田淵哲也 参議院議員
10期国会発言一覧

田淵哲也[参]在籍期 : 8期- 9期-|10期|-11期-12期-13期-14期-15期
田淵哲也[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田淵哲也参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院10期)

田淵哲也[参]本会議発言(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 参議院本会議 第5号(1974/07/31、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、民社党を代表して、ただいま提出された内閣総理大臣田中角榮君問責決議案に対し、賛成の討論を行なうものであります。(拍手)  すでに野党各党代表の討論で明らかなごとく、田中内閣の失政は枚挙にいとまがありません。そればかりでなく、田中総理は、基本的に総理としての適格性を欠いていると言わざるを得ません。  私は、総理として必要欠くべからざる要素は、一つは、種々の諸情勢に対処し、適切な措置をとり、わが国の安全と国民生活の安定をはかり得る能力であり、そしてもう一つは、国民に対する誠意と責任感であると思います。残念ながら田中総理には、この二つとも欠けていると言わざるを得ません。  まず第……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 参議院本会議 第11号(1975/11/12、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました酒税法及び製造たばこ定価法の一部を改正する法律案について総理並びに大蔵大臣に質問をいたします。  まず、総理にお尋ねをしますが、施政方針演説でも議会制民主主義の擁護を訴えられた総理の立場に照らして廃案というものをどう理解されておられますか、お伺いをしたいと思います。  国会に送付された法案は、ときによって可決あるいは否決、さらには継続審議等の処理が行われます。そして廃案もまた、定められた会期内に法案の処理を決める合意が成立しなかったという意味で、国会の重要な意思表示の一つであると思います。すなわち、平たく言い直せば、廃案とは、この法……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 参議院本会議 第9号(1976/05/10、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、民社党を代表して、ただいま上程されました核防条約の批准に関し、政府の所信をただしたいと存じます。  すでに、ローマクラブ等の提言にもあるとおり、いま地球は英知による管理により人類の生存を永続させることができるか、あるいはエゴイズムと無知によって破滅への道をたどるかの分かれ道に立っております。そして、資源の枯渇や公害による汚染などの脅威よりも、はるかに急激に徹底的な壊滅をもたらすおそれがあるのが核兵器であります。核防条約は、いわば米ソの核軍備拡張の手詰まりと、米ソ体制固定化のもくろみの産物であり、したがって、核保有国と非核保有国との不平等性は否定できないし、また種々の面で不完……


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 参議院本会議 第12号(1977/05/13、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、民社党を代表し、ただいま上程されました日韓大陸棚協定に関し、以下七点について政府の所信をただしたいと思います。  まず第一は、わが国のエネルギー政策についてであります。  昭和四十八年の石油ショック以来、わが国の経済は深刻な不況に突入し、いまだに立ち直れない状態であり、また、世界の経済情勢もますます困難な状態になりつつあります。その根源には、いわゆる資源有限時代への突入、資源ナショナリズムの台頭、そこから来るエネルギー価格の高騰があることは言うまでもありません。  過日のロンドンにおける先進国首脳会議も、それらの困難を乗り切るための苦悩のあらわれと言っても過言ではありません……

田淵哲也[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院10期)

田淵哲也[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 外務委員会 第閉会後2号(1974/08/29、10期、民社党)

○田渕哲也君 あまり時間がありませんので、簡単に日ソ問題について質問をしたいと思います。  昭和四十八年十月十日の日ソ共同声明の中で、「双方は一九七四年の適当な時期に両国間で平和条約の締結交渉を継続することに合意した。」、こういう文書があるわけでありますけれども、一九七四年というのはことしでありまして、もうすでに三分の二が終わろうとしております。あと四カ月しかないわけですけれども、はたしてこの平和条約の交渉が年内実施の可能性があるのかどうか、そのめどについてどう考えておられるか、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 さらに、共同声明の中では、ソ連の首脳の訪日、これもこちらから招請したこ……

第73回国会 決算委員会 第閉会後2号(1974/08/20、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は政府の独占禁止政策について若干質問をしたいと思います。  まず初めに公取委員長並びに通産大臣にお伺いしたいと思いますけれども、現在公取委員長は独占禁止法強化の方向で法の改正について検討されておられるようでありますけれども、わが国の独禁法は昭和二十四年並びに昭和二十八年それぞれ緩和の方向で改められたことは御承知のとおりであります。今日この独禁法の強化ということが問題になっておりますけれども、これはそれなりにその背景となる経済情勢の変化というものがあったと思いますけれども、この情勢の変化ということについてどのように見ておられますか、この点についてお伺いをしたいと思います。

第73回国会 決算委員会 第閉会後3号(1974/09/10、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は日台航空路線再開の問題について外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  日中の航空定期便の一番機が日中国交回復ちょうど二周年目の来たる九月二十九日に飛ぶことになったわけであります。この点は私も非常に喜ばしく思うわけでありますけれども、それにつけても思うのは、断絶されたままになっておる日台路線の問題であります。日中の国交回復にあたって共同声明の中でわが国は中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを認めたわけであります。しかしながら、中国は台湾と日本との実務関係の継続は了解していたはずであります。こういう基本的な方向に従ってこの航空協定の交渉を行なわれたとするならば、私は……

