賀屋興宣 衆議院議員
30期国会発言一覧

賀屋興宣[衆]在籍期 : 28期-29期-|30期|-31期-32期
賀屋興宣[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは賀屋興宣衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

賀屋興宣[衆]本会議発言(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第14号(1964/03/13、30期、自由民主党)【政府役職:法務大臣】

○国務大臣(賀屋興宣君) 暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  近年における暴力犯罪の実情を見まするに、その数において依然減少の傾向を示さないばかりでなく、特にいわゆる暴力団、すなわちばく徒、暴カテキヤ、青少年不良団、売春、麻薬暴力団その他の暴力的不良団体の構成員またはその仲間ともいうべき人々による悪質な暴力犯罪が増加の傾向を示しておりますことはきわめて憂慮にたえないところであります。もとより政府におきましては、このような事態に対処するため、さきに昭和三十三年には刑法等の一部改正について、また、同三十七年には銃砲刀剣類等所持取締法の一部改正……

第46回国会 衆議院本会議 第17号(1964/03/26、30期、自由民主党)【政府役職:法務大臣】

○国務大臣(賀屋興宣君) お答えを申し上げます。  今回の事件はまことに遺憾しごくなことでございます。私も、内閣の一員といたしまして、また治安関係の閣僚の一人としまして、政治的責任を感じておるものでございます。総理大臣からもお話がありましたように、今後かかることが再び出来しないように、全力をあげまして対策を講ずることが重大な任務と考えておるところでございます。  ただいま、対策はどうか、あるいは少年非行に対する対策等のお話でございますが、法務省の所管の問題といたしましては、まず、捜査が検察当局に移りまして以後は、犯人の保全と申しますか、これに特に注意を払い、なお、事件の真相、精神状態、したがっ……

第46回国会 衆議院本会議 第18号(1964/03/27、30期、自由民主党)【政府役職:法務大臣】

○国務大臣(賀屋興宣君) お答えを申し上げます。  私に関係します御質問の第一は、春闘に対して、その争議に関して刑事罰をもって臨む方針である。これははなはだけしからぬという御質問だと思いますが、労働運動に対しまする政府の態度は、従来繰り返し明らかにしてまいったところでございまして、要するに、健全な労使関係の育成を念願いたしておるところでございます。およそ民主的で秩序正しい労働運動の発展を期待いたすのでございまして、みだりに正当な労働運動に介入し、刑事罰をもってこれを弾圧するというような意図は毛頭ないところでございます。(拍手)しかし、法律の明文によりまして争議行為などを禁止されておるものが、違……

第46回国会 衆議院本会議 第23号(1964/04/10、30期、自由民主党)【政府役職:法務大臣】

○国務大臣(賀屋興宣君) 公共企業体の職員がストを禁止されておりますことは、法律の明文にあるとおりでございまして、関係各大臣より説明がありましたように、単に法律によって禁止されておるのみならず、その実際上の公共の福祉に及ぼす影響はきわめて甚大でありますので、これに関しまして厳正なる法規の適用をいたしたいと考えておるのでございます。ストライキに際しまして、あるいはこれに関連して、またこれに籍口いたしまして、いやしくも刑罰法令に触れる行為がありました場合は徹底的に司法権の発動をいたす所存でございます。(拍手)たとえば、先刻郵政大臣の申されました郵便法第七十九条、公衆電気通信法第百十条、これらの適用……

賀屋興宣[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院30期)

賀屋興宣[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第45回国会(1963/12/04〜1963/12/18)

第45回国会 法務委員会 第2号(1963/12/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 私、本年の七月法務大臣に就任いたしました。早くごあいさつを申し上げるべきでございましたが、その機会に恵まれませんで失礼をいたしておりましたが、あしからず御了承を願いたいと存じます。  先般の第三次池田内閣におきましても、引き続き留任をいたすことになりました。私は法務のほうはまったくしろうとでございまして、それがゆえに一そう責任の重大を感じまして、大いに努力をいたすつもりでございますが、何ぶんにも右申しましたように、全く不行き届きの点が多いと存じます。何とぞ皆さま方の御高配、御支援を切にお願い申し上げる次第でございます。  さしむき来年度の予算の問題などにつきまして、従来の法務省……

