このページでは高見裕一衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○高見裕一君 今回提出されました災害対策基本法及び大規模地震対策特別措置法の一部を改正する法律案並びに災害対策基本法の一部を改正する法律案に対して、自由民主党・自由連合、日本社会党・護憲民主連合、新党さきがけを代表いたしまして、質問をさせていただきます。 阪神・淡路大震災から早くも九カ月が過ぎました。未曾有の都市型災害の発生に対して政府として現行法上可能な限りの対応をしてきたことは、被災者の方々にも認識されているところであります。しかし、今振り返って考えると、改善するべきことや今後の施策に生かしていかなければならない課題も数多くあったのではないかと思います。 私は、阪神・淡路大震災発生の一……
○高見委員 日本新党の高見でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 本日は、専ら長官にお伺い申し上げたいのですが、まず環境基本法についてでございます。 非常に長年の、そして多くの皆様方の御努力を 多としながら、以下のことをちょっとお尋ね申し上げます。 今日の世界が抱える問題を考えるときに、私は、東西問題、南北問題、人権問題、環境問題、民族問題、宗教問題、こういうような六つくらいの視点を大きくいつもとっておく必要があるのではないかと存じます。中でも環境問題は、二十一世紀を目前に人類が直面する最大の課題であります。環境基本法には我が国が世界に率先してこの課題に取り組んでいくための明……
○高見委員 長官、長時間御苦労さまでございます。環境基本法に対して幾つか御質問申し上げます。
私、今日の環境問題の取り組みの推進を考えますときに、環境基本法の必要性を痛感している一人でございますが、まずこの環境基本法が成立した後、成立を受けた取り組みとして具体的にどのようなことが予定されておるのか、あるいは推進なさるのか、その具体的な当面のプログラムというものをぜひお教えいただきたいと存じます。
【次の発言】 今、なぜ私どもの社会の中で環境破壊というものが起こったのか、またここまでひどくなってきたのかということを考えてみると、それは人間がより豊かでより便利な生活を追い求めたからであります。豊……
○高見委員 長官、御就任おめでとうございます。新長官に初めて御質問させていただきます。 その前に、長官は、環境への負荷の少ない持続的発展の可能な社会の構築に向けての新たな取り組みの展開が必要というふうにおっしゃっておられますが、建設の是非についていろいろと議論の的になっている長良川河口堰建設事業、まさに社会の発展のためには環境への負荷をかけてでもつくらなければならないのかどうかが問われておる問題でございます。そこで、少々この長良川河口堰の問題について質問をさせていただきたく存じます。 第一回目の試験湛水が行われることになった際に、長良川河口堰反対派の人たちがゲート直下で船上ストライキを行い……
○高見委員 それでは質問をさせていただきます。 まず、現在の社会状況において、国民が求める社会資本というものは高度成長期のそれとは異なってきておるはずでございます。ところが、実際には、省庁別の公共事業のシェア配分は一九六〇年代からほとんど固定的でございまして、時代の要求にそぐわないものとなっている、そういうふうに断定せざるを得ないのではないかと思います。時代が要求している、例えば情報インフラ、福祉、環境、教育などへの十分な配慮も欠けておるように思います。 今までは、運輸省も省内の予算配分の見直しで時代のニーズに何とか対応しようとしてきたようでありますが、今後は、そのような対応は極めて困難に……
○高見委員 地球環境問題の中でも、私の認識の中で特に緊急を要するというふうに感じておりますオゾン層の問題に関して少々御質問申し上げたく存じます。
まず、気象庁の方にでございますが、ことしは南極上空のオゾンホールが過去最大となり、オゾンの全量も平年値を大幅に下回っているという事実があるようですが、ことしの日本の紫外線量と、日本上空のオゾン全量の様子がどうなっているのか、簡潔にお答えをいただきたく思います。
【次の発言】 平成六年十月二十日のオゾン層の観測速報というものによれば、昭和基地では九月としては観測開始以来の最小値を記録したとなっております。さらに、昭和基地では、ことし二月以降のオゾンの……
○高見委員 それでは質問をさせていただきます。鉄道復旧の問題に関して若干お尋ねを申し上げます。 今回の地震では鉄道に大きな被害が生じました。そのため被災者が全く、陸の孤島状態といいますか、孤立状態になってしまいました。被災者にとっては一日も早く鉄道が復旧することを、特に大阪から神戸の中心部までの復旧、当然のことでございますけれども、これが強く望まれております。鉄道が復旧すれば道路の渋滞も少しは解消されますでしょうし、そうなれば物資輸送などが円滑に進むとも言えます。したがって、大阪と神戸を結ぶ鉄道を早急に、神戸の中心部まで復旧する必要があった、あるいは現在もあるわけでございますが、現行ではJR……
