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木村禧八郎 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

木村禧八郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは木村禧八郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。木村禧八郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 財政及び金融委員会 第2号(1947/07/07、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 これは直接これに関連していること以外にも関連すると思うのですが、いろいろ公團というものが沢山できましたね。その公團に対する政府の出資額、それから必要なる運轉資金、大体の見込でいいのですが、復興金融金庫から運轉資金を借入れるというのが、單にこれだけだつたら問題は小さいでしようけれども、その他公團が非常に沢山できまして、その運轉資金はみな復興金融金庫から借入れるという、そういうような建前らしい。そこでいろいろな公團が必要とする運轉資金の大体の額ですね。それと公團の政府出資の問題ですね。大体のお見込でよろしいですが、一つ……

第1回国会 財政及び金融委員会 第6号(1947/07/29、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 質問ではないのでありますが、この機会に資料をできましたらお願いしたいのであります。それは今日まで終戰処理費の使い方が、どれだけ使つて、それでその決算がどうなつておるか、今日までの状況を聽かして戴きたい。これはなにかの資料みたいな形で渡して戴きたいのであります。この終戰処理費の使い方が非常に乱暴であるということをしばしば言われておりまして、これがインフレ激化の可なり大きな誘因になつておると思います。從つてその関係のことをよく知りたいと思うのであります。それから契約の仕方が違つて來ておるように聞いておりますが、その後競爭入札とか、そういうような制度になつたと聞いておりますが、そうい……

第1回国会 財政及び金融委員会 第13号(1947/08/21、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 三つの點を御質問いたしたいのでありますが、第一點はいろいろな金融機關が整備の状況に入りましたが、日本銀行も大陸關係においても、特殊銀行に相當な貸出しもある。日本銀行においても整理する部分が相當あつたと思います。日本銀行はどういうふうにして整理が進んだかという、又どういうふうにして整備して行くか、日本銀行の缺損の整理についてお伺いしたいのですが、それがいろいろな金融政策或いは金利政策、そういうものと日本銀行の損失の整理の問題と關連があつて、そういうことが金融政策や金利政策に影響を與えておるかいないか、そういう點についてお伺いいたしたいのであります。  それから第二點は興業債券です……

第1回国会 財政及び金融委員会 第14号(1947/08/26、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 五千萬圓以上についての復興金融委員會のその委員の名前、それから復興金融懇談會を構成しておりますが、それについてはどういうメンバーになつておりますか。それも併せてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 三百億の債券を發行した場合に、それをどういう形に消化するか。例えば民間消化でどのくらい、それでできないものは日銀引受という形になると思いますが、そういう點に對するフアイナンスの計畫もおありじやないかと思うのですが、そういう點について伺いたいと思います。
【次の発言】 拂込の金額は六十億ですか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第15号(1947/08/27、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 これは直接金融機關再建整備の問題に關連するのじやないのですが、企業再建整備との關連なんでありますけれども、企業再建整備法によつて整備する場合、整備した結果が資本と借入金とのバランスが非常に不均衡になつて來る。そういう場合に會社の經營としては非常に不安定な状態になるわけですけれども、その場合に借入金と資本との均衡を調整するためにどういうような措置をお考えになつておりますか。その點をちよつとお話願いたいと思います。
【次の発言】 その場合に借入金を増資に振替えて行く。そうしますと貸しておる金融機關が主たるものでありますが、銀行の持つ株の割合というものは相當大きくなつて來るんじやない……

第1回国会 財政及び金融委員会 第17号(1947/08/29、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この債券の消化の問題ですが、この點についてはこの前も銀行局長からお話がありましたが、大體四十億圓くらいを第二・四半期に消化する豫定であるというが、この豫定によれば本年度内の豫定は百二十億圓くらいとなつて、三百億の債券を發行すると百八十億くらい未消化になる。それが結局日銀の引受ということになると思います。で、銀行局長は若干の未消化があるというお話でしたが、我々は若干とは見ない。その他今後のいろいろな資金需要を見ますと、地方債の發行もありますし、又持株整理委員會の株の開放もありますし、その他資金需要は非常に多いので、この復金債券の消化は、この間數字でお示しになつたよりも更に消化がう……

第1回国会 財政及び金融委員会 第21号(1947/10/06、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今御説明によりますと、この六百円の支給額は直接千八百円ベースとは関係ないというお話ですが、大体今千六百円と千八百円の差額の三ケ月分の支給、これを臨時應急措置として出すというお話でありますが、その前に千六百円に引上げたときの措置につきまして、まだこれは私の記憶の誤まりかどうか分りませんが、國会に対する承認については承わつておらないのでありますが、凸凹調整についてはこの前一應國会の承認を得たのでありますが、その方の処置はどういうふうになつておるのですか、一應伺います。
【次の発言】 大藏大臣がおられる機会に、直接これとは関係はないんですが、今後の追加予算の問題についてお伺いして置……

第1回国会 財政及び金融委員会 第22号(1947/10/09、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この特別會計と、今後設定される豫定になつております輸出入囘轉基金、あれを基礎とする貿易、それとの關係はどういうふうになるのでありましようか。
【次の発言】 大した差がないということは囘轉基金による現在の輸入量が、これまでのようにそう多くならない、そういう意味でございますか。
【次の発言】 そうしますと、これまでの貿易が囘轉基金を本にする貿易に振り替わる、といつては變ですが、そういうように考えてよろしいのですか。
【次の発言】 そういうようになりますと、今後赤字が出るようなお話、これまでは、この前のお話にありましたように、あちらの豫算で賄つて貰えましたけれども、今後赤字が出るよう……

第1回国会 財政及び金融委員会 第23号(1947/10/14、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今今井給與局長のお話ですが、賃金の地域差を附けるときの統計の資料として最も権威あるものは、総理廳統計局の消費者價格調査ですが、この地域差を附けるときにこういう非常に権威のある資料を使つておりながら、千八百円ベースを作るときに、この前安本の方から伺つたときに、このような権威のある資料がありながら、別の資料によつて、即ち東京都の実際の生計調査、それによつてお作りになつたと言われたのですが、実際に、そのように権威のある総理廳の統計局の消費者價格調査によれば、現在の賃金水準は到底千八百円では足りないはずになつておると思うのです。そこでお伺いしたいのは、こういう権威ある資料があり、千六……

第1回国会 財政及び金融委員会 第25号(1947/10/16、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今のお話を承つておりますと、この資金は財源を捻出するのに、今まで手許に余剩金があつたというお話でございます。この予算書を見ましても、刑務所收入の増加、そういうものは非常に苦心されて財源を求められておるようです。併し今度十月、十一月というものは……、もう現に十一月が直ぐ來ているのです。七、八、九はそういう措置によりましたが、十月、十一月はこの追加予算が出て來て審議されるまでには、相当の時日がありますが、そのときの源財、そういうものはどういうふうにお考えになつているのですか。そのときは千八百円は支拂わないのでありますか。若し支拂われるとしますと、その財源が非常に問題ではないかと思……

第1回国会 財政及び金融委員会 第26号(1947/10/20、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今の御答弁と関聯するのでありますが、この通貨審議会の法律を制定するに当りまして、この前の内閣のときに設けました金融制度調査会というものがありまして、通貨審議会については民間各方面の人を集めて、一應の結論に到達しておるのでありますし、そうして財政金融委員会にもその資料が配付されておる。民間における意見が反映された金融制度調査会の意見をどの程度まで参照されましたか、その点について伺いたい。
【次の発言】 若しそうであるといたしますと、調査会の方の意見と大分その内容において違うところがあるのであります。只今國会の方とこの審議会との関係についての論議があつたのですが、金融制度調査会の……

第1回国会 財政及び金融委員会 第27号(1947/11/01、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法案以外のことですが、実は今日から煙草の値上げが行われたのでございます。昨日予算委員会におきまして、政務次官から煙草の値上げを政府に責任において行う、從つてこの際御報告申上げますという御報告がありましたが、財政法第三條の精神によりますと、これは國会の議決又は法律を以てやらなければならんことになつております。勿論第三條は附則においてその施行期日は政令によつて定めるということになつておりますが、まだ施行期日が実施されて、発表されておりませんから、この法文上からはやつても差支ないという理窟は立つと思うのですが、併し財政法第三條の精神から行くと、これは私はそれを蹂躙しておる、國会の……

第1回国会 財政及び金融委員会 第30号(1947/11/14、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この機會に紙幣の印刷能力、そういうものについてお伺いしたいのです。大分近頃紙幣が出るようでありますが、紙幣の印刷能力というものは、今どういうふうになつておりますか。今お答えできなければ別の機會で結構であります。

第1回国会 財政及び金融委員会 第40号(1947/11/26、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法案の実施によつて一番問題になる点、これまでの審議で一番問題になり、そうして各委員から一審危惧されて來た点は、本法案実施の結果、どういう影響を日本の経済に與えるか、その影響について皆非常に心配であるために、本法案について実施の結果を非常に憂慮し、そうして又自信が持てないというようなことで、これまで非常に愼重審議して参つたのでありまするが、大体この基準というものも、具体的ではないのでありますが、一應基準は明示されております。これを実施したならば日本の経済界、或いは金融界、産業界その他についてどの程度の影響を與えるか、そういうお見通しが政府の方にあるのかどうか、そうしてその結果……

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 資料の要求をいたしたいと思います。それは、所得別、税額別、それから人員別のそういう數字ですね。それをできましたら頂きたいと思います。
【次の発言】 所得別に出ておりますか。
【次の発言】 所得別にもできるわけですね。

第1回国会 財政及び金融委員会 第43号(1947/11/29、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 それに関聯いたしまして、成る程特別管理人は整備計画について、例えば労働組合などと意見が一致しない場合には、組合の見解を書面で添附することになつておる。そういう点はこれまでのあれよりは進歩したものだと思うのです。併しながらそれではまだ非常に不徹底のようでして、実際にいろいろ我々も組合から陳情を受けるのですが、八月二十七日附の商工省総務局通牒の中にある、特別管理人は整備計画につき組合側と十分に相談すべき旨、そういうことがあるのでありますが、これを法制化してはつきりとそういうふうにして貰えないものか。組合側からそういうことの相当強い要望があるのであります。それからどうしてそうかという……

第1回国会 財政及び金融委員会 第44号(1947/12/01、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この北海道に在勤する政府職員に対する越冬燃料購入費補給のための一時手当の支給に関する法律案、これに伴う予算につきましては、いろいろな経緯があつて非常に遅れておるようでありますが、その間のことは、もうここで論じない方がいいと思います。ただこれが可決されましたら、これは一般の非常な要望でありまするので、至急にこれが職員の手許に届くように御配慮を願いたい。その点を特にお願いして置く次第であります。
【次の発言】 この際申上げて置いた方がよろしいのですが、越冬の燃料手当については、実は北海道の職員に対してはもつと早く本当は支給しなければ、越冬の石炭を買うのにも間に合わない。非常に困つて……

第1回国会 財政及び金融委員会 第46号(1947/12/03、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 一点だけ伺いたい。この関税法の一部を改正する法律案とは直接の関聯はないが、関税という字に関聯して居るのでお伺いしたいが、今後講和條約後における関税の問題、これは今から直ぐ予測することは困難ですが、どういうふうにやりますか。世界のいろいろな通商條約、その他最近における通商條約の傾向とか、そういうものと睨み合せて、その関税政策なり、関税というものはどういうふうになつておるか、御研究であろうと思いますが、その点お伺いしたい。
【次の発言】 ちよつと速記を止めて下さい。

第1回国会 財政及び金融委員会 第51号(1947/12/08、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 その修正の趣旨について政府委員からどういうわけで修正になつたかということを簡單でよろしいが説明して頂きたいと思います。

第1回国会 予算委員会 第1号(1947/07/04、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今の西郷委員の動議に賛成いたします。

第1回国会 予算委員会 第4号(1947/08/22、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私はこの際皆さんにお諮りしたいことがあるのであります。それはこの會議に付託されておりまする勞働省關係の豫算案につきまして、これまで政府が一應これを説明して下さつたのでありますが、その説明の仕方は非常に形式的で、そうして又部分的に分らないように説明されたような傾きもありますので、この際私は政府からもう一度この勞働省設置に伴う豫算について、大體二つの點からもう一度説明して貰いたい、そういうふうに思うのであります。  第一に、勞働省ができましたらば一體全體としてどれだけの豫算が要るのか、我々は豫算を審議する場合に、國家財政全體の見地から、勞働省ができた場合、どれだけの豫算が全體として……

第1回国会 予算委員会 第7号(1947/09/16、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は本案に賛成する者であります。併しながら賛成するに當りましては、只今各位の御質疑もございました。それを通じても分ります通り、こういう問題を改めてこの際豫算委員會の承認を得なければならんということについて、いろいろな疑義もあり、遺憾な點も多々あつたと思います。併しながら政府委員及び大藏大臣等の説明によりまして、一應この問題につきまして改めて豫技委員會の承認を得なければならんという事情も大體了承いたしたのであります。又質疑も可なり詳細を極めまして、そうして又重大な……、なぜ一旦既に國會において承認を與えられた本件が、更に改めてこの豫算委員會において承認を得なければならん、そういう……

第1回国会 予算委員会 第10号(1947/10/10、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 先程政府委員会から千二百円から千六百円に引上げた際の金額については支払済みであるとおつしやいましたが、これについて又国会の承認を得てないと私は考えておるのであります。この前の財政金融委員会において、私はこの点について今度の六百円支出に関聯しまして給與局長にお伺いしたところ、この分についてはいずれ別に法律を出しまして国会の承認を得るというお話であつたのであります。私たちとしては千六百円問題は、凸凹調整の方は一応国会の了解を得たのでありますが、千六百円についてはまだ国会の承認を得てない。その上に又新らしくここに千八百円の問題が出てきたのでありまして、千八百円の問題を出す前に、何故千……

第1回国会 予算委員会 第13号(1947/10/21、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 皆さんにお諮りしたい件があるのでございますが、それは徴税方法改善に関する小委員会を設けたい、そういう提案でございますが、この提案に対して皆さんの御賛同を得たいと思うのでございます。その提案理由を説明いたしたいと思いますが、御承知の通り現在の徴税の現状というものは、非常に憂慮すべき状態になつておるのでありまして、聞く所によりますと、本年の第一四半期におきまして税の予定、殊に所得税の予定申告額に対しまして、実際に申告された額は一六%であり、而も又実際に徴收された税は一六%の申告額の中二六%に過ぎない。殆ど、実際に所得税が取れてないような状態でありまして、このために政府は大藏省証券を……

第1回国会 予算委員会 第15号(1947/11/04、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私はこういう點について宮内府長官の御注意を促したいのであります。それはこの前皇室の籍を離脱された方については、その一時金の額についてはすでに國会で承認したのでありますが、その配分の率につきましては、最初は一一・二五倍ということでありますが、これは國民が非常に今生活に苦しんでおり、國家が財政困難の事情の下にあるというので、一一・二五倍、本当ならば十五倍までの支出をしてもいいわけでありますけれども一一・二五倍にしたということは、國民の生活が困難である。又國家の財政も窮乏しているというので、この程度に落着いたわけでして、こういう點については、恐らく皇室においても、國民の窮乏或いは國家……

第1回国会 予算委員会 第19号(1947/11/13、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 現内閣におきましては、健全財政の方針を堅持して行くと言われております。又今度の追加予算におきましても、健全財政の方針はそこに現わしておるのでありまするが、併しこの点は実は大蔵大臣にお伺いしたいと思つたのですが、收支の均衡が、バランスがとれているから健全財政であるとは言えないことは言うまでもないことでありまして、均衡がとれるということは、健全財政の一つの要件であります。健全財政の要件としては、第一に均衡がとれるということ、第二には、それは国民生活の安定に役立つということ、第三には、国民経済上から再生産を助成する、そういう三点が揃つたとき、初めて健全財政と言われると思うのであります……

第1回国会 予算委員会 第21号(1947/11/15、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 昭和二十二年度一般会計予算補正第七号は、追加予算の中で最も大きい金額でありますが、この審議に当りまして、大蔵大臣がここに御出席になつて、御質問いたすのは初めてでございますので、少し基本的な問題について御質問いたしたいと思う。その前に一度今後の追加予算編成過程におきまして、大蔵当局が非常に努力されたということについては、一度敬意を表したいと思うのでありますが、併しながらこの補正予算を仔細に検討いたしますると、まだ我々には十分納得できない点がありますので、そういう点について御質問いたしたいのであります。併しながら短い期間多数の方々が御質問いたす予定になつておりますので、私としては極……

第1回国会 予算委員会 第22号(1947/11/17、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 明年度の予算編成方針に関して、簡單に御質問申上げたいと思うのであります。明年度の予算編成の時期はもう既に追つておるわけでありますが、併し明年度の予算編成に当りましては講和会議の問題もありましようし、或いは為替比率の問題その他企業整備の問題等々、いろいろ問題があります。又いわゆる分らない要素、アンノン・フアクターというものも沢山あつて、非常に予算編成は困難ではありましようが、従つて明確な編成方針というものをお伺いするのは無理かもしれませんが、この場合、その明年度予算を編成するに当りましての大綱につきまして、大きな心構え、そういうような点につきまして、三つの点についてお伺いしたいの……

第1回国会 予算委員会 第25号(1947/11/25、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 第二分科会の報告をたします。  第二分科会に審査を付託せられました案件は、昭和二十二年度一般会計予算補正第七号、同第八号及び昭和二十二年度特別会計予算補正特第三号中、外務、文部、厚生及び労働各省所管の予算に関するものであります。これ等付託せられました予算の説明は省略させて頂き、直ちに分科会における主なる質疑應答の内容を御広告いたします。  先ず厚生省所管の予算について、國立病院の現状如何との質疑に対し、國立病院は、元陸海軍病院を引継いだものでありますが、その筋の意向もあり、國民平等にこれを利用するよう開放するため、形式的にも実質的にも一変して、有料を建前とするに至つたので、傷痍……

第1回国会 予算委員会 第26号(1947/11/28、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は日本社会党を代表しまして、本追加予算に賛意を表する者であります。但し、この予算が政府の言う通り健全財政であることを認めて承認するのではないのであります。又この予算が、片山首相が演説で言われましたところの今日の段階は、日本の経済危機を乗切るために残された唯一の機会であるということを申されましたが、その重大の経済危機を突破するその段階に適切なる予算であるということを認めて、そういう見地から承認するのではないのであります。その理由につきましては、明日の本会議の討論におきまして申述べることにいたしまして、省略します。この予算を認めますのは、若し我々がここでこの予算を修正したり或いは……

第1回国会 予算委員会 第28号(1947/12/02、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡單に商工大臣に一点だけお伺いしたいのですが、それはこの電力不足の産業界に及ぼす影響なんですが、開西方面においては特に酷いということを聞いておりますので、又部分的には新聞に出ておるようでありますが、鉄鋼生産に相当影響もあるようであります。それで細かい数字的には別に御答弁を頂く必要もないのでありますが、今電力不足が基本生産方面にどの程度に影響を與えておるのか、これは今後の各般の物動と相当重要な関係を持つて來ると思われますので、その影響の程度、それから今後の見透しについて、お伺いしたいと思います。

第1回国会 予算委員会 第31号(1947/12/07、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私はこの本補正豫算に對しまして賛成する者であります。併しながらこの補正豫算は、過般中央労働委員會において裁定を下しました一時手當二・八ケ月分に封しまして、一ヶ月分を支給するということが中心となつて出て参りました豫算でありますが、私はこの中央労働委員會の意見につきましては、今後政府は相當愼重にこれを尊重しなきやいけない、そういう意見を持つ者でありまして、中央労働委員會の裁定によれば、今後まだ残り一・八ケ月分があるのであります。又來年一月からは賃金の改定を件わなければならないことになつておるのであります。この點について、政府は中央労働委員會の裁定が下つた以上、これに封して尊重しまし……

第2回国会 財政及び金融委員会 第1号(1947/12/11、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今度の予算補正でも公債が少し入つておりますが、この前にもやはり公債が少しあつて、結局公債はどのくらい出ることになりますのですか。今度の特別会計を入れましてどのくらいになりますでしようか。
【次の発言】 この前の数字のあの報告書にあるのは承知しておりますが、あれ以外にどのくらい出ますか。七百七十六億以外に……。
【次の発言】 これは技術的な問題ですが、この給與を拂つた時に……、これまでたびたび給與の引上げがあつて、その度に税金を納めてない、今度一時に納めるとなると、殆んど年末に金が入らないというような事情もあるやに聞いておるのであります。そうなるとこれは、これまでの赤字の補填では……

第2回国会 財政及び金融委員会 第5号(1948/02/04、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は本案に賛成するものでありますが、賛成するについて二つの点について意見を申述べて賛成したいと思うのであります。  第一点は復金債券消化の問題ですが、これについては債券全体として見れば復金債券の大体八割ぐらいが日銀引受けになつておりますが、年末に際して段々消化率はよくなつて來ておるようですが、それがために通貨増発の相当な原因になつておることは否定できない。從つて今後とも原則として、前に大藏大臣は原則として復金債は市中消化を以てやるということをいわれておつたのでありますが、やはりこの原則は貫かれて行かなければならない。今後原則に外れたことをやらないように我々は希望したいわけであり……

第2回国会 財政及び金融委員会 第10号(1948/03/19、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今本法律案の提案の御趣旨が説明がございましたのですが、今の御説明によりますと、この臨時給與委員會の第一囘報告書及び第二囘報告書に基いてこの給與を決定したということになつておりますが、これは非常に合理的であり、科學的である、そういうお話ですが、我々一應檢討したところによりますと、この報告書自體においてこれは相當いろいろな問題がある。特に給與に關する諸統計の非常に不完全であるということ、報告書自體において……、従つて消費者價格調査については可なり權威あるものが出ておるけれども、勤勞者の消費水準についてはまだ安全な統計ができていない。従つて非常に推定によつていろいろでき上つておると……

第2回国会 財政及び金融委員会 第11号(1948/03/20、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法律案に關連した豫算案ですが、財源の點についてちよつとお伺いしたいのでありますが、財源のうち一の貿易資金の赤字の減少、二の復金出資の減少、三の價格調整費の減少、この三つについてちよつと御説明願いたいのですが、先ず復金出資の減少は四十億圓でありますが、これは政府が復金出資の減少をこれだけしますと、それだけ復金債券を發行する餘力が殖えることになるでしようか、その點をお伺いしたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、この前我々が復金の百五十億圓の増資を認めた時、七十億政府が出費するという條件であの法律案を我々は認めたのであります。そうしますと今度は復金債券の消化ということに……

第2回国会 財政及び金融委員会 第14号(1948/03/30、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 これは技術的な御質問で、よくわからないのですが、大藏省預金部特別會計における法律案というものが特に必要なんですか。鐵道とか外の繰入れの場合に特別會計の法律案が出ておりますか。
【次の発言】 健全財政の建前から言いますと、一般會計については大體バランスが取れるようになつて來ておりますが、結局赤字は特別會計が主なるものであります。そこで、今後においても四月の暫定豫算については、一應先程もお話のように、或いは日銀の借入金とかその他金融で泳いで行くというようなお話もありましたが、今後二十三年度豫算全體については、いわゆる特別會計の獨立採算制ですが、というようなものが問題になるようであり……

第2回国会 財政及び金融委員会 第15号(1948/03/31、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は資料を提出頂きたいと思うのです。
【次の発言】 今は徳田さんに對する質問ですか。
【次の発言】 それでは後にいたします。
【次の発言】 それでは資料を御提出願いたいと思います。實はこの法律は、我々これだけ見たのでは何にも分らんのです。というのは、いろいろな點において非常に澤山疑義があるわけです。それから又大體命令で決めたものが五件ありまして、例えば命令以外で證券取引委員會で決めるものは殆んど委されておる。從つてこういうものの内容が分らなければ、この法律案は分りつこないと思うのです。そこで御請求したいのは、この法案を見ただけのは一體どういうものであるか全然分らん。恐らく今度の……

第2回国会 財政及び金融委員会 第16号(1948/04/01、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 結局專賣益金の減少ですね、二十二年度においてはどのくらいになりますか。結局豫定通りより減るわけですが、どのくらいのお見込ですか。
【次の発言】 先程專賣益金の減收のことをお伺いいたしましたが、あれは「新生」が賣れないというばかりでなく、外の一般の煙草、そういうものの利益金による減收も入つておるのでしようか。
【次の発言】 二十二年度豫算を見ますと、二千百三十五億豫算のうち租税千三百億に対して、專賣益金、特に煙草が五百五、六十億くらいですか、まあ非常に大きいのですが、世界で財政收入のうち煙草の益金をこんなに大きく計上しておる所はあるのでしようか。ちよつと参考までにお伺いしたい。

第2回国会 財政及び金融委員会 第19号(1948/04/06、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 一應質疑が終つたにも拘らず、又私から質疑を行うということは甚だ恐縮なんでありますが、いろいろ委員会がかち合つたりして質疑ができなかつたので、特に皆さんのお許しを得て、ここで質疑させて頂くことになりましたことに対して感謝する次第でございます。この法律は大体証券及び証券業の民主化という点と、それからその必然的の結果として、投資家保護というものの建前からまあ立案されていると思うのであります。專ら私はこの証券及証券業の民主化、投資家の保護、この二つの点から重要な問題について質疑をいたしたいと思いますが、或いは他の委員がすでに質疑されて、そうしてすでにもうお答えになつて、問題は解決してい……

第2回国会 財政及び金融委員会 第29号(1948/05/31、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は只今栗山委員が御提出になりました修正案に賛成するものであります。その理由は、只今加藤労働大臣も、いろいろ御説明がありましたように、この修正案の問題になつておる個所、これにつきましては、加藤労働大臣の御説明のように、この法律に書かなくても、この法律の効果には別に支障がないというようなお話であつたのです。然るにこういうことを書いたために、これまでの論議においても、各委員及び政府側との質疑應答においても、はつきりと分らない点がいろいろありまして、何だかそこに割切れないような点があると思うのです。こういう法律案は、政府及び全官公の組合員との協定内容を、はつきりと明確に示して、一点の……

第2回国会 財政及び金融委員会 第40号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今の財政法に、予算は、前年度の十二月中に提出するのを常例とするというのがありますが、あれですか。
【次の発言】 衆議院の方で配給煙草の増配を希望する意見があつて、それに対して大藏省が大体増配ができるようなお話があつたようであります。そして又過日のラジオで配給煙草を増加する予定であるということを放送しておりました。それで果して大藏省は配給煙草を増配できるのかどうか、その点実際問題としてお伺いしたいのです。
【次の発言】 そうしますと、具体的にはまあ差当り労務者に対する増配は、これはもう増産がなくてもやる計画であり、それから一般家庭の方は増産が行われなければ、又増産が計画通り行か……

第2回国会 財政及び金融委員会 第45号(1948/06/28、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちよつとお尋ねしたいのですが、この勤労所得税の合算課税、それから扶養親族の合算課税を廃止する意思はないかどうか、これについては各方面から非常な要望があるわけでして、御承知の現制懇談会でも問題になつたわけでございます。これについて何か考慮をしたかどうか。
【次の発言】 その点は分つております。
【次の発言】 先程お話を承わりましたが、今度勤労所得税について政府相当軽減したと言いますけれども、公聽会その他いろいろな専門家の意見を聞きましても、実際にはそんな軽減になつていないのであつて、そういう点から見て、合算課税についてもやはり合算課税した方が負担が軽くなるのですから、その点を一つ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/07/05、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 取引高税について一つお伺いしたいのですが、この取引高税は二十三年度の予算の編成の建前と矛盾するのではないかと思うのですが、それは二十三年度予算はいわゆる均衡予算ということを目標にしておるということは政府も夙に言つておることであります。併し段々説明を聞きますと、取引高秘を設置した目的が、インフレ下においての税としては、直接税よりも間接税の方が税が沢山取れ、そうしてより公平である、こういうふうに説明されておつて、インフレを予定したところの、インフレを承認いたすところの税なんであります。取引高税というものは。そうしますと、この予算案と均衡財政というもの、均衡予算というものを全く矛盾し……

第2回国会 予算委員会 第1号(1947/12/11、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 提出された一般会計予算補正第十二号につきまして、数字の内容についてお伺いいたしたいのですが、歳入の面につきまして、所得税の増收八億、この内容について先ずお伺いいたしいのであります。
【次の発言】 そうしますと、この前も一ケ月分を我々が承認をした場合撥ね返りというのがありましたが、その時も相当問題になると思つたのですが、そこで緊急所得税の増收というのはこれはこの手当をやつた中からこれだけ又取返す、取返す分が財源になつておるように解せられる。併しその次の財源を見ますと、「光」の自由販賣、配給煙草これを今御説明を聽いたわけですが、そうしますと全くこれは大衆課税である。殆んど大衆課税に……

第2回国会 予算委員会 第7号(1948/03/16、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今御提出になつた昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第九號)のうち丙號の、只今御説明のございました國庫債務負擔行爲に關する件につきまして、質疑をいたしたいのでございますが、この國庫債務負擔行爲に關する件は、只今御説明がございましたが、煙草「新生」の賣上げ増進の方法として、福引券附販賣を行なつて、その福引券を昭和二十二年度に發行するけれども、この福引券發行に伴う賞金等の支拂は、二十三年度に行うというお話でございましたが、併し現にすでにこの福引券は發行して、そうして煙草「新生」に附けて販賣しておるわけであります。こういう行爲をやる場合に、豫め國會の承認を經ないで、實際にこういう行爲……

第2回国会 予算委員会 第8号(1948/03/18、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今御提出になつた補正豫算に関連して二、三御質問申上げたいのであります。特に北村大藏大臣及び票栖安本長官の御答辯を煩わしたいのでありますが、栗栖安本長官はお見得になりませんから、主として北村大藏大臣からお答え願いたいと思います。先ず本案の審議に先立ちまして、私はどうしてもお尋ねして置かなければならぬ點があるのであります。それはこの補正豫算第十五號くらい國會議員及び國民を愚弄しているものはないと思います。それは國民を欺いているものだと私は思うのであります。その理由はこの前に片山内閣のときに、〇・八ケ月の官公吏の給與手當及び賃金改訂による豫算、これをまあ二つ引括めまして、その財源と……

第2回国会 予算委員会 第9号(1948/03/19、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は本豫算案を一刻も早く審議が終つて、そうして通過させたいという念願でありますけれども、併し遺憾ながら財政金融委員會の方でも、この法律案についてこの第二條の、「支給することができる。」この「できる」ということがやはりその實際においては、これが條件的な意味を持つておるというように解されるのであります。若しかここで大藏大臣が差別をせずに同時に支拂うということを言明されますならば、財政金融委員會の方におきましても、この法案は直ぐに通過が可能であろうと思うのです。併し又、我々のところに全逓の組合の人たちも陳情に來られておりまして、若しかこのままで法律案が通つて、そうしてしばしば大藏及び……

第2回国会 予算委員会 第10号(1948/03/20、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大藏大臣にお伺いしたいのでありますが、昨日大藏大臣は私の質問に對する御答辯において二千九百二十圓の給與は、これは組合が呑んだ上で一齊に支拂いたいということをはつきり御答辯なすつたのでありますが、併しこの御答辯はこれまで大藏大臣がしばしば言われましたところの、この給與は條件附で與えるものではないという御言明と全く違つておるのでありまして、昨日の御答辯によりますと、はつきりと條件附の支給であるということになるわけであります。その點が我々としては納得行かないのでありまして、その點に封ずる御答辯を求めたところが、大藏大臣はそれは木村君の判斷に任せるというだけで、親切な御答辯がないのであ……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大藏大臣に御質問申上げたいんですが、先ず第一に、この暫定予算は四月分だけですかどうですか。五月以後は本予算になつて出て來るのでしようが、そのお見通しを先ずお伺いしたいのですが。
【次の発言】 それでは今度出て参ります本予算、それには今問題になつておりますこの軍事公債の利拂停止、これが予算化されて出て参りますかどうか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 そういたしますと、くどくは御質問申上げませんが、この前いわゆる利拂停止的措置、これについてその懇談会を設けるということになつております。その又構成メンバーも発表されたようでありますが、この懇談會におきましては利拂停止的措置、……

第2回国会 予算委員会 第19号(1948/04/28、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 総理大臣に對しまして、先ず第一にこの暫定豫算を審議するに當りまして、先ず第一にお伺いしたいことは、政府は二十三年度の豫算編成の根本方針、これをどういうふうにお考えになつておりますか、これは豫算の責任者としての総理大臣から特にお伺いしたいのであります。新聞によりますと、歳入の限度まで歳出を壓縮する、そういう建前でこの二十三年度の豫算を編成する、そういうふうに傳えられておりますが、先ずこの根本方針につきまして、一應お伺いしたいのであります。
【次の発言】 私はその點で政府と根本的に見解を異にするのであります。豫算の編成方針として、歳入を先す決めて掛かつて、これぐらいしか取れないだろ……

第2回国会 予算委員会 第20号(1948/04/30、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大藏大臣に対して御質問申上げたいのであります。最初、新聞にいろいろ傳わつております暫定予算の問題ですが、暫定予算はこの厖大藏大臣のお話によりますと、成るべく暫定予算は五日分は出さない方針であるというお話でした。それで我々は四月の暫定予算を一應承認したわけですが、五月もこの通り暫定予算は出て來る。又新聞の傳えるところが、これはまあどの程度確かか分かりませんが、六月も暫定予算が出るのではないかというような話です。この暫定予算、それから本予算はいつ出るのか。この点について一應大藏大臣の御所見を伺いたいのであります。
【次の発言】 次に軍事公債の利拂停止の問題でありまするが、これにつき……

第2回国会 予算委員会 第24号(1948/05/20、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大藏大臣と安本長官に御質問いたしたいのでありますが、先ず大藏大臣に對して郵便貯金の第二封鎖預金、これを切捨てるようになつたと、こう新聞にも出ておりますし、ラヂオでも放送しておりましたが、果してこれが事實であるかどうか。又事實であるとすれば、その金額はどのくらいでありますか、それをお伺いいたしたい。
【次の発言】 決定しておらないという御答辯でありますが、それは打切りにならないものですか。その心配はないのですか。その心配は全然ないかどうか。その點をお伺いいたしたい。
【次の発言】 この問題は非常に重要な問題であると思います。零細な預金、特に年金などの問題につきましては、もつと重大……

第2回国会 予算委員会 第34号(1948/06/19、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は一つ大藏大臣に、二十三年度予算に関連しまして御質問申上げます。先ず御質問申上げる点は沢山あるんですが、時間の関係もありますので、成るべく今の直接の問題となる点について、御質問申上げたいと思います。一番最初にお尋ねしたいことは、たびたび大藏大臣或いは又総理大臣も言われましたが、追加予算が出るのか出ないのか、追加予算を出さずに済むかどうか。この点を先ずお伺いしたいんであります。
【次の発言】 異常な突発事故が起らない限り、大体今回提出した予算案で足りるというお話でございましたが、私は絶対にそれでは足りないと思います。若しこの追加予算を出さずに済むとすれば、今度の予算編成自体にお……

第2回国会 予算委員会 第35号(1948/06/21、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ガリオア・フアンドのことにつきまして一昨日、それと國民経済バランス及び國民所得との関連をお伺いしたのですが、それに対して大蔵省の福田主計局長は、全然その関係は、この國民経済バランス、國民所得の中には含まれていないというお話だつたにですが、これについて又よく檢討して答弁するというお話もありましたので、この点についてどなたか御答弁を願えましようか。

第2回国会 予算委員会 第36号(1948/06/22、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今の問題は、予算編成にとつて非常に重大な、根本的なもんだと思うのであります。若しかこの点がほぼ事実によつて政府の推定というものが覆えることになれば、これは予算を全部編成替えしなければならんと思います。そこで今加藤労働大臣のお話では推定とおつしやいましたけれども、四月の全國工業平均賃金はすでに大体分つております。これについてはただ問題は、三月、二月頃において賃金の引上げが行われ、この支拂いが皺寄せして、前に支拂うべき賃金が後になつて余計支拂われておる。つまり皺寄せ支拂があるから、これは実際平均賃金よりも多少高いかも知れませんが、三千六百七十円、四月の全國工業平均水準はもうすでに……

第2回国会 予算委員会 第37号(1948/06/23、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大藏大臣にちよつとお尋ねしたいのですが、今回昭和二十三年六月二十二日の物價應の発表に係る價格補正の実施について、この中の第二の点です。「統制額(甲)は、昭和二十三年六月二十三日から、逐次これを実施し、」云々とありますが、逐次これを実施するということは、具体的にはどういうことなんでしようか。例えば價格差補給金はこれによつて支拂う、そういうことを意味するのでありましようか。この点ちよつとお伺いいたします。統制額(甲)は今度いわゆる運賃を上げないで二十三日から実施する價格でございますね。これを逐次実施する。運賃を上げないものと想定して、引上げる價格でございますね。統制額(甲)と申しま……

第2回国会 予算委員会 第38号(1948/06/29、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 只今行政整理につきまして船田國務大臣の御説明を聽きましたが、今の御説明ですと、大体予算を節約するために、そうしてその結果が結局人員の整理が目的になるわけです。機構改革その他から人員が整理されて來るというのではなく、最初からこれだけの予算を節約するために、これだけの人員を整理するということになると思いますが、これは國務大臣はよく御承知のように、三党協定ではこういうことにはなつていないと思います。三党協定ではこういう行政整理はやつてはいけないので、行政機構の改革に基いて整理される場合には、これは止むを得ないと思いますが、直接に人員整理すると、そういうような整理の仕方はやらないという……

第2回国会 予算委員会 第40号(1948/07/03、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は大藏大臣に御質問申上げたい。それはこの予算編成の一番基礎になつた賃金ベースの問題ですが、この点においては何度も大藏大臣に質問したのですが、今度は角度を変えまして、先程の大藏大臣の御答弁では、前とは多少違いまして、予算編成は何を基準として三千七百円というものを定めるかということの御答弁があつたのであります。それは大体正確であるというようなお話であつたのですが、実は私共が調査したところによりますと、(「大きな聲でやつて下さい」「聞こえません」と呼ぶ者あり)この予算の編成の基礎になつた三千七百円ベースにつきまして、大藏大臣はこの算定が正確であるというお話であつたのですが、我々調べ……

第2回国会 予算委員会 第41号(1948/07/04、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 第二分科会の報告をいたします。  第二分科会に審査を付託せられました案件は、昭和二十三年度一般会計予算及び昭和二十三年度特別会計予算中外務、文部、厚生及び労働各省所管の予算に関するものであります。これら付託せられました予算内容の説明は省略させて頂き、直ちに分科会における主なる質疑應答の内容を御報告いたします。  先ず文部省所管の予算について六・三制実施に当り教室不足のため小学校の二部教授に影響を及ぼしておるというが、実情はどうかとの質疑に対し、新制中学は科目も多いので二部教授をやることは困難であるが、小学校の場合においては低学年であるならば障害は少いので、現在二部教授をやつてお……

第3回国会 大蔵委員会 第6号(1948/11/30、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 先ず一つ資料を要求したいのですが、実は衆議院の方に詳細な資料を提出されておつたようですが、この前に私からこの貿易の輸出入商品別のドルの円換算率資料を要求したのですが、簡単なものは大藏省の人から頂きましたが、衆議院の委員会の方から見せて頂いたのでは、非常に詳細なものが衆議院の委員会に出ておりますが、参議院の方にもそういうときにはやはりそういう資料を配付して頂きたいと思うのです。それが一つです。資料を配布して頂きたいのです。  それからもう一つは、仮りに一本爲替が実現した場合、これはまあ爲替を四百円と取るか、五百円と取るか、六百円と取るか、これはまあいろいろと違うと思うのですが、仮……

第4回国会 大蔵委員会 第3号(1948/12/06、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 ちよつと伺いますが、三十億円の煙草專賣益金の欠損を見積られておるという話でありますが、大体今度の配給煙草の値上による收益が大体三十億ぐらいというお見込なんですか。
【次の発言】 その点ですね。今非常に巧妙な御答弁をなすつておるんですが、それは値上だけでは増收にならないかも知れないということは、この前の「ピース」その他の値上によつて賣上が必ず減るであろうということは我我の委員会で一致した意見であつた。それに対して政府は十分努力するという話でありましたが、現に三十億の欠損が出るという状態です。これはですね、私はこの際値上をやつて増收を得るというお考えは全く誤まつておると思います。そ……

第4回国会 大蔵委員会 第6号(1948/12/13、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 それは目下衆議院の方で一般職の方の給與がはつきりしないのですが、仮に五千三百三十円が撤回されて、六千三百円になつた場合のことは、恐らく考慮されていないと思うのですが、その関係はどうなつておりますか。

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/21、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 政府案の五千三百三十円につきましてお伺いしたいのですが、あれは前の三千七百九十円ですが、あれに対して実効價格ですね、実効價格が上つたのはカバーする意味で三割三分くらいですか、そのくらい、とにかく物價が騰つたのに対して、実効價格が上つたのに対してカバーする意味で五千三百三十円とされたのかどうか。五千三百三十円としますと、三千七百九十円の当時よりも物價が騰つただけそれだけ上つたのをカバーしてやる、そういうのでございますか。
【次の発言】 私が質問した趣旨は前内閣の加藤労働大臣は、三千七百九十円では食えないということをはつきり認められたのです。それでこれは何とか次に予算措置をするとい……

第4回国会 大蔵委員会 第9号(1948/12/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は本案に反対するものであります。その理由の第一点は、配給煙草であります以上、これは配給制度というものの根本が、成るべく安く消費者に分けるというのが建前であると思います。この配給煙草の値上げによつて、財政收入を増すことは、配給制度それ自体と矛盾すると思うのです。それが第一点です。それから反対の第二点は、三十億の收益減を補うために配給煙草の値上をするというお話ですが、結局これは財源の問題に帰すると思います。他に財源があれば値上げせずに済むわけですが、財源がないかと言えば、他にあると思うのです。それについて、細かいことを今ここで申述べる暇がありませんが、そういう財源捕捉の努力をしな……

第4回国会 予算委員会 第1号(1948/12/06、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は大藏省並に安本長官としての泉山氏に御質問申上げたいのですが、いつかの本会議でなされた説明と、並に今回提出されました追加予算案それを中心にして五六点重要なる問題についてお伺いしたいのです。その前に非常に緊急を要する重大な問題について一つお尋ねしたいのでありますが、今回提出されましたこの追加予算案の中には、寒冷地手当、及び石炭手当を含んでおらないように見受けられますが、果してどうでありますか、どういうふうなわけでそこが落ちているのでありますか、この点先ずお伺いいたします。
【次の発言】 速記を中止しましてですね、その問題について詳細にお伺いしたいのです。これは非常に重大な問題で……

第4回国会 予算委員会 第3号(1948/12/08、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 今の予算的措置は、追加予算を出すというつもりですか。それともこの予算の枠内で價格調整費百十億になるのか、その点よく分らないが、そういうようなものを廻すという意味か。それとも追加予算を出すという意味か。
【次の発言】 そうすると、そういうものを予定されるのは、どういう費目で予定されておりますか。
【次の発言】 そういう費目が分らないで、予定されてない、分らない予算というものがここに計上されているということは、これは非常にこの予算の編成の仕方は正しくないと思います。そういうようなものがはつきり出て來てから計上すべきで、全然予定されていないというならば、それはどつかにある。それは非常……

第4回国会 予算委員会 第4号(1948/12/09、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 只今大内教授から我が國の財政及び今度提案されておる追加予算についての貴重なる御意見を拜聽したのでありますが、大内教授の結論は日本の財政難を打開する途は歳入方面にはない、歳出方面にあつて、それを大々的に、質的に、量的にこれを削減し、改善するより外ない。それが御結論のようでございますが、私は一点お伺い申上げたいのでありますが、それは私の考えでは大内教授のお考えも勿論必要であると思いますが、他面において歳入面においても非常に問題があり、又歳入面に対して相当徹底した対策をとる必要もあるのではないか、これも歳出面に劣らず非常に重要な問題ではないかと思うのでありますが、と申しますのは、一應……

第4回国会 予算委員会 第5号(1948/12/09、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 どのくらい遅れたか。
【次の発言】 序でに今度の價格調整費に関連しまして、安定帶物資、石炭、鉄鉱、非鉄金属、肥料その他引つ括めて、これが三月から極く最近までどのくらいに生産が殖えたか、その業種別に生産の殖えた数量、それと又業種別に、例えば石炭なら一トン生産が殖えればコストがどのくらい下るか、それから又鉄鉱でも他の條件がひとしければ、一トン生産が殖えれば鉄鉱ではどのくらいコストが下るのか、これをこの安定帶物資についてその調査を、商工省の資料をお願いしたいのです。
【次の発言】 簡單なことなのでありますが二点……。
【次の発言】 第一点は、この前泉山大藏大臣に賃金三原則のことについ……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/10、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 主計局長が丁度お見えですから、この終戰処理費の内容についてもう少し詳しく伺いたいのです。非常に簡單に説明されまして、終戰処理費についてはいろいろ問題があると思うのです。金額も非常に大きいですし、もう少し詳細に御説明伺いませんと我々は簡單に承認できないと思うのです。  先ず第一に、終戰処理費が殖えた理由として給與、終戰処理関係の労務費の増加、その他今まで予期しなかつた物價騰貴、そういうような理由を聞いたのですが、そのうち労務費はどのくらい上つたか、最初の見積りから見てどのくらい労務費が上つたのか、それからその他の物價騰貴、物件費についてどのくらい余計に見積つたのか、その点先ずお伺……

第4回国会 予算委員会 第7号(1948/12/11、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 文部大臣にただ一点お伺いしたいと思います。この前お手許に刷つた物をお渡しして置きましたのですが、実は私学の復興について金融的措置を講ずる考えはないか。それは教育復興金融公社というものを作りまして、これを以て日本における民主的教育の建設をなし、私学の復興発展に必要な資金を供給する機関にいたしたい、御承知の通り私学は戰災により非常に復興再建に苦心していることは、文部大臣もよくお分りのことと思います。私学の学生諸君の授業料は非常に多額で、最近では退学しなければやつて行けないという人も非常に多く出ている実情で、その実情を私はお聞きして、非常に打たれたのですが、学生諸君がいろいろ研究した……

第4回国会 予算委員会 第8号(1948/12/12、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は吉田総理大臣に対しまして、一つの問題、ただ一点お伺いしたいのですが、それは日本の経済再建、復興に関する根本的なお考え方、基本方針、どういうふうな考え方で今後日本経済の再建、復興をやつて行かれるか、この点が基本的な考え方如何によつて、日本経済の復興、再建ができなくなる虞れがあると思うのです。特に前の吉田内閣、又石橋大藏大臣などの政策を見ましても、生産第一主義、いわゆる生産第一主義で、生産さえ増せばインフレをやつてもいいというような政策でありましたが、総理大臣が施政演説で述べられている中でも、生産第一主義ということを言われている。その生産第一主義の内容は、前の吉田内閣時代におけ……

第4回国会 予算委員会 第11号(1948/12/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私はこの予算に四つの理由から反対するものであります。  第一の理由は、この予算の根本的性格に対して反対せざるを得ない。この根本的性格というのは、この予算が極めて不純であり、不まじめなる予算であるということであります。と申しますのは、泉山大藏大臣事件に現われておりますように、あの性格がこの予算に現われておる。(「この通り」と呼ぶ者あり)それはこの給與ベースを決定に当りまして、給與ベースを眞劍に主義政計の立場からこれを決定するのではなく、これを政略的に党略的に選挙目当に、自党に如何にしてこれを有利にするかという立場においてこれが編成されたということは、もう周知の事実であります。そう……

第5回国会 大蔵委員会 第4号(1949/03/28、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 人員整理の問題ですが、大体どのくらいの人間を整理するとどのくらいの節約になるか、その見当についてその点ちよつと……。それから例えば國鉄みたいなところですと、人員整理の問題は、いわゆる独立採算制の確立という問題と絡んで來ますが、專賣事業、殊に煙草なんかは独立採算といつても九割くらいが税金になつてしまう。そういう面から多少違うところがあると思う。そこで整理の目標がただそこでどのくらいの金を浮かすかというだけなんですから、その人員整理の結果どのくらいの節約になるか、その点を一つ御答弁を頂きたい。  それからもう一つ、これは予算のときにお伺いしたいのですが、二十四年度の予算編成に関連し……

第5回国会 大蔵委員会 第5号(1949/03/29、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 先程お話伺いますというとですね、何故酒類公團を廃止するかということについて、我々根本の問題について納得が行かない。徴税上及び酒の需給関係上公團があつた方がいいというお話と思いますが、それを何故廃止しなければならないか。それからもう一つは、こういう流通機構として公團方式を全体として廃める方向に向いておるというお話でしたが、それはどういうところからそういう方針になつたか。現内閣のいわゆる統制を全体として外して行くという、自由経済に還る、そういう根本の考え方からこういうものを廃止して行くのか、そういう点についてちよつとお伺いしたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第6号(1949/03/30、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 もう一つ序でにお尋ねして置きたいのですが、特約によつて賣渡す前に政府の契約をして、それから戰後において必要のあつた場合、特約によつて、その船なら船を造つた人に賣渡すということになつておるわけですか。
【次の発言】 実際賣却した場合は……。
【次の発言】 事実みんなそういうふうな仕組にしておりますか。最初の特約者にみんな処分をしておるわけですか。設備を……。
【次の発言】 その外の人に処分しておるという事実はないのですか。
【次の発言】 それでは船舶以外の方ですな、これは他所で、アメリカあたりでもやつたわけですが、戰爭中政府と契約して、それでその人が建設者になつて、後で要らなくな……

第5回国会 大蔵委員会 閉会後第6号(1949/09/05、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 先程大臣からお話がありました徴税関係に対する改善の問題ですね。勧告には余り十分に出ていないと考えておりますが、私はこの点が今度の勧告においては一番重要だと思うのです。秘法だけですね、だけの上から見てこれだけのものになるということと、実際どの程度の所得を以て正確に捕捉して、そうしてこの税法を実施するかという問題と二つを考えなければ本当の税負担は分らないのであります。この点で若し所得の捕捉がこれまでのようにですね、杜撰であるということになると、今度の税制の勧告案に見られるような改正は非常に不公平なるものになると思うので、所得が正確に公平に捕捉できるという前提に立つての勧告案と思うの……

第5回国会 大蔵委員会 第7号(1949/03/31、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 それに関連しましてこれは、建前勘定のみについてのことですか。
【次の発言】 それでは今度の予算編成に当りまして、例の司令部の方から内示がありました建設資金、この点は鉄道ばかりでなく通信の方も関連がありますが、日本銀行から借入れるとか或いは公債発行、これは認められないことになつているようですが、伝えられるところによれば貿易資金特別会計に生じた黒字を以て特別会計を設け、それを一般会計に繰入れて、そういう方から鉄道とか通信の建設的な工事に資金を融通すること。  それに対應する立法技術なんですか。
【次の発言】 ほんの金繰りの問題ですね。

第5回国会 大蔵委員会 第8号(1949/04/01、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この改正の一番最初の第一点についてですが、この説明書を見ますと、これまでの目的別予算と組織別予算は「この形式はあたかも予算が二種類あるかのように見え、かえつて予算の理解を困難ならしめる嫌いがありましたので」こういうことになつておりますが、これはどういう所でそういうことが問題になつたのでありますか、或いは大藏省内においてそういう声が起つたのか、或いは又司令部その他においてそういう声が起つたのか、どこからこういう改元の動機が起つた來たのか、その間の経緯をちよつと……
【次の発言】 今の御説明で分りましたが、積極的にこの目的別予算を廃す理由というのがないのでありますね、問題は今おつし……

第5回国会 大蔵委員会 閉会後第8号(1949/10/10、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 今の問題に関連してでございますが、何か新聞に傳えるところによればシヤウプ勧告によると三十万円、累進税率最高三十万円超ですね。それで五五%ということになつておるが、政府は百万円超で五五%というようなことを考えられておるように傳えられておるのですが、そういうようなことによつて來ると、自費に二十五万円おいうのは何万円とか何かそういうところへ上げるべきもののような氣もするのですが、そんなような程度に全額はいずれにして相当上げるべきものと考えていいのじやないですか。

第5回国会 大蔵委員会 第10号(1949/04/08、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 只今政府委員の御説明がありましたが、この文章まだよく見てないのですが、もう少し具体的にどういうことになるのか、解説をお尋いしたいのですが。

第5回国会 大蔵委員会 第23号(1949/05/07、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 外國郵便物の税関檢査ですね、これはどういうわけで新らしくしなければならないかという事情ですね。
【次の発言】 この書き方の意味がよく分らんのですが、提案理由の中で「朝鮮、台湾等は密貿易取扱及び税関統計作成上の見地から、関税法の手続面では現在も外國とみなされているのでありますが、関係方面の意見も一致しましたので当分の間これを……」云云とありますが、これは具体的にはどういうことですか。
【次の発言】 それに関連いたしまして資料を要求したいのであります。この國立病院の名称、そこで扱つております患者の種類、無料者、有料者減免を受けておる者、生活保護の適用を受けておる者、それから経理状態……

第5回国会 大蔵委員会 第26号(1949/05/13、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 先程その筋から病院のやり方その他について指示があつたというお話でございますが、具体的に一、二お伺いしましたが、大体どういうようなことなのですか。

第5回国会 大蔵委員会 第27号(1949/05/14、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いしたいのですが、今度の改正案によります任命委員の給與その他政策委員会の経費は日本銀行の負担になつておる。こういう場合総裁が議長になつて、それから総裁に表決権があつたとする場合、日本銀行から給與が出て、それから又委員会の費用が日本銀行の負担になつておるという場合、その運用に支障があるのでしようか、ないでしようか。日本銀行が給與を負担したり経費を負担する。この点はどういうふうにお考えになりますか。

第5回国会 大蔵委員会 第28号(1949/05/16、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この日本銀行法の一部を改正する法律案が出て來た理由は、御承知の通り復金がああいう機能を停止することになり、そうして又日本銀保に対する見返円資金を復金債に償還したり、或は國債に償還したりして、日銀とか或いは市中銀行に金が返つて來て、そうして復金が今まで割に國策に副うた、國民経済の要請に副うた一應まあ資金の運用をやつて來ましたが、それがなくなつたので、そういう機能を今後果すのが、日本銀行或いは市中銀行ということになつて來て、この金融政策が非常に重要になつて來た。併しながらこれまでのような日本銀行或いは市中銀行の性格では、國民経済の要請に應ずるような金融はできないので、金融機関の公共……

第5回国会 大蔵委員会 第29号(1949/05/17、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 たばこ專賣法案の第四章輸入の項ですが、その第二十八條に「たばこ種子、葉たばこ又は製造たばこは、公社又は公社の委託を受けた者でなければ輸入してはならない。」という條項がありますが、これは從來のたばこの種子というのが入つていなかつた、たばこの種子が新しく入つたのは、どういうわけですか。
【次の発言】 將來ある場合を予想して、たばこの種子の輸入という項を入れたと御答弁なんですが、その点非常に手廻しがいいように考えられるのですが、こういう今まだアメリカで種子の輸出を解いてないのに、もうすでにそれを予定して、ここにこういう字を入れるということについては、何か他に計画があつて、そうしてその……

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/19、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この日本銀行法の一部を改正する法律案の前に一つお伺いしたいのですが、大藏大臣もおられるし、今朝の新聞を見ますと「日本銀行券の発行高は三千億台割れか」という題で、恐らく十八日の日銀帳尻によれば、発行高三千二十億七千二百万円となつていたが、全國では二十一、二億円を收縮した模樣だから、三千台を割つて行くだろうとこういうふうに報ぜられているのです。それで二十四年度の予算を審議する際に大藏大臣は、非常なデフレが起らないように、いわゆるディス・インフレでやつて行くようにするということを言つておりましたが、こういう兆候を見ますと、相当のデフレになる兆候を表わしていると思うのです。そこで果して……

第5回国会 大蔵委員会 第32号(1949/05/20、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この際日本銀行の経理について、ちよつと質問しておきたいと思うのですが、日本銀行の方は見えておりますか。
【次の発言】 先ず第一にお伺いしたいのは、この納付金ですね。日本銀行の納付金はどういう基準で定めるようになつておるのですか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それからお伺いいたしたいのは、その納付金を出す前の資産償却ですね。これが非常に多いのですが、二十三年度の上期におきましては資産償却が約二十億、下期には二十一億、こういうふうになつているのですが、これはどういうものの償却なんですか。
【次の発言】 國債を償却した結果、どのくらいに國債を評價しておるのでありますか。

第5回国会 大蔵委員会 第33号(1949/05/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 税務署を設置する場合の基準ですね。いわゆる人口によるのか、或いは面積によるのか、或いは税收額よるのか、何か基準というものがあるのですか。
【次の発言】 実はこの間参議院で、東北の方の税務調査に派遣されまして、東北に行つて、税務署の人に聞きましたら、大体まあ税務署の設置の基準は、いろいろな諸要素が考えられますけれども、税收を主とすると、そういたしますると、都市の方は税收が非常に多いのですから人員がそつちの方に行つて、非常に人員の少い東北とか、ああいう面積は非常に廣いけれども、税收額が少いから、非常に労働力が要るけれども、税務官吏が少くて非常に困難を極めて困るということを聞いたので……

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/23、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 厚生大臣にお尋ねしたいと思いますが、國立病院の特別会計への移管について予算委員会において前に厚生大臣に一應お尋ねしたのですが、その際厚生大臣はこの特別会計を設ける趣旨については只今中西君にお答えになつたような御答弁であつて、要するにこれを設けることによつて経理の適正化が行われて、國立病院の運営がうまく行くであろう、そういう御答弁なのです。そういう抽象的な御答弁では満足いたしませんから、この特別会計を実施することによつて重大な社会問題が起るから、その影響その他を詳細にお調べになつて御答弁願いたい、そういうことを要求して置きましたが、幸い厚生大臣が又お見えになりましたから、その後い……

第5回国会 大蔵委員会 第35号(1949/05/31、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 只今御説明を伺いますと、実際に試驗は行うのではなくして、こういう形式にして置いて、いわゆる推薦なんですね。ここは試驗というのがありますが、今のお話の内容を承わりますと、実は推薦であつて…。
【次の発言】 試驗とありますが、実際伺いますと推薦母体が違つて來ておるだけでありまして、前はそこが推薦すればよいということになつておつたが、それが解散したから、こういう形にした、そういう意味じやありませんか。

第5回国会 予算委員会 第4号(1949/04/01、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 先ず最初に二点についてお伺いしたいのですが、大藏大臣は暫定予算というものは、原則として組むことが好ましくないものであるか、或いは好ましいものであるか、どういうように考えておるか。先程政府は成るべく暫定予算を組まないように努力されたという御答弁がありましたが、又新聞紙上を通じてもたびたびそういう談話を発表されておりましたが、それならば暫定予算を出さないように具体的にどういうふうに努力されたか、この二点についてお伺いしたいのであります。
【次の発言】 今お話を伺つておりますと、二十二日において閣議で大体五千七百八十億ですか、あの予算を内定して司令部に提出したというお話でありましたが……

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 厚生大臣にお伺いいたしたいのですが、國立病院及び療養所、これはいつから特別会計にするつもりですか。
【次の発言】 今度の國会にお出しになるのですか。
【次の発言】 そうしますと一般会計の予算書に書いてありますのは、厚生省予算で、國立病院及び療養所修繕費とかいうのは六月までの予算でありますか。
【次の発言】 大体國立病院を特別会計に移す方針であるということは今のお話で分りましたが、何故に國立病院を特別会計にしなければならないか、その理由について厚生大臣に……。
【次の発言】 特別会計にいたした場合ですね。その施療賣とか、入院料とか、そういうものは、一般患者も扱うようになるというお……

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 價格調査費と政府出資金につきまして、商工大臣の立場からの御見解を伺いたいのです。二十四年度の歳出予算の二十三年度に対する増加二千三百十五億のうち、その大部分は價格調整費と政府出資金であると思うのであります。この二つの項目については、我々としては相当節約の余地があるのではないかという立場から御質問申上げたのですが、商工大臣は價格調査注のうち安定帶物資の方に向けられるものは千二十億、これは適当であるとお考えなんでしようか、或いはこれは少し多過ぎるのではないか、節約に余地が相当にあるのではないかということを商工大臣はお考えではないでしようか。その点先ずお伺いしたいと思います。

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/11、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 ちよつと二点お伺いしたいのですが、先程のお話ですと、産業資金、これは豊富に出して急速に産業を復興せねばならん。その際インフレーションについてはどういうお考えですか、まあドツジ・ラインですと一挙にインフレーションを処理して行こうという線で進んでする。その処理の仕方が問題になると思うのですが、一挙にここで処理しようとしておるわけですが、そういう処理の仕方に対して多少インフレが起きても、産業資金を豊富に供給した方がよいという御意見に対して、やはりインフレーションは、その方法は又別問題ですが、この際二十四年度予算編成を機会に一挙に処理した方がいいという、労働階級としてはこういうお考えか……

第5回国会 予算委員会 第10号(1949/04/12、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 只今資金計画についての御説明がありましたので、これに関連しながら二、三質問いたしたいと思うのであります。  只今の御説明では結局綜合資金需給の結果、通貨増発は零となるということになつております。そうして安本長官のお話によりますれば、見返資金その他から相当の資金で出るからそんなにデフレにはならないだろうと、そういうお話でございましたが、併し私はそうは思えないのです。大体今その理由として二つあると思うのです。その一つはこれまで一般の経済界はこのインフレーションがもつと続くという考えで進んで來ていたのです。又安本においてもいわゆる中間安定方式というもので進んで行つてインフレをなし崩し……

第5回国会 予算委員会 第12号(1949/04/14、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 價格調整費についてお尋ねしたいのですが、この前、商工大臣に價格調整費が多過ぎやしないか、節約の余地がないかということをお伺いいたしましたときに、最初は商工省として千三百億要求したが、今度の予算では安定帶物資に千二十二億やつておる、その程度は必要ではないか、こういう御答弁でしたが、昨日大藏大臣にこの点についてお伺いしたところが、大藏大臣は相当節約の余地があるんじやないか、そういう御答弁でありましたが、商工大臣はこれについてどういうふうに思いますか。
【次の発言】 その点は商工大臣の御答弁では、ちよつと対象が違つていると思うのですが、商工大臣の御意見では、若しか石炭とか、銑鉄その他……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/15、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は先ず民主自由党の総理である吉田首相にお伺いしたいのですが、政党の生命はその主義政策にあると私は思いますが、首相はその点についてどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、今回の施政演説において、首相はマ書簡及びドッヂ声明によらざれば日本の再建ができないと衷心より信ずる。そういう演説をされましたが、只今でもそういうお氣持にはお変りないのでありますか。
【次の発言】 それでは重ねてお伺いしますが、今回ここに提出されました予算、この予算案は民自党の主義政策と全く相容れないものであると私は思うのであります。そうしますと、ドツジ聲明及びマッカーサー元……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/04/20、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 大藏大臣にお伺いいたしたいのですが、この本予算案と関連して非常に重要な金融政策の公共化というものに関連して、日本銀行法の改正案を出すというお話でありましたが、未だに提出されておらないようですが、これはどういう経過になつておりましようか。
【次の発言】 それからどういう内容であるか大体新聞などに傳えられていたところではこの前も又大藏大臣も一應話がありましたが、あれでは本当の公共性が発揮できるかどうか分らないのですが、それは別問題として、この市中金融の方の公共性ですか、そういうものについては、この前の御答弁では、公債を償還したり復金債を償還したりする場合、紐付償還とかいうようなこと……

第6回国会 大蔵委員会 第2号(1949/10/29、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 その委員長は誰ですか。
【次の発言】 この協議会の結論はもう出ておるのですか、まだ答申していないのですか。いつ頃答申が来るような段取りになつておるか。
【次の発言】 只今波多野さんからもお話がありましたが、この前の国会において、私は煙草民営の議がひそかに政府方面で起つておるということを聞きまして質問したんです。大蔵当局は絶対にそういうことは聞いておらない、こういう答弁でありました。そうして又大蔵大臣に対して質問を留保しておりましたが、そのときには私は出席しませんでしたが、中西議員が質問して、大蔵大臣はそういうことに全然聞いておらない、こういう答弁でありました。ところが国会が終つ……

第6回国会 大蔵委員会 第3号(1949/11/08、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 政務次官は、先程官吏は国会議員より給與が多くなつてはいけないという規定に基いて少なくしたというお話ですが、その官吏という場合、これは特別職も含んでおる公務員という意味ですか、公務員という意味ですと、総理大臣その他国務大臣皆含まれるわけですね、どういうお考えでございましようか。
【次の発言】 先程の御答弁はどうも少し十分でなかつたと思われるんですが、そこでやはり小川さんの御質問は依然として問題があると思うんですが、特別職はこれも公務員なんでありますから、国会議員より上の人があるわけです、而も相当沢山あるわけなんです。そこで同じ特別職で政務次官とか官房長官がなぜ国会議員よりも低くな……

第6回国会 大蔵委員会 第6号(1949/11/18、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この前に所得税法の一部改正のことについて、休会中に説明を聽いたことがあるのです。そのときに資料を要求してあるのですが、未だに資料が出て来ないのですが、重ねてお願いしたいのです。それは所得階級別の所得の調査、それは大蔵省にあるわけでして、シヤウプ税制勧告案に対して資料として出しておる筈なんです。それを提出して呉れと、こう要求しておるのですが、まだ提出されていないのです。一つ又お願いをしたいと思います。
【次の発言】 私もこの問題は非常に重大な問題ですし、森下委員の言われた意見と同様なんですが、愼重に審議したいのですが、それについて、地方税の方との振合いを考えてこの問題を検討しませ……

第6回国会 大蔵委員会 第7号(1949/11/21、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 これは大蔵省ではなくて労働省辺りにお伺いしたいのですが、こういうふうな支拂遅延に対せる利息をつけるというため、これは官庁関係でなく民間で賃金の遅配、欠配ああいうものに対して、やはり労働省辺にそれに対して利息をつけなければならないという何かそういう措置を講じないと、又全体としての不均衡ができて来るのではないか、経済秩序の上で。その点はどうでしようか。
【次の発言】 その法律的にはそういうふうになつておることは今のお話で分りましたが、一つ労働大臣にお伝えをしておいて貰いたい。実際に賃金の遅配、欠配のためにその法律を適用するケースがあるかどうか。この点を労働大臣にお伝えを願いたいので……

第6回国会 大蔵委員会 第8号(1949/11/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 今の資産再評価の問題ですね。これは前に資金計画においても政府はそういうようなことがあつたのですけれども、資産再評価による再評価益というものは、少くともシヤウプ案では一兆億円と見ている。それを本当に嚴格にやると一兆億円以上になるといわれている。その評価益というものを国民所得に見込むならば、四百四十億どころじやないと思いますが。
【次の発言】 こういう御調査はあるのですか。給与ベースが段々上つて行くと、どの程度に税負担率が殖えるかということですね。勤労控除、基礎控除その他同じとして、給与ベースが上ると税の負担率が上ることになるのですね。その負担率がどのくらいに上つて行くかという、そ……

第6回国会 大蔵委員会 第10号(1949/11/25、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私も逐條的な点については沢山質問があるのですが、その前に一般的な問題について若干御質問したいのですが、先ず第一にシヤウプ勧告案によつて減税措置を講じたと言つております。又来年度予算もそれによつて税制改革をやられるわけですが、吉田首相はです、シャウプ勧告案の大綱を発表されたとき、これは朗報中の大朗報であるということを言われたのです。従つて政府はシャウプ勧告案をどの程度にまでこれをその通りに実行するのかどうか。その点について率直な意見を伺いしたいのです。
【次の発言】 只今技術的と申されましたけれども、シャウプ勧告案の中で、これを実行したならば、相当今の日本経済の実情としていろいろ……

第6回国会 大蔵委員会 第11号(1949/11/28、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この前に賃金支拂の遅欠配に対する措置を考えないと、公平の観念からいつて不適当だという質問をしておいたのですが、それに対して、賃金の支拂遅延に対して、労働法規によつて五千円の罰金をかけることになつている。こういうことの答弁があつたのですが、ところで実際に現在賃金の遅欠配が広汎に行われておるのであります。その賃金の遅欠配に対して果して労働法規をどの程度に適用しているか。そのケースを報告して貰うことを労働大臣に対して要求してあるわけなのです。この点一つ労働大臣から御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 御答弁は大体了承いたしましたが、実は今度こういう法律案で出るわけですね。政府支拂……

第6回国会 大蔵委員会 第13号(1949/11/30、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この法案について資料を要求していたのですが、まだ受け取つていないのですが……
【次の発言】 この前の前渡金なんかの回收状況ですね。
【次の発言】 一応頂きました。
【次の発言】 昨日申告納税の自然減收の問題について伺いしたのですが、くどいようですが、今の税のうちでは申告納税の、税の地位いうものは、非常に重要だと思う。それを所得の実績によつてああいう自然減收を見込んでおるのは、大蔵省の所得の調べです、それはどういう方法で調べられたのか、この所得の実績は、一応その実績を調べて推定を加えて行くわけですが、その調べる方法を先ずお伺いしたいのです。

第6回国会 大蔵委員会 第14号(1949/12/01、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 昨日の続きなんですが、銀行預金の無記名預金、それから銀行預金に対する報告の問題ですね、それを大蔵大臣は非常に微妙な影響があるので考慮中というお話でしたが、現在は銀行預金は原則としては調べることはできないことになつておるのですが、税務官吏が……。調査することが現在はどうなんですか。
【次の発言】 通貨対策本部ですか、あそこで貯蓄増強のために預金を税務官吏が調べ得ないようなあれが出ておると思うのですが、それは現在適用になつていないのですか。
【次の発言】 まあ貯蓄増強の場合、預金の秘密性とかそういうことで、預金を税務官が直接自由に調べられないことになつておると思うのですが、これまで……

第6回国会 大蔵委員会 第15号(1949/12/02、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 先程農林大臣と大蔵大臣と話合の結果、薪炭証券の償還、あれは十二月、本月ですか約二十億、一月約二十八億それだけで四十八億約五十億近いですが、その他に約二十億清算支拂、そうしますと五十四億七千万円では足らないわけです。それはどういう関係になるのですか。
【次の発言】 そこで今のお話を伺いますと、大体生産者に対する未拂は債権回收によつて或いは又今手持ちのものを売拂つて、その代金で支拂う、それから薪炭証券に対しては五十四億七千万円そういう見合いになるわけですか。
【次の発言】 そうしますととにかく生産者にはこれで拂う、後で債権の回收それから売拂代金、これによつて薪炭証券を債権するこうい……

第6回国会 大蔵委員会 第16号(1949/12/03、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 これは最初政府が百七十億を金融措置によつて賄うという方針でありましたのですが、それを一般会計から繰入れるということになつたのでありますが、その間の何か事情についてお伺いしたいのでありますが。
【次の発言】 そうしますと、今後又二十五年度において食糧輸入が相当殖えるわけですね。そういう場合に大体年度末の食糧証券の現在高はその前年度におきます千百八十億ですか、大体これに限定されるということに若しなると、又二十五年度においても一般会計から繰入金が相当殖える、こういうことになりますか。
【次の発言】 そうしますと、一般会計から繰入れないでやるという操作はどういうふうになりますか。

第6回国会 予算委員会 第1号(1949/11/16、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 見返り勘定の最近の收支、收支というのは物資を売つて、どのくらい金額が貯つていて、そうしてその中の運用ですね。貸付がどのくらいで、それから米穀証券が運用しておるのは幾らか、その内訳の細目について……。
【次の発言】 それから先程の基礎になつておる貿易計画ですね。輸入額は九億九千五百万ドル、輸出が五億二千万ドル、これは当初計画と比較いたしましてどういうふうになりますか。
【次の発言】 そうしますと、輸入超過がそれによつて多くなるという基礎になつておるのでありますか。
【次の発言】 全体として最初の貿易計画よりも輸入超過の方が多い基礎になつている。そういうふうに解していいわけですか。

第6回国会 予算委員会 第3号(1949/11/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 通産大臣に御質問いたしたいのですが、その前に只今日英協定のことについてお話しでございましたが、お差支なければ大体そのトータルがどのくらいになつているか、協定額ですね、お差支なかつたらその内容をちよつと伺いたい。
【次の発言】 それでは一ドル三百六十円の円・ドル交換比率の制度は変えない、こういうふうに声明されましたが、これをどうして維持して行くか、この問題について御質問したいのですが、結局どの程度に企業の合理化ができるか、ここに問題があると思うのです。そこで企業の合理化について問題になるのはその程度と方法だと思うのです。そこでこの二つについてお伺いしたいのですが、この合理化の程度……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/29、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は三つの問題についてお尋ねしたい。  その一つは、申すまでもなく少くとも今後一ケ年以内ぐらいに日本の講和の問題が議論の段階から現実の段階に入るようになりつつあるということを聞いており、この国会でも非常に熱心に講和の問題が討議されておるのであります。この講和問題については申すまでもなく安全保障の問題、講和ができた後の日本の安全をどうして保つか、こういう問題。もう一つは、講和ができた後の日本の経済の問題があると思います。この安全保障については多くの人達が論議されましたから一応私は除きまして、講和へ臨む日本の経済体制の問題、これについて総理大臣はどういうふうにお考えになつております……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/12/01、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 私は、各委員から吉田内閣にいろいろ希望、期待を繋がれてこの予算に賛成されたようでありますけれども、私は吉田内閣にはその性格から言つて全く期待を繋ぐことができないと存じますので、無所属懇談会を代表いたしまして本補正予算案に反対するものであります。  反対理由の第一は、この補正予算案編成の基礎となりました我が国経済の現状とその見通しに対する認識が独断的であり、全く間違つておるという点であります。即ち我が国経済の現状は、インフレの一挙收束の措置と強制的な資本蓄積方策とによつてデフレーシヨンの状態を呈しておることは明らかなんであります。これはインフレ処理が通貨面の安定、マネタリー・スタ……

第7回国会 大蔵委員会 第5号(1949/12/24、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 簡單にお伺いしたいのですが、二十五年度の予算ですね。算定の場合は米価のパリティはどういうふうになつているのです。パリティです。正確にちよつと河野さんでも……
【次の発言】 そうしますと、物価が先高であるということは見通しているのですか。先に物価が相当上る。パリティが上つて来ると、物価が上るということを見通しているわけですか。
【次の発言】 それはおかしいと思う。パリティが上るということは、米価とその他の生産品との比較においてパリティが上つて行くのであつて、パリティが上る計算において予算が算定されておるのです。今お話のように、秋に百六十八にまで本年十一月百五十六ですか、秋に百六十……