第45回国会 法務委員会 第3号(1963/12/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 戦後裁判官、検察官の給与が、戦前に比しましてはよほど一般に改善されたと思います。しかしその後、いまお話がございましたように、いろいろ変化がございまして、その変化につきましては、各方面またそれぞれ御意見がある次第でございます。それで一般の給与その他全体といたしましては司法制度調査会におきましてただいま検討をされております。その検討の結果は、今後政府におきましても重要な資料として給与の問題の決定にあたってこれが非常に役立つわけと思うのでございます。  ただいまのところどうかと申しますと、今回公務員給与の改正の勧告がございまして、それで一般の行政官そのほかみな引き上げるわけでございま……

第45回国会 法務委員会 第4号(1963/12/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいまお尋ねの中の平沢を仙台の刑務所に置いておく、こういうお尋ねでございますが、生命はきわめて大切でございます。老齢その他の健康状態を考えまして暖房などの設備をどうするか、いろいろその辺に必要適切な措置をするように私も指示してございます。それからいまの事実をいろいろおあげになりまして、裁判が間違っておりはしないかというような意味のお尋ねでございましたが、裁判は国の制度としまして法の適用をつかさどっておる機関でございますので、裁判所の考え方は尊重しなければならぬと思います。再審につきましても、裁判所が全く事実を明らかにし、正しく法を適用するとの観点に立ちまして再審の取り扱いをい……

第45回国会 予算委員会 第2号(1963/12/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 お尋ねの問題につきましては、いま総理からお答えがありましたように、出国の問題は大体希望どおりに認めておりまして、これは人権宣言やまた国際慣例に大体会っておると思うのでございます。入国につきましては、世界人権宣言も自由には認めていないと思います。また、どの国もそうでございまして、そういう問題には移民条約とか特別の条約を結びまして、両国の利害の調節をやっている、これが世界の国際的慣例だと思います。実情を申し上げますと、多少あの運動にも誤解があるようでございます。従来、終戦以来国内における南北朝鮮の人々は非常に圧迫されていると言われる向きもありますが、現に百万以上の人がどんどん自由に……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第6号(1964/06/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 この秋のオリンピックの開催に際しましては、できるだけその目的を達しますように、なるべく各国から多くの参加がございまして、またそれによって日本に対する理解を深めて親善に資するということには十分に配意をするつもりでございます。したがいまして、いわゆる北鮮との関係におきましては、国交は回復しておりませんし、いろいろ相当の困難がございますが、特にオリンピックに関係いたしまして、選手の入国あるいは観客の入国等につきまして、いろいろの手続等ができるだけ容易にでき得るように配慮いたしておるつもりでございます。ただいまお尋ねの、日本にある選手の候補者と申しますか、そういう人が向こうに参りました……

第46回国会 外務委員会 第18号(1964/04/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 いまお尋ねの問題に対しましては、私もいま手帳を見まして、日にちははっきりしませんが、外務委員長と法務委員長のごあっせんと申しますか、それによりまして、社会党に嘱する七、八名の議員の方と懇談をいたしました。正式の会合ではないが、いたしまして、その祭の主たる問題はほかの問題でございましたが、その話し合いが終わりましたあと、山本さんから三名の入国につきましてお話がございました。私は、それは初めて聞く事柄でございますから、これは私はいままで承知していない初めてのことですから、別にいま拒絶するとも承認するとも何ら頭の中にできていないものでありますから、十分に検討しましてお答え申し上げる、……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第6号(1964/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいま永山委員のお尋ねがありましたような場合、そういう話し合いというものは、良識をもって秩序正しく行なわるべきものでございますが、お話があったような状態でございますと、これは刑罰法令に触れる場合が事態によっては出る、犯罪を構成する場合もあると存じます。さような場合には、ただいま警察のほうのお話がありましたが、発動がありましょう。事態がわかりましたら、検察権は厳正に発動するつもりでございます。
【次の発言】 ただいまお尋ねのように、順法精神の高揚は、いまの社会にはまことに必要なことでございます。したがいまして、われわれは、基本的人権を尊重し、国民の自由に対しまして、法規の命ずる……

第46回国会 社会労働委員会 第50号(1964/06/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 お尋ねの点につきまして、いろいろの考え方を私はいたしております。一つは、むしろ私個人に属することかもしれませんが、原爆が落ちることになりましたのはあの戦争の際でございますが、戦争開始の際並びにその後戦時中相当長く閣僚をいたしておりまして、責任を持っておる一人として、戦争の犠牲を受けられた方々に対しまして、ほんとうに相済まぬ気持ちを持っております。加うるに広島市は私の出身地でございます。県というよりも広島市が出身地でございます。その意味におきましても特に痛切に感じ、自分の知己や親戚や友人多数の気の毒な被害者がございまして、一そう痛切に感じております。私の気持ちといたしましては、例……

