このページでは松尾信人衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○松尾委員 ただいま国民生活物資の異常な高騰、買い占めとか買り惜しみの問題、それで質疑がかわされてまいりましたけれども、私はこの問題をもう少し明確にしていきたい、このような立場から、まず公取委員長に聞くわけでありますけれども、詳しいことは時間がありませんので申し上げません。当然もうおわかりのところでありますけれども、この独禁法の一条、これは目的規定でございますけれども、ここにはいろいろ書いてあります。そして、不当な取引制限、または不公正な取引方法を禁止する、そして結局は公正かつ自由な競争を促進していくのだ、そして一般消費者の利益を確保するということを規定しておるわけであります。また、二条の定義……
○松尾委員 この機械類信用保険、また今回創設しようとするリースの点につきまして、二、三質問をいたしてまいります。
この保険制度の運用につきましては、第六十三回国会でこの法律の一部改正案が審議されましたときに、てん補率だとか保険料率、貸し付け利率その他制度全般に関して早急に検討を加えること、このような附帯決議がなされております。今回、このリース契約をこの制度の対象に加えるということにあたりまして、これらの附帯決議の点についてどのように検討されたかということをまず聞いてまいりたいと思います。
【次の発言】 時間がありませんから、要領よく答弁してください。
この料率でありますけれども、これは収入……
○松尾委員 最初に、吾妻先生にお尋ねしたいと思います。 現実の問題といたしまして、先ほども質疑が出たわけでありますけれども、この鉱害責任の問題でございます。現在そこで企業が経営しておるということになりますと、鉱業権者というものが責任を負うわけでありますけれども、先ほどお話しのとおりに、何百年もの歴史がある、ところによれば千年以上もさかのぼって歴史があるわけでありまして、そういうところでいろいろの鉱害が出ております。先生が御苦労なさいましたあのカドミの含有量の問題がありますけれども、これも長崎県の対馬等におきましても、御承知のとおりの実態でございます。 それで、どこまでそのような過去にうんと……
○松尾委員 大臣も時間があまりないようでありますから、ちょっと関連しておりまして、いきなり大臣に聞くのは御理解があまりはっきりしないうちに私が大臣に聞くわけになりますので、私もわずかあと五分か十分で聞いてくれということで困っておるわけであります。 もう一つは、金属鉱業に対します国の施策というものをうんとここで見直していくべきであろう。閉山が相次いでおりまするし、休廃止鉱山、そういうことでありまして、石炭のあとをたどるような状態であります。こういうことでは、やはり何といいましても大事な資源でありますから、石炭が石油の問題に関連いたしまして、大臣御心配のとおりに、日本の資源政策、エネルギー政策と……
○松尾委員 この消費生活用製品安全法案の質疑を重ねていくわけでありますけれども、最初に、先ほどもお話がありましたが、四十六年における苦情の件数、それから四十六年度における飲料用びんの破裂事故、それからこうむる被害の状況が出ております。このように苦情件数自体も三千六百件をはるかにこえておる。また、びんだけの事故、それらの被害が二百九十七件も警察庁の調査で明らかにされておる。このような事実、これは単に四十六年だけでありませずに、逐年、その前にもあったわけであります。次官から、非常に時期を失した感があるという先ほどのお答えがありまして、いまの気持ちはわかりますけれども、また審議会において一年数カ月、……
○松尾委員 きょう御参集いただきました三人の参考人の方々は、かねがね消費者を代表いたされましていろいろ問題の処理に当たっていらっしゃるわけでありますが、今回この消費生活用製品安全法という法律をつくっていきたい、これで一応政府としましては、この法律のもとで、政府また地方公共団体、それから安全協会というような体制をひとつつくっていくわけであります。 皆さまといたされましては、今度は消費者の保護ですね、これはどこにまず消費者が行ったらいいか、その苦情の処理の問題ですね。先ほどお話のとおりに、端緒を早くつかむというような問題がありまするので、消費者は一体私はどこに行ったらよかろうかというのが偽らざる……
○松尾委員 先ほど大臣のほうからお答えがありましたので、これは何も大臣のお答えを聞く必要はありませんけれども、今回のドル対策は、一昨年のドル・ショックに比較しますと非常に問題が多うございます。そして拡大しておりますし、倒産または転廃業というところに追い込まれる寸前の業種、企業が出ております。 大臣の先ほどのお答えのとおりに、これは実態というものを十分把握いたされまして、しっかりやっていただきたい、これを最初に要望しておきます。 それから次の問題に入りますけれども、前回のドル・ショックの対策のときにも言われたことでありますが、要するに、市場転換をやろう、また二番目には製品の高級化をしっかりは……
○松尾委員 いままで大臣からも長官からも答弁のあったことでございますけれども、やはりはっきりさせておきたい、こういう意味でお尋ねするわけでありますけれども、この総合研究開発機構はどのような性格のものであるか、何をしようというのか、これは本法の提案理由、それから第一条の目的を見ればおおよその見当はつくわけでありますけれども、具体的には非常にばく然としておりましてつかみどころがない、こんな感じであります。本法の目ざすものは何か、その根本精神は何か、こういう点をあらためて大臣からお答えをいただきたい。
【次の発言】 そのような根本精神から、少し法文に書いてあるところを言いますれば、「現代の経済社会及……
○松尾委員 最初に田畑参考人にお尋ねしたいと思いますが、この自主性、中立性というのはもう当然なんでございまして、それにまた公開の原則、もっぱら平和的にこれを利用していくのだという、そういういろいろの原則は当然確立されていかなくちゃ相ならぬと思うのであります。
それでまず、これは参考のために聞くわけでありますけれども、資源調査会における、いろいろの運営の実態といいますか現状、たとえばテーマはどういうふうにしてきめていくのか、その成果が利用されるというか、実施される方向はどういうふうになっておるのか。こういうことを最初にお聞きしたい。
【次の発言】 先ほど林参考人の非常に示唆的な御発言があったわ……
○松尾委員 これは最初に大臣にイエスかノーか簡単にお答え願いたいと思っておるのですけれども、今回政府が中小小売業という部門に焦点を当てられたということは非常に高く評価いたします。しかし、従来の中小企業に対する政府の施策は、何といっても製造業中心であったということですね。近代化、またその中の特定業種の構造改善というような製造業、重化学工業の成長、発展、また経済成長というような、そういう面からの施策というものが中小企業に及ぼされておりまして、それが中心の施策であった。でありますから、製造業重点の施策というものにしっかり取り組まれてまいったわけでありますけれども、その反面、中小小売商業というような部……
○松尾委員 昨日から工場立地の調査等に関する法律の一部を改正する法律案の審議が始まったわけでありますけれども、このような工場立地の問題を論ずる前に、現在公害に関していろいろの問題が発生しております。環境破壊の問題、そして工場設置につきましても、地域における話し合いができない、このような問題がいま社会問題として非常に重大になっております。現在のこのような問題を政府としましてはしっかり解決していくんだというのがまず基本的に一番大事ではなかろうか、このように思うわけであります。現在のいろいろの問題を未解決のままにいろいろの法律等ができましても、それは問題の解決をさらに延ばすだけであり、問題を複雑にす……
