深川タマエ 参議院議員
1期国会発言一覧

深川タマエ[参]在籍期 : | 1期|- 2期- 3期
深川タマエ[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは深川タマエ参議院議員の1期(1947/04/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は1期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院1期)

深川タマエ[参]本会議発言(全期間)
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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 参議院本会議 第8号(1948/01/27、1期、民主党)

○深川タマヱ君 組閣以來の片山内閣の施政につきまして、数多長所もあつたことと思いますが、只今は暫くその問題には触れないことにいたしまして、只今の段階において、どうしても改革いたさなければならないと思う節につきまして、私の意見を申し上げて政府の御所見を伺いたいと存じます。  先ず第一番に、政策と國民生活の実情との間に相当距離があると思うことであります。数世紀に亘つても尚且つ成功しないかと思われる程の大改革が、政治、経済、文化の各方向に亘りまして、急テンポを以て無声無血の間に着々と進行いたしておる時のことでございまして、昨日の財閥は今日の庶民となり、昨年の物價は今年は数倍になるという程の激甚な変化……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 参議院本会議 第12号(1949/04/08、1期、民主党)

○深川タマヱ君 民主党を代表いたしまして、第三次吉田内閣の施政方針に対し御質問申上げます。  先ず第一番に、昭和年代に生を享けし者の連帶責任といたしまして、片時も忘れてならないことは、日本の國の完全自主権の回復であろうと存じます。そのための講和会議の受入態勢といたしまして、経済安定に備えまして、今回九原則が示されておりますが、この道は極めて細く險しい苦難に鎖された道ではございますが、最後にただ一つ日本の國民に残された助け船でもございますので、國民は一致結束いたしまして、どうしてもこれに成功いたさなければなりませんし、世界の只今の現段階から考えまして、どうしても至急にこれに成功いたして置くことが……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 参議院本会議 第15号(1950/01/31、1期、民主党)

○深川タマヱ君 民主党の深川タマヱでございます。第七国会の初めに当りまして、政府の施政方針に対しまして御質問申上げます。  重複いたしておる題目でございますが、今後久しきに亙りまして日本の国の運命を決定するかと存じます講和の問題につきまして、私も一つの質問をさして頂きたいと存じます。今回の国会では、衆参両院を通しまして、この問題は最も論議が繰返された問題でございますけれども、結果から考えますと、所詮、犬の遠吠えでございまして、この意向を採択して呉れるかどうかということは、一にかかつて連合国の胸三寸にあることだろうと存じます。併しながら未だ曾て世界にその前例を見ないような、終戰後正に五年の久しき……

第7回国会 参議院本会議 第23号(1950/03/03、1期、民主党)

○深川タマヱ君 私はこの際、中小商工業者に対する大蔵大臣の談話に対しまして緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 総理大臣の御出席をお願いいたします。(「総理大臣どうした」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 政治は暴力になつてはなりません。政治は暴力に流れてはいけないと存じます。(「そり通り」と呼ぶ者あり)私の政治生活はまだ誠に短かいのでございますけれども、その間に政治というものがどんなに大きく国民の幸、不幸を左右するものであるかということを痛切に感じております。生殺與奪の権を時に握つておると思うのでありますが、それ程大きい力を持つ政治であるだけに、一歩これが取扱を誤まりますと全く暴力に陷る……

深川タマエ[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院1期)

深川タマエ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 決算委員会 第7号(1947/08/27、1期、民主党)

○深川タマヱ君 決算の最も大切な意味は、舊年度の収支の實情を調査して、翌年度の豫算編成の参考にすることだろうと存じております。健全財政というのは收支が相償えばよいのでありますけれども、その健全財政の蔭に隠れて今日非常に苛斂誅求が行なわれておるということは、何人も認めるところであろうと思うのであります。去年の收入のあり餘つた人に課税をするならよろしうございますけれども、第一勤勞所得税などは去年あり餘つた貯蓄などあるわけがなく、その人たちに税金をかけて、從つて又今年貯蓄でもあるならばそれでやり繰りもできましようけれども、今年又物價が高くなつて、又交通費もこの通り高くなつて、例えば四人家族の二、三千……

第1回国会 決算委員会 第13号(1947/12/06、1期、民主党)

○深川タマヱ君 よく委員會が衝突いたしますので、或いは他の委員の方によつて、すでによく似た問題が御質問されたことかとも存じますけれども、きつと若干違う點があると存じますので、お尋を兼ねて、お願い申上げたいことは、只今この時刻に、全國何十萬という拘置所の囚人が、この委員會の委員の林に、恐らくは手を合わして哀願しておるだろうと思う食糧のことであります。拘置所の囚人の人たちも同じ國民でありますので、恐らくは一般國民と同じ分量の食糧が、配給されておることだろうと想像いたしておりますけれども、私がお願いいたしたい主眼點は、拘置所の囚人には、一般國民よりも、もつと多く配給しなければならないだろうと思う點で……

第1回国会 財政及び金融委員会 第3号(1947/07/10、1期、民主党)

○深川タマヱ君 今日増産の必要たときに、労務者の慰安用として酒が絶対必要であるということは十分了解ができることでございますけれども、一方非常に主食物の欠乏いたしておりますときに、酒を好まない、甚しきに至つては、婦人の家庭にまでも公平に、大切な主食物をわざわざ酒にして、配給下さる御趣旨がどこにあるかお尋ねいたしますことが一つと、もう一つは、私の想像いたしますところでは、國民を公平に取扱うために、酒を好まない家庭に一樣に酒を配給して置くならば、これを物交の材料にして自然に好む品物も手に入るだろう、こういうふうにお考えになつておるんぢやないかと想像されますけれども、若しそれならば、わざわざ大切な主食……

第1回国会 財政及び金融委員会 第5号(1947/07/24、1期、民主党)

○深川タマヱ君 ちよつとお尋ねいたしますが、物納が遅延しておりますために予算がなかなか組めないから、將來入つて來る可能性のある物納を見合いにして、公債を発行なさるという御趣旨のように存じておりますけれども、兎角財産税は過去の経驗に照しましてもなかなか取りにくくて、取らぬ狸の皮算用に終る場合も多うございます。この場合は取らぬ狸でなく、既に國民から申告が來ておるから、押えるものは押えておると思うのですけれども、兎角その査定に当りまして、國民が自己の胸算用で評價しておるものと、大藏省の査定との間には、相当開きのあることは予想いたさなければならないと思いますが、こういう場合に余り沢山公債を発行なさると……

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/05、1期、民主党)

○深川タマヱ君 この法案の中心目的なるものは、やはりいかにして國民の貯蓄意欲を増大せしむるかということであると存じますが、勿論貯蓄の目的は、申上げるまでもなく、一方におきましては、國民の一部に偏在いたしております資金を動員いたしまして、産業資金なり復興資金なりにいたすのも目的でございましようけれども、より大きい目的は、やはり一時的にでも國民の購買力を封鎖いたしまして、物價の上昇を防ぐことにあると存じます。いずれにいたしましても急を要する問題でございますので、理想を申上げますならば、國民に、今貯蓄をすれば、いずれは國民が早く生活が樂になる原因になるという順序を説くこともいいとは存じますけれども、……

第1回国会 財政及び金融委員会 第12号(1947/08/20、1期、民主党)