○高見委員 大震災があってから、きょうでもう十六日もたってしまいました。本当にあっという間に思えますが、まだ現地の状況が一向に落ちつきを見せておりません。マスコミ報道等で、現地が少し落ちつきを取り戻してきたというふうに報道されておりますけれども、直接の被災者の方を見ておりますと、どうもそれは、落ちつきというよりは余りにも大きな絶望とあきらめ、それをどう自分の精神も含めて立て直していけばよいのか、そのことに戸惑いを覚えておられる方が大半なのではないか、そんな気がいたします。 先ほどの土肥議員の御発言にもありましたように、まさしく精神的にも本当に疲れ果てておられるということを実感をするものでござ……
○高見委員 昨日も私の事務所に、とある神戸市民の方から連絡がありました。どういうことかといいますと、いろいろな相談事があった、そのたびに窓口をあっちへ行け、こっちへ行けというふうに役所から指示をされる。ところが御承知のように、神戸市内は交通機関がまだ十分ではござい」ません。二カ所行ったら一日がつぶれてしまう。バスはいつもいっぱいで、とぼとぼと歩いていく。私なんかはまだ六十五だからいいけれども、七十、八十の人は一体どうするのだろう、小さな乳飲み子を抱えたお母さんはどうするのだろう、そんなお話でございました。この緊急時にも、被災者からの問いかけに対して、いわゆるたらい回しがなされているという現実が……
○高見委員 今回提出されました地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案の起草に際し、自由民主党・自由連合、日本社会党・護憲民主連合、新党さきがけを代表いたしまして、一言申し述べさせていただきます。 地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律は、大規模地震対策特別措置法に基づき、大規模な地震による災害から国民の生命、身体及び財産を保護するために、内閣総理大臣が指定した地震防災対策強化地域における地震対策の推進を図るため、地方公共団体が実施する地震対策緊急整備事業に係る経費につき国が財……
○高見委員 ちょうどきょうで震災から二カ月になります。長かったのか短かったのか、実に不思議な時間の流れ方をしているなと思います。これは私だけじゃなく、もちろん被災地の皆さんも、また、必死でこの間取り組んでいただいた行政や小里大臣も同じ思いかと存じます。もちろん、多くの議員方も同じ思いかと思います。 そんなちょうど二カ月目の節目に質問させていただきますが、まず、小里大臣にお尋ねを申し上げたく存じます。ボランティアに対する対策に関してでございます。 現在、被災地も復興に向けた努力が急ピッチで進められておりますが、ボランティア活動についても、ある意味で節目に来ているのではないかと思われます。しか……
○高見委員 それでは、大臣も御帰国すぐで、お疲れのところ恐縮でございますが、質問をさせていただきたく存じます。 本法律案は、大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会から資源循環型の社会へと日本を変革させるためには、極めて重要な法律であると考えます。容器包装を付した事業者にも一定の責任を負わせることにしたことは、外部費用を内部化するという意味で画期的でございます。また、市場経済のひずみを是正し、環境調和型の社会、持続可能な社会を今こそ構築しなければ、資源輸入国である日本の未来は暗いものとなるでありましょう。その意味で、この法律案は今国会でぜひとも成立させるべきであると考えますが、なお若干の疑問点も……
○高見委員 まず、緊急時の通信の確保という問題、これはもう他の委員の方々もいろいろと御質問しておられるかもしれませんが、ぜひ私もこの耳で確認をさせていただきたく存じます。 地震が起こった直後から、今の吉岡先生の話にもありましたが、通常時の五十倍といわれる電話が殺到した。それによって電話回線が途絶をして、町は混乱をきわめました。通信の確保は災害時には特に重要であることは言うまでもございません。私も、地震が起こったときに携帯電話で神戸市役所や兵庫県庁へ何度も何度もかけましたけれども、これはもう一向につながらない。もちろん警察や消防も全くつながらないという状況がございました。現場で何が起こっている……