○松尾委員 ただいまの質疑で大かたの線ははっきりしたわけでありまして、私が質疑をしていこうと思ったことがだいぶ質疑され、答弁されたわけであります。まあこれは念のためということでありますけれども、四十七年度の硫安の需給並びに四十八年度の需給、今後の生産数量の見込みとしてはどのくらいふえていくのか。あるいは硫安の製造というものはいま限界にきておるから、もうこれ以上伸ばす必要はないのだというようなことかどうかということを最初に聞いておきたいと思うのです。これは需給の中には輸出も含めて、順々に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いま四十七年度と八年度の需給の見通し、それから今後の生産のあらかたの……
○松尾委員 きょうは非常に深刻な社会問題となっております第三水俣病の有明海の汚染問題について質疑を重ねていきたいと思います。 この公害は数年来叫び続けてきたわれわれの問題でございますけれども、いよいよ環境破壊というところまでまいりまして、各地に深刻な生命の不安と日常生活の窮迫と大きな社会問題となっておりまして、五月二十二日熊本医大の第三水俣病発生の発表の段階から問題はが然深刻化してまいったのであります。わが党も公害対策本部が直ちに五月二十四、二十五日の両日に調査班を現地に派遣いたしまして、詳しく実情を調べたのでございますけれども、その結果、痛感されましたのは、チッソ水俣病と新潟水俣病と二度も……
○松尾委員 本法の改正でありますけれども、大型小売店、また中小の小売商、それから消費者、また他面働く従業員、この四者の利害というものは非常にかみ合わない、私はこう思うのです。そこに本法の運営といいますか、本法の改正というもののむずかしさがあるであろう。今後ともに大型小売店舗の進出というものは防げないと思います。そのときに、地域の円満なる発展、中小の小売の方々、また消費者の方々、従業員の方々、そういうものをひっくるめての共存共栄というものはなかなかできがたいのじゃないか、これを私は心配するのですよ。この点について、ほんとうにお互い四者が共存共栄できるのだというものがあれば、先ほどもありましたけれ……
○松尾委員 きょうは、主として大臣に質疑を行ないたいと思うのです。内容は、日米通商関係の諸問題であります。時間もたいしてありませんので、私は要点を申し上げたいと思うのであります。 最近、大豆また綿実その他の米国における輸出規制、それがまたカナダのほうにも一つ波及作用として及んでおるというような傾向でありますけれども、そういういろいろのいまの向こうの輸出規制に対応するために、これはやはり通商産業でありますから、基本的には日米通商問題としては、通産大臣の基本的な所管の問題であろう、このように私は了解するわけであります。 それで、いろいろ過去のことから私はきょう申し上げますけれども、田中総理が就……
○松尾委員 この法案の提案は、無籍を有籍にするということを柱にいたしまして、中小零細の方方の生業を守っていく、これが基本姿勢でありましょう。この基本姿勢というものが一貫してまいらなければなかなか零細の方々の納得を得られない、こういうことを前提にいたしまして、私は若干の質疑を重ねていきたい、こう思うわけであります。 まず、無籍が発生した理由等につきましては、詳細いままで質疑が重ねられてまいりました。それで、今回の改正で無籍というものが完全に解消できるか、次いで、今後無籍の発生というものを防止できるか、こういう二点でありますけれども、福田さん、いかがですか。
○松尾委員 きょうは鉄鋼の需給等に関連いたしまして質疑を若干重ねていきたいと思います。 まず最初に、鉄鋼業界は昨年一年間不況カルテルを結んでおった。しかし、昨年後半から景気が上昇いたしまして、カルテルを解除されたわけでありますけれども、そのとたんにまた、本年一月末、神戸製鋼加古川が三千八百立米、三月末には住友金属鹿島が四千立米、五月末に川鉄水島が四千立米と次々にこのように火入れが行なわれておるわけであります。このように一挙にいたしまして一万二千立米、粗鋼換算、年でありますけれども、一千二百万トンの鉄の増産体制ができたわけですね。このようなことでありまして、業界というのは不況になりますと過剰生……
○松尾委員 この基本法の定義改定案を審議するに際しまして、いろいろ中小企業が多くの問題をかかえておる、またいろいろいままでの施策というものを反省して、そして新しい観点から出発すべきときを迎えておるであろう、このように思うのであります。でありますから、いままで中小企業庁がとってこられた中小企業に対する施策のポイント、どういうところに重点を置いて中小企業施策をやってまいったかということが一点と、いろいろ内外の経済情勢の変化なり環境の問題、公害の防除等あります。また構造の変化という知識集約化への方向もございます。また、消費者利益の確保等という観点も新たにしっかり考えていかなくてはできない問題でありま……
○松尾委員 いま質問が重ねられたようでありましたけれども、投資育成会社に関しまして二、三お尋ねしたいと思います。
これは非常に素朴な質問でありますけれども、中小企業投資育成株式会社法、このような法律を設けて、そして東京、名古屋、大阪へその投資会社をつくった。三十八年にスタートしたわけでありますけれども、その目的、これをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 それで、いろいろ投資の実績も累計で百七十一億幾らと出ておるわけでありますけれども、利用できない業種――これは業種が政令指定になっておりますね。そういう指定された業種に対して投資をして助成していくわけでありますけれども、この資本金というもの……
○松尾委員 大臣に三つ四つの点についてお尋ねしたいと思います。 総理の日本列島改造論以来、地価をはじめとして諸物価がうんと上がっている。卸売り物価も十カ月、一年近くも続騰しておる。おまけに四十八年度の景気刺激の大型予算、これが指摘しておりましたとおりに過熱になってきた。それで世界的なインフレ傾向もありますけれども、日本の現状は供給能力を大きくこえた需要というものがいま起こっております。そして総体的に品不足へこれが国民生活関係に欠くことのできない物資にまで及んできておるわけでありますけれども、このようなことから、結局その結果といたしましては、電力需給も窮迫してきた、代表の鉄鋼も需給が窮迫してき……
○松尾委員 特定化学物質の規制関係法案について質問するわけでありますけれども、最初に輸入の問題にしぼってお聞きしておきたいと思います。
これはいままでの質疑を重ねてきたところによれば、百トン以上の輸入品についても調べた、これが累計して二千品目に達しておる、このようなお答えだったと思うのですが、この既存の輸入された化学物質でございますけれども、この通関関係、取り締まり官庁であるところと現物を輸入する官庁、そのつながりというか通関の実態というものについて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、いままで二千ぐらい入っている、それは通常の税関手続で通っておる、こういうことですね。その……
○松尾委員 きょうは終日大臣も出席されまして熱心なる討議がなされたわけでありまして、ラストバッターの私にやっと回ってきたのでありますけれども、ずいぶん論議が尽くされまして、もう新たな問題というものはほとんどなくなりました。 その中で特に私が大臣に聞きたいと思いまするのは石油消費の問題であります。消費の規制はやらないというような御答弁でありますけれども、やはり基本的には日本の中近東からの油の輸入が八四%にもなるのだ、それから備蓄というものは六十数日分しかない、非常に問題があれば日本の産業はとまるというような観点から基本的にお考えにならなければならないのは、高度経済成長というものをどこまで取り続……
