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中田吉雄 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

中田吉雄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは中田吉雄参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中田吉雄参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 決算委員会 第2号(1950/07/19、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 委員長の申されたように、印刷して頂きたいと思いますけれども、調査庁の方にちよつと二、三お尋ねしたいと思うのですが、如何ですか。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますけれども、肥料公団が八月一日ですか、廃止になりまして、清算段階に入るのですが、現在七十万トンぐらいの農家が引受けない肥料が手持になつている。これをどのような機関に保有させるかということが非常に問題になつているんですが、只今御報告されましたように、非常な不始末がありますし、特に財産の清算段階になつて、職員の人が浮足立つて来るわけだと思うのですが、その者に、七十万トンとすると百億からの在庫なんですが、それを我々が今日農政局長……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1950/09/20、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今神戸博士から御説明を承わりましたが、これよりもつと詳しいものがすでに新聞紙上に報道されておつたのですが、本日の委員会に対する説明はいささか親切の点で適当でないと思います。もう少し最終段階でないにしても、一つ動向をはつきりするように、明日で結構ですから資料に基いて、お願いしたいと思います。もう数回そういうことは新聞紙上にずつと出ておりました。
【次の発言】 先に岩木、相馬両議員から今度の税の配分について一番弱い線が府県に現われた、これも誰も認めておる点ですが、二十六年度の予算を見ますると、それに対する補強工作とかいうようなことは予算の面ではないようでありますが、どういうふうに将……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1950/09/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 その場合に、そういう特殊な地方は、財政收入が多くなるわけでありますが、それが平衡交付金の配付にどういう影響を及ぼすというように、基準の財政收入の算定の基礎に使つているのですか、これは別途にしているのですか。
【次の発言】 首藤次官がおられますので、これは地方行政委員会の所管とは少し問題が外れるかも知れませんが、お尋ねいたしますか、競輪の問題がこんなにやかましくなつているというのは、吉田内閣における閣僚の意見の不一致ということがあると思うのです。それは恰かも電力再編成の問題と揆を一にする程閣内の意見が一致しない。特にワンマンと言われて殆んど党議を決定される程独裁的な吉田総理か、この……

第8回国会 地方行政委員会 第4号(1950/07/18、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方財政に関する参考計数資料について……
【次の発言】 この計数資料の二の三十七項に関しまして国務大臣にお導ねいたしたいと存じます。これによりますると昭和二十四年度分の都道府県税の徴収実績調が出ていますが、この調定済額に対しまして実際入りました額は出納閉鎖期の近付いたような本年度にまたがりましても、七〇%しか徴収できていないわけであります。地方の経済は今年度に至りましても何ら国民所得が増大するようなことは予定されていないわけであります。客観情勢からいたしまして、何ら農山漁村、中小企業が担税能力が高まつたというようなことは全然予定されないわけであります。そういうような点で本年度これ……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1950/10/16、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは昭和二十六年度の予算にも関係すると思うのですが、主として昭和二十五年度についてですが、先般のシヤウプの地方財政に対する見方からいたしまして、府県よりか市町村に重点を置きまして、特に市町村の財政強化という点を狙つておるように思うのですが、その基本的の考え方については、我々といたしましても了承するようになりましたが、特に市町村におきまして、平衡交付金の配分なんかを可なり不均衡を平衡にするようになされておると思うのですが、最近十月に内示されました各府県に対する平衡交付金の内示というものは、市町村のように財政の不均衡を非常に平衡していない。そこで府県といたしましては非常に財政難に陥……

第8回国会 地方行政委員会 第6号(1950/07/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 シヤウプの勧告に基きまして、税の配分が府県と市町村にあつたわけでありますが、特に今回県の有力な財源でありました固定資産税が市町村に委讓されたことと、附加価値税で農業が除かれたという二つの点で、都道府県、特に農山漁村を中心にしたような府県におきましては、非常に財源が枯渇するわけでありますが、そういう際におきまして政府とされましては、この国と市町村の間に挾まつた地方自治体の比重を、どういうふうにお考えになるかということをお伺いします。
【次の発言】 只今の御説明はよく分るのでありますが、遊興飲食税と入場税、それから附加価値税でまあ農業以外の沢山取れるような六大都市を持つような府県にお……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第6号(1950/10/17、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 公衆衞生行政についてですが、地方行政調査委員会議の勧告はないと思うのですが、自分は聞き漏らしたと思うのですが、これは調査過程にあると思うのですが、委員会ではどうなつているのですか、市町村に持つて行くような傾向にあるのですか、どうなつているのですか。
【次の発言】 そういうようにする理論的な根拠というものはどこにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、市はまあ可能だと思うのですが、特に郡部なんですがね。その場合は組合でも作つて、事務局のようなものを特別置いたりしてやるのですか。町村で組合を作つて。例えば一つの郡ですね。二十数カ町村を従来対象にしておるというような所はどういうふうに……

第8回国会 地方行政委員会 第7号(1950/07/22、2期、日本社会党)

○中田委員 事業税で、非常に中小企業の方に重く大きい法人で軽く徴税されておるようなことは、徴税技術の欠点、例えば国税におきまする税務署のような完備した徴税機構がある場合は十分防げるではないかと考えられる向もあるのですが、そういうことによつては是正されませんか、そういう中小企業に重くなつている事業税に。
【次の発言】 固定資産税を都道府県から市町村に委讓しましたことは妥当な税制改革だと思われますか。
【次の発言】 この度の改革で附加税制度がなくなつたのは非常な大きな改革だと思いますが、附加税制度をなくしたことが府県間、市町村間の財政のバランスを非常に破りまして、そのために平衡交付金に非常に多く依……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第7号(1950/10/18、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは質問というより希望かと思いますが、本年度の補正予算並びに来年度の予算に関しまして、所管の自治庁並びに地財委、大蔵省との見解は非常に大きな相違があるように思いますので、それらに対しまして非常にはつきりした問題の所在を掴みますために、幸い大蔵省でいろいろな府県や市町村の調査をされているそうですが、その集計ができましたら、地財委、自治庁から貰つているのと比較検討いたしまして、はつきりしたものを掴みたいと思うわけであります。そこでお尋ねなり希望なりいたしたい点は、調査されました計数整理はどの程度できておりますかという点と、それができ次第一つ地方行政委員会にも一部ずつ頂きたいというこ……

第8回国会 地方行政委員会 第8号(1950/07/24、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 シヤウプの勧告に書いてあるところを見ますると、国税、地方税のこの勧告は一つの体系をなしておるものである。從つて極く一部の部分的修正というようなものは、これは改善にならずに改惡になる場合が極めて多いということを勧告しておるわけなんです。從つて我々といたしましては大部分の修正をいたしますと、それに関連して起る附帶的な修正なしには十分にシヤウプの勧告の趣旨にまあ副い得ないと思うわけなんです。そういう観点からいたしましてこの国税を見ますると、法人に対しまして、株主と法人とは租税主体が同一であるから二重課税をしてはいけないというような立場から、国税では非常に軽くしてある、それにも拘わらず今……

第8回国会 地方行政委員会 閉会後第8号(1950/10/19、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私はこの自治庁や地財委の努力の足らなんだという問題よりかも、こうなりました一番大きな問題は、予算の編成権は大蔵省にあるという問題と、池田大蔵大臣の吉田総理大臣に倣つた思い上つた性格から来ておると思うので、この更迭なしには如何ともし難いと思うわけなんですが、併しこういう点が大蔵大臣が私は鼻つぱしが強くなつておるのじやないかと思うのですが、お尋ねして見たいと思うのですが、昭和二十五年度の補正予算の決定につきまして十月二日に池田大蔵大臣は党の三役と補正予算について了解をつけてまあ党の支持を得ていると、こういうような恰好に新聞の報道ではなつておるのです。そういう点で大蔵大臣が一応主計局で……

第8回国会 地方行政委員会 第9号(1950/07/25、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 この六條の規定なんですが、これは協同組合なんかの課税の場合でも適用できるわけですか。
【次の発言】 この七十七條の税率は前に比べると低くなつたのですが、シヤウプ勧告では世界最高の税率というようになつておりますが、外国の方のはどのくらいか分りましようか。
【次の発言】 この一定の予定された税額を徴收するにしましても、もう少し下げると入場者が多くなつて多く取れるというような逆の相関関係があると思うのですか、そういう長所はありませんか、税を高くすれば入場者が少くなるし、低くすれば多くなるというような。
【次の発言】 この入場税の予定の收入なんですが、大都市のあるような府県は、やはり政府……

第8回国会 地方行政委員会 第10号(1950/07/26、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 今の議題からちよつと外れて恐縮ですが、広く解釈すれば関連もないこともないのですが、このシヤウプ案の序文には、勧告案は国税から市町村税に至るまで一つの体系にしている。從つて部分的に修正をやると改善にならずに改惡になる場合がある。そういう際にはシヤウプ博士は責任を負わんということを書いてあるわけなんです。そこでシヤウプ博士は、所得税について、法人税をやるんだ、法人と株主は同一の担税主体であるという立場を採つて、法人を非常に優遇しているわけなんです。併しそれから起る弊害というものはまあ附加価値税でやや緩和されている。それにも拘らず政府は附加価値税を一年延期して、事業税をやるというふうに……

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/28、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 この調査の場所ですけれども、余り條件が一定したような場所ばかりではありませんか。そうじやないですか。
【次の発言】 この行政事情は大体コンデイシヨンのいい所ばかりじやないかと思うのですがね、これはそういうこともありませんか。
【次の発言】 その前にちよつと質問をお許し願いたいと思います。国務大臣はおいでになりませんか。
【次の発言】 実は地方税法案を審議しますには、いろいろなやはり前提條件があると思いますが、最近我々に配付されました全国地方自治協議会連合会の方から、明年度は災害復旧費の全額国庫負担は打切る、こういうことが閣議で決定されたということを言つておりますが、この真相につい……

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/29、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちよつと後に戻りますけれども、事業税の免税点について質問を許して頂きます。
【次の発言】 第七百四十八條なんですが、免税点が設けてありますが、但書を見ますと、但し、財政上その他特別の必要がある場合においては、所得金額が二万五千円に満たないときであつても、事業税を課するということにつきまして、この免税点の規定は、事実上或る意味では無視されたような形になつておると思うのであります。特にこの度府県税が入場税と遊興飮食税と事業税になりまして、特に入場税と事業税として政府が見積られたのよりは、我々はどうしても徴税額が下廻るものであるということを予想するわけであります。そうしますと、どうして……

第8回国会 地方行政委員会 第14号(1950/07/30、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 災害復旧費の全額国庫負担の問題に関連いたしまして、大蔵大臣にお伺いいたしたいと思います。新聞紙の報道によりますと、来年度の予算の編成方針が閣議で討議されまして、災害復旧費の全額国庫負担の問題は本年度で打切ると、こういうようなことが新聞紙上に報道されまして、非常に府県、市町村には大きな問題を投げていますが、果してそういうようなことになつておるのでありましようか、お伺いいたしたいと思います。私といたしましても昭和二十五年度における災害復旧事業費国庫負担の特例に関する法律からいたしまして、その第二條の規定によりまして、昭和二十五年度に限るということを規定されておることは知つておるわけで……

第9回国会 地方行政委員会 第2号(1950/11/29、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 二十五年度の補正予算に関しまして、地方財政委員会並びに自治庁のあらゆる要請と努力にもかかわりませず、平衡交付金がたつた三十五億になつたということは、いろいろ考えなくてはならんと思うわけであります。大蔵省がそういうふうに非常に嚴重な査定をしました唯一最大の基礎は、私は先般大蔵省自体がやつた広汎な調査に基くものだと思うわけであります。我々は地方財政委員会並びに自治庁からいろいろな資料を提供して頂きまして、それに基いて論戰を展開しているわけでありますが、どうしても大蔵省の査定を通りまして、本会議にかけられました三十五億の予算の妥当性を検討しますためには、大蔵省がやりましたこの調査の資料……

第9回国会 地方行政委員会 第4号(1950/12/01、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 その努力のことについては非常に有難いのですが、三十五億の予算を審議するに際しまして、一つその最終決定というものをこの國会中に一つ何とかはつきりけりをつけて貰うような見通しはどんなものでございますか、一つお尋ねいたします。
【次の発言】 三十五億の平衡交付金が出ておるわけでありますが、その審議をするのに、今後許される起債と非常に深い関係があると思います。この問題は本國会中に審議しなくてはならんのですから、その起債の枠の増大をこの國会中に一つ関係筋と話をつけて頂きたい、その見通しがありますでしようかどうですか。

第9回国会 地方行政委員会 第5号(1950/12/02、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 このたび國会に提案されました地方公務員法が吉田内閣の案として出されたわけでありますが、従来の慣例からいたしましても、我が國は占領下であるということから、この法案がここに上程されるまでには関係筋といろいろ折衝されたいきさつがあると思うわけであります。そういう点から考えまして、この六十二ケ条の中のどういう点を関係筋が最も強く法案の中に織込むことを主張したか、更にどことどこを特に吉田内閣において強く法案に織り込むように主張したか、全文に亘つて大体どことどこが関係筋の強い要請によるものでありどことどこを吉田内閣において織り込んだかということを一つ知らして頂きたいと思うわけであります。

第9回国会 地方行政委員会 第6号(1950/12/03、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 議事進行について発言したいと思いますが、これは私遅く来たのですが、議員提出の法案ですね。
【次の発言】 先に議員提出の競輪法案を、まあ議員提出の法案として可決しまして、その地方財政に寄與した面もありますが、起つた弊害から鑑みまして、非常に代論も沸騰してまあいろいろ社会的な批判も受けておるわけであります。只今この法案をいろいろ御説明受け、且つ内容を検討して見ましても我々は特にいろいろ考えさせられる点がありますので、まだいろいろ質問したいと思いますので、一つここで休憩して午後でもやつて頂けるようにして……。
【次の発言】 そうすると、これは今日打切りですか。

第9回国会 地方行政委員会 第7号(1950/12/04、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 選挙期日の変更については、私はいろいろ資料を貰いたい点もあるのです。
【次の発言】 それで予備審査をやつてはどうかと思います。

第9回国会 地方行政委員会 第8号(1950/12/05、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 アメリカを視察されて……一般職と特別職の数とパーセントを言われたのですが、あれをもう一遍……。

第9回国会 地方行政委員会 第10号(1950/12/06、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 佐藤さんはいつ御当選ですか。
【次の発言】 そうしますと、佐藤さんが市長に当選されてから、衆議院の選挙、参議院選挙、教育委員の選挙等が実際数次に亘つて行われておるわけですが、あなたの市役所の公務員各位がですね、その三つの大きな選挙に際しまして、政治的な活動を制限しなくてはならんような、そうしなくては市役所の市政というものが推進できんような過失を犯したかどうかというような、実際具体的な三つの選挙を通じての御感想をお伺いしたい。
【次の発言】 非常に参考になりましたが、そうしますと、今度の公務員法に出ておりますような極端な制限規定でなしにでも、勤務時間中とか、或いは勤務場所とか、或い……

第9回国会 地方行政委員会 第13号(1950/12/08、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今の両委員の質問に関連いたしまして、一般職と特別職を分けることの範囲についての御質問を重ねていたしたいと思います。只今吉川委員がアメリカにおける一般職と特別職とのできました歴史的な背景というようなものを十分申され、又相馬委員からも日本におきます官僚制度の生んだ弊害というものについての歴史的な反省をされましたので、理論的な問題については触れませんが、私地方政治を担当いたしました体験からこの一般職と特別職との区分が、特に特別職の範囲があまり狭過ぎるのではなかということについて御質問をいたしたいと思います。私の県は鳥取県でありますが、昭和二十二年に初めて知事が公選制度になりまして、高……

第9回国会 地方行政委員会 第14号(1950/12/09、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 三十六條の最初の見出しに(政治的行為の制限)とありますが、投票すること以外には殆んど禁止的な條項のように思いますが、それを禁止と書かずに制限と謳われた理由はどういう点にありますか。
【次の発言】 敗戰後今年で六年目でありますが、日本の民主化の過程を振り返つて見ますると、
【次の発言】 お話の点はわかりますが、先に申上げましたように八、九十万即ち百万近い国家公務員、百三十万に及ぶところの地方公務員は何といつても我が国の知性を代表する極めて健全な階層であろうと思うわけであります。そういうものの自由に表明されるところの政治的な意思の発表行動を制限するということは、私は健全なる民主化の運……

第10回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 閉会後第1号(1951/07/10、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 陳情がありますまでにお願いいたしますが、各党派から小委員が出てやるわけでありますが、最終案が出るまでに小委員会における中間的な報告のような形で、この委員会をときどき招集されてやるような御意思はありませんか。今後の運営についてですが、やはり選挙につきましては重大でありますので、まあ簡単に結論が出れば結構ですが、そうでない場合、やはり中間報告のような形式を以ちまして、事情が許しますれば、ときどきこの全体の委員会を招集してお諮りのような機会を持つてほしいと思いますが、如何なものでしよう。

第10回国会 地方行政委員会 第2号(1950/12/12、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 来年の改選期が丁度予算の編成期に当りますので今回のような立案の措置をとられましたということは、十分理由のあることだと思いますが、ただ私はこの選挙の期日をどういうふうに変更するかということを考える際に、法律の六十七号ですか、昭和二十二年の四月に新らしい措置法が施行された、この立法の趣旨というものを十分考えて見なくてはいけないと思うわけであります。私は申すまでもなく、今回頂きました資料によつてもわかりますように、従来の知事は官選であります。それから市町村長は議会の選挙で、それを知事が許可するというような形式で間接選挙の形態をとつておつたわけであります。丁度それはイギリスの議院の内閣制……

第10回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1951/07/12、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今国警長官のほうから大体廃止のほうに向つているのが、四十ぐらいではないかというようなお話がございましたが、主たる理由はやはり財政的の問題ですが。その点について一つ廃止を決議いたしました理由、別にわかつておりましたら大まかでいいですから……。
【次の発言】 現在まで昭和二十六年度の平衡交付金が一部ずつ支拂われておりますが、本年度の単価はどうなつておりますか。この点についてわかりましたらお願いしたいのですが、どなたでも……。
【次の発言】 仮渡しになつておるのですか。概算交付はどれくらい行つておるかわかりませんか。

第10回国会 地方行政委員会 第3号(1950/12/14、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 最近任期が満了する前に、予算の編成期等の問題で知事が辞任して立候補している問題につきまして、議員のやめるほうはどうも批判的な立場をとられ、知事のほうは大体事情止むを得ないのではないかというふうに了承されたように思うのですが、四年前に立候補するときには大体四年の任期を確約して、而もここで出るのならいいのですけれども、他の立候補者が準備できない間隙を狙つて再選を狙おうというような、或る意味では最近の選挙はそうなんです。予算の編成期にかち合うから事前にやめて立候補するというよりは、他の競争候補者が来年の四月には準備して出るから、その準備が完了せぬ前に不意討ちを食らわして立候補するという……

第10回国会 地方行政委員会 閉会後第4号(1951/08/15、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は西郷委員長並びに武井専門員と、北海道に参りまして、六月十九日から二十九日まで地方行財政並びに治安等につきまして調査した次第であります。北海道は特殊地帯でありまして、極めて注目すべきいろいろな点がございますが、ここに報告書をまとめていますので、これを速記にとどめて頂くようにいたしまして、それに譲ることを御了承願いたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第5号(1950/12/16、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は日本社会党を代表いたしまして、今回提案されました法案に対して党の態度をはつきりいたしたいと思います。  社会党といたしましては、政府原案に反対いたします。ただ来年の改選期が恰も予算の編成期に該当するから、これを調整しなくてはならないという政府の善意を活かしますためには、只今岩木委員から修正案を出されたような案にするのが、長所を活かしながら短所を是正するところの最も公平妥当な案であるという結論に達した次第であります。その詳細な理論的並びに具体的な説明につきましては、本会議に讓ることにいたしまして、党の態度をここに表明する次第であります。

第10回国会 地方行政委員会 第6号(1951/02/01、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは勧告の通りを法案にしておるのですか、そうじやないのですか。
【次の発言】 これは成案ができていますか。
【次の発言】 そうすると、これはまだ先になりますね、実際には。

第10回国会 地方行政委員会 第7号(1951/02/02、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 川本さんにちよつとも尋ねしますが、この法案が対象としておるような人は実際全国で何人くらいあるのですか。

第10回国会 地方行政委員会 第15号(1951/02/20、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 今日は質問いたしませんが、お尋ねしておきますが、東京新聞の今日のやつですね。「警察法改正案成る」というふうになつているんですが、これには殆んど自治体警察の要望というものは容れられていないわけですが、この点を伺いたい。
【次の発言】 大阪の鈴木総監から申された点で、小笠原氏から指摘されたんですが、生涯をそこの自治警察のために捧げるというのは、両総監のように上り得る最高の地位におられるような、大都市のこのヘツドに就かれた人としては言い得るかも知れませんが、まだ非常に春秋に富む、特に人口五千ぐらいなこのいわゆる市街地的な条件に入るために置かれているような、この自治体警察まで人事の交流を……

第10回国会 地方行政委員会 第16号(1951/02/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方税法が改正されまして半年経過いたしまして、新らしい年度の予算が組まれるに当つて、いろいろ質問したいこともたくさんありますが、我々としては確定法案が出てからやつたほうがいいと思うのです。それで今日はこれで打切つてもらつたらと思うのですが如何ですか皆さん。
【次の発言】 それから資料をお願いしたいのですが、平衡交付金の一般交付金の分ですが、あれは本決定したようですから一つ仮決定の分と本決定の分を各府県別に一つ早急に資料を出して頂きたいと思います。

第10回国会 地方行政委員会 第19号(1951/03/05、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 昨年のシヤウプ勧告によりまして、画期的な地方税制の改正がありまして、私はこの度のような部分的な改正ではなかなか地方自治の振興と発展は期しがたいと思うのです。そこでいろいろ山ほど御質問申上げたいことがあるんですが、この資料ではなかなか余り概括的で十分でないので、昨年の地方税の改正のときには十分詳しい資料でございまして、各府県別になつておつた。これは全部サマライズしてもつと各府県別に分けて、一つ昨年のようないろいろなことを判断することができるように一つお願いしたいと思うのですが、委員長如何ですか。昨年の七月に頂いたのは非常に各府県別に、遊興飲食税或いは事業税等、ずつと詳細にあつて非常……

第10回国会 地方行政委員会 第20号(1951/03/08、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今小笠原氏の申しました意見に賛成なんですが、我々昭和二十六年度の予算をやはり審議しますためには、この画期的な地方税の改革をやつたことが、どのように地方でこなされておるかということを先ず詳細に知つて見たいと思うのです。そこで先般も出されたのですが、今日出された資料だけではとてもこれは再三やかましく言うのですが、これではとても各県別の、例えば政府が予定されたような額がどの程度、例えば昭和二十五年の十二月末くらいまでにはどの程度徴税ができているか、或いはシヤウプ勧告に基くこの税制の改革が地方自治の発展に本当にいい工合に行つているかというような問題を、私どもがつかみますには、この程度の……

第10回国会 地方行政委員会 第21号(1951/03/09、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 この法案提出の時期なんですが、総裁は今後一カ月以内に国会に提出することは困難であろうと言われたのですが、第十通常国会の期間はまだ大分あるのですが、どうなるでしようか。やはりこの会期中に出される予定でしようか。或いは予想されますような臨時国会でも召集された際に、予算的措置とからんで一緒に出される予定でしようか。その辺一つ法案の審議もありますので承わりたい。
【次の発言】 そうなりますと、臨時国会になる公算が大ではないかと思うのです。如何でしようか。
【次の発言】 これは改正法案が出てからいろいろ申上げたいと思うのですが、このたびの警察法の、警察の能率化、その他について問題になつてい……

第10回国会 地方行政委員会 第22号(1951/03/12、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 一言質問しますが、未だこれを実施しないうちに、改正するという問題ですね、そうするとこれはこの後出ざれたときには、甚だ自信のない、まあ総司令部がいるから仕方がなしに出したのだというふうになるのですか。これは一体我が社会党は反対したのですから、これに対する責任は負わないわけなのですが、どのような責任を一体政府は負うべきものなのですか。住民税や何かのいろいろな摩擦などがあるからこれを改正すると言うならいざ知らず、未だこれを施行しないのに……、これほど広汎な技術的な問題なのですけれども、我々その辺、立案者並びに提案者の責任の所在、確信の度合というようなものについて一言承わつて法案の審議の……

第10回国会 地方行政委員会 第35号(1951/05/14、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは資料の問題なんですが、このたび審査に入りますに当つて資料をおもらいしたのですが、非常にたくさん有益な資料を頂きまして法案の審議に資すると思うのですが、ただ一つお願いしたいのは、地域別、年次別、犯罪の種類別の統計なんです。ここに頂いておりますけれども、これでは非常に簡単で終戦以来の治安の動向、犯罪の内容ということが具体的に判断できないわけであります。非常に面倒だと思いますが、すでにそういう資料ができていると思いますので、国警と自治体の地域別、これは各県別それから年次別、それから犯罪の種類別の統計、そういう概括的な犯罪統計を基にいたしまして、概括的な質問を明日でも開かれる際にい……

第10回国会 地方行政委員会 第39号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 東京都の只今の改正につきましては異論はないわけであります。衆議院におきましてこれに関連してこの県のほうの部局の編成について何か御意見はなかつたのですか。私なんかは県のほうでも、第百五十八条に、但し農林部を設けた場合においては商工部を、商工部を設けた場合においては農林部を設けることはできないという規定がありまして、非常に窮屈な点がありまして、これまで自治法の改正以来の経過に鑑みて、これらのことも改正の必要があると思うのでありますが、それらの意見も出ずに、これだけに賛成したことになつたのですか、その辺の経過をお伺いします。

第10回国会 地方行政委員会 第41号(1951/05/23、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 このたびの改正法案には出ていないのですが、法務総裁が関係方面と折衝したときには、東京都の警視総監も、警視庁も国警に取上げて行くというような思い切つた改革を折衝したように聞きますが、関係方面のほうで許さなかつたというふうに承わつていますが、そういうようなことに対しましては、どうお考えになりますか。
【次の発言】 須貝教授にお尋ねしたいと思いますが、その前に読売の梅田さんが申されました後段の点につきましては、アメリカの警察法の母法であるイギリスの諸制度につきまして、該博な蘊蓄を傾けて頂きまして、特に我々が国会でそのような問題を提げて四つに組んでこの法案と鬪つています際に、非常に有益な……

第10回国会 地方行政委員会 第42号(1951/05/24、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちよつとお尋ねいたしますけれども、各県とも国家地方警察に対しまして、県の公安委員会を通じていろいろな形で相当たくさんの金を、形の変つた寄附金のような形で流しておると思いますが、或る府県については、我々の調査つしたのでは、数千万に及ぶような協力をして、国家財政の足らないところを負担しておるような県がたくさんあると思いまますが、御当地はどういう状態ですか。
【次の発言】 私も県会議長をやつておりますときに出していたのですつが、実際上の地方財政の建前からいうと、国の機関に対しまして府県がそういう費用を負担するということは、負担区分の建前からいつて財政法の違反なんですが、その地方の治安を……

第10回国会 地方行政委員会 第43号(1951/05/25、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 先般連合委員会におきまして提案されました道路運送法をいろいろ検討いたして見ますると、戰時時代の統制と殆んど変らないような点がたくさんありまして、只今要望書に列記されたような点を改めますことは、運輸省が申されますような交通事業の連絡性とか一貫性、或いは交通の特殊性というようなことを何ら阻害することなく、むしろ非常に適切な要望事項であると思つて、岡本委員長におかせられまして、こういうふうにまとめて頂きましたことに大変敬意を表する次第ですが、これが実現の方法なんです。ただ運輸委員長にこの要望書を渡すというだげでなしに、一つ是非この修正をいたしまして、可決するようなことにいたしたいと思い……

第10回国会 地方行政委員会 第48号(1951/06/02、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 私たびたび欠席しまして、会期も差迫つ大変恐縮ですが、一つ重複するところもあると思いますが、若干質問をお許し願いたいと思います。先ず大橋法務総裁にお伺いしたいことは、この法案は現下の治安の状況から見られまして、現行法の改正を要する点を最終的に現段階において改正されたものであるかどうか、この法案の通過を心から望んでおられるかどうかという点なんであります。なぜこういうことをお尋ね申上げるかと言いますると、自由党におかれましては、二十六日の総務会におきまして自衛治安対策要綱を決定されたわけであります。その内容につきましては時間がありませんので申上げませんが、国民の自主的な立場からこの自衛……

第12回国会 地方行政委員会 第3号(1951/10/30、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方財政が非常に窮迫しておることは、大蔵省の或いは政府のこれに対しまする理解の乏しい点も非常に多いと思うのですが、平衡交付金の配付基準の決定によつて地方財政のアンバランスが十分平衡されないという点が、地方財政の困難を一層まあ大にしておる点があるのではないかというふうに考えるのです。仄聞するところによりますと、大蔵省みずから配付基準を決定してですね、そうして各県別の配付額を決定したやに聞いておるのですが、その案はお示し願つて、参考に供される御意思はないのですか。
【次の発言】 非常に細かい配付基準を決定されてやられることは非常に科学的なようではありますが、往々その結果が大量観察を誤……

第12回国会 地方行政委員会 第4号(1951/10/31、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 毎日継続されます予定ですか。
【次の発言】 そうすれば次に譲ります。

第12回国会 地方行政委員会 第9号(1951/11/13、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 国家公務員がこのたび千五百円アツプするわけですが、閣議決定で、それぞれ教職員なり一般職員なり低い決定をしましてそれを地方に流して行く、只今副知事さんや総務部長さんの話を聞きますと、諸般の情勢からそういうことは困難であるということになりますと、予算の款項目におきましては流用の限度はあるわけでありますが、背に腹は替えられないので、いろいろな形によつて費目の流用をやつてでもやるというようなことはできんものですか。その点一つ……。
【次の発言】 例えば事業費なんかがありまして、その中のいろいろ県会なんかに出される予算の説明では、例えば委員会費とか調査費とかいろいろあるわけですから、それの……

第12回国会 地方行政委員会 第12号(1951/11/20、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 去る十二日に参議院で全会一致を以ちまして、地方財政の窮乏を救いますために平衡交付金と起債の枠を拡大いたしまして、地財委に善処するように全会一致を以て決定したわけでありますが、その後吉田内閣におきましてこの全国から起りました膨湃たる要望に対して、特に国民の代表である国会の両院から曾つて余り例のないような全会一致の決議がなされたのですが、どういうその要望に応えるような御処置をおとりであるかという点をお伺いしたいと思うわけであります。我々か大蔵省なんかに接しました限りにおきましては、なお地方財政には余裕があるとか、或いは自然増收が相当あるというようなことで、国会の両院の決議を尊重するよ……

第12回国会 地方行政委員会 第13号(1951/11/21、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 関連しているんですが、鈴木さんの御答弁の前に併せてお聞きしたいのですが、自治庁の機構と人員等についても一つ併せてお願いしたいと思います。
【次の発言】 昨日の岡野国務大臣の説明によりますと、二回に亘るシヤウプの勧告に基いて大改革をやつたが、最近における経済事情の変化に伴つて相当大幅の修正を要する、こういうふうに申されているわけでありますが、我々から見ると経済情勢は昨年改革したときと大して変りはない。むしろシヤウプ勧告が日本の実態について十分な認識を持たないものが消化されずに、杓子定規に適用したところに大きな誤りがあるので、すでにあのような地方税の改正をやつたならば、一年を出ずして……