○深川タマヱ君 勞働基準法は八月一日に行われない。延期されておりますのは、今度の勞働省設置法案の遲れている關係がありますか、それより外の御事情がありますか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第17号(1947/08/29、1期、民主党)

○深川タマヱ君 傾斜生産の方から來る基本産業、それから近頃問題になつている公團、それから輸出向けの産業、こういう日本の國にとつては最も有利な事業、それの出資が復金から出資せられて、而もそれが公債によつて賄われて、その公債を買える人は、今日は新圓階級か、封鎖で買えるとしても持つている人でないと買えない。生活に困りながらも勤勞所得税を納める人は、働いてそういう人の利子を稼ぐということになると思いますが、國家がこういう階級を保護して獨占的利益を増大ならしめる形になりつつあると存じます。こういう形になるのだつたら、勤勞所得税なんかの免税點をお上げになりまして、細かい者が働いてそういう持てる人達の利子稼……

第1回国会 財政及び金融委員会 第22号(1947/10/09、1期、民主党)

○深川タマヱ君 貿易資金が缺損したから追加してくれというこの法案とちよつと關係はどうかと存じますけれども、貿易と關係がございますので序でにちよつとお尋ねいたしますが、只今の日本では都會に住んでおられる男子の方などはたとえ就職なさつておいでになつても、これは半失業者の状態にあると思います。賃金が平均賃金千八百圓でストツプされておりますけれども、あれは恐らく生活に必要な物全部を公定値段で配給して貰えるということを前提にしてのものだろうと思いますけれども、事實はなかなかそれに相違いたしておりまして、一例を上げましても、私の記憶では終戰以來男子の靴など一度も配給になりません。それから戰災者や引揚者は冬……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/22、1期、民主党)

○深川タマヱ君 私は二度までも芯まで燒かれました苦い経驗を元にして考えますと、この終戰以來の悪性インフレとも思い合せますとき、燒かれました者と、燒なれなかつた者との差が、非常に大きいことに思い及びますので、戰災者と非戰災者の不均衡を是正する意味で、非戰災者に特別税金をお掛けになりますこの法案には、双手を挙げて賛成するのでありますが、この方法でございます。貨幣でお取りになるようになつておりますけれども、それもいいことでございましようけれども、私は今日の現状におきまして、管理貿易の建前、非常に纖維製品が拂底いたしておりまして、今年も戰前の一割五分の配給の予定しかございません。別の機会にちよつとお尋……

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、1期、民主党)

○深川タマヱ君 私は政治家の生命は、その建設的な意見にあると考えております。政府の失策を非難攻撃することはいと易いし、而も目覺しく見えますけれども、そこに建設的の意見が少なかつたならば、その價値は少いものと存じております。如何に地味でありましても、ただ一握りの政策であつても、建設的の意見であつたならば、これは相當高く評價しなければならんものと常に自分を戒めております。これは餘談でありますが。次の所得税と非戰災者特別税につきまして一、二申上げてみます。勤勞所得税でありますが、私は同じ勤勞所得税と申しましても、高い月給を取つておる人からは、家族扶助料などは引くべきではないと思います。又今囘の千八百……

第1回国会 財政及び金融委員会 第44号(1947/12/01、1期、民主党)

○深川タマヱ君 昨年世帶主一人に対して四百五十円だけこのために支給されて、今年はそれの六倍半の三千円になつておるようですが、これで去年に比ベてどうでしようか、石炭の値段は去年の十倍になつておるのですね。

第1回国会 財政及び金融委員会 第46号(1947/12/03、1期、民主党)

○深川タマヱ君 私ちよつと質問したいのですが……。
【次の発言】 終戰後今日まで日本の食事情はこんなに困難な事情にありますのに、食物に輸入税をおかけになつていたのでございますか。
【次の発言】 お茶等を輸入しているようでありますけれども、それはどういう御事情になつておるのですか。日本にはお茶は相当あるように思いますけれども……。
【次の発言】 お魚とか貝類を輸入しているようでありますけれども、これは輸入いたさなければ他に方法はないのでございましようか。
【次の発言】 今から何年くらいいたしましたならば日本の農業生産力が復旧いたし、それから工業生産力が復旧いたし、海外の農業生産力も大体復旧いたし……

第1回国会 財政及び金融委員会 第47号(1947/12/04、1期、民主党)

○深川タマヱ君 この税務官吏の待遇改善の基礎になつておるのは、從來の待遇が非常に惡かつたということと、誘惑が非常に多いということ、危險が伴うということのように承りましたがその三点におきましては、警察官吏は恐らくこの税務官吏に劣らないものだろうと存じますけれども、その待遇改善について少しも問題にならないようでございますけれども、何か問題にしなくてもいいような理由があるのでございましようか。それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 時間の都合で委員長にお任せいたします。
【次の発言】 從來の食糧営團の資本金は、全部民間資金を使つておる所と、半分政府資金を使つておる所や、いろいろまちまちのように……

第1回国会 財政及び金融委員会 第48号(1947/12/05、1期、民主党)

○深川タマヱ君 実はこれは私、質問の時間にお尋ねいたそうと思つていたのでありますが、討論となりますとどうかと思いますけれども、結局は賛成いたすのでありますけれども、疑惑の点をちよつと申上げます。これには、災害の程度の調査というのが、この法案には少しも挙げられていないと存じます。非戰災者特別課税のときにおきましては、ちやんと三割以上の被害ということが載つておりましたが、これには載つておらないようでございます  それから租税の納付期限の猶予の問題でありまするけれども、所得税の場合はよく分つておりますけれども、例えば酒税、清涼飲料税、物品税、入場税などの場合は、この法案は極めて曖昧にできておりますと……

第1回国会 財政及び金融委員会 第50号(1947/12/07、1期、民主党)

○深川タマヱ君 未復員者で一つお願いします。このインフレ時代に一家の生活の支柱を失つている未復員者の家族の中で、特に父母が年取つていたり、妻に子供が多かつたりいたします場合は、この月百五十圓の手當では少いと存じます。併し財政との關係もおありのことと思いますけれども、これはもういかようにもできないもんでございましようか。

第1回国会 労働委員会 第3号(1947/08/25、1期、民主党)

○深川タマヱ君 日本の紡績業は、これは今後失業救濟に大變いい所と存じますけれども、只今聯合國の方で四百萬錘だけ日本の紡績を許可されておりますが、その施設が足りない。ところが一方では聯合國の方から賠償の指定を受けている相當の機械がありますが、四百萬錘に充てる程度にあれを少し拂い下げて貰えないか。懇請の餘地があるのかどうかといふことであります。第二點は、先だつてもお尋ねしたと思いますが、日本の紡績業では、六〇%だけ女工が就職して、四〇%だけ口が殘つておりますが、勞働基準法で、男子と女子とは給料が同額と決めてあると思いますが、男子は千六百圓、女子は八百圓で、これではまた就職希望者がないと思いますが、……

第1回国会 労働委員会 第4号(1947/09/17、1期、民主党)

