このページでは江田五月衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(江田五月君) お答えいたします。 私の方は、所管の事項についての御質問でございました。 細川総理から御答弁がありましたし、また、山花大臣からも御答弁がありましたが、総理が所信表明演説等において述べられているとおり、政権の樹立に際し、他の基本重要政策と同じく、エネルギー政策についても、原則として今までの国の政策を継承することを連立与党間で合意いたしました。 その合意は、原子力政策にも及んでおります。原子力利用については、総発電電力量の三割弱を担うに至っており、エネルギーの安定的確保を図る上で不可欠と考えているからでございます。そこで、今後とも、安全の確保を大前提として、着実にそ……
○江田国務大臣 このたび、科学技術庁長官に就任いたしました江田五月でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 細川内閣総理大臣と同様、私も、このたびの内閣を、新しい歴史の出発点を画し、新たな時代の変革に着手する内閣だと思っています。この内閣に閣僚として参加したことの責任の重さを痛感しております。 人類は今、地球環境、人口、エネルギー等さまざまな課題に直面しています。私たちは、何としてもこれらを解決し、だれもが皆安心して生き生きと多様な価値観を追求できる世界を実現しなければなりません。そのためには、人類の英知を結集すること、すなわち、科学技術を振興することが何よりも重要です。 さらに……
○江田国務大臣 大変御心配をいただいているところでございます。ロシアによる海洋投棄というものが随分長い間、しかも相当大量にわたって続いていたということでございまして、これは、放射能対策本部というのが昭和三十二年に設けられまして、私が今担当しております科学技術庁長官がその本部長ということでございますが、そこでこの対策をとっていくということになっているわけですが、直ちにこれは調査をしなければならぬということで、今年調査をいたしました。 その結果、直ちに我が国の国民の健康に影響があるものとは言えない、そこまでのことはないという調査結果が出まして、早急に中間報告もし、さらに八月でしたか、この最終調査……
○江田国務大臣 第百二十八臨時国会における私の所信を申し上げます。 今日、私たちの周りには、驚くほど数多くの科学技術の成果を見ることができます。電気、通信、工業製品等々枚挙にいとまがなく、科学技術の成果や恩恵と切り離した生活は想像すらできません。他方、科学技術が生み出した豊かな現代文明そのものが、人類の未来に対する制約要因と化する場合も見受けられるようになりました。 しかし、考えてみると、地球環境問題、エネルギー問題、食糧問題等、現代社会の前に立ちはだかる問題を解決し、質の高い実のある社会を創造するためには、さらに一層科学技術の力に期待しなければならないのもまた事実です。 私たちが、現代……
○江田国務大臣 この数年、とりわけこの一、二年でしょうか、我が国の政治の停滞、そして腐敗、これはもう著しい、目に余るものになっていたと思うのですね。難問山積、世界の大きな転換期なのに、日本の政治がそういうことを議論できない状態にある。そこでもう政治改革というのは、本当に国民的な課題であり、待ったなしのことになっていたと思うのです。したがって、前の通常国会で、政府からも案が出る、野党も案を出す、大いに議論をいたしましたが、結局これが挫折をする。これがこの宮澤内閣の……(発言する者あり)そうですね、自民党の方から出して、野党の方からも出して、宮澤内閣の不信任案につながって、それで今回の解散・総選挙……
○江田国務大臣 原発問題その他についていろいろ御心配をいただきまして大変ありがとうございますが、原発のことは、これは所管のことですのでちょっと触れておきますと、私は小さな政党を確かに背負ってまいりました。やはり一番大切なことは、とにかく政党ですから、その規模の大小にかかわらず、政権をとったときに何ができるか、何をするか、そのことを一番念頭に置いて考えていかなきゃいかぬ、こういうことでやってまいりまして、お言葉ですけれども、私ども社民連という政党、確かにかつて脱原発というような主張をしたこともあるかと思いますが、三、四年前でしょうか、生活者の政権のための新しい政党はかくあるべしというそういう文書……