第12回国会 地方行政委員会 第14号(1951/11/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 行政機構が新らしい法律が制定されますに連れて順次厖大になつて来る傾向は否みがたいわけでありまして、そういう観点から整理するということも是認されるかと思いますが、私たち昨年国会に出まして、いろいろ地方財政なり地方行政の問題を担当いたしまして痛感いたしますことは、内務省が過去の日本の戦争遂行に大きな役割りを果したというようなことから内務省が解体されて、そういう気持というものがずつと継続されまして、そうして警察や建設や厚生関係が分離した点はあつたと思いますが、その固有の地方行政を担当する自治庁と地方財政委員会については、我々はそういう内務省解体の余波を受けて、なお必要以上に陣容が充実さ……

第12回国会 地方行政委員会 第15号(1951/11/24、2期、日本社会党第二控室(左))

○中田吉雄君 この平衡交付金法の一部改正ですが、御趣旨は非常に結構だと思いますが、只今伺いましたのでは、府県分についてはこの五千万円くらいなエラーで、非常にまあたくさんの府県を相手にして、誤差は少いように思うんですが、錯誤は……。具体的に例を一つ挙げて、どういうことに基いての誤りがあるか、ただコンマを違えたとか、或いは意識的であるか、余儀ない事情によつての、意識的でない誤りであるか、そういう具体的な例を一つ挙げて、一つどういうわけでこういうふうな誤りが起きたかということを御説明願いたい。
【次の発言】 その徳島なんかのそういうやつは、特別交付金なんかでは調整でき得なかつたのですか。

第13回国会 地方行政委員会 第2号(1952/02/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十七年度の全体の予算の枠の中で只今御説明になりました地方財政の問題の審議に入る前に、私としましては、この非常に多難であつた昭和二十六年度の地方財政の後始末をやるということが非常に大切だと思うわけであります。そこで先般頂きました昭和二十六年度の決算見込額集計表というものを頂いたのですが、これだけでは十分地方財政の年度末の収支の状況がわからないと思うのですが、地財委におかれて各府県並びに市町村のいろいろ資料を集めておられると思いますが、昭和二十六年度の赤字の総計幾らになるか、そうしてそれは相当各府県、市町村ともやまをかけて出していると思うのですが、それを多年の習練による直感その他の……

第13回国会 地方行政委員会 第3号(1952/02/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お尋ねしますが、日本との平和條約と警察予備隊或いは保安隊にいたしましても、いずれにしましようが、それとの関係です。海外派兵の問題であります。その点について平和條約の第三章の安全、第五條の(a)項の(iii)ですか、その(iii)には日本は国際連合に入つておらんでも国連の決定によつてあらゆる援助の義務を負うという規定があるわけであります。その際にそれがどのような名称であろうが、朝鮮事変が收まつておりませんでしたら、この平和條約を受諾した限りにおいては朝鮮派兵を拒絶することは平和條約の第五條(a)項の規定から言つてできないと思いますが、その辺はどういうふうに行政協定その他でやられてい……

第13回国会 地方行政委員会 第4号(1952/02/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十七年度の地方財政に対しまする計画その他を御説明受けたり審議します前に、やはり私は先日の続きですが、地方財政は重大なこの危機に入つていると思うわけでありまして、今度出された三十七年度の御計画を見ましても、非常に基本的な問題に触れずに、問題の根本的な解決に対処していないというふうに考えるわけであります。私の浅いところの地方財政に対する体験を以て見ましても、二十三年度を頂点といたしましてその後地方財政は重大な転換期といいますか、危機に直面して、二十七年度はその傾向が一層強くなると思うわけであります。従来私が調べました数府県なんかに関しましても、大抵若干の繰越金なんかを持つていました……

第13回国会 地方行政委員会 第5号(1952/02/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 斎藤長官にお伺いいたしますが、北海道の白鳥事件ですか、捜査の過程でいろいろのことがあると思うんですが、新聞に発表されました各紙を通じての印象では、やはり背後に共産党員のはつきりした関係があるように出ているんですが、あれは警察当局の発表から出たものではないのですか、この点をお伺いしたいと思うわけであります。  それから私特に最近すべての暴力行為というものを共産党に全部のつかけてしまう。そうして国民の反共思想を煽つて、正しい民族運動まで抑圧してしまうという手段として非常に使われる傾向があるではないか、特に斎藤長官の管轄だと思うんですが、島根県は大橋前法務総裁の出身地であります。あすこ……

第13回国会 地方行政委員会 第6号(1952/02/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今警察予備隊の所管についていろいろ構想をお話になつたのですが、大体そういう案はいつ頃でき上つて国会にお諮りになりますか、大体の見透し、それからもう一つは、やはりこういう治安その他重大な権限を持つものは、権力を一ヵ所に集中せずに、できるだけ分散するということが必要ではないかというふうに考えるのですが、併しそれで又治安上の能率化を害してもいけないのですが、その権力の集中を防ぐということと、能率化とをどういう工合に調整されますかという問題、それから講和條約が発効いたしますと、一応独立ということになるんですが、これについても総司令部の了解を得なくてはこれは内閣の案として提案できないもの……

第13回国会 地方行政委員会 第7号(1952/02/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 東京都内におきますこの事件は、自治体警察である警視庁の管轄だと思いますが、事件の重大性から鑑みて警察法の第五十五條の国家地方警察の応援を求める、そういうことが要請できる一つの條件があるのではないかと思いますが、警視庁からは要請ありませんでしたか、その点。
【次の発言】 こういう外人の犯しました犯罪についての現在の捜査権の所在はどういうふうになつていますか。
【次の発言】 衆議院の予算委員会ですか、これが外人であるということがわかつた際に、警察署長さんですか、これはアメリカ人だからピストルを使つてはいけないというようなことを言つたやに聞きまして、そのことが犯人を逃走させた大きな原因……

第13回国会 地方行政委員会 第8号(1952/02/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 丁度資金運用課長さんがおいでになつておりますので、この際地財委と両方にいろいろお尋ねして見たいと思うのですが、先般の地財委の説明では大体三百九十億くらいですか、赤があつて、特別交付金の残りが百二十億、起債が五十億ですか、あつて、大体二百億見当の赤が地方財政で予定されるということになつて、その赤をいろいろ考えて見ますると、徴税の努力が足らないものである、或いは県単独で積極的に事業をやつたとか、或いは濫費をやつたとか、或いは国の法律に基く義務的な経費というようないろいろな問題が、平衡交付金の配分方法というようないろいろな問題が予想されるが、荻田局長は濫費なんかもあるが、併しそれは大勢……

第13回国会 地方行政委員会 第12号(1952/03/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと失礼しますが、二十七年度のものを御説明して頂きます前に、二十六年度財政欠陥の措置について、その後どう進んでいますか。木村委員のほうから一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いろいろ御事情もあると思うのですが、大体年度が差迫つて来たんですが、いつ頃になつたら目鼻が付きそうですか。見通しは付きませんか。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますが、二百二十億ばかり赤字ができておるわけですが、これをまあいろいろ検討して見ますると、先般の委員会でも申上げましたが、府県や市町村がまあ濫費して、そのために財政需要を増大したもの、或いは県単独に積極的に事業をやりまして、そのために赤字に……

第13回国会 地方行政委員会 第13号(1952/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十七年度の地方財政計画について質問に入ります前に、二十六年度の財政各階をどうするかという問題で一つ御質問したいと思うのですが、先般土曜日でしたか、委員会を開きまして、その際にいろいろ大蔵省との折衝がその後どう進展しておるかという問題につきまし余り核心に触れた答弁がなかつたのです。ところがその日の夕刊には、直ちに大体大蔵省との折衝額は府県と市町村に渡さないということになつていましたが、配分なんかもすでに決定していたように公表されていたのですが、国会で問題になつていますのに口を縅して語らずにおいて、新聞にすでに発表されているという点につきまして遺憾の意を表して、その間の消息について……

第13回国会 地方行政委員会 第16号(1952/03/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お伺いしますが、これは一応こういう案が考えられているというわけなんですか、本国会に御提案になる予定でありますか。その点はつきり一つお伺いしたい。
【次の発言】 天野大臣並びに政府委員のかたから御説明されましたようは、日本再建の基盤である義務教育を財政的な面から十分援助する、こういう趣旨については了承し、非常に同感の意を表するわけでありますが、平衡交付金制度ではそういうことができないと言われていますが、私から見ますると、こういうふうになつたのは日本の再軍備とかその他のことで、全体の平衡交付金の枠が少いからそういうふうになつて来るので、文部省の天野大臣或いは岡野国務大臣或いは吉田内閣……

第13回国会 地方行政委員会 第21号(1952/04/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 委員長、今日は説明だけですか。

第13回国会 地方行政委員会 第22号(1952/04/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつとお尋ねいたしますが、委員長、衆議院のほうを通つた法案はどのくらいありますか。
【次の発言】 ちよつと鈴木さんにお尋ねしますが、特市の問題が非常に大きく取上げられて、自由党のほうですが、何か財源措置を考慮してですね、或る程度の妥協的な措置を自治庁と考慮されているやに聞いているのですが、地方税法の一部改正案がすでに出ているのですが、そういうことはないのですかどうなんですか。
【次の発言】 そうするとまだその問題は、その程度のことは私も実は聞いているのですが、それ以上は進んでいないのですね。
【次の発言】 その問題で大分新聞にも出ているのですが、なお最後の肚をおきめにならない難……

第13回国会 地方行政委員会 第24号(1952/04/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題なんですが、私も実は数件自分でも拜見しておるのですが、これは結局單価増を認めないということが私は非常に大きな、このインフレーシヨンのときに單価増を認めない、單価が上ればスライドで認めてやるという制度があればいいんですが、私もやはり国警の新築で関係いたしましたのは、先ず全部の数百坪の敷地を地元で持たせる、更にそこにある家を移転する費用を負担させるというようなことで、全町村二十何カ村に十万円ずつくらい割当てた体験も持つています。更に裁判所もそういうふうにして、検察庁もありまして、検察庁自体が非常にいろいろなやりくりをして法務府に請求しても来ないからやはりやつていますし、それか……

第13回国会 地方行政委員会 第25号(1952/04/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 それはそういう設備の費用なんかの問題ですか、将来起るであろう募集の経費の問題とは違うのですか。
【次の発言】 そうすると、やはり今菊山政府委員が言われたような問題ですか。そういう意味なんですか、設備なんですか。
【次の発言】 この第十條の一号から二十三号まで、第十條の二の一号から八号まで、第十條の三の一号から九号まで、第十條の四の一号から八号まででありますが、この国と地方公共団体との現在の負担の割合ですね。そしてそれが年次別に終戰以来どう変つたかということ、今お持ちでないと思いますが、財政負担がどういうように転化されたかということを判断したいと思いますので、一つ一覧表のような形に……

第13回国会 地方行政委員会 第26号(1952/04/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 それでは委員長より御質疑と申しますが、今の説明の中にありました法定外普通税というのは、例えば例を上げればどういうものでしようか。
【次の発言】 この法律が適用されましたら、大体どれくらいな税の免税措置になるのですか。府県並びに市町村のトータルは一体どれくらいですか。
【次の発言】 固定資産税その他を免税するのでしよう、いろいろな施設の軍隊の用に供しているもの、それらを見積つたら一体どれくらい普通課税できるのですか。そしてそれが免税されるのだから幾らだということなんです。
【次の発言】 一応そういうものに課税するとすれば、現行税では大体どれくらいになるかという見積りですね。それなん……

第13回国会 地方行政委員会 第30号(1952/05/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 三日間では少いことはないですか。往復に二日かかるでしよう。
【次の発言】 ちよつとそれに関連いたしまして決議をした年月日も一つ知りたいと思います。これはもうすでに御存じのように、この法律が通つたつて今後公聽会を開いたり、その他議決はできないわけです。いつどの県で、どの村というように一つ町村をはつきりして……。
【次の発言】 逗子なんかは決定しておりませんか。
【次の発言】 あなた報告されなんがでしよう。
【次の発言】 まだやつていない。
【次の発言】 河原議員にお尋ねいたしますが、市の警察維持の特例に関する法律案を只今提案されたにつきまして、今廃止を決議しているような所で市制をと……

第13回国会 地方行政委員会 第31号(1952/05/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この点、割当てて強制的ではないが事実上強制のようなことになる場合が非常に多いのです。私もまあ数々体験しているのですが、例えば労働省の基準監督局をどこの県に置いてくれと、こういうふうに申しますと、各地方から非常に要請が多いのでなかなか面倒なのです。あなたのところが土地を負担すればなんとかしようと、警察でもそうですし、検察庁でもそうなんです。そういう場合は、実際割当てて強制的にはされていないですが、なかなか巧妙なこの規定をうまくそれることになるのですが、少くとも私は権力を伴う警察、検察庁、裁判所、それから労働法規の適用を監督するようなああいう局というようなものは、やはりどういう形体で……

第13回国会 地方行政委員会 第38号(1952/05/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この町村の合併なんですが、それぞれの関係者の自発的な意思にまつてはなかなか合併できないと思いますが、やはり強制措置が必要だと思いますが。それからあなたの所と倉田と烏渕ですが、新制中学が両方にあるようですが、県の指導はあの当時組合立の中学校を作ることを進めなかつたのですか。
【次の発言】 それからこれあなたの公述されたのと違うのですが、今度は議会の数ですね、開会の数ですね、前には一月おきにあつたのですが、今度は一年に通常会ですか一遍ということになつておるのですが、そういうことは地方自治の運営にとつてどういうふうにお考えになつていますか。

第13回国会 地方行政委員会 第43号(1952/05/31、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと議事難行について……。今日地方行政委員会の審査日程案を頂いたのですが、只今修正案の提案理由の説明を頂いたのですが、どういうふうにされるのでしようか。私としましては、たくさんの日程が地方税法案には割当ててあるのですが、野村さんのいろいろ御説明を聞き、こういう改正については私は地財委等の意見も聞いたほうがいいと思いますが、どういうふうに組んで……
【次の発言】 野村さんを中心に衆議院側におかれまして、かねて問題になつていました現行地方税法に対してここまでおまとめなされたことに対しましては、深くその努力に対して敬意を表するものでありますが、いろいろ問題があると思いますので、先ず……

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/06/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今荻田局長から衆議院の修正案に対する財政委員会の立場を御主張になりましたが、担当岡野大臣も自由党でおられるのでありますが、この修正案を計画されている際に、只今指摘されたような問題を御説明されて、その徹底に努められたりしたのでしようか。なすがままに放任されて行つたのでしようか。地方財政委員会の立場を強く貫かれるためには、やはり形ができるまでに強く訴えられたほうがより効果的じやないかと思うのでありますが、その点は如何でしようか。
【次の発言】 この声明書ですか意見書を出し放しだれたのですか。各党に行かれまして地方財政の現状をつぶさに訴えられて出されたものでしようか。或いはそういう点……

第13回国会 地方行政委員会 第51号(1952/06/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今日はもうこれで打切つて頂きたい。

第13回国会 地方行政委員会 第53号(1952/06/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 金森先生に一つ。その前に私、諸先生から公述を承わりまして非常に有益なサゼツシヨンを得たのですが、全体として共通した私の印象を申上げますと、九十三條の只今の諸先生の御解釈と憲法第九條の解釈と殆んど似通つたような解釈をされておるのではないかというのが、私が非常に有益なサゼツシヨンにもかかわらず、寂しくなるわけなんですが、第九條には、一切の戰争を永久に放棄する、ところが第二項には、陸海空軍その他の戰力はこれを持つことはできんということになつておりますが、今の政府はたくさんの警察予備隊を持ち、カービン銃を持ち、バズーカ砲を持ち、大砲を持ち、飛行機を持ち、アメリカの国防省から軍艦を借りて来……

第13回国会 地方行政委員会 第54号(1952/06/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 連合委員会に欠席しましたので重複するかと思うのですが、次長のほうから頂きました資料を見ましても、世界各国で公営企業を持つているようですが、その公営企業と労働関係諸法との関係がはつきりしていないようですが、諸外国でもやはり只今立法されているように公営企業に関する労働の特別立法によつて律しているのですか。そういう事情がわかりましたら一つお述べ願いたい
【次の発言】 どうも今の御説明でははつきりしないのですが、イギリスなどはどうですか。やはり特別の立法によつて律しているのですか。大体日本のような労働組合法一般の適用をしているのですか。そういう関係はどうですか。

第13回国会 地方行政委員会 第55号(1952/06/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事の進行についてお伺いいたしますが、東京新聞の六月十五日附で自由党の増田幹事長と西郷委員長との打合せの結果、地方自治法は継続審議でもよろしいというような申入れがあつたように出ておる、本国会に必ずしもり通過を要しないというような記事が、大新聞である東京新聞に掲載されているのですが、そういうことがあつたのですか。
【次の発言】 岡野大臣にお尋ねいたしますが、そういう相談があつたんですか、増田幹事長なんかといずれどういう法案をどうしても通すとかいうようなことがいろいろあると思いますが、重要議案が山積しておるので、党のほうがそういう意見ならそういうふうに捌いてもいいのですか。

第13回国会 地方行政委員会 第56号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 極く技術的な質問なんですが……。
【次の発言】 第百五十八条の部局の問題ですが、(都道府県知事の権限に属する事務を分掌させるため、都道府県に条例で左の局部を置くものとする。」というので、必置になつておるわけでありますが、その際に情勢によつては、条例で殖やすことも、総理大臣と協議が整えばできるというようになつておるのですが、その際に例えばこういうのはどうなりますか。第四、人口百万以上二百五十万未満の府県に民生労働部というものがある。そこで特に社会保障関係などを重視するような知事が出て、民生関係の独立の部を作ろうというような場合は、これは民生労働部は必置になつておるのですが、その関係……

第13回国会 地方行政委員会 第57号(1952/06/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 地方税法はどうなつておるのでしようか。参議院におきましては非常に徴税上急ぐからというので、急速送付されました議案につきまして、六月十日に委員会を開き翌十一日に本会議にかけまして決定して衆議院に送付しているわけであります。我我といたしましては二院制度の立場からして衆議院がどのように採決されようが、それについては何ら容喙するものではないわけであります。衆議院のほうでは地方自治法を非常にお急ぎのようでありますが、実際徴税上の影響からいたしますと、税法の非常に早い実施が必要でありますので、衆議院のほうで大分あつためてあるのを見ると、そうこれはお急ぎになるのではないというようなこともあるの……

第13回国会 地方行政委員会 第59号(1952/07/07、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 地方自治法に入りますまでにちよつとお伺いすることを御了承願いたいと思うんですが、鈴木次長にお伺いいたしますが、先般地方税法の一部改正法案が衆議院の了承するところとなりまして、いよいよ通過したわけでありますが、その実施の期日につきまして政令に委ねているわけですが、自治庁とされては大体その実施の時期はいつ頃と御予定でしようか、その点お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ちよつとはつきりしなかつたのですが、その点。
【次の発言】 岡野大臣にお尋ねします。さつきの発言中に、衆議院の修正案ではバランスがとれておつた、こういうことを言われたのですが、それはあのような税率を引下げても自然……

第13回国会 地方行政委員会 第60号(1952/07/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 これは一つ承わつておいて、明日の朝の最初にでも、各委員もいろいろあると思いますから、大体この基準で行くのでしようから、大体そういうようにしたらばいいと思いますが……。
【次の発言】 岡本さんの発言も結構だと思うのですが、明日そういうことを大体して、今日は小澤委員長も来ておられるのですから、一つ説明を承わることにしたらどうでしようか。
【次の発言】 今局長の御説明になつた数字を一つ印刷にして頂きたいと思います。
【次の発言】 衆議院議員公職選挙法改正に関する調査特別委員会というものができているようですが、そのメンバーですね、それからその委員会にできました十二名から成る小委員会の各派……

第13回国会 地方行政委員会 第61号(1952/07/15、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今の問題に関連してですが、共産党以外は全部賛成だということは、自由党の大幹部であり、この委員長をしておられる小澤さんとしては、必ずしも適切な表現ではないと思うのですが、その点はまあ別にして、私もこれを無制限に殖やすということは、これはやはり問題ですが、できるだけ政策並びに候補者というものを有権者に伝える、そうして過大な選挙費用の増嵩にならないような限度には、果して一回でいいか、二回でいいか、こういう私はやはりそのからみ合の問題だと思うのですが、私はこれを一カ所でなしに、二、三カ所にしてもそう割合費用は嵩まずに、公明選挙の趣旨に副えるのではないかというふうに考えるのでありますが、こ……

第13回国会 地方行政委員会 第63号(1952/07/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 日程の問題なんですが、皆さんに御了承をお願いして御賛成を得たいと思うのですが、明日やつて、十九日は一つ日曜の前ですし、何とか二十一日に集中的にやるというようなことで一つ……。或いは二十七日の日曜をやつても、しまいですから構いませんし、ここで一つ息ぬきとは申しませんが、一つ寛大なる慈悲を(笑声)お願いしたいと思うのですが。(「賛成」と呼ぶ者あり)どうもこれは大変なんですよ。内閣委員会でもあの河井委員長が、非常に重要法案が残つているので強行突破するということだつたのですが、多数意見によりまして二十一日から再開後にやるということになつて、まあここだけ強行して、もう議事の遷延策も握り潰し……

第13回国会 地方行政委員会 第64号(1952/07/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 市の警察維持に関しまして特例を設けますことは、自治体警察全体の崩壊する切つかけになる虞れはないかどうか、こういうことについてどういうふうにお考えか、お伺いいたします。
【次の発言】 小さい人口五千程度の市街的な形態をなす町村につきましての問題は、我が党としてはまあ反対でありますが、それを一歩讓つて、一応形態を変えるということを是認するにいたしましても、私はこの法案が通りましたならば、現在のこの市の警察を維持するに要しまする厖大な財政需要からいたしまして、これが橋頭堡になつて、私は市警察が全面的に崩壊する非常な大きな切つかけになる、必ずです。例えば現在の平衡交付金の中に計算されてい……

第13回国会 地方行政委員会 第65号(1952/07/21、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 衆議院の提案者は今日おいでになつておりませんか。
【次の発言】 もう少し念を押して、採決に入つて頂きたいと思いますが、終始説明に当られた河原さんのおいでになつたときにして頂いてはいけないですか。もう遷延する考えはありませんが、先般も言いましたように、やはりこれは自治体警察である市の警察を議会の議決でなくするようなことに変る一つの大きな橋頭堡になりはせんかという憂慮を持つものですから、例えば最近国際観光都市に指定されております松江その他におきましても、自治体警察の負担が非常に多いから、これに対する新たなる措置を要請しておるような記事が今日、昨日の新聞にも出ておりまして、その及ぼす影……

第13回国会 地方行政委員会 第66号(1952/07/22、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 成るほど高橋さんの言われましたように、地方自治法とかいうような法文でしたら、まあこういう目的をはつきり掲げることも妥当であろうというように仰せですが、最近の動向から見まして、やはり私は吉川議員が言われたように、こういう規定を入れざるを得ん。そういうことは一つの悲劇だと思うのであります。我々が昭和二十五年から出まして、満二年間に亘つて地方行政委員会を通じて地方制度の流れを大観して見まして、その後半におきましては明らかに新憲法並びに新らしい自治法の基本的な線からずれるような傾向に急テンポを以て行つている。そうしてその集中的な最近の表現が地方自治法の改正であるというふうに私は見ているわ……

第13回国会 地方行政委員会 第67号(1952/07/23、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 技術的な点を二、三お伺いしたいのですが、この種の委員会はともすれば形式的なことに終りやすい傾向が非常に多いのですが、曾つての地方制度調査会等の運営に鑑みられまして、どういうふうにしたら一番効果的な結論、答申ができるかというようにお考えであるか、その点をお伺いしたいのですが、それはこの調査会ができますならば、そういうものが集つてそこでフリー・トーキングのような形で問題の取上げ方その他をいろいろやつて行くような、委員会に相当高度な自主性といいますか、そういうものを認めておやりになるのであるか、いわゆる事務局のようなものが一応の成案を整えて出して、それを審議するというような形に行くので……

第13回国会 地方行政委員会 第68号(1952/07/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 やめましよう。(「賛成」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 市の警察維持の特例に関する法律案に対しましては、我が党は反対するものであります。若干理由を申述べたいと思うわけであります。申すまでもないことですが、社会制度は時の経過につれまして流転して止まないものであります。これは政治制度について見ましても、軍事政治とか貴族政治、独裁政治等を経て、民主政治或いはデモクラシーの段階に政治形態は発展して現代に至つておる次第であります。いろいろな欠点がありますにもかかわりませず、民主制は最高の政治原理といたしまして、現代は世界各国に広く採用されている制度であるわけであります。而もこの政治形態という……

第13回国会 地方行政委員会 第70号(1952/07/26、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お忙しいときに公述して頂いて大変恐縮ですが、申すも恐縮ですが、一つ純法理的に展開して頂いて、有益なる御示唆をお与え願いますようにお願いいたします。
【次の発言】 藤田さんにお伺いいたしますが、第十四条ですね、「すべて国民は、法の下に平等であつて」云々それから第四十四条の但書の関係からいたしまして、十四条と四十四粂との関係からして、知事並びに局長、次官等の制限は憲法違反の疑いがあるではないかという御意見ですが、そういう観点からして公職選挙法の八十八条選挙事務関係者の立候補制限、国家公務員法の百二条、それから人事院規則の政治的行為、昭和二十四年九月十九日にできました人事院規則十四から……

第13回国会 地方行政委員会 第72号(1952/07/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私の党の立場からいたしますと、できるだけ自由な競争によつてできるだけ制限なしにやるという立場をまあ強く支持しておるわけであります。従つて公職選挙法に対する基本的な態度もその線からまあ貫いて来ておるわけですが、世上非常に次官、局長、知事等の選挙の立候補制限についての意見がやかましくなつたわけですし、非常な関心を持たれておりますので、当委員会といたしましてもうやむやにしておくこともできないので、いずれにいたしましても結論を付けることが必要だと思つておる次第でありますが、私実は昨日主として地方行政の面と地方財政の面並びに政府の高級職員等の三つの点から質問してみたいということを考えまして……

第13回国会 地方行政委員会 第73号(1952/07/30、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 これは非常に三つの法案と三百有余の請願とあつて、どれを先にということは非常に困るのですが、私も吉川委員の言われた点では同感なんですが、これを全然やらないということになりますと憲法違反に私はなると思うのです。憲法の十六条ですか「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。」、こういう規定がありますので、どつちを先にするかということは問題で、私は吉川議員の言われたのと折衷で、集団デモの取締規則、消防組織法、その他が衆議院から送付された、参議院に送付されま……

第13回国会 地方行政委員会 第74号(1952/07/31、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その点につきましては角立つても何ですから、こういう委員会に、会期が済んだのが又こういうふうになつたのですから、一応大体委員長がこういう形をとられて理事会でも開いてどうにもまとまらんというのでしたらまあ職権の発動をできるかどうか知りませんが、そういうふうなことでもやつて頂くようにせんとなかなか事態が収拾しにくいと思うのですが、やつぱし一応理事会でも開いてどうするか、いろいろのことをやつて見られたらどうでしようか。いろいろ委員長とされては困難な立場もあると思いますが、できるだけ円満にやるためにそいうふうなことをやつて見られたら如何ですか。一つ堀さん何とかして下さいよ。(「信義を守らん……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/14、2期、日本社会党(第四控室・左))

○委員外議員(中田吉雄君) 現在占領下ですから、超憲的な、憲法を超越したような形でいろいろ農地が接収されまして、実際憲法の第二十九条の財産権はこれを侵してはならないというこの規定が事実上侵されておるように、いろいろな御説明にもかかわらずそうなるのですが、講和条約が発効いたしまして、日本国憲法が完全に適用される、併し今そういう農地接収その他に対する所有権制限が公共の福祉というようなことでいろいろ制限されるような規定が国会にもまだ諮られていないしいたしますが、若しそういうふうに講和条約が発効してしまつた場合には、それぞれ借上げられておる土地の所有者は占領軍の現在使用されておるものの返還を要求するこ……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 神川先生から、長い間の国際政治史並びに政治学の体験から、日本の独立と安全保障について述べられたのですが、神川先生の御見解を拝聽いたしますと、いわゆる日本の独立と安全のために武裝平和ということを主張されたようですが、曾つて第一次、第二次大戰におきまして武裝平和が唱えられましたが、それは結局或る戰争を意図している国が準備ができるまでの一つのカムフラージユしているような恰好に使われまして、それが結局戰争になつた。第一次大戰、第二次大戰というものが力による均衡を唱えながら、結局破局的な第一次大戰、第二次大戰に至つたが、今言われているようなやはり武力による独立と安全保障を唱えられるような立……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎国務大臣にお尋ねいたしたいと存じます。先ず第一番目に、安全保障條約第一條と行政協定の第二十四條との関連についてでございます。安保條約の第一條に、この軍隊は日本における大規模の内乱及び騒擾を鎮圧するため日本国政府の明示の要請によりこれを使う、こういうふうになつていますが、日本国政府の明示による要請とは一体どういう権限に基くものであるか。これは憲法第六十五條の「行政権は、内閣に属する」という、政府の持つていますところの行政権の発動を意味しますものであるかどうかという点をお伺いしたいというわけであります。大規模な騒擾、内乱等がありまして、そういう要請をいたします際には、旧憲法の際で……

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/03/20、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して岡崎国務相にお尋ねいたしますが、只今日本は国際連合に加盟する十分な資格を持つているというふうに申されましたが、軍備がなくても加盟する條件を国際連合憲章に照らして十分持つていると政府は理解されていますか。その点について国際連合憲章との関係で一つお答え願いたいと思うわけであります。第四條には、加盟国は国際連合が意図しています義務を受諾する、そしてこれを誠実に履行する能力があることを先ず加盟国の資格としているわけであります。そこで国際連合といたしましては、岡崎大臣が申されましたように、先ず第一番目は、国際連合憲章の第六章に、紛争の平和的な解決を意図しておる、そうしてそのためにい……

第14回国会 地方行政委員会 第1号(1952/08/27、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今大阪の中井市長さん初め御説明なり陳情なりがあり、岩木委員の御質問かあつたのですが、大体将来予想されるいろいろな事件に対する大都市自治体警察の装備の近代化ということに関連しての質疑のように思いますが、私は現状を維持するにおきましても、非常にこの都市財政に対する重圧になつておると思うのですが、一つお伺いしたいことは、東京を初めとし、各自治体警察の現在の警察官の数、それから、国からもらわれている平衡交付金の額、そうしてその額と実際必要な額との差額、都市が実際上負担されて財政上の圧迫になつている額というようなことについてお伺いしたいと思います。  それからこの警察官の数が条例で増減で……

第15回国会 地方行政委員会 第1号(1952/10/28、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その人選の問題は別ですが、調査会の事務局というのは自治庁の人が兼ねてやられるのですか。専門の事務局を置いて相当のスタツフでも持つておやりになる予定ですか。その辺はどうなつておりますか。
【次の発言】 これはほかの問題なんですが、平衡交付金法の一部改正法案も出ておりますし、一つ委員長に自治庁のほうにお願いして頂きたいのですが、資料の請求なんです。昭和二十七年度の七千六億ですが、地方財政の計画を立つたのですが、その後支出の増、税金の伸び工合等で非常な歳入欠陥、赤字のようですが、一つ詳細な、七千六億の予算を立てたときよりかどういうのが殖えて、そうして特に各府県の税収入の点がアンバランス……

