このページでは前田義雄衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○前田義雄君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました災害対策基本法案につきまして、政府のこれに対する見解をただし、あわせてその決意をお伺いいたしたいと存ずるものであります。 まずもって、過去幾多の災害によってとうとい生命をなくされました犠牲者及び罹災者に対し、深甚なるお見舞を申し上げるとともに、この災害対策基本法によって今後予見される大小幾多の災害が根絶し、災禍を未然に防止することにより、国力の消耗と個人の生命財産が保護されるよう衷心より念願してやまない次第でございます。(拍手) さて、戦前戦後を比較して、災害の発生状況、被害状況を見まするに、戦前においては、関東……
○前田義雄君 私は、ただいま趣旨説明のありました所得税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案につきまして、自由民主党を代表いたしまして、これに対する政府の考え方について質問をいたしたいと存ずるものであります。 これらの法律案は、地方財政にとりまして、重要な意義を持つものであると考えられるのであります。すなわち、地方財政は、ようやく過去の不健全性から脱却して、自主的かつ健全な運営ができるようになってきつつあるのでありますが、しかしながら、今なお地方団体の行政水準はきわめて低く、地方団体が国民から負託されている責務を遂行するためには、地方財源の充実、強化をはかる必要が大である……
○前田(義)委員 ただいま中央道についてのいろいろな御質疑があったわけでありますが、私も一、二点、建設大臣にお伺いをいたしたいと思います。 建設省並びに日本道路公団のお考えを、いろいろな観点から総合して考えますと、どうも中央自動車高速道路につきまして、東京―富士山麓、その区間におきましては十分採算がとれるというようなお考えのもとに、日本道路公団で早くこの道路を完成をするようにすべきであるというお考えがあるやに承るし、また一方、富士山麓から小牧間の関係におきましては、事実上採算がとれないというような考え方から、その建設については疑問があるんだ、こういうお考えがあるやによく話を承ることがあるわけ……
○前田(義)委員 企画庁長官にお尋ねいたしたいと思います。 前会に、宇野委員その他の委員からもお尋ねがあったことでございますが、水資源開発公団法の二十三条の規定の中に「河川法第七条の規定にかかわらず、」云々ということがあるのであります。これは「特定施設」の工事のみについて規定した事項でございまして、公団が水の占用をしようとする場合に、たとい当該特定施設の新築、改築に伴い派生的に生ずるような水の占用であっても、従前の通りその地方行政庁の許可がなければこれを行なうことができないものと解して差しつかえないかどうか。これは非常に重要な問題であると考えるのでありますが、これについてお答えを願いたいと存……
○前田(義)委員 先ほど亀岡委員の質問に対して大蔵大臣は、事業の範囲につきまして狭く深くという言葉で今後の事業の狭さ深さというものを規定づけられたわけでありますが、先ほどからお話を承っておりますと、主計局長の御答弁等におきましては狭く浅くという印象を受けるのです。ということは、狭く深くということになりますと、後進地域に対してのお考えというものは、まず大きな開発目的の達成できるところ、まず大きいところをやる。それからさらに深く、後進県といたしましてもぐんと後進低開発地域、そういう方面に及んでいくのだというような印象を受けるわけです。私ども考えまするに、大きなところの開発を促進させるということはも……
○前田(義)委員 三派共同提案にかかる後進地域の開発に関する公共事業に係る国の負担割合の特例に関する法律案に対する附帯決議の趣旨説明を行ないます。 まず附帯決議の案文について朗読をいたします。 本法の施行にあたり、政府は、本法の意図する地域格差の是正を達成するため、それぞれの適用団体における開発が総合的効果をあげ得るよう配意するとともに、開発指定事業の決定に際しては、とくに左記事項の実現をはかるべきである。 一、災害関連事業並びに海岸保全施設整備事業及び湖岸堤防整備事業については、事業費の額による制限を加える場合においても、その額は最小限度に止めること。 一、河川事業については、小規……
○前田(義)委員 お手元にお配りしてあります案文は、先般来自由民主党、日本社会党及び民主社会党の間においてそれぞれ検討を続けておりましたところ、このほど意見の一致を見るに至ったものであります。本案は三党の合意による成案でありますので、国会法第五十条の二の規正により本委員会提出の法律案とし、その成立を希望いたす次第であります。 その立案の趣旨及び内容の概要につきまして、便宜私から御説明いたします。 まず法律案の全文でございますが、これはお手元に配付してあります印刷物によることとし、朗読を省略させていただきます。 次にこの法律案を立案した理由を述べますと、その目的とするところは、地方公共団体……
○前田(義)委員 吉川先生にお尋ねをいたしたいのであります。 大体御趣旨はわかったのですけれども、一点だけお伺いいたしたいと思いますのは、先ほど、判例などに現われておる人権じゅうりんとして疑わしいもの、その例になっているものは多くは共産党であった、こういうお話があったように伺ったのであります。この場合に警察官は共産党ということを意識してそういうことをやったのか、あるいは抵抗があって、追っかけて行って連行した、これがたまたま共産党であったということなのか、その辺判例に現われているところはどういうことなのか、お聞かせ願いたい。
○前田(義)委員 先ほど質問の中にありました二十三条の「河川法第七条の規定にかかわらず」という点について、もう一ぺん建設大臣の御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、施設の新設とか改築等が派生的に生ずるようなものは、水の占用権というようなものが生じてくることがあるわけですが、そういう場合にも、大臣みずからの権限によって公団がやれるのであって、当該都道府県知事の権限というものは認められないということになるわけですか。
