柴田義男 衆議院議員
26期国会発言一覧

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このページでは柴田義男衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

柴田義男[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第25号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○柴田義男君 ただいま議題となりました公衆電気通信法案に対する修正案並びに有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案に対する修正案に関しまして、提案の趣旨並びに内容を御説明いたします。  公衆電気通信法案外一法案は、わが国電信電話のあり方を規律する根本法規として、日本社会党といたしましてもこれに重大な関心を寄せ、本委員会における審議の過程を通じて、あらゆる角度から検討を遂げたのでありますが、その結果として、公衆電気通信法案並びに有線電気通信法及び公衆電気通信法施行法案の二つについては、その一部に修正を加える必要を認め、両派社会党提案としてここに本修正案を提出いたした次第であります。  まず、公衆……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第9号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○柴田義男君 委員長の報告に対しまして、日本社会党を代表いたしまして質疑を行わんとするものであります。この質疑を行いまするために皆様を非常にお騒がせいたしましたことをおわび申し上げます。しかし、少くもこの重大な問題を質疑いたさんとしました場合に、これまで大きな反響を呼び起しましたことは、いかに国鉄問題が国民大衆の注視の的であるかということを如実に物語るものであります。(拍手)  日本国有鉄道並びに鉄道会館の問題を中心といたしまして、決算委員会は第十六特別国会以来閉会中も継続審議いたしましたことは、先ほど田中委員長の御報告でも明らかでございまするが、鉄道会館の問題を契機といたしまして、われわれは……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第28号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○柴田義男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、本日議題となつております所得税法の一部を改正する法律案外七法律案に対しまして反対の立場を表明するものであります。(拍手)  まず第一に、所得税法の一部を改正する法律案につきまして検討いたしましたところ、第十一条の七の改正につきましては、扶養親族一人当り控除額は、現今三万五千円を四万円、二人でございまする場合は五万五千円を六万円と、多少の改正を行つておりますけれども、一般勤労大衆に対する軽減はさらに考慮を払つておりません。今日の諸物価の状況を判断いたしますると、戦前の物価が一と仮定いたしますれば、今日の物価が三七〇でございます。しかるに、戦前は年……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 衆議院本会議 第4号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○柴田義男君 ただいま議題となりました昭和二十九年の年末の賞与に対する所得税の臨時特例に関する法律案につきまして、私は、日本社会党を代表いたしまして、委員長報告に反対をいたしまして原案に賛成の意見を表明するものであります。(拍手)  この法律案の趣旨及び内容につきましては、すでに委員長の報告で申し述べておりまするが、これをもう少しつまびらかにいたしたいと存ずるものであります。  その主眼といたしますところは、一般給与生活者に対しまして非常に窮迫し切つておりまする今日の状況から判断いたしまして、租税負担が他のいろいろな階級に比べまして非常に過重である、だから、この越年にあたつて、ほんとうに少い金……

柴田義男[衆]本会議発言(全期間)
|26期|

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委員会発言一覧(衆議院26期)

柴田義男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 決算委員会 第2号(1953/06/19、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今いろいろ伺つたのでございますが、六八五号のゴム製品の購入、あるいは六八七号の作業衣の購入と、いろいろなこういう購入品に非常な間違いや不正が行われておりますが、根本的にこの買い入れる制度というものは、郵政省はどういう制度をとつておるか。たとえば特定の業者について、予算が一億あるのだから一億を買い入れるのには、腐つた衣料品でもいい、あるいは五日間ですり切れてしまうようなゴム製品でもいい。こういう考え方でも特定の業者を指定して購入されておるかどうか。その根本的なことを伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど御答弁がなかつたのですが、大臣にかわつてどなたかから、買入れる場合の根本方針を……

第16回国会 決算委員会 第3号(1953/06/22、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  本日は委員長がやむを得ぬ事情のために出席できかねますので、理事の私が委員長の委嘱を受けまして職務を代行いたしますから、よろしく御了承をお願いいたします。  前会におきまして、本日は大蔵省所管物件中、いわゆる虎ノ門小公園問題を審議する予定を宣告いたしておきましたが、たまたまこの問題につきまして、本日参議院の決算委員会においても審議されることになつており、参考人等の招致に支障を来しますので、本委員会は一応これを次会に延期し、本日は日程の通り電気通信省所管を審議いたしますことに変更いたしましたから、さよう御了承を願つておきます。  それでは電……

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 ただいまから決算委員会を開会いたします。  本日は昭和二十五年度決算報告中、大蔵省所管一般会計のうち物件の、項すなわち報告書九十ページ、報告番号一四二の「国有財産の管理当を得ないもの」を議題とし、審議いたします。右審議に関しまして、前回その参考人として東京都知事安井誠一郎君を招致するよう指名いたしましたが、同知事は都合によつて出席できませんため、岡安副知事がその代理として都を代表して出席いたすよう申告がありました。この際参考人の変更を認めるに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、東京都副知事岡安彦三郎君を参考人に指名いたします。  それでは最初に第十五国会に……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  委員長がやむを得ない事情のために出席がございませんので、理事の私が委員長の委嘱を受けましてその職務を代行さしていただきます。よろしくお願いいたします。  前会に引続きまして大蔵省所管、一般会計中、物件の順、すなわち検査報告書九十ページ、報告番号一四二を議題として継続審議いたします。  審議に入るに先立ちまして、本日参考人として東京都知事安井誠一郎君の出席を要求いたしましたところ、都側の都合によつて出席できないことになり、その代理として岡安副知事を出席いたさせるとの回答に接しましたので、この際これを認め、前会通り本日の参考人として東京都副……

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  引続き、委員長が出席できかねますので、理事の私が委員長の委嘱を受けまして、その職務を代行いたします。よろしく御了承を願います。  審議に先だちまして、理事の補欠選任につきお諮りいたします。本日理事坊秀男君より理事を辞任いたしたい旨申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、辞任を許可することに決定いたしました。  これより理事の補欠を選任いたしたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よつて天野公義君を理事……

第16回国会 決算委員会 第7号(1953/07/01、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  引続き理事の私が委員長の委嘱を受けまして委員長の職務を代行いたしますから、よろしく御了承願います。  それでは頃日来審議続行中の昭和二十五年度決算、大蔵省所管中、物件の項、番号一四二号の、いわゆるニユーエンパイヤモーター株式会社所在虎ノ門公園に関する問題を議題に供し、質疑を続行いたします。  本日は前会に御決定を願いました参考人中、安井都知事が都合上出席できないため、副知事岡安彦三郎君がその代理として再び出席され、またニューエンパイヤモーター株式会社吉岡社長も、やむを得ない所用のため出席できない旨の申出があり、その代理として同社常務取締……

第16回国会 決算委員会 第9号(1953/07/06、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  引続き理事の私が委員長の委嘱を受けまして委員長の職務を代行いたしますからよろしくお願いいたします。  それでは去る六月二十七日付託となりました昭和二十六年度一般会計予備費使用総調書(その2)、昭和二十六年度特別会計予備費使用総調書(その2)、昭和二十六年度特別会計予算総則第七条及び第八条に基く使用総調書、昭和二十七年度一般会計予備費使用総調書、昭和二十七年度特別会計予備費使用総調書、昭和二十七年度特別会計予算総則第九条及び第十条に基く使用総調書以上それぞれに対して承諾を求める件並びに六月三十日付託となりました昭和二十七年度一般会計国庫債……

第16回国会 決算委員会 第10号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいままで池田さんの御答弁を承つておりますと、われわれ常識で会計検査院というものは何ものにも束縛されないで、厳正公平な気持であるものだ、こう心得ておるのですが、この大きな問題が予算委員会で問題になつてから初めてわれわれも知つたような状態なのでございます。現実にこういう問題が起きたといたしましたならば、会計検査院はどういう態度をとつて政府にこの問題を糾明なさるのか、あるいは御連絡等をどういう方法をもつてなしたのでございましようか。その点を承りたいと存じます。
【次の発言】 そういたしますと、通産省に対しましてこの問題に関して正式に検査の御指摘の結果を勧告いたしました日時はいつごろで……

第16回国会 決算委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 配炭公団に関する関連質問をいたしたいと思います。私どもは常識的に考えてみても、配炭公団という組織があつたことは知つている。しかしその配炭公団でどのメーカーのものを幾ら扱つたかということもおのずとわかつておらなければならないはずだと心得ている。そういう関係から配炭公団に一括して円払いをされたと仮定いたしましても、その配炭公団が扱つた物資は甲のメーカーのもの、乙のメーカーのもの、丙のメーカーのものという内訳がわからなければならないと、常識的に考えておりますが、その点いかがでありましようか。
【次の発言】 この配炭公団は整理の機関が必ずあるはずであります。その整理機関でそういう資料が簡単……

第16回国会 決算委員会 第12号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま私どもは最も重要な問題を審議いたしておりますのに、総理大臣の御出席がないという理由の中の一点の宮中における午餐会に御出席ということ、これはやむを得ないことだと存じますけれども、その後の時間は、私ども把握しております範囲におきましては、ロバートソンとの会合の時間のお約束を聞いておりません。はたしてロバートソンとのお約束の時間が何時に会われるのか、はつきりとお確かめ願いたいと思います。
【次の発言】 宮中の御陪食が済みましたあとの時間は、総理大臣は明いておるじやないかとわれわれは想像するのであります。ロバートソンとお会いになるという時間がすでに確実であるならば、これはまたやむを……

第16回国会 決算委員会 第13号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 私どもはこの対米債権の問題は、非常に重大な問題であると存じておりまして、すでに三回にわたつて、委員会がいろいろな角度から当局にこの問題を究明いたしたのでありまするが、大蔵当局の御出席もまだございませんでしたし、あるいは通産省関係の御答弁護りましても、いろいろと納得しがたい問題が多々あつたのであります。それで、少くも首相の出席を案いたしまして、真意をわれわれは確めなければならぬ。われわれは単に政府当局者を攻撃せんがために、これをやつているものでは断じてありません。少くとも国民の血税をもつて、すでに邦貨二百億なんなんとする金を支払つておるのであります。この問題に関しまして、権利があると……

第16回国会 決算委員会 第14号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 私どもは、前の委員会とその前の委員会と、これで三回にわたつて、総理の御出席を要求しておつたのでありまして、前の委員会におきまして、委員会の決定を経ておつたのでありますから、いまさらこの問題を論議する必要はない。(「その通り」)少くとも私どもは、慣例といたしましては口頭をもつて申し込んでおつたのでありますが、やはり正式の文書をもつて要求するというのは、われわれ委員会に与えられた義務だと思つております。そういう観点から、ただいまの理事会で決定いたしましたことを実行に移してもらいたい、こう存ずるのであります。

第16回国会 決算委員会 第15号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 緒方副総理にお伺ひしますが、去る七月十日の本委員会におきまして、岡野通産大臣は、アメリカからあの援護物資が参りました当時、実際数量その他においても相当不明のものがあつた。あるいは大臣ばかりでなく通産省の当局者もそういう御説明であつたのであります。ガリオア、イロア等が、これは援護物資である、これは普通の商品である、こういうように区分されて入つて来ておらなかつた。当時の終戦後のあの混乱状態においてはそういう状態で、まちまちに商品が入つて来たものである。で、実際の経理の上においてははたしてどれだけのものが援護物資であり、あるいはどれだけのものは商品として日本に売渡されたものであるか、不明……