第7回国会 大蔵委員会 第8号(1950/02/02、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 預金部の運用委員会の構成と、それから運用に関する何か規定があると思うのですが、それを御提出願いたいと思うんですが……。
【次の発言】 これは後で御説明あるかも知れませんが、できるなら資料として御提出願いたいのですが、預金部の資金運用の一――三月の計画がおありと思うのですが、それと、二十五年度の資金計画、これも伴せて数字が分りましたら御提出願いたいと思います。
【次の発言】 査察の結果についてのお話がありましたが、法人などもやられたんですな。
【次の発言】 この告発の百六十件、この中には法人と個人、どつちが多いですか。
【次の発言】 その告発百六十件、その中で顯著なるものについて……

第7回国会 大蔵委員会 第11号(1950/02/10、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 臨時金利調整法第一条第一項に規定する金融機関に対する預金、これはどういうものですか。臨時金利調整法というものは資料がありましたら一つ御提出願いたいのです。これは何かパンフレツトか何かあるのじやないですか。
【次の発言】 それだけのことですか、分りました。

第7回国会 大蔵委員会 第14号(1950/02/28、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 この提案理由によりますと、国有林野事業の範囲の縮小となつておりますが、その範囲縮小という意味はどういう意味ですか。
【次の発言】 そうしますと、これを一般会計の方に今度は移して、それで又新たにもつと予算を取つてそうして一般的な試験をやる、そういうことになるわけですね。
【次の発言】 この法律案提出理由でありますが、具体的には、この法律を作らなければどういう支障が起るか、そういう問題……
【次の発言】 そうしますと、今国立病院になつている分を国立療養所にしますと、それが一般会計の負担になりますね。それから今の国立療養所を国立病院の方へ所属替すると、特別会計の方になる、こういうわけ……

第7回国会 大蔵委員会 第16号(1950/03/02、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 まだずつと続けてやりますか。一つだけ質問したいんですが……。
【次の発言】 今度の証券取引法の一部改正案について大蔵大臣に聽きたいことが沢山あるのですが、先程大蔵大臣が帰られたそうですからこの次にお伺いするとして、ただ一点この際お伺いして置きたいことは、この証券取引法の改正の趣旨ですね、趣旨がここに提案理由の中に説明してございますが、結局証券行政上の不備を補うということが第一。第二が取引の公正の確保及び投資者保護のために更に積極的な施策を織込む。取引の公正と投資者保護と、この二点にあるように思われるのですが、これまで大蔵当局においては株価暴落について投資者が如何に保護されてない……

第7回国会 大蔵委員会 第17号(1950/03/03、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 只今の倍率の問題ですが、これは証券取引法三十四條に規定しておるのですが、現在この規定に違反しておる証券会社はございませんか。
【次の発言】 これはまあ投資者保護のためにそういう規定があると思うのですが、今までそういう届出についてしよつちゆう検査されておる、現在のところはないということでございますか。
【次の発言】 若しかあつた場合にはそれは非常な問題になると思うのですが、そういう軽卒な御答弁でよろしうございますか。
【次の発言】 私はこう御質問申上げるのは、証券業法、証券取引法ですか、作りましたのは、精神は証券取引をスペキユレーシヨンじやなく、インヴエストメント、投資にさせて、……

第7回国会 大蔵委員会 第18号(1950/03/07、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 再評価益、これは一種のインフレ利得をずつと先に延ばしておいた、こういうふうに考えられるのですが、今後これに継ぎ足しで政府は資金計画の中でこれをやはり設備資金として将来使い得る、そういうふうに考えておるのですね。これは一種のインフレ利得として考えるべきものではないのですか。

第7回国会 大蔵委員会 第19号(1950/03/08、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 税法の方では、これはどういうふうに扱つておりますか。この計理士の監査証明と公認会計士の監査証明は……。
【次の発言】 それは税務代理士の経理の監査証明、そういうこともやはり税務代理士もできるようになると、計理士の証明というものと、これはどういうふうになりますか。それから税務当局の方で、例えば法人ならば法人の資産内容を監査しますね。それを監査するときに、法人の方で、例えば公認会計士とか、或いは計理士とは、或いは税務代理士、そういう者に頼んで証明するような場合、どれを以て税務当局の方ではそれを認定の標準にするのか、そういう点でもこれは非常に大きいと思いますが、法人の場合、例えば五億……

第7回国会 大蔵委員会 第21号(1950/03/10、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 余裕金ですね、どのくらいになつておりますか。
【次の発言】 この二百八十億というのは、それは結局日銀勘定へ行つて落ちてしまうわけですね、通貨との関係においては……。
【次の発言】 これは糧券に持つておるわけですか。
【次の発言】 それから市中銀行に昨年末預け替えしましたね、あの金利ですね、それと無盡ですな、それから市街地信用組合、特殊会社ですね、それに貸出しをした金利はどのくらいですか。
【次の発言】 市中銀行ですか。
【次の発言】 指定預金はどのくらいですか。
【次の発言】 地方公共団体に地方債の要求があると思うのですが、それはどのくらい実現できるかどうか知りませんが、どのく……

第7回国会 大蔵委員会 第24号(1950/03/15、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二十四年産米のバツク・ペイですね、バツク・ペイの四十億何がしという金ですね、これは指数をどういうふうに見ておるのですか。バツク・ペイの基礎の……。
【次の発言】 そうしますと、二十四年度の産米に対するバツク・ペイでありますね、二十五年度の産米の買入値段はどういうふうになつておりますか、この数字を元にして決めるわけですか。
【次の発言】 そうしますと予算には次期作を基礎にして組んであるわけですね。
【次の発言】 そうしますと、指数が一応想定されて積算の基礎にしてあるのでしようか。今後変る場合には又予算が別に考えらけるわけですな。

第7回国会 大蔵委員会 第28号(1950/03/23、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本法案に反対するものであります。と申しますのは、公認会計士審査委員会の議を経て公認会計士が虚偽、錯誤又は脱漏のある財務書類を重大な虚傭、錯誤及び脱漏のないものとして証明した場合には、一年以内の業務停止又は登録の抹消の処分をすることができる。となつておりますが、この審査委員会の構成がこの改正しない法律のときの方がむしろよいのであつて、その方が公正を期し得るのであつて、公認会計士審査委員会の構成を見ますというと、事実上公認会計士を以て構成ざれるということになりますので、みずからをその虚偽とか錯誤、脱漏等を証明しなければならない、それは非常に立派な人ばかりであれば公正にそれが判定……

第7回国会 大蔵委員会 第34号(1950/03/31、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私この国税関係について余り質問いたしませんでしたので、すでに皆さん方が御質問されて重複する部分もあるかも知れませんが、そういうときには委員長が注意されますれば、速記を見て消しますから、成るべく重複しないようにしてお尋ねしたいと思います。  先ずお伺いいたしたいのは、御承知の通りシヤウプ税制勧告が非常に総合的な中央地方を通ずる税体系を作つたわけでありますけれども、従つて地方の方の税がどうなるか、それから又交付金との関係も出て来ると思います。が、その交付金の関係如何によつて、それとの釣合において又地方の税も考えなければならんわけです。本来なら大蔵委員会でもこの税法を検討する場合に、……

第7回国会 大蔵委員会 第36号(1950/04/05、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 保險業法等の一部を改正する法律案、これに関連して御質問したいのですが、今保險会社は株式はどのくらい保有しておりますか。
【次の発言】 これはいつの時価ですか。
【次の発言】 最近ですね。最近つてまあ昨年頃から株式が非常に暴落して、最近また安いようになつて新聞にも報ぜられておりますが、この生命保險、損害保險が株式に運用しておつて、それで最近の株価暴落の影響は受けないでしようか。何か最近の株式暴落、これは責任準備金を運用しているのだと思うのですが、それによつて経理の上に支障を生ずるということはないのですか。そういうことを検査されたことはございませんか。

第7回国会 予算委員会 第3号(1950/02/11、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 簡單にお伺いしたいのですが、一つは人事院の物価の見通しに関する御見解ですね、最近物価庁の発表したところによりますと、人事院勧告のある給與ベースの引上を行なつても、生産増加その他において二十五年度においては一割物価が下るという発表があるという最近の安本の発表です。そうしますとこれまでいわゆる賃金と物価との悪循環論、これは情勢がはつきり変つて来てしまつて、インフレ時代においては成る程悪循環しましたけれども、その後ドツジ・ライン、或いは生産の増加等において、賃金物価との作用ははつきり変つて来ている。而も安本の物価局からはつきりと、人事院勧告を実施しても物価は二十五年度において一割下る……

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/02/14、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 二つばかり伺いたいのですが、最近の銀行の経営状態ですね、もう御承知の通り預金に対して貸出の比率が又非常に大きくなたておる、アブノーマルになつておる。それで今後の見通しですが、政府は今度今のお話のように債務償還をやると、そうしますと銀行の手許に、まあ公債の代りに金が入つて来ますが、そうしますとそれを又貸出に廻しますと、ますます現在のこの経営のアブノーマルの状態がひどくなり、そうなると今後の長期資金、その他の銀行の投資の見通しでございますね、それがこれまで通り行くものかどうか、その見通しにつきまして一つと、それから預金の状況なのでございますが、実はこの前の公聽会で千金良さんにお伺い……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/15、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 日本のいも類を含めた食糧の自給度を考えて、二十五年度において伝えられる三百四十万トン輸入でする、これは大豆を拔きにしてと言われておりますが、それはどの程度に過剩であるのか、その程度をお伺いしたいのですが……

第7回国会 予算委員会 第6号(1950/02/27、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 予算編成の基礎になつた條件について、ちよつとお尋ねして置きたいと思うのですが、安本長官にはいろいろまだ資金計画その他お尋ねしたいのですが、本日は若干の点についてお伺いしたいと思います。実は本会議でこの前の安本長官の演説に対しまして御質問したとき、生産増加の問題、それでまあ経済は安定しておる、或いはデイス・インフレ状態にある、その証拠として安定の指標として通貨、賃金、物価或いは生産の上昇、そういうものを挙げられました。そのとき私は、それは安定の指標にならない、むしろ不安定の指標である。そういうふうに質問いたしましたが、安本長官は、生産の増加が変態であるかどうかは、その実質と原因と……

第7回国会 予算委員会 第7号(1950/03/04、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 只今大蔵大臣は、日本の経済はますます安定の方向に向つておる。安定論をますます強調して行きたいというお話でありましたが、これについては我々反対の意見を持つておりますが、この機会には御質問しないとしまして、非常に問題になつています三月一日の……
【次の発言】 重大な問題ですから、このためにわざわざ……
【次の発言】 三月一日の新聞記者との会談ですね。あの問題ですが、私はあれは大蔵大臣が急に通産大臣になりまして、日本の中小工業の問題のあり方をどこに問題があるのか、又政府がどういう中小金融対策を取つておるか、これに対する認識が全くないところからこれは来たのだと思うのであります。そこでこ……

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/03/08、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 農林大臣に簡單にお尋ねいたしたいのでありますが、先ずこの二十五年度予算の編成の基礎になりました米価のパリテイ、これは大体パリテイ指数ですね、昨年十月ですかが百五十四、本年三月百六十四、本年十月頃百六十八、こういうような指数の下に、予算編成のまあ基礎にしておる。これは大蔵省の説明でありますが、農林大臣はこのパリテイ指数について決める場合に、これを以て正しいとお考えになつておるのですか、どうですか。
【次の発言】 それは分りましたが、併しこのパリテイ指数は予算編成の基礎ではありますが、とにかく上つて行くという指数になつておる。従つて本年産米の米価を決定するときのパリテイ指数を改めて……

第7回国会 予算委員会 第11号(1950/03/11、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 只今岩木委員の質問に関連しまして、更にお尋ねしたいのでありますが、政府は、これまで予算案を提出されるとき、二十四年度予算についてもそうでありましたが、総合予算の建前をとつて来ている。これは近代の財政の立て方としては、これは正しい立て方である、政府においてもしばしばこれは強調されておるわけです。我々もこの予算を審議する場合には、総合予算の建前において審議しなければならないのでありますが、更に特に只今岩木委員の言われましたように、今度の予算を総合予算として見る場合に、地方財政のウエートが非常に大きくなつておるのが、この予算の一つの特徴であると思うのであります。そういう場合において、……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/03/13、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は岩木君の動議に賛成するものであります。と申しますのはですね、先程委員長の御報告もありましたように、一国の総理であり、而も予算の提案者であるから、当然予算審議の重大性は認識していると思うという御意見がありましたが、結果においては決して予算審議の重大性を認識しておらないと思うのです。従いましてこの点については、今までの慣例上、この予算審議についてどうも軽く考えているんじやないか、この財政法ができた精神とか、そういうものについての認識が私は足りないと思う。予算審議が如何に重大であるかということですね、そういうことについても質したいし、又今後の予算の審議が遅れるのは、地方税の法律案……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/03/14、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は二十五年度予算が参議院に送付されました際、これを審議するに先だちまして、特に総理大臣にお伺いいたしたいことは、この二十五年度予算の参議院に対する提出の仕方です。この形は財政法の精神、即ち総合予算として我々今これを審議しなければならない。その精神に反しないと総理大臣はお考であるかどうか。先ずこの点についてお伺いいたしたい。(「提出責任者が答弁せよ」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 只今総理大臣に対して御答弁を求めているのでありますが、総理大臣は御答弁ないのであります。本多国務大臣の御答弁は、成るべく一緒にこれを審議して貰いたいということを言つておるんです。又地方財政の方が少し変つ……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/03/17、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 併し、今までの申合せで大体定足数がなくても審議することになつておりますけれども、とにかくこれで四十五名の委員のうち我々六人だけです。こういうことで一体重要な予算審議をですね、それは程度の問題ですけれども、余りにひど過ぎるのじやないかと思います。こういう状態は……。
【次の発言】 では、大蔵大臣に御質問申上げたいのですが、先ず予算の編成の根本方針の問題から御質問申上げて行きたいと思います。  我々に配布されました昭和二十五年度予算の説明、こういう書類がございますが、これを見ますと、八月六日に閣議決定を見ました予算編成方針が掲げられてありまして、この編成方針に基いて予算を編成したと……

第7回国会 予算委員会 第17号(1950/03/18、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 議事進行について……。この予算審議はですね。前の内村委員の提出された動議に基いてこの審議の仕方をですね、地方税法及び平衡交付金に関する法律案は正式に提出されていないけれども、我々は予算審議を遅らせるのは困るから、国民に対しても相済まんから審議を急ぐという建前で、変則的ながらやつておる。ところが政府の約束はこの間の言明では今週末、即ち本日です。本日地方税法が国会に提出される。平衡交付金に関する法律案は来週早々国会へ提出される。そういう点を了承してですね、そうして変則的なこの予算審議に入つたわけであります。果して政府は本日国会に地方税法を提出されたのか、或いは又来週早々平衡交付金に……

第7回国会 予算委員会 第18号(1950/03/22、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 総理にお伺いしたいのですが、司令部の方でまだ減税についてお考えになつておるのかどうか。そして一両中に提出されるという決定的な地方税法は司令部が考えておる減税というものが盛込まれて提出されるのかどうか、その点二点についてお伺いしたい。
【次の発言】 そうしますと司令部で考えられた一旦決つた後において考えられた減税はこれは織込まれないで、やはり元通りの形において提出される、そういうふうに了解してよろしいのですか。
【次の発言】 それじや本多国務大臣にお伺いしたいのですが、この前国務大臣は我々に対する御答弁として今度決つた、大体今までに決つて提出されるものと確信する税法の内容によると……

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/23、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は総理に対しまして、去る一月二十三日における施政方針演説及び二十五年度予算の編成方針に関連しまして、御質問申上げたいと思います。  質問の第一は、総理は未だに現在でも日本の経済は安定しておる。そういうふうにお考えであるかどうか。施政方針演説においては、経済は安定しておる。こういう前提に立つて演説されました。又池田大蔵大臣も、経済は安定しておる。こういう基礎に立つて予算を編成されておるのでありますが、未だに総理は日本の経済は安定しておる。こういうふうにお考えでありますかどうか。先ずこの点をお伺いいたします。
【次の発言】 それは総理は通貨の安定ということと経済実態の安定というこ……

第7回国会 予算委員会 第20号(1950/03/24、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この際法務総裁がお見えのようですから、御質問いたしたいと思うのです。昨日の予算委員会及び本日の本会議において堀議員からも質問がありましたが、実は国有財産の拂下げの問題に関連しまして、謀不動産株式会社社長の田村秀吉という人が、大蔵省の管財局長その他に対して饗応をした。そういう疑いによつて取調べを受けた。こういう事実がございますかどうか、この点お伺いいたしたい乏思います。
【次の発言】 大蔵省の管財局長以下の官吏脅その謀不動産株式会社との関係において取調べた事実はございませんか。
【次の発言】 私の伺つておるのは、大蔵省の管財局長以下大蔵省の官吏を取調べた事実があるかどうか。

第7回国会 予算委員会 第21号(1950/03/25、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今日理事会を開いた事実はありません。理事会を九時半に開くというので私は九時に来て待つておりました。ところが理事会が開かれたことはありません。理事会はこれが終つてから開くということに変更されたのでしよう。  それからもう一つ委員長は、総理が行かれることはこれは止むを得ないかも知れません。併し質問されている方に対して、これから総理が帰られますからと一応了解を得て、その了解が聞かれなかつたら、止むを得ず退席されてもいいのですが、我々公平に見ておりまして、如何にも岩間君が共産党の方であり、総理が自由党であつて、非常に政治的な見解が対立して感情的なことになるのは止むを得ないかも知れません……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/27、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今本月中に予算を上げることが本則である、これはお話の通りであります。これは財政法にも書いてあります。今までの政府も、本則に従つて予算を出そうとしておつたのですけれども、今までは一遍も本則であつたことがないのです、これまでは遺憾ながら。ですからそれは本則であつて必ずしもそこで上げなければならないというものではない。それは今までの慣例です。従つて我々も成るべく今月中に上げるように努力いたしたいけれども、併しながら十分予算を審議したという結果に基いてやるのであつて、従いまして今後の審議の運用につきましては、実はまだ平衡交付金の法律案が出ておりませんし、地方税関係、これは遺憾ながら衆……

第7回国会 予算委員会 第23号(1950/03/28、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先程岩間委員が貿易特別会計についてお尋ねした際の御答弁が、どうも納得行かないのです。その点についてちよつとお伺いしたいと思います。河野政府委員の答弁によりますと、貿易特別会計は現金においても黒字である。それから手持を入れればますます黒字であるという答弁であるりすが、それはどういうわけなんですか。今外国為替特別会計の方で金繰りが非常に弱つておる。その原因はやはり貿易特別会計の方からの繰入れが順調に行われないというところにあるので、目下その金繰りの打開について検討中じやないのでしようか。そういうことが新聞に出ておりますが、このことは事実と相違しておるかどうか。

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/29、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 お伺いいたしまするが、財政法第三十條は何のためにあるか一応お伺いして置きたい。
【次の発言】 政府が暫定予算を申出で、それが組むことができないということは財政法第三十條の規定に私は反するのじやないかと思うのです。それで今後若しかそういうことになれば、財政法第三十條は要らないことになると思うのです。それで今のお話は今後もずつと暫定予算というものは組むことができない、そういうことになるのか、或いは今回に限つてそういうことなのか、その点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 仮に、これは大蔵大臣御存じないと思いますが、本日午前中この予算審議を円満に進めるために、各理事集まりまして、大……

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/30、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先程本多国務大臣から、地方税法案及び平衡交付金法案に関する御説明がありました。この提案理由をお聽きし、又我々に配付されました資料を拜見すればする程、この法案が非常に重大な法案であるということを痛感いたしたのであります。更に本多国務大臣は、この地方税法の提案理由の中において、この今回の地方税法及び平衡交付金法は、結論としてこの日本の民主化の一番基礎になる、こういう提案理由になつておるわけでありまして、從つてこの税法の内容及びそれがどういうように運営されるかということは、日本の民主化が、これをただ形式的でなく実質的に、この実が結ぶかどうかにその重大な関係があると思われますので、そこ……

第7回国会 予算委員会 第26号(1950/04/02、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 政府関係機関予算補正につきまして簡單に一点だけ一つお伺いして置きたいと思うのです。大蔵大臣にお伺いいたしたしのでございますが、これまで各委員から見返資金の性格についていろいろ質問がございましたが、その点について大蔵大臣からたびたび御答弁がございましたが、最後に私は納得の行かない点が一つ残つたものでありますから、その点についてはつきりして置きたいと思いますので御質問申上げます。それはこれまでの大蔵大臣の御答弁ですと、援助資金は、エイド・ファンドは、日本の債務である、それから見返資金は日本政府のものである、即ち日本政府の所有である、所有権は日本の政府にある。そうしてエイド・ファンド……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1950/10/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 東北方面は社会党の清澤俊英氏と私と二人で担当いたしました。九月の十七日から二十二日まで調査いたしました。仙台、青森、秋田、山形の四市を訪れまして国税庁、財務局、県、市当局或いは日銀支店長からシヤウプ勧告に基く中央、地方の税制改革の実施状況、それから金融情勢等を調査いたしますると共に、財界及びいわゆる中小業者、農民、漁民、勤労者、金融界等の代表と懇談会を開きまして、税制金融等に対する忌憚なき意見を聞いたのであります。時間の制約もありますので、その要点について御報告申上げたいと思います。  先ず東北地方の一般的経済情勢について申上げなければなりません。と申しますのは、東北地方は特に……

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第4号(1950/10/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連いたしまして、絶対額と同時にいろいろな定期制の預金というものがどのくらいになるか、いろいろなドレッシングとか、両建とか、政府預金とか、そういうものを引いてそういうものの純預金と貸出の比率というものを若し願えたら調査して貰いたい。
【次の発言】 質問してよろしうございますか……。
【次の発言】 ちよつど質問したいのですが、年末の予想はどのくらいのお見込になつているのですか。
【次の発言】 それから今政府の方のお考えになつている金融の調整ですが、これは一応枠を作つて大体適正通貨量というものを推定して、そこで抑えて、それに経済界を逆にマッチさせて行くという考え方のようですが……

第8回国会 大蔵委員会 第5号(1950/07/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料を要求いたしたいのですが、この法案は申すまでもなく公益又は投資者保護のために証券業者の登録制度を整備するにあると思うのでありますが、そこで私はこの前、証券業法の改正に当りましても当局に要求して参つたのでありますが、証券業者の経理の調査、経理の報告はあるわけでありまするが、この前大蔵大臣が、経理は報告されておりますけれども、大体妥当なものである。こういうふうに大蔵大臣は認定されておりましたが、その後実際に調査する、こういうふうに大蔵大臣は言明されたわけです。その後調査されたかどうか。最近において特に我々聞きますと、小さい証券業者に対しては相当検査はされたようですが、太証券に対……

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第5号(1950/10/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 さつきの補正予算の説明ですね、輸出公融金庫というのはこれは決つたのですか。
【次の発言】 新聞の伝えるところによりますと、いわゆるドツジさんがこれはいかんと言つているというようなことで行き悩みの形になつておりますけれども、今どういう状態でございますか。
【次の発言】 今懸案ですね。
【次の発言】 これは河野さんにお伺いしてもよかろうかどうか、主税局長にするのかも知れませんが、住民税の所得割のほうは二十四年度の所得税を基礎にすることになつておりますが、その金額は大体五百七十五億ということになつておりますね。これは二十四年度の予算ですね。申告千七百三億、源泉千二百九十四億、これは予……

第8回国会 大蔵委員会 第6号(1950/07/25、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いいたしますが、第一條の第四項はどういう意味ですか。ちよつと御説明願いた
【次の発言】 この国の方の收支としてはどうですか。復金に、まあ復金出資で復金に対する出資を減らしているわけですね。そうすると復金出資というものは我々から税を取つて出資したわけですね。それでまあ落ちる。それから他方において何か見合うものができるわけですね。それはどういうものですか。
【次の発言】 それは分るのですがね。そうしますと、併し債務を引継ぐと、それで復金に対する政府出資が落ちるわけですね。落ちちやうんですけれども、そのままで行くと我々がその債務を引継いで、我々が出した税金が、税金として財……

第8回国会 大蔵委員会 閉会後第6号(1950/11/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと伺いますが、只今の御説明を伺いますと、この法案の趣旨がよくわからないのですが、……趣旨はわかつておるんですが、今の局長のお話とこの法案提出の趣旨とがどうも食違つておるように思うのですが、今までのお話ですと、大体内免許を含め六百三十一ある。大体この程度ならよいのですが、これ以上殖やす必要もないというような御意見だつたと思うのです。この法律案は議員提出法律案ですが、これは成るべく免許を容易にして貰いたい、こういう趣旨の法律案だと思うのです。そこでお伺いしたいのは、この内免許の基準をこういうふうに作りますと、これまでより甘くなるか、辛くなるか。で、大蔵省のほうの今の局長のお考……

第8回国会 大蔵委員会 第7号(1950/07/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この点一つだけ、ちよつと関税に関連して質問をいたしたいと思います。アメリカからタリフ・コンミツシヨンが来るということを聞いておつたのですが、向うからいつ頃来るのですか。それから、向うと、日本側との交渉をするというようなことをやるとか、新聞で伝えられるところによりますと、いろいろ意見が出ておるわけですが、新聞の観測でありますけれども、若しかああいう観測が一応その前提となりましたら、重大な問題だと思うのですよ。例えば農産物関係なんかについても、非常な開きがあると思う。農林省側と、それからタリフ・コンミツシヨンの考えている率との間に非常な開きがある、十倍くらいの開きがある。ですからこ……

第8回国会 大蔵委員会 第9号(1950/07/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本案に賛成するものであります。本案は勿論証券業者の登録制度を整備して、そうして一般投資者に対しまして証券を保有しても心配ない、こういうふうにいたしまして、そうして産業資金の証券による調達をこれで育成して行くということが一つの精神であると思うのでありますが、それにしても政府委員のお話にありましたように、これはほんの当面の応急対策の一部であつて、更にまだ今後根本的な対策を講じなければ、今後証券を通ずるいわゆる直接投資による産業金融の育成ということは非常に困難であろうと思われるのでありまして、政府においてはこの応急的なほんの一部の対策に止まらず、この質疑の間に政府側からいろいろお……

第8回国会 予算委員会 閉会後第1号(1950/10/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この質問に入る前にこの補正予算は十五ケ月予算ですか、いわゆるその一環として作られたものですか。
【次の発言】 据置で……。
【次の発言】 ですからそうなりますといろいろ聞きたいことがあるわけです。例えばこの基礎になつておるのが二十六年度予算の基礎になるということになると、じや物価をどういうふうに見て行くとか、それから米価のパリテイーの問題、そういう点についてお伺いしたいのです。この二点について……
【次の発言】 最近の物価で組むというが、最近の物価というものは具体的にどういうのですか。
【次の発言】 二十六年度の予算はやはりそういう基準で組まれているわけですか。

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いします。この外貨予算については最近まあ非常に問題になつておるのですが、朝鮮事変に関連しまして今後はドルがどんどん溜まつて行く、從つて殆んど物を早く輸入しないとインフレのギヤツプが大きなつて行くからどんどん輸入を早くするという政策をとつておるようでありますが、この輸入は先程聞きましてもなかなかこの予算の何パ―セントということで思うように行かないものですね。輸送問題、船舶の問題もありましようし、向うの市場の問題もありましようし、価格の問題もありましようし、関係筋の意向もありましようし、これはどうなるのですか、政府が、これから溜ますドルではなく、今まで持つていたドルです……

第8回国会 予算委員会 閉会後第3号(1950/11/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いしますが、我々大蔵委員会で頂きました資料ではこの給與関係増加額が百四十億九千八百万円になつておる。只今の御説明ですと、百三十八億五千五百万円ですね、それはどうしてそういうふうになつたか御説明願います。
【次の発言】 この給與ベースの改訂の、人員を何人と計算されたのですか。
【次の発言】 そうしますと奧野財政部長から我々説明を聞きましたときは大体百四十万人、これは省略して言つたのかも知れませんが、人員の算定に変更が起つたんじやないですか。それから先ほど御質問しましたが給與関係、それからボーナス関係が減ることになつたのではないでしようか。

第9回国会 大蔵委員会 第1号(1950/11/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それからドツジさんが声明を出しました預金部資金の運用法というあの法律が出るのですか。

第9回国会 大蔵委員会 第2号(1950/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 預金部資金の利用の問題でございますね、それはどういうふうになりましたですか。
【次の発言】 これまでの解釈によつても預金部資金を使える。併しながら従来の、まあ愛知君が銀行局長をやつておつた当時でありますが、あちらさんでなかなか使わせないというので、我々はやはり預金部資金は、こういう公庫あたりで使うのに一番適しておるのに、何故使わせないかというので、非常にアイドルの金があつたのに使わせない。只今のお話では使えるような、一応途を開きたいというお話でしたが、その見込はあるかどうか。それから又向うは許すかどうか。今度の金融債券について、あれとまあ関連してそれに使う途が出て来るのかどうか……

第9回国会 大蔵委員会 第3号(1950/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 配給酒ですが、配給酒というものはまだどのくらいあるものか。それから配給酒の値段を若干下げるというような提案理由の趣旨ですが、その後どうなつておりますか。
【次の発言】 今配給酒というのは、どの方面に……。
【次の発言】 配給酒の値段というのは、どのくらいです。

第9回国会 大蔵委員会 第7号(1950/12/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 たびたびお伺いするのですが、國民金融公庫の預金部からの借入ですね、あれをもつとスムーズにできるようにするには金庫法ですか、そのほうの改正からやらなければ無理なわけなんです。例えば年末金融で仮に十億を預金部から借りるという場合には、その金庫法のほうで予算を十億というものを殖やして國会において承認を得なければ預金部から借りることはできないのですか。それとも今の規定で拡張解釈とよく言われますが、あれで國会に予算を出さなくてもできるのかどうか、その点をお伺いしたいのです。
【次の発言】 それでわかりました。やはり預金部のほうの貸出の都合はよくなつても、國民金融公庫のほうの側で現在の状態……

第9回国会 大蔵委員会 第9号(1950/12/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとこの際、今公団の号俸調整の問題でありますが、今度の給與改訂を機会に俸給の切替調整に関連して各方面に問題が起つておるわけですが、これまでの号俸調整を、今度の給與改訂に際してどうして今までの調整号俸を削減したのか。その理由をこの際お伺いして置きたいのです。
【次の発言】 只今お伺いいたしますと、号俸調整の理由ですね、調整号俸を切下げた理由として、先ず第一に時間差の調整、それからもう一つは職務内容における一般の職員よりも困難であるとか、危險であるとか、そういう点がいろいろな角度から見てこれまでと違つて来たから、従来の調整号俸より切下げる。この二点にあると思われるのでありますが……

第9回国会 大蔵委員会 第11号(1950/12/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 食管のほうですが、これは今直接の関係ではないのでありますが、食管会計で、昨日予算委員会で質問しましたけれども時間がなくてできませんでしたのでお伺いしたいのですが、日銀で食糧証券を引受けないようになつたように聞きまして、日銀は食糧証券を引受けない、実際に今政府資金を以て引受けているようですが、伊原理財局長のお話では、政府に余裕金があるから引受けているというのですが、余裕金がなくなつた場合に日銀で引受けることができるのかどうか、それを伺いたい。
【次の発言】 そうですが。それでは次に、先ほどの対日援助の場合の綿花の輸入代金をガリオアで肩替りして来る、その結果は従来のガリオアの援助資……

第9回国会 大蔵委員会 第12号(1950/12/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 保險基金の場合ですね、これまで銀行が貸付けておりました中小企業に対するお金ですね、これを今度の保險基金のほうに振替えるということは可能なんですか。
【次の発言】 そうしますと、この法律が施行された後における貸付において適用する、こういうことなんですね、そうですか。
【次の発言】 もう一つ伺いたいのですが、この上のほうですね、上のほうは先ほどお伺いしましたが、資本金五百万円ですか、従業員二百人ですね。下のほうは……。
【次の発言】 これまで私はまあ余りそのほうは專門にやつておりませんからよくわからないのですが、中小企業金融の問題で一番問題になつておるのは、零細企業のほうの金融が非……

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 主計局長にお伺いしたい。二十六年度の予算ですね。これはいつ頃はつきりわかるのですか。この補正予算ははつきりと来年度予算と一貫して作つておる。こう言われておるのですから、二十六年度の予算がわからないと、この予算を審議するのに都合が惡いのですが、大体大まかなところでいいのですが、例えば終戰処理費がどのくらいあるとか、或いは予備隊の費用かどのくらい要るとか、或いはインベントリーの関係はどうなるか、その非常に大きなアイデアでいいのです。この前の十月幾日ですか、河野君から大体聞いたときと非常に様子が変つている。それでまあ細かく御質問したいのですが、その点一つお伺いしたい。いつ頃はつきりわ……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 米価の國際価格の鞘寄せですね。そうしますと、輸入補助金を損して低米価を維持しろ、そういう御意見なわけですね。
【次の発言】 先ほどのお話にもあつたのですが、三十六年度の予算ですね、伝うるところによれば約五百億円のインベントリイー・フアイナンスで、そうすると予算の性格はいわゆる超均衡を続けるように思われるのですが、その二十六年度の性格ですね、それに対してはどういう御意見ですか。

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今有益なお話を伺いましたが、そのドツジさんの考え方が事変を契機としてどう変つたであろうか。それがこの予算にどう反映しているか、こういうお話ですが、非常に着眼として敬服したのですが、その点につきにまして一番問題になるのは、ドツジさんはどう考えられたかということなのですが、只今のお話ですと、前途はよくわからない、インフレはどれくらいになるのか、事変の影響はどうなるのかわからんから、ここで従来の方針をやはり堅持してインフレを抑えて行こう、こういうようになつたというようなお話でありましたけれども、我々から見ますと、どうもそうでなく、ドツジさんは非常にはつきりしていまして、事変の影響と……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして、我々に配付された昭和二十五年度預金部資金運用計画実績というこの表によりますると、長期資金の運用として、地方債引受四百二十億となつておりまして、それで実績十月末現在で三十六億一千六百万円となつておりますが、この四百二十億の地方債引受の中に今後の地方債の引受分を幾ら見込んでおるか、これをお示し願いたいと思います。
【次の発言】 ついでにお伺いしますが、これは預金部のかたに伺つたほうがいいかもしれませんが、地方債肩代り三十億とありますが、これはどういう項目なんでありましようか。
【次の発言】 先ほど年末手当の問題の話がありましたが、二十六年度予算につきましては、そ……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私本会議で、朝鮮動乱が勤労者に及ぼす影響をどういうふうに見るかということを御質問申上げたのですが、それについての労働大臣の御答弁が非常に不満足で納得行かないために、ここで具体的に突込んで御質問申上げたいと思うのです。それで具体的に御答弁願いたいのです。数字に基いて御質問申上げますから、その点詳細に御説明願いたいと思います。  先ず朝鮮動乱が勤労者に及ぼした影響として、大きく分けて二つあると思います。その一つは、消費水準が下つたということ、勤労者の生計内容が惡くなつたということ、これは朝日新聞の世論調査を見ましても、最近生活状態がよくなつたか、惡くなつたかという世論調査があります……

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 議事進行についてお願いいたしたいのですが……。大蔵大臣にお伺いしたいのですが、大蔵大臣の二十五年度補正予算を御提出になつたその説明壽の初めに、今回提出の補正予算は、目下編成中の来年度予算と一体的な構想の下に編成されたものであるという御説明なのでございますので、この補正予算を審議する場合には二十六年度予算の内容がわかりませんと、いわゆる十五カ月予算の中の三カ月分だけについて審議するということになりますというと、象の尻尾を審議しておるようなことになりますので、この審議に先立ちまして二十六年度予算の内容について御説明願いたいのです。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして、九月二十日に閣議できまりました二十六年度予算ですね、あれを見ますと、一般会計から五十億出すことになつておりますが、そちらのほうはどうなんでしようか。

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 農林大臣はよそへもうすぐおいでになりますか。……それでは農林大臣と大蔵大臣とに関連する御質問をいたします。米価の問題ですが、先ず大蔵大臣にお伺いしたいのですが、米価が五千五百二十九円、生産者価格が五千五百二十九円、これはきまつたわけですか。
【次の発言】 そうしますと、米価が変更になつた場合どうなるんですか。この予算の基礎として五千五百二十九円というものを、又それが給與ベースその他の算定の基礎になるわけなんですが、それに変更があつた場合にどうなるわけですか。
【次の発言】 それでは消費者価格は幾らにお見込みなんですか。

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 厚生大臣に二つばかり御質問申上げたいのです。第一は今度の給與法改正におきましていわゆる調整号俸の切下げに当りまして、特に厚生大臣の御管轄であるこの医療関係の職員です。癩とか結核、精神病、そういうような非常に精神的にも肉体的にも非常に苦痛の伴うそういう医療に関係している職員の調整号俸が従来に比して、これまでに比して著しくまあ切下げられるわけなんです。この点につきまして恐らく厚生委員会でもそういう質疑応答があつたと思われるのでありますが、特に私は前にこの医療関係についてはですね、どうも国立病院、或いは国立の療養所ですか、そういうところについてはいいお医者さんがなかなか来にくいのです……

第9回国会 予算委員会 第11号(1950/12/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、二十五年度補正予算案に反対するものであります。  反対理由の第一は、これまでの審議において明らかになりました通り、この補正予算参はいわゆる十五カ月予算として二十六年度予算と一環の下に編成されたのでございますが、その最も重要な二十六年度予算がわからないままに、象のしつぽみたいなものを審議しつ経過したのでありますが、池田大蔵大臣は大体の極めて大まかな輪郭を示しましたが、この補正予算を我々が、又野党が修正するに当りまして、この補正予算が二十六年度の予算と一貫して組まれておるということにつきまして、非常にその修正に困難を感じたのでありまして、例えば予……

第10回国会 大蔵委員会 第1号(1950/12/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 外為の問題についてお伺いしたいと思うのです。この外為特別会計の法案は第九臨時国会で審議未了となり、再び取扱うことになつたのですが、ゆつくりと大蔵大臣にこの問題について質問される機会を與えられたことを非常に辛いだと思うのです。で私はこの外為に百億一般会計から繰入れるということが、この問題がこの金融の問題、減税の問題、いろいろな問題に響いて来たと思いますし、又私はこれに関連してやはり見返資金のほうが非常に問題になつて来ると思いますので、外為に一般会計から百億円繰入れることになつたその経過について大蔵大臣にお伺いしたいと思うのです。最初これは見返資金のほうから一応繰入れるような計画が……

第10回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1951/08/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連するのですが、簡単に言つて、個々の金融の問題も重要なんですが、全体的に見まして、最近日米経済協力に関連して、総司令部のほうでは日本の物価を下げろ、新聞では一割乃至一割五分下げろと言つておりますが、政府の物価引下げのやり方はどこに重点を置くかと言いますと、今まで大体見ておりますと、金融に非常に重点を置いておるように見られる。そこでこれは三十日ですか、一万田総裁が総司令部に呼ばれて、そうして政府のほうも呼ばれたようですが、第二四半期の資金計画における通貨量を縮小しろ、こういうことを要望されたということが新聞に出ておるのですが、お聞きしたいことは金融政策を考える場合、現在或……

第10回国会 大蔵委員会 第8号(1951/02/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いしたいんですが、この公庫の中に四十億を六十億に殖やすということを考えた当時の物価事情、これはいつ頃の物価事情を基礎にしてお考えになつたのですか。
【次の発言】 その当時といいますといつ頃でございすか。朝鮮動乱の……。
【次の発言】 政府の予算説明書なんかを見ましても、これは予算委員会なんかでだんだん明らかになつたのですが、政府が予定しておる単価と最近の単価に著しい相違ができておる。これは補正予算も組まざるを得なくなつたと思いますが、そういうように物価事情が非常に変つて来ております。昨年末を基礎にしましても最近では相当違つておりますし、今後更に又物価事情は随分変つて……

第10回国会 大蔵委員会 第13号(1951/02/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡單に二つばかり御質問申上げたいのですが、先ほど国民総所得からエンゲル係数による支出を引いたものと税との比率ですね。それによつて税負担の重いか軽いかの比較のお話があつたのですが、との問題は実際問題として、朝鮮動乱前後の実情を見ますと、生計費内容を見ますと、医療費、これが著しく上つている。大体食費は余り上つていない、多少上つていますが、一番上り方のひどいのは医療費、それから光熱費、住居費でございます。ですから実際問題としてもつと現実に即して見る場合には、食費のほかにそういうものを入れて負担を見ますと、相当事情が変つて来るのじやないかと思いますが、そういうふうな比較のほうがより実際……

第10回国会 大蔵委員会 第15号(1951/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連して……この前勤労所得税の基礎控除、扶養控除の引上げ、それから税率の引下げ等によつてどれだけ減税になるかという表を出して頂いたのですね、あれの、最近の物価事情に基いてああいう表をもう一遍出して頂きたいのです。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 今御要求したのはそういつた資料なんですが、お願いいたします。それで補給金を削つて、そのために公定価格が上るものもありますし、それから最近の消費者物価事情も考慮して作つて頂きたいと思います。生計費に減税がどのくらい影響するか、即ち家計費の負担がどのくらいになるかということ、そういう意味での資料なんです。

第10回国会 大蔵委員会 第18号(1951/03/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 呉工廠ですね、あれはこれに該当するわけですか。
【次の発言】 数において旧軍用財産として賠償指定になつているものですね、これはどのくらいありますか。
【次の発言】 資料がありましたらあとで欲しいのですが。
【次の発言】 それから呉工廠ですね、御承知のように新聞で伝えられるところによると、ナシヨナル・バルクキヤリヤー・コーポレーシヨンあたりの会社に売渡すということが言われておるのですが、それは事実なんですか。
【次の発言】 日本の軍用資産が……国有財産ですね、これを外国法人に売る場合、これは日本の法人に売る場合と同じでいいんですか。僕はよくその法律関係を知りませんが。

第10回国会 大蔵委員会 第21号(1951/03/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今鉱工品貿易公団の損失を生じた原因をお伺いしたのですが、これは第一は政府の政策にも非常に原因があるのですが、結局そのために二十五年度の補正予算ですね、外為のほうへ百億円のインベントリー・ファイナンスもせざるを得ない大きな原因になつておるのです。あれが貿易特別会計へちやんと入つて来れば、インベントリー・ファイナンス百億やらなくて済んだことになつておつたのです。只今のお話伺いますと、これは非常に大きな政策上から来た一つの損失だと思うのです。それでお伺いしたいのですが、この損失が生じた場合、責任の所在はどこにあるのですか、責任の所在です。

第10回国会 大蔵委員会 第22号(1951/03/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の問題に関連しまして、軍に船舶だけでなく石田税関部長のお話にもあつたのですが、自動車部分品のほうは税率は非常に安い、完成品のほうが高い。これはヨーロッパでもこのような問題は非常に起つたと思うのでありますが、外国資本が日本に来て原材料をどんどん輸入して外国資本が国内で製品を作るというような場合、これは日本の産業の競争上非常に国内の産業が苦境に立つのじやないかと思うのですが、そういう点についてはどういう考慮を拂われましたのか、恐らく造船それから自動車その他にもそういうケースがあるのじやないかと思います。そういうケースについて、これは非常に重要な問題になると思うのです。今後講和條……

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど関税部長から御答弁があつたのですが、この関税定率法改正の場合、原則として成るべく無税にしたい。或いは又税率を低くしたい、こういう考えである。これは農産物に関する限りにおいて、そういうお考えなんでございますか。それとも全般的にそうなのですか。
【次の発言】 そのことはこの関税定率法の一部を改正する法律案の提案理由の三に一応書いてあるのです。ところで私なぜこういうことを質問するかといいますと、この間大蔵大臣がこちらに参りまして、実はガツトなんかに入る場合、無税主義ではまずい。そこで有税主義を原則として一応立案したのだ、こういう話があつたのです。ですから今の石田部長のお話と食い……

第10回国会 大蔵委員会 第29号(1951/03/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは改正になつても税金を納める人は同じなのですか。
【次の発言】 その点なんですが、今までは製造業者にすぐかけておつた、今度は製品になつてからかけると言われますが、どれだけ使用したかどうかということを調べることは、それについてちよつとさつき愛知氏も御質問になつたかと思いますが、その点がはつきりしないと、今後税収が減るというようなことも出て来ると思います。
【次の発言】 さつき証紙みたいなものを付けると言われましたが、それをもう少し説明してくれませんか。よくわかりませんから。
【次の発言】 そういうこの法案を出されたような趣旨ですとこれは広汎にいろいろな物品についてそういう問題……

第10回国会 大蔵委員会 第32号(1951/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本案に反対いたします。  反対理由につきましては、予算委員会で述べましたので詳細は省略いたします。その反対の要点だけについて申上げたいと思いますが、反対理由は四つあります。  第一に、この銀行の資金調達の仕方が中小企業金融とか、農林漁業金融を圧迫する危険があるということ、政府側の答弁では十分納得できないのであります。第二は、この銀行の性格について政府の監督というものがなくなつて全然紐が付かないということになりますと、先ほど他の委員が言われましたように、復金の二の舞をするような、復金よりもなお悪くなる、そういう危険があるということ、第三は、貸付計画が全然ないということ、第四は……

第10回国会 大蔵委員会 第35号(1951/05/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと簡単にお伺いしたいのですが、ユーザンスの期限が来るものですね、五月にどのくらいありますか。ちよつと金額がわかりましたら……。
【次の発言】 四―六ではどのくらいになりますか、商品別で。
【次の発言】 四―六で三百億くらいというわけですか。日銀の追加信用ですが……。
【次の発言】 そうしますと通貨発行高は三千九百億と抑えられておりますが、それを超えた場合は金利を払うわけですね。
【次の発言】 発行税を……。そうしますと四千二百億くらい、そのくらい膨脹するという意味ですか。
【次の発言】 いや、その御意見は大体わかるのです。我々もインフレ要因はたくさんあると思うのですけれど……

第10回国会 大蔵委員会 第36号(1951/05/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 その七条をちよつと説明して下さい。
【次の発言】 最初の機構の問題ですが、あれは今どういうふうになつておりますか。国民金融公庫の債券ですね。実は今度の行政移管の問題があるわけですが、そういうことによつて今まで非常に窮屈であつたが、そういうことは例えば国会辺りでそういうことを議決して要望したような場合、前よりはそういう点はもつと自由になるのかどうか。今度の行政移管と関連しまして、今まで資金運用部で引受ける場合でもその運用については本当に窮屈であつたのですね。この点は今度どうですか。金融面について全体的な抽象的な感じでもいいのです。方向ですね。

第10回国会 大蔵委員会 第37号(1951/05/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 提案者がお見えになりましたから御質問申上げたいのですが、若干字句についてちよつとわからないところがあるのですがこの施行法の方なんです。この免許を認可に改める、第一條です。「協同組合による金融事業に関する法律(昭和二十四年法律第百八十三号)の一部を次のように改正する。」そこで免許を認可に改める、実質的にこの免許が認可になるとどういう相違が出て来るのですか。
【次の発言】 まあ提案者はそう詳しくないと御謙遜なお言葉があつたのですが、(笑声)実はこういう法案が提出されるときに余り御謙遜なさらないように、我々実際のことがわかりませんと、無責任に提出されたような疑いを起されることは国会の……

第10回国会 大蔵委員会 第38号(1951/05/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 中小企業庁のかたがお見えになつておりますので、この信用金庫の問題につきまして若干御質問を申上げたいと思いますが、信用金庫の問題につきまして我々中小企業金融という立場から、中小企業庁におきましてはこれをどういうふうにお考えになつておるか。従来御承知のように市街地信用組合的なもの、これが廃されまして、協同組合的なものによつてまあ金融を行うという方向に変つて来ているわけでありますけれども、この信用金庫につきましては我々理解するところでは、これが又前の市街地信用組合のように銀行でもない、協同組合でもない、まあどちらでもある、非常にあいまい性があるように思われるのですが、中小企業庁の立場……

第10回国会 大蔵委員会 第39号(1951/05/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の、昨年大体できたのでありますか。
【次の発言】 昨年三月に最終清算が……。
【次の発言】 昭和十六年には五百円であつたものが五百四十一円九十八銭ということになつたのでありますか。
【次の発言】 そうしますと、只今油井さんが言われたように昭和十六年には五百円であるが、昨年で五百四十何円になつたということは……。
【次の発言】 配当がありますけれども、併しそれは非常にそれだから堅実であつたということは、非常にその間に激動期がありましたから投資者のみの責任ではないでしようけれども、そうも言えないと思うのであります。それからこの証券投資信託法案を出された提案理由としてせいぜい二つ……

第10回国会 大蔵委員会 第40号(1951/05/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 昨日御質問したのですが、まだちよつとわからないところがありますので、重ねてお伺いいたします。信託投資証券の流通性ですが、それを確保するために戦争中ですか、昭和十六年のとき行なつたのは買入れとか、その他委託者が買入れることができることになつておるようですが、昨日お伺いしたのは部分解約の問題です。それは約款できめればいい、或いは定款できめればできるというようなお話ですが、定款の内容みたいなものを、雛型みたいなものを、あつたら参考にお聞きして置きたいのですが……。
【次の発言】 この問題は前に昭和十六年でやつて、最後にこれを清算するときに流通性のない受益証券を大衆がいつまでも持つてい……

第10回国会 大蔵委員会 第42号(1951/05/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今油井委員が申された修正案に私は賛成いたりします。賛成いたしますが、希望條件が二つあるわけです。その一つはこの信用協同組合が信用金庫に移る場合、修正案によつて信用協同組合が従来よりは預金の受入が制限されるわけですが、この制限されることによつて生ずる弊害については油井委員も指摘されまして、そう実際上には大した弊害はない、こういうお話でございましたが、併しその中には員外預金を制限されることによつて信用金庫より弱体化するという印象を与えて、どうしてもこの信用金庫よりも弱体になつて行く、こういう危険があると思うのです。そういうことに対しましては、十分これを考慮に入れて、そういうことの……

第10回国会 大蔵委員会 第44号(1951/05/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これまでの審議の経過を存じませんが、質問が重なるかも知れませんですが一点だけ質問したいのですが、日本弁護士連合会のほうから我々のほうに陳情が来ておるのですが、これを見ますとこの衆議院の修正案のようにしても、結局国税庁長官の監督権の点が同条項はなきに等しい。即ち弁護士法第三条第二項は削除しないとなつていますけれども、実質においては削除したと同じような国税庁長官の監督権があるのだから、そういう反対の趣旨の決議書が来ているわけです。これは実際においてはどうなるわけですか。実際においてはですね。この監督権の問題ですが、これはどういうことになりますか。

第10回国会 大蔵委員会 第46号(1951/06/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 日米経済協力の問題に関しまして、簡単に二、三大蔵大臣にお伺いいたしたいのですが、このアメリカの緊急物資調達計画に関して、いわゆるマーカツト声明なども出たのですが、あの中で今後の財政金融に重大な影響を及ぼすものと思われるのは、インフレを収束しなければいけない、インフレを抑制しなければいけないというようなことだと思うのですが、そこでまあ新聞等にも大分出ておりますが、大蔵省でも財政金融面からこのインフレを抑制する方針を検討中であるといわれておるのですが、このインフレを抑えるという場合に、今の日本の物価水準を現在よりも下げて行くというのか、或いは現状程度に維持するというのか、その点を大……

第10回国会 予算委員会 閉会後第1号(1951/08/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今内村君の御意見私も賛成なんでありまして、委員長も開かないというわけじやないというお話でありましたが、実は新聞で伝えるところによれば、池田大蔵大臣、一万田総裁が向うに行きましたあとで、国際通貨基金に参加するとか、それから国際復興開発銀行参加を要請するとか、ブレトン・ウツズ協定の参加の問題も出ているわけですね。これらは重大な問題だと思うのです。そういうことも内村さんの御意見に併せて考えれば、できるならこの会期中に開かれるように委員長にお取計らい願いたいと思います。

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体新聞切抜き程度の御報告は伺つたのでありますが、我々非常に今国際問題を注目しておるのは西ドイツの再軍備の問題ですね。これはその結果が日本にどういうふうに現われて来るか向うの現れ方もこつちにも参考になり、それともう一つは朝鮮の戰局なんですが、この二つの点について成るべく詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は今までの経過については、大体いろいろな報道がありますのでお話の通りだと思うのですが、一番お伺いしたいことは、先ほど西ドイツの再軍備の問題でも、統一軍の下に西ドイツの軍隊を入れるということに対してアデナウアーその他が平等権を主張しておるわけです。又ドイツでも輿論……

第10回国会 予算委員会 第3号(1951/02/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私資料をちよつと要求したいのです。で最初の自立計画のほうで一つ資料をお願いしたいのは、主要産業のキャパシティというものはどのくらいになつているか、資料がありましたらお願いしたいのです。それを御提出願えますか。
【次の発言】 そうしますと、出せないというのですか。
【次の発言】 正確なものじやなくていいのですが、先ほどの御説明の中でキヤパシテイというものは相当あるのだという話があつたのです。ですからそれは何かやはり多少の数字があつて、どの産業では設備能力に対して今、どのくらいのパーセンテージであるか、こういうような大体の見当でいいのです。

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 最初にお伺いしたいと思うのですが、只今伺いました各種事業費は、これはいつ頃の見積りで挙げられたのですか。予算編成のときに大体説明書によりましても、最初九月二十二日に大綱をきめて、それから十月三日に又閣議内定して、十二月二十円に至つて最終的に決定した、こういうふうに出ているのですが、大体この計数はいつ頃まとまつた計数でありますか。
【次の発言】 説明書では、この予算説明書の方ですが、一応十月三日に大綱をきめて、その後朝鮮動乱の後の情勢の変化を考慮して十二月二十日に正式にきめたことになつているのですが、一応この計数の整理をしてから、今度は動乱が起つたわけですが、その後の影響というも……

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/13、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) これから会議を開きます。  本日は貿易の問題につきまして政府委員から説明を聞きまして、それから質疑に移りたいと思います。本日政府委員としては、ここにお見えになつているのは経済安定本部の貿易局長湯川盛夫君、それから大蔵省の主計局次長東條さん、それから同じく大蔵省主計局次長石原さん、それから外為委員長の木内さん、それから説明員として日本銀行外国為替部長の吉岡さん、それから同じく日本銀行の総務部長の佐々木さんがお見えになつております。そこで先ず政府委員から説明を伺いたいのですが、湯川さんから政府の貿易政策、それから今後どういう方針でこの貿易の問題に対して対処して行こうとしてい……

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど銀行局長からいろいろな金融情勢を伺いしましたが、そのうちで日本銀行券の発行準備についての資料ですね。発行準備がどうなつておるか。そういう資料があつたら御提出願したいのですが……。
【次の発言】 それはやはり二十四年度あたりからお願いしたいのです。それからいわゆる政府余裕金が今どのくらいになつておるか。
【次の発言】 そうですね。お願いいたします。
【次の発言】 それから先ほどの見返資金の特別会計の二十六年度の予算についてお伺いしたいのですが、二十五年度においての債務償還費五百億は、二十六年度の前年度剩余金繰入五百二十七億の中に入つているのですかどうか。

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この電気通信事業特別会計のほうですが、損益及び建設両勘定につきまして、二十六年度の予算が示されていますが、この損益歳出三百九十四億何がし、建設歳出二百二十六億九千七百万円、このうち資材費はどのくらいで、それから人件費がどのくらいであるか、この内訳はわかりませんですか。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいのですが、この建設勘定の歳入ですけれども、二十五年度には見返資金特別会計から百二十億受入れましたけれども、二十六年度は、これに代つて百三十五億円の公債收入を計上していると、こういうふうに予算説明書に書いいてありますが、これはどういう公債を発行しまして、どこでこれを引受けるのか、そ……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連してちよつと……、今の労働者災害の問題ですが、二十四年度の災害件数と、それから二十五年度の災害件数、前年同期の比較、それからこの予算において七十六億ですか保險金を計上しています。その件数はどのくらい予定しているのですか。只今のお話によりますと、産業が活撥になると災害が殖えるのは自然の趨勢であるようなお話がありましたが、我々聞くところによると、最近の災害の増加高は著しくもう顕著である。非常に顯著で、單に産業が活撥になつたから殖えたというようなものでなく、相当これにて根本的な原因があるやに聞いておるのです。どうして災害が飛躍的に殖えたか、その原因ですね、それについて先ずお……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いしますが、先はど我々に参考資料を配付されましたがそれを見ますと、法務総裁の説明にもありましたが、犯罪が非常に殖えておる。昭和二十一年に約七十万、二十五年約二百十万に殖えている。これは大変な激増なわけでありますが、この内容につきまして、犯罪別な資料があつたらお出し願いたいと思います。それから原因につきましても、どうして犯罪がこのように殖えたか。この配付された資料によりますと、最近共産党員及びこれと同調する一部朝鮮人等の策動が惡質化し、暴力主義的犯罪が多数発生するに至つたと、これが主たる原因のように受取られるのですけれども、それにしても余りに犯罪数が非常に多いと思うの……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は二十六年度予算を我々が検討し、審議する前提として、国際情勢というものが非常に重要な要素になりますので、先ず総理に、この二十六年度予算を編成するに当りまして、その前提条件、基礎条件として、国際情勢をどういうふうに御判断になつたか、これを具体的に申上げれば、朝鮮の戰局、これをどういうふうにお考えになつておるか、又講和の見通し、先ほど前途相当まだわからないというお話がありましたが、我々予備審査のとき外務当局に聞きましたときに、この予算を編成する前提として、講和は大体秋ぐらいにでき上るものという想定の下に立てておるというお話であつたのです。その点、先ほど総理の御答弁を聞いていますと……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/23、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) これより会議を開きます。  本日の審議日程は歳入面、特に租税收入及び專売收入についての審議を行う予定になつております。本日政府側のほうで見えておられるのは主税局長、それから国税長官は後ほど見えることになつております。更に專売公社側からも見えることになつておりますが、まだお見えになつておりませんが、間もなく見えることになつております。そこで先ず最初にこれまでの審議のやりかたに従いまして主税局長から説明をお伺いすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 理事会の申合せによりまして、予備審査の間は定足数のことについては余り窮屈に捉われずにやつて行こうということになつておる……

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/03/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の住民税につきまして重ねて御質問したいのですが、御承知の通り住民税のとりかたは三つあるわけですが、これまでは主として税額に対して一八%になつておつたのです。ところがシヤウプ第二次勧告によりまして、あれは二十六年度において所得税が減るからそれを調整する意味において所得額に対して課税する、こういうような勧告があつたと思うのです。それでこの前の国会で御質問したと思うのですが、そういう場合には地方税、住民税のとりかたは三つあるのだからその中どれを選んでもよいのだ、ですから減收になれば今までのやりかたで減收になるならば所得額を基礎にしてやつてもいいということになるわけです。そこでお伺……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今物価関係の御説明を聞いたのですが、今の御説明のうちで非常にわからない点があるのですが、それはこの程度の物価騰貴は著しく憂慮するに足らないと、こういう御説明があつたのです。これは私は非常に重要な点だと思いますので、その理由ですね、どういうわけで憂慮するに足らないか、その理由を先ずお伺いしたいのです。
【次の発言】 只今の御答弁ですと、今の点は消費物資について言われたんですが生産財についてはどういうお考えですか。
【次の発言】 只今の御答弁では全体としての印象は今後の日本の物価騰貴、又現在すでにそうなんですけれども、非常に甘く見ておられますし、対策の点をお伺いしてもこんな対策で……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連して……只今周東長官から、この自立計画について内村氏の御質問に対して御答弁がありましたが、安本長官は最近の新らしく起つた事態について、もつと明確脚に国民の前に示されるほうがよろしいのではないかと思うのです。それは二月十九日に、周東長官及び池田蔵相がマーカット少将に呼ばれております。そうしてその指示された、或いは又会談の大体の輪郭が新聞に出ておるのです。若しこれが全然嘘でないとすれば、こういうような構想が、いわゆる日米経済協力体制の構想が事実だとすれば、日本の経済に非常に大きな変化が来るはずであります。これまでの自立経済と質も違いますし、量的にも違つて来る。若しこれが事……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二つばかりお伺いしたいのですが、先ほどお話のように、二十六年度の予算はいわゆる総合予算で、一般会計、特別会計、政府機関、資金運用部、地方財政はすべて一応ニユートラルになつておりますが、一つお伺いしたいのは、外為会計におきまして対民間收支だけの勘定を見ますと、千七百億程度の撒布超過のように聞いております。併し対日銀、対政府を入れると一応ニユートラルになる、外為会計だけで。その間の事情をお伺いしたいのですが、対民間のみですと千七百億ぐらい引揚超過になる。対日銀、対政府を入れると、これが僅かの撒超になる、こういうことになつた場合に、日本銀行券、いわゆる通貨の膨脹に対する影響の問題です……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 生活水準の問題についてちよつとお伺いしたいのですが、最近政府では、二十五年度は戰前の八〇%、二十六年度は八三%、まあそういうふうに想定しておりますが、この間予備審査のときに、政府に、それでは二十五年度八〇%になつているかどうか聞いたわけです。そうしましたら、農村が八五%になつて、都市は七〇%、平均して八〇%になつているのだと、こういう答えがあつたのです。ところがだんだん調べて見ましたら、この九月と十月との間にCPIの計算方法を変えているのです。それを又どうして変えたかを調べて見ますと、調査範囲をだんだん生活水準の低いところにとつている。例えば東京都を例にとりますと、この前、杉並……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は專ら三つの問題についてお伺いいたしたいと思います。  その第一は、総理が施政方針演説においてお述べになりましたところでありますが、即ち総理は施政方針演説の中で第三次大戰の勃発必至なるものを思わしめるがごとき神経戰は今後ますます世界到る所に激化することを覚悟せざるを得ないのであります。この間に処して我が国民に最も要望されるものは一時的な戰局の推移に一喜一憂することなく、冷靜毅然たる態度を持することであります。こういうふうに述べられておるのでありますが、これに関連して総理は国会におきまして、第三次戰争は起らないと考えられるということをお述べになつておる。そこで勿論国民は第三次戰……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/03/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず農林大臣にお伺いいたしたいのでございますが、申上げるまでもなくこの予算積算の基礎は米価とそれから賃金べースだろうと思うのです。そこで最近のパリテイ指数ですが、これは非常に変更したと思うのでございますが、二十六年度予算では御承知のように二十五年度産米一八二・二、二十六年度産来については一九五と、こういうふうにまあ計算されて、米価は二十五年度産米については五千五百二十九円、二十六年産米については六千百六円、こういうふうになつて、この基礎の下に予算を編成されたわけでありますが、最近のパリテイ指数はどういうふうになつておりますか。  それから最近の物価の上昇を織込みました六千百……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 一つお伺いいたしたいのですが、今日本で今度の国会に恐らく提出されることと思うのですが、日本の開発銀行案、この開発銀行案につきまては、いろいろ問題があると思うのですが、アメリカの輸出入銀行、ああいう方面と日本の開発銀行というものと関連が出て来るかどうか、又ああいう日本開発銀行というものを通してアメリカの外資というのか、クレジツトのようなものですね、そういうものが来る可能性があるかどうか。この日本開発銀行というものは先ほど一万田総裁がお話になりましたように、世界的な規模において後進国の開発をやる、或いは復興をやらなければならん、こういうことの一つとして日本としては考えるべきであるか……

第10回国会 予算委員会 第28号(1951/03/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず第一に総理に対しまして、我が国にとつて非常に重要な性質を持つニュースが最近報道されましたので、そのニュースにつきまして、総理の御所見を承わりたいと思うのであります。即ちこれは東京の各有力紙に皆報道されましたが、アメリカの国家安全保障会議におきまして、日本に補助的軍需物資を製造させるため、この製造に使う戦略原料を日本に輸出する計画を決定したと、こういう報道でございます。この報道は、若しこれが実現するようになりますと、我が国の財政、金融、産業構造、国民生活に非常に重大な影響を及ぼすようになると思われます。而も又この報道によりますと、対日戦略原料積出計画の全容は情勢が不確定の……

第10回国会 予算委員会 第30号(1951/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今この小委員会できまつたことの取扱についていろいろ論議されておりますが、これは私徒らに時間を取るばかりであつて、只今事務局のほうから聞きますと、委員会の性質上そこに出ておる人が一致すれば、それを全会一致と認めるのは委員会の通則なんです。ですから出ておらないということは、これは一つの棄権したものと認められる。我々大蔵委員会でもしばしば自分は反対であるけれども、自分は出ていなかつたけれども、全会一致できまりますと、俺は出ていなかつた、私は反対であつたというようなことは言いません。それはやはり自分が出席できなかつたことは自分の責任であつて、従つてそれは出られなかつたかたが責任をおと……

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず第一にお伺いしたいことは、憲法第六十條が国会における予算審議の上に非常に支障を来たすのではないかと考えられますので、総理はこの六十條につきましてこれは適正でない、従つて改正する必要があるとお考えかどうか。即ちこれまで二十六年度予算を我々は審議して参りましたが、これまでの予算審議と違いまして、これまでの予算審議においては今回のようなことはなかつたのでありまして、今回のような予算審議の形は特に参議院におきまして初めてでございます。憲法第六十條によりますと、総理も御承知の通り、予算について「参議院で衆議院と異なつた議決をした場合に、法律の定めるところにより、両議院の協議会を開……

第10回国会 予算委員会 第33号(1951/03/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして政府提出の昭和二十六年度予算案に反対いたします。  反対理由を要約いたしますと三点であります。その第一、我々参議院の予算案員は、実質的に参議院の意思を政府提出予算案に反映できないという状態の下において、予算案を審議せざるを得なかつたという点であります。 言い換えれば、我々は政府提出の昭和二十六年度予算案に対しまして、実際上修正もできなければ、否決もできなければ、そうかといつて審議未了にもできないという、誠に不合理な状態の下で審議を余儀なくされたのであります。これは明らかに憲法第六十條の不備、欠陥を現わしたものと思うのであります。これまで憲法第六……

第10回国会 予算委員会 第35号(1951/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとその前に……大蔵大臣の退席されることは結構なんですけれども、若しか審議十分でないときですね、又あとで来て頂けますか。
【次の発言】 基本的な問題については大蔵大臣にあとでお伺いしたいのですが、事務的な問題についてお尋ねしたいと思います。この銀行ができると同時に復金が解散するわけですね。復金は、仮にこの銀行ができないとしました場合、復金はいつまで存続できることになつているのですか。
【次の発言】 復金が今新しく貸出すことができなくなつていますが、復金の性格ですね。それとこの開発銀行の違いですね。これはどういうところに違いがあるのですか。復金として、やはり一般の金融機関が危……

第10回国会 予算委員会 第36号(1951/05/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと只今の御説明を聞きまして、一つの原因としてですね、電車の車体ですね、これの不備ということを一つの原因として認められておる。今後の問題として電車の改良ですが、そういうことが非常に重要であるということでありましたが、二十六年度におきましては、この車輌をどのくらい新らしく作る計画でございますか、伺つて置きたい。
【次の発言】 電車は最初の計画がですね、どのくらいに減つたわけですか、電車については……。
【次の発言】 国鉄で車輌を作る場合に、いわゆる十五カ年計画というものがあつたわけですね、前に……。
【次の発言】 それによりますというと、二十六年度においては近く電車二百五十台……

第11回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1951/09/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと減税の御意見誠に賛成なんですが、ただ行政整理のお話がございましたが、行政整理によつて大体どのくらい予算が節約できるというような大ずかみのお見込ですか。
【次の発言】 小汀さんの御意見では例えば非常にラフですけれども、どの程度現状において行政上に非常な支障を来さない程度の、そんなに社会問題を起さない程度で、どの程度予算の節約ができるかということ。
【次の発言】 減税の場合歳出のほうについても何かいろいろ御覧、お考えがあると思いますが、歳出のほうを問題にしないで減税だけを問題にすると、例えば今後警察予備隊、国家警察といつた歳出のほうがどんどん殖えて行くのに、それが減税を困難……

第11回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1951/09/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今東南アジア開発計画の問題につきまして、司令部のモロー氏に附いて二村総務課長が行かれたそうでありますが、その実情をちよつとお話を願いたい。というのは御承知のように日本のこれから一番重要な問題は原材料をどうして確保するかという問題ですが、中国市場から入つて来なくなる。又だんだん入つて来なくなるのを東南市場に切換れば心配ないということが非常に大きく言われておるのですね、一体そんなに大きく期待できるかどうか。新聞によればモロー使節団の報告では、大体ビルマあたりは積極的であるが、その他の国においては極めて消極的である、こういうことが新聞に出ているのです。従つてこの際参考のために、私は……

第11回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1951/10/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 時間もありませんから簡単に項目別にちよつと御質問したいのですが、対日援助ですね、対日援助は池田大蔵大臣も機会あるごとにこれは債務であるということを覚悟していなければならんということを言われたのですが、今大蔵省で一応弁済すべきものとして作業しておられるのですか。
【次の発言】 聞くところによると、これは確実にそうかどうか知りませんが、防衛負担金を半分払う、アメリカが半分払う、そのときにアメリカが払う分に対して対日援助費が再軍備に振り当てられる。こういうような可能性はあるのですか。
【次の発言】 それから外債の問題ですが、これはいろいろむずかしいお話があつたのですが、大きな見通しと……

第11回国会 予算委員会 第1号(1951/08/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣にいろいろ質問いたしたいのですが、時間も余りないようですから、而も講和を前に控えての予算委員会でございますので、講和に関連する問題について、この際大蔵大臣から二、三明らかにしてもらいたいことがあるわけです。その点についてお伺いするのです。大体只今の大蔵大臣のお話で講和後の日本の財政というものはシリアスなものであろうというお話であつた。そこで講和後において新たに財政負担となるであろうものについて、大体の項目でいいのであります。見通しで寄せた金額でもいい。外国人の財産に対する補償、これが大蔵大臣は百億とか言われましたが、或いは国防分担金がどのくらい、或いは外債の支払いがどの……

第12回国会 大蔵委員会 第4号(1951/10/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 君只今の御説明で、中小金融、特に小のほうに力を入れておる点は、我々も認めるにやぶさかではないのです。自由党の政策としてただ一つよさそうに思うのは、この点に非常に力を入れることは私非常にいいと思うが、まだ力の入れ方が足りないと思います。それで只今のお話によりますと、資金運用部資金から二十億予定されておるようですが、これは従来愛知君が銀行局長の時分に随分折衝されたようですけれども、なかなか頑強で、どうも我々理由を聞いても納得しなかつたのですが、これは河野さんになつてから円滑にその了解がつくようでありますか。そうすれば今後中小金融として、これはまあ当然だと思うのです、資金運用部資金を……

第12回国会 大蔵委員会 第6号(1951/11/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 主税局長が見えたのでお伺いして置きたいのですが、今度の税制改正について勤労控除の、この間泉税制課長に質問したのですが、勤労控除のことは全然考えられなかつたかどうか、この点もう私が御説明するまでもなく主税局長はよく御存じのことと思うのでありますが、何らかこれについて考慮を払われなかつたとすれば、私は非常に税の負担の均衡を考えたと政府が言うならばそれは失当ではないか。直接勤労控除を引上げられなければ、その代償として、他の政策として何か考えるとか二十七年度にも関連して来るわけですけれども、この問題について何か考えられているかどうか。

第12回国会 大蔵委員会 第7号(1951/11/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の御意見で非常に私たちが常に疑問に思つている点を直截に述べられたので、重ねて伺いたいのですが、二十五年度の只今の源泉徴収分と申告徴収分との開きがひどくなつて来ている。二十六年度は更に顕著なんですね。源泉徴収分は御承知のように五百七十九億の自然増収、それから申告納税分は五十三億の自然減ですね、逆に。この現象は主税局あたりから実は一応理由は聞いたのですが、あなたが御覧になつてどういうふうに御説明されるか。余りにひど過ぎるのですね。大体先ほどのお話のように一応一時景気がよくなつた。そのことに一番均霑したのは法人が一番大きいと思うのですが、その次はやはり業者ですね。そう思うのです。……

第12回国会 大蔵委員会 第9号(1951/11/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の議事運営についての野溝氏及び菊川氏の御発言に関連して僕も要望しておきたいのです。これまで大蔵委員会の運営について私も少からぬ不満を持つて来ておるのです。併し始終そういう問題を出したのでは不穏当だと思うので、自分も我慢してはいたんですけれども、これまでは大体大蔵大臣がこの委員会に出席することは極めて少いのです。大体率直に申上げますと、参議院大蔵委員会というものは何だか政府与党の委員会のごとき感が率直に言つてあるのです。どうもばかにしているというと妙かも知れませんが、殆んど無視はしていないでしようけれども、軽視しておる感がある。この所得税法案、これはもう本審査に入つておるので……

第12回国会 大蔵委員会 第10号(1951/11/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今度のこの税制改革は補正予算との関連において出されておるわけですが、この補正予算は大蔵大臣の財政演説でも来年度の講和と関連して生じて来るいろいろの財政負担を考慮に入れて、今度の補正予算を組んでおるという御説明ですが、そこでこの税制改革を我々審議するに当りまして、一応来年度の租税収入というを大体睨み合せながらも審議しなければならないと思いますし、大蔵大臣も大体来年度の租税収入というものを考えながら、例えば法人税においても本年度の補正では二億数千万円に過ぎませんが、来年度はこれを三百億くらいに見込まれておるのでありますか。この機会に大体来年度の租税収入というものはどの程度にお見込み……

第12回国会 大蔵委員会 第11号(1951/11/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今実際にはサンフランシスコ会議のあと始末というのですが、あのときなぜ法律を出さなかつたのですか。あのとき十分法律を出す余裕があつたのです。それで政令でいけないというのなら、あのときどうして法律を出さなかつたのですか。大体国会議員が国家公務員になるためには、あれは法律によらざればなれないということになつておるわけです。これはそういうのは別として、あのとき当然、あなたが起案されたというのですから、あのときなぜ国会に出さなかつたのですか。
【次の発言】 全権承認の国会が開かれたでしよう。そのときなぜ出さなかつたか。
【次の発言】 簡単ですがちよつと伺いたいのでありますが、このサンフ……

第12回国会 大蔵委員会 第13号(1951/11/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 その技術援助というのは、それはどういうものを予定されているのですか。
【次の発言】 これはガリオアだけでなくて、イロアはどうなんですか、イロアの金は。
【次の発言】 これまではどうしておつたのですか、現在までは。
【次の発言】 軍払下物資の対価につきましては、今までは対日援助見返資金特別会計へ繰入れることの規定を欠いていたのですね。ですからどういうふうにして処理して……。
【次の発言】 それはどのくらいですか。
【次の発言】 二十五億円。
【次の発言】 そうしますと見返資金特別会計に繰入れることによつて、結局又対日債務というものはそれだけ数字は大きくなるわけですね。