【次の発言】 もう一つ。促進法の第十四条の「基本計画に基づく事業を実施する者は、当該事業により損失を受ける者に対する措置が公平かつ適正であるように努めなければなら……
○前田(義)委員 関連して。 大蔵省の次長さんにお尋ねしたいのですが、先ほど木村委員の御答弁の中に、要するに主計局というものは、経済効率とかいろいろ与えられたものを算定をして決定をする、それ以上のことは政治的判断に譲る以外にないという意味の御答弁があったように存じます。そこで、私たちの承るところによりますと、一月の三十六年度の予算大綱をきめる前の大蔵省の新道路五カ年計画に対する考え方は、一兆八千億を主張しておいでになる。そういうふうに聞いております。建設省が二兆三千億という主張でありますし、また自民党としても二兆三千億を大きく主張いたしていたわけであります。そこで、その一兆八千億を主張せられ……
○前田(義)委員 道路局長にお尋ねしたいのですけれども、大臣がおいでになりませんから蒸し返すようでありますが、一ぺん予算分科会で局長が御答弁になった二十億の調整保留分についての御所見を承りたいのであります。それは大臣が調整費ということで二十億盛り込んだ、こういうことで結末がついておりません。今後この二十億円をどう使うかということは、もう少し今後の推移を見てできるだけ効率的に使用したいと考えておる、こういう答弁があった直後に河北道路局長は、東海道または中央道の東京―富士吉田間のいずれかに使えるという工合に理解しておる。さらにまた楯委員の次の質問に答えて、調整費は今御指摘の通りという工合に考えてお……
○前田(義)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました政府提出の地方税法の一部を改正する法律案に賛成の意を表するとともに、日本社会党提出の修正案に反対するものであります。 地方税制につきましては、国民の租税負担の軽減合理化の見地から、なお、幾多の改善すべき点があると考えますが、地方財政の現況は、経済の好況と財政健全化の措置と相まって、逐次好転しつつあるとはいえ、今なお地方行政の水準は低く、住民の要望にこたえて措置すべき問題が多く残されているのであります。従って、地方税制の改正を行なうにあたりましては、このような地方財政の実態を考慮しながら、その実情に即して行なうことが……
○前田(義)委員 今のなだれの問題に関連いたしまして、飛行機の訓練によりましてなだれを誘発するという問題があるようです。例をいいますと、岐阜県の山岳地帯で盛んにテストをやっておるようです。そういうものがなだれを誘発する危険が非常に濃厚であるということを聞いておるのでありますが、こういう場合に練習するということになると、民間飛行機その他の関係でおのずから区域が限定される関係がありまして、やはりそういう影響のない、なだれを誘発しそうな山岳地帯、そういうようなところで多くジェット機の練習がされております。特にジェット爆撃機等の練習がなされておる。こういう点につきましては、今後対策本部とされまして、そ……
○前田(義)委員 実は私、建設省関係のときには欠席しておりましたので、どういう御答弁があったか知りませんが、融雪期の除雪による路面損傷については、過般の懇談会の席におきまして、われわれといたしましては補助制度を検討していただきたいということを強く要請いたしたのでありますが、大蔵省だったと思いますけれども、これらは特交で措置をするつもりだというようなお話があったのであります。なお、都道府県議会の豪雪災害対策協議会等におきましては、この問題については災害復旧事業債を増額配付する、特に融雪、除雪による損傷路面の復旧及び補修費に対しては特別起債を認め、その元利を国庫で補給することというような要請も受け……
○前田(義)委員 消防法の一部改正の質疑に入る前に、まず、昨今の異常な火災発生状況につきましてお尋ねをいたしたいと思うのであります。 これまでの最高の火災状況が、昨年の二月十八日、また今年の一月十三日の七十件、こういうものが一日の火災発生状況としては最高に上っておりますが、それが昨十八日におきましては八十七件、七十棟でございまして、八千九百十平方メートルが焼失したという状況になっておるのであります。この状態というものは、異常乾燥、さらにまた給水制限、そういうものが非常に大きな原因になっていることは申すまでもないと存じます。国民は豪雪被害におびえておったのでありますが、それが今度はこのような異……
○前田(義)小委員 実は今回の災害がありました際に、例を申し上げますと、御母衣ダムの工事が完了いたしまして、堰堤の下流にたくさんの土砂が一これは堰堤工作から生じたものだと思いますけれども、たくさん土砂が堆積しておるわけです。あの堰堤には、何か危険な場合に放出する排水口ができておるわけですが、これはおそらく千年に一ぺんとか五百年に一ぺんとか、とにかくそういう際でなければ、非常排水口から水を流さないということになっておるらしいのです。今度の六月末の豪雨で、あちらの方面は大した豪雨ではなかったわけですが、非常排水口から水を流しまして、そのために、そのすぐ下にある土砂を大へん流出したわけです、そのため……
○前田(義)委員 すでに委員各位から、それぞれの立場から御質問がありましたので、ほとんど尽きておるわけでございまするが、私は、一、二点補足的な問題ではございまするが、御質問申し上げたいと思うのでございます。 新産業都市建設促進法の目的は、第一条で、大都市における人口及び産業の過度の集中を防止し、地域格差を解消する、こういうことが大原則になっておるのでございます。そこでこの問題に関連しまして、農村の労働力というものが最近大都市の工業労働力に吸収されて、この農村労働力というものについては、非常な問題点が出てきておるわけであります。これはどういうわけかといいますと、要するに調和ができないのだ。工業……
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