このページでは有川清次衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。
○有川清次君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました地価税法案について、私の選挙区は税制の神様と言われる人もいらっしゃいますが、きょうは賛成の立場から討論を行います。(拍手) 近年の地価の異常な高騰は、我が国の社会経済に深刻な問題を生じさせており、土地問題の解決は、我が国にとって最大かつ緊急の課題の一つとなっております。 我が国のこれまでの地価動向と土地政策の経緯を見ましても、昭和三十年代の高度成長期に、工場用地の需要拡大や産業、人口の大都市集中に伴う住宅需要の急増などから、大都市圏及び工業地を中心に高騰したため、昭和四十三年に市街化区域、市街化調整区域の区分など都……
○有川委員 桜島火山活動に関する災害対策についてお伺いをいたします。御案内のとおり、桜島は文明、安永、大正の大爆発で多量の溶岩と火山灰を噴出しており、昭和に入ってからも、二十一年の噴火と三十年に爆発を開始いたしましてから今日まで、毎年噴火、噴煙活動を継続しており、多量の噴石、火山灰、火山ガスが噴出しているのが現状でございます。火山の寿命は百万年から三百万年と言われておりますが、桜島は今ようやく一万三千年の歴史でありまして、火山としてはまだ非常に短い、幼年期と言われておるわけであります。 こうした活動的な火山と同居しており、あるいは一面火山と闘っておる周辺住民の対策については、国、県、市、町で……
○有川委員 大型で強力な台風十九号の災害に関連いたしまして本日の委員会が開催されましたが、その後九月二十九日には台風二十号が襲来をいたしました。我が鹿児島県の場合は、地域によっては二重のパンチで、大きな災害をもたらしております。よって本日はこの二つの台風に関連して質問をいたしますが、また二十一号も接近をしている状態で大変心配をしておるところでございます。 台風十九号は九月十八日未明から昼過ぎにかけて鹿児島県の最南端奄美大島地方で猛威を振るいました。死者十二人を出した大島郡瀬戸内町古仁屋では、十八日午前九時から三時間に二百二十一ミリ、一時間の最大雨量は、午前十時から十一時までに九十一ミリという……
○有川委員 私は糖価安定確立の立場で、鹿児島県の種子島におけるサトウサビ作に関する問題についてお伺いいたしたいと思います。時間がありませんので、一点に絞りたいと思います。 昨年の十月にサトウキビ価格決定の際に品質取引への転換時期が決められ、準備期間を五年間置いて平成六年度から実施ということになりました。この際、生産者の不安を除去するために諸協議を行って、生産者も十分な対応ができる状況に持ち込んでから導入する、そういう方向が確認されたところであります。国はこれを受けまして、昨年の十一月三十日にサトウキビ品質取引推進協議会を設置をされました。県もまた同様に二月二十三日に設置したところでありますが……
○有川委員 私は、鹿児島県第三区から出てきたものでございますが、三区は御承知のとおり非常に過疎も進んでおりまして、第一次産業、とりわけ農業、林業、水産業もここが中心の地域でございます。先ほど鉢呂委員から農業の非常に厳しい状況が出されておりましたが、まさに北も南も同じでございます。ここの活性化をどう図るかがこれから私たちの地域としても非常に問われておるところであるわけでございまして、選挙期間中各地域を回りながら実態を見聞きしてまいりましたけれども、たくさんの課題を与えられまして、きょうはちょっとそうしたローカルの課題について主に質問をしてまいりたいと思っております。 まず、我が国の農業は、十二……
○有川委員 日本農業は、国際化、自由化が非常に進行する中で大変厳しい状況下に今置かれております。また、ことしはガット・ウルグアイ・ラウンドの決着が図られる年でございますので、穀物の自給率は三〇%を割るという実態にある中で、基本的な食糧の米までも大変な風圧にさらされているのが現状です。これまでの答弁にありましたように、日本農業の命運がかかっているので、大臣といたしましても断固として初心を貫き、阻止されることを強く要望しておきたいと思います。 こうした情勢を受けまして、国内では生産性の向上を図りコスト低減、国際化の中で自立できる農業が声高く叫ばれているわけであります。しかし、幾ら努力しても毎年政……
