このページでは目黒吉之助衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○目黒吉之助君 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました農業協同組合法の一部を改正する法律案に対し、宮澤総理並びに田名部農水大臣に質問をいたします。 まず最初に、本題に入る前に、宮澤総理は、我が国農業の現状をどのように認識しておられるのかについて質問をいたします。 今日、農業従事者の高齢化が進む中で、一昨年の新規学卒就農者はわずか千八百人と、大手企業一社の新規採用者数よりも少なく、将来の農業生産に重大な支障を及ぼすおそれが出てまいっております。また、中山間地域の過疎化や高齢化が一段と進み、担い手不足による耕作放棄地は今日二十数万ヘクタールに及んでおり、農業・農……
○目黒委員 大臣、私は初めての質問であります。これまでの質疑で幾つか大臣答弁なさっておりますが、とにかく日本農業を明るくしよう、こういう強い意欲を持っておられることにつきましては全く同感でございます。ただ、明るくするためには現状の暗い部分も取り除かなきゃならない。これは非常に大事なことだと思うのですね。私は、そちらの方をかなり重視をしながら、明るい農業を切り開いていかなきゃならない、このように考えております。きょうも、そういった面も取り入 れながら、これから幾つか伺ってまいりたいと思います。 最初に、農業構造問題に関連をいたしまして、農業者年金基金法の一部改正案についてこれから伺ってまいりま……
○目黒委員 米市場開設の問題を中心に、大臣それから食糧庁長官にお伺いいたします。大臣が他の委員会に出席される約束があるようでございますので、時間になりましたらどうぞそちらの方へ出席していただいて結構でございます。そういうことでありますので、大臣に先にお伺いをいたします。これまで市場開設の問題についていろいろ議論がございまして、ある意味ではおさらいの部分も出てまいると思いますが、その点をお含みの上、お答えを願いたいと思います。 大臣、私はこの農政審の答申に基づく検討委員会の報告を見まして、こんな立派なものができるのかなと、まず第一にそれを感じたのですけれども、これは大変難しい問題を、検討委員会……
○目黒委員 自主流通米の価格形成の場の問題についてお伺いをいたします。 まず何よりも感じますことは、この場の設置をなぜこんなに急ぐのか、ここがどうしてもわからない一つであります。いろいろ伝えられるところによりますと、早ければこの秋に取引所、自主流通米の価格形成の場を設置する、私は米市場、こう言っておるわけでありますが、市場を設置する、こう伝えられております。これには生産者も消費者も早くやってくれといったような要求は全くないんですね。売り手もそうですし、買い手の方からも早く開設した方がいいじゃないかといったような要望は聞いておりません。何かしら行政のひとり歩きのような感じがするわけでありますが……
○目黒委員 官房長、政務次官、私どもきょう初めて諮問というのを見せてもらいました。初めて見て質問するのですから、かなり落ち度もあろうかと思うのですけれども、午前中来、諮問案が出される前に政府と自民党でことしの米価について了解した、こういう報道なり発言がございました。まず、この問題を先に私の方から質問しますので、どなたでもいいですからお答え願いたいと思います。 多くの皆さんは、これは非常に奇怪な感じで見ていらっしゃると思うのですよ。諮問によれば、いろいろ書いてありますけれども、平成二年政府の買い入れ価格について、「将来にわたり我が国稲作の健全な発展を図るとの観点に立ち、需給事情にも留意しつつ、……
○目黒委員 大臣に対する質問は堀込委員の方からほぼ出尽くしておりますので、最後に二、三御意見を伺いたいと思います。引き続いて価格形成の場の問題を先にお伺いをしてまいりたいと思います。 一、二の点について、ちょっとおさらいになりますけれども、お伺いをしておきたいと思っております。 今お話がありました、上場する数量の問題でありますが、伺っておりますと、一万トン以上の銘柄で大体三百万トン集荷されておる。そのうちの二ないし三割ということになってまいりますと、上場する量については、現段階で上限九十万トン、下限六十万トンぐらいを考えておるというふうに理解をいたしたわけでありますが、そういう理解でいいの……
