このページでは佐々栄三郎衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○佐々栄三郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま御説明のありましたいわゆる漁業白書等に対し、沿岸漁業、中小漁業、国際漁業の三つに分けて質問いたしたいと思うのであります。(拍手) まず第一は、沿岸漁業についてであります。 わが国の沿岸漁業は、経営体数からいって、実に全漁業者の九割六分を占めるおびただしい人々がこれに従事いたしておるのであります。そこで、この領域における漁獲高が漸次減少ないしは停滞的であることも一つの問題でありますけれども、私がこの白書において特に注目をいたしましたのは、これに従事する人々が、いまどの程度の所得を保障され、どのような暮らしをしているかという点であります。けだ……
○佐々栄三郎君 私は、日本社会党を代表して、ただいま岡田利春君より提案されました副議長小平久雄君に対する不信任決議案に対して、若干の質疑を行ないたいと存ずるのであります。(拍手) さきに衆議院議長石井光次郎君に対する不信任決議案が提案され、ただいままた引き続き副議長小平久雄君に対する不信任決議案が提案されましたことは、わが国議会政治にとってまことに痛嘆にたえないところであります。(拍手)かかる事態は、ひとり議会の機能が一時的に混乱におちいったという技術的な観点からではありません。事態はまことに深刻であり、単に国会運営の問題としてだけでなく、実に、日本の議会政治それ自体の存立にかかわる重大な段……
○佐々委員 私は、ただいま上程されております農業共済基金法の一部を改正する法律案について質疑をいたします。なお、この質疑を終わりまして、若干農業共済制度全般について引き続いてお尋ねをいたしたいと考えております。 そこで、まず第一に、このたびの改正でございますが、この改正によりまして増資をするという案がありますが、この増資の直接の原因になりましたのは、四十年度に行なわれました連合会の不足金のたな上げ措置、これが今度の改正の直接的な原因であると思います。そこで、まずお伺いを申し上げたいのは、このたな上げ当時の連合会の状況と、最近における連合会の状況――財務の状況でございますが、これをたな上げ当時……
○佐々委員 今朝来各委員の方々から非常に御熱心に質疑がありましたブドウの農薬被害の問題につきましては、私の出身県でありまする香川県におきましても相当の被害を生じておりますので、これについても若干のお尋ねをしたいと思ったのでありますが、先ほどからたくさんの委員の方々が論ぜられましたし、私はほかに若干予定をいたしております質問がありますので、これを省略いたしまして、別の問題についてしばらくの間お尋ねをいたしたいと思うのでございます。ただ、私がこのブドウの農薬被害に関連をいたしまして非常に痛感をいたしておりますことは、いわゆる衛生行政あるいは農薬行政と申しますか、あるいは防疫、こういうような面につい……
○佐々委員 中国のことわざに「狡兎死して走狗煮らる」というのがございますが、私は、麦の問題を考えますと、いつもこのことばを思い出すのであります。終戦直後しばらくの間、国民が非常に食糧に不足をいたしましたときには、いわゆるあめとむちとでも申しますか、ときには強権供出、いわゆるジープ供出が行なわれるかと思いますと、また一方では追加払いとか、あるいは特別加算とか減収加算というような、いろいろなあの手この手の方法が使われて、麦の買い入れに血道をあげた時代がありました。今日ようやく食糧難が緩和をいたしまして、麦に対する政府の考え方と申しますか、やり方というものが、当時を知る者にとりましては、とうてい想像……
○佐々委員 私は、三百五十万の麦作農家の代表として、明日麦価が決定をされるというきょう、大臣に質疑をいたすわけでありますが、あす麦価がきめられるというようなときに、国会の農林水産委員会に大臣がわずか一時間くらいしかおられないと言われるのは、私はまことに遺憾千万に思うわけであります。なるほど米価審議会が開催されておるということはわかりますが、一時間という時間は、それにしてもあまりに少な過ぎると思います。私もできるだけ時間をかけないように要点だけをお尋ねをいたしますから、ひとつ大臣もそうそわそわせられぬように、十分各党の意見をお聞き取りをいただきたいと思うのでございます。 そこで、これは昨日大臣……
○佐々委員 海上交通法につきまして、ただいま柴田委員からかなり詳細にわたって質問がありましたが、私もこれに関連をいたしまして、若干のお尋ねをいたしたいと思うのであります。 特に瀬戸内海の漁業は、最近、海面の埋め立てあるいは工場の排水あるいは大型船舶の廃油、こういうようなものによって漁民がだんだん圧迫をされておるというのが実情でございますので、私ども日本社会党は、特に瀬戸内海の漁業につきまして、次のような政策、方針を持っておるわけであります。 まず第一は、「瀬戸内海区内の水質を汚染から守るためすみやかに効果的な水質基準を定め、汚水、汚物および船舶廃油等の流入、投棄を規制する。」第二に、「国の……