第12回国会 大蔵委員会 第15号(1951/11/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今のお話ですと、法的に通しておかなければならないというのではなくて、そう希望している、それが体裁としてよろしい、非常に念が入つている、こういう形なんですか。法的にこれを通しておかなければこの条約の発効に差支えがある、こういうことなんですか。
【次の発言】 それは只今のお話でわかりました。それは期待されることであつて、若しこれが予算が伴つてどうしても補正予算においてこの予算を組まなければならないという場合に、この法律案を通さなければならないということが出て来るのですが、併し実際に、この予算を組むのは来年度の、二十七年度予算に組む。それで又必要が起れば臨時的に平和回復費等も準備さ……

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 昨日官房長官がお見えになりまして、この法律案は條約発効までに成立すればいいという議運での発言があつて、あとでそうじやないと、やはり平和條約と一緒にですね、同時にこれが成立することが望ましいというふうに、かように変つて、この大蔵委員会では最初政府委員の説明では、やはりこれは單なる手続法だから、講和発効までにまあ成立すればいいというようなこともあつたのです。そこで我々としては、我々ゆつくりそう急がないのじやないかというつもりで、一応審議しておつたところが、昨日官房長官が、前に講和発効までに成立すればいいと言つたことは間違いであつた、やはり平和條約と一緒にこれは成立をしなければならな……

第12回国会 大蔵委員会 第17号(1951/11/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 議長に一任したらどうですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 ちよつと資料を、租税特別措置法ですが、外国人に対する課税、これは例えばアメリカならアメリカと日本との場合で不公平があるのではないか。不公平というのは例えば日本では外国人に課税しないのに向うでは課税するというような問題がいろいろあると思うのです。その調整に行くのじやないのですか、それと関連して、どういう点で不均衡があるかという資料がありましたら御提出願いたいのです。
【次の発言】 ちよつと待つて下さいよ。結末が出ていないから、結末をつけずにやめようというのはおかしい。是非いつかの機会にお願いしたいのです。それ……

第12回国会 大蔵委員会 第20号(1951/11/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これまで、今度のいわゆる臨時的な税制改革について主税局長、泉税制課長、大蔵大臣等に質疑をして参つたのでありますが、最後にこの法案に対して我々まあ態度を決するについて締括り的に一つ御質問申上げたいのでありますが、先ず第一は、若しこの法人税が反対などあつて成立しないような場合、来年度の税収にどの程度影響があるか、この点はこの前ちよつと伺いましたけれども、何億円くらいあるかをちよつと伺つておきたいのです。
【次の発言】 大体わかりました。そうしますと来年ネット増税になるのが約三百億円でございまして、それからいろいろな減価償却、その他それによつて減少する分が百億、差引約二百億ということ……

第12回国会 大蔵委員会 第21号(1951/11/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法人税につきまして、これは臨時特例が本法になる場合は、これを何か改正する御意思はないかどうか。それは例えばこれまでずつと問題になりましたように、超過所得税的な方策をとるような改正をされるかどうか。或いは又小法人と大法人との間に一律にどうもかけるということについて、何かそこに調整を加えるような改正ですね、そういう点について本法になるような場合に考えられるかどうか。
【次の発言】 今度の法人税の改正を考える場合に、どうも今度の……、大臣もよく御存じのように景気は非常に跛行的な景気でありましたり、又所得も従つて法人によつて非常に跛行的に偏在しておるのに、一律に三五%を今度は七%上……

第12回国会 大蔵委員会 第22号(1951/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本法律案に反対するものであります。  理由の第一点は、この税制改革案は、申すまでもなく二十六年度補正予算の裏付けとなつておるものでありまして、従つて二十六年度補正予算との関連、特に補正予算の歳出との関連においても考えられなければならないと思うのであります。で私たちとしては、補正予算の歳出において賛成しがたい多くの点があるのであります。物価補正をなんらしないで、警察予備隊の支出の増加等新たなる非生産的な支出に税收を使用しておりますし、我々としてこのような支出を削減して給與所得者に対する実質的な減税をもつと図るべきである、そうして又生活物資の騰貴を減税によつてカバーできない人た……

第12回国会 大蔵委員会 第23号(1951/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 継続事業の円滑化の問題については、実質的に今どういう効果があるのか、さつき松永さんが質問しましたがよくわからないのですが、例えば三カ年なり四カ年の計画で工事をする場合に、その各年度の予算については一応国会でそれぞれ審議するわけですね、現在でも。ですから別に予算審議の……、予算によつて拘束されるわけはないと思う。ところで実質的に今度それを改正することによつてどういう差が出て来るかという点をもう少し説明して頂けませんか、例でも挙げて……。
【次の発言】 そうしますと、今まではそういうふうに何カ年というふうに一応継続的に計画全体としての承認を得て行くのじやなかつたのですね。

第12回国会 予算委員会 第4号(1951/10/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今説明して頂きました分配国民所得についてですが、二十四年度の国民所得の実績ですが、実績は大体わかつているはずですが、それはどうなつていましようか。二十四年度の国民所得の実績……。
【次の発言】 そうしますと、この数字は二十四年度の実績で、この前の補正したやつですね、補正というのは変ですが、訂正してあるのを書かれているわけですね。
【次の発言】 そうしますと、二十六年度でありますが、この二十六年度の当初予算を編成するときの推計分配国民所得は約三兆八千億というわけですね、一応その三兆八千億は……、二十四年度の実績を元にして改訂した数字は幾らになるわけですか。

第12回国会 予算委員会 第6号(1951/10/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど電力渇水の点について御説明があつたのですが、御説明では大体需用が増大した、渇水、石炭不足、それで御説明の内容は大体まあ不可避的であつたというような要素が大部分のようですが、そこでその原因についてもう少し立入つてお伺いしたいのです。先ず第一に、需用の増大についてですが、これは家庭用電力の需用の増大と産業界の需用の増大、二つに分けて御説明になつて、家庭用電力の需用増加は、昭和二十五年度は昭和二十四年度に比してパーセンテージが低くなつておりますね、それから二十六年度の供給計画では、家庭用電力の供給割合はどういうようになるのですか、二十六年度……。

第12回国会 予算委員会 第8号(1951/11/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 時間も余りございませんので、三つばかりお伺いしたいのですが、只今のいろいろまあ詳しい講和後の一応まあ財政の構想について非常に有益な御意見を伺つておりますが、併しこれはかかつて今後の物価ですね、その物価がどうなるかということにまあ非常に重大な関係があると思うのです。そこで鈴木先生は一応今後の物価についてどの考えるか、その点を一つ。それから第二には財政規模について、政府はこの財政規模が決して大きくないという証拠として、政府が唯一の、只今鈴木先生が言われた過大であるという反駁論拠として、政府は決して過大でない、財政規模というものは国民の経済と共に変化する、而も外国と比べて決して過大で……

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/11/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今安本関係の一般公共事業費及び今度補正の場合、今御説明願いました範囲での追加ですが、物件費のほうのほかの分のこれについては何にも考えなかつたのでございますか。安本関係の一般公共事業費関係で物件費があるわけです。これは何%くらいですか、大体お聞きしたいのですが、それについて物件費の補正というものを何ら考えなかつたかどうか、それはみんな補正しないで物価値上り分だけは工事を減らす、こういう建前でやられておるのかどうか、この辺ちよつと伺つて置きたいのです。
【次の発言】 参考のために伺つて置きたいんですが、まあ全体の予算の中では一応物件費としてはつきり出ているのは約二千億と出ている。……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/07、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) これより会議を開きます。  本日は警察予備隊、保安庁、国警関係の予算につきまして当局側から説明を聴取し質問することになつております。なお当局側としては警察予備隊本部経理局長の窪谷君、海上保安庁長官柳沢君、海上保安庁経理課長の坂本君、国家地方警察本部総務部長の加藤君が見えております。先ず国家地方警察本部総務部長の加藤君に説明をお願いします。
【次の発言】 質問ございますか。
【次の発言】 三輪説明員から御説明申上げますが、よろしうございますか。
【次の発言】 まだいろいろ御質問ございましようが、一応この国警のほうの御質問はあとにして頂きまして、警察予備隊のほうで見えており……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど委員長が申されたように、本日は総理も非常に時間がないので、みんなで三十七分しかないのです。従つて総理に御答弁願わなければ、代つて経済閣僚が数字につきましてながなが答弁されたら、答弁を含めて三十七分ですから、内村氏の質問も非常に要約して簡潔にされておるのです。ですからそういうわけで進めて行かないと、我々も今後経済閣僚が代つてながながと答弁されたら総理に対して質問する時間の余裕がなくなるのであります。この点十分お含みになつてお進め願いたい。
【次の発言】 私は先ず四月一日から米の統制撤廃を行うはずであつたのを、これを打切りになつたこのいきさつについて伺いたい。実は本日この問題……

第12回国会 予算委員会 第15号(1951/11/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 議事進行についてちよつとお願いしたいのですが、それは今度の補正予算は大蔵大臣の財政演説にもあります通り、二十七年度の予算と密接な関係がありまして、いわゆる十八カ月予算と言われている。大体二十七年度予算の予算編成方針とか、或いは大体の骨格というものが一応わからなければ、この補正予算だけ審議しても私は無意味だと思うのです。殊に例えばインベントリー・フアイナンス、その他二十七年度予算と非常に密接な関係があるので、二十七年度予算の大体の予算編成方針及びその大綱がわからないと、これだけ切離して、この十八カ月予算の中のこれだけ切離して審議するということは私は無意味だと思う。従つて最初審議に……

第12回国会 予算委員会 第16号(1951/11/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 失業問題が出ましたので、又他の機会に御質問すると時間がまずいですから、丁度いい機会ですから簡單に二点お尋ねしたい。その一つは、これまで政府の失業対策としての大きな構想は、大体貿易などはだんだん輸出産業が盛んになつて、それによつて失業人口を吸収するということ、そればかりではありませんが、大きな狙いだつたと思います。ところが成るほど朝鮮動乱後輸出が殖えました。併しながら雇用指数を見ましても、その伸び方が極めて僅かである。又そのために生産が非常に殖えて能率賃金は著しく下りました。企業は非常に儲かつたのです。併しながらその政府の一番大きい失業対策としての貿易の振興による失業人口の吸収と……

第12回国会 予算委員会 第17号(1951/11/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連して、先ほど小林さんがいわゆる金融統制について、これは銀行法とも関係があるのですが、御質問したときに、大蔵大臣は法律による金融統制、そういうものは成るべく避けたい。自主的なまあ調整を念願したいと、こういうお話ですが、これは大蔵大臣がどうしてそういうお考えに逆転されたかお伺いしたいのですが、それは一時金融統制については自主的にやつて調整できなければ法的な措置も自分は考えなければならんということを言われたことがあるわけです。そこで一応自主的な調整を見ておつたわけですけれども、日本銀行で金利を引上げても、この程度引上げても通貨はどんどん殖えておりますし、それで調整できないの……

第12回国会 予算委員会 第18号(1951/11/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は大蔵大臣がお見えになりませんから大蔵大臣に対する質問は保留いたしまして、安本長官及び通産大臣に質問したいと思います。只今堀木委員から物価対策を中心に相当組織立つた御質問がありました。私もたまたまこの物価問題に関連して、講和後の日本の自立経済の問題について御質問申上げたいと思つておつたわけであります。そこで堀木委員の御質問も相当ありましたから秋はダブらないように御質問申上げたいと思います。堀木委員の御質問に対する答弁のうちから、その結論として非常に重要視されました点に関して御質問いたしたいと思います。結論として物価を余り上げないようにするためには、或いはインフレ対策のためには……

第12回国会 予算委員会 第19号(1951/11/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今佐多君から、所得増加が佐多さんは大部分これは名目的なもの、大蔵大臣は大部分が実質的なものだ……。そういう議論が起ると思いまして、私は非常にラフでありますが、経済安定本部の人にこれは一応試算してもらつたのがあります。これを見ますと、勤労所得は二十五年度に比して一二九%になつておりますが、CPIでこれを割りますと、一〇六・九になるのであります。そうすると勤労所得も多少は殖えております。実質的には六・九%殖えている。併し名目的には二九%殖えております。それから、個人業種所得はこれは名目的に二三・八%殖えております。併しCPIでこれを割りますと、それから又生産のほうを生産財物価指数……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は補正予算に関して大蔵大臣に初めて質問するわけですが、この講和後の日本の経済が安定して行くかどうか、或いは又これが楽観すべきか悲しむべきかという、そういう問題について一番中心になる問題は国民の生活水準がどうなるか、生活がどうなるかということだ。現在これに対してこれまで予算委員会において各委員から熱心に討議された。ところが政府のこれに対する答弁は全くまちまちであります。吉田総理は国民の生活水準は行過ぎであるから、イギリスに倣つてもつと耐乏生活をせよ、こういうことを言われております。そうかと思うと周東安本長官は徐々に国民生活水準を上げて行くのだ。又池田大蔵大臣は、講和関係費によつ……

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと関連いたしまして……、只今農林大臣は來年度主食の、米の統制撤廃については方針がきまつてないという話ですが、そうですか。
【次の発言】 先ほど大蔵委員会で、大蔵大臣は食管特別会計のインベントリーの問題と関連して、政府は來年度米の統制を撤廃する方針で行く、そういうことになつていると、こういうお話であつたのです。それでもうはつきりときまつているようなんです、先ほどの大蔵大臣の御答弁では……。この点どういうふうに……。
【次の発言】 大蔵大臣如何ですか。
【次の発言】 時期だけの問題ですが、時期ということは明年度に関連あるので、時期と方法がわからないということは明年度もわからな……

第12回国会 予算委員会 第23号(1951/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 第一にお尋ねしたいのは、講和後における日本のいわゆる独立の範囲の問題ですが、これは先ほど佐多委員も御質問申上げたのですが、この講和の批准前におきましては、講和後においては日本は完全に独立するのだ、又講和後においても国民生活はそんなに水準が下らないし、心配する必要はないという非常な楽観論が行われて來たのです。ところが批准が済んでから今度はそれと反対の傾向が現われて來たように看取されるのであります。批准後においてドツジさんが参りました。又ラスク氏が参りました。或いは又バークレー氏が参る。又いずれダレス氏が参るでありましよう。批准後においてアメリカの高官が続々と日本に参るにつれて、何……

第12回国会 予算委員会 第24号(1951/11/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は波多野君の言われることが正しいと思うのです。そこで一番望ましいことは、これによつて財政の組替えをやることが、予算の組替えをやることが一番正しいと思うのです。それは時間的に一体できるかどうかという問題ですね。定員法の改正……、今度は修正になつた、になつた場合に一体どのくらいの時間で組替えというものができるのであるか、それが余り長くなれば原則はいいとしても事実問題として間に合わない。そういう事務的なことになるのですが、その点はどうでしようか。
【次の発言】 この精神を、今全額を変えることが本筋だということが私は本当だと思います。主計局長の言われる通りだと思います。この精神を活か……

第12回国会 予算委員会 第25号(1951/11/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、二十六年度予算補正に関する三案に反対いたすものであります。反対の論拠を三点に要約することができます。  第一に歳出面においてこの二十六年度補正予算案は一体何を補正しようとしているのか、言い換えれば、何を補正し、何を補正していないのかということが、根本の問題であると思うのであります。先ほど各委員からも御指摘がありましたが、実はこの二十六年度予算補正において、一番問題になるべき点は物価補正であります。又物価補正であるべきはずであつた。ところが政府は原則として物価補正は行わないという建前をとつたのであります。そのために物価は大体三割から四割ぐらい当……

第13回国会 大蔵委員会 第1号(1951/12/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この前この法案は定員法とやはり関係があるというお話だつたのですが、定員法がああいうふうになつたんですが、今度どういう関係になるのですか、その点。
【次の発言】 そういうふうな抽象的なことではなくて、この前一応あの法律通過によつて何名かを整理することが予定されていて、当初案の七万幾らの整理の人員の中に当然織込まれていたと思うのです。それはどのくらい織込まれておつて、そうしてこの法律が通らなかつたのですから、そこで何人くらいが整理されないで残つて、若し今度この法律が通つた場合には、再びこの法律に基いて整理の問題が起るのかどうか、そういう点なんです。

第13回国会 大蔵委員会 第3号(1951/12/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど農林省と建設省のかたに御説明を伺つたのですが、成るほど御説明を伺えば継続費を認めることがいいに違いない。そういうことはわかり切つておるのですが、ただ問題はそれによつてどの程度の効果が挙がるかということがあるのですけれども、これは大きい問題になりますから一応それは別問題にしますが、ここではお伺いしたいのは、それによつて生ずる効果と、最近例えば公共事業費なんか物価補正は継続費としてなかつたのですね。それでこの前予算委員会で伺つた時には、その結果としてどういうことが生ずるかというと、三年でダム建設をやるところが四年かかる。二年が三年かかるということになる。又道路でも一千メートル……

第13回国会 大蔵委員会 第4号(1951/12/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは金森先生にちよつとお伺いしたいのですが、只今一定の条件が備わつた場合、増額修正や何かしてもいいというようなお説ですが、そういう場合には条件というのは一応、例えば財源を明記するとか、そういうようなことの意味ですね。
【次の発言】 非常によくわかりましたが、そこで我々まあ一番問題にしておりますのは、この憲法上から見ますと、予算制度の民主化は、憲法上の意味で考えますと、議会に反映された人民の意思を尊重することであるとすれば、長期予算とか、長期の財政計画は、一時の意思を以て、長期の意思を拘束するものとして、民主化に反するように思われるわけです。ところが行政上の意味の予算から見ます……

第13回国会 大蔵委員会 第6号(1952/01/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは例えば今後の安全保障費なんか、これは予算委員会でも又聞かなければなりませんが、この内容がわからなければその継続費的なものになるのやら、又アメリカが来てからのいろいろな折衝でどうなるかわからないのですが、これはまだ具体的に費目がわからんのですから、そういうようなひつかかりが出て来ないですかね。
【次の発言】 問題は、仮に継続費として承認された後において、毎年度の年次割ですね、年次割について国会が修正したり何かできるかどうかという点ね、この点の御説明がまだ明確でなかつたのですがね、これはどういうふうに理解していいのですか。

第13回国会 大蔵委員会 第7号(1952/01/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今日新聞を見ますと、大橋さんが安全保障費を警察予備隊のほうで使うこともできるのだということを言つておりますが、これはできますか。
【次の発言】 このあれによつてですね。
【次の発言】 考えるとか、考えないとかということじやなく、これによつてはできないのじやないですか。
【次の発言】 それは繰越明許との関連があるのじやないのですか。
【次の発言】 そうすると、何のためにこういう組織を作つてここに区分を明らかにしたか、意味が明らかでないのですが……。
【次の発言】 これはあとで主計局その他から聞かなければなりませんが、安全保障費と、それから警察予備隊の費用との性質の違いがどうも明ら……

第13回国会 大蔵委員会 第9号(1952/01/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 菊川君の質問に関連しておるのですが、菊川君の聞くのは、そういう質問じやないと私は思うのです。継続費自体を菊川君は否定して質問しておるのじやないと思うのです。勿論、継続費は、産業が発達し、経済も発展して、それで長期的な財政投資が必要になつて来るのですから、継続費自体を否定するということは野暮ですし、又近代的な経済を解しないと思うのです。菊川君の質問はそうじやなく、予算として継続費を認めることは憲法違反ではないか。大蔵大臣は債務負担行為を挙げましたが、債務負担行為と継続費とはまるで違いまして、債務負担行為、これは政府の契約であつて歳出の予算と違います。債務負担行為と歳出との違いは、……

第13回国会 大蔵委員会 第10号(1952/02/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 菊川君がこの前質疑をしまして、まだ続いて系統的に質疑されるようでありますが、その前に、これまで一応大蔵大臣に質疑した点でまだどうしても納得できない点がありますので、くどいようでありますが、重ねて大蔵大臣の意見を聞いておきたいのであります。それは結局、問題は憲法八十六條の問題なんでありますが、いろいろ私その後検討してみたのでありますが、八十六條は、大蔵大臣が解釈しているように、「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、」云々という場合の予算は、どうしても歳出入予算と解さなければ辻棲が合わないと思うのです。それで、予算総則、歳出入予算、国庫債務負担行為、こういうもの、更に又継続費までも一……

第13回国会 大蔵委員会 第11号(1952/02/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それは御報告されるかたがあつたら報告して頂いて、別に御報告されるかたがなければないで、前に油井さんが発言されたような形で結構じやないですか。報告されるかたがあれば、我々は喜んでこれを拝聴いたしますが。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 ちよつと菊川さんに伺いたいのですが、菊川さんの今までの御説明では、この継続費の問題で一番重要な問題は、年割額について国会が修正権があるかないかという件ですね、これは一番重要な点だと私は思うのですが、政府のほうは説明のほうで、国会は何でもこれは修正できるんだからそういうことは可能なんだという通り一遍な御説明なんです。ところが菊川さんの御意見……

第13回国会 大蔵委員会 第12号(1952/02/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それと共に……どうも委員長の報告は正確でないのですね。その理事会のときに予算委員長の和田氏が見えられてこういう申入れがあつたので、そうしてそれを我々理事会として聞いた。よつてこれを本日報告されるということにしないと正確でないと思うのですね。あのとき理事会に来られて申入れされたのです。どうでもいいようですけれども、正確にしておいて……。(「あれは委員長に対して話したのだから」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 大したことじやないですけれどもね。

第13回国会 大蔵委員会 第13号(1952/02/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ず大矢委員から提出されました修正案に対しては技術的な問題でありますので賛成であります。  次に波多野委員から出されました修正案につきましても賛成でありますが、併し私のほうの党として賛成する立場をここで明らかにしておきたいと思うのであります。  私はこの財政法、会計法等の法律案の改正案が出て参りましたときに、特に継続費制度につきましては、現在の憲法ではこれを否定しておると私は考えておるものであります。勿論継続費自体を否定しておるのではありませんが、予算として継続費を設けることについては、これを否定しておると考えておるものであります。政府が憲法八十五条に基いて継続費というものがで……

第13回国会 大蔵委員会 第16号(1952/02/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 主税局長にちよつとお伺いしたいのですが、先ほど程度の問題ということでありましたが、十八億九千万円の減収が見込まれる、こういうお話でしたが、その税については、まあ全体の税収入、そういうものとの関連において考えなければならないので、合理化して頂いても、それによつて全体の税収に著るしい影響があつては無論ならないわけでして、主税局の立場としてはこういう立法の仕方はどういう考えですか、僕たちはやはりさつき小林氏が言われたような形で出されるのが本当であつて、税収全体とも睨み合せて我々考える必要があるので、勿論これは不必要というわけじやないのです。出し方についてはやはり如何に産業合理化が必要……

第13回国会 大蔵委員会 第17号(1952/02/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと国民金融公庫、これはもう採決終りましたけれども、この際ちよつと伺つておきたいのですけれども、旧軍人遺家族に対する交付公債が八百八十億、で、あの担保力はどういうふうにお考えか、その点衆議院で問題になつていたのですが、この国民金融公庫出資金三十億に資金運用部借入金が二十億、回収金を入れて百十六億の支出金、それでこの計画をお立てになつたときには、この旧軍人遺家族に対する貸付という問題は起つてなかつたと思うのです。そこで旧軍人遺家族のほうにどのくらい割当てる予定か、そうしますと当初の計画がすつかり入つて来るわけですね、それは又何か別途補う方法を考えているかどうか。これらの点につ……

第13回国会 大蔵委員会 第21号(1952/03/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 いろいろ非常に参考になる公述を頂きまして感謝いたしますが、ただ一つお伺いいたしたいのは今度の税制改革によつて所得税ですね、それが実質的にも二十五年度に比べますと軽減になつておるという御説明の中で、基礎控除を例にとられまして、二十五年二万五千円の基礎控除が五万円になつておる、即ち倍になつておるが、物価騰貴率は倍になつていない、それを一つの例証にされましたが、基礎控除が最低生活を保障するに足るほどの基礎控除であれは確かにその通りだと思うのです。併し、基礎控除が殆んど生活のほんの一部だけしか控際しない場合です、仮に基礎控際が倍になつて、物価の騰貴率が五〇%くらいになつても、それによる……

第13回国会 大蔵委員会 第23号(1952/03/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 国民貯蓄組合法の一部を改正する法律案の提案理由を見ますと、要するに国民貯蓄組合の斡旋する貯蓄の利子等に対して所得税を非課税とする金額の限度を引上げるということが第一の目的になつているようでありますが、この点について伺いたいんですが、無記名定期との関係ですね、二月十一日から又無記名定期を許すことになつたようですが、あれは定期預金ですから貯蓄性の性格を持つていると思うのです。あれは限度がないと思うのです、無記名定期のほうには。この国民貯蓄組合の斡旋する貯蓄、これも貯蓄でありますから相当長期の性格を持つと思うのです。資本蓄積の上から言えば、こういう長期性の預金が多くなるということは大……

第13回国会 大蔵委員会 第25号(1952/03/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとさつきの銀行員の給与の問題ですね、これについては余り行き過ぎた干渉はしていない、こういうお話ですが、これは河野さんも御存じのように、一時銀行が非常に儲かつて、銀行局の給与が一般の民間給与より非常に高かつたというような時代があつた。あれはたしか愛知君が銀行局長をやつている頃だつたと思うのですが、あれは通牒みたいなものを銀行に出して、それが始まりだと思うのですが、その後ずつと見ておりますと、銀行員の給与は必ずしも最近ではそう一般よりも著しく高いというように思われない。具体的に我々資料も見ました。ところが聞きますと、やはり依然として大蔵省は経理の監督という名によつて相当干渉し……

第13回国会 大蔵委員会 第26号(1952/03/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ただ一つですね、これはどなたか御質問したか知れませんが、最後の預金のところ、特に今度ああいうふうに大蔵大臣が指定する金融機関ということに直しましたが、あれはどういう意味ですか。

第13回国会 大蔵委員会 第27号(1952/03/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今給與控除に対して、これは前から問題で、小林君は非常に穏健で、五万円程度に控除を上げる、将来考えるというときにはそれを先に大蔵大臣が考えるというので満足されたようですが、その前に大蔵大臣にお伺いいたしたいのは、今の勤労者の税金がほかと比較して不均衡になつている事実は大蔵大臣もお認めになるだろうと思うのです。私は非常に不均衡になつていると思うのですが、この点はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 これは前から我々真剣にやはりこの問題を考えて、大蔵当局もやはり不均衡の事実を認められて努力されたようです、一応。それで社会保險料の控除ということも考えられたようですが、それ……

第13回国会 大蔵委員会 第28号(1952/03/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 歳出のほうの問題は予算委員会でやりましたので、歳入面の質問をまだやつておりませんのでお伺いいたします。第一は源泉所得税のほうなんですが、この間もちよつと質問をいたしましたが、例の勤労控除の問題ですが、あれは財源さえあれば考慮してもいい、財源に因るからやらない。例えばその勤労控除の率を上げる、或いは金額を上げる、そういうことは主として財源の関係からおやりにならなかつたのかどうか、その点お伺いしたい。
【次の発言】 最も主たる理由は財源ですか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 これはしばしば、殆んど論じ盡されたのですが、この勤労者、給与者に対する税金が他の税金と比べて著しく……

第13回国会 大蔵委員会 第29号(1952/03/25、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、只今付議されております所得税法、それから法人税法及び相続税法の一部を改正する法律案に反対するものであります。今回のこの三税法改正案の提案の目的は、第一に先の臨時国会を通過いたしました所得税法の臨時特例に関する法律を平年度化するということ、第二には更に進んで所得税法及び相続税法について一層負担の軽減を図ること、第三に課税の簡素化と資本の蓄積等に資することとなつております。併しながらこの三つの税法改正案全体を通じて、一貫して流れている租税政策の方向は、資本蓄積というところに非常に重点が置かれていると思うのであります。この結果といたしまして、高額所……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今度の改正案の趣旨は提案理由を見ますと、固定資産の評価替え、それが一つと、今、森さんが言われた作業資産についての出納の経理上必要がある際その価額を改訂することができるということと、それから第三は前渡金の問題、それで前渡金の問題は別として、今前者二つについてはこれは現在必要が起つたのではなくて前からこういう必要があつたと思うのですが、今国会にこれを特に提案されるに至つた、何か具体的な必要が起つてこういうことになつているのですか。
【次の発言】 その見返資金からグラントという今お話がございましたが、その関係をもう少し御説明願えませんでしようか、それによつて経営権に暗影を投ずる虞れが……

第13回国会 大蔵委員会 第32号(1952/03/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと野溝さん、それに関連して簡單に……只今の問題について質問したいのですが、時間がありませんから、この問題についてもう一度質疑できる機会を與えて頂きたい。それだけです。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 只今経過について、我々よく知りませんでしたが、経過はよくわかつたのですが、そこでお伺いいたしたいんですが、先ほどのお話ですと、北條さんの言われる、案を仮に採用するといたしましても、財政的には大して変らないと、こういうお話でしたが、この衆議院から送つて来た修正案を見ますと、五万円を超えるときは五万円にしてあと切つてしまう。ところが全額払いとなると五万円以上があるわけで……

第13回国会 大蔵委員会 第33号(1952/03/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとこの法律案の質疑に入る前に今朝の新聞に非常に重要な、いわゆる経済振興に関する大蔵大臣の構想というのが出ておりますが、これについて簡單にちよつと質問したいのですがよろしうございますか……。  今朝大蔵大臣御承知のように経済振興の構想として手持外貨の積極的活用を中心とする構想を協議されたということが発表されておりますが、これは大体新聞に出ておるような構想に間違いないですか。
【次の発言】 今委員長にそういう意味で御承認を得たわけですが……。
【次の発言】 それでもよろしうございますが、先ほど委員長は大蔵大臣は午後残れないというお話だから非常に簡單に質問したいということで御了……

第13回国会 大蔵委員会 第34号(1952/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令に関する法律案は可決されましたが、それで異議ございませんが、実は質疑したい点がありますので何かの機会に、これは余りほかの法案の審議に支障を来たさない範囲において質問しますから、質疑を許して頂きたいと思います。この中でまだ質疑するものがありますから……。
【次の発言】 改正の第二点ですね、これは計数について御説明願いたいのですが、残余財産のうち、どのくらいで、それから政府から交付金の財源として一般会計から繰入れた資金、これの計数について、それともう一つ食管特別会計の収支計算ですれ、これがわかりましたら今すぐでな……

第13回国会 大蔵委員会 第35号(1952/04/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料を早く出してもらいたいのですが、特に今御説明になつた国有財産の無償使用ですね。対象となるものはどのくらいになりますか。大体二条関係ですね。どの程度のものになるか。その対象ですね、機械とか、それから不動産、土地とか、それから特別会計のほうも今お話がありましたが、そういうものについて対象となるものを成るべく詳細に資料として出して頂きたい。
【次の発言】 できましたら地金についてのマーケット・プライスですね、市場価格というものはどのくらいのものかということを……。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 この共済組合の赤字が相当多いようなんですが、どのくらいにな……

第13回国会 大蔵委員会 第38号(1952/04/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとその前に資料の要求ですが、この三案、安全保障條約に基くこの法律案を見れば見るほど重要でありますのでこの審議を十分にするために資料を実は要求したいのですが、その第一は英米の行政協定があるわけです。英米行政協定におけるこれと同様な規定がありましたら、北大西洋條約における規定はここに参考資料として出ておりますが、英米協定と、それから米比協定、米比協定の中にこれと同様な規定があつたらそれを参考資料としてお願いしたいのです。それから第二の資料はこの安全保障條約、行政協定ですか、十二條に関連する問題ですが、アメリカの軍需調達規則、こういうものがわかりましたら……。この公契約法による……

第13回国会 大蔵委員会 第40号(1952/04/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今主税局長から濫用されないようにいろいろ規定をしてある。そうしてその英米協定や米比協定よりも厳格に規定してあるというお話ですが、併し大事なことが一つ抜けておると思うのです、非常に大事なことが……。それはですね、第六條のこの免税規定において意見が違つたとき、両方でこの品物については日本国官憲は第六條に該当しないと認めたときですね、それからアメリカのほうはこれに該当すると認めた、意見が違つたときにはどうするか、今平田さんのお話ではあちらさんに強硬に申入れて適当に処置すると言いますけれども、適当な処置とは何であるか、そういうものがはつきりこれに出ていないのです。意見が違つたときはど……

第13回国会 大蔵委員会 第41号(1952/04/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 その前にちよつとあとでよろしいのですが諮つて頂きたいことがあるのです。それは合同審査の問題ですが、電源開発促進法案ですが、あの電源開発に関する法律案は恐らく安定委員会にかかつておるのじやないかと思うのですが、あれはまあ外資導入の問題もありますし、それから国内の資金も相当動員するわけでありますが、それと関係がありますのでできましたら合同審査を申入れて頂きたいのですが、これをお諮り願いたいと思いますが。
【次の発言】 この国有の財産の管理に関する法律案について質問したいのですが、この法律案の目的は、行政協定第三條に基いて国有の財産を管理、処分するというのですが、第二條において「国は……

第13回国会 大蔵委員会 第42号(1952/04/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 特別調達庁のかたに御質問いたしたいのですが、今日は主として行政協定十二條に基くこの法律案について質問いたしたいのですが、特にその中で調達方式ですか、その問題について伺いたいのですが、この前特調のかたに要求しておいたのですが、アメリカの調達規則によつていろいろ発注されるために、日本の商習慣を無視していろいろ発注されるために、日本の業者がいろいろ迷惑をこうむつておるやに聞いております。そういう例がいろいろあるやに聞いておりますので、例えば東亜紡織、東京螺子、それからレイモンド会社の例があるというように聞いておるのですが、レイモンドというのは土建会社ですか、これについても特調はよく御……

第13回国会 大蔵委員会 第43号(1952/04/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法案の趣旨は、成るべくこういう宝くじみたいなものはやめよう、そのほうに一歩近ずこうという法律案であるということはわかつたのでありますが、その範囲を社会福祉の増進かために要する費用に限定して行こう、こういうふうにされたのですが、その趣旨はまあわかるのですが、私たちは逆に反対なんですよ。こういう宝くじ的なものと社会福祉的なものとを結付けること自体に非常に不賛成なんでありまして、むしろ先ほどお話があつたように鉛筆とか机とかそういうものに使うのであるならばいいのですが、社会福祉というものとこの当然ばくち的なものを結付けるということが、政府のほうの社会福祉或いは社会保障というものに関……

第13回国会 大蔵委員会 第44号(1952/04/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 国有財産の使用の問題ですが、あれは将来あの中で有料で賃貸使用になる部分が出て来るわけじやないですか。この法律案の規定では、安保條約の一條に基いて、そうしてまあ国有財産を無償で使用を許すというのですけれども、範囲が非常に広いように私は受け取れるのですが、それは一応そうして置いて、それで例えば今賠償指定になつている設備や何かあると思うのですが、そういうものは将来どうなんですか、一応無料で使用を許して置いて……。  それからもう一つ、民間の私有財産を接収する場合、駐留軍に貸す場合には、一応政府がこれを賃貸して貸すことになる、その負担は日本国政府になるわけですが、そういうものはどうなる……

第13回国会 大蔵委員会 第47号(1952/05/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと今のに関連して……。先ほど最近予算で見積つたよりは塩の価格が安く入りそうだということですけれども、それは運賃が安くなつて来たのですか、それとも工業塩の原価そのものが安くなつて来たのですか。
【次の発言】 それから中国から買う場合に、十二ドル辺といいますと、長廬塩あたりを買つたらもつと安いのではないですか。青島あたりから来たところの……。もつと九ドルか、勿論十ドル以下じやないですか。
【次の発言】 台湾じやなく、中共側を聞いているのです。
【次の発言】 これははつきりした数字はないのですけれども、すでに安本あたりでやつているのですからどのくらいかわかつているでしよう。勿論……

第13回国会 大蔵委員会 第48号(1952/05/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この際開発銀行法を審議するときに必要な資料を要求しておきたいのです。又あとになつて遅れると困りますので、それは、復金の償却の問題、専門委員に要求してもらいたいのですが、第一次償却乏第二次償却、その内容ですね。それから回収の期限の延長です。それがどの程度あつたか。この三つを至急出すように要求しておいてくれませんか。

第13回国会 大蔵委員会 第50号(1952/05/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡単にちよつとお尋ねします。これと財政法との関係ですね、どういうことになりますか。第一は、財政法十四條の歳入歳出はすべて予算に計上しなければならん、その予算の問題ですね。それからもう一つは、これはまあさつきのお話の公債といいますかこれは今度剰余金の半分を償還することになるわけですけれども、そういう場合の公債の対象になるのか、公債償還ですか……。
【次の発言】 それはまあわかりましたが、違つた取扱をするということはわかつたのですが、この国債の資金の使い方が成るほど御説明の通り違います。併し債券の性格そのものはやはり国債でこれは日本銀行のやはり担保になるわけですね。そういう普通の国……

第13回国会 大蔵委員会 第51号(1952/05/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この公共福祉用財産というのは、一体どういうものなんですか。
【次の発言】 そうすると公共福祉用財産というのは、全体としてそういうことになつているのですね、皇居前広場は。
【次の発言】 いや今お話しているのは、皇居前広場というのは、あれはその公共福祉用財産になつているわけですね、全体として。
【次の発言】 あそこは予備隊とか警察官の訓練場ではないわけですね、それでああいうことは公共福祉に関連するのですか。
【次の発言】 それはそうですね。メーデーのとき、あの使用について厚生省は禁止したのですが、総評からこれを提訴して、東京地方裁判所でこの使用を禁止することは不当であるという判決が……

第13回国会 大蔵委員会 第55号(1952/05/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この貯蓄債券の発行の主体ですが、これは資金運用部特別会計で発行するのか、一般会計分として発行するのですか。
【次の発言】 そうしますと資金運用部特別会計としては、こういう債券は発行できないのですね。それで一応一般会計分として発行して、そうして資金運用部特別会計のほうへこれを廻す、こういうことですか。
【次の発言】 関係ないようにしたのであつて、それじやどういう根拠に基いて、財政法の何條に基いてこの債券を発行するのですか、こういうことは財政法によつてできるのですか。
【次の発言】 それはわかるのですが、併し普通の預金と違うのでしよう。一種の公債を発行するわけでしよう。それで歳入歳……

第13回国会 大蔵委員会 第56号(1952/05/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この為替損失補償について、貿易の相手方のほうの為替の変動ですね、向うの損失ばかりでなく、今度日本側の為替変更による損失も含まれているのですか。例えばね、こつちの三百六十円レートを変更するという場合、為替変動による損失額というものも含まれるわけですか。
【次の発言】 何か将来にそういうような為替の変更を一応予想しているのですか。そういうようなことがあり得ることを予想しているわけですか。
【次の発言】 それと、今このポンド地域に対する輸出、或いは輸入について為替レートが、特にポンドの闇相場ですか、そういうようなものが支障になつておるので、このまま調整する方法としていろいろ考えられて……

第13回国会 大蔵委員会 第58号(1952/05/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は、先に設備輸出の為替損失補償に関する法案に関連して、通産省その他の意見を聞くはずであつたのでありますが、時間の関係上それができなかつたので、この際質疑をいたしたいと思うのです。設備輸出の為替損失補償の法案は、あれは日本からの重要物資の輸入を確保するということが建前である。で、あれはやはり一つの重要な貿易政策の一つとして輸入重点、ここに問題があるのです。併しそれは又あとで何することとして、最近日本の貿易上に重大な変化が現われて来ているわけでありまして例えば対米貿易或いは対ポンド貿易、或いはオープン・アカウント地域に対する貿易、更に貿易ばかりでなく、国際收支の上から非常に重要な……

第13回国会 大蔵委員会 第59号(1952/05/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと質問したいのですが、開発銀行の業務ですね。開発銀行の業務は今どういうような業務が行われておりますか。
【次の発言】 開発銀行法を見ますと、そういう経済再建とか産業の開発に寄与する設備の取得、改良又は補修に必要な資金で、銀行その他の金融機関から供給を受けることが困難なものを貸付けるわけですね。それから今総裁が言われたような開発資金の調達のために発行される社債で、証券業者等が応募文は引受けることが困難なものに応募する。そうしますと開発銀行は一応それによつてまあそういう貸付又は応募の場合ですね。まあ多少の利益は見込んで、一応まあ独立採算の建前で運営されて行くことになつておる。……

第13回国会 大蔵委員会 第61号(1952/06/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今度この改正案によつてですね、政府からの何ですが、これが見返資金からの借入が規定してあるのですが、これはそのほかにはどういうところから……資金運用部なんか将来借入れ得る予定になつているんですか。この借入の問題について少し詳しく説明してもらいたいと思うのです。
【次の発言】 それから、この開発銀行の二十七年度の資金運用計画の中で肩替り分はどのくらいあるか、新規貸付分はどのくらいという資料はございませんか。
【次の発言】 そうすると二百五十億になるでしよう、二百億と言われましたが、百億を引きますと……。
【次の発言】 そこに私、その開発銀行の運営方針として新規貸付よりもむしろ肩替り……

第13回国会 大蔵委員会 第62号(1952/06/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私はこの際やはり長期金融について関連がありますので、長期信用銀行について昨日これが我々留守に通つてしまいましたので、これが関連して質しておきたいことがありますので、委員長に発言を許して頂きます。  長期信用銀行法の第六條ですね、六條の第二号について見解をはつきりさせておいて頂きたいのです。それは「国債、地方債、社債その他の債券、株式又は出資証券の応募その他の方法による取得。」この内容です。これは買入というものは入るのですか、或いは又引受というようなものが入るのか、この取得の意味です、これについて。
【次の発言】 証券取引法の第六十五條、これは今でも生きているわけですか。

第13回国会 大蔵委員会 第63号(1952/06/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今ながながと御説明されましたが、そういうことはわかつているんです。今更言わなくても当然のことであつて、今言われたことは当然過ぎるほど当然です。我々も知つているわけです。ですから我々としては、具体的に大蔵大臣が差支えないことについては相談して発表する。こういうお話です。それを発表して頂ければいいんです。いろんなイントロダクシヨンは我々よく知つているわけなんです。今は又そうしなければならないわけです。ですから差支えないものについてということになつているんであつて、而も今ちよつと伺いますが、七千何百万と言われましたが、この表では三千四百六十九万なんです、頂いた表では、二十二年のやつ……

第13回国会 大蔵委員会 第64号(1952/06/10、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお聞きしますが、この通貨基金に加入に当つて一体大蔵省はどういう程度のことを考えておるのですか、加入するおつもりなんですか、どの程度のことが、具体的に例えばプラス面はどういう面がプラスになるか、それからマイナス面についてはどういう面がマイナスになるか、その点具体的に一般には何か通貨基金に入ることによつて、何らか一応国際的に日本の信用というものがそれで確保されるという点は認められると思うのですけれども、何らか非常に何かいいことがあるのか、漠然として考えられておるのですが、具体的に大蔵省としてはどういうことを考えておるか、こういうようなものに加入をして……。その点を先ず伺いた……

第13回国会 大蔵委員会 第65号(1952/06/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 そうしますと、復金及び日本開発銀行で只今消却をしているのでありますが、大体合計九億一千六百万円ですね。こういう消却を行なつたとき、これは一応損金として落すという建前であるわけですから、勿論これが全部損になるというわけではない。今後回収できる分は今後又回收して行くと思うのです。一応損金としてこういうふうに処理されている。消却になつた、これが果して適当であるかということをこれは検査する場合、これは例えば復金なり開発銀行に依頼したのではこれは適正であるかどうかわからないと思う。やはり会計検査院にそういう権限があるということが今判明したわけですから、こういうものについては適否を検査され……

第13回国会 大蔵委員会 第69号(1952/06/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法案はいつ予備審査になつたのですか。
【次の発言】 実はこの法案は只今配付されたのです。それで油井委員は、従来から懸案であつたのだからいいというお話ですが、併しそう簡単に扱うべきものじやないと思います。それは油井さんは御質問が終つたからいいと思いますが、私は伺いたい点がある。他の耕作物についてその品質を向上し、或いは量目を確保する、収穫量目を確保する、そういう場合にこういうこ上が行われるのか、特にたばこについてなぜそういうことが必要なのか、これは私は別に反対とか何とかいうよりも、特にたばこについて、なぜそういうことが必要なのか、他の米なり麦なりその他の作物についても、品質の……

第13回国会 大蔵委員会 第71号(1952/06/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡單にお伺いしたいのでありますが、今まで国家の補助になつておるのが、それが今度公社のほうですね。公社のほうの補助に変えるというと、それから補助の範囲が今までの国家補助の場合よりは少し広がるようなんですね。それで国家補助の場合を公社補助にした場合どういう利益があるのか、それから金額としては補助額というものはどのくらい多くなる予定なのか、その点ちよつと伺つておきたいのです。
【次の発言】 私質問いたしましたのは、公社に実際には出さして行くのですね。今度はこの法案によりますと、今まで国家予算に計上して補助を出すということになつているのが、今度は国家予算に計上しなくても、これによると、……

第13回国会 大蔵委員会 第74号(1952/07/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体その補償が予想される額ですね。どのくらい見込んでおるわけですか。
【次の発言】 それを賄なう予算ですね。予算措置はどういうふうになるんですか。
【次の発言】 そうしますと、まあ我々の立場として非常に問題が出て来るわけです。と言いますのは、今度の日本国とインドとの平和条約について衆議院では私のほうの黒田さんが岡崎さんに質問したのですが、これはサンフランシスコ条約と違う。あの一環ではない。それであの二十六条によつてよその国と条約を結ぶ場合、サンフランシスコ条約を締結した国よりは有利な条件で締結した場合にはサンフランシスコ条約加盟調印国に均霑させなければならないけれども、それより……

第13回国会 大蔵委員会 第77号(1952/07/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 第一に伺いたいのは、占領軍に接収されていたものを解除になつて返す。どういうわけで返すんですか。占領軍に接収されていたものであつたが故に返すのか、解除されたから返すというのはこの貴金属に限つてどういうわけで返すのか、その根拠を伺いたいと思います。
【次の発言】 それはそれでわかりましたが、政府、日本銀行、旧軍需会社等が保有していたもの、それから占領軍に属する権限ある軍人又は軍属が貴金属を占有しておる個人から接収したものもあるわけですね。それで国が持つていたものが接収されて国に返つて来るのは国に返つて来るわけですね。それから又個人から接収したものは個人に返す、こういう建前のようです……

第13回国会 大蔵委員会 第78号(1952/07/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今千九百八十一号の果汁に関する請願は、今小委員長の御報告では採択するように御報告があつたのですけれども、そうじやないのですか、果汁……果汁は保留になつておるのですがね。
【次の発言】 これは継続するかしないかの問題の前に、ちよつと経過を御説明申上げませんとわからないと思うのですが、実は昨日大体まあ済むつもりで最後に私質問いたしたわけですが、それについては結局厚生大臣との質疑応答の結果、一番重大なる点は、この国立病院地方移譲が、社会保障を逆転せしめるか或いは推進せしめるかの議論に分れておるのです。それで厚生省のほうは、むしろそれに役立つ、推進せしめる、私のほうはむしろ逆だ、逆転……

第13回国会 大蔵委員会 第79号(1952/07/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 厚生委員会と大蔵委員との連合委員会におきまして、国立病院の地方移譲に関する法律案について検討した結果、只今委員長のお話ございましたように、質疑をやつて行きましたが、政府の資料も不足でありますし、それから答弁もはつきりいたしません。そこでなかなか質疑が終らないわけでした。厚生委員会のほうとしても、この問題を今会期中に処理するために、この議事を円滑に進める上から、大蔵委員のほうで何かこういう点が修正して欲しいとか、こういう点を訂正すべきであるとか、そういう意味があつたら一応まとめて出してもらいたい、そういうことになれば質疑の焦点がはつきりして来るので運営上都合がよろしいので、社会党……

第13回国会 予算委員会 第1号(1952/02/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料ですが、今度の予算の説明書の中には、国庫対民間収支の見込の表がないのですね。この前のはありましたが……それはお出し願えますか。
【次の発言】 ええ、そうです。

第13回国会 予算委員会 第3号(1952/02/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この財政法及び会計法の法案は大蔵委員会にかかつているわけで、われわれは大蔵委員として一応その質疑はしているわけです。併し予算委員会としてはこの財政法及び会計法と、この予算との関係について政府がここで説明すべきだと思うのです。それはあの法案が通つていれば問題はないのでありますけれどもまだ審議中なのでありますから、通らない法案をもとにして政府がこの予算書を作つておるのですから、従つて政府はどうして、まだあの法案は通らないけれども通らない法案に基いてあれが通つたものだとしてこの予算書を組んだかということが一つと、それからその根本に亘つてそれが憲法違反でないのだ、それだからああいう法案……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/02/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと河野さんにお伺いいたします交付公債のことですが、そのことをちよつと説明して下さいませんか。それは全然触れられなかつたのですが、八百二十九億、例の旧軍人遺家族の交付公債ですね。まあその金額が伝えられるところでは八百二十九億ですか、あれがどういうものか、予算との関連についてちよつと説明して下さい。
【次の発言】 この処分関係はどうなんですか。これは処分がすぐできるかどうかということと、それからこれを担保にしてどこかで金を借りられるかどうか。
【次の発言】 それから平田さんにちよつとお聞きしたいのですが……。
【次の発言】 それでは石田局長にお伺いいたします。最近の外貨ポジシ……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体御説明は伺いましたが、前提條件として一つ伺いたいのがあるのですが、それは国際経済の影響をどういうふうに考えたかということが一つ。それからもう一つはこの二十七年度予算を実施した結果どういう影響が現れるか。特に物価なんかについてこの点第二。第三は先ほどお話がありましたが、いわゆる日米経済協力これはどういう形をとつて来るかわかりませんが、最近新聞を見ますと兵器増産が中心になつて来ますね。アメリカの国防生産の一環に日本が組み入れられてそういうものが中心になつて来る、この三つです。この三つをどういうふうにお考えになつてそうして今御説明になつたようなこういう見通しになつているか伺いたい……

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) それではこれこれより会議を開きます。  本日は日程表に従いまして、貿易、外為特別会計、運輸につきまして、関係当局の説明を聞くことになつております。なおその前に片柳眞吉委員より、食糧管理特別会計の当面の運用状況につきまして質問せられる予定になつておりますので、その質疑から始めて頂くことにいたします。片柳眞吉委員。
【次の発言】 片柳君よろしうございますか。
【次の発言】 それに関連しまして、今大久保委員のお話ですと、外為に関係ないと言いますと、委員長の木内さんはそういうことを主張しておりますが、そういうことはいいのですか、関係なくて。

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと伺いますが、品目別、仕向地別、輸出契約の御説明を承りましたが、沖縄に対する電気機械の輸出、それからその他というところに沖繩向が相当あるようですが、この沖繩向というのはどういうものですか。どういう性質のものか伺いたいのと、もう一つは東南アジアのほうですね、ゴア一件あるのですが、これはどういう種類のものですか、伺いたいのですが。
【次の発言】 東南アジアの開発についてはまあしばしば新聞などにも随分出ておりまして、又非常な今後の講和後の日本経済自立の重要なまあ一つの前提條件になつているように聞いておりますが、これは二月九日の毎日新聞なんですが、日米経済協力に関する最高会議とい……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の資料に関連してちよつと資料を要求したいのですが、それは、これは重複するかも知れませんが、検挙の件数を種類別に分類した表ですね、それから犯罪の種類別統計、それから自殺着の原因別、自殺した人の原因別調べ、何のために自殺したのか、その原因と件数、この三つを同時に資料として頂きたいのです。
【次の発言】 犯罪でもいいのですよ。犯罪件数です、犯罪の分類ですね。
【次の発言】 只今平林さんから内村君の発言は何か議員に対して今後予算委員会で非常に発言を拘束するような窮屈になるようなことを言われたんですが、併し内村君の言われたのは、やはり非常に重要な問題を持つておりまして、憲法第九十九條……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今のポンド過剩対策の一つとして、今の公定レートを実勢レートに切換えれば、それは一つの対策になるというお話ですが、その前に少し伺つて置きたいことは、このいわゆるポンド過剩対策を考える場合に、このポンド過剩がどういう原因で起つて来ておるのか、その根本の原因については、木内さんなり、或いは政府なりがとういうふうに考えておられるか、この根本の原因が正確につかめなければ、ポンド地域への輸出を制限しても、為替相場をいじくつて見ても問題は解決しないと思う。私はその由つて来たるところは相当深いと思うのですが、一体どういうところにこの根本の原因を考えておられるか、これは通産大臣なり、外為委員長……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/03/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私もそれに関連しまして質問というよりやはり御注意を申上げておきたいと思います。  愛知君は今各国の国民所得とそれからそういういわゆる防衛費と軍事費を比べる場合に、やはりこの国民所得というものをお調べになつて欲しいと思うのであります。アメリカと日本の国民所得がどれだけ違うか、それから又生活水準というものがありますから、生活水準がどれだけ違うかですね、殆んど貧乏線にある生活水準で、アメリカと同じ比率に、仮に同じ比率であつても、又アメリカより低くても如何にその負担が重いかという点もありますから、愛知さんの先ほどの御注意と併せて私もそれを考える場合に、この二つの点を参考にして頂きたいと……

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/03/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 非常に御尤もな御意見ですが、特にまあ彈力性を欠いておるという点は我々としても今後もつと突込んで研究してみたいと思いますが、ただ一つ若しかお調べになつたことがあつたらばお伺いしたいのですが、防衛費千八百二十億といわれておりますが、それは直接一般会計予算のほうに出ておるのですけれども、このほかに例えばやはり一般会計の中で公共事業費の道路とか港湾、或いは特別会計でも国鉄とか、電通あたり間接的に進駐軍駐留に俘つて一般会計予算の防衛費として出ておる以外にやはり実質的に防衛費的なものが相当あると思うのですね。こういうものを何かお調べになつたことがありましようか。或いは今お手許に資料がなけれ……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 審議に入る前に議事進行について発言をしたいと思いますが、よろしうございますか。
【次の発言】 私は今日から予算本審査に入るのでありますが、こういう形ですぐに予算審議に入つてよろしいかどうかについて重大なる疑義を持つているのであります。参議院予算委員会としては、今日からいよいよ独立第一年目と言われる昭和二十七年度予算の本審査に入る段取りとなつておりますが、審議に先立つて参議院予算委員会としてこの予算をどう取扱う、如何に取扱つて審議するかということを明確にして置く必要があると思うのであります。即ち独立第一歩の二十七年度予算が憲法に違反しているのであります。行政協定を国会の審議を求め……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 六日の予算委員会における総理の失言に対して、総理は今日取消されたわけでありますが、私はこの予算審議に入る前に、この予算は憲法違反の予算である。憲法九條、七十三條に違反しておるからこの予算は審議すべきではない。少くともこの本審査に入る前にこの予算が憲法違反であるかどうかを明らかにしてから本審査に入るべきであるということを主張したのでありますが、先ず総理に対する質疑を行う過程において、それがおのずから明らかになつて来るであろうというので、私はその予算の運営の議事に従つて参つたのでありますが、果して総理は六日の予算委員会において憲法違反が明らかであるところの言明をなされ、そうして卒然……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/03/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は二十七年度予算案に関する若干の基本的な問題について総理大臣に質問いたしたいのであります。周知のごとく、二十七年度予算は我々日本国民の子々孫々に至るまで重大な影響をもたらす平和條約、安全保障條約、行政協定などの経済的裏付けをなすものでありますし、更にこれらの條約乃至協定の諸結果を数字を以て具体的に現わしたものであるという意味で重大な意義を持つておる予算であると思うのであります。それだけに我々はこの予算と真劍に取組んで、その意義、性格、内容、影響などについて国民の前に明らかにする義務があると思うのであります。従いまして、これから私が政府に対していたしまする質問に対しましては、政……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 いろいろ参考になる御意見を伺いまして甚だ有難うございました。ただ一つお伺いしたいと思うのですが、それは結論として神川先生は、近代国家として武力を持たない独立国家というものはない、軍備を持たない近代国家はない、こういう御意見であり、結局日本としても独立後においては軍備を持つことは当然であるというふうに言われたのでありますが、その先生の論旨はよくわかりました。併しながら実際問題として、今我が国で問題になつておる再軍備論には二つあると思う。その一つは神川先生の言われたような、独立国家として軍備を持たなければ独立国家としての体をなさないという意見と、もう一つは、これも神川先生がさつき言……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/03/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして簡單に一つ伺いたいのですが、国連との協定等の関係は発効の條件にはならないのですか。それは例えば国連軍が日本に駐留できないというような、協定がありませんと……、そういうような関係上、国連との協定ができませんと発効した場合にいろいろな支障が生ずるので、最近これはたしかかどうか知りませんが、その協定ができないと発効に支障が生ずるのではないかというような情報がアメリカ辺りから来ているということをまあ聞いたのですが、そういうことはあり得るのですかどうか。

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/03/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は非常に多くの大臣を要求しておるのですが、今大臣の出席が非常に悪いので、止むを得ず安本長官がお見えになつておりますから、安本長官への質問から始めたいと思います。  それで、私が安本長官にお伺いいたしたいことは、今度の平和條約を結び、そうしてそれと関連して安保條約ができ、安保條約の具体化として行政協定ができ、行政協定の具体化として今予備作業班が作業をやつております。この結果として今度の平和條約とか、安保條約、行政協定、こういうものが日本の経済にどういう影響を及ぼすかということが、具体的に非常にはつきり出て来たのです。非常にはつきり出て来ております。そこでこの予算の編成とも重大な……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど岡田君の質問に対して大蔵大臣が答えられたことで一つお伺いしたいことがあるのです。それはポンドの見通しの問題ですがこれは非常に重大だと思うのです。今後の日本の貿易政策については今非常に悩みがある。この間木内外為委員長もポンドを切下げることはないであろう、こういうことを言つておりました。大蔵大臣も前途はそう下ることはないであろう、今度のイギリスの財政政策によつてポンド価が維持できるだろうという御説明でありましたが、実は昨年の九月二十七日のマンチェスター・ガーデアンに載つているコーリン・クラークの論文ですがこれを見ますと、来年あたりイギリスには非常なインフレが来るであろう、大イ……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/03/25、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私はこれまで長い時日を費してこの予算案をいろいろな角度から検討して参りましたが、その検討の結果、到達いたしました結論に基いて総括的な質問をいたしたいと思うのです。その質問の要点は三つなんであります。我々のこの予算審議を通じて到達した結論として結局この予算案は、又この予算案の担つている日本経済の再建計画、講和後の日本経済の自立計画というものを、或いは又講和条約に基く日本の安全保障、或いは独立、こういうものは私は三つの幻想の上に立つていると思うのです。或いは又希望的観測であると言つてもいいと思うのです。そこでその三つの幻想乃至は希望的観測について総理はどういうふうに考えられるか。そ……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/03/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして二十七年度予算案に反対いたすものであります。  反対理由の第一は、この予算案が憲法及び財政法の精神に違反しているということであります。即ち、憲法につきましては九條、七十三條三号、十四條、財政法につきましては、財政総則の九條、十三條の精神に違反していると思うのであります。違反の事実につきましては審議の過程においてすでに明らかになりましたし、各反対の委員のかたがたが詳細に述べましたから、私はここで省略いたします。ただ憲法に照らして事実を判断するのではなく、違反の事実を合理化するために、憲法を事実に合せて歪曲して解釈しようとする人のみが、この憲法違反……

第15回国会 大蔵委員会 第3号(1952/12/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡單に河野さんに一つ、中小企業金融の問題ですが、商工中金に対して今度出すわけですが、何か商工中金のほうに機構のまあ整備とか何とかというようなことを考えておるようにお話がありましたが御説明のときに……。それでまあ中小企業金融に対しては、特別の金融機関を設けて、それでまあいわゆる国家資金を出してやらなければならない、これは我々も前から考えるのですが、今度の商工中金に対する出資ですが、関連して中小金融の金融機構の問題をどういうふうに考えられておるか。殊に商工中金に対して具体的な政府の考えができておるのなら一つお伺いしたい。
【次の発言】 私、まだもう少し質問したいのですが、ちよつと予……

第15回国会 大蔵委員会 第5号(1952/12/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この提出された資料を見ますと、非常に拿捕、抑留と言いますか、非常に多いのですが、これをもう少し詳しく御説明願いたいのです。その最近の状況、今後の見通しですね。こういうふうに非常に激増すれば、更に又繰入れの問題は今後も多くなつて来ると思われるので、その実情をもう少し詳しく、なぜ昨年十二月頃から非常に殖えておるか。こういうことになつておりますね、説明では……。一つ一つということは申しませんが、その実情を詳しく御説明願いたいのです。今後の見通しはどうでありますか。水産庁のほうの漁船保険課から出された資料……。
【次の発言】 八月以後韓国に拿捕された三隻の問題はどうなつているのですか。

第15回国会 大蔵委員会 第9号(1952/12/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 小林君の要求しました蓄積の資金ですね、これはインベントリー関係は一応予算委員会に出ておるのです。併しそれ以外に開発銀行関係、見返資金関係、ああいうものを引継いだでしよう。それから資金運用部関係、ありますね、そういうものを全部一応含めて、いわゆる蓄積政府資金ですね、一般会計だけでなく、全部を一つお願いいたします。

第15回国会 大蔵委員会 第10号(1952/12/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この間、韓国側の漁船拿捕の件について一応報告を伺つたのですが、その後の状況ですね、現在拿捕についてのこちら側との折衝はどういうふうになつておるのか実情をちよつとお伺いしたい。
【次の発言】 まあそういうふうに、今懸案になつているものもあり、又抗議をこれまでにしていると思うのですが、こういう状態ですと非常に不安じやないのですか。そういう裁判が行われて、まだきまらないうちに、又どんどん後からそういう事件が起つて来ると相当問題だと思うのですが、今後の見通しはどうなんですか。
【次の発言】 それに対するどういう対策を考えられておるのですか。

第15回国会 大蔵委員会 第14号(1952/12/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、所得税の臨時特例に関する法律案に反対いたします。  反対理由は、この本年度の補正予算の裏付としての財源を見ますと、殆んど大部分が勤労大衆の税の自然増収によつていることは、この政府の提出いたしました資料によつても明らかであります。自然増収七百一億のうちいわゆる勤労所得税の増収六百六十億に達しているのでありまして、而もその他の増税としては酒税、砂糖消費税、揮発油税、物品税、関税、こういうふうないわゆる大衆税の増収によつたものである。これは一面一般国民所得がふえたことによる自然増収もあると思いますけれども、その大部分は価格騰貴による名目的な貸金その……

第15回国会 大蔵委員会 第15号(1952/12/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これと直接に関係していないのですが、東京湾その他の防潜網による中小漁業者の損害の補償の問題はどうでございますか。今度の国会に何か補償法を別に出さなきやならんということになつているのですが、何か農林省と大蔵省で意見が対立してまだきまらんというのですけれども、これはあなたに質問したらいいかどうか知りませんがおわかりになつたらその点伺いたいと思います。
【次の発言】 それじや後刻でいいのですが、どなたかおわかりになるかたがそのいきさつを御説明願いたい。あなたからでも御連絡願いたいと思います。後でいいのです。
【次の発言】 防潜網ですね、このための漁業者の損害補償の問題ですが、今どの程……

第15回国会 大蔵委員会 第31号(1953/03/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 直接この法律案自体の問題じやないのですが、二十八年度において益金の還元の問題ですが、一応納付金として納めるが、そのうち予定の額を超えたものについては、一部又特別会計へ報奨金のような形でこれをアルコール専売特別会計へ与えるという規定があるわけですね。二十八年度においては、それはどのくらいの金額になるのか、その点お伺いしたいのです。
【次の発言】 納付する場合ですね。益金は予定の額を超えた場合には、特別会計のほうへ一部報奨の形で、これを還元するという規定でもあるのじやないのですか。
【次の発言】 その条文は僕はわからんですけれども……。

第15回国会 大蔵委員会 第33号(1953/03/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 小額通貨の整理の法律案ですが、これはインフレーシヨンのあと始末の一つとして、こういう法案を出されたと思いますが、この法案自体は成るほど今の取引の実態から見て、こういうことをせられる必要もあると思うのですが、これ以外にインフレーシヨンのあと始末として通貨制度なり、或いは通貨制度なり、いろいろやらなければならないことがたくさんあると思うのですが、その一つとしてこれが出た。従いましてこれ以外にインフレーシヨンのあと始末として、先ほど石田さんの答弁では、経済が安定して来た、それに対応するいろいろな制度を、殊に通貨関係をやらなければならんことはありますが、これはその一部になると思うのです……

第15回国会 大蔵委員会 第34号(1953/03/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 君国税長官に伺いたいのですが、国税長官も御存じのようにこれまでいわゆる税法上の減税というものをいろいろやつて来たけれども、まだ国民負担からいつて税金の高いことはもう御承知の通りです。 今高い現状において、税制上国民に対して実際に高いながら、せめてこの政府として或いは税務行政の上で申訳の立つようなことを行う余地は、税を公平にとるとこういう点がまあ最後に残された一つの具体的な、目下の非常に高い税金の下において国民に対して徴税を納得し得る一つの条件だと思うのです。ところが昭和二十七年度の所得税、確定申告に当りまして、医師並びに歯科医師の社会保険収入の所得金額算定に特別の措置を講じて優……

第15回国会 大蔵委員会 第35号(1953/03/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは対日援助費の返済の目的と関連して来るのですが、計算の仕方、三千三百二十六億となつておりますのは、返済するときのドル計算はどうなるのか。それから頂いた資料、主として物資別のがあります。この中で綿花、主食、油脂、肥料、鉄鋼その他がありますが、こういう価格算定はどういうふうになつておるのですか。こういう物資別の価格の算定はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 三千六十五億円の今の算定の仕方、もう一回話して下さい。
【次の発言】 そうしますと、もらつたときの例えば綿花なんか幾らという計算で来るわけですね。単価幾ら、それから主食は幾ら、こういう案ですね、それでそのドル計算……

第15回国会 予算委員会 閉会後第1号(1953/03/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 関連してお伺いしたい。そうしますと、大蔵大臣のお話ですと、四、五を組んでおけば、次に暫定予算を仮に又、組んでも支障がないと、いろいろ経済界にもその他にも支障がないと、四、五を組んでおけば、丈六、七と組んでも支障がないと、こういう意味で言われておるのですか、適当であるということはですね。
【次の発言】 そういう意味ではないのです。四、五の予算を組むときに、その組み方の中に、もう一度暫定予算も組まなきやならなくなる場合も、今内村君の質問で予想されておるのですよ、大体ですね。その予想も入つておるかというのです、四、五を組む場合に……。

第15回国会 予算委員会 第2号(1952/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 佐多君の要求資料に関連しまして食管特別会計ですが、一等米七千五百円、二等米六千七百円三等米五千八百円というふうになつておるが、この価格別、等級別買上数量、それもわかつたらお知らせ願いたいと思います。  それから雑件ですが、さつき主計局長が御説明になつた程度でいいのですが、あの程度の何か資料にして頂きたいのです。あの程度でもいいのですから……。
【次の発言】 はあそうです。
【次の発言】 それは幾らぐらいになりますか。
【次の発言】 今度の消費者米価引上と、それから運賃引上、それと減税との比較ですね。これもラフでいいのですが、正確には出ないでしようが、いつも私お願いするのですが、……

第15回国会 予算委員会 閉会後第2号(1953/03/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 委員長、ちよつと関連して……。内村君の質問は予算に関係ないという話がありますが、私はそうじやないと思うのです。(「その通り」と呼ぶ者あり)この暫定予算を緊急集会に出すに至る手続において憲法違反の疑いがあるから聞いておるのだ。総理はこの解散のときに政府声明としてこういうものを出されております。「昨秋の総選挙を隔つること僅かに半歳、内外の情勢は政府と国会との全能力を傾けても及ばざるを憂うるのであるが、陰謀にこれ没頭する野党の現状を見ては、民主政治確立のため、この際むしろ一切を国民の審判に待つの公明直截にしかないのである。もとより解散の責任は挙げて野党にあるが、政府として、重荷の為に……

第15回国会 予算委員会 第4号(1952/12/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 消費者価格を引上げる根拠について、もう少し数字的に伺いたいのですが、それは一応予算の説明書には、米なら今度生産者価格を七千二百十四円を七千五百円に引上げる。それから大麦、その他については小麦、裸麦とありますが、これは買上数量、等級別に皆違うわけですね。七千五百円というのは三等米ですか。標準米というのですか。その計算の仕方がわかりませんが、等級別に、買上数量と価格ですね。そういうものを示して頂きたいと思うのです。それと消費者価格との差額ですね。それでその他の集荷手数料とか、或いは運賃などもかかるでしようが、そういうものを差引いて、そうして石当り或いは十キロ当り、どれだけ引上げるか……

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして実はマイナス面のほうの効果についてやはり資料を頂きたいのですが、これは本会議で私農林大臣に質問したのですが、農林大臣は非常に抽象的な答弁で何ら答えになつておりませんでしたから、この行政協定によつてどのくらい農地、山林が接収されて、その結果食糧の減収がそのためにどのくらいに予想されるかということ、それから山林がどのくらい潰されたか、それをはつきり、わかつておるはずですから、はつきり数字によつて伺いたい。  それから漁業のほうが海域周辺の漁業を禁止されたためにどのくらい漁獲が減つたか、その増産とか何とかのほうには力を入れておりますけれども、マイナス面もあるのですか……

第15回国会 予算委員会 第12号(1952/12/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 最初ちよつと関連質問で……。千田君の只今の御質問で防潜網の補償のことについて質問をしたときに、岡崎外務大臣は調査して補償のことを考えてやるということでありましたが、この防潜網の補償は、御承知のように日本国とアメリカ合衆国との安全保障条約第三条に基く漁業の制限に関する法律ですね、あれについては補償できないことになつている。従つて損害を査定した場合、その補償問題が起きたときに、特別の何か立法措置が必要であると思うのですが、その点岡崎外務大臣は只今、損害があることは事実である、それの補償について調べておられると言いましたけれども、その補償額が仮にきまつても、それを補償する根拠がないわ……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ず私は政府に、特に吉田総理大臣にお伺いいたしたいのですが、今回政府は人事院の勧告とか、或いは国鉄の裁定、専売の裁定等、それを予算に認めないで、又いわゆる野党三派でこの修正案を出したようでありまするが、政府はこれに対して応じられない態度をとつております。なぜ人事院勧告を勧告案通り応じられないか、或いは又国鉄裁定、専売裁定等、裁定委員会の下した裁定に、なぜ政府は従うことができないのか。その理由、根拠ですね、財政上の理由か或いはその他の理由か、その理由をお伺いいたしたい。これは総理大臣にお伺いいたしたい。
【次の発言】 財政全般と申しますと、二十七年度の財政において措置できないとい……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 関連質問ですが…。  只今建設大臣は幅員二十二メートルと言われましたが、実際に今測量しておるのは百二十メートルしておるのです。それでもうその沿道にかかる村民は非常な不安を持つています。百二十メートル測量しておるのです。中心から六十メートルです。従つてこれを実際いつからやるのか伺いたい。それから資金計画としては千百四十億になつておりますが、千百四十億の半分を外資に依存することになつています。この外資関係はどうなるのであるか、外資は何を担保にするのか、この外資関係とそれからいつやるか、それから幅員が二十二メートルばかりではない。それから速度も七十キロ乃至百キロなんです。こんなスピー……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 一般公務員ですね。仮に〇・二五カ月の手当……手当と言わなくてもいいのです。金額を支給する場合にはどのくらいの予算が要りますか。
【次の発言】 そうしますと、超過勤務手当という形で出すという場合にその財源は三十五億なけりやならないということを伺いましたが、それだけの財源が仮に〇・二五カ月をどういう名目で出すか、それはわかりませんが、金額を出す場合には予算上困らない、そういうふうに解釈してよろしうございますか。
【次の発言】 そうしますと、これは非常な待遇の改善じやなく改悪になると思いませんか。これには改善と書いてありますが、非常な改悪になる。むしろこれは現状よりは悪くなつて、而も……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に最初に御質問いたします。大蔵大臣は、今度新らしく大蔵大臣に就任するに際しまして、新聞記者諸君に、国の苦しみを見るに堪えない、見ていられないから大蔵大臣に自分は就任……これを引受けたのであるということを言われた。で、私はそのときに、ほかのいろいろな大臣も就任の言葉を新聞記者諸君に述べておられましたが、何のために大臣になつたかと、こういう質問に対して、そう問われればどうもそれまでで、答弁のしようがないというようなことを言つていた大臣もありました。併し私は、向井大蔵大臣が、国の苦しみを見ているわけにいかないと、こういう心境で大蔵大臣を引受けられたことに対して、私は非常に敬意……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 木村長官お急ぎのようですから、実は昨日御質問申上げました保安隊の保有しておる兵器の種類及びその数量等について御質問申上げたのですが、御回答ございませんのでその御答弁を願いたいのです。今非常にお急ぎで時間がありませんければ後ほどでもいいのですが、その御答弁を煩わしたいと思います。
【次の発言】 アメリカ側から秘密懇談会においてこれを発表されたいと要請されたので、秘密懇談会でなければ御公表できない、こう言われるのでございますが、そんなにそういう自主性がないということでよろしいのか。そういうことを又御了承なすつたことも私はおかしいと思うのですが、これ母上追及しても、これは木村長官とア……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして昭和二十七年度予算補正三案に反対いたす者であります。  今度政府が国会に提出されました二十七年度予算補正この三案の特徴を見ますると、向井蔵相の財政演説に明らかに示されております通り二つの点にあると思います。その第一は、補正予算編成の前提条件でございますが、向井蔵相はこう述べております。我が国経済はすでに相当の回復と安定を見ているということのそういう前提に立つて補正予算を編成したことであります。その特徴の第二は、補正案の内容でございますが、我が国経済はすでに相当の回復と安定を見たということを前提といたしまして、今や世界経済に伍して、名実共によい独……

第15回国会 予算委員会 第20号(1953/02/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと簡単に…、物価と賃金をどういう前提に置くか、これを一つ。それから先ほど防衛支出金において補償費関係の百四十何億というのは、最初我々六百五十億と、六十二億と聞いておつたのですが、それがどうして百四十何億になつたか、その関係、それから千何百億かの雑件については、非常にたくさんあるので一々説明されるのは大変だと思うのですが、いつも雑件の中にときどき重要なのがありますので、この予備審査の期間中に、雑件は何かまとめて表か何かにして出して頂きたい、どういうものがあるか。
【次の発言】 ちよと資料を要求したいのですが、先ほどの御説明の中で国民所得に対する租税負担率ですね、この昭和九―……

第15回国会 予算委員会 第22号(1953/02/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 前に資料を要求しておりましたのですが、大蔵省主計局のほうから資料を頂いたのですが、二十八年度の道路関係予算全額と、今問題になつている臨時措置法に基く道路整備計画に相当する金額、二つ出して頂きましたが、ここに相違が出ているのでありまして、二十八年度道路関係予算全額は百八十億五千五百万円、この道路整備計画によると百三十七億四千七百万円、この差額というものはどういうものか、御説明願いたいのです。  それからもう一つ、この法律を実施した場合、地方財政にはどの程度新らしい負担が出て来るのか、その点もわかりましたら説明して頂きたいのです。