○目黒委員 きょうはガットの問題について、今ほど来委員の皆さんからいろいろお話がありましたが、私の方から補足的に一、二伺って、その後、林政審議会の答申にかかわる問題、報告に関する問題ですね、それから十月の半ばごろと予想されるいわゆる米市場開設の問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。 最初に、ウルグアイ・ラウンドの交渉にかかわる問題で、きょうも委員の皆さんが、あすから総理が訪米される予定の中でブッシュ大統領との話し合いが行われる、その中に米が入るんじゃないかということで非常に心配をされる立場で質疑が交わされてまいりました。私もこの点は、どうも伝えられるところによると、アメリカの側からそ……
○目黒委員 近藤農水大臣は町議を二期おやりになり新潟の県会議員を三期おやりになって、今度は五期目の衆議院当選で大臣に就任をされました。これらの政治経歴から、世間では、村の心を知る大臣だということで大変期待が大きいようでございます。これからは世界的な規模での食糧、農業問題、あるいは環境問題、平和問題に精通をしておらないと宰相になってもらいたくない、実はこういう意見もございます。これらの問題を取り巻く環境は非常に厳しいものがございますけれども、ぜひひとつ存分にやっていただきますように最初に申し上げておきたい、こう思います。 質問に入りますけれども、大臣は就任後の記者会見の席で、農業問題は非常に厳……
○目黒委員 引き続いて、食品流通改善促進法について質問いたします。 この法律は、食品流通問題研究会等々の議を経て成案になったわけでありますが、現在、商工委員会で特定施設整備法が審議されており、それが通らないと一部施行できないという状況下にもあるようでございます。その辺は十分に委員会としても見守っていかなければならないと思っておるわけであります。 この法律は、既に議論がございましたように、食品流通構造の改善を促進する措置を講じて、機構の合理化と機能の高度化を図り、消費者の利益を増進させるとともに、農林漁業の振興を図るということを目的といたしておるところであります。この目的を達成するために、食……
○目黒委員 土地改良法等の一部を改正する法律案について質問をしてまいりたいと存じます。 この法案の内容は、国営及び都道府県営事業に対する事業費の市町村負担の明確化が第一でございます。第二は、農地保有合理化の促進を図るための換地制度の改正であります。第三は、土地改良施設の更新事業の実施手続の簡素化、第四に、土地改良区の員外理事の増員等を内容とした一部改正であります。 以上の内容に関連をいたしまして、以下、幾つか質問をしてまいりたいと存じます。 まず最初に、総括的なことですけれども、現在、第三次土地改良事業が進められておりますが、その進捗状況についてお伺いをしたいと思います。 この計画は、……
○目黒委員 私は、去年もこの同じ席で算定方式についていろいろと質疑をしてまいりました。ことしも最初に算定方式の問題からお伺いをしていきたいと思います。 御案内のとおり、算定方式につきましては先ほど来説明もございましたが、六月二十七日、平成三年産米穀の政府買い入れ価格決定についての方式を米価審議会に諮問をいたしました。その内容は昨年とほぼ同じでありますけれども、文言上違っておるところが二つございます。 その一つは、生産性の高い農家を対象として算定する際に留意すべき事項について意見を求める、ここが去年なかった点の一つでございます。 それから二つ目は、次の文言が諮問文の中から実は削除されている……
○目黒委員 私は、この委員会に所属させていただきましたのはことしからでございます。質疑をさせていただくのも初めてでございますので、どうぞひとつよろしくお願いいたします。 最初に所得格差、資産格差の問題についてお伺いをいたしてい岩たいと思います。ちょっと順序が変わっておりますので、お願いいたします。 大変長期にわたる景気拡大が続いておる中で、国民の間の所得格差、資産格差といったものが広がっているのか縮まっているのかという問題であるわけでございます。私がこの問題についてお伺いをいたしますのは、階層間の格差がだんだんに広がっていくということになってまいりますと、やはり社会の不公平、それから不平等……
○目黒委員 田名部農水大臣と質疑を交わすのは初めてでございますが、大臣は自由民主党の中でもきっての農政通というふうに承っております。ぜひ農業再建のために、いろいろ議論のありました問題についてダイナミックな農林行政を展開されるように、冒頭に御期待を申し上げておきたいと思います。 いろいろお話がございましたように、ガット・ウルグアイ・ラウンドの年内の合意を目指していよいよ最終局面に入っておる、これほどなたも認識が一致しておるところだろう、こんなふうに思っておるところであります。 もともとガット農業交渉は、世界的な農産物の輸出競争の中で、補助金つき輸出競争は公正な貿易を最も害する元凶になっておる……