○松尾委員 きょうは延々八時間の長い審議でありました。私が最後になったわけでありますけれども、私は、これでも時間は非常に足らなかったんだろう、各委員ともに質疑をうんと重ねたかったんであろうと思うのです。しかし、問題はほとんど出尽くしたように思います。 そこで、私は三つの点につきましてお尋ねしたい。一つは、外航船舶に対する燃料、油の補給の問題 一つは備蓄に関連しての問題最後の問題は、この石油危機、現在のこのような情勢というものをどのようにして解決、乗り切るべきであるかという点に関してであります。 最初に、運輸省関係でまいりたいと思います。いろいろニュース等でわかるわけでありますけれども、いま……
○松尾委員 具体的な問題につきましてちょっと聞きたいのでありますけれども、私も砂川炭鉱へ参りまして、いろいろ事情も聞きました。そのときに現場にあります支柱、坑木ですね、これがあったわけでありますけれども、一部非常にぼろぼろになっておりました。これは何年前にそこにこのような支柱が施されて、どのくらい年限がたっておるかということでありますけれども、まず最初にその点を聞きたいと思います。
【次の発言】 数カ月であのようにぼろぼろになるのですか。
【次の発言】 それからもう一つは、三番方でありますけれども、どうもこれは危険な状態にあるようだということで、時間を繰り上げて抗内から出ておる、このようなこと……
○松尾委員 ちょうど時間がもう予定の時間一ぱいになりまして、それで皆さまに聞く余裕がほとんどないのでありますけれども、まず炭労の皆さま方等からの二千万トンの確保の問題ですね。これは当然のことといたしまして、われわれがこの法案の審議を通じ、また法案の審議が終わりましょうとも、これは力強く推進していきたい。これはこちらのほうの決意発表であります。なお、二千万トンにのぼる日本の石炭業界というものにしていきたい、これをしっかり論議を尽くしていきたい、このように思う次第であります。 それから保安の問題で、先ごろ砂川のほうで事故がございましたね。そのときも、私も現地に参りましたし、いろいろ実情も聞きまし……
○松尾委員 この炭鉱の閉山、また合理化というものに即応いたしまして、常に問題になるのがそこの再就職であります。その中で比較的青年の働く場所は容易でもありましょうが、中高年齢層は非常にむずかしい。それで万やむを得ず失対に出たり、または生活保護にたよるというような実情でありますが、最近の炭鉱の離職者、その中でも特に中高年齢層の再就職の状況はどうか。そういうことをまず最初に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 いま再就職の状況の説明がありましたが、四十六年度におきましても未就職の人が年度末に繰り越されておりますね。それから、やがてこれは四十七年度末におきましても明確な数字が出ると思うのです。この……
○松尾委員 ただいま提案されております定率法の一部改正の問題に関連して質疑をいたしたいと思います。 ケネディラウンドによりまして世界的に関税率は大幅に引き下げられた。また今回は、わが国がリーダーシップをとりましてジャパンラウンドを提唱するわけでありますが、その機運は大いに熟しておりますね。アメリカのほうもこのような動きにはほとんど同調しておるのじゃないか、このように思われます。しかし、日米の関係でありますけれども、アメリカのほうがむしろ日本よりも非関税障壁等が高いのではないか、また、新通商法によりましては、保護主義的な傾向を相当彼らは考えておる、また、輸入制限措置も次々ととられようとしており……
○松尾委員 外務大臣にきょうお尋ねするわけでありますが、まず最初に、大臣の胸中にはもうきちっとお考えがある、私はこのように思うわけでありますけれども、従来のわが国の経済援助の基本姿勢と申しますか基本方針、どうもケース・バイ・ケースだとか無原則、または場当たり的というような、そのような感触というものをわれわれ非常に強く受けておったのであります。また、石油危機以来政府もいろいろ特使を派遣されまして、そうしてどうとかして石油を持ってきたい。ですから、結局そういう動きをながめてみましても、政府の動き自体がどうも経済協力という名のもとに、資源の開発輸入というものに大いに力を入れ過ぎておる、そのような感じ……
○松尾委員 ずいぶん長い間の質疑応答で御苦労さまでございます。大体もう私で最後になるであろうと思いますので、最後の一ふんばりをお願いします。 最初にアラビア石油の宮内さんにお聞きしたいと思うのでありますけれども、この石油の精製、それから石油化学工業のいろいろの活動、そういうものを外国の産油国のほうへ日本から移したらどうか、海外立地の問題でありますけれども、なかなかこれにも私は問題はあるかと思いますが、長らくそういうところに、いらっしゃる宮内参考人の感触、そういうものは喜んで受け入れられるものであるか、または日本が公害というものを自分のほうへ持ってこようとするというような感触で、いろいろまた将……
○松尾委員 この石油需給適正化法案の第一条は目的を定めております。それには「我が国への石油の大幅な供給不足が生ずる場合において、国民生活の安定と国民経済の円滑な運営を図るため、」等々が書いてございます。このような法案というものをなぜ緊急につくらねばならないか、その点を考えあわせてみますると、この資源の少ないわが国、特に油を一〇〇%近くも輸入しておる、そして油の中で日本の経済成長を続けてきたその結果が、何かの事情が起こりまして、石油の供給が削減されますれば、現在のような大きな混乱が起こるわけであります。これは明らかなことであります。でありますから、わが国のような資源の少ない国でこの経済成長をはか……
○松尾委員 最初に、通産大臣の所信表明につきまして逐次質疑を重ねたいと思います。
まず大臣は、基本的態度といたしまして「戦後これまでに経験したことのない困難な事態」というようにおっしゃっておるわけでありますけれども、これはどういう事態をさしておるのかということであります。
【次の発言】 そのような認識のもとに、今度は「新たなる国民的連帯」というようにおっしゃっているわけでありますが、まことにこれはごもっともだと思います。しかし、この「新たなる国民的連帯」ということは、大臣の頭でどのような構想を持っていらっしゃるのですか。
【次の発言】 そのように思います。結局産業界、金融界またあらゆる流通段……
○松尾委員 大臣も時間があまりないということでありますので、要点をつかんで私も質問いたしてまいりますので、大臣もそのつもりでお答え願いたいと思います。 この企画庁の月例経済報告を見たのでありますけれども、どうも国際収支というものが非常に悪い、こういうことであります。四十八年中の貿易収支では三十七億四千万ドルの黒字であります。しかし、前年に比べてこれは半減いたしております。貿易外収支では赤字が三十四億七千万ドル。 長期資本収支も九十七億二千万ドルと赤字の急増。結局総合収支で百億七千万ドルと過去最高の赤字を示したわけであります。 四十九年中ではどうか、こういうことでありますけれども、これはま……
○松尾委員 さきに当委員会で伝統工芸産業の現地視察というのを行なったわけであります。県とか業界はこの振興法案に多大の関心を示しまして、一日も早くこの法案の成立を望んでおる、こういう実感を持って私帰ってきたわけであります。それで、この法律実施の前提としまして、法案の要綱というものをわかりやすく周知徹底せしめる必要がある、このように思うのであります。これは地方の都道府県、またあるいは業界に対しましてもそういう必要があると思うのでありますけれども、その点についてどのように考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 よく教えてあげませんと、これは運営上いろいろ問題が起こります。非常に関心が深いということ……