○佐々委員 私は農民年金、一名農業者年金につきまして御質問をいたしたいのであります。きょうは農林大臣の御出席がないということは承知しておりましたが、政務次官は。――いま来られますか。それでは質問を進めます。 私どもは従前から、農民にも恩給をということを一つのスローガンとして農村で戦ってきたものでございます。農民の実情は、御承知のように非常に低所得でありまして、戦中戦後のあの困難なときに、そういう低所得に甘んじて農民が国民食糧の確保のために非常に力を尽くしたということは、もろ周知の事実でございます。しかし、一生懸命に働けるときに働いて、そのあとどうなるかと申しますと、公務員には恩給があるが、農……
○佐々委員 私は農林漁業団体、つまり農協、漁協それから農業共済、たばこ耕作組合、こういうところで働いておる職員の待遇の状況、いわゆる労働条件についてお尋ねをいたしたいと思います。 これはもう局長も次官も十分御承知と思いますが、こういう農林漁業団体の職員の給与が非常に低いということは。今日のわれわれの常識でございます。ところが、よく考えてみますと、政府が農漁村対策というものをいろいろ打ち出されて、その政策を末端にあって執行するのは、手足となって活動するのは、こういった団体の職員であるわけであります。そういうような点から考えましても、また、今日農村の青年が都会へどんどん出ていく、学校卒業者でも農……
○佐々委員 私は、まず委員長にお尋ねをしたいのですが、米価が最終的に決定されるまでに、もう一度委員会を開く予定かどうか、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 そうしたら、もう一度委員長にお尋ねしたいですが、前回の麦価審議のときに、あなたはきょうは代理ですけれども、あのときに流会になりました。流会になったのは、私はこれは国会議員としての審議権放棄だと思うのです。私は非常に残念に思うのです。おそらくいま委員長がもう一度開くというように言われたのは、きょうは諮問案がまだ決定しておらぬからもう一度開く、国会として、米審に国会議員が参加しておらぬのですから、だからその必……
○佐々委員 この十月の二十四日に、香川用水の着工が行なわれたわけであります。この香川用水は、吉野川総合開発に基づきまして、農業用水、工業用水、上水道用水、この三つを香川県へ引くという、総額二百六十億円という巨額を投じまするところの、香川県としてはいまだ例のない大事業でございます。 この事業に対する香川農民の反応はどうかと申しますと、これが約三万町歩の耕地、農業戸数にしまして約六万戸これだけのものに対して関係があるわけなんですが、御承知のように、香川県は弘法大師の昔から満濃池をはじめとしまして大小約二万個のため池がございます。これに対して、ため池の維持、改修にいままでずいぶん金をかけてきたわけ……
○佐々委員 香川用水に関する質問をいたします。 前回におきまして若干問題点に触れたのでありまするが、まず第一点として、ちょうど前回は農林大臣あるいは政務次官が在席しておられませんでしたので、これは政治的な姿勢の問題でありますので、新任の政務次官に初めからお気の毒でありまするけれども、お答えいただきたいと思うわけです。 それは、愛知用水公団法が廃止されまして、十月一日以降におきましては、すべて水資源公団法によって事業が行なわれるということになったわけであります。香川用水は、現在もうすでに発足をいたして工事をいたしておりまするが、もちろん、水資源公団法に基づいてこの事業を行なっておるわけであり……
○佐々委員 主として水産庁長官の御答弁をお願いしたいと思います。この件につきましては、長官に事前に詳細事件の内容をお話ししてあるわけですけれども、一応順序として簡単に問題点を申したいと思います。 香川県は番の州の埋め立て工事で、今日までに約百四十万坪の海面が埋め立てられまして、この付近の漁民はその大半の漁場を今日までにすでに失ったわけであります。この埋め立て地には、現在川崎重工やその他の大企業がいま誘致をされておるわけでございます。県はこの第一期工事地帯へ大型船舶が出入できるようにするため、それと第二期工事をこれから始めるわけですが、そのために、約五十万坪の海面を埋め立てなくちゃなりません。……
○佐々委員 農業振興地域整備法案は前回から継続審議になっておりますが、審議の冒頭にあたりまして、簡単でよろしゅうございますから、この立法趣旨と外国における立法例につきまして、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 前の通常国会で都市計画法が成立をいたしましたが、私は、この種の地域立法を見て感じますことは、非常にこういう種類の法律が多いわけであります。いま言った都市計画法、それから今度の農振法、それからまた通産省のほうでは工業立地適正化法案、あるいは自治省では土地利用計画法案、こういうようなものが続々と出てこようとしているわけでございます。また、現に成立をしておるようなわけであります。そ……