○江田国務大臣 西川委員御指摘のとおり、つい先日まで、我々野党の立場で政治にかかわってきたわけです。野党の立場で見ていますと、確かに便利のいいことではありますが、政権党の方に次から次へと不祥事が起きてくる。野党の方は確かに追及をしていればいいけれども、しかし、そういう不祥事にそれに対する追及でこの数年日本の政治は全然動いてこなかったわけですね。これで一体いいのだろうかということを私たち野党としても随分考えました。何とか日本の政治全体をこういう状態から脱皮をさせていかなければならぬ。そのためには、政治資金規正法を変えることも必要だろうし、あるいは政治腐敗防止法をつくることも必要だ。しかし、やはり……
○江田国務大臣 社会民主連合というのは小さな政党ですが、私が代表を務めておりますので、党の考え方をお答えいたします。 制度というものは、どの制度もそれぞれ長所、短所があると思うのですね。ですから、中選挙区制度がもう制度として頭から悪い、そういうことはないと思うのですが、ただ、どんな制度でも、やはり長くすっと続けておりますと、そこにいろいろあかがたまってくる、どうにもうまく機能しなくなるということがある。 中選挙区制度のもとでこれまでやってきて、利権の構造ができ上がったとかあるいは政権交代が起きないとか、まあ今回起きたわけですが、そういうようなことで、この中選挙区制度は、一言で言って制度疲労……
○江田国務大臣 連立与党の各党首から御答弁がありましたが、私も基本的に同じ考えでございます。
○江田国務大臣 政治改革論議の発端になったリクルート事件、これは私たち社民連があるいは火をつけたのかなと思ったりしておりまして、火をつけた以上、この政治改革はどうしてもやり遂げなきゃならぬというのが私たちの思いでございました。 いろいろな点から考えてみて、選挙制度も変えなきゃいかぬ、中選挙区制度を変えなきゃいかぬという、そういう思いでいっぱいで、私どもは併用制を当時主張いたしました。海部内閣のときに、政府は並立制を提案し、私も政治改革特別委員会の委員の一人になりまして、海部総理と議論をいたしました。 並立制、併用制といいますけれども、選ぶ側、国民の側から見たら、一つは一人だけ選ぶ選挙区で一……
○江田国務大臣 お答えいたします。 科学技術庁の所管ではございませんが、安全保障会議にも関連大臣として出席をしておりますし、PKOのことについてはお答えをしなければならぬと思っておりますが、私ども、PKOという活動が国際社会のために非常に大切な活動であるということを否定したことはございません。これはもう初めから、PKOについては日本はしっかりした協力をしていかなければならぬということを言っていたわけで。 ただ、先般提案をされたPKO法、あの法律については異議があるということを言っただけでございまして、しかし、国会ではああいう形でPKO法ができましたから、今、PKO法がああいう形でできた、こ……
○江田国務大臣 原子力発電についてはもう通暁をしておられる先生の今のお話、おおむねそのようなことだと思っております。 エネルギー政策としてどういう政策を選択をするかというのは、これは産業や経済のあり方とか、あるいは生活の選択とか、あるいは資源や環境についての見方、あるいは二十一世紀の展望とか、いろんなものを総合的に勘案してなされるべきものであろうと思いますが、今回の政権交代というのはそういうことがテーマになって起きているわけじゃないんで、そこで私ども連立八党派は、国の基本重要政策についてはこれまでのものを継承するというそういう合意でスタートしているわけでございまして、エネルギー政策についても……
○江田国務大臣 予告外でございますが、しかも所管外なので簡単に答えておきたいと思いますけれども、私ども社民連ということで選挙を戦ったときに考えておりましたのは、消費税にいろんな欠陥があるので、その欠陥を十分直していきたい。課税ベースの広い間接課税というのが必要だということ、これはもうずっと前から私たち考えておりまして、そこでどういう形のものがいいかというので、EC型付加価値税ということを仮に申し上げたということだと思いますが、今は内閣の方針で取り組んでいきたいと思っておるわけでございます。消費税というものがもともとはしにも棒にもかからぬ悪いものだと言ったことはありません。
○江田委員 ただいま議題となった修正案につき、その趣旨を説明します。 案文はお手元に配付していますので、その朗読は省略します。 施行期日につき、原案では「平成六年四月一日」としていますが、既にその日が経過していますので、これを「公布の日」に改めようとするものです。 どうぞ御賛同ください。
○江田国務大臣 HUロケットの成功で、三万六千キロの静止軌道に二トンのものを打ち上げることができる能力を日本が一〇〇%自前で持つようになったわけでございまして、その偵察衛星というもの、安全保障目的の衛星というのがどの程度のものであるのか、私ども研究をしておりませんからわかりませんが、常識的に考えれば、技術的には二トンの重さの範囲内であろうと思われます。 したがって、技術的にはこれは可能性があるということになると思いますが、しかし、これはもう外交、科学技術に造詣深い中山委員でございますから釈迦に説法ですが、我が国の宇宙開発事業というのは、宇宙開発事業団法、あるいはその法の直前の衆議院の本会議の……