○松尾委員 ただいままでの予算委員会におきまして、企業のいろいろな悪徳ぶり、そういうものが明白になってきたわけであります。そして企業の社会的責任というものがきびしく追及されてきたわけであります。そのやさきに今回の東邦亜鉛対州鉱業所の調査資料擬装工作というようなものが出てきた。こういうことはまことに国民にとって、われわれは何を信頼していったらいいのかという基本が全く失われていく。これを私は非常に憂えます。そしてこのような擬装工作というものが易々としてなされてきたというその背景は、やはり先ほど追及がありましたとおりに、調査に行った人々とこの企業との癒着というものが厳然とあるということですね。そうい……
○松尾委員 中小企業信用保険法の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をいたしたいと思います。 最初に、これは長官からお答え願うものと思うのでありますけれども、この信用補完制度です。これは経済政策であるのか社会政策であるのかというような議論がたびたび出てきておるわけでありますけれども、この政府の立場というものは保証料とか保険料は極力低いほうがよろしい。そして保険の収支差損が出た場合には財政支出によってカバーをする。ですから、この信用補完制度というものは、まあ現実にはどうかといえば、社会政策的な色彩の強いものと、一般金融ベースの中間的なもの、そういうところで制度を運用するという考え方である……
○松尾委員 きょうは大臣に二、三お尋ねしますが、焦点は石油の使用節約の点であります。どうして石油の消費を少なくしていくかという問題が一つと、もう一点は、いま問題になっております電力料金の点であります。逐次大臣の所信をただしていきたいと思います。 〔武藤(嘉)委員長代理退席、塩川委員長代理着 席〕 石油の輸入量というものもなかなか今後の見通しが困難でありましょう。また石油の価格という点も、大臣お答えのとおり上がる傾向にありまして、なかなかこれも見通し困難でございましょう。他面、貿易収支の面からもこの石油の輸入量というものをきびしく見直したい、このように通産大臣は先般お答えになり……
○松尾委員 国民生活を守るという観点でありますけれども、これは何としてもまず住みよい環境をつくらなければなりません。そういう立場からわが党といたしましても、公害の総点検、こういうことを最初にやりまして、これはあなたのほうにもそのような資料を差し上げて非常に喜ばれた、こういうことでありますが、このようなことで、この公害という問題が国の非常に重要な課題となった。また、国民の関心もいま十分に高まってきておるわけでありまして、あわせてこの公害の規制も逐次きびしくなってきておる。ですから、どうしてもいままで引き延ばしがちであった企業も公害の防除というものを真剣に今回は取り上げてやっていかなくちゃいけない……
○松尾委員 石油開発公団法の一部を改正する法律案について若干質問をいたしてまいります。 これは大臣に最初に聞くわけでありますけれども、たびたび私はこの委員会で大臣に向かって発言いたしておりまするのは、できるだけ石油並びに電力の消費というものを少なくしていこうじゃないか、そういう点でお答えはいただいておるわけでありますけれども、今回またさらにこの石油開発公団法の一部改正ということは、やはり海外石油の開発輸入ということを大きく推進していこう、こういう前提でありまするので、これは念のためのようでありますけれども、石油の輸入量、特に四十九年度のこの輸入見込み、そういうものについて、基本的な考え方、や……
○松尾委員 最初に電気料金改定の問題で二、三大臣並びに当局へお伺いしたいと思うのです。 先般も大臣にいろいろ電力料金の改定の問題でお考えを伺ってまいったわけであります。大臣のお考えはよくわかっておりますが、いよいよ東京電力、中部電力のほうからこの改定の申請が出て、査定の段階に入ったわけでありまして、速急にこれは査定をされるということでありますが、そういう段階に参りまして、会社の申請の内容、そういう点で若干私が疑問に思い、明らかにしておくべきだと思う点を申し上げます。 第一点でありますが、この両社が今回の料金改定で、四十七年の電力料金の収入と、今回の四十八年の収入と、今回の改定によってどのよ……
○松尾委員 計量法の一部を改正する法律案につきまして、若干質疑を重ねてまいります。 まず最初に、今回の改正によりまして消費者を保護するというその立場から項目が改正をされておるわけでありますが、そういう点につきましては評価をするものであります。しかしながら、この七十条の二における訓示規定、こういうことはやはり政府の行政指導というものが非常に重大である、このように強く感ずるわけであります。特に生活必需品につきましては将来指定するというような方向でありますけれども、現在このような「質量又は体積を計って販売する」というようなことを現実にやっているものがあるのかどうか、あるとすれば、どういうものをやっ……
○松尾委員 今回の改正法案に関連いたしまして質疑を続けたいと思うのであります。 この繊維産業というものは非常に好況、不況の波がある。好況あり、不況あり、このようなものの連続でありまして、いわば常に景気の波にもまれておるという状況でありますが、今回、総需要の抑制また金融の引き締めということで非常に苦しんで、不況にあえいでおるのが現在の繊維産業の実態でございます。それで、いろいろ考えた上にこのような法案も出たと思うのでありますけれども、その中でスクラップ・アンド・ビルド、このようなことで紡機では四十三年から、織機では四十二年、このように特定織機になっておるわけでありますけれども、このような構造改……
○松尾委員 きょうは参考人の皆さまにはまことに御苦労でありました。お礼申し上げます。 この特繊法の改正の問題で私もいろいろ質疑を重ねてまいっております。そしてその質疑で、大体皆さまのきょうの意見の開陳、その中からのまたいろいろな要望というものは私もほとんどここで質疑をしておるということをまず申し上げておきたい。 当面の問題であります金融、税制の問題、これも政府のほうがしっかり早急に手を打ってまいります、このようなお答えもありました。それで時間もありませんので、いろいろ要点をつまんで、また若干重複するところもありますけれども、ちょっとお尋ねするわけであります。 この繊維貿易は昨年初めて日本……
○松尾委員 先般、私は大臣にいろいろ質疑を重ねたわけでありますけれども、本日は三つの問題について政府当局の考えを聞いていきたい。 まず繊維の輸入規制の問題であります。昨日、参考人の方々にもいろいろ御意見を承ったわけでありまするが、発展途上国と一口に申しますけれども、そのような発展途上国における繊維産業の現状、この点は一言私も触れておったのでありますけれども、参考人の方々の御意見は、非常に優秀な機械が入っておる、そして現地の低い労賃を利用してつくっておる、これではとても日本の繊維産業としては太刀打ちできないというような、含みのある意見の開陳がありました。発展途上国、そこにはいろいろ経済援助の問……
○松尾委員 大臣の出席が非常におくれるようでありますので、大臣に質疑する分もあわせて一緒に質問しますので、政務次官なり、または局長のほうから返答願いたいと思います。 最初に、海外投資の審査の現状でありますが、これは大蔵省のほうは自動許可制でありまするので日銀の窓口で見るだけ、それから過去において海外投資についてのこのような資本の出ていくことについては不許可になった例はないというようなことであります。いろいろこの海外投資というものが問題になっておる。国際協力事業団法案の外務委員会との連合審査におきましてもいろいろ指摘されたわけでありまして、日本にやはり海外経済協力というものの基本姿勢が確立され……
○松尾委員 今回の法案が提出される理由、ですから法律案の内容と申しますか、そういうところで、現在いろいろ原子力発電の施設、または火力発電の施設、水力発電の施設、このようなものの設置が困難となっている現状をかんがみる、こういうことでありますが、なぜ困難になっておるかということですね。なぜそのような施設の設置が困難となっておるか、このことをまず長官からお答え願いたい。
