このページでは多田時子衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○多田時子君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました児童手当法案につきまして、内閣総理大臣並びに関係各大臣に対して若干の質問を行ないたいと思います。 かねてから、わが党はこの児童手当法の実現を強く要求をしてまいりましたところでありました。おそきに失したとはいえ、曲がりなりにも制度創設までこぎつけた政府の労を、一歩前進と評価をすることにやぶさかではございません。 かつて署名運動を行ないましたときにも、国民の皆さんからは圧倒的な要望を受けましたが、これこそ国民が児童手当制度実現に大きな期待をかけていたことのあらわれであったと思うのでございます。 また、国民の要望を受けて……
○多田時子君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十七年度補正予算三案に反対し、日本社会党、公明党、民社党三党共同提出の補正予算二案の組み替え動議に賛成の討論を行ないたいと思います。(拍手) まず初めに申し上げたいことは、田中総理の「日本列島改造論」は、これまでの経済成長一本やりの政策が、今日の弊害をもたらしたという深刻な反省もなく、高度経済成長を維持し、持続させ、かつまた、日中交渉以後もことさらに日米安保の堅持を強調し、さきの車両制限令の改悪、あるいはB52の沖繩飛来の容認等、国内法を安保条約に従属させ、米軍の自由を大幅に認めるというはなはだ危険な軍事優先政策をと……
○多田委員 私は、公共用水域の水質の保全に関する法律の一部を改正する法律案、この問題から二、三お尋ねしてみたいと思います。 いまもるると論議し尽くされてまいりましたけれども、確かに七〇年代の諸問題の中で、最も重大関心事といわなければならないのは公害問題でございます。また緊急に解決を迫られているということもいえると思います。いまも土井先生がいろいろお話しされまして、全く同感なんですが、この法律の旧第一条に、「産業の相互協和と公衆衛生の向上」とありまして、この一文が新しい改正案によりますと、「国民の健康の保護及び生活環境の保全と産業の相互協和」というふうに変えられまして、さらに第一条に第二項が加……
○多田委員 初めて公害問題に触れるわけでございますが、長官がおいでくださるというので、最初の一問か二問かぜひお願いしたいと思います。 一番最初に、先ほどもお話が出ておりましたけれども、この公害基本法の一番最初の、第一条の「目的」でございますが、「国民の健康を保護するとともに、生活環境を保全することを目的とする。」ということが第一条のトップにございます。国民の健康と環境の保全ということを優先するというふうに明確にうたってあるわけであります。いまほんとうに一億総被害者、こう言われるくらいに公害問題は重大な問題でございますし、またそれだけに国民の関心もたいへん深まってきております。当然また、その根……
○多田委員 けさほど、トップの綿貫委員のほうから、富山の神通川の公害問題についてお話がございました。重複の点は避けまして、若干質問をしたいと思います。 実は私四月三十日、五月一日の二日間にわたりまして、現地の調査に行ってまいりました。その後、参議院のほうでもこのことについては質問をいたしておりますので、その点の重複も避けてあらためてお願いしたいと思います。 たびたびいわれておりますように、前例のない多量の水銀が検出されまして、付近の住民はそれこそ不安におののいているわけでございます。その話の内容をいろいろ聞いてみましたところが、昨年あたりから池に飼っていたコイは死ぬし、川の草はだんだん枯れ……
○多田委員 厚生大臣にぜひお願いしたいところでございますが、お約束があるそうで、厚生大臣に対する質問を明後日に若干残しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 きょうは公害防止事業団の理事長においでをいただきまして、ちょっと特殊のケースだと思われますので、おもに事業団のほうに質問をいたしたいと存じます。
先日、五月の二十八日でしたか、そちらに参りましてつぶさに現状を見てまいりましたし、また事情もいろいろと聴取をしてまいりましたが、意外と問題が大きく、また深刻であるということをあらためて認識をした次第でございます。御承知のように塩釜市内の水産汚水の問題というのは、ここ……
○多田委員 昨日参議院の公害委員会におきまして、通産、経企、そして内田厚生大臣等々からたいへん前向きな御答弁がありました。それによりますと、公害法を抜本改正するということで、公害に関係した法律を次の国会で改正し、公害対策に本腰を入れたい、こういうふうに各大臣がお述べになっているように新聞で知りましたが、いまもたびたびお話に出ておりましたように、前回厚生大臣が厚生省として発表された経済の健全な発展と調和の項を削除するという問題でありますけれども、この問題はいまもお話がありましたように国民ひとしく大きな喜びを持ってこの事実を迎えたわけであります。ところがその後、新聞等によりますと、佐藤首相の意向は……
