木下郁 衆議院議員
26期国会発言一覧

木下郁[衆]在籍期 : 25期-|26期|
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このページでは木下郁衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

木下郁[衆]本会議発言(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第12号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○木下郁君 私は、日本社会党を代表いたしまして、議員有田二郎君に関してなされました昨日の逮捕許諾の決議に関連して、緒方副総理、犬養法相及び法制局長官に、政治的並びに法律的な両面から若干の質疑をいたさんとするものであります。昨日当院でなされました有田君の逮捕許諾の案件の審議にあたつて、三月三日までという期限付の許諾の鍛冶君の動議が自由党の諸君の賛成で成立しましたことにつきまして、有田君がかつて本院において懲罰に付せられたという札つきの前歴者であることと、有田君の容疑の一つでありますところの造船疑獄が、ひとり有田君ばかりでなく、先日予算委員会で中曽根君によつて発表されました通り、自由党の首脳部、こ……

第19回国会 衆議院本会議 第32号(1954/04/01、26期、日本社会党(右))

○木下郁君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております原子力の国際管理に関する決議案に対し賛成し、その理由を申し述べんとするものであります。  原子力が、先ほど須磨君からもお話のありましたように、今や全世界の大問題となつております。また、この原子に関する科学が、現代の科学の最高峰として、人間を造物主によほど近づけておるのであります。さような意味で、原子力が生産のエネルギーとして平和的に利用されまするならば、人類の文化、福祉のためにどれだけ貢献するかは、はかり知れないものがあるのであります。しかしながら、もし一たびこの原子力が兵器として、破壊と殺戮の道具として用いられますと……

木下郁[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

木下郁[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第18号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○木下委員 ちよつと関連して……。今、夜明ダムのことでお答えがありましたが、これは調査中という話なので、聞いた後でしなければなりませんが、地元で村民大会とかあるいは町民大会というものを開いておるくらいに、相当政治問題化しつつある様子もあります。またほんとうに困つておる連中もたくさんあるようであります。その点について、実はあの工事は、水利権の許可はあつたけれども、工事の施行の認可はなかつたんだというようなことが地元で伝えられております。私が先般調査に行きましたときにも、そういうことが言われておりまして、そういう事柄について、まつたくのしろうとの私は返答にも困つたんですが、水利権の許可があつて、工……

第16回国会 法務委員会 第4号(1953/06/26、26期、日本社会党(右))

○木下委員 緒方副総理にお伺いしたいのですが、佐賀県選出の三池衆議院議員の選挙違反事件の被疑のために、佐賀の検察当局から、衆議院に対して逮捕についての同意を求める請求が内閣の方に来た。それを田中とかいう副官房長が、じつと二週間ばかりそのまとが新聞に出ておりました。その事実を御承知でありますか。
【次の発言】 これは相当国会の問題として重大なことでもありまするし、またさようなことを内閣の副総理の地位にある方が御承知ないということ、まことに意外千万であります。しかしながら、われわれの常識から見て、それほどほんやりして、国会の威信の上に大事な問題について御承知ないと、いうならば、今ここでお聞きしても……

第16回国会 法務委員会 第5号(1953/06/30、26期、日本社会党(右))

○木下委員 田中政府委員にお伺いしたいのですが、新聞の伝うるところによりますと、佐賀県選出の三池議員に対しまして、所轄裁判所から国会法に基く逮捕の要求があつたということであります。かようなことがありましたかどうか。
【次の発言】 その要求書は国会法に基いて、内閣の方にあつたものと思いますが、その五月二十三日付の要求書は、内閣にいつ提出されたでありましようか。またその内閣の受取つた要求書を、内閣の方では国会に提出されたことと思いますが、その期日等を承りたい。
【次の発言】 そのお取扱いのことは、当然官房長官にも御報告になつて、さようにお取扱いになつたことと思いますが、さようでございますか。

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○木下委員 同じことをほかの方面から聞くことになりますが、最高裁判所か大審院で逮捕状を却下したとか、あるいはこれが直接、間接のケースになつて判例になつて、裁判所の意見として出た例はありましようか。
【次の発言】 それに対する損害賠償とかなんとかいう意味で……。
【次の発言】 そう。
【次の発言】 それに関する最高裁判所の判例というものは……。
【次の発言】 もしありましたらお知らせ願いたい。  さつきの説明にもちよつと出たのですが、判事が却下するとか、逮捕状を発付する、この性格はやはり広い意味の裁判ということになるのですか。
【次の発言】 そういう意味で行けば、却下というものは広い意味では裁判……