○深川タマヱ君 只今もくろんでおります職業安定所は本人が自發的に職業安定所へ職を求めに賓た人のみを對象にいたしまして、その人について能力本位に、そうしてその人の意思を尊重して適當な職に就かしむる機構になつておりますけれども、只今の日本の實情は本當に職業安定所へ職を求めて行かない人だつて、職業安定所へ行つて少少の月給ぐらい貰つてもあまりいい暮しもできないからというので、闇その外不健全な仕事によつて渡世をして行こうという考えの人が大變多いので、そのために日本を暗くしておることが非常に多いと思いますので、職業安定所の精神をもう一歩突き進めまして、國家が本當に國民の生活を保護する目的から、各人の家庭の……

第1回国会 労働委員会 第6号(1947/09/20、1期、民主党)

○深川タマヱ君 二章につきましてもう一つ質問いたしたいと思いますが、如何でございますか。
【次の発言】 第二章第六條に關係する質問でございますが、勞働省職業安定局長は勞働大臣の指揮監督を受けて失業對策の企畫及び實施に關する事務をおとりになることになつているのでありますが、今日平常な時におきまして社會で自然に行われております求人、求職等の斡旋は、これは別にいたしまして、最近政府の政策に基いて相當大勢の勞働者の方々が企業整備から失業することになつているはずでありますが、凡そ一體どのくらいの方がどういう産業の方から整理せられて來て、そうしてその人達を凡そどういう方法によつて救濟なさろうとする對策を立……

第1回国会 労働委員会 第7号(1947/09/22、1期、民主党)

○深川タマヱ君 せんだつての、横濱の職業安定所とそれから横須賀の方の見學に參りましたときに、神奈川縣の縣廳のお役人樣が一緒にお集りになつた席で、特にあちらの人から依頼を受けたので特に御報告申上げるのでありますが、職業安定所の出先とそれから基準局のあれとが、二本立になつているので、極めて仕事がしにくくて仕樣がない。あれはこういうふうにやつて貰うと、内容が分らなくて仕樣がないから、是非委員會のときに報告してくれといわれましたから申上げて置きます。

第1回国会 労働委員会 第10号(1947/10/09、1期、民主党)

○深川タマヱ君 失業手当法の第二條の二項でございますが、この法律が効果を発生いたしますのは、勿論この法案が通過いたして施行されて後のことでございますが、最近関東、東北を襲つた大水害のために、本人は働く意思を持つておりながら、工場が押し流されて相当沢山失業した人がでぎております。政府では傾斜生産を遂行さすために近い將來不急の産業を相当整理なさる御予定であつた筈でありますが、いろいろな御事情でそれが断行されずにおりましたところ、天然の力によりまして、水害罹災者に対しては誠にお氣の毒ではありますけれども、相当不急産業が整理されたことになつたと存じます。急ぐ産業は勿論復旧をお図りになるでございましよう……

第1回国会 労働委員会 第16号(1947/11/04、1期、民主党)

○深川タマヱ君 十月二十三日から二十七日の五日間に互りまして、予定の通り愛知縣、京都府、大阪府の労働行政を視察いたして参りました御報告を申し上げます。  愛知縣におきましては、二日間、川上先生と赤松常子女史と私と三名、それから京都府では一日間赤松先生と私と二名、それから大阪府では二日間私一名、おのおのの場合、事務局から高橘さんが同行してくれておりました。  先ず第一番に人員の問題でございますが、最初はもう少し大勢さんいらして下さる御予定であつたそうでありますが、急にお差支えができた由で、こんな少人数になつてしまいましたが、それでも京都府における赤松先生と私と二人の場合は何とか恰好がついておりま……

第1回国会 労働委員会 第22号(1947/11/22、1期、民主党)

○深川タマヱ君 今日日本の勤労者の方々には満たされないことは非常に多いと存じますけれども、私は特にその中の被服と住宅の問題を取上げてお尋ねいたして見たいと思います。敗戰後國民の生活になくてならないものであつて、而も日本の絶対量の足りないものは、大抵統制されており、必要以上のものは隱匿物資として摘発もせられておりますし、貨幣の場合は、封鎖されたり、新円の切替えなんかありまして、大体今までの生活が御破算されまして、國民の生活が平均化されておるはずでございますけれども、ただこの焼けなかつた家庭の持つておる被服、これに私は着意いたしたいのであります。これは未だ隱匿物資の摘発も受けておりませんし、本当に……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会 第1号(1948/01/28、1期、民主党)

○深川タマヱ君 先程の外務大臣の御答弁と関連いたしましてちよつとお尋ねいたします。講和会議終了後におきまして、連合軍は大体において引揚げる御予想はおつきになるのでございましようか。若しそうだといたしますと、その後の日本の國内の治安維持は大体どういうふうになるか、御予想はつくのでございましようか。管轄違いかと存じますけれども、序でにちよつとお知らせ願いとうございます。
【次の発言】 もう一つ続けてお尋ねいたしますが、どのくらいな警察人員を置かれるのかよく分りませんけれども、將來若し過去にその不安があつたような労働攻勢が激しくなりまして、暴力革命の慮れが懸念されるような場合の内地の治安維持、それに……

第2回国会 決算委員会 第17号(1948/06/03、1期、民主党)

○深川タマヱ君 大藏省に関する決算でございますが、議会の方に廻つております説明書によりますと、昭和二十年から二十一年、二十二年に掛けまして、次第に租税収入の未済額が漸増しておるとあつて、その原因を項目を分けてお挙げになつておりますが、決算の大事なことは勿論不正をなされた方のあとを追求されて責任を問うということは大事でございましようが、更に大事なことは、決算は結果から眺めまして、前年の政府の施策の、成敗というものが極めてよく分るのであります。再び誤りを繰返さないために、建設的意見を政府に献策するということに一番大きい意義があるだろうと思いますので、私は何故、租税未済額がふえたか、その原因の一つ一……

第2回国会 決算委員会 第19号(1948/06/05、1期、民主党)

○深川タマヱ君 最後の御説明でありますけれども、製鹽の方では大變不正が行われておるようですが、中四億圓の金の出場所がはつきり分らないので調査が御困難なようですが、どういうようなことが隘路になつておつてお調べにくいのでしようか。

第2回国会 決算委員会 第27号(1948/06/30、1期、民主党)

○深川タマヱ君 只今の提案理由の説明を承わりますと、漁船資材の増配とか、それから水産行政の根本的科学的改良とか、或いは漁業の民主化とか挙げられたようでありますが、勿論これは大変必要なことではございます。併しながら從來も漁村に対しましては漁網や漁油の配給がありますし、魚の統制は非常に嚴重に行われて、リンク制も採用しております樣子を見て見ますと、全然國家が放任していたわけではないのであつて、私逹の聞くところによると、こういう仕事は農林省の中の一局としてやられていたように思うのでありますが、今行政整理が問題になつておりますこの方向に逆行をいたしまして、大衆課税をしたり、それから價格を引上げたりして、……

第2回国会 決算委員会 第28号(1948/07/01、1期、民主党)

○深川タマヱ君 新たに生まれようとしておる行政管理廳のお仕事となさいまして、行政制度一般に関する基本的事項の企画とか、それから行政機関の行政状況の監督、こういういずれの仕事を見ましても、女性の性格と、それから過去の特殊の専門的な知識と申しますか、経驗と申しますか、これを採用なさらないと、十分に所期の目的を達成できない部面が多いと存じますが、ここのお役人に相当沢山高級の方の役目に女性を採用なさる御意思がございましようか。むしろこれをお願いしたいのでございます。