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料をちよつとお願いしたいのですが、それは警察力の比較の資料なんですが、戦前とそれから今度警察法を改正した後、二つの点について資料を頂きたい。一つは機構的にどういうふうに警察力が強化されて行くのか、機構的にですね。それは例えば今の国警長官というのは前はどういうものに相当しているとか、それから前の警保局長というものが今度どういうものになるかとか、機構的にどういうふうに戦前と比べて強化されるか、その点を一つ前と比較して頂きたいのです。いろいろな名前が違つておるのでわからない。この点おわかりになりますか。
【次の発言】 ええ。

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/03/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは何か数字を、資料等出して頂けますか。
【次の発言】 資料をもうきまつておりましたら出して頂きたいのですが、資料関係の発注ですね。航空機の発注先、どういう会社に発注しているか。それからその発注条件、それには飛行機その他船舶について……。その単価等もわかりましたら、大体予想でもいいのですが出して頂きたい。資料としてお出し願えますか。
【次の発言】 ですから輸入――した場合には、国内で幾ら幾ら、そういう点はお見込はございますね。輸入した場合も、国内でした場合も同じということでは……。そうすると又金額も違つて来ると思いますが、それがどうなるかというのです。

第15回国会 予算委員会 第28号(1953/03/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど内村委員が、総理がなぜ出席されないか、その理由について質されておる。従いまして、早く議事を進行する上において、先ず緒方官房長官から、なぜ出席されないかということについて、御答弁願いたい。そうして次に、総理が出席されないでこの予算委員会を開かれたことは、開会されたことは、先ほどの理事会の決定の申合せと違うのでございます。従いまして、当然総理に対しての総括質問なんですから、総理が出席されないで議事を開会するということはあり得ない。従つて総理が出られなければ、又改めて議事の日程を再検討しなければなりません。従つて先ず最初に緒方官房長官に、総理がなぜ出席、されないかということを伺……

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/03/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二十八年度予算を編成するに当りまして、この〇・二五の年末給与の措置に対しての考慮は払われていなかつたのでありますか。先ほど森委員も御指摘になり辞したように、一応金融的措置をするが、財政的措置ということもあの要望にあるのでありまして、それで当面の措置としては金融措置でないと困難であるが、二十八年度において財政措置としてこれを肩替りする、こういうふうに大体我々は了解しておつたと思うのです。それは各委員もみなそういう考えでおつたのでございます。今の答弁ですとちよつと食い違う。成るほど本多国務大臣の言われる通り地方財政に対する政府の補助というものはそのほかいろいろあるわけですけれども、……

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど委員長から対日援助の弁済の問題については七日までに政府が統一した答弁をされたいということを要求されましたが、その七日までに答弁されるに当りまして、私は只今岩木委員が質問されたことに対する大蔵大臣の答弁において財政法上違反の点がございますので、その点を私ここで一応質問いたしまして、それを又考慮に入れて政府は答弁されたいと思うのです。それで僅かの時間ですからちよつとお許し願いたいと思います。  昨日内村委員のやはり対日援助費の質問に対して大蔵大臣は、「債務と心得たということはこちら側の考えでございまして、それを払うことになりますと、いよいよ払うときになりますと、これは国会に出……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/03/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私質問に入る前に委員長に一つ要望いたしたいと思います。それは先ほど田子農林大臣の答弁に対しまして、同僚永井、内村議員が、これは国会の審議に悪い影響を及ぼすものであるということについて総理大臣の所信を質しましたが、この問題はあいまいにできないと思います。相当重要な問題だと思う。(「そうです」と呼ぶ者あり)参議院の予算委員会といたしましても全体の問題でありますので、ただ審議の時間がございませんでしたので、委員長も恐らく遺憾ながら審議を尽さしたかつたけれども、時間がなくて心ならずも永井氏の再質問、内村氏の再質問を途中で遮られたと思います。この問題は又改めて理事会で問題を明らかにするよ……

第15回国会 予算委員会 第34号(1953/03/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 具体的な問題ですが、これまで中共との貿易について、いろいろ技術的な障害というものが指摘されておつたようでありますが、そのために技術的に困難であるということは随分言われたのですが、実際問題で、今中共との貿易がお話のように折角十社もいろいろ契約して、十社のうち二、三社くらいしか取引が実現していないというお話ですが、どこに具体的なネックがあるか、この点を極めて具体的にお伺いしたい。非常に具体的なお話で参考になりました。こういう点について、実際問題としてお話願いたい。
【次の発言】 時間もないようですから、簡単にあと二つばかり。今度の中共に対するイギリス及びアメリカの戦略物資の輸出禁止……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は只今総理が相馬君の質問に対してお答えになつた点に関連して質問いたしますが、これまでの総理の答弁を伺つておりますと、二十八年度は財政が非常に困難であるから、そこで定員定額でなければ止むを得なかつたのだ、二十九年度の予算においてこれを丸抱え、全員を認めて行くようにいたしたいと、こういうように言われましたが、相馬君からもうぎりぎりのところ首切りはないのか、或いは減給ということはないのかと突込まれますと、総理は財政上これははつきり確言できないと言われていますが、そこで二十九年度の予算が私は問題だと思うのです。二十九年度の予算は、二十八年度の予算よりは私はもつと窮屈になると思うのです……

第15回国会 予算委員会 第36号(1953/03/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それは今の、昨日私はその点について二十九年度の予算と財政の見通しというものとの関連において、この二十八年度予算、特に教育予算について見当を付けなければ意味がないということを私昨日質問したのですが、大体今既得権を尊重するとしまして、二十九年度に義務教育国庫負担額はどのくらい計上が必要になるか、これは大よそわかるはずであります。只今自治庁の長官のほうから、地方財政を圧迫しないような形において国庫負担を殖してくれ、こう育つておられますが、そこで横辷りするとして、これはわかるはずです。二十八年度は経過措置だそうでありますが、二十九年度はこの国庫負担金はどのくらいな予想であるか、これは大……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 建設委員会 第5号(1953/06/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の田中さんの御質問に関連しまして、地方負担分は、この予算の結果、金額としてどのくらいになつておるのですか。
【次の発言】 二十七年度は幾らですか。
【次の発言】 先ほどの御説明のうち、特定道路については一般会計から二十五億特別会計のほうへ繰入れると言いましたが、これは特定道路の特別会計三十一億のうち二十五億を繰入れて、あとは資金運用部資金か何かで賄うのですか。
【次の発言】 わかりました。それからもう一つ、高速度道路の調査費がここにやはり出て来ております。千五百五十五万ですね。これは大体この前しも問題になりましたが、この高速度退路計画は外資の導入を前提としておるわけですね。……

第16回国会 建設委員会 第11号(1953/07/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつとそれに関連しまして……、只今そのほうの専門家の赤木さんからも御質問があつたわけですが、それに対する御答弁を聞いてみますと、これはもう天災的な突発事件のような考え方で御答弁しておるようですが、これまでの政府の政策に、施策にやはり責任があつたということは政府のほうでは考えておられませんか、災害の経過においてですよ。
【次の発言】 その建設省の次官として伺うのですが、具体的に政府のそういう治山、治水政策、或いは道路政策、そういうものを今度の災害との関係においてどういうところに欠陥があつたか、そういうことは御調査されておると思うのですが、それで成るほどこれは異例な降雨である、従……

第16回国会 建設委員会 第14号(1953/07/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の田中さんの御質問は非常に尤もと思いますので、具体的な例によつて一つ答えてもらいたい。今現実にどういうケースによつてこの改正の第二点を必要とするに至つているか、今差迫つてそういうことを必要とする例があるに違いない、あるからこういう法律を出して来られる。どこのどういう場所のどういうところでこういう法律を作らなければ支障があるのか、これを具体的な例を出して、若しこの法律を作らなければこういう障害があるのだ、何県のどういうところでどういう事業をやるためにこういう法律が必要であつたか、そういう具体例がなければこういう法律を出す必要がないのです。その裏付となつている事実を併せて、それ……

第16回国会 予算委員会 第2号(1953/05/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今後のことなんですが、MSA関係の法令なんかいろいろ探したがないのですが、これから予算審議に出て来ると思いますから、そういうことも特に委員長から資料を至急出してもらうように御要求願いたいと思います。
【次の発言】 それは本予算までで結構なんです。

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の各同僚諸君からの質問によつても明らかなように二十八年度の、前に流産になつた予算、あの予算を編成した当時と現在とでは国際情勢においても国内の事情においても非常に変化を来た、しておることはもう総理も又御承知の通りだと思います。従いまして今度の二十八年度の、政府がこれからお出しになる予算を編成するに当つては当然この国際情勢の変化に伴う国内経済の非常な変化といろものを前提として組まなければならないと思うのですが、而も先ほど正宗次長から伺いますと、八月の暫定予算は一カ年間の年間予算の一部として組む、そうなるとすでにもうすぐ出て来るであろう八月の暫定予算は、二十八年度の編成方針という……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ず大蔵大臣に今度の暫定予算の性格についてお伺いしたいのです。この暫定予算はどういう方針でお作りになつたか。これは何回も御答弁になつているようですけれども、一応あとで御質問することに関連して先ず承わつておきたい。
【次の発言】 そういたしますと、いわゆる政策的なものとかそういうものは緊急やむを得ないもの以外は含んでいない。そういうお話ですが、七月分の暫定予算については、この間大蔵省の主計局次長正示さんの答弁では、これは二十八年度一カ年分の年間予算の一部として考慮される、こういうお話であつた。そういうこともあつて若し事務的な単なる骨格予算を出すならば六、七同時に出せるはずなのに、……

第16回国会 予算委員会 第5号(1953/06/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 指定預金幾らですか。
【次の発言】 消費水準を農村と都市とを分けると……
【次の発言】 二十七年度は都市は幾らですか。
【次の発言】 不成立予算のときとの比較を出してくれませんか、二十八年度の不成立予算との比較ですね。
【次の発言】 ちよつと法人の数ですね。法人数の数字、これを一つ出してもらいたいですね。それともう一つは二十六、七、八ぐらいの法人の場合の課税所得見込額と、それから法人の国民所得との比較率、この二つを一つお願いします。
【次の発言】 それは主税局としてどれだけ法人所得を抑えて、それに対して課税見込みをどれだけしているか。

第16回国会 予算委員会 第6号(1953/06/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 昨日はこういうことがあると思つて、念を押して委員長に皆さん御相談申上げたのです。こういうことが起ることは当然予想されたから、非常に念に念を入れて、委員長大丈夫ですかと、そうして、そうしなければ非常に狂つて来るのですよ、ずつと日程が……、委員長はそのことに努力すると言われた。自由党のかたは一体どうされたのですか。昨日はあれほどこういう事態が起ることを予想して、念に念を入れて……、非常に私は手ぬかりだと思うのです。
【次の発言】 それは、委員長の今のお話は私は一応了承いたします。併し、なぜそんならば早く小委員会を開いて、理事会を開いてそのことをみんなにお諮りしなかつたか、私はそれは……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は大蔵大臣にこの暫定予算の予算補正総則六条の問題について、もう少し具体的に質問いたしたい。  昨日、条件は金利などはいわゆる五分というようなお話であつたのですね。これは高過ぎるじやないですか。
【次の発言】 その条件をもう少し共体的に、例えば普通この期限二十年以上のものは年三分、或いはクオーター乃至三分半、二十年以下のものは二乃至三%というのが通常であると言われておる。従つて私は相当高いように思われるのですが、そういう金利の点、それからこれをどうして償還するか、更に又この援助を受けた金を、いわゆる外貨になるのですが、どういうふうにこれを使うのであるか、その使う場合にこれは火力……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/07/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 委員長、今佐多君の言われた発言に対して何とか答弁する必要があると思います。
【次の発言】 鋼材の輸出の見通しについてちよつと伺いたいのですが、経済審議庁で前にワールド・バンクに出した報告ですと、三十二年が七十万トンぐらい出る。更にその後又再改訂作業をやつたようですが。それによると更に減るような見通しのようですが、聞くところによると、四十万トンぐらいに三十二年にはなるのだ。それはまあ主としてシューマン・プランの関係、インド政府との関係のようですが、非常にその見通しが悲観的のように言われておりますが、その点について通産省のほうはどういうふうに考えておられますか、伺つておきたいのです……

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/07/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 災害復旧関係でどの程度の歳出を見込まれる予定ですか。今度の災害ですね、九州その他ですが。
【次の発言】 結局それはまあ応急対策になるのですね。あとで又被害総額がわかるにつれて又その費用が出て来るわけですが、そういうのはどういう形で賄われるのですかね。地方債で賄うのですか、或いは平衡交付金で賄うのですか、その賄い方ですね。
【次の発言】 私今度初めて建設委員になつたのですが、それで道路計画費などを説明してもらつたが、これは道路関係ばかりではないのでございますが、中央においては今度御承知のように道路費が非常に著しく殖えた。そうする一地方財政の負担分が、それに連れて膨脹しておる。この……

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/07/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して……。装備の点ですが、二十八年度の予算として要求しておるのは千二百二十五億ですね。これは装備からいつて、これまでのいわゆる兵器よりも更に進んだ兵器を要求するということが入つているのですか、千二百二十五億の要求の中には……。兵器関係から言つてどうですか。
【次の発言】 保安庁のほうに伺いたいのですが、この前いわゆる兵器の内容を示して頂きましたね。あれ以後新らしい兵器というものはお使いになつておりませんか。又アメリカのほうとの何か折衝で新らしい兵器が来ておりませんか。
【次の発言】 それはどういう機能をするのですか。

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私遅れて参りまして、お話で触れられたかどうか知りませんが、政府が二十九年度の予算編成の場合に、地方税のことですね、これを二十九年度から実施する目標で地方制度調査会等に諮問しつつあるというのですが、二十九年度はもう実施する意志でやつているようであります。それでこの地方税制に関して一つ御意見おありでしたら、これを承わつておきたいのですが……。
【次の発言】 ちよつと三点について御質問いたします。只今改進党の修正案についてやや相当に評価されたお話がありまして、特に防衛費を削つてそれを民生安定費のほうに向けているという点では、政府案よりは朝鮮休戦後の経済変化の事態により多く適応しようと……

第16回国会 予算委員会 第15号(1953/07/14、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと議事進行で……。  この前の理事会で申合せがなされて、今日の予備審査という形で予算委員会を開いたわけですが、その後新聞を見ますと、あの理事会を開いた当時に予想されなかつたような、相当大きな予算の修正の折衝が自由党、改進党との間に行われているわけですね。そうしますと、これから副総理なり或いは大蔵大臣なりお見えになつて予備審査で質疑をするとしましても、これまで出された予算案に基いて質疑をすることは、非常に困難だと思うわけです。従つて、この審議の仕方については事情が非常に変つて参りましたから、これはもう一度理事会なり開かれて、この審議の仕方をどうするかということを御確認願わな……

第16回国会 予算委員会 第16号(1953/07/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと為替局長にお尋ねいたします。今の外貨の運用状況ですね、幾らくらいあつて、それをどういう形で保有しておるか、これを具体的にお話願いたいと思います。
【次の発言】 どこにですか。
【次の発言】 どういうところかということをお聞きしたいのです。
【次の発言】 そうしますと、外国系の銀行に相当多額に、どのくらいになりますかね。約九億近い、八億幾ら……。
【次の発言】 その七億くらいのうち、定期預金と当座預金、定期預金は利子が附くわけですね、どのくらいの利子か。それから当座預金は無利子だ、そうすると、無利子の分はどのくらいであるか、それとどの銀行に幾らということまでは、これは御無……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど、一番最初佐多君から説明を聞く前に、この修正案なるものの取扱い、それからその意味を明らかにするために、そういうところから始めるべきだというその提案が出ているわけですね。委員長はこれに対して、昨日の委員長、理事打合会において是非この意見を聞いて審議に入ることになつているからというので、今取上げられないようなお話ですが、併し永井さんからも今お話がありましたように、事情は昨日と非常に私は変つてると思うのです。なぜならば、今日議院運営委員会において、この問題の取扱いについていろいろ審議したところ、非常に重大なやはり疑義が出て来ているわけです。我々予算委員としてこの疑義をあいまいに……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど修正案に対して政府は責任を持つと言われましたがその責任の内容です。責任はこの修正案の編成提出に関する責任、こういうものを政府が持つというのか、或いは又緒方副総理が一昨日議運で言われたように、この予算案が成立した場合における執行の責任、こういうものの責任ということを意味しているのか。この責任ということは両方私は含めての責任と解釈するのですが、昨日の議運では緒方副総理はそういうふうに説明した。編成提出については責任を持たない、執行について責任を持つ、こういうあれでしたが、総理は先ほど責任を持つと言われましたが、その責任という内容はどういう内容であるか、これを明らかにして頂きた……

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/21、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の説明の意味はこういう意味ですかどうかをこの際簡単に質しておきたいと思います。  第一に、予算の提出権は内閣のみにあるが、同時に国会にも修正の予算の提出権があるという前提に立つての答弁であるかどうか。即ち国会は国会自身の予算以外に他の予算についても提出権があるとの解釈に立つての答弁であるかどうか、修正案の提出権です。  それから第二に、政府提出原案には財政法第二十八条により所定の参考資料を添付しなければならないが、それ以外即ち補正予算、修正予算にはそれを添付する法律上の義務はないとの解釈に立つての答弁であるかどうか、この二点を質しておきたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して……。今、総理大臣は非常に重要なことを言われたと思うのです。これまで何回も池田大蔵大臣当時から政府はこれを債務と心得ると何回も言われておる、これは速記録を御覧になればわかります。ところが総理は債務とは心得ておらない、併し自発的にこれを返すつもりである。これはこれまでの御説明と非常に違つておるのです。債務と政府は心得ると言つておる。そこで今佐多氏がそれでは債務と心得るためには国会がこれを債務であるかないかを判定しなけりや債務と言えないのに、これまで債務であると心得ると言つておつたので、これはそういうことは言えないのではないかというので問題になつておつたのです。その食い違い……

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、参議院に廻つて参りました、この衆議院で修正されました予算案は、三つの点において政府の政策の根幹に触れた重大な修正でありまして、従つて政府の予算提案権を侵害している、そういう観点から質問いたしたいと思います。この衆議院が修正して参議院に送つて参りました予算案がなぜ政府の予算提案権を侵害しているか、それは政府の政策の根幹について、三つの点について重大な修正を要求されているからであります。その第一は、政府の米価政策が根本において修正せられているということ、その第二は、政府の物価政策、特に補助金政策をとらないという、この物価政策の根幹が修正されているということ、第三は、政府が財政……

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 昨日の委員長、理事打合会におきましては、一応二十八日までの日程は組んだわけです。併し新たなる事態については別途考慮する、こういうことになつておるわけであります。これは委員長もその通りと思われていると思う。ところで本日の新聞を見ますと、新たなる事態は私は生じておると思います。この二つの点でこれは重大なる私は問題であると思います。即ち改進党と自由党との問において八百円の供出奨励金の問題について申合せができた。昨日保利農林大臣はこの八百円の奨励金は供出完遂奨励金であつて、供出が完遂されなければこれは出さないのである、こういうことを、結果においてそうなんだということをはつきり言われたわ……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 これで恐らく今日は散会じやないかと思いますが、明日の審議を円滑にするために、実は私の質問に入るときに、かねがね資料を要求しておりました。外航船舶の融資に対する利子の補給についての必要な資料を二十一日に通産省のほうに要求してありました。今日の出たわけです。併しながらこれは要求した趣旨に副うておりません。まあ失礼ですが極めて杜撰でありまして、こういう資料を基にしては到底私の質問はできませんので、委員長におかれましては、要求書は私は箇条書にして二十一日に出してございます。従つて改めて明日の審議に差支えないように、その資料を出すよう委員長からもよく督促して頂きたいと思います。これで最後……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は質問に入る前に委員長に質しておかなければならないことが三つある。その一つは委員長は理事打合せ会におきまして、この三派の修正案について供出奨励金以外の修正の内容について三派において申合せみたいなようなものがあつたならば、これを出してもらいたいということを委員長を通じて通告してもらうということになつておりました。未だに委員長から私が質問する前にその御報告がざごいません。これはそういう折衝をされたかどうかということが一つ。もう一つは去る二十一日に私は資料を要求いたしたのでありますが、造船の建造融資利子補給につきまして、昨日も申上げましたが、我々が要求した資料と殆んど問題にならんよ……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 これまでいつもこの議論になつて割切れない点があるのですが、はつきりさせて頂きたいのですが、大蔵大臣は、海外競争力をつけるために物価を下げなければならんというのです。そのために、大蔵省としては、金融面、税制面、金利の面からコストを下げることに努力されると言われている。ところが実際はコストが下つても物価が下つていないのですよ、そこの問題をどうするかというと、独占価格が形成されているんですが、この矛盾をどう解決するか。海外競争力をつけるために物価を下げるためにコストを下げると言うが、コストが下つても物価が下らなければ、ただそこに企業利潤が殖えるだけ、これでは海外競争力は付かないと思う……

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それは、只今の小林さんのお申出は、受持時間以外に質問されるということに対して、委員長はそれをお認めにならないというのですか。
【次の発言】 それは、この問題は小林さんが御質問なされば内容はわかると思うのです。これは非常に重大な問題です、予算委員として。これは新たなる突発事故であることは明らかです。従つて、これは私は改めて御相談して頂かなければならんと思う。これをお認めにならなければ。これは重大な問題です。軽卒に扱つてはならないと思います。そこで、これはいわゆる党派を超えて慎重にこういう問題は特に予算委員会は扱わなければならないので、特に今度のこの修正案については、幾多こういうで……

第16回国会 予算委員会 第28号(1953/07/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は社会党左右両派の意見と同様に、この委員会は予算案に対して討論採決するに値いしない、討論採決する資格がない。私はそういう立場に立ちましてその内容についての討論は保留いたします。  その理由は、この予算は審議が不十分である。先ほど高橋委員が、野党が無理に予算の審議権を放棄したと言いますが、まだ予算の審議の時日があるのに非常にファッシヨ的なやり方によつて無理に質疑を打切つてしまつて、従つて質疑ができなくなりてしまつた。而も先ほど両派社会党のかたが述べられましたように、例えば予算審議には三派修正が現われて来ておるので、異常なたくさんの疑義があるわけであります。而も利権にからむところ……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はこの重要な予算に関する質問時間もございませんから、この災害補正予算案と日本の財政の基本問題との関連において、ただ一点基本的な問題につきまして総理に伺つておきたいと思います。  この我々に配付されました二十八年度予算補正の説明によりましても、日本の今の財政は重大な段階に立ち至つておるのでありますから、それははつきりとこの説明書にも書いてあります。最近の経済情勢を通観すると、朝鮮休戦成立後の世界の物価は、緩慢ながら下落の傾向にある、然るに我が国の物価は漸騰、遺憾ながら多少ともインフレ的な傾向を示しておると判断せられておる。従つてこのインフレの防止が重大な課題になつているというこ……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それに関連して。これは日本の保安隊としての経費であるかどうか、この部隊編成を伺いたい。と申しますのは、これまで経費を節減できるとかできないとか、或いは又今後保安隊を増強するとかしないとかといつておりますが、一体今の日本の保安隊の部隊編成は日本独自の編成になつているかどうか。従つてこの具体的な部隊編成を伺いたい。更に付け加えれば今の保安隊は大体一管区にしますと約三万人ぐらいになります。十一万ですから四管区としてそれで大体三万人ぐらいになる、それより少し少い。併しそれは戦時の部隊編成だと思う。平時の部隊編成というものはそんなに多いものではないと思う。これは辻代議士あたりの意見では大……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 これまでの質疑を通じまして、災害予算をめぐる問題の焦点は極めて明らかになつたと思うのです。即ち非常な未曽有な災害を受けて、そうしてこれに対する予算措置が不十分である、このことは質問する者の意見もそうですし、政府のほうの答弁も、やはり十分ではない、こういうことは認められておるわけです。この不十分な点がどこから来たかと言えば、結局これまでの論議を通じて防衛費と民生費との競合関係から来ていることは明らかになつたわけです。政府は災害や算をここで多く組むと、結局こホは又インフレになつて来る、そこで非常にこの不十分な災害予算を組むに当つて、インフレにならないような措置を講ずるために民生費を……

第18回国会 建設委員会 第1号(1953/12/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今の合同庁舎の節約のお話を承わつたのですが、いろいろな火災の何ですか予防措置に関するような節約とか何とか言われたのですが、一体そういう節約をして差支えないのかどうか、何か今五%に達しなければならんというので、非常に機械的に何か節約しようとされているように思われるのですが、これは今の例だけじやないので、全体に通ずる問題で、まあ一つのケースとして伺いたいのですが、それで支障ないのですか。
【次の発言】 そうですか、そうすると節約してもそれは来年度に膨れて来るということがわかつたのですが、それからその前に伺つた節約分ですね、職業安定所とかその他の税関とか何とかですね、どうも今までそう……

第18回国会 建設委員会 第2号(1953/12/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 さつきの百二億の資金運用部の原資の繰越、あれは百八億の追加融資、それから特定道路、それから学校、国民金融公庫と、ああいうものを引いたあとの繰越の原資の額ですか。

第18回国会 予算委員会 第1号(1953/12/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 超過供出の数量のほうは当初と今度の差額、つまり金額のほうで行くとどうなんです、超過供出の金額ですね、当初幾らで……。
【次の発言】 これは超過供出のときには、超過供出量に対しては、完遂奨励金プラス超過供出奨励金、両方もらえるんですか。
【次の発言】 そうしますと、義務供出の場合は八百円ですね、そうしますと今度は超過供出の場合は石当り幾らですか。
【次の発言】 そうしますと、こういう場合が予想されませんか、成るべく義務供出を少くして、超過供出を多くしたほうが余計金がもらえる、これは非常に素人的な質問ですが、そういうことになるでしよう。

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/05、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今の報告の点について。繰越益の三百四億の内容をちよつと説明して下さい。
【次の発言】 この益というのは前のインベントリーとの関係はどうなんですか。
【次の発言】 そうしますと四百四十七億の二十七年度の益の中で百七十億がインベントリー関係で、あとは評価益というのですか。
【次の発言】 今度三百四億の繰越益ですか、これを使つて結局十億しか残らんということになるのですが、そうするとインベントリーを食うわけですね。その食う形はどういうふうになるのですか。結局食糧証券の発行増ということになるのですか。
【次の発言】 そうするとこれは食糧証券の発行限度とは関係ないのですか。

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど外務大臣は最初からこれを債務と心得ていたというお話ですが、これは私は正確を欠いていると思う。債務と心得ていると言い出したのは、池田大蔵大臣が前の国会で言い出したのが初めになつて来ておるので、その前の国会で出した予算説明書を御覧になればおわかりになります。最初から債務と心得ておるのではないのであります。或る段階から債務と心得るようになつたのです。そのいきさつは私は詮索いたしませんがアメリカと政府の折衝において債務と心得なくなつた事情があると思います。その間の事情の変化を本当は国民に明かにすべきです。予算説明書を見れば最初日本では終戦処理費を負担してその代りにアメリカの援助が……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 時間が極めて少いので簡潔に質問いたしますから、答弁は質問を何回も繰返さないで済むようにお願いいたしたいと思います。先ず大蔵大臣に二つのことをお尋ねしたいと思う。その第一は、第三次のり補正予算をお出しになるかならないか。これは義務教育費国庫負担の特例法と関連して、若しあの法律が通らないとこの補正の必要が出て来るのじやないかと思う。その点第一点。  第二点は財政投融資の関係です。これは二十九年度の重大な問題になつて来ると思う。大蔵大臣も非常に苦心されていると思うのですが、今度の補正では食管会計のいわゆるインベントリーを食つているわけです。ただ残るのは外為のインベントリー、外貨手持、……

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について。これから恐らく質疑を打切つて討論に入ると思うのですが、この討論をするに際して、一つ明確にしておかなければ討論できない点がございますから、この点お諮り願いたいと思うのです。それは昨日大蔵大臣に対して義務教育国庫負担法の特別法が通らない、実は昨日殆んど通らないことは明らかであつたのですけれども、通らない場合には第三次補正を出すのか出さないのかということを聞いたんですが、大蔵大臣は自分はもう確信があると、通ることは確信があると言われた。そこで第三次補正が出るか出ないかが、この予算を審議する上において又討論をやる場合に非常に我々は関係があるのであります。従つて大蔵大臣……

第19回国会 建設委員会 第7号(1954/02/11、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ガソリン税の三分の一が地方に行くわけですが、この道路計画との関連はどうなるのですか。前はガソリン税を道路に充てるというあの法律を通すときに計画があつたのですね、裏付として……。従つて今度のガソリン税が全部道路費に来ないで、三分の一は地方に行つて、地方の道路費になるような御説明ですが、前のガソリン税を道路費に充てる法律を通すときの裏付となつた道路計画との関係はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 それは道路局長の御意見はよくわかるのですが、これは単に私は道路だけでなく、ほかの事業においても三十年度において取返す取返すということをよく言われておるのです。併し実際問題として三十……

第19回国会 建設委員会 第8号(1954/02/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 安全保障諸費ですな、安全保障諸費の使用状況は今一体どういうふうになつておりますか。
【次の発言】 その繰越できるというのは。
【次の発言】 百八十七億、結局ですね二十九年度に余るわけですね、大体二十八年度までにこれは使うということになつているわけですね。そうしますと百八十七億というこれはどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうするとこれは一応予算総則に繰越明許を又やらなければならないのですか。
【次の発言】 それが非常に問題だと思うのです。それは一年度繰越すということについては、これは繰越明許その他で許されると思うのです。併し大体予算の原則からいうと、原則は一会計年度と……

第19回国会 建設委員会 閉会後第8号(1954/10/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと関連して。この岩内の今の二月五坪七万円という問題ですね、これは全国的に一律にこういう基準なんですか。
【次の発言】 そこで田中さんが今質問しているのですけれども、そういう地域により、又気候、風土の違う所でそういうことの考慮が全然されないのですか。
【次の発言】 それは今のお話は、恒久、緊急ということですね、或いは応急的ということですが、その応急的措置、恒久的措置を問わず、特殊事情ということを考えないで一律にやるということは、これこそ官僚的な机上プランですよ。あなたは失礼ですが、北海道においでになつて冬を越したことがあるのですか、殊に岩内方面ですね。救助なんですから、実際……

第19回国会 建設委員会 閉会後第9号(1954/11/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 資料をほしいのですがね。只今のお話で、結局補償の問題がうまく行かないで公益事業の遂行が困難を来たしていると、こういうことでまあこういう法律を出そうというわけでしようが、具体的に今どういう所でどういうことが問題になつているのか、具体的にですね。そういう事例を、こういう所でこういう補償の問題でこういうことがうまく行かないからと、そういう具体的事例を資料にして出してもらいたいのです。それからもう一つは、さつき農地なんかの替地を与えた所はうまく行つている。原則としては、金銭の補償よりも、例えば水没地なんかはそれに替地を与えると、農地なんかを与えると、そういう場合は非常にスムーズに行つて……

第19回国会 建設委員会 閉会後第10号(1954/11/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私資料を要求したときに、腐朽分を加えて、成るべく一つ腐朽分についての数字も入れてほしいという要求を出したのですが、これは住宅対策を立てるときに腐朽分を除外して考えておるのか、入れて考えておるのか、そういうことを見るために腐朽分もこれに入れてもらいたかつたわけです。それはすぐわかりますか。
【次の発言】 結局問題は、住宅困難を如何に緩和したらいいかということになるのですが、一応腐朽分というものを考慮に入れなければならないわけでしよう。そこでこれがまあ入つてないので、大体一カ年どのぐらいあるものかということをこれに入れてほしいわけなんです。推定でもいいです。どのぐらないに推定してお……

第19回国会 建設委員会 第24号(1954/04/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 副総理にちよつとお伺いいたします。  実は建設委員会については重要な法案がかかつておるのですが、聞くところによると、新聞の報道だけで或いは承知しておるんですけれども、建設大臣の御病気が相当長引くように新聞では報道されております。建設大臣は大体三月の十二日からお休みになつておられます。それで委員会といたしましては、まあ急ぐ法案もあるわけですけれども、建設大臣に質問しないで審議を進めるということは非常に困難だと思うんです。そこで今住宅法案がかかつているんですけれども、住宅金融公庫の問題は、今まで一応審議を続けて来たんですけれども、今後まだほかに法案もあるわけです。そういう場合に建設……

第19回国会 建設委員会 第25号(1954/04/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 御承知のように住宅金融公庫法の一部改正案を審議しておるのですが、この法案の内容に対する質疑は又はかの担当大臣に質問いたしますが、その前提となる基本的な住宅政策について、経済の総合的な企画とか運営、そういうものを担当しておられる愛知経済審議庁長官としての立場から御答弁を願いたいと思いますが、それで愛知大臣も御承知のように、住宅政策は自由党の非常に重要な政策になつておるわけです。それで前にですね、これは二十八年度の予算を審議するに際しても、向井大蔵大臣は二十八年度の予算の編成に関する基本方針並びに予算の大綱を説明するに当つて、国民生活の現状について見るに、衣食についてはおおむね充足……

第19回国会 建設委員会 第27号(1954/04/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この住宅金融公庫法の一部改正法律案に対する賛否の態度をきめるに当つてどうしても明らかにしておきたい点が二、三あるのです。  その第一は、この改正法律案の重点は、これまで住宅金融公庫が個人を対象にして融資をしていたのを、これを今度は拡充して、会社その他法人にも融資をするということになると思うのです。そこで伺いたいのは、住宅公庫の資金計画というものはどういうふうに変つて来るかですね。二十八年度予算では百三十八億政府の融資をしておりますが、今度は百十億に滅つているわけです。そこで個人に対してどのくらい貸し、会社法人その他にこの資金をどのくらい貸すのであるか。金繰りの点は、個人に対する……

第19回国会 建設委員会 第34号(1954/05/11、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ず資料を頂きたいのですが、それはこの協定実施の日現在において国際連合の軍隊が現に使用しているというそういう土地、それから不動産ですね。土地建物、不動産ですな。それから水面、そういうものを一つ詳細に資料として頂きたい。それについてはですね、ついでにこれと併せて駐留軍、今のアメリカの軍隊が現に使用している施設区域、やつぱり即ち土地建物、不動産、それから水面ですね。そういうものも併せて資料として頂きたいのです。特に国及び民間分、合せてですね、民公有分併せて資料として頂きたいのです。それでできましたら昭和二十七年度から三十年度に至る駐留軍使用施設区域増減の経過一覧表みたいなものを併せ……

第19回国会 建設委員会 第35号(1954/05/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は西日本の昨年六月のあの大水害に関する質問書を政府に出したわけです。ところがその回答が来たのです。殊に西日本の大水害のうち、特に遠賀川の水害についてのその原因について質問書を出したその回答、が来ましたが、その回答について特に技術的な面について十分納得の行かない点があるのと、それから最近遠賀川の破堤と鉱害についての請願書が参つております。これは地元から参つているのですが、これは通産委員会のほうに付託されましたが、これについてやはり建設委員会としても十分調査されたいという要望が通産委員会のほうからもございまして、なお本委員会にも遠賀川の改修についてという請願書が参つておるわけでご……

第19回国会 内閣委員会 第37号(1954/05/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 簡単に二点お伺いしたいのです。それはこの今度の法案による自衛隊の性格について伺いたいと思う。我々しろうとが見ても、先ほどの公述人のお話のようにこの法案の成立過程から見ましても、それはもう欠陥だらけであるわけなんです。いわゆる三派修正によつてでき上つたので、政党の間で話ができ上り、それからこれは保安庁あたりでも専門的意見が十分検討されなかつたと思うのです。従つて我々見ても非常に欠陥だらけと思うのですけれども、ただ今度の法案によつてでき上る自衛隊の性格について私二つの点を伺いたい。  その一つ言葉やなんかいろいろぼやけておる点はいろいろな事情からやはりアメリカ方式、アメリカの作戦、……

第19回国会 内閣委員会 第38号(1954/05/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと議事進行について。このMSA協定によつて軍事顧問団が日本の自衛隊と関係を持つて来ると、今のヒギンス少将の言葉は重大である。更にこの際、この審議を円滑にするために、日米安全保障条約というものは軍事同盟であるかないかということを、イエスかノーかでいいから、ほかのいろいろの説明は必要ございません。松本委員或いは山下委員の伺つておるのは、日米安全保障条約は軍事同盟であるかどうか、その点ここではつきりさせて頂きたい。そうすれば審議は非常に円滑に今後行くわけです。一番重要な点に触れておるのですから、はつきりさして頂きたい。

第19回国会 内閣委員会 第39号(1954/05/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 昨日山下委員は最後に資料として提出されたいということを要求をしたのであります。委員長もやはり資料として提出されることを要求されたのであります。従つて、今日ここで審議する場合にはその資料がここに出ていなければならないわけです。これははつきり食言で昨日の約束と違つておるのです。資料として提供するということがはつきり速記録にも載つておりますので、山下委員も最後に重ねて資料として要求したのですから、委員長からもこれは資料として出すように改めて要求して頂きたい。昨日のあれと前提が違いますから。
【次の発言】 議事進行。そうしますと、この審議はどうなるのですか。昨日そういう約束をされて、そ……

第19回国会 内閣委員会 第40号(1954/05/21、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。只今長官の御答弁を伺いますと、政府はこの法案を出す意思があつて、そうして極力今努力中だというお話なんですが、二十九年度の予算にこの国防会議設置の予算が計上されておるのですか。
【次の発言】 それは非常におかしいと思うのです。既定経費の中で賄えるという場合に、じや既定経費について我々は予算説明の中にそういう国防会議のほうに流用するということは何らの説明は聞いてなかつたわけです。今実は私はこの表面に現われていることよりも、この裏においてまだ解決しない問題があつて政府は実は出す意思がない、出す意思がないから予算を出してない、そういうように我々は考えざるを得ないのですよ。本当……

第19回国会 内閣委員会 第41号(1954/05/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行。今山下委員が言つた性格についてもつとはつきりして頂かなければならんのです、それが前提ですから。
【次の発言】 保安庁案というものの性質をちよつと伺いたいのです。それは保安庁としては自衛隊ができた場合にこういう国防会議を構成することが専門的に言つて一番防衛上よろしいのだと、そういう意味ですね。保安庁の最終案ということはこの三を作つた場合、保安庁としてはこういう構成で行くことが一番防衛上正しいのである、こういう構成以外では防衛はうまく行かないと、そういう意味での保安庁の専門的立場における最終案、こういう意味でございますね。

第19回国会 内閣委員会 第42号(1954/05/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私、あした質問することになつておりますが、要求した資料がまだ出ていないのです。十一の資料を要求したのでありますが、そのうち至極簡単な二つの資料しか出ておりません。質疑に非常に必要な九つの資料がまだ未提出です。これは明日すぐ間に合うように委員長のほうから是非督促して頂きたいと思います。
【次の発言】 この艦艇については前から問題があつたのです。特に大型警備船については、二十八年度の国庫債務負担行為で計上してあつたが発注されなかつたわけです。そうして二十九年度は、今度は国庫債務負担行為でなく、新らしく予算に組んで、そうして六月頃には発注するということを聞いておつたのですが、その後具……

第19回国会 内閣委員会 第44号(1954/05/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 木村長官に一つお伺いいたしますが、第一に防衛計画について質問したいのです。御承知のようにこの二法案の一番具体的な基礎になるものは私は防衛計画であると思うのです。今度の二法案の特徴は、保安隊というものは自衛隊になり、保安が自衛へ変つておる点、警備というものが国防に変つて、或いは警備計画が防衛計画に変つて来ておるのですね。これは即ち今までの保安隊が国内警備が主であつたけれども、今度は自衛隊になつていわゆる直接侵略に当る、そこで警備計画が防衛計画に変わるわけです。従つてこの法案の一番具体的な基礎になるものは防衛計画、それでその防衛計画を実現させるための措置としてこの二法案が出て来たと……

第19回国会 内閣委員会 第45号(1954/05/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 第三条の三項「前項の任命権の一部は、部内の上級の職員に委任する」……(「済んだ済んだ、今」と呼ぶ者あり)済んだ……、僕は今ちよつと生理的な要求でよそへ行つたのです。これは上級官吏というのはどういうようなものですか。(笑声)
【次の発言】 第四条ですね、防衛庁の任務ですが、この四条と、それから保安庁の任務の場合の四条を見ますと、保安庁の場合は、警備が主たる任務ですね。この任務に応じて警備計画というものができるわけです。今度はこれを防衛庁の任務を見ますと、警備の任務というのはここからは何か除かれているように感じるのですよ。この保安庁の場合には、警備の任務がこれが主たるものですね。と……

第19回国会 内閣委員会 第46号(1954/05/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今度防衛庁法案に教育という面が相当出て来ておる。そしてこの第十条で教育局を新たに設けておりますが、保安庁法の場合は四局で、教育局というのはなかつたわけですが、今度新たにここに加わつておるのですが、そこで特にこの教育局を設けた理由ですね、これは改進党等三派折衝の経過などもあると思うのですが、これは予算には予算措置がなされていないということは、前に伺つたわけですが、これは新しく又予算措置をやらなければならんと思いますけれども、その点一つ特にこれは新しく加わりましたので、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つ、趣旨ですね、どういうわけですか、保安庁法のほうにはこの教……

第19回国会 内閣委員会 第48号(1954/05/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 国防会議について、これまで各委員から御質疑がありましたが、どうも非常に不明確なので、この際副総理のはつきりした御意見を伺いたいのですが、或る人はこの国防会議が軍事独裁を抑制するのが目的だ、そのために設置した。或る人の意見では、首相の権限が強過ぎるから、その専断を抑制するのが目的で設置した。そうして戦争挑発などを軽々に起さないようにする。それから只今又これは政府のほうでありましたが、増原次長などは、それは閣議のもう少し徹底したものであつて、丁寧にこの防衛のことを取扱うために国防会議というものを作つた、こういうふうに言われておる。どこが本当の真意であるか、よくわからない。国防会議ば……

第19回国会 内閣委員会 第49号(1954/06/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行。この会議を開くに当りまして、委員長は理事会の経過それから各派の時間の割当について御発表になりましたのですか。
【次の発言】 我々は昨日からこういう審議の仕方には賛成いたしておりません。態度を保留しておりますので、それで我々の会派の時間の割当がどういうふうになつたのか承知しておりませんので、改めてここでこの結果と、それから会派の割当の時間、それから順序とお伺いしたいのです。
【次の発言】 もう一つ伺いたいことは、昨日緒方副総理が、国防会議については、本日閣議の決定をしてその案を見せるということになつておりましたが、そういう手続がなされて、この総括質疑に入つたのでございま……

第19回国会 内閣委員会 第50号(1954/06/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 事務的なことなんですが、民間機関を活用するということになつていますね。これは具体的にはどういう形で活用するのですか。この活用の仕方ですね、何か委託調査みたいになるのかどうか。  それからもう一つは、国立世論調査所を廃止することによつて、どのくらいの人員が整理されるのか、それから予算の節約なんというものはどの程度のものか。
【次の発言】 先ほどの二十一の全国に世論調査機関ができたといいますけれども、この委託の場合、それぞれの世論調査機関の特色に応じて、一カ所にではなく、その世論調査対象によつて別々に委託しているのですか。それはなぜかというと今お話を聞きますと、予算の節約には殆んど……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/03/05、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、今日から参議院予算委員会がいよいよ審議に入るわけでありますが、今後の委員会の運営について先ず意見を述べまして、そうして御承知のように今の国会は、の問題が取上げられて、この問題について国民は憤激しております。おこつております。従つてこの予算委員会における運営というものは、非常に重大であると思うのです。特に私は各党の理事のお許しを得、委員長のお許しを得て今日発言しましたのは、第十六国会において造船利子の補給の問題について、委員会においては七月二十三日、七月二十九日の二回、この造船利子補給の問題についてはスキヤンダルがある。疑獄があるということを私は指摘し、更に八月三日の本会議……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について。
【次の発言】 こういう間にどんどん時間がたつので、議事を進行させるためにはやはり問題を早く処理する必要があると思うのです。今の中田君が言われたことは、修正予算の悪例なんです、今まで。この前だつてこの問題が起つたんです。政府が修正予算を作る過程については責任を持てないと言われますけれども、審議過程においてスキヤンダルの問題がはつきりして来たとき、政府はそれについてやはり責任を感ずるならこれを承認できないはずです。先日の船舶の利子の問題でも審議の過程においてはつきりしているのです。今度の蚕糸の問題でも、今、中田さんが……審議の過程においてスキヤンダルがあるやに問……

第19回国会 予算委員会 第7号(1954/03/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 御承知のように今日の午後MSA協定が調印せられるということであります。MSA再軍備の犠牲として、耐乏生活が国民に要請されているわけでありますが、而も又只今鶴見氏も指摘されましたように、日本の経済は重大な危機に直面している。インフレーシヨンが阻止できなければ、日本の経済は崩壊するかも知れない。こういう重大な局面に直面しているわけです。こういうときに汚職が起つている。疑獄が起つている。私は国民に総理が耐乏等活を要請されるだけに、汚職の問題は徹底的に究明されなければならないと思います。あいまいにすることはできない。特にその責任を明らかにし、汚職の起る根本の原因を究めて、これの対して徹……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/03/11、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今保安庁のお答えでは、アメリカからの船の援助を、七千トン級についてはアメリカ側は難色を示しているようなお話がありました。若しそれが貸与できないと防衛計画が狂つて来ると思うのです。今の防衛計画ではアメリカからの十六隻ですか、それからトン数、艦種というものが前提になつて防衛計画ができているはずです。従つてこちらで希望するそういうトン数或いは艦種についてアメリカ側のほうで貸与してくれなければ、防衛計画が狂つて来る。その点伺いたいことが一つと、それから二十九年度予算の保安庁の予算はアメリカ側から貸与される艦種或いはトン数、そういうものを前提として組まれておるのです。そうしますと予算は……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 その前に非常に数字に誤謬があるように思うのです。そこでこの際やはり政府が訂正されておいたほうがよいと思いますので、その点ちよつと指摘して、訂正されるように要求したいのです。それは配付された二十九年度予算の説明ですが、一般の人は予算説明書を多く読むわけでありまして、これを今度修正によつて計算された数字の間には非常な相違があるわけです。そこでその相違点について只今申上げますから、やはり訂正されたいことと、それから又数字の違いについてわからない点があるのです。この点を併せて一つ伺つておきたいのですが、先ず第一に開発銀行のこの頂いた修正案のほうの資料の第三表です。昭和二十九年度財政投融……

第19回国会 予算委員会 第13号(1954/03/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して……只今愛知大臣から無為替輸入の抑制についてアメリカ側の或いは外国人の協力を得て善所したいと言われておりますが、これはですね、行政協定が問題になつたとき、この点は大蔵委員会でも指摘されたわけでして、いわゆる関税に関するところの特例措置を行政協定でやつたわけです。その際イギリスが苦杯を嘗めた例があるのであつて、税関の認定の場合はアメリカ側がこれは個人の使用のためだつたらよろしいと認めたいときに許されることになつておるのです。イギリスでもこういう例があつたので、イギリスは協定を結び直した。そうしてイギリスの税務官吏がこれは不適当と認めたときにはこれは許可しない。こういうふう……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと関連して労働大臣に伺いたいのですが、しばしば労働大臣は、国民所得において労働賃金の占める額が半分ぐらいになつて来ている、そういう論拠を以てこれまでの分配闘争について余りに労働者の要求が過大になりつつあると、五〇%以上ということは大体多過ぎるんだと、従つて賃金ストップではないがベース・アツプを抑えるような措置の理論的根拠にされようとして作目もそういうところは説明され、今日も又説明されておる。併しただ私はそういう説明だけでは非常に誤解を受けると思うんです。で私はお伺いしたいのは二点です。一つは、過処分所得としてはどうなつておるか。いわゆる税金を引かれる点、単なる分配所得だけ……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は保留質問がございますので、先ほどの質問に関連しましてこの際保安庁長官にお伺いいたしたいと思います。  先ほど二十九年度の防衛費を平年度化したら幾らになるかについて御説明がありましたが、わかりやすく一つ伺いたいのです。二十九年度の保安庁費七百八十八億を平年度化したら幾らになるかということと、もう一つは先ほど三十年度の防衛規模について保安庁長官が御説明になりました陸軍更に二万、海軍八千、空軍六千、こういう規模にしたときに三十年度の防衛費は幾らになるか、その三十年度の防衛費を平年度化したら幾らになるか、この三つの点についてお伺いしたいと思うのであります。

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この前の理事会で委員長がお話になつたような速記の件、それから公述人の件、それが諮られたのですが、そこで実はあいまいになつておつたわけです。そこで実は今日補正が済むと明日すぐ分科会に入るのですが、それをきちんとしておかないと、このままずるずる入ると、速記は極力交渉したところが、つかないことになつたから、つけないでやつてくれでは済まないと思う。そこで念のために前に委員長に申上げてあつたので、速記のほうの交渉はどうなつたか、大丈夫つくということになつたか。明日ですから、今からその手配をしておかなければならんわけです。それからこの第一分科会に御承知のように、大体不当不正支出、汚職、疑獄……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 もうこれから採決しなければならんので、その前に先ほど小林委員及び今湯山さんから質問されて、大臣が来られたので、わからない点がありますからこれを簡単でよろしうございますから明らかにしてもらいたい、それは小林委員が文部大臣に質問したときに、この問題は給与費国庫負担金に一本入れて、そうして不公平のないように配分する、こういう御答弁があつたのです。法案を補正を出された提案理由と違うのです。それで我々賛否の態度を違うかにするのに困りますから。この提案理由にははつきりと所要額二十七億八千万円、東京都十五億六千五百万円、大阪は十億、三千九百万円、神奈川県は一億七千六百万円の補正追加することに……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 簡単と言つたつてきまつているじやないですか。(「議事妨害だ」「参議院の審議を妨害されることはないよ」と呼ぶ者あり)副総理にお尋ねしますが、先ほど委員長から今回に限つて特に副総理が内閣法九条によつて代理されるということを質問されました。それに対して副総理は内閣法九条によつて代理すると言われましたが、今回に限つてこういう手続をとられたのですか、これまではどうしてそういう手続をとられなかつたのですか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 今回特にこういうことが問題になりましたのは、ことの性質が重大であるからと私は思うのです。それはもうすでに中田委員も指摘され、大きく言えば国の運命に関……

第19回国会 予算委員会 第25号(1954/04/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと資料の要求ですが、第一は、この裏付けとなる資金計画があつたら出してもらいたい。それから第二には、MSA協定に基いて我が国が購入する余剰の産物の価格、品目別に国際市場価格及び国際小麦協定価格と対比して出して頂きたい。それから第三には、MSA協定に基く贈与資金の使途及び運用計画、これは見ましたが、これについて外国の例が若しかありましたら調べて出して頂ければ非常に幸いだと思うのです。それからこの審議の便宜に資するため、MSAの五百五十条の全文ですね、これがありましたら出して頂きたい。それだけです。

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/04/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について……。この審議に入る前に、この予算案の前提として重要な資料を要求してありましたが、提出しておりません。特にこの審議の一番重点となる資金計画について要求してありますが、出ておりません。この資金計画、かわからなければこの予算案を審議する意味がないので、その点どうされるのですか。
【次の発言】 早くつて、今日これからやるのでしよう。私のほうで質疑する時間の前までに一つこれを出すようにお手願配います。
【次の発言】 先ず第一に吉田総理に伺いたいことは、本日の本会議において、検察庁法第十四条を発動するに至つた理由として、二つの点を総理は挙げておられました。その第一は、重要……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連で……。今大蔵大臣は大体アメリカ側との話合で枠をきめてれその枠内において開銀を通じて実施せしめるという話ですが、一説には、アメリカ側は個々の企業についてもこの枠個々についての指定があるやに聞いておるのです。併しこちら側で大体の枠をきめてアメリカ側と合意しようと思つても、アメリカ側において例えばジェット・エンジンの試作についてはこういう会社にやらせる、それから弾丸についてはこういう会社に、それから迫撃砲についてはこういうふうに、大体向うで企業を指定して来るやに聞いておるのです。それは私はそういう一説に聞いておるのですから、それは折衝して見なければわからんが、そうなつた場合にど……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今堀木さんが、この予算の使途がわからないで、こういう補正案を出すということについて御質問がありましたが、私も実は先日来の同僚議員の質問を聞いておりますと、それに対する政府側の答弁を断片的に聞いておりますと、若し政府が考えておるような方面に使うとなると、それもはつきりしておりませんが、いろいろな疑問が出て来ます。例えば一体日本の防衛産業を今後どういうふうにやつて行こうとしておるか、この資金を仮に兵器産業育成のほうに融資或いは投資して行く、兵器産業を育成して行つた場合、この岡吉田総理に質問したところが、日本は特需から脱却して行くのだ、自立経済をやる場合に、特需から脱却して行くのだ……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は昭和二十九年度特別会計予算補正(特第一号)に反対するものであります。  この補正予算は金額は小さいが、その性質は非常に正大な意味を含んでいると思うのであります。先ほど江田委員も御指摘になりましたが、憲法上、財政法上或いは又我が国の政治上、外交上、経済上、重大な関係を持つていると思うのであります。そういう意味で私は以下六点に亘つてその反対の論拠を明らかにいたしたいと思うのであります。  その第一は、憲法に違反し、且つ日本の外交、政治、或いは財政、経済の自主性を失わしめるものであるという点であります。MSA協定は米国の対ソ戦略のうち、極東戦略の一環を日本に担当せしめるために、実……

第20回国会 予算委員会 第1号(1954/12/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 二十九年度の輸出入状況、前年度との比較。それから同じく二十九年の主要商品の輸出入状況、これの前年度との比較。それから主要商品の在庫状況。それから第四に、輸入と在庫と生産との関係を数字で資料として出して頂きたい。

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/05、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連質問……。大蔵大臣に伺いたいのですが、今の質問に関連して、予算に対する国会の議決ですね、それは支出の限度を国会が承認するのであつて、そして金額を支出する義務を内閣に命じたものではない、そういうようにお考えになつているわけですが。只今のお話ですと、成立した予算から物価が下つた。そこで内閣が勝手にその予算を削減していいのかどうか。その点です。
【次の発言】 今大蔵大臣は変更しようとするときには国会の承認が必要であるということをはつきり言われたのですね。ところが変更しちやつているのじやないですか。変更されているじやありませんか。只今森崎さんの御質問は、国会の承認を経る前に、すでに……

第20回国会 予算委員会 第4号(1954/12/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 緒方副総理に御質問したいのですが、只今吉田首相は参議院を軽視するという考えは毛頭ないのであるという御答弁がございましたが、勿論総理はそういうお考えはないと我々も思いますし、ないことを我々は希望するわけであります。併しながら、副総理も御承知のように、今日まで参議院では何回となく総理の参議院軽視の問題が話題になつたわけであります。そこでこれは総理は主観的にはそういう軽視の考えはないかも知れませんが、客観的にはそういう事実としてそれが現われて来ているわけなんです。従つて、この点については十分何がそういうふうにさせるのかということを検討される必要があると思うのです。意識無意識のうちに、……

第21回国会 大蔵委員会 第1号(1954/12/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。只今杉山さんの御質問に関連して質問したいのですが、今の杉山さんの御意見、年末賞与をもらえない人、それから中小企業で不渡りの出るような経営困難な人、そういう人の救済措置は僕はやはり根本的には景気対策にあると思うのです。景気をよくして中小企業が成り立つようにする、賃金の遅欠配をなくす、そういう対策を基本的に立てなけれぱこれは解決できないと思うのです。  そこで私は、これは金額は六十億、或いはも少しになるかもしれませんが、とにかくこれを景気対策の一つとして、一部として考えられたら、それは廻り廻つて行くのじゃないか、そういう面でやはり考える必要があるのではないか、そう私は思う……

第22回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1955/10/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいまの開発銀行及び電源開発の場合ですね、一部において民間金融に切りかえ得るものを検討されておるというお話ですが、具体的にどういう方面ですか、開発銀行……、どういう資金について民間にまかせるか、これは電源開発の場合ですね。
【次の発言】 世界銀行から電源開発の方に融資をする計画があったのですが、最近新聞なんか見ると、世界銀行は融資を渋っているようなんですね、もしそれが困難な場合国内の資金でいく、こういうような関係にあるのですか、電源開発については。
【次の発言】 それに関連いたしまして、今後、最近まあいわゆる金融の正常化といわれておりますし、だいぶん民間資金も余ってきておる。……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 また公債の発行の問題が最近自由党から修正が起っておりますが、この国債整理基金に充てるべき資金の繰入の特例は、これは見方によっては、実際は蓄積資金として蓄積すべきものを少くする、こういうことなんだと思うのです。それで今後国債発行の問題も起っておるし、大蔵大臣は本会計年度は国債発行については反対である。しかし国債発行そのものについては必ずしも反対ではない。それで市場に消化能力があれば、これは発行してもいい、そういうふうな建前をとっているのですよ。そしてこれを今度の六月分の暫定措置として、これを一応認めさせようというのですが、原則からいえば、財政法で、国債発行については今度の財政法で……

第22回国会 大蔵委員会 第11号(1955/05/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいまの御説明を伺いますと、七月以降についてはまだ本予算を審議中であるから、とりあえず六月分について従来の措置通りでやってゆくという意味の修正ですが、今のわれわれ審議している暫定予算は、政府の提案理由によれば、まだ成立しない三十年度の本予算を基礎にして組んでいる。それでその三十年度の本予算は、この補助金の全額削減または低減、そういう措置がずっと来年の三月三十一日まで続くという建前で作られている。ところがその本予算がまだ成立していないんですね。それを基礎にして政府は六月の暫定予算を組んでいる。そうすると、今度それに合せて修正されたということですが、私は六月だけの措置では足りない……

第22回国会 大蔵委員会 第12号(1955/06/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっとその前に、これに関して資料を要求しておきたいのです。第一に、この間、日本と台湾との貿易協定ができたのですが、これについての詳細な内容ですね。これはバナナとか、砂糖、そういうものが相当多いのですから、これに関連しまして詳細な資料を一ついただきたい。  第二に、砂糖会社の会社別の生産設備と操業率、どのくらい動かしているか、稼動率です。それから生産高、精糖高ですか。それから収益状況、コスト、生産費ですね。その資料をなるべく詳細に出していただきたい。  第三に、従来からの外貨割当の方針と基準、それだけです。
【次の発言】 そのときでなく、それでは、こっちの委員会として、事務局か……

第22回国会 大蔵委員会 第13号(1955/06/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 さっきの未利用の機械十九万二千五百台ですか、あれの内訳があったら、どういう機械か、これの詳細を……。
【次の発言】 この証券金融会社に関するこういうふうな今度改正案を出してきたについては、何か相当実害でもあったのですか。それでこの際こういう改正をしなければならないことになってきたという具体的な事情がありましたら、伺いたいと思うのですがね。
【次の発言】 そういう事例はいろいろあったと思うのですがね、何か資料みたいにして出していただきたいと思います。今ここで一々名前を聞くのもどうかと思いますから、資料を一つ。
【次の発言】 それから看板貸しですね。看板貸しを今度禁ずるという、これ……

第22回国会 大蔵委員会 第18号(1955/06/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それで、すぐ終って、採決してしまって、それからまた大蔵大臣に質問することになるのですか。
【次の発言】 そうですか。先ほど、菊川君の質問に対して大蔵大臣は、投資信託制度についてこの際やはり根本的に考え直してみたいという御答弁があったのですが、菊川君の質問の趣旨は、この投資信託制度を設けた当時から相当情勢が変っている。また私の考えからいえば、あのときの投資信託制度を作った動機からも問題があると思うのですけれども、そこで、どういうふうな制度に、これを根本的に直すようにお考えになっているか。私も菊川君の御意見と同様に、この際、やはりこのままでは相当問題が起きてくると思いますので、やは……

第22回国会 大蔵委員会 第22号(1955/06/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず大蔵省の方にちょっと伺っておきたいのです。修正者に御質問する前に、最初のこの原案では大蔵省の方はこれは預金利子課税の方と配当所得課税の問題ですが、最初は配当所得については二割五分控除、それで預金の方は全免にする、こういうわけでありますね。大蔵当局としては最初なぜそういうふうに考えたか。そうして今度修正者がそれを二五%の配当控除を三〇%に上げたということについて、大蔵当局としてどういうお考えを持っておられるか。
【次の発言】 それは非常にどうも自信のない御答弁でして、最初政府が原案を作るときには、一応今お話のように新規増資についても法人税免除は非常なフェーバーだ。こういうよう……

第22回国会 大蔵委員会 第24号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今防火地帯の話がありましたが、質問に入るついでにちょっと伺っておきたいのです。項の復活なんでしょう。前は項に計上されておったと思うのです。そうすると項のあれがなくなった場合、これは今度新設と同じことになるのではないですか、復活ということは。部款項までは議決対象ですね、そういうものを修正をして、項を新しく設けたと同じことになるのではないですか、実質的に。
【次の発言】 項というもののきめる基準はどういうふうにする、これは大蔵大臣がきめるのですか、項の場合は。項の新設になると、予算の議決対象の、いわゆる行政科目ではないから、そこで問題になるので、いろいろ探して、結局そこに突っ込んだ……

第22回国会 大蔵委員会 第29号(1955/07/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 こういう資料を出してもらえませんかね、たとえば失業対策費補助とか、それからまあ児童保護とか、生活保護、いろいろありますね、その場合に地方負担分があって、地方で負担しきれないために国からもらった補助金だけで、あるいはまた当然きめてある補助率による補助を地方が出さないでやるという事例が相当にあるのではないかと思うのですね、そういうものを知る資料を出してもらいたい、作れませんか。
【次の発言】 そういう形でなしに、不正不当支出というのじゃなくて、これはこの中に入るのかどうか、たとえば国が補助を与えるでしょう、当然地方は負担しなければならんのを負担しないで、国のだけでやっちゃって、これ……

第22回国会 大蔵委員会 第33号(1955/07/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず今度の修正によって結局ガソリン税はどれだけの増税になるのですか。ややこしくてわからないのですが、一応ガソリン税は一万三千円を一万一千円に引き下げる。一方地方道路税は、ガソリン税については原案は四千円であったわけですが、今度修正で二千円になったわけですね。これを通計して見ますと、原案では一万一千円に対して地方道路税四千円で、一万五千円になるのですが、今度の修正案では、ガソリン税一万一千円に対して地方道路税分のガソリン税二千円、一万三千円になるわけでしょう。そうなるとトータルすると変らないというように見えるのですが、昨日連合委員会で聞いておりますと、いわゆる増税になる。その増税……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は時間があまりございませんので、焦点をしぼって二つの問題について、伺いたいのであります。その一つは、これまでいろいろ閣議でも論議がありました防衛に関係する問題、もう一つは地方財政に関連する問題、この二つであります。この二つが今後の日本の財政経済をきめていく上に一番重要な問題であり、特に鳩山内閣が公約されましたいろいろな減税なり住宅なり社会保障、失業対策、そういう政策をやる上にこの防衛の問題と地方財政の問題がはっきりいたしませんと、全部公約は私はくずれていくと思います。そこでこの二つの点にしぼって質問をいたすわけであります。  まず総理大臣にお伺いいたしたいのですが、この三十年……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 時間がありませんから、簡単に主として高碕長官に御質問したいのですが、これまで前に政府が発表しました総合経済六カ年計画というものを中心としていろいろな質疑が行われたわけですが、一体この総合経済六カ年計画というものはどの程度に信頼性があるのですか。どの程度にこれをこの政策の背景として根拠を持たしていいものか。失礼かもしれませんが、私はこれは単なる選挙宣伝の道具ではなかったかと、 こう思うのです。そうじゃないかと思うのです。長官からその点伺いたいのです。と申しますのは、われわれに配付された資料を見ますと、その一番最後にこういうことが書いてあるのです。「本構想は中間的に取りまとめた試案……

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 最後の締めくくりの質問でございますので、二、三の点についてお伺いしたいのでありますが、その前に鳩山総理に対しまして、一昨日佐多委員の質問に関連しまして、今の日本国憲法は本質的に無効である、本質的に無効であるということを答弁されたわけであります。これはですね、私はしばしば問題になります鳩山総理の放言以上の問題である。むしろ暴言ではないかと思います。総理も御承知ではありましょうが、日本国憲法九十九条には、はっきりと規定がございまして、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。」と書いてあります。従ってこの間の鳩山総理の日本国現……

第22回国会 予算委員会 第7号(1955/05/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっと資料ですがね、前に暫定予算を審議するときに実は要求しておいたのですがね、それは「総合経済六カ年計画の構想というのが今配付になりましたが、この三十年度の予算を検討する場合に、この資料では当てにならない。これは高碕長官自身も言われたわけです。この備考に「本構想は中間的に取りまとめた試案であって、今後の検討により目標数字その他の点については変更があるものとする」、こうなっていますので、その中間的にとりまとめたものでないのを出してくれということになっていた。それがまだ出ていないのです。それとですね、一番重要な点は、防衛計画との関連が全然ないのですよ。これでは何ら役に立たないと思……

第22回国会 予算委員会 第9号(1955/05/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ジェット機の単価が出ていない。
【次の発言】 一億七千万の内訳は……。
【次の発言】 このF86の部品関係は、アメリカはこの生産をもうやめたと言っていましたがね。今後そうなると全部日本でそれを作るようになるのか、もしアメリカで生産をやめて、部品を必要になったときは、それは来なければ使えないわけですから、その内容はどうなるのですか。
【次の発言】 これから生産をやめるのか、F100をアメリカは新しく生産すると言われております。私が聞いたのは、今後アメリカがF86の生産をやめるのか。その点はこれは非常に重大な問題ですから、十分お調べになっていると思うのですが、部品関係でアメリカが今……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 食糧増産の計画と経済自立計画ですね、六カ年計画との関係、これを聞きたい。それと、どうせ自立計画は食糧輸入を減らして外貨を節約するということになっておるのですから、それと外貨の節約との関係、その点をまず聞きたい。
【次の発言】 それは三十年度ですね。
【次の発言】 そこで今の三十年度の御説明では、農林漁業資金土地改良ですか、この分を含めて約百二万石になっておりますね。そうすると総合六カ年計画のほうでは、百三十一万九千石というのは、これを入れないほうですね。そうすると七十七万石に見合う数字ですね。
【次の発言】 そこでもう非常に違いが出ているでしょう。それからもう一つ、この六カ年計……

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それに関連しまして、これまで三カ年計画をやってきたわけですね、二十七、八、九と、その三カ年計画のときの基準で計算すると、四十二万戸は何万戸くらいになりますか。たとえば、公営住宅なんか坪数は減るわけですね。ことに勤労者住宅については、前の十二坪が六坪くらいになる、そういう点があります。また、十二坪が八坪になるのもある。ですからそういう前の住宅計画のときの基準で計算すると、何万戸になるか。前のはそういう増築分というのは入っていないのですね、三カ年計画は……。ですから前の三カ年計画の基準に直すと、四十二万戸というのは、どういうふうになるか。

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について。この予算の審議に必要な、当然政府が出さなければならない資料が出ていないのですが、これではわれわれ十分予算審議をすることはできないです。特にその各日明細書が本予算の分もまだ全部出ておりません。それからもちろん今度の六月暫定予算の分も出ていないのです。これは一体どうしたことですか。委員長一つ、これでは予算の審議にならんと思うのです。各日明細書がなくて予算はわかりっこないのでありますから、各日明細書なしにわれわれに予算審議を要求するなんてことは、これはもう不見識きわまることです。これは財政法二十八条から言って当然出さなければならんもんです。一応二十八条では予定経費の……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。病変米の処置について、簡単に一つお伺いしておきたい。聞くところによりますと、厚生省の方の答申については、ただいま、一割つき直せば無害であるという答申だけが採用されて、その他にまだこれは疑問がある、はっきりと有害か無害か結論を出すのはまだ早計であるというような研究も相当あるのであります。従って、一部のそういうつき直せば配給してもいいという答申だけを取り上げて配給するとなると、さっき農林大臣の言われた、不安を抱かせるということになりますので、そういう点については、農林大臣、一つ十分考慮をいただきたいと思うのです。従って、この間予備審査のありましたときには、一部の病……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま提案の六月分暫定予算案に反対するものであります。反対理由は三つであります。  その第一は、六月分暫定予算に政策的経費を織り込んだこと、すなわち、まだ参議院にも回ってこない三十年度予算を基礎にして、そうして編成しているということであります。この点は、先ほど自由党を代表して討論されました池田委員によってはっきりと指摘されまして、二十八年度予算においても六月暫定予算は編成されましたが、そのときには政策的経費は含まない。こういうことははっきり政府当局からも言われ、そうして暫定予算はいわゆる仮予算であって、財政法で定めている暫定予算の精神は、政策的経費を盛り込まないというこ……

第22回国会 予算委員会 第20号(1955/06/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいまの御発言には私は賛成なんですが、委員長に私は申し上げたい。議事の運営の仕方は、理事会の申し合せと違います。なぜこういうような……、すぐにも説明を聞くということになっておったのじゃないですか。それなのにこのために非常に時間を取っております。しかも説明も簡単なものであるはずがないんです。従って直ちに大蔵大臣及び事務当局から詳細にこの修正案の説明を聞いて、きょうは私は時間がそれでなくなると思う。従って質疑はまたあしたにして、とにかく説明を聞く、そういうふうに進めていただきたい。(「賛成」「議事進行」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 議事進行について。ただいまこの歳出について一応御……

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/06/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 その衆議院の修正者の方が御説明するといいますが、それはどういう資格で御説明するのですか。(「それはあとの問題だ」と呼ぶ者あり)政府はこれまで責任をもって説明に当ったというのですが、昨日主計局長からこの項目の説明を聞きましたが、理由については何ら説明がありません。具体的にもうわからない点がたくさんあるわけですよ。それでたとえばある項目によっては、前年度限りの経費が、原案ではなくなっているが、また復活している。なぜそういうものが復活するか。そういうようないわゆる経緯について、わからなければ審議はできるはずがない。責任は政府にあるはずですから、政府から答弁されるのがほんとうだと思う。……

第22回国会 予算委員会 第22号(1955/06/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はまず総理大臣にお伺いいたしたいのですが、総理大臣はしばしば、今度の共同修正というものは、政府の予算原案の目的精神をくつがえすものではないと、従ってこれをのんだのである、こういう御説明であります。で、ここが一番私は重要な点であると思います。またこれが議論の焦点になると思うのです。果して政府原案の目的精神をこの共同修正案がくつがえしているか、くつがえしていないか、こういう点でありますが、そこでこまかいことは必要ございませんが、総理大臣は、この予算の原案の目的精神というものをどういうふうにお考えになっておりますか、その大筋、基本でよろしいのでありますが、この点まずお伺いいたしたい……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。今大蔵大臣が今度の防衛費の増強は全部アメリカが持ったというお話です。しかしこれは予備審査のときに防衛庁の人から私は説明を聞きました。聞きましたところが、最初は防衛庁は約九百五十二億の予算を組んだ。ところがMSA援助は、MSA協定によるMSAの兵器の援助が期待通り来なかったために、九百九十億の防衛支出の予算を要求した、こういうことをはっきり説明されておる。そうして結局いろいろ計算してみますと、今度の八百六十八億と国庫債務負担行為、これを全部加えると大体防衛庁が要求した費用に合致しております。ですから、これはアメリカのロス国防次官補代理が参りまして、四月八日外務省に対して……

第22回国会 予算委員会 第26号(1955/06/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいま小林君が氏名を明らかにせられたいという要求は、一部の議員の要求ではないのであります。先ほど委員長が報告されましたように、これは理事会において、そういう理事会として申し合せになっておる申し合せでございます。ですから一部の議員の要求ではございません。これは委員会としての申し合せということになっておりますので、それをお含みの上御答弁願いたいと思います。

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して、ただいま小林君に対する総理の御答弁は、私が前に総理に対して、補正予算を組むか組まないか、こういう質問をした場合に、総理は、絶対に組まない、こういうことを言われた。そのあとにおいてその発言を修正されまして、天災が生じたような場合には別であるが、その他については組まない、こう言われました。ところがただいまの御答弁では、今回の自由党と民主党の修正のような形の補正は組まないが、その他の問題については補正を組むかもしれないということを言われました。これについては前に松澤氏が総理に、この補正の問題について確認されたときに、やはり総理は、自由党、民主党の修正のような形の補正は組まぬ……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。ただいま経審長官から非常に重要な御発言を承わったのですが、この失業対策については、完全失業者に対する対策も重要であるが、政府としては潜在失業者に対する対策が非常に重要である、しかしその実態の把握に非常に苦慮しているというお話がありました。それで失業対策としては潜在失業者に対する対策が非常に重要であると、改めてこの重大性を認識されておりながら、実は総合経済六ヵ年計画も、またわれわれに今度新しくここに出された三カ年計画も、建前は潜在失業者はこれは対象になっておらないのです。毎年増加する人口のうち労働力人口が大体八十万、それをどの程度に吸収するか、それで三十五年度にはまた人……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ただいま経審長官の御説明のこの六カ年計画はコルムの方式にならっておると今御説明になりましたが、どうしても納得できない点は、人口をまず出して、その中で労働力率を出して、それに働く時間をかけてそうして総生産を出して、それによって計画を作って行くというのですが、ところがこれを実現させるためには、どうしてもそこに有効需要がなければならぬわけです。有効需要が片方になければ、ただ入口を計算して、そこで労働力率を出して働く時間をかけて、それで生産計画は立っても、できたものを買うというマーケットですね、有効需要というものがなければそれはできない、成り立たぬわけですね。ですから……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。四国製糖ですか、富国製糖ですか、それをお調べになるついでにぜひお願いしたいのは、名古屋精糖の設備拡張についてもお調べを願いたいのです。それは今度の特需物資の売り払いによって政府は収入を得てこれを使うことになっております。この法案と関連してこれは大蔵委員会で資料をいただきましたが、もうこの名古屋精糖を作る前に非常に設備過剰になっており、投資過剰になっておって問題が起っていたわけですね、それを資料で見ますと、大体砂糖会社は設備過剰で、稼働は五割、六割ぐらいか稼働しておりません。名古屋精糖のできる前にすでにそうなんです。それだのに名古屋精糖、これは一番大きい会社になってしま……

