つの理由ではあつたと思いますが、今日におきましては競馬はまつたく娯樂のためであります。しかも國または府縣に限つたのは、投機熱を、いわゆるばくちの思想の問題を考慮して、この主催者を限定したのだろうと考えられるのであります……

第5回国会 地方行政委員会 第29号(1949/05/22、24期、民主自由党)

○龍野委員 私は民自党を代表いたしまして修正案を含む本案に賛成の意を表するものであります。今日國民の負担力がその限度に達しておる。國民が重税に悩んでおることは御承知の通りであります。しかしまた地方自治体が財源難のために、ほとんど財政的危機に瀕しておることも事実であります。從いまして地方自治の健全なる発達をはかる上におきましては、國民の窮状と地方自治体の窮状とを調和する一点において、何らかの打開策を講じなければならぬ差迫つた事情に追い込まれておるのであります。こういう意味におきまして、國民の実質的増税にならない範囲において、國民にある程度の負担をかけるということも、まことにやむを得ぬ次第ではなか……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 地方行政委員会 第7号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○龍野委員 私は地方行政調査委員会議設置法案についてお尋ねいたしますが、そのお尋ねをする前に、本法案と、先般の臨時国会において修正議決せられました地方自治庁設置法との関係について二、三お伺いいたしたいと思います。この法案が法律としてできますれば、これに抵触する面のあるものは、これがために廃止になるかどうか。すなわちたとえば地方自治庁設置法の中に、地方自治委員会というようなものがありますが、それと、今度の地方行政調査委員会議との関係を御説明願いたい。地方自治委員会の中にも幾多の使命がありますが、その中にもやはり国と地方自治との事務の配分の関係、あるいは自治団体相互間の事務の配分の関係も、やはりそ……

第6回国会 地方行政委員会 第12号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○龍野委員 私は民主自由党を代表いたしまして、本案に賛成の意を表するものであります。  この地方配付税の問題は、前国会におきましても中心になつておつた問題でありますが、その当時におきまして、あらゆる角度からこれを検討いたしまして、各委員ともこれに対してはなはだしき不満を持つておつたことは、われわれの記憶に新たなるところであります。しかしながらその当時における国家財政の事情、あるいは政治上の事情、あるいはその他の諸般の事情によりまして、われわれはあの配付税の減額案をやむなく承認いたしたのでありますが、わが党といたしましては、あれに対して決して満足しておつたわけではない。従いまして本会議における予……

第6回国会 地方行政委員会 第13号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○龍野委員 本案について二、三御所見をただしたいと存ずるのでありますが、わが党の大方針に基きまして、先般の臨時国会におきまして、出先機関の廃止をやつたことは皆さん御承知の通りであります。その際にも問題になつたのでありますが、廃止してそれをどういうふうに持つて行つて、国の仕事を支障なからしめるようにするかということは、その当時も問題になつたのでありますが、そういう意味におきまして、党内においても、当時の商工局あるいは陸運監理局の出張所を廃止することについては、必ずしも賛成しない、反対であるというような意見もあつたのであります。しかしながらわが党の大方針のために、われわれといたしましては、この廃止……

第6回国会 通商産業委員会 第12号(1949/11/24、24期、民主自由党)

○龍野委員 私はあらゆる困難を排除せられまして、今回特別鉱害復旧臨時措置法案を政府が敢然として今議会に提出されましたことに対しましては、国民とともにわが吉田内閣の善政の一つであると思つて、非常な敬意を表する次第であります。すでに大臣からの御説明にもありました通りに、この特別鉱害は、單に業者に対する戰時補償という意味を離れまして、社会問題あるいは政治問題という観点から、取扱うべき問題であると思うのであります。この実情等はすでに本委員会におかれましても、あらゆる資料を集められて御認識になつていると思うのであります。私はくどくどしく申し上げることは省畧いたしたいと思いますが、例の公団の廃止によりまし……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 地方行政委員会 第10号(1950/03/25、24期、自由党)

○龍野委員 本案の審議に入ります前に、先ほどの国務大臣の説明の中にも、わが国の地方税制の創始以来の画期的なものであるということをうたつておられますが、七百数十箇條に及ぶ厖大なる自治法案であり、しかもいろいろな意味において、経済的にも政治的にも、この際国民の注視の的になつておる法案でありますので、これを審議するわれわれ委員の責務は、実に重大なるものでなければならぬと思うのであります。それで本法案を審議するにあたりましては、十分なる時間と用意とが必要ではないかと思うのであります。つきましては委員長におかれまして、この法案をどういう順序をもつて審議して行くか、たとえば今後本委員会を一週何回程度開かれ……

第7回国会 地方行政委員会 第11号(1950/03/29、24期、自由党)