第73回国会 決算委員会 第閉会後4号(1974/09/11、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、まず初めに、蓄積公害対策につきまして通産大臣にお伺いをしたいと思います。  環境庁は、九月二日、「昭和四十八年度カドミウム及び銅による土壌の汚染調査結果について」を発表しております。それによると、カドミウムは三十六地域から一・〇PPM以上の汚染米が見つかっております。また前回の調査と比べて汚染地域の広がりを示しておるわけであります。また銅については鉱山地域を中心として全国の十四地域で土壌汚染防止の基準である一二五PPMをこえております。こういう観点から私はこの蓄積公害対策を問題として取り上げたいと思います。  現在、操業中の鉱山などにおいては一応防止対策は進んでおるように思……

第73回国会 決算委員会 第閉会後7号(1974/10/24、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、まず、政府の人口政策について質問したいと思います。  ことしの四月に、十五年ぶりに人口問題審議会が人口白書というべき「日本人口の動向」という報告をまとめたわけでありますけれども、その中には狭い国土にすでに一億九百万を数える日本の人口問題を解決するため、静止人口を目ざすということを提言しております。  齋藤厚生大臣は、去る八月、ブカレストで開かれた世界人口会議において、世界の人口増加について量的目標が決定されることに考慮が加えられることを希望すると述べ、また日本は今後人口分野で国際協力を強化すると約束をされました。また日本の人口についてはポテンシャルとして静止人口の局面に達し……

第73回国会 決算委員会 第閉会後8号(1974/10/25、10期、民社党)

○田渕哲也君 先ほどから文芸春秋の十一月号に出ております田中総理個人及び田中派の金脈関係についての質疑が行なわれておりますけれども、これはきわめて重大な問題でございますので、私も本論の質問に入る前に二、三大蔵大臣にただしておきたいと思います。  文芸春秋に出ておることに対しまして田中総理は、公私混同だということを言われましたけれども、しかし事実を否定はあながちされていないようであります。この公私混同があるならばこれをはっきりさせるのがやはり必要かと思います。こういううやむやのまま放っておくのは、私は現在の政治不信に輪をかけるものであり、きわめて重大な段階を迎えておる日本の経済や社会の情勢の中で……

第73回国会 決算委員会 第閉会後10号(1974/11/08、10期、民社党)

○田渕哲也君 私はまず日照権問題、特に公共建築物による日照被害の問題について質問をしたいと思います。  昨年の予算委員会で私は公共建築物による日照被害に対する補償について政府の方針をただしたのでありますけれども、当時の金丸建設大臣は四十八年中、つまり昨年中に基準をきめ結論を出したという答弁をされたのであります。ところがいまだにこれについての政府の方針は出ていないように思いますけれども、その後の経過をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 長引いている理由は何かという点についてお伺いしたいと思います。  それから今後の見通しといいますか、大体いつごろその結論が出るのか、こういう点についてお伺いを……

第73回国会 決算委員会 第閉会後11号(1974/11/14、10期、民社党)

○田渕哲也君 文藝春秋にも田中総理の金脈問題について、その中で、サンウエーブの社長の自宅を田中さんが入手した問題について記事が載っておりましたけれども、私はその問題について事実を明らかにしながら二、三お伺いをしたいと思います。  サンウエーブ工業株式会社は、御承知のように三十九年の終わりごろに倒産したのでありますけれども、田中総理――当事大蔵大臣であります。同社の株を三百五十万株持っておりましたけれども、値下がりで損をした。田中さんが買った値段は平均一株約四十七円、そして田中さんが当時のサンウエーブの社長の柴崎勝男さんを目白の自宅に呼んで、おれは株で損したから何とかしろということを言われたので……

第73回国会 決算委員会 第閉会後12号(1974/11/15、10期、民社党)

○田渕哲也君 私はまずこの現在の混迷しておる政局について二、三大蔵大臣の見解をお伺いしたいと思います。  田中総理は帰国後内閣の改造を強行されました。当初、早期内閣改造には消極的であったといわれている大蔵大臣が、この中央突破作戦と受け取られるような内閣改造に賛成されたのはどういう理由か、この点についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣は、去る十三日の近代化協会の昼食会で講演されました。その講演の中で「最高の公人として田中氏は一身の利害得失にはみじんもとらわれることなく、去就進退について深刻に受けとめていると思う」、このように述べられたわけであります。このことばは田中総理の早期退……

第73回国会 決算委員会 第閉会後14号(1974/11/27、10期、民社党)

○田渕哲也君 大臣の時間が限られておりますので、簡潔に質問をしたいと思います。  まず第一に大平大蔵大臣にお伺いしたいことは、きのう田中総理が辞意の決意の表明をされたわけであります。この田中総理の決意表明は、今回問題になりました田中金脈問題に対する政治モラルの点で責任をとられたものだと思います。いままでこの田中内閣にあって最大の協力者であり、最大の支柱である盟友の大平大臣とされましてはどう考えられておりますか、この所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 さらに、決意表明の中で、田中総理は、私個人にかかわる問題に端を発し云々、あるいは、私個人の問題でかりそめにも云々、――「私個人」という表……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/06/17、10期、民社党)

○田渕哲也君 ILOの六十九号の関係で質問したいと思いますが、すでに衆議院の外務委員会並びに先ほどの各委員の質問がありまして、若干関連し、重複する部分もあるかと思いますけれども、当局の考え方を確かめさしていただきたいと思います。  まず、船舶料理士の試験についてでありますけれども、この試験は本来国が行うべきものでありますが、運輸大臣の指定する者に行わせることになっております。この試験のやり方について、受験者の便宜というものをできるだけ考えていただきたい。現在この試験はどういうやり方で、どういう場所で行われるのか、この点についてまずお伺いをしたいと思います。

第75回国会 決算委員会 第3号(1975/01/23、10期、民社党)