第16回国会 法務委員会 第20号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○木下委員 法務大臣にお伺いしたい。百九十三条の問題をあらゆる角度から論議されておりますが、ただ私の意見をきめる参考に、ちよつと伺いたい。例の破防法について出した検事総長からの指示について国家公安委員長から返事が来たが、これは実にあいまいな文章で、検事総長がやるのならいいけれども検事正がやるのは悪いというのか、それともその内容が準則の範囲を逸脱しているというのか、単に表現の方法がまずいから司法警察官の捜査権を少し縮めるというような印象を受けるから困るというのか、わけのわからないような文章です。それで今度の百九十三条一項の改正についても、司法警察官の捜査権を少しもプラスするものではない、マイナス……

第16回国会 法務委員会 第29号(1953/08/03、26期、日本社会党(右))

○木下委員 ちよつと関連質問をいたしたい。あすかあさつて鹿地を呼んで調べることになつておるのでありますが、国警長官にお尋ねしたいのは、一番大事なきめ手ともいうべき鹿地から三橋に出したはがきを昨年の暮れでしたか、ことしの一月でしたか、かんじんかなめのときに係の者が失つた。盛んにそれを調査しておるというお話でありましたが、あの原本は出ましたか。
【次の発言】 鹿地事件については、今猪俣委員からの話もありましたように、問題をそらす意味でスパイ事件が急に浮び上つて強く喧伝されることになつたという点を国民が常識的に判断するときに、かんじんかなめの物的証拠のはがきがなくなつたということは、日本の国家警察の……

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○木下委員 ごく簡潔に伺つておきますが、昭和の初めに、あなたは治安維持付法の事件で罰せられたことがある、これをまずお聞きします。あなたはあとにも先にも共産党員になられたことはありませんね。
【次の発言】 その共産党に入つておつたというのは、その治安維持法事件の起つた前ですか。
【次の発言】 それで私が伺いたいと思つておつたのは、その事件の判決の前に裁判所に対して共産党を批判した、いわゆる転向派的な手記とか、上申書とかいうような種類の書類をおつくりになつて出したことはありませんか。
【次の発言】 今恥ずべき過去と言うたので大体見当はつきまするが、共産党を批判した趣旨の、いわゆる世間で大ざつばに言……

第16回国会 法務委員会 第32号(1953/08/06、26期、日本社会党(右))

○木下委員 今この録音を聞きまして、黙祷を捧げて、それからいろいろ水害の問題なんかも述べましたが、五鬼上さんもそれから検事総長さんもお聞きになつたのですが、法廷自体がそれほど混乱したと思いません。私はそういうふうに受取つた。これはこれは検事総長は御記憶があると思いますが、三・一五事件のときも冒頭に、佐野學が音頭をとつて、渡邊政之輔のために黙篤したことがある。そのときに宮城裁判長から、被告たちは無神論である、かつ唯物的な世界観の上に立つておるのだが、そういう人たちが黙祷をするのかねと軽く言われて、被告たちが非常にマイナスをとつておる、そういう事例もありまするが、今の録音をお聞きになつて、五鬼上氏……

第16回国会 法務委員会 第33号(1953/08/07、26期、日本社会党(右))

○木下委員 私は社会党右派を代表しまして田嶋君の動議に賛成するものであります。  この事件を調査するに当りましては、私どもの党としてはまずこれを二段に区分して調査しなければならないという方針を立てました。と申しますのは、占領下の監禁の問題、人権蹂躙の問題と、講和条約発効後の日本が独立国となつた後の監禁の問題とに法律的な構成に非常な区別がありますので、その二つにわけてこれを調査すべきものだというふうに考えて参りました。この報告書にも今占領中の事実は本調査の主たる目的ではないということになつております。「主たる」という冠詞がついておりますので、まあがまんいたしたわけでありますが、占領下であるからと……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 法務委員会 第1号(1953/10/31、26期、日本社会党(右))