第16回国会 決算委員会 第16号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 この前の委員会でも、国鉄関係のどうしてもわれわれが了承できない部分がたくさんございますけれども、その中から特に了承しかねる分を伺つたのでありましたが、最初に伺いたいことは、国有鉄道が交通公社に対しまして乗車券の販売代金を相当長期にわたつて延納を認めておるようであります。これはわれわれが常識的に判断いたしますと、三十日かが延納の期間であつて、それ以上は認めないというふうになつておるように存じておるのでありますが、われわれの考えていることは間違いで、大十日でもあるいは七十日でも延納ができるものであるかどうかということをお尋ねいたしたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第17号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ちよつとそこへつけ加えていただきたいと思いますのでお願いいたしますが、交通公社の問題に関する資料を求めておつたのでございますが、われわれの手元に配付を受けました資料によりますと、交通公社の東京、千葉、高崎、水戸、この四箇所の分の徴収の状況等の報告を持つておりますが、このほかに交通公社の全国の出張所でございましようか、こういう全国の交通公社で、乗車券の販売等でどれだけ売つておるか、こういう資料を、急速に委員長のおはからいによりまして、国有鉄道の方にお申出を願いたい、こう存じます。
【次の発言】 もう一つけ加えてお願いしたいことは、われわれが仄聞しておるところによりますと、交通公社は、……

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大分前にこの交通公社の問題、ことに延滞の問題にわれわれは不審を抱きまして伺つておつたのでありますが、まだ資料を完備されないということでございます。そこで私ども最初に伺いたい点ですが、交通公社の会長さん以下幹部の方々で、何年まで国鉄に就職され、国鉄におられましたときはどういう職責におつた方が、現在交通公社のどういう位置におられるか、こういう点について、大分前の委員会で提出をお願いしておつたのであります。それからもう一つは、全国の公社がどれだけの乗車券の販売をやつておるのか、これは年度別でけつこうでございますから、その総扱いの金額をお知らせ願いたいということを申し上げておつたのでありま……

第16回国会 決算委員会 第19号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 本員から去る七月十三日の当委員会におきまして要求いたしておりました、貿易特別会計の処理が非常に不明朗な点がございましたので、これらに関する前の総司令部特別勘定から日本政府の外為委員会に移つた書類の御提出をお願いしておつたのでございましたが、その書類が、本日仄聞するところによりますと、日本銀行にあるということで、ありかだけがおわかりになつたようでありますが、これに対しまして、通産当局からお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど委員部の方に、日銀にその書類があるということを御通知を受けたと聞いておつたのでございますが、どこからその御返事が来たのであるか承りたいと思います。――……

第16回国会 決算委員会 第20号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 われわれは本決算委員会におきまして長崎総裁の出席を非常に期待しておりまして、ただいままで出席ができるものだ、こういうことをはつきり信頼しておつたところが、急に病気だということでありまするが、長崎総裁は前の委員会におきましても、新聞記者諸君と会つて談話を発表していながら、その新聞記者諸君とは会つた覚えがない、そしてわれわれに追究されて、今度はそれを取消するというような、まつたく二枚舌を使うような非人格者である。だから今の病気というのも、真相はどこにあるのかわからない。はつきりと委員長においてこれを究明してもらいたいとまず思うのであります。  それから申し上げたいことは、前の委員会にお……

第16回国会 決算委員会 第21号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 対米債権の問題は、本委員会も非常に重要視やいたしまして、本日まで数回委員会を持つたのでありますが、大蔵大臣が御出席くださいましたので、今度こそ対米債権の問題が明瞭になることを期待しておるものであります。ただ私ども委員会といたしまして、昭和二十年の十月から二十五年の三月という長い期間において輸出をいたしました物資が、ドル換算をいたします場合に、全部が平均して一ドル百二十五円と換算された。こういうことがどうしても納得が行かないで、通産当局にもしばしばこの点を伺つたのでありますけれども、通産当局のお答えは、一ドル五十円の場合もあつた。だからいろいろ先方との交渉の過程において、百二十五円が……

第16回国会 決算委員会 第22号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 本日は国有鉄道監理委員会の委員の方々の御出席も願いまして、私ども今後国鉄の問題を考えます場合に非常に参考になると存じますので、まずこの監理委員の方々から主としてお伺いいたしたいと思います。  このたびの株式会社鉄道会館を中心といたしまして、あるいは交通公社の問題ありあるいはまた調査が進められるに従いまして、別途な問題もたくさんあるやにわれわれは伺つておるのであります。こういうように国鉄自体がまつたく世人の耳目を非常に驚愕せしむるような問題を内蔵してある状態の場合に、具体的に申しますと、今論議されておりますこの会館の問題にいたしましても、私どもはあの現在の状況そのものが非常に納得でき……

第16回国会 決算委員会 第23号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  本日は委員長がやむを得ない事情のために出席できかねますので、理事の私が委員長の委嘱を受けましてその職務を代行いたしますからよろしく御了承願います。  それでは前会に引続き国鉄と鉄道会館に関する問題及び日本交通公社乗車券の代売代金の問題を議題に供します。本日出席の参考人としては、日本交通公社会長高田寛君、同監事近藤栄一君、株式会社鉄道会館社長加賀山之雄君、同専務取締役、立花次郎君、同じく伊藤滋君、鉄道弘済会理事長西尾寿男君の以上六名でありまして、前会通り参考人に指名いたしたいのでありますが、これに御異議ありませんか。

第16回国会 決算委員会 第26号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいまの御説明によりますと、もう目標額という方法はおとりになつておらぬ、こういうお答えでございますけれども、私ども末端の状況を見ておりますと、まだその惰性が抜けきれないでおるではないか、こう想像されるのであります。ことに今議題になつております二十五年度の状況から判断いたしますと、それが露骨に現われておる。たとえば二十五年度の租税歳入の徴収決定済額が四千九百三十五億六千七百余万円で、収納済額が四千三百九十六億五百余万円、不納欠損額七十四億二千三百余万円、こういう数字が現われておりますが、この状態は今なお継続されておる。たとえば末端の税務署は中小企業者に対して辛辣な税の徴収をやつてお……

第16回国会 決算委員会 第27号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  本日は委員長が同僚議員の葬儀のため出席が遅れますので、理事の私が委員長の委嘱を受けまして、その職務を代行いたしますから、御了承願います。  本日はかねて審議未了となつております対米債権に関する問題を議題とし、その調査を続行いたします。それでは質疑を願います。吉田委員。
【次の発言】 ちよつとお諮りいたしますが、外務省の黄田経済局長、下田条約局長のお二人がお見えになつておりますが、時間がありませんので、外務省当局に御質問がございましたならば、これを先に御質問を願い、さらに御継続願いたいと思います。

第16回国会 決算委員会 第28号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま議題に付せられました昭和二十五年度一般会計歳入歳出決算、昭和二十五年度特別会計歳入歳出決算及び同年度政府関係機関収入支出決算(未確認となつていた既住年度分を含む)につき、委員長に提出した決議内容案のごとく議決されんことを動議として提出いたします。  そこで議決の内容を項目順に申し上げますと、すなわちいずれも不当と認むるもの 一 裁判所所管   職員の不正行為に因り国に損害を与えたもの一件 二 総理府所管  警察予備隊関係において   経理のびん乱しているもの等六件   物品の購入に当り処置当を得ないもの四件   架空の庫移補償費を支払つたもの一件   職員の不正行為に因り国……

第16回国会 決算委員会 第29号(1953/08/14、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 藤田君。
【次の発言】 最初に工事関係の保証の関係を副総裁にお尋ねいたしたいと思います。大体私どもが収集いたしました資料によりますと、工事の保証が、たいてい竣工の保証書が入つておるようでございまするが、これですでに期間の経過しているようなものも二、三見受けられますが、期間の経過いたしました場合には、当然現金が鉄道会館から入つておりましようかどうか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 これを一つだけ伺わないとそちらに入れぬと思いますから……。  それではもう少し具体的に伺いますが、建築の工事に対する保証といたしまして、たとえば第一銀行が一億の保証をしておつた、あるいは三……

第16回国会 決算委員会 第30号(1953/08/21、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 これより決算委員会を開会いたします。  本日は委員長がやむを得ない事情のため出席ができかねますので、理事の私が委員長の委嘱を受けまして、その職務を代行いたしますから、よろしく御了承願います。  本日は前会に引続きまして、株式会社鉄道会館に関する問題を議題とし、調査審議をいたします。  調査に入るに先立ちまして、理事の補欠選任についてお諮りいたします。すなわち理事町村金五君が本日辞任いたしたい旨の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、辞任を許可することに決しました。  これより理事の補欠を選任いたしたいと存じます。先例に……

第16回国会 決算委員会 第31号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 国鉄の副総裁に承りたいのですが、外ぼりの埋立地を東京都から国有鉄道が、当時は運輸省といたしまして、無償で払下げを受けたというようにわれわれは聞いておるのでありますが、その場合に、どういう条件で東京都から当時の運輸省があれを無償で交付を受けたのであるか、その詳細な点を承りたいと思います。
【次の発言】 私が承ろうといたしました点は、東京都からこれをもらいまする場合に、今のような覚書以外に、私どもの調査によりますと、二十三年六月十九日に告示三五〇号で目的があつたはずでありますが、その目的がどういう目的で東京都からその払下げを受けたものであるかという点であります。

第16回国会 決算委員会 第33号(1953/09/18、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○柴田委員長代理 それではこれより株式会社鉄道会館に対する問題について質疑を願います。藤田君。
【次の発言】 熊本委員。
【次の発言】 立花参考人に申しますが、簡潔に願います。
【次の発言】 さようとりはからいます。杉村君。
【次の発言】 国鉄という立場から、必要があるかどうか、こういうことです。
【次の発言】 杉村委員に申し上げますが、時間も大分経過しておりますので、簡潔に……。
【次の発言】 簡潔に願います。重複しないようにお願いいたします。
【次の発言】 吉田委員。
【次の発言】 さようとりはからいます。  本日はこれくらいにしまして、次会は追つて決定いたします。  本日は ……。

第16回国会 決算委員会 第35号(1953/10/23、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 島田先生にお尋ねいたしますが、運輸調査局というのが国鉄の中にございまして、この問題に対しましてもいろいろ当委員会で今後審議の状況が続くであろう、こういうことを想像しておりますが、この運輸調査局に御関係があるのかどうか、この一点を承りたいと思います。
【次の発言】 それは別といたしまして、そういたしますると、運輸調査局に対しましてはわれわれわ別途な調査を今進めているのでありますから、今後に譲つていただきたいと思いますが、私どもは最初鉄道会館というものが創立いたしました当初資本金が一億一千円と記憶いたしております。そういたしましてそのうちの一億が共済組合の出資である。一千万円だけが他の……

第16回国会 大蔵委員会 第45号(1953/10/27、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 銀行局長に伺いますが、日本開発銀行の貸付の九月末現在の総額は大体どのくらいでございましようか。概算でけつこうでございますから承りたいと思います。  それからなお重ねて、開発銀行は前の復金からの肩がわりの分がその中でどれだけあつて、どういう状況に現在なつおるのか。われわれ闘い薫るところの範囲におきましては、復興金庫から肩がわりをしたが、ほとんど焦げつきの状況で今日に至つておる、こういうことを聞いておりますが、整理の状況が進捗しておるのかどうか、こういう点をひとつ承りたい。  第二点といたしまして、つい最近十六国会で通過をいたしました中小企業金融公庫が、九月から営業を開始したと聞いてお……