○多田委員 きょう私は、運輸省の港湾局の局長さんにおもに御質問申し上げたいと思いましたが、参事官がお見えになっているということでございますので、港湾局の問題について二、三お尋ねをしたいと思います。 東京湾の汚染はすでに頂点に達している様相を示しておりまして、すでに話題の焦点になっております。この問題、確かに工場排水あるいはヘドロあるいは一部家庭排水等も問題でございますが、特に海水の汚濁という問題に対しては、タンカーによる廃油のたれ流しがそのおもな原因である、このように考えるわけでございますけれども、運輸省港湾局といたしまして、現在の海水汚濁の現状をどのようにお考えかを最初にお尋ねしたいと思い……
○多田委員 けさほど来参考人の方々からの数々の御苦心の話やら、また今後に対する対策等もるる述べていただきました。よく了解するところでございますが、なお二、三の点について重複を避けてお尋ねしたいと思います。 先日、朝日新聞でしたか、新聞の記事によりますと、ソ連の北方領土の極東地方における低硫黄の原油開発について、財界と、現地の方々との折衝が始まったように承っております。いままでのお話にもございましたように、もう公害問題といい、あるいは石油の需給問題といいまことに頭打ちの状態ではないかと思われるような現状でございます。そういう意味からいいますと、これがもし実現するならば、まことに私どもにとっても……
○多田委員 私は一つ厚生大臣にお尋ね申し上げたいと思います。 いまの藤田委員の御質問と全く同一でございます。アルミ工場周辺の弗化水素によるいわゆる植物の被害はたいへんなものでございまして、私も福島の喜多方、あの地域をちょっと見て回ったわけでございますけれども、そうした問題がここ何十年と会社と住民の間で――補償等の問題で片づけられてまいりましたけれども、いまも大臣の御説明にもございましたように、専門的な立場でいろいろ検討を重ねておいでのようでございます。ここに弗化物による大気汚染防止研究委員会、こうしたものがいわゆる環境基準、排出基準を設定されるための足がかりとしてつくられているようでございま……
○多田委員 最初に、昨日この会議を運んでおります最中に、日本橋の浜町で事故がございました。真剣な、崇高な論議をよそにこうした事故が相次いでいるという現実をよく見きわめまして、きょう二、三消費者という立場から申し上げてみたいと思いますし、また当局のほうから明確な御回答をいただきたいと思う次第でございます。 まず最初に、きのうの事故のことからでございますけれども、きのうの事故の現場は高速六号線の工事現場のわきの区道だそうでございます。あの辺は隅田川に近い下町の工場や住宅が密集しているところで、地盤沈下や、ウエートの重い車の通行によって地盤沈下して、その圧力でガス管にひびが入ったというような経過の……
○多田委員 私は、主としてローン販売関係についてお尋ねしてみたいと思います。 最初に、「中小企業施策のあらまし」という、中小企業のとらの巻ともいうべき一冊がございまして、その冒頭に、中小企業庁の吉光長官の一文が載せられております。ここに、「中小企業の振興を図ることは、わが国経済の発展にとって極めて重要であり、中小企業の健全な発展なくして日本経済の均衡ある発展を期することができないことは申すまでもありません。このため政府は中小企業対策を最重点項目の一つとして取り上げ、高度化事業融資の画期的拡充、構造改善対策の推進強化、小規模対策の充実、技術対策の拡充強化等を中心に施策を展開することにしておりま……
○多田委員 二十分という制約された時間の中で、簡単に三点くらいにまとめまして質問をお願いしたいと思います。
昨日、同僚の岡本委員の質問の中に、この滞貨した案件を処理するためにアメリカでは行政改革に努力をいたしまして、そしてうんと時間を短縮することができたという内容についての質問をいたしました。それに対して長官から、その短縮した時間について、二年半から二年に短縮したというふうな御答弁をいただき、また資料をいただいたように聞いておりますが、これは再び確めてお伺いしたいと思いますが、その御答弁に間違いはございませんでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、きのう御答弁いただいたのとは若干違うわけで……
