このページでは志賀一夫衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○志賀一夫君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま政府より趣旨説明された防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に対し御質問をいたします。 ただいまの政府の説明によれば、この法案の直接の目的は、若年定年制下にある自衛官の定年退職後の処遇改善であります。しかしながら、私は、この若年定年制は、まさに我が国安全保障政策の根幹にかかわる問題でありますると認識しておりますので、そこでまず、我が国防衛政策にかかわる国際情勢の認識について伺いたいのであります。 改めて言うまでもなく、一九八九年の東欧諸国の開放と民主改革に向けた激動のうねりは、ヨーロッパにおける戦後体制の枠組み崩壊の始まりを告げる……
○志賀一夫君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表して、平成三年度決算及びその関連事項についてお尋ねをいたします。 会計検査院が、平成三年度決算に関して検査対象としたのは、政府関係機関十一、公団十三、事業団十七、その他の法人五十二、そして日本放送協会などであり、その結果、法令等に違反し、または不当と認められた事項二百二十四件、関係大臣等に対して意見を表示し、または処置を要求した事項八件、指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項十八件などと報告されております。 これらのうち、会計検査院が意見を表示し、または処置を要求した八件については、改善されたのかどうか不明なまま報告されております。……
○志賀(一)委員 せんだって、先月ですか、平成二年度の防災白書が出されたわけでありますが、この白書にかかわる部分で、これからの防災対策はどうあるべきなのか、私はその一点に絞ってお伺いをいたしたいと思います。
まず、今回出された白書につきまして、長官から、一体どんな特徴があり、そしてどういう経緯を経られて公表されたのか、そういう点についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 この白書の趣旨を書いたものがありますので、これをざっと見てみますと、災害対策というものは起こったことに対する対策だというような印象にとられるような項目がほとんどであります。そういうことももちろん大事だと思いますが、……
○志賀(一)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表しまして、当委員会に付託されました議案のうち、在外公館、特にビルマ大使館の名称変更関係等について、まずお伺いをいたしたいと思います。
質問の第一は、国名、首都名はいかなる理由によって変更されるのか。二つ目は、ミャンマーという名前に変わられた国の政治経済体制の状況はどうなっておるのか。概況等についてまずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 次に、ミャンマーと我が国の関係というのは非常に古いものがあろうと思います。特に、仏教国として長い長い関係があったわけでありますが、今、我が国がミャンマーに対して経済援助をなさっておる。特にお話がござい……
○志賀(一)委員 ただいま議題となりました自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党の各派共同提案に係る附帯決議案につきまして、提案者を代表してその趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について速やかに善処すべきである。 一 恩給年額の改定については、国家補償としての恩給の性格、恩給受給者の高齢化等に配意し、今後とも現職公務員の給与水準との均衡を維持するよう努めること。 一 恩給の改定実施時期については、現職公務員の給与との遅れをなくすよう特段の配慮をするこ……
○志賀(一)委員 私は、防衛問題を中心にしながら御質問いたしたいと思います。 世界における我が国の現状というのは極めて不安定な状態に今あるのではなかろうかと思うのであります。かなりな努力を示しながらも世界各国から信頼されるという状況下にはないのではないか。ついせんだっても日本は奇異な国だ、あるいは一体日本にモラルがあるのだろうか、そういうような声も世界各地から聞こえてきております。そういうことを考えますと、我が国が世界の各国と心と心の触れ合いができるような国際関係、お互いに信頼できる関係、そういうものを築き上げていくために、いま一度我が国の外交方針なりあるいはまた対外経済援助なり、いろいろな……