○高見委員 つい先ほど、被災地の神戸からたどり着きました。申し上げたいこと、また御質問させていただきたいこと、あふれんばかりであります。しかし、限られた時間でございますので、簡潔にお話し申し上げたいと思います。 私には、肉親を失い、住む家を失い、そして笑顔を失った阪神大震災の被災者お一人お一人にかわって、この場で御報告をしなければならないことがたくさんあります。 私自身が十七日、その当日、東灘の自宅で休んでおりました。地震というものがあれほど恐ろしいものだとは夢にも想像をしておりませんでした。まるで何か怪物につかまれて振り回されているような。ベッドから突き落とされて、そのベッドが自分の上に……
○高見委員 運輸大臣に初めて質問をさせていただきますが、先ほどの林委員の質問にもございましたので、若干ダブることをお許しをいただきたいと思いますが、私も日本籍船の現状に非常に憂慮を抱いておるということで、御容赦いただきたいと存じます。 この間、各新聞の社説でも随分と海洋国日本の危機がうたわれております。そして、それに対処するための施策を施さなければならないという考えが大分国民の中にも広まってきたんしゃないか、浸透してきたじゃないかな、そんなふうにも思っております。 実際、資源の、あるいは食糧の大部分を輸入に頼る日本にとって、外航海運の果たす役割は非常に大きいものがございます。しかし現状は、……
○高見委員 まず、今回の政府の法案に対して質問をさせていただきます。 阪神・淡路大震災における教訓としては、災害時における危機管理体制に集約することができると思います。新党さきがけでは七月十七日に、危機管理体制強化のための提言として、緊急時における内閣総理大臣の指揮命令権の明確化を含めた提言をしております。 その内容は、緊急時の内閣総理大臣の指揮命令権を確立するなどの官邸機能の強化のために、内閣法を改正すること。具体的には、一定期内閣議を経ずに内閣総理大臣がみずから各省大臣にかわって直接行政各部に対して、指揮命令できることを規定するべきであり、今後、速やかに政府・与党内で調整し、早期提出を……
○高見委員 本日は大気汚染防止法改正案に対する審議ということでございますが、大気の問題は化学物質に限らず温暖化やオゾン層破壊など多岐にわたっております。その意味で、今回は全般的な問題とりわけフロンの問題も含めて質問をさせていただきたく思います。 まず、この法案の一番話題になっているダイオキシン対策についてでございますが、とりわけ最近、猛毒物質のダイオキシンの発生源の一つがごみ焼却施設であるというところから、自治体のごみ焼却場の周辺住民の間でダイオキシンに関する問題意識が高まっております。 日本はごみ処分場も限られておりますし、ごみを燃やして減量化してから処分をしております。その妥当性はとも……
○高見委員 水質汚濁防止法に関してお尋ねを申し上げます。 まず、現状把握でございます。これは水質保全局長さんあたりかと思いますが、まず水質汚濁の現状についてお尋ねをいたします。 環境庁の調査によれば、有機塩素系物質による汚染が判明しているのは千百五十一カ所とされております。ところが、関連する業界の話では、隠れた汚染地域がその十倍、あるいは百倍、あるいはそれ以上というふうな話も聞いております。正確な実態把握こそが有効な施策の確立に当然不可欠でございます。そのあたりの現状把握がどの程度進んでおられるのか、お答えをいただきたく存じます。
○高見委員 厚生大臣にお伺いをいたします。 前回、五月二十六日に商工委員会で質問をさせていただきました際に、我々の危惧をしておりました部分について明快な御答弁をいただきました。例えば、市町村が分別収集計画に従って収集した分別基準適合物はすべて再商品化されるということや、市町村が分別収集計画を策定する際には国がそれ以上集めるなという指導を行わないこと、油化施設やストックヤードについても整備を進めるなど、政府としても真剣に資源循環型社会、持続可能な社会に向けての取り組みを行おうとする姿勢が十分に感じ取れたと私は思いました。 今回の法案にはさまざまな背景があり、調整にも御苦労されたと思うのですが……
○高見分科員 お尋ねを申し上げます。 まず、今回の地震で感じましたことは、自然の力の前では人の力というものは本当に弱いのだということを、被災地におり実感をした次第でございます。幾ら補強をしてある、耐震構造にしてあるといっても、がけは崩れ、あるいは埋立地では液状化現象が現実に起こりました。自然を征服する、自然と文明は対立をして、文明は自然を克服をする力だという近代的な思想に基づくのではなく、自然と共存するという思想に転換をしていくことが、今後の災害対策の実は最大のかなめではないかと私は思います。 例えば、今回の被災地である神戸は地質上崩れやすい土地が多く、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関す……
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