第16回国会 電気通信委員会 第9号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 私二十五日の委員会で伺おうと思いましたけれども、発言の順序がまわつて参りませんでしたので、本日の議題とは多少違う点があると思いますから御了承願います。  まず第一点は、昭和二十七年八月、公社から国際電信電話株式会社が移管したと存じておりますが、その八月以降今年の三月までの国際電信電話株式会社の収入の状況がどうなつているか、この点伺いたいと思います。  それから第二点は、この間の委員会におきまして秋草説明員の御説明を承りますと、内部の監査制度が非常にりつぱに確立しておられる、こういうことを承つておつたのでありますが、そういう状況にございますると、おそらく手持ち資材等にもむだがないとわ……

第16回国会 電気通信委員会 第10号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 昨日の委員会におきまして、大蔵当局の御出席がございませんので御答弁を承り得ないでおりましたが、私どもは国際電信電話会社が設立になりました当初、大蔵省が株式を市中銀行あるいは地方銀行、信託会社、生命保険会社等々に十八億八千六百六十九万三千五百円を交付しまして、現金化しておるようでございまするが、この十八億何がしの金を集めますのに、払込額の五十円で株式をこれらの諸会社に持たしたということは、どうしても納得ができないのであります。世上伝えられるところによりますと、国際電信電話の経営の状況は、予算の状況で拝見いたしましても相当利益を見ることは明らかだ、こういう場合に一般市場では、おそらくこ……

第16回国会 電気通信委員会 第14号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 去る十日の委員会におきましても、この国際電話の株式の問題で大分伺つたのでございまするけれども、その際木村説明員からの御説明を承つておりました場合に、従業員に対しましてあまりにも持分が少い。処分をなされました三百七十七万三千余株の一割にもなつていない、こういうことを私から伺いました場合に、その当時の御説明では、従業員に対しましてはできるだけ多く持たせなければならないので、持てるだけ持たせよう、こういうお考えだと承つたのでありまするが、その後従業員の諸君に直接会つて伺いましたところによると、そうした株を開放するということを知らない従業員が相当あつだのであります。実際従業員に対しまして、……

第16回国会 電気通信委員会 第23号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ちよつとお尋ねいたしますが、この貸借対照表によりますと、現金と預金が相当多額に上つているようでありますか、これは年度末でこういう計算になつたのであるか、常に一億四千六百万という大体一億円前後というものは固定しているものでしようか、この点を承りたいと思います。
【次の発言】 相当各地に分散していることはわかるのでありますが、長期の借入れが四億ございまして、長期の借入れ四億に対する比率といたしましては、こういう流動資本のしかも現金、預金が一億五千万あるというようなことは非常に不経済のように見受けられますが、こういう経営状態は普通でございましようか。非常に疑問と存ずるのであります。  も……

第16回国会 内閣委員会 第5号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 皇室の財産はいろいろ種類があるとわれわれ考えておりますが、この種類にどういう種類のものがございましようか。その種類によつてどういう収益を持つておられるか、たとえば不動産もございましようし、あるいは有価証券等もあるとわれわれは想像しておりますが、こういう種類に対してどういう収益があるかということを御説明願いたいと思います。  それからこの法律の改正に伴う第二点といたしまして、八百万円の増額を計画されているようでございますが、御六名様で三千万円の費用を今までお使いになつておられ、今度八百万円の増額をするということであります。今日まで三十万円の皇室費をもちましても、お一人の御費用は割つて……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 決算委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 われわれは国鉄を中心といたしまして、いろいろな角度から調査を進めて参つたのでありますが、ことに鉄道会館の問題を一番大きな問題として取上げまして、二十数回にわたる調査の過程において明らかになりましたことは、何人も否定のできない事実といたしまして、たとえば国鉄から莫大な予算をこれに投入いたしました。今一つの建物の例をとつてみましても、二十七億五千万という建物は、四箇年か五箇年で株式会社鉄道会館のものに帰してしまう。それに対しましても、国鉄の予算の足りない中から六億かを計上しておるのであります。こういうような形の民間駅ができまして、でき上つた財産というものは、ほとんど全都と言つて過言でな……

第17回国会 決算委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 来月の初旬ということでございましようか。それとも通常国会か開会されてからでなければならぬ、こういうことでありましたならば多少意見があるのでございます。
【次の発言】 今いろいろの意見がございまするが、私どもは鉄道会館の問題に全力を集中いたしましたが、黄変米の調査あるいは麻袋の問題がございます。これは主として農林省の関係でございますが、ことに水害あるいは冷害等に関しましても、たとえば麻袋を処分して冷害地にこれを無償で交付するというような問題が結論となつて現われるようなことがございますと、冷害農村を救済する一助にもなることと存じますので、できるだけ早い期間にお開きを願いたいと思います。

第17回国会 大蔵委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 災害の状況は、すでに皆様御承知のように、西日本を初め東北地方から北海道にかけまして冷害の状況が非常に深刻でございますから、この冷害あるいは西日本の十三号台風等におきまする被害総額が大体農林省で今まで資料をお集めになりました範囲においての総額といたしまして、冷害関係が概算どのくらい、それから十三号台風による被害がどのくらい、こういう数字をおわかりでございましたならば、お知らせ願いたい。
【次の発言】 今のお答えでございますが、私の今御質問申し上げておりますのも、保険を対象としての金額でございますから、その点をお知らせ願いたい。

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 冷害による被害で、先ほどの保険課長の御答弁でございますと、東日本において保険対象として百五十二億、これはそう私は聞いたのでございますが、西日本においては八十三億、これは保険の対象としての、しかも水稲の分がこれだけある、こういうことでございますね。そういたしますと、水稲以外の被害というものの保険対象の金額はまずこのほかにある、こういうことだと思います。そういう場合を想定いたしまして伺うのでありますが、この冷害による被害というものを今度は対象といたしまして大蔵省当局に伺いたいことは、昭和二十二年の法律第百七十五号、この法律のいわゆる減税の対象にこの冷害も適用されるのかどうか。この一点で……

第17回国会 大蔵委員会 第4号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連して……。今速記録を朗読なさいましたのでわかりますが、その中に友人のだれかから聞いた、こういう言葉が入つているようでありますが、その友人のだれかというものも、委員長からでも古屋委員にお確かめの上、一緒に証人としてお呼びを願いたい、こう思います。

第17回国会 大蔵委員会 第8号(1953/11/25、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連して。ただいま同僚山本委員から、古屋氏と深沢氏の両氏を証人として招致願いたい、こういう動議でございますが、深沢氏と古屋氏とは同県の関係もございますし、また現に深沢氏の今までの御証言では、お会いになつておらぬようであります。こういうような状態でございますので、やはりもう一度御当人同士がお会いになりますればどちらかの誤りであるということが画然とされるであろう、こう想像されるのであります。そういうことをもう一度おとりになつていただいてから、証人というようなことにやつていただきたいと思います。そういう意味合いで、同県人であられるお三方を証人として同時にここにお呼びしてこの問題を論議する……

第17回国会 大蔵委員会 第9号(1953/11/26、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 昨日証人として深澤衛門氏は入つていませんでしたが、理事会だけで深澤衛門氏も証人としてお呼びになるということをおきめになつたのですか。
【次の発言】 私は、深澤衛門氏はまだ一度も出席しておらぬので、やはり深澤衛門氏を最初に――一時間前でもけつこうなんですが、最初に参考人として一応伺つて、それから証人という順序を、当然委員会としてとるべきである、こう思うのでございますが、その点をお諮り願いたいと思います。
【次の発言】 そういう手続上の問題は十分わかるのでありますが、ただ参考人としてきのう深澤義守氏と衛門氏と二人お願いをした。そうしましたら、深澤義守氏は出席したが、衛門氏が出席していな……

第17回国会 大蔵委員会 第10号(1953/11/27、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 中小企業公庫は、ことに昨日かの委員会におきましても、まつたくない方がいいという声が実は他の委員から大分強く出ておつたのであります。私どもは根本的にはあつた方がいいと考えているのでありますが、ない方がいいという意見が出たという大きな原因は、今も同僚山本委員からもいろいろと御注文申し上げているようであります。結局末端の中小企業者に対する貸付が実際不活発である。これは大きな声であります。総裁の御説明を承つておりましても、割当をやつたかすかすの金額すらも消化ができない。これはできないのではなくして、これをやる地方の代理店が非常に不熱心であるという点もあるのでありましようし、あるいは代理店は……

第17回国会 大蔵委員会 第11号(1953/11/28、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 日銀総裁に伺いますが、私ども、中小企業の問題がいつも大きな問題となつて論議されておりますが、中小企業の特殊性から考えまして、インフレ要因と、それからデフレ要因と平行線的な状態において、最も困るのは中小企業である、こういうふうにわれわれは考えておりますが、これに対しまして日銀といたしましては、中小企業に対するほんとうに率直な何か具体策を立ててくだすつておるかどうか、この点を承りたいと思います。  もう一つは、インフレの状況は、御承知のように、財政規模が非常に膨脹して参りまして通貨の発行高が多くなつて来ると、当然でありまするけれども、単に日本経済は日本経済だけで行けないということは、先……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 決算委員会 第2号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま議題となりました昭和二十六年度国有財産関係二件につきましては、この際討論を省略いたしまして、ただちに採決されんことを動議として提出いたします。
【次の発言】 全般的な関係で、部分的ではないのでありますが、この黄変米の問題を私ども十六国会が終了いたしました直後から調査をいたしておつたのであります。一番最初に十六国会の終了後八月十一日かと記憶しておりますが、大阪食糧事務所あるいは神戸の食糧事務所等を調査いたしました結果によりますと、大体食糧庁が黄変米と決定いたしました根拠にも非常な疑問があるのであります。ただ今アルコールの関係で、工業局長が御出席のようでありますが、通産省が何を……

第18回国会 決算委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 前の委員会でもお尋ねをしておつたのでありましたが、アルコールの関係で通産省は何か一つの規定でもあつて、たとえば予算上の措置がどうしても困難であつて、食糧庁から直接黄変米を買い入れなかつた、こういう関係等がございましたなら、その事情をまず承りたいと思いす。
【次の発言】 どうも官庁は形式だけを重んじられまして、実質的にわれわれが常識で判断できぬことをおやりになつておりますが、通産省の方では物が入らなければ代金の支払いができないような特別会計の設置をとつておる。食糧庁の方はそれと反対に金銭の授受がなければ物件を渡さない、こういう食管特別会計で規定を持つておる。両方の所管庁で相反する一つ……

第18回国会 決算委員会 第4号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 法務大臣に総括的にお尋ねいたしたいと思いますが、われわれ決算委員会は十六国会以来、国有財産処理の問題にいたしましても、あるいは鉄道の問題にいたしましても、いろいろ調査を進めて参りますると、次々と、法にはふれないが、すれすれの状態の場合がたくさんあるのであります。法にさえ触れなければ、国の財産をどうやつてもいいんだというような考え方は、現在の各省にあると申し上げても過言でございません。農林省なんか非常に件数は多い、あるいは大蔵省等にも莫大な件数が山積しておるのであります。そして犠牲者が出る場合も多少ございまするが、そういう場合はほんの末端の一官吏、課長さん以下のほんの係の担任者だけが……