○志賀(一)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、ただいま政府から提出されております臨時行政改革推進審議会設置法案に対し、反対の討論を行うものであります。 反対の第一は、二次にわたる臨調、行革審に対する厳しい批判に基づくものであります。 内閣は、行政改革、教育改革実現のために、政治戦略として、総理直属の審議会を最大限に活用し、みずからのブレーンを委員や専門委員、参与等に配置して巧みに国民の意識改革を図り、戦後政治の総決算を図る重要な武器として駆使してきたことは、天下周知のところであります。 反対の第二は、臨調にせよ、行革審にせよ、政府と同格もしくは各省の審議会の上に君臨するがごとき錯……
○志賀(一)委員 私は、日本の農業を今どうすべきなのかという視点で、ウルグアイ・ラウンドを初め大変な議論を交わしておるところでありますが、そういう視点から、農業が本当にひとり立ちできて、農業にも夢を持ちながら多くの若い者が集まってこられるような農業情勢をつくるために私も一生懸命頑張ってみたい、そんなことで御質問申し上げたいと思います。 まず、大変古い資料を使うものだというふうにお酌み取りになる方もあるかもしれませんが、我が国の農業の零細性というものが、いっときではなくて長い歴史的なものあるいは日本の特有なもの、そういうふうに考えますと、やはり数字は正直だなと実は見ておるわけであります。 耕……
○志賀(一)委員 私は、まず最初に今回の法改正についてお聞きをいたしたいと思います。 今回の法改正は、昭和三十七年の競馬法の一部改正以降実質的な法改正が行われていないが、この間における社会経済情勢や競馬をめぐる事情は著しく変化をし、現行の競馬制度は、法制面においても、また運営面においても、実情との著しい乖離が生じていると言われているのであります。そういう点からすれば、今回の法改正は、実情との整合性をどうとっていくのかという観点からの法改正であるべきことは理の当然であります。 売得金を例にとってみましても、昭和三十七年と平成二年度との対比では、まさに六十三・九倍、約三兆九百八十五億円の巨額と……
○志賀(一)委員 ただいま土地改良法全体についていろいろお話があったわけでありますが、私はまず個々の問題でお聞きをして、農家負担が一層軽減されるように期待をしながら質問をしたいと思うのです。 本来、農業構造改善事業というのは、行く行くは、農業の持つ公益的な役割あるいは食糧問題の将来展望などを考えたときには、農家負担はもうゼロにするくらいの心構えでやるのが正しいのではないか、そうすべきだとさえ私は思っております。ところで、私の福島県におきまする国営総合農地開発事業、もうたくさん福島県ではやっておりまして、きょうは具体的な課題として母畑地区の問題あるいは矢吹地区の問題についてお尋ねをしたいと思う……
○志賀(一)委員 私は去る二月の議会でも、農業問題、ウルグアイ・ラウンドの問題と関連をいたしましていろいろ御質疑をさせていただきました。その中で私は、今世界的に食糧問題が人口問題との関連の中で重要な課題になっている、とりわけ二十一世紀の課題は、環境問題を通じまして、年々土地が荒廃し優良農地が減っていく、その一方で世界の人口は爆発的な増大をする、二十一世紀の最大の課題はまさに食糧問題ではないか、こういうお話を実は申し上げたわけであります。 実はついせんだっても、八月ですか、国際会議が行われました。その中で大変重要な議論がされました。やはり飢餓と貧困の問題を中心に食糧問題がグローバルに、特に生産……
○志賀(一)委員 今までいろいろな方々から、ガット・ウルグアイ・ラウンドについていろいろな立場に立っての御質問がありましたが、私もまた角度を変えた立場で、この問題についてまずお聞きをいたしたいと思う次第であります。 今ガット・ウルグアイ・ラウンドで維持している国々は、いずれも豊かな農産物の生産国であり、と同時にまた輸出国でもあります。特に、先進諸国と言われる国々はいずれも高い食糧の自給率を維持している状況であります。これらの国々の中で自給率の最も低い国は英国でありますが、約八〇%、しかも第二次大戦当時は二〇%台であったというふうにお聞きをしておりますが、その後独自の政策努力で今日まで高い自給……
○志賀(一)委員 私は、ODA並びにこれに関連した戦後処理問題等についてお伺いをいたしたいと思います。 我が国は、いわゆる経済大国と称されまして、全世界の国々から大変な熱いまなざしで日本の豊富な資金についての供与という面で、相次いで日本を訪れるというような事態があるわけであります。ODAなどを通じまして大変な、世界的な貢献をなさっており、その中には大変感謝されているものもありますが、同時に問題視されている事情も多々あるようであります。 それは別にしましても、大変な援助を世界各国にしながら意外と世界の各国からその割に日本の貢献ということについては高い評価はなされていないというふうに聞いておる……