第22回国会 予算委員会 第36号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 各委員が重要な点についての質問をされましたから、私は重複を避けまして、きわめて問題になる点だけについて伺いたいと思います。一応私はこのコルムの方式による例の「一九六〇年のアメリカの経済」、これをひな形にしてシンガーの方式によって検討、確認した、こういうやり方については私はある意味では意義を認め、そうして評価をしておるわけであります。もちろんこれには非常にいろいろ問題があると思います。吉田内閣のもとで計画は赤であるというので、ほとんど経済審議庁の作業をやめさしてしまった。その間に経済審議庁がこつこつといろいろ努力して、アメリカの一つの長期計画というものをモデルにして、とにかく日本……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行。ただいま委員長は、減収加算の問題について、これは前から懸案になっていたのですが、委員長の手元にあるにもかかわらず、われわれに何ら示されていない。外部に発表することについては、これは了承いたしますとして、総括質問に入るについて一応委員長からすでにわれわれにお示しにならなければならないはずである。ただいま突然言われまして、総括質問に入るについて、そういうことがわからなくて一体どうしてやりますか。それからもう一つ。ただいま河野農林大臣のお話がございましたが、政府は最終決定をやってから、われわれに示してから、この総括質問に入る。それは何回も約束されている。最終決定ということを……

第22回国会 予算委員会 第39号(1955/07/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして、ただいま上程の三予算案に反対するものであります。反対理由は三つであります。  第一の理由は、先ほど社会党の吉田委員が指摘されましたが、この予算はその予算編成方針においては自立経済と生活安定をうたっておるにかかわらず、その内容においては逆に、それとは全く逆に日本の経済自立と生活安定を妨げるものになっているという点であります。現在終戦後十年にして日本の経済の最大の矛盾は、軍事経済が経済自立と生活安定を妨げておる。軍事経済と経済自立と生活安定、この三つが競合し合って、そうして軍事経済、特に軍事財政が、防衛費がこれが経済自立と国民生活を圧迫し、妨げて……

第22回国会 予算委員会 第40号(1955/07/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 委員長、ちょっと関連して……、ただいまの自治庁長官の小林君の質問に対する御答弁は小林君と全く同意見のお説であったのです。これは私は小林君の御質問と別の立場で非常に重大な御発言だと思うのです。それは、要するに地方財政計画というものを一応無視したような御意見に私は受け取ったわけです。先ほど交付税法六条でありますかには、一応地方団体が赤字が出た場合には、それは過大なとの浪費して出た場合は、……地方財政計画を立てた場合、赤字が出たときにはこれは政府が交付税制度でもって見るのが当然ではないかと思うのです。今の御答弁では平衡交付金の場合と違って交付税制度になった場合は百分の二十二あてがい扶……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 簡単に……。ただいまの農林大臣の御答弁の中に、来年度余剰農産物を輸入する場合に大豆も入ると、大豆を予定にされるやに今言われました。これは非常に重大な問題になると思うのです。アメリカ大豆は非常な豊作で、過剰だそうであります。現在中国からの大豆輸入が難航しておるのですが、話に聞きますと、それはアメリカから大商社が大豆を輸入するために、中国からの大豆の輸入をチェックしよう、こういう動きがあるやに聞いておる。ただいまの河野農林大臣のお話で初めてその様子がわかってきたように思うのですが、来年度余剰農産物の輸入の際に大豆も入るという、そういう予定があるということですが、それは果してそういう……

第22回国会 予算委員会 第42号(1955/07/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。償還計画はどうなるか、心配ないと言われますが、それを伺いたい。  それからもう一つ計画内容を資料としていただきまして、内容を調べてみますと、海外に何班かに分れて広範に研究に行く費用、これは今高碕長官が言われたように、業界の費用でやるべきであって、結局もし返らないような場合、国民の税金で償還しなければならぬわけです。私はこの一億五千万円はこういう形で業界の補助みたいな形になってくる、私は補助の変形ではないかと思うのですが、もし取れなくなれば補助になってしまう。しかしそれを補助ということでは体裁が悪いから一応貸付という形をとる、これは何ら利益を得るというのじゃないから、償……

第23回国会 大蔵委員会 第3号(1955/12/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 資料について伺いたいのですが、結局当初の予約米の買入れ数量は二千三百五十万石ですが、さっきお話しの中に、三千二百三十五万石ですか、それだけふえると、結局食管会計のバランスがどういうふうになるかということですね。まあ二千三百五十万石で赤字が出ないということであったわけですよ。それが今度ふえるでしょう。そうするとそれが結局どうなるのですかね。食管会計のバランスは……。
【次の発言】 これは新聞で伝えられるところですがね。河野農林大臣が来年度の消費者価格を今の希望配給の百二十円まで引き上げる意向があるやに伝えられているのです。結局今百九円のもの、内地米を希望配給まで配給価格を引き上げ……

第23回国会 大蔵委員会 第4号(1955/12/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この改正案の十項について、いわゆる百六十億の借入金に相当する金額は「一般会計からの会計に繰り入れるものとする。」ということになっておるのですね。この点についてもう少し突っ込んで内容を承わっておきたいと思うのです。御承知のようにこの法律の一番の実体は、今地方行政委員会にかかっている地方財政特別措置法ですか、あれですけれども、一番問題になるのは、一応この法律をかりに認めるとしますと、一般会計からの繰り入れの問題が明らかになってないと責任は持てないわけですね。そこでどういう形で一般会計から繰り入れるか。これは事務当局だけでは御答弁しにくい点もあるかもしれませんが、事務当局のごく事務的……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず大蔵大臣に質問いたしたいと思います。大蔵大臣は前の国会で私に借金があるはずだったのです。私は債権を持っていると思うのです。まずその借金を、もう年末ですから返していただきたい。そのことをまず要望いたします。これは大蔵大臣だけではないのです。鳩山総理も大きな借金を私にしょっておるはずです。この点一つまず返していただいてから質問しなければならないと思います。
【次の発言】 今さら大蔵大臣がそういう御答弁をなさることは私はできないと思うのです。第一補正が行われたとき、当然あのときも地方財政の補正あるいは公務員の手当の補正等がもう予想されていたわけであって、従って補正を組まぬと言うか……

第23回国会 予算委員会 第7号(1955/12/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 委員長、これはどういう状態にあるのですか。
【次の発言】 まず第一に、三十一年度の予算の編成の見通しですね、予算大綱をいつごろ作り、いつごろ国会に提出されるか、この点一応見通しについて伺っておきたい。
【次の発言】 言うまでもなく、この予算編成については、毎年ですが、特にまた今年は防衛分担金の折衝、これが非常に重大な問題になっておりますが、伝えられるところによると、今この折衝は非常なデッド・ロックにぶつかっておると、それは最初政府が、この川前の国会でもこれは総理も答弁されましたが、三十一年度の防衛分担金の折衝に当っては、この四月の日米共同声明に必ずしもこだわらないで、すなわち日……

第23回国会 予算委員会 第8号(1955/12/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいま上程されました三十年度特別会計予算補正特第二号に対しまして反対するものであります。反対の理由は四つであります。  第一は、第三次鳩山内閣はこの補正予算を提出する資格がたいということであります。今回の補正予算は特別会計の借入金に関する補正にすぎませんが、この補正は百六十億円の三十年度一般会計予算補正が前提条件となっているのであります。かような予算補正は絶対行わないと、鳩山首相は六月の十日及び十一日の予算委員会で言明したのであります。すなわち六月十日にはこの委員会におきまして、私が「もし補正の問題が出てきたときには、約束に反するから、内閣をやめるなり、あるいは解散をするなり……

第24回国会 大蔵委員会 第7号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 砂糖関税の引き上げについて伺いたいのですが、前に製糖会社の超過利潤を徴収する法律案は流れて、そうしてあれを納入させるような手続をとることになっていましたが、その問題はどうなったか。それと今度の砂糖関税の引き上げとの関係ですね、これはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 ただいまの御説明でわかりましたが、超過利潤徴収をやめて、それに振りかえたものですね。最初は超過利潤を徴収するときの額は六十億くらいであると思うのですが、結局今お伺いしますと三十億くらい、最近は徴収する額は上昇しておるわけです。今、主税局長いろいろ法律上やられましたが、しかし製糖業者の反対その他も相当あっ……

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/03/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は所得税法の一部を改正する法律案に反対いたすものであります。  反対の理由の第二は、現在の税制は、いわゆる資本蓄積に重点を置き過ぎる、また資本蓄積に名をかりて租税負担の公平の原則が意識的に無視されておるという点でありますが、この点をまあ是正しようとして、その一環として動労控除一五%を二〇%に引き上げ、百五十一億減税しようとするのが本案のねらいでありますが、それはきわめて不十分であるという点であります。資本蓄積に名をかりて租税負担の公平の原則がじゅうりんされておる点は、第一に、申告納税と源泉徴収、給与所得税との不均衡、第二は勤労所得と不労所得との不均衡、それから法人特別措置と中……

第24回国会 大蔵委員会 第10号(1956/03/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 食管の関係でインベントリー・ファイナンスをやった百億の取りくずしの問題ですが、この際、伺っておきたいことは、これまではインベントリー・ファイナンスをドッジ・ラインのときやりましたが、あれがいわゆる過去の蓄積資金となっておりますね。外為、貴金属特別会計、前には産特の方にあった、今そういうインベントリー・ファイナンスによるいわゆる過去の蓄積資金はどのくらいになっていますか。どういう会計に幾らくらいあるか、この際、明らかにしておいていただきたい。
【次の発言】 私は、ずっといられないものですから、資料でいいですから、会計別に金額を明らかにして、いわゆる過去の蓄積資金とこれまで言われた……

第24回国会 大蔵委員会 第30号(1956/05/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今まで臨時金融制度懇談会というのがあるわけですね。それがあるのに、なぜまた新しくこういう大蔵省の付属機関としてこういうものを設置するか、その点大蔵大臣に伺いたい。
【次の発言】 そういうことをお伺いしているのじゃないのですよ。金融制度懇談会があるのですよ。臨時金融制度懇談会というものがあるのですよ、今……、それはなぜいけないのですか。大蔵省の付属機関として特にそれを設けるというのですから……。
【次の発言】 やはり特別に、さっきも大蔵大臣言われましたし、また法案の提案理由にもあると思うのですが、やはり金融情勢が最近変ってきておる。そうしてやはりここで、今直ちにではなくても、まあ……

第24回国会 予算委員会 第3号(1956/02/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 その間にちょっと資料の要求があるので、三十一年度の予算についての資料ですが、まず第一に、予算の純計でどの程度になって、それが前年度に比べてどのくらい増加をするかという資料を、純計費の方の資料を一つもらいたい。純計での比較ですね。  それから第二に、恩給関係費の方で、三十一年度に払う分を三十年に先払いするという話ですが、それはどのくらいの額であるか、恩給関係の方、それが第二です。  それから住宅対策の方ですが、三十年度の住宅計画の実績ですね。ごく最近までの実績――公営住宅、公団住宅あるいは民間建設等、その実績と計画との比較です。  それから食管会計の損失補てんは、今後一般会計の補……

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず大蔵大臣にお伺いいたしたいんですが、前に三十年度の補正を組まないと言われまして、また補正を出して、さらに今後三十年度一般会計の補正も出されるようでありますが、先ほどの御答弁を聞いてみますと、食管の赤字補てん以外に、まだほかに補正も出されるようなお話でしたが、食管の赤字補てん以外に、どういうものの補正を出されようとされておりますか、その内容を承わりたい。
【次の発言】 きょうの新聞を見ますと、三十年度のアメリカの軍事顧問団に対する交付金の増額に対する覚書を交換する、こういうことが新聞に出ておりますが、それは三十年度のあの五億六千七百万円、あれを増額することになるんですか。

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は一般質疑でございますので、三十一年度予算編成の前提条件について伺いたいのでありますが、しかしその前にぜひとも総理に伺っておかなければならない問題が二つあるわけです。その一つは、総理はみずからの御答弁に責任を持たれるかどうか、この点をまずお伺いしてから質問に入りたいと思います。
【次の発言】 それでは、この前鳩山総理は、三十年度においては補正予算を組まない。もし組んだような場合には責任をとる、責任とは何ぞやという質問をいたしましたところが、総辞職なりあるいは解散なりされるということを言われたのであります。速記録にはっきり残っております。ところで、三十年度は御承知のように三百四……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/03/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず、総理に伺いたいんですが、亀田君の質問に対しまして総理は、自衛隊は戦力である、そういうふうに考えられておるように答弁しておりますが、総理は、自衛隊は戦力であるとお考えかどうか。
【次の発言】 戦力については吉田内閣当時非常に問題があって、自衛のためでも戦力は持ってはならない、憲法違反である、こう論議があったことは御承知の通りだと思うんです。戦力とは近代戦を戦う能力、こういうふうにもう定説になっておるわけです。戦う力というのは、そういう意味で近代戦を戦う力、そういうふうに御解釈かどうか。
【次の発言】 戦う力というのは具体的にどういうことですか。

第24回国会 予算委員会 第13号(1956/03/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず最初に、三十一年度の予算の編成の特徴といたしまして、今度の予算の編成に当りましては、従来の予算編成と趣きが違いまして、いわゆる政府与党の発言権が非常に強くなったということが言われているわけです。それと関連して、その前に、大蔵省の予算編成権を内閣に移したらいいのじゃないか、河野行政管理庁長官はそういう発言もされ、そうして行政機構改革の一環として、予算編成権を内閣に移管するという問題が提起されたわけであります。従いまして河野行政管理庁長官は今お見えになりませんが、あとからお見えになるそうですから、河野長官にもお聞きしたいと思うのですが、その前に、大蔵大臣としてこの問題についてど……

第24回国会 予算委員会 第21号(1956/03/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいま上程されました三十一年度予算三葉に対して反対いたすものであります。  反対理由の第一は、三十一年度予算編成の前提条件が間違っており、矛盾しているということであります。すなわち三十一年度予算は三つの前提条件に基いて編成されております。つまり昭和三十年度の好景気を契機としまして日本の経済は安定したと、正常化したという前提に基いて編成されております。第二は、政府の重点を生産基盤の強化、オートメーション、生産性の向上運動等を通ずる生産費の切り下げ、それによる輸出の増加、雇用の増大、こういう点に政策の重点を置いて編成されているといわれております。第三の前提条件は、経済五カ年計画の……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1959/08/31、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この際、簡単に一つ承わっておきたいと思うのですが、今度の安保改定に関連しまして、大蔵省としては、行政協定に基いて関税の特例法、あれについて何か大蔵省としての意見なり主張ですか、そういうものを持って何か折衝されたかどうか。
【次の発言】 その点をちょっと、資料みたいな形で出していただいてもいいのですが、特例法によって、これまでいろいろ自家用として、無税で、非常に必要以上輸入されて、それが日本の産業をある段階において圧迫するような、直接、自動車の問題でもあったわけです。そういうあれを報告していただきたいのですが、実績ですが……。

第32回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1959/09/01、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この際、明確にしておいていただきたいと思うのですが、これは債務であるかないかについては、私も何回もこれは質問したこともあるのです。そこで、どういう経緯で債務になったか、その経緯を一つ明らかにしていただきたい。これから相当問題になると思うのです。どういう経緯でこれが債務になったか、その点が明確でないのです。どうもわれわれ明確に知らされていないのですが、これがもし、今すぐにわからなければ、資料という形の方がかえっていいかもしれません。何年何月吉田総理がだれとどこで会って、そしてどういう発言によってこれは債務と確認されたか。国会でこれを債務として確認するという手続をとった覚えはないの……

第32回国会 予算委員会 第2号(1959/07/03、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、岸首相の所信表明に関する質疑を行うに当りまして、まず最初に確認しておきたいことがあるのです。  今回の所信表明におきましては、従来岸首相がしばしば声明あるいは公約して参りましたいわゆる三悪追放の問題が全然触れられてない。特に国民が非常に期待したであろう貧乏追放の問題、そういう点については全然触れられてないのです。これはどういうお考えで触れられていないのか。もう内閣改造をやったから、前のことはほおかぶりで知らぬ、そういうものではないと思うのです。やはり政策的には、同じ内閣が続くのならば、それには連続的な責任というものがあるのでありまして、この点について、どういうわけでお触れ……

第33回国会 外務委員会 第11号(1959/12/04、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 戦争の時期とこの賠償との関係について、今、関連してちょっと伺いたいのですが、平和条約の十四条で「戦争中に生じさせた損害及び苦痛に対して、連合国に賠償を支払うべきことが承認される。」、この場合に、法律的にいつ幾日から戦争状態に入ったという、そういうこととは別に、実際に、先ほど条約局長もいわれましたが、宣戦布告をしなくても実際に戦闘状態に入ることもありますね。従いまして、この賠償をやる場合の対象の損害とは実際に戦争によって与えた損害と、そういう意味に解釈することはできるのじゃないですか。そういうことは間違いなんですか。その戦争に入った時期というものを法律的にきめて、しかし実際にはそ……

第33回国会 外務委員会 第12号(1959/12/07、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、ただいま議題になっておりますベトナム賠償協定及び借款に関して、二つの問題を御質問したいと思うのであります。  その第一は、政府の賠償に対する基本的な態度あるいは基本的な方針、そういうものとベトナム賠償協定並びに借款との関係についてであります。第二は、昭和三十二年三月二十七日当時の衆外務大臣とフランス政府との間に調印されましたいわゆる特別円決済に関する議定書に関して、非常に数多くの疑点が残されているわけです。その点について、これは徹底的に御質疑いたしたいのであります。本日はもっぱら第一の問題に集中して質疑いたしたいと思いますが、時間がありましたら、第二の特別円決済に関する問……

第33回国会 外務委員会 第20号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 御承知のようにベトナム賠償の問題は、これは国民に非常に多くの疑惑を抱かしめたまま自然成立に持ち込まれようとしております。これは軽々に看過できない重大な問題だと思います。自民党の多数の力によって自然成立することになっては、民主政治に対しましてこれは一大汚点を残すことになり、われわれ国民代表たる国会議員の責任にそむくことになると思います。従ってわれわれとしては、この国民の多くに抱かれておる疑惑が明らかにされない以上、断じてこれを認めることはできません。あくまで反対しなければならないと思います。これまでの質疑の経過を顧みてみますと、このベトナム賠償につきましては、まだ納得のいかない点……

第33回国会 外務委員会 第22号(1959/12/19、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大臣の出席が悪いのですが、要求大臣、総理大臣、大蔵大臣も要求いたしましたが、実は御承知のように、憲法六十三条によれば、要求したときは、その答弁または説明のために出席しなければならないことになっておるわけです。それにもかかわらず、この重要な、国民に二百億円もの負担をかけるベトナム賠償に関連する質疑に対して、要求大臣が出席されないということは非常に遺憾だと思うのです。しかし、われわれ議員としては、そのために議事をおくらすということも心苦しいですから、あえて質疑を続けるわけです。委員長から、この点については、十分御注意を願いたいと思います。いかがですか。

第33回国会 外務委員会 第23号(1959/12/21、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は土曜日に質問する前に委員長に御要望しておきました。憲法六十三条によれば、総理大臣及び国務大臣は国会の質問に対して出席しなければならないことになっていることは御承知の通りです。従って委員長にこのことを御要望申し上げたわけです。それで委員長は、そういうことのないように取り計らうというお話でした。それで大蔵大臣に対しましては、予算編成中で、私もその御苦労はわかります。ですから、そういう無理なことをわれわれ言うわけじゃないのです。しかし、ゴルフに行くゴルフに行かれて開会に出席されないということは、ことにベトナムのこの賠償の問題は最終段階に入っていますし、重要なる段階へきているわけな……

第33回国会 大蔵委員会 第2号(1959/11/10、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま提案理由を承りましたが、この提案理由によりますと、現状においては物価統制令に基づくマル公ですね、これが基準価格としての役割を果たしている。そして、酒類業界の安定と酒税収入の確保とに役立っているという説明になっているのですね。ところが、このマル公を廃止する中間段階としての措置をとらなきゃならぬと言っておるのですが、このねらいはどっちにあるんですかね。廃止する措置を経過的にとっていくというところにねらいがあるのか、酒税の確保という方にねらいがあるのか、それからまた、酒税は大体どのくらい税収として政府としては予定しているか、そういうところを……。

第33回国会 大蔵委員会 第3号(1959/11/19、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法の解釈に入る前に、この紛争の状態がどういうことになっているかということを一応聞いておきたいんです。大体定款を改正していない━━まだ単位共済で定款を改正していないところはどれだけあって、改正しているところはどれだけあるかということですね。それと、今の紛争の状態がどういうふうになっているのか。現状はいろいろ組合の方から折衝の申し込みがあるんでしょう。それに対してどういう折衝を今しているのか、現状を一つ伺っておきたいんです。それから、法解釈の方へ移っていただきたいと思うんです。
【次の発言】 ただいまお話を伺いまして、非常に私矛盾に思うのですが、組合側の方でいろいろ不満があるの……

第33回国会 大蔵委員会 第5号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと、御質問が続くようですから、障害にならぬ程度で関連して。  ただいま、青色申告をだんだんやはりふえるように指導するのだと、こういうお話でしたが、御承知のように、これはいろいろ問題があるわけです。青色申告会というものができまして、今の税が、根本的に全体に税金が商いというところに問題があるのでしょうが、その特典をみんななるべく利用して、それで軽減を受けたい。今、主税局長さんは、軽減のためにこういう制度を作ったのじゃない。――それはよくわかるのです、私は。しかし、税金が何といってもまだ、局長さんも御存じのように、高いわけです。それで、全体として生活費に食い込んでおるような実態……

第33回国会 予算委員会 第7号(1959/11/20、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。ただいまの松澤委員の御質問は非常に重要だと思います。特に大蔵省証券は、ここ十年来、短期にしてもそういうことはしなかった。ところが今度年末の一時的な金繰りのためとはいえ、これを発行するということは、ドッジ・ラインのときに、短期といえどもやはりそれはインフレ要因になると、そこで御承知のようにインベントリー・ファイナンスをやらした、資産見合いのファイナンスをやらせる、それでドッジ・ライン以来、大蔵省証券は発行させなかった。それを今度発行することになる。ところが松澤委員が今御指摘のように、最近物価は値上がりぎみになっている。そういうところへ、短期といえどもインフレ要因――これ……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/25、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 質問に入る前に、簡単に議事進行につきまして委員長に御要望を申し上げておきます。  それは財政法第二十八条によりますと、政府は、国会に参考のために、予算審議に資するため資料を提出しなきゃならぬことになっておりますが、二十八条に基づく資料を提出されてないのであります。従いまして、その資料の提出がなくて、本来ならば、こういう予算審議を進めることにつきましては問題があると思うのです。私どもはやはり議事を進めるために御協力いたしたいと思いますから、この点については、ここであまりこだわりたくはないのでありますが、本来ならば、この資料を提出されなければ質疑に入れないわけです。それは各目明細書……

第34回国会 大蔵委員会 第2号(1960/02/11、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 資料の要求ですが、これはまたあとでこちらの理事とも相談して一括してお願いしますが、一つだけ、国債整理基金勘定、この詳細な内応をほしいのです。
【次の発言】 どのくらい積み立てがあるものか、そういうようなことを一つ。
【次の発言】 先ほどの資料に関係いたしまして、一般会計だけでなく、公社関係の減債の現況ですか、それもあわせてお願いします。

第34回国会 大蔵委員会 第3号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 税制改正につきまして、政府の方からこの際説明していただきたいのです。それは、今度の三十五年度予算案の一つの大きな特徴は減税をしないということですね。これまで十年間、金額はいろいろ違いますけれども、一応減税措置をやっておりますが、今度初めてやらない。これについては、そのいろいろな事務当局の答えにくい点は、またこれは当然大蔵大臣に伺いますがね、事務当局でお答えし得る範囲で御説明願いたいのですが、その第一は、なぜ減税ができなかったのかという点ですね、その理由を御説明願いたい。それから第二は、租税の見積もりですね、三十五年度の税収の見積もりについていろいろまあ意見があるわけですね。その……

第34回国会 大蔵委員会 第9号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今の臨時受託調達特別会計法、この廃止に関する法律案、これは駆逐艦をアメリカが日本に作らして、それを日本がもらうということでございますね。ところが、今度、これと直接関係があるのじゃないのですけれども、ロッキードの生産につきまして、アメリカから七千五百万ドルを現金でくれるということを言っているわけです。衆議院で赤城防衛庁長官が七千五百万ドルを現金でよこすということを言っておりますが、これはどういう会計に属するのですかね。駆逐艦の例でいえば特別会計でできましたが、アメリカから七千五百万ドル現金でもらう場合、ロッキードの共同生産で、アメリカ負担ですね、これはどう処理されるものか。その点……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 搭載武器ですね、搭載武器は日本で国産のものですか。どういうものを……。
【次の発言】 F104J、DJですね、この原価計算については資料をいただきましたが、しかし、この資料だけではまだ十分わかりませんので、この説明をしていただきたいと思うのです、この資料に基づきまして。われわれしろうとですから、その技術的なことはわかりませんので、普通の常識を持っている者がわかるように、技術的な点を解説上ながら、一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 防衛庁から配付していただきましたロッキードの原価計算も資料がございますが、これについて一補足説明をしていただきたいと思います。

第34回国会 大蔵委員会 第12号(1960/03/31、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連しますけれども、もし資料がありましたら、昭和九――十一年、戦前ですね、昭和九――十一年のこの輸出入申告の件数ですね、それから今の船舶の出入港数ですね、大体。というのは、数量からいきますと、数量指数なんかを見ますと、昭和二十八年ごろから比べると非常にふえておるんですけれども、戦前に比べるとまだふえ方があまり多くない。それで、生産なんか非常にふえておりますけれども、貿易につきましては、まだ戦前水準をこえたかこえないかという程度だと、こう言われますので、もしお手元に資料がございましたら、昭和九――十一年ぐらい……。もしございませんでしたら、あとで資料としてでもけっこうです……

第34回国会 大蔵委員会 第13号(1960/04/13、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 貿易・為替の自由化に対しまして、大蔵大臣に御質問いたしたいのですが、まあ御承知のように、貿易・為替の自由化の問題は非常に広範にわたるわけですが、そうしてまたその影響につきましても非常に複雑で、ある面につきましては非常に好影響もある面もありましょうが、またある面では非常な打撃を受ける面もあり、すでに繊維関係なんかでは具体的な影響が出てきておるような状態です。そこで、最初に大蔵大臣にお伺いいたしたいのは、主として大蔵省関係についてお伺いするわけでありますが、その前提としまして、まず、政府は、政府の方針としまして、この為替自由化に対するこの基本的な方針というものは大体きまっておるのか……

第34回国会 大蔵委員会 第14号(1960/04/14、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 三十三年は赤ですね。
【次の発言】 ちょっと関連しまして、減税問題について。ただいま大蔵大臣の御答弁ですと、歳入の面について減税するほどの歳入は十分なかった、それから伊勢湾台風、前年度の剰余金が十分でなかった等々、これまで何回も一応説明されているわけです。しかし、租税特別措置になぜ手を触れなかったか。これは前に原安三郎氏が、税制調査会ですか、税別懇談会ですか、大蔵省の諮問機関として答申したことがあるのです。その答申では、約三百億ばかり租税特別措置を整理すべし。その理由は、シャウプ税制改革によりまして、昭和二十五年以後租税特別措置によりまして、資本蓄積を促進するために租税特別措置……

第34回国会 大蔵委員会 第15号(1960/04/19、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。自由化に関する農産物のいろいろな対策の作業は、大体五月末ごろですか。そうすると、国会が閉会した後なんですね。そうしますと、われわれは検討するひまがないのです、国会の終わるのを待つというのでは。何かもう少し、それまでにできたものについて、たとえば大笠なんか一応十月にやるということになっておつたんでしよう。それかまた四月に延びたように、新聞なんかで伝えられております。それから輸出入取引法の改正の中にも、やはり東南アジア等から割高で輸入するものについて、何か補償するような条項もあるわけですね。ですから、もっと作業を早めて、完成しなくてもいいから、その過程において、で……

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/05/10、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま、為替の自由化と金融及び金融制度の問題につきまして伺ったのですが、さっぱりわからぬのです、政府の考え方が。それで、為替自由化をやる場合に一つの大きな問題として、日本の金利を国際金利になるべく近づけるということが一つの前提条件、要件である。ちょうど、ほかの輸出入商品の取引の場合、国内のコストを下げる、そうして外国との競争力をつける、それと同じように、金利についてもそういうことが必要だと思うのですが、その点に関して、今までの御答弁ですと、金利というものは結局資金の需給関係からきまってくるのだ、ですから、無理してそれを下げていくということは好ましいとは思えない、そこで国内的な……

第34回国会 大蔵委員会 第18号(1960/05/12、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法律は、十一億を一般会計に繰り入れることになっておるのですが、その反面、四億を一般会計の方からこの会計の方へ繰り入れられるわけですね。そうしますと、実際どうなのですか。十一億、この会計から一般会計へ繰り入れて、そのうち七億を一般会計の方で農林漁業金融公庫へ出資して、一般会計で出資して、そして一般会計からこっちへ四億戻ると、こういうことになるのですか。
【次の発言】 この国有林野事業特別会計において剰余金が生じた場合、これを一般会計の方へ繰り入れることができるという、この条文の条項の趣旨は、結局、国有林以外の民有林に対して、一般会計の方からその森林の育成とか保全、そういうもの……

第34回国会 予算委員会 第2号(1960/02/04、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと、その前に関連して質問があります。簡単なんです。
【次の発言】 簡単ですから、それはこれについてなんです。資料について、今の説明について。
【次の発言】 ええ、あとで補足して政府委員が答えてもいいのですが、その点について……。
【次の発言】 簡単なんです。歳出につきましては当初予算と比較してあるのですが、歳入につきましては当初予算と比較説明がされていないのです。予算で補正を含めて説明になっています。これはやっぱり受ける感じが違うわけです。歳出は当初予算との比較、歳入の方は当初予算にはないのです。いかにも自然増収が少ないような感じを受けるわけです。やっぱり当初予算との比較……

第34回国会 予算委員会 第4号(1960/02/17、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今の議事進行に関連して……
【次の発言】 了解できない、何回も要求しているのですから。これまで私は何回も要求しているのですよ。この予算審議の初めに、いつでも各日明細出すのですけれども、員数も単価も全然書いてないブランクのものを出して審議できますか、何回も要求している。この前も要求して、委員長もそう取り計らうと言われたでしょう。ですから、審議を始める前にこれを配付しなければならないのです。しかも、特に今度のこの補正予算は、委員長も御承知の通りですよ、三十五年に計上すべきものを三十四年度に繰り上げて計上しているのではないかということが一つの大きな論争の焦点になるのです。その場合には……

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/18、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ただいま総理及び大蔵大臣から、防衛費が他の支出に対して優先しないという御答弁があったわけです。そこでお伺いしたいのですが、国庫債務負担行為というものはどういうものであるか、継続費というものはどういうものであるか、現在継続費について、防衛費以外に継続費というものはどういうものがありますか。それで今、継続費の中で防衛費が幾ら、他の継続費が幾ら、それから国庫債務負担行為というものは、三十五年度予算だけを見ましても九百十四億ですか、これが四年間にわたって、われわれの税金を四年間にわたって、これから次年度において予算化いたしますけれども、契約することによって、われわれの……

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/03/04、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今私の要求しておる資料について大へん手間どっておるようですが、一応私は、なぜこの資料を要求しているかという理由を述べまして、政府側の答弁をもう一度わずらわしたいと思う。合理的にどうして政府が拒否するかということが納得できなければ、私は質問に入れません。  この新安保条約第六条を審議する場合に、これは行政協定に関係してくるんです。そうして先ほど秋山君も言われました通り、現在の行政協定は新しい行政協定によって終わるんです。ですから昭和二十七年以来やってきた、もうすでに過去のものなんです。過去に属するその合意書を――合意書は各省と打ち合わせれば出せないわけはないと言うんですから、もの……

第34回国会 予算委員会 第9号(1960/03/07、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して……。速記録を読んで御答弁願うときに、もう一つ御回答願いたいと思うのです。それはただいま鈴木委員からイーデンの回顧録について述べましたが、当時日本は台湾を認めるかわりに、外資、アメリカの経済援助を要求していることが当時伝えられておる。もし日本が台湾を認めれば、中華人民共和国との経済的な交流が困難になる。そこで、アメリカからそのかわりに外資援助を得た、そういう交渉をした。ところが、いつまでたっても、台湾を認めたが、アメリカの外資援助は行なわれない。そこで当時白洲氏は、――これは「文芸春秋」に書いてあるのだが、台湾を認めたけれども外資が入らない……。吉田総理は講和条約を締結……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/03/09、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連……。ただいま総理大臣から、アメリカの資本を導入する場合、日本の産業がアメリカ資本に隷属する、支配されるような考えでやるのではないということを言われました。それは当然だと思うのです。しかし、現在の日米通商航海条約の十二条の第二項によりますと、「いずれの一方の締約国も、その通貨準備の水準が著しく低下することを防止し、又は著しく低い通貨準備を適度に増加するため必要な範囲内で行う場合を除く外、本条5に定める為替制度を行ってはならない。」とあるのですね。そこで、御承知のように、外資法の問題につきましても、これを廃止するか、あるいはどういうふうに改正するか、問題になると思うのです。そ……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今の答弁では不満足なんです。ですから……。
【次の発言】 簡単に。私も速記録は見ております。前の、藤山外務大臣の御答弁につきましては、そういう政府の方の記録でしょうが、客観的に見まして、そうでないことをわれわれはいろいろな資料から推測できるのですが、これは議論になりますから、私はそういう書簡を持っているわけではございませんから、証拠というものを持っているわけではないのですから、その当時の事実をここで一々例証していきますと、時間もございませんから、今の御答弁では納得できないのですけれども、一応政府の方から資料に基づいて御答弁がありましたから、その御答弁があったということだけは了承……

第34回国会 予算委員会 第13号(1960/03/11、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま防衛庁長官は、抽象的にこの防衛力の漸増を約束したと言いますが、これまで具体的にこの防衛分担金の問題につきまして義務づけられてきたではないですか。防衛分担金を減らす場合には、その半分を防衛力の増強に充てなければ、これは減らしてもらえなかったのではないですか、そうでしょう。(「その逆だ」と呼ぶ者あり)防衛力を倍にしたときに、半分減らすと。これは前に重光さんが交渉に行ったときに、その約束をさせられたわけです。それで、日本が防衛力を増強し、海外派兵ができないから、これを減らすことはできないと言われたのでしょう。そうして、重光さんのときから――昭和二十九年だと思います。防衛分担金……

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/03/14、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。所得倍増の今御質問でございまして、これに関連して簡単に政府に伺っておきたいと思うのですが、政府にこの所得倍増の構想というのが一体あるかないか。で、総理大臣の施政方針演説におきましても所得倍増に触れており、三十五年度予算の提案理由にも、触れておるのです。で、ただいま永岡君の質問に対しましても、農林大臣は、この農業生産あるいは農業所得における所得倍増について御答弁があるのですね。ところが、それでは具体策いかんという質問をすると、これは経済審議会に諮問してこれから作るのだというのでしょう。これから作るというのにですね、それで所得倍増構想というのはないのに、この予算の提案理由……

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/19、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。低賃金に関連しましてお伺いしたいのですが、この自由化が行なわれますと、むしろ低賃金は固定化されていくのではないかという懸念が多分にあると思うのです。これからだんだん自由化が進んで、特に資本の取引の自由化などになりますと、アメリカの実業家のビッグ・ビジネスがこの間参りまして、日本の低賃金というものに非常に魅力を持っているのです。従ってこの自由化が行なわれて参りますと、むしろ低賃金を固定化していくと、こういう危険が多分にあるのではないか、この点が非常に憂慮されているのではないかと思います。この点どうなんですか。ことに、また外資が入る場合、日本の経営の方にいろいろま……

第34回国会 予算委員会 第18号(1960/03/21、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ええ関連です。ただいま、この施設、区域と基地というものの概念ですね、違いについて、お話しございまして、現在日本は、治外法権的なものになっておらないから、基地ではない、施設、区域である、こういうふうに言われました。  しかしですね、現在の安保条約の第三条に基づく行政協定、行政協定に伴うところの国内法です、国内法によってですよ、アメリカ軍が、占領中に持っていたところの特権を広範に許していると思う。刑事特別法、あるいは民事特別法、あるいは国有財産管理に関する法律、あるいはまた土地等の使用等に関する特別法、あるいは航空法、あるいは電波法、あるいは郵便法、あるいは所得税及び地方税法の特例……

第34回国会 予算委員会 第19号(1960/03/22、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ただいま外務大臣が、この借款を許して、もしそれが返済不能のときには賠償に振りかえるという御答弁がありましたが、これは御承知のように、昨年九月七日、借款供与に関する公換公文におきまして、藤山外務大臣がラヌーサ賠償ミッションの団長と取りかわした交換公文に記載されております。これによると、契約に基づいて満期となった金額の全部または一部の返済が行われない場合、両国政府間の取りきめに従い賠償として供与されるということになっておりますが、そのことだと思います。これは、そういうことが一体許されるか。賠償を担保として輸出入銀行から、これは三千五百五十万ドルと思いますが、それを……

第36回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1960/11/30、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま銀行局長から、これまでの金融情勢及び年末金融の状況について御説明があったのですが、大体において順調であるというお話があったのですが、しかし、この三十五年度の予算を編成する当時に政府が予想した金融情勢、特に財政資金の対民間収支を中心として考えた場合、非常に大きな狂いが出てきているのじゃないかと思うのです。それは、租税の自然増収の見積もりに大きな誤算があったということが、その一つの大きい原因になっていると思います。それで、お伺いしたいのは、第三四半期における政府資金の対民間収支をどの程度に当初予想しておったのか、それと、それから最後に、年度末ですが、来年三月までの財政資金の……

第36回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1960/12/01、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大臣、だいぶお忙しいようですから、端的に御質問いたしますが、最近非常に重大化しているドルの危機の問題でございますが、この点について三点ばかりお伺いしたいのです。このドルの危機の成り行きいかんによっては、大臣も十分御承知と思いますが、日本の財政あるいは貿易ですね、経済全般にかなり大きな影響が現われると思いますし、また政府が九%高度成長政策とか、所得倍増政策、こういうものをこれから推進しようとしておりますが、この成り行きいかんによっては、そういう根底はくずれてしまう。九%成長どころの騒ぎではない、所得倍増どころの騒ぎではない。そういう成り行きいかんによっては、かなり重大な影響が現わ……

第37回国会 大蔵委員会 第5号(1960/12/21、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に質問いたしますが、今審議されています開発銀行とか輸出入銀行、あるいは産業投資特別会計等、財政投融資に関する決行案が出ているわけですが、そこで、この各法律案に共通する問題としまして、財政投融資というものが、ここで、原資の面からも、あるいは運用の面からいっても、非常な困難な状態に直面しているわけですね。いわゆる曲がりかどに来ている。そこで、今後所得倍増あるいは九%高度成長政策をとっていく場合に、公共投資というものが非常にまあふえてくるわけです。予想されるわけです。そういう場合に、今後財政投融資の役割はかなり重要になってくると思いますが、そういう際に、財政投融資が、原資の面……

第37回国会 大蔵委員会 第6号(1960/12/22、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私、産投会計につきまして一点何っておきたいのですがね。それは、一般会計から措置するという問題は、来年度の予算についてもまた問題になるわけですがね。これについて、政府に財源がないから――。とにかく私は非常な財源をかかえ込んで、これをむだに運用していると思う。ですから、この財源を利用すれば、一般会計から措置しなくても済むと思うのです。それは御承知のように、外為にインベントリー、千六百億くらいありますか。インベントリー・ファイナンスをかかえ込んでいる金がある。この外為の金を使えば、何も一般会計からそんなになにする必要ないのです。外為では、この間質問しましたが、アメリカへ安い金利でたく……

第37回国会 予算委員会 第4号(1960/12/20、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は四点にわたって質問いたしたいと思います。その第一点は、いわゆる所得倍増の問題てあります。第二はドル防衛の問題、第三は今回の補正予算の歳入予算につきまして、最後に補正予算の歳出につきまして御質問したいと思います。  そこでまず最初にいわゆる所得倍増の問題について池田総理大臣にきわめて初歩的な御質問をいたしたいと思うのです。でこの所得倍増とかあるいは月給二倍論ですが、これは御承知のように池田総理が昨年二月関西で新聞記者に月給二倍論ということを話されて、それがもとになって自民党の内閣の基本政策になってきたわけであります。私はどうもよくわからないのですが、世間で非常にこの所得倍増に……

第38回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1961/06/30、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大臣に二つの問題についてお伺いしたいのですが、一つはガリオアの問題なんですが、それからもう一つは、最近の経済情勢につきまして、予算編成のときに予定したいろいろな条件と、その後の実際の設備投資なり、あるいは物価なり、国際収支に非常に相違が出てきておりますが、そういう点について倍増計画というものをここで手直しをしなければならない情勢になっているのじゃないかと思いますが、そういう点について時間の許す限り質問したいと思います。  まず第一に、ガリオアの問題ですけれども、六月十日に覚書が調印されましたが、この内容はどういうふうになっているか。新聞の報ずるところによりますと、大体三つからな……

第38回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1961/08/31、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に、時間がありませんから……。  今まで天田君の質問に対して御答弁になっていましたが、それを聞いていて、あの当時の十八年四月ですかのことが問題になっているが、当時私、北支、それから南支の方へインフレ調査に行ったことがあるのですよ。あのインフレはなぜ起こったかといえば、いわゆる預け合い勘定で、みんな聯銀及び儲備銀行と正金銀行との預け合い勘定で起こったもので、インフレになって送金を許していると、円元パーで許していると、日本が損しますから、それをとめたと思うのです。それを預け合い勘定でどんどん日本で印刷して持って行ってやったのですから、あのインフレの原因は戦費調達として日本の政府……

第38回国会 大蔵委員会 第7号(1961/02/28、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 これは自由化と関係があるというのは御説明の通りなんですが、自由化の問題は今どの程度になっておるのですか。私、聞くところによると、日本は十四条国から八条国になる勧告を受けるのではないか。そうなると、だいぶ急がれるわけです。最初の三年間で八〇%ですか、これが少し時期が早まるのではないかというようなことも言われておるわけですね。それで、どの程度の自由化――時期もそうですが、どの程度の自由化ということを目標にして関税を考えられておるのですか。その点をまず伺っておきます。
【次の発言】 これは、もう少したてばはっきりしてくるでしょうが、たとえば通産省あたりでも、大体日本は八条国になるので……

第38回国会 大蔵委員会 第10号(1961/03/14、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 われわれのいただいた資料では、約二十九億の整理がなされている。これは三十六年度だけじゃないのですか。
【次の発言】 今度ですね、所得倍増計画に関連して、地域開発の問題ですね、やるわけですね。あれをやって、またそういう、その補助金とかそういうものがふえてくるのじゃないかと思うんですが、どうなんですか。
【次の発言】 これは税制調査会あたりでも問題になったと思うのですけれどもね。補助金、負担金、交付金等については、中央地方の財政の調整の問題と関連しまして、また事務配分との関連もあるわけですがね、そういう点から考慮はされていないのですか。たとえば負担金なんかにつきましても、補助金、負……

第38回国会 大蔵委員会 第12号(1961/03/17、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、今ここに問題になっています産業投資特別会計、日本輸出入銀行の法案に関連しまして、その背景になる一般的な問題について質問いたしたいのですが、それは所得倍増計画と財政金融政策の問題で、ちょうどこの法案は、産業投資特別会計は、これは国内的な財政金融政策に関する法案でありますし、それから日本輸出入銀行法の方は国際金融ですね、対外的な財政金融に関する法案でありますから、ちょうどこの機会に所得倍増計画と財政金融政策に対する国内的な問題と、それから国際的な、対外的な問題について御質問したいのです。  それで、言うまでもなく、所得倍増計画を達成する場合、財政あるいは民間の金融というものが……

第38回国会 大蔵委員会 第13号(1961/03/22、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大へん貴重な御意見を伺いまして、ありがとうございました。ただいまの緊急関税とタリフ・クォータにつきましては、関税率審議会の答申におきましても、そのプラスの面とマイナスの面が両方答申されているわけですね。それで、ただいまお伺いしましたのは主としてプラスの面について伺ったわけですね。マイナスの面につきましては、緊急関税については、この答申を見ますと、現行法でも複関税とか報復関税、相殺関税、それから不当廉売関税の規定があるけれども、これまで全然発動された例はない、現行でもそういうあれがあるんだ、それから第二に、こういう制度をとりますと、かえって相手国に緊急関税の発動の口実を与えるおそ……

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今の貿易資金の金は、今外為関係の方へ移されているのです。そうすると、見返り資金の方は産投の方へ移ったわけですね。そうすると、同じ売却代金でも、外為の方へ行っているのと、それから産投の方へ行っているのと、二つあるわけですね。それで、貿易特別会計から外為の方へ移った金はどのくらいなんでしょうかね。
【次の発言】 三十億円ですか。ばかに少ないですね、それは。前に私、外為会計の収支についてお伺いしたときに、赤字が出る原因としていろいろ伺ったんですよ。その赤字を埋める要素として、前のインベントリイのただの金がある。それから貿易特別会計から移った金もあるし、これはただで、金利がつかないで運……

第38回国会 大蔵委員会 第16号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。今度の、きのうからロンドンで開かれているDAGと輸出入銀行との関係ですね、一、二伺いたいのです。  それは、第一点は、新聞で報じられていることは、日本政府にも協力方の要請があったというふうに聞いたように思いますが、その内容はどういう内容であるか。新聞によっていろいろ違うものですから。参加十カ国の総生産の一%とかあるいは国民所得の一%とかいっておりますが、これに協力するということになると、どのくらいの後進国援助に対して日本が資金援助をすることになるのか、そういう点が一つです。  それからまた、援助の定義についていろいろ新聞でも報じられておるように、輸出入銀行の今五年程度の延……

第38回国会 大蔵委員会 第21号(1961/04/25、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 これは非常に初歩的な質問なんですがね、その再評価積立金を資本に組み入れないことによって、企業の方としてはどういう利益を得るのですか。それを渋る理由ですね。基本的にどうしてそれを渋るのですか。何か、しない方が企業にとっては利益であるから渋るのでしょう、企業にとってはそれはその経営の健全化には役立たぬわけですけれども、しかし企業としては、そういう法律まで設けて、それを強制しなきゃならないことになっているが、どうして法律まで定めてやらざるを得ないのか。企業としてはやらない方が得な面があるわけですね。どういう点でやらないのか。それから、税の関係もあるのでしょうし、いろいろあるのでしょう……

第38回国会 大蔵委員会 第22号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連。五分五乗方式ですね、そういうような分離課税でなく、総合課税した場合にどのくらい税収入が取れるのか。今の五分五乗方式で山林所得に対する税額は一体どのくらいのものですか。
【次の発言】 そのときに、かりに分離方式、分離課税でなく総合課税した場合にはどのくらいの税収になるかということも、これはまあ大蔵省に伺った方がいいかもしれませんが、わかりましたら……。

第38回国会 大蔵委員会 第23号(1961/05/16、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま大矢委員の質問によって、大体比率がわかったのですが、もうあれでしょう、一般競争入札は、ほとんど、実に微々たるものですね。ことに政府の歳出原因、買う方のあれは十億ですか、三千何百億に対して十億。問題にならぬ程度ですね。それでも、そういう実情である場合、今度競争参加者の資格制限をやっていくという話ですが、そうなると、一そう競争入札というのは、今でさえそうなんでしょう、現在でさえ。一そうそれが制限されてくる。さっきのお話は、原則として一般競争が建て前になっているから、それをむしろはっきりいえば拡大するような配慮をしているようにも見えるのですね。一応資格制限をして、そうして一般……

第38回国会 大蔵委員会 第24号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。ただいまの御答弁ですと、図案化したときですね、やはり非常に何というのですか、魅力のある、買いたいというような欲望を起こすようないい図案を考えるので、それにはローマ字あたりが非常にいいというお話でしたが、私は最近日本の字でも非常にいい字があると思うのですね、書家なんかで。特にまた最近では字でも絵みたいな字がありますね。それで、この前天田さんがこの名前のことについて質問して、私はこの間ちょっと海外に少し出たのですが、そのときパリからベルリンに行くとき飛行機の中でドイツの人に会ったのですね。僕はピースを持っていたのですよ。このピースは日本のシガレットだと言ったら、これは日本……

第38回国会 大蔵委員会 第27号(1961/05/26、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、無理に異を立てるわけじゃないのですけれども、これまで私の質問がおくれていたのは、こちらの都合によっておくれたのじゃないのです。それで、また今、何か農林大臣については約一時間というふうに限定して質問をするように言われるのは非常に困るわけです。で、こういうことは内部的に大体まあ話し合いによってやるというのならばいいのですけれども、はっきりとそういうふうに言われますと困るわけです。まあなるべくわれわれも議事に差しつかえないようには御質問しますけれども、そういう扱いは非常に不満なんです、今までの経過から見まして。この点を注意していただきたいと思うのです。  私、農林大臣に特に出席……

第38回国会 大蔵委員会 第28号(1961/05/30、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今、梶原さんの御質問したことに関連するのですが、これはドイツで起債するということが前提になっておりますね。そうしますと、御承知のように、マルクについてはまた再切り上げがあるかもしれないということもありますし、また、その金利がどうなるかということも問題ですね。ですから、その条件がはっきりしないで保証するということについて、どうもわれわれ納得できがたいわけです。  それから、これは予算総則に書かれてないわけですね。それで、こういうふうに予算総則に書いてなくて、それで法律によって政府保証する場合、これまでやった例があるのか、それで今後またそういう措置をとるのかどうか、その点……。

第38回国会 大蔵委員会 第30号(1961/06/06、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は大蔵省の印刷行政について質問いたしたいのでありますが、最近、われわれから見まして、大蔵省の印刷行政について非常に遺憾の点があるように見受けられるわけですね。いろいろ問題はあるのですが、そのうちで、われわれ気がついた点だけでも、おもなる問題が三つあると思うのです。この三つの点について、これら御質問をしていきたいと思います。その一つは印刷局の土地の売却の問題です。第二が共済組合の問題、第三が職員の処分の問題、この三点について質問いたしたいと思うのです。  まず、土地売却の問題ですが、実は先日、印刷局の職員の処分の問題について、これは五月二十四日ですか、職員の人たちが市ケ谷の工場……

第38回国会 予算委員会 第4号(1961/02/16、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 質疑に入る前に、ちょっと議事進行について簡単にお尋ねしたいことがございますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 この三十五年度の第二次補正につきましては、御承知のように、衆議院段階におきましても、財政法違反ではないかという疑義があるというので、非常にもめたわけです。政府側も疑義があるということを認めまして、そして財政法の附則第七条に基づく財政制度審議会を開いて、そこで検討するということになったのですね。これは、委員長も御承知の通りです。そこで委員長は、この議案につきまして、この補正第2号が財政法違反の疑義があるというお立場でこれを諮っておられるのか。その点について明確にし……

第38回国会 予算委員会 第5号(1961/02/17、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して、簡単に二、三御質問したいのです。  先ほど大蔵大臣は、今の金利の引き下げにつきましては非常に時宜を得たというふうに言われた。これはタイミングの問題ですが、私は時宜を得ていないと思うのです。この三十六年度の予算を見ますると、政府対民間収支は、大体千六百億の支払い超過になりますね。三十五年度と三十六年度は、それにおいて非常に政府対民間の収支は違っております。しかしそれは、この予算を実行してから、そういう支払い超過になって、資金の需給がゆるんでくるのであって、今これは三十六年度の予算を実行することによって、千六百億の支払い超過になる、資金の需給がゆるんでくる、それを……

第38回国会 予算委員会 第7号(1961/03/03、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま貴重な御意見拝聴させていただきまして、厚くお礼を申し上げますが、どうもまだよく割り切れない点がございますので、若干御質問申し上げます。  ただいまの御意見承っておりますと、少なくとも、二十九条は、今回の補正で組んだような経費を追加予算として組むことは予定されていないというお話でありましたですね。そういう規定ではない、つまり必要避けることのできない経費に不足を生じた場合に限り、予算作成の手続に準じて、追加予算を作成し、これを国会に提出することができるとなっておりますが、その当該年度における不足について追加予算を作成して、国会に提出することができるという規定であるというお話……

第38回国会 予算委員会 第8号(1961/03/06、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。前にドッジ公使が日本に参りましたが、ドッジ公使はですね、アメリカの国会でこう証言しているわけです。日本に対して援助物資を与えた、それは主として農産物が多かったんですが、それによって、アメリカが余剰農産物であったものを日本に援助することによって、アメリカの農産物の価格の暴落、これを防ぐことができたのだ、そういうことを証言しているんですよ。ですから、ただ日本に与えたということでなく、アメリカの農産物の国内の価格支持政策の一環として行なわれたので、決してアメリカとしては、日本にただこれをやってもむだではないのだ、そういうことを証言しているんですよ。そういう点から見ても、私はこれ……

第38回国会 予算委員会 第10号(1961/03/09、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、政府、自民党の政治経済政策の基本となっております所得倍増計画が三十六年度予算に具体的にどう現われているかということについて質問いたしたいと思います。そうして、その質問を通じて所得倍増計画ないし三十六年度予算の性格並びに本質を明らかにし、それと対決する社会党の政策的立場を示したいと思うのであります。  なお、この質問に入るに先だちまして、三十五年度第二次補正予算審議に際して問題が決着してない点がございますので、その点について政府の所見をただしておきたいと思うのであります。  その第一は、第二次補正予算と財政法二十九条との問題でございますが、これにつきましては、政府は、もし財……

第38回国会 予算委員会 第11号(1961/03/10、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。ただいま地域開発につきまして、東北方面もやや対象になっているようなお話でございますが、政府がわれわれに出した所得倍増計画によりますと、北海道、東北、裏日本は、大体次の十カ年計画の対象になるようになっているのです。ところが、今度の地域開発計画につきましては、それも含めるわけですか。太平洋沿岸のベルト地帯を中心にやると、資本の効率の上に重点を置いて、やはり地域格差の是正ということには役立たないことになるから、それで、東北、北海道、裏日本も対象に含めるということなんですか。そうしますと、われわれがいただいた資料と違うのです。

第38回国会 予算委員会 第13号(1961/03/13、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連質問。生活扶助基準につきまして、厚生大臣からさっき御答弁がありましたが、三十五年度の予算の第一次補正が出たとき、私、厚生大臣に御質問したときに、やはりそれは財源関係のようなお話があったのです。それで、とにかく今生活扶助の基準が低いということは、もう厚生大臣もお認めになっていたのですね。自分は、あのときちょっと失言されまして、二八%まで引き上げたいと言われましたが、あれは二六%のことでございました。そこまで自分は引き上げたいのだ、そうおっしゃったのです。しかしながら、財源関係等もあってというお話だったのです。ところが三十五年度においては、あの第一次補正後に四百四十億の自然増収……

第38回国会 予算委員会 第16号(1961/03/18、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。
【次の発言】 経済企画庁長官、先ほど小柳氏があげられたものについて、国鉄運賃以外のものについては上がらないという御答弁でしたが、今後上がらないというだけでは、私は所得倍増計画との関連では足りないのではないかと思うのです。むしろ引き下げなければならないと思います。と申しますのは、総理府統計局の消費者物価指数ですね、これを見ますと、しばしば長官と議論いたしましたが、これはすでにもう所得倍増計画で予定されている一・一を上回っているのですよ。それでお伺いしたいことは、長官は一・一%というのは、いつといつの比較を言われているのですか。いつといつの比較をして一・一%と言われているか……

第38回国会 予算委員会 第17号(1961/03/20、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。新しい安保条約は、日本に不利になる点をこれを改善して有利にするとういうような建前であったはずであります、政府の言い方によれば。従いまして、新しい安保条約に基づく行政協定につきましては、今のような点があったならば、なぜ新しい行政協定においてこういうことも明確にしなかったか。そしてまた公社法は国内の料金だけについての適用であると言われますが、新しい行政協定に基づいて、そういう問題があったならば、公社法もやはりそう改正すべきだと思うのですよ。あるいは改正しなければ、特別立法をし、国内法において処理すべきはずであります。ほかの問題については皆そうなっておるでしょう。行政協定が……

第38回国会 予算委員会 第19号(1961/03/23、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。前は、二五%の控除だったのを、なぜ二〇%に下げたのか。その経緯をちょっと伺いたいのですが、それで、二五%にまた復活できないのかどうか、前は、二五%だったでしょう。それを、どうして二〇%に下げたのか。

第38回国会 予算委員会 第20号(1961/03/24、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。今の財源は産投から支出するわけですか、産投の一次補正についても第二の補正についても産投の使途別のあれが出ております。三十六年度についても産投の使途別のが国会に出されておる。その中のどこから出るのですか。
【次の発言】 もう予算は衆議院を通過しているのですね。衆議院を通過しているのですよ。衆議院を通過する段階において、こういう財源について、衆議院で了解を求めて、その承認のもとに予算は通されておるのですか、そうじゃないでしょう。そうじゃないのです。三十六年度予算の財政投融資につきまして一応使途別の資料として出されておるのです。そうしてそれを前提として審議されて予算が通された。……

第38回国会 予算委員会 第22号(1961/03/31、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連。ただいまの大矢委員の質問に対しまする政府の御答弁を聞いていますと、何か非常にこれまでわれわれに答弁してきたこと、あるいはまた日銀総裁が分科会において、国際収支の見通しについて、また、その原因、対策等についてわれわれに公述されたことと関連しまして、どうも非常に矛盾しているように思うのです。矛盾をしているようにですね、政府の御答弁も。で、これは結局、まあこうやって質疑をやっておりますと、水掛論になると思うのです。これは三十六年度下期なり、三十七年度になれば事実がこれを証明してくると思うのです。その事実によってわれわれは判定するよりほかないのですが、ただ、大矢君が貴重な……

第38回国会 予算委員会 第25号(1961/05/20、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は二つの問題について質問いたしたいと思います。  第一は、ただいま議題となっています特別会計、政府関係機関、補正第一号の予算を含めて、三十六年度予算全体の編成の前提条件、生じた変化について質問いたしたいと思います。  第二は、ガリオア、エロアの返済問題であります。外務大臣が所用があるようでございますので、先にそのガリオア、エロアの問題についてまず質問いたしたいと思います。  きょうの新聞の報ずるところによりますと、昨日ライシャワー駐日大使からガリオア、エロアの返済に関する日本政府提案に対するアメリカ側の回答が、文書をもって外務大臣に手渡されたということでございますが、このこと……

第38回国会 予算委員会 第29号(1961/05/29、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。ただいま藤田さんは、生産と消費のアンバランスの問題について御質問しているのですが、それについて、企画庁長官の御答弁を伺いますと、自由経済だから、有効需要特に個人消費の方については、これを政府が介入してどうこうというわけにいかぬ、こういうお話なんですが、ところが、私ははっきりお伺いしたいのですが、この所得倍増計画の構想の基本になったのは、いわゆる下村理論といわれておりますね。企画庁の考えと同じかどうか知りませんが、下村理論ですと、一応筋が通っているのです。下村さんは、経済成長する場合、成長の原動力になるのは設備投資である。これは制限しないで、自由に企業家の創意工夫にまか……

第39回国会 大蔵委員会 第3号(1961/10/10、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。先ほどの融資準則についてちょっと伺いたいのですが、今どういうふうになっているのですか。昭和二十二年の改正によるあれは、まだ生きているのかどうか。あれは戦時中の法律でありますからね。先ほどのお話では、あの融資準則に基づいて現在では行政指導をしている。――その内容を具体的に伺いたいのです。戦時中の融資準則というのは、これは甲、乙、丙というふうに順位がありましたが、それは戦時中の順位でありまして、それを、現在それに基づいて行政指導をしているということがどうもわからぬのです。それが一点と、その具体的な指導の方法を伺ってから、もう一点伺います。

第39回国会 大蔵委員会 第4号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 一点だけ伺いたいのですが、最近、建築費が非常に騰貴して、それで新聞にもよく出ていますが、学校建築とかその入札の場合に、一般入札の場合、予定価格ではほとんど応ずる業者がいない、こういうことが新聞にもたくさん出ています。そういう事例を、私はことに地方自治体なんかの学校建築でたくさん最近聞いておるわけですね。それで、結局、やむを得ず随契でやるよりしようがない。原則は、ここに一般競争を原則と言っていますけれども、最近、建築費が非常にどんどん上がっておる場合、予定価格では一般競争に参加する人がいないという問題が最近は出てきている。そういう場合に、一般原則は一体どういうふうになるのですか。……

第39回国会 大蔵委員会 第6号(1961/10/24、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この際、ちょっと資料を要求いたします。租税特別措置法の一部改正に関する資料でありますが、二つ御要求したいのです。一つは、租税特別措置法の実施以後、最近までの減収額の累計です。それを項目別、年度別に資料を出していただきたい。もう一つは、租税特別措置ないしは税制を、景気政策として運用している外国の事例です。ありましたら、イギリスその他――われわれ承知しているのはイギリスだけなんですけれども、そのほかにもどこかあるかもしれませんが、事例、ございましたら、提出していただきたい。よろしゅうございますか。
【次の発言】 大臣に一ぺん領土に関する……。

第39回国会 大蔵委員会 第9号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今この資金の運用についていろいろ質疑があるのですが、この資金が、第七条で、「経理に関し必要な事項は、政令で定める。」ということになっているのですが、その経理に関する問題がまだ明らかでないものですから、いろいろな疑義が出てくるわけですね。政令で内容というのは大体わかっておるのですか。わかっておりましたら、それを明らかにしてもらう必要があると思うのです。それがまず第一点。
【次の発言】 この第七条では、この資金の受け払いか歳入歳出外になるわけです。ですから、そこでその経理に関する政令を置きまして、あらかじめわれわれとしては知りませんとね。歳入歳出外になるから、予算審議をする場合に万……

第39回国会 大蔵委員会 第10号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私はまず大蔵大臣に伺いたいのですが、日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案に関連してお伺いするのです。  この法案は、提案理由には輸出振興のための一連の施策として提案されてきていることは大蔵大臣も御承知のとおりですが、それで、政府がすでに国際収支の大幅赤字改善のために改善対策というものを打ち出しているわけですが、この対策にはいろいろあるわけですが、この輸出入銀行法の一部改正案もその一つだと思うのですが、そこでこの際伺っておきたいのは、国際収支の問題に関連しまして、最近の国際収支が、ききに政府が改訂案を出しましたが、その改訂案とまた非常に情勢が違ってきているわけです。改訂案では、……

第39回国会 予算委員会 第2号(1961/10/13、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 これまで日本社会党は、池田内閣の所得倍増計画あるいは経済の見通しにつきまして、その矛盾、誤り、これを指摘し、警告し、その転換に対して、あるいは是正に対して警告をしてきたわけであります。しかし、何分所得倍増計画も実施の段階に入っておりませんでした。あるいはまた、経済の見通しも、これは見通しの段階で、現実の段階ではなかったわけです。しかしながら、もう現在では、所得倍増計画も、第一年目ももう半年以上現実に実施されてきているわけです。さらにまた、経済の見通しも、今ではもう見通しの段階ではなく、もう現実の段階に入りてきている。そこで、倍増計画の矛盾が特に物価の問題あるいは国際収支あるいは……

第39回国会 予算委員会 第3号(1961/10/14、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。
【次の発言】 今のドル防衛協力の点についてちょっと関連して質問したいと思いますが、この前、ドル防衛協力の問題を問うたときに、私に対して総理は、この問題は極端にアメリカからいろいろな輸入制限をされれば別であるけれども、程度がわずかであれば、ワサビみたいなものである。少しならば、これは刺激になって日本の貿易その他に非常にかえってプラスになる。災いを転じて福となす、こういうことを言われたのです。ところがドル防衛協力をやって以後の対米貿易を見ますと、非常に変わってきておりますね。本年一月から七月までの対米貿易を見ますると、輸出が五億四千九百万ドル、昨年は六億三千五百万ドルであっ……

第39回国会 予算委員会 第5号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣の御答弁矛盾していると思うのです。国際競争をつけるためには低金利政策をとらなければならぬということを言っているわけですね。全般的に金利を下げなければいかぬ。金利機能というものはあまり重要視していないということを言いながら、金利については非常に重要視しているわけなんです。実際には。だから国際競争やるには、日本の金利は国際的に高いから下げなければいけないというので、前に大蔵大臣は大蔵委員会で、強引に引き下げるのだということを言われたのです。私は、当時資金の需給関係からいって、金利は何といったって資金の需給関係からきまるという面が一つあるわけです。そればかりじゃありませんけれ……

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/18、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。
【次の発言】 そうです。進行上。
【次の発言】 関連ですから簡単に御質問しますが、加瀬委員の、補正予算の積算の基礎に関する賃金と物価の質問は非常に重要だと思うんです。今度の補正ばかりでなく、これは三十七年度の予算の積算の場合にも重大な関係があるんです、これは。これについて政府は責任ある答弁を一つもしてないです。加瀬委員は、もう詳細に調べて、具体的な材料を持って積算の基礎を明らかにして、そして政府に質問をしているんですが、何ら責任ある答弁をしてないです。何とかやっていけるんだ、そんなことで答弁になりましょうか。もっとはっきり責任ある答弁をしていただきたい。財源はあるんでし……

第40回国会 大蔵委員会 第4号(1962/02/06、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今、主税局長さんが例年やっている措置であって、三十六年産米については例年どおりやるということなんですけれども、しかし、御承知のように、この特別措置についてはいろいろな問題があるわけですね。すでに政府は、これを米価に算入して農家に還元するという措置もとるという方針を政府は出しているわけですね。しかし、まあそれにもかかわらず、ずっとこういう特別措置が続けられてきているのですが、基本的にどういう考えで、この三十七年度もやっぱりこれを続けていくのかどうか。税制調査会等でもしょっちゅう議論になるわけですね、御承知のように。政府は基本的にどういう考えか。これは税の負担の公平の問題、そういう……

第40回国会 大蔵委員会 第5号(1962/02/08、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に三つばかり伺いたいのですがね。さっき水島開港に伴って神戸税関の出張所を設ける、約十名内外の職員を配置するお話がありましたが、三十七年度の予算にはどのくらい予算措置として計上してあるのですか。出張所を設けるためにどのくらい予算を必要とするのか。
【次の発言】 庁舎等を考えていないというのは、それは何かなければならぬでしょう、施設がなければならぬし。ですから、四百人考えるについても、この出張所を設けるについての増員、それに給与等で、大体出張所設立に伴う予算というのは、年間幾らの予算というのはなければならぬじゃないですか。予算等を考えないで、そういうことをきめたのですか。四百人……

第40回国会 大蔵委員会 第7号(1962/02/15、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 水上さんにお伺いしたいのですが、先ほど、貿易為替金融につきまして、前から三つの点についていろいろな御意見を持っておられるわけです。一つは外貨の固有制を民有制に改める、もう一つは貿易金融の分野を明確化すること、第三は外貨金融と円金融との分離、こういう点について御意見承ったのでありますが、第一の外貨国有制から民有制への切りかえの問題でございますが、この点については私も前からいろいろ疑問を持っておったのでありますが、政府は、外貨が非常に一時たまりまして、最近減ったようですが、金保有は非常に少ない。アメリカの銀行とかアメリカの証券に運用しているのですが、非常に低利なんですね。三分程度で……

第40回国会 大蔵委員会 第8号(1962/02/20、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。その国連軍協定で、やはりその国連軍は、日本に公務で入るときに、関税とか手数料とか、そういうものを課せられない、行政協定と同じように、米軍と同じ扱いを受けるわけですか、今のお話だと。
【次の発言】 それは何の必要があって存続しておかなければならないか、その理由をやはり明らかにしてもらいたいのですね。今できなければ、この次でも。

第40回国会 大蔵委員会 第9号(1962/02/22、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 財政ないし税制と景気調整との問題についてお伺いをいたしたいのですが、最初に、大蔵大臣は景気調整と財政、税制との関係をどういうふうに、まあ基本的にお考えになっておるか。それと、三十六年度の財政あるいは三十七年度の財政において、景気調整のためにどういう財政的あるいは税制的な措置を講じられ、または講じられようとしているか、まずこの点について伺いたいと思います。
【次の発言】 三十七年度予算で出資その他基金と、来年度、三十七年度に使われないもので約一千億円くらいあるというお話ですが、これは何か資料であとでその内容をこまかくして……。

第40回国会 大蔵委員会 第10号(1962/02/27、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。それでは、合同委員会のその向こうの合意の内容ですね、それをお示し願いたい。どういう合意なのか。
【次の発言】 それはいつですか。
【次の発言】 それは合同委員会でそういう行政協定に基づいて合意をやればいいというけれども、国民は全然わからぬでしょう。そういうことは今問題になってわかったのであって、ですから、この注を見ますと、何らか緊急の事態の結果として行なわれるべきものである。そうなりますと、こういうようなことが、国民が知らない間に、行政協定に基づいて、それで合同委員会でどんどん行なわれてしまうということになると、これは非常に重大な問題じゃないかと思うのですけれどもね。

第40回国会 大蔵委員会 第11号(1962/03/01、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連しまして。この独禁法の適用除外になった場合、その損害率がどんどん下がっていく場合ですね、荒木さんが今御質問したのは、それに比例して料率が下がっていくかどうかということです。共同行為を認めれば、本来ならばもっと下がるべきところが、カルテル行為になってくるわけですね。価格協定、料率協定になりますからね。そこで、もっと下がるべきものが下がらなくなる危険があるじゃないか、いわゆる独占的な料率になる危険があるんじゃないかという点なんですよ。
【次の発言】 御心配はないと言いますけれどもね、心配がないことはないんじゃないですか。ですから、改正後においても保険契約者等の利益を不当に害する……

第40回国会 大蔵委員会 第12号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 二点ばかり伺いたいのですが、さっき政府の御答弁で、この船舶保険自体では赤である、そうして証券その他の資産の運用によってまあ責任準備金とかあるいは配当ですかというような状態になっておるというのですね。その点はどうもよくわからないのです。そうすると、その業務自体は赤である。それで、その他の資産の運用によって収益を――収益という言葉でない、配当をやっているのでしょう。配当なんかそういう収益でやっているということですね。これはどうも私は理解がいかないのですよ、その事業自体は赤であるということが。それはもう少し具体的に説明していただきたいのですがね。

第40回国会 大蔵委員会 第14号(1962/03/13、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 入場料の問題についてお伺いしたいのです。  城戸さんの公述の御意見、私非常にごもっともと思うのです。最近の映画界の実情も、私しろうとですが、税務の関係から多少私も聞いております。これは非常な入場税は大衆課税ですから、私どももこれは全廃すべきだ。ことに、今度入場譲与税が廃止されて国税に移管されたわけです。だから、これは私は撤廃するのにいい時期だと思うのです。財源関係から見まして、最近自然増収が非常に多いのです。三十六年度でもまだ約二千億円も自然増収があるのですから、だから、入場税を撤廃したからつて、私は財源に困らぬと思うのです。  そこで、お伺いしたいのは、先ほど、今度の入場税の……

第40回国会 大蔵委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 その前に、要望があるのですが、この国税通則法はかなり膨大なものですから、これはなるべくわかりやすく逐条的に詳細に……。重大な新しい法律でありますし、そこのところを詳細にわかりやすく逐条的に説明していただきたいと思います。それをお願いしたいと思います。
【次の発言】 そんな簡単なことでいいのですか、国民金融公庫法の一部改正の補足説明は。これは非常に今重大な問題になっておるのですよ。旧地主の補償の問題等あるのですから、そんな簡単なことでよろしいのですか。補足説明になっていないじゃありませんか。特にこの二十億の問題が一番問題でしょう。そういう点をもっと詳細に、特にこの改正案は旧地主に……

第40回国会 大蔵委員会 第17号(1962/03/22、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 通行税にも印紙税法にも両罰規定が入っておるわけですね。これは国税通則法の規定を受けて挿入されているわけですよね。前に須藤委員からも御質問あったと思うのですがね、この印紙税法においても両罰規定が人案なき社団について規定されておるわけですよ。これは国税通則法との関係はどうなんですか。
【次の発言】 これもすでに議論は尽くされたものかもしれませんがね、まあ所得税法と、それからもう一つ何かありましたね。
【次の発言】 法人税法でございますか、それは特別の法則として規定があるわけですね。それはそれで動いているわけですね。それで、この印紙税法も、あるいは通行税法も、現在すでに所得税法ではそ……

第40回国会 大蔵委員会 第18号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 税制調査会に、この点について今度は諮問されたですか。国民貯蓄組合法の非課税限度を五十万円に上げるについて、諮問いたしましたかどうか。前回の三十万円に上げるときには諮問しておりますが、今回はなぜ諮問しなかったですか。
【次の発言】 そうですか。この際限度を引き上げてもよろしいという意見を述べた委員もあると。しかし、反対の意見の委員はなかったのですか。反対の意見を述べた委員はございませんでしたか。
【次の発言】 その点は、正式に今回は諮問されなかったから、そういう賛成、反対の正式な意見が十分開陳されなかったということが了解できますが、それでは、この前諮問しているわけですね、前回三十……

第40回国会 大蔵委員会 第19号(1962/03/28、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 やはり税制調査会の答申との関連ですが、予算委員会で、大蔵大臣は税制調査会の答申を尊重している、特に一番この税制改正で基本になる租税の負担率について、大蔵大臣は税制調査会の答申を尊重していると、こう言われておりますが、もう一度確認しておきますが、そうですか。そのとおりですか。
【次の発言】 そんなのはいい加減な御答弁ですよ。税制調査会の答申を大臣よくお読みになっていると思うのですがね。それで、問題は二つあるのです。税制調査会では、国民所得が増加するに従って税負担率が増加するのは、これは大勢として認める。それは原則論ですね。ただし、日本の現状においては租税負担が、戦前と比べても諸外……

第40回国会 大蔵委員会 第22号(1962/03/31、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず最初に、この国税通則法という画期的な、非常に重大なこの法案を、十分に利害関係者の、あるいは学識経験者の意見を聞かずに、どうして急に制定し、そして十分な審議もしないのにこれを通過させようとしているか。なぜ、この実施を急ぐのか。私、この通則法が答申され、それから制定され、国会に提出されてから今日までの世論を見ますると、財界においても反対しています。それから、日本で非常に権威のある税法学会においても反対しております。時期尚早である、十分に検討しない、これは非常に学説的にもいろいろ問題がある、また納税者に重大なる利害関係がある、それで学界でも、それから財界でも反対しているのです。ま……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/04/02、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 それはおかしいですね。何も、会派に属しておりますけれども、委員長となったらこの委員会の委員長ですね。それで、議事を進行する場合に、今の五十一条の問題は、これから荒木委員が質問すると思うのですが、今後の議事の進行に重大な関係があるわけですね。公聴会の問題です。委員長はこれに対して一応の見解を持たないで、どうして議事が進行できますか。これは会派を代表しているというのでなく、この委員会の委員長なんですから、委員長はそれについて十分、専門員もおるのですし、そういう意見を徴して、そうしてこの解釈の仕方というのがあるのですから、国会法五十一条が制定されたときのちゃんと立法の趣旨があるわけで……