第2回国会 財政及び金融委員会 第1号(1947/12/11、1期、民主党)

○深川タマヱ君 今囘のこの法案は、過去における家事経済のマイナスを埋めるための補給のようでありまするけれども、どうせ補給しなければならないものだといたしますなれば、こういうふうに過去に過去にと遡らないで、將來の給與を渡すような方策がよいのではないかと思います。どうせマイナスになりましても生きて來たことは事実でありますから、借金するには、それだけの信用があつたわけで、そしていずれの階層の人も皆自己の持つておるものを持ち出してにほん経済再建に協力いたしておるのでありますから、借金のできた人はそれでいいのであつて尚過去のことに支給することはよくないのであつて、少し分量を減らしてもいいから、將來給料の……

第2回国会 財政及び金融委員会 第2号(1948/01/30、1期、民主党)

○深川タマヱ君 ちよつと遅れましたので、提案理由の説明を承わつておりませんので、 質問がとんちんかんになるかと存じますけれども、多分復興金融金庫の増資は、今度滞納が非常に多うございますので、それを取立てるための納税融資の方に沢山廻さなければならないというような意味も相当含まれておるのだと想像してお尋ねするのでありますが、そういたしますと復金の方の資本金を廻す財源をどこからお求めになるのかということが私は分からないので、それをお尋ねするのが一つと、もう一つは、今年さえも利益がなくて税金が納められなくて困つているその人に、納税融資として金を貸して上げて、そうして而もそれは経営を閉ざしてはいけないか……

第2回国会 財政及び金融委員会 第29号(1948/05/31、1期、民主党)

○深川タマヱ君 さつき中西さんのお話を承わつておりまして氣が附いたのでありますが、生活給と能率給との問題でありますが、政府のおつしやる御言い分は、能率の挙らん人は、時に生活給を割つても仕方がないという意味なのでございましようか。それから組合側のおつしやる言葉で、能率給が挙らんでも、生活給だけはどうしても拂つて貰わなければいけないという意味なのでありましようか。そこを一つ。
【次の発言】 一言だけ。午後に出られませんから、どうぞ。最近ソ連から引揚げてお出でになつた軍人さんの話によると、ソ連でもやはり能率給というものを採用している。これを嚴重に採用しているそうでありますが、ところで西尾國務大臣のお……

第2回国会 財政及び金融委員会 第33号(1948/06/09、1期、民主党)

○深川タマヱ君 通貨法の方でございますけれども、百圓までは法貨として通用を許すという意味は、どんなのでございますか。
【次の発言】 米の配給所なんかへ行きますと小さいのが要るらしいのです。お魚でも野菜にも……。

第2回国会 財政及び金融委員会 第35号(1948/06/11、1期、民主党)

○深川タマヱ君 總理大臣の給料がどのくらいが適當かと御相談を頂きましても、大體總理大臣という人はどういう生活費が要るのか、内容がよく分りませんので、見當が立たないのでございますけれども、すべての人の給料を決めますときに、私はいつも、その人は眞面目に働いていたならば暮して行けるかどうかということが、これが標準になるのだろうと思いますけれども、總理大臣は、食費は統制の時代でありますから私達とそう變つて食べて貰つてはなりませんし、住宅はただだろうと思いますが、どういうふうになつておるのか。それから被服代は多少私達よりも體面を保たなければならないのですが、その他に一體どんなに私達と生活の内容が違うので……

第2回国会 財政及び金融委員会 第36号(1948/06/14、1期、民主党)

○深川タマヱ君 これは厚生委員の方から特に財政金融委員の方々にお願いしてくれという申出があつたことなのでございますが、この在外同胞で未だ歸らない人の中には、参勿論最初から軍人として召集されて行つて歸らないいわゆる未復員者の方がございますけれども、その他に最初から軍人として召集されたのではなく、居留民としておりまして、生業に従事しておりましたのが、戦時中とか終戦後にその人達の技術なり労働力が利用されまして、奥地の方に連れて行かれた、それで歸らない人も相当あるのでございます。その人達の家族に対しても、未復員者の家族並みの待遇をして貰うように特にお願いしてくれということでございますが、政府の方々はそ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第42号(1948/06/24、1期、民主党)

○深川タマヱ君 法人税のことに関して三つお尋ねがございます。  第一番は、個人の所得の場合は、所得の大小によりまして税率を異にしておりますが、法人の場合は原則につきまして申しますと、法人税の場合はそれぞれ各事業年度の超過所得に対しましては若干税率を異にしておりますが、各事業年度の普通所得の場合には一律に百分の三十五とか二十五とかいうことは決つておりますが、これでは高額の所得のある法人に対して非常に優遇する形になつておると思います。この趣旨をお伺いするのが一つ。  それから第二番目には、内國法人でも外國法人でも今回一應百分の三十五一になつておるのでありますけれども、これは個人の所得の場合は一万円……

第2回国会 財政及び金融委員会 第46号(1948/06/30、1期、民主党)

○深川タマヱ君 先程から私は「きんし」に加工をいたしまして、少し値段を高くして、高い値段のものを引下げる案と、それふら「きんし」と高い「たばこ」との内容を入れ混ぜましてというような案を申しましたが、「きんし」そのものが分量が少いので大した効果はないといたしますと、残る案は、高賣つておる「たばこ」の中に混ぜ物をするのであります。その混ぜ物は只今「いたどり」というようなものだけを入れられておりますが、民間にはもう少しいろいろな物でたばこの代用をつとめられるやうな物があるように聞いておるのでありますが、専門家の專賣局の方にきつと御存じ……御存じでなければ至急に聞き合す方法もあると存じますが、これが探……

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/07/05、1期、民主党)

○深川タマヱ君 今年度におきまして、國家の財政收入といたしまして、富くじから得るものは十億四千万円と存じておりますが、先程から諸委員もおつしやつておいでになりますように、國民道義の頽廃の大きな原因になりまして、こういうことを國家自身、政府自身が模範に示しますならば、日本の道義の確立は前途遼遠だと存じます。從つてそれともう一つは、これは浮動購買力の吸收とはいうものの、必ずしもそうではないのであつて、これだけの資本を下したならば、生活はつらいが、これが三倍になつて返りはしないかという、僅かな月給を取つておる人が月給を割いて買つておる部面も相当多いだろうと思いますが、そういう人達が負けたときの苦しい……

第2回国会 労働委員会 第11号(1948/06/21、1期、民主党)

○深川タマヱ君 いろいろな方々からの御意見を承わりましたが、労働の民主化の場合の労働者の供給事業を全廃するために、過去何ケ月の間政府は一生懸命努力なさいました経檢上、どうしても今後も取締規定を作つて貰わなければ所期の目的を貫徹することができないと思うのでありますから、私達はこれを通過さしてよいと存じます。殊に百万人以上の労働者の人達が未だに以て労働ボスの下で搾取されているということを聞きますと、働く人の味方である私達としては放任できないことだと存じます。殊に罰則規定の大体の政府の御説明を承わりますと、このまま私は通過さしてよいとこう考えます。


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 法務委員会 第4号(1948/11/12、1期、民主党)