○木下委員 こまかい点については後日伺いたいと思いますが、ただきよう検察当局のお話を聞いていると、あまりに法文の末節にこだわつて、全体の政治的観点をなおざりにしたという感を深くいたします。捜査されたいろいろの点、お話がありましたが、税金の点、これは常識的にすぐわかる。月二割、高いのは八割という配当をしている。これは国税庁の査察部あたりでお調べになつていると思いますが、伊藤に対して、二十四年の創立以来今日まで彼の称する匿名組合というものの収益に対して、どれだけの調査をし、どういう税金をとつて来たか、おわかりになつたら、きよう伺いたいし、わかつておりませんければ十分お調べ願いたいと思います。

第17回国会 法務委員会 第2号(1953/11/01、26期、日本社会党(右))

○木下委員 私は国税庁の長官にひとつ聞きたいと思つておつたのですが、銀行局長が見えておりますから……。銀行局長は御勉強なさつて日曜にお出になつて国税庁長官は日曜だからどこへ行つたかわからぬ。国会は今休日も休まぬでやつていることは御承知のはずだ。はなはだ遺憾に思つておるが、あなたはお出になつているからその点だけ満足いたします。  ただ先ほど以来繰返された御答弁で、なおきわめてふに落ちぬ点があるのですが、今取扱つた金額の総額というものが大体五百億くらいということを伺いました。こういうえたいの知れない――まあどうも匿名組合の疑いがあるとかいうような判断で取扱われて来た、そういうえたいの知れない金融機……

第17回国会 法務委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○木下委員 法務大臣に伺います。アメリカの駐留軍との間のものと、国連軍との間のものと、同じようなものが両建になつております。国連軍の方は、あれがおるということはどういう根拠か。条約か何か、私はつきり突きとめたいのですが、アメリカとの間には安保条約、それに基く行政協定というものがあるのです。それに基く軍隊と国連軍の一部をなしているアメリカの軍隊と、アメリカの駐留軍には二通りありはしないかということを私は想像するのです。その関係について伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、その約束は、日本と国連軍に所属しておる――これはたくさんな国があると思うのです。そのアメリカを含めた諸国との間において別々に……

第17回国会 法務委員会 第4号(1953/11/03、26期、日本社会党(右))

○木下委員 国税庁長官に伺いたいのですが、保全経済会のことが問題になつております。最近起つた新しいえたいの知れない金融機関、これには匿名組合方式と株主相互金融の二つの種類がありますが、これが世上問題になつております。これは金融保護の部面からも大蔵省で御検討こなつて来たことと思いますが、税金をとる立場からはこの点をどういうふうにお考えになつて来たか。銀行局あたりは、問題の保全経済会に限つて純然たる匿名組合ではないと申しておりますが、純然たる匿名組合ではないが、これに準ずる一種の無名契約のものだという解釈で、金融、預金、その他の関係の取締りのための権力の発動はしないで来たというような話でありました……

第17回国会 法務委員会 第7号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○木下委員 今話に出た管理委員会というのは、どういう連中がつくつておるのかわかつておりましたら詳しくお話ください。
【次の発言】 それであなた方出資者の連盟みたいなものをつくつて、自分たちを保護しようとしておるのですが、こういう管理委員会ができて待つてくれという。伊藤も待つてくれという。その待つている間に、保全経済会の従業員が日本全国に散つておつてその日常経費が一箇月に千何百万円というような話が、さつきほかの人から出たのです。これが延び延びになれば、いよいよ破産して清算したときに、今保全経済会に残つているものからそういう連中の給料が先に引かれて、出資者は一番あとまわしになつて、もうほとんどかす……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 法務委員会 第4号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○木下委員 重複しないように、二、三点簡単にお聞きしますから、どうぞそのつもりでお答え願いたいと思います。さつきあなたは、会長、副会長とも個人としてやつたというお話ですね。東本願寺と西本願寺は、宗教財団としては別個のものですか、一緒のものですか。
【次の発言】 そうしますと、仏教保全経済会及び保全経済会のあの広告のビラに、会長大谷瑩潤、副会長あなたというようなものがどんどん出されておつたということは、御承知ですね。
【次の発言】 その肩書には、東本願寺の法主、西本願寺の法主ですか、御連枝というような文句が入つておりますし、出資者も、御連枝様、御連枝様というようなことを言つておりますが、あの御連……

第18回国会 法務委員会 第5号(1953/12/08、26期、日本社会党(右))