第40回国会 大蔵委員会 第24号(1962/04/10、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと、今の貸付は、東南アジアとか中南米の地域別の貸付、全体の割合ですか。
【次の発言】 もう少し東南アジアを詳しく、国別くらいにわかったら……。それから、投資金融のほうも国別くらいにわかったら……。
【次の発言】 ちょっと、今のね、投資金融は東南アジアについては九億幾らですね。
【次の発言】 その他、さっきの三十七年度の計画二百四十九億でしょう、投資金融ね。どこが多いのですかね。東南アジア九億程度というと、三十六年度でも二百四十二億でしょう。
【次の発言】 今の御説明は、これは三十七年度の計画ですか。
【次の発言】 三十六年度の実績。

第40回国会 大蔵委員会 第25号(1962/04/12、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この外国為替銀行法の一部を改正する法律案については、金融制度調査会に諮問をして、その答申を受けて改正案を出してきたわけですね。
【次の発言】 私は、その諮問並びに答申について多少調べてみたのです。その過程においてやはり疑問が生じてきたのです。これまで公述人を呼んでその意見も聞いたわけでありますが、東京銀行の当事者、それから市中銀行の当事者を呼んで聞いたわけですが、債券発行による金融市場に対する悪い影響等については、債券発行の条件その他消化等について話し合いが行なわれて、円満にいくやに開いたわけです。しかし、原則として貿易金融というのは短期金融ですね。短期の円資金を調達するのにこ……

第40回国会 大蔵委員会 第26号(1962/04/17、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 井手先生にちょっと御質問申し上げたいのですが、井手先生の御意見は、大体修正案に原則的には賛成しておられるようであります。その御趣旨は、今の財政法は財政民主化の精神にのっとって規定されておるのだが、それは非常な古典的な自由主義経済をもとにして制定されたものであって、非常に非弾力的である。それでは最近の経済情勢にマッチしない、特に日本の最近の高度成長下の経済、財政、金融等のそういう政策とマッチしないのだと、こういうふうな御見解でございますが、それでフィスカル・ポリシーをかなり強調されておったのですが、私これに疑問があるのでございますが、一つは、フィスカル・ポリシーという立場から、景……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/04/19、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この改正案について大蔵大臣にいろいろ質問したいことがあるのですが、こまかい点については事務当局から、一応質問いたしまして説明伺ったのですが、時間もありませんので、端的に、IMFの総会にも、理事会にも大臣御出席になっているわけですから、大臣に特に伺いたいわけです。国際的にも通貨の問題は非常な重大な問題になってきておりますし、いわゆるドル危機を契機としまして非常に重大な問題になってきております。それと関連する法案でございますから、こういう国際的に重大な問題について政府の考えなりあるいは国会の意思を明らかにする必要があるので、そういう必要からも大蔵大臣に御出席願ったわけです。  この……

第40回国会 大蔵委員会 第28号(1962/04/24、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 本件につきまして国税犯則取締法の適用を受けないのですか。それによって調査とか、あるいは質問とか検査、そういうことをやっておらないのですか。国犯法に基づいてやっておらないのですか。
【次の発言】 ただいま亀田君からいろいろ具体的な質問があったわけですね。これは国犯法を適用しませんと、どうですか、みな証拠物件やなんか隠したり隠滅したりする危険はないですか。私は非常に疑問に思っておりますよ。当然国犯法によってやられているのじゃないかと思ったのですがね。どうしてやらないのですかね。
【次の発言】 現在もしていないのですか。
【次の発言】 ただいまの長官のお話ですと、最初はストッパーを取……

第40回国会 大蔵委員会 第29号(1962/04/26、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと整理して伺いますが、この二十九条の改正が問題になった発端は、三十五年の補正予算で自然増収を産投会計に繰り入れるということであったわけですね。それが発端であるわけですね。そこで、あのときいろいろ財政法で問題になったのですが、そこでこの法律を、この改正案とそれから改正しない場合と、産投に関連して起こった問題の解釈にどういう違いが出てくるのか。この改正によって、それが財政法違反でない、こいうことを明確にするために改正したのでしょう。そうですね。そこで、この改正によってあの産投への繰り入れの追加予算が財政法違反でない、こういうことを明確にするために改正したわけですから、どういう……

第40回国会 大蔵委員会 第31号(1962/05/04、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ガリオア、エロアの返済問題については、すでに衆議院、参議院等においてかなり長い間論議を重ねられてきておりますから、私は重複を避けまして、特に総理の出席の時間も短いわけですから、これまであまり問題にならなかった、しかも重要な点に焦点をしぼって質問したいと思うのです。  まず、端的に総理に伺いたいわけですが、これは債務と確認して返済することについてわれわれ反対でありますが、一応債務として返済するにあたりましても、なぜこれを全部円払いとしなかったか、その点についてまず伺いたいと思うのです。
【次の発言】 しかし、日本の今の外貨準備は危機状態にあるわけです。また、国際収支につきましても……

第40回国会 大蔵委員会 第32号(1962/05/06、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 外務大臣に伺いたいのですがね、このガリオア・エロアの総額ですね、援助額につきまして資料が提出されているのですがね。それで、日本側の資料もアメリカ側の資料も、ガリオア一本で出されているのですね。ガリオアとエロアとの内訳はわかっておりますか。
【次の発言】 これは大蔵省からお出しの資料ですがね、「国の予算」、昭和二十五年のこれを見ますと、ちゃんとガリオアとエロアは区別されているのですよ。しかも、物資別にちゃんと区別ができておりますよ。それなのに、どうして区別できないのですか。
【次の発言】 それは一本にしてと言いますけれども、じゃ、その前に聞きますが、ガリオアとエロアとの区別ですね……

第40回国会 予算委員会 第3号(1962/02/13、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず質問に入る前に、ただいま委員長から御報告ございましたように、藤山企画庁長官が病気で欠席されているようでありますが、私要求大臣として連絡してございましたが、御欠席のようでございますから、藤山長官に対する質問は他日に留保をさしていただきたいと思います。その上で質問をいたしたいと思います。  私は、これまでのこの当委員会におきまして三十六年度予算を中心といたしまして、池田内閣の財政経済政策について総理と論議を戦わせてきたわけであります。しかし、重要なこの論点は、将来の見通しに関するものでございましたので、見解の違いとか、あるいは水かけ論に終わった感があったわけです。結局いずれが正……

第40回国会 予算委員会 第5号(1962/03/05、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。
【次の発言】 関連。総理は今支払いの場合、物資とか役務にすっと向こうのほうへ支払われていくと、こういう御答弁があったのですが、最初総理は、たとえば七十一億を七年間七分の利子でころがしていくと九十六億くらいになると、そういうふうに総理は考えていたやに聞いておるのであります。もし、この支払いの場合、預金した場合、利子がつくわけですが、総理は預金をされないであろうという、すっと向こうへ物資とか役務で支払われるのだ、こういうふうに言われておるのですが、それはこちらの考えであって、総理はそう考えるのです。しかし、これが預金された場合はどうなりますか。はたして預金されないということ……

第40回国会 予算委員会 第6号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は三十七年度予算の編成の前提条件及びその特徴、内容等について政府に質問いたしたいと思うのですが、まだ総理に最初に伺いたいのですが、所得倍増計画ないしは高度成長政策はおとりやめになったのかどうか。まずこの点を伺いたいと思います。
【次の発言】 それならば、総理の今回の施政方針演説、大蔵大臣の財政演説、藤山経済企画庁長官の経済演説、これを見ますると、一言も高度成長政策ないしは所得倍増計画という言葉が出ていないのであります。全然これに触れていないのであります。ただ非常にふしぎなのは、小坂外務大臣が外交演説の中で、健全経済成長政策という言葉を一言述べているだけなんです。私は健全経済成……

第40回国会 予算委員会 第8号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。先ほど防衛庁長官は国民所得に対して一・五%と言われましたが、今、大蔵大臣は一・一五七%、たいへんに違うわけなんですが、その点はっきりさせていただきたいと思います。
【次の発言】 防衛庁のほうは一・五%と言われましたよ。
【次の発言】 そうしますと、三十五年度の国民所得に対して防衛費一・五%、それを第二次防衛計画に当てはめていくわけでしょう。そういう考え方じゃないですか。そういう考え方ですと、大蔵大臣の国民総生産に対する一・一五七というと国民所得に対しては少しふえていますね。それは一致しているのですか。国民所得に対しては、やはり大蔵大臣は一・五%とお考えになっているので……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/03/10、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。委員長は、ただいまこれ以上質疑を重ねても同じことを繰り返すにすぎないから進行しないじゃないかと言われましたが、私はそうじゃないと思うのです。まだ納得のいかない点がどうしてもあるわけです。というのは政府はなるべく早く出したいと言っておるわけです。しかし、それにもかかわらず、いつごろという時期について明言できない理由がはっきりしないのです。そのめどと言われますのは、さっき総理は、国家公務員法あるいは地方公務員法についても改正しなければならぬ。そこに問題があって、その点のどういうところを、どういうふうにしようというので、おそらく問題がはっきりしないのじゃないかと思うのです。です……

第40回国会 予算委員会 第11号(1962/03/12、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単にちょっと関連。
【次の発言】 今度物価対策として十三項目を新聞で拝見しましたが、これは今度だけではなく、やはり将来にもわたって、こういう個々別々ではなく、総合的に何か、法律だけで物価安定ができるわけじゃないけれども、総合的な物価安定法とか、何かそういうもっと秩序だったものを――将来のことも考えて、そういうお考えはないでしょうか、総理に一つ伺いたい。しかし、あるいは企画庁長官でもけっこうです。
【次の発言】 関連して。大蔵大臣は声を大きくして、別個の、離れたと言ったって、声を大きくしたって、別個にならぬと思うのです。そうすると、この問題の起こってきたそもそもの原因は、地主の……

第40回国会 予算委員会 第13号(1962/03/14、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。大蔵大臣の御説明どうしても納得いかないのですが、まず第一に、今、藤原委員が質問していますような、末端における人命に関するような非常な重大な問題が起こっているわけですね。これも結局予算の問題に帰するのですが、大蔵大臣はその末端のほうに予算が行きわたるような財政力をつけたいと言われるわけです。財政力については、もうこれは十分についているはずであります。その点については、大蔵大臣、もう財源がないとは言えないと思うのです、また言わせません。三十六年度は約二千億円の自然増収があるのでしょう。それを使わないで三十八年度にこれを景気調整として繰り越されるわけですよ。だから財源がないとは……

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/03/19、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。――大蔵大臣は先ほど、一応今のところ砂糖会社の超過利潤については寄付をさせると、そういう建前である、それで三十七年度はどのくらいの超過利潤を寄付として見込んでいるか、今農林大臣は寄付として徴収するについて、これまではそうだったけれども、これからは政府が取り上げて、まあ政府が取り上げるということにお話がありましたが、それならばどのくらいの金額を予想しているのか。従来超過利潤をとる法律が前に出ましたね、あのときに反対運動によってつぶれちゃって、寄付に切りかえたらほとんど寄付が集まらない、財源欠陥が生じて砂糖の関税を引き上げてこの財源を埋めたことがありますね、砂糖関税を引き上げ……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。企画庁長官にお伺いしますが、先ほど、予想に反して一月の鉱工業生産が、季節修正をして、かなり上がったというお話があったのですが、きのうも、この問題で非常にここで論議になったのでありますが、予想とかなりずれているわけですね。企画庁の試算として、四―六月は二八七という一応の試算ですから、これに対する責任を問うわけじゃありませんが、それと三月は、大体三〇四―五になる―四ぐらいになると思うのです。非常にかけ離れているわけですよ。  そこで、今後見通しを修正される必要があるのじゃないかと思うのですが、大蔵大臣は、今後の一、二カ月の推移を見なければならぬと言われましたが、もうすでに非常……

第40回国会 予算委員会 第20号(1962/03/26、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。先ほど大蔵大臣は両建て、歩積みですか、そういうものは金を借りるほうの人からそういう要求をして、歩積みなんかが行なわれる傾向が多いということを言われましたが、しかし私はむしろ銀行が日銀の高率適用を免れるために、預金の量をそういう形で多くするという傾向があるんじゃないんですか。それで日銀が高率適用するときに、預金のそういう点についてどういうふうにそれを調査するのですか。預金については、過去の預金の量によって、それをこえた場合に高率適用になるのですね。ですから両建てとか歩積みで預金量を一時的にふやせば高率適用を免れる、こういうことになるのです。ですから銀行のほうから……

第40回国会 予算委員会 第21号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。これまで防衛庁では、防衛力の限界というものをわれわれは予算との関連で聞いてきたのですが、大体国民所得の二%か三%、こう言っているわけですね。しかし、それは防衛力というものと関連して、それはさっき総理は情勢いかんによると言うのでしょう。情勢いかんによると言いながら、防衛計画では国民所得の何%というので、はじいているのですね、それは何%とはじく根拠は、この防衛というのは何も国民所得の関連だけできまるものじゃないと思うのです。ところが、機械的に一応国民所得の何%とはじいているのでしょう、そうしてまた、総理は情勢によって変わると言うのですね。そこのとこらへんがちっとも明らかでない……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 建設委員会 第1号(1962/08/13、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  このたび建設委員長に就任いたしましたが、まことに不行き届きな者でございまして、この重責を果たすのには、皆様方の格別の御援助と御協力を得なければならぬと思っております。ひとつよろしくお願い申し上げます。  御承知のように建設行政は、社会資本の充実強化とか、そういう問題が非常に緊急になっておりますし、あるいはまた景気調整上から非常に重要になってきております。また予算上、建設行政費の占める比率も非常に大きいわけでありまして、一般会計について見ても二割弱という非常な大きな予算でございます。したがって建設委員会の運営は非常に今後重要に……

第41回国会 建設委員会 第2号(1962/08/14、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  理事会の経過につきまして御報告申し上げます。  御承知のように、昨日委員会の申し合わせによりまして、本日は河野建設大臣を呼んで、新大臣のあいさつを受ける、また、政務次官その他局長さんの紹介も受けて、そうして新大臣の建設行政並びに三十八年度予算に関する方針について所信を伺って、これについて質疑を行なう、こういう段取りにするという申し合わせがあったわけです。ところが、河野建設大臣は在京されていないというのです、本日は。そういう連絡があったわけであります。実は昨日委員会の申し合わせによりまして、本日、さっきお話し申し上げたような段……

第41回国会 建設委員会 閉会後第2号(1962/10/31、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告申し上げます。  本月十日藤田進君が、十一日徳永正利君がそれぞれ辞任せられ、藤原道子君、山本杉君が選任せられました。また、十九日山本杉君が、二十二日藤原道子君が辞任せられ、徳永正利君、藤田進君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。  本月十一日の委員の異動に伴いまして、理事に欠員が生じておりますので、その補欠互選を行ないたいと存じます。つきましては、互選の方法は、手続を省略して委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第41回国会 建設委員会 第3号(1962/08/16、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  このたび新たに建設大臣に就任されました河野一郎君、政務次官に就任されました松澤雄藏君及び建設省の各局長から、それぞれ就任のごあいさつをしたいとの申し出がございますので、この際伺うことにいたしたいと存じます。
【次の発言】 次に、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。  大臣の建設行政に対する基本方針について、御所信があれば承りたいと思います。
【次の発言】 ほかに御発言もなければ、本日は、これにて散会いたします。    午前十時四十五分散会

第41回国会 建設委員会 閉会後第3号(1962/11/01、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  まず、先ほどの委員長及び理事打合会の結果を御報告いたします。  本日は、昭和三十八年度建設省関係概算要求予算に関し説明を聴取いたし、これに対し質疑を行ないたいと存じますが、本日だけでは意を尽くせませんので、本月十五、十六の両日委員会を開会いたすことになりました。なお、十二月における委員会は、臨時国会召集日の前日に開会いたします。  では、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。  昭和三十八年度建設省関係概算要求予算に関し、山本官房長より総括的な説明を聴取いたし、各局別の詳細な説明を各局長より聴取いたします。……

第41回国会 建設委員会 第4号(1962/08/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  参考人の出席要求についてお諮りいたします。  先ほどの委員長及び理事打ち合わせの結果、建設事業並びに建設諸計画に関する調査のため、三重県知事の田中覚君を参考人として出席を要求することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは、委員長及び理事打ち合わせの内容を話せということでございますね。
【次の発言】 それでは、委員長理事打ち合わせにおきまして三重県知事の田中覚君を参考人としてなぜ出席を求めたか、その理由について話し合いの内容を御説明いたします。  それは、あとでお諮りいたしますが、本日の委員会……

第41回国会 建設委員会 閉会後第4号(1962/11/22、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  先ほどの委員長及び理事打ち合わせの結果を御報告いたします。  本日は、昭和三十八年度建設省関係概算要求予算に関し質疑を行なうことになっておりますが、大臣は、繰り上げ閣議のため十一時ごろ出席いたし、午後一時より農業祭への出席のため退席されるそうであります。したがって大臣に対する質疑は、十一時から午後一時までということになっておるわけであります。この前の理事会の打ち合わせでは、去る十五、十六日に建設委員会を開く予定でございましたが、大臣のやむを得ない都合によりまして二十二日に繰り下げたわけでありまして、二十二日の午前十時から午後……

第41回国会 建設委員会 第5号(1962/08/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題とし、本日は、公共用地の取得に伴う損失補償に関する件について、町田計画局長より説明を聴取いたします。町田計画局長。
【次の発言】 ただいまの御説明に対し、御質疑のある方は順次御発言を願います。
【次の発言】 ほかに御発言もなければ、本日は、これをもって散会いたします。    午前十一時五十六分散会

第41回国会 建設委員会 閉会後第5号(1962/12/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたし、本日は、先ほどの委員長及び理事打合会によりまして決定いたしました、青森市の区画整理事業に関する件についての質疑を行ないます。  まず、私から建設省当局に対しお伺いいたします。  御承知のように、青森市の区画整理事業の清算金をめぐっていろいろ紛糾しているわけですが、この問題について私が質問いたす趣旨は、この問題は社会問題化しつつあるわけですね。新聞の報道等、あるいは新聞にいろんな投書がなされておりまして、その投書なんか見ますと、とても、分担金ですか、受益者負担というのですか、……

第41回国会 建設委員会 第6号(1962/08/31、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  先刻の委員長及び理事打合会の結果について御報告いたします。  本日の委員会の運営についてでありますが、初めに、理事の補欠互選を行ない、次に、昨日本委員会に付託になりました二法案の提案理由の説明を聴取いたします。それから次に、請願の審査をお願いいたし、継続調査の要求をおきめ願い、さらに議員派遣について御決定を願いまして、大臣の所信表明を承るという順序で進めて参りたいと存じます。  次に、委員の異動について御報告いたします。  去る二十三日、武内五郎君が辞任せられ、柳岡秋夫君が選任されました。翌二十四日、柳岡秋夫君、熊谷太三郎君……

第42回国会 建設委員会 第1号(1962/12/08、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  調査承認要求についてお諮りいたします。  今国会におきましても、前国会と同様、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を行なうこととし、このための承認要求をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成等に関しては、委員長に御一任を願います。  本日はこれをもって散会いたします。    午前十一時三十三分散会

第42回国会 建設委員会 第2号(1962/12/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本月十九日、熊谷太三郎君、田上松衞君がそれぞれ辞任せられ、青木一男君、田畑金光君が選任せられました。また二十日、徳永正利君が辞任せられ、吉武恵市君が選任せられました。二十一日、吉武恵市君、三木與吉郎君がそれぞれ辞任せられ、徳永正利君、手島栄君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。  本月二十日の委員の異動に伴いまして理事に欠員が生じておりますので、その補欠互選を行ないたいと存じます。  つきましては、互選の方法は、手続を省略して委員長にそ……

第43回国会 建設委員会 第1号(1962/12/24、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨二十三日、手島栄君、青木一男君が辞任せられ、三木與吉郎君、熊谷太三郎君がそれぞれ選任せられました。今二十四日、田畑金光君が辞任せられ、田上松衞君が選任せられました。
【次の発言】 次に、調査承認要求についてお諮りいたします。  今国会におきましても、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を行なうこととし、このための承認要求をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成等に関しては、委員長に御一任を願い……

第43回国会 建設委員会 第2号(1963/01/29、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  初めに、理事の辞任及び補欠互選についてお諮りいたします。  理事村上春藏君から、都合により、理事を辞任いたしたいとの願いが提出されておりますが、これを許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、村上君の理事の辞任は許可されました。  次に、ただいまの理事の辞任に伴いまして理事に欠員が生じましたので、その補欠互選を行ないたいと存じます。  互選の方法は、手続を省略して、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第43回国会 建設委員会 第3号(1963/02/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。  まず、建設行政の基本施策に関し、河野建設大臣の所信を承りたいと存じます。
【次の発言】 次に、昭和三十八年度建設関係予算の概要説明を願います。
【次の発言】 ほかに何か資料要求ございませんか。――なければ、あとでまた事務局のほうへ御要求していただいて、資料要求したいと思います。  以上で河野建設大臣の基本政策及び松澤建設政務次官の予算概要について説明を聴取いたしましたが、これに対する質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 次に、今国会提出予定法律案に対し、山本官房長よ……

第43回国会 建設委員会 第4号(1963/02/12、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。  本日は、昭和三十八年度建設省関係予算に関し、各局別予算について説明を聴取いたします。  初めに、道路局関係についてお願いいたします。平井道路局長。
【次の発言】 今の地方公共団体のほうは省略したのですが、これは、ただ見ればいいということですか。これも簡単にやって下さい。
【次の発言】 次に、都市局関係についてお願いいたします。谷藤都市局長。
【次の発言】 次に、住宅局関係についてお願いいたします。前田住宅局長。

第43回国会 建設委員会 第5号(1963/02/14、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。  本日は、去る七日聴取いたしました河野建設大臣の建設行政の基本政策及び昭和三十八年度建設省関係予算に関し質疑を行ないます。御質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 委員長から最後に一つだけ御質問したいのですが、先ほど田中委員が質問されたうち、大臣が東京都の今後の計画について、三月三十一日までに、大体の計画の概要ですか、おまとめになって発表される、明らかにされるという御発言があったのですが、大体の構想というもの、今までのような既成概念にとらわれてやったのではだ……

第43回国会 建設委員会 第6号(1963/02/19、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  本月七日予備付託になりました住宅金融公庫法及び日本住宅公団法の一部を改正する法律案、十二日予備付託になりました土地区画整理法の一部を改正する法律案及び十三日予備付託になりました共同溝の整備等に関する特別措置法案を一括して議題といたします。  まず、提案理由の説明をお願いいたします。松澤政務次官。
【次の発言】 次に、ただいま聴取いたしました三法案の補足説明を願います。  初めに、住宅金融公庫法及び日本住宅公団法の一部を改正する法律案について、前田住宅局長から説明を願います。

第43回国会 建設委員会 第7号(1963/03/05、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  先月十九日、徳永正利君、三木與吉郎君が辞任せられ、高橋進太郎君、前田佳都男君が選任せられました。二十六日、前田佳都男君が辞任せられ、三木與吉郎君が選任せられました。また、二十七日、中尾辰義君が辞任せられ、鬼木勝利君が選任せられました。二十八日、鬼木勝利君が辞任せられ、中尾辰義君が選任せられました。
【次の発言】 次に、本日の議事に入る前に御報告申し上げたいことがございます。  本委員会の委員であります村上義一君は、黄だんのため、国立第一病院に先月二十一日より入院されておりますので、二十……

第43回国会 建設委員会 第8号(1963/03/07、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告申し上げます。  本日、高橋進太郎君が辞任せられ、徳永正利君が選任せられました。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。  先月十九日の委員の異動に伴いまして、理事に欠員が生じましたので、その補欠互選を行ないたいと存じます。互選の方法は、手続を省略して、便宜委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、徳永正利君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、屋外広告物法の一部を改正する法律案を議題といたします。  ……

第43回国会 建設委員会 第9号(1963/03/12、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  先ほどの委員長及び理事打ち合わせの結果を御報告いたします。  本日の議事の件でございますが、初めに、建築基準法の一部を改正する法律案の提案理由並びに補足説明を聴取いたし、次に、屋外広告物法の一部を改正する法律案の質疑を行ない、次に、共同溝の整備等に関する特別措置法案、土地区画整理法の一部を改正する法律案の質疑を行ないます。  それでは本日の議事に入ります。まず、建築基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、提案理由の説明を願います。松澤政務次官。
【次の発言】 次に、本案の補足説明を願います。前田住宅局長。

第43回国会 建設委員会 第10号(1963/03/14、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  先ほどの委員長及び理事打合会の結果について簡単に御報告いたします。  本日は、最初に屋外広告物法の一部を改正する法律案の質疑の後、討論採決を行います。次に土地区画整理法の一部を改正する法難案及び共同溝の整備等に関する特別措置法案の質疑を行ないます。
【次の発言】 委員の異動について御報告申し上げます。  去る十二日、中尾辰義君が辞任せられ、小平芳平君が選任せられました。本日、小平芳平君が辞任せられ、中尾辰義君が選任せられました。
【次の発言】 次に、屋外広告物法の一部を改正する法律案を議題といたします。  前回に引き続き質疑……

第43回国会 建設委員会 第11号(1963/03/19、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。  御承知のように、最近東京都の交通難あるいはスモッグ、ごみ、屎尿処理の問題、水飢饉の問題等、いわゆる公害問題は深刻化し、一日も放置することができない重大な社会問題に発展しております。したがいまして本日は、東京都の上下水道に関する件、東京都の海岸堤防に関する件及び利根川の利水に関する件について質疑を行ないます。  参考人の方に一言ごあいさつ申し上げます。本日は御多忙中のところ、当委員会のため御出席下さいまして、まことにありがとうございます。  では、本日の議題に入ります……

第43回国会 建設委員会 第12号(1963/03/22、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告申し上げます。  去る二十日、徳永正利君が辞任せられ、高橋進太郎君が選任されました。
【次の発言】 次に、理事の補欠互選についておはかりいたします。  ただいま報告いたしました委員の異動に伴いまして、理事に欠員が生じましたので、この補欠互選を行ないたいと存じます。  互選の方法は、手続を省略して、便宜その指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。それでは、増原恵吉君を理事に指名いたします。

第43回国会 建設委員会 第13号(1963/03/26、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  土地区画整理法の一部を改正する法律案、共同溝の整備等に関する特別措置法案を議題といたします。  前回に引き続き質疑を行ないます。御質疑のある方は順次御発言願います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  都市局長、引き続き政令案の要綱について御説明下さい。
【次の発言】 ほかに土地区画整理法の一部を改正する法律案についての御質疑がございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 それでは、共同溝の整備等に関する特別措置法案に対する御質疑がございましたら御質疑を願います。

第43回国会 建設委員会 第14号(1963/03/28、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  土地区画整理法の一部を改正する法律案、共同溝の整備等に関する特別措置法案を議題といたします。  両案に対する質疑は終局しておりますが、田中委員のさきの質疑について、平井道路局長より発言を求めておりますので、この際、これを許します。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして下さい。  田中委員のこれまでの質疑に対して、説明の残こされているものがありますから、それについて説明をお願いいたします。
【次の発言】 これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。――別に御意見もないよ……

第43回国会 建設委員会 第15号(1963/05/16、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  三月二十九日、田上松衞君、中尾辰義君が辞任せられ、その補欠として赤松常子君、白木義一郎君がそれぞれ選任せられました。同月三十日、白大義一郎君、熊谷太三郎君、三木與吉郎君が辞任せられ、その補欠として中尾辰義君、木暮武太夫君、河野謙三君がそれぞれ選任せられました。四月八日、木暮武太夫君、河野謙三君が辞任せられ、その補欠として熊谷太三郎君、三木與吉郎君がそれぞれ選任せられました。五月六日、赤松常子君が辞任せられ、その補欠として田上松衞君が選任せられました。

第43回国会 建設委員会 第16号(1963/05/21、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  まず、建築基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案につきましては、すでに提案理由の説明を聴取しておりますので、これより質疑を行ないます。御質疑のある方は、順次御発言を願います。  出席者は、松澤政務次官、前田住宅局長、雨倉消防庁予防課長、大塚都市局参事官が出席しております。
【次の発言】 ただいまの田中委員の要求に対しまして、政令ですか、の内容案を御提出願いたいと思います。よろしゅうございますか。
【次の発言】 田中委員の要求に対してお答え願います。

第43回国会 建設委員会 第17号(1963/05/23、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  建築基準法の一部を改正する法律案の審査のため、さきに決定いたしました参考人の外、東京都首都整備局都市計画第一部長大河原春雄君、同建築指導部長池原真三郎君から、意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に、建築基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は、本案審査の参考に資するため、参考人の方々の御意見を聴取いたします。  参考人の方々に一言ごあいさつ申し上げます。  ……

第43回国会 建設委員会 第19号(1963/05/30、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  まず、委員長及び理事打合会の結果を御報告いたします。  本日は、建築基準法の一部を改正する法律案について、前回に引き続き質疑を行ない、討論の後採決を行ないます。次に、昨二十九日付託になりました不動産の鑑定評価に関する法律案の提案理由及び補足説明を聴取いたします。
【次の発言】 ただいまから本日の議事に入ります。  建築基準法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質議の通告がございますので、この際御発言願います。市川房枝君。
【次の発言】 ただいまの藤田君の質問に関連いたしまして、ちょっと委員長から一点だけ伺いたいので……

第43回国会 建設委員会 第20号(1963/06/06、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る三日、市川房枝君が辞任せられ、その補欠として村上義一君が選任せられました。
【次の発言】 次に、委員長及び理事打合会の結果について御報告いたします。  本日は、まず、五月二十九日予備付託になりました地代家賃統制令の一部を改正する法律案、及び五月二十日予備付託になりました宅地建物取引業法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を聴取した後、不動産の鑑定評価に関する法律案の質疑を行ないます。
【次の発言】 それではこれより本日の議事に入ります。  まず、地代家賃統制令の一部を改正す……

第43回国会 建設委員会 第21号(1963/06/11、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  さきの理事会の結果を御報告いたします。  本日は、不動産の鑑定評価に関する法律案の質疑を行ない、次回十三日に河川法案の提案理由の説明及びこれに対する補足説明を聴取することにいたします。  では、本日の議事に入ります。不動産の鑑定評価に関する法律案を議題といたします。  前回に引き続き質疑を行ないます。御質疑のおありの方は順次御発言願います。
【次の発言】 田中委員の御質問、これは非常に重要な御質問だと思うのですよ。ですから、土地家屋調査士法に、どうして欠格条項として鑑定士法にない条項が含まれておるか、その理由を説明されればこ……

第43回国会 建設委員会 第22号(1963/06/13、6期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  去る七日予備付託になりました河川法案を議題といたします。  まず、提案理由の説明をお願いいたします。河野建設大臣。
【次の発言】 次に、補足説明をお願いいたします。山内河川局長。
【次の発言】 ただいま田中君から、政令その他の案についての資料の要求がございました。その他、重要法案ですから、委員各位におかれましても、資料の要求がございましたらお出し願いたいと思います。  本案に対する質疑は、後日に譲ります。  本日はこれをもって散会いたします。    午前十一時九分散会

第43回国会 大蔵委員会 第29号(1963/06/20、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。ただいまの御答弁、ちょっと理解いたしかねるのですが、大臣が、この法律案を政府提案として出されて、あくまでも成立をはかる、期待するのが本筋だと思うのです。ところが、今の御答弁ですと、万一これがだめになった場合を予想して、そうしてだめになった場合はあらためて提案をする意思はないということは、何かそこにすっきりしないものがあると思うのです。そういう後段の御説明は必要がないのじゃないかと思うのですね。あくまでもこの成立を期待するから御協力願いますというのが、普通の答弁だと思うのです。その後段のようなお話が誤り伝えられたのが、ただいま柴谷委員が御質問されたようなことになってきた……

第43回国会 大蔵委員会 第30号(1963/06/25、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 その資料を提出していただく場合に、総裁と副総裁、理事、監事、こういう者がおる、それの出身、前職ですね。
【次の発言】 僕は、定款にみんな名前が出ているわけですから、定款に公表されているのは別に秘密なものでもなんでもないんですから、やはり名前を出していただきたいと思うんです。そのほうが一そう明らかになりますからね。できましたら、別に秘密のものでもなんでもないんですから。

第43回国会 大蔵委員会 第31号(1963/06/27、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 金融緊急措置令を廃止する法律案につきまして、提案されましたのを機会に、この緊急措置令がどういう役割を演じたかということについて、これが廃止される機会に十分その点について伺っておきたいと思うのです。で、質問に入る前に、預金封鎖に関して、金融機関再建整備法が制定されまして、預金封鎖の処理をやったのですが、その処理についてはなかなかその手続も複雑でありましたが、その過程及びその結果が最終的にどうなったかということについて私は資料を要求したのですが、その資料は提出されておるかどうか、それをまず伺ってから質問に入りたいと思うのです。

第43回国会 大蔵委員会 第32号(1963/07/06、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法案について、三点について質問したいのですが、その第一点は、この条約による所得税法の特例に関する法律案、これはオーストリア共和国、連合王国ニュージーランド、この三国の特例法がすでに国会を通過して成立することになっておりますが、その内容を見ますと、各国別にそれぞれみんな違っているわけですね、税率が。これはどういうわけで各国別にこういうふうに違うのか、その理由ですね、それが一つ。今回のタイとマラヤにつきましても違うわけですよ、税率がね。  第二は、この租税条約によってお互いに両国間で租税の特例を設けるのですが、その場合、どちらのほうがよけいに、どの程度に免税あるいは税の軽減を行……

第45回国会 大蔵委員会 第2号(1963/12/13、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 国税庁長官にお伺いします。  まず最初に、税務行政についてお伺いいたしたいのですが、どうも徴税行政がやや行き過ぎの感があるような事態があるように思われますので、具体的に伺いますので、ひとつ御答弁願いたいのです。  最初に、ことしの二月の十八日、清水川崎税務署長が川崎の中原民主商工会と川崎の民主商工会、それから川崎建設労働組合の人たちと会って、三つの点について話し合いをして了解を遂げたという事実があるかどうか。その三つの点というのは、第一は、皆さんの自主申告は尊重し、単なる資料扱いはしません。第二は、更正決定、それから事後調査はやらない精神で行ないます。第三は、そのために話し合い……

第45回国会 大蔵委員会 第3号(1963/12/16、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 お忙しいところ日銀総裁おいで願いまして恐縮でございますが、私は主として通貨価値の安定と金融政策の問題、それとこの金融政策と財政との関係について御質問したいわけです。まず、なぜ私がこの際当委員会で総裁に対して通貨金融政策、財政との関係等について御質問いたすのか、その趣旨を簡単に述べまして、御答弁願いたいと思います。私の趣旨を最初述べたほうが総裁の御答弁もしやすいでしょうし、また焦点に合った御答弁が願えるのではないかと思われますので、まず私は質問の趣旨を申し述べまして、質問に入りたいと思うのです。  私は、池田内閣が昭和三十六年から所得倍増十カ年計画、それに基づいて高度経済成長政策……

第45回国会 予算委員会 第2号(1963/12/16、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 三十九年度の予算編成も大詰めにきまして、大体二十日ごろ大蔵省原案がきまるということが伝えられております。したがいまして、三十九年度予算編成の前提としての日本経済の見通し、並びに経済の運営の基本方針等も大体まとまっているはずであると思いますので、来年度の経済見通しと経済運営の基本方針について質問いたしたいと思うのです。特に来年度の経済は、なかなかむずかしい問題も多く出てくると思うのですが、どういう方向に来年度の経済を持っていこうとするのか。  そこで、まず総理大臣にお伺いいたしたいと思うのですが、総理大臣は、三十九年度の日本経済の課題として何が一番重要な問題であるとお考えになって……

第45回国会 予算委員会 第3号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連、簡単に……。先ほどの配当の分離課税の問題ですね、もう少しはっきりさしていただきたいんです。総理大臣は、逆に田畑君にあなたの言う分離課税の内容はどうだ、その内容によって御答弁すると言いますが、まず伺いたいことは、大蔵大臣はこれまで何回も分離課税のことを主張しております。したがって大蔵大臣の主張される分離課税の内容を明らかにしていただきたいことと、それからわれわれもこれは税制上非常に重要な問題だと思う。先ほど総理大臣も言われましたが、配当の損金算入の問題とも関連しますし、これは非常に問題であります。全体の配当の分離課税を言われるのか。その場合に今度は配当控除の問題も関連してき……

第46回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1964/09/30、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 失業保険の問題について一つ簡単に、関連して。いまの失業保険の季節労務者に対する打ち切りの問題ですね、これはいま直接は杜氏の問題として質問されておりますが、いまお話聞きますと、これは杜氏だけでなく、全体としての季節労務者の失業保険打ち切りの問題についてお話あったわけですが、先ほどの御説明ですと、季節労務者が非常に激増してきているわけですね。これはオリンピックとか、あるいは国鉄新幹線の建設とか等々もあり、最近兼業農家が非常にふえてきて、出かせぎが非常にふえてきておりますね。そういう問題とも関連してくるのですがね。もし打ち切った場合、これは非常に影響が広範だと思うのです。そこで、もう……

第46回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1964/10/01、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま大蔵大臣から今後の財政金融政策についての所信の表明がございましたが、これに関連して、当面の問題としまして、公務員の給与改定、これは三十九年度の補正と関連があると思うのですが、大蔵大臣も御承知のように、この公務員給与の改定については人事院勧告がありましたが、あの人事院勧告をあの勧告どおりに尊重して実施するお考えでいま作業を進めておられると思うのですが、その点についての所見を伺いたいのですが。
【次の発言】 一番焦点になるのは、実施の時期だと思うのですね。これまで、大蔵大臣も御承知のように、昭和三十五年から人事院の勧告が行なわれるたびに、五月実施を勧告されているにもかかわら……

第46回国会 大蔵委員会 第3号(1964/02/04、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 一つ、簡単に主税局長に伺いたいんですがね、この措置によって、三十八年度国税が九億、地方税二十一億減収になるという推定なんですが、農民に対する減税効果から考えまして、なるほどこの措置だけで二十一億の地方税の減税になるというのですが、この地方税の減税はおそらく所得割りを納めている人だと思いますがね。そうしますと、地方税の所得割りにつきましては、昭和三十六年から基礎控除は九万円、その後据え置きなんですよ。三十六年から最近まで、とにかく消費者物価の値上がりは二〇%以上ですね。それによって生活費が非常にかさんでおる。そのために国税のほうでは基礎控除を三十六年から上げてきまして、現在は十一……

第46回国会 大蔵委員会 第9号(1964/02/27、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、国際収支を中心とする経済の見通しについて質問いたしたいと思います。  政府は、三十九年度の予算編成の前提として、三十八年度あるいは三十九年度の経済見通しを発表しておりますが、いままで発表しました、まず三十八年度の国際収支の見通しにつきまして、大体このとおりに推移するものとお考えですか。最近、三十八年度につきましては、年度末も近くなって、大体三十八年度の国際収支の見通しもややついてきたと思うのです。最近非常に見通しと実績が違ってきておると思うのです。そこで、この見通しを修正しなければならない時期に来ておると思うのですがね。それは率直に、言いのがれではなく、これは今後の日本の……

第46回国会 大蔵委員会 第11号(1964/03/04、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、ただいま議題になっております対外経済取引に関する二法改正案につきまして、二月十四日の本会議で大蔵大臣にもう質問してあるのです。本会議では、時間がたった十五分でしたから十分な質問もできませんでしたし、また答弁も答弁しっぱなしですし、非常に簡単でしたから、満足がいく御答弁が得られなかったのです。そこで、この際、大蔵大臣が二月十四日の本会議で私に御答弁されたことをもとにして、突っ込んで御質問をしたいわけです。  二月十四日の本会議で、この法律は政府が開放経済体制に移行するその一環としての法制的な整備である、こういうことが提案理由になっておりましたが、そこで、開放経済体制に移行す……

第46回国会 大蔵委員会 第12号(1964/03/06、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 二月の十四日の本会議で、いま議題になっております対外取引に関する二法案の改正案について質問いたしましたが、通産大臣の御答弁があったわけですが、通産大臣の御答弁は、私は主として開放経済体制に移行するにあたっていろいろな産業、特に中小企業にかなりいろいろな影響が出てくるのではないか、こういう質問をしたわけです。それに対してどういう対策を持っているか、影響等について伺ったのですが、通産大臣の答弁は、自由化をしていない品目は百八十九――当時百八十九であったのでございましょうが、現在は百八十二と伺っていますが、こういうものをだんだん自由化していく場合に、一つ一つの産業について、それぞれし……

第46回国会 大蔵委員会 第13号(1964/03/10、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 外務大臣に伺いますが、二月十四日にこの外為関係の法律改正案が本会議に上程されましたときに、総理大臣に日米通商航海条約との関係を質問したわけなんです。総理大臣の御答弁は、私の質問した要旨は、日米通商航海条約の十二条の二項によりまして、IMFの十四条国に指定されて十四条国である場合は為替制限をすることができる規定になっているわけです。通商航海条約の七条におきましては、御承知のように、内国民待遇を与える、アメリカの資本に対して日本の資本と同じ待遇を与えていくことになっているわけですが、しかし、十二条で為替制限という項目ですが、「国際通貨基金が特定の為替制限を行うことを締約国に特に認め……

第46回国会 大蔵委員会 第14号(1964/03/12、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま、IMF理事会で昨日正式に日本のIMF八条国への移行の決定がされたということを機会に、津島委員から国際収支の問題を中心にして御質問があったのです。私は、これは非常に重要な問題で、また先ほどの大蔵大臣の御答弁では納得いかないと思うのです。先ほど、大体四月一日までに具体策を政府で検討して発表したい、こう言っておられましたから、しばらく作業の過程を見たいと思うのです。  私は、四月一日からIMF八条国へ移行するにあたりまして、財政金融政策について今後どういう態度をとっていかれるか、この点についてお伺いしたいと思うのです。もろん、自由化の問題はすでに昭和三十五年ころから始まって……

第46回国会 大蔵委員会 第15号(1964/03/13、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 労働大臣に二つだけ質問いたしたいのですが、それは、この間の経済閣僚懇談会でですね、物価問題について、これは私は新聞で承知したのですが、物価と賃金の問題について話し合いが行なわれたのですね。そのときに経済企画庁長官の御発言と労働大臣の御発言との間に食い違いがあるということを新聞で見たのですが、前に一ぺん私は労働大臣に御質問したことがあるのですが、賃金インフレとかコスト・インフレの問題ですね、この問題は日本のいまの現状には当てはまらぬということを、労働大臣は前に御答弁になったことがあるのですが、最近国際収支もかなり悪化している、あるいはまた物価も上がっておる、この国際収支の赤字の増……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/17、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 前の本会議で総理に、この法案の提案理由に、開放経済体制への移行をするための準備の一つとしてこういう法律改正をやるのだ、こういう提案理由になっておりますが、そこで総理に開放経済体制へ移行する場合の影響について伺ったわけです。総理は、大体いままで国内では自由経済体制をだんだんとってきたが、国際的にまだ自由経済体制に入っていない、そこで今度は国際的に自由経済体制に入っていくのである、そういう意義を持っているのだという御答弁になったわけですね。私はことばじりをとらえるようで恐縮なんですが、提案理由にもはっきり書いてあるのですが、開放経済体制ということばが使ってあるわけですね、体制という……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/30、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 時間の制約もございますから、大蔵大臣に一点お伺いいたします。それは何回も私は質問したのですが、まだはっきり了解できない点があるのです。それは、非常にこだわるようですが、租税負担率の問題です。それで、この前に予算委員会で政府の所得倍増計画はこれは死んだのではない、なくなっているのではない、いわゆる今後の政府の経済政策も所得倍増計画の線に沿うてやっていく、ただ高度経済成長策は、三ヵ年九%、これは今月で終わりである、そういう御答弁を得たわけです。しかし、所得倍増計画自体は生きているのであって、その線に沿うていくということでございます。その点、もう一度確認しておきたいのです。大蔵大臣は……

第46回国会 大蔵委員会 第24号(1964/03/31、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 後刻、私がいま要望した点につきまして、理事会で御相談されるということでございますから、その点了承いたしますが、先ほど委員長が、文教委員長と話し合いをした結果、文教委員会のほうからそういう申し出がないような、こちらの委員長と文教委員長と話し合いをされた。それは初めていま私は伺ったものですから、あらためて私は御要望申し上げまして、私のいまの要望の点につきましては、後刻理事会で御相談をしてくださるということですから、その点は了解いたしまして、質問に入りたいと思います。  それでは、揮発油税法と地方道路税法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  まず、この揮発油税法と地方道……

第46回国会 大蔵委員会 第25号(1964/04/02、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣にまず伺いますが、三十九年度の予算案は通過いたしました。予算案は成立いたしましたが、この国立学校特別会計法はまだ成立しておらないのですね、御承知のように。それで、四月一日から収入管理はどういうふうにしておられますか。
【次の発言】 おかしいじゃありませんか。支出ももちろん問題ですけれども、収入のほうはどうなんですか。国立大学の付属病院の収入というのがあるわけですよ。支出ばかりじゃありませんよ。だから、その収入管理のほうは、これは収入管理官を別につくらなければならないわけですし、それは新しく任命して収入管理をしなければならぬのです。文部省の一般会計の予算の収入管理はできな……

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/04/21、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法案に直接関係ある質問ではないのですが、間接には関係あるわけですが、政府は、この保険行政を行なう場合に、この物価の値上がりというものをどういうふうに保険行政との関連で考えておられるか。御承知のように、昭和三十年以後消費者物価が急激に上がっているわけですね。六%以上の消費者物価値上がりというのは、これは経済企画庁長官もはっきりと、異常な状態であると。定期預金の一年ものは五分五厘でしょう。それ以上に通貨の対内価値が減価しているという状況ですね。これは民間の保険ばかりでなく、政府の国民年金その他一般的な債権債務にも全部これは共通する問題ですけれども、ことに保険は非常に長期でござい……

第46回国会 大蔵委員会 第29号(1964/04/28、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。ようわからぬ点があるんですが、再評価実施会社千二十八社ですね。この法律によりますと、罰則規定があるんですね。この法律に基づいて再評価をしなければならない会社があるわけですね。それから、この法律に従って再評価積み立てあるいは再評価積み立て金の最終処理を行なわなければならぬ。それを行なわなかった場合には罰則があるわけですね。そういう罰則が適用になったような会社はあるんですか。
【次の発言】 いまの再評価積み立て金最終処理を行なっていない会社ということですがね、これは具体的にはどういうことなんですか、もう少し詳しく説明をしてください。

第46回国会 大蔵委員会 第30号(1964/05/07、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと、関連じゃないのですがね、ちょうど固定資産の問題起こりましたから、聞いておきたいことがあるのです。  今度固定資産の再評価の問題ですがね、農地、それから市街地、それから家屋、償却資産等分かれておりますが、市街地については二割ですね、二割まで再評価引き上げ認めるということになって、農地は据え置きでしょう。その際、二割という限度は市町村長の裁量によって二割以下にしてもいいのかどうか、その点はどうなんです。
【次の発言】 許されないのですね。しかし、あれは最高でしょう。
【次の発言】 そうすれば、一・二倍以下ならば、比較した場合ですね、そのままでいいわけですね。上回った場合は……

第46回国会 大蔵委員会 第31号(1964/05/12、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して、簡単に質問いたします。大蔵大臣の御答弁ですと、いまの金融引き締め、特にその中心になっております公定歩合の引き上げですね、これは非常に短期的に考えているようですけれども、前に私は大蔵大臣とちょっと論争みたいにいたしましたが、所得倍増政策では国際的な水準まで金利を引き下げていくんだと、そうして高度成長の政策の段階で引き下げ政策をやったわけです。ところが、その後また金利を上げざるを得なくなってきた。この金利の引き上げ、つまり低金利政策を転換さしたということは、これは私はそんな短期的な変更ではないと見ておるんです。大蔵大臣は非常に短期的に考えておるようですけれども。昭和三十年……

第46回国会 大蔵委員会 第32号(1964/05/19、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、外務省の方に伺います。  この改正案の趣旨は、もう御承知のように、低開発国の援助について、国際開発協会の資金が足りなくなった。そこで、これをふやすために出資額の増加が前の総会で決定されて、日本もその出資分について四千百二十五万ドル引き受ける、百四十八億五千万円ですか、ということになっておる。  そこで、付いたいことは、これは低開発国の援助に関する問題なんですが、最近低開発国の経済開発の促進とか、そこの生産性の増大とか、生活水準の向上とかいった問題について、国際的にいろいろな提案が出ているわけですね。御承知のように、いまの国連の貿易開発会議でもこの問題が大きく取り上げられて……

第46回国会 大蔵委員会 第33号(1964/05/26、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 国際開発協会の出資増加に伴う本改正法律案に関連して、大蔵大臣に三点質問をいたしたいと思います。  その前に、きょうの新聞を見ますと、藤山総務会長が政府のこれまでの金融政策、特に金利政策について批判をしているんですが、その点について大蔵大臣はどういう御所見を持っておられるか。  質問の要点は、大臣は御承知と思うのですが、第一は、これまでの金利政策、金融政策は、金利の引き下げを行なったとき、その前にたとえば高率適用とかあるいは窓口規制とか、そういうものを先に緩和して、それから金利を下げるという順序を踏んできたのに、それは逆であるというようなことについて、従来の金利政策を批判しており……

第46回国会 大蔵委員会 第34号(1964/05/28、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 一つだけ伺いたいのですが、この公園または広場である公共用財産の減少と皇室用財産の増加に関する国会の議決を要しない金額の限度、これをまあ変更したわけですね。これを三百万円を三千万円に引き上げて、三千万円を三億に引き上げた、この根拠はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 一件について三千万円、それから一年間を通じて三億ですか、ということですね。そうですね。
【次の発言】 その場合、最初三百万円のときにもそういう議論があったかどうか存じませんが、昭和二十八年ですか、この金額がそれが適当であるかどうかはやはり問題であると思うのですね、国会の議決を要しないということになると。これ……

第46回国会 大蔵委員会 第39号(1964/06/16、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。それをお答えいただくときに、ついでに、どうしていつごろからこういう歩積み・両建ての問題が起こりだしたか、その経過をあわせて説明してくれませんか。
【次の発言】 どうも、いまの御説明では十分に納得できないんですがね。その趣旨が徹底していないとか、そういう具体的な面にも問題がないわけではないと思いますがね。もう少し実体的に御説明願えないですかね。というのは、金利というのは普通、いまの自由資本主義の経済のもとでは、大体資金の需給関係によってきまるわけでしょう。ですから、デマンドがあれば需要があれば金利は上がるわけですよ。  そこで、この歩積み・両建てが問題になるのは……

第46回国会 大蔵委員会 第40号(1964/06/22、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 いまの災害関係で、簡単にこの際伺っておきたいのは、新潟市は新産業都市計画の指定地域でしょう。新産業都市のあり方につきまして、今度の地震の経験によっていろいろなことが、教訓を残したのじゃないかと思います。たとえば、先ほど大蔵大臣言われましたように、橋なんかにつきましても、新しい橋がくずれて、古いほうの橋はそう破壊されなかったとか、その他いろいろ地震というものを前提に考えないでいろいろな施設をやったと思うのですが、それが今度の地震によっていろいろな思わざる、予定しなかったと思うのですが、そういう災害が起こっているのです。いままでのところの調査に基づいては、そういう点について、どうい……

第46回国会 大蔵委員会 第41号(1964/06/23、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法案に関連しまして資料をいただいたわけですが、財政金融統計月報の国有財産特集という資料をいただきました。私は、この資料を見まして、国有財産の取得並びにその処分が非常にルーズではないかという感を非常に深くしたのです。そこで、この資料をもとにして、私はこの際疑問点を明らかにさせたいと思うわけです。  まず、国有財産処分について伺いますが、国有財産の処分はどういう形でやるのですか。これは随契でやるのか、あるいは競争入札等でやるのか、この処分の方法は何によってやりますか、まずその点伺いたい。
【次の発言】 いま御答弁のように、国有財産の処分については、原則は競争入札であるという御答……

第46回国会 大蔵委員会 第43号(1964/06/26、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、この法案を処理するにあたりまして、大蔵大臣に伺っておきたいことがあるわけです。  この法案につきましては、この法案をめぐりまして、いろいろなデマ宣伝が行なわれたわけです。それで、またテレビ放送等を通じて、小汀利得氏と細川隆元氏との対談等を通じても、大蔵省の役人に対しましていろいろ問題があるというようなことが、たとえば大蔵省理財局塚本経済課長ですか、この塚本経済課長に対しまして、公認会計士の高木勇二氏が行政管理庁長官山村新治郎氏に対して訴願書を出しているのですね。時間がございませんから、私は全部これを読みませんけれども、この訴願書を見ますれば、もしかりにこれが事実であった場……

第46回国会 予算委員会 閉会後第1号(1964/10/29、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 最初に大蔵大臣に伺いますが、これまで大蔵省は、四十年度の予算の編成を行なってきているわけですが、新しい内閣になりまして、いままで作業してきている予算編成に大きな変化があるかどうか。もし非常に大きな変化が生ずるならば、ここで大蔵大臣に――田中さんまた大蔵大臣をやられるかどうか知りませんが――質問しても全く意味ないわけですから、その点、新しい内閣になって、いままで行なってきた四十年度の予算編成の作業に大きな違いが出てくるかどうか、あまり違いがないのかどうか、この点について、まずお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 これまで田中大蔵大臣は、一般会計における公債発行ですね、これ……

第46回国会 予算委員会 第3号(1964/02/12、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。いまの貿易外収支の改善に関して、海運対策の質問が山本君からされまして、それに対して、失礼ですが、非常におざなりな御答弁があったのです。しかし、日本の海運対策として、政府がいろいろな開銀融資やいろいろな税制面、あるいは金融面でめんどうをみておりますけれども、非常な矛盾があると思うのですよ。これを解決しなければ、ただ海運会社の助成をしただけでは、海運収入をふやして、そうして貿易外収支の改善をはかることはできないと思う。いま貿易外収支で三十九年度が五億五千万ドルの赤字、これを改善するのには、まず海運につきましても、船の輸出――非常な低コストで輸出しているんでしょう、非常な低コス……

第46回国会 予算委員会 第4号(1964/02/13、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。先ほど、瀬谷委員が、国鉄の将来の建設について質問いたしましたのに対して、昭和四十年度から、新しい長期計画を立ってやっていくというお話がありました。そのときに、資金の手当につきまして、国のほうでは、国家的見地に立って十分めんどうをみると、こういう話があったということでございますが、三十九年度は、公共料金の値上がりストップということになっていますが、しかし、四十年度になった場合に、その国家的見地に立った資金手当については、国鉄の運賃の値上げの問題が考慮されているのかどうか。三十九年度は一年間ストップでございますが、四十年度になったら、国鉄の運賃値上げについては考慮されるの……

第46回国会 予算委員会 第5号(1964/03/03、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。
【次の発言】 先ほど藤田君が外貨保有について質問をしたところ、大蔵大臣は、非常にわれわれ常識から考えれば、何か無責任なような御答弁ありました。ただいま総理大臣がやはり国際収支についての御答弁ありましたけれども、何か非常に無責任なような御答弁でありました。三十九年度の予算編成にあたって何を一番中心にして編成するか、われわれ伺ったときに、国際収支の問題が一番重要であると答弁したじゃございませんか。また、もう一つは物価の問題、その物価問題も国際収支との関連においてやはり考えなければなりません。常識からいって、国際収支そればかり心配して日本の経済伸びなくてはいけない、これは……

第46回国会 予算委員会 第6号(1964/03/04、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。
【次の発言】 税の負担率につきまして簡単にお伺いしたいと思います。  私は、一般質問で十分質問いたしますけれども、大蔵大臣の御答弁は、ずっと以前に、以前から日本の税負担率について諸外国との比較が問題になったわけです。しかし、前にすでにいま大蔵大臣がいわれたような比較は、これは無条件に比較はできないことは、もう大蔵大臣十分御存じなんです。これは国民に対して私は誤解を与えると思うのです。国民所得に対する負担率は、イギリスが二〇何%とか、諸外国がどうだとか、もう少しこれは正確にいうべきですよ。だから日本がもっと負担率が高くていいというような議論にはならないわけです。これは……

第46回国会 予算委員会 第12号(1964/03/11、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。企画庁長官に伺いたいのですが、いま瀬谷君から非常に具体的に、国鉄の輸送問題ひとつをとらえても非常に総合性が欠けているという御指摘があったわけです。これは根本をさかのぼれば、所得倍増計画そのものに問題があったんではないかと思うのです。現在企画庁で中期計画というものをいま作業をしていると聞いておりますが、その作業の際に、やはりいま瀬谷君が言われたような総合性のないという点は、これは根本的にいままでの施策の総合性のないということを再検討しまして、これを反映させなければいけないと思うのです。いままで所得倍増計画は、計画とは言うけれども、単なる目標であると言われておりましたが、……

第46回国会 予算委員会 第13号(1964/03/16、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、三十九年度の国税及び地方税を通じての歳入面に焦点をしぼって質問をいたしたいと思うのであります。予算委員会では比較的、歳入面の質疑が少ないようでございましたので、歳入面に焦点をしぼって質問をいたしたいと思うのです。  三十九年度の歳入予算の特徴として、四つの点をあげることができると思うのです。その第一は、自然増収が国の予算及び地方財政計画を通じて著しく大きいということであります。これはもう、いままで前例がない画期的な巨額な自然増収が見積もられているということであります。第二は、それとの関連におきまして国民所得に対する税負担率が非常に大きくなっているということであります。第三……

第46回国会 予算委員会 第16号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まだ日銀総裁の問題があるわけであります。
【次の発言】 総裁の時間の都合がありますからね。
【次の発言】 日銀総裁、時間をお急ぎのようですから先に御質問いたしますが、先ほど十七日に公定歩合二厘、一気に二厘引き上げた理由について、主といたしまして、開放経済体制に入っていく、四月一日から八条国に移ると、そういうことを重点に置きまして、円の価値を健全にしなければならぬということを重点に置いたお話がありました。しかし、実際はそれよりも当面の問題としまして、先ほどもちょっとお触れになりましたが、鉱工業生産が落ちない、それで輸入が非常にふえて国際収支の見通しについて楽観を許さなくなった、し……

第46回国会 予算委員会 第20号(1964/03/28、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 池田内閣が所得倍増十カ年計画に基づきまして、三十六年度を初年度とする三カ年年率九%の高度の経済成長を達成するといういわゆる高度経済成長政策を打ち出しましてから、今月でいよいよ三年度目を終わるわけであります。そこで、池田内閣が公約しました三年間年率九%の高度経済成長政策の期間が終わるにあたりまして、この三年間に株は暴落して、成長率は急上昇し、あるいは急低下を演じました。消費者物価は急激に騰貴をいたしました。依然としてまだその騰貴はやんでおらないわけであります。国際収支は悪化し、わが国経済と国民生活にきわめて大きな混乱と不安と不均衡をもたらしましただけに、その実績をこの際厳正に検討……

第47回国会 大蔵委員会 第3号(1964/12/14、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この法案は、交付税及び譲与税配付金特別会計における借り入れ金の規定ですが、これは財政法の何条に基づいてこういうこの借り入れができることになっているのですか。
【次の発言】 そこで、特別会計においては、この法律によれば、財政法のこの規定以外の定めをなすことができる、そして財政法の四条以外の借り入れ規定ができるということになっておるのですけれども、しかし、これは「必要がある場合」ですからね。その必要ということが問題ですよね。事業会計等においてはこれはわかりますよ、借り入れ金ということは。しかし、むやみにそういう特別会計で借り入れができるということではないと思うのですよ。これまで運用……

第47回国会 大蔵委員会 第4号(1964/12/15、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、大蔵大臣に。今度、国表公務員の給与引き上げに伴って、地方公務員の給与引き上げが問題になり、その財源措置として、いま上程されていますこの法律案が出てきているわけですね。そこで、地方公務員の給与改定によって地方財政にどの程度の歳出増加が見込まれるか、まずこの点について伺いたい。
【次の発言】 この六百億の地方財政の負担は、これは地方財政だけでまかなえないのですか。
【次の発言】 単なる金繰りだけの問題ですか。いまの説明を聞きますと、地方自治体のほうでいろいろ自然増収、それから三十九年度の自然増収に対して、交付税の地方公共団体に対する何か交付がありますね、当初予算よりはふえます……

第47回国会 予算委員会 第4号(1964/12/10、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は当委員会で、十年以上も、前池田総理と財政経済に関して論戦を行なってきましたが、池田前総理は病気のため退陣され、好論敵を失ったことは残念でもあり、心さびしさを感じます。個人としましては、池田前首相の病気退陣に対し、まことにお気の毒に思いますし、病気の一日も早く全快されることを心からお祈りする次第でございます。しかし、公の立場で見た場合、池田前首相が高度経済成長政策の失敗のあと始末をすることができず、みずからまいた種をみずから刈ることなく退陣されたことにつきましては、政治的責任があると思いますし、遺憾であると考えるわけであります。しかし、考えようによりましては、池田前首相の退陣……

第47回国会 予算委員会 第5号(1964/12/11、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。簡単でいいですがね、いま山本さんの言われたことに補足しまして、財政問題が審議されていることも問題ですけれども、所管大臣ですよ、予算の。予算の審議をしているときに、所管大臣がいなくていいんですか。こういう慣例はいけないと思うのですよ。至急やはり出席さしていただきたいと思いますね。
【次の発言】 関連。ただいま運輸大臣、四十三年まで七百数十万トン建造する、それで過剰になるおそれはないと思うというお話でしたが、OECDに参加しまして、海連の自由化は大体二年後にくるわけですね。いままでどんどん外国に船を輸出しております。非常に安い船をどんどん輸出しております。自由化になった場……

第47回国会 予算委員会 第7号(1964/12/14、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。ただいまの山本さんの金融調整に関する質問に関連いたしまして、簡単に佐々木副総裁に伺いたいと思います。これは、この前の質問にも関連するのですが、端的に伺いますが、日本銀行は、共同証券が現在のような純然たる私的証券会社であることを前提として直接に融資をするのかしないのか、この前まだしてないと、日証金を通じて融資をしているということを聞きましたが、今後情勢によっては、日銀か直接共同証券に融資をするのかしないのか、その場合、共同証券は純然たる、これは普通の証券会社と同じ営利会社であります。定款をごらんになりますと。この前は、目的は信用の安定をはかると、信用恐慌を防ぐというとこ……

第48回国会 大蔵委員会 第4号(1965/02/11、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま宇佐美日銀総裁から、日本の経済の実態が、貿易収支もだんだん好転してきている、金融も緩和され、物価上昇も落ちつきを示して安定的になってきており、調整過程もだんだん進みつつあるようなお話がありました。しかし、長期的に見ると、まだ国際収支の問題があるし、さらにまた物価にも、最近やや卸売り物価は安定してきているけれども、消費者物価に問題がある、最近落ちつきを示しているけれども問題があるというお話でした。  それで、私は主として今後の見通しの点について伺いたいのですが、見通しにつきましては、総裁は必ずしも楽観はしておらないわけですが、この日本の経済、景気見通しを行なうにあたっては……

第48回国会 大蔵委員会 第14号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま上程されております法律案に関連してのやや共通的な質問をいたしたいと思います。  まず第一に、これは予算委員会でも質問したのですが、時間の制約もあって十分政府の見解を明らかに聞くことができませんでしたので、この際、大蔵大臣にもう一度はっきり伺いたいのですが、三十九年度の税収の見込みなんです。それで、二月の実績は大体わかってまいりましたですか、税の収入実績。見当はどうです。いままでのたとえば一月末ですと、三十九年度予算額に対し収入歩合は七七・八%、三十八年度の対決算収入歩合は八〇・五%、三十七年度の対決算収入歩合は八〇・三%。収入歩合が非常に落ちておりまして、そうして一月末……

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/23、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、木下先生に御質問したいのですが、ただいまの御公述によって、政府が税制調査会の答申を十分尊重していない、尊重していないどころか、むしろ特に租税特別措置については逆行しているような点があるということを伺ったのですが、政府にわれわれがこういう質問をしますと、政府は尊重していると言うのですよ。第一に、その理由としましては、これまで減税の規模ですね、これは国民所得を中心にしておったのが、今度は税制調査会で自然増収の約二〇%、こういう減税規模を答申した。それで四十年度は大体それに近い。一九・何%ですね、自然増収の。大体二〇%近いのだから、尊重していると、こう言うのです。  しかし、そ……

第48回国会 大蔵委員会 第18号(1965/03/25、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 国立学校関係の方は来ておりますね。国立学校の特別会計の中で、施設整備費というのがありますね。これはいまどのくらいになっておりますか。あの中で、国立学校の施設整備費の中に土地購入費というのがありますね。それはどのくらいになっておりますか、予算では。
【次の発言】 三十五億の不動産購入費ですね。その中には国立学校の用地なんかの買収地は入っているのですか、予算として。
【次の発言】 そうしますと、国立高専の用地買収費というのは入っておりますか。
【次の発言】 そこで非常に問題になるのですが、この前も問題になったのですが、それは地財法との関係、これは分科会等で詳しく伺いますが、国有地で……

第48回国会 大蔵委員会 第20号(1965/03/30、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 主税局長に伺いますが、要求資料出していただいたのですけれども、これについて説明していただきたいのですが、まず、「基準生計費の基礎となった食料費と自衛隊員の食料費の比較」、これと、「課税最低限の食料費以外の部分の計算基礎」と、「利子課税の沿革と個人貯蓄動向の推移」と、それから「少額貯蓄の非課税限度の引上げによる減収額」、「配当所得の確定申告不要制度の創設による減収額」、これだけ出していただいたのですが、それについて一応説明していただきたいのです、これでは理解できがたい点がありますので。
【次の発言】 いまの三百八グラム、米は徳用米ですか。

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/31、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 所得税法及び法人税法の施行に伴う関係法令の整備等に関する法律案につきまして質問いたしたいのですが、この法律案の一七四ページ、「税理士法の一部を改正する法律の一部改正」の項目です。この法律案の六十八条を見ますと、「税理士法の一部を改正する法律(昭和四十年法律第  号)」と書いてありますね。ここが空白になっておるのです。こればかりでなく、随所に「昭和四十年法律第一一号」とありまして、これは今国会で提出されている税法改正案がまだ承認されませんから、そこで第何号というはっきりした号数をここに記載することができないんだと思うのです。まだ法律案が通らないうちにこれを改正するということは、筋……

第48回国会 大蔵委員会 第22号(1965/04/08、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この提案理由は二つになっているのですがね。定価決定の手続を簡素化する、それから消費動向に即応して製品の多様化をはかる、この二つがこの法案の提案理由になっているわけですが、このほかにやはり増収をはかるということも改正の一つの目的になってはいないのですか。ただ手続を簡素化したり製品の多様化をはかるというだけなんですか。それだけだったら、積極的なあれがないように思うのですが、どうなんですか。
【次の発言】 多様化ということと簡素化ということと矛盾しないのですか。
【次の発言】 手続の簡素化、これにも問題がありますけれども、国八八のほうの審議を省略するということも、これは簡素化になりま……

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/04/22、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この改正案のいまの補足説明では、今回の改正の範囲は、これは大体、証券取引法第三章ですか、証券業者の業務についての、あるいは監督についての改正のようですが、その前に、この証券取引について最近いろいろ問題があるのですが、これは全体の金融政策の一環としてこの証券行政というものを考えなきゃならぬと思うのですね。そういう全体の金融政策を見ますと、日本の場合、御承知のようにもう異常なる状態になって、たとえば銀行なんかの預貸率を見ましても、非常にアブノーマルな状態になっておりますし、あるいはまた幾ら大蔵省が預貸率についていろいろ指示を与えても守れない、そういうようなこと、それから短期資金をも……

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/05/07、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 日本共同証券について、先ほど成瀬委員からも質問ございましたが、これまで日本共同証券については私も何回も質問しておるのですが、それとの関連でこの際質問しておきたいのです。  松井証券局長は、前に、日本共同証券に今後一番問題になるのは、共同証券が利益をあげたときに、これは単なる私企業という性格ですね、公共性ということは定款を見てもないわけですよ。それで、日銀の直接融資が前に問題になったことがあるのですが、日証金等からも借り入れをやって、この利益を今度処分する場合、単なる私企業に対してばく大なる融資をすることについては非常に問題があると、そして巨額な利益を得たときに、その利益を銀行等……

第48回国会 大蔵委員会 第27号(1965/05/13、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 松井局長に聞きますが、新聞にも出ておりましたが、証券会社の運用預かり、あの規制をするということが出ていましたが、この目的はどこにあるのですか。
【次の発言】 これは金融政策の面からぼくは主として伺いたいと思ったんですが、運用預かりというのはですね、証券をお客さんから預かって、それを担保にしてコールを取っているんでしょう。そうしますと、これを規制すると今度はコールの取り方がやはり減ってくると思うんですよ。私は、どうもこれを規制することによってコールの金利を下げると、政府の全体の低金利政策というんですか、いままでずっと続けている金利を下げていくと、こういうことと関連があるんじゃない……

第48回国会 大蔵委員会 第28号(1965/05/17、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ただいま野溝委員から、この証券業法の改正案に関連しまして、銀行の経営の健全化の問題、また金融正常化の立場からの質問があったのです。私も前に塩谷財務調査官に対しまして、金融正常化の立場、あるいはまた銀行の経営の健全化の立場から、この法律案の改正について質問したわけですが、事務当局として答弁し切れない面があったわけです。で、大蔵大臣に質問するということで保留してあったわけです。ですから、この際大蔵大臣にお伺いいたしたいと思うのです。  先ほど野溝委員も申されましたが、最近の銀行の経営が非常に不健全である、吹原廃業の問題あるいは山陽特殊鋼の問題等起こっていますが、こ……

第48回国会 大蔵委員会 第29号(1965/05/18、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 総理大臣は出席になりませんか。本来なら、こんな重要法案を審議するのに総理大臣がお見えにならないということは、非常に遺憾でございます。しかし、事情やむを得なければ、またあとで御出席をわずらわすといたしまして、とりあえず大蔵大臣と臼井総務長官に御質問いたします。  昨日に引き続きまして、いわゆる農地報償法案に対し質問をいたしますが、昨日、臼井総務長官にこの農地報償法案を提出された理由について具体的に質問いたしましたが、その答弁ははなはだ不十分でございました。  大体、提案理由としては、第一に、世論の動向を勘案したと言われましたが、世論の動向の内容として、工藤調査会の答申、もう一つは……

第48回国会 大蔵委員会 第30号(1965/05/25、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。これまでの前例としてこういうことがあったかどうか。そうしてかりにまあ前例としてあって、こういう形で質疑を続けたときには、前の質疑打ち切りはないものと、そういうふうな前例になっていると思うのですが、その前例について伺いたい。また、今後のこれは議事運営について重大な問題だと思うのですね、こういう点をあいまいにして入るということは。ですから、これまでの衆参両院におけるこういう前例、またその場合に問題になったとき、あとで質疑を開始したときは、前の質疑打ち切りはなかったものと、こういう了解に立っていると思うのですけれども、その点はひとつ過去の前例等について御説明を願いたいと思います……

第48回国会 予算委員会 第3号(1965/03/04、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。
【次の発言】 関連です。ただいま防衛庁長官からわれわれ議員を侮辱するような経費についての答弁がございました。紙代だけで三万円と言いました。先ほど防衛庁長官のほうからこういう説明がありました。この研究は、これから第二次防衛計画が進んで、日本が自前の防衛に移るための一環の研究と言いましたでしょう。そうしますと、今後日本のこの防衛計画というものは非常に質的に変化するわけですよ。自前の防衛になりますと、これは非常にこれまでよりも防衛費はかかってきます。その一環としての研究でしょう。ですから、この研究を十分にわれわれは検討しなきゃなりませんし、単に三万円、それだけの紙代だけの問題……

第48回国会 予算委員会 第5号(1965/03/06、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 佐藤首相は、人間尊重の政治、失われた人間性を取り戻す政治を行なうことを繰り返し公約してまいりました。しかし、予算の裏づけなくして幾ら人間尊重の政治を強調いたしましても、それは見せかけのスローガン、絵にかいたもちに過ぎないと思います。四十年度予算は、この失われた人間性を取り戻す政治を強調された佐藤首相のもとで初めて編成された予算であります。したがいまして、われわれが国民にかわってこの予算案を審議し、検討する場合の着眼点の一つは、はたしてこの予算案が、人間尊重の政治の裏づけとなっているかどうかという点にあると思うわけであります。こうした観点に立ちまして、私は経済問題、特に税金、物価……

第48回国会 予算委員会 第6号(1965/03/08、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 中小企業にちょっと関連して。  ただいま千葉さんの中小企業に関する質問を聞いていますと、最近の非常な倒産について、政府はほとんど何か責任がないようなお話ですけれども、高度経済成長政策の破綻に原因がないと言われていますが、少なくとも、この中小企業の倒産が非常にふえた一つの原因として、金融引き締めが原因になっていないということは言えないと思うのです。それは景気変動とか構造的変化もあります。具体的に申しますれば、三十八年ごろから非常に急速に急に金融を引き締めた。そこに一つ問題があるのです。なぜ三十八年から急に金融を引き締めざるを得なくなったかと申しますれば、御承知のように、三十八年に……

第48回国会 予算委員会 第7号(1965/03/09、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連質問ですから簡単にいたしますが、詳細は分科会等で伺いたいと思うのですが、愛知文部大臣にお伺いしたいと思うのです。ただいま千葉委員から御質問ございましたが、私立大学の月謝あるいは入学金等の問題、これは御承知の慶応大学等でいろいろ問題になっておりますけれども、そこで、一番私立大学の経営のネックになっている問題は、銀行から多額の借り入れ金をやっているように聞いております。私学振興会もございますが、あれは一割以上のものについては共済会みたいなものがございまして、そこに多少の負担をするというように聞いております。詳しくはまた分科会等で伺いますが、そこで、大体一割以上、安くて九分くらい……

第48回国会 予算委員会 第9号(1965/03/11、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。  企画庁長官、四十年度四・五というのは、三十九年に四・二という場合に四・五、こういうふうに想定したのじゃないですか。そうしますと、四・八に訂正したということになると、それをもとにして四十年の消費者物価の値上がりを推定すると、五・一になるのじゃないですか。前に、大蔵省の泉主税局長は、私が四十年の物価調整の問題を伺ったときに、その計算の基礎としてそういう説明をされまして、五・一の消費者物価値上がりとして六百八億の物価調整ということになる、こういう計算でしたよ。四・五は五・一に訂正しなければいけないのじゃないですか。三十九年四・二のときに、四十年度が四・五ですから……