○深川タマヱ君 外のことであつたら、かけ替もできるかと存じますけれども、何分人間一生に一度あつては大変だというような重大問題を裁きます檢事の資質が、この副檢事の範囲を拡めることによりまして、段々と下つて行くということは、國家的に見て憂慮すべきことであると存じます。殊に今日の日本の段階はこの質と能力を充実させまして、連合國から信用して頂いて、完全独立達成の線に伺つて進んで行かなければならない時でありますので、この三権分立の檢察陣の充実ということは非常に大切だと存じます。その上に、殊にこの頃は労働攻勢が盛んで、事実法廷侮辱が頻発いたしておるような事情に鑑みましても、檢察当局としての権威を維持する上……

第3回国会 法務委員会 第6号(1948/11/18、1期、民主党)

○深川タマヱ君 訴訟費用の質問でございますけれども、民事及び刑事の訴訟費用、並びに執達吏の費用が、インフレの時局下におきまして漸増の傾向にございますことは、至極当然のことでございますけれども、一方これを負担する者の立場から考えますと、経済力の制限のために折角與えられた権利を放棄にいたしまして泣寝入に終る人が、次第に多くなることも考えなければなりませんので、これは民主主義の立前からは遺憾のことであると存じますが、これについて私、考えますことは、個別経済には多くの特徴もあると思いますけれども、社会連帯、及び相互扶助という精神に非常に欠ける所があるようでありますから、将來はたとえ資本主義を主張する人……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 法務委員会 第1号(1948/12/07、1期、民主党)

○深川タマヱ君 あなた様にお尋ねするのは多少無理かと思うのですが、若しお分りでしたら……。この充子さんの家系に精神異常のあつたという方はありませんですか。
【次の発言】 分りました。それから充子さんが子供を殺した当時の精神状態の鑑定は済ましているのでしようね。
【次の発言】 そうでしようね、というのは、子供を猫いらずで以て殺しますときに、猫いらずの使用の方法がちよつと常識で考えられません、魚の中に入れて煮るなんて……。
【次の発言】 よしそれにしても魚の中に入れて煮るということは、魚の中にその毒が余計に滲み込むとも思えませんし、魚の中に入れて煮れば食べにくい。子供には普通なら甘いものに入れて、……

第4回国会 法務委員会 第6号(1948/12/12、1期、民主党)

○深川タマヱ君 刑事補償法を改正する法律案についてお尋ね申上げますが、よく委員長が衝突いたしますので、或いは他の委員の方々によつてすでに質問済みかとも存じますが、この改正の第三点についてでありますが、この國民の生命を守ることは國家の最大の目的でなければならないと存じますのに、裁判の誤まりのために死刑の判決を下しまして、國民一人を死に至らしめましたときの補遺の方法でございますが、これが一万円以内で遺族に支給するということになつておりますが、今日の経済実情では余りにも不当に低額に過ぎると存じます。勿論財産のありますものに取りまして、本人が死亡しましたために損失を生じたら、それを補償することにはなつ……

第4回国会 法務委員会 第9号(1948/12/16、1期、民主党)

○深川タマヱ君 自由人権協会の方の主張の中に、判決の態度が述べられていたようでありますが、それに日本の社会意識を反映した意味の判決ではない進歩的、指導的、裁判でありたいということでありましたが、これは専門家のお揃いでありまして、判決には一体どういう態度であるべきか、私はむしろ後者の方がいいのじやないかしらんと思いますけれども、それから考えますと、今委員長さんがおつしやつたように抛棄なさらないで、この場合は基本的人権を尊重するということを國民に知らしめるため、最後まで強くやつて貰いたかつたと思います。
【次の発言】 もう一つあるのでございますが、先の公述人の方の言葉の中に一つこの委員会の識見を疑……

第4回国会 予算委員会 第4号(1948/12/09、1期、民主党)

○深川タマヱ君 最近対日理事会がマ司令部に寄せた勧告文の解釈につきまして、私は先生が先つき仰せになつた言葉とは反対に取つておりましたので、若し私が考え違いをいたしておりますとすると、重ねてお教えを願いたいと思います。それは先程は先生は、あの文章は、日本経済は自立して行けという意味であつて、具体的に自分の輸出できる範囲で輸入をして、その範囲で生産して、その範囲で生活して行けと、こういう意味だと仰せになつたように承りましたのですけれども、私はむしろ反対に、日本人は將來疾病及び社会不安を起すことのないだけに國民生活に必要なるものを輸入することができる、それだけの輸入を許すと、こういう意味でありまして……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/10、1期、民主党)

○深川タマヱ君 住宅難の緩和につきましてちよつとお尋ね申上げますが、まだ講和会議が開かれておりませんので、日本の産業計画が明瞭に立てられないと存じます。住宅というものは單に人間が住むだけではありませんで、当然その職業と関係があると存じます。日本の産業計画が立ちましたら、立地的な関係で当然工場の所在地も分るでありましようし、その附近に住宅を建てるという計画も立つと存じますが、これはまだその段階でもございませんし、更にセメントの不足のためにやたらに燃燒の木造家屋を建て、殖やすということも考えものであると存じます。その暫定措置といたしまして、全國に数万あります寺院の開放を私は提案いたしたいと存じます……

第4回国会 予算委員会 第10号(1948/12/15、1期、民主党)

○深川タマヱ君 脚光を浴びてお立ちになりました新大藏大臣に、門出に当り特にお願いいたしたいことがございます。それは政策のスピード化ということであります。今日の國民はもはや窒息状態に陷つているのでありまして、これが救済には非常なスピードを要すると私は考えます。三年後、五年後に輸血をして呉れるような緩慢なる方策を考えて呉れたのでは間に合わないのでありまして、今直ちに蘇生さすような酸素吸入の方策を講じて頂きたいと存じます。それにつきまして日本の経済國難を日本の國力のみによつて解決し、國内によつてのみ姑息の手段を講じようとするところに無理があると存じます。丁度ポツダム宣言にも、日本の國民を民族として滅……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 法務委員会 第2号(1949/03/24、1期、民主党)

○深川タマヱ君 私は檢察及び裁判の運営等に関する調査のため四國地方の視察に御同行いたしまして、四國四縣につき突地調査をいたして参つたのでありますが、詳細につきましては、お手許の出張報告書によつて御承知願うことに致しまして御報告に代えたいと存じます。

第5回国会 法務委員会 第6号(1949/04/21、1期、民主党)

○深川タマヱ君 この問題につきましては、大変長い間お心を痛めておいでになつていることと存じます。更に私のこういう質問をすることは確かに酷のようでありますけれども、決してそういうことではありません。好意でございますから、そういうふうにお聽取り願いたいと思います。  日本で一番大きい肥料会社の社長をしておられたあなた樣が、日本の肥料の増産の事業を至急に完成さしたいという熱意を持つておいでになつたと言われておりました。國民全部はその氣持つはよく分るのですけれども、特にそう急がなければならない理由が、國会における委員会においての委員の発言が、將來復金の金は少々貸出しを制限しなければならないというふうな……

第5回国会 法務委員会 第7号(1949/04/26、1期、民主党)