○木下委員 重複しないように二、三の点確かめておきたいと思います。  あなたは今仏教保全会というのは代理店のようなつもりで、その世話料をもらつて、そうして仏教興隆のために費用を捻出するというのがこの会の建前だというお話でした。それはつもりはそうだつたかもしれませんけれども、両本願寺の人が正副会長に出ている。それであなた方は匿名組合がどういうものかということもよく御承知ではないままやつた、それは無理もないことだと思うのです。ただ伊藤は保全経済会というものは匿名組合だと言つております。匿名組合ということになると、伊藤はもちろんこの意味で責任があると思いますけれども、名を出した人は、法律の面でもこの……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 法務委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(右))

○木下委員 重複しないように二、三点聞きますが、証人は証券部長しているが、あなた自身はこの匿名組合に出資したことがありますか。
【次の発言】 家族はしませんでしたか。
【次の発言】 親戚の人なんか今あなたにやかましく言うておりますか、どんなふうにやつておりますか。
【次の発言】 それからさつきあなたは、伊藤理事長が戸をたてると言うまで自分たちはまつたく知らぬで、寝耳に水であつたというふうに言われたんですが、支店、出張所から、戸をとじた日までずつと従来通り送金して来ておりましたが、その点を伺いたい。
【次の発言】 戸をとじるその日まで、あなた方は一つも知らなかつたと言うのだが、本社の方から送つて……

第19回国会 法務委員会 第3号(1954/02/02、26期、日本社会党(右))

○木下委員 保全経済会の事件、造船疑獄の事件、これは根本的に粛正して、徹底してやつていただかなければならぬことは、すでに猪俣、古屋両君、鍛冶君からも、るる述べられました。これを徹底的にやらぬようなことでは、日本の再建も何もあつたものではない。耐乏生活なんか言つておりましても、そんなものは、これを日本の司法部がはつきもやり得ないような態度であつては何にもならぬということを、しみじみと感ずる次第であります。ただ今のお話、私平野君を弁護する意思は毛頭ありませんが、平野君がいろいろのことを昨日証人として言つております。それが平野君が偽証の責任あるやいなやは別問題であります。ただあれだけの経歴を持つ平野……

第19回国会 法務委員会 第4号(1954/02/03、26期、日本社会党(右))

○木下委員 出入国管理令は改正して行かなければならぬという点のお話がありましたが、私はさつきから伺つておつて二、三まだはつきり了解しがたい点があるわけです。その点についてお聞きしたいと思います。密入国をしたのはその手続が悪いから、そういうのを戒める意味、けじめをつけるような意味でイツコンタクリに返すことにする、そういう方針だと伺つたのですが、この点が出入国管理令の運用の面で一番考慮しなければならぬところであると思うわけであります。さつき林君からも事例が出ましたが、私の知つておる事例でも、両親とも戦時中から日本の内地におつた、たまたまおばあさんか何かが朝鮮におるので疎開の意味で子供をやつておいた……

第19回国会 法務委員会 第11号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○木下委員 関連して……。損失補償というのは、今まで補償したことはありますか。
【次の発言】 それから、その損失というのはどういう損失があるのですか。まだ実際現われておらない、予定されておる損失というのは……。
【次の発言】 それは銀行が貸すときに保証人をとろうととるまいと、それから船を担保にしようとか、あるいは担保があろうとあるまいと、やはりそれはやることにしておるのですか。
【次の発言】 それから利子補給の問題で、利子補給について、遡及して補償したということを聞いておるのですが、そういうことがあるのですか。
【次の発言】 その場合には、もうすでに船主と銀行との間には契約はあつたわけですね。……

第19回国会 法務委員会 第12号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○木下委員 まずお聞きしたいのは外国人登録法の改正についてでありますが、今までの御方針について大体の趣旨を伺つておきたいと思います。  そのおもな点は、外国人に対して指紋を強制するという問題、その点について一体どういうふうにおやりになるつもりか、それを伺いたい。
【次の発言】 外国人の中にはたくさんの国の人がありますけれども、日本の問題としては、比重の飛切り多いのは朝鮮人、その次は中国人ということでありますが、やはり政府がぐずぐずひまどつておるのは、日韓会談がまだはつきり話がつかない、延び延びになつておる、そういうようなことで、両国の間に外交関係がはつきりすれば、ぐあいのいいことはわかり切つて……

第19回国会 法務委員会 第15号(1954/03/09、26期、日本社会党(右))