第48回国会 予算委員会 第12号(1965/03/15、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 物価問題は、国民生活にとって差し迫った最も重大な問題として、今国会始まって以来、衆参両院を通じていろいろな角度からしばしば取り上げられてまいりましたが、政府は、いまだに国民に対し何ら納得のいく答弁をしていない。そればかりでなく、政府の答弁と実際に政府が行なっている物価政策とは矛盾をしていると思うのであります。物価を安定させるといいながら、政府みずから消費者米価やあるいは医療費を引き上げているわけです。こうして国会で物価問題を論議している間にも、物価は安定どころか、一そう上がろうとしているわけです。そこで、きょうは物価問題の一点に焦点をしぼって、政府の物価問題に対する基本的な考え……

第48回国会 予算委員会 第13号(1965/03/16、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。MSA協定の一番最初の前文をお読みになればはっきりすると思うのですが、この軍事顧問団は、MSA協定の第七条ですか、あの規定によって日本に来ていますが、そしてまた予算は日本の予算から人件費を払っていますが、その任務は、アメリカが日本に援助したその援助の進行状態を調査し、あるいはまたいろいろ助言するということですが、あの前文をお読みになりますと、あれはアメリカの国内法に基づくということになっているのです。それによりますと、もしアメリカが日本に与えた援助がアメリカの防衛と安全に役立たないと認めたときには取り消すことができることになっているのです。したがって、軍事顧問団はどう……

第48回国会 予算委員会 第14号(1965/03/19、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。先ほど小柳委員が指摘しました実態調査の予算につきまして、先ほど厚生大臣は四十年度で五千万円ぐらい計上されているというようなことを答弁されて、それで、小柳氏から指摘されまして政府委員から聞いたところが、四十年度では計上されてないんですね。それで、先ほどの御答弁では、その程度は何とかなる何とかなるという、そういう――予算審議している場合ですよ、当然計上されなければならないものが計上されてないで、しょうがなくて何とかなる何とかなる、こういうような御答弁でわれわれ予算審議できませんよ。何とかなるというなら、どうして最初からはっきりと計上しておかないか。これは、われわれ……


7期(1965/07/04〜)

第49回国会 大蔵委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして、いまの十カ国のパリグループですかの大体の声明の内容をお話がありましたが、その後、御承知のように、IMFの東京総会で、やはり国際流動性の論議がかなりされたわけです。その東京総会における論議の焦点はどうだったのですか。それが一つと、その後、非常に東京総会の後いろいろ事情の変化が生じてきていると思うのです。たとえば、ドゴールのあの金本位制の主張、それから、その後ドルを金にかえたりなんかしておる。そういうことから、今度はアメリカ側の態度が非常に変わってきて、やはりドル防衛の強化政策を非常にとり出してきているわけです、アメリカが。そのための影響もかなり出てきていると思……

第49回国会 大蔵委員会 第4号(1965/08/11、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に一つ。先ほどの地位利用ですね、地位利用の内容はわかりませんですか。
【次の発言】 その地位利用の中に、いま一例だけ御報告願ったんですが、ただ新聞なんかで見ますと、専売公社の金で、販売奨励金とかいろいろあるそうですが、そういうものを使って、そうして票の取りまとめを頼んだ、これも明らかに地位利用ですからね。そういう資金関係と地位利用の関係ですね、そういうものについて何かお調べになったものがありますか。
【次の発言】 その答えることができないということは、そういう疑いがないということじゃないわけですね。

第49回国会 予算委員会 第2号(1965/08/09、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、現在のこの経済の実態、見通しを中心として佐藤内閣の経済あるいは政治に対する基本的な考え方を伺いたいと思ったのですが、順序をちょっと変更しまして、ただいま羽生委員から非常に重要な質問が二つありました。一つは公債の問題、もう一つは物価の問題です。これに対する政府の答弁が全然ようわからぬのです大体政府は、憲法とか財政法というものを十分に頭に置いて財政、予算というものを、あるいは公債というものを考えておられるのかどうか。まず第一に伺いますが、端的に伺いますが、福田大蔵大臣は四十年度のこの当面の財源不足対策として、公債あるいは借り入れ金、これをやる考えであると、これは財政法の何条に……

第49回国会 予算委員会 第3号(1965/08/10、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。
【次の発言】 簡単に二つ質問いたします。  ただいま安定成長について政府の説明ございましたが、企画庁長官からもお話がございました。要するに、安定成長ということはいろんな、まあ各産業間、あるいは生産、国際収支、その他バランスのとれた、そういう経済状態だ、あるいは農業と工業ですね、あるいは都市と農村、その所得水準の高さとか、そういうものがバランスがとれていると。これはいまさらそんなことを言うのはおかしいと思います。高度経済成長、所得倍増計画をお読みになってごらんなさい。所得倍増政策にははっきりと、所得倍増政策というのは昭和三十六年までに生じてきたいろんなひずみを直す、ひずみ……

第49回国会 予算委員会 第4号(1965/08/11、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連。これまで、三税が増収になった場合ですね、これはやはりあとで調整して、その増収になった分に対して二八・九%ですか、それをまた交付するのでしょう。ですから、減った場合に、これは減るのはあたりまえでしょう。それを支障がないというのはおかしいと思う。財政法で所得税と法人税と酒税のこのパーセンテージがちゃんときまっているわけですから、ですから、それが変わらないというのは財政法上おかしいと思うんです。増収になった場合、これはよけい次年度では調整するんですよね。だから、減る場合には減るでしょう。ですから、財政法上はどういうふうになるのか、それが変わらないというのはおかしいと思う……

第51回国会 大蔵委員会 第2号(1965/12/29、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 一点だけ簡単に……。大蔵大臣、これは目的税になっているわけですね。目的税ではない、目的税的ですか。ところが、今度公債発行をやりますと、公共事業費、道路整備費等が公債の対象になる。そういうことでガソリン税、あるいはLPガスの税ですね、これは税体系からいえば、税の原則からいけば、目的税ということはわれわれは反対です。前から目的税というものは反対です。そこで、最初は目的税にはっきりするようであったけれども、反対があって、前の田中大蔵大臣のときに目的税的ということになっているのですがね。実際は目的税だと思うのです。こういう目的税というものについて再検討する必要が出てくるんじゃないか、こ……

第51回国会 大蔵委員会 第3号(1966/01/17、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 有井教授にまずお伺いしたいのですが、いろいろ貴重な御高見を承ったのですが、結論として、いま議題になっております財政処理特別措置法に対して、この公債発行は原則から賛成である、こういうお話であったわけですね。ところが、政府自体が、これは財政法第四条に違反すると。二千五百九十億の赤字が出たわけです、御承知のように。四十年度はこの補正で、この財政法そのままでやると財政法に違反するから、そこで政府はこの特例法というものを出してきたわけですね。ですから、政府自体が、やはり四十年度の補正を赤字の公債でまかなうということは財政法違反になるというので、これを出してきたわけです。  そこで、私は問……

第51回国会 大蔵委員会 第4号(1966/01/18、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと、関連。関連ですから、簡単に質問いたしますが、先ほど戸田君が、佐藤総理が、昭和四十三年まで公債を発行しない、こう言ったにもかかわらず、わずかの期間に豹変した理由について質問したところ、大蔵大臣は、これは中期経済計画では公債発行しないことになっておったので、そこで公債発行しない、考えていない、こう答弁されたと、こう言うんです。そこで、私ふしぎに思うのは、中期経済計画というのはあれは閣議決定になっているんですね。これが廃止されたということを私はいまだ聞いていないのです。中期経済計画にかわるまた長期計画というものができたことも聞いておりません。現に中期経済計画は生きているわけ……

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1966/02/24、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連ですから簡単に御質問いたしますが、ただいま大蔵大臣から野溝委員の質問に対しての、国際収支の問題について十分関心を持っているというお話がありましたが、ここで問題なのは、大蔵大臣も言われましたが、従来は貿易収支の赤字を資本収支の黒字、これで埋めてきた。それが変化して、最近では資本収支の赤字を貿易収支の黒字で埋めるようになった。そこで、今後もし貿易収支のこれまでの非常に大幅な黒字に基調的な変化が生じた場合には、重大問題だと思うのですね。資本収支の赤字を貿易収支で埋めてきたのですから、そういう基調がずっと続けば、大蔵大臣の言うように、これは堅実であるということになるのですよ。ところ……

第51回国会 大蔵委員会 第13号(1966/03/25、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず最初に、四十一年度の予算から本格的に公債発行政策を導入したわけですが、この公債発行下における税制ですね、これは従来公債を本格的に発行しなかった年と変わってこなきゃならぬし、また実際変わってくると思うんですね。そこで、公債発行下における今後の日本の税制のあり方、これはまた税制調査会に諮問されるかと思いますけれども、これは当然変わってこなければなりませんし、変わることと思いますが、その点について大蔵大臣はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 大体の大きな方向は、企業の資本の蓄積、企業と個人の蓄積をまあ強化するという、そういう方向ですね。で、公債発行下の今後の税制を考……

第51回国会 大蔵委員会 第14号(1966/03/28、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 たいへん貴重な公述をしていただきまして、ありがとうございました。特に、給与所得控除につきましては、われわれそこまで、先生がおっしゃった点を十分掘り下げて考えておらなかったのです。むしろ逆に、政府のほうでは大体減税の額から逆算して、ああいう六十三万というものを逆にああいうふうに計算していったのじゃないかというふうに勘ぐっておったのですが、先生のお話で、非常にわれわれも再検討しなければならない有力な根拠を示唆されまして、ありがとうございました。  あの中で、先生は四つ、前のシャウプ勧告のときの勤労所得控除について、その理由として四つあげられました。その後、現実の問題としては、勤労所……

第51回国会 大蔵委員会 第20号(1966/04/21、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと。おそれがある場合の措置というのは、具体的にどういうのですか。
【次の発言】 いま、岩尾君、特別会計のほう、これは毎会計年度あれですね、政府の再保険金の総額は国会の議決を必要とするわけですね。さしあたり二千七百億というわけですね。そうしますと、さっき保険部長からいろいろお話ありましたが、かりに関東大震災級の災害が起こった場合は、とうてい補償し切れないわけですね、とても実際問題は。だから、いろんな限度を設けて、実際にコマーシャルベースに乗せる程度にいろいろな制限条件をつけたのだけれども、そうすると、政府の再保険の金額を多くすればその補てんし得る範囲は拡大できるわけですよ。……

第51回国会 大蔵委員会 第21号(1966/04/27、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 時間があまりありませんから、国の財政と地方財政との関連についての基本的な問題に対して二、三質問したいのですけれども、この交付税率の引き上げ、それからまた臨時地方特別交付税を計上しなければならなくなった一番の原因は、政府が本格的な公債政策を導入して、今後長期減税をやりますわね。また、本年度も減税やったわけですが、また減税の地方財政に対する影響が一つあるわけですね。また一つは、景気変動によって地方自治体の税収が減るという面もあります。そのために地方財政の収入も確保できないということもあるわけですね。それとまた、政府が景気対策として大幅積極財政を実施する、それが主として公共事業費中心……

第51回国会 大蔵委員会 第24号(1966/05/26、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。実際問題として、この不当経理が出てまいりました原因については、証券取引所の第二部の上場の問題に非常に関連があると思うのですが、それは証券局長、よく御存じじゃないかと思うのですね。たとえば山一にしましても、あの第二部の上場について非常に無理したわけですね。それが山一の倒産に関連があり、それがまた一番大きい原因ですね。御調査になればわかります。大蔵省から資料をいただきましたが、結局あの第二部の上場について山一が非常に無理をした、そこに一つ問題があるわけですね。また、これは政府の中小企業育成の政策としまして、この自由段階に入って見込みのある中小企業については増資をさ……

第51回国会 大蔵委員会 第28号(1966/06/24、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず私は、さしあたって外為会計の問題について質問いたしたいんですが、今度の外為会計法の改正案の内容は三点になっているのですね。その第一は、外為のインベントリー・ファイナンスとして税金で積み立てた資金を一般会計に繰り入れるということが第一点ですね。それから、第二点は、このアジア銀行に対する出資であります。第三点は、韓国のオープン勘定における債権の処理であります。この三つともそれぞれ非常に重要な意味を持っておりまして、これは今後に重要な問題をはらんでおりますので、個々に掘り下げて質問する必要があると思うのです。  最近まあ韓国との経済協力が第一年度として発足するようになりまして、そ……

第51回国会 予算委員会 第2号(1965/12/25、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、質問に入る前に、委員長に要求いたしたい点があるわけです。それはこの本予算案の提出の形式、手続が不備であるという点であります。したがって委員長からまず政府に、この正式な手続、形式を整えてこの予算を提出するように注意をうながしていただきたい。すなわち具体的に申しますれば、この予算の中で一番重要な点は、二千五百九十億の歳入欠陥を補てんする、そのための赤字公債の発行の問題が一番大きな問題であると思います。この赤字公債は、政府がやはり今国会に提出しております特例法に基づいて提出しているわけなんです。ところが、この特例法によりますと、償還計画を政府が出さなければならないことになってい……

第51回国会 予算委員会 第4号(1965/12/27、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して、簡単に。  関連ですから簡単に質問いたしますが、大蔵大臣、田中さんの御質問に対して――私の質問に対してもそうだったのですけれども――不況と物価の問題ですね。不況対策と物価の問題……。どうも大蔵大臣は、田中さんの御質問に対しても、不況対策をやるとどうも物価が上がる可能性があるようなお考えのようなんですね。ところが、不況対策というのは公債発行がこの不況対策の大きなテコになっているわけですね。大蔵大臣は、公債発行をしてもインフレにならぬということを言っているわけですよ。ところが、不況対策をやると物価は上がりインフレになるというようなお考えのようなんですね。そうすると……

第51回国会 予算委員会 第5号(1966/02/04、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 資料の要求。いずれ詳細はあとでまたいたしますけれども、簡単に四つだけちょっと資料要求しておきますからお願いします。簡単に言います。  第一、国庫債務負担行為につきまして、一般会計と特別会計と政府関係機関につきまして、前年度の国庫債務負担行為の増加額と、それから四十一年度ですね、増加額と比較しまして、これはなかなか予算書を見ても計数整理はわからぬですから、総合的に政府関係機関もあわせて。特別会計、一般会計は出ておりますけれども、政府関係機関は出ておりませんから。それが一つ。  それから第二は、大蔵省の法人統計に基づきまして、金利負担と減価償却費につきまして、これはどのくらいになっ……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/03/07、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に一つだけ。先ほど羽生委員がちょっと提案されましたから簡単に申しますが、先ほど総理は、これからはああいう災害を起こさないためには安全性第一と言われましたが、しかし安全性と採算性との関係が問題ではないかと思うのです。営利会社が運営しているのでありますから、どうしても採算との関係が出てくると思うんですね。これがいわゆる過当競争ということになる。今後いろいろな面で飛行場の関係、あるいは設計とかあるいはパイロットの技術関係、いろいろ検討されると思うのですが、その中で、今度のああいう事故で一番全体に共通している面は、いわゆるやはり過当競争、採算の面がこれは一番共通した重大な問題だと思……

第51回国会 予算委員会 第9号(1966/03/08、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。ただいまの羽生委員の御質問に対する大蔵大臣の御答弁に関連して質問しますが、羽生委員の、今後は相当財政規模が拡大していくという議論に対して、大蔵大臣は、そんなに拡大しない、こういう議論で、その理由の一つとして、今後の財政規模をきめていく一つは設備投資ですね。設備投資が問題である。大蔵大臣はよく低圧経済、低圧経済と言われるわけですね。しばらく低圧経済が続くから、そこで財政規模を大きくして、それによって成長率を七、八%に高める、こう言われるわけです。そこで、低圧経済ということは一体どういうものであるのか。私の理解では、低圧経済というのは、設備投資が従来のように活発に行なわれない……

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/03/09、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。  ただいま他産業との関連というか、経済企画庁のほうに伺ったらいいのかもしれませんが、このような農業の停滞が生じた根本の原因は重化学工業化ですね、これが非常に急速に行なわれたということだと思うのです。これは日本ばかりでなく、社会主義国でも、あまり重化学工業化に重点を置くと農業のほうに停滞が起こるのです。そういうような状況は高度成長の政策のもとで起こったと思うのです。そこで、重化学工業化の比率ですね、大体どの辺に目標を置いているのか。これは所得倍増計画のときには、たいへんなスピードでこの重化学化をやることになって、昭和四十五年に軽工業二六・九%、重化学工業七三・一%に置いて……

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/03/10、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。農林省は将来望ましい栄養を基準とした需給計画がない、こう言いましたが、そうでなく、現在すでに栄養基準量というものを厚生省で発表しているわけですよ。この栄養基準量というのは、その基準がとれなければ病気になるのですよ。それで、軽労働をしてそれで病気にならない程度という病気が五つくらい並んでいますよ。あるは腔角炎とか、すぐ貧血になるとか、そうしてすぐにつかれて頭がぼんやりするとか眠くなるとか、そうならない程度のカロリーは幾らである、あるいは脂肪は幾ら、たん白は幾らというのを、厚生省はちゃんとその栄養基準量というのを発表しているんですよ。将来の望ましい、たとえば諸外国……

第51回国会 予算委員会 第14号(1966/03/19、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。先ほどの大蔵省の標準生計費と、厚生省の生活扶助による生活保護費ですね。それとの関係ですが、大体、厚生省は標準生活の何%ぐらいをこの生活扶助を行なう場合の基準と見ておるのか、その点が第一です。  第二は、最近、仙台市の社会福祉事務所で、生活保護費によってどれだけの栄養を取れるかという栄養の取り方の献立表を発表しているのですね。これによりますと、一日の、これは朝と夕方四人分、昼間は三人分です。総計一日三百二十七円六十九銭で、一人当たり八十四円八十銭というのが出ているのです。そして一日の一人当たりのカロリーが千四百八十七カロリー、たん白が五六・六です。これでは生活じゃない、生存……

第51回国会 予算委員会 第15号(1966/03/22、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は公債発行問題を中心に質問をいたします。  佐藤内閣が本格的なこの公債導入の財政政策をとるに至りまして、今後の日本の財政に重大な転換をもたらしたわけでありまして、今国会におきまして、この公債問題については、もう徹底的に審議し、究明しておく必要があると思うわけであります。そこで、まず第一に大蔵大臣に伺いますが、財政法四条あるいは五条等が、どうして一般会計における公債発行についてのきびしい制限を設けたのか、この点についてその理由、その精神を伺いたいと思います。
【次の発言】 なぜ公債が乱に流れないような規制を設けたのでありますか。四条は原則として一般会計では公債発行を禁止している……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/03/25、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 小柳さん、ちょっと関連していいですか。  いまの十二条は、安保条約によりますと、国内の特例法というものが国会で通っていないと、これは米軍に特別扱いできないわけですね。ですから、実施する場合は、これは米軍には当然適用されるものと、こう理解すべきではないかと思うんですが、その点いかがですか。ほかのいろいろな問題については、地位協定に基づいて特別措置がみんなできているわけですね。これについては特別措置ができていないのですから、米軍にも出然これは適用されなければならない法律であると思いますが、その点いかがですか。

第51回国会 予算委員会 第19号(1966/03/26、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。人事院総裁に伺いますが、ただいまの最後の御答弁は重大な関心を持っておられるという一句にとどまるのですが、先ほど田中委員も言われましたように、この国家公務員法の八十八条では、人事院がみずからこれを実行していくということになっているわけですね。ですから判定をし、勧告をしっぱなしで、あとからただいろいろ厚生省とか文部省に行って、そうして重大な関心を持っているだけじゃいけないのであって、田中委員が言われましたように、現実に一年になるのですよ。昨年の五月ですよ。一年になるのに事態はちっとも改善されていない、現実に。どうしますか。国家公務員は団体交渉権を剥奪されているのですから、人事……

第51回国会 予算委員会 第23号(1966/04/02、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、物価と減税問題に焦点をしぼって、経済問題の締めくくり質問を行ないたいと思います。  国民の最大の関心事が依然として物価値上がり、インフレーションの問題にあることは、読売新聞が三月二十二日に発表しました佐藤内閣にいますぐやってもらいたい政策は何ですかという世論調査に対しまして、五九%が物価の安定と答えているわけです。また、同じ世論調査では、生活が昨年十月の調査よりも苦しくなっているという人もやはりややふえている。その大きな原因は、やはり物価の値上がりにある。しかも四十一年度は、米価をはじめ公共料金の相次ぐ引き上げと、本格的な公債政策導入による積極大型予算によって、物価は卸売……

第52回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1966/10/18、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 十月の七日ですがね、長期税制のあり方を検討しておる税制調査会の起草小委員会、松隈さんの委員長の小委員会ですがね、そこで主税局長が、今後の経済発展で国民所得がふえても租税負担率は二〇%をめどに減税していきたい、こういう注目すべき発言をしたと伝えられているのですが、この点はどうですか。これは御承知のように前にもずいぶん議論があって、中山さんが会長の当時、二〇%説が出た。その後これが消えて、自然増収の二〇%を減税に回せという議論が出たわけです。その後これも立ち消えになったようでしたが、卒然と、主税局長は卒然ではないかもしれぬけれども、前の二〇%説をまた主税局長が問題提起されたわけです……

第52回国会 大蔵委員会 第2号(1966/07/15、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は後刻別な機会に質問いたしますので、きょうは簡単に、いまの柴谷委員の質問に関連して伺いますが、いま大蔵大臣は、二国間の援助であると政治的ないろいろなひもがっくおそれもあると、そういうので、このアジア銀行の場合は二国間の融資ではなく、アジア・エカフェに加盟しておる国及び域外ヨーロッパ諸国が集まって、特に先進国が共同して貸し付けるということになっている、こういうお話ですよ。  ところが、このアジア銀行の業務を見ますと、二つあるわけでしょう、業務は。通常業務と特別業務がありまして、特別業務につきましては、特にソフトローンといいますか、特別に安い金利とか非常に緩和した条件で貸し付ける……

第52回国会 大蔵委員会 第3号(1966/07/19、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、総理大臣に伺いたいのですが、アジア開発銀行に関する協定及び関係の法律案は、前の国会でこれは成立しなかったわけですね。そのために今度臨時国会を召集せざるを得なくなった。それほどアジア開発銀行の問題が重要であると思うのです。そこで、まず、なぜ臨時国会を召集してまでこのアジア開発銀行関係の承認を求めなければならなかったか、そのアジア開発銀行の重要性についてまず伺いたいのです。
【次の発言】 それでは、アジア開発銀行がどうしてそんなに重要なんですか。
【次の発言】 日本はアジア開発銀行の設立に非常に積極的に行動しているようでありますが、いま総理の話を聞いておりますと、何か他人ごと……

第52回国会 大蔵委員会 第4号(1966/07/21、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今後のアジ銀の運用に関連しまして、ちょっと伺っておきたいのですがね。その資金援助する場合に、小国というのがありますね、小さい国、それから低開発国、レスデベロプト・カントリーというのですか、それと、それからその他の国と、その場合どういう程度に開発の進んでいる国にその援助をやるのか。  どうしてこういう質問をするかといいますと、ぼくはアジ銀を調べておる過程におきまして、台湾ですね、台湾をアメリカは大体テークオフしたという規定をしまして、そして従来のような援助は行なわなくなったと、こういう記録を見たんですよ。そうなりますと、今後その援助のしかたも違ってくるんじゃないかと思うのです、そ……

第52回国会 予算委員会 閉会後第1号(1966/11/10、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 議事進行。ただいま問題になりましたように、衆議院では総理が所信表明を行ないましたので、鈴木議員が言われましたように、新しい事態に即して総理の所信を、あらためて参議院の予算委員会で、質問に入る前に伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど総理から、最近の政治腐敗、いわゆる黒い霧、これについての責任について話がありました。責任を痛感し、また、具体的に対処すると言われましたが、まず、私は、総理の責任について質問いたします。  特に佐藤内閣になりましてから、これまで国会で明るみに出されましたような一連の政治腐敗あるいは政界、財界、官界をおおう黒い霧を通じまして、国家財政及び地方財政が紊……

第55回国会 大蔵委員会 第3号(1967/03/30、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 四十二年度の予算と経済見通しとの関係について伺いたいわけです。  まず最初に、四十二年度予算編成にあたっては、四十一年度の経済見通しですね、これは実績見込みですね、それと四十二年度の経済見通しというものが前提となって予算編成されたと思うのです。それでまず最初に伺いたいのは、四十一年度の経済は、御承知のように七千三百億の公債発行を財源とした積極大型予算を組まれまして、いわゆる財政主導型の景気対策が打ち立てられたわけです。その結果、日本の経済指標で見ますと、経済の伸びは当初予想よりはるかに大きくなったわけですね。それはまた、はるかに、設備投資なんか見ましても、一・一%の上昇率を予定……

第55回国会 大蔵委員会 第4号(1967/03/31、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣、きのう質問いたしましたことについてまず御答弁願いたいと思う。それは、三十八年度と三十九年度の純計、一般会計、特別会計の純計について重大な誤りがあると認めるわけです。御承知のように、純計は、財政法二十八条に基づいて国会に提出しなければならない資料でございます。この重大資料につきまして大きな誤りがあったとすれば、三十八年、三十九年度は、間違った数字に基づいて予算が審議されたということになるわけですよ。これは重大な問題です。ですから、この事実はどうなんであるか、その事実関係をはっきり、どういうふうに間違っているか、そうしてなぜ間違ったのか、いつごろこの間違いを発見したのか、……

第55回国会 大蔵委員会 第8号(1967/05/16、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に、まず国債の償還計画についてお伺いしたいのです。  御承知のように、社会党は、四十年度の赤字公債、それから四十一年、四十二年の政府の言ういわゆる建設公債についても反対してまいりました。それは四十年の赤字公債は財政法に禁じられているわけです。特例法を設けて一応しのいだわけですが、四十一年、四十二年は、政府はいわゆる赤字公債ではない、建設公債と言っておりますけれども、われわれの主張する建設公債というのは、いわばいま発行されている政府保証債みたいな償還性のあり、それから収益性のある、そういうものを財源としての公債発行、これをわれわれは建設公債と呼んでいるわけです。いまの政府……

第55回国会 大蔵委員会 第15号(1967/05/31、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず大蔵大臣に伺いたいのですが、予算が通りまして、本予算がいよいよ実施段階に入るわけです。それに関連いたしまして、今後の財政金融の運営が重要になってくると思うのです。したがって、今後の財政金融運営の問題について重点的に伺っておきたいと思うのです。  その前に一つ伺いたいのは、衆議院で予算が通るにあたりまして、附帯決議が出されておりますね、五つの。その第一は、課税最低限は夫婦・子供三人で百万円まで、これを極力早く実現するということ、第二は、公共料金をなるべく引き上げないようにする、そのためには財政投融資の原資を極力利用するということ、第三は、いわゆる交通安全の問題ですね、交通対策……

第55回国会 大蔵委員会 第22号(1967/06/27、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この交付税法の基本になる税収について、まず伺いたいのです。  最近、日本経済の動きは、四十二年度予算を編成したときに政府が見通したのと非常に違っているということは御承知のとおりであり、その結果、自然増収の見積もりが政府の当初見積もりに比べて非常に大きな開きが出てきているということが、最近各方面で論議されていて、このリストでは都立大学の林教授は大体八千六百億円ぐらい過小見積もりになっている、こういうふうな議論さえあるわけです。八千六百億、これはもしそれだけあるとすれば、これは公債発行額を上回る額になりますが、はたしてそうであれば重大な問題でございますし、これについては多少疑問があ……

第55回国会 大蔵委員会 第29号(1967/07/18、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ぼくはいま質問しようと思ったのですが、前からの関連がありまして。共同証券の問題ですね、これは日銀が融資をしているのですね。それで、株価維持のためにつくったわけです。それから、いまの株式保有組合もそうである。それがいまどういう収支の決算状況になっているか。これは相当株価値上がりによってもうけているはずです。その利益は、特に共同証券の場合は、これはもうかったからといって、その出資した銀行とかその他にただ分配してしまったのでは、これは国民に対して相済まぬわけです。これは前の証券局長は、松井氏ですか、これはやはり公のために使わなければいけない、こういうことでありました。あるいは証券業界……

第55回国会 大蔵委員会 第30号(1967/07/20、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。いま、政府は考えていないというお話ですが、議員提案として在外財産基金法、それからもう一つ勧業基金法というのが提案されているんですよ。そういうものに対してどういうふうに考えているのか。それは御存じのはずです。自民党提案ですから、自民党の方として十分これはおわかりのはずです。私は、参議院予算委員会で総理大臣に、非常にこれは問題の法案であるが、これは撤回される必要があるのじゃないかということを質問しました。しかし、総理大臣は、党の問題だから、よく事情を聞いて処置したいということでありました。この法案と重要な関係があるのです。無関係ではないのです。これが通らなければ、そういうこと……

第55回国会 大蔵委員会 第31号(1967/07/21、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 二点伺いたいのですが、これは証券局長に伺いたいのですが、最後に先ほど提案者の村山君も言われたのですが、この計理士法、計理士制度をやめるその意味は、職業会計人を将来一本化するというところから来ていますね。そういうところから、過渡的措置としまして、まずこの計理士を公認会計士に吸収するという措置をいままでとってきたわけです。そうして吸収し切れなかった人は今度は税理士のほうに吸収する、そういう措置をとってきたわけですね。最後に、税理士になれないという人も出てくると思うのです。公認会計士にもなれない、計理士制度はなくなってしまう。それで、これまでの分で最後に残った人、税理士にもなれなかっ……

第55回国会 予算委員会 第21号(1967/07/14、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、本予算委員会の開会を促すに至りました主要な要因である日本の経済と、それから自然増収の大きな変化について、まず総理大臣に伺いたいと思います。  財政経済の運営の基礎になる経済の実態あるいは見通しですね、これについては、総理も御承知のように、四十二年度の予算編成の際の見通しと最近とでは非常に大きな変化が生じてきております。そこで総理は、財政経済の運営の基本となり、また、その運営に大きな影響を及ぼすんでありますから、その財政経済の基本に大きな変化が生じますれば、四十二年度予算を編成するときには、当初の経済見通しに基づいていろいろな法案を出しているわけですね。財政収入等を前提とい……

第57回国会 予算委員会 第3号(1967/12/18、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連ですから簡単に質問いたしますが、防衛長官、純軍事的な見地から御質問申し上げますので御答弁願いたいと思います。  先ほど矢山君の質問に対しまして、核の戦争抑止力につきまして、われわれが常識としてこれまで軍事専門家から聞いているところとたいへん異なった御説明をされました。いままでわれわれが聞いてまいりました核の戦争抑止力には三つの前提条件があるということを聞いているわけです。その一つは、もう長官は御専門家だから御存じだと思うのです。その第一は、第二番目の撃破力の問題です。最初攻撃すると、その場合全部――たとえばアメリカがソ連を攻撃した場合全部破壊されないで、今度はソ連にアメリカ……

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/19、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっとお尋ねしていいですか。
【次の発言】 財政硬直化の原因につきましていま瀬谷君が質問しているわけですが、大蔵大臣の御答弁は、何かその原因は、政府や、これまで大蔵省等に何ら責任がないような答弁をしている。したがって、私は、この際はっきり伺っておきますが、大蔵省の主計局調査課長の亘理君が、全国銀行協会連合会で発行しております「金融」という雑誌の十二月号に、硬直化の根本原因としてこういうことを述べております。それと先ほどの大蔵大臣の答弁は大体同じですが、そういうような原因の考え方でいいかどうか、質問したいのです。こう述べている。短いから簡単に言います。「国民の各層各界が財政に対……

第57回国会 予算委員会 第5号(1967/12/20、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと簡単に。いま稲葉委員は財政硬直化の問題に入りましたが、その前に国際収支の問題に関連してドルの防衛に対する協力の問題を質問されましたが、それに関連して、今後このドル防衛協力については日米合同委員会で――小委員会ですか、話し合うことになっているという話でしたが、その際提案があるのですがね。アメリカとドル防衛協力について話し合うにあたりましては、アメリカ自身にドルが危機になっている原因をはっきりと追及して、ドルは御承知のように国際の基軸通貨であるし、決済通貨であるから、アメリカ自身が国際収支の改善にみすから努力することを求めるべきだと思うのです。そうしないで、アメリカのドルの……

第58回国会 大蔵委員会 第9号(1968/03/28、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣、関税定率法の一部を改正する法律案に対する附帯決議が衆議院で付されてこちらに回ってきているわけですが、この附帯決議につきまして大蔵大臣はどういうふうに衆議院で所見を述べられましたか、その点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう少し具体的に、関税局長、いまの大臣のお述べになったことに対して、もう少し具体的に補足されることがありましたら補足的に説明していただきたい。
【次の発言】 そうしますと、結局まあ実質的には関税定率法の第五条の規定による便益関税の適用に関する政令ですね、政令の第一条に掲げるこの便益関税適用国、現在五十二カ国といわれておりますその一つとして中……

第58回国会 大蔵委員会 第16号(1968/04/18、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。  いまの税務署の定員の問題ですね、いわゆる署員の手不足というのですか、いわゆるこれと税制との関係について、これは大蔵大臣でも国税庁長官でもけっこうですが、これまで特に物価値上がりもございまして、いわゆる税の自然増収が急速にふえてきているわけですね。それで所得税の納税人員が急速にふえていることは事実であります。そこで、その処理に税務署員の定員をふやさないと手不足が生ずるんですが、しかし、その手不足を緩和する一つの方法として、名目的に所得がふえると、そのために自然増収が多くなって納税人員がふえる。それについてはもっと税制上考慮する余地があるんじゃないか。税制上も……

第58回国会 大蔵委員会 第17号(1968/04/19、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連しまして。ただいまの質問の中で、これは酒、たばこは増税じゃないのだ、調整であるというお話ですが、この前も、昨年は印紙税、登録税の税率の引き上げがありましたね、あれも調整だという話だった。今回のも、一応政府側の説明は、たとえば酒税とかたばこ専売益金、あるいは、また、揮発油税なんかの消費税も、これはいわゆる一定金額消費の従量税であるから、所得水準の上昇とか、貨幣価値の低下に伴って、時の経過とともに、そのまま放置しておけば相対的な減税になる、こういう考えでしょう。そうであるから、そこで調整をする、こういう考え方が調整という説明の出てくる根拠じゃないですか、まずそこをちょっと伺いた……

第58回国会 大蔵委員会 第20号(1968/04/27、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 お忙しいところを参考人としてお出ましになったことに対し、心からお礼を申し上げます。  橋本参考人にお伺いしたいのですが、先ほど多少おくれてまいりましたが、結論として、特別会計への移行はけっこうだというお話があったんですが、この特会制につきましていろいろ衆議院でも参議院でも質疑してまいったのですが、厚生省当局によりますと、この問題はもう十数年来懸案であったと、こう言われているのです。ところが、四十三年度の予算になって突如これが特会制になった、実行されるようになったわけですが、ところで、実際にきのうも公明党の小平さんからいろいろ質疑がございまして、非常に明らかになったんですが、いま……

第58回国会 大蔵委員会 第21号(1968/05/07、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま議題になりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について質問いたしたいと思います。  この改正案は、御承知のように、国の財政硬直化の打開策の一環として非常に重要な内容を持っていると思うのです。特にこのうち、この改正案の内容は三つから成っておりますけれども、特に最初の四百五十億を三カ年間国に貸し上げるという、そういう内容のものが、特に財政硬直化対策として重要な関係があると思うのです。これは国と地方財政との関連についての非常に重要な意味を持っているわけなんです。この基本的な問題点につきましては、これはもう大蔵大臣と自治大臣との間に非常な基本的な意見の対……

第58回国会 大蔵委員会 第22号(1968/05/09、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 それじゃ、大臣が来てから質問しようと思ったのですが、その前に事務当局に一応伺っておきたいと思うのですが、この法律は、この提案の趣旨にも明らかになっていますように、一つは、相互銀行、信用金庫、それから信用協同組合、これを金融機関法上の専門的な中小企業の金融機関に変えて、そうして中小企業金融の円滑化と効率化をはかるということが目的のようです。これは金融制度調査会の答申にもそうなっていますし、その答申を受けてこの改正を行なったと、こういうふうに説明されています。  もう一つは、これと同時に、金融機関の転換と合併の法律を出されているわけです。そこで、中小企業対策というのは、何も金融面だ……

第58回国会 大蔵委員会 第23号(1968/05/10、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと議事進行ですが、銀行局長ね、御答弁が詳細にわたって御丁寧なのはけっこうですが、しかし、あなたの御答弁が長いと質疑のほうの時間が制約されるものですから、なるべく簡潔にお願いしたい。きのうからぼく質問してそう感じるものですから。
【次の発言】 ちょっと関連して。ただいま戸田君が非常に公債消化の問題について重要な質問をされているわけですが、そこでこの際伺いたいのは、国債の管理政策について伺いたいんですよ。これについては金融制度調査会の答申があるわけですね。人為的に無理に、たとえば国債価格が下がったときにこれを維持したりしてはいけない、やはり資金の需給関係による金利の水準の性質……

第58回国会 大蔵委員会 第25号(1968/05/16、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 それでは、参考人がみえていますので、この際、大臣が来るまで、参考人の森林開発公団理事長の吉村さんに質問いたします。  森林開発公団が四十三年度の資金計画で、特にいままで国有林野事業特別会計の利益を一般会計に繰り入れて、それから一般会計から出資を得て事業をやっていたのを、今度は国有林野事業特別会計のほうから森林開発公団のほうに直接出資をするという形に変更する、切りかえるということがこの法案の改正の趣旨になっているわけですよ。そこで、なぜいままではそうでなくて、四十三年度からそういう直接出資を必要とするようになったのか、これは森林開発公団の立場からその必要性について一応説明を承りた……

第58回国会 予算委員会 第2号(1968/03/19、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。ただいま外貨準備の問題について質疑が行なわれておりますが、今後一体どの程度日本は外貨準備を、これを保有するつもりか、この適正外貨準備、これは前に通産省で試算したことがございますね。大体輸入の、あの当時の試算では四割くらい、まあ常識では大体三割といっていますね。四十三年度の輸入は大体百一億ドルですから、三十億ドルぐらいの外貨準備が適正だと思う。ところが、いま二十億ドルでしょう。それをさらに割っているでしょう。そういう状況なんですよ。だから、今後これを適正の水準まで伸ばすのかどうか、まずこの点をひとつはっきり政府はきめなければならぬと思う。そうしてそれに向かって努力する。とこ……

第58回国会 予算委員会 第3号(1968/03/21、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は日本社会党を代表いたしまして、財政経済を中心に総括質問をいたしたいと思います。  第一に、政府の経済見通し、経済運営、経済政策、第二、いわゆる財政硬直化と公債政策、国民生活、第三番目に、四十三年度予算と憲法、財政法との関係、この三点に重点を置いて、これから順次質問いたしたいと思うのでありますが、その前にただしておきたいことが一つございます。それは暫定予算です。これはいつごろ、どの程度の規模で、どういう内容で提出される御予定であるか、まずこの点を総理にただしておきたいと思います。
【次の発言】 この暫定予算をお出しになる予定であるということははっきりいたしました。そこで、これ……

第58回国会 予算委員会 第5号(1968/03/23、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。
【次の発言】 ただいま大蔵大臣非常に重要なことを述べられたわけです。いま田中委員の質問に対しまして、四十二年度の公共事業費の繰り延べがあるので、それにもかかわらず四十三年度の財政規模の伸び率が大きくないのは、四十三年度の公共事業費は切るから、切るということは、いままで保留するとかいろいろ言われておりましたが、その点が非常に問題ですよ。まだ予算が通らないのに切るとか切らないとか、おかしいですよ。そうでしょう。もし切らないならば、大臣の言われるように、財政規模はそんな政府の言われるように、伸び率は経済成長率の一二・一%以下にならない。それから財貨サービスにいたしましても……

第58回国会 予算委員会 第19号(1968/04/13、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 委員長、一つだけ。自治大臣に伺いますが、地方財政計画では予備費というものがないのです。お話のように。そこで、四十三年度の地方財政計画ですね、これは私、見たんですが、どの項目に、どこに国家公務員の給与費に当たるようなものが組み込まれているのか、全然組み込まれていないことはないと思うのです。国のほうでは予備費は一応――金額はいま大蔵大臣が明確にできない、これは勧告があってから、千二百億のうちどれだけ使うか確定するわけです。一応組み込んである。地方財政計画のどこを見ましても、見当たらないのです。予備費というものはないのです。一体どこにどういうふうにこれが組み込んであるか。全然組み込ん……


8期(1968/07/07〜)

第59回国会 決算委員会 第1号(1968/08/06、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、院議によりまして本委員会の委員長に選ばれました。はなはだ微力でございますが、委員の皆さま方の御協力と御鞭撻をいただきましてこの重責を果たしてまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の互選を行ないます。  本委員会の理事の数は六名でございます。互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に黒木利克君、……

第59回国会 決算委員会 閉会後第1号(1968/09/30、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。  この際、参考人の出席要求についておはかりいたします。  理事会の相談では、参考人については、決算委員会であまりひんぱんに、むやみに呼ぶことについてはいかがかと思う、慎重に取り扱うべきであるというお話がございまして、その趣旨を体しまして参考人の出席要求についておはかりすることになったわけでございます。  食糧管理特別会計に関する件につきまして、本日の委員会に輸入食糧協議会事務局長の桑原信雄君を参考人として出席を求め、意見を聴取することに御異議ございませんか。

第59回国会 決算委員会 第2号(1968/08/08、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  委員の異動について報告いたします。  八月七日、石原慎太郎君が委員を辞任され、その補欠として岡村文四郎君が選任されました。
【次の発言】 継続調査要求についておはかりいたします。  国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成などにつきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませ……

第59回国会 決算委員会 閉会後第2号(1968/10/01、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。  御質疑のある方は、順次御発言願います。

第59回国会 決算委員会 閉会後第3号(1968/10/02、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。  御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 私は、九月三十日の決算委員会で委員各位の御承認を得ました昭和四十二年度決算審議方針に基づきまして、決算の側面から政府の財政経済政策の検証をし、批判を行ないまして、決算の審議を現在進行中の政府の四十四年度予算編成に反映せしめたいと思うわけであります。  私は、決算審査のあり方といたしまして、決算委員会のこの審査を重からしめ、権威あらしめ、それを予算に反映せしめるには、決算そのものの批判、不正不当支出の批判と……

第59回国会 決算委員会 閉会後第4号(1968/10/30、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。  御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 もう一つ、時期の問題ですね。日本でどういう機械ができるかですね、その調査の時期です。
【次の発言】 有田外務参事官に申し上げますが、先ほど矢山委員が要求されました資料ですね、外務省のほうで用意してここへ提出されるかどうか、資料要求があったわけですが、それについてお答え願います。
【次の発言】 委員長から申し上げますが、先ほど賠償について矢山委員が具体的に指摘されて、外務省からそういう資料の提出方を要求した……

第59回国会 決算委員会 閉会後第5号(1968/10/31、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) それでは、委員会を再開いたします。  午前に引き続き、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題とし、質疑を続行いたします。  御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 わかりませんか、時間がたちますから、わからないならわからないと答弁してください。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけてください。
【次の発言】 委員長から、もう少し問題点をはっきりさせるために、この弾力条項についてひとつ明らかにしていただくように質問いたします。  それは、一つは、今度買い入れの数量をふやしますと、それが食糧証券の発行の限度内でまかなえる……

第59回国会 決算委員会 閉会後第6号(1968/11/01、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  委員の異動について報告いたします。  本日、峯山昭範君が辞任され、その補欠として二宮文造君が選任せられました。
【次の発言】 国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。  御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 暫時休憩いたします。    午前十時五十三分休憩
【次の発言】 企画庁長官に経済社会発展計画に関連して質問いたしたいんです。  まず最初に、四十二年度の経済の見通しと実績、それから四十三年度並びに四十四年度の経済見通し、ことに経済成長率中心でけっこうですが、伺いたいんです。

第59回国会 決算委員会 閉会後第7号(1968/11/29、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  委員の移動について御報告いたします。  去る十一月十五日、二宮文造君が辞任され、その補欠として峯山昭範君が選任されました。また本日、峯山昭範君が辞任され、その補欠として二宮文造君が選任されました。
【次の発言】 国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。  御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 答弁要りませんか。
【次の発言】 午前はこの程度として、午後は一時に再開いたします。それでは暫時休憩いたします。    午前十一時五十二分休憩

第59回国会 大蔵委員会 閉会後第1号(1968/11/19、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に財政、金融政策と物価との関連について質問したいのですが、特にいま編成過程ですが、四十四年度予算編成と、それから金融政策と物価との関係について質問したいのです。それに先立って、いま人事院総裁が見えましたから、いま当面四十四年度予算編成と重大な関係にある公務員給与に関する人事院勧告制度の改正の問題がいま煮詰まりつつあるといわれておる。そこで、きょうおそらくはもうこの煮詰めについて御相談があったと思うのです。そこで、最初にこの人事院勧告については予備勧告の制度というものが問題になっているようですが、まず人事院総裁、予備勧告というのはどういうことなのか。それと、新聞でこれは拝……

第60回国会 決算委員会 第1号(1968/12/11、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る四日、岡村文四郎君の補欠として熊谷太三郎君が選任されました。また五日、岩間正男君が辞任され、その補欠として渡辺武君が、九日、平泉渉君が辞任され、その補欠として矢野登君が、十日、二宮文造君が辞任され、その補欠として峯山昭範君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。  今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を本院規則第七十四条の三により議長に提出いたしたいと存じますが、御異……

第60回国会 決算委員会 第2号(1968/12/18、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) 委員会を再開いたします。  午前に引き続き国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題とし、質疑を続行いたします。  この際、御出席をいただきました参考人の方にごあいさつ申し上げます。  本日は遠路、御多用中のところ、本委員会に御出席くださいましてありがとうございました。  それでは御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 別にないようですから、お続けください。
【次の発言】 参考人に申し上げますが、長時間にわたり、ありがとうございました。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけて。

第60回国会 大蔵委員会 第2号(1968/12/19、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 一応所信表明ですね、このプリントがありますので、一応読んでみました。これに基づいて、若干時間が少ないですから、また本格的には通常国会で十分御質問したいと思うのですが、まず、二、三質問したいのです。  総合予算主義につきまして伺いたい。これを見ますと、四十四年度も総合予算主義を貫く、こういうお話です。大臣は、四十三年度の予算編成方針で総合予算主義というものをはっきり規定してありますが、それに基づいて四十四年度も総合予算主義を貫かれるおつもりか、これを伺いたい。総合予算主義とは一体どういうことか、内容を伺いたい。
【次の発言】 いい制度であるかどうかは、これがいわゆる財政硬直化打開……

第61回国会 決算委員会 第1号(1968/12/27、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨二十六日、二宮文造君が辞任され、その補欠として上林繁次郎君が選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。  今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を本院規則第七十四条の三により議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第61回国会 決算委員会 第2号(1969/03/18、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  理事の辞任についておはかりいたします。  松井誠君から理事を辞任したい旨の申し出がございます。辞任を許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  ただいまの理事の辞任及び委員の異動に伴い、理事が四人欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと任じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に前田佳都男君、和田鶴一君、和田静夫君及び高……

第61回国会 決算委員会 第3号(1969/04/10、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  この際、理事の補欠選任につきましておはかりいたします。  委員の異動に伴い、理事が一人欠けておりますので、その補欠選任を行ないたいと存じます。  選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、理事に松井誠君を指名いたします。  ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題といたします。  これより総括質疑を行ないます。佐藤総理大臣が出席されましたので、……

第61回国会 決算委員会 第4号(1969/04/16、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  この際、参考人の出席要求に関しおはかりいたします。  昭和四十二年度決算外二件の審査のため、労働問題について、参考人として川岸工業株式会社社長工藤栄君、元仙台工作株式会社労働組合委員長砂子俊雄君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  なお、出席を求める日時等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題とし、前回に引き続き総括質疑を行ない……

第61回国会 決算委員会 第5号(1969/04/18、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨十七日、藤原房雄君が辞任され、その補欠として上林繁次郎君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題とし、総括質疑を続行いたします。  本日は労働問題につきまして、川岸工業株式会社社長工藤栄君、元仙台工作株式会社労働組合執行委員長砂子俊雄君のお二人を、参考人として御出席を願っております。  この際、参考人の方に一言ごあいさつ申し上げます。本日は御多忙中のところ本委員会のため参考人として御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。委員会は委員の質疑に対して御意見を述べ……

第61回国会 決算委員会 第6号(1969/05/07、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 文部大臣は御用があるそうですから最初に質問いたしますが、問題は非常にはっきりして簡単なんですが、これはまあ大蔵大臣が同席していませんと都合が悪いのですけれども――またこれは、あと大蔵大臣に質問いたしまして念を押してみますが、しかし文部大臣の所管ですから、一応文部大臣にこういう問題があるのだということを頭に入れておいていただいて、今後は一これは弾力条項の乱用の問題なんですから、そういうことをしないように文部大臣に要望しておきます。大蔵大臣にも要望いたしますが、そのことはひとつ頭に入れておいてください。こういうことなんですがね。いまこの決算委員会に一般会計、特別会計の予備費の使用総……

第61回国会 決算委員会 第7号(1969/05/14、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  昭和四十二年度決算外二件を議題とし、総括質疑を続行いたします。御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけてください。
【次の発言】 出すかどうかわかりませんが、とにかく出すように手続をいたします。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 委員長からちょっと。  先ほどの須藤君の資料について、いま資料を出されると言いましたが、そうしてまた外資についてはそう問題にすべきパーセントじゃないと思うと言われましたが、しかし石油なんかについては六〇%ぐらいあるんですよ。五〇%以上、……

第61回国会 決算委員会 第8号(1969/05/16、8期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、須藤五郎君が辞任され、その補欠として渡辺武君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題とし、総括質疑を続行いたします。  御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけてください。
【次の発言】 本日はこの程度とし、散会いたします。    午後一時九分散会

第61回国会 大蔵委員会 第6号(1969/03/25、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、租税条約のほうについて質問いたしますけれども、提案理由によりますと、税制の簡素化に資するため、各条約ごとに制定されている特例法を統合するとともに、「今後締結する租税条約の実施に備えて、所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する所要の事項を一般的に定めること」としてこの法律案を提案した、こう述べているわけですが、そこで、一見すると、これは法律の整理統合に見受けられるのでありますが、しかし、それにもいろいろ問題があろうと思うのですけれども、私は、この実体面について伺いたいのです。  実体面について質問する前に、提案理由の中でちょっとわからない点があるので、それを具体的に説……

第61回国会 大蔵委員会 第7号(1969/03/31、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 あれは四十年ごろの統計ですが、もう少し最近のものがありましたら、最近の資料をお願いしたいと思います。
【次の発言】 大臣が来てから質問をしたいと思っていたんですが、それでは事務当局で答弁していただける点について事務当局から答弁していただくとして、質問いたします。  今度の関税定率法の改正案の中で、中国とのいわゆるケネディラウンドにつきまして輸入税率を引き上げるにあたって格差があったわけであります。これはいろいろいきさつがありまして、提案理由の補足説明にもございますが、大体今回の改正でおもなるものについては格差が解消されるのではないか。しかし、まだそれだけでは不十分で、ケネディラ……

第61回国会 大蔵委員会 第8号(1969/04/03、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、ただいま議題になっております所得税法それから租税特別措置法の改正案につきまして、その前提となる基本的な問題について一、二質問いたしたいと思います。  いま、現在の日本経済は、大蔵大臣もよく御存じのとおり、いわゆる大型景気、いざなぎ景気と呼ばれております。一体、これは健全なものかどうか。大蔵大臣は、私は新聞で拝見したのですが、今後、成長率については、実質二けた的な、つまり一〇%程度の成長率を実現していきたい、こういう話をされて、また、総理もそういうようなことを述べておると伝えられているのですけれども、そうした高成長率、これが特に昭和四十一年ごろからそうした実質において二けた……

第61回国会 大蔵委員会 第9号(1969/04/04、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ただいまの御答弁ですね、これは私きのう問題にしたんですが、それだからこそ、安定成長をしていくためには、国民総生産の構成比が問題になると思うんですよ。構成比を問題にしないで、ただ成長率だけを問題にしたのでは、私は行き過ぎが出てくるのじゃないかと思うんです、大臣の言われるような安定成長の中には。そこで、個人消費割合と民間設備投資と政府財貨サービス購入。さらに、それには、在庫投資、住宅投資。それから貿易の出超がありますね。国際収支のバランスをとることが安定成長の一つの前提になると思うんですよ。いままでは、実質一〇%成長、そのことばかり言っているんでしょう。それがまた……

第61回国会 大蔵委員会 第10号(1969/04/15、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。さっき松井さんから南アの産金についてお話がありましたが、この際ついでに伺っておきたいのですが、昨年、南アフリカ共和国が、手持ち外貨が枯渇しまして、それを調達するためにIMFや各国の中央銀行に金購入の意思があるかどうかしきりに打診した。ところが、昨年三月ワシントン会議の際に、七カ国の中央銀行の間で、南アが貨幣用金の売却を申し出てきてもそれに応じないという申し合わせができた。それは事実かどうか。  それと、IMFの理事会でも、IMFが南アの金を購入する義務はないということをアメリカが非常に強硬に主張したといわれているわけです。そうして、アメリカは、南アがどうしても金を売却……

第61回国会 大蔵委員会 第11号(1969/04/17、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。先ほど非常に重要な御答弁があったんですが、この際はっきり伺っておきたいんですが、共産圏は債権が相当あるわけですね。私、前に調べたことがあるんです、リファイナンスの問題に関連しましてね。そうしますと、これは共産圏を拘束することができないんですね、債権国会議は。そうしますと、これは去年ですか、対外債務総額二十三億六百万ドルのうち、共産圏は、十三億三千五百万ドル、総額の五七%を占めているわけですね。先ほどのお話では、共産圏は拘束できないんですが、リファイナンスの場合は、焦げつき債権を政府がこっちで日本政府が金を貸してやって肩がわりしてやるわけですよ、商社の焦げつき債権を。そ……

第61回国会 大蔵委員会 第12号(1969/04/22、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私、時間が二時間に限られておりますから、それで、こういう問題について御質問しますから、なるべく簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  まず最初に、ニクソンの国際収支特別声明とSDRとの関係、アメリカの国際収支とSDRとの関係、これは非常に密接な重大な関係があると思いますので、まずこの点について。  それからアメリカ国際収支の見通しについて。  第三は、アメリカ国際収支政策と日本のドル防衛協力。特に、この点につきましては、インドネシア援助、それからリファイナンスの問題、これを具体的に伺っておきます。  それから第四番目には、SDRの問題自体、流動性の過剰か不足かという問題がずい……

第61回国会 大蔵委員会 第13号(1969/05/06、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ぼくは一番最後に質問することになっておりますので、ただこの際ちょっと資料的なものなんですけれども、こういう計算がすぐできたら出してもらいたいと思います。これは衆議院のほうでだいぶ質問したから、おそらくこの数字はすぐ出せるのじゃないかと思うのですが、これは東京―大阪に限って計算してもらいたいのですが、第一は、一等、二等を廃止しない場合、現状どおりで、今度の運賃値上げをやったときの運賃、それと特別急行券、それに通行税がかかりますね、その場合に幾らになるかということ、それが一つですね。  それと、それから今度の改正によって一等が廃止されますが、その場合、特別急行券は……

第61回国会 大蔵委員会 第14号(1969/05/08、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 時間があまりないようですから、端的に伺いますが、この通行税法の改正案の一つは、一等と二等を廃止したことによりまして、それで通行税が二等にはかからないから、結局、特別車にかけるということが一つのねらいなんで、それから寝台の免税点を引き上げるということが二つのねらいなんですが、まず伺いたいのは、一等、二等の区分をなぜ廃止しなきゃならないか。運輸大臣に主として伺いますが、税法上ではこれからまだあとで大蔵省にお伺いしますが、なぜ一等、二等を廃止しなきゃならないのか、また廃止する必要があるのか、その理由を伺いたいと思います。
【次の発言】 いま伺いますと、実質的には同じなんですね。同じ車……

第61回国会 大蔵委員会 第15号(1969/05/09、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 これまでの質疑、答弁を総括しまして、締めくくりの質問として三点にしぼってこれから質疑をしてまいりたいと思います。  その第一は、通行税改正と税制との関係、それから運賃との関係、第二は、国鉄の旅客運賃引き上げと物価、財政との関係、第三番目は、国鉄運賃引き上げと国鉄財政再建について、大体この三点にしぼりましてこれから締めくくり的な質問を行ないたいと思います。  まず、第一は、通行税改正と税制全般の問題との関連、それから運賃との関係なんですが、そこで、通行税につきまして、これまで各委員がいろいろ質疑いたしましたが、結論として、各委員から、この際、通行税は、戦時税であるから、その発生の……

第61回国会 大蔵委員会 第21号(1969/06/17、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連しますが、法律できめれば、なにも直接一般会計へ入れないで、交付税特別会計というものに入れるというのでしょう。基本的な交付税の考え方からいって、特別会計に繰り入れるようなことにならぬと考えておるのじゃないと、こういうふうに答えられましたが、私は非常に政治的な含みを持っておるのじゃないかと思う。直接特別会計へ入れたくない。それは、財政硬直化との関係で、財政硬直化論が出てきたときに、地方交付税が財政硬直化の最大の原因だということを強調しているでしょう、大蔵省は。たとえば当然増のうちで、三・二%が交付税、交付税の次は人件費、それから公債、社会保障とかで、四十三年度予算を編成……

第61回国会 大蔵委員会 第23号(1969/06/24、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。それはいまのお話はよくわかりますよ、先へ与えておいて、あとにまた引くというのは。しかし、それについては、延びたんですから、法的な手続をやっぱりすべきじゃないですか。だって、六百九十億を貸し上げるという法律ですね。ところが、これはおくれてしまっているから、おくれたことに対するまた手続が必要ですよ。いまお話ししたことを裏づける法律的手続が必要なんですよね。だから、国会にはからずに行政的なペースだけでやるのはおかしいんですよ。やろうと思えばできるんですから。いま国会が開かれているんですから、そういうおくれたらおくれた手続を国会になぜ出さないのか。そうして、いま言われ……

第61回国会 大蔵委員会 第24号(1969/06/26、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、地方財政にとって非常に重要な役割りをしている交付税につきまして六百九十億貸し上げ措置を講ずること、これは四十三年度は四百五十億貸し上げをやりましたが、これは地方財政法第二条の二項、それから地交法の六条の三の二項の違反ではないかと思います。まず最初に、地方財政法第二条二項にこういうやり方は違反するのじゃないか。どうも、自治省は、もう少し地方自治の憲法に基づく基本的な立場に立って――これは重大な問題なんです、交付税の貸し上げ問題はですよ。もっとしっかりした、一番基本法は憲法、それから自治法、地財法、交付税法、こういう基本的な立場に立って問題を考え、大蔵省と折衝しなければならぬ……

第61回国会 大蔵委員会 第25号(1969/07/01、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。失効解約の保険料のほうをこの際やっぱりお聞きしておいたほうが順序がいいと思いますので、それを……。
【次の発言】 ちょっと関連して。いまの戸田さんの質問に関連しまして、継続率をよくするための努力目標は八〇%、これを目標にして努力している、そういう指導をしているというお話がありましたが、それと同時に、もう一つ募集制度の近代化のほうですね。つまり、外務員制度の改善に関してですけれども、四十年の保険審議会で募集制度の近代化を答申して、そうして、先ほど御答弁がありましたように、生命保険の外務員の現状は、八割くらいは家庭の主婦で、ほとんどパートタイムで、専業の外務員はあまりおら……

第61回国会 大蔵委員会 第30号(1969/07/15、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。いまのお話を伺いますと、財政収入をあげる立場というものとは全然違った次元だとおっしゃいますが、これは歴史的経過から見まして、占領中に駐留軍が徴税の督励をしたんですね、御承知のように。あのころから推計課税が問題になって、ずいぶん国会でも問題になりましたよ、あのころ。池田さんの大蔵大臣のころ、それは絶対にやらぬと、そういうことはよくないことだと、そういう経過もあるんですね。ですから、そういう歴史的経過から見まして、財政収入をあげるそういう次元と違うとおっしゃいますけれども、私は、はっきり違うということにはならぬで、実際にはこういうものがあって、ある程度の税収が落ち……

第61回国会 大蔵委員会 第31号(1969/07/17、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。不服申し立て事案の内容ですね、これは審査請求事案で見て、これまでわれわれの聞くところによると、法令の解釈に関するものはわりあいに少ないと。しかし、事案認定をめぐるものや推計課税に関するものは非常に多いといわれるわけですね。ですから、それを統計的にひとつ数字でこれまでの傾向を参考のためにお示し願いたいんです。そうすれば、いま松井さんが御質問のように、推計課税に関するものが非常に多いということになると、こういう事案が多くなるのは推計課税が多いというなら、そういう申し立てを少なくする上にも、これをかなりはっきりさしちゃったほうがいいのじゃないですか。

第63回国会 大蔵委員会 閉会後第2号(1970/09/10、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、四十六年度予算の概算要求締め切りがもう過ぎまして、四十六年度予算の編成の過程に入ったわけですけれども、それに関連しまして、予算編成の前提の経済情勢ですね、あるいは景気情勢、そういう点と、それから税制の問題等について、大蔵大臣に質問したかったのですけれども、大蔵大臣は病気のため出られないということですから、あらためてまた次の機会に大蔵大臣に質問したいと思いますが、その前提として事務当局に尋ねたいことがあるわけです。これはかなり具体的に計数的に聞きますから、具体的に答えてもらいたいと思います。  私はなぜこれからこういう質問をするかといいますと、ずっと前から問題なんですけれど……

第63回国会 大蔵委員会 閉会後第3号(1970/11/09、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、まず経済企画庁長官に質問いたしますが、大体質問の焦点は二つ、物価問題と経済成長のネックの問題と二つにしぼって質問いたしたいと思います。  その前に、企画庁長官に警告を発しなきゃならぬと思うのですがね。物価がこんなに予想外に上がっていまして、国民は物価高に非常に苦しんでいる。台所を苦しめている。したがって、国会では、前から、企画庁長官を呼んで、どうして物価がこんなに上がるのか、今後一体どういう物価対策を講ずるのか、これを非常に心配しているわけなんです。再三出席を要求しても出てこないというのは、どういうことなんですか。国会軽視もはなはだしいものだと思う。私は、委員長におかれま……

第63回国会 大蔵委員会 閉会後第4号(1970/11/17、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 どなたからお答えいただいたらいいのかわかりませんが、四十五年度の補正予算ですね、これはいつお出しになりますか。
【次の発言】 この臨時国会にどうして出さないのですか。それじゃ公務員の給与の支払いはどうするのですか。二月ごろに出すなんというのはおかしいじゃないですか。
【次の発言】 それは技術的には支障がなくても、そんなことは私は財政法からいって許さるべきじゃないと思うんですよ。昨年の例もあると言うけれども、昨年は例になりませんよ。昨年は一応補正は組んだんでしょう。昨年はこの給与関係でどういう補正を組みましたか、それを述べてください。なぜことしは組まないのですか。

第63回国会 大蔵委員会 第5号(1970/03/05、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 日本銀行総裁にお忙しいところを時間を都合していただきまして、あまり出席時間がないようですから、ひとつ端的に伺いたいと思います。  昨年九月一日からいわゆる日歩の公定歩合を年利に改めたわけですね、日銀も。いままで、日銀の金融政策は、大体国際収支の調整と景気調整等であったのですが、今度卸売り物価が急に上がって、物価安定のための公定歩合の引き上げだと、こら言われているわけです。その他、設備投資が相当行き過ぎて、設備投資をある程度その伸び率を抑制するとか、あるいは、鉱工業生産の伸び率、日銀券の伸び率等、かなり異常と見られるような伸び率を示しておったので、その抑制のために公定歩合を引き上……

第63回国会 大蔵委員会 第6号(1970/03/10、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 いまのに関連しまして、審判官の資格は、七十九条で政令で定めるんですね。いまお話を聞きますと、審判官の地位それから保障についてかなり重要視していると思う。そうしたら、これを特別職にできないものか。そうして、その資格は、そういう身分保障に関するような事項は、政令じゃなくて、法律で定めるようにできないものかどうか。ただいまのようなお話を聞きますと、非常に重要な地位にあるわけです。そんなに重要視するなら、特別職にして、そして身分保障に関する事項は法律できめたらどうか、そう思うわけですよ。言われることとそれからいまの実態とがあまりそぐわないと思うんですがね。

第63回国会 大蔵委員会 第7号(1970/03/12、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、最近の金融政策とそれから円の切り上げ問題について質問したいと思います。この前日本銀行総裁に質問したのですけれども、通貨当局、金融当局としての答弁があったようですが、大蔵大臣としてはどういうふうに考えられているか、質問いたしたいのであります。  その前に、いま戸田君から預金金利の問題について質問があったのですが、前に大蔵大臣は、物価対策と関連して、物価の安定のめどは、貯蓄を害さない、貯蓄に悪い影響を及ぼさない範囲、こういうことを言われたことがありますね。そうすると、おのずからわかってくるのじゃないですか、限度が。どのくらいか、貯蓄に影響を及ぼさないのは。四十五年度の消費者物……

第63回国会 大蔵委員会 第8号(1970/03/17、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 それでは、国税通則法のこの改正についての質問を中心に大臣にお尋ねしたいのですが、その前に、一つだけ、この前、戸田委員が大蔵大臣に入場税について質問しましたが、その際の大蔵大臣の答弁では、これはあまりに無責任だと思う。  この前は、大蔵大臣は、私に、はっきりと、四十五年度でこの問題については前向きに処理するということを言われた。約束されたんですよ。ですから、もし今度のこの国会でできないなら、次にはどうするぐらいのことを具体的にあなた言わないと、これは無責任だと思う。それで、最近、大蔵大臣は無責任が非常に多いんです。たとえば交付税の借り上げについても、それは四十四年度でああいうこと……

第63回国会 大蔵委員会 第9号(1970/03/19、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 この国税通則法の一部を改正する法律案につきましては、特に国税不服審判所の設置をめぐって衆参両院でこれまで非常に多くの質疑がすでに行なわれてきたわけです。それで私もこの間一部質問したのですが、全体をいま検討してみまして、国税不服審判所を設けて、そうしてはたして納税者の権利がほんとうにいままでよりも救済されるのかどうかにつきまして、私は非常に疑問を持つに至ったわけです。一体どれだけのメリットがあるのか、そこを最後の詰めとして、私の質問として――まだほかに社会党としても質問は残っておりますが、私の一応の詰めとしまして、どれだけのメリットがあるのかをはっきりさせたいわけなんです。  そ……

第63回国会 大蔵委員会 第14号(1970/04/07、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっとその問題に関連して。いまの焦げつきとか、あるいはまた繰り延べ、リファイナンスは、海外経済協力基金関係が主なるものですか。
【次の発言】 それで、いまのケースですね、それはどういうところからのあれですか。貸し付けなんですか、ブラジルとかインドとか、そういうものについて。
【次の発言】 それは、対民間との関係では、輸出保険の対象になるんですか、みんな。
【次の発言】 その場合に、前にインドネシアの例がありましたが、リファイナンスの協定がありまして、それで輸出保険特別会計ですかに対して一般会計から繰り入れたんですよ。相当に繰り入れまして、結局、回り回ってそれが焦げつき債権のし……

第63回国会 大蔵委員会 第15号(1970/04/09、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、日本開発銀行法の改正案について質問いたしたいと思うのですけれども、この改正案は、開発銀行の借り入れ及び債券発行の限度を自己資本の五倍から六倍に引き上げるという簡単な法律案です。しかし、私は、これを機会に、これまでなかなか質疑する機会がなかったのでありますが、いわゆる政策金融について開発銀行は非常に重要な役割りを演じているわけでありますから、この際、政策金融についてひとつ質問をしておきたいと思います。それで、大体三点ですがね、質問の要点は。一つは、金融再編成が進められてまいっておるのですが、金融再編成とこの政策金融との関係ですね。それから第二は、政策金融の実態が現在どういう……

第63回国会 大蔵委員会 第18号(1970/04/17、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。この重油脱硫減税制度の問題ですが、これはこういう制度を設けましても、硫黄分の多い重油を輸入したのでは意味ないので、これはどうなんでしょうか、硫黄分の少ない重油、たとえばソ連なんかのものは少ないのだそうですね。そっちのものを多く輸入すれば問題が解決するのじゃないのですか。どうもその点がよくわからないですね。アメリカのほうの、あるいはまた、硫黄分の多い重油を輸入するからこういう減免制度が必要になってくるのであって、もしもソ連のほうの硫黄分の少ない重油を輸入すればこういう制度を必要としないのではないかというふうに考えるのですが、どうなんですか。

第63回国会 大蔵委員会 第20号(1970/04/24、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、税金と物価との関係を中心に質問いたしたいと思います。  まず、二十二日の物価対策閣僚協議会で、大蔵大臣もこの協議会の一員ではないかと思うのですが、私は新聞で見たんですが、具体的な物価対策として、まず、ケネディ・ラウンドによる関税の引き下げの時期を九カ月ないし一年繰り上げる、それからもう一つは、自由化されていない物資については国内消費の二%程度の輸入を認める、こういう具体策を出されました。これはかなり思い切った措置だと思うのだけれども、しかし、この実効について非常に問題があると思うのです。  まず、関税を引き下げた場合に、新聞等でも批判されていますが、はたして小売り段階まで……

第63回国会 大蔵委員会 第21号(1970/04/28、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連して。税金と物価との関係はいろいろ私も考えて、非常にむずかしい関係になっていると思うのです。一ころと非常に違ってきているんじゃないかと思うですね。たとえばたばこですね。昔は、たばこの値上げをすると、値上げ率がかなり大きい場合、売れ行きが減ったものですわね。そこで、大体どの程度値上げしたら売れ行きが減らないか、どの程度値上げしたらたばこの消費を節約ができるか、判定がついたと思うんですよ。最近では、実際問題として、値上げするでしょう。そうすると、新しいたばこのほうが売れ行きがいいというような状況ですね。ですから、その点は昔とかなり違ってきているんじゃないかと思うのですね。いわゆ……

第63回国会 予算委員会 第3号(1970/03/03、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して……。
【次の発言】 関連です。
【次の発言】 いまの総理大臣の、予算修正権につきましては、ただ、国会に修正権があると思うというだけではなくて、これは過去にはっきりした記録があるわけです。昭和二十三年二月二十六日の両院法規委員会におきまして、「予算についての国会の増額修正権に関する憲法の解釈は、左のごとく決定するよう両議院に処置せられたい。」、そういう「要旨」がありまして、そして、「国会は予算の増減または予算費目の追加もしくは削除等すべて内閣の提出した予算に関して最終かつ完全な権限を有する。」、こういう決定があるわけです、国会に。ですから、この際、修正権が問題に……

第63回国会 予算委員会 第6号(1970/03/24、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、昭和四十五年度予算に関連する財政経済問題について質問をいたします。  焦点を、物価、税金、防衛費及び社会保障費の三点にしぼって、総理大臣及び関係大臣に質問いたしたいと思うのであります。  まず、物価問題から質問を始めますが、それに先だって、大蔵大臣に……。  昨年度、大蔵委員会で、大蔵大臣は、入場税の問題につきまして、四十五年度に前向きで――これはまあわれわれ、廃止の方向で処理してくれ、こういう要求だったんですよ。四十五年度に前向きに処理すると、こういう御答弁だったんですが、何ら処理がされておらない。これに対して、どういうお考えであるか、お伺いしておきたいと思うんです。

第63回国会 予算委員会 第8号(1970/03/26、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連質問。関連ですから簡単に質問いたします。詳しくは一般質問あるいは分科会でいたしますが、この自主防衛の限界につきましては五原則を出されて、あとで訂正されましたね。国力国情に応じてということについては、GNPがどんどん大きくなればそれに応じていけば防衛費も膨大になる。だから必要に応じてというふうに訂正されましたね。しかし防衛庁長官もそれから総理大臣もそうですが、日本の自主防衛を考える場合、何か日本の政府の考えでほんとうに自主的に防衛ができる、また防衛力を組織できるように説明されております。しかし、それには限界があるのです。MSA協定との関係が全然触れていない。この間、私もちょっ……

第63回国会 予算委員会 第18号(1970/04/10、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、総括質問で物価問題を中心に質疑を行ないましたが、その後発表されました本年二月の全国消費物価指数及び本年三月の東京都区部消費物価指数を前年同月に比べまして、それぞれ八%ないし八・五%の大幅の上昇を示しまして、物価問題はいよいよ重大化するに至りましたので、さらに引き続いて物価問題について政府の所信をただしますとともに、一日も早く政府をして物価安定の具体策を実行せしめたいと思うわけであります。  まず、経済企画庁長官に伺います。四十四年度の消費物価指数の上昇率及び物価指数はどういうふうになりましたか。
【次の発言】 六・四ですと、物価指数としてはどのくらいになるのですか。

第63回国会 予算委員会 第21号(1970/04/16、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連ですから簡単に一つ質問しますが、池田内閣のときに、ぼくはだいぶ論戦やったんですが、卸売り物価が本来なら下がるべきものが下がらない。そこが問題であるということが問題だった。というのは、非常に生産性が上がりますね、総理も言われておりますが、生産性が非常に上がって、コストが下がった企業においては、非常に利潤が多くなるんだから、物価値下がりのほうにこれを振り向けるべきであるということを財界に要請されておりますが、ですから当時、山際日銀総裁も卸売り物価が安定していることが問題なんだ、卸売り物価が下がらないことが問題だ。安定しているんじゃなくて、下がらなくちゃいけないというんです、生産……

第64回国会 大蔵委員会 第2号(1970/12/17、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 日本と中国との国交回復が重要な課題となっているおりからでございますので、日中貿易につきまして現在緊急に解決を迫られている三つの問題につきまして大蔵大臣に質問いたしたいと思うのであります。  第一はケネディラウンドと中国に対する関税差別の問題、第二は特恵関税の問題と中国貿易との関係、第三はいわゆる覚え書き貿易につきまして、この三つについて質問いたしたいのであります。  個々の質問に入る前に、大蔵大臣は、日中国交回復及び日中貿易につきまして基本的にこういうお考えを持っているか、まずその点から伺いたいと思います。
【次の発言】 時間があまりありませんから、基本問題ばかりに時間を費やし……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/15、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 今度の国会は、いわゆる公害国会と言われておりますが、いわゆる産業公害の問題が審議の中心でありまして、したがって、これから質問したいと思いますが、物価公害はこの陰に隠れているようでございます。したがって、私はこの物価公害に重点を置いてこれから質問いたしたいと思うのです。私は物価問題は、やはり公害と見なして差しつかえないと、こう思っておりますが、そういう観点から御質問してまいりたいと思います。  まず、総理大臣に質問いたしたいのですが、総理大臣は六年前にですね、池田内閣にかわって政局を担当するにあたりまして、池田内閣の所得倍増政策を批判しながらも二つのことを国民に約束されております……