○龍野委員 私はこの際委員長に対して緊急質問をいたしたいと存ずるのであります。それは本日の毎日新聞の伝うるところによりますれば、川口市内の自由労働者約二百名が、二十七日同市役所に押しかけ、折から開会中の市会議場になだれこみ、不法占拠を続けて議事を中断させたということであります。私は新聞紙上に載つたからといつて、地方のすべての問題を取上げて本委員会の問題にしようという意思はありませんけれども、もしもこの新聞記事の伝うるところが事実であるとすれば、これはまさに憲法を蹂躪する、すなわち民主政治を破壊する重大なる問題であるがゆえであります。と申しますのは、私が喋々申し上げるまでもなく、議会というのは他……

第7回国会 地方行政委員会 第12号(1950/03/30、24期、自由党)

○龍野委員 ただいまの御説明によりますれば、市会議場内に自由労働者が入つたのは、建築物の構造上やむを得ずそこに入つたというふうに受取られたのでありますが、その理由のいかんにかかわらず、結果として開会中の議場内に入るということは、議会の神聖を害し、また議会の絶対自由性を阻害するものであろうと存ずるのであります。これらの事件につきまして、警察当局として適用すべき法令、準拠すべき法令はどういうものであるか、ひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 私はただいまの御説明によりまして、川口市会議場占拠云々の問題よりも、最近ひんぴんとしてこれに類似したような事件が、あちらこちらに起つておることに対して、非……

第7回国会 地方行政委員会 第13号(1950/03/31、24期、自由党)

○龍野委員 その前に私の質問いたしたいと思いますのは、大臣がおりませんからあとでいたすことにいたしまして、その前にちよつと数字のことについてお伺いいたしたいと思います。  説明書の中に、昭和二十四年度千五百二十四億円と比較いたしますと、三百八十四億円の増税ということになりますと書いてございますが、この三百八十四億円の増税は府県に対して幾ら、市町村に対して幾らということを御説明願いたいと思います。  次に伺いたいのは、附加価値税が昭和二十五年度として四百十九億と見積つてありますが、これは旧法による事業税と比較すると、どれだけの増になつておるか。  もう一つま固定資産税が五百二十七億の見込みであり……

第7回国会 地方行政委員会 第15号(1950/04/03、24期、自由党)

○龍野委員 まず市長さんにお伺いいたしたのでありますがその時の状況を承りまして、われわれははつきり、あの新聞記事が必ずしも事実を伝うるものではないという認識をいたしたのでありますが、これらに関しまして一、二の点をお伺いいたしたいと思います。先ほどこれらの騒ぎを引起した者の指導者と目すべき者の氏名を、二あげられたのでありますが、この際これらの者の思想的及び政治的立場が、どんなものであるか、はつきりしておるならばお示し願いたい。まず第一にこれを伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一人吉田某という名前をあげられましたが。
【次の発言】 それについて御説明願いたい。

第7回国会 地方行政委員会 第16号(1950/04/04、24期、自由党)

○龍野委員 私はまず冒頭に地方税の確立ということにつきまして、大臣の基本的なお考え方をお伺いいたしたいと存ずるのであります。大臣の提案理由の説明の中に、民主政治の確立は、車に政治運営の形式を民主化するにとどめてはなりませず、政治運営に関する判断がひろく国民の中から生れて来るようにしむけて参らなければなりません。これがためには、すべて公事に関する問題は可及的にその問題の周辺にあつて、その問題から直接の影響を受ける人たちの手によつて、責任ある処理を行わせるようにして参らなければなりませんので、民主政治の確立と地方自治の強化とは、表裏一体をなす問題であります。」と言われておりますが、この点についてわ……

第7回国会 地方行政委員会 第20号(1950/04/13、24期、自由党)

○龍野委員 まずお伺いいたしたいのは、第二種事業というものを掲げられておりますが、この第二種事業を特に設けられた理由を御説明願いたいと思います。なぜかと申しますならば、第二種事業と第三種事業とは、その取扱方におきましては、課税標準その他において何ら区別ないようでありますが、何ゆえ第二種事業というものを設けられたか、まずその点をお伺いいたします。
【次の発言】 ただ別にしたというだけならば、何も設ける必要はないと思います。おそらく第二種事業というものを特に設けられたゆえんのものは、これらの事業は原始産業で、国税の上において特に何らかの保護的と申しますか、あるいは助長的な立場から物を見なければなら……

第7回国会 地方行政委員会 第23号(1950/04/16、24期、自由党)

○龍野委員 ちよつとお伺いいたしたいと思いますが、水産業がわが国の食糧問題解決の非常な部門を受持つておることは、われわれも御同感であります。しかしながら農業の今日の経営状態は、農地改革の結果、いわゆる大農、地主というものがなくなつてしまつた。漁業法の改正によりまして、漁村もそういうような形態になるようでありますが、われわれが産業としてこれを助長しなければならぬという点からばかり考えるとするならば、水産業に限らず、あるいは肥料製造のような会社も、これを助成しなければならぬことは当然であります。それで税制の上から特別の考慮を拂う問題としてのみ取上げる場合には、いわゆる今日の漁民と農民とを比較して考……