第15回国会 地方行政委員会 閉会後第1号(1953/03/18、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 御趣旨はよくわかりますが、昨年選挙法の改正がされました際には、差迫つたのは衆議院だけだ、参議院の選挙は来年の五月頃に行われるのだから、そのときにやればよろしい。ところが立法措置ができていない。それをこのたびのようにやられるということは、やはり法の拡張解釈であり濫用であり、それは到底どの法律によつたつてそういうことはできないわけなんです。ですから我々としては参議院についてはこれはもう如何ともしがたい。法の命ずるところである。これは憲法にも九十九条には「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は」、そういうふうなことで憲法を守らなければいけないという規定がある。それが……

第15回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1953/03/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 昨日緑風会の館委員が御要請になつたのですが、国警、法務省その他法制局、御出席でしようか、その点伺います。
【次の発言】 そうしますと、お述べになるのは、国警やその他と打合せられて、最終的な見解でもう動かすことができんということになるのでしようか、その点を先ずお伺いいたします。
【次の発言】 では御見解を御披瀝になるまでに、そのことを一つ昨日の経緯もありますからね。
【次の発言】 そうすると、いずれお述べになる見解は、国警、法務省、法制局等とお打合せで、もう統一したもの、選挙が始まりましても混乱は起らない取締りというふうになつておりますでしようか。ちよつとその点を伺いたい、

第15回国会 地方行政委員会 第3号(1952/11/11、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 このたびの選挙では、二当一落、一千万円落選、二千万円当選というようなことがよく言われて、私たち実際選挙運動をやつて見ると、金権候補の人は殆んど我々の知つているので当選している人は一千万円以上使つて、実質上失格しない人は殆んどない。法に触れる触れんはともかくと思うのですが、いろいろこの頃の検挙されたああいうものを通じて、これはどのくらい一体選挙費用が要つているというような大量観察というものはできませんか。私の知つている或る友だちの検事は、自分も一遍国会議員になりたいと思つていたが、このたびの犯罪捜査をやつて、もう国会なんかに出るものじやない。こんなにたくさん金が要るのならということ……

第15回国会 地方行政委員会 第5号(1952/12/01、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大体新聞に名前まで発表してあるのです。そのタイプに打つたのを見せて下さい、もう名前も発表になつたのだから。
【次の発言】 出ていましたよ。
【次の発言】 本多長官の今吉川委員の質問に対する答弁ですが、先般来地方制度調査会がおよそ次のようなことを大体重要な調査項目にしたいという中にも、すでに知事の公選制妥当か否かという問題が、非常に大きなテーマとして取扱われてすでにできて、これはまあ旧内務省官僚諸君の多年の念願で、やはりこういう機関を通じて吉川委員の言われたような、オブラートに包んだそういう機関を通じて濾過して、妥当性を与えて持つて来るという可能性は、すでに過ぐる国会でいろいろな修……

第15回国会 地方行政委員会 第6号(1952/12/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 もう時間がありませんので、私は予算審議と呼応しましていろいろ詳しい質問をいたしたいと思いますので、奥野説明員にお願いしておきますが、先般の地方公務員の給与の調査資料ですね、これを一つ成るべく加工しない生のままで、私並びに他の委員がみずからの分析能力によつてやりますので、なかなか政府も巧妙な作戦で我々の窺知できないような恰好に資料を整備される場合が多いのですから一つできるだけそういうような形で詳しくお願いたしたいと思います。  それからもう一つお願いしておきたいのは、西郷委員も質問されたが、この警察費の平衡交付金の計算単位、これはこれまでは警察職員一人幾らというのが自治体警察の人口……

第15回国会 地方行政委員会 第7号(1952/12/09、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 白鳥さんにお尋ねしますが、給与の実態調査は平均が七千二百四十で割出される調査の対象について、もう少しお伺いしたいと思います。
【次の発言】 町村会の事務局にその集計された結果はありますか。頂けるでしようか。
【次の発言】 自治庁にお尋ねしますが、この税収の住民税について、地方税法の三百十三條の課税の方式なんですが、所得額を対象にするものと、総所得を対象にするものと、二通りあるわけですが、全国的にこれはどういうふうにこの二つの方式を採用され、自治庁とされてはどういう指導をなされているか。更に三百十三條の第一項では「百分の二十をこえることができない。」、それから第二では、所得総額に対……

第15回国会 地方行政委員会 第8号(1952/12/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 武岡部長にお願いしておきますが、この平衡交付金法の第十二条で、測定単位と単位費用で計算してそれぞれの消防関係の基準財政需用が出るわけですが、私は地方財政が窮迫していますために、火災というようないつ起るかも知れないというようなことに、十分備えてないという点で基準財政需要額を使わないのではないか。財政窮乏から……、そこにです、非常に大きな問題があるのじやないかと思うのです。不時のために備えておかねばいけないが、あなたのほう或いは大蔵省との折衝から平衡交付金が十分でないために、まあいつ起るかもしれない火災のために使わないのではないか、ということが予想されるのですが、その人口数に単位費用……

第15回国会 地方行政委員会 第9号(1952/12/16、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 自治庁にお願いいたしますが、只今頂きました各地方団体に交付すべき普通交付金の額の算定方法の改正に関する試算表というやつの基準財政収入額ですね、この都道府県別の、そして昨年比との関係で一つこれをお願いいたします。基準財政収入額の各府県別の内訳です。

第15回国会 地方行政委員会 第11号(1952/12/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつとお尋ねをしますが、今御説明を受けたもので、財源不足額の府県と大都市のはわかつたが、市町村は合計すると財源は幾らですか。
【次の発言】 各地方団体に交付すべき普通交付金の額の算定方法の改正に関する試算表というやつですね。
【次の発言】 それの都道府県の分と五大市のやつはわかつたんですが、市町村の財源不足が合計すればわかる。
【次の発言】 それはわかります。この表の三番目に財源不足額Cとあるのです。これで三角で百十六億四千七百五十七万四千円ですか、これが財源不足額ですか。

第15回国会 地方行政委員会 第13号(1952/12/24、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 非常に用意周到な、なかなか捕捉に苦しむような答弁ですが、今、地方公共団体とも議会を開いて、政府がどのような態度を表明されるかということを非常に注目しています。私の聞いただけでも、数県待機しておりますが、この文面からして、大体今後の地方財政状況の推移とも睨み合せてとありますが、○・二五については大体措置されるものと了解してやつてもいいでしようか、どうなんですか。その辺どうも、これでははつきりしないのですが、その辺はつきりもう少し……。
【次の発言】 これはもう質問ではありません。一言申上げますが、本多大臣は地方自治について非常に関心をお持ちだし、深い造詣もありますし、言外の意味を高……

第15回国会 地方行政委員会 第14号(1952/12/25、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 資料についてお尋ねいたしますが、簡単な質問ですからお許し願いたいと思います。各地方団体に交付すべき普通交付金の金額の算定方法の改正に関する試算表、道府県分及び大都市分として昭和二十七年十二月五日に頂いた資料であります。これは、お尋ねいたしますが、改正前の単位費用で千二百五十億の配分をやる際に、地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案を適用した場合にそうなるという意味ですか、お伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、今後出ました昭和二十七年度分の地方財政平衡交付金の単位費用の特例に関する法律案でやつてみました場合も、大体この趨勢というものは、これと余り変りはないと了承してい……

第15回国会 地方行政委員会 第17号(1953/03/03、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 まあ関連法案は大体今までもやつているんですから、いいんじやないかと思います。
【次の発言】 十二の(1)のところをもう一遍説明して下さい。
【次の発言】 私はこの(2)は問題はないと思いますが、(1)はなかなかちよつと面倒なものではないかと思いますね。このほうは現行はどうなつているのですか、百三十九条。
【次の発言】 これはですね、実際の運動員だけならいいけれども、どんどん選挙事務所に来る人を片つ端から食わせるということが防止できますかな、そういうことで。
【次の発言】 実際うちの地方行政の小笠原君が参議院選挙のときに運動員が弁当を持つて来ているので、事務所で味増汁だけ作つて出し……

第15回国会 地方行政委員会 第18号(1953/03/04、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 二十八年度の地方財政計画についてお尋ねする前に、二十七年度の跡始末の問題ですが、〇・二五につきましてはどういうふうに措置されているでしようか。各県別にです。一体その〇・二五の支払はどういうふうにやつているか。自治庁とされては参衆両院の決議に鑑みてその後どういう措置をおとりであるか。知事会議はどういう要請をしておるかというようなことについてお伺いしたい。
【次の発言】 そうすると、まあ大体各県とも支払できるような措置がして頂けると了承していいわけですか。
【次の発言】 次に、まだ会期末まで大分あるのですが、その問題が片が付かんとなかなか法案が通らんのじやないかと思いますので、その心……


3期(1953/04/24〜)

第16回国会 外務委員会 第6号(1953/07/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 このたび出ていますこの協定は、殆んどアメリカ並びにイギリスと結んだのと同様なものである、それをモデル・ケースにしてやつたということですが、そこで問題になりますのは、米英との協定が日本の将来の航空に対して不利な条件を押付けていないかどうかということが問題になると思うのです。特にアメリカと結んだのは殆んどその後結ばれる諸協定条約のモデル・ケースになつて、そしてそれが日本の外交自主権が確立していない現在においては、ともすれば非常に不利になつて行くような傾向があるのですが、私まだ不勉強でその米、英を見ていないのですが、衆参両院の外交委員会等において米、英の条約でどういうような点が問題にな……

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/07/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 これは航空局のかたでいいと思うのですが、この頂きました一覧表ですね。この一覧表で実際に使つていない雑草が繁茂するに委せているようなのを、私、今知つているのですが、これは一つこの内容について使用中のものとそうでないものと一つ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 例えばこの一覧表の終いから三枚目の鳥取県気高郡湖山村の湖山飛行場というのなんかはどうなつているのですか。殆んどないように思うのですが、もう少し具体的にずつと一覧表に従つて御説明を承わりたいと思います。先に御指摘になりましたものは、これはもうすでにここに家が建つたりしているのですが……。

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/07/09、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その前に議題外の質問はお許し願えませんか。簡単な質問です。
【次の発言】 専門員です。
【次の発言】 この間、佐藤委員長が百方手を尽して人選をされ、大体理事会でもあれは決定して、我々も御異存がないように申上げたのですが、神田というのですか、実は昨日履歴書を頂きまして年令が六十近いんですが、その点は調査マンとしての能力において十分なんでしようか。その点私心配するのです。我々いろいろのことをお願いしたりするので、私、地方行政、予算、運輸、その他あちこち廻つてみまして、これまでの採用基準が、非常に高級官僚で恩給をもらつて退職して、もう大体とうがたつてしまつたような人が多くて、うばすて山……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その資料に一つ加えて頂きたいのは、アメリカが世界各国に封じ込め政策なり巻き返し政策の見地から持つておる各国別の基地の数、私もいろいろ手に入れておるのですが、どうもはつきりしないものですから、一つそれも是非お願いいたします。  それからちよつとお尋ねしますが、外電の伝うるところではもうすでに協定は実際殆んどできておるという情報が流れている。或いは吉田内閣の常套手段としては、そうではないというかもしれぬが、予算通過を待つてあの質問書と回答書のような迅速さを以て又いろいろ措置されるのではないかということを付度するのですが、そういうことはないでしようか。その点お伺いします。

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと、その前に大変恐縮ですが、この日程を組むのは理事会を招集頂いて理事に御相談になつて逐次組んであるのでしようか、どうなつておるのでしよう。他の委員会はたいてい、理事会を前に招集して、そして何を議題にするかということを組んでおるのですが、どうなつておるのでしようか。
【次の発言】 ではいつか知りませんが、大体全部そういう日程で組んで行くという御了承を得ておられるんですか。
【次の発言】 まあ佐藤先生は議長をしておられましたし、皆が遠慮しておる思うのです。なかなか他の委員会ではやはり議事を組むのはやかましいんです。それで佐藤先生に敬意を表して大体御一任しておるという恰好になつて……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/31、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 石原さん一つ、重要なポストにおられるからよくわかるだろうと思うが、会期の関係はつきり一つ真相をお伺いすると大体わかると思うのですがね。

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/08/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大変我々予算委員会に出ておつて恐縮ですが、概括的なことをときどこさしはさむことも了承して頂きたいと思います。大体関連してではありますが、大変欠席しておつて恐縮ですが、そういうふうに。
【次の発言】 それではお願いいたしておきますが、明日いつか適当な機会に、通産省で御調査になりました二百八十七社の三カ年の外資がどういうふうに入つて来ているか、その影響がどうかというような調査がもうできて、外資白書というものを出される準備ができておるそうですから、新聞の伝えるところでは。それを何か謄写でもして大体の要綱がわかるようにして一つ御説明頂きたいと思うのですがね、いつか。  それからもう一つは……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/08/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 結構です。
【次の発言】 委員長、ちよつとその前に通産省のかたにお願いしますが、この条約を我々がいろいろ検討します際に、これがどういうふうに、外資なんかが入つて来ますと、日本産業に影響するかというようなことが知りたいと思いますので、日本産業をどうキヤツチしているか、どう接触してどういうふうな影響が、ずつと諸産業に来ているかというようなことを、わかりましたら、そういうことも含めて一つ、外資が入つて来て日本産業をどういうふうに把握しているかといいますか、その影響を、そういうことも一つ念願において御説明頂けたら大変ありがたいと思います。

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/08/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎大臣にお願いしますけれども、朝鮮の休戦協定の調印をきつかけにしまして冷戦は一応緩和すると思うのですが、そういう情勢に備えての通商政策といいますか外交政策、経済外交といいますか、そういうものに対する新情勢に対してどういうふうにお考えでありますか。その点をお伺いしたいのです。それは、七月二十九日にアメリカの国会を両院協議会で通過しましたアメリカの軍事予算を見ますると、三百四十三億七千万ドルぐらいで、これはピークの時の五百億ドルぐらいに比べると百六十億ドルにも達しまする非常に大巾な軍事費の削減のようでございます。従つてアメリカといたしましては、軍需産業によつて景気を支えるという政策……

第16回国会 予算委員会 第2号(1953/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大分資料を頂きましたが、地方財政に関しては、相当の赤字を負つておりますが、それらについて少し詳細な地方財政の現況に対する資料を一つ頂きたい。それから昭和二十八年度の大体の地方財政の収支に対する見通し、その他関係資料が整備されているやに聞いておりますから、一つそれをお願いいたしたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題に関連してですが、私も資料の要求をいたしておつたわけであります。それは昭和二十八年度の地方財政の収支計画であります。不成立になりましたが、国家予算が九千六百五億の際に立てられておつた地方財政の規模は八千四百十七億で、国家予算に殆んど匹敵するぐらいな大きな財政規模を持つておるわけであります。ところがこのたび組まれておるところの財政規模は二千六十三億という財政規模に踏んであるわけでありますが、それについて平衡交付金、起債、短期融資をそれぞれなされておりますが、それで地方財政が賄えるかどうかということを判定いたしますためにも、地方財政の昭和二十八年度の全体の計画を出して頂かなく……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/07/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 主要商品別の製造原価の構成比率、例えば石炭なら石炭の材料費が幾ら、労務費が幾ら、金利が幾らというふうにその原価の構成要素を年次別の数字で御調査になつたようなものがあるでしようか、ありましたらお願いしたいと思います。それはさつき申されたようにポンド地域なんかの輸出は、輸入制限の措置とコスト高による二つの要因が考えられると言われたので、一体それならコスト高と生産費の構成要素のいずれがウイーク・ポイントになつておるかというようなことを知りたいと思いますので、石炭とか銑鉄、硫安、造船の主要商品について昭和九年と十一年頃を基準にしたそういうものがあつたら欲しいと思うのですがどうでしようか。

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/10、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 特需によるドル収入は日本の国債収支に大きな役割を果しているわけですが、併しそれは同時に日本の物価水準を非常に引上げる結果になつておりやせんかと思う。そのことがポンド地域等には輸入制限の措置と共に日本の貿易不振にも影響していると思うのですが、特需によるいろいろな原材料その他に対する需要が旺盛になつて、それは日本の国内物価を高めるように作用しているでしようか、又それはどの程度高めておるか、そういうことはわからないものでしようか、その辺。
【次の発言】 それでは特需は国内競争力を弱めるようには働いていないと、こういうことなんですな、物価の面だけでいうと。

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私社会党の左派の中田ですが、植村副会長並びに経団連のほうではMSAの受諾に対して非常に積極的なように拝しますし、更に兵器生産についても非常に熱意を示しておられるようですが、私新聞紙上で拝見しまして、不況対策とし取上げられておるのじやないかという強い印象を受けるわけですが、私としましては不況対策にならないではないか、成るほど日本には大東亜戦争の非常に兵器生産の遊休施設もある。併しこれらの多くは陳腐化しておる。更に近代兵器の発展というようなことから考えると、兵器生産をやりますためには、蓄積された資本から多くの部面を、陳腐化された施設を更新化するために努力して行かねばならんのじやないか……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この点は委員長があとで但書で申されましたように、三浦さんがお述べになることは全く衆議院送付の予算案とは関係のないという前提で我々は了承いたしましたので、一つその点念のために一応申上げておきます。
【次の発言】 いや、もう休憩でしよう。
【次の発言】 今日はもうこれで散会して、理事会を開いて今後の日程を一つお打合せして頂きたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 暫時休憩しまして理事会を一つ開いて頂きたいと思います。大体四時頃になつて一応理事会を開くようにお打合せしていますからお諮り願いたい。
【次の発言】 先ほどの休憩を散会に訂正いたします。

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 小野さんに少し誤解があるようですが、政府の昨日の午前、午後に亘る御答弁は必ずしも統一した見解でないから本日おまとめの上、総理なり副総理からなり御答弁を願い、そうしてそれに関連して若干の質問を許す、こういうふうになつているわけでありまして、全然質問をやらない、こういうふうになつていなかつたのですから、一つその辺誤解がないようにお願いをしておきます。
【次の発言】 私は緒方副総理にこの問題に関してお伺いいたしたいと思います。特に我が国の政界の現状を見ますると、過半数を占める安定政権の樹立ということは極めて困難であります。恐らく今後選挙がありましても、過半数を占める内閣の出現はなかなか……

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について……。去る十七日の衆議院の行政監察委員会におきまして、小笠原大蔵大臣の同居人の土地の問題につきまして疑惑が起きまして、それをどうするかということがいろいろ論議されましたが、昨日の二十一日におきましては、十分疑惑があるというので行政監察委員会で取上げることに決定いたしました。これから総理大臣に対しまする一般質問のあとを受けまして、九千六百余億の本年度予算の審議の中心は大蔵大臣だと思うわけであります。若しそういうようなことがありますならば、九千六百余億の国家予算をお預けするにはふさわしくない。従つて我々がこれから審議をいたしますためには、どうしても早急にその疑惑を解い……

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その点に関連して……、そういたしますと、例えば十石割当てたとして八百しか出なかつた場合には、八石に対してどうなりますか。その点、はつきり答えて頂きたい。

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今委員長の御発言がありましたが各省大臣に対する質問を大体二十八日の午前中に終るというような御発言でしたし、それから本日の新聞の二、三におきましては、三十一日までの日程がすでに申合わされたというふうになつておりますので、これは非常に昨日の理事会の決定と反しておりますので、二十八日までの一応の暫定の日程として各省大臣に対する質問を二十八日までやつて見る、それを以て最終というような決定はいたしていないと思いますので、本日二、三の新聞に三十一日までの議事日程が組まれたように出ておりますが、これは新聞社の人の大体の予想ですか、委員長はそういう記者団会見でもして御発表になつたのですか、その……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今木村長官が、繰越の見込みですか、二百八十億と申されましたが、私たちが先般頂きました資料には、不要見込額が三百二十七億ぐらい出る、こういうふうになつておつたのですが、まあそれが二百八十億ぐらいになつて、数十億も繰越額が少くなつているのですが、伝え聞くところによると、こんなにたくさん繰越額を持つては、来年度予算をとるのに困るからというので、非常な無理な発注がされた。例えば衛生用のガーゼや、脱脂綿等を数十年分を買つたというような巷間の浮説もありますし、更に保安隊の最高幕僚である増原氏は、その奥さんの里が保安隊のいろいろな備品の取引先になつて、巨万の富をなしたというような、(「調べろ……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して。同僚の岡田氏が発言されたように協定はあるのです。了解事項ができておるのです。而も青木委員長が懸命に努力をされて、予算審議の進行に御努力されておる。自由党各位も非常な御勉強をされておるわけであります。この予算委員というものは国会の各種の委員のトップに位するくらい重要な委員であります。その委員長が委員会の理事会の要求を受けられまして御折衝になつたにもかかわらず、こういうようなことは当予算委員長を侮辱するも甚だしいものだと思うわけであります。どんなに努力されても正式にその了解事項が本委員会に出ません限りは、この予算委員会の進行に対して死命を制するほど決定的な影響を及ぼすわけで……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連してお伺いします。やはり長距離電話が同じ時間でも何通話というのが違うのであります。これは小林氏が発言されて、実は私先般鳥取にかけたんです。ところが四通話もとられるので、これはおかしいと思つて、今度参議院の清水谷の宿舎の交換手に、一つ今度幾らかけるから時間を計つてくれというのでちやんと計つて見て、やはり私は小林氏の言われたことが、同じ時間をかけてもどうも変ることがあるということも一つ只今小林氏が発言しましたので、その点も含めて一つ……。
【次の発言】 河野主計局長にお尋ねしますが、この調査月報は大蔵省の大臣官房調査課から出ておる。大変有意義な資料だと思うのですが、当委員会に配付……

第16回国会 予算委員会 第26号(1953/07/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 もう十二時も大分越したようです。休憩して頂きたい。

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 生理現象を無視してもやるということは人道問題です。
【次の発言】 折角おいでになつているかたも昼食をして頂いて、やはり三木建の問題は非常に重要ですから……。
【次の発言】 この時間はどういう時間になつているのですか、私の党の持時間の余分ですか、枠外ですか。
【次の発言】 それは枠外ということですか。
【次の発言】 休憩して頂いて準備して頂きましよう。
【次の発言】 議事進行。やはり答弁をまとめて来て頂くほうが結構ですし、各虎のこういう大物の方に昼食もせずに待つて頂くことは大変失礼ですから、一つ休憩にして頂いて答弁がはつきりできるようにお願いします。(「質問続行」と呼ぶ者あり)

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題につきましては、只今委員長の言われましたように、実際質問するかどうかをきめていなかつたわけですから、一つ昼食の関係もあるわけですから、理事会でどうするか諮つて頂くようにして、何とか円満に収拾して頂きたいと思います。
【次の発言】 資料の要求なんですが、二つの資料の要求をお願いしておきます。数日前から、この国会の性格に鑑みてできるだけ早くやりたいというので、委員長を通じまして資料を要求しているのですが、頂きましたのにはまだたくさん出ていない。例えば今主計局長も言われたように、この予算の増額修正に伴つて地方財政が当然増額修正を要するのですが、そういう修正財政計画等についても要……

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して……。この厖大な公共事業費を効率的に使うということは非常に大切なんですが、緒方副総理の只今のお言葉では、実際に触れていないのではないか。私は公共事業のロスは少くとも二割程度はあると見ている。私が最近、実際に入札されたのを調査したところによりますと、これは砂防工事ですが、六十五万で落札しておる、それを元請けした人が十五万円頭をはねて五十万円で次に渡した、それを更に五十万で請けた人が、十四万はねて三十六万で渡す、これは殆んどすべての、全部の工事と言つてもいいほど、こういうことかやられておる。更にもう一つの県は、或る県の県会議員が、砂防工事を百五十万で請けて、五十万円頭をはねて……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行……、この議場においては大臣各位の答弁は真実を語つてもらわねば困ると思う。それは曾祢、佐多一両氏から池田ロバートソーン会談について、池田氏の性格はどういうものであるか、これはその共同コミュニケの結果は日本政府を拘束するものであるか、従つて吉田内閣を代表する特使かという質問に対して、吉田、総理は両氏に対して、或いはその後の答弁におきまして、これは吉田個人の特使であつて何ら政府を拘束するものでないと、こういう答弁をされて今日に、充つています。ところが衆議院の予算委員会におきまして討論採決され、本会議で予算が通過しました後においては、吉田内閣はこの共同声明に対して重大な決定をさ……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して。そうしますと、自衛力の増強につきましては、なかなか重大な一般的協定に達していると思いますが、吉田総理が曽つてのように二百八十数名をお持ちの際には、吉田総理のお持ちの立場を貫くことができたかも知れませんが、二百一名の少数党内閣では、実際このコミュニケに出ましたものを実現されるには、他党との協力の何らかの方式なしには、議会運営ができないと思いますが、それは一体総理は他党との協力の方式をとられて、従来のお持ちの立場を大転換されても、ああいう声明を実現されるのか、連立方式をとつて行かれるのか。或いは主張を貫くために、もう一遍信を国民に問うと、こういう形で解散方式をとつて、これま……

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その際に一つ、日本と特別な関係のある東南アジア、アフリカ、その他の通商政策といいますか、まあそういう動向ですね、最近のそういうことも一つ、特にこの問題は日本の貿易が非常にアンバランスですが、それは各国の通商或いは関税政策によるものであるか、或いは日本のコスト高によるものか、でないものであるか、どつちが中心であるかというようなことを私知りたいのですから、そういう意味を含めた、一体どちらにその原因があるのか、そういうことの動向を一つ知らせて頂きたいと思います。
【次の発言】 それはお急ぎの点もあるのですが、これは我々は引張る気はないのですから、こういうことをやつぱりやるには、こういう……

第18回国会 外務委員会 第4号(1953/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その際に一つ余り時間も取りませんから、戦犯の釈放の問題についていろいろお聞きしたいと思いますので、促進する意味で一つ関連して簡単ですから一つ機会を与えてもらいたいと思います
【次の発言】 仮加入に一番反対したのはイギリスなんですか。イギリスが一番反対しましたか。総会なんかに表明した意見はどういう意見が中心なんですか。それからドイツ、イタリーはどうなつているのですか。この関係、その点伺いたいと思います。
【次の発言】 いやそうではなしにドイツ、イタリー自身はこの協定に入つておりますか。
【次の発言】 そうすると、このガツトに加入することによつて日本の貿易事情の困難性は打開されないと……

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今日でなくてもいいのですが、三百四億の繰越の内訳を一つはつきりできないものですか。
【次の発言】 一つそれをはつきり年度別にしてお願いしたいことと、もう一つは二百九十四億の損失ができるというその内訳ですね。特に砂糖の問題とか屑米の問題とか或いは黄変米等の問題もありますし、甜菜や澱粉に十億とか或いは甘藷切干に四億というような、それを、はつきり二百九十四億の内容を知るに足る資料を、一つ数字のはつきりした基礎を、今日でなくても結構ですからお願いしたいと思います。
【次の発言】 資料の要求なんですが、地方税の徴収状況について、昨年同期との比率ですね、今度の公務員の給与のベース・アップにつ……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連質問。木村保安庁長官にお伺いしますが、衆議院の辻政信氏が内閣委員長の了解を得て保安庁長官のいずれ便宜供与もあつたと思うのですが、李ライン内に入り込みまして韓国の警備船の乗組員と会談した際に、韓国の警備隊の諸君が、日本に対して漁船等にああいう行動をとつておるのは、アメリカの指令によつて日本に対して敵対行動をとつておるということを「辻参謀」に言つたということを文芸春秋の十二月号にはつきり書いておる。これは極めて「辻参謀」はこれありなんことだと言つておる。只今小林委員が質問されたような日本の再軍備の世論を喚起する一つの手段としてああいうことがとられておるのではないかということに、あ……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して……。給与改訂と期末手当を国家公務員と同じようにするという建前に立つて、九千三百四十一億の昭和二十八年度の修正財政計画が立てられていますが、地方制度調査会でも大体認めていますように、三百億とも称せられますところの一万有余の地方公共団体の赤字は、これとどういう関係になつていますか。
【次の発言】 関連して……。長官も申されましたように、九千百四十九億というものは、先に申しましたように、国家公務員並みの給与改訂も、期末手当も出せるようになつていますが、幾らですか、相当多数の赤字団体があつて、三百億も抱えていますと、それが非常なプツレシヤーになりまして、実際国家公務員並みの措置……

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して文部大臣にお尋ねいたしますが、私は文部大臣の行動を、日本の運命と関連しまして多くの憂慮を持つて見ているものであります。大臣の前歴を調べて見ますると、満洲国総務長官、内務次官、昭南市長、内務大臣等と日本の侵略主義の遂行の中心的な大きな役割を果されております。その結果、大臣は長きに亘つて追放されたことは御案内の通りである。(笑声)個人におきましても、民族におきましても過ちというものはあるものであります。聰明な人というものは同じ過ちを二度と犯さないことが大切であり、偉大な民族というものはやはり同じような誤謬を再び犯さないということが大切だと思います。私は文部大臣が中立性に名をか……

第19回国会 外務委員会 閉会後第1号(1954/09/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 先に理事会がありましたので、そこでは総理が出席されない理由についてつまびらかにされたと思いますが、実は新らしく就任されました石黒委員長とされては、我々の手許に十日ぐらい前ですか、外務委員会を本日持ちたい、それについては質問事項と出席を要求する大臣を記入して至急に送付されたいという周到なる配慮の下に手配をされたわけであります。我々もそれによりまして、質問事項と関係各大臣並びに国際情勢に鑑みまして、外交政策が大きな試煉に直面しておりますので、是非最高責任者である吉田総理の出席を強く要請して置いたわけであります。同僚委員の人もたくさん要求されたように思いますし、石黒委員長とされてもその……

第19回国会 外務委員会 第2号(1954/02/08、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 外務大臣もうおいでにならんのですか。
【次の発言】 只今簡単な説明を承わつたのですが、一つ印刷物にして出して頂きたいと思います。私も大体新聞を切抜いて持つておりまするけれども、いろいろ変つている面もあるし、増強されつつある保安隊というものは、日本の運命にかかわる重要な問題ですが、こういう不親切な簡単なメモを読上げた程度で、一体アメリカはどういう極東戦略を持つておつて、その一環としてこれがどうなるかというような正確な判断をすることができない。甚だ私は不親切な説明だと思う。すでに土曜日頃に予告して本日出てもらうようにお願いしたいのですから、審議をスムーズにするためにも是非親切な詳細な……

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎外務大臣がおられれば質問しようと思つておるのですが、岡崎外務大臣は賠償は義務ではない、当然な権力である。こういうようなことを旅先のあちこちで言つているのですが、次官もそういう気ですか。賠償は当然の権利として、そして南方へのくさびのためにもいいというようなことを言つて、あちこちで甚だ不見識なことを言つているのですが、どうですか。
【次の発言】 それでわかりましたが、数種の新聞を私ども誤りではないかと思つてあちこち見たのですが、同じような発言をされているしその後岡崎さんは取消したという何もないのですが、そこで我々としてここで特になぜ私がこういう質問をいたしますかというと、その問題……

第19回国会 外務委員会 閉会後第3号(1954/09/18、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 結構です。
【次の発言】 只今当委員会の要請を受けられまして、いろいろ御苦心された総理の出席についてよくわかつた次第ですが、只今のような返事にもかかわりませず、我々としては国会議員としての職務を果す意味から言うても、是非外務委員会に出席して頂きたいと思うのですが、委員長とされては何かそういうことについてまだ一縷の望みがあるやにも承わつたのですが、何かそういうことについて、いろいろ出席を督促する或いはその促進について何か名案でもあるのでしようか。
【次の発言】 吉田内閣、特に吉田総理の外遊についてとられている態度というものは、憲政史上例のない私は態度だと思うのです。併しこれを外交史……