第18回国会 大蔵委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、仲裁裁定の問題は、私どもから考えますと、これは当然守らなければならないものだ、法律によつても最高裁判所の判決のようにわれわれは考えておるのであります。そうして八月から実施しなければねらぬという裁定が下されたにもかかわらず、今度の国会におきまして、一月からこれを実施することとして政府当局は予算を計上しておるようでありますが、なぜこの仲裁裁定を守らぬのか、仲裁裁定に対する政府当局者、しかも大蔵大臣はいかなるお考えをお持ちになつておるか、この一点を最初に伺いたいと思います。  第二点は、この仲裁戎定を守らぬことによりまして生じた現在の労働組合の動き、たとえば……

第18回国会 大蔵委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま井上委員から、いろいろな食管特別会計に関しましてわれわれの伺わんとするところを大分長い間伺つていただきましたが、食管特別会計法の六条の二に、農林大臣は毎年度本会計の歳入歳出を大蔵大臣に報告する、こういうことになつておりますが、この法律によつてもわかりますように、食管特別会計がいろいろな問題を処理いたしまして、たとえば莫大なる損失をいたしますが、この損失をいたしました場合、毎年決算年度ごとに報告になつているのかどうか、これをまず大蔵当局に伺いたいと思います。
【次の発言】 それは予算に関係を持つといいましても、たとえば食管特別会計で莫大な損失を何のためにしたというようなことは……

第18回国会 大蔵委員会 第6号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 昨日食管特別会計の問題で、大蔵当局あるいは食糧長官等にお伺いいたしましたが、食管特別会計法の六条の二の問題でございましたが、単に大蔵当局が報告を受けた、こういうようなことで、その内容をはつきりと御存じあるのかどうかという問題を御質問申したのであります。私がそう申し上げますことは、たとえば今度供出完遂奨励金の五十六億四千万円を限つて追加の案が提出されておりますが、この問題を論議いたしますにも、たとえば報告をお受けになりました場合に、内容を十分御検討になつておるのかどうか、具体的に申しますならば、二十七年度の特別会計の報告を私どもは一覧いたしましても、その内容において一つの例証をあげま……

第18回国会 大蔵委員会 第7号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 管財局長に伺いますが、第十六国会におきまして、国有財産の問題で一つの大きな問題をとらえて、大蔵当局にもそのことを申し上げておつたのでありましたが、一つの実例といたしまして、ニューエンパイヤモーター株式会社の土地について現在どのような処置をとつておられるか。あの問題は御承知と思いまするが、決算委員会におきまして返還を決定したはずであります。そして大蔵当局か、国有財産の確保のためにあの物件を取りのかせる、こういう確約を決算委員会においてやつておつたのでありましたが、その後の経過を承りたいと思います。
【次の発言】 大体の様子はわかつたのでありますが、ただ私どもは、国有財産を確保する上に……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 運輸委員会 第42号(1954/10/01、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連して……、石井運輸大臣も天坊副総裁も現地の御調査をなされたはずでありますし、私どもも二十八日、二十九日、三十日にわたり調査をして、けさこちらに帰つて参つたのであります。そういう観点から一つ二つ疑問の点を承りたいと思います。今一番議論になつております責任の問題、もう一つは船長の主観一つだけであの船を出航させたか、こういう問題に対しまして、われわれは非常なる疑問を持たざるを得ません。今度調査に参りまして、各党から一名ずつ派遣されたのでありますが、たとえば高見局長あるいは総務部長あるいは海務課長からいろいろその当時の事情を伺つた。そういたしますとお三人がお三人とも何かしら責任の所在を……

第19回国会 決算委員会 第2号(1954/02/01、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 食糧庁長官にお尋ねいたしますが、十八国会だと思いましたが、麻袋の問題を大分詳細に承つておつたのでありまするけれども、まだ納得の行かない点が二、三ございますので、お尋ねいたしたいと思います。  小泉製麻から百二十八万袋、帝国産業から八十四万袋、六日繊維から七十八万袋、こういうような購入が行われておりましたが、この三会社の月産高をわれわれが調査いたしまするに、小泉製麻は月産八十万袋の生産能力を持つております。それから帝国産業は月産二十五万袋、六日繊維は十七万袋、こういう相当多量の生産量を持つておる諸会社に対しまして、何の必要があつて一度に三百万袋を購入されたのであるか、この根拠をまず承……

第19回国会 決算委員会 第3号(1954/02/03、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今の議論は当時の速記録をお調べになれば簡単にわかると思いますが、ただ今の安井委員のお説を伺つておりますと、東京都を中心としての御論議のようでありますが、この問題は一番大きな責任は東京都にあつた。東京都が公園として使用しなければならぬものを、五百万という多額の寄付をもらい、あれを貸し付けておつた、こういう問題から出発したのであつて、東京都に責任があるんだが、東京都といたしましてはその責任を全うし得ないので、現実は公園でなかつたから、普通財産として大蔵省に返還になつた、こういう形から今日に至つているので、われわれのこの委員会としての希望は、その後における処理をどうされているか、これを本……

第19回国会 決算委員会 第4号(1954/02/05、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 そういう議論をしていてもしようがない。大蔵大臣が来られるまで、それでは麻袋の問題に入りたいと思いますが…。
【次の発言】 麻袋の問題を主として伺いたいと思いますが、この麻袋が問題になつておりました昭和二十六年の八月に三百万袋を購入し、あるいは昭和二十七年の十二月に重ねて五百万袋を食糧庁が食管特別会計で購入しておりましたが、この当時の長官が、東畑さんでございましたろうか、この点をまず承りたいと思います。  東畑さんでございましたといたしますならば、われわれは計数上いくらそろばんをとつてみましても、どうしてもむだなように考えられまする麻袋を、大量に購入されたという根拠を承りたい。  も……

第19回国会 決算委員会 第5号(1954/02/08、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 一番問題になつておりました、二十六年度以降の三箇年にわたる輸入外米の中の黄変米の問題でございますが、ちようど東畑前食糧庁長官もお見えになつておりますので、二十六年度以降の、しかも当初最も御関係の深かつた東畑さんに伺いたいと思いますが、私どもは今まで当委員会におきまして黄変米の問題を現在の前谷長官からしばしば承つておりましたが、このビルマ米の輸入の経緯というものは、政府対政府の貿易と、商社が関係いたしました入札の方法と二通りあつたように承つておりますが、当時もそういう状態でありましたろうか、その点を承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、黄変米の大部分は政府対政府の直接……

第19回国会 決算委員会 第7号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 本日全販連の連合会長の石井さんがお見えになつておるようでありますが、もう一つ、私どもこの前の委員会で要求いたしました農林中金の責任者は御出席がありませんでしようか。
【次の発言】 それでは全販連の連合会長の石井さんに伺います。二十七年の四月二十四日付で食糧庁と日本糧穀株式会社との黄変米に関する契約がございますが、この契約の中に、第二条にこの契約の当事者でもない全販連が契約保証金を提供する、こういう契約が締結されております。私ども常識で判断いたしますと、全販連というものは、下部組織の農業団体に対する経済的な連合会であつて、こういう員外の株式会社とこういう共同の事業を営むことはできない……

第19回国会 決算委員会 第8号(1954/02/15、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 委員長の今のお話ごもつともでございますが、私どもはこういう問題が再び起きないことを大いに警告しなければならぬということで、黄変米の問題と麻袋の問題を徹底的に追究したのでありましたが、しかもこの麻袋の問題につきましても、黄変米の問題にいたしましても、現在の前谷長官の時代ではなかつた。ただ前谷長官が現在当面の責任者として当委員会でいろいろと説明や、われわれの質問に対しまして率直な答弁をされたのでありまするから、前谷長官に対しましては、私も同様の考えを持たざるを得ないのでありますが、ただ実際不用な麻袋を三百万袋も購入し、重ねて五百万袋を購入いたしまして国損を莫大に出しておる。こういうよう……

第19回国会 決算委員会 第11号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 運輸大臣が大分お忙しいようでありますので、一つだけ伺つておきます。新造船舶建造審査会の規定というのが昭和二十四年八月二十八日付で当時の大屋運輸大臣から公布されております。こういたしまして新造船舶建造審査会の規定ができ上つて、この規定がいつの間にかなくなつたということが表面的にはわからぬ。第八次の建造船の時代に至りましてから新造船主詮衡諮問審査会、こういうように名称が変更になつております。どういう関係でこういうように変更になつたのか。もう一つは新造船舶建造審査会の委員の任期というものはこの規定の上にはどこの項を探してもございません。これが任期がないにもかかわらず運輸大臣がかつてにこの……

第19回国会 決算委員会 第12号(1954/03/01、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 海運局長にお尋ねいたします。私どもが今の計画造船の問題を記憶しておりますのは、昭和二十二年に戦後の荒廃しきつた海運関係を計画的に建造しなければならぬ。こういう建前で最初運輸省が立案の衝に当つたと考えているのでありますが、それで間違いありませんでしようか。その点をまず承りたいと思います。
【次の発言】 当時の運輸局長はやはり岡田さんでございましたか。その点を承りたいと思います。
【次の発言】 当初立案の時代の局長は別の方で、ただちに岡田さんがお引継ぎになつた、こういうことであります。その当時の日本の海運状況というものは、われわれは常識的には百万トンぐらいあつたのではないかと思うのです……

第19回国会 決算委員会 第13号(1954/03/05、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 総括的な今のこの資料をいただいて検討いたしましても、なかなか内容に入りませんと非常にめんどうだと思いますが、結局一番問題になつておりますのは、行政財産はいつの間にか普通財産に変更せられまして、普通財産といたしました上に立つて、たとえばニユー・エンパイヤ・モーターの問題のごとくに、当初は行政財産として建設省がそれを所管しておつたが、建設省を経由して東京都がこれを無償で公共用施設として借り受けておつた、それが、いつの間にか普通財産に課目の変更が行われて、不正な貸付が行われておつたということが十六国会、十七国会等でも大きく問題になつたのであります。こういう点で、この今の総体的な問題から二……

第19回国会 決算委員会 第14号(1954/03/08、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大蔵大臣に予備費に関しまして伺います。たとえば説明書にもございます五百五十五億八千九百万円のうちから、今私どもの手元に提案されております百七十四億二千九百五十万円をお使いになつたのかならないのか。これは判然としていないのであります。こういうことを見ました場合に伺いたいことの大きな問題は、たとえば今年度、二十九年度の予算の状況から緊縮予算を組まなければならぬ、こういたしまして一兆円を割つた九千九百九十五億の予算を組んでおられる、こういうことでございますが、一面五百八十五億八千九百万円という予備費をとつておかれながら、実際に使用された金額を合計してみますとただいま申し上げましたような百……

第19回国会 決算委員会 第15号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今同僚の吉田委員、杉村委員等から詳細に共有船舶の問題でお伺いしておつたので、大体形の上ではわかつたのでありますが、ただ私ども納得のできない点を一つ、二つ伺いたいと思います。船舶共有契約書というのがございまして、これが二十五年の十月一日からこれを実施する、こういう契約書でございますが、この現在評価されておる政府の持分でございますが、この評価が公団から引継ぎをされました当初の評価であるのかどうか、もう一つはたとえば船の種類にもよるでございましようが、一トン当りどういう評価であるのか、一トン単価が幾らというような評価の上に立つたものであるかどうか。  第三点は、契約書を拝見いたしますと、……