第7回国会 地方行政委員会 第24号(1950/04/17、24期、自由党)

○龍野委員 ちよつとお伺いいたしますが、百十三條の「喫茶店、旅館その他これらに類する場所」の「その他これらに類する場所」という認定は、これは府県知事がするのであるか、どうかということを聞きたい。その理由はいつかも問題になつたようでありますが、堂々と営業免許の許可を得て看板を掲げているものに対しては、相当な重税――これは遊興飲食する人間にかかるわけでありますけれども、その他営業税もとられますけれども、いろいろな罰則も負担させられる。しかるに今日たとえば寮といつたような名前、これはなるほど会社の専属のものではありますけれども、しかしながら大会社の寮のごときは連日連夜、そこで飲食している。これは事実……

第7回国会 地方行政委員会 第25号(1950/04/18、24期、自由党)

○龍野委員 私は法人に対する住民税のことについてお伺いいたしたいと思います。住民税は滑革的には戸数割から変形したことは御承知の通りであります。このたびの改正案によれば、法人に対する住民税が特に均等割になつておるが、均等制にした理由をお伺いいたしたい。と申しますのは、小さい町村にありましては、そこにある一つの会社が今までは有力なる財源であつた。從つてその会社に対して、いかなる形で負担を持つて行くかは別でありまするが、あるいは寄付金の形において、あるいは從來の市町村民税の形において持つて行くか、それはわかりませんか、いずれにしてもその会社に相当の村の財政の負担をかけておつた。そうすることによつてそ……

第7回国会 地方行政委員会 第26号(1950/04/19、24期、自由党)

○龍野委員 関連しますからちよつとお伺いいたしますが評価員がその職務を執行する場合に、何ら権限が付與してないような気がしますが、三百九十六條によりまして、地方財政委員会の事務員が職務を執行する場合には、たとえば検査権があつたり質問権があつたりするのでありますが、評価員については何らその規定がないのでございますが、これはどういうわけでございましようか。
【次の発言】 ところが、これははなはだ三百代言式で恐れ入りますが、四百二條に「地方財政委員会又は都道府県知事に、市町村の徴税吏員又は固定資産評価員を指揮する権限を與えるものと解釈してはならない。」とあつて、明らかに法律は市町村の徴税吏員と固定資産……

第7回国会 地方行政委員会 第27号(1950/04/20、24期、自由党)

○龍野委員 私は自由党を代表いたしまして、本案に対する賛成の意見を申し述べます。  今回の地方税改正案をめぐりまして、主として野党を中心とする反対運動が激化して参つたのでありまするが、このとき私が靜かに考えますのに、国民の絶対輿望をにないまして、吉田内閣が成立しました最初の第五臨時国会におきまして、その当時の模様を思い浮かべるのであります。すなわちそのとき野党側は品をそろえまして、わが党の公約違反、公約たな上げの問題を盛んに論じたのでありまするが、そのときの最も急を要する問題は、すななわちインフレの克服である。インフレの克服こそ最も急を要する問題として、わが党が公約いたしておりました取引高税の……

第7回国会 地方行政委員会 第37号(1950/07/10、24期、自由党)

○龍野委員 先ほどの御説明の中でちよつとわからぬ点がありますから、御説明願いたいと思います。  固定資産税の中で二十六年度以降は、百分の一・七が標準課税のように承つておりますが、二十五年度に限り百分の一・七が定率のように伺つたのでありますが、はたしてさようでありましようか。
【次の発言】 われわれがこの前の国会でこの地方税法の改正案に賛成した理由の第一点は、これが地方自治体に自主権を与えておる。すなわちこの税率が大体標準課税を中心にしておつて、今までの附加税中心主義から離れているという点に非常に賛意を表しておつたのでありますが、もしも昭和二十五年度におきまして百分の一・七五という固定税率になり……

第7回国会 地方行政委員会 第38号(1950/07/11、24期、自由党)

○龍野委員 このたび七万五千名の警察官を増員するという権能を日本政府に与えられたということは、いろいろ議論もありましようけれども、今日の警察の実情をよく知つておる民衆にとつて、一つの安心感を与えることだろうと考えるのであります。これをいかに運営して行くかという問題につきましては、先ほど法務総裁のお話では、よく研究調査してやるというようなお言葉があつたのでありますが、この際私は自分の私見を少しばかり申し述べたいと存じます。  今日の警察法が警察を民主化しているという功績は、われわれといえどもこれを認めるにやぶさかではない。前に日本が警察国家と言われた時代に、警察官というと子供までが逃げてしまつた……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会 第3号(1950/07/15、24期、自由党)