○目黒委員 これまでの同僚議員の質問の補充的な質問を含めまして、手短にお伺いをしていきたいと思います。余り時間もありませんので、ひとつ端的にお答えを願いたい、こう思います。 最初に、ガット農業交渉の問題であります。これも辻先生の補充みたいな形になりますけれども、大臣にお伺いします。 いわゆる国別保護削減表、オファーリストの提出期限が三月一日になっているということで、米それからでん粉、乳製品等についての態度の決定はやはりもう時間的な余裕がない。新聞の伝えるところによりますと、きょう何か農水大臣と外務大臣、それから総理大臣を中心にして決定をされるということが伝えられております。きょうこれからオ……
○目黒委員 きょうは最初に、文部省から御出席願っておりますので、米の輸入問題に触れた学校図書出版の小学校五年生の教科書の問題について伺っておきたいと思っております。 このことは一部マスコミでも報道されましたけれども、この教科書で「日本の農業と私たち」というパラグラフがございます。この中で、越後平野の代表的な農家として二十二ヘクタールを耕作しておる農家を事例として挙げまして、農業についての理解をさせようという記述部分についてでございます。この記述の最後の部分で、例示農家の希望といいますか、願い、これからの農業に対する願いといったようなことで発言を求めて、この農家が話しましたことを記載をしておる……
○目黒委員 目黒吉之助でございます。 きょうは、私は、ガット農業交渉に関係をいたしまして、政府がガット農業交渉において提案をされている事項、あるいはかかわっておられる事項等について、たくさんありますけれども、検疫・衛生措置について、これが一つ。二つ目は、食糧安全保障について。この二つをまず質問をさせていただき、伝えられております米・EC修正案につきましてお尋ねをしていきたいと思っております。まあ時間の配分の関係もありますけれども、OECD、経済協力開発機構が出しました環境問題の提案等についても触れていきたい、こう思います。 それから大きな二つ目は、佐川事件について重ねてお尋ねをしていきたい……
○目黒委員 きょうは、中央公害対策審議会の農薬専門委員会委員長の松山参考人、それから食品衛生調査会毒性部会長の戸部参考人に御出席いただいております。忙しいところありがとうございました。ちょっと順序を変えまして、残留農薬の問題を先にひとつやらせていただきますので、お願いをいたします。 残留農薬基準の国際統一の問題につきましては、先般のこの委員会でも議論をさせていただきました。その中で、基準策定に当たりまして、国際機関あるいは諸外国の基準を参考にして食品衛生調査会の諮問を受けて設定をするというようなお答えもありましたので、どのような参考基準と申しますか、参考にされて定められておられるのかといった……
○目黒委員 きのうからカンボジアの制憲議会選挙が始まりました。私は、この間に犠牲になられましたお二方に哀悼の意を表しますとともに、今後このようなことが起こらないように、またカンボジアの選挙が平和につながるように思いをいたしながら質問をしていきたい、こう思います。 カンボジアの問題で、最初に、我が国のPKO活動と国連のPKO活動の違いについてひとつ改めて確認をさせておいていただきたい、これが第一点であります。第二点目は、カンボジアの現状は条件つきの敵対関係に入っているのじゃないかこういう状況認識についてお伺いをしていきたいと思います。三つ目は、今後犠牲者が出た場合に、国際条約による犠牲者保護に……
○目黒委員 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表し、ただいま議題となりました一九九三年度補正予算三案について、次に述べる理由により反対の討論を行うものであります。 その第一は、去る三月三十一日可決成立した一九九三年度当初予算審議に当たって、政府は、最良にして最大の予算と説明し、野党が一致して要求した所得税減税を中心とした予算修正要求に一切応じませんでした。それにもかかわらず、その二週間後の四月十三日、十三兆二千億円の新総合経済対策を決め、本補正予算案の提出に至ったことは、当初予算審議の過程で述べた答弁と全く矛盾するものであります。 第二は、多くの国民が強く求めておる所得税減税に一切配慮され……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。