○木下委員 今の林委員からの質疑の問題で、林委員はいささかお調べなんかが手ぬるいように感ずるということなんですが、聞いておると人権擁護の方の人の調査はいささかどころではなくて、非常に手ぬるい感じ、物足らず思われるわけであります。この事件が起つたのは二月の五日、もう一箇月以上もたつているのであります。問題は人権擁護というのは、ただ人身売買とか――そういうことも重大なことでありますけれども、日本人がアメリカの方と関係がある、それも通訳をしておればそれを何か非常に特権のように思つて来ておるというような姿が過去八年間も続いて来ておる、アメリカ側の方においても占領政策というようなものはほとんど筋が通らぬ……

第19回国会 法務委員会 第16号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○木下委員 先刻猪俣委員から、大臣の過去のいろいろのことについて、今の新憲法からも、文教の最高の地位につかれるということについては、国民も非常に不安を感じておる。また今度二つの法案をお出しになつたその基本的な考え方というものについて、詳しく質疑応答があつたわけであります。そういう点について私はいろいろ繰返しません。重複しないようにしたいと思いまするが、今当面しておる問題について一、二お考えを伺いたい。また先ほどのお話の中に出て来た問題にも触れてみたいと思います。  と申しますのは、先ほど、自分は戦争中、国策としてきまつておつたんだからその点について協力したというお話がありました。戦争後、戦時中……

第19回国会 法務委員会 第17号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))

○木下委員 さつき有田君の問題が出ましたので、関連して法務大臣に一言だけ伺つて打おきたいと思います。それは、先般の本会議で、私逮捕許諾の問題について質疑をいたしましたが、御答弁がその問題に適切に当つていなかつたので、もう一度お伺いするわけであります。議員の逮捕許諾に対して議員がいろいろ国会で審議するのに、有田君の例で申しますと、五十万円の事件かどうか、それには十分の証拠があるかどうかどうか、ほかのものはあるかないか、あると言いかけたけたのを取消せとか、いろいろのことがあつて、十日間ぶらぶらしておつた。その十日間というものは、有田君が自由自在に外におつた。国民は、その間に十分証拠を隠滅される機会……

第19回国会 法務委員会 第20号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○木下委員 私は今の押谷委員の質問に関連して一つだけ伺つておきたいと思います。一度釈放された人が判決を言い渡された間に法の手違いで逆もどりをしたということの御質問がありました。これに関連いたしまして、十五国会であつたと思いますがあの平和条約第十一条に基く受刑者の釈放に関する問題についての議員立法が通過しております。それは、今まで親子の間の危篤とかいうような場合には、この執行が停止されて見舞に帰られるという制度であつた。ところがそれではあまりにもきゆうくつだ、日本に長く伝わつて来た家族制度、実際の生活の実相に即しないという意味で、議員立法で期間は十五日、但しそれがやむを得ざる事情のあるときは繰返……

第19回国会 法務委員会 第26号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○木下委員 ちよつと一点だけ。この執行猶予の範囲が広められたことは、社会的に、在野法曹の面なんかでも全体として評判がいいようであります。今のお話のようなこともありますが、これは刑罰を甘くしたという意味じやないのですけれども、今現に服役している連中の仮出獄の面についても、やはりこの執行猶予の面が広げられたのですから、やはり仮出獄の取扱いの面でも、保護更生という面を広げるという意味で、やはり従来の取扱いよりも寛大といいますか、そういう取扱いがなされてしかるべきものではないかというふうに考えておりますが、そういう点はどういうふうにお考えになつておりますか。

第19回国会 法務委員会 第27号(1954/03/25、26期、日本社会党(右))

○木下委員 奄美大島のことが出たのでちよつと伺つておきたいと思います。奄美大島の復帰前の事柄なんですけれども、私奄美大島に行つてちよつと疑問に思つたことは、元国有林だつたらしい非常に広い山に、占領軍の方から払下げを受けたと言つて、岩崎山とかいつて大きな標札がかかつておつたことです。奄美の住民は復帰前からその山の奥に山林を持つておつたが、名瀬から古仁屋に行く一本道の沿線に厖大な私有地ができて、奥山の連中が材木を出すのを通らせないというようなことで非常な不便を感じており、通ろためには大きな犠牲を払わなければならぬというような事実があるのです。私は余日がありませんので調べなかつたのですけれども、復帰……

第19回国会 法務委員会 第28号(1954/03/26、26期、日本社会党(右))