○田渕哲也君 私はこの中間報告を見まして失望を禁じ得ないわけです。もちろんこれは最終報告ではありませんから、これだけをもって決定的な評価をすることは誤りだと思いますけれども、この報告から類推をしますと、最終報告においても田中金脈問題をほんとうに解明できるだけのものからはほど遠いのではなかろうか、こういう気がするわけであります。  そこで、まず第一にお伺いしたいのは、最終報告というものは一体どのようなものになるのか、内容でなくて形式とかあるいは概略ですね、そういう点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この決算委員会でいままで田中金脈問題について数々の問題が提起されておりますけ……

第75回国会 決算委員会 第6号(1975/02/26、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は社内預金の問題について少し質問をしたいと思います。  労働省は、一月二十二日に九百六十五事業場を対象に行った社内預金の実態調査結果について発表しております。その調査による社内預金の状況及び監督指導結果について、まず簡単に説明していただきたいと思います。
【次の発言】 この調査結果によりますと、この社内預金の状況の中で、昭和四十九年度の夏期賞与一時金から社内預金への承け入れを特に勧奨したものが、四八・二%、同じく年末賞与一時金から予定するものが四九・六%、このようになっておるわけです。ところがこの年末の実態は、いわゆる不況あるいは資金難にかんがみまして、企業が従業員に対して半ば……

第75回国会 決算委員会 第7号(1975/03/14、10期、民社党)

○田渕哲也君 行管の問題は後でまた議題があるわけですけれども、この天下りということは、私は官公庁と民間との人事交流という面から考えるならば、一概に否定すべきものではないと思いますけれども、ただ天下りという言葉は、私は官界と民間との対等の立場における人事交流というイメージじゃないと思うんです。やっぱり上の権力で民間に人を押しつける、あるいは民間も押しつけられたら受けざるを得ない、そのかわりに何かコネによるメリットを求めていく、こういうものが一般に天下りと言われておるわけですね。だから先ほど高級官僚に限るということも言われましたけれども、そういう考え方からするとやっぱりこれは高級官僚が主たる対象に……

第75回国会 決算委員会 第8号(1975/05/07、10期、民社党)

○田渕哲也君 この委員会におきまして、大平大蔵大臣初め国税庁当局は、田中氏の関連企業の申告及び課税は適正に措置されている。こういう答弁を何回もされております。ところが、今回の調査の結果きわめて多額の税金を追徴することになったという報告があったわけでありますけれども、これでは適正に措置されていなかったということになろうかと思います。前に言われたこの適正に措置をされているという答弁は間違いであったと思いますが、この点について大蔵大臣並びに国税庁次長の答弁を求めたいと思います。
【次の発言】 つまり、いままでの税金徴税の業務というものは田中さんに対しては一般並みではなかったということをお認めになるわ……

第75回国会 決算委員会 第9号(1975/05/21、10期、民社党)

○田渕哲也君 時間が非常に限られておりますので、一問だけという御要請でありますので、官房長官に対する質問と法務大臣に対する質問と、一つずつ一緒にまとめてお伺いをしますので御答弁をいただきたいと思います。  私は、法務委員会並びに決算委員会において、この問題でかなり長時間論議された問題でありますけれども、どこかすっきりしない感じがするわけです。そのすっきりしない根源はどっから来ておるかというと、結局この自民党の方針と内閣の方針の食い違いである。この食い違いを何とか糊塗しようとしておるから、どうしてもこれはすっきりしないのであります。  ひとつ官房長官にお伺いしますけれども、閣僚はいわゆる改憲を目……

第75回国会 決算委員会 第10号(1975/05/23、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、ことしの賃上げ並びに物価あるいは景気、こういう点について質問をする予定でおりましたけれども、大体同趣旨の質問が案納委員並びに田代委員からされておりますので、できるだけ重複を避けて、二、三の点についてお伺いをしたいと思います。  まず初めに、ことしの賃上げですね、これは民間の場合には、五月十三日の日経連の中間集計では一三・四%、非常に当初予想されたよりも低い率で決まりつつある、したがって、最終的にも、日経連がガイドラインとしておった一五%を下回ることはほぼ確実だと、このように見られておるわけであります。これに対する長官の評価というものも、すでに案納委員の質問で伺っておりますけ……

第75回国会 決算委員会 第11号(1975/05/28、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は原子力船「むつ」の問題について二、三御質問したいと思います。  まず第一は、この「むつ」の放射線漏れ事故によりまして母港の移転問題が生じておるわけでありますけれども、この問題が今後のわが国の原子力船開発に与える影響というものについて、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私はこの問題が、この原子力開発船に非常に重要な、重大な打撃というか、影響を与えたと思うんです。  それから、さらにこの母港の移転ということになれば、いままでの母港建設費、さらには移転費あるいはそのほかの補償費、こういうものも概算しましても数十億円の規模に上るわけです。このような大きな失敗というものを起こ……

第75回国会 決算委員会 第13号(1975/06/06、10期、民社党)

○田渕哲也君 私はこの田中金脈問題に対する三木総理の態度、どうも納得しかねるわけであります。といいますのは、三木内閣がなぜ生まれたか、これは言うまでもなく田中前総理が金脈問題で国民の不信を受けて、そしてその座を去られたわけです。したがって、私は三木内閣の使命の一つに、やはり田中金脈問題の解明、さらには金権政治に対する国民の不信の除去、こういうものが挙げられると思います。また三木総理もそういうことを言われたわけです。ところが、どうも先ほどからの答弁を聞いておりましても、それから前の予算委員会の答弁を聞いておりましても、人ごとのような言い方をされております。田中さんがいずれ解明されるでしょうとか、……