○有川委員 先ほどから石破委員、佐々木委員の方から、ガット・ウルグアイ・ラウンドをめぐる農業交渉の問題については基本的な問題でお触れになりました。私、個別的な問題を含め、重複も若干あろうかと思いますが、できるだけ重複を避けて今から質問を申し上げたいと思います。 貿易交渉委員会では、ダンケル事務局長から今後の日程について提案がありました。これに基づいて農業交渉が、いよいよ十月一日、農業保護の国別データの提出、あるいは十月十五日の農業保護削減計画の提出期限を控えて今非常に大きな山場を迎えようとしております。 私たちは、去る九月五日から三日間、農林水産委員会で第二班として熊本県、鹿児島県、宮崎県……
○有川委員 今の鹿児島県勢の引き続きでございますが、同じく桜島につきまして課題を抱えております。後でまたこれは質問を申し上げることにいたしまして、当面、福井県の若狭湾沿岸で二月九日起きました関西電力美浜原発事故について、防災の立場から質問をしたいと思います。特にまた鹿児島県にも川内に原発がございまして、同じような原子炉でございますので、県民ひとしく心配をしておるところでございます。 新聞報道等によりますと、近くの主婦が昼過ぎに浜に出ていたら、ゴーゴーという大きな音がした。これが、十三時四十分、美浜二号機のタービン建屋三階の中央制御室、復水器のモニターの異常を示すランプが点滅をして、ブーブーと……
○有川委員 今の災害対策の私たちの意見、たくさんそれぞれ出されてきたわけですが、対応の不十分さという点を言われたと思います。同じような観点を持っておるわけですが、六月五日現地調査もいたしまして、私から若干の質問を申し上げたいと思います。 まず、六月三日、火砕流のために亡くなられた三十数柱の御冥福をお祈りしながら、負傷または被災者の皆さん方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。 普賢岳の噴火は、火砕流による大規模なものが六月三日、六月八日に起こりました。そして今、これまでの質問でもずっと論議をされ、長官も話をされましたように、極めて長期にわたる予測のつかない事態になっておるというふうに思……
○有川委員 けさほどからガット・ウルグアイ・ラウンドの問題が論議もされ、質問もあったところでありますが、私も重ねて若干御質問をまず申し上げたいと思います。 日本は世界最大の穀物輸入国であるという立場から、これまで基礎的食糧、食糧の安全保障ないしは環境保全の立場から強く米の輸入阻止の立場で頑張ってまいりました。私もアメリカのいろいろなガット事務局と折衝もした経験がありますが、お話を聞いておりますと、けさほどの話題のように、何か農産物を一般の商品と同一視した観点からの御意見がたくさんあったところでございます。今後、どうしてもこれらの問題に対処していかなければならないと思いますが、十二月のブラッセ……
○有川委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党及び進歩民主連合を代表して、畜産物価格等に関する件(案)の趣旨を説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 畜産物価格等に関する件(案) 我が国農業の基幹的部門である畜産業は、牛肉の輸入自由化が間近に迫る中で、需給の不均衡、畜産物価格の低下など一段と困難な環境にある。 よって政府は、平成三年度畜産物価格の決定に当たっては、右の環境を十分認識し、左記事項の実現に努め、消費者に対する畜産物の安定供給と畜産経営の健全な発展に万全を期すべきである。 記 一 加工原料乳保証価格については、昭和……
○有川委員 今前島委員の方から、基本的な問題や論議がなされました。三兆円産業に発展をしてきたこの競馬をより公正にという面を含めて改正案が出されておるわけですが、私も競馬のことはよく知りませんので、しかし勉強すればするほどまだかなり問題が残っているということも痛感しながら、ぜひそうした面の改善を、これを機に今後努力されることを期待しながら、競馬法及び日本中央競馬会法の一部を改正する法律案について質疑をいたします。 特に、私は地方競馬の生産地にいるという立場でございますので、軽種馬の生産対策、特にアラ系の生産対策や農家経営の安定対策と、アラ系の競走馬が多く出場している地方競馬の振興を中心にして考……