第46回国会 内閣委員会 第36号(1964/05/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 お尋ねの点でございますが、人員の増加につきましては、公安調査庁のほかに、主として登記事務等に関しまして二百名、そのほか検察関係、刑務所、少年院、少年鑑別所、これらの関係で相当な人員増加をいたしております。それで登記の関係と公安調査庁、ともに二百名でございますが、こういう事情もございます。登記のほうは累年二百名くらいの増加をやっておりますが、公安調査庁のほうは、近年増加をしない年もありますし、累年の増加はいたしておりません関係もあります。今年だけでは二百名で同じでございますが、そういうふうに数年を通じて見ますと、増員の程度が少なくなっておる。これは数字につきまして一わたり申し上げ……

第46回国会 内閣委員会 第37号(1964/05/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 その原因につきましては、人々によっていろいろ観察もございましょう。先日も申し上げましたが、いわゆる右翼という方面におきましては、左翼勢力の蠢動、拡充、こういうものに対して憂慮し、むしろ焦燥を感じている、こういう気持があるようでございます。それからまた、政治一般につきまして不信の念もあるのじゃないか、そういうような気持が合わさりまして、いわゆる破壊活動的の右翼勢力が伸びるということがあるように考えられます。それから左翼勢力のほうにおきましては、国内における共産党や、またこれと同調すると申しますか、同じような考え方を持っておる団体というか、組織が、相当強い意欲をもってその勢力の拡大……

第46回国会 内閣委員会 第39号(1964/06/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 在日朝鮮人の扱いにつきましては、むしろ他の外国人よりも利益と申しますか、事実上の特権を認めておるという状態でございまして、差別をして、悪い待遇をしておるということは少しもございません。
【次の発言】 その原因につきまして、実際にお答えをする資料をただいま持っておりませんが、確かに在日朝鮮人の数がふえつつありますが、これは戦時中に戦時の労働力等の補給のために相当数の朝鮮人労務者を内地に入れた、こういう事実がございます。これがいわゆるふえた一つの原因になっておったと存じます。
【次の発言】 私は、いま日本統治時代の施策、状況につきましての資料を持っておりませんので、必ずしもただいま……

第46回国会 内閣委員会 第40号(1964/06/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 戦前の特高警察につきましてのいろいろ御所感でございますが、これはいま私は、それに対して別に賛成とも反対とも申し上げない次第でございます。破防法の施行につきましては、すでに議会の御決議で法律となって、長年施行されております。決して憲法違反ではないと確信をいたしております。なお、破防法に基づく刑罰事件に関しまして、その検挙はこの調査官がいたすのではございません。一般の検察官の所管でございます。ただいまお話の調査官は、破防法によりまして規制を必要とする団体または団体の活動に対しまして、規制をしようとする場合、そういう調査に当たる者でございます。多少お尋ねの意味と違うかもしれません。し……

第46回国会 法務委員会 第6号(1964/02/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 お答え申し上げます前にちょっとごあいさつ申し上げます。  先日私負傷いたしまして、長らく登院ができない状態でございました。当委員会の御審議等に非常に御迷惑をかけたと思いまして、ほんとうに相すまぬ次第でございます。出てまいりましても、こういうふうなはなはだ不ていさいな、皆さんに対して失礼千万な状態で、ほんとうに恐縮な次第でございます。何とぞ御寛恕のほどお願い申し上げます。  ただいまの御質問、前回にきめました点につきましての内容はひとつ政府委員よりお答え申し上げます。
【次の発言】 いつからの無罪判決につきまして適用するかという問題でございますが、いろいろな考え方ができると思うの……

第46回国会 法務委員会 第8号(1964/02/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 バスの営業に従事しております婦人等に対しましていろいろ検査をする、それで問題が起こっているということは私も最近聞かされております。そういう事件があることは承知いたしております。人権の尊重特に個人の尊厳に対してこれを害しないような取り扱いということはきわめて必要だと思います。ことにそれが婦人の場合には、いろいろ精神的にもその他の面におきましてもデリケートな面があって、特に注意すべきものだと思っております。いまも神戸でございましたか、バスの企業体の検査の規程についてのお話がございました。一番バス営業なんかで問題が起こっておるようでございますから、これから全国的に取り調べることにいた……