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/04/01、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大臣にお伺いしますが、この問題との取組方の心がまえの問題ですが、先に曾禰委員の御質問に対してそう大した問題ではない、肩を張つてやるほどという発言は私は非常に重要ではないかと思うのです。まあ重要な地位におられる大臣と我が党の立場は違うかも知れませんが、予算委員会その他においてたびたび岡崎大臣はこの問題に関して余りやかましく言つて自由諸国の防衛力を弱めるようなことになつても困るというようなことを言われたりしていますし、何と言つても先般の爆発は水爆であることは明らかです。広島と長崎で原爆を受け、最初の水爆の被害を受けた我が国としては、これに対して十分な心構えを持つて取組んでおかないと、……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/04/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今委員長のお話を承わりまして、この委員会の要請をお受け頂いて、総理大臣に対する出席を強力にお求め頂いている点、並びに理事各位が午前中に御決定、暗黙ですか、了解された点については……。
【次の発言】 なつておるやに聞いたんですが、ではそれはわかりました。そういうことがあるんですが、我々としては一体総理の病気は本当かどうか疑わざるを得ないようなんです。例えば緒方さんがお会いに行つておる、麻生太賀吉氏が行つておる、佐藤さんが行つておる、更に今日の新聞には太田正孝氏が行つて、総理はなかなか元気で汚職は大したことはないと言つているし政界再編成の構想を練つているというようなことを言つておら……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/04/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 日本でも今砂糖の問題は大きな関心事になつておりますし、いろいろ国際的な砂糖事情その他について統計的の資料等、そういうものは配付になつていますか。
【次の発言】 国際的な砂糖事情なんかは農林省ですか、通産省ですか、主にやつているのは外務省の通商関係でおやりですか。そういうことも少し承わつたらありがたいのですが。

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/04/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お願いしておきますが、私アメリカの二十世記初頭からの外交政策の史的変遷にからんでそれと一体に結び付いたアメリカの極東軍事政策、その適格性というような問題について一つやりたいと思いますので、MSAのサブタイトルにはアメリカの外交政策を推進する道具だということも銘打つてありますし、アメリカの外交政策、軍事政策の適格性につい一ついろいろ質問したい思いますし、このあと、極東軍司令部ですか、それにおられます両局長さんは教えを受けに行かれたそうですからそういう蘊蓄も傾けて頂くように一つお願いしておきます。
【次の発言】 はいそうです。(「中田さんの蘊蓄を聞くほうが多いのじやないかな」と呼ぶ者……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/04/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 長官は、なかなかここ数年後は引揚げはいろんな事情から困難であろうということですが、そういう関係において日米関係を友好的な関係に保ち得るかどうか。それはもう講和条約発効後、極めて短日月ですが、想像以上にアメリカに対する批判的な空気が駐留軍のために起きているわけです。例えば最近アメリカの下院の東南アジアの調査団として参りましたジヤツド調査団長は、日本において反米感情がどういう点に起因するかということを分析されて四つ上げているんです。外国の支配から逃れようとする国家主義の台頭、それから特権を与えられた多数の米兵が日本に駐留することから来るいやらしい感情、それから日本を徹底的に武装解除し……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/04/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 少し問題の取上げ方が総論的になつて大変恐縮だと思うのですが、この前文はアメリカのとります、或いは日本のとろうとしています外交政策、安全保障の形態等に対する基本的な問題が織込まれた全体を貫く思想が要約されている大切な問題と思いますので、少し総括的になつて恐縮ですが御了承願いたいと思うのですが、十九世紀並びに二十世紀の初頭における安全、平和の保持の方法としては同盟政策がとられ、そうして今の二十世紀は集団安全保障の世代である。同盟から集団安全保障へということで国連憲章もその問題を中心にして、この侵略の予防と侵略の起きた場合の救済の措置というようないろいろな問題が説かれているので、従つて……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/04/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この決定されました数の問題ですが、私の調べたのでは、日本ほどたくさん顧問団が来たのは、殆んど直轄管理になつている蒋介石の台湾政権以外にはないわけですが、世界各国の数について一つ知らしてもらいたいと思うわけですが、私の調査では各国とも非常に少い。ユーゴースラビアなんか三十人くらいというふうで、各国の軍事顧問団との数においてなぜ日本がこういうふうに多くなつたか。大分これについては御努力されたようですが、蒋介石政権と殆んど数においては軌を一にしたその理由についてお伺いしたい。
【次の発言】 この顧問団は、今私の聞き及んだところでは、保安隊の兵器の保管、貸与兵器の保管というようなものは、……

第19回国会 外務委員会 第29号(1954/05/07、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 第一条の第一項には無条件にまあ最惠国待遇を与えて、一見非常に平等なように、互恵なようになつていますが、この第一条の第五項ですね、「カナダが英連邦の構成国及びアイルランド共和国に与える排他的な利益については、適用しない。」という関係、従つて英連邦の間に強力な輸入制限の措置をとつて、連邦の利益を擁護しているのですが、この規定によつて日本の対華貿易に対してこの規定があるためにカナダに一方的な利益を与えるということに終る虞れがあるのじやないかと思うのですが、如何ですか。
【次の発言】 この英連邦相互の利益を擁護するためにとつておるような措置ですね。そういうものの動向は如何ですか。日付はは……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/05/13、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 外務大臣はどうですか。
【次の発言】 この協定に関しまする賛否はいろいろ立場もある思うのでありますが、できるだけ慎重な審議をしながら早く決をとりたいと思うのですが、私国際連合に関する基本的な問題について岡崎大臣の所見を聞きたいと思うのですが、どうなのでしよう。
【次の発言】 そうすると衆議院の本会議の関係はそれがすんでからお出でになるのですか、どうなのですか。
【次の発言】 いやこれはやはり長時間を要する基本的な問題で、尤も答弁の如何によつては極めて簡単に済むのですが。
【次の発言】 余り短時間でも私なんですから、今日は今日でやつて、仕上げのときにでも改めて出て頂いてもいいと思い……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 欧米局長はいないのですか。
【次の発言】 それから今度の政府委員の補充はどうなりますか。
【次の発言】 巷間伝えるところによると大局長を以て任じて国会にあいさつにも来ないというような情報もあつていろいろ問題があると思うのですが、もうお帰りになつてから大分間がたつと思うのですがどうなんですか。
【次の発言】 あいさつではない。欧米の新知識を、そういう観点から、国連の本場から帰つているのですから、国連協力の基本的な世界的な動向について知らせることはもうエチケツト、あいさつではない、この協定審議の基本的な前提です。ところがその大局長を以て任じて国会なんかに出かけるとうるさいからというの……

第19回国会 外務委員会 第35号(1954/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 この外務省から頂きました資料の説明書に昭和二十六年の暮から日米両国の税務専門家がこの問題について基礎的な研究を行なつて専門家の草案を作成したとありますが、その概要を一つ御説明願いたいと思います。その資料がありましたらそういうものは前提条件ですから一つお願いしたい。
【次の発言】 局長がまあ日本側の代表として参加されたので大体わかるわけですが、この説明書には昭和二十六年の暮から基礎的な研究をやつて条約案の専門家の草案ができたので、大体まあ過ちないのだから、通せばいいというようなことも含めてこのなにができているので、一つそういうものを先ず見せて我々の審議の前提条件を大体整えてもらわん……

第19回国会 外務委員会 第37号(1954/05/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私も羽生委員の申されたように、この貸与を受けた艦艇の所属は長官の下ですから、先ず外務大臣より先にやはり本日是非出て海上自衛隊の増強の全貌とか、いろいろな問題を、余りどの法案も、秘密保護法も通し、何もかも一遍に通そうなんて、大体先ずここへ出もてらわんと困る、一遍も出ていないのですから。外務大臣には概略御質問したのですから、今日は是非最初に何とか御出席を皆さんの同意を得てお願いしたい。それから長官以外にも、外務省の答弁が、衆議院で答えたことと私に対する昨日の答弁と違うのです。そういう問題もありますし、これは単に外務大臣だけではない、長官に是非聞きたいと思いますから、是非差繰つて頂きた……

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/05/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 こういう法案を審議するには前提条件が整わなきやならんのですが、ソ連海軍の極東兵力は不明であるというところが一番日本の海上自衛を考える場合に問題の対象になると思うのですが、こういう資料の提出のされ方はどういう意味ですか。
【次の発言】 そういう私も公に刊行された資料では、いろいろ持つているんですが、これはいろいろなことがあつて発表されないと思うのですが、今言われたようなことが充実とすれば、およそ日本の海上自衛を任せるということはこれは絶対できない。そういう不見識なことでは到底日本を取巻くあらゆる地勢学的な、或いはいろいろな関係諸国のそういう海軍力の配置というようなものに対する把握な……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/05/28、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その点に関して。海上自衛隊の増強に関して羽生委員が質問された点に関係するのですが、ハワイ等から護送船団をこちらに送るような、そういう想定の下に只今のような航空母艦等が考えられておるという考えも一部私は見たのですが、そういうことは如何でしようか。
【次の発言】 木村長官にお尋ねしますが、長官並びに吉田内閣においてとられる日本の自衛方式と、我が党の考えておる日本の安全保障とが考え方の次元が違つて、同じ考え方もただ程度の差というようなことでないのは、我我としても非常に残念に思うのですが、そこで私はアメリカと特別な関係に立つて、だんだんと海上自衛隊も含めて自衛力を漸増して行かれる、そうい……

第19回国会 外務委員会 第40号(1954/05/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 岡崎大臣には外務委員会にかかりました重要法案を通されて心豊かな状態といいますか、一つ今日はくつろいで、いろいろもう少しニユアンスを持つてざつくばらんにいろいろお教え頂けるとありがたいと思うのですが、先般第一回の対日援助費の処理の問題について御会談されたようですが、第一回の印象からして、どういうふうにお考えになつているでしようか。そういう問題に関連して一つお伺いいたします。
【次の発言】 これは吉田総理が外遊される昨今に、この問題が取上げられたのはいろいろアメリカとしても含みがあると思うのですが、この会議を持つに至りましたのは、アメリカの発意で昨今持つようになつたのでしようか、如何……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/03/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 大蔵大臣にお尋ねいたします。  只今、大蔵大臣の御説明になりましたの、とは、私は参議院規則第三十九条「委員会は、議案が付託されたときは、先ず議案の趣旨について説明を聴いた後、審査に入る。」議案の趣旨を説明してから審議に入ると、言いますが、これでは、政府単独で追加修正をされたのでしたら諒といたしますが、三党いろいろな要求を持込みまして調整されたわけでありまして、それらの経緯がはつきりいたしません限り、参議院規則第三十九条にいう審議に入るその前提を満たさないものであると思いますので、どの党が一体……政府与党である自由党は何を主張され、改進党さんは何を要求され、日本自由党は何を要求され……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について。できるだけ慎重に審議はいたさなくてはなりませんが、議事の進行についてはできるだけ協力いたしたいと思うわけであります。そこで昨日大蔵大臣が修正案を御説明になりました際には、政治上の責任を負うというはつきりしたお言葉があつたのですが、その後修正の過程にいろいろな問題があつた際には、それについて責任をおとりになるか、又その政治上の責任をとられるとは一体どういう内容を意味するものであるかということを申上げましたところが、修正案に対しては不正等があつてもそういうことには責任はない、予算の執行上についてだけ責任を負うというような、我々としては甚だ理解に苦しむ点ですが、併しそ……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/03/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して……。このMSA援助協定、その他先般調印されました協定は極めて重大な義務を負うわけですが、而もその協定によつて非常な義務を負いながら、援助を受ける品物がまだきまらない、言わばこれを個人の貸借関係にたとえて言いますならば、借用証書を渡しながらまだ金をもらわん、こういうような比喩にもなぞらえることができると思うのですが、この協定が国会で批准され、そしてアメリカに寄託するまでには、はつきりどういう物資、どういう艦艇その他を援助を受けるか、それがされない限りはこれをアメリカに寄託しないというような用意があるんですか。寄託しておいて、その後において決定するんですか。その関係をはつき……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は三党の協定文の提出をお願いしたいと思うわけであります。只今主計局長のほうから詳細な御説明を頂いたわけですが、先日も愛知通産大臣は原子炉に関する質問に対しまして、三党協定を引用されまして回答された実情もあるわけであります。我々としましては、この予算に対しまする修正の総額は必ずしも多いことはないわけでありますが、修正についてよきルールを作るために私たちは慎重に審議しなくてはならんし、そういう意味でこの修正案に対して重大な関心を持つているわけであります。我が国の議会政治の現状からして圧倒的な過半数を占める党が政権を取ることが困難で、絶えず比較的多数の党が政権を持つて修正がしよつ中あ……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 資料、副総理に……。
【次の発言】 ちよつと三浦委員が質問されました件ですが、原子力に関しまする予算が修正されたのですが、政府も早急に原子力政策というものを立つて、やはりその一環として修正された予算を効率的に使われるということが必要だと思いますので、予算の採決までに一つお忙しいとは思いますが、原子力政策全般に対して一応御意見をまとめて一つ御提出頂きたいと思うのですが如何でしようか。
【次の発言】 関連質問。厚生大臣に申上げたいのですが、只今藤原委員の御質問になつたような点は随所にあるわけなんです。私案は総理に御披露したいとも思い、余りその内容が深刻なんで躊躇しているのですが、是非……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して、只今松澤委員から質問されるわけですが、それが済んだ頃には一つ本日是非その問題に対して政府の責任ある答弁を要求したいと思うわけであります。是非この点は私委員長にその問題について理事会を開いて頂くように唐突ですがお願いしているわけでして、是非さよう取計らいのほどを併せて希望しておきます。
【次の発言】 いつ頃なんでしよう。
【次の発言】 速かに一つお願いいたします。
【次の発言】 その危険区域の指定は、これは普通公海上でしたら非常に問題があると思うのですが、戦略的な信託統治としてのそれに基くわけですか、その関係をちよつと……。

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/03/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 一つだけ。
【次の発言】 いろいろお話を承わりまして、この問題はあらゆる角度から検討することができると思いますが、最も急を要する問題は二十三名の命を救う、被害を最小限度において予後を不良ならしめない、このことが先ず最もヒューマニズムの見地に立つても大切だと思うのであります。ところが私はたくさんの新聞を検討し、ラジオを聞き、この問題の調査に携わつておられるかたがたの意見を聞くと、灰の中の成分が何であるかということがわからないので、根本的な治療の対策が立たない。灰の元の物質がコバルトであるか、リチウムであるか、ウラニウムであるか、さん糊しようの炭酸カルシウムであるか、その本質がわから……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/03/20、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 関連して。大蔵大臣にちよつとお尋ねしますが、イギリスの政府はポント貨の第三国間の振替に関しまして、大幅な制限を緩和する措置をとつたやに承わつているのですが、我々としてはそれに関する情報をまだ得ていないのですが、大蔵省のほうにはいろいろな情報が入つていると思いますが、一体それはどういう理由でイギリス政府はそういう措置をとつたか。そうして又それが我が国との関連におきまして、どういう影響を及ぼすものであるかというようなことにつきまして、御見解を承わつておきたいと思います。

第19回国会 予算委員会 第19号(1954/03/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 只今大蔵大臣のお話聞きますと、幸い立法化の措置ができたようですが、第十七国会の当委員会の決議に基いてできたのですから、一つ是非予算の採決までに見せて頂きたいと思うわけであります。中央地方を通じまして二兆円近くの予算の中で厖大なロスが、私鞄に一ぱい持つていますが、一つそれを見ぬと果して適正に使われるかどうか、我々もこの採決には躊躇するわけです。それを見ませんと三月三十一日の採決もなかなか面倒だと思いますので、一つ至急にそれを出して頂いて、必ず当委員会では理事会にお諮りして、是非その問題を真剣に討議をしてみたいと思いますので、至急に一つ見せて頂きたい。

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 委員長、それは違いますよ。
【次の発言】 今日はまだあるのですが、何か承わるといろいろなことがあるそうですから早く打切つて討論採決をやるときに残つた人はやると、こういうことなんですから一つ誤解ないようにして頂きたい。
【次の発言】 暫時休憩して下さい。

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/26、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私もこの問題に関しまして要綱を拝見いたしまして、森委員と同じような感を持つものであります。まあそれにしてもないよりは非常に私結構だと、併しこれだけではこの予算の適正化ができませんので、広汎な関連において、それぞれの施策の一環として私はこの手を打たれて初めて効果を挙げるものではないかというような感じがいたすものであります。従つてこの案についても、私まあ手ぬるいわけですが、いろいろな点からここに至つた点を了とするものでありますが、関連する諸問題を指摘いたしまして、併せて御考慮願いたいというのが私の質問の中心であります。  このたびの国次予算は九千九百九十六億、特別会計は一兆六千九百四……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行です、簡単ですから……。
【次の発言】 私は予算委員会の理事会におきまして、本日から始まります総理を中心といたします総括質問に対して、吉田総理は必ずおいでになりますかと、こういう質問を数回口が酸つぱくなるほど申上げているのですが、その際に、お出でになるということを委員長が言明され、そして昨日もそういう日程で本日やるということを申されたわけであります。ところが、我々非常に遺憾に思つて、ペテンにかけられたと思いますことは、実は昨日の議運におきまして、すでに吉田総理は本日は出ないということがはつきり確定しておつたわけであります。これは私たちに対する重大な私は欺瞞であると思うわけ……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 緒方国務大臣を以て代理に当てますことにつきまして、只今緒方国務大臣からの御弁明がありました。予算審議もいよいよ最後の重大段階に入りまして、而も予算案を初めMSAその他国の運命に関しまする重要法案がかかつておりまして、内閣総理大臣の出席の必要は絶対的な要請と言わなくてはなりません。勿論我々も内閣総理大臣に事故があります際には、あらかじめ指定いたしまする国務大臣が臨時に内閣総理大臣の職を行いますことについては、十分その内閣法の意義を認めるものであります。然るに吉田総理は重要案件がかかつております際に、長期に亘つて国会を欠席し、而も全国民挙げて注視の汚職に対しまして、この問題をさして重……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 政局は最近異常に緊迫いたしています。国会がこれをどう裁くか、特に吉田総理がこれに対してどういうふうに対処されるかということは、そういうことに対して全国民の関心はこの点に集中しておると思うわけであります。ここ旬日の動向というものは、日本の議会政治と民主主義にとりまして重大な試練であろうと思うわけであります。吉田総理とされては、自由党の総裁として、且つ政局担当の最高責任者として事態を深く憂慮されておると思うわけであります。又総理の胸中においては、ただ日本の将来あるのみでありましよう。併しながら吉田内閣が最近にとられました動向というものは、それにもかかわらず、断じて国民か納得しないとこ……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 保安庁のかたおられませんか。確かに保安庁のほうからもやはり出ておると思うのです。そうして今度の二十九年度予算にはその費目が非常に大きく、だんだん研究費に喘いでいる諸君が、その方面から学術統制がなされるのではないかということは、私増原君に聞いておるからはつきりしておるのです。その点……。
【次の発言】 希望を申上げておぎますが、もう少し研究費を充実して頂かないと、保安庁のほうは予算が取りやすく、更に大規模に出て来ているとすれば、学術研究費に喘いでいる諸君に心ならずも研究費欲しさにそういうふうにずつと行くのではないかということを、実は東大から、そのほうから非常にこれは憂慮すべき問題で……

第20回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/03、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より地方行政委員会を開会いたします。  貴重な時間を借りまして大変恐縮ですが、一言御挨拶することをお許し願いたいと思います。  今回、はからずも不肖私が地方行所委員長をさせて頂くことになりまして地方自治に生き、地方自治を愛する私といたしましては大変光栄に存じ、且つ責任の重大なことを痛感している次第でございます。地方自治は今や内外とも非常に多難でございますが、皆さんと共に力を合せまして、地方自治振興のために微力を注ぎたいと思うものであります。大変不束でございますが、皆さんのお力添えによりまして、この重責を果さして頂きますなら、大変仕合せに存ずる次第であります。幾重にも……

第20回国会 地方行政委員会 第2号(1954/12/04、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) それでは地方行政委員会を開会いたします。  議題に入りますまでに、午前中委員長並びに理事の打合会をやりましたので、それを御報告申上げまして御了承を頂きたいと思うのですが、その結果、本日の午後公職選挙法の一部を改正する法律案、衆議院から廻りました第九号、それから国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案(予備審査)、それが終りましてから、町村合併促進について懇談会のような形式でお諮りする。それから五日の日曜日は委員会を開かないで、六日には地方交付税の総額等の特例に関する法律案、それから衆議院から廻りました選挙法の一部を改正する法律案をお諮りして、解……

第20回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/06、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より委員会を開会いたします。  ちよつと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。  それでは懇談に入ります。    午後一時五十九分懇談会に移    る。
【次の発言】 懇談会を終ります。  それでは町村合併促進法の一部を改正する法律案を議題に供します。提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 御質問ありませんか。
【次の発言】 小林君の御発言に御異議がないものと認めます。  それでは質疑討論は省略いたしまして、直ちに町村合併促進法の一部を改正する法律案について採決いたします。  町村合併促進法の一部を改正する法律案を原案通り可決することに賛成の方の挙手を……

第21回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/15、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より地方行政委員会を開会いたします。  第二十一回国会初めての委員会に当りまして、調査承認要求の件をお諮りいたします。今後本委員会は各種の方面に亙りまして調査活動をするわけでありますが、つきましては、調査事件の調査承認要求書を本院規則第三十四条により、議長に提出することにいたしたいと思いますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 ではさよう決定いたします。専門員より概略の説明とその案文を朗読させることにいたします。
【次の発言】 以上のような調査承認要求書を提出することにいたしますが、案文の字句の訂正その他の手続に関しましては、委員長に御一任願うことにして御異議……

第21回国会 地方行政委員会 第2号(1954/12/20、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) 只今より委員会を開会いたします。最初に公務員等の選挙事前運動に関する件をお諮りいたします。郵政省、人事院、自治庁が御出席になっております。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 浅井人事院総裁にお尋ねしますが、国家公務員の政治的な中立が保たれておるかどうかということについては、実際各省調査されたかどうか。私も昨年参議院選挙に、ある公共事業費の割当をする官庁に参りましたが、ある高級官僚の人が立候補するので、写真の焼増しを何百枚も持って、各府県の部長に災害復旧の割当てをするときに同時にその写真を渡して、災害復旧費と比例……

第21回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/21、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) では委員会を開会いたします。  自動車税並びに道路運送に関する件をお諮りいたします。ちよつと申上げますが、建設省のほうから富樫道路局長、運輸省のほうから眞田自動車局長が御出席です。
【次の発言】 これは松岡さんがまだ国会に出ておられませんときに、この道路運送法ができましたときに、実は地方行政と重大な関係があるというので、合同委員会を開いた、私もおりまして開いたこともございます。先に富樫局長が申されたように、道路の管理をする知事等にそういう権限を持たせる、更に自動車税というものに対しても地方税として非常に関係があるというようなことで希望がありましたので、昨日委員会にお諮り……

第21回国会 地方行政委員会 第4号(1955/01/24、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) ただいまより地方行政委員会を開会いたします。  公職選挙法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を議題といたします。  まず公職選挙法改正に関する調査特別委員長久保田君より提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 何か補足的な説明がありますか。
【次の発言】 では、御質疑がありましたらお願いいたします。
【次の発言】 ほかに御質問ございませんか。――別に御発言もございませんようですから、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議はないものと認めます。  それではこれより討論に入ります。御意見のおありの方はそれぞれ賛否を明……

第22回国会 地方行政委員会 第1号(1955/03/29、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) ただいまより委員会を開会いたします。  会議を運びます前に一言ごあいさつさしていただきたいと思います。  先般委員長の互選がなされまして、不肖私が地方行政委員長にさしていただくことになりまして、大へん微力ですが、地方自治が重大な時期でございますので、皆さんと手を携えまして、地方自治振興のために、かつ、国会の権威を高めますような仕方でこの委員会を運営さしていただきたいと思うわけであります。未熟でありまして、いろいろお手数をかけることと存じますが、皆さんの厚い御支持をお願いいたしまして、簡単ではございますが、ごあいさつにかえる次第であります。どうぞよろしくお願いいたします。……

第22回国会 地方行政委員会 第2号(1955/03/30、3期、日本社会党(第四控室・左))【議会役職】

○委員長(中田吉雄君) ただいまより委員会を開会いたします。  議題は昨日いろいろ御協議願っているのですが、石村委員の方から、町村合併の問題についてお諮りしたいので、その案件を先にしていただけないかという申し出があるのです。いかがなものでしょう。
【次の発言】 御異議がないようですから、それでは町村合併促進法の一部改正の問題を最初に議題に供します。ちょっと速記をとめて下さい。    午前十一時四十六分速記中止
【次の発言】 それでは速記をつけて下さい。  それでは皆さん午前中はこれで終りまして、石村さんの方でさきのような御意見を含んだ法案を作って速急にやってもらって、午後一時半から再開いたしま……

第22回国会 地方行政委員会 第3号(1955/05/17、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 その問題は大臣の決裁を得たということですが、そうすると、あなた方の方で起案して大臣がめくら判を押したのですか、どうですか。
【次の発言】 それでは、秋山委員と同じように大臣がおいでになってからにしたいと思うのですが、課の方でおやりになったということですが、しかし今あなたも国会は党派別だが、地方選挙は別だということを言っておられますが、いわゆる民主主義の議会政治の進んだアメリカ、ドイツ、フランス、イギリス等の諸外国の例を見て、果してそういうことが言い得るのですか。
【次の発言】 それでは、この次でけっこうですから、そういう議会制度が割合うまくいっているイギリス、スイス、ドイツ、アメ……

第22回国会 地方行政委員会 第4号(1955/05/19、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 地方政治と政党の問題等については、いずれ別な機会に、今日は財政計画の問題なんですから、これは……。しかしこれを見ると、この背後のなかなか純粋でないものが、これは地方選挙は党より人だと言いながら、ここに載っている統計表を見ると、衆議院選挙の結果をはっきり載せて、そうして民主党が第一党だということを、政党分野をはっきりして書いている。これはもうはっきり第一には党派別の当選人の衆議院の三九・六%、四百六十七名のうち民主党が百八十五名持っている、自由党幾ら、社会党左派幾らと書いてある。第二には党派別の得票数を書いてある。これは何を意味しているか、こんなところにこれを入れたこと自身非常に問……

第22回国会 地方行政委員会 第5号(1955/05/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 小林部長がおいでになっておりますが、これは選挙部長の職務をかねての意味ですか。何か外遊されたのですか。話を聞いておりますか。
【次の発言】 ただいまの問題について長官から弁明があり、秋山委員からいろいろ質問されて尽きたと思いますが、ただいま承わりますと、課長補佐が起案され、課長がはんこを押され、さらに選挙部長が押されたという。簡単にこういう重大な問題がなされるというところに、やはり自治庁全体にこういう伝統的な考えが深くあると思うのです。こういうことが今後起きないようにする措置その他については了承しますが、果してこういうことが世俗で言われているから正しいかどうか、地方自治の健全な発……

第22回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1955/10/11、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 詳細は報告書によるとしまして、徳島に非常な赤字があって、放漫財政の代表的なものと言われたのですが、おもに赤字になったのは何ですか。積極的に単県事業でもやったのですか。
【次の発言】 その仕事のおもなものはどういうものですか。
【次の発言】 香川県がこの財政難の中で黒字を出しておるというのは注目すべきことだと思うのですが、これはどうなんですか。給与なんかをしめているのでしょうか。公共事業なんかを非常に押えているのでしょうか。そういう辺はどうなんでしょうか。
【次の発言】 新潟県の赤字ですが、後進性を取り戻すためにいろいろの仕事をしたことが原因のような御報告でしたが、やはりそれは調査……

第22回国会 地方行政委員会 第8号(1955/06/02、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 小平さんにお伺いしますが、昭和二十九年は決算がわからないのですが、自治庁から出ています地方財政の計画から見ますと、非常に退職手当を十分出して人を整理したというようなお話しですが、昭和二十八年の決算を見ますと、消費的な経費と投資的な経費に分けて、お宅の方はかなり投資経費が北野知事さんのところよりも多いという、実際投資的な経費と消費的な経費、北野さんのところは六六・二ですが、お宅の方は六六・六であって、全国基準から見ても必ずしもまあ消費的な経費と投資的な経費に分けて見ると少くない。ところでその投資的な経費を見ますると、お宅の方は補助事業を非常にやっておられないというところが非常にこれ……

第22回国会 地方行政委員会 第10号(1955/06/14、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 今日でなくてもいいのですが、空気銃とかこういう飛び出しナイフとか、器具別というのですか、いろいろな犯罪のそれぞれ凶悪犯罪があるでしょう。それがどういう用具をもって実際犯罪に使われた、そういう詳細な分類はありませんか、調査の……。
【次の発言】 ただいま陳情があったように、五・五センチ以下というようなことにしても、これはそういう大きさなんかはどうですか、かりに飛び出しナイフなんかは……。
【次の発言】 ただいまいただいた資料の三十九ページにいろいろ罪種別供用物別調というのがございますが、これだけでは改正措置が果して妥当かどうか判断するのに十分でないと思います。そこで供用物の全種類に……

第22回国会 地方行政委員会 第12号(1955/06/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 齋藤長官にお尋ねしますが、人身売買にからんでの駐留軍をめぐってのそういうものはどうなんですか。私は人権じゅうりんの度合いにおいてはもっとただいま御説明にあったようなのとはひどい人身売買、人権のじゅうりんのひどいのがあると思うのですが、それはどうなんですか。
【次の発言】 ええ、駐留軍をめぐってそれにからまる人身売買はないですか。それに女を世話をする、そういうものはないですか。
【次の発言】 じゃあこれの中にやはりそれも含まれているのですか。ただ大体ですね、合意で自由意思によるものとしてほとんど治外法権を認めているように、かまわないということになっているのですか。私はまあ西郷委員が……

第22回国会 地方行政委員会 第15号(1955/07/05、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 さっき石井長官は、たとえば警察の庁舎を建てるときに地元の方から、この機会にりっぱなものにと、それは警察の関係者がそういう意思になるのです。私も検察庁の庁舎、裁判所の庁舎、警察の庁舎のことに関係してよく知っておるのです。まずそれは土地を買い上げたりする費用の単価が実情に合わないということがありました。私がやったのは、 これはもう絶対合わないのです。買上げ単価が合わぬからその差額を地元で寄付してくれ、それからそういう庁舎を新築する際に警察署の職員の官舎といいますが、署長の公舎をこれにかこつけて建てようというようなことで、私も数十万の寄付のその徴収を担当したことがあって、むしろ私は実際……

第22回国会 地方行政委員会 第23号(1955/07/21、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちょっとこれは寄付とは違うのですが、警察署の設置基準といいますか、私例を上げませんけれども、非常に有力なボスといいますか、警察に顔のきく、中央にきくそういう人がおって、全国に自治体警察が設置されるときには当然その町村自治体警察の設置基準に合っているのです。それを一度官報に出たのを取り消さして、それから今度また切りかえになったら、普通の府県警察として警察署を置かしておる。これは全くそういうことがもう明らかにそれは行われている。そこで私はそういう設置基準について非常に疑問に思っているのですが、そういうことはどうなんですか。
【次の発言】 これはあとからどこか名前を申し上げますが、こう……