○有川委員 今まで多くの方から意見が、基本的な問題が出されてまいりました。土地改良事業は、農産物の内外価格差の是正のために、農業の構造改善あるいはまた多様化する消費者ニーズに対応した農業生産の展開、国土の均衡ある発展のための農村の定住圏の整備あるいはまた国土の防災、保全、自然環境の保全等を図っていくという、こういう立場を私も踏まえながら、今回の改正案については是とするものでありますが、まだまだ、今まで述べられましたように一部分の改善は見られるものの問題点をたくさんはらんでおり、研究をしなければならぬ問題だろうと思います。 できるだけ重複を避けながら質問したいと思いますが、まず、土地改良事業の……
○有川委員 ことしもまた台風が本土を六つ通過し、集中豪雨もございました。合計で死者二十五人、行方不明七名という災害を各地にもたらしたところでございますが、従来の常襲地帯を外れたところにこういう状況が起こったことを考えると、災害に強い国土の体制づくりが急がれると思います。また今日、雲仙・普賢岳の問題も、二百年前の経験はあっても、世代もかわりまして、そして、そうした日常的な備えや訓練もないのが現状であり、また、中に、極めてスピードの速い火砕流の連発ということでございますので、苦労も多いと思いますが、万全な対策、被災者救済対策が重要というふうに理解をいたします。今回現地調査をいたしましたが、先ほど委……
○有川委員 時間をかなり食い込んでおるようでありますから、端的に質問をさせていただきます。 平成三年度のサトウキビの生産者価格の決定を目前にいたしまして、糖業関係者全体の長期的、安定的発展を期する立場で質問をしたいと思います。 サトウキビは、鹿児島県の南西諸島及び沖縄県の基幹作物として生産活動が続けられ、キビ作農家を初めといたしまして砂糖業労働者の生活の場を形成し、この地域の経済を支える重要な産業となっております。しかし、常襲的な台風や干ばつ、病害虫の周年多発によりまして多大な被害を受けるなど、生産環境は極めて厳しいところでございます。昨年、ことしと相次ぐ台風と干ばつで減収が相次ぎまして、……
○有川委員 私、今質問されました田口委員と一緒に現地に調査に参りました。たくさんの住民の要望などを聞いてきたところでございまして、重複する面が若干というよりも多々あるわけでありますが、お許しを願っで、はしょりながら質問を申し上げたいと思います。 災害基本法の六十三条一項によりまして警戒区域が設定をされましてから、間もなく六カ月になる。これはかって想像もしていなかったような長期間のものでありまして、さらにまた非常に活発になっており、危険な状態が続いておるわけでありますが、一部解除があったといたしましても、住民の皆さん方の不安や物心両面にわたる苦難な状況は現場にいなければなかなか理解をしないので……
○有川委員 基本的な部分については先輩の皆さんがそれぞれ追及、質問されまして、一定の政府の考え方も出てまいりました。その辺はおくということにしますが、最終合意案がドンケル事務局長から出されまして、十三日までに受諾をする、それには大きな政治決断が必要だ。いわゆる政治決断の問題については答弁それぞれありましたけれども、政府自体の構えといいますか、そのものが基本にきちっと据わっていなければならないというふうに思います。今までお話がありましたように、輸出国優先のこうした案につきましては、日本の政府としては絶対にのめないという方向で、気持ち、姿勢ははっきりしておるんだ、こういうことでありますので、その構……
○有川委員 まず冒頭に、この委員会で初めて私、発言の機会を得ました。今環境サミットが行われるということで環境問題は地球的規模における大きな課題になっております。そのときに当たり、大臣がかねてからの手腕を発揮されましてどうか大いに活躍してもらうように御期待を申し上げます。ただ環境庁はそう予算がないわけでありまして、しかし、今そこに求められている課題は各分野にわたっていると思いますので、御検討をお願い申し上げたいと思います。 まず、大隅地域浮揚の起爆剤といたしまして志布志湾国家石油備蓄基地が昭和六十年に造成工事が着工されましてから八年になるわけでありますが、本年秋には一部オイルインということが言……
○有川委員 今回、鹿児島県の桜島そして雲仙・普賢岳、さらには今深刻な問題としてございました大分県地区の風倒木の問題など、視察をいたしました。ただ、桜島だけは雨天の関係で飛行機もおくれまして、現地に一歩もおり立つことができず、時間がなくて不満足な視察になり、非常に残念に思います。垂水海潟地区では、垂水の市議会議員の皆さん、議会を休んで防災服をつけておいでになったわけでありますが、残念でございました。ただ、委員長の方から詳しくそれを補うような報告をしていただきまして、大変感謝を申し上げておるところでございます。 しかし、今日、最近集中的な豪灰対策に苦慮いたしまして、営農対策を含め、降灰克服への効……