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/12、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、外交、防衛問題について、総理並びに関係大臣に質問をしたいと思います。  まず初めに、現在の国際情勢の分析と外交の基本方針についてでありますけれども、最近のインドシナ情勢の急変によりまして、アジアの情勢に大きな変化が訪れようとしております。このような変化に対応して、政府は現在の情勢をどのように分析しておるか。まず第一は、強大な軍事力を持つに至ったこのベトナムの今後の行方をどのように見ておるか。第二点は、朝鮮半島の動きであります。第三点は、アメリカのアジア政策の変化。特にこの三つの点を中心にした政府の情勢分析並びにその対応策について、総理大臣のお考えをお伺いしたいと思います。


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後1号(1976/05/27、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず、法務大臣にお伺いをしたいと思います。  五月二十三日付のニューズウイーク誌にこういう記事があるわけです。三木総理はロッキード事件に対して最も新しい進展状況を知らされておると、そして同総理はその情報を三木退陣を求める自民党内実力者との政争に武器として使用する可能性があると、こういう趣旨の記事があるわけですけれども、三木総理は最近のこの事件の進展状況について詳しい情報を得ておられるかどうか、この点をまず法務大臣にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 私は、最近の自民党内の非常に複雑な動きがあるわけですけれども、これとこのロッキード事件との関連ということで考えた場合に非常に危……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後2号(1976/06/01、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、前に予算委員会でもPXL並びにT2関係の質問をしましたけれども、必ずしもつじつまが合うといいますか、納得のいくような御答弁がいただけていないわけです。引き続きましてその疑問点、矛盾点をただしていきたいと思います。  まず、高等練習機並びに支援戦闘機、これに関する件でありますけれども、四十七年当時すでにこのT2は開発段階を終了して、しかもその結果もきわめて良好であった、そして四十七年度予算においてはT2の二十機の量産の予算が組まれておったということは事実であります。もちろんいわゆる四次防の先取り問題でこの分は凍結されましたけれども、しかし少なくとも国産化の方針というものは決ま……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後3号(1976/06/08、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は前回に引き続きまして、まず、この専門家会議の問題について質問をしたいと思います。  この専門家会議の構成を見ますと、非常に疑問があるわけであります。といいますのは、いわゆる空力とか、あるいは経済とか、そういう専門家はおられるわけでありますけれども、一番重要な対潜水艦作戦、こういう点についての専門家が入っていない。特に軍用機の場合に必要な作戦運用、補給あるいは整備などの専門家がいないというのは、非常に片手落ちではないかと思いますけれども、この点はいかがですか。
【次の発言】 ただいまの御答弁で、機種の選定をしないという趣旨だということでしたけれども、私はやっぱり機種の選定という……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後4号(1976/06/09、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず初めにお尋ねしたいのはこのコンサルタント契約についてであります。衆議院における片山氏の証言によりますと、ID社の設立は一九七三年七月ということでありますけれども、契約書の日付は一九七二年十一月となっております。会社が設立されていないのに契約書だけあるというのは、これはあり得ないことである。この点についてお答えをまずいただきたいと思います。
【次の発言】 あなたは契約書にサインするときに日付も見られましたか。
【次の発言】 それからID社の住所はケイマン島ということでありますけれども、この契約書のID社の住所は香港コンノートビル十六階となっております。これはどういう意味ですか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後5号(1976/06/15、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず初めに、この防衛庁の仕事のやり方、契約と作業の関係、そういうものについてお伺いをしたいと思いますが、先ほど証人は、PXL関係の研究の人員について、四十五年度は七十名程度、四十六年度は百十名程度、このように言われたわけですけれども、この人員というのは、年間を通じてのものですか、あるいは一時点のものですか。
【次の発言】 四十五年度の契約は、四十五年の七月九日に出されております、契約書が交わされた日ですね。それからその作業の完了が十二月の二十五日ということになっております。それから四十六年度の契約は四十六年の九月九日、契約完了日は四十七年三月三十一日、これが事実とすると、この間に……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後6号(1976/06/16、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、まず防衛庁と川崎重工との契約の問題についてお伺いをしたいと思います。  四十五年度の契約が結ばれたのが四十五年の七月九日である。それから四十六年度の契約が結ばれたのが四十六年の九月九日、いずれも年度の途中で結ばれております。こういうやり方がとられる理由というものをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 四十七年度の契約は十月に至るもなお結ばれていなかったわけですけれども、この契約を結ぶ前にすでに川崎重工は実際には契約内容に関する作業に入っておった。これはきのうの室井証人の証言でも明らかでありますけれども、この事実を防衛庁は知っていたかどうか、お伺いをしたいと思います。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後7号(1976/06/22、10期、民社党)

○田渕哲也君 私はまず通産大臣にYXの問題並びにPXLについて通産省としての見解を質問したいと思います。  四十六年ごろからYXについて外国メーカーとの共同開発の話が進められておったわけでありますけれども、共同開発の相手に指名してもらうために四十七年の一月に、ロッキード社のコーチャン社長が当時の田中通産大臣を訪問しております。その会談の内容についてお聞きになっておられるかどうか、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 その会談に立ち会ったのはだれだれか、田中通産大臣とコーチャンだけであったのか、ほかにだれか立ち会ったのか、お伺いをしたいと思います。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後8号(1976/06/24、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず初めにお伺いしたいことは、この専門家会議が発足したのは、国防会議の議員懇談会の了解事項でこの専門家会議というものをつくるということが決められてから実に十ヵ月後であります。もちろんこのことはあなたには何の責任も関係もないことでありますけれども、ただこの点について国防会議の事務局から何らかの説明があったかどうか、この点をまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 先ほどこの審議のタイムリミットにつきまして、五十年度予算に間に合わせるよう四十九年中に結論を出してほしいという要望がされたということをお伺いしたわけですけれども、これは具体的にはだれからこういう要望がございましたか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後21号(1976/08/10、10期、民社党)