○龍野委員 それでは特に大臣にお尋ねする点を除きまして、御質問申し上げたいと思います。  まず第一点は、賦課期日及び納期に関する問題でありますが、本法案によれば賦課期日が條例によつて定めらるる場合と、法律によつて指定されたる場合と二通りあるのでありますが、大体いわゆる三大税目については、この賦課期日並びに納期が法律でもつてきめてあるようであります。しかしながらこの問題は、いつかもどなたかから御発言がありましたように、日本の国は南北に長く、その気候風土が大いに違つておるという見地からいたしまして、法律によつて期日を一定するというのは、よほど避けなければならぬ問題じやないか。その土地、その土地の事……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/18、24期、自由党)

○龍野委員 私はこの際、大蔵大臣に不動産金融のことについて、お尋ねいたしたいと思います。敗戦の結果、国民の層に非常な変革を来したのでありますが、その代表として地主があるのじやないかと思います。そこで地方における地主の現状を見てみますと、父祖伝来の田畑が解放せられ、ほとんど無一文の状態にあるにもかかわらず、彼らは依然として、非常に大きな邸宅に住んでおるのであります。今までは地租、家屋税が比較的低かつたために、まあせつかく祖先から伝わつておるこの家、屋敷を手離さぬでもいいというような気持でおつたのですが、今度固定資産税創設の結果は、相当大きな税金を払わなければならぬ。この税金をいかにして払つたらい……

第8回国会 地方行政委員会 第7号(1950/07/19、24期、自由党)

○龍野委員 ちよつと中島さんにお伺いいたします。中島さんは都会議員であられるので特にお伺いいたしますが、今度の税法は、御承知の通り本年度の固定資産の税率以外は、ことごとく標準税率になつております。主として都民税についてのお話がありましたが、東京都は五十万以上でありますから、均等割が八百円という標準税率になつております。そこで都民税につきましても、本法中、たとえば同居の妻とか、あるいは扶養の親族とかいうものに対してはこれを免税することになつておるのでありますが、本法律案の非常な特色は、総則の第六條ですか、その中にありまして、地方団体は公益上その他の事由によつて課税を減免し得る道が講じてあるわけで……

第8回国会 地方行政委員会 第8号(1950/07/20、24期、自由党)

○龍野委員 私は日本自治団体労働組合総連合の泰平さんにお尋ねしたいと思います。泰平さんのお説は全面的にこの法案に反対である、その反対の一番大きな理由は、本法は人民に対する收奪であるという結論のもとに反対されたようにお聞きしたのであります。この人民に対する收奪ということについて、いかなる計算あるいはデータの上に立つてそういうことを主張されるか、その点をお伺いしたい。政府からわれわれに提出されました資料によりますると、泰平さんが言つておられる十万円見当の者について見ますれば、十万円といえば十級、八千円程度だと思いますが、その程度のものについて見ますれば、かりに勤労者で扶養家族が三人、そうして十五坪……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/21、24期、自由党)

○龍野委員 ちよつと政務次官にお伺いしますが、先ほどの御答弁の償却資産の免税点のことについての御説明の中に、価格一万円以下の品物に対しては非課税にするような御答弁のようにあるいは私の聞き違いかもしれませんが、聞えましたが、そうでもないように三百五十二條には出ておりますが、もう一度御説明願います。
【次の発言】 それは何條ですか。
【次の発言】 三百五十二條の第二項には、合算額が一万円に満たない場合においてはかけないというように書いてあるようですが、それと違いますか。

第8回国会 地方行政委員会 第15号(1950/07/31、24期、自由党)

○龍野委員 これは委員長にお願いしたいのですが、この前も私からお願いしたのですが、近ごろ地方自治法によつて地方に特別官庁を置く場合は、議会の承認を得なれけばならぬというようなことになつているのであります。ところが出先機関の整理統合は、わが党としても大きな党の政策の一つでありますが、その設置廃合が当地方行政委員会にほとんど何らの連絡もない、あつても正式の連絡がないというような関係で、これがただちにそれぞれの、たとえば通産省の関係の出先機関の場合は通産委員会においてこれを承認して、こうしてこれが議会に持ち込まれるというようなかつこうになつているように、私見受けるのでありますが、こういう問題は主とし……

第8回国会 地方行政委員会 第16号(1950/08/25、24期、自由党)

○龍野委員 ただいまの御質問によつてわかつた点もありますが、なお二、三の点についてお伺いしたいと思います。先ほど大臣のお話によりますと、予備隊自体に対するところの司法警察官として憲兵みたいなものが置かれるという御説明であつたのでありますがこの点に関しましてお伺いしたいと思いますが、従来日本の軍人に対する警察権を持つておりました憲兵と、一般司法警察官との間に、非常に摩擦があつたことは大臣もよく御承知と思いますが、この場合予備隊員自体の行いました犯罪、たとえば交通規則違反とかその他の犯罪に対するところの司法警察権は、依然として普通一般の司法警察官が所管するのであるか。あるいはこの特別設置されるとこ……

第8回国会 地方行政委員会 第17号(1950/08/26、24期、自由党)