第46回国会 法務委員会 第9号(1964/03/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 逃亡犯罪人引渡法の一部を改正する法律案について、その趣旨を説明いたします。  近時交通機関の発達等に伴い、一国で犯罪を犯した者が他国に逃亡して事実上刑事責任を免れようとする事例が次第に増加しつつあることにかんがみますとき、犯罪人の引き渡しに関する条約が存在しない国の相互間におきましても、必要に応じ、逃亡犯罪人の引き渡しが行なわれ、国際的な協力のもと犯罪人に対する適切な処罰を行ない得るようにすることが相当であると考えるのであります。  ところで、御承知のとおり、わが現行逃亡犯罪人引渡法は、わが国との間に犯罪人の引き渡しに関する条約が締結されている外国から同条約に基づいて犯罪人の引……

第46回国会 法務委員会 第10号(1964/03/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいま両案につきすみやかに御審議をいただき可決していただきまして、感謝いたします。  なお、両案につき附帯決議をつけまして御決定になりましたが、裁判所の定員増について、なお格段の努力をすべきこと、また刑事補償につきましては、経済情勢の推移にかんがみ冤罪者に対する補償の改善をはかること、この御趣旨に対しましては、政府としても今後も努力をいたす所存でございます。

第46回国会 法務委員会 第15号(1964/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 暴力行為等処罰に関する法律等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。近年における暴力犯罪の実情を見まするに、その数において依然減少の傾向を示さないばかりでなく、特にいわゆる暴力団、すなわちばく徒、暴力テキヤ、青少年不良団、売春、麻薬暴力団その他の暴力的不良団体の構成員またはその仲間ともいうべき人々による悪質な暴力犯罪が増加の傾向を示しておりますことはきわめて憂慮にたえないところであります。もとより政府におきましては、このような事態に対処するため、さきに昭和三十三年には刑法等の一部改正について、また、同三十七年には銃砲刀剣数等所持取締法の一部改正について、それ……

第46回国会 法務委員会 第17号(1964/03/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 お答えをいたします。目的刑かどうかというお説でございますが、刑法上のたてまえとして一つの方針のみでいくというわけにはまいらぬと思います。結果加重等の配慮をする場合もございます。いろいろな角度から考えなければならぬので、犯罪の性質が悪性であれば刑も重くなるということは、私は当然のことだと思うのであります。裁判官の裁量の範囲を広くする、これも一つのけっこうな御方針だと思いますが、しかしながら、犯罪の性質によりまして、法定刑の定め方――一番重い罪にすることもあるということは、日本ばかりでなくどこの国の法制にもあることであります。いろいろな角度からきめなければならぬわけでございます。最……

第46回国会 法務委員会 第18号(1964/03/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいまの憂うべき社会風潮に対しまして、暴力の根底的排除というようなことにつきまして、ただいま御審議を願っております法律のみによってこれに対処することができないであろう、いろいろ広く考えるべき問題ではないか、これだけで一体やれると思っているのかどうかという意味の御質問だと拝聴いたしますが、政府側におきましても、決してこれだけによって暴力排除その他の目的を達し得ると考えておる次第ではございません。結局、社会全体の風潮、特に若年の青少年と申しますか、ここにもまた問題がある次第でございますから、そういう意味におきまして、これは全体の学校教育、家庭教育、社会教育あるいは映画、テレビ、い……

第46回国会 法務委員会 第19号(1964/03/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 私も速記録を取り寄せまして、私どもの考え方ができるだけ御了解願えるようにつとめるつもりで速記録を読んでみました。最後に私が「私の言ったことばどおりで御了解願いましょう。」と、結論的に申し上げまして、その「私の言ったことばどおり」というところがどういうことであるか、前に私の結論的に申し上げましたことをもう一度そのとおり読んでみます。「相手が違うのですから、国交があって条約がある国と、その国民と、そうでない国民と、どこをさがしても差別があるかないか、いま申し上げたように、それは条約ができまして、それに対して日本はどういう法律を出して実行するかというところにまいりまして、いろいろこま……

第46回国会 法務委員会 第22号(1964/04/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいまのお尋ねでございますが、あのお話のありましたのは、私は、法務・外務連合理事会の席ではないと思うのでございます。有志の議員の方と御懇談申し上げた、こういうふうに私は了解いたします。それと、あれは中共見本市の問題ではなくて、私もよくわかりませんからお尋ねしましたら、それと違う見本市の問題だというようなお話でございました。  それで、それ以後検討を続けておりますが、いままで先例もございませんし、どうも困難なようでございますが、まだ最後の結論にまで到達いたしておりません。
【次の発言】 呉学文氏は前にも日本に来たことがあるのであります。そのときに入国の目的以外の行動がございまし……