○多田委員 いま数々の質問がございまして、重複する点があるかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。 先ほどの長官の趣旨説明にもございましたけれども、国土の開発という意味でたいへん重要なことであると思います。その重要なこの法案をいろいろな角度から考えまして、いただきました資料等から若干の質問をしてみたいと思います。 そのまず第一は、二十六年六月一日に国土調査法ができまして、そしてその十年目に十カ年計画ができた。その十カ年計画が十カ年を待たずして、ことしで八年になるわけでありますが、あらためてここに十カ年計画を打ち出されたその理由についてまず最初に伺いたいと思うのです。 この八カ年……
○多田委員 問題はぐっと公害問題に変わりましてお願いしたいわけでございますが、一昨日、産業公害委員会で公害防止事業団の行ないました仕事のことについて伺いましたが、結論的に簡単に二つだけお願いしたいと思います。 通産省設置法第九条一項にございますように、公害防止事業団法に基づいて公害防止事業団が昭和四十年の一月ですかできまして、それ以来数々の事業をしております。特に私が塩釜に行ってまいりましてその問題について質問をしたわけでございますけれども、なお四日市等にも建設をされました公害防止センターがございますが、これらが非常にうまくいっていないということを質問をしたわけでございます。これは厚生省と通……
○多田委員 このところ、お酒あるいはしょうゆ等の値上げの問題が騒がれ始めまして、何かこの秋はまた一斉に諸物価が値上げをされるシーズンではなかろうか、このように心配されるわけでございます。そのトップバッターとして清酒、そして二番バッターとしておしょうゆ、この二つの値上げが各紙に報ぜられまして、私どもはまたあらためてショックを受けていたことでございます。お酒といえば、ほんとうに召し上がるのは男性の方々ですから、ショックはそちらのほうかと思いますけれども、やはりこれは直接台所を預かる私ども主婦の立場のほうが何としても問題でございますし、また加えてそれが因となって大きく諸物価の値上げに反映していくので……
○多田委員 文部大臣に若干の質問を申し上げたいと思います。 時間も限られておりますので、要点だけを申し上げて進めてまいりたいと思いますが、先ほど来大臣の委員に対する御答弁をいろいろ伺っておりましても、公害教育という問題についてもたいへん御熱心でいらっしゃるように伺っております。 それで、その公害教育という問題でございますけれども、全国的に問題になっております中でも四日市の公害、四日市ぜんそくの問題、特にあのコンビナートの中あるいは外に学校がございます。いわゆる公害教育が一番進んでいるといわれている状態の学校があるようでございますけれども、そうした学校のいわゆる公害教育がどういうふうに行なわ……
○多田委員 児童手当の問題につきましては、先日本会議におきましても総理大臣並びに厚生大臣等につぶさにお伺いをしたわけでありますけれども、その際厚生大臣は、児童手当の問題については出産と同じように小さく生んで大きく育てようというふうなお話であったわけでございますけれども、これは私ども女性の立場から、出産の場合には大いにけっこうなことでありますけれども、児童手当というような制度につきましては、ぜひとも全児童を対象にしていただきたかったわけでありますけれども、さらにこの内容が、初年度は五歳以下、そして次年度からは十歳以下、そして昭和四十九年にというふうに、三カ年に分けての段階的な実施になったわけであ……
○多田委員 ただいま川村委員等の質問、また前回小沢委員等の質問よくよく聞かしてもいただきましたし、また、資料等もよくよく読ませていただきました。ただいまの質問でだいぶ重複するところ等もございますので、一部割愛をいたしまして、重複を避けてお尋ねをいたしたいと思います。 前々からこの私学の振興という問題に対しては、文部大臣も、そしてまた文部省もたいへんお力を入れていらっしゃる。特に岩間局長等もその点についてはたいへんベテランでいらっしゃる、お力を入れていらっしゃるというふうに伺っております。そういう観点から、ただいま質疑を伺っていたわけでございますけれども、もう一歩やはりこの私学の振興ということ……
○多田委員 私の質問の次第に入ります前に、ひとつお伺いをいたしたいと思います。 厚生大臣にお願いしたいわけでございますけれども、きょうは二月の十六日でございまして、かねて厚生大臣がこの予算委員会でお約束をくださいました健康保険法の問題につきまして、若干お尋ねしたいと思うわけでございます。 かねて社会保険審議会、社会保障制度審議会、両審議会にこの改正案の問題を諮問されまして、そしてきょうそれが提出されるということでございましたが、きょうの段階におきましてまだ出ていないというようなことで、この問題についてひとつ厚生大臣からお願いしたいと思います。