○龍野委員 この際私はまず大臣に対しまして、地方財政に対する根本的な考え方についてお伺いいたしたいと思います。それは地方の財政が、むろん府県と市町村とでは違いますけれども、その財源を地方の税金と、国庫の交付金及びその自治体の行うところの事業收入、並びに起債をもつてまかなつておることは御承知の通りであります。これが戰争前でありますれば、ある程度の均衡をもつて地方の自治体を運営いたしておつたのであります。たとえば府県を例にいたしますれば、その割合は大体において地方税が全体の三割程度、国庫収入が同じく三割程度、事業その他の收入が二割、起債が二割という程度じやなかつたかと存ずるのでありますが、終戰後地……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会 第5号(1950/11/28、24期、自由党)

○龍野委員 この際お伺いいたしたいのは、人事機関の第六條でいわゆる首長――それぞれの団体の長及び委員会等は、本規程によつて「それぞれ職員の任命、休職、免職及び懲戒等を行う権限を有するものとする。」と書いてあるのでありますが、このことについてお伺いいたしたいと存じます。と申しまするのは、本法案の大体のところを見まして、その任用については人事委員会の運営その他によりまして、いわゆる能率本位により、成績本位によつて適正なる公務員を任用するように配意が届いておるようでありまするが、公務員として不適格な者、すなわち全体の奉仕者として不適格なる者を排除する処置については、場合によつては空文化するおそれがあ……

第9回国会 地方行政委員会 第12号(1950/12/08、24期、自由党)

○龍野委員 私は自由党を代表いたしまして、社会党提案の修正案に対して反対、原案賛成の意思を表明するものであります。  地方の選挙が地方自治運営に重大なる支障なきがごとく行われるべきであることは、申し上げるまでもないところであります。しかるに、現行法によりますと、皆様が御承知の通りに、首長については四月五日あるいは十五日が、その任期満了、議員については四月二十九日が任期満了に相なつておるのでありますが、そうなりますと、現行規定によりますれば、その前一箇月の間に選挙をやらなければならぬということになりまして、選挙運動はさらにその前の一箇月にさかのぼりまして、二月もしくは三月中に選挙運動を始めなけれ……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 地方行政委員会 第6号(1951/02/02、24期、自由党)

○龍野委員 ちよつと地方財政委員会の木村さんにお伺いいたしたい。これは地方財政委員会にただすのでありますが、ちよつと前国会との関係もありまして、今日問題になつているのでおります。それは特別税の問題であります。地方税改正法提案の際にも、この税法案の確立によつてまず地方財政は確立する、従つて特別税のごときはあまりこれを拡張するような必要もなかろう、またあまりこれを認めない方針であるというような意味の政府の御答弁を聞いたような気がします。これは速記録を調べた上じやありませんから、事実であるかどうかという点は別として、私はそういうふうに聞いておつたのでありますが、今日まで地方財政委員会におきまして、特……

第10回国会 地方行政委員会 第11号(1951/02/17、24期、自由党)

○龍野委員 いずれ警察法の改正の問題につきましては、政府側から提案された際に、深く掘り下げて御質問申したいと思うのでありますが、とりあえず警察法を改正するということにつきましての根本的態度について、お伺いいたしたいと存ずるのであります。  今日の日本の警察制度は、日本民主化の根幹をなすものでありまするから、その実施に幾多の欠陥を持つておるという理由だけをもつて、この根幹にも触れるような制度を軽々に動かすことがよろしくないことは、何人も異論のないところであろうと存ずるのあります。今日の国警、自治警の二本建が、犯罪を検挙するという立場から見て、必ずしも完璧でないということについては、私もお説のごと……

第10回国会 地方行政委員会 第12号(1951/02/19、24期、自由党)【議会役職】

○龍野委員長代理 門司亮君。
【次の発言】 それではこの際、小委員の補欠選任についてお諮りいたします。  過日、立花敏男君及び木村榮君が、それぞれ一度委員を辞任いたしたため選挙に関する小委員及び消防に関する小委員が欠員となつておりますので、その補欠選任を行いたいと思いますが、先例に従い委員長より指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、選挙に関する小委員に立花敏夫君、消防に関する小委員に木村榮君をそれぞれ指名いたします。

第10回国会 地方行政委員会 第26号(1951/03/20、24期、自由党)

○龍野委員 今度の修正案の中に徴收猶予の方法を認めておることは、けつこうでありますが、徴收猶予を認めた場合も、その期間中における延滯金及び延滯加算金を免除することができるとあります。徴收猶予と認めるのは認めるだけの理由があつて認めるわけでありますから、従つて徴收猶予を認めた場合には、かかる延滯金とか延滯加算金を免除することが当然であろうと思いますが、何ゆえに免除することができるとされたのであるか、こういうふうにできるということにしてありますると、自治団体はえらく困るのであります。どうしていいかわからぬということになります。当然理由があつて徴收の猶予をするわけでありまして、この際はつきりしている……