第46回国会 法務委員会 第23号(1964/04/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいま三田村委員より最近の犯罪の傾向につきまして、いろいろ内容を御解剖になりまして御質問がございました。私ども痛感いたしておりますのは、いまもお話がございましたように、犯罪が総数において非常にふえたということが一点でございます。しかし、ただいま内容を御解剖になりましてお話がありましたように、そのふえました主因は、道交法の違反等が、主として自動車の急激なる増加ということを主因といたしました犯罪が非常にふえておりまして、それ以外のものにつきましては、まあ大体横ばい的傾向であると思うのでございます。そういたしますと、非常に悪い傾向ではないかのごとく感ぜられますが、こまかい解剖はのけ……

第46回国会 法務委員会 第24号(1964/04/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 暴力の制圧と申しますか、暴力を社会生活からなくするということは、お話しのように最低の線だと思います。政治の第一歩は、腕力、暴力によって他の社会人の生活を左右する、これをまず取り締まって押えるということが世の中の秩序の第一歩であります。徹底的にそれをなくするという要請は、進歩した社会においてもあるわけでございまして、その意味におきましては、最終、最高のものといってもよろしいわけであります。社会生活を暴力で左右されるということは、一番原始的の社会生活の秩序破壊のもとでございますから、第一歩であるということはお示しのとおりであります。だんだんに暴力が減っていくことが、政治、社会、生活……

第46回国会 法務委員会 第26号(1964/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいまの御質問の中におきまして、暴力団の根絶はいまの社会情勢におきまして必要である、そのために適用せられるならば賛成であるというおことばがございましたのは非常に私ども同感で、こういう御了解を得ましたことはほんとうに御同慶だと思う次第でございます。  この法律は、いわゆる町の暴力、国民が――庶民ということばがいいかどうかわかりませんが、日常の生活でその生命、身体に非常に不安を感じております。そういう不安の根源が多くは、ほとんど全部と申してよろしいかとも思いますが、暴力団所属の構成員によって行なわれるという事態に着目しておる次第でございます。それでその行為の態様は、特に暴力団所属……

第46回国会 法務委員会 第27号(1964/04/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 今回御審議を願っております法律案が成立しましたら、現在より強化されるというお話ですが、私にはわからないのです。強化されないということをるる申し上げておるのでございます。どう強化されるのか、強化されっこないじゃございませんか。一条の法律の適用範囲を広げるという規定もなければ、その刑罰を加重するという規定もない。ちっとも強化されていない。強化されるという前提でお考えになりますが、私は、この点をもう一度お考えになったら、強化されることは、どこをさがしてもないだろうと思います。これが申し上げる一点でございます。  それから、いま、ある検事の著書をお読みになったようでございますが、私は読……

第46回国会 法務委員会 第28号(1964/04/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 大体私がお答え申し上げまして、なお政府委員より補足いたしたいと思います。  御質問にありましたように、暴力対策は一方的にただ一部の方面からのみ対策を講ずるのでは不十分である、全くお話しのとおりでございます。これはひとり暴力対策の面のみならず、犯罪その他すべて社会現象でございまして、複合的の原因及びそれから生ずる結果があるわけでありまするから、その一つとしまして、法制上の問題としましては、ただいま御審議を願っております法律案、これは最も重要なものだと私は思っております。そのほかに暴力の発生を防ぐ一番直接のものとしましては、警察の取り締まりでございます。この点につきましては、警察当……

第46回国会 法務委員会 第29号(1964/04/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 この前の委員会で修正につきましていろいろ御相談があったこと、私どもあとから承知をいたしておるのであります。たとえば銃砲刀剣類につきましてその範囲を明確にするとか、あるいは法の乱用がないように、いずれも御趣旨はまことに同感でございます。しかしながら、よく審査いたしますと、銃砲刀剣類につきましても、規定をしておけば一見明瞭なのでございますが、法律的の解釈としては現在で明瞭にして余すところはない。当然に銃砲刀剣類の取り締まりの法律による規定の範囲内であるということは明瞭でありますが、それと同じと書きますと、たびたび御説明いたしましたように、銃砲刀剣類の所持取り締まりの規則が改正されま……