○深川タマヱ君 昨日の新聞であつたかと思いますが、福島縣の或る少年院の子供が天井を燒き切りまして二十数名集團脱走を企てたということが見えておりましたが、多分あの少年院だつたと思いますが、過日この委員会が視察に参りましたときに、委員長以下一樣に、國辱的な存在であると折紙を付けた程、設備待遇の惡い所でありまして、二寸角程の木の格子の嵌つた所で、御不浄と同居しておりまして、極めて通風採光が惡い。私達のような大人でも、空氣が惡くてその前に十分間もおられませんでした。それから薄着をして藁細工をしておつたのでありますが、その中の一人が監督官の目を逃れて、腹が減つて寒くてやり切れないのだということを私達に漏……

第5回国会 法務委員会 第10号(1949/05/09、1期、民主党)

○深川タマヱ君 先程大野委員から、福島縣下におきまして、例車の乘客を一斉に下車させまして、主食の携帶の捜査をしておる事件につきまして、これは國民全体を直ちに被疑者と認めて捜査するということは、どうも法律的にも根拠のないことであつて、基本人権を侵害するものであるというふうな御報告でございまして、すでに関係官廳の手によつて全國に指令を下しまして、その方法は中止されたように承わりましたが、さすがは法律の專門家であられるだけに、御観察の鋭さと御裁断のあざやかさ、そうしてそれを直ちに政治に実現して行かれる御手腕については、私は非常に敬服いたしておるのでありますが、ただ一つここに割り切れない問題が残ります……

第5回国会 法務委員会 第11号(1949/05/10、1期、民主党)

○深川タマヱ君 観察の方法をお教え願いたいと思います。保護というのは、從來折角更生いたしつつあるものも、この保護観察の方法が惡いために周囲に事情が知れまして、非常に本人が不幸に陥つておる例が余りにも多過ぎますので、この保護観察は今後どういうふうになさるのですか。その点を一つ……
【次の発言】 ちよつと希望條件を申述べて置きますが、お調べになられることは当然必要と存じますけれども、その会社とか或いはその近所にお出でになつて、この附近に惡い事をしておるような人はないかというふうな調べ方はいいでしようけれども、特にその人間の個人の名前を指しておつしやるということは、非常に警戒を要すると思いますので、……

第5回国会 法務委員会 第17号(1949/05/19、1期、民主党)

○深川タマヱ君 法務廳というところは、やはり管轄の性質上、同じく青少年の予防更生の方を取扱つておりましても、文部省とは大分子供の教育については、性質が違いますので、殊にこの法案などは露骨に申しますならば、九原則と関係いたしまして、財政が困窮いたしておりますので、監嶽の設備も職員も殖すことができないのに、一方で犯罪人が激増いたしますので、比較的過激性の少い二十歳以下の青少年はできるだけ社会の方に出して置きまして、監督の目を光らしておいて、どうしてもいけないのは又再び檢挙する、こういう目的のためにできる法案だろうと存じます。それならばこれで私大体纒まつておると思うのであります。併しついでに申して置……

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/11、1期、民主党)

○深川タマヱ君 お仕事が違いますので少々御無理かと思いますが、お話と関連がありますので、お尋ねしたいのですけれども、鉄道の貨物輸送の赤字の原因がどこに或るのか、お分りでございましたら……。
【次の発言】 いやそうではございません、鉄道の貨物の方の赤字の原因がどこに或るか。
【次の発言】 分りました。
【次の発言】 ドツジ・ラインが非常に重税で国民が担税力がなくて困るというお説は御同感でございますけれども、最後に先生がお挙げになりました数項を守りましたならば、アメリカの援助資金を使わなくても、日本の自主経済が成立するというお考えなんでございますか。結局アメリカの援助資金を使わないでも、自主経済の……

第5回国会 予算委員会 第10号(1949/04/12、1期、民主党)

○深川タマヱ君 安本長官にお尋ねいたしますけれども、日本で今一番大事なことは、アメリカの援助資金を使わないで日本の國の経済を自立さすべく努力さすことなんですけれども、今度の予算には大変無理なところが多いように存じますけれども、仮にこの予算を通過さすとしたら、こういう調子で行つたら何年いたしましたら日本の國の経済が自立できるか。具体的に申しますと、今アメリカの援助資金は鉄道及び通信の建設資金と、それから復金及びすでに発行しておる國債の償還に決てておるようでありますが、いつまででも鉄道や通信の建設公債にもそれらのものを注ぎ込まなければならないか、即ちいつまでも独立採算制がとれないものかということが……

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/13、1期、民主党)

○深川タマヱ君 毎晩通勤の途中、有樂町駅に差掛るときに、限りなく集つて來る闇の女達を見て、我々婦人國会議員は体がしびれる思いがするのですが、どうしても今度の労働大臣に、この問題を解決をして貰いたいという希望を持つておりますが、あの近いうちに日本では賣淫行爲取締法案というものが出るそうでございますが、これの受入態勢とも睨み合せまして一体婦人の失業対策はどうして救済なさるかお考えなさつておるかどうか承わりたいと思います。
【次の発言】 それは附け足して幾らか御参考にして頂ければ結構だと思います。私は婦人の失業対策、失業救済について考えておりますことは、やはり婦人も一般の工業方面に吸收して貰うことが……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/30、1期、民主党)

○深川タマヱ君 農林大臣にちよつとお尋ね申上げます。今年度におきまして、農林省は国民から芋をお買上げになりまして、腐らかして九十億円の欠損を生じておる筈であります。この穴埋めをどうしてなさつたかというと、すでに国民に売渡す芋の価格が決定されておりましたものを高くいたしまして、高い芋を売りつけることによりまして、九十億円の欠損の穴埋めをされたことを大臣から答弁を聽いております。これを驚いて相当唖然といたしたのでありまするが、誰がスキヤンダルをやつたわけでもないのでありまするけれども、予め予想することのできない不可抗力であつたとも思いません。今年あつたことは又来年もあることと存じまするが、来年又こ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第12号(1950/03/23、1期、民主党)

○委員外議員(深川タマヱ君) 警察に拘置中の人は、選挙権をまだ剥奪されるに該当するような犯罪者であるというような判決が下つていないので、その人に選挙させないということは重大な落度になると思いますので、技術的に困難であるということは何としても考えなければならないと思うのでございます。もう一つ、病院の患者さんなんか選挙させておりますが、不在者の投票という方法もあるのですから、そういうことも考えなければならないと思います。こういう考えですが……
【次の発言】 他の県もずつと調ベて見ましたところが、人口百万以上の変化のあつたのは東京都だけであります。而も東京は二百万もございますが、ついでだから申します……

第7回国会 法務委員会 第13号(1950/03/15、1期、民主党)

○深川タマヱ君 佐藤さんが涜職の嫌疑で逮捕されたことに関連してちよつとお聽きしたいのですが、さつきからのあなた様の御証言によりますと、佐藤さんの詐欺嫌疑の事件を調査なさる途中に、それを調査するにつきましては、当然本人の財産状態とか、生活状態を細密に調べなければならないので調べておつたら、またまたその途中に、いろいろ大勢の人に金をばら撒いておる事実が現われて来たので、それでそれが涜職の疑いがあるというので、あなた様が逮捕状をお出しになつたというのでありますけれども、荀くも專門家のお立場においでになりますあなた様が、これに対して逮捕状をお出しになりますのは、涜職の嫌疑が相当濃厚であつたからだと思い……

