このページでは伊藤昌弘衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。
○伊藤昌弘君 民社党・国民連合を代表して、国の補助金等の整理合理化並びに臨時特例等に関する法律案に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 行政改革の断行と歳出削減のためには、昭和六十年度予算案における十四兆四千三百億円たる、一般会計の約三割を占める補助金の整理合理化が不可欠の課題であることは論をまちません。補助金は国民の血税、よって使途は役人のためであってはならないし、政治家のためであってもなりまぜん。真に国策のため必要なものに限り必要最小限とすべきであり、身勝手な補助傾向は国民に自主自立の心を忘れさせ、御都合主義や勝手な解釈がまかり通り、それは国家国民のために正しきことではありません……
○伊藤(昌)委員 我が国の危険な傾向は、このごろばかに左翼の風潮が強くなってまいりまして、暴力革命的な影は潜めましたけれども、反米親ソ、反政府、権利の主張など、特にどこの国の国民かわからない日本人が大分生まれてきておるように感じます。我が国の伝統を断ち切る風潮が続いたからであります。日本人教育の大切な問題は、文化、伝統の後世への伝達。歴史には栄光もあれば屈辱もあります。その重みに耐える民族が、時代を超えて生き続けていくのに必要な連続性とか統一性をつくり上げる、この大切なことが、左翼風潮によって断ち切られてしまっているのであります。日本の将来はこのままではまことに危険と感じます。 本論の前文と……
○伊藤(昌)委員 お疲れでしょうが、もうしばらく御辛抱をいただきとう存じます。
まず、国立病院が問屋から医薬品を買い掛けで購入をしますが、その支払い期間は一体どのくらい、何カ月くらいになっておるか。大臣、御存じでしょうか。
【次の発言】 三カ月ぐらいならまだしも、そんなものじゃないでしょう。もう調べておられると思うが、もしそれを知らなかったら私の方から申し上げる。言いましょうか。
【次の発言】 大臣、実態調査していないかあるいはうそをついておる。私が調べたところでは、大病院は仕入れてから六カ月、七カ月半、それも納品書に日付を入れないで品物を納めさせる。どうして納品書に日付を入れないのですか。
○伊藤(昌)委員 これから御質問いたしますが、できるだけ簡明に質問しますから、ひとつはぐらかすことのないようにお答をいただきたいのです。議会における質問者と答弁者の心構えは、お互いの間で言ったり言われたりするのでなくて、ひとつ国民に内容をよく理解をさせるという心で質問もまた答弁もいただきたいのであります。 まず最初に総理府にお尋ねいたしますが、実は昭和四十九年三月、文部省が衆議院の文教委員会に提出した資料、こういう資料があるのです。「日教組が社会主義革命に参加している団体と自ら規定していると受けとられる資料」。見出しを三つほど述べますが、まず第一「教師の使命と教育の目標は、社会主義社会の実現……
○伊藤(昌)委員 義務教育の問題についてお尋ねをいたします。 恐れ入りますが、時間が少ないので簡明に御答弁をいただきたいと思います、もちろん質問も簡明にしたいと思いますが。 総理のおっしゃる戦後の総決算の最重要課題の一つが義務教育の改革であります。今六・三個の検討などと制度に責任を負わせてみたり、たとえやっとそれができ上がったとしても、十年、十五年先のこと、そんなにのんびりしてもよいような教育状態ではありません。早急に改善をしなければならない施策、一つは、教育の中立性を侵し、教育を荒廃をさせた政治集団日教組対策、二つ、社会科教科書の左翼偏向とうその記述、学習指導要領の改訂、教育基本法の検討……
○伊藤(昌)分科員 私はこんな手紙を見ました。「ことし八十五歳、日本の安寧と幸福を祈り続けられ、御高齢にもかかわらず日々のお務めにお励みなされる陛下の大御心を何としても安んじ奉らねばなりません。しかしこのごろは、陛下の大御心を悩ます何かがあるのではないか。もしあるとするならば、その原因を深く掘り下げ、考えねばならないと思う。そしてそのことは、戦後における象徴天皇のあり方を根源的に問い直していくにほかなりません。」 最近の天皇の御製の中に、「わが庭のそぞろありきも楽しからず わざはひ多き今の世を思へば」。こんな御感懐を漏らされるとは異様なことだと思いますが、恐らく比類なき御心痛を覚えられている……
○伊藤(昌)分科員 御苦労さまでございます。質問が少し変わって申しわけありませんけれども、日本人の教育に関する常識問題ですから、大臣、ひとつ腹で答えていただきたいのでありますが、まず教育基本法についてです。 中を見ますと、国家の文字が一つしか入っておりません。文化国家建設、この国家の文字だけでは子供たちに国を思う真心を教えようと思っても無理であります。伝統の文字は一つも入っていません。日本の国民をつくるには日本の国の伝統というものを持たせなければ日本の国民とは言えません。家族の言葉も一つも入っておりません。子供に民族の文化的遺産を伝達する仕事、この仕事が欠けていたらそこには教育はないと思うの……
○伊藤(昌)分科員 時間がありませんので、国民にわからせる心で質問をいたしますから、国民にわからせる心で要点をはっきり述べていただきたいのでございます。 六十一年四月から小学校の教科書が新しくなりますが、反米親ソ的傾向が強まっています。モスクワ放送が日本に呼びかけている次の事項が一段と教科書に強調をされています。 一、大衆デモ、反核運動。二、長崎、広島原爆投下、アメリカは日本人を大勢殺した。三、日米安保条約は危険。四、米軍基地反対。五、自衛隊は憲法違反。六、非核三原則を守れなど。こんな事柄に関する写真・記述がふえ、ソ連の日本に対する思想侵略に同調する傾向がすべての教科書を埋めています。例え……
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