○有川委員 けさほど同僚の鉢呂委員から基本的な問題についていろいろ質問がちょうちょうはっし行われました。私は、具体的な問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。 まず、酪農の関係についてでございますが、昨年の四月から牛肉の自由化の影響をもろに受けたというのが酪農家の実態だろうと思います。それは乳用牛の枝肉価格が激減をしたためてあり、副産物として所得の三割を占める子牛やぬれ子あるいは廃用牛の価格が暴落をしたところであります。酪農家の経営基盤は本来生乳販売によりますけれども、乳価も低下をしつつあります。昭和六十年に一リットル九十八円九十銭だったものが平成三年四月には八十七円二十銭でありまして……
○有川委員 定足数は足りていますか。
【次の発言】 では、今回獣医師法の一部を改正する法律案と獣医療法案並びに家畜改良増殖法の一部を改正する法律案が提出されましたが、私は、獣医師法の一部改正法案を中心にしまして、また、これに付随する二法案に関連しながら質問をいたしたいと思います。
現在の獣医師法は、昭和二十四年に旧獣医師法にかわって新たに制定されたものでありますが、畜産業の振興発展など、経済、社会の変化に伴い、日本獣医師会等から長年にわたり改正の要求があったものと承っております。
改正の内容を見てみますと、主なものは獣医師の任務の明確化、臨床技術の向上、診療対象飼育動物の追加、獣医師の診察……
○有川委員 参考人の御三方には丁寧な、しかもよく整理をされまして御説明をいただき、実務の面から私たちもよくわかったような気がして感謝を申し上げる次第でございます。 時間がありませんので多くの質問はできませんが、竹内参考人の方から、動物愛護とのかかわりで世界的な状況、まあ動物を救うという立場でお話をいただきました。犬猫と違いまして、産業動物の場合はその関連がどうだろうかということでかなり私も共存の問題では疑義を持っておったわけでありますが、かなりわかったような気がして、ただ、諸外国で動物愛護となりますと、高度にそれが進みますと、殺すなという問題になるものですから危惧しておったところであります。……
○有川委員 農林水産省は、近く新しい食料・農業・農村政策、いわゆる新農政を発表しようとしておりますが、私は、日本農業の目指す方向を決めるに当たっては、まず、これまでの農政がどのような展開を図ってきたのか、さらには、そしてどのような問題に現在直面しているのか、この正しい総括からスタートしなければならないと思っております。 日本農業は、今そういう意味では大変厳しい面を迎えているところである。それは、円高による内外格差の拡大であり、食糧自給率がカロリーベースで四七%、穀物で三〇%と、先進工業国では極端に低下していることであります。また、労働力の不足と、土地利用に関する農業生産基盤が弱体化いたしまし……
○有川委員 時間がちょっとおくれがちで申しわけありません。 けさほど来、雲仙・普賢岳の災害の問題、風倒木の問題も出てまいりました。私も現地を見ておるだけに、万全を期して対応されるように特に前もって御要請申し上げておきたいと思います。 さて一方、私の鹿児島県の桜島は、今さらに活動期に入っておりまして、既に三十有余年が過ぎております。そうした中で、大量の降灰やガス、さらにはそういうことで土石流が起こったり、営農面でも多大な被害を受けておるわけでありますが、これまでの内容については委員会や地元の陳情等で十分御存じのところですから、それらを省いて、問題点だけ申し上げたいと思います。 特に防災営農……
○有川委員長代理 この際、暫時休憩いたします。
午後零時十四分休憩
【次の発言】 先ほど来皆さんも申し上げられましたように、平成三年六月三日、火砕流で四十二名の方が犠牲になられました。三周忌を迎えるわけでありますが、心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。
また、被災者の皆さんも、今度現地に参りまして、大変だということを痛感いたしました。心からお見舞いを申し上げる次第でございます。
さて、それぞれ皆さん御質問になり、感じたこと、前進をしないので腹が立つこと、現地の皆さんが非常にもやもやして、これから先どうなるのかということで悩んでいらっしゃることを踏まえるならば、何とか思い切っ……