第7回国会 法務委員会 第16号(1950/03/18、1期、民主党)

○深川タマヱ君 私先だつて引揚同胞委員会を傍聽しておりましたときに、あの騒擾と申しますか、あの事件は私の目の前で起つたことだつたのでございます。丁度守衛さんと衆議院の議員さん、傍聽においでになつていた方との間に起つた問題で、とうとう退場を命ぜられたのでありますけれども、ここにおける今日の事件はそれとは大分事情を異にいたしまして、苟も委員会の正しき委員の発言に対しまして、傍聽人が名前を指して黙れと言うようなことは、これは容易じやないと思います。今後のこともございますのでい何らかの方法で本人に反省をお求めになることがいいと存じます。私は余り人を攻撃するのは嫌でありますけれども、この点はどうもその方……

第7回国会 法務委員会 第26号(1950/04/15、1期、民主党)

○深川タマヱ君 法務総裁に対しまして検察の運営に関する二つの御質問を申上げます。  その先ず第一番は、勾留の濫用による人権蹂躪についてでございます。刑事訴訟法第二百八条第一項によりますと、「勾留の請求をした日から十日以内に公訴を提起しないときは、検察官は、直ちに被疑者を釈放しなければならない」と規定しております。而してその第二項には止むを得ない事由がある場合に限りまして、更に十日以内の延長が認められております。即ち検察官の勾留期間は原則といたしまして十日以内に決め、真に止むを得ない場合に限つて更に十日以内の延長を認めておるのでございます。然るに、最近における検察官による勾留の実情は、この第二項……

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/02/14、1期、民主党)

○深川タマヱ君 お挙げになりました新財源は、よく御研究になつているとは存じますけれども、何分実現の可能性がございませんと取上げられませんので、お挙げになりましたものについて少しお尋ねして見たいと思いますけれども、法人税の場合は、政府はいつも外資導入のために、これ以上は上げられないということをしきりとおつしやるのですが、これに対して簡單でいいですから、あなたの御見解を伺いたいことと、それから大口所得の脱税でございますが、只今の税務機構からして、ちよつと実現が困難のようでございますけれども、これで間に合うかどうか疑われるのでございますが、これに対する見通しを伺いたいと思います。それから次は資産再評……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/15、1期、民主党)

○深川タマヱ君 都会に住んでおります者の家事経済から今後の生活安定という上から考えますと、まだやはり闇の食糧を買つておりますのが事実でございますので、私共はむしろ外国から輸入いたします米の価格補給金が一般の税金を過重にするという意味があるならば、むしろ都会におります者に配給いたす輸入食糧の値段は少し高くなつてもいいけれども、尚且配給の方の主食を殖やして貰う方が、そうして闇のものを買わないで配給だけで暮して行く方が却つて家事経済のためによいという考えを持つておりまして、丁度アメリカから補給金でアメリカの綿を輸入して、そうして日本で木綿に織つて東南アジアに売つて、バーターで米を輸入することになつて……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/29、1期、民主党)

○深川タマヱ君 最近大蔵省では新財源のために、婦人用煙草を御発売になりまして婦人に喫煙を奬励されるやに伺つておりますが、それは事実でございましようか。
【次の発言】 近頃はインド方面から参りますお米が極めて惡臭でありまして、国民が困窮いたしております。いずれ南方へ購買力を附與いたしますためになさつておいでになることとは存じますが、これが続きますと大変惡臭である上に味が惡うございますので困るのでありますが、朝鮮、台湾方面に暫らくお御厄介になりまして、親しく馴れております味の良いお米をバーターで入れるようにはならないんでございましようか。


深川タマエ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 1期|- 2期- 3期

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各種会議発言一覧(参議院1期)

深川タマエ[参]委員会統計発言一覧(全期間)
| 1期|- 2期- 3期
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 決算・司法連合委員会 第1号(1947/11/28、1期、民主党)

○深川タマヱ君 今度の法務廳では、法令の周知徹底ということをお図り下さるそうで誠に結構と存じますが、どういう方法でなさつて下さるか存じませんけれども、私の一つの考えといたしまして、我が國の法令は極めて難解にできておりまして、國民生活に必要なる法律の常識を備えますためには、どうしても大学の法科を出なくちやならない、大学の法科を出るのは國民の中の何%にしか該当しない、それでは法の趣旨に合わないと存じますので、國民学校在学中に、極めてやさしい言葉で、日本の法律の全体に亘つて一通りの常識を備えさせて頂くというようにして貰わなければ法治國の國民としては十分でないように存じますので、この点にどうお考えをお……

第1回国会 決算・司法連合委員会 第2号(1947/12/02、1期、民主党)

○深川タマヱ君 今度の法務総裁は「昭和二十二年勅令第一号の規定による覚書該当者の観察等に関する事項」を管理されることになつておるようでありますが、このことは日本の平和及び民主化のために最も大切なことであつて、徹底的に調査しなければならない問題ではございますが、同時に國民の相当廣い範囲に非常に大きい恐慌を起させておることも事実であると存じます。そこで最も愼重に調査されると同時に、人員なども殖やして、できるだけ速やかに事務を進めて、適当な時期に打切りをなし、以て人心に安心を與えるという方法には参らないものでございましようか。若し万一極く少々疑惑のある程度の者が残つておるといたしましても、刑法の時効……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第1号(1947/08/08、1期、民主党)

○深川タマヱ君 なんの準備もございませんけれども、先程山下委員から仰せの言葉を承りまして、ちよつと婦人委員といたしまして一言申上げます。米窪大臣が仰せられましたことに双手を擧げて贊成いたすのでありますが、やはり戰爭中に驅り立てられたような女性は、すでにもう戰後に家庭に歸つておりますが、家庭の事情で、結婚適齢期を過ぎてまでも働かなければならないような人が、今尚工場に残つておる。尚働きたくとも、女性のためには、職場さえもなくて、命よりも大切な貞操を、心にもない人のために投げ出さなければならないような、闇の女さえも出ているような事情にありますので、婦人の職業對策についても更に一段の考慮を煩わしたいと……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第2号(1947/08/13、1期、民主党)

○深川タマヱ君 婦人と失業救濟の問題についてちよつとお尋ねいたします。今度料飲業が閉鎖されまして、芸妓が澤山失業しておりますが、新らたに貸座敷業というものが再開されまして、お座敷で料理もないのに、きれいな著物を著飾つて、前でお客さんをあおぐような(笑聲起る)仕事をしておるようでございますが、どうも敗戰後勞働を輸出する外に餘り資材がございませんので、こういう人たちももつと働いて貰わなければなりませんが、先程局長さんがおつしやいましたように、新らたに外國から資材を輸入して貰つて、家庭勞働、家内工業によつて、こういう人たちを救つて頂きたいと存じております。そうしてその料飲業は貸座敷業に轉用なさらない……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第8号(1947/10/10、1期、民主党)