第19回国会 決算委員会 第18号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今の御説明を承つておりますと、国が直接工事をやつているような問題は、予算と実際工事の面に入つて時期的なずれが相当出て来て、そういう関係から批難されるような事項が出て来ている。こういうように結論的に伺えるのですが、そういうお考えでお話でございましたろうか。もう一度御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 それなら了解されるのでありますが、ただ私どもは、予算を使つて国がいろいろな直轄工事をやつている実情は、知らぬことはない、知つているのであります。ただそれは一つの常識論でございまして、現実に会計検査院からこういうたくさんの批難事項をわれわれに提示受けておりますので、この一つ一つをこと……

第19回国会 決算委員会 第19号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大分関連々々で相当継続されましたが、私はこの昭和二十七年度の予算の中で二百八十九億余万円の二十八年への繰越しがございまして、最後に不用額というのが三十二億円余できてしまつております。そういう反面、国会に対するこの二十七年度の歳入歳出決算の御報告書の中では、たとえば病院建設が議会解散によつて二十八年度の予算の決定が遅れた、こういうことを一つの理由とされて御報告が持ち出されております。こういうことでありますと、非常な矛盾をわれわれは感ぜざるを得ない。二十七年度の決算におきましては、全然不用額が三十億以上でき上つておつた。しかも二十八年度に繰越しの金が当時二百八十九億余万円あつたのであり……

第19回国会 決算委員会 第20号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連して。何か審査部長さん、御自分の主観で、誤つておるんじやないかと私は考えます。前の委員会で松田理事が、出席の場合に、ここで逐一説明することは対外的な信用を保持する会社に対して悪いから、ここで一々の発表はできない、だが資料としては提示するというようなことにわれわれは了承しておつたのです。私の想像では、すでに委員長の手元へ詳細な資料が来ているんじやないか、それを調査員の荻野君がりつぱな袋に入れて封印をして持つておるはずだと私は了承しておるのです。それで私どもはそれをなぜ一刻も早く提示しないか、てその提示を要求したはずです。まだ委員長の命令がないからこれは委員会に提示できないというこ……

第19回国会 決算委員会 第21号(1954/04/01、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 一応今の昭和二十六年度の北海道開発局のうちの農林省関係と、運輸省関係あるいは建設省関係等が議題になつておるようでありますが、農林省関係の分を一通り会計検査院から御説明を願いたいと思います。そうでないとただこれは抽象的に書いておるので、具体的にちよつとわからぬことがございますので、お願いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つ、この質疑に入る前に、二十七年度の分もございましたら、農林省関係だけちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 議題になつておりませんところはあとまわしでけつこうでございます。それでは質問に入ります。この指摘されまする番号の九、一〇、一一、この三つにわた……

第19回国会 決算委員会 第22号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今の問題で大分議論されておりますが、ほかの委員会には完全に資料が提出されておるのです。ひとり決算委員会にのみ大蔵省のお考えでもつて出て来ない。現に予算委員会には完全な資料が出ておる。決算委員会にだけそういうように大蔵省が介在してめんどうにしてしまつたという責任は、少くとも河野銀行局長にあると思う。よその委員会に出して当委員会に出さないという理由は、どこにあるのか。
【次の発言】 開銀に伺います。私どもの手元に大分前に御配付をいただきました資料でございまするが、資本金千百五十二億二千万円、二十八年三月三十一日現在の、二十七年度末貸借対照表が配付をされておりますが、この資本金の金額が今……

第19回国会 決算委員会 第23号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連して……。大体私ども手元に持つておる決算報告書によつて説明は省略してもらつたらどうですか。これは皆さんにお諮り願いたいと思います。これによつて大体わかるので、随時質問いたしまして、その質問によるお答え等によつて説明にかえてもらうということでいかがですか。
【次の発言】 二十六年度の五六の問題ございますが、こうしたように海岸地帯には国有地と称せられるものが各地に大分あることをわれわれは知つておるのですが、この例にございますような、たとえば宮城県の渡波町におきまして不当に所有権の保存登記をされるというようなことが随所にございましようか。今批難事項に指摘せられておりますのはこれ一件で……

第19回国会 決算委員会 第24号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大分詳細にわたつて同僚杉村委員から質問されましたことで大分わかつたのでありますが、ただ平田長官は非常に努力をされておりますけれども、件数の総体から見ました場合に、決していい方向に歩んでいない、こう見受けられるのです。たとえば昭和二十六年度の会計検査院の批難事項が千百九十八件ございますが、この中で国税庁関係の分を今拾つてみたところが三百三十七件ございます。総件数約三〇%というものを国税庁関係の批難事項に指摘されております。こういう状況を見ました場合に、私どもは諸官庁の行つているあらゆる経理の状況をながめまして、やはり物資購入にあたつていつでも指摘されますのは、随意契約の問題であります……

第19回国会 決算委員会 第25号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 先ほどの長崎の船の問題でございますが、これはわれわれ常識で判断のできないようなことをここに見受けるのであります。たとえば三千八百七十六万五千四百七十円という抵当権が設定されておることを知つていながら、千二百万円で買入れを契約された。そういたしますと、この三千八百七十六万五千四百七十円にプラス千二百万ですから、五千万以上の価値が――行方不明になつたのはまたあとの問題といたしまして、この豊洋丸というのがそれだけの価値があつたのかどうか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 三千八百余万円の借入れをやつて、なおかつ千二百万という価値があるということになりますと、六千万なり七千万なりの……

第19回国会 決算委員会 第27号(1954/04/19、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大体私ども二十六年度、二十七年度、両年度にわたつて農林省関係を一通り目を通したのでありますが一番大きな問題は農林省の直轄工事で、非常にわれわれの納得しがたいものが相当件数現われております。まず会計検査院に承つておきたいと思いますが、会計検査院は、農林省のこうした検査は、大体農林省全体の直轄工事の分といたしまして、全体の工事の状況を何パーセントくらい御調査の結果、ここに批難事項として指摘されておるのでありましようか。その点を承りたいと思います。
【次の発言】 非常に広範囲にわたつて調査は大体おやりになつた、こういうことであります。もう一つ重ねて承りますが、他の省に対しましても農林省の……

第19回国会 決算委員会 第28号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連して。今の杉村委員の資料の要求に対しましては、日にちは記憶しておりませんが、前回の委員会で満場一致で決定しておつたのでありますから、ただその資料を出す相手方が何かの都合で出さないでおるという、これだけの問題でありますから理事会の必要はないと思います。これはやはりあの問題を徹底的に追究をしなければならぬので、資料の要求を強力に進めてもらいたい、こう思います。
【次の発言】 関連してもう一つ。この問題は当委員会に対してはそういうような資料を出すことを非常に躊躇しておるのですが、予算委員会に対しましては別個に資料を提出しておるのです。予算委員会には提出できる資料を何を好んで決算委員会……

第19回国会 決算委員会 第29号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大分お待ちしておつた農林大臣がお見えになつたので、きようは、総括的に伺いたいと思います。農林省は不当事項が非常に多い。会計検査院の指摘を受けております分だけでも、たとえば昭和二十六年度では三百二十五件が農林省の関係で、このうち補助金関係の分が二百四十八件、それから二十七年度の分は総体の件数が九百十三件指摘されております。そうして国庫補助関係の分では八百九十二件、大体この批難事項の大部分というのは国庫補助関係のものが件数においては非常に多い件数を現わしているわけなんです。しかもその会計検査院の調査と申しますのは、五%そこそこなんです。これが全面的に調査をいたしましたならば、これは何倍……

第19回国会 決算委員会 第32号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 この指摘されておりまする一五一三号にかかわらず、検査院当局に伺いたいと思います。農林漁業金庫の金融の方途をわれわれが一応見ますると、単に規定上に定められた貸付が行われないというようなことが随所に見受けられるのでありますが、検査院でどの程度にわたつて御調査したか。それから具体的には一五一三のごとくに指摘されておるもの、こういう金融に対する検査院の御調査の方法はどういう角度からなさつておるのか、一度承りたいと思います。
【次の発言】 そういう検査は比率からいうと五%しかなさらない、そういうことから現実には二百二十一件の批難されるような事件が勃発しているというのは、何か大きな原因があると……

第19回国会 決算委員会 第33号(1954/05/24、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 この問題に入ります前に、まだ結論に到達しておりません補助の問題につきまして会計検査院の小峰局長さんに伺いたいと思いますが、昭和二十六年の災害復旧事業に対しまして国庫補助の支出が――山口県の実地検査の結果についての問題でありますが、災害の補助金の申請の通りが確かに過大であつたということをお認めになるのかどうか。これが一点でございます。  その次には、法令による地元負担金は全額負担していたのであつたかどうか、全然負担しなければしないと御検査の結果をもう一度あらためて伺いたいのであります。それからなお工事は全部設計の通り行われておつたのかどうか、今までの質疑応答の中から感じますところによ……

第19回国会 決算委員会 第34号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 議事進行について。今この問題が大きく議論されておりますが、この問題はたとえばこれをどうするのが一番正当かということに論議が入つて行つた方がこの問題を審議するのに進行上いいと思うのですが、今この問題を私どもが見ました場合に、全販連にこういう莫大な金を一括してやつて、実際集荷奨励という性質に全然かなつていない、こういうところから見て参りますれば、全販連と今の質疑応答をやるというよりも、決算委員会として今後これをどうして集荷奨励のために、どういう方途で金を出すべきかということを議論した方がいいじやないか、この問題はこの問題でありますけれども、そつちの方に発展させた方がいいのではないかと思……

第19回国会 決算委員会 第36号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 会期末で最後の状態になりましたが、まだ大分山積している状況であります。たとえば食糧問題、そのほか建設省関係、三公社等も全然審議が進んでおりませんので、この際皆さんにお諮り願いたいと思いますが、発言時間を今までは三十分ということに規定しておつたわけでありますが、これではなかなか進行しないと思いますので一人の発言時間を十分とし、これが終了しません場合にはもう一度繰り返す、こういうことで審議を進めていただきたいと思います。
【次の発言】 黄変米の問題はまだ大分議論が残つており、伺いたいことがまだあるのでありますが、今までの食糧庁の問題でいろいろな点から一つの結論をつけてもらいたい点が残つ……

第19回国会 決算委員会 第38号(1954/08/09、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 農林大臣に承りますが、先ほど同僚天野委員に対するお答えの場合に、閣議では決定したものではない、こういうお答えのように承りました。今までわれわれは各新聞紙上等で拝見いたしておりますと、七月三十日の閣議で二・五パーセントまでは厚生省も許容された範囲であるから配給するのだ、こういうように発表されたように承つておりましたが、七月三十日の閣議ではそういうことは全然問題にならなかつたのでございましようか。もう一つは、しからば七月三十日にどういう問題を、この食糧問題に関しまして閣議で御相談があつたのか、この点をあらためて承りたいと思います。