【次の発言】 いまお答えがあったのは、いろいろ問題がある、それは二つの要因である。一つは安全性の問題であり、他方は環境破壊、公害の問題である、こういうことであります。これは問題点ですね。そうしますと、今回の法案というものがこの問題点……
○松尾委員 有澤先生にお尋ねするわけでありますが、最初に、現在の日本の発電、そういう関係は、石油の供給の不安定もあるし、値段も大いに一上がっておる、ですから切りかえていくべきである、その方向としては、原子力を大いに活用していくべきである、こういうような御意見の開陳があったわけであります。 そこで、関連して聞くわけでありますけれども、このウランの供給に不安はないかということであります。石油にたよっておれよ、今回のいろいろアラブ諸国の生産制限、また供給制限というような不安があるわけでありますし、今度それをいよいよ大きく原子力に転換していくと、そこにやはりこのウランというものについての同じような不……
○松尾委員 だいぶいろいろいままで質疑がかわされましたので、ちょっと重複する点があるかもしれませんけれども、磯部先生にお尋ねしたいと思います。 この中で現在の炭鉱をどうして維持するかという先生のお話、これは疑問点を投げかけられたお話でありました。また、二千三百万トンの堅持をしていかなければいけないという中から、いわゆる閉山というのが順次出ておるわけです。ですから、現在の炭鉱を維持する、二千三百万トンの出炭を堅持する、こういう観点からまいりますると、やはりそこには具体的な措置が必要であろう。それは炭価の引き上げを基本にすべきじゃないかと私は思いますけれども、その具体的な措置について先生の御意見……
○松尾委員 電力用炭販売株式会社法等の一部を改正する法律案、これにつきまして質疑をいたすわけでありますが、本日は幸い通産大臣もお見えでありますので、この石炭の基本的な問題、このような法案のその根元に立ちふさがっておる問題の二、三につきまして大臣に逐次質問していきたいと思います。時間がありませんので私も非常に簡略に申し上げますので、大臣もすぱっとお答え願いたいと思います。 いままでの石炭対策、これは非能率炭鉱を淘汰する、そして優良鉱区に生産を集中する、スクラップ・アンド・ビルドというようなことでまいったわけであります。そして政府が買い上げ措置をやる、非能率炭鉱は閉山していく。また続いて政策的に……
○松尾委員 きょうはこのような雪の降っているさなかにお見えいただいて御苦労でありますけれども、そういうお三方を前にいたしまして、あまり皆さんの気に入らないようなことを少し私は言いたい、こう思うのです。 いままで油が非常に豊富で日本に低廉に入ってきた、そういうことで、石炭は掘れば掘るほど赤字になったわけでございます。でありますから、第五次までの石炭対策の期間をながめてみましても、閉山に次ぐ閉山というわけで、政府もそのような方向づけでありますけれども、やはり皆さま方もそういう豊富低廉な油がいつまでも入るのだというようなかっこうでやられてきて、両々相まって今日の石炭産業になってしまったのではないか……
○松尾委員 政務次官並びに大臣に質疑をいたすわけであります。この電源開発の基本問題、これに取り組む政府の基本姿勢、この点に関することであります。 もう大臣も政務次官も十分おわかりのとおりに、なぜ現在電源立地のおくれがあるか、電源開発がなかなかできないかという問題であります。これはもう私のほうから申し上げますけれども、環境保全の問題、安全の問題、これが大きな理由でございまして、そこに納得できがたいものがいままである。そういうことをどうしてくれるのだということから、この電源開発が非常におくれておる。ですから、その点を踏まえて、基本的に政府というものはどのようにやっていったらいいか、ここに取り組ん……
○松尾委員 最初に、公正取引委員会の委員長にお尋ねしたいと思います。
独禁法の改正の問題であります。ただいま独禁法の改正の具体案というものが公取で検討されておる。非常に大きな問題がございまして、そして国民の世論も非常に高まっておりますし、期待もそのとおり高いのですが、最終的な公取の結論、これがいつごろどんな形で提案されるのであるか、これを最初にお尋ねいたします。
【次の発言】 われわれもさきの国会に改正案を提示しておるわけであります。まあそういうことは別にいたしまして、いろいろ巷間伝えられておる重大な問題がありまするので、各項目について私申し上げますから、それについてはこうだというように、ま……
○松尾委員 これは石炭部長にお尋ねするわけでありますけれども、四十九年度の出炭目標二千二百万トン、実績はどうですか。
【次の発言】 四十八年度も二千二百万トンだったと思うんですよ。それから四十八年度の実績、これはいかがですか。
【次の発言】 四十八年度の実績は二千百四万トンですね、正確に言えば。結局、目標を立てながら実績は減ってきておる。過去数年の実績も、ほとんど毎年五百万トンずつ生産目標と実績のズレがあるわけです。ですから、閉山問題というものが結局、大きくそこに取り上げられていくわけであります。ですから、きょう朝日炭鉱の問題がこのように真剣に論議されておる。
それから、新鉱の開発の問題、こ……
○松尾委員 最初に、独占禁止法の改正の問題につきまして通産大臣の腹構えというものを私はただしておきたい。 いまさらここでなぜ独禁法の改正というものがこのように国民の世論となってまいったか、それを受けて公取が試案をつくったかというようなことはあえて申し上げませんけれども、いよいよ政府が法案を作成する最終段階にいま入っております。そして、国民のすべては公取試案の中の三つの大きな問題点、企業分割の問題、それから原価公表の問題、それから原状回復の問題、こういうものは最小限度実現すべきである、このような主張でございます。われわれもそのような世論なりまた公取の意見というものは非常にもっともである、どうし……
○松尾委員 きょうは問題を石油だけにしぼりまして、いろいろのことにわたりまして時間の許す限り質問をしたいと思うのです。
この不況というものが世界的に広がっておる。そして、産業活動もしたがってだんだん落ち目になっておる。他方、石油というものの消費が非常に節約されつつあるということで、世界における石油の需給というものが緩和してきたというように言われております。この点につきましてどのように通産当局においては認識し、そして需給の問題をどのように把握しておるか、この点からまずお尋ねいたします。
【次の発言】 石油の需給が緩和されてきておる。それで産油国におきましてもOPECで二五%ですかの減産、これは……
○松尾委員 きょうば時間の許す限り、まず対馬の厳原町における鉱害の問題、次には中小企業関連の種々の問題を伺うのでありますが、対馬の方はまだ立地公害局長がお見えになっていないということでありますので、こちらも順番を変えまして、繊維の方から、いらっしゃる方からやっていきましょう。 非常に繊維がたくさんの問題を抱えておりますね。先般も不況カルテルの問題がありました。二カ月間の期間が終わって、さらに一カ月の延長が公取の方でも認められたようであります。いろいろ問題があって、このように不況になった、さあ不況カルテルだというようなことを繰り返しておるわけでありますけれども、これには構造上の問題がありまして……
○松尾委員 最初に、消防庁にお尋ねするわけでありますけれども、消防庁は、一万キロリットル以上のタンク二千六百九十七基と言われておりますけれども、その総点検をやった。 都道府県に命じて総点検さして、その結果がまとまったわけでありますけれども、その結果、不等沈下のタンクも百基を超えておる。それでまた、タンク本体の改善を要するものも相当ある。付属物の補修も必要だ、防油堤も三百十八ぐらいのものはどうもまずいんじゃないか、悪い、消火設備も百三十七ぐらいはどうも不合格、合計七百三十五カ所に欠陥が発見された、このような集計の発表をしておるわけでありますけれども、特にその中で防油堤の欠陥三百十八カ所、……