○有川委員 大臣は所信表明で、「農林水産業及び食品産業などの関連産業は、国民生活に欠くことのできない食料の安定供給という基本的な使命に加えて、地域経済・社会の維持発展、国土や自然環境の保全など極めて多様で重要な役割を果たして」いる。こうした上で、二十一世紀を目指して農政の長期ビジョン、新農政を取りまとめた、今後はこれを段階的にかつ着実に具体化していくというふうに述べられておるわけでありますが、その中で農業振興については、他産業並みの年間労働時間、他産業並みの生涯所得を得ることができる農業にしたい、このように言われております。そして、その上で、安定的な経営体の育成とそうした担い手への土地利用の集……
○有川委員 我が国の畜産、酪農を取り巻く情勢は、国際化の進展の中で今極めて厳しい状況に立たされております。中でも、平成三年四月から牛肉の自由化による枝肉価格や子牛価格の暴落で大幅な減収が余儀なくされ、また、豚肉やブロイラー等も輸入量が増大、さらに鶏卵の生産量も増加したのに加えまして、一方で構造的な経済不況で需要も不振となり、価格の低迷が続いております。 このため、畜産農家全体が厳しい現状に置かれておるわけでありますが、生産者価格の低迷や固定化負債の増大のために経営離脱する農家も相次いでおるところです。どの事業体を見ても生産農家が軒並みに減少いたしております。そうして後継者不足、高齢化の急速な……
○有川委員 水産法の三法案改正に対して、私たちが今から審議をするに当たりまして、三人の参考人の皆さんがわざわざ御出席、多くの経験を踏まえながらの意見発表をしていただき、本当にありがとうございました。また、深田参考人には非常に遠いところをわざわざおいでいただきまして、心から感謝を申し上げるところでございます。今までの皆さんの御説明あるいはまた答弁によって大体考え方は理解をいたしたところでありますが、特に大海原参考人の全体的な考え方、まさに私たちも同じような感覚を持っておるわけでありまして、大きく参考になったことを感謝申し上げます。 時間もありませんので、遠路わざわざ来ていただきました深田参考人……
○有川委員 漁協は、漁民の協同組合といたしまして、水産業の振興、漁民の経済活動の助成、福祉の向上、漁業資源や漁業の管理、漁村地域の活性化等を図るための役割を果たしております。しかし、水産業協同組合の多くは総じて規模が零細で、事業取扱量が減少、伸び悩み、固定化債権の増大など、極めて厳しい経営状態にあるため、事業内容の充実を図り、執行体制の強化を図るなどして漁協の活性化を図るため、今回、水協法と漁協合併助成法の一部改正案を提示されたということになっております。 まず、漁協の現状認識と、今後漁協にどのような役割を期待をされておるのか、漁業、漁村の将来展望と漁協の育成方針等について、大臣の御見解をお……
○有川委員 今、農家はじり貧の中でかなり逼迫感と投げやり的な、そうした両面があるように思いますが、そうした中で新農政に期待をするその姿はあると思いますけれども、その新農政が本当に目に見えるような十分なものになっているかということが今問題になって、随分論議をされておるところでございます。絵にかいたもちにならないように、こういう気持ちもありますが、私も方向を過たないようにもしなければならぬというふうに思います。 論議をする前に、先ほど大臣の方から、近藤農林大臣と農業基本法を考えてみなければならぬのじゃないかと語った、こういうふうな意味の話がありましたが、先般の近藤農林大臣の時期にいろいろ論議があ……
○有川委員 有機農業で全力を挙げて頑張っていらっしゃる澤登参考人、先ほどもお話を伺いまして、かねてからのいろいろな努力にも敬意を表しておるわけでありますが、時間の制約もありますので、私も手短に質問いたしますので、ひとつ手短にお答えを願いたいと思います。また、田中参考人につきましては、先般現地調査をいたしまして大変お世話になりました。含めて、それぞれの方からお伺いをいたしたいと思います。 今回、青果物がJAS法で加えられることになったわけですが、この中でガイドラインの内容は、有機農産物、無農薬栽培農産物、減農薬、こういう栽培農産物の三区分になっておるわけです。それぞれの問題を含んでいると思いま……
○有川委員 長時間それぞれ、長時間というよりも、それぞれの立場で論議をされまして、重複の面もあろうかと思いますが、かなり政府側の考え方もわかってまいりましたけれども、私も、以下、とりわけ有機農業の問題について絞りながら質問をしたいと思います。 今回のこのJAS法の中で有機農業が取り上げられてきたこと、これ自体は一つの脚光を浴びてきた問題として評価をするわけでありますが、ただJAS法の規格の中でこれが取り上げられた、そういう短絡的な問題ではないのではないだろうか、このように思います。生産者の側の健康、消費者を含めて健康、安全、こういうことで有機農 業が強く叫ばれ、地域からそういう運動が盛り上が……