第65回国会 大蔵委員会 第3号(1971/02/05、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 二月四日の大蔵委員会での大蔵大臣の所信表明に関連しまして、若干質問をいたしたいと思います。  まず、第一に、最近の景気動向と景気対策について伺いたいのですが、大臣もちょっと所信表明で触れておりましたが、昨年の秋ごろから景気が落ち込んできていると。しかし、最近、財界なんかの発表を見ましても、落ち込みが予想よりはかなりきびしいような発表になっておりますけれども、この落ち込みについてどう考えられ、それからこれに対してどういう対策をあるいは金融面なり財政面なりで考えられておりますか。また、新聞等で、まだ四十六年度予算は成立しておりませんけれども、事前にかなり機動的な弾力的な対策もすでに……

第65回国会 大蔵委員会 第13号(1971/03/16、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連してちょっと伺いたいんですが、やっぱりここで、いまなぜ課税するかということにつきまして、入場税を最初課税するようになった歴史的経過から見て、非常にいろいろな情勢が変わってきていると思うんですよ。諸外国の例の参考資料もありますけれども、たとえば諸外国で音楽に課税しているところはほとんどないですよ。音楽にしているところはありませんよ、この例では。ただ、イタリアが、「映画館その他の公衆娯楽場、競馬及びスポーツ関係からの総収入金額」となっていて、音楽が含まれるのかもしれない。一体、入場税の対象となるのが、ぜいたくであるというような考えから、奢侈的というように考えて課税するのか、そこ……

第65回国会 大蔵委員会 第15号(1971/03/23、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、関税定率法等の一部を改正する法律案のうち、特恵関税関係について質問いたしたいと思います。  まず、第一に、改正案の第八条の二の二項なんですが、その中で、いわゆる希望条項というのがあるんですが、この希望条項について、これはどういう意味であるかを説明していただきたい。
【次の発言】 UNCTADですね、ここでは、結局、開発途上国と、それから特恵関税を供与するOECD参加国ですか、先進国ですね、この間で意見はまとまらなかったんでしょう。
【次の発言】 結局、この法律によりますと、特恵を与えてもらいたい国が希望を申し出ると、それに対して特恵を与える国が選択できるわけですね。希望を……

第65回国会 大蔵委員会 第17号(1971/03/26、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、税制改正について質問いたします。  第一点は、入場税ですが、大蔵大臣、大蔵大臣は入場税について前に私に非常に前向きな答弁をしたのですが、今度は、三十円の免税点を百円に引き上げる程度にとどめておるのですけれども、これは前の大蔵大臣の発言からいって、失礼じゃないかと思うくらい、侮辱されているようですよ、これは。大蔵大臣、どうしてこんな程度の入場税の免税点の引き上げにとどめたんですか。非常に不満ですよ。衆議院では千円に引き上げろという修正案が出たようであります。少なくとも千円に引き上げられないかどうか。それからもし、これで間に合わなければ、今後もっと――前に大蔵大臣は約束してい……

第65回国会 大蔵委員会 第20号(1971/05/18、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 四点伺いたいのですが、その第一点は、この過剰米処理につきましては、過剰米処理に関する検討会というんですか、民間の学識経験者の参集を求めた過剰米処理に関する検討会、そこの報告が出されて、それに基づいてこの処理を行なうということになっているようですね。そこで、この過剰米処理に関する検討会の報告書の一部を見たんですけれども、それによると、とにかく過剰米処理について巨額の損失が出ると。四十六年だけで千八百億ですか。それで、全体で六千億ぐらいの損失が見込まれるということになっている。その処理が問題なんですけれどもね。そこで、「巨額の財政負担を要するので、今後は新たな過剰を発生させないよう……

第65回国会 大蔵委員会 第21号(1971/05/20、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、大蔵当局に伺いたいのですが、いまの外貨準備ですね、いまどのくらいで、今後の見通しはどうか、こういう点をまず……。
【次の発言】 今後の見通しはどうですか。
【次の発言】 正確な見通しを聞くわけじゃないですけれども、それは、結局、円投機をどの程度防止できるかとか、そういう今後の円投機防止対策がどの程度効果があるかによりますけれども、しかし、六十五億ドルよりふえないという見通しはないでしょう。ですから、どの程度、七十億ドル台になるかですね。この調子でいけば、あとでこの円投機について伺いたいんですけれども、そう簡単にこのままの増加を阻止することは困難ではないかと、こう思うんです……

第65回国会 大蔵委員会 第23号(1971/05/24、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 四十六年度予算の編成にあたりまして、この自動車重量税法案によりましていわゆる自動車新税が決定されたわけです。この決定に至る経過におきましても、また、その内容におきましても、きわめて多くの問題が伏在しているわけです。したがって、賛成反対にかかわらず、この法案につきましては慎重審議しなければならないはずだと思うんです。衆議院では三十四時間ぐらい審議しております。ところが、参議院に回ってきましてまだ二、三時間ぐらいしか――一日でしょう、審議したのは。それできょう上げろと、こんな不見識はないと思うんですよ。それで、私に割り当てられた時間は、社会党九十分で、私は六十分です。これ全体は、初……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/03/02、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 昨日、日中覚え書き貿易のコミュニケと取りきめが行なわれました。この問題は、目下の非常に重要問題でございますが、これに対する質疑は、同僚議員に譲りまして、私は、財政経済問題に集中して質問をいたしたいと思うのであります。  まず総理大臣にお伺いいたしますが、佐藤内閣の財政経済政策の基本は何であるかということを、あらためてこの際、伺っておきたいと思うのであります。
【次の発言】 もう一つ、佐藤内閣の財政経済政策の基本がいわゆる人間尊重、つまり具体的には社会開発にあったと、こう思いますが、いかがですか。
【次の発言】 その社会開発のほうも安定成長と同じように、これは実現できなかったそう……

第65回国会 予算委員会 第6号(1971/03/03、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと、関連、簡単に。機密を、軍機を保護するための法律を制定するような意思はありませんか。

第65回国会 予算委員会 第14号(1971/03/15、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。  長官に伺いますが、今後のやはり課題としましても、PPBSですね、この作業は防衛庁ではおやりになっているかですね。いまの防衛費の支出による乗数効果、あるいは公共事業費による乗数効果ですね、そういうことはPPBSでやるべきであって、たとえば一千億の財政支出を公共事業費に使ったとき、あるいは防衛費に使ったとき、あるいは防衛費の中でも、いろんな兵器によっていろいろまた違いますね。そういうために、前にアメリカでマクナマラですか、氏が使用したPPBSの問題が起こってきたわけです。最近では、アメリカが、単に防衛費だけではなく、全体の政府支出におきましてPPBS作業をかな……

第65回国会 予算委員会 第18号(1971/03/19、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 関連。第四次防の関係ですが、その内容についてはいま検討中と言われましたから、検討されて煮詰まったところでわれわれ拝見していくようにしたいと思うんです。しかし、いままで防衛庁長官は、大体予算としまして五カ年五兆八千億という構想を打ち出しているわけです。そうしますと、一カ年一兆一千六百億でしょう。いま審議しているこの防衛費は六千七百九億ですよね。大体倍ぐらいになる。もしこのまま平均的にいくならば、来年倍ぐらいになります。ですから、来年からは第四次防衛計画が発足するとすれば、ものすごく防衛費がふえるわけです。したがって、もうこの予算が組まれちゃってからわれわれ審議したのでは、いつでも……

第65回国会 予算委員会 第19号(1971/03/20、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私はまず、身体障害者の定期刊行物の郵便料金につきまして、去る三月二日の本委員会の総括質問で――今度の郵便法改正によりましてまた非常に郵便料金が上がるわけです。御承知のように、昭和四十一年までは身体障害者の定期刊行物に対する郵便料金は第五種がありまして、五十グラム十円、百グラム二十円になっておったのですね。それが四十一年の改正によりまして第五種がなくなり、第一種となって五十グラム十円が二十五円となり、それから百グラム二十円が三十五円になったというのですね。今度の改正で、今度は五十グラムが四十円となるわけです。百グラムが五十五円となるのですね。四十一年の五十グラムですと四倍になっち……



各種会議発言一覧(参議院)

1期(1947/04/20〜)

第1回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1947/11/18、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(木村禧八郎君) これより予算第二分科会を開会いたします。本分科に付託されました議案は、昭和二十二年度一般会計予算補正第七号、昭和二十二年度一般会計予算補正第八号及び昭和二十二年度特別会計予算補正特第三号中、外務省、文部省、厚生省及び勞働省の所管であります。本日は厚生省及び勞働省から順次提案理由をお伺いすることにいたします。
【次の発言】 これより厚生省及び労働省の所管に関する質疑に入ります。速記を止めて……。    午前十一時六分速記中止
【次の発言】 速記を始めて……、本日はこれにて散会いたします。    午後零時三十五分散会  出席者は左の通り。    主査      木村禧八郎君……

第1回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1947/11/19、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(木村禧八郎君) それではこれより第二分科會を開會いたします。本日は補正豫算の中の、文部省及び外務省所管に關する補正確算の提案理由をお伺いするごとになつております。それから尚明日午前中だけ質疑をいたしまして、明日はそれでもうこの分科會は終りになるのであります。從つて明日はどの省に御質問するかということを、後で一應大臣或いは所管の局長、そういう人の御要求を出しておいて頂きたいと思います。  取り敢ず文部大臣が見えておりますから、文部大臣から提案理由の御説明を聞きたいと思います。
【次の発言】 これより文部大臣に對する御質疑をして頂きます。服部さん。

第1回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1947/11/24、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(木村禧八郎君) それでは前回に引続き第二分科会を開きます。他に御質疑はございませんですか。
【次の発言】 來ております。
【次の発言】 それでは質疑は終了したものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、討論に入りたいと思います。
【次の発言】 本分科会に付託された議案全部を一括して議題に供します。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 討論のことならば結構です。
【次の発言】 河野委員。
【次の発言】 承知いたしましました。服部委員にお諮りいたします……
【次の発言】 外に御発言もないようでありますから、討論は終結と認めて御異議ありませんか。

第1回国会 予算委員会徴税機関の予算調査に関する小委員会 第1号(1947/11/10、1期、日本社会党)【議会役職】

○委員長(木村禧八郎君) 只今御指名によりまして私が小委員長に決定いたしました。本日はこれを以つて散会いたします。    午前十時三十分散会  出席者は左の通り。    委員長     木村禧八郎君    委員            鈴木 安孝君            木内 四郎君            小畑 哲夫君            岡部  常君            岡本 愛祐君            河野 正夫君            川上  嘉君

第2回国会 財政及び金融・商業連合委員会 第2号(1948/06/08、1期、日本社会党)

○木村禧八郎君 貿易長官に伺いたいのですが、只今油井委員の御質問に対して、二億ヤールくらいのものはランニング・ストックと考えるということでありますが、政府はいわゆる滞貨綿と言つておりますが、これを放出して購買力を吸収する、そのために関係方面に懇請しておるというお話でしたが、今貿易長官のお話によりますと、この程度の滞貨というものは今後貿易をやつて行く上に必要なものであるということでありますから、これを國内に放出することはまあ不適当である、そういうふうにお考えでございましようか。
【次の発言】 そうすると、一億七、八千万ヤール出しますと、大雜把でよろしいですが、金額にしてどのくらい吸収し得られます……

第2回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1948/07/04、1期、日本社会党)【議会役職】

○主査(木村禧八郎君) 只今より予算委員会第二分科会を開会いたします。御質問のある方は御質問を願います。
【次の発言】 本会議の都合によりちよつと休憩いたして御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは暫時休憩いたします。    二時二十八分休憩
【次の発言】 これより再会いたします。速記を止めて。
【次の発言】 速記を始めて。湾野正夫君  仮想を言うのも変であるが、軍事公債利拂の特別法案が通らないとき、文部省所管の内五億円をここより補てんしているが、不成立となつても新経費を文部省として得られるよう努力されているかどうか。
【次の発言】 他に御発言ぱございませんか。別に御発言もないようであり……

第3回国会 大蔵委員会金融制度改革に関する小委員会 第1号(1948/11/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 ちよつと一つお尋ねしたいのですが、財政と金融の分離の問題ですが、只今お話伺つておりますと、財政と金融を分離しなければならない事情につきまして、例えば市中銀行へ集つた蓄積資金の中で、公債を発行して、その公債の強制引受のような形で公債を持たさせる、それらは市中銀行は自分で作つた資金で消化されますから、そういう意味で市中銀行などではバンキング・ボードに強い力を與えてそうして市中銀行の蓄積資金に公債を組み込まないようにする、そういうことをまあ希望する、そういう行き方が一つの財政と金融の行き方だと思いますが、もう一つ、今の日本の差迫つての、又現在の問題として財政と金融を分難しなければなら……

第4回国会 大蔵・人事・労働連合委員会 第5号(1948/12/21、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 その前に議事進行について……、実は衆議院の方では政府原案が提出することが否決されて野党案が委員会で一應採決に入るという方向に行つているわけですね、その場合に、我々がここで、政府案を審議する、そうして最後には速かに御協賛あらんことをとありますが、衆議院でそういうふうになつていればこちらで一應政府案を研究するという参考のためにするならば、私は無論異議がございませんが、この政府修正案を若しこちらで審議して衆議院から又野党案が出て來た場合に、それとの釣合いをどういたしますか、その点委員長はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 只今のように野党側のあれもあつて参考になるように一つ御……

第5回国会 運輸・大蔵連合委員会 第1号(1949/05/28、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 ちよつと資料のことで、衆議院でこうした修正案が出ておるそうですが、私はその修正案を手に入れてありませんが……
【次の発言】 只今の小川委員の御質問に関連いたしましてですが、その御答弁を聽きますと、交付公債で代金を支拂つて行くということが、この法案の非常な特徴であり、國有財産法の適用を除外しているというお話だつたのですが、この國有鉄道を拂下げる目的は一体どこにあるのか、お伺いしたいのです。先程お伺いしますと、戰時中に私鉄の買收に適用しないで、戰時立法によつて買收したから拂下げるのだと言う。それだつたら、外に戰時中にそういうことによつて買收したものは鉄道ばかりじやなく、沢山あるわけ……

第5回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第2号(1949/04/14、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 今提案されております地方配付税の配付率の変更は、これはいわゆる地方自治それから地方財政との根本的な問題をやはり含んでおると思うのです。そこで木村國務大臣にお伺いしたいことは、先程のお話では、大体配付税制度というものは実はなくして行きたい、そういうような御答弁になつておつたと思うのですが、一体日本の最近の地方自治について、財政面からこれを独立さして行くということは困難ではないか、原則としては日本自体がこういう狹い國において地方を分割して、財政用に地方々々を独立さして行くということは困難である。ところが今度の改正案に見受けられるところは、現実に段々配付説は減らして行つて、そうして地……

第5回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1949/04/19、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 大藏省の銀行局の方いらつしやいますか。(「政府の頭脳を全部集めて呉れと言つたのだから」「大藏省も政府だろう」と呼ぶ者あり)日本銀行法の改正に関する質問をしたいと思うのですが、おりませんですか。
【次の発言】 それでは一應……
【次の発言】 人事院の方いらつしやいますか。六千三百七円ベースを支給した後、その状況についての調べはございますか。
【次の発言】 何月現在においてどうなつておるか、その実施状況です。例えば果して六千三百七円支給しておるかどうか。
【次の発言】 もう併し大体出ておるのじやありませんか。実際は六千三百七円より以下であるのじやありませんか。それは昨年十二月一日現……

第6回国会 経済安定・大蔵・通商産業連合委員会 第2号(1949/11/26、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 安本長官にお伺いいたします。先程皆さんからも御質問があつたのですが、非常に重要な点が政令に讓つてあるので、具体的な質問ができないのが残念ですが、それでただ一点、非常に重要な点だと思われるので、その点についてお尋ねしたいのです。それはこの法案が、国際通貨基金に加入することを前提として作られた、そうして第七條はそれを予定して、この條文を作つてあるというお話だつたのですが、そこで先程和田委員のお話がありましたが、日本の爲替相場の維持の方法として、国内的な生産以外に、国際通貨基金に加入する、こういう方法において、日本の爲替相場を維持し、安定させるということが、一つの非常に重要な政策にな……

第6回国会 経済安定・大蔵・通商産業連合委員会 第3号(1949/11/28、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 それに関連して質問を一つ通産大臣にお尋ねしたいのでありますが、只今小畑さんから通産大臣に対して、今後の日本経済の構成とかあり方について御質問があつたのですが、大体そのプライス・フアンクシヨンによつて産業構成なり、そういうものを決めて行く、こういうようなお話であつたのですが、これはまあ非常にこの前の委員会でもお尋ねしたのですが、これ迄の政策の重点で非常に重要な問題だと思うのです。そこでお伺いしたいのですが、プライス・フアンクシヨンによつて日本経済の今後をやつて、という場合に為替管理とか為替を集中するとか、それから只今の政府委員が御答弁になつたように重要産業について特に為替をこれを……

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第1号(1949/12/21、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 今提案理由の御説明がありましたが、その最後の方で、「特に日本国有鉄道の職員につきましては、この措置により公定企業体仲裁委員会の裁定の一部履行の義務を果すことと相成るものと考えております。」この提案理由によりますと、国鉄の職員に対するこの措置は裁定の一部履行、そういうふうに解しておるわけですか。
【次の発言】 それでは伺いますが、この裁定の一部履行は、この裁定書によりますとこうなつておるのでありますが、「賃金ベースの改訂は差当り行わないが、少くとも経理上の都合により職員が受けた待遇の切下げは是正されなければならない。」となつているのです。そうしますと、国鉄の裁定に基いて支給する場……

第7回国会 大蔵・人事連合委員会 第2号(1949/12/22、1期、無所属懇談会)

○木村禧八郎君 提案理由について昨日御答弁願つたのですが、それではまだ納得行かないのでありまして、それについては運輸大臣から改めて御答弁があるというお話でありますから、後にそれは残しまして、別の問題について質問したいと思います。  先ず第一にこういう臨時年末手当というような形で給與を支給しないで、給與ベースの改訂、そういう形で給與を支給するのが、これまで折角新らしい給與休系を作つた趣旨に副うものと思うのです。どういうわけでこういう臨時的な手当、そういう形で給與を支給することになりましたか、その事情を御説明願いたいのですが。
【次の発言】 それではこの年末手当の支給は今回だけである、今後はこうい……

第7回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第3号(1950/04/12、1期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この附加価値税についてちよつと御質問したいのですが、先程御答弁がありましたが附加価値税については取引高税的な面があるわけですな。取引高税の場合には、あれははつきりと消費者に転嫁できる。こういう建前になつておる。転嫁できるかできないかはこれはその景気によつても違うでしようが、若しか附加価値税になつた場合転嫁の仕方が取引高税の場合と違つて来るのじやないかと思うのですが、この点はどういうふうに御研究になつたか。我々の考えですと附加価値税は大体において給料とか賃金とかそういうものにかかるわけですね。その計算上総收入から他に支拂つた代金を引いて、その残りにかかるとするとですね。我々の考え……


2期(1950/06/04〜)

第8回国会 大蔵委員会租税行政に関する小委員会 閉会後第2号(1950/10/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この補正の税制改正は二十六年度予算にそのまま適用するつもりでいらつしやるのですか。
【次の発言】 そうしますと、今交付金が殖えると減税の方の所得税或いはその他の税の方ですね、それを変えなければならん。ですからやはり二十六年度からそういう変えた形になつて行くのですか。
【次の発言】 今申しました補正の問題ですが、補正予算において今平衡交付金を殖やす場合に予定の税の体制が変る。その変つたのを又二十六年度にそのまま適用するのかどうか、お伺いします。
【次の発言】 それから酒税と税率について具体的に内容をお話願いませんか。
【次の発言】 シヤウプ勧告によりますと、金額の少いものを減税し……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 総理大臣に若干御質問申上げたいのでありますが、この首相の施政演説におきまして、地方税法案は前国会で不成立となつた事情を十分考慮し、その後の事情の変化に即応し、且つ各方面の意見を尊重し、可能な範囲で必要な修正を加え再び本国会に提出する、こういうふうにお述べになつております。このうち、不成立となつた事情を十分考慮する、或いは可能な範囲で、各方面の意見を十分尊重したと、こういう点については岡田議員から只今質疑がございましたから、又重複いたしますのでくどく御質問申上げませんが、ただその点について一点、総理はこの前に不成立になつた事情について、只今御説明がありましたが、誤解されておるのじ……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第2号(1950/07/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 岡野国務大臣に若干御質問したいのでありますが、先ずお聽きしたいことは、地方財政或いは地方税制、この問題は、統合予算とか総合的な税制、そういう立場から国務大臣はお考えになつていると思うのですが、この点に関する先ず御所見を伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今後若し一般会計予算或いはその特別会計予算、そういう地方財政以外の方面において、その変化が生じた場合、やはり地方財政或いは地方税制についても、それは考慮されろ必要があると思うのですが、その点ではどうですか。
【次の発言】 そういたしますと、これは前は本多国務大臣が担当されておりましたが、今度は岡野国務大臣……

第8回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 一点だけお伺いしておきたいのですが、今度附加価値税の代りに、事業税の改正という形で出されておる税につきまして、先程来の政府或いは又大臣の説明でも、附加価値税は流通税であつて、返還が困難だから事業税の改正という形で出した。これが大きな理由になつているようですか、この附加価値税の性格については、前の国会でも伺つたわけですが、大臣の答弁は、政府は流通税というふうに規定しているのですね、それでよろしいのですか、事務当局の考えを伺いたいのです。附加価値税は取引高税のように流通税なのかどうか、この点はつきり一つ伺つておきたいのです。

第8回国会 予算・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二、三点御質問申上げたいのですが、先程のお話で、総裁は長期資金として見返資金、預金部資金を……、銀飯ですか、これを大いに使えということを強調されたのです。それは同感なんでありますが、これが又なかなか出ない。実際において出ないということにつきましては、私は総裁においても相当責任があるのではないかと思います。それは二十四年度におきまして、旧債務億還をするということが問題であつたと思うのでありますが、二十四年度において財政の皺を金融に寄せるに当りまして、余りに安易に日本銀行としては皺を寄せ過ぎたのではないか、その結果が金融機関がオーバー・ローンという形に今日なつて来て、銀の経営内容は……

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今佐多君の質問に対しまして、北海道では開発事業規模その他が非常に大きいから、北海道ではできない、能力がない、そういう場合には、やはり国でやれ、この問題については私は二つ問題があると思うのです。増田長官の言われているのは、北海道の財政負担能力がない、それは財政力がないことは、負担能力のないことは明らかだと思うのです。ですからそういう場合には国の財政によつてやらなければならない。このことは明らかだと思う。それだから北海道に財政負担能力がないから国の費用を以て開発事業をやるということと、今度はその開発事業をやる制度、或いは行政、そういうものを国が直轄しなければならないということは又……

第12回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1951/11/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 松永君の質問に補足して、関連して、先ほど海外の、又はいろいろな外国の事情なんかと関係なくこの定員の縮減をお考えになつているということでありますが、御承知のように海外ではマーシヤル計画による対外援助の代償として各国ともみんな行政整理及びインフレ防止というものをこれが條件として要求されたのです。これはもう明らかなんです。どの文献を見ても、或いは日本においても、ドツジさんは直接には言いませんが、日本に対するアメリカ援助の代償としてそういうことを要求されていることは明らかでございます。殊に今度は対日援助がなくなりますけれども、今度は援助がなくなつた上に日本では防衛分担金とか、今度は逆に……

第12回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/11/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 岩木さんの質問に対して大蔵大臣は赤字補填としての繋ぎ融資というお話でしたが、これは繋ぎ融資と言えば短期の融資でありますから、例えば明年度予算において百億なら百億融資した場合にはそれに対して赤字補填としてという意味ならば、あとで財政的措置を講ずると、そういう意味に解してよろしいのですか。
【次の発言】 從來いわゆる赤字融資というものは復金あたりで赤字融資ということをよく言われたのです。それで復金あたりのいわゆる赤字というものは、例えば公定価格を引上げなければ引合わぬような場合に、政府が低物価政策をとつた場合に当然財政的に措置しなければならない補助金や補給金をやらなければならぬもの……

第13回国会 外務・大蔵連合委員会 第2号(1952/06/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今小林君の質問に関連して簡単に質問いたしたいのですが、只今第三条に相当ウェイトをおいて考えられるというお話ですが、政府はまじめにこの協定を考えておられるのかどうか。これは本当は岡崎外務大臣に私は聞くべきですが、その機会がありませんから一応ここで答弁できる人に答弁してもらいたいのです。最近岡崎外務大臣が中国との貿易については、バトル法によつて今ヨーロツパで適用されているよりも、日本は輸出管理令によつて更にきつい制限をしているが、日本の制限をヨーロツパの制限にまで緩めるのじやなくて逆にヨーロツパの制限を日本の輸出管理令まで強めるべきである、こういう談話を発しております。そうしますと……

第13回国会 経済安定・大蔵・通商産業・建設連合委員会 第4号(1952/05/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず電源開発についての重要性については、それは大蔵大臣今言われましたが、勿論同感ですが、この電源開発を特殊会社において、特殊会社の形態においてこれを行う理由です。その理由を先ず私説明して頂きたいと思います。これは安本長官に……。
【次の発言】 理由はその二つでございますか。只今のお話を承わりますと、非常な大規模な国土の総合開発、そういう点、又その利用及び保全、こういう必要上からこの特殊会社の形態によるのがいい、これが第一点、第二の理由は、開発のコストが安くなる、こういうことが第二点、もう一つ重要な理由があるはずだと思うのですが、その二点だけでよろしうございますか。

第13回国会 経済安定・大蔵・通商産業・建設連合委員会 第6号(1952/05/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に実は伺いたいのですが、この電源開発株式会社に対して、政府は日本開発銀行から五十億出資することになつておりますが、これはどういうわけで日本開発銀行から五十億出資されるのか。その理由をお伺いいたします。
【次の発言】 この我々に配付された例の予算説明書では、開発銀行の出資計画の中にはそういうものはないのです。我々予算を審議したときにはそういうことにはなつておらない。それで五十億というのは、その他というところに五十億というのがあるのでありまして、その他以外の、もつと五十億より少いものについては、その政府の出資する先が明細に書いてある。それにもかかわらず、その他というのを開発……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第1号(1952/04/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料を出して頂くとき、技術導入に対する関係で、株式ですね、それからまあ債権ですね、その條件ですね、これがわかりましたら併せて知りたいのです。例えば石油のほうに入つて、向うの外資の入り方の條件で、どういう契約であるか、條件ですね。それから株の場合、その入つている株の配当とか、そういうものをなぜ知りたいかというと、一旦入つた外貨がそれによつてどのくらい今度はこつちに出て行くか、そつちのほうを知りたいのですよ。例えば非常な高率配当で、四カ年くらい二割五分の配当をすれば元がとれるわけですね。その入り方を知りたいので、そういう意味での資料を併せて出して頂きたいと思うのです。

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第2号(1952/04/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 三つばかりちよつと要求したいのですが、ただ技術援助契約についてその主な業種を示しております。この中に主としてロイヤルテイのことが出ておるのですが、我々聞くところによると、その契約に当つてその販売権ですね、エージエンシーを取つて極東における、例えば石油なら極東における販売権、そうしますと売上高、ロイヤルテイ自身はそう高くなくても、将来日本が海外に進出するような場合エージエンシーというものを取られるということになると、それは又将来大きな問題になると思うのですが、そういうようなことも実は知りたかつたのです。このロイヤルテイだけでなくて何かそういう資料もありましたならば、余り面倒ならば……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第4号(1952/05/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今の小林君の質問に関連しまして、事実上今新株の引受権の譲渡は行われているのですね。事実上……。大体商習慣として、今そういうことが行われているのではないですか。現にやつているのですから、事実やつているのですから、若し実害があるのなら、はつきりと取締るべきじやないですか。実害があるというのなら……。現に商習慣として行われているこの事実に対してどういうふうにお考えであろうか、その点一つ……。
【次の発言】 実害があるとなると問題になるので、さつき小林君も言われたように、これはすでに証券処理調整協議会ですか、こういうところでも大ぴらにやつたのです。そういう実例があるのです。大蔵省もすで……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第5号(1952/05/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今の御答弁ですが、それは出資の場合、例えば技術援助というような場合は一応今御答弁のようで、まあ取締りとして市場を通ずる株式取得の場合、これは商法ではそういうことは禁じてないわけですね、これはどうなんですか。その株式を買う場合、これが何%になるからいいとか悪いとかいう形で取締れるものなんですか、どうなんですか。市場を通ずる株式取得の場合、それについて今みたいな形で制限できるのかどうか。
【次の発言】 そういう場合にどうするのですか。
【次の発言】 この第十一条の一項は何のためにあるのですか。そういう場合をやはり想定されてあるのでしよう。

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今野溝委員の質問に対しましての、国が医療費に対する補助二五%は二十七年度においてはそうではない、十何パーセント、十一%ですか、これは国立病院を移譲することを前提としての補償の割合ですか、移譲を前提としての……。予算としては、これは八カ月ですか、組んであるのは……。ですからこれは年に直すとどのくらいになるのか、その点正確に伺いたい。
【次の発言】 私が質問しているのは二十六年度と同じべースで考えて、同じ基礎の上に考えて、その政府の医療費補償の割合が非常に減つている、こういう御説明ですか。
【次の発言】 私はこの問題を二つの点から問題にする必要があると思います。一つは厚生という点……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第2号(1952/06/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の委員長の御報告は一応了承いたしますが、併しいつ見えるということははつきりしておりませんので、又連絡の模様によつては来られないかも知れない、もう十一時二十分になりますから、仮にこれから大臣が見えましても、いつも遺憾ながら厚生委員会ばかりではないのです、大蔵委員会でもよくあるのですが、大臣が十一時半頃ちよつと見えましてあとすぐ十三時から用事があるというので、十分か二十分か質問を受けて帰つてしまう。そういうことでは実に不まじめだと思いますので、そこで恐縮ですが、委員長しつかり大臣のほうに交渉されまして、そうしてその見通しがなければ今日は散会して頂いて又次の機会にはつきり大臣の確……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第4号(1952/07/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私この前の連合委員会のときに質問いたしましたが、途中で質問が中断しまして、十分、非常に重大な問題があるから質疑できませんでしたが、この前の質問いたしました要旨は、要するにこの今問題になつているこの法律案は単なる国有財産の移譲というだけの問題ではなく、只今山下議員からも、或いは前に下條委員からも御質問あつたように、これは社会保障及び公的医療機関の整備拡充、こういう大きな点と、もう一つは財政面において一般会計、或いは特別会計等と社会保障費等の関係、或いは又いわゆる防衛費圏係との関係、そういうものとの均衡との関係、こういうものから、この二つの点からこの問題は検討しなければならない。こ……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第5号(1952/07/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私要求しておりました資料全部が揃いませんでしたが、大体においてまあ質問する場合の参考になる程度の資料は頂いたと思います。まだこれは不満足ですけれども、これ以上要求してもすぐ間に合わないようでありますから、これ以上要求しても無理だと思いますので、この頂いた資料を基礎にして御質問申上げたいと思います。大体この資料を拝見しまして、前に厚生大臣が、この国立病院を地方に移譲することによつて社会保障体制を推進して行くことになるというお説でありましたが、全く私はそれと反対であるという意見を述べましたが、この資料をよく検討すればするほど……、尤もまだ先ほど頂いたばかりでよく検討できませんが、こ……

第13回国会 通商産業・大蔵・経済安定連合委員会 第2号(1951/12/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大所高所からの質問は野溝さんからされましたので、私は六條に集中して御質問申上げたいと思います。特に大蔵委員といたしまして六條に関係しておりますので、他の條項につきましては通産委員その他におかれまして十分論議されたようでありますから……。ただ私はこの六條を質問する場合に、先ほどいろいろ議論をされましたが、合理化法案というように、非常に大きく銘を打つておりますけれども、これは国全体の計画化、合理化というものの全体の政策の一環として出て来なければ意味がないと思うのであります。又、例えばアメリカからトン当り十ドルも高い鉄鉱石や石炭を輸入しておいて、それをもつと安い方面から輸入するという……

第13回国会 電気通信・大蔵会連合委員会 第1号(1952/06/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体今一応という前提がございましたが、今日だけで連合委員会を打切るような御予定のようでありますけれども、それは質疑の状況によつてそうして頂きたいのであつて、先ず原則として大体今日打切るという予定の下に質疑をするのでなくして、質疑の盡されないのに途中で最初から今日で打切るということにとらわれてやりますと、どうも十分審議ができないような気がいたしますので、その点、これは大蔵委員長のほうとはどういうお打合せになつておりますか。一つ伺つておきたいのです。
【次の発言】 別にそれにとらわれるわけではないのですね。
【次の発言】 只今衆議院側から修正案についての御説明を伺つたのですが、これ……

第13回国会 電気通信・大蔵会連合委員会 第2号(1952/06/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今木内さんからいろいろ御質問がありましたが、それに関連して私はもう少し具体的に質問してみたいと思うのですが、今の四十一條の修正の点について、政府原案と修正点との違いの面について、私は昨日は主として財政法、それから予算、法律という面から質問したのですが、今日は主として企業経営の面、企業経営の能率化の面から伺つてみたいのです。  その相違点については先ほど木内氏といろいろ論議が交わされましたが、要するに具体的には、原案によれば大蔵大臣が予算を作成して閣議に提出する。大蔵大臣ということは結局大蔵省主計局が作ることです。具体的にはそうだと思うのです。今度は改正案によると郵政大臣、これ……

第13回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵省の今度の機構改革について伺う前に、この問題は単に大蔵省だけの問題じやないので、全体の大きな機構改革の一環として大蔵省の機構改革というものを考えなければならないのです。そこで大蔵省としては、今度の機構改革を考えるに当つて、全体としての機構改革の目的、或いは狙い、そういうものとの関連をどう考えておるか、先ず全体としての今度の機構改革というものを大蔵省としてはどう考えているか、一体何に重点を置いているのか、財政の節約という点に重点を置いているのか、或いは行政能率を非常に高めるという点に重点を置いているのか、その他一体何にこの目標を置いておるのか、それを明らかにした後、それとの関……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第1号(1952/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今までの経過はわかりませんけれども、名称のこともそうですが、和田委員があの委員会に行われた報告では、憲法九條及び七十二條についての小委員会を設けることに御異議ありませんか、異議なしということになつたのでしよう。
【次の発言】 ああそうですか。(笑声)
【次の発言】 私、法務総裁にお伺いいたしたいのですが、御承知のように、この行政協定に基いて、今予備作業班が具体的に作業を始めているわけなのですが、これに基いて具体的な作業を始めるに至つて、問題が極めて具体的になつて来ましたので、その関係で、やはり憲法に抵触するんじやないかという問題が具体的に出て来ていますので、法務総裁に特にお伺い……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第2号(1952/03/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとそれに関連して。先ほど法制局長官から……
【次の発言】 ウオア・ポテンンヤル、即ち戰力を考える場合、余り広く考えると人的要素、人口の密度、そういうものも戰力になるので、そう広義に解釈するのもどうか、こういうお話でしたが、それは戰時における戰力であつて、平時における戰力は大体通念としてきまつておると思うのです。それは何回も我々引用したのですが、一九二五年十二月軍縮の問題が起つたとき、軍縮会議準備委員会で戰力の、いわゆる軍備、軍備としてありますけれども、まあ戰力と同じだと思います。その要素として、平時における軍備を構成すべき要素と、戰時における軍備を構成すべき要素と二つに分……

第13回国会 労働・大蔵連合委員会 第1号(1952/05/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法案は、労働大臣及びそれから大蔵大臣の共管になつて、その認可を必要とすることになつていますが、労働省及び大蔵省のほうの認可の基準ですか、そういうものについて伺いたいのです。何か認可する場合に、こういう條件に満たなければ認可しない、こういう條件を満たさなければいけないというような、そういうものを政府側において考えているか。
【次の発言】 ええ、政府のほうの見解です。
【次の発言】 それはもつと具体的にわかつたら大蔵省のほうとも相談してそれを知らして頂きたいのです。それが非常に重要だと思うのです。それからもう一つの監督ですね、監督の範囲、この資金の貸付その他は定款によつて恐らく……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第1号(1953/02/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今衆議院においては、各党一致と言いましたが、労農党は少数ですけれども、これに加わつておりません。労働者農民党は一致しておりません。従いまして各党一致ではございません。  先ほどこの提案理由について、小林君の質問によつて大体御趣意はよくわかりました。それで道路の整備費についての御意見は我々全く同じなんです、その緊急性については。問題はこの財源の問題です。財源の捻出の方法の問題なんです。で、只今の御説明によりますと、実は、これは目的税にしたがつたと、はつきりと。併しながら余りにそういう荒い法案を出さないで、実質は目的税であるけれども、法律の形式としては、まあ目的税みたいでないよう……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第2号(1953/02/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 伊能さんにお伺いいたしたいのですが、このガソリン税がまあ、消費者負担であるということはお話の通りであると思います。併し全部が消費者負担ではなく、やはり中間に、先ほど石油協会の方もお述べになりましたが、一部又その負担にもなることがあろうかと思うのでありますが。参考のためにお伺いしたいのですが、乗合自動車運賃の中でどのくらいの負担になるものでしようか、ガソリン税は……。大ざつぱでいいのですか……。
【次の発言】 非常に素人考えの質問なんですが、例えば十円の料金をとるところがございますね、そうしますと大体その料金に対して二割五分くらいガソリン税を負担する、そういうふうに考えてよろしい……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第3号(1953/02/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 まあ大体小林君が主要な点について御質問いたしまして、問題点は非常にまあ明らかになりましたので、私は重複しないように質問をいたしたいのですが、まあ結局問題になる点は衆議院でこの法律案が通つてしまつて、それから予算案も衆議院を通りこつちに廻つて来る場合ですね。まあ御承知の通り法律案は予算案に優先しますから、政府は当然この補正を組まなければならない義務ができるのですね。組まなかつたらこれは法律違反になるのです。その責任はどうなつておるかですね、この点私は大蔵大臣にお伺いしたいのです。若しこの法律案が通りますと、大蔵大臣は補正をお組みにならないと言つておりますけれども、お組みにならなけ……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第4号(1953/02/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二点だけお伺いしたいのですが、その一つは、閣議においてガソリン税を目的税とするということに申合せができたのかどうか。目的税につきましては、それがこの予算編成上弾力性がない、なくなるということについては、今度の学校職員法ですか、あれについて、教育費を目的税的な財源で賄つてはどうかというこの質問  に対して、やはり目的税というのは弾力性がない、そういうことを大蔵大臣も言われた、文部大臣も言われております。官房長官もそういう御意見だと思います。これは教育費は道路費に劣らない重要なものです。そこで、これは目的税というものをここで一つ予算  の編成上認めるとなると、これは非常に大きな問題……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 建設・大蔵連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連しまして。私は前に大蔵委員であつたのですが、大蔵関係で問題になる点は、この前向井大蔵大臣が、このガソリン税を道路費に充てるのは目的税になるという点が一番問題になつたのです。そのときに向井大蔵大臣の考え方が非常にあいまいで、自分はこういうものにはつきりと賛成したわけじやない。閣議の閣僚の意見が一致しておらなかつた点が非常に問題だつたのです。従つて今度小笠原大蔵大臣はどういう考えを持つているかということが非常に重要な点なんです。従つて大臣がお見えにならないと、主税局長だけでは、政治的な問題でございますので、十分質問する趣旨に対する答弁ができないと思うのです。ですからやはり私は大……

第19回国会 地方行政・建設連合委員会 第1号(1954/05/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 最初一般的な問題について伺いたいんですが、それは私はこの前の道路整備費の財源等に関する臨時措置法には反対したわけです。それで私が、まあ私ばかりじやありませんが、反対したことがそのまま今度の措置となつて現われて来たわけです。大体今度のこれは地方財政計画についても、組付きの四十八億もらうことについて問題がやはりあるわけですが、こういう形で地方財源を調達するということも不合理ですけれども、更に遡つて道路費を揮発油税という一種の目的税的なものから調達するというところに不合理が出て来て、二十九年度のいわゆる一兆円予算を組むに当つてこういう矛盾がはつきりここへ出て来たわけです。根本問題とし……

第19回国会 地方行政・内閣・人事・法務連合委員会 第1号(1954/05/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は警察法と財政法との関係についてもつぱら質問いたしたいと思います。この警察法の提案理由を見ますると、その第一は自治警察を、民主的な自治警察を作つたのは当然町村の間に作つたんで、その後事情が変つて来たということが第一に言われておる。我々は事情が変つて来たということについては、民主化を逆転させなければならん、民主主義を逆コースの方向へ持つて行かなければならんというふうに事情が変つて来て、そして国家警察というものを作らなければならんというふうに感ずるのでありますが、併し第二の理由としては、これまでの運用面から見て、これは非常に能率が悪かつた、又不経済であつた、従つて能率をよくし、そ……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私も資料ですが、只今御説明を伺つたのですが、これだけでやつてもよくわからんですから、この増勢分に対する資料は今日頂いたので、現在におけるものと増勢分と比較した、きちつとわかるようなものを頂きたい、今すぐでは無理でしようか。
【次の発言】 これは明日になると思いますが、そのときにやはり資料をお願いいたします。その第一は統計予算、一般会計、特別会計を統計したものを一つ出して頂きたい。それから日本銀行の予算があるわけですが、その日本銀行の納付金に関連した予算があるわけですね、それを一つと。それから国有財産の売払とそれから貸付、この内容ですね、売払がどういうふうになつておるか。

第19回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1954/03/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ず運輸大臣に……。どうぞおかけになつて、私もかけて質問しますから、おかけになつて答弁なさつて結構です。  これまで運輸省関係で検察庁から取調を受け、今勾留されている者或いは又これらの取調を受けた者は何人くらいで、それの官名、官職ですね、どれくらいの数に上つておるか、これをお伺いしたい。
【次の発言】 非常に重要なポストにある官房長とか、調整部長、そういう人たちが検察庁に呼ばれ、又書類も相当たくさん押収されているようですが、それでこの海運行政に支障はないのでございますか。
【次の発言】 運輸大臣の部下、特に重要なポストにある人が引張られ、それから今の御答弁では海運行政に必ずしも……

第22回国会 大蔵・決算委員会連合審査会 第1号(1955/07/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に二点伺いたいのですが、この目的は、さっき説明のように、パブリック・ファンドを公正に効率的に使うということが主であります。しかし、パブリック・ファンドは、何も補助金ばかりではないのです。大蔵省としては、補助金ばかりでなくて、全体の財政資金について公正、効率的に使わなきゃならんという一つの基本方針をお立てになって、その一環として補助金というものを提起しているのじゃないかと思うのです。そこで伺いたいのは、このほかにやはり不正不当支出として問題になりましたのは、財政投融資ですね、あるいは出資投資、前に造船疑獄なんかでずいぶん世間を騒がせましたが、この方面も、これはいわゆるパブ……

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/06/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 健康保険の赤字の原因について、もう少し具体的に、何か詳細に伺いたいと思います。それから結核ですね、結核は非常に多くなって、結核の方に相当食われているようにわれわれ聞いているのですが。
【次の発言】 簡単に二つお尋ねしたいのですが、先ほど日本の農業政策が非常に動揺的になってきているという点について、どうもアメリカから余剰農産物ですね、ああいうものを買うようになってきてから、特にその前からだと思うのですが、動揺性を来たしているように思うのです。予算面にそれがもうすでに現われているようにも思うのです。いわゆる農業投資があまりふえていない。増産にあまり力を入れないというようなことが、ど……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/06/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今の左藤さんの質問に関連しておるのですが、資本の蓄積ということは非常に強く言われておるのですが、特に私は今鉄鋼界が最も非合理的になっておると思うのです。そういう鉄鋼界の方から合理化を非常に強調されて意外の感じをいたしたのですが、具体的に伺いますが、たとえばストリップ・ミル、これも前に予算委員会で質問したのですが、実際今度また大同製鋼ですか、あすこでまた作るように聞いております。それで合理化の機械、これの過剰投資が起っておるけれども、これは実際問題として独禁法の改正ですぐ解決のつく問題でないと思う。それで大体こういう合理化設備をしておいて六〇%ぐらいしか稼動していない。これでは非……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 装備費ね。
【次の発言】 今度防衛計画がこれまでと質的に変わってきておるのじゃないのですかと私は思うのですね。というのは航空機が入ってきて、特にジェット機が入ってきたわけです。そうしますと、今後は防衛費の質が相当変ってくるのじゃないかと思うのです。特に航空機は消耗度が早いのですし、特にジェット機なんか非常に金がかかりますからね。そうしますと今後の器材費の割合というものは、全体に占める割合がだんだんふえてくるのじゃないか。そういう意味で防衛計画がだんだん高度化してくるという点ですね。  それでお伺いしたい点は、今どういうような兵器ですね、近代兵器といわれる中には誘導弾みたいなもの……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 電源開発のことについて伺いますが、今の通産省の予算説明におきましても、電源開発会社は相当多額な資金を計上して、電源開発のウェートは非常に大きいわけですが、これに関連して、この問予算委員会で御母衣ダムの問題について高碕長官は、前に電源開発会社の総裁をやっておられましたので、あの御母衣ダムが高碕総裁がやっておられました当時、地質調査をやった結果、非常に断層が各所にあるということがわかって、そうしてこれでは危険なので、方々他の個所をいろいろやってみたけれども、いい個所がないので、結局またもと通りのところへ落ちついてやることになった。こういうお話しですが、そこで会計検査院の報告によりま……

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/03/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど地方財政の赤字の問題につきまして、後ほどその問題に触れたいというお言葉があったのですが、その点について御説明があるかと思って待っておったのですが……。
【次の発言】 ちょっと質問ではないのですが……。
【次の発言】 それでは、今の公述に対する質問ではないのですが、これまで予算公聴会を開きまして、各公述人から非常に参考になる御意見をお聞きしたのです。今度予算が非常に重要であるために、人によりますと、毎年公聴会のたびに、予算委員会で新聞、ラジオに公告いたしまして、一般から公述人を募るわけですね。今回予算の重要性にかんがみて非常に多くの希望者があったやに伺っております。二十人く……


5期(1959/06/02〜)

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/03/15、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に三点についてお伺いしたい。  最初、お話ですと、限界租税函数二五%というものをお出しになりましたね。これは、三十二年度につきまして、七千二百六億円の国民所得の増加に対しまして国税収入の増が二五%、これは、実際に政府が取りました自然増収ですね。それをもとにしてお出しになったものかどうか。そうしますと、これは過去のことですから、七千二百六億の国民所得の増加に対して実際に政府が収益を上げた自然増収、それをもとにして計算されたとすれば、ことに法人税などにつきましては、法人所得につきましては、国税庁の統計と、それから内閣でやるこういう統計との間に非常に差があるんですよ。国税庁の方が……

第34回国会 予算委員会公聴会 第2号(1960/03/16、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 三つばかり御質問したいのですが、その第一点は、日本の経済成長率が諸外国に比べて、ことに先進国に比べて非常に大きいという御説明がありました。しかし、これはただ数字的にだけ比較したのでは正確な比較にならないのじゃないかと思うのです。それは先進国は経済の実体自身が非常に大きいわけですね、過去の蓄積が非常に大きいわけですから。その蓄積に対して成長のパーセンテージは非常に低いけれども、その国民総生産の増加額自体は大きいわけです。ですから、日本の場合は中進国といわれておりますが、これは先ほど言われたように、一五%の経済の成長率と見ておられるようですが、これはやはりそういう点を考慮していきま……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1960/03/23、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 分科会でございますので、こまかい質問になるかと思うのでありますが、まず第一に予備費につきまして御質問したいと思います。  予備費は最初はまあ予算編成の過程で百億といわれておりましたが、大蔵省原案で八十億、予備費はこれは幾らでなければならぬということはないと思いますけれども、大体まあこれまでの慣例、通念からいきまして、大体およそ予算総額の一%程度というのがこれまでの慣例あるいは通念になっていると思うのです。ですから、まあ一兆五千億の予算になりましたら、少なくとも百五十億程度の予備費はみておかなければならぬ。最初百億計上されたのですが、その後復活要求等があって二十億削ったわけであり……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、教育費の税外負担の問題ですね、ただいま教育の重要性については各委員からお話がありましたが、最近の教育費の税外負担の増加、これは著しいものがあると思うんですね。これはもう軽々に看過できないものがあると思います。で、私は、単に義務教育だけでなく、義務教育以上高校、大学も含めて問題にしてみたいと思います。政府は多少減税なんかやったって、教育費がかさんでくれば全く意味がない。この間も新聞の社会面に出ていましたが、ある高校に入学するのに入学金を子供が三万円持って行く、それを落としたか取らたかれしまして、子供が家へ帰って来ないというので非常にびっくりしていろいろ探して、ようやくあの学……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1960/03/28、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵省は来てないのですか。
【次の発言】 まず、厚生大臣にお伺いしたいのですが、ただいま厚生省関係の予算の御説明がございましたが、厚生省の今度の予算の、特に一般会計でありますが、今大臣が報告されました通りに、全体の国家予算に占める厚生省予算の比率が三十四年度九・二%、これが一〇・五%となっておると。これだけ見ると、非常に積極性があるように見えるのですが、しかし厚生省予算の一般会計の内容を見ますると、ふえたのは大体国民年金と社会保険、これがふえておる。そうして前年度に対する増加比率、前年度の一般会計に占める厚生省の、特に社会保障関係の項目別の比率を見ますると、ふえているのは、今申……

第38回国会 運輸、大蔵委員会連合審査会 第1号(1961/05/15、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、こういう角度から質問いたしたいのですが、それは、前に利子補給につきまして、これは昭和二十八年でしたか、十三億の利子補給を一挙に百六十七億に増額したことがあります。それを中心として、いわゆる造船疑獄の問題が起こったのでありますが、利子補給については、ただ頭から、日本の海運振興のために利子補給とか、その他の補助を全然やってはいけないというような、頭からそういう議論をするわけじゃないのです。船会社が経営に非常に合理化に努力をして、ほんとうにどういう点から見ても利子補給をしなければならぬという合理的な根拠があって、その上に立っての利子補給でなくちゃならないと思う。従いまして、私は……

第38回国会 予算委員会公聴会 第1号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいま貴重な御意見を拝聴させていただきましたが、結論として美濃部先生は最近の政府の高度成長政策について、まあ少なくとも現状においてはそういう心配はないけれども、こういう速度でいけばあるいは来年、再来年、将来に赤字公債を出す危険が出てきて、インフレの危険があるという懸念も全然ないわけではない、そういう点を警告されておられると思うんです。で、私はどうも先生の御趣旨はよくわかるんですが、少なくとも来年、昭和三十七年ぐらいを想定してみますと、最近は政府の税収が非常に過小見積もりなんでございますね。それで先生のおっしゃるように、自然増収以上に政府支出が多くなるときにインフレの懸念が出て……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1961/03/27、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は国際収支、特に通産省関係ですから、そのうち経常収支、特に貿易収支を中心にして――これは分科会ですから、多少きめのこまかい御質問をしたいと思うのですけれども、御承知のように政府の所得倍増計画の中で、比較的弱点といっては言い過ぎかもしれませんが、問題になっている点がだんだん明らかになってきたのですけれども、一つは国際収支の問題、もう一つは物価の問題、第三は設備投資の問題ですね、この三つが問題になってきておりまして、この動向いかんによっては所得倍増計画というものは、これは変更を余儀なくされるのではないか、あるいはずれてくるのではないかと思われるのです。その中で、国際収支の問題が最……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私、最初に防衛庁の本庁の予算の組み方についてまず御質問したいのです。三十六年度予算、これを一つの例にとって御質問いたしますが、本庁の予算は千三百九十九億六千三百余万円ですがね、これは項に立ててあるわけですね。項というのは、防衛庁長官、御衆知のように、これは議決項目です。国会の承認が要るわけですね。ほかにこんなたくさん、一千億円以上の項を、一項でこんなにたくさん予算を項に立てているところがございますかね、ほかに。
【次の発言】 防衛庁長官に。これは少し大き過ぎると思いませんですか、防衛庁長官、ます一項目で千億以上の項、――防衛庁長官に伺っているんです。大蔵にはまた聞きますから。

第38回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 国際収支の問題について、日本銀行総裁に御質問いたしたいと思うのですが、私、着席したまま御質問いたしますので、総裁も御着席のまま答弁していただきたいと思います。  御承知のように、本年に入りましてから、国際収支、特に経常収支におきまして予想外の赤字が出まして、今後の国際収支の動向について非常に大きな関心を持たれるようになってきておるわけです。新聞の報道によりますと、日本銀行の政策委員会におきましても、この問題について慎重に検討されているようでありまして、去る二十四日、また、きのうも政策委員会を開かれて、今後の見通し、対策等について協議されたようでありますが、新聞の伝うるところによ……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/30、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私、主としてDAGの問題、後進国援助グループというのですか、今ロンドンで、たしか第四回会議が開かれていると思いますが、実は、この問題について昨年第三回のDAGの会議が開かれたとき、私は大蔵委員会等で、いろいろ質問したのですが、ほとんどあまり関心を持っていないのですね。ところが今回第四回のロンドンの会議で、国民総生産か、総所得かわかりませんが、参加十カ国の総生産ないしは国民総所得の一%の援助をすべきであるということをアメリカが提案をされて、だいぶ関心を持つようになったのでありますが、私は、今後また日本でも開かれるように聞いているのですが、これは、いつごろ日本で開くようになりますか……

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 お二方から、財政等一般経済についての貴重な公述を伺いまして、非常に参考になったのでありますが、お二方の御意見を聞いておりまして共通するところは、日本の経済は非常に技術の近代化をめぐって変化をしているということでございますが、それについて私は常々感ぜられることは、その激動しつつある経済の基盤といいますか、これを運営する基盤がやはり変化に応じられなくなってきているのじゃないか。経済の体制なり、あるいは仕組みでございますね。これと最近の経済の非常な変化との間にズレがあって、利潤の追求を目的とし、自由企業を原則とする経済の体制に基本的な問題が起こってきているのじゃないか。今までの資本主……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/03/16、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に二点お伺いしたいと思います。  第一点は抽象的なんですが、憲法二十五条でいう健康にして文化的な最低生活の基準でございますが、先生はこの点についてどういうふうにお考えでございますか。生活扶助の基準につきまして厚生省は二二%引き上げを要求したが、二二%に実際には削られました。非常に不十分であるという先生のお話でございますが、この点まずお伺いいたします。  第二点は具体的な問題ですが、岡山県の療養所につきまして、先生も御存じと思うのですが、朝日訴訟というものが行なわれた。これに関連しまして、裁判所では、違憲の判決を下したわけであります。ところが厚生省は、これに提訴しているのです……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 最初に、今度地方税制の改正を行なったわけですが、これは税制調査会の答申に基づいて、国税、地方税を通じていわゆる税源配分ということで、画期的なことだと思うのです。このこと自体は、多年要望されたことの一部が実現されたのでありまして、このこと自体は私は前進だと思うのですね。思いますが、そこで伺いたいのは、今後におきましてこの税源配分の問題をどこまでやはり前進させるように考えているか。もう大臣がよく御承知のように、税制調査会でも税源配分を行なう前提としては、これはいろいろな角度から考えなければならないのであって、特にその一つの重要な前提としては、大臣も予算委員会で答弁されましたが、国と……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1962/03/29、5期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私、伺いたいことは、課税の対象にならない、現実に対象になっていない所得ですね、特に資産所得に対する課税の問題について伺いたいのですがね。御承知のように、最近株式も非常に値上がりをしてきたわけでありますし、また土地なんかも非常に値上がりしておるわけですね。そういう所得を大蔵省としてはどういうふうに捕捉して、どういうふうに課税しておるか。と申しますのは、租税負担の公平の見地から見まして、最近では特に所得倍増計画の実施、高度成長政策で国民所得は非常にふえましたし、それにつれて土地の値上がりも、不動産の値上がりも非常に大きく、株の値上がりも大きい。ところが、そういう過程におきまして、も……


6期(1962/07/01〜)

第43回国会 社会労働、建設委員会連合審査会 第1号(1963/06/04、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に一つだけ瀬谷委員の質問に関連して厚生大臣にお伺いしたいのです。  先ほど瀬谷委員も、この環境衛生施設の計画を完全に実行させるためには、単にこれだけでは十分な成果をあげられない、政府の施策全体との関連において考えなければならぬということを言われましたが、私もそう思うのですが、そこで、この計画を完全に実施して実効あらしめるためには、これまでどうしてこの環境衛生施設が立ちおくれたか、その根本の原因についてこれを明らかにしませんと、今後においても、これまで立ちおくれさせた根本原因が排除されない以上は、私は、この計画は十分に目的が達成できないと思う。それで、厚生大臣に伺いたいことは……

第46回国会 予算委員会公聴会 第1号(1964/03/12、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 非常に貴重な公述、参考になりましてありがとうございました。三点について簡単にお伺いいたします。  ただいま先生の公述をお聞きしまして、地方財政計画による地方財政規模が非常に膨張しているということを伺ったんですが、三十九年度の予算編成にあたりまして、政府は景気を刺激しないような予算を組むんだと、こういうことを申されまして、一般会計においては一応三十九年度の国の予算の規模は、三十八年度の伸びが一七・四、これに対して三十九年度は一四・二だと、財政投融資においても、三十八年度の伸びが二二・四に対して、三十九年度は二〇・二であるから景気刺激的でないと、こういうふうに説明しているわけです。……

第46回国会 予算委員会公聴会 第2号(1964/03/13、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 上枝さんにまず御質問したいのですが、当面の問題について教えていただきたいんですが、最近新聞等でわれわれ承知しているのですが、鉱工業生産が非常に高い水準を示しているわけです。きのうも私大蔵委員会で政府にただしたんですが、三十九年度の貿易ですね、輸出入六十二億ドルでとんとんということになっているのですが、この前提となるのは、鉱工業生産九%と押えているのですね。ところが最近は、二月は前年同期に比べて二〇%以上も上昇率を示しているというわけなんです。それで最近では、大体九%の三十九年度の鉱工業生産の伸びを計算した基礎は、大体本年一月を一四七、それから三十九年度の平均を一六〇ぐらいに押え……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1964/03/25、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 なるべく簡潔に質問をいたします。防衛関係予算について、特に継続費と国庫債務負担行為について伺います。  先ほど三十九年度の防衛庁予算の説明がありましたが、この中で、国庫債務負担行為が四百三十三億、三十九年度。それから継続費が百十一億八千万円。これは総額で幾らになりますか。
【次の発言】 三十九年度じゃないのですよ。総計で、通計で、それと総額と、三十九年度以後どのくらいの国庫債務負担行為になるか。全体でですよ。三十九年度だけじゃないのですよ。継続費についてもそうです。
【次の発言】 後年度といいますと、いつからいつまでですか。

第46回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1964/03/26、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に三点お伺いいたします。  時間の制約がございますので、私もなるべく簡潔に質問をいたしますので、大蔵大臣いつも非常に御丁寧に御答弁いただき、これは実際ありがたいわけです。ですけれども、なるべく時間内に私の質問いたしたいことを十分に質問したいんで、その点も大蔵大臣御了解いただきまして、なるべく簡潔に、簡潔といって失礼な言い方ですけれども、時間の制約がございます。その点御了解願ってひとつ能率的に進めたいと思いますので、質問の要点について御答弁をお願いしたいと思います。  まず第一点は、二十四日の閣議で、大橋労働大臣から春闘状況について報告をいたしたが、そのあとで春闘対策を閣……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1964/03/27、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 最初に伺いたいことは、春闘の大幅賃上げに対して政府の見解を発表するということが、きのうの黒金官房長官と記者との会見でそういうことが述べられているわけです。大体宮澤長官の談話の形で、この春闘に対する政府見解というものを発表するということを黒金長官が新聞記者に語っておるのですが、そういう段取りになっているわけですか。
【次の発言】 その内容について後ほどでなく、ただいまですね、どういう談話を政府見解として発表しようとしておれらるか、大体構想がありましたらお述べ願いたいと思います。
【次の発言】 非常に大幅な賃上げは、また物価を引き上げ、国際収支の赤字を招来するというのが心配だという……

第48回国会 予算委員会公聴会 第1号(1965/03/17、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 非常に貴重な御公述をいただきまして、ありがとうございます。御礼を申し上げますが、大体木村先生の御公述の点、財政規模、税制、まあ公債についてはまたいろいろとあると思いますが、大体においてわれわれの納得し得る御公述だと思うのです。特に税制については非常に遠慮されて御発言なされていると思うのです。それで、たくさん質問したいのですが、時間の制約がございますから、焦点をしぼってなるべく簡潔に御質問申し上げたいと思うのですが、第一は、財政規模の点で、先生の御所見は大体私は納得のいく理解を得たのですが、その中で、特に三十九年度、また、それ以前の財政規模と四十年度の財政規模を比較する場合に、非……

第48回国会 予算委員会公聴会 第2号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 小澤先生に一点お伺いしたいのですが、それは今後の地方財政計画の基本に関する問題ですが、先ほども御公述の中にあったのですが、国と地方との事務の再配分が基本になければならぬと思いますが、税制調査会が答申しましたわが国の基本税制のあり方の中で地方税について触れておりますが、やはり将来は地方税収入の五〇%ぐらいは地方自治体に収入を確保させる、そういうような答申があるわけですね。現在は大体三四%ぐらいと思いますが、五〇%ぐらいは確保する。それについて前に税制調査会の小委員会ですかで自治省がそういう提案をしたことがあるようでありますが、小澤先生も何かに書いておられたように、たばこ消費税とか……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1965/03/26、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 経済企画庁関係で一点質問いたしたいのですが、それは、国民生活局が企画庁設置法が通れば新しく発足するわけです。これはだいぶ前から懸案の問題でしたが。この国民生活局は、設置の目的、何のためにつくるのか、そうしてどういう仕事をするのかですね。それから予算は幾らなのか、まずその点について伺いたいと思います。
【次の発言】 予算は幾らですか。
【次の発言】 予算は幾らですか。
【次の発言】 もう少し具体的に事務当局から伺う前に、ただいま長官から、臨時行政調査会でやはり部局の新設については慎重にしなければならない、そういう答申があったので、三十九年度にこれを発足するはずだったのがおくれた。……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1965/03/27、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ぼくもすわってやりますから、櫻内さんもすわってでけっこうです。  中小企業の問題についてお伺いしたいんですが、まず第一点は、中小企業の倒産件数の実態について、それから第二の質問は、中小企業対策の基本的な考え方、これは予算委員会でちょっと質問をしたのですけれども、時間がなくて十分に質問できなかった。社会党の中小企業基本法もありますので、それと対比しながらお伺いしたいと思うのです。  まず最初に、中小企業の倒産件数が昨年八月ごろから戦後最高の記録を毎月更新していると言われているのですが、この数字は主として東京商工興信所の調査によるものであって、大体負債総額一千万円以上の倒産件数が発……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1965/03/29、6期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は二つの問題について御質問したいと思います。  第一は、科学技術庁の所管についての分科会ですから、科学技術と人間像との問題ですね、期待される人間像、これにはかなり科学技術と人間像という点に触れている点があると思いますので、この点についてまずお伺いしたい。もう一つは、私立大学の入学時におけるいろいろな納付金が非常に多くなりまして、大臣も御承知のように、慶応義塾の入学に際して非常な問題になりまして、大きな社会問題にもなった、それに関連して私立大学の債務の軽減措置について御質問したいのです。  まず最初に、私立大学の債務軽減措置についての問題からお尋ねしたいのですが、文部省から資料……


7期(1965/07/04〜)

第51回国会 予算委員会公聴会 第1号(1966/03/17、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 渡辺先生に簡単に三点お伺いいたしたいのであります。  第一点は、公債発行を中心とする四十一年度の積極財政なんでございますが、公債発行についてはもう先生が言われましたように、私どももそれ自身いいか悪いかを抽象的に議論いたしましても全く意味がないと思っております。具体的に日本のいまの政治経済の体質のもとで、どういう形でどれだけの公債がどういう条件で出されるか、そういうことで具体的に判断しなければならぬと思うのであります。  第一の質問は、先生がフィスカルポリシーにおのずから限界があるんだと言われたんですが、私は四十一年度の政府の公債発行を中心とする積極財政を見ますと、不況対策につい……

第51回国会 予算委員会公聴会 第2号(1966/03/18、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 簡単に一つだけ。  先生がさっきほんとうの景気ということを言われたのですが、私は、昭和三十年ごろは、いわゆる数量景気ということをいわれたのですが、あのときは輸出もふえ、国内生産もふえ、物価は上がらなかったのですね。ああいう形の好景気というものが、日本の資本主義のもとでほんとうの、正確には説明できないが、インフレを起こさないで、景気をよくするというのは、ああいう形の景気ならば、まあインフレ景気よりはいいと思うのですけれども、なぜ三十年にああいうことが可能であって、現在あの当時と同じような設備過剰でありながらそうならないか。この前私は、設備過剰で物価が下がるのじゃないかと言ったら、……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○担当委員外委員(木村禧八郎君) 委員外発言を認めていただきまして、ありがとうございました。  図書館長に二つの問題を質問したいわけです。一つは未整理資料の処理の問題、もう一つは明治期刊行物所蔵図書目録の作成についてであります。  まず未整理資料の処理について伺いたいのですが、国立国会図書館では、現在なお二十数万冊の図書が未受け入れあるいは未整理等があると新聞等に最近特に報道されております。その整理のためにどういう対策を立てておりますか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 その未受け入れ、未整理のこの図書の整理に河野館長は着任早早着目して、これを一般の利用に供し得るように努力した、その点……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1966/03/29、7期、日本社会党)

○担当委員外委員(木村禧八郎君) お許しを得て質問をいたしたいと思うのですが、大臣、時間がないようですから端的に伺います。  質問の要点は、特に東京における郵便のサービス改善のための局舎の改善の問題なんです。大臣も御承知のように、郵便料金を引き上げると、小包は四月から、その他は七月から。四十一年度は、いただいた資料では約二百八十六億、平年度は三百六十五億の増収、つまり国民の負担になるわけですね。この目的はいろいろあるでしょうが、その一つにサービス改善というものがあると思うのです。そこでこの際大臣に、郵便料金値上げの目的としてのサービス改善についてこの具体的な内容、特にそのうち東京におけるサービ……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1966/03/29、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいまから予算委員会第二分科会を開会いたします。  本院規則第七十五条によりまして、年長のゆえをもって、私が正副主査の選挙の管理を行ないます。  これより正副主査の互選を行ないますが、互選は投票によらず、選挙管理者にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、主査に北畠教真君を、副主査に北村暢君を指名いたします。(拍手)
【次の発言】 まず、私は、物価問題について質問いたしたいのでありますが、物価問題の担当官庁としての経済企画庁長官にお伺いしたいんですが、物価問題が四十一年の予算と関連して、非常に重大問題にな……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1966/03/30、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私はこれから大体大きく分けて三つの問題について質問したいと思うんです。一つは、政府の自慢している戦後最大規模の減税の問題です。これは大蔵委員会でも質問いたしましたが、予算委員会ではまだ本格的に質問してないので、多少ダブるかもしれませんが、この減税問題が第一です。それから第二は、海外経済協力の問題です。先ほどの大蔵省所管の予算説明の中にもありまして、海外経済協力基金、一般会計から七十五億あの基金に出資するわけです。また資金運用部資金、あれも七十五億出すわけです。それに関連して海外経済協力関係の質問をします。これは外務省も関係ありますけれども、主として大蔵大臣の立場で御意見を承りた……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1966/03/31、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 二つの問題について御質問いたしますが、一つは、証券対策、もう一つは海外経済協力の問題についてですが、まず、証券対策について伺いたいんですが、昨年の七月二十七日に、政府は緊急の不況対策を打ち出したわけですが、それ以前は御承知のように株価は大暴落して、ダウ平均千円台を割りそうになって、ほとんど恐慌状態におちいったわけですが、そこで政府はそういう株式恐慌もあって、その他の一般の経済状況もますます不況の度を深めていって、政府の見通しが全くはずれてしまったものですから、七月二十七日に、急遽、不況対策を打ち出した。その後、その対策の効果としては、まず株がすぐ上がったということと、それから商……

第58回国会 大蔵、社会労働委員会連合審査会 第1号(1968/04/26、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 議事進行。ただいまの医務局長の御答弁を聞いておりますと、事実と相違することをたいへん御答弁なさっているのですね。これは今後気をつけていただきたいのです。それから、ほかの委員の質問に対してもそういう問題が起こるといけませんから、いたずらに時間を食います。たとえば具体的に申しましょう。先ほど部内の職員に対する研修用とか参考とか言いましたが、庁内に配っていることも明らかになったわけです。そういうことをあまり事実を隠さないで、だんだん質問していくと、だんだん答弁によって明らかになってくるのですが、前の御答弁が事実と相違していたことがたいへんあったわけですよ、聞いておりましてね。ですから……

第58回国会 予算委員会公聴会 第1号(1968/04/01、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 嘉治さんに一点、いまのSDRに関連して伺いたいと思います。極論を申しますと、今後の国際通貨についてはいろいろ意見がございますけれども、SDRそのものは第三通貨として評価するのは過大評価である。一つの国際通貨としての国際流動性の不足を補う一つの一環であると評価されておりますが、いまのままですと、とにかくアメリカが金の再評価をしてそして解決するのが最終的な解決としては一番賢明ではないかという意見がずいぶんあるのです。日本にとっては不利でございますけれども、全体的から見てそのほうが最終的な解決になるのではないか。もちろん、再評価したあとでまたいろいろ問題がございますけれども、しかし、……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/04/10、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 ただいまお話しのように、各委員の質問要求時間が非常に多くて調整しなきゃならないお話でございますから、私も極力御協力いたしたいと思います。したがって、私の質問に対して政府側でも簡潔に、だらだらじゃなく、通告してございますから、要領よくひとつ御答弁願いたいと思います。  まず、私はインドネシアの焦げつき債権の処理の問題について質問いたしたいんです。この問題は、すでに予算委員会で質問いたしましたが、時間がなくて十分にただすことができませんでした。この問題について具体的にひとつ伺っていきたいと思うんです。まず、輸出保険特別会計につきまして、返納金というのがございます。これは昭和四十年か……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1968/04/11、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、大きく分けて、時間があまりございませんから、二点について質問したいと思うのです、防衛庁長官に。  その一点は、シビリアン・コントロールという問題と防衛予算の編成のしかた、この点が第一です。それから第二は、最近のアメリカのベトナム和平への転換と関連しまして、今後日本の防衛計画あるいは防衛政策について、あるいはまた防衛予算についてどういうふうに考えるのか。変化が出てくるのか出てこないのか。この二点について伺いたい。  そこで、まず第一に、さっきマクナマラ氏の問題が出てきましたが、シビリアン・コントロールと防衛予算の関係については、いわゆるマクナマラ方式というものがアメリカでは……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1968/04/12、7期、日本社会党)

○木村禧八郎君 まず、海外経済協力基金につきまして質問いたします。今度基金法の改正が予定されていますが、なぜこの法律改正をする必要があるのか、まずこの点から伺います。
【次の発言】 海外経済協力、これは基金法ですね。この目的は、いまお話がありましたようにプロジェクト、そういうものの開発の援助というものが主なんでしょう。それで、ただいまのお話ですと、いわゆるソフトローンというんですか、を、具体的にはインドネシアに対して四十二年度にソフトローンを援助しようとしたんですけれども、輸出入銀行ではそれはできないですね。そこで御承知のように一千万ドル援助という形で、ギフトですか、贈与という形ですね、贈与と……


8期(1968/07/07〜)

第63回国会 予算委員会公聴会 第1号(1970/04/07、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 花原先生に一つ。  最近、卸売り物価が上がってきましたね。その原因について、いろいろ輸入インフレというふうなことを言われて、海外の原料の値上がりから、それがまた日本の物価にはね返る、特に卸売り物価にはね返って、だから金融なんか締めても、いわゆる総需要を押えないと、この物価高はとまらないというような説をなす人もいるようであります。そのいわゆるインポーテッド・インフレーションですか、そういう点が最近特に言われておりますが、その点ひとつお教え願いたいと思います。  それから、委員長、地主さんに対する御質問も一緒でよろしゅうございますか。

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/04/14、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 図書館関係について質問いたします。  最初に、ちょうど四年前ですか、昭和四十一年の予算分科会で、私は、滞貨図書の整理、それと、明治期の刊行図書目録というのですか、この作成について河野館長に質問したわけです。その際に、今後人手の不足あるいは大口寄贈等で滞貨が生まれるであろうから、非常勤職員ということではなくて、正職員を採用して、また、整理も簡略ではなく、五カ年計画ということにとらわれずに行なうようにされたい、また、明治期の刊行図書目録についても、きちんと予算を取って、よいものをつくるよう努力されたいと要請したわけですが、その後、今日まで四年間経過しておりますが、現状はどうなってお……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1970/04/13、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣にお伺いしますが、昨年九月、公定歩合を引き上げて金融引き締めを行なったわけですが、その目的は、卸売り物価が急に上がった、その卸売り物価の急上昇の大きな原因は、設備投資がかなり行き過ぎているのではないかということで、卸売り物価の値上がりを抑制するためにその大きな原因となっている設備投資を調整するという意味で公定歩合の引き上げあるいは金融引き締めを行なったと思うんですが、そういうふうに理解してよろしいかどうかですね、その点まずお伺いしたい。
【次の発言】 そこで、前に、税制の面から景気調整の措置が講ぜられているわけですね。租税特別措置法の第七節の二「景気調整のための課税の特……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1970/04/14、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 私は、自主防衛というものの性格と、それから防衛費関係について伺いたい。  まず最初に、アメリカが一九七一年度の予算で防衛費を削減したのですね、それをどういうふうに評価するかですね、それが私は日本の防衛あるいは防衛費等に影響が出てくるのじゃないかということが考えられますので、この点御質問するわけなんです。
【次の発言】 この防衛に非常に打ち込んでおられる防衛庁長官としては、ちょっと私はその解釈については、何かあまり常識的な解釈じゃなく、一般に伝えられるところは、アメリカの戦略の変更にあるのだ、予算は削ったけれども、核兵器の拡充に重点を置いたから、通常兵器のほうを節約したのだ、こう……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1970/04/15、8期、日本社会党)

○木村禧八郎君 物価問題でさらに詰めの質問をしたいと思うのですが、きょうまた卸売り物価が出ておりましたね。これは消費者物価と同じような問題が起こってくると思うのです。四十五年度経済見通しでは、卸売り物価は一・九%のアップになっていますね。それで指数は一一〇・七。ところが、三月の卸売り物価は御承知のように一一一・三でしょう、それを上回っちゃっているんですよ。だから、もし四月以後ずっと横ばいとしましても二・五%上がるということになりますね。そうすれば、政府の一・九%のアップよりも上がらざるを得ない、こういうことになるわけですね。そうすると、これもやはりもう改定をせざるを得ない。これなんか最もはっき……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

木村禧八郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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