第19回国会 決算委員会 第39号(1954/08/10、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今の安井委員の御質問等でわれわれは星省の毒というのも一通りわかつたのでありますが、ただ問題は、昨年までは肉眼で見て黄変したものが一%入つておるものは配給はしない。あるいは契約の上からもこういう粗悪品は返送することができる、こういう契約を当時政府と政府の間において行つておつた。それを今度肉眼で見ては何もかわりないまつ白い米が科学的な検査が進むにつれて黄変米が出て来ておる。こういうようなことでございまするが、そういたしますると、今の、たとえば二・五%入つておるものは人体に大した害がない、こう厚生省が発表しておりまするけれども、また他の学者から、二・五%もこれはいけないのだというこうくた……

第19回国会 決算委員会 第40号(1954/08/11、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 議事進行について。本日は私ども学者の御意見あるいは商社の現地の状況等も詳細に承るわけでありますが、もう昨日、一昨日といろいろな角度から、この黄変米の問題を取上げて参つたのであります。これに関しましては世論が非常に大きくなつておりますし、日本の食糧政策の根本に関する問題であり、しかもビルマ等々からの日本の外米輸入に関しましては、今後も継続しなければならぬという問題もあるでありましようし、外交的な問題もあると存じますので、少くも明日の委員会には総理大臣と岡崎外務大臣の出席を要望いたしたいと思います。お諮り願いたいと思います。
【次の発言】 委員長はどういうお考えで無理だろうとおつしやい……

第19回国会 決算委員会 第41号(1954/08/12、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 法務大臣にお尋ねいたしますが、私が伺いたいことは、われわれ決算委員会におきまして、昨年以来会計検査院の批難事項を中心といたしまして、いろいろ調査を進めて参つたのでありますが、その場合に常にふしぎに思いますることは、会計検査院では指摘をし、私どもはその問題をとらえて、あらゆる角度から究明をいたしまして問題を堀り下げるのでございますが、結論といたしましては、どうもはつきりした結論が生れて来ない場合がたくさんあるのであります。一例をあげますると、長崎大学におきまして、昭和二十六年八月かに、才川某という者と、九十九トン余の小さな船、しかも三千八百余万円の負債がついておる船と覚えつつ、これを……

第19回国会 決算委員会 第42号(1954/08/16、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今の同僚徳安委員からの質問に関連して食糧長官に伺いたいと思います。われわれがいただいております資料を見ますと、外国食糧の売買契約書となつて、甲が食糧庁支出負担行為担当官、乙が貿易商社、こういうことになつておりますが、この資料の外国食糧の売買契約書を中心といたしまして考えました場合には、今のように請負でやる部分がどのくらいで、あるいは代理行為をやる部分がどういうというようなことが判断がつかないと思いますが、この外国食糧売買契約書というのは民貿に限つての契約書でございましようか、その点を伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、今徳安委員も議論しておりました部分は、あげて民貿以外に政……

第19回国会 決算委員会 第43号(1954/08/23、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 議事進行に関しまして。今政府委員席を拝見いたしておりますと、井本刑事局長がお見えになつておりますが、法務大臣並びに溝原政務次官がお見えになつておりません。われわれは黄変米の問題を今日まで大きな世論とともに取上げまして、大体終結に近くなつて、ことに本日決議もあげよう、こういう段階に到達しておるのであります。こういう場合にやはり責任者である法務大臣の御出席がないということは、本委員会の審議が非常に阻害されると思いますが、どういう理由で法務大臣並びに溝原次官の御出席がないのか承りたいと思います。
【次の発言】 少くも内閣の閣員の一人である法務大臣が公務でここに御出席ができない、これはどう……

第19回国会 決算委員会 第44号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 この問題は非常に重要な問題ではございますが、過日理事会を開いてもうこの方針を決定しておつたのであります。しかも本日は単に順序によつて証人の喚問が行われる。その証人に対しまする発言ということはもちろんでありまするが、この発言の順序の問題も通告にございまするように――われわれは今度は非常に重要な問題でもございまするので、各党にその持時間を按分いたしまして公平に発言を与えてもらいたい。私は社会党右派に四十分、社会党左派に四十分、改進党に四十分、日本自由党に三十分、自由党に四十分、こういう割合で発言の順序を与えてもらいたいということを動議といたして提出いたすものであります。

第19回国会 決算委員会 第45号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま同僚藤田委員からの発言の動議に対しまして賛成の意を表するものであります。さようおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 馬場検事正にお尋ねいたしたいと思いますが、指揮権の発動ということが非常に大きな問題であつたことは、もう各同僚委員からしばしば主張され、それに対する昨日来の佐藤検事総長、それから本日の馬場検事正の証言を私ども承つておりますと、最後に参りますとその証言を拒否される、こういうことで行き詰まるのでありますが、われわれが聞いております範囲で、こういうことだけは御存じの点で率直にお話ができると思いますことは、佐藤幹事長を逮捕してその調査がどんどんと進んで参り……

第19回国会 決算委員会 第49号(1954/09/16、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 小原法相に伺いたいと思いますが、当委員会で六日、七日と佐藤検事総長あるいは馬場検事正に、いろいろと造船融資に関しまして検察庁当局が今日まで調べた範囲内においてお尋ねを申したのであります。そういたしましたら、御承知のように具体的な問題に入りますと、たとえばこれは職務上の秘密である、あるいは捜査上の秘密であるというようなことで、ほとんど臭いものにふたをされたような形で終つてしまつた。だからこれらの問題で証言に対する許可が法務大臣に御両所から出ておる、こういう問題でありますが、結局私どもは造船融資の問題は御承知でございましようが、約一千億――正確な数字を持つておりますが、九百五十六億余で……

第19回国会 決算委員会 第50号(1954/09/17、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま同僚河野委員の質問に対する官房長官のお答えを承つておりますると、まつたくわれわれは奇異の念を抱くものであります。河野委員もるる申しましたように、日本開発銀行の造船融資をめぐつて、本委員会は去る六日から開会をいたしまして、しかもその六日の当日に、吉田総理外五名の政府の重要な方々の証人としての喚問を決定しております。こういう政界あるいは政府当局に対して重大な問題が決定されておつた一つの前提だけは、少くも官房長官は御承知があるはずである。しかもこれに対しましては、堤議長はいろいろなことによつて逡巡をされておつたのでありますけれども、世論もあるいはまた言論機関も、あげてわれわれの行……

第19回国会 決算委員会 第53号(1954/10/11、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 各先生方に伺いたいと思いますが、承認を求めたことに関しまして疏明書が参りました。その疏明書のほとんどにわたりまして、あたかも決算委員会は裁判権に対して介入しているのではないかというようような印象を強く与えるような文章が羅列されておるのです。私どもは裁判権に介入しようなんという考えは毛頭持つておりませんし、本委員会は一貫いたしまして日本開発銀行から融資されました金の中からリベートが流れて来た。そのリベートが大きな問題になつておりますし、もう一つは、吉田総理がたまたま支部長会議におきまして、検察庁が流言飛語によつて非常に動いた、こういう問題から端を発しまして、それであるならば、約一億に……

第19回国会 決算委員会 第55号(1954/11/15、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 法務大臣の出席をわれわれは国民とともに非常に期待をしておつたのでありますが、遺憾ながら急な病気で出席できない。こういうことはどうも納得ができないのでありまするけれども、東大病院の診断書を添えて出席できないという理由が今明らかにされましたので、私どもは疑いたくはございませんが、昨日前幹事長の佐藤榮作さんが帰つて来ておる。何かお打合せがあつて出席しないのではないか、こうも思われるし、もう一つは十七日に吉田総理が帰つて来られる。そのあとでなければ出席のできないという何か理由でもあるのかという疑いを持たざるを得ません。その問題は別といたしまして、われわれは総理大臣に対しまして出席をしないこ……

第19回国会 決算委員会 第56号(1954/11/16、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 河井検事にお尋ねいたしますが、今前段の造船融資に関するいろいろな捜査の経過を順序立てて伺いまして、非常にわかつて参つたのであります。結論といたしましては、指揮権の発動によつて今までの苦心というものはほとんど水泡に帰せられた、かように伺われるのでございますが、ただ私どもは具体的に少し伺いたい点があるのであります。あれは検事総長の談話でも明らかでございましたが、造船関係の捜査において、涜職であるのかあるいは政治資金規正法違反になるのか、こういう点であります。われわれはいかなる角度から考えましても、たとえば自由党の前幹事長佐藤榮作氏に、船主協会あるいは造船工業会、こういう政府から――しか……

第19回国会 決算委員会 第57号(1954/11/25、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 われわれも大政党が幹事会を開いていろいろ協議するということでありましたので、野党委員がほとんど出ておりましたが、今まで待つたのであります。もうすでに五十分も経過いたしておりますから、再開すべきだと存じます。
【次の発言】 私は小原法務大臣に、疏明書に関する質問を試みんとするものであります。法務大臣は疏明書におきまして、三権分立の原則を述べておられ、あるいはまた国会の国政調査権といえども、無条件に許容せられない、あるいはまたこれが例示として、国会が国政調査に名をかりて、裁判権に介入するがごとき印象を与えんとしているのであります。本決算委員会は一貫して三権分立の根本精神を侵すが、ごとき……

第19回国会 決算委員会 第58号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 十九国会はきようで終ります。明日からは二十国会に入るのでありますから、明日からの二十国会におきまして、この問題を論議されることがいいと思いますので、採決の要はあるまいと思います。
【次の発言】 杉村沖治郎君の動議に対しまして賛成をいたすものであります。ただちに採決をされたいと思います。

第19回国会 大蔵委員会 第4号(1954/02/03、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま議題となつております中の対日物資の問題でございますが、対日物資に関しまして、一応詳細な御説明を政府当局から承りたい。私ども今まで知つておる範囲におきましては、対日援助物資の金額も明瞭でなかつたのであります。一説には十六億ドルと称せられ、あるいは二十一億ドルと称せられておる。その二十一億ドルでも十六億ドルでもけつこうでございまするが、その金額がどういう根拠によつてそういう金額になつておるのか。こういう問題についてまず政府当局の詳細な御説明を承らなければ、この問題の論議ができない、こう思うのでありますが、どなたかからでも御説明を承りたいのであります。

第19回国会 大蔵委員会 第5号(1954/02/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 昨日、私どもから考えますと突如としてガリオア、イロアの問題が提案されておつたのでありますが、この問題は十六国会以来国民の大きな関心事でもあつたのでございまして、十六国会におきましては、予算委員会あるいは決算委員会におきまして、ガリオア、イロアの問題がはたして物質的な日本の債務であるのかどうかという問題が論議されたのであります。十六国会の予算委員会におきまして、総理大臣もみずから、この問題は完全な日本の債務だとは考えていない。ただ当時非常に物資の少い時期に援助をしてもらつたものであるから、精神的な債務ではあるというようなことをお答えになつておりますし、また決算委員会におきましても、記……

第19回国会 大蔵委員会 第13号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 議事進行。ただいま委員長から、国民金融公庫法の一部を改正する法律案以下五法案の提案理由の説明というお話でございましたが、この六法案を一ぺんに提案理由の説明をきよう承るのでしようか。そうでございますると、短かい時間で非常に困難だと思いますので、このうちどれかに限つて、たとえば金融問題の国民金融公庫法と日本銀行券預入令等を廃止する法律案というように、金融なら金融に関する御説明を承りたいと思いますが、お諮り願いたいと思います。
【次の発言】 大蔵次官に中小企業の根本的な対策に関して伺いたいと思いますが、御承知のように日本の中小企業の現況と申しましようか、たとえば製造業者では、従業員が二百……