第10回国会 地方行政委員会 第27号(1951/03/27、24期、自由党)

○龍野委員 私は自由党を代表いたしまして、本案並びに修正案に対し賛成の意を表せんとするものであります。賛成の論旨をきわめて簡單に申しますならば、政府の提案にかかる今回の地方税法の一部改正案は、昨年八月一日から実施せられました新地方税法の施行の結果にかんがみ、住民負担を合理化し、税務行政の運営を効率的ならしめるため若干の改正をなさんとするものであつて、政府の言うところによれば、シヤウプ第二次勧告の趣旨を尊重して、その示唆にかかる諸点を参考とし、地方税負担の均衡化と地方税徴收制度の改善をはかることを目的としたものであります。申し上げるまでもなく地方税法は、新しい地方自治の裏づけとなるべき地方財政制……

第10回国会 地方行政委員会 第30号(1951/05/14、24期、自由党)

○龍野委員 この際法案の審議に入る前に、大臣にお伺いいたしたいと思いまするのは、先ほど山手君もおつしやつた通りに、治安というものの総合的見地から、警察法の改正というものは見るべきであるという御説明には、われわれほんとうに同感でありまするが、今日の治安関係の作用は、御承知の通りに国家地方警察、自治体警察あるいは法務府の特審局、あるいはまた海上保安庁、鉄道に関しましては鉄道公安官、麻薬に関しては厚生省といつたぐあいにそれぞれわかれているようであります。そこでこういうものはいずれもそれぞれ有機的な一体をなしておりまして、その総合的見地から、それぞれの改正を考えてみなければ、あとで非常に困難な問題が起……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 地方行政委員会 第6号(1951/11/08、24期、自由党)【議会役職】

○龍野委員長代理 これより会議を開きます。  都合により私が委員長の職務を行います。  この際理事の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち、理事でありました門司亮君が、去る五日一度委員を辞任いたされましたので、理事が一名欠員となつております。  つきましては理事の補欠選任を行いたいと思いますが、これは投票の手続を省略して、委員長より指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、門司亮君を理事に指名いたします。
【次の発言】 それでは、地方財政に関する件について、調査を進めることにいたします。  前会におきまして、一応地方財政平衡交付金に関する問題につきましては、地財委……

第12回国会 地方行政委員会 第8号(1951/11/14、24期、自由党)【議会役職】

○龍野委員長代理 これより会議を開きます。  昨日に引続き地方税法の一部を改正する法律案及び地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案の両法律案を一括して、議題として質疑を続行いたします。

第12回国会 地方行政委員会 第10号(1951/11/28、24期、自由党)

○龍野委員 請願に関する小委員会における審査の経過並びに結果について、簡単に御報告申し上げます。  本委員会において審査いたしました請願は、全部で百二件でありまして、その内訳について申しますと、第一に地方財政に関する請願九十件であります。その小内訳は、地方税法関係のもの六十一件、地方財政平衡交付金関係のもの二十五件、その他四件となつております。第二に地方自治に関する請願七件、第三に公職選挙法に関する請願四件、最後に消防に関する請願一件、合計百二件であります。  小委員会は一昨二十六日開会いたしまして、慎重審議いたしたのでありますが、その審査方針といたしましては、これらの請願はいずれも真に率直な……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 地方行政委員会 第38号(1952/05/07、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 今回の宮城前広場における騒擾事件の概況につきましては、昨日の本会議において法務総裁より説明があり、またただいま警視総監から詳細御説明があつた次第でありますからこの点は省略いたしまして、本問題に対しまする法務府の態度並びにそれに対する見解を申し上げたいと存ずるのであります。本日は法務総裁がまかり出まして、御説明申し上げるはずでありましたが、たまたま法務委員会と労働委員会との連合審査会がありまして、それに出席しなければなりませんので、かわつて私から申し上げます。  本事件が発生いたしまして、ただちに東京地方検察庁におきましては現場に出頭いたしまして、その実情を見て参つたのであります……

第13回国会 地方行政委員会 第54号(1952/05/27、24期、自由党)

○龍野委員 時間もありませんから、ごく簡單にお伺いいたしたいと思います。それは第九十条の二項に関連しての質問であります。本項は各都道府県議会議員の定数を定めた条文で、「前項の規定により条例で議員の定数を定める場合においては、第二条第九項及び第十項の規定の趣旨に適合するようにこれを定めなければならない。」とありますが、との問題に関連いたしまして、まずお伺いいたしたいと思います。  この地方自治法というものは、憲法の規定を直接受けておる地方自治に関する基本法であるというふうに、われわれは考えるのであります。すなわち自治体内における住民の権利義務の関係並びに自治体内における各機関の権限分配の関係等を……

第13回国会 地方行政委員会 第59号(1952/06/02、24期、自由党)