○松尾委員 もう約二時間にわたりまして参考人がいろいろ御意見を披露されて、それぞれのお考えは十分わかった次第であります。ただ私は、いままで各委員がいろいろ質疑を重ねてまいりましたが、これは公団並びに海外石油開発会社の関連でありますけれども、いままで一つのプロジェクトをある企業に任してきた、そしてうまくいかなかったことがある、そういう点を反省しまして、ここが足らなかったんだな、ここをもう少してこ入れをしておけばよかったんじゃないかというような面で反省される点はどうであったかということを、まずそれぞれお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 いま総裁が、反省しながらこういうふうにやっていこうとおっ……
○松尾委員 政府は中小企業施策の柱の一環といたしまして、昭和三十八年以来、この近代化に力を注いできております。
端的に聞きますけれども、この近促法の施行による成果はどうであったかということを、これはひとつ要領よく簡潔にまとめてお答え願いたい。長官にお願いします。
【次の発言】 いま近促法の施行による成果ということをお尋ねしまして、その成果のお答えがあったわけでありますけれども、いまお答えになりました成果、その判断の基準ですね、それはどういうところを中心にあなたは成果が上がった、このように言われるのでありますか。生産性の向上等はいまお答えになりましたけれども、そのうまくいったんだという判断の基……
○松尾委員 特許法の改正に関しまして若干質疑を重ねていくわけでありますけれども、まず初めに、今回物質特許を導入するという点でございます。いままでこれは製法の発明に特許を与えてまいったわけでありますけれども、技術開発面で国際競争力がなおわが国は非常に弱い、そういう立場から外国企業による特許の支配に対して保護を加えていかなければいけない、このような点が製法発明特許だけを与えておったという理由に掲げられておるわけでありますけれども、こういう外国企業との関連、そしていままで要するに外国企業による特許の支配から保護してきた、それを今回は外す、こういうふうになるわけでありますから、これは外国企業に対しまし……
○松尾委員 五月六日にこの席におきまして、造船の下請企業の困難な状況、これをるる私は長崎県の実態に即して申し上げました。並びに地場の繊維産業に対する、非常に困っておるその中の応急救済措置についても質疑を交わしたわけでございますけれども、そのときに大臣も、造船関係については運輸省の関連も非常に深い、それで運輸省とも相諮ってすみやかにその対策を講じていきたい、このような答弁でございました。その後この造船関係につきましては、事態がますます非常に深刻化してまいっております。長崎県におきましてもこの対策本部というものが設置されました。これは長崎県造船関連企業安定対策委員会、これは仮称でございますけれども……
○松尾委員 最初に私がお伺いいたしまするのは、上場商品の廃止または新しい商品を上場する、このような判断はいろいろ生産関係または流通関係または国際環境の変化、いろいろの要素がございましょうが、このような、要するに上場するという商品の適格性の問題でございます。この基準というものは大体どういう点に置かれておるか、そしてその適格性というものをだれが最終的に判断するか、このような問題について、大臣いかがにお考えですか。大臣、余り専門的になっておわかりにならぬときはどんどん政府委員にやらせていいですから。
【次の発言】 仮に羊毛を外していこうというような考えがあるとすれば、それはどういうことでそのような判……
○松尾委員 最初に竹内先生にお伺いしたいと思います。 この独占禁止法を消費者参加のもとに適切な運用を行うべきである、こういう主張でありましたが、私はこれは非常によくわかるのであります。消費者の参加、そういうことを非常にわれわれも考えておるわけでありますけれども、今回の改正案では、消費者が違反事実等について申し入れをする、それに対して公取は通知義務が課せられた、こうなっておるわけでありますけれども、私どもは、単に結果だけではなく、そこまで行った理由、そういうものをきちっとつけなさい、このように主張しておるわけでありますけれども、これは政府の方は機能的に大変だ、それはできがたいというようなことを……
○松尾委員 石油備蓄法案につきまして質疑をいたしてまいります。
最初に、四十九年度の石油の輸入状況並びに同じ年度の国内における石油の消費状況、これはどうであったかということを御報告してください。
【次の発言】 それぞれ対前年比はどうなっていますか。
【次の発言】 大臣、いまお聞きのとおりでございます。輸入も五%減、消費が五・六%の減、こういうことですね。やはり資源のないわが国でございますから、省資源、省エネルギーという問題が何としても大事な問題、大事な点でございます。
先般私はこの委員会で石油の消費節約ということにつきまして長官にお尋ねしまして、いろいろお答えがありました。それで、その消費……
○松尾委員 最初に、長谷川さんと八城さんにお尋ねしますが、この備蓄に要する土地の問題であります。五百万坪要る、現在皆様の手持ちが百三十万坪ぐらいある、このような答弁を聞いておるわけでありますけれども、それはそれといたしまして、長谷川さんの会社で今後手持ちの土地の中で備蓄の設備ができるかどうか、そういう余力があるのかどうか。そして、八城さんの方も同じくそのお答えを願いたいのであります。
【次の発言】 一部分は自分の手持ちの土地でできるけれども、やはり相当の部分につきましては新たにこれを設定しなくちゃできない。いろいろお考えがありまして、この基地の問題等はそれぞれ会社としても真剣に考慮されておりま……
○松尾委員 この新石炭政策というものですね、われわれも昨年一年かかって、いろいろの提案を政府にいたしまして、大臣も、その趣旨をくんでしっかりがんばってまいります、このようなお答えであったわけでありますが、どうもその後の経過をながめておりますると、新しい石炭を見直していく、そうして石油ショック、ああいう問題を二度と日本には繰り返さないようにしていこう、石炭が唯一の日本における固有のエネルギーだ、これをしっかり開発もするし、助成もしていく、閉山なんかはもちろんなしにする、このようなことであったのでありますけれども、どうもその後の政府のやり方は、やはり昔のままの石炭の政策をやっていらっしゃるのじゃな……
○松尾委員 保安の問題で非常に皆様御苦労であります。そして保安の第一線で皆様方が非常に自覚を新たにして働いておる、そのようなお言葉もありまして、非常に御苦労であるということを繰り返し申し上げるわけでありますけれども、私の認識の問題でございますが、この炭鉱災害は起こるべくして起こっている、このような感じが私はするわけでございます。これは昔からのことでありますが、経営者自体の姿勢の問題、それから政府自体の石炭産業というものに対する考え方の問題、そういう大きなところに基本的な問題があるであろう。あったであろう。いまもお話が出ましたけれども、採算第一、そしていろいろ石炭に対する競争のエネルギーがある。……
○松尾委員 私は、きょうは独占禁止法の改正につきまして、参考人の方々に意見の聴取をして、そして質疑をしてまいりましたので、非常に各委員の質疑と重複するかと思うのでありますが、これはお許し願いたいと思います。 石油危機以来、石炭に対する認識というものが非常に深まってきた。いろいろ変化もしてきている。そういう中で、やれ新鉱の開発だとか、または再開発等の明るい材料も一部に出ておりますけれども、しかし、一方では企業経営の行き詰まり、そういう点から規模の縮小、人員の整理というような動きが出ておりまして、閉山に対する不安というものがぬぐい去られておりませんし、かえって強いものがございます。現在、政府では……
