このページでは辻文雄衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○辻(文)委員 社会党といたしましても、本案にただいまの附帯決議を含めて全面的に賛成でございます。ただ要望いたしたいのは、椎熊君のお話のように銀行局長は――あなたの自由にはならぬのでありましようけれども、政府がどんなところにどうするかということについて心やりをもつてやるように、十分役所の方でも要求されて、本質的にこういうものが生きて来るようになし遂げるという決意で鞭撻し、実行していただきたい。こういうことをお願いいたしておきます。
○辻(文)委員 本日までの経過において、大体私もよくわかつたようであります。しかし私のように新しい委員には、将来に一抹の――あまりに念を押し過ぎるようですけども、考えられることは、不幸にして澱粉問題というようなことがあつたそうで、そういうことを仄聞いたしておりますが、鯨油買上げの場合に、理論から申しますと、今のように国除的の関係とか、あるいはそれを買い上げたために魚油も上つて、そして零細漁民も助かるというようなことを考えておられるのは当然でありまするけれども、もし万一、くだらない評が世評として起つて来るとかいう場合に、私どもが腹の中でほんとうに納得が行かないのは、今の官庁側のお答えで、法律的に……
○辻(文)委員 私は社会党を代表いたしまして日本の水産業は漁区の狭小、濫獲によるところの資源の枯渇並びに国際関係の複雑化による現状を考えまして、ただいま井手委員からの御発言の一抹の不安を残して、全体的に考えました場合に賛成をすることにいたします。しかしながら井手委員から再三当局に申されておりました通り、第五十八条のうちの水産資源保護法の九条一項の規定によりますと、たとえば憲法の三章の二十二条の、国民の権利義務に基く職業選択の自由の精神とは根本的に食い違いがあるのではないか。かような特別立法をされるとか、あるいは暫定的の立法をされるという場合に、それをにらみ合せると同時に、十分の根拠を持つて、わ……
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