このページでは小林郁衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○小林(郁)委員 関連して。ただいま野津さんのお話を聞いておりますと、健康保険その他の社会保険の支払われておる金額を、医師及び歯科医師の数の合計において割るというと、一人当りが百六十何万円というお話でありました。これは要するに、一人当り正直に割ればそうなるでありましょうが、開業医の実態から申しますと、大学病院とか、あるいはその他公私立の大病院に大部分この収入、社会保険の支払いが吸収されておるのでありまして、実際の個人開業医は、そのお余りをちょうだいしておるというような実情であります。すなわち、これを商売に見立ててみますと、大きなデパートが大資本をもって非常な繁盛をして、周囲の中小企業者がぴいぴ……
○小林国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び本法律案の概要について御説明申し上げます。 健康保険制度は、わが国の社会保障制度の一大支柱をなす制度として労働者の生活になくてはならぬ重要な意義を有しておりますが、近年その医療費は年を追うて増高し、特に賃金水準の低い中小企業を対象とした政府管掌健康保険においては、昭和二十八年末以来今日まで収支不均衡を続け、保険経済はきわめて困難な事態に立ち至っております。この情勢に対処して、政府は各種行政措置を講じ財政の健全化に努力する一方、昭和三十年度予算の編成に際しましては、前年度四十億円、当年度六十……
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