○佐々委員 農林大臣にまずお伺いいたします。 私は、この法律案自体は非常にけっこうな法律と思います。むしろできるのがおそかったと思いますが、まずこの法案の内容に入るに先立ちまして、私が一言農林大臣にお伺いしたいのは、私は瀬戸内海に面した地域におるのですが、最近公害と申しますか、たとえば船舶の油、それから工場の廃液、それから埋め立て、こういうことによりまする漁場の喪失とか海の汚染、こういうような問題が非常に起こりまして、沿岸漁民の生活が非常に行き詰まりつつあるのではないかという気持ちを、特に私はそういう海域に面したところにおりますので、痛感をしておるわけです。また、さらに最近では、海上交通法案……
○佐々委員 葉たばこの問題についてお尋ねをいたします。
まず、初めにお伺いをしたいのは、香川県におきましては、昨年の七月に台風がありまして、その災害補償規定による申請者が三千八百三十五人、災害補償金を交付される人が九百五十五人、申請者は全耕作者の三〇%、被交付者は申請者の二〇%、金額は四千四百万円、こういう御報告を一応受けておるのでありますが、その後これに変更があったかどうか、お伺いしたいと思うのです。時間が制限されておりますので、お尋ねしたことだけ簡単にお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 実はこの問題につきましては、昨日、私の県では耕作者の間で非常に問題になりました。県会議員の諸君……
○佐々委員 農地法の一部改正案、私はこの改正案は、戦後の農地改革にも匹敵すべき、日本の農地制度、日本の農業に対して非常に大きな変革をもたらすきわめて重要な法律案である、こういうふうに考えておるわけです。少し大げさな言い方をいたしますと、こういうような重要な改正案の審議に、私が国会議員として、特に農林水産委員として参加できましたことについて、私自身非常に大きな責任を感じておるようなわけであります。したがいまして、私はできるだけこの責任を果たすために、私がこの法案について抱いております疑問点を徹底的にお尋ねをいたしまして、私の疑問点を氷解をさせていただきたい、こういうように考えておるものであります……
○佐々委員 四条、五条に関連しまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。 今度の農地法の改正が耕作権の弱化、耕作権を弱くするということについては、もう疑いを入れる余地がありませんが、耕作権が強いときと耕作権が弱いという場合、この二つの場合を考えてみますと、特に私がいまお尋ねしたいのは、土地の所有権の譲渡の場合であります。公的な買収の場合、それからもう一つは私的な第三者への譲渡というような場合でありますが、そういう場合に、耕作権が強ければ、小作人のいわゆる取り分と申しますか、離作料、これが多いわけです。耕作権が弱くなればその取り分、離作料が少なくなるわけですが、私は、今度の農地法の改正によって……
○佐々委員 今度のこの改正によりまして、従来農林漁業団体が要求いたしておりました完全通算が、実質的には一応実現したように思います。それから、改正の内容で重要な点がありますが、もう一つは、既裁定年金のベースアップ、それから三番目は最低保障額の引き上げ、こういうのを内容とした改正案でありまして、このこと自体は、先ほど申したように、従来農林漁業団体が要求しておりました要求の一歩前進として、私は高く評価をいたしたいと思うのであります。 ただ、問題になって残りますのは大体五つ、六つありますが、今度のいわゆる、私は実質的な完全通算と申しましたが、農林漁業団体なりあるいは社会保障制度審議会なんかの意見は、……
○佐々委員 総合農政というのはどういうものか、どういうことを政府はしょうとしているのか、農林大臣にお聞きしたいのですが御不在ですから、政務次官から簡潔に御説明いただきたい。
【次の発言】 米麦重点の政策から、野菜とか果樹とか畜産とか、そういう方面に重点を指向していこう、こういうものではありませんか。
【次の発言】 私は、果樹、野菜、畜産、そういう方面にやはり重点を置いてやっていこう、こういう心がまえが総合農政というものだろうと思うのですが、簡単にそうかどうかということだけ……。
【次の発言】 そうしますと、そういう果樹とか畜産とか野菜とかいうものにやはり重点を指向していく、率直にいえばそういう……
○佐々分科員 農地法の改正案が提案されております。昨年の国会で提案されましてこれが廃案になったわけでありますが、今度また提案されました。内容を見ますると、前回のとほとんど変わっておらないというよりは、むしろ四つばかり新しい問題が追加をせられたようでございます。私はこの内容を一応検討いたしたのでありますけれども、やはりわれわれとしては了承できない問題が多々あります。もちろん中には妥当な条文の改正もあります。ありますけれども、またどうしても了承のできない点も多々あるわけであります。こういうようなものではおそらく農林水産委員会の審議の場にのぼることもむずかしいのじゃないか、あるいは前回と同じように廃……
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