○多田委員 現在問題になっております国立大学と私立大学の授業料の値上げの問題について、この委員会でも先日も質疑がございましたし、またその前には山田委員からも質問がございました。国立大学の授業料の値上げはもちろん私どもは反対でございます。これは反対であるということを前提にしてお伺いしたいと思うわけですけれども、私立大学はもう破産寸前のところもたくさんございます。そして、ばく大な授業料の値上げにもいま踏み切ったところでございます。そういう実情と、国立大学は値上げをしなくてもいいというふうな前回の高見文部大臣の御答弁とが、いろいろな情勢から考え合わせて、何かそこに現状にそぐわない、あるいは矛盾がある……
○多田委員 総理も連日お疲れのことだと思いますが、本日は、私、国民の生活に密着した具体的な問題を幾つか取り上げまして、総理並びに関係各大臣にお尋ねをしたいと思うわけでございます。 御承知のとおり、ことしに入りましてから、もう公共料金は矢つぎばやに値上げをされております。本日は、この物価の問題を基本にいたしまして、幾つかの質問を行ないたいと思うわけでございます。 先ほど本会議でもお話が出ておりましたけれども、去る四日、厚生省がまとめました四十六年国民生活実態調査、これが一昨日各紙に一斉に報道されたわけでございます。それによりますと、その日暮らしで食べていけないという人たちが三・五%、あるいは……
○多田委員 関連いたしまして一つだけ伺いたいと思います。 こまかいことはまた後日に譲ることといたしまして、最近新聞の報道するところによりますと、昭和三十八年度以来義務教育無償ということを根底にいたしまして、教科書の無償が実施されました。たいへん父兄の方々、一般国民から歓迎をされたわけなんですが、どうも様子によりますと、大蔵省が来年度からはこの教科書の無償を廃止の方向に向かって検討をするというようなことで、給食の小麦粉の補助までも何かそれを打ち切るなどというようなこともちらほら伺うわけでございます。この点について、これは大蔵省の意向だそうでありますけれども、この意向が検討される段階で文部大臣と……
○多田分科員 最初に、下水道の問題についてお尋ねしたいと思います。時間も短いようですので、単刀直入にいろいろ質問申し上げたいと思います。 最近では、都市河川の汚濁が公害問題として社会問題となっております。この河川の汚濁を防ぐためには、下水道の整備こそ最も必要なことだと考えられます。ところが、都市の基盤的な施設である下水道の普及は、わが日本の国は全く立ちおくれております。資料によりますと、昭和四十三年の公共下水道の普及率はわずかに二一・四%であるという現状でございます。それが先進国の諸都市の普及率のすばらしさに比べますと、あまりにも恥、ずかしい現状でございます。また、公共下水道を設置している都……
○多田分科員 きょう私は建設大臣に、道路の問題と河川の問題について若干お伺いをいたしたいと思います。 現在の道路行政といいますか、これは大きな問題ですが、簡単に建設大臣から御答弁をいただきたいと思うわけでございますけれども、御承知のとおり、国道はもちろんのこと、地方市町村道に至るまで最近の交通渋滞というのは目に余るものがございます。また、日々、月々、年々それが重なるばかりでして、交通事故等もふえております。ことしに入ってからもうすでに二千名を軽くオーバーする交通事故死者を出しておる、こういう実情でございます。そういう交通渋滞を解消し、あるいは交通災害をなくすために、いろいろ今日までも議論をさ……
○多田分科員 きょうは私は緑に関する問題で建設大臣並びに担当の方々にお伺いをしたいと思います。 最近緑化運動なども盛んに推進されているわけでございますけれども、特にこの数年、東京都内での緑の異変が相次いで起こっている。これは最近ちょうど新聞にも出ていたわけですが、日比谷公園や神宮の森や上野の山や、ああいうところには巨木がたくさんございますけれども、そうした古い巨木がどんどん倒れていく、また桜の名所で有名でございますけれども、飛鳥山公園のソメイヨシノの古木などもどんどん倒れていく、こういうふうで、たいへん緑に対する問題が憂慮されているわけでございます。新聞ですけれども、昭和四十四年までの五年間……
○多田分科員 関連いたしまして一つだけお尋ねをしたいと思います。 それは御承知のことでございますけれども、渋谷から二子玉川までのいわゆる新玉川線の地下鉄工事が東急によってなされておりまして、これがこの前でき上がりました高速三号線と同時に着工をされまして、二年おくれの昭和四十八年にこの新玉川線が完成するということで、ほぼ十年余りの間あの沿線の方々、また周辺の住民の方々はこれが完成を鶴首してお待ちしているわけです。 ところが最近になりまして、何やらどうもそれが怪しくなってきた、こういうことをいろいろと見聞きするわけでございまして、この問題につきまして現状とまた今後の見通しを、運輸省の立場から掌握……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。