○志賀(一)委員 私は、まず第一点として、都道府県の財政から見た格差是正という視点でお伺いしたいと思いますが、地方税で見た場合、全国平均を一〇〇として、平均以下が四十七都道府県中四十道県、平均以上がわずかに七県であり、圧倒的に格差は大きく、なかなか改善されない実情であります。また、財政力指数から見ても、同様に財政指数が〇・五以下の道県が四十七県中二十七県を占め、不交付団体四県との格差は著しい差があり、それだけに地方財政は厳しく、東北、北信越、山陰、中国、四国、九州といった特定地域に限定されているわけでありますが、都道府県間のこのような地域格差是正に自治省としていかなる方針と施策で今後臨まれるの……
○志賀(一)委員 私はこれからいろいろ御質問いたしますが、特に文部大臣、私も同じ階で二十メートルも離れておらないところで、きょうは初めて拝顔いたしますが、今後ともどうぞひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。 まず最初に、会計検査院の検査結果についてお伺いをいたしたいと思います。 会計検査院より、平成元年度文部省の決算について検査いたしました結果のうち、不当事項十九件のうち、特に東京大学教養学部及び同大学物性研究所において、昭和六十二年より三カ年間不正旅費の支払い等の問題が明らかにされましたが、その経過及び事後処理等についてお聞きをしたいと思います。
○志賀(一)委員 郵便局は庶民の金融機関として親しまれ、信頼されてきた価値ある存在であります。したがって、全国から集められた資金は、日常の払い戻し等を除いて大蔵省資金運用部資金として、国民の暮らしに関係の深い住宅の建設、福祉施設、生活環境、教育施設等、幅広い分野での社会への貢献に重要な役割を果たしていることは御承知のとおりであります。最近、ふるさと小包郵便など時宜に合ったサービスをするとともに、ボランティア貯金は伝統的な郵政の心をさらに大きく世界に広げるものと大きな期待を寄せているところであります。 郵政事業は、今後とも一層国民のために国民のニーズに合った事業の推進をすべきであると思いますが……
○志賀(一)委員 私は、前回もガット・ウルグアイ・ラウンド等の問題について御質問をいたしましたが、その際、ウルグアイ・ラウンドで取り上げられている工業その他の問題の規制と農業の規制について、同じようなやり方で規制措置をするのはやはり極めてなじまないのではないかというような御質問をいたしました。また同時に、この問題は昨日もいろいろな皆さんからもお話が同時にありましたし、いろいろな立場で議論がされているように思います。 また同時に、こういう農業に対する規制措置と同時に、いま一歩踏み込んで考えますと、前回も申し上げたのでありますが、二十一世紀における世界人口の増大による食糧問題、環境破壊や土壌浸食……
○志賀(一)委員 私は、獣医師法の一部を改正する法律案、獣医療法案等についてまずお聞きをいたしたいと思います。 獣医師法の一部改正及び獣医療法案の趣旨は、我が国の農業の基幹的部門へと成長を遂げたことに伴う獣医師の役割の多様化への対応、また畜産の生産向上、公衆衛生の向上に寄与するための獣医師の確保及び保健衛生指導の強化、安全な畜産物の生産のための診療制度の改善、獣医師技術の進展に応じた診療の確保。しかもこの獣医師法等三法に一貫して流れておりますのは、多面的な獣医師の役割と使命は従来にも増してより拡大され、その重要性が一層増大しつつあるにもかかわらず、今日までの獣医師に対する社会的、経済的処遇は……
○志賀(一)委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党及び進歩民主連合を代表して、家畜改良増殖法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 家畜改良増殖法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 農業の国際化が進展する中にあって、家畜改良増殖の促進が、畜産経営の体質強化と畜産物の安定供給を図る上での基本的な要件であることにかんがみ、政府は、本法の施行に当たり、左記事項の実現に遺憾なきを期すべきである。 記 一 我が国の家畜の能力をさらに向上させるため、各種施策を的確に……