○深川タマヱ君 もう一度二十七條に帰りたいと思いますが、これには「すべて國民は、この法律の適用について平等に取扱われ、人種、信條、性別、社会的身分又は門地によつて、差別されてはならない。」とありますが、私はむしろこれは不可能で、大いに差別されなければならないではないかと考えます。  第一、人種でございますが、これはいくら敗戰國になりましても、まだ外國人が日本の官吏になることは許されないだろうと思います。これは恐らく帰化されておる人間のことだろうと存じますけれども、幾ら帰化されておりましても、從來の観念から考えまして、日本の官吏とするにはどうかと思われるような方もあるかと存じます。これは例は差障……

第1回国会 決算・労働連合委員会 第9号(1947/10/14、1期、民主党)

○深川タマヱ君 六月以来私達が委員会に出席いたしまして、いろいろな法案を審議いたして参りましたが、その多くの場合は、私達がここで審議いたしますことが、直ちに法の内容を修正いたしたり、それから少くともその法を実施するに当つて、希望條件としてその所轄の長官のお耳に入れることができておりましたので、非常に心強い思いがいたしておりましたけれども、この國家公務員法はそれとは類を異にいたしまして法案の中で最も大切な殆どのものは、極く少数の人事官によつて決定されることになつております。而もその人事官が今決定されていて、そこに出席されているのならば或いはその人達の前で審議いたしたり、或いはこういうふうに希望條……

第1回国会 決算委員会第一分科会 第4号(1947/10/21、1期、民主党)

○深川タマヱ君 よく委員会が衝突いたしますので大変心苦しい思いをいたしながら欠席になつて御無礼いたしておりますが、從つて質問が大変遅れまして妙な形になるかと存じますが、大分以前に檢査院の方からの御報告を承りましたところを、感想を交えましてちよつとお尋ねいたします。未曾有の空襲下にありまして、或る意味におきましては本土が第一線の戰場と化して、而も敗戰色濃いときの会計でございますので、予測以上の混乱が生じておることを想像いたして、後からその会計を審査なさいます檢査院の方々の御労苦は並大抵でないと存じますので、むしろお犒い申上げたいくらいでございますが、とかく混乱に乘じまして不正が行われやすいことは……

第1回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第5号(1947/11/20、1期、民主党)

○深川タマヱ君 この経済力集中排除法案の目的は、資材、資金、設備等の点で、比較的経済力の強い者が当該事業分野における細かい者を圧迫するから、それを保護するのが一つの目的であると同時に、一般の公共の利益を擁護するという項目があるところから見ますと、これは消費者の保護だろうと存じます。前者の場合は暫く置きまして、後者の場合でございますが、一般消費者の保護となりますと、必ずしも資材、資金、設備等の厖大な人達の我占によつて不利益を蒙むるという場合のみでなく、むしろ小さい小賣業者のような人達の價格協定とか、生産協定とか、それから販路協定等によつて消費者がこの販賣價格を吊り上げられたりして非常に困る場合が……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算・鉱工業連合委員会 第1号(1948/04/08、1期、民主党)

○深川タマヱ君 この法案を一讀いたしまして、私は大體これを通過さしても大した誤りではないであろうと只今考えておりますが、この機會に序でにちよつと内容につきまして希望條件を申上げたいと存じます。  去る三月一日から孚見聞に亙りまして、私たち勞働委員が数名お隣りの北海道出身の自由黨の掘さんの御慫慂によりまして、厳寒の時期の北海道の勞働情勢を視察して呉れとおつしやいましたので参りまして、炭鑛も見學いたしました結果、私が感じたことを丁度大臣もおいでのときでございますので申上げたいと存じます。水谷大臣は昨年現地を御視察なさいましたのですでに蛇足かと存じますけれども、生々しいその後の報告でございまするから……

第2回国会 決算・国土計画連合委員会 第1号(1948/06/26、1期、民主党)

○深川タマヱ君 よく委員会が衝突いたしますので、質問が重複いたしておるかも知れませんが、若干お尋ねいたします。  今までありました建設院と、今度新たに設置なさろうとする建設省との間に、お仕事の上において大体どういう相違があるのか、それと財政の支出の点でどのくらい膨脹になるのか、これを簡単に伺うということが一つ。その次は新しく建設省が発足いたすことになりますと、これに対して私は住宅難緩和の問題を非常に期待いたしておるのでありますが、これについて以下お尋ねいたします。  今年庶民住宅を三十万戸建設なさるということをしばしば承わつておりますがそれの資本金の出資は國家であるか、或いは國民個人であるか。……

第2回国会 決算・治安及び地方制度連合委員会 第2号(1948/06/01、1期、民主党)

○深川タマヱ君 栗栖大臣にお尋ねいたします。経済査察廳が新設されようといたしておりますが、このお役所によりまして経済統制が励行されますことは極めて有難いことでありますけれども、従來こういうお仕事は、地方警察及び國家警察の経済課とでもいうようなところで取扱われていた仕事であるように存じておつたのでありますが、この役所を改革し補強する程度では間に合わなくなつて、根本的にこの新らしいお役所を一つ新設されることにならなければならないその理由について、一つはつきりお教え願いたいことが一つ。従つてその理由は、従前のこの経済課よりも遥かに新らしい経済査察廳というものが優秀であるということになると存じます。 ……

第2回国会 決算・商業・鉱工業連合委員会打合会 第1号(1948/04/16、1期、民主党)

○深川タマヱ君 三點につきましてお尋ね申し上げます。 第一番はこの中小企業庁が發足いたします際は、一年に大體どのくらいの予算を計上なさるおつもりでいらつしやるのか。 それから第二番目には、私たちの記憶では、この度の中小企業廳、これが仕事の内容といたしておるようなことは、從前は商工省内において行われていたものと存じております。その以後におきまして、そういう部局が整理されたものとも存じておりません。で、その以後におきまして、そういう部局が整理されたものとも存じておりません。勿論時勢の變遷がございますので、取扱う仕事の内容には相當變化があることとは存じておりますけれども、一方において行政整理が大きな……

第2回国会 財政及び金融・商業・鉱工業連合委員会 第2号(1948/06/30、1期、民主党)

○深川タマヱ君 今與党三派の予算に対する態度が妥協できたという報告を、今役員会で聞いて参つたのでありますが、それによりますと、鉄道料金が二・五五倍になりました関係上、最初のあれよりも相当新財源を見附けなければいけませんので、代り財源として取引高税を幾らか見積るそうでありますが、どのくらい見積るかということを、政府自体がまだはつきり決まつていないので、そういうことは別として取引高税全般に対して、研究会のようなものもなさるのでございましようか。何か少し……決まつてなさることがないのではないのだけれども、その点がちよつと漠然としておりますので……

第2回国会 財政及び金融・商業連合委員会 第1号(1948/06/07、1期、民主党)

○深川タマヱ君 私は今日の日本で一番大切なことは失業救濟であると考えております。若しこの具體案がうまくできますならば、これ程無駄をいたしておる行政整理もできますし、そうしますならば、これ程高く物價を引上げる心配も要りませんし、税金をこれ程掛ける必要もありませんので、インフレ下に國民が非常に樂になると思います。ところが今のところ移民も當分許されないと思つておりますところに、先程の貿易長官のお話によりますと、デンマークかノールウエーか、ああいう方面から日本に對して船舶の注文、印度からは紡績機械の注文があるそう、でありますが、これは、いずれも鐵を材料にいたしております。ところがこういう場合は連合國に……



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