○田渕哲也君 きょうは質問時間も余りありませんので、ロッキード事件の捜査に関して数点について確認をする意味で質問をしたいと思います。  ロッキード事件の解明の進展状況というものは、この臨時国会の開会日程とかその他の政治日程に非常に大きな影響があるわけです。すでに与党からは臨時国会の開会についての申し入れもあるわけでありますけれども、したがって、国会としましても、この事件の捜査の進展状況というものはできるだけ正確に把握しておく必要がある。こういう観点からお尋ねをしたいと思うのであります。  法務大臣は、八月一日の高松で開かれた時局講演会では、ロッキード事件の捜査は一週間か十日で山を越す――きょう……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後22号(1976/08/11、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず航空局長にお尋ねをしたいと思いますが、小佐野氏の航空会社の株の取得状況についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 日本航空の場合は、もう少し前からわからないですか。
【次の発言】 小佐野氏は、衆議院の予算委員会の証人喚問の中で航空会社の株をこんなたくさん持っておるに至った状況を聞かれたときに、各社とも増資、増資で持ち株がふくれ上がっていったと言うけれども、この証言は私は事実に反すると思うのです。いまの御説明を聞きましても、全日空の場合には昭和四十五年以降大量にその株を取得しておるわけであります。それから日本航空の場合にはやはり昭和四十年代に株をどんどんふやしていっておる……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後23号(1976/08/17、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず、法務大臣にお伺いをしますけれども、田中前総理が外為法並びに受託収賄罪で起訴されました。その起訴された内容を見ますと、特にこの受託収賄についてはトライスターの売り込みについて請託を受けた、こういう理由で、しかもそれは総理大臣としての職務権限である、このようにあるわけでありますけれども、トライスターの売り込みの請託を受けたことが総理大臣の職務権限であるという法的根拠を、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの説明の根拠は、憲法第七十二条にある「内閣総理大臣は、」云々とありまして、最後に「行政各部を指揮監督する。」、この条文が根拠だと思うのであります。そうしますと……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後24号(1976/08/18、10期、民社党)

○田渕哲也君 官房長官の時間が十分しかないようなので、先に官房長官並びに郵政大臣に対しまして質問をしたいと思います。  実は電電公社の経営委員の問題ですけれども、先ほど聞きますと、小佐野氏は辞意を表明されたということでありますけれども、それは事実かどうか。さらに政府としてはそれを受理するつもりかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 小佐野氏の電電公社の経営委員としての適格性について衆参両院の委員会でも論議されてきたところでありますけれども、最初に選任されたのは四十九年の六月、田中内閣のときだったと思います。それから昨年の九月に改選ということで再任されたわけでありますけれども、これは三……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/04、10期、民社党)

○田渕哲也君 ロッキード問題に関連をいたしまして、二、三お伺いをしたいと思います。  先ほど外務大臣は、三木親書に対するアメリカ側の回答が近いうちに行われる見通しだということを言われましたけれども、もう少し詳しくその時期、内容について予想できるかどうか、できるならお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 それから資料公開についての政府の見解についていろいろ論議されたわけですけれども、私も、これ若干、やはりもう少し整理をしてみたいと思うんです。  三木総理が予算委員会で、アメリカ側の条件がない限り公表するということを言われました。ところが、その後、三月二日の衆議院の地方行政委員会で福田自治大……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/05/13、10期、民社党)

○田渕哲也君 大分時間も経過しておりますので、簡潔に二、三の点についてお尋ねをしたいと思います。  まず第一に、保障措置協定についてお伺いをしたいと思いますが、日本は形式的にも実質的にもユーラトム並みになったと言われておりますけれども、この点はそれに相違ないのかどうか、もしユーラトムと違う点があるとするならばどこがどう違うのか、この際御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今後国際原子力機関による日本に対する査察はユーラトム並みに制限できるわけですね。その場合、引き続いてお尋ねしますけれども、査察の場所とか回数とか具体的な点はどうですか。

第77回国会 決算委員会 第2号(1976/01/16、10期、民社党)

○田渕哲也君 前に質問された委員の方と若干ダブる面もございますが、できるだけ簡潔に質問をさしていただきたいと思います。  まず第一に、この田中金脈の問題でありますけれども、これは当決算委員会におきまして、四十七年度の決算の審議の中でも提起された問題でございます。しかしながら、いまだにこの問題が完全に解明されておりませんので、この四十八年度の決算の審議に当たりましても引き続いて当委員会でこの審議を行うと、これは理事会で決定しておるわけでございます。この田中金脈についてすでに各委員からも質問がありましたけれども、このたび、この会計検査院の検査の結果、田中氏に対する追徴の税金が取られた、なお五百二十……