○龍野委員 私はこの法案は賛成でありますが、少し文句の解釈について、将来疑義を残さないためにお伺いいたしたいと思います。それは第二條中「国家地方警察の警察官又は市町村警察の警察吏員がその職務執行上の必要により援助を求めた場合その他これに協力援助することが相当と認められる場合」この場合のことについてお伺いいたしたいと思います。この場合この法律案文によれば、援助を求めるのは、單なる一人々々の警察官のようでありますが、そのように解釈してよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、たとえば地方の駐在巡査がいろいろな危険のために、自分の考えによつて援助を求める、そうした場合にその援助の範囲……

第13回国会 内閣委員会 第10号(1952/03/27、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいま上程になりました法務府設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を簡単に説明いたします。  この法律案の要旨は、@拘置支所を拘置所に昇格させること、A少年院を新設すること、及びB少年院の分院を本院に昇格させることの三点であります。  まず、拘置支所の拘置所への昇格のことから申しますと、小倉拘置支所は、その収容者が常時五百人を越え、しかも支所であるために運営上少なからざる困難を伴つておりましたので、かねて拘置所として独立させるべく準備中でありましたが、施設の方もようやく完備いたしましたので、この際、ここの被告人及び被疑者の収容について一層円滑な運営をはかりま……

第13回国会 内閣委員会 第18号(1952/05/10、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいま議題となりました法制局設置法案について、その提案の理由を御説明いたします。  本法律案は、今回の行政機構改革の一環として、内閣における法制の整備統一に関する機能を強化するため、これまで法務府の所掌事務となつておりました内閣提出の法律案及び政令案の審議立案、條約案の審議、法律問題に関一する意見の陳述並びに内外及び国際法制に関する調査研究等の事務を内閣に移して、法制局を設置せんとするものであります。  以下この法律案の内容について御説明いたしますと、まず第一に、その所掌事務でありますが、これは先ほど申し上げました通り、内閣提出の法律案及び政令案の審議及び立案、條約案の審議、……

第13回国会 内閣委員会 第19号(1952/05/12、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいま議題となりました法務府設置法等の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  わが国の行政機構は、御承知の通り終戦後著しく複雑厖大化しまして、独立後の自主自立体制に即応するためには、これを現在の国力にふさわしい簡素かつ能率的なものとする必要があることは申し上げるまでもないことであります。よつて政府におきましては、この見地から行政機構全般にわたり愼重に検討を加えました結果、その一環として法務府の機構につきましてもこれを簡素合理化する必要を認め、本法律案を提案いたすこととなつた次第であります。  次に、本法律案の内容につき、重な諸点の概略を御説明いたし……

第13回国会 法務委員会 第4号(1952/01/28、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいま議題となりましたポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く法務府関係諸命令の措置に関する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  御承知の通り、日本国との平和條約が調印され、その効力発生を目前に控えまして、占領期間中に制定されましたいわゆるポツダム緊急勅令とこれに基くいわゆるポツダム命令との処理について定める必要が生じたのでありますが、その処理方針といたしまして、ポツダム緊急勅令は平和條約の効力発生と同時に廃止し、その他のいわゆるポツダム命令は、その内容に従いまして、一々法律で廃止または存続の措置をとるという考え方をとつたのであります。さきに提案いたしまして、現……

第13回国会 法務委員会 第6号(1952/02/01、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいまこの法案に関して恩赦について御質問があつたのでございますが、恩赦に関しましては、前法務総裁でありました大橋総裁もしばしば言明されたのでありまするが、政府といたしましては、講和発効の機会になるべく広い範囲において恩赦を実現いたしたいという構想のもとに、目下法務府の外局である中央更生保護委員会において鋭意調査立案中でございます。今日の段階におきましては、むろんその範囲なり程度なりを皆様方にお示しするまでに至つていないのでございますけれども、方針はただいま申しましたような方針で参りたいと思います。従いまして具体的にこのポ政令違反の件について恩赦が及ぶかどうかということは、今日……

第13回国会 法務委員会 第9号(1952/02/06、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいま議題となりました国の利害に関係のある訴訟についての法務総裁の権限等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を説明いたします。  法務総裁は、法務府設置法第一条の規定によりまして、国の利害に関係のある争訟に関する事項を管理し、国または行政庁を当事者または参加入とする訴訟の適切な遂行について職責を有するのであります。そのため、これらの訴訟のうち、国を当事者または参加入とする訴訟については、法務総裁は、国の利害に関係のある訴訟についての法務総裁の権限等に関する法律の規定により、あるいは法務府職員を指定し、あるいは弁護士を訴訟代理人に選任して、その訴訟を行わせ……