第19回国会 大蔵委員会 第14号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連で……。最初に次官にお尋ねいたしたいと思いますが、昨日も日本における中小企業の実際を申し上げて、中小企業に対する対策を伺つたのでありますが、まだ伺つていない分をもう一つ伺いたいと思います。きのうから私どもの申し上げておりますことは、日本の中小企業の実体を詳細お訴え申し上げたのでありますが、これはまた毎年の例でありますけれども、たとえば年末におきまして、手形で何とか年を越した、それが現実には二月の決済もございましようし、三月の決済も迫られておる、ことに三月になりますと、今度は徴税の面で相当吸い上げを受けるのであります。こういうことで、一切をあげて中小企業に金融のしわ寄せが明かに寄……

第19回国会 大蔵委員会 第15号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今井上委員から、いろいろと食管特別会計が年々増額しておるということを指摘されました。こういうことは、いろいろな食糧政策上やむをえないといたしましても、私ども納得の行かぬことは、食管特別会計法第八条の二を見ますると、たとえば農林大臣は毎年度歳入歳出の予定計算書と同一の区分によつて、同会計の歳入歳出決定計算書を作製して大蔵大臣に、報告せよという義務が規定されております。この義務がはたして実行されておるかどうか、こういうことを両次官にお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 それではお尋ねいたしますが、たとえば二十六年度、二十七年度の経過いたしました状況によれば、食管特別会計で非常にわ……

第19回国会 大蔵委員会 第19号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今政務次官もお見えになつておりますので、所得税、法人税、物品税というものを簡単に外郭だけ伺いたいと思います。そういたします前提として、こういう税制改革をなさるために、物価指数をどういうような指数で政府当局はお考えになつておるのか。私が伺いたいことは、たとえば戦前と申しましても、昭和十六年の十二月七日までは戦前でございますが、大体経済的な常道といたしまして、昭和十四、五年を戦前と称しておりますが、昭和十五年を基準といたしました物価指数を政府当局はどういうようにお考えになつておるか承りたい。それによつて次の問題を伺いたいと思います。

第19回国会 大蔵委員会 第26号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 私は財政的な問題に関しましていろいろ伺いたいと思つておりましたが、でき得れば大蔵大臣、通産大臣等にも御出席願いたかつたのでありまするけれども、不幸にして通産省関係はお見えになりませんが、幸い植木次官がお見えになつておりますので、伺いたいと思います。大蔵省の御方針の一つでございましようが、財政を非常に緊縮いたしまして、一兆円予算で、たとえば一兆円予算のわく内におきまして緊縮政策をとつておられる、そういたしまして、その一群大きなしわ寄せは金融面だけにこれを吸収されておるような感を深くするのであります。こういうように金融面だけを引締めましても、日本の物価の状況をいろいろな面から見ますと、……

第19回国会 大蔵委員会 第27号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 われわれが持つている資料も、政府当局がお持ちになつている資料も、資料の点においてはかわりないと思います。現実に不源り手形が続出しているということも御存じでありましようし、あるいは二十七年度の交換をくぐつた手形の枚数と二十八年度の年末までに手形交換所に送つた枚数を比較いたしますと、枚数においては減つておるのです。これはもう御存じかと思いますが、そういうように減つておるのだが、不渡り手形の状態というものは、加速度的に多くなつて行つておる。これはもういなめない事実である。これをお知りにならぬのかどうか。私どもは、われわれの資料も政府の資料も何もそうかわつてはいまいと信じておるのですが、そ……

第19回国会 大蔵委員会 第28号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 所得税及び法人税のことに関しましてお尋ねいたしたいと存じますが、まずこの中の法人税に関しまして、基本的にお尋ねいたしたいと思います。  法人税の条文を逐条見て参つたのでありますが、一般的な軽減をさらに行われていない、こういうことが指摘されると思うのであります。なお特別措置法といたしまして多少改正をされて、資本の蓄積をはかるため、こういうようなことは多少見受けられるのでありますけれども、法人税において私どもが最も奇怪だと存じておりますることは、出版の関係の法人税に関しまして心を加えておらないことであります。たとえば前には新聞紙等に対しましても、いろいろな課税の方針が政府当局にあるやに……

第19回国会 大蔵委員会 第29号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本日提案せられております所得税法の一部を改正する法律案外七法案に対しまして、反対の立場を表明いたすものであります。  まず第一に、所得税法の一部を改正する法律案につきまして見まするに、第十一条の七の改正は、扶養親族の一人当り控除額は、現行の三万五千円を四万円といたしておりますし、二人であれば五万五千円を六万五千円に、三人であれば七万五千円を九万円というような改正を行つておりますけれども、一般動労大衆に対する軽減の措置をさらに講じておりません。現今の諸物価水準より見ましても、まつたく勤労階級に重く、大資本家、高額所得者擁護としか考え得ざるものでありま……

第19回国会 大蔵委員会 第31号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 厚生大臣にお尋ねいたしたい。大分議論が尽されたと思いますが、結局単価の問題が税金の問題に関連して来る、これはだれもわかることでありますが、この単価の問題が戦前十五銭だつた。そうして現在乙地で十一円八十三銭でございます。そうすると、この指数から申しますと七五に上昇しております。諸物価の今日の状況はいかがでございましようか。大体戦前の三六七、八から三七〇というのが標準の物価指数でございます。この報酬単価の七五と物価指数の三七〇と比較いたしました場合に、四分の一しか当つておりません。こういう非常に低い報酬を押しつけておりまして、もしもこの税制の問題がこんがらがつて、地方におきまして保険に……

第19回国会 大蔵委員会 第32号(1954/03/31、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 銀行局長に伺いますが、今度新しく為替銀行の法律をつくるという根本的な考え方を伺いたいのです。結局理論的には、市中の商業銀行が経済力が常道であつて、何ら貿易上もさしつかえがないというように考えられます場合は、こういう特殊銀行の制度というものは考えなくてもいいのじやないか、ただ現在の日本の経済力から見まして 一般商業銀行の経済力が非常にその度合いが薄くなつて来ておる。しかもオーバー・ローン解消というような問題が大きな問題となつておるわけであります。こういう見方から為替銀行の設立を急がれたような結果であるのかどうか、あるいはそういう問題でなしに、日本の貿易関係をもつと高度に発達せしめると……

第19回国会 大蔵委員会 第37号(1954/04/08、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大蔵大臣が、どんな御用かわかりませんが、この重要な法案を半端にされて退場されたことを非常に遺憾に思うのであります。この政府の提案理由の一番大きな問題は、理由書にも明記されておりますが、たとえば収入が少数の府県に偏在しておつて、こういうことではいけない、地方財源の偏在を是正することがこの入場税を国税に移す根本の理由のように見受けられるのでありますが、そういう事実がはたしてございましようか、その点を承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、この三月二日かと記憶しておりますが、この奢侈繊維品消費税の問題、あるいは入場税の国税移管等の問題で公聴会が開かれたのでございましたが、そ……

第19回国会 大蔵委員会 第39号(1954/04/13、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 西野さんにお尋ねいたしますが、私どもはまた提案理由の説明をはつきりのみ込んでおらぬのでありますが、法案の説明には、ただ資本金五百万以上となつておるのです。五百万以上という簡単な提案でございまして……。
【次の発言】 五百万円でも五千万円でも、私の伺わんとすることは同じでございます。単に五千万円以上というのでございましても、たとえば固定資産を非常にたくさん持つている会社と、割方固定資産はよけい持たないでも、その経営企業体によつていろいろな点があると思いますが、こういう関係を全然見ないで、全部資本金だけで五千万円以上の資本金に対する再評価をやる、こういうようなことではたしてこの法案の目……

第19回国会 大蔵委員会 第53号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 横田先生にちよつとお伺いしたいと思いますが、ポーレーが日本に参りまして、サンフランシスコの造幣廠に前に置いたものが、単に講和が成立したために自動的にそれを日本に返して来たものであるかどうか、この点を承りたい。
【次の発言】 ただ私ども巷間伝えられておるところを承りますと、たとえばダイヤモンドの場合なんかでは、何とかという少佐か大佐か知らぬが、向うに相当量持つて行つた、それがあとで日本に取返されたということを聞いております。ダイヤモンド等をその当時相当量国が集めたのですが、現在十六万一千カラットしかない。当時実際集めたダイヤは三十万カラツトくらいあつたであろうというようなことがうわさ……

第19回国会 大蔵委員会 第55号(1954/05/14、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 政府側に伺いますが、今の法案ができますことによつて、商法の五百三十五条に掲げております匿名組合の問題に関しましては、何か御考慮を払われておりましようか、この点をまず承りたいと思います。こういう不特定多数の老から金を集めて、そうして今までやつたような、たとえば保全経済会のようなものを禁止されるということが立法の趣旨であることはわかるのですが、その場合に、しからば匿名組合の問題をそのままに放置しておいていいのか、こういう疑問が出るわけでございますが、これに対するお考えを承りたい。
【次の発言】 そうしますと、やはりこの商法の五百三十五条以下の匿名組合に対する態度というものは、法務省のお……

第19回国会 大蔵委員会 第57号(1954/05/19、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今の問題は私どもも伺いたいところでございまするけれども、根本的にこの問題を解明いたしまするには相当時間が食うと思いますので、私は別な角度からこの政府の金融に対する問題を一つ二つ具体的に伺つてみたいと思います。その政府の意図されておる金融の引締めというのは、結果においては中小企業者にしわ寄せになつておるということは、もうあらゆる実例でこれは証明しておると思うのですが、たとえば政府が意図しておられるように、日本銀行に依存しないで金融の正常化をはかる、こういう目的でございまするけれども、現実には都市の大銀行の総領金額と貸出しの状況を見ますると、やはりここにもオーバー・ローンの相当金額が見……

第19回国会 大蔵委員会 第59号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ちよつとお尋ねをしますが、このダイヤモンドだけを限つてこういう法案を一つおつくりになつた、そうするとその他の貴金属というものはこれに含まれないのでしようか、その点はどうですか。
【次の発言】 それから私ども前にいただいておる資料によりますと、ダイヤモンドは十六万一千カラツトというように記憶しておりましたが、今度新しくいただいておる資料によりますと、十六万八千カラツト余ございます。この十六万一千カラツトでも、十六万八千カラツトても、これは別といたしますが、これらの調査は行政監察委員会において正確に把握されたものでございましようか。このカラツトの問題に対しましてもわれわれは非常に疑問を……

第19回国会 大蔵委員会 第63号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連して……。質問をいたしますと、いつでも大蔵当局はそういう御答弁なんだが、私どもこの問題に関しましては、しばしば決算委員会等において詳細に論議を重ねておつたのです。ただ私どもが伺いたいのは、この災害というものは、昭和二十六年に起つた災害なのです。そういたしますと、昭和二十六年までは補助の比率は非常に低かつたのです。たとえば農地においては五〇形の補助を出さなければならなかつた、農業施設におきましては六五%が補助率であつたのだが、二十七年度の四月に新しい高率補助の法案が通りましてその高率補助の適用を受けさしておる、この一点なのです。二十六年度の災害で農業施設において六五%、農地の災害……