第46回国会 法務委員会 第30号(1964/04/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 暴力団に対する対策としましては、結局暴力行為なからしめるという意味でございます。そのためには、国民の一般が非常に不安を想じまする悪質の暴力を広くふるうところの暴力団を事実においてなくなるようにするということが重要だと思います。  その対策を申し上げれば、直接米力行為、特に悪質なものと申せば、いま提案して御審議を願っております銃砲刀剣類を用い殺傷その他の行為を行なう者、常習的にこういう行為を行なう者を厳罰に処しまして、その結果、暴力団の勢力を漸次そいでいく、暴力団に加入する者が減り、脱退する者がふえていく。こういうふうな方策をとるのが第一でございまして、その厳罰ということに伴いま……

第46回国会 法務委員会 第31号(1964/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 商法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を説明いたします。  この法律案は、現時の経済情勢にかんがみ、株式の流通を円滑にし、株式会社の資金の調達を容易にする等のため緊急に改正を要する事項について、商法の一部を改正しようとするものであります。  次に、この法律案の要点を申し上げます。  第一に、会社が額面株式と無額面株式とを発行している場合には、株主は、額面株式を無額面株式に、または無額面株式を額面株式にすることを請求できるものとして、株主の便宜をはかることといたしました。  第二に、記名株式の譲渡も株券の交付によってするものとし、記名株式の移転に裏書または譲渡証書の添……

第46回国会 法務委員会 第35号(1964/05/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいまの赤松委員のお話を伺いまして、また裁判の判決につきまして疑いを持っておる人が相当にあるということは承知しております。ただ、私の立場として、いまの段階で意見を申し上げることは差し控えたいと思います。
【次の発言】 ないともあるとも申し上げられません。
【次の発言】 法規的にはできます。
【次の発言】 よく伺っておきます。

第46回国会 法務委員会 第45号(1964/06/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいまの附帯決議の御趣旨には同感でございます。最高裁判所に対しまして、御趣旨の旨を伝えます。
【次の発言】 ただいまの異動のことでございますが、私の記憶では、異動をさせないということは申し上げることはまことに困難でございます。よく承っておくというような意味のことを申し上げたと思います。それで、率直に申しまして私は責任は負いますが、法務省の検察官を一々よく存じません。それでただいまの仰せの特捜部長その他がどうかわったか、大阪地方検察庁の検事正が札幌の検察庁にかわったことは承知しております。その異動は私の責任でございますから。ほかの方はかわったか、かわらぬか、率直に申しましていま……

第46回国会 予算委員会 第7号(1964/02/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 お答え申し上げます。憲法改正ということを考えることは、憲法を順守しないということには私はならぬと思います。それで、改正に関する条項も憲法に規定してあるわけであります。それでございますから、憲法改正ということを主張しているから、おまえは憲法を守らない、閣僚をやめろとおっしゃっても、そうはまいらない。  それから、なお申し上げておきますが、私は、いま憲法を、どこをどう改正しろという主張を持っておりません。憲法の改正の必要があるかないか、これは十分検討すべき問題だろうと思います。しかし、どの点をどう改正する、いま直ちにやる、そういう考えは固まっておりません。目下研究中でございます。

第46回国会 予算委員会 第16号(1964/02/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 ただいまの近江絹糸の事件に対する御質問でございますが、まだ捜査継続中でございまして、その捜査の結果が判明いたしておるまでに参っておりません。どういうふうになっているかということは、捜査中の段階でございますから、ただいまは申し上げかねる次第でございます。事件につきましては、なるべく早く捜査を完了して結末がつけ縛るように、時々指示をいたしておるところでございます。
【次の発言】 ただいまお話に出ましたあの訴訟についての判決でございますが、この内容につきましてはいろいろな点が盛られてあると思います。  その一つの点は、あの広島、長崎に対する原爆の投下は国際法違反であるかないかという問……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1964/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○賀屋国務大臣 答弁を申し上げます前に、一言おわびを申し上げたいと思います。  先日負傷いたしまして登院が不可能になりましたために、皆様方に御審議等につきまして非常に御迷惑をかけたことが多いと存じますが、まことに相すまぬ次第でございます。また、今日登院してまいりましても、当分こういうふうなはなはだふていさいな、失礼な状況でございますが、何とぞあしからずお許しをいただきまして、失礼の段は万々おわびを申し上げたいと存じます。  さて、ただいまの御質問でございますが、いまお話がございましたように、私は役所に来られるあの問題の陳情の方にはほとんどお会いをいたしておらないのでございます。と申しますのは、……



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データ更新日:2023/02/05

賀屋興宣[衆]在籍期 : 28期-29期-|30期|-31期-32期
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