○志賀(一)委員 私は、まず今回提案されております農業改良資金助成法の一部を改正する法律案についてお伺いをいたしたいと思います。 この法律が今日までの農業改良の重要な役割を担ってきたと言えるにしても、今日の農業情勢は極めて厳しいものがあり、特に農業後継者をめぐる状況は、我が国の農業が産業としての存立を将来ともに果たして持続できるものであろうかと思わざるを得ないような状況下にあると考えられます。 昭和三十五年、二七%を占めていた総就業人口に占める農業就業人口の割合は、平成元年にはわずかに七%に低下しております。また、基幹的農業従事者に占める六十歳以上の人口は今や平成二年度で四八%と約半分を占……
○志賀(一)委員 建設事業をめぐる汚職事件は今日まで数多くありまして、ただいまもいろいろな角度からお話がございました。過去に言えば静岡の問題等もありましたし、また埼玉での談合問題もありました。また、国内だけではなくて日米構造協議の中でも、日本の企業の排他的な行為が指摘をされておるわけでありまして、特に関西新空港への土砂納入問題では、やはりこれまた公取から談合問題として取り上げられてまいりました。そればかりではなくて、横須賀米軍基地談合事件が発生をいたしまして、この問題で米国から、それに参加した何十社という企業がとてつもない、約五十億という談合に伴う賠償金として支払いをしたという、かつてない初め……
○志賀(一)委員 私は、まずカンボジア問題についてお聞きいたしたいと思います。 先日、大阪出身の国連所属総選挙監視団のボランティアの一員として活躍されていた中田厚仁君が、ポル・ポト派と思われる者に銃撃され死亡したことについて、極めて遺憾の意を表するとともに哀悼の意を表したいと思います。 かかる不祥事が起こる前に、全力を尽くして武力紛争のない状態にしてから民間の奉仕団を派遣すべきで、直ちに民間人は引き揚げ、中国、ベトナム等ポル・ポト派と話し合える国々と我が国が中心になって十分話し合いをし、和解解決後に派遣するというのが本当ではないでしょうか。今回、またPKOの第二次派遣がなされるわけでありま……
○志賀(一)委員 私は、まず最初に官房長官にお聞きをいたしたいと思いますが、対ロシア支援については、つい最近十八・二億ドルの無償、有償の支援を決めたようでありますけれども、これは何を根拠にこのような支援を決めたのか、まず、これらについてお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 長官の趣旨につきましては十分わかるわけでありますが、今日までもロシアに対しましては多額の有償、無償の支援をやっております。にもかかわりませず、その支援が果だして国民の皆さんが喜んでいただけるようなものになっておるのかどうか、こういう点についても若干問題なしとしないわけでありますし、報道によりますと、ロシアの国民の皆さんの……
○志賀(一)委員 去る四月の二十三日でありますが、秋田地裁で、生活保護費の受給者が保護費や障害年金を切り詰めて蓄えた預貯金を資産と認定して保護費を削った福祉事務所長の処分の是非が問われた行政訴訟の判決が、二十三日午前秋田地裁で言い渡され、山本博裁判長は、こうした預貯金について、最低限度の生活を下回る生活をすることよって蓄えたもので、その分の保護費を減額することは本来的になじまず、被保護世帯が一定の預貯金によって将来の出費に備えることもある程度是認せざるを得ないとの判断を示したのでありますが、この判決について、新聞報道によりますと、厚生省保護課の話では、「判決文を読んでからコメントするが、報告を……
○志賀(一)委員 私はまず、農業問題、中でも農政の柱とも言うべき食糧自給率の問題について、一番目にお伺いをしたいというふうに思います。 国は、平成二年閣議決定した西暦二〇〇〇年を目標年次といたします「農産物の需要と生産の長期見通し」の中で、低下傾向に歯どめをかけ、供給熱量で五〇%の達成という目標を立てたのでありますが、食糧の自給率は低下の一方で、ついに昨年、平成三年度におきまして、三〇%を穀物自給率で割りまして二九%というような事態になっておるわけであります。さらにまた、カロリーベースで見ましても年々自給率が低下をいたしまして、平成三年度で同じように四六%と、前年対比一%低下をいたしましたこ……
○志賀(一)委員 本日は畜産問題について、審議会等も開かれる中での当委員会でありますが、私は、この委員会で酪農問題に絞って、わずかな時間でありますので御質問をいたしたいと思います。 今度の審議会に、また私どもの手元に出していただきました、最近における畜産の動向についての畜産局長の報告によりますと、飼養規模の拡大と一頭当たり搾乳量の増加により酪農経営は順調に推移しているとして、酪農経営の現況を、極めて明るい見通しに立っているようであります。さらにまた、牛肉の自由化の影響でぬれ子、廃牛の値段が急速に低下したが、最近は四万円台で推移しているし、また乳肉複合経営の進展が見られるとして、酪農経営が好転……