第19回国会 大蔵委員会 第65号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 関連してちよつと伺いたい。今春日委員から指定預金の問題で大分植木さんに伺つておりますが、本日私どもの手元へ「地方銀行主要勘定」という資料の配付を受けたのでございます。この資料を見ましても、先月と今月と預金の非常な激減を来しておるような状態であります。たとえば地方銀行の六十六行が九千四百十五億六千万円で、先月から見ますと五十一億七千八百万円の減少を来しておるのでありますが、この五十一億七千八百万円の減少が、貸出しに参りましてやはり同様六十六億七千六百万円の減少を来しておる。こういう現実を見ました場合に、やはり政府の指定預金が大きな影響を持つているではないかと思うのでございます。こうい……

第19回国会 大蔵委員会 第66号(1954/07/12、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大蔵大臣はお急ぎのようでありますかう、ちよつとお伺いいたします。以前には国民大衆の貯蓄を郵便貯金という形で吸収しまして、この郵便貯金が預金部資金となつて地方の中小企業に対しましていろいろの形において融資されておる。現実はそういうことは許されないということになつたので、その代償として今の政府の指定預金制度というものが設けられたと私は考えておるのであります。郵便貯金の農ということ、いろいろの面で国民大衆から貯蓄の吸収をはかるということはよいといたしましても、郵便貯金で集まりました場合の預金部資金というものは大体どういう比率で貸し出されておるのか。郵便貯金の局長も御出席になつておりますけ……

第19回国会 大蔵委員会 第67号(1954/07/13、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 植木政務次官に伺いたいと思いますが、最近新聞紙上をにぎわしておりますガリオア、イロアの問題です。これは非常に進んでおるというように新聞では拝見いたしますが、私どもは昨年来ガリオア、イロアは債務じやないというようにしばしば御答弁を承つておつたのです。たとえば債務だといたしましても、精神的な債務だというように昨年度の決算委員会でも、大蔵委員会においても、大蔵大臣等から承つておつたのですが、現実はそれとは逆に、実際ガリオア、イロアがほんとうの債務だというような形で今折衝がされておるようでございます。たとえば現実の債務だといたしましても、ガリオアとイロアの区分がはつきりしておつたのかどうか……

第19回国会 大蔵委員会 第68号(1954/08/10、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 国税庁長官にお尋ねいたしますが、前の当委員会でも同僚佐々木委員からもいろいろ問題とされたのですが、青森の税務署の署長の問題と、塩竈の税務署の問題、この二つが東北におきまして最も大きな問題として取上げられておつたのであります。われわれはこのたび東北、北海道の国政調査に参りまして、たまたま青森税務署に立ち寄つて調査をして参つたのですが、青森税務署は、御承知の通り六億五千万円くらいの全決定税額であつて、その中三億二千万円という申告源泉徴収がございますから、三億そこそこの徴税をしなければならないという小さな税務署なんであります。この税務署の署長にも会いましたし、職員組合の幹部の数名にも会つ……

第19回国会 大蔵委員会 第69号(1954/08/11、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 管財関係の方に承りますが、この間九州方面に国政調査に参りましたら、国鉄が現在事業を行つております志免炭鉱が、たまたまわれわれが聞きまするに、志免炭鉱そのものは大蔵省の普通財産と申しましようか、何か財産になつておるが、現実には国鉄が石炭を掘つておる。しからばその鉱業権はどうなつておるのかと聞きましたら、鉱業権を持つておらぬ、租鉱権はあるのかと聞いたら租鉱権もない、まつたく石炭の掘り方としましては違法をあえて行つていたわけなのですが、経緯を一通り聞きますると、前に海軍省の直営の石炭鉱山であつた。それが運輸省に移り、運輸省からそのままの姿で国鉄に移つて現在に至つておるのだという事情で、ど……

第19回国会 大蔵委員会 第70号(1954/09/09、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 河野銀行局長にお尋ねいたしますが、われわれは地方銀行の……。
【次の発言】 資料をいただいておるのでありますが、この資料によりますと、七月末現在で全国の銀行全体を見ますと、非常なオーバー・ローンになつておるようでありますが、この資料によりますと、全国銀行八十七行で二兆六千八百二十九億四千六百万の預金に対しまして、二兆七千二百八十六万四千円という貸出しが行われておる、こういう状態でありますが、これはこの債券発行銀行である三行が莫大なオーバー・ローンのような形に見受られるので、こういう債券発行銀行のオーバー・ローンというような状態から推しますると、日本の経済界全体から見ましても、さらに……

第19回国会 大蔵委員会 第77号(1954/10/27、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、今のこの証券取引所の争議の問題は、大阪から始まりまして名古屋、東京と来たわけでございますが、この根本的な問題といたしまして、今のデフレ政策、このデフレ政策に対する政府の一貫した計画ははたしてあるのかどうか、たとえばデフレ政策を強行することによつて中小企業の倒産、解散はもう非常な数に達しておりまするし、また大企業産業に至つても大量解雇をもつてこれに臨んでおる。これが現実の状況であります。こうした場合に、政府がはたして失業対策を持つておるのかどうか、こういう計画もわれわれはまだ政府からはつきりした失業対策に対する御見解を承つたこともございません。こういう無……

第19回国会 大蔵委員会 第78号(1954/11/10、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 まず住友銀行の参考人の方から伺いたいと思います。  最近の金融状況から判断いたしまして、中小企業者に対する態度と申しますか、どういうようなお考えを持つておられるか、これは根本的な問題でありますが、この一つの企業者に対しまして、今一切金融の道を梗塞することによつて、その中小企業者は倒産、破産というようなことが続出しておるわけです。今まで、たとえば五百万円限度で相当の担保をとつて融資をしておる。だが中には融通手形も含まれておつた。融通手形ということはいけない。これはだれしも知つておることなんです。銀行当局も知つておるだろうし、借りておる中小企業者も十分その点は認識しておるのだが、やむに……

第19回国会 大蔵委員会 第79号(1954/11/11、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 中小企業の金融問題に関しましているくな角度から伺つてみたいと思いますが、遺憾ながら大蔵大臣も銀行局長もまだお見えになりませんが、幸い総務課長がお見えになつており、銀行課長を兼務されておると聞いておりますし、また中小企業金融関係では、中小企業公庫の中野理事さん、また国民金融公庫の最上理事さんも御出席でございますので、それらの加点から一つ一つ承りたいと思います。われわれも現代の資本主義国家におきましては、とうていわれわれの望むような中小企業者に対する金融が活発に行われるとはゆめさら考えません。ただ現代の資本主義機構の中におきましても、一面大産業資本があつて、そのまた一面には極端な中小企……

第19回国会 大蔵委員会 第80号(1954/11/24、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今相互銀行の方と信用金庫の方の御説明を承つたのでありますが、要は資金のわくが非常に足りない、こういうことは今の金融状況からわかるのでありますが、具体的に相互銀行の島崎さんにお尋ねしたいのは、日銀の別わくを出してもらいたい、こういう御要望でございますが、これらに対しましてどういう手を打たれておるのか、これをまず簡単に承りたいと思います。
【次の発言】 いろいろな資料で拝見いたしますと、七十二行の相互銀行がある。そうして現実に日銀との取引を冬つておるというのが現在十三行、それから他行との為林取引をやつているのが二十五行、こういうような資料をいただいておりますが、現在でもそういう状況でご……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 決算委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 われわれは最後的手段といたしまして、どうしても吉田総理に対しまして調査を進めたい、こういうことで再三御出席を願つたのでありますが、つい今日まで何べんとなくいろいろな理由を付されまして出席を見ないのであります。それでどうもやむを得ないということで、明日お休みの中でも伺おう、こういうことであつたのでありますが、それすらも拒否された。こういうことであつては、まつたく国政調査に対する熱情失つておるのか、あるいはどういうお考えかわかりませんが、遂にわれわれの調査に応じない、こういうことでありますると、はなはだ遺憾にたえないのであります。しかし臨時国会も八日までしか開いておらぬのでありますから……

第20回国会 決算委員会 第4号(1954/12/07、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 その手続等は委員長に一任いたしたいと思います。

第20回国会 大蔵委員会 第2号(1954/12/02、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今の炭鉱医療施設の問題でございますが、今まで経過をわれわれ承りますと、産業復興公団というものは、この医療施設以外にもたくさんの財産があつたと思うのです。そういう場合に、たとえば別な設備を持つた場合には、その設備をやつた何々鉱山というものに対しまして、当時の価値に見積つて貸付を行うなり、あるいはまた売払いをやつておつた、こうわれわれは記憶いたしておりますが、そういう関係がほかにもあつたかどうか、これを管財局長からまず承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、そういう場合にはその当時のいわゆる対価で換算いたしまして売払いをやつておる、現にそれから何年年賦かで徴収をやつておる……

第20回国会 大蔵委員会 第4号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 ただいま議題となりました外資に関する法律の一部を改正する法律案について、両社会党を代表してその提案の趣旨を御説明いたします。外資に関する法律は御案内のごとく日本経済の自主性を確立するのが目的でありまして、外資の導入によりわが国特有の中小企業を著しく圧迫すべきでないことはもちろんであります。従つて同法第八桑中に、認可の消極的基準として明確に中小企業を圧迫せざるよう措置しなければならないと存じまして、同条第二項中第三号の「日本経済の復興に悪影響を及ぼす」云々とはありますが、これをより具体的に明確にする意味をもちまして、第四号として「中小企業を著しく圧迫するおそれがあると認められる場合」……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 決算委員会 第1号(1954/12/15、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 今両委員から告発問題を取上げていろいろ御意見がございましたが、何せきようは御承知のように少数の委員の出席でございますから、理事会でこれを決定するという結論に持つて行くことは、今のこの委員の数からいつて少し行き過ぎはしまいかと思いますので、理事会に諮つて善処する、こういうことで委員長において適当なおとりはからいを願いたいと思います。

第21回国会 大蔵委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 外資導入に関する件の決議をいたしたいと存じましてお諮りいたしたいと思いますが、実は第二十臨時国会の際に、外資法の一部を改正する法律案を提案いたしましたが、御承知のように非常に短時日の臨時国会でございましたので、遺憾ながら審議未了に終つたわけであります。そういうことでございましたので、今度本国会におきましても法案としてではなく、外資の導入に関する決議をいたしたいと存じます。    外資の導入に関する件   外資法の運用に当つては、外資の導入によりわが国特有の中小企業が著しく圧迫されることのないよう、政府は特段の配慮を加えられたい。   右決議する。 こういう決議でございますが、この決……

第21回国会 大蔵委員会 第2号(1954/12/21、26期、日本社会党(左))

○柴田委員 会計検査院の池田事務総長にお伺いします。春日委員から大分質疑応答が重ねられまして、概略のところはわかつたのですが、結局政府指定預金というものは昭和二十四年から行つて来た、それが数年たつた今日になつて突如としてこういう警告を発せられたということば、どうしてもわれわれは納得ができない。会計検査院がやらなければならぬことはまだまだたくさんある。たとえば現実に日本開発銀行が非常なインチキ金融をやつておるということはみな知つておる。こういうことをもう少し徹底的に追究なさることこそが会計検査院の使命であるとわれわれは考えておる。少くともこの指定預金は、これは、損失を見るようなことは全然考えられ……


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