第77回国会 決算委員会 第3号(1976/01/22、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は現在樺太に残留しております日本人並びに朝鮮半島出身の人たちの問題について若干質問をしたいと思います。  ことしで戦後三十一年目に入るわけでありますけれども、まだ戦後処理が済んでいないといいますか、まだ樺太に放置された人たちがいるわけです。これは日本人もおれば朝鮮半島出身の、これは日本人と呼ぶべきかどうか、いろいろ議論があるでしょうけれども、かつて日本人であった人たちが残留しておるわけであります。この実情について政府はどのように把握をしておられますか、またこの問題についてどのように感じておられますか、まず最初にお伺いをしたいと思います。これは外務省並びに厚生省にお伺いします。

第77回国会 決算委員会 第閉会後4号(1976/07/21、10期、民社党)

○田渕哲也君 それでは、予備費の使用につきまして二、三の点について質問したいと思います。  まず第一に、この災害復旧費の使い方の問題ですけれども、予備費の使用につきましては、昭和二十九年の四月十六日に閣議決定が行われております。その内容の主な点は、まず第一が、予備費の使用に当たって、その都度閣議決定によらないで大蔵大臣だけで決定できるいわゆる大蔵大臣指定経費について、第二点が、国会開会中の予備費の使用に関すること、第三点は、予備費を使用した金額のその目的の費途以外の使用の禁止、こういう点が決められたわけでありますけれども、その中で、国会開会中に予備費を使用する場合としまして次のことが挙げられて……

第77回国会 決算委員会 第6号(1976/05/12、10期、民社党)

○田渕哲也君 私はPXLの問題につきまして若干質問をしたいと思います。  まず初めに、去る五月八日の予算委員会で、私が四十七年十月九日の国防会議議員懇談会の了解事項で国産化問題を白紙還元をした。ところが五十一年二月二十一日に防衛庁長官の談話が出まして、これによると、次期対潜機が国産と決定されたこともなければ、したがってそれを取りやめたということもありません――こういう政府の見解が談話として発表されたわけでありますけれども、そのことと四十七年度予算の執行を中止した、このことと矛盾しておるのではないか、こういう質問をいたしました。これについて防衛庁長官は統一見解を出すというお約束をされたわけでござ……

第77回国会 予算委員会 第10号(1976/05/08、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、まずロッキードの問題について政府に数点の質問をしたいと思います。  まず第一に、ロッキード関係の資料の公表の問題についてでありますけれども、総理は再三にわたって原則として公表するということを言われてまいりました。まず、公表についての総理の所信というものをもう一度ここで確認をしたいと思います。
【次の発言】 基本的には、そういう制約がない限りにおいて最大限に公表するという基本方針は変わりませんね。
【次の発言】 総理は、二月十九日の記者会見だったと思いますけれども、アメリカから提供される資料はアメリカ側の条件がない限り公表するということを言われたわけです、原則として。それから……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 外務委員会 第4号(1976/10/21、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、現在サハリン、元樺太ですけれども、樺太に日本政府が強制的に連行していまだ置き去りにされておる朝鮮半島出身者の問題について、外務大臣の基本的な方針というものをお伺いしたいと思います。  時間がありませんので基本的なことだけになろうかと思いますけれども、これはもう戦後三十年たった今日、いまだに朝鮮半島出身者が約四万人残留しておる、これは外務大臣も御承知のとおりであります。そして、そのうち何千人かが韓国へ帰ることを希望しておる、中には日本へ帰ることを希望しておる人もいると思いますけれども、韓国へ帰ることを望んでおるけれども韓国とソ連との国交がないために帰れない、こういう状態が放置……


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会 第14号(1977/05/27、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず生田先生にお伺いしますが、一九八〇年代にエネルギー危機が来るということはCIAの報告とか、あるいはWAESの報告とかいろいろあるわけです。ところが、反面それに反対するような楽観的な意見もあるわけですけれども、日本エネルギー経済研究所ではこれについてどう見ておられますか。  そして、CIAにしてもWAESにしても、これは石油の需給ということに焦点を当てておるようですけれども、石油の需給関係が逼迫すれば当然エネルギーコストが上がってくる。そうすると石油の代替品――かつてオイルシェールとかタールサンドとか言われましたけれども、そういうものの代替物の開発状況はどうなるか。  それから……

第80回国会 外務委員会 第16号(1977/06/03、10期、民社党)

○田渕哲也君 宮崎先生にお伺いしますが、大陸だな条約に直接関係がありませんが、先生がお触れになったので私の見解を申し上げたいと思いますが、会期を延長して自然承認にもっていくことは参議院の審議権の無視だと言われましたが、私はそうは思わないわけです。なぜかと言いますと、この会期は審議期間があと十九日しか残っていない、したがって、あと三十日の審議期間は憲法で保障されておるわけですね。ところが、憲法六十条、六十一条で予算と条約については衆議院の決定があった後は三十日をたって参議院が結論を出さないときは衆議院の決定が国会の決定となる、こういう規定があるわけですから、この会期の中で会期を延長して三十日の審……

第80回国会 外務委員会 第17号(1977/06/04、10期、民社党)

○田渕哲也君 日米漁業協定につきまして若干質問をしたいと思います。  先ほど、アメリカが国連の海洋法会議の決定を待たずに二百海里法を率先して踏み切ったその理由、背景について説明があったわけですけれども、アメリカの沿岸二百海里の水域において本当に漁業資源が枯渇するような状態にあったのかどうか、これは客観的にそういう事情があったのかどうか、この点についてまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、ある程度そういう客観的な事情があったというふうに理解していいと思うんです。  それで、政府はアメリカの二百海里法の実施を予測されておったかどうか。