○木下委員 人権擁護局長にちよつと伺つておきたい。栃木県の那須郡の小川町というところで、いわゆる町のボスがおつて、せつかく憲法で発足した民主主義が昔の姿で圧迫されているということにつきまして、小川町に青壮年愛町同志会というものが見るに見かねてつくられ、その方の人たちから陳情書が来たのであります。それを見ますと、相当事実らしく思われる節があるのであります。人権擁護の面を担当されている擁護局としては、当然こういう問題はすでにお取上げになり、調査もされておるのではないかと思いますが、御存じであるかどうか、御存じてあつたこれに対してどういうふうにお取扱いになつておるか、その点を伺いたいと思います。

第19回国会 法務委員会 第29号(1954/03/27、26期、日本社会党(右))

○木下委員 関連しまして御質問いたします。これは猪俣委員の言われた通り、西郷氏の事件については、相当に新聞なんかに出ている筋にも信ぜられる節がたくさんある。これにつきましては党の方から検事総長に汚職事件を徹底的にやつてもらいたいという申入れをした際に、私は個人的な意味で私の感じを率直に申しておるわけであります。それは新聞に出ている通りであつても、西郷氏が賄賂を、池田氏がそれを返したとか返さぬとかいうことは別問題としましても、提供したことは、大方見当がつくのじやないかと思われる。あれほどの嫌疑がある人であれば、有田君の逮捕の許諾の申請があつたときに何ゆえに西郷氏に対してそれがなかつたかということ……

第19回国会 法務委員会 第31号(1954/03/31、26期、日本社会党(右))

○木下委員 大月さんにちよつと伺いたいと思いますが、先ほどのお話の中に、利息制限法を超過した場合には公正証書をつくるのに困るからというようなお話がありましたが、これは公正証書という法定のものだから、形式だけを整える意味で、困るというような意味でありますか。何かほかに特別な意味があるのでございましようか。
【次の発言】 私はちよつと一つだけ、今のお活の中で、簡単なことで、大月さんではなく、勝本さんでも舟山さんでも……。今までの話の中に、保全経済会の問題が出ましたが、われわれ考えておるのに、銀行の預金に対する利息があまりに低過ぎる。言いかえれば、銀行を保護し過ぎておる。銀行の金利が安過ぎるから保全……

第19回国会 法務委員会 第32号(1954/04/02、26期、日本社会党(右))

○木下委員 ちよつと真野さん、岡さんお二人に伺いたいのですが、今の田嶋さんのお話の、原審裁判所でわかり切つたやつは一応片をつけさせるという制度なんですが、それは実質的にはいう大した弊害はないと思うけれども、やはり裁判ですから、岡さんから反対された理由の中にもあつたのですが、上告する当事者から見れば主観的には法令違反大いにありなんです。わかり切つたのではない。それでやつているわけなんです。だからそれを一応さばくのは、やはり形を整える。実質さえよければだれがやつてもいい、どの形式でもいいというわけではないのです。裁判ですから、前の事件に関係のない純粋に第三者的立場の、しかも少し上の機構がそれに裁判……

第19回国会 法務委員会 第33号(1954/04/03、26期、日本社会党(右))

○木下委員 鈴木さんに一点だけ伺いたいと思います。自動車がふえて交通事故が多くなり、今までの即決ではぐあいが悪いというのでこの手続法が立案されたのでありますが、この立案されるときに係の向井判事あたりと御相談なさつたことと伺つたのですが、運転手側の労働組合の理事者というような人たちを集めて、こういう客観情勢になつてこういうようなことになつているがということで、そつちの人たちと一緒に相談してこの手続法を立案したというようなことがおありですかどうですか、伺つておきたいと思います。
【次の発言】 そういうところが私は一番手抜かりだと思う。表面的にこの案文を読みますと、今までの即決でやつたのが、かえつて……

第19回国会 法務委員会 第36号(1954/04/08、26期、日本社会党(右))

○木下委員 一点だけ、佐竹君の質疑に関連して伺つておきます。先ほど田嶋委員から、与党であるから遠慮しておつた云々という前置きのもとに、野党の諸君はかつてはやはり今の与党の人と同じような立場で同じような感情を抱いたであろうというお言葉があつたが、これは私が質疑をする態度としてまず申し上げておきますが、私はかつて、与党なるがゆえにどうどう、野党なるがゆえにどうどうというようなことは考えたことはありません。さようなしみつたれた態度をもつてこの司法の問題に関して質疑応答するというような不心得なことをいたしたことはありません。さような態度であることをまず御了承願いたいのであります。なお、先ほど猪俣委員と……