第22回国会 地方行政委員会 第26号(1955/07/27、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 まあ自治庁からいただいた資料でも寄付は二百五、六十億から約三百億あるわけですから、交付税の五%ぐらいにこれは当るのです。なかなかわれわれとしても地方財政を確立するために閑却できぬ問題で、川島大臣その他部長さんらお急ぎのようだが――やっているのですが、今小笠原委員長が言われたように、今後の寄付は受けない、進行中のものについても善処するということは了承しましたが、私、実は検察庁の用地をあっせんしたことがあるのです。その際に非常に土地の単価というものが実情に即さない。全く形式的な、予算を法務省からいただくのに検事正の人が、実際良心にそむくのだが、こうせぬと実情に合わない。それは用地を買……

第22回国会 地方行政委員会 第28号(1955/07/29、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 いろいろな角度から地方税について御質問したいと思ったのですが、時間がないので簡単にお尋ねしますが、近い将来に地方税法を根本的に検討する用意がないか、また必要はないか。それはシャウプの勧告にもありますように、シャウプ勧告によってできた税制というものは、歯車を全体として組み合わせたようながっちりできたもので、一つを取って一つをどけたりするような、そういうことでは、シャウプの体系というものはくずれて地方財政のためによくない。そういう点では、昨年すでに市町村民税に府県民税というようなものができ、シャウプのは付加税は絶対とらない、さらに今回も問題になっていますような償却資産を府県と市町村で……

第22回国会 地方行政委員会 第29号(1955/07/30、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 交付税の総額が百分の二十二で少いので、調整作用ができないので、特に標準からずっとズレた過小団体に不利になるような結果にならないか。私は交付税の総額というものが適当でないと、いかに測定単位や単位費用をいじってもなかなか調整できないのじゃないか、やはりそういうものが適正で初めて配分ができるのじゃないか。そういう点でやはり百分の三十二では標準から偏差のひどい貧弱な公共団体にしわができるようなことはないかどうか、そういうことをお伺いいたします。
【次の発言】 その問題は別として、この十二条ですね、測定単位と単位費用が並べてありますね、これを見ると、結局配分の基準ということは面積と人口によ……

第23回国会 地方行政委員会 第2号(1955/12/07、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと太田自治庁長官と鈴木次長がおられますので、島根県の労政課長の就任を拒否するという島根県職員組合の闘争があることは御案内だと思います。山形県の労政課長の飯塚静雄君を自治庁の要請で島根県の労政課長に任命されたところが、島根県職員組合としては、この拒否闘争を広範にやってかなり重大な事態になっておるわけであります。この点について地方自治の円満な遂行上私も人事の交流の大原則については認めますが、御存じのように、島根県庁の新陳代謝と財政再建という名前のもとに九月初めに退職を募集し、十一月三十日にこれを打ち切って九十三名の退職の発令をいたしたわけであります。ところがそのとたんに他県から……

第23回国会 地方行政委員会 第4号(1955/12/09、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 ついでに資料なんですが、この単位費用新旧対照表が出ておりますか。改正後のこの単位費用で、各府県別にどういうふうな配分になるかという試算に基いてこういうのをやられたと思うのですがね、一つその各府県別ですね、こういう改正後の単位豊用でどういう今度の配分になるか、それはもう出ているのでしょう。それなしにはこれはできないと思うのですけれども……。それは秘中の秘ですか、どうですか。
【次の発言】 各府県、ことに大まかな全体のワクの中で幾ら幾ら……。
【次の発言】 この地方財政の不用額の二十八億の内訳は印刷に……。これは出ておりますか。計数の根拠ですね。

第23回国会 地方行政委員会 第7号(1955/12/13、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 この問題は再軍備を認めるという立場からも防衛関係の経費については、たとえば昭和二十八年の会計検査院の決算報告、国会に出ておるのを見ると、自衛隊員諸君の病院に入って使う脱脂綿とガーゼを三十年分買って、それから非常な精密な空中写真をとるフィルムをその写真機はないのに、しかもそのフィルムの保存期限はきわめて限定されているのに三百万も買っている。権威ある会計検査院がれっきとした報告を国会に出しているんです。そういうことをもって見れば、防衛分担金の削減についてもそういうことを締めたっていささかも私は……、非常にアメリカの関係を遠慮されていますが、脱脂綿を三十年分、しかも写真機はないのにフィ……

第23回国会 地方行政委員会 第9号(1955/12/15、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 後藤財政部長にお伺いしますが、との再建法が通った場合に、実際の利子補給の国の負担を精密に計算されているかどうか、大体予想はどれほど指定になるか、なかねかむずかしい問題だと思うのですが、しかし来年度予算の要求等もあり、計算されていると思うのですが、その点について。それから政府原案と修正されたものは、どれだけ国の負担が多くなるかというようなことについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 どれだけ再建団体として指定されるかということが、まあなかなか予測困難な事情もありますが、しかし大体再建債交付分を含めて二百億でいいといろ計算をされた背後には、府県を幾ら、市を幾ら、町村を幾らという……

第23回国会 地方行政委員会 第10号(1955/12/16、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 高等学校のようなことになると生徒数をとるのですか。乱設という関係をもう少し……、だからあるべきといっても、現実に作っておるのにあるべき姿でないからこれにはやらぬということではやはり実情に合わぬのではないかと思います。
【次の発言】 まあ、この方法では私は平坦地で比較的集中できるようなと  ころははなはだしく有利で、あるべき姿といったってなかなか山間僻地ではやはり作らねばならぬところは、これは非常に実情に即しないと思うのですがね、これはどうなんですか。
【次の発言】 ちょっと……この第三十八ですね、単位費用を上げると、この測定単位にして……よけいアンバランスができやしないですか。

第24回国会 地方行政委員会 第24号(1956/04/19、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは参議院選挙をやったときです。そういうことをちっとも知らぬというのなら鳥取県に行って調査する。選挙の終盤戦になったら全県下出ぞめ式を、酒を配ってもう明らかにやっておる。そんなこと全然聞き及ばぬということでは一体監督行政はどうなりますか。それは全く終盤戦に全県下にわたって出ぞめ式をやっております。もう明らかにやっておるのです。これまでのことは仕方がないのですが、近い参議院の選挙のときには団としてこういう公共的な性格のものがそういう行動をとるということになると、信頼その他にも非常に影響すると思う。明らかにやりました。私はだから数百人集まっているところにマイクを備えつけて手きびしい……

第24回国会 地方行政委員会 第28号(1956/04/26、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方財政平衡交付金が地方交付税に変ったことによって、地方公共団体の予算編成の方針その他に、期待しているようなことが起きましたか。やはり平衡交付金の場合と交付税の場合とは違う、平衡交付金とは違ったことを期待して、やはり交付税に改められたわけなんだと思うのですが、あてがい扶持というと表現が悪いのですが、自主性を持たしてきちんとさしてやるということで、好ましい何らかの変化が起きているのですか。
【次の発言】 今度、率が二十二から五に変っているのですが、この地方交付税法の第六条の三の第二項ですね。六条の三の第二項に、「毎年度分として交付すべき普通交付税の総額が引き続き」とあるのですね。「……

第24回国会 地方行政委員会 第29号(1956/04/27、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 大臣の御趣旨はわかりますが、これは早急を要するのですが、やはり三十二年度予算ぐらいからは、その問題に熱を入れていただかんと、たとえば今後十年間の各年度の公債費増加見込額を見ても、昭和三十二年度には府県の中で元利償還分が県税収入より多くなる県がかなり出てくる。ですから少くとも三十二年度の国家予算、地方財政計画を立てる際には、この問題に一歩ただいまの御発言の趣旨のようなことを織り込んでいただけるような、やはり準備をしていただきたいというふうに考えるのですが、いかがですか。
【次の発言】 この起債のその際に、内容別に検討して、やはり国の責任で持つべきであったものを、国家財政の収支を合せ……

第24回国会 地方行政委員会 第31号(1956/05/08、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 小林部長にお尋ねしますが、福岡県財政に赤字の含みもあったりして、これを建て直す問題が自治庁とよりより相談があった。そして松村課長が行って、人件費の節約以外には福岡県財政の建て直しがないと強い干渉をして、本委員会の手きびしい批判を受けて、それがあったからということではないが、部署配置転換をやられましたことは周知の事実であります。福岡県で問題が起りましてから、自治庁の相当な人がまたやはり乗り込んで行っている形跡があると思うのですが、小林さん知っておりますか。
【次の発言】 やはり松村君が行って、いろいろ財政再建の方法について権限を越えた深入りをしていることは、当委員会できびしい批判を……

第24回国会 地方行政委員会 第35号(1956/05/21、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと質疑に入る前に、委員長に希望といいますか、委員長及び理事打合会の持ち方について数日間停頓しました地方行政委員会が、正常なルートに乗って審議されるようになりましたことは、その原因や責任のいかんはともかく、非常にけっこうなことだと思うわけですが、私たちとしましては、数日間の混乱の中からいろいろな教訓を学びとって、できるだけ再びああいうような事態に立ち至らないようにすることは、委員長初め私たちの十分気をつけねばならぬ点だと田やりわけであります。  御案内のように、衆議院では、自治法の一部改正法案は付託されてから採決まで六十五日、小選挙区を中心とした公職選挙法の一部改正は五十六日……

第24回国会 地方行政委員会 第38号(1956/05/24、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 今回の改正案とは直接関係ないわけですが、私差し迫った問題として、午前中総理にお伺いして至急善処方をお願いしたいと思っておったんですが、太田長官にぜひこの際御検討を願いたいことは、退職国家公務員が今次参議院選挙にたくさん立候補されることが予定されております。ところがその立候補するたとえば公社、外局その他では、自分のところの先輩が立候補されるというので、私たち寡聞なものとしてみましても、各官庁があたかも選挙事務所のようなことになっておる例が非常に多いのです。たとえば私が直接見聞したのでも、補助金の割当に対しまして、県庁の部長が上京しました際、立候補を予定される人の写真をたくさん渡しま……

第24回国会 地方行政委員会 第39号(1956/05/25、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 後藤部長がおいでになっていますが、再建団体以外の自主団体並びに赤字団体、そういうものに対する取扱いといいますか、指導方針といいますか、それについて少しお伺いしたい。
【次の発言】 それについていろいろ指導方針といいますか、取扱いの方針で出されておるような詳細な何か通牒ありますか。それから政令ですね、これについても一つ国会にも出してもらえぬでしょうか、再建措置法の施行細則……。
【次の発言】 市町村に対するこの自主再建団体の自治の指導といいますか、どういうことをどういうふうにしてやっておりますか。
【次の発言】 大きな市といいますと……。

第24回国会 地方行政委員会 第40号(1956/05/26、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 この法案の審議の前に、先日太田長官に対しまして、高級公務員が退職した後の、あるいは前後の事前運動にからみまして質問申し上げましたところ、それについては十分善処する答弁がございました。昨日の夕刊を見ますると、閣議で、国家公務員、地方公務員の選挙の事前運動について警告を発したいという御提案をなされ、閣議では了承されたように承わっていますが、それにつきましてのお考えを承わりたいと思います。
【次の発言】 私の発言並びに諸般の情勢を検討していただきまして、閣議でそういう措置をとっていただきましたことは、大へん時宜に適したことと思うわけですが、当委員会におきましては、選挙関係の法案を審議す……

第24回国会 地方行政委員会 第41号(1956/05/29、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 今度の自治法の改正は三つくらいの点に重点が要約できると思うのです。市町村と府県の性格をはっきりしたという点と、第二番目には大都市問題に対して一つの解決の方向を示した。常任委員会あるいは部局、委員会制度に手を入れて簡素化をはかるというような点に要約できると思うのです。  最初にまずあまり時間もありませんので……。市町村はこの基礎的な公共団体という概念規定を入れた点に、ずっと自治庁が自治法の改正法案を出されたことと関連して一つの危惧を持つのですが、私は、この基礎的な公共団体ということと、広域の地方公共団体という二つの概念規定は、対比するには不適当な概念規定ではないかと思うのですが、一……

第24回国会 地方行政委員会 第42号(1956/06/03、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 今呼んでいますから、もうちょっと待って下さい。来ますから、すぐ。大へんおそくなりましたが。
【次の発言】 今来ます。


4期(1956/07/08〜)

第25回国会 地方行政委員会 第1号(1956/11/19、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 今後の委員会の運営ですが、日曜を中心にして、土、日、月というようなことでよく遊説に出たりするものですから、一つなるべく……もし御了承が願えれば、特別な場合は別ですけれども、議案が輻湊したときは別ですが、なるべく土、月は委員会を持たないようなことを御了承願いたい。これは重要議案が山積しておるときは別ですが、一つそういう……他の委員会でもそういうことをやっておるようでありますから、お諮りしていただければ……。

第25回国会 地方行政委員会 第2号(1956/11/29、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 午前中に、小林財政部長からいろいろ財政の近況について御報告がありまして、だいぶん自画自讃されましたが、しかし、その内容については、後刻地方財政の本質にさかのぼっての御質問をいろいろしたいと思いますが、今日、大蔵省の地力資金課長においでを願いましたのは、再建団体の取扱いについて、自治庁と大蔵省との関係について、一つお願いしたいと思うわけであります。  実は、午前中いただきました各都道府県別の再建団体の指定を受けたいという申し出の一覧表と、それから承認になりましたものとの概況をいただいたんですが、府県の方につきましては、割合進捗しているようですが、町村の方におきまして、たとえば、北海……

第25回国会 地方行政委員会 第3号(1956/12/04、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 昼からおいでにならぬというので、希望ですが、藤井部長のおられました前任地の大阪は、四十六府県ですか、その中でも最も財政力の豊かな地方、財政危機の治外法権的な租界みたようなもので、非常に居心地のいいところで総務部長をやってこられたと思います。そういうところでは、地方公務員法も割合支障なく、いかに保守党さんの知事であっても適用されると思う。しかし、なかなか全国の各府県は大阪なんかとは非常に違いまして、きびしい。そういう点から、地方公務員を守るべき公務員法が、むしろ歪曲されて財政再建等に使われるようなおそれもありますし、一つ大阪とはなかなかよそは違うということを広い見地から見ていただき……

第25回国会 地方行政委員会 第4号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 この百十二号ですがね。この趣旨は、書かれている文面からは、それは合併しないと有利に増加すれば、よけい合併せぬという問題もあるが、合併を促進させるために弾圧を加えて、必ず県庁の地方課の職員が合併のあっせんに出てきますと、交付税が減りますぞ、学校の起債も、というようなことはもう常套手段なんです。そういうことのないようにという意味とはこれは違うのですか。非常に合併促進の手段にかなり広く、この起債であるとか、交付税であるとかいうものが使われて、歪曲されて流布されてるのですね。これはどうなんですか。合併促進法では、合併しないものとして個別に計算して、そして合算して出すということになっている……

第25回国会 地方行政委員会 第5号(1956/12/11、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 この再建計画の自治庁と愛媛県当局との折衝の際に、自治庁側でかなり考慮していただいたことは仄聞しているのですが、お伺いしたい点は、県会との関係が非常にむずかしいようですが、二%ということでこれは一切もうふくらませないという決定になっておるのですか。その点いろいろな印刷物ではもう二%から一切ふくらませぬという、そういう了解が議会側と県当局でついておるということですが、ただいま角田課長から三〇%というのは一応のワクで、何か調整的、かなり弾力性があるような意味を承わったのですが、その関係はどうなんですか。
【次の発言】 長野課長どうなんですか。再建計画の際に、県議会が昇給財源の一%ですか……

第25回国会 地方行政委員会 第6号(1956/12/13、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連してちょっと。今の数字ですね、柴田課長の方からでけっこうですが、対象人員を教育職員と事務職員と分けて八億というのは、これは半額の分ですか、その辺はっきりして下さい。
【次の発言】 これはやっぱりそういうものはその前の四項の「軽微」のものと違うのですか、やはり……。
【次の発言】 来年度交付税のかなり重要な変更をされる改正法案を出されるということで、お尋ねしようと思っていましたが、時間もありませんしいずれ二十日から国会が開かれるので、期末手当のこういう増額の実施状態等もまたお尋ねするときもあると思いますので、先刻柴田課長に申し入れておりましたが、それは本日は取りやめます。  た……

第25回国会 予算委員会 第3号(1956/12/06、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 鳩山総理に。本臨時国会も、本日をもって終了することになっていましたが、本日午前の委員長の御報告によりますと、政府との方から本国会を延長するような、要請があったやに聞いたわけですが、この国会の会期の延長について、自由民主党内におきまして、この会期の延長の理由といたしまして、まず一つは、どの会派とは申し上げませんが、ある会派は、会期を延長した方が、やがて行われる総裁公選における主導権確保に有利である、どういう理由かしりませんが、それが一つと、もう一つは、主導権確保のためには、新聞紙上にも、あるいは雑誌その他にも、あるいは一般の世評でも伝えられていますが、有力な総裁候補の三省のうち、そ……

第26回国会 地方行政委員会 第2号(1956/12/24、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 議事進行に関して……長野再建課長は出席されますか。
【次の発言】 一億七千の追加補正ですが、おやりになったということですが、それは自治庁の認めた計、画のワクの中なんですか。
【次の発言】 先のお話の中に、単独事業はほとんどやっていなかったように聞いたのですが、そうなんですか。
【次の発言】 自治庁が指定されました再建団体の各府県別の一覧表を出しておりますが、それで見ると、お宅の県の投資的経費は本年三十二億一千七百万円で、補助事業が二十七億四千五百万円、単独事業が四億十千五百万円、こういうことになっておるのですが、これは大体一億七千万円の補正された計画通りなのですか、どうなのですか……

第26回国会 地方行政委員会 閉会後第2号(1957/07/12、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 財政部長の小林さんにお尋ねしますが、いろいろ給水したり検査したり、ただいま当局から陳情があったりしているようですが、それは交付金の特別分の対象になって措置されるのですか。それは八千八十万円ですか、起債がどうせあるのでしょうが、もう大部分一応各府県、市町村に配分の内示をされたような段階だと思うのですが、こういうことは緊急の事態にどう対応されるのですか。その二点について。
【次の発言】 生命に関することですから、できるだけ地元の要望に沿っていただきたいということは、当委員会のなにですが、起債ですね、府県の段階はもう確定したんじゃないですか、まだですか。市町村でも内示された段階だと思う……

第26回国会 地方行政委員会 閉会後第3号(1957/08/12、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいま御説明をいただきました中に、災害復旧事業は、単に原形復旧にとどまらず、災害関連事業の施行をはかるという措置の御説明がございましたが、二度と再びこういうことを繰り返さぬためには、これまでのような原形復旧でないこの措置の方が適当だと思うのですが、これは現行法でできるのですか。
【次の発言】 そうすれば、これは単に今回の災害地帯だげでなしに、全国的な規模において原形復旧中心主義のような改良を含めたような、そういうことに転換されるのですか。あるいは九州だけの措置ですか。
【次の発言】 大蔵省はおいでになっておりますか。
【次の発言】 これはどうなりますか。外貨危機を救うためにとら……

第26回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1957/09/11、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方交付税ということですが、きょうの公報を広げることはできませんか。
【次の発言】 ちょっとその前に、議題からそれるかと思いまして恐縮ですが、ごく簡単ですから、お許しいただきたいと思うのですが、再来年で衆議院の定例解散もありますし、どういう形の選挙法がやられるかということは非常に重要で、大体のことは、長官なり岸総理の言明ではっきりしているのですが、小選挙区制度に対する長官並びに岸内閣のはっきりした一つ御見解をこの機会にお伺いしたい。
【次の発言】 大体、郡長官なり岸総理の御言明等で、そういう立場をとるかと思ったのですが、次にはやらない。  それからもう一つ、選挙制度調査会が期限が……

第26回国会 地方行政委員会 閉会後第6号(1957/10/11、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 答申とは違うのですが、立派な消防会館ができておるのですが、あの構想、特に地方で寄付金を集めるのに、どの家でも火災があるかもしれぬ、その寄付に応じない者は面倒を見てやらぬぞということまでは言わないが、そういうことでかなりの割り当てで建設資金を集めているんですね。あれは消防協会でやるのですか。その構想、金額、資金というようなことについて一つ御説明願いたい。
【次の発言】 きょうは時間もありませんし、一つ財団法へ消防協会の方に御連絡願ってもう少しこれに対する詳しい、関係方面の寄付とか、各県の割当とかそういうものをはっきりしてもらいたいし、ああいう大きな建物を作ることが果してふさわしいか……

第26回国会 地方行政委員会 第9号(1957/03/12、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 この資料ですが、これはまあわれわれとしては、もう少し各府県、市町村等の財政構造がどうなっているかというようなことを知るには、これはまあ要約ですから、すべての集大成なんだから、このもとの各府県別に仕分けたような、やはり警察の職員、一般の職員とか臨時職員とか、地方債の各府県別とか、そういうものはできないものですかね。私は、お宅の自治庁を見て、税務部はなかなかよく資料が整っておる。それから行政部でも、給与の実態調査等浩瀚な資料がまとめて出ているのですが、なかなかよほど専門家でないと、これで地方財政計画の当否というようなことを判断するには、もう少し資料を――やはりこの背後にある、これの基……

第26回国会 地方行政委員会 第10号(1957/03/14、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方公共団体の予算の編成期に際して、財政法でしたか指針を与えられておると思うのですが、三十二年度の各地方公共団体の予算の編成に対する指針を一つ見せていただきたいと思います。  それから非常に問題になっておるのは、いろいろ再建法の措置で再建法の適用を受けた団体の予算編成が、最近の経済界の好況、自然増収等にもかかわりませず非常に困難をきわめておる所もあるようですが、それらにしても何か特別な指針を与えておられるかどうか。私の聞く限りでは何かもうこれまでの計画通り組めておるような何があって、あっちこっちで非常に困難をきわめておるように聞いておるのですが、そういう点どうなしですか。

第26回国会 地方行政委員会 第11号(1957/03/19、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。今、局長の言われたようなことはあるでしょうが、しかしそういうことは個々の府県なり、市町村の地方財政がノルマルな状態に言えることで、なるほど地方道路税でやったやつはやるでしょうが、県で組んでおったやつをはずしてしまってプラスというふうになりますか。それは私は財政状態がノルマルな場合においてのみ言えることで、やはりバスやトラックをやっておる人がぶち込んだって、またガソリン税を払ったって、やはり府県の財政が赤字なら、なるほどそれはやるだろうが、これまでのやつをどこかにやってしまったり、だから私は今、局長の言われたようなこと、成瀬さんの言われたような問題は、地方財政がノルマルな……

第26回国会 地方行政委員会 第18号(1957/03/31、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 このいただいた資料をちょっと見たのですが、ないようですけれども、府県税と市町村税を直接税と間接税に分類して、その比率は出せませんか。出ていますか。私ちょっと見たのですが……、厳密には分けられるものもあると思います。ありますれば指摘していただきたいし、なければ、府県税と市町村税を直接税、間接税に分けて、その比率ですね。
【次の発言】 やはり私は、シャウプ税制をもう一ぺん反省してみる時期じゃないかというような点で、やはり間接税と直接税、国税と地方税とは比率が違っておりますが、そういう角度から取り上げたいと思いますので、一つこれを知らしていただきたい。  それから自動車関係の税金ですね……

第26回国会 地方行政委員会 第20号(1957/04/03、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 これはやはり加瀬委員の質問とあわせて……。私は造船利子の補給の打ち切りがやっぱりはね返ってきて、地方税がある意味で、そういう面でしわが寄っているという面も含んでいるのじゃないですか。
【次の発言】 外航船舶なんかの固定資産税、この種の、外国との国際競争等を考えて、それと足をそろえるというようなことは了承できるのですが、そういうことは、単にそういう固定資産や大規模な生産だけでなしに、私は人の部面でも、物やただそういう生産だけを限定して国際的な競争力等を考えて足をそろえるというような考えは、やはりこれは個人の負担にしたって、それは必ず生産のコストに響くことだし、私はもっと広くそういう……

第26回国会 地方行政委員会 第21号(1957/04/04、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 これは、運輸省になるのでしょうか、建設省になるのでしょうか、自動車関係のいろいろな税金が目的税のような形でかかっているので、受益者負担というようなことなら、道路に対する投資をする、その経済効果の分析ですね。たとえば、鮎川さんのところなんかで、道路に対する投資を一〇〇とすれば、それが関係するものに対する受益のパーセントなんかをいろいろ出しておるようですが、そういうものはありますか。
【次の発言】 この揮発油税、地方道路譲与税、あるいは軽油引取税等の税率をどうするかということを決定する際には、いろいろコスト分析その他をやって、自治庁、運輸省、大蔵省、建設省というようなところから話し合……

第26回国会 地方行政委員会 第23号(1957/04/06、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 地方税法の改正法案のけりをつけますためには、基地関係、まあ一種の固定資産税に該当するものですから、実際それもあわせて出してもらうことが必要じゃないかと思うのですが、大体私、予算委員会の際にも、初年度五億円出てるんですから、予算が出ているのに、法案がもう二日、三日待てというようなことで、今日に至ってもなお出ないようですが、一体どういうふうになりつつあるんでしょうか。
【次の発言】 一両日中にはまとまるだろうということですが、所管省はまあ自治庁だということで、大へんけっこうだと思うのですが、大体荒筋の構想はどういうふうになっておりますか。

第26回国会 地方行政委員会 第24号(1957/04/08、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 田中長官が御出席なのでお尋ねします。  七日に、新潟市に小澤組織委員長、塚田政調会長が行かれて、記者団会見において、小選挙区法案を検討して、臨時国会を開いて、この法案を通して解散になるだろうということを、七日に新潟市で声明されておりますし、極秘裡にやはり小選挙区制をもう一ぺん再検討しておるといううわさがあるのですが、最近ひんぴんとして各紙にそういう報道がされますが、担当大臣として御案内でしょうか。
【次の発言】 それで田中大臣の担当大臣としての御意見もよくわかりましたが、また別の方では、小選挙区制については非常に強い反対もあるし、また第一段階として、人口の増減に伴う選挙区の定数を……

第26回国会 地方行政委員会 第27号(1957/04/19、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。向井は土屋知事と一緒に住んでおったんですよ。そういうこともわかっていますが、そういうことと関連して、一緒に同居しておったのです。そういうことも含んで一つ。
【次の発言】 去る十五日の午後三時五分ですか、土屋知事は板付の飛行場に着いて、自分が却下した書類を副知事が勝手に判こを押してやったのだから、自分は刑事責任はもうなくなったのだ。今、井本刑事局長が言われたようなことと違うのですが、まだいろいろ疑問もあるし、また捜査の過程のようなお話ですが、自分が却下した書類を、それを山本副知事らが勝手にこの書類を利用して、知事の決裁印をとり、協会の知らぬ間に第一相互銀行に流して、一千万……

第26回国会 地方行政委員会 第36号(1957/05/17、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 昭和三十二年度の予算編成の過程でも、交付税の問題が最後までもめましたが、当委員会では、相変らずまた、田中長官以下の御努力にもかかわらず、われわれとしては満足できないような点がたくさんあるのですが、私、予算委員を兼ねていまして、欠席していましたので、重複しました」ら大へん恐縮ですが、御了承していただきたいのですが、この付帯決議ですね。衆議院の付帯決議というものは、地方交付税法の税率を、来年度から一・五上げるというふうにならずに、付帯決議になったいきさつを一つ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、これは、実質上地方交付税法の一部を改正して、税率のところを二七・……

第26回国会 地方行政委員会 第37号(1957/05/18、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 このただいまの議題と少し広い関連になって恐縮ですが、最近あちこちの地方団体に私一個で現地視察に参りました際に、自治大学の資金調達についていろいろなまあ不満といいますか、聞いているのですが、予算書を見ますると、昭和三十二年度の予算書には一千万円国が補助するようになっているのですが、その資金の調達について、特に都道府県市町村というような面の負担関係について、はっきりしてもらいたいと思うわけであります。
【次の発言】 これは均等償還となっているようですが、利息はつくのですか。
【次の発言】 そうしますと、知事会や市長会ですか、そういうところに持っている金でやるのですか、立てかえてもらう……

第26回国会 予算委員会 第7号(1957/03/11、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 私も委員長理事打合会に出て、いろいろ打合会の進行状態を見ますると、石橋前総理の御病気、政変等によりまして、予算の審議が非常におくれたということだけで、どうして社会党を納得さして早く総括質問に入るかということだけに、私から見ていると非常にそこに重点を置いて、三十二年度予算、三十一年度予算補正等をどうするかという、やはり全体的な構想に基いての衆議院におけるような、そういうことがなかったと思う。やはり私はどうしても予算の建前からいえば、三十一年度補正予算を先議すべきでしょう。そういうことを考えてみると、小林委員は、予算ということでどの予算か限定がなかったとも言われていますし、やはり私た……

第26回国会 予算委員会 第20号(1957/03/31、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 議事進行。いよいよ予算審議も最終段階になって、最後の締めくくりの総括質問ですが、いろいろ他の委員会との関係もあると思うのですが、与党の委員の人の出席も少いようですから、はっきりしてから議事進行していただきたいと思います。

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/24、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいま議題となりました昭和三十二年度補正予算につきまして、わが党といたしましては、小林、湯山、中田等三人が質疑することとなりまして、私は、主として外交、防衛等、この予算を取り巻く包括的な問題に関して御質問を申し上げたいと思うわけであります。  まず第一に、岸内閣の外交政策の基調に関してでございます。この点につきましては、臨時総理大臣とし、また外務大臣とされ、外交方針に対する施政演説も拝聴し、わが党の羽生、曾祢両氏あるいは衆議院における和田氏等、その他あらゆる角度から質問がありまして、つぶさに拝聴することができました。率直に申し上げますと、まことに岸総理はよくお勤めいただいて、懇……

第26回国会 予算委員会 第23号(1957/04/26、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は、ただいま議題になりました昭和三十二年度特別会計予算補正特第一号に関しまして、日本社会党を代表しまして反対討論を行わんとするものであります。  まず、反対いたします第一の理由は、本予算補正によりまする駆逐艦二そうの建造は、わが国の独立と平和に対しまするわが党の基本方針と全く相いれないからであります。本予算補正は、新設されまする臨時受託調達特別会計に関しまするものでありますが、この会計は、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定に基き米国より無償で譲渡される予定の艦船二そうを、日本国内で調達するために、新たに設けられるものであります。すなわちこれによっても明らかなように、……

第26回国会 予算委員会 第28号(1957/05/11、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連質問……。岸総理の先日来のお話を承わりますと、仲裁裁定は完全に実施する、しかし予算単価と実行単価との差があるのだから、その調整をすることは裁定の完全実施と抵触するものでない、こういうお考えのように思うわけであります。そこで、かりに岸総理と同じベースに立って考えてみて、この調整の仕方を、一体これが労働者大衆に対して思いやりのある、また公社制度その他の特殊性に十分応じるものかどうかということについては、問題があると思うわけであります。そこで私は、いろいろこういうことに対する先例を調査してみました。これは比較し得る非常にいい例は、昭和二十九年、国家警察と自治体、警察とが一本になった……

第27回国会 地方行政委員会 第2号(1957/11/05、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 郡長官、いろいろ御尽力を願って、自由民主党の大勢も二七・五に通信開会でなることが大体決定的なことは非常にけっこうなんですが、最近伝えるところによりますと、なるほど次の通常国会で二七・五にする。ただし、これが実施は昭和三十四年からやるのだ。二七・五にするが、三十三からやらずに、ただし書をつけて、三十四年から実施するのだ、そういう意見もありますが、その心配はありませんか。
【次の発言】 郡長官の方はそういうように理解されているかもしれませんが、大蔵省としましては、なるべく他の要求費目とかね合いでやりたい。党で締め上げられたりして万策尽きた。じゃあ二七・五にするか、三十三年度からは実施……