○松尾委員 いよいよ石鉱審の答申が出たわけでありますが、いままで五次の答申を通じて、どうも石炭はもう邪魔者だ、非常に迷惑であるという考え方でまいりました。それから閉山に次ぐ閉山で、地域に非常に大きな問題を起こしておる。そのような問題を解決することに主力を注いでまいりましたというのが第五次までの答申であります。しかし、一昨年秋の石油危機を契機に見直しましょう。そして今回の答申は、総合エネルギー政策の一環として石炭を見直す、このような答申になっております。 ここで言えますことは、まあ答申はいろいろ書いてございますけれども、これは設計図のようなものである。いまから、この答申を受けてどのようにやって……
○松尾委員 きょうは中小企業の問題につきましていろいろ質疑を重ねていきたいのでありますけれども、運輸省の方もいまそろわれましたので、まず、中小企業下請の問題、特に当面非常に大きな問題を起こしております造船不況の問題これにつきまして質問を最初にやっていきたいと思います。 造船の不況問題でございますけれども、今回の不況の中で、地場産業的な色彩の濃い造船業につきましては、たびたび私もここで質疑を重ねてまいりました。この造船不況というものは、石油の需給動向に伴ういろいろ輸送量の問題等も含めまして、長期的な問題と、当面する不況対策、これをどのようにして解決していくのかという、この二つの点について考えな……
○松尾委員 不況対策の問題につきまして、時間の許す限りまず質問をしたいと思います。
経済企画庁長官が昨日の経済関係閣僚協議会で十二月の月例経済報告を説明されたようであります。この中で長官は、最終需要はいまだ盛り上がりを欠いているために景気の回復力は弱い、総合的な景気対策の着実な推進に努め、その効果の浸透を図りたい、このように述べておられると報道されておるわけでありますけれども、かいつまんだ要旨を企画庁の責任のある方から御説明願いたいのであります。
【次の発言】 要旨の説明はいまあったわけでありますけれども、いままで数回の不況対策がそれぞれとり行われてまいったのでありますが、実効が上がっていな……
○松尾委員 それでは、まず大島つむぎのことからお聞きいたします。 ここでもたびたび取り上げられた問題でございますが、繊維問題懇話会で先ごろ「当面の繊維対策について」という提言がまとめられて、大臣に提出されておるわけであります。それで、その提言は輸入対策に力点を置いている。特にその中で、政府は繊維の輸入動向を絶えず監視して、輸入急増で国内業界に相当の被害が生ずる場合には、輸入を抑制するよう強力に指導する、また行政指導でも、輸入が急増するときは関税引き上げやセーフガード等の発動を検討するというようなことも指摘しているわけでございます。 それで、問題の大島つむぎのことでございますけれども、いまま……
○松尾委員 政府から、先ほども大きな災害の報告がありまして、また三菱高島礦業所の事故につきましては、私も調査団の一員といたしまして現地に参加いたしました。それを通じて言えますことは、どうも事故が起こっていろいろ反省する、そして、いろいろな対策を講ずるということが通例みたいになっていますね。たとえば今回の高島の事故でございますけれども、その対策をどうするかということが、会社側からも提案になっておりまするし、あなた方もそれを了承しておるようでありますが、要するに異常発破を排除する、それから異常発破と跡方ガスのルートを遮断する、こういうことが基本的な対策、それを土台にいたしまして、いろいろと細目の対……
○松尾委員 幌内炭鉱の災害の現地調査の結果は、その状態と、会社の方または組合等の方々との協議内容も含めまして、報告書が提出されてありますから、私は、時間の関係もありますので、あえて、その内容には触れません。しかし、この十一月一日の高島炭鉱の災害また、それを上回る非常に重大なる幌内炭鉱の災害、このような大きな事故を反省材料としまして、今後の対策につきまして若干の質問をしたいと思うのであります。 いま石炭企業が抱えておる問題、これはいま、ここでも取り上げておる保安の問題が基本でありましょう。それから新鉱開発の問題炭価の問題、そうして閉山の問題、いろいろの問題を抱えておるわけであります。その中でも……
○松尾委員 これは大臣に対する質問とも関連いたすことでありますけれども、まず最初に、一次産品に対するわが国の基本的な態度、特に通産省の態度、これをはっきりさせていただきたい、よく承っておきたい、これが第一点であります。
そういうことで話を進めてまいりますけれども、通産省内、特にこれは通商政策局長の諮問機関と言われる第一次産品委員会の三月二十六日の中間報告がございます。その中間報告の基本の姿勢というものはどうか、こういうことです。それと、それに対する局長の受け取め方、それはいかがですか。
【次の発言】 総括的なお話でありますけれども、その大体の方向としましては、市場メカニズムの機能をできるだけ……
○松尾委員 非常に時間がありませんので、端的にお伺いしてまいります。 日本の資源政策と申しますか、エネルギーも含めてでありますけれども、この取り組み方が非常に安易に、安い石油をどんどん輸入する、そして先般の石油ショックでやっと石炭を見直す、このようなことになって方向転換のようでありますけれども、なお石炭も本当の転換ではないわけです。この金属資源政策につきましても、こういう日本の基本的な姿勢というものを明確に、はっきりさせていないと、やがて将来、日本の中小鉱山から閉山に追い込まれていくであろう。石炭が閉山に次ぐ閉山です。そうすると同じ状態が金属鉱業の方にもあるわけでありまして、そして皆苦しんで……
○松尾委員 一般電気事業会社及び一般ガス事業会社の社債発行限度に関する特例法案につきまして質疑をいたしたいと思います。
現在、電力会社とガス会社は、それぞれの法律によってそれなりの規制と監督を受けながらも、比較的優遇されておる。そして、今回のこの特例法もその優遇策の上乗せであると思うのであります。
それで、まず最初に、商法二百九十七条に定められました一般会社の社債発行限度額は、いかなる理由、いかなる経済的な根拠に基づいて定められたものであるか、長官にお尋ねいたします。
【次の発言】 そのような投資家を守っていこう、債権の保全を図ろうという基本的な趣旨であります。この商法の規定というものは、……
○松尾委員 最初に、大臣に二、三の問題を質問いたしたいと思います。 この商品の売買に伴いまして、非常にトラブルが続発しておるわけであります。常にその被害者は消費者である、欠陥商品もしかり、また商品取引における不当な損害、また割賦販売でもいろいろの問題がございます。そして、政府も次々に対策を立てていくわけでありますけれども、常に後追いであって、おくれておる。結局は消費者を保護していこうという点に対して熱意がほとんどないのじゃないかと感じられるほど、いままでも対応がおくれておるわけであります。 この法案におきましても、そのような感を強く持つものであります。なぜいろいろの被害が起こってそれを承知……
○松尾委員 石油開発公団法の一部を改正する法律案について質疑をいたすものでございます。 オイルショック後の石油業界は、需要の減退、消費の節約等がございまして、長期にわたり業績が停滞した、そのために今までになかった非常な苦境に追いやられておる、これは事実であろうと思います。そして、私たちも、この石油の安定供給のために、その任に当たる石油企業の健全なる経営が行われるということを非常に望むものであります。 そこで、最初に聞くわけでありますけれども、政府は、現状の上からこの石油業界の健全なるあるべき姿というものについてどのようなビジョンを持っておるのか、これは外資系等も含めまして、総体的にひとつビ……
○松尾委員 昨年八月の総合エネルギー調査会の答申並びに十二月の総合エネルギー対策閣僚会議の基本方向の決定、これでまあまあ、ある程度、積極的な姿勢というものが評価されたわけでありますけれども、しかしながら現実の情勢は、幌内炭鉱のガス爆発の事故、万字炭砿の閉山、貝島炭砿の閉山問題等で非常に暗い影を与えたわけでありまして、結局、五十年度の生産実績も、当初二千八十万トンの計画に対して千九百七十五万トンで百五万トンの減、二千万トンを割ったわけであります。このようなことは、いろいろ災害だとか、そのようなことで、どうしようもないとか防ぎようがないとかいうようなお答えではいけないのでありまして、やはり二千万ト……