第19回国会 法務委員会 第38号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○木下委員 今の答弁の中につきましてちよつと伺つておきたいと思うのは、立入り禁止区域にこつそり入つて行つてやるというのは不当な方法によりというようなことになつておる。今飛行機は自由です。昔は飛行機で上から写真をとるとかいうようなことは、旧軍人の仲間でたいへんやかましく言われておつた。今飛行機等で上からのぞいて見れば中にあるものはわかるし、こういうものは公になつておるものと思われる。その辺も何でもないように思うのですが、そういう上からとつた写真とかいうようなものは、これはやはり問題になりつこはないのでしようか。
【次の発言】 それからさつきのアメリカ合衆国政府から供与されたものということに関連し……

第19回国会 法務委員会 第41号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○木下委員 ごく大ざつぱなことを伺います。今貸金業者に日歩二十銭、三十銭を払つておるのもある、その払つておる連中は利息制限法というようなもののあることを知らない、一ぺんふん切ろうとしてふん切りそこなつて小口の借金をした、そのために約束が日歩二十銭、三十銭というのがあつて、それが法律的には保護されておるということの無知なために払つて行つて、結果的には自分の仕事もオジヤンになるというような事例が非常に多いと思う。一般に利息制限法というようなもののあることを知らないという無知のために、金融業者の方は日歩二十銭、三十銭をとつた営業が成り立つておるというような事実があるのであります。そういう点はありませ……

第19回国会 法務委員会 第42号(1954/04/20、26期、日本社会党(右))

○木下委員 関連してちよつと伺つておきたいと思います。これはこの間外務大臣にも伺つたのですが、国連の軍隊ということについては長い間戦力論争が繰返されて、国民はもうあいてしまつておると思う。ああいう普通の常識とかけ離れた解釈が出て来ているが、これから先太平洋の同盟というようなものも、地域集団保障という意味で出て来やしないかとも考えられる。そういうときに、欧州の諸国では一次大戦から連合していくさをするという経験を持つているが、日本が将来、そんなことはないと思いますけれども、やはり国連の軍隊という名前で、言いかえれば今日本に実質的にある、戦力を持つているとかいないとかいうことを問題にしていない寅隊が……

第19回国会 法務委員会 第45号(1954/04/26、26期、日本社会党(右))

○木下委員 大体聞きたいことは済んだようですが、私は立案者の一人として、今度のこの改正案には公務員だけに限つて、一般個人を入れない。ところが一般個人の中にも今実際、ことに右翼の人なんかは何回も刑務所に行つた経験のあるような人もたくさんおつて、口がかたいとかいうようなことで商売が成り立つているのが現実に出て来ている。そういうことがありますので、行く行くは公務員だけでなくして、この改正案をまた一歩進めて一般個人を入れる線まで行くのではないか、また行くべきではないかというふうに私は考えております。そこで牧野先生に参考として伺つておきたいのは、この刑法の仮案のおできになつたときには公務員だけになつてお……

第19回国会 法務委員会 第52号(1954/05/10、26期、日本社会党(右))

○木下委員 この法案ですが、これは十六国会に議員立法として提案されまして、その当時から戦災地、疎開地に関する臨時措置が立法化がされました。その立法の趣旨と同じような意味で、まことに適切なる立法だと考えていたわけであります。ところがそれが継続審議になつて、今日まで足かけ三年、長い間きまらないでやつて来たんですが、その間の事情、どういう理由でこういうふうに継続審議が長くなつて来たかということをこの機会に提案者の方に伺つておきたいと思います。
【次の発言】 もう一つ、修正された案につきまして、借家人の保護という面が削られてしまつている。察するところ時間的な経過があつたので、借家人のおちつきどころとい……

第19回国会 法務委員会 第57号(1954/05/19、26期、日本社会党(右))