○志賀(一)委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議及び民社党を代表して、水産業協同組合法の一部を改正する法律案及び漁業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読します。 水産業協同組合法の一部を改正する法律案及び漁業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 近年、我が国漁業・漁村をめぐる情勢は、国際漁業規制の強化、周辺水域の資源状態の悪化、担い手の減少及び高齢化、金融自由化の進展等、大きく変化している。このような中にあって、水産業協同組合の多くは、経営規模の零細性、取扱……
○志賀(一)委員 本日は、農業災害補償法の一部改正案についてお聞きをいたしたいと思います。 私も、顧みますると、農協あるいは共済組合が発足したのは、多分戦後、昭和二十二年ごろだと思いますが、当時、私も農協の発足に当たって発起人となり、そしてまた理事となってやったことを覚えておりまして、当時農協と共済組合の役員というものもまた一緒でありましたから、当然にして共済組合の理事にもなりまして、二十三、四のころ、携わってまいりました。自来、いろいろ側面から農業災害の問題等について肌に触れて接触してきたところであります。 農業災害補償法が今日まで長い間、農業及び農家経済安定のためにはなくてはならないも……
○志賀(一)委員 私は、もう既にいろいろ議論されてまいりましたけれども、今回の新しい農水省の政策の理念、その中では、農業、農村が有する国土、環境保全等多面的機能に着目した農業、農村の非経済的価値の重視、二つ目には国際的な食糧需給の不安定性に着目した国土資源の有効利用、三つ目に効率的、安定的な経営体の育成等に着目した農業の経済効率性の追求、この三つの重要な視点をどのように整合性を図りつつ新しい農政の中にどう具体化していくかがこれからの最大の課題だというふうに考えますが、それらに対する方針についてまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 こういう中で私ども痛感いたしますのは、農業の公益的な役割……
○志賀(一)委員 私はまず、有機農業というものを新農政の中でどのように位置づけて対応しようとしているのか、こういうところにスポットを当ててお聞きをしたいと思う次第であります。 御承知のように、新農政の根幹は、やはり従来どおり高生産、効率的な農業、こういうのが一貫して流れている思想であります。同時にまた、今回新しい一つのとらえ方としては、環境保全型農業、こういうことでの対応もまた同時に取り入れているところでありますが、そういう新農政の中で、一体この有機農業というものを、二十一世紀を展望した中でどのような位置づけをして持っていこうとしているのか、その辺に対する基本的な考え方について、まずお聞きを……
○志賀(一)委員 本日は、今通常国会最後の農水委員会でありますが、そのトップバッターを仰せつかって、いろいろ林業問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、世界における木材輸出国の動向ということでありますが、最近新聞等によりますると、それぞれの国々で環境問題とか、あるいはその国の砂漠化を防ぐとか、あるいはいろいろな理由でだんだん外材の輸出が削減されつつあるのではないかというふうに見ているわけでありますが、そういう我が国が輸入している国々の動向についてまずお聞きしたいと同時に、そういう外材の輸入のこれからの長期的な見通しというのが、いわゆる国産材時代、こう言われるものとの関連性で、……
○志賀(一)分科員 どうも皆さんおはようございます。私は、本分科会におきまして、たばこ問題に限って大蔵大臣初め日本たばこ会社等の関係者に御質問を申し上げます。 若干自己紹介させていただきますと、私どもの福島県は、十数年前でありますが、収納代金約三百億円を上回る日本一の葉たばこの生産地であったわけでありますが、昨年は減反が続いたために第二位に落ちてしまったことは極めて残念としております。この葉たばこが何といっても地場産業として重要な作物でありますので、今後とも維持発展させていくために全力を尽くしたい、そういう考えで皆さんがおられます。 御承知のように、たばこ産業は国の専売事業として長い間、あ……