第27回国会 地方行政委員会 第3号(1957/11/07、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 農林省の方にお伺いしますが、九州の災害で、小規模災害ですね、補助対象にならぬものは、私おそく来たんですが、その発表あったんでしょうか、三県別に……十万円以下ですか、補助対象にならないやつ、それ一つ……。
【次の発言】 そうしますと、ただいまいただいている資料には、長崎の被害総額は三%と出ていますね、熊本一%……。
【次の発言】 被害総額に対しまして、小災害の額は必ずしも多くないのですが、これが地方で十分補助対象にならずにやれるかどうか。検討します際に必要なことは、地方公共団体の区域ごとにこれがどの程度集中しているか、集中しておれば、たとえば長崎一億八千万、熊本一億三千万でも、被害……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/11、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 大へんおそくなって恐縮ですが、私は地方自治並びに総理が政治と取り組まれる心がまえの問題、外交、防衛、その他について、御質問申し上げたいと思うわけであります。  まず第一に、地方自治と政党との関係に関してお伺いいたしたいと思うものであります。御案内のように、明後十三日は、岸総理御主催のもとに、東京都の体育館におきまして、天皇陛下の御来臨を得まして、地方自治施行十周年記念の祝典が盛大に行われるわけであります。私たちは、新自治法が施行されましてから、過去十ヵ年を回顧いたしまして、そのすこやかな将来の発展を所期しますためには、いろいろなされねばならぬ多くのことがあると思うわけでありますが……

第28回国会 地方行政委員会 第6号(1958/02/20、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 この備考の2ですね、なおこれだけよけいあるということですか。
【次の発言】 それは法人税を引き下げますと、はね返つてくるのをこれはごまかす手段じゃないですか。
【次の発言】 どうして……。法人税を下げると、法人分が市町村民税の法人分ではね返る、それがはね返つて減るのでしょう。それで減るから、それをもとに戻して、減らぬようにするということの、あなた方の正論が負けてしまつて、押し切られてしまつて、事実上は減るのでしょう。そういうこととの関係はどうなるのですか。
【次の発言】 資料の要求を……。振興課長にお願いしますが、この前、当委員会に出されました、勧告を申請しておったところですね。……

第28回国会 地方行政委員会 第25号(1958/04/03、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 いただきました資料を見ますと、木引税が市町村の税の六、七〇%、八〇%にもなる町村があるのですが、これが今回の改正で、できるだけ合理化して、あまり減らないようにする、減るものは交付金で見るということにしても、そういう山村の林政が後退しないかという点なのですが、七、八〇%も木引税に依存していますところは、水田も畑もおそらく少いでしょうし、そこの住民の福祉というものは、山林資源の開発にほとんど依存していると思うのですが、木引税等が形が変って、交付金等で一般財源のような形でくれば、それがおのずから町村の林政の後退、やがてそれが住民の福祉というふうにはね返ってくることはないかどうかという点……

第28回国会 地方行政委員会 第28号(1958/04/10、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 この今回の重要な改正のポイントの一つであります剰余金の処理の問題は、国の予算でも大きく取り上げられた経済基盤強化確立資金、フィスカル・ポリシイの問題としてこれは取り上げられたのですが、どうもいろいろ検討してみますると、中央、地方相互の関連のもとにやられたのではないか、フィスカル・ポリシイの一環として、そういう一環として取り上げられたのかどうかという点をお伺いしたい。
【次の発言】 しかし若干のニュアンスの相違はありますが、時同じくして出ているという点、あるいは地方財政には相当余裕があるではないかというような大蔵省の攻勢というようなものとの関連で、どう言われようが、やはりその機能と……

第28回国会 地方行政委員会 第30号(1958/04/16、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 三十二年度の特別交付税の算定要綱をいただいていますが、福岡県ははなはだしく特別交付税が多いようでしたが、これは折しもリコール運動のあったさなかですが、反対派のてこ入れのために出されたんではよもやなかろうと思うのですが、この算定要綱のどの条項に当るのか。なお三十一年度並びに三十二年度の特別交付税の額ということについて一つ御説明を願います。
【次の発言】 この三十二年度特別交付税算定要綱案の二十一、十六ですか……。
【次の発言】 事業税をそれでは過大に見積っておったわけですね。それで私は福岡県のような、八幡を初め巨大産業のたくさんある、いわばそういうときにどうしてそういうふうになった……

第28回国会 地方行政委員会 第31号(1958/04/17、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 私はまず、松澤委員とも関連するのですが、今からでもおそくないから、解散の時期を予告し、明示さるべきではないかという点であります。民主政治のよきルールの確立のためには、あらゆる機会に努めなくてはならぬと思うわけですが、特に議会政治の最も大切な解散の時期というものを、もう大体十日かあるいは一週間というふうにしぼられているのに、なおこれを明示されないということは、解散権をもてあそぶといっては恐縮ですが、民主政治家として私は岸総理のためにとらないところだと思うわけであります。予算委員会でも申し上げましたように、カナダは三月三十一日に総選挙をやりましたが、二月二日に予告し、五月二十五日にや……

第28回国会 地方行政委員会 第32号(1958/04/18、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 選挙違反の各種選挙ごとの統計、府県別の資料、これはいただきましたかな。
【次の発言】 府県別にです。およそ選挙法の改正法案を審議する際には、もう要求を待たずして出していただくべきだと思うわけであります。労をいとわず、各府県別の集計を出して下さい。あなたのところはそれ専門でしょう。
【次の発言】 いや、過去のですから、あなたのところにあるやつは、各府県別のやつを集計しておるはずでしょう。統計学の一ページを習った者ならそんなことはわかり切っておることで、府県別集計、それが出ねば審議に応ずることはできませんよ。

第28回国会 予算委員会 第4号(1958/03/04、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 議事進行について。  いよいよ本日から参議院の予算審議が始まったわけですが、われわれもできるだけ国民の要望にこたえまして、その審議の促進に対しては協力いたしたいと思います。  そこで、ぜひとも要望いたしたいことは、政府は本国会におきまして、予算案の通過が最大の岸内閣の使命である、こういうことを言われて、国民の強い解散の要求に対しても、予算の重要性をもってこれに対処しておられるわけであります。従って、私たちが予算審議を御要望に沿って迅速にやるためには、これに関係しますところの重要法案が少くとも提案されることが予算審議をスムーズにやる重要な前提と言わなくてはなりません。この点は衆議院……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/03/10、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は、賠償協定、焦げつき債権、政治借款、減税並びに道路予算における中央、地方の負担問題、さらにイルカ漁業の転業対策費の問題、時間がありましたら軍人恩給の問題を御質問申し上げたいと思います。  まず、岸総理にお尋ねいたしたいことは、インドネシアの平和条約並びに賠償協定を締結されました直後、革命政権ができましたが、それにもかかわらず、伝えられるような既定方針のもとにこの批准をやられる意思であるかどうか、またああいうような革命政権が樹立されることが予想された中に、あの協定は締結されたものであるかどうかということについて、お伺いいたします。

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/03/18、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連質問。今私も、実は分科会で御質問しようと思ったんですが、最後に小山さんが質問されました、この糸価の安定が繭価の安定に果して通ずるかどうか。ただいまの政府委員の答弁では、養蚕繭を作る農家の立場からすれば、非常に問題だと思うわけであります。今回の政府のてこ入れによりまして、糸価がある程度安定されたことは、まことにけっこうだと思うわけであります。しかし、春蚕の掃き立てもだん迫ってくるわけですが、ただいまのような、農林省の蚕糸局で立てているような蚕糸業対策では、たとえば、アメリカの実勢価格とこの支持価格をどうするか、化繊との関係、中共生糸の関係等、広範な総合的な長期の対策の一環として……

第28回国会 予算委員会 第16号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。小笠原議員からの道路三法案に関連する地方負担分、交付公債の利息の問題ですが、ただいま大蔵大臣は考慮してもいい、こういうことでしたが、わが党としましては、少くともこの負担率でも問題だが、せめて交付公債の利子は全免すべきだ、こういう考えを持っておるのですか、百歩譲って大蔵大臣、こういうことはできませんか、たとえば一級国道、緊急措置法の第五条では、四分の三を国が持って四分の一を地方が持つ。この四分の一ということを利息を含めて四分の一、利息の方も四分の一にする。非常に大蔵省辛いからその方もそういうふうなことをすれば首尾一貫すると思うが、そういうことはどうか。たとえば修理につきま……

第28回国会 予算委員会 第18号(1958/03/27、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 議事進行。岸総理ももうしばらくしたらおいでになるでしょうし、法務大臣にも出席を求められておりますし、若干時間が残っているようですが、午後やるような議事進行をしていただくといいと思うのですが……。

第28回国会 予算委員会 第20号(1958/03/29、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。外国の例ですが、カナダは、昨年総選挙をやりまして過半数をとることができませなんだので、政局を安定する意味で、たしか二月の一日に、三月三十一日に総選挙をやると、こういうことをカナダの首相は言明しています。さらに、イタリアの大統領も、この三月十七日に、来たる五月二十五日に総選挙をやると。こういうふうに解散の時期をはっきりと予告して、国民に判断の余裕を与えるというのが、民主政治のとるべき方向だと思うんですが、どうも、時期を予告することは、いかにも解散権を拘束するようにとられてですか、川島幹事長等の言を見ると、そういう言説をなされているんですが、イタリア、カナダ等の例を見ても、……

第29回国会 予算委員会 第1号(1958/06/19、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 調査資料を要求しておきたいので、資料の提出ですが、一つとしまして、最近における賠償の実施状況、それから詳細な内訳は書類で提出いたしますが、電電公社創設以来の年度別の事業計画、契約の実績調べ、電電共済組合積立金の預託先、及び預託先の変更の状況というような問題でございますので、お願いいたします。
【次の発言】 五、六年だと思いますが。
【次の発言】 けっこうです。

第29回国会 予算委員会 第2号(1958/06/30、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は不況対策、特にオープン・アカウントの問題を中心にする不況対策、並びに予算の効率的な使用の問題と関連して、電電公社の問題を、取り上げ、時間が許しますれば、農業及び文教の問題を取り上げたいと存じます。  まず、その前に岸総理に、佐藤大蔵大臣を任命されましたことに対し、国民の間に不安と不信がありますので、このことについて御心境を承わっておきたいと思うわけであります。申すまでもなく、政治は国民の信頼の上に成り立つと思うわけであります。私は佐藤さんが総理の御令弟であるということによって、能力があってもそれが閣僚に入れないというようなことがあってはならぬと思います。しかし御案内のように、……

第31回国会 地方行政委員会 第2号(1958/12/12、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと。
【次の発言】 実は、この件でないので恐縮ですが、愛知長官に聞くのはどうかと思いますが、岸総理あるいは赤城官房長官にお伺いしたいと思うのですが、自治庁長官は兼職でやっていかれるかどうかという問題であります。まあ警職法の過渡的あるいは一時的な措置としてとられた措置だと思うのですが、御案内のように、地方財政の規模は国家予算に匹敵しますし、三千数百の膨大な複雑な団体をかかえての重要な国会に臨む際ですので、私は、やはり専任を置かるべきだ。愛知長官は、まあ行財政について非常な深い造詣を持たれますし、特に地方行財政の問題が今国会で大きな際ですから、そういうことについては私は異論があ……


5期(1959/06/02〜)

第32回国会 地方行政委員会 閉会後第5号(1959/10/10、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 今、益谷副総理が申されましたことで、特別な財政需要を特交で見るということを申されて、占部委員から御質問があったのですが、まああちこちで災害がありますと、いつでも財政需要は特交で見ようということがよく言われて、その場を糊塗するにはまことに便利な言葉のようですが、九州の諫早の災害のときにそういうことがあったのですが、今回のような大規模な災害で、百分の八であった特交が百分の六に総額が減っておる際に、今回のような未曾有の風水害による基準財政需要で見れないものが、一体十分まかなわれるような状態でしょうか。そしてその際に、府県と町村の配分を変える以外には、特別交付金の百分の六というのを変える……

第32回国会 農林水産委員会 第1号(1959/07/02、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 私、初めて当委員会に入ったのですけれども、今後の審議の資料を要求したいのです。米麦価の決定に関して、かなり生産費に関する農林省は広範な調査の資料を作っています、その調査資料、農業基本法に関するいろいろな……、そういうのを統計調査部等で出しています、農林統計、あるいは地方行政委員会等では地方自治の小六法をちゃんと出していますし、ここでも農林の小六法があるでしょうが、そういうものを明日ぐらい、早急にととのえて当委員会に、これまで委員をやっておられる方はいただいておられるでしょうが、一つ至急にそういう資料をいただけるように、専門員室の方でお願いします。

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第1号(1959/07/06、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 予約減税については、清澤委員の質問に対しても、また新聞紙上でも、練り直しということになっておるようですが、なぜ農民団体からあのような強い抵抗があったか、その背景、どういうふうにこれを理解しておられるかということについて、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういうのも、政府の計算では二〇%程度ですか影響を受けるというのですが、一番大きな百姓の受けている感覚は、中央地方を通じて二十三億程度ですが、ところが、他産業との関連において、租税特別措置で、自然増収等を含めていえば、おそらく九百億もあるでしょう。そういうものに対してはまだ手をつけていない。特に政府の出された経済白書等を見て……

第32回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1959/08/11、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 十河総裁にお尋ねしますが、昨日の話を聞いてみますると、国鉄なり運輸省の運輸政策あるいは交通政策、全般の動きつつある経済情勢の中におけるそういう交通政策、これは運輸政策を誤まって起きた赤字というもののその補てんを、すべてとはいいませんが、公共割引の廃止という方向に持ってくる。さらにまたそういうふうにいって、衆参両院の農林水産委員会をして、国が十億内外の金を出させるように援護射撃をさせるような議論の進め方をして、非常に問題だと思う。それはこれによって二十億なり二十四億という機械的な計算は出ますが、そういうふうな運賃に転嫁したり、あるいは政府から補助をするというような際には、まず私は国……

第33回国会 農林水産委員会 第5号(1959/11/12、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 その際に、水産庁なんか資料やメモを持っていろいろ御説明でしたが、もっとメモをよくわかるようにそういう危険区域の設定とか、いろいろ資料や地図を、沖縄だけでなく全国的に資料を整えて一つやっていただきたいと思います。
【次の発言】 この共同利用小型漁船建造費二億四五百万の予算審議に対してどういう資料が一体出されているのですか、水産庁から。やはりどうもさっきの沖縄水域の説明を見ましても、非常に水産庁の出されている資料が乏しいので審議に非常に時間がかかると思うのですがね、どういう資料が出ておるわけですか、たとえば、その点をこの提案理由の説明に見ましても、漁港施設の被害が百八十億で小型漁船の……

第33回国会 農林水産委員会 第6号(1959/11/13、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 このただいま提案されています予算は四十一億ですが、要求額は幾らだったですか。
【次の発言】 それはよくわかりますが、要求額の実額は幾らかということです。
【次の発言】 局長から最初に申されました政令の適用の基準の五万円という、その関係をもう一ぺん……。農地並びに農業施設の被害のトータルの関係ですか。
【次の発言】 これは従来のこの種災害等でいろいろやってみて、五万円が妥当だということなんですが、どうして五万円というんです。五万円になれば高率適用という、ただ四十一億という額がきまったので、それに合わせるために、いろいろやってみたら五万円にすれば七〇%くらいのところは組めるというよう……

第33回国会 農林水産委員会 第7号(1959/11/17、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 必須共済と任意共済適用の地域ですね、必須の方は全国的に保険される、その点。
【次の発言】 そうすると、任意共済だけはそういう全国的な保険制度はないわけですね。
【次の発言】 協同組合のやっている建物共済はどういうことなんですか。
【次の発言】 私は、そこに田中さんの言われたような問題があって、これはもうさっき、小笠原、田中委員等も言われましたが、三重でも一億四千しか金がないというようなことでは、とてもこれはもら返すということはできぬので、一体どういうわけで任意共済というものを――もうほとんど不時の火災、風水害等に対して県単位で災害を補償するということは、これは不可能なのに、どうい……

第33回国会 農林水産委員会 第8号(1959/11/19、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 この第一条の起債の特例なんですがね。歳入欠陥に対して今度その補てんを許しておる、こういうことなんですが、理財課長にお尋ねするのも何ですが、大体今回の災害による歳入欠陥をどの程度に見ておられますか。
【次の発言】 これは必ずしも本年度だけで、次年度による歳入欠陥は引き継がれぬということはないと思うのですが、これはどうなるのですか。ずっとこれは引き継ぐのですか、そういった点……。
【次の発言】 しかし、それはやはり愛知その他の非常に激甚なところは、その面はただいまのような言明では私はいけないのじゃないかと思います。まあそれはそれとして、ただいまの第三条ですね、御質問がありました、これ……

第33回国会 農林水産委員会 第9号(1959/11/27、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 この繭糸価格の安定に関する臨時措置法の改正についての質問、政府の出されている白書その他については、清澤議員の申されているような理由で後日に譲りたいと思いますが、最近桑の萎縮病が非常にはやっておりますので、技術改良課長もおいでのようですし、最後にはこれに対する蚕糸局長の対策についてのお話も聞きたいと思いますので、技術改良課長でけっこうだと思いますが、最近桑の萎縮病の蔓延の状況はどういうふうになっていますか。
【次の発言】 正確な数字がわからないということですが、あとでも、対策でも申し上げたいと思うのですが、大体これも斜陽産業だというようなことで、対策もさることながら、そういう実態課……

第33回国会 農林水産委員会 第10号(1959/12/01、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 調整局長にお尋ねしますが、最初にあいさつされた際に、まあ国鉄の経理の状況、それから商工、農林等の物資の両面から総合的に検討したい、こういうことでしたが、このまあ二十億ばかし赤字があるということだけで、それがちょうど農林水産物の公共政策割引と大体見合うというようなことで、表面的に、森議員が言われたが、ともすれば安切な方法でやられるようなことがないか。そういう印象を、まあこれまで国鉄当局からのお話でも、旅省の方では黒になる、貨物で赤になる、それでちょうどそれが二十億、それが公共政策割引とほぼまあひとしいと。だから、その例外措置をはずしてしまおうというふうな感じを受ける。今も局長からそ……

第33回国会 農林水産委員会 第14号(1959/12/17、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 今度の繭糸価格安定に関する臨時併置法の一部改正、まあ提案理由の説明もあり、ただいま補足的な説明があったのですが、やはり世界経済なり、あるいは景気変動等の関連で生糸事情をどら見るかということがまあこの一番ポイントじゃないかと思うのですが、幸いまあ蚕糸局で蚕糸白書ともいうべき蚕糸業安定化のための検討資料第一分冊、第二分冊、第三分冊を出されて、これがまあ臨時措置の背景だと思う。これはまあやはりこういう考えに基づいて臨時措置法の一部を改正して安定した蚕糸業を作っていこう、こういうまあいわば臨時措置法の改正の基本的な考えはこの白書、白書とも称するものだと思う。ですから、一つこれについてやは……

第33回国会 農林水産委員会 第15号(1959/12/18、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 今の問題に関連して、私は実際は今の市況から見て、大臣が良心的なこの補足説明のような気持になられるはずだと思うのです。巷間には二十万円するのに政府が十八万円で売る、そうしてそれを政府が数万俵放出しても市況に影響しない、一俵二万は簡単に出る。だから、軽く十億はこの臨時措置の一部修正でなるといういろいろなうわさがされている際に、こういうふうにされたことは、非常に私はそういう点では高く買うのです。しかし、この政府提案の最初のやつと、しかも、きのう大沢局長が十八万円で売るのだというような提案説明とは、全然違うのです。そうすると、衆議院ではすでに審議して可決して通ってきたが、両院で違った提案……

第33回国会 農林水産委員会 第17号(1959/12/22、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいまの問題とは逆に最初の問題なんですが、石橋さん初め三木さん、小島さん、長い間取引に御関係のようですが、私も昨年欧米各国を見て、実は私、生産者の代表をやっておるものですから、かなり関心を持って取引業者にずいぶん当たって、在外公館でもだいぶ聞いて、最初にいわれたように、値段よりか糸価が安定することだ、これがまあ一番順調な輸出を振興する根本だということを、異口同音に取引業者の人が言っておられたのです。しかし、まあそうかといって化繊との競合関係がありますから、その辺のかね合いは非常に大切なんで、私の党がやかましく御質問申し上げるのも、決してそういう糸価を安定して順調な蚕糸業を振興し……

第33回国会 農林水産委員会 第18号(1959/12/23、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 もうたいぶ時間がないようですので、私あした質問したいと思いますので、清澤委員のように資料をお願いしておきたいと思います。  手持ちの生糸を今回の改正措置で放出することの可否を判断する資料としまして、昭和三十五年度、来生糸年度ですね、これは大へんまた三十四年の生糸年度が半分しかたっていないので非常に困難だと思いますが、一つ推定をやってみてもらいたい。特に今回の改正をしても大択局長が三、四万の在庫があると、こういうことですが、この強気の市況を反映して養蚕農家がどれたけ実際増産するか、これ非常に重要な問題たと思うのであります。昨年からやっています二方九千ヘクタールの減反がこの冬、どの程……

第33回国会 農林水産委員会 第19号(1959/12/24、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 私のお尋ねに対して答弁して下さい。これは今の問題と別ですから、くつろいだ気持でお答えいただきたい。石橋さんは長い間この方面に携わって深い経験を持っておられるのですが、かりに十八万円で二万俵、一ぺんか二度か三度か、ここで放出すれば市況はどういうふうに動くと思われますか。
【次の発言】 それで、石橋さんの今言われたところに大体含まれておるのですが、放出されるかもしらぬということをもう相場に含んで取引しているから変動がないじゃないか、実際。そこで、十八万円で払い下げれば相場に変動がないのだから、それを取引した人は一俵二万円なり何がしもうけるのではないか、こういうことがいわれているのです……

第33回国会 農林水産委員会 第20号(1959/12/25、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 間もなく議題となっております法案が採決をされ、政府手持ちの糸が放出されるかもしれないので、そういうことと関連しまして、少しお尋ねしておきたいと思う次第であります。ただ、あまり時間をとってもなりませんので、その点は心得てやりたいと思っています。  政府からいただきました蚕糸業安定化のための検討資料、これは大澤局長は、白書でない、こういうことの強い言明でしたが、私重ねて全部拝見しまして、これはまあ一つの一貫した立場で、総括的に、あっるいは生糸の需要、養蚕業というものを分析して、大澤さんが農林水産委員会で言明されているいろいろな御所論というものは、かなり私はこの分析の仕方と符合をまあ合……

第34回国会 農林水産委員会 第9号(1960/02/25、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 時間がありませんので二、三お尋ねしますが、福田大臣は農業基本法についてどうお考えか。まあことしの、三十五年度予算をとらえる場合に、まあ農政も大きな転換期と称されておるのですが、それをどう理解していくかと、しかも、基本問題調査会はまだ結論が出るまでに間があるというので、実際日本農業が行かねばならぬ方向をはっきり見出して、そして基本問題調査会の結論は出ないが、当然予見せられる方向をとらえて三十五年度予算に実際具体化してあるかどうかです。この三十五年度予算の理解の仕方として正しいと思うのですが、その問題は、まあ時間がありませんので申し上げませんが、やはり明治から日本農業をずっと農林省が……

第34回国会 農林水産委員会 第10号(1960/03/01、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 この公庫の三十五年度の貸付予定計画五百十七億で八十五億ふえておるのですが、予算要求はどの程度だったのですか。
【次の発言】 私は、そういう意味では非常に努力をしておられるようでもありますが、たとえば三十五年度の財政投融資の総額は五千九百四十一億になるんです。人口で四割五分も占めておる農業全般に対して、農林漁業金融公庫の貸付の額は五百十七億で、農地開発機械公団、愛知用水公団を含めても全体の一割にもならぬ、これでは私はやはり農業と鉱工業生産とのアンバランスというようなものは、これはとうてい取り戻すことができないので、どうしても農業の近代化をはかるためには長期かつ低利の財政投融資計画を……

第34回国会 農林水産委員会 第11号(1960/03/03、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと関連して。その場合、ただいま戸叶議員の申しましたように、中央会の会長であり、経済連の監事であり、また麦耕運の下部組織の方では、単位農協の組合長をやって、しかも、それにわれわれの承ったのでは、単協の信用部から前渡金のようなものを実際信用部の金で支払ったり、そういうことをやっており、しかも、農協大会で決議をして、系統機関で一本化するというような農協法の精神を実際生かすような決定をしたりしておるのに、どうして四十二条の二にこれが違反しないか。そういう離反性を持つことをどうしてやり得るか、こういう問題なんです。
【次の発言】 中央会の会長の問題はしばらく御指摘のようでおくとしても……

第34回国会 農林水産委員会 第12号(1960/03/08、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 この養鶏の振興のためになすべき手段はいろいろあると思うのですが、本法は、まあその一つである優良な資質を備える標準鶏を設定して、それを普及するというところに置かれておるように思うのですが、第二条の標準鶏と外形の問題ですね、これは大体強健で多産ということが目的だろうと思うのですが、外形と多産の関係、一体、外形が多産とどういう関係にあるか、また、そういう素質というものは遺伝するものであるかという点についてお伺いいたします。
【次の発言】 純粋さの高いほど、純粋度の高いほど産卵が多い、それは外形的な特徴ではっきりしておるということですが、では、そういう実際試験研究の、すぐわれわれでもわか……

第34回国会 農林水産委員会 第13号(1960/03/10、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。支店ができることは直接貸付と関係ないのじゃないですか、その点を一つ。
【次の発言】 ただいま岡村さんから発言がありましたが、そういう大きな会社に対する便法をはかって酪農を振興していただくことも大切ですが、何分方法書が、中小企業等協同組合という法的な方法書の問題があるので、そういう際には、声のないもっと同じようなものも実はたくさんあるのです。開銀の対象にはもちろんならぬし、そういうのも一つぜひ――私は実際中小企業等協同組合だけを貸付の相手方にしておる方法書に問題があると思うのですが、あわせて一つその点は、岡村議員の設立の御希望と関連して、上まで声の来ない、やはりこういう長……

第34回国会 農林水産委員会 第18号(1960/03/25、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいまの森委員の御質問に対する答弁がいろいろありましたが、この六カ月延ばしたその真意ですね、大体公共割引に対する認識という問題ですね。実は磯崎理事も申されたのですが、四月一日から新聞、雑誌が、たしか新聞が一キロ二十円ですか、雑誌が六十円ですか、値上げになり、また通運料金の値上げがあり、そうして地下鉄の値上げがあり、私はこれはそういうこととからんで少しうがち過ぎるかもしれませんが、さっきの発言にもあったように、実際は二十億のうちの半分を、四月からか、あるいは三カ月延ばして国会が済んだころにやるというような、十億上げるという情報がかなり飛んでおったのです。それがまあ六カ月大幅に延ば……

第34回国会 農林水産委員会 第19号(1960/03/29、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 理事会等できめられました議事の進め方については別に異論はないのですが、これはまあ出ています他の法案との関連でやらねばなりませんし、開拓政策そのものの関連で見るとはたして一億しかで、てこ入れができるかどうかというような基本問題に触れるわけですが、開拓融資保証法の一部を改正する法律案参考資料というのを、若干内容を知るに足る資料をいただいたのは本日なんです。本日いただいておいてすぐ月末にこれを上げてしまえというのは、実際は一億だから大したことないのだから通しちゃえというような、少し事務当一局としては――実際これをきょういただいて、やれと言っても――ですから、政府の提案理由にもありますよ……

第34回国会 農林水産委員会 第20号(1960/03/30、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 福田農林大臣にもかつて質問申し上げたのですが、公有林野の造林資金の委託の問題ですが、地方行政委員会に出ております公営企業金融公庫法の一部改正法律案の提案理由の説明というのを見ますると、今度公営企業金融公庫法の一部改正の主要な一つの、委託業務をやるということが骨子になっておる。それにこの農林漁業金融公庫に出資されております造林資金のうち、公有林分は昭和三十五年以降委託業務をずっと続けてやるように、これはずっと、昭和三十五年だけやってみて私なんかの印象では、一年やってみる、こういうように福田農林大臣の御答弁では承ったのですが、これを見ますると、昭和三十五年以降ずっと継続のような印象を……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第2号(1960/08/10、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 七月から改正されました通運料金の改正ですね、あれは農水産物だけで、年間にしてどれだけ増になりますか、いずれその詳しい計算があると思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 資料を持っていないのですが、たしか農畜産物は上がるように記憶しているのですがね、そうなりますか、ほんとうに。
【次の発言】 私は全体ではそう思いませんが、やはり農水産物は相当上がっているのです。私は非常にそこに問題が、形を変えた公共政策割引のなしくずしだ。しかも、そういう改正のないときですら、農産物の特殊性から公共政策割引は存置すべきだということがあった際に問題は起きていなかったのだ、しかも、等級の改正はやって……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1960/09/07、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 今坂村局長は、内地の農民は最も安い価格で買っておるような、安い生産費でできたものを買っておるようなことを言っておるが、たしか内地の農民は、全購連からずっと出て単協から農家の買い取る値段というものは八百円くらい。ところが朝鮮と台湾です、大体五百五、六十円、硫安が一俵。過去一年の統計を調べてみると、大体そうなっておる。これはどういうことなんですか。一番安い価格で買っておるのはだれですか。少なくとも二、三百円です、硫安一かます違うのですよ。
【次の発言】 それじゃ、一楽常務理事に少しお伺いしたいと思いますが、ビールの需要者側は、申すまでもなく、四社が麦酒酒造組合という一本の窓口でやって……

第35回国会 農林水産委員会 閉会後第4号(1960/09/22、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 局長にお尋ねしますがね。櫻井さんが質問されて、いろいろ灌漑対策を聞いたのですけれども、主として水田に対するように承わりましたが、深層地下水は、開拓地と畑地もあるんでしょうが、やはり農業問題基本調査会等を見ても、日本農業の大きな転換期に来ているのです。むしろ、水田の旱魃対策等は、かなり施設は進みましたが、私はやはり畑地の灌漑というものが、今後一番大きなウェイトを持つ問題じゃないかと思うのですが、これはまあ旱魃にはならぬが、営林署の問題が解決しないために三割も五割も生産が落ちている。これはやはり三百万町歩あるいはもっとある畑地にどう水の問題を十分供給するかということが、やはり灌漑施設……

第36回国会 農林水産委員会 閉会後第3号(1960/12/01、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 日本でもフィッシュ・ミールというのが使われるのですが、それを使っておるかということと、添加剤の利用状況を少し……。
【次の発言】 添加剤、強化飼料です。

第38回国会 商工委員会 閉会後第2号(1961/08/01、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 本日、主として公定歩合の引き上げに伴う中小企業に対するその影響というようなことについてお伺いしたいと思うのですが、その前に、池田内閣の中心であります所得倍増計画の中心になります一番その政策のスムースにいくために重要な国際収支の見通しについて、時間がありませんので、詳しいことは他日に譲りたいと思いますが、特に私は最近の輸出入貿易の構造といいますか、それがちょうど少なくとも対米貿易に関する限りは、昭和三十二年のときとほとんど同じ様相を呈しておるというふうに、最近の非常な国際収支の毎月の一億ドル近いあるいはそれ以上の逆調というものは、ちょうど昭和三十二年の石橋内閣のときに一千億減税、一……