○木下委員 大臣の答弁でどうもはつきりしないところがありますので、関連して承つておきたいと思います。  最初に伺いたいことは、今度のあの指揮権の発動は、佐藤榮作君の身柄が拘束されては、政治的に大臣の、いわゆる国家的見地からぐあいが悪いというのでああいう指揮権を行使され、また現在もその方針を継続されておるわけでありまして佐藤榮作君の身柄が逮捕される、身柄が拘束されることが困るという意味でこの指導権の行使がなされて、それが維持されておるというふうに伺つてよろしゆうございますか。
【次の発言】 検察当局が伺いを立てたのは身柄を拘束するということじやなくて、身柄を拘束することについて国会の許諾を求める……

第19回国会 法務委員会 第59号(1954/05/21、26期、日本社会党(右))

○木下委員 関連して。今暴力団の問題について佐竹姿員から質疑がありましたが、先般猪俣委員から加藤国務大臣に大磯に起きた例の問題について質疑がありました。私はそのとき出席いたしませんでしたが、速記録を見ますと、加藤国務大臣のその問題に対するお答えの中に、初めは省きますが、「かつて五・一五事件に始まりました暴力行為というものが遂に東亜の大戦争になつたのでありまして、しかしてその結果敗戦いたしました。」、それから先に「その敗戦の結果といたしまして民主主義の実現となりましたが、これもまた行き過ぎの民主主義となつたのでありますがゆえに、またまた昨今のような反動の右翼が頭を上げかけまして、」ということが出……

第19回国会 法務委員会 第62号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○木下委員 大臣に伺いたいことは、大臣は新聞をごらんになつてすでにお気づきであり、何らかの御庁さもなさつていることと思いますが、昨日の夕刊に兵庫県の現役の吉川副知事が自分の上長である浮田知事を含めて神戸地検に告発したという事があります。これは常識的に考えましても、ちよつとあり得べからざることであるが、空気が相当迫つておつて、両当事者もそれぞれ新聞に談を述べております。告発された事は、気が狂つただろうというふうなことを言つております。気が狂うはずはないので、その間にはよほど複雑な事情があるかと思いますが、それについて御調査になつておれば、その点を承りたい。

第19回国会 法務委員会 第63号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○木下委員長代理 それでは本日はこの程度にとどめまして、明日は午後一時より、本案について参考人より意見を聴取することにいたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時六分散会

第19回国会 法務委員会 第73号(1954/09/24、26期、日本社会党(右))

○木下委員 検事総長に一、二点伺いたいと思います。先ほど、今度の疑獄出件がたいへん大規模に行われたといり御意見もあつたようですが、これはあたりまえの話で、前代未聞の何億という金額が疑いの的になり、大幅の捜査がなされた。その捜査については、一億円を越す臨時の費用が使われた。国民は、綱紀を粛正するためであるならば、一億円はおろかなこと、十億円でも百億円でも惜しみなく使うだけの覚悟を持つております。ところがそれについてあの問題の吉田総理の暴言がありました。吉田総理は言論、報道陣に対しマしては、平あやまりのあやまつておる。釈明どころの騒ぎじやなくあやまつておる。検察当局に対しても、法務大臣を通じていろ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 法務委員会 第1号(1954/12/16、26期、日本社会党(右))

○木下委員 欄内政務次官に御調査願いたいことがあります。これは欄内次官御承知のないことと思いますが、水産大学の外房州の実験所で今年の夏だつたと思いますが、伊藤国彦、旭莞爾という二人の学生が実習するためにもぐつたのです。学校の教官がそれについて舟が出ておる。ところがもぐるときには潜水服を着るのですが、それに対しては万一の場合の装置を必ずしなければならぬのにそれをしなかつたのみならず、また万一の場合には救い上げる舟がいなければならぬ、それが遊び半分で、いいかげんにしておつたために、実習しておる学生が二人ながら死んでしまつた。担当の一番責任のある教官は、それをそう大した過失がないということでやつてお……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会法務委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、日本社会党(右))

○木下委員 時間があまりありませんからごくかいつまんで一、二点お伺いします。  これは古屋君も高橋君も今お聞きになつたことに関連するのですが、MSA協定の第三条の「両政府の間で合意する秘密保持の措置を執るものとする。」というその措置は、この秘密保護法でおしまいになつた、これで完了したと思つてよろしいのでありましようか。それともまたこれ以上の、具体的にいいますと、この法律をもう少し厳格にするとか、あるいは別な措置を講ずるとかいうようなことが、まだMSA協定のときに予定されておるのでありましようか、その点をまず伺つておきます。
【次の発言】 そうしますと、この法律ができれば、これは日本の国内法とし……



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データ更新日:2023/02/05

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