○志賀(一)分科員 きょうは、お邪魔させていただきまして空港問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 今日におきまする航空需要は、国内外におきまして大変急カーブにふえつつあるわけであります。国の二十一世紀を展望いたしました航空需要を見まするに、国内、国際におきます旅客は、八九年度の実績値に対しまして二〇〇〇年の予測値は、いずれも一・七一倍、一・九〇倍と大幅な増加となると予想されておるわけであります。これら増大する航空需要に対して、運輸省当局は鋭意御努力なさっておられると思うのでありますが、それらについて若干御質問をいたしたいと思います。 まず最初には、第六次空港整備五カ年計画策定のスケジ……
○志賀(一)分科員 予算分科会におきまして、昨年は大蔵大臣に初めて、またきょうは参考人の方もたばこ会社からおいでをいただきまして、御苦労をかけますが、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 福島県のたばこ産地、今度はいよいよ統廃合が進みまして、福島県のたばこ連合会も一つになりまして、私の田村郡に、連合会というより、福島県たばこ耕作組合という名称のもとに一カ所のみ設けられるということになりましたので、実質的に福島県における中心地でもあります。それだけに私はたばこの今後の行方につきましては極めて関心を持たざるを得ない立場でもありますので、きょうは主として生産対策を中心にお伺いをしたいと思う次……
○志賀(一)分科員 私は、福島県の郡山市桜ケ丘団地造成事業についてお伺いをいたしたいと思います。 本事業は、東北土地開発株式会社によりまして昭和四十一年から造成が進められまして、林地であったことから順調に工事が進捗し、昭和四十五年にはその約九〇%が完了いたしました。同年十月十五日、郡山市は市街化調整区域に編入されたわけでありますが、さらに昭和四十六年五月十日、都市計画法第二十九条に基づいて十四万二千八百五十二平米の予定建築物住宅として開発許可がなされた次第であります。 以後順調に開発が進み、宅地の分譲、建築が進んだものの、昭和六十二年三月十日、東北土地開発株式会社が事実上倒産したため、造成……
○志賀(一)分科員 私は、過疎高齢化社会対策についてお伺いをいたしたいと思います。 昨年の十月、私ども日本社会党過疎高齢化社会対策国会調査団といたしまして、私の地元の福島県会津地区にあります最も高齢化社会が進んでいる町村、金山町、三島町の両町を調査いたしました。道路改良の進行に比例して皮肉にも過疎化は一層進み、若者は流出して過度に高齢化は進み、二十一世紀の高齢化社会を先取りした形になっておる町村であります。 金山町は、平成三年度において高齢化率が三一・六三%でまさに東北一であり、三島町もまた二六%になっております。福島県では老齢化率が約二〇%を超えている町村は十七カ町村に及んでおりまして、……
○志賀(一)分科員 私は、去る昨年の十二月二十日、フィリピンのダンサーが私の地元選挙区内であります東白川郡塙町で亡くなられて、その結果として我が国とフィリピンとの間にいろいろな問題を醸しましたので、その点についてやはり明確な政府の方針を要求したいし、また日本とフィリピンの関係もやはりこの問題を契機にして悪化するようでは困る、そういう立場に立って質問をし、答弁書をいただいたわけであります。 その結果の答弁書の中で、若干申し上げますと、前段は省略いたしまして後段の方でちょっと触れさせていただきますと、「直接的死因を病死(劇症肝炎)とする報告書を去る十一月十五日、上院に提出していることなどから、我……
○志賀(一)分科員 私はまず最初に、FIT構想と言いまして、福島のF、茨城のI、栃木県のTということでFIT構想というものを最近発足させまして、関係者にいろいろお骨折りをいただいていると聞いているわけでありますが、この件について若干お聞きをいたしたいと思います。 これにかかわります市町村は十四市三十九町二十三村、人口にして二百二十二万千七百四十五人、面積にして九千四百五十一平方キロメートルに及ぶまことに広大な地域であります。この地域というのは、二十数年前でありますが、八溝・阿武隈山系の開発ということで、畜産基地として大変華々しくデピューしたところでありますが、国の農政転換等もありまして必ずし……
○志賀(一)分科員 私は、一カ月ほど前でありますが、私の地元の福島県内の福祉施設について何カ所か見てまいりました。そういう中で具体的にいろいろと陳情もいただき、また要請書もいただいてまいりました。その施設は、事業団による経営のものと純然たる民間の施設であります。 そういう中で私がお話を申し上げたいのは、まず第一に、国は今福祉十カ年計画というようなものを立てたり、ゴールドプランということで華やかに未来への福祉の充実について、いわばバラ色の夢を振りまいていると言ってもいいような感なきにしもあらずだと、そんなふうに思うのでありますけれども、今のこの福祉施設の現状では、非常に重度化あるいは重複化ある……
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