第38回国会 商工委員会 第4号(1961/02/21、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 鉱山局長来ておられるからお伺いしますが、このいただきました日程表には、石油資源開発株式会社法の一部改正法案は二月下旬に出すということになっているんですが、もう下旬ですが、いつごろ出ますか、その見通しを一つ。
【次の発言】 貿易のことについて少しお伺いしたいのですが、どなたかいらっしゃいますか、通商局長……。  通産省の本年度の重要政策にもうたってあり、また池田内閣の中心であります所得倍増計画は、十年後に九十三億ドルですか、年率一〇%ずつ伸ばしていくということがまあ一番中心で、それができるかできないかは非常に高成長政策の制約要因になると思うのですが、実は経済審議会で出した内容を見ま……

第38回国会 商工委員会 第6号(1961/03/09、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 迫水長官にちょっとお尋ねしたい。公共料金の値上げや物価の値上げに対する内閣の基本的態度について、ちょっとだけお伺いしたいのですが、長官は、所得倍増計画の内閣の大きな柱を遂行するために、物価並びに公共料金が値上がりして、その基本政策をくずしてはならぬというので、閣議や記者団会見で、また企画庁全体が強い態度で臨んでおられる態度はよくわかるのですが、二、三の新聞、さらに封筒に入れて配ってくる「国会通信」というものを見ますと、どうも当分の間というのは、国会中じゃないか、こういう感がするわけであります。それは政府のほんとうの腹は、前に配ってきた「国会通信」という記事には、来年の参議院の選挙……

第38回国会 商工委員会 第8号(1961/03/16、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 局長は中央計量検定所を見られましたか。
【次の発言】 このメートルの原器から光の波長、それからケルビン度を基本単位にするということ、これは実物を見ぬとなかなか理解も困難だし、ましてや他人を説得するということは、椎名大臣はお忙しいでしょうから、少なくとも提案の実際の説明をされる佐橋局長としては、光の波長に変わったそういう説明でも受けて十分な理解のもとにやはり法の改正をやるという心がまえは私は非常に必要じゃないかと思って、今からでもおそくないから、私はそういうやはり心がまえが、一つの法案の提案をする際には、これは簡単に通るのだから、もう何にもないのだからというようなことはどうかという……

第38回国会 商工委員会 第10号(1961/03/28、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 中小企業金融公庫法を初めとしまして関連法案の審議に先立ちまして、国民所得倍増計画における中小企業の問題、特に金融問題について少し御質問いたしたいと思う次第であります。  この国民所得倍増計画の中小企業の小委員会の答申並びに決定等を見ましても、廃業構造を十年間に非常に高度化する。しかし、中小企業の国民経済に占める重要性、あるいは十年間に輸出を九十三億ドルに、年率一〇%ふやしていくというふうなことをした際にも、輸出貿易に占める中小企業の重要性というものは、十年間にまあいささかも変わらぬという中小企業の占める位置を非常に高く規定しているわけであります。ところが、その際にいろいろな中小企……

第38回国会 商工委員会 第11号(1961/03/29、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 昨日、私並びに同僚議員の近藤議員から質問をいたしまして、その多くは重復するかと思いますが、本日は、特に椎名大臣がおいでになりましたので、補足的な質問を若干いたしたいと思います、主として中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案を中心にしてお尋ねいたしたいと思うのです。  昨日もお尋ねしたのですが、この中小企業関係の三つの機関に対しまする財政投融資のワクが、はなはだ少ないじゃないかという問題であります。八百四十億にふえまして、去年よりか三百五億ふえたわけですが、総ワクは昨年の五千九百四十一億円から七千二百九十二億にふえているわけであります。中小企業の事業総数、従業員数、総生産に対する……

第38回国会 商工委員会 第13号(1961/03/31、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 時間もありませんのでできるだけ簡単にやりたいと思いますが、今椿委員の、工場だけでなしに住宅もという問題ですが、実は一昨年国会議員団として欧米各国を回りまして、ロンドンに参りまして、大野大使が、どうしてもイギリスのニュータウンを見てくれと、こういうことで、ハローというニュータウンを見たんですが、これはさきに椿委員が指摘しましたように、工場と住宅いうものを全体としてロンドン郊外に移しておるわけであります。これはちょっと日本の三億なんかとけた違いでして、六カ所ロンドン郊外に人口六、七万の人を一カ所に移して、そうして一カ所に約年次計画で六百億、そうしてまず主要な道路作り、学校を作り、教会……

第38回国会 商工委員会 第15号(1961/04/06、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっとこれとの関連で、資料をお願いしたいのですけれども、企画庁から、国民生活の地域的な分析というのを出しておられるのですが、なかなか今手に入れようと思うのですけれども入らぬので、これと非常に関係がありますのでお願いしたいことと、どの六法を見ましても、地域立法が載っていない。きのうも買ってみたのですが、国土総合開発、東北開発促進法、九州、四国、中国、北陸、首都圏というようなのまで、普通の六法に全然載っていないのですよ。それからとの関連で、どうするかということも、非常に重要だと思うのですけれども、載っていないのです。企画庁にあろうかと思うので、何とか一つお願いしたい。

第38回国会 商工委員会 第17号(1961/04/13、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 提案されています電気用品取締法案に関しまして、先般お尋ねしたわけですが、本法案は電気に関する臨時措置に関する法律に基づきますところの旧電気用品取締規則に大体よっていると思うのですが、あとに述べるような点から、法制的にと申しますか、法体系と申しますか、少し妥当を欠くじゃないかと思いますので、その点についてお尋ねしてみたいと思うわけであります。  すなわちポ勅による旧公益事業令は、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する法律が昭和二十七年四月十一日に発効しましたので、その第二項によりましてその存続に関する措置をしていませんから、百八十日過ぎました十月二十四日から無効……

第38回国会 商工委員会 第18号(1961/04/18、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと関連して。航空機の特色からして、航空機工業では、製品高において、製品の数で絶対偶然の要素に立つことができない。確実な需給の見通しに立たぬと、いろいろな偶然の要素、期待、希望的な観測ではいけないということは、まあこれは欧米の航空事情を見ましても、今近藤委員の質問された絶対的な偶然の要素に頼らずに、確たる需給の見通しを立てることが、資本投下の膨大性、製作が長期の日数を要するというような点から、今われわれも健全な発達をこいねがうために、この需給計画というものは本日いただきましたが、やはり相当これは検討を要するのじゃないか。近藤さんの質問された点も、そういう点じゃないかと思うので……

第38回国会 商工委員会 第19号(1961/04/20、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 私も、科学技術振興費ですか、そういう予算の中で、基礎研究と応用研究といいますか、そういうふうに分けられますか、理論的な研究と――全体の予算で基礎研究と応用研究というように。それから最近出た資料を見ると、ソビエト関係の何がないのですがね、いただいた資料に。ところが、なかなかこの無視するわけには最近の人工衛星等を見てもいかぬのですが、そういうものを一つ出していただきたい。次の機会でいいですから。
【次の発言】 大体その境界線はなかなかめんどうだと思うのですが、大体の傾向は出ると思うのです。やはり、よりどちらに面しているかというのです。そういうことで私はやれると思うのです。それは最近わ……

第38回国会 商工委員会 第22号(1961/05/11、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 先般大臣の提案理由の説明があり、ただいま松尾局長の逐条の説明を承ったのですが、いろいろありますが、この差し迫った非常に大切な工場立地の問題については、この法案にざっと目を通して受けました印象は、あまり重要なことも書いてない。差しさわりのない、まあ悪くいえばプレーン・ソーダのような、非常に意欲的なあるいは野心的なといいますか、そういう差し迫った構想が盛られていないんじゃないかというふうに思うのですが、特にそれと関連して、昭和三十四年の三月三日に当参議院商工委員会におきましてこの法案が、もとの法案が出たときに、重要な附帯決議がついているのです。そして高碕大臣もそれについて、ただいま私……

第38回国会 商工委員会 第24号(1961/05/18、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 この間ちょっと質問したのですが、通産省からいただきました「工場立地の調査等に関する法律の  一部を改正する法律案関係資料」ですね、「工場立地の現状と動向」ということで百六十六カ所ですか、御調査をされて、その結果が要約されて分析が示されているかけですが、一ページにあります、工場が工場を呼んで大消費地に近い所にますます工場が集中するというような、いろいろなことが要約されているのですが、その下の表に  「四大工業地帯の全国工業生産額に占める比率」というので、ずっと四大工業地帯にどれだけ工場が集中しているかという度合いが示してあって、昭和五年のころはなんですが、終戦以来、四大工業地帯にま……

第39回国会 災害対策特別委員会 第3号(1961/10/20、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいまいただきました農林省の説明ですが、これはやはり府県別の仕分けをして出していただきたい。トータルでは、これはちょっと見にくいと思います、お願いします。

第39回国会 災害対策特別委員会 第5号(1961/10/26、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 議事進行――貴重な時間でたいへん恐縮ですが、昨日中村大臣のとられました態度は申し上げると、たいへん恐縮ですが、われわれ非常に不本意に思っています。一松委員長におかれましては、この委員会に非常な情熱を傾けられ、災害復旧とその根本対策について異常な熱意を傾けられている点については、私たち深く敬意を表しているものであります。社会党としましては法案の性質上、与野党いろいろ問題をしぼりまして、高潮の問題あるいは果樹対策、気象の観測等の問題を残しましては、多く意見の一致を見まして、できるだけ私たちは罹災地と罹災民の要望に早くこたえたいという気持を持っているものであります。そして会期末のことで……

第39回国会 災害対策特別委員会 第6号(1961/10/27、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 果樹災害対策についてごく簡単にお伺いしたいと思いますが、農業基本法で畜産とともに選択的拡大の大きな分野なんですが、衆議院を通ってきました修正案で社会党とかなり最後まで難航したものの一つだと思っているのですが、新しい対象だけあって、まだ十分でないと思うのですが、一応の今度の修正で方向づけがなされたと思うのですが、農林漁業金融公庫から出される既定の十億のワクについて、不足ならなおこれを追加供給するというふうになっていますが、今回いただいた資料からしましても、果樹関係の被害は相当多いと思うのですが、一体総額のどれぐらいのパーセントでその貸付を、天災融資法の貸付を申し込むであろうという予……

第39回国会 災害対策特別委員会 第7号(1961/10/28、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 和達長官にちょっとお尋ねしますが、年々のたび重なる災害から、気象の関係の諸施設を充実する必要はもう皆よく理解して、その予算措置と、私はそれをになっていくスタッフの充実ということが必要だと思うんですが、なかなか気象関係というような特殊な職業には、最近のような好況では人が集まらぬというような心配をいたしまして、特別なたくさんの優秀なにない手が集まるような実際的な措置をとらにゃいかぬじゃないか。実は私、知った人のむすこさんが昨年大学を出まして、国家公務員の上級試験を優秀な成績で通って、本省に世話をしてくれというので、話をつけて、採用にきまったら、来なかったので、調べてみると、はるかに高……

第39回国会 災害対策特別委員会 第8号(1961/10/30、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は第二室戸台風の災害を受けた地帯を視察いたしまして、二、三、ちょっとした道路管理者の手落ちと申しますか、もし手当さえ十分であったら、ああいう災害はなかったんじゃないかと思われる二、三を申し上げまして、建設省ではどういうふうに措置されているかということについてお尋ねしてみたいと思う次第であります。はっきり場所を申し上げますと、鳥取県の国道二十九号線に沿って八東川という川がございます。国道二十九号線は鳥取から戸倉峠を通って京阪神に行く、りっぱな道路をつけていただいておることは、たいへんありがたいのですが、実は道路を広くして舗装してもらいながら橋をかけ直していただいているのですが、こ……

第39回国会 商工委員会 第2号(1961/10/05、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 いろいろ今提案理由の説明があったんですが、佐藤大臣から、いろいろの内容を見ましても、たとえば国際収支改善対策とか、あるいは藤山長官が全国総合開発計画草案とか、いろいろ重要な発表をしておられて、この質問をするには、そういう資料がなくてはいけないのに、全然資料を出さず、これははなはだ不親切ですから、こういう諸提案を十分勉強するに足る裏づける資料を出していただきたいと思うのです。いろいろ新聞では、われわれも大綱は散見していますけれども、具体的に国際収支改善対策、全国総合開発計画草案とかいうものを発表して、そういうことを、云々ということを言いながら、そういう資料が一つも出ていない。だから……

第39回国会 商工委員会 第3号(1961/10/17、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 この自転車競技法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案のただいまの大臣の提案理由の説明では、公営競技調査会の答申に基づいて、競輪制度の全般的な改正をやると、そして次の通常国会に提案すべく鋭意検討中だということになっているのですが、存続してやると、こういうことなんですか、その関係をちょっと……。
【次の発言】 内閣総理大臣の公営競技調査会に諮問されたものの答申をみますと、その理由として、関連産業の助成、社会福祉事業、地方団体の財政維持等が一つの大きな柱になっています。あとは大衆の娯楽として、この果たしている役割が大きいという点と、この関連産業に従事する人の失業問題というようなこ……

第39回国会 商工委員会 第4号(1961/10/19、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 ちょっと関連してですが、審議会は三年後に検討するということですか、存廃は。ところがその後にやられた調査会では、時間外でしたけれども、承りますと、満場一致で弊害を是正して存続すると、だからあなた方がそういう意識を持って委員を選考して審議会の意思を無視して……むしろ賛否両論があって、多数決で存続するというふうになっておるのならばいいのですが、すでにその審議会の答申を無視して、自分のほうで存続するという、学識経験者という、そういう名で満場一致というところは、すでにその審議会の答申を無視した、存続することを調査会の名においてやるという、そこらが世論並びに審議会の動向を無視して、すでに事務……

第39回国会 商工委員会 第5号(1961/10/24、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 時間がありませんので、通商局長にお伺いしますが、実は佐藤大臣に、来たるべき日米貿易経済合同委員会に臨まれる最も重要な役割を果たされる通産省に、お伺いしたいと思っておったのですが、時間がありませんので、きょうはひとつ次に譲ることにしまして、資料として私、三十六年の一月から八月まで手に入る対米貿易の輸出入、通関ベースで計算してみた。そうしますと、アメリカに六億四千四百万ドル、輸入が十三億七千万ドル強、入超が対米貿易においては八月末で七億二千六百万ドル、こういうことで、この傾向からおしますれば、アメリカに対する輸出が十億ないし十一億ドル、輸入はもう二十億ドルを優に突破するじゃないかとい……

第39回国会 商工委員会 第6号(1961/10/26、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 今回の改正法案の内容につきましては、すでに与野党一致の点で、あまり問題ないと思うのですが、この改正法案が昭和三十三年の第三十回国会に出されましてから、三十一国会、三十四国会、三十八と出まして、今回のようにしぼられたわけですが、大体輸出を振興するためにはこれでまず間に合うと、こういうふうにお考えのためでしょうか、これだけやってみてまだ十分でないというようなことがあれば、機会を見てこれまで削除された項目をまた改正案として出されたりするようなことがあるのでしょうか。その点大臣から……。
【次の発言】 この貿易の逆調が非常に問題になって、そのため輸出を振興しなくてはならぬと、その一環とし……

第39回国会 商工委員会 第8号(1961/10/31、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 池田総理は、総選挙後の通常国会におきまして、所得倍増政策に基づく高成長政策をやれば、おのずからその中で低所得者と高所得者、あるいは地域間の格差は解消すると、こういうことを施政方針演説で言っておられるのです。社会党としましては、ああいう政策だけでは、高成長政策だけでは、地域的な個人間の所得の格差は解消しないと、こういう考えを持っておったんですが、今回提案されました低開発地域工業開発促進法案というようなものが出ること、そのものが、池田総理の施政方針演説が修正を要する、こういう実証にならぬのですか、むしろこういうものを出さねば、この目的にうたってあるような地域間における経済的格差の縮小……

第40回国会 商工委員会 第2号(1962/02/01、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 今両省庁の説明を受けたのですが、もう少し項目別に詳しい説明は出せないものですか。予算委員会の分科会には出すのでしょう、そういうものを。ひとつ相談してみて下さい。それはめんどうなものですか。

第40回国会 商工委員会 閉会後第2号(1962/06/01、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 時間がありませんので簡単に通商局次長にお尋ねいたします。  昨日の夕刊各紙、今朝の各紙に政府が発表したところによると、ハリマン国務次官補が、日本が中共貿易を飛躍的に拡大するような政策転換をしないようにと、慎重にやってもらいたいという申し入れをした、また外遊中の元吉田総理に対してもそういうことをいったように伝えられていますが、そのことについて通産省はどういうふうな外務省等の関係で情報を持っておられますか、その点を伺いたい。
【次の発言】 そういうことは外務省の関係当局とよく連絡をしておられるのですか。その点を私は、まあ山本次長にこういうことは、高度の政治的な問題ですから、やはり大臣……

第40回国会 商工委員会 第4号(1962/02/08、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 通産省からいただきました今国会の提出予算法案は、石油業法と肥料工業振興法案ですが、日付がないのですが、大体の見通しはどうなんでしょうか。事務当局からでもいいのですが。
【次の発言】 ちょっとその点、肥料のほうはまとまりますか。

第40回国会 商工委員会 第6号(1962/02/22、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 綿製品の長期取りきめにからみまして、まず、その前に、佐藤大臣にお伺いいたしたいのですが、賦課金の構想につきまして、大統領が関税委員会に諮問いたしましたのが三十六年十一月二十一日である。ところがその前に、三十六年の十一月二日から四日まで箱根会談がございまして、特に対米貿易のアンバランスの是正、そして綿製品に対する長期取りきめ等について、新聞紙上で拝見しますると、だいぶ御努力していただいたようですが、ホッジス商務長官あるいはフリーマン農務長官もお見えだったようですが、箱根会談の直後、箱根会談が十一月二日から四日まであって、帰って、三十六年の十一月二十一日に箱根会談に来たフリーマン農務……

第40回国会 商工委員会 第9号(1962/03/06、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 私、中小企業金融のことについて、この法案に直接関係しましたことは近藤議員がやりましたので、一般的なことを少し質問してみたいと思います。  森次官にお尋ねしますが、内外の情勢の変化に対応して、中小企業金融というものを根本的に再検討してみる時期じゃないかということなんですが、実は内外の情勢と申しますのは、昭和三十三年ですか一九五八年にヨーロッパの共同市場が発足しまして、加盟六ヵ国一億八千万程度でアメリカの人口に匹敵する。そしてそれがソ連を中心とする共産圏とアメリカとに対して、第三の巨人といわれるほど大きな問題になってきて、最近の傾向としましてはEECを中心に国際的な経済のブロック化が……

第40回国会 商工委員会 第10号(1962/03/08、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 まず、資料ですがね。この提案理由及びその要旨、並びに昨日ですか、いただきました「設立の経緯と現況」、それからこういふうに改正したら赤字が大体解消できるじゃないかという半ぺらのこの資料をいただいているんですが、この程度のことでは……。もっと詳しい資料をいただかぬと――、事業内容ですね。やはり私はこの会社が健全な発達をしてもらいたいために、いろいろ質問したいのについては、いささか資料が投げやりで、川島さん式かもしれぬが、こういうことでは、とうてい審議の対象にならぬと思うんですが、いかがですか。もう少し資料を整備してもらいたい。

第40回国会 商工委員会 第12号(1962/03/15、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 それでは先に阿部委員が質問された重要な点ですが、自由化に備えてのやはり国内地下資源をどうするかという根本の問題につながるので、大臣がお帰りになってからあとで質問したいと思うのですが、この際に中小企業の探鉱には補助するが大きな企業の探鉱には助成をしない、こういう問題があって、非常に御努力されてまあ三倍にふえたが、その額は必ずしも十分でないということであったので、私、実は国会の立法調査を通じまして、相当大規模な探鉱をやらねばならぬ企業形態の収益、納税というようなものを国会の立法調査を通じて調査してもらったわけです。ところが御案内のようにRPですか、プロダクションを分母とし、リゾーシス……

第40回国会 商工委員会 第13号(1962/03/20、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 皆さんのお許しを得まして、ただいま提案されている一部改正法案に対して附帯決議の案をお諮りいたします。それでは朗読さしていただきます。    北海道地下資源開発株式会社法    の一部を改正する法律案に対す    る附帯決議(案)   政府は、本法の施行に際し、現在  わが国地下資源産業が鉱産物の貿易  自由化を目前に控え、激しい試練に  直面している実情に鑑み、国内鉱物  資源の必要性と重要性を深く認識  し、その積極的開発と安定的供給を  図るため、速やかに次の諸施案を講  ずべきである。  一、北海道地下資源開発株式会社の   在り方を根本的に再検討し、経営   の能率化、健……

第40回国会 商工委員会 第14号(1962/03/22、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 輸出保険法の一部を改正する法律案についてお尋ねする前に、ひとつ、ただいま近藤委員のほうから中小企業の振興の問題がありましたが、私非常に重要ではないかと思うことを感づいていますので、申し上げて御所見をお伺いしたいと思うのですが、実は私は暮れから正月にかけまして、東京のある宗教法人が、オリンピック道路に接収されるものですから数億円の用地買収の金が入って来る。それは非常に資産内容がいいので差し迫ってその金を必要としないから、どこか安全な確実なところに預託するということになって、私実は大蔵省と通産省の中中小企業庁に参りまして、私少し知っている人であるし、その宗教法人の責任者が、安全確実な……

第40回国会 商工委員会 第15号(1962/03/27、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 この輸出保険審議会の答申の形式ですがね、通省産業大臣に対して会長が佐藤榮作さんで、こういう形式はどうなんですか、まあたくさんありますがね。自問自答というようなこれはどういうのか、この審議会のメンバーにならずに答申を求めていくというのと二とおりあるようですけれどもね、これは一体どういうわけなんですか。
【次の発言】 通商産業省のこれ以外の審議会というものは、大体こういう形式でないやつでやっているのですか。その点は。
【次の発言】 今回の輸出保険法の改正は、普通輸出保険の担保危険の増大についての改正でありまして、ただいま問題にしました輸出保険審議会の答申では、ただいま改正案として出て……

第40回国会 商工委員会 第19号(1962/04/10、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 まず第一に、消費者行政の基本方針についてお伺いしたいと思うんですが、本法案の提案理由に、国民生活に見られる各種の不均衡を是正するため、政府は消費者行政の推進に努めているが、その施策の適切を期するために国民生活研究所のごときものが必要だという、こういう趣旨のことが述べられ、法案の内容に先だって政府はその推進に努めておられます消費者行政についてお尋ねしたいんですが、消費は経済全体の活動の中の、生産、流通、分配と並んで経済循環の重要な部分を占めるわけで、外国では、たとえばスエーデンでは消費庁、ノールウエーでは消費のための特別な消費省というようなものがあって、非常に経済の循環の最終段階と……

第40回国会 商工委員会 第20号(1962/04/12、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 私はただいま議題になりました海外経済協力基金法の改正案に入ります前に、少し総括的なことを若干お尋ねしたいと思う次第であります。  まず第一に、国際経済の、あるいは世界経済の構造変化ということからもう一ぺん基金法というものを本格的な検討をして、そのはっきりした位置づけをやって出発すべきじゃないか、今回出ていますような二つの点の改正についても私たちも賛成するのですが、もっと本格的な世界経済の構造変化、こういう問題において本法がどういう位置づけをさるべきかという点を検討すべきじゃないか。と言いますのは、一九五八年のローマ条約から発足しましたEEC、その後アジア、極東地域あるいは中南米地……

第40回国会 商工委員会 第21号(1962/04/13、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 資料の要求ですが、すでに二四ばかりいただいておりますが、その後衆議院に、あれ以外、正規に袋に入っていただいた以外に出しておられるものがあればいただきたいということと、公取から外資系の会社の資本提携の内容、契約内容等の資料ができていますが、あれではとにかく小さい、虫めがねで見なければならない不鮮明なもので、これはひとつ専門員室からでも、もっとはっきり書いた――全くぶち込んだ小さい文字で、なかなか判読にたえぬというようなものですから、そういうことでないようにお願いしておきます。

第40回国会 商工委員会 第26号(1962/04/25、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 三村さんと南部さんにお尋ねしますが、探鉱活動について、私も実は日本の戦前、欧米各国の戦前の石油の出る量と、今出る量の相違を調べてみまして、特にイタリア、フランス、ドイツ等がけたはずれな、しかも集中的な持続的な投資をやって、たいへんな量を国内でも――サハラは別ですが、国内でも出しておるので、日本でも資源の自由化を控えて蔵ざらえをするというような意味で、画期的な大探鉱をやってみたらというふうに思うのですが、たいへん増資にも苦労されておるようですが、そういうことをやってみて、専門家とされて、まあ探鉱費用に比例するというようなこともあったのですが、海底油田とか、そういうことの将来性という……

第40回国会 商工委員会 第27号(1962/04/26、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 佐藤大臣にお尋ねする前に、ちょっと川出鉱山局長にお尋ねしますが、昨年十二月にエネルギー懇談会に第一次案が出まして、そうして最終案をいただいているわけですが、新聞紙上にそれまでたびたび各界の意見を聞きながら何次案と発表されたようでしたが、一体これは、最終案は第何次案になるのでしょうか。
【次の発言】 業界もだいぶ混乱しまして、ひょっとすれば流産するのではないかというふうにも思われましたが、佐藤大臣、川出鉱山局長以下の御努力でまあ成案ができましたことについては、私は粘り強い慎重な努力に対しては敬意を表するものですが、ただ、業界の反対を調整しながら本法案をまとめられるために、重要な点が……

第40回国会 商工委員会 第28号(1962/04/27、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 アラビア石油の引取問題ですが、佐藤大臣は昨日アラビア石油を、自分のところで精製施設も考えているようだし、直ちにその引取機関の問題と結びつけるわけにいかぬというような慎重な――何ですか、精製施設を作るにいたしましても、これは数年もかかると思うのですし、アラビア石油の利権料は末端の最終の利益の五割六分ですか、というようなこともあって、いろいろ制約もあるし、しかも予想外の世界の十大油田というふうなことで、八十万トンも入りますれば、月に。なかなかこれは既存の引取態勢からいってめんどうじゃないかと思う。実は私の党の政策審議会等にも、これは背景に加屋興宣氏等もあり、そういうものを社会党は応援……

第40回国会 商工委員会 第30号(1962/05/07、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 近藤議員が質問されましたので、簡単にお尋ねしたいと思うのですが、現在商店街組合は任意団体としても、あるいは中小企業等協同組合法による協同組合組織でもできますし、さらに今回通りました一たしか通ったと思うのですが、中小企業団体の組織に関する法律の改正によってもできるのですが、さきに首藤議員から御説明のあった、種類の違った、環境の整備という二点だけで、この単独立法を必要としたのでしょうか、その点ひとつ首藤議員からお伺いしたい。
【次の発言】 この商店街振興組合法による商店街振興組合を設立する場合、これが通れば今度中小企業団体組織法の商店街組合に関する事項は削除するのですか、そのまま残し……


6期(1962/07/01〜)

第41回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(1962/08/24、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。大臣、あるいは自治省当局かもしれぬが、「公務員の地位利用」の違反が多かったのを、この法律の周知徹底がまずかったから、周知徹底が十分でなかったから多いようにあちこちで弁明を聞くんですが、私は決してそうでない。私は知っておるので、たとえば土木なんかは今年の割当をしないで、本年度のどこの堤防を直すというようなことは、票の出工合を見てやる。あるいは砂防でも耕地整理でもみんなそうです。今年は非常に予算の執行がおくれると思っておるんです。そんなことは、この法律の「公務員の地位利用」のことが、この改正選挙法が周知徹底しなかったということはなかった。私の県は鳥取県なんですが、公共事業の……

第41回国会 商工委員会 第3号(1962/08/30、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 大蔵省のほうに先にお尋ねしたいと思います。  両建と歩積み預金に対しまして、大蔵当局は監督官庁としてどういう取り締まりをなされていますか。その点について、まず概略の説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 私が実は休会中に、経営不振、特に金融難に悩みます数社の相談を受けまして、実際、地銀へ相互銀行、信用金庫等から融資を受けているわけですが、あまりにも両建、歩積みのひどいのにびっくりして、実は善処をしていただきたいという気持からであります。  まずAという会社、これは木材会社ですが、経営内容は決して悪くない、資産内容も悪くないのですが、これは地銀から千百万借りまして、六百万積ま……

第43回国会 商工委員会 第29号(1963/06/06、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 硫安の輸出赤字の累積が二百十五億にも達しまして、従来これが赤字対策についていろいろ検討が行なわれていましたが、今回の立法措置になりまして、十年間の繰り延べ償却をするということになったのであります。この赤字の累積は、肥料二法を実施しまして十年間、いわば肥料二法並びに政府の肥料政策がこの二百十五億の赤字に集中的に表現されておると思うわけであります。  そこでこの審議にあたりまして、多額の輸出赤字の累積しましたそれを余儀なくしたわが硫安工業の将来、現状あるいは肥料二法をどうするかというようなことをお伺いしてみたいと思うのですが、まず、その前にただいま御説明になったんですが、この輸出赤字……

第43回国会 商工委員会 第31号(1963/06/13、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 肥料二法の有効期限もだんだん迫っていますし、その二法の効果といいますか、評価もせねばならぬ段階になっていると思うのですが、どうもいろいろ調べてみますると、硫安や尿素を含む化学製品の中で、最もここ数年間の間に合理化されなんだものが、手厚い保護を受けている疏水や尿素じゃないかというふうに思うのですが、もし資料をお持ちでしたら、たとえば昭和三十二年を基準にして三十六年ごろまでの一体化学製品の価格はどういうふうに推移しているか。私の調べたんでは、少なくとも硫安と尿素が一番単位当たりの単価が下がっていないんです。いわば合理化が最もできてないのです。最も手厚い保護を受けながら、最も値段が下が……

第43回国会 商工委員会 第36号(1963/06/27、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は、第五章の「金融、税制等」という欄がありますが、池田内閣におかれても、低金利政策といいますか、あるいは国際水準にさや寄せしますといいますか、金利の適正化をはかっておられますが、この歩積み、両建という問題は、ここにも「資金の融通の適正円滑化」という一項目が設けられまして、私の最近体験しました三つの例を申し上げて、これが中小企業対策として非常に重要なんだということを申し上げて所見を承りたいのですが、ある会社は一億八千、三つばかりの銀行から借りまして、一億預けさせられている、半分以上。それから、ある会社は五百万円借りて三百万円預金した。それから、これはごく最近私が体験したのですが、……

第45回国会 商工委員会 第2号(1963/12/17、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は主として中小企業の年末金融等にかんがみて、歩積み、両建ての問題と、石油の問題をやってみたいと思うんですが、その前にこの予算編成、いま大蔵省に要求されている説明があったんですが、項目別にはじいてみぬとわからぬのですが、大蔵省の指示ですか、大体各項目とも五割増の要求をしてあるということですが、それはどうなんですか、大体機械的にそうなっているんじゃないかと思うんですが……。
【次の発言】 選挙の前に、宮澤企画庁長官が、高度経済成長政策のひずみを改めるために、第二ラウンドとして中小企業を農業に画期的な手を打つべきだということを助言、進言をし、池田さんも、新聞の切り抜きも持ってきていま……

第46回国会 商工委員会 閉会後第2号(1964/07/31、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 時間もないようで、ごく簡単にお伺いしますが、七十億の災害復興資金、四半期の貸し出し計画は四十億を追加する、別ワクで繰り上げて、ということですが、これは年度末に別にはっきり埋めるわけでしょう。その点はどうですか。
【次の発言】 この七十億なり四十億のワクの確保や追加は、これの積算の基礎、ここに被害状況が六県出ているのですが、府県別にどういうふうに配分になりますか。
【次の発言】 この三金融機関のワクはわかったのですが、実情に応じてというのですが、大体被害状況に案分しても間違いありませんか。まだわからぬのですか。その点はどうですか。その辺、七十億なり四十億といってもばくとしていて、そ……