○松尾委員 この法案の質疑に入る前に、いろいろ中小企業の問題について、新しく長官となられたあなたのお考えもよく聞いておきたい、このように思うのであります。 わが国が戦後三十年、幾多の試練を経ながらも大きく成長をしてまいりました。そして、特に三十年代、それから四十年代の半ばをピークといたしまして高度成長を遂げたわけでございますけれども、そうした中で、中小企業者もわが国経済の担い手といたしまして大きな役割りを果たしてまいっておる、これは間違いのない事実であります。また、そういう中でも、経済の二重構造であるとか、大企業の緩衝地帯、クッションとしての大きな苦労、矛盾という中できょうまで中小企業ががん……
○松尾委員 この揮発油販売業法案でありますけれども、この質疑に入ります前に、ちょっと大臣に一つ二つの問題で確認しておきたいと思います。
まず一つは、この石油業界の設備投資が近く一部凍結解除になるという見通しだ、こういう報道があるわけでありますけれども、この点はどうでしょうか。
【次の発言】 目下検討中だということは、大体そのような報道を確認されたと思います。しかし、考えていかなければなりませんのは、現在石油精製の稼働率がどのくらいあるのか。なおこれはフルに稼働していない。これは長官から、何%ぐらいいま石油精製の稼働率があるかということをお答え願いたい。
そうしますと、七五%程度というような……
○松尾委員 非常に時間が限られておりまするので、お答えも要領よく大臣にお願いしたいと思います。
まず最初に、現在の景気動向、これをどのように大臣は認識されておりますか。
【次の発言】 一般に言われておりまするのは、設備投資の回復のおくれ、それから個人消費の停滞、こういうものが現在景気の中だるみというものを招いておる大きな点であると言われておるわけでありますけれども、この点いかがですか。
【次の発言】 では、具体的な問題に入りますけれども、輸出の動向であります。
いままで景気回復の大きな原動力と言われるような輸出が盛んな業種、これは自動車、電気製品、鉄鋼等でありますけれども、これが欧米でだん……
○松尾委員 私は、非常に時間が限られておりますので、御答弁を要領よく簡潔にお願いしたい。 いろいろの論議を通じまして明らかになっておりますのは、買占め、売惜しみ、長官のお答えも、商社にある、また流通機構にあるというようなことでありまして、明確を欠くわけであります。こういうものをはっきりさせていくのが、物価上昇を押えていく基本だろうと思うのであります。そういう点における今後の長官の決意なりやり方。 二番目には、需給の不均衝にこの物価高騰というものが起因しておる、そういう面におきまして、それぞれの所管大臣が、どのようにその需給の不均衝を勘案してこれを解決していこうとするのか。 また三番目には……
○松尾委員 最初に、私がお尋ねいたしますのはこの商法の一部改正ということでございますけれども、まずその商法の一部改正に先立ちまして、いろいろ基本的な問題を解決しなくちゃいけぬのじゃないか。それはどういうことかと申しますると、企業経営者の倫理の欠如です。企業本来のあり方、こういうものをよくよく明確にするときがきたんじゃないか、こう思うのです。 われわれ国民の生命または健康をむしばんでおる公害というものがついには環境破壊になりまして、先ほどの水銀またPCBに関する緊急質問も行なわれておるわけであります。水産王国の日本が魚が安心して食べられない、こういうような大きな社会的な問題、もうかれば何でもや……
○松尾分科員 きょうは国土総合開発の関係でありますけれども、その中で特に水資源の問題につきまして、二、三質疑を重ねていきたい、このように思っております。 非常に日本の国土で水資源の偏在、アンバランスがございまして、そのために非常に水資源の不足のところは、地方自治体も非常に開発資金をいままで多額に要しましたし、財政的にも非常に行き詰まっております。それから干害等では、すぐ飲料水さえも制限給水だとか、いろいろな社会的な問題が起こりまして困っておる。水道料金も日本一だとかというように、水資源の偏在によるアンバランス、そのための地域住民の苦しみ、地方公共団体としての水の供給という立場からの財政資金の……
○松尾委員 私が明らかにしていかなくてはいけない第一点の問題は、わが国の政府の経済援助、これにつきまして、基本方針、基本原則というものを明確にしておいて、それを内外にはっきりと打ち出すべきである、こういう点であります。 いままでのわが国の政府の経済援助、これもどっちかというとケース・バイ・ケースだ、また無原則であるような感じも強いし、また場当り的であるような感じもいたします。いろいろ石油危機以来、総理、また通産大臣、三木長官等も海外に出られた。御苦労でありますけれども、また石油をどうとかしたい、そういうことで、どうも場当り的な感じもいたします。どうとかしなければいけないことはわかっております……
○松尾分科員 本日私が質疑を重ねまするのは、中小企業高度化資金についてであります。中小企業高度化資金の助成制度、これは非常に中小企業者の高度化への意欲が高まっておりまして、おまけに公害対策、都市対策、国際化対策等とも関連
いたしまして、中小企業対策の最重点施策として取り上げられて成果をあげてきたものであります。われわれも本制度を高く評価しております。
この助成制度の内容というものを、事業団、県、自己負担というようなものの比率等を簡単にまず中小企業庁より御説明願いたい。
【次の発言】 さらにこの高度化事業の問題でございますけれども、最近流通対策、また過密対策、都市再開発対策等に関連いたしまし……
○松尾分科員 長官に最初にお尋ねします。 今回エクソンとかシェル、このようなメジャーが、三月には、二月に比べてメジャー全体で油の供給量を二五%減らす、このような配給計画を通知してきたということであります。よく御存じだと思います。このためのいろいろの政府の対策というものが練られておると思うのでありますけれども、この三月の総輸入量では二月に比べて一五%減るのだ、こういうことがいわれております。結局この石油製品の価格の引き上げ、このことについて日本政府としてなかなか引き上げの時期的な見通し等があいまいになっておる、これを牽制しようというよう意味合いも私は相当強いと思うのであります。このようなことの……
○松尾分科員 去る二月十四日の経済対策閣僚会議で、不況対策十項目というのが取り上げられて決定されました。それで、引き続いて通産省は、来月二十日ごろ、不況対策の第二弾というものをいま考えて、推進しておるということが言われておりますが、現在の不況、これをどのように乗り切るかという点について、まず経済対策閣僚会議の主宰者である副総理、また主管庁である企画庁長官といたしましてのお考えというものを明確に聞いておきたい、このように思うのであります。
【次の発言】 いまのお話で、物価の安定、鎮静ですね、これが最大の課題である、それで、いまの不況対策をとっておる中においても、物価安定ということはしょっちゅう中……
○松尾小委員 きょうは原子力行政に問題をしぼって質問してまいります。
昭和四十一年の七月にわが国最初の商業用の原子炉が運転を開始して、ちょうど十年を迎えたわけであります。その間、数多くの原子炉が建設されました。なお今後ともに原子力に大きな期待を寄せておられるわけでありますが、この十年間で原子炉が何基建設されて、総出力は幾らになったか、まずこれから質問してまいりたいと思います。
【次の発言】 いまお答えでありますけれども、建設中のもの、これが千五十三万ですか。
【次の発言】 千五十万、十二基。安全審査に入っているもの、これが三百六十六万という私の計算になっておりますけれども、いかがですか。
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