○有川委員 今質問が行われまして、かなり重複する面もあるようでありますから、できるだけ避けながら質問したいと思います。 我が国の木材は、今日まで七四%程度を外材輸入に頼ってきておりますが、先ほどお話がありますように、アメリカでは伐採規制、輸出禁止など相まって産地価格が上昇しておる。カナダでも伐採規制によって丸太が不足しておる。また、マレーシアでも丸太輸出価格の高騰が伝えられておる。このように、外材の森林資源利用上の制約は非常に強まっておりますが、平成四年の半ばごろから外材の産地価格は上昇して、あわせて国内の外材価格も上昇傾向になっております。こうした木材価格の上昇は、林業経営にとっては素材生……
○有川分科員 精神薄弱者並びに精神薄弱児に対する運賃割引制度の実施の問題について、お伺いをしたいと思います。 社会的に生活を営む上で大きなハンディを持っていらっしゃる障害者や障害児に対しまして、健常者同様に人間として平等に生活を営む条件を確保できる施策は極めて重要な福祉施策だというふうに思っております。その意味では障害のいかんを問わず平等に対応すべきだというふうに思うわけであります。しかし、障害者に対する旅客運賃割引制度については、これまで内部障害者を除く身体障害者に適用されていましたが、今回内部障害者にもその適用が拡大されたところでございます。これは当然のことだと思いますけれども、それにも……
○有川分科員 私は、鹿児島県の大隅半島という最も過疎が進行するような、どう開発していけばいいのか悩む地域から選出されておりまして、そうした立場から、何としても道路網の整備、そして企業の誘致などがスムーズにいくような情勢をつくりたいという立場で、質問をさせていただきたいと思います。 まず第一点は、国土開発幹線自動車道の東九州自動車道の早期着工、整備促進の件についてでございますが、北九州市を起点として鹿児島市を終点とする東九州自動車道は、さきの平成元年一月の国幹審におきまして、三区間、延長百九十一キロが基本計画の中に組み入れられました。地元民は大変喜んでおるところでございますが、長年にわたる関係……
○有川分科員 私は桜島降灰対策、特にその中で防災営農についてお伺いをしたいと思います。 活動火山対策特別措置法の十二条一項によりまして、現在、降灰防除地域、二市三町、鹿児島県では鹿児島市、垂水市、桜島町、福山町、輝北町のこの地域が激甚地域の防災営農地域として指定をされているところでありますが、特にこうした激甚地域の問題についてお伺いをいたします。 本年二月二十九日付、地元の南日本新聞でありますが、「垂水異常ドカ灰」「二カ月で昨年の二倍を超す(海潟) 除去費 市予算木ーバー 一平方メートル一七〇〇〇グラム」、この新聞でありますが、大きな記事が出ておるところでございます。二月で二万三千二百グラ……
○有川分科員 私は、高齢者対策についてお伺いをしたいと思います。 第一次産業である農林水産業が極めて衰退をしてまいりまして、若い人たちが大都会に流出し、地方の過疎化現象はなかなか改善されておりません。このために地方での高齢化社会は急速に進みまして、生活環境の変化は集落の維持さえも困難になるような深刻な状況も迎えておると思います。 こうした中で高齢者対策は、特に地方においては最近の最重要課題となっているのが現状でございますが、厚生省としてもこれらに対していろいろ対策を講じておられるところでございます。平成二年度を初年度として「高齢者保健福祉推進十か年戦略」、ゴールドプランが推進されております……
○有川分科員 鹿児島県肝属郡を流れる一級河川、高山川の樋管改良について、私はお伺いをしたいと思います。 この河川は、昭和十数年ごろ大改修が行われまして、近年、道路整備、地域住民の環境改善、集水面積の拡大が行われてまいりましたが、これに並行して排水施設の整備もされ、降雨の際は瞬時にして河川の右岸左岸から雨水が高山川に集中します。 河川への流出口といたしまして、右岸の樋管は神成窪樋管、上流側ですが、これが直径九十センチ、紺屋馬場樋管、下流側で直径百センチとなっております。上流側樋管への町排水路は、高さ百七十センチ、幅が百センチとなっております。近年、直近のところは二百五十センチの深さにまで改良……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。