第46回国会 商工委員会 閉会後第3号(1964/09/10、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 櫻内大臣に二、三お尋ねしたいと思うのですが、まず最初に、先日ソビエトに対する屎素プラントの長期延べ払いに対してジョンソン米国務次官補から、自重してもらいたいという申し出があったようですが、まず事務当局からお伺いしたいのですが、屎素プラントの輸出に対する決定について、具体的なことを事務当局からまずお伺いしたい。
【次の発言】 九月九日、きのうの新聞を見ますと、ただいまのような説明にはなっていないわけであります。ジロン米財務長官に随行しましたただいまのジョンソン経済担当国務次官補とバーネット極東経済担当国務次官補代理とが外務省の中山経済局長をたずねて、具体的には屎素プラントということ……

第46回国会 商工委員会 第7号(1964/02/25、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 配付先をはっきりして下さい。
【次の発言】 資料についてですが、ついでに民間の資本金ですね、七千六百五万円ですか、これをあとから資料でいいですから、出資者と出資額、それから賛助ですか、正会員と準会員、そういう賛助のをはっきりして下さい。それと第一条にあります成果を普及するという点はやはり重要だと思うのですがね。これはただ出資者やそういう者が必要だから出資もしたのでしょうが、そういうところに限定するだけでは――おそらくこの研究所ほど国会に資料くれるところは私あまり例がないと思いますが、そういう点、ひとつ次回に質問したいと思いますから、資料の配付先とか、そういうものをひとつお願いしま……

第46回国会 商工委員会 第9号(1964/03/03、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 第一条にあります目的ですが、「基礎的かつ総合的な調査研究を行ない、」、まあやかましく言って、あわてて持ってこられて、初めてアジア研究所の書類をいただいたのだが、それを見ても、私国立の研究所におったことがあるのですが、ほとんどこれは全く基礎的かつ総合的な研究、またそういうものが長期的な展望においては一番実用的かもしれない。しかし、それなら何もこういうふうにせぬでも、私は、大学の――東大にある社研とか、いろいろある、こういうものと同じようなことでいいのじゃないかと思うのですが、やはり「基礎的かつ総合的な調査研究」で、そして「貿易の拡大」並びに「経済協力」に資するというのは、これはやは……

第46回国会 商工委員会 第11号(1964/03/10、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 いただきましたアジア経済研究所案内の三十二ページに、アジア経済研究所が設立される際に、閣議の了解事項がございまして、その(3)に、アジア地域の経済とこれに関する調査で、「今後類似の研究機関を設けない」、こういうふうな了解事項がありますが、たしか私の聞くところによると、去年かおととしですか、ロックフェラー財団が京都大学に相当多額な数億の寄付をしまして、それをもとにして、文部省その他から国の予算措置をいたしまして、たしかいまバンコックに研究所の出張所みたいなものができておるように聞いていますが、これはどういうふうなことですか。

第46回国会 商工委員会 第14号(1964/03/19、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいま議題となりました電子工業振興臨時措置法の一部改正法案ですが、法律上の用語ですがね、肥料に関する臨時肥料需給安定法、今度廃止になるんでしょうが、これは上に臨時というのがついておるんですね。この法案は、電子工業振興臨時措置法となっているんですが、これは法制的には、何かニュアンスに相違があるんでしょうか。劈頭についておるほうが臨時性が強いんですか。その辺は法制的な用語としてはどうなんですか。
【次の発言】 通産六法を見ますと、たくさん同じように、電子工業振興臨時措置法というようなのが大体の呼称なんですが、肥料だけは臨時というのが上について、やはりこれも期限が切ってあるわけなんで……

第46回国会 商工委員会 第15号(1964/03/24、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 先日、渡邊委員長にお尋ねしましたが、その後、全銀協の井上会長ですか、言っているところを見ますと、なかなかこの歩積み、両建ての取り締まりは容易じゃないのじゃないか。ごく二、三日前ですか、債務者預金は幾らあってもいいのだというようなことを言っているわけなのです。拘束性がなければ幾らあってもいい。何も好んで債務者が預金をするわけがないのですが、こういうことに思いましても、なかなか一筋なわでは、この問題取り締まれぬじゃないかと思うのです。初期の目的は達成せぬと思うのです。定員をふやされる問題とからんで、あるいは機構改革とからんで、これに対する――これほど国会でも、また公取でも問題にされて……

第46回国会 商工委員会 第17号(1964/03/31、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 福田大臣や倉成政務次官のお話を聞きますと、日韓交渉はどんどん進んでいるのに、経済や企画の大臣のほうはあまり関係がないようですが、これはまあ窓口が外務省なんですが、しかし有償二億ドル、無償三億ドルあって、実際この協定なり条約が成立しますれば、実務の方面でずいぶん担当されると思うのですが、この二億ドル単価の有償の経済協力なんかはあまり相談なしで、これはまあワクのことですから、そういうふうに言っているんですか、これはどうなんですか。
【次の発言】 そうしますれば、フィリピンとかインドネシアとか、ああいうところもやはり賠償や経済協力はあるんですが、これは決済なり賠償の支払いなりあるいは経……

第46回国会 商工委員会 第19号(1964/04/07、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 これはさきに舟山総裁や銀行局長に対しまして、大矢委員から十分御質問があったのですが、私はやはり大矢委員と同様に、今回の債券発行を資本金の二十倍許すということは、これを突破口として、財投資金の長期の見通しをしたりしますと、やはりその杞憂は社会党としてはぬぐい去ることができぬので、三十九年度の予算の説明を見ましても、その資金計画で、中小企業金融公庫に対しまして、昨年産投会計から六億あったのがなくなっている。簡保資金が八十五億であったものが四十億になり、資金運用部資金が百十六億ふえ、簡保資金の減ったのと合わせてみますると、わずかに六十五億しかふえていないので、そのやりくりで百億の債券発……

第46回国会 商工委員会 第20号(1964/04/09、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。福田大臣が遠慮して言われておることはわかるのですがね。四十六億も金を使って五百人の職員をかかえ、もう十三年目ですか、ですから、やはりそういうまあ名誉職とはいいませんが、大阪におられて――というようなことでは、ほんとうにこれはもう大臣も副業でやれというのと私はあまり変わらぬと思うのです。これはもうそういう意味では、やはり日本の至上命令であります輸出振興のためには、八日ですか、大蔵省が通関の発表をしていますが、十六億ドルも入超というような、あとで質問したいと思うのですが、そういう際に、やはりもうアジア経済研究所の小林さんですか、やっているようなわけにはいかぬと思うのです。だ……

第46回国会 商工委員会 第21号(1964/04/14、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 この日本貿易振興会の余裕金の預託先はどうなっておりますか。
【次の発言】 八千八百万円は信託銀行六行、一億七千二百万円が十二銀行ということですが、この余裕金の運用方法は利息が高いからですか。どういうことを基準にして運用されていますか。運動の激しさからですか。
【次の発言】 時間もありませんので、福田大臣に希望を申し上げて御所見を承りたいのですが、福田大臣におかれましては、たいへん中小企業の振興に対して御熱心で、いろいろ施策を施していただいておるわけですが、やはり何としましても、適当な資金を豊富に供給するということが大切なんですが、そういう点から、私はわずかですが、こういういろいろ……

第46回国会 商工委員会 第22号(1964/04/21、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は、ただいま議題になりました石油資源探鉱促進臨時措置法にからみまして、本法案に関すること、並びにこれと関連して問題になっています帝国石油の問題と同時に出光等との問題とからむ石油業法の運用についてお尋ねしたいと思います。  まずお尋ねいたしますが、この本臨時措置法を廃止する法律案の中に出ています経過措置の問題でありますが、これの説明と、本条項を設けた理由について御説明をお願いいたします。
【次の発言】 本法の制定は二十九年でございまして、当時にその年を初年度とする石油資源総合開発の五カ年計画ができたわけでありまして、さらに三十年に石油資源開発株式会社法ができたのですが、これはやは……

第46回国会 農林水産委員会 第48号(1964/06/25、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は、肥料価格安定等臨時措置法案に対しまして若干御質問をいたしたいと思いますが、同僚議員の質問と少し重複するかもしれませんが、御了承いただきたいと思います。  赤城農林大臣の提案理由の説明を伺いますと、現行肥料二法の制定当時と比較して著しく肥料事情が変わってきている。肥料工業の合理化によって生産能力が急速に拡大し、内需を満たした上で、なお四割以上の輸出をしている。だから新法でも間に合う、十分だ、こういう御説明ですが、昭和二十六年、七年当時の肥料二法を制定します前、制定しました当時と、私は国際的な事情を含めての肥料事情というものは、最近政府が肥料計画を改定された事情等にかんがみて、……

第48回国会 商工委員会 第6号(1965/03/09、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 私も資料を要求したい。スマトラの三カ所ですか、今度やられるというんですが、スマトラはなかなか国営とか、いろいろめんどうなようですがね。各国の資本も入っているようですが、インドネシアの石油開発に対するインドネシア政府の政策ですね。それの概要をひとつ知らしてもらいたい。

第48回国会 商工委員会 第9号(1965/03/18、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいま提案されています。石油資源開発株式会社法の一部改正法案は、取締役の人数を七人以内から九人以内にする。それからSKが海外油田の開発ができるように明記するというふうな点が主要な改正点のようですが、あとでも触れたいと思うのですが、三十九年の八月二十五日に有澤団長から提出されました海外エネルギー事情調査団の報告の第一ページには、これまでとった石油政策に反省を加えまして、総合的な考慮を欠き、十分効果的な手段が石油政策に打たれなかったうらみがある。エネルギー調査団は、欧米各国の石油事情を見、日本のとりました石油政策について反省を加え、総合的な考慮を加えなかったために十分効果的な手が打……

第48回国会 商工委員会 第11号(1965/03/30、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 森社長さんは最近御就任になったということですが、お伺いしますと、大商社であります丸紅さんの責任ある地位につかれて、その方面については非常にかねがね敬服しているのですが、この会社はなかなか発足以来問題が多いのです。販売技術その他解決せねばならぬ問題が山積していると思うのですが、どういう点に一番ウイークポイントがあって、そしてこれを軌道に乗せて、目的に沿うようにするにはどこに一番問題があるか。社長といえば、やはり小さいことも知っておられなければならぬのですが。大局的な問題も大事だと思うのですが、そういう山積せる問題を、まず不動の決意を承っておきたい。

第48回国会 商工委員会 第13号(1965/04/13、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 こまかいことですが、提案理由の補足説明の二ページの終わりから四行目ですね。「水素は」の下は何ですか。それから三ページの初めから二行目の「圧縮天然ガスは天然に産出される」の次、これはまあ誤植だろうと思うのです、両方とも。それがまず一つ。  それから、いただきました「高圧ガス取締の概況」ですね、その二十三ページ、これは伊藤局長からあやまちであると、このいただいた資料とは違っておると、許可、認可とか、あるいは届け出等に誤りがあると私は承ったのですが、一般の人にはわからぬし、伊藤局長から聞いたものを、この通産六法を引き出してみると、「十四の三」については説明とは違うように思うのですが、ま……

第48回国会 商工委員会 第14号(1965/04/22、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 私は、自動車のことはかなり関係して知っているのですが、いまの料金では、LPGを使わねばもう採算が合わぬのでございます。今度税金がかかることになりましたが、ですから、自動車の免許権を取っても、一台当たり権利が非常に安くなって、合わぬようになっているのに、LPGガスを使うなといっても、これはなかなか運輸省もそういうことはできないと思う。料金は、もう百円なり八十円なり七十円なりで頭打ちして、なかなかできないので、それは私は実際不可能だと思う。その点と、それからいま奥先生の質問の量の不足ですが、値上がりを待って、かなりの在庫があっても出さぬというようなものもあるというととですが、こういう……

第48回国会 商工委員会 第15号(1965/04/27、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。この大矢委員その他から尋ねられた点は、この法案が参議院先議で難航したのではなしに、衆議院先議であろうが、どちらの先議であろうが、難航したというのは、大矢委員がただいま指摘された重要な背景を含んでいるのではないかということがあるので、はっきりこの点は答弁していただきたい。
【次の発言】 関連しまして。通達を出されまして順調な経過のうちに進捗しているように申されたんですが、私案は二件ばかし実際相談を受けまして、一人の業者は二億四千借りて一億二千積んでいるわけです。五割ですね。ですから日歩五銭も六銭もつくことになるわけです。それからもっとひどい相互銀行では、七千五百万借りて四……

第48回国会 商工委員会 第17号(1965/05/11、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいま提案されました議題につきましては、わが党の大矢議員がほとんど重要な点について指摘されていますが、それを補完するような意味で、若干のお尋ねをしてみたいと思うわけであります。  今回の改正については、数点ありますが、まず小さい数字的なことから局長にお伺いしてみたいと思うわけであります。  この改正の第一点は、政府からの借り入れ金または債券の発行、それから政府が基金の費用の一部を交付することと、その他監事の権限等になっていますが、そこでお尋ねいたしますが、この第二十九条の二の借り入れ金及び海外経済協力基金の債券の発行についていろいろありますが、資本金と積み立て金を限度としておる……

第48回国会 商工委員会 第18号(1965/05/13、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 いろいろ御説明がありましたけれども、やはり海外経済協力をどういうような姿勢で、どういうような機関で、どこに重点を置くかという大矢議員の質問について、必ずしもはっきりしないと思うのですが、あるいは長官もおいでになったかもしれませんが、十日の午前十一時から丸ノ内の工業倶楽部で第二回海外経済協力強調運動記念式典で佐藤総理は、エカフェー国連のアジア極東経済委員会を中心とするアジア開銀、それについても積極的に協力する。世上伝えられるところによると二億ドルぐらいの出資をする。同時に四月七日ですか、ボルチモアでジョンソン大統領が演説しました、アジアに対して十億ドルの平和と経済発展のためにまあ海……

第48回国会 商工委員会 第19号(1965/05/18、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいま議題となりました「日本貿易振興会法及びアジア経済研究所法の一部を改正する法律案」を発議する理由及びその草案につき御説明申し上げます。  この法律案は、これら二つの特殊法人の余裕金の運用方法に改正を加え、これを中小企業向け資金としても運用できるようにしようとするものであります。御承知のとおり最近わが国では日本貿易振興会、アジア経済研究所及び国民生活研究所等、公団、事業団、基金その他の名称による特殊法人が多く設立されており、その数は政府出資のある法人だけでも昭和三十九年度末で五十に達し、政府出資額は合計三千四百七十億円の多きに上っています。今国会でもまた幾つかの新たな法人が生……

第48回国会 商工委員会 第21号(1965/05/25、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 ただいま議題になりました改正法案は、本年四月一日から施行する予定でございましたが、衆議院の修正で見ますように、いまや施行日がおくれざるを得ないのですが、支障はございませんか。
【次の発言】 ただいまよく聞き取れないのですが、七月一日から施行されるということなんですか。
【次の発言】 あとでもお尋ねしようと思いますが、これは十一名というのは配置転換でふえるわけですか。新規採用でふえるわけですか。
【次の発言】 議事進行。板川さんが見えましたから、私はあとで……。
【次の発言】 独禁法の改正について質問しますが、ちょっと初歩的な質問ですが、法の第十条の二項、これは金融業を除いたのはど……

第48回国会 商工委員会 第22号(1965/06/01、6期、日本社会党)

○中田吉雄君 今国会で総合エネルギー調査会法が通りますれば、四百二十三万円の予算をもって調査会が発足するわけですが、時間を節約するためにお尋ねしますが、大体、先日要求しましていただきました資料によってお尋ねしたいと思うのですが、通産省所管の審議会委員等の調べで、総合エネルギー調査会の持つ重要性からして四百二十三万という予算規模はかなりの額なんですか、そういうことについてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいま熊谷官房長の御説明で大体のことはわかったんですが、大蔵省に予算を要求されます際には、四百二十三万四千円ということについて、実際それを積み上げた基礎があると思うんですが、そういう……



各種会議発言一覧(参議院)

2期(1950/06/04〜)

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 簡單に大蔵大臣にお尋ね申上げたいと思います。この地方税法案が、仮に通りましても、私は現在の地方の財政経済の実力の点から申しまて、なかなか適応できにくいものである。従つて極めて近い将来に、又改正しなければならんと思うわけでありますが、これに関連いたしまして大蔵大臣は現在の財政経済の段階を、どういうふうに御判断されるかということについて、お尋ねいたしたいと思うわけであります。このシヤウプ博士の勧告に基きます税財政の改革は、ドツジ公使の経済安定九原則と表裏一体の関係をなしまして、一つの体系をなすものであるとまあ考えるわけであります。ドツジ公使の貫くイデオロギーについては、私の申すのも僭……

第8回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/17、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 固定資産税を府県税から市町村民税に移した理由を妥当と思われるかどうかについてお尋ねいたしたいのですが、土地と家屋は大体偏在の傾同が少いのですが、償却資産につきましては極めて地域的偏在の多い種種なんであります。こういうものは私はむしろ府県税として保留した方が妥当ではないかという考えを持つ者でありますが、これに対するお考えを承わりたいと思います。尚イギリス、アメリカその他の先進諸国は、この税をどのような団体に配分しておるかということもお尋ねいたしたい。尚固定資産税を府県税から市町村の普通税に移しましたために、工業の発達していません府県におきましては、附加価値税と入場税と遊興飲食税が都……

第10回国会 運輸・地方行政連合委員会 第2号(1951/05/22、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 只今いろいろ御説明を承わつたのですが、具体的に鳥取県の事情を申上げまして、いろいろ御質問いたしたいと思います。  只今局長が説明されましたように、数県に跨がりますものについては国においてされますことも或いは適当ではないかと思いますが、少くとも一県内におきます一路線、二路線というようなものについては、私は県知事にその権限を委譲して頂いたがいいのではないかと思うわけです。実は鳥取県にこの問題が長い間に起つて、未だ独占企業が打破できないということがありまして、運輸省に対して非常にその許可に対して、疑いを県民が持つているわけであります。御存じのように、鳥取県から運輸省に局長も出ています。……

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第2号(1951/05/16、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 田中警視総監に資料についてお願いして置きたいと思います。警察法の改正につきまして一般的な、或いは逐条的な質問は後に讓りたいと思いますが、先刻の御発言で神奈川県が組合警察として四つくらい模範的に成功しておる事例があるということを申されたように思いますが、神奈川県だけでなく、あちこちにあると思いますので、これは極めて注目すべき現象であると思いますので、一つ全国的な規模における調査、並びにその機構運営等を知るに足るような一つ資料がまとまりましたらお願いしたいと思います。

第10回国会 地方行政・法務連合委員会 第3号(1951/05/21、2期、日本社会党)

○中田吉雄君 たとえこの連合委員会で二日となつておりましても、それは励仁委員がエツセンシヤリーに本質的に諸問題をいろいろ質問しおられますが、それに対する完全な回答があつて初めて私はそういうことを是認してもいいと思いますが、調査を待たねばならない、いろいろ調査して回答するというようなことを以て見ましても、私はどういたしましても連合委員会を開くべきだ、又法務委員と相談されて善処するようにされるのが、地方行政委員会の委員長としての私は責務であろうと思いますので、その点を申上げまして相馬君の動議に賛成するものであります。

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第5号(1952/05/13、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 占領下にありました際に、警察予備隊と占領軍のこれに対する指導関係はどうでございますか。その点と、それから講和発効後において、駐留軍に変つた際においても依然として強力な駐留軍の指導があるものかどうかという点をお伺いしたい。
【次の発言】 顧問団が日本の責任者に助言と勧告を与えたという、そういう形式であつたということですが、それは各隊ごとに、例えば米子とか、松江にあるような、そういう予備隊ごとにこの顧問団が派遣されて、そうしてそこで助言と勧告を受けてやつたものでありますか。警察予備隊の本部に顧問団がおつて、そうしてそこで最高の助言と勧告をして、それが下に流されて行つたものであるか。そ……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第7号(1952/06/02、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について……、ちよつと実は提案理由の説明を私今日頂いたのですが、只今三好、岡本両委員からいろいろ資料について、審査に対する資料についての御要請があつたのですが、只今大橋大臣並びに政府委員のかたから説明つを受けますと、非常に重大な問題で、私これを読んだとき以上に非常に重要な問題、特に警察予備隊でございましたら国内だけにおるわけでありますが、海上におきまして、日本海なんかですと、中ソ両国との接触というようなこともあつて、非常にこれは重要な武器の使用その他があると思いますので、内閣委員におかれては非常にたくさんの議案が山積しておりまして、議事の、この法案の審査の手順をすでに作つ……

第13回国会 内閣・地方行政連合委員会 第8号(1952/06/05、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 委員長の要請がありますので短い時間に二つばかし御質問いしたいと思います。現行地方制度は仰存じのようにシヤウプの勧告によりますところの一つの地方税の体系と、それから神戸委員会を中心にいたしましてその勧告に基いて国と府県と市町州の事務の再配分をやつて、地方自治の円滑なる発展を期する、それからもう一つは地方財政委員会、この三本足によつて現在の地方制度はなつておると思うわけであります。敗戦以来六ヵ年私、全般の総司令部の政策を見まして、非常に全般におきましては我々は多くの敬意を表すべき改革がなされたと思うわけであります。そういう点で私は先に申しましたような地方税の体系、神戸委員会の勧告に基……

第13回国会 文部・地方行政連合委員会 第1号(1952/06/19、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 お尋ねいたしますが、今回御説明になりましたこの負担法のほうが現行の平衡交付金で出される場合よりかも義務教育が現在受けております圧迫をより多く防衛できるという保障というものは、一体この法案のどこにあるのですか、その点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この支出の二分の一を負担するというのは、私から見るというと、だんだんあとでも触れますが、地方の財政が圧迫されて来ると、実際の支出をだんだんと少なくして来るのじやないかと思うのです。なぜそういう見方をいたすかと申しますと、例えば本年度地財委から御説明になりました七千六億という地方財政計画の内容を検討いたしてみますると、先ず財……

第13回国会 法務・地方行政・労働連合委員会 第1号(1952/05/29、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 木村法務総裁にお尋ねいたします。昨年の十二月に召集されました本国会を大観して見ますると、二つの流れがあるように存じます。その一つは、千八百余億円を含みますところの軍事予算を先ず前半において国会を通過させる。これが吉田内閣のとつた十王国会における基本的な態度であつつたと存じます。その後半におきましては、マツカーサー元帥、リツジウエイ総司令官が持つた占領下における広汎な権限を、いろいろな立法措置によつて吉田内閣の総理大臣の手に握るというふうな私は大きな流れがあると思います。前半においては千八百余億円の重事予算を、軍事的な性格を持つ予算を通過させ、そして後平においては総司令部の持つた広……

第15回国会 予算委員会第四小委員会 第2号(1952/12/12、2期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 それではお伺いをいたしますが、国家財政と地方財政との調和のとれた、発展のために調和のとれた財政収支が組まれることが、日本全体の再建なり安定にとつて極めて大切であるというふうに考えるわけでありますが、このたび政府の出されました国家予算に補正額を合計いたしますると、九千三百二十五億、地方財政の財政規模は七千四百三億円です。ところが国家財政におきましては、安全保障諸費五百十数億、その他合計いたしますると、計算の方法にもいろいろありますが、二千数百億の財源の余裕があるわけであります。安全保障諸費、防衛支出金、平和回復善後処理費等々、軒並に年度末に行つても繰越される額が非常にたくさんある、……


3期(1953/04/24〜)

第19回国会 外務・内閣・大蔵連合委員会 第2号(1954/04/22、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 議事進行について。委員長、委員に飯も食べさせないでずつとやるつもりですか。
【次の発言】 それは問題ですよ、皆に諮つて下さい。委員長の独断でやるべきでない。
【次の発言】 皆に諮つて下さい、議事進行で。

第19回国会 法務・外務連合委員会 第1号(1954/04/06、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと関連して……日米相互防衛援助協定等に基くアメリカ合衆国から供与される情報は、装備品に関するイからハまでに限定されているようですが、MSA援助協定に先立つてアメリカの出先当局から保安庁や外務省の局長方を呼んで、ソビエトは極東の概略態勢をこういうふうにしているから、日本はこういうふうにというような、いろいろな極東戦略に関しての教示があつてそういうことに基いてまあこういうものもでき上つたと思うのですが、そういうものはこれには入らんと見ていいわけなんですか。
【次の発言】 ソビエトがそういうふうな態勢を整えているから、アメリカがこういう武器を貸与して、そういう自衛力を漸増して、そ……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 私は正副主査の互選は、成規の手続を省略いたしまして、管理者において指名せられんことの動議を提出いたします。
【次の発言】 保安庁のかたにもお願いしますが、保安庁所属の外郭団体の名前、その氏名、そうしてその職歴、それから財政収支の状況というようなものを、全部の省に数日前から予算委員会を通じてお願いしていますので、一つ明日お願いしたいと思います。これはもう官房長官を通じまして大分前に要求してあります。明日は是非お願いいたします。
【次の発言】 もう一つ貸与兵器の製造年月日、これは皆あるでしよう。
【次の発言】 小瀧次官にお願いいたしますが、どこか庶務のほうに行つていると思いますが、外……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1954/03/25、3期、日本社会党(第四控室・左))

○中田吉雄君 ちよつと関連して……。それに関連しまして福永官房長官の関係をしておられる片倉製糸に対しても、自働操糸機を買うということで設備資金としてたくさん出されたが、それが繭の購繭資金等にかなり廻つているということが業界で、私も蚕糸業には若干関係を持つておるのですが、そういう噂もありますし、これはまあ小林総裁のほうに関係ないと思うのですが、スタンプ手形で購繭資金に肩代りして、それはスタンプ手形の割当は、生糸を海外に輸出するという、そういうこととの関連だが、実際は国内にたくさん流してある。そのスタンプ手形に比例しての輸出がされていない。そのことは別ですが、そういうことも業界でもありますし、それ……

第24回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1956/05/28、3期、日本社会党)

○中田吉雄君 正木先生にお伺いしますが、小選挙区制の法案が実施されますと、少くともわが国の議会政治に大きな変革が起ると思う次第であります。そういう点から私たちは、政府が言われているように、政局安定という表面上の理由だけでなしに、先に正木先生が言われたように、その提案の動機、奥の奥にあるものをやっぱり見抜いて、そして小選挙区の本質論に立ってやはりこの可否を、わが国の議会政治を擁護して、そして民主主義を守り、日本の独立と平和を守るために役立つかどうかという根本にさかのぼって、この是非を判断しなければならぬと思うので、私たちとしましては、ただいま正木先生が言われましたように、これは政府は、政局の安定……


4期(1956/07/08〜)

第26回国会 大蔵・地方行政・運輸・建設委員会連合審査会 第1号(1957/04/02、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 加瀬議員の質問と重複するのですが、政府の三十二年度の重要施策の一環として道路整備の問題が取り上げられていますが、受益者負担ということではやはり狭い、限界があって、新しい角度からやはりもう一ぺん再検討していただく必要があるのじゃないかと、こういう見地に立って大蔵大臣、建設大臣にお尋ねしたいと思うわけであります。大蔵省から三月二十三日付でいただいた資料によりますると、大蔵省が道路整備に使われます全体の経費の八割五分というものが業者の負担であります。さらに地方におきましての三割六分が業者の負担であります。これに自動車税の九十六億九千万を加えますと約六割、国の方におきまして八割五分、地方……

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/03/15、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 昨年度六団体の要請ですか、何かたくさんの専門家が参加されて実態調査をやられたようですが、大体再建法の適用もほとんど済んだわけですが、たとえば徳島県のようなところは再建法の期限が十五カ年というような長いものもありますが、手直しをせぬと実際やれぬじゃないかと思いますが、どうでしょう。実態調査と、あの適用団体の現状と考えてどういうふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 梶原さんの御質問から一つ感づいたのですが、間接統制で今の米作農家を擁護するような政策ができますか。

第28回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1958/03/20、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 図書館にいろいろお世話になっておるのであまり言いたくもないのですが、図書館長は出て来ないのですか。私はやはり国会関係の予算を審議する際に、図書館長でございと言って一ぺんも出ずに、そうしてあちこち講演したり、随筆を書いたり、はなはだ私は不熱心だと思うのです。これはやはり私たちずっと見ていて、およそ図書館予算が審議される際、この忙しい国会議員の要求に十分応ずるようにするには、どうしたらいいかというようなことについては、やはり図書館長みずから、前国務大臣であるとか、あちこちの講演に出たり、文筆をもっばらやつて、それで国会議員に十気の接触なしに、どうしたら今御質問のあったような、国会議員……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1958/03/24、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 私恩給関係で少し質問したいのですが、社会保障との関係で基本的な原則のようなことはきょうはやりません。先般いただきました資料でもはっきりわからないのですが、将来社会保障の全面的な実施にこの軍人恩給の今回の増額修正が支障にならぬかという点が大きな問題になるのです。そこでかねて要求していただいた資料だけではわからぬのですが、今回七百八十五億のやつが八百五十三億になって、六十七億八千ふえていくのですが、これはずっととれるのですね。余命率を計算して一体これが四年後に、年次別に四年間にどれだけふえていく。さらに余命率を計算してゼロになるのは一体いつか。軍人恩給がゼロになるのはいつか。こういう……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1958/03/26、4期、日本社会党)

○中田吉雄君 金森図書館長に、矢嶋委員の質問に関連して、二、三お伺いしたいと思うのですが、国会図書館にいろいろ世話になって注文をつけることも恐縮ですが、私は、国会図書館というものが批判の外に立っておるということは、非常に問題だと思うわけです。各省は国会でぎゅうぎゅう予算その他やりますし、一般国民との接触も深い。ところが、実際国会議員は、この分科会を見ても、社会党の五名だけが出るほどそれほど、国会図書館というものは批判の外に立っておるということは、これはやはり図書館長の運営のいかんによっては、図書館経営が沈滞しないとも限りませんし、私はこれまで見て、やはり国会からのいろんな要請を受けて、受け身の……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/03/25、4期、日本社会党)

○担当委員外委員(中田吉雄君) 関門トンネルの問題ですが、もしこれを国が直轄工事としてやっていましたら、たしか四分の三くらいは国の負担でやり、四分の一くらいは地元負担ということで、山口と福岡にいくわけだと思うんです。私は、やはり安部委員の言われますように……、なるほどまあ国家財政にも限度があるし、地元の要請もあってやるということについては根本大臣の言われたようなことがありますが、ああいう産業道路と申しますか、一般の道路と、雲仙や阿蘇のようなまあ観光道路のようなものとを、同じような形で有料道路にして、それを二十七年でペイさしていくということに大きな問題があるじゃないかと、これは当初、あとでも御質……


5期(1959/06/02〜)

第38回国会 運輸、農林水産、商工委員会連合審査会 第1号(1961/04/01、5期、日本社会党)

○中田吉雄君 関連して。大臣は、国鉄の運賃まだ上げていないのだから、今木材が上がっているのは関係ないのだというような、需給のことは、よくわかりますが、しかし、ちゃんと、それを含んで上がっていることは、大豆は、きのう通った関税率の値上げが、一〇%が二二%になるということで、それを含んで大豆が値上がりして、とうふが小さくなったりしていることは、これは、ちょっと大臣の説明は行き過ぎで、もう大豆の関税率が自由化に伴って一〇%を二二%にする、それが四月から実施するということを含んで、それも一つの大豆の値上がりの要因となっているので、需給関係が大筋でしょうが、しかし全く関係なしとはしない。木材価格の高騰に……


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データ更新日:2022/12/09

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