第80回国会 外務委員会 第18号(1977/06/07、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、ただいま議題となっております三案件の内容には民社党として賛成でありますけれども、ここにおいて採決をするという委員会の運営に反対の意を表するものであります。  日韓大陸だな協定は、憲法六十一条の定めにより、自然成立を八日に迎えることになっておりますけれども、だからと言って、日韓大陸だな協定の審議はどうでもいい、急ぐ案件を先にするという態度には承服できません。もちろん他の案件もございます。他の案件の審議日程も会期末までに終えるように十分勘案をしながら、その中で可能な限り日韓大陸だな協定の審議を進めるのが筋ではないかと思います。最終的に日韓大陸だな協定が議決できるか、あるいは自然……

第80回国会 外務委員会 第19号(1977/06/08、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、まず政府のエネルギー政策について質問をしたいと思います。  カーター大統領がエネルギーの新しい計画を出しました。これはきわめてシビアなもので、その根底には一九八〇年代のエネルギー危機というものが予想される、こういうことも言われておるわけですけれども、よく一九八O年代のエネルギー危機説というものが言われますけれども、まずその根拠というのは一体何かということをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 昭和五十年に、政府は「総合エネルギー政策の基本方向」というものを出されております。そして、この中に長期エネルギー需給の計画が書いてあるわけですけれども、最近エネルギー総合計画の見直し……

第80回国会 外務委員会 第20号(1977/06/09、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず、鈴木農林大臣は非常に長期間にわたりまして御苦労さまでございました。非常に苦労されたわけでございますけれども、今回の日ソ漁業交渉というものは非常に難航したわけであります。しかも、その難航した背後には領土問題が絡んでおるということは紛れもない事実であります。  まず、この領土問題に対する日ソ両国の主張の相違点というものを端的にお伺いをしたいと思います。もちろん今回の交渉でその主張をされたわけでありませんけれども、その背景にある日ソ両国の領土に対する考え方の食い違いというものが交渉を難航させた原因である、そういう観点に立って、日ソ両国の領土に対する見解の相違点というものをまずお伺……

第80回国会 決算委員会 第2号(1977/03/16、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず、教育費の減税の問題についてお伺いをしたいと思います。  教育の機会均等ということが言われておりますけれども、実際には親の負担といいますか、経済的な負担というものはばかにならないわけでありまして、特に公立に行く場合と私立に行く場合とでは、親の負担は格段の差がある。これも親が自由に選択をして、公立が好きだから公立に行く、私立が好きだから私立に行けるという状態ではありません。そういうことを考えますと、私はいろいろの方法があろうかと思いますけれども、その一つとして教育費の減税という問題を真剣に考えていただきたい。  これは先日の衆議院の予算委員会で、民社党の塚本議員が、所得税の教育……

第80回国会 決算委員会 第5号(1977/04/27、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず、領域十二海里並びに二百海里の漁業水域の設定に関連しまして、海上警備、管理体制などの問題についてお伺いをしたいと思います。  初めに、二百海里時代に突入しつつあるわけで、もう近いうちに領海法あるいは二百海里法が国会で成立するようでありますけれども、現在の海上保安庁の能力でこの二百海里時代における海上警備、管理体制などについて十分なことができるかどうか、この点についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 これからの海上警備あるいは管理というものをあくまでこれは海上保安庁でやられる方針なのか、あるいは自衛隊の支援というものも必要と考えられるのか、この点はいかがでしょうか。

第80回国会 決算委員会 第6号(1977/05/11、10期、民社党)

○田渕哲也君 ロンドンにおける先進国首脳会議についてお伺いをしたいと思います。  先ほど外務大臣は、その成果として、各国が協力してこの危機を乗り越えようというそういうことが一つの成果だと言われましたけれども、もう少し具体的に成果と問題点についてお伺いをしたいと思います。  各国が協力してやろうというのは、ランブイエにおいてもサンフアンにおいてもこれは確認されておるわけでありまして、同じことを繰り返しておってもそれは成果だと言えないわけでありますから、具体的に今度のロンドンの会議でどういう成果があったか、またどういう問題点があったか、こういう点についてお伺いをしたいと思います。

第80回国会 決算委員会 第7号(1977/05/18、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、福田内閣の行政改革に取り組む方針、それからいままで自民党内閣が行革にどのように取り組んできたか、こういう点について若干の質問をしたいと思います。  まず、福田総理は、八月までに行政改革のプランを出すという約束をされております。その準備を現在進めておられると思いますけれども、どの程度進んでおるのか、この点についてまず、行政管理庁長官にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 これはたしかことしの国会、この通常国会が始まったときの代表質問の中で、民社党の佐々木副委員長が行政改革について質問をして、そこでも総理は、八月に方針を出すというような答弁をされたと思います。ところが、それ……

第80回国会 決算委員会 第8号(1977/05/20、10期、民社党)

○田渕哲也君 現在、日ソ漁業交渉は調印を目前に控えておりますけれども、これはきわめて緊急性の高い問題でもあり、また、領土という国家百年の大計に影響する重要問題だと思います。したがって、あえてこの際、総理の見解をただし、また、私の要望を申し上げたいと思うのであります。  総理は、先ほどの答弁を聞いておりましても、領土に対するわが国の立場をいささかも損なわない、このように述べられておりますけれども、私はそうは思えないわけです。なぜかといいますと、まず一つに線引きの問題があります。この線引きは、日ソ漁業交渉の案文では、ソ連最高会議幹部会令第六条とソ連政府の諸決定に基づく、こういう線引きについて合意を……

