このページでは加藤宗平衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○加藤(宗)委員 経済の長期見通しなり動きにつきましては、経済外的な事情がかなり大きな比重を持つております。現在の段階だけを見ましても、ことに国際関係が日本国内に大きな力を持つておるように観察せられます。国際関係の経済外的な事情で日本の経済界に影響を与えるいろいろなものに対しまして、これは外務関係かもしれませんが、資料を御配慮願いたい。
○加藤(宗)委員 施行法の第六条に蚕糸業法の改正という項があるのでありますが、ちよつと考えると唐突な感じがするのであります。この法の体系全般からいえば、異質的な条文のようにも考えられるのでありますが、しかしなおかつこの条文が挿入されたことにはそれ相当の理由があると思うのであります。昨日の公述人の黒田新一郎君などの主張を聞いてみますと、農民の名においてこういうことはおもしろくないという話があつたのであります。しかしながら一方におきましては、農民の団体である全養連がこれに賛成しておるということもあるのであります。抽象的な農民という名におきましても、その具体的な利害関係においては相当複雑したものがあ……
○加藤(宗)委員 貿易市場がだんだん狭隘になつて来ておることはお聞きいたしましたが、この原因についてはこういう一つの見方があるのであります。それは経済自身の問題ではなくて経済外的な問題であります。具体的に申しますと、ソ連とアメリカとの間の緊張、それに基く軍需産業の拡大、貿易の政治的な意図から自由であるべきはずであるのに、そういうところからだんだん各国の間に人為的に貿易市場が狭まつて来ておるのだという説でありますが、こういう説に対していかなる御所見であるか、承りたい。
【次の発言】 イギリス連邦初めアメリカ自身もそういう点には努力しておるようでありますが、今日までの経過を見ると、それが大体におい……
○加藤(宗)委員 前公益事業委員会の松永安左衛門君にお尋ねいたしたいと思います。福島県知事から二月十三日に上田、本名の取消し並びに東北電力への許可の稟伺――建設省並びに公益事業委員会の意見を求めたのでありますが、これに対しまして公益事業委員会におきましては、その消滅に至るまでの相当の長い期間に、何らの意見の開陳、答弁がなかつたのであります。これは現下の日本の電力の情勢から申しまして、早期の開発ということがほとんど至上命令といつてもいいくらいの場合におきまして、それだけのことでは納得が行かないのでありますが、いかなる事情がありまして、そういう長い期間におきまして何らの意見の発表がなかつたか。この……
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