○江田委員 修正案について伺います。 もともとこの行政改革委員会設置法案原案は、細川内閣で提出をいたしました。当時、我々細川内閣の与党、まあ関係するお役所の皆さんの納得を得るため、もちろん各党の意見の一致を見るためもございますが、大変に苦労に苦労を重ね、この原案を提出をさせていただいた。 そうしますと、いろいろ修正の話があるというので、大変実は心配いたしました。私の耳に届いてくるのは、規制緩和その他の行政改革の監視に任務を特化をして、情報公開の方は外す。そして、これはまた別個にやるのだ。別個にやったりすると、これはそっちだけまた置いてきぼりになるのじゃないかなどと大変心配をいたしましたが、……
○江田委員 論点、多岐にわたる御質問でございましたが、一つに絞って、なぜ今ということを答えるという御質問でございます。 これは、ただいま加藤提出者の方から趣旨説明で申し上げたとおりでございますが、この数年、いや数年ではないでしょう、関係者の皆さんが、海の記念日の七月二十日をぜひ祝日にしてくれという大変な国民運動を展開してまいられました。 今年の夏を経過したあたりで、例えば地方議会の、幾らでしたか、七割とか八割とかというような、本年十月十一日の締めで見てみますと、地方議会の意見採択数はすべてで二千二百六十一議会、採択率六八・九%、しかもその中、都道府県議会は四十七すべてが採択済み、こういう地……
○江田委員 ただいま議題となりました自由民主党・自由連合、新進党、日本社会党・護憲民主連合、新党さきがけ及び日本共産党の各派共同提案に係る附帯決議案につきまして、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について速やかに善処すべきである。 一 阪神・淡路大震災により被災した恩給受給者については、その被災の状況にかんがみ、恩給証書の再発行、受給権調査の実施等につき特段の配慮を行い、恩給の受給に支障のないよう努めること。 一 恩給年額の改定については、国家補償としての恩給の……
○江田委員 我が国が今抱えている課題というのは、これは本当に多岐にわたり、かつ複雑である。金融不安の問題もあります、いろんな問題がありますが、この際、私は、西岡委員の質疑の範囲内で、関連をして、項目を極めて絞ってお伺いをいたしたい。主として今お話のあったオウム事件の関連、それと、その関連で、今これから課題になってまいります宗教法人法改正の問題、この二つに絞って伺っていきたいと思います。 総理、先ほど、オウム教に対して破防法を適用するかどうか、これについて、行政の段階とその後の準司法手続の段階に分けて考えておるんだというお話でしたね。それで、行政の段階のことなんですが、私も、これはやはり非常に……
○江田委員 加藤委員からさまざまな論点、今提起がございました。いろいろ疑問もわき上がってきたところだと思いますが、冒頭、私の方からも、国民の皆さんの大変関心の高いこの特別委員会において、どうも野党の意見に全く耳を傾けない運営、重要法案について審議を尽くすという姿勢がどうもない、とにかく何が何でも無修正、強行突破すればよい、そういう強引な運営方法が見られるので、強く抗議をしておきたいと思います。 今回の与党の皆さんの強引な運営を見て、私は前に読み上げたのですが、二月九日の予算委員会の場で皆さんに御紹介をした東京都の女性の方からの新聞の投書、これを思い出しております。あれは予算委員会で、今回、金……
○江田委員 石田理事の質問時間の中から若干の時間を割いていただきまして、緊急に質問をさせていただきたいと思います。 菅厚生大臣、日ごろの大変な御活躍に心から敬意を表し、また、本当に心から拍手を送っております。 私と大臣とはいろいろ縁がありまして、郷里も同じで、大臣の郷里は岡山駅から北の方へずっと山の中へ入っていく。しかし、きょう私が御質問をしたいのは、そちらでなくて、岡山駅から東の方へずっと行ったところに岡山県邑久郡邑久町というところがございます。私の地元なんですが、岡山平野にゆったりと広がる田園地域で、同時に岡山市のベッドタウンでもあるわけですが、そこの小学校、幼稚園で五月二十五日ごろか……