第13回国会 法務委員会 第10号(1952/02/08、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいま恩赦に関する基本的な考えを申し述べられたのでありますが、その点は、新憲法下われわれもことごとく同感でございます。しかしながら、この恩赦に関する具体的な問題を例示しての御質問でございますが、御承知の通り、恩赦の内容は、これは非常に重大なる影響を持つております関係上、コンクリートになるまではこれを外部に漏らすということは、いたずらなる摩擦を引起す関係もありますが、せんだつても大臣から述べられたと思いますし、私も申しましたが、今度の恩赦の範囲は相当広範囲にいたしたいという方針のもとに、目下研究調査中であります。従いまして、ただいま例示の問題について、それではどうするということ……

第13回国会 法務委員会 第21号(1952/03/12、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいまの御質問の点は、弁護士会とも十分連絡をいたし、協議ととのつた上で、提案したような次第であります。
【次の発言】 ただいまの御質問は、日本弁護士会連合会と協議ととのつたわけであります。
【次の発言】 刑事訴訟法の改正につきましては目下鋭意研究中でありますが、本国会に提出の予定をもつて、目下立案中でございます。

第13回国会 法務委員会 第26号(1952/03/27、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいまの御意見は御意見として十分研究いたしたいと思いますが、目下考えております恩赦は、まつたくもつて局長が言つた通り、昭和二十二年に成立した恩赦法によつて行うのでございますから、恩赦法自体の改正の問題としてはいろいろの考えはあると思いますが、その際十分お聞きいたしたいと思います。

第13回国会 法務委員会 第29号(1952/04/03、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ただいま上程になりました犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を申し上げます。  犯罪者予防更生法は、犯罪をした者の改善及び更生をはかるために、その第三章において、更生の措置に関する規定を設けているのでありますが、更生の措置を真に適切、周到、かつ効率的に行いまするためには、同章の規定中二、三の点について改正または補充を加える必要のあることが、明らかになつて参つたのであります。改正を要しまする部分は、第二十九條及び第三十條の仮釈放の審理に関する規定と、第四十五條に規定されておりますところの仮出獄の停止、引致状による引致、及び留置に関する規定でありまして、補……

第13回国会 法務委員会 第60号(1952/05/30、24期、自由党)【政府役職】

○龍野政府委員 ちよつと私も耳ざわりになつたのでありますが、今斎藤局長に聞いたところによりますと、戦争中の実情はうそも隠しもない、やはりそういうような実情であつたそうですが、その当時は御承知の通りにあらゆる方面において兵隊にとられたというような関係で非常に人員が不足しておつた、従つて改過遷善をなすべき刑務所の任務が完全に行われなかつた、それでそれよりも早く社会に出した方がいいのじやないかという考えでいたのじやなかろうかとこれは想像であります。
【次の発言】 ちよつと待つてください、うそも隠しもしない、戦争時代の実情はそうであつたと申します。その当時の実情をその当時の責任者におただしになるのはま……


竜野喜一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院24期)

竜野喜一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1949/04/23、24期、民主自由党)

○龍野委員 ごく簡單に申し上げます。われわれ地方行政委員がその職責を果す上において非常に困つた問題は、木村國務大臣の性格の問題であります。今度地方自治廳ができまして、國務大臣が長官に当られるということは、地方自治に関する責任の所在をはつきりいたしました関係で、私も今後その職責を果す上において都合よくなりはせぬかと思うのであります。その地方自治に関する最高の責任者として、この地方自治廳長官が当られるという当然の結果は、委員会が議決機関から諮問機関になるのは、これはあたりまえのことであろうと思うのであります。委員会が議決機関から諮問機関にかわるという性格の非常な変更のために、人数をもとのごとく、あ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1950/04/11、24期、自由党)

○龍野委員 ただいまの御説明は、要するに、本法案が地方税の確立を目指しているのはけつこうだけれども、徴收困難だから、もう少し実施を延期してもらいたいということですか。私ちよつと結論をのみ込めなかつたものですから、御質問申し上げます。
【次の発言】 非常に困難だから、実施を延期してもらいたいというお話でありますが、どういう点で実際問題として現在も困難を感じ、また将来も感ぜられるのであろうか。具体的のお話でもあれば承りたいと思います。
【次の発言】 ただいま実情に即したいろいろなお話を承つて、非常に参考になつたわけでありますが、この際お伺いいたしたいのは、先般の国税の改正によりまして、国全体として……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1952/05/19、24期、自由党)

○龍野委員 私はまず杉村さんにお伺いいたしたいのでありますが、むろん杉村さんは御承知と思いますが、アメリカの自治行政におけるマネージヤー・システムについてのお考えを承りたいと思います。 昨年の夏、私どもはアメリカの自治体を見て参つたのでありますが、民主的として最もいばつているアメリカの自治の実態がどうであるかということを見て参つたのであります。その際アメリカの自治行政の新しい行き方としてマネージャー・システムをとつており、すなわち支配人制度をとつておる。その内容は私が説明するまでもなく御承知と思いますが、要するに住民の全体の意思は、市町村議会においてこれを構成せられて、その市町村議会の任免と申……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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