第80回国会 大蔵委員会 第2号(1977/02/22、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず山下先生にお伺いをしますが、この法案の目的を端的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 つまり政策的な目的としては、やや過剰的な傾向にある稲作を減らして、そうして不足しておる大豆とか麦とか飼料作物、こういうものに変えていこうという、そういう政策目的を持つものですね。
【次の発言】 私は、そういう政策目的については、全く妥当だと思いますし、賛成するものでありますけれども、そういう目的のためにこの制度が本当に効果を上げておるかというと疑問を感じ得ないわけです。先ほどもこの定着率の問題で御質問がありましたけれども、答弁を聞きましても、その定着率は大体三割ないし五割ということであ……

第80回国会 大蔵委員会 第3号(1977/03/10、10期、民社党)

○田渕哲也君 時間も大分遅くなっておりますので具体的な問題一つだけ、一点だけ大臣に質問をし、また要望をあわせてしたいと思います。  それは、租税特別措置法の第三十五条に居住用財産の譲渡所得の特別控除の制度があります。ところが、これはきわめていい制度だと思いますけれども、しかし、現在の制度あるいはその運用の方法、仕方に若干問題があると思います。  具体的な例を申し上げますと、私が最近聞いた例によりましても、一つは、転勤をする場合に転勤先では家を借りるわけです。それで自分のもとの家は人に貸す。そして転勤が三年なり四年なりでまたもとへ戻るときに、今度は三年たてば子供も大きくなっておるから、もとの家へ……

第80回国会 大蔵委員会 第9号(1977/04/26、10期、民社党)

○田渕哲也君 昭和五十一年分所得税の特別減税の減税財源について、政府は、五十一年度の剰余金、さらに五十一年度分の未発行分の赤字国債の発行によって財源を生み出そうとされております。これについてはいろいろ論議をされておるところでありますけれども、すでに何度も述べられておりますように、前年度の剰余金は、全額国債の減債に充てるというのが大蔵省の方針であったはずであります。その剰余金を減税財源として使う。さらに足りない分は、五十一年度分の赤字国債の発行の未発行分の枠で発行して財源をつくる。こういうことは、結局は赤字国債によって減税財源をつくるということと変わらないと思うわけであります。私は、こういう考え……

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/03/31、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず初めに、現在難航しております日ソ漁業交渉についてお尋ねをしたいと思います。  現在日ソ漁業条約が有効に存続しておると思いますけれども、これが有効に存続しておる現在、二百海里の漁業専管水域についてソ連の国内的決定があったにしても、漁獲量等につきましては当然現行条約に基づいて行われるべきだ、このように考えるわけであります。しかるに、二百海里の水域内の操業を一切拒否するというソ連の態度は国際信義に反すると思いますけれども、この点についての御見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 四月一日からは、わが国の漁船はソ連の二百海里水域内では操業停止せざるを得ないわけでありますけれども……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/03/29、10期、民社党)

○田渕哲也君 私は、まず深夜の割り増し手当に対する免税についてお伺いをしたいと思います。  以前、鉄鋼労連から交代勤務者に対する減税についての要請が、これは田中内閣時代だったと思いますが、総理大臣、大蔵大臣、労働大臣、各大臣に提出されたわけであります。もちろん当時の大蔵大臣も大平大臣だったと思います。この点について、今回の所得税の税制改正の中では取り上げられておりませんけれども、大蔵大臣はどのように考えられておるのか、この点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は、基本的な考え方として、労働の質によってその収入――労働の質か違うからそれに対して税を変えるというのは、これは困難だ……


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 農林水産委員会、外務委員会連合審査会 第1号(1977/04/30、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず初めに、領海法と非核三原則の問題について若干質問をしたいと思います。  領海法の附則2に「当分の間」という言葉がありますが、この「当分の間」というのはいつまでのことですか。
【次の発言】 そうしますと、国連海洋法会議で国際海峡の通航の方法が決まれば、この分についても十二海里に広げると解釈していいわけですね。
【次の発言】 政府は、いままで非核三原則はあくまで守るということを繰り返しておられるわけですけれども、国連海洋法会議で現在非公式単一草案というもので国際海峡での妨げられない通過通航権、こういうことを言っております。これについて核積載艦は含むか含まないか、これはいまだに検討……

第80回国会 農林水産委員会、内閣委員会連合審査会 第1号(1977/04/30、10期、民社党)

○田渕哲也君 まず、防衛庁長官にお伺いをしたいと思います。  領海の十二海里化さらには二百海里の漁業専管水域の設定によりまして、わが国の主権の及ぶ範囲並びに経済権益の及ぶ範囲が拡大されますけれども、これらの水域の警備並びに防衛について基本的にどう考え、どう対処しようとしておられるか、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 これは、わが国の防衛上きわめて大きな状況の変化だと思うんですね。こういう問題について、当然国防会議にかけられるべきことだと思いますけれども、防衛庁長官並びに国防会議事務局長の見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は、二百海里の漁業水域の問題だけ申し上げておるわ……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1977/04/14、10期、民社党)

○田渕哲也君 先ほども若干論議をされた点ですけれども、大蔵省は三月に中期財政見通しというものを出されております。これによりますと、昭和五十五年度には赤字国債の発行をゼロにすると、こういう目標を立てておられるわけですけれども、果たしてこれが可能かどうか、まずこの点について大蔵大臣にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、改めて確認をしたいと思いますけれども、五十五年度に特例公債をゼロにするというのが前提になって増税その他の方策が決められる、このように考えていいわけですか。
【次の発言】 まず、歳入面でのことについて試算の表が出ておるわけです。これはケースA並びにケースBというふうに……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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