○江田委員 おはようございます。 私は、実は本来この法務委員会のオリジナルメンバーというわけじゃないのですが、きょうは最初の質問者として三十分時間をちょうだいしまして、委員の皆さんの御配慮に心から感謝をいたします。 裁判官出身の国会議員というわけで、今度の民事訴訟法の改正、ここまで関係の皆さんが大変御努力をしてこられたということに深く敬意を表しますし、また、本当に片仮名でわかりにくい民事訴訟法がいよいよやっと平仮名になるかという、そんな思いもあって大変感無量でございまして、強い関心も持って今日まで質疑を注目をしてまいりました。 そこで、しかし、幾つかやはりどうしても疑問に思うこと、改めな……
○江田委員 平成八年度一般会計総予算、いろいろと聞かなきゃならぬ点があると思いますが、私も主として住専の問題に絞って質問をさせていただきたいと思っております。 今お配りは、まだしばらく関係ありませんので、どうぞ置いておいてください。 橋本総理、犬養毅、平沼騏一郎以来四十八年ぶりの岡山県出身の総理大臣誕生ということで、まず同郷の政治家として心から御激励申し上げます。 日本も世界も大変な転換期ですね、今。しかも積年の矛盾が噴き出してきている。その後始末、これはなかなか大変。しかも、単に後始末じゃ済まない、次のレールに乗せていかなきゃならぬという大変な時期で、大変な御苦労と思います。しかし、同……
○江田委員 総理、いろいろ数年前のことまで事細かにと、しかしそうしたことを言われる立場にいて、その責任を仕事で果たしていくと、今そうお答えになったわけですが、しかし私は、これは国民は本当に、総理もあるいは大蔵大臣も、あるいは官僚の皆さん方も政治家みんな我々も含めて、みんな国民から見たらあなたたちは被告ですよ、こういうふうに言っているのじゃないかという気がするのですね。被告同士が、何かもちやだんごで話をまとめて、やれスキームです、国民の皆さん六千八百五十億円払ってください。これに対して、本当に国民は怒っているのだ。 総理、冒頭、京都の市長選挙、いや四千九十二票ですからね。どうお感じですか。
○江田委員 予算委員会に、何度もこの席に立ちまして、どうもしつこいと思われるかもしれませんが、私の方もいささか同じテーマの繰り返しで大変ですが、しかし、余計なことを言う人もおるようですが、なおしつこくいろいろなことをただしていきたいと思います。 住専処理の関係のことにまた絞らせていただきたいんですが、冷静になって、静かに考えてみまして、一体本当のところどこが問題なのかということをじっと考えてきまして、私は、民事紛争というものの処理の方法は大きく分ければ二つあるんだ。 一つは、民事の紛争ですから、私人間のことですから、農林中金の角道さんの日経に載っている言い方で言えば、「住宅金融専門会社問題……
○江田委員 大蔵大臣、大変御苦労さんでございます。お疲れかと思いますが、よろしくお願いします。 平成八年度の一般会計予算についての質疑ですが、私は今回で四回目になりまして、今まで全部で三回三時間、四時間日に突入をしているわけですが、今回も住専の問題に限って質問をさせていただきます。 予算委員会、しばらくとまっておりまして、久しぶりということになってしまいまして、これ自体大変遺憾なことだとは思いますが、しばらく時間があいておったので、議論の原点にちょっと戻って整理をしてみたいと思います。 景気の今の状況とか国際社会の日本を見る目とか、そういうものにかんがみ、不良債権をきっちり処理をしなけれ……
○江田委員 おはようございます。 永井労働大臣、このたびはどうも御就任おめでとうございます。永井大臣は、もうこれは労働問題の大専門家であられるわけで、まことに適材適所かと思います。この内閣、今エイズ問題で私の昔の同志の菅直人君も非常に頑張っておって、これも適材適所かと思いますが、永井大臣にも大いにひとつ、活躍を期待をされている大臣だと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 実は、私と大臣とはいろいろ偶然がありまして、くしくも議員会館の部屋はお隣同士で、かれこれ十年以上ですか、やってまいりました。岡山県と兵庫県ということもございます。 実は私ども、新進党という新しい政党をおとと……
○江田分科員 河野外務大臣とは、私が議員になってからずっと長い間、何かと深いおつき合いをさせていただいてきたと思っております。十数年前になりますか、参議院時代には私の属する社民連と河野さんの新自由クラブと一緒の会派を組ませていただいたり、一緒に参議院選挙を戦わせていただいたりしましたが、今は与野党に分かれております。なかなかおもしろいものだと思っておりますが、河野さんのお人柄や、平和や環境や人権などの問題についてのお考えもよく承知をしておるつもりで、尊敬を申し上げているわけですが、きょうはこういう機会をいただきましたので、国際社会における人権の問題について、最大限の